┌─────―────────────────────────────────
│ユダヤ人が意図的に他の国を不況に追いやるなんて話はナチスが民族浄化を正当化する
│ためにでっちあげた与太話。たかが金融業者がちょっと客をえり好みしたぐらいで一国の経
│済が変動する事は無い。戦争資金を欲しがったナチスが金持ちのユダヤ人から合法的に財
│産を取り上げるために国民を扇動する目的で考えた陰謀論。ユダヤ人はスケープゴートに
│されたのだ。戦後何十年も経っているのにその事実に気付かないのは愚か極まりない。
└────―v────────────────────────────────‐
┌────────────────────────────────
│異教徒というだけで狭く汚いゲットーにユダヤ人を閉じ込める残酷さ。女子供
│さえ容赦せずホロコーストに処したナチスを絶対に許してはならない。今まで
│散々酷い目に遭って来たユダヤ人を何故貶めるのか?理解できない。証拠
│も無いのに推論だけでユダヤ人を悪党扱いする君に良心はあるか?どうせ
│捏造だらけの「我が闘争」でも読んで感化されたんだろう。時代錯誤にも。
└─)'──────────────────────────────
____________ ノ
| __________ | ∩_∩
| | | | (・∀・ ) )))
| | | |
| | ∩_∩ | |
| | ( ・∀・) | | ______
| | ( つ つ __| |ヒィヒィ ._∩_∩o|oo|_ ___
|  ̄ ̄ ̄) ) ). ̄ ,γ´⌒∧_∧(∀・ )⌒丶o| || |
| °°(__)__) と__)∩;Д∩ ヽっ U (__つoo|. ̄|| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────―───────‐^─────────────────────────
│スハラディーとアシュケナジーが敵対していたように見せかけてアシュケナジーを貶めてもムダだ
│杉原千畝に助けられたユダヤ人を見ろ。白人ばかりで東洋人などいやしないじゃないか。当時
│ナチスに虐殺されたのはアシュケナジーなんだ。被害者はアシュケナジーだけだったんだ。そん
│なにユダヤ人が嫌いか。ナチスを正当化したいか。病気だ君は。精神の病だ。もしここが現代の
│ドイツだったら君など逮捕されて投獄されていたぞ。たとえ表現の自由がある日本でも持っていい
│考えと悪い考えがある。アンネの日記を読んだ事が?涙無しには読めないぞ。あれを読んでなお
│ナチスの肩を持つ者は人間の心が無い。人間らしい感情を取り落としてしまったんだ。人類の平
│和に対する罪を犯したのがナチスなら、我々はその贖罪を見届けてやらねばならない。
└┬───―──────────────────────────────────
│ドイツは謝罪し続けるべきだ。大虐殺の罪を子々孫々悔い改めユダヤに贖罪をするべきだ。
│自分達の野蛮で無慈悲な祖先に唾を吐きその血が通う自分の体を呪い本当に悪かったと一
│生頭を下げ泣き続ける義務がドイツの殺人鬼どもにはある違うか違わないそうだろ君だから
└──────────────────────────────────────
┌─────―──────────────────────────────────‐
│こんな無意味なビデオは止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止
│めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止め
│ろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。止めろ。
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
│止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ
└────―───────────────────────────────────‐
カチッ
┌──
│止め
└──
┌─────――─────
│アシュケナジーが5人居ます
└────────────
ヽ_○ノ . ヽ_○ノ . ヽ_○ノ . ヽ_○ノ . ヽ_○ノ
|| || || || ||
|| || || || ||
人 . 人 .人 .人 .人
┌─────―
│3人殺しました
└──────
ヽ_○ノ . ヽ_○ノ .
|| || || || ||
|| || || || ||
人 . 人 .人 ● .人 ● .人 ●
┌─────―‐
│あと何人殺すと
└─────―‐
|`ヽ、
|::::ヽl
|:::::i |
|:::::l |
|:「 ̄
iヨ ヽ_○ノ . ヽ_○ノ .
|| || || || ||
|| || || || ||
人 . 人 .人 ● .人 ● .人 ●
┌─────―─────────‐
│アシュケナジーは居なくなるでしょう?
└───────────────‐
┌────
│アイビー。
└─―v─‐
____
ハ,,ハ . l l) ..ll
( ´ω`)/♀♀♀ll┌──────────‐
(::}={::'ノ| ̄ ̄ ̄ ̄|│ぇーと………
(___)_)..| |│いち、に。二人です先生。
└y──────────
ハハ ハ,ハ ハ,ハ ハ,ハ
( ) ( ・) (゚* ) ( )
(__) (__) (__) (__)
┌───────────
│正解。よくできました。
│…エドは分かってたかな?
└──‐v────────
____
ハ,,ハ . l l) ..ll
(´ω` ) /♀♀♀ll
(::}={::'ノ| ̄ ̄ ̄ ̄|
(___)_)..| |
プイ
ハハ ハ,ハ ハ,ハ ハ,ハ
(ωキ)ミ.(ω・) (ω゚*) (ω`)
(__) (__) (__) (__)
┌^─────―‐
│かんけいないや
└┬─────―───────
│ぜんいん殺しちゃえば0だもの
└─────────────
┌─────―──―
│
│ それもそうだな。
│
└┬───―──────
│
│ 先生でもそうするよ。
│
└──────────
アハハハハ...
∩∩
( ・x・li)
(`l=l´')
| |
し`J
┌─────────────────────‐
│はーい皆さーん。
│今日はアシュケナジーの体について勉強しましょー。
└─y────────────────────
ハ,,ハ
(,’ω’)
ノ)っ∧∧と ハ_ハ
(!,__, {:・x・} (ω´,)
(/胃っ ハ,ハ (__)
ゝ:::::つつ (゜ )
( )
∪∪
┌───^───────────────────────‐
│アシュケナジーは鼻と口から空気を吸ったり吐いたりしています。
│これを「呼吸」と言いまーす。覚えていますねー。
└───────────────────────────
┌─────────────────────‐
│アシュケナジーが吸った空気はのどを通って、
│「肺」に入って体に吸い込まれていきまーす。ではー。
└─y────────────────────
ハ,,ハ
(,,,’ω) バ リ ッ !
ノ)っ∧∧つ田 ハ_ハ
(!,__, {:・x・}彡 (ω´,)
(/月て ハ,ハ (__)
ゝ:::::つつ ( ゜)
( )
∪∪
┌───^────────────────────
│「肺」を取ってしまうとアシュケナジーはどうなるでしょー?
│はい、マリオン君答えてー。
└───────────────────────‐
┌────
│死にます。
└─v──‐
┌──────────
│ふーん、ヨセフ君はー?
└────v─────‐
ハ,,ハ
(,’ω’)
ノ)っ∧∧つ田 ハ_ハ
(!,__, {:・x・} (ω´,)
(/月っ ハ,ハ (__)
ゝ:::::つつ (゜ )
( )
∪∪
┌────────‐^───────────────
│息が出来なくなってすごく苦しみます。
│よだれやなみだをながして、首を絞めたニワトリみたいに
└─┬─────────────────────―
│糞にまみれて死にます。
└──────────
┌─────―──―────────────
│
│マリオン君せいかーい!ヨセフ君だいせいかーい!
│
└───────────────―─────
┌──────────────────‐
│
│ ごほうびにビスケットをあげましょうねー。
│
└────────────ヨセフクンハオオキイノネ
ワーイ
:∩∩: ゥッ
:(x‐lil )ミ
:(つl´'):
:| |:
:し`J:
。
o
┌―O―――───────‐
|……は…吐き気がする…ッ!
└─―――─────―――
┌――――─────────────‐
|子供相手に、何を教えているんだ……!
│ス…スハラディーは……こんな、差別感情
│丸出しの教育を子に施しているのか!?
└O─―――─────――─────―
o
。
コトシノコラハカシコイデスナ
ソウデスネー ハ,,ハ
ハ,,ハ (´ω` )
(,,’ω) (::}={::')
ノ)っ∧∧と (_(___) ハ_ハ トリカエテヨ
(!,__, {:・x・} (`ω´,)
(/胃っ ハ,ハっO_) ハハ ハ,ハ ワーイーナー
ゝ:::::つつ ( ゜)○ イーヨ (ωキ) (ω・)
( ノ (__) (__)
∪∪
┌――――─────────────────
|ましてここは神の家だぞ……真夜中に、
│それこそ人目を盗むように冒涜じみた集会を……
└─────O─―――─────――────
o
ハ__ハ ┌───────────
(´・ω・`) . │そうだ、キリヒトは………
( Y ) │奴は、どこに居るんだ!?
|ーiー‐| ..└O─―――─────―‐
(__)_) o
キョロキョロ ∩∩∩∩ 。
(x・ liミ ・x)
(`l=l´')
| |
し`J
。
o
┌─―O―――───────‐
|あいつめ!この教会を任された
│キリスト教の神父のくせに……
└┬─―――─────―――
│この冒涜的な集会に
│関わってないはずが…!
