【History】――文明のはじまり――【第十二巻】
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|:::::::::::: | ――――文明のはじまり――――
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|:::::::::::: | , ヽ ...::/
|:::::::::::: |ヽ ..:::/
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|三二ニ| | イ_リ〉 ー― . .:|
|三二ニ| | ...::|
|三二ニ| ヽ ' ....:::/
_,,、-|三二ニ| \ -―- ...:::/
/∧ヘ|三二ニ| >_,,,、<´ ̄`< ̄`ヽ、
ノ / i:ヘ |三二ニ|ヘ,,,ノ´ ̄<:::::::::::::::::::::::::\:::::::i
{;/ : i :ヘ|三二ニ|;;;;;/´ ̄ ̄`ヽ::\:::::::::::::::::::::::::i
〈 :十 〉三二ニ|;く:::::::::::::::::::::::::::\:::::、::::::::::::::::::!
{∨ /;|;;;;;;;;;;;;;;;L `ヽ::::::::::::::::::::::::i:::::::ヽ:::::::::::::::i
>∨:/,,、ノ´ ̄ }::::::::::::::::::::::|:::::::::i:::::::::::::::i
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ヽ、______,,,,、-ー′ ヽ!::::::::::::::::/!:::::::|:::::::::::∧
{ ノ:::::::,,/;;;;!::::::::!:::::::::/::.〉
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【前スレ】:
【History】――文明の始まり――【第十一巻】(
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1272371779/)
【感想スレ】
【History】感想・議論・質問・雑談スレッド 2【文明のはじまり】(
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1272249916/)
【保管庫】:
Historyスレ保管庫(
ttp://www.geocities.jp/history_hokanko/index.htm)
【ローカルルール】
||二二二二二二二二二[ History――文明をはじめるための十条―― ]二二二二二二二二二||
|| ||
|| 神曰く―― ||
|| ||
|| 1.このスレは原始人集団が文明するに至るまでの「物語」を描くスレッドである。 ||
|| 2.文章、イラストなどによるネタの提供も歓迎。ただしAA長編板であることは忘れずに。 ||
|| 3.舞台は異世界であり、現実世界から“多少”乖離した存在を出すことも可である。 ||
|| 4.パラレル上等、ネタ被りでも遠慮しない。作品ができたらとりあえず投下推奨。 ||
|| 5.ただしマナー上、他作品の投下後すぐ(半日以内)の投下は非推奨である。 ||
|| 6.戦争やそれに類する大きな展開に関しては、スレ主に一度相談をすること。 ||
|| 7.荒らしに反応する者は荒らしである。悪意的な文言や展開に反応しないこと。 ||
|| 8.ここはAA長編板である。学問議論が白熱した場合、学問カテゴリの板へ誘導を。 ||
|| 9.古代文明レベルの都市が形成された段階を、一応の目標とする。 ||
|| 到達できた場合、そこから話を続けるかはその時点での描き手の任意である。 ||
|| 10.たとえ熱血スポコンや密室殺人が始まっても楽しむ心を持とう。面白さは正義。 ||
|| ||
|| ――なお、チェーンソーの開発、購入、所持は、その一切を禁止とする。 ||
|| ばらばら、ダメ、ゼッタイ。(※) ||
|| ||
|,二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二|
※……分からない人へ。 検索:「かみは ばらばらに なった」
一人では知識にも描ける量にも限界があるため、描き手さんはいつでも大歓迎です。
土器作り、石器作り、農業、漁業、畜産、製塩、青銅や鉄の生産、建築、宗教、芸術、測量、
あるいは人間関係のコツや、集落内の人間ドラマといった技術文化と関係のないものでも。
何をテーマに、どれだけ描いて頂いても構いません。
ご参加、心よりお待ちしております。
3 :
文 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 01:57:29 ID:MRDD3E/60
【 できれば目を通しておいてもらいたいもの 】
<描き手と住人、ROMの良い関係を築く為の鉄則>
・描き手が現れたらまずはとりあえず褒める。
・その描き手が凄腕、もしくはあなたの気に入ったなら、とにかく感想レスをつけてみるのが吉。
・感想は作品の内容に言及し、話や技巧、キャラクターなど、どこが良かったとかの感想も付け加えてみよう。
・上手くいけば描き手も気分良く次回作を投下、住人も作品を見れて双方ハッピー。
・それを見て俺も、と思う新人さんが現れたらスレ繁栄の良循環。
・新米やいまいちな職人さんには出来るだけ具体的かつ簡潔に、煽りだと思われないように注意しつつその理由を書き込み。
・それを踏まえての作品が投下されたら、「良くなった」等の言葉を添えて感想を書き込めば描き手の励みに。
・それだけやっても投稿がしばらく途絶えた時は「投下期待」等と書いて保守。
・住民同士の争いは描き手の意欲を減退させるので、スレの空気を大切に。
<これから描き手になろうと思う人達へ>
・いきなりスレに作品を投下せず、まずはローカルルールや今までのネタを確認する余裕をもとう。
・下手に馴れ合いを求めず、ある程度のネタを用意してから継続して投下してみよう。
・感想が無いと継続意欲が湧かないのも分かるが、宣伝、構って臭を嫌う人も多いのであくまでも控え目に。
・描き手なら作品で勝負。下手な言い訳や言い逃れを書く暇があれば自分の腕を磨こう。
・煽りはあまり気にしない。ただし自分の振る舞いに無頓着になるのは厳禁。レスする時は一語一句まで気を配ろう。
・あくまでも謙虚に。叩かれ難いし、叩かれた時の擁護も多くなる。
・煽られたりしても興奮して書き込まない。自演する前にお茶でも飲んで頭を冷やしてスレを読み返してみよう。
煽りだと思っていたのが、実は粗く書かれた感想だったりするかもしれない。
・そして自分の過ちだと思ったら素直に謝ろう。それで何を損することがある?
あなたが目指すのは職人や憧れの描き手であって、議論厨、糞スレではないはずなのだから。
4 :
文 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 01:58:12 ID:MRDD3E/60
登場人物一覧や地形地図、各種テンプレートは保管庫へ。
保管人さんへの感謝も忘れずにな!
r、 从 グッ!!
// n ∧,,∧
∧_,,∧ // (ヨミД^,,彡
(´^ω^)O )) ヽミ:ソノ:::ミ
( つ// \ ミ:|::::::::ミ
( ̄__)_/ (三三) し'`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
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テンプレ、ここまで。
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5 :
9/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:00:17 ID:MRDD3E/60
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 本来は集落の人口なんざ、食料生産の発達と共に増えてくもんだしな。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――┘
━━━━━━[ とても おおざっぱな はったつの ながれ ]━━━━━━━━━━━━━
狩猟の発達 採取の発達 ←いま、まだこのへん!
↓ ↓
人口増加! 人口増加!
↓ ↓
生け捕り技術の発達 採取する植物種の選別
↓ ↓
馴化しやすい動物の発見 植物種が人に合わせ進化
↓ ↓
家畜の発明 栽培植物の発生
↓ ↓
人口増加! 人口増加!
↓ ↓
何十世代もかけた家畜の改良 何十世代もかけた栽培植物の改良
↓ ↓
人口増加! 人口増加!
| |
└─────―┬―――――――┘
↓
三圃式農業
↓
人口増加!
↓
混合農業(現代の欧米のメジャーな手法)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 人口増加と、動植物側の環境適応に合わせてゆっくりと食料生産が増加してゆき、 |
| それにより人口が徐々に増加して再び、ってサイクルが、現実にあるべき流れだ。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
6 :
10/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:00:59 ID:MRDD3E/60
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 原始時代が原始的だったのは、原始人の頭脳じゃなく、主に環境の問題だ。 |
| 家畜として扱いやすい動物も、 栽培に適した植物も無かったから人口が増えない。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| 人口が増えなきゃ、社会制度が発達する必要もねぇ。 |
└―――――――――――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 社会制度が発達しなけりゃ、広域にわたる物品の交易もできねぇ。 |
| 誰かが何か発明しても、不安定な社会じゃあっさり消えて歴史の闇へ。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――┘
7 :
11/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:01:49 ID:MRDD3E/60
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| だから恐らく、アト・アスキィはこの規模の人口を保てず離散――ってのが“正しい”運命だ。 |
| この集落の大きさに対して、 あるべき食料生産力が備わっていないわけだからな。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
∧_∧
( ・∀・)
==○====○===X二>
/ /(_) <<;;;:'⌒;;.'つ
(__) /| ヽつJ;・;;';; ∧∧ ,、,、
lX/ <:::::..^),. (゚o ゚il)(o;,,)
// ヽ;:,ζ;;・.:. / つ._,,O
/∧_∧ し´∴;;,;;:,.,.;:, / 〈
(^( ・∀・)つ :;, ;: ;,; (_/ ヽ)
//\ ( ∧_,,, ,.;:・:,、ノvヽ
// ) (__) と'⌒@(;;゙o;;。)つ ;:,.〉 〉ヽ)
(__) と;;;・;; (/
∧_∧ ∧ ∧
( ・∀・) ヾ\ (゚Д゚'il)
==○====○===X二> ∧_∧`\ /0 #;つ
/ /(_) と( ・∀)ヾ ) ー‐‐ニニ =======/ ,:;*===X二;;>
(__) ヽ ○ (_/ ;.8;.) ;
/ ∧ \ .;∞;∞;;;, ・
(__) (__)
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| ……“正しい歴史”なら、その食料生産力を備わっているモララー族が拡大するんだろうさ。 . |
| 牧畜をいち早く始め、増加した人口で銅器に気付いた連中は、古代王国の主たる器だよ。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
8 :
12/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:02:44 ID:MRDD3E/60
┌―――――――――――――――――――――――――――
| 実際問題、連中は大したもんだ。 正直言って尊敬すらしてる。
└――――――――――∨――――――――――――――――
┌――――――――――――
| 随分、評価してるのね……
└―――――――∨――――
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――
| ウララードを見ちゃ、な。 ……現代でも、あれほどの男は見たことがねぇ。
| “正しい歴史”なら、建国王でも神話の英雄でも務まるんじゃねぇのか、あいつ?
└―――――――――――――∨―――――――――――――――――――――
フゥ…
λ,,λ ∧∧
彡;-дミ =3 (Д-;)
ミ ミ ∞::::::)
ミ ミ ノ;;;;;;;ゝ
し`J し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´ "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"
9 :
13/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:04:06 ID:MRDD3E/60
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| |
| ……で、あなたはその“正しい歴史”とやらに、どうやって抗うつもり? |
| |
└――――――――――――――――――――――――――――――――┘
10 :
14/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:04:48 ID:MRDD3E/60
┌――――――――――――――――――――――――――――――
| って、オイオイ。こんだけ不利な条件並べて、まだできると思うのかよ?
| ……正直、俺ぁ今でも逃げ出してぇ! とか心から思ってってのに。
└――――――――――∨―――――――――――――――――――
┌―――――――――――――――――――――
| しぃちゃんでぃちゃんや、ジャス君を見捨てて?
└―――――――∨―――――――――――――
アナタニャ無理ヨ
λ,,λ ∧∧ ウ…
彡*゚ーミ (Д ;)
ミ ∞ |[:::::)
ミ ミ ノi;;;;;;;ゝ
し`J し`J
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11 :
15/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:05:28 ID:MRDD3E/60
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| まったく、ギコ。 貴方はウララードさんとやらを、たいそう評価してるみたいだけど…… |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| 多分、客観的に評価すれば、あなたも同じなのよ。 |
| やろうと思えば“建国王でも神話の英雄でも務まる”器。 |
└―――――――――――――――――――――――――┘
タダ 私ノ好ミジャ ナイケドネ
┌――――――――――――――┐
| おいおい、 俺ぁそんな…… |
└――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――┐
| ……いい? よく聞きなさい。 普通はねぇ。 |
└―――――――――――――――――――――┘
12 :
16/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:06:09 ID:MRDD3E/60
┌――――――――――――――――――――――┐
| 原始時代に現代日本人が飛ばされたって、 |
| 原始人集団の指導者になんかなれないし、 |
└――――――――――――――――――――――┘
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∧∧
(#゚Д゚)
<二X=======と/:::::::]つ
/;;;;;;;;i;ゝ
(_/`J
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┌――――――――――――――┐
| 鉄なんて作れるはずもないし、 |
└――――――――――――――┘
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_G;
_;<< )::/;
;くLソと|[::::/;
;ノ;;i;;;;ゝ;
;し`J;
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13 :
17/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:06:50 ID:MRDD3E/60
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| まして古代の英雄と互角に戦うなんて、もう論外よ論外。 |
└―――――――――――――――――――――――――┘
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Α_\\ i /∧
( ∀)ヾ\/д #)
―二三//\三二―
く___,/ヾ\ i `\;;;;;;ゝ
(__,/ / \ /ヾ ヽ)
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┌――――――――――――――――――――――――――――――┐
| でも、 あなたはそれを全部やってのけた。 ――まともじゃないわ。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――┘
14 :
18/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:07:46 ID:MRDD3E/60
┌――――――――――――――――――――――――――――
| そんな貴方が、この状況に無策? そんなわけがないでしょう。
| ――この美人で賢すぎる女医さんを舐めちゃいけないわ。
└―――――――∨――――――――――――――――――――
┌――――――――――――――
| ……やれやれ、敵わねぇなぁ。
└―――――∨――――――――
┌―――――――――――――――
| もったいつけてないで早く話す!
└―――∨―――――――――――
λ,,λ ∧∧
彡*゚ーミ (д^;)
ミ ∞ |[:::::)
ミ ミ ノi;;;;;;;ゝ
し`J し`J
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15 :
19/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:08:39 ID:MRDD3E/60
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 単純だぜ? ――今のアトアスキィで養いきれないなら、答えは分散しかねぇ。 |
| 何十人か連れて川を下って、夏の間はニダーたちの見つけた海周辺で生活する。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
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ザーン…
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| 狩猟の獲物は皮下脂肪が減ってるが、漁労に関しちゃその影響も少ねえ。 |
| むしろ水温が上がってりゃ、こっちの漁がやりやすくなるってもんだ。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
16 :
20/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:09:54 ID:MRDD3E/60
┌―――――――――――――
| あ、成程。 ……考えたわね。
└―――――――∨―――――
┌――――――――――――――――――――――――――――――――
| ついでに製塩もすりゃ、味気ないメシともおさらばだ。冬の備蓄にも役立つ。
| ただ、問題は集団を二分するんで、とりまとめがな……うん。
└―――――――――――∨――――――――――――――――――――
┌―――――――――――――――――――――――――――――
| って、こ、このヤロ……狙ってたわね? この話への流れ!!
| ここまで励ましといて「それは嫌」とか言いにくいの分かってて……
└―――――∨―――――――――――――――――――――――
狸メ…! + +
λ,,λ * ∧∧ ンー、聞コエンナァ
彡; ーミ + (д^*) +
ミ ∞ |[:::::)
ミ ミ ノi;;;;;;;ゝ
し`J し`J
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17 :
21/21 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/17(月) 02:10:35 ID:MRDD3E/60
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
| フーンに残留組のとりまとめは頼むんで、ペルはアイツの支援頼む。 |
| アイツ、頭良いけどたまに凄ぇ空気が読めねぇ時があるから―― |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――――――┐
| ……あー、もうっ! はいはい、分かった分かった。 |
| わーかーりまーしーたー! ったく、いつか覚えてなさいよ! .|
└―――――――――――――――――――――――――――┘
つづく
┌───────────────────‐
|・・・それで、あなた方が 手伝いの方ですか?
└────v───────────────
|あ、ああ そうだ
└────v── ─────────
|俺たちは何をすればいいんだ?
└────v─────────
∧,,∧ ∧,,∧ ∧/ニヽ
∧_∧ ミ゚Д゚,,.ミ゚Д゚,,彡 ミ゚д゚;彡
;;) (,, ^д) . ミ ミミ ミ ミ ミ
从,. i ¢ )) ミ ミミ ミ ミ ミ
::);:) 〜Lつ二] し'`J .し'`J .し`J
7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''
^´''"''' |ニニ;ヘ 、Yii
Lニ」 L_」ノ Lニニニニ」 ┌──────────ヘ────‐
.|手伝いに行けとしか聞いてないので
.└───────────────
┌ ∧_∧ ─── ミアツェペル ───────────────┐
|(,, ^д) まずは、生漆が入ったアレを棒でかき混ぜてください。.|
└───────────────────────── ┘
. /;「ニニ| lニニニl
ヽL__」 L_,」
゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`"
┌.∧_∧──────────────────────‐┐
|(,, ^д) ただ、かき混ぜるだけという簡単な作業ですので。 . |
└─────────────────────────┘
┌─────────────‐
|これをかき混ぜればいいんだな
└───v──────────
|簡単な・・・作業でいいのか?これ
└───────v───────
∧,,∧ ∧,,∧ ∧/ニヽ
ミ ,,゚彡 ミД゚ ,,彡. ミд゚,,彡
ミ ミ .と ミ ミ φ ))
ミ ミ /;「ニニ|ミ ミ lニニニl ミ
し'`J ヽL__」 .し'`J L_,」J
゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`"
┌──────ヘ──‐
|とりあえず、やろうよ
└─────────
┌─────────────────────┐
<_ そうそう、かき混ぜるときは休みなくお願いしますよ|
└─────────────────────┘
マジカ マジデ
Σ ∧,,∧ Σ ∧,,∧ ∧/ニヽ
ミД゚ ;彡 ミД゚ ;彡 ミ,゚д゚,彡
ミ ミ .と ミ ミ φ ))
ミ ミ /;「ニニ|ミ ミ lニニニl ミ
し'`J ヽL__」 .し'`J L_,」J
゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`"
毛玉かき混ぜ中・・・
ソロソロ交代
おk ∧,,∧ ∧/ニヽ
∧,,∧ ミ゚Д゚;彡 ミ,゚д゚,彡
.ミ ,,゚彡 ミ φ )) .ミ φ ))
ミ ミ /;「ニニ| lニニニlミ
ミ ミ .ヽL__」 L_,」J
.し'`J '"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'
`""゙''"'`"
毛玉かき混ぜ中・・・
∧,,∧ ∧/ニヽ
ツカレタ ミ,゚Д゚,彡 ミ,,゚д゚彡
∧,,∧ ミ φ )) ミ φ ))
( - ミ'Д`;彡.. /;「ニニ| lニニニlミ
ミ ミ. ヽL__」 L_,」J
と,,と_,,U '"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'`""゙''"'
`""゙''"'`"
┌───────────‐
|ん、まぁ・・・良い感じですね。
└─────v────── ───────────‐
|次は何をすればいいんですか?
└────v─────────
ソウデスネェ…
. ∧_∧ ∧/ニヽ ツ、ツカレタ…
(,, ^Д) ミд゚,,彡 ∧,,∧ ∧,,∧
;;) / l ミ ミ ミ'Д`;爻;'Д`彡
从,. ___ 〜ヽ) | |ニニ lニニニl ミ ミ ミ ミ.ミ ミ
::);:) [ニ」 し`J L_」L_,」 し`J と,,と_,,UU,,_つ,,つ
7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''
^´''"''' |ニニ;ヘ 、Yii
Lニ」 L_」ノ Lニニニニ」 ''"^´ 、|ノ
┌──────────────────────────‐
|では、次は弓・・・と言ってた棒を立てる為の物でも作りましょうか
└─────v─────────────────────
┌───────────‐
|え゙っ! 今すぐやるの?!
└────v───v───‐
┌────────────‐
|当然。手伝って貰いますよ?
└──────v──────
. ∧_∧ ∧/ニヽ Σ Σ
(,, ^Д) ミд゚,,彡 ∧,,∧ ∧,,∧
;;) / l ミ ミ ミ'д`;爻д`;彡
从,. ___ 〜ヽ) | |ニニ lニニニl ミ ミ ミ ミ.ミ ミ
::);:) [ニ」 し`J L_」L_,」 し`J と,,と_,,UU,,_つ,,つ
7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''
^´''"''' |ニニ;ヘ 、Yii
Lニ」 L_」ノ Lニニニニ」 ''"^´ 、|ノ
┌─────ヘ───────────────‐
|加工用の木材はもうありますので、それで台でも
└─────────────────────
1.木材を加工する。
アースルカ?
∧,,∧ ジャ、ソレデ
ミ,,゚Д゚彡 ∧,,∧
.ミ 、」 0 ('ミ゚,, 彡
.ミ_,,つニニ」ヽ ミ
と_,, 〜 2.それを組み立てる
腰掛ニナリソウダ ジャ、後デ作ルカ
∧,,∧ ∧,,∧
ミ,, ゚Д彡 bミД゚ ,,彡
.ミ つ ミ ミ
.ミ ミ Ti Ti ミ ミ
.し'`J iニニi iニニi し'`J
3.そして台の出来上がり
アセダク〜♪
∧,,∧ ∧,,∧
.ヽミ,゚Д゚,彡ノ ヽミ,゚Д゚,彡ノ
.ミ ミ .ミ ミ
.ミ ミ TI IT ミ ミ
.し'`J iニl lニi し'`J
\_人_人_人_人_人_人_人_人_人_/
三 ─って、お前も手伝えよ!!三
/^|/Y^Y^Y^Y^Y^|/^Y^Y^Y^Y^Y^\
ジャア、イイジャン
∧/ニヽ
ミ゚д゚,,彡
疲レヲ忘レル程ニナ!! . ミ ミ
∧,,∧ ∧,,∧ ミ ミ
ミ #゚彡 ミ #゚彡 し`J
.ミ ミ ミ ミ ''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''
.ミ ミ IT IT ミ ミ
し'`J .lニllニl .し'`J ┌────ヘ─────────‐
''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´' |だって、工作するの苦手だし・・・。
. └──────────────
┌─ヘ─────────‐
|ノリでやっちまっただろが
└───────────
┌───────────‐
|台に麻糸で固定して・・・と
└───────v────
∧_∧
.(Д^ ,,)
,==-==-==、 l ヽ
TI IT .| (ノ〜 lニニニ
lニl lニl し`J L__
`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''
┌──────────────‐
|後の作業は私がやりますので、
|そこで座っててください。
└──────────v────
エエ、ドウゾ
∧_∧
.(^Д^,,)
,==-==-==、 l ヽ
TI IT .| (ノ〜 lニニニ
lニl lニl し`J L_
∧,,∧ `'"'∧,,∧"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"/ニヽ∧
.ミ ,,゚彡 ミ ,,゚彡 .ミ゚,, 彡
ミ ミ ミ ミ ミ ミ
ミ ミ ミ ミ ミ ミ
し'`J . し'`J . し`J
''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´'' "`"'"^´''"`"'"^´''
┌─ヘ────ヘ──‐
|休んでていいのか?
└─────────
1.まず、水分をなくした素黒目漆を弓に塗る
∧_∧
.(Д^ ,,)
,==-==-==、.=と l
TI IT .| 〜 lニニニ
lニl lニl し`J L__
`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^/ニヽ∧
∧,,∧ ∧,,∧ .ミ゚,, 彡
ミ,, ゚Д彡 ミД゚ ,,彡 ミ ミ
ミ つ ∞ ミ ミ ミ
U,_つと つと_,,ミ し`J
''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´'' "`"'"^´''"`"'"^´''
2.そして、漆が乾くのを待ち・・・
∧_∧
(^,, )
,==-==l l=、
TI 〈ノ 〜T lニニニ
lニl . し`Jニl L__
`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^/ニヽ∧
∧,,∧ ∧,,∧ .ミ゚,, 彡
ミ,,-Д彡 ミД^ ,,彡 .ミ ミ
ミ つ ∞ ミ ミ ミ
U,_つと つと_,,ミ し`J
''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´'' "`"'"^´''"`"'"^´''
3.乾いたら研ぐ作業。
研ぐ事によって表面を滑らかにする
∧_∧
(^,, )
,==-=と l=、
TI . | 〜 .T lニニニ
lニl . し`J ニl L__
`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^/ニヽ∧
∧,,∧ ∧,,∧ .ミ゚,, 彡
ミ;-д彡 ミД゚ ,,彡 ミ ミ
ミ つ ∞ ミ ミ ミ
U,_つと つと_,,ミ し`J
''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´'' "`"'"^´''"`"'"^´''
4.研ぐ作業が終わったら、今度はまた・・・
┌────────────‐
|やってみますか? この作業を
└───────v─────
⊂ ┌─────────
∧_∧ |えっ?・・・あっ、はい
(,,^Д^) . └───v─────‐
,==-=./ l=、
TI . ヽ) . | T lニニニ
lニl . し`J ニl L__
`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^/ニヽ∧
∧,,∧ ∧,,∧ .ミ゚,, 彡
ミ;-д彡 ミД^ ,,彡 . ミ ミ
ミ つ ∞ ミ ミ ミ
U,_つと つと_,,ミ し`J
''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´'' "`"'"^´''"`"'"^´''
5.研ぎ終えた上に漆を塗る
┌──────────────
|塗り方はさっき見たような感じに
└───────v──────‐
∧/ニヽ ∧_∧
ミ; ゚д彡 (Д^ ,,)
ミ つ= ,=、 l ヽ
lニニニl .ミ iTi .| (ノ〜
L__」J lニl し`J
`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"
┌────ヘ──‐
|こ、こうですか?
└───────
┌───────────ヘ──────────‐
|ええ、そうです。 その調子、それを忘れないように。
└──────────────────────
6.乾くのを待ち、その後 研ぐ作業。
┌───────────────‐─
|下にあるものを削る勢いでは
|やらないように、気をつけてください。
└──────────v──────
∧/ニヽ ∧_∧
ミ; ゚д彡 (Д^ ,,)
ミ つコ ,=、 l ヽ
lニニニl .ミ iTi .| (ノ〜
L__」J lニl し`J
`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"
┌─────ヘ───‐
|わ、わっかりました!
└─────────
7.作業は明日に回して今日はここまで。
┌──────────────‐
|っと、こういった感じに
|明日もよろしくお願いしますよ?
└────────v──────
∧/ニヽ ∧_∧
ミ; ゚д彡 (Д^ ,,)
ミ ミ ,=、 とl ヽ
lニニニl .ミ iTi .| (ノ〜
L__」J lニl し`J
`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"
┌────ヘ───‐
|わ、わかりました!
└────────
┌───────────‐
|もちろん、そちらの方々も
└─────v──────
┌──────────
|え゙っ、明日もやるのか?
└─v────v────
∧/ニヽ ∧_∧
ミ ,,゚彡^Д^,,)
,=ミ ミ-==、 .ヽ
TI.ミ ミ IT(/〜 lニニニ
lニl .し`J lニlJ L__
`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^
∧,,∧ ∧,,∧ ┌──ヘ──────‐
ミ ;゚彡 ミ ;゚彡 |ええ、もちろんですよ。
ミ ミ ミ ミ └─────────
〜_Uつ .〜_,,つ
''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''
゚。 ゚。
,〜ー0ー〜ー〜ー〜ー、
.(.明日も・・・やるのかよ.)
`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
,〜ー〜ー〜0〜ー〜ー〜ー、
( 少し痒くなってきたな・・・ )
`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
そうして数日後。 塗り弓が出来上がった。
∧,,∧ ∧,,_∧
∧_∧ _ミ∀^,,彡') ('(^ω^∩
;;) (,,^д^)_____ ヽミ:ソノ:::ミノ 〉 ノ
从,. i つ==-==-==´ ミ:|::::::::]つ _ ( ( (
::);:) 〜Lつ二] し' ̄ ノ` (_(__)
7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''
^´''"''' |ニニ;ヘ 、Yii
Lニ」 L_」ノ Lニニニニ」 ''"^´ 、|ノ
━━━[パチュリーさんの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
塗弓作りに必要な漆は、何も入れていない素黒目漆(すくろめうるし)、この漆は乾くと
透明になるわ。他には、朱漆や黒漆も使えるけれど、今回は「漆を他の物に試す」 と
いう事だったから、普通に生漆から水分を抜いた素黒目漆を使ったそうよ?
と塗った漆の説明はここまで。ここからは塗弓の説明ね。竹と木を膠で接着した複合弓は
湿度や湿気の影響を受けやすいというはもう知っているわね?
____ _ だから、麻糸で千段巻に巻き込めて漆塗りにした
/ヽ./\ ,. ''"´ `ヽ`ヽー 、 |`ヽ.r-ァ、 塗弓が普通だった。そして、この黒い漆塗り
ト、 \, '´ r─vート-‐' ノ `! |/ L_ の上に装飾をかねて白い細割のトウを細か
/ \ア´「`ーァ'こ>-‐'ー`' ー<_]‐ァ-'、_/ ´ | な間隔で巻いたのが「重藤の弓」その種類
く.,__/ `ヽ>'"´: : : : : : : : : : : `゙<_/ \,∠,,_」 は多彩で、握りより上を荒く巻いた「本重藤」
「 `rァ'´: : / : : : :i: :, : : : /| : : : : ハ\ ハ、| 2箇所、または3箇所ずつトウを寄せて巻いた
く_,7´ ,': : : !/-─-i,ハ_/ .!-─-/ | : :Yヽ、] 「ニ所重藤」「三所重藤」などがある。
!: : :| : : ,| r-r-テ'r ァ!テーrァ! : :| : :|
`ヽ|: :., ヘ ! '、__ソ '、__,ソハ!_ハ: :! さらには「漆籠藤」はこのトウの上にさらに塗った
└|: :7,.` "´,,!: :| ! : : :| もので朱漆をかけたものを「笛藤」というそうよ。
,ハ ,ゝ、 ---、 ,.ヘ : :! :i : : |
,r-─'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : : l 縄文時代には既に、漆を塗った複合弓と丸木弓
/´ ̄ ̄.:.:.:.:.::i ̄~`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: : :/ :l が併用され、鏃には黒曜石が使われたらしいわ。
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::!.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| __ : : l 弦の古くは苧麻(カラムシ)、中世からは麻糸を
!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:r-'ヾヽ : j よった物が使われ、漆やクスネといったものを
.!:.:.:.:.:.:.:___.|:.:.:.:.:.|__:.:.:.{ ノ } / 塗っていたらしいわ。
. !:.:.:./´ }`¨¨´{ `ヽ`¨i´ノ´
!./ } || || ||{ ヽ  ̄ノ ちなみに、苧麻っていうのは、子供が服につけたり
f´^`(_)´`ヽ..|| || ||,ゝ ヘ { して遊んでいたあの植物の事。 この植物は雑草と
ヾ、_ノ|ゞ-イ. || || || .`7_,、_ _ト- ' 嫌われがちだけど、衣類や紙、さらには漁網にまで
∠,,ハ_| || || || ||__ィ´ 利用でき、丈夫な靭皮繊維が取れるため、分布域では
6000年前から栽培されてきたわこのため日本に自生する
カラムシは繊維用に有史以前から栽培されてきたものが野生化したものだそうよ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━[パチュリーさんの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
んー・・・と、まぁ、塗弓についてはこんな感じね。
____ _
/ヽ./\ ,. ''"´ `ヽ`ヽー 、 |`ヽ.r-ァ、
ト、 \, '´ r─vート-‐' ノ `! |/ L_ 私としてはまだまだ勉強不足で
/ \ア´「`ーァ'こ>-‐'ー`' ー<_]‐ァ-'、_/ ´ | 詳しい所までは説明しきれないわ。
く.,__/ `ヽ>'"´: : : : : : : : : : : `゙<_/ \,∠,,_」
「 `rァ'´: : / : : : :i: :, : : : /| : : : : ハ\ ハ、| 一つの知識に集中していると、
く_,7´ ,': : : !/ー-r'i_,ハ_/.ート-‐ァ' | : :Yヽ、] 他の知識が駄目になるのがよくわかったわ
!: : :| : : ,| r-r-テ'r ァ!テーrァ! : :| : :|
`ヽ|: :., ヘ ! '、__ソ '、__,ソハ!_ハ: :! 知っている知識が漆、しかも漆器や
└|: :7,.` "´,,!: :| ! : : :| その道具の事だけだったのが痛い所。
,r-─'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : : l
/´ ̄ ̄.:.:.:.:.::i ̄~`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: : :/ :l 塗弓までは考えもしていなかったから・・・
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::!.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| __ : : l 諸葛亮氏の期待にそえれたかどうか。
!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:r-'ヾヽ : j
.!:.:.:.:.:.:.:___.|:.:.:.:.:.|__:.:.:.{ ノ } /
. !:.:.:./´ }`¨¨´{ `ヽ`¨i´ノ´ ちなみに、塗弓の工程は弓に素黒目漆を塗り
!./ } || || ||{ ヽ  ̄ノ 1回塗っては、研ぎをかけるから、時間がかかる
f´^`(_)´`ヽ..|| || ||,ゝ ヘ { 面倒な作業よ。しかも10回以上塗り重ねないと
ヾ、_ノ|ゞ-イ. || || || .`7_,、_ _ト- ' 段差がなめらかにならないから、手間がかかるわ。
∠,,ハ_| || || || ||__ィ´
漆以外に詳しく(?)知っている知識はもう一つあるわ
でも、これはまたその時にでも説明するわ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
∧/ニヽ
. ミ,, ゚д彡 ∧_∧
. ミ ミ ;;) . (,, ^д)
. ミ ミ .,;;从,.:::. . l ¢ ))
(( (ノ ヽ) . ( (:::);:) 〜Lつ二]
"''""`'"'"`"'"^´''"' ノV/7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"
、Yii "''""`'"'" |ニニ;ヘ 、|ノ
""`'"'" . L_」ノ Lニニニニ」 ''"^´
┌──────────────────────‐─ツェペ─────‐
|あの、あの後・・・どうして塗りや削りのやり方を? それに 漆 の採り方まで
|そちらの大事な事なんでしょう? ただの手伝いなのに、なぜそんな事を?
└───v───────────────────────────‐
僕ガデスカ?
∧/ニヽ エエ、ソウデスヨ
ミ,, ゚д彡 ∧_∧
ミ ミ ;;) . (,, ^д)
ミ ミ .,;;从,.:::. . l ¢ ))
し`J . ( (:::);:) 〜Lつ二]
"''""`'"'"`"'"^´''"' ノV/7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"
、Yii "''""`'"'" |ニニ;ヘ 、|ノ
""`'"'" . L_」ノ Lニニニニ」 ''"^´
┌────────────────ヘ────────────‐─
|ただの手伝い。ですが、これからアレと同じような物が作られないとは
|限りませんので、採り方からアレの塗り方を一通り覚えておいた方が
|よろしいと思いまして、それに、何よりもあなたが他の方々よりも
|この仕事に向いていると思いましたから、あなたに教えたんですよ。
└──────────────────────────────
┌─────────────────────────‐
|それに私は採り方や作り方は教えましたが、道具の作り方は
|そちらでお願いします。もちろん「漆黒」の作り方まではお教え
|できませんが。 手伝いをしてくださったお礼のようなものです。
└───────────────v──────────
タダ?
∧/ニヽ タダ
ミ,, ゚д彡 ∧_∧ ⊃
ミ ミ ;;) . (д^ ,,)
ミ ミ .,;;从,.:::. (( ¢ l
し`J . ( (:::);:) [二と_」〜
"''""`'"'"`"'"^´''"' ノV/7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"
、Yii "''""`'"'" |ニニ;ヘ 、|ノ
""`'"'" . L_」ノ Lニニニニ」 ''"^´
┌───────────────ヘ──────────‐
|これから春の戦などで忙しくなりましょうし、私にもやりたい事
|があります。まぁ、解らないことがあれば申してください。
|私の解る範囲で、教えれる事なら お教えしますので。
└──────────────────────────
┌ ツェヌ ───────────
|漆被れの事は知りませんので、
|そちらでどうにかしてください
└───────v──────
┌─────────────────‐
|そ、そうですか・・・何故か他の二人よりも
|僕の被れが酷いのは気のせいですか?
└────v─────────────
∧/ニヽ 天ヲ貫ク程ノ
ミ; ゚д彡 ∧_∧
ミ ミ ;;) . (д^ ,,)
ミ ミ .,;;从,.:::. (( ¢ l
し`J . ( (:::);:) [二と_」〜
"''""`'"'"`"'"^´''"' ノV/7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"
、Yii "''""`'"'" |ニニ;ヘ 、|ノ
""`'"'" . L_」ノ Lニニニニ」 ''"^´
┌───────ヘ──────‐
|それは、気合が足りないのでは?
└──────────────
┌───ヘ───────‐
|は、はぁ・・・気合ですか?
└───────────
┌─────────‐
|そうそう、最後に一つ
└──────v───
?
∧/ニヽ
ミ,, ゚д彡 ∧_∧
ミ ミ ;;) h(д^ ,,)
ミ ミ .,;;从,.:::. ヽ¢ l
し`J . ( (:::);:) [二と_」〜
"''""`'"'"`"'"^´''"' ノV/7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"
、Yii "''""`'"'" |ニニ;ヘ 、|ノ
""`'"'" . L_」ノ Lニニニニ」 ''"^´
┌────────────────────────..∧_∧ ┐
|あの弓とかいうものは、引く時に力が必要なんですか? h(Д^ ,,)|
└───────────────────────────┘
┌ ∧/ニヽ ─────────────────‐┐
|ミ,, ゚д彡 .はいっ、それにその姿勢を維持したまま └────┐
└──────────────┐狙わないといけないから |
└───────────┘
ウオオオオ /ヽ
∧/ l|
. /つ<――Ol>
ガンバ .≡[ミ.ヽ\ l|
/l∧,,∧ ミ .\ノ
|lミ ,,゚彡 し' `ヽ,)
(ミ (}二{]≡
|lミ // ミ
、l し'`J
┌ ∧/ニヽ ───────────────────┐
|ミ;-д彡 僕みたいに力の弱い人には使いにくくて・・・ .|
└──────────────────────‐┘
┌────────────‐.┐
|そうですか、まぁ、酷くなる前に└───────.∧_∧ -┐
└────┐行っておいたほうがよろしいですよ? (Д^ ,,) _|
└───────────────────┘
アッ、ソウデスネ
Σ
∧/ニヽ
ミ,, ゚д彡 ∧_∧
ミ ミ ;;) (д^ ,,)
ミ ミ .,;;从,.:::. (( ¢ l
し`J . ( (:::);:) [二と_」〜
"''""`'"'"`"'"^´''"' ノV/7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"
、Yii "''""`'"'" |ニニ;ヘ 、|ノ
""`'"'" . L_」ノ Lニニニニ」 続く
回━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━回
┠No. 24┘ . ・名前 ―{ レンジ }
┃ ∧/ニヽ . ・年齢 ―{ 15歳 }
┃ ミ,,゚д゚彡 . ・性別 ―{ 男 }
┃ ミ ミ .・技能 ―{ 塗りの知識、体力、集中力。 }
┃ ミ ミ ・所属 ―{ アト・アスキィ村 }
┃ し`J . ・備考 ―{ 塗師見習い、タタラの弟子のような感じ }
回━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━回
┏───────┓
| タタラの作業場 |
┗───────┛
∧_∧ ゾリ
;;) (,,^д^) ゾゾリ
从,. i つ φ )) _)_
::);:) 〜Lつニニニフ ミ彡
7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'
^´''"''' |ニニ;ヘ 、Yii
Lニ」 L_」ノ Lニニニニ」
┌─────────────‐
|まさか君が弟子をとるなんてな。
└─────v────────
┌──────────────────────‐
|私一人だと限界もありましょうし、発想も違いますし、
|それに、この技術を後世までに残しておくには
|これがいいと思いましてね。 それだけですよ。
└───v───────────────────
∧_∧ゾ n__n
( ,,^) リ ゾ . ;;) (0 -,,)
( ) リ .,;;从,.::: しし;;;;ゝ
〜____)ニ」 . ( (:::);:) '、_'、_、'⌒
´''"''""`'"''""`'"'"`"'" ノV/7Vヘ "^´''"''"'"'^´''"''""
Lニニ」 -==- 、|ノ
┌────────────ヘ───
|っとか言って、ただの気まぐれだろ?
└───────────────‐
┌───────────‐
|ええ、良くわかりましたね。
└──v─────────
┌────────────────‐
|どれだけ一緒に居ると思ってるんだ?
└───────────v─────
エエ、ソウデスヨ。
⊃ ダガ、チャントヤルンダロ?
