【History】――文明のはじまり――【第五巻】
1 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん :
2009/11/25(水) 17:54:15 ID:L/C0Styk0
【ローカルルール】 ||二二二二二二二二二[ History――文明をはじめるための十条―― ]二二二二二二二二二|| || || || 神曰く―― || || || || 1.このスレは原始人集団を導き、文明を形成させるためのスレッドである。 .|| || 2.AAの他、文章によるネタの提供なども歓迎する。 || || 3.あらゆる必要な資材は、近辺をしかるべき方法で探せば存在するものとする。 || || 4.原始人たちの知恵や身体能力は、我々とほぼ同じであるとする。 || || 5.技術面だけではなく、文化面の進歩に関しても歓迎する。 || || 6.細かすぎる考証は避けるべきだが、大雑把すぎる飛躍した発展も避けること。 || || 7.大災害など、これまでの流れを無視する悪意的な展開はスルーすること。 .|| || 8.パラレル上等。ある程度の矛盾には目を瞑り、ネタが被っても遠慮はしないこと。 .|| || 9.形成に長期間が必要な技術もあるため、年月は前後しても構わない。 .|| || 10.古代文明レベルの都市が形成された段階を、一応の目標とする。 .|| || 到達できた場合、そこから話を続けるかはその時点での描き手の任意である。 || || || || ――なお、チェーンソーの開発、所持、購入は、 || || その一切を禁止するものとする。 || || || |,二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二| 一人では知識にも描ける量にも限界があるため、描き手さんはいつでも大歓迎です。 土器作り、石器作り、農業、漁業、畜産、製塩、青銅や鉄の生産、建築、宗教、芸術、測量、 あるいは人間関係のコツや、集落内の人間ドラマといった技術文化と関係のないものでも。 何をテーマに、どれだけ描いて頂いても構いません。 ご参加、心よりお待ちしております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ テンプレ、ここまで。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 地図、登場人物なんかは、保管庫へ! λ,,λ λ_λ 了解なんじゃネーノ 彡*゚ー゚ミ (`ー´ ) ミ つ(ミミ,ヘ ヽ と,_,_,_,,ミ (__)∪_)
┌―――――― | 甘い果物? └――‐v――― ┌――――― ラーフ・ウィジャ ――――― | あ、はい。 大きな森の奥の方で。 └―――――v―――――――――― ∧∧ (,,゚Д゚) ,viwハ、 (:::::[:| ::;;''" ,; .;;:::.. .:::. ..::: ;;;;, :::"´ ;:;:;: vWww ノ;;;;;;i;ゝ ,;;:. ,, .,,., .,,., し`J .::;; .:;;:.:. ;;, .:::;; ∧∧ (・ ) ..::: ;;;;, :::"´ ;:;:;: vW G`|XX| し|XX|  ̄ ,viwハ、 ::;;''" ,; .;;:::.. .:::. ..::: ;;;;, :::"´ ;:;:;: v ペルがどういう意図で果物集めを頼んだかは分からないが ……ひょっとして俺と同じ意図か? まぁいい、余分にあっても困らない。
┌―――――――――――――――――― | ん、俺も幾らか取らせてもらうぜ。 | ああ、その蔓籠、いい出来だが…… └――‐v――――――――――――――― ┌―――――――――――――――――――――――― | お母さんが、こういう物、延々家で作ってるので…… └――――‐v――――――――――――――――――― ∧∧ (;^Д) ,viwハ、 (:::::[:| ::;;''" ,; .;;:::.. .:::. ..::: ;;;;, :::"´ ;:;:;: vWww ノ;;;;;;i;ゝ ,;;:. ,, .,,., .,,., し`J .::;; .:;;:.:. ;;, .:::;; ∧∧ (・ ) ..::: ;;;;, :::"´ ;:;:;: vW G`|XX| し|XX|  ̄ ,viwハ、 ::;;''" ,; .;;:::.. .:::. ..::: ;;;;, :::"´ ;:;:;: v 家の中で延々ぶつぶつ呟きながら作ってるのか。 ……壮絶な家庭内環境だな。 なんとか改善考えねぇと……
┌―――――――――――――――――┐ | その、よかったら、一つお譲りします。 | └―――――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――┐ | お、ありがとな。 いずれ何かで返すぜ。 | └―――――――――――――――――┘ ┌――――――┐ | では、 また。 | └――――――┘ ┌──────┐ | ああ、 また。 | └──────┘ ――しかし申し訳ないことながら、ジャスのことにばかりも構っていられない。 今日中にアレを作る準備を整えるとして、他に食料の安定供給のために折見て牧畜始めて…… 農耕もやりたいが、スパンが長いんでこれはかなりじっくりとだな。 ああ、飛び道具も種類と数を増やさねぇと。 それから何より石じゃ作業効率が壊滅的だ! やっぱ鉄! 鉄が必要だが石炭がねぇな――炭焼きか? 炭焼きってどうやるんだったか? 探索もしねぇといけねぇし、戦争の準備もまだまだ必要だし、日々の狩りと衛 生 管 理 も
┌―――――――――――――――――――――――――― | ッ〜〜〜……想像するだにクソ忙しい日々が続くな。 | その辺の知識を持ってるのが俺一人、ってのがなぁ。 └―――――――‐v――――――――――――――――――‐ ∧∧ (;-Д) (( |X|`G[:| |X|;;;;;;;i;;ゝ  ̄し`J "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"'' なんだかんだでペルには無理はさせられない。 かといって、モナーたちは新技術の概念を飲み込むのに時間がかかる。 結局、何か新しいことを始めようと思えば、まず俺が率先してやるしかないのだ。
゛;; __ ッ゛;(ゝ)゛;; ゛;ッ; ッ;; ゛;; ゛;ッ; ッ; ッ ; ッ;゛ ゛; ッ; ッ;゛; ッ; ッ;ッ; ッ;゛; ッ; ッ; ゛ ; ッ; ッ; ッ;゛ ゙ッ゛;ッ゛;;ッ;((,) ゙ッ゛;ッ゛;; ゛ ; ッ゛ _;ッ; ((,)ッ; ゛;ッ゛;ッ; ッ゛; ;ッ゛;ッ; ッ゛;; ッ; ッ;゛ ッ;:; ッ゛; ッ; ッ;゛(!、); ッ;; ッ;(ゝ) ッッ ッ; ッ ゛ ッ; ッi ;ッ/゛ ゛;ッ; ッ; ッ゛; ; ゛ ;゛゛;゛゛; l | ッ; (ゝ)゛_;ッ; ッ; ゛ ;゛ ; ッ; ッ;゛ ッ"ッl"ll|ッ ゛ ;ッ; ッ; ゛ | l i |/ "ッ.゛;ッ i | .l| i | l || | i| l| ゙| │ l| ∧∧ i l l || 、 (。。 ,,) │l | l | (!,)と::[:::::| i |||| ノ;;i;;;;;ゝ │i | || し`J i | l |ヽ ,. 、 ,r';,人 (ヾ、\ (!、) (;) ,, ゛ ,,,,,, ,,,,,,,,,, ,. ゛ ,,,,,, ,((,) /|XX| ゛ ,,,,,,,, ,,,,, ,,,,, ,. ゛ ,,, (ゝ) ,,,, ゛ ヽ|XX| (゙i) ゛ ,. ,,,,,, ゙ ,,,  ̄ ・ ・ ・ せめてあと一人でいい、俺の知識について来られる男手がいれば助かるんだが。 ほんの一カ月だけでも…………まぁ、無い者ねだりは仕方がない。 さて、と。
゛;; __ ッ゛;(ゝ)゛;; ゛;ッ; ッ;; ゛;; ゛;ッ; ッ; ッ ; ッ;゛ ゛; ッ; ッ;゛; ッ; ッ;ッ; ッ;゛; ッ; ッ; ゛ ; ッ; ッ; ッ;゛ ゙ッ゛;ッ゛;;ッ;((,) ゙ッ゛;ッ゛;; ゛ ; ッ゛ _;ッ; ((,)ッ; ゛;ッ゛;ッ; ッ゛; ;ッ゛;ッ; ッ゛;; ッ; ッ;゛ ッ;:; ッ゛; ッ; ッ;゛(!、); ッ;; ッ;(ゝ) ッッ ッ; ッ ゛ ッ; ッi ;ッ/゛ ゛;ッ; ッ; ッ゛; ; ゛ ;゛゛;゛゛; l | ッ; (ゝ)゛_;ッ; ッ; ゛ ;゛ ; ッ; ッ;゛ ッ"ッl"ll|ッ ゛ ;ッ; ッ; ゛ | l i |/ "ッ.゛;ッ i | .l| i | l || []:.. フワ… | i| l| シャク ┌┐.. ゙| │ l| 、 ∧∧ []└┘::.. i l l || (!,)皿゚,,) :::...... │l | l | ヽ:[:G'| i |||| ノ;;i;;;;;;| │i | || し`J i | l |ヽ ,. 、 ,r';,人 (ヾ、\ (!、) (;) ,, ゛ ,,,,,, ,,,,,,,,,, ,. ゛ ,,,,,, ,((,) /|XX| ゛ ,,,,,,,, ,,,,, ,,,,, ,. ゛ ,,, (ゝ) ,,,, ゛ ヽ|XX| (゙i) ゛ ,. ,,,,,, ゙ ,,,  ̄ 紅玉りんごの程度の大きさで、味は甘いが、俺の知識に無い果物だ。異世界の独自種か? 強いて言えばぶどうとアロエを混ぜたような味だ。 果肉は柔らか、量は豊富。
――……ッ!? ゛;; __ ッ゛;(ゝ)゛;; ゛;ッ; ッ;; ゛;; ゛;ッ; ッ; ッ ; ッ;゛ ゛; ッ; ッ;゛; ッ; ッ;ッ; ッ;゛; ッ; ッ; ゛ ; ッ; ッ; ッ;゛ ゙ッ゛;ッ゛;;ッ;((,) ゙ッ゛;ッ゛;; ゛ ; ッ゛ _;ッ; ((,)ッ; ゛;ッ゛;ッ; ッ゛; ;ッ゛;ッ; ッ゛――気配!? ッ;:; ッ゛; ッ; ッ;゛(!、); ッ;; ッ;(ゝ) ッッ ッ; ッ ゛ ッ; ッi ;ッ/゛ ゛;ッ; ッ; ッ゛; ; ゛ ;゛゛;゛゛; l | ッ; (ゝ)゛_;ッ; ッ; ゛ ;゛ ; ッ; ッ;゛ ッ"ッl"ll|ッ ゛ ;ッ; ッ; ゛ | l i |/ "ッ.゛;ッ 後ろ―‐!? i | .l| i | l || []:::.。 | i| l| …ッ!! []:::.┌┐ ス… ゙| │ l| ∧∧ 。 ∧_∧ 。 i l l || 、⊂(;゚Д) □− ;:;:;)[]::... │l | l | (i,)と:[:::::]つ[;:;〉 (;:;:;:0と)∧┌┐::. i |||| ノと;;;;;ゝ彡 l];:;:ヽ;:oヽ::;└┘:::. │i | || 〈_/ (,__,(,___゚)o;:> i | l |ヽ ,. 、 ,r';,人 (ヾ、\ (!、) (;) ,, なんだ!? ゛ ,,,,,, ,,,,,,,,,, ,. ゛ ,,,,,, ,((,) /|XX| ゛ ,,,,,,,, ,,,,, ,,,,, ,. ゛ ,,, (ゝ) ,,,, ゛ ヽ|XX| (゙i) ゛ ,. ,,,,,, どんな現象が―― ……敵か!?
l | ッ; (ゝ)゛ ッ"ッl"ll|ッ ゛ ;ッ | l i |/ ――モララー族ッッッ!! i | .l| i | l || | i| l| _ _ _ _ _ ゙| │ l| ___/ /__\|\| / / / / i l l || |__ _ / _ _ / / / / │l | l | / / / / \|\| /l /_/ / / i |||| / / / / /./ __ __ │i | ||  ̄  ̄  ̄ |/ |/ i | l |ヽ \ ,r';,人 (ヾ、\ \ \ \\∧∧ ミ_ ジャラ…!! ,. 、 \\;。。)つ::| 。 o、 (!、) (;) ,, \ノ;;;;;(^) `'。 ゚/i /;:;) ,. ゛ (;) ,, \(_/ o(;:(・;;:;:;:> ,,,,, ,. ゛ ,,, (ゝ) ,, ゛ o `i;:;:;:;∧∧ (゙i) ゛ ,. ,,,,,, ,. ゛ ,,, (ゝ) ,,,, 。 /<;:;:;:;:;:;:> ゛ ,. ,,,,,, o (,_<;:;:;:;:;:;:> 。 \/ o ゚ モルゲンステルン っ、鎖武器……夜明けの明星!? しまった、この時代の武器じゃな……
/ | / | ├‐ /:. _ | _,,..::-‐''7  ̄ ┐ /:. / ::| :| _.,.::‐''"´ /  ̄ ツ /:. /:::::::::| :|''´ / /'';;;;,,,/:;:;:::;::;:: | :|:'';;;,,. / o ∝ (__) o 。 /:., / /::::::::::::::::::::'l;;;|::. ''';;;,,, / ◯゚ / / / / ゚◯。 /:::.. 〈:::::::::::::::::::::: | :|;:,. ''';;;;/ ゚ / / / / / / /`゚◯。 /;:;:;:;:;:.. `ヘ从人)ヽノ :|.;:;:;. / / / / / , ゚(__) /:;:;:;:;:;:;:,.,.  ̄ .,:; :;:;: :;. / ,' / / / / / / , ゚|:;:;:;:;:;:;:;:;:,.,. ,; ∨ \ ' / / / , |;:;:;:;:;:;:,. .,:;:;:;:;:: | \ / / / , / / / |:;:;:;:;.,. "¨, ── 、 .,;:;:' ゙:;| ___)) / / / / , |;:;:;:;:,. 〈 / ハ . ;:;::'::::::::::::::、|  ̄ __ / / / |;:;:;:;:;.,. ';,. ー '...::'::::::::::::::::::::::: / '´ ̄`ヽ:` :、 / ,.ヘ;:;:;:;:;:;:,. .;::;:.::::::::::::::::::::::::::::::/-────‐ 、 \.:\ ' / /::.く\;:;:;:;:,.,. ;:;:;:;.:::::::::::::::::::::::::/\ __ ;:\ |\:.\ |:::..: :\:>、:;:;:;:;:;:,.,.,. :::::::::::::::::::/ ;:;:;:;: \ .:(__ ::::\;:.:ヽ |;';';ヽ:.::\ / _>::::: : : `: ー : :────< ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; \__)!:::|`:7´ |;';';';'| : : : ヽ /::::::::`: : :_: : : :_: : : :____> ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\ (:ノし'ー' |;';';'/: : : :.:::| /::::::::..:. : : : : : : : : : : : : : :/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\ /;/: : : :.::..::| /::::::::. : : : : : : : : : : : : : : : :/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ _,..:‐''´: : : : : : : :.:| /::::::::. : : : : : : : : : : : : : : : : : :|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|-‐''"´: : : : : : : : : : : : .:.:| /::::::::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/: : : : : : : : : : : : : : : : : :.::| /::::::::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::| /::::::::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..::| ,':::::::::..: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..:.::.::::::::/ |::::::::. : : : : : : : : : : : : : : : ;:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..:.::.:.:::.::::/ !::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : |:::..:. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..:.::.:.:::::/ ――――ッッッッッ!!!
゛;; __ ッ゛;(ゝ)゛;; ゛;ッ; ッ;; ゛;; ゛, ┌┐┌┐ ; ッ;゛ ゛; ッ; ッ;゛┌───────┐ ││││ ; ッ; ッ; ッ;゛ .゙ッ│ │ └┘└┘ _;ッ; ((,)ッ; ;.,ッ゛└────┐ │ ッ;:; ッ゛; ッ; ッ;゛(!、); ッ;; ッ│ │ ッ; ッi ;ッ/゛ ゛;ッ; ッ; ッ゛; ,;ッ│ │ l | ッ; (ゝ)゛,┌────┘ │ ッ"ッl"ll|ッ ゛;. ッ│ | ┌┐┌┐┌┐ | l i |/. └───────┘ ││││││ i | .l| └┘└┘││ i | l || i ││ | i| l/| l_ノ ゙|\/, ;:;;:て____ ____ ,.< ;:,";:゙`;:";::;:<_o ─ =− < `;:;:', : ,"`;:;;_:;_;:>―― ゚ー─ 二 __─o ─= 二─。 ____ >_´_`;:;: _;:<______  ̄ ̄ ̄ ̄ ______―――――― o ―――― │i | |\;::;:< \ ー== ―――== ――――― ____ ー=―― oとヽ/| i | l |ヽ \(\\ ,. 、 ー――二─= ─  ̄ ̄ ̄ ー― == ―(`(Д #;:;> ,r';,人 (ヾ、\\ \ \ (!、) (;) ,, 〉';:;:;::;:;/ ゛ ,,,,,, ,,,,,,,,,,\ \,. ゛ ,,,,,, ,((,) /|XX| _/;:;:;:;:;:;:;ゝ ゛ ,,,,,,,, ,,,,, ,, \ \゛ ,,, (ゝ) ,,,, ゛ ヽ|XX| `(___,)\_,) (゙i) \ \゛ ,. ,,,,,, ゙ ,,,  ̄ ∧∧――__\_,、 (il Д―――__<;:;てチッ!! ――――____ ザッッ!! G:::[:つ ̄ ̄ ̄ ヽ´ _____――― ̄ ̄ ̄ ̄ \从 ノ;;0;;;;ゝ___ ̄ ̄―\\ ヽ,)―― ̄ ̄ ̄ ̄ \ \ \ \ 〜〜〜〜ッッ!? コンマ一秒遅れてたら身体ごと爆ぜ飛んでた……!!
ヤバい保たない言葉通じるか!? \__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≫ ≪ ≪ ま、待った!! ちょっと待った……ッッッッ!! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
\__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≫ ≪ ≪ スマン!! 攻撃したのはまったくの勘違いだった!! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒┌────────────── | へ? それは、どういう…… └――――――――――――\|― メリメリメリ…ッッ!! ∧∧ ;:\ <;:;:;:;:;:;:>::. ; :;:\メ、<;:;:;:;:;:;:>:::.. ;:;:,,メ、`/( \/:::::::::::::... 、;│i | || ゚ ο 。 o 。 o 。 o 。 o ∧_∧ i | l |ヽ 、 ゚ o 。 o 。 o 。 o 。 0('(・Д・;;) ,r';,人 (ヾ、\, (!、) (;) ,, と[;:;:;::;:;:;:;| ゛ ,,,,,, ,,,,,,,,,, ,. ゛ ,,,,,, ,((,) /|XX| ノ;:;;::;:;:;:;ゝ ゛ ,,,,,,,, ,,,,, ,, ゛ ,,, (ゝ) ,,,, ゛ ヽ|XX| (,__,ヽ,__,) (゙i) ゛ ,. ,,,,,, ゙ ,,,  ̄ ミ (il >> /:::::[:ヽ ペコペコ /;;;:;し J 〈_/∪ 反射とはいえ何やってんだ俺!? 鎖武器を持った原始人が居てたまるかってんだよ!? どう考えても異世界からのお客さんです本当にありがとうございましたァッッッ!?
┌――――――――――――――――――――――――――┐ | って、おお、運がいいな! 言葉も通じるのか! | | まずはお互い武器を手離して落ち着こう! な!? | └――――――――――――――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――┐ | ………………えっと、 まず君が落ち着こう。 | └―――――――――――――――――――――┘
・ ・ ・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 大改造!! 劇的 ビフォーアフター ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
゛;; __ ッ゛;(ゝ)゛;; ゛;ッ; ッ;; ゛;; ゛;ッ; ッ; ッ ; ッ;゛ ゛; ッ; ッ;゛; ッ; ッ;ッ; ッ;゛; ッ; ッ; ゛ ; ッ; ッ; ッ;゛ ゙ッ゛;ッ゛;;ッ;((,) ゙ッ゛;ッ゛;; ゛ ; ッ゛ _;ッ; ((,)ッ; ゛;ッ゛;ッ; ッ゛; ;ッ゛;ッ; ッ゛;; ッ; ッ;゛ ッ;:; ッ゛; ッ; ッ;゛(!、); ッ;; ッ;(ゝ) ッッ ッ; ッ ゛ ッ; ッi ;ッ/゛ ゛;ッ; ッ; ッ゛; ; ゛ ;゛゛;゛゛; l | ッ; (ゝ)゛_;ッ; ッ; ゛ ;゛ ; ッ; ッ;゛ ッ"ッl"ll|ッ ゛ ;ッ; ッ; ゛ | l i |/ "ッ.゛;ッ i | .l| i | l || ああ、なんということでしょう! | i| l| ゙| │ l| ゲスト i l l || 匠の手により、これだけ存在感のあった樹木が │l | l | i |||| │i | || i | l |ヽ ,. 、 ,r';,人 (ヾ、\ (!、) (;) ,, ゛ ,,,,,, ,,,,,,,,,, ,. ゛ ,,,,,, ,((,) ゛ ,,,,,,,, ,,,,, ,,,,, ,. ゛ ,,, (ゝ) ,,,, ゛ (゙i) ゛ ,. ,,,,,, ゙ ,,,
きれいさっぱり・・・ ってシャレにならんわ――ッッッ!!? __, ,__,, ; :;:;;:`メ、 ;:;:,,メ、`/( -、; |i | || i | l |ヽ ,. 、 ,r';,人 (ヾ、\ (!、) (;) ,, ゛ ,,,,,, ,,,,,,,,,, ,. ゛ ,,,,,, ,((,) ゛ ,,,,,,,, ,,,,, ,,,,, ,. ゛ ,,, (ゝ) ,,,, ゛ (゙i) ゛ ,. ,,,,,, ゙ ,,, /\ /\ / \ / \ / ゙'----''"´ ヽ / `:、 / ...::i | iillllll u ....:::.::| | ....:::::::| | ........:::::::::| ゙、 u U illllil::::::/ ヽ ....::::::::イ ` ー- .,, __ ,,.. ' | 【生きてるのが】 圧倒的破壊力 【マジ不思議】
┌―――――――――――――――――――――――――――― | ま、まあ、穏当に自己紹介あたりから……な? 羽仁谷擬古だ。 └――‐v――――――――――――――――――――――――― ┌――――――――――――――― | …………クロ。 そう。 クロ、で。 └――――‐v―――――――――― ∧∧ (;^Д) ,viwハ、 (:::::[:| ::;;''" ,; .;;:::.. .:::. ..::: ;;;;, :::"´ ;:;:;: vWww ノ;;;;;;i;ゝ おそる おそる・・・ ,, .,,., .,,., し`J .::;; .:;;:.:. ;;, .:::;; ∧_∧ (・;;:;:;:;:;) ..::: ;;;;, :::"´ ;:;:;: vW |;:;:;:;:;:;:ヽ ノ;:;:;:;:;:;:;:;;ゝ (,__,)ヽ__,) ,viwハ、 ::;;''" ,; .;;:::.. .:::. ..::: ;;;;, :::"´ ;:;:;: v ――――つづく 【連絡】 急用につき18コマ目(キャラテンプレなど)はのちほど夜にでも。
回━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━回 ┠No.lllllllll┘ ∧_∧ ・名前 ―{ クロ } ┃ (:;:;:;・д) ・年齢 ―{ 不詳 } ┃o。 。o0と:;:;:;:;:;:;ノ ・性別 ―{ 男 } ┃\゚o。。o゚ /:;:;:/:;:;l ・技能 ―{ ??? } ┃:::::> (,___,),__,) ・所属 ―{ ??? } ┃:::::> ・備考 ―{ ゲスト } 回━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━回 【読者の皆様へ】 既にお気づきの方もいらっしゃることと思いますが、他スレよりゲスト出演をお願いしたキャラクターです。 ごく短期的に滞在して頂こうと考えております。 なお当然のことながら、このスレでの展開は「黒曜天使」および「暴君竜AA戦記」に対して何ら影響を与えるものではなく、 ある種のパロディ的、あるいは悪ノリ的なものと認識していただければ幸いです。 上記のような事情でありますので、AA長編板「黒曜天使」スレおよび、その作者であります殊勾竜氏に対して、 この展開に関しての問い合わせなどを行うことも、固くご遠慮頂きますようお願い申し上げます。 そして殊勾竜氏に、出演を快諾して頂きましたこと、心よりの感謝を。ありがとうございました。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ スレッド  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 僕たちが今いる世界は、僕たちの言葉では[空間]と呼ばれる存在だ。 | \______________________________/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | [空間]は無限に存在し、生成と消滅を繰り返す泡のような存在であり―― | \________________________________/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 2ch | | そして、それら全体を包括する次元は[世界]と呼ばれている。 | | | \____________________________/
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\:::::::::::::::::::: |::| [空間]と[空間]同士の因果関係は大抵の場合切り離されていて、 |::::::::::::::::::: __,,____,,|::| 「時の流れ」そのものすら異なっている。 |::::::::::::::::::: .::::::::::::::::::::::::::::::::: \____________________________,/  ̄ ̄.|:::: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: └─┘:::::::::::::::::::::::::::::| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::| |:::: ::::::::::: ::::::::::::::::□::::::::::::::::::| ̄ ̄ ̄ ̄|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::| |:::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |:::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::|______|:::::::::::::::::::::::/|: : |____|:::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l .|::::::::::::::::::::::::::::::::: | ̄ ̄|:::::::::::::::::::::::::.:::::::::::|____|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |/:::::::::::::::::::::::::::::::::: |__|::::::::::::::::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::|\:::::::::::::::| そしてその[空間]一つ一つの中に独自の世界が存在し、 |::::::::::::□::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::|::::|:::::::::::::::\________________________/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::\|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ロ:::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::□::::::::::::::: ::::::::::::| ̄ ̄|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\:::::::::::□:::::::::::::| ̄|::::: ロ::::::::: ::::::::::::::::□:::::| 君の知らない数多くの人々がそこで暮らしている。 |:::::::::::::::::::::::::::::: ̄:::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\______________________/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::・:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::ロ::::::::::::::::::::::::::::::ロ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::□:::: :::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::::::::::::・::::::::::::::::::::::::::ロ:::::::::::::::.:::::::::::・::::::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::.::::::::ロ::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌―――――――――――――――――――――――― | ……そういう、大きな話が聞きたそうな顔をしているね。 └―――――‐v―――――――――――――――――― ┌―――――――――――――― | !? ……何でそれを……! └――――――‐v――――――― ┌――――――― | 簡単なことさ。 └―――‐v――― ズルズル… i\ ∧∧ o。 <:;:;: −) (д゚;) \゚o。。o。o0と:;:;:;:;:;:;ノ (( |::::[:| :::::> /:;:;:/:;:;l ノ;;;;;i;;ゝ :::::> (,___,),__,) (,/ `J "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''
.. . .... .. .. . ... ....::::::::::.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... .. .. . . .. . ... .. .. . ... ... . . .:: .... _,,_ . .. . ... ..:: . .. . .. . . .. . ... ..:: . . .  ̄/ ̄ _!_ ....::::::::::.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... || . .. .. ::::.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... :-― . .. . ... ..:: . .. . .. . || . .. ... ..:: . .. . .. . . .. . ... ..:: . . `r' ....::::::::.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ..... .. .;〃 . .. . ... ..:: . .. . .. . 〃ヽ ..:: . .. . .. . 、 ヾ,, . .. . ... ..:: . .. . .. . ..:: . .. . .. . /ヾ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 綺麗すぎるよ。 木々も空気も…… | \_________________/ . .. . ... ..:: . .. . .. . _ ..:: . .. . .. . `゙''ー-、_ . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... ゙`,:`:,`,:`''、,,_ :::.';:';:':;゙゙゙゙''''.`,:'''‐- 、 ,,,__ '' ;~'',;''゚ ;~'',;' ',;;~,;''゚ ;~`゙''......、 `:、 ゙''、,, ヽレ'``'.、レ',ィ!.ゞヾゞ::;.:.. . .::::::... ;;;'',;'',;'',;'',;'',;:::::...;.::::::. ":;;;wリ゙W゛jリ wj从.リj 从 M .M.:::.';:'';:;': ...., ....:::::::....::: . ::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,,:;.:;;;;;; 从 wwリ゙W゛jリwj从リj"W゙リw;yノ.w.:::.';:';:':;'::;';:;': :. ........ . .::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:. ;;.::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;
┌――――――――――――――――――――――――――― | 君みたいな、文明的な恰好をした人が居る割には特に、ね。 | だから何か事情があって、[空間]を跨いだ人だと思ったんだ。 └―――――‐v――――――――――――――――――――― ┌―――――――――――――――――――――――――― | そこまで分かるなら……俺が今、言いたいことは分かるか? └―――――――‐v―――――――――――――――――― ┌―――――――――――――――― | 元の[空間]に戻る方法の有無かい? └―――‐v―――――――――――― ・・・・ ズルズル… ∧_∧ ∧∧ o。 (:;:;:・−) (Д-;) /\゚o。。o。o0と:;:;:;:;:;:;ノ (( |::::[:| <:::::::::::> /:;ヽ:;:ヽ ノ;;;;;i;;ゝ <:::::::::::> (,___(,___,) 〈,/ ヽ) ;:;:;:;:;:;;:;:;:メ´`'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | それは分からない。この空間を導く[意志]の仕業だと思うけれど…… | | 残念ながら僕はそういう存在と接触することは┌─────―────――┐ \______________________│ あー、そうじゃなくてな? | └――――――――――――┘
┌―――――― | 後ろ。 └――――\― ┌――――― | あ゛…… └―‐v――― ∧_∧ ∧∧ o。 (д ;;:;) (Д-;) ぐ し ゃ ・ ・ ・ /\゚o。。o。o0と:;:;:;:;:;:;ノ ρ::::[:| <::::::::::> /:;:;:/:;:;l ノ;;;;;i;;ゝ <::::::::::> (,___,),__,) 〈_/`J ;:;:;:';:;;:;':;:;:;;:;':;:;:':;:;:;:';:;;:;:;;:':メ"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"'' 【運ぶにも】とても……大きいです……【描くにも】
で 、 。o o゚/\ ハァハァ ∧_∧:::::::::::> ゼェゼェ (:;:;;・Д))(`(; >> /;:;:;:;:;:;/VVヽ':::[:| /;:;:;:;:;:;〈 ノ;;;;;i;;;ゝ (,__/(,___,) (_/ `J '"''""`'"'"`"'"^´''"'''"'''"''" ・ ・ ・
どうやらこのクロの来訪は、俺やペルとは異なるケースのようだ。……しかし、問題は、 ┌―――――――――─────── | おーい、モナー? ちょっと話が…… └───────\──────── ┌―――――――――――――――――― | あ、ギコ。 何か用モナか? ……ッ!? └―‐v―――――――――――――\__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≪ っと待て待て待て待て!? 槍に手をかけんな!! ≫ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ ∧∧ ∧_∧ i^i_i^i_i^i_ (`(д゚;/') | | ( il´Д`) 〈X〈X〈X;;;;;| //ヽ::[::::/ヽ\ | | と /丶\ .| | | | | | |;;;i;;;;ゝ ∧_∧ | | ( つ 〈 \ l;:;フ | | | | | | し`J (−・;::) | | ヽ__,)〈k;〉 ,|_| |_| |_| (;;:;;:;:;:;:;〉 | | Y^\ |;:;:ヽ;:;ヽo 。 ,X' ,,,,viww (,__,(,___,) ゚o | || ヽ,! うぉ危ね! やっぱりか、まず先にモナーを訪ねて(※)良かったぜ…… ※……ちょうど村の外れで石斧を作っていた
┌――――――――――――――――――――――――――――┐ | 似てるけど山向こうの連中とは無関係!! ほら肌黒いだろ? | └――――――――――――――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――――――――――――――┐ | あ……言われて見ればそうモナね。 びっくりしたモナ…… . | └――――――――――――――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | さっき森で会ったんだが、東から来て南の方へ旅をしているらしくてな。 ..| | 少しのあいだ滞在したいそうだ。悪いが先に皆に告げといて貰えないか? .| └―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――――――――――――――――┐ | 確かに村に言った途端、誤解で斬りかかられたら大変だモナ。 | | 分かったモナ、村をひと巡りしてモナが触れ回ってくるモナ。 | └――――――――――――――――――――――――――――┘ 来歴はまるっきりデタラメだが……まぁこれでよし、と。
┌――――――――――――――――――――――――――――――――― | ? そういえば、君もいきなり石器で殴りかかってきたね。ひょっとして―― └――――――――――――――――――――‐v―――――――――――― ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― | その通り。 “平時なら傷つけただけでも罪に問われる品”が、値引きを重ねて廉価特売。 | アンタと似た姿形の連中と、大絶賛部族間抗争中さ。 ま、今は落ち着いてるがな? └―――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――― ____ ____ \ >-< / \ _, / . Y ー イ_リ Y ∧_∧ ・・・・ | ' | (・д・;;:)、 ,\ `つ / /:;:;:;::;:;:)::> , '´7::::|.7 「i .}::::ヾー、 。(;;|;:;:;|;:;:ヽ::> (( |ヽ:::::|∧|/| | !..|∧|:::::::|ヽ )) ゚。o゚(,___,)、__) |:::i::::::::lニト i | |.,|・:::::::::::i:::::| 、 /::ハ:::::::lニ|::\/:|・:::::::::::|::::ヽ ::. ..::: ;;;;, :::"´ ,viwハ、 〉:::::|::::::lニ|::::::||:::::|・:::::::::::|::/::| ,.vVw, .::;; .:::: ,;;;, ,viwハ、 . i::::::::!::::::::::|::::::||::::::ヽ_::::::::!::::::::| ,;;:. |::::::::r::::::lニ|::::::||:::::::::\::::_}:::::::::〉 .:;;:. :..
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ .,:;:;:;:;:| | こんなに綺麗な[空間]でも、やっぱり…… | .,:;:;:;::;:;:;:;| \______ ____________/ ..,:;:;:;:;;:;:;:;:;:| \| |:::::::::::::::::::.:.:.:.:.... .,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| |:::::.:.:.:.:..:.... .,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| :::.:.:.:.... .,.,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;′ \___ .,.,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ \_) .,.,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ \ .,.,.,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ \__〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ 〈 ̄ ̄::::|;:\:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:./ ヽ;:::::::/;:;:;:;/: : : : : : : : : .:..:.::.::::.:::::`ヽ. |';';'/;:;:/ : : : : : : : : : : : ..::.:.:.::::::.:::::::\ !;'/;/ : : : : : : : : : : : : : : : :...::.:.:.:::.::::::::| |/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.::.:.:::::::::| (ソ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..::.:.:.::.:.::::::::| / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..::.:.:.::.:.:::::::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ∀ )< (つ; ⊂) │ ∧ | | | \______ _∩_⊂( Д(__)_)∩∩〜_______ ;` ・,'";,゛、・'";,゛、・,'", ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
┌――――――――――――― | ? ……何か言ったか? └―――――‐v―――――┌―――――――――― | ……なんでもない └―――――‐v―――― ∧∧ ⊂ (,,゚Д゚) ([:::::| ノ;i;;;;;;ゝ しヽ,) ∧_∧ (− ;:;:;:) (;;:;;:;:;:;:;〉 |;:;:ヽ;:;ヽo 。 (,__,(,___,) ゚o /\ <::::::::::> <::::::::::> VV
┌―――――――――――――――――┐ | ……それにしちゃ顔色が悪いぜ。 | | 竪穴式で悪いが家もあるし、毛皮も┌――――――――――――┐ └――――――――――――――――| 大丈夫。 それに…… | └――┐┌―――――――─┘ ┌―――――――――――――――┘└―――――――――┐ | なんとなく雰囲気に流されて付いて来てしまったど、 | | ……負担をかけるのも悪いし、すぐに立ち去るよ。 | └――――――――――――――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――――――――――┐ | ……! ちょっと待て、立ち去る? この世界、相当危険だぞ? | └―――――――――――――――――――――――――――――┘
┌――――――――┐ | 多少の危険は┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ └―――――――| 確かにクロ、アンタの腕なら猛獣だろうが蛮族だろうが問題にならねぇだろうが…… | | 飯の確保、一人で続けられるか? 仮にアンタが宝石持ってても、店一軒ねぇんだが。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ハ ラ _ ヘ /o o、 ッ ,_,.へЭЖヽ皿'_r_タ ` ̄;;;;;;;;;;;;;;\,_ ;;;;;' えいゆうだって しゅじんこうだって ごはんたべなきゃ しぬよ! ハ_ハ ('(゚∀゚∩ しぬよ! ヽ 〈 ヽヽ_) ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | それも大丈夫。ジャガイモや豆や麦なんかは、前の[空間]で手に入れてる。 .| └―――――――――――――――――――――――――┌――――――――┐ | …………!? | └――――――――┘バッ!!
r' `( |\ /| ヽ' た `て | \_/ | r' ゆ の L_ /| | `' ー-.、. ) ず む ! / V ヽ | ヽ、 7 っ ! l | i_`"'、 __,.、 Y!;f' , ', } て て ∧ ヾ=,!´ー≡″L/ ! '、 イ く l ,' ヽl ___ j /ヘ i! , ', ノ れ l ,' i! `く-‐' ,イ ,./i l / ', 'フ ! r'ヽ i ! iヘ  ̄ヾ レ'"´ l`ー ト、 i. レ! \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__/ ! l l `ヽ、 ',、 l l ヾ l '! -、 ≫ ≪ ! ヽ /  ̄ヘ\___! l l. ≪ っていきなり何やってんだぁああああああッ!!? ≫ ,' _,./ 〉-、_,」 l l lヽ ≫ ≪ i / / ,,. ''´ ヽ! l l i /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ ! ', ,. '´ i! l ! l ! l l /;, . l l l l⌒ヽ. l l ! /;, , . , / i ! l ! l l l ! /;:. ;:. / / / ノ l l /;,. . / / l ム/´ ', l / ,ィ′ / /; .;, . // !=- !| _ _,.// / /; ..; . // / ヘヾ、 ,. ' / /;. , . // / 、'、`ー─'_,. -'´ /;. , ;;. . // //! i^! !i ト-,.ィ´7 /| /,ノ′ U ! l l l ', l }イ/ / / ,.-'´ ヾヽ // U U U /ノノ_/ `ー─'″ 注:ギコだよ! ほら耳とか!