└──────────‐
ハ__ハ
(´・ω・`)
( Y )
|ーiー‐|
(__)_)
ロ.. ∩∩
(, ・)
(`l=l´')
| |
し`J
┌――――───‐
| …見苦しいのは
└───────‐
┳━
┃
┃ |
┏┳━( ゚д゚ )━┻┻ アンドリュー 中編二の幕
┃
┃
━┫
┌――――──‐
|百も承知だよ…
└──────‐
, -- 、
l;; ;;l
|;;:: |
,l;;:: .|、
r ´ ` ヽ
|!;;;::... ..:::;;;:!|
|!;;;::... ..:::;;;:!|
|!;;;;;:::.. .::::::;;;;:!|
|!;;;;;:::.. .::::::;;;;:!|
|!;;;::... ..:::;;;:!|
|!´ ̄ ++++  ̄ ̄`!
|! liiiiiiiiiiiiiiiil :!|
|! GratzizogeN :!|
|! :!|
|! . Druberzaft....,!|
|! 1880 :!|
|! MODDING .:i|
|`ー─----─一゙|
|!;;;;;:::.. .::::::;;;;:!|
|!;;;;;:::.. .::::::;;;;:!|
|!;;;::... ..:::;;;:!|
|!;;;::... ..:::;;;:!|
|`ー======一゙|
`ー―─――‐一´
...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....
..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....
┌――――────────────‐
|僕達のような純血に近いスハラディーは
└────────────────‐
, -- 、
l;; ;;l
|;;:: |
,l;;:: .|、
r ´ ` ヽ..... ┌─────────────────────────
|!;;;::... ..:::;;;:!| │既に…この地に数百年血を伝えているにも関わらず――‐‐
|!;;;::... ..:::;;;:!| └─────────────────────────
|!;;;;;:::.. .::::::;;;;:!|
|!;;;;;:::.. .::::::;;;;:!| ┌────────────────────────‐
|!;;;::... ..:::;;;:!| │同じ移住者であるアシュケナジーに貧民窟へと追いやられ、
|!´ ̄ ++++  ̄ ̄`! │ろくに言論・集会を開く自由も与えられていない――‐‐
|! liiiiiiiiiiiiiiiil :!| └────────────────────────‐
|! GratzizogeN :!|
|! :!|
|! . Druberzaft....,!| ┌───────────────────────────────
|! 1880 :!| │奴らの息のかかった警官ども、聖職者……果ては裁判所の判事達に
|! MODDING .:i| │見咎められず、「スハラディーとして自由に」集まり、発言できる場所――‐‐
|`ー─----─一゙| ..└───────────────────────────────
|!;;;;;:::.. .::::::;;;;:!|
|!;;;;;:::.. .::::::;;;;:!| ┌───────────────────────────────────
|!;;;::... ..:::;;;:!| │
|!;;;::... ..:::;;;:!| │ その場を得るのに、いったいどれほどの時間と犠牲が必要だったか――‐‐!
|`ー======一゙| │
`ー―─――‐一´ └───────────────────────────────────
...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....
..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....
┌─────――──────────────────
│アシュケナジー達の目が届かず、また万一場が露見しても
│踏み込まれる危険の無い施設………そういった必要条件を
│完璧に満たす「密会会場」……それが、
└┬────────────────────────
│ユダヤ教徒にとっての禁域。
│キリスト教系教会そのものだったと言う訳だ。
└──────v────────────
ウッホッホ キ
ハ、,ハ キ ∩∩ ,ii、 ハ__ハ
(゚ω。*) (. ・x) l l (・ω・`::)
, ───- つ@と))_} ノつ]と ―|__|―( つ[] ,)
=========== (⌒ ). l⌒ =========== i⌒i
|,|l ̄ ̄ ̄|,|l じヽ_)T し(/ |,|l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌─────――─────────────‐
│ユダヤ教の宿敵であるキリスト教の教会など、
│アシュケナジー達には見るも忌々しい悪魔の城さ
└┬─────────────────────‐
│転じて、所詮外から来た移住者である彼らにとって
│オーストリアの国教であるキリスト教を攻撃する事は
│流石に危険極まりない自殺行為でもある―――‐‐
└───────v──────────────
ホッホーッ キ
ハ、,ハ キ ∩∩ ,ii、 ハ__ハ
(゚ω。*) (. ・x) l l (::´‐ω‐)
, ───- つ@と))_} ノつ]と ―|__|―( つ[] ,)
=========== (⌒ ). l⌒ =========== i⌒i
|,|l ̄ ̄ ̄|,|l じヽ_)T し(/ |,|l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌─────――─────^──────────────
│おかわいそうな「被差別者」の仮面をかぶり、オーストリア人から
│同情優遇されたいアシュケナジーは、たといどんなに憎かろうと
│この教会内には踏み込んで来れないのさ。
└┬───────────────────────────‐
│僕達スハラディーはそこに目をつけ、仲間内で特に頭が切れ
│胆力の有る、犠牲心に富んだ連中をキリスト教組織に送り込み、
│「密会会場」としての「キリスト教会」をぶん捕ってくるよう画策した。
└───────────────────────────‐
┌────────────^────────
│ユダヤ人のキリスト教聖職者を作ろうとしたのさ。
└────────────────────‐
┌─────――─────────────‐
│それが、「キリヒト・マジマ神父」だったわけか……
└────────‐v───────────‐
┌───────────────────‐
│キリスト教に帰依するフリをして、一個の教会を
│ユダヤ教徒・スハラディーに提供する……
└┬───────────────────
│「二重宗教者」………「スパイ」…
└──────────v───
┌──────────────────────────―
@ )) │まあね…数十人のスハラディーの若者がキリスト教に潜入し…
ホ-ッホ-ッ キ │潰されずに聖職者に成れたのは彼一人だった……
il ハ、,ハ キ ∩∩ ,ii、 ハ__ハ └y─────────────────────────―‐
(`(゚ω。*) (. ・x) l l (::´‐ω・)
, ───-- と___} ノつ]と ―|__|―( つ[] ,)
=========== (⌒ ). l⌒ =========== i⌒i
|,|l ̄ ̄ ̄|,|l じヽ_)T し(/ |,|l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌─────────^───────────‐
│魂胆を看破されずとも、キリスト教徒の
│ユダヤ人に対する憎悪は凄まじい。
│ある男は日々繰り返される折檻に耐えかね、
│ある女は師事した神父に犯され行方をくらまし―−
└┬──────────────────────────
│ある男はユダヤ人の分際でオーストリア人の懺悔を聞いた事を
│恨まれ、その場で信者に頭を割られ正気を失った。
└──────────────────────────
┌──────^───────────
│紙くずを丸めて喜んでいる、そこの男だよ。
└─────────────────‐
┌─────――──────────────‐
│かく言う僕も、神学生のガキどもに聖書で
│滅多打ちにされて尻尾を巻いたクチなんだけどね…
└─────‐v───────────────‐
┌───────────────────────
│だからこそ、僕はキリヒトには一生頭が上がらないんだ。
│彼はどんな折檻にも侮辱にも負けず、司教の信用を
ホァァァー! キ │得てスハラディーのために教会を勝ち取って来た。
@ミ ハ、,ハ キ ∩∩ ,ii、 ハ__ハ └y──────────────────────‐
(`ミ(ω。 *).. (x・; ) l l (:::::´‐ω)
, ───-- ::[v]::::::::つ. ノつ]と ―|__|―( つ[] ,)
=========== (⌒ ). l⌒ =========== i⌒i
|,|l ̄ ̄ ̄|,|l じヽ_)T し(/ |,|l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌─────────^──────────────‐
│僕らはこの世界でキリヒトの教会でだけ、安心して集まり
│誰にも気兼ねせず好きなだけ自由な事を話し合えるんだ
└┬────────────────────────────────
│ずっと口に栓をされて来た大人達はさんざアシュケナジーの悪口を言い合い、
│子供達に好きな事を好きな風に教える。見苦しく、乱暴に……差別的に!
└────────────────────────────────
┌──────────^────────────
│…そうする事で、皆の心が休まるんだ………
│一ヶ月にたった一回。心の底から開放されるんだよ…
└──────────────────────‐
┌──────────────────―
│人間ってやつは、ただ飲んで食べて寝て……
│息を吸ってれば生きていけるものじゃない。
,ii、 ハ__ハ └y─────────────────―‐
l l (::::´・ω)
―|__|―( つ[] ,)
========= i⌒i
l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌─────^───────‐
│「誇り」と「自由」が必要なんだ。
└┬─────────────────────────
│民族としての尊厳も無く、思想も無く、発する言葉も無く……
└─────────────────────────
┌───────^───────‐
│そんな人生は豚と同じだ!だから…
│たとえ、神をあざむいてでも…
└┬───────────────‐
│取り戻さなければならなかったんだ!
└───────────────‐
∩∩ ,ii、
(. ・x) l l
ノつ]と ―|__|―
l⌒ =========
し(/ |,|l ̄ ̄ ̄|
━――この男の話を聞いている間、
僕の心は妙に醒めていた――‐‐
――自分達スハラディーの不幸な身の上を熱心に語り、
それ故に一片の罪も後ろめたさもないのだと。
そう言わんばかりの彼らがしている事は―――‐‐‐
∩∩ ,ii、
(. ・x) l l
ノつ]と ―|__|―
l⌒ =========
し(/ |,|l ̄ ̄ ̄|
━―所詮、ユダヤ人同士の争いなどに何の関係も無い、
キリスト教徒達の信用を弄び―――‐‐
――‐‐教会という「財産」をかすめ取っている
薄汚い「裏切り行為」なのだから。
民族の逆境を理由に不当な利益を得ようとする態度は、
今の僕の目にはアシュケナジー達と何ら変わらず醜悪に映る――‐‐
┌─────――───
│
│ ん? どうした……?
