いいね。
まとめが消えてる…
まとめ死んでんだけど・・・
他作品の更新もさっぱりだし、おおもう・・・
八杉将司 原作 『 異形コレクション39 ひとにぎりの異形 』 収録
\ │ /
《 夏がきた 》 / ̄\
─( ゚ ∀ ゚ )─
\_/
/ │ \
∩ ∧ ∧ ∩
∩∧ ∧ ∩ \ ( ゚∀゚) /
ヽ( ゚∀゚ )/ | /
| 〈 | |
/ /\」 / /\」
 ̄ /_/
※ 扉のAAは、必ずしも作品内容と合致するものではありません。
○
○
O
○
o
○
O
o
今日も雪が降る。
o
O
○ o
○
O o
○
○
o 。 o O 。
O 。 o
。
降り積もって、ボクらの村を押しつぶそうとする。
。 。
o 。 o o
。 ° 。
。 o _,,, -‐'' ̄l o O
, -―一''''""~ // 、\
ヽ o / O //::::::::[.i]:::.、\ 。
O / o //:::ii::[]:::[_!]::[]::.、\ o
\ / 。 ° //:::::ii:::[_i]:::[_!]::[l]:::.\\ __
_,,、_,,,,/ //:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ > \
::::::::::::::::: |_______|/ 、─―――――――─< __,,,_」
⌒ ⌒ '----------‐'´:::::::::\__,,,...、____,,,__」 ::::::::::l
‐'⌒ ⌒⌒ ⌒⌒ ⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ,‐'⌒⌒⌒⌒
ボクの父ちゃんは、雪から村の家を守る仕事をしている。
あちこちの家に頼まれて、屋根の雪を下ろす。
ハッ! ⌒) スコップで、大きな雪の塊を力強く放り投げる。
∧_∧
( ・Д) ミ
/ r j ヽ, l ̄ ̄ ̄l __ 。
(二_○}━━○━━⊃ | | \
) 〈 l l \.....:::/
/ _ ヽ  ̄ ̄ ̄ /\  ̄
/ / l | \ l....:::| <> 。
./ l ⌒⌒ \ \  ̄
/ | ⌒ ⌒⌒⌒ヽ 。 /\
⌒⌒⌒ \ \_/
l <>
.........................:::::::::::::::::::::::::::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
|
: ;
丶,_ _ 、' ○ / ⌒ヽ
ヽ_ _ノ
o /| __ \
/ | ̄ / \
| l \
( 、 ・ |-/ノ、 __ |
ヽ○}━━○/ 〉 l
/ ⌒ヽ / ,、〈  ̄ ̄ /
ヽ_ _ノ / ○
//
○ / / そんな父ちゃんを
/ o
/ ボクは、すごくかっこいいと思う。
°
(⌒ ∧∧
(・∀・*)⊃
∪
だから、ボクも大きくなったら
父ちゃんみたいになるんだ!
ハッ ! ∧∧ ⌒)
( ;・∀) _
Ο ODーO|_) ◇ 。
`∪ <>
....... ............ ........... .....\
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} もう ───────────
――───―┬―一' │ 危ないから、降りてきなさい。
| └────y─────────
|
(⌒ ∧∧
(‘* )
と l
o
⌒) o 雪かきは、思っていたよりずっと大変な仕事だった。
o ∧∧ 、__ノ
( ;>Д),-、 屋根の上の風はすごく冷たくて、雪は重かった。
O=-O‐━' 。
(,/ ∪ <>
............. ............ .....\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
───―┬―一'
|
∧_∧ でもボクはやめない。
( ・∀・) 大変だからこそ、文句ひとつ言わずにやり遂げる。
/⌒ ⌒ヽ,
| 人 ノ l それがホントにかっこいいってことなんだ!
/ 〉 | | |
( ∪ l l │
┳┛ | | _)
┃ | | | ∧ ∧
┃ | | | (・∀< )_
┃_ | l | 〇〕━〇|_)
| ̄│ | || | | l |
| |(___」L__,) (__,ノ、__,)
⌒⌒
だけど─
。 °
∧∧ …
。 ( ・)
ODーO| ̄)
∪∪.  ̄ 、
............. ............ .....\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
 ̄ ̄ ̄∨∨ ̄| ̄∨~
|
雪はだんだん降らなくなった。
┌───────
┌──── │ 雪減ったねぇ。
│ うん…。 └───v────
└──v──
∧∧ ⌒) ∧∧ ⌒)
( ・) ( ´∀`)
⌒⌒⌒ [ U l) ⌒⌒⌒ [U l) ⌒⌒⌒
⌒⌒⌒⌒ (/∪ ⌒⌒⌒⌒ (/ ∪ ⌒⌒⌒⌒
それまでめったになかった青空も顔を出すようになった。
┌─────────────
│ 昨日の夜はすごかったねぇ。
└──────‐v──────‐
┌──────────────
│ うん、初めて見たよ、あんなの。
└─────‐v──────── ┌──────────
│ きれいだったよねぇ。
└────y──────
∧∧ ⌒) ∧∧ ⌒)
( ・∀) (´∀` )
⌒⌒⌒ [ U l) ⌒⌒⌒ [U l) ⌒⌒⌒
⌒⌒⌒⌒ (/∪ ⌒⌒⌒⌒ (/ ∪ ⌒⌒⌒⌒
晴れた夜には、空全体が青く輝くのが見られた。
::::::::: ::::::::::::::::::::::::::+:::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::: | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l |:::::::::::::+::::::::::::::::
:::::::::::ー、__| │ ::::::::::::::::::::::| _/:::::::::::::::::::::: |
:::::::+::::::::::::::\__ | ::::::::+:::::::l / :::::::::::::::::::::::::: | _/
:::::::::::::::::::::::::::::::: ̄\_ |:::::::::::::::〈 │:::::::+::::: | __l/ ̄:::::::::::::
| ::::::::::::::::+::::::::::::\|:::::::::::::::::::\l:::::::::::::: l/ ̄ ::::::::::::::+::::::::::
_ l | :::::::::::::::::::{ ::::::::::::::::: }::::::::::::|/ ̄::::::+:::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::: ̄`──、_l ::::::::::::::::::\:::::::::::::|/:::::::::::: }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄\|__:::::::::::::::::::::/::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧∧ ⌒)
( )
学校の先生は、長い冬が終わろうとしているのだと言った。
┌───────────────────┐
│ │
│ │
│ 冬 春 夏 秋 │
│ ∧∧ │
│ (^Д^;) │
l二二二二二二二二 U U 二二二二二二二二l
l二二二二二二l
l l
∩∩ ∧∧ ∧∧ ∧∧
( ) ( ) ( ) ( )
そして─ 。
□
/ ̄|
|_/
\
 ̄ ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄
|
雪は全然降らなくなった。
┌──────────────
│ あったかくなって、うれしいねぇ。
└─────‐v────────‐
┌────
│ …うん。
キモチイイナー └──y──
∧∧ ∧∧
(∀` ) (・- ・ )
l U] l U ]
"´""´""" ∪ヽ) ""´"""´" ∪ヽ) ""´"´"""
全然うれしくなんかない。
雪が降らなくなったせいで、父ちゃんは雪かきの仕事ができなくなった。
┌────────────‐
│ せっかく父ちゃんみたいに
│ なろうと思ってたのに…。
┌────── └─────── O ─────
< お、帰ったか。 o
└─────── ∧∧
(ー ・ )
l U ]
""´""´"""´"""´""´"´"""´" ∪ヽ) ""´"""´"
∧_∧ |\/\/|
( ・∀・) < >
___ -──⌒ ヽ < あ! >
/ ̄  ̄\──ヽ ノ | < >
// \ | | | |/\/\|
∨::: × × l | l _)
/:::::: ..::::::::.. | | | |
|::::::::: ノ)( O O )ノ) | | | ∧∧
煤@( )
┌───────^───‐ > 〕 ̄〕
│ どうだ、でっかいだろう。
└───────────
┌─────────────────
│ 父ちゃん今度から、猟師になったんだ。
└─────v────────────
∧_∧
( ・∀・ )
-─⌒ ヽ やっぱり父ちゃんはすごい。
──ヽ ノ ヽ/`)
| |\_/
l l
| l |
| | |
ボクは将来、猟師になることに決めた。
∧∧∩ヽ (ヽ(ヽ
( ・∀)⊃ ⌒ o ○( ・ x)
─ と _O と_⊃⊃
 ̄ (_/´ '⌒Y´
。
外はどんどん暖かくなった。 □
/ ̄|
|_/
, '⌒ヽ
⌒ヽ , '⌒ヽ , '⌒ヽ
⌒ ⌒ヽ-、 , -'⌒ ⌒ヽ
_,..、-''"~"゙'''‐-._ ,,..、、.,_ `
:::::::::::......... `''ー-、_,,..、‐'"  ̄`'‐、,,..、‐''"゙ ̄`''‐.,_
::::::::::::::::::::::::::::::..............