\__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__/ ≫ ≪ ≪ 野菜の種とか手元にゃ僅かでしかも土に合うかも分からねぇし、頼むから譲ってくれぇぇ!? ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ____ / | | | \ >―/ | |_ ________________| \ | // ヽ __,, 〈 / ノ イリ_ノ | 〈 | \―' / ー, /` ̄ ̄`ヽ ,{¨ , -─- 、 `\ 〈l,r'__/、:::::::::::::_:ヽ、〈ー-、 ソ::>::´:::::/::::::::::ヾ{ ゝ、 |::,r'::::::::/:::::::::::::::::::|\ { !´::::::/:::::::::::::::::::::::/ \ \ >-< |:/:::::::::::::::::::::::/|\ /\( /〜〜ヽ(ヽ,ー―――,.:ヽ::::::::::::::::::::::/:::::::| }/ \ |。[二] i⌒ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::,〈 |`oio0ヽ__/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::::::::/:::|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.| |::::::::::::::::::::〈:::::::::::|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ |:::::::::::::::::::::::::`::::::::ゝ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Part 1 イントロダクションより]━━━━ \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__/ ≫ ≪ ≪ だからってなんで脱いでんだよ君は――ッッ!!? 服を着なさい服をォオオオオオッッ!? ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
\__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__/ ≫ ≪ ≪ 着せたかったら俺にそれらを寄越すんだ―――ッッ!! ≫ ≫ \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__/ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y ≫ ≪ ≪ 真面目な顔して全裸で迫るなァアアアアアアッッー!! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ ━━━[四次元殺法コンビの解説]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ r ‐、 諸君、あまりにお見苦しい場面なので解説しよう! | ○ | r‐‐、 _,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 一粒の種から何粒の収穫が得られるかを、「収穫倍率」という。 (⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l |ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 試しに収穫倍率から、小麦の品種改良にかかった年月を見てみよう。 │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| │ 〉 |│ |`ー^ー― r' | 野生種(紀元前):1〜2倍 10世紀ごろ:3倍 14〜15世紀:4〜5倍 │ /───| | |/ | l ト、 | 16〜17世紀:6〜7倍 19世紀:10倍〜 現代:15〜50倍 | irー-、 ー ,} | / i | / `X´ ヽ / 入 | ……ギコの必死っぷりの理由がお察しいただければ幸いだ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__/ ≫ ≪ ≪ ククククほら早く渡さねェとモナーが戻ってきてこの状況を誤解するぜさぁどうする――!! ≫ ≫ \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_人__人__/ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y≫ ≪ ≪ コイツ最悪だァ――ッッ!? ちょ、誰か――ッッ!? ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y\
ねんがんの さいばいしょくぶつを てにいれたぞ! _ >< /ミ 0 〉 'ン-' / i l __ __ /, ノ | \ >−< / 〈、, _ノ-、 | o o V ヾ ゝ- 'i、ヽ Д / `iヽ、ヾ, −、, -、`i、 ヽ、l ,i、 _,i、__ )、゙ヽ, ヾ 、 ゝ_ + ノノ、_ゝ i、 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 人様のキャラを借りたうえに、持ち物まで強請り取る。これをダメ人間と言います。 ┃ 代わりにアト・アスキィの将来的な生産の見込みが、大幅に向上しました。 ┃ ……ウィンドウの台詞の位置が不自然? ああそりゃ不自然だろうさッ!! l> ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ゙l ヽ イ'ゝヾ、) (;;;i>i> ガク…… ,ゝ、 ,〉 i ,/ 〈;:;:;:;:;:;:) | l ,ノ 〈/ /:;:;:/;;:| 〈´/ (,__,/___,) / 'l l ノil ――――つづく
以下、20コマ目の訂正コマ。うっかり間違って、A耳の横向きのi>にしていました。 このときのクロすけさんは∧耳ですから>ですね。失礼しました。 保管庫様、保管の際はこの文章の部分は省いて頂けると。 ねんがんの さいばいしょくぶつを てにいれたぞ! _ >< /ミ 0 〉 'ン-' / i l __ __ /, ノ | \ >−< / 〈、, _ノ-、 | o o V ヾ ゝ- 'i、ヽ Д / `iヽ、ヾ, −、, -、`i、 ヽ、l ,i、 _,i、__ )、゙ヽ, ヾ 、 ゝ_ + ノノ、_ゝ i、 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 人様のキャラを借りたうえに、持ち物まで強請り取る。これをダメ人間と言います。 ┃ 代わりにアト・アスキィの将来的な生産の見込みが、大幅に向上しました。 ┃ ……ウィンドウの台詞の位置が不自然? ああそりゃ不自然だろうさッ!! l> ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ゙l ヽ イ'ゝヾ、) (;;;;>> ガク…… ,ゝ、 ,〉 i ,/ 〈;:;:;:;:;:;:) | l ,ノ 〈/ /:;:;:/;;:| 〈´/ (,__,/___,) / 'l l ノil ――――つづく
43 :
◆LiWish2aKA :2009/11/27(金) 02:25:54 ID:Of82nujT0
あと寝る前に。 【現在の主な問題】 ・金属器が必要です。 ・各種器具、工具、用具が必要です。 ・騎乗技術の習得が必要です。 ・漁労と関連技術が必要です。 ・牧畜と関連技術が必要です。 ・農耕と関連技術が必要です。 ∧∧ サァテ… (,,-Д゚) |::::]∞l ノ;;]つ0ゝ 技 術 躍 進 の 時 代
44 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん :2009/11/27(金) 15:52:07 ID:c2v99ZCB0
“平時なら傷つけただけでも罪に問われる品”が、値引きを重ねて廉価特売。 これは皇国の守護者ネタかなwいつも楽しみにしてます がんばって!
45 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん :2009/11/28(土) 11:44:42 ID:DtOgahQU0
クロかっこいい!!投下乙でした
46 :
1/13 :2009/11/30(月) 21:08:45 ID:bXIDNWkp0
ナゼ、コンナコトニ ナッタンダ・・・ ∧∧ (,,゚Д゚) 《《ミ |:::[::) (-_-;) オドオド ノ;;;;;i;;;ゝ ( ) し`J ∪∪ _∧ ブルル (_` ミ_ \, ~'───--,, ( _ λ | |  ̄ ̄ ̄ | | ノ |_| |_|
ソレハ“トモダチ”ノ群レカラ 崖ゾイニ 水飲ミ場ヘ 戻ル途中 ヽ l::::::ノ::~'~ヾ"''"'"'";l"'" ~~;;j´~~ヽ_;;;/_:::: l! _/:::::ノ:::::: ) :::;;/ ::::::l .. .::/ l:::\ ノ ヽ:::....ゝ:::....、ノ .;;:: /.:::ヽ::..::::/ :::;;ヽ_,/::::.. | ....:::ノー く::::.. l:::;;;;;/ ::::/、ー'、:::::;;;/ :::;;;/ ....:::::/ ...:::;,_、_/ :::::;ヽ_:::/ l ..:::ヽ/ ̄l,::;;;/ _,ー'....;;::/ . ./ ..:::;;|:::: \/ :::::| .::::| :::ヽ ::::::ヽ :::;;|ヾ_ノヽ:::;;/ヽ_,,ノ、_:::::/゙\,::/'"'"'"' :::::::/ ノ'"i"''"'"'""'"'"'"'"'"''"'"'"'-'"'"' ::::/'"'" . j " ,. " '"'"' ,., '" ;: ,;" ,. 《ミ ; i " __ハハ(_- ) ('_・ ミと__) ., . ヽ " `)ミ : " , <^< ̄< =3
48 :
3/13 :2009/11/30(月) 21:12:41 ID:bXIDNWkp0
イヤ、ソレハナイ・・・ 崖上ニ人影ガ見テスグ、見上ゲモセズ逃ゲタ llllllllllllllllllllllllllllllllllllillllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll lllllllllllilllllllllllllllllllllillllllllllllllllllllllllllllilllllllll鬱llllllllllllllll lllllllllllllllllllillllllllllllllllllllllllllllllllllllillllllllllllllllllllllilllllllllllll lilllllllllllllllllllll鬱llllllllllllllllilllllllllllllllllllllllillllllllllllllilllllllll lllllllllllllllllllllllll|lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll|llllllll !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!|ll!l!llllll!ゞ.!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!l/〉 <illllllllllll.i) // | | (iiiiiiiiiiiiiii) | | | l l // | ̄ ̄ |\ ∨"'ヾ/  ̄| ̄| ノ ̄| ̄ 〈/ \__ | 丿 」 ノ 〇
50 :
5/13 :2009/11/30(月) 21:21:12 ID:bXIDNWkp0
逃ゲルト言ッテモ引キ返スノデ危険ハ少ナイ・・・ 人ガ隠レルヨウナモノハナイ見晴ラシノ良イ道ダ ;.;.:.::.::.;. ;.:.;、 :,;..;:.:.;.:,;.:..:;.゙、 ,:;.:;.:,;.:.::;. ;::.';;、 ,:;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.゙;、 ,. :.,.,:;.; ...;..;:.:.;.:,;.:゙ 、" W"'" ヾ" "W";W" ' "W'' ;..;:.:;.:.;.,:;.:,;;..;:.:;.:.;.,:,,;'" ' : ., '゙゙' :;.:,;.:.::;. :.;.;.;..;,,;'' ゙' _ .;..;:..:;.,;;.;.;..;.,,;;'' ":' γ′`Y´ヾ " .:;.,;;.;.;..;.;;;゙" ' "'"'^''"'"'""゙' " "゙ ;;;'' ,' .. ,. ゙::;;''゙ '゙. "^' , "" ヽ ,''"'"'^ ゙,.; "' ' ゙ヾ ''"'"'^ ''"'"'^
51 :
6/13 :2009/11/30(月) 21:24:25 ID:bXIDNWkp0
振リ返ルト、結構ナ速サデ追ッテ来テイル | | | | | | | | | | /ヽ_ ヘ (,::::_ゝ゜) とヽ つ 〈_,ヘ \ \__〉 一瞬驚イタガ、姿サエ気ニシナケレバ コレ以上ノ速サデ追ワレタコトモアル・・・
52 :
7/13 :2009/11/30(月) 21:27:12 ID:bXIDNWkp0
コウイウ時ハ“斧”ヲ投ゲテ足止メシテ逃ゲテイタ・・・ 足止メト言ッテモ外スツモリハナイ 結果トシテ当ッテ死ンダトシテモ追ッテ来タ方ガ悪イ ,,、,、、,,,';i;'i,}、,、 、';|i,! 'i i"i .<}.,|||| | ! l-'~、ミ /゙'、.}||| il/ メ \ / ';, | ── | ヘ,___ ';, / 〔クミ )  ̄``"''''⌒\──/;:├ ノ;| 'ー-''ミ`"''''ー-、、,,,._ {;:;::乂_,,ッ、、_/.:;:;} ミ ミ `ヽ ゞ彡彡ニミミッ;;/ ミ ミ l _б 彡〃.:.:.:.:.:.:.:゙ヾミ_ / ̄ ̄ ̄ / ミ ミ│ ''"/ : :.,;"´゙,;.:.:.ヾゝ ー‐' ̄/ / ミ ‖ノミ ゙i .:ト'',.´;, ',;:.:"〈 ___ノ / ミ ヾ :: 〈● :゙;, ,;"::;●夂 /____,./ /ミ `ヾ,|`: : : ;, ,;:.::::`";l 乂 ! / ミ!;;;ゝ,リ|; : : :; ;::.:.:;::i)彡 彡 ,/ヽ//:ミヾ〉巛《:'》》》》彡 : . | ヘ / ̄/ /''7 // : : //イ::,.:..; :.{、; ゙;:゙;;.:"';}:::!、_! ヘ  ̄ / / /: / : : //'゙::;'.:.::; :,::`i.;゙:.,,:''::`/::::::.:ヾ _____`) ___ノ / /: : / =、/,.!::: ; :,' :' : :.:.:ヾ;∞;ソ::::::::.:,:.}!  ̄ ̄´ /____,./
53 :
8/13 :2009/11/30(月) 21:31:09 ID:bXIDNWkp0
前方ノ岩場カラ何カ“小サイノ”ガ飛ビ出シテキテ “ヒヒィ”ガ驚キ立チ上ガッタ 彡》 ハハ Σ (||-_-)っ 彡;, ゚_')ヒヒーン ⊂、 ,つη / ヘ ヘ シ /// _/)/) ガバッ イ_/ 〈w ゙ )ミヾ | | γ ̄`Y'^ ̄ヾ "'"'^''"'""゙'"'"'^''""'""゙'"'"''"'"'""゙'"'"'^''"'"'""'"'""゙' ソシテ放リ出サレ地面ニ落チテ気絶シタ・・・ノダロウ ココカラハヨク覚エテイナイ
54 :
9/13 :2009/11/30(月) 21:33:46 ID:bXIDNWkp0
アノ“偶然”ガナケレバ捕マル様ナ状況ジャナカッタ ∧∧ ('(゚Д゚,,) 《《ミ `|:::[::) (-_-;) オドオド ノ;;;;;i;;;ゝ ( ) し`J ∪∪ _∧ ,ヘ _/ヽ (_` ミ_ ( ::;;:) \, ~'───--,, (_ > ( _ λ y ノ | |  ̄ ̄ ̄ | | ノ (,_ノ、) |_| |_|
55 :
10/13 :2009/11/30(月) 21:37:29 ID:bXIDNWkp0
ソウ、偶然アノ“小サイノ”ガ飛ビ出テコナケレバ・・・ ∧∧ (゚Д゚,,) 《《ミ |:::[::) (-_-ll) ☆!! ノ;;;;;i;;;ゝ ( ) ,ヘ _/ヽ し`J ∪∪ ( ::;;:) (_ > _∧ y ノ (_` ミ_ ━━━[四次元殺法コンビからの言い訳]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ r ‐、 犬の祖先は狼と言われているが、彼らは集団で行動する。 | ○ | r‐‐、 _,;ト - イ、 ∧l☆│∧ まあ狼に限らずほとんどの動物は群れるので特筆するまでもないが、 (⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l |ヽ ~~⌒γ⌒ ) r'⌒ `!´ `⌒ ) そんな中ではぐれるのは子供や怪我など弱いものが多く生き延びるのは難しい。 │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| │ 〉 | | |`ー^ー― r' | さらに単独で自分より大きなものと対峙する危険を冒す可能性も低い。 │ /───| | |/ | l ト、 | | irー-、 ー ,} | / i そういった不自然なことを“偶然”と表現したというわけだ! | / `X´ ヽ / 入 | ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ,_(, ゚w〉 Y ,__, つ ←アノ“小サイノ” (,/
56 :
11/13 :2009/11/30(月) 21:38:16 ID:bXIDNWkp0
\ ヽ | / / \ ヽ | / / \ ヽ | / / \ “偶然”ジャ・・・ナカッタ!? / \ ヽ / / ‐、、 \ / _,,−'' `−、、 _,,−'' `−、 _,,−'' ` /ヽ_ヘ (,:::_ゝ゜) ───────‐ ∧_/ゝ < ) ───────‐ (,,゚ x゙) ,ソ ノ ヽu_uノ~ (,_ノヽ._) _,,−'' `−、、 _,,−'' / \ `−、、 _,,−'' / / 丶 \ `−、、 −'' / / | 丶 \ / / | 丶 \
57 :
12/13 :2009/11/30(月) 21:40:32 ID:bXIDNWkp0
“ヒヒィ”ガ捕マルナラ、ツマリ他ノ“トモダチ”ヲ捕マエル事モ!! | \ __ / _ (m) _ |ミ| / `´ \ | ミミミ》》__ / ミ \ |::: ─ ─ | ヽ::::ー──... ノ ボクラヲ捕マエラレルナラ、 他ノ“トモダチ”ヲ捕マエル事モ!!
| \ __ / _ (m) _ |ミ| / `´ \ | ミミミ》》__ / ミ \ |::: ─ ─ | ヽ::::ー──... ノ ボクラヲ捕マエラレルナラ、 他ノ“トモダチ”ヲ捕マエル事モ!!
59 :
13/13 :2009/11/30(月) 21:43:11 ID:bXIDNWkp0
動物という共通点に親近感でも持ったのだろうか… ヒキィが人に何かを頼もうとしたのは初めてかもしれない ? ? /ヽ_ヘ ∧∧ (,:::_ゝ゜) (,,゚Д゚) O 《《ミ O ∧_/ゝ < ) |:::[::) (( O (-_-;;) O )) (,,゚ x゙) ,ソ ノ ノ;;;;;i;;;ゝ Oヽ( )ノO ジタバタ ヽu_uノ~ (,_ノヽ._) し`J ∪∪
60 :
14/13 :2009/12/02(水) 22:48:05 ID:GW6nZ/z60
が、相手に伝わらなかった / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 彼が求めているものが何であるかはわからないが、 | | 何であれ強烈に求めていることだけはわかった | \______________ _____________/ ∨ /| |\ / | | \ / | | \ / | | >――< | | / 丶 | | / | V \、 i, ,ノ, ヽ / | -=・=- -=・=- | | U | ヽ / ▼ ヽ u / \ (_人__) / \ /| ∧ー――― .:| /::::`ーv――――'`.:ー--、 /::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::/ ⌒ヽ /ヽ:::::::::::::::/・:::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::\ /::::::::::|:::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::| /:::::::::::::|:::::::::::::|・:::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::|
61 :
15/13 :2009/12/02(水) 22:49:27 ID:GW6nZ/z60
【現在の主な問題】 ・他のトモダチ(馬)を捕まえられません ・犬が必要と判断しました ・連行先で言葉が通じません ・対人スキルも不足しています 》 (-_-) (∩∩) ――――おわり
乙です。
>>60 それってなんてブルータスwww
63 :
1/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:12:30 ID:hLaLRDoP0
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| . | | |_______________| | . | | | | . | | | | |________| □ |_______ | | ̄| |  ̄ ______| ┌─┐ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| . │ │ | | | ̄ ̄ ̄ ̄| . └─┘ | | | | □ | ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――[世界]は広大だ。 そして今も、その在りようは変わり続けている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |__| | ̄ ̄|_ □ . | ̄ ̄| ┌┐ |__| | _|__| └┘ ロ | | ┌┐ |_| |\ | ̄ ̄|  ̄ ̄ └┘□ | | |__| □ | ̄| \| .  ̄ ロ □ /| □ |/ □ /| ロ □ ロ ロ . |/ ロ ロ □ ・ ロ ロ □ . ・ ロ . ・ 。 . ロ
64 :
2/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:13:43 ID:hLaLRDoP0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――圧倒的な[強さ]を持つ存在がいた。 ∩,っ、 , へ_,;Ωノ; :. : _,∩∩∩、っ と':〇 ;.: ・;: ,。゚ / ヽつ ).lニ{ ;,.::; ; ( Д )⊃ ――背筋が寒くなるほどの[畏怖]を抱かせる存在もいた。 c、。';:; ・へ;:,,:. )ノ⌒ヽ、 ,ノ⌒ ``U⌒\;);;::.・;,< ;) U (;:;:;ー;:;:;) ヽ;,::へ / ∈∋;;;;;∈∋ U'⌒'U //;;;;;;;;;;;;\ヽ / .イ;;;;;;;;;;;;;;t、 ヽ〉 ィfトi/i;;;;;;;;;;;;;;;;iゝ kff ――[奇跡]を意のままにする存在もいた。 ゙lcノ:::i、;;;;;;;;;;/::::`oノ |:::::::|;;;;;;;;|:::::::| /~__)/) |:::::::|;;;;;;;;|:::::::| / /// |:::::::|;;;;;;;;|:::::::| ___| || |/\ |:::::::|;;;;;;;;|:::::::| \ (;:;_;:;:;) / .i!:::::::|;;;;;;;;|:::::::|! , ------/ 〉\/ ) ソl::::::|;;;;;;;;|:::::::ii. ...::^)~~ ̄ ̄ /ゝ / ノ:i:i:::::|;;;;;;;;|:::::i:i:t ..::::⌒) / 〈 ,ノ::ハ._::イ;;;;;;;k:;;l、ゝゝ .......::::.〉 ⌒)/ . ヽ、 `''"`〜' "〜'~ .....:::⌒) ⌒)/ | ヾ ゝ ........::::::::::::::::::::::::: ...........::::::::::::::::::::::: ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
65 :
3/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:14:23 ID:hLaLRDoP0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: そしてかつての、色褪せない[思い出]…… \ ∧_∧ ス ∀、 (, ∀) ∧_∧ ッ (;..:)`Q ) (∀ ,) `´ |\l | (つし )、 (__)_) (,___,)、_.ノ ..:::::::::::.. ..:::::::::... :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
66 :
4/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:15:07 ID:hLaLRDoP0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――――[大切な人] ...:.:.:::::::::::.::::.:.:..... ...:.:.::: ∧∧ :.:.:..... ...:.:.::: (ヮ *,) :.:.:..... ...:.:.::: (_ ) :.:.:..... ...:.:.::: | ;〜 :.:.:..... ...:.:.::: l,_.)_) :.:.:..... ....:.:.:::::::::.::::.:.:..... ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
67 :
5/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:15:50 ID:hLaLRDoP0
さまざまな[空間]で、さまざまな人々との出会いがあった。 ∧∧ (,, Д) (::::[:| ノ;;;;;i;ゝ し`J そして、この[空間]で出会ったのは、彼――
68 :
6/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:16:48 ID:hLaLRDoP0
チチ、チチチチ……チュンチュン!! …ケコッコー!! バシャバシャ!!
69 :
7/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:17:44 ID:hLaLRDoP0
・日の出前、鳥の囀りと共に起床 : ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ,: ,,;:/ ,,;: ,.:: ,,;: ,: ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ;:;:;: \.::,,;: ,: ,,;: ,,;: ,.:: : ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ,;/ミ三Χ三三三三三三三三三Χミ\: ,,;: ,,;: ,.:: ;: ,,;: ,,;: ,,; :; :;/゙ミ;; ;: :;| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |;: iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; : ,,;: ,,;: ,.:: .:: ,.:: ,.:: ,,;:/ミ_\; ;: : | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |;:; :;:;/\: ,,;: ,,;: ,.:: ,;: ,,;: ,,;:/ミ`;; ;;\\;:;| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |;: //'iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; : ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ,,;:/ミ_`:;,, ;;, ;; \`' :|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| `' /;: ;: ;: 'iミ\: ,,;: ,,;: ,.:: ,,;:;/ミ_` :;,, ;;,, ; ::: :;;:ヽ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| /; :;: ;: ;::; :; :'iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; : ,,;: ,,;: ,.:: /ミ_`,,;::;,, :;,, :;,: ;; :; ;: | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |;: ;:; ::;: ;: ;: ;: ; :; 'iミ\: ,,;: ,,;: ,.:: ミ_`:;,, :;,, :; ::;;、;;: ;: ; ;: | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |;:;: ;:;:;: ;: ;: ;: ;: ;: ;: ;:'iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; "`"'"^´''"''"'"'^´''"''`'''"^´''""'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''"`"'"^´''"'' フ、ァァァ… ゴシゴシ , -∧∧ (;; ∧_∧ /;:;:(,,-Д゙) 〜゚ |二二 ,), ;二二| /;:;)−・;) (;:;:;:;(つ;:;::;:0 | | ;;从;:, ;:;: | | i/;:;:;:;:;::(^;:) ヽ;:;:/;:;:;:;:;:;;:ヽ | |V/7Vヘヾ| | /;:;:;:;:;:;:;:/;/ ゝ、;:;:;:;:;:;:;:;:ゝ |  ̄ ̄ ̄ ̄ . | (;:;_:;_:;_:;;:(;:ゝ `-----'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ-―-―' ↑ 食料を奪わゲフンゲフン!! ……快く譲ってくれたため、暫く滞在することに。
70 :
8/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:18:26 ID:hLaLRDoP0
・身づくろい。 昨日の夕食の残りを温め直して食べる。 バシャバシャ /i ('(∩ > ∧_∧ __、ji |::::::ヽ (;:;:・д-) ;(;: \;:;:;:;:;:/しヽ;:;:]つ (;:;:;::;:;:;:つ=(;:;:;:;:) ;;) パチパチ "''""^´''"''"`"' (;:;:つと;:;) 、,人, ; `;;从;:, (;:´ /V/7Vヘヾ
71 :
9/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:19:43 ID:hLaLRDoP0
・午前。 日が昇るころには集落内の訴えの処理。 ┌―――――――――――――――――――――― | 土器が足りない? ショボンが蓄えてるはずだ! └―――┌―――――――――――――――――――――――――――――― | 蔓籠が無くなった? 誰かが無断で借りてるかもしれねぇな。(※) | とりあえず無いと困るならジャスんとこの母御さんから借\__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人/ └―――――――――――――――v――――――――‐ ≪ 革が足りない? 今日の狩りで取ってこい! ≫ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y\ ※……私有財産の概念の薄い社会ではよくあること ∧∧ (;゚Д゚)') ∧_∧ と:::[::::/ ミ (д・;;:;:) ノ;;;;i;;;;ゝ (;:;:;;:;;:;:;:) ざわ・・・ し`J |;;:;|:;:;:;| ゙ "゙" ゙"゙" ゙" ざわ・・・ (,__(,___,) ∧,,∧ ゙ "゙" ゙ "゙" ゙" ミ,, ∩,∩ |ヽ,,ノi ∧_∧ ∧_∧ ∧∧(,, ∧,,∧ )∧∧( ∧∧ ∧,∧ ∧,∧ ∧,∧ ) .(,, )| ミ,, 彡 (∧_∧( ∧,,,,,∧ )∧∧(,, ) (∧_∧ (| ,ノ (ミ ミ) (,, ) i (,,, ) ( ,,)i ノ(,, ) | |〜 ミ ミ ( ).| とi iつ(| ,ノ i ( ) し`J ∪ ∪ | | | | | | .,| |〜/ソ | | |. ゙ "゙" ゙"゙ (_(_) (_)_) し`J (__)_)
72 :
10/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:20:24 ID:hLaLRDoP0
・午前から始まる、本日の狩りには参加せず。(※) __∧ −・) ∧∧ ;:;:;:;:) (,,゚Д゚)') ;:;:|;:| (::::[:/ ∧_∧ __,)_) /;;;;i;;ゝ (∀` )`) 〈_/`J =====(_, /===X三> | | | ∧,,∧ (_(__) 彡Д゚,,ミ') , -とミ / `===ミ ミ し`J ※……獲物、狩猟の手法、地域の文化などによって本当にさまざまなのですが、 「狩猟民族=狩りの時は男総出」とは限らず、少数のグループで行われる場合もあります。
73 :
11/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:21:05 ID:hLaLRDoP0
・正午まで革を加工。 ∧∧ エーット… ∧_∧ (。 。;) (・−・;:;|| ヨリヨリ _/;;:::[:::]つ[;:> (;:;:;:;;つ||0 /;:;(_/;:;ヽ;;;]つ (;:つと;jiゝ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:) `-'`-―-‐' ↑ 頼まれて麻紐作成中
74 :
12/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:22:04 ID:hLaLRDoP0
1.厚めの革を石器で、この形状に切り取り、小さな穴をあける。 _ _ /¨¨|____|¨¨\ |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| \:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:/ |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;::|  ̄\;:;:;:;:;:;/ ̄  ̄ ̄
75 :
13/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:22:55 ID:hLaLRDoP0
2.サイズの基準は足。 これくらい↓ _ _ /¨¨|____|¨¨\ |:;:;:;:;:;:/ ̄ ̄ヽ:;;:;:;:;:;:| |:;:;:;:;:;:! !::;:;:;:;:;:| \:;:;:;i i;:;:;:;:/ |:;:;:i !;: ;:| |:; ;| 〉:;;:|  ̄し'UUUU  ̄  ̄ ̄
76 :
14/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:24:13 ID:hLaLRDoP0
3.革紐、麻紐などできつめに編み上げる。 するとこんな感じに。 ↓ ↓ ____ /:/ ̄ ̄ヽヽ → |:;:! .!:;| ← |;:;:\=/;:;| → |;:;:;:;:;|X|;:;:;:;:| ← |;:;:;:;:;|X|;:;:;:;:| → ヽし'UUUU/ ←  ̄ ̄ ̄ 横から見た図 |_,_,_,_,_,_,| |X|;:;:;:;:;:;:;X |X|;:;;:;:;:;:;:;:;;X_ |X|;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:`ー-、 ;Y;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;[`う ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`
77 :
15/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:24:59 ID:hLaLRDoP0
| あとは足裏部分を補強すれば、まぁ略式だがローマ式サンダル、だ。 | 草履編んでもいいんだが、そこは革か繊維か、主に手に入る材料次第だな。 └―――‐v―――――――――――――――――――――――――――――― | よく知ってるなぁ…… ┌────―──────└―‐v―――――――― | 伊達や酔狂で学者は目指せねぇんでな。 | ま、あとはこれを広めりゃ、足回りは一丁あがりだな。 └―‐v――――――――――――――――――――― |\ ・・・・ ∧_∧ < 。。) (д・;:;:;:;) <:;]と:::[:ヽ)_,、 ∞;:;:;:;:;) /;;;;i;;;;| |;:;:;| |;:;:|;:;:;:| し`J `-' (,__(,___,) ――ほんの数日一緒にいるだけで、理解できた。
78 :
16/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:27:23 ID:hLaLRDoP0
・軽い昼食がてら、果物類を採取。 ゛;; __ ッ゛;(ゝ)゛;; ゛;ッ; ッ;; ゛;; ゛;ッ; ッ; ッ ; ッ;゛ ゛; ッ; ッ;゛; ッ; ッ;ッ; ッ;゛; ッ; ッ; ゛ ; ッ; ッ; ッ;゛ ゙ッ゛;ッ゛;;ッ;((,) ゙ッ゛;ッ゛;; ゛ ; ッ゛ _;ッ; ((,)ッ; ゛;ッ゛;ッ; ッ゛; ;ッ゛;ッ; ッ゛;; ッ; ッ;゛ ッ;:; ッ゛; ッ; ッ;゛(!、); ッ;; ッ;(ゝ) ッッ ッ; ッ ゛ ッ; ッi ;ッ/゛ ゛;ッ; ッ; ッ゛; ; ゛ ;゛゛;゛゛; l | ッ; (ゝ)゛_;ッ; ッ; ゛ ;゛ ; ッ; ッ;゛ ッ"ッl"ll|ッ ゛ ;ッ; ッ; ゛ | l i |/ "ッ.゛;ッ i | .l| i | l || | i| l| ゙| │ l| ∧∧ ∧_∧ ・・・ i l l || 、 (。。 ,,) 、 (д・;;:;:) 、 │l | l | (!,)と::[:::::つ(ゝ) |;;:;:;:;:;;:つ(,i,) i |||| ノ;;i;;;;;ゝ |;:;:;;|;:;:| │i | || し`J (,___,)_,) i | l |ヽ ,. 、 ,r';,人 (ヾ、\ (!、) (;) ,, ゛ ,,,,,, ,,,,,,,,,, ,. ゛ ,,,,,, ,((,) /|XX| ゛ ,,,,,,,, ,,,,, ,,,,, ,. ゛ ,,, (ゝ) ,,,, ゛ ヽ|XX| (゙i) ゛ ,. ,,,,,, ゙ ,,,  ̄ 彼という存在は、ゆっくりと、この[空間]を変化させている。 [原始]から[古代]へ。 言ってしまえばただそれだけの変化。 けれど――
79 :
17/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:28:43 ID:hLaLRDoP0
・午後。素焼きの土器、採取した果実類と薪を集積。 ┌――――――――――― | さて、と……あとは…… └――――――――‐v―― __∧∧ | |Д゚,,) 0_,と::::::| )) ノ;;;;;;;ゝ し`J [;:;::][;:;:;] (!、)(;) ((,) (,!) (ゝ) ∧_∧ (゙i) (l,)) (・;:;:;:;:;:;) (ヘ) (;:;:;:;:;:;::;) |;:;:;:|;:;:| (,___,)__,) けれど――
80 :
18/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:30:02 ID:hLaLRDoP0
┌――――――┐ | 醸すの? | └――――――┘ ┌――――――┐ | ん? ああ。 .| └――――――┘ ┌―――――――――――┐ | 補糖なしで大丈夫かな? | └―――――――――――┘ ┌─────────────────────────┐ | 蜂の巣見つけてあるんで、そこから採取してこようかと…… | └―――――――――――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――───────―――┐ | じゃ、取ってくるよ。 厄介になってるし、 それくらいはね。 | └――――――――――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――――――――――――――┐ | 悪いな。 松明と布は俺の家に置いてあるのを使ってくれ。 | └――――――――――――――――――――――――――┘ ┌――――┐ | 了解。 | └――――┘
81 :
19/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:30:54 ID:hLaLRDoP0
1.防水加工を施された素焼き土器に麻布と水を入れ、沸騰するまで煮る。 グツグツ ∧∧ | ̄ ̄| (Д-,,) [:;:;:]ヽ_ノ[;:;;:] |[::::]つ━━ ` ,;;从炎炎',人, ノi;;;;;;;ゝ V/7Vヘ,ヘV し`J
82 :
20/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:31:34 ID:hLaLRDoP0
2.布で身を守り、煙で燻して蜂の巣を確保。 ソ;; ;:;ヾ ゞゞ;;;ゞゞ:;ゞ ;;;;ゞ ;;;'ミゞ;;ソゝ:::":;ヾ ゞゞ:;::; ;;;:;ヾ ゞゞ ;;;。;";;';;;:;ヾ ゞゞ"”;"”";;';:;";;;:;ヾ ゞゞ' ノソ:;";;';:;";;;:;ヾ ゞゞ;:;ヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ ;;;;;(;li/::;;;;ゞゞ:;ゞy”:;ゞゞ;ゞi/:;";;ゞゞ:; ミゞ;;ミゞ ;;;⌒";ゞゞ;ゞ ヾ:::::"`";;';"”";;';"” ”";;';"” );:;: ;:;:/ ;;;;;ヾノソ";;';"”/ ::,;;ヾノソ";;'ミゞ;;ソゝミゞ (;:;::; ;:( ノ:、\ゞ;ゞ ヾ;li":; / " `;:;";;';:;"” ;: ;:;:) ::';" ;;;";;'//;" ;;:。,ゞゞ;ゞ ヾ”:;; (;:;: 'ミゞ\” ;:; ::, ;;;;(;;;:`;:;ヾ ゞゞ ;:) パチパチ… .:.:.;;:。,,;'ヾ;ヽ ;ミi!/;';"y” ⊂ ・ 、炎' ` .:.:.:.:.:.:.:.::l' ;:;ミi!/ /;;ヽ ブゥゥゥン…!! |;i;| /三三ヽ ソロ… .:.:.:.:.:.:.:.:,i' ;:;ミi| `¨¨´ ヾ;|ミ−・;:;:;:彡 ,, ;''.'''"':.i' ;;,;ミi|、 ・ ⊃ とミ三三彡 )) .:.:.:.::.:.,.,i' ;:,,;,ミ'i,, ミ彡ミ彡 ::::'''.''.:wijヘ;;vkWゞ (,___,)__,) "::::::''、:::.'.''.''."'''
