【調合】しぃのアトリエ〜モナーブルグの錬金術師〜【Recipe 58】
┌――――――――――――――――――――――――――――
|戦争の駒として造られ、天寿を全うするにしても一生薬漬けか……
|なぁ、本当にレーヴァテイルが生き残っている可能性はないのか?
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∧∧
(゚Д゚,,)
(| |)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/
/ ∧ ∧
/ ( )
/ ハ
┌───/|――
|うーん……
└――――――
∧∧
┌―――――(*゚ -゚)―――――――――――――――――――――――――――――
|先史文明では人体を冷凍して超長期にわたって保存する技術が
|研究されていたらしいわ。今までも遺跡からそれらしい棺が極稀に発見されているから
|それならあるいは……。ただ今までに発見されたのは全部腐敗してるか、ミイラ化
|してるものばかりだからまず有り得ないだろうけどね。
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
_/:;; ´;; ;,,〉、;;: l! /;; ,,;ヽ、―-'、 ;;_\ / __;;/ ,〉、;;: l! /;;
;;ヽ、,r‐-、 /⌒~`\ ̄";;、 〉;;___ \ ;; ;:l/;;;~"`/;;; :: \r ゞ―
/;; ^`ヽ‐'、;;:: ;;;::l‐、 l:./、/;;;;;;;;;;;;;;;ヽ\〉―-、/ 〈 ;_/;;〈 、 ;;;:::l―-、
/~`ヽ、 ;;;:::l―-、_/ 〉~";;ヽ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ l / | ,.,. `-、_/ ~~
;; ::,-‐'-、~`、 〈 ゞ―-、{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}l_ハ‐-'、 ';_;;\_"" / ;;;::;\
/ ;;; ;;;l l ;;; ::〉l lく };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈ノ 〉 l! /  ̄`〈 ;::;;l!-
:;/\ ヽノ、_i/ il ` /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; },,,_ζ ll―‐''" \ ヽ;; _ノ
;;〉 ;;:` l 〜 {:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;{X ::;;lー-、 ノ、 ;;;〉
"' ̄''" ̄'''"'' ̄''" ̄'''" ̄'''"~' ̄''"''' ̄"'''" ̄'''  ̄''"''' ̄"'''"' ̄' ̄"' ̄'' ̄"' ̄''
, -――― 、
; ; .; ; ∧_∧ ,. / / ;:;: ;;:;;::ヽヽ,/'; ,. オエッ △
('ヽ;・Д)')て .|:::l:┌──┐l | 〃⌒ ヽフ |
: : ; ; | []il l[] ; そ、|:::l:└─λ/, l | / rノ ┴ ;/ ;
、 l ; > > >: " |:::l: ; メ ;;;l | Ο Ο_): ,. ; ;v "゙ ,V ; .;
(__)_) ... ,..|:::l キ ;;;l |
ヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ/
n ; ;_ " m ヽ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ; ;、 ' '゙゙ ; ; ;_/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↑
グロ注意 18歳未満にはお見せできません
┌――――――――――――――――
|私が知っているのはこんなとこね。
|もっと詳しいことが知りたいんなら
|バーにいる考古学者と語り部の兄弟に
|訊いてみると良いんじゃないかしら。
└――――――――v――――――――
| |/ ̄(XXXX) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
| |王王王王王王王王王王王王王王王王王| .|
| ̄;;|_::|土土土土土土土土土土土土土土土土土|/
;;/|_;;| ∧∧ |
/ rェェェ、 .(゚ー゚*) . |
__||_||_||____/v ハ____. | 出番カ!?
/ ∧∧ 日 /| | ∧_∧ ∧_∧
/rェェェ、 .rェェ ゚) ./ i | . | (.´く_` )Σ (´<_` .)Σ
/_||_||_||____||_||_|||_ ___/ ノ|_」.... | ( ) ( )
:| .:. ||_||_||_ ||_||_|| )_ |,ノ´ | | | | | | |
`|_|^゙|___|7`"^⌒^`|___|7^'^1_| \ . (_(__) (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |/ ̄(XXXX) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
| |王王王王王王王王王王王王王王王王王| .|
| ̄;;|_::|土土土土土土土土土土土土土土土土土|/
;;/|_;;| ∧∧ |
/ rェェェ、 .(゚ー゚*) . |
__||_||_||____/v ハ____. | チャラッチャラッ
/ ∧∧ 日 /| | チャーン
/rェェェ、 .rェェ ゚) ./ i | . | ⌒ ⌒ ⌒ ⌒
/_||_||_||____||_||_|||_ ___/ ノ|_」.... | ⌒ ⌒ ⌒ ⌒
:| .:. ||_||_||_ ||_||_|| )_ |,ノ´ | ∧_∧ ∧_∧
`|_|^゙|___|7`"^⌒^`|___|7^'^1_| \ . (Tく_T ) (T<_T .)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌────/|――――――――――
|いや、別にいいや。
|とりあえずそんだけ分かりゃ十分だ
└―――――――――――――――
ちっと信じられねぇ話だが、カリンが本当に今の話どおりの
レーヴァテイルだとすれば、おかしな奴等が狙ってるのも説明がつくな。
詩魔法、魔力強化の秘密、先史文明の知識、
そのスジの連中にしてみれば宝の山だよな。
/ヽ / |
/ . ヽ /. |
/ ヽ . / |
/ ヽ ./ .|
/ .ヽ/ |
/ ヽ |
/ ヽ |
ヽ .ヽ |
/ `-、<
{ }
} ` ‐ - 、 i ――――────┐
i __ | あ、ところでさ―― >
i ヽ r...`, | ――――────┘
i ヽ -、
i >. `
i (二二二' ヽ
` ', ――― ヽ
ヽ .(二二二_ i
ヽ 、__/ . ` ` . |
| | | .|
/
│ お 金 入ったんだって?