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....................................................
ボクは、父ちゃんに罠の仕掛け方を習って
ひとりでウサギを捕まえることができるようになった。
×
,〜、 /^ヽ,
__ /ヽ | ヽ / ヽ ┼
\ ヽl | |  ̄ ',
/ ̄ ̄ヽ / l
ヽ___,ハ | > lー─l < |
ノ ノ ヽ,\_{ " | │ " /
/ ・ ・ l \ ヽ_ノ /
{ × } \
\_ ノ l
l⌒l l⌒l |
l,_,ノ l,_,ノ
。
□
∠ ̄|
/|_l/
|__/
、
 ̄ \
 ̄ ̄  ̄ ̄` 、
 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄\
_________l
::::::::::::::::::::::::::::: |
:::::::::::::::::: |
┌────────
│ 今日も暑いねぇ。
┌───── └───v─────
│ 暑いねー。
└──‐v──‐
∧∧ ∧∧
( ・∀) (´∀`;)
[ U l) [U l)
"´""´""" (/∪ ""´"""´" (/ ∪ ""´"´"""
┌─────────────────────────
│ ホントに毎日ストーブ焚きすぎた部屋みたいになったねぇ。
└─────────────v────────────
┌───────────────────────
│ やっぱり先生の言ってたことはホントだったんだなー。
└──────v─────────────────
∧∧ ∧∧
( ・∀) (´∀`;)
[ U l) [U l)
"´""´""" (/∪ ""´"""´" (/ ∪ ""´"´"""
まだ冬だったとき、何万年も前には4つの季節があって
夏というのは冬の反対で、暑い日ばかり続いたのだと習った。
┌───────────────────┐
│ │
│ │
│ 冬 春 夏 秋 │
│ ∧∧ │
│ (^Д^;) │
l二二二二二二二二 U U 二二二二二二二二l
l二二二二二二l
\ アハハ ネーヨ エー ウソダー /
∩∩ ∧∧ ∧∧ ∧∧
( *^∀) (∀゚* ) ( ^∀) (∀` )
。
□ あのときは、みんな信じなかったけど
| ̄_ 今ならわかる。
\l_|\
\__|
/つ∧ ┌─────────
(・∀- ) < これが夏なんだね。
∪ └──────────
/⊃∧ ┌──────
(´∀ ゙;) < 夏なんだねぇ。
∪ └───────
┌────────────────
│ でも、いつまで続くんだろうねぇ、夏。
└───────v─────────
┌─────────
│ もうずっと夏だよね。
└────‐v─────
∧∧ ∧∧
( ・∀) ( ;´∀)
[ U l) [U l)
"´""´""" (/∪ ""´"""´" (/ ∪ ""´"´"""
。
夏は終わらなかった。 □
次の年は一年中夏だった。 ∠ ̄|
/|_l/
|__/
⌒ヽ r ⌒ヽ r ⌒ヽ
⌒ヽ´ ⌒ヽ , ' ⌒ヽ , '⌒ ⌒ヽ
⌒ ⌒ヽ'⌒ ⌒ヽ
_,..、-''"~"゙'''‐-._ ,,..、、.,_
:::::::::::......... `''ー-、_,,..、‐'"  ̄`'‐、,,..、‐''"゙ ̄`''‐.,_
::::::::::::::::::::::::::::::..............
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....................................................
長い冬にかわって長い夏が始まったんだと、ボクは思った。
┼
.
;
`-、_ .!
─、_ 丶、_ i ! ,〜'
 ̄ ! ! _ノ _,─'
i !  ̄
┃┃┃ l l
┃ i i
┣━━ l !
┃ l l ┃ ┃
┃ | i ┃
l ! ━━┛
l !
| l
⌒ヽ | ! , '⌒ヽ
) ⌒ヽ ! ! (
⌒ヽ ⌒Y Y⌒ Y⌒ ⌒
x
.
:
⌒ヽ !
⌒ヽ r ⌒ヽ. i
Y⌒ ⌒ヽ ! r'⌒ヽ
⌒ヽ , '⌒ヽ , '⌒ ⌒ヽ
_,..、-''"~"゙'''‐-._ ,,..、、.,_ ⌒
:::::::::::......... `''ー-、_,,..、‐'"  ̄`'‐、,,..、‐''"゙ ̄`''‐.,_
::::::::::::::::::::::::::::::..............
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....................................................
┌───────────
│ なんだろうねぇ、あの雲。
└─────‐v──────
┌─────────
│ 昨日も出てたよね。
└─────v────
∩_∩
( ´m` ) … ∧∧ ∧∧
⊂、 ) (´∀`;) (・∀・ )
?│ | | l U] l U ]
""´"" | (_(__) ""´""" ∪ヽ) "´""´"" ∪ヽ) ""´"
┌─────────────
│ もう逃げ出し始めおったか…。
└──────v────────
∩_∩
∧∧ ∧∧ …? ( m) ボソ
∀`;) ( ・∀) ( ,⊃
U] l U ] 人 Y ?
∪ヽ) ""´ ∪ヽ) ""´"""´"" し(_) ""| ""´""´"
┌─────────────────
│ ねえ父ちゃん、あの雲なにかわかる?
└────────v─────────
∧_∧ ん?
( ・)
, ' ⌒ ⌒─、
l 、 ,-‐ノ ∧∧
_l | | |´`l (∀・ )
( 'ー'| | l l つ
\,_l´ ` / ∪ヽ)
'ー‐'‐一'
┌──────────────────‐
│ さっき村の人が、『 逃げ出し始めた 』 って。
└─────────v──────────
∧_∧ …
( ・)
, ' ⌒ ⌒─、
l 、 ,-‐ノ ∧∧
_l | | |´`l (∀・ )
( 'ー'| | l l つ
\,_l´ ` / ∪∪
'ー‐'‐一'
┌────────
│ そうか、あれは─
└────v────
┌───────────
∧_∧ ∠ 花火だよ、ロケット花火。
( ・∀) └────────────
r─⌒ ⌒ヽ
ヽ‐-、 l ∧∧ ┌────────
l´ | │ | |_ (∀・ ) < ロケット花火?!
l │ │ | ) l⊃⊂l └────────
ヽ, | l / ∪∪
`ー'ー- 〈_ )
 ̄
┌─────────────────────────
│ そうだ、ずっと向こうの大きな村で、お祭りをやってるんだ。
└─────v────────────────────
┌─────────────────────
∧_∧ ∠ 学校で習わなかったか? 夏は祭りの季節だって。
( ・∀) └──────────────────────
r─⌒ ⌒ヽ
ヽ‐-、 l ∧∧ ┌─────
l´ | │ | |_ (∀・ ) < ふぅん…。
l │ │ | ) l⊃⊂l └──────
ヽ, | l / ∪∪
`ー'ー- 〈_ )
 ̄
┌───────────────
│ ボクも、お祭りに行ってみたいな。
└────────v───────
∧_∧
( ・) …
r─⌒ ⌒ヽ
ヽ‐-、 l ∧∧
l´ | │ | |_ (∀< )
l │ │ | ) l⊃⊂l
ヽ, | l / ∪∪
`ー'ー- 〈_ )
 ̄
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
| ─ そうだな。 │
\______/
x / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
. | 父ちゃんも行ってみたいけど |
: \_______  ̄ ̄\
i | すごく遠いんだ。 |
! \_______/
.!
i!
i! , '⌒ヽ
⌒ヽ r ⌒ヽ i! , '⌒ ⌒ヽ
Y⌒ '⌒ヽ-、 , '⌒ , '⌒ `ヽ
┌───────
│ ─ すまんな。
└───‐v───‐
∧_∧
( )
/⌒ ⌒ヽ
lヽ 、 \_ うぅん!
| | l\__)∧
l | │ (∀・ )
今日も太陽が昇る。
┌────────
│ いってきまーす!
