【調合】しぃのアトリエ〜モナーブルグの錬金術師〜【Recipe 109】
前回までの粗筋:角ギコそっくりの新キャラが超展開で人質にされる
\ヽi│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│//
─ ちょっと待てよおい!! ─
─ 何この状況!?俺このまま人質街道まっしぐら!? ─
─ 逆らったら殺される!絶対殺される!! ―
─ っていうか用済みになっても殺されるよね絶対!! ―
─ 冗談じゃねぇ!!まだ死にたくねぇよ!! ―
─ 神様仏様先祖代々の皆々様!! ─
─ お願いです!!誰でもいいから助けてぇーっ!! ─
//i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│i│ヽ\
/、
./u.ヽ
ヽ /u:u:..ヽ
u.ヽ/:::u::::.:.:...ヽ
:´ ̄::::::::u::.u:....ヽ
:::u:::::::○::::::u..... ゙.
::::::::::u:::u:::::::::.:.:....|
 ̄ |:::::u:::::u:::.:... ,'
―┤::::u:::u:.:.| ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |─
二メ二二二 | |
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∧∧ ∧∧ ∧_∧∧
∩;゚w゚) (;゚−゚) (∀・(il゚д゚)
ヽ 《T| U | (つ∠二]と
|| 〜| | 〜| | 人 | |
|| し`J し`J し(_(_/∪
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./:.:.ヽ
ヽ /:::::.::..ヽ
::..ヽ/:::::::::.:.:...ヽ
:´ ̄:::::::::u::.:.:....ヽ
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∬┐
/ ∬  ̄ヽ
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|| | | \|ヽ
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│遅かったな…。
└─‐∨───‐
∧∧ ∧∧
(;‐w) ∩;゚o゚)
(| 《T| .ヽ |
〜| | 〜| |
し`J し`J
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_ハ_________ _lユ ∬
(O`// ・ ⊂ニニニI二I|――――――――――――――/ |―┐∬
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∧_∧ ┌───‐
γ(,;>д・)<うぐっ…。
ノ つ └───‐
(´_,.ノと_,し'; 〜O− つ
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┌──────────────────────
│すみません、マルエイの方の捜査が長引いたもんで…。
└──────────∨───────────
.:.: .:.:.::::::::::::::l ヽ ∧ / ::::.:|:.:.:.:.::.:.:.:::::::::
.:.: .:.:.::::::::::::::::::ヽ. V .∨ .:.:.:/:.:.:.:.::.:.:.:.:::::::
┌──────────────────────―
│∧∧ またマルエイの連中か…。
│ ;‐w) あいつらの人使いの荒さ、何とかならんのか…?
└──────────────────────―
┌────────────────────────‐
│それにしても警部、不殺主義も大概にしとかないと、
│その内取り返しの付かない事態になっても知らないッスよ?
└──────────∨─────────────‐
,,,____...___,,,,,,,...,,,.,...,,,,,,,,,,____...___,.,,,,,,,,__...____,
i" _,,,_ i
ヽ 二二二二二二二二/ \ =二二|
l l゙ (@) l ノ
i二二二二二二二二 ヽ /二二/
∬ ヽ,,,____...___,,,,,,,...,,,..____,,,_,`''ー'''",,,____.ノ
∬ | .:.::.::l
∬┐l ● ● :.:.:.|
/ ∬ ̄ヽ .:.:.::l
||(●)| | |\ ヽ ∧ / ::::.:|
|| | | \|ヽ V .∨ .:.:.:/
|| ○ | |ヽ || .:.:/
ヽニニ丿 | \ |
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/ヽ| | / )
(  ̄ ̄ノ )
| :::::: ) ノ
ヽ___)
┏─────────────────┓
│マモリス・ピストルズ (27) │
│モナーブルグ署 厨房対策課巡査部長 │
┗─────────────────┛
┌─────────────────────
│∧∧ オマエ オイシイ登場狙ッテタロ…。
│ ;゚w゚) …無傷で犯人を確保するに越した事はない。
└────┬─────∧──────────
│警部、限度って知ってます?
└────────────
┌────────‐
│くそ…、仲間かよ…。
└──┬─∨──────────────────────
│警部から他にも人がいる事聞かされなかったのか?