│
└─────‐v──── | /
/"ヽ /
|"ヽ / ヽ ――
| \ / ヽ
| \_,___/ l よもや、二重に騙されているのではないか?
| ´  ̄ |
レ 、 ヽ
/ _/ ヽ ヽ ユダヤ人の歴史は裏切りの歴史だ。
l ,...-.、 r‐‐、 ', 弱者たるスハラディーとてユダヤ人である事には変わりない――‐‐
| .l:::::::::} 、:::::ノ l
l `ー'' l ,、 .; `´ ノ
ヽ ` ´ `" /
` 、 ,r‐、 , - '´
`ー/ lヽ・/ii} 、´ヽ
――――‐‐この男では駄目だ。
直接教会を乗っ取ったキリヒトの、本心からの声を聞かなければ――‐‐
――‐‐あの男が。無知と衆愚を心底嫌悪する、現実主義者の皮肉屋が。
自身がしでかした「裏切り」をどう釈明するのか――‐‐
┌────────────‐
│ちょっと、失礼……
│キリヒト神父に用があったんだ
└───────v─────
ホー…
ハ、,ハ ∩∩ ,ii、 ハ__ハ
(ω。::::) (・x・,,) . l l (・ω・` )
, ───- しv]し:_} ( l=l´'つ[]...-|__|―( つ[] ,)
=========== (⌒ ) | |.=========== i⌒i
|,|l ̄ ̄ ̄|,|l じヽ_)T .し`J |,|l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌──‐^──‐
│探して来るよ
└────―‐
――‐‐聞いてみたい――――‐‐!
┌──────‐
│彼なら居ないよ
└───‐v──‐
ハ、,ハ ∩∩ ,ii、 ハ__ハ
(ω。::::) (・x・,,) . l l (・ω・` )
, ───- しv]し:_} ( l=l´'つ[]...-|__|―( つ[] ,)
=========== (⌒ ) | |.=========== i⌒i
|,|l ̄ ̄ ̄|,|l じヽ_)T .し`J |,|l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌──────‐
│集会の間は…
└──────‐
┌──────―
│外に出てるんだ。
└──────―
∩∩
( )
(` . ´')
| |
し`J
┌───────────
│終わるまで、帰ってこない。
└───────────
∩∩
( )
(` . ´')
| |
し`J
∩∩
( ・x)
(` . ´')
| |
し`J
┌──────―─
│
│ 貴 様 ら
│
└───y────‐
,.-―--、 ,.-― 、
γ ヾ /´ ,...., ヾ
l,‘((●))''| | ((●))、l
`'、__.ノ ゞ、____ノ
` ̄ ̄,,;;’ ヾ' ̄ ̄
、 ,
, ヽ、 , '
"',';!i1i'',、
,:' ´ `ヾ
´ `
┌─────────────^────────────‐
│
│ ――‐‐ キ リ ヒ ト を ――‐‐ 除 け 者 に し て い る の か
│
└──────────────────────────
┌───────────────────────────
│ユダヤ人は、ユダヤ教という宗教をより所に存在する人種だ。
│だから、たとえ虐げられている同胞の逃げ場を作るためとは言え
└┬─────────────────────────────
│一度キリスト教に降った者はユダヤ人であってユダヤ人では無い……
│他宗教に改宗した者は、一個の例外も無く仲間と認めず白い眼で見る
└───────‐v─────────────────────
ハ、,ハ :∩∩; .,ii、 ハ__ハ
(ω。::::) .;(:::::::x): ....l l (・ω・`;)
, ───- しv]し:_} .:(' `l=l); .[]―|__|―( つ[] ,)
=========== (⌒ ). ;| |;=========== i⌒i
|,|l ̄ ̄ ̄|,|l じヽ_)T ;し`J |,|l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌────────^───────
│
│ ――‐‐そういう事か――‐‐ッ!!
│
└───────────────
┌───
│………
└─‐v─
ハ、,ハ ∩∩ ,ii、 ハ__ハ
(ω。::::) (#・x).... l l (;´‐ω‐)
, ───- しv]し:_} (' `l=lァ.[]...‐|__|―( つ[] ,)
=========== (⌒ ) | |.=========== i⌒i
|,|l ̄ ̄ ̄|,|l じヽ_)T .し`J |,|l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌─────────‐^────────────‐
│!この恥知らずどもめッッ!!!いったい……
│お前達の誰も、彼に申し訳ないとは思わないのか?!
└──────────────────────‐
┌─────────────^──────────────────
│キリヒト一人に総ての重荷を背負わせた挙句、下らん宗教観念にしがみつき
│彼の教会から彼を追い出し自分達だけ聖徒ヅラかッ!!!!
└┬──────────────────────────────‐
│ユダヤ人がユダヤ教を捨て、新たに帰依した宗教をも裏切った!
│自分の存在証明すら捨ててスハラディーのために尽くした男を……
└────────────────────────────
l
\WWWWWWWWWWWWW/ヽ WWWWWWWWWWWWWWWWWWWW/
≫ ≪
≫ 貴様らが守らねば永遠に 独 り ではないかッ!!!!! ≪
≫ ≪
/MMMMlMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM\
┌───────────‐
│だから、言ったじゃないか…
└───────────‐
┌──────────────────‐
│「犠牲心に富む若者」が、選ばれたと………
└──────────────────‐
┌────────────────────‐
│君の言うとおり…ユダヤ人にとって、ユダヤ教は
│自身の存在を証明するかけがえの無いより所だ。
│君たちにとっての「国」……「祖国」に相当する、
│帰属の対象なんだ。
└─────v───────────────
┌──────────────────────────‐
ハ、,ハ ∩∩ ,ii、 ハ__ハ │たとえ本心からでなくとも、ユダヤ教以外の宗教に帰依する事は
(ω。::::) ( ・x).... l l (;´・ω・) < 僕らには自殺に等しい。……改宗を平然と繰り返す恥知らずな
, ───- しv]し:_} (' `l=lァ.[]...‐|__|―( つ[] ,) │連中も居るが、少なくとも僕らのグループではそうだ!
=========== (⌒ ) | |.=========== i⌒i ..└───────────────────────────
|,|l ̄ ̄ ̄|,|l じヽ_)T .し`J |,|l ̄ ̄ ̄|,|l し(_)T
┌──────^──────────────────────────────
│だが!そこを曲げて僕らはキリスト教に潜んだんだ!
│キリスト教神父になってしまえばたとえどんな結果になろうと
│永久にスハラディーのコミュニティから追放され、本来の居場所を失う!!
│ユダヤ人である事を否定され、どこにも落ち着けない「無国籍」の人間になってしまう!!
└────────────────────────────────────‐
┌──────────────────────────‐
│どんなに同胞に尽くそうと、一生異教徒として白い目で見られ…
│共に育ったスハラディーの子に、軽蔑される………
└┬──────────────────────────
│それを、総て………承知して事に臨んだんだ……
└─────────────────────
∩∩
(::::x::::)
(`l=l´')
| |
し`J
┌────────────────‐
│キリヒトも、僕も…………他の連中も…
└┬──────────────────
│………けして………楽な「裏切り」では……
└──────────────────
┌──────────‐
│…なかったんだよ………
└──────────‐
┌────────────────────‐
│
│ 怒りは幻滅に変わり 腹の中をどす黒く融かす
│
└─y───────────────────
キリキリ
┳━
┃
┃ |
┏┳━(::::゚д゚)━┻┻ アンドリュー 中編二の幕
┃
┃
━┫
┌────────^────────
│
│ 悲壮美を添えても豚は豚だと思った
│
└────────────────‐
ギ ギギギ
┳━
┃
┃ |
┏┳━(:::::゚д)━┻┻ アンドリュー 中
┃ 編
┃ 二
━┫
の
┌─────────^──────────
│
│ キリヒトは明け方に隈を浮かべて帰ってきて
│
└───────────────────‐
幕
ギ
┳━
┃ カチッ
┃ |
┏┳━(::::: ゚)━┻┻ アンドリュ
┃
┃ 中
━┫ ー /
/
从
┌─────────^──────────
│
│ アドルフは 何も訊かなかった。
│
└───────────────────‐編
二
┌────────‐
│
│ それから暫くして
│
└────────‐
┌──────────────────────
│
│ アドルフは見切りをつけるようにキリヒトの下を去り
│
└──────────────────────
┌──────────────
│
│ 失業者収容所で暮らし始める
│
└──────────────
┌──────────────
│
│ 世界は変わらず陰鬱で
│
└──────────────
∧二二二二ヽ ______
________ l二ニi / ヽ二ニ二二ニ\,───冒─A ./::::::::::::::::::::::::::::::::
/ニ=ニ=ニ=ニ=ニ=ニ/ヽ|:: |____/__丶二ニ二二/___ / ∨:::∧:::::∧:::::∧:::::
三二三二三二 / |:: |'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'. .:' .:' /\─イ i!i!.| ̄|「l ̄|「l ̄|「l ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ , -'゙´\ |;:;/;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;' .:' .:' / \| i!i! | |「l |「l |「l
[日 「l.ィ=ュ.'´ `/.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;',:',:',:',:',:',:' .:'___/____ヽ_/'ニニニニ'i________
, -' {ト-‐i, /.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;',:',:',:',:',:',:'/.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.':':':':':':'| |.'.'.'.'.':':':':':'.'.'.'.'.'.'.'
