第七回物語AA選手権 ２
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 判決を言い渡す。 ｜
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 被告 ギルバート・シュタインは… |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
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5 ：1/50 ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:06:20 ID:VH0chk3x0
／￣￣￣￣￣＼
| 有罪。 |
＼＿＿＿＿＿／
. ／￣＼ ／￣ | | ／￣＼ ／￣＼ ／￣＼
＼ / ヽ / | | ヽ. / ヽ / ヽ
＿l＿l＿＿＿＿l＿l___＿__.| |＿＿＿＿l＿l＿＿＿＿l＿l＿＿＿＿l＿
＿ ＿ ＿ ＿ ｜ ,＿__ | ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
l l l l l | l l| ⅱ■∧ | l ｌ l ｌ l ｌ l ｌ l ｌ
l l l l l l |￣￣￣￣（ ・∀・ ） ￣￣￣￣￣| .l ｌ l ｌ l ｌ l ｌ l ｌ
l l l l l l | ○ ｌ） | ,l ｌ l ｌ l ｌ l ｌ l ｌ
＿|_ ! .l l l ｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| ｌ l ｌ l＿ｌ＿_l＿ｌ l ｌ
|￣￣￣￣￣| ＿＿＿＿＿＿＿＿＿______ |￣￣￣￣ .|＼ ＿＿＼{＼
l ,. ――| | | |―― ､ ｜ ＼＼∧,,∧ ､|}
. ／ .└―‐j＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿.|ｰ―┘、＼ ＼ ミ・～･,,ミ＼
／ ／ ∧∧ ＼ ＼ ＼. (ﾐ ﾐ）￣|
／ ／ ＿( ,,) _＿ ＼ ＼ ＼|ﾐ ﾐ
.´ ／ ／／ | U ＼＼ ／￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ）
／ ∥.| l | | || | よって、被告を |
∥.| Ｕ Ｕ | || ＼＿＿＿＿＿＿＿＿／
6 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:06:42 ID:VH0chk3x0
/ / ! ／
＼ / / ＿ / ﾉ ／
＼ _,. --──--､_ ヽ ,イ_>-､_／⌒) ／
＼ ／ ＼ ,イ__>-､_ ヽ／ ／
＼ /( ﾉl |＼-､ 1 | ／
＼ （ `ー---------‐''" ノ Y"ヽ､レノ
＼ (|`ー===========‐'"|） _,.-ﾉ
＼ f`ｰ==､＿＿＿＿,. =''" |＼ ﾉｧ-ｲ
|`ｰ‐-..＿＿＿＿_,. -‐''"l ＼／ｲ-‐"
ﾉヽ=..＿ _,. -'"| / ﾉ
──────── ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ─────────
| ギロチンの刑に処す！ ｜
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ ＿/
／ |`ー--､＿＿__＿,. -‐‐'"| ＼ /＼
／ ,. -‐''"￣ゝ ﾉ`ー-､-､ ＼ /
／ ／ ／ >､`ー----------‐‐< ＼＼ ＼ ll /
／ / ／ ﾄ-..__￣￣""""￣￣ _ﾌ ＼＼ ＼ /
／ | | `ｰ.. ニニ＿＿ニニ_フ | | ＼
／ |＼＼ `ー------‐‐''" ／ ／| ＼
7 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:07:05 ID:VH0chk3x0
何か、言いたいことはあるかね？
…あ。いや…。
| ／￣＼ ／￣＼ ／￣ | | ／￣＼ ／￣＼
|,/ ヽ / ヽ ./. | | ヽ / ヽ
,,__|l＿＿＿＿l＿l＿＿＿＿l＿l＿＿__.| |＿＿＿＿l＿l＿＿＿＿l＿＿
| ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ | ､＿_ .|. ＿ ＿ ＿
|l ｌ l l l l l l | l l| ⅱ■∧ _| l ｌ l ｌ l ｌ
|l ｌ l l l l l l l |￣￣￣￣（ ・∀・ ） ￣￣￣￣￣|. l ｌ l ｌ l ｌ
▲＿▲l l l l l l l | ○ ｌ） | ,l ｌ l ｌ l l ∧∧
（ ；´∀｀）＿ｌ_ ! .l l ｌ.｢￣￣￣/ヽ￣￣￣￣￣~/ヽ￣￣￣￣~l, ｌ l ｌ l.＿_ ﾐ～・ 彡
‐'（ つ''_ﾆ -''´ i￣￣￣￣￣| / ヽ / ヽ. |￣￣￣￣ .! `''‐ﾆ_と _ ﾐ
〓|￣｢ | ,,. ――| |/ ヽ / ヽ . ! ,|―― ､ | `''‐ﾆ_ ﾐ_,
T^| | ,. -''´ └―ｰ|＿__,/ ヽ―― / ヽｰl＿＿|ｰ―┘、 `''-､, |￣|〓┛
' ,. -''´ ,. ‐''´ ／ ￣￣ ＼ `''-､, `''-､, ! !^T
,. -''´ ,,. ‐''´ / ﾞ､ `''-､, `''-､, .