∧_∧ n__n
(,, ^Д)./7 )) ;;) (ー゚ ,,)
l つ// .,;;从,.::: しし;;;;ゝ
〜L__つ/ . ( (:::);:) '、_'、_、'⌒
´''"''""`'"''""`'"'"`"'" ノV/7Vヘ "^´''"''"'"'^´''"''""
Lニニ」 -==- 、|ノ
┌──────────ヘ───‐
|君の事なら、まるっとお見通しさ
└──────────────
┌──────────────‐
|ところで、何を作ってんだ?タタラ
└──v────────────
┌───────────────‐
|力のない方でも使える弓とやらを
|作ってみようかと思いまして、それで
└─────────────v──
∧_∧
(;; /(Д^ ,,)
. n__n :::,从;;;. . ||と l
( ,,゚) ( (:::);:) ヽつと_」〜
へ;;;;;;;;;ゝ ノV/7Vヘ "''""`'"''""`'"'"
. とと_,」j `'"'"`"'" -==-
´''"''"'"'^´''"''"" 、|ノ
┌────────────ヘ─‐
|ショボンさんに弓の作り方と、
|作るための素材を少々貰いました
└──────────────
┌────────────────────────‐
|弦を引いたまま、その姿勢を維持しなくてはなりませんので
|その弦をどうやって止めておくか、考えていた所です。
└────────────v────────────
┌────────────────────‐
|じゃあ、木を加工して作ればいいんじゃないか?
|その弦とやらを止める為の物をさ
└──v──────────────────
n__n
(,,゚ー゚) (;;
く;;;;;ハ;;> :::,从;;;. ∧_∧
と」Jし」 ( (:::);:) /(^,, )
´''"''"'"'^´''"''" ノV/7Vヘ ||と l
`'"'"`"'" ヽと__〜
Lニニ」 "''""`'"''""`'"'"
┌─────────ヘ───────
|あっ、そうですね。弦に耐えれるように、
|少し硬めの木で作ってみます
└─────────────────
┌────────────────
|どういう物が良いかは、地面に絵でも
|描いた方がいいんじゃないか?
└───y────────────‐
n__n
(,,゚ー゚) (;; エエ、ソウシマス。
く;;;;∞;ゝ :::,从;;;. ∧_∧
と__」_」 ( (:::);:) /(^,, )
´''"''"'"'^´''"''" ノV/7Vヘ ||と l
`'"'"`"'" ヽと__〜
Lニニ」 "''""`'"''""`'"'"
┌───ヘ──────────────‐
|描いたものは消せるし、書き直しも効く。
|それに木が無駄になるような事もないしな
└──────────────────
1.まず、地面に絵を描いて 作る形を決める
./ ./
/. /
./ ./
/i . / ./
i L_lヽ //
i ̄l L__」 _
ヽく l_ ヽ
', ', ,---' 」
ヘi − ─
2.形が決まったら、木を削ってその形に近づける
ソリゾリシュ
∧_∧ ゾリゾリ n__n
(,, ^Д) ;;) (ー゚ ,,)
l つΦ .,;;从,.::: iハ;;;;;;ゝ/⌒
〜L__つニコ . ( (:::);:) しL_つ
´''"''""`'"''""`'"'"`"'" ノV/7Vヘ "^´''"''"'"'^´''"''""
Lニニ」 -==- 、|ノ
3.そして木を削り、出来上がったのがこの三つ
「O) ./ヘ _
{.匕 { {__1、 i=、~O)
| / LO__o」 ==='-- '
|」
4.その三つを組み立て、木の箱に入れる。
其々の部位の読みはこんな感じ。
鉤牙
望山→./ヘ ↓
{ i_1ヽ____
| ̄7「.0)ー'L=、 O)←牛
| { 匕====='---'....|
| .', .| ̄'ー-'~ ....|
 ̄~.', '、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヘ ヘ ←懸刀
ヽ_」 ※顔に見えたら負け
━━━[パチュリーさんの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前に言った、もう一つの知識はこれの事ね。
____ _ これは弩機と言って、弩の発射装置の事よ。
/ヽ./\ ,. ''"´ `ヽ`ヽー 、 |`ヽ.r-ァ、
ト、 \, '´ r─vート-‐' ノ `! |/ L_ 弩臂(どひ)と呼ばれる部分の後部に
/ \ア´「`ーァ'こ>-‐'ー`' ー<_]‐ァ-'、_/ ´ | 装着されているわ、鉤牙(こうが)は引いた
く.,__/ `ヽ>'"´: : : : : : : : : : : `゙<_/ \,∠,,_」 弦を掛けるための突起。望山(ぼうざん)は
「 `rァ'´: : / : : : :i: :, : : : /| : : : : ハ\ ハ、| 照準機、懸刀(けんとう)は引金に相当し、
く_,7´ ,': : : !/-─-i,ハ_/ .!-─-/ | : :Yヽ、] 牛(ぎゅう)は弦が掛かっている
!: : :| : : ,| r-r-テ'r ァ!テーrァ! : :| : :| 鉤牙が下に落ちるのを支える部品。
`ヽ|: :., ヘ ! '、__ソ '、__,ソハ!_ハ: :!
└|: :7,.` "´,,!: :| ! : : :| 鉤牙、懸刀、牛は栓塞(せんそく)という
,ハ ,ゝ、 ---、 ,.ヘ : :! :i : : | ボルトで結合され、郭(かく)という箱に収めら
,r-─'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : : l れている。今回は全て木で出来ているわ
/´ ̄ ̄.:.:.:.:.::i ̄~`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: : :/ :l 漢代の弩機は青銅製、
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::!.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| __ : : l 木より遥かに頑丈で壊れにくい。
!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:r-'ヾヽ : j
.!:.:.:.:.:.:.:___.|:.:.:.:.:.|__:.:.:.{ ノ } / 弩機の仕組みは、引き金にあたる懸刀を引くと、
. !:.:.:./´ }`¨¨´{ `ヽ`¨i´ノ´ 牛がはずれて鉤牙が前に倒れて、
!./ } || || ||{ ヽ  ̄ノ 弩矢が発射されるわ。
f´^`(_)´`ヽ..|| || ||,ゝ ヘ {
ヾ、_ノ|ゞ-イ. || || || .`7_,、_ _ト- ' って、図書館の本に書いてあったわ
∠,,ハ_| || || || ||__ィ´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5.次に木を削り、弩本体の弩臂を作る
ソリゾリシュ
∧_∧ ゾリゾリ n__n
(,, ^Д) ;;) (ー゚ ,,)
l つΦ .,;;从,.::: iハ;;;;;;ゝ/⌒
〜L__つニニコ ( (:::);:) .しL_つ
´''"''""`'"''""`'"'"`"'" ノV/7Vヘ "^´''"''"'"'^´''"''""
Lニニ」 -==- 、|ノ
6.弩臂と弩弓をつなぐ為に弩臂に穴を開けておく
ついでに、弩機を入れるための場所も開ける。
穴2 穴1
↓ ↓
___________________
) O O [;;;;;;;;;;;;;;] .|
」 . 」
./ ./i ̄ ̄`、___,-----────'' ̄ ̄ ̄
「__/_i ↑
ここライフルみたいに持つ場所
※簡易弩臂絵
7.空けた穴(1)に木の板を入れ
この板と弩弓を麻縄でしっかりと固定する。
∧_∧ n__n
(,, ^Д)./Z ;;) (ー゚ ,,)
l つ// ` .,;;从,.::: iハ;;;;;;ゝ/⌒
〜L__つ ヘ . ( (:::);:) .しL_つ
´''"''""`'"''""`'"'"`"'" ノV/7Vヘ "^´''"''"'"'^´''"''""
Lニニ」 -==- 、|ノ
だいたいこんな感じ
※簡易弩臂絵(上)
.lニニニニニl
.|..___..|
. | |.. .| |
.| L,_,」 |
.| |
| |
| |
| |
これ弩弓 | | このへんに木の板
↓ | | ↓
/\_ ___| |___ . _/ヽ
~T__ ''-.. ..l||||| |||||l ..-'' __T~
''-..  ̄''‐-.._ l||||| |||||l _..-‐'' ̄ ..-''
.. ̄''‐-..__|||||ニニニ|||||__..-‐'' ̄
. ̄ ̄ ̄ ̄
↑麻縄ぐるぐる
8.次は最初に作った弩機を穴(2)入れる。
入れたら堅い木で固定。これがボルトの代わり。
本当は弩機の所だけど、最初なのでこんな感じに。
_、
__| 1__,ヘ________________
) (;;) (;;) {ミ三三三l l}))
」 , -'´ ,,-''
./ ./i~| ̄`、___,-----─-- ,- ─' , -'´
「__/_i'、ゝ `-─ -''
※銃にしか見えない簡易絵
9.弩矢(どし)を乗せる為の溝を彫っておく
でないと、弩矢が落ちてしまうため。
∧_∧ n__n
(,, ^Д).φ )) ;;) (ー゚ ,,)
l つk---==, .,;;从,.::: iハ;;;;;;ゝ/⌒
〜L__つ」.ー' ̄ .( (:::);:) .しL_つ
´''"''""`'"''""`'"'"`"'" ノV/7Vヘ "^´''"''"'"'^´''"''""
Lニニ」 -==- 、|ノ
10.弦を張って、とりあえず弩が完成した。
ミソダレ〜♪
.「ヘ
x l..' パチパチパチ
∧_∧ Lッ n__n
(,, ^Д)ノ. ;;) (ー゚ ,,)
l U/ . .,;;从,.::: (( ハ ;;;;ゝ/)
〜L__つ .( (:::);:) .LL_つ
´''"''""`'"''""`'"'"`"'" ノV/7Vヘ "^´''"''"'"'^´''"''""
Lニニ」 -==- 、|ノ
━━━[パチュリーからの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.__ _ 今回作ったのは中国漢代の弩ね
/ヽ/\ ,. ''"´ . `ヽ ヽー 、iヽ.r-ァ
ト、 ヽ, '´ r─v‐ト-‐' ノ `! .|/ L_ 中国の弩は手で弦をつかんで
く_ヘア「ーァこ>-‐'ー'`ー<_]-ァ'、/ / | 引くという単純な仕組み。
「'r>"/: : : : :!: , : : , : : : :`゙<_ハ∠,_」
<_7 ,': :.!/-─‐!,ハ__/ !-─-/| : Yヽ] 腕の力だけで引く臂張弩(ひちょうど)と、
!: :| : ,| r-r-テr ァ!テーrァ! : | : | . 弓を両足にかけて全身の力を使って引く
ヘ|: : ヘ! '、_.ソ '、__ソハ!__ハ :! 蹶張弩(けっちょうど)の二種類があったらしいわ。
└|: 7` "´,,!: | !.: :.|
,ハ ,ゝ、 ---、 ,ヘ.: :.! :i.: :| 蹶張弩の場合の射程距離は一般に
.,r-ー'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : l 約280メートルといわれ、甲冑を射抜く威力が
/´ ̄ ̄:.:.:.:.i ̄`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: :/ :l あったというわ。しかし、この蹶張弩の場合、
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.__. : l 背中を地に着けるような姿勢で引かなければ弓の
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.r-'ヾヽ :j 反発力で身体が後退してしまう。それに、そんな
!.:.:.:.:.:.:.__,|:.:.:.:|__:.:.:{ .ノ } / 煩わしさがあるため矢継ぎ早の攻撃が可能な弓矢も
!:.:.:./´ }`¨´{ `ヽ`¨iノ´ 継続して使用されたわ。弩は16世紀後半に火縄銃が
.!/ } || ||.{ ヽ  ̄ノ が生産されるまで最も威力のある投射武器として活用され、
f´^(_)´`ヽ.|| || ||ゝ ヘ { 清代になって軍備における一定の
ヾ,ノ|ゞ-イ.|| || ||`7_,、 _ト- ' 地位を失わなかったそうね。
. ∠,ハ_l || . || ||__ィ´ あと、西洋の弩は古代ギリシャの
「腹当て機」っていう説があるそうよ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━[パチュリーからの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.__ _ そうそう、弩の弦は苧麻で作った紐に
/ヽ/\ ,. ''"´ . `ヽ ヽー 、iヽ.r-ァ 蝋を塗ったものが使われていたけど
ト、 ヽ, '´ r─v‐ト-‐' ノ `! .|/ L_
く_ヘア「ーァこ>-‐'ー'`ー<_]-ァ'、/ / | 一から苧麻で紐を作るとなると、
「'r>"/: : : : :!: , : : , : : : :`゙<_ハ∠,_」 少し大変だったから、弓の弦と同じように
<_7 ,': :.!/-─‐!,ハ__/ !-─-/| : Yヽ] 麻糸を弦として使用したわ。
!: :| : ,| r-r-テr ァ!テーrァ! : | : |
ヘ|: : ヘ! '、_.ソ '、__ソハ!__ハ :! .それに、弩の矢。
(ヽ└|: 7` "´,,!: | !.: :.| 弩矢は青銅の辺りでは金属製。
「と ),ハ ,ゝ、 ---、 ,ヘ.: :.! :i.: :| でもその前は竹で作られていたそうだけど
iニr-ー'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : l 今回は木製の矢にしたわ。
.レ´ ̄ ̄:.:.:.:.i ̄`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: :/ :l
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.__. : l 苧麻の事は作者自身興味があるから
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.r-'ヾヽ :j 今度何か作るかもしれないけど、
!.:.:.:.:.:.:.__,|:.:.:.:|__:.:.:{ .ノ } /
!:.:.:./´ }`¨´{ `ヽ`¨iノ´ 余り、期待はしないようにね。
.!/ } || ||.{ ヽ  ̄ノ
f´^(_)´`ヽ.|| || ||ゝ ヘ {
ヾ,ノ|ゞ-イ.|| || ||`7_,、 _ト- ' あと、長文の時は小さい私を使ったほうがいいかしら?
. ∠,ハ_l || . || ||__ィ´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───.ツェペル──────────────
|これにも 漆 を塗った方がよろしいでしょうか?
└───v────────────────‐
┌──────────
|いや、それはやめとけ。
└─────v────‐
ソレモ…ソウデスネェ
∧_∧ n__n
;;) (,, ^д) (ー゚ ,,)
从,. i ∞ ,-k---==, .iハ;;;;;;ゝノ⌒
::);:) 〜L.つと) /_」~ー'Lニ」 しL_つ
7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'
^´''"''' |ニニ;ヘ _.┌────────ヘ──────────‐
Lニ」 L_」ノ L|第一、まだ改良する点があるかもしれんしな
└───────────────────
┌───────────────‐
|そんじゃ、試し撃ちに行っていいか?
└─────────v──────
┌──────‐
|ええ、どうぞ
└───v─── /7
n__n
∧_∧ . /(ー゚ ,,)
;;) (,, ^Д) 0iハ;;;;;;;ゝ
从,. i ∞ [l (ノ⌒>
::);:) 〜L.つと) し`J
7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'
^´''"''' |ニニ;ヘ 、Yii
Lニ」 L_」ノ Lニニニニ」
∧',
.' ', ',n__n
∧_∧ . ', ',゚ー)
;;) (,, ^Д) .く0;;;ハi
从,. i ∞ .<⌒L7 l
::);:) 〜L.つと) (( (ノ ヽ」
7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'
^´''"''' |ニニ;ヘ 、Yii
Lニ」 L_」ノ Lニニニニ」
,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
( 竹とやらで矢を作るのも良いかも知れませんね。 )
( あとは・・・ショウさんに改良点を聞きませんと・・・ .)
`ー〜ー〜0〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
。゚
∧_∧
;;) (,, ^Д)
从,. i ∞
::);:) 〜L.つと)
7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'
^´''"''' |ニニ;ヘ 、Yii
Lニ」 L_」ノ Lニニニニ」 続く
おまけ
ショウ 弩装備 テンプレート
弩持ち
━━━━━━━━━
n__n
_(,,゚ー゚)
.く;;;;ハ;;ゝ
<^ゝ)ヘ~ 、
. し`'-、」-'
━━━━━━━━━
n__n
( ,,゚)
.く'==';;ゝ
<⌒ L=」、
し`J -'
━━━━━━━━━
n__n
_(,, ゚ー)
く;;;;;;ハl
.<⌒L_ゝ)~ 、
し`J'-、l
━━━━━━━━━
弩持ち 構え
━━━━━━━━━
n__n
.(,, ゚ー)k---==,
く;;;;/つ」0-' ̄
<⌒L_」 .l
し`J
━━━━━━━━━
n__n
.( ,,゚)k-==,
く=;'/つ' ̄
.<⌒ L_」
し`J
━━━━━━━━━
n__n
,==--zi(ー゚ ,,)_
. ̄ー0~ヘとヽ;;;ゝ
l ,⌒>
. し`J
━━━━━━━━━
n__n
,==(゚,, )
. ̄ヘとヽ==ゝ
l ⌒>
し`J
━━━━━━━━━
弩持ち・右狙い
━━━━━━━━━
n__n
.(,, ゚ー)k---==,
く;;;;/つ」0-' ̄
<⌒L_」=l
し`J
━━━━━━━━━
n__n
.(゚ー゚,,)k---==,
く;;;;;//」0-' ̄
<⌒L_」=l
し`J
━━━━━━━━━
n__n
.(,, ゚ー)k---==,
く;;;;/ /」'0' ̄
<⌒L_」=l
し`J
━━━━━━━━━
n__n
.(,, ゚ー)k-0==,
く;;;;/つ」'ー' ̄
<⌒L_」=l
し`J
━━━━━━━━━
n__n
.(,, ゚ー)k--==,
く;;;;/つ」0-' ̄
<⌒L_」=l
し`J
━━━━━━━━━
弩持ち・左狙い
━━━━━━━━━
n__n
,==---zi(ー゚ ,,)_
. ̄ー0~ヘとヽ;;;;ゝ
l ⌒>
. し`J
━━━━━━━━━
n__n
,==---zi(゚,, )
 ̄'ー~Lとヽ`=ゝ
l ⌒>
. し`J
━━━━━━━━━
n__n
,==---zi(ー゚ ,,)_
. ̄ー0~ヘとヽ;;;;ゝ
l ⌒>
. し`J
━━━━━━━━━
n__n
,==0-zi(ー゚ ,,)_
 ̄'ー~Lとヽ;;;;ゝ
l ⌒>
. し`J
━━━━━━━━━
n__n
,==--zi(ー゚ ,,)_
. ̄ー0~ヘとヽ;;;;ゝ
l ⌒>
. し`J
━━━━━━━━━
弩持ち・座り(右)
━━━━━━━━━
n__n
(,, ゚ー)k---==,
⌒ヽく;;;;/つ」0-' ̄
と_」-J
━━━━━━━━━
n__n
(_ _ ,,)k---==,
⌒ヽく;;;;/ /」0-' ̄
と_」-J
━━━━━━━━━
n__n
(,, ゚ー)k---==,
⌒ヽく;;;;;;//」0-' ̄
と_」-J
━━━━━━━━━
n__n
(,, ゚ー)k-0==,
⌒ヽく;;;;/つ」'ー' ̄
と_」-J
━━━━━━━━━
n__n
(,, ゚ー)k--==,
⌒ヽく;;;;/つ」0-' ̄
と_」-J
━━━━━━━━━
弩持ち・座り(左)
━━━━━━━━━
n__n
,==---zi(ー゚ ,,)_
 ̄ー0~ヘとヽ;;;;ゝ
し-Lつ
━━━━━━━━━
n__n
,==---zi(゚,, )
 ̄'ー~ヘとヽ`=ゝ
し-Lつ
━━━━━━━━━
n__n
,==---zi(ー゚ ,,)_
. ̄'ー~ヘとヽ;;;;ゝ
し-Lつ
━━━━━━━━━
n__n
,==0-zi(ー゚ ,,)_
. ̄'ー~ヘとヽ;;;;;ゝ
し-Lつ
━━━━━━━━━
n__n
,==--zi(ー゚ ,,)_
. ̄ー0~ヘとヽ;;;;ゝ
し-Lつ
━━━━━━━━━
78 :
1/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:02:22 ID:AHhgl/AQ0
│ │ ヽヽ ────i ′
─┼──┼─ │ / ───i
│ │ ′ .. │ |/ \\ /
/ . / / . /
/ / / /
′ 丶 /i
//
' G/
Α_Α ` ∧_∧ `
( ;-д) /(∀ )
====G===G========== G二 ` | '
く_,、_ノヽゝ // / ,、 ヽ
(__/ ヽ__) i/ (_,/ ヽ_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
このおとこ
私は、 大 族 長 が大嫌いだ。
――殴り倒せるものなら殴り倒したいと、常々思っている。
79 :
2/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:03:39 ID:AHhgl/AQ0
気に入らない、という認識は、かなり感情的なものだ。
が、敢えて要因の言語化を試みてみよう。 今後の方針にも関わってくる。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧_∧
( ・∀・)
==○====○===X二>
/ /(_) <<;;;:'⌒;;.'つ
(__) /| ヽつJ;・;;';; ∧∧ ,、,、
lX/ <:::::..^),. (゚o ゚il)(o;,,)
// ヽ;:,ζ;;・.:. / つ._,,O
/∧_∧ し´∴;;,;;:,.,.;:, / 〈
(^( ・∀・)つ :;, ;: ;,; (_/ ヽ)
//\ ( ∧_,,, ,.;:・:,、ノvヽ
// ) (__) と'⌒@(;;゙o;;。)つ ;:,.〉 〉ヽ)
(__) と;;;・;; (/
∧_∧ ∧ ∧
( ・∀・) ヾ\ (゚Д゚'il)
==○====○===X二> ∧_∧`\ /0 #;つ
/ /(_) と( ・∀)ヾ ) ー‐‐ニニ =======/ ,:;*===X二;;>
(__) ヽ ○ (_/ ;.8;.) ;
/ ∧ \ .;∞;∞;;;, ・
(__) (__)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
――まず、他の部族を過度に敵対視し、何が何でも叩いておこうとするその姿勢。
80 :
3/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:04:57 ID:AHhgl/AQ0
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
)
( (
) ) )
| ̄ ̄| ΑΑ
[:;:;:]ヽ_ノ[;:;;:] ( −)
` ,;;从炎;火',人, ' 0=と `i' つ Α_Α
V/7Vヘ,ヘV と[_,/_,i ▽д )
(:::)(:::)(:::) ヽ' |
[二二二二二] (,_,_,、_ゝ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
それが生みだすものを、この男は本当に直視しているのだろうか?
81 :
4/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:06:00 ID:AHhgl/AQ0
……やれやれ。 これは我ながら、感情的で青臭すぎるな。
少し視点を変えてみよう。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(\__/)
(# д ) =3
/ つG[二二>
/ ,、 〈
(__,/ ヽ__) Α_Α
(∀・ )')
( / /
∧__∧ ノ_/__,ゝ
( ; д) (__,/ 、__)
と つ
し ヽ,)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
私たちはよくも悪くも武勇を重んじる。 ……言うなれば、乱を好むところがある。
82 :
5/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:06:50 ID:AHhgl/AQ0
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/\/\
/\ /\/\ /\/\/\
/\/\ /\/\ /\/\ /\
/\/\/\
/\
/\
/\
/\
/\
/\
ー-、 /\
ヽ /\
i /\/\
/ /\ /\
i /\ /\
ヽ___ /\
)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
それが、この山と海に囲まれた地から、全ての敵を駆逐してしまえば――
83 :
6/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:07:42 ID:AHhgl/AQ0
′ 丶 /i
//
' G/
Α_Α ` ∧_∧ `
( ;-д) /(∀ )
====G===G========== G二 ` | '
く_,、_ノヽゝ // / ,、 ヽ
(__/ ヽ__) i/ (_,/ ヽ_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
我々の気質は、何を生むか。
それはつまるところ、現在の対峙に本物の刃を加えたそれではないのだろうか――?
84 :
7/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:08:28 ID:AHhgl/AQ0
/i
//
G/
Α_Α ∧_∧
( ;-д) /(∀ )
====G===G========== G二 ` |
く_,、_ノヽゝ // / ,、 ヽ
(__/ ヽ__) i/ (_,/ ヽ_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
そして、最後に。 最大に気に入らないのが――
85 :
8/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:09:10 ID:AHhgl/AQ0
/'>
//
_ //
_r'ヲn゙ヽ
//` 〉
//_∧/ ・・・・
// ∀ )
// , /
( ( // /〉 〈
/γ、/ l \
//ー '′ / /、 ヽ
// / / 〉 ノ
|\ /| // / / / /
| \ / | // / / i 〈 ジリ…
| \ / | く/ ( / \ __)
| \ / |  ̄
|━━━━\ /━━━━|
| _,-''´ ̄ ̄ ̄ ̄`''-、, |
| / \ |
| |
V V ( 相変わらず、勝てる手筋が思い浮かばないな。 )
| U | O
! i ==! o
| J | 。
ヽ /
\ __/
\ ´ /
/\______/\
_,-一'\ /`ー-、
――この、戦闘における、圧倒的なまでの相性の悪さだ。
86 :
9/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:10:12 ID:AHhgl/AQ0
この男は、元来強い上に、あまりにも慎重で狡猾だ。
例外もあるが、大抵は仕留める見込みが8割ほど無ければ踏み込んでこない。
/i
//
/G
Α_Α ∧_∧ スス…
===G=====G============ (∀ )
〉 ` i / ツイ… ( / | ) )
く_,、ノヽゝ ) ,G/ ,、 ヽ
(__/ ヽ__) i/(__,/ ヽ_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
私は自分が傷を負う見込みさえ少なければ踏み込むが、
この男の返しは少なくとも現在のモランバーグより老獪で巧妙だ。
反撃で重篤な負傷(に相当する打撃)を喰らう可能性は、まず5割を上回る。
87 :
10/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:10:52 ID:AHhgl/AQ0
( 右払いから突き、返しの掬い上げで相討ちか ) /i
O O //
o o /G
Α_Α 。 。∧_∧
===G=====G============ (∀ )
〉 ` i / / |
く_,、ノヽゝ ,G/ ,、 ヽ
(__/ ヽ__) i/(__,/ ヽ_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
――つまり、この男との戦いは“圧倒的に勝つ”か“圧倒的に負ける”だけの差が無ければ、
基本的にはどうしようもない膠着状態になってしまうのだ。
88 :
11/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:11:34 ID:AHhgl/AQ0
その強さには敬意を表するが……正直に言って、向き合っても面白みがない。
この男が、せめて“雷光”ほどに果敢な性格であれば――
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
__ __
\ >―‐< /
V V,,.____
| jヾ/::::ヽ、,,,
ヽ _'_ ム/:::::::::::∨/`ゝー....、
`ー//´::::::::::::::::j//:::::::::::::ヽ
/::::::l!::::::::ヽ::ヾ::!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ソ
/:::::::::j::::::::::::!:::::∧ノ´
ム-==¬、j;;;;/
r― 、 k:ノ:⌒:ヽ::/;;;く
レ ヽく:::::::::::::::::::::!;;;;;;<
,-ー/ / ヾヽ:::::::::::j;;;;;;;;!
く__ ヘノ__ノ }}:}::::/L;;;;;;;:ゝ
`ー-く;j::j/;;ヽ:::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
あるいはまだ、彼と同等程度の好意を持てたのかもしれない。
――まぁ、これもまた、実に感情的な理由だ。
89 :
12/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:12:29 ID:AHhgl/AQ0
┌―――――――――――――――――――――――――――
| ――まぁ、こんな所か。 これ以上やっても、決着はつくまい。
└―――――――――――――――∨―――――――――――
┌―――――――――――
| ……それが妥当かと。
└――――――∨――――
Α_Α ∧_∧
( ;-д) (∀ ) \
/ 、 ヽ ) | ヽ ヾ\
=========G======= ====| | |_)========
(__/ ヽ__) (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
実際、どう考えても感情的な理由が多い。
行きつく所まで行きついた将来に対する懸念を除けば――要は、虫が好かないのだ。
90 :
13/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:13:46 ID:AHhgl/AQ0
┌―――――――――――――――――――――
| ――春の戦では、後詰を命ずる。 やれるか?
└―――――――――――――――――∨―――
┌―――――――――――――――――――――
| 問題ありません。 ――さっそく糧食の確保を。
└――――――∨――――――――――――――
Α_Α ∧_∧
( ;-д) (∀ )
/ 、 ヽ | ヽ
=========G======= ====| | |_)========
(__/ ヽ__) (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
ただ――
91 :
14/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:14:51 ID:AHhgl/AQ0
┌―――――――――――――――――――――――――――――
| 息子が、どうにも血気に逸り気味でな。前を任せてはやれぬが……
| ――お前のような強者が後ろに控えておれば、皆も安堵しよう。
└―――――――――――――――――∨―――――――――――
Α_Α ・・・・ ∧_∧
( ・Д) ⊂ ( ∀ )
/ 、 ヽ / )
=========G======= ====(_| | /========
(__/ ヽ__) (__)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
このおとこ
大 族 長 は優れた指導者だ。 それは認めざるを得ない。
――事実として、この男が長になって以降、モララー族は空前の発展を遂げた。
92 :
15/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:15:40 ID:AHhgl/AQ0
食うや食わずの獣のごとき暮らしが、いつの間にやら食は安定し、技術は発達を遂げ――
――今では食料生産に殆ど携わらずに、鍛冶のみで生きる者すらいる始末だ。
::::::::::::::::::::::::::::[ モララー族、階級構成概略(※1) ]::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
長老衆―――大族長――――――――――――――――┐
| |
┌──────――┴──────――┐ |
| | |
里長 有力者 |
| | |
┌────┴───┐ ┌────┴───┐ 鍛冶師衆
| | | |
有力者 有力者 | |
| | | |
シャタフィーン イェルフィーン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜{ 戦士階級と平民階級の壁(※) }〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
| | | |
┌―┴―┐ ┌―┴―┐ ┌―┴―┐ ┌―┴―┐
平民 平民 平民 平民 平民 平民 平民 平民
シャタフィーン
※1……有力者の称号が戦士階級であるのは、戦時のまとめ役であるため。
その名の通り、部族間抗争を繰り返すうちに発達した縦割り型の社会。
※2……階級間の区別が曖昧で流動性も高く、図に当てはまらないケースも多々。
「里長、有力者=集落で発言力が強い、頼れる連中」程度であることに注意。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
それは、私も認めている。 認めてはいるが――
93 :
16/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:16:21 ID:AHhgl/AQ0
そう。結局の所、彼に対する態度を定めかねているのは、
私というか、人間という存在が人間に対して非現実的な期待を抱いてしまうせいだろう。
Α_Α ・・・・
( ;-Д∩
/ 、 | /
=========G=======
(__/ ヽ__)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
……私たち人間は無意識のうちに、ある人物が徳性を備えているなら、
その人物の行動のあらゆる面にそれが輝き出るはずだ、と考える癖がある。
94 :
17/49 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:17:57 ID:AHhgl/AQ0
相手の中に高潔で賞賛すべき点をひとつでも見つけると、
次に、別の面では違うと分かった時に困惑を覚える。
Α_Α
(д ) ⊃
| / )
=====ノ_/__,ゝ=======
(_ヽ__,)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
人とは首尾一貫した存在ではなく、たいていは相互に関係の無い、
さまざまな経験で形作られた特性の寄せ集めなのだとは、なかなか認識できない。
95 :
18/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:18:41 ID:AHhgl/AQ0
私自身もそうだ。 自己の中で、様々な特性が相互に矛盾しながら同居している。
Α_Α
(д )
| / ) ) )
=====ノ_/__,ゝ=======
(_ヽ__,)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
ゆえにだろう。 時に逆らい、時に従い。
結局あの男の手駒に甘んじ、ぐずぐずと、未だ覚悟を決めかねている。
96 :
19/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:19:48 ID:AHhgl/AQ0
“雷光”は――あの男に、どう対応するのか。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧∧
( Д )
(::::[:|
ノ;;;;;i;;ゝ
し`J
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
――私は春には、それを見ることになるだろう。
97 :
20/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:20:57 ID:AHhgl/AQ0
┌──────┐
│::::::::::::::::::::::::::::::::│
│::::::::::::::::::::::::::::::::│
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│::::::::::::::::::::::::::::::::│
└──────┘
┌───┐
│::::::::::::::::│
│::::::::::::::::│
└───┘
┌─┐
│ :: │
└─┘
┌┐
└┘
□
・
98 :
21/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:22:08 ID:AHhgl/AQ0
┌―――――――――――――――――――――――┐
| 海側へ行くメンバーは、まぁ、こんなものか。 |
| 部族単位で選別しないと、トラブルが怖いからな。 .|
└―――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
| ああ。 それと、モララー族が夏場に山越えをしてきた時にゃ、 |
| 蓄えを担いで海側に逃げて来い。 連中もそう長くは追えないはずだ。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――┐
| 分かった。 それとだな―― |
└―――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――┐
| ん――? 他になんか、決めごとが…… |
└―――――――――――――――――――┘
99 :
22/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:23:10 ID:AHhgl/AQ0
┌――――――――――――――
| さっさとあの姉妹を娶っておけ。
└―――――――∨――――――
ブッ…!!
∧∧ ,.,.; ∧__∧ サッ
(;゚ 3;;:;:; ;:;: (´く_` )つ[|;;;|
|;;;|]と::::[:| ;: ;: | /彡'
ノ;0;;;;]つ (つと )
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
100 :
23/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:23:58 ID:AHhgl/AQ0
┌――――――――――┐
| お、おいフーンっ! |
└――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 実際問題、既婚者の方が未婚者より信頼される風潮というものがある。 |
| ……ついでに言えば、海へ行けばお前、暫くあの二人と別れ別れだろう。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
┌―――――┐
| む…… |
└―――――┘
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| お前はのんびり恋愛ごっこをしている暇はないし、そういう性格でもないはずだ。 |
| ……しぃ族の求婚と婚姻の儀礼は教えてやるから、さっさと関係を結んでおけ。 .|
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――┐
| まぁ、理屈は分かるが……なぁ…… .|
└―――――――――――――――――┘
┌―――――――――――┐
| …………おい、ギコ。 |
└―――――――――――┘
101 :
24/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:24:53 ID:AHhgl/AQ0
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 戦になれば、誰が死ぬとも分からん。 ……俺も、お前もだ。 |
\____________________________/
102 :
25/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:26:05 ID:AHhgl/AQ0
┌―――――――――――――――――――――――
| 多くの責務に気が取られるのも分かるが……
| あの二人のことも、真剣に考えてやれ。
└――――――――――∨――――――――――――
・・・・
∧∧ ∧__∧
(;-д) (´く_` )
|;;;|]と::::[:| | |;;;]と)
ノ;0;;;;]つ (つと )
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
103 :
26/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:27:06 ID:AHhgl/AQ0
┌―――――――――――――――――――┐
| 分かった。 ……悪ぃ、世話かけたな。 |
└―――――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――┐
| ……いつものことだ、問題ない。 |
└――――――――――――――――┘
・
・
・
104 :
27/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:28:04 ID:AHhgl/AQ0
実際に、俺などよりも多くの殺し合いを経験したであろうフーンの言葉は――重かった。
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――まぁ、これが漫画や小説なら。
「自分はどっちが好きかー」だの、「あいつらの気持ちはどうこう――」だの、
しち面倒くさい葛藤やら鞘当てやらが始まって盛り上がる所なんだろうが……
105 :
28/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:28:57 ID:AHhgl/AQ0
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タブー
この社会は婚姻関係の禁忌は緩い。 俺も愛だの恋だの浮ついた話で悩むほど情緒的な性格ではない。
敢えて言えば、生活面における実利から言っても、あの二人には傍にいて欲しい。
人並みにはあいつらの肉体に性欲も感じる。 経済面から言っても養える範囲だろう。
106 :
29/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:30:08 ID:AHhgl/AQ0
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凄まじく即物的な考え方だが、結局の所、そういうものではないかと俺は思う。
生物学的な分析でも、恋愛感情を促進する脳内物質の分泌は、3年前後で止まるそうだ。
107 :
30/49+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:30:50 ID:AHhgl/AQ0
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「恋愛」といった概念が重要視されるようになったのは、近代以降。
原始では抽象的な愛や恋といった概念より、長期的な互恵関係を築けるかの方がよほど重要と言える。
108 :
31/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:31:42 ID:AHhgl/AQ0
|:: :|: .::| .:|:. l:|
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; , | .::| ::r : :| :i | ゝ、_,ノ ノ:::、:::) i /.:;;::;;;. ,;:. ,.
;; /.::/ :::|i :.:| :l;ハ . ,,::;;.ゝ、_,と[;;;;`J人/ ,;:.,,. .. ,.,,.
ノ,;ノ : ::八 :ゝ::ヽ\_,,.,. :, ,.vVw,
;:´.:: :/.::::ヾ::\::\::ー、 ,;;::.. ,,:;;;.. .,:: ,;..,,.. ..
――とかなんとか言ってるが、どう考えてもこれ、自分を納得させるための合理化だよなぁ。
腕立てまでして気分盛り上げて(※)、ホントどうしようってんだよ俺……
※……筋力トレーニングにより血流が活発になると交感神経が優位になるため、
気分が昂揚、充実し、意欲的な方向に考えをもっていきやすくなる。
109 :
32/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:32:32 ID:AHhgl/AQ0
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: : +: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :。 : : :
: : : : : : : : : : : : :。 : : : : : : : : : ...:::::... ...─- 、: : : : : : : : : : : : : : : : +: : : : : : : : : : : : : : : : : : : +: :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : / ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : *: : : : l ..... ...:::.. .: : : : : : : : : : : : : : : 。: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: . : . : . : . : . : . *. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : .
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: +: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
∧∧∧∧
(゚* (,, Д)
〉 ヽ(::::::ヽ
(`- ヽ_)J;;;;;;;ゝ')
,,,、、-‐'''""~´''"''""`'"'´''´''"''""`'"'"''""`'"'~"'''‐-、、,,
_,,、-‐''"~W从WW从 <三X=========W从 =l二二/ WVwW~"''‐-、,
,,、-‐''"~W从WW从WW从WWW从WW从WW从WWW从WW从WW从WW"''‐-、,,
W从WW从WW从WWW从WW从WW从WWW从WW从WW从WWWWW从WW从"''‐
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
しぃとでぃ。 二人に対しては――好意を抱いている、のだとは思う。
長期的な互恵関係も、恐らくはなんとか構築していけるだろう。
110 :
33/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:33:23 ID:AHhgl/AQ0
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
― ○ ― ‐ |_,,/\ ,,/l | l^√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ/ ̄Y ̄~゛]_l_-、_ L_"
/ \ ./ヽ /⌒ヽ/ /!''^゙'┐jヽ_/ ̄ヽ、|/ ̄ヽ_\/,/.'l. ;;;;. ゙'┐L
i . 「T | _l,_,,/\ ,,/l | l^i、 /ヽ__,、/⌒′...., ′ .\
| ̄ヽ、/| l_r‐-、 L__ヽ_._/二ヾ_/_|./ .ノ′ ,、 ;;;::;: .)
|,.-r '"l\,,j^\_/ ,/ヽ ̄ヽ、| i,,,_l ヽ| ト;;;::;,;.;, _ノ |
/\ ソ⌒√ /ヽ_/ヾヽ、|/ ̄ヽ_⌒ヽ ノ⌒};;;::;,;.;,. /¨「 /
⊂⊃ ⊂ ⊃ /ヽ /⌒ヽ/ /!''^゙'_,,/V_,, .'--―'''"""""\;;;::;,;.;, ........:::::::/
/\ \⊂ |ヾヽ| _.±=―''´ ;;;;;;:::::,,, ~~”''゙~""''”¨``''´゙"”
\ /\ |_,,=ー''´
⊂⊃ /\ / ,,,,,,,,........
/\/ \ |゙'、 ∧∧ ∧_,,,
/ / | .〉 ::;;;;;,,,... (,,^Д) (-;;^#)
森森森森森森森 l|| | ::,,, /::::[::つと;:;:;:;ヽ
森森森森森森森 | |\ 0;;;;;7つ (;:;:;:;#::)
森森森森森森森 〈 ノ |
森森森森森森森 ヽソ::::ヽ
森森森森森森森森 | l /\
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ただそれが即ち婚姻、といった関係につながる原始社会に、心が上手く馴染めていない。
現代的に、ゆっくりと距離を詰めていきたい、と習慣が訴える。 のだが――
111 :
34/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:34:05 ID:AHhgl/AQ0
先日、ウララードと再び対峙し、戦も迫る今、そんな悠長なことは言っていられない。
以前の邂逅以来、殺し合い向けに技術を磨き直してきたつもりだったが――
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Α_Α ∧∧
( ∀) と(д ;)
/ ]G[二> /二二iと[:::::)
/___,ゝ /;;;;;;;;ゝ
(__,/(_,) (,/ ヽ)
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もし万全の奴と、一対一で相対すれば。 ……まだ、恐らく僅差だが俺の方が死ぬ確率が高いだろう。
まして集団戦なら、どんな“事故”が起こるやも分からない。
112 :
35/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:34:52 ID:AHhgl/AQ0
――俺かあいつらかが死んでから、ああすれば、こうすればと後悔する気か?