└────v────
∧∧
(∀・ )⊃
[∪ _O
"´""´""" (_/´ ""´"""´""
。
□
| ̄_
\l_|\
\__| 夏の太陽は、でっかくて、力強くて──
∧∧
(・∀・ )⊃
∪
:::: l |
::: l l
:::::: ! 〈
:::::::: ;゙ /
:::::::::::: .' /
:::: / /
:::::::::: 、' 丶
:::::::::::::: ' \
:::::::::: ' / ⌒\│
::::::::::::::::::::::: ' / l |
::::::::::::::::::::::::: ' / /
:::::::::::::::::::::::::::: 、 ' ヽ _/
::::::::::::::::::::::::::::::::::., ‐",/  ̄  ̄
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,,.- ' ゛ _(
~"''''‐─一─一'''' ""´ ,-─' ̄
 ̄`────‐' ̄\( まるで、父ちゃんみたいだと
ボクは思った。
lヽ ,
| \_ / |
/  ̄ ヽ |
/ l
l l
ヽ ___ 〈
/⌒ | ̄l  ̄l
/ l │ │ - おわり -
/^l
,―-y'"'~"゛´ |
ヽ ´ ∀ ` 乙
ミ . O
゛; づ⌒ ヽ_
__ミ ソ ヽ
/ ゛ー―(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
AAの構成が上手くてスラスラ読めた
ほのぼのした雰囲気から一気に突き落とす、すごい話だ
AAうめえー
GJ
父を尊敬する子供いいな 無垢な心から絶望に変わる瞬間を思うと…
イイナイイナー こういうの大好きだ
作者さんGJ
>>80のコマがすごい好きだ
109 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/01/13(水) 01:37:59 ID:bCimRAhB0
アル○ファモザイクで、知ってから、ちょっとAAの奴を読み始めたけど
なかなか面白いな
AAの表現に鳥肌が立った
スタートレック超時空惑星カターンを思い出した
てっきり公転軌道が地球と比べてものすごく長い(=1年間がすごく長い)星の
話かと思ってたら・・・やられた!
一応ショートショートだと想いますが、
非常に長いです。ご注意下さい。
「世にも奇妙な物語」より
┏──────────────┓
│ |
│NO.437 ... . |
│ |
│ 夢 の 検 閲 官 .. ....|
| |
│ |
│ |
┗──────────────┛
∧_∧
( -Д-)
/|V ヽ
. /_ゝ/|_ゝ
(_)_)
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
カツ・・・カツ・・・・
いよいよですね。検閲官。
今まで、ありがとうございました。
────v────────
∧_∧ ∧_∧
( -Д-) (・∀・;.)
/|V ヽ / V ハ
. /_ゝ/|_ゝ .|__|:__.∪
(_)_) (__)_)
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
──────ヽ──────
まだ1週間ある。
そんなにやめさせたいのかね?
いえ、そんな事は・・・
────v────────
∧_∧ ∧_∧
( -Д-) (・∀・;.)
/|V ヽ / V ハ
. /_ゝ/|_ゝ .|__|:__.∪
(_)_) (__)_)
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
──────ヽ──────────
油断禁物だ。彼女は、子供を亡くした。
何をするか分からない。最大を尽くせ。
こんな時間に?
────v────
∧_∧ ∧_∧ ∧∧
( -Д-) ( ;・∀・)そ (゚Д゚;)
/|V ヽ / V ハ ⊂⊂ ヽ 三三三三三三
. /_ゝ/|_ゝ .|__|:__.∪ ⊂,,〜
(_)_) (__)_) ヽ)
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
──────ヽ────────── ──────ヽ─────────
彼女は今絶望の淵に立たされてる。 検閲官、大変です。
無理もないだろう・・・ 「森崎明澄」が眠り始めました。
今すぐ検閲を始めろ!
これより、夢の検閲を始める。
最初の者をこれへ!
────v──────────
∧_∧
(-Д- )
/ V ヽ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――|
|______________
/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . . . . . .. .. .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . | . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . | . ..:.:.:;:;:.
| |
.:;:;:;:;.:.:.:.. . | | | |
.:;:;:.:.:.. . | | | | | | . .:.:;:.
| | ( -_-) |
| (∪ ) |
| ∪∪ |
. .. ... . .. ..... .. . . .:. .:.:::.:..:.... . . . .. ..... .. . ... .. .
また、君か・・・
────v──────
/ヽ /ヽ
./ ヽ / ヽ.
/ ヽ / ヽ .
.,/ ヽ / ヽ
/  ̄ ̄ \
/ ゙、
l l
l l
'、 /
彼女、よっぽど会いたがってるんでしょうね。
ここは一つ、会わしてあげれば・・・
────v────────────
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄(・∀・; ) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
( -)
( )
∪∪
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
ー \
安眠法六条、自殺した子供を持つ場合、
ショックを配慮し六ヶ月間子供に会わしてはいけない!
駄目だ!君はもう帰りなさい!
────────v───────────────
-― ∧_∧ -―
― ( -Д- ) = 二 -‐
/ V ⊃そ ー
― | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| __ --
| | 二 = 二
/  ̄
/ -‐
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
どうしたのかね?君はここにいてはいけないんだ。
早く帰りたま・・・
────────v─────────────
∧_∧
( -Д- )そ
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
\_WWWWWWWWWWWWWWWWW/
≫ ≪
≪ 検閲官、大変です!火事です!≫
≫ ≪
/MMMMMMMMMMMMMMMMM、\
( )
( )
∪∪
か、火事だと!?ここでは彼女を死なせてはいけない。
びっくりして、飛び跳ねて起きるような物を早く出せ!
────────v─────────────
∧_∧
(; -Д-)
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
( -)
( )
∪∪
____
|\ __\
| \\ ∧∧
\ .\\(゚Д゚;)
\ .\⊂ . )
\ . \ ̄ ̄ ̄\
\ | ̄ ̄ ̄ ̄|
\|______|
──────ヽ───────────────
歯医者、カマキリ・・・ええい、もう全部出しちゃいましょう!
そんな物では彼女は起きん!!
もっと、彼女の大嫌いな物とか、ないのかね?!
────────v────────────
∧_∧
(; -Д-)
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
( )
( )
∪∪
/ \
/ ';,
| ── ── |
';, / チワワ・・・
\ ____ /
/ \
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
・・・チワワ?
よく分からないが、出してみよう。
─────v─────────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
( )
( )
∪∪
____ ∧∧
|\ __\ . (,,゚Д゚)
| \\  ̄ . | つ
\ .\\ 〜 |
\ .\\ ∪∪
\ . \ ̄ ̄ ̄\
\ | ̄ ̄ ̄ ̄|
\|______|
──────ヽ───────────────
・・・ありました。
子供の頃、チワワに噛まれたのがトラウマになって、
今でも大嫌いだそうです。
まあ、一応消火できたんですし、
良かったですね。
──────v─────────
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄(・∀・; ) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
( -)
( )
∪∪
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . . . . . .. .. .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . | . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . | . ..:.:.:;:;:.
| |
.:;:;:;:;.:.:.:.. . | | | |
.:;:;:.:.:.. . | | | | | | . .:.:;:.
| | | |_-) |
| (∪ | | |
| | |∪ |
. .. ... . .. ..... .. . . .:. .:.:::.:..:.... . . . .. ..... .. . ... .. .
あっ・・・ちょっとま・・・
────v──────
/ヽ /ヽ
./ ヽ / ヽ.