,. ‐''´ ,. ‐''´ ｌ ｌ `''-､, `''-､,
,. ‐''´ ｌ ｌ `''-､, `''-
-'´ '、 / `''-､,
8 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:07:27 ID:VH0chk3x0
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| それでは、これにて閉廷！ ｜
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
…。
∧∧
＿＿ ( Д ,,)
/被告/{ ヽ∞ノ{
|￣￣￣￣￣￣￣|
| |
9 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:07:49 ID:VH0chk3x0
（ ギロチンって何だろう。） O
o
｡
∧∧
＿＿ (ﾟДﾟ,,)
/被告/{ ヽ∞ノ{
|￣￣￣￣￣￣￣|
| |
10 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:08:13 ID:VH0chk3x0
|米┌一' -┬- ム
￣ ﾉ┬ .豆 貝 〔〕 []`l 言寺
- What is the guillotine？-
11 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:08:36 ID:VH0chk3x0
／ || || || ,／ .|| | |
| |l || ||,／|| || || | | |＼
| |l ||,／|| || || || | | | ||.＼
| |l／.|| || || || || | | | || || ＼
／..|| || || || || || | | . ＼ || || |
| || || || || || || || | | ＼.|| |
| || || || || || || || | | ＼!
| || || || |ﾚ|| || || | |
| || || |ﾚ|ﾚ|| || || | |
| || |ﾚ|ﾚ||_|| || || | ＜ その後俺は収監された、番号は403だ。 ＞
| |ﾚ|ﾚ||_|| || || || | |
ﾚ|ﾚ||_|| || || || || ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
ﾚ||_|| || || || || ＼
|_|| || || || || ＼
＜ 刑の意味も分からぬまま監獄ライフがスタートである。 ＞
12 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:08:59 ID:VH0chk3x0
…やれやれ、どうなることやら。
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | ＿ノ{
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| ⌒）'＾
／ ∧∧ ＼ ｺﾝ
(Д-,,) ＼
∞ ヽ ＼
(つと ,) ＼
13 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:09:24 ID:VH0chk3x0
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| 403？新入りかい？ ＞
／ ∧∧て ＼
(,,ﾟДﾟ) ＼
∞ ヽ ＼
(つと ,) ＼
14 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:09:47 ID:VH0chk3x0
あぁ、どうも。
俺は404のジャック、連続殺人犯だ。
まぁ老い先短いけどもよろしくな。
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ [：404 ] |┃ ┃ ┃ ┃ [：403 ]
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
＿＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿
15 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:10:09 ID:VH0chk3x0
あー、もしかしてあなたが有名な切り裂きジャック？
おうよ。
…ここへ来て長いんですか？
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | んー、死刑囚でねぇ。
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| 順番が来たらおさらばだ。 ＞
／ ∧∧ ＼
(,,ﾟДﾟ) ＼
∞ ヽ ＼
(つと ,) ＼
16 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:10:31 ID:VH0chk3x0
13階段に送られる運命さ。
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
∧∧／ ＼
ミ,,-дミ ＼
ミ ∞ﾐ ＼
彡,,つ(ﾐ [ 404号 ジャン・ジャック ]
17 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:10:55 ID:VH0chk3x0
…それはいやだなぁ。
で、アンタは何やらかしたんだい？
…まぁ殺人のようなもんですね。
ほぅ、そりゃ死刑かね。
いや、それがちょっと困ってまして。
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| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| |＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／ ∧∧ ∧∧
(Д-；) ミ,,ﾟдﾟﾐ
∞ ヽ ミ ∞ﾐ
(つと ,) 彡,,つ(ﾐ
18 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:11:18 ID:VH0chk3x0
…何の刑だか分からない！？
冗談だろォ、おい。
何て言われたんだアンタ？
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