'" l::: | ,:/.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;',:',:',:',:',:',:'/.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.':':':':':':':':| |.'.'.'.':':':':':':':':':':'.'.'.'
l:::.. | //,:',:',:',:',:',:',:',:',:',:',:',:',:',:',:',:',:',:/.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.':':':':':':':':':'| |.'.':':':':':':':':':':':':':':'.'
____.\;;| /__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.'.':':':':':':':':':'| |.'.':':':':':':':':':':':':':':'.'
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_
八
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__ム以__
〉 ‐ァ‐r‐〈
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| |::: | |:ム___ハ | |. :::| | ┌─────────────
| |:: .| |:.: : . : ::| |. .::| | │
| |:. .| |:. . . .:| |. :| | │ 救済も、滅亡も無い
| |:. .| |: . . :| | .:| | │
| |. | |. .| | ..| | └─────────────
| |. | | | |. :| |
| L..」 辷∫l l___」 |
厶ニニ辷_____辷ニニ弌
||:::::::丿 八::::::::||
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`! i´
| ,二二二二二二.__)
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八_八
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... ... :::..:........... :: | |..:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::::.:.::.::.: Λ ......
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::__:::|ロロ|/ \: _| ||ロロ|:.__::|ロロ|::__::|ロロ|/ \/___,ハ:__
::|田|::|ロロ|::| ロロ「::| | ||ロロ|::|田|:|ロロ|::|田|:|ロロ|::| ロロ「::| [[l|:|ロ
┌────────────────────‐
│
│ やがてアドルフを含む多くのドイツ人の心に
│
└────────────────────‐
┼
│
∧
i i
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/ _____ \ ヽ、
i i::i::i |  ̄ ̄ ̄i
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' ,,, / ヽ '' ,,
┌────────────────────―
│
│ 憎悪に代わり 諦観が居座り始めた頃
│
└────────────────────―
┌──────────
│
│ アドルフの耳に
│
└──────────
.,,::_:: : .,,,:::: .
.,:;;;,l :::;;,F .:
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.:;;;;;:ll . ,lll″ :
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.:;;;:::ll ::...:...........:,l゙il .. .. . ...,
.:;;;,,,ll ..:::. :゙゙゙′.......:::.:.....::
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..,:;;,#°
.,:;;;.il .. . . ┌──────────────────
.::;;;:,l . .. ....:. │
..:;;;;:il ..,,,, .: │ キリヒト達の「敗北」が伝えられた。
.:;;;:::l| ...l:ll:●ll .,,,,, .: .│
.:;;;;:ll ..:゙゙゙ ll●ll′ . ; └──────────────────
.:;;;;::!, . . ._ ..゙゙゙° . .::
..:;;;;::'!, .. .,, .:
.::;;;;::.゙l, .:: ..:゙] ....,:
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,,,,im:::““:`'!s, ..... .. ...........,,,x+r#l,,
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ザー
ザザー...
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| |i] i
,,____ イTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT
\ ヽ_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_
\ γ⌒ヽ
\_ _γ;;;;;ヽ_ {=(二)=}
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ゚)  ̄(ヽ(ヽ  ̄ ̄ ̄(三ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(i:::::::::i) <゚・_:゚.:> ノ
ハ:::::::| |,, .;;..ヽ/)
し`J (,,,_,,,_;_)'
∩∩
(・x・::::)
(;'l=l´;,)
ノ;,ハ,;:;:ゝ
┌──────────
│――‐‐「栄転」だそうだ。
└┬─────────────────
│司教から直々に…日本の「公会」へ。
│信仰活動の指導へ赴けと仰せつかった。
└────‐v────────────
|_l_| |: ○ :|=========
| |i] i
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\ ヽ_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_
\ γ⌒ヽ
\_ _γ;;;;;ヽ_ {=(二)=}
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ゚)  ̄(ヽ(ヽ  ̄ ̄ ̄(三ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(i:::::::::i) <゚・_:゚.:> ノ
ハ:::::::| |,, .;;..ヽ/)
し`J (,,,_,,,_;_)'
∩∩
(・x・::::)
(;'l=l´;,)
ノ;,ハ,;:;:ゝ
┌──^──
│白々しい
└┬──────────────
│どうせ二度と戻れぬ「栄転」だろう
└──────────────
┌───────────────────────‐
│あんたのお仲間は堂々とやりすぎていた。
│人は一度手にした自由は二度となくならないと誤解する。
└┬────────────────────────
│ただの客に過ぎない僕に教会の「乗っ取り」を口にしたり。
│本来スハラディーの集会の間、正規のキリスト教信者が
│それを目撃しないよう目を光らせておくべき立場の……
│教会の管理人であるあんたを追い出したりしていれば
└────────────v───────────‐
∩∩ ┌─────────────
(:::::::::::) < 事が露見するのは当たり前だ。
(,;',;:;,´;) └─────────────
ノ:;;;;,;,;:ゝ
し´J
_γ;;;;;ヽ_ ┌─────
(゚ω゚ ,) < …まあ、な。
(i:::†::::i) ..└─────
|:::::::ハ
し`J
┌─────────^────────‐
│彼らには可哀想だが、仕方が無い………
│後任の神父は当然に反ユダヤ主義者だし
└┬────────────────────‐
│また数十年。口に栓の生活をしてもらうしかない。
└────────────────────‐
┌─────────────────────‐
│言いたい事も言えず、穴熊のように息を潜める……
│人としての尊厳を殺された生活だ………
└─────────────────────‐
┌─────────────────────―──
,.、 .,r.、 ....│別段哀れとも思わないね。
,! ヽ ,:' ゙;. │その生活から長年奴らを救い出していたあんたの門出に
! ゙, | } │誰一人として見送りにすら来ない恩知らずどもだ。
゙; i_i ,/ └y───────────────────────‐
,r' `ヽ、
,i" _, _ ゙; テヤンデェチクショー
!. ・ ・ ,!
ゝ、 _ x ,;''
/;;八'''''''''''''"ヾ.
(,,): |;;;;;c□(,,ノ
゙';:r--;--:、‐'
゙---'゙'--゙'
┌─────────^─────────────────
│僕はあんたのせいでアシュケナジーを憎むようになったが、
│一方でスハラディーには同じアシュケナジーに害される者として
│少しばかり親近感を抱いていたんだ。
└┬─────────────────────────
│今は自分の軽率さを悔いてるよ。スハラディーも所詮、
│薄汚い裏切り者気質の「ユダヤ人」なんだ。
└──────────────────────
┌──────────
│…まぁ、否定はしないよ。
└┬───────────‐
│耳は痛いが、事実だからな
└────‐v──────‐
|_l_| |: ○ :|=========
| |i] i
,,____ イTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT
\ ヽ_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_
\ γ⌒ヽ
\_ _γ;;;;;ヽ_ {=(二)=}
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (. ‐)  ̄(ヽ(ヽ  ̄ ̄ ̄(三ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(i:::::::::i) <・_:゚.:::> ノ
ハ:::::::| |,, .;;..ヽ/)
し`J (,,,_,,,_;_)'
∩∩
(::::::・x)ミ
(;'l=l´;,)
ノ;,ハ,;:;:ゝ
┌──^─────────
│現実主義者は潔いもんだ…
└┬──────────────
│……で…これからどうするんだ?
└──────────────
┌───────────^────────────
│遠い異国の地で、信じても居ない神に仕え続けるのか?
└───────────────────────‐
┌─────
│ …
└─────
┌────────────
┌::::. │…さぁ…どうするかな………
|:::::.. └────────────
┌―┘└―┐
.└―┐┌―┘
. ┌―┘└―┐
└―┐┌―┘
||
||
└┘
┌────────
│所詮。現実主義者。
└┬─────────────────‐
│下心なく聖職など勤まろうはずも無いしな。
└─────────────────‐
,,,.ii.., ボォー...
,,。..,ll::;;liii|,,..,,,
───ーー────ー-"───ー-─’──ー──ーー─────ーー─
... ... :::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ::: ..:: .:.::... .... ....
.....::::: .:.::.::. :::::::.. ...:::::.:.::.::. ::::::: .....:::::.:.::.::.:::::::
... ... :::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ::: ..:: .:.::... .... ....
.....:::::.:.::.::.:::::::.....:::::.:.....:::::.:.::.::.:: :::::.....::::: .:.::.::.:::::::.::.::.:::::::.....:::::.:.::.::.:::::::
... ... :::..:........... ..:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::::.:.::.::.: :::::: ::: ..:: .:.::... .... ....
:::..:.............:::::.:.::.::.::::::.::.:::::::
:::..:.............:::::.:.::.::.::::::; .::.:::::::.::.:: :::::.::.:::::: :ザザーン
ボォー..
