スレタイ　【History】――文明のはじまり――【第七巻】

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　　　　　　.∧_∧
　　　　　　(,, ^д) -3
　　　　　　 i　 ∞　,､　　　　　.|ﾆニ;ﾍ
　　　　　〜Ｌつと) '､〉　Ｌニ」 L＿」ﾉ Lﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　- ○ -
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　｀




　,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ｰ〜ｰ〜ｰ､
.（ とりあえず、これだけ作ってみましたが .）
.（ ・・・少々作りすぎましたでしょうか？　 　）
　`ー〜ー〜ー０ー〜ー〜ー〜ｰ〜ｰ〜ｰ〜'
　　　　　　　 　｡ﾟ
　　　　　　.∧_∧　　　木の器　　　　木の器？
　　　　　　(,,^Д^)　　　　↓　　　　　　　↓
　　　　　　 i　 ∞　,､　　　　　.|ﾆニ;ﾍ
　　　　　〜Ｌつと) '､〉　Ｌニ」 L＿」ﾉ Lﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　　　　　　　　　　　 　　　　　　↑
　　　　　　　　　　　　　　木と革の籠

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　- ○ -
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　｀







　　　　　　.∧_∧
　　　　　　(,, ^Д)
　　　　　　 i　 ∞　,､　　　　　.|ﾆニ;ﾍ
　　　　　〜Ｌつと) '､〉　Ｌニ」 L＿」ﾉ Lﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　　　　　　　　　ﾟ｡
　,〜ー〜ー〜ー０ー〜ー〜ー〜ｰ〜ｰ〜ｰ､
.（ 木と革の籠は思いつきで出来ましたし､ ）
.（ まぁ、後はアレを入れる物だけですね。 ）
　`ー〜ー〜ー〜ｰ〜ー〜ー〜ｰ〜ｰ〜ｰ〜'

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　､　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　- ○ -
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　｀




　　┌───────────‐
　　｜まぁ、それは後で作るとして
　　└───ｖ────────
　　　　　　　　　ﾖｲｼｮ
　　　　　　.∧_∧
　　　　　　(,,^Д^)
　　　 　 '-､,-､ とi　 　 　 　　|ﾆニ;ﾍ
　　　　　 　し .と) '､〉　Ｌニ」 L＿」ﾉ Lﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　､　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　- ○ -
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　｀







　　　　　　　　ﾌｩ…
　　　　　.　∧_∧
　　　　 　 (,, ^Д) -3
　　　　　　/　　 |
　　　 　〜ヽ) 　.|〉　　　 　　 |ﾆニ;ﾍ
　　　　　 　 し｀Ｊ '､〉　Ｌニ」 L＿」ﾉ Lﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　 .　 ,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー､
　　 　（ さて、あの人は一体何処で　）
　　 　（ 槍を振っているんでしょうか .）
　　 .　 `ー〜ー〜ー〜ー〜ー０ー.〜'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾟ｡
　　　　　　　　　　　　　　 　 　　∧_∧ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 (,, ^Д)> ))
　　　　　　　　　　　　　 　 　　　/　　.|
　　　　.|ﾆニ;ﾍ　　　　　 　 　〜ヽ) 　 |
　Lニ」 L＿」ﾉ Lﾆﾆﾆﾆ」 　 　(( (ﾉ ヽ,)
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　., ┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.i//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ._／~　　　　　ブ
　　　　　　　　　　　　　　　　　_／　　　　　　ヽ　　ン
　　　　　　　　　　　　　　.　_／　　　　　　　　　l　　　ｯ
　　　　　　　　　　　　　　／｀ヽ　　　　　　　　　　l
　　　　　　　　　　　　,f")　　　 ヽ　　　　　　　　 　l
　　　　　　　　　 　 ／'ｨｷ　　　　 i､　　　　 　 　　　|
　　　　　　　　　 ,-､_r.| .|　　　 　 |　　　　　　　　　.|
　　　　　　　　／(　　ﾉ_ﾉ　　　　　l　　　　　　　　　.|
　　　　　　 ／ <｀￣ノ::l　　　　 　 |: : : : : : . . .　　 /
　　　　　　　.　 /::::::::::::j　　　　 　ﾉ: : : : : : : : : : :./
　　 , -─- ､　 〈ｨ=＝ｆ､　　　　 /: : : : : : : : : : : /
　　/ /⌒ヽ ヽ .「::::::::::::,〉　 　 ノ::::::::::: : : : : : ／
　　し'　　　ヽ Ｖ:::::::::::/::`ー／:::::::::::::::::::::::::／
　　　　. , '''''´:::::::::::::::_,,:_,,-'';;;;;;;;;;;;;;;;;::::::,,ｨ'"
　　　　ヽ＿,,"ゝ＿＿＿ｪ__ｨノ ;;;;;;;;;;;;;ｨ
　　　　 _ィ ／　　　　　i　 i
　　　 ノ ., '　　 　　　 〈__　ヽ
　　　.ﾋ__〕　　　 　 　　 　￣´

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バ　シュ！！
　　　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‐-;-.,_ "''=;- .,_＼＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　 ＿＿＿＿_ニ‐-＞　"`"'-' ＼
　　　　　　　　 　,-､_r-,　　　　　　　　　　　　　　　　　 .∴　'　　　　ヽ
　　　　　 ＿　.,-(　 　,,)ー-＝─- , __､＿＿＿＿＿,----､　 　 　　_ﾞ ≧
　　　　　 ￣く-=<｀￣ノ:)'｀‐-＝=ﾆ:､　)￣￣￣￣￣`^'^'^.　 　 ., ―_
　　　　　　　　ｰ/::::::::::::j　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ニニフ
　　 , -─- ､　 〈ｨ=＝ｆ､　　　　　 ￣￣　￣￣￣　､ｰ`､-､ヾ､､,　　､, /i
　　/ /⌒ヽ ヽ .「::::::::::::,〉　　　　　　　　　　　　　　　　 /／　./／／ /
　　し'　　　ヽ Ｖ:::::::::::/::`ー-__ ,　　　　　　　　　　　 ─¨／／ ／
　　　　. , '''''´:::::::::::::::_,,:::;;;;:::::,,ｨ"
　　　　ヽ＿,,"ゝ＿＿＿ｪ__ｨノ
　　　　 _ィ ／　　　　　i　 i
　　　 ノ ., '　　 　　　 〈__　ヽ
　　　.ﾋ__〕　　　 　 　　 　￣´

　┌──────────────‐
＜　こんな所に居ましたか、ショウさん。
　└──────────────‐

　　　　　.　 　　　 |':;
　　　　　 　 　　　.| ;:
　　　　　　 　　　 .iXi
　　　　 　 　 　　　| |
　　　　　 　 　　　 | |　 i　／
　　　　　 　　　 　 | |.__ｎ　-
　　　　　　　 　 　 | | ﾟー)
　　　 .　　　 　　 <| |ノﾊi
　 　　　 　　　 　 ,l| |::::::j
　 　　, -─- ､　 l | |f==i
　　　/ /⌒ヽ ヽ　'__):::::::,〉
　　　し'　　　ヽ Ｖ | |::::::,::',
　　　　　　　　 ｿ::::| |:::::::::::ﾍ
　　　　 　　　 /: :: | |:_,,::;;;:::;;',
　　　　　　　. L____| |＿＿__ﾉ
　　　　　　　　　i....| | 　 i　i
　　　　　　　　 ,;　_l |.　〈__ .ヽ
　　　　　　　　 ﾋ__,|_|　 　 ￣
　　　　　　　　　'-　　-'　ﾄﾝｯ