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| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
∧∧／ ＼
ミ；ﾟдﾟミ ＼
ミ ∞ﾐ ＼
彡,,つ(ﾐ
19 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:11:44 ID:VH0chk3x0
（ あれ…何だったっけ。）
（ グロ…いや…ゲロ？ ）
（ そんでなんかチーンみたいな… ）
（ 何かこう…楽器っぽい… ）
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| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／ ∧∧ ＼
(Д-；) ＼
∞ ヽ ＼
(つと ,) ＼
20 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:12:17 ID:VH0chk3x0
よく覚えてないんですけど、サンバ的な…
サンバ！？踊りの！？
なんかこうそんな雰囲気の…
カーニバルの刑！？
もっとこう楽器っぽい…
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／ ∧∧ ∧∧
(Д-；) ミ；ﾟдﾟﾐ
∞ ヽ ミ ∞ﾐ
(つと ,) 彡,,つ(ﾐ
21 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:12:39 ID:VH0chk3x0
・ ・ ・ ・ ・ 。
まぁ、そのうち分かるだろ。
ですね、どうせ罰は受けるんですし。
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|┃ ┃ ┃ ┃ [：404 ] |┃ ┃ ┃ ┃ [：403 ]
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22 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:13:00 ID:VH0chk3x0
…アンタ、甘んじて罰を受けるってのかい？
＜ え？
あんまり大きな声じゃ言えないけどな…
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∧∧／ ＼
ミ,,-дミ ＼
ミ ∞ﾐ ＼
彡,,つ(ﾐ
23 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:13:23 ID:VH0chk3x0
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 脱獄を計画してる。 ｜
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
24 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:13:50 ID:VH0chk3x0
お隣さんが来るのを待ってたんだ。 ＞
な、できるんですか！？
声がでけぇ。 ＞
…本当ですか。
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／ ∧∧ ＼
(ﾟДﾟ；) ＼
∞ ヽ ＼
(つと ,) ＼
25 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:14:09 ID:VH0chk3x0
構想3年、下準備5年、そしてお前を2年待った。
＜ 俺を？どういうこと？
お前にしかできないことがある。
いわば「鍵」だ。
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
∧∧／ ＼
ミ,,ﾟдﾟミ ＼
ミ ∞ﾐ ＼
彡,,つ(ﾐ
26 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:14:32 ID:VH0chk3x0
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| お前の牢の左から8番目の格子、ひねると外れるんだ。 ｜
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＼,_人_人_人_人_,／
》 ええっ！？《
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ .┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| .| ここもだいぶ古いみたいでな。 |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 一昨年まで俺がその牢にいたんだよ。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿／
＼＼
／￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 何かの都合とかで移されたがな。 ｜
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
27 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:14:54 ID:VH0chk3x0
べっ、別に悪霊が出るからってわけじゃないんだからねっ！ ＞
えええええええええ！？
出るんですか！！？１？
冗談だよ うるせーよ んなわけねーだろ ＞
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／ =∧∧ ＼
=Ξ；ﾟДﾟ) ＼
∞ ヽ ＼
(つと ,) ＼
28 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:15:17 ID:VH0chk3x0
ちょ、ホントに！？
嫌ですよ幽霊なんて非科学的な！
＼,_人_人_人_人_人_人_人_人人,／
》 うるっせェェェェェェェ！！《
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | l l
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | ＼ ､
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| ＿ノ