\
 ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【守銭奴スキル】しーなのお耳は地獄耳【金の匂い探知】
+ /\ /\
/ \ / \ +
/ ゙'----''"´ ヾ
+ / `:、 /ヽ /ヽ ノし
/ jニニコ iニニ! i. / :ヽ ./ :ヽ て
| fエ:エi fエエ) / :::ヽ..,,_ / ::ヽ (
| * /  ̄` U :ヽ
+ ゙、 ー―― | iiiii u .::|
ヽ ノ| iiiii ::::| ビクッ!
` ー- ..,, __ ,,.. ' | ほーん .:::::|
,.ィ'´  ̄ `ヽ .....:::::/
ぽ ん っ L | | | ,)-
ε= ナーーレ
\ i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i /
三 三
三 ぎゃあ、何故俺とバーの面々しか知らないはずの情報を!? 三
三 三
/ i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i | i \
 ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___ =―  ̄ ̄___ ̄
―――― ==  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―― __――_━ ̄ ̄ ―
┌―――――――――――――――――
|ボクチョットヨウジヲオモイダシタノデコレデ……
└――――――――v―――――――――
人从人从人从人从人从
< 逃がすかぁ!! >
`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
みよ〜ん
∧∧ ∧∧
(#゚д) ガシッ (;゚Д)
/ リ_]つXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX>C/ つつ
ソ i!lゝ / , ⊃
ノ_ 、,/、! (/
 ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___ =―  ̄ ̄___ ̄
―――― ==  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―― __――_━ ̄ ̄ ―
∧∧
┌―(゚ー゚*)――――――――――――――――――――――
|ふっふっふ、私がただで茶を出すとでも思っていたのかしら。
|甘いわ、サッカリン並みに甘いわ!
└――――――――――――――――――――――――――
∧∧
人从人(;゚Д゚)从人从人从人从人从人从人从
< 自分の分しか淹れてなかったじゃねーか!>
`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
∧∧
┌―(゚д゚#)――――――――――――――――――――
|四の五のぬかすな! 剣の代金未払い分20000マニー!
|払えるだけ払ってってもらうわよ!
└―――――――――――――――――――――――
∧∧
人从人(;゚Д゚)从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人
< ちょっと待て! 確か先月の支払いで残り10000マニーだったろうが!? >
< 何でいきなり倍に増えてるんだよ!? >
`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´
∧∧
┌―(゚ヮ^*)―――――――――――――――――――――――――
|あ〜ら、私は『貸し』にしていたのよ。利子がつくのは当然じゃない♪
└―――――――――――――――――――――――――――――
∧∧
人从人(;゚Д゚)从人从人从人从人从人从人从人从人从人从
< 一ヶ月100%って、お前それ闇金の利率じゃねーか!! >
`Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
/ ;; /|l ┏━━┓ | v/ :';; .ミ,,_ミミ_,,ミ_,,ミ /|(○(○)(○)/|
/ / |l ┗┯┯┛ |_.∧∧__人_____ /ミ,,_ミミ_,,ミミ_,, / /ヾ(○)〃ヾ/ /
/ \ |l | ̄ ̄ ̄|\(;-∀) (゚Д゚;) |l三三三三三l| |l三三三三三l| |三
/ |l | |/ ̄ ̄ ̄ ̄[ ̄i]/| |l三三三三三l|/|l三三三三三l|/|三
\\ |l :| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
\ / |__________|/.
\ / へ/
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:::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: WwwW'":::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::::...... ゝiiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::::き:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノリリリiiiiiWk'^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww w`'^`-|i: :iiレ' .|i: l川|wW-'^"` |川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| |i:|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^`''`'|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ |i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| ~^~^
|川 :i| |川 ''"''''' !|i: :ii| |i: l川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''''
|川 :i| `~~~^. . wi゙|i: :ii| |i: l川| |レ ' . |川 :i| `~~~^.
|川 :i|ww ll ._ . `~~~^ !i: l川| .|| |川 :i|ww ll ._
WWWiii||wW ヽ!l/ |i: ll川|ii||/WWWiii|W ヽ!l/
|レ' wiiWWWiii||wW |レ' wiiWWWiii||wW
wwwiiiiw .||
∧_∧
(´−` )
. . <l † l⌒>
/::i::l::i::ヽ │ │| li|
. ルリ -レリ ( ( |i lゝ
/ <@>ヽ
ヽ| |/
ノし`Jゝ
┌――――/|―――――――――――――――――――――
|――私が生まれたころには
|大戦はすでに取り返しのつかない状態まで悪化していた――
└――――――――――――――――――――――――――
┌――――――――――――――――――――――――――――
|戦争が始まった理由なんて誰も覚えてなかった。
|世界中がそのもてる力のすべてを破壊と殺戮に注ぎ込んでいた。
└――――――――――――――――――――――――――――
) 、 )ヽ (
) ( ( )ヽ ; ・ ) ; '
( ) ` ( ( ) ) ( ( )ヽ ( 、 )ヽ ;
; : , ) ) )ヽ( ( :( ) ヽ、) ) ( ( ) ); ( ( (、 :
; ・ )ヽ (丶 )ヽ ( ( ) ( ;; ;、: ; ;)__) ) (____) ) )) ;
)`、 ( ( .) )ノ | : ) _,,,-、__ ;; .、 (/(_)ヽ )ヽ ;;
( (__ノ `-' `-' :~〜--〜~--、_;; :: 、.、. ) ( ( )ヽ
ヽ_,) _,,;::- ‐' 〜~ ~ __,_ `‐-、__ (_(_) ) ( (
;; ; ;,/~ _,,...- ~〜、_ ; ; ヽ_) )
o _ __。 r―−‐ ‐ ┐ 从へへ从・. ’、) ・. ’、′)) ⌒
: :: ::::。i____≠。 i :: :::::::: :: o +__ _ _o 从 人 从へ从へ人へ从
: :: ::::|-liDllliii_| 。 i ;; ;;;;;;; 。__。o__ _o. i::::: :: : 。 。
: :: ::::|=|iD|||iii_| o 。 +.「≡≡l| ::: ::。 !:::。.:: :::: 「 ̄ ̄匸l ___ _
┌┐+.:゚.|=|iDllliii_| li ̄==l‐‐ |:≡≡l|___。 ::| ̄三l 「⌒l |ヒ三三ミ| i ::: :
「 三|-┐ i_ 。i r‐┐ ==| r──┐l| ミr─┐ 三|:-|ヒ1!__lli三三 +。 _,. :
。。 +..。p 。+。..p「~ 。。p|+..。 .p..。+。 p。+..。.p.。 | +p..。. + p「。゚。p 。 _,. : ''"^
ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ _,. : ''"^
┌―――――――――――――――――――――――――
|それが、あの時代、アナタたちが『先史文明』と呼んでいる
|世界の終焉だった……。
└―――――――――――――――――――――――――
(:((:;∵(;;(( ⌒;ソ;;;;'')ヽ) ; . . ; . . ;
(( )));;:∵))::;:) ; ‘
(:((:;∵(;;(( ;;: (;;(;:;;) , " . .; ;. .. 、
(:((:(;;(( ));; );;: )) ; . . .