│あ、これ以上変な事は考えない方がいい。
│この部屋の入り口は既にうちの精鋭が固めているからな。
┌──┴─────────∨──────────────
│それがどうした…?
└────∨─── ____
ヽ@ニニノ
∧_∧ ∧∧ ∬ (・w・ ,)
γ(,;・Д・) (;゚Д゚) ==yと <V> )
ノ つ' ノU J | | |
(´_,.ノと_,し'; 〜O− つ (_(__)
┌────────────────────────────────――──────
│___ 厨房対策課、通称マルチュウは全警察官達の中から選び抜かれた精鋭達で構成される、
│ニ@ノ 「プギャされて初めて一人前」とまで称されたシィグザール警察最強のチート性能集団。
│‐w‐) 警部と違って「悪、即、斬」な血の気の多い奴もいるし、諦めて投降した方が身のためだぞ。
└───────┬──∨──────────────────―──―───────
│;・д・) くっ…。
┌───────┴──∨────────────────────‐
│;゚w゚) (相変わらずハッタリはうまいな…。ソレ ケントニャス警視庁ノ逸話ナンダガ…)
├──────────∨────────────────────‐
│ニ@ノ まぁ、最初から大人しく投降しとけば腕も撃たれなくて済んだ訳だが。
│・w・) 威嚇射撃、腕に一発と来て次は何処に何発だと思う?
└────────┬─∨──────────────────―─
│;゚Д゚) …。
└─∨──
_____
____ ___|_ ||
ヽニニ@ノ ヽニニ@ノ || ____ ____
(, ・3・) ( ^^) ||ヽ@ニニノ ヽ@ニニノ
(==yと ) ==yと_ノ[] ||(Д… )⊃y==(^・・^ ,)
| | | / r ノ. || ヽ r ヽ l ==yと)
(_(__)(,_,ノし' |_____||(,し'⌒ヽ,_,) (し'(_,ノ
┌────────────‐
│さてと…、君、怪我は無いか?
┌──┴───∨────────‐
│え…!?あ、ああ…。
└─∨┬────────
│そりゃあ良かった。
└───∨────
____
ヽ@ニニノ
∧∧て (・w・ ,)
(;゚д゚) そ (<V> )
ノU J | | |
〜O− つ (_(__)
┌─────────────────────────‐
│どアップで警部に説教しといて、
│結局自分が人質に怪我負わせたなんて格好つかないもんな。
├──────────∨──────────────‐
│;‐w) 本当に悪かったな、部下に説教されるような上司で。
└────────────────────────
,,,____...___,,,,,,,...,,,.,...,,,,,,,,,,____...___,.,,,,,,,,__...____,
i" _,,,_ i ━━━ ━━┓┃┃ ┃┃
ヽ 二二二二二二二二/ \ =二二| ┃ ┃┃
l l゙ (@) l ノ ━━━ ━━┛ ・ ・
i二二二二二二二二 ヽ /二二/
ヽ,,,____...___,,,,,,,...,,,..____,,,_,`''ー'''",,,____.ノ
l .:.::.::l
l /\ /\ :.:.:.|
| .:.:.::l
l ヽ ∧ / ::::.:|
ヽ. V .∨ .:.:.:/
` .:.:/
┌────
│*゚д゚)…。
└────
ドサッ!!
( ∧∧
⊂´⌒O(*゙д゙)つ从
┌───────────────
│;・w・) な!?おい!!どうした!?
├──────────────────
│∧∧ 多分緊張の糸が切れたんだろう…。
│ ;゚w゚) もしくはお前の笑顔が怖かったか…。
├────────────────────────────────
│ニニ@ノ 後者の訳無いでしょ!!確かにこの前居酒屋の店員さんに、
│,;・w・) 「貴方の笑顔は別の意味で女殺しね(藁)」って鼻で笑われたけど!!