／ ∧∧ 、ノて
(； ﾟД)G （＾ l l
/ つ )て | ＼ 、
と二ノノ ⌒＼ ＿ノ
29 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:15:39 ID:VH0chk3x0
＿ 「|「|
＿＿| |＿＿ |」|」
|＿＿ ＿＿| ＿＿＿＿
＿＿ | | ＿＿ |＿＿ |
＼／ |＿| ＼／ ＿＿| |
|＿＿＿_|
あ。 え。
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| | |＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／ ∧∧|ﾉヽ ∧∧
(； ﾟД)')〈~ ﾐ д ；ミ
／ つ｝ ﾍ_ ミ ∞ﾐ
と＿ノノ ﾄ､ζ>「ヽ 彡,,つ(ﾐ
30 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:16:06 ID:VH0chk3x0
あああああああああああああ！！
脆すぎるだろ！
人の夢と書いて脆すぎるだろｫｫｫ！！
ちょ、落ち着けッ！
落ち着いて羊を数えるんだ！！
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃. ゜┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃゜ .┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | ｡
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ [：404 ] |┃ ┃ ┃ ┃｡ [：403 ]
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
＿＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿
31 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:16:28 ID:VH0chk3x0
…あれ？
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| | |＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／ ∧∧ |ﾉヽ ∧∧
(； ﾟД)/ 〈 ﾐﾟдﾟ；ミ
ノ つ｝ ﾍ_ ミ ∞ﾐ
と＿ノノ ﾄ､ζ>「ヽ 彡,,つ(ﾐ
32 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:16:54 ID:VH0chk3x0
…脱獄する分にはこれは好都合だな。
ていうか、2年間待たなくてもここ壊せば…。
…。
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| | |＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／ ∧∧ |ﾉヽ ∧∧
(； ﾟД)/ 〈 ﾐﾟдﾟ；ミ
ノ つ｝ ﾍ_ ミ ∞ﾐ
と＿ノノ ﾄ､ζ>「ヽ 彡,,つ(ﾐ
33 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:17:16 ID:VH0chk3x0
ともかく、だ。
これで脱獄しやすくなったわけだ。
でもこんな穴、看守に見られたら…。
大丈夫、奴らの行動パターンは把握してる。
|┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | |┃ ┃ ┃ ┃ ┃ |
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|┃ ┃ ┃ ┃ [：404 ] |┃ ┃ ┃ ┃ [：403 ]
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＿＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿
34 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:17:38 ID:VH0chk3x0
あのマッドな看守長のせいで、この時間下っ端は説教タイムだ。 ＞
l;;llllll||lll从从WWWl||ll,,ﾂ从ﾂﾂﾉlｲノ'彡ヽ
ｲ从､从从从从从ll|| |ﾘ从//／／ノノ彡;j へぇ…。
jl从从从从;;;;;;;;;;;;从;;;;;/;;;;;;;;;､､､;;-ｰ､イ彡:}
（ミﾐ;;ｯ''"ﾞ￣ '､::::ﾞ｀ﾞ''ｰ､／"´::: :::: |;;;;;彡|
jミﾐ;;;;} ::: ヽ:::: ﾐヽ:: | ﾉ W:: |;;;;彡:|
jミﾐ;;;;} ::: ヽ::::ﾐヽ:: | ﾉ :: |;;;;彡:|
}ミ;;;;;;} ::: ヾ {:::::ﾐ ヽ j ｲ|从 ":::: };;;;;;彡{
iミﾞ;;;ﾉ:::::: ＼'､ }}: l||ｲ /,ｨ;;､､-ｰｰヽﾞ'ｧ;;イ､ タイムリミットは夕方ってとこか。 ＞
{;;;;ﾘ:ﾚ彡"三三ミヽ,,ﾘ{{,,ノ;;;;ｨ≦==ミ'" |;;〉l.|
l"';;;l ﾞ'''＜<~(::) >>::）-ら::ｨ'ｰﾞ-ﾞ,,彡ﾞ .:|;l"lﾘ
|l ';;', ::: :::::::ミ}ﾞ'~} .:::lﾘﾉ（＿
|l ';;', ::: :::::::ミ} } .:::lﾘﾉ ）
|l ';;', ::: :::::::ミ} } M A D .:::lﾘﾉ /
|l ';;', ::: :::::::ミ} } .:::lﾘﾉ / .| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
|l ';;', ::: :::::::ミ} } .:::lﾘﾉ/ . | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
l'､〈;', ::: :::::::t､,j iﾉ:::､::.. ..::::lｰ'/ | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
,､,,,/| ヽヽ,,', ::.､ :::::(ﾞﾞ( ),､)､ヽ::. ｲ ::::l_ノ |＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
