>>452 ┌ ───────────────────‐┐
| ダ、大丈夫デス! 「断リモ無ク」デ 無イナラ セーフデスヨ!!|
└─────v────────────── ┘
ワタワタ
585
ヾ(;゚Д゚)シ ヾ(;'A`)シ
シ )ヾ シ )ヾ ワタワタ
┌────────一^ー─────────────┐
| 唐揚ゲノ 大皿ニ イキナリ カケルヨウナ事ハ 止メテアゲテ 下サイネ!! |
└─────────────────────── ┘
>>453 斬リ捨テ御免ハ 実ニ ヨクアル事デ ゴザイマスヨネ! ((ノ∀`) アハハ
>>454-455 保守、有難ウゴザイマシタ。
__ , __ _ _ __
|\| (_) ∨∨ |_ (_) /-| |__)│ |\| (__┬ o o o
_ ,. -─‐- .,_ _,. -─--、 _
i´ \  ,. --、/: : : : : : `':-、 r'´ ,. -─‐--、\,. --、 / `i
| / / ヽ.ヾ: : : : : : :く ̄` _,ノ ノ , -─--、`/ / ヽ ヾ |
(___|___/ /\| | |: : : : : : : :\ r'´ r'´ r'´ ,. -‐--、 | || /〉 〉__|__
____ ,. -':"´: : : : : : `":'-<7二`ヽ : : : : : : \ } ノ _ノ ノ _,r,r'二7>‐''"´ `"''-、___
i´ /`: : : : : : : : : : : :\ : 〉 〉: : : : : : :ヽ / / / / r'´ / / / `i
\ , : : : : : : : : : : : : : : : ヽ/ /ヾ: : : : : : : ∨ / / / / /,. -| | , /
   ヽ/ : : /}: :/|: ハ : , イ:  :/´\: : ', /ヽ }: : : : :「\: :} / / /   / ,/ ,/ ,r' `V /`i  r'´`ヽ ,ハ、 「ヽ \ l/
,': :/ ノ/ ヾ{ }ノ \:{ \: | :ヽ\ : : : :|   }/ { { { { ( {  { /,' r'´    ノノ }ノ \{ }ノ   \ |
  ノ| : / r'::ヽ r'::ヽ | : | : : \\: :  :ノ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ/ ,' | ノ ___ ___ |ノ
ヾ:{| ヾ:ノ ヾ:ノ |:ノ : : : \\ :{ /} ', ', ', } } / /  ヽ,{| |
', ,,,、 ヽレ' /:{ : : : : : ヽ ',:ヽ,__/: :| | | } / ノ { { / ∧ ,,、 ,. -、 ,,、/
\ ー一 ノ「/ヾ:\ : : : :〉 〉 : : : : / / /   / / , \ { { \ 一′ /
ノ:}` ー-,- -、-‐ '´ / /`) :〉 : : : / / : : : / / / / { / / // ヽ ヽ    ` iー-,- -、‐ i´{
/ ノ   / \    { { ( :{ : : : / /: : :r'´ { {   { V / ,/7 ,ノ} }\ / / / ヽ ヽ \
, :/ / \ ヽ\ヾ\:  :/ / : : : \_,ノ \ \ \ ヽ{ {/ / /ヽ/ / / ', ) )
〈 :{ / \\ヽ\ヽ' /: : : : : \ } } }  | 、ヽ // / ∧ , | { {
ヾ:\ ,′ \ | |ヾ\ : : : : : : ヽ( ( ( (  \} / / / // | ヽ ヽ
\:} | \ \/ ∧: ', : : : :,、: : } \ \ \\ // |/ / | { {
ノリ | \ ∨ } : 〉 : : : / }: / | |   | ( { / / |\ \\
r:´r'´    |   \ | :〈 :{: : : | // ノ ノ ノ /ヽ ヽ { ,/ | } } 〉_
{: ノ /´)|、 ,ノ|,\____ノ:  :ヾ:\ : :| {{_,ノ / / / / } } ヽ、___/、 ,|,ノ ノ ノ }
  ヾ;\ / | `i /////: : : 〉: 〉: : | / / / / / / \\ \} ,´ | /// /
〉: ) | | //| 〈/ `7 : : /:ノ: : :ヽ { { ( r' / / / 〉 〉 {\ / | { { / /
/: / | | 〈/ /ト、 /: ,r' :r'´ : : : : \ \ ヽ } }   { { / / /   \\ | ヽ ヽ {
{ :{ | | ,/〉 //  } ,// } / |: : :/´ ̄ ̄) } ,}ノ/ ヽ ヽ / {,/ , \\_ |    } }ヽ \
   ヾ :〉、 | | // く_{ |_/  ,/:リ | : : ,.ヘ ,ノ ノノ } }   / {ヽ / | \{_   | ,/ ,/ ,} }
ノリ、 \_| | { 〈 | /:/ }:/ ) ( (´ ノ ノ / \\ / | | ( 〈 / /
{/ \__| | \〉 | }リ /´ `\ {/   / \〉 | | \} / /
\ ヽ、___,,| | / (_ { / \_ | |  ̄ __)/
ヽ、___ノ ヽ、__,,/ ヽ、___ノ ̄ ̄
459 :
(0/22):2009/10/10(土) 20:09:18 ID:WfTipoYV0
※ 注意 ※
今回ノ話ハ、ホボ 全角平仮名 デ 進ンデ参リマス。
ソレ故 少々 読ミ辛クナッテイルカモ シレマセン。
申シ訳アリマセンガ ゴ了承下サイ。
尚、コノ話ニハ 暴力・流血表現ガ 含マレマス。
苦手ナ方ハ ゴ注意ヲ。
460 :
(1/22):2009/10/10(土) 20:10:00 ID:WfTipoYV0
461 :
(2/22):2009/10/10(土) 20:11:00 ID:WfTipoYV0
┌ ──────────────────── ┐
| そして、描き上がった絵本を私にも見せて下さる |
| とても良い方なのでございます。 |
└ ──────────────────── ┘
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
| 66!絵本描いたから読んでみてくれ! |
| そんで感想くれっと嬉しいな! |
\______ ________,/
|/
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
| よろしいのですか? |
| ありがとうございます。 |
\_____ ____/
725 |/
(*^ヮ) 66
ー )ー□!(っ゚*,)
┘ノ `,( )、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
462 :
(3/22):2009/10/10(土) 20:11:52 ID:WfTipoYV0
┌‐────────────────────── ┐
| さてさて、今回はどのようなお話なのでしょうか ──。 |
└ ──────────────────────‐┘
___________________
,r' 三三三三三三三三三三三三三三三三三三{
「`i| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| || ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |
| || || | ┼ / | ヽ,. - ー┼ヽ ┼┴、 ー‐ || |
| || || |_ ノ /^し |_,ノ (_ (_l⌒) | 、_ || |
| || ||________________,,|| |
| || |
| || r 、 ,.ィ |
| || | \ / | i´\ |
| || |  ̄ ̄` | | `-一 ´|
| || |/ 、| |/ |
| || | | | |
| || __ヽ、 ー-ノ ヾ、ヽフ |
| || (_,. -、 `γ ヾ´ (_`)`γ (_`)|
| || ,. -───-、\〈__ | ∨| |
| || γ ヽ(__) ノ ヽ、_ |
| || |(::) ┼ | / | / /|
| || ヽ、 -- ノ ,ノ r┐ |