しかし、身についた習慣はいかんともしがたく……っ、あ゛ー! 我ながら煮え切らねぇ!
∧∧
(#-Д)
( ( (::::∞
ノ;;;;;i;;ゝ
(_/`ー'
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
113 :
36/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:35:58 ID:AHhgl/AQ0
さぁて、どうしたもんか――……って、ん?
∧∧ /
(,,゚Д) ― o
(::::[:| *、ψ 大
ノ;;;;;i;;ゝ ] [ [二二二]
(_/`J (___) /:;:;:;k:;:;:;:\
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
114 :
37/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:38:08 ID:AHhgl/AQ0
ニ…
∧∧
(,,^Д) o
(::::[:| *、ψ 大
ノ;;;;;i;;ゝ ] [ [二二二]
(_/`J (___) /:;:;:;k:;:;:;:\
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
115 :
38/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:39:50 ID:AHhgl/AQ0
┌――――――――――――――――――――――┐
| よぅ、クロ。 そっちは調子はどうだ? |
| ……俺ぁどうもちょっと、考えが堂々巡りだ。 |
└――――――――――――――――――――――┘
l´\ /`l
|;:;:;:;:>――‐<;::;:;:|
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
∨;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∨
|;:;: ● ;:;:;:;:;: ●;;:;:|
t―――v='''"゙"´゙"`"゙'''`''::-.. \;:;:;:;ー―:;:;:;:/ _..,,::-''`"゙"´゙"`"゙'''=v――――ァ
`ミ三::ミ彡 `'':::>;:;:;:;:;:;:;<:::''´ ミ彡::_三彡'
t―``ミ彡 /;/;:;:;:;:;:;:;:;:;:、ヽ ミ彡'´――‐ァ
ミ三三``ミ彡 /;:;:;;|;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:|;:;:;\ ミ彡'´三三彡
` ̄ ̄ ̄>ミしミJミ;(/ミ彡/;:;:;:;:; |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: |、;:;:;:;:ヽ (ノミしJミじミ彡'´< ̄ ̄´
/ミ/ミ/し彡Jヽ;:;:;ノ |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|ミヽ;;;;ノミしJミ::ミヽ彡\彡\
|ミ/|;ミ:/|ミ;/|;ミ/ |;:;:;:ヾ;;/;:;: |、彡:|ヽ:彡:lヽ彡:|\彡:|\彡|
ヾノ ヾノ ヾ;ノ ヽ;ノ |;:;:;:;:; ||;:;:;:;::;| ヾ_ノ ヾ.ノ ヾノ ヽ;ノ ヾノ
|;:;;::;:;;:|| ;::;:;: |
| ;:;:;:;: ||;:;:;:;:; |
|;:;:;:;:;: ||;:;:;:;:;:;|
ヽ;;;;;;;;八;;;;;;;;ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌――――――――――――――┐
| まったく情けねえ話だよなあ? |
└――――――――――――――┘
116 :
39/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:40:51 ID:AHhgl/AQ0
∧∧ ・・・・
(,,-Д) o
(::::[:| *、ψ 大
ノ;;;;;i;;ゝ ] [ [二二二]
(_/`J (___) /:;:;:;k:;:;:;:\
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
117 :
40/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:41:36 ID:AHhgl/AQ0
┌――――――――
| ……そう、だな。
└―――∨――――
∧∧
(,,-Д) o
(::::[:| *、ψ 大
ノ;;;;;i;;ゝ ] [ [二二二]
(_/`J (___) /:;:;:;k:;:;:;:\
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
118 :
41/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:43:05 ID:AHhgl/AQ0
┌――――――――――――――――――――┐
| っし、グダグダ悩むのもこのへんにするか! |
└――――――――――――――――――――┘
119 :
42/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:43:52 ID:AHhgl/AQ0
┌―――――――――――――――――――――――――――
| あー……二人とも。 ちょっと、真面目な話があるんだが……
└―――――――――――――∨―――――――――――――
∧∧
σ(Д-;)
'"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"' ヽ|[::::|
ノ;i;;;;;;ゝ
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∧∧
(*゚ー)_ ;;) ∧_,,,,
( つ/;:|0 ,;;从, (;:;:;#゚) '"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'
( つ[;:;:;:;:] (.'(;;;):;)━―とy,ヘ;:ヽ
"'"'^´''""'"'^ V/7Vベヾ. (;;(;;;ノ∪
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"
そう。 まぁ、複雑に考えるようなことでもねぇんだ、単純に単純に。
120 :
43/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:44:43 ID:AHhgl/AQ0
婚姻、といっても現代のような固苦しい制度でもない。 大丈夫。
駆け引きめいたことをする必要もねぇし、単刀直入に。 そう、単刀直入に――
┌――――――――――――――――――――――――┐
| その、なんつーか、 えー……け、けっきョン――!? |
└――――――――――――――――――――――――┘
ってやべえ噛むとかなにやってんだ俺死ね――ッッ!?
121 :
44/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:46:13 ID:AHhgl/AQ0
な ん と い う 大 惨 事 ・ ・ ・ ・
∧∧ アワアワ
'"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"' ヽ(゚々。;)ノ
(( ノ([::::)ヽ ))
'"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"' < >
'"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'
∧∧ …プーッ、クスクス
(*^∩ ;;) ∧_,,,, クスクス…
( つ/;:| ,;;从, (;:;;:#∩ '"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'
( つ[;:;:;:;:] (.'(;;;):;)━―とy,ヘ;/
"'"'^´''""'"'^ V/7Vベヾ. (;;(;;;ノ
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"
のっけから失敗してしまった。 これは間違いなく――
122 :
45/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:47:02 ID:AHhgl/AQ0
┌―――――――――――――――――――――――┐
| クスクス……も、もう。 ギコ君らしいわね…… |
| ――はいはい、話は聞くから落ち着いて。 ね? |
└―――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――┐
| ハい、お話……伺いまス。 |
└―――――――――――――┘
――あ、あれ? なんとかなりそう?
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| あ、あー……えええええとだな、ななななんというか…… |
└―――――――――――――――――――――――――┘
・
・
・
123 :
46/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:49:08 ID:AHhgl/AQ0
━━━[四次元殺法コンビからのお言葉]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
r ‐、
| ○ | r‐‐、 さぁ、皆さんもご一緒に!
_,;ト - イ、 ∧l☆│∧
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| さん、はい! 「 ギ コ め! も げ ろ ! 」
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' |
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
124 :
47/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:49:57 ID:AHhgl/AQ0
・
・
・
アト・アスキィに戻ってきた。
――最近、やっとそう実感できるようになりました。
∧∧
(∀・ )_
| G':::::) ) )
ー'ヽ_)-'
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
まだ、人に触れることはできないし、失われたものは多いけれど……
なんとかやっていけそうだと、そう思います。
125 :
48/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:51:06 ID:AHhgl/AQ0
それも、ギコさんや、オルジさんや、
モララー族のウララードさん、モランバーグくんのおかげで……
|
ア… ∧∧ /
(∀・ )_ ―
| G':::::)
しヽ_)-'
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
126 :
49/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:51:59 ID:AHhgl/AQ0
\ /
\ /
∧∧
ヽ( 々 ;)ノ
(( ノ(::::[:)ヽ ))
ノ0;;;;;;]つ
'"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'
∧∧ /
( *゚)_ ― ;;) \ ∧_,,,
( つ/;:|0 ,;;从, ― (゚*;:;:;) '"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'
( つ[;:;:;:;:] (.'(;;;):;)━―とy,ヘ;:ヽ
"'"'^´''""'"'^ V/7Vベヾ. (;;(;;;ノ∪
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"
127 :
50/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:52:53 ID:AHhgl/AQ0
だから――
・・・・
<< )_
| G':::::)
しヽ_)-'
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
僕も少しは、大人になったのでしょうか。
128 :
51/49+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/22(土) 23:54:08 ID:AHhgl/AQ0
嫌な心が、まったくないとは言わないけれど、全てひっくるめて……
∧∧
彡(∀- )_
| G':::::)
しヽ_)-'
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
――僕はギコさんを、笑顔で祝福するでしょう。
つづく
129 :
1/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:17:16 ID:2/qJVFS90
┌――――――――――――――┐
| や、新婚さん。 元気かしら? |
└――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――――――┐
| ……ったく。 俺を焚きつけたのは、 お前とフーンだろうが。 |
└―――――――――――――――――――――――――――┘
130 :
2/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:17:58 ID:2/qJVFS90
┌―――――――――――――――――――――――――――
| ま、否定はしないけどねー。上手くいったみたいで良かったわ。
└――――――――――――――∨――――――――――――
┌――――――――――――――――――――――――――
| ……心臓が口から飛び出るかと思ったぜ。 二度と御免だ。
└――――∨―――――――――――――――――――――
┌――――――――――――
| そう、ところでね――?
└―――――∨――――――
∧∧ λ,,λ
(;-д) ギュ… 彡ー゚*ミ
(::::::っG__ ミ ミ
ノ;;;;;;;ゝ|~~~~| o ミ ミ
し`J ヽ_/ 大 し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
131 :
3/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:18:49 ID:2/qJVFS90
わたしぃ、しぃちゃんからぁ、ギコがプロポーズで噛んだとか聞いたんだけどぉ〜?
……――ッッ!?!!??!???
私に知られて今どんな気持ち?
λ,,,,,,,,,,,,,,λ ねぇ、どんな気持ち?
:,―――-、_,-ー―――、 / ⌒ ⌒ 丶
:\:::: / ::::::::"` ..,::/: (●) (●) 丶
:\/ ::::V:. 彡 (_●_ ) ミ
:i ┬::!,, ハッ 彡、 |∪| ミ____
ヽ.....::::::::: ::::ij_:| ハッ / ヽノ ___/
r " r 、::ノ. ハッ 〉 /\ 丶
:|::| ::::| :::i ゚。  ̄ \ 丶
:|::| ::::| :::|: \ 丶
:`.| ::::| :::|_: /⌒ _)
:.,' ::( :::}: } ヘ /
:i `.-‐" J´ (( トントン
132 :
4/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:19:35 ID:2/qJVFS90
\
みんなに言いふらしちゃおっかな〜?
あ、ちょっと頭が高くないかな? ん?
/
_____
,. <::::::::::::::::::::::::::::::> 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ , -―‐ - 、 ____
〈ミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: Y ヽ /
{\::::::::::::: \|_::::\>ー 、::::: | u i |ヽ/ 下げれば言いふらさないで
人{ >、____>、/三:::::ヾ\| J \
/./ トミ;,_:::::::::::::;;;:::::::Y/::::::::\>ノ ヽ__ , -< \ 貰えるんですね?
V / /!:::::::: ̄ ̄:::ゝ::::|::::::::::::/. _  ̄ ̄
し/'┴──----─'|:::::::::ン}\-ヾ彡
ヾ、;;;;;;;;;;;;ノー'''`
\
潔い土下座ねぇ……
/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜しばらく土下座でお待ち下さい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
133 :
5/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:20:23 ID:2/qJVFS90
┌――――――――――――――――――――――――――――
| ……さて、日頃の恨みを晴らした所で聞いてみるけど、それ何?
└―――――――――――――∨――――――――――――――
┌――――――――――――――――――――――――
| 趣味で作ったただの太鼓だよもうどっか行けよお前……
└――――――∨―――┌――――――――――――――――――――――――
| ん〜? 口の利き方がなってなくないかな? ギコ君?
└――――――∨―――――――――――――――――
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――
| 穴空きの土器に、獣革を革紐で張っただけの単純な太鼓で御座いますペル様。
└―――∨――――――――――――――――――――――――――――――
チクショウメー ツヤツヤテカテカ
∧∧ + λ,,λ +
(;Tд) + 彡ー゚*ミ *
(::::::っG__ * ミ ミ + ← 超満足
ノ;;;;;;;ゝ|~~~~| o ミ ミ
し`J ヽ_/ 大 し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
134 :
6/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:21:39 ID:2/qJVFS90
┌――――――――――――――――┐
| 太鼓ってことは、演奏でもするの? .|
└――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 久々に暇ができたしな。 海行って以降はどうせ、ろくに休めねぇだろうし。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――┐
| へえ、ちょっと意外ねぇ。……どんな曲が打てるの? |
└―――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
| たいしてレパートリーは無いが……そうだな、『廃人たちの聖歌』とか。 |
| ――ああ。 スワヒリ語は話せるから、あれなら歌の方もいけるな。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 廃人? って、ああ。 アレね。 ……ある意味あなたらしいわ、凄く。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――┘
135 :
7/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:23:16 ID:2/qJVFS90
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| ついでにほら。 ここにこうしてクロの土偶があれば、すげぇそれっぽくねぇか? |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
l´\ /`l
|;:;:;:;:>――‐<;::;:;:|
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
∨;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∨
|;:;: ● ;:;:;:;:;: ●;;:;:|
t―――v='''"゙"´゙"`"゙'''`''::-.. \;:;:;:;ー―:;:;:;:/ _..,,::-''`"゙"´゙"`"゙'''=v――――ァ
`ミ三::ミ彡 `'':::>;:;:;:;:;:;:;<:::''´ ミ彡::_三彡'
t―``ミ彡 /;/;:;:;:;:;:;:;:;:;:、ヽ ミ彡'´――‐ァ
ミ三三``ミ彡 /;:;:;;|;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:|;:;:;\ ミ彡'´三三彡
` ̄ ̄ ̄>ミしミJミ;(/ミ彡/;:;:;:;:; |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: |、;:;:;:;:ヽ (ノミしJミじミ彡'´< ̄ ̄´
/ミ/ミ/し彡Jヽ;:;:;ノ |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|ミヽ;;;;ノミしJミ::ミヽ彡\彡\
|ミ/|;ミ:/|ミ;/|;ミ/ |;:;:;:ヾ;;/;:;: |、彡:|ヽ:彡:lヽ彡:|\彡:|\彡|
ヾノ ヾノ ヾ;ノ ヽ;ノ |;:;:;:;:; ||;:;:;:;::;| ヾ_ノ ヾ.ノ ヾノ ヽ;ノ ヾノ
|;:;;::;:;;:|| ;::;:;: |
| ;:;:;:;: ||;:;:;:;:; |
|;:;:;:;:;: ||;:;:;:;:;:;|
ヽ;;;;;;;;八;;;;;;;;ノ
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
┌――――――――――――――――――――――――┐
| あ、言えてる言えてる。 確かになんかそれっぽいわ。 |
└――――――――――――――――――――――――┘
136 :
8/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:24:38 ID:2/qJVFS90
┌――――――――――――――――――――――┐
| ……まぁ、明日からは一気呵成に春の準備だ。 |
| ――ペル、お前も覚悟しておいてくれ。 |
└――――――――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――――┐
| とうに済んでるわ。 問題ないわよ、頼りにしてなさい。 |
└――――――――――――――――――――――――┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『 Baba Yetu 』
【
http://www.youtube.com/watch?v=IJiHDmyhE1A&feature=related】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
137 :
9/50+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:25:20 ID:2/qJVFS90
そして。 瞬く間に、時は過ぎてゆく――
∧∧ 〜〜♪ λ,,λ
(,,-д)il ♪〜 彡o -*ミ
(:::::::::、ol/_ ミ ミ
ノ;;;;;;ヽ)~~~~| o ミ ミ
し`J ヽ_/ 大 し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"'''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'""`'"
――あらゆる人の営みを、その内に秘めて。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜コーラス〜〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
138 :
10/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:27:20 ID:2/qJVFS90
(`'ヽ, _
,⌒ヽ..iiii ⌒ノ
ヽ__,,-'''、__ン , '~) ,、
`ー'( ) /''~ ノ )
| ,,-/__,--("> )ミ;
,、 _,, --(ヽ,()/'ー'  ̄ ''ヽノ' ∧__,∧
,,-,-,-(__ ノ~ , -、,'⌒') ゚/)---=(>⌒> ,'' ̄`゙(・ー・;:)'' ̄`゙ヽ
`-'~ __, -'''ヽ__ ヽ,ノ ⌒ヽ\_,,- ,~ `^゙^^^/;:;:;:、:;ヽ^^^゙^` ____
/~ ノ~ /~ !!!!!ヽ--'ソ (⌒)'⌒) (;:i;:;:;:;:ヽ;;) \ /
`- (_ノ_ヽ、__.〉、__,,,)( し' ミ';';'; く (__,)__,) | |
//(~ )、)ノ/ノi') ( `、 )人_ノ l二二二二二二二二l | |
/,,ノ `-' ,-''て入,,_ ~ ~ ~ / \ | |
// < ノ( , ノ、 ) "'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'´''"''""`'"''´''"' / !、
_// ~ `'`' ~ ~ / .:\
/ _) / .:ヽ
/ __) | .::|
__) ヽ ..:::/
__) \__,,,;;;;/
/// "'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'´''"''"
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエーピングーニー イェッツイェッツワミナー
Baba yetu, Yesu uliye Mbinguni yetu, Yesu, amina!
天にまします 我らが神よ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
139 :
11/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:28:26 ID:2/qJVFS90
,i!
彡ミミ
彡三ミ 从 从
彡三三ミ , 、 i! ,..、 彡ミ 从 , 、 ,i! ,、 彡ミ.
彡三三ミミ: : : 彡ミ´: :彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,、 ,!::::::ヾ 彡ミ 彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,、
彡彡三三ミミ:.:.彡::ミ;;;;;彡::ミ, 三 彡ミ 彡,il、ミ 彡ミ {!:::::::::l! ,、 .彡::ミ 彡::ミ, 三 彡ミ 彡,il、ミ 彡ミ
彡彡三三ミミミ:.彡三ミl彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::ミ ゞ;;;;:ソ .彡ミ 彡三ミ 彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::::ミ
彡彡三三三ミミミ. |li|.从从|li|W |i|.. |i| 彡三ミ. |i| 从 |il| 从彡::ミ.,.,,.,.W |li|.从从|li| |i| |i| 彡三ミ., |i|
.: .ミ彡:.:.|!|l| ミ彡w、w|w,, .,, |li|., ..w,,...,|,r':":ゞ:ミヾ,....,,.Ww,,,...Ww..从从从 、 w|w,, 从, |li|从从 .,|r':":ゞ:ミヾ,....,,..Ww
: :从从.,|! f''≡ー‐-、 r''゙ゞ彡ミヾゞ ..., ゞミヾ彡ソ....,.,., .............,,,, ...,.,.,., ゞミヾ彡ソ.
ww,,,..... | 《:彡:三:ミ:Y^彡巛ヾミミ》 """" ,,,,....,.,..,,, .,,,,,,,、Ww.,, www,,,....... ....,., ,,,,....,.,..
ノ,! ゞw、ww,,.W,,,,,,...W
∧_,,, ∧∧ ∧∧ ∧,,∧
(#゚;;-゚)') (*゚ー゚)') (`(д-,,) ミ゚Д゚,,彡
|;:;:;:;:/ | / 彡三ミ ミ:ソノ:::ミ
(;:#;:;:| | | /;:;/;iゝ ミ:|::::::::ミ
(;/`J し`J く;;;/`J し'`J
w,,,.ww、 ww,,.,,,, ,....,,.ww,,,...w _____ ____
..,.,.,.,.,..... www,,,....... _____,,,...--─''''""´ ̄: : : : : : : : : : : :  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄: : : : : : : :
──---- ....,,,,,,___,,.. --──''''""´ ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〜: : :〜 : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : : : :〜: :〜 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :〜〜〜〜 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエークンジーナーラーコエリツクゼー
Baba yetu, Yesu, uliye Jina lako litukuzwe.
願わくは 御名を崇められんことを
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
140 :
12/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:29:41 ID:2/qJVFS90
_,,.--ー''''''"゙゙ ̄~゙"'ー-、
..'"゙~゙'ー、、 : : : : : `'~゙"'ー-、
: : .: `゙ヽ.,_、: : : : :  ゙゙̄"'''''―-、
: : : : : : : : : : `'i、 : : `、,、 ,.ィ''''"'"~''゙''ー-
: : : : : : : : : : : `ヽ: : : : : : : : : : : : : : : `゙''‐'"゛: : : : : : : : :~゙"'ー-'i, :
: .`" : : : : : : : : ゙、:゙lヽ、、: : : .: : : : : : : : `''''',,,,,、 : : : : : : : : :,,,,-‐'゛`゙''ー-
.``'ヽ‐.i、 _、,,.:`゙"" ゙̄'--、..ー―---、、,__: : `゙''、 : : : : : 、、、,、::;.:".:;.:'"゙:.:゙,
.,Y、: へ,、'``" :": : 、,`'`: : : : : : `゙^'--、、---"'゙‐'" : : : : 丶 `': :~゙"'ー
、.ー'"′``゙ン 、丶、.,,;": 、ヽ、、: : : : : : : .゙: : : ::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.
"、 : 、`.、'、``" ゙:: : 、`'':,、、:,,,v,、: : ::.`-ー'''--,,、: : : : : : : : : : :
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Wjjwv,,.、,、,,,jiiijwwiijijyyviiijwiijijywWw
Wwwwjij,,.、,、,,,vWWwjjwvjiiij
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三−~~:;;;;;;;;;;;:~~~~ ̄;;;;;;;;;;;~~−~~~~~~~~三 ;;;;;;~~~~<*`∀´>;;;;;;;: (д`; ) ̄;;;;;;;;;;;
 ̄ −  ̄  ̄ −  ̄ − ( ∞ )  ̄ ⊂ )
三−  ̄ − − | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
−  ̄ − −  ̄− 三− ~~:;;;;;;;;;;;:~~~~ ̄;;;;;;;;;;;~~−~~~~~~~~三 ;;;;;;~~~~
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バーバー イェッツイェッツ リエーピン グーニー イェッツイェッツワミ-ナー
Baba yetu, Yesu uliye Mbinguni yetu, Yesu, amina!
天にまします 我らが神よ
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141 :
13/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:30:41 ID:2/qJVFS90
⌒'⌒
⌒'⌒ ⌒'⌒
ザザーン…
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('( *)')
ヽ::::::::::/
ノ;;;;;;;;;ゝ
し `J
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バーバー イェッツイェッツ リエークンジーナーラーコエリツクゼー
Baba yetu, Yesu, uliye Jina lako litukuzwe.
願わくは 御名を崇められんことを
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
142 :
14/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:31:28 ID:2/qJVFS90
____
_,-―-、_/-- :!\
_/ ヽ ヽ \ /^ヽ__
/` ヽ i_.: ヽ \ \
/ /:: :::: /:::: :::::i|
/^´ / :::::::''' 丶 ̄ヽー<
/ :::i _::::::::::::::::/ >,.. ::::::: \..... ....... ...... .... ......... ......... ..
~`〜'⌒ 〜'~""''<^´ヽ__/丶--、_--、___−--!
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`^; .... ... ... ... [::::[:::::]
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ゙; .. ... ... ノ;;;i;;;;;|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...,' ... ... コレハ食エル!!
:::::::::::::::::::::::::::::::::::....,' ... ... .... .... ∧∧ ...__ ∩_∩
:::::::::::::::::::::::::::::::::::....', (*゚д)V彡三ミヽ (∀`* )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::......゙、 ... ( つ |三三三| ... G G )
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:......ヽ .... .... | |、Gミ三ニ/ | | |
::::.:::....:::::.:.::::::.:::.::::::::::.:::......ヽ :. し`J  ̄ ̄...__ (_(__)
:::::.:...:..:::::.:.:..::...:::::.:.:::::...::........ヽ ... ... ..(V彡三ミヽ ...
::.::.:::..:....:...:...::::...:....:..:.:....:.:::.........! ... ( |三三三| ←潜って引き揚げたシャコ貝
::::....:.. .:...:...::::...:....:..:.:....:.:::.........!.. ... .... ... (∧ミ三ニ/
↑  ̄ ̄
貴重なサービスシーン
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ウーツペレーシャカラジェーズ トゥナトゥータジュ トゥサメーヘェ
Utupe leo chakula chetu Tunachohitaji utusamehe.
我らに日用の糧を与えたまえ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
143 :
15/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:32:20 ID:2/qJVFS90
∧∧ ウヘ…
(。。;)
ぷち… ■□と)
□■;;;;ゝ ← お見せできません
し`J
'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''"
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マコーサ イェーツ ヘーッ!!
Makosa yetu, hey!
我らの罪を赦し給え
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※……ヤママユガ科の蛾の幼虫の頭を千切ると、絹糸腺という器官を取り出せる。
それを酢(酒が発酵すると酢になる)に浸して引っ張ると透明な線が採取可能。
上手く取り出すと5mほども伸び、天然の釣り糸として使用できる。
144 :
16/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:33:16 ID:2/qJVFS90
|\
| \___ //
/ ` / //
/ 、_ヽ/ //
__/ イ_リ | //
/ ヾi ヽ //
/ / |! _ へ、 `/ //
, ' | i!´ヽ、  ̄ //
/ .:.: | ! >、 //
/ ,;.; . L___..」 / ヽ //
, ,.,.;:;: ;;| iヽヘ `¬ー _ //
/.:.:.:.: .;.r┤ L `ヽ..  ̄ 7⌒ヽ/
/^.:.: .ーf! i `ヽ `ー ― ――ヘrf^ヽJ´
i〜〜 、__」 L__ _`ヽ ___ //ゝ'´
|: : : : : : : : .. こー;:´.:. ̄.:.:.:.:.:. ̄ヽ、 `ヽ//
ヾ: : : : : : : : : :: :、.:. .: .:. : .: .: .: .: ::〉、 .〉
`ー==:.:.:.:.:.:.:.:.:::::.:.:.:.:.:.:.:/.:.:./:/ L__ソ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カマラストゥワヴェワソメーハラレ
Kama nasi tunavyowasamehe
我らに罪を犯すものを我らが赦すごとく
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145 :
17/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:33:57 ID:2/qJVFS90
o ゚
。
O o
/。! ゚ O ○
。 / <ソ o ____ o
{ 〈_゚ ,,.ィ"´ `"'''‐ .,_ ゚ , ィニ‐ 、
`ヽ「 / ` , O /o l ミ ヾゝ
゚。 ゚ / ノ\_ / ,γ:::::::ヽ \ レ'⌒ヽ .|
⊂ / ( `ソ,,/ ヾゞ;;;;彡′ \ } /
/ _ノ _r=::{〃 _ゝ_`二´___ } _ノ .〈 o
⊂ |  ̄´ i:! ヾニフ: : : : : : : : : ∨ ´⌒レ′
| ヾ::、 \::r---─一'´ ゚ 。
. o ∨ ヾ:\  ̄ ̄ ̄フ し ⊃
∨ ::_>─======─<
○ ∨ γ´ ̄
゚ \ ト、__ __ O ⊃
o `ー、 ‐‐-、>
`"ー-,,,___ 、ヾ\/ o o l^ゝ
_,ィて゚乙 o゚ `ヾヾ\/ O 。 ノ }
`Z广¨´ { ヾ/ ゚ / /
O ○ レ′ o o 。 / 。,;)ゞ
 ̄
。 ゚ O
∪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウトゥプセー ウシィトゥーティ カティーカナジャルブラキーニ
Waliotukosea usitutie Katika majaribu, lakini
我らを試みに遭わせず悪より救い出したまえ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
146 :
18/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:34:39 ID:2/qJVFS90
.... ::...
.... ::...
::... .... ::... .... ::... ....
::... .... ::... .... ::... .... ::... ....
::... .... ::... .... ::... .... ::... .... ::... .... ::... .... ::... .... _,:"
::... .... ::... .... ::... .... ::... .::... .... ::... .. _ ,,-,'''゚~ 、
::... .... ::... .... _,,, ,, --'''..゛'''゙~~~'''゙~~~
::... .... ::... .... ,:;,;,:、 ,,,,,_;,,,ー''''''''゚''..゙゙゙゙''' :.、;:...:,:.:.、:.、;:...:,:.:.、
'''゙~~~'''゙~~~'''゙~~~'''゙~~'.:.、:.、;:...:, :.:.、:.、;:....:.、:.、;:...:,: .:.、:.、;:...:,:
':.、;:...:,:.:.、:.、;:...:,:.:.、:.、;:...:,:.:.、:.、;:...:,:.:.、 ,、,、 ,:. 、;:.. ;:;: ;: 藻塩ォ…!!
:. 、;:. . .:, :.:. 、 ,:. 、;:. . 、、、、、、 、、、、、、.:, :.:.、、、、、、 、、、、、、.:, :.: 、__∧∧
、 ,:. 、;:. . .:, )::::)::::))::::)::::) )::::)::::))::::)::::) ;: ;:ヽ /д゚;)
':.、;:...:,:.:.、:.、;:...:,:.:.、:.、;:..(::::(::::((::::(::::( ,:.:.(::::(::::((::::(::::( ,:.:.、:0 と:::::)
、 ,:. 、;:. . .:, )::::)::::))::::)::::)、 , )::::)::::))::::)::::)、 ,:. ヽ__ノ;i;;;;;ゝ
.、;:...:,:.:.、:.、;:...:,:.:.、:.、; (::::(::::((::::(::::( ,: (::::(::::((::::(::::( ,: し`J
、 ,:. 、;:. . .:, ノノ::)ノ::)ノノ::)ノ::) ノノ::)ノ::)ノノ::)ノ::)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウツォ-コエ ネウーレェ
Utuokoe, na yule,
我らの神は
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
147 :
19/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:35:24 ID:2/qJVFS90
ひ ゃ っ ほ う――!
∧∧ ∧,,∧
(`(*゚д゚) ____ ミД゚*ミ')
(( ヽ:::::と::) ヽ / (( ミ:]つ::/
ノ:::]っゝ /::塩::ヽ ミ:と[:::::ミ
(_/ )) ゝ__ノ (_/ ))
∩_∩ ショッパ…!?
( ; >д).::.
( つ
| ||
(__)__)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メレーレレレ!! メー!!
milelea milele!
永遠なり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
148 :
20/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:37:04 ID:2/qJVFS90
ヾゝゞ δγ,,/ヾゝゞ ` μ `
ゞηヾヾゝゞ ψ
ヾゝゞ:::: ゞ,il,ヾゝゞ, -ーヾゝゞ `
ヾ〃ゞ/ヾゝゞ'~ヾゝゞ ν
ゞヾ〃ゞ- '、~ ` `
_,ノノ_ヾゞ, - 、ヾゝゞ ` υ υ
丿 ,.'_-ーヾゝゞヾゝゞ、_υ ,'
iiii/ νゞυ ` -ヾゝゞ:::ゞ ι `
./ 'νヾゞ巛:: ` ψ
i| ψ ζヾ ` υ
i| ` ヾゞヾ
ii i| `
0)| `
i|
ii i|
ii|. `
;ii|. `
iii0)| ψ υ
iiii| ` υ `
,,_,ヽ, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,,_,, ,
"i´"=R`゛゜`'”"´"=M゛゜`'”"´"=M゛゜`'”"´"=M゛゜`'”"´"=M゛゜`'”"´"=M゛゜`'”"´"
'゜゛:;゛゜:";゜;;; '゜゛:;゛゜:";゜;;;'゜゛:;゛゜:";゜;;; '゜゛:;゛゜:";゜;;; '゜゛:;゛゜:";゜;;;'゜゛:;゛゜:";゜;;;'゜゛:;゛゜:";゜
'゜゛:;゛゜:";゜;;; '゜゛:;゛゜:";゜;;; '゜゛:;゛゜:";゜;;;'゜゛:;゛゜:";゜;;; '゜゛:;゛゜:";゜;;; '゜゛:;゛゜:";゜;;; '゜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエーピン グーニー イェッツイェッツ ワミ-ナー
Baba yetu, Yesu uliye Mbinguni yetu, Yesu, amina!
天にまします 我らが神よ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
149 :
21/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:37:54 ID:2/qJVFS90
,i!
彡ミミ
彡三ミ 从 从
彡三三ミ , 、 i! ,..、 彡ミ 从 , 、 ,i! ,、 彡ミ.
彡三三ミミ: : : 彡ミ´: :彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,、 ,!::::::ヾ 彡ミ 彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,、
彡彡三三ミミ:.:.彡::ミ;;;;;彡::ミ, 三 彡ミ 彡,il、ミ 彡ミ {!:::::::::l! ,、 .彡::ミ 彡::ミ, 三 彡ミ 彡,il、ミ 彡ミ
彡彡三三ミミミ:.彡三ミl彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::ミ ゞ;;;;:ソ .彡ミ 彡三ミ 彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::::ミ
彡彡三三三ミミミ. |li|.从从|li|W |i|.. |i| 彡三ミ. |i| 从 |il| 从彡::ミ.,.,,.,.W |li|.从从|li| |i| |i| 彡三ミ., |i|
.: .ミ彡:.:.|!|l| ミ彡w、w|w,, .,, |li|., ..w,,...,|,r':":ゞ:ミヾ,....,,.Ww,,,...Ww..从从从 、 w|w,, 从, |li|从从 .,|r':":ゞ:ミヾ,....,,..Ww
: :从从.,|! f''≡ー‐-、 r''゙ゞ彡ミヾゞ ..., ゞミヾ彡ソ....,.,., .............,,,, ...,.,.,., ゞミヾ彡ソ.
ww,,,..... | 《:彡:三:ミ:Y^彡巛ヾミミ》 """" ,,,,....,.,..,,, .,,,,,,,、Ww.,, www,,,....... ....,., ,,,,....,.,..
ノ,! ゞw、ww,,.W,,,,,,...W タダイマ
/i ∧∧ ∧_,,, ∧,,∧ ウボァー
( >д-,,(- ::#) ミ'A` ,,彡
( ( ( と[:::::::と;:;:;:;:;| ) ) ミ:ソノ:::ミ
| |ノ;;i;;;;;ゝ|;:;:;#) ミ:|::::::::ミ
(_/`J し`J し`J し'`J
w,,,.ww、 ww,,.,,,, ,....,,.ww,,,...w _____ ____
..,.,.,.,.,..... www,,,....... _____,,,...--─''''""´ ̄: : : : : : : : : : : :  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄: : : : : : : :
──---- ....,,,,,,___,,.. --──''''""´ ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〜: : :〜 : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : :〜 : : : : : : : : : : : : : : : :〜〜 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :〜〜〜 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : 〜〜: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〜: :〜 : : : : 〜: : : :
: : : : : :〜: :〜 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :〜〜〜〜 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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バーバー イェッツイェッツ リエークンジーナーラーバ エリツクースフェ
Baba yetu, Yesu, uliye Jina lako litukuzwe.
願わくは 御名を崇められんことを
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
150 :
22/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:38:45 ID:2/qJVFS90
|i|;:;::::;:i| |;::;:;;:l|〈0:;:| |;;::::;;i| 〈@;:::il| |;::;:::;;;;| |:;::;i;:l| |;;:;:;i| |;::;:;;:l|〈0:;:|
〈@::;:: il| |:;:::;:;:i〉|:;::l| |::;:;:;;i| |l!;:::ili| |;::;::;:;:i|〈@;:;:ii| |;:;;;0〉 |:;:::;:;ii〉|:;::l|
|l:::;:;;:iil| |;::::;:ll| |;:::i| |:::;;:;il| |;:;::iili:〉 |;:::;:;il;:| |;::;;;ill| |;;::iii| |;::::illi| |;::ii|
、wil,、wil,wWw、wvィ,、wi;v,、wil,、wil,wWw、wvィ,、wi;v,、wil,、wil,wWw、wvィ,、wi;v,、wil,、wil,wWw、wvィ,、wi;v,、wil
W从wWW从WW从WW从WW从WW从WW从W从WW从WW从wW从WwWW从WwWW从wW
W从WW从WW从WW从WW从WW
从WW从WW从 、wil, wWw 、wvィ, 、wil,
W从W从 ∧∧ .n__n ハ,,ハ
W从W ( ^д) (゚ー゚,,) (`(゚д゚*)
从W | つ _ ∞ | ヽ ニGニニニニニ
W从 ⊂(_ ヽ //一, | )〜 l l /_ヽ
WW ,ノ:ィ:;;:::ヘ:ヽ) //ヽ/ (ノ ヽ) し`J
WW从 //
从WW从W ~ 、wilィ, 、wiliィ;, 、vwilィ:.,
W从(@)三三三三三三三三) r<X><X><X)三) 、wil, 、vxィ,
从(@(@)三三三三三三三三) r<X><X><X><X)三)
(@(@(@)三三三三三三三三)、wィr<X><X><X><X><X)三)、wil,、wil,wWw、wvィ,、wi;v,、wil,、wil,wWw、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエーピン グーニー イェッツイェッツワミ-ナー
Baba yetu, Yesu uliye Mbinguni yetu, Yesu, amina!
天にまします 我らが神よ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
151 :
23/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:39:32 ID:2/qJVFS90
ジ
(;: ゥ
(:;: ゥ
∧∧ ;:) (;: ) ゥ ∧_∧
(;゚Д゚) (、_人_(、 ! ( ;´д)
―二三 /:::]つ=0=<;:;:;:;:;:;;:>===○==と )
/;;;;;;/っ `ー'`Y / (⌒)
(_/ 。 ゚ (__,/
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエークンジーナーラーバ エリツクースフェ
Baba yetu, Yesu, uliye Jina lako litukuzwe.