└───────────────────────────――――─
┌───────────────────────────────
│あいつ、どうも先日レギコザインの方で手配書が回ってた奴みたいですNE。
┌──────┤今ウラーザ先輩が照会の手続きをしに行ってますYO。
│ウルァ!! └────────────∨──┬───────────────
│キリキリ歩け!! │わかった。
└──∨──── │後で確認しておく。
____ ____ ____ └─∨─────‐
ヽ@ニニノ ∧_∧ ∧∧ ヽ@ニニノ ヽニニ@ノ ∧∧
(Д…#,) (・Д・;,) (゚−゚;) (^・・^;,) ( ・3・) (゚w゚ )
(<V> つと))と)) )と))と))| (<V> ) ( <V>) |T》U
Y 人 Y 人 | |〜 Y 人 | | | | |〜
(_)`J (__)__) . し'ヽ) (_)`J (__)_) し`J
┌────────────────────‐
│ いてぇっ!!
<∧_∧ もうちょっと丁寧に扱えねぇのかよ!!
│ ;>Д・) 俺、お前らの仲間に撃たれたんだぞ!!
├────────────────────────────‐
│___ てめぇ、自分の立場わかってんのか!?
<ニニ@ノ そんなに寝言ほざきてぇってんなら、(カチャッ)
│#…∀) この場で心臓ぶち抜いて永眠させてやってもいいんだぜ!?
├────────────────────────────‐
<;゚−゚) …あの、この2人と別々に連行してくれないかしら?
├───────────────────────────‐
<;^・・^) 特別待遇はちょっと…、…気持ちはわかるけど、ウヒャヒャ…。
└─┬─────────────────────────‐
│とりあえず、マルエイのぎるてぃー警部補から
│「まとめ資料は明日までには提供できるよ」との言伝です。
└┬∨──────────────────────
│「了解」と伝えといてくれ。
│それから例の客の様子はどうだ?
┌┴────∨───────────‐
│大分落ち着いてきたみたいですNE。
│もうそろそろ目を覚ましてもいい頃ですYO。
└┬∨────────────────────‐
│よし、今のうちに簡単な事情聴取を済ませておくか。
│あのモララーとの会話からすると、
│それほど深く追求する必要は無さそうだからな。
_└────∨────────────────‐
ヽニニ@ノ ∧∧
( ・3・) (,, ゚w゚)
( <V>) (| 《T|
人 Y 〜| |
し(_) (/`J
┌ −−−−−−−−−−
l お〜い、大丈夫か〜?
└ −−−−−−−−−−
.:.: .:.:.::::::::::∧∧::::::::::::::::::::
.:.: .:.:.::::::::::::(‐д‐)::::::::::::::::::
┌──∧───
│(ん、ううん…)
└──────
┌─────────‐
│やっと気付いたか…。
└───∨─────‐
____ ____
____ ヽ@ニニノ ∧_∧ /@]ヽ -=≡ ヽニニ@ノ
ヽ@ニニノ (・w・ ;,) ( ´⊇`) (゚д゚ ,) -=≡ ( ・∀・)
/[@ヽ (д` ) ハッ し し ) ( つ□ と|lvl∪ -=≡ ⊂ <V>⊃
/'⌒( ^д) □とヽ `ヽO ( ∧∧ く く く | | | | |〜 -=≡ 人 ヽノ
と__)) ∪∪ し(,_,.、_) ⊂´⌒O( ゚д゚)つ (_(__) (__)_) し`J -=≡ し (_)
┌────────────
│;゚д゚) あ…、け、刑事さん…。
├───────────────────────
│・w・) その呼び方だと紛らわしいからマモリスでいいぜ。
└───────────────────────
____
/[@ヽ ヽニニ@ノ
( ^Д^) ( ´д`)
|⊃□ と <V>とノ
〜| | | | |
し`J (_(__)
┌──────────────────────
│;゚д゚) えっと…、じゃあマモリスさん…、俺、一体…?
├──────────────────────
│ニ@ノ 急にぶっ倒れたんだよ。
│・w・) 警部の見立てだと緊張の糸が切れたんだと。
├──────────────────────────‐
│;‐д) ああ…、そういえば刑事さんの笑顔見たら急にクラッと…。
├────────――――──────────────‐
│;‐w‐) っておい、そりゃどーいう意味だよ…。
└──────────────────‐
∧_∧ /@]ヽ
(, ´⊇) (゚Д゚ ,)
( つ□ .⊂|lvl .|⊃
| | | | |〜
(__)_) .し`J
┌───────
│;゚д゚) ここは…?