/ ヽ / ヽ .
.,/ ヽ / ヽ
/  ̄ ̄ \
/ ゙、
l l
l l
'、 /
・・・・・・・・・・・
─────v──────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
・・・皮肉ですね。
よっぽど彼女に会いたかったでしょうに・・・
──────v─────────────
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄(・∀・ ) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
・・・規則だ。それは出来ない・・・・・・・
─────v─────────────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
一週間後。
今日で、終わりですね。
今まで、本当にありがとうございました。
────v────────
∧_∧ ∧_∧ ∧∧
( -Д-) (・∀・ ) (゚Д゚,,)
/|V ヽ / V ハ .. .| .∪|
. /_ゝ/|_ゝ .|__|:__.∪ | |〜
(_)_) (__)_) ∪∪
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
──────ヽ────
・・・・・・・
・・・これより、夢の検閲を始める。
最初の者を、これへ。
────────v─────────────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . . . . . .. .. .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . | . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . | . ..:.:.:;:;:.
| |
.:;:;:;:;.:.:.:.. . | | | |
.:;:;:.:.:.. . | | | | | | . .:.:;:.
| | ( -_-) |
| (∪ ) |
| ∪∪ |
. .. ... . .. ..... .. . . .:. .:.:::.:..:.... . . . .. ..... .. . ... .. .
・・・・・・・・・・
────v──────
/ヽ /ヽ
./ ヽ / ヽ.
/ ヽ / ヽ .
.,/ ヽ / ヽ
/  ̄ ̄ \
/ ゙、
l l
l l
'、 /
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . . . . . .. .. .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . \ | /
.:;:;:.:.:.. . . .:.:;:.
─ {( -_-)} ─
{(∪ )}
{∪∪} ─
. .. ... . .. ...../ | \
・・・・!実体化した!?
────v───────
/ヽ /ヽ
./ ヽ / ヽ.
/ ヽ / ヽ .
.,/ ヽ / ヽ
/  ̄ ̄ \
/ ゙、
l l
l l
'、 /
____
|\ __\
| \\ ∧∧
\ .\\(゚Д゚;)
\ .\⊂ . )
\ . \ ̄ ̄ ̄\
\ | ̄ ̄ ̄ ̄|
\|______|
──────ヽ────
・・・なぜだ・・・・・・!?
・・・・・彼女の想いが・・・強すぎて?
──────v─────────────
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄( ;・) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
____
|\ __\
| \\ ∧∧
\ .\\(゚Д゚,,)
\ .\⊂ . )
\ . \ ̄ ̄ ̄\
\ | ̄ ̄ ̄ ̄|
\|______|
──────ヽ──────────
・・・気の毒だけど、君は夢に出せないんだよ。
これは・・・規則でね。
――――――――――規則は絶対なんだ。
/ \
/ ';,
| ── ── |
';, /
\ ____ /
/ \
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
――――それは、君だって、お母さんに会いたいだろうけど・・・
/ \
/ ';,
| ── ── |
';, / アイタクナイ・・・
\ ____ /
/ \
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
えっ・・・?
────v────
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄(・∀・ ) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
/ \
/ ';,
| ── ── |
';, /
\ ____ /
/ \ ママニ・・・キラワレテルカラ。
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
____
|\ __\
| \\ ∧∧
\ .\\(゚Д゚,,)
\ .\⊂ . )
\ . \ ̄ ̄ ̄\
\ | ̄ ̄ ̄ ̄|
\|______|
──────ヽ──────────
・・・・・・・どうして・・・そんな事を。
/ \
/ ';,
| ── ──|
';, / ダッテ・・・イツモシゴトバッカリシテテ。
\ ____ /
/ \ ジュギョウサンカンにキテクレタノダッテ、タッタノイッカイダッタシ。
/ ';
| |
――ナンデヨバレルンダロウ。 ';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | | ボクノコトキライナノニ―――――
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
・・・嫌いなわけ、無いだろう?
────────v────────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
( )
( )
∪∪
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . . . . . .. .. .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. .
.:;:;:.:.:.. . . .:.:;:.
( -_-)
(∪ )
∪∪
. .. ... . .. .....
ママの夢の中には、
いつも君がいたんだ。
────v───────
/ヽ /ヽ
./ ヽ / ヽ.
/ ヽ / ヽ .
.,/ ヽ / ヽ
/  ̄ ̄ \
/ ゙、
l l
l l
'、 /
君が生まれる前から・・・
ママは君と会っていた。
────v────────
. ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄(-Д- ) ̄ ̄ ̄
| / V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.. .. . . |
( -)
( )
∪∪
/ \
/ ';,
| ── ── |
';, /
\ ____ /
/ \ ・・・ウソダ。
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
・・・嘘じゃない。
────v─────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
( )
( )
∪∪
君を・・・夢に送り出したのは、
この、私だ。
────v────────
. ∧_∧
 ̄ ̄ ̄ ̄( -Д-) ̄ ̄ ̄|
/ V ヽ .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
.. .. . . .|
(- )
( )
∪∪
――――――君が、初めてしゃべったのは、
ママの夢の中だった。
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄( ・) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
―――――初めてハイハイしたのも、
・・・立ち上がったのも――――
ママの夢の中が最初だったんだ!
____
|\ __\
| \\ ∧∧
\ .\\(゚ )
\ .\⊂ . )
\ . \ ̄ ̄ ̄\
\ | ̄ ̄ ̄ ̄|
\|______|
∧_∧
X ノ ハヘ X
|゚ノ ^∀^)
( つつ
( ̄__)__)
──────ヽ──────────
コウちゃん!こっちこっち!
―――――――君が生まれてからもそうだ。
∧_∧
X ノ ハヘ X
(^∀^ヽ゚|
⊂ ⊂ )
く く く
(_(_)
──────ヽ──────────
すごいねコウちゃん!
今、ママって言ったね!
――――――仕事が忙しくてかまってられない時も、
ママはいつも、夢で君と会っていた。
/ \
/ ';,
――どうしてそんな夢を私が見せられたか、分かるか? | ── ── |
';, /
\ ____ /
/ \
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
ママが・・・・・・
────v─────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
/\ /\
/ \ / \
/ \/ ヽ
/ \
/ | ̄ ̄| ヽ
| ── / | ── |
';, |──| /
\ /
/ ヽ
/ \ / \
/ \/ \
――――心から君を、愛していたからだよ!
/ \
/ ';,
| ── ── |
';, /
\ ____ /
/ \ ・・・・・・・・!
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
ママはね、
夢の中で、大人になった君と会ったこともある。
────v─────────────────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
/ \
/ ';,
| ── ── |
';, /
\ ____ /
/ \ ――――すこやかに育つ、君の姿を願っていたからね。
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
君が夢の中に出ていた頃のママは、
・・・生きる力に満ちていた!
毎日・・・笑顔で溢れていたんだ!
────v─────────────────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
.____________________
.| ∧_∧ ; .|
.| X ノ ハヘ X .|
.| |゚ノ ^∀^) .|
.| ( つつ .|
. ... | ( ̄__)__). . . |
. .:;:;:;:;:;: ..| .. . . . |
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:. .| .. . . . |
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... |____________________|
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. .
.:;:;:.:.:.. . . .:.:;:.
(-_-)
( )
∪∪
. .. ... . .. .....
そんな彼女を・・・
ずっと見てきた。
────v───────
/ヽ /ヽ
./ ヽ / ヽ.
/ ヽ / ヽ .
.,/ ヽ / ヽ
/  ̄ ̄ \
/ ゙、
l l
l l
'、 /
彼女の夢を・・・見守ってきた。
────v───────────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
/\ /\
/ \ / \
/ \/ ヽ
/ \
/ | ̄ ̄| ヽ
| ── / | ── |
';, |──| /
\ /
/ ヽ
/ \ / \
/ \/ \
―――どれも・・・いい、夢だった!
