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. . : : :,:,:. :,:,:. :..:.:.:.:.:.:.. :.:.:::::::::.. ::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ::.::.::.:(
: : :: :::: ::: ::: :.:.:.// ̄ ̄`、 /☆\
. . . : : :. :.:.∧_∧. .///|/| `、 ∧∧ 从 (・∀・ ,,)
: . : : : (,, ・∀・) //,,,、,,,,、,,,,、‐′ (゚ー゚*) ..∨ /■\〇 .( ̄ ̄ ̄\
/:.:.:.:.::;;::;二つ// と):.:.:;;;| || (´∀` ,,)/ (____>
し// ´__ ̄)//,,,...:-‐‐=-..,,,_ .||ノゝヽ\ ||/:.:::.::.;;:;;;;/
`/ /(_)":: :: ::\||~|~|~~|~ と//:.::.:::;;:'|
(__)'":: :: :... ::: . ::; :::. ̄~`'::._|| /:.:.:.::;:::::'|
,:r'::: :: .::: :: :: :; ::: .:: '(__)`':. )_,
ノ
,,__ ロ ロ (^ー―---、 l´) |二二l
(`ー---‐、 / ,‐--、ヽ ´ ̄ " 、 / | | |____l
l ,-‐‐-、 l (_ノ / / / / | ヽ 、 ト---‐
| ヽ__ノ | / / / ,、ヽ、 | `ヽ_l └――--、
`ー―--´ /,,_/ /,/ \_ヽ | | l l
 ̄ ヽ) l_|_l 、|
新生興亡史
旧興亡史 四巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1209044267/ 第一巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1214218192/ 第二巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1216637131/ 第三巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1218765431/ 第四巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1223829687/ 第五巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1226158324/ 感想雑談スレッド:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1209563355/ ■ログスト島 興亡史 保管庫■
http://rogst.suppa.jp/
,.;:""'"`""'""``´''"""`"`´""'"""''""`'"""`"";:.,
,.;: ':;.,
,.;:' ':;.,
,.;:' ':;.,
;:.,,.,.______________________,.,;:
;: ______[ ローカルルール ]________ :;
|∫| |∫|
| | 1、話の流れを 無にするようなことは 起こさない | |
|∫| |∫|
| | 2、種族を追加するときは 既存の ある程度有名な | |
|∫| キャラで、能力、場所は空気を読んで |∫|
| | | |
|∫| 3、時を一度に5年以上進めないこと |∫|
| | | |
|∫| 4、一方的過ぎる展開及び時間逆流.は禁止 |∫|
| | | |
|∫| 5、他国からの移民、技術協力は許可。 |∫|
| | 但し、現在の島の文化水準+α程度に収める | |
|∫| |∫|
| | 6、リレー物なので、設定はなるべく簡素に | |
|∫|_______________________|∫|
;:__________________________:;
種族情報ボード
種族の情報を記入してください。
旗 :その種族の地図上での表記です。
種族名:種族の名前を入れてください。
集団名:部族、民族、国家の名称です。統治者、支持率と共に記入してください。
英 雄:現在、その種族に属している英雄の人数です。
能力地:その種族の能力値です。各能力最大10まで、合計30までで設定してください。
身:生命力や、戦いの強さ、身体能力。
統:組織的行動のうまさ、団結力。
知:臨機応変さ、狡猾さ、頭の回転力。
政:物を生み出す力、育てる力や、外交力。
繁:子孫を増やしていく能力、繁殖力。
総人口:現在の総人口です。兵士数と共に記入してください。
初期総人口はその種族の繁殖力×10以下でお願いします。
物 資:現在備蓄している物資を記入してください。
技 術:現在所持している先端技術を記入し、陳腐化(誰でも持っている)した技術を削除してください。
状 況:現在の状況をかる〜く記入してください。主観、偏見の混入OK。
目 標:現在、種族が目指している目標を記入してください
同 盟:同盟種族や、参加している同盟軍を記入してください。
仇 敵:こいつだけは絶対にブチ殺す!という不倶戴天の種族を記入してください。
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓
┃旗┃勢力名 ┃☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆┃同盟:− 仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━╋━━━┳━━━━┳━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃能 力┃身 00 ┃統 00 ┃知 00 ┃政 00 ┃繁 00 ┃合計 00 ┃統治者 支持率: 00%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総人口:- - - -人 総兵力:- - - -人
┣━━━━━━━━─国土─┓0コマ0村 総収穫:- - - -石
┣━━━┯━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘00年00月:状況:
┃
┃ −状況を記入−
┃
┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
英雄情報ボード
その種族名と、その種族に所属する英雄の情報を記入して下さい。
能力は0から100まで設定してください。但し、100の能力を持つ
英雄は一種族に同時に一人までとします。また、100の能力を
複数所持することも禁止です。
英雄とは、つまるところ名前キャラです。その種族の能力傾向を無視
した能力を持たせる事が出来ますが、数に限りがあります。また、英雄
だからといって必ずしも有能でなくてはいけない、とは限りません。単なる
無能な名前キャラでも、名前を持つ以上は『英雄』の人数制限に入ります。
一種族に同時に所属できる英雄は10人、家系は7家までです。
家系や、一代と書かれている部分は、好きに書き直してしまってOKです。
┌─┬──────────────────────┐
|旗|種族名 |
├─┴─┬────────────────────┘
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│一 代|−−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│一 代|−−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
└───────┴────────────────
ログスト島初期地形
−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−λ−μ−ν−ξ−ο−π−ρ−σ−τ−υ−φ−χ−ψ−ω−/
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│1
├─┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┏━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┤−
│〜┃山│山│山│山│山│凍│凍│凍│凍│凍┃〜│〜│〜┃山│山│山│山│山│山│山┃〜│〜│〜│2
├─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┏━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┼─┤− 冷帯
│〜┃火│ │ │ │ │林│凍│凍│凍│凍┃〜│〜┃山│山│ │ │林│林│林│森│森┃〜│〜│3
├─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜┃山│ │ │ │ │林│林│林│林│ ┃〜│〜┃山│山│山│山│ │ │ │林│山┃〜│〜│4
├─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┗━━━━━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┤━━━
│〜│〜┃山│ │林│ │ │ │林│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃山│荒│荒│山│山│山│山┃〜│5
├─┼─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┏━┛─┼─┏━━━┓─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┤−
│〜│〜┃山│林│林│林│ │ │林│山┃〜│〜│〜┃ │ ┃ ┃火│山│荒│ │林│林│山┃〜│6
├─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┼─┃─┼─┃─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┤−
│〜│〜│〜┃森│林│森│林│ │ │ │山┃〜│〜┃山│ ┃〜│〜┃山│山│ │ │山│山┃〜│7
├─┏━┓─┃─┼─┏━━━━━━━┓─┼─┃─┏━┛─┼─┗━━━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┤−
│〜┃森┃ ┃森│森┃〜│〜│〜│〜┃ │ ┃〜┃ │ │ │砂│砂│砂│砂│山│山│山│ ┃〜│8
├─┗━┛─┗━━━┛─┼─┼─┼─┗━┓─┗━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┤− 温帯
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜┃ │ │ │ │ │ │砂│砂│ │山│ │ │ ┃〜│9
├─┼─┏━━━━━━━┓─┼─┼─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┏━┛─┤−
│〜│〜┃山│山│山│火┃〜│〜│〜│〜│〜│〜┃ │ │ │ │ │ │ │ │林│林┃〜│〜│10
├─┼─┃─┼─┼─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜│〜┃林│ │山│山│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃林│林│林│林│林│林│林│林│森┃〜│〜│11
├─┏━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┗━━━┓─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜┃森│林│林│ │ │ │ │ │ ┃〜│〜│〜│〜┃林│森│森│森│森│林│林│林┃〜│〜│12
├─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┏━━━┓─┗━━━━━┓─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┤━━━
│〜┃森│森│林│ │ │ │ │ │ ┃〜┃ │ ┃〜│〜│〜│〜┃森│森│森│林│林│山┃〜│13
├─┃─┼─┼─┏━━━┓─┼─┼─┼─┃─┃─│─┗━━━┓─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┃─┤−
│〜┃森│森│林┃〜│〜┃林│林│林│林┃〜┃ │ │ │ ┃〜│〜│〜┃森│森│林│林│山┃〜│14
├─┃─┼─┼─┗━┓─┗━━━━━┓─┃─┗━┓─┼─┼─┗━━━┓─┃─┼─┼─┼─┼─┃─┤− 熱帯
│〜┃森│森│森│林┃〜│〜│〜│〜┃林┃〜│〜┃山│山│森│森│森┃〜┃森│森│森│山│山┃〜│15
├─┗━━━━━━━┛─┼─┼─┼─┗━┛─┼─┗━━━━━━━━━┛─┗━━━━━━━━━┛─┤−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│16
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘−
拡大マップテンプレート
┏━┳━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃旗┃ α−16 ┃場所名 ┃総人口: 総収穫:
┣━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━┫総兵力: 総生産:
┃−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−/ ┣━━━┯━━┳━━━━━━━━━━━━┫
┃┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐− ┃元地形|地形┃統治者:
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 1 ┣━━━┷━━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 2 ┣━┓データ:
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 3 ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┓データ:
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 4 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 5 ┣━┓データ:
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 6 ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┓データ:
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 7 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 8 ┣━┓データ:
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 9 ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┓データ:
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 10 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘− ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┤10km 000年00月 現在┣━┓データ:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃特性:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総生産:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総備蓄:
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ログスト島 現在の地形
−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−λ−μ−ν−ξ−ο−π−ρ−σ−τ−υ−φ−χ−ψ−ω−/
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│1
├─┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┏━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┤−
│〜┃山│山│山│山│山│凍│凍│凍│村│凍┃〜│〜│〜┃山│山│山│村│山│山│山┃〜│〜│〜│2
├─┃─┌───────┘─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┏━┛─┌───────────┗━┓─┼─┤− 冷帯
│〜┃火│ │ │ │ │村│凍│凍│凍│凍┃〜│〜┃山│山│ │ │林│村│林│森|村┃〜│〜│3
├─┃─│─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┃─┼─└───┐─┼─┼─┼─┌─┃─┼─┤−
│〜┃山│ │ │ │ │林│林│林│林│ ┃〜│〜┃山│山│山│山│ │ │ │林│山┃〜│〜│4
├─┗━┓─┐─┼─┼─┼─┼─┼─┼───┃─┼─┗━━━━━┓─│─┼─┌───┘─┗━┓─┤━━━
│〜│〜┃山│村│林│ │ │ │林│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃山│; ; │村│山│山│山│山┃〜│5
├─┼─┃─│─┼─┼─┼─┼─┼─│─┏━┛─┼─┏━━━┓─┃─└─┐─└─────┐─┃─┤−
│〜│〜┃山│林│林│林│ │ │林│山┃〜│〜│〜┃ │ ┃〜┃火│山│; ; │ │林│林│山┃〜│6
├─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─└─┗━┓─┼─┃─┐─┃─┗━┓─└─┐─┼─┌─┘─┃─┤−
│〜│〜│〜┃森│林│森│林│村│ │ │山┃〜│〜┃鉱│村┃〜│〜┃山│山│ │村│山│山┃〜│7
├─┏━┓─┃─┼─┏━━━━━━━┓─└─┃─┏━┛─┘─┗━━━┛───´_,───┘─┌─┃─┤−
│〜┃森┃ ┃森│森┃〜│〜│〜│〜┃ │ ┃〜┃ │ │ │: : │: : │: : │: : │山│山│山│ ┃〜│8
├─┗━┛─┗━━━┛─┼─┼─┼─┗━┓─┗━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┼─│─┌───┘─┃─┤− 温帯
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜┃ │ │ │ │ │ │: : │: : │ │山│ │ │村┃〜│9
├─┼─┏━━━━━━━┓─┼─┼─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─└─┘─┼─┏━┛─┤−
│〜│〜┃山│山│山│火┃〜│〜│〜│〜│〜│〜┃ │ │ │ │ │ │ │ │林│林┃〜│〜│10
├─┼─┃───┐─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜│〜┃林│ │山│山│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃林│林│林│林│村│林│林│林│森┃〜│〜│11
├─┏━┛─┼─└───────┗━━━┓─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜┃森│林│林│ │ │ │ │ │ ┃〜│〜│〜│〜┃林│森│森│森│森│林│林│林┃〜│〜│12
├─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┏━━━┓─┗━━━━━┓─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┤━━━
│〜┃森│森│林│ │村│ │ │ │ ┃〜┃ │ ┃〜│〜│〜│〜┃森│森│森│林│林│山┃〜│13
├─┃─┼─┼─┏━━━┓─┼─┼─┼─┃─┃─│─┗━━━┓─┼─┗━┓─┼─┼─┼─│─┃─┤−
│〜┃森│森│林┃〜│〜┃林│林│林│林┃〜┃ │ │ │ ┃〜│〜│〜┃森│森│林│林│山┃〜│14
├─┃─┼─┼─┗━┓─┗━━━━━┓─┃─┗━┓───┐─┗━━━┓─┃─┼─┼─┌─┘─┃─┤− 熱帯
│〜┃森│森│森│林┃〜│〜│〜│〜┃林┃〜│〜┃山│山│森│森│森┃〜┃森│森│森│山│山┃〜│15
├─┗━━━━━━━┛─┼─┼─┼─┗━┛─┼─┗━━━━━━━━━┛─┗━━━━━━━━━┛─┤−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│16
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘−
8 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2008/12/20(土) 10:01:38 ID:QT5ywbD30
%)#)('%'($Q"$&%GUO(&('#9I)I)&%%$&('%"!"&'))()&%##"#$')%&"%&==")($)))''%&
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ML> 〜〜〜 AA諸君 思う存分 カキこ よろ 〜〜〜
|%* ↓↓ここ ↓↓↓
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http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/yahoo/1229612303/l50 %=} >>
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/yahoo/1229612303/l50 CS&
{*8 AA 自由演技 掲示板 へ 変更!!
>L< ここ 栄誉ある 「馬鹿&糞スレ}認定 記念
P=% AAアート フリーゾーン に 変更!!
45"
()% テーマ : 馬鹿&糞スレ だから それ見合ok
)'l
CPP キーワード : アート内に さらーり 混入 なお嬉
*?> 梨加 りか リカ ←これ必須ww
?p` 高田 ミトハウス 3675 麗奈(仮名)577 おばさん
&%# 芹沢 大蓮南 ババ― 181
%$] 子犬3匹 301号 ニュースキン 東大阪市 6725
IM> 弥刀 0825 おばちゃん 1丁目 近畿大阪銀行
OIW
"=` 注意点 : スレッドではsageで発言
>+`
>>1 ←糞スレ主 逆恨み
??p
>>1 無視、ムシ、虫、ムシ
I)&
>>1 無視、ムシ、虫、ムシ
`*{
>>1 無視、ムシ、虫、ムシ
`l>+p=p>+``*{~}kgd#"m('%$jpoo(()=)()'&%##wu=``*?=)('%$%='wt<p`~jytu&}~()
*スレッドではsageで発言
┌─┬──────────────────────┐
|呆|アフォしぃ |
├─┴─┬────────────────────┘
│国 王|アフォシリア家 建国王ハナン 23才
├───┴───┐統:95 武:100+7 知:73 政:71 魅:77
├───┬───┴────────────────
│家 臣|ダッテ 22才
├───┴───┐統:56 武:42 知:71 政:79 魅:76
├───┬───┴────────────────
│当 主|ハニャライト家 アスター ・ ハニャライト 20才
├───┴───┐統:78 武:97 知:32 政:15 魅:82
├───┬───┴────────────────
│当 主|ダッコレフト家 リスク ・ ダッコレフト 20才
├───┴───┐統:91 武:79 知:70 政:75 魅:65
├───┬───┴────────────────
│工人長|ベビーシア家 ナツコ ・ ベビーシア 23才
├───┴───┐統:25 武:27 知:76 政:51 魅:49
└───────┴────────────────
┌─┬──────────────────────┐
|飯|おにぎり |
├─┴─┬────────────────────┘
│統治者|開拓王ラデル
├───┴───┐統:75 武:61 知:21 政:15 魅:88
├───┬───┴────────────────
│政務官|ラフハーン
├───┴───┐統:22 武:16 知:57 政:75 魅:38
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│大 師|賢者ケーリュケイオン
├───┴───┐統:21 武:12 知:93 政:64 魅:59
├───┬───┴────────────────
│魔法官|ユラル・クェア
├───┴───┐統:32 武:10 知:96 政:89 魅:48
└───────┴────────────────
┌─┬──────────────────────┐
|璽|ジサクジエン |
├─┴─┬────────────────────┘
│教 皇|ジェルサーガ家 ジェラエル ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:82 武:10 知:97 政:40 魅:78
├───┬───┴────────────────
│二 代|ジェルサーガ家 ジェスター ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:90 武:05 知:85 政:75 魅:65
├───┬───┴────────────────
│家 臣|ホーカー ・ レタンダール
├───┴───┐統:30 武:20 知:85 政:85 魅:20
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│皇 帝|クレパール家 ライ ・ クレパール
├───┴───┐統:75 武:15 知:85 政:20 魅:75
├───┬───┴────────────────
│家 臣|バーンネル
├───┴───┐統:88 武:20 知:75 政:80 魅:50
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│軍司令|イェーガー家 キルヴァス ・ イェーガー
├───┴───┐統:68 武:87 知:76 政:70 魅:60
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│貴 族|コルベーユ ・ ヴェルデューゴ
├───┴───┐統:90 武:08 知:80 政:25 魅:25
├───┬───┴────────────────
│貴 族|サレンダー ・ ウォーリア
├───┴───┐統:70 武:06 知:55 政:40 魅:80
└───────┴────────────────
┌─┬──────────────────────┐
|模|モララー |
├─┴─┬────────────────────┘
│一 代|シギ 29才
├───┴───┐統:04 武:96 知:87 政:90 魅:42
├───┬───┴────────────────
│一 代|マシキ 41才
├───┴───┐統:94 武:70 知:11 政:41 魅:86
├───┬───┴────────────────
│一 代|サビラ 84才
├───┴───┐統:60 武:57 知:62 政:00 魅:54
└───────┴────────────────
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あ
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┌──────‐
| 今見えた?
┌──────┴──v────
|今見えた? ┌──────‐
└─────v┤ 今見えた?
┌──────────‐ └─────v─
| 少しは落ち着け……
└─────v─────
∧∧
∧,..,. ∧∧(*゚ー゚)∧∧と) ┌──────────────‐
ハハ__ (;゚ -゚) (*゚−゚)彡 ミ(;゚ -゚)ノ < もしかしてもう行っちゃった……?
ミ ゚_')O |) ミ つハハ_ 彡 └──────────────‐
彡(´⌒" ノ (,, | 〜(,, ミ ゚_')
|| ̄||^|| し'`J 彡(`U"" ノ
゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,. || ̄||^||
゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,.
゙″"~ ~ ~
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 二月の初めのある日、リスクは王都の外で、 |l|
|i| |i|
|l| アスターと共に高原の麓の方を眺めていた。 |l|
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────‐
| おっ!あれこそ!
┌──────────‐ └──v──────
| お、やっと見えて来たか?
└─────v─────
∧,..,. ∧∧と)
ハハ__ (*゚ o゚) (*゚ ヮ゚)ノ
ミ ゚_')O |) ( つハハ__
彡(´⌒" ノ (,, | 〜(,, ミ ゚_')
|| ̄||^|| し'`J 彡(`U"" ノ
゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,. || ̄||^||
゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,.
゙″"~ ~ ~
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| そろそろ交替の部隊への引き継ぎを済ませ、 |l|
|i| |i|
|l| カクメートンの村から引き上げてくる予定の |l|
|i| |i|
|l| 衛士隊を待っての事である。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
┌───────‐
| ちょ、おまッ!!
└─────v──
∧,..,.
ハハ__ (;゚ o゚) ∧∧
ミ ゚_')O つ キター(*゚∀゚)―!!
彡(´⌒" ノ (,, | ( つハハo_
|| ̄||^|| し'`J 〜(,, ミ ゚_')
゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,. 彡(`U"" ノ
゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. , ε= > ̄>^>
゙″"~ ~ ~
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| ……やがて、衛士隊が視界に入ると、リスクは馬を駆り、 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────‐
| おーい、向こうでも元気にやってたか〜?
└───────v───────────
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
/ `ー-‐´ l _,-‐、_
| ( O O) l ( oO )
|ヽl/ | / /
l ノlヽ 、ー--, l/ /
. ヽ l、 ヽ ノ ノ /
/ 、、ヽ|.,.> ヽミミミミミ彡,,,..,,,..___、
ノ ` 、___,-‐、 ( O 、ヽ
/ ヽ ) 、_ '
/ ー-----、__,´ ノ
l ミミミ ,--―-----‐´
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| ……その中にいる、一人のおにぎり族の下と |l|
|i| |i|
|l| 駆け寄って行った。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
∧∧ 新生ログスト島
━ (*゚ー゚) ━===========================━━━━━
(`ー―---, (`ー――----, i'ヽ i´| (`ー―---,
 ̄ ̄´/ /  ̄ ̄ ̄`ー, ノ (`ー, ,-、 || | |  ̄ ̄´/ /
i`/ ノ ノ `(`ー, ノ ノ l_,,) | | i`/
| | // =i|=  ̄ // // | |
ノノ `ー' ,ノl| (二二ニノ ノノ ノノ
/-|- ノー-、 _ヽ_ ー,--
-l‐ ノ ノ | ニニ -ノ┐
| .ノ ノ l二二l 、三三,
,、 ト、ト、 'l`
//l\≧,,゚ w>,m | 王の治世編 Part.1
⌒^⌒/E⌒lー―――――――――――――――――
(^l:::::::| 旱魃×灌漑=簡単大豊作?(前編)
ヽ`ー'ー―――――――――――――――――‐
 ̄ソ┌──┘ Episode - 31
―― 27年02月 王都アフォシリア
━━━━━===========================━━━━━
┌────────────────────‐
| さて、早速だが、君の話を聞かせてもらいたい。
└───────v─────────────
┌─────────────‐
| ず、随分とまた急ですね……。
└───────v──────
∧∧ /■\
ハハ__、., (*゚ ヮ゚) ゙" (´д` ;) 、., `゙" 、,.
~ ~ ~ ゙ " ミ ゚_')~ ゙ "( つ O" ~ ~ ~ ゙ "'( )゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
彡(´⌒" ノ 〜(,, | | | |
|| ̄||^|| し'`J (_(__)
? ゚。 ゚ ファー…ネムイ
∧∧ ∧∧ ∧∧
━O(゚- ゚*)━ヽ~ノ(((<> (゚* ) ∩O`*) __ハハ
ヽ |) (,,_) |ヽ) | ヽ つ('_゚ ミヽ~ノ
| ,,)〜 | ヽ~ノ_ ズリズリ | ,,) ヽ"(,,×))ミ
し'`ヽ,) し'`(,,__,,) ,.,,..,,.,.:;⌒;:) し'`ヽ,) <^| ̄<
~ ~ ~ ゙ "~ ~ ~ ゙ "" " ~ ~ ~ ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
、., `゙" 、,. 、., 、., `゙" 、,.
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| おにぎり族の青年と再開するや否や、リスクは |l|
|i| |i|
|l| 話を聞かせてほしいと切り出した。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────‐
| いや、何。君が向こうに駐留している間、
| ずっと君ならあの村々で何を見て、何を感じ、
| 何を話してくれるのか楽しみにしていたものでね。
└───────v──────────────
┌──────────────────‐
| そ、そこまで期待されると苦しいですね……
└───────v───────────
∧∧ /■\
ハハ__、., (*゚ ヮ゚) ゙" (´д` ;) 、., `゙" 、,.
~ ~ ~ ゙ " ミ ゚_')~ ゙ と つ" ~ ~ ~ ゙ " ( )゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
彡(´⌒" ノ 〜(,, | | | |
|| ̄||^|| し'`J (_(__)
\ 一つ、人より重労働〜♪ /
ムニャムニャ \ 二つ、ふるさと帰れない〜♪ /
∧∧ \ 三つ、みじめな低給与〜♪ /
('〜`*) __ハハ ∩ ∧∧ ∩ ∧∧ ∩ ∧∧ ∩ ∧∧
U つ('_゚ ミヽ~ノ ミ (゚O゚*) ミ (゚O゚*) ミ (゚O゚*) ミ (゚O゚*)
| ,,) ヽ"(,,×))ミ ミ つ |) ミ つ |) ミ つ |) ミ つ |)
し'`ヽ,) <^| ̄< | ,,)〜 | ,,)〜 | ,,)〜 | ,,)〜
し'`ヽ,) し'`ヽ,) し'`ヽ,) し'`ヽ,)
~ ~ ~ ゙ "~ ~ ~ ゙ "" " ~ ~ ~ ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
、., `゙" 、,. 、., 、., `゙" 、,.
┌─────────────────‐
| ん、まぁ、硬くならずに話してくれたまえ。
└───────v──────────
┌──────────────‐
| では……
└───────v───────
∧∧ /■\
ハハ__、., (*゚ ヮ゚) ゙" (´д` ;) 、., `゙" 、,.
~ ~ ~ ゙ " ミ ゚_')~ ゙ '(| つ" ~ ~ ~ ゙ " ( つ∩ .)゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
彡(´⌒" ノ 〜(,, | | | | ヽ_从人__从人___从_从人从_从_从_ノ
|| ̄||^|| し'`J (_(__) ≫ ≪
≫ うるせー!黙って歩けー! ≪
ヘーィ。 ヘーィ。 ヘーィ。 ヘーィ。 ≫ ハナン王に言いつけるぞ! ≪
∧∧ ≫ ≪
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ (゚皿゚#) ノY⌒YWY⌒YW⌒Y⌒YW⌒Y'⌒ヾ
(゚-T*) (゚-T*) (゚-T*) (゚-T*) __ハハと i:i:i
UU | UU | UU | UU | ('_゚ ミヽ,,,ヽ〜
| ,,)〜 | ,,)〜 | ,,)〜 | ,,)〜 ヽ "U´)ミ
し'`ヽ,) し'`ヽ,) し'`ヽ,) し'`ヽ,) <^| ̄<
~ ~ ~ ゙ "~ ~ ~ ゙ "" " ~ ~ ~ ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
、., `゙" 、,. 、., 、., `゙" 、,.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ソコノ、モウスコシ
ヘイヲ イタワッテヤレ。
∧∧ /■\
ハハ__、., (゚- ゚*) ゙" (´Д` ) 、., `゙" 、,.