願わくは 御名を崇められんことを
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
152 :
24/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:40:40 ID:2/qJVFS90
:::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: WwwW'":::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::::...... ゝ iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::::き:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノリリリiiiiiWk'^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww w`'^`-|i: :iiレ' .|i: l川|wW-'^"` |川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| |i:|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^`''`'|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ |i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| ~^~^
|川 :i| |川 ''"''''' !|i: :ii| |i: l川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''''
|川 :i| `~~~^. . wi゙|i: :ii| |i: l川| |レ ' . |川 :i| `~~~^.
|川 :i|ww ll ._ . `~~~^ !i: l川| .|| |川 :i|ww ll ._
WWWiii||wW ヽ!l/ |i: ll川|ii||/WWWiii|W ヽ!l/
|レ' 実りの季節!! |レ'
wwwiiiiw .|| { ::::`Y´:} ∧∧ λ,,λ 从ハヽ
彡*゚ ー゚ミG G(゚ー゚*) 彡゚ー゚*ミ G(゚- ゚川
,,,... 8ミ:::ヽソ::ミ ヽ ) GG ミ ヽV |
8 ミ:::::|:::ミ | | ミ ミ ノ_i,___ゝ
wWll||Www 彡 し'`J し`J し`J し`J
__ __ wiiWWw__ __
|XXX|ヽ |XXX|ヽ wiiWWWiii||wW |XXX|ヽ |XXX|ヽ
Www |XXX|_/ |XXX|_/ |XXX|_/ |XXX|_/
WWWiii||wW wiiWWWiii||wW wiiWWWiii| Wiii||wWWiii|W
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜間奏〜〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
153 :
25/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:41:56 ID:2/qJVFS90
,. ., __ メェェ… 、vxィ,
〈゚x ゚:の`:‐:-、_ ,. ., __ - :‐:-、_
i,,;:; :;.,゙:; :;:゙'i´ 〈x -:の;゙.: . ;::゙'i´
゙u'‐'uー‐゙u' `゙u'‐'uー‐゙u' 、vwilィ:.,
,. ., __
ヽvw〃 〈゚x ゚:の`‐:-、_
i゙;: .:';,;:. ;.;.,;:゙'i´
゙u'‐'uー‐゙u'
、wil, __ ,. ., ヽvw〃
_,:‐:'の゚ x゚〉 モシャモシャ
i'゙;: ;:;:゙,.;:,; :;,:j ,. _,.';:⌒;:ー-、_
゙u' ゙̄'u‐'゙u' 〈゚x ゚;の;:0:;;::;;;っ´
''''"'''" 、wil,
=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||
|| || || || || || || || || || || || || || || || || || || || ||
W从W从"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'"^´''"'"^´'''"`"'"^´''"''"'"'^´'
W从W ∧∧ Α_Α オ熱イコトデ…
从W ( ///)(∀- ) ∧__∧
W从 ⊂三⊃ 〈 と、 | (∀-; )
WW ,ノ:ィ:;;:::ヘ:ヽ ノ_,ゝ、___ゝ | )
WW从 し`J (__)_) (_/ `J
从WW从W 、wilィ, 、wiliィ;, 、vwilィ:.,
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜間奏〜〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
154 :
26/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:42:49 ID:2/qJVFS90
/∧_ ブルル
ミ ´_,)
,--――――' /
/人 / ゙ "゙" ゙"゙ " ゙ ゙ "゙" ゙"゙ " ゙
彡'| /|~/ ̄ ̄| | | ゙ "゙" ゙ "゙"
. |_| |_| |_|_| /ヽ_ ヘ
グ (::く_ ゚ ) ハッハッ
≫ オドオド d ) _/)/)
( ;-_) _ ,ソ ノ 〈w ゙ )ー-、/
( )b |;| __(,_ノヽ._) と _ i、 ゙ "゙" ゙"゙ " ゙
∪ ∪ ゙ "゙" |;| _ // ∪  ̄しヽ) ゙ "゙"
_,.|;|-─ 、_,//_,//
/: : |;| : : : : //: : ;//、
============X三i;:;: :~ : : : ://: : ://:; :\ ゙ "゙" ゙"゙ " ゙
.:|: :o:,;;: : : : : : ~~、/~: : : ;i三X========== ゙ "゙"
..:〉メ: : : : : : : : : /`: : : :;;;: : : | ゙ "゙" ゙" ゙" ゙"
..:::厂厂\: : : 「 ̄ ̄ ̄\: : :/ ゙ "゙" ゙" ゙" ゙"
..::::∠/ ..::|_:_:人 ..::|、|
.:.:.::\_У ....::LУ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜間奏〜〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
155 :
27/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:43:41 ID:2/qJVFS90
ドングリ用貯蔵穴、ット…
_。:゚:。 。:゚:。 。:゚:。 ∧∧
ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄ / (,,。。)。:゚:
/ ヽ / ヽ / ヽ /:::::::]つ0 ______
ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ と;;;;;;/J /;:k:;:;;:;:;:;:;:;:;::;:)
'"''''"''''"'''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"''''lニ l iニi"'''''"''''"''''"''''"''''"''''"'
〈_〉 :゚:。 |∧_
/l∧:゚:。:゚:。:゚:。|、,k|
|::||./:゚:。:゚:。:゚:。|k:/、
Vヽk二lニl二lニl二|ノV
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ンーファーメーワーコー ンーフィーケーウタカートー
Ufalme wako ufike utakalo
御国を来たらせ給え
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
156 :
28/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:44:54 ID:2/qJVFS90
/、_∧ /|
∫ミ゚д゚;彡 / /
∫ O/と ミ O∧,,∧ ミ ト_
ヾ| ̄ ̄ ̄ ̄|フし ミ〜 、Yii / ミ,,゚Д゚彡 ノ ,. ., __ /
[:;::]ヽ___ノ[;:;;:]`J と[:::::::ミ 彡 〈x xの`:'‐:-、___
/Vヾ::;从;炎从;;ノ,Vヘ {:`Y´::::} ミ:|::::::::ミ 〈,,;:; :;.,゙:; :;:゙ノ
V/ 7 Vヘ ,ヘV ミ゚ー ゚*彡 × し' ヽ,) `っっ:‐:‐c'
____ ミ:ソノ:::]つiニフ _∧,,∧
/|, w_,,∧,,∧ と[::::::::ミ 8 ∧,,∧ ,. ., __ ヽミ゚Д゚*彡
 ̄ ̄| ,.:;'" ∴=、 ;゚ー彡 ~ `J ミ ミ *゚ ヮ彡 〈x xの、 (:::::::)と ミ
^´''""' メ#>@と ミ ミ つiニフc:;:;:;8:;;:;;:っ ミ ,,ミ〜
,,w、 | ̄ ̄| ,,ミ と,,と_,,,ミ /:;:8:;o∴;:,.,. し' `J
ヽ_ノ`ヽ,,) ''"^ u;::;8u "'':;:;:;:;
"':;∞ "'';:
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''''"'''""'''''''''";:;:8;:'''''"""""'
:`:、 ゙''、,, ``'.、 `:、 ,:`:、 `:、 ゙''、,, ``'.、 `:、 ,:`: :`::、 ゙''、,, `;:::.、 `:、 ゙''、,,
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''''"""''''"""''""'';:""''"''''"""'
三−  ̄ − −  ̄ − 三 ;::;;::;:;:;:;:;:;:;:;:; ::
−  ̄ − −  ̄− 三−  ̄ −  ̄ − "''':;:;:;;::;:;:;:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リーファーリケドゥーディ カニターマ-ビーフーディカ
Lifanyike duniani kama mbinguni.
みこころの天に成るごとく地にもなさせたまえ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
157 :
29/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:46:18 ID:2/qJVFS90
、─‐‐、
∧,,∧ || ̄~ ∧∧
ミ,, ゚Д彡| (Д゚,,)
_ミ:::::::::::]つ _|[:::::)_
/::ミ:::]つとミヽ 。:。[|;;;;| 。:。 (::(っと[;;):::}
ヽ::::::::::::::::::::ノ ヽ二フ ;;) ヽ二|;;;;|] ー-、:::::==i二二/ /l
 ̄ ̄ ̄ l^ゝ ,;;从, ━―  ̄ ̄' / メ iiii
ノ::} (.'(;;;):;) l^ゝ ,-(###(・)、 /ノ |ニ|
。:゚:。 ヽ ̄/ /。,)ゞV/7Vベノ::} ノ:::::::::::::::::::::ゝ `-'
。:゚:。 ̄。:゚:。 ヽ /^ /。,)ゞ ヽ:::::::::::::::::::( _ロ_ __
| ̄ ̄l_l ̄ ̄|_ノ ,-―-、_,, /^ {:::::::::::::::::::ノ [_] /::ヽ::ヽ
ヽ_ノ ヽ_ノ 〉::::::::::::::::::ヽ ヽ_::::_::::_{ /:::::::::ノ::::ノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アミナ!
amina!
かくあれかし!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
158 :
30/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:47:22 ID:2/qJVFS90
|:: :|: .::| .:|:. l:|
|::.,: :r.:| ::|:. l:|
|: |:: |::.. ::. j:| ',
|: |::. ::| .:|: ::| /「 '
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;; /.::/ :::|i :.:| :l;ハ._,,. ,,::;;.:. ,;:.,,. .. ,.,,.
ノ,;ノ : ::八 :ゝ::ヽ\_,,.,. :, ,.vVw, ノn
;:´.:: :/.::::ヾ::\::\::ー、 ,;;::.. ,,:;;;.. .,:: ^ ,;..,,.. .
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜間奏〜〜
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159 :
31/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:48:45 ID:2/qJVFS90
∧/ニヽ ∧_∧
ミ; ゚д彡 ;;) (д^ ,,)
ミ ¢ミ )) .,;;从,.:. (( ¢ l
ミ つ二] ( (:::);:) [二と_」〜
"''""`'"'"`"'"^´''"' ノV/7Vヘ"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"
、Yii "''""`'"'" |ニニ;ヘ 、|ノ
""`'"'" . L_」ノ Lニニニニ」 ''"
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜間奏〜〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
160 :
32/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:49:35 ID:2/qJVFS90
Α_Α ∧__∧
(∀・ ,, ) (Д # )
/ 7 ,〉 (⌒ OO[二二>
]=GL/__,ゝ〉 \_) '
(__,\_〉 从//
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜間奏〜〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
161 :
33/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:50:21 ID:2/qJVFS90
「 ̄ ̄|
┌─┐ ┌─┐ |
| | | | |
┌──┘ └───┐,」 ─┘
└──┐ ┌─┐ |
| | | |
| | | | ┌─┐
| └─┘┌┘ | ┌─┘ └─┐
└──┘ └─┐ ┌─┘
l ┌─┘ └─┐
| , └─┐ ┌─┘
/ | |
| / 「__| [][]┌┐
| / / _ノ,ノ
|| ,/ //  ̄ ̄
\、从 Α_Α ||| // ,/
(⌒ ⊂ (,, ・∀) //∧ __ ___ _
── ── ──━=≡;’。 ・;=──── ─── ─
,(_ く__/`l \、 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
//YY (_/、__,) \ ヽ)――― ̄ ̄ ̄ ̄
. /"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''\"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
162 :
34/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:51:04 ID:2/qJVFS90
┌┐ ┌┐
┌┘└□□ ┌┐ ┌┤│
└┐┌┐│ ガガッ! ┌┘└─┤├┘
└┘|| / └┐┌┐├┘ ガキィッ!
 ̄ /i / └┘||. ┌┐
\、 'ノし/ i  ̄ ┌┘└□□
\ 、 ⌒ヽL__ |i / └┐┌┐│
/、\ ,ノて ̄ヽ、从// └┘||
Α_Α -=) .\\ _,ノ/⌒ヽて,__ ガッ! └┘
( .,, ・∀)// /YY \  ̄`ヾ_,ノ「 ̄ 三∧__∧
−──━=≡=/━─−`ヽて_ 7YY\、三('(Д・ ;)
く__/、,/ .、_ノ「 ̄ ̄ ̄ |! \ ヽ \ ]つ[二二>
(__,/ / / YYヾ\ (_ノ ヽ_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
163 :
35/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:51:47 ID:2/qJVFS90
ショーリューケン!! ` ;, ウワァ…
` ’o ウワァ…
o〉 (` ウワァ…
<|┐
ノ
ま〜た、やってるよ
円_円 ∧_∧
¥,,・∀・¥ =3 (,, ・∀・) =3
と つ と つ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜間奏〜〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
164 :
36/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:52:27 ID:2/qJVFS90
|i
i! |i i
,i i i i|
li _i|__i| i i|
r' _ \ i i _「 ̄l__
_ ヾヽ i| | L_ |
/:::::::ヽ 〉' i| i! i | / ̄| | [] _ /i
`ー-\::::\ i| ii| il L/ |_/ __/ / / /
\::::\ ,-――-,-、 L__/ _ i/
\::::\ ,-、;:;:://i 〈_〉
\::::/;:ヾ\'/..,;/ ☆
-、,-一ー―--`i====ヾ\=//―一-ー―-――--、_
_____///;:;:;:\〉_________ ゛''‐-..,,_ "'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
☆ ─ x×从 〈;/;:;: ;:;: :;:/、从x×x×x×x×x×xX\ ::::::: ゛''‐-..、
×x×x×x从 ゙''―――'´从x×x×x×x×x×x×x/::::: ::::::::::::::::::::ン,
‐──/──W──W──\──────´ ,r' :::::::::::::::::::::::: /::|
三 ̄ ̄ ̄/ ̄三 ̄二 ̄\ ̄ ̄☆ ̄二 ̄ ̄ ̄´ :::::::::::::::::::::::/::::::〈
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ::::::::::|
 ̄ ̄ ̄`i' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヾ ̄i' ̄ ̄ ̄`' ̄ ̄ ̄`i' ̄ ̄ ̄ ̄`i' :::::::::::::,i"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'
::::::::::::::::/\::::::::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::::::::::::|::::::::::::,r"
::::::::::::::::ゝ -':::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/⌒::::::::::::::::::::|::::::,r''"'^´''"''
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエーピン グーニー イェッツイェッツ ワミ-ナー
Baba yetu, Yesu uliye Mbinguni yetu, Yesu, amina!
天にまします 我らが神よ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
165 :
37/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:53:31 ID:2/qJVFS90
ヾ;:; ;:;:
;:;: ;:ノ
);:
(;: :;)
_(;:______,_
/;;_;:);:_;:/;:_;:;/;:|
/;;_/(;: /;:_;:;_/;:/;|
|_;;;|;;|, ヾ. |__;;i_|/;:/| i^i
"^´''"''"'"'^´''"''""`" |__;;|___|,,.,ノ ,|__;;|__;;|;://| ,r‐‐‐' <
|_;;;|;;| /゙:. |__;;i_|/〈二二|; :;:;::; :;:; ;:〉''"''"'"'^´''"''""`"
∧_∧ |__;;|___|从ヾ|__;;|__;;|/
( ; ´∀) "^´''"''"'"'"'"'^´''"''"'"'^ ∧_,,∧
/ つ=[二) (ω・`*)
_(__ ヽ _i|__, ヒョイ GG )
/;:;:V;:〉ヽ__) ゝ;:;:;::;;;:;::〉 | | | ^´''"''"'"'^´''"''""`'"
"'"'^´''"''""`'"'"'"´''"''""`'"'"'"^´''" (__(__)
_______
^´''"''"'"'^´''"''""`" // ̄ 〜~ 〜 ;: ̄//|"`"'
// 〜 ~ 〜 ~;〜 //;:;|
|;| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|;|;:/"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"
|;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;|/
'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエークンジーナーラーバ エリツクースフェ
Baba yetu, Yesu, uliye Jina lako litukuzwe.
願わくは 御名を崇められんことを
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
166 :
38/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:54:16 ID:2/qJVFS90
\\ ⊂`‐´⌒)
`ヽ ヽ、 \\ヾ 、 \、 ミ、
\ `ヽ \\
\. \ \\ ヽ`、 、
\ \ ___,r'⌒`ーつ
\ ` ‐ -、__..ニ -── ´ ̄ _... -─ ´゛
∧∧ \ __,. -‐´
/(# 。。) 'ヽ ,. -‐´ , ─┼ ´
/:::::::::[::::::) 〉 / ,
/::'i:::::|/::::/ / 、 ゚ { '+ * 、 ; | ・( +`';
/::::::::i|:::::i::::/`i ./,` ,;' ヽ ,ゝ゛ +`' i! |! 〉' ,
,く;;;;;;/( __r,j、_)`┴──´ ∧_∧ `────∩-‐⌒) ,ノ⌒ヽ(
( _〈 ゝ ─。'ルi,,ノi'。从;,_ノi'从人。)'ルi,,ノi'。从ノi'。从;; ::人_;ノi ; ;;⌒ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'⌒'Y'⌒'Y'⌒'Y'⌒'Y'⌒'Y'⌒'Y'⌒'Y'⌒'Y' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエーピン グーニー イェッツイェッツワミ-ナー
Baba yetu, Yesu uliye Mbinguni yetu, Yesu, amina!
天にまします 我らが神よ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
167 :
39/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:55:00 ID:2/qJVFS90
問題ハ体格ヨリ、戦イ方ダ!!
∧∧ (⌒ヽ
(#゚Д゚)G 〉 (⌒)
(:::::[:/ / / /
ノ;;;;;i;;ゝ / つ
し`J と(。 。 il )
∨ ̄∨
ξ
∧,,∧ ゙ "゙" ゙ "゙" ゙" ∧,,∧ ∧,,∧
ミ,, ∩,∩ |ヽ,,ノi ∧_∧ ∧_∧ ∧,∧ )ミ,, 彡
∧∧(,, ∧,,∧ )∧∧( ∧∧ ∧,∧ ∧,∧ ∧,∧ )( ∧,,∧ iつ ミ)
.(,, )| ミ,, 彡 (∧_∧( ∧,,,,,∧ )∧∧(,, ) (∧_∧ ミ,, 彡 ∧_∧
(| ,ノ (ミ ミ) (,, ) i (,,, ) ( ,,)i ノ(,, )(ミ ミ) (,, )
| |〜 ミ ミ ( ).| とi iつ(| ,ノ i ( ) ミ ミ ( )
し`J ∪ ∪ | | | | | | .,| |〜/ソ | | |. ∪ ∪ | | |
゙ "゙" ゙"゙ (_(_) (_)_) し`J (__)_) (__)_)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエークンジーナーラーバ エリツクースフェ
Baba yetu, Yesu, uliye Jina lako litukuzwe.
願わくは 御名を崇められんことを
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
168 :
40/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:56:18 ID:2/qJVFS90
l\、 /~|
| ヽ>-ー< │ ♪
│ ./ ヽ| ♪
ヽ| |
l. o o i
__ヽ * ノ || ぐつぐつ
__,/!::::|`ヽ工{ヽ'___. .||
{::::::`ヽ|  ̄ V::::::/.一'||) (⌒ヽ o
Y⌒V| _ l|‐r'´ ̄ .|| r‐( )
\ } リ ||⌒ ⌒ヽ
乙ノ| | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| | |; :; :;:;: ;: ;: ;: ;:;:;:;;:|
| | |; :; :;:;: ;: ;: ;:;:;:;: ;;:|
ノ_,_,、__,_,_,、_,.,ゝ |;:;:;:: ; :;: ;: ;: ;:;: ;:;;|
| ,′| ,′ 、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:/
| ′.│./ / r‐――┐ `ヽ
し′. ...し / 」炎炎炎|____j
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウーツペレーチャカラチェーズ トゥナトゥータジュ トゥサメーヘェ
Utupe leo chakula chetu Tunachohitaji utusamehe.
我らに日用の糧を与えたまえ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
169 :
41/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:57:05 ID:2/qJVFS90
槍先揃エル!
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ \
( ;´Д`) ( ;´Д`)( ;´Д`) (; ´Д`) G(Д゚#) ヾ\
==G==G====X三>====X三>===X三>===X三> ヽ:[::::]つi二二/
| | | | | | | | | | | | ノ;;i;;;;;ゝ
(__)_) (__)_)(__)_) (__)_) し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マコーサ イェーツ ヘーエ!!
Makosa yetu, hey!
我らの罪を赦し給え
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
170 :
42/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:57:54 ID:2/qJVFS90
ビュォ…ッ!!
∧∧ ∧/:. , , ' _
(,, Д) と(Д ;,⌒ー;, . - _ ,:':
G::[:]つ ゞ_);,_(;. . _ヽ:, , ==-- _─ / .,' .i ,;
ノ;;;;;i;;ゝ ' ' "  ̄-__  ̄=_ "_ ,.i '.( : . ' ' ‐
(_/ `J i. :ヾ : 人/ ガッ!
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'`- '"'^´''"''""`'"'"`
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カマラストゥワヴェワソメーハラレ
Kama nasi tunavyowasamehe
我らに罪を犯すものを我らが赦すごとく
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
171 :
43/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:58:36 ID:2/qJVFS90
\
\人i,
∧∧ヾヽて
G∧ Д) // 三二――
c(д ;0_/ ぐいッ!
とと っ;;ゝ
(_,/ `J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'`- '"'^´''"''""`'"'"`
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウトゥプセー ウシィトゥーティ カティーカナジュルブラカーニ
Waliotukosea usitutie Katika majaribu, lakini
我らを試みに遭わせず悪より救い出したまえ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
172 :
44/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 00:59:48 ID:2/qJVFS90
彡ミミ彡ミミミミミミ彡ミミ
彡ミミミミミミミミミミミミミミミミ
彡ミミミミ彡ミミミミミ彡ミミミミミミミミ
彡彡彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミミミミミミ
彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミミミミミミ彡ミニニニ)
彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミ彡ミミミミ |
彡ミミミ彡ミ彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミ彡ミミミミミミミミ |
彡彡彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミ彡ミミミミミミl
,.;:'"''""''"'"'"'"'"'"^´''"''""^´''"''""`'"''"'""'"^´''"''"'"^:;.
,.;:'"
'' lニニニl (;:;:;:;:)__ 〈k;〉〈;;;;〉
l三三三l (;;:;:;:)(;:;:;:;) 〈k;〉
,、viw,,,,,,, λ,,λ λ_λ
' " 彡 ゚ー゚ミ (`ー´ )
"'"""" ,, .,,.ξ つ(ミミ,ヘ ヽ
''"'"" と__) (__)∪_)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウツォ-コエ ネウーレェ シィモーブレヘェエレー
Utuokoe, na yule, simama mwehu
汝は死者すら蘇らせり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
173 :
45/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 01:00:30 ID:2/qJVFS90
___ ∧_∧___
@;: ;,.;:と( ∀ )つ:;:;:;:;:)
 ̄|;:;| ヽ / |;:;| Α_Α
ミ"""""""") (⌒)"ミ (Д- )
ミ,..,_,..,..,_,.,.(__)_,_,_._,ミ 0,ヘ |_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (__)∪_)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエー
Baba yetu, Yesu, uliye
我らが神よ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
174 :
46/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 01:01:20 ID:2/qJVFS90
o/ o/ o ヾ;;" ; i',:;:_; ;iiゞ、:'"゙:;
'""'' ゙ ''゙ () o/) / '""'' ゙ ゙"''゙ '""'' ゙ ()''゙ ''""゙" i'..i'..::;:;:;:::;::;:、::___;:;
''""゙" ''゙;.::'`::.o/..:/;. ( ''""゙" ''゙" '' '` ''゙ ''""゙":::;..,,_:: _,:...;:;...,,:;;:.
゙" ''"" ゙; :: ::.: ()o/:: .:;.`,.゙"'' ''"" ゙" ""'' ゙ ""'' ゙ ゙ '' i',:;,..::;:_;.:;;'゙゙゚”.
""'' ゙ '''゙;:::: :: :: '`o/,, o::.: /.;. ''""゙" ザッザッ…""'' ゙ ""'' ゙ '"",,.i;;"; ';ヾ;;
''゙''゙'' ;: : :: ::: () k`()、/.;: ::. ヽ/ ''゙ '' ''""゙" ''゙'' ''""゙" "ヾ;;" ; ;i "; ;ヾ
''゙ ''''"" ;: : ::: ::::'`::o/o/::: /::. /;,., ''゙. /'' ゙ ''""゙" " ''"" .゙"o ^、;:''l;.;;r.、::_;
'""'' ゙ ;:: :::: :o/:() ()::: /:.o/:: :.:;ヽ/''""゙" .''゙ ""''゙ ""'' ゙ () .o:: i'..:'.,.;.;::'';'
''""゙" ''゙ ;:: :: (ヽ '` ko/./ヽ) :. ::o/;.、/ ""'' ゙ ''"" ''"" '` ()、,;;'';'"゙':,,:;'';,
''゙ ''""゙" ;:: .: h|.:: .. :(),/. :.'`.,/ ; : ;:/;ヽ''゙ '' ''""゙" ''"" ''゙''゙ ';''"゙゙':,'';,:'';''"゙':
''゙ ''""゙"''゙ ;: : ::: :::: .::o/o/,. :/_.: .o/: ;,,ヾ.. .''""/ ''゙ ''""'' ゙ ''"、;:''l;.;;r.、::_:;:'';''
''""'' ゙ ''゙''゙ ;: ..: . :: .::() o/o/| |; :().:..k`o||ヽ.:. / ''"" ''""゙" ''゙i'.. i'..;:,::'';''
';''"゙゙ ''';'""'' ゙''゙ ;.:: ...: :: :'` o/o/|_|:: '` .::.( ()、 .o/ ; ''゙'""゙ ''゙, o ';:,::'';''"゙゙':,,:;'';,
:,::'';''"゙゙':,,:;'';,::'''゙ ;.:: .: :: :' .()o/o|.:: .:o/.:::kヽ;):()..: .:.:.;''゙' '' ゙ () ゙ヾ;;" ; ;i .;;r.、:
ヾ;;" ; ;i .;;r ''""゙";::: :: ::.:..'`() ()o/o/ o/ k '`:: ::::.: .:; "゙"゙" '` '"'' ゙、;:'';.;;r.、:
_;:i'..i'.;,;:,::,;::'' ''゙ ;::: :: :: :..:'` '`()o/ o/o/::: :: :: :.: ..:,:; '""'' ゙ "゙"゙'゙ i'..i'.. i'..
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ギィナラコ エリツクースフェー
Jina lako litukuzwe.
願わくは 御名を崇められんことを
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
175 :
47/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 01:02:51 ID:2/qJVFS90
ゞ:ヾヾ.: ;ミ;;ヾ ;※ヾゞヾ.,;;;ゞヾ;;;ヾ.ヾヽ;;;ヾ ; ; :ヾゞヾ.ミミゞヾ;ゞ;;/::⌒;;";;
ゞ:。"※゚ヾ⌒;;:ゞヾゝヾヾ;;⌒゙ヾ:: "ヽミゞゞ;;:)::)ゞゝ;;ヽヽ"; ; ;ヽ丶;;ヾ※::;:
ヾ;;;ヾ.ヾヽ;;;ヾ ; ; :ヾゞヾ.ミミゞヾ;ゞ;;ヾ;;;ヾゞ:ゞゞヾ;;:. ヾ::ヽ;;"):::;ヾヾヽ;;
(ヾ; ;ヾ:;゙;;ゞミ"ヾ;;;;; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ;※ゞヾヽ;;;:ヽヽ;;::ゝヾ;;ゞヽ;;ヾヽ::.;;
ゞ:ヾヾ.: ;ミ;;ヾ ;※ヾゞヾ.,;;;ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ⌒;;.ミ;;:;;;ヾヽ ; ;ミ;
ヾ ;";ヾ; ;ゞ;;":::;;ゞ;;;゙。ゞヾゝヾ ; ; ヾ ;ゞ ゚ゞ;ゞ ※゙ゝ;;ヾ'';;ヾ;;::ゞゝ
ゞゞ;;ゞヽヾ※;;ゝヾ;;::゚;;\:ヾヾ※ゝ";;ゝ;;::ゞゞヾ;;:. ヾ::ヽ";;:゚;;.:
ゝ.;;:.:";;ソ;;ゞ;;;ヽヾヾ::ミミ;;ゞゝ;;゙ゝ;;ヾ '';;ヾ;;::ゞゝ::;ノ);;ゞン
ゞヾヽ;;ィソ;;::ヾヽ゚;;ヽ::ゞ;;ゝゝゝ;;;;゙ii:;:レ::;;/;;:
ミ;;ソ::ゞヾ:::ゞ;;ゝノ:ヾヾソン;:::: fゝヘ
来タカ… ∧,,/'ト、 |::::;;:.;...;;.;;ii:i;;;:;i|ゞゞ;
,っД゚;|l| |::;;:::::;..;;.;;ii:i;;;:;i|;;;ゞ:;
,.::;ヾゝヽ;;:.:;ヽ※⌒::::ヽ:ソノ::::O ,|::::;;:i::::.;;:::.;:;iii;i|::※:
,..;((::;;. ; ;ゞゝ::;:ミ:;ヽ;;:;;ゝゞ;;ヾ::;;ゞ;ヽ|l| i|.;...:i:i;;::.:;;:.;:;iii;i|ゞ;ヾ
,.:ヽヾヾ; ; ;ヾ::;;"ゝ;;';ヾ;;ゞ::'ゞヾミミ;;:'ヽ;;゚ヾヾゝ;;ヾヽ二二二ゞヾ⌒ヾヾ ゝ;ヽ:
..:.;ツヾヽ※;;;ゝ; ;ヽ::.;ヽ;;ゝヾ⌒;;;ゞゞミヽ::ヽ※ヽ;::ヽ;;ヾヾ::;;⌒;;ゞ::ゞ:ゞ;;;ゝヾヾ※;ヾ;゚
ッ;;ヽ::;";;ゞ::'ゞヾミゞゞ;;ゞヽヾ※;;ゝヾ丶(;; ※:ヽゝ;;';ゞ::'ヽ;;'"丶ミ;;:'ヽ;;゚ヾ⌒;;:ゞゝ
,,ィソ;;ゝ;;ヾ::ヽゝ;;';ヾ;;ゞ::'ゞヾミミ;;:'ヽ;;゚ヾ⌒;;:ゞヾゝヾヾ;;⌒゙ヾ:: "ヽミゞゞ;;:)::)ゞゝ;;ヽ::ヾ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーバー イェッツイェッツ リエー
Baba yetu, Yesu, uliye
我らが神よ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
176 :
48/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 01:03:49 ID:2/qJVFS90
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(´Д` ;) (´Д`; )(´Д`; ) (´Д`; )
<三X===<三X===<三X====<三X====G==G==
∧∧ | | | | | | | | | | | |
/⌒(Д-;) (_(__) (_(__)(_(__) (_(__)
| {と[二]::ヽ
ヽ__ノ;i;;;;;;ゝ=====X三>
し`J ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(´Д` ;) (´Д`; )(´Д`; ) (´Д`; )
<三X===<三X===<三X====<三X====G==G==
| | | | | | | | | | | |
(_(__) (_(__)(_(__) (_(__)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ギィナラコ エリツクースフェー
Jina lako litukuzwe.
願わくは 御名を崇められんことを
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
177 :
49/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 01:04:30 ID:2/qJVFS90
/\/\
/\ /\ /\/\ /\/\ /\ .
/\/\ /\/\ /\/\ /\/\/\..
森森森 /\/\/\森森森ヽ | / 森森森森森森森
森森/\ 森森森森森\ //森森森森森森森森森森
/\森∧_∧ 森∧∧ 森森 森森森森
○──────( # ・∀)→ /(Д゚#) 森森森
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/\ |
森/\ \
森/\ )\
森/\ / ヽ
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;;;;;;;;/\;;;;;;;/\ / ;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;/\;;;;;;;;;;;;/\ i ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; \ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;
;;;/\;;;;;;;;;;;;;;/\ / ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/\;;;;;;;;;;;;;;;;/\ , イ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ト、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
\;;;;;;;;;;;;;;;;;/\__/_i _____l__ヽ___;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;
178 :
50/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 01:06:37 ID:2/qJVFS90
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| さぁて。 これから殺し合いだ。 ――全員、腹ァ括れよ。 |
└―――――――――――――――――――――――――┘
つづく
179 :
25/50 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/23(日) 01:07:42 ID:2/qJVFS90
>>153 誤記訂正、差し替え希望です。
,. ., __ メェェ… 、vxィ,
〈゚x ゚:の`:‐:-、_ ,. ., __ - :‐:-、_
i,,;:; :;.,゙:; :;:゙'i´ 〈x -:の;゙.: . ;::゙'i´
゙u'‐'uー‐゙u' `゙u'‐'uー‐゙u' 、vwilィ:.,
,. ., __
ヽvw〃 〈゚x ゚:の`‐:-、_
i゙;: .:';,;:. ;.;.,;:゙'i´
゙u'‐'uー‐゙u'
、wil, __ ,. ., ヽvw〃
_,:‐:'の゚ x゚〉 モシャモシャ
i'゙;: ;:;:゙,.;:,; :;,:j ,. _,.';:⌒;:ー-、_
゙u' ゙̄'u‐'゙u' 〈゚x ゚;の;:0:;;::;;;っ´
''''"'''" 、wil,
=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||=||
|| || || || || || || || || || || || || || || || || || || || ||
W从W从"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'"^´''"'"^´'''"`"'"^´''"''"'"'^´'
W从W ΑΑ Α_Α オ熱イコトデ…
从W ( ///)(∀- ) ∧__∧
W从 ⊂三⊃ 〈 と、 | (∀-; )
WW ,ノ:ィ:;;:::ヘ:ヽ ノ_,ゝ、___ゝ | )
WW从 し`J (__)_) (_/ `J
从WW从W 、wilィ, 、wiliィ;, 、vwilィ:.,
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜間奏〜〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
180 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/05/23(日) 18:20:23 ID:HCurgarj0
ついに・・・春の戦争か・・・
181 :
1/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:09:38 ID:d1kKRdR00
……初春。
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.: ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ ` ``
,,ゞ.ヾ\\ ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ . ゞヾ ゞヾ .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ `
ゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞ;ゞゞヾゞ; `
ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ___// ;ゞ ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ `
ゞヾ ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
ゞヾゞ;ゞ iiiiii;;;;::::: :|;:/ ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ , `
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;::: : |:/ ヾゞ `
ヾ |iiiii;;;;;::::: ::| ` ` ` `
` |iiiiiiii;;;;;;::: :| ` ` ` ` ,
` ,|i;iiiiiii;;;;;;::: :| ` ` ` ` ` ` `
` |ii,iiiiiii;;;;;;::: ::| ` ,
,|iiii;iiii;;;;:;_ _: :| ` ` `,
` |iiiiiii;;;;;;((,,,)::.:i ` ` ,
` |iiiiiiii;;ii;;;;;;~~~:|` `
, |iiiiii;iii;;;;i;;:: :: ::| ` ` ,
` |iii;;iiiii;::;:;;;;::: :::| `
,,.,.. ,..M|M|iMiiii;;ii:i;;:;i:i;;:;ヘヘ ,.,.. ,...... ,....,,,.,..,,,.,.. ,.. ,.. ,,.,..,.,.. ,.... ,,,.. ,.... ,,,.,..
182 :
2/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:10:51 ID:d1kKRdR00
モララー族、各集落より出で、
i i`i | i l| i l |i l | il | i l i /'i
| i`i ` \__人__人__人人__人__人__人__人__人__/ il l _ / / |
i i`i i`i .` i| ≫ ≪ \\ /`i i / /
. iニニ ニニ ニニi ≪ ≫  ̄ / / / / i l
. i_i i i |i l ≫ ≪ iニニニニニニ/ i,/ |
. ________,// i l| /⌒Y⌒Y⌒YY⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ | i l 0
`-----" | i l |i l || |il l i |l |
|il l i |l | |ヽ | i| |il
|! |
∧_∧|! |
;,;:,:;,.,WWw., .,.,.,.,. ,.,;WWw ( ∀ )G] .,.,.,.wWWw
∧_,,,, Ww .,.,.wW /⌒ヽ / Α_Α .,.,;:WwwW
.,:W .,.,:;,;W ( ∀ ) | 0 | | ww.,.,. ( -∀・ )
/⌒ヽ )W .,.,; ヽ_ノ、__,) :,. ([二二]ヽ WwW
:,;WWWw ==| 0 | |=====X二>.,.,:;.,Www;,;:,W .,.,.,w:;,.W 〈二ノ_/__,ゝ)=[ w.,
ヽ_ノ、___) ;,;:,:;,.,WWw., .,.,.,.,. (__)_)
Www;,;:,W ., .,.,,:;,,wWw .,.,.wWww.,.,.,
.,.,.,.wWWw ,.,;WWw
183 :
3/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:11:43 ID:d1kKRdR00
アト・アスキィに向け進発。
/ ヽ / ヽ
/ / / /
lー ''''" ̄ ̄"  ̄ ̄`'、 lー ''''" ̄ ̄"  ̄ ̄`'、
∠,,、 -z ,r――― ''" ∠,,、 -z ,r――― ''"
、 '"´,、ィ / 、 '"´,、ィ /
、 '" ,、 '":ツ / |^l 、 '" ,、 '":ツ / |^l
、-' ,、 '´ / / /'''',,,," 彡 、-' ,、 '´ / / /'''',,,," 彡
| ,、 '´ / / `゙^ _,| │ | ,、 '´ / / `゙^ _,| │ |^l
'´ / /l/ .,/,_ | '´ / /l/ .,/,_ | ;‐i /'''',,,," 彡
// .l_,'" | .| lニ ニ// l_,'" | .| lニ ニl ;‐i `゙^ _,| │
{_,l゙ .〈/!_| lニ ニl {_,l゙ .〈/!_| lニ ニl .,/,_ |
〈/!_| 〈/!_| .l_,'" | .|
.,.,,:;,,wWw .,.,.wWww.,.,., .,.,.,.wWWw ,.,;WWw
.,:W .,.,:;,;Ww :,.,WwW .,.,;:WwwW:;;,.,.,.,∧
.,.,:;WwW .,.,;:,;WWWw ., .,:;.,Www;,;:,W .,.,.,w:. ∧ X
. ∧ .∧ .∧ X G∧_∧G
X X /| X ∧_∧G[二二二> || || ( )/
|| .|| ∧_∧,...| i| .|| ∧_∧ G( ) / |\ || ∧_∧ /
|| ∧_∧ )G| i|∧_∧ ( )G ヽ / \.\ ∧_∧⌒ヽ G( )G 〈
G( )G / [G( )G / / G∧_∧ \G( )G} | ||ヽ /__ヽ_)
||ヽ / | 〈 ヽ / | 〈 `ー'`( )G `i /_ノ || | | |
|| | | |_)`ー'... 〉 | |_,)`ー' | / .| | 〈 ,. || ー|__)
|| ー|__) ー(__) 〈二二二]== (__)`ー' ;,.,WWw., .,.,.,.,
(__)ー'
184 :
4/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:12:32 ID:d1kKRdR00
背骨山脈を越え――
o/ o/ o ヾ;;" ; i',:;:_; ;iiゞ、:'"゙:;
'""'' ゙ ''゙ () o/) / '""'' ゙ ゙"''゙ '""'' ゙ ()''゙ ''""゙" i'..i'..::;:;:;:::;::;:、::___;:;
''""゙" ''゙;.::'`::.o/..:/;. ( ''""゙" ''゙" '' '` ''゙ ''""゙":::;..,,_:: _,:...;:;...,,:;;:.
゙" ''"" ゙; :: ::.: ()o/:: .:;.`,.゙"'' ''"" ゙" ""'' ゙ ""'' ゙ ゙ '' i',:;,..::;:_;.:;;'゙゙゚”.
""'' ゙ '''゙;:::: :: :: '`o/,, o::.: /.;. ''""゙" ザッザッ…""'' ゙ ""'' ゙ '"",,.i;;"; ';ヾ;;
''゙''゙'' ;: : :: ::: () k`()、/.;: ::. ヽ/ ''゙ '' ''""゙" ''゙'' ''""゙" "ヾ;;" ; ;i "; ;ヾ
''゙ ''''"" ;: : ::: ::::'`::o/o/::: /::. /;,., ''゙. /'' ゙ ''""゙" " ''"" .゙"o ^、;:''l;.;;r.、::_;
'""'' ゙ ;:: :::: :o/:() ()::: /:.o/:: :.:;ヽ/''""゙" .''゙ ""''゙ ""'' ゙ () .o:: i'..:'.,.;.;::'';'
''""゙" ''゙ ;:: :: (ヽ '` ko/./ヽ) :. ::o/;.、/ ""'' ゙ ''"" ''"" '` ()、,;;'';'"゙':,,:;'';,
''゙ ''""゙" ;:: .: h|.:: .. :(),/. :.'`.,/ ; : ;:/;ヽ''゙ '' ''""゙" ''"" ''゙''゙ ';''"゙゙':,'';,:'';''"゙':
''゙ ''""゙"''゙ ;: : ::: :::: .::o/o/,. :/_.: .o/: ;,,ヾ.. .''""/ ''゙ ''""'' ゙ ''"、;:''l;.;;r.、::_:;:'';''
''""'' ゙ ''゙''゙ ;: ..: . :: .::() o/o/| |; :().:..k`o||ヽ.:. / ''"" ''""゙" ''゙i'.. i'..;:,::'';''
';''"゙゙ ''';'""'' ゙''゙ ;.:: ...: :: :'` o/o/|_|:: '` .::.( ()、 .o/ ; ''゙'""゙ ''゙, o ';:,::'';''"゙゙':,,:;'';,
:,::'';''"゙゙':,,:;'';,::'''゙ ;.:: .: :: :' .()o/o|.:: .:o/.:::kヽ;):()..: .:.:.;''゙' '' ゙ () ゙ヾ;;" ; ;i .;;r.、:
ヾ;;" ; ;i .;;r ''""゙";::: :: ::.:..'`() ()o/o/ o/ k '`:: ::::.: .:; "゙"゙" '` '"'' ゙、;:'';.;;r.、:
_;:i'..i'.;,;:,::,;::'' ''゙ ;::: :: :: :..:'` '`()o/ o/o/::: :: :: :.: ..:,:; '""'' ゙ "゙"゙'゙ i'..i'.. i'..
185 :
5/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:13:27 ID:d1kKRdR00
西平原を横断、川を挟んでアト・アスキィに対し布陣。
−A −B −C −D −E −F −G −H −I −J −K −L −M −N −O −P −Q −R −S−/
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│ │ │ │ │ │ │ │山│山│山│山│山│ │ │ │山│山│ │山│1
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│山│山│ │ │ │山│山│山│山│河│山│山│山│山│山│森│山│山│森│2
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │山│山│山│山│山│山│森│森│河│森│河│森│森│森│森│森│森│森│3
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ │山│山│山│森│森│森│河│河│河│河│ │森│森│森│森│森│森│4
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┏━┓─┼―┏━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│―――【進軍経路】――――→┃陣┃ │河┃村┃ │ │ │森│森│ │ │森│5
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┗━┛─┼―┗━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ │ │山│山│ │ │ │河│河│ │ │ │ │ │ │ │ │ │6
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ │ │山│山│ │ │ │河│ │ │ │ │/│/│/│/│/│/│7
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ │山│山│ │ │ │ │河│ │ │ │ │/│/│/│/│/│/│8
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ |山│山│ │ │ │ │河│河│ │ │ │/│/│/│/│/│/│9
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ │山│山│ │ │ │ │ │河│河│ │ │/│/│/│/│/│/│10
186 :
6/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:14:08 ID:d1kKRdR00
――さて。 ここまではまぁ、俺も想定していた範囲内の動きだ。
∧∧ ・・・・
/⌒(Д-,,)
| {と[二]::ヽ
ヽ__,ノ;i;;;;;;ゝ=====X三>
し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
187 :
7/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:14:53 ID:d1kKRdR00
土地勘のない場所を進むなら、見晴らしの良いルートがいい。
ノト |
彳ミ ノiミ
__,,.. .-‐ '''""~~""''' ‐-彡彡ミ .彡ミ..,,____
_,..-'''" 彡彡ミミ 彡;;;ミミ  ̄ ~~""''
__,,.. .-‐ '''""~ 彡彡ミミミミ彡彡ミミミ ____,,.. .-
__,,.. .-‐ '''""~""''' ‐- ...,,____,,.. .-‐ '''""~''''''''''''''''''''''''~""''' ‐-、_ii|__,,.. .-‐''""~
.,.:,..:.. .,. :,..:.. ,.:,..:.. .... :.:.:...:::. .... .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:..