∩∩
(::・x・::)
(,;'l=l´;)
ノ:;;,ハ,;:ゝ
/三) し´J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
从人、,从人人人从从从人、,从人人人从从人从人人人从从人从从人、,从人人
「キリヒト…最後に教えてくれないか」
∩∩
(::・x・::)
(,;'l=l´;)
ノ:;;,ハ,;:ゝ
/三) し´J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
从人、,从人人人从从从人、,从人人人从从人从人人人从从人从从人、,从人人
「あんたは僕の事を、しきりに“ドイツ君”と呼んだろう?」
「それは僕がドイツ人で」
∩∩
(:::::・x)
(::,,;'l=l)
ノ:::;;,ハ,ゝ
し´J
「あんたがユダヤ人だからか?」
「あんたは」 「“ドイツ君”じゃないのか?」
「あんたはオーストリア…ドイツ民族の土地に暮らし」
「ドイツの大地に育まれたはずだ」
_γ;;;;;ヽ_
( ゚ω゚ ) (ヽ(ヽ
___________O:::†:::0_<:゚・_:゚.>________
 ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄| ̄|| ̄|| ̄|| ̄
「……それでもなお、あんたはユダヤ人で」
「ドイツ国家よりも。ユダヤ教を愛し、それに帰属するのか?」
「ユダヤ教は、あんたを愛してはいないのに」
「あんたにとって、ドイツとは何だったんだ……?」
『私はユダヤ人だ』
『神を裏切り、果てもなく堕落しようと』
『ユダヤ人であるしかないのだ』
『だが……まったく、都合のいい台詞だが』
『私はオーストリアと。ドイツの大地を愛している』
『ドイツは私の両親を受け入れ』
_γ;;;;;ヽ_ 『私の誕生を許してくれた』
(ω゚ )
(i†:::::::i)
|:::::::ハ
し`J
『私はドイツの恩恵を受け、立派な生臭神父に成った』
『ドイツは、オーストリアは、』
『 私 の 祖 国 だ 』
『アドルフ。私の人生は既に裏切りにまみれている』
『大義名分を掲げ、己と神を騙しそそのかしたのだ』
∩∩
(::・x・::)
(,;'l=l´;)
ノ:;;,ハ,;:ゝ
/三) し´J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
从人、,从人人人从从从人、,从人人人从从人从人人人从从人从从人、,从人人
『…そんな私が、恥知らずにも最後まで抱えている帰属先がドイツなのだ』
『この嘲笑されるべき下卑た男が、一方的に想っているのが、ドイツなのだ…』
『…アドルフ。ドイツ国家に生きる、純粋なドイツの子よ』
『せめて。君にだけは覚えておいて欲しい』
『遠い日本という国で。君の国の平和を汚れた心で願っている』
『蟲の如きユダヤ人がいる事を――‐‐』
(::::: ゚)
(::::: ゚)< 数年後。大正某年。
│
大
日
本
,:|i、 帝
/'i,<_, 国
/ ..;;;i:::::;\
| ̄ ̄| ̄ ̄| │
| l⌒l | l⌒l |
| |...::l | |;;;;;l |;;:ヽミゞ;; ゞ;:;:ヽ
ミゞ;;;|  ̄ |  ̄ |;:;ミ__ヽミゞ,,_;;:ヽ_;:ゞ;;____.____ ミゞ;;ミゞ;;
ヾ;:;:ヽミ;;| l⌒l | l⌒l |;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;; ゞソミゝミゞ;;ヾ;:;;:
ミゞ;;;| |....:l | |;;;;;l |;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;ヾ;:;;:ヽミゞ;;ソゝミゞ;;
ヾ;:;ゝ | |;;;;;l | |;;;;;l |;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;/;;'`、i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;iヾ;:;ミヽミゞ;;ヾ;:;;:
ヾゝソ | __ | __ |;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;ヾ≪i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;i;ゞゝヽミ;ソミゝミゞ;;
ミゞ;;;| LLl | LL;;;| __ .__ __ .__ .__ |ミゞ;;;:;ソソミヾ;:;;:
|i| | LLl | LL;;;|;:,, `;,_i_l i_i_l i_i_l i_i_l i_i_l | |iソ ヾ;:;;:i;i
|i| | LLl | LL;;;| i_i_l i_i_l i_i_l i_i_l i_i_l | i;i;:ヽ_;:ゞi;i
iliiliiliiliililiiliiiiliiliiliiliililiilii| |iliiliiliiliililiiliiiliiliiliiliililiiliiiliiliiliiliiliiliiliili|;:ヽ_;:ゞ
iliiliiliiliililiiliiiiliiliiliiliililiilii| |iliiliiliiliililiiliiiliiliiliiliililiiliiiliiliiliiliiliiliiliili|;:ヽ_ヾ;;;
"''"'''"'" '"''"'''"'" '"''"'''"''"'''"'"' "''"'''"'"'"'' "'''"'"'"'"'"''"'''"'" '"'"''"''
: :::
'"''' ::: "'"'' "'''" '"'
ハ,,ハ
( )
lニ (| ̄ ̄|).ニl
|:| l:|{ニ_ニ}!,..|:|
|:|.(_||ハ||)...|:|_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ガチャッ
ハ,,ハ
( )
lニ (| ̄ ̄|).ニl
|:| l:|{ニ_ニ}!,..|:|
|:|.(_||ハ||)...|:|_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌───────────‐
│キリヒト様、帝都の公会から
│神父が4名訪ねてきています
└───v────────
ハ,,ハ ∧∧
( ) (д゚ )
lニ (| ̄ ̄|).ニl (i ‡ )
|:| l:|{ニ_ニ}!,..|:| んー_.| ))
|:|.(_||ハ||)...|:|____し'`J___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─――──^─――─―――
|例によって不遜極まる態度で
└┬―――――――───────
│信者を返還せよと騒いでおります
└──────────────
┌───────────────
│幸いにも全員私の顔見知りですので
└┬──────────────
│御一任いただければ半日で説得、
│帝都に追い返して御覧に入れます。
└──‐v────────────
ハ,,ハ ∧∧
( ) (゚д゚*)
lニ (| ̄ ̄|).ニl (i ‡ )
|:| l:|{ニ_ニ}!,..|:| んー_.|
|:|.(_||ハ||)...|:|____し'`J___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─――──^─――─―――───────‐
|如何でしょう?公会出身の私がこの「唯人教」に
│益をもたらせるのは、こんな時でもあるのですよ
└┬―――――――────―――.・‐・‐・──────────────‐
│せっかくあなたとユダにキリストの殺人教の洗脳から解いて頂いたのです…
│もっともっと「唯人の世界」のために働かなければ!と…!!
└─────────────────────────────――
ハ,,ハ ∧∧
( ) (゚д゚*)
lニ (| ̄ ̄|).ニl (i ‡ )
|:| l:|{ニ_ニ}!,..|:| んー_.|
|:|.(_||ハ||)...|:|____し'`J___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌───────
│……キリヒト様?
└──‐v───―
ハ,,ハ ∧∧
( ) (д゚ )ミ
lニ (| ̄ ̄|).ニl (i ‡ )
|:| l:|{ニ_ニ}!,..|:| んー_.|
|:|.(_||ハ||)...|:|____し'`J___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────────‐
│聞いておられますか?
└───v──────
┌──────────────────‐
│キリヒト様。何を。読んでおられるのですか?
∧∧└y──────────────────
(, ゚д゚) ハ,,ハ
( ‡ i) ____(:::。。)
んー_.|.__|___/ ‡.ヽ_
し'`J|\ つ[iii]と.\
|\\ \
Ll \|ニニニニニニニニニニl
|::| |::|
Ll Ll
┌───────^──‐─ ─ ‐ -
│ソレハダ レ カ ラ ノ テ カ ゙ ミ デ . . .
└────────‐‐ ― ‐ ‐
―‐‐親愛なるキリヒト・マジマ神父――‐‐
――‐身体に変わり無く、過ごされているだろうか‐――
あなたと港で別れて、もう何年になるか―‐‐
――‐この度あなたに手紙などを書いたのは
┼
│
∧
i i
/\.__________
/ _____ \ ヽ、
i i::i::i |  ̄ ̄ ̄i
_,,(⌒;;);;) i::i::i | ┘ ┘ i;;)
(,,,,,;;;; --` -- (;;;`;:;;;⌒):,,,,,
,,,,---;;;;:::::::)''''''''''''''"""""~~ / ヽ ""'';;'''''''''''';;:;`;:;;;:;
::::::: ,, --''''''" '''' / ヽ ''''''' ~~~""'''''''''';;:;`:;
' ,,, / ヽ '' ,,
あの雪の夜のスープと、春までの温かい寝床――‐‐
そしてユダヤ人に関する、数々の知識、講釈の御礼を
死ぬ前に。文面でだけでも、きちんとお伝えしたいと思ったからだ――‐‐
_
八
{_}
__ム以__ あなたは御存知無いかもしれないが
〉 ‐ァ‐r‐〈
/ / '、 \
/ / `、 \
<___,.イ___,厶___>
| |::: | |:ム___ハ | |. :::| |
| |:: .| |:.: : . : ::| |. .::| | 今、ドイツは大変な危機に直面している――‐‐
| |:. .| |:. . . .:| |. :| |
| |:. .| |: . . :| | .:| |
| |. | |. .| | ..| |
| |. | | | |. :| |
| L..」 辷∫l l___」 |
厶ニニ辷_____辷ニニ弌 ――‐‐ドイツの同盟国であり、我等が祖国……オーストリアの皇太子が―‐‐
||:::::::丿 八::::::::||
||:::::〈_´_〉:::::||
\___)____(___/
{___}
`! i´
| ,二二二二二二.__) ――‐‐セルビアの悪漢に、暗殺されたのだ。
|__j
八_八
{_______}
ーーーーーーーー‐| |―ーーー――ーー―ーーーー―‐|―ー
.....:::::.:.::.::.:::::::.. .::::: | |:.:.::.::.:: :::::.....::::: .:.::.::.::::::↑::.:....