├────────────────────────
│___ さっきと同じ部屋、
│ニ@ノ 意識の無い奴を無理に動かす訳にもいかないだろ。
│・w・) 流石に遺体はもう運び出した後だけどな。
└────────────────────────
____
ヽ@ニニノ ≡=-
(・∀・∩ ≡=-
(つV>丿 ≡=-
( ヽ丿 ≡=-
し(_) ≡=-
┌─────────
│何だ、起きてたのか。
└────∨────
____ ____
ヽニニ@ノて ∧_∧て /[@ヽて ∧∧ ヽ@ニニノ
∧∧て (, ・w・) そ(, ´⊇`)そ (, ゚Д゚) そ (゚w゚ ) (・ε・ ,,)
(;゚д゚) そ(<V> ) ( 《Y》) (|lvl .|) |T》 |) (<V> )
ノU J | | | | | | | |〜 | |〜 | | |
〜O− つ (_(__) (__)_) し`J し`J (_(__)
┌──────────────────
│_∧ ノーマッド、マモリス君から聞いたぞ。
│´⊇`) お前、また悪い癖出したそうだな。
├─────────────────────────
│∧∧ 弁解する気にもなれんよ…。
│ ;‐w) …それでモヒャート警部、そちらの捜査状況はどうだ?
├─────────────────────────‐
│_∧ ざっと見た限りでは刑事課の出番は無さそうだ。
│´⊇`) この店が虐殺以外の犯罪に関わっていた形跡は無い。
├─────────────────────────────────
│∧∧ そう言って、この前みたいに重大な痕跡を見落としていたとかは無しだぞ。
│ ;‐w) あの時は被疑者が自供したから良かったようなものの…。
├─────────────────────────────────
│ 安心しろ、今日の捜査は細心の注意を払っている。
│_∧ 何しろ、明日は大切な見合いの日だからな。
│´⊇`) また見合い中に呼び出されたらかなわん。
├────────────────────────────‐
│;・3・) 今度は失敗の腹いせに周囲に当り散らさないでくださいYO?
├────────────────────────────‐
│;´⊇`) な…!?お前…、まだ失敗するとは決まって…
├─────────────────────────────‐
│___ 年齢=恋人いない歴で当然見合い回数=見合い失敗回数、
│ニニ@ノ おまけに両性具有なのに棒も穴も未使用のまま44歳、
│ ;‐3‐) そんなエゴ族も真っ青な人に言われても説得力無いですYO…。
├─────────────────────────────‐
│; ⊇ ) (グサァ!!)ウボァ…!!
├───────────────────────────────────
│∧∧ こ、こら!!人の気にしてる事につっこんでやるな!!
│ ;゚w゚) …そ、そうだマモリス、それとそこの…、え〜っと…、ギコセントと言ったかな?
├───────────────────────────────────
│;゚д゚) あ、はい、ギコセントでいいです。
├──────────────────────
│ ちょっとこっちに来てくれるか?
│∧∧ 簡単な事情聴取を済ませておきたいのでな。
│ ;゚w゚) ここに居ては捜査の邪魔になる。
├──────────────────────
│;゚Д゚) あ、はい…。
└────────
┌───────────────────────────────
│^Д^) 警部、床にしかけられていた隠し扉の先に地下倉庫のような物が…。
└──────────┬──∨─────────────────
│ i|l ) …。
┌──────────┴──∨─────────────────‐
│;´Д`) 大変モナ!!倉庫内からとんでもない量の麻薬が出てきたモナ!!
└───┬─────────∨─────────────────‐
│;^Д^) な…、何ですって!?本当ですか!?
┌───┴─────────∨────────────────‐
│ニニ@ノ しかも、最近この辺で出回ってた物と同じ物みたいモナ!!
│;´Д`) この店が例の密売ルートに関与してた疑いが出てきたモナよ!!
└───┬─────────∨──────────―──―──‐
│ i|l ) …いいんだいいんだ、どーせ私なんか…。
└───┬─────∨───────────
│;^Д^) …あの、警部…?