.,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. ... ... ,.:.:.:...:::.. . .,.:,. .:.. .,.:,..:.. .,.: .,.:,..:.. .,. :,..:.. .
.,.: ,..:.. .,.:,..:. ... , .. ... ,.:,. .:.. .,.:,..:.. .,.:,. .,. :,..:..
.,.:, .. .. .,. :,..:.. ,.. ,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,
.,.:,. .:.,... ,.. ;;,.. ,.. .,.:, ..:.. .,.:,..:..
... ,... ... ,.. . .,.:,..:.. .,. :,..:..
... .,.:,..:.. .,.:, ..:..
,, .,.:, .. .. .,. ,..
"`"'"^´''"''" '"'^´''"''""`'"'"`"'"∧_∧´''"''"'"'^´'' "''""`'"'"` "'"^´''" ''"'"'^´' '"''""`'"'"`
( ・∀) 〜♪
と/ つ
人 ヽ
(_ヽ__)
"`"'"^´''"''"'"'^´' '"''""`'"'"`"'"^'' "`"'"^´''"''"'"'^´'' "''""`'"'"`"'"^´' '"''"'"'^´''"''""`'"'"`
――これはもう、人として当然の心理だ。
現代でも、はじめて通る街でわざわざ込み入った裏路地を使おうとする奴はいない。
188 :
8/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:15:39 ID:d1kKRdR00
古代の原生林を進むには、平地の3倍から10倍程度の時間を見込まねばならない上――
ましてその土地に敵がいるとなれば、見通しの悪い場所が兵士にもたらす心理的圧迫は強い。
:..:..:..:..:..:..:..:..:..:|ik;;:;;:;::;;:;:;;::;:;:::;:;;l:;:;::;:j!|:..:..:..:.., (;;ハ:..:..:.Vヾ:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..ノ' ヘ.:..:.|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;:;
:..:..:..:..:..:..:..:..:..(ik;;:;;:;::;;:;:;;::;:;:::;:;;l:;:;::;:j!:|ゞ v'.:..:..:..:..:..,,‐ゞ y;;'ゞ<.:..:..:..:..:..:..ゞ>:..、..:..:..:..|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;:;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;;:;;:;;;:;k!:;;:;:;::;;:;:;:;:j!;:;:;;:;|:;ゝ、 7-ー<ヾ:'(゙':ヾ:.:.:.:.:.:..:..:..:..:..:. 〆、,,;">-、|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;;:;;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;:;:;;:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;::;i:;:k;;:;|‐>、;ヽ、:;;:y':/;;-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. バ:.:.:.:.:.:.`‐|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;:;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;;:;;;:;;:;:;;:::;:;:::;:;:;!::;:;:;;:;:;;;|:.:.:.:.ヽ:::;:;:::/:;; /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙:.~^:.:>ー|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;:;;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;:;;::;:;:;:;;:::;:;:::;:;;:i!;:;:;:;:;;:;:|.:.:.:.:.:.,!i!;;:;:;y':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;;:;:
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;;;;;;,,-‐'´;;:;;;ノ;:;:/:;;:;;^ー-、:;:;:;:;:;:;:;:;:`ー -、:;:;;:;:;:;~:^";:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:;;`゙ ';;:;==;;;;:;;‐、__,,''~"'~
!ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw ,,,,,.., ,vv
"~'"'"~ ~""~'"'" ~~""~'"'" ∧_∧ キョロキョロ ~ "'''~"''""'''~"''" "'~"''"''~"''"
⊂ ( il・Д) ⊃
| つと)
人 ヽ
(_ヽ_)
少なくとも、“勝っている側”がこのルートを選択する可能性は低い、と言えるだろう。
189 :
9/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:19:31 ID:d1kKRdR00
――海側からの大回りも、まぁ、理論上は考えられないとは言わないが……
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'"~ ̄ ̄ ゙̄''''―――-------------―zi.....,,,,,,,______,,,,,,,,,,..,. ---――'''''" ̄ ̄ ̄ ̄
二二,,_,.、..: .:.. ;.;.:.: ; :.. ;.;.:.: ; ,;__,,.、_,. :.:――' _,._.__. :.: :.:. :.: .,.、__,:
 ̄ ̄__,、_ '` ̄ ̄ ̄:...  ̄ ̄'`―''"´. . .. :.: .:.: .:.: ...:.::.: ̄ ̄ __.: .:.: .`' ̄ ̄
 ̄.: ;;.: : ̄ ̄'`ヽ、_:: ,.、__.:.: .:: :: : :.:. ... . .. . . '`――,.、__
: .:.:: .:. :.: .:.:: :. ___,.、.__ __,.-'`  ̄
_;;'_,.、 .: .:__. ,;.:' ――'`―― ̄ . :.:: .:.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄.:. .:.:: ; . , . ;: :.: :.: . . .. . . .. :.:.: :.: ___,.、__ .:.:. . .::.:.::
 ̄ ̄ ̄'`――― ゙''゙;: ゙ ;; '゙  ̄ ̄'` . . . . .:. :.: .: .: .:.: .: ..:
古代の未熟な食料の保存技術を考えれば、これも可能性は低い。
“勝っている”相手に、そこまでの策を弄する必要性が全くないのだ。
190 :
10/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:20:55 ID:d1kKRdR00
ゆえにこちらも相手の発見に関しては、さほど心配していなかった。
一応、オルジさんなどに山岳沿いの警戒を頼んではいたものの――
ゞ:ヾヾ.: ;ミ;;ヾ ;※ヾゞヾ.,;;;ゞヾ;;;ヾ.ヾヽ;;;ヾ ; ; :ヾゞヾ.ミミゞヾ;ゞ;;/::⌒;;";;
ゞ:。"※゚ヾ⌒;;:ゞヾゝヾヾ;;⌒゙ヾ:: "ヽミゞゞ;;:)::)ゞゝ;;ヽヽ"; ; ;ヽ丶;;ヾ※::;:
ヾ;;;ヾ.ヾヽ;;;ヾ ; ; :ヾゞヾ.ミミゞヾ;ゞ;;ヾ;;;ヾゞ:ゞゞヾ;;:. ヾ::ヽ;;"):::;ヾヾヽ;;
(ヾ; ;ヾ:;゙;;ゞミ"ヾ;;;;; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ;※ゞヾヽ;;;:ヽヽ;;::ゝヾ;;ゞヽ;;ヾヽ::.;;
ゞ:ヾヾ.: ;ミ;;ヾ ;※ヾゞヾ.,;;;ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ⌒;;.ミ;;:;;;ヾヽ ; ;ミ;
ヾ ;";ヾ; ;ゞ;;":::;;ゞ;;;゙。ゞヾゝヾ ; ; ヾ ;ゞ ゚ゞ;ゞ ※゙ゝ;;ヾ'';;ヾ;;::ゞゝ
ゞゞ;;ゞヽヾ※;;ゝヾ;;::゚;;\:ヾヾ※ゝ";;ゝ;;::ゞゞヾ;;:. ヾ::ヽ";;:゚;;.:
ゝ.;;:.:";;ソ;;ゞ;;;ヽヾヾ::ミミ;;ゞゝ;;゙ゝ;;ヾ '';;ヾ;;::ゞゝ::;ノ);;ゞン
ゞヾヽ;;ィソ;;::ヾヽ゚;;ヽ::ゞ;;ゝゝゝ;;;;゙ii:;:レ::;;/;;:
ミ;;ソ::ゞヾ:::ゞ;;ゝノ:ヾヾソン;:::: fゝヘ
∧,,/'ト、 |::::;;:.;...;;.;;ii:i;;;:;i|ゞゞ;
,っД゚;|l| |::;;:::::;..;;.;;ii:i;;;:;i|;;;ゞ:;
,.::;ヾゝヽ;;:.:;ヽ※⌒::::ヽ:ソノ::::O ,|::::;;:i::::.;;:::.;:;iii;i|::※:
,..;((::;;. ; ;ゞゝ::;:ミ:;ヽ;;:;;ゝゞ;;ヾ::;;ゞ;ヽ|l| i|.;...:i:i;;::.:;;:.;:;iii;i|ゞ;ヾ
,.:ヽヾヾ; ; ;ヾ::;;"ゝ;;';ヾ;;ゞ::'ゞヾミミ;;:'ヽ;;゚ヾヾゝ;;ヾヽ二二二ゞヾ⌒ヾヾ ゝ;ヽ:
..:.;ツヾヽ※;;;ゝ; ;ヽ::.;ヽ;;ゝヾ⌒;;;ゞゞミヽ::ヽ※ヽ;::ヽ;;ヾヾ::;;⌒;;ゞ::ゞ:ゞ;;;ゝヾヾ※;ヾ;゚
ッ;;ヽ::;";;ゞ::'ゞヾミゞゞ;;ゞヽヾ※;;ゝヾ丶(;; ※:ヽゝ;;';ゞ::'ヽ;;'"丶ミ;;:'ヽ;;゚ヾ⌒;;:ゞゝ
,,ィソ;;ゝ;;ヾ::ヽゝ;;';ヾ;;ゞ::'ゞヾミミ;;:'ヽ;;゚ヾ⌒;;:ゞヾゝヾヾ;;⌒゙ヾ:: "ヽミゞゞ;;:)::)ゞゝ;;ヽ::ヾ
実際にモララー族を発見したのは、交代で見張りを頼んでいたホロケウたちの方だった。
191 :
11/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:21:36 ID:d1kKRdR00
ことさらに奇を衒わない、手堅く慎重な進軍。
相手方は、どうやら常識的で堅実な、場数を踏んだ指揮官が率いている公算が高い。
∧∧
(Д-;)
/⌒[二]::ヽ
| {G;i;;;;;;ゝ=====X三>
ヽ__,し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
さて。 そういった歴戦の指揮官に対し、俺がどこまでやれるかというと――
192 :
12/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:22:48 ID:d1kKRdR00
ぶ っ ち ゃ け か な り 怪 し い
_______ _______
\ >――< /
\ /
\ u /
Y Y
| == == u |
| |
| u /_ U /
ヽ ___ __ /
\ ゝ/_/ /,ヘ丶 く__
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∧:::::::: ̄ ̄//:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::ゝ
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|:::::::::::::: ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
∧:::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
レ'\::::::::::::::::二ニ=───::::::::::::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::/
|ノ-' ̄ ̄ヘ:::::::::::: 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄:::::::::::::::::::::: ̄/
〉:::::::::::〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_==ニ::::::/
……いや、だって忘れられがちだけど俺って一般人だよ一般人!?
指揮の経験なんて無論ねぇし、どころか予備自衛官補(※)の訓練さえ受けたことねぇもん!!
※……自衛隊の訓練未経験者に所定の訓練を施し、予備自衛官に任用する制度。
給金も出るので、変わったアルバイト程度の感覚で訓練(軽め)を受けられる。
193 :
13/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:23:32 ID:d1kKRdR00
とりあえず、ピラミッド型の上意下達式じゃねぇと集団戦術は成立しねぇんで、それは組んだ。
戦争経験の豊富な連中とも相談したし、リーダーシップのある連中に中級指揮官相当の立場も頼んだ。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::[ すさまじく不慣れな努力の結晶 ]::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧∧
(,゚Д゚,)
|
┌――─――――─┬──――┴―――┬───―─┬───
| | | |
∧_∧ ∧,,∧ ∧__∧ /ヽ_ ヘ
( ´∀` ) 彡,゚Д゚,ミ (´く_` ) (,::::_ゝ゜)
| | | |
┌―┬―┼―┬―┐┌―┬―┼―┬―┐┌―┬―┼―┬―┐
|
∧_∧
( ´Д` )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
女子供に投石器の使い方を仕込み、数の少ない弓は優秀な射手に配り、
男どもにはある程度、俺が知っている集団戦術と武術(のうちの汎用性の高い技)を仕込み――
194 :
14/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:24:13 ID:d1kKRdR00
――と、やったところでぶっちゃけ素人の工夫だ。
これが実戦でどれだけ通用するかは、誰一人として保証してはくれない。
∧∧ グァー、胃ガ痛ェ…!!
(Д-;)
/⌒[二]::ヽ
| {G;i;;;;;;ゝ=====X三>
ヽ__,し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
正直、“指揮官の孤独”以前の問題だ。 これでいいのか、今でも自信が持てない。
クソ。 いっそ野垂れ死ぬかもしれねぇが、いっそ今から全員で尻尾巻いて東へ逃げた方が……
195 :
15/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:24:54 ID:d1kKRdR00
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
――そしていつか、俺も祀られるくらいの偉業をやってのけてやる――
゙ "゙" ゙" .:.
.:: .:..
.,.;::゙´ ̄'';:,. .. :.: .:: :. ::;.,. ゙ "゙" ゙"
;;;:' `:;∧_∧;:´ `:;,, ∧∧
´^゙:;゙:;゙:;゙^^^;;:..(:;:;: ∀)..;:'^^^゙;:゙;;゙;;゙^` (Д ,,)
゙ "゙" ゙" と;:;:;:;::::::つ;: "゙" ゙" ゙" ゙" |[::::|
;:(;;;;::/:;:;l;:ヽ::;;):; ノ;i;;;;;;ゝ
;: '''(,___,)ー'::''::;:.... し`J
.:.:.:.:.:.:.:.:.. "゙" ゙" ゙" ゙"
――皆の力で――アト・アスキィを守り、そして栄えさせて――
"゙" ゙" ゙" ゙"
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
196 :
16/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:25:34 ID:d1kKRdR00
・・・・
∧∧
ε= (Д-,,)
/⌒[二]::ヽ
| {G;i;;;;;;ゝ=====X三>
ヽ__,し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
197 :
17/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:26:23 ID:d1kKRdR00
と、投げ出すわけにもいかねぇのが辛いところだよな。
∧∧
(Д-,,)
/⌒[二]::ヽ
| {G;i;;;;;;ゝ=====X三>
ヽ__,し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
――ったく、ちょいと荷が勝ちすぎる“約束”をしちまったな。
198 :
18/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:27:37 ID:d1kKRdR00
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
| まぁ、しょうがねえ。 ――負けたら負けたで降伏の方法でも考えるか! |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
とにかく今は、戦れるだけ戦る。 それしかできねぇんだから、しょうがねぇ!
・
・
・
199 :
19/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:28:32 ID:d1kKRdR00
――対岸。
,. 、、,.、、,,、、 ,、,、、、,,_,,_,.,、、、、,,,,,、、,,_,,_,.,、,,
,:;.:;.:,;.:.::;. ;::゙;; ,,;".;:..:;,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;
,:;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.゙;、 ;",:;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. ..; ..;:.,.,:;.
:.,.,:;.; ...;..;:.:.;.:,;.:゙ 、"""~~~"ヾ"~""~""~"~~""~,,,":.,.,:;.; .;..;:.:.;.:,;.:.::..:;..;:.:.;.:,;.:.::..:;.
;..;:.:;.:.;.,:;.:,;;..;:.:;.:.;.,:,,;' ヽ ヽ : '''- :;,,,:;.:;.:,;.:.::;. :.;.;.;.:.::;. :.;.;.
:;.:,;.:.::;. :.;.;.;..;,,;'' i ゙ ヾ ヽ ゙゙'''ー ..,,,,.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.:. .
.;..;:..:;.,;;.;.;..;.,,;;'' / : ヽ" ' , ‐- ゙'''ー ..,,,,:,;.:.::.;.;.;. .
.:;.,;;.;.;..;.;;;゙" '' ヽ ヾ ゙' ゙"゙'''ー ..,.,:;.;
" "゙ ;;;'' ,' l ヽ ヾ ヽ
゙::;;''゙ ヽ
"" / / l
ヽ " ヽ ヾ
/ |
\
200 :
20/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:29:13 ID:d1kKRdR00
┌――――――――――――――┐
| ほう、大したものだな――? |
└――――――――――――――┘
┌―――――――┐
| と、いうと? .|
└―――――――┘
201 :
21/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:30:31 ID:d1kKRdR00
┌――――――――――――――――
| ……見ろ、対岸の連中のことだ。
└――――――∨―――――――――
∧_∧ Α_Α
( ∀) (д・ )
/ ∞ ( [二二]
(___つ 〈二ノ_/_ゝ=[
<二X======又ヽ_)== (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
202 :
22/23 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:31:25 ID:d1kKRdR00
┌―――――――――――――――――――――――――――┐
| 全体の動きが良い。 それと――ああ。 .統制も取れているな。 |
| 見た限り複数の部族が混在しているようだが、混乱が無い。 |
└―――――――――――――――――――――――――――┘
ノト |
彳ミ ノiミ
__,,.. .-‐ '''""~~""''' ‐-彡彡ミ .彡ミ..,,____
_,..-'''" .:龠: 龠 彡彡ミミ 彡;;;ミミ  ̄ ~~""''
__,,.. .-‐ '''""~ ll龠 ゙゙''龠,,彡彡ミミミミ彡彡ミミミ ____,,.. .-
__,,.. .-‐ '''""~""''' ‐- ...,,____,,.. .-‐ '''""~''''''''''''''''''''''''~""''' ‐-、_ii|__,,.. .-‐''""~
.,.:,..:.. .,. :,..:.. ,.:,..:.. .... :.:.:...:::. o .... .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:..
.,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.::.o: .o :.o ..::((.大. .,.:,.::o .:.. .,.:,..:.. .,.: .,.:,..:.. .,. :,..:.. .
.,.: ,..:.. ..大..大...大...,.:,..:. ,..大..)):,. .:.. .,.:,..:.. .,.:,. .,. :,..:..
.,.:, .. .. .,. :,..:.. ,.. ,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,
.,.:,. .:.,... ,.. ;;,.. ,.. .,.:, ..:.. .,.:,..:..
... ,... ... ,.. . .,.:,..:.. .,. :,..:..
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`'^´''"''""`'"'"`
:`:、 ゙''、,, ``'.、 `:、 ,:`:、 `:、 ゙''、,, ``'.、 `:、 ,:`:、 `:、 ゙ ''、,, '、,, ``'.、 `:、 ,:``'.、 `:、
:::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ ..... . .::::::... ....::::::::: .::::::... ....::::
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`'^´''"''""`'"'"`
 ̄ − ;;;;;;;;;;;;;− ;;;;;;;;;; −  ̄ − ;;;;;;;;; 三− ;;;;;;;;; − 二 二  ̄
三−:::;;;;;;;;;;;:  ̄;;;;;;;;;;; − 三 ;;;;;;  ̄ −;;;;;;; 二  ̄ −  ̄
 ̄ −  ̄  ̄ −  ̄ −  ̄ −  ̄
三−  ̄ − −  ̄ − 三−  ̄ − 二  ̄
−  ̄ − −  ̄− 三−  ̄
203 :
23/23+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:32:24 ID:d1kKRdR00
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
| 女子供まで動員して、戦える者はせいぜい150前後といったところか。……ふん。
| 200を大きく超える軍勢で、対岸に構えてやれば泡を食って逃げ出すかと思ったが――
└――――――――∨――――――――――――――――――――――――――――――
┌―――――――――――――――――
| ……ええ、迎え撃つ構えのようです。
└――――――――∨――――――――
┌――――――――――――――
| ククク。……これは、予想外だ。
└――――――∨―――――――
∧_∧ Α_Α
( ∀) (д- )
/ ∞ ( [二二]
(___つ 〈二ノ_/_ゝ=[
<二X======文ヽ_)== (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
204 :
24/23+1 ◆Civ.a/bGUo :2010/05/24(月) 08:33:19 ID:d1kKRdR00
┌――――――――――――――――――――――――┐
| ……どうやら向こうには、よほどの男がいるようだな? .|
└――――――――――――――――――――――――┘
つづく
205 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/05/24(月) 20:01:10 ID:y1Tt+Yz+0
うぽつです^^
毎回展開が面白いです
ついに戦争・・・
わくわくしてきました。
civ4で例えるなら斧兵に対して槍兵弓兵の激突か
面白そうだ
その例え、やめぃwww
パパパパ パオワー ドドン
太陽よ呪われろ
│前回のあらすじ
└─┬──.モモタロー.───―――――――――――.ウキー.―――――――┐
| 獣使いを目指し、勇敢にも森に入り見事に猿と出会い、
|
| 草団子を与え、代わりにたくさんの木の実をもらったのだが、
|
| お供にするという目的は果たせなかった。
└―――――――――――――――――――――――――――――┘
モモモー
∧∧ ,,
(,,´∀) @(・ェ・)@ ウッキー
(っ | ヽ c |
し`J 。。 ..。 8┨ し`J
::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: Www
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::.... ゝ
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノリリリiiiiiW
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww `'^`-|i: :iiレ' .|i: l川|wW-'^"
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i| |i:| バサバサ .|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`'ノノ |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ _,。/) 彡 |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 ''"''''' .. . `ー'" |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| `~~~^. ∵ wi゙.|i: :ii| |i: l川|
|川 :i|ww ll ,. .. ・ `~~~^ !i: l川|
WWWiii||wW ヽ!l/ 8 , て |i: ll川.|
|レ' ∧∧ そ Wiii||wW
wwwiiiiw .|| と⌒(i| Д ) ビクッ
`ヽ_っ cノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
身の危険を感じ逃げ出し、追われることは無かったが・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌―――――――――――――――――――――┐
| 帰り道であることをヒラメク・・・
└―――――――――――――――――――――┘
::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: Www
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::.... ゝ
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノリリリiiiiiW
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww `'^`-|i: :iiレ' .|i: l川|wW-'^"
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i| |i:| バサバサ .|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`' ノノ|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ _,。/) 彡 |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 ''"''''' .. . `ー'" |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| `~~~^. ∵ wi゙.|i: :ii| |i: l川|
|川 :i|ww ll ,. .. ・ `~~~^ !i: l川|
WWWiii||wW ヽ!l/ 8 , て |i: ll川.|
|レ' ∧∧ そ Wiii||wW
wwwiiiiw .|| と⌒(i| Д ) ビクッ
`ヽ_っ cノ
┌―――――――――――――――――――――――┐
| 猿が投げた木の実を食べる鳥を見て・・・
└―――――――――――――――――――――――┘
r‐彡く⌒ヘ
┌'////く⌒ヘ
/フフフフ/フフネヘ
/7777///;';'〆彡ハ
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rr彡彡〃/;';';';';';'ノノノ´
xイ彡彡〃;';';';';';';';';';厂´
xイミミミ彡彡';';';';';';';';';';';'ノ
. . :´ミミ彡彡'.:.:.Y´⌒.:.;厂´
:'ミミミ彡彡彡':.:.:.;'.:.:;'.;'.:/
/ミミミミ彡彡彡''.:.:.:.:;'.:.:.:;'.:/
./ミミミミ彡彡彡彡''.: : : ; . : :.;''
/ミミミ彡彡彡彡''′ . : : `ヽ〃
,.'ミミ彡彡彡彡'' . : : : : :;'/
,.:'ミミ彡彡彡彡'' . . : : : /′
ノイ.ィfミミ彡彡彡彡'' i: . .Y
,...':´:,:,:.:イ!iミミ彡彡彡'' 从ノハ、
,';';';';';';';'.:.jiく⌒´´ ̄´ . .、 ミメく..:.:..く´
i;:;:.:.:〃´: . :.:.メ、 . : :ヽ. . ; iヽ.:.;.;ト
i:.:.ノ'.:.:.:.:ミメメノノ彡>x.. . . : : : :ノハ ;',',} };';''
Y::.7>''⌒ヾゞゞ巛彡''´ ̄``` /:7 //
|: / /:/ //
j/ /:/ //
,.:;:'"';:"'';;.,.. /:/ //
"':;..,.:_::_;::'',... r=='.;ヘ ム′
┌―――――――――――――――――――――┐
| 撒き餌の極意をつかんだと言う・・・
└―――――――――――――――――――――┘
|
\ __ /
_ (m) _
|ミ|
/ .`´ \
∧∧
(´∀`)') ピコーン!
,, ガ ,( )
'` ッ 彡ゝO-つ
┌――――――∧―――――――――――
| 話ではこちらから会いに行くじゃなくて
|
| 向こうから寄って来てたモー
└――――――――――――――――――
┌―――――――――――――――――――‐
| そうとわかれば、行動あるのみ
|
| まずは木の実拾いだモー
└―――――――――∨―――――――――
∧∧
O (´∀`)O サイキドー
ブンブン (( O ソ
し`J
::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: Www
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::.... ゝ
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノリリリiiiiiW
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww `'^`-|i: :iiレ' .|i: l川|wW-'^"
^^^^^^^^^^^^^^^'w^ii/'"´WWW |i: :ii| |i: l川|
獣 は こ |l:i| |i:| バサバサ .|i: :ii| |i: l川|
道 て の |l:i|`''^_,。/) `^''^`^`' |i: :ii| |i: l川|
.を し |l:i| `ー'" ミ ヽ |i: :ii| |i: l川|
よ な ''"''''' .. . 丶丶 |i: :ii|  ̄ ̄ ̄  ̄  ̄;
.:: く ∵ wi゙.|i: :ii| ば 歩 よ モ
続 ll ,. .. ・ `~~~^ か き う モ
く .ヽ!l/ ∧∧ り は や は
|レ' ( ..,::,) だ じ く
wwwiiiiw .||. ( ...:::) か め
し`O z ダッ ら た
(;;゜;;) YY" な
>>218 AA間違え差し替えで
┌――――――――――――――――――┐
| 帰り道であることをヒラメク・・・
└――――――――――――――――――┘
::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: Www
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::.... ゝ
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノリリリiiiiiW
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww w`'^`-|i: :iiレ' .|i: l川|wW-'^"
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^`''`'|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ ,。ヘ, |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 ''"''''' .. .´`ー" |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| `~~~^. ∵ wi゙.|i: :ii| |i: l川|
|川 :i|ww ll ,. .. ・ `~~~^ !i: l川|
WWWiii||wW ヽ!l/ 8 , |i: ll川.|
|レ' ∧∧ Wiii||wW
wwwiiiiw .|| と⌒( ; ´) モモ?
`ヽ_っ cノ
219 :
8/16:2010/06/05(土) 21:26:11 ID:KdSS7A5Q0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
│ここで唐突に名前ネタ挿入
└───── ─── ── ─ -
┌――――――――――――――――――――――┐
| 名前というのは、身近なものだが奥が深い
└─┬────────┬───────────┘
│ 姓やら氏やら
└────┬───┴────┐
│ 名やら字やら
┌──┴────────┘
│ 幼名やら洗礼名やら
└──── ──── ── ─ -
┌――――――――――――――――――――――――┐
| 名前は歴史的経緯が濃厚で個人特定には心もとない
|
| 接触する人が増えるにつれ同名は避けがたく
|
| その場合は、出身や親やあだ名などで区別される
└─―――――――――――――――――――――――┘
220 :
9/16:2010/06/05(土) 21:27:06 ID:KdSS7A5Q0
┌――――――――――――――――――――――――┐
| 偉くなると領地や役職でも呼ばれる
| 歴史に残るのはこういった人々だが、
| 当然それはごく一部の話・・・
└─―――――――――――――――――――――――┘
____
/@ @ @ @ヽ
/@/ ̄ ̄ ̄`ヽ@ヽ 土地に縛られた農奴なら
/ / | |
| / ─ ─ | @| /ヽ 姓がなかったり
|| (●) (●) | | / ヽ
| (__人__) |@| ヽ/〉 ノヽ 逆に姓があっても
| `⌒ ´ | | //ヽノ /
| / /|// ` 名前付けてない
i'ヽ、 .ノ / //
``ー――‐''"ノx//x| そんなんでも特に困りません
| ̄/○\ ̄x //x| |
| 〈__/y/ヽ__〉x//ヽ,|x| 常識的に考えて
.|x x // x x(⌒ /x |
.|=====//'ー'==|
!、###〈/###/
ヽ、######/ 子供の区別は生まれ順でよくね?
ヽ、#、##/
_|#_|_#_|
(Y^ヽ(Y^ヽ|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
苗字なんて飾りです。偉い人にしかいらないんです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
221 :
10/16:2010/06/05(土) 21:28:47 ID:KdSS7A5Q0
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| が、未文明社会ならそこまで考える必要はないだろう
|
| それでも、対外的な呼び名と本名は違うかもしれず
|
| 代表者が名前を引き継いで使っている可能性もあるし
└─――――――――――――――――――――――――┘
∧_∧
( ´∀`) モナー@モナー
( )
| | |
(__)_)
222 :
11/16:2010/06/05(土) 21:29:34 ID:KdSS7A5Q0
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| また、似た兄弟や特に双子ならば、
| 親しくない人なら入れ替わっても気づかれない
|
| 他民族を顔で識別しにくい場合、その組合せは増える
| もちろん、そんなマヤカシはお勧めしない
└─――――――――――――――――――――――――┘
OK、入れ替わってみるか!
∧_∧
∧_∧ (´<_` ) 鼻が違うよな俺ら。
( ´_ゝ`) / ⌒i
/ \ | |
/ 〈;;;;〉_. | |
____(__ニつ (;;:;:;:;:;:)_ .| .|____
〈;;;;〉(;;:;:;:)(;:;:;:;) (u ⊃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※あくまでも例示でありフーンに弟がいるとは限りません
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
223 :
12/16:2010/06/05(土) 21:31:06 ID:KdSS7A5Q0
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| 本名を親や長老が名付けているかも知れない。
|
| が、あだ名や通称があれば呼びやすいし十分と考える。
└─――――――――――――――――――――――――┘
∧∧
(´∀`)
( )
し`J
モナァ、シッシィッ!
∧_∧ ∧∧
(*´∀`)っ (ー ゚*)') シィィッ! モナッ!
0 / | /
し`J し`J
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あだ名は主に身体的特徴などで付く
現在では差別認定されかねないのがざらにある
まあ、姓だけでネタにされる金玉さあwせdrftgyふじこ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
224 :
13/16:2010/06/05(土) 21:33:25 ID:KdSS7A5Q0
┌―――――――――――――――――――――――┐
| さて、ここに間延びして尻切れする喋り方のため
|
| その口調から“モモ”と呼ばれる子供がいる
└─――――――――――――――――――――――┘
∧∧ モモモー
(´∀`) シーシー ナモシー
( )
し`J
・・・・
∧_∧ ∧∧
(,, ;´)') ( ゚; ,,) ・・・・
( ./ | |
し`J し`J
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ナマリを悪く言うのは良くないと思います。坊ちゃん──
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
225 :
14/16:2010/06/05(土) 21:35:41 ID:KdSS7A5Q0
∧∧
(´∀`) “モモ”ダモー
d ) イイヤスイモー
し`J
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そんなわけで、この子供は”モモ”である。名前は知らない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
回━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━回
┠No. 25┘ ・名前 ―{ モモ }
┃ ・年齢 ―{ 8歳 }
┃ ∧∧ ・性別 ―{ 決めてない。 }
┃ (´∀`) ・技能 ―{ 特にない。 }
┃ d ) ・所属 ―{ アト・アスキィ村 }
┃ し`J ・備考 ―{ 間延び口調。将来の夢は獣使い。 }
回━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━回
227 :
15/16:2010/06/05(土) 21:37:43 ID:KdSS7A5Q0
│回収中・・・
└─────
::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: Www
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::.... ゝ
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノリリリiiiiiW
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww w`'^`-|i: :iiレ' .|i: l川|wW-'^"
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^∧/|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ ('(´∀|i: :ii| |i: l川|
|川 :i| |川 ''"''''' ( |i: :ii| |i: l川|
|川 :i| `~~~^. ∵ |lwi゙.|i: :ii| |i: l川|
|川 :i|ww ll `~~~^ !i: l川|
WWWiii||wW ヽ!l/ |i: ll川.|
|レ' ┌───∧───────
wwwiiiiw .||. │ 木の実が多いから
│ 葉っぱも貰うモー
└───────────
228 :
16/16:2010/06/05(土) 21:38:47 ID:KdSS7A5Q0
┌――――――――――――――――――――――――┐
| こうして、たくさんの木の実を葉っぱに包み
|
| モモは森での探検から無事に帰還したのだ
└─―――――――――――――――――――――――┘
σヘ ∧∧ ブンドリモノヲ
σ\(,,´∀)') エンヤラヤ
σと っ
(_/
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´
┌───────────────
│ これで終わり じゃ ないぞよ
∧_∧ <
( ´尽` ) │ もう ちょっとだけ 続くんじゃ
あぼーん
あぼーん
あぼーん
232 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/11(金) 20:00:55 ID:OOYqQh4f0
続きまだか〜?
なんか荒れてるし少し置いといたほうがいいと思うよ?
234 :
1/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:13:13 ID:oGksuzoG0
かあ さん――
|.;.;.;.;.;.|i.;.;.;.;|.;.;.;.;.;.ノ;.|;.;.;.|
\ |.;.;.;.;.;.|i.;.;.;.;|.;.;/..;.;l| ;.;.;|
(^Y) |.;.;.;.;.;.|i.;.;.;.;レ.;.;.;.;.;.;.|;.;;.;;.)
ヽ{ |.;.;.;.;.;.|i.;.;.;.;|.;.;.;.; .;.;.|.;.;.;.|
. |.;.;.;.;.;;!|.;.;.:人.;.;.;.;.;.;.ト、;.;|
|:l..;.;..;.;!:.:.:{;..:;|.;.;.;.;.; |.;.ヽ|
|:.|;.;.;.;.; .;.;.;∨;.;.;.;.;.;.|;.;.;.;{
┌─‐ ┤|.;.;.;.i;.;.;.;.;.|;.;.;.;.;.;.;.{.;.;.;.;| /
. \/ 。 |.;.ヽノ;.;.;.;.;.;|;.;.;.;.;.;.;.;|;.;.;.;| (Y^)
| {.;.;.;{l;.;.;.;.;.;.;l|.;.;.;.;.;.;.;.|;.;.;.;| }ノ
八 |.;.;.|;.;.;.;.;.;.;.;|!.;.;.;.;.;.;.;!;.;.;.;|
(y^) `7(}.;.;|.;.;.;.;.;.;.;.;l.;.;.;.;.;.;.{l..;.;.;|
}ノ | |.;.;|}.;.;.;.;.;.;.;.|.;.;.;.;.;.;人;.;.;|
,, , , , | |.;.;|l;.;.;{;.;.;.;.;.;.;.;.;.;/;.;.;.ゝ;|
"' " ' /⌒ ヽ| |.;.;|.;.;.;.}、;.;.;.;.;.;.;.;l|;.;.;.;{.;.;|
/ |.;.;ヽ;ノ:ノ.;.;.;.;.;.;.;.{.;. ;..|;.;.|_
_ 〈 _ヽ ノ.;./;.;;.;.;.;.;..:.;⌒ヽ;.;.;..;.;;.;.;.;\___,,、
<...;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;/..;.;.;.;.;.;./ ヽ.;.;.;.\;.;〈⌒Y^ヽ.;.;.;.;<
235 :
2/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:14:05 ID:oGksuzoG0
|:|::. l.|: ::|
|:|::. l.|: ::| ……苦しい? 苦しい、よね。
|:::|: .:||:. l:|
|::.,::r.||:. l:|
|:|:|::.. . j:|
|:|::. |.|: ::| ええ。 ――ごめん、ね。
|:|::. l.|: ::|
|:i::| |l |
|:|::| |: ;| |
|:|::| |: :| | 大丈夫。 すぐ、楽にしてあげるよ。
|:|::| |: :{ |
|;} | | :: |
|.| ;n:| :: |
, . |:::| {リ:! :!:| ( ;:#;:> ∧_∧
; , |.::| r :| :i |/ ;:;;、 (д )
;; /.::/:|i :. :;;( ∪;〈_) ヽ=GG===X三>
ノ,;ノ: 八:ゝ:: ヽ_;;;)_) (_ノ`J
;:´.:/.::::ヾ::\::\::・;:∴;:;
;: .,.,
236 :
3/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:14:46 ID:oGksuzoG0
:,: :(::)
/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
(:::::::::::::::!' (::::::)
ヽ::::::::';''' ''`` 。
τ'::/ .;:
)/
。 ' 、 ;: 。
`'''`~''・ ' `
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ノ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. // ノ' //'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ :'`'``:!
(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・
:::':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ー''''`'`''''''''"
237 :
4/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:16:01 ID:oGksuzoG0
|:|::. l.|: ::|
|:|::. l.|: ::|
|:::|: .:||:. l:|
|::.,::r.||:. l:|
|:|:|::.. . j:|
|:|::. |.|: ::|
|:|::. l.|: ::|
|:i::| |l |
|:|::| |: ;| |
|:|::| |: :| |
|:|::| |: :{ | ・ ・ ・ ・
|;} | | :: |
|.| ;n:| :: |
, . |:::| {リ:! :!:| ( ;:#;> ∧_∧
; , |.::| r :| :i |/ ;;;二X=GG(д )
;; /.::/:|i :. :;;( ∪;〈_) ヽ 〈
ノ,;ノ: 八:ゝ:: ヽ_;;;)_) (ノ ヽ_)
;:´.:/.::::ヾ::\::\::・;:∴;:;
;: .,.,
238 :
5/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:16:42 ID:oGksuzoG0
なぜ、たたかう?
なぜころしあう?
なぜぼくが かあさんを?
なぜ この せかいは
こんなにも――
239 :
6/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:17:36 ID:oGksuzoG0
―― 残酷 なんだ?
240 :
7/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:18:57 ID:oGksuzoG0
|:|::. l.|: ::|
|:|::. l.|: ::|
|:::|: .:||:. l:|
|::.,::r.||:. l:|
|:|:|::.. . j:|
|:|::. |.|: ::|
|:|::. l.|: ::|
|:i::| |l |
|:|::| |: ;| |
|:|::| |: :| |
|:|::| |: :{ | ――変えてやる。
|;} | | :: |
|.| ;n:| :: |
, . |:::| {リ:! :!:| ( ;:#;>
; , |.::| r :| :i |/ ;;;二X=G<< );
;; /.::/:|i :. :;;( ∪;〈_) ;ヽ ヽ;
ノ,;ノ: 八:ゝ:: ヽ_;;;)_) ;(ノ ヽ_);
;:´.:/.::::ヾ::\::\::・;:∴;:;
;: .,.,
241 :
8/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:21:25 ID:oGksuzoG0
この残酷な 世界を 僕は――
┌――――――−
| …………!
└――――−‐‐
242 :
9/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:22:05 ID:oGksuzoG0
┌―――――――――┐
| ……ち……え ! ! |
└―――――――――┘
……?
┌―――――――┐
| 父上――! |
└―――――――┘
――……!?
243 :
10/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:22:50 ID:oGksuzoG0
| ハッ!!
∧_∧ _ ∧_,,,
( д) (Д )
/ ∞ ミ ( )
(__ 〈 ======| | |==X三>
<二X======又ヽ_)== (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
244 :
11/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:23:55 ID:oGksuzoG0
┌―――――――――――――――――――
| ……お休み中に、失礼します。 報告が。
└――――――――∨――――――――――
┌―――――――――――――――――――
| すまんな。少し、昔の夢を見ていたようだ。
| うむ……もう目も覚めた。聞かせてくれ。
└――――――∨――――――――――――
∧_∧ ∧_,,,
( ∀) (∀ )
/ ∞ ( )
(__ 〈 ======| | |==X三>
<二X======又ヽ_)== (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
245 :
12/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:24:42 ID:oGksuzoG0
┌―――――――――――――――─┐
| 河川状況の調査が完了しました。 |
└――――――――――――――――┘
 ̄ − ;;;;;;;;;;;;;− ;;;;;;;;;; −  ̄ − ;;;;;;;;; 三− ;;;;;;;;; − 二 二  ̄
三−:::;;;;;;;;;;;:  ̄;;;;;;;;;;; − 三 ;;;;;;  ̄ −;;;;;;; 二  ̄ −  ̄
 ̄ −  ̄  ̄ −  ̄ −  ̄ −  ̄
三−  ̄ − −  ̄ − 三−  ̄ − 二  ̄
−  ̄ − −  ̄− 三−  ̄
~~~""~~~""~~""~~"""~~~""~~"~~"~~~""~~~""~~""~~"""~~~""~~"~~"~~~""~~~""~~""~~"""~~~""~~"
:`:、 ゙''、,, ``'.、 `:、 ,:`:、 `:、 ゙''、,, ``'.、 `:、 ,:`:、 `:、 ゙ ''、,, '、,, ``'.、 `:、 ,:``'.、 `:、
:::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ ..... . .::::::... ....::::::::: .::::::... ....::::
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`'^´''"''""`'"'"`
.,.:,. .:.,... ,.. ;;,.. ,.. .,.:, ..:.. .,.:,..:..