(:(( )) );;;::) . . ` ;
(; ;(( ⌒;;)) . ; ; '
( ⌒;;((:((:;∵(;;( ) .; ; ' ;
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(:((:;∵(;;(( ));;:(;;(;:;;) , . . .. ; ; .
(:(∵(;;(( )));;:∵)[二二二二二二二二二二二] (:(; ):;( ⌒
(( )));;:∵))::;:) /:/;:;:,,,.. :.:;:,::.:...;.::.:.:..:.:.:.;:;:;:ヽ」 (:(;;(( (:( (:; ):)
(:((:;;(( );;:; .;;;))/:/:;;:..,, _______ ,.,;:ヽ」 (:((:;∵(;;( ):)
( ヽ);:((:;∵(;;( /:/:.;:;;. /:;_/.;____ ..,,;;:::]]: .:;:.,ヽ」((;;(( ));;;;;)
((:;∵((ヽ((;∵/:/ .;:, ./;:_/:;:____ ..:;:;::::]]: ..,;:;: ((;;(( )));))))
(⌒;;,ヽ;;`)⌒((:/:/:;: /,:_/::.,____ .,;:;::;:;:]]: :.;:;(( )));;:∵))
( ⌒;ソ;;;;'')ヽ):/:/;:.: .:/::_/,.:;____ .:;,;:,:,;::]]: (:((:;∵(;;(())::));;;;))
''')ヽ);;;;;ソ从;;,,,,,;./:/: .;.;,/,:_/::.,_____:;:::::]]: (:(;(;;((::(⌒;;⌒;:(:;∵;))
┬┬┬┬┬┬/:/...:;:.:;.;. ̄ Η  ̄, .;..:;.;.::.Η,., ̄.;:; (( ノノ;;; ::));;;;))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ Η :Π: Η ;:.:.:.;,,,(: (( ノノ;;; ::));;;
:;: : ;; : ;: ;:  ̄|;;: [ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;∵(;;(( )));))));;:∵)
________ || ̄ ̄|| ̄ ̄|| ̄ ̄|| ̄(;;(( )));;:∵))))::));;;;))
二二二二二二二二二二二二二二二二从(;;(( )));)));;:∵))
┌――――――――――――――――――――――
|私のいた『皇国』はもはや世界の崩壊は不可避だと
|判断し、最後の「賭け」に出た。
└――――――――――――――――――――――
;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;;; ;;;; ;;; ;;; ;;; ;; ;;; ;;;
;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;i!;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;;
;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;;; l| ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;;;
;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; i;|! ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;:; :;; :;: ;:; :;: ;:: :;;:; :;; ;;;;; ;;; ;;;; ;;;;;
;:; :;: ;:; :;: ;:; ;:; ::; :;; :;: :;: ;:; ;:; ソI ;:; :;:; :;:; :;:; ;:; ::: ;:; :;: ;:; :;: ;:; :;; ::; :;: ;;: ;:; :;: ;;::
;:; :;: ;:; ::; :;: ;:; ;:; :;: :;: ;:; ::; :;/ハヽ ;;: ;:; ;:; :;; :;: ;:; :;: ;:; ;:; :;; ;:; ::; :;: ::; :;: ;:; :;; :;:;
;:; :;: ;:; :;: ;:; :;: ;:: ;:; :;: :;: i'l/li|;;;; 只 :;: ;:: ;:; :;: ;:; :;: ::; :;; :;: ;:;:; :;: ;::;; ;: ;:; :;: ;;
;:; :;: ;:; :;: :;: ;:; :;: ;:: ;:; |lllIIトLLLヒー、i! ;:; ;:; :;: ;:: ;:: ;:;; :;; :;: :;; :;: ;:: ::; ;:; :;: ;:; :;:
;;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ,、,、__|lll| i`三三三'i'il1_i!__i!,、 ,., ''''
;:;:;::;::;;:;;:;:;::;:;::; ixYx .!;;;IIロ|[| トrrrrトHlHlhihihi1.. .. .. .. ... .
:::: :::: :::: :::: :::: | []X]|[ IIロ|品| | | |´l l l l|,,|||||||
:: ::::: ::::: : :. ,,,|ト.LL.![[[ | ,;;⌒";;⌒ヾ"⌒;:゛;,i,;,''";;,, .