└─────∨──┬───────────────‐
│いつもの事だから気にせんでくれ…。
_____ │バルック、後で謝りに逝って来い。
____ | || └∨──────────────‐
ヽニニ@ノ ∧∧ .| || ∧∧ ヽ@ニニノ
(, ;‐w‐) ( ;゚) | || (w-;,) (-ε-;)
( <V>) | U |[] || |T》 |) (<V> )
| | | .〜' | | || | |〜 | | |
(__)_) し`J |_____|| し`J .(_(__)
┌────────────────────────────
│∧∧ さて…、連絡先については後で聞くとして、
│,, ゚w゚) まずは君の素性とこの店に来るまでの経緯を聞いておこうか。
├─────────────────────────────
│ あ、はい…。えっと…、俺はギコセント・ミルホーンっていいます。
│∧∧ 今朝この街に引っ越してきたんです。
│;゚Д゚) それ以前はグラマターリに住んでました。
├─────────────────────────────
│∧∧ ほぅ…、グラマターリか。
│,, ゚w゚) どうして引っ越してきたんだ?
├─────────────────────────‐
│ 実は、この前俺の叔父が亡くなって…。
│∧∧ それを期にこの街に住んでる姉を頼ってきたんです。
│, ゚Д゚) これ以上叔母さんに迷惑をかける訳にもいきませんし。
├─────────────────────────‐
│・w・) 叔父?
├────────────────────────‐
│。 。) …俺の両親、俺がまだ小さい頃に死んでるんです…。
├────────────────────────‐
│∧∧ なるほど、それでその叔父さんに引き取られたと。
│ ‐w) 姉さんは一緒に暮らしていなかったのか?
├─────────────────────────────────‐
│゚д゚) ええ、昔は一緒だったんですけど、2年ぐらい前に仕事の都合でこっちに…。
├─────────────────────────────────‐
│∧∧ …ふむ、この街に来た理由はわかった。
│,, ゚w゚) では、その叔母と姉さんの住所をこの紙に書いてくれるか?
├───────────────────────────‐
│゚д゚) あ、はい…、…これでいいですか?
├──────────────────
│∧∧ すまないな。
│ ‐w) マモリス、後で裏を取っておいてくれ。
├──────────────────
│;・w・) あ、はい!!
└────────‐
┌────────────────
│゚w゚) では次、何故この店に居たんだ?
├─────────────────────────────────‐
│∧∧ 「とりあえず朝食を」と思って入ったら、無理やり奥に連れ込まれたんです。
│;゚Д゚) 何か、俺をギコムント・ホーンって奴と間違えてたみたいで…。
├─────────────────────────────────‐
│‐w) …なるほど、確かに彼と瓜二つだな。
├─────────────────
│;・w・) …あいつか、そういや確かに…。
├────────────────‐
│゚Д゚) 知ってるんですか?
├───────────────────────────‐
│ 知ってるも何も、この件の通報者だ。
│∧∧ 今までも何回かお尋ね者逮捕に貢献してもらった事がある。
│ ゚w゚) なかなか筋の良い冒険者だよ。
├───────────────────────────‐
│;-w-) まぁ、ちょっと仕事を選ばなすぎる所はあるけどよ…。
├─────────────────────────
│;・3・) 先輩、まだこの前の一件気にしてるんですか?
├──────────────────────‐
│;゚д゚) はぁ〜…。
├───────────────────
│゚w゚) 君は冒険者としての経験はあるのかね?
├───────────────────
│;゚д゚) いえ、全然…。
└────────‐
┌────‐
│…どうだ?
└┬─∨─────────────‐
│冒険者Lv1、虐殺Lv-20、
│証言と矛盾する部分はありませんNE。
┌┴──────∨───────────
│ふむ…、これ以上事情聴取しても無意味だな。
┌──────┴──∨────────────────
│え?それじゃあ…。
└─∨────┬─────────────────────
│ああ、君の証言に怪しい点は無いようだ。
│ほんの数分とはいえ、拘束してすまなかったな。
│この先何らかの証言をしてもらうかもしれんが、
___│とりあえず今はもういいだろう。ご協力、感謝する。
____ | └──∨──────────────────
ヽニニ@ノ ∧∧ .| || ∧∧ ヽ@ニニノ
(, ・w・) (;゚Д゚) | || (w- ) (・εロフ)
( <V>) ∪ | |[] || |T》 |) (<V> )
| | | ..〜| | | || | |〜 | | |
(__)_) し`J |_____|| し`J (_(__)
┌───────────────────‐
│‐w) さてと、それじゃあ我々も捜査に戻ると…。
└───────────────────‐
, ../', .