　　　　┌─────────────────‐
　　　　｜君か、僕に何か探してきて欲しいんだろ？
　　　　└──────────ｖ───────
┌───────────────────‐
｜ええ、よく分かりましたね。
｜色々やる為の準備もある程度終わりましたので
└───ｖ────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　;: |
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 iXi
　　　　　　　　　　. 　 　 　　　 　||　ｿｳｶ
　　.　 ∧_∧　　　　　　　　　　　||ｎ__ｎ
　　　 (,, ^Д)　　　.　 　　　　 　 |(ーﾟ ,,)_
　　　 /　　.|　　　　　　　　.　 　 とﾊ､;;:ゝ'
　　〜ヽ)　 |　　　　　　　　　　　.||　 し⌒>
　　　　し｀Ｊ　　　　　　　 　 　 　|し｀Ｊ
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
┌──ﾍ‐.ﾂｪﾍﾟﾙ ──────────‐
｜そろそろ 漆 の採取にと 思いましてね。
└─────────────────

　　　　　　　　　　|ﾞ＼
　　　　　　　　　　|　::k
　　　　　　　　　　|　::k
　　　　　　　┌──────────── ﾂｪﾍﾟﾙ ‐
　　　　　　　｜それで、どの位必要なんだ？　漆 は
　　　　　　　└───────ｖ────────‐
　　　　　　　　　　 |　|
　　　　　　　　　　 |　|　　 　　 ,- -, ─　､
　　　　　　　　　　 |　| 　　 __/＿_/　　 　 ヽ
　　　　　　　　　　 |　|　 ／　　　 　 ､.　 　 |
　　　　　　　　　　 |　|　,'　　 ---､ 　 ヽ　./
　　　　　　　　　　 |　|　〉　　rt-､　　　　Ｙ
　　　　　　　　　　 |　|r'　　　!,ｿﾉ　 　　　l
　　　　　　　　　　 |　|.',　､_　 　,,,, 　 　 /,--------､
　　　　　　　　　　 |　| .＼.___　 ,　 ,-ｰ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　 |　|　　　.ｲ ／´~~:::::::';;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　 |　|　.　 //.ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;､＿＿／
　　　　　　　　　　 |　|　　.〈::::::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;ゝ
　　　　　　　　　　 |　|　 　.,i::::::::::::::|　 　|
　　　　　　　　　　 |　|　　/.|:::::::::::: |　 　|
　　　　　　　　　　 |　|..／ ..f===＝|　 　|　　　., -─-　､
　　　　　　　　　　 |__r'　／:::::::::::::: |　 　|　 .／　 -─-､ ヽ
　　　　　　　　　 .｛ ) |／./:::::::::::::::: l　　.|　/　, ´　 　　 i　l
　　　　　　　　　　 |~ |　/::::::::::::::::::.ﾉ　　i'Ｖ　/　　　　 ノ　i
　　　　　　　　　　 |　| ;'::::::::::::::::::::::'､ｊ,i,i」 .／　　　　 '､,／
　　　　　　　　　　 |　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　　 　　　　　　　| .,ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　 |/::::::ヽ:::::::::::./::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　./､:＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
　　　　　　　　　　 |　|　 .　|.　 |　|　　|
　　　　　　　　　　 |　|　___ﾉ　___.ﾉ　　|
　　　　　　　　　　 |_.」i´　.　i´　 　　 」
　　ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"ﾞ^''"

┌───────────‐
｜それは、この籠一杯に・・・・
└──ｖ─────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　;: |
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 iXi
　　　　　　　　　　. 　 　 　　　 　||
　　.　 ∧_∧　　　　　　　　　　　||ｎ__ｎ
　　　 (Д^ ,,)　　　.　 　　　　 　 |(ーﾟ ,,)_
　　　 /　　.|　　　　　　　　.　 　 とﾊ､;;:ゝ'
　　〜ヽ)　 |　　　　　　　　　　　.|| 　し⌒>
　　　　し｀Ｊ　　　　　　　 　 　 　|し｀Ｊ
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　　　　　　　　┌───────ﾍ──────‐
　　　　　　　　｜どこをどうみても籠は持ってないな
　　　　　　　　└──────────────

　┌────────────────‐
　｜すいません、籠をいつも居る場所に
　｜忘れてきてしまいましたので
　└──ｖ──────────────
　　｜君の後を付いていけばいいんだろ？
　　｜まったく君って奴は、ちゃんと確認してから来い。
　　└───────────ｖ─────────
　　　　　　　　　　. 　 　 　　　 　||
　　.　 ∧_∧　　　　　　　　　　　||ｎ__ｎ
　　　 (,, ^Д)　　　.　 　　　　 　 |(０ -,,)_
　　　 /　　.|　　　　　　　　.　 　 とﾊ､;;:ゝ'
　　〜ヽ)　 |　　　　　　　　　　　.|| 　し⌒>
　　　　し｀Ｊ　　　　　　　 　 　 　|し｀Ｊ
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
┌──ﾍ───────‐
｜ええ、以後気をつけます
└──────────

　　　　　　　　　　　┌──────────────‐
　　　　　　　　　　　｜それでは、よろしくお願いしますね
　　　　　　　　　　　└─────────ｖ─────

　　　　　ｎ__ｎ　　　　　　　　　　 　 　　 　 ∧_∧
　 　　　.(ーﾟ ,,)　　　　　　　　　　　　　　('(Д^ ,,)
　　　　　iﾊ;;;;ﾍﾆi　　　　　　　　　　　　　 ' ,　　ヽ
　　　　　|　 (ﾉ_,」　　　　　　　　　　　　　　.|<ﾆ(ﾉ〜　
　　　　　Lﾉ ヽ) ))　　　　　　　　　　　　　　し｀Ｊ　Lﾆ
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　, ゞ:.ﾐ　　　　　　,":;.:,:;.,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,":;.::;,'ﾐ:.ﾐ,":;.::;, :;.:　　　　, ゞ:.ﾐ,":;.:,:;.,:;:.ﾐ,　　　　　　　　　　:;.::;, :;.
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,' 　　　　,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"ﾞ:
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／ ::;. ／..;;.;;::;.: ... .. .. 　　. ...　...　|i;;ii:i;|":;.:,:;.,:;,`ﾞゞ|:.i;;,|":;.::;,'ﾐ:.ﾐ,":;.::;, :;、,"'.:＼.;,＼:;,':
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　　|川 :i|　　|川 　|l:i|　　 |i:|　　　　|:|　　 .|i: :ii|　 |i: l川|　|:ii|　　|川 :i|　　|川
　　|川 :i|　　|川 　|l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^`''`'|i: :ii|　 |i: l川|　|:ii|　　|川 :i|　　|川
　　|川 :i|　　|川 　|l:i|　　~^~^　　　　　 　 |i: :ii|　 |i: l川|　|:ii|　　|川 :i|　　|川
　　|川 :i|　　|川　''"'''''　　　 　　　　　　　!|i: :ii|　 |i: l川|`~^~^　!|川 :i|　　|川
　　|川 :i|　｀~~~^.　　　　　 　 ！　　.　 wiﾞ|i: :ii|　 |i: l川| |ﾚ ' .　 |川 :i|　｀~~~^
　　|川 :i|ww　　ll　 　 　 　 _ｎ__ｎ　　.　 　｀~~~^　!i: l川| .||　　　|川 :i|ww　ll
WWWiii||wW　ヽ!l／　 　 　i.「ﾟーﾟ,,)　　　 　 　　　 |i: ll川|ii||／WWWiii|W　ヽ!l
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　　wwwiiiiw　　.||　　　　　　.|　 (ﾉ_」
　　　　　　　　　　　　　　　　Ｌﾉ ヽ) ))
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ミヾ;:;://ﾞ(;;;;`ヾ ゞ"ﾐ 　 .|i|!ll|　　　`（~...,,,,,,.....,,,⌒)　.|!i| 　 .|ill|
　 ヽ;ヽ　/i!／';:;:ゞ.　 　 |il|lil|　　　　（;;,,ヽ;;;...（_;;::,,　.|ill|　　|ilｌ|
　　 i'; :;:;;;i/!llli!i|　　 　　||!li!i|　　　　　　　Yii!　　　 .|ilｌ|　　|l|!
　　 i'; :; :;|!iill|!ll|　　　..　||liii!|　　　　　　　|!,ii　　　　|l|!|　　|l|!
　　 i'; :;;;;l|从ll|ﾉ( .ｎ__ｎ |il|!ll|　　　　　　　|ill| 　 　 vv|Mv vv|
　　 i'; :;: ﾐi　　　v(ーﾟ ,,) W w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW
　　.i' .; :;:ﾐi　　　　iﾊ;;;ﾍﾆi
:::''::ﾉwjiﾍ;kゝ::　　 |　.(ﾉ__」
w;;w　;:::w:;w::;:　　(ﾉ .ヽ) ))