:::::,,,,,,,:::,;;'⌒;;;⌒゛"''⌒''' ⌒;:;"⌒^^ ;:;⌒ヾ⌒ ⌒^;;)
::x""⌒;:;:;iiii⌒ ii^^ ~;:;;;;⌒''''""''"⌒、;:;;;''". ^ "`´;:;ヾ
;::::;:i^ :::::⌒⌒ ⌒;:;;""'''''""⌒;:;;''",.,;;:;:;''⌒"";:;;:;⌒;:;:; ソ /
;:;:;::; ^^;: /ヽ,.,"""'''⌒:::::::^;:;;"⌒;::;:;:;:´ヽ'';:;:;::::;:;:;:::⌒^^;;:"ヾ
__./i!/;:;;;;;;:;::;:;;;;:;:;:;:;''";:;:;:;:;:;:;;;::;:;:ヾ⌒;:;::;:;:;⌒;::::;:;:;;:;:;:;:;:;:''⌒';,
 ̄ ̄i!/;:;:;:;;::;:;:;:;::::::''''''''''''';:;::;:;::;:;:;::;;:;;''''''"""'''';:;:;:;:;:;⌒;:;:;:;:;⌒;::
 ̄ ̄"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
┌――――――――――――――――――――――――
|それが、コールドスリープによる要人保存計画。
|戦争が終わった世界で国家を再興しようというものだった。
└――――――――――――――――――――――――
_____ .|:: | .| | .|;: │
___ | |:: | . _| | .|;: │ ____
| | |:: | |  ̄ | . |;: │ | .___
. [ニ] .| | |___| . |;: │ | │
|;;:| | | | | |;: │ | │
|;;:| | | | | |;: │ | │
_/ ̄\__/ ̄\_/ ̄\__/ ̄\_ | |
二二二二二二 ■±二l「][ヒ三三]」/占=[_]|(n__|冂| ノ |[_]□│二二二 丿
|[t] コニニ_iiiiロロ=il「|iii三「i「i「i[| .|xlxlxlxl □|王|
| , - ' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` - 、lリ|
,- ' ̄  ̄` -、
| |
| |
.__| ____________ . |
二二二|| | , - "::::::::::::::::::::::: `- 、 .| ,,========
| ||::::::::::::::::::::::::::::::: || . |=丶
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| ||:::::::::::::::::::::: || . | ``="
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| || , -" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `- 、|| . |
| |
| |
二二二|| | |
| |
| |
| |
┌――――――――――――――――――――――
|私も『備品』の一つとして選ばれた。
|でも本当は国家の再興なんかよりも、
|ただ、戦争から逃れたい。それが私の本心だった。
└――――――――――――――――――――――
/::i::l::i::ヽ
ル ゚-レ:リl
┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐ / <@> ヽ ┌┬
||||||||||||||| ヽ| |/ │|
||||||||||||||| 丿し`Jゝ │|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|二二二二二二二| ̄ ̄
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |二二二二二二二|
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ____|二二二二二二二|__
: : : : : : : : : : : : : : : ‖ . |二二二二二二二|
, -――― 、 ‖
/ / ヽヽ , ‖
|:::l:┌──┐l | ̄
|:::l:└──┘l | ∧_∧
|:::l: l | ( )
|:::l: l | と' ハ
ヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ/-.‖ |___|
ヽ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ .‖ . (__)_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ /| |\ /| |\ /| |\ /| |
\\ //| |\\ //| |\\ //| |\\ //| |
\\ // ..| | \\ // ..| | \\ // ..| | \\ // ..| |
\\// | | \\// | | \\// | | \\// | |
> < |┌―――――――――――――――――..| | > < | |
//\\ ||次に目が覚めたとき、今度こそ平穏に . | | //\\ | |
// \\ ..||暮らせるようにと祈ったわ。 | | // \\ ..| |
// \\|└─────────────────..| |// \\| |
/ \| |/ \| |/ \| |/ \| |
二二二二二二二二 二二二二二二二二 二二二二二二二二 二二二二二二二二
\ /| |\ /| |\ /| |\ /| |
\\ //| |\\ //| |\\ //| |\\ //| |
\\ // ..| | \\ // ..| | \\ // ..| | \\ // ..| |
\\// | | \\// | | \\// | | \\// | |
> < | | > < | | > < | | > < | |
//\\ | | //\\ | | //\\ | | //\\ | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| // \\ ..| |
┌─┐ |// \\| |
∧_∧ /| │ | 二二二二二二二二
, -――― ( :::::::::::) / | | |\ /| |
/ / ヽヽ (iiiiiロYロ). ..|..└─┘ |\\ //| |
|:::l:┌──┐l | | | |. |/.. ..│ | \\ // ..| |
|:::l:└──┘l | (__)_).. |/ . | | \\// | |
|:::l: l | | > < | |
|:::l: l | | //\\ | |
ヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ/ | // \\ ..| |
ヽ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ |// \\| |
.. .. ____________________________|/ \| |
. ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ | 二二二二二二二二
. ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ |\ /| |
\___________________________..|\\ //| |
\◎|iii|三:l_/|、|三 i|ii|/ |=|."|、|三|=||iii|三:l_/|、|三`、|ii|/ |=|."|、|三|=| \\ // ..| |
\◎|iii|:l_|iii|コ三:l_|、|`、 |ii||ヨ=|==/|、il=|i||三i|/lil|=|"|、|三|=|-|E|;;k.| \\// | |
\◎l;;;lil三三三lヒ|__イ「 ̄|三i三i三llllヨllll|i;;l;;|;;;|‐‐‐|ll lllll| 三;;| > < | |
┌――――――
|でも――――
└――――――
┌――――――――――――――――――――――――
│ モルモット
|次に私を待っていたのは、実験動物としての日々だった。
└――――――――――――――――――――――――
||:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:
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|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| |i:|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^`''`'|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ |i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| ~^~^
|川 :i| |川 ''"''''' !|i: :ii| |i: l川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''''
|川 :i| `~~~^. ┌───── |レ ' . |川 :i| `~~~^.