.、、 ..,'.', ./ .| ,,
.ヽ\ ..、'ー、_ ../<~ヽ,..、__//
ヽ ミ、_ノ) .`:_,,ノ ..'` ヽ'
..1 ./'' ´`、__,,,,, ..rー'ニ=く、
| / ,,。 .ヽ‐・" .`~´、____,)
_,,ノ,.' ノ ..,、__,.,,。‐‐ ..ヽ
`ヽ.´ー‐''フ´ r'ー'~´..__,,,a ..iェェェ´'ー,
..| /´ ,, ||\ __|j~j ..|f、 r´
ノ,'_,,ョ,〆j .|'~~ ____ ~ `.)i/
.<´.~ ..| ..|.i゙゙゙ー‐、_ヽ、_//|
`、__ `゙゙エ・´ '、`ー‐'~ . ̄..`'ヽ、
)~ ヽ、 ,,,,,,,,,、 .\_,・‐ェ~' ノ.j,'
./ .〉、_ `i ix´~ヾ゙/_,,,。´ェ'´
.c' ,/.,| `ー' ..__,,,,‐',・'ー'・ー、、(
..,i /.'´ゝェュ ../、‐゙゙゚´,,,. ,,,Jjヽ、
..| /./´ / ..ノノヽニ〆,*´~‐´_,・‐
..| |/‐、 / ///.´、____ノ゙' ̄ヽ`。
..i´ `j,i ..r´ ..//..|、. ..,,ノ..ノ
..ゝ__/,゙/~、__ノ/,。‐、エェニニニニニミv'、'
''´ .| /´ ヽ ../ `\ヽ
|./ ヽ/ `'`
┌─────‐`' ..'
│;゚w゚) ん…?
└─────‐
┌───────────────────────‐
│待ってください…。その前に俺…、
│どうしても刑事さんに話しておきたい事があるんだ…!!
└───────∨───────────────‐
|\ /l
l \ / .::|
l >'" ̄"< .:::l
| :.:. :.:|
|/ .:.:.::ヽ|
l ○ ○ .:.:.|
| u .:.:.::l
l ┌─┐ .::::|
ヽ ┴─┴ .::/
/´`ー-、:..... ,.-―´ `ヽ
/:: ヽ / 丶
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、問題です。
ギコセントの話しておきたい事とは何でしょう(複数解答可)。
1:「実は俺、○○の事件の真相を知ってるんだ…」
2:「実は俺、マモリ.┌───────────
3:「実は俺、オカマ│∧∧ って何なんだよ!!
4:「実は俺、ホモだ│#゚Д゚) この選択肢は!?
5:「実は俺、女だっ└───────────
6:思いつかなくて打ち切り。現実は非情である。
【No.xx】─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─
‖ ____ ____ .姓名 : マモリス・ピストルズ
‖ ヽニニ@ノ ヽニニ@ノ 職業 : Police Officer(警察官)
‖ (, ・w・) /)・w・) 年齢 : 27歳
‖ ( <V>) ヽ <V>) 技能 : 射撃Lv32 体術Lv20 お調子者Lv50
‖ | | | | | | 備考 : モナーブルグ署厨房対策課巡査部長。
‖ (__)_) (__)_)
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【No.xx】─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─==─
‖ ∧_∧ 姓名 : モヒャート・ブランドステッター
‖ ( ´⊇`) ∧_∧ 職業 : Police Officer(警察官)
‖ ( 《Y》) ( i|l ) 年齢 : 44歳
‖ | | | / 、) 技能 : 自虐Lv70 逝き遅れLv99 喪Lv喪の化身
‖ (__)_) (O,,_,,) 備考 : モナーブルグ署刑事課警部。両性具有。童貞処女。
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