私は・・・それを忘れていた。
────v─────────
. ∧_∧
 ̄ ̄ ̄ ̄( -Д-) ̄ ̄ ̄|
/ V ヽ .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
.. .. . . .|
____
|\ __\
| \\ ∧∧
\ .\\(゚ )
\ .\⊂ . )
\ . \ ̄ ̄ ̄\
\ | ̄ ̄ ̄ ̄|
\|______|
──────ヽ───
検閲官・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
────v─────────
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄( ・) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
/\ /\
/ \ / \
/ \/ ヽ
/ \
/ | ̄ ̄| ヽ
| ── / | ── |
';, |──| /
\ /
/ ヽ
/ \ / \
/ \/ \
―――行きなさい。
/ \
/ ';,
| ── ── |
';, /
\ ____ /
/ \ ・・・・・・エッ・・・?
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
―――行って、ママに会ってあげなさい。
────v─────────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
ですが、そんな事をしたら・・・
────v─────────
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄( ・) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
彼女が、望んでいるんだ。
例え今夜、眠れなくなったとしても。
それで少しでも彼女の苦悩が解消されるならば、
────v────────────────
∧_∧
(-Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
いつか、きっと立ち直ってくれる・・・・・!!
────v─────────────────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. .
.:;:;:.:.:.. . . .:.:;:.
(-_-)
( )
∪∪
――――君も、本当はそれを望んでいるのではないのかね?
・・・・・・・・
────v─────
∧_∧
( -Д- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
/ \
/ ';,
| ── ── |
';, /
\ ____ /
/ \ ・・・・・・アリガトウ・・・
/ ';
| |
';, /
\ /
i | ..| |
| | .. | |
| | .. | |
| | .. | |
ヽ__/ ヽ__/
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . . . . . .. .. .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . | . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . | . ..:.:.:;:;:.
| |
.:;:;:;:;.:.:.:.. . | | | |
.:;:;:.:.:.. . | | | | | | . .:.:;:.
| | | |_-) |
| (∪ | | |
| | |∪ |
. .. ... . .. ..... .. . . .:. .:.:::.:..:.... . . . .. ..... .. . ... .. .
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . . | . . . .. .. .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. | .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. | | .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . | | . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . | | . ..:.:.:;:;:.
| |
.:;:;:;:;.:.:.:.. .
. .. ... . .. ..... .. . . .:. .:.:::.:..:.... . . . .. ..... .. . ... .. .
/ヽ /ヽ
./ ヽ / ヽ.
/ ヽ / ヽ .
.,/ ヽ / ヽ
/  ̄ ̄ \
/ ゙、
l l
l l
'、 /
・・・・・・・・・・・
―――v―――――
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄(・∀・ ) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
・・・・・・・・・・・
―――v―――――
∧_∧
( ・∀- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
____
|\ __\
| \\ ∧∧
\ .\\(゚Д゚,,)
\ .\⊂ . )
\ . \ ̄ ̄ ̄\
\ | ̄ ̄ ̄ ̄|
―――――ヽ―――――
・・・・・・・・・・・・
最後に規則を破ってしまいましたね。
―――v―――──────────
| ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄(-∀- ) ̄ ̄ ̄
| / V ハ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――― | _________
| |
|__|_________
固い事を言うな。
―――v―――――
∧_∧
( ・∀- )
./ V ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
/\ /\
/ \ / \
/ \/ ヽ
/ \
/ .\ / ヽ
| ■ \―./ ―― |
';, \/ /
\ /
/ ヽ
/ \ / \
/ \/ \
――――これで私も、ゆっくり寝られる・・・
〜fin〜
乙です
素敵な話をありがとう
(つД`)・゚・
お互い誤解が解けるといいな
乙です
いいなあ、粋だなあ。
イイハナシダナー(;∀; )
乙としか言いようが無い
遅ればせながら乙ー
もとは筒井康隆の夜のコント・冬のコントだね。
アレンジがちょっと違う気がするが
前作からの連投大変失礼します。
20コマ投下します。
雑音と無音の因果律
wwヘ√レvv〜v〜─wwヘ√レvv〜v〜─wwヘ√レvv〜v〜─wwヘ√レvv〜v〜─ww
∧_∧ ∧_∧
( ) ( )
(つ□ ) ( )
. i⌒ii⌒i .i⌒ii⌒i
(_)(_) (_)(_)
∧_∧ ∧_∧
( ) ( )
( ) ( )
. i⌒ii⌒i .i⌒ii⌒i
(_)(_) (_)(_)
∧∧
(,, )
/ つ,
〜 ,ノつ
(/
∧_∧ ∧_∧
( ) ( )
( ) ( )
. i⌒ii⌒i .i⌒ii⌒i
(_)(_) (_)(_)
∧∧
(,, )
/ つ,
〜 ,ノつ
(/
∧_∧ ∧_∧
( ) ( )て
( ) ( )
. i⌒ii⌒i .i⌒ii⌒i
(_)(_) (_)(_)
∧_∧
と( )
/ ノ
/ r ノ
(,_,ノし'
∧∧
(,, )
/ つ,
〜 ,ノつ
(/
∧_∧ ∧_∧
( ) ( )
( ) ( )
. i⌒ii⌒i ノ r ヽ
(_)(_) (_,ハ_,)
∧_∧
γ( )
ノ つ ィ'
(´_,.ノと_,し'
∧∧
(,, )
/ つ,
〜 ,ノつ
(/
∧_∧ ∧_∧
( ) ( )
( ) ( つ つ
. i⌒ii⌒i 人 ヽノ
(_)(_) (__)_)
∧_∧
γ( )
ノ つ ィ'
(´_,.ノと_,し'
∧_∧
( )
( )
. i⌒ii⌒i
(_)(_)
∧_∧
( )て
( )
| | | i|ii|
(__)_) i|i
∧_∧
( ;;;;;;;;;;)
( ;;;;;;;;;つ||
(| ;;;;;| .||
i,_,ノi,_,ノ  ̄
∧_∧ ∧_∧
( ;;;;;;;;;;) ( ;)
( ;;;;;;;;;;;つ|| ( )
(| ;;;;;;| || / |
i,_,ノi,_,ノ  ̄ (,_,/´i,_,ノ
∧_∧ _
( ;;;;;;;;;;) .//
( ;;;;;;;;;;;つ// ミ
(| ;;;;;;|
i,_,ノi,_,ノ
∧_∧
('( ;)')
ヽ ノ
/ |
(,_,/´i,_,ノ
wwヘ√レvv〜v〜─wwヘ√レvv〜v〜───────────────
∧_∧
( ;;;;;;;;;;;)
( ;;;;;;;;;つ||
| ;;;;;;;;;| .||
(__)_) ̄
:;.;,;.;::;.;:.;:,;:.;:;.:;.;: ∧_∧
;;;,:;.:;,:;.;:.;:.,.::;,;;:::;⊂( ;;;;;:;.,.,.;:;
;;;;;::::,,..::::;;;;;;::,:;, :;;:.;,;:.,:;とノ:;.,;;;:;.:;
元ネタ トリハダ「雑音と無音の因果律」
fin
∧_∧
ミ ; 彡 .┌─ミ; 彡────────┐
/ | ヽ/^) |コマ数間違えました サーセン
と_/ / ⌒ヽ、 .└─────────────┘
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
乙
謎だ・・・
3回見直したけど、どうにもわからんw
これはいいシュールさ
こういうtanasinnみたいの好きだ
206 :
語らい 1:2010/04/25(日) 20:04:39 ID:i7/F1Epz0
その女は静かで上品なたたずまいの道端に来て、午後のひと時を過ごすのが日課のようになっていた。
ヾ ;ヾ " " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";
;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ ;" ;../;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ; ;ヾ ;" .."
|;;l;::||ii| ヽv/..
