AA-Bee

蜂のAA他いろいろ。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆/D8/honey2

＊　漏れ様的コンセプト　＊

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o　　 o
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　　　　∫∫∫ 　　　 |＼＼　 　 _|＿/＿＿／　　|
　　`。_,,..,,,,_,--、　 　 |　　,>`―''':::::::::::::ヽヾヽ';;,,,,/
　　/ ,' 3 ｋ::i::i:ヽｰっ　|,,,''":::::::::::::::::::::::::::i l | l i:::::::ミ
_ ｡l　　 ;⊃::i::i:l(⌒_つ/:::::::::,,,-‐,／i/`'''￣￣￣ ｀i::;|.
￣￣￣￣￣￣￣/ /:::::::::=ｿ　　 /　ヽ､ ／　　　,,|/　　 　連絡所兼ネタ置き場たまに電波
/f ）,fヽ,-､ 　 　 ﾉ 　|　三　i　<ニ`-, ノ　/､-ﾆニ' 」'）
　 i'/　/^~i f-iノ 　　|三　彡　t￣ ｡` ｿ ﾊ_ﾞ'､￣｡,ﾌ | ） 　御用の方、遊びたい方ご自由にっ！！
,,,　　　　 l'ノ　j　 　 ﾉ::i⌒ヽ;;|　 ￣￣　/ _ヽ､￣ 　ﾞi　）
　 ` '' -　　／　　　 ﾉ::|　ヽミ 　　`＿,(＿　　i＼_　 `i ヽ､　∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧
　　　　　／／／　　|:::|　( ミ 　 /　＿＿ニ'＿＿｀i　|　　Ｙ　 Ｙ　Ｙ　Ｙ　Ｙ　Ｙ　Ｙ　Ｙ　Ｙ　Ｙ　Ｙ　 Ｙ　Ｙ
　　　,-"　 　 　　 　,|:::ヽ　 ミ 　　/-───―-`l 　|　　／／
　　 |　　／／　　 　l::::::::l＼　　　 ||||||||||||||||||||||/　 |　　　　　／／
　　/　　　　 ＿＿__.|:::::::| 　　 ､ 　`ー-―――┴　/　　　 ＿＿,,..-
　/ﾞｰ､,-―'''ＸＸＸＸ `''l::,/|　　　　ｰ- ､＿＿￣＿,,-"､＿,-''XXXXX
/XX/ XXXXXXXXXX|　|　　　　　　　　　＿,　　/ﾉXXXXXXXXXX


更に緊急連絡所
●●●AA長編板　総合雑談スレッド　Part4●●●
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1079166967/l50

次スレ誘導がこのスレでできなかった場合は雑談スレで待ち合わせ

キャラ紹介
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【蜜蜂モララー】


　　　　　　。 。
　　　　　∧∨∧　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　⊂ヽ（　・∀・）　　＜　　スレ進行役の面々。
　　　　と;''''''''';;つ 　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　（〓〓〓）
　　　（_＿）＿）　　　　　　　このスレの総合司会にしてスレ主。



【蜂頭身モナー】（蜜子）

　　　　　　　　　　。　。
　　　　　　　　　∧∨∧
　　　　 ____　　 （ *´∀｀）　　n《< 　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　／　　＼/⌒∩ <　　　　>｀） 　　　＜　　設定はその場で適当に変わります。
　　（　　　　 /　,<ﾐｿ'''''ﾐ＼／L/ 　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　(二二/／L/,,,,,,,ﾐ＼___／
　　　　　　（＿／==〈＿＿_ 　　　　　　　　　　　このスレのアシスタント。
　　　　　　／==（　￣　　____ヽ 　　　　　　　　　８月３日生まれの永遠の２４歳。
　　　　　/======ヽ___／x／
　　　　　|====ノ「⌒ 　／＼
　　　　ノ￣￣ 　　〉 ,/ ＼ 　＼　　　　　　　　　　。 。
　　　　　　　　　 （_/　　　 >____）　　　　　　　　∧∨∧
　　　　　　　　　　　 　 ／ x／　　　　　　　　 （´∀｀　）/つ
　　　　　　　　　 　 ／　／　　　　　　　　　　 <ﾐ''ｖ'''''ﾐ>
　　　　　　　　 　 （　　|、　　　　　　　　　　　 （〓〓〓>
　　　　　　　　　　L＼＿）　　　　　　　　　　　　Ｕ Ｕ

【チビ蜂】


　　　　 　 　 。 。 　　　 　 。 。　　　　　　無垢な子供達。
　　　　　　　 ∨　　　　　　 ∨ 　　　　　　　♂がはちたま、もしくはチビ蜜蜂モララー幼児役。
　　　　　　 (・∀・) 　　　 (‘∀‘)　　　　　　♀が蜂ガナ。
　　　　　　　（〓） 　　　　 （〓）
　　　　　　　 UU 　　　　　 UU


【蜂しぃ】
　　　　　 。 。
　　　　 ∧∨ 　　　　　　　　　　　　武器：色気と蓮乳。
　　⊂ヽ(*ﾟーﾟ)')　　　　　　　　　　　けど正直このキャラでエロいＡＡ描きたい時は蓮乳設定が
　　　　　;'''''';つ 　　　　　　　　　　　ウザいので、その辺は適当にすることにした。
　　　　<〓ノっ
　　　　(/


【マララエル】

　　　　　　　　　　　 　 　 　 ⊂⊃ 　　　　　　　　　　　性なる大天使。
　　　　　　　　　　　　　　　／⌒＼ 　　　　　　　　　　数々のAA描きの手を経て、
　　　　　　　　　　　　　　<)二<>二(>（⌒ヽ、　　　　　包○にﾘﾆｭｰｱﾙしたり
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 |　 ヽ ﾄ　ヽ、　　　　性病にかかったり、矯正ﾘﾝｸﾞを
　　　　　　　　 　 　 　 　 /|　　　 | 　 ,i ﾊﾊ　 ヽ、 　　つけられたりと、その運命はかなり翻弄されている。
　　　　　　　 　 　 　 　 /　|　　　 |　 / ハ　ﾉ　　＼
　　　　　　　　　　　 ／ ﾊ（ ・∀- ）/ ｲﾊﾊ/　し　　ヽ、
　　　　　　　　　　／ ハ/⌒　　　⌒ヽ ﾊ /　 し し し ）
　　　　　　　　 ／　ﾊﾊ/ ／彡⌒＼ 　ヽ/　（/（/