... ,... ... ,.. . .,.:,..:.. .,. :,..:..
∧_∧⌒ヽ
( ;)') |
/ /__ノ ←投石対策に盾をかざしながら接近
=====G=========X三>
(_/ ヽ_)
┌――――――――――――――――――――――――――┐
| 雪解けで多少、水温が低く水嵩も高くなっている模様です。 |
| ――ですが、渡河が可能そうな場所は見つかりました。 |
└――――――――――――――――――――――――――┘
246 :
13/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:25:32 ID:oGksuzoG0
┌――――――――――――――――――――――
| ふむ。試みに聞こう。 物見に課した選定基準は?
└――――――∨―――――――――――――――
┌――――――――――――――――――――――――――――
| 川面が白く波立ち、音立てて流れる部分の多い所を探せ、と。
| ――この特徴を備えた流れは、間違いなく膝丈の水深ですから。
└―――――――――――――――∨――――――――――――
┌―――――――――――――――――――――
| 良し。 では、何故そこを選ぶ必要があった?
└――――∨―――――――――――――――――
∧_∧ ∧_,,,
( ∀) (∀ )
/ ∞ ( )
(__ 〈 ======| | |==X三>
<二X======又ヽ_)== (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
247 :
14/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:26:56 ID:oGksuzoG0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 男で腰の深さ、女で膝の深さが安全な渡河の限界点であるが故にです。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧_∧
( ・∀・)ヽ 〜♪
''"''"'"'"'';:;-、 ======G========X三>
`;:〜〜/〜/〜<ーノ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
i;;: (_/ヽ_)
`"'"^´''"''"'"'^´''"''"'"'"'';:;-、
`"'"^´''"''"'"'^´'''"'^´"
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
248 :
15/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:27:39 ID:oGksuzoG0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| それを越えた深さは、水流もあいまって転倒の可能性が急激に高まります。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧_∧
''"''"'"'"'';:;-、 (il ・∀・)ヽ
`;:〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/〜〜〈〜|〜〜〜〜
i; ======G======X三>
`"'"^´''"''"'"'^´''"''"'"'"'';:;-、(_/ ヽ_)
`"'"^´''"''"'"'^´'''"'^´"
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌――――――――――――――――――――――――――――――┐
| ある程度は覚悟せねばならぬにしろ、短きに越したことはありません。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――┘
249 :
16/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:28:26 ID:oGksuzoG0
┌――――――――――――――――――
| しかしながら、問題が一つ。やはり……
└――――――――∨―――――――――
┌――――――――――――――――――――
| 連中もそういった渡河点に対して、対策を?
└――――――∨―――――――――――――
┌――――――――――――――
| ええ。しかも未知の対策です。
└――――∨―――――――――
∧_∧ ∧_,,,
( ∀) (∀ )
/ ∞ ( )
(__ 〈 ======| | |==X三>
<二X======又ヽ_)== (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
250 :
17/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:29:36 ID:oGksuzoG0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 渡河が可能な要所の大半に、枝を払っていない樹木が敷設されていました。 |
| どうも、重石を大量に括りつけて沈めてあるようで――動かすのは手間です。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ξ
∧_∧
( ;-Д)ヽ
==G=======X三>
| | |_ノ
(__)_) \ヽ i ,//
''"''"'"'"'';:;-、 __Y⌒Y__
`;:〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜∧〜∧〜〜〜〜〜〜
i; /_ ̄ i__
`"'"^´''´''"'';:;-、 〈k;:j;;:〉 〈;:k;:;:〉
`"'´''"''"'"^´''`"'"^´''"''"'"'^´''"''""'"^´''"''"'"''""'"^´''"''"'"''
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 渡河を強行すれば、仕掛けを排除しているうちに向こうも展開。 |
| 投石などでこちらの渡河を妨害して守り切る――といった構えのようで。 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
251 :
18/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:30:19 ID:oGksuzoG0
┌――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 妨害の樹木の敷設されていない渡河点は、近辺では一か所のみ。 |
| ――なお、そちらには相手方の兵力が重点的に置かれています。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――┘
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ノト |
彳ミ ノiミ
__,,.. .-‐ '''""~~""''' ‐-彡彡ミ .彡ミ..,,____
_,..-'''" .:龠: 龠 彡彡ミミ 彡;;;ミミ  ̄ ~~""''
__,,.. .-‐ '''""~ ll龠 ゙゙''龠,,彡彡ミミミミ彡彡ミミミ ____,,.. .-
__,,.. .-‐ '''""~""''' ‐- ...,,____,,.. .-‐ '''""~''''''''''''''''''''''''~""''' ‐-、_ii|__,,.. .-‐''""~
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.,.: ,..:.. ..大..大...大...,.:,..:. ,..大..)):,. .:.. .,.:,..:.. .,.:,. .,. :,..:..
.,.:, .. .. .,. :,..:.. ,.. ,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,
.,.:,. .:.,... ,.. ;;,.. ,.. .,.:, ..:.. .,.:,..:..
... ,... ... ,.. . .,.:,..:.. .,. :,..:..
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`'^´''"''""`'"'"`
:`:、 ゙''、,, ``'.、 `:、 ,:`:、 `:、 ゙''、,, ``'.、 `:、 ,:`:、 `:、 ゙ ''、,, '、,, ``'.、 `:、 ,:``'.、 `:、
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"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`'^´''"''""`'"'"`
 ̄ − ;;;;;;;;;;;;;− ;;;;;;;;;; −  ̄ − ;;;;;;;;; 三− ;;;;;;;;; − 二 二  ̄
三−:::;;;;;;;;;;;:  ̄;;;;;;;;;;; − 三 ;;;;;;  ̄ −;;;;;;; 二  ̄ −  ̄
 ̄ −  ̄  ̄ −  ̄ −  ̄ −  ̄
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
252 :
19/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:31:28 ID:oGksuzoG0
┌―――――――――――――――――――――――
| 間違いなく誘いだな。 戦場を限定する腹積もりか。
└――――――∨――――――――――――――――
┌――――――――――――――――――――――――――
| 狭い一か所からしか攻めづらい状況にしたうえで、兵を集中。
| 敵の防御策も見事なものですが……いかに対応を?
└―――――――――――――――∨――――――――――
┌――――――――――――――――――
| ……誘いに乗っては、被害を免れ得ぬ。
└―――――∨――――――――――――
∧_∧ ∧_,,,
( ∀) (∀ )
/ ∞ ( )
(__ 〈 ======| | |==X三>
<二X======又ヽ_)== (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
253 :
20/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:32:25 ID:oGksuzoG0
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| 息子よ。 お前は80人ほどを率いて、山側から周り込め。 |
└―――――――――――――――――――――――――┘
−A −B −C −D −E −F −G −H −I −J −K −L −M −N −O −P −Q −R −S−/
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│ │ │ │ │ │ │ │山│山│山│山│山│ │ │ │山│山│ │山│1
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│山│山│ │ │ │山│山│山│山│河│山│山│山│山│山│森│山│山│森│2
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │山│山│山│山│山│山│森│┌――想定経路―┐│森│森│森│森│森│森│3
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼|┼―┼─┼─┼|┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ │山│山│山│森│森│森│|│河│河│河│|│森│森│森│森│森│森│4
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┏━┓―┏━┓─┼|┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ │山│山│ │ | | ┃陣┃河┃村┃ ←┘│ │森│森│ │ │森│5
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┗━┛―┗━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ │ │山│山│ │ │ │河│河│ │ │ │ │ │ │ │ │ │6
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │ │ │山│山│ │ │ │河│ │ │ │ │/│/│/│/│/│/│7
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼―┼─┼─┼―┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 背後を脅かされれば相手方も動揺する。 ――兵力を分散せざるをえまい。 .|
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
254 :
21/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:33:16 ID:oGksuzoG0
┌――――――――――――――――――――――┐
| この局面、兵力全体ではこちらが有利なのだ。 |
└――――――――――――――――――――――┘
優勢! 劣勢・・・
∧_∧ ∧∧
( *・∀・)=3 (Д-;)
モララー族 アト・アスキィ
約230 約150
255 :
22/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:34:29 ID:oGksuzoG0
┌――――――――――――――――――――――――――┐
| そこで敵は知恵を巡らせ、渡河点を一か所に絞ることで、 .|
| 我々が「同時に投入可能な戦力」を減らそうとしておる。 |
└――――――――――――――――――――――――――┘
ハ_ハ
∩ ゚∀゚)') てきのほうが たくさん いたって……
〉 /
.(_/ 丿
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| |
| |
┌───────┐ | |┌───────┐
| | |〜〜〜〜〜〜〜〜〜|| |
| モララー族 .| | 渡河点 || アト・アスキィ |
| 約230人 .| |〜〜〜〜〜〜〜〜〜|| 約150人 .|
| | | |└―――――――┘
└───────┘ | |
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ハ_ハ
みちが せまければ、まもりきれるよ! ('(゚∀゚∩
ヽ 〈
ヽヽ_)
256 :
23/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:35:52 ID:oGksuzoG0
┌――――――――――――――――――――――――――――――┐
| ならば――攻め口を増やせば、「同時に投入可能な戦力」は増える。 .|
└――――――――――――――――――――――――――――――┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
山側
┌――――――┐ ┌――――――┐
| 別働約80人 |――→ ←――| 別働約50人 |
└――――――┘ └――――――┘
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜省略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
| |
┌───────┐ |〜〜〜〜〜〜〜〜〜| ..┌───────┐
| モララー族 .|――――→ ←―――――| アト・アスキィ |
| 約150人 .| |〜〜〜〜〜〜〜〜〜| ..| 約100人 .|
| | | | ..└―――――――┘
└───────┘ | |
川側
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| あとは均等にぶつかりあえば、数的有利が十分に活用可能、というわけだ。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
ハ_ハ
・・・・・ ('(∀゚;∩
ヽ 〈
ヽヽ_)
257 :
24/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:36:41 ID:oGksuzoG0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 敵が戦力を偏らせて対応を試みる場合。 山側に多く向けるならば―― |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
山側
┌――――――┐ ┌――――――┐
←――| 別働約80人 | ←――| 別働 |
└――――――┘ | 約100人 .|
└――――――┘
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜省略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
| |
┌───────┐ |〜〜〜〜〜〜〜〜〜| ..┌──────┐
| モララー族 .|――――――――――→ | 本隊約50人 |
| 約150人 .| |〜〜〜〜〜〜〜〜〜| ..└――――――┘
| | | |
└───────┘ | |
川側
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| 対岸から敵が減ったことを確認次第、川側の本隊が寡兵の敵へ突入。 |
| ――別働は敵兵多しとみれば、消極的に戦い被害も抑えよ。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――┘
!? ハ_ハ
('(∀ ;∩
ヽ 〈
ヽヽ_)
258 :
25/27 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:37:52 ID:oGksuzoG0
┌―――――――――――――――――――┐
| 逆に川側に多くの人間を残すならば―― |
└―――――――――――――――――――┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
山側
┌――――――┐ ┌―――――┐
| 別働約80人 |―――――→ |別働約20人|
└――――――┘ └―――――┘
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜省略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
| |
┌───────┐ |〜〜〜〜〜〜〜〜〜| ┌───────┐
| モララー族 .| | 渡河点 | | アト・アスキィ |
| 約150人 .| |〜〜〜〜〜〜〜〜〜| | 約130人 .|
| | | | └―――――――┘
└───────┘ | |
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌―――――――――――――――――――――――――――――┐
| 我々は川向こうで消極的に構えて、お前の勝利を待とう。 |
| お前が勝ち、敵の背後を突いた時点で、我々も渡河を始める。 .|
└―――――――――――――――――――――――――――――┘
ハ_ハ っ
('(∀ il∩ っ
ヽ 〈
ヽヽ_)
259 :
26/27+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:38:43 ID:oGksuzoG0
┌―――――――――――――――
| このような目算で、問題ないな?
└――――――∨――――――――
┌―――――――――――――――――――――――――
| 了解いたしました。 では、80人ほど連れて山側へ……
└―――――――――――――――∨―――――――――
┌――――――――――――――――――――
| 敵もこの動き、予想している可能性はある。
| 部隊を分散させず、けっして警戒は怠るな。
└―――――∨――――――――――――――
┌―――――――――――
| 心得ました、……父上。
└―――――∨―――――
∧_∧ ∧_,,,
( ∀) (∀ )
/ ∞ ( )
(__ 〈 ======| | |==X三>
<二X======又ヽ_)== (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"
260 :
27/27+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:39:24 ID:oGksuzoG0
・・・・
∧_∧ ∧_,,,
( ∀) ⊂ ( ∀)
/ ∞ ( )
(__ 〈 ======| | |==X三>
<二X======又ヽ_)== (__)_)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"
261 :
28/27+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:40:25 ID:oGksuzoG0
┌―――――――――――――――
| ようやく。 ようやく完成する――
└――――――――∨――――――
( > >
/ ∞
(__ 〈
<二X======又ヽ_)==
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"
ハハノ カタキ
他の部族すべての平安を生贄と捧げた――
262 :
29/27+2 ◆Civ.a/bGUo :2010/06/13(日) 03:41:26 ID:oGksuzoG0
ワ レ ラ
モララー族だけの、
┌――――――――――――――┐
| ――残酷ならざる世界が。 .|
└――――――――――――――┘
つづく
263 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/13(日) 22:14:36 ID:JSBxQL2m0
お・・・来てたー
モラ側にもなんかのトラウマ持ちがいるのか…こりゃどっちが勝っても暗くなりそうだな
戦場の綱引きが始まるわ
メリークリスマス、ミスターロレンス
坂本龍一
とりあえず、筋肉という呼び方を見直すか
幼児DVとか子供苛めとかその辺で2文字にまとまらないものか
_
X /
..ミミミ
.ミミミミ
..彡ミミミ
..ミミ彡ミミ
.ミミミ彡ミミ
.ミミミミミミミミ . ┌──────────‐
彡ミミミミミミミミ |ペル、ちょっといいか?
.ミミミミミミミミミミ └──────v────
.ミミミミミミミミ彡ミニニニ) 、 i
..彡ミミミミ彡ミミミミ | - λ,,λ . n__n
....ミミミ彡ミミミミミミミミ | 彡ー゚ *ミ (ー゚ ,,)
.ミ彡ミミミミ彡ミミミミミミl ミ ミ iハ;;;;ヘニi
.'""`'"''"'""'"^´''"''"'"^:;. ミ ミ〜 . l (ノ_,」
:;. し`J L/ヽ) ))
;〉 〈;;;l ´''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'^´''"''""`'"'
〈k;〉 __
┌──────────────────────‐
|僕の部下達が見つけた、この実の事を知らないか?
|怪しいから、念のため食わせないようにはしたが
└──────────v────────────
ソウカ
_, n__n
(-')゚ー゚,,)
λ,,λ 0;;ハ;;;;ヘ'|
彡 *゚ミ . l .(ノ_」
ミ ミ し`J
〜 ミ `'"'"'^´''"''""`'
し`J
""`"'"^´''"''"
┌─────ヘ─────‐
|ええ、食べないで正解ね。
└───────────
_ _
\ X /
┌─────────────────────────────‐
|その実はムクロジと言って、食べたら大変な事になるから。主にお腹が
└────────v─────────────────────
彡ミミ彡:ミミミ彡ミミ彡ミミ
.彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミ彡ミミ
┌────────────────────┐
彡|大変な事か、じゃあ食わせなくて正解だったな。 └─────
彡ミ.|・・・これは何かに使えるか? 沢山採ってきてしまったのだが
. 彡ミミ└──────────v───────────────‐
彡ミミミ彡ミ彡(ニニニニニニニ)ミミミミミ
彡ミミミ彡ミ彡ミλ,,λ :::::::::::::::| |ミ彡ミミミミ
彡彡彡ミミ彡ミ彡*゚ー゚ミ ::::::::::::|..lミミミミミミミ
.:;'^"''"''"'"'''"''"'"ミ ミ ::::::::::::::|..l'"''n__n"^'';:,.
,.:;" 〜ミ ミ :::::::::::::::| | (゚,, ) .";:,
''"'"''" . "'し`J"''"'^´''"''"..く;;;;iニニi `"''""`"'"
""`"'"^´''"''" l L___,i
し`J
`'"'"'^´''"''""`'
┌───ヘ──‐
|そうねぇ・・・
└──────
ペルーン
i
` ,--、 ´
- '、 ノ -
l≡l
λ,,λ
彡*゚ー゚ミ
. ミ ミ
〜ミ ミ
し`J
'"''""`"'"^´''"''
_ _
\ X /
┌──────────────────────‐
|たしか、アレに使えたと思うから・・・。全部持ってきて
└─────v─────────────────
彡ミミ彡:ミミミ彡ミミ彡ミミ
.彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミ彡ミミ
..彡┌───────────────────‐
彡ミ|あと、一人じゃ大変だから 手伝ってくれない?
彡ミミ:└──v─────────────────
. 彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミミミミミ彡ミ
彡ミミミ彡ミ彡(ニニニニニニ┌───────‐
彡ミミミ彡ミ彡ミλ,,λ :::::::::::::|ああ、解かった。
彡彡彡ミミ彡ミ彡*゚ー゚ミ ::::::::::└──v─────
.:;'^"''"''"'"'''"''"'"ミ つ:::::::::::::|..l'"''n__n"^'';:,.
,.:;" 〜ミ ミ :::::::::::::::| | (゚,, ) .";:,
''"'"''" . "'し`J"''"'^´''"''"..く;;;;iニニi `"''""`"'"
""`"'"^´''"''" l L___,i
し`J
`'"'"'^´''"''""`'
1.まず、ムクロジの黒い種子を取り除きます。
┌───────────────
|なぁ、この丸い種は使わないのか?
└──────v────────‐
┌───────────────────‐
|ええ、使わないわ。 使うのは果皮の方だから
└───────v────────────
エエ、ドウゾ。
λ,,λ .n__n
彡* ゚ーミ . (ー゚ ,,)
.ミ つ ,-) o(-、o とiハ;;;;;ゝ
〜ミ ミ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| l (ノ⌒>..lニニニiヽ
ヽニノ し`J L_______,」 し`J L_,」ノ
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´
┌───ヘ───────‐
|じゃあ、貰ってもいいか?
└───────────
2.それを日干しする。
┌─────────‐
|残りもこんな感じでね
└────v─────
λ,,λ n__n
彡* ゚ーミ . (ー゚ ,,)
.ミ ミ ,-) o (-、o iハ;;;;;ゝ
〜ミ ミ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| l (ノ⌒>..lニニニiヽ
ヽニノ し`J L_______,」 し`J L_,」ノ
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´
┌─────ヘ─────‐
|これは一体何になるんだ?
└───────────
┌──────ヘ──────‐
|それは完成してからのお楽しみ
└─────────────
3.すると、延命皮(えんめいひ)の完成。
┌────────────────────‐
|この完成した延命皮を砕いて麻袋に入れて
|水を含ませて揉むと、泡が立つから
|それで、服や髪を洗う。洗剤っという物になるわ
└─────v───────────────
オ願イネ 任セロ
λ,,λ n__n
彡* ゚ーミ . (ー゚ ,,)
.ミ ミ ,-,-、 ,-,-、 iハ;;;;;ゝ
〜ミ ミ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| l (ノ⌒>..lニニニiヽ
ヽニノ し`J L_______,」 し`J L_,」ノ
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´
┌───────ヘ──────────────‐
|その時に、間違っても。その泡は食べないようにね。
|主にお腹が大変なことになるから.┌───────
└──────────────┘
┌─────────ヘ─────────‐
|ああ、わかった。 他の奴らにもそう伝えておく
└───────────────────
━━━[パチュリーさん からの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
これは作者が漆に集中している時に、変な説明をして放り投げたネタよ。
あんな説明じゃ誰も作らないだろうし、誰も解らないだろうし、少しでも作る気があるから、
____ _ あんな中途半端な説明になったようね。
/ヽ./\ ,. ''"´ `ヽ`ヽー 、 |`ヽ.r-ァ、
ト、 \, '´ r─vート-‐' ノ `! |/ L_ ムクロジ科のムクロジという名の毒性植物。
/ \ア´「`ーァ'こ>-‐'ー`' ー<_]‐ァ-'、_/ ´ | 食べるとお腹が大変な事になるわ。
く.,__/ `ヽ>'"´: : : : : : : : : : : `゙<_/ \,∠,,_」 昔、同じムクロジ科のモクゲンジと混同され、
「 `rァ'´: : / : : : :i: :, : : : /| : : : : ハ\ ハ、| モクゲンジの中国名の木欒子(もくらんし)の
く_,7´ ,': : : !/-─-i,ハ_/ .!-─-/ | : :Yヽ、] 音読みからムクロジの名が生まれ、これが略され
!: : :| : : ,| r-r-テ'r ァ!テーrァ! : :| : :| てムクロともいう。また、秋の落葉後に樹上に鈴
`ヽ|: :., ヘ ! '、__ソ '、__,ソハ!_ハ: :! なりに垂れ下がっていた果実をツブと表現し、
└|: :7,.` "´,,!: :| ! : : :| ツブナリの別名が生まれたらしいわ。
,ハ ,ゝ、 ---、 ,.ヘ : :! :i : : |
,r-─'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : : l 最近はあまり見ないけど、正月の羽根つき用
/´ ̄ ̄.:.:.:.:.::i ̄~`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: : :/ :l の羽根についている黒い球はムクロジの種子。
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::!.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| __ : : l
!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:r-'ヾヽ : j 他の説明はあのコンビの時に
.!:.:.:.:.:.:.:___.|:.:.:.:.:.|__:.:.:.{ ノ } / やったと思うから。これぐらいね。
. !:.:.:./´ }`¨¨´{ `ヽ`¨i´ノ´
!./ } || || ||{ ヽ  ̄ノ しいて言うならば、ムクロジサポニン4%のせいで
f´^`(_)´`ヽ..|| || ||,ゝ ヘ { お腹が大変な事になるぐらいかしらね。
ヾ、_ノ|ゞ-イ. || || || .`7_,、_ _ト- ' それと、大変になった時の治し方は知らないわ
∠,,ハ_| || || || ||__ィ´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────‐
|それじゃ、残りのムクロも、同じようすればいいんだな?
└───────────────v────────
┌───────────‐
|全部完成したら、半分頂戴
└───────v────
λ,,λ n__n
彡* ゚ーミ . (ー゚ ,,)
.ミ ミ ,-,-、 ,-,-、 iハ;;;;;ゝ
〜ミ ミ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| l (ノ⌒>..lニニニiヽ
ヽニノ し`J L_______,」 し`J L_,」ノ
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´
┌──────────ヘ────────‐
|ペルのお陰で作れたからな、8割でもいいぞ?
└───────────────────
┌─────ヘ──────‐
|そう?・・・じゃあ、そうするわ
└────────────
┌─────────────────────────────────‐
|それと、タタラの手伝いや、用事のない時なら、ペルの作業を手伝えるぞ?
|何か探して欲しい物があれば言ってくれ、物を探すのが僕の得意分野だからな。
└─────────────────v────────────────
┌────────────
|じゃあ、その時はお願いね。
└──────v─────‐
λ,,λ n__n
彡*^ーミ (0 -,,)
.ミ ミ ,-,-、 ,-,-、 とiハ;;;;;ゝ
〜ミ ミ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| l (ノ⌒>..lニニニiヽ
ヽニノ し`J L_______,」 し`J L_,」ノ
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´
◇──━ ━──◇
|純植物性の洗剤、延命皮が村に誕生した。 . |
┃ショウがペルの手伝いとして雇えるようになった。 .┃
┃主に何かを探す時に役に立ちそう・・・。 ┃
| ▽|
◇──━ ━──◇
┌─────────‐
|っと、言う話だったのさ
└─v────────
┌────────────────
|その話だけで良かったと思いますが?
└───────v────────‐
┌─────────────‐
|尺が余ったからな、ついでだろ
└──v───────────
n__n
(,, ゚ー) ,へ ∧/ニヽ
く;;;;;;ハi9lコ (Д^ ,,> ミд゚,,彡
.<⌒ヽ) | lコ7 i つ、(} .___ φ ミ 6lコ
し`J lニニニl 〜L_つニ」 <,=7 Lニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
。゚
,〜ー〜0〜ー、
( ・・・・メタぃ。 .)
`ー〜ー〜ー〜'
┌─────────────────────────────────┐
|それで、あそこの子達が遊んでいるのがその種子を使った物。ですね?.(Д^ ,,).|
└─────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────┐
|(,, ゚ー) ああ、そうだ。 その後に羽根をつけたら ああなった。.|
└─────────────────────────┘
o'_ =- コンッ
ヽ
,__ ∩∩ / ∩∩
ヽヽ(,, ゚Д) (ー゚*)
`と ヘ lニニ=と ヽ〜
wvi し ー' ,,,.,, ,,.,,,.,, ,.,,,..,, , し `-' v,,wW
"`"'"^´ "`"'"^´
'' ,,, γ wv .,,.,Wwv 、|/ '',,,
"`"'"^´ "`"'"^´ "`"'"^´
┌─────────────────────────────┐
| n__n で、タタラが何かを作った際に余った木を削って板にしたのが.. |
|(,, ゚ー) 子供らが持っているアレだな。ついでに朱漆塗りだ。. |
└─────────────────────────────┘
.┌──────────
.|塗ったのは誰ですか?
┌────┴─────v─────────────────
|レンジだ。塗りの練習になると思ってな。5、6枚程やってもらった。
└───v────┬───────────────────‐
|えーと、勝手にやって宜しかったんでしょうか?
厳シイナ └─────────v──────────
n__n 厳シイデスヨ。
(,, ゚ー) . ∧_∧ ∧/ニヽ
く;;;;;;ハi9lコ (Д^ ,,) ミ,,゚д゚彡
.<⌒ヽ) | lコ7 {)、と i .___ Φ つ6lコ
し`J lニニニl 「ニと_」〜 <,=7 Lニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
┌───────ヘ────────────
|ええ、いいですよ? 腕が上がればの話ですが。
└───────────────────‐
┌───────────────
|・・・、それにしても これ甘いですね。
└─────────v─────‐
┌────────────────────‐
|ムクロのついでに、ペルに教わって作った物だ。
└──v──────────────────
n__n
(,, ゚ー) ∧_∧ ∧/ニヽ
く;;;;;;ハi9lコ (Д^ ,,) ミ,,゚д゚彡
.<⌒ヽ) | lコ7 {)、と i .___ Φ lコとミ
し`J lニニニl 「ニと_」〜 <,=7 Lニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
┌─────ヘ────‐
|なんという名前ですか?
└──────────
┌───ヘ────────‐
|たしか、甘茶・・・だったかな。
└────────────
┌─────────────────────────┐
|(,, ゚ー) 部下がムクロを採る前に、僕が籠一杯に集めた物だ。|
└─────────────────────────┘
__
i `ヽ_ / ヽ
ヽ/ ヽ_/
i 〈
ヽ. '' ノ ,,,.,,.,
r仁ニニ==>、 ***`*
<ー─‐´./;;;;;;ヽ <ニ/ニ> * ,*
.「ニニニニニニニニニiニ> くヽ__ノ;;;;;;;;;;;;', ,' * *** ;:***** ,,..*
| . | | .l::::::::::::::::::イ_/i‐-ry ***** **ヽニ「ニ>****
|. | |,-─-、l::::::::::::::::::;i.」 .i‐〆 <ニノ` <ニ「ニ>iニノニ> ノニ>Ww
|. | |/⌒ヽ ヽニ二ニ=イ.l l ノニ> <ニ/ニ> ヽ WwWw
| . | | ヽ V:::,,::::厂 ニニ¬ wW wwWww wwWw
| . | |j ,ゝ'- '\::::\:::::_厂`ヽ Www wwWw
| . | | / /\_i⌒ト、_::::::ノr- }
|________|/. └-' ̄. | |_二._____ノ 「躓きから生まれた漆黒」より。
└ー′
┌────────────────────────────────┐
| n__n その葉をつみ、水を打ちながら木桶に詰込んで、一晩置いて醗酵した|
|(,, ゚ー) 所を、水気のなくなるまで手でもんで、日干しすると・・・・こうなるそうだ|
└────────────────────────────────┘
━━━[パチュリーさん からの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種であるのがアマチャ。
また、その若い葉を蒸して揉み、乾燥させたもの。およびそれを煎じて作った飲料。
ウリ科のつる性多年草であるアマチャヅルの葉または全草を使った茶も甘茶と
言う事もあるけど、前者の「アマチャ」を使った甘茶が本来の甘茶だそうよ。
アマチャの名は、葉を乾燥させると非常に甘くなり、それで甘茶を作る所から生まれた。
4月8日は釈迦の誕生した日と伝えられ、誕生のとき、甘露の雨が降りそそいだという
伝説があるわ。そこで、現在、各地の寺院では、
長文失礼。 ____ _ 釈迦の誕生を祝う潅仏会には、参詣する人は
/ヽ./\ ,. ''"´ `ヽ`ヽー 、 |`ヽ.r-ァ、 釈迦に甘茶をかけるという行事が行われている。
ト、 \, '´ r─vート-‐' ノ `! |/ L_
/ \ア´「`ーァ'こ>-‐'ー`' ー<_]‐ァ-'、_/ ´ | 山地に自生するヤマアジサイから、
く.,__/ `ヽ>'"´: : : : : : : : : : : `゙<_/ \,∠,,_」 葉に甘味のある種を選んで栽培したものが
「 `rァ'´: : / : : : :i: :, : : : /| : : : : ハ\ ハ、| アマチャで、なお、伊豆の山にはヤマアジサイ
く_,7´ ,': : : !/-─-i,ハ_/ .!-─-/ | : :Yヽ、] の変種で、生の葉をかむと甘味のあるアマギ
!: : :| : : ,| r-r-テ'r ァ!テーrァ! : :| : :| アマチャがあるわ。土地の人は、古くからこれを
`ヽ|: :., ヘ ! '、__ソ '、__,ソハ!_ハ: :! 甘木と呼んでいた。それが天城山の語源といわれ
(ヽ└| :7,.` "´,,!: :| ! : : :| ているそうよ。アマチャの甘味成分は糖分ではなく
「 と )ハ ,ゝ、 ---、 ,.ヘ : :! :i : : | フィロズルチン、イソフィロズルチンで、これらの
.iニニ,r-─'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : : l 結晶はサッカリンの・・・2〜200倍の甘味がある
.',/´ ̄ ̄.:.:.:.:.::i ̄~`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: : :/ :l そうよ? なぜ、2〜200倍かと言うと、手元の本と
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::!.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| __ : : l 参考にしたサイトで違っていたから、だそうよ。
!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:r-'ヾヽ : j あと、タンインは含むけど、カフェインは含まない
.!:.:.:.:.:.:.:___.|:.:.:.:.:.|__:.:.:.{ ノ } / ので、興奮作用はないわ。
. !:.:.:./´ }`¨¨´{ `ヽ`¨i´ノ´
!./ } || || ||{ ヽ  ̄ノ 栽培には挿し木が良くて、排水のいい多湿地で
f´^`(_)´`ヽ..|| || ||,ゝ ヘ { 夏涼しく日当たりのいい場所によく生育するわ。
ヾ、_ノ|ゞ-イ. || || || .`7_,、_ _ト- '
∠,,ハ_| || || || ||__ィ´ 生薬としては、抗アレルギー作用に歯周病に効果がある
らしいわ。 それと、茶・麦茶などに砂糖を入れたものは
本来の意味での甘茶ではないから注意してね。
味の方は、紅茶に砂糖を入れた様な味。だそうよ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────‐
|それで、作業の方は上手く行っているのか?
└──v────────────────
┌───────────────‐
|ええ、貴女が持ってきた石を砕いて
|粉末にしたのを入れましたからね
└─────────v──────
n__n
(,, ゚ー) . ∧_∧ ∧/ニヽ
く;;;;;;ハi9lコ (Д^ ,,) ミ,,゚д゚彡 コト
.<⌒ヽ) | lコ7 {)、と i .___ Φ つ6lコ
し`J lニニニl 「ニと_」〜 <,=7 Lニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
┌──────────ヘ───────‐
|これで、朱色以外の色ができるでしょうね。
└──────────────────
1.粉末にした孔雀石を入れた漆を
塗る作業。作業するのはレンジで。
n__n
(,, ゚ー) ∧_∧ ∧/ニヽ
く;;;;;;ハi9lコ (,,^Д^) ミд゚,,彡
.<⌒ヽ) | lコ7 i つ、(} ___ <,=7=-と ミ 6lコ
し`J lニニニl 〜L_つニ」 Lニ」 lニニニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
2.緑漆塗りの木製蛙の完成。
,t-v-、
./(-):::::::ヘ
,-'::::::::::-一ノ
.ノ::、::::「´ レ
ヽ__」ーヽ_」Lノ
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
━━━[パチュリーさん からの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
タタラが砕いた石とは、孔雀石の事。 孔雀石とは、美しい緑色の柔らかい単斜晶系
の鉱物よ。孔雀石の名は微結晶の集合体の縞模様が孔雀の羽の模様に似ている事に
由来するらしいわ、ついでにこの石はマラカイトとも呼ばれていて、
____ _ 英語起源のマラカイトなど欧語表記はギリシア語
/ヽ./\ ,. ''"´ `ヽ`ヽー 、 |`ヽ.r-ァ、 (アオイ科の植物の名称)に由来するわ
ト、 \, '´ r─vート-‐' ノ `! |/ L_
/ \ア´「`ーァ'こ>-‐'ー`' ー<_]‐ァ-'、_/ ´ | 銅化合物が濃集して形成された二次鉱床
く.,__/ `ヽ>'"´: : : : : : : : : : : `゙<_/ \,∠,,_」 として一次鉱床の周辺などに分布する。
「 `rァ'´: : / : : : :i: :, : : : /| : : : : ハ\ ハ、| 黄銅鉱から生成した孔雀石には、まだ中心部に
く_,7´ ,': : : !/-─-i,ハ_/ .!-─-/ | : :Yヽ、] 黄銅鉱を残したまま発見されたものもあるらしいわ
!: : :| : : ,| r-r-テ'r ァ!テーrァ! : :| : :| 銅鉱石として利用されたこともあるけど、
`ヽ|: :., ヘ ! '、__ソ '、__,ソハ!_ハ: :! 現在では高品位の銅鉱石と競争できないため、
└|: :7,.` "´,,!: :| ! : : :| ほとんど使われていないそうね。
,ハ ,ゝ、 ---、 ,.ヘ : :! :i : : | 美しい塊は研磨して貴石として扱われ、
,r-─'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : : l 占いのアクセサリーとしても用いられる。
/´ ̄ ̄.:.:.:.:.::i ̄~`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: : :/ :l 粉砕したものは日本画の岩絵具、
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::!.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| __ : : l 銅の炎色反応を利用した花火の発色剤としても
!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:r-'ヾヽ : j 重用される。孔雀石の粉末は、顔料(岩絵具)
.!:.:.:.:.:.:.:___.|:.:.:.:.:.|__:.:.:.{ ノ } / として使用される。この顔料は「岩緑青」、
. !:.:.:./´ }`¨¨´{ `ヽ`¨i´ノ´ 「マウンテングリーン」などと呼ばれる。
!./ } || || ||{ ヽ  ̄ノ 青丹(あおに)はその古名。石言葉は危険な愛情。
f´^`(_)´`ヽ..|| || ||,ゝ ヘ {
ヾ、_ノ|ゞ-イ. || || || .`7_,、_ _ト- ' 孔雀石は一応毒性があるらしいわ。
∠,,ハ_| || || || ||__ィ´ 詳しくは知らない様だけど。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━[パチュリーさん からの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
単独の顔料としては岩緑青(孔雀石=マラカイトともいう)が使用された例がある。
また、特殊な例では、アタカマイトという鉱物反応が出た例も確認されている。
しかし、一般的には黄色顔料に紺色の顔料を加え緑色の漆を作ることが多い。
____ _ 紺色は日本画でいう群青の石を粉末にした
/ヽ./\ ,. ''"´ `ヽ`ヽー 、 |`ヽ.r-ァ、 顔料から得ることが考えられるが、石黄など
ト、 \, '´ r─vート-‐' ノ `! |/ L_ ヒ素系の顔料と群青系の鉱物顔料を混合した
/ \ア´「`ーァ'こ>-‐'ー`' ー<_]‐ァ-'、_/ ´ | 形の分析例があるかどうか不明だわ。
く.,__/ `ヽ>'"´: : : : : : : : : : : `゙<_/ \,∠,,_」
「 `rァ'´: : / : : : :i: :, : : : /| : : : : ハ\ ハ、| 紺色の鉱物反応がない緑漆の作り方は、
く_,7´ ,': : : !/-─-i,ハ_/ .!-─-/ | : :Yヽ、] 古い時代の資料を見ると、藍染に使用する
!: : :| : : ,| r-r-テ'r ァ!テーrァ! : :| : :| 藍を使用しているとある。藍棒と呼ばれるものを
`ヽ|: :., ヘ ! '、__ソ '、__,ソハ!_ハ: :! 使用し、出来た紺色漆を黄色漆と適度に
└|: :7,.` "´,,!: :| ! : : :| 混ぜ合わせると、緑漆が得られるそうよ。
,ハ ,ゝ、 ---、 ,.ヘ : :! :i : : | 藍棒(あいぼう)とは、藍瓶(あいがめ)で藍を
,r-─'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : : l 育てる際に発酵して出る泡を常に取り除きながら
/´ ̄ ̄.:.:.:.:.::i ̄~`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: : :/ :l 攪拌していく。その際に取り除いた泡はカスとなり
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::!.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| __ : : l 少しずつたまる。これを丸く固めたものが藍玉で
!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:r-'ヾヽ : j あり、棒状に固めた物が藍棒というものになるわ。
.!:.:.:.:.:.:.:___.|:.:.:.:.:.|__:.:.:.{ ノ } /
. !:.:.:./´ }`¨¨´{ `ヽ`¨i´ノ´ 藍は元々染料だけど、藍が空気の酸化から得られる
!./ } || || ||{ ヽ  ̄ノ 藍玉(藍棒)になると顔料と同じ性質を持ってるわ。
f´^`(_)´`ヽ..|| || ||,ゝ ヘ { ちなみに、藍で染めた布は虫除けの効果が
ヾ、_ノ|ゞ-イ. || || || .`7_,、_ _ト- ' あるらしいわね。まぁ、摩擦には弱いらしいけど。
∠,,ハ_| || || || ||__ィ´
あとは、黄色顔料の事、だけね。これも何時になるか
知らないけど、ちゃんとその時には説明するわ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────‐
|で、何故蛙なんだ?
└─v───┬───────‐
|なんとなくですよ。
└───v┬─────────────
..|結構可愛いと思いますよ? 蛙
n__n └──────v──────‐
(,, ゚ー) ∧_∧ ∧/ニヽ
く;;;;;;ハi9lコ (Д^ ,,) ミд゚,,彡
.<⌒ヽ) | lコ7 i つ、(} ___ <,=7 ミ 6lコ
し`J lニニニl 〜L_つニ」 Lニ」 lニニニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
┌────────────────── ツェペル──────‐─
|っと、ショウさん。これに使った石は、念の為、漆用と何か用の二つに
|分けてください。これはこれで、何かに使えるのかも知れませんし。
└──────────v──────────────────
n__n
(,, ゚ー) ∧_∧ ∧/ニヽ
く;;;;;;ハi9lコ (Д^ ,,) ミд゚,,彡
.<⌒ヽ) | lコ7 i つ、(} ___ <,=7 ミ 6lコ
し`J lニニニl 〜L_つニ」 Lニ」 lニニニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
┌──ヘ───────────────
|ああ、解かった。部下にも そう伝えておく
└─────────────────‐
┌──────────‐
|作業、頑張れよ? レンジ
└──v────────
n__n 、i
(,, ゚ー) ∧_∧ - ∧/ニヽ
く;;;;;;ハi9lコ (Д^ ,,) ミд゚,,彡
.<⌒ヽ) | lコ7 i つ、(} ___ <,=7 ミ 6lコ
し`J lニニニl 〜L_つニ」 Lニ」 lニニニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
┌──────ヘ───‐
|あっ、はいっ 頑張ります
└──────────
n
,,) ∧_∧ ∧/ニヽ
;;ゝ (Д^ ,,) ミд゚,,彡
.⌒> lコ7 i つ、(} ___ <,=7 ミ 6lコ
ヽ) )) lニニニl 〜L_つニ」 Lニ」 lニニニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
┌────────────
|では、作業を続けましょうか
└─────────v──‐
┌───────
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
⊂ └────v──‐
∧_∧ ∧/ニヽ
(,, ^Д) ミд゚,,彡
lコ7 i つ、(} ___ <,=7 ミ 6lコ
lニニニl 〜L_つニ」 Lニ」 lニニニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
┌────────ヘ───────‐
|そんなに欲しいですか? 漆塗りの蛙
└────────────────
┌────────
|いいんですか!?