~ ~ ~ ゙ " ミ ゚_')~ ゙ '(| ∪" ~ ~ ~ ゙ " ( づ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
彡(´⌒" ノ 〜(,, | | | |
|| ̄||^|| し'`J (_(__)
∧∧ コ、コレハ リスクサマ、
∧∧ ∩;゚ ヮ) スイヤセン、ワカリヤシタ…
. *゚ー) __ハハと i:i:i
U | ('_゚ ミヽ,,,ヽ〜
| ,,)〜ヽ "U´)ミ
し'`ヽ,) <^| ̄<
~ ~ ~ ゙ "~ ~ ~ ゙ "" " ~ ~ ~ ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
、., `゙" 、,. 、., 、., `゙" 、,.
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| その熱意にやや押され気味になりながらも、 |l|
|i| |i|
|l| おにぎり族の青年は、一年以上の間、西方で |l|
|i| |i|
|l| 見聞きしてきたものを語り始めた。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| まず、カクメートンの村ですが、あの周辺は酷く空気が乾燥しており、
|
| 私が駐留している間は両手で数えられる程度しか雨が降りませんでした。
└───────────────────────────────
\ | / ヒデーリ
/ ̄\
─( ゚ ∀ ゚ )─
\_/
/ │ \ カンカン
/■\
(´^ ` ;)
( )
| | |
.. ,,..、.. ,, .. ,,..、.. ,, ,, .. ,,..、.. ,, ,, .. ,,..、.. ,, 、、、.. ,,..、.. ,,..、、.. ,,..,,. (_(__)
∧∧
┌(;゚ -゚)────────────────────────────‐
| あぁ、確かにあそこの空気は乾いているが……
|
| 年に10回の雨も降らぬとはな……想像以上に酷い。
└───────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| 当然、そうなれば作物がうまく育つはずもありません。
|
| ですから、なんとかして水を得られるようにせねばなりません。
└───────────────────────────────
\ | / カンカン
/ ̄\
─( ゚ ∀ ゚ )─
\_/
/ │ \ ヒデーリ
ゥゥゥ、 コムギサンガ ミズブソクデ シナビテ
ゼンメツダヨゥ…。 アト、イッシュウカンデ
/■\ シュウカク デキルトコマデ ソダッタノニ…
(; ´д`)
( ) ∧∧
| | | r ´(iliTo゚) /⌒゚・。 /⌒゚・。゚・。⌒゚・。・。⌒゚・。゚・。
..,,. .. ,,.(_(__) .. ,,..、.. ,, .. ,,..、.. ,,〜(,,_U^U, ,l, .. ,,..、.l,. ,l,, ,, ,,l, ..l, ,l,,..、.l,. ,,
∧∧
┌(*゚ -゚)────────────────────────────‐
| 策は、あるのか?
└───────────────────────────────
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| はい。カクメートンから王都へ帰る途中、調べてみましたが
|
| カクメートンのすぐ北の平原地帯までは、アフォシリア高原の
|
| 森を水源とするそれなりに大きな川が流れていました。
└───────────────────────────────
/■\
( ´∀` )
( )
Y 人
、., `゙" 、,. 、., 、., `゙" 、,. (__)`J
,.,,,.,.,.,.,.,,,,.,.,.,,,,,.,.,,..,,,,,,.,.,,.,.,,.,,,,,,..,.,,.,,.,,.,,.,,,,,.,.,,.,,.,.,.,,.,.,,,.,,,.,.,.,.,.,,,,.,.,.,,,,,.,.,,..,,,,,,.,.,,.,.,,.,,,,,,..,.,,.,,.,,.,,.,,,,,.,.,,.,,.,.
〜 ~ ~ ~ 〜 〜 〜
〜 ::::::........ 〜〜 ~~ 〜 ...,,;;;: 〜 ~:.......;;::....
~ ~ 〜 〜 〜 〜
〜〜 ~~ 〜 ..., ,;;;: ~ ~ 〜
~ ~ 〜 〜 ...,,;;;: 〜
''''''""""''""'''''''''""""''""'''''''''""""''""'''''''''""""''""'''''''''""""''""'''''''''""""''""'''''''''""""''""'''
、., `゙" 、,. 、., 、., `゙" 、,.
∧∧
┌(*゚ o゚)────────────────────────────‐
| ほぅ。
└───────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| しかし、カクメートンの周辺になると、その川は向きを変えてしまい、
|
| カクメートンの方角へは流れていきませんでした。
└───────────────────────────────
/■\
(´д` ;)
( )
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、,. '::;:;;;,. ::::::........ 〜〜 ~~ 〜 ...,,;;;: 〜 ~:.......;;::....
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、., 、.,"'"''::;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;,. 〜〜 ~~ 〜 ...,,;;;: 〜
""'"'"'"''::;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;,.,.,.,.,.,,.,.,.,. ~~ 〜 ..., ~~ 〜
`゙" '''''''''""""''""'''''''''""""''""'''''''''""""''""'''''''''"""
、., `゙" 、,. 、., 、., `゙" 、,.
∧∧
┌(;゚ -゚)────────────────────────────‐
|
| ふむ。
|
└───────────────────────────────
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| そこで、人の手を使って水を通す為の路をその川から
|
| カクメートンの村々まで掘る、というのはどうでしょうか?
└───────────────────────────────
−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−/
┌─┬─┬┰┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│ │ │┃│ │畑┿畑│; ; │; ; │山│山│ 1
├─┼─┼╂┼─┼╂┼─┼─┼─└─┐─┤−
│ │ │┣┿━┿村┿畑│ │; ; │; ; │山│ 2
├─┼─┼╂┼─┼─┼─┼─┼─┼─└─┤−
│ │ │┃│; ; │ │ │ │; ; │; ; │; ; │ 3
├─┼─┼╂┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │; ; │┃│; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │ 4
├─┼─┼╂┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │; ; │┃│; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │ 5
├─┼─┼╂┼─┼─┼─┼─┌─────┤−
│; ; │; ; │畑┿畑│; ; │; ; │; ; │山│山│山│ 6
├─┼─┼╂┌───────┘─┼─┼─┤−
│; ; │; ; │村│山│山│山│山│山│山│山│ 7
├─┌─┐─└─────┐─┼─┼─┼─┤−
│; ; │山│; ; │; ; │; ; │; ; │山│山│山│山│ 8
├─┘─│─┼─┼─┼─└───┐─┼─┤−
│山│山│; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │山│山│ 9
├─┼─└─────┐─┼─┼─└───┤−
│山│山│山│山│山│; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │ 10
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘−
ザッザッ ├─┤10km
∧∧ ∧∧ ,., ザッ ,.;::;:;,.
(゚- ゚;) (;゚ -゚) ,.;::;:;,. /,_,/ ザッザッ
Oと ),.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.( つ――〔三〕,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.∧∧,.,./,.,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,,.,.,.,.
,.:;:;:/ ,,)〜;:;:;:;:;:;:〜(,, |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:(゚- ゚;)/;:;:;:;::;:;:;:;:::;:;:;:;:::;:;:;:;:::;:;:;::
∧∧ ''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'""'""'""'""'""'""'"'
┌(;゚ -゚)────────────────────────────‐
| と、なるとアフォシリア全土を巻き込んだ、一大事業になるが……。
|
| それに、完成するまでの食糧不足はどう乗り切ったら良い?
└───────────────────────────────
┌─────────────────────‐
| ご安心ください、策は一つだけではありません。
|
| 来年にでもすぐに収量を上げる策もございます!
└───────v──────────────
┌──────────────────‐
| おおぉぉぉ!それはすごいぞ!教えてくれ!
└───────v───────────
┌────────────────‐
| はいッ、その策とは……ウンタラカンタラ…
└───────v─────────
∧∧ /■\
ハハ__、., (*゚ ヮ゚) ゙" (´ー` ) 、., `゙" 、,.
~ ~ ~ ゙ " ミ ゚_')~ ゙ '( つ つ" ~ ~ ~ ゙ " ( つ |) ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
彡(´⌒" ノ 〜(,, | | | |
|| ̄||^|| し'`J (_(__)
∧.,. ジ〜ッ
;゚ -)
とノ
ノ〜
~ ~ ~ ゙ "~ ~ ~ ゙ "" " ~ ~ ~ ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ゙ "" ~ ~ ~ ゙ "" ~ ~ ~ ゙ ""
、., `゙" 、,. 、., 、., `゙" 、,.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────‐
| ……これが、『二人の世界』というヤツか……
└─────────v──────────
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
/ `ー-‐´ l
| ( O O) l ハイリコメン
| U |
l U -―‐- l
. ヽ (`‐-―, ノ すなわちウンヌンカンンウン… >
/ \ \ヽ
/ ー----'´) ヽ ヽ なるほど、つまりアータラコータラ… >
/ ) `ー--'
l`ー--------' |
| |
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 彼の帰還によって、アフォしぃの歴史の新たなページが動き出す……。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
中編か後編へ続く〜
.
/ ̄\_______________________/ ̄\
| |ROGUSTO / STORY/ OF/ | |
\_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
//
// / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
// | | | \ | | | _ | |_/ |
// \_/ !| \| _|_ \_/ _|_ | \ _|_
/ ̄\___________________________/ ̄\
| |27:暁の終わり :| |
\_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
\\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____________/ ̄ ̄
\\ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄\_________
\\_______/ ̄\_____/ ̄ ̄\_/ ̄ ̄ ̄\_
\\____/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄
/ ̄\_______________________/ ̄\
| |22年10月 | |
\_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
.
ψ−9 西方移民団上陸地
━━━━━━━━━━━━
ヽ ` _
,)_,.v''´⌒ヽ.  ̄ ‐- ...
)
... ..:... ´ヽ.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.. :..:⌒; __,、 ノ⌒ー'
ヽ:_:.:.:.:.:.:. :. .: .:.:.:.:..:.ノ ,r ヽ'⌒ `^j ヽ ..:.:.:.
 ̄ `ー ‐-‐一´ r'´ `ー'⌒ヽ `ー 、:.
, '⌒ー-‐、 ヽ, ....... ... .... . . .. .⌒ヽ
ヽ-―--‐-ヽ.っ r_,つ ヽ.:.:._:_:.:.:.:.___:::.:.:.:.:..:::.:.:ノ- .__,.-
 ̄  ̄ ̄  ̄ ` ̄ー-
/`''‐‐‐、,, ,,/~''''‐、,,,,
,,、、、‐''''‐‐、、,,,,__,,,,、‐'' ~''''~~ ~~''''‐、,,,,__
,,、‐''''~~~
: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : llll: : : : : : : : : : : : : : : lllll: : : : : : : : lllll: : : : : : : : llll: : : lll
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~~~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~ ̄ ̄ ̄ ̄~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
" '”・' '.......:::::.:...,。,・'"" ””" '゚゚ ' ,.,,....:::::.:...,。,'""”:..., ,'""’’゚゚" ' ' ' ,.,,....:::::.:..., ,
.,.,,,_ '”・' '”・' '”・' '”・' '”・' '”・' '”・' '”・'
... ... :::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ::: ..:: .:.::... .... ....
.....::::: .:.::.::. :::::::.. ...:::::.:.::.::. ::::::: .....:::::.:.::.::.:::::::
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ログスト暦22年末。 |
||| 古の旅人達の上陸地は、すっかり人の気配を失っていた。 |
|」____________________________|
.,;: _... .,.,;:;:;:,.,.,_ ,,,......,,,,,;:;''" .. .:.. . ::... . :.. . :. .. . :.:.
.....,,,,,;:;'''"'''" ....,,_,,,...;:;::''""''''" .. ... . .. .. . .. . . . . .. .. . . .. .::...
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l二二::;:二二;:二;:;:;二;二:二:;二:;:;:;:二:;:;:;:二;:;:二二二:;;:;;:二二/ l二二::;:二二;:二
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┃┃ .〈二〈二=〉 (_(__) ┃┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━┻━━
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┃┃ |'''''''''||''''| ( ):゙┃┃||| 人々は、浮かんでは消える水泡の如く、歴史の狭間に消えていく。 :::|
┃┃ |'''''''''||''''| | | |:::::┃┃|」______________________________|
┃┃ (_(_:) (_(_) : ┃┃
┃┣━━━━━━━━━━┫┃
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 旅人たちの苦難の記憶は幕を閉じ、新たな夜明けが訪れる。 :|
||| 人々の新たな歴史に、幸福あれ… |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
|」____________________________|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,:.:-‐:::':::::::::::::.... :::.:::.::.::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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/⌒''''´: :.:.:.:. :.:.:.`'''''´ :.:.:.:.r'⌒ー-:.':.. :.:.:.:.:.::::::::::::::::::::.... :::::::ヽ、;;;;;;:::::-‐
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⌒ .. /■ヽ
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⌒ ... |l/l/ll|/) | ::::) ) ... ⌒
/:::: `、///ミ :| //
l_:::: | ||l/l/|/) :| ノノ
ノ__`とl ::::: l |ノノ
(_/`J しJ 彡ヽ`
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| オニギリ人の長い旅は、終わった。 |
||| 旅の時代について、これ以上私から述べることは無い。 :::|
|」_________________________|
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃飯┃三都連合 ┃☆☆☆☆☆☆★★★★┃同盟:− 仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳┻━━┳━━━━┳━━┻━━━━━━━━━━━┫
┃能 力┃身 04 ┃統 08 ┃知 05 ┃政 07 ┃繁 05 ┃合計 29 ┃ラデル他二名 支持率:86%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:22820人+軍:910人=総人口:23730人
┣━━━━━━━─国土─┓4コマ3村 総収穫:小麦20100石/年 米13000石/年
┣━━━┯━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘22年10月:状況:終わりと始まり
┃
┃オニギリ人達の旅の歴史は終結し、新たな時代が始まりを迎えようとしている。
┃
┃歴史は如何なる試練を人々に課すのか。
┃それは誰にも予測できない。
┃
┃ラーラロの失踪と22年の終結、西方移民団上陸地の消滅をもってオニギリ史第T期の終結とする。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄\ \
\ \___________________ _ _ _ _ _ _
\____________________ _ _ _ _ _ _
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To Be Continued ─────
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
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,. '  ̄ `ヽ .,. '  ̄ `ヽ ./ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄`ヽ ', /::゙■■■■', ./ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄\_____/ ̄\
! (二)- }.:. l | !■■ l / ̄\___/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄\_
、__ _,ノ.;/,.' 、.゙■■ ■,'..○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽ . _ ..,. '  ̄ `ヽ、. _ .. ' ..┃ROGUSTO / STORY/ OF/
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!....|磊盾都| l / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
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/ .゙ヽ . _ .. ゙' \_/ !| \| _|_ \_/ _|_ | \ _|_
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┃28:悪夢の赤き星・第一話 ::┃26年10月
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ログスト暦26年10月。 |
||| つかの間の歴史の休息は破られようとしていた。 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|」_____________________゙||| オニギリ史第U期の始まりである。 |
|」__________________|
ヘ/★\ /★\ノ
(,, ´∀`) (´∀` ,,)
( 丿 と__と__ .| ̄/ ̄\: ̄|
人 ヽノ | | | | | | 〇 |_|
;;:.. ..,,., ..,;;iルv,.. ..,. ..(__(__). ..,.,, ..,.,;;:: .,,.:;: ..,.,wiレノvv;,...(_(__)  ̄ ̄ ̄\_/; :;:,::,,
. .;. . . ,;;:.';'"" ' ., . . .;'' ' . ' ; :' . .
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 南方村。「火星教」という聞き慣れない名の新興宗教が :|
||| 人々の間に密かに広まりつつあった。 |
|」_________________________|
\ マーズ アリガタヤー /
\ スコッティー アリガタヤー /
/★\ノ ./★\ノ /★\ノ
(´∀` ) (~∀~ ) /★ヽノ (・∀・ )
( (S) ) .( (S) ) (゚Д゚,,) ( (S) )
( ( ( .( ( ( (S) | ( ( (
(_(_) (_(_) 、_,,) .(_(_)
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/★\ノ
(‐∀‐ ) ./★\ノ
( (S) ) (´∀` )
( ( ( ( (S) )
(_(_) ヘ/★ヽ ( ( (
/⌒ヽ) .(_(_)
〜(,_,,,)
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... ..:( )ゝ .( )ゝ( )ゝ ( )ゝ..........
.... i⌒ / ( / i⌒ / :i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
.. 三 | 三 | 三 | 三 | ... ............. ........... . .....
... ∪ ∪ (__(__) ∪ ∪ ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
 ̄ ̄三三 ̄ ̄三三 ̄ ̄三三 ̄ ̄三三 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三三 三三 三三 三三
/ マーズ マンセー! \
/ スコッティー マンセー! \
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 「夜空に浮かぶ赤い星に毎夜祈りを捧げれば幸せになれる…」 :|
||| その教えは極めて単純且つ明快であった。 |
|」____________________________|
| ただ、人々の心に平穏をもたらすには何が必要かを考えればよい。
\________________________ _____
\|
. /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\
. ../ | . | \
./ |_____| ヽ
/| ̄ ̄ ̄|\ ./ |
/ | | \ | /~~) (~~\ ::|
/ |___| ヽ |  ̄  ̄ ::::|
/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`、 .| ~| ̄ ̄/ :::::::/
|___| ○ ○ | .\  ̄ ̄ ::::::::/
|___| :::::| \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| | \__/ :::::::|  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄\
\ \ \/ ::::::/  ̄ ̄Z
/'''''''''''''''''''||||||'''''''''''''''''''''''''`、  ̄ ̄ ̄Z 夢を広げるぜぇ!
/ |||||| 、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ |||||| l
|'''''''''''''''''''''''''||||||'''''''''''''''''''''''''''''''|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 南方村の人々の大半は、ケーリュケイオンやユラル・クェアなどの |
||| 魔術師とその魔法を深い尊敬と崇拝の対象にしていたため、新興宗教には見向きもしなかったが、 |
|」____________________________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 貧民の一部はその極めて簡便な教義の魅力に吸い寄せられ、 :::|
||| 火星教徒となっていった。 |
|」_____________________________|
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(´Д`;;;)
ヘ/★\ し し )
( `∀´) く く く
( つつ★\ (_(_)
) ) )
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(´Д`#:) (∀゚ ;;;:)
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~''‐‐、,,、_________,,、‐‐''~ (へ )
>
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| この時はまだ、火星教という集団は、「平和な」集団であった。 ::::|
|」____「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|________|
||| 一人の白面が現れるまでは… |
|」________________|
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
/ To Be Continued ─────
/ ______________ _ _ _ _ _ _
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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│ | | ̄ ̄ |\ | / ̄\
│ | |── │ \ | └──┐ ┼┌┐ |/ \/
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 ̄
┌──────┬───────────
| FILE No.18 .| 南都反逆編 Part.8
└─┬────┴────────┬──
│ 力の減少と増大. │
└─────────────┘
──24年2月 ジェルティス神殿
` 、 '
‐― ○ − ‐
, ' ヽ
__ ,. ヾ
/ ★ \ , '
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________i´ n `i | l+l+l n l+l+l | i´ n `i________
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... ... ... ... ... ... ... ... ....... ... ... ....... ... ...
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| コルベーユという危機を微塵にも感じていないジェルティスでは、 |i|
|i| 今日ものんびりと神殿で政策会議を行っていた。 |i|
`──────────────────────────────´
┌────────────────
│いきなりですまないが、…いいかな?
└────────v───────‐
┌───────────────────
│最近冴えてますね〜。どうぞ、コルベーユ殿。
└──────────v────────‐
___ ___
/貴\ 〉 -☆-| /軍\ /╋\ ヽ ж |
(,, ・∀・) (,, ・−・) (,, ・∀・) (,, `∀´) (,, ゚∀゚)
/ ̄ ̄ ̄) ./ ̄ ̄ ̄) /:i:i:i:i:i:i:i:i| ./ ̄ ̄ ̄| |~~~|†|~| ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ |‐Ψ─|
___ \ (´∀`ヽヽ
/民\ ./民\ ./聖\ .< ★ > ヽ ★ > \ 〔 ̄ ̄ ̄\
二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二| ..〔____>
/ ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) | |
..<____) <____) <____) <____) <____)
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| 真っ先に口を開いたのは、またもコルベーユだった。 |i|
`──────────────────────────────´
┌────────────────────────────
│これは前々から考えていた事なんだが、軍や聖職者と同じように、
│貴族も階級で分けてみてはどうだろうか?
└──────────v─────────────────‐
┌──────────────────
│貴族を階級で?それはまたなぜですか?
└──────────v───────‐
___ マータ フザケタ コトヲ ___
/貴\ 〉 -☆-| /軍\ /╋\ ヽ ж |
(,, ・∀・) (,, ・−・) (,, ・∀・) (,, `∀´) (,, ゚∀゚)
/ ̄ ̄ ̄) ./ ̄ ̄ ̄) /:i:i:i:i:i:i:i:i| ./ ̄ ̄ ̄| |~~~|†|~| ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ |‐Ψ─|
___ \ (´∀`ヽヽ
/民\ ./民\ ./聖\ .< ★ > ヽ ★ > \ 〔 ̄ ̄ ̄\
二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二| ..〔____>
/ ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) | |
..<____) <____) <____) <____) <____)
┌────────────────────────────────
│最近、「国への貢献が多くとも少なくとも「貴族」である事に変わりは無い」と
│申している者達が、有力貴族へ威張り散らしている、との報告があった。
└───────────v────────────────────‐
┌──────────────────
│私共もそれに関しては大変困っております。
└────v─────────────‐
___ ___
/貴\ 〉 -☆-| /軍\ /╋\ ヽ ж |
(,, ・∀・) (,, ・−・) (,, ・∀・) (,, `∀´) (,, ゚∀゚)
/ ̄ ̄ ̄) ./ ̄ ̄ ̄) /:i:i:i:i:i:i:i:i| ./ ̄ ̄ ̄| |~~~|†|~| ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ |‐Ψ─|
___ \ (´∀`ヽヽ
/民\ ./民\ ./聖\ .< ★ > ヽ ★ > \ 〔 ̄ ̄ ̄\
二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二| ..〔____>
/ ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) | |
..<____) <____) <____) <____) <____)
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| その発案は、「貴族も階級で分けよう」というもの。 |i|
`──────────────────────────────´
──財産、土地、国家貢献の違い──
│ ワルイ ヨカン ガ…。
│ |~~~~~~|
│ (・∀・ ;)
│ ( ̄ ̄ ̄\
│ (____>
│ ┌─────┐
│ アレ? ヨク カンガエタラ │ │
│ リョウホウ 「キゾク」 ジャン。 │ │
│ /☆\ │ │
│ (; ・∀・) │ │
│ / ̄ ̄ ̄) │ 上流貴族 │
│ <____) │ │
│ ┌─────┐ │ │
│ │ │ │ │
│ │ 小貴族 │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
┼────┴─────┴───────┴─────┴────
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| その発端は、特に何かジェルティスのために貢献した訳でもない |i|
|i| 小貴族の行動だった。今までは財産の多い貴族達に従ってきたが、 |i|
`──────────────────────────────´
──地位の違い──
│ オナジ 「キゾク」 デスカラ。 チョwwオマwwwww
│ /☆\ |~~~~~~|
│ (* ・∀・) (・∀・;;)
│ / ̄ ̄ ̄) ( ̄ ̄ ̄\
│ <____) (____>
│ ┌─────┐ ┌─────┐
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ 貴族 │ │ 貴族 │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
│ │ │ │ │
┼────┴─────┴───────┴─────┴────
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| 位が同じ貴族である事に気が付くと、自分より遥かに上の |i|
|i| 有力者にすらも尊大な態度で威張るようになっていった。 |i|
`──────────────────────────────´
┌───────────────────────── オーソリティ ──────
│この状態が続くといずれパワーバランスが崩れ、国そのものの権威が無くなります。
│ですから、財産と国への貢献によって公・侯・伯・子・男の五段階に位を分ければ
│そのような事は起こらず、すぐにその者がどの程度信用できるのかが分かります。
└───────────v───────────────────────‐
┌─────────────────────
│それでは完全なる格差社会になってしまうぞ!!
└─────────────v───────‐
┌──────────────────
│私もキルヴァス殿の意見に賛成ですね。
└─────────v────────‐
___ ___
/貴\ 〉 -☆-| /軍\ /╋\ ヽ ж |
(,, ・∀・) (,, ・−・) (,, ・∀・) (,, `∀´) (,, ゚∀゚)
/ ̄ ̄ ̄) ./ ̄ ̄ ̄) /:i:i:i:i:i:i:i:i| ./ ̄ ̄ ̄| |~~~|†|~| ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ |‐Ψ─|
オレタチ ニハ カンケイ ナサソウ…。 ___ \ (´∀`ヽヽ
/民\ ./民\ ./聖\ .< ★ > ヽ ★ > \ 〔 ̄ ̄ ̄\
二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二| ..〔____>
/ ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) | |
..<____) <____) <____) <____) <____)
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| 「あんたが一番信用できねーよ」という話は置いておいて、 :|i|
|i| これを危惧したコルベーユは、貴族を名声により五段階に |i|
|i| 分ける事で解決しようと考えた。しかし当然ながら、 |i|
|i| それは諸侯の隔たりが大きくなるとして批判を浴びた。 |i|
`──────────────────────────────´
┌───────────────────────────────
│雑兵、小隊長、中隊長、七騎士。司祭、司教、大司教、枢機卿。
│成績による階級分けなど、貴方方も同じくやっているのはありませんか?