83 :
21/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:32:38 ID:hLaLRDoP0
3.一度煮沸した土器に、煮沸した布で果物の汁を搾り入れる。 /i ギュゥゥ… ,_,(。。 > 0と:::::::| | ̄ ̄|;;;;;ゝ ヽ_ノ`J
84 :
22/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:33:20 ID:hLaLRDoP0
4.更に蜂蜜を加える ∧∧ y ∧_∧ (,,^Д)') 0;;ヽ(−・;:;:;) 0:::[::::/ `¨¨と;:;:;:;:;;:;:| )) | ̄ ̄|;;;;;ゝ |;:;;:;、;:;\ ヽ_ノ`J (,___)\__,)
85 :
23/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:36:35 ID:hLaLRDoP0
━━━[四次元殺法コンビの解説]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ r ‐、 | ○ | r‐‐、 ここまで描けば分かると思うが、それでも分からない諸君! _,;ト - イ、 ∧l☆│∧ (⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l 現在ギコたちが行っているのはアルコールの醸造。 つまり酒造りだ。 |ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| 果物の皮なんかに付いてる酵母菌は、糖分を食いアルコールを生産する! │ 〉 |│ |`ー^ー― r' | │ /───| | |/ | l ト、 | あらかじめ煮沸して他の菌を殺し、糖度の高い液体、適切な温度を保てば、 | irー-、 ー ,} | / i | / `X´ ヽ / 入 | 酵母が繁殖し、酒ができる可能性がある。 ……ま、最後は運だけどな! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ↓腐った液体になるか、酒になるか。壺の中で行われる、菌たちの熾烈な闘争 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: r┐. ,=,┌、 __ __ r┐| ./ト-! | r-ト-! _,」-L. _ r┤ | |/」 L.|/ / | 他の菌を r‐r┐,.::´ ::::::::::::ヽ_┌r┐ ||::: | 滅ぼしてもいいから `└L′ ・ ・::::'.」┘′ L::::::・ ・ './ 自分たちは { rー──‐┐::::} {::::::rー──‐┐ } 栄えたいの ,ゝ└──‐ ┘::イ [::::└──‐ ┘ ] rく,ゝ'` ーr─┬ヘ.ム ` ー::::r─┬ -' . `´ │ │:::: `┘ ::::| │ `'⌒’ `'⌒’ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
86 :
24/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:37:39 ID:hLaLRDoP0
┌──────────―──────────────────────────┐ | 蜂蜜、助かったぜ。 ――ま、あとは酵母が自然に醸してくれるはずだ。 | | 麻布で覆って蔓で巻いて、 15度〜20度くらいで温度が安定してる場所に放置だな。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ わーい わーい わーい わーい わーい わーい ○ ヽ , ´ ̄ `: ○ ヽ ヽ , ´ ̄ `: ・ ・ i ヽ , ´ ̄ `: , ´ ̄ `: i ○ ・ i○ヮ _ ´ ̄ `: i ○ ・ i i ・ ・ i ヽヮ ヽ i ・ ・ i ヽ、ヮ , 'ノ ○ヽ、 ヮ _, , ´ ̄ `: ´ ̄○ ヮ_, ' , ´ ̄ `: ヽ ○ i ・ ・ i ・ i ヽ | ○ i ・ ・ i , ´ ̄ `:、 ヽヽ、 ヮ _, ' ヮ , ´ ̄ `:、ヽヽ、 ヮ _, 'ノ かもすぞー |i ・ ・ i , ´ ̄ `:、 「ノ ||i ・ ・ i , ´ ̄ `:、| ヽ、 ヮ _, i ・ ・ i レ-.J ヽ、 ヮ _,' i ・ ・ i 「ノ | ヽ、 ヮ _, 'ノ 「ノ | ヽ、 ヮ _, 'ノ レ-.J 「ノ | レ-.J 「ノ | レ-.J レ-.J ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─────────────────―――――――――───────────┐ | 確か二日くらい経って上手くいってたら冷暗所に保管して、もうしばらく発酵させて―― .| | …………あれ? そういえば、何をするつもりで醸してたんだっけ? | └─────────────────────────────────────┘
87 :
25/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:38:20 ID:hLaLRDoP0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――― | んー、幾つかあるが、まずこの世界の酵母で酒造りが可能かのチェックと…… | もし酒ができるようなら、蒸留して度数高い酒にして、医療用にと思ってな。 | 上手くいけば病気への対策の一つになるし、死亡率も減るかもしれねぇ。 └―――‐v―――――――――――――――――――――――――――――― ∧∧ ・・・・ ∧_∧ (。。 ) (−・;:;:;) 0==と:::| |;:;:;:;:;;:;:) | ̄ ̄|;;;;;ゝ |;:;:;|;:;:;:| ヽ_ノ`J (,__(,___,) どこからどう見ても、彼の行為は堅実でささやかな、より良く生きるための行いだ。 セ カ イ カ ン けれど、[原始]から[古代]へ。 [空間の法則]すら変えるような人は、僕は今まで見たことがなかった。
88 :
26/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:39:32 ID:hLaLRDoP0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――圧倒的な[強さ]を持つ存在がいた。 ∩,っ、 , へ_,;Ωノ; :. : _,∩∩∩、っ と':〇 ;.: ・;: ,。゚ / ヽつ ).lニ{ ;,.::; ; ( Д )⊃ ――背筋が寒くなるほどの[畏怖]を抱かせる存在もいた。 c、。';:; ・へ;:,,:. )ノ⌒ヽ、 ,ノ⌒ ``U⌒\;);;::.・;,< ;) U (;:;:;ー;:;:;) ヽ;,::へ / ∈∋;;;;;∈∋ U'⌒'U //;;;;;;;;;;;;\ヽ / .イ;;;;;;;;;;;;;;t、 ヽ〉 ィfトi/i;;;;;;;;;;;;;;;;iゝ kff ――[奇跡]を意のままにする存在もいた。 ゙lcノ:::i、;;;;;;;;;;/::::`oノ |:::::::|;;;;;;;;|:::::::| /~__)/) |:::::::|;;;;;;;;|:::::::| / /// |:::::::|;;;;;;;;|:::::::| ___| || |/\ |:::::::|;;;;;;;;|:::::::| \ (;:;_;:;:;) / .i!:::::::|;;;;;;;;|:::::::|! , ------/ 〉\/ ) ソl::::::|;;;;;;;;|:::::::ii. ...::^)~~ ̄ ̄ /ゝ / ノ:i:i:::::|;;;;;;;;|:::::i:i:t ..::::⌒) / 〈 ,ノ::ハ._::イ;;;;;;;k:;;l、ゝゝ .......::::.〉 ⌒)/ . ヽ、 `''"`〜' "〜'~ .....:::⌒) ⌒)/ | ヾ ゝ ........::::::::::::::::::::::::: ...........::::::::::::::::::::::: ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
89 :
27/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:40:19 ID:hLaLRDoP0
けれど彼らでさえ、[空間の法則]を大きく書き換えたことはない。
90 :
28/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:41:24 ID:hLaLRDoP0
・・・・ ∧_∧ ∧∧ (д-;:;:;:) ギュ… _(。。 ,) |;:;:;:;:;;:;:) 0===と:::| |;:;:;|;:;:;:| ヽ_ノ、;;]つ (,__(,___,) ――だと言うのに、この[空間]の[空間の法則]は、彼の手で様変わりを始めている。 どんなに強力な存在でも揺るがせなかったそれが、ゆっくりと、しかし着実に――
91 :
29/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:42:08 ID:hLaLRDoP0
┌――――――――――――――――――┐ | ねぇ。 ……一つ、聞いてもいいかな? .| └――――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――――――――――――┐ | 君は何を目指しているんだろう? この原始の世界で。 .| └――――――――――――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 突飛な質問だなオイ……だが、んー、そうだな。端的に答えるなら…… .| └―――――――――――――――――――――――――――――――┘ ――彼の築こうとしているものを、あちこちの[空間]で、僕は見たことがあった。 けれど、それの持つ本当の力を、僕は認識していなかったのかもしれない。
92 :
30/30 ◆LiWish2aKA :2009/12/05(土) 08:42:50 ID:hLaLRDoP0
┌――――――――――――――┐ | 文明だ。 文明を目指してる。 | └――――――――――――――┘ 文明……人知がもたらした技術的、物的な所産。 それによる高度化した文化。 ――それは、僕がこれまでまったく考えてこなかった、ひとつの[力]だった。 ――――つづく
かっこいい
GJ
95 :
29 :2009/12/10(木) 12:18:33 ID:yGQ/Exs10
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: どうも皆さんこんにちは、アト・アスキィ村の「綺麗過ぎる医師」経瑠椎・福生或です。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: λ,,λ 彡*゚ー゚ミ (( |X|`つ ミ |X|ミ ミ  ̄(ノ`J "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"´''"''""`'"
96 :
28 :2009/12/10(木) 12:19:18 ID:yGQ/Exs10
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 人に頼ってばかりいてもあれなので、今日はしぃちゃんと大きな森へ採取に来ました :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ /;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ |ii;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞヾ;ゞヾ:ヾ ノ;;ヾ ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ ヾゞ;| <;;/::ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ;;::iiゞゞ;;ゞゞ;;ゞヾ;;>;ゞヾ;ゞ ゞヾ ;ゞゞ;ゞiilヾ;ゞゞ゙ゞ;;:::ii| |;:ヾゞ "ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾiii| <:;ヾ:ヾ;;>ヾ;ゞ'';ゞヾ;ゞ |;:ilヾ \ |::;ii| ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i| ノヾゞ:ヾヾ::ヾ\ |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾ:, |i;ゞゞ |;:i| \`'';:::ii| ヾ:ヾ;;>;ゞヾ| |;:i|/^ '|i| |;:i| \`";;::ii| ノ / :ヾ;;>ヾ;ゞ ;ゞヾゞ |;:i| ゙ヽ,;:;;;l| /゙;ゞゞ;ゞ:::ii| |;:i| |i| |;:i| ~|ii;;:ii"´/ |;;::ii| |i|/ |;:i| |:::;iii~ ノ ,,|;;::ii| |;:i| |i| |;:i| |i::;;iii|~ .|;;::ii| ''\|i| ':;,`:ヽ|/,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ γ''"""''""''"' |ii;;i;('')''"''''"""''"""'''''"""'' ";*'.:.:;”:;゙|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:.:;”:;ヾヾ)) ((,:ソミ;.:';';';::;.:". |i;;;::;iii|`:;,':,:;.,:;.:;';',: ':::;.:".:;.:'; .:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:ソ "''~`''"゙"'''~ノ;;ii;:iilli;ゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"''~゙ "''~`''"゙ ノノシillゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"''~ "'''''''''''''''" ..,,、vji、iijww、ii.., 、、"'''''''''" '""'''""'""" ヾ(,,,,゚ > ,.,.,.,、 λ,,λ ∧∧ ,..,.,.,.,、 (__,/ ''''""'"'''""" 彡*゚ー゚ミ (゚ー゚*) |X|`つ ミ |X|`つ ) ))ゝ;;;ミ,,、,,;;;ゝ;;)ゝ))ゝ |X|ミ ミ |X|. | ;;;) ;;;)ヾミゞ((;;;ゝヾ;⌒;;) iijww、ii  ̄ しヽ)  ̄し`J ''"""~ ヾミ;ソ(;;;ゝヾ;))ゝ;ミ;;(::;ゝ;;;)) ,..,.,.,.,、
97 :
27 :2009/12/10(木) 12:20:05 ID:yGQ/Exs10
┌─────────────────────────┐ │ ∧∧ │ │ねぇペルちゃん、この葉っぱはおいしいんだよ。 (゚ー゚*) │ └─────────────────────────┘ ;;:;:::.__ |;:'' \ |''~~^||^^~ | |;:;:;;;::;:| |;:;;;;ノ/ヾヽ| |;;;;;;;;;;;‖;;;;;;;| l丿ノ'^^^;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.| | ~~ ~~|;|;;;;;;;;;.;| | ||;;;;;;;;;| |^^...^.| | | |/~^~ .| |;;;;;;;;;;;‖;;;;;;;| /";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | ..|;|;;;;;;;;;;;| | ||;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;| | | |;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;‖;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; | | ..|;|;;;;;;;;;;:| | ||;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;| | | |;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;‖._,,r゙゙゙゙ヾ゙^゙ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; r゙゙゙゙ヾ゙^゙ヽ ..|;|;;;;;;;;;;;| | ||;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;| |,,,r''''' .゙'゙゙゙ """ ゙^゙ヽ'"゙~' ′'"゙~':;;;;;;;;;;;;;;;;;:′ '"゙~' ′ ..|;|;;;;;;;;;;;| | || r'''゙~ ,,. | |、 ;;'"゙~' ′ ゙^゙ヽ""" ゙^゙ヽ""::: ゙ ;; ^゙ヽ"" ;;'"゙~' ゙ヽ"^゙ヽ"""""" """" """ :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、 ::: 、:. ;,:;;、 `'''ー :;、:. ;,:;.;、 :. ;,:;;、:;;、: ´、:. ;;'"゙~;,゙^゙ヽ;;、:,:;;、:. ;,:;; 、:. ;,:; ::: ;;; ;:;;;;;;;;;、:. ;,: λ,,λ 彡;-дミ (( |X|`つ ミ |X|ミ ミ  ̄(ノ`J :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 確かに、「郷に入れば郷に従え」とは言いますけど、 その辺の雑草を食べるくらいならちゃんとした野菜が食べt・・・ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
98 :
26 :2009/12/10(木) 12:20:48 ID:yGQ/Exs10
彡;゚Д゚ミ人从人从人从人从人从人 < > < ・・・って、ああぁ〜!!! > < > ^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^^Y^Y^Y^Y^ 煤@∧∧ビクッ (゚ー゚;) とと ヽノ 巛 巛 (__っ "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'
99 :
25 :2009/12/10(木) 12:21:33 ID:yGQ/Exs10
┌─────────── │ な、なに?どうしたの? └──────―─‐v── ┌────────────────── │こ、ここ。掘って掘って!ここ、掘って!! └──────―────‐v────── "'"""" '"'"" λ,,λ ∧∧ ''"'"" 〜´⌒彡;。。ミ (゚ー゚;) ,, .,,., .,,., <|XX| と_)) U U 巛 とと ヽノ .,,.,.""' |XX| ザッザッ… 巛 巛 (__っ "'""""  ̄ ,、viw ,,,,,,, "
100 :
24 :2009/12/10(木) 12:22:18 ID:yGQ/Exs10
┌─────────────────── │ヤッタ〜、ちょっと小ぶりだけど大根だよこれ。 └──────―────‐v─────── ┌────────────────── │ダイコン?ソノ根っこ辛くて美味しくないよ? └──────―─‐v───────── λ,,λミ二ニ> "'"""" '"'""彡*゚д゚ミ') ∧∧ ''"'"" ヾξ つ (゚ー゚;) ,, .,,., .,,., <|XX| と__) ,.,.,. とと ヽノ .,,.,.""' |XX| 巛 巛 (__っ "'""""  ̄ ,、viw ,,,,,,, " ※ペルは見た目だけで判断してます
101 :
23 :2009/12/10(木) 12:23:03 ID:yGQ/Exs10
┌──────────────── │根っこを食べるなら〜・・・あ、あった。 └──────―─‐v─────── λ,,λミ二ニ> "'"""" '"'""彡*゚ー゚ミ') ∧∧キョロキョロ ''"'"" ヾξ つ (( (;゚ー゚) ,, .,,., .,,., <|XX| と__) ,.,.,. とと ヽノ .,,.,.""' |XX| 巛 巛 (__っ "'""""  ̄ ,、viw ,,,,,,, "
102 :
22 :2009/12/10(木) 12:23:49 ID:yGQ/Exs10
┌──────────── │ こっちの方が美味しいよ? └──────‐v―──── ∧∧ (゚ー゚*) ~Oと つ | |〜 し`J .,.,.,...( )oO0 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"' ┌────────────────────────────┐ │ λ,,λ .│ │彡;゚д゚ミ ちょ、それもしかしてジャガイモ?しぃちゃんナイス! │ └────────────────────────────┘ ※ペルは完全に見た目だけで判断してます
103 :
21 :2009/12/10(木) 12:24:33 ID:yGQ/Exs10
┌──────────────────────────── │でもこういう根っこを食べるくらいなら、木に生ってる実の方が・・・ └──────―─────────‐v─────────── ┌────────────────────────────── │いいのいいの、これはこれでおいしいし、体にもお肌にも良いんだから。 └──────―─‐v───────────────────── λ,,λ ∧∧ 彡*^ーミ (゚ー゚;) (( 彡 つ ~Oと つ 〜ミ ミ | |〜 (ノ`J し`J .,.,.,...( )oO0 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'
104 :
20 :2009/12/10(木) 12:25:18 ID:yGQ/Exs10
┌──────────────────────────── │ふ〜ん・・・。まぁ、ペルちゃんが言うんだから間違いないのかな? └──────―────‐v──────────────── ∧∧ (;゚ー゚) ~Oと つ λ,,λウホッ!アルアル 〜| | 〜´⌒彡*。。ミ し`J と_)) U U.,,...( )oO0 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"' ペル達は数種類の野菜(根菜類)を手に入れました。
105 :
19 :2009/12/10(木) 12:26:03 ID:yGQ/Exs10
∧∧ λ,,λ (*゚ー゚) 彡゚ー゚*ミ /0 つ で、 と 0ミ 〜( つ と ミ〜 し `J
106 :
18 :2009/12/10(木) 12:26:48 ID:yGQ/Exs10
┌──────────────┐ │ ギコ君、ギコ君。 > └──────────────┘ /| ____ / | \ >―/ | \ | ヾ ヽ __,, 〈 ノ イリ_ノ | 〈 | \― / ー, /` ̄ ̄`ヽ ,{¨ , -─- 、 `\ 〈l,r'__/、:::::::::::::_:ヽ、〈ー-、 ソ::>::´:::::/::::::::::ヾ{ ゝ、 |::,r'::::::::/:::::::::::::::::::|\ { !´::::::/:::::::::::::::::::::::/ \ \ |:/:::::::::::::::::::::::/|\ /\(
107 :
17 :2009/12/10(木) 12:27:33 ID:yGQ/Exs10
┌───────────────────── │ん?あぁ、あんたらか。採取の方はどうだった? └──────―─‐v──────────── ┌──────────────────────────────── │しぃちゃんと一緒だったからなかなかいいものが集められたかな?それと・・・ └──────―──────‐v────────────────── ∧∧ ⊂ (,,゚Д゚) ([:::::| ノ;i;;;;;;ゝ λ,,λ ∧∧ しヽ,) 彡^* ミ (゚* )
108 :
16 :2009/12/10(木) 12:28:18 ID:yGQ/Exs10
┌──────────────────────────── │これ、ギコ君が欲しがってたこの時代の栽培可能な植物じゃない? └──────―────────‐v──────────── ┌─────────────── │おぉ、ありがたい。少しもらっとくぜ └────‐v──―─────── ∧∧ ∧,,∧ ∧∧ .(*゚Д゚) ミー゚*彡 (゚ー゚*) |::::[::| と ミ | と´|X| ノ;;;;;;i;;ゝ |XX|>ミ ミ〜 .| .|X| し`J .|XX| し`J し`J ̄ "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"
109 :
15 :2009/12/10(木) 12:29:03 ID:yGQ/Exs10
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: さてと、野菜は保存が効くものばかりなので適当に保存しておくとして ギコ君にスキットルを借りてきたのでこれでこの時代でも作れるお菓子を作りましょう :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 彡彡彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミミミミミミ 彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミミミミミミ彡ミニニニ) 彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミ彡ミミミミ | 彡ミミミ彡ミ彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミ彡ミミミミミミミミ | 彡彡彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミ彡ミミミミミミl ,.;:'"''""''"'"'"'"'"'"^´''"''""^´''"''""`'"''"'""'"^´''"''"'"^:;. ,.;:'" :;., '' lニニニl (;:;:;:;:)__ 〈k;〉 〈;;;l ´''" l三三三l (;;:;:;:)(;:;:;:;) 〈k;〉 __ ,.、 _ ,、viw,,,,,,, λ,,λ ' 彡*゚ー゚ミ " "'"""" ξ つ | ̄ ̄| ,, .,,., .,,., と__) □ヽ_ノ ''"'"" ''"'""ミ二ニ> "'"""" ( )oO0 .,,.,.'""'
110 :
14 :2009/12/10(木) 12:29:48 ID:yGQ/Exs10
『大根飴の作り方(現代版はこちら
http://www.ajiwai.com/otoko/make/mizu.htm )』
1【ジャガイモをすり下ろす】
ジャガイモはきれいに洗い、皮をむいておきます。
流石に石器では辛いのでギコ君からツールナイフを借りてきました。
芽がでて青くなっている部分があれば、取り除いて、石器をつかってジャガイモを細かくすり下ろします。
λ,,λ ゴリゴリ
彡*。。ミ _
| ̄ ̄| ξ つ/:;0
ヽ_ノ と_)J[;:;:;:;:;:]
111 :
13 :2009/12/10(木) 12:30:33 ID:yGQ/Exs10
2 【でんぷんを取り出す】 すり下ろしたジャガイモを麻布で包み、水を張った土器の中でもんだり 振ったりすることで、でんぷんを洗い出します。 λ,λ ギュゥゥ… ,_,ミ。 。*ミ 0と ミ | ̄ ̄| ミ〜 ヽ_ノ `J
112 :
12 :2009/12/10(木) 12:31:18 ID:yGQ/Exs10
3 【でんぷんを沈殿させる】 でんぷんを洗い出した水を10分ほど静かに置いておき、上澄みの水を捨てます。 土器の底には、真っ白のでんぷんが沈殿しているのが見えるはずです。 この水交換を2度か3度繰り返します。 λ,,λ 彡。 。*ミ 0==と ミ | ̄ ̄| ミ〜 ヽ_ノ`J
113 :
11 :2009/12/10(木) 12:32:03 ID:yGQ/Exs10
4 【片栗粉を集める】 水を捨てた後に残った白いでんぷんは 一般に片栗粉と呼ばれることが多いじゃがいもでんぷんです。 グルグル λ,,λ (( (,彡。 。*ミ | ̄ ̄と ミ〜 ヽ_ノ し、_つ
114 :
10 :2009/12/10(木) 12:32:48 ID:yGQ/Exs10
5 【糊化(α化)させる】 じゃがいもでんぷんに水を加え、火にかけて加熱します。 しばらくすると、不透明だった水が透明に変わり、のりのように糊化し始めますので そのまま3分ほど混ぜながら加熱します。 グツグツ λ,,λ | ̄ ̄| 彡゚ー゚*ミ [:;:;:]ヽ_ノ[;:;;:] 彡 つ━━ ` ,;;从炎炎',人, ミ ミ〜 V/7Vヘ,ヘV し`J
115 :
9 :2009/12/10(木) 12:33:33 ID:yGQ/Exs10
6 【大根をすり下ろす】 次に大根をすり下ろします。細かくすり下ろす必要はないので、粗目でも大丈夫です。 下ろした大根は、麻布でこして、カスと汁に分けます。 λ,,λ ゴリゴリ 彡*。。ミ _ | ̄ ̄| ξ つ/:;0 ヽ_ノ と_)J[;:;:;:;:;:]
116 :
8 :2009/12/10(木) 12:34:18 ID:yGQ/Exs10
7 【湯煎にかける】 大根の汁には、でんぷんを溶かして糖液にする酵素「アミラーゼ」が含まれています。 アミラーゼは、熱に弱いので、熱湯で湯煎にかけて温めます。 λ,,λ 彡。 。*ミ グツグツ0==と ミ | ̄ ̄| ミ〜 [:;:;:]ヽ_ノ[;:;;:] ` ,;;从炎炎',人, ' V/7Vヘ,ヘV
117 :
7 :2009/12/10(木) 12:35:03 ID:yGQ/Exs10
8 【大根の汁をでんぷんに加える】 糊化したでんぷんの温度が65度になったら大根の汁を加えるんですが 当然正確な温度を知る術はないのでカンでいきます。 大根の汁とでんぷんが十分に混ざるように、攪拌します。 λ,,λ クルクル彡。 。*ミ ⊂ φ ミ | ̄ ̄| .ミ〜 [:;:;:]ヽ_ノ[;:;;:] ` ,;;从炎炎',人, ' V/7Vヘ,ヘV
118 :
6 :2009/12/10(木) 12:35:48 ID:yGQ/Exs10
9 【保温する】 酵素「アミラーゼ」がでんぷんを糖液に変える作用は、高温なほど効率がいいので 高温を維持できるように布や毛皮で包んだスキットルに入れて、8時間ほど保温します。 スキットル毛皮包み _ __|二|__ 彡彡彡彡彡 彡彡彡彡彡 彡彡彡彡彡 彡彡彡彡彡
119 :
5 :2009/12/10(木) 12:36:33 ID:yGQ/Exs10
10 【煮詰める】 8時間後に、でんぷんの汁を煮詰めます。 煮詰め始めると、アクがでてくるので、すくい取ります。 λ,,λ クルクル彡。 。*ミ ⊂ φ ミ | ̄ ̄| .ミ〜 [:;:;:]ヽ_ノ[;:;;:] ` ,;;从炎炎',人, ' V/7Vヘ,ヘV
120 :
4 :2009/12/10(木) 12:37:18 ID:yGQ/Exs10
11 元のでんぷんの体積くらいまで煮詰めていくと、 粘性がでてきて、泡のでかたが変わってきます。 焦げないように火を弱くして、さらに煮詰めます。 λ,,λ グツグツ 彡ー゚*ミ | ̄ ̄| と ミ [:;:;:]ヽ_ノ[;:;;:] ミ ミ〜 ` ,;;从火火',人, 'し`J V/7Vヘ,ヘV
121 :
3 :2009/12/10(木) 12:38:03 ID:yGQ/Exs10
12 【できあがり】 ほんのりと大根の香りがする水あめのできあがりです。 λ,,λ ヤター! O━('彡ー^*ミ )) ミ ミ | ̄ ̄| ミ ミ〜 ヽ_ノ し`J
122 :
2 :2009/12/10(木) 12:38:48 ID:yGQ/Exs10
┌―――――――――――――――─― | オイシ〜、あ、しぃちゃんたちもどう? └――――――‐v―――――――――― 彡彡彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミミミミミミ 彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミミミミミミ彡ミニニニ) 彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミ彡ミミミミ | 彡ミミミ彡ミ彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミ彡ミミミミミミミミ | 彡彡彡ミミ彡ミミ彡ミミミミミミミ彡ミミミミ彡ミミミミミミl ,.;:'"''""''"'"'"'"'"'"^´''"''""^´''"''""`'"''"'""'"^´''"''"'"^:;. ,.;:'" :;., '' lニニニl (;:;:;:;:)__ 〈k;〉 〈;;;l ´''" l三三三l (;;:;:;:)(;:;:;:;) 〈k;〉 ,.、∧∧?∧_,,, ,、viw,,,,,,, λ,,λ (゚ー゚*) (゚-;;゚*) ' 彡*^ヮミ 0 "| つと;:;:;:;) "'"""" ξ つノ | ̄ ̄| | | |;:;:;#| ,, .,,., .,,., と__) □ヽ_ノ ''""" しヽ) し丶) )) ''"'"" "'"""" .,,.,.'""'
123 :
1 :2009/12/10(木) 12:39:33 ID:yGQ/Exs10
┌――――――――― | コレ、何でスか? └――――――‐v―― ┌――――――― | あ、あまい! └――――‐v―― ┌―――――――――――――――─―──────────── |やっぱりこれよこれ、これでお酒もあったらサイコーなんだけどな〜。 └――――――――――‐v――――――──────────── ペロッ∧∧ ∧_,,, λ,,λ (*゚┰゚) O━('(゚-;;゚*) 彡*"ヮミ 0 | /)つ )) と;:;:;:;:;) ξ つノ 〜| | | ̄ ̄| |;:;:;#|〜 と__) し`J ヽ_ノ .し`J '"''''"''''"'''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"'"''''"''''"'''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"''''"'''''"'''' 集落内で水飴の作成に成功しました。
124 :
1/7 ◆LiWish2aKA :2009/12/11(金) 22:23:10 ID:HpK5CtWN0
:;:, .:. パチパチ… . . .:', .:. .::... . . .':::;:, .:. ':;:. :::. . ..:.:λ:: ::'; ::,)、::.:;.:,:;.: ..':;ヾ::.:ソ)人ノ从:.ソ)ノ ):.: .;,.' .::Vィ' (ソヘ (::.:.:'.,; :. . ',:; .::) て:;;':. ..:.(ノ (::.. . . .::::) ヘ ソハ ,ゞ.:. .;: . .:::: .:ソ ノ:.::.:.. :( (: :. . . .::.: :::..::..:( (::..::..:::.::ノ ):::... ┌――――――――――――――――┐ | しかしまぁ、毎度のことだけど…… .| └――――――――――――――――┘
125 :
2/7 ◆LiWish2aKA :2009/12/11(金) 22:24:07 ID:HpK5CtWN0
┌―――――――――――――――――――――――――――― | ろくな道具も無いのに、よく蒸留装置とか作ってのけるね…… └―――――――――――――――――――――‐v―――――― ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― | 別に難しいことでもねぇよ。紀元前3500年頃には、香料の精製のために使われてる技法だ。(※) | 中学の理科の実験を、原理レベルまで突き詰めて理解してりゃ、誰だってできる。 └――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――――――――‐ \__/ | ̄ ̄|、 ∧∧ |__i、\ (,,゚Д゚) | ̄ ̄| \\ ∞[::::| [:;:;:]ヽ_ノ[;:;;]\\ ノ;;i;;;;;ゝ ` ,;;从炎炎',人, |  ̄| し`J V/7Vヘ,ヘV ヽ_ノ ∧_∧ 三(・;:;:;:;:;::)')三三 /;:;:;:;:;:;:;:/ 三三〈;;/三三三 (,___,)__,) ※……古代エジプトでのこと。この蒸留技術が中世の錬金術を経て、徐々に洗練され現代に至ります。
126 :
3/7 ◆LiWish2aKA :2009/12/11(金) 22:24:56 ID:HpK5CtWN0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 沸点の違う液体を混合して熱した場合、低い方の沸点に達した時点で温度上昇が緩やかになる。 | | 当然ながらこのとき発生する気体は沸点の低い側の液体を多く含んでいるため、冷やして | | 液体に戻してやれば、高純度のものが採取できる、と。 まぁ、完全に分離するのは無理だが。(※). | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ※……共沸と呼ばれる現象などによる。詳しくは理科を勉強しよう、な! ━━━[図解:土器で作る蒸留装置]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ \〜〜〜/ ←冷水を入れた平皿型の土器(順次、冷えたものに取り換える) / ̄ ̄ ̄ヽ | | ←この土器内の上下の温度差で、気化したアルコールを液体に戻す | !、 | ___,\ |  ̄ ̄ ̄|\\ ←ここから純度の高いアルコールが落ちる | | |  ̄| |〜〜〜〜| ヽ〜ノ ←ここに貯める ヽ____/  ̄ 炎炎炎 ←酒の入った土器を熱する。突沸に注意。 ※……冷やされた滴が外の容器のみに落ちるよう、全体はやや右に傾ける。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 可能な限りシンプルな形にすれば、土器も既存の流用で済ませられる。 隙間は粘土で塞げばいい。 | | あとは、先日作った酒(推定アルコール度15%前後)を1リットル分、濾してから蒸留していく。 .| | 最終的には50%前後の蒸留酒が、200〜300ミリリットルくらい得られれば、まぁ上等だな。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
127 :
4/7 ◆LiWish2aKA :2009/12/11(金) 22:25:39 ID:HpK5CtWN0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― | 本格的な蒸留酒作りなら、滴ってくる液体のうち、最初と最後の数分は捨てるんだが…… | 今回は飲用目的の作成じゃねぇんで、それも程々に加減してアルコールを採取していく。 └―――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――― ┌――――――――――――――――――――――――――――― | 手順を覚えておきたいから、完成したらまた見せてもらえるかな? | ……それじゃ、とりあえず燃料の採取の続きに行ってくるよ。 └――――――――――――‐v―――――――――――――――― ┌――――――――――――――――――――――――――――――――― | ああ。 しかしクロ、アンタが炭焼きの技法知ってて助かったぜ…… | 俺、あれだけはうろ覚えだったんだよな。 危うく、鉄ができねぇとこだった。 └―――――――――‐v――――――――――――――――――――――― \__/ | ̄ ̄|、 ∧∧ |__i、\ (,,゚Д゚) | ̄ ̄| \\ ∞[::::| [:;:;:]ヽ_ノ[;:;;]\\ ノ;;i;;;;;ゝ ` ,;;从炎炎',人, |  ̄| し`J V/7Vヘ,ヘV ヽ_ノ ∧_∧ 三(・;:;:;:;:;::)')三三 /;:;:;:;:;:;:;:/ 三三〈;;/三三三 (,___,)__,)
128 :
5/7 ◆LiWish2aKA :2009/12/11(金) 22:26:39 ID:HpK5CtWN0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ……昔、僕がまだ世界を渡り歩く前、仲間の一人に教わったんだ。 | | 晴れた空の下、穏やかなニラ茶畑で―― | └―――――――――――――――――――――――――――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ ,)_,.v''´⌒ヽ. ) ... ..:... ´ヽ. :.:.:.:.:.:.:.:.:.. :..:⌒; __,、 , '⌒::.. ヽ:_:.:.:.:.:.:. :. .: .:.:.:.:..:.ノ ,r ヽ'⌒ `^ -―'^ー-、,'⌒ヽ (::..: :.:  ̄ `ー ‐-‐一´ r'´ .: .: .: .: .:) `-、::. , '⌒ー-‐、 ヽ, ....... ... ... ..::/ ヽ-―--‐-ヽ.っ r_,つ ヽ.:.:._:_:.:.:.:.__ __..:: . ::: ::, ´  ̄  ̄  ̄ ∧w∧ ∧_∧ ∧w∧V/ ( ー *) ( ∀ ) (,, Д)人 >8⊂ | ( ) WWWWWWWWW|,,つ ゚ー゚,,)WWWWWWWWWWWWWWWWWWWW WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW | || || ||;|| || || ||;|| |||| || || ||;|| || || ||;|| || || || || ; || || ||;|| || | || || ||;|| || || ||;|| |||| || || ||;|| || """''""""""''""" """''""""""''""" """''""""""''""" ""''""""""''""" """''""""""''""" ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――――――――――――┐ | そうか。 じゃ、その仲間にも感謝を―― .| └―――――――――――――――――――┘
129 :
6/7 ◆LiWish2aKA :2009/12/11(金) 22:27:54 ID:HpK5CtWN0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ……って、あれ? そういえば、君の居た[空間]の日本って国、 .| | アルコール度数1%以上の酒を自家醸造するのって禁止されてなかったっけ? | └―――――‐v――――――――――――――――――――――――――――┘ ∧__∧ /:;:;., .,;:;\ ナンデソンナニ手際イイノ? /.;:,─ ─.;:;\ /;:;:. (●) (●) .;:;:\ |;:;:, (__人__) ,;:;:;| \:;:;, ` ⌒´ ,,;:;:/ ↑クロです。ほら体とか黒いし!
130 :
7/7 ◆LiWish2aKA :2009/12/11(金) 22:28:39 ID:HpK5CtWN0
┌――――――――――――――――――――――――――――――― | おっと、これはあくまで科学実験だからな! 日本で実験する場合には、 | もちろん実験廃液は廃棄していたに決まってるじゃないか。 | 出来上がった廃液は捨てるんだ。 いいか、ぜ、絶対だぞ! └――‐v―――――――――――――――――――――――――――― |\ ./| | \ ./ | | >-< | 〉 、i _|∧_∧ | -=・- -・/ ─' 'ー\ | u /▼/( ○) (○)\ ウッ… \ 、__,人|:;:;.,.⌒(n_人__)⌒.;\ >、_ \;:;:( ヨ ,;:;:;:| /::::::::::::::`ー─− 厂 ,.,:;;:;/ |::::::::::、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ,.;:::;:\ ━━[ 注意書き ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 現在の日本では酒税法により、一定の許可を得た者以外が、 「1%以上のアルコールを含有した飲料」を作ることは禁じられています。 このスレの真似をするときは、日本国外で行おうね☆(ゝω・)vキャピ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
更新おつです! タイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ!!!
相変わらず面白いな
|ヽ <;;;;;;;;;;> レ ゙ー一'l;;;;;;l ii |- - `T 変態藪木沢教授のなんでも講義 、 Д 、、ノ / /<n> `  ̄ ̄ ̄} ) 〈_〉  ̄ ̄ ̄ , -───/i────────────────── | エー、当然のこととして意外と説明されないことだが。 `ー────────────────────一'
┌――――――――――――――――――――――――┐ │ 消毒用エタノールが80%なのは、 │ 水・エタノール混合液の液化温度が │ 最も低くなるのがそのあたりで容易に作れるからだ └────┬──────────────────┬┘ │ 消毒の効果が高いのは60〜80%のため │ まことに都合がよい ┌───┴────────────────┬─┘ │ とはいっても簡単に80%になるわけではなく │ それなりの設備が必要だが └────────────────────┘
┌──────────────────────┐ │ まあ、それはそれとして今回は諸般の都合により │ 早速だがワイン蒸留実験を行う └┬──────────┬──∨───────┘ │ 諸般の都合って・・・ └───∨──────┘ ___ λ,,λ + ∧_■iii 彡;゚ー゚ミ + ('ヮ `*)h ミ ミ * (<y> / ミ ミ |__| し`J し `J
┌――――――――――――――――――――┐ │ 量が半端(※)なので300mlだけ使うか・・・ └───―――――――∨―――――――――┘ ___ /|/| ∧_■iii (*・∀・) ('ヮ `*) π ( つ Цと<y> ) Ц ワインハーフボトル 375ml ┌―――――――――――――∧―――――――――――――┐ │ こんなことは覚えても使わないと思うかもしれんが │そのうち気の迷いでも災害や海外の貧困地域に救援に行き │ 補給が遅れて消毒用エタノールを自前で作るときが… │ この面子では無さそうだが来るかもしれない └───――――――――――――――――――――――――┘ ワイワイ ガヤガヤ ┌──────────────────────┐ │ それなら蒸留1回ですむ蒸留酒の方がよくね └──────────────────────┘ ┌──────────────────┐ │ いやいや、ウオッカを希釈が最強だろ └──────────────────┘ ∧∧ ∧∧ ( ,,゚) ナナカンバダシ (゚; ) ジジネタハ フウカスルカラ ヤメレ (※)1樽=1バレル=60ガロン(375ml=1/10ガロン)
┌──────────────────────┐ │ いろいろ言いたい事があるのは判るが │ あるものでやるのが今回の趣旨だ └┬──────────┬──∨───────┘ │ 準備できました〜 └───∨──────┘ ___ /|/| ∧_■iii ニヤニヤ ( ・∀・) ||\ ('ヮ `*)h テマワシガイイナ (| つ ○ ▽ (<y> / | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |__| し `.J | .| し `J ∧∧ , -──────────────────── ( ,,゚) < じゃあ、実験器具がなければどうするんですか? `ー───────────────────一'
___ -────────────────
∧■iii ,/ 簡単なものなら空き缶2個に
('ヮ `*)h < ちょっとした工夫をすればできる
(<y> ノ | が、詳しくはAA作りが面倒なので省略
`ー───────────────一'
空き缶二体合体!これで蒸留するんじゃー!