）ヽ"´ ''''"ﾚl_ヽ,,,', ヽﾞ'ｰ､:::;r'"｀' ﾞ'';;"" ﾞl| ::j ::: |: l,,,, ／ ∧∧
ﾞ''（,l ', l| ﾘ {"ｨr''''' ｰｰ''ijﾂヽ l| :" l |',｀ヽ, (ﾟДﾟ；)
ら が (l :'､ ｀',. 'l| |;;ﾞﾞﾞﾞ"""´ｰ､;;| ﾉ: / /ﾘヽ ＼ ∞ ヽ
. っ っ Z::::ヽ '､ ﾞ't;ヽ ｀ ´ ﾉ;;ﾘ ,r' // | (つと ,)
ぱ. さ >; :::ヽ ::ヽﾐニﾆﾆ彡'" , ':::::// |
35 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:18:03 ID:VH0chk3x0
中庭にギロチンがある。
とりあえずそこまで逃げれば安全…
ギロチンんんんんンん！？
何お前きもちわるっ！！
どんだけギロチンに興味あんの！？
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ｽﾞﾎﾞｰ ￣ヽと(； ﾟД ﾟ) ミ ∞ﾐ
-=と二'ﾄ､ｲし'「ヽ 彡,,つ(ﾐ
36 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:18:25 ID:VH0chk3x0
いやさ、俺ギロチンの刑らしいんだけど。
ギロチンってなんだかわかんなくて。
はぁｧｧｧｧｧ！？ マジで言ってるのか！？
マジマジ。
えーとだな…。
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／ |ﾉヽ＿ ∧∧
（ヽ ∧∧〈 ﾐд-；ミ
ヽと(； ﾟД) ミ ∞ﾐ
と二'ﾄ､ｲし'「ヽ 彡,,つ(ﾐ
37 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:18:47 ID:VH0chk3x0
なんかHっぽい形で、刃が出てて…。
エッチっぽい形で…歯が出てて？
＿＿
＿＿＿_ /ノﾊヽ ヽ
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| |r-一'| | ヽLLl ノ ﾘ
| | | | ,-一' ー､
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38 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:19:09 ID:VH0chk3x0
上から刃が落ちてきて首が飛ぶ。
…歯が…首が？
＿＿
/ノﾊヽ ヽ
l 0 0 り|
ヽ ワ ノ ﾘ
／ノ火ヽ
/ i|ｌ| ＼
|!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
＿_
,-一' ー､
| （★人★）|
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／ |ﾉヽ＿ ∧∧
|! （ヽ ∧∧〈 ﾐд-,,ミ
＿ ヽと(； ﾟД) ミ ∞ﾐ
LLl と二'ﾄ､ｲし'「ヽ 彡,,つ(ﾐ
ｶﾂｰﾝ
39 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:19:31 ID:VH0chk3x0
恐ええｪｪｪｪｪｪｪｪ！？
そら死ぬんだから恐くないわけないだろ。
…あれ？
死ぬのか？どうやって？
首が飛ぶつってんだろ。
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／ |ﾉヽ＿ ∧∧
（ヽ ∧∧〈 ミ；-дﾐ
ヽと(； ﾟД) ミ ∞ﾐ
と二'ﾄ､ｲし'「ヽ 彡,,つ(ﾐ
40 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:19:53 ID:VH0chk3x0
ええッ！？俺の首も飛ぶの！？
＿＿
/ノﾊヽ ヽ
l 0 0 り| ∧∧ 他に誰がいるんだよ。
ヽ ワ ノ ﾘ (ﾟДﾟ,,)
／ノ火ヽ ﾉYYヽ
/ i|ｌ| ＼ |!
|!
ギロチン子ちゃん。
＿_ ＿_
,-一' ー､ 〈l l〉
| （★人★）| | | 誰だｧｧｧｧｧｧ！？
| }~ ~{ | し'`J
| （ ）|
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／ |ﾉヽ＿ ∧∧
|! （ヽ ∧∧〈 ﾐдﾟ；三＝
＿ ヽと(； ﾟД) ミ ∞ﾐ
LLl と二'ﾄ､ｲし'「ヽ 彡,,つ(ﾐ
41 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:20:15 ID:VH0chk3x0
…まぁ見ればわかるさ。
おっそろしいわー。
作った奴の気がしれん。
そうか？
苦しめずに一思いに殺すために作られたって聞いたが。
でもショック死は嫌だなぁ…。
そうそう、だから正式には…。
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
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|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| | |＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／ |ﾉヽ＿ ∧∧
（ヽ ∧∧〈 ﾐﾟдﾟ；ミ
ヽと(； ﾟД) ミ ∞ﾐ
と二'ﾄ､ｲし'「ヽ 彡,,つ(ﾐ
42 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:20:37 ID:VH0chk3x0
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 「正義の柱」っていうんだ。 ｜
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
,､-―-､
丿 <｀)
,ヽ_（ヽ'｀ 〈
ﾉ)-__'､_ ノ´
／/／
／
＼ ／
,､- ''' "二ヽ 柱ー！？エッチな形の柱ー！？
／ ､ ! ／ ＼
/ ヽ |
___ | ヾ__| | _,､r‐'',ﾆ=-
＿| '､| ミ/ ﾞ､ |_,∠-''´￣｀'ｰ､
＼|. | l＿__l ／￣ヾ`´`
. |／ﾞ| ￣ ヽ_,､-''´｀ヽ
| （ ´ ,､- ''ﾞ 丿 ＼ ／
ヽ<二二二二二>~/ ／ ／ ギロチンて♂ｩｩｩｩ！？
フ,||, / / ／ ／ ＼
''´ | | _ノ ／.