　　　　　　　(/il;;ヾヾ　ゞ::ヾ ::ゞ ゞ "＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:.　　､"";;,,;;,゛
　　　 　　くミ;;'ゞ;:ヾ::ゞ ::ゞ :;;:;:ヾﾐゞ　　|,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
　　　　 　　　ミヾ;:;://ﾞ(;;;;`ヾ ゞ"ﾐ　 .　|i|!ll|　　　`（~...,,,,,,.....,,,⌒)
　　　　 　　　　　ヽ;ヽ　/i!／';:;:ゞ　　　|il|lil|　　　　（;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
　　　　　　　　　　.i'; :;:;;;i/!llli!i|　　 　　||!li!i|　　　　　　　Yii!
　　　　　　　ｎ__ｎ i'; :: :;|!;!iill|.l|　 　　　||liii!|　　　　　　　|!,ii
　　　　　　 ( 　 ,,ﾟ)i'; :;;;;l|从ll|ﾉ( 　　.　 |il|!ll|　　　　　　　|ill|
　　　　　　く;;;;;;;;;つフ.: ﾐiw,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW
　　　iﾆニ<⌒'　.| i' .; :;:ﾐi
　　　Ｌ___」　し｀Ｊﾉwjiﾍlkﾍ
　　　　　　　　ﾟ｡
　,〜ー〜ー〜０〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ｰ､
.（ んー、ﾂｪﾍﾟﾙのせいで腕が被れてきたな ）
　`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ｰ〜ｰ〜ｰ〜'

　　　　　　　　　　,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ｰ〜ｰ〜ｰ〜ｰ､
　　　　　　　　　 （　・・・まぁ、気合でなんとかなるだろう　　）
　　　　　　　　　　`ー〜ー〜ー〜ー０ー〜ー〜ー〜ー〜〜'
　　　　　　 　　　 ＿　　　　 　 _　　｡ﾟ　i'　:::::::::::::;;;;;;;;;;:::::::::::|
　　　　　　　　　/　　ヽ　.　 ／　＼　　.i':::::　　　　　　::::::;;;;;|
　　　　　　　　　|　　　.',＿/　　　　l　　i'　:::::::::::::　　:::::::::;;;;;;|
　　　　　　　　　＼／ 　　　 ､ 　／　　i'　　::::::::::::::::::::　:::::::::|
　　　　　 　　　.　/　　 　　　　 Ｙ　　　i' ::::::::::::::::　　　　:::::::::|
　　　　　 　　　.　|　　　 　　　 〈　　　 i'　　　　　　　::::::::::::::::|
　　　　　　　 　.　ヽ 　 　 　 　ノ　　 　i'　:::::　　　　　::::::::::::::::|
　　　　　　　 ７ｰー──'´￣＼　　　 i'　　　　＿＿　:::::::::::;;;;|
　　　　　　　 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;ゝ　　 l'　 --＿＿￣￣　:::::::;;|
　　　　 　　　 ヽ､;;;;;;;;;ノゝ､;;;;;;;;;;」　 　,､､､　‐─￣￣￣　::::;;;;|
　　　　　　　　　　ヽ::::::::::::::::', 　',　 Ｌニn_〉 ｌｌｌｌｌｌｌ''''''''''''　.::;;;;;;;|
　　　　__　 　 　 　 'i:::::::::::::::::',　 '､__/ 　/　;;;;;;;;;;;　　　　:::::::;;;;|
　 .,,-''" ."''-.,　　 　ﾄ＝====='､＿＿／　　　　　　　　::::::::;;;;;|
　/　,''´　 ｀, ヽ　　/::,-─- ､::::::::',　　.i'　　:::::::::::::::　　　:::::::;;;;|
　|　i 　　　 i　.i　/:::::ゞ;'´:::)　):::::::|　　i'　::::::::::::::　;　　:;:::::::;;;;;;|
　ゝ'　 　 　.'､ ｀''‐--─''´ ,'':::::::::::|　　i'　:::::::::::::::::::: .::::::::;;;;;;;ミ|
　　　　　　　　/￣"""^~:::::::::::::::::|　　i'　:::::::::::: 　 :::::::::::;;;;;;ミﾐ|

━━━[魔理沙からの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　_ 　- - ── - --- 、ｲヽ_＿
　 ／::::::::::＿＜｀＞─ｚ ヽ::＼ ﾊ::::::ヽー- 、　　　漆の近くに行ったり、触ったりしてできる
　{::::::::::::へノ／｀ヽハ、￣::::::::ヽ|-、^ニ＼|　　かぶれは気合で本当になんとかなるらしいぜ？
　 ヽ::::::::乙/　 |　　　 |⌒'iーレ:::ヽ}´　/
　　　ヽく_/　 / ヽ　　.ﾄ、人　|^ラ:::ヽ f　　　　　自然療法では精神力が関係しているらしいが
　　　　　/ｲ　|＞､ヽ　|斗ヒ|　| ﾄフ:::::ヽ　　　　 余り難しい事は私にも解からん
.　　　　ー个､|弋ﾉ ヽﾉ弋ｿ　/ｿ|ﾊ乙{::::ヽ
　　　　　　レ| ゝ 　ー '　ｲ 人　トヽ::::::::::}　　　まぁ、気合なんて 気の持ちようだからな
　　　　　　　|i　i|ノフi三/ｲ　 ヽﾊ￣´~゛"　　　そいつの気力が高ければ高いほどに
.　　　　　 　|>くｿく ﾉ::::::::::レー ゝ-ｧ_　　　　　 漆のかぶれを克服するらしいぜ？
　　　　　　　´‐｀ ノ､:::::::::::ﾟ｡¬´ヽ/　ヽ、
　　　　　　оﾆﾆラ ｀ー--イ　 ヽ ヽーヘ　　 つまり弱気な奴ほどかぶれると酷いことになる
　　　　　　　　　/z_　ー´　　　〃｀~/ 　 }
　　　　　　　　 く::::~〜〜〜~ﾞ"´／　　ノ　　　　　　　　　　　　　と借りた本に書いてあったぜ
　　　　　　　　　 7==ｨ＝=「｀7<　　ィ´
　　　　　　　　　 ﾋン´　　七ｿ　￣´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　(/il;;ヾヾ　ゞ::ヾ ::ゞ ゞ "＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:.　　､"";;,,;;,゛
　　　 　　くミ;;'ゞ;:ヾ::ゞ ::ゞ :;;:;:ヾﾐゞ　　|,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
　　　　 　　　ミヾ;:;://ﾞ(;;;;`ヾ ゞ"ﾐ　 .　|i|!ll|　　　`（~...,,,,,,.....,,,⌒)
　　　　 　　　　　ヽ;ヽ　/i!／';:;:ゞ　　　|il|lil|　　　　（;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
　　　　　　　　　　.i'; :;:;;;i/!llli!i|　　 　　||!li!i|　　　　　　　Yii!
　　　　　　　ｎ__ｎ i'; :; :;|!;!iill|.l|　 　　　||liii!|　　　　　　　|!,ii
　　　　　　 ( 　 ,,ﾟ)i'; :;;;;l|从ll|ﾉ( 　　.　 |il|!ll|　　　　　　　|ill|
　　　　　　く;;;;;;;;;つフ.: ﾐiw,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW
　　　iﾆニ<⌒'　.| i' .; :;:ﾐi
　　　Ｌ___」　し｀Ｊﾉwjiﾍlkﾍ
　　　　　　　　ﾟ｡
　,〜ー〜ー〜０〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ｰ〜ー〜ｰ､
.（ 一つの木からﾂｪﾍﾟﾙを取りすぎるのは駄目だな　 ）
　`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ｰ〜ｰ〜ｰ〜ー〜ー〜'