______
/ ヽ
| ⌒ ⌒ |\
| ・ ・ |\\ ノーテンブッスリ
| ___ノ | \\
| _ | \\
| ┼ _ ├│\ | | \\
| / / _/.| \\
| | \\
ヽ_______/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"ヽ
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
ヽ_______/
※にわかづくりの為あまりAAの品質が低いです
当方ではAAの改善を他の方に頼みたいと考えております
(例)
ttp://web.kyoto-inet.or.jp/people/sugicom/kazuo/neta/bake41.html
┌──────────────────────────┐ │ 最初に忘れずに液体の突発を防ぐため沸騰石を入れる │ 実験の序盤に沸騰石の中にある気体が沸騰前に出てくる │ │ この気体が液体をかき混ぜてくれることで、突沸を防げる └───∨──────────────────────┘ ∧■iii ('ヮ `*)h ━━━[四次元殺法コンビからの手抜きの言い訳]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ r ‐、 | ○ | r‐‐、 沸騰石は一度使ったら乾かしても同じ効果は期待できない _,;ト - イ、 ∧l☆│∧ (⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l そのことも説明したほうが良いかもしれないが |ヽ ~~⌒γ⌒ ) r'⌒ `!´ `⌒ ) │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| 基本的なことは土器の話で既に説明されている │ 〉 | | |`ー^ー― r' | │ /───| | |/ | l ト、 | そんな訳で割愛させてもらう! | irー-、 ー ,} | / i | / `X´ ヽ / 入 | ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────────┐ │ さて、沸騰が始まったが最初は取らない │ 厳密にエタノールの沸点78度付近まで待つ必要はないが │ それ以前に沸騰するものは必要ないので集めない │ │ この中には微量だが有毒なメタノールなどが含まれる │ それに、この時点ではエタノールはないも同然だ └──────────────∨───────┘ ___ ∧_■iii ||\ ('ヮ `*)h コーコーレベルダカラ ○ ▽ (<y> / ワカッテイレバ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |__| キカナクテヨシ | .| し `J |\|\ ∧∧ (・∀・*) チョット トイレ (゚; ) ヤスミチュウニ イットケ
┌──────────────────────────┐ │ 濃度を厳密に測れない場合があるので │ 今回は15度未満の表記を信じて14度程度と考える │ │ 100ml内に14ml、300mlなら42mlほどエタノールが │ 含まれていると仮定しよう │ │ 水エタノール混合液の液体14度の沸点と │ 気体50度の沸点が同じぐらいなので │ およそ40〜50度程度の濃度が期待できる └───────∨──────────────────┘ |ヽ <;;;;;;;;;;> レ ゙ー一'l;;;;;;l ii |- - `T 、 Д 、、ノ / /<n> `  ̄ ̄ ̄} ) 〈_〉  ̄ ̄ ̄ ┌──────────────────∧───────┐ │ その濃度を期待できるのが先ほど言った42mlほどだ │ それ以上集めても水の方が多く薄くなってしまう │ │ これをもう一度行うい14mlの半分7ml程度を集めると │ およそ60〜70度程度の濃度になる、それで十分だ │ │ ・・・それはそれとして └──────────────────────────┘
∧∧ ∧∧ λ,,λ ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) 彡 ゚д゚ ミ <;;;;;;;;;;> /| ii l;;;;;;l゙' ー-\| , -─────── T |< こっちみんな! \ 、、 ,ノ `ー──────一' ( { ’ ̄ ̄ ̄ ヽ  ̄ ̄ ̄ (後)
∧∧ ∧∧ (ヮ ;il )゙) Σ (li ∀ )゙) ___ (゙ヽ ( ( , ノ ノつ )) ∧■iii , -──────────────── ('ヮ `;)h < 頼むから実験装置の方を見てくれ (<y> ノ `ー───────────────一' ┌──────────────────────┐ │ 実験に限らず火気の使用時は │ │ 目を離さないようにしよう └──────────────────────┘
┌──────────────────────┐ │ 今回は止めるのが遅く失敗したが │ これでも3回やればどうにかなるだろう │ │ 50%程度なら火を近づけて透明な火が付くことで │ 確認したりするが、より高濃度になると │ 当然だがそんなことをしては危険だ │ │ フラスコの底がヤバイし替えもないので │ 今回はここで中止 └──────────────∨───────┘ ___ ∧_■iii ||\ ('ヮ `;)h トイレ ガエリテイドデ ○ ▽ (<y> / オオゴエ ダスナ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |__| | .| し `J /|/| ∧∧ ( *・) ワタシハ カエッテキター (゚; ) モウオワッテルゾ
生徒Nの攻撃! ┌────────────────────────┐ │ そんなことより │ 今回使われたワインのアルコール度数を調べたところ │ 13度程度しかありませんでした! └───∨────────────────────┘ /|/| ∧_■iii (#・∀・) ('ヮ `;)h と つ (<y> / | | |__| し `J し `J
/| /| ) 教授は経費で買ったワインを ( / | / | ヽ 自分が飲むために少しぬいて ( / | / | ) 薄めておきましたね!!! ( / | / | `V⌒V⌒WV⌒Y⌒VV⌒W⌒Y⌒` / | / | / |___/ | / _ | / `ヽ | | ヽ ノ⌒ | . | ● |___,/ ● | | | / | ヽ | / / ヽ | / / \ | / / > |_/ / / < __ │ \\ │ ┃ / _,,--ー"^` ___) ├── \\ / / ┃ .| ) │ / /| ┃ | ノ └─── ──" | ● | _,,--ー"
教授の冷静な反撃! |ヽ <;;;;;;;;;;> レ ゙ー一'l;;;;;;l ii |- - `T 、 Д 、、ノ / /<n> `  ̄ ̄ ̄} ) 〈_〉  ̄ ̄ ̄ , -───/i─────────────────────── | …その調査に使ったという液体はどうやって持ち出したのかね? `ー─────────────────────────一'
┌──────────────────────────┐ │ その後、罪を認めた生徒Nは残液飲みの刑に処せられた │ おかげで2回目の蒸留とかどうでも良くなった │ │ ありがとう生徒N、さようなら生徒N └──────────────────────────┘ ミ ̄ ̄\ / ̄ ̄ミ ミ ミ >'"~ ̄⌒y'⌒ヽ ミ あの教授の講義は笑い話にしかならないと思ってたけど ミ ミ/ } 〉 ミ ミ / / / )ノ ト、ヽ〈ヽミ 役に立つこともあるみたいね 彡ノ / /ノ イ } ノノ)ノ 〉)) くフ 人ヽノ∠_,,}ノノ∠人ノノし 〈 / ノノ y‐:::r r:‐y〈(( ヽ ( ((  ̄ ,  ̄ {ソ)) )ハヽ.ヽ* ー 一 ノノノ( γ⌒ヽ `ヽソノ ) イ(( ー= __,) ( `ー─―一')、 `ー‐' ______ ,.r―─ く ー── イー--、 / ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`iー----一i´:.:.:.:.:.:.:.:.\. | ⌒ ⌒ | ./ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ | ・ ・ | / :.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |:.:.:.:.:.:.:..y:.:.:.:.| | ___ノ | ――――つづく
お疲れ様です
勉強になるなー乙ですた
>ジジネタハ フウカスルカラ ヤメレ 光画部はどこにでも巣を作るw
┌────────────────────────────┐ │ 蒸留につかう冷却器はリービッヒ冷却器が有名だが、 │ リービッヒ冷却器は冷却水は下から上に流すと効率が良い │ 理由は気泡を残しにくい、向流熱交換といったものがある │ だが、冷却器による部分もあるので軽く流す └────────────────────────────┘ 混合物加熱(蒸発)側 \\__|↑| 入 \ ノ \ \\ \ ついでに冷却は \ \\ \ 蒸発させる機器内に \ \\ \ 置かない方が効率的 \ \\ノ | 人 \ |↑| \\ 蒸留液収集(凝縮)側 ┌──────────────────────────────┐ │ ただ、熱を移すには受け取る側が動いていた方がよい │ 受け取った後に留まっていては効果が薄いということは判って欲しい │ │ 身近なところではパソコンの空冷冷却でファンが活躍している │ 先に挙げた突沸も熱の伝達が上手く行われないことが原因となる └──────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────┐ │ ガラスは実験の状態が見やすいことや耐熱性などの理由で使われるが │ 熱を伝えやすい金属の方が効率は良い │ あと、冷却面に接する面積が多いほうが冷えるので │ 細長い塔の部分が長ければ精度はあがる └────────────────────────────────┘ | | | | | | ←ココ | | | | | | ノ λ _.-= ′ ’=‐._ ,.ィ ヽ . ,ィ'´ ' 、 ┌───────────────────┐ . ; ´ \. │ついでに自作の注意点だが、 ∧ ヘ │冷却が追いつかないと蒸発で増えた体積で ん ハ │ 気体のまま押し出され一部を逃がしてしまう . ハ い │ { } │ だが、密封すれば良いともいいきれない | | │ 機器の強度にも関わってくる い ノ │圧力が強すぎて壊れてしまっては意味がない ∀ / └───────────────────┘ ゙ 、 У \ / ` 、 ' ` -=_____=‐'´
┌────────────────────────────────┐ │ また、蒸留塔の部分に凹凸を設け蒸発と凝縮を繰り返させる方法もある │ これは一度で複数回蒸留したのと同じ効果がある │ 今回の実験だと1回で済むようになり効率は上がるだろう └────────────────────────────────┘ │ │ ├┐┌┐┌┐ │ │└┘└┘└┘ │ │ ┌┐┌┐┌┤ │ └┘└┘└┘│ ├┐┌┐┌┐ │ │└┘└┘└┘ │ │ ┌┐┌┐┌┤ │ └┘└┘└┘│ │ │ ┌────────────────────────────────┐ │ が、回収量と純度は反比例する │ 環境や方法は同じなので、蒸留回数を減らせても回収量は増えない │ │ また、これだけの機器をそろている場合はその説明書を読んだほうがよい │ │ 基本的には温度を見ていればよいが、 │ 期待できる回収量についても触れておく └────────────────────────────────┘
空缶蒸留器の下は別に空缶に限らず さまざまなバリエーションが考えられるが… _ |∵| コノツボハ イイツボダ _| |_ }.... ̄::::{ ,r'´ ヽ ,:' ......::::::::::::.'. {, ,,;;,,} ヽ、 ,,;:;:;:;:;:ノ `''──''′ 補足はこれくらいとして、終る
_。 メリークリスマス / / ===== __ ガシガシ (゚く_:::,,)/ ヽ __/)-') ( ‖ > ) c/⌒ _つ゚ w゚〉っξ リ._‖_ノヽ__ソ (._ノソ「 ̄ ̄ ̄‖‖ ̄ ̄ ̄| (_.ノ\._) | .‖‖ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
157 :
1/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:47:08 ID:zfVHfutN0
\__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≫ ≪ ≪ そいや……さッッッ!! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ グォッ!
158 :
2/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:47:51 ID:zfVHfutN0
ヒ ュ ゥ ゥ ゥ ∧∧ ∧_∧ ∧_∧ ` ゥ (;゚Д゚) ( ;´Д) (;:;;・д) ' \ヾ\ ゥ G:::[:つ| つ/;:;:;:つつ ヾ\ \ _ゥ ノ;;;;;;i;;ゝ人 ヽ/;:;:;/;:| \/こi;;Vヽ 〈_/`J(_(_(,__/(,___,) iゞ:;ソ;:::;] :;;';';..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.,:;.:,;.:.:`-、  ̄ ̄ ̄ ___ ;.;..;..;:. .:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;;: `ー-、 _/ _/\_ .;:..:;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.:.::;.:.;. ; :;: ;::; ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜/〜|/ヽ,〜/〜,;/~\〜〜〜 :.::;.:.;.;.;..;..;:. ,.,:;.;.;..;..;:.,.:.;:;:;:;::;,.,.;:;:;:,{ / ̄ ̄ ヽ/  ̄| ,|
159 :
3/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:48:33 ID:zfVHfutN0
┌┐┌┐ ┌──┤||| | |||| | |||| __ | ├┘|| ∧__〉 | | └┘ V'゙二゙/ ┌┐┌┐ | └───┐ ┌──┐ │||| | | ┌┘ └────┤||| | ┌───┘ | ├┘└┘ | | └┐ ┌──┐ │ | | | | │ │ └──┘ | | | | / ̄》、 ‖ └──┘ └─┘ ┌┐┌┐ 〈__∠/ ‖ ||||┌┐ \ ‖ /  ̄  ̄ ││ }\===l!l:==、,,/{ ┌─┘│ \/ 三三∨\ 《〉  ̄ ̄
160 :
4/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:49:14 ID:zfVHfutN0
' ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;:::: イ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ__,// ;ゞ ゞヾゞ;ゞ ` ゞヾ;ゞ;\ゞ;ゞ |iiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ゞヾゞ;ゞ |iiiii;;;;::::: :レ;:/ ヾ;ゞゞ;ゞ ・・・ヾゞ , ` ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:::: .|:/ ヾゞ ∧__∧ ` ワァ… ´ |iiiiii;;;;;::: :|' (´く_` ) ∧∧ |iiiiiii;;;;((,)| ` | ∞ (∀・ ) |iii;;iiiii;::;:; | | | | | ) i,、,.、、,,、,.,,,、,.、、iiw,,、,.、、,,,wノiiwiiiii;;,.、,|,,、,.、iiwii,,,、,,、,.、、(___,)__),,iiiww,,、,.、,.、,,、,,,,.し`J :;;';';..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:..;.;..;.. ;..;..;:.,.,:;.;.;;.;..;..;:. .:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..: .:.:;:. .:;.,;:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.::;.:. ;,:;.:,;.:..;. ::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:. ..:;. ;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.: . .オオー::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;;..;..;:..: ,;:.;.: .:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..;..;: .,∧∧.,:ヨシ!;.:,;.:.::;.∧_∧..:;. ...:.;.:;..;.;.;..;..;;:.,., ∧_∧ フムフム…; ..;:.,.,:;.:,;.:.::;. :.;.;.;(*゚Д゚).;..;:..:;.,;:.;.:,;.;.(*´∀`).;..;:.,.,:;.:,;.;.:,;.:.::;.:.;.;.; (・−・;:;:) ;:,;.:.: :.;.;.;..;. .;.;..;..;:..:;. ...:.;.:,;.:.::;G:::[:|.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.と つ..;..;:..:;.,;:;.:,;.:.::.;.;.;.:; |∞;:;:;::;) .;..;:.:;.:.;.,:;. ;.;..;..;:. .:,.,:;.:,;.:.::;.:.ノ;;;;i;;;ゝ.;.;..;..;:..:. | || ::;.,;:.;;:,;.:.::;.:.;.;.;..; |;:;:|;:;::;:| ..;:.,.,:;. :,;.:. .;:..:;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.し`J.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;(__)_).:,; .:.::;.:.;.:,;.:.:.:. .; (,__(,___,) .:,;.:.::;.:.;.;.;..;. :.::;.:.;.;.;..;..;:. ,.,:;.;.;..;..;:.,.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..;..;: .,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..:.;..;:..:;.,;:.;.:,; '""゙'"''"''""゙'"゙'""゙'"''"゙'""゙'""゙'""""゙'""゙'""゙""゙'"''"゙'""゙'""""゙'""""''""゙'"''"゙'""゙' ))(ミ(x< ΣxlllllE ))<⌒てx乙 ぷ か ぁ ・・・ l>l;:;:;:;:lx> ΣxlllllE ))<⌒てx乙 <x>:::l<l ┏━━[ 解説 : ガチンコ漁 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 水面に突き出している岩に対して大きな石をぶつけ、衝撃で魚を気絶させる漁法。 ┃ 電気漁と同様、対象が無差別であるため、現代日本では多くの川で禁止されている。 ┃ 現代でやらかして、うっかり現場を河川管理関係の人に見つかると凄いことに。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
161 :
5/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:50:03 ID:zfVHfutN0
┌─────────────────――――――――────────────――┐ | っし、今日の食事の分は各自で分配。 余った分は風呂に使ってる囲いに入れといてくれー。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ┌───――――┐ | 了解したモナ!.| └―――――――┘ ・ ・ ・
162 :
6/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:51:05 ID:zfVHfutN0
) ( こんがり ) ,__ (( ) /iiij ) ( ∫ ∫ ,,....----―';;:::;`―----、.._ノゞ /{ /::o::;;;::;;__ノ'i::;;::#;;::;;..:;;:;;::'':::;:;;:;;:`ー-'^;;=i / ̄ ̄丶 <ニニニニ>:;;;#:》;;ミ{;;゙:::;;:.,:;:###::;;;:::::;;;:;;:;:;((ニニニニニニニ/´)、__,|ニニl `ー―---~---―――''''""~ ̄ ̄ ̄`=` ,ヽ / ___ , --―――--、___ /`ー---/ \ / イ_リ イ_リ ヽ / /:::::::::::::::/ \| _'_ |/ /:::::::::::::::/ | /// |r┬-、}///| /::::::::::::::/ ヽ `ー‐u' / /::::::::::::::/ >、___,</:::::::::::::/ /::::::::::::::|・:::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::|・::::::::::::::::::::/
163 :
7/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:52:23 ID:zfVHfutN0
┌―――――――――――――――――――――――――――― | 狩猟、採取、漁労……食料調達の手段も増えてきたなぁ。ムグ。 └―――――‐v―――――――――――――――――――――― ┌――――――――――――――――――――――――――― | そうだね。 そろそろ余裕もできてきたし、製鉄もいけると思う。 └―――――――――――‐v――――――――――――――― i\ ウメェ… <*゚д) |つ=ΣxlllllE= ノ;;つと) ;;) ,;;从, (.'(;;;):;) ∧_∧ 焼キ魚ガ好キ? V/7Vベヾ (・;:;:;:;:;:;:;) =<x>:::l<l=と;:;::;;:;:;:;:) (;:;:;:;:;:;:;:;)
164 :
8/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:53:27 ID:zfVHfutN0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | んじゃ、そろそろ炭焼きやら砂鉄集めを始めるとして、段取りを説明するとするか。 .| | そもそも製鉄の原理ってのは、要するにFe3O4 + 2C → 3Fe + 2CO2の化学式だ。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ━━━━[ 解説 : 酸化鉄における酸化還元反応 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌―――――――――――――――――┐ [化学式] Fe3O4 + 2C → 3Fe + 2CO2 |とは、 └―――――――――――――――――┘ ┌――【酸化鉄】――┐ | | |(酸素) (酸素)| ┌―‐【炭素×2】――┐ | \(鉄)/ | | | | (鉄)(鉄) | と | (炭素) (炭素) | に熱(※)を加えて反応させると、 | / \ | │ | |(酸素) (酸素)| └――――――――┘ └――――――――┘ ┌――【鉄】――┐ ┌――‐【二酸化炭素×2】――――┐ | | | | | (鉄) | | (炭素) (炭素) | | (鉄)(鉄) | と | / \ / \ | に分離、結合することを意味する | | | (酸素)(酸素) (酸素)(酸素) | └――――――┘ └――――――――――――――┘ ※……950度以上の条件下。それより低温の場合、FeO+CO→Fe+CO2なども。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | つまり炭素(=炭)と酸化鉄(=鉄鉱石や砂鉄)を混ぜて熱してやれば、 | | 鉄についた酸素が分離し、より結合しやすい炭素と結びついて鉄から離れる。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
165 :
9/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:54:10 ID:zfVHfutN0
┌――――――――――――――――――――――――――――― | 原理的にはこう、“水兵リーベ”が分かる程度の奴なら、 | あくびが出るほど簡単に理解できる化学の話なんだが…… └――――――‐v―――――――――――――――――――――― ┌――――――――――――――――――――― | って言うことは、こっからが面倒なわけだね…… └――――――――――――‐v―――――――― ┌―――――――――――――――――――――――――――――― | ちょっと前置きが長くなるが、学者の悪い癖と思って勘弁してくれよ? └―――――‐v―――――――――――――――――――――――― ∧∧ (;-д) |::つ=ΣxlllllE= ノ;;つと) ;;) ,;;从, (.'(;;;):;) ∧_∧ V/7Vベヾ (д-;;:;:) =<x>:::l<l=と;:;::;;:;:;:;:) (;:;:;:;:;:;:;:;)
166 :
10/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:55:20 ID:zfVHfutN0
┌―――――――――――――――――――――――――‐ネバリ―カタサ.――――――――‐┐ | そもそも鉄ってのは不思議な金属で、炭素の含有量次第で展性や硬度が大きく変化する。 .| | 純粋な(純度99.9999%の)鉄は貴金属みたいに煌めいて、手で変形する柔らかさだ。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ━━━[ 冶金学上の鉄の分類 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆【軟鉄 or 錬鉄 】(炭素含有量が0.08%以下の鉄) → 柔らかいけど、そのせいで欠けたり割れたり砕けたりがない。 ◆【鋼】(炭素含有量が0.08〜2.0%の鉄) → 硬度と柔軟性をほどよく併せ持った理想の形態。はがね。 ◆【銑鉄 or 鋳鉄】(炭素含有量が2.0%以上の鉄) → 硬いが脆い。昔のストーブやマンホールの蓋なんかがコレ製。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | それが炭素を調整することで、徐々に固さを増し、柔らかさを失っていくわけだが…… | | 炭の重要性ってのはつまり、「1.酸化還元に必要な熱源」「2.酸化鉄の還元剤」、 | | そして「3.有用品としての鉄を構成する素材」の、三要素すべてを兼ねていることと言える。 .| └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 炭ガ無イト、全部オ手上ゲダ
167 :
11/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:56:05 ID:zfVHfutN0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 現代でも理系の先端で研究されてる話なんで詳細は省くが、 俺はこのうち特に【鋼】が欲しい。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【軟鉄の剣】 【銑鉄の剣】 Σ∧_∧ ガキン!! Σ∧_∧ モナ!? (ii ´∀`) ミ ウソォ!? (ii ・∀・) ミ /| ( ヽg、, ( ヽg、, < / / /.〆\_/| くにゃっ♪ / /.〆\ 〃 (__)__)\_/从 (__)__)\| 从 ぱっきーん すぐ曲がる、刃が潰れる。 すぐ折れる、刃こぼれする。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 残念ながら、【軟鉄】や【銑鉄】は、激しくぶつけあう武器には向かないからな。 | | まぁ、道具としてはそれらも利用法があるんで、あって困るわけじゃないが。 .| └―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
168 :
12/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:57:31 ID:zfVHfutN0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― | そして普通、鉄鉱石や砂鉄から即、【鋼】は得られない。が、たたら製鉄炉やシュトゥック炉なら、 | 部分的には幾らか【鋼】ができるんで、それを使おうと思っている。 ……ここまではいいか? └――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――― ┌――――――――――――――― | うん。 大丈夫、ついていけてるよ。 └――――――――――‐v―――― ┌――――――――――――――――――――――――――――――― | では、それを踏まえた上で製鉄と鍛造の違いについても説明しておこう。 | こう、現代用語をフルに使って知識語りができるのは楽でいいな。 └―――――‐v――――――――――――――――――――――――― ∧∧ (*゚д゚) |::::∞| ノ;;つと) ;;) =<xl-l-l<= ,;;从, (.'(;;;):;) ∧_∧ V/7Vベヾ (・;:;:;:;:;:;:) と;:;::;;:;:;:;:) =<xl-l-l<= (;:;:;:;:;:;:;:;)
169 :
13/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:58:17 ID:zfVHfutN0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 現代じゃ案外そこから知らない奴も多いんだが、鉄鉱石や砂鉄から、いきなり鉄器はできない。 | | まずは高温の炉で、砂鉄や鉄鉱石を木炭や石炭で還元し、鉄の塊を作り出す。これが製鉄だ。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ━━━━━━━━━[ 製鉄 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ボ ,' , ' オ (:' ` , ´ ォ ', )) ( ォ } /( ,i )、 ォ ,' ノし': :ヽノし': :ヽ ォ ((,イ: : :: :V: :: :V) ォ __、ゝ_:_:__:_,::_,__:_: (ノ__, ォ |二二二二二二二二二二二二二二二二二二| |__;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;l;_;;| 8 8 8 8 |_;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;l;__| 8 8 8 8 |__;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;l;_;;| 8 8 8 8 |_;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;l;__| ∧∧8 ∧∧ 8 8 8 |__;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;l;_;;| (;゚ -゚)8O (;゚ -゚)8O 8 8 |_;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;l;__| ヽ つ ヽ つ 8 8 |__;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;l;_;;| フヘ 〜 ヽ 〜 ヽ 8 ∧∧ 8∧∧ シュゴー!! |_;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;l;__| ヽ_)_) ヽ_)_) ,-、 と(゚ー゚*) と(゚o ゚;) |__;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;l;_;;|. |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| シュゴー!! |_;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;(ニニニ| | |__;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;|,_(ニニニ|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| |_;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l_;l_(ニニニ| | |__;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;|;;_| |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ルッペ炉、低シャフト炉、シュトゥック炉、たたら製鉄炉。 炉の種別は数多いが、二つに大別できる。 | | 炉内の温度が常に鉄の融点に達しているか。つまり「鉄を溶かせる炉」と「溶かせない炉」の二つだ。.| └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
170 :
14/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 10:59:24 ID:zfVHfutN0
┌――――――――――――――――――――――――――――┐ | 溶かせない? 製鉄って言うと溶かすイメージがあったけど…… .| └――――――――――――――――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ああ、近代の高温の製鉄炉か、またはその映像を見たな? ドロドロと溶けた鉄が流れてくる奴。.| | あれは炉内の温度が鉄の融点以上なんで、溶けた鉄を下から流して取り出せるって特徴がある。| | だが、別に溶かすことは必須じゃない。 溶けない温度でも酸化還元反応は起こるからな。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━ | |\ ) ( |::::::\ ( ) ( ∧∧ アチー 炉 |\::::::\ ___ ) ∩д゚;) | \/、、 /,--v--ぐ^ヽ、 ヽ ) | `i;i;iヾ /;:;く;::/;:;:ヽ;:;:;ヽr<ヽ | | | j;|;i;;i;、 ドロドロ… ヽ;:;;:v;:;:;: ;:ゝ;:;;:|;:;:〉i, し`J 【高温還元】 【低温還元】 ━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | じゃあなんで近代以降の炉は全部高温かって言えば、低温炉には大きな欠点があってな。 | | 炉の中で酸化還元して底の方で固まった鉄塊を、今度は炉を壊して取り出さないとならねぇ。 | | すると連続操業が効かないんで大量生産ができず、短所が多くてなにかと不便ではあるが―― | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――┐ | 古代にある限られた素材でも作りやすい――? .| └―――――――――――――――――――――┘
171 :
15/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 11:00:27 ID:zfVHfutN0
┌――――――――――――――――――――――――――――――― | 大正解! クロ、アンタ一回、どっかの世界で学生やってみたらどうだ? └―――――――v―――――――――――――――――――――向イテルゼ? ┌――――――――――――――――――――――――――――― | それもいいかもね。 知識が欲しい、と最近少し思っているんだ。 | ところで考古学的にはここ、数千年後には貝塚扱いされるのかな? └――――――――v――――――――――――――――――――― ┌――――――――――――――――――――――――――――――――― | あー、十二分にあり得るな。 貝はあまり無ぇけど、土器片とかも捨ててるし。 └―――――‐v――――――――――――――――――――――――――― 原始時代ヲ実感スルゼ… ∧∧ ∧_∧ (;-Д) (;:;:;:。。) |:::::∞ (;:;:;つつ ノ;;;;;;;;;ゝ |;:;:;:|;:;:| ↓ゴミ捨て場 し`J (,___,)__,) プーン "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`i ・〜 ⊂・ i`"'"^´''"''"' | ミ ∫ | |∫ ドサ ∫ | | -l-l-l;:。> | | -l-l-l:;。>,-l-l-l;:。> | |;:;8;;;:∞;:;8;:;8;;;:∞;:;8;;:∞; | |;・;:∞;;8;:;8;:∞;・;:∞;:;:8;:;:8;:;| `^´''"''"'"'^´''"''^´''"''""`"'
172 :
16/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 11:01:12 ID:zfVHfutN0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | んで、話を戻すが――製鉄の話までは喋ったな? 次が鍛造過程の概観だ。 | | これは製鉄より馴染みがあるぜ? いわゆる鍛冶屋、ブラックスミスの仕事の領域だ。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ━━━━━━━━━[ 鍛造 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ : |i ii |! |li _|_ l7l7 \ /7 /7. |li li / _゙i,_ // // |ii: / / | __/ <> <> γ゙´ ̄ ̄`ヽ / / |`'―――''l ./ / ☆ | | / ________\ | |」゙_____ _,,..-‐''" _________| |_____ ,...-‐''" ::::::: /×x×x×x×x×x×x从、| | .从×x ─ ☆ ,く:::::::::::::::::::: /×x×x×x×x×x×x×x从`'―――''゙ 从x×x×x× |::\ ::::::::::::: ヽ`────────/──W──W──\──‐ |:::::: \::::::::::::::::: ` ̄ ̄ ̄ ̄二 ̄☆ ̄ ̄/ ̄二 ̄三 ̄\ ̄ ̄ ̄三 |:::::::::: \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::: |゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \:::::::::: | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: \:::::: | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: \::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | この鍛造の過程がただの鉄塊を、馴染みのある「鉄器」に生まれ変わらせるってわけだ。 .| | 叩く事で形を変えるとともに、内部の空洞を潰し、結晶を微細化して整えて強度を上げる。 | | 現代じゃプレス機で片付ける作業だが、この時代じゃ石の槌でやらねぇといけねぇな。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
173 :
17/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 11:03:17 ID:zfVHfutN0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 石器と木材、土だけで鉄を作る。 なんつーか、民族考古学者で良かったと本気で思うぜ。| | 東南アジアの方には、まだ石器で製鉄してる民族がいるんで、見た事があるんだよ。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ━━[ 現代でも未だ実在する、石器による製鉄 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 木と石を組み合わせた金挟み ↓ ↓石器のハンマー アヒャヒャ!! [ニX> ( ( ∧_∧ || ウワ、鉄使ワズ鉄作ッテル!? ) ) (∀゚ )つ ∧∧ _<三]>―と ヽ_ (Д゚*) /; :;: :;:.;; :;: :;ヽ (__,)ヽ__) GG::::| "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`__'"'"`"'"^´''"''"'"'^´ ノ;i;;;;;ゝ シュゴー \\ ∧∧ し`J \|⌒と(∀゚*) アッヒャー!! "`"'"^´''"''"'"'^ \と | しヽ_つ "'"`"'"^´''"''"'"' ↑手押しのふいご ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | それで興味が湧いて、その辺の民族についての論文はざっと読んだんだが…… .| | 考えてみりゃ現代じゃ、古式鍛冶の再現者とかでも鍛冶道具は鉄製だもんなぁ。 .| └―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
174 :
18/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 11:07:03 ID:zfVHfutN0
┌――――――――――――――――――――┐ | まぁ、そんな具合で理屈の講釈は終わりだ。 | └――――――――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――┐ | 了解。まずは木炭と砂鉄――だよね?.| └―――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ああ、伐採と炭焼きは任せるぜ。モナーに協力してもらって……60kg程度頼めるか? .| | 俺はジャスやしぃ、でぃたちと砂鉄の方を……30kg程度を目途に集めてみるとする。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ┌─────────―─―――――――――┐ | ずいぶん使うんだね、了解。 | | あ、そうだ。……生産量の見込みは? | └――――――――――――――――――――┘
175 :
19/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 11:08:26 ID:zfVHfutN0
┌―――――――――――――――――――――┐ | なんと5kgも取れれば上々レベルだ。やったね!..| └――――――――――――――――――\_人__人__人__人__人___人__人__/ ≫ ≪ ≪ ちょ、ま―――!? ≫ ≫ ≪ + /\ /\ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ / \ / \ / ゙'----''"´ ヾ + + / `:、 /ヽ /\ ノし / jニニコ iニニ! i. /;:;:;:;\ /;:;:;:;:;\ て | fエ:エi fエエ) /;:;:;:;:;:;:;:;\_/;:;:;:;:;:;:;:;::ヽ ( | /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ̄`;:;:;:;:;:;:;| + ゙、 ー―― |;:;:;:iiiii;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;u;:;:| ヽ ノ|;:;:;:;:iiiii;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:U ;:;:;:;| ` ー- .,, __ ,,.. ' |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; :;:;:| ,.ィ'´  ̄ `ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ ぽ ん っ L | | | ,)- ε= ナーーレ 【ブラック企業って】 60kgも炭焼いて、見返り鉄5kg 【レベルじゃねーぞ!】
176 :
20/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/25(金) 11:09:08 ID:zfVHfutN0
┌──────────――─────―――───── | 古代の鉄ってな、貴金属よろしく貨幣として使えたんだぜ? └―――――――‐v――――――――――――――――― ┌──────────――───── | その理由、今すごく良く分かったよ…… └――――――――‐v―――――――― ∧∧ ガク (;-Д) <<;;::) |:::::∞ しし:;:;:;ヽ ノ;;;;;;;;;ゝ |;:;:|;:;:;| し`J (__,(,___,) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"^´''"''"' ――――つづく
乙でした
お疲れ様でした
179 :
愛花 :2009/12/26(土) 17:09:10 ID:buskDpxT0
180 :
1/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 16:56:14 ID:z6cXbe8b0
┌―――――――――――┐ | あ、鬼の子がいるぞー! | └──――───────┘ ┌――――――――――――┐ | ハハッ、これでも喰らえ! | └――――――――――――┘ ビュッ!
181 :
2/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 16:57:08 ID:z6cXbe8b0
!? ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ( *゚д゚) C( *゚д゚)、ヾ c(д・;)っ ( ) / つ ――二〈;k〉 と ヽ 三二― (_)__) (_)ヽ__)从/ ヽ) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"''
182 :
3/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 16:58:03 ID:z6cXbe8b0
ヒュル ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ( ;゚д゚) C( ;゚д゚)、ヾ (;・д)っ ⊃ ( ) / つ ⊂ c ヽ――二〈;k〉 (_)__) (_)ヽ__) し ヽ) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"''
183 :
4/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 16:58:46 ID:z6cXbe8b0
┌―――――――――――――――――――― | 避けた!? もっと痛いのが欲しいんだな! └――v――――――――――――――――― ┌―――――――――――― | また川に投げ込んでやる! └――‐v――――――――― ∧_∧ ∧_∧ C( #゚д゚)_ ∧∧ と( #゚д゚) 〉 J_三≡= ⊂ (д・;)っ 〉 (_)J (__/ o 〈 ⊃ (__/ 〈_/ ヽ) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"''
184 :
5/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 16:59:27 ID:z6cXbe8b0
!? ∧_∧ スカッ!! ∧_∧ il∧∧ C( ;゚д゚) il ー=( #゚д゚)≡つ (;・дilっ 三 〉 Jつ i|) / G ヘ ilo 〈 (__/ il li (__/ (__,) し ヽ〉il i; J!| "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"''
185 :
6/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:00:26 ID:z6cXbe8b0
┌―――――― | うぎゃぁ!? └――‐v――― パシッ ∧_∧人/ ∧∧ 丶ヽ\ ( ;゚д゚)、 >(д・;)っ ⊃ \ ( ̄) ̄) ベシャ! / G ヘヽ) \(_/ 〈 \ 〉 ヽ (__/ (__,) し ヽ〉 と(; >>つ "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"''
186 :
7/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:00:58 ID:z6cXbe8b0
!? ∧∧il ∧_∧ フッ (;・д) ( ;゚д゚) il )il . ilc っ三/ ―二三つ l! ξ し ヽ〉il(__/ (__,) |i ヽ)il と⌒0(; >>つ "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"''
187 :
8/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:02:10 ID:z6cXbe8b0
∧∧ ∧_∧ ・・・ (д・;)っ ⊃ ( д ; ) ⊃ c 〈 三 / つ ξ し ヽ〉 (__/ (__,) と⌒0(; >>つ "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"''
188 :
9/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:03:54 ID:z6cXbe8b0
┌――――――┐ | ……遅い。 | └――――――┘ ――とりあえず、まずは叱責する。
189 :
10/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:06:22 ID:z6cXbe8b0
┌―――――――――――――――――――― | すみません、遅れました……! ハァ、ハァ…… └―――――――――――‐v―――――――― ┌―――――――――――――――――― | ……狩りは集団行動だ、全体を乱すな。 | 規律が無ければ、集団はまとまれない。 └――――‐v――――――――――――― ∧ |:|:| X /ヽ_,ヘ || ( ,:::::_ゝ)| 返ス言葉モ御座イマセン 〈 つ <<;)、 ソ 〈 || ゼェゼェ しし ヽ (_ノ `J || しヽ〉 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' ――規律を乱しても許される、という認識は何があっても作るべきではない。
190 :
11/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:07:10 ID:z6cXbe8b0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――― | 事情があるとは思うが、それは無関係の人間に迷惑をかける理由にはならん。 | 素振り百回、突き百回。および、今回の狩りの雑事は全てお前が行うものとする。 └――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――― ┌――――――― | は、はいッ! └――――‐v―― ┌――――――――――――――― | さっさと始めろ。時間をかけるな。 └――‐v―――――――――――― / ///ヽ_,ヘ ///( ,:::::_ゝ) ∧∧ <三X==〈 つ======c(д・;) ソ 〈 /// ヽc ヽ )) (_ノ `J // し ヽ〉 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' 少なくとも、犯した過ちをとりあえず清算した、と思える程度には身体を動かさせる。 ついでに諸々の細かい雑事を覚える機会を作ってやれれば、まぁ上出来だ。
191 :
12/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:08:13 ID:z6cXbe8b0
――厳しすぎると言う者も居るが、手ぬるい仕込みでは本人のためにならない。 狩りは獣と、命を競う場。 軟弱ではすぐに食われる。 \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≫ フィー テル ラウ カイ オプ ≪ ≪ 1っ! 2っ! 3っ! 4っ! 5っ! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≫ テル テル ラウ カイ オプ ≪ ≪ 2っ! 2っ! 3っ! 4っ! 5っ! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ / ヒュッ! / / /ヽ_,ヘ / // ( ,:::::_ゝ) / / // ∧∧ 〈 ∞ <三X=========c(д・;)っ=== ソ 〈 ヽ 〈 (_ノ `J し ヽ〉 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' ※……5、2、3、4、5、までの25回がセット。これを4回。 大きな数の単位を使わず、100を数える習慣的な数え方。
192 :
13/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:09:08 ID:z6cXbe8b0
┌――――――――――――――――――― | で……何故、あのガキどもを殴らなかった? └―――‐v――――――――┌――――――――――――――― | え……み、見てらしたんですか? └――――――――――‐v―――― /ヽ_,ヘ ( ,:::::_ゝ) ∧∧ 〈 ∞ <三X=========c(д・;)っ=== ソ 〈 ヽ 〈 (_ノ `J し ヽ〉 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"''
193 :
14/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:09:49 ID:z6cXbe8b0
ヘフス・モーラ どうなるものかと様子を見ていたが、結局この半モララーは手を出さなかった。 ――手を出した方は、一人は自爆、一人は放置。 子供ながら、ずいぶん動きが良くなった。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧∧il ∧_∧ (;・д) ( ;゚д゚) il )il . ilc っ三/ ―二三つ l! ξ し ヽ〉il(__/ (__,) |i ヽ)il と⌒0(; >>つ "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: あの動きの差ならば、殴りつけるなりで痛い目を見せる隙は、十分に見つけられたはずだ。
194 :
15/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:10:45 ID:z6cXbe8b0
┌―――――――――――――――― | それは、その――急いでいて…… └―――――――――――‐v―――― ┌―――――――――――――――――――――――――――― | 手を止めるな。怠けさせるために聞いてはいない。キリをつけろ。 └―――‐v―――――――――――――――――――――――― \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≫ ラウ テル ラウ カイ オプ ≪ ≪ あっ、はいッ! 3っ! 2っ! 3っ! 4っ! 5っ! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ / ヒュッ! / / /ヽ_,ヘ / // ( ,:::::_ゝ) / / // ∧∧ 〈 ∞ <三X=========c(д・;)っ=== ソ 〈 ヽ 〈 (_ノ `J し ヽ〉 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' ――急いでいたとはいえ、あの時点で遅刻は確定だ。 手を出した相手に、泥を舐めさせてから来る選択肢もあった。
195 :
16/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:11:47 ID:z6cXbe8b0
\__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≫ オプ テル ラウ カイ オプ ≪ ≪ 5っ! 2っ! 3っ! 4っ! 5っ! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ ┌―――――――――――――――┐ | ――で、実際の理由はなんだ? | └―――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――┐ | ハァ、ハァ……仕方ない、かな……と、思うんです。 | └―――――――――――――――――――――┘ ――仕方ない? ┌────┐ | 何が? | └――――┘ ┌―――――――――――――┐ | モララー族が、恨まれるのも。 | └―――――――――――――┘
196 :
17/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:12:27 ID:z6cXbe8b0
┌―――――――――――――――――――――――┐ | モララー族に家族を殺された人も、多いですから…… | └―――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧_∧ ( ・∀・) ==○====○===X二> / /(_) <<;;;:'⌒;;.'つ (__) /| ヽつJ;・;;';; ∧∧ ,、,、 lX/ <:::::..^),. (゚o ゚il)(o;,,) // ヽ;:,ζ;;・.:. / つ._,,O /∧_∧ し´∴;;,;;:,.,.;:, / 〈 (^( ・∀・)つ :;, ;: ;,; (_/ ヽ) //\ ( ∧_,,, ,.;:・:,、ノvヽ // ) (__) と'⌒@(;;゙o;;。)つ ;:,.〉 〉ヽ) (__) と;;;・;; (/ ∧_∧ ∧ ∧ ( ・∀・) ヾ\ (゚Д゚'il) ==○====○===X二> ∧_∧`\ /0 #;つ / /(_) と( ・∀)ヾ ) ー‐‐ニニ =======/ ,:;*===X二;;> (__) ヽ ○ (_/ ;.8;.) ; / ∧ \ .;∞;∞;;;, ・ (__) (__) :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――┐ | ……それは、お前が責任を負うべき事柄ではない。 | └――――――――――――――――――――――┘
197 :
18/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:13:16 ID:z6cXbe8b0
┌―――――――――――――――――――――――――― | でも……ギコさんは、僕は人だって言ってくれたけど…… | ベルガ | それでも、僕には鬼の血が流れてるんです。 └―――――――――――――――――――v―――――― /ヽ_,ヘ ( ,:::::_ゝ) =3 ∧∧ 〈 ∞ (。。;) ソ 〈 <三X=======o===o==== (_ノ `J し ヽ〉 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' そうとう捻じれた育ち方をしているな、このガキは。 ……これではギコのように否定してやるだけでは、根本は解決しない。
198 :
19/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:13:58 ID:z6cXbe8b0
ギコ。 奴はよく練れた人間だが、いかんせんまだ青い。 ┌――――――――――――――┐ | もういい。 さっさと終わらせろ。 .| └――――――――――――――┘ ス… /ヽ_,ヘ ( ,∩_ゝ) 〈 ' ) ソ 〈 (_ノ `J そうだな。この屈折しきったガキには……今日の狩りの合間にでも、聞かせてやろう。
199 :
20/20 ◆LiWish2aKA :2009/12/28(月) 17:15:09 ID:z6cXbe8b0
俺の右目から光を奪った、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..:.:.:.:.:|;:;:::i:;:;:;;::::!;:;::::;;;;;lli|| .|.:バヾゞ ゙ ヽヾ ヾ,、ヾー、;;;;;;;|ヾゞゞ;:;:;:;:;:;: ..:.:.:.:.:|;;:;;:;!;:;::::::!i:;;:;::::::lllil| ノヾ ヾヾヾゞ彡 バ ゞヾ バ:.:;;;|:;:;v';:;:;:;;;;:;;: ..:.:.:.:.:|:;:;;;;:!;:;:::::l:;:;;;:;;;;lllill| バ:.:ヾ ゞヾヾ.:バ ヾジ:;;;;;;;`/;:;:;:ll;;:;);:;:l!;:;:;:;:;:;:;: ..:.:.:.:.:|:;:;;:::i:;::::::;;;;;;;;;;::::;iili| ノバヾゞシー-、ミゞ;:;ヾゝゞ:;:;::;\ー-|;;;;;;:;::::::::::::;::; ..:.:.:.:.:|:::;;:;;;i!;;::;:::::;;:;;;::;;iiill| バ ヾゞヾノヾゞゞ゙.:;ヾ;:;:/バ;:;:゙'.、|;:;:;:::;;;:;;;:;;: ..:.:.:.:.:|::;:;:;:;!::;:;l;l;::::::;:::;:;::::| ,.w ww '""゙" |::;:;:;:;;;;::!バ゙ヾヾ.:ヾ;:;ヾゞ゙;;:;:;y;::;::\l;;;;;;;;;;; ,ノ;::: ';l:v:.:::;;;;i;:;;、:;;:;;:;|/"wwwww ,.. www ww ノ.:ヽ.:.:.;;;|.:.:..,:| .ゞヾ\;;;;;;;;;;;:;::ヽ;:;:;:;:;ヽl;;;;;;;; /:;;;:::;::::::ヽ::::;;;:;;:;;ヾ;;;;;;ヽ-、 ,, ""゙ ' ,.,,.. /.:.:.:.:i.ヽ-'、.:.:.:|-、.:.:.:.:..\;;;;:;;;:;::::;;;;;;;:;::;l|;;:::::::: /;:;;;;:;;;;:;:;:;/:;!;:;:;:::::;;;:;ヽ;;;:ヽ;;;(,,") w wwWw /.:.:.:.:./.:.l.:.:.ヽ.:/ヾ >、.:.:.:.:.:.\:;::;;;;;::;:;:;:;;;:;;:::::;::::: ;:;; , -ー''''"ヾ;:;;;:;;;:;;;;:;_;:;ヽl;ヽ、ノ| ''"" '""'' .:.: ´"w"WwWwヾ.:.:.:.:l;:,;,;wWw.:.:.: ヽ;::;:;:;;;;;;;;/.:;;:;;:;!;;: ''''"wWwwWwwWWwwwWw`:;:wW r、 |`ー-:.:::...;;;;:;!i.:;; wWwwwWWwww___________, -'/__ |;:;::::;::::;:::;:;:;::::::: .:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:/ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ /r.、ヽ |;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::: ノi |!三三三三三.:三三三三三三三| |@i!| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::: '.ニニニニ.:从ニニニニニニニニi!.ヽ'/wW Α_Α |;;;;;;;;;;;;;;;:;;::::::::::: ,;;'人,,i .:, /ヽ_ ヘ (Д ) |;;;:;;;;;;;;;;;;;:::::::::::: ''"" :. . ::. ノノ .:;.(.===(;∩_ゝ)つ==X三> <三と[ ) i;:;;;;;;;;;;;;;;;::;:::;;;;::::: (゙: ,.:.人:., / ヘ ノ_,_,_,_,_ゝ |;;:;:;;;;;;;;;;;::::::::;:::::: 从ヾ;. '',人ヾ,(_ノ ヽ_).:.: (__/ ヽ__)__ --|;:;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;:::: '''''"'"''''"'''" , -─── '" ̄ ̄ ̄ l-、∠ ̄_/;:;:;;;;;:;;;:;;;;::::;:;:::;::: '" ''" wwWww _/─-- '" ヽ- , -ー/;:;:;:;:;:;:;:l!:;:;;:;:;ヽ;;/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: モ ー ラ シャタッフ 一人のモララー族の、戦士の話を。 ――――つづく
乙ッ乙ゥ!