|;;l;;:||ii| // ∧∧
!;;l;::lilii|//.. /)_/) (* -)
|;;l;;::|liii|/゙.. < ゚ _・゚> (⊃⊂)
|;;l;;::||iii| (○) ノ) / | 〜| |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃 \(_,,,_,,,) し´`J
''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" '''ヾ ;ヾ
いつのころからか、一匹の犬が彼女の話し相手になっていた。
かわいらしく、人なつっこい犬で、その犬にだけは、彼女も心の中のわかだまりを打ち明ける。
207 :
語らい 2:2010/04/25(日) 20:05:20 ID:i7/F1Epz0
┌─―――───────────――-┐
│二年ほど前のことなの・・・ |
│あの人は、ここであたしと別れ、 |
|それっきり、どこかへ行ってしまったの・・・|
└─────v─────────―――┘
ヾ ;ヾ " " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";
;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ ;" ;../;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ; ;ヾ ;" .."
|;;l;::||ii| ヽv/..
|;;l;;:||ii| // ∧∧
!;;l;::lilii|//.. /)_/) (* -)
|;;l;;::|liii|/゙.. < ゚ _・゚> (⊃⊂)
|;;l;;::||iii| (○) ノ) / | 〜| |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃 \(_,,,_,,,) し´`J
''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" '''ヾ ;ヾ
208 :
語らい 3:2010/04/25(日) 20:06:19 ID:i7/F1Epz0
――――あたしはあの人を心から愛していたし、あの人もあたしを心から愛してくれたのに・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヾ ;ヾ " " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";
;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ ;" ;../;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ; ;ヾ ;" .."
|;;l;::||ii| ヽv/..
|;;l;;:||ii| // ∧∧ ∧∧
!;;l;::lilii|//.. シィノコトハ、ワスレナイヨ・・・>(,,;Д) (-;*)<ギコクン・・・
|;;l;;::|liii|/゙.. ( ⊃⊂ )
|;;l;;::||iii| (○) 〜| | | |〜
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃 , し´`J し´`J
''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" '''ヾ ;ヾ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
――――ひどい人でしょ・・・でも忘れられなくて・・・いつかはここに帰ってくるのではないかと・・・
209 :
語らい 4:2010/04/25(日) 20:07:17 ID:i7/F1Epz0
ヾ ;ヾ " " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";
;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ ;" ;../;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ; ;ヾ ;" .."
|;;l;::||ii| ヽv/..
|;;l;;:||ii| // ,,∧∧
!;;l;::lilii|//.. /)_/) (* -)
|;;l;;::|liii|/゙.. クゥン・・・>< _・> (⊃⊂)
|;;l;;::||iii| (○) ノ) / | 〜| |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃 \(_,,,_,,,) し´`J
''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" '''ヾ ;ヾ
彼女は知らないのだった・・・
210 :
語らい 5:2010/04/25(日) 20:07:59 ID:i7/F1Epz0
男は女を捨てたのではなく、思いがけない事故にあって、彼女に心を残しながら
死んだということを・・・
⊂⊃
∧_∧
(,,;Д;)<シィニアエナクナルノガザンネンダ・・・
( ∪∪
)/
∫ ∧_∧
と´⌒`つ-Д-)
211 :
語らい 5:2010/04/25(日) 20:08:42 ID:i7/F1Epz0
彼女の知らない事はもうひとつある・・・
/)_/)
< _・>
ノ) / |
\(_,,,_,,,)
天使は彼をあわれみ、彼女と別れたくないという彼の願いを聞きいれ、
彼の魂を犬に宿らせて、地上に戻した。
⊂⊃
∧_∧
(・∀・ ,,)/ミヽ<ゲンセニモドシテアゲルンダカラナ
⊂ )ヾミミヾ
| | |
( ( )
/⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
( 天 国 )
( )
\______________________________/
| |
| ⊂⊃ |
| ∧_∧ |
| (,,゚Д゚) |<アリガトウ、テンシサマ
| ( ∪∪|
| )/ |
| /)_/) |
| < ゚ _・゚>|
|ノ) / | |
|\(_,,,_,,,)|
213 :
語らい 8:2010/04/25(日) 20:10:59 ID:i7/F1Epz0
しかし、無理にかなえてもらった願いなだけに、それは残酷な事であった・・・
彼女は、彼の魂が宿った犬に向かって毎日のように不実な彼の恨みを
悲しげに訴え続ける・・・
ヾ ;ヾ " " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";
;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ ;" ;../;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ; ;ヾ ;" .."
|;;l;::||ii| ヽv/..
|;;l;;:||ii| // ∧∧
!;;l;::lilii|//.. /)_/) (*∩∩)<シクシク・・・ギコクンノバカ・・・
|;;l;;::|liii|/゙.. クゥン・・・>< _・> ( /ヽ)
|;;l;;::||iii| (○) ノ) / | 〜| |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃 \(_,,,_,,,) し´`J
''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" '''ヾ ;ヾ
一方犬はただ、それを聞いてちぎれるように尾を振り、小さくほえるだけなのだった・・・
214 :
語らい 糸冬:2010/04/25(日) 20:11:43 ID:i7/F1Epz0
『マイ国家』より「語らい」でした
ずれました…すいません
┌─―――───────────――-┐
│二年ほど前のことなの・・・ |
│あの人は、ここであたしと別れ、 |
|それっきり、どこかへ行ってしまったの・・・ |
└─────v─────────―――┘
ヾ ;ヾ " " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";
;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ ;" ;../;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ;
;../ ;ヾ ;" ; ;..../ ;ヾ ;" ; ;ヾ ;" .."
|;;l;::||ii| ヽv/..
|;;l;;:||ii| // ∧∧
!;;l;::lilii|//.. /)_/) (* -)
|;;l;;::|liii|/゙.. < ゚ _・゚> (⊃⊂)
|;;l;;::||iii| (○) ノ) / | 〜| |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃 \(_,,,_,,,) し´`J
''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' "" '''ヾ ;ヾ
乙……
なんとも悲しい話だ。乙。
やるせないな…… 乙。
星新一『凶夢など 30』より「鬼が」
30コマ行きます
その青年は会社の出張で、ある地方都市へ来た。
その市内のホテルに泊まってもいいのだが、せっかくここまで来たのだからと、
そう遠くない温泉地の旅館に泊まった。
| | | ||| || || ┌┐____
| | | ||| || || /└┘(二),/|
| | | ||| || || |[二二二二]| |
| | | ||| || || ||____|| |
| | | ||| || || ∧∧ ||____|| |
| | |◎ ||| /||_|l ___ (,,゚Д゚)______________||____|| |
| | | ||| // |∪∪ |[二二二二]|/
| | | ||' / 〜| |
| | | // し`J
| | | // ________________
| | |// / /l
_| | |/ / //l!
/| | | / // ~
| l/ l二二二二二二二二二二二二二二二二l/
/~ |__|,! |__|,!
湯に浸かり、
∬ ∬
。。・・・ ∧∧ ・・。。。∬
∬o0o゚゚ (*゙д゙) ゚゚oo
。oO ( (( ー--‐ )) ) O0o
(~~)ヽ (´^ヽO,
(⌒ヽ (⌒)(゙゙゙)~
/~゙゙ヾ⌒`ゝ-(~´`(⌒(⌒~ヽ~ ~~
ゝー ′ '" ``"
、i,, ``′ ""
食事をすませると、
-─-
r―‐‐.( ( ⊆⊇ ) )‐―──────────、
| |` ─‐─ ' i ,,,,,::;;'';;;;;;;;;;;:;;;;,,,,.. |
| |. -‐─-、 l // ヽ、 |
, '"```.、 l / |-' ,':::,' \ ヽ、ヽ、 ヽ, |
,r'´ ;;`、 | / -─-、. | // \ ヽ ヽ ,〉 |
,:' :: ::::l ', ( ( ⊆⊃ )))""ヽ----―――――---イ´ ,'
,-.{ :: .::::::|‐-.、 ヽ 、 ` ──‐' ノ
( :, :: ,,.::;:;:;:;:;;'' ) `=============================='´
',`'ー`‐-======-‐' ! `' 'ー‐--------‐─' '´.
ゝ、 / ,、、 .,、、 ./  ̄ ̄ ̄ ̄\
` 、 _..-´_.((⌒),--、 ,.- 、/;:| レ;:| | / , 。ooo∞o。. \
/ ̄ ̄ ̄ ̄\` ̄ ̄´ , ' ((⌒)トi--イi--イ :// ;// !\〃。o∞∞o8ヽ/ !