| || `,γ 'ヾ´-一r'´_}| |三三三三三三> |
| || /〈| |\ `┘ |
| || '´ (ヽ、_ノ 〉 |
ヽ,|| | | / |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
#145 725ノ絵本*三冊目
463 :
(4/22):2009/10/10(土) 20:12:35 ID:WfTipoYV0
┌‐──────────────────────┐
| むかしむかし、あるところに モンスターと にんげんが |
| いきている くにが ありました。 |
└──────────────────────‐┘
〃, ,., ,、:;:::;;ヾ巛 ヘ:;;:ヾ ゞ:;;;;:ヾ〃, ,., ,、:;:::;;ヾ从 ヘ:;;:ヾ ;;: :ゞ: ;; ;;:ヾ:;;; : ;ゝ:ハ
:;ゞゝ:;;: ;ヽ:ミ::;ゝ:;;;:ゝ:;; ;:ゝ:;; ;:: ;:;ゞゝ:;;: ;ヽ:ミ::;ゝ:;;;:ヽ:;;::ゝ:;; ;:ゝ:;; ;:: ;ゝ :;;:ゞ:;ヾ
;;:ろヾ:;;:;:;キ:;;::ヽ ::;; ゞ:;;::爻 :;;;: ;ヘ;:そヾ:;;:;:;人:;;::ヽ :ゞ:;;; ゞ:;:爻 :;;;: ;ヘ:;;;:::ゝ:;;:ミ
 ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄
 ̄] [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] [
 ̄| [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] |  ̄ ̄ | [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] [ ̄
 ̄ ̄] |  ̄ ̄ | [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] [ ̄ ̄ ̄] |  ̄ ̄ | [ ̄ ̄ ̄] [ ̄
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
Monster | Human
∧∧ | (-д-,)
(, ゚一゚) | ( )、
G ) ∩_∩ | / く (, ’д)
/ ` (`∀´,) | ( )
,( ノ)、 | / |
└ |
464 :
(5/22):2009/10/10(土) 20:14:28 ID:WfTipoYV0
┌ ───────────────────────────‐┐
| しかし、たいていのモンスターは にんげんを おそってしまいます。 |
| そのため、ともに いきることは できないと されてきました。 |
└‐─────────────────────────── ┘
彡 : ; :ヽ: : ;: ; : リ; :: ; : ミ ;v' :; ミ、: ; : ; :ゞ ; : ; : ; 彡:_,w、:;,、
〃:_:ゞ_:_: ; : ; ゝ: ; : :、 : ;ミ ,;' 'v ;ゞ:;リ`i: ; :i´ゝ〃: ; : ; :: ; : ;
ヾ : ; : ; : ヾ; : ; : ; : ; : ;:彡 ,ii' ∧∧ ∧_,,, ;l, | :l|;|彡: ; : ;ゞ : ; :; : :
:;ゞ:; : ; :、ヽ : ; : ; :ミ :;彡' :iヽ(#゚皿゚)' (:∀:::,)ノ ';ii w;i |;l:;ミ :;ヾ : ; : ; : ; :ミ: ;
:; : ; : ;ヽ: ; ::;ミ|l|´: ;:ゞ ,w' ( )ヘ G ) ;:、 |;彡: ; : ; : 、; : ;ゝ: ; :
:ゝ ; : ;:; : ;ミ;;||l| wv ,:; / / ´ i;, w |l ミ: ; ヽ: ; : ; : ; : リ: ;
: ; : ; ::彡'|;l;ll;|;l| ,ii 'w ,|| ;ll;ミ : ; : ; : ; ;; : ::; :
l´ゞ: リ |:l; :|:||,,、 _ ,;′ (l|! Д) (|! □,) :;., 从M〃,.:;;lv;li;ll:;i:::ヽ;:
|,_i.i_i.,.v、:;:、:l;l| w' ゚( )- `( )、 'i;, 彡': ; ::: ; : :;; : :;:;ミ
:; : ;: ヾ:; : ; :ゞ;l|-‐ ;:' | ` ´ / :w;彡: ; : ; : ゞ: ;; ;;;: ::; :
:ゝ; :; ; :: ; : ;;:ミ| ,;' ':;ミ:; ;ヾ : ; : ;: ; : ; : ゝ:
465 :
(6/22):2009/10/10(土) 20:15:10 ID:WfTipoYV0
三二ニ=- 〜 〜
─==─= =--=-─=--=-
〜 --=- 〜 --= 二ニ =--
(,〜 ,,) -=--
Wl;;lil;M;l; l;E:;w:;ll;w;:<二l=o( ):ll;ww:v( へ ,,)-=lニ> W:i;wl:Ei:vvl;ll:;从:;lil:;
:: :wll : : ; : : -‐-: : : ; : : : ,,、:: / |: ; : ; : v: (-=lニ> : ; w: ; : ; :从 ; :: ; : ; w:i;l:;l: ;
: : : : : :vv : :: : : : : : ,,、:;: : : : : : ; : ; --: ; :; :;〈 | : ;‐- : ; : ; :,,、: ; : ; vv: ; : ; : ; :
:ll; : ; : ;,,、: ; : ; : ;森: ; : ;w ∧∧ , : ; vi: ; : ; :"" ; : ; :,,,、;: ; : ;w w : ; : ; : ; : ;
: ; :ll、 ; : ; : ;:__ ; : ; : ; : ; _(__ !|l))_: :; _(_(!|l о)_ :: ;v : ;: ; -: ; : ; : ; :-‐- ; : ;: ;
: ; : ; : ; :vll ; :: ; : ;,,、 : ;: :;;" ´ : ; : ; : ∨∨:∴ :; : ; : ; : ; : ; : ; ::: ;: ; : ; : :;:
: ,,、; : ; : ; : : ; : ; :wvv ; : ;: ; : ; : ;人从 : ; : ; : ; : ; :ww ; : ; : ; : ; ,,、: ; : ; : ; : --
┌‐───────────────────────────┐
| なので、それらを たいじすることが しごとのひとたちも いました。 |
| かれらは ひとびとから よく そんけいされる ひとたち でした。 |
└───────────────────────────‐┘
466 :
(7/22):2009/10/10(土) 20:16:40 ID:WfTipoYV0
┌‐────────────── ┐
| さて。あるじだいの このくにに、 |
| ひとりのけんしが いきていました。 |
└ ──────────────‐┘
━━━━━━━━━━━…‥
(,・−ナ)
く )-=[l三三>
ん|- 〉ゝ
‥…━━━━━━━━━━━
┌ ──────────────────┐
| かれもまた、モンスターを たいじすることが |
| しごとの ひとりでした。 |
└────────────────── ┘
467 :
(8/22):2009/10/10(土) 20:17:21 ID:WfTipoYV0
┌ ────────────────── ┐
| かれは とても ゆうしゅうで、いままで |
| たくさんの モンスターを たいじしてきました。|
└ ────────────────── ┘
/
∧∧ / ( . )
ヽ(l|! Д) (Дナ ,) / ,( 0G三三三>
( ∵; ,<三三三[lG07 / ん└ ′ ∧∧
ヽ ` ,; └ ヾ´ / :;ヾ( !|l )ノ
/ -( )
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
,,. "" r'ノハ%
(,,・ーナ)ノ -- ─--ヾ(ヮ^*,ハ (▽^ ,)
--‐- ,( )、 ( )ー ( ) __,,、
〈|__ヽ,ゝ )) ''"" | ヽ / |