乙 続きが凄く気になる
202 :
1/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 11:48:29 ID:/b9s0ejp0
\__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≫ ≪ ≪ けぁああああああああああああああああッッ!! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ _ Α_Α 円_円 _-= ̄  ̄:,.;+';∀ ) グ… -=≡ ¥#・Д・)'' __ニ_mn,;’・,‘ ) -=≡ / 〈⌒i -‐ ̄  ̄`T´ ! / | -=≡ | i/ / ノ /| //、/ -=≡/!_,ノ / | `ー' / -=≡ / / \ | / -=≡ | | \ `、 | | -=≡ j / ヽ ) \ \ -=≡ / ノ ノ ノ > ヽ -= / / レ´ 〈_/ `、_〉 ――獲った、と思っただろうか? 素手とはいえ、私に勝利したと。
203 :
2/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 11:49:39 ID:/b9s0ejp0
|ヽ _ _ __ フッ!! | __ __ ̄ ヽ __ ヾヾヾヾヾ \_/_wu'Α_Α 円_円ヾヾ_-= ̄  ̄:,;・';∀ ) -=≡ ¥il・д・)'' __ニ_mn,;’;,‘ ) -=≡ / 〈⌒i -‐ ̄ ヽ ̄`T´ ! / -=≡ | i/ / ノ ヾ `、 | / -=≡/!_,ノ / ヽ .l|, `ー'´ -=≡ / / \ i| |! -=≡ | | \ `、 . ll li -=≡ j / ヽ ) ';! ;l -=≡ / ノ ノ ノ ';, ''; -= / / レ´ ''; `、_〉 違う。 君は私に――
204 :
3/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 11:50:20 ID:/b9s0ejp0
Α_Α __( ∀ ) (´ ̄__ミf⌒n l ヾ ,, -‐-、  ̄| ./ミ、ノi. | ヾ / ,, i 、 ヽ/ 人 \ | ブッ!! 円_円 /__/ ヽ__ノ ヾ /___¥,.;'';'≡ ̄`` /  ̄/ 〃 ,;、_;;、 .___ノ ヾ | ;l|' ';、` ヾ'; /!_ ヾ、';.,.!;、 | / ’';,..;,ヽ;, . \ `、 〉 〉 ゝ ) l_ノ 〈 . | | .| `、_〉 獲られたんだ。
205 :
4/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 11:51:01 ID:/b9s0ejp0
Α_Α ,r'' ( ∀ )⌒ヽ | .| と⌒i ゝ 〉 . 〈___⌒ ̄ミ ミ__ノ . | ̄` | |、__ グッ ,,-‐( | | `ヽ __ /____〉 | |⌒f ノ n/´__ .「 _ ノ ノヽ〈 / 'ー-'´ / |_ノ¥ ̄ ¥i く_ ヽ, j ,ノ 円 ̄円 | |. ̄ / / ’';・. | . | < く 〈_____) ヽ__) これで、
206 :
5/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 11:52:07 ID:/b9s0ejp0
!|i |i |i Α_Αil !| ( 。 。 )il __ ,r''´ `ヽ ( ̄ `i ,''| .| と⌒i ゝ 〉 .`ヽ ヽ_/ 〈___⌒ ̄ミ ミ__ノ ̄ノ \ ,i | ̄` | |,| / / ドッ!! `ー''ノ ノ | | \ / _ ___/ ,/ ,r| | ヽ n/´___ _/ ,ノ ノ,ゝ ,, 'ーt'´ _/ ¥ヽ__ ノ し'' ̄ 円 ̄円 ――――決まりだ。
207 :
6/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 11:53:05 ID:/b9s0ejp0
┌――――――――――――――――――――――― | あ、あイダダダダ!? 参りました! 参りました!! └――――――――――‐v―――――――――――― Α_Α (#) 。。) ギュゥゥゥ… 〈 G _\ヽ_つ(ヽ (__ヽ__)( ¥ココ (__/ < し > /Yヾ バンバンッ!! ※……練習で関節を取った時は、安全のためゆっくりと引き絞りましょう。
208 :
7/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 11:55:37 ID:/b9s0ejp0
・ ・ ・ ┌――――――――――――――――――――――――――――――― | やれやれ……相も変わらずその無敵ぶり。どうにかなりませんか? | これでも徒手格闘、閉所の多いマニールの里の得意分野なんですが。 └――――――――――――‐v―――――――――――――――――― ┌――――――――――――――――――――――――――――― | こらこら……一撃いいのを入れておきながら、ひどい言いようだね。 └―――‐v――――――――――――――――――――――――― Α_Α 円 円 (#)-∀・) ¥・∀-;¥ ( / | ( ) く_,_,/_,_ゝ | | | (__)__) (_(__) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' ――実際、私から見ても悪くない一撃だった。 もう少し突進力があれば、あんな大道芸めいた大技では捌けなかっただろう。
209 :
8/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 11:58:11 ID:/b9s0ejp0
――たった一人の戦士にできることなど、限られるというのに。 皆は少しばかり、私を過大に見過ぎるところがある。 ┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 散々負け続けで、挑む気力も失せてきていましてね…… | | 我々のような才なき身では、貴方に勝てはしないと悟ってきたところです。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――――――――――┐ | 才能がなければ勝てない? ――それは、違うよ。 | └――――――――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――┐ | 違う――と、仰いますと? | └――――――――――――┘ ┌――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 私は、九割がた敗北して殺されかけた事がある。 | | 特に武の才能に恵まれたわけでもない、ただ一人の男に――ね? | └――――――――――――――――――――――――――――――┘ ┌――――――――┐ | ……ッッッッ!? | └――――――――┘ ――やれやれ、これを話しただけでも、ずいぶん驚かれてしまう。
210 :
9/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 11:59:17 ID:/b9s0ejp0
┌―――――――――――――――――――――― | そんなにびっくりするほどの事じゃないんだが…… | そうだね、気になるなら聞かせてあげようか。 └―――‐v―――――――――――――――――― Α_Α 円 円 (#)-∀・) ¥ ∀ ;¥ ( / | ( ) く_,_,/_,_ゝ | | | (__)__) (_(__) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' まぁ、たまには昔を思い返すことも悪くない。 久しぶりに、語るとしようか――
211 :
10/10 ◆LiWish2aKA :2009/12/29(火) 12:00:10 ID:/b9s0ejp0
私を死の直前まで追いつめた、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..:.:.:.:.:|;:;:::i:;:;:;;::::!;:;::::;;;;;lli|| .|.:バヾゞ ゙ ヽヾ ヾ,、ヾー、;;;;;;;|ヾゞゞ;:;:;:;:;:;: ..:.:.:.:.:|;;:;;:;!;:;::::::!i:;;:;::::::lllil| ノヾ ヾヾヾゞ彡 バ ゞヾ バ:.:;;;|:;:;v';:;:;:;;;;:;;: ..:.:.:.:.:|:;:;;;;:!;:;:::::l:;:;;;:;;;;lllill| バ:.:ヾ ゞヾヾ.:バ ヾジ:;;;;;;;`/;:;:;:ll;;:;);:;:l!;:;:;:;:;:;:;: ..:.:.:.:.:|:;:;;:::i:;::::::;;;;;;;;;;::::;iili| ノバヾゞシー-、ミゞ;:;ヾゝゞ:;:;::;\ー-|;;;;;;:;::::::::::::;::; ..:.:.:.:.:|:::;;:;;;i!;;::;:::::;;:;;;::;;iiill| バ ヾゞヾノヾゞゞ゙.:;ヾ;:;:/バ;:;:゙'.、|;:;:;:::;;;:;;;:;;: ..:.:.:.:.:|::;:;:;:;!::;:;l;l;::::::;:::;:;::::| ,.w ww '""゙" |::;:;:;:;;;;::!バ゙ヾヾ.:ヾ;:;ヾゞ゙;;:;:;y;::;::\l;;;;;;;;;;; ,ノ;::: ';l:v:.:::;;;;i;:;;、:;;:;;:;|/"wwwww ,.. www ww ノ.:ヽ.:.:.;;;|.:.:..,:| .ゞヾ\;;;;;;;;;;;:;::ヽ;:;:;:;:;ヽl;;;;;;;; /:;;;:::;::::::ヽ::::;;;:;;:;;ヾ;;;;;;ヽ-、 ,, ""゙ ' ,.,,.. /.:.:.:.:i.ヽ-'、.:.:.:|-、.:.:.:.:..\;;;;:;;;:;::::;;;;;;;:;::;l|;;:::::::: /;:;;;;:;;;;:;:;:;/:;!;:;:;:::::;;;:;ヽ;;;:ヽ;;;(,,") w wwWw /.:.:.:.:./.:.l.:.:.ヽ.:/ヾ >、.:.:.:.:.:.\:;::;;;;;::;:;:;:;;;:;;:::::;::::: ;:;; , -ー''''"ヾ;:;;;:;;;:;;;;:;_;:;ヽl;ヽ、ノ| ''"" '""'' .:.: ´"w"WwWwヾ.:.:.:.:l;:,;,;wWw.:.:.: ヽ;::;:;:;;;;;;;;/.:;;:;;:;!;;: ''''"wWwwWwwWWwwwWw`:;:wW r、 |`ー-:.:::...;;;;:;!i.:;; wWwwwWWwww___________, -'/__ |;:;::::;::::;:::;:;:;::::::: .:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:/ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ /r.、ヽ |;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::: ノi |!三三三三三.:三三三三三三三| |@i!| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::: '.ニニニニ.:从ニニニニニニニニi!.ヽ'/wW Α_Α |;;;;;;;;;;;;;;;:;;::::::::::: ,;;'人,,i .:, /ヽ_ ヘ (Д ) |;;;:;;;;;;;;;;;;;:::::::::::: ''"" :. . ::. ノノ .:;.(.===(;∩_ゝ)つ==X三> <三と[ ) i;:;;;;;;;;;;;;;;;::;:::;;;;::::: (゙: ,.:.人:., / ヘ ノ_,_,_,_,_ゝ |;;:;:;;;;;;;;;;;::::::::;:::::: 从ヾ;. '',人ヾ,(_ノ ヽ_).:.: (__/ ヽ__)__ --|;:;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;:::: '''''"'"''''"'''" , -─── '" ̄ ̄ ̄ l-、∠ ̄_/;:;:;;;;;:;;;:;;;;::::;:;:::;::: '" ''" wwWww _/─-- '" ヽ- , -ー/;:;:;:;:;:;:;:l!:;:;;:;:;ヽ;;/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: エルガ ……一人の練達の、狩人の話を。 ――――つづく
オルジ...俺はもう行く。皆の事託せるか? はい。どうかご無事で。 vvi 死にはせんよ。かならず戻る。 そして、お前との約束を果たす。 友達を増やす... ですか? フフッ...さあな、お前とはあまりに多くを約束してしまった。 ∧_/ヽ ∧_/ヽ (,,゚_ゝ ) (-<_-,,) ( ) ( > wwv ソ ノ ヽ ソ ww (._人_,) (_.人._)
さて、それじゃあ行くとするよ。 オルジ、皆は任せるぞ。 異端と呼ばれたお前には荷が重いかもしれんが… 師よ。行く前に一つだけ。 ∧_/ヽ /ヽ_ヘ (,,゚_ゝ ) (,,-_> ) ( つ ( ) wwv ソ ノ ゝ リ ww (._人_,) (_.人._)
_ // / / ヽ / / \ / /  ̄丶/ / _/ ヽ 一つだけ.....たった一つ。 | 必ず戻ってください。最後の約束です。 | / / /
/ヽ /ヽ . /:: ヽ /:: ヽ /::: ヽ ./::: ヽ . /::: ヽ_/:::: ヽ /::::  ̄ ヽ ...フフ ,':::: ', また、約束が増えたな。 . |:::::. | ';::::::... ,' \:::::::::...... /
フフッ... オルジ、お前も成長したもんだ。 またな、チビスケ... …… ∧_/ヽ /ヽ_ヘ (,,゚_ゝ ) (,,-_> ) ( ) ( ) wwv ソ ノ ゝ リ ww (._人_,) (_.人._)
| | | | , /ヽ ヽ丿
| | | | | | ピチャ 。 。 ゚ , ゚ 。
_______________ .| | .| 今までに一度だけ起こった現象 |________ .| | .| そしてこれからは起こるはずのない現象.│ .|________________________|
それから12回目の日の出を迎えた朝........
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ (,::-:::::::) 師は約束を守らなかった。 /:::::::::::つ=====X三> いや、約束は守ったのだろう。 し  ̄) 結果として師は戻ってきた......骸として。  ̄ ̄
思い出というのはすぐに忘れるものだと思っていたが..... なかなか鮮明に思い出せるものだな..... なんにせよ、今はコイツの事に集中せねばな.... / ヒュッ! / / /ヽ_,ヘ / // ( ,:::::_ゝ) / / // ∧∧ 〈 ∞ <三X=========c(д・;)っ=== ソ 〈 ヽ 〈 (_ノ `J し ヽ〉 "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"''
223 :
投下オワリ :2009/12/29(火) 17:52:00 ID:G4FP4CG1P
また、カウントをミスってしまった… なんにせよいい感じに伏線になれば幸いです。 もしかして邪魔してしまったかもしれないですが… とりあえず、もうすでに構想は決まってるならパラレルとして、もしくは別物として扱ってください。
さっき、川原でやった六尺兄貴凄かったです!ガチムチの色黒兄貴がオッス連呼で 張型ケツにぶちこまれ腰振ってました。俺もくわえさせられて浣腸食らい無様に 排便さらしました。バリカン出されたときは一瞬引いたけど、兄貴の「いやなら 止めていいんだぜ!」の一言で覚悟決め、生まれて初めて丸刈りになりました。そ の後、脇・チンゲも刈られてビンビンのマラ、思いっきりしごかれ派手にガチムチ 兄貴の顔に飛ばしました。スッゲー男らしく気持ちよかったです。また行くとき カキコして下さい!帰ってから丸刈りの頭見て、また感じまくってます!
すいません^^; 誤爆しましたorz
リアルタイムキターと思ったらわろた
なんかものすごいのが上にあるが、投下お疲れ様w いいなぁ、こういう演出
乙ッ乙ゥ!
乙です たくさんの約束気になるな〜
230 :
最期1/13 :2009/12/30(水) 15:19:43 ID:Sw3euzDfP
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ ウグッ.... /ヽ_∧ (,,-,_>:::) ( ・∀・) / ::*三X====== / > し ::;;  ̄) し )  ̄ ̄ (_.ノヽ._)
231 :
最期2/13 :2009/12/30(水) 15:21:05 ID:Sw3euzDfP
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ スッ /ヽ_∧ (,,-,_>:::)つ ( ・∀・) / ::*三X====== / > し ::;;  ̄) し )  ̄ ̄ .....(_.ノヽ._)
232 :
最期3/13 :2009/12/30(水) 15:21:58 ID:Sw3euzDfP
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ ブチィッ! /ヽ_∧ て (,,-,_>:::)つ=======X三> (・∀・; ) そ / ::*:::ッ゙ / > し ::;;  ̄) し )  ̄ ̄ .....(_.ノヽ._)
233 :
最期4/13 :2009/12/30(水) 15:23:21 ID:Sw3euzDfP
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ /ヽ_∧ ヘナッ (,,-,_>:::)つ=======X三> _(T∀T ) / ::*:::ッ゙ ( ヽ | ガクガク し ::;;  ̄) ( ̄ ,U  ̄ ̄  ̄ ̄
234 :
最期5/13 :2009/12/30(水) 15:24:53 ID:Sw3euzDfP
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ /ヽ_∧ オ、オタスケ.... (,,-,_>:::)つ=======X三> _(T∀T ) / ::*:::ッ゙ ( ヽ | ガクガク し ::;;  ̄) ( ̄ ,U  ̄ ̄  ̄ ̄ キサマらそう言ってきた人間を 何人殺した...?
235 :
最期6/13 :2009/12/30(水) 15:25:39 ID:Sw3euzDfP
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ /ヽ_∧ そ、それは命令で....ヒイィッ! (,,-,_>:::)つ=======X三> _(T∀T ) / ::*:::ッ゙ ( ヽ | ガクガク し ::;;  ̄) ( ̄ ,U  ̄ ̄  ̄ ̄ 知ったことか...キサマらのせいでッ!
236 :
最期7/13 :2009/12/30(水) 15:26:51 ID:Sw3euzDfP
/ヽ /ヽ . / ヽ / ヽ / ヽ ./ ヽ . / ヽ_/ ヽ / ヽ ・・・・・・・・・・・・・ ,' __,, 、 ', . | ヽヒ'ソ ゝ ── | ヽ ,' \ __ /
237 :
最期8/13 :2009/12/30(水) 15:28:11 ID:Sw3euzDfP
オレはある事を考えている。 アイツらと友達になる方法だ。 /ヽ_ ヘ ∧_∧ (,,-_ゝ-) (,,゚_ヽ) < > wwv ( ) ヽ ソ ww ∪∪ (_.人._)
238 :
最期9/13 :2009/12/30(水) 15:29:29 ID:Sw3euzDfP
_ // / / ヽ / / \ / /  ̄丶/ / _/ ヽ 一つだけ.....たった一つ。 | 必ず戻ってください。最後の約束です。 | / / /
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ /ヽ_∧ (,,-,_>:::)つ=======X三> _(T∀T ) ハ、ハイィ! / ::*:::ッ゙ ( ヽ | ガクガク し ::;;  ̄) ( ̄ ,U  ̄ ̄  ̄ ̄ .....行け。 他の連中に見つからんようにな....
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ (,,-,_>:::) スッ... ヒエェェェェェッ > / ::*:::つ=====X三> し ::;;  ̄)  ̄ ̄
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ (,,-,_>:::) / ::*:::つ=====X三> し ::;;  ̄)  ̄ ̄ 必ず戻る.....か... チビスケ、最後の約束守れなかったな....オルジ....
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l|| il|!ll| Y ;;/,,"" |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛"" .|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/ ,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,;;,゛|il| |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:. 、"";;,,,;,゛ il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" .|ill |!i| |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,"" il|!ll| |!,ii |ill|il|!l) |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill| |ill| .|il|lil| (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|lii!| |ill| (il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ill| |l|!| .|!lli!i| Yii! il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lli!i| |!,ii |!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw, /ヽ_∧ (,,-,_>:::) / ::*:::つ=====X三> し ::;;  ̄)  ̄ ̄
243 :
投下オワリ :2009/12/30(水) 15:35:24 ID:Sw3euzDfP
調子に乗って外伝的なモノ。 どうしてもスピード感がないものになってしまう。 といってもこれはどうしてもやりたかったので。 それでは。
otu
バサバサ ≦゚;;;ヽ 彡ミ;;;;;;彡ミ ≦゚;;;ヽ ^ ^ 彡ミ;;;;;;彡ミ ノノ ^ ^ ≦゚;;;ヽ バサバサ ノノ 彡ミ;;;;;;彡ミ ^ ^ ノノ , ⌒ヽ `ー'⌒ヽ ) ┌‐‐‐‐‐‐ Y⌒ ヽ Uある晴れた昼下がり、狩り場へ向かう道ー ´⌒ヽ └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→
┌──────── │ おお、獲物獲物。 └─────y──‐ ∧,,/⊂ヽ ミ,,゚Д゚彡ノ ,≡[ミ::ヽソ:ミ==、  ̄ミ:::::|::::ミ ̄ ,wiレノvv;, し'`J ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
┌─────── │ さぁてさて…… └─────y─‐ ∧,,∧ ゴソゴソ ミ,,゚Д゚彡 ≡[ミ::ヽソ:ミO====、 )) ミ:::::|::::ミ ̄ ̄ ̄ ,wiレノvv;, し'`J ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
┌────────────── │ 今日の晩飯は鳥の丸焼きだ! └─────y────────‐ ∧,,∧ ト、 ミ*゚Д゚彡|l| ≡[ミ::ヽソ:::]O ミ:::::|::::ミ |l| ,wiレノvv;, し'`J レ ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
ゴソゴソ ∧,,∧. ト、 ミ ,,゚Д彡|l| {{ ≫─O[::::ヽソ::::]O ミ:::::|::::ミ |l| ,wiレノvv;, し'`J レ ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
∧,,/ト、 ミ,,゚Д|l| ≡ミ::]つO―l> ミ:::::|::|l| ,wiレノvv;, し'`,レ ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
/ヽ ギリリ… ∧ / l| ミ/::]つ―Ol> ≡[ミ:::ノ::ヽ l| ミ:::::|::::`、ノ ,wiレノvv;, し'`J ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
_ --‐――O' ギギギ… <\ / `, ≡[ミ:]つ ̄ ミ:::::|::::ミ ,wiレノvv;, し'`J ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
≦゚;;;ヽ 彡ミ;;;;;;彡ミ ≦゚;;;ヽ ^ ^ 彡ミ;;;;;;彡ミ ノノ ^ ^ ≦゚;;;ヽ ノノ 彡ミ;;;;;;彡ミ ^ ^ ノノ , ⌒ヽ `ー'⌒ヽ ) Y⌒ ヽ | カァーン…/ ´⌒ヽ
从 ! て ≦゚;;;ヽ 彡ミ;;;;;;彡ミ ≦<;;;ヽ ^ ^ 彡ミ:i:;;;;彡ミ ノノ 从 _/ ^ ^ て ≦゚;;;ヽ `/ ビスッ ノノ 彡ミ;;;;;;彡ミ // ^ ^ / ノノ , ⌒ヽ `ー'⌒ヽ / ) Y⌒ ヽ ´⌒ヽ
┌─────────‐ │ オラッ、まず一羽ッ! i| └─────y───― l |i ヒュー… _ ミ;;、 --‐――O' ギギギ… (;;ミ彡-≪ <\ / `, ヽ;;-> ≡[ミ:]つ ̄ ミ:::::|::::ミ ,wiレノvv;, し'`J ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
从 /;;;;゚≧ て 彡ミ;;;;;;彡ミ ^ ^ ! ノノ ≦×;ヽ 彡ミ:i:;;;;彡ミ _/ ^ ^ `/ ザッ!! ノノ , ⌒ヽ / `ー'⌒ヽ // ) Y⌒ ヽ / ´⌒ヽ /
┌───────― │ それ、もう一丁! i| l| └─────y─―‐ |i i|! _ r;;彡 | |! --‐――O' ギギギ… ,,,,',;;;;;;、 <\ / `, 彡<-;;;;ノミ、 ≡[ミ:]つ ̄ | ミ:::::|::::ミ Α ,wiレノvv;, し'`J ミ;;、, , ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^(;;ミ彡-≪"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''" `´'' ヽ;;-> "^´
_/ `/ スカッ / / ゚。 ゚ -―=三 /;;;;>> -―= 彡ミ;;;;;;彡ミ ^ ^ // , ⌒ヽ / `ー'⌒ヽ ) Y⌒ ヽ ∧,,∧ ´⌒ヽ ┌ ミ;゚Д゚彡' ───────────────────────‐┐ │ ……あッ! │ └───────────────────────────―┘
┌────────― │ ッチ、逃がすかッ! └─────y──―‐ ゴソゴソ ∧,,∧. ト、 ミ ;゚Д彡|l| {{ ≫─O[::::ヽソ::::]O ミ:::::|::::ミ |l| ,wiレノvv;, し'`J レ ミ;;、, , r;;彡 ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^(;;ミ彡-≪"''"" ,,,,',;;;;;;、''`'"''""`"^´''"''''" `´'' ヽ;;-> 彡<-;;;;ノミ、 | "^´
∧,,/ト、 ミ;゚Д|l| ≡ミ::]つO―l> ミ:::::|::|l| ,wiレノvv;, し'`,レ ミ;;、, , r;;彡 ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^(;;ミ彡-≪"''"" ,,,,',;;;;;;、''`'"''""`"^´''"''''" `´'' ヽ;;-> 彡<-;;;;ノミ、 | "^´
/ヽ ギリリ… ∧ / l| ミ/::]つ―Ol> ≡[ミ:::ノ::ヽ l| ミ:::::|::::`、ノ ,wiレノvv;, し'`J ミ;;、, , r;;彡 ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^(;;ミ彡-≪"''"" ,,,,',;;;;;;、''`'"''""`"^´''"''''" `´'' ヽ;;-> 彡<-;;;;ノミ、 | "^´
/ヽ ギギギ… ∧/ l| (::]つ<――Ol> ≡[ミ:ヽ\ l| ミ:::::|::::\ノ ,wiレノvv;, し' `ヽ,) ミ;;、, , r;;彡 ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^(;;ミ彡-≪"''"" ,,,,',;;;;;;、''`'"''""`"^´''"''''" `´'' ヽ;;-> 彡<-;;;;ノミ、 | "^´
\__人__人__人__人__人__/ ≫ ≪ ≪ ぜいやッ! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ /l 、ノし// カイィーン…!! ∧,,∧ |l i / '⌒ヽ( ミ#゚Д゚彡O } ―=―} >───=――=―=― ≫――l> ⊂[::::ヽソ:::ノ |l i =、__ノ ( ミ:::::|::::ミ. 、| '⌒Y⌒\ ,wiレノvv;, し' `ヽ,) ミ;;、, , r;;彡 ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^(;;ミ彡-≪"''"" ,,,,',;;;;;;、''`'"''""`"^´''"''''" `´'' ヽ;;-> 彡<-;;;;ノミ、 | "^´
ヒュォォ… -―=三 /;;;;>> ──=――=―=― ≫――l> -―= 彡ミ;;;;;;彡ミ ^ ^ yWywY ,wiレノvv;, wwYwii|iLl|ll|i ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
ギッ!! ___ /;;;;゚'<・∵ ──===―=― ≫―彡ミ;;;;;;彡ミ ^ ^ yWywY ,wiレノvv;, wwYwii|iLl|ll|i ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
li | | i i| l ヒュー… イ,,イr;;彡 彡ミ;;;;;;;;彡ミ‐≪ >。,;;ノ  ̄ yWywY ,wiレノvv;, wwYwii|iLl|ll|i ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^ `´'' "^´
┌──────── ┌─────┤ おお、皆中皆中! │ どこがだ。└─────y──‐ └──v─── コツン ☆ ◇ノ {::::_,Y´:} /∧,,∧ ト、 彡#゚ -゚ミ').ミ*゚Д゚彡|l| 8ミ:::ヽソ:ミ'≡[ミ::ヽソ:::]O 8 ミ:::::|::::ミ ミ:::::|::::ミ |l| ,wiレノvv;,彡 し'`J し'`J レ ミ;;、, , r;;彡 ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^(;;ミ彡-≪"''"" ,,,,',;;;;;;、''`'"''""`"^´''"''''" `´'' ヽ;;-> 彡<-;;;;ノミ、 | "^´
┌───────────────‐ │ うぁッ!アシル、なんでここにッ!? ┌──────┴────y────────────── │ つりめえらはり、にぃにあいたいたずねてきた。つれてきた。 └────v───────────────────── {::::_,Y´:} ∧,,∧ ,-, 彡#゚ o゚ミ ミ゚Д゚;彡/ 8ミ:::ヽソ:ミ ミ::]つ:::O 8 ミ:::::|::::ミ ミ::/::::::ミ' ,wiレノvv;,彡 し'`J (( (,/ `J ミ;;、, , r;;彡 ''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^(;;ミ彡-≪"''"" ,,,,',;;;;;;、''`'"''""`"^´''"''''" `´'' ヽ;;-> 彡<-;;;;ノミ、 | "^´
┌───────────────‐ │ え、ニダーが?……何の用だろう? ┌──────┴─────────y────── │ アシル、ようじきいてない。じぶんできけ。 ホルホル └────────v───────── ll // = ∧_∧ {::::`Y´:} ∧,,/'ト、 < *`∀´> 彡*゚−゚ミ ミ゚Д゚,,|l| ( ) 8ミ:::ヽソ:ミ ≡ミ:ソノ::::O | | | 8 ミ:::::|::::ミ ミ:|:::::::|l| (__フ_フ ,wiレノvv;,彡 し'`J し'`、レ ミ;;、, , ^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`"^´''"''''""`"^(;;ミ彡-≪"''" `´'' ヽ;;-> "^´ ― スクロール →
┌───────────────────────── │ いやー、見事な腕前ニダ!……それだけの腕前があれば、 │ 獲物を狩ったり、モララー族と戦ったりは朝飯前ニダね? └─────y──┬─────────────────────‐ │ お前に褒められるとか、嫌な予感しかしねェ……。 └──────────────y─────── ウェーッハッハッハ ∧_∧ ∧,,/'ト、 < *`∀´> ミ゚Д゚;|l| {:`Y´::::} ( (S) ⊂[:::ソノ::::O 彡iiミ*゚ミ /;;-> ) ) ) ミ:|:::::::|l| ミ::8::::::::ミつ;;ミ彡 (__フ_フ ,wiレノvv;, し'`、レ O80ミ::::ミノ'ノ ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`彡´''"''''""`"^ `´'' "^´
┌─────────────────────────────‐ │ 何嫌な顔してるニダ?ウリはホロケウを栄誉あるニダー探検隊の、 │ 食料隊長兼戦闘隊長に任命してやろうと思ってるニダ!喜ぶニダ! └─────y───────────┬──────────── │ ニダー探検隊!!? └┬────y────────────── │ ……また、ろくでもないことかんがえたな? ズビシッ!! └────────────y────── スポーン ∧_∧ 从 ∧,,/'ト、 < *`∀´>9m ≫ ゚ ゚ ミ Д ;|l| {:`Y´::::} ⊂ ノ W ≡ミ:ソノ::::O 彡 ;゚ -ミ /;;-> ) )ノ ミ:|:::::::|l| 8ミ::::::::::::ミつ;;ミ彡 (__フ ,wiレノvv;,. し'`、レ O:::0ミ::::ミノ'ノ ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`''"''"''''""`"^ `´'' "^´
* ─( ゚ ∀ ゚ )─ __,/) * 。 \_/ ´ww゚;;;;ミ,,..,, / │ \ ミ;::;:;::<;:;:;:;;ミ=================================、 Y | || ウリナラ不思議のカワクダリ ニダの探検隊 | l」 の巻 | ー―――――――――――――――――――' .::. ,,-‐''"´'':、,, ,,_,__ _,,.--ー''''''"゙゙ ゙゙̄"'''''―--.,,,,,,-‐'゛.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.: _,,.;:-−''"´`゙''ー、/ヽヾ\ ::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"';,_,,.-ー'''"゙゙:,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,:゙',`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"゙:.:゙,~゙"'ー-:;、,"'.: ":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; ":;;;: :;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; ":;;;: : ;: ;: ;: ; :: :::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .. . .. .::::: :: :. ... ∧,,∧ ∧_∧ ∧_∧ 若人協議中 ミ;゚Д゚彡 < `∀´ > (・ω・`;) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→ ミ:::ヽソ:ミ ( ) ( ) Now Conferring…
┌────────────────────────― │ ……つまり、探検を成功させ、すっごい『何か』を発見して │ 他の部族からアト・アスキィ一の勇者と呼ばれたい……と。 └───┬─y────────────────────‐ │ そうニダ!来るべき春の新リーダー選定へ向けて、 │ 今から色々と村内に顔と名前を売っておくニダよ! └─────v───────────────┬────────── │ 僕の存在感も、一気に ┌─────────────────‐┴───v──────‐ | ……ニダーは十分顔売れてると思うよ、悪い意味でだけど。 └────────────────y───────── ∧_∧ ∧,,_∧ ∧,,∧ <*`∀´*> (ω-`;) ∩_ ミ,,゚Д゚彡 ( ∞ ) O O ) (´∀` ミ:::ヽソ:ミ ( つと ) (__(__ ̄) ( ミ:::]つとミ "^´''"''"'"'^´'' "^´''"''"'"'^´'' ( つと "^´''"''"'"'^´'' "^´''"''"' ┌‐‐‐‐‐‐ Uー― と、いうワケでいつものメンツ └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→
┌──────────────────────────‐ │ まぁ、探検自体はいいとしよう。俺も少し退屈してたところだし。 └───┬─y────────────────────― │ さっすがホロケウ!話がわかるニダ! └──┬──────y──────────── | でもさぁ、具体的にどうするつもりな訳? | 探検って言ったって、どっちの方に行くの? └────────────────y──‐ ∧_∧ _ ズイッ ∧,,_∧ ∧,,∧ <`∀´* > lヽ ('(ω・`;)') ∩_ ミ,,-Д彡 ( ∞ ) ) ヽ ノ (T∀T ミ:::]∞[ミ ( つと ) (__(__ ̄) ( ミ:::]つとミ "^´''"''"'"'^´'' "^´''"''"'"'^´'' ( つと "^´''"''"'"'^´'' "^´''"''"'
∧_∧ ┌<*`∀´*>────────────────────────── │ そこらへんはちゃんと考えてるニダ。今回の冒険は筏を使って、 │ │ 川に沿って南の方を調べてみたいと思ってるニダ! └─────────────────────────────― ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /\/\ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /\ /\ /\/\ /\/\ /\ /\/\ /\/\ /\/\ /\/\/\ /\/\/\森森森ヽ | / 森森森森森森森 ;;;;;;;;;;;;;;; /\ 森森森森森\ //森森森森森森森森森森 ;;;;;;;;;;; /\森 森 森/ 森森 森森森森 ;;;;;;;;;;;;;;;;;; /\ /☆ 森森森 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /\ / / ∧_∧ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /\ | ↓ < `∀´>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /\ \ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /\ )\ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /\ / \ ...;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /\/\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;/\;;;;;;;/\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;/\;;;;;;;;;;;;/\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;/\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; .∧,,∧ ┌ミ,,゚Д゚彡──────────────────────────‐ │ │ 要は、歩くのが面倒だから筏の川下りで済ませようと。 │ └─────────────────────────────―
┌───────────────────‐ │ ちょっと待ったぁ、簡単に筏って言うけどさァ、 │ どうやってその筏を調達するつもりなのさ? ┌──────┴───────────────y──── │ ……筏と言えば、木材の伐採。そして斧。 └───┬─y────────────────────― │ 斧作りと言えば、モナー族の得意技ニダねぇ……? └────────v──────┬────────────── │ モナー族との交渉事なら、僕が └──────────v───‐ ニダーリ l ∧_∧ ∧,,_∧ ヽ ノ ∧,,∧ <* `∀´> (ω・`;)') ∩_ ミ,,-Д゚彡 ( ∞ ) O ノ (ヽ(∀`* ミ:::]∞[ミ ( つと ) (__(__ ̄) ヽ ミ:::]つとミ "^´''"''"'"'^´'' "^´''"''"'"'^´'' ( つと "^´''"''"'"'^´'' "^´''"''"'
┌───────────────────────‐ │ って訳で、最近モナー族の若衆頭と親密な関係にある │ ショボーン、お前がなんとかモナー族を説得するんだ! └────┬y────────────────── │ 期待して待ってるニダよ!頑張るニダ! └─┬──────v────────────── | ちょ、ちょっと待ってよ、そんな言われても…… └──────────y────────── __∩ ∧,,∧ 从 ∧_/∧,,_∧ дT) ミ ,,゚Д彡つ て <* `∀(゚ω゚`;) ) ミ::::]つ:::ノ W ( つ ) | ミ:::/::::::ミ 人 Y ) ) ) __) (,,/ `J (( (_(__)(__)_) ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`''"''"''''""`"^ `´'' "^´
┌────────────────‐ │ なせばなる、なさねばならぬ、何事も。 └─────y─┬────────────────────── │ さぁ、ニダー探検隊、技術隊長!頑張るニダよッ! └───────────v┬───────────‐ | あわわわわわわわわ…… └──────v───── __∩ ∧,,∧ /, ∧_∧ ドムッ!! ∧_,,∧ дT) ミ,,-Д-彡 (( < `∀´>从 (;´゚ω゚) ) ミ::]∞[:ミ `ミ = ― つ て _( つ つ | ミ:::::|::::ミ / ,-、 ヽW (__)/ トットット… __) し'`J (__)(__) (( (__) ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`''"''"''''""`"^ `´'' "^´
┌───────────‐ │ 次に食糧の問題だが…… └──────┬──y────────────────────―‐ | アシルちゃんの作った燻製を持ちこむのと、探検途中で | 獲物を見つけたらホロケウが弓で狩る、でどうニダ? ┌──────┴───────────────────────― │ ……おいおいおい、全部俺ン所任せかよ。 └───────y─────────── ∧,,∧ ∧_∧ ミ;゚Д゚彡 <`∀´ > ミ::]∞[:ミ ( ) ミ:::::|::::ミ | | | し'`J (_(__) ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`''"''"''''""`"^ `´'' "^´
┌────────────────────────── | ついでに探検途中でモララー族と鉢合わせしちゃった場合の | 戦闘も任せるニダ。ウリは後ろで高みの見物決め込むニダ。 ┌────┴─────────────────y────────‐ │ 何故に!? └──────┬y─────────────────────── | ホロケウは弓の扱いが上手いニダ。剣も持ってるニダ。 | ……いい武器持ってる者が前に立つのは当然ニダよ! └────────────y─────────── ∧,,∧ ∧_∧ ミ ;゚Д彡从 ('<`∀´ ∩ ミ:::::::::::]つ て ヽ ノ ミ::::::::|:ミ W / ( ( し'`J (_(__) ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`''"''"''''""`"^ `´'' "^´
┌────────────────────────‐ │ わーったよ……。で、荷物の管理とかは誰がやるんだ? └──────┬──y─────────────―─ | マルミミ辺りにでもやらせればいいニダ。 ┌──────┴────────────────―‐ │ じゃー今度マルミミにあったら伝えておくわー └───────y──────────── ≪ いるから!ここにいるから! ≫ ≫ ≪ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ 从 _∩ て ∧,,∧ ∧_∧ д`)W ミ;-Д-彡 <`∀´ > ) ミ::]∞[:ミ ( ) / ミ:::::|::::ミ | | | _) し'`J (__(__) ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`''"''"''''""`"^ `´'' "^´
┌──────────────────── | じゃーそう言う訳で、各自準備にかかるニダ! ┌───────────┴──────────y─────────‐ │ 待てや、そう言うお前は何をするんだ? └───────y────────── ヨヨヨ… _∩ ∧,,∧ ∧_∧ дT) ミ ;゚彡 < `∀´> ) ミ:::::::::]つ ( ) / ミ::::::/:ミ 人 Y _) (,/ `J (( (__(__) ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`''"''"''''""`"^ `´'' "^´
┌─────────────────────────── | ……旅に加える仲間に、ちょっとしたアテがあるニダよ。 | 戦闘も任せるニダ。ウリはは後ろで高みの見物決め込むニダ。 ┌────┴─────────────────y─────────‐ │ 新しい仲間?何のために? └───────y───── ∧,,∧ ∧_∧ ニダーリ ミ ,,゚д彡 <`∀´ > ミ:::::::::]つ ( ) ミ::::::/:ミ 人 Y (,/ `J (__(__) ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`''"''"''''""`"^ `´'' "^´
┌───────────────────────── | ちょっとした秘密の役目を任せる、凄い奴ニダよ……! | 知ったらきっとウリの智謀にビックリするニダ、ホルホルホル ┌────┴─────────────────y───────‐ │ なんかうさんくせーなァ…… └───────y───── ∧,,∧ ∧_∧ ホルホルホル ミ ;゚ -彡 <* `∀´> ミ:::::::::]つ ( ) ミ::::::/:ミ 人 Y (,/ `J (( (__(__) ^´''"''`'"''^´^´''"''`'"''^´''"''`'"''""`"^´''"''``"^´''"''`'"''""`"^´''"''`'"''""`''"''"''''""`"^ `´'' "^´ ━=[ 糸売 ]=━
おまけ ホロケウ弓装備 テンプレート 矢筒のみ ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 ≡[ミ::ヽソ:ミ ミ:::::|::::ミ し'`J ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ゚Д゚,,彡 ≡ミ:ソノ:::ミ ミ:|::::::::ミ し'`J ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ ,,゚彡 ミ::(}二{]≡ ミ:://:::ミ し'`J ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ゚,, 彡 ミ::::(}二{]≡ ミ::::://ミ し'`J ━━━━━━━━━━━━ 矢筒+弓背負い ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 ,≡[ミ::ヽソ:ミ==、 .  ̄ミ:::::|::::ミ ̄ し'`J ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ゚Д゚,,彡 ≡ミ:ソノ:::ミ==、  ̄ミ:|::::::::ミ ̄ し'`J ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ ,,゚彡 ,====(}二{]≡、  ̄ミ// ̄ミ  ̄ し'`J ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ゚,, 彡 ,====(}二{]≡、  ̄ミ ̄//ミ  ̄ し'`J ━━━━━━━━━━━━