/ ,,..--ー-..._, \ (_ ((⌒).`r-‐'.ト--';//::// .) l \,。o8o∞o/ !
|\,〃'i;'"~ ゙;ミ;:..::ヽ/| ヘ`ー-'`ヽト‐‐イl,-‐' ´`-‐'ソ | i ̄ ̄ ̄ l |
. l \゙ゞ-ノノ彡:/ l ヘ ::  ̄ ̄,,;;;;;;;;;;;;;,,:'' | l i |
.| l ̄ ̄ ̄l | ヽ、_ ;;;;;;,;:;:;:;;::;:;:'' ヽ l l /
ヽ .l ! / `i .,,;:;::;:;;;i' \___i_______i___./
ヽ二l________l二ノ `ー--‐'' `ー--‐'´
`‐-ニニ-‐'
なにもすることがない。
___
| ・・・・ |
 ̄∨ ̄
∧∧
(,,゚д゚)
| ∽
〜| |
し`J
浴衣姿で外出し、小さなバーに入って女の子を相手に何杯か飲み、
日 ▽ U
≡≡≡≡≡ ∧∧
V ∩ [] 目 (,,'∀`)
__ ∧∧___ ∧∧|つ∽∧,,∧
( ゚Д)日 (ー゚ ) ∇ ミ ミ [] Λ,_
― / つ――─/ | ――ミ ミ──────── (゚ )
\(__.ノ \(__.ノ ヾミ,,,,,,,,,ミ〜 ( )
━┳━ ━┳━ ━┳━ ━┳━ ━┳━
 ̄ ┻  ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻
旅館に戻った。 番頭が迎える。
_______________________ ∩[]∩
| お早いお帰りですね。どちらへおいでになりましたか | || || ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽlVW/
ΛΛ /ヽ_ノ/| |`ー‐'|
__________ (,,^д)______ |冊冊冊|〆| |!!!!!!!!|
|∪│ | l二二l |llll|__ ΛΛ __| |_
〜| | /|土土土|/ (д-;) ー―'
し`J / / ∽ |
/ / '"" | |〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ '':,;: し`J
__________∧________
| 少し先のバーだ。悪くないムードだったが、|
| 妙な客が一人で飲んでいてね |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__________∧_____________
| いったい、どんな客です。詳しく話していただけませんか |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
番頭の口調が早くなり、青年はふしぎがりながら説明した。
_____________________
| 40歳くらいで、和服姿。目つきがおかしかった。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ アトナンカ小柄ダッタ
_,Λ
(゚∀゚)
( )
|│
※心が清らかな人には和服姿に見えます
________________________
| 鈍いような、鋭いような。ああいうのは、滅多にいないな |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_______________ ∩[]∩
| その人を、はっきりご覧になった。 | || || ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽlVW/
ΛΛ /ヽ_ノ/| |`ー‐'|
__________ (;^д)__________|冊冊冊|〆| |!!!!!!!!|
|∪│ | l二二l |llll|__ ΛΛ __| |_
〜| | /|土土土|/ (д゚,,) ー―'
し`J / / ∽ |
/ / '"" | |〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ '':,;: し`J
________Λ_______
| いたんだからね、目に入るよ。 |
| 奥の席でひっそりと飲んでてもね。 |
| 額の右の眉の上に傷跡があった |
| |
| ?→_,Λ |
| (゚∀゚) |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_______∧________
| 本当ですか。ちょっとお待ちください |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
番頭はあたふたと出かけ、若者を三人ばかり連れてきた。青年は聞く
__________
| なにごとだい、これは |
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ΛΛ ∧∧ ∧_∧ Λ_Λ
(;゚Д) (Д^;) (´Д` ) (・Д・ )
|∪│ │∪| ( ) ( ) ('A` )
〜| | | |〜 │ | │ | | │ ( )
し`J し`J (_(_) (_(_) │|
_______∧________________
| あなたのごらんになった男。あれは鬼の一族なのです。│
| あいつひとりだけが、まだ生きのびている。 |
| そして、悪さをする。あのバーも、飲まれ損になる。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_______________________
| だったら、早くなんとかすればいい。警察に頼んででも |
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ΛΛ ∧∧ ∧_∧ Λ_Λ ・・・
(,,゚д) (д^;) (´Д` ) ( ・д・) メンドクセ
|∪│ │∪| ( ) ( ) ('A` )
〜| | | |〜 │ | │ | | │ ( )
し`J し`J (_(_) (_(_) │|
_______∧__________________
| そこなんですよ。普通の者には、奴の姿が見えないのです。 │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______________________________________
| 敏感な何人かは、足音を聞くことができる。やつのにおいのわかる人もいる。 |
| かなりの老人には、ぼんやりと見えるようになるらしいが、しゃべるのがおかしくなっている |
| これでは、警察にも頼めない。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∩_∩ ∧∧ ナンダカ、オ酒臭イヨウナ・・・ ∧_∧ フガ フガ・・・ _,Λ
<スタ スタ・・・ Σ(´Д` ;) (;゚−゚) ( ´π`) (:::::::)
________________________________
| 5年ほど前、たまたまある霊能者が来たので、頼んで石をぶつけてもらった。|
| 傷跡はそれなんです。気を失ってくれなくて、やりそんじました。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
σ
∧∧ ビュッ ! \ ガッ
( #゚) =≡σ 、.,Λ
/ / ヾ ヽ(゚∀゚#)/ イッテェ
と,. | ( )
`J ノノ
___________
| あいつが鬼とはねぇ・・・ |
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ΛΛ ∧∧ ∧_∧ Λ_Λ ・・・
(,,゚д) (д^;) ( ´Д`) (´・д・) モウカエリタイ
| ∽ │∪| ( ) ( ) ('A` )
〜| | | |〜 │ | │ | | │ ( )
し`J し`J (_(_) (_(_) │|
_______∧_______________________
| 物、特に酒がですが、いいように盗み飲みされて、防ぎようがない。 │
| 若い女の人は不意に触られたりして、いやがる。 |
| ここが温泉地として、いまひとつパッとしないのはあいつのせいなんです。 |
| 助けてください。 それができる能力のある人は、 滅多にいないのです |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_________________
| 手を貸してもいいが、どうやって・・・ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _____________________
| あなたは常人に無い能力で、見ることが出来る。 |
| 首をしめて下さい。ぐったりするはずです |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※イメージ図
___
/ \ ___
/ノし u; \ ;//・\ ヽ\;
| ⌒ ) ;/ (_ ̄ ̄ /・\\;
| 、 );/ /rェヾ__) ⌒::: ヾ;
| ^ | i `\/´-'´ u; ノ;;
| | \ヽ 、 , /;
| ;j |/ \-^^n ∠ ヾ、
\ / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
/ ⌒ヽ ヽ二) /(⌒ ノ
/ r、 \ / /  ̄ ̄ ̄/
_______
| 殺すってことか |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____________________________________
| そう簡単にはいきません。あとはおまかせ下さい。 |
| 言い伝えによるまじないによって、山奥へ帰らせ、二度と悪さをしないようにさせます。|
| それには、とりあえず捕まえなくてはならない。前回はそこで失敗したのです。 |
| これが最後のチャンスかもしれない。うまくやりましょう。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※まじないの様子(イメージ図)
アーエーエーエーオー
フニャラナンヤラニャンナヤランア
ズンダズンダダ .:
:. 。 ヘンニャラニャーサンシャーイン
.; || .:;
サンシャーイン ; ↑ o|| ___ 从
oノ oノ 从人 ヽoノ| ≡) ` ヽoノ 从人 サンシャーイン
ノ ノ `ヽ=ノ´ (へ ll|| ) `ヽ=ノ´ o_ o_
,⊃ ,⊃ || < __||_ << || ノ Z ノ Z
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
いちおう事情がわかり、青年はうなずいた。