-‐--─-─--─-─-‐--─--‐-─--─-‐--─‐--─--─-─-─-─-─-
┌ ─────────────────────┐
| かこ いちどだけ ケガをおっては しまいましたが、 |
| ひとは かれのことを とても しんらいしていました。 |
└───────────────────── ┘
468 :
(9/22):2009/10/10(土) 20:18:45 ID:WfTipoYV0
┌ ─────────────────────── ┐
| そんなあるひのことでした。けんしは モンスターたいじを |
| たのまれて、もりのなかを あるいていました。 |
└ ─────────────────────── ┘
||;l;;ll;| |:;l;ll|| |:;ll;|;| |i:;l:;|;| |i::!:;;| |!;l;i|;|
|l;!|;!l| |!;l;ll;| |:;li;l:| |!;!;|:|| ||;l;;;l| |l;;i|;l|
,从:;:;ハ、 ハM;ヘE,,人リ从 ,ノWM 从|;人 ノ:从ハ
`´ "" ~~ ""
^^^ _,,、 ,、_
_WW__ww__∨_E_,、_vv_从__,.ィ_VV_∨vv∨_,,_,、__人_Www_,、__,ハ
(−ナ,,)
( )ヽ
| ヽ_,ゝ ))
从_,._,.ィ__WW__w_v__V∨_,,_人_,,_,wW__从__,、__从__レ_∨Vv_ヽレ__,ィ__
┌────────────────────────┐
| しばらく あるくと、けんしは かわのほとりで あそんでいる |
| モンスターのおやこづれを みつけました。 |
└────────────────────────┘
|:|:l;:;| |l:;|;l;l| |i::!:;;| ∨ l / /
|;;ill:|| |i:;l:;|;| ||;l;;;l| / (・дナ,) − W _,,_
|:;ll;|;| |!;!;|:||,从|;人~ VV ,( ) w' ~
|:;li;l:|,,ノWM ,ィ' 〈l__|_,ゝ ,;´ _,,、
人リ从''" / ,r' ""
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
__,, E _,,、 ""
_,,_ *ヘ∧ ∧∧ ∧∧ ,,、 ~
(*-∀) (゚ヮ゚*) (一゚ ,,)
wli;;:;EE∨__W、W 〜ノァ )、 ,(。 。)、 、( ノ,)〜 WEEWW:;;;:;∨Ww∨
─ --  ̄ __ -─-  ̄ __ -- ─-- __  ̄
┌ ──────────────────────────‐┐
| けんしは、(コイツらが たいじをたのまれた モンスター だろう) と |
| おもい、かくれながら そうっと ちかづいて いきました。 |
└‐────────────────────────── ┘
!;l;;ll| |;l:;:l:;l:;| " ∨ |E
;l;;;ll:| ,ハリW人 ,,, 从 | *ヘ∧ ∧∧ ∧∧ ,,
;:i;::l;|・ -) vv' | (,*゚∀) (ヮ^*,) (一゚ ,,)
|;l:!l:|、 ) ~~ V |W 〜ノァ )、 ,(。 。)、 、( ノ,)〜 W
;ll::;i;|__〉ゝ __ ,;´ |  ̄ __ ──  ̄ ̄ __
M从 '" wW | -- -- __  ̄
┌‐─────────────────────── ┐
| けんしが かなりちかくまで きましたが、モンスターたちは |
| あそびにむちゅうで かれに きづいていません。 |
└ ───────────────────────‐┘
__  ̄ ̄ ∧∧ ∧∧ *ヘ∧ -─--─  ̄
--─ -─-‐ (,,^一) (ヮ゚ *) (∀゚*,) __ ̄ ̄ --
∨wW∨;:;;;:WWEEW 〜(、ヽ), _,( 〜 ,(、 )、〜 W、W__∨EE;:;;i
'' ^^^
~ ,,、 _,,_
"" _,,、 E __,,
__
__ /´ ̄` ー-、
" r'´(,, ・ー) `i
´` ~~ { G[l三三三>〉 ,,
┌‐───────────────────┐
| かれは ( これは らくな しごとだな )と おもい、 |
| たいじの ために けんを とりだしました。 |
└───────────────────‐┘
┌ ────────────────────‐┐
| そして、けんしから いちばん ちかい いちに いた |
| ははおやを、あっというまに たいじしました。 |
└‐──────────────────── ┘
\从 W ─ == _ ── −
/ *ヘ∧ /(Дナ,,)G[l三三三>─ −
/ (о li)∴〃/ ( )` ー、  ̄ ── −
∧∧ー)、 ;;ヾ ` └ ヽ_r'´ ── −
/ (, )
∧∧ )〜 __ "
/ (,, )て
, 〜(ノ )ァ ''
/ W ,,、
\,人从人从人从人从人从人从人从人从 /
≪ ≫
≪ 「 ……ッ!ウオオオオオオ!!! 」 ≫
≪ ≫
/ `Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´` \
| ∧∧ | ─--
-─-- - (。 Д)∧∧ __ ──  ̄ ̄
__  ̄ ̄ 〜(G )|(, o) *ヘ∧ _ ─
∨wW∨;:;;;:WWEEW レvヽ┘ ,( ヽ ,(_(, l|!)w∨W、W__∨EE;:;;
(ナ )
'' <三三( ノ^ヾ0
~ ,,、 ,く_r、_,〉 _,,_
"" _,,、 E __,,
__
┌───────────────────── ┐
| ははおやが たおれると、ちちおやは さけびごえを |
| あげ、なみだを ながしはじめました。 |
└ ─────────────────────┘
┌ ────────────────────‐┐
| そして、グスグスと すすりなきながらも、いかりに |
| もえて けんしに おそいかかってきました。 |
└‐──────────────────── ┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
/ ∧∧ /
/ ゚ ヽ(。 Д )′
〜( )G /
/ ′ (ナ ,,)
<三G0ノ´`i
ん、__ゝ
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────── ┐
| そんなじょうたいの モンスターは スキだらけです。 |
└ ─────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
∧∧
(−・ ,) ─− ゚ (il Д)-
<三三三[lG0─−°:;;ヽ)
んヽ ´ ──− >┘
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────── ┐
| けんしは れいせいに そのスキを つき、 |
| ちちおやも たいじしました。 |
└ ─────────────────┘
┌ ──────────────────── ┐
| ( さぁ りょうしんとも たいじされたから、こども も |
| こちらを おそってくる だろう。 ) |
└ ────────────────────┘
,. -〜'ー〜'ー〜'ー〜'ー〜'ー〜'ー〜'ー-、
( ∧∧ *ヘ∧ )
( EW レv∨V (#゚皿゚)′_( l|!)w∨W、W_ )
( G ) )
( / ┘ (ナ ,,) )
( -(ノ^ヽ )
( ,く,、_,_,〉 )
` ー〜'ー〜'ー○〜'ー〜'ー〜'ー〜'ー〜'´
O
o
(・−ナ,)
{{ <三三三[lG0、
\ 〈、__\ゝ
┌─────────────────── ┐
| けんしは そうおもい、けんをみがまえました。 |
└ ───────────────────┘
┌ ────────────────────────┐
| しかし、こどもは いかりを こちらに むけてきません。 |
| そのばに すわったまま、りょうしんを みつめながら……。 |
└──────────────────────── ┘
 ̄ ̄ __ -─-∧∧ ─  ̄ ̄ __ ─
──-- ( o ) *ヘ∧  ̄ __  ̄
;:;;;:WWEEW レv∨V ,(、ァ)、 ,(_(, l|!)w∨W、W__∨EE;:;;ilw
(ナ ) ?