矢筒+弓持ち・右狙い ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ト、 ミ,,゚Д゚彡|l| ≡[ミ::ヽソ:::]O ミ:::::|::::ミ |l| し'`J レ ━━━━━━━━━━━━ ∧,,/'ト、 ミ゚Д゚,,|l| ≡ミ:ソノ::::O ミ:|:::::::|l| し'`、レ ━━━━━━━━━━━━ ∧,,/ト、 ミ,,゚Д|l| ≡ミ::]つO―l> ミ:::::|::|l| し'`,レ ━━━━━━━━━━━━ /ヽ ∧ / l| ミ/::]つ―Ol> ≡[ミ:::ノ::ヽ l| ミ:::::|::::`、ノ し'`J ━━━━━━━━━━━━ /ヽ ∧/ l| (::]つ<――Ol> ≡[ミ:ヽ\ l| ミ:::::|::::\ノ し' `ヽ,) ━━━━━━━━━━━━
矢筒+弓持ち・左狙い ━━━━━━━━━━━━ /l ∧,,∧ |l| ミ゚,, 彡 と[:::::(}二{]≡ |l| ミ::::://ミ 、| し'`J ━━━━━━━━━━━━ /l∧,,∧ |lミ ,,゚彡 (ミ::(}二{]≡ |lミ:://:::ミ 、l し'`J ━━━━━━━━━━━━ /l∧,,∧ |ミ゚,, 彡 <l―O[:::::(}二{]≡ |ミ::::://ミ 、|し'`J ━━━━━━━━━━━━ /' 、 |l ∧,,∧ <lとミ゚,, 彡 |lヽ:::(}二{]≡ ヽミ::::://ミ し'`J ━━━━━━━━━━━━ /\ |l ∧,,∧ <lと`ミ゚,, 彡) |lヽ:::(}二{]≡ ヽミ::::://ミ (,/ `J ━━━━━━━━━━━━
上狙い・左右射撃 ━━━━━━━━━━━━ _ --‐――O' <\ / `, . ≡[ミ:]つ ̄ ミ:::::|::::ミ し'`J ━━━━━━━━━━━━ _ ,O――‐--、 l(::(゚,,ミ >>´ ヽ:::(}二{]≡ ミ::::://ミ し'`J ━━━━━━━━━━━━ /l ∧,,∧ |l i ミ,,゚Д゚彡O } ⊂[::::ヽソ:::ノ |l i ミ:::::|::::ミ. 、| し' `ヽ,) ━━━━━━━━━━━━ ト、 i l| ∧,,∧ { と`ミ゚,, 彡つ i l|ヽ:::(}二{]≡ レ ミ::::://ミ (,/ `J ━━━━━━━━━━━━
座り(右) ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ,,゚Д゚彡 ,-、:ヽソミo===、 し'、_[:::::ミ ̄ ̄ ━━━━━━━━━━━━ ト、 ∧,,/|l| (::::]つO―l> ,-、:ヽソ|l| し'、_[:::レ ━━━━━━━━━━━━ /ヽ ∧,,/ l| (::]つ―Ol> ,-、::::ヽ l| し'、_[:::`、ノ ━━━━━━━━━━━━ /ヽ ∧/ l| (::]つ<――Ol> ,-、:ヽ\ l| し'、_[:::ミ\ノ ━━━━━━━━━━━━ /l ∧,,∧ |l i ,-ミ,,゚Д゚彡O } ,=、:ヽソ:::ノ |l i し'、_[:::::ミ 、| ━━━━━━━━━━━━
座り(左) ━━━━━━━━━━━━ ∧,,∧ ミ゚,, 彡 ,===o===、]≡  ̄ミ ̄]つノ ━━━━━━━━━━━━ /l |l| ∧,,∧ <l―Oミ゚,, 彡 |l|、:::(}二{]≡ ヽミ:::::]つノ ━━━━━━━━━━━━ /' 、 |l ∧,,∧ <lとミ゚,, 彡 |lヽ:::(}二{]≡ ヽミ:::::]つノ ━━━━━━━━━━━━ /\ |l ∧,,∧ <lと`ミ゚,, 彡) |lヽ:::(}二{]≡ ヽミ:::::]つノ ━━━━━━━━━━━━ ト、 i l| ∧,,∧ { と`ミ゚,, 彡つ i l|ヽ:::(}二{]≡ レ ミ:::::]つノ ━━━━━━━━━━━━ 以上
おつかれさまです。
乙
293 :
【吉】 【920円】 :2010/01/01(金) 18:18:33 ID:ZIoCLf1l0
今年も文明スレを楽しみにするよ
ある一匹の獣がいた。 __/)-') (/⌒っ_つ゚ w゚〉っ  ̄ ファグ ある部族の古い言葉で生命の意を冠する獣。
自然界ではあり得ることのない /)-') , / ガツガツ _, -─‐(, ゚皿〉っ とと ,)__、__つ(;:;:;)=3 / i ヾ 他の生命との共存を選んだこの獣は 自然界において、大きな奇跡を起こし、その軌跡を永遠に残すことになる。
その奇跡は、 ∧_/ヽ ∧_∧ (,,゚_ゝ ) (,,゚_ヽ) ( ) ( ) ソ ノ ∪∪ (._人_,) ある一人の男によってもたらされた。
その男の師、曰く 「いかなる時も生命同士の愛を、 そしてそれの結晶を引き裂いてはいけない。 たとえそれによって"友達"になることができても それは俺達の望む"友達"ではない」 /ヽ_ヘ (,,-_> ) ( ) ゝ リ (_.人._) だが........
その弟子は師が死した後、 禁忌を侵してしまった。 ∧_/ヽ まだ生まれて間もない (,;:::_ゝ ) ハ_,ハ 獣の"兄弟"を奪ってきたのだ。 ( ) 〈w ゜#) ソ ノ ヽ  ̄ ̄)/ __/)-') (._人_,) (,/  ̄ヽ,ノ c(っ_っ- w〉っ 二匹の両親から......
弟子は自分の部族の言葉で バレト 活発で好戦的な兄を"正義" ハ_,ハ 〈w ゜#) ヽ  ̄ ̄)/ (,/  ̄ヽ,ノ ファグ 比較的穏やかな弟を"生命"と名付けた。 __/)-') c(っ_っ- w〉っ バレト リ ファグ そして二匹を"正義の生命"と呼んだ。
だが、部族の厳しい迫害により バレト "正義"の小さな"生命"は儚く消えてしまった。 ファグ そして弟子は"生命"に"正義"を重ね、鍛えに鍛えあげた。
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:i!:;:;;:;:;;;:;:(;:!;;::;:;:;::;:;:;:;:|:;:;ik/;;:;:;:;;:;;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;:;:;: ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;;;:i!:;:;;;:;:;;:;:;;:::;:;::;:;;:y::;;:;:ヽノ;;;:;ハ、;vvヾヘw:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;: ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;:ヾ:;:::;:;:;:ヾ;:;:;:;:;;`ー-、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_,ノ;;:;;:;:;;:::;:;:::;;:;;:;:;;:; ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;;:;:;:;:;;、:;:;:;:;;:;:;;::ヽ:;::;:;:;;:;:;;:;::;:;;:;:;:;:;`ー-、___~"''"^'"''゙` _,-‐'´;;:;;:;:;;:::;:;ノ:::;;:;::;:;:ヽ;;:;:;;: ;:;:;:;:;:;:;:;:;:_ノ;;:;;;:;;;:;:;:;ヽ、;:;;;:;:;;:::;`ー-、;:ζ:;`ー-、;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:`ー-、;;_______,-‐'´;;:;:;;:;;:;:;;:;::;ヾ;:;; ;;;;;;,,-‐'´;;:;;;ノ;:;:/:;;:;;^ー-、:;:;:;:;:;:;:;:;:`ー-、:;:;;:;:;:;~:^";:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:;;`゙';;:;==;;;;:;;‐、__,,''~"'~ !ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw ,,,,,.., ,vv "~'"'"~ ~""~'"'" ~~""~'"'" '"'"~~""~'"'" ~ "'''~"''""'''~"''" "'~"''"''~"''" \__,ノし// \ ガァアアアッッ!! /⌒ヽて 。 × /)/)ー―_____ = = ― -=ミ }> - ― = ==――===―===X三> \ Σ 〈皿゜#)__,_, ―― ――― ―― /ヽ_ ヘ / ∧∧ ぎゃぁ ゚ + ヽ) ヽ)―― ̄ ̄ ̄ 、_ノ(/ ⊂´(;;;;::::_ゝ) ノノ (∀Til)っ 、__ノ(_ ⌒Y⌒\ / (,/ -=彡 と ヽつ ´ ⌒Y⌒\ (,__ノー-' し _ ― =)-') _ ─=(, ゚〉 __ ― _,___, つ ― ̄ (,/ ― ̄ 、__ノ(_ それからしばらくし、ある一人の青年が現れ自身にも弟子ができた時には ´ ⌒Y⌒\ フォグ "生命"は大きく成長し主の大切な相棒となった。 薄ら記憶に残る兄の面影を残して。
投下終了。 ここらへんもあった方が面白いかと思ったので。 前の投下同様、邪魔したようなら申し訳ない。
303 :
1/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:04:35 ID:XXJ6kmTH0
・ ・ ・ ┌――――――――――――――――――┐ | ……始まりは、ごくありきたりの戦だった。 | └――――――――――――――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / / / / // /| / / / // // 、// /// ,ゆ∧_∧ // ( ∀ ) // ヽ , ヘつ / / (__/ // /ヽ_ヘ (__/ // / と( _ゝ /// =======と=======X三> / / ! / /_) / / (_ノ // / 、il, // /// / / / // /// ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 数年前、モララー族と高い鼻が特徴の蛮族とが、平原で戦をした。 | | 敵の首長は凄腕だったが、大族長に敗れ重傷。部族ともども敗走。 | └――――――――――――――――――――――――――――――┘
304 :
2/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:05:21 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――┐ | ……蛮族たちは非戦闘員ともども、森へ逃げ込んだ。 | └――――――――――――――――――――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |;;l:/;/:://wwwv从;;;;;;;;//;;;;ノノゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;|il|ゝヾ;;ゝヾ ヽヾ ル|l从WW;|//vw;W;;;;;wリリリノノヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝ;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝ |l||W从W///W;;;;;wリリリノノゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ゝヾ ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞ;;|;il|ゝ I|l|llij;;;;:/:/'''//Wリリリノノ"ノ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;; l|ll||l|i;;|l;::::|//''''"" |il:ヾ;;;ヽヾヽ; |;il|ヽソ;;|il|;ヽゞ|il:ヾ;;;ゝ;;: ヽ;;|;il| ||l||lji(_);l:l:|/ | ヾ:|il,,,..,,, ;; ;; :: ::|;il| |il| ヾ:|il,,,..,,, |;il| l|il|ll|l;;;;:ll::l|ヾミゞ ( ((.:::;)!,;;)j;ヾ;;),|;il| |;i| ゙|il| |;il| |l|lil||i;;;;:ii::h;;;ミ,,,、,,ゝゝ;;;ミ、,,;;;ゝ;; ゝ;;;ゝ)(;;;ゝヾ;;;;ゝ)) |;il| !l||l|ll|;l;;;i:;;イ(⌒⌒(⌒;ゞ(⌒;;;ゝヾ;⌒) ;;;)ヾミゞ(⌒;;;ゝヾ;ヾ;;;⌒) ;;;⌒)ヾミ;;(⌒::;ゝ;;; |i|ll|ll;;l;;::l:;;i| ∧__∧ ll|l||l|i;;|l;:i.;l:!;ゝヾ;ヾ)) と(; _ゝ ) 三 /ヽ_ヘ ∧__β |l|i|li;|;l;:|:;;ll:lゝヾ;ヽソ;;;)ゞ((;;;ゝヾ;ヾヾミ;ソ) (く_ ;) 三 ( く_ ;)三 iiii;;;;;;((,,,):i;.i)::;ゝ)ゞ((;;;ゝヾ;ヾ⌒;;;) ;;;)ヾミゞ と ヽつ 三 ∧∧ と とヽ 三 |li;;:;;::'':;ii::;:::;!;;) ;;;)ヾミゞ((;;;ゝヾ;ヾ))ゝ;;;ミ,,、,,;;;ゝ;;))ゝ つ 三 (く_ ;) 三 _つ iiiiiii;;ii;;;;;;;~~;|ゞ((;;;ゝヾ;;ヾ⌒;;;) ;;;)ヾミヾ⌒(;;;ゝヾ;ヾ⌒;;) (_,) 三(_ノ 三 |iMii;;ii:i;;i:i;iM,,.;;)ヾミ;ソ(;;;ゝヾ;))ゝ;ミ;;))ソ;;;)ヾミ;ソ(;;;ゝヾ;))ゝ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――――――――――――――――――┐ | 反撃の力を奪うため。より戦利品を増やすため。 | | それらを理由として、大族長は追撃の隊を編成―― | └―――――――――――――――――――――――――┘
305 :
3/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:06:47 ID:XXJ6kmTH0
: ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ,: ,,;:/ ,,;: ,.:: ,,;: ,: ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ;:;:;: \.::,,;: ,: ,,;: ,,;: ,.:: : ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ,;/ミ三Χ三三三三三三三三三Χミ\: ,,;: ,,;: ,.:: ;: ,,;: ,,;: ,,; :; :;/゙ミ;; ;: :;| | | |;: iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; : ,,;: ,,;: ,.:: .:: ,.:: ,.:: ,,;:/ミ_\; ;: : | | | |;:; :;:;/\: ,,;: ,,;: ,.:: ,;: ,,;: ,,;:/ミ`;; ;;\\;:;| | | |;: //'iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; : ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ,,;:/ミ_`:;,, ;;, ;; \`' :| | `' /;: ;: ;: 'iミ\: ,,;: ,,;: ,.:: ,,;:;/ミ_` :;,, ;;,, ; ::: :;;:ヽ | | /; :;: ;: ;::; :; :'iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; : ,,;: ,,;: ,.:: /ミ_`,,;::;,, :;,, :;,: ;; :; ;: | | | |;: ;:; ::;: ;: ;: ;: ; :; 'iミ\: ,,;: ,,;: ,.:: ミ_`:;,, :;,, :; ::;;、;;: ;: ; ;: | | | |;:;: ;:;:;: ;: ;: ;: ;: ;: ;: ;:'iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''"`"'"^´''"'' ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 小競り合いを含めて何戦か交えたため、こちらも疲弊はあった。 | | 追撃隊には、体力のある若者が選ばれることとなった。私もそこにいた。 | └――――∨――――――――――――――――――――――――――――┘ Α_Α 円_円 フムフム ( -∀) ¥д・ ¥ | ∞_ | ) _く_/__) UU /_ |;:;:;:;:::|、__) (__(__/:;:;:| ┌―――∧―――――――――――――――――――――――┐ | 当時の私は20代前半。肉体的には最も充実した時期だ―― .| └―――――――――――――――――――――――――――┘
306 :
4/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:07:29 ID:XXJ6kmTH0
┌───────────────────────────────――─┐ | その頃の私は、誰もが二の足を踏むような戦域にも踏み込み、戦っていた。 .| | 勇敢というよりは、正直に言って無謀だったな。……私も、若かったんだ。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: <三X====∩Α__Α===== ヽ( ∀ ) 〉 / ]つ三≫ __ _(_)、_ゝ <:::::::...^),. ,;’;';‘>⌒`';::>>ヽ__) ヽ;:,ζ;;・.:  ̄`しとノ´ ≪三し´∴;;,;;:,.,.;:, ..;:,.;: <<;:;;:'⌒`つ ,.;:・:,、ノvヽ ヽつJ;・;;';; <三X=== ;:,.〉 〉__,) ;:;, (,___,) ========= '` ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 「死に物狂いで向かってくる敵ならば、少しは歯ごたえもあるだろうか?」 .| | そんな不遜なことを考えながら、同様に無謀な若者たちと┌―――――――――┐ └―――――――――――――――――――――――――| お邪魔いたします! | └―――――――――┘
307 :
5/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:08:43 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――.ルーリエ..──────────────────┐ | あ、あのっ、こちらで里長が戦語りをしていらっしゃると聞いて……! | | その、よろしかったら我々にも聞かせて頂きたいのですが……ッ! | └―――――――――∨――――――――――――――――――――┘ : ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ,: ,,;:/ ,,;: ,.:: ,,;: ,: ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ;:;:;: \.::,,;: ,: ,,;: ,,;: ,.:: : ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ,;/ミ三Χ三三三三三三三三三Χミ\: ,,;: ,,;: ,.:: ;: ,,;: ,,;: ,,; :; :;/゙ミ;; ;: :;| | | |;: iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; : ,,;: ,,;: ,.:: .:: ,.:: ,.:: ,,;:/ミ_\; ;: : | | ぞろぞろ・・・ | |;:; :;:;/\: ,,;: ,,;: ,.:: ,;: ,,;: ,,;:/ミ`;; ;;\\;:;| | ∧_∧∧ ∧__,∧| |;: //'iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; : ,,;: ,,;: ,.:: ,,;: ,,;:/ミ_`:;,, ;;, ;; \`' :| ( ・д・*)・) (・∀・*| `' /;: ;: ;: 'iミ\: ,,;: ,,;: ,.:: ,,;:;/ミ_` :;,, ;;,, ; ::: :;;:ヽ | ( G G ) ) と と | /; :;: ;: ;::; :; :'iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; : ,,;: ,,;: ,.:: /ミ_`,,;::;,, :;,, :;,: ;; :; ;: | | | | || | | | |;: ;:; ::;: ;: ;: ;: ; :; 'iミ\: ,,;: ,,;: ,.:: ミ_`:;,, :;,, :; ::;;、;;: ;: ; ;: | | (_(__)_).....(__,(__,| |;:;: ;:;:;: ;: ;: ;: ;: ;: ;: ;:'iミ\;: ,,;: ,,;: ,,; :; "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''"`"'"^´''"'' ΑΑ …タイヘン ∀∀(゚* ) 0==と[´ 〉 ノ_|,__ゝ し`J オヤ アリャ Α_Α 円_円 ( ・) ¥・ ¥ | ∞_ | ) _く_/__) UU /_ |;:;:;:;:::|、__) (__(__/:;:;:|
308 :
6/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:10:06 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――┐ | ――すぐ、軽く摘めるものと、飲み物など……用意、致します。 .| └―――――――――――――┌―――――――――――――――――――――――――――┐ | あ、奥方様、すみませんっ! こんな大勢で押し掛けて……! | └―――――――――――――――――――――┌――――――┐ | ……いえ。 . | └――――――┘ ┌――――――――――――――――――――――――――┐ | ああ……エーゼリン、苦労をかけてしまうが、頼めるかな? .| └―――――――――――――――――――――――――┌――――――┐ | ……はい。 | └――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | さて……仕方ない。 皆、今日は骨休めだ。 午後の作業は明日に回そう。 | | 各自、仕事が残っている者がいたら、切り上げるのを手伝ってやってくれ。 | └―――――――――――――――――――┌――――――――――――――――┐ | あ、はいっ!! すぐ伝えますっ! | └――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――――――――――――――――――┐ | やれやれ。 ウララード様の戦語りは珍しいですから、大人気ですね。 .| └――――――――――――┌――――――――――――――――――――――――――――┐ | 若いころの戦いは、恥が多くてあまり語りたくないんだけれどね。 | | まぁ、少しでも後進の役に立つならば、たまには語ろうか。 | └――――――――――――――――――――――――――――┘
309 :
7/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:11:01 ID:XXJ6kmTH0
ワ ク ワ ク テ カ テ カ + ∧_∧ ∧_∧ + ∧_∧ ∧_∧ (・∀・ 0)+ (・∀・ 0)+ (・∀・ 0)+ (・∀・ 0)+ + ∪ ∪o゚) ∪ ∪o゚) + ∪ ∪o゚) ∪ ∪o゚) + ∧_∧ ∧_∧ + ∧_∧ ∧_∧ (・∀・ 0)+ (・∀・ 0)+ (・∀・ 0)+ (・∀・ 0)+ + ∪ ∪o゚) ∪ ∪o゚) + ∪ ∪o゚) ∪ ∪o゚) + (__(__つ (__(__つ + (__(__つ (__(__つ Α_Α 円_円 ( -д) ¥д・ ¥ | ∞_ | ) ワタワタ _く_/__) UU /_ ΑΑ __ |;:;:;:;:::|、__) (__(__/:;:;:| (;゚−゚)(俎。.::.) ==とi `i' iつ ̄ ̄ ノ__,|_,ゝ 只 只 し`J (酒)(酒)
310 :
8/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:11:43 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――┐ | そう。森に踏み入った私たちを待ち受けていたのは―― | | “異端”でも言うべき戦い方をする、蛮族の狩人だった。 | └――――――――――――――――――――――――――┘ ━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━ ━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━ ┌―――――――――――――――――――――――――――┐ | ――間違いなく、“異端”と言える戦い方だった。 | | 師を殺された俺は……今にして思えば、冷静を欠いていた。 | └―――――――――――――――――――――――――――┘
311 :
9/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:12:25 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――.モーラ――――――――――――――――――――――――――┐ | 冷静であれば「森に入ったモララーの戦士を全て狩ろう」などとは、考えもしなかったはずだ。 .| | ――俺一人で、十数人を相手にすることになるのだからな。 無謀以外の何物でもなかった。.| └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ((、;;;;:ゞ),;:;'``));:;:;''ソ,;、\(;:`;;::"ノ;;:);;;:ソ;;;;;;;ソ;;:) 、ヾ;;;;;;(`;:;(;:;:;:;;::;:);;;;;:;ヾ ;;;;;;;;;;;;; 、(ゞ;;;:;:;(;;ヾ;;:;;;;\;;:(;;;;;:;;;;;;;: ;::;;(;:::、ヽ;;;;;:::ノ\\`);;;::ノ、;:)ゞ;;;:;、)ゞ;;;;;;:ゞ),;:;ノ ,,;;;;:)`;;;;;:;:;;:@;;;;;;;:;;;;;;:)ソ、 ;;;;;;;;; ((;;:::;;;;:;ゝゝ;;;;;:;;;:;;;;;;:;ヾ;;;;;:;:; `(,;、\(;:`;;::"ノ;;:);;;;`);:;')ソ;:;;;;;;;:;ゞ;:;:);;;;;:;:;;ソ :、ヽ;;;;;:::ノ\`);;;::ノ、;:)ゞ;;;:;、) ;;;;;;;;; (;;;;;:;::ゝ;;;;;:;;;;;;;:ヾ;:::;;;;:::\\:::::;: ヾ;;;;;;(`;:;(;:;:;:;;::;:))::::::;:;::ill;;:;:;、;:i;lゞ,;:ソ;:ソ) ゞ;;;;;;:ゞ),;:;'``));:;:;;:``);;;:ソ ;;;;;; `(;;;;:;;;;;;((;:;:;;;;:;;ミ;;;;;:;;;(;;;;;;(:;;;:; ヾゞ(ゞ;;;:;、)ゞ;;;;;;:ゞ),;:;'``));:;:;''ソ;:'ソ,,) 、;;;;`);:;')ソ;:;;;;;;;:;ゞ;:;:);;;;;:;:;;ソ`;;;;;;;;;;;;;; (;:`;;::"ノ;;:);;;;\`ゞ;;;:;、)ゞ;;;::::;:;;:;: ;;;;(;;;;;;:ソ;;;;;;;ソソ;:;;;;;;;:;ゞ;:;:;;;:::;;`) ;,,ヽ;::(;:::、ヽ;;;;;:::ノ\::::::;;;;;;;ソ;;;:)、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 、("::::;;(`:;:;:;:/;;;:@;;;;;:::;:;((\;;;; ;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;i:::;;:;::;:il,ソ''"`;;;;;;; (;:`;;::"ノ;;:);;;;\`ゞ;;;:;、)ゞ;;;;;;:ゞ), ;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;; '(``;;;:;:;(;;;;;;;;::;;;;;;;:;:ゞ;;;;;;;:;: ;;;;;;;;;;;|;;;l;;;:ioi;::、;::ii'i、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(`;:;(;:;:;:;;::;:))::::::;:;::ill;;:;:;、) ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; (`;;;;:;;;;;:\ゞゝ;;;;;:;;;:ヾ;; ;;;;;;;;;;l|`ノ;;;::;;;;:;:l;;;;;;i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ::::;;::ii;;;;;;;:@;,ゞ""` ;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾヾ;:;::(;:;:\);;;:;:`;: ;;;;;;;;;;i;;ノ;;、:;;:ヾ:;;:::::il;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ll;;;;:::;;|;;;;:::;`;l,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;; ;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽi;;|;:;i@i;;:;;: ;;;;;;;;;;i';;;;:/;;@i;;;;ヾ;:l,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.,!;;;;:;:;:::l:::::i、;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, /ヽ_ヘ::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`l;;:;:ii;;:;;、;:; ;;;;;;;:;:i;;;;;:;;::;:,.;;;:|;;;::t,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、i;:;:;:;i;;;;;;iil;;;;::i;;;;;;;;;,, (::く::::::::::::..... ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;:;:i;;;;;:;;::;: ;;;;;;;;;;|;o`;:;:;:il;::i;;;;;;:l、;;;;;;;;;;;;;;/ ̄::::/"^ヽ、 ;;:;;:;ヾ,;;;;;<三X===Gへ つ=:::... ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;::;o;;`;:;:;: ;;;;;;;/;;;:|;;、;;:li;:ill;;;;;:ヾ,;;;;;;;;;/`z:::::/ ̄ ~ヽ>,、;;"ゝ、;;;;; (_ノ ヽ_つ:::::::::..... ;;;;;;;;;;;;;;;;;;、/;;;;;;::;:|;;、;; :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――――――――――――――――――┐ | それでも俺は、そうせずにはいられなかった。 | | ……そして幸いにも故郷の森は、俺に味方してくれた。 | └―――――――――――――――――――――――――┘
312 :
10/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:13:12 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――┐ | モララー族の指導者の意図は、手堅いものだった。 | | 敗走した相手を追撃し、戦果を拡大する――当然の判断だ。 | └──────∨─────────────────────┘ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;; パチ… ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ..:::/ヽ_ヘ ・・・・ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ....::(:::::_ゝ゚) .,-、_、火人( ,-、 ∧∧:. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ....:::.:| つ.:|;:;:! ), 从 i'、|;:;:!:. (−・::)::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;; ..::::( つと) .::|;| 从 ;;;;;;;;;;;;( |;|:. ( ;;):::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; '"'"'"'"'"''" ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ┌――――∧―――――――――――――――――――――――――┐ | だが無計画な前進でないということは、土地勘のある者にとっては、 | | “相手の経路の大半を予想できる”ということをも意味する。 | └────────――────────────────────┘
313 :
11/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:13:53 ID:XXJ6kmTH0
┌───────────―─┐ │ 最初は、他愛も無かった。 | └―――――――――─┐┌─┘ ┌┘└――――――――――――――――――――――――――――┐ | 日ごろの狩りで練りに練った罠を、要所に仕掛けて相手を混乱させた。 | └────────――────────────────────┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: // // \ 【小穴に踏み落ちた加重により、棘付きの棒が跳ね上がる罠】 // \ヽ\ (彡ヽ \ \ il∧__/il \ \(_) il(il;;≪|\ 〉 〈\ <三X==G;∴;<| ヾ\ と ヽ\ il( ̄ | |ヾ\\ (。Д。;)_)\  ̄ ̄`''"''" ∨ ̄∨\ヾ\ ,.,.,∧_∧,.,.,., \ \ 《;:( il Д )つ;:〉 ::::::::::::::::::::...... (_/''"'"'"'''"'" ::::::::::::::::::::::: 【基本の落とし穴。底に逆さ槍付き】 【樹木のしなりを動力にした吊り上げ罠】 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 連中が目を離したすきに、焚き火に竹筒を忍ばせたこともあったな。 | | 暫くして竹の筒が破裂し、飛び散る破片に奴らも面白いほど混乱した。 | └────────――────────────────────────┘
314 :
12/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:14:36 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――┐ | だが、所詮一人ではそこまでだ。 | └────┐┌──――─────┘ ┌――┘└―――――――――――――――――――――――――┐ | 一度目ならば、狩猟用の罠に誤って嵌まったとも考えるだろう。 .| | 二度目ならば警戒しこそすれ、以前の考えも捨てきれないはずだ。 | | 三度目からは……連中も「反撃されている」と、自覚した。 | └―――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ゅ _ └っ レ| ノ Α_Α ===( ∀ )つ=======X三> と 〈 ヽ 、 〉 \__)´ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――――┐ | そこからだ。 ……あのΑ耳の、飛び切りの化け物が動き出したのは。 | └――――――――――――――――――――――――――――――┘
315 :
13/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:15:18 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 他はものの数ではなかった。 奴以外の戦士は分断し、全て排除した。 | | だが、奴だけは止められなかった。 練りに練った、全ての罠が見切られた。 | └──────∨────────────────――――─―────┘ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;; パチ… ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ..:::/ヽ_ヘ …ゴク ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ....::(:::::::_ゝ) .,-、_、火人( ,-、 ∧∧:. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ....:::.:| つ.:|;:;:! ),从,` i'、 |;:;:!:. (д・;)::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;; ..::::( つと) .::|;| 从 ;;;;;;;;;;;;( |;|:. ( ;;):::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; '"'"'"'"'"''" ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ┌――――∧――――――――――――――――┐ | ああ、肉が焦げるな。 そろそろ食うぞ。 | | ……食い終えたら、続きを話してやる。 | └────────――──────────―┘
316 :
14/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:16:08 ID:XXJ6kmTH0
━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━ ━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━ ┌―――――――――――――― ベルガ ―――――――――┐ | 森に潜み、森を侵した人を食らう化け物。 | | そういう逸話は、みな彼の事を言うのでは、と思ったよ。 | └――――――――――――――――――――――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.:ゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝ ヽヾ ::.:ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝ;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;;く_゜;;ヽ;;;;;ヽ;;;;ゝヾ;;ヾ;: ::::ゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ゝヾ; ;;;ソ ヽ;; ;;ゝ ヾ;;;;ヽヾゝゞゞ;;;;ゝ ヾゝ :::.::.:ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;; ゞヾ ゞヾヽ ヽヾ;;ヽ;;;;ゝヾヾ; ゞヾ;;:ゝヽヾ ::::ゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾ ;;;;ゝヾ;;ゝヾ ヽゞヾ;;;ゝヽヾヾゝ ::::::::ゝヽ|;il|ヽソ |il| ヽゞ|ilヾ:.:.ゝ::.::ヽ .|;il|ヽソ |il|.ヽゞ|il:ヾ;; ヽゝヽ |;il|ヽソ |il|'ヽゞ|il:ヾ ゝ;;: ヽ|;il|::.::::.:.::::.: :::::.:.::.::::.|;il|.:.: :::|il| ..:: ;:|il.: Α_Α::::|;il|:: ::::::.|il|:. .::.:|il.:.. ::.. ::...:.:::.|;il|: :.:.:.|il| ::.:::.|il :::.:::.:..:::.:: ::.|;il|::.:.:.:.::::::: :::::.:.::.::::.|;il|.:.: :::|il| ..:: ;:|il.::(il д ):::|;il|:: ::::::.|il|:. .::.:|il :::.. :..:....::::::|;il|: :.:.:.|il| ::.:::.|il :::.:::.:..:::.:: ::.|;il|::.:.:.:.::::::: ::::::::::::::::|;il|::::: ;:|il| : :;;:.|il.:/0===つ=====X三> .:.|il:::::: :: :::::.::::.|;il|:.:::.: |il|:.::.:. |il:::.:: .::::.:::: .:..|;il|:.:::.:.:.:.:.:: 、,,;;;ゝ;;))ゝ;;;ゝ))ゝ;;;ミ,,、,,;;;ゝ ;))ゝ ;;(...;:::::;ゝ;;))ゝ;;;ゝ))ゝ;;,,;;;ゝ ;;(...ゝ;;))ゝ;;;ゝ))ゝ;ゝ;;))))ゝ;;;ミ,,、)ゝ;;;ミ、ゝ ゞ((;;;ゝヾ;ヾ⌒;;;) ;;;)ヾミゞ(;;(:;) ::::;;;;;巛~(;;;ゝヾ ;;)ヾミゞ((;;;ゝミ,,、,,;;))ヾ⌒ ;;;ミ,,、,,;;))ゝ;;;ミ,,、,,;;;ゝ;;ゝヾ :;;;;;ゝヾ;ヽソ;;;)ヾミ;ソ(; ;;;(:ゝゝ)(ゞ;;;;(ゝ,,;;ゝヾ;:;;;;;ゝヾ;ヽソ;;;)ヾミ;ソ(;;;ゝヾ;))ゝ;ミ;; ;;;;ゝヾ;ヽソ;ヾ⌒ ;;(ゞ;;;;(ゝ,,ゝ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 十数人の若者からなる追撃隊が、ものの数晩で消滅した。 | | 殺され、負傷し撤退し、精神的な負荷で逃亡し、分断されてね―― .| └――――――――――――――――――――――――――――――┘
317 :
15/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:17:48 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――┐ | なかなか荒唐無稽な話だろう? ――信じられるかい? | | それでもこれは、何の冗談でもなく、私がこの目で見たことだ。 .| └――――∨―――――――――――――――――――――――┘ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ (・Д・; ) (・Д・; ) (・Д・; ) (・Д・; ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ (・Д・; ) (・Д・; ) (・Д・; ) (・Д・; ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) (__(__つ (__(__つ (__(__つ (__(__つ Α_Α 円_円 ( -д) ¥д・; ¥ | ∞_ | ) _く_/__) UU /_ |;:;:;:;:::|、__) (__(__/:;:;:|
318 :
16/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:18:46 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――┐ | しかし……それでも、私は逃げなかった。 .| └―――┐┌――――――――――――――┘ ┌―┘└――――――――――――――――――――――――――――┐ | 使命感などといった、高尚な理由ではなかった。 ……正直に言おう。 .| | ――あの身も凍るような恐怖の時間の中で、私は興奮していたんだ。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :: : : : 'r....:........::::....::....;;;;;;;;.;;;;........;;;;;;;;....::::..::::....;;;;;;;;........;;;;.;;;...::....::::........:....r''ソ ::::::::::::::: ....;;;;...........゙i゙''';:,ノ.y;wリ゙W゛jリwj从リj"W゙リw;y.ノ,:;'''゙/...........;;;;.....wWj ::::::::::::::::::::: ::::::....;;;;;;;;;;;;;::_ゝ゜::!、i;:''::゙i.......ト ;i:iii;:::;iii:i;wj从リjイ/::'':;iノ,.,;;;;;;;;;;;;;....::::::r''~ ]:::::::::::::::: Wj゙ハ'w,.......,,...゙i:;i::.゙゙ヽ(. | ..;;;ii;:'':ii;;;.. | .)ヾ゙.::i;:/...,,.......,w'バjW::::::::r´` ::::::::::::: ::::: ソ:リハw;::;;;j;;;;wi゙i;iiii;:ソ,゙゙゙:;i;:゙゙゙゙::iiii::゙゙,ソ:;iiii;/iw;;;;j;;;::;wハリ:ソ:;;;;;::;;;w::::::::::::::::::: ::::::::::::::::: ``Wj゙ハ'w,゙i:i;;i ;;゙゙゙:;;;;::.;;::;;;::;;;::゙゙;; i;;i:/,w'バjW´:::::::::::::;:;;::wリ` :::::::::::::: : : : :::::: ::::: :::::::::::゙i;ii:ii:;i::.゙;;゙゙..;i;::::;i;:i;:ii:ii;/ ハハ;;;ノ::wサ;:;:;:;:;:;:リ:::::::::::::::::::::::::: : :: : :::::::::::::::::::::::::''r゙゙゙''';:,;;.:;:.:;ii;;ii;:.:゙゙゙r''::::::: wy:;;;;ii;;;uii;;;y:::::::::::::::::::::::::::::: : : : :: :::::::::::::::::|;;;;..:;;;::゙゙゙... :: ::...゙|:::::::::: ::::: |. :;ii;::.゙゙,゙゙::;:゙i ::::::::::::::: :: : ::: :: : : :: : : |. :;ii;:.゙゙,゙゙::;ii;;ii;::゙i:: :: : : : :: :| ;::.゙゙,゙゙::;ii;;:゙i: :: : :: : |.ii゙:;''゙;.:ii.;::;ii:.; (;| i;::.゙゙,゙゙::;ii;;ii;:|i Α_Α `l゙゙゙゙, ; i;,,;ii::゙゙,; ,゙| 〉;.::.;ii;.. ; ;; ( ( ∀ il) ゙;;: .:; : ; :; : ;:; : ;;: ;:;:;:;:; :;:;: .ノ;;゙゙゙:;i;;;i::ii::i;;;i;:゙゙゙;;ヾ.;: ; :; :;ノ;;゙゙゙:;i;<三X=====0 ,へつ==== ::; : ;:;: ;: ;: ;: ;: ; :; :.ヘ; ヽ,.ル;nノ; ll;l;l;;;;;;l;;l;rw. :;:;: ;: ;:;;:;:;: ;: ; : ;:; ;:;:;:(_/ヽ___);:;: : ;: ; : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――..・ ・ ――――――――――――――――――――――┐ | 相手の方が、強い。 それを理解した時、気づけば私は笑っていた。 | └――――――――――――――┐┌――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――――┘└―――――――――――――┐ | 全力を尽くしても勝てるか相手が、すぐ傍にいる――ゾクゾクしたよ。 .| | 森の中の戦闘だ。 そう、間違いなくあの男は、“すぐ傍にいた”んだ。 | └────────――─────────────────―──―┘
319 :