... ... :::..:........... :: | |..:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::::.:.::.::.: Λ ......
::. .:::.__.:: .___ ::. | |:__: .:__::. .::__ ..: ___.:.::::./ Λ:::.
::__:::|ロロ|/ \: _| ||ロロ|:.__::|ロロ|::__::|ロロ|/ \/___,ハ:__
::|田|::|ロロ|::| ロロ「::| | ||ロロ|::|田|:|ロロ|::|田|:|ロロ|::| ロロ「::| [[l|:|ロ
オーストリアはセルビアに宣戦布告――‐‐
だが協商を結んでいたイギリス、フランス、ロシアが連合国として立ちはだかり、オーストリアを攻撃
ドイツは同盟オーストリアを救うため、即時参戦を宣言した。
ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ
__ __ __ __ ___ __ __ __
γo_⊥ γo_⊥ γo_⊥ γo_⊥ γo__⊥, γo_⊥ .γo_⊥ γo_⊥
/_」 ゚x゚) /_」 `x´) /_」, 'x`) /_」゜x゜) /_」∵´x`) ./_」 ・x・) /_」゚' x'゚) /_」メ ゚x゚)
/゚_r-ュt__,ィ_ /゚_r-ュt__,ィ_./゚_r-ュt__,ィ_ /゚_r-ュt__,ィ_/゚ _r-ュt__,ィ_ /゚_r-ュt__,ィ_./゚_r-ュt__,ィ_./゚_r-ュt__,ィ_
`7)i im'''´~ `7)i im'''´~ `7)i im'''´~ `7)i im'''´~ `7'')i im'''´~ `7)i im'''´~ `7)i im'''´~ `7)i im'''´~
し"ヽ,) し"ヽ,) し"ヽ,) し"ヽ,) (__ノヽ_) し"ヽ,) し"ヽ,) し"ヽ,)
私はドイツ帝国兵として、バイエルン後備第16歩兵連隊に組み込まれる。
徴兵されたわけではない…自ら志願し、戦いに赴くのだ!
キリヒト……他のユダヤ人ならともかく、あなたになら私の心境を分かってもらえると思う。
我等が祖国にはこの期に及び戦争を忌避し、話し合いで平和を守るべきだなどとほざき、
アシュケナジー
あまつさえ戦地に赴く兵士に嫌悪すら示す 馬鹿者 どもが居るが
ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ ザ ッ
__
γo_⊥
/_」 ・x・)
/゚_r-ュt__,ィ_
`7)i im'''´~
し"ヽ,)
この世に戦わずして平和を守りぬけた国など
た だ の 一 つ も 無 い の だ !
反戦平和、非武装不殺主義―――‐‐聞こえのいい言葉で無責任な偽善を取り繕うのは簡単だ
だが国家には、けして退いてはならぬ一線と明け渡してはならぬ「誇り」がある!
祖国を抱く者は!!祖国を害するあらゆる勢力に対しいかなる媚びも売ってはならんのだ!!!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡|
|彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~
国家が他国に媚を売ったが最期、その国は獣のように他国に食い荒らされ
骨の髄までしゃぶり尽くされ、滅び去るだろう……!
戦争が悪なのではない!戦わずして滅亡を招く事こそが悪なのだ!!
私はそれを阻止するために戦うのだ…!!!!
この戦争がいかなる転機を迎え、いかなる形で終わるのか想像もつかない………もしくは、
あなたの住まう日本とも刃を交えるやも知れん…
………その時は……勘弁して欲しい…………
ハ,,ハ
____(:::。。)
__|___/ ‡.ヽ_
|\ つ[iii]と.\
|\\ \
Ll \|ニニニニニニニニニニl 私は私と、君の祖国のために死ぬのだから。
|::| |::|
Ll Ll ・
オーストリアを。ドイツを。「祖国」と言ってくれた君に。
私は総ての主義主張を捨て、敬意を抱きながら死のう。
さらばだ。キリヒト・マジマ。
∩∩
(:::::::::::)
(,;',;:;,´;)
ノ:;;;;,;,;:ゝ
し´J
…そして……二度と己を卑下するな。
我が親愛なる、
黄色いドイツ君へ。
― アドルフ・ヒトラー ―
カチッ
____________
| __________ |
| | | |
| | i 底ヘ。底ヘ。i .| |
| | | | ∧_∧
| | | | ___(д.;:;,,;)
| | | | _|oo|oo|oo|;’|_ ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..,γ´⌒;・ヽ ._|oo|oo|oo|oi!:,oo| || |
| °° ∞ ..と__と;;(8);:,|oo|oo|oo||oo||oo|. ̄|| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
乙、と思ったがまだ続くのか
後編期待
惜しみない乙
ああ、モララー……
うーん、続くとしたらどういう着地になるのか想像できない。
なにはともあれ乙!
あの人もキリヒトに下ったのか
ビデオを点けるモララーにこんなに止めろ止めろ言うやつは初めてじゃないか?
336 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/12/14(火) 23:45:11 ID:Gwneo8/t0
____________
| __________ |
| | | | 僕と彼女の××× ←なんか卑猥ですよね
| | l> PLAY. | |
| | | | ∧_∧
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
337 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/12/14(火) 23:46:01 ID:Gwneo8/t0
〃´⌒ヽ
. , -―― メ/_´⌒ヽ
/ / ̄ ´ヽ ヽ
. / , /// ト. ! 、 丶ヽ
l / /(((リ从 リノ)) ' ― 放課後 ―
| i l . ヽノ .V l
l ,=! l /// ///l l 授業終わったどー!
l ヾ! ', l ヽ_フ l l
| ヽヽヽ //
l ヾ≧ , __ , イ〃
li (´`)l {ニ0ニ}、 |_"____
li /l, l└ タl」/l´ `l
リヽ/ l l__ ./ |_________|
,/ L__[]っ / /
, -───────── 、
| ゲーセン行こ゚ー゚ぜ! |
`ー──‐v─────一'
(((ハ))
(*'∀`)
( <V>つ
, -──────── 、
| 俺も行っていいか? , -───────── 、
`ー──‐v─────| おふこーす! ('∀`,,) >
`ー────────一'
_
/ルバヽ /ジハヾ ,イレハハヽ+
川*゚Д゚)l゙) l、l*^ー^) !リ,,::∀::)!
( iXi ノ / ∩∩ ( iXi )
, -───l` ──── 、
| 僕音ゲーやるー! |
`ー───, -───/i──────── 、
| 私の無痛ガンが火を噴くぜ |
`ー───────────一'
・
・
・
___________ ___________ ______ ______
〔===||NEKOCATCHER||===〕 .〔==||NEKOCATCHER2||==〕 |:::::::::||:::::::::|
| ̄|| ̄昴 ̄| | ̄ ̄ ̄|| ̄| | ̄|「 ̄|| ̄ | | ̄ ̄ ̄|| ̄| ___ |::.print..:||::.shyly.:|
| || ∧∧.. | | // || | | || 昴 | | // || | |両替|. |::(*'∀`) :|i::(*'∀`) :|
|_||(゚∀゚ ):::l_|__/_.||_| |_||___|_|__/_.||_| |:::II|. |:club..:::||:club..::∧>
lニニニニニl―‐――‐lニニニニニl lニニニニニl―‐――‐lニニニニニl._|{二ロ:|_ヽ人人人人人人人人ノ| ∧∧
| 匚]… | | …匚] | | 匚]… | | …匚] | 「==== | |_匚]__:__| |_しし'_:__| (゚ー゚*) ∧∧
|_____|二二二二|_____| |_____|二二二二|_____| |_l二・l」 l亙亙亙亙l l亙亙亙亙l 匚と )('(д^,,)
| ) と |
∧_∧ ∧_∧ し ヽ) .| )〜
__ (* ´∀`) (=∀=; ) しへ)
/ ァへ\ __(_つハハ (゚々。と )_rェェz__ _rェェz__ _rェェz__ _rェェz__ _rェェz__
l*+゚8x:*。o| l /r‐z ) \゚マ) ( l ) ( |=:━:=| |=:━:=| |=:━:=| |=:━:=| |=:━:=|
〔ミニニニニニニ彡〕 l*:*。o,@'+|8l ) ノノ (__)||「 ∧∧. ||| ||| ̄ ̄ ̄||| ||| ̄ ̄ ̄||| ||| ̄ ̄ ̄||| ||「 .∧_∧
|::|:::┌─┐::|:::| 〔ミニニニニニニ彡〕 ||L( )o」.||L___.」|| ||L___.」|| ||L___.」|| ||L( )
 ̄lニニニニニl ̄ |::|:::┌─┐::|:::| L_O| |o彡l_q_。。。__」 L_q_。。。__」L_q_。。。__」L_qと )
 ̄lニニニニニl ̄ (∀・ *) | .( _ )..| |口|三| | |口|三| | |口|三| | |口「 .__ノ|
( ・∀)っ∴ (∀・ *) |__U冂U__| |_|冂|_| |_|冂|_| |_|冂|_| |_し'冂J_|
./ ;ヽ
l _,,,,,,,,_,;;;;i
l l''|~___;;、_y__ lミ;l \_人_人_人_人_人_人_人/
゙l;| | `'",;_,i`'"|;i | ≫ ≪
,r''i ヽ, '~rーj`c=/ ≫ いいぞ ベイべー! ≪
,/ ヽ ヽ`ー"/:: `ヽ ≫ ≪
/ ゙ヽ  ̄、::::: ゙l, /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
|;/"⌒ヽ, \ ヽ: _l_ ri ri
l l ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| | / |
゙l゙l, l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三lそ
| ヽ ヽ _|_ _ "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
/"ヽ 'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄ [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/ ヽ ー──''''''""(;;) `゙,j" | | |
\_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人/
≫ ≪
≫ 逃げる奴はベトコンだ!! ≪
,; 、; ≫ ≪
、;∵/).;';, 从 /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
[]と(。q;'。#)⌒づ;: て __∧ ∧ ─__ ,ヘ从ノ. __ 、,..