　　　　　　　　　　,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー､
　　　　　　　　　 （　・・・これ以外にあるかどうか、探してみるか　　）
　　　　　　　　　　`ー〜ー〜ー〜ー０ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
　　　　　　 　　　 ＿　　　　 　 _　　｡ﾟ　i'　:::::::::::::;;;;;;;;;;:::::::::::|
　　　　　　　 　.／　＼　.　 , ´　　',　　 i':::::　　　　　　::::::;;;;;|
　　　　　　　 　l　　　　',＿/　 　 　|　　i'　:::::::::::::　　:::::::::;;;;;;|
　　　　　　　　 ＼ 　,　　 　　＼_／　　i'　　::::::::::::::::::::　:::::::::|
　　　　　 　　　　Ｙ　　　　　 　 ',　　 　i' ::::::::::::::::　　　　:::::::::|
　　　　　 　　　 　〉　 　 　　 　 |　　　 i'　　　　　　　::::::::::::::::|
　　　　　　　 　.　'､ 　 　　　　ノ　　 　i'　:::::　　　　　::::::::::::::::|
　　　　　　　 ７ｰー──'´￣＼　　　 i'　　　　＿＿　:::::::::::;;;;|
　　　　　　　 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;ゝ　　 l'　 --＿＿￣￣　:::::::;;|
　　　　 　　　 ヽ､;;;;;;;;;ノゝ､;;;;;;;;;;」　 　,､､､　‐─￣￣￣　::::;;;;|
　　　　　　　　　　ヽ::::::::::::::::', 　',　 Ｌニn_〉 ｌｌｌｌｌｌｌ''''''''''''　.::;;;;;;;|
　　　　__　 　 　 　 'i:::::::::::::::::',　 '､__/ 　/　;;;;;;;;;;;　　　　:::::::;;;;|
　 .,,-''" ."''-.,　　 　ﾄ＝====='､＿＿／　　　　　　　　::::::::;;;;;|
　/　,''´　 ｀, ヽ　　/::,-─- ､::::::::',　　.i'　　:::::::::::::::　　　:::::::;;;;|
　|　i 　　　 i　.i　/:::::ゞ;'´:::)　):::::::|　　i'　::::::::::::::　;　　:;:::::::;;;;;;|
　ゝ'　 　 　.'､ ｀''‐--─''´ ,'':::::::::::|　　i'　:::::::::::::::::::: .::::::::;;;;;;;ミ|
　　　　　　　　/￣"""^~:::::::::::::::::|　　i'　:::::::::::: 　 :::::::::::;;;;;;ミﾐ|

　　そしてタタラは、







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｼﾞｮﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ﾍ､　ｼﾞｮﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(,, _　_＞ ｼﾞｮﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i つ､(}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜Ｌつﾆ0　Ｌﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　木を削っていた　　　暇だから。

　　　　　　　　　　　　　　┌────────────
　　　　　　　　　　　　　　｜おかえりなさい ショウさん。
　　　　　　　　　　　　　　｜一杯とれましたでしょうか？
　　　　　　　　　　　　　　└────ｖ────────
　┌───────‐────
　｜ああ、たっぷり持ってきたぞ
　└──ｖ─────────
　　　 ｎ__ｎ
　　　.(,, ﾟー),〉　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ､
　　.lﾆヽ;;;ﾊi/　 　　 　　　　　　　　(Д^ ,,＞
　　.Ｌ_Ｕ 　|　 　　　　　　　　　　　 i つ､(}
　　(( (ノ ヽ)　　.　　　　　　　　　〜Ｌつﾆ0　Ｌﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　　　┌─────────────ｰ
　　　　　　　　｜それじゃ、こいつをここに置くぞ
　　　　　　　　└───────ｙ──────
　　　　　　　 ,---､　.　　,---､
　　　　　　　l　　 　ﾍ___/ 　 　 l
　　　　　　　'､　,　´　 　　､　 /　ﾜｶｯﾃﾙﾖ
　　　　　　　　/　 　　　　　Y　　　　　　ｿﾉｸﾞﾗｲ
　　　　　　　　|　 　０　　０ 〈
　　　　　　　　ヽ 　　 ー　 ノ
　　　　　　　／￣￣.><￣~ヽ
　　　　 　 ./;;;;;;;;;;;;;;;/::::ヽ;;;;;;;;ゝ
　　　　　　｀ﾒ､,_」ー':::::::::::`ｰ'ﾍ,
　　　　　　/　l::::::::::::::::::::::::::i､　ヽ
　　,-─-､'_　ヽ＿i======i========i
　/ ,ｰ-､　ヽヽ＿＿,）＿_,,,,|＿＿＿＿|
　i, 〈　. ヽ　V::::::::::|.　　　　|　 　 　 　 |
　 ー'..　..ヽ/:::::::::: |.　　　　|　 　 　 　 |
　　　　　 ,ｲ:::::::: :: |.　　　　|　 　 　 　 |
　　　 　 /::::::::::::::: |.　　　　|　 　 　┌──────────
　　　　,.ｲ:::::::::::::::: |　　　　.|　 　 　｜ええ、気をつけてください
　　　 く:::::::::::::::::::: |＿＿___|＿＿_,,└──────ヽl───

　　　　　　　　　　　　┌──────────‐
　　　　　　　　　　　　｜本当に一杯ですねぇ
　　　　　　　　　　　　｜疲れませんでしたか？
　　　　　　　　　　　　└──ｖ────────
　　　　　　　　　　　　　　　　ｿｳﾃﾞｽｶ
　　　　　　ｎ__ｎ　　　　　　∧_∧
　　　　.　 (,, ﾟー)　　　 　 (^Д^,,)
　　　　　 /;;;;;;ﾊi　　 　　 　し し ヽ
　　　 <⌒ヽ)　 |　　　　,/iﾆニi　 .|〜　　　Lﾆ」
　　　　　.　し｀Ｊ　　　　ヽＬ_,_」 ｀Ｊ　　　　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
┌───ﾍ────────────
｜別に、良い運動になったと思っている
└───────────────‐

　　　　　　 　 , ﾂｪﾍﾟﾙ ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜〜ー､
　　　　　　　.（　漆には不純物が多いですねぇ・・・　）
　　　　　　　.（　一体これらをどうすれば・・・　　　.　 ）
　　 　 　　　　`ー〜ー〜ー〜０〜ー〜ー〜ー〜ｰ〜'
　　　　　　　　　　　　　　　　｡ﾟ
　　　　　　ｎ__ｎ　　　　　　　,∧
　　　　.　 (ﾟーﾟ,,)　　　 　＜_　_,,)
　　　　　 /う;;ﾊi　　 　　 　し し ヽ
　　 　 <⌒|　　.|　　　　,/iﾆニi　 .|〜　　　Ｌﾆ」
　　　　　.　し｀Ｊ　　　　ヽＬ_,_」 ｀Ｊ　　　　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　　　　　　　　ﾟ｡
　　 ,〜ー〜ー０ー〜ー〜ー〜ー〜ー､
　 .（　大分、かぶれが引いてきたな　.）
　　.`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ｰ〜'

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　||
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ||　ﾊﾟｯ
　　　　　　ｎ__ｎ　　　　　　∧_∧ .||
　　　　.　 (,, ﾟー)　　　 　 (^Д^,,)ノ
　　　　　 /;;;;;;ﾊi　　 　　 　し 　 ヽ
　　　 <⌒ヽ)　 |　　　　,/iﾆニi　 .|〜　　　Ｌﾆ」
　　　　　.　し｀Ｊ　　　　ヽＬ_,_」 ｀Ｊ　　　　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ｡
　　　　　　　　　　　 ,〜ー〜ー０ー〜ー〜ー〜ー〜ー､
　　　　　　　　　 　 （ まぁ、兎に角、この木の棒で　　 ）
　　　　　　　　　 　 （ かき混ぜてみましょうか。　　　　）
　　　　　　　　　　　.`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ｰ〜'

　　　　　　　　　　　　ぐ〜る
　　　　　　　ぐ〜る　　　　　　　　　ぐ〜る
　　　　　　　　　　　　　　ぐ〜る
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぐーる
　　　　　　ｎ__ｎ　　　　　　 ∧_∧
　　　　.　 (,, ﾟー)　　　 　　(^Д^,,)
　　　　　 /;;;;;;ﾊi　　 　 (( つ||と ヽ
　　　 <⌒ヽ)　 |　　　　,/iﾆニi　 .|〜　　　Ｌﾆ」
　　　　　.　し｀Ｊ　　　　ヽＬ_,_」 ｀Ｊ　　　　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　　　　３時間後