<三三三[lG0ノ´`ヽ
,,、 く__r、__〉 _,,_
_,,、 ヽ > E __,,
__ ( ∧∧
~~ '' (|! Д,)、 ""
i´\ /`i
| \ / |
| ` ー一 ´ |
| |
|/ ヽ|
| -一' 丶-一 |
| ゚ ̄` ´ ̄。 |
ヽ、 ° -っ o ノ
`o'ァ- -、‐''´。
,' | | ',
| | | ト、
γ´`ヽ1 γ´`ヽノ
ヽ、_ノ`ヽ ヽ、_ノ
ヽ、_ノ
┌ ───────────────────────┐
| こどもは、こえもあげずに すすりなき はじめたのです。 |
└─────────────────────── ┘
┌ ─────────────‐┐
| 「!!?」 |
| けんしは とてもおどろきました。 |
└‐───────────── ┘
─-- __  ̄_∧∧ -‐ __  ̄_  ̄
_ --─  ̄ (TっT) *ヘ∧___ -─- _
;:;;;:WWEEW レv∨V ,(、_ )、 ,(_(, l|!)w∨W、W__∨EE;:;;ilw
(ナ ;,) て
<三三三[lG0ノ´`ヽ
,,、 ん、_,ィ_ゝ _,,_
_,,、 ヽ > E __,,
__ ( ∧∧
~~ '' (|! Д,)、 ""
┌─────────────────────‐┐
| いままで たいじしてきた なかで、こんなことを する |
| モンスターは はじめてだったのです。 |
└‐─────────────────────┘
┌ ──────────────‐┐
| 「 ……っ!……っく…、…グス… 」 |
└‐────────────── ┘
__,, E _,,、 ""
_,,_ ∧,_
*ヘ∧ (っ<。) ,,、 ~
li;;:;EE∨__W、W ∨w(!|l ,)_)、(_` )、V∨vレ WEEWW:;;;:;∨Ww
__  ̄ ̄ ─-─- __ -─ __ ̄ ̄ _ ──  ̄ ̄
__  ̄ ── __  ̄ __
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
、
(・- ナ;)
ι( 0Gl]三三三>
く〈 /ゝ
┌ ──────────────────‐┐
| こえをころして すすりなくこどもの すがたに、 |
| けんしの むねは とても いたみました。 |
└‐────────────────── ┘
┌──────────────────┐
| しかし、( これも しごとだし、このこども も |
| いつか ひとを おそうかも しれないし…。 ) |
└──────────────────┘
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
∧∧
(。 __)' (−ナ;)
( );;,<三三三[lGノ`i
′′ ,く_,〉
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
┌────────────── ┐
| けんしは そうかんがえ、こども も |
| たいじして しまいました。 |
└ ──────────────┘
続キマス。
オツデス…
ムム カナシイ オハナシノ ヨカン…
ォォゥ…
>>483-484 身勝手デスガ、話ノ内容ニ 触レル事ハ 出来マセン故…。
乙ト レスヲ 有難ウゴザイマス デス。
_ , _ _ _ _
|\| (__,)∨∨ |_ (__,) /-| |__)│|\| (_┬ 。。。
i´\ _,. -─‐- .,_
| \ ,. -''´ `''-、
Ο о | \ / ̄`ヽ \
о____ ,. -''"´ ̄ ̄! \ /| (´_人 | ヽ
i´ J ヽ / ヽ、_,ノ ___ |
\ / ` ー─ ',,' _,. -‐ァァ' ア{¨ /´\ |`ヾ,_ ,′
\,' -一 ー‐-、 |// /// |/ ヽ{ }ノ|\/
| | // / r'ヽ\}
|// r-‐-、 /// | | ー一 ヽ,ノ |
| ヽ,__〉 ,'| |ヽレ "''/|
ヽ、 / ,' /| / ∨|ヽ、 ー-一'´ / \
`r''´`ヽ ヾ´ ¨ //¨∨ \〉 -、一 ''´}/∨ ̄
| | ', \
| | / | ', \
/`, ー'´ / / |ー─一ァ | 〉
/ / / / | / | /
| ,′ / / | / | /
ヽ、_,| / / | ,′ | /
| / / ,'ヽ | |
', { / / | ', |
/ヽ、ヽ、___,/ / ,ノ/ヽ、 ノ|
/ `7 /  ̄ / , ´ |
/ / / // / |
/ / / / / / | |
{ / / 〈 〈/ / | |
ヽ、___,/ / ヽ / / | |
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/ / / /\ | |
{ / { / \ \_,ヽ、___ノ
ヽ、___,/ ヽ、___,/ \___)
487 :
(1/23):2009/10/11(日) 20:07:36 ID:bMLGNj6o0
┌ ───────────────────‐┐
| このあと、けんしは あの こどものなきがおが、 |
| いつまでたっても わすれられません でした。 |
└‐─────────────────── ┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_,∧
(。>っ)
゚,(´ _)°
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_,
(. _;)
,( :G:)、
〈|_,,|__ゝ
........................................................................................................................................................