└──────────v────────────────────‐
┌────────────
│それは、…そうですが……。
└───v──v──────
┌──────────────────────────────
│それは、…承認されたという事でいいんですね。では、コルベーユ殿の
│発案を可決します。早速使者を送って有力者達に位を授けましょう。
└─────────────────────────v────‐
___ ___
/貴\ 〉 -☆-| /軍\ /╋\ ヽ ж |
(,, ・∀・) (,, ・−・) (,, ・∀・) (; `∀´) (,, ゚∀゚)
/ ̄ ̄ ̄) ./ ̄ ̄ ̄) /:i:i:i:i:i:i:i:i| ./ ̄ ̄ ̄| |~~~|†|~| ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ |‐Ψ─|
オレタチ ニハ カンケイ ナサソウ…。 ___ \ (´∀`ヽヽ
/民\ ./民\ ./聖\ .< ★ > ヽ ★ > \ 〔 ̄ ̄ ̄\
二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二(,, ・)二二二.(; ・)二二二(,, ・)二二二| ..〔____>
/ ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) / ̄ ̄ ̄) | |
..<____) <____) <____) <____) <____)
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| コルベーユは軍と信者に関しても同じ事が言える、と言い、 :|i|
|i| 半年前のように軽くスルーした。 |i|
|i| キルヴァスとジェスターは何も言えず、結局その発案は可決された。 :|i|
`──────────────────────────────´
・
・
・
┌──────────────────────────────────
│コルベーユ・ヴェルデューゴ。汝は偉大で聡明に在らせられる教皇猊下に忠義を尽くし、
│数々の政策案を提出し国に貢献されたため、公の爵位を下賜する。
└───────────v──────────────────────‐
/使\
(,, ・∀・)
/ つ□と) ___
<____) |-☆- 〈 ( ̄ ̄ ̄\
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (・ー・ ,,) (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| 数日後、勿論コルベーユにも使者は来るのであったが、 |i|
|i| それは普通のものではなかった。 |i|
`──────────────────────────────´
┌────────────────────────────
│…と、本当はこれで終わりたいのだが、実は困った事になってな。
│公の授与者は貴方とホーカー殿とサレンダー殿だったのだが、
│ホーカー殿には爵位を返上されるし、サレンダー殿は不在だし、
│かといって侯爵の者を繰り上げさせる訳にもいかないし…。
│そこで、他の者に譲っても自らに上乗せしても良いので、
│2つの公の爵位を受け取っては下さらぬか?許可は取ってある。
└───────────v────────────────‐
┌────────────────────────
│そこまで頼まれては断られますまい。引き受けましょう。
└─────────v──────────────‐
/使\
(,, ・∀・)
/ ̄ ̄ ̄) ___
<____) |-☆- 〈 ( ̄ ̄ ̄\
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (・ー・ ,,) (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| 「公の爵位が2つ余ったのでそれも受け取って欲しい」と |i|
|i| 使者に言われたのである。コルベーユは優々とそれを了解した。 ::|i|
|i| この時、コルベーユがジェルティスで唯一の公爵になった。 |i|
`──────────────────────────────´
┌──────────────────────────
│…さてと、舞台は完成だ。そろそろ開演してもいい頃だな……。
└────────────────v─────────‐
______________
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| ● ● ヽ
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ヽ /
ヽ /
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/ )
|i|`ー─────────────────────────────´|i|
|i| その膨大な権力の贈与が、恐ろしい事態を招く事など知らずに…。 :|i|
`──────────────────────────────´
┏━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┠───┘24年3月:完璧に仕組まれた「舞台」
┃
┃同じ貴族であるのをいい事に威張っていた小貴族達だったが、
┃爵位制度で名士の階級に差をつけるという政策の前に、あっさり崩れ去ってしまった。
┃
┃慎重過ぎていい加減飽きてきたコルベーユの行動に、いよいよ火が点く!!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ザザー
ザザー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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。.... :::::.....:::::::... :::::::.....:::::::...::..:::::.....:::::.... 。..│修行だとか言って…あのクソ野郎…
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│ここ何処なんだよ…この俺様を誰だと思ってやがる…くそっ…
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│なんだってこんな何も無い所に… ん?
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グォォォォ…
, ─-ッ /;:;;:;:;:;、 ォォォォ…
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キエタ… ナニモカモ…
ワタシハ… オソレタ…
ワタシニハ… ワカッタ…
, ─-ッ ∧∧/;:;;:;:;:;、
/;:;:;:;;;:;:ヘ::::::/;:;:::#Д〉 ォォォォ…
ァォォォォ… .(Д;:;:…u;:;:**マ:; ;: ;:;;:;;;/
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ワタシハ… ユメニハ…
ナレナカッタ…
ワタシハ… キエタ…
オマエハ… キエルノカ…?
ドプッ!
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ァォォォォ… .(Дu;…u;:;:**マ:u; ;:;;:;;;/
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オマエハ… ダレダ…
∧_∧
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.(Дu;…u;:;:**マ:u; ;:;;:;;;/
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.:..:: . .:.: .: .: .. .. ::.. . . .: .: .: .: (( (゚ ; ) )) ガクガク
:: : : : : : : : : : .: .:.: .:. : (( ノ( )フ )) ブルブル
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│、お俺様は、ててて天下にぶぶぶ武名轟く、てぃてぃ、ティートマ様だっ
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∧_∧ ギョロリ
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, ─-ッ/::::::::::l/;u:;:;、
/;:;u:;;;:;:ヘ::::::/;:;u:#Д::〉 ニテイル…
オマエハ… (Дu;…u;:;:**マ:u; ;:;;:;;;/
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.:..:: . .:.: .: .: .. .. ::.. . . .: .: .: .: (( (゚ ; ) )) ガクガク
:: : : : : : : : : : .: .:.: .:. : (( ノ( )フ )) ブルブル
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│ききき聞こえてないのかぁ!、おお俺様はてぃてぃ、
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ク ラ キ メ ガ … ミ エ ル …
∧_∧
(:::::゚::::゚)
, ─-ッ/::::::::::l/;u:;:;、
/;:;u:;;;:;:ヘ::::::/;:;u:#Д::〉 ワガフルサト…オマエハ…
ナニモカモ…ウシナッタ…. (Дu;…u;:;:**マ:u; ;:;;:;;;/ ウバッタ…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~vへ;:u;:ι;u:;:r; ;:#;::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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.:..:: . .:.: .: .: .. .. ::.. . . .: .: .: .: (( (゚ ; ) )) ガクガク
:: : : : : : : : : : .: .:.: .:. : (( ノ( )フ )) ブルブル
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│…?、ななな、何をわけわかんねぇことを抜かしてやがるっ!
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…! …! ク! ラ! キ! コ! コ! ロ! ヲ! …! …!
-=-‐-宀…-ー''宀u冖u'””Ч __,..,_ _ ___ _ _
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Ч ノ
ν
∧_∧
(::::゚::::::)
, ─-ッ/::::::::::l/;u:;:;、
/;:;u:;;;:;:ヘ::::::/;:;u:#Д::〉
(Дu;…u;:;:**マ:u; ;:;;:;;;/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~vへ;:u;:ι;u:;:r; ;:#;::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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.. . ... . . . . ..: : :.从 ボォッ . . . . ..: : :. . . . . ^~^:〜。,,,,・
/:::::ヽ て
(゚Д゚; ) ) ,――――────────
/ / ( ( │な、なんじゃこりゃあ!!
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│ふ、ひぃあっ… │止めろ!止めてくれ! い…イタイ!
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│頭がッ!イタイ!あぎゃ!ア、あァア、ぁ…!
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~vへ;:u;:ι;u:;:r; ;:#;::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__
│あぎゃああああああああああああああああああああああ!!!
Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 次なる訪問者がログストの歴史に齎したものは、 ::::|
||| オニギリ史上初の「白面狂魔術師」だった。 |
|」_______________________|
,. '  ̄ `ヽ .,. '  ̄ `ヽ ./ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄`ヽ ', /::゙■■■■', ./ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄\_____/ ̄\
! (二)- }.:. l | !■■ l / ̄\___/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄\_
、__ _,ノ.;/,.' 、.゙■■ ■,'..○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽ . _ ..,. '  ̄ `ヽ、. _ .. ' ..┃ROGUSTO / STORY/ OF/
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!....|磊盾都| l / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
/、|\_/| ,' .| | | \ | | | _ | |_/ |
/ .゙ヽ . _ .. ゙' \_/ !| \| _|_ \_/ _|_ | \ _|_
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┃29:悪夢の赤き星・第二話 ::┃26年12月
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│さあ皆さん、教祖様と、赤い星に、今夜も祈りを捧げましょう!
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ヘ/★ヽ
(*゚ー゚)
と つ
ノ l
〈二二二〉
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ .\
/★\ノ ヘ/★\/★\ノ ヘ/★\ ヘ/★\/★\/★\ノ ヘ/★\
( /★\ ( /★\ /★\ /★\ /★\ /★\)/★\/★\ )
/★\ /★\ ./★\ノ./★\ /★\ /★\ _/★\ ./★\ /★\
( ・)(・ )( )( ) ( )( ) (` )( ・∀)(-` )
( ).( ).( )( ) ( )( ).( )( ).( )
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ログスト暦26年12月、火星教は着実に教徒の数を増やしつつあった。 ::|
|」________________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| と、同時に、火星教団内部では、極めて不思議な問題が発生していた。 |
||| 原因不明の「悪夢」に魘されて寝付けない者が教団内で八割を超えている、ということだった。 |
|」__________________________________________|
,――――────────────
│怖い夢のお陰で寝付けないモナ…
'────────v───────
,――――────────
│やべぇ夢を見ちまった…
/★\ '────────v─── /★\ノ
(´Д`; ) (‐_‐ ) ネムレナイ…
. ,,、‐'''ヽと ) ( )
// ̄ ̄ ̄:: ::: 、ノヽノ /★ヽノ (_(_)
(_(________) (((゚Д゚;)))ガクブル
. ,,、‐'''ヽと |
// ̄ ̄ ̄:: ::: 、ノヽノ
(_(________)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| この奇怪な現象が、数ヵ月後に大災厄に発展するなどとは、 |
||| このとき誰も予測し得なかっただろう。 |
|」_____________________________|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
/ To Be Continued ─────
/____________ _ _ _ _ _ _
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.
┌──────────────‐
| 酒は飲め飲め 飲むならば〜♪
└────v────────── ┌────────────────‐
| 失礼します(もう呑んでるのか……)。
グデングデン └───────v─────────
∧∧盃 〜 。 o ゚。
(*゙ヷ)')
ミ""ミ ( つ ノ ∧∧ ∧,..,.
ミ ミ(二ニ)ヽ (゚- ゚;)`ヽ (゚- ゚;)`ヽ
ミ,,_____ "||"ミ||| J (つと,,) ,,)〜 (つと,,) ,,)〜
""l""""""""""""""""l し'`J し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 夕方、政務を終えてリラックスしているハナン王の所へ、 |l|
|i| |i|
|l| アスターとリスクがやって来た。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────‐
| おふ、あすたぁとりすくではにゃいか。
| こんなゆーぐぁたににゃにようであ〜る?
| ぢゃってはも〜かえってもーたぜよ〜。
└────v────────┬──────────────────────────
│いえ、この度ハニャライト家に客として置いていた賢才の者を、
┌───────‐ │アフォシリアの発展に役に立つと思い、推挙しに参りました。
| あ、ええよ〜ん。 └──────v────────────────────
└────v───
∧∧盃 〜 。 o ゚。
(*゙ワ゚)') ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( つ ノ (゚o ゚*) (゚- ゚*)
ミ ミ(二ニ)ヽ (| つ (∞ )
ミ,,_____ "||"ミ||| J | ,,)〜 | ,,)〜
""l""""""""""""""""l し'`J し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| かねてからハニャライト家で客として養っていた賢才を |l|
|i| |i|
|l| 推挙しに来たと言うアスターとリスクに、王は目通りを許し、 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
┌───────‐
|さぁ、こちらへ。
└────v───
┌─────────────────────────‐
| お、お初にお目にかかり、恐悦至極に御座います……
└────────────────────v─────
∧∧ 〜 。 o ゚。
(*゙ー゚) ∧∧ ∧,..,. /■\
ミ""ミ ( つ盃O (*゚ o゚) (*゚ -゚) (´д` ;)
ミ ミ(二ニ)ヽ (| つ (∞ ) ( つと )
ミ,,_____ "||"ミ||| J | ,,)〜 | ,,)〜 ( ( (
""l""""""""""""""""l し'`J し'`J (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| そして………… |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────
| そこの、帽子は脱いでおけ。こんなんでも
| 私はアフォシリアを統べる王であるぞ。 ┌────────────────────‐
└────v─────────────┤陛下、この者の頭は帽子ではありませぬ……。
プンスカ ┌────┴─v───────────────────
プンスカ │(自分で「こんなん」言っちゃダメじゃないのか?)
∧∧ 〜 。o ゚。 └────────────o────────
(*゙ぺ)G ∧∧ ∧,..,. 。゚ /■\
ミ""ミ ( つ盃 (゚- ゚;) (゚o ゚;) (´д` ;)
ミ ミ(二ニ)ヽ (| つ (∞ ) ( つと )
ミ,,_____ "||"ミ||| J | ,,)〜 | ,,)〜 ( ( (
""l""""""""""""""""l し'`J し'`J (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| ボケた。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌──────────────────
| 帽子では無いとなると、何だ?
| さては来春流行の最先端ヘアーか? . ┌───────────────────‐
└────v────────────┤陛下、この者の頭はこれが地であります……。
└──v─────────────────
∧∧ 〜 。 o ゚。
(*゙ o゚) ∧∧ ∧,..,. /■\
ミ""ミ ( つ盃 (゚o ゚;) (゚- ゚;) (´д` ;)
ミ ミ(二ニ)ヽ (| つ (∞ ) ( つと )
ミ,,_____ "||"ミ||| J | ,,)〜 | ,,)〜 ( ( (
""l""""""""""""""""l し'`J し'`J (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────‐
| ……って事は、何だ?新種の二足歩行するタヌキか?
| んでもって腹のあたりには不思議なポケットが……
└────v───────────────────
∧∧ 〜 。 o ゚。 ピキィッ
(*゙ ヮ゚) ∧∧ ∧,..,. /■\ タヌキ!?
ミ""ミ ( つ盃 ( - #) (゚- ゚;) (´д` ;)
ミ ミ(二ニ)ヽ (| つ (∞ ) ( つと )
ミ,,_____ "||"ミ||| J | ,,)〜 | ,,)〜 ( ( (
""l""""""""""""""""l し'`J し'`J (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
長文「ロングセンテンスプレッシャー」
┌─────────────────────────────────────────‐
|陛下に申し上げまする。この者は今を去る事8年と3月前、私とアスター=ハニャライト侯が
|共に図り行った南方異民族、通称「とんがり頭」村への報復攻撃の際、捕らえた者の1名で
|御座います。そういった成り行き故、長い間冷遇して参りましたが、先入観を払い語り合って
|みたところ、これが並々ならぬ知識と高見を持った、陛下と天下国家について共に語り合うに
|足る賢人だと分かり、こうして推挙しに参った次第で御座います。彼の語るところによりますれば、
|彼らの名は「おにぎり族」といい、20年ほど前に遥か東の大地よりこの地に来た民族で、遥か
|昔より我らの思いもよらぬような高度な手法を用いて農業を行っているそうであります。ですので、
|国王陛下におかれましては、彼らおにぎり族と、我らしぃ族との多少の外見の差などには囚われず、
|その英知を尊び、その高見を重んじて彼に国政参与の席を与え、アフォシリアにおける食糧難を
|解決する為の方策をお尋ねになり、速やかに実行するべきかと存じ上げます。
└───────────────────v──────────────────────
┌─────────────────────‐
| ぅゎ、長文自重……。三行以上は読む気せんわ。
└────v─────────────────
∧∧ クドクド
(ili゚ -゚) クドクド ∧,..,. /■\
ミ""ミ ( つ盃 ∧∧ (゚o ゚;) (´д` ;)
ミ ミ(二ニ)ヽ ( - #)`ヽ (∞ ) ( つと )
ミ,,_____ "||"ミ||| J (つと,,) ,,)〜 | ,,)〜 ( ( (
""l""""""""""""""""l し'`J し'`J (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────────‐
|現在只今アフォシリアは危急存亡の秋(とき)であります。
|今現在差し迫った脅威となっている食糧難を乗り越えねば、
|民は騒ぎ、王の威権は揺らぎ……
└───────────v──────────────
┌───────────────‐
| あ〜、もう、わかったわかった。
| おかげで酔いも覚め果てたわ……。
└────v───────────
∧∧ ガミガミ
(ili゙ -゙)つ クドクド ∧,..,. /■\
ミ""ミ ( つ盃 ∧∧ (゚- ゚;) (´д` ;)
ミ ミ(二ニ)ヽ ( 皿 #)`ヽ (∞ ) ( つと )
ミ,,_____ "||"ミ||| J (つと,,) ,,)〜 | ,,)〜 ( ( (
""l""""""""""""""""l し'`J し'`J (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────────────────────────────────‐
| と、いう訳でお主、自由に意見を述べるがよい。私の心は大海の様に広い故、
| 出自や家柄には縛られぬ。私の役に立つなら用い、役に立たぬなら捨てようぞ。
└────v─────────┬─────────────────────‐
| だ、そうだ。さぁ、存分に語ってくれたまえ!
┌──────┴──────v───────────────
| は、はぁ……ありがたき幸せ。では……
└─────────v────────────
∧∧
(*゚−゚) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( ∞) (´−`;)O(゚ー゚*) (゚- ゚;)
ミ ミ(二ニ)ヽ (つと ) ヽ |) (∞ )
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 | | | | ,,)〜 | ,,)〜
""l""""""""""""""""l (_(__) し'`J し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────―‐
|国王陛下に申し上げます。この度は……
┌─────┴───────────v──────
| あぁ、そういう堅苦しい礼は要らん。気楽に話せ。
└────v─────────────────
∧∧
(*゚−゚)つ /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( つ ノ (´д`;) (゚ー゚*) (゚- ゚;)
ミ ミ(二ニ)ヽ (つと ) (| |) (∞ )
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 | | | | ,,)〜 | ,,)〜
""l""""""""""""""""l (_(__) し'`J し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────────────────────―‐
|はい、では先ず、「施肥」についてお話しいたします。
┌─────┴──────────v────────────
| 「セヒ」……それは、いかなるものであるか?
└────v─┬─────────────────────
|簡単に言えば、人の手で土を豊かにする技術です。
└──────────v───────────
∧∧
(*゚−゚) /■\
ミ""ミ ( つ |) (´д` ) ∧∧ ∧,..,.
ミ ミ(二ニ)ヽ ( つ (゚ー゚*) (゚- ゚*)
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 | | | l ヽ l ヽ
""l""""""""""""""""l (_(__) UU(,,)〜 UU(,,)〜
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| しかし、おにぎり族の青年が話し始めると…… |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
/■\
┌( ´∀`)───────────────────────────‐
| 方法は簡単です。、家畜の糞を集め、藁などと混ぜながら
| ゆっくりと発酵させ、「堆肥」と呼ばれる肥料を作るのです。
| これを畑に施す事により、作物の実りが良くなります。
└───────────────────────────────
〈`ー─-、_ノ^j
`> <__, ─-、____
/ j / ̄ ̄ ̄Tー‐─┬''⌒ヽー-- 、
r' /、 1 / | 5 | 7 | |9
└---─、 / ` ー──/ 3 | │ | l |
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\ / 2 /ー─ ----l 6 |‐┤ l |
V / 4 └──‐──┘ | l |
し个 、 / | ハ〈
| ` ーl─‐┬─----------──┬─イ´ ̄ヽヽヽ
| /ヽ | | ハ 〉 〉 〉
| / | | | / │ / 〈ノ
| | | | | / | /
__/ | __/ |10 __/ | __/ |10
(__」 ゙ー-‐' ゙ー-‐'(___」 人 /■\ コレ。
(__) ( ´∀`)
(__)11 と )
1:肩ロース 2:肩 3:リブロース 4:ばら 5:サーロイン 6:ヒレ 7:ランプ
8:そともも 9:テール 10:すね 11:うんこ
∧∧
┌(*゚−゚)────────────────────────────‐
|
| ほう……家畜の……糞……ねぇ。
|
└───────────────────────────────
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| その話に深く聞き入り…… |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌────────────────────‐
| それは、人の糞便ではいかんのかね?
└────v─┬──────────────
| え、は、はぁ?人の……糞便?
┌─────‐┴──────────v───────────
| 人の糞尿を使ってその「堆肥」とやらを作れぬのかと聞いている。
└────v───────────────────────‐
∧∧ 从
(*゚ o゚) そ /■\ 从 从
ミ""ミ ( つ∩ (´д`; ) そ ∧∧ そ ∧,..,.
ミ ミ(二ニ)ヽ ( つ (゚0 ゚*) (゚0 ゚*)
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 | | | l ヽ l ヽ
""l""""""""""""""""l (_(__) UU(,,)〜 UU(,,)〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 時には鋭い質問をしたりして…… |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────────────‐
| うむむ、それについては、前例が御座いませぬ故、
| 可能であるとも不可能であるとも申し上げかねます……。
└──────────v──────────────
┌───────────────‐
| 成程、「やった事が無い」のだな?
└────v───────────
∧∧
(*゚ー゚) /■\
ミ""ミ ( つ∩ (´−`; ) ∧∧ ∧,..,.
ミ ミ(二ニ)ヽ ( ∞ ) (゚ー゚*) (゚- ゚*)
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 | | | l ヽ l ヽ
""l""""""""""""""""l (_(__) U (,,_)〜 UU(,,)〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌────────────────────────‐
| 「やったが失敗した」では無く、「やった事が無い」ならば、
| 少なくとも完全に脈が無いと言う訳では無さそうですな。
┌─────────┴─────────────v───────────
| うむ、我が国は家畜よりも人の方がずっと数が多い。
| 人の糞便を肥料に使えれば、これほど便利な事は無い。
└────v──────┬─────────────‐
| その発想は無かった……。
└────v───────‐
∧∧
(*゚ー゚) /■\
ミ""ミ ∪ と) (´−`; ) ∧∧ ∧,..,.
ミ ミ(二ニ)ヽ ( ∞ ) (゚ヮ ゚*)') (゚- ゚*)
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 | | | l ノ l ヽ
""l""""""""""""""""l (_(__) U (,,_)〜 UU(,,)〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| おにぎりの青年や、リスクと語り合った。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────────────‐
| 施肥の他にも、何か興味深い話を聞かせてくれるかね?
└────v─────┬────────────────‐
│はい、では次は、「牧畜」について……
└───┬─v────────────────
│お!その話は私も聞いた事が無いぞ!
└────────v─────────
∧∧
(*゚ー゚) /■\
ミ""ミ ( つ つ (´∀` ) ∧∧ ∧,..,.
ミ ミ(二ニ)ヽ ( つ (゚ヮ ゚*)') (゚- ゚;)
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 | | | と ノ l ヽ
""l""""""""""""""""l (_(__) (,,_(,,_)〜 UU(,,)〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌────────────────
|(もしかして、俺、完全に浮いてる?)
l └────────O───────
ヽ ノ l
∧∧ ヽ ノ l o
(*゚ワ゚) /■\ ヽ ノ ゚
ミ""ミ ( つ つ (´∀` ) ∧∧ ∧,..,. 。
ミ ミ(二ニ)ヽ ( つ (゚ヮ ゚*)') (- ili )
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 | | | と ノ l ヽ
""l""""""""""""""""l (_(__) (,,_(,,_)〜 UU(,,)〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| そして…… |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・
・
・
┌────────────────────────────
| リスク、お主の連れて来た客は実に見事である。国家の大計に
| ついて共に語り合う事が出来る。私は至極満足であるぞ!
└────v───────────────────────‐
┌───────────‐
|満足して頂けて光栄です!
└────v───────
∧∧
( *゚ー) /■\ ∧∧ ∧,..,. ズズーッ
ミ""ミ ( ∞) (´∀` ) (゚ー^*) (゚┰゚ili)
ミ ミ(二ニ)ヽ O O) o d ) o旦o)
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 小一時間後 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌──────────────────────────────
| さて、昔より「思い立ったがラッキー☆ディ」という言葉がある。なので、
| 私は間を置かずにこれらの政策を実現に移す準備をしたいと思う。
└────v─────────────────────────‐
┌──────────────────
|(お、よーやく長げェ話が終わりそうだ……)
└────────O─────────
∧∧ ゚。
( *゚ー) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( ∞) (´∀` ) (゚ー゚*) (゚―゚*)
ミ ミ(二ニ)ヽ O O) o o ) o旦o)
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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┌──────────────────────────────
| リスク!お主は「ハッコー」やら何やらめんどくさそうな「セヒ」とやらを
| 研究せよ。場所は王館の畑を使っていい。予算はダッテに頼んでおく。
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┌───────────────────‐
| ハッ!必ずやアフォシリアの大地に豊かな
| 金色の麦畑を作り上げて見せましょうぞ!
└──────v─────────────
∧∧
( *゚ o) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( つ (´∀` ) (゚ワ゚*) (゚―゚*)
ミ ミ(二ニ)ヽ O O) (つと ) o旦o)
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌──────────────────────────────
| アスターは「牧畜」とやらを担当してくれ。どっちかといえば力仕事が
| 多いみたいなので、お前ならきっと誰より上手くやれる事だろう。
└────v─────────────────────────‐
┌──────────────────‐
| 何だか知らんが、力仕事なら任せてくれ!
└──────────────v────
∧∧
( *゚ー) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( ∞) (´∀` ) (゚ー゚*) (゚ー゚*)O
ミ ミ(二ニ)ヽ O O) o o ) o旦 ノ
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────
| そして…………
└────v───‐
∧∧
( *゚ o) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( つ (´∀` ) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
ミ ミ(二ニ)ヽ O O) o o ) o旦o)
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌────────
| …………、
└────v───‐
∧∧
( *゚ -) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( つ (´∀` ) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
ミ ミ(二ニ)ヽ O O) o o ) o旦o )
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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┌────────
| ……、
└────v───‐
? ? ?
∧∧
( ;゚ -) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( つ (´−` ) (゚- ゚*) (゚−゚*)
ミ ミ(二ニ)ヽ O O) o o ) o旦o )
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────
| お主、名を何と申す?