　　　大丈夫か？
　　　　　　　　　　　　　え、ええ大丈夫です。
　　　　　　ｎ__ｎ　　　　　　 ∧_∧
　　　　.　 (,, ﾟー)　　　　ｰ (^Д^；)
　　　　　 /;;;;;;ﾊi　　 　 　 つ||と ヽ
　　　 <⌒ヽ)　 |　　　　,/iﾆニi　 .|〜　　　Ｌﾆ」
　　　　　.　し｀Ｊ　　　　ヽＬ_,_」 ｀Ｊ　　　　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　┌────────────‐
　　　　　｜おや？ゴミが固まりましたね
　　　　　└───────ｖ─────
　　　　　　　　　　　　　　　　ｿｳﾃﾞｽﾈｪ…
　　　　　　ｎ__ｎ　　　　　　 ∧_∧
　　　　.　 (,, ﾟー)　　　　　(^Д^,,)
　　　　　 /;;;;;;ﾊi　　 　 　　し し ヽ
　　　 <⌒ヽ)　 |　　　　,/iﾆニi　 .|〜　　　Ｌﾆ」
　　　　　.　し｀Ｊ　　　　ヽＬ_,_」 ｀Ｊ　　　　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

┌───ﾍ────────────‐
｜それで、固まった後はどうするんだ？
└────────────────

　　　　　　　　　　┌──────────────‐
　　　　　　　　　　｜勿体ないですが、籠に穴を開けて
　　　　　　　　　　｜この容器に全部出しましょうか
　　　　　　　　　　└─────ｖ─────────

　　　 　 　 　 ｎ__ｎ　　　　　　 ∧_∧i'〉
　　　　　　　 (,, ﾟー)　　　　　 (Д^ ,,)')
　　　　　　　.く;;;;;ﾊi　　　　iﾆニと.　 く
　　　　　.'~`ｰヽ)　|　　　　Ｌ_,_」 | 　 |〜
　　　　　　　　し｀Ｊ　Ｌﾆﾆﾆﾆ」　し｀Ｊ
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　　　┌───ﾍ──────────‐
　　　｜穴なんて後で塞げばいいからな
　　　└──────────────

　　　　　・まず籠に穴を開ける

　　　　　　　　　　　　　　　ｿﾞﾘｿﾞﾘｼﾞｮﾘｼﾞｮ…
　　　 　 　 　 ｎ__ｎ
　　　　　　　 (,, ﾟー)　　　　　　 ∧_∧
　　　　　　　.く;;;;;ﾊi　　　　iﾆニ(_　 ,, )
　　　　　.'~`ｰヽ)　|　　　　Ｌ_,_と　　.ヽ〜
　　　　　　　　し｀Ｊ　Ｌﾆﾆﾆﾆ」　し､__､
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　　　　　　　　　↓

　　　　　　・その次に流れる前に容器に向ける

　　　 　 　 　 ｎ__ｎ　　　　　　 ∧_∧
　　　　　　　 (,, ﾟー)　　ｸﾙｯ　(Д^ ,,)
　　　　　　　.く;;;;;ﾊi 　 ⊂ iﾆニと　　|
　　　　　.'~`ｰヽ)　|　　　　'､_,_」|　　.|〜
　　　　　　　　し｀Ｊ　Ｌﾆﾆﾆﾆ」 .し`Ｊ
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　　　　　　　　　↓

　　　　　　・すると漆が流れ出る　 ハズ

　　　 　 　 　 ｎ__ｎ　　ﾄﾞﾛ　　 ∧_∧
　　　　　　　 (,, ﾟー)　 　 ﾄﾞﾛ .(Д^ ,,)
　　　　　　　.く;;;;;ﾊi　　..　iﾆニと　　|
　　　　　.'~`ｰヽ)　|　　 　,'､_,_」|　　.|〜
　　　　　　　　し｀Ｊ　Ｌﾆﾆﾆﾆ」 し`Ｊ
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　・容器に移したのを木の棒で
　　　　　　　　　　　　ゆっくりと攪拌する作業


　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 　∧_∧
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)　　 　 (^Д^,,)
　　　　　　　`ー7;;;;ＪＪ　 　 (( /7と ヽ
　　　　　　　　 t__ﾉ_ﾉ　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」と )〜
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　・すると水分が無くなり粘土が増してくる

　　　　　　　　　　　　┌────────────‐
　　　　　　　　　　　　｜少し寒くなって来たので、
　　　　　　　　　　　　｜火を焚いてくださいませんか？
　　　　　　　　　　　　└───ｖ─────────

　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 　∧_∧
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)ﾉ　 　 (Д^ ,,)
　　　　　　　`ー7;;;;Ｊ/　 　 (( /7と ヽ
　　　　　　　　 t__ﾉ_ﾉ　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」と )〜
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　　　　┌───ﾍ───‐
　　　　｜ああ、わかったよ
　　　　└───────

　　　 ｎ__ｎ
　 　 (ーﾟ ,,)　　　　　　　 　 　∧_∧
　　　iﾊ;;;;;;ゝ　　　　 　　　 　 (Д^ ,,)
　 .　 |　 し〜　　 .　　　　　 (( /7と ヽ
　　　(ﾉ ヽ) ))　　　　 　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」と )〜
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

━━━[パチュリーからの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　_,.．-　‐ -．._
　　　　 iγ‐ｿ　　 ,..､　　　　ヽiｼヽ　　　生漆のままでは、水分が多く肉持ちが悪く
　　 ,.i￣ミﾐi´ ,､／ ﾌヽ_　　　 ＞コ　　また、透明度も無く本格的な塗りには向かないものを
　　i.└＜／~ il :: / ::／＞ｧ'´ ヽ )ｰｧ　
　　ヽ_/ノ / :::: |￣ニ=/　ﾚ| :::: iヽ‐'　　「なやし」という作業で攪拌し成分を均一にしていくわ
　　￣フ / :::: ⊂) ￣￣ ,.　ニァi　　　　　こうすることで、水分も抜けて粘土が増してくる。
　　 / :: i':::::::::::|ヽ､ ./￣ミﾐヽ.っ'-ｧ　　
　　 l :::: ＞＿:::::::::ﾚ'　　　 ｀''/''´.;'　　ただし、この作業は涼しい場所でやらないと意味がない
　 　! :::: <＿ ~~ｉ=-ｯ､ 　　　/ / ;'　
　　ヽ:::::::i::::i=<~ /-ｧ'　　　/ /_ﾉ
　　　ヽ,-'´'　 ヾ'iノ｀ヽ､,.../_ｿ''i　　　　　　　　　　　　　　　　　と、この本に書いてあるわ。
　　　 <　　 　　l><l ｉ ｉ ｉl><l　 |
　　　　 ー､　　　i__i_i_i_i_>_,.／
　　　　　　｀~~ヽ-'∨　 ∨

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　┌─────────────‐
　　｜おーい、タタラー 火ぃ着けたぞ
　　└───ｖ──────────
　　　　　　　ｎ__ｎ
　　　　　 　(,, ﾟ ０)　　　;;）
　　　　　　く;;;;;;ﾊi　　.,;;从,.:::
　　　 　 <⌒ゝ) .|.　 ( (:::);:)
　　　　　　　し｀Ｊ　,V/7Vﾍﾞ
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　　　　　　　　　　　　　　┌───────────／‐
　　　　　　　　　　　　　　｜ええ、今行きます・・・　ﾄﾞｯｺｲｼｮ
　　　　　　　　　　　　　　└─────────────

　　　・そして焚き火の近くで淡々と攪拌する作業。



　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 ;;）　　　　　　∧_∧
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)　　,;;从,.:::　 　 　 (^Д^,,)
　　　　　　　`ー7;;;;Ｊつ━( (:::);:)　　　　(( /7と ヽ
　　　　　　　　 t__ﾉ_ﾉ 　　,V/7Vﾍﾞ　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」と )〜
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　・すると、なめらかなベージュ色していた漆が
　　　　深い深いこげちゃ色へと変化していく。