|川 :i|ww ll _ |そんな…… `|| |川 :i|ww ll ._
WWWiii||wW ヽ!l/ └─v──── |/WWWiii|W ヽ!l/
|レ' wiiWWWiii||wW |レ' wiiWWWiii||wW
wwwiiiiw .||
∧_∧
(´Д`; )
. . <l † l⌒>
/::i::l::i::ヽ │ │| li|
. ルリ -レリ ( ( |i lゝ
/ <@>ヽ
ヽ| |/
ノし`Jゝ
┌─―――――――――――――――――――――――
|……私を捕えた組織が言うには、私は『現時点で世界で
|唯一つ残った貴重なサンプル』らしいわ。
└―――――――――――――――――――――――
┌―――――――――――――――――――――――――――
|それが1年前のこと。そして1ヶ月前、私が拘束されていた施設で
|事故が――原因は分からないけど――起きた。
└―――――――――――――――――――――――――――
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:(; ( : ;: ); ):;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:( : ; :; ) :; ):;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;(:; ( :;) ! ) ;):;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;( ; ):;;) ;i ):;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( ;; ; ;) :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::_jni─ェェ::::::::::::( ; )::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::| : : : : :|::::::::::::::( ) )::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 山::::::::::
::::::::::::::::::| : : : : :|:::::::::┌┴─--、_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: \|\::::::::
::::::::::::::::::| : : : : :|:::::::::::[ : . : : |i彳:::::::_nュ_:::::::::::::::::::::::::: 仁|ヨ :::
∠三 ィ-ィ^ヘィニニニィ^ヘヲ´ ̄`ゝ-ァ=く--ィ i :::::::::┌─┐l<|
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"'
::::::::::::: ::. :. .: : -‐- :. .:.: ...: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::.....: .. : ,r'´. `ヽ: .. ......:..:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::.:: .: ..: :' ..:. ゙; :... ...:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::.: ..: :. ::.. .: :. .:.::......:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::.......: ..: :ヽ ::::... ..... ,.'┌――――――――――――――――
::::::.::::. ::.. :..:. :` ー- ‐ ''".. │その混乱にまぎれて私は逃げ出した。
:::::: :::::: :::::: :::::: ... ... .... :::: |当てもないまま――。
:::: :::: :::: :::: :::: :::: ::..... :::: :::└――――――――――――――――
_,,.;:''" :、`'‐.、 _ _,,.;:''"´''"'"~'''``'‐.、 ,:'''"´`丶
''"´``'''"´''"´``'丶,.-ー''";: :.:゙,:;、,"'._,,.;:''"".:;_,,.;:''":::.:゙,:;、
".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,,,、;.:".:;.:'"``'‐.、;:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,,,、;.:".:;.
,".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,,,、;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,,,、;.
".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,,,、;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:'"゙:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'
:.〃ミ彡::゙,:;、,"'.:.:;,〃ミ彡'.:.:;,`:;:.:゙,:;、;,〃ミ彡;,〃ミ彡,"'.:.:;,`:;,':,:;,〃ミ
〃ミ彡:巛ヽ; :〃ミ彡:》巛ヽ ミ彡ミヽ〃ミ彡:巛ヽ; :〃ミ彡:》
〃ミ彡:》巛ヽ;;:ゞ〃ミ彡:》巛ヽ;;:ゞ彡〃ミ巛ミゞ〃ミ彡:》巛ヽ;;:ゞ〃ミ
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''"''''
''""" ""''""" '' ''""""" /::i::l::i:ヽ
ソ:l:i;-ノ
-==二 <@/
─ 二 三 /
''""" """"''  ̄─ (/
________________. . . . || ̄| ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄┏─────────
/ ; : \ || ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄ ̄.‖流石運輸―貸しゾヌ有
∠____;______________\ || ̄| ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄┗─────────
|'' ||___|l:|____|| = |(___) ....:: : :: || ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄.:i二二二二二二二
| |TT========|| ̄| .:::::::::::::::::| || ̄| ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| | | | .___.||.
| | ⊆三三)(ミ三彡) || ̄ ̄|::::::::::::::::::| || ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄..: | | | .|// ||||
| _ ,−、| ̄ ̄ ̄( ´∀`)  ̄ ̄|::.:::::::::::::::| || ̄| ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| | | | .|________.||||
<(⌒)-、' )> (_´) .) ;|| ̄ ̄| . :::┌─| || ̄ ̄.:┌────-┐.:: | | | ___.o||o.
∠`ニ三三;「100」二二二二二二二二二二二二_ゝ || ̄| ̄. |クックル :|.:| | | | .| ||||
_..| 「lmi .| | | . ___. | || ̄ ̄..|始めました | .:| | | | .| |||
_..| | | |▼...250!!| .. |ロm. | |_|| ̄|. ̄ |1000マニー〜│| | | | . ̄ ̄ ̄.||
|_______________|lgュ |_| || ̄ ̄.:|  ̄ ̄.:| ̄ ̄.:| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∩_∩ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( `ー´) ". "
∧vv∧ △,,,△ (_ラ )
(∀・ )(∀` ) 人 ヽノ
(と )( ) (__(__) ∧∧
Y 人 Y 人 (*゚ヮ゚)
(_)`J (_)`J /つ つ ,,,.,.,,,
⊂,,ノ,,ノ ミ・д・ ミ三二一
/::i::l::i::ヽ
ソi:i;;l:iiレ
/| ヽ
ヽ| ヽ/|
丿 ゝ
┌―――――――――――――――――――――――――――――
|逃げる先々で目にしたのは今までに見たこともない世界。
|否応無しに自分が異なる時代に放り出されたんだと思い知らされた。
|最初、どうやって買い物をするのかすら分からなかったわ。
|笑っちゃうでしょう?