└────v─────‐
∧∧
( ;゚ o) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( つ (´д`;) (゚- ゚;) (゚−゚;)
ミ ミ(二ニ)ヽ O O) o o ) o旦o )
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┏━━ なまえを. いれてください ━━━┓
┃ ┃
┃ かると゛ ┃
┃  ̄ ̄ ̄ ̄ ┃
┏━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━┓
┃ あ い う え お は ひ ふ へ ほ ┃
┃ ┃
┃ か き く け こ ま み む め も .┃
┃ ┃
┃ さ し す せ そ や ゆ よ .┃
┃ ┃
┃ た ち つ て と ら り る れ ろ ..┃
┃ ┃
┃ な に ぬ ね の わ を ん .┃
┃ ┃
┃ っ ゃ ゅ ょ ゛ ゚ もどる l>おわり .┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────‐
| 我が名はカルド、カルド・ガートークと及び下さい陛下。
└───────v────────────────
┌────────────────────────────────
| よし、カルド・ガートークよ。お主には、「大水路」の建設準備を命じる。
| 大がかりな事業になる故、減税政策の終わる3年後よりの着手になる。
| それまでに、必要な資材の調達や、実際に水の通る路の調査を済ませよ。
└────v───────────────────────────‐
∧∧
(*゚ー゚) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( ∞) (´∀` ) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
ミ ミ(二ニ)ヽ ( つ ) o o ) o旦o )
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
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┌────────────────────────────────
| 例によって予算、人手はダッテに頼め。ダッテが誰かはリスクに聞くと
| 良いであろう。また、工人の長たるナツコにもお前を助けるよう命じておく。
| あと、お主を王室の客分として迎え入れよう。我が館の一室に住むがよい。
└────v───────────────────────────‐
┌──────────────────‐
| 有り難き幸せ!この一命に変えましても!
└───────v───────────
∧∧
(*゚ー゚) /■\ ∧∧ ∧,..,.
ミ""ミ ( つ (´∀` ) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
ミ ミ(二ニ)ヽ ( つ ) o o ) o旦o )
ミ,,_____ "||"ミ||| J 盃 (つと ) (,,(,,__つ (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l ミ""""""""ミ ミ""""""ミ ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・
・
・
∧王 ・
┌(*^ー゚)b─────────────────────────────
| 昨日、埋もれた賢才「カルド・ガートーク」を王室の客分として迎え入れた。
| それで、彼を用いてデカい土木事業を起こそうと思うので、お主はカルドに
| 協力し、技術や工具の補充、調達、開発などを担当してくれたまへ。
└─O────┬─────────────────────────‐
│ ……で、ここがそのカルド氏の泊っている客室ね……
o └───v─────────────────────
。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
゚ ∧∧ | |
(*゚ ヮ゚) | |
( U U | |
〜(,, | | |
(( (,/'`J | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| ……そして、翌朝。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌────────────────────────‐
| 陛下は一度気に入った相手は、いつまでも大切にする
│ お人だからねェ、ここは一つ、私もカルカル君と誼を
│ 通じて置く事に致しましょうかねェ〜。
└──────────v──────────────
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
オジャマスルヨー ∧∧ |
(ヮ ゚* ) |
( つ |
〜(,, ノ. |
(( (,/'`J |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────
| ちわーっす、工人長のナツコで……
└────v───────────‐
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ∧∧| /■\
| (*゚ ヮ゚) ∫ (∀` )
| ( つ 旦 (;;:;;:;:;)=3 ヽ∴ノ=O=
| 〜ヽ,,. | [二二二二二二二二二二二二二二二]
| ヽ,)| |_| |_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
?
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ∧∧| /■\ ← 明らかに自分らとは違う「何か」。
| (ili ヮ) ∫ (∀` )
| ( つ 旦 (;;:;;:;:;)=3 ヽ∴ノ=O=
| 〜ヽ,,. | [二二二二二二二二二二二二二二二]
| ヽ,)| |_| |_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────────────────────────
| しもた!ナツコにカルドの出身を伝えるのを忘れてた……
└────v────────────────────‐
从 ナンテコッタイ
∧∧ て 从
(;゚−゚)/ ̄/ ∧∧ て
ミ""ミ ( つ/_/ (;゚ o゚) ギャァァァ〜バケモノォォォ〜!! >
ミ ミ(二ニ)ヽ 三三 (つと )
ミ,,_____ "||"ミ||| J | ̄ ̄| | ,,)〜
""l""""""""""""""""l | | し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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┃呆┃アフォシリ王国 ┃☆☆☆☆★★★★★★┃同盟:− 仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━╋━━━┳━━━━┳━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃能 力┃身 04 ┃統 07 ┃知 03 ┃政 05 ┃繁 09 ┃合計 28 ┃建国王ハナン 支持率: 85%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:27000人+軍:1500人=総人口:28500人
┣━━━━━━━━─国土─┓4コマ12村 総収穫:小麦26000石/年
┣━━━┯━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘27年02月:状況:大水路建設計画・始動!
┃
┃ カクメートン・ヒギャクードの村々の視察を終えたカルドは、食糧生産を増やす方法として
┃ いくつかの方法を提案。ハナン王は、早速これを聞きいれてカルドに大水路建設の準備
┃ を下命、リスクの肥料製作計画、アスターの牧畜計画などと共に、食糧危機を打開する
┃ ための計画を推し進めている。
┃
┃ ……ちなみに、カルド・ガートークの出自については、この後すぐ王館の中で働くもの全てに
┃ 通達されたと言う……。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃Go to next episode l> Episode - 31「猫の鍛冶場の脳力(のうぢから)」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌─┬──────────────────────┐
|呆|アフォしぃ |
├─┴─┬────────────────────┘
│国 王|アフォシリア家 ハナン ・ アフォシリア 26才
├───┴───┐統:95 武:100+7 知:73 政:71 魅:77
├───┬───┴────────────────
│腹 心|ダッテ 25才
├───┴───┐統:56 武:42 知:71 政:79 魅:76
├───┬───┴────────────────
│右 腕|ハニャライト家 アスター ・ ハニャライト 23才
├───┴───┐統:78 武:97 知:32 政:15 魅:82
├───┬───┴────────────────
│左 腕|ダッコレフト家 リスク ・ ダッコレフト 23才
├───┴───┐統:91 武:79 知:70 政:75 魅:78
├───┬───┴────────────────
│工人長|ベビーシア家 ナツコ ・ ベビーシア 26才
├───┴───┐統:25 武:27 知:76 政:51 魅:49
├───┬───┴────────────────
│知恵袋|カルド・ガートーク 24才
├───┴───┐統:74 武:61 知:84 政:87 魅:82
└───────┴────────────────
┌────────────────
| ……で、どうですか?工具の方は。
└───────┬───v―───────────────
| ……やはり、今の生産量では厳しいですね。
└──────────v―────────‐
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| | ∧∧ /■\
| | (;゚ ヮ゚) (´−`; )
| | ( ∞) O| ̄|と )
| | [二二二二二二二二二二二二二二二]
| | |_| |_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 春も間近の2月のある日、大水路建設計画は |l|
|i| |i|
|l| 大きな問題に突き当たっていた。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────
| 今回の事業は大事業です。当然、それだけ多くの
| 労働者が働くでしょう。で、工具も多く使われます。
└──────────────v―───────‐
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| | ∧∧ /■\
| | (;゚ ヮ゚) (´д`; )
| | ( ∞) O| ̄|と )
| | [二二二二二二二二二二二二二二二]
| | |_| |_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| それは…… |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌────────────────────
| で、工具も使い続ければいつかは壊れる……。
└──────┬───v―─────────────
| 今回のメイン作業は土掘りです。これは
| 激しい作業ですので、一日にかなり多くの
| 工具が破損するものと思われます。
└──────────v―──────‐
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| | ∧∧ /■\
| | (;゚ ヮ゚) (´д`; )
| | ( ∞) O| ̄|と )
| | [二二二二二二二二二二二二二二二]
| | |_| |_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 地面を掘る工具の生産量である。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────
| 目安としては、だいたいどれくらいを考えているんだ?
└──────┬───v―─────────────
| ん〜、そうですねぇ……
└──────────v―──────‐
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| | ∧∧ /■\
| | (;゚ ヮ゚) (´−`; )
| | ( ∞) O| ̄|と )
| | [二二二二二二二二二二二二二二二]
| | |_| |_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| 今回、水路建設を予定している区間はおよそ130kmです。
|
| カクメートンの少し北にある川から水をこんな感じで引きます。
└───────────────────────────────
−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−/
┌─┬─┬┰┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│ │ │┃│ │畑┿畑│; ; │; ; │山│山│ 1
├─┼─┼╂┼─┼╂┼─┼─┼─└─┐─┤−
│ │ │┣┿━┿村┿畑│ │; ; │; ; │山│ 2
├─┼─┼╂┼─┼─┼─┼─┼─┼─└─┤−
│ │ │┃│; ; │ │ │ │; ; │; ; │; ; │ 3
├─┼─┼╂┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │; ; │┃│; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │ 4
├─┼─┼╂┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−
│ │; ; │┃│; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │ 5
├─┼─┼╂┼─┼─┼─┼─┌─────┤−
│; ; │; ; │畑┿畑│; ; │; ; │; ; │山│山│山│ 6
├─┼─┼╂┌───────┘─┼─┼─┤−
│; ; │; ; │村│山│山│山│山│山│山│山│ 7
├─┌─┐─└─────┐─┼─┼─┼─┤−
│; ; │山│; ; │; ; │; ; │; ; │山│山│山│山│ 8
├─┘─│─┼─┼─┼─└───┐─┼─┤−
│山│山│; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │山│山│ 9
├─┼─└─────┐─┼─┼─└───┤−
│山│山│山│山│山│; ; │; ; │; ; │; ; │; ; │ 10
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘−
∧∧ ├─┤10km
┌(*゚ ヮ゚)────────────────────────────
|
| 130km……普通に歩けば4日とちょっと位だな。
|
└───────────────────────────────
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| そして、水路は幅5m、深さ2m程を予定しており、
|
| これを一日に10人がかりで1m掘ってもらいます。
└───────────────────────────────
側面を木の板で補強し
崩れないようにガード
|
↓
フインキ テキニハ
"゙"~""""~"゙"゙';:iニi ┬ コンナ モンダネ。 iニi:;'"~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~
;:iニi │ iニi:;
;:iニi │ ∧∧ iニi:;
;:iニi │ 2m (゚ー゚*) 河原の石を敷く iニi:;
;:iニi │ (| |) iニi:;
;:iニi │ | ,,)〜 | iニi:;
;:iニi ┴ し'`J ↓ iニi:;
:;iニi゚OO゚。O゚O゚O゚。O゚゚。O゚O。O゚。O゚O゚OO゚゚O゚。O。゚゚O゚。Oiニi:;
├──────────────────‐┤
5m
∧∧
┌(*゚ ヮ゚)────────────────────────────
|
| で、労働者は大体どのくらい動員するつもりなんだ?
|
└───────────────────────────────
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| えー、それですが、先の戦では大体3200の兵がおり、この兵力を数年間
| にわたって維持できたそうです。ですので、1000名は王都に残し、残りの
| 2000名を労働者を動員、その内の半数、1000名を掘削担当とします。
└───────────────────────────────
アーツフォー&モロシーの乱 中期の兵力
∧,..,. ∧∧
∧∧ ∧∧ (゚ー゚*) (゚ー゚*) ∧∧
(ili゚ -゚) (゚−゚*) (*゚ -゚)
アスタリスク 兵100 ∧∧
モロシー 兵400 ハナン 兵500 ダッテ 兵1000 (゚д゚;)
ハラグロス 兵1200
合計 3200人
∧∧
┌(*゚ ヮ゚)────────────────────────────
| と、なると順調に行けば一日に100m掘れて、1300日程で水路が
|
| 完成となるな。大体3年と8ヶ月くらいか……。
└───────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| で、一日に掘削担当者1000名の5%、50名が工具を壊すと考えるなら、
|
| 最低でもそれだけの工具を一日に生産できるようにしないといけません「。
└───────────────────────────────
┌─────────────────
| 鋤が壊れました〜。仕事できませ〜ん。
└──────v─────┬───────────
| まじっすか……どうしよう。
└──────v────‐
∧5% ブー ∧工
(*゚ 3゚)ll (ヮ ゚;∩
==( つ= O U ノ
〜(,, ノl | | ,,)〜
(,ノ´(,ノ. l二| し'`J
~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙
∧∧
┌(;゚ ヮ゚)────────────────────────────
| 当然、3年以上も青銅の日用品や鎧を生産しない訳にはいかないから、
|
| 実際に要求される生産力はもっとずっと大きい物になるな……。
└───────────────────────────────
/■\
┌(´Д` )───────────────────────────‐
| ……ちなみに、現在の生産設備では、一日にどれくらいの工具を
|
| 生産する事が出来ますか?
└───────────────────────────────
ジャババ ∧∧
(゚- ゚;)
○━━━━O━と ヽ
|l´ <`ー----―´>〜
ll / ヽJ 'ヽ 'ヽ
(二 |l.二二二(二二二二二二二二二) =||
|__l;ll_l__;l;__|__l__;l;_;;l;_;;l;_;;l__|l=||
|;.__ll;;l_;;l;_;;|;_;;l;_;;l;_;;l;_;;l;_;|l=||
|__l;ll_l__;l;__|__l___l_/ ̄\_l___l;__|l=||
|;.__ll;;l_;;l;_;;|;_;;l___/ ̄\___l;_;;|l=|| シュゴー
|__l;ll_l__;l;__|__l,,_|__l__,ノ l__|.;;l;__|l=|| ∧∧
|;.__ll;;l_;;l;_;;|_.;;l__l 从,,. l__l;_;;|三三l三三三三三三三| (゚ー゚*) シュゴー
| ̄ ̄ ̄ ̄l__l;__|__l,,_|__l从从、、 l__|,..l;__|ニ) | ふ い ご. |===Oと )
|____|;_;;|;_;;l__l/|从, 从l__l;_;;|三三l三三三三三三三| (,,(,,_つ
□
|ミ ∧∧
∧∧∩ ミ バン!! (*゚ー゚)
(*゚ー゚)ミつ-□ バン!! <ニ二l|と ) <ニ二l|==
/ つ| ̄ ̄ ̄l ̄| | ̄/ | ,,)〜 <ニ<ニ二l|==
〜(,,__つ|____/i___| |_ノ ,、 o 凵@ /l し'`J <ニ<ニ<ニ二l|==
 ̄ <ニ<ニ<ニ<ニ二l|==
∧∧
┌(;^ ヮ)────────────────────────────
| それがねェ……、本気で頑張って銅剣20本がいい所なんだ……。
|
| 木の柄を付けなきゃいけない農具だと、もっと生産量落ちるよ。
└───────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────
|それじゃあ……なんとかして生産力を上げないと
| どうにもなりませんね……どうしましょう?
┌───┴──────────────v―───────‐
| ……とりあえずはダッテ様に申し上げ、今の工場を
| 拡張する予算と人手を出してもらうしかありませんね。
└──────────────v―───────‐
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| | ∧∧ /■\
| | (;゚ ヮ゚) (´−`; )
| | U | O| ̄|と )
| | [二二二二二二二二二二二二二二二]
| | |_| |_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧ 新生ログスト島
━ (*゚ー゚) ━===========================━━━━━
(`ー―---, (`ー――----, i'ヽ i´| (`ー―---,
 ̄ ̄´/ /  ̄ ̄ ̄`ー, ノ (`ー, ,-、 || | |  ̄ ̄´/ /
i`/ ノ ノ `(`ー, ノ ノ l_,,) | | i`/
| | // =i|=  ̄ // // | |
ノノ `ー' ,ノl| (二二ニノ ノノ ノノ
/-|- ノー-、 _ヽ_ ー,--
-l‐ ノ ノ | ニニ -ノ┐
| .ノ ノ l二二l 、三三,
,、 ト、ト、 'l`
//l\≧,,゚ w>,m | 王の治世編 Part.3
⌒^⌒/E⌒lー―――――――――――――――――
(^l:::::::| 「猫の鍛冶場の脳力(のうぢから)」
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 ̄ソ┌──┘ Episode - 31
―― 27年02月 王都アフォシリア
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| これこれしかじか〜ってワケで、工場を拡張したいと
| 考えています。それで、人夫や資金を頂きたいのですが。
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| ほぅ、工場の拡張ね……。
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∴ ∴ ∴ ∴ | ̄|゚ -゚) (゚ヮ ゚*) (´∀` )
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ |_と ) と と ) ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J し'`J (_(__)
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|l| ……と、いうワケで工場を拡張する資金を得るため、ダッテの下に |l|
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|l| やってきたナツコとカルドは、 |l|
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| 丁度いい、あの工場だが……移転してくれ。
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∴ ∴ ∴ ∴ | ̄|゚ o゚) (゚ヮ ゚*) (´∀` )
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/. 0_| つ と と ) ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J し'`J (_(__)
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|l| ダッテに、あっさりと凄い事を言われた。 |l|
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| ……えっ?い、移転と言いますと……なんで?
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| 単刀直入に言うなら、あそこ、王館に近すぎて
| 邪魔なんだ。ってか邪魔になるんだ、これから。
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∴ ∴ ∴ ∴ | ̄|゚ -゚) (゚ヮ ゚;) (´д` ;)
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ |_と ) と と ) ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J し'`J (_(__)
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| これから邪魔になる?……と言いますと……
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| うむ、いきなり「立退け」と言われても困るだろうし、説明しよう。
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∴ ∴ ∴ ∴ | ̄|゚ -゚) (゚ヮ ゚;) (´д` ;)
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ |_と ) U U) ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J し'`J (_(__)
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| この度、各地の有力者を集めて王に臣従させ、金や労働力を提供
| させて、その対価として世襲特権を認めたのを、覚えているか?
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| はい、っつーかたった1ヶ月前の出来事じゃないっスか〜。私めも、
| 「伯」の位を約束して頂きました。……「伯」が何かは知りませんが。
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∧∧ ∧∧ /■\
∴ ∴ ∴ ∴ | ̄|゚ -゚) (゚ヮ ゚*) (´д` )
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ |_と ) (つと ) ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J し'`J (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧
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| まぁ、「小さな共同体の親玉」みたいな意味だ。古い言葉だが。
| ……それはともかく、その時に「貴族は全員王都に住め」という
| 条件を付けた事も、覚えているか?
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∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴
(゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴
(゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
∧王 ∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴
(*゚O゚) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴
(゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴 ∧貴
(゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
∧∧
┌(゚ヮ ゚*)────────────────────────────‐
| あっ!なるほど!じゃあこれから各地の有力氏族が一族郎党引き
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| 連れて、この王都に次々引っ越してくる事になる訳ですね!
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∧∧
┌(*゚ -゚)────────────────────────────‐
| そう。……当然、「一族郎党」となれば配下の私兵も同行するだろう。
| 一応、雇える兵の数は身分で制限しているが……解雇した兵士を
| 再び呼び集めて武装させれば十分な脅威となるだろう。
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∧兵 ∧兵 ∧兵
(゚ー゚*) )) (゚ー゚*) )) (゚ー゚*) ))
∧兵 ∧兵 ∧兵
(゚ー゚*) )) (゚ー゚*) )) (゚ー゚*) ))
ヒッコシ ヒッコシ
∧王 ∧貴 ∧兵 ∧兵 ∧兵
(;゚−゚) (゚ー゚*) )) (゚ー゚*) )) (゚ー゚*) )) (゚ー゚*) ))
∧兵 ∧兵 ∧兵
(゚ー゚*) )) (゚ー゚*) )) (゚ー゚*) ))
∧兵 ∧兵 ∧兵
(゚ー゚*) )) (゚ー゚*) )) (゚ー゚*) ))
∧∧
┌(゚ヮ ゚*)────────────────────────────‐
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| でも、ハナン王なら兵の100や200はブチのめしちゃいそうですけど……。
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| それは、あくまで「ハナン王ならば」、の話だ。我々も永遠に生きる訳では無い。
| いずれ、ハナン王も御隠れになり、王の子が王家の跡目を継ぐであろう。
| ……そのお世継ぎが、武勇に優れている保証はあるまい?
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| いや、でも、それならダッテ様やアスター様らで補佐すれば……
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∴ ∴ ∴ ∴ | ̄| ゚ -) (゚ヮ ゚;) (´д` )
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ |_と ) (つと ) ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J し'`J (_(__)
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| 我らとて、いずれ死ぬ。王より先に死ぬかも知れぬ。……だが、我らの
| 子が武勇に優れていたり、知略に優れているとは限らぬ。
| ましてや、数代後、数十代後の事となれば全く想像がつかぬではないか。
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| ……は、はい……。
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∧∧ ∧∧ /■\
∴ ∴ ∴ ∴ | ̄| ゚ o) (゚ヮ ゚;) (´д` )
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/. 0_| つ U Ul ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J し'`J (_(__)
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∧∧
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| そこで、私は王と共に考えたのだ。三重の石壁を王都に築き、それを
|
|子孫に残す事によって館の防備を整え、多少なりとも王権を安定させようと。
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∧王 フフーン
(*゚ー゚)
i,.^';l,. ̄';,l. ̄';l'.l
i,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l
i,.^';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l'.l
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i,.^';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l'.l ∧反 ∧兵 ∧兵 ∧兵 ∧兵 ∧兵
i,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l,. ̄';l (゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;)
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|さっすがダッテ様!素晴らしいお考えです!このナツコ、感激いたしました!
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| いや、全く持ってダッテ様は天才、英才、国家の柱石!ナンタラカンタラ……
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| 世辞はいい。第一、これは元々は王の発案だ。
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| ああ……そっスか……スミマセン。
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∴ ∴ ∴ ∴ | ̄|# -) (゚ヮ ゚;) (´д` )
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ |_と ) (つと ) ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J し'`J (_(__)
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┌(*゚ o゚)──────────────────────────────‐
| まぁ、後は言わずとも分かるだろう。王の館は大規模に拡張される予定だ。
| さらに、その周囲を王直属の軍団の兵士宿舎で囲み、貴族や民の反乱から
| 国王陛下をお守りする事になる予定である。
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| ┌―――――――――┐ |
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| | ┌―――┐ | |
| | | 王 | | | 外界
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| | |親衛隊| | |
| | └―――┘ | |
| | | |
| | 貴族邸宅、官庁 | |
| └―――――――――┘ |
| |
| 庶民の暮らす街 |
└―――――――――――――――┘ イメージ図
∧∧
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|王館の傍で工場がでっかい面積を取っていると、館の拡張や兵士の配置
|
|などに不都合ですからね〜……。まぁ、立ち退きも止むを得ませんね……。
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┌──────────────────―───────‐
| と、いう訳でだな、人夫と予算は出すからこれこれここの所に
| 工場を建てて、生産が始まったら今までの工場は空けてくれ。
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| 了解です〜。
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∧∧ ∧∧ /■\
∴ ∴ ∴ ∴ (*゚ -゚) o (゚ヮ ゚*(ヽ (´д` )
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ( つ―― U ノ ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J し'`J (_(__)
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|l| ……ってなワケで…… |l|
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コーンナ カンジデ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| コーンナ カンジデスネ?
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| | ('(*゚ ヮ゚)') ('(´∀` )')
| | ヽ ノ ヽ ノ
| | [二二二二二二二二二二二二二二二]
| | |_| |_|
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|l| 設計に一ヶ月、 |l|
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| | | |
| | | |
| | | | ハシラ タオレタ…
| | | | マ、イイカ。
| | | | /■\ ∧∧ タテナオセバ。
| | | | (; ´д`) (;゚ ヮ゚) /
| | | | ( ) U | /
| | | | | | | 〜(,, | / /
| | | | (__)_) し'`J / /
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
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|l| 建築に三ヶ月、 |l|
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ドウダイ? コノ ハイパワー ウルトラ グレート マグナム
ジャイアント フイゴハ。 シュツリョ クハンパネーダロ?
∧∧
(*^ ヮ) オオオ、オモサガ ハンパネーッス!!
/ b l ッテカ、ピクリトモ ウゴカンッス!!!!
〜(,,_,,ノ
|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| /■\∧∧ ∧∧
ニニニl | ||(゚д゚ #)>_<;)゚O゚;)
ニニニl三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|====||と )と )と )
ニニニl | ||( (\ \ ,,)〜,,)〜
|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| (__)(__)ヽ,)`ヽ,)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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|l| 炉やふいごの設置に三ヶ月をかけ…… |l|
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(゚- ゚;)
□━O━と )━━
<`ー----―´> <`ー----―´> <`ー----―´> <`ー----―´>〜
/ ヽ / ヽ / ヽ / ヽ 2F
二二二二二二(二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二l
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|l| 27年9月中旬…… |l|
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し'`J ヽ / ヽ / ヽ / ヽ
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| (;゚ -゚)8O (;゚ -゚)8O 8 8 ;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;l;_;;|
| ヽ つ ヽ つ _l__;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;l;__|
| 〜 ヽ 〜 ヽ ∧∧ ∧∧ シュゴー! ._;;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;l;_;;|
| ヽ_)_) ヽ_)_) ,-、 ('(゚ー゚*)') (゚o ゚;) ._;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;l;__|
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(ニニニ| | シュゴー! ;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;l;__|
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(ニニニ| | ._;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;l;__|
|. |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| .|;_;;l;_;;l;_;;l;_;;l;_;|;_;;l;_;;l;_;;|
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↑
└─ 結局足踏み式に改造された
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| ついに……新工場が、完成した。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
<`ー----―´>
/ ヽ
二二二二二二二二二)二二二二二二l
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__l__;l;_;;l;_;;l;_;;l__|__l;_;l;__;l;__| ('(゚ヮ ゚*)') ('(´∀` )')
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┃呆┃アフォシリ王国 ┃☆☆☆☆★★★★★★┃同盟:− 仇敵:−
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┃能 力┃身 04 ┃統 07 ┃知 03 ┃政 05 ┃繁 09 ┃合計 28 ┃建国王ハナン 支持率: 87%
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┃民:27500人+軍:1500人=総人口:29000人
┣━━━━━━━━─国土─┓4コマ12村 総収穫:小麦27500石/年
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┠───┘27年09月:状況:新工場完成!