└────v───‐
∧_∧ Σ∧/ニヽ
(,, ^Д) ミд゚,,彡
lコ7 i つ、(} ___ <,=7 ミ 6lコ
lニニニl 〜L_つニ」 Lニ」 lニニニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
┌──────────ヘ─────────────
|ええ、なんとなくで作った物で、塗ったのは貴方ですから。
|漆塗りも中々ですし、この調子で頑張ってください。
└────────────────────────
┌───────────‐
|はいっ、わかりましたっ!
└───────v────
∧_∧ ∧/ニヽ
(,, ^Д) ミд゚*彡
lコ7 i つ、(} ___ <,=7 ミ 6lコ
lニニニl 〜L_つニ」 Lニ」 lニニニと___ミ lニニニl
'"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""
続く
◇──━ ━──◇
|孔雀石による、緑漆が誕生した。 |
┃遊び・羽根つきが 村に生まれた。 ┃
┃糖分を含まない甘い水・甘茶が誕生した。 .┃
|あと、ペルの所にも甘茶はあるらしい・・・。 ▽|
◇──━ ━──◇
あら?途中から?
272 名前:ここ壊れてます[] 投稿日:
って出て7つしか読めないwww
>>301 URLコピっといてログ削除→URLペーストしてログ再取得
下手に壊れたログ読み込むと何故か次のレス番が
>>1からになって1500とかレス番出たりするんだぜ
303 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/07/02(金) 09:06:28 ID:pn7eSJOa0
あげてもうた…すまん
石斧が鉄の出現により、余り使われなくなった。
昔
. |;|:: |: :|:| |;|:: |: :|:|
ゴッ、ゴッ! .|;|:: |: :|:| |;|:: |: :|:|
|;|:: |: :|:| . ゼェ…ゼェ… |;|:: |: :|:|
∧_∧. . ..|;|:: |: :|:| ∧_∧ . |;|:: |: :|:|
( #´Д`) \从/ {;| (; ´Д`) ..|;|:: |: :|:|
─===三三l二> Σ |.:| → =U==liニil ___>: |.:|
/ | | /YY\|/ | |ヽ_」 l--- |/
(_(__) |:: t ::|''''l ..(__)_) . |:: t ::|''''l
,,_ハ.: i|:::ヽ:::.ヽ ,,_ハ.: i|:::ヽ:::.ヽ
_/::: 八 :: :ヽ::ヽ _/::: 八 :: :ヽ::ヽ
ゆっくり討伐していってね!
鉄斧のお陰で伐採の効率が上がった。
現在
.|;|:: ::|:|: |:|
.|;|:: ::|:|: |:|
.|;|:: ::|:|: |:| メキョ ッ !
ザッシュッ! .|;|:: ::|:|: |:| ワー
.|;|:: ::|:|: |:| ワー ヽ
∧_∧ |;|:: ::|:|: |:| ∧_∧ ヽ ヽ
( ´∀`) \从从/ ∩ ´∀`) _ヽ_ヽ|
─===三三三l二> Σ → ヽ J==liニl ___ /_- _-._-.| 省
/ | | ./YYY\ . | | | .ヽノ .|:: :l ー, l_ - _- _ _|
.(_,(__) .|:: ::t;;|''''''l .(__)_) |:: :t: ;;|''''l  ̄ヽ_ _ ...| 略
,,_ハ.: i|l ;;ヽ::ヽ ,,_ハ.: i|l ;;ヽ::ヽ . |
__/::: 八 ;; ;ヽ;;ヽ .__/::: 八 ;; ;ヽ;;ヽ
おぉ、はやい はやい
石斧は今後は使われなくなるだろう。 それも新素材、鉄のお陰。
石斧の出番はこれまでに・・・
じゃあ、松脂とやらは何かの役に立たないのか?
ハ,,ハ
(-д-)
. ( ∞ )
l .l
. し`J
艸艸
艸艸
艸艸艸 。艸艸艸艸
ヾヽ ,艸艸
艸艸-、,、 艸艸艸 ,、 ヽ。艸艸艸艸
艸艸艸⌒ヽヽ/艸艸⌒艸艸
艸=彳艸艸 _ソ:’;;:;:(
(,!。:;;。艸艸艸艸
艸艸 艸艸丿艸,、;:;;´.
艸艸艸⌒艸艸艸:::;,、;;;ソ.
艸彳 ソ。゚;::;/
艸ヽ、丿;;::::艸艸艸
艸⌒ヽ艸艸艸艸 ・ ・ ・ ・ ・ 。
艸艸艸(jj,,;;〃:〈
艸艸艸艸 )::;;;;;:;:ゝ ハ,,ハ
ノ,、,、,、;:;:;,、i .(゚,, )
ノ⌒´ ヾ\ U |
⌒`´ ,.r''" "" ” -、 \ | 〜
. し`J
艸艸
艸艸
艸艸艸 。艸艸艸艸
ヾヽ ,艸艸
艸艸-、,、 艸艸艸 ,、 ヽ。艸艸艸艸
艸艸艸⌒ヽヽ/艸艸⌒艸艸
艸=彳艸艸 _ソ:’;;:;:(
(,!。:;;。艸艸艸艸
艸艸 艸艸丿艸,、;:;;´.
艸艸艸,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
艸彳 ( っと、まずは松脂を採ってからにしよう )
`ー〜ー〜ー〜ー〜0〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
艸⌒ヽ艸艸艸艸 。゚
艸艸艸(jj,,;;〃:〈 ハ,,ハ
艸艸艸艸 )::;;;;;:;:ゝ (゚,, )
ノ,、,、,、;:;:;,、iと ヽ
ノ⌒´ ヾ、l 〜
⌒`´ ,.r''" "" ” -、 .し` J
艸艸
艸艸
艸艸艸 。艸艸艸艸
ヾヽ ,艸艸
艸艸-、,、 艸艸艸 ,、 ヽ。艸艸艸艸
艸艸艸⌒ヽヽ/艸艸⌒艸艸
艸=彳艸艸 _ソ:’;;:;:(
(,!。:;;。艸艸艸艸
艸艸 艸艸丿艸,、;:;;´.
艸艸艸⌒艸艸艸:::;,、;;;ソ.
艸彳 ソ。゚;::;/.┌─────‐
艸ヽ、丿;;::::艸.. | 採ったどー
艸⌒ヽ艸艸艸 艸 └──v───
艸艸艸(jj,,;;〃:〈 oハ,,ハ
艸艸艸艸 )::;;;;;:;:ゝ ('(゚,, )
ノ,、,、,、;:;:;,、i . ヽ |
ノ⌒´ ヾ、 . l 〜
⌒`´ ,.r''" "" ” -、 .\ し` J
・ ・ ・ ・ ・ 。
ハ,,ハ
(。 。,,)
(う U
| 〜
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
パクッ
ハ,,ハ クチャ…
(゚H ゚,,)
(つ U
| 〜
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,〜ー〜ー〜ー、
(. に、苦っ…! )
`ー〜ー0ー〜'
。゚
Σ ハ,,ハ
( H ,,)
(つ U
| 〜
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
( しかしっ、この苦さは目覚ましに・・・ .)
`ー〜ー0ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
クチャ 。゚
ハ,,ハ クチャ
(゚H ゚,,)
(つ U
| 〜
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━[パチュリーさん からの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____ _
/ヽ./\ ,. ''"´ `ヽ`ヽー 、 |`ヽ.r-ァ、
ト、 \, '´ r─vート-‐' ノ `! |/ L_
/ \ア´「`ーァ'こ>-‐'ー`' ー<_]‐ァ-'、_/ ´ |
く.,__/ `ヽ>'"´: : : : : : : : : : : `゙<_/ \,∠,,_」
「 `rァ'´: : / : : : :i: :, : : : /| : : : : ハ\ ハ、| 石斧の材料だった松脂は噛むと、
く_,7´ ,': : : !/-─-i,ハ_/ .!-─-/ | : :Yヽ、] とても苦いそうよ?
!: : :| : : ,| r-r-テ'r ァ!テーrァ! : :| : :|
`ヽ|: :., ヘ ! '、__ソ '、__,ソハ!_ハ: :! 何に例えればいいのかは、知らないけど、
└|: :7,.` "´,,!: :| ! : : :| 口の中が苦さで痺れるほど・・・らしいわ。
,ハ ,ゝ、 ---、 ,.ヘ : :! :i : : |
. /: : ! : /`>- -,イ./!: :/ : l: : :|
!: : : レ' : :/! ,rくヽ!/|/,イ: :/: : :l: : :| 杉にも杉脂という物があって、
[ゝ.メイ´. / | / 八 l : / :/: : :/: : :|. こちらはガムの様な物ね。
く__ン-ヘ. /.rくr、/ムハ7 /!: : :/ :/、: : :.|. 透明でキラキラとした杉脂を採って、
|: : :,ハ、!7/ '| || || ,! |,'、: : / : : ',: : | 噛む。最初は苦いけれど、噛んでいるうちに
ヽ、./ /,' i || || |.! [ゞ(_)メ]\: :.| その苦さは無くなり、色が金色に輝く。
/__く7 .! || || || ! .く__,ン .ヘ ガムのように伸びるけど、プチっと千切れるわ。
く_,||iiii|/ ! .|| .|| .|| ! ヽ__ゝ
||K^`(_)´`ゝ、| ||'、 ゝ__ノ
`ーヾ_ノ|ゞ-ィ || || '、____イ/、 杉脂は松脂よりは苦くは無いわ、
. く∠,,ハ___|-----7_、_,、_,、_,_、」 ・・・まぁ、結局苦いらしいけど。
|ー-ァ' `y-.┤
.{∞_」 L_∞j
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━[パチュリーさん からの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____ _
/ヽ./\ ,. ''"´ `ヽ`ヽー 、 |`ヽ.r-ァ、
ト、 \, '´ r─vート-‐' ノ `! |/ L_
/ \ア´「`ーァ'こ>-‐'ー`' ー<_]‐ァ-'、_/ ´ |
く.,__/ `ヽ>'"´: : : : : : : : : : : `゙<_/ \,∠,,_」
「 `rァ'´: : / : : : :i: :, : : : /| : : : : ハ\ ハ、| .ちなみに、桜にも桜脂という物があって、
く_,7´ ,': : : !/-─-i,ハ_/ .!-─-/ | : :Yヽ、] 桜の幹に透明なものがたらたらしていて、
!: : :| : : ,| r-r-テ'r ァ!テーrァ! : :| : :| 幹からとり、手でネチェネチャ捏ねると
`ヽ|: :., ヘ ! '、__ソ '、__,ソハ!_ハ: :!
└|: :7,.` "´,,!: :| ! : : :| 白く、蜘蛛の糸の様な糸を引き始める。
,ハ ,ゝ、 ,---、 ,.ヘ : :! :i : : | それを小指に巻いて、ぐるぐると丁寧に
. /: : ! : /`>- -,イ./!: :/ : l: : :| 巻いて指輪の様な物を作っていく。
!: : : レ' : :/! ,rくヽ!/|/,イ: :/: : :l: : :| 幾重にも重ねると、白く綺麗な指輪の完成。
[ゝ.メイ´. / | / 八 l : / :/: : :/: : :|
く__ン-ヘ. /.rくr、/ムハ7 /!: : :/ :/、: : :.| 桜脂は食べずに遊びに使ったそうよ。
|: : :,ハ、!7/ '| || || ,! |,'、: : / : : ',: : | こちらの味は知らないわ。
ヽ、./ /,' i || || |.! [ゞ(_)メ]\: :.|
/__く7 .! || || || ! .く__,ン .ヘ 昔はゲームなんか無かったから、
く_,||iiii|/ ! .|| .|| .|| ! ヽ__ゝ こうやって外で色々な事をして遊んでいたそうね。
||K^`(_)´`ゝ、| ||'、 ゝ__ノ
`ーヾ_ノ|ゞ-ィ || || '、____イ/、 っと、作者のお祖母さんの話を参考にしたわ。
.く∠,,ハ___|-----7_、_,、_,、_,_、」
|ー-ァ' `y-.┤
.{∞_」 L_∞j
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────‐
|何やってんだ? 馬鹿兄。
└─────v─────
┌──────────────────‐
|丁度、脂食べてる所、ショウも食べるかー?
└────────v──────────
クチャ ハ,,ハ
(゚H ゚,,) クチャ
n__n (| U
.( ,,゚) | 〜
く==';;;ゝ . し`J
<⌒ ヽ)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌────ヘ───────‐
|そんな物食べて大丈夫か?
└────────────
┌────────ヘ────‐
|大丈夫だって、少し苦くてしb
└─────────────
ヴぁー
吐き出すな。 ハ,,ハ
(゚д゚,,)
. n__n . (| lil U
.( ,,゚) | l!i 〜
く==';;;ゝ . し`J
<⌒ ヽ)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌───────────‐
|だって、これ苦いんだもん
└─────v──────
┌───────────‐
|じゃあ、最初から食べるな。
└──v─────────
n__n
. (,,- 0゚) -3
く;;;;;ハ;ゝ ハ,,ハ
.<⌒ヽ) |〉 (゚,, )
し`J U |)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . | 〜
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌────────ヘ─────‐
|松脂とやらにだって、石の様に
|他の使い方があるはずだからさぁ
└──────────────
┌────────────
|俺がこうやって・・・
|食べて、その利用方法を・・・
└──────v─────‐
クチャクチャ…
ハ,,ハ
(゚H ゚,,)
. n__n . (|. U
.( ,,゚) | 〜
く==';;;ゝ . し`J
<⌒ ヽ)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌────ヘ────────────‐
|いや、まず食べる必要が無いと思うが?
└─────────────────
ヴぁー
吐き出すな。 ハ,,ハ
(゚д゚,,)
. n__n . (| lil U
.( ,,゚) | l!i 〜
く==';;;ゝ . し`J
<⌒ ヽ)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌──────────────‐
|一体何がしたいんだ? 馬鹿兄よ
└───────v───────
_ _
/ \ / ヽ
| ヽ __ / . ',
| >  ̄ヽ |
ヽ / /
. Y __ Y
l ── __ l
| ー─' ´ト_,ノ〈
ヽ ,,,, . , ,,,, /
' 、 ─ /
__r-‐、 ー ─'、__
/;;;;;;;;;;;;;;;;;`====';;;;;\
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノヽ;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/∧、;;;;;;;;;;;、;;/、
/`">、,,___ノ/ ヽi______l_/ ヽ
/ y:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ヘ ヽ
/ /ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ .', _
,' _/__. ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ./,;::''´:::::::::`'':;,
,;::''´::::! . ヽ:::`'仁ニニニニニニニニニニニ> / / .:::/´ ̄`ヽ:::ヽ
/:::: ┌─────────────────────────┐
|::::::i|脂で何かしたいんだよぉ 手伝ってくれよーショウゥー (д゚ ,,).|
.',:::::└─────────────────────────┘
\:::\ /\__,!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ゝ-'
`';;:::`'';;,/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
`'':;;/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
┌──────────ヘ──────────
|僕はタタラの手伝いがあるからな、無理な願いだ。
└─────────────────────
┌──────────
|じゃ、なんで俺の所に?
└─────v────‐
┌─────────────‐
|兄貴に伝言を頼まれたからな。
└────v─────────
n__n
. (,,゚ー゚)
く;;;;;ハ;ゝ ハ,,ハ
.<⌒ヽ) |〉 (゚,, )
し`J U |)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . | 〜
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌────ヘ───────────────‐
|兄貴からの伝言は「作業が遅れている、サボって
|ないでさっさと戻って来い」だ。解かったか?
└────────────────────
┌─────────────
|僕は用があるから先に帰るぞ。
└──────────v──‐
ハ,,ハ
(,, ゚д)
. U |) .n__n
〜 | (,, ゚ー)
し`J .く;;;;;;ハi
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <⌒ヽ) |
(( (ノ ヽ)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・ ・ ・ ・ ・ 。
ハ,,ハ
(,, ゚д)
. U |)
〜 |
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
.( そんなに俺の事を気にかけて・・・ .)
.( 本当にショウは可愛いなぁ・・・ )
`ー〜ー〜ー〜0〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
。゚
ハ,,ハ
(* ゚д)
. U |)
〜 |
し`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
続く
327 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/07/03(土) 06:11:47 ID:Yo8MS9aaO
文は名無しでAAコテをたたいたり他スレを荒らしてるんだよなぁ
死ねばいいのに
328 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/07/03(土) 06:13:37 ID:Yo8MS9aaO
お願いだからこのスレから出て来ないでね☆
329 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/07/03(土) 06:14:36 ID:Yo8MS9aaO
売名厨房文
330 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/07/03(土) 21:31:08 ID:j/eAgb6W0
ヴぁーワロタww
331 :
1/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:03:14 ID:CzALkIgs0
『 築き上げることは長い時間と多大な労働力と必要とするが、
壊すのは一瞬の思慮なき行動で可能だ 』
332 :
2/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:04:26 ID:CzALkIgs0
┌――――――――――――――――――┐
| 敵の狙いは、こちらの戦力の分散だ。 .|
└――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――┐
| だろうな……割とヤバい気がするが、どうするんだ? .|
└―――――――――――――――――――――――┘
333 :
3/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:06:13 ID:CzALkIgs0
┌――――――――──――――――――――――――――─
| なんとか、森の方を押さえられれば策はある。あるんだが……
└―――――∨──―――――――――――――――――――
┌――――――――――
| ……何が問題だ?
└―――∨――――――
∧∧ ∧,,∧
(;-Д) ミД゚,,彡
(::::]∞ ミ:ソノ:::ミ
ノ;;;;;i;;ゝ ミ:|::::::::ミ
し`J し'`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
334 :
4/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:07:21 ID:CzALkIgs0
┌――――――――――――――――――――――┐
| 森に向かう40人前後が、下手打つと決死隊だ。 |
└――――――――――――――――――――――┘
335 :
5/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:08:42 ID:CzALkIgs0
┌――――――――――――――――――――――┐
| 戦力比2:1。 よほど上手く立ち回らねぇと…… |
└――――――――――――――――――――――┘
:::::::::::::::::::::::::::::::::::[ ギコ想定戦場図 ]::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
戦力比
【 2 : 1 】
┌――――――┐ ┌――――――┐
| 別働約80人 |――→ ←――| 別働約40人 |
└――――――┘ └――――――┘
【 3弱 : 2強 】
┌───────┐ ┌───────┐
| モララー族 .|――――→ ←―――――| アト・アスキィ |
| 約150人 | | 約110人 .|
| | └―――――――┘
└───────┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
336 :
6/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:10:35 ID:CzALkIgs0
┌――――――――――――――――――――――┐
| ――人数差に押されて、そのまま囲み殺される。 ..|
└――――――――――――――――――――――┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧_∧ /⌒∧∧ ∧_∧
―=≡ ==G=====G======X三> | (;゚Д) (д #)
〉 ' / ヽ__|[::::」Gi二二/ <二二二]GG≡=―
/ (⌒) ノ0;;;;ゝ (⌒) ヽ
(_/ ` ヽ) ヽ_)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌―――――――――――――――――――――――――┐
| だから、他の策は無いもんかとこうやって考えをだな…… |
└―――――――――――――――――――――――――┘
337 :
7/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:12:37 ID:CzALkIgs0
┌―――――――――――――─―――――――――――――――─―
| …………。 一つ確認するぜ? 川側の方は、勝つ自信があるんだな?
└―――――――――――――――――∨──―――――――――――
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――
| 川側は――戦力比が3対2を越えるなら、互角以上の勝負にはなるはずだ。
└―――――――∨―――――――――――――――――――――――――
┌―――――――――――――――――――
| なら、結論はもう出たようなもんじゃねぇか。
└―――――――∨―――――――――――
∧∧ ∧,,∧
(;-Д) ε= ミД-,,彡
(::::]∞ ミ:ソノ:::ミ
ノ;;;;;i;;ゝ ミ:|::::::::ミ
し`J し'`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
338 :
8/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:13:24 ID:CzALkIgs0
┌――――――――――――――――――
| 俺が行く。 40人ばかし引っ張ってくぜ。
└―――――――――――――∨――――
┌――――――――――――
| !? お、おい……!
└―――――∨――――――
∧∧ ∧,,∧
Σ (;゚Д) ⊂ ミ,,゚Д彡
(::::::]っ ミ::::ソノ::ミ
ノ;;;;;i;;ゝ ミ::::::|::::ミ
し`J (_/`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
339 :
9/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:14:19 ID:CzALkIgs0
┌――――――――――――――――――――――――――
| 別に自己犠牲じゃねーぞ? 普通に考えて、俺だろここは。
└―――――――――――――∨――――――――――――
┌―――――――――――――――――――――――――――――
| まぁ、確かに――俺の戦術を最も理解できる(※)のはホロケウだ。
| お前が別働隊を動かしてくれりゃ、こっちとしても面倒は無いが……
└――――――∨――――――――――――――――――――――
┌―――――――――――――――――――――――
| それに過酷な戦場を勝ちぬけば、モテるだろうしな!
└――――――――∨――――――――――――――
・・・・
∧∧ ∧,,∧
(;-Д) ミД^,,彡 ⊃
(:::]∞ (( ミ::::ソノ:::ミ
ノ;;;;;i;;ゝ ミ::::::|::っ
し`J し'
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
※……「売名ウェディング大作戦の巻!」最終コマ参照
340 :
10/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:16:47 ID:CzALkIgs0
┌――――――――――――――――――――――――┐
| 分かった。 ――ホロケウ、お前に四十人を預ける。 |
└――――――――――――――――――――――――┘
┌―――――――――――――――――――――――┐
| おう。 まぁ、戦果を楽しみにしてろ! それと―― |
└―――――――――――――――――――――――┘
341 :
11/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:17:27 ID:CzALkIgs0
┌――――――――――――――――――――
| ――俺になんかありゃ、アシルのことを頼む。
└―――――――――――――∨――――――
┌―――――
| ああ……
└――∨――
∧∧ ∧,,∧
(il-Д) ミ,,-д彡
(:::]∞ ミ::::ソノ:::ミ
ノ;;;;;i;;ゝ ミ::::::|:::ミ
し`J (_/ `J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
342 :
12/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:18:11 ID:CzALkIgs0
∧∧ ∧,,∧
(il-Д) ミ,,-д彡
(::::]∞ (( ミ::::ソノ:::ミ
ノ;;;;;i;;ゝ ミ::::::|:::ミ
し`J (_/ `J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
343 :
13/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:18:57 ID:CzALkIgs0
∧∧ ・・・・
(il-Д)
(::::]∞
ノ;;;;;i;;ゝ
し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
344 :
14/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:19:47 ID:CzALkIgs0
∧∧ ギリ…ッ!!
(il 皿)
(:::::]G
ノ;;;;;i;;ゝ
し`J
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^''"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`
345 :
15/15 ◆Civ.a/bGUo :2010/07/05(月) 22:20:54 ID:CzALkIgs0
『 絶対に屈服してはならない、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に 』
――ウィストン・チャーチル
つづく
i ,
n__n -
(,, ゚ー)
く;;;;;ハi
<⌒ヽ) |
(( (ノヽ」
λ,,λ '""`"'"^´''"''"'"'^´''
彡 *゚ミ') ┌──────────────
ミ / < あっ、ショウさん。今、暇ですか?
〜 ミ ..└──────────────
し`J
'""`"'"^´''"''"'"'^
┌────────────‐
|ああ、今は何も用事はないな。
└────────v────
λ,,λ ┌───────────
彡*゚ー゚ミ <. 探してきて欲しい物が
. ミ ミ |あるんだけど、いいかな?
〜ミ ミ .└───────────
し`J
'""`"'"^´''"''"'"'^ n__n
(゚,, )
i;;;'ー>
l(ノ ;⌒>
し`J
'""`"'"^´''"''"'"'^
┌───────────────ヘ──‐
|それで、一体どんな物を探せばいいんだ?
└──────────────────
,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
( どんな植物かは、このメモに書いて・・・って .)
( いうのは前にジャス君の時にやったから。 )
`ー〜ー〜ー0ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
。゚
. λ,,λ サラ .n__n
彡*゚ー゚ミ サラ . (ー゚ ,,)
. ミ φ_, . iハ;;;;;ゝ
〜ミ ミ l (ノ⌒>
し`J .L/ ヽ) ))
""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'
゚。
,〜ー〜ー〜0〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
( メモの紙にその植物の絵を描いて・・・っと、 )
( あとは、特徴を口で伝えれば十分かな。 )
`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
┌────────────────────‐
|これに描いたものと同じような植物をお願いね。
|高さは大体膝よりも高くて、強い匂いがするから
└─────v───────────────
. λ,,λ n__n
彡* ゚ーミ (ー゚ ,,)
. ミ つiコ. とiハ;;;;;ゝ
〜ミ ミ l (ノ⌒>
し`J し`J
""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'
┌────ヘ───‐
|そうか、解かった。
└────────
┌──────────────────‐
|じゃあ、準備が出来次第。 探しに行ってくる。
└────────v──────────
┌──────‐
|気をつけてね
└────v──
アア、解ッテル
. λ,,λ .n__n
彡* ゚ーミ (0 -,,)
. ミ ミ 0コiハ;;;;;ゝ
〜ミ ミ l (ノ⌒>
し`J し`J
""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'
;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;;"ヾノ:;: .;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;:))
:;:.;: ; " ;;" ヾ((ヾ:;:.;: ;" ;ノヾ" ; ;:(^) ;;:;丿: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
(^) ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ:::;:;: ;;:;:φ::
;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;: ;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿
;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr ;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr
;;:;:::.__ |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |;;:;::___.|;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |
~~ ~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |~~ .~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |
..|;| | | || | | | | .|;| | | || | | | |
..|;| | | || | | | | .|;| | | || | | | |
..|;| | | || | | | |,, .|;| | | || | | | |
..|;| | | || r'''゙''''' .゙'゙゙゙ "" ゙^゙ヽ'"゙~' ′'"゙、 r'''゙~ ,,. | |、
,;;゙^゙ヽ'"゙~' ′'"^゙ヽ"" "" " ゙'゙゙゙ n__n ゙^゙ヽ'"゙~'" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;
`'''ー :;、:. ;,:;.;、 :. ;,:;;、:(ー゚ ,,); ~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:;;
,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjj iハ;;;;ヘニi iijwwiijijyyywWwWWWwwwjij,,.
. .=|^|==| (ノ_,」
. レ' .L/`、) ))
ゞヾ ;ゞゞ;ゞiilヾ;ゞゞ゙ゞ;;:::ii| |;:ヾゞ "ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾiii| <:;ヾ:ヾ;;>ヾ;ゞ'';ゞヾ
|;:ilヾ \ |::;ii| ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i| ノヾゞ:ヾヾ::ヾ\ |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾ:, |i;
|;:i| \`'';:::ii| ヾ:ヾ;;>;ゞヾ| |;:i|/^ '|i| |;:i| \`";;::ii| ノ / :ヾ;;>ヾ;ゞ ;ゞ
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|;:i| |:::;iii~ ノ ,,|;;::ii| |;:i| |i| |;:i| |i::;;iii|~ .|;;::ii| ''\|i|
':;,`:ヽ|/,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ γ''"""''""''"' |ii;;i;('')''"''''"""''"""'''''""
";*'.:.:;”:;゙|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:.:;”:;ヾヾn__n (,:ソミ;.:';';';::;.:". |i;;;::;iii|`:;,':,:;.,:;.:;';',: ':::;.:".:;.
.:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:(゚ー゚,,) "''~`''"゙"'''~ノ;;ii;:iilli;ゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"'
"''~`''"゙ ノノシillゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"'' く;;ハ;;ヘニi "'''''''''''''''" ..,,、vji、iijww、ii..,
"'''''''''" .. ィ^,l=し' (ノ_」 ''""'"""
,..,.,.,.,、 l,/ L/ ー' ,..,.,.,.,、
''''""'"'''"""
;;;ゝ);;));ヾ;;) ,..,.,.,.,、 ''"""~
))ゝ;;;ミ,,、,,;;;ゝ;;)ゝ))ゝ
;;;) ;;;)ヾミゞ((;;;ゝヾ;⌒;;) iijww、ii. """~" ''"""~
";ヾ ":(^);r ;ヾ ; ";:""; ";;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿
ヾ ;";ヾ ;ヾ "〃;ヾ ;ヾ":;:.;: ; ;ヾr ;;" ..,, ;;ァ!\\ヽヾ;:;ヾ:;::ヾヾヾ;:ヾヾ:;::ヾr
ノ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ;:;:.;:;;:ヾノ;:;:.,ヾヾヾ;:;:.,ノ . ; :;:::.__ |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |
ヾ;:.丿,ヾヾヾ;:(^);:.;:;:;::: ヾ ;:.ヾ;:;:.,ヾ/ ..~~..~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |
丿 ヾ;:;;:ヾ::;ヾ;;:;:: ノ:.,ヾヾ;ξ:;:.;: ヾ丿 |;| | | || | | | |
;:ρ;ヾヾ:;::ヾヾ ヾ;ノ:ヽヾ;:;ヾ:;::ヾヾヾ;:ヾ) |;| | | || | | | |
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| |/~^~ .| | . .‖ | /" ;;'"゙~' ゙ヽ"^゙ヽ" "" ""
| | | | ‖ | | (~ `'''ー :;、:. ;,:;.;、 :. ;,:;;、:;;
| | | | ,,_‖._,,r゙゙゙゙ヾ゙^゙ヽ jwvj.n__nijijyyywWwWWWwwwjij,,.、
,r''''' .゙'゙゙゙ """ ゙^゙ヽ'"゙~' ′'"゙~' ′、 .(,, ゚ー)
;;'"゙~' ′ ゙^゙ヽ"" " ゙^゙ヽ"" ;ヾ .lニヽ;;;ハiコ0 w,,wv
"" "" " "" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,~) L=U==l^l=
: ´、:. ;;'"゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:;;、:.) .(( (ノヽ」/ 、|/
,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.、,、,; ,,;.., vw,,wv,,
,,, ,,,, ,, ,,,,
,,、|/ wv wwv ,, ,,, ,, w,,W,,,wvγ,,
┌────────────────‐
|んー、そう簡単には見つからない・・・か
└───────v─────────
_ _ ξ
/ \ / ヽ
| ヽ __ / . ',
| >  ̄ヽ |
ヽ / /
. Y __, 、_ Y
l ___ ___ l
| 弋_ノ` ´ト_,ノ 〈
ヽ ,,,, . , ,,,, /
' 、 -─ /
「 ̄ ̄ ̄二、」‐、 ー - '、-、__
| /;;;;;;;;;ヘ ヽ`===='、'.,;;\
| . /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヘ;;;;ノヽ;;;;;〉〉;;;;;ヘ
| \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l;;;/∧;;;;;l l;;;;;;;;;;;〉
| /`">、,,____l l_ノ/:::::「.r--ヽ,/、
| / y::::::::::::/ ,/::::::::::::l〈 ヘ i
|./ /ヽ::::/, '::::::::::::::::::::`ー、 ソ i _
.,' _/ L_/::::::::::::::::::::::::::::l ヽ_,ノ ,;::''´:::::::::`'':;,
,;::''´::::! l. 仁ニニニニニニニニニニニ> /:::/´ ̄`ヽ:::ヽ
/:::::/' _l l ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /:::/ ',:::::',
|::::::i. ヽ ヽ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,,''::::: / i::::::i
.',:::::',. ..| 、 .  ̄」|| ̄ ̄ ̄|:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ;;/ ./:::;;''
..===\:::\=L___「=|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ゝ-'
`';;:::`'';;,/ : || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
`'':;;/:: :: || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿;;:ヾ) ヾ;:.,ヾヾヾ:::;:;: ;;:;:φ::
;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr ) ( ;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
;;:;:::.__ |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |;;:ノ ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿
~~ ~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |~~ . {;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr
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,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.j … … …。 ゙^゙ヽ'"゙~'" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,~
n__n' '゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:;;、
,,, ,,, ,, w,,wv (,,.。 。)wwiijij,,;yyywWw,,W,,W.W,,wwwjij,,.
lニヽ;;;ハiコ0
,r''''' .゙'゙゙゙ """ ゙^゙ヽ'"゙~' ′'"゙~' ′ 、 L=U==l^l= w,,wv
;;'"゙~' ′ ゙^゙ヽ"" " ゙^゙ヽ"" ;ヾ . し`J|/
"" "" " "" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,~) ,,,、|/ wvw
: ´、:. ;;'"゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:;;、:.)
;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿;;:ヾ) ヾ;:.,ヾヾヾ:::;:;: ;;:;:φ::
;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr ) ( ;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
;;:;:::.__ |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |;;:ノ ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿
~~ ~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |~~ . {;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr
..|;| | | || | | | | __.|;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |
..|;| | | || | | | | .~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |
..|;| | | || | | | |,, . |;| | | || | | | |
..|;| | | || ,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、 | | | |
,;;゙^゙ヽ'"゙~' ′'"^゙ヽ" ( あれでは無さそうだし、向こうのでも無い・・・ ) | | |
`'''ー :;、:. ;,:;.;、 `ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜0〜ー〜ー〜ー〜ー〜' ' ゙~ ,. | |、
,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.j 。゚ " ゙^゙ヽ'"゙~'" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,
n__n' '゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:;;、
,,, ,,, ,, w,,wv .(゚ー゚,,)wwiijij,,;yyywWw,,W,,W.W,,wwwjij,,.
lニヽ;;;ハiコ0
,r''''' .゙'゙゙゙ """ ゙^゙ヽ'"゙~' ′'"゙~' ′ 、 L=U==l^l= w,,wv
;;'"゙~' ′ ゙^゙ヽ"" " ゙^゙ヽ"" ;ヾ . し`J|/
"" "" " "" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,~) ,,,、|/ wvw
: ´、:. ;;'"゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:;;、:.)
,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
.( ──って、これは一体何だ? 動物の革では無さそうだな。 )
.( だとすれば、植物の皮、またはその芯を使ったもの・・・か?.)
`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜0〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
_ 。゚ _
/ \ / ヽ |
| ヽ __ / . ', /
| >  ̄ヽ | ─
ヽ / /
. Y __, ´ ̄ Y
l ,---=、 ,=--, l
| 弋_ノ` ´ト_,ノ 〈
ヽ ,,,, . , ,,,, /
' 、 -─ /
「 ̄ ̄ ̄二、」‐、 ー - '、-、__
| /;;;;;;;;;ヘ ヽ`===='、'.,;;\
| . /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヘ;;;;ノヽ;;;;;〉〉;;;;;ヘ
| \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l;;;/∧;;;;;l l;;;;;;;;;;;〉
| /`">、,,____l l_ノ/:::::「.r--ヽ,/、←これ( 紙の事 )
| / y::::::::::::/ ,/::::::::::::l〈 ヘ i
|./ /ヽ::::/, '::::::::::::::::::::`ー、 ソ i _
.,' _/ L_/::::::::::::::::::::::::::::l ヽ_,ノ ,;::''´:::::::::`'':;,
,;::''´::::! l. 仁ニニニニニニニニニニニ> /:::/´ ̄`ヽ:::ヽ
/:::::/' _l l ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /:::/ ',:::::',
|::::::i. ヽ ヽ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,,''::::: / i::::::i
.',:::::',. ..| 、 .  ̄」|| ̄ ̄ ̄|:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ;;/ ./:::;;''
..===\:::\=L___「=|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ゝ-'
`';;:::`'';;,/ : || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
`'':;;/:: :: || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿;;:ヾ) ヾ;:.,ヾヾヾ:::;:;: ;;:;:φ::
;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr ) ( ;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
;;:;:::.__ |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |;;:ノ ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿
~~ ~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |~~ . {;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr
..|;| | | || | | | | __.|;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |
..|;| | | || | | | | .~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |
..|;| | | || | | | |,, . |;| | | || | | | |
,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、 . | | | |
( いや、そんな事よりも、今はペルの探し物の方が大事だな。 ) | | | |
`'''ー`ー〜ー〜ー0〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜' "゙ r' ''゙~ヾ..,,. | |、
,,,vWWwjjwvjiii 。゚ wiijijyywWwWWjjwv,,.j (" " ゙^゙ヽ'"゙~'" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,~
.n__n /`''゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:;;、:
,,, (ー゚ ,,) w,,wv vjiiijwwiijij,,;yyywWw,,W,,W.W,,wwwjij,,.
iハ;;;;ヘニi )) ,,,
,r''''' .゙'゙゙゙ """ ゙^゙ヽ'"゙~' ′'"゙~' ′、 w,,wv
;;'"゙~' ′ ゙^゙ヽ"" " ゙^゙ヽ"" ;ヾ w,,v,, w
"" "" " "" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,~) ,,,、|/ wvw
: ´、:. ;;'"゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:;;、:.)
,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.、,、,; ,;.., vw,,wv,,
| ,- -, ─ 、
\ __/_/ ヽ
─ / 、. |
,' ,-─ ヽ ./
〉 rt-、 Y
r' !,ソノ l
', 、_ ,,,, /
\.___ , ,-ー';;;;ヘ.「ニニニニニニニl
,イ /ソ~~:::::::'i;;'| . |
//.ヽ/;;;;;;;;;;;;;;;、;;| . |
「^「~へ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳 |
L〈、 ヽ / / _| |
|`ヽ .ソ ,/:::::::| |
.f===ヽ___ノ= 寸. .. |
,---, ./:::::::::::::::::::::::::::::',L_____」
. =| |====/::::::::::::::::::::::::::::::::`ー─ 、 iヽ
| | . ;'::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::ー─、ヽ ノ ノ ))
(^) ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:ヾヾ ;;:;:::ヾヾ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾμ;:.ヾ 丿
;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;: ( ;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:ヾヾ (^) ;;
;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿;;:ヾ) {;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾrヾ丿
;;ァ!\\,| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr ) |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |
|;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |;;:ノ ..|;|^^ .| | || | |^^...^.| |~~
|;|^^ .| | || | |^^...^.| |~~ |;| | | || | | | |
|;| | | || | | | | ..|;| | | || | | | |,,
|;| | | || | | | | ..|;| | | || r'''゙''''' .゙'゙゙゙ ヽ、
|;| | | || | | | | ,;;゙^゙ヽ'"゙~' ′'"^゙ヽ"" "" " ゙'゙゙゙ "
("" ゙^゙ヽ'"゙~' ′'"゙ r'''゙~ ,,. | |、 ':. ;;'"゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; :. ;,:;;、:;;、 ::.:
" ゙^゙ヽ'"゙~'" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,~) ,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWW;;jjwv,,.
/`''゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜、
vjiiijwwiijij,,;yyywWw,,W,,W.W( これだな、聞いたとおり、見たとおりの植物 )
,, ;.. ,,,;..,.,.; `ー〜ー〜ー〜ー〜ー0〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
。゚ w;.wv wvw,;.
;;'"゙~' ¥"γ *ヽ"* "T,," ゙^゙ヽ n__n
´、:. ;;'"゙~;,゙*ヽ;;、:,:*;、:. ;,:;; 、:. ;,:;* ;、:. ;,(゚,, ) wv;,.;.;w;.;.,
,,.;,. Wvw;;Wwjj;;wvjii::ijww,,iiji;;jy,,y,ywW,wく;;;;iニニi
,, ,, . (ノ L___,i ,,, ,.wv;.wv
し`J
;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;;"ヾノ:;: .;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;:))
:;:.;: ; " ;;" ヾ((ヾ:;:.;: ;" ;ノヾ" ; ;:(^) ;;:;丿: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
(^) ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ:::;:;: ;;:;:φ::
;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;: ;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿
;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr ;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr
;;:;:::.__ |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |;;:;::___.|;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |
~~ ~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |~~ .~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |
..|;| | | || ,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
..|;| | | || ( 鍬(コルヌ)よりもナイフの方が良かったか・・・、 )
..|;| | | || ( まぁ、これでもなんとかなるさ。何事も挑戦だ )
..|;| | | || `ー〜ー〜ー〜ー〜ー0ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
,;;゙^゙ヽ'"゙~' ′'"^゙ヽ"" "" " ゙'゙゙゙ " " " 。゚ ヽ'"゙~'" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:.