488 :
(2/23):2009/10/11(日) 20:08:18 ID:bMLGNj6o0
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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489 :
(3/23):2009/10/11(日) 20:09:01 ID:bMLGNj6o0
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : ┌ ──────────────────── ┐ : : : : : :
: : : : : : | ── それから、すうねんの ときが たちました。 | : : : : : :
: : : : : : └ ──────────────────── ┘ : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
490 :
(4/23):2009/10/11(日) 20:09:59 ID:bMLGNj6o0
┌ ───────────────────┐
| けんしは しごとをやめるか なやみましたが、 |
| こどもについては わりきる ことにして、 |
| モンスターたいじを つづけていました。 |
└─────────────────── ┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:;; : ; :Wvv:;;; :;; : ; レ; ;vl:;;; : ; ; : ; : ; : :::E :;;; : ;;:∨Vv :;;
:;::;;;;: ;; :; ;::E; : : ; ; ;;;:: ; ::;: W; ∧∧ : ;;;; ∧∧ :;;;W:;
:;;WW;: ;;;;:;: (, ・Д) :;;;: ; ;: ; : (へ ;,) _(; 皿) :;; :; ;
<三三三[lG0 ) :;;vv; : ; : ;;; ( _)ヽ〜G ) :;;vv:;;
:;E; : ; ;;:;::; ′┘ :;;; : ;Www : / ´ :;; : ;/ ′:;;;; : ; :
:;;; : ; ww::;;;; : ; : ; : ;;; : ; : : ; :::: ; ; : : ; ; ; : : Wvv; : ;;; : ;
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌─────────────────────‐┐
| おなじ じょうきょうが そのご おきなかったせいか、 |
| かれは とうじのことは きにかかり ながらも、 |
| それでも すこしずつ わすれていって いました。 |
└‐─────────────────────┘
491 :
(5/23):2009/10/11(日) 20:10:41 ID:bMLGNj6o0
┌ ─────────────────────────── ┐
| ……そのまた あるひのこと でした。けんしは、いつものように |
| モンスターたいじを たのまれたので、もりへ でかけていきました。 |
└ ─────────────────────────── ┘
ヾ;_:; ; : ;ゞ:; : ; : ヽ :;:; _;ゝ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`リゞ`i:;; :;「`ヾリ´ |_______
|:l|;l|| |
|:l:l|;| | ||  ̄|| ̄ ||
_,,_,_,,_ _ (−ナ ,) |:ll;|;|_,,_,_,,_ _,,| ||__||__||
r'´ :;; : *; `ヽ r'":;; ( )、 ヾr'´:;; : ;;;;*`ヽ i´::::;|
i´: ;* ;; : ; : ::;; ;`i´:;*;: / |__,ゝ )) :;;*:;;;:::;::;:;;:`Y´:;:; :;;|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
492 :
(6/23):2009/10/11(日) 20:11:39 ID:bMLGNj6o0
┌──────────────── ┐
| もりに はいったところで、けんしは |
| モンスターの けはいに きづきました。 |
└ ────────────────┘
|:;|;;:|:;;;i:::l:;;| 从/ |:;;!::;i::;;:;;;:|
|:|;;:;;:;;;::::il;l| (,・дナ) |:; ;:;| ; ;:;;l|
|:;::;;;|:;;:::;!|:;| ,( ) 从:;リ:;リ:ハ、
|:;|:;;:i;: :; ;|:;| ん/__|〉 r';´:;`:ヽ
|;:!:;;;l:::|:;;;l:;| "" i´: ; ゞ:;: ;;ゝ
人::|:M;:リ;从 __,, ~~ ゝ: ; : ;M;:ヾ
493 :
(7/23):2009/10/11(日) 20:12:41 ID:bMLGNj6o0
┌ ───────────────────‐┐
| いそいで みをかくし、けはいを かんじたほうを |
| そっと うがかうと、 |
└‐─────────────────── ┘
;::;ゝ;:;; ;:彡 |:;::;!:;;:
:l;;i´ヾ:;リ ,.,.,_,._,.,_ |:;;;l:;;;:
;!:;| (( ,. -''"´: ; ゝ: ;;:;;`"''-、 |:l;;;;;:l;
:;l:| ∧∧ ∧∧ ∧∧ ,r'´: 丶; : ; : ; ;;; : ; ; キ:; :`ヾ |;!:;;:;:i
:;!;| (,*゚ー) (o ゚*,) (ワ゚ ,,) ミ::: ; :::: ; ;:: : ; :;;ヾ : ; : ; : ; 彡 |:;!:;;:;:l
;;i:| ,( 、、_,,_(、 )_,,_( ,)、 ミ: ; ゞ: ;;; : ; : ;: ; ; ;::;;: ; : ; : ; :;彡 |:;;:;;|:;;:
:;;l| 「:;ハ ; : !;:l;`:;`:;;!:´:;;:;!} ミ: : ;;; : ; ; ;ミ: ; : ; ;;;: ; :;; : ;::;:;::彡 (ナ ,,)
!:;;|,ノ;:M;从:;リ:;:ハ:;人:W:;ヘ、 ミ: ; :: ;; 、; ;:::: ; ;;::; : ; ;ヽ: ; : ;:彡 |(ノ´`ヽ
┌‐──────────────────┐
| そこには モンスターの おやこが いました。 |