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┃ 大水路建設計画を練っていたカルドをナツコは、青銅製の工具の生産量が少なすぎると言う
┃ 問題を、新しい工場を立てる事でとりあえずは解決した。単純に炉が増え、送風も効率的に
┃ なり、今までの数倍の青銅を作り出す事が出来るだろう。
┃
┃ ……それはまだ、「鉱石採掘量を無視して生産力だけで見る」ならば、の話でしか無いが。
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┃Go to next episode l> Episode - 32「ここ掘れカンカン」
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それは心の中で刃を研ぐ。
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ヘ/★\
/★\ノ .( ) ヘ/★ヽ
( ) ( ) (,, )
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(__)_) (__)_) (,,_/
唐突に切り裂く。
,. '  ̄ `ヽ .,. '  ̄ `ヽ ./ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄`ヽ ', /::゙■■■■', ./ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄\_____/ ̄\
! (二)- }.:. l | !■■ l / ̄\___/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄\_
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ヽ . _ ..,. '  ̄ `ヽ、. _ .. ' ..┃ROGUSTO / STORY/ OF/
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!....|磊盾都| l / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
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┃30:悪夢の赤き星・第三話 ::┃27年2月
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||| 暗闇の中で村が燃えている。 |
||| 人々が寝静まった深夜、数箇所で同時に火の手が上がった。 ::|
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ノ
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│うひゃあー熱いモナー!!
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(; ´Д`) │…?
( つつ 'v──
ノ ノ ノ ゴロゴロゴロ
(_ノ、_ノ \\ ピタ /
彡 /■( ̄)) /■\ (∀
( ´∩( 《 (; ´Д`) .(
ヽ、.__,ノ ___ l つ つ .|
 ̄ ̄ ̄ ヽ.__ノ!__)) .(__
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│…モラルト! こんなとこで何してるモナ?
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/★\ノ ./★ヽノ
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(; ´Д`) . ( ) ( )
l つ つ . | | | . | |〜
ヽ.__ノ!__)) . (_(__) し`J
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│…モラルト?
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し`J ヽ.__ノ!__)) (_(__)
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│…モナァァァ!
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ドカッ
バキッ ボコッ
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||| 慌てて建物の外に転げ出る人々を、 |
||| 夜陰に紛れて何者かの軍勢が撲殺して回っていた。 :::::|
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||| この知らせを受けてケーリュケイオン及びユラル・クェアは跳ね起き、 ::::::|
||| 麾下の軍勢を緊急出動、自ら率いて事態の鎮圧に出た。 :::|
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ヘ/★ヽ
ヘ/★ヽ (;;;:Д)ォォォォ…
(;;,,,;;゚)ウウウ… (;:;;:;;:;つ
とィ,,,,;;;;∪ 〜) ) |
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(_(_) (д゚'li)ァァァ…
と;:;:;;:;ヾ 〜
(;:;:i;::ヽ 〜
(,_ノヽ_)
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||| 燃えつづける村には、暴徒と化した人々が溢れていた。 :::|
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| 一体何が起きたというのだ… | /□\
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| 俺に任せくださいッ。 |
\_________/
ヘ/★ヽ
ヘ/★ヽ (;;;:Д)ォォォォ…
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とィ,,,,;;;;∪ 〜) ) |
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と;:;:;;:;ヾ 〜
(;:;:i;::ヽ 〜
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;: ;:;:;: ;/⌒、 :;:;: ) ::; ;: :;:;: :;:〉村内にて破壊活動を行っている奴等に告ぐ!〈 ;:; ;: : ; : ;; : : ; ;_) : :;: ;:;
; ;´⌒、; : :;:; : ノ:; :; :: ; : : : ;〉速やかに投降しやがれぇ! 〈 : ); : ;; : : ; ; : _):;: ;:;:;:;
; ::; : :,; ::; ;: ;:/ ; :;:; ; ;)-‐-v-‐-v-‐‐-v-‐-v-‐-v-‐‐-v-‐-v-‐-v-‐‐v‐(ノ :;::;:: ;:; :⌒、; :;:;: :;;:;: :
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l ./二二 );:;:;;:;;:;:;); :;;:;: ,: ;:;/( .....| );:;|:;ノ .|//;:;:;:;;:ノ;:;:::/| )、
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||| 耳を劈くような大音響が村中に響き渡る。 ::|
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||| だが、気味の悪い叫び声を上げる人々は何の反応も示さなかった。 :|
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ウォォォ…
/★ヽノ ./★ヽノ /★ヽノ
(;;田゚::;:) /★ヽ (皿;:;:# (o:;:;:;;,:;;) ォォォォ…
⊂人:;⊂ (;:;::;*;:;)/★ヽ⊂::;§ ⊂..,;⊂;;) /★ヽノ
- 八;:;:;、 ⊂#;:;;:;;;(。∀゚;;:);::;:;| | ( ( (゚:田゛;:;) ゥゥゥ…
(,;:;;,,,_と Y ⊂;:;⊂ )__し (_(_) 0;,.;,::,,0
(_)★ヽ人 〈:::(;:;(
⊂゚皿;;,,二丿⌒ヽ (_)し´
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/(;(, ゚∀゚) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 何の手ごたえもねぇだと! |
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| その時。 |
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 濛々と煙る中から奇怪な白面が現れた。 |
||| 暴徒を背後に従えている。 |
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│おめえだなぁ!大師とかってえらぶってる糞野郎は!
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│なんつーことを言いやがるてめぇ!
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│おーっとぉ?仮面野郎、やろうってんのかぁ?
│多勢に無勢ってもんじゃねえかぁ!?
'───、
│こいつらはてめぇの「叫び」を聞く耳を持たねぇ!
│しかも村の民だから切り刻む訳にもいかねぇなぁ!
'───v────────────────────
,――――──────────────
│…くそっ、てめぇ…只じゃすまさねぇぞ…
'────────v─────────
,――――───────────────────────────
│というわけで、俺様がこの村を頂いた!ありがたく思えこの弱小ども!
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ヘ/★\ / . (´Д`;,) (゚∀゚ ,)#) /三三\
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:; :; :; :; :; :; :; :; :; :; :; いそいそ |
___ / ̄\ いそいそ
___( 0∀)
 ̄ ̄ ̄ │~~~''~)
__ | |
/___/)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| と、そこへ一人の異常な風貌の男がいそいそと歩み寄り… |
|」___________________________|
/ヽ
__/ ヽ__
\ /
/ /|\ 、
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:|
:| 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
:| ||| 異常な表情で叫んだ。 |
:| |」____________|
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/ \
/ ヽ
/ l´ ̄l l|| ̄l `、 /
| l l l :l | / Sco--thyeeeeeee!!!!
| l_||l / ̄/ l_,,l ::::::| / Sco--thyeeeeeee!!!!
| | l :::::::| < Sco--thyeeeeeee!!!!
\ \_/ ::::::/ \ Sco--thyeeeeeee!!!!
__>── .....:::─<__ \ Sco--thyeeeeeee!!!!
/|| || || || || ||\ \ Sco--thyeeeeeee!!!!
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二二\;:( ;: ;; :;::: :、;:; :;:; : ;: ; : ;: ; :; :; ( /l /;;:;:二;:( ;:;; )\;:;;;:/; :;;:;; ;:
 ̄ ̄l ̄´ . ;: 、ノ\)\; : ;:;:;:; ;:;; :; : ;;; ;:) .|(;;:;:;::;:;;|:;:;) /;::;;:;:;;;:(;:;;;;;:;|
l ./二二 );:;:;;:;;:;:;); :;;:;: ,: ;:;/( .....| );:;|:;ノ .|//;:;:;:;;:ノ;:;:::/| )、
二二\ /二二二ノ;:二;;:;;/; :;; :;/(/;:;;(⌒` /二二二二二\ /二二二二二´;::)
 ̄ ̄l ..|lllllllllllllllll(;:;:;llノ;:; ; (;;:;;;:;:;;:;;;:)、 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ...| |/
l ..|llllllllllll|/|llllllll | .|||||||||||||||| | . | ...| l〉〉|__ |
ココココ .....|ココココ|≡lコココ .|コヨヨllllエコ| トニニニエエココココ ...|ロロロニニlミ|ロロヨ
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 何の言語かすら分からない大音声は、村全体に響き渡り… |
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( 0∀) :「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
│~~~''~) ||| 暴徒の四分の三近くが気絶してその場に倒れた。 :::::|
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│てめえ!何しやがったあ!!
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│うちの敬虔な信者を毒するのは止めて頂きたいですねえーーwww
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│この野郎!憶えてやがれ!
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(#゚∀) │''~~~~)
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と⌒⌒つ:;:;;:;:;;:)つ 〉 (\___、
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( 0∀)
│~~~''~)
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 白面の男は残った暴徒を引き連れ、 |
||| 煙の影に逃走、そのまま夜陰に消えた。 :|
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三三|__:;__:;_:_;:_____:;_____;:____(;:;:;;:;;:(;:;;:;/;::; ;; :
三三|_:;;:___:_;_;:_:_:____;:;_:____;:___/;:;;;:;:;:;);:;:);: : ;; :
三三|_;::;__:;____;:_;:_:____;:_:;_;:___(;:;:;:;:;:;;::;:;/; ;; :
三三|_:::__;:_:_;__;:;::;;:;___;:_;__:;__;::;__ヾ;:;:;:;:;;;/:; ; ;:;:
三三|__;:;:____:;:__;:____;:;:;::;:;__:;;:;:;;:___(;::;:;:(
三三|_::__::__:_:__;:___::_::;__::_:;;;::__::;:_(;:;/⌒
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─│…あの者は…一体何者だ…? ,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;l
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│手の空いた奴は消火に回れぇ!
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`、
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(´Д` ,,) .(=(, ゚∀゚) /三三\ /三三\ /三三\
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.〈二〈二=〉 (_(_:) |三三三|) |三三三|) |三三三|)
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いそいそ | ────────、
/ ̄\ いそいそ .\
(∀0 .) ___ .\_____________
│''~~~~)  ̄ ̄ ̄ おいおい…ちょっと待てよぉ
| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\__________________
(\___、  ̄ ̄ ̄ 白面の術を破るたぁ…あんた何もんだ?
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ユラル・クェアはいそいそと退散しようとする謎の男を呼んだ。 ::::|
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,―^―――─ │シナップ沼っての…
│火星の… ,―^'─────────
',―^―─―^│皇子の…
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,―^― '── '──^― ,―^― │の
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│むふふ。貴方とは
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│お友達になれそうです…
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│…Thyeeeeeeeeeeeeee!!!!Zeeeeeeeee!! Weineeeeeeer!!!
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||| 唐突にまた叫んだ。 |
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|;:;:;:;:;:;; ::;:;;:;:;::; ;:; ;: ;;;:;::; :; ;::;:;:;:;:;:;; ::;:;;:;:;:
||| 次の瞬間、男の姿と気配は完全に消えていた。 :::::|:;:;: ;: ;;: ;: :;;:;:;: ;: ;:; ;; ;: ;;:;::;;;:;:;: ;: ;;: ;: :;;:;:
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 呼びかけた声は火災の煙の中で空しく消えた。 ::::::|
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┌─┬──────────────────────┐
|飯|おにぎり |
├─┴─┬────────────────────┘
│統治者|開拓王ラデル
├───┴───┐統:75 武:61 知:21 政:15 魅:88
├───┬───┴────────────────
│政務官|ラフハーン
├───┴───┐統:22 武:16 知:57 政:75 魅:38
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│大 師|賢者ケーリュケイオン
├───┴───┐統:21 武:12 知:93 政:64 魅:59
├───┬───┴────────────────
│魔法官|ユラル・クェア
├───┴───┐統:32 武:10 知:96 政:89 魅:48
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│反乱者|ティートマ
├───┴───┐統:8 武:14 知:88 政:12 魅:19
└───────┴────────────────
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
/ To Be Continued ─────
/____________ _ _ _ _ _ _
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// \ ┼ ! i ! i ! ! i ! ! i
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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,. '  ̄ `ヽ .,. '  ̄ `ヽ ./ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄`ヽ ', /::゙■■■■', ./ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄\_____/ ̄\
! (二)- }.:. l | !■■ l / ̄\___/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄\_
、__ _,ノ.;/,.' 、.゙■■ ■,'..○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽ . _ ..,. '  ̄ `ヽ、. _ .. ' ..┃ROGUSTO / STORY/ OF/
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!....|磊盾都| l / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
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┃31:悪夢の赤き星・第四話 ::┃27年2月
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lllll`、 /l
二二〈 /l`、
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二二\ /二二二/ ̄/ ̄ /二二二二二\ /二〉
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ココココ .....|ココココ|≡lコココ .|コヨヨllllエコ| ::トニニニエエココココ ...|ロロロニニlミ|ロロヨ
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ログスト暦27年2月に南方村で発生した大規模内乱は、 ::|
||| 一般には「悪夢教徒の乱」と呼ばれる。 |
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ヘ/★\
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| オニギリの魔法史に初めて登場した白面の狂魔術師、ティートマ。 :::|
||| 彼は新興宗教「火星教」に隙を見出した。 |
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... ..:( )ゝ .( )ゝ( )ゝ ( )ゝ..........
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.. 三 | 三 | 三 | 三 | ... ............. ........... . .....
... ∪ ∪ (__(__) ∪ ∪ ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
 ̄ ̄三三 ̄ ̄三三 ̄ ̄三三 ̄ ̄三三 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三三 三三 三三 三三
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 当時、火星教団には強い指導者が現出せず、 |
||| 教義も極めてあやふやであった。 |
|」______________________|
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/★\ノ .( ) ヘ/★ヽ
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||| 彼ら火星教徒の支え無き精神は、ティートマにとって格好の獲物であった。 ::::|
||| そう、ティートマの魔法は「人間の精神」に影響を及ぼす類のものであった。 :|
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||| 彼は火星教徒達の矮小な精神世界に「悪夢」を植え付けていった。 :|
||| やがて彼らは意識を侵食され、奴隷と成り果ててしまうのだ。 |
|」_______________________________|
ウォォォ…
/★ヽノ ./★ヽノ /★ヽノ
(;;田゚::;:) /★ヽ (皿;:;:# (o:;:;:;;,:;;) ォォォォ…
⊂人:;⊂ (;:;::;*;:;)/★ヽ⊂::;§ ⊂..,;⊂;;) /★ヽノ
- 八;:;:;、 ⊂#;:;;:;;;(。∀゚;;:);::;:;| | ( ( (゚:田゛;:;) ゥゥゥ…
(,;:;;,,,_と Y ⊂;:;⊂ )__し (_(_) 0;,.;,::,,0
(_)★ヽ人 〈:::(;:;(
/□ヽ ⊂゚皿;;,,二丿⌒ヽ (_)し´
\(゚∀゚ )ノ
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||| そうして2月。火星教徒八百人余りがティートマの力に侵され、 :::|
||| 「悪夢教徒」として村を焼き討ちにしたのだった。 ::::|
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||| 死者、行方不明者は千人に上り、全半焼二百五十戸余り、 ::|
||| 生還者からも千人近くの難民が出るという、オニギリ史始まって以来の大災厄であった。 ::::|
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||| 突発的な大内乱に、伝えられる情報は混乱を極めた。 |
||| 数十人の子供が森に駆け込んだという奇怪な噂すら流れた。 :::|
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||| 「叫ぶ男」の姿は確認出来ず、 |
||| 彼の「叫び」でその場に倒れたはずの火星教徒達も忽然と姿を消していた。 |
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ヽ( ゚∀゚)ノ ( )=) ⊂..,;⊂;;)
(へ ) | | | | ( (
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||| 一方ティートマ率いる悪夢教徒は連合領内に度々出没し旅人を襲撃しているという。 :|
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゙ ノ::::ノ|:::::| │村┃〜│〜┃山│山│ │村│
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..~~し~J~ │ │: : │: : │: : │: : │山│山│
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│ │ │: : │: : │ │山│ │
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│ │ │ │ │ │ │林│
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│林│林│林│村│林│林│林│
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(´∀` ,,) (=(, ゚∀゚)
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〈二〈二=〉 (_(_:)
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||| これに対し三都では護衛傭兵業が発達、治安軍制に始まる政治建設も幕を開ける。 |
||| 「武装建国時代」の始まりである。 |
|」_____________________________________|
┌─┬──────────────────────
|飯|第一世代悪夢教徒(非覚醒)
├─┴──────────────────────
│
│ ./★ヽノ
│ (д゚'li)
│ と;:;:;;:;ヾ 〜
│ (;:;:i;::ヽ 〜
│ (,_ノヽ_)
├──┬───┬───┬───┬───┬─────
│能力│攻 04 │防 03 │移 08 │統 03 │合計:18
├──┼──┬┴─┬─┴┬──┼──┬┴─┬───
│適応│平−│森▲│荒▲│山▲│雪▲│街○|水×
├──┼──┴──┴──┴──┴──┴──┴───
│特性│乱戦に弱い 精神系攻撃無効化
├──┴┬────────────────────
│説 明│:後に様々な兵科を派生させる事となる悪夢
├───┘:教徒の原型である。
│ :眠っている状態の人間に強制支配を発動し、
│ :一種の夢遊病のような原理で肉体を動かす。
│ :当然ながら強烈なストレスと肉体負荷を強いる
│ :ため、精強さを求めることは出来ない。
│ :また、自分で思考して行動できないため、
│ :その作戦能力は無いに等しい。
├────────────────────────
│開発年代:27年02月 必要技術:精神魔法
└────────────────────────
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
To Be Continued ─────
_________________________________ _ _ _ _ _ _
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\
/ \ / \
/ \ / \
/ \____/ \_ _ _ _ _ _ _
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「 悪 夢 の 赤 き 星 」 終 了 ! i ! i ! ! i ! !
_________________________________ _ _ _ _ _ _
.
┌────────────────―─‐
| 工場でっかくなったから、次は鉱石だな〜。
└─┬────v─────────────────
| もっとちゃんと掘る為の設備を整えませんとね〜。
└──────────v────―──────
∧∧ /■\
(*゚ ヮ゚) (´∀` )
と つ ( )
| ,,)〜 Y 人
し'`ヽ,) (__)___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 27年10月、鉱石採掘量を増やす必要があると感じていた |l|
|i| |i|
|l| ナツコ、カルドの両名は、予算申請の為にダッテを訪ねたが…… |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アルェー?
∧∧ /■\ アレ、ダッテサマ イマセンネ…
∴ ∴ ∴ ∴ (゚ヮ ゚;) (´∀` ;)
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ | U ( )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | | |
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────
| ダッテ様なら、数日前に「過去を探す旅に出る」
| とか言って数名の部下を連れ、城を出ました。
└───────────v─────────‐
从 从
∧∧ て /■\て ∧∧
∴ ∴ ∴ ∴ (;゚ ヮ゚)W (; ´Д`) (゚0 ゚*(ヽ
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ | U ( ) | ノ
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ | ,,)〜 | | | | ,,)〜
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J (_(__). し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| そこに、ダッテの姿は無かった。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌────────────────────────
| 陛下は、「吐き気がする」と申され、休んでおられます。
| 無用な苦労をかけぬ様、面会は謝絶とさせて頂きます。
└────v───────────────────‐
┌────────────────────────
| 陛下が!?吐き気!??……それはまた珍しい……。
└──────────v─────────────‐
∧∧ ∧∧ /■\
(*゚ -゚) (゚ヮ ゚;) (´Д` ;)
(| O | U ( )
〜(,, | | ,,)〜 | | |
し'`J し'`J (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 仕方が無いので、ナツコとカルドはハナン王を直接訪ねたが、 |l|
|i| |i|
|l| ハナン王は「吐き気がする」といって寝込んでおり、 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────
| これは困った一大事……。
└───────v────‐
┌───────────────────────
| 工場に残された鉱石はそう多くはありません……。
| このままの生産量だと、数ヶ月で生産が落ちますね。
└─────v─────────────────‐
/■\ ∧∧
( ;´−`) (;゚ ヮ゚)
( ∞ ) ( ∞ )
人 Y 〜(,, |
(___(__) (,/'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 予算を出す権限を持っている二人の、どちらにも会えなかった |l|
|i| |i|
|l| ナツコとカルドは難しい顔をして工場への帰路につき…… |l|
`ー────────────────────────────────‐'
┌──────────────────────
| おぅ!これはカルド君にナツコ殿!久しぶりだな!
┌────────┴───────────v──────────‐
| あっ!これはリスク様ッ!
└─────────v──‐
/■\ ∧∧ ∧∧
( ;´∀`) (*゚ ヮ゚) (ヽ(゚ー゚*)
( ) と つ ヽ |)
人 Y 〜(,, | と ,,)〜
(___(__) (,/'`J `J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| その道で、リスクと出会った。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────
| って、何か臭いませんか?
└─────────v─┬─────────────‐
| いや、まぁ……アレ運んでるし。
└────v─────────
/■\ ∧∧ ∧∧
( ili´Д`) (ili゚ ヮ゚) (;゚ー゚)
( ) ( つ∩ (∞ )
| | | 〜(,, | | ,,)〜
(__)_) し'`J し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/■\
┌( ´∀`)───────────────────────────‐
| お、肥料が出来たのですね。
└───────────────────────────────
プーン ∫ ∫
∫ ∫
ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/
∧∧ / ヽ ∧∧ / ヽ ∧∧ / ヽ ∧∧ / ヽ ∧∧/ ヽ
(゚- ゚;)つ_ノ (゚- ゚;)つ_ノ (゚- ゚;)つ_ノ (゚- ゚;)つ_ノ (゚- ゚;)つ_ノ
ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
(_/`ヽ,,) (_/`ヽ,,) (_/`ヽ,,) (_/`ヽ,,) (_/`ヽ,,)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧
┌(゚- ゚;)────────────────────────────‐
| ああ。……まだちょっと……というかかなり臭うがな。
└───────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────‐
| で、なんか暗そうだが、どうした?
┌────────────┴────v──────────
| 実は、これこれしかじか……という訳でして。
└──────────v─────────
/■\ ∧∧ ∧∧
( ili´Д`) (ili゚ ヮ゚) (゚ー゚*)
( ) U U (∞ )
| | | 〜(,, | | ,,)〜
(__)_) し'`J し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌──────────────‐
| ふむ、王もダッテ様も会えぬとな。
┌────────────┴────v──────────
| そうなんですよ、どうにかなりませんかねぇ?
└──────────v─────────
/■\ ∧∧ ∧∧
( ili´Д`) (ili゚ ヮ゚) (゚o ゚*)
( ) ( つ (つ∩)
| | | 〜(,, | | ,,)〜
(__)_) し'`J し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────‐
| 王やダッテ殿への面会は難しいだろうが、まぁ
| 新しい採掘場を作る程度なら……なんとかなるぞ。
┌─────┴───────────v──────────
| ほ、ほんとですかッ!?それはありがたい!
└──────────v─────────
/■\ ∧∧ ∧∧
( ´Д`) (*゚ ヮ゚) (゚ー゚*)
( ) ( つ と |)
| | | 〜(,, | | ,,)〜
(__)_) し'`J し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧ 新生ログスト島
━ (*゚ー゚) ━===========================━━━━━
(`ー―---, (`ー――----, i'ヽ i´| (`ー―---,
 ̄ ̄´/ /  ̄ ̄ ̄`ー, ノ (`ー, ,-、 || | |  ̄ ̄´/ /
i`/ ノ ノ `(`ー, ノ ノ l_,,) | | i`/
| | // =i|=  ̄ // // | |
ノノ `ー' ,ノl| (二二ニノ ノノ ノノ
/-|- ノー-、 _ヽ_ ー,--
-l‐ ノ ノ | ニニ -ノ┐
| .ノ ノ l二二l 、三三,
,、 ト、ト、 'l`
//l\≧,,゚ w>,m | 王の治世編 Part.4
⌒^⌒/E⌒lー―――――――――――――――――
(^l:::::::| ここ掘れカンカン
ヽ`ー'ー―――――――――――――――――‐
 ̄ソ┌──┘ Episode - 32
―― 27年10月 王都アフォシリア
━━━━━===========================━━━━━
┌────────────
| よし、全員準備はいいか?
└───────v────‐
∧∧
(゚ー゚*)
(| |)
| ,,)〜
し'`J
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
現場監督:リスク
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| それから数日後、 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────
| こちらはOKですッ! ┌──────────
└────v─────‐ | こっちもいいですよ〜。
└────v─────‐
/■\ ∧∧
( ´∀(ヽ (*゚ ヮ゚)/ ̄/
( ノ ( つ/_/
| | | 〜(,, |
(__)_) し'`J
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
作業指揮:カルド 設計・施工管理:ナツコ
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 王都に程近い山々で、 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌──────────
| よぉし、作業開始ッ!
└───────v─―‐
∧∧
(゚O゚*)')
(| ノ
| ,,)〜
し'`J
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 鉱石の、採掘作業が始まった。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────
| ……全く、うちだって金や人が有り余ってる
| わけじゃあ無いんだからな……
└─────v────────────―‐
┌──────────────────────
| まぁまぁ、ダッテ様が帰って来たら請求すればいい。
| それまでの間、ちょっと借りるだけだって。
└────v────────────────―‐
∧∧ ボクチク ダッテ
(*゚ー゚) マダ トチュウダシ。
(| つ ∧,..,.
| ,,)〜 (゚- ゚*)`ヽ〜
し'`J ∩と )(,,つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
資金&人手提供:アスター
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| ……ハニャライト家の私費と私兵を使って。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
从
そ ∧∧
w(゚- ゚*) 从
< ウボァー (| つ そ ∧,..,.
| ,,)〜 w(゚- ゚*)`ヽ〜
し'`J ∩と )(,,つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| しかし…… |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────―
| な、何だ?何がどうしたんだ?
└─────v───────‐
┌───────────
| ももも、申し上げますッ!
└────v─────―‐
/■\ ∧∧
∧∧ (´Д`; ) (゚ヮ ゚;)
(;゚ 0゚) と つ (つ[_U_]
/ つ ,ヘ ( ( ( | ,,)〜
と__,,) U (_(__) し'`J
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| その作業は、思わぬトラブルによって突如中止を余儀なくされてしまう。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
∧∧
┌(;゚ 0゚)──────────────────────────────‐
| 坑道の一部が地下水脈に突き当たった模様で、どんどん水が坑道内に
|
| 流れ込んできており、とても作業が行える状況ではありません!
└─────────────────────────────────
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:: :: :: :: :: ,-―――――――――――――――――――――――――――――――
:: :: :: :: < ∧∧ シィィィィ!!