└―――――――――――――――――――――――――――――
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;:;:;;:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;::;i:;:k;;:;|‐>、;ヽ、:;;:y':/;;-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.バ:.:.:.:.:.:.`‐|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;:;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;;:;;;:;;:;:;;:::;:;:::;:;:;!::;:;:;;:;:;;;|:.:.:.:.ヽ:::;:;:::/:;;/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙:.~^:.:>ー|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;:;;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;:;;::;:;:;:;;:::;:;:::;:;;:i!;:;:;:;:;;:;:|.:.:.:.:.:.,!i!;;:;:;y':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;;:;:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(;!:;:;:;:;;:;j!;:;;:::┌―――――――――――――――――――――――:;:;;;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;;;:;:;:;:;:;:!:::;:;:|トレーサー ;:;:;;::
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;;:;:;:;;;:;:j:;;::;:;│追跡者から逃れ、方々を彷徨ったけれど、 ::;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;;:;;;:;;;:;:k:;;:;::|見知らぬ土地で、誰の協力も得られないまま ;:;:;;::
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:i!:;:;;:;:;;;:;:::|姿を隠し続けることは、体力や精神力をひどく消耗させ ;:;;:;:;:: :
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;;;:i!:;:;;;:;:;;:;:;;|トランキリティ―延命剤―を手に入れることもできず ;:;;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;::|やがて私は逃げ回る気力も失った ;;:;:;;:;
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;;:;:;:;:;;、:;:;:;:;;:;: └――――――――――――――――――――――― ;;:;:;;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:_ノ;;:;;;:;;;:;:;:;ヽ、;:;;;:;:;;:::;`ー-、;:ζ:;`ー-、;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:`ー-、;;_______,-‐'´;;:;:;;:;;:;:;;:;::;ヾ;:;;
;;;;;;,,-‐'´;;:;;;ノ;:;:/:;;:;;^ー-、:;:;:;:;:;:;:;:;:`ー-、:;:;;:;:;:;~:^";:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;:;;`゙';;:;==;;;;:;;‐、__,,''~"'~
;;;;;;,,-‐'´;;:;;;:;:/:;;:;;;;; 、:; :;:;:;:;:;:;:;:`ー-、:;:; ;:;:;:;~/::i::l::i::ヽ^";:;:;;:;: ;:;: ;;:;:;:;:;:;:;: ;;:;:;:;:; ;:; :;:;:;;`゙';;:;==;;;;:;
;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:ノ;;:;:;:;:;`:;:;:;;:`;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:`;;:;:;;;:;: ヽ-|;l:!リ:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;W;;:;:;;:;;:;:;:;WW:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;|> ヽ 〜:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;W:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;
;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;| ヽ/ 〜:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:; :;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:
;:;:;:;:;;:;:;;;:; ;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:; ;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;しヽ):;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;: ;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:; :
;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:Ww:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:;:;:;:;;; :;:;;:;;:
┌――――――――――――――――――
|この場所で延命剤の効力が切れるまで
|ただ静かに待っていよう、そう思っていた。
└――――――――――――――――――
. . . : : :. :.:.:. _,,..、-‐‐ー- ..,,
: . : : : _,,. -ー 、_,,..、-‐''"´..:::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
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_,,...,,_ """'' ‐ - ''''' """"´´ ``""'''' `:.... "´ ``
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"" ``"" ''""
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___,,,....===--''''""""" ̄ /::i::l::i::ヽ
ソi:i;;l:iiレ
/ ヽ
ヽ| |/
. 丿 ゝ
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::::...... ゝiiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::::き:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ┌――――――――――――――――― |川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw
|川 :i| wwiiiiw::::::,, │そしてあの日、アナタと出会った―― wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww
|川 :i|^'w|川k'w^i.iil└――――――――――――――――― |川k'w^ii/'"´WWW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| |i:|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^`''`'|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ |i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| ~^~^
|川 :i| |川 ''"''''' !|i: :ii| |i: l川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''''
|川 :i| `~~~^. . wi゙|i: :ii| |i: l川| |レ ' . |川 :i| `~~~^.
|川 :i|ww ll ._ . `~~~^ !i: l川| .|| ∧_∧ l ._
WWWiii||wW ヽ!l/ |i: ll川|ii|| (´Д` )WWWiii|W ヽ!l/
|レ' wiiWWWiii||wW |<l † l⌒>' wiiWWWiii||wW
wwwiiiiw .|| │ │| li|
/::i::l::i::ヽ ,,,,,,,( ( |i lゝ
,,,... ル‐。レリ:l "",,
匚 <@> フ
| |
. 丿し`Jゝ
┌――――――――――――――――――――
|――長い話だったけど聴いてくれてありがとう。
|これが――私の正体。
└―――v―――――――――――――――――
∧_∧
(´−` )
. . <l † l⌒>
/::i::l::i::ヽ │ │| li|
. ルリ -レリ ( ( |i lゝ
/ <@>ヽ
ヽ| |/
ノし`Jゝ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;
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( ´−`)
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|l i| | |
ソ_,_i!_)__)/::i::l::i:ヽ
ソ:l:i -ノ
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ヽ/ │
丿 ノJ
=======================================================
狂人と思われただろうか、それとも質の悪い冗談?
ああ、後悔しないと決めていたのにもう後悔し始めている。
話さなければ良かったかもしれない。
そうすれば最後まで夢を見続けていられたかもしれないのに――
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=======================================================
仮に信じてもらえたとして、普通の人間とは違う私をどう思う?
拒絶されたら 私には もう本当に 何も――
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┌―――――
|まず――
└―――――
/::i::l::i::ヽ て
. ルリ;-レリ そ
|フ ヽ ビクッ
| |/
ノし`Jゝ
:::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: WwwW'":::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::::...... ゝiiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::::き:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWw ┌―――――――――― -'`~;;;;: ::Z ミw
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww w`'^`-|i: :iiレ' .|i:│謝罪をさせてください。 iiiiw::::::,,r''::::y'ww
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i:└―――v――――――― '"´WWW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| |i:|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^`''`'|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ ┌―――― .|i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| ~^~^
|川 :i| |川 ''"''''' |え……? |i: l川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''''
|川 :i| `~~~^. └―v――― ..|i: l川| |レ ' . |川 :i| `~~~^.