└──────────────────‐┘
494 :
(8/23):2009/10/11(日) 20:13:37 ID:bMLGNj6o0
┌ ─────‐┐
| ( ……!? ) |
└‐───── ┘
┌‐──────────────────── ┐
| いまいる もりは、すうねんまえとは ちがうばしょ。 |
| あのおやこだって、もちろん ちがうおやこ です。 |
└ ────────────────────‐┘
,. -''"´ ̄`"''-、
γ u ヽ
,'‐-' 丶-‐ ',
|(:::) ┼‐ |
ヽ、 --‐ ノ ノ
`γ 'ヾ´
,' | ',ヽ
γ^ヾ| γ^ヾ | \
ヽ_ ノヽ、 ヽ,_ノノ 〉
/ /  ̄ ̄ | /
┌ ─────────────── ┐
| わかっているはずなのに、けんしは |
| イヤなきもちに なってきました。 |
└ ─────────────── ┘
495 :
(9/23):2009/10/11(日) 20:14:43 ID:bMLGNj6o0
┌ ─────────────────────────┐
| (…しかし、おなじことが にどおきるとは かぎらないだろう。 ) |
| と、けんしは、かんがえなおしました。 |
└───────────────────────── ┘
,. -───-、 \
γ ヽ } }
| J |
ヽ、(::) ナノ
`,γ ヾ´
/ 〈,-、 ト、__
/ ヽノ _ノ(__)
/ / | \
┌ ─────────────────────┐
| そして けはいをけして、モンスターたちのそばへと |
| じりじり ちかづいていきました。 |
└───────────────────── ┘
∧∧ ∧∧ ∧∧ |!:;:i::;|:|
(, ^)(ヮ-*)(ー-*,) |:;!:;;:l;:|
(r )、_( )、_,( ノ )、_|::l:;; l;:|
´{;l ; l ;ll; : ;l ;!;:;l:: ;:ヘ:; ;:`i ハ:}ヘ
ノ: ハ: ;从:;リ;イ人; リ:W:;ヘ
r';´:;`:ヾ 〃: ;`:ヽ _,,_
i´: ;ヾ : ;:;ゝ r'´: ; :ヾ: ;:} ""
(,;・皿);W:ゞ ,ゝ: ;从 : :;:ゝ '' ^^
( ( ,Gファ )、 ~~
┌ ──────────────────────────┐
| けんしは できるだけ モンスターたちに ちかづきました。 |
| いまだ きづかれていない あたり、さすがと いうべきでしょうか。|
└────────────────────────── ┘
∧∧ ∧∧ ∧∧ |;:i::;|:;!|
(, ゚ワ) (ー^ *) (ー^*) |!:;;:l;:;:|
__ノ )_,_,( )_,_( )、,_ |l:;; l;::i|
{ll; : ;l ;!;:;l:: ;:ヘ:; ;:`i: |::l:;; l;:| 从;ハ:}ヘ
ノ从:;リ;イ人; リ:W:;ヘ从;ハ:}ヘ ,,_
〃: ;`:ヽ _,,_
r'´(っナ;):} ""
,ゝ: ,(r<ヲ;:ゝ '' ^^
┌───────────────‐┐
| そして じぶんに きづかれるまえに、 |
| まずは おやたちを たいじしました。 |
└‐───────────────┘
\从 从/ :;;:;l;|
∧∧ ∧∧ ∧∧ |!:;:i::;|:|
(皿 il)(; ゚O)(il Д) |:;!:;;:l;:|
(r -;:;_(ナ ,,)∴ーー_|::l:;; l;:|
<三三三[lG0i´`ヽl ;!;:; ;:`i ハ:}ヘ
ノ: ハ: ;从, /`i_,、_ス;::W:;ヘ
r';´:;`:ヾ 〃: ;`:ヽ / _,,_
i´: ;ヾ : ;:;ゝ r'´: ; :ヾ: ;:} / ""
ゞハ;;W:ゞ ,ゝ: ;从 : :;:ゝ '' ^^
~~
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧∧ ∧∧ ∧∧ 。
_(o l|!) )_ (# Д,)ノ (,皿 #)ノ
´ G ) ( ; ,) ー r)
/ ┘ ノ`ヽG0[l三三三>
〈r、,.ィ_ス
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌ ───────────────── ┐
| こどもを さきにすると、おやが おこって |
| たいじ しづらくなると かんがえたのです。 |
└ ───────────────── ┘
┌───────────────── ┐
| にたいとも たおれ、うごかないこと を |
| あとずさりながら いっしゅん かくにんし、 |
└ ─────────────────┘
_,∧ |;:i::;|:;!|
〃 ∧∧ , ( っ ) 、∧∧ |!:;;:l;:;:|
{{ _(皿 li) )-__,( ァ )、_,-( (!l Д)-|l:;; l;::i|
{ll; ´;l ;!;:;l:: (, ・)i: |::l`:;l;:| .从;ハ:}ヘ
ノ<三三三ノ´`{)リ:W:;ヘ从;ハ:}ヘ ,,_
〃: ;`:ヽ _〈,、_,rヘ ヾ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
(・−ナ,)
(( <三三三[lG0 )`ーァ
\_ / 、_>_r'
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌ ──────────────── ┐
| こどもの はんげきに そなえるために、 |
| けんしは けんを かまえなおしました。 |
└ ──────────────── ┘
┌───────────────┐
| しかし、こどもは はんげきどころか |
| みうごきひとつ しません。 |
└───────────────┘
|:;l!;;:;l;|
_,∧ |;:i::;|:;!|
∧∧ ( っ ) ∧∧ |!:;;:l;:;:|
(皿 li) )_ _,( ァ )、〃( (!l Д) |l:;; l;::i|
´{ll; ´;l ;!;:;l:: (; ,,)i: |::l`;;l;:|`从;ハ:}ヘ
ノ<三三三ノ´`{)リ:W:;ヘ从;ハ:}ヘ ,,_
〃: ;`:ヽ _〈,__,、_〉
┌ ──────────────────────‐┐
| けんしは しょうしょう とまどい、ほんのすこしの あいだ |
| うごきをとめて こどもを みていて しまいました。 |
└‐────────────────────── ┘
┌ ─────‐┐
| すると……。 |
└‐───── ┘
U
|
゜ !