:: :: :: ::ノ 、 ザパーッ!! (ili>o<) チベタイヨゥ!!
:: :: :: ::)´ ^ 、 ゚ 。 ( つ つ
:: :: :: :> 、 o 、 と(,, ノ
:: :: :: :ヽ〜゚〜〜〜゚〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
:: :: :: :: :ー----―---―---―---―---―---―---―---―---―---―---―---―--
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∧∧
┌(゚ヮ ゚;)────────────────────────────‐
| な、なんだってー!
└───────────────────────────────
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| そのトラブルとは、坑道の浸水。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────―
| はてさて、また厄介な事になったが……
└─────────v────────‐
┌────────────────────―
| 何とかしないと、作業は進められませんね……
└─────v───────────────‐
┌───────────────────
| 何んとかって言っても、何をどうするんだ?
└───v──────―────────‐
∧∧ /■\ ∧∧ ボーッ
(;゚ ヮ゚) ( ;´Д`) (゚- ゚;)
( つと) ( o o ( ∞ ) ∧,..,.__)
と__,,),,) ( つと) (,,(,,__つ と(゚- ゚*)O つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| これに対して、カルドやナツコ、リスクはその解決策を話し合ったが、 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌────────────────────────────
| 排水路を掘って、水を逃がしましょうか?坑道の一番下に
| 繋がるように、下側から新しい坑を掘り、繋げるのです。
└─────v──────────────────────‐
┌────────────────────────────―
| しかし、下手な掘り方をすると繋げる際に死人が出る恐れがある。
| 第一、そこが坑道の一番下の部分かなど、外からでは分からんぞ。
└─────────v───────────────────‐
┌───────────────────────
| じゃ〜、一体全体どうすればいいんでしょうねぇ……
└───v──────―────────────‐
∧∧ /■\ ∧∧
(;゚ ヮ゚) ( ;´Д`) (゚- ゚;)
( つと) ( o つ ( ∞ ) ∧,..,.__)
と__,,),,) ( つと) (,,(,,__つ と(゚- ゚*)O つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| なかなか結論は出ず、作業の一時中止も止む無しと思われた時…… |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────────―
| 湧いて来るなら、汲み出せばいいじゃないのさ。
└─────────v───────────‐
!
∧∧ /■\ ∧∧
(;゚ ヮ゚) ( ;´Д`) (*゚ -゚) ボソッ
( つと) ( o o ( ∞ ) ∧,..,.__)
と__,,),,) ( つと) (,,(,,__つ と(゚o ゚*)O つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| アスターが、ぼそっと一言言い放った言葉によって、 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌──────────────────────────―
| それだーッ!水を湧き出る以上の速さで汲み出すのだーッ!
└─────────v─────────────────‐
┌───────────────────────
| ええぇぇええぇぇぇええぇえぇぇぇぇえぇぇ〜〜〜ッ!
└───v────v──────―───v────‐
∧∧ /■\ ∧∧
(ili゚ ヮ゚) ( ili´Д`) (*`ヮ´)
( つと) ( o o ( つ つ ∧,..,.__)
と__,,),,) ( つと) (,,(,,__つ と(゚0 ゚ili)O つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 作業は思わぬ方向へと進むのであった。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓
┃呆┃アフォシリア王国 ┃☆☆☆☆★★★★★★┃同盟:− 仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━╋━━━┳━━━━┳━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃能 力┃身 04 ┃統 07 ┃知 03 ┃政 05 ┃繁 09 ┃合計 28 ┃建国王ハナン 支持率: 87%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:28500人+軍:1500人=総人口:30000人
┣━━━━━━━━─国土─┓4コマ12村 総収穫:小麦28000石/年
┣━━━┯━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘28年04月:状況:なにやら制作中……
┃
┃ 新しい坑道を掘ろうとしたまでは良かったが、その行動から水が出てしまい、一時的に採掘を
┃ 中断せざるを得なくなったカルド達。しかし、リスクに何か策があるらしく、秋から季節が冬、
┃ そして春に巡り、4月に入ったと言うのにまだ何かを作っている模様。
┃
┃ 何か大がかりなからくり仕掛けの建造物を建てているようであるが……。
┃
┃ そして、ダッテは一体どこに行っているのか、「過去を振り返る旅」とは何か、王の体調の優れぬ
┃ 理由とはッ!アフォシリアに散りばめられた謎はまだまだ尽きないぞッ!
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃Go to next episode l> Episode - 33「風の旅路とインクの記憶」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌──────‐
| ん、むむむ?
└──v────
┌────────────────────────────
| いかがなされました?また陛下の無駄遣いでも発覚しましたか?
└──────────v─────────────────‐
从
∧∧ て ∧∧
( *゚ -)/ ̄/ (゚ー゚*)
/ つ/_/ (三@と )
〜(,, _| ̄| ̄ ̄ ̄| @三) | ,,)〜
ミ'"""""ミ|_|___| @三)三) し'`ヽ,)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| それは、27年10月のある日、ナツコとカルドがダッテを訪ねて来る .|l|
|i| |i|
|l| 数日前の事。……王国の新しい法や制度を作る参考にするために、 |l|
|i| |i|
|l| 史料を読んでいたダッテは、ある事に気が付いた。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────────────────‐
| あっさりと我らの主君を疑う発言をするな、今回は無駄遣いでは無い。
| ……古い記録を読んでいたのだが、その内容がいろいろと酷いのだ。
└──v────────────────────────────
┌────────────────────
| へぇー、酷いってのは、どんな感じですかね?
└──────v─────────────‐
∧∧
(*゚ -゚)/ ̄/ ∧∧
/ つ/_/ (゚- ゚*)`ヽ
〜(,, _| ̄| ̄ ̄ ̄| @三) U U ,,)〜
ミ'"""""ミ|_|___| @三)三) (三@`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| それは、それらの史料が統一戦争から先のアーツフォーの乱、果ては |l|
|i| |i|
|l| 内政、法に至るまでハナン王側からの視点で書かれている事である。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
┌──────────────────────────────‐
| 例えば、これだ。「ファットマンの遺臣、ハラグロスなる者、ハナン王に
| 逆らって兵を挙げるが、ダッテに防がれ、降を乞いて馘られる」……。
|
| これでは他の戦いとの時間軸の関係がさっぱりわからぬ……。おまけに、
| ファットマンの娘を盟主に担ぎ出したことが記されておらぬではないか。
└──v──┬─────────────────────────
| ぶっちゃけ、そちらの戦いは地味でしたから。
.┌───┴────────v──────────────
.| これは「地味だから」で済まして良い問題ではないだろう……。
.└v──────────────────────────
∧∧ ∧∧
( ;゚ -)/ ̄/ (゚- ゚*)
/ つ/_/ U U |
〜(,, _| ̄| ̄ ̄ ̄| @三) | ,,)〜
ミ'"""""ミ|_|___| @三)三) (三@`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| つまり、ハナン王の行動は「何を考え、どう動き、どうなった」のかが |l|
|i| |i|
|l| 詳しく書かれているが、他者の行動は「どうなったか」しか書かれて |l|
|i| |i|
|l| おらず、それすらもかなり信憑性に欠ける場合もあった。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────────────‐
| 「ハニャライト家のアスターなる者、リスクという者と共にハナン王に謁見し、
| カクメートン南方に異民族の村があり、危険であると告げた。王は驚き
| アスターらに褒美を与えると、部下に兵を集めるよう命じた」……。
|
| これもまた酷い。異民族との接触の公式な記録が、たったこれだけか?
└──v──┬──────────────────────────
| 一応、リスク様がおにぎり族について私的に纏めた記録が
| 以前イストアルカードのどこかにあったと思います……。
| 今どこにあるかと聞かれると、「わからない」としか言えませんが。
.┌───┴────────v───────────────────
.| そういや、何か読んだ気がするけれど……。
.| もっとキチンと国家政策として、纏めるべきだ。
.└v────────────────────
∧∧ ∧∧
( ;`-)/ ̄/ (゚o ゚*)
/ つ/_/ (つ∩)
〜(,, _| ̄| ̄ ̄ ̄| @三) | ,,)〜
ミ'"""""ミ|_|___| @三)三) (三@`J
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 例えば、アスターとリスクが盆地のおにぎり族と争った事について、 .|l|
|i| |i|
|l| その資料にはその原因、経緯が書かれておらず、ただアスターと .|l|
|i| |i|
|l| リスクが褒美を求めハナン王に会いに来たとしか書かれていない。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
┌─────────────────────‐
| いくらなんでも、これは酷い。これらを書いた者を
| 今すぐここへ呼んで来い。少し、詳しく話を聞く。
└──v───────────────────
┌───────────
| あー、それですか……
└────────v──‐
∧∧つ ∧∧
( ;`0)/ ̄/ (゚- ゚;)
/ つ/_/ (∞ )
〜(,, _| ̄| ̄ ̄ ̄| @三) | ,,)〜
ミ'"""""ミ|_|___| @三)三) (三@`J
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| ダッテは、すぐさまそれらの史料を書いたものを |l|
|i| |i|
|l| 呼び出す様、部下に命じたが…… |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────
| ぶっちゃけ、誰が書いたものか分かりません……
└────────v────────────‐
┌────‐
| 何ィ!!
└──v──
∧∧ ∧∧
(;゚O゚)/ ̄/ アタマガ('(゚ワ゚*)')パ〜♪
/ つ/_/ ヽ ノ
〜(,, _| ̄| ̄ ̄ ̄| @三) と ,,)〜
ミ'"""""ミ|_|___| @三)三) (三@`J
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 返ってきた答えは、とんでもないものであった。 |l|
|i| |i|
`ー────────────────────────────────‐'
┌─────────────────────────────
| そいつなんですがね、特に誰が専属で書いていると言う訳でもなく、
| 会議や王への報告などで必要になった時に手の空いている人が
| てきとーに書いているだけのものなんですよ……。
|
| ダッテ様はいつも忙しかったのでご存じないと思いますが……。
└───────────v─────────────────‐
┌────‐
| えー……
└──v──
∧∧ ∧∧
(;゚ o゚)/ ̄/ と(゚ヮ^*)
/ つ/_/ ヽ |)
〜(,, _| ̄| ̄ ̄ ̄| @三) | ,,)〜
ミ'"""""ミ|_|___| @三)三) (三@`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────────‐
| それはいかん、それはいかんぞ。それでは後世、それらの史料が
| 必要になった時に全く役に立たぬではないか。
└──v─────────────────────────
┌──────
| ですよねーw
└───v──‐
∧∧
(;゚ -゚) ∧∧
/ ∞) (゚ヮ ゚;)`ヽ
〜(,, _| ̄| ̄ ̄ ̄| @三) (つと ) ,,)〜
ミ'"""""ミ|_|___| @三)三) (三@ し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────────────────────────‐
| よし、私が今からアフォシリアの各地を巡り、詳しい史料を
| 纏めてきてやる。供の者は私の私臣から出すから、お前は
| 私が留守にしている間の館内の雑務を頼んだぞ。
└──────────v───────────────
┌───────
| は、はぁ……
└───v───‐
∧∧
( *゚ -) ∧∧
( つ (゚o ゚;)`ヽ
.| ̄| ̄ ̄ ̄| 〜(,, | (つと ) ,,)〜
ミ'"""""ミ|_|___| @三)し'`J (三@ し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| その話を聞いたダッテは、突然立ち上がると「史料を集める |l|
|i| |i|
|l| ために旅に出る」と言いだし、荷物をまとめ始め…… |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────────────‐
| まずは、我らしぃ族発祥の地であるイストアルカードに向かう。
| 各地の古老や知恵ある者を訪ね、話を聞き、王都に招くのだ。
└───────v───────────────────
∧∧
(*゚ o゚) ∧∧ ∧∧ ∧∧
__ハハと^ヽ /)゚O゚*) __ハハ (゚ー゚*) (゚ー゚*)
('_゚ ミヽ_,,>〜 ヽノヽ、lつ('_゚ ミ@三) ( 人 ^ヽ ( 人 ^ヽ
ヽ "U´)ミ | ,,)〜 ヽ "@三)ミ , | -|lニ) , | -|lニ)
<^| ̄<. <,_し'`J_,,ヽ <^| ̄< <,_し`ヽ,)_,,ヽ <,_し`ヽ,)_,,ヽ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 身の回りの世話をする者を数名だけ連れ、王都を後にした。 |l|
|i| |i|
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∧∧ 新生ログスト島
━ (*゚ー゚) ━===========================━━━━━
(`ー―---, (`ー――----, i'ヽ i´| (`ー―---,
 ̄ ̄´/ /  ̄ ̄ ̄`ー, ノ (`ー, ,-、 || | |  ̄ ̄´/ /
i`/ ノ ノ `(`ー, ノ ノ l_,,) | | i`/
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ノノ `ー' ,ノl| (二二ニノ ノノ ノノ
/-|- ノー-、 _ヽ_ ー,--
-l‐ ノ ノ | ニニ -ノ┐
| .ノ ノ l二二l 、三三,
,、 ト、ト、 'l`
//l\≧,,゚ w>,m | 王の治世編 Part.5
⌒^⌒/E⌒lー―――――――――――――――――
(^l:::::::| 風の旅路とインクの記憶
ヽ`ー'ー―――――――――――――――――‐
 ̄ソ┌──┘ Episode - 33
―― 27年10月 王都アフォシリア
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┌──────────────────────‐
| ってワケでね、ハニャライトの一族は竜を呼べる……
| と見せかける事で威権を確立し、村を治めてた訳さ。
└──────────v────────────
┌─────────────────────‐
| 何故だろう、なんだか聞いた覚えがあるような……
└──v───────────────────
∧∧
(;゚ -゚)/ ̄/ λλ ヨボボ…
/ _]つ/_/ (゙'p゙'=)、
<,,ノつと) OO、 ヽ〜
ミ""""""ミ ┃ し`J
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|l| イストアルカードに着いたダッテは、各地の古老や知恵者を |l|
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|l| 訪ね歩き、過去の話を聞いてそれを書き留めたり、 |l|
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────────‐
| あなたの話は実に興味深い。王に宛てた紹介状を渡すので、
| 是非とも王都へお越しになり、王家の客となって下され。
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ハイッ!! ナニガ ヨカッタノ?
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ワカラン
(,,゚ー゚) (゚ー゚*) (*゚ -゚) (゚- ゚;)
( つー-と^ヽ ( 人 ^ヽ ( 人 ^ヽ
〜(,, | , | \ ヽ , | -|lニ) , | -|lニ)
ミ'"""""'ミ し'`J <,_し`ヽ,)_,,ヽ ミ""""""ミ <,_し'`J,ノ <,_し'`J,ノ
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| 彼らに紹介状を渡して王都に招いたりしながら、旅を続けた。 |l|
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从 Z
∧∧ て 人,、 z
_(*゚ -゚)/ ̄/ 从::,、:ノ |ヽ z
/::::::)つ/_/ (:::( ):::) <(*゙ ヮ゙)o‐-、
/::::::/,,),,) 、/,l、l,ヽ,,、 @ノ:´:::::::::::::::::ヽつ
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 夜は、焚火の側で今まで書きとめた史料に目を通す日々が |l|
|i| |i|
|l| 続いたが……、そこで、ダッテはまた新たな問題を見つけた。 |l|
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
過去
20↑
|
|
15|
|
|
10|
|
|
5|
|
| ∧∧ ココガ、イマ。
┝━━━━━━━━━━━━━━━ 今 と(゚ー゚*)
|
|
5|
|
|
10|
|
|
15|
|
|
20↓
未来
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| それは、時の表記法である。 |l|
|i| |i|
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過去
20↑
|
|
15|
|
|
10| ← ココ
| ┌───────────‐
| | 今を去ること10年前……
5| └──────v─────
| アソコラヘンダネ。
| ∧∧ λλ
┝━━━━━━━━━━━━━━━ 今 ('(゚* ) (゙'p゙'=)
|
|
未来
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 古老達が過去の事を語る時は、「〜〜年前」と時間を表現していたが、 .|l|
|i| |i|
|l| 「今の時間」がハッキリしている対話でなら、この表現方法でも |l|
|i| |i|
|l| 全く問題は無かった。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↑
|
|
|
| ┌─────────────────────────────‐
| | 「今を去ること10年前」?この史料が言っている「10年前」ってのは
| | 今から数えて何年前の時点の「10年前」なんだろう……。
| └──────v───────────────────────
| ワカラン
| ∧ ∧
| (;@o@)/ ̄/
↓
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| しかし、これを史料に残すとなると厄介である。後世、史料を読んだ者が |l|
|i| |i|
|l| 「〜〜年前」と言われても、「何時から〜〜年前か」が分からない。 .|l|
`ー────────────────────────────────‐'
∧∧
1○ と(゚- ゚*)
2|
3| ┌──^────────‐
4| │ ここが歴史の始まりね。
5| └───────────
6|
7|
8|
9| ← ココ
11|
12|
13|
14| ┌───────────‐
15| | それは起源9年の事……
16| └──────v─────
17|
18| λλ
19┝━━━━━━━━━━━━━━━ 今 (゙'p゙'=)
21|
22| ┌─────────────────‐
23| | へー、起源9年にそんな事があったんだ。
24| └─v────────────────
25|
26| ∧ ∧
27| (,,@ー@)/ ̄/
28|
29| 未 来
↓
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| そこで、ダッテは時の流れのある時点を基準として定め、そこから .|l|
|i| |i|
|l| 数えて何年目かを記す事によって、時間を表そうと考えた。 .|l|
|i| |i|
|l| 問題は、どの時点を「歴史の始まり」とするか、である。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↑
| ゴラルド&イッテ暗殺、統一戦争開戦
| イストアルカード陥落
|
|
| ミミモギード参勤の令
| 第一次オテュテンサ平原の戦い
|
| 第二次オテュテンサ平原の戦い
|
○ アンヨークの戦い、大村長ハナンが王を称える ← ココ
|
| ハナン王の大失政
| アーツフォー&モロシーの乱勃発
| ハラグロスの乱、アフォシリア高原麓の戦い、王都の戦い、第一次ヒギャクード砦攻防線
|
|
| 第二次ヒギャクード砦攻防線
| ハラグロス降伏、斬首。アーツフォー&モロシーの乱、終結
↓
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 実際のアフォシリア建国の年は、統一戦争が終わり、ハナンが王を称えて .|l|
|i| |i|
|l| 建国を宣言した年であるが、そこを基準とすると統一戦争全てを |l|
|i| |i|
|l| 「紀元前」扱いにせねばならず、記述に色々と不便が生じる。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
↑
○ ゴラルド&イッテ暗殺、統一戦争開戦 ← ココ
| イストアルカード陥落
|
|
| ミミモギード参勤の令
| 第一次オテュテンサ平原の戦い
|
| 第二次オテュテンサ平原の戦い
|
| アンヨークの戦い、大村長ハナンが王を称える
|
∧∧
┌(;゚ -゚)────────────────────────────‐
| 統一戦争は、私の父上と、ハナン王の父君が和平の席で毒殺され
| 始まったもの。そんな不吉な日を国家的記念日にはしたくないな……。
└───────────────────────────────
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| かと言って、統一戦争の始まった年を元年とする訳にも行かなかった。 .|l|
|i| |i|
|l| 戦争が終わった日ならともかく、戦争が始まった日はめでたいものでは .|l|
|i| |i|
|l| 無いので、国家的な記念日にするのは縁起が悪い。 |l|
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↑
○ ゴラルドの娘ハナン、生まれる ← ココ
| イッテの娘ダッテ、生まれる
| ゴラルド&イッテ暗殺、統一戦争開戦
| イストアルカード陥落
|
|
| ミミモギード参勤の令
| 第一次オテュテンサ平原の戦い
|
| 第二次オテュテンサ平原の戦い
|
∧∧
┌(*゚ -゚)────────────────────────────‐
| なので、ちょっと時間を遡ってハナン王の誕生日を記念日にするか。
| 建国王たるハナン様あってこそのアフォシリア王国なワケだし……。
└───────────────────────────────
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| そこで、ダッテはもう少しだけ時間を遡る事にした。それは、ハナン王が |l|
|i| |i|
|l| この世に生を受けた日。国家の始祖たる建国王の誕生日ならめでたい |l|
|i| |i|
|l| ものであるし、国の始まりと規定してもそこまで違和感のある物でも無い。 |l|
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1年 1月、イストアルカードの村長、ゴラルド・アフォシリアの長女、ハナン生まれる。
この日を持ってアフォシリアの歴史の始まりと定める。
4年 1月、ポンポートの村、アンヨークの村の軍の攻撃を受ける。ポンポートの村長、
イッテ・マルタード、ゴラルドに救援を要請し、ゴラルド、配下の兵25を率いて
ポンポートに入る。ゴラルド、イッテと共にアンヨークの村長、ドン・ボールと和議を
行い、ドン・ボールに謀殺される。ドン・ボール、略奪を働きポンポート、廃村となる。
2月、イストアルカードに悲報伝わり、ミミモギードの村長ファットマン、イストアルカードを
狙い兵100を率いて北上を始める。ゴラルドの臣下に動揺が走り、内数名が謀反を
起こしてハナンの母を弑し、ファットマンに降る。ハナン、臣下に連れられてポンポート
の村跡に逃れる。
10年 1月、ファットマン、オテュテンサの大アスター・ハニャライト及びアンヨークのドン・ボールに
毎年正月の来朝を命ず。両名、これを拒否し、以降ファットマンと両名の嫌隙、広がる。
7月、ファットマン、兵400を率いオテュテンサの村を攻める。大アスター、兵200を率い
これを迎撃し、詐術を用いてファットマンの軍を破る。同じ頃、ハナン、兵20を率いて
イストアルカードを攻める。ファットマン、敗走しイストアルカードに向うもハナン軍に見つかり、
ハナン、手ずからこれを斬り、イストアルカードを奪還する。
・
・
・
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| かくして、ハナン王の生まれた日を元年一月一日とする暦が作られた。 |l|
|i| |i|
|l| ダッテは、この暦を「アフォシリア歴」と名づけ、アフォシリアの歴史を |l|
|i| |i|
|l| 記す為に用いた。……これが、アフォシリアの歴史学の始まりである。 .|l|
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∧∧
(゚ー゚*) ∧∧ ∧∧ ∧∧
__ハハと^ヽ (゚ー゚*) __ハハ (゚ー゚*) (゚ー゚*)
('_゚ ミヽ_,,>〜 (|ノヽ、lつ('_゚ ミ@三) ( 人 ^ヽ ( 人 ^ヽ
ヽ "U´)ミ | ,,)〜 ヽ "@三)ミ , | -|lニ) , | -|lニ)
<^| ̄<. <,_し'`J_,,ヽ <^| ̄< <,_し`ヽ,)_,,ヽ <,_し`ヽ,)_,,ヽ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
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|l| こうして、一年以上の時を使い、アフォシリアの各村を踏破した .|l|
|i| |i|
|l| ダッテは、馬の背に積んださまざまな史料と共に王都へと帰還した。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
こ〜へんへつづく。
,. '  ̄ `ヽ .,. '  ̄ `ヽ ./ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄`ヽ ', /::゙■■■■', ./ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄\_____/ ̄\
! (二)- }.:. l | !■■ l / ̄\___/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄\_
、__ _,ノ.;/,.' 、.゙■■ ■,'..○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽ . _ ..,. '  ̄ `ヽ、. _ .. ' ..┃ROGUSTO / STORY/ OF/
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!....|磊盾都| l / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
/、|\_/| ,' .| | | \ | | | _ | |_/ |
/ .゙ヽ . _ .. ゙' \_/ !| \| _|_ \_/ _|_ | \ _|_
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┃32:平和の盾王・第一話 :::::┃27年6月
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||| ログスト暦27年6月、盆地村。 |
||| ラーラロ逃亡以降この村は長老衆の合議によって統治されていた。 |
|」________________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 反逆者であったラーラロの独裁に悪いイメージを持っていた人々は、 :|
||| 統治の形態が変化したことに対して微かだが安堵を覚えていた。 :::::|
|」________________________________|
___________________________________
____________________________________
売国奴の女狐に代え、
以下五人を「長老衆」とし盆地の統治に充てることを此処に公布す。
西長老 クェアウト
東長老 グェンクトル
北長老 リルゲン
南長老 レーグル
中長老 アバト
合議によりて政を仕切り、
連合の一角たる盆地村の歴史を作り上げるものである。
南の同胞の支持を取り付け、北の蛮鬼どもと闘うべく、
人民の誠実な態度と然るべき応援に期待するものである。
: :::::, ´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|`、::::
::::/ :|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ヽ::: 盆地村政庁 .....┌┬┐
/ 、 ....├盆┤
| / | └┴┘
 ̄ ̄.| . ∀l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.ヽ、 ノ , ´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|`、
 ̄ ̄ ̄` ァ ヾ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ :|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ 、
| |
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| だが、それもつかの間に過ぎなかった。 :|
|」___________________|
__l__l_|::|:::::::::::::::::::|_l__l__l__l__l__l__l:|::|:::::::::::::::::::|_l__l__l__l_
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__l__l_| | |_l__l__l__l__l__l__l_| | |_l__l__l__l_
_l__l__| | |__l__l__l__l__l__l__:| | |__l__l__l__l
__l__l_| | |_l__l__l__l__l__l__l_| | |_l__l__l__l_
_l__l__| | |__l__l__l__l__l__l__:| | |__l__l__l__l
__l__l_| | |_l__l__l__l__l__l__l_| | |_l__l__l__l_
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`'―――'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`'―――'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ̄/ ヽ ̄/
/■\ /■ヽ /■ヽ ヽ ̄/ / ヽ / ヽ
( ´〈Д) ( ゚〈Д) (゙Д゙") / ヽ ヽ__ノヽ__ノ
( ∪∪ ( ∪∪ ( ∪∪ ヽ__ノ
( ̄__)__) ( ̄_)_) ( ̄_)_) /⌒、/⌒、/⌒、/⌒、 ̄`、
、_/、_/、_/、_/_/
,――───^─────^────^────────
│あーでもない こーでもない あーでもない こーでもない
'────────────────────────
,――───^─────^────^─────
│まぁ、貢納は安定してるから、大丈夫でしょう。
'────────────────────
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 私欲の塊のような長老達の議論においてまともな意見採択は無いに等しく、 |
||| 政庁は貢納をひたすらに毟り取るだけの愚かしい集団に成り果てていた。 |
|」_________________________________|
ウォォォ…
/★ヽノ ./★ヽノ /★ヽノ
(;;田゚::;:) /★ヽ (皿;:;:# (o:;:;:;;,:;;) ォォォォ…
⊂人:;⊂ (;:;::;*;:;)/★ヽ⊂::;§ ⊂..,;⊂;;) /★ヽノ
- 八;:;:;、 ⊂#;:;;:;;;(。∀゚;;:);::;:;| | ( ( (゚:田゛;:;) ゥゥゥ…
(,;:;;,,,_と Y ⊂;:;⊂ )__し (_(_) 0;,.;,::,,0
(_)★ヽ人 〈:::(;:;(
/□ヽ ⊂゚皿;;,,二丿⌒ヽ (_)し´
\(゚∀゚ )ノ
( )
〈 \
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 追い討ちをかける事件も発生する。 .|
||| 「悪夢教徒の乱」である。 ......|
|」_________________|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ρ−σ−τ−υ−φ−χ−ψ−ω−/┃
┃─└─┐─└─────┐─┃─┤−┃
┃火│山│; ; │ │林│林│山┃〜│6 ┃
┃━┓─└─┐─┼─┌─┘─┃─┤−┃
┃〜┃山│山│, ‐→村│山│山┃〜│7 ┃_____________________
┃━┛───/───┘─┌─┃─┤−┃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;
┃──┬─‐´│山│山│山│ ┃〜│8 ┃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
┃─┼│┼─│─┌───┘─┃─┤−┃ .................................... ..................::::::'''':;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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................................................................................................................................