|川 :i|ww ll ._ . `~~~^ !i: l川| .|| |川 :i|ww ll ._
WWWiii||wW ヽ!l/ /::i::l::i::ヽ ∧_∧ WWWiii|W ヽ!l/
|レ' ルi;゚дレ (´Д` ) wiiWWWiii||wW
wwwiiiiw .|| |フ>ヽ <l † l⌒>
| |/ ,,,,,,, │ │| li|
,,,... ノし`Jゝ ( ( |i lゝ """,,,,,
┌――――――――――――――――――――――――
|先程私は無知であるが故の傲慢さについて話しましたが
|すでにその愚を犯してしまっていたようだ。
|何か事情があるのだろうとは思っていましたが
|貴女がそれほどまでの苦悩を抱えていたとは――。
└―――――――v――――――――――――――――
|\ /|
| \ / |
| \ / ::|
| \ / :|
| ..::'-/ ::::|
> ´ ..:: <
.゙ ::::',
| ,─ ─ 、 :|
| |
; ,──, :.゙
丶  ̄ ..::,'゙
::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: WwwW'":::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::::...... ゝiiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`┌――――――――――――――― ;;;;k'^:::::k Z
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:; ;; :: │知らなかったとはいえ非礼の数々、 ::Z ミw
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww w`'^..|どうかお許しください。 ::,,r''::::y'ww
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW └――――――v――――――――― /'"´WWW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| |i:|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|┌―――――――――――――――――――――――
|川 :i| |川 |l:i| ~^ │ま、待って! それは今まで本当のことを話さなかった
|川 :i| |川 ''"'''' . . |私が悪いんだからアナタが謝ることじゃないわ!
|川 :i| |川. .. │それに――
|川 :i| `~~~^. └―v――――――――――――――――――――――
|川 :i|ww ll ._ . `~~~^ !i: l川| .|| |川 :i|ww ll ._
WWWiii||wW ヽ!l/ /::i::l::i::ヽ WWWiii|W ヽ!l/
|レ' ルi;゚дレ , - - 、-、 wiiWWWiii||wW
wwwiiiiw .|| |フ フ << ) >
| |/ ,,,,,,, │ │| li|
,,,... ノし`Jゝ ( ( |i lゝ """,,,,,
┌―――――――
| それに――
└―――――――
┌―――――――――――――――――――――――――
|今の話を本当に信じてくれたの? いえ、ならばなぜ――?
|私は人間じゃないし、この時代の者でもない。
|普通なら異常だとか、気味が悪い┌―――――――
└――――――――――――――│それは違います。
, '` " └v―――――――
, "
,
, ゛
,,,.; ::::::;;;;;;,,,...../::i::l::i::ヽ
/ ルi;゚дレ
/ ......./ <@>ヽ
| ヽ| |/
| ノし`Jゝ
| ∧_∧
| ( .)
|゙'、 ::::::::... <⌒l=l´>
| .〉 . . _, リ |
l|| | ソ_、_,イ、_ゝ
ゞ ‖
| |\_ :::....,,,, """ . .
〈 ノ |::::j\ ゞ:::::::....
ヽソ::::.〉 l .|""''
" " ヾ ; " ; " ; ; ヾ
"ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ
ヾ ; ;";;/" ; ;ヾ ;ヾ ""
; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;メヾ
ii;, メソ ヾ; ;ゞ " ゙
|i;, |ソ "" ┌―――――――――――――――――――――――――
Il;: | .│私は、最初に会ったときから今この瞬間まで
!i;: | ゙ ""|貴女を一人の人間だと思っていますよ。
|!;; | "|生物学的なことについては私の範疇ではありませんしね。
II;; | ,└―――――――――――――――――――――――――
从 ゝ,,
""""
∧_∧
( ´∀`)
<⌒i .† l>
|l i| | |
ソ_,_i!_)__)/::i::l::i:ヽ
''""" ""''"""'' ''"""""" ソi:i;;l lレ
/ ヽ
ヽ| |/
. 丿 ゝ
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:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::::き:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノリリリiiiiiWk'^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww w`'^`-|i: :iiレ' .┌――――――――――――――― ww
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |それに、あなたの話を聞いたとき、 WW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| │むしろ嬉しいと思ったんですよ。
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^`''`'|i: :ii| └――v―――――――――――――|
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ |i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| ~^~^
|川 :i| |川 ''"''''' ┌―――――― . |i: l川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''''
|川 :i| `~~~^. │嬉しい……? . .. |i: l川| |レ ' . |川 :i| `~~~^.
|川 :i|ww ll ,└――v―――― ^ !i: l川| .|| |川 :i|ww ll
WWWiii||wW ヽ!l/ /::i::l::i::ヽ ∧_∧ WWWiii|W ヽ!l/
|レ' ルリ ゚дレ (´∀` ) wiiWWWiii||wW
wwwiiiiw .|| / <@>ヽ と † l⌒>
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|初めて会った夜のことを覚えてますか?
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|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww . ┌――――――――――――――――――――――――
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW. . | 地下で幾星霜もの時を越えて、ある時ふとしたきっかけで
|川 :i| |川 |l:i| |i:| . │現代に住む私たちと出会う。
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^` |これもまたひとつの奇跡ですよね!
|川 :i| |川 |l:i| ~^~ .. └―――――――――v――――――――――――――
|川 :i| |川 ''"''''' ┌───── |i: l川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''''
|川 :i| `~~~^. |………… |i: l川| |レ ' . |川 :i| `~~~^.
|川 :i|ww ll ._ └―v――― .!i: l川| .|| |川 :i|ww ll ._
WWWiii||wW ヽ!l/. ∧_∧ WWWiii|W ヽ!l/
|レ' /::i::l::i:ヽwiiWWWiii (´∀` ) wiiWWWiii||wW
wwwiiiiw .|| ル゚-レ:iリl とl † l⌒>
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ノし`Jゝ
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|本来、私と貴女は遥かな時を隔てて
|決して出会うことはできないはずだった。
|しかし今、私達は出会いこうして会話をしている。
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∧_∧
(´∀` )
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ルリ ゚-レリ
/ <@>ヽ
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│それって、とても素晴らしい奇跡だと思うんです。
|ですから貴女と出会うことができて本当に良かった、
|それが私の本心です。
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ヽ: : : : : : :: : :| レ: : : : : /
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|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i: l川|│え? あ、あの……!? ´WWW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川|└―――――――――― |i:|
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|川 :i| |川 ''"''''' │あ、あれ……。 川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''''
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|レ' ルi iдレリ (´Д`; ) wiiWWWiii||wW
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iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ : │ああああああっ!? すいません:
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::|また何か私が失礼なことを!? 本当にすいません
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: i|すいませんすいませんすいませんすいませんすいません!