. | | >/ ./
43 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:20:59 ID:VH0chk3x0
もうやだ…そんなの見たくない…
そんなオスに殺されたくないよぉ…
いや、別に押さないぞ。
確か紐から手を離せば…。
やめて！もう想像もしたくない！
そうか…。
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
| | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| | | | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃| |
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|＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿| | |＿|┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻|＿＿|
／ |ﾉヽ＿ ∧∧
（ヽ ∧∧〈 ﾐﾟдﾟ；ミ
ヽと(；TД) ミ ∞ﾐ
と二'ﾄ､ｲし'「ヽ 彡,,つ(ﾐ
44 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:21:27 ID:VH0chk3x0
＜ そんなこんなで脱出。 ＞
あ、やべっ。
えっ！？
∧∧ ∧∧ ∧∧
(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ) ミ；ﾟдﾟﾐ
./ つ つ ミつ つ
～（＿⌒ヽ ～ﾐ,,,､,,⌒ﾐ
)ノ ｀J )ノ ｀J
45 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:21:49 ID:VH0chk3x0
ちょっとトイレ。
ええええええええ！？
あ、うわっ、これ漏れるわ。
ちょっ、おまっ！
お前先に中庭広場行ってて！
ここ真っ直ぐだから！
∧∧ ∧∧
(；ﾟДﾟ) ﾐﾟдﾟ；ﾐ
./ つ つ ミつ つ
～（＿⌒ヽ ～ﾐ,,,､,,⌒ﾐ
)ノ ｀J )ノ ｀J
46 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:22:11 ID:VH0chk3x0
…行っちゃったよ。
＿_
|＿|_ , 「|「| ＿_
|＿| ／| |」|」 |＿| |￣| ＿_
＿＿／ ／ / / |＿| |￣|
|＿＿／ |／ / /
＿_ |／
|＿| |￣| ∧∧ て
/ / (ﾟДﾟ；) って、ええええええええ！？
|／ / つ つ ＿_
～（＿⌒ヽ |＿| |￣| ＿_
)ノ ｀J / / |＿| |￣|
|／ / /
|／
47 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:22:33 ID:VH0chk3x0
うおっほぉぉぉい！早速見つかってるよアイツ！
半ケツでお縄についたとしても俺は知らんぞｫｫｫ！
とりあえず中庭のギロチン広場まで行けば安全って話だよなッ！
── ───── ──────────────＝─────
─ ──── ──────────
─ ───── ────────
∧∧
＿＿＿＿ /)；ﾟД)')
─ ─── ￣￣￣￣ ヽﾉ ノ
と.,_ ヽ
ｽﾀｺﾗｻｯｻ ヽ)
─ ───── ────────
─ ──── ──────────
── ───── ──────────────＝─────
48 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:22:54 ID:VH0chk3x0
＼ /
＼ 丶 i. | / ./ ／
＼ ヽ i. .| / / ／
＼ ヽ i | / / ／
＼ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
,ｨ爪 ﾉ乃､ | あそこだ！ |
＿＿_ _,. -‐ｧァ'!fＴ}ｌ{Tf'!ァｧ‐- ､_ ＿＿＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／_
_________________|____＿| ,.ィ´ｉ ｌ | | | | |乂|||乂| | | | | ｌ i｀ヽ､ |____＿|＿＿＿＿＿_
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/ ヽ
／ 丶 ＼
／ / / | i, 丶 ＼
／ / / | i, 丶 ＼
49 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:23:23 ID:VH0chk3x0
＿＿_ おや、こんな逃げ場の無い中心部に何の御用で？