。 ,. ‐゚-、 °
。` ー ′゚
┌────────────────┐
| なんと、こどもは けんしを みつめて、 |
| なみだを ながしはじめたのです。 |
└────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
i´\ /`i
| \ / |
|  ̄ ̄ ̄` |
| |
|/ -‐' 丶‐- 、|
| ( ) ( ) |
', ° , -‐、 ゚。 ,'
ヽ、。゜ ー‐' 。ノ
`。ァ ヾ´ ゚
/ ',
/| 一ァ |
γ´`ヽ', / ,ハ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌‐───────────────── ┐
| まるで、すうねんまえの あのひ の ように。|
└ ─────────────────‐┘
┌──────────── ┐
| 「……っう……ヒ…ック……」 |
└ ────────────┘
|:;l!;;:;l;|
_,∧ |;:i::;|:;!|
∧∧ (ノっT) ∧∧ |!:;;:l;:;:|
(皿 li) )__,.(ァ `)、_,,_( (!l Д) |l:;; l;::i|
´{ll; ´;l ;!;:;l:: (i|!; )i: |::l`;;l;:|`从;ハ:}ヘ
ノ<三三三i´`ヽ)リ:W:;ヘ从;ハ:}ヘ ,,_
〃: ;`:ヽ _ 〉、__ゝ
┌───────────────────────┐
| こどもは こえを おしころして すすりなきはじめました。 |
└───────────────────────┘
┌ ─────────────── ┐
| そのすがたに、わすれかけていた |
| すうねんまえを おもいだしてしまい、 |
└ ─────────────── ┘
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
__,, E _,,、 ""
_,,_ ∧,_
*ヘ∧ (っ<。) ,,、 ~
li;;:;EE∨__W、W ∨w(!|l ,)_)、(_` )、V∨vレ WEEWW:;;;:;∨Ww
__  ̄ ̄ ─-─- __ -─ __ ̄ ̄ _ ──  ̄ ̄
__  ̄ ── __  ̄ __
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
;:; :;; : : ; : ; : ; :ヽ: ; :;彡
:;; ヾ: ; :;;;:ミ:;; : ;;:_;:彡
;、:;::;;;::;ゝ;:;; ;:彡'
|:;;!:;:l;;i´ヾ:;リ
|;;l::!;!:;| (( (; Дナ)
|:;;!:;:;l:| ∧∧G[l三三三>
|:!:;;;:;!;| ∧∧ (|! ノ) ∧∧
|;l:;:!;;i:|(Д |!) )__,( )、__( (|! 皿)
|:;!:;::;;l| '|: ´ ; : !;:l;::;!;:´;;!:;;:;`;;!}`
|:;;l;;!:;;|,ノ;:M;从:;リ:;:ハ:;人:W:;ヘ、
,,_ 从;ハ:}ヘ
┌──────────────────────┐
| けんしは かんぜんに うごけなくなって しまいました。|
└──────────────────────┘
┌ ──────────────────────── ┐
| モンスターを たいじすることが しごとなのに、こどものなく |
| すがたに、けんしは こころをおられて しまったのです。 |
└ ──────────────────────── ┘
|:;l!;;:;l;|
∧∧ |!:;:i::;|:|
∧∧ (, ノっ) ∧∧:;;:l;:|
(皿 li) )_,(l|i ,,)_( (!l Д) l;:|
´|<三三三/^ヽ;l ;!;:;`:`i` }ヘ
ノ: ハ: ;从:イん、__};!;リ:W:;ヘ
r';´:;`:ヾ 〃: ;`:ヽ _,,_
i´: ;ヾ : ;:;ゝ r'´: ; :ヾ: ;:} ""
ゞハ;;W:ゞ ,ゝ: ;从 : :;:ゝ '' ^^
~~
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「 だめだ、じぶんには このこどもを たいじできない…… 」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
(. _;)
G )ゝ ))
く/__| ゝ
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
┌‐────────────────────── ┐
| けんしは そうおもって、けんを しまって しまいました。 |
└ ──────────────────────‐┘
i´\ /`i
| \ / |
| ´ ̄ ̄` |
|/ .:ヽ|
| .::::::::|
ヽ、 :::::ノ °
゜ `γ´ `ヾ´ 。
┌ ────────┐
| と、そのときです。 |
└──────── ┘
┌─────────────────── ┐
| なんと いままで ないていたはずの こどもが、 |
| いきなり けんしに とびかかってきたのです。 |
└ ───────────────────┘
|;;l::!;!:;| (( / ∧∧ /
|:;;!:;:;l:| ヽ( ,:::O)
|:!:;;;:;!;| / (ァ ) / \从/
|;l:;:!;;i:| ∧∧ / ∧∧
|:;!:;::;;l| ( 皿 il))_,_ ,( , )|!) (Дナ;) 〃: ;`:ヽ
|:;;l;;!:;;| ´{;l ;´ ;ll; :;:;l ;!;:;l!`i ,( )ヽ r'´: ; :ヾ: ;:}
从;ハ:}ヘ,ノ: ハ: ;从:;リ;イ人;ヘ く/_,〈_ゝ ,ゝ: ;从 : :;:ゝ
¨ ̄ ̄`´ ̄ ̄ ̄^^ ̄ ̄ ̄ ̄~~ ̄ ̄ ̄ ̄^ ̄ ̄ ̄ ̄"" ̄ ̄^
┌───────────────‐┐
| そして じぶんに きづかれるまえに、 |
| まずは おやたちを たいじしました。 |
└‐───────────────┘
\从 从/ :;;:;l;|
∧∧ ∧∧ ∧∧ |!:;:i::;|:|
(皿 il)(; ゚O)(il Д) |:;!:;;:l;:|
(r -;:;_(ナ ,,)∴ーー_|::l:;; l;:|
<三三三[lG0i´`ヽl ;!;:; ;:`i ハ:}ヘ
ノ: ハ: ;从, /`i_,、_ス;::W:;ヘ
r';´:;`:ヾ 〃: ;`:ヽ / _,,_
i´: ;ヾ : ;:;ゝ r'´: ; :ヾ: ;:} / ""