......................................................... ....................................... .................
ヘ/★\ ヘ/★ヽ ヘ/★\ ヘ/★ヽ
(;:;;:::Д) (;:;:;д) .(#:;::;:;::;::) (:;:;:;:;:゚)
(:;::;:つ;:;つ |;:;つ:つ (:;::;:メ:;::;つ /:;:;:つ
;;:.. ..,,.人:;::ヽノ.. ..,....,;:. ..,;;:;〜|;::;:;:;0.,;;:: .,,.:;: ..,.,w人:;::ヽノ.. .,, ;::,,:;' ,,〜(:;:;:;ノつ..,.. ...,..,;; :;:,::,, ..,. :;;, ::;.,, ..,,.:.,
(__(__) ,;;:.';'"" ' .,し'´ . (__(__) ' ; :' (/ . . ,
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| バウェツ兵団の解散以後、治安維持力を失った盆地一帯は、 ::|
||| 逃げ延びた悪夢教徒には絶好の集結地点であった。 ::::::|
|」____________________________|
/□ヽ
、(:;:;::;:;:;;)ノ
(:;::;:;:へ
└
─────
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 治安状況は、日に日に悪化の一途を辿って行った。 |
|」_________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 深刻化する事態の中で、 ::::::|
||| 人々が長老衆という存在に疑問を抱くのは時間の問題だった。 :|
|」____________________________|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
/ To Be Continued ─────
/____________ _ _ _ _ _ _
// \\
// \\
// \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
// \ ┼ ! i ! i ! ! i ! ! i
_______// \_______ _ _ _ _ _ _
/ / /
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_____/ / /
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
∧∧
┌(*゚ー゚) 部下A ──────────────────
| ナツコ様は王都から東にしばらく行った山岳地帯で
| 鉱石を掘る為の建物を建てるとおっしゃっておりました。
└──────O─────────────────
o
┌────────────‐
| ふむ、ここら辺の筈だが……
└──────v──────
。
/つ∧ ∧とヽ
ヽ(゚- ゚*三*゚ -゚)ノ
ミ 彡
| ,,)〜
し'`ヽ,) ))
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| アフォシリア歴の28年秋。王都へと帰還したダッテは、早速王都を巡り、 |l|
|i| |i|
|l| 王都に住む貴族や知恵者、技術者を集め始めた。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=\ \ ┌────────‐
===\ \ ┌──────────‐┤ って、なんだこりゃ!
====| \ \ | ……ん?誰か来たの? └──v──────
====ヽ: \ \ └──────v────
======ヽ: \ \ □
=======|: \ / | トントン
=======|: \ / 彡 ∩
=======| \/ ∧∧
=======ヽ__________□―と(*゚ ヮ゚)
=========ヽ\\\\\\\\\\\\\と )
==========|\\\\\\\\\\\\\\,)〜
==========| \\\\\\\\\\\\\\
==========| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 从
==========| | そ ∧∧
==========| | W(゚; )
==========| | と ヽ
==========| | > ,,)〜
==========| | (,/^ヽ,)
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
=\ \ ┌諛言「ザ・ティース・フロート」─────────────────────‐
===\ \ | あ、これはこれはダッテ様。王都から旅に出たと聞いて心配しておりましたが、
====| \ \ | 御無事で何よりです。ダッテ様は国家の柱石、陛下の片腕。王にとっても民に
====ヽ: \ \ | とっても我々にとってもかけがえの無いお方で御座いますから、はい。
======ヽ: \ \ |
=======|: \ / | ……ところで、このような辺境までお越しとは、何か御用で御座いますか。
=======|: \ /... └────────v────────────────────────
=======| \/
=======ヽ_____________
=========ヽ\\\\\\\\\\\\\ 从 ┌無視「パーフェクトスルー」──────────‐
==========|\\\\\\\\\\\\\\ ∧∧ そ . |まぁ、もちろん用はあるが、それよりこれは何だ?
==========| \\\\\\\\\\\\\\゚ ヮ゚)W. └───v──────────────────
==========| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|と )
==========| | ,,)〜 ∧∧
==========| |J (゚* )
==========| | ( )
==========| | | ,,)〜
==========| | し'`J
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=\ \
===\ \
====| \ \
====ヽ: \ \
======ヽ: \ \. ┌─────────────────────────────────
=======|: \ /. |ああ、これですか。少し前に新しい坑道を掘ったのですが、そこから水が出て
=======|: \ /. |しまい、それを汲み出す為にリスク様が発案、カルド殿と私が設計、建造した
=======| \/ |アフォシリア高原の風を利用する新時代自動労働装置、「風車」に御座います。
=======ヽ___________└─────v───────────────────────────
=========ヽ\\\\\\\\\\\\\ ┌──────────‐
==========|\\\\\\\\\\\\\\ |新時代自動労働装置?
==========| \\\\\\\\\\\\\\ └───v───────
==========| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
==========| | ∧∧ ∧∧
==========| | (*゚ ヮ゚) (゚; )
==========| l と, |) ( )
==========| | 〜(,, | | ,,)〜
==========| | し'`J し'`J
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∧∧
┌(*゚ ヮ゚)────────────────────────────‐
| はい、この「風車」は4枚の羽根が風の力を受けて回転し、内部の軸に
| その力を伝える事で、人を使わずさまざまな仕事を行えるのです!
└───────────────────────────────
| ̄|
─────────→ 彡 | | ミ ← 回る
___| |___
───高原の風──→ |___○___| 動く
| |==ヽ______
─────────→ ミ | |===彡\\\\\ |
|_|====| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ←┘
l======|. |
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
∧∧
┌(゚- ゚*)────────────────────────────‐
| 具体的には?
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
∧∧
┌(*゚ ヮ゚)────────────────────────────‐
| 今の所は、水を組み上げて選鉱所に送り込む程度ですね。将来的には、
| おにぎり族の村で作られていると言う「パン」という料理の材料となる
| 小麦を石臼で挽いて粉末にしたものを製造しようという計画があります。
└───────────────────────────────
_________ ∧∧ 彡
/◆ξ◇◆ξ◆ξ◇ ./| (*゚ー゚)つ ミ
/ ○◆◆ξ◇◆ξ_ /./ ( つ ノ ◆ ◆◆◆ξ◆
/○○◇○◆ξ◇○/./ | ,,)〜 ◆ξξ◆ξξ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ し'`J ◆◆◆◆◆ξ◆ξ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧∧ ◇◇○○
(゚д゚;) ○◇○◇◇○○
| ヽ
■━━O━U〜 ______ ∧∧
/ ̄ ̄ ̄○ ̄/l し'`J /:;:;:;:;,.,.,. /l (,゚д゚,)
/_________/./ / ''''::;:;;;:;,.,. /./ ヽ:;;;:;ノと)
|_____|/ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ | |
∧∧. ∧∧  ̄ ̄ ̄ ̄' ∧∧ し'`J ∧∧. ∧∧
(゚ー゚*). (゚ー゚*). (゚ー゚*). (゚ー゚*). (゚ー゚*)
――――O-‐と )――――O-‐と )――――O-‐と )――――O-‐と )――――O-‐と )-,
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〜 ∧∧. 〜 ∧∧. 〜 ∧∧. 〜∧∧.〜 ∧∧. 〜/ |
( *゚) ̄/ 〜( *゚) ̄/ 〜 ( *゚) ̄/ 〜 ( *゚) ̄/ 〜 ( *゚) ̄/_ / |
―‐( つー'―――‐( つー'―――‐( つー'―――‐( つー'―――‐( つー'―l' /
〜,,. | 〜,,. | 〜,,. | 〜,,. | 〜,,. | | /
∧∧
┌(゚- ゚*)────────────────────────────‐
| ふむ、なるほど。他にも色々使えそうだな……。
└───────────────────────────────
=======|: \ / ┌───────────────────────
=======|: \ / | よし、この「風車」についても記録に残すとしよう。
=======| \/ | ナツコ、ついて参れ!「風車」の事、聞かせてもらうぞ!
=======ヽ_____________ └────────────v───────────
=========ヽ\\\\\\\\\\\\\ ┌────────────‐
==========|\\\\\\\\\\\\\\ |あ、あわわ、まだ仕事中……
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==========| | ∧∧ ∧∧
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==========| | (つと >と つ
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==========| | (;:`;:;:.,., ー (,/´(,/ (,/´ J
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| こうして、アフォシリア中から史料と人材を集めたダッテは、 |l|
|i| |i|
|l| それらを用いてアフォシリアの歴史を書き始めたのである。 |l|
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┌──────────────────────────────────
| 国の歴史の主流は「史記」として要点のみを書き、重要人物にはそれぞれ
| 人生の物語を書いて「伝記」とし史記に記さない詳細な記録を残し、戦争の
| 記録は開戦に至る経緯から布陣、兵数、戦闘の経過に結末、後世に与えた
| 影響などを詳しくまとめて「戦記」を作り、各地方についてその地域の特色
| などを記して「風土記」として纏め、アフォシリア諸地方の開発に役立てる事とし、
| 工業技術や農業技術など、やや歴史や政治からはみ出した記録や、用語集、
| 年表、事典のような他の書を読む時に参考にするようなものなどは纏めて
| 「総記」としてしまおう。あと、今後起きる出来事を少しずつ書き足せるように、
| 羊皮紙は全部縫い合わせてしまわず、紐綴じ式にすれば…………
└──v──┬────────────────────────────
|流石ダッテ様、読む気の失せるセリフに定評があり過ぎます……。
└──────v─────────────────────‐
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
(* 。 。)φ (゚ヮ ゚;) (゚- ゚;) (;゚ -゚) (゚; )
( つl⌒l^l (三@と ) l三l三と ) ( つ三l三と )
| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| | ,,)〜 l三l三三l(,, | | ,,)〜 | ,,〜
|__|____| し'`J l三l三三l三lし'`J. し'`J し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| ダッテにより記された歴史書は、ひたすら公的な事実を羅列した「史記」、 .|l|
|i| |i|
|l| 個人に焦点を当て、その生涯を書いた「伝記」、戦争における布陣や |l|
|i| |i|
|l| 戦闘の経過、結果などを詳しく記した「戦記」など、多岐に渡った。 |l|
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||============||============||============||============||=====.(| |)..=||=====
||l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]||l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]||l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]||l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]||l]l]l]l]l]l]| ,,〜l.||l]l]l]l]l]
||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二し'`J二l|二二
l l
∧∧ ヽ / ヽ /
(*゚ー゚) ∧∧ ∧∧
( つl⌒l^l0 (*゚O゚) (゚Д゚*)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/| ( つ つ ( ∞ )
/'|| 〜(,, ヽヽ / / ,,)〜
_____________/ l⌒lJ'J ししl⌒l
||
||
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| そして、ダッテによって王都に集められた各地の英才達は、それらの |l|
|i| |i|
|l| 歴史書について論じ、研究し、筆写し、自ら新たな本を書いたりも |l|
|i| |i|
|l| しながら、各分野における知識を深めあった。 |l|
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────‐
| あの〜……お願いですから、真面目に水路建設の
| 予算について、計算してくれませんかね……?
└─────────────────v────
コレハ ウチュウカラノ
メッセージ ダッタノデス!!
ジンルイハ ホロビマス!!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ゚゚゚ ゚゚ "il。。。li" 1 + 1 = H . | ∧∧ ∧∧ ナ、ナンダッテー!! /■\
| ↑ メメタァ |\(*゚O゚) (゚0 ゚ili) (´д`; )
|___________| と |) U Uヽ ( )
|| li〜(,, | | ̄ ̄ ̄| ̄| | | |
|| || し'`J |___|_| (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| また、彼らは全て王家の食客とされ、日々の糧を得る為の労働から .|l|
|i| |i|
|l| 離れ、これらの学問や、国家から依頼された仕事、研究を専門に行う |l|
|i| |i|
|l| ようになっていく。アフォシリアにおける学者と文官の始まりである。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
−..ニ:'' ⌒:)`,
___
/li∧il\
r‐,,..,-.,-,,.,.___,.,.,.-、__,.-.,_i-i-i__|il,二n二,li|..i-i-i,____, ,.._.-.,.,,.,__,.-., ,.._.-.,.,,.,__,.-.,
/:/':/:::::丿:::::丿:/::::::丿:: :ヾ::::::/ `、::: ハ:::ヾ:::`:::ヽ:::、_::/:::,ソ >::ノ、::ハ:丿::`、
../:/ :ノ:: :: :/: :/: . {: :: :.''゙ヾ:::::::\:: ^ノ ノ::ヽ::::::::、ヽ、::: ....丿:::;ヾノヽ,_/:-/::ト;:、:::ヽ. :;}
/:/::::::丿:: :ヾ::/: ::/: . {: ヾ:::::::\/::ト;( (ヾ:::`:::ヽ:::ハ:丿::、::ハ:丿::、:::: :: : :{: : :: : ::ヽ:: :\:.::.::
゙:. : ..`⌒::ー ‐ ‐- - -=ニ´ -‐_,,.. -‐ = ニ '':: ー- 、... __ ⌒‐_、_::- −..ニ ⌒゙''::ー =、::'' ⌒:)`:
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 軍事学、法学、地理学、経済学、農学等々、この後王都で盛んになる |l|
|i| |i|
|l| アフォシリアの学問は、この時のダッテの史料編纂事業に端を発するのだ。 .|l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────‐ ]||l]l]l]l]l]l]
| 金創に効く薬草、金創に効く薬草……、だめだ、無い。 .====||======
| 化膿止めか、せめて毒消しの薬草は…… l]l]l]l]l]l]l]l]||l]l]l]l]l]l]
└──v───────────────────── = =========||======
||l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]||l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]||l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]||l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]l]||l]l]l]l]l]l]
||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二
∧∧
(,,゚ -゚/ ̄/
( つ/_/
| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|__|_____|
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| ……そして、この青年の物語も、その一つである。 |l|
|i| |i|
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┃呆┃アフォシリア王国 ┃☆☆☆☆★★★★★★┃同盟:− 仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━╋━━━┳━━━━┳━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃能 力┃身 04 ┃統 07 ┃知 03 ┃政 05 ┃繁 09 ┃合計 28 ┃建国王ハナン 支持率: 91%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:30500人+軍:1500人=総人口:32000人
┣━━━━━━━━─国土─┓4コマ12村 総収穫:小麦32000石/年
┣━━━┯━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘29年01月:状況:アフォシリアの歴史編纂事業と学問の興り
┃
┃ 一年ちょっとの時間をかけ、ダッテが集めたアフォシリア各地の情報を元にしてアフォシリアの
┃ 歴史書が編纂された。昔の出来事や、その影響、結果などを簡単に調べる事が可能となり、
┃ 王家の金で雇われ、それらの知恵知識を修めて王家の為に働く職業が誕生した。
┃
┃ アフォシリアにおける学者の始まりであり、また文官の始まりでもある。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃Go to next episode l> Episode - 34「北の大地に日は昇る」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━┳━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃呆┃ τ−3 ┃山頂の王都 アフォシリア ┃総人口:13000人 総収穫:小麦16000石/年
┣━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━┫総兵力:1000人 総生産:青銅200kg/月
┃−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−/ ┣━━━┯━━┳━━━━━━━━━━━━┫
┃┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐− ┃元地形|林野┃統治者:ハナン・アフォシリア
┃│山│山│山│山│山│山│山│山│山│山│ 1 ┣━━━┷━━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┌───────┼─┐─┼─┼─┤− ┃呆:η−7:アフォシリア:建国王ハナン
┃│山│山│森│畑│畑│林│林│山│山│山│ 2 ┣━┓人口:7000 収穫:小麦8000石/年
┃├─┌─┘─┼─┼─┼─┼─└───┐─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│山│森│森│村│畑│林│林│林│林│山│ 3 ┃呆:δ−3:ネコムシア
┃├─│─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─│─┤− ┣━┓人口:2000 収穫:小麦3000石/年
┃│山│林│林│ │ │ │ │ │ │山│ 4 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─│─┼─┼─┌───┐─┌───┘─┤− ┃呆:β−8:エクスタシア
┃│山│林│ │ │山│山│ │山│山│山│ 5 ┣━┓人口:1500 収穫:小麦3000石/年
┃├─└─┐─┼─│─┌─┘─│─┼─┌─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│山│山│林│ │山│畑│畑│山│山│林│ 6 ┃呆:ι−10:スカティロシア
┃├─┐─│─┼─│─│─┼─│─┼─│─┤− ┣━┓人口:1500 収穫:小麦2000石/年
┃│林│山│畑│林│山│畑│街│鉱│山│林│ 7 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─└─┘─┼─│─└─┐─│─┌─┼─┤− ┃呆:θ−7:アフォシリア鉱山群
┃│林│村│畑│ │山│山│森│山│林│林│ 8 ┣━┓人口:1000
┃├─┌───┐─└─┐─└─┘─│─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│林│山│山│林│林│山│山│山│畑│畑│ 9 ┃
┃├─└─┐─└─┐─└─────┘─┼─┤− ┣━┓
┃│ │ │山│山│林│林│ │林│村│畑│ 10 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘− ┃
┃├─┤10km 029年01月 現在┣━┓
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃風踊る飛竜の高原:風属性を強化、炎、水、地属性を弱化。進軍にかなりの時間がかかる。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総生産:小麦16000石/年 青銅200kg/月 金10kg/月
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総備蓄:ガリッガリ……。さっさと増税してたんまり年貢が欲しいです。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,. '  ̄ `ヽ .,. '  ̄ `ヽ ./ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄`ヽ ', /::゙■■■■', ./ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄\_____/ ̄\
! (二)- }.:. l | !■■ l / ̄\___/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄\_
、__ _,ノ.;/,.' 、.゙■■ ■,'..○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽ . _ ..,. '  ̄ `ヽ、. _ .. ' ..┃ROGUSTO / STORY/ OF/
/ .|\_/| ',━━━━○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
!....|磊盾都| l / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
/、|\_/| ,' .| | | \ | | | _ | |_/ |
/ .゙ヽ . _ .. ゙' \_/ !| \| _|_ \_/ _|_ | \ _|_
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┃33:平和の盾王・第二話 :::::┃27年8月
○━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ヽ ̄/ ヽ ̄/
/■\ /■ヽ /■ヽ ヽ ̄/ / ヽ / ヽ
( ´〈Д) ( ゚〈Д) (゙Д゙") / ヽ ヽ__ノヽ__ノ
( ∪∪ ( ∪∪ ( ∪∪ ヽ__ノ
( ̄__)__) ( ̄_)_) ( ̄_)_) /⌒、/⌒、/⌒、/⌒、 ̄`、
、_/、_/、_/、_/_/
,――──^─────── ,―^―───────────
│治安が悪化しておるが… │どうしたもんですかねぇ〜…
'─ ,――──────^───'─────────────
│南の凡愚どもが統治を怠った結果じゃあ…
'───────────────────
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 目に見えて悪化してゆく治安に対して、 :|
||| 硬直しきった長老衆会議は何一つ対策を示すことが出来ずにいた。::::::|
|」______________________________|
,――────────────────────────────
│あのジジイどもは手をこまねいているばかりで何もしない!
│これだったらラーラロの統治下の方がまだマシだったではないか!
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( ´〈Д) ( ゚〈Д) (゙Д゙") / ヽ ヽ__ノヽ__ノ
( ∪∪ ( ∪∪ ( ∪∪ ヽ__ノ
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│誰か見栄え良い者を傀儡として擁立しましょう。
│実際の統治は裏から我々が糸を引けばよいのですよ。
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 長老達へ向けられる民の視線は冷ややかさを帯び、 ::|
||| ついに、一人が統治者に有るまじき発言を放った。 ::::::|
|」_________________________|
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ヽ ̄/ ヽ ̄/
/■\ /■ヽ /■ヽ ヽ ̄/ / ヽ / ヽ
( ´〈Д) ( ゚〈Д) (゙Д゙") / ヽ ヽ__ノヽ__ノ
( ∪∪ ( ∪∪ ( ∪∪ ヽ__ノ
( ̄__)__) ( ̄_)_) ( ̄_)_) /⌒、/⌒、/⌒、/⌒、 ̄`、
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│……う〜む……それしか方法が無いやも知れぬのぉ
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||| ラーラロによる統治と同じ状況を再現しようというのであった。 ::::|
||| 権力維持に必死だった長老達は、この企図に諸手を上げて賛成した。::::::|
|」_______________________________|
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/l井井井ll三ll三ll三`、
,´//井井井井井井ll井ll^、
_____,,,,,,/i'幵幵幵幵幵幵幵幵ll幵||ト、
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| =| .||| 傀儡として選ばれたのは、逞しい雰囲気漂う青年であった。 |
| ::l | ...||| 精悍な顔つきと麦藁帽子、その名をドートバルトと言った。 :::::|
〈_.〉__〉 |」___________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 新たな統治者として擁立されたドートバルトが民の前に姿を現したのは、 :::::|
||| その就任式の事。長老衆の見守る傍ら、いきなり全く予定に無い言葉を放った。::::::|
|」___________________________________|
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│民よ! 俺は誓う!
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│俺はこの村、この盆地を治め、三都連合の一角たる都を造ることに全力を振るう!
│
│此処からは、この俺がこの村の歴史を造る!
│
│そのための力を、みんなの力を、俺に分けてくれ!
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│我が名はドートバルト! 我こそ平和の王なり!
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ しーん  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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||| 群集からは一瞬の静寂の後… :|
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\ うおおおおおーーーーー!!! /
\ ドートバルト!ドートバルト! /
\ 期待してるぞーー! /
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 弾かれたように歓声が上がった。 ::::|
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||| 「平和の盾王」の姿が、初めて人々の目に映し出された瞬間であった。::::::|
||| 彼は盆地村の君主の中で、史上初めて歓声を持って迎えられた。 :::::|
|」_______________________________|
┌─┬──────────────────────┐
|飯|おにぎり |
├─┴─┬────────────────────┘
│統治者|開拓王ラデル
├───┴───┐統:75 武:61 知:21 政:15 魅:88
├───┬───┴────────────────
│政務官|ラフハーン
├───┴───┐統:22 武:16 知:57 政:75 魅:38
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│統治者|ドートバルト
├───┴───┐統:89 武:41 知:72 政:90 魅:65
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│大 師|賢者ケーリュケイオン
├───┴───┐統:21 武:12 知:93 政:64 魅:59
├───┬───┴────────────────
│魔法官|ユラル・クェア
├───┴───┐統:32 武:10 知:96 政:89 魅:48
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│反乱者|ティートマ
├───┴───┐統:8 武:14 知:88 政:12 魅:19
└───────┴────────────────
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To Be Continued ─────
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||| ドートバルトという青年を「無能」と評価した長老衆は全く愚かであった。:::::|
||| 12月、寒さ厳しくなる中で行動の準備は全て整っていた。 :::::|
|」_______________________________|
,. '  ̄ `ヽ .,. '  ̄ `ヽ ./ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄`ヽ ', /::゙■■■■', ./ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄\_____/ ̄\
! (二)- }.:. l | !■■ l / ̄\___/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄\_
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ヽ . _ ..,. '  ̄ `ヽ、. _ .. ' ..┃ROGUSTO / STORY/ OF/
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!....|磊盾都| l / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
/、|\_/| ,' .| | | \ | | | _ | |_/ |
/ .゙ヽ . _ .. ゙' \_/ !| \| _|_ \_/ _|_ | \ _|_
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┃34:平和の盾王・第三話 :::::┃27年12月
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 彼は街の隅々にまで通じているその広い人脈を通じて、 ::|
||| 旧バウェツ兵団の一人一人に召集を掛けていた。 ::::|
|」___________________________|
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│そんな昔の物被っちゃってどうしたん?