┃ ∨∨``ノJ"/!`  ̄ (#゙;,0゙)') ─ ─ー ┃(*゚※;'y'  ̄ー─--─ -'´、 ゙━
;゙ ∧ ∧━[と;'煤E゙;、==─ []と煤`て  ̄ ̄ ̄__ W`
,`(>Q<|l);・ ∧ ∧;'∴  ̄ ̄〜(_つ_つ--  ̄ ___
;"ミ;゙@彡-ー(゙p;,゜#)))、ノ ハ ハ;, ` ;゙ 、,,;!人/ 、!,/
〜(_つ;`;∵";‘;'`ヾノノ;`つ (;>q<;".∧∧ノヾ)∴て ̄ ̄ ー、´_,゙━
ヾ) し' ミ;;∵ ̄ (>0<|l)ノ"(`ヾ
※ 虐殺に見えますが気のせいです。
\_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_/
≫ ≪
≫ 逃げない奴はよく訓練されたベトコンだ!! ≪
≫ ≪
/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
∧∧
∧∧(゚Д゚)、
__ (゚д゚) \ 我が子を喰らうサトゥルヌス
 ̄ ̄ ̄二二ニ=- ミ 彡二二_ノ
'''''""" ̄ ̄ | | |
-=ニニニニ=- U"U \ |
| |
| |
| | _,,-''"
| /|_,,,-''"; ;,
| ,,-''"'; ', :' ;; ;,'
_,,-'''"´ ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :'
※ 虐待に見えますが気のせいですってば!
\_人_人_人_人_人_人_人_人_人/
≫ ≪
≫ ホント 戦場は地獄だぜ! ≪
≫ ≪
_ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
/ハハレヽ ,、_
リ,リ,リ*),--ュ ( フゥハハハーハァー!
( {^)'~、⌒
く;_i;_i;_ゝ.|[ii]|
(_ノ ヽ_)|_|
なんだあのテンション
/ルルヽ ((( )) 〜 /ジハヽ
(;川川 (`; ) l、l,,>ヮ)゙)
( ) ( ) と <V>'
, -──/i──── 、
| 両替してくるー!|
`ー──────一'
, -───────── 、
| メルブラやろ゚ー゚ぜ! |
`ー───‐v────一'
ほえ?
、
(((ハ)) - /バゞヽ
( ,,'∀) (、 ゚,,り
( <V>つ ( <V>)
┌──────
| 从从
| /バルヽ
| (゚д゚,,川
, -───────────────
| メルブラってな∧/∧人∧/∨\/\へ/
`ー─────< 俺と勝負しようぜ! >
V\∧/V\/V∨\/Vヽ
/バルヽ バゞヽ
l(゚Д^,,川) ゚,,り
( ^ {^)<V> つ
く_;i_;i_;ゝ 〈
)、 (_ノ ヽ_) ヽ__j
⌒ | | i、
ヾ ‐― ‐ ― _ - ̄ _ ̄ ‐― ‐ ―
`― _ - ̄ _ ̄ ‐― ‐ ―  ̄
(( )))
( ,,') !
, -──────────── 、
| お、意外にこういうの得意? |
`ー────‐v──────一'
_______________
| | MELTY | |.| Goluah!.|.| |Doll Heハ /)
/:|ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヾ ̄ ̄ ̄ ̄ヾ ̄ ̄ ヽ|_/ノ 〜♪
(((ハ)) /.:::|::.ヽ /ルルヽ ヾ く、、::::::::)
(*'∀`)/ .::::|::::..ヽ ♀ (゚,,川川 ヾ (゚*リ:::::::(
(つ==/ .::::::|:::::::..ヽ===(^} )ヽ========ヽ=と ヽ,::::::ゝ
, -───/i──‐、 。
| ま、まーねっ! | o
`ー─────一' , -0─────────────‐ 、
| 今やらせたら確実に怪しまれる! |
`ー──── (゚д゚;り──────一'
, -───────────── 、
| へぇー、あいつとキャラ同じだな |
, -──`ー────‐v───────一'
| 仕込まれたからな! |
`ー──‐v─────一'
_______________
(\ ハ | |Doll Hero| |.| Goluah!.|.| | MELTY ||
ヽ |_/ノ /:|ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヾ ̄ ̄ ̄ ̄ヾ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
(:::ソレ、ノ/.:::|::.ヽ ィ:,ソ、::::ゝ ヽ ((( )) < Round1!
从i*゚ヮ/ .::::|::::..ヽ (゚;iリ;;:::ノヾ ヽ (`,, )
/ つ,/ .::::::|:::::::..ヽ=(「 , ヽ=ヽ=========ヽ=と ) Fight!
349 :
◆PC.67xVkLo :2010/12/14(火) 23:55:28 ID:Gwneo8/t0
____________
| __________ |
| | | | まさか「ペケミッツ」だとは思わず、
| | □ STOP. | | いやらしい単語の伏字だと思っていた僕です
| | | | ∧_∧
| | | | ピッ (・∀・ ) しばらく休載します
| | | | ◇⊂ ) __リア充への僻みを充電する充電期間です
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↑aho
____________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ | | 紅白AA合戦用のオカルト作品です。
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ チナミニコノスレ初投下
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: || :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' ,'ノノノヽ) .'':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' リノ,゚ー) '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' .ノiハ;<v> '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::'' _____ .ソ;;;;;i!| _____, '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::''"´( ( ( ( ( ( ノ;;;;;;;|」 ゙"'':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::゙':::::::::..................... ..................::::::::'":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::┌───────────────────── ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::| 紅白AA合戦をご覧の皆様、はじめまして。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::| 私は新人ストーリーテラーのミヤビと申します。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::└────────────v────────‐ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' ドコカデオ会イシタ方モイラッシャルカモシレマセンガ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' .. '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' ,__)、 .'':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' ,'ノノノヽ) .'':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' リノ゚ー゚)彡 '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::'' _____ .ソ;;;;;i!| _____, '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::''"´ ノ;;;;;;;|」 ゙"'':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::゙':::::::::..................... ..................::::::::'":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌─────────────────────────────┐
| 最近、物騒な事件が多いですね。 |
| ちょっとでも嫌な事があるとすぐキレて、すぐ他人を傷つける若者。 . |
└─────────────────────────────┘
lヽ
l 」∧_∧ ∧∧ ∧_∧
||( ゚∀゚) (lii゚Д゚) (lii´Д`)
⊂ つ ─==≡三/ つつ ─==≡三( つ つ
人 Y ─==≡三ー/ / ─==≡三人 Y
し(_) @'@ ─==≡三し (_)
===============================
┌──────────────────────────────┐
| 表向きは仲良くしていても、裏では掲示板等で悪口を吹聴して回る人。 .|
└──────────────────────────────┘
デサー ウンウン
(@ ̄ ) ∧∧
爪^ヮ) (ー゚*)
( つ | i)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ケケケ ____ ___
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧∧ ||\ .\ |◎ |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: (::゚∀゚) || | ̄ ̄| |:[].|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┌─(, つ/ ̄l| / ̄ ̄/ ..| =|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| .ヽ|二二二」二二二二二二二二」
┌────────────────────────────┐
| あと、一方的に好意を寄せた相手に付きまとうストーカーとか・・・ . |
└────────────────────────────┘
i 。 i \ ヽl. | |
゙===' `ーl. | |
,' | |
/ | |
/'┐ | |
/ , 1 / \ | |
// --ー''´/ ) | |
/ / / \. | |
/ ===/ , ゙´ \ .| |
/ (,,_,,ー' ヽ | | /
r' / r'^) ノ .| | /
| // l l ./ | |/ /
// .(⌒ヽ ノ レ' /___| | //
_______________| |__ //____
───────────────' `ー─────
─────────────────────
┌──────────────────────────────
| 今回の話の主人公も、そんな災厄に巻き込まれた人間の一人。
| ただし、彼女の場合は・・・ちょっと奇妙な展開になっている様です。
└─────────────v────────────────‐
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'' .. '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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□■□■□第七回紅白AA合戦□■□■□
モナギコ長編部門参加作品
『待ち伏せ』
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| さて、これで全部かな・・・ん?