ゞハ;;W:ゞ ,ゝ: ;从 : :;:ゝ '' ^^
~~
続キマス。
AAノ ミス、スミマセンデシタ。
オツ デスー。
微妙ナ距離ノ恋愛関係ハ
確カニ残酷カモ……
大シタコトナイト 思ッテイタノニ…
725何気ニ 文才アルジャナイノー 思ワズ涙…
>>513 有難ウゴザイマス。
>>514 下手ナ期待モ 出来ナイノデ ゴザイマショウカラネェ…。
モシモ
>>486ノ事ヲ 示シテイタノナラ スミマセン。
アクマデ青春、軽イ感ジヲ 書キタカッタノデスガ
伝エキレラレズニ ゴメンナサイ デス。
>>515 ┌ ───────────── ┐
| 嬉シイ事 言ッテクレルジャ ナイノ デス!! |
| ワーイ 有難ウゴザイマッス!! |
└ ───────‐y───── ┘
725 Yeah!
(*>ヮ<)
( GG
…トノ事デス。
|\| i´`i | , | | i´`i /^ヽ 「`ヽ ¨「 | | r'´`
| | l,__,| ∨∨ |_ l,__,| 「 ̄| |__ノ _|_ |\| ヽ_Τ o o o
_ i´\ /`i
i´\ /`i |:\ ,.ィ | ` ー─-'、 |
| -ー一'´ | |:;;:: \ /:;;:| _,. -───|/ ヽ|
|/ ヽ| |//:;::;\ ____/:;;::∠| /`i  ̄ ̄ ̄`ヽ |、
| ハ _ ハ | |/:;;:;:::::;::`:. // ` .:.:::.:| ´ | ____,ノ <7ノノ
ヾ、 j__〕 "''ノ |: /:;::,:: ::.ヾ| 、|  ̄ ̄  ̄
r'´ ̄ ̄ ̄` ´ ̄ ̄`ヽ l/::;:::::. :;| |
ヽ、__ ____,ノ |┼┼ r''ヽ r'ヽ| ,ノ
/ | i´\ |┼┼: ー′ ー':|ヾ´
,{ 丿 | -ー─ヾ、ノ:;::. i´\ ──/`i ノ |\
/ 7 /\ |, ` ァ:; | ` ー─'- | | \
/ / / 〉 〉 | _ ハ /:::;;: |/ ヽ| |/`ヾ
{ { / / / ヽ、j__〕 /:;;:;, | ハ ハ| | / ̄`i / ̄`i
ヽ,,ノヽ,,/ (/ ` 7 ,'::;::;.;;: ヽ、'" <7 ノ _,. -''´ / _/ / /
/ | |:;;:::;:;;:::::::: `ヾ r'´`ヽ ̄ i´\ r'´ /`i`ヽ /
,′ | \:;;;:::::;;;;:;:;: | | | ,;::|____ | -ー一'´ |ヽ| /
__| ヽ,__ノ/:\__,ノ| | ヽ ::;ノ/ /;::::::;`ヽ |/ ヽ| \
r'´ ̄ ̄ ,. -'─-、:;;::;:| ヽ,_ノヽ,_ノ、::// ::;:;:::;:::::::;:| | ハ _ ハ |/\)
ヽ、____ /:;;;:;:;: ヽ,::;|  ̄ ̄`ヽ ̄`ヽ::::::::;:::::;:| ヾ、 j__〕 "'',ノ
/|:;;;:::;:. |:;;,ヽ、___ノ__,ノ──一′ / ー,-一 ''´/
/:;::,ヾ;::;/|:;, ノ〈 〈 / / / /
{:;;: {__ ̄ ̄ \\__ (_,/ (_,/
ヾ;_:;;:;:::::;:::;; :;) ` ー一′
 ̄ ̄ ̄
518 :
(1/23):2009/10/12(月) 20:17:06 ID:ygYp7Wg50
┌─────────────────────┐
| さっき おやが たいじされたとき、こどもは おやの |
| ふくしゅうに、けんしを たおそうと おもいました。 |
└─────────────────────┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
>>501 _,∧ |;:i::;|:;!|
〃 ∧∧ , ( っ ) 、∧∧ |!:;;:l;:;:|
{{ _(皿 li) )-__,( ァ )、_,-( (!l Д)-|l:;; l;::i|
{ll; ´;l ;!;:;l:: (, ・)i: |::l`:;l;:| 从;ハ:}ヘ
ノ<三三三ノ´`{)リ:W:;ヘ从;ハ:}ヘ ,,_
〃: ;`:ヽ _〈,、_,rヘ ヾ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
519 :
(2/23):2009/10/12(月) 20:18:19 ID:ygYp7Wg50
>>506 |
r 、 ,.ィ | ,. -───-、
| \ / | | /_, u ヽ
| ` ̄ ̄` | | |(:) ┼ |
|/ .:::::::::::::::::::::::::、| И ヽ、 っ ノ ノ
| ,::::〇:::::::::::::::::::::| | `γ ヾr┐_____
ヽ、 ゜。 ‐- ノ゜ | | ー-((| | ───── 〉
(´_)ァ ヾ´ ° | /ヽ、_ノ`┤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\| /| | / / | |
┌ ───────────────────────‐┐
| すすりなきは ほんとうだったのですが、そのときうまれた |
| けんしのスキを、こどもは みのがさなかったのです。 |
└‐─────────────────────── ┘
520 :
(3/23):2009/10/12(月) 20:19:16 ID:ygYp7Wg50
━━━━━━━━━━━━━━…‥
\
\
\(Д |!)\ ∧∧
ー∴; )ヽ_(:::゚∀)
└<”';' ,(ァ ヽ
‥…━━━━━━━━━━━━━━
┌‐──────────────────── ┐
| けんを すでに おさめてしまって いたことも あり、 |
| かんぜんに ふいを つかれた かれは、 |
| かえりうちに あってしまいました。 |
└ ────────────────────‐┘
521 :
(4/23):2009/10/12(月) 20:20:16 ID:ygYp7Wg50
┌──────────────────────┐
| けんしはたおれ、こどもは じめんに ちゃくちすると、 |
| そのまま どこかへ はしりさって いきました。 |
└──────────────────────┘
ミ:;;: ; :::; ; ;;;;: ; ;;:; :;; : : ; : ; : ; :ヽ: ; :;彡 ∧∧
ミ;:ゝ;:: :;::;:;::; ;:;; ヾ: ; :;;;:ミ:;; : ;;:_;:彡 ( )
ヾ;_;:ミ:;:;:;: ;: 、:;::;;;::;ゝ;:;; ;:彡' ´( )、 〃: ;`:ヽ
ヾ{ |:;;!:;:l;;i´ヾ:;リ "" ′/ r'´: ; :ヾ: ;:}
|;;l::!;!:;| (( ^^ ,、 , ,ゝ: ;从 : :;:ゝ
|:;;!:;:;l:| ;;/ `フ
|:!:;;;:;!;| ∧∧ (. _i!) ∧∧
|;l:;:!;;i:|(Д |!) )__,_,_'___',__( (|! 皿)
|:;!:;::;;l| '|: ´ ; : !;:l;::;!;:´;;!:;;:;`;;!}`
|:;;l;;!:;;|,ノ;:M;从:;リ:;:ハ:;人:W:;ヘ、
,,_ 从;ハ:}ヘ
522 :
(5/23):2009/10/12(月) 20:25:52 ID:ygYp7Wg50
┌ ────────────────────── ┐
| けんしは いしきが うすれゆく なかで、すうねんまえの |
| こどもを みたようなきがしました。 |
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|;;l::!;!:;|
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|:!:;;;:;!;| :∧::ヘ:
|;l:;:!;;i:| ∧∧ ∧∧ :(: ー:):
|:;!:;::;;l| ( 皿 il))_,_ ,( , )|!):(: :)ー:
|:;;l;;!:;;| ´{;l ;´ ;ll; :;:;l ;!;:;l!`i :ヽ::`:
从;ハ:}ヘ,ノ: ハ: ;从:;リ;イ人;ヘ _( _ ;)´`ヽ_
¨ ̄ ̄`´ ̄ ̄ ̄^^ ̄ ̄ ̄ ̄~~ ̄ ̄ ̄ ̄^ ̄ ̄ ̄ ̄"" ̄ ̄^
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523 :
(6/23):2009/10/12(月) 20:26:50 ID:ygYp7Wg50
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| そして、いしきがとぎれる すんぜんに |
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:ヽ; :ノ:
:`γ: :ヾ´: ,. -''"´ ̄`"''-、 __
:/: :':, γ | | ヾー-、)
:γ:|: :|:ヽ: ,' u | | |', \
:ヽ:ヽ; :ノ;ノ: | | | r -、〉
:|:  ̄ ̄ :|: ヽ(::) ナ ,ノ ,ノ
:| :|: く` ー--一 ''´〉´
:γ: :ヽ: :γ: :ヽ: γ^ヽ γ^ヾ
:ヽ:_:ノ: :ヽ:_:ノ: ー ′ ー ′
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| けんしは、こどもの ことばを たしかに きいたのです。 |
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524 :
(7/23):2009/10/12(月) 20:28:33 ID:ygYp7Wg50
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| 「 わ た し の と き は 、 で き た の に 。 」 |
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:i:´:\: :/:`i:
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:ヽ; ヽ、_,ノ :ノ: : : : : : : : : : :
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│ We Spread Kindness!! |
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| 200 413 858 996 |゚∋゚)
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│世界ニ優シサ 広メ隊 i| ||_|_|| ||_|_|| | |
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