17/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:20:02 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 森の戦闘は、所在の探りあい。 あの男は付かず離れず、私を捉えていた。 その証拠に―― | | 「お前の位置など知ってる」 とばかりに、苦悶に歪んだ仲間の死骸が磔にされていたこともあった。 | └────────――───────――――──────────―───―――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ;:iii| /;;ゞ゙:;ヾ|flli:: ... . 丿 . . . . | |:: ,i;;;:;iii;i:i| :: |:;;:iii' ..::|iiiiiii;;;;;((,,,);;iii|;ゝ;;>;ゞ;ゞゞ|llliii' :ヾゞ; ::iii| ノ /...:::.|li:: ... ||Y.||〆;;; 丿: |,i;,.:',:i;;i|ゝ゜::::|:;:;ii| :::|iiiiiiii;;ii;;~~~;;ii|: 〉;|/;/ ::: |lllliil 、,,. | ::;iii"´/:::::::::|:: ... . '¨`ソヽ:::丿.イ :: |::;.....;i:;ii| :::: |:;:;ii| :::|iii;;iiiii;::;:;;;;::: ;;|/ii;;:i( ::: |llliii| ::: | :;;iii|~ ::::::::: |''".. . : :: :,,. . ./、| .ノツソ::ソi;iハヽ、|:;:;;ii| ::|iii;;iiiii;::;:;;;;::: ;;;|:w::wWW:..|lllllii|、,,. ノi :;;;ii| ::::::::: /... . '¨`ji: . .. ;;||; :: :`) "''''''"|M|i;;iiii;;i:i;;:;i:;;::;M从ww,,. ゙'''''''''";;w;W ;i;('') ::::::::: |li:: ... . (;; ヾ ヽ `r ,,.::.;;'' ;;:;: :::''.;;'' 从W从;;:人::;;ヾ、;ヽW:w :W;;w;W: w; ;:;iii|....::::::: ノli:: ... . ,,-^〜"、,,:;;;, :`ヽ ;wM:w::wWW:;;w;W:W;; w;W:w;;wWW;;: w: w;;w ww;; ;iilli;ゝ ,、,,.、|lyiji: . ..../;;⌒`,,,,_,,,,: :ソ"゙`''`´'''`"´`"”``´`". . .. .: :::: :::::::: ::::::::::::::: ::::::::::::::::::::: ''''''''"wMw|li::; ;. .. (.;;と](il ゜д゜)]つ :'. .,: :'. .,:wiiw . .. .: ::::::: ::::::::::::::::::::: :: wW:w;;w'´||l: : :: ヽ:;ソヽ ・メ;/: : :. .. ∧ ,,.、..,、_,,,.. Α_Α . ..:: w;Ww` |li::;; /yゝ;/ 8;∞;:::::: ::::::::: : :''''':. ...;'> ( ∀ il) w;''" ,,...,,||l (::;;; :(__ノ∞;8;・ソ): :::::::::: ::::;・;::::;;:: : : :. .. <三X======0====つ==== ;´.. 丿::;;;,!j )::; :: :⌒ヾ;8\ソ ::::::::::::::: :::::::::: ::::: :::::::: : : :. ..: ;: ; : ;:;;:;;;:;;;〉 ヽ: : ;: : ,.., |::;;; :: :: .( . .. ;8; (_ :::::::::::: :::::::::::::::::: :::::::::: ::::: :::::::: : : :. ...(__/ `ー' . .. .: ソ::;;,!; ; ソヽヾ ⌒・;ヽ ::ヽ⌒ヽ,:::::::"´``゛゜''';:;''ー'',:;-、,-、,,;;;-:;_;_,、、,,-、...wiij;;w;W ,, ..,,/ (::⌒));;; .ノ. ..r∂丿ソ )ノ⌒ヽ、ヽ,-、 ,;;;;;;;:::::'''' vWWwjjwvjiiijw,.、,、,,v ノ;::;;; :: ::_,,r''": (::⌒)); "r _,,r''"/゚。::::;; \) ,.、、,,-、;; wWW:W;;w;W: w;;从WW从W; ,:;-/ソ:::。゚。::::;; : :: :( ( (ヽ( (::⌒));;; ヾ、__. ''''::::,,, wwW从wWW从wWW从 /⌒´"_,,r''":;;:: 丿 (;; ヾ ヽ ;;||;ヾ´⌒`ii-、(;; ヾ \⌒"-、 ,Mmγ⌒;;ヾ))ヾ));、 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ちなみに死体付近には、ご丁寧にも罠が仕込まれていた。 動揺して近づけば死亡、だ。 | | そういうえげつない仕込みを、一つ一つ必死にかわしながら、必死に彼の痕跡を辿ったよ――.| └────────――───────――――──────────―───―――――┘
320 :
18/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:20:49 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 勝ち目はあった。 少なくとも、私はあると確信していた。 | | 森の中での騙し合いではなく、接近戦に持ち込めば勝てる、とね。 | └────────――───────――――─────────┘ ━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━ ━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ――接近戦に持ち込めば勝てる。 あの男がそう考えていることは推測できた。 | └────────――───────――――─────────―――――┘
321 :
19/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:21:39 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 消耗し、顔色も悪くなっていたが――奴の口元には笑みが浮かんでいた。 | | あれは間違いなく、心を折られた人間の浮かべる表情ではなかった。 | └───────∨――───────――――────────―――――┘ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;; パチ… ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ..:::/ヽ_ヘ ・・・・ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ....::(:::::_ゝ゚) _、火人( ∧∧:. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ....:::.:| つ ), 从 i'、; (д・::)::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;; ..::::( つと) 从 ;;;;;;;;;;;;( ( ;;):::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; '"'"'"'"'"''" ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ε==3 ε=3 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ┌――――――――∧―――――――――――――――――――――――――――┐ | ……小僧。 森林に潜伏しながらの戦闘において、追うべきものは何か分かるか? | └───────―――――───────――――────────―――――┘ ┌―――――∧――――┐ | 足跡…… でしょうか? | └――――――――――┘
322 :
20/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:22:21 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 良い答えだが、それだけではない。人の知恵があれば、足跡を誤魔化すことは難しくない。 .| | ――ざっと今思いつくだけでも、片手の指で数えられるほどの偽装手段があげられる。 .| └───────―――――───────――――─────―――――――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: [例:足跡を誤魔化す手練手管] 0 [2] ←―――┐ ...:::: ::::| 0 ↓ """ ,,;/l;; :|::::::::::::::|,, """ 0 ,//;; ..|..... ..:::::lヽ,, ↑ 0 """;/l/;;,.....|.:. ..::: :::ゝ| [1] 0 [3]→ ,,;ノl/;;' ↑ |,, "" 0 ,;:ゞ:; 0 ,,,/l_,ノ;;' ...| ::... .:..:::/ 0 ((;;:;'::ゞ:: 0 "" ;/i;/;::' | |; " 0 `(';;ヾ;::: "" ,_ノli/;;:'' ............:::|. .. ::::|; "" 0 ;ゞ:ヾヾ ────――――┘ :乂,,_, 0 ,,,_/~i/;;:'' ..... l、_ノノlii 【前進時の足跡を踏んで後退。 【川中を移動し、離れた岸に上がる。 最後に横方向の茂みに跳躍】 上陸の際に発生する痕跡は念入りに消す】 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 奴も俺も、当然のようにそれは行っていた。 よって、お互い追っていたのは―― | └───────―――――───────――――─────――――――┘
323 :
21/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:23:12 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 焚き火の痕跡だ。 ……体温を保ち、食事で腹を下さないためには火が必要となる。 | | 凍える、獣に食われる、下痢の悪臭で敵に発見される……死に方としてはどれも最悪だ。 | └─────────────────────―──┐┌─――――――――――――┘ ┌──────────────────────┘└―――――――――――┐ | そうなりたくなければ、火を焚くしかない。相手に光や煙が漏れないように、な。 .| | それには、どうしても適した場所が限られる。慣れがあれば、特定もしやすい。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ;://// ̄ ヾ;;'';ヾ::.|ii:::::| /''"''"゙;:;;_;::;/ヾ;;:ヾ:ヽ:ヽ;;'ゞ:〉;;ヾ';;:::::f /::イ;;:: ヾ;;ヾ;.{ {ヾ;ヾ }ili;:::| / ゝ;;ヾ;:,ヾゝ ゞ;;:ヾ,, |il:ヽ;;:::::::::::::! /::/ |ii::: ゞヾ;ヾ{ {;:);:)ゞ ヾili::;;;7 ./ ゞ:;ヾ;;ヾ ゞ:;;.ヾ|il::::ヽ;;:::::::::|/;;ゞ;ヾヾィ;::: ゞ;'::ゞ//,,._ }lii:::::レ' (;;ヾ:.ヽ /ヾ;:'ヽ;,.._ |li!::::::|ili:::/:::rー''ン ィ;;:::: ;;';.ゞ//ゞ;;:.ゞ:ヽ |lii/ ゞ;;',ゝ;:ヾ ∧::ヾ;;:ゝ;;);:ヾ |lii::;;:::}/:::∠ -;;ヾ;ゝ.|;;:/i ;:.:゙;'{ {:;.ヽ,_ レ ゝ;;ヾ:.ゞ;;ゞ::ヾ |::ii|ゝ;;:);:;ヽ,,_ }ili:レ'";;_;;;;;_::ゞ;;ヾ::ゞ |;/iili ::.';//;:;.:ヾ:.ヽ /;,;. ゞ;;';ヾ;ヽ }::ii} ヾ;:.>;;);;ヾ,._;;;;:::f::.:..| |;|ilil: //ゞゞ;);'':ゝ / ノ:.:.:.:.:.:.:) / |::ii| ヾ;:;):;;ヾ;;ゝ::::|.:.: | ノ;ヾ:ヾ|;|iil:: /ゝ:.;;ゞゞ;:;ヾ;;ヾ:/ ''"'''"゙゙ / .|::ii| ノ;ゝ;ヾ;);ゞ.!:.::.| ミ;;:ヾ;:':..|;|ii::: ヾ;/::),,.,_ ):.ヽ / _,,.,.,,.{::ii{,....,,_ ,,..., |iliiヾ;)|:::.:.|,,ノ;;:.:ゞ;;ヾ||ili::: ,,.,,._ /:.:.:.::.:.:`:.:.:) / ,';;:;.:;:.:}::ii}:;:;:;;;','';::;:':., |ilili:::::::|:::.:r;;:((;;:;'::ゞ::;|ill:::: ";;;;:.:;':;";:,,_ /:.:.:.:.:.:.:.::.:f´ /"''""'"'''""|::ii!'''""'"''"'''"|ilillil::::{::.((;;('':;;(';;ヾ;:::}iil:::: r;:.;;ヾ;;';:.;ヾ;ノ,,、,,.,__,.:.:.::.} / ノハソゝ iliilili:::::}:.:.:.:!,,ミ;;ゞ:ヾヾ|ii::::: ;:;;l;;/;';,.-''"ゞ;;ヾ;;ゞ:;ヽ:.,' ! /ヽ_ヘ wfノillili:::::::{ゞ";;ヾ;;ヾ::ゞミ}ii:::::: ;;(ニ二二二二ニ)、ヽ;ヾ ! ( 。 。) {ililiil:::::::::::} ゞ;;ヽ::{;;《::/ii::::::: ノli:::lli:il!::l::l!lli::}::il!{;;';ヾゝ {Wwrrfw ,ヘ つ三≫ ノiliWfwjivfwWWfゞ:.:ヾ::{ilii:::::::: il i!li!::l!|lil!l:::li!::ヾ::li} wWfjwy (_/ ∪;:;:;:;:;:;:; wWvyrjfwWwwyWjrf/iili:::::::: WfjwvrwfywWwwfij )^wVwfjwyw "'"'"'"'' Wwf/iliil:::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――┐ | 俺は奴を見失わないように。 奴は俺を捉えようと。 | | ――森の中で手を変え品を変え、必死に相手を追い続けた。 | └――――――――――――――――――――――――――――┘
324 :
22/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:23:58 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――――┐ | だが、状況は徐々に俺の不利に傾いていた―― | | 繰り出す仕掛けが全て通じず、相手は着実に俺を追ってくる。 | └―――――――――――――――――――――――――――――┘ ━━[ワケが分からない人のための端的な状況解説]━━━━━━━━ / 全 お 接 −- , -'"  ̄ ` 丶、 / 部 前 近 ─-- / \| 無 の し / | 効 遠 た ─── i _ _ _ _ ヽ_ な 距. ら  ̄ ̄ | /二` "二ヽ、 | 〉! 離 お _| _,ィiュミ r_,ィiュミ レ-| 攻 前 二二二 ヾ! - ' r `ヽ  ̄´ | ∧ 撃 は ── ___ ゙! 〃 ^ ^ ヽ l-/ 〉 は 一 ま i { ='"三二T冫 /´_ノ/\. ` 撃 さ 二ニ _,ィヘ ヽ ヾ== 彳 /:::/`ー- 、 \ 死 に _, ィ´:::::/ l\ ト、 ー一 / /::/ \ \ ° 外 / |::::::::: ̄ ̄ ̄::`ー=彳_∠ _ ヽ `ー 道 / |::::::::::::::::::::::::::::(‥):::〈_ \ l r'"`丶、 |:::::::::/:::/::::´:::::::::::::::::(_ ト、 | _/ / `ー 、 \|::::/:::::/:::::::::::::::::::::::::::(_ \ \ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌――――――――――――――――――――――――┐ | ……結局、俺は不確実な賭けに出ざるをえなくなった。 | └――――――――――――――――――――――――┘
325 :
23/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:24:39 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | あのときは……自然は面白半分に、なんという規格外を作るものかと嘆いたものだ。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━ ━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | たゆまぬ鍛練というのは、人を恐ろしい領域まで押し上げるものだと感嘆したよ。 .| └―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
326 :
24/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:25:21 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――┐ | ――こちらが破っても破っても、新しい仕掛けが巡らされる。 | | 探っても探っても、いつの間にか姿を晦ましている。 | └―――――――――――――――――――――――――――┘ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ;: ; :;:;: ;: ;: ;: ;: ; : ;: ;: ;: ;: ; : ;: ;: ;: :::oO;O;:;:O;: ;:O;:;:O;Oooooo;:;:;::; ;:;:;:;: ;:;:;:;:;:;::;:;: ; :; :;: ; :; :;::;: ; : ;: ; :; : ;: ;:;: :; : ;: ;: ;:;::;: ;:;:;:;:;: ;:;:;:; :;:;丶、;:_;:;:_;:;:__;:__;:ノ,ノ'!};:;:;:;: ;:;:;:;: ; :;:;: ;:; : ;: ;: ;:;:;:;:ヽハ</Vヽ jv-,_,.ィノv'リ;:;: ;:;:;:;: ; :; : ;:;:;: ; : ;: ;: ;: ;:; : ;: ;: ;:;:;:;:;:ゝ-、} ,.´-‐ァ¬‐,,'/;:;:;:; ;:;:;:;:;: ;:;: ;: ;:; :;: ;::;: ;:;:;:;:|l / / ,、r7;:;:;:;: ;: ;: ;:; Α_Α ;:;:;:;:j∨ ,}ヽj/;:;:;:;: ;: ;: ;: ;: ;: :;::;.:;, ⊂ (∀ il ) ⊃ ;:;:;:;;:;:ハfvヘハノゝ':;:;:;:;: ; ;:;:;:;:;: ;: <三X==0====つ====== ;:;:;:;:;:ヽr ´;:;:;:;:;:;:;:;: ;: ;: ;: ; : ; : :;.:.;,; | ,、 ヽ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;:;:;:;:: (__)\__) ;:;: ;: ;: ;: ;: :; :; : ;: ; : ;: ; : ; ;: ; :;:; :;:;:; :; :; : ;: ; : ;: ;: ;:;: ; : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 実体の無い、巨大な化け物の相手をしている気分にすらさせられた。 | | だが、間違いなく、私の相手をしているのは“ただ一人の狩人”だったんだ。 .| └―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
327 :
25/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:26:13 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | そして、戦いが始まって幾日も過ぎたある日。 ――ついに転機が訪れた。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――┘
328 :
26/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:26:58 ID:XXJ6kmTH0
┌──────────────―――――――――――――――――――――┐ | 新月の夜。 彼の野営地を探して、私は息を殺して闇の中を歩いていた。 | | その私の視線の先に、光がよぎった。 ――茂みから漏れる、焚き火の光だった。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::ハ/:,.,ニミjハ:l:{ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛ ;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|/|::{{ (() }}:{/入.,∠ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ:.:.:.:.:.:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{,'/:{::ゞ==彡;! l|「フイゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.: :.:.:.:.:.:.:.:.:. :::{:;ハ::|::{「:i::/i 「l/イノ:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:. :: :: :: :: :: ::ハヽハ:l::||::l::{ l |」/::"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;: : ::: : : :: : : : :: : :: : : : : :::: : : : : :: ::.::. :: :: :: ::}ハ::|::}:!:!::::|:| { {〃::.::.::. ;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″: : : : : : :` : : :: ::` : : : : : : :: : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : ::: : : : :: : :.: :. :.:::::::::::{:;ハ::|::{「:i::/i 「l|.: :. : : :: : : : : : : : : : : . .. . : : : : : : : : : : : :: : : : : : : :: : : : : : : ............::::::::lヽハ:l::||::l::{ l |」|:.: .: : . . : : : : :. : : : : . . : : : : : : : : : : :::::.. :::::::::::::::::::::::ハ::|::}:!:!::::|:| { {Λ .. : : : : . . : : : : : : ::::......::::......::.. :::::::::::::::::::::::|;/|::{{ (() }}:{/入 : : : : :::... ::::::::::::::::::::::{,'/:{::ゞ==彡;! l|「| . . . ::::::... :::::::::::::::::::::〈::{:;ハ::|::{「:i::/i 「l| :::::... ::::::::::::::::::::::ハヽハ:l::||::l::{ l |」| : ':;:. :::. . ..:.:λ:: ::'; ::,)、::.:;.:,:;.: :::... :::::::::::::::::::::::ハ::|::}:!:!::::|:| { {Λ ..':;ヾ::.:ソ)人ノ从:.ソ)ノ ):.: .;,.'. :::... ::::::::::::::::::::::::}:{:{l:i:l:.l:.l:l::/´ハハ .::Vィ' (ソヘ (::.:.:'.,; :. . :::... ::::::::::::::::::::::::|ハll:i:',::{::|l::| l| |';.ハУ彡~y ',:; .::) て:;;':. ;彡~У彡~y~ ;ヾ~彡彡Уヾヾ ;彡~ ;~彡:УУ彡~y~ ;~彡:УУ彡~y~ ;ヾ~彡彡;~彡:УУ彡~y~ ;~彡:УУ彡~y' ;ヾ~彡彡Уヾヾ ;彡~У., ; У 彡 ;彡~y У彡ノ彡 ;彡~y У彡ノ彡彡 ;У 彡 ;彡~y У彡ノ彡 ;彡~y У彡ノ彡彡 ;彡~彡:;У彡~y~ヾ ~彡 Уヾヾ ;彡~Уゞ ;;У彡~y~ヾ;У彡~y~ヾ ~ Уヾヾ ;彡~Уゞ ;;У彡~y~ヾ;У彡~y~ヾ ~彡;彡彡У;У彡~y~ヾ 彡:УУ彡~y~ ;; ;彡Уヾヾ ; 彡Уヾヾ ;彡~彡:УУ彡~y~ ;; ;彡Уヾヾ ; 彡Уヾヾ ;彡~У;~彡:У彡Уヾヾ ; :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌──────────────―――――――――――――――――――――――┐ | 歓喜を抑えるのに苦労したよ。 ――気づけば凶暴な感情に、口元が歪んでいた。 | | 焚き火を目指し、慎重に、慎重に。気取られないように、風下から近づいて行った。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
329 :
27/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:27:55 ID:XXJ6kmTH0
┌──────────────――――――――――――――――┐ | 「見つけた!! これで終わりだ。 殺せる――!!」 | | 強者に挑んで勝つ快感というのは、ああいうものを言うんだろう。 .| └――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: Α_Α:::::... (∀ il):::::::::.. <三X======と,ヘ Gヽ_::::.. (__/ ヽ__):::::::..... :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌──────────────――――――――┐ | 私は歓喜と興奮とにまみれ、焚き火へと接近し―― | └――――――――――――――――――――――┘
330 :
28/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:28:41 ID:XXJ6kmTH0
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―  ̄___ ̄―===━___ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_――__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ___―===―___ ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄ ̄―‐―― ___ ┌─────────────┐ ━\━\━\━\━\\━\━\|┌――――――――――――┴┐━\━\━\━\━ ━/━/━/━/━━/━/━└│ いとも簡単に、罠に嵌まった。 |/━/━/━/━/━ └───────────――┘ \__,ノし// \ /⌒ヽて 。 × = = ― -=ミ }> - ― = ==――===―===X三> \ /ヽ_ ヘ / ゚ + ⊂´(;;; _ゝ) ノノ / (,/ -=彡 (,_ノ `ー' __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―  ̄___ ̄―===━___ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_――__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ___―===―___ ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄ ̄―‐―― ___ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
331 :
29/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:29:43 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 俺の考案した最後の仕掛けは、さほど複雑なものではない。 | | 凡庸で単純な“待ち伏せ”だ。 場所と時間だけは、丁寧に選んだがな。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ↓ ↓ ↓ 風 上 ↓ ↓ ↓ (ほんの少し偽装を緩めたもの) ┌−┐ U火U └−┘ ┌───┐ |オルジ.|(全力で偽装、潜伏) ↑ └―――┘ ┌─────┐ | | ウララード .├――┘ └―――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 何日にも渡るやりとりで、奴に風下から回り込む習慣があることは把握していた。 .| | あとは奴が疑いを抱かず、「発見した」と確信する程度に偽装を緩め―― | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
332 :
30/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:31:31 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 奴が喜び勇んで接近した瞬間、最高のタイミングで不意打ちを仕掛けた。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ↓ ↓ ↓ 風 上 ↓ ↓ ↓ ┌−┐ U火U └−┘ ┌───┐ Σ ↑←――――┤オルジ.| | └―――┘ ┌―――――┐ | | ウララード .├―――┘ └―――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌─―──────―――――――───‐..・ ・ ・ ・ ・..───―――――――――――┐ | 変わった工夫と言えば――そう。 この際、瞑っていた片目を開けて戦闘に入ったな。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
333 :
31/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:32:27 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――┐ | 戦闘は、圧倒的に俺の有利に進んだ。 .| └――――――――――――――――――┘ ━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━ ━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━ ┌――――――――――――――――┐ | 戦闘は、圧倒的に私の不利だった。 | └――――――――――――――――┘
334 :
32/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:33:26 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――‐ウリール‐バーシュ―――――――――――――――――┐ | もはや武の鍛練がどう、武勇や腕力がどう、という状態じゃない。 | | 彼の仕掛けた最後の罠は、信じられないほど高度に洗練されていた。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ';:,ノ.y;wリ゙W゛jリ从jwwj从リj"W゙リw;y.ノ,:;'''゙/...........;;;;.....wWj: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i;:''::゙i........ト ;i:iii;::iii::iiiiii::;iii:i;wj从リjイ/::'':;iノ,.,;;;;;;;;;;;;;....::::::r''~: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : .゙i:;i::.゙゙ヽ(. | ..;;;ii;:''::;;:;;:;;::'':;ii;;;.. | .)ヾ゙.::i;:/...,,.......,w'バjW´`: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;;;;wi゙i;iiii;:ソ,゙゙゙:;i;:゙゙゙゙::iiii::゙゙゙゙:;i;:゙゙゙,ソ:;iiii;/iw;;;;j;;;::;wハリ:ソ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ'w,゙i:i;;i ;;゙゙゙:;;;;::.;;::;;;::;;;::;;.::;;;;:゙゙゙;; i;;i:/,w'バjW´`: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :゙i;ii:ii:;i::.゙;;゙゙..;i;::::;i;..゙゙;;゙.::i;:ii:ii;/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :''r゙゙゙''';:,;;.:;:.:;ii;;ii;:.:;:.;;,:;'''゙゙゙r'': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|;;;;..:;;;::゙゙゙... :: ...゙゙゙::;;;:..ヾ|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|. :;ii;::.゙゙,゙゙::;ii;;ii;::゙゙,゙゙.::;ii;:.|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|.ii゙:;''゙;.:ii.;::;i_i;::;.ii:.; ヾii.;;|、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,〉;.li;;;::.;ii;.. ; ;; ; ..;ii;.::;il.;|l : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|;;;;..:;;;::゙゙゙... :: ...゙゙゙::;;;:..ヾ|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|. :;ii;::.゙゙,゙゙::;ii;;ii;::゙゙,゙゙.::;ii;:.|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|.ii゙:;''゙;.:ii.;::;i_i;::;.ii:.; ヾii.;;|: : : : : Α_Α―――____: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,〉;.li;;;::.;ii;.. ; ;; ; ..;ii;.::;il.;|l: : : : : (li ∀ )―――――_______: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`l゙゙゙゙, ; i;,,;ii;;iiii;,,;i i;::゙゙,; ,゙〈: : ===G=====つ========X三>___――――: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ノ;;゙゙゙:;i;;;i::iii;;i;;i;;iii::i;;;i;:゙゙゙;;ヾ : : : : : :\ `ー'―――― ̄ ̄ ̄ ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,ヽ ;ヘ..::i;i;;;;;;iiノ;;ii;;ノiiii;;;;;;i;i::..ヘ; ヽ,: : : : : :\_)――― ̄ ̄ ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――...シャロウ.―――――――――――――――――――――――――┐ | 初手の投げ槍をほとんど勘だけで回避し、大樹を背にはしたものの―― | └――――――――――――――――――――――――――――――――┘
335 :
33/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:35:11 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――┐ | 次の瞬間には、私の口もとから興奮の笑みは消えていた。 | └――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ';:,ノ.y;wリ゙W゛jリ从jwwj从リj"W゙リw;y.ノ,:;'''゙/...........;;;;.....wWj: : : : : : : : : : : : : : : : i;:''::゙i........ト ;i:iii;::iii::iiiiii::;iii:i;wj从リjイ/::'':;iノ,.,;;;;;;;;;;;;;....::::::r''~: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .゙i:;i::.゙゙ヽ(. | ..;;;ii;:''::;;:;;:;;::'':;ii;;;.. | .)ヾ゙.::i;:/...,,.......,w'バjW´`: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;;;;wi゙i;iiii;:ソ,゙゙゙:;i;:゙゙゙゙::iiii::゙゙゙゙:;i;:゙゙゙,ソ:;iiii;/iw;;;;j;;;::;wハリ:ソ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ'w,゙i:i;;i ;;゙゙゙:;;;;::.;;::;;;::;;;::;;.::;;;;:゙゙゙;; i;;i:/,w'バjW´`: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :゙i;ii:ii:;i::.゙;;゙゙..;i;::::;i;..゙゙;;゙.::i;:ii:ii;/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :''r゙゙゙''';:,;;.:;:.:;ii;;ii;:.:;:.;;,:;'''゙゙゙r'': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|;;;;..:;;;::゙゙゙... :: ...゙゙゙::;;;:..ヾ|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|. :;ii;::.゙゙,゙゙::;ii;;ii;::゙゙,゙゙.::;ii;:.|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|.ii゙:;''゙;.:ii.;::;i_i;::;.ii:.; ヾii.;;|、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,〉;.li;;;::.;ii;.. ; ;; ; ..;ii;.::;il.;|l : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|;;;;..:;;;::゙゙゙... :: ...゙゙゙::;;;:..ヾ|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|. :;ii;::.゙゙,゙゙::;ii;;ii;::゙゙,゙゙.::;ii;:.|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|.ii゙:;''゙;.:ii.;::;i_i;::;.ii:.; ヾii.;;|: : :: Α_Α : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,〉;.li;;;::.;ii;.. ; ;; ; ..;ii;.::;il.;|l: : :: (li Д ) : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`l゙゙゙゙, ; i;,,;ii;;iiii;,,;i i;::゙゙,; ,゙〈===G=====つ=======X三>: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ノ;;゙゙゙:;i;;;i::iii;;i;;i;;iii::i;;;i;:゙゙゙;;ヾ : : :/ / 〈 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,ヽ ;ヘ..::i;i;;;;;;iiノ;;ii;;ノiiii;;;;;;i;i::..ヘ; ヽ(___/`ー': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ――負けた、と確信したよ。 背骨に氷の柱を叩きこまれた気分になった。 .| └――――――――――――――――――――――――――――――――┘
336 :
34/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:35:53 ID:XXJ6kmTH0
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ┌―――――――――――――――┐: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | 視界の中には、闇しかなかった。 | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : └―――――――――――――――┘ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :┌──――――――――――――――――――――――┐: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| ――知らぬ間に、私は夜目を完全に眩まされていた。 |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :└――――――――――――――――――――――――┘: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
337 :
35/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:37:19 ID:XXJ6kmTH0
\__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ≪ な、何をどうやって……よ、妖術ですかッ!? ≫ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ ┌―――――――――――――――――――――――――――――┐ | コラ。 分からないことを、すぐ妖術扱いにする態度には感心しない。 | └―――∨―――――――――――――――――――――――――┘ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ (・Д・; ) (・Д・; ) (・Д・; ) (・Д・; ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ (・Д・; ) (・Д・; ) (・Д・; ) (・Д・; ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) (__(__つ (__(__つ (__(__つ (__(__つ Α_Α 円_円 ( -д) ¥д・; ¥ | ∞_ | ) _く_/__) UU /_ |;:;:;:;:::|、__) (__(__/:;:;:|
338 :
36/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:38:05 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ――原因は、焚き火だよ。 敵に慎重に近づこうとするあまり、してやられた。 | | 私は接近の際の目印として、“焚き火を凝視”しすぎたんだ。 目が、火に魅入られた。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::ハ/:,.,ニミjハ:l:{ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛ ;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|/|::{{ (() }}:{/入.,∠ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ:.:.:.:.:.:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{,'/:{::ゞ==彡;! l|「フイゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.: :.:.:.:.:.:.:.:.:. :::{:;ハ::|::{「:i::/i 「l/イノ:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:. :: :: :: :: :: ::ハヽハ:l::||::l::{ l |」/::"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;: : ::: : : :: : : : :: : :: : : : : :::: : : : : :: ::.::. :: :: :: ::}ハ::|::}:!:!::::|:| { {〃::.::.::. ;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″: : : : : : :` : : :: ::` : : : : : : :: : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : ::: : : : :: : :.: :. :.:::::::::::{:;ハ::|::{「:i::/i 「l|.: :. : : :: : : : : : : : : : : . .. . : : : : : : : : : : : :: : : : : : : :: : : : : : : ............::::::::lヽハ:l::||::l::{ l |」|:.: .: : . . : : : : :. : : : : . . : : : : : : : : : : :::::.. :::::::::::::::::::::::ハ::|::}:!:!::::|:| { {Λ .. : : : : . . : : : : : : ::::......::::......::.. :::::::::::::::::::::::|;/|::{{ (() }}:{/入 : : : : :::... ::::::::::::::::::::::{,'/:{::ゞ==彡;! l|「| . . . ::::::... :::::::::::::::::::::〈::{:;ハ::|::{「:i::/i 「l| :::::... ::::::::::::::::::::::ハヽハ:l::||::l::{ l |」| : ':;:. :::. . ..:.:λ:: ::'; ::,)、::.:;.:,:;.: :::... :::::::::::::::::::::::ハ::|::}:!:!::::|:| { {Λ ..':;ヾ::.:ソ)人ノ从:.ソ)ノ ):.: .;,.'. :::... ::::::::::::::::::::::::}:{:{l:i:l:.l:.l:l::/´ハハ .::Vィ' (ソヘ (::.:.:'.,; :. . :::... ::::::::::::::::::::::::|ハll:i:',::{::|l::| l| |';.ハУ彡~y ',:; .::) て:;;':. ;彡~У彡~y~ ;ヾ~彡彡Уヾヾ ;彡~ ;~彡:УУ彡~y~ ;~彡:УУ彡~y~ ;ヾ~彡彡;~彡:УУ彡~y~ ;~彡:УУ彡~y' ;ヾ~彡彡Уヾヾ ;彡~У., ; У 彡 ;彡~y У彡ノ彡 ;彡~y У彡ノ彡彡 ;У 彡 ;彡~y У彡ノ彡 ;彡~y У彡ノ彡彡 ;彡~彡:;У彡~y~ヾ ~彡 Уヾヾ ;彡~Уゞ ;;У彡~y~ヾ;У彡~y~ヾ ~ Уヾヾ ;彡~Уゞ ;;У彡~y~ヾ;У彡~y~ヾ ~彡;彡彡У;У彡~y~ヾ 彡:УУ彡~y~ ;; ;彡Уヾヾ ; 彡Уヾヾ ;彡~彡:УУ彡~y~ ;; ;彡Уヾヾ ; 彡Уヾヾ ;彡~У;~彡:У彡Уヾヾ ; :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 折しもその晩は新月。 投げ槍を避けて焚き火の光の届かぬ場所に跳んだ時点で、 .| | ――私は、完全に視界を奪われた状態での接近戦闘を余儀なくされたんだ。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
339 :
37/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:38:55 ID:XXJ6kmTH0
━━━[四次元殺法コンビからの解説]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ r ‐、 良い子の諸君! ウララードの目に、何が起こったかを解説しよう! | ○ | r‐‐、 _,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 明るい所、暗い所に目が慣れる、といった事は、君たちも経験があると思う。 (⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l |ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 生理学ではこれを「明順応」および「暗順応」という。 │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| │ 〉 |│ |`ー^ー― r' | 暗い所と明るい所で、主に働く視細胞の違い(※)から発生する事象だが、 │ /───| | |/ | l ト、 | | irー-、 ー ,} | / i 明るさへの順応は1分ほどで完了するのに対し、暗さへは30分以上だ。 | / `X´ ヽ / 入 | あらかじめ片目を暗順応させていたオルジに対し、 光に慣れてから闇に入らされたウララードは、どう考えてもおしまいだな! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※……暗所では桿体(かんたい)細胞、明所では錐体(すいたい)細胞が働く。 ちなみに高校生物の指導要領内に含まれているので、中高生諸君はいずれ習うだろう! ……あと高校生物を履修した上で知らない諸君! 勉強は楽しいから本を読もう、なっ!