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::::::::::|| 目 // 目目..| | 日日 // 日..|| 目 // 目目..| | 且且 // 且..|..:::| | ____.. |
::::::::::|| 二//二二二| |二二二二// || 二//二二二| |二二二二// |..:::| ゙||. | / / / | |
::::::::::|| 只 只 只..゙| |゙..只 只 // || 只 只 只..゙| |゙..只 只 // |..:::| | |____.| |
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::::::::::||二二二//二 | | 二二二二二||二二二//二 | | 二二二二二|..:::| | |. 関係者 .|.◎|
::::::::::|| 貝 .// 貝 .| | 貝 貝 貝..゙|| 貝 .// 貝 .| | 貝 貝 貝..゙|..:::| | | 以 外 |. |
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::::::::::|_ :(−゚ill): `二二二二二二二二 Σ(Д゚,,)日 .二二二二二|/ . |  ̄ ̄ ̄ ̄ |
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| ・・・あのー、もしもし?
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::::::::::|| 目 // 目目..| | 日日 // 日..|| 目 // 目目..| | 且且 // 且..|..:::| | ____.. |
::::::::::|| 二//二二二| |二二二二// || 二//二二二| |二二二二// |..:::| ゙||. | / / / | |
::::::::::|| 只 只 只..゙| |゙..只 只 // || 只 只 只..゙| |゙..只 只 // |..:::| | |____.| |
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::::::::::||二二二//二 | | 二二二二二||二二二//二 | | 二二二二二|..:::| | |. 関係者 .|.◎|
::::::::::|| 貝 トントン | |貝 貝 貝..゙|| 貝 .// 貝 .| | 貝 貝 貝..゙|..:::| | | 以 外 |. |
ビクッ! ∧∧ ∧∧ .| || || || ||...||.|| || || || .|| ||..| |.|| || || || || ||...|..:::| ゙||.|立入禁止|. |
::::::::::|_Σ(− il):(Д゚,,日 . 二二二二二二二二二二二二二二二|/ . |  ̄ ̄ ̄ ̄ |
::::::/ /. :(っc )とv(≡O  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´
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| 大丈夫ですか? ずいぶん顔色が・・・
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::::::::: | い、いえ・・・ありがとうございます。大丈夫です _____
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::::::::::|| 目 // 目目..| | 日日 // 日..|| 目 // 目目..| | 且且 // 且..|..:::| | ____.. |
::::::::::|| 二//二二二| |二二二二// || 二//二二二| |二二二二// |..:::| ゙||. | / / / | |
::::::::::|| 只 只 只..゙| |゙..只 只 // || 只 只 只..゙| |゙..只 只 // |..:::| | |____.| |
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::::::::::||二二二//二 | | 二二二二二||二二二//二 | | 二二二二二|..:::| | |. 関係者 .|.◎|
::::::::::|| 貝 .// 貝 .| | 貝 貝 貝..゙|| 貝 .// 貝 .| | 貝 貝 貝..゙|..:::| | | 以 外 |. |
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::::::::::|_ ミ(;^ヮ) (Д゚;日 ゙二二二二二二二二二二二二二二二|/ . |  ̄ ̄ ̄ ̄ |
::::::/ / (っc )とv(≡O  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´
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| ̄||」」」」 .U U .し`J
| ||」」」
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/ _人从人从人从人从人从人从人
/___________ < >
|___________ < ま、待って下さいっ!! >
| 年中無休24時間イッテヨシ! < >. ゙│
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `Y⌒Y⌒|/Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´|/ │
 ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ │
| || / / | |. .|マターリメシマセ| | | │
| ||/ アリガトゴザイマシター| || ̄ ̄三| .|三 ̄ ̄| | │
| || / . ∩台∩. | ||//三| .|三 | | │
| ||/ . (´∀` )... | ||/ 三| .|三 | | │
| || ┌┬─┐.) | || ̄ ̄三| .|三 ̄ ̄| | │
| ||/. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| || ̄ ̄ ∧∧ . |三 ̄ ̄|_| /
∧∧. | || .| ┌─┐┌─┐ | || (゚д゚;)≡=- .|三 ./οο/| /
(゚Д゚,,) | || . . .|.. |.. |..| ..| ..| || と と ヽ≡=゙.|三. | ̄ ̄| .|/
とv> .| | || .| ||、____ 三| ヽと_)ー |三. |..ゴミ..|. |
( )| |〜  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `J ̄ ̄ ̄ ̄l----l,イ
(/`ヽ) ) ) )
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| あ、あの・・・私、タクシーの運転手をしているんですが・・・
| これからどちらまで行かれますか?
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┌───────────────
| えーと・・・これから東楽園駅まで
└────v──────────‐ /
┌─────────────────────── .____//
| でしたら、あのー・・・誠に不躾なお願いですが、 .___ .|//
| どうか私のタクシーに乗って頂けませんでしょうか? .____ |//│
└────v───────────────────. .|/ │
 ̄| ̄| ̄ ̄ 東楽園駅マデオ送リシマスノデ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ │
| || / / | |. .|マターリメシマセ| | | │
| ||/ / | || ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄| | │
| || / . ∩台∩. | ||/ |// | | | | │
| ||/ . (´∀`;) | ||__|/ | |__| | │
| || ┌┬─┐.) | ||__| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|__| | │
| ||/. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ||//| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| _|_| /
∧∧. | ||∧∧ ..─┐┌─┐ | ||/ | | //| ./οο/| /
ミ(;゚Д゚). | ||(ー゚;) ..|..| ..| ..| || | |// |. | ̄ ̄| .|/
とv> .| | ||(っc ) | || |、____ /|/_____、|. |..ゴミ..|. |
( )| |〜  ̄ ̄ | )〜 . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l----l,イ
(/`ヽ) (/`ヽ) ) ) )
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| え!? で、でもここから歩いて15分もかからない・・・
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│ 運賃は結構ですから・・・お願いします、どうか・・・
└──────────────────────
┌────────────────┐
|___ この車のドライバーは. |
|| .∧ ∧ | │
|| (゚ー゚*)゙| 椎 名 竜 子. です. |
|| /<v>ハ.| |
| ̄ ̄ ̄´ 安全運転に努めます |
| |
| 鑑ナギコ交通 |
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椎名さん、 か・・・
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,―――――┬―──── 、
/ .i二二二i ヽ
/ ___ キョロキョロ ヽ
/__|回 送 |_l二二l___.∧ /≡∧_ヽ
 ̄ ,r― 、 (゚iilr―、lii゚)  ̄
r‐┴―┴-、【:::::】 r‐┴―┴-、
l ∧∧ l l
( ; ゚)
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| またきょろきょろしてる・・・何に怯えてるんだろ
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| ・・・あのー、もしストーカーとか不審者とかのお悩みなら、
| 相談に乗りますよ。申し遅れましたがオレ、こういう者です
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,―――――┬―──── 、 警察ニ友人モイマスノデ
/ .i二二二i ヽ
/ ___ ヽ
/__|回 送 |_l二二l__∧∧彡__ヽ
 ̄ ,r― 、 (゚ヮ゚;,― 、  ̄
r‐┴―┴-、【:::::(/┌|\────────────────
l ∧∧ □_ | あ、ありがとうございます。
l ( ; ゚)'). | 擬古谷さん・・・警備会社の方でしたか
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実は私・・・変な男に待ち伏せされているんです。行く先々で。
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今日の昼、『ニラ茶町』までお客さんを運んで営業所へ帰る途中・・・
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| | .|_____| // || ヽヽ スミマセン
| | ||〓〓〓||f ∧■∧ // . || ヽヽ ∧∧〃
| | .| ̄ ̄ ̄`|] (∀` ) ∧■∧// || ヽヽ (ー^;)ヽ
| | .| @ |コ とと ). .(. ;・∀)゙| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| V |
| | .| |」γ⌒ヽ Y 人 O/´ /つ⌒ヽ))____|___γ⌒ヽ____|| . | )〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゝ_ノ(__)'J (_,.、_,) ゝ_ノ ≪||≫ ゝ_ノ UU
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タイヤがパンクしてしまって、近くのガソリンスタンドで直してもらっていたんです。
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その時バックミラーに──黒ずくめの不気味な男でした。
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γγ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽヽ
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| | __. | |
| | _ノニニヽ∩. | |
| | ( ^ ^ )/. | |
| | (i;;<v>;;;ノ | |
| | ノ;;;;;;:|;;;;ゝ | |
| |,,.、,、,,,jiiijwwii (__)_)jijyyviiijwiijij,.、,、| |
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ヽヽ________________/ \
`────────────────ヽ. \
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明らかにこっちを見て微笑みながら、タクシーを止める時の様に手を上げているんです。
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「お客さんだから乗せなきゃ・・・」と少し思いましたが、嫌な感じがしたので無視する事にしました。
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∩ノニニヽ_
ヽ(^^ )
<v>;;;;;;;;i)
ノ;|:;;;;;;;;;ゝ
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| モナギコ |
/7 ̄ ̄ ̄77 ̄ ̄ ̄||\
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l |ニ三三ニ| i| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄.| || 三≡─
| ∈口∋ ̄_l__l⌒l____ |___l⌒l_|| 三≡─
 ̄ ̄`ー' ̄ `ー' `ー' `ー'
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他のタクシーも結構通る道でしたから、そっちに乗せてもらえるだろうと。
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