______________________
| しかしだよ、相手は鬼となると、弱くは無いだろう。 |
| ひとりじゃあ、自信がないよ |
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ΛΛ ∧∧ ∧_∧ Λ_Λ
(’゚Д) (д^,,) (# ´Д`) (#・д・) スイマセンデシタ
| ∽ │∪| ( ) ( ) ('A(#) モウイイマセン
〜| | | |〜 │ | │ | | │ ( )
し`J し`J (_(_) (_(_) │|
_______∧________________________
| そこで、この3人を呼んだのです。あいつはなぜか、シュークリームが好きだ│
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧__
| 鬼がねぇ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ___∧_______________________
| だから、どこの店にも置いてない。 |
| 温泉地にシュークリームがなくたって、誰も変に思わないから、 |
| 今まで知られずにきた。 |
___________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| その用意はあるのですか |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______________________
| 冷凍したのがあるのです。 |
| 密閉状でにおいも出ないから、やつも気づかない。│
| それを急いで戻しています。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─┼─ ヽヽ ││ │
─┼─ ┼┐ /\ /
│ │ \ /
__, -=ニ二ゝ、
r‐'ン -―< 〈 `ヽ、
ノ /, -‐=ニ二 〉ヽ、/ l
〉|―=ニ、_ く  ̄ヽ/|
> | `'ー--、__ ノ  ̄ヽl
`ヾ、ー-、_ 〉  ̄ノ
`ヽ、二_〈__/
※シュークリームの「シュー」は、フ
237 :
まさかのミス:2010/06/03(木) 23:58:59 ID:BxGveaES0
※シュークリームの「シュー」は、フランス語で「キャベツ」を意味します
__________
| それをどうするんです |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __________________________________
| あなたがあのバーへ戻って、食わないかいと言って見せる。 |
| やつの目が輝くはずです。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
+ _,Λ
@ (゚∀゚*)
__________________________________
| あなたが、シュークリームをふたつ投げると、やつはそれぞれ片手で受け取る。 |
| 我々にはやつの姿は見えないが、シュークリームは見える。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
青年の視点 他の人の視点
@ _,Λ @ @ @
ヽ(*゚∀゚)/
( ) →
/ /
____________________
| 手がそことわかり、二人がかりで押さえます。 |
| あなたは首を絞めてください。 |
| そうなれば、足の見当もつきます。 |
| もう一人がそっちを押さえる。 |
| うまくいきますよ。それで、ここも栄える |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧
( # ´Д) _,Λ (Д・ # )
( つヽ(゚д゚)/と )
│ │| ( ) |│ │
(___)_) ( #') (_(___)
( )
| |
___________
| ・・・よし、やってみるか |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
だめだったら、逃げ帰ればいい。それ以上の義理はない。あとは知ったことか。
青年は三人といっしょに、バーへ戻る。やつは、さっきと同じく奥の席にいた。
_,Λ
/ (゚ )
/ / ( )
/ / 「┳
/ / ┳
/ / ┳ ∧∧
/ / ┳ (゚ )
_____/ / ┳ U |
_____/ ┳ | 〜
┳ し´J
∧_∧
∧_∧ (・ )
(` ) ( )
( ) | | | (` )
打ち合せどおり、青年はシュークリームを見せた
_,Λ ! __________
/ (*゚∀) | 食べないかい、ほら。 |
/ / ( )  ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ / 「┳ ∧∧
/ / ┳ (゚ )
/ / ┳ @と |
/ / ┳ | 〜
_____/ / ┳ し´J
_____/ ┳
┳
∧_∧
∧_∧ (・ )
(` ) ( )
( ) | | | (` )
〜作戦通りなので中略〜
青年はそいつの首を両手で締めた。
若者たちとは違ってこっちには相手が見えるので、あまりいい気分ではない。
,
/ |
;__/ |
;//・\ ヽ丶
;/ (_ ̄ ̄ /・\\;
へ へ ;/ /rェヾ__) ⌒::: ; |
/ \_/ | ;| `\/´-'´ u; / ;;
| ノし | \ヽ、 , /;
| ⌒ ;j |/ \-^^n ∠ ヾ、
\ / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
/ ⌒ヽ ヽ二) /(⌒ ノ
/ r、 \ / /  ̄ ̄ ̄/
やがて、ぐったりとなる。
/ / ┳ _
/ / ┳ _,Λ ||
/ / ┳ (дx )||
__/ / ┳ _____________ (三三 )
__/ ┳ | おとなしくなったぜ。一段落だ | / / ||
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧_∧ || ∧_∧
∧∧ ( ´Д) ( ・Д)
( ,,゚) ( ) ( )
+ ⊂⊃ | U 人 Y 人 Y
('∀`) + 〜 | (_(__) (_(__)
( ) し´J
+∫
青年が言うと、若者たちは両手を縛り、そとへ運び出した。
('A(#) どこかで儀式をやるのだろう。
( )
青年はそのバーに残り酒を飲んだ。
ひと仕事の疲れと、妙な気分を消すために。
∧∧
(゚ ,,)/ ┳
と ヽ ┳
/ /ヽ_)〜
__/ / し┳
____/ ┳
翌日、この温泉地の有権者らしき人物がやってきて、青年に礼を言った。
_________________________________________
| よくやってくださった。あれには、まったく手こずっておりました。それに終止符が打たれたのです。 |
| あなたは、われわれの恩人です。宿泊代はけっこうです。 |
| それに、これはまことに少ないけれども・・・ |
| | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | ||| || || ||____|| |
| | | ||| || || ∩_∩ ∧∧ ||____|| |
| | |◎ ||| /||_|l__( ´m`) ________ (Д゚,,) _______||____|| |
| | | ||| // ( つ[] │∪| |[二二二二]|/
| | | ||' / | | │ | 〜
| | | // (__)_) し´J
| | | // ________________
| | |// / /l
封筒に入っているのは、札束らしい。
__________________________
| それはいりませんよ。喜んでいただければ、それで結構です。|
| | | |||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | ||| || || ∩_∩ ∧∧ ||____|| |
| | |◎ ||| /||_|l__( ´m`) ________ (д-,) _______||____|| |
| | | ||| // ( つ[] ∽ │ |[二二二二]|/
| | | ||' / | | │ | 〜
| | | // (__)_) し´J
| | | // ________________
| | |// / /l
金を受け取って、たたりなんてあったら「こと」だ。
みなに見送られ、青年は帰途につく。
⊂⊃ +
∧_∧ ∧_∧ + ( '∀`)ノシ
( ´∀`) ( ・∀・) ( ) +
( ) ( ) ∫
| | | | | | ∧∧
(__)_) (__)_) (Д゚,,)ノシ
∪ /
| 〜
し´J
列車に揺られながら、考える。いったい、あれはなんだったのだ。鬼退治か。
しかし、そんな武勇伝を信じてくれるやつがいるかな。
話して回ったら、宣伝じみてくる。
/||================================
|| ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄
|| △「 ̄△  ̄ △  ̄ △  ̄ △  ̄ △ ̄|
|| | |
|| ∧∧_______________|
\||(,,゚Д゚)
||( ∪∪
\|| ヽ ) ) ――――─────────
\|| ∪∪≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いや、待てよ。
うまくおだてられ、嫌われ者の酔っ払いの殺人に手を貸したのかもしれない。
_____________/
___________ │:::
| | :::
∧∧ | | :::
(,, ゚) | | :::
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | :::
二二二二二二二二二二二二 | :::
________________________|/
__/ ̄璽璽 ̄\___|;;;::::::::
─ゞゞ_ノ┴┴ゞゞ_ノ;;;;;;::::::::::::::::
「旅の青年が、酔ったあげく、鬼と思いこんで殺してしまった。止めようがなかった。」
なんて、やつらが口を合わせれば、どうにもでっちあげられる。
他にしゃべらぬほうが賢明かも。もう、あそこには行かないほうが・・・
さっぱり、わからん。世の中には、わからぬことがあるものだ。
昔の人は、それを鬼と呼んだりしていたそうだが。
_,Λ
(゚∀゚;;:::
( ;;;;::
| |
おわり
乙
こえー・・・
丁寧なAAおつ
たぶんこの話は星さんの後期作品だな
ひとり死んでるw
うーん。後味悪いよね…ある意味怖いっすw
ほっしゅっしゅ