340 :
38/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:40:34 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 視覚の次は、聴覚と触覚だった。 彼は良く場所を選んでいたよ―― そこは風が吹き溜まる地形でね。 | | ――聞こえる音は風の音ばかり。 肌に触れる風の動きは、敵の動きを示してくれない。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i;:''::゙i........ト ;i:iii;::iii::iiiiii::;iii:i;wj从リjイ/::'':;iノ,.,;;;;;;;;;;;;;....::::::r''~: : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : .゙i:;i::.゙゙ヽ(. | ..;;;ii;:''::;;:;;:;;::'':;ii;;;.. | .)ヾ゙.::i;:/...,,.......,w'バjW´`: : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;;;;wi゙i;iiii;:ソ,゙゙゙:;i;:゙゙゙゙::iiii::゙゙゙゙:;i;:゙゙゙,ソ:;iiii;/iw;;;;j;;;::;wハリ:ソ: : : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ'w,゙i:i;;i ;;゙゙゙:;;;;::.;;::;;;::;;;::;;.::;;;;:゙゙゙;; i;;i:/,w'バjW´`:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : :┏━..パーフェクト・オルジ・ステルス..━┓ : : : : :゙i;ii:ii:;i::.゙;;゙゙..;i;::::;i;..゙゙;;゙.::i;:ii:ii;/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : :/ : : : : : : : : : : : : ┃ 狩 人 の 陰 形 ・ 極 み ┃ : : : : :''r゙゙゙''';:,;;.:;:.:;ii;;ii;:.:;:.;;,:;'''゙゙゙r' ': : : : : : : : : : : : : : : : : :./ヽ_,ヘ: : : : : : : :/:: : : : : : :┗━━━━━━━━━━━━┛ : : : : : :|;;;;..:;;;::゙゙゙... :: ...゙゙゙::;;;:..ヾ|: : : : : : : : : : <三X==と( く_ :::)=======: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|. :;ii;::.゙゙,゙゙::;ii;;ii;::゙゙,゙゙.::;ii;:.|: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ : : : :つ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|.ii゙:;''゙;.:ii.;::;i_i;::;.ii:.; ヾii.;;|、: : : : : : : : : : : : : : : : : : :(⌒): : \: : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,〉;.li;;;::.;ii;.. ; ;; ; ..;ii;.::;il.;|l : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\__:): : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヒュォォォォォッ!!. :: ...゙゙゙::;;;:..ヾ|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|. :;ii;::.゙゙,゙゙::;ii;;ii;::゙゙,゙゙.::;ii;:.|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|.ii゙:;''゙;.:ii.;::;i_i;::;.ii:.; ヾii.;;|: : :: Α_Α : : : : : : : : : : : : : : : : : ヒュゥゥゥゥゥゥ…!!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,〉;.li;;;::.;ii;.. ; ;; ; ..;ii;.::;il.;|l:⊂ (li Д ) ⊃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`l゙゙゙゙, ; i;,,;ii;;iiii;,,;i i;::゙゙,; ,゙〈===G=====つ=======X三>: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ノ;;゙゙゙:;i;;;i::iii;;i;;i;;iii::i;;;i;:゙゙゙;;ヾ : : :/ / 〈 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,ヽ ;ヘ..::i;i;;;;;;iiノ;;ii;;ノiiii;;;;;;i;i::..ヘ; ヽ(___/`ー': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――――――――――――――――――――┐ | 勝った? 殺せる? ――とんでもない思い上がりだった。 | | 私は喜び勇んで、彼の“結界”に跳び込んだというわけさ。 | └―――――――――――――――――――――――――――┘
341 :
39/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:42:12 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ……地獄だったよ。 何も認識できない状態で、さんざん撫で斬りにされた。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _..,..,,....... .---.------------ _,,.... -ーー'''_,゙゙二―ー'''''"`"` ̄ ̄ _,,.. -ー'''",゙,,,.. -ー'''" _,, -''''"´_,,.. -‐''''"゛ _,, ‐''" _,, -''''" _.. ‐'"゛ .,.. ‐''″ ,..-'" _..-'"゛ / ,, .'" . / / l゙ l .l, \、 \, `''ー- .,,_ `'-、, `゙゙'━== ....,,,,__ `''ー ..,、  ̄ ゙゙゙̄'''''''''¬――+―-------------------------―‐ `゙'''ー-..,,,_ `゙゙"''―- ....,,__  ゙゙゙゙̄"''''''――-............,,,,,,,,___  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 勘と経験だけで致命傷を食らうのは避けていたものの――それも時間の問題だった。 .| └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
342 :
40/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:43:01 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 全身、恐怖からくる震えが止まらなかったよ。 “戦い”に、私は初めて恐怖した―― .| | そして自分がどれだけ、戦うということに対して傲慢であったかも思い知らされた。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;Α_Α;: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;(ilメ д ); : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;/ ;:∪∪; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;/;# /;; /; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;(__)_#;); : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :=============X三> : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――...モララエル..――――――――――――――――――┐ | いよいよという時に、武の神に見放されるのも仕方が無い。そう思った。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――┘
343 :
41/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:44:13 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――┐ | だが、それでも……最後に、一回だけ全力で抵抗してみることにした。 | └――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : :./ヽ_,ヘ: : : : : : : :/:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :<三X==と( く_ :::)=======: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ : : : :つ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;Α_Α;: : : : : :: : : : : : : : : :(⌒): : \: : :/ : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;(ilメ д ); : : : : :: : : : : : : : : : : : : :\__:): : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;/ ;G つ; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;/;# /;; 〈 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :;(__)`ー'; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :=============X三> : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――┐ | ……ん? 何故かって? | └――――――――――――┘
344 :
42/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:46:41 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――┐ | その頃に娶ったばかりの、愛しい妻がいたからね。.| └―――∨―――――――┌―――――――――――――――┐ | ご ち そ う さ ま で ー す っ ! ! | └―∨――∨―――∨――――∨―┘ ハハハハハ……!! ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ウボァー (-∀・* ) (・∀・ ) (・∀・ ) ( 'A` ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ (・∀・ ) (・∀- ) (・∀・* ) (・∀・ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) ∪ ∪ ) (__(__つ (__(__つ (__(__つ (__(__つ Α_Α 円_円 (* -∀・) ¥・∀- ¥ マータ、ハジマッタ ΑΑ っ | ∞_ | ) 只(///*) っ _く_/__) UU /_ (酒)とと 〉 |;:;:;:;:::|、__) (__(__/:;:;:| ノ_i_,_,ゝ し`J ┌――――∧―――――――――――――――――――――――――――┐ | いやでも、私が死ぬのは私の不覚によるのだから仕方ないが、 | | それに付き合わせて、娶った直後に未亡人にするのは勝手な話だろう。 .| └――――――――――――――――――――――――――――――――┘
345 :
43/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:47:23 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | そう思って、相手の攻撃方向に勘で検討をつけてね。 最後の力で拳を振るったんだ。 | └――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _,, ‐ニニー',゙,, ー''"゛ ._,,, -''''"゛ _,.. -'''',,〆''゙´ _,,.. -‐''"゛ _.. -'"゛ -''"゛ ゛ ._,, ‐''"゛ ,..-'"゛ _,, -''"゛ _/´ _.. ;;ニ,yir _/ ‐'' .,,x=巛`-″ /;;/'" ,.../彡'"゛ /ソ" .,..-'゙,,/ / ,/ / ,.irシl/ ./ / ,,.'〃'゙ ''".,. .'゙,/ ,,-ソ″ / ,./ / / / / ,│ ./ ./ │ ! / 、 / .゙ l. | _,, ー'''"゛ー'''"´--‐''"_,, l \ヽ _,,.. ‐''"゛ ゛ -- 'll, l′ `'―-------――''''''"゙´ ''"_,. .l!| -' .lli ..-' \、 ゙./ ‐'' `'ミヽ..l、 ,..-‐ .\ .,、 ,, -''' `'-、,, `゙''ー- ..,,,,___、 _____,,,,,,,、 -‐´ `''ー..,,,  ̄ ̄ ̄ ̄´゛ __,,,,... _,, -'' ,゙ニ==== ゙゙゙ ̄ ̄ ̄ _,,,,.. ;;r=;;,,.. -'''″ `゙'''ー- ____、y三三三-―'''''''゙゙゙´ ∠-''"゛ ‘ ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | こちらも向こうのパターンを読んだつもりだが、外したら確実に死ぬ。そして結果は――..| └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
346 :
44/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:48:42 ID:XXJ6kmTH0
━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━ ━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━ ┌―――――――――――――――――――――――――┐ | 反撃の拳は、そら恐ろしいほど見事に直撃した。 | | 感覚を全て封じ、完全に心を折ったつもりだったが―― | └―――――――――――――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――――――――――┐ | 何を心の支えにしてか、あの男は最期の瞬間、反撃を試みてきた。 . | └―――――――――――――――――――――――――――――┘
347 :
45/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:49:25 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 闇の中でもつれあい、転がり、最終的に俺が突っ込んだ先がそれ、焚き火だ。 | | 見事に顔の右半分を焼かれ、右の眼もそれで光を失った。 | └───────∨――───―────――――────────―――――┘ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;; パチ… ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ..:::/ヽ_ヘ ・・・・ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ....::(:::::_ゝ゚) _、火人( ∧∧:. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ....:::.:| ア ), 从 i'、; (д・::)::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;; ..::::( つと) 从 ;;;;;;;;;;;;( ( ;;):::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; '"'"'"'"'"''" ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ε==3 ε=3 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ┌―――――――∧―――――――――――――――――――――――――┐ | 明暗を利用した陰形術も、二度とは使えなくなった。(※) | | ――今、俺がやっているような隠形は、あの頃に比べれて不完全なものだ。 | └───────―――───―────――――────────―――┘ ※……片目を明順応、片目を暗順応させて明暗の中を立ち回るため、隻眼では使用不能。
348 :
46/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:51:10 ID:XXJ6kmTH0
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | ……それでもまだ、腕も動いた。 走ることもできた。 戦えないわけではなかった。 | | 敗れる前にもうひと槍、くれてやろうと思ったのだがな……奴め、なんと言ったと思う?.| └―――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..:.:.:.:.:|:;:;;;;:!;:;:::::l:;:;;;:;;;;lllill| バ:.:ヾ ゞヾヾ.:バ ヾジ:;;;;;;;`/;:;:;:ll;;:;);:;:l;:;:;: ..:.:.:.:.:|:;:;;:::i:;::::::;;;;;;;;;;::::;iili| ノバヾゞシー-、ミゞ;:;ヾゝゞ:;:;::;\ー-|;;;;;;:;:::::::;: ..:.:.:.:.:|:::;;:;;;i!;;::;:::::;;:;;;::;;iiill| バ ヾゞヾノヾゞゞ゙.:;ヾ;:;:/バ;:;:゙'.、|;:;:;:::;;;:;;: ..:.:.:.:.:|::;:;:;:;!::;:;l;l;::::::;:::;:;::::| ,.w ww '""゙" |::;:;:;:;;;;::!バ゙ヾヾ.:ヾ;:;ヾゞ゙;;:;:;y;::;::\l;;;;;;;;; ,ノ;::: ';l:v:.:::;;;;i;:;;、:;;:;;:;|/"wwwww ,.. www ww ノ.:ヽ.:.:.;;;|.:.:..,:| .ゞヾ\;;;;;;;;;;;:;::ヽ;:;:;:;:;ヽl;;;;;; /:;;;:::;::::::ヽ::::;;;:;;:;;ヾ;;;;;;ヽ-、 ,, ""゙ ' ,.,,.. /.:.:.:.:i.ヽ-'、.:.:.:|-、.:.:.:.:..\;;;;:;;;:;::::;;;;;;;:;::;l|;;:::::: /;:;;;;:;;;;:;:;:;/:;!;:;:;:::::;;;:;ヽ;;;:ヽ;;;(,,") w wwWw /.:.:.:.:./.:.l.:.:.ヽ.:/ヾ >、.:.:.:.:.:.\:;::;;;;;::;:;:;:;;;:;;::::::::: ;:;; , -ー''''"ヾ;:;;;:;;;:;;;;:;_;:;ヽl;ヽ、ノ| ''"" '""'' .:.: ´"w"WwWwヾ.:.:.:.:l;:,;,;wWw.:.:.: ヽ;::;:;:;;;;;;;;/.:;;:!;;: ''''"wWwwWwwWWwwwWw`:;:wW r、 |`ー-:.:::...;;; wWwwwWWwww___________, -'/__ |;:;::::;::::;:::;:;:;:::: .:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:/ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ /r.、ヽ |;;;;;;;;;;;;;:::::::::::: ノi |!三三三三三.:三三三三三三三| |@i!| |;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::: '.ニニニニ.:从ニニニニニニニニi!.ヽ'/wW Α_Α |;;;;;;;;;;;;;;;:;;:::::::: ,;;'人,,i .:, /ヽ_ ヘ (Д ;;メ) |;;;:;;;;;;;;;;;:::::::::::: ''"" :. . ::. ノノ .:;.(.===(;∩_ゝ)つ==X三> <三と #;: ;と ) i;:;;;;;;;;;;;;::;;;;::::: (゙: ,.:.人:., / ヘ 〉;. , メ〈 |;;:;:;;;;;;;;;;;::::::::;:::: 从ヾ;. '',人ヾ,(_ノ ヽ_).:.: (__/ ヽ;:_)__ --|;:;;;;;;;;;;;;;:::::::::;:::: '''''"'"''''"'''" , -─── '" ̄ ̄ ̄ l-、∠ ̄_/;:;:;;;;;:;;;:;;;;::::;:;;::: '" ''" wwWww _/─-- '" ヽ- , -ー/;:;:;:;:;:;:;:l!:;:;;:;ヽ;;/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | 『このような形で貴方を殺すのは忍びない。私はこのまま森を出させて貰う』……と、こうだ。 | | 俺もすっかり毒気を抜かれて、刺し違える気が失せた。……そのまま別れて、それっきりだ。 .| └――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
349 :
47/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:52:07 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――――..ウリール.――――――┐ | 体の強さ、心の強さ――全て含めて、俺が見た中でも最高の武勇の持ち主だ。 .| └───────∨――───―────――――────────―――――┘ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;; パチ… ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ..:::/ヽ_ヘ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ....::(:::::::_ゝ) _、火人( ∧∧:. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; ....:::.:| ) ), 从 i'、; (д・::)::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;; ..::::( つと) 从 ;;;;;;;;;;;;( ( ;;):::.. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; '"'"'"'"'"''" ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ε==3 ε=3 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ┌―――――∧――――――――――――――――――――――┐ | だからどうだ、などと教訓めいたことは言わん。 ――だが。 .| | お前の連なる血筋には、そういう男がいることを覚えておけ。 .| └───────―――───―────――――─────―┘
350 :
48/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:52:48 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――┐ | ……いいな? 二度は言わない、忘れるな。 | └───────―――──――─────―┘ ┌――――――――┐ | ……っ、はい! .| └────――─―┘
351 :
49/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:53:44 ID:XXJ6kmTH0
━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━\━ ━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━/━ ┌―――――――――――‐..エルガ―――――――――┐ | ウララード様。 結局、その狩人は殺したんですか? | └―――――――――――∨―――――――――――┘ _ Z ( ̄\\ Z \∧_∧ z Z と( 。 。 )つ Z /⌒ヽ z (⌒) 0( >> Α_Α 円_円 Z ( -∀) ¥・∀- ¥ Z | ∞_ | ) /⌒ヽ z _く_/__) UU /_ (⌒) 0( >> |;:;:;:;:::|、__) (__(__/:;:;:| ΑΑ っ ,-(゚−゚;) っ /;:;:;:;:と | i:;:;:;:;:(_,__,ゝ `ー―' ヽ_)
352 :
50/50 ◆LiWish2aKA :2010/01/04(月) 17:54:57 ID:XXJ6kmTH0
┌――――――――――――――――――――――――┐ | 彼は刺し違える構えだった。 ……こちらから退いたよ。 .| | だからいずれ、いずこかの戦場で―― | └――――――――――――――――――┐┌――――┘ ┌―――――――――――┘└――――――――――――――┐ | 彼か、彼の技を継ぐ者と出会う日も――くるかもしれないね。 .| └―――――――――――――――――――――――――――┘ ┌――――――――――――――┐ | 少し、恐ろしくもありますね……..| └――――――――――――――┘ ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | まぁ、先のことは先の事さ。 今は宴会の後始末だ。 ……エーゼリン、手伝うよ。 | └―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘ ――――つづく。
もつなべ! 最高でした。
今気づいたんですが、礎のとこにちゃんとオルジがいるっていう。 芸が細かい…凄いなあ。
355 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん :2010/01/05(火) 01:40:27 ID:739+xGSo0
乙!! オモシロス!! 最高ですた
今回の話お金取れるレベルだぞ クオリティ高すぎる LiWish2aKAさんあなた世に出た方がいいよ って言うか出ろ!
357 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん :2010/01/05(火) 21:48:05 ID:739+xGSo0
この話って作りが良すぎるんだが・・・
358 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん :2010/01/05(火) 23:25:05 ID:50pYL5Jz0
ホロケウ作者さんの作品を、21コマ代理で投下させて頂きます。
359 :
1/21 :2010/01/05(火) 23:26:28 ID:50pYL5Jz0
┌─────────────────────‐ │ という訳で、筏を5〜6隻作りたいんだけれど…… ┌────────┴────────────y────────― │ 筏モナかぁ。でも、数日の間ぶっ通しで使ったら、 │ 途中でバラッバラになったりしないモナかねぇ? └─────y──────┬────────────‐ │ あ、それ、ありそうで怖いね。 └──────────y── `´'' コレコレ ∧_∧ カクカク ∧,,_∧ シカジカ ( ´∀`) ウマウマ (・ω・`) ( つ ) O と ) ( つと ) (__(__ ̄) "^´''"''"'"'^´'' "^´''"''"'"'^´'' "^´ ┌‐‐‐‐‐‐ U アト・アスキィ村の片隅…… └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→
360 :
2/21 :2010/01/05(火) 23:27:31 ID:50pYL5Jz0
┌───────────────────────― │ お、ショボーンとモナーさん。首尾はどんなもんですか? └─────y───┬────────────────────‐ │ 今ちょっとね、筏の耐久性の話になってるんだ。 ┌─────‐┴─────y─────────────── │ 旅の途中で筏がバラけちゃったりしたら大惨事モナ。 │ 川に落ちて溺れて水をガボガボ飲む事になるモナね。 └─────y────────────────── `´'' ∧_∧ ∧,,_∧ ( ´∀` ) (´・ω・`) ( ∞ ) O O ) ( つと ) (__(__ ̄) "^´''"''"'"'^´'' "^´''"''"'"'^´'' "^´ ∧,,∧ ミ ,,゚彡 ミ::(}二{]≡ (( ミ:://:::ミ
361 :
3/21 :2010/01/05(火) 23:28:55 ID:50pYL5Jz0
∧,,∧ ┌ミ;゚д゚彡───────────────────‐ │ あー、それは大変だなぁ。かといって、いくらなんでも │ ペルさんに同行してもらう訳にも行かないしなァ……。 └─────────────────────── ∧_∧ ┌(´∀` ;)──────────────────‐ │ まぁ、万が一そんな事が起こったら死亡確定モナね。 └─────────────────────―‐ 過去に起きた大惨事の例 ┃ ━━┛ ミ ( ̄) /\ ヽ ( ̄) /;:;:;/i 。 と∧,,∧つ ぎゃぁ ∧∧ 0 /;:;:;/ ji iし (;・ω・) ぎゃぁ 0 (;゚Д゚) 0 /;:;:;/ | 0 \:::::::ヽ0 /;:;:;/ 。 ji し 0 |;;;;;;;;;;ゝっ;:;:/。 i 。 i 。 し /;:;:;/ j 。 し、 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜' 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ∧,,_∧ ┌(゚'ω゚'`)────────────────‐ │ 水怖い水怖い水怖い水怖い……ガボガボガボ └────────────────────
362 :
4/21 :2010/01/05(火) 23:30:27 ID:50pYL5Jz0
┌───────────────────────────‐ │ でも、複数の木を組んでる以上、分解の危険は付きまとうよなぁ。 │ いっそ、一本の木に乗っちまえばその危険は無くなるけれど…… └───┬─y────────────────────── │ 一本の木に……乗る? └────y────── `´'' ∧_∧ + キュピーン!! 从 ∧,,_∧ ( ∀ ) ≪ (・ω・`) ( ∞ ) WO O ) ( つと ) (__(__ ̄) "^´''"''"'"'^´'' "^´''"''"'"'^´'' "^´ ∧,,∧ ミ;゚Д彡 ≡[ミ:]つ∩ ミ:::::|::::ミ
363 :
5/21 :2010/01/05(火) 23:31:09 ID:50pYL5Jz0
┌──────― │ それだモナッ! └───y──―‐ `´'' ∧_∧ ∧,,_∧ (*´∀`*) (ω・`;) ( 9m O O ) | ̄ ̄ ̄| つと ) (__(__ ̄) | ? |'"''"'"'^´'' "^´''"''"'"'^´'' | |  ̄∨ ̄ ∧,,∧ ミ ,,゚彡 ミ::(}二{]≡ ミ:://:::ミ
364 :
6/21 :2010/01/05(火) 23:31:51 ID:50pYL5Jz0
* ─( ゚ ∀ ゚ )─ __,/) * 。 \_/ ´ww゚;;;;ミ,,..,, / │ \ ミ;::;:;::<;:;:;:;;ミ=================================、 Y | || ウリナラ不思議のカワクダリ モナの探検隊 | l」 の巻 | ー―――――――――――――――――――' .::. ,,-‐''"´'':、,, ,,_,__ _,,.--ー''''''"゙゙ ゙゙̄"'''''―--.,,,,,,-‐'゛.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.: _,,.;:-−''"´`゙''ー、/ヽヾ\ ::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"';,_,,.-ー'''"゙゙:,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,:゙',`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"゙:.:゙,~゙"'ー-:;、,"'.: ":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; ":;;;: :;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; ":;;;: : ;: ;: ;: ; :: :::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .. .. . ... .::::.. . .r、.:: : :.. ヒー :: :::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .. . .. .::::: :: :. ... _____, -'/__ ∧_,,∧ 丸太輸送中 ニニニニニニ/r.、(;´゚'ω) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→ 三:三:三三三:| |@i!と ノ Now Loding…
365 :
7/21 :2010/01/05(火) 23:32:51 ID:50pYL5Jz0
┌────────────────────────────────‐ │ と、いう訳で発想を逆転させて、一本の木を刳り抜いて乗るモナ! │ ホド │ 縄が無ければ、解けて分解する事も無いモナ。 │ │ ∧_∧ │ ( ´∀`) 川の流れの様に │ ( ) ――――――――→ │ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ │〜''〜〜''〜〜〜〜''〜〜〜〜〜'''〜〜〜〜〜〜'''〜〜〜〜〜''〜〜〜〜''〜〜 │::.. .. . .,,. _ _~~^ ― ‐ ~~_ _ 〜 __ ― − ― ^ 〜 −−. .::. .::::: │::::::..::.:.:.:..::..... .. . . .. . . .. . . . . . ~ .. . . . ~ ~ . .. . . . . . . . . .:.:.:.:.:.:::::.:::::::: └─────────────────────v─────────── ┌────────── │ す、凄い発想ですッ! ┌───────┴──────v───‐ │ じゃあ、早速始めるモナよッ! └─────y───────‐ l _i^i ヽ ノ r、 |;;;;;X〉∧_∧ ∧,,_∧ シャキーン!! ____________, -'/__  ̄| |( ´∀`)') (ω・´*) /ニニニニニニニニニニニニニニ/r.、ヽ ⊂ ノ G G ) |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| |_|| | | ( ( ( '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ (__)_) (_(__) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´ ┌‐‐‐‐‐‐ U それから三日後、村の片隅 └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→
366 :
8/21 :2010/01/05(火) 23:33:40 ID:50pYL5Jz0
__ ドンッ!! //  ̄ヽ | カンッ!! i |i! ∧_∧ フレー!! i| l|! (´∀` ) フレー!! コンッ!! lニ×ニニOニ⊂ ) ∧,,_∧ _________|;;;;;|_(__) )__ (ω・´*)') /ニニニニニニニニニー-'ニニニ/r.、ヽ ( つ ノ |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| / ヽ ヽ '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ (__(__) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´
367 :
9/21 :2010/01/05(火) 23:34:28 ID:50pYL5Jz0
バ、バトンタッチモナ… ∧_∧ ,-、 ( ;´∀`) ソイヤッサー!! lニ×ニニ∪ニニl つ ∧,,_∧ _________|;;;;;|_(__) )__ ('(ω・´*) /ニニニニニニニニヽ___ノニニ/r.、ヽヽ と) |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| Y 人 '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ (__)__) )) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´ ┌‐‐‐‐‐‐ U 小一時間後 └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→
368 :
10/21 :2010/01/05(火) 23:35:37 ID:50pYL5Jz0
__ ドンッ!! //  ̄ヽ | カンッ!! i |i! ∧_∧ i| l|! (・ω・´) ヒトヤスミモナー コンッ!! lニ×ニニOニ⊂ ) _________|;;;;;|_(__) )__ ∧_∧ /ニニニニニニニニヽ___ノニニ/r.、ヽ (´∀`; ) |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| /Y⌒⊂ ) '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ (_(__)_,,) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´
369 :
11/21 :2010/01/05(火) 23:36:22 ID:50pYL5Jz0
タ、タッチ… _i^i |;;;;;X〉∧_,,∧ マカセルモナー _______________ ̄| |(;´・ω)つ ∧_∧ /ニニニニニニニヽ____ノニ/r.、ヽ⊂ ノ ('(´∀`; ) |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| |_|人 Y /Y⌒⊂ ) '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ (__(__) (_(__)_,,) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´ ┌‐‐‐‐‐‐ U さらに小一時間後 └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→
370 :
12/21 :2010/01/05(火) 23:37:03 ID:50pYL5Jz0
__ ドンッ!! //  ̄ヽ | カンッ!! i |i! ∧_∧ ゼーハー i| l|! (´д`; ) ゼーハー コンッ!! lニ×ニニOニ⊂ ) ∧,,_∧ _________|;;;;;|_(__) )__ ε= (ω・`ili) /ニニニニニニニヽ____ノニ/r.、ヽ U U ) |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| ( ( ( '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ (__(__) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´
371 :
13/21 :2010/01/05(火) 23:37:45 ID:50pYL5Jz0
・ ・ ・ ┌─────────────────‐ │ モナー死すとも技術は死なず……ぐふっ └───y──────────────────―‐ │ あの蒼い空、極みは一体どこなんだろう…… ヒョコーリ └───v───────────────‐ ∧_∧ _______________ <`∀´r > /ニニニヽ________ノニ/r.、ヽ ( ) |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| _Y 人 '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ ヽ__)__) )) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´ ∧_∧ (゚'д゚'ili) ⊂ つ ∧,,_∧ / / / (゚ω゚`ili)⌒つ (_(__) ヽ_つ ⊂ノ´ ┌‐‐‐‐‐‐ U そして、七時間後…… └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→
372 :
14/21 :2010/01/05(火) 23:38:44 ID:50pYL5Jz0
┌─────────────────────‐ │ ショボーン!モナー!筏作りの首尾はどうニダー? └─────────y──────────── 。 ゚ キラッ ∧_∧ + _______________ <*`∀´*>') /ニニニヽ________ノニ/r.、ヽ × ( ノ |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| _Y 人 * '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ ヽ__)__) )) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"''´''"""┌───────────┐"'^´''"''´''"''""^´''"'' | かくかくしかじかの…… | "^´ ┌───┘─‐y──────┬──┘ ∧_∧ < これこれうまうまだモナ …… | (ili´д`) └────────────┘ ⊂ つ ∧,,_∧ / / / (;´・ω)⌒つ (_(__) ヽ_つ ⊂ノ´
373 :
15/21 :2010/01/05(火) 23:39:33 ID:50pYL5Jz0
┌───────────────‐ │ 木が硬過ぎて殆ど削れないニダか。 │ へー、それはまー大変ニダねぇ。 └─────────y────── ∧_∧ _______________ <`д´ > /ニニニヽ________ノニ/r.、ヽ (つ∩ ) |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| _| _| | '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ ヽ__ヽ__) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´ ┌─────────────────────‐ │ 大変どころじゃないよ、全然作業が進まないんだ。 ┌─────┴─────y───────────────― │ なんとかならんモナかねぇ? └─────y─────── ∧_∧ ∧_,,∧ ( ;´) ( ;´・)
374 :
16/21 :2010/01/05(火) 23:40:19 ID:50pYL5Jz0
┌──────‐ │ なんとか…… └────y── ∧_∧ _______________ <`^ ´ > /ニニニヽ________ノニ/r.、ヽ (つ∩ ) |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| _| _| | '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ ヽ__ヽ__) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´ ∧_∧ ∧_,,∧ ( ;´) ( ;´・)
375 :
17/21 :2010/01/05(火) 23:41:10 ID:50pYL5Jz0
┌──────― │ ……焼くニダ? ムズムズ└─────y─‐ ドキドキ 。 ゚ ∧_∧ ワクワク _______________ ('<0`∀´ >') テカテカ /ニニニヽ________ノニ/r.、ヽ × ヽ ゚ 0ノ |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| _Y0゚ 人 + '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ ヽ__)__) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´ ┌────── │ や、焼くッ? └─y───v─ ∧_∧ ∧_,,∧ ( ;´) ( ;´・)
376 :
18/21 :2010/01/05(火) 23:42:09 ID:50pYL5Jz0
・ ・ ・ ┌───────────────────― │ 木を一部だけ焼き焦がして、削っていくニダ。 ボォォ… │ そうすれば少ない労力で木が削れるニダよ! └───────────y────────‐ 、,.:从,、, ∧_∧ __ヾ゙: ,.:.人__________ <`∀´r > /ニ从ヾ;. '',从ヾ,_______ノニ/r.、ヽ ( ) |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| _| _| | '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ ヽ__ヽ__) "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' `´'' "^´┌───────────────── │ なるほど、これなら楽に削れるモナね! └────┬y───────────‐ │ その発想は無かった…… └─────y──────‐ ∧_∧ ∧_,,∧ ( *´) ( ;´・)
377 :
19/21 :2010/01/05(火) 23:43:00 ID:50pYL5Jz0
┌─────────────────────― │ じゃーそっちは頼むニダよー!ウリの名誉の為に! ボォォ… └───────────y──────────‐ 、,.:从,、, ∧_∧ __ヾ゙: ,.:.人__________ <`∀´r >') /ニ从ヾ;. '',从ヾ,_______ノニ/r.、ヽ ( ノ |!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| 人 Y '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ (__(__フ "`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^´''"''´''"''""^´''"'' ┌─────── "^´│ 任せとくモナー。 └───┬v─────────────‐ │ じゃあ、張り切って行きましょう! │ ついでに、人手も増やしますか。 └─────y────────‐ ∧_∧ ∧,,_∧ シャキーン ( *´) (・´* )
378 :
20/21 :2010/01/05(火) 23:43:47 ID:50pYL5Jz0
|ヽ <;;;;;;;;;;> ┌──────────┐ レ ゙ー一'l;;;;;;l ii < これが誇大な古代です。| |- - `T └──────────┘ 、 Д 、、ノ / | ̄/|\|\ ̄,:|//i カチーン /<n> `  ̄ ̄ ̄} ) |/::(・∀・ili)/|/ :| ┌‐‐‐‐‐‐‐‐〈_〉‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ U かくして、探検隊の準備はモナー・ショボーン両名の └‐‐‐‐‐‐‐┐ 知り合いまでも巻き込んで進められ…… オソロシイコ!! └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→ ∧∧ オーイ、アシルー!! (,, Д ) ゚ ゚ スポポーン ,.vVw, ショクザイツイカー ∧,,∧ |:::[::| ∧_∧ ミ゚Д゚,,彡 /;;-> ノ;;;;;i;;;ゝ (・;;:;:;:;:;) ジー― ッ ∧__∧ '^´''"'' ≡ミ:ソノ:::::]つ;;ミ彡 し'`J |;:;:;:;:;:;:ヽ ←――――‐ (く_` )  ̄と[::::::::ミ ノ'ノ __ ノ;:;:;:;:;:;:;:;;ゝ 〈;:;:;:;:ヽ) ~ `J )) ドンッ!! //  ̄ヽ ∧,,_∧ (,__,)ヽ__,) |;:;:;:;:;:| | カンッ!! i (・ω・`*) .、人・ (__(_) ウルトラ ジョウズニ |i! ∧_∧ OY⌒⊂) .;(;kゞ;。 メシダゾー!! ヤケマシター♪ i| l|! (´∀`; ) (_(__)_,) ∧_∧l;| ホッホー♪ {:`Y´::::} _nn_ ∧∧ コンッ!! lニ×ニニOニ⊂ ) ( *゚)') ミ゚д゚*彡 ヽ//=〈' x _ `っ=//=('(゚ヮ ゚*) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ( ノ ミ:ソノ:::ミ8 | | ヽヽ),;从, | | ヽ と ) \_____________/ し' (_) ミ:|::::::::ミ 8 | | ('(;;;):;) . | | 〉 < ,,)〜 ^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´^´''"''"''"''" // / し'`J ミ ,| | V/7Vベヾ| | (,,/ ヽ,,) ,.vVw, /
379 :
21/21 :2010/01/05(火) 23:44:30 ID:50pYL5Jz0
"^´ キ、キエナイニダ!! ∧_∧ ケラケラ l ('< ;`>') ∩_∩ カリョク ツヨスギ!! ヽ ノ 、,.:从,、, 、,.:从,、, 、,.:从,、, ( ノ (´Д`ili) ∧_∧ __ヾ゙: ,.:.人_゙: ,.:.人_゙: ,.:.人__ ) )_フ ( ) `´'' "^´ ( *゚д゚)/ニ从ヾ;. '',从ヾ,ヾ;. '',从ヾ,ヾ;. '',从./r.、ヽ__フ (_( ( コンドハ テガ ( つ|!三三三三三三三三三三三三三| |@i!| (__) ヤバインジャネーノ `´'' (_)__) '.ニニニニニニニニニニニニニニi!.ヽ'/ λ_λ ^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´^´''"''"'"'^''"' (ili`ー´) λ,,λ ツギカラ オイッチニッ!! ,.vVw, ( つ;;|彡゚o ゚;ミ ツギヘト…!! ,--――――――――――――――――――――――,r、 | | U⊂ と ,,ミ |!三:.(\_/)三三三三三三三三三三:∧_∧三三三三〈@} ∧_∧_)_)ミ,,ミ,,~つ `-(`( ;´∀`)つ――――――――(`( ;´∀`)つ―――`^' ( *´) ネーノサンナラ ホータイハ ヽ / ヽ / サッンシッ!! ボクモ ソレデ ( .,:メ;:) ∧_,,, ササクレ トルマエノヲ… / (⌒) (_,ヘ 〈 viw シバッテ クラサイ!! Α_Α ) (-;;゚*::) (__/ オドオド ヽ__) ( ;´∀`)__) (;;:;:つ@ @@ニ) `´' ≡》》 (キ:;つ つ ⊂;::#;:;)::) @@@ニ) _∧ (;-_-) ← まだ言い出せていない ) ) ) (_` ミ_ ( つ /ヽ_,ヘ オルジ見守リ (__)_) メシァ マダマダマダ \, ~'─‐J‐--,, ( ,:::::_ゝ) ∧∧ ヨ λλ マダカノ? マダマダマダ ( _ λ __/)-') 〈 ) ( ;・) (\_/) ボ (,,゙W゙) λ λマダマダ | |  ̄ ̄ ̄ | | ノ ヽ/⌒ _ ゚ w゚〉 ,ソ ノ "^´ ( っ;:u (`* :;キ:) ボ ( | (o ゜:;)マダマダ | | | | (,_ノソ ヽ._)) (,,,ノヽ,_) し`J ( ) .ボ | | O|XXと;:)、ダマダ '^´''"'' ,.vVw, ( ( ( ボ し'`J |XX⊂:;),ダマダ ┌‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ U …………それから程なく、旅立ちの準備は整う事となった。 └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→ ━=[ 糸売 ]=━
乙です。 なるほど、少しずつ技術を進歩させていくわけですか…すさまじい…
498…大丈夫かねえ。
GJ! 石斧で丸太がなかなか削れないあたりがすごくリアルだった 容量は次、作品を投下する人が新スレを立てる、でいいと思う 立てるだけ立てて、うっかり即死させちゃってももったいないし
じゃあ立てます。
しかしたてれない。 誰かお願いします。