　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 ;;）　　　　　　∧_∧
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)　　,;;从,.:::　 　 　 (^Д^,,)
　　　　　　　`ー7;;;;ＪＪ　　( (:::);:)　　　　(( /7と ヽ
　　　　　　　　 t__ﾉ_ ┃　,V/7Vﾍﾞ　　Ｌﾆﾆﾆﾆ」と )〜
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　・精製が終わった漆は念のために布で濾し、
　　　 　　 細かいゴミを取り除きながら器に入れていく


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧_∧
　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 ;;）　　.　(,, ^ヽ７　ﾄﾞﾛﾄﾞﾛ
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)　　,;;从,.:::　 　|　つヽヽ
　　　　　　　`ー7;;;;Ｊつ━( (:::);:)　　'､i　　　.ヽ」､__,
　　　　　　　　 t__ﾉ_ﾉ 　　,V/7Vﾍﾞ　　し｀Ｊ 　 Ｌﾆ」
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　・容器はそこら辺に置いて布を絞る(もったいないので)

　　　　　　　　　　　　　┌────────────────‐
　　　　　　　　　　　　　｜布についているのも もったいないので
　　　　　　　　　　　　　└───────ｖ─────────

　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 ;;）　　.　　　.∧_∧
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)　　,;;从,.:::　 　　 (,,^Д^) ｷﾞｭｰ
　　　　　　　`ー7;;;;Ｊつ━( (:::);:)　　　ヘ .{{つ∞0}}
　　　　　　　　 t__ﾉ_ﾉ 　　,V/7Vﾍﾞ　　　t__ﾉ .Ｌﾆ」　　　Ｌﾆ
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　┌─────ﾍ──────────‐
　｜それは別にいいが、・・・かぶれるぞ？
　└────────────────

　　・そして、漆はこのままだと固まるので
　　　漆を入れた容器に蓋をする。


　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 ;;）　　.　　　.∧_∧
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)　　,;;从,.:::　 　　 (,,^Д^)つ8
　　　　　　　`ー7;;;;Ｊつ━( (:::);:)　　　ヘ .　つ___　 ;
　　　　　　　　 t__ﾉ_ﾉ 　　,V/7Vﾍﾞ　　　t__ﾉ .Ｌﾆ」　　　Ｌﾆ
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

━━━[パチュリーからの補足説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さっきの「なやし」の作業から余り間を置かず、
　　　　　　　　_,.．-　‐ -．._　　　　　　　　　　　　　　　　　　次は「くろめ」という作業を行うわ
　　　　 iγ‐ｿ　　 ,..､　　　　ヽiｼヽ　　 この作業をする時は熱を加え、尚且つ温度が37度を
　　 ,.i￣ミﾐi´ ,､／ ﾌヽ_　　　 ＞コ　　超えないようにする。超えてしまうと酸素成分が壊れて
　　i.└＜／~ il :: / ::／＞ｧ'´ ヽ )ｰｧ　樹液が乾かなくなるから注意が必要ね。
　　ヽ_/ノ / :::: |￣ニ=/　ﾚ| :::: iヽ‐'
　　￣フ / :::: ⊂) ￣￣ ,.　ニァi　　　 昔は太陽光で「くろめ」の作業をしていたらしいけど
　　 / :: i':::::::::::|ヽ､ ./￣ミﾐヽ.っ'-ｧ　 今回は焚き火の熱での作業。「くろめ」の作業をすると
　　 l :::: ＞＿:::::::::ﾚ'　　　 ｀''/''´.;'　 　樹液の体質が三分の二になるから気をつけてね
　 　! :::: <＿ ~~ｉ=-ｯ､ 　　　/ / ;'
　　ヽ:::::::i::::i=<~ /-ｧ'　　　/ /_ﾉ　　　そうして出来上がった物は全体的に黒っぽく見えるけど
　　　ヽ,-'´'　 ヾ'iノ｀ヽ､,.../_ｿ''i　　　　薄く延ばした時に凄い透明度が高い状態になる。
　　　 <　　 　　l><l ｉ ｉ ｉl><l　 |　　　　ちなみに、漆は湿度で固まるから密閉が必要、
　　　　 ー､　　　i__i_i_i_i_>_,.／　　　　それに何も入れてない漆は乾いた時の色は無色
　　　　　　｀~~ヽ-'∨　 ∨　　　　　　　　　　　　　　　　　と、この本に書いてあるわ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　┌────────────‐
　　　　　　　　　　　　　｜さて、かぶれはどうしましょうか
　　　　　　　　　　　　　└──────ｖ──────
　　　　　┌────‐
　　　　　｜　気合で
　　　　　└───ｖ─
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧_∧
　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 ;;）　　.　　(,,^Д^)
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)　　,;;从,.:::　.　　/　　|
　　　　　　　`ー7;;;;Ｊつ━( (:::);:)　　〜ヽ) 　|〉 _____
　　　　　　　　 t__ﾉ_ﾉ 　　,V/7Vﾍﾞ　　　し｀Ｊ　.Ｌﾆ」
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧_∧
　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 ;;）　　.　　(Д^ ,,)
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)　　,;;从,.:::　.　　/　　|
　　　　　　　`ー7;;;;Ｊつ━( (:::);:)　　〜ヽ) 　|〉 _____
　　　　　　　　 t__ﾉ_ﾉ 　　,V/7Vﾍﾞ　　　し｀Ｊ　.Ｌﾆ」
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　　　/￣＞ ヽ77
　　　　　　 　/　〈__
　　　　　　 ./　 ＿/　　　　　　　　　　　　　　　　「フ　　　 「＞　 i__!_i
　　　　　　/＿/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣　 　 / /　　 | 　|
　　　　　　　　　　　 !　　　　　|　　　i　　　　　i　　　＿／ /　　　.|___|
　　　　　　　　 　 　 |　　　i!　　　　　　　|　.　 |　　　ヽ＿/　　　　「_」
　　　　 /　　　.　 　 |　　　　　　　　　　　.　　 |　　　　　　　　　 　　 /
　　/￣￣ /　　　　 li　　 i!〉　　　　　‘､　　　〈　　　　　　　　　　　 /
　　　　　 / 　＿/_, .|!　　´　 　∧_∧　 ,ゝ　　|!　　　　　　　　　　 /
　　　　／　　／/ 　,〉　　　　 (,^Д^,)つ　　　.|i　　オ　ォ ｫ ｫｫ　◇
　　　　　　　　　　　il　　､　　Ｇ　　　/ {　　　｜!
　　　　　　　　　､ ヾv 　 }i 　 ./　,　 i li 　　　 i　__,
　　　　　　　　　＿＞　-　　 （_/　し'　　　　_∧＜＿
　　　　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"
　　┌──────────
　　｜だからといって 叫ぶな。
　　└／─────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜あら、本当ですね
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──ｖ─────
　　　　┌────────‐
　　　　｜なっ、言っただろ？
　　　　└────ｖ────　　　ﾃﾞﾓ、ｶﾕｲﾃﾞｽﾈ
　　　　　　　ｿｺﾊ我慢ｼﾛ　　 　 　　　　∧_∧
　　　　　　　　　 ｎ__ｎ　　 　 ;;）　　　　(Д^ ,ｰ,
　　　　　　　 　 _(,, ﾟー)　　,;;从,.:::　.　Ｇ　 　/
　　　　　　　`ー7;;;;Ｊつ━( (:::);:)　　　 i　,　 〜 _____
　　　　　　　　 t__ﾉ_ﾉ 　　,V/7Vﾍﾞ　　 |_/ し'　 Ｌﾆ」
　　"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"^´''"''"