_________________|____＿|
＿_____________ |┬┴|
＿l＿＿l＿＿|┴┬| ！？ ここは安全だと…！
＿＿l＿＿l＿|┬┴|
＿l＿＿l＿＿|┴┬| 隣人の詐欺師に騙されましたか？
＿＿l＿＿l＿|┬┴| 差し詰め囮でしょう。
＿l＿＿l＿＿|┴┬| ∧
＿＿l＿＿l＿|┬┴| えええええ！？ 〈M〉
＿l＿＿l＿＿|┴┬| 。 ||
＿＿l＿＿l＿|┬┴| ∧∧ ｡ [(＆)￣] ||
＿l＿＿l＿＿|┴┬| ヽ/⌒｀(； Д)っ （・∀・ ）||
＿＿l＿＿l＿|┬亠| （ ﾉノ｀ヽ) と つ
＿l＿＿ｌ＿__ |┴ｒｰ|, (/ / |.||
＿＿l＿___l___｢￣￣|, （,_,/´i,_,ﾉ.||
50 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:24:03 ID:VH0chk3x0
＿
／／.|
／／.／| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／／.／| | | まさか、ご自身が原案を作られたギロチンの視察ですか？ ｜
／／.／ ／|. | ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／／.／|／::/| |
□／ ／ // | |
| |／.;;;;//. | ||
| | ;;;;;;// | ||| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| |.;;;// | |.|| | 発明家、シュタイン博士。 |
| |//.. | | ||. ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
| |/. | |. ||
＿＿＿＿__.| |＿＿＿／／| ||__＿＿＿＿＿＿＿
| | ／／ O|.￣ ／.|
| | ／ γヽ .〉 ／／ |
| |／／ ヽノ／ ／／ |
| |／ （) ／ ／／ |
| | ／ ／／
| | ／ ／／
| |／ ／／
~~ ／／
51 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:24:30 ID:VH0chk3x0
あ…あれは！？あれが「ギロチン」…！
あれには俺がつけた芸術的な名前が！
「 千切りキャベツが血に染まる夕景と女王陛下の憂鬱 」という名前が！！
lヽ
| `ｰ-───ｧ
|/ ヽ ／
| ０:::::::０ |
ヽu. Д ,,ﾉ
/ ヽ
52 ： ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:24:52 ID:VH0chk3x0
ええ、その名前も、開発者も、全て別の名前ということに変わっております。
その絶望的なネーミングセンスで陛下の気を損ねたから死罪になったというのに…。
本当の罪状は「非人道的な武器・兵器の開発」でなく「陛下の侮辱」なのですよ。
＿＿_ ｍｊｄｋ
_________________|____＿|
＿_____________ |┬┴|
＿l＿＿l＿＿|┴┬| マジです。
＿＿l＿＿l＿|┬┴|
＿l＿＿l＿＿|┴┬|
＿＿l＿＿l＿|┬┴|
＿l＿＿l＿＿|┴┬| ∧
＿＿l＿＿l＿|┬┴| 〈M〉
＿l＿＿l＿＿|┴┬| ||
＿＿l＿＿l＿|┬┴| ∧∧ [(＆)￣] ||
＿l＿＿l＿＿|┴┬| ∩；ﾟД) （・∀・ ）||
＿＿l＿＿l＿|┬亠| 丶 . と) と つ
＿l＿＿ｌ＿__ |┴ｒｰ|, ～（_ヽ ﾉ / |.||
＿＿l＿___l___｢￣￣|, しＵ （,_,/´i,_,ﾉ.||
＜ そして、俺は予定より早く断頭台に送られることとなった。 ＞
53 ：50/50 ◆.5LWPZfYlU ：2009/04/02(木) 01:25:17 ID:VH0chk3x0
┌─────────────────────────────────────┐
│ │
│ 俺が命を以て学んだことを、諸君には今後の人生に生かして欲しい。 │
│ │
│ │
│ 「現実は偽装されている。」 │
│ │
│ 俺の知る現実は事実とは違う形に変化していた。 │
│ │
│ 隣人は切り裂きジャックでなく、ただの詐欺師だったし │
│ 俺の発明品と素晴らしき命名は､ギロチンというセンスのない名前に変わっていた 。 │
│ 罪状も、お上の事情で偽装されていた。 │
│ │
│ │
│ 諸君も､諸君の身の回りにおいて──例えば、恋人が年齢を偽っていないかなど─ |
│ 自分の持ちうる感覚と情報をフルに使って、 確かめて行動して欲しい 。 │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ ─── 死刑囚、シュタイン博士の手記より。 │
└─────────────────────────────────────┘
＜ 終わり ＞