`'''ー :;、:. ;,:;.;、 :. ;,:;;、:;;、 `'' .n__n ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:
,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjj <ニi (゚ー゚,,) yywWwWWWwwwjij,,.、,
|と「;;ハ;;ヘニi
|.| l (ノ_」
w,Ww,w.w,,w wv;;W. サクッ l.l .し`J
~ ,,, vw,,wv
;;'"゙~' ¥"γ *ヽ"* "T,," ゙..;:. ^゙ヽ wv;,.;.;w;.;.,
、´:.;'"゙~;,゙*ヽ;;、:,:*;、:. ;,:;; 、:. ;,:;* ;、:. ;,、:.) ,,w,,,v,
,,.;,.Wvw;;Wwjj;;wvjii::ijww,,iiji;;jy,,y,ywW,,wW,,Wjw
,, ,, ,,, ,.wv;.wv
'-、 そぉい
、i, n__n -i,*
. *、, ザシュ (゚ー゚,,) 、,* 、i,
<ニ三ニ=-- ´ iニニニi
w.;w;.;., ;;'"゙~' ¥"γ *ヽ"* 、__/" ゙..;:. ^゙ヽ |
´、:. ;'"゙~;,゙*ヽ;;、:,:*;、:. ;,:;; 、:. ;,:;* ;、:. ;,、:.):.) ,,w,,,v,
,,.;,.Wvw;;Wwjj;;wvjii::ijww,,iiji;;jy,,y,ywW,,wW,,Wjw
,, ,, ,,, 少女作業中・・・・
;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;;"ヾノ:;: .;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;:))
:;:.;: ; " ;;" ヾ((ヾ:;:.;: ;" ;ノヾ" ; ;:(^) ;;:;丿: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
(^) ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ:::;:;: ;;:;:φ::
;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;: ;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿
;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr ;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr
;;:;:::.__ |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |;;:;::___.|;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |
~~ ~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |~~ .~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |
..|;| | | || | | | | .|;| | | || | | | |
..|;| | | || | | ,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、 | | | | |
..|;| | | || | | ( 大体、こんな感じだな ) .. | | | |,,
..|;| | | || r'''゙''''' .`ー〜ー〜ー0ー〜ー〜'.. .. r'''゙~ ,,. | |、
,;;゙^゙ヽ'"゙~' ′'"^゙ヽ"" "" " ゙'゙゙゙ " " " 。゚ ^゙ヽ'"゙~'" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;
`'''ー :;、:. ;,:;.;、 :. ;,:;;、:;;、 `''.n__n ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ;、:. ;,:;;
,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwvw,;; (,,゚ー゚)yr y;ywWw;;W;WW;;ww;wji;;j
く;;ハ;;ヘニi
. ィ^,〈l (ノ_」
w,Ww,w.w,,w wv;;W. |,/ .し`J
,,, vw,,wv
;;'"゙~' ¥"γ *ヽ"* "T,," ;;:.: ゙^゙ヽ wv;,.;.;w;.;.,
、´:.;'"゙~;,゙*ヽ;;、:,:*;、:. ;,:;; 、:. ;,:;* ;、:. ;,、:.) ,,w,,,v,
,,.;,.Wvw;;Wwjj;;wvjii::ijww,,iiji;;jy,,y,ywW,,wW,,Wjw
,, ,, ,,, ,.wv;.wv
;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;: ;;:;丿:: ヾμ;:.,ヾヾヾ (^) ;;:;:
;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿;;:ヾ::;ヾノ ;;:;::: ヾ;:.,ヾヾヾ 丿
;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr ;;ァ!\\| |:;;ヾ:;: .r;. ::: ヾヾ:;::ヾr
;;:;:::.__ |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |;;:;::___.|;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |
~~ ~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |~~ .~~|;|^^ .| | || | |^^...^.| |
..|;| | | || | | | | .|;| | | || | | | |
..|;| | | || | | | | .|;| | | || | | | |
..|;| | | || | | | |,, .|;| | | || | | | |,,
..|;| | | || r'''゙''''' .゙'゙゙゙ "" ゙^゙ヽ'"゙~' ′'"゙、 r'''゙~ ,,. | |、
,;;゙^゙ヽ'"゙~' ′'"^゙ヽ"" "" " ゙'゙゙゙ " " " ゙^゙ヽ'"゙~'" :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,~)
`'''ー :;、:. ;,:;.;、 :. ;,:;;、:;;、 `''゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; n__n, :; ;、:. ;,:;;、:.
,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.jwvjiiijwwiijijyyy 、,r(,, ゚ー)wwwjij,,.、,、
lニヽ;;;ハi
L=U==l^l
w,Ww,w.w,,w wv;;W. (( (ノヽ」/
,,, vw,, 。゚
;;'"゙~' ¥"γ *ヽ"* ,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜0〜ー〜ー〜ー、
、´:.;'"゙~;,゙*ヽ;;、:,:*;、:. ;,:;( あとは、これをペルの所に運ぶだけだな )
,,.;,.Wvw;;Wwjj;;wvjii::ijww,,iiji;;`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
,, ,, ,,, ,.wv;.wv
┌────────────
|ペル、探し物を持ってきたぞ
└──────v─────‐
、 i
- λ,,λ n__n
彡ー゚ *ミ 〈'(ー゚ ,,),r
ミ ミ . くハ;;;;ヘニi
.ミ ミ〜 . l (ノ_,」
し`J L/ ヽ) ))
"'"^´''"''"'"'^´''"''"" ''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'
. ┌─────────────‐
. |なぁ、この植物は一体なんだ?
.┌───────────└────v─────────
.|これはね、私の故郷ではハーブって呼ばれている植物なの
.└─────┬─v──────────────────
|ハーブ? それがこれの名前なのか?
└────────v────────
ヤヤコシイナ
λ,,λ n__n
彡* ゚ーミ ドサッ (ー゚ ,,)
.ミ ミ t、y,rとiハ;;;;;;ゝ
〜ミ ミ ..iニニニi | (ノ⌒>
し`J L__」 し`J
`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"'
┌───────ヘ───────────‐
|これ自体はパチョリっていう名前だけど
|こういう植物を総称してハーブって呼んでるの
└───────────────────
━━━[パチュリーさん からの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パチョリというのは、シソ科ミズトラノオ属の植物で、ハーブの一つよ。
主に精油(パチョリ油)に加工されて利用される。古くから香や香水に用いられたそうね。
インド原産で、インド南部のどっかの部族の言語、
.__ _ タミル語のパチャイ(緑)とエライ(葉)に由来するわ。
/ヽ/\ ,. ''"´ . `ヽ ヽー 、iヽ.r-ァ パチュリ、パチュリーとも、いわれる。
ト、 ヽ, '´ r─v‐ト-‐' ノ `! .|/ L_ ・・・って、どっかで聞いた名前ね。
く_ヘア「ーァこ>-‐'ー'`ー<_]-ァ'、/ / |
「'r>"/: : : : :!: , : : , : : : :`゙<_ハ∠,_」 この植物は、主に熱帯地方に生育していて、
<_7 ,': :.!/-─‐!,ハ__/ !-─-/| : Yヽ] 高さは60-90cmの低木であり。暑い環境で良く
!: :| : ,| r-r-テr ァ!テーrァ! : | : | 育つけど、直射日光は好まないそうよ。
ヘ|: : ヘ! '、_.ソ '、__ソハ!__ハ :! この花は強い芳香を放ち、晩秋ごろに開花する。
└|: 7` "´,,!: | !.: :.| 種子は非常に脆く繊細で、水栽培も可能。
,ハ ,ゝ、 ---、 ,ヘ.: :.! :i.: :|
.,r-ー'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : l 精油は乾燥させた葉を水蒸気蒸留する事に
/´ ̄ ̄:.:.:.:.i ̄`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: :/ :l よって得られ、葉は年に数回収穫される。
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.__. : l パチョリが虫除けに効果がある、という研究があり。
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.r-'ヾヽ :j 18世紀から19世紀にかけて、中国から中東へ
!.:.:.:.:.:.:.__,|:.:.:.:|__:.:.:{ .ノ } / 絹を運んだ交易商たちは、蛾が布に卵を産み
!:.:.:./´ }`¨´{ `ヽ`¨iノ´ つけるのを防ぐために、絹を乾燥させたパチョリの葉
.!/ } || ||.{ ヽ  ̄ノ とともに包んで運んだ。このことが、西洋でパチョリが
f´^(_)´`ヽ.|| || ||ゝ ヘ { 高貴な匂いと捉えられていた理由の一つであった
ヾ,ノ|ゞ-イ.|| || ||`7_,、 _ト- ' だろうと推測する歴史学者もいるそうね。
. ∠,ハ_l || . || ||__ィ´ また、パチュリ油や香が持つ強い匂いは、他の匂いを消す
ためにも用いられた。大麻の臭いを隠すために、
敵兵の死体の臭いを消すために、利用したらしいわ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━[パチュリーさん からの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パチョリは、香草として昔から有名で日本、中国、インド、マレーシアなどの地域では
長い間医療などにも使われてきたわ。日本とマレーシアではまた、蛇の咬傷に名高い
解毒剤で、インドでは肌着を香らせたり虫除けにとして使われたそうよ
う〜 パチョリ。 __ _
/ヽ/\ ,. ''"´ . `ヽ ヽー 、iヽ.r-ァ 。主要成分は、パチョリアルコール(約40%)、
ト、 ヽ, '´ r─v‐ト-‐' ノ `! .|/ L_ ポゴストール、ブルネソール、ノルパチュレノール、
く_ヘア「ーァこ>-‐'ー'`ー<_]-ァ'、/ / | ブルネセ、パチュレノール、シンナミックアルデヒド、
「'r>"/: : : : :!: , : : , : : : :`゙<_ハ∠,_」 安息香アルデヒド、パチュレンなどね。
<_7 ,': :.!/-─‐!,ハ__/ !-─-/| : Yヽ]
!: :| : ,| r-r-テr ァ!テーrァ! : | : | アロマテラピーでの作用は、
ヘ|: : ヘ! '、_.ソ '、__ソハ!__ハ :! 抗うつ、強壮、催淫、神経鎮静、神経刺激、抗菌、
└|: 7` "´,,!: | !.: :.| 抗炎症、抗ウィルス、殺癬、抗真菌、抗毒、消毒、
,ハ ,ゝ、 ,ヘ: :.! :i.: :| 殺菌、収斂、制吐、駆風、瘢痕形成、健胃、利尿、
.,r-ー'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ: /: : l 消臭デオドラント、消化促進、解熱、疾患予防作用。
/´ ̄ ̄:.:.:.:.i ̄`i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y: :/ :l っと、沢山あるわ。
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.__. : l
.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.r-'ヾヽ :j ただし、少量で鎮静、多量の使用で刺激効果を現し、
!.:.:.:.:.:.:.__,|:.:.:.:|__:.:.:{ .ノ } / また、使いすぎると食欲不振、不眠、神経系の発作
!:.:.:./´ }`¨´{ `ヽ`¨iノ´ などを引き起こす場合があるから、使う時は注意が
.!/ } || ||.{ ヽ  ̄ノ 必要ね。注意というか、これ禁則事項ね。
f´^(_)´`ヽ.|| || ||ゝ ヘ {
ヾ,ノ|ゞ-イ.|| || ||`7_,、 _ト- ' っと、こんなところかしら。
. ∠,ハ_l || . || ||__ィ´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────────
|この植物は、虫除けになったり、精神的なものを治す時とかね。
|ただし、扱いが難しいから、他言無用ね。変な事になったら困るし
└───────v───────────────────‐
λ,,λ n__n
彡* ゚ーミ . (ー゚ ,,)
.ミ ミ t、y,r iハ;;;;;;ゝ
〜ミ ミ ..iニニニi | (ノ⌒>
し`J L__」 し`J
`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"'
┌──── オンクル ───ヘ───
|大丈夫さ、あの世まで持っていく
|自信はあるからな。 任せろ。
└──────────────
┌──────────────────────‐
|まぁ・・・これを使えるようにする事が
|出来るかが問題なのよね。集めてもらってアレだけど
└───────v───────────────
λ,,λ n__n
.彡*- 0ミ . (ー゚ ,,)
.ミ ミ t、y,r iハ;;;;;;ゝ
〜ミ ミ ..iニニニi.〈| (ノ⌒>
し`J L__」 し`J
`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"'
┌──────ヘ─────‐
|そこんところは気にするな。
└────────────
┌─────────────────
|また何か、用があれば言ってくれ。
|それに、何かを作るヒントも貰えたからな
└───────────v─────‐
n__n
. .〈'( ,,゚)
λ,,λ く;;;;;;;;;;ゝ
. 彡 *゚ミ'). t、y,r <⌒ ヽ)
ミ / . iニニニi . (( L/ー'
〜 ミ L__」 ´''"^´''"''"'
し`J ^´''"''"'"'^
'"^´''"''"'"'^´''"
┌────ヘ─────────‐
|じゃ、その時はまたお願いね。
└──────────────
.,〜ー〜ー〜ー、
( ・・・・ヒント? )
.`ー〜ー0ー〜'
。゚
λ,,λ ?
. 彡*゚ー゚ミ
ミ ミ
〜ミ ミ t、y,r
し`J . iニニニi
'"^´''"''"'"'^´''" L__」
^´''"''"'"'^
┌───────────────
|ん? ハーブなんか何に使うんだ?
└──v────────────‐
∧∧ λ,,λ ⊃
(,, ゚Д) 彡ー゚ *ミ
.〈:::::[:| ミ ミ
ノ;;;;;;l;;ゝ ミ ミ〜 t、y,r
(( (ノ ヽ) し`J . iニニニi
"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´'"^´''"''"'"'^´''" L__」
^´''"''"'"'^
┌──────ヘ────‐
|あら、パチョリは必要よ?
└───────────
┌────────────────────────‐┐
|ほら、うっかり殺っちゃった時とかに死臭を消したり λ,,λ....|
|白い粉を運ぶ時とかの臭い消しとか出来るわよ 彡゚ー゚*ミ . |
└────────────────────────‐┘
|\iヽ ☆ほうちょう☆
(;::∀)
. /';J;つ=ニフ /i/|
,,.じ-J ,; , ,;;,,,,,o(;;;;;;;;;o⌒メっ;;..,,
`'';∵;,,;'`;#∵;;:'`;::;::#;;''
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
λ,,λ
h彡゚ー゚*ミ
ヽ ミ
∧∧ ミ ミ〜 t、y,r
( ;-) . し`J . iニニニi
.〈::::::::[| "^´''"''"'"'^´''" L__」
ノ;;;;;;;;;ゝ ^´''"''"'"'^
し`J ┌───ヘ──────‐
''"''""`'"''"^"''|証拠隠滅は大事大事。
. └──────────
┌───ヘ────‐
|いやいやいや・・・
└────────
┌────────────
|それに、戦争があるでしょ?
┌───────‐┴─‐┬────v─────
|ああ・・・まぁ、そうだな。.|
└─‐┬──v─────┴────────────
. |一応パチョリは、神経疲労とかにも効果があるし、
. |念の為に持っていても、損は無いと・・・・思うわ。
. └────────────v────────
∧∧
(,,゚Д゚)
. 〈:::::[:| λ,,λ
.ノ;;;;;;|;;ゝ 彡゚* ミ
し`J . ミ ミ
''"''""`'"''"^"'' t、y,r ミ 〜
iニニニi し`J
L__」 "^´''"''"'"'^´''"
^´''"''"'"'^
┌───────────ヘ────‐
|ただ、量を間違えると、
|それはそれで別の症状が出ちゃうけど
└────────────────
┌─────────────────────────‐
|そこはこの美人女医の私に任せて頂戴ね。自信ないけど。
└──────────────v───────────
λ,,λ
彡゚ー゚*ミ
ミ ∞ ミ
∧∧ ミ ミ〜 t、y,r
( ,,゚) し`J . iニニニi
.〈::::::::[| "^´''"''"'"'^´''" L__」
ノ;;;;;;;;;ゝ ^´''"''"'"'^
し`J
''"''""`'"''"^"''
┌────ヘ─────‐
|"自称"美人・・・だろ?
└──────────
・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
∧∧ λ,,λ
(,, ゚Д) . 彡ー゚ *ミ
〈:::::[:| ミ ミ
ノ;;;;;;l;;ゝ ミ ミ〜 t、y,r
し`J し`J . iニニニi
"''"'"'^´''"''""`'"''"''""`"'"^´'"^´''"''"'"'^´''" L__」
^´''"''"'"'^
さて、問題です。
λ,,λ
ヽ彡゚ー゚*ミ
? ミ ミ
∧∧ ミ ミ〜 t、y,r
( ,,゚) . し`J . iニニニi
.〈::::::::[| "^´''"''"'"'^´''" L__」
ノ;;;;;;;;;ゝ ^´''"''"'"'^
し`J
''"''""`'"''"^"''
┌─────────────────‐
|話のオチが通りすぎちゃったから、
|ギコ君に物理的に落ちてもらってもいい?
└──────────v───────
┌─────────────────────‐
|いや、それは医者が言う事じゃない気がするが・・・
└───────v──────────────
λ,,λ
ヽ彡゚ー゚*ミノ
ッテカ、危ナイナ。 .ミ ミ
∧∧ ミ ミ〜 t、y,r
( ;゚) . し`J . iニニニi
. /:::::::J ."^´''"''"'"'^´''" L__」
ノ;;;;;;;;;ゝ ^´''"''"'"'^
し`J ┌────ヘ──────
┌──────┘オチの為に頑張りなさい。
|丁度この近くに、何故か穴が掘ってあるし。
└──────────────────
続く
_
ノ |_ ll__l---||_ Nice boat.
rj「l__`ー' ヽlーj L---┐
|―┴┴―`ーrュ-‐< ̄.ィj .__jl 人に魚を与えれば一日養うことができるが、
|[][][][][][] i """ _..,,rr=''´ l
l ̄ ̄ ̄ ̄/7-‐'´ / 魚釣りを教えれば一生養うことができる −老子−
f jL-、 _-‐' -‐´~~
ヽ |  ̄ _j_ -‐'~´~~
`ー〜´~~~~
これは、ギコたちが海に来て間もなくの話……
⌒'⌒
⌒'⌒ ⌒'⌒
ザザーン…
____________________________________
−−−−−−−=======−−−
−−−====− −−−−−−===
−−−====− −−−==−−−−−
−−−−−−−
−−−====−−−−====− −−−====− −−
−−−====−−−−====−
−−−====−−−−====−
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
∧∧
(Д-;) ドウシタモンカナー
|[:::::)
ノ;;;;;;;;ゝ
し`J
早速だが問題発生
魚 が さ っ ぱ り と れ ま せ ん
,, ―- 、_
/ '' - ,,
/ '' - ,,
/ ヽ
i / /ヽ !
,i ./ / ''―、 !
i ,、 n て'' ノノ ヾ !
i ノノノ ノ ノ ''´ ! /
U j ' ´ ノ ( ヽ |
>-,, / ,,=━━・!' ,ノ━== ! ノ
!・ ヽ | ’ニンniii、 :::::i/ィ7iii= i )
\(てi iヽ ^' ~ -' /}
`i_ 、 \ i_ l_j
`┐ i /(,,, ,n 〉 /\\ 漁労っていうレベルじゃねぇぞ!
 ̄ ̄へ ! ' T'' l | \
| ! i ン=ェェi) i ソ )
| i´\! ,, -ェ`、_ン ノノ 〈
| | \\,, `―''´// |
| つ !、_''''''''''''' / 7
。 。
。っつっっつっつ゚
__っ゚ー==っ。つ つ。っっつ ザッパーン
,,r'"~ __。っつっっつつ゚っっつ。
/ ,,r'"彡三三。ヽ っ。つ っ。つ
/ //彡≡≡≡ミミ っ。つ。っつつ
/ ///// ヾヾヾ っ。っっっ
/ ////// ヾヾヾヾっっ。っ。っ ... ...... ..... ....
/ ///////// i i i彡っっ。つ゚っ ∧_∧ ... ..... .... .... ....
彡彡ミ/ ////////// / 彡彡ミミ===彡彡っ。。つ っ。彡彡 (´Д`; )... ...... ..... ....
彡 / /////////////彡彡ミミ ≡≡≡彡。つ っ。≡≡彡 / つ _つ.. .. .... .... ....
/ /// i i i i i i i i i 彡彡ミミ彡彡ミミ⊂彡。彡ミ≡彡彡ミ 人 Y .. .... .... ... .... .... .. ....
彡彡// i i i ヽヾヾヾヾ。ヾヾヾ゚つっっ。三彡彡ミミ三三三三彡彡 し'(_) .. .. .... .... ....
最大の原因は、皆が海に不慣れだということだ。
川では手づかみでいくらでも魚を獲れるような者でも、
波があるだけで思うままには動けなくなる。
漁具らしい道具もない現状では、各人の身体能力に頼るほかない。
その能力が制限されれば、当然のこと魚を捕る効率は低下するし、
余計な疲労もたまる。つまり、能率が非常に悪い。
,_____
|井井井 | ←今ある道具
\♯♯丿 竹と木で作ったタモ網
i^i
| | ∧_∧
| |(´∀` )
と つ
|_|| | |
(__)_)
幸い、イカダ川河口には貝やカニがたくさんいたので、すぐ飢える様なことは無いが、
冬のための備蓄や製塩作業のことを考えると、やはり魚を大量に漁獲しなければならないだろう。
(civ4でも貝より魚の方が優秀だしな)
つまり、ろくな資材も道具もなしで
海に不慣れな人間でもできるやり方で魚を捕まえなければならないわけだ
_______ _______
\ >――< /
\ /
\ u /
Y Y
| == == u |
| |
| u /_ U /
ヽ ___ __ /
\ ゝ/_/ /,ヘ丶 く__
\_ //:::::\:::::::::::::::`ー-、
∧:::::::: ̄ ̄//:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::ゝ
/:/\::::::/〈/::::::::::::::::::|::::::::::::::::∠
|/:::::::ヽ: : : :/:::::::::::三≡:::::::::::::::::: ̄:::::\
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/:::::::_....-‐:::: ̄::::‐-..._:::::: :::::/ 、丶\\\::::::::::∨
/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::: ̄:::::::::二=/ ノ ノ 丿 .|:::::::::::|
/:::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈/、/、/::::レ'::::::::::::|
|:::::::::::::: ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
∧:::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
レ'\::::::::::::::::二ニ=───::::::::::::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::/
|ノ-' ̄ ̄ヘ:::::::::::: 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄:::::::::::::::::::::: ̄/
〉:::::::::::〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_==ニ::::::/
この制限は厳しい。例えて言うなら、コラッタ6匹Lv10しばりで四天王を倒すくらいに厳しい。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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とはいえ、厳しいからと言って簡単に諦めるわけにもいかない
なんとか考えないと……
^^
^^
^^
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::オーイギコー :::::::::::
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,,へノ⌒ヽ-、,.r〜、ノ''フヽ、.._..
〜 〜〜 〜〜〜 〜 〜〜 〜〜〜 〜 ノ;;ゞ/,,リ、;;;;ヽ;''''-;;;、八;;;;,,ヘr;゙ヽ
〜 〜〜〜 〜 〜 〜 〜〜〜〜 〜〜 〜〜 〜 〜 〜''''''''''
〜 〜 〜 〜 〜 〜〜〜 〜〜 〜〜 〜
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.... ... .... .... .. .... .... ....... .... ε= (Д-;) ドウシタモンカナー ...... ..... ....
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ノ;;;;;;;;ゝ トボトボ
し`J 、、、、、
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うん? いま誰かの声が
^^
^^
^^
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::タスケテモナー !
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,,へノ⌒ヽ-、,.r〜、ノ''フヽ、.._..
〜 〜〜 〜〜〜 〜 〜〜 〜〜〜 〜 ノ;;ゞ/,,リ、;;;;ヽ;''''-;;;、八;;;;,,ヘr;゙ヽ
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ノ;;;;;;;;ゝ
し`J 、、、、、
も、モナー!
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┃ ∧_∧, ┃
┃ (´Д`l|ll),, ┃
┃ ⊂ つ ,┃
┃ ( ( ( ┃
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┃ /彡 ┃
┃ /彡《彡 ┃
┃ /彡《彡 ┃
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拡大図 ←──
:: : : 丶o/: : :: :: :
: : :: : :人:: :: ::
,,へノ⌒ヽ-、,.r〜、ノ''フヽ、.._..
ノ;;ゞ/,,リ、;;;;ヽ;''''-;;;、八;;;;,,ヘr;゙ヽ
あいつ、あんなとこで何してんだ!?
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すモナ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『モナは陸の上で採集をしていたと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにか島にいた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うモナが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ モナも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 催眠術だとか超スピードだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったモナ…
(注:モナーです)
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
ああ、なるほど
つまり
^^
^^
^^
....................................................................................................................................................................................
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::タスケテモナー!
: :: :: : : :: :: :: : :: :: : :: : :: :: : : :: :: :: :: : :::: :: :: :: : :: : :: : :: :: :: : :: : :: :: : :: : :: : :: : : 丶o/: : :: :: :
:: :: : : :: :: :: : :: :: : :: : :: :: : : :: :: :: :: ::: : :: :: :: : :: : :: : :: :: :: : :: : :: :: : :: : :: : :: : : :: : :人:: :: ::
,,へノ⌒ヽ-、,.r〜、ノ''フヽ、.._..
〜 〜〜 〜〜〜 〜 〜〜 〜〜〜 〜 ノ;;ゞ/,,リ、;;;;ヽ;''''-;;;、八;;;;,,ヘr;゙ヽ
〜 〜〜〜 〜 〜 〜 〜〜〜〜 〜〜 〜〜 〜 〜 〜''''''''''
〜 〜 〜 〜 〜 〜〜〜 〜〜 〜〜 〜
〜〜 〜〜 〜〜 . 〜 〜〜 〜 〜〜 〜 〜
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.... ... .... .... .. .... .... .... .. ∧∧ .. .... .....
.... ... .... .... .. .... .... ....... .... (:::: ) ...... ..... ....
..... .... .... ....... |::::::::)
ノ;;;;;;;;ゝ
し`J 、、、、、
干潮の時こうだったのが
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧_∧
( ´∀`)
( )
| | |
(__)_)
''"''"'"'"'';:;-、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
"'"^´'"^´;:;-、 /彡彡彡 \
`"'´:;-、 /彡《彡彡 磯 \
砂浜 '"'';:;-、 /彡《彡 彡 │
´''`"'"^´''"''"'"'^´''"''""'"^´''"''"'"''""'"^´''"''"'"''''"'';:;-、
"'"^´'"^´;、〜〜〜〜〜
'"^´;:;-、 海
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
↓↓↓時間経過↓↓↓
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧_∧
Σ(´Д`l|ll)
( )
| | |
(__)_)
''"''"'"'"'';:;-、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
"'"^´'"^´;:;-、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 /彡彡彡 \〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
`"'´:;-、 全部海 /彡《彡彡 磯 \こっちも海
砂浜 '"'';:;-、 /彡《彡 彡 │
´''`"'"^´''"''"'"'^´''"''""'"^´''"''"'"''""'"^´''"''"'"''''"'';:;-、
"'"^´'"^´;、
'"^´;:;-、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
潮が満ちてこうなったと
, /|
|\ / | /
| \ / | | モナー、お前はほんとにお約束に忠実だな
| \ / | \
| >―< |  ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |
|/ ヽ|
/ 、__,, | 教科書に載るような海難事故……
| U イ リ〉 〈
!  ̄ ヽ
| ̄ ̄ ‐' ─ _ U __ / \人_从从_人_从_人_从_人_从_人_从_人_从/
|::::::::::::::::::::::::::::::`‐ _ ヽ:::::V < >
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐、 / < どうでもいいから早く助けるモナー! >
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: < >
,/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /`Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^^W´\
━━━[四次元殺法コンビからの補足解説]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
r ‐、 良い子の諸君!
| ○ | r‐‐、
_,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 海は例え荒れていない時でもどんな危険が潜んでいるかわからないぞ!
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 磯で遊ぶ時は潮位や天候の変化に十分注意し、
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' | 必ず一人ではなく二人以上の人数で行動するようにしよう!
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌―――――――――――――┐
|しばらく待てばまた水は引くぞ |
└―――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――┐
| 待てないモナ! めちゃくちゃ怖いモナ! |
└――――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――┐
| しょうがない。丸木舟持ってくるから、それまで待て , |
└――――――――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――┐
| ギャー!! また水が上がってきたモナ!,, |
| このままでは死んでしまうモナ! , |
└――――――――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――――┐
| こら、慌てるな! 落ちたらそっちの方があぶない…… |
└――――――――――――――――――――――――┘
アッー!
ボッチャーン!
┌――――――┐
| あ っ, 落ちた |
└――――――┘
~~−  ̄ − −  ̄− ̄ −−  ̄ − −  ̄ − −  ̄
三−~~−  ̄ ┌――――――――――‐┐ −  ̄ − −
三−~~− |いやあ 助かったモナ |  ̄ − −
三−~~−− ;; └――――――――――v┘ −−  ̄ − −
 ̄ −− ,  ̄ − −  ̄− ∧_∧ 三− ∧∧
三−~~−  ̄ − −  ̄− 三− 三 ;;;(*´∀`) 三− (Д-;) ̄
 ̄ −  ̄  ̄ −  ̄ − ( ∞ )  ̄ ⊂[:::::)
三−  ̄ − − | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
−  ̄ − −  ̄− 三− ~~:;;;;;;;;;;;:~~~~ ̄;;;;;;;;;;;~~−~~~~~~~~三 ;;;;;;~~~~
┌―――――ヘ――――――‐┐
| まったく、気をつけてくれよ .|
└――――――――――――‐┘
~~−  ̄ − −  ̄− ̄ −−  ̄ − −  ̄ − −  ̄
三−~~−  ̄ −  ̄ − − ~~−  ̄ − −
三−~~−  ̄ − −  ̄ − −  ̄− 三
三−~~−− ;; −−  ̄ − −
 ̄ −− ,  ̄ − −  ̄− ∧_∧ 三− ∧∧
三−~~−  ̄ − −  ̄− 三− 三 ;;;( ´∀`) 三− (Д゚,,) ̄
 ̄ −  ̄  ̄ −  ̄ − ( ∞ )  ̄ ⊂[:::::)
三−  ̄ − − | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄ ̄/
−  ̄ − −  ̄− 三− ~~:;;;;;;;;;;;:~~~~ ̄;;;;;;;;;;;~~−~~~~~~~~三 ;;;;;;~~~~
┌―――――ヘ――――――――――――――┐
|潮の満ち引きってな、思ったより早いんだ。 |
|うっかりするとヤバイことに…… |
└――――――――――――――――――――┘
ミ::::::、:::ト、lVヾ.i/ _
.ミ:\、|ヽ! | ,、 / \ | 電 ギ そ
〃}ハ「ヾ::::::ゞ ∨ `ー '´ | 流 コ の
:::〈{::::|L__ミ / ,.u.-─ │ 走 に. 時
:::::::〉::: ̄:> /`ヽ、 r'´ / る
:::〃::::::::三__ l== 、 _. ==== °
:::{[:::::::::::> l ー゚-ノ " ー゚-‐ ' |. |_.| | |
v/∠::::∠_ l./ v __ |.|_// │
≦::::::∠._ / __-, ij j「 |し' |
1ィトヽ::::::::/ ‘ー /:l. |
く:::::::::::∠ -ァ'´ l (二ニ二つ /: l. l
/::::::::::::::::::フ.ィ l __ u /:: :l ,'\
L_::::-:=-:三, ,.ィ _」  ̄ /:: :l /: : :
√´::::::::::::://レL -‐'7¨ /l u /::: :l/: : :/
_ゝVレ/∠ -‐:7: :/: :/: :/: :`ァ┬─‐::'::: /: : :/:
>:-‐:7: :/: :/: :/: :/: :/: : :/ : :|:::::::::::: /: : :/:
\_人__人__人__人__人___人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__/
≫ ≪
≪ おもい出したああああああああああああああっっっ!? ≫
≫ ≪
/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
~~−  ̄ − −  ̄− ̄ −−  ̄ − −  ̄ − −  ̄
三−~~−  ̄ −  ̄ − − ~~−  ̄ − −
三−~~−  ̄ − −  ̄ − −  ̄− 三
三−~~−− ;; −−  ̄ − − ∧∧.
 ̄ −− ,  ̄ − −  ̄− ∧_∧ 三−(゚Д゚;) ガタッ
三−~~−  ̄ − −  ̄− 三− Σ(;´∀`) と|[:::::)つ ̄
 ̄ −  ̄  ̄ −  ̄ − ( ∞ )  ̄ ノ;;;;;;;;ゝ
三−  ̄ − − | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
−  ̄ − −  ̄− 三− ~~:;;;;;;;;;;;:~~~~ ̄;;;;;;;;;;;~~−~~~~~~~ ;;;;;;~~~~
┌―――――――――――――┐
|モナー! 急いで陸に戻るぞ |
└―――――――――――――┘
┌―――――――――――――――┐
| ちょw 船で立ったら危ないモナ!,,,|
└―――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――――――┐
|おっと、すまねえ。 電流が走ったショックで立ちあがっちまった |
└――――――――――――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――┐
| なにいってるかさっぱりわからんモナ! |
| ちゃんと説明するモナ ...|
└――――――――――――――――――――――┘
┌――――――――――――――――――――――┐
| 思いついたんだよ…… 楽して魚を捕る秘策が!....|
└――――――――――――――――――――――┘
・
・
・
というわけで、早速モナーに人手を集めてもらった
イクゼゴルァ
∧∧ ∧_∧デ、ナニヲスルモナ?
(`(゚Д゚ ) (´∀` )
ヽ'::[::::) ( )
ノ;;;;i;;;;ゝ | | |
し `J (_(__)
∧∧ ∧_∧ ∧∧ ∧_∧∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧∧_∧
( )( )( )( ( ) ( )( ) ( ( )
( .)( .) | | ( | ( ) ( ) ( ( )
..| | | | | | |..| | .| | .| | | | | | | | | | | |
..し`J (__)_)し`J(__)_(__)_) (_(__)(__)_) (__)__(__)_)
まず、陸で手頃な大きさの石を探して集めておく
/こi;;Vヽ
iゞ:;ソ;:::;]
∧_∧ ∧∧ フヌォォォォ
Σ( ; ´∀) デカスギ! (`(゚Д゚#)/)
/ つ〈k;:j;;:〉 〈;:k;:;:〉 〈k;:j;;:〉 〈;:k;:;:〉 ヽ'::[::::)
( ヽ ヽ 〈;:k;:;:〉 〈k;:j;;:〉 〈;:k;:;:〉 〈k;:j;;:〉 ノ;;;;i;;;;ゝ
ヽ__)ヽ__) 〈;:k;:;:〉 〈k;:j;;:〉 〈;:k;:;:〉 〈k;:j;;:〉 〈;:k;:;:〉 し `J
"'''.''' "'''.''"'"''"'"' " "'''.''' "'''.''"'"''"'"' "'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::'::',:'':'::',:'"'''.
次に、潮が引いた時間を見計らい、
イカダ川河口の干潟に、集めた石で石垣を作る
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:::.:::.:::.r爻爻爻.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:rx=爻ミxr爻=ミx_r爻ミx_爻=ミx爻=ミミ爻=ミx爻=x、ミ爻
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ミx 爻爻爻爻 ==- ーー-─={ミ爻彡ミ爻彡ミ爻彡ミ爻彡ミ爻彡ミ爻彡ミ爻彡ミ爻彡ミ
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あとは、もう一度潮が満ちてまた引くのを待つだけ。
次の干潮は明日の朝になるだろうから、それまで待機……
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|本当に、こんなことで魚が獲れるモナか?
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∧∧ ∧_∧
(,,゚Д゚) (д`,, )
/:::::::]っ、 (と つ )
〈;;;;;;;;i;;ゝ ( つと )
"'''.''' "'''.''"'"''"'"' " "'''.''' "'''.''"'"''"'"' "'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::'::',:'':'::',:'"'''.
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|ああ。ただ待つのも暇だし、今からその理屈を説明する
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|これがイカダ川河口の見取り図だ。真ん中が川で海は南側だ. |
| 干潮時には、河口の両側の黒で示した部分が干潟になる....|
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川川川
川川川
川川川
川川川
川川川
陸 川川川 陸
.:::.::川川川.:::.::
.:::.::.:::.::川川川:::.::.:::.::
:.:::.:::.:::.:::.::川川川:.:::.:::.:::.:::.::
:.:::.:::.:::.:::.::川川川:.:::.:::.:::.:::.::
.:::.:::.::::::.:::.::.::.::川川川.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::
::.:.:::.:::.::.::.:::..:::::.::川川川::.:.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::
::.:::.::::.:.:::.::≡:.:::.:::.:::.::川川川:.::::.:.:≡:.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::.≡
≡:.:::.:::::.:::.:.::::≡.:.:::.:::.:::.:::川川川:..:::::.:::.:≡:.::::.:.:::.:::.:::..::≡:.:::.:::.::
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:.:::.:::::.:::.≡::::.::..:.≡:::..:::.:::.::::.::川川川川川川::.::::.:::.:≡::::.::::::≡::::.:.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::
:.:::.:::::.:::.::::.:.:::.:≡≡.:::.:::.:::.::::.::川川川川川川川川::.::::::.::.≡≡:::::.:::.::::.:.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::
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海
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| で、今日俺たちは干潟にこういう形で石垣を作った....|
| 石垣を上から見ると渡り鳥の群れみたいな形だな|
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陸側←
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( ´∀`)
( )
| | |
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`"'´:;-、 〈;:k;〈;:k;:;:〉
'"'';:;-、 〈;:k;:;:〉〈;:k;:;:〉
´''`"'"^´''"''"'"'^´''"''""'"^´''"''"'"''""'"^´''"''"'"''''"'';:;-、
干潟 "'"^´'"^´;、〜〜〜〜〜
'"^´;:;-、
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| 横から見るとこういう感じだ……で...|
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| 次に潮が満ちてくるとこうなる ...|
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川川川
川川川
川川川
川川川
川川川
陸 川川川 陸
.:::.::川川川.:::.::
.:::.::.:::.::川川川:::.::.:::.::
:.:::.:::.:::.:::.::川川川:.:::.:::.:::.:::.::
:.:::.:::.:::.:::.::川川川:.:::.:::.:::.:::.::
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海
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"'"^´'"^´;、
'"^´;:;-、
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| この時、上がってくる潮に乗って、....|
| 魚が石垣の内側に入ってくる.|
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川川川
川川川
川川川
川川川
川川川
陸 川川川 陸
.:::.::川川川.:::.::
.:::.::.:::.::川川川:::.::.:::.::
:.:::.:::.:::.:::.::川川川:.:::.:::.:::.:::.::
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魚 ← → 魚
≡ ≡ ≡
≡ ≡ ↑ ↑ ↑ ≡ ≡
≡ ≡ 魚 ≡ ≡
≡ ≡ ≡ ≡
≡≡. ≡≡
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"'"^´'"^´;、
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┌――――――――――――――――┐
| そして、次の干潮で潮が引いていくと. |
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川川川
川川川
川川川
川川川
川川川
陸 川川川 陸
.:::.::川川川.:::.::
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≡ 魚 ≡ ≡ 魚 ≡
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´''`"'"^´''"''"'"'^´''"''""'"^´''"''"'"''""'"^´''"''"'"''''"'';:;-、
干潟 "'"^´'"^´;、〜〜〜〜〜
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| あっ! わかったモナ! ..|
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┌─────────────────────‐
|逃げ遅れた魚が石垣の内側に取り残されるモナね!
| 今日モナが磯に取り残されたように!
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(,,^Д) (∀` )
/:::::::]っ、 (と つ )
〈;;;;;;;;i;;ゝ ( つと )
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┌────ヘ──────────────────
|そういうこと。あとは干上がってる魚を拾うだけだ
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┌――――――――――――――┐
| そう、あのとき思い出したのは、 .|
| かつて見たこの漁の風景だ . |
└――――――――――――――┘