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く

GJ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　――空は快晴。　風はさわやかに吹き抜け、火を入れた炉からはもくもくと煙があがる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿「￣l＿＿　
　　　　　　　　　　　　　　　　 L＿ 　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　/￣|　|　　　[]　　 ＿　　　　　／i
　 |i　　　　　　　　　　　　　　　　　L/　　|_/　　　＿＿/ ／　　　 /　/
　i! |i　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　 L＿_／　　　　_ i／
,ｉ　　i　　i　　　　　　　　 i|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈_〉
li ＿i|＿_i|　　　　　　　　i　i|
r' 　　＿ ＼　　　　　　i　　i　　　　　　　　　　　＿「￣l＿＿　
　 　 ＿　ヾヽ　　　　　i|　　|　　　　　　　　 　 L＿ 　　　　　|
　　/:::::::ヽ　〉'　　　　 i| i! 　 i　　　　　　　　 　　　　|　/￣|　|　　　[]　　 ＿　　　　　／i
`ｰ-＼::::＼　　　　　 i|　ii|　il　　　　　　　　 　　　　L/　　|_/　　　＿＿/ ／　　　 /　/
　　 　 ＼::::＼　　　,-――-,-、　　　　　　 　　　　　　　　　　　　 L＿_／　　　 _ i／
　　 　 　 ＼::::＼　,-、;:;::／／i 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈_〉
　　 　 　 　 ＼::::/;:ヾ＼'／..,;/　☆
-､,-一ー―--`i====ヾ＼=/／―一-ー―-――--､_
　＿＿＿＿＿/／／;:;:;:＼〉＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 　゛''‐-．.,,_ 　　　　　　"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'
☆ ─ x×从 〈;／;:;: ;:;: :;:/､从x×x×x×x×x×xX＼　:::::::　゛''‐-．.、　　
×x×x×x从 ﾞ''―――'´从x×x×x×x×x×x×x／:::::　 ::::::::::::::::::::ﾝ, 　
‐──／──Ｗ──Ｗ──＼──────´ ,r'　:::::::::::::::::::::::: ／::| 　
三￣￣￣／￣三￣二￣＼￣￣☆￣二￣￣￣´　:::::::::::::::::::::::／::::::〈
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　::::::::::|
￣￣￣`i'￣￣￣￣￣`ヾ￣i'￣￣￣`'￣￣￣`i'￣￣￣￣`i'　:::::::::::::,i"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'
::::::::::::::::/＼::::::::::::::::::::::::::::::Ｖ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::::::::::::|::::::::::::,r"
::::::::::::::::ゝ-':::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／⌒::::::::::::::::::::|::::::,r''"'^´''"''
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"'

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'
　　　　　　　　　"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　熱した鉱石を平たい石の上に横たえ、冷えて固まる前に石槌で叩き、手際良く形を整える。
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　鍛造法である。　これにより低温での加工でありながら、作られる剣には靭性が備わる。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ;:;　　;:;:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;:;:　;:ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 );:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;: :;)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _;:)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | ;:|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿| ;:|＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／_;_;ー';;＿;;/_;:_;/＿;;/＿／;:|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／＿;;/＿;;/＿;;/;;＿;;/＿／／;:|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |＿;;;|_;;|＿;;;|_;;|＿;;;|_;;|＿;|／;:／i
　　　 　 　 　 　 　 ﾎﾞｫｫ… 　|__;;|__;;|__;;|__;;|＿;;|__;;|＿;;;|;:／／|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |＿;;;|;;| ,ヾ ,;;'人,,i .:|＿;;;|;;|／;:／|
"^´''"''"'"'^´''"''""｀"　 　 　 |__;;|__;;|, ,ﾉ ﾉ .:;.（,. ,|__;;|__;;|;:／／|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |＿;;;|;;|../ﾞ:　 ,.:.人: |＿;;;|;;|／;;／^´''"''"'"'^´''"''""｀"
　　　　　　　　　Α＿Α　　　|__;;|__;;|从ヾ;. ',人ヾ|__;;|__;;|／
　　　　　　　　 （； -∀・)　　"^´''"''"'"'^´''"''"i^ヽ"'"'^´''"''　　ir'⌒ヾ=======
　　　　　　　　 /　　」つ=[二二二＞　　　　　 ヽ､二二二二二|; :;:;::; :;:; ;:;: :〉
　　　　　　　 ノ__,___,_,ゝ　 ＿i|＿i_i＿,　ﾋｮｲ
　　　　　　　/;:;:V;:〉ヽ__） ゝ;:;:;::;:;:;:;:;;:;::〉　　　　　　　　　　　　　　　　^´''"''"'"'^´''"''""｀'"
　　　"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'´''"''""｀'"'"'"^´''"
　　　　　　　　　　　　　　　 　＿＿＿＿＿＿＿
^´''"''"'"'^´''"''""｀"　 　 　 //￣ 〜~ 〜 ;:￣//|"｀"'
　　　　　　　　　　　　　　　// 〜 ~ 〜 ~;〜 //;:;|
　　　　　　　　　　　　　　　|;|￣￣￣￣￣￣|;|;:/"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"
　　　　　　　　　　　　　　　|;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;|/
　　　　　　　　　'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　――ここはエイミルの外れ。　ウララードが手ずから作り上げた、青銅器の鍛造場であった。
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　モララー族の伝統的な青銅器の作法である鋳造とは異なる、新しい金属加工法。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　(　　　　)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)
　　　　　　　　　　　Α＿Α　　(　 (　　)
　　　　　　 　 　 　 （ ； ・∀）　　）　）　　　)
　　　　　　　　　　　 |　　　]つ=[二二二＞
　　　 　 　 　 　 　 ノ＿_,､_ゝ|;|￣￣￣￣￣￣|;|
　　　　　　　 　 　 （__／＿） |;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;|
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　鋳造した青銅の器具で、熱気を噴き上げる青銅の剣を、水を張った囲いに浸していく。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　水蒸気がもうもうと立ち上り、青い空に消えていく。　ウララードの額に、大粒の汗が浮かんだ。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｼﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;:　　ｩ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;:　　　　　　　ｩ
　　　　　　　　　　 　　Α＿Α　 ;:)　　 　 ;:)　　ｩ
　　　　　　　　　 　　 （ ；　。｡）　 　　(;:　(;:　　　ｩ
　 　 　 　 　 　 　 ( ( /　　　　ゝ (;:　　;:)　;:)　 　！
　　　　　　　　　　　ノ＿__,､_|;|￣￣￣￣￣￣|;|
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　　金属を高温状態から急冷し、結晶構造を強化する技術。　――すなわち、焼き入れであった。
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　　ウララードの作りだした剣の硬度は、現代の硬度の測定値、ブリネル硬度(ＨＢ)でおよそ２６０ＨＢ。
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　　　　　　┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
　　　　　　｜　 やれやれ、新技術とは面倒だ。 手こずらされたが――まぁ、こんなものかな。　 ｜
　　　　　　└──────────────────────────────────┘







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　　青銅の理想値２９０ＨＢ前後に近く、下手な鉄をも凌駕する。(※)――冴え渡る鍛冶の才であった。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※……炭素鋼は炭素含有量にもよるが、１００〜４５０ＨＢ程度。


　

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　　　硬さと粘りを兼ね備えた、実用美すら感じさせる凶器が、日光を受けて黄金色にきらめく。
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　 Α＿Α　　　　＋
　 (　-∀・)つ[二二二＞　+
　 (　　 / /
　 ﾉ＿/__,ゝ
　 (__,/(＿)
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　　　現代でこの金属が『青銅』と呼ばれるのは、単に発掘時、青く錆びた形で発見されるためだ。
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　　ごく軽く――“空を切る”。　ただそれだけの動作が、そら恐ろしいほどに堂に入っていた。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾋｭｯ!!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､＿人＿／
　　ｻﾞｯ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼、　　　　　　　　　 ´￣｀ヽ,；(　　　　　 ilΑ＿Αil
　　　,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 　　　/ く｀ 　　　　 (　　∀)
　　 /　, '　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼、　　 　 　 　 　 ／´⌒｀　　　 　 il　 　 ]つ[二二二＞il
人/(／　 ＿ 　_　　　　　　　　　　　　　　 ﾋｭｯ ＼;；て＿_　　／　　　 　 　 　 　 ﾉ_,_,_,､_ゝil
）；: ,'て￣　　　　　　　 ＿＿　　＿＿＿　＿＿＿）. ;(　　　　　　　　　　　　　　 il,___/､__)
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━━━━━━━━━━━ｻﾞﾀﾞﾑ・ｼｬﾀｯﾌ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　黄金色の剣を携えた、“偉大な戦士”。　その名に恥じるところ無き剛剣であり、剛腕であった。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・

　　　　　　　┌──────――――――――――――─―――――┐
　　　　　　　｜　……あ！　ウララード様、ここにいらっしゃいましたか。　.｜
　　　　　　　└─────―――――───────────―――┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌――――――――――――――――――――┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ 　やぁ、マニー。　害獣退治の方はどうだい？ 　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└――――――――――――――――――――┘