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|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW
|川 :i| |川 |l:i|┌――――――――――――――――――――――――――――
|川 :i| |川 |l:i|│ち、違うの、本当にこれはそういのじゃなくって、
|川 :i| |川 |l:i||そんな謝られるようなことじゃなくて、ああっ、本当に
|川 :i| |川 ''"' |ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!
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|川 :i|ww ll ._ . `~~~^ !i: l川| .|| |川 :i|ww ll ._
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|レ' (( /フ レ:リ . ヽ(´Д`; )ノ wiiWWWiii||wW
wwwiiiiw .|| ヽ <@>ヽ (( ノl † l⌒ヽ))
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良 か っ た … …
私 も ア ナ タ に あ え て 本 当 に 良 か っ た よ … …
.
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|どうだ、ターゲットの様子は?
└―――――――――――――
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/ ` 、 / \
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| (( /フ レ:リ . ヽ(´Д`; )ノ wiiWl
│ ヽ <@>ヽ . (( ノl † l⌒ヽ)) |
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i ノし`Jゝ ( ( |i lゝ """ ,,,,, l
ヽ /
ヽ /
ヽ / \ /
` - _____, ' ` 、 , '
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|んー……、なんかいい感じ?
└―――――――――――――
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|なんだそりゃ。
└――――――
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─イ | ' ──┼── /
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|でもさー、マジに今から仕掛けんの?
|隣にいる騎士崩れ、かなり強いって噂聞いたよ?
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/ |/ ─┼─┼─ ヽヽ /
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 ̄`──,' `゙'''ー- - 、 _ _____ 、 ` 、
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'、_ , -' ,- " , -' ̄ ̄ ̄
ノ '、_,-' ,, "
,' / `- "
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|理由は知らんがクライアントは大層お急ぎのようだ。
|久しぶりの大仕事をふいにすることもあるまい。
|それに相手が何者であろうと俺たちのやることに変わりはないさ。
|それでは――
└―――――――――――――――――――――――――――
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:::::::: 『 仕 事 』 に 取 り 掛 か る と し よ う :::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::: (,,゚ -゚) ・─ ` ,) :::::::::::::::::::::::::::::::
|;;;;|::| |;;i;;;;;;;;;|
. ノ;;;;|::| |;;i;;;;;;;;;ゝ
U U (_(_)
続
|] レシピNo.517 デザートイーグル
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[属性:無]
┏──────────┓ 《材料》
‖ ‖ ・ Glock17C x 1.0
‖ ┏━ ‖ ・ ┃━┏┃鋼 x 4.0
‖ ‖ ・ 卍(まんじ)石 x 5.0
‖ ,、__、 ,、. . ..‖ ・ 中和剤・黒 x 2.0
‖ ソ゚l!l!lj二二フ ‖ 《器具》
‖ ソ;;./¨´  ̄ . ... ‖ ・ ガンツール
‖  ̄ ‖ ・ 歯車印の工具箱
┗──────────┛
【効果】 銃(攻撃力+125 命中-15% クリティカル率+25%) + [遠距離攻撃]
【価値】 28000マニー
─────────────────────────────────
元々は熊などの狩猟用に開発された大型拳銃。ハンドガンでありながら、
─────────────────────────────────
モンスターにも有効なほどの高威力、というかそもそも人間相手に使う代物じゃ
─────────────────────────────────
ないな。反動が大きいため、ネタではなく女子供にはオススメできない。にも
─────────────────────────────────
かかわらず、街を歩いていると偶にチンピラ冒険者がロクに扱えもしないくせに
─────────────────────────────────
自慢げにぶら下げているのを見かけるが、お前等キュリアン邸かブラック・メサ
─────────────────────────────────
でお泊り会でも開くつもりかと小一時間(ry (by レッド)
─────────────────────────────────
→ 使用参考書: 『モララー・アームズ・カタログ』
&
ttp://www.geocities.jp/aa_hokanko/index.html
|] レシピNo.518 マジック・ハンド
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[属性:無]
┏──────────┓ 《材料》
‖ ‖ ・ 金属なら何でも x 4.0
‖ ‖ ・ 粘着厨のマウス x 1.0
‖.. >|l|l|l|l|l|C ‖ ・ 小さなネジ x 30.0
‖ ‖ ・
‖ XXXXXXXXXXXXC . ‖ 《器具》
‖ ‖ ・ 歯車印の工具箱
‖ ‖ ・
┗──────────┛
【効果】 一定範囲内のものを手元に引き寄せる
【価値】 2200マニー
─────────────────────────────────
パッと見は子供のおもちゃと同じだけれど、材料に粘着厨のマウスを使用
─────────────────────────────────
することで目標を自動的に追尾する機能を持たせたもの。川に落ちた財布
─────────────────────────────────
を拾う時や、風に飛ばされた洗濯物を掴まえる時など、日常生活の中であると
─────────────────────────────────
便利…かもしれない。ちなみに私はおこたに入りながらミカンや雑誌を引き寄せる
─────────────────────────────────
のに重宝してるわ。……これでトイレも取り寄せられたら完璧なんだけどなぁ。
─────────────────────────────────
(by シーナ)
─────────────────────────────────
→ 使用参考書: 『禁じられた遊具・非成人向』