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│実はまた召集されたモナ。
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|三三三|∀|三三三|∀|三三三|∀|三三三|∀|三三三|・|三三三|∀_|三三三|・∀)
(・∀・ ) ( ´∀`) ( ´∀) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚ ).(・д・ ) (ω・` )\
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||| 兵士たちは、若き才気を窺わせるドートバルトの元へ手柄を求め我先にと集結した。 |
||| 今、彼の目の前には旧バウェツ兵団の兵士200名近くが集結していた。 ::::::|
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|三三三| |三三三||三三三| |三三三| |三三三||三三三||三三三|
,(・∀|三三三| (´|三三三|∀|三三三|Д|三三三|`|三三三|・|三三三|・)|三三三|
|三三三|∀|三三三|∀|三三三|∀|三三三|∀|三三三|・|三三三|∀_|三三三|・∀)
(・∀・ ) ( ´∀`) ( ´∀) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚ ).(・д・ ) (ω・` )\
〈〈|iiii□iii|〉〈〈|iiii□iii|〉〈〈|iiii□iii|〉 〈〈|iiii□iii|〉 〈〈|iiii□iii〈〈|iiii□iii|〉 〈〈|iiii□iii|〉
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│村の西、お前達の昔の兵舎があった通りを北に行くと、│
'────────────, `───────、
│「商工所」という看板の掛かった建物がある。|
,――─────────‐´ 、‐─────´
│一度散開した後、日が南中したら四方から襲撃を掛けよ。 │
`──、 l´
│クソ長老どもの首を取ってきた奴には褒美をやる。 `──、
`l それ以外の人間は一切殺すな。その場で取り押さえよ。 │
`───────────────────────‐´
./⌒`、
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.( ) 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/ `‐、゙ ||| それはクーデターであった。 ::|
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l |
`〈‐、_____、_|
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__l__l_|::|:::::::::::::::::::|_l_< 何度言ったら分かるのだ! >_l_
_l__l__|;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;/__l< あなた方は自分の命よりも権力が大切なのか!>__
__l__l_| | ̄ ̄ ̄|_l__l V V V V V V V V V V V V V V V V VV V V V V Vl__l_
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(Д〉´ )
/■\ /■ヽ /■ヽ (:::::|l:::::''、
( ´〈Д) ( ゚〈Д) ("゙Д゙) l::∧::::l `、
( ∪∪ ( ∪∪ ( ∪∪ |:::l::::::| ,ゝ
( ̄__)__) ( ̄_)_) ( ̄_)_) . 〈__〈_〉~
,――──^─────── ,―^―───────────
│黒老よ…焦るな… │もう少し静かに願えんかね…
'─ ,――──────^───'─────────────
│そうじゃそうじゃ…黒老は騒がしいのぉ…
'───────────────────
/V V V V V V V V V V V V V V V V VV V V V V V
__l__l_|::|:::::::::::::::::::|_l_< 既にあの男は我々の手を離れた! >_l_
_l__l__|;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;/__l< 我々は見誤ったのだ! >__
__l__l_| | ̄ ̄ ̄|_l__l V V V V V V V V V V V V V V V V VV V V V V Vl__l_
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(Д〉´ )
/■\ /■ヽ /■ヽ (:::::|l:::::''、
( ´〈Д) ( ゚〈Д) (゙Д゙") l::∧::::l `、
( ∪∪ ( ∪∪ ( ∪∪ |:::l::::::| ,ゝ
( ̄__)__) ( ̄_)_) ( ̄_)_) . 〈__〈_〉~
,――──^─────── ,―^―────────────────
│その証拠が何処にあるのじゃ│ほら吹きも大概にして欲しいものですな。
'─ ,――──────^───'──────────────────
│見誤っているのはそちの方じゃ愚かな黒老よ。
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__l__l_| | ̄ ̄ ̄|_l__l__l__l__l__l__l_| | ̄ ̄ ̄|_l__l__l__l_
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_l__l__| | |__l__l__l__l__l_,――───────────────
__l__l_| | |_l__l__l__l__l_ │聞こえないのか?軍勢がここに迫って…
_l__l__|_|___|__l__l__l__l__l_'───────────v──────
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(Д〉´# )
/■\ /■ヽ /■ヽ (:::::|l:::::二つ
( ´〈Д) ( ゚〈Д) (゙Д゙") l::∧::::l `、
( ∪∪ ( ∪∪ ( ∪∪ |:::l::::::| ,ゝ
( ̄__)__) ( ̄_)_) ( ̄_)_) . 〈__〈_〉
,――──^─────── ,―^―─────
│もう良いではないか黒老よ…│また今度な。
'─ ,――──────^───'───────
│…黒老の戯言に付き合う暇は無いのじゃ。
'───────────────────
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(Д:::::# )
/■\ /■ヽ /■ヽ (:::::|l:::::二つ
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( ∪∪ ( ∪∪ ( ∪∪ |:::l::::::| ,ゝ
( ̄__)__) ( ̄_)_) ( ̄_)_) . 〈__〈_〉
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 謀略の天才であった先代主老がラーラロ逃亡のすぐ後に急逝した後、 :::|
||| 長老衆は暗愚な老人達の集まりと化していた。 :::|
|」_______________________________|
/V V V V V V V V V V V V V V V V VV V V V V V
__l__l_|::|:::::::::::::::::::|_l_< …己の血を見て朽ち果てるがいい。 >_l_
_l__l__|;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;/__l< …お前等にはそれがお似合いだ…!>__
__l__l_| | ̄ ̄ ̄|_l__l V V V V V V V V V V V V V V V V VV V V V V Vl__l_
_l__l__| | |__l__l__l__l__l__l__:| | |__l__l__l__l
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`'―――'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`'―――' ̄ミ /■\
ミ .(# `〈Д)
/■\ /■ヽ /■ヽ ノ~:::::|l::::)
( ´〈Д) ( ゚〈Д) (゙Д゙") ./、l::::∧::l
( ∪∪ ( ∪∪ ( ∪∪ // :|:::::l::::|
( ̄__)__) ( ̄_)_) ( ̄_)_) . 〈_〉__〉
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| そう言い残し初老の男はその場から離れた。 :|
||| 彼は苦悩していた。長老達の時代は終わったのだ。 ::|
|」________________________|
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(.:: ヽ
,.:⌒ヽ (.:: ) \ | /
(.::: ' ( ヽ.:⌒ヽ \ l
ゝ.:: `ヽ(.:: ) γ' ⌒ヽ (⌒ 、
(.:::: 、.:⌒ ヽ──‐ ( ) ─
(.:::: (:::⌒ ) 丶_,ノ (
(.:::: .::: Y.::⌒ ヽ ◇ (
(.::::: `).::: ┌┐⌒ヽ⌒
ゝ.:::: ノ.:: ノ └┘
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┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・・
.|三三三|三三三| |三三三|三三 .|三三 ::|三三三||三三三|
(´∀` (・Д・ .∩(゚∀゚ #(・∀・ (`∀´ .(・ω・∩(`ヘ´ )\
⊂fi;□iiiif fi□i;f ノ {iiiii□iiii}.fi;□iif fi□i;f/{:iii□iiiiii}.fi;ii□iif.つ '' )
ζ, 〈lllノ,,,メ//人,,llllゝ/,,/,ヘ,〈 //ノゞ,,,メ/人,,,,ノ,,,,ヘ,,/,メ,///,,,,,ゝ ヾ,., λ
(, ,, .. ゝ (_)し ゝ_) 丶(_) ゝ (_)し ゝ_)丶(_) し ゝ_)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 日が南中した。一人、また一人と血の気の多い連中から突入して行く。 ::|
|」_______________________________|
ガ
,/ ミ ガッ
:./\ヽヽ ミ ガッ人/■\∩
\ ヽヽヽ <ガッ>`Д´)人
ミ::三三|∩ /\ノ ∨ #∧ <ガッ>
// :, ・∀・)ノノ / ∧ ⊂人# ∨ガッ∨
、`三三| ゙ ヽ ゙゙ ヽ ヽ∨ <ガッ>∪ ガ
ミ i ・∀・;:ヘ ミ三三| ヽ ∨<ガ>人
: i‐−―とミ \ ・∀) l⌒lヽ人/ ガッ<ガッ>
;彡 ヽ/ノ/ど゙/⌒)つ―――| | <ガッ> ∨
〈__し/ミ _〉 j,,;:' /∨ヽ ガ
ヽヽ _ _/- _ 彡
( -,;'−  ̄
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〈二二〉
|| オタスケー
|| オレラ ブンカンダヨ
|三三三|゙.|| /■\ /■\
/( -∀-)゙|| (!i!i・∀・) (゚∀゚!i!i!i)
〈iiii□iiiiつ|| ノlllllノ ) ( 、llll`、
/ ハ ヽ..|| | | | | |ヽllll`、
.〈__ノ j__〉| (__)_) (__)_)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 圧勝であった。逃げ惑いながら一人づつ確実に撲殺されてゆく長老達、::::|
||| その場で取り押さえられる文官の群れ、蹴散らされる近衛の弱兵。 :::|
|」_______________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| やがて一時間もしない内に片がついた。長老衆は一人を除いて全員死亡。 :::|
||| 文官は全員政庁へ連行、近衛は殆ど生け捕りにした。 :|
|」_________________________________|
|三三三| |三三三||三三三| |三三三| |三三三||三三三||三三三|
,(・∀|三三三| (´|三三三|∀|三三三|Д|三三三|`|三三三|・|三三三|・)|三三三|
|三三三|∀|三三三|∀|三三三|∀|三三三|∀|三三三|・|三三三|∀_|三三三|・∀)
(・∀・ ) ( ´∀`) ( ´∀) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚ ).(・д・ ) (ω・` )\
〈〈|iiii□iii|〉〈〈|iiii□iii|〉〈〈|iiii□iii|〉 〈〈|iiii□iii|〉 〈〈|iiii□iii〈〈|iiii□iii|〉 〈〈|iiii□iii|〉
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||| その場で論功行賞が行われ、全員に穀倉から10石の小麦が報酬として支給されること、 ::::|
||| 長老衆を撲殺した者に更に20石が渡されることが決定し、その場で解散した。 :|
|」_______________________________________|
(.:: ヽ
,.:⌒ヽ (.:: ) \ | /
(.::: ' ( ヽ.:⌒ヽ \ l
ゝ.:: `ヽ(.:: ) γ' ⌒ヽ (⌒ 、
(.:::: 、.:⌒ ヽ──‐ ( ) ─
(.:::: (:::⌒ ) 丶_,ノ (
(.:::: .::: Y.::⌒ ヽ ◇ (
(.::::: `).::: ┌┐⌒ヽ⌒
ゝ.:::: ノ.:: ノ └┘
(.::: /\
(.::: \/
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 探検団以来の腐敗した機構は、一時間足らずで完全に消滅した。:::::|
|」_____________________________|
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To Be Continued ─────
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ミ""ミ ( つ=ヽ∴ノ (;;:;;:;:;)=3 ∧∧
ミ ミ(二ニ)ヽ l二二二二二二l (゚ー゚*)`ヽ
ミ,,_____ "||"ミ||| J || || (つと,,) ,,)〜
""l"""""""""""""""||l .|| し'`J
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
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|l| 27年10月のある日。 |l|
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`ー────────────────────────────────‐'
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从
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ミ""ミ ( と) ヽ∴ノ (;;:;;:;:;)=3 ∧∧
ミ ミ(二ニ)ヽ l二二二二二二l (゚ー゚*)`ヽ
ミ,,_____ "||"ミ||| J || || (つと,,) ,,)〜
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| いつも通りに部屋で食事をしていたハナン王が、 |l|
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`ー────────────────────────────────‐'
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∧∧ ― ...............
ミ""ミ ヽ∴ノ (;;:;;:;:;)=3 (ili゚O゚∩ヽ ::(ili >>::
ミ ミ(二ニ) l二二二二二二l ( つ ノ ::( つとノ::
ミ,,_____ "||"ミ|||... || || 〜(,, つ ::〜(,, l::
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
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|l| 突如、吐き気を訴えて厠へと駆け込んだ。 |l|
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`ー────────────────────────────────‐'
∧∧ 新生ログスト島
━ (*゚ー゚) ━===========================━━━━━
(`ー―---, (`ー――----, i'ヽ i´| (`ー―---,
 ̄ ̄´/ /  ̄ ̄ ̄`ー, ノ (`ー, ,-、 || | |  ̄ ̄´/ /
i`/ ノ ノ `(`ー, ノ ノ l_,,) | | i`/
| | // =i|=  ̄ // // | |
ノノ `ー' ,ノl| (二二ニノ ノノ ノノ
/-|- ノー-、 _ヽ_ ー,--
-l‐ ノ ノ | ニニ -ノ┐
| .ノ ノ l二二l 、三三,
,、 ト、ト、 'l`
//l\≧,,゚ w>,m | 王の治世編 Part.6
⌒^⌒/E⌒lー―――――――――――――――――
(^l:::::::| 飛竜の山に命は芽吹く
ヽ`ー'ー―――――――――――――――――‐
 ̄ソ┌──┘ Episode - 34
―― 27年10月 王都アフォシリア
━━━━━===========================━━━━━
┌────────────────────────
| 陛下が急病でお倒れになった、ダッテ様はいずこか!?
└─────────────v──────────‐
┌────────────────────────
| ダッテ様なら、数日前に「過去を探す旅に出る」と
| おっしゃられ、数名の部下を連れ、城を出ましたが……。
└─────────v──────────────‐
∧∧ ∧∧
∴ ∴ ∴ ∴ /)ili゚ o゚) (゚O゚ili)
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ | と と )
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ 〜(,, | > ,,)〜
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J (,/´ヽ,)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 突然の事態に、王館内は混乱し、ハナン王の側近中の側近である .|l|
|i| |i|
|l| ダッテに指示を仰がんとしたが、ダッテは数日前にアフォシリア中を |l|
|i| |i|
|l| 巡る旅に出てしまっており連絡のつけようが無く、 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────────
| むむむ、何たること!ダッテ様が居られぬのでは、
| どなたにこの一大事をお伝えすればいいのか……。
└─────────────v────────‐
┌─────────────────────────
| ここは一つ、アスター様とリスク様に相談してみては?
| ダッテ様が居られぬ今、それしか方法は無いと思いますが。
└─────────v───────────────‐
∧∧ ∧∧
∴ ∴ ∴ ∴ (*゚ o゚) (゚―゚ili)
 ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ヽ ̄/ ( つ U U ヽ
ヽ / ヽ / ヽ / ヽ 〜(,, | > ,,)〜
_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ ヽ_ノ し'`J (,/´ヽ,)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 仕方がないので、ダッテに次ぐ功臣であるアスター、リスクの両名に .|l|
|i| |i|
|l| 事態を知らせ、指示を仰ぐ事にした。 |l|
`ー────────────────────────────────‐'
― 小一時間後、ハナン王の部屋の前
∧∧
∧,..,. (;゚ -゚)
(゚- ゚;) ( ∞)
o oヽ 〜(,, |
(つと,,)〜 (( (,/ `J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────────
| 長き乱世が終わりを告げ、今から天下泰平の世を築こうという
| この時になって、肝心要のハナン王がお倒れになるとは……。
|
| あのお方に限って御病気を召される事など無いと思っていたが。
└─────────────v─────────────‐
┌───────────────────
| 人は、分からぬものだ。朝に出会った人が、
| 夕方には死んでいる、という事もある……。
└──v────────────────‐
∧∧
∧,..,. (゚- ゚;)
(゚- ゚;) (∞ )
o oヽ | ,,)〜
(つと,,)〜 し' ヽ,) ))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────────────────
| あまり不吉な事を言わないでくれ……。
└──────────v──────‐
┌─────────────────────────
| 事実だ。特に、この状況ではありえぬ、とは言い難い。
| 我らは王の家臣として、「万が一」の時に備えねばならぬ。
└──v──────────────────────‐
∧∧
∧,..,. (o ゚; )
(*゚ -゚) (∞ )
o oヽ | ,,)〜
(つと,,)〜 し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────
| 王家の……臣?
└────v───‐
┌─────────
| だろう?既に我らは。
└──v──────‐
∧∧
∧,..,. (- ゚; )
(*゚ -゚) (∞ )
o oヽ | ,,)〜
(つと,,)〜 し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌──────────────────────
| うむ。勿論、それはそうだ。だが、正直お前の口から
| そんな台詞を聞く日が来るとは思っていなかったよ。
┌────┴───────v──────────────‐
| 王に親父を討たれた事で未だ恨んでいると思っているから?
└──v──┬────────────────────‐
| 勿論そうだ。お前は根に持つ方だからな……。
└───────v────────────‐
∧∧
∧,..,. (゚- ゚;)
(*゚ -゚) (∞ )
o oヽ | ,,)〜
(つと,,)〜 し' ヽ,) ))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────────
| 忘れては、いないさ。王を恨んでいないと言えば嘘になる。
| 俺が身軽な立場に居れば、王の寝首を掻きに行っただろう。
| だけどな……、俺は、もう俺の家臣たちに誓いを立ててしまった。
└──v──────┬──────────────────‐
| 誓い?
└─v──
∧,..,. ∧∧ ヨッコラセ
(゚- ゚*) (゚- ゚*)
o oヽ ヘ とヽ
(つと,,)〜 U(__つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧,..,.
┌(*゚ -゚)────────────────────────────‐
| 覚えてるか?昔、盆地の村の鳥野郎に敗れ、女狐に痛めつけられて
| 逃げ帰って来た俺達を匿い、色々と世話をしてくれた男の事を。
└───────────────────────────────
∧∧
┌(*゚д゚)───────────────────
| その代わり、10年後でも20年後でもいい、わしら
| ハニャライト家の旧臣がお天道様の下を堂々と
| 歩けるような世を、作って下され。
└───v─────∧∧─ ∧∧────────
┌(゚- ゚;)─(゚- ゚;)──────
| …………………………。
└───v──────v──
∧∧ ∧,..,. ∧∧
(*゚д゚) (゚- ゚;) (゚- ゚;)
( つ U 、 ^ヽ Ui:i:i゚U
〜|,, | , | ヽ ) ノノヽ,,,ヽ〜
し'`J |]三三[| <,_し`Jノ. し'`J
"~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"゙"~"゙"~"
∧∧
┌(゚o ゚*)────────────────────────────‐
| あぁ、お前の親父さんの臣下だったあの人か、良く覚えている。
└───────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
∧,..,.
┌(*゚ -゚)────────────────────────────‐
| そうだ。あの時、我がハニャライト家の旧臣達は、ハナン王に逆らった
| 者の臣下として仕官を蹴られ、俸給も与えられず、困苦していた。
| そこで、ハニャライト家の生き残りである俺に一つの提案をして来たんだ。
└───────────────────────────────
∧∧
┌(゚- ゚;)─────────
| 兵を集め、王を討てと?
∧∧ └───v────────
┌(*゚д゚)──────────────────────
| 方法は問いませぬ。王を討っても良し、討たずとも良し。
| ただ、わしらの子孫が安心して暮らせれば、良いのです。
| ……どうですかな?
└───v─────────────────────
∧∧ ∧,..,. ∧∧
(*゚д゚) (゚- ゚;) (゚- ゚;)
( ∞ ) U 、 ^ヽ Ui:i:i゚U
〜|,, | , | ヽ ) ノノヽ,,,ヽ〜
し'`J |]三三[| <,_し`Jノ. し'`J
"~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"゙"~"゙"~"
∧∧
┌(゚ー゚*)────────────────────────────‐
| うむ、「金を自由に使って良い代わりに、ハニャライト家の旧臣達が
| 安心して暮らせる世の中を作って欲しい」というアレだな。
└───────────────────────────────
∧,..,.
┌(*゚ -゚)────────────────────────────‐
| そうだ。そして、俺は俺なりの方法で我が家の家臣の
| 居場所を探すと彼らに誓った。
└───────────────────────────────
∧∧
┌(゚ー゚*)────────────────────
| ……分かりました、私は、私なりの方法で今の世に
| 我らと、我が家臣の居場所を作りましょう。
∧∧. └───v───────────────────
┌(*゚д゚)────────────
| おぉ!引き受けてくださいますか!
└───v───────────
∧∧ ∧,..,. ∧∧
(*゚д゚) (゚ー゚*) (゚ー゚*)
と つ と 、 ^ヽ (i:i:i:i:i゚i)
〜|,, | , | ヽ ) ノノヽ,,,ヽ〜
し'`J |]三三[| <,_し`Jノ. し'`J
"~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"゙"~"゙"~"
∧∧
┌(゚ー゚*)────────────────────────────‐
| その後は激動の時代であったな……。
└───────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
∧,..,.
┌(*゙ -゙)────────────────────────────‐
| ああ、盆地村を攻めて物資と資金、そしてカルドを得、引き返した所で
| 王家に対する乱が起きた。奴らは王家の元臣下であったリスクまで
| 殺すと言って来たから攻めかかり、敵の総大将を討ち取ってやったな。
└───────────────────────────────
,..,.∧ /
(゚∀゚*) ∧∧ /
<ニ二l|と 人 ヽ (゚- ゚*) /
U ヽ ヽ━Oi:i:i:i:i゚i)━━ / ∧∧ ∧,..,. ,..,.∧
ニニニニニ|; |('" ̄)J ノ━|l二ニ) / (*゚ ー゚) (゚ヮ ゚;) ∧∧ (゚o;:゚*)
ニニニニニ| ;|('"('" ̄)" ̄) し`ヽ,) / (i゚i:i:i:i:i) とi:.:メ:i゚iつ (゚ー;:゚;) ∧∧ o:;o:;)
ニニニニニ| :|('" ̄('" ̄)'" ̄('" ̄)/ 〜ノ;;;ノヽヽ ノノヽ,,,ヽ〜 ,ヘ;:とヽ (゚ー゚;) (:;(:;_;:つ
;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`:/ し'`J し'`J U (;:,.つ U:;:;;;U
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キン! ∧ .\
∧∧ l l ∧,..,. \ ∧∧/l グググ… ∧∧
(メ゚皿゚)つ━━━━(((<>| |(゚ー ゚*) \ (#゚皿゚)/ (-_-*)
i:i:i つハハ__ __^Oとi:i:ixノ .\ i:i:i つ;:/O (i:i:i:i:i゚i)
〜ノ,,,ノミ ゚_') ('_゚ ミヽ,,,ヽ〜 \〜ノ,,,ノ/ヽ ノノヽ,,,ヽ〜
彡(`U" ノ ヽ "U´)ミ \し'`J し'`J
ε= > ̄>^> <^< ̄< =3 \
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┌(゚ー゚*)────────────────────────────‐
| 砦の戦いでは、敗戦の中でお互い九死に一生を得、次に砦を攻めた時は
| お前の活躍で砦を落とす事に成功し、我らは王家の重臣にのし上がった。
└───────────────────────────────
┌──────────────────────────────
| そう。そして今や、我らの家臣の内で身分の高い者は、王の直臣として
| 貴族の位を与えた。身分が軽く貴族になれなかった者でも、我が家が
| 侯爵家となって収入が増えた事で十分な給料を得られるようになった。
└──v──┬────────────────────────‐
| 国内での立場も、「王に逆らった者の家来」から「国家の
| 重鎮・ハニャライト侯爵家の家臣」となり、だれにも気兼ね
| せず大手を振るって都の大通りを歩けるようになったな。
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∧,..,. ∧∧
(*゚ -゚) (゚- ゚*)
o oヽ ( ∞ )
(つと,,)〜 (つと,,)〜
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────────────
| つまり、我が家臣達は、今の「アフォシリア王国」の枠組みの中で
| 平穏に暮らす事が出来るようになったのだ。だが、王がお亡くなりに
| なれば、その平穏な生活が今まで通り続くかどうかわからぬ……。
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| ………………………………
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∧,..,. ∧∧
(゚- ゚*) (゚- ゚*)
o oヽ ( ∞ )
(つと,,)〜 (つと,,)〜
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┌─────────
| フッ。
┌──────┴────v────‐
| 何がおかしいんだ?
└──v──────‐
∧,..,. ∧∧
(;゚ -゚) (ー *)
o oヽ ( ∞ )
(つと,,)〜 (つと,,)〜
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──────────────────
| いや、意外と部下思いだなと思ってね。
| お前、案外いい領主になるかもしれんぞ?
┌──────┴────v─────────────‐
| 「以外」とか「案外」は余計だ。
└──v──────────‐
∧,..,. ∧∧
(#゚ -゚) (゚ー゚*)
o oヽ ( ∞ )
(つと,,)〜 (つと,,)〜
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< ギィィ…
从 从
そ ∧,..,. そ ∧∧
W(゚- ゚*) W(゚o ゚*)
o oヽ ( ∞ )
(つと,,)〜 (つと,,)〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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∧∧ ∧医
(*゚ -゚) (*゚д゚)
( つ[薬] U |
〜(,, | 〜[二] |
(( (,/ `J (( (,/ `J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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┌──────────
| 診察、ご苦労様です。
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┌────────────────────
| これはこれはハニャライト侯にレフトダッコ侯、
| 王は、9ヶ月の間、安静になさって下さい。
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∧∧ ∧医 ∧∧ ∧,..,.
(*゚ -゚) (*゚д゚) (゚- ゚;) (゚- ゚;)
( つ[薬] / つと) ( つ |) | U
〜(,, | 〜|,, | | ,,)〜 | ,,)〜
し'`J [二] J し'`J し'`J
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┌────────────
| やはり、重い病ですか?
┌──────┴─────v──────
| 病も何も……おめでたです。
└───────v──────‐
∧∧ ∧医 ∧∧ ∧,..,.
(*゚ -゚) (*゚д゚) (゚- ゚;) (゚- ゚;)
( つ[薬] / つと) (∞ ) | U
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し'`J [二] J し'`J し'`J
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∧∧ ∧医 ∧∧ ∧,..,.
(*゚ -゚) (*゚д゚) ( ゚0゚ ) ( ゚д゚ )
( つ[薬] / つと) (∞ ) | U
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し'`J [二] J し'`J し'`J
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|l| 結局、病では無いと分かって王館の動揺は鎮まった。そして、それから .|l|
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|l| 9ヶ月後の28年9月には、 アフォシリア王家の跡継ぎとなる女児が誕生。 |l|
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|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| だが、この跡継ぎの誕生は、未だ国内には伏せられており、 |l|
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|l| その発表はもう暫く後の事となる。 |l|
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┃呆┃アフォシリア王国 ┃☆☆☆☆★★★★★★┃同盟:− 仇敵:−
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┃能 力┃身 04 ┃統 07 ┃知 03 ┃政 05 ┃繁 09 ┃合計 28 ┃建国王ハナン 支持率: 91%
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┃民:30500人+軍:1500人=総人口:32000人
┣━━━━━━━━─国土─┓4コマ12村 総収穫:小麦32000石/年
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┠───┘29年01月:状況:世継ぎの誕生
┃
┃ アフォシリア王国を継ぐ事になる子が生まれ、王館にはお祝いムードが流れ始めた。
┃ ただ、王館の外、国内には跡継ぎの誕生は、未だ伏せられている。
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┃Go to next episode l> Episode - 35「北の大地に日は昇る」
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アスターの武勇伝に尾鰭付きすぎでワロタwwwwww