　　　　　　　　　┌――――――――――――――――――――――――┐
　　　　　　　　　｜　少々難航していますね。　今のところ成果は無しです。　.｜
　　　　　　　　　｜　　　まぁ、それは追い追い話すとして……この設備は？　｜
　　　　　　　　　└――――――――――――――――――――――――┘


　　　　　┌―――――――――――――― ｱﾗﾑ ‐―――――――――――――┐
　　　　　｜　首邑の方へ行ったときに、新しい青銅の加工法ができたと聞いてね。　｜
　　　　　└――――――――――――――――――――――――――――――┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌―――――――――――――――――┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　………………あの、ウララードさま？　.｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└―――――――――――――――――┘


　

　　　　　　　┌―――――――――――――――――――――――――――
　　　　　　　｜　それは、その――ひょっとして、首邑の方の秘密なのでは……
　　　　　　　└――――――――――――――――――――‐v――――――
　　　　　　　　　　　　┌──────────
　　　　　　　　　　　　｜　うん、盗んできたよ。
　　　　　　　　　　　　└―――――‐v――――


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あっさり
　　　　　　　　　　　　_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｽﾎﾟﾎﾟｰﾝ!!
　　　　　　　　　　 　 |;|　　　　　　 Α＿Α　　　 　 　 　 　 　 　 　 円＿円
　　　　　　　　　　　__|;|__　　　　　 (　-∀・) 　 　 　 　 ・ =- ・ =- ￥ д ；￥
　　　　　　　　　　　 | i |　　　　 　 (　　 / |　　　　　　　　　　 　 　 （　　 　）
　　　　　　　　　　　 | i |　　 　 〈二ﾉ＿/__,ゝ　　　　　　　　　　　　　|　 |　 |
　　　　　　　　　　　 | i |　　　　 　 (__,/(＿)　　　　　　　　　　　 　 （＿（＿_）
"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"｀"'"^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'



　

　　＼__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__／
　　　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　≪
　　≪　　　ちょ、何してんですか打ち首ものじゃないですか―――！！ 　　≫
　　　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ≪
　　／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼



　　　　　　　　　　　┌────── ﾇｲｼﾞﾙ ───────. ﾇｲｼﾞ ―――――――――――――─―─┐
　　　　　　　　　　　｜　気配を消して鍛冶場に忍び込んだり、鍛冶師に酒を贈って酔わせてみたり――　　.｜
　　　　　　　　　　　｜　 　 　 いや、発覚しないように細心の注意はしたけれど、流石にヒヤヒヤしたね。 　 ｜
　　　　　　　　　　　└―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘



　　　　　　　┌――――――――――――――――――――――――――――┐
　　　　　　　｜　ヒヤヒヤするのはこっちですよ！ なんて無茶をしてるんですか！　｜
　　　　　　　└――――――――――――――――――――――――――――┘




　

　　┌────────────────────────────────――┐
　　｜　　けれど、得るものはあった。 “叩きの技”は、“溶かしの技”に比べて手間だ。　 ｜
　　└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

　　　　　　　　　　::::::::[ 鍛造法 ]::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　＿　 　　∧＿∧　　
　　　　　　　　　　　　　 　 |;:;:|==と（； -∀・)　　
　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　/　　つ=[二二二＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＿　　〈　 ＿＿＿＿_,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/;:;:V;:〉ヽ__） ゝ;:;:;::;:;:;:;:;;:;::〉
　　　　　　　　　　　　　　"'"'^´''"''""｀'"'"'"^´''"''"'´''"''""｀'"'"'"^
　　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　┌───────────────────―――――――――――――――――――─――┐
　｜　　黒石（＝錫石）と緑石（＝孔雀石）を混ぜて鋳型にはめる、“溶かしの技”のほうが労は少ない。　｜
　└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

　　　　　　　　　　::::::::[ 鋳造法 ]::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　（（ （
　　　　　　　　　　　　　　　）） ）　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　ﾄﾞﾛｰ　　　　　　　　（・∀・； ）
　　　　　　　　　　　　　　　○━━━━Ｏ━と　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　|l´　　　　　　　　　ヽ　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣|　　　　 （＿_）＼__）
　　　　　　　　　　　　　|　 　 　 　 　 |"" """ "" """ "" """ ""
　　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　┌───────────――――――――――――――――――――――――――――┐
　　｜ 　特に簡単な物を、石型で何度も作ることに比べれば、途方もなく時間がかかる。だけど―― ｜
　　└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・

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　　　　　　　　　　 　 |;|　　　　　　 Α＿Α　　　 　 　 　 　 　 　 　 円＿円
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　　　　　　　　　　　ヽ＼ ＼ヽ...　O　|│　　　　／／ ／／ 　　　　,､. 　 l　 |/ 〉
　　　　　　　　　　　　＼＼　＼＼　 。./　　 ／／ ／／　　　　　 ,l |　　l　 |ﾚ'
　　　　　　　　　　　ヽ　＼＼　　＼＼　.。／／ .／／　　　　　　　,!　L.-ヾi=,'
　　　　　　　　　　　〇 　　ヽ＼　　　　　 ／　／／　　　　　　_,.-'´　 _, - '_´
　　　　　　　　- -＝二二 三 　　　　　　　　　 三二 ≡ = - |_,.- '´|　L-'´_|
　　　　　　　　　　　　　　o　　　　　　　＼　＼＼　。　　　　　　,.-'´　 ,.-'"
　　　　　　　　　　　　　 ／／　　　　O.＼＼　＼＼　０　　　 |,.- '´| |　　　　／>
　　　　　　　 　 　 0　 ／／　 ／ 。// 　 ＼＼ .＼＼　　　　　　　 |,i　　 ／ r´　　__
　　　　　　　　　　　／／　／／　　/　｀~´　 ヾ＼ ＼ヽ　　　　　　　　　く／Ll　 ／／
　　　　　　　　　 ／／　／／　○/　　。　 　 　 ヽ＼.＼丶　　　　　　　　　　　 ﾚ'!_l
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　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　く／レ　　　　　　 　　／ ／
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　　　　　　　 　　　　 ,-＝　二二二 ＝-、
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　　　　　　┌―――――――――― ｱﾗﾑ ――――――――――‐
　　　　　　｜　分かるね？　圧倒的に青銅の強さが違う。
　　　　　　｜　 里として、盗んででも保有しておくべきとの判断だよ。
　　　　　　└―――――――――‐v―――――――――――――



　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Α＿Α　　　　　　　　　　　　　 円＿円
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　┌――――――――――――――――――――――――――┐
　｜　しかし、これほどの品――今度の戦いに必要なのですか？　.｜
　└――――――――――――――――――――――――――┘

　　　　┌――――――――――――――――――――..　ﾊｰﾆﾔ..――――――――――――――――┐
　　　　｜　さて、分からないけれどね。　……彼らのうちに、“雷光”という名前の面白い男がいた。 　 　 　 ｜
　　　　｜ 　 外套の下、見ない恰好をしていたよ。　彼ならあるいは――金属を知っているかもしれない。　｜
　　　　└――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

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　　　　　　　　　　　　　　ﾉ _,_,_,_,_,_〉　　　　　　　　　　　　　　　　∧∧
　　　　　　　　　　　　　く_（　　∀ ）　　　　　　　　　　　　　　　と(Д il)
　　　　　　　　　　　　　　/ 　 つ=Ｇ[二二二＞　　　　　　　　　 ヽ'三ﾐ０
　　　　　　　　　　　　　く＿,､_ﾉヽ_ゝ　　　　　　　　　　　　　　　　/;;;i;;;;;ゝ
　　　　　　　　　　　　　（__／　ヽ__）　　　　　　　　　　　　　　　　（,/　ヽ）

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　　┌────────── ｱﾗﾑ . ─────┐
　　｜ 　ハハハ。流石にまさか青銅までは……　 ｜
　　└─────────────────―┘

　　　　　　　　　　┌───────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　｜ 　無理だ、と思うかい？　彼は私たちの知らない飛び道具を知っていたというのに。 .｜
　　　　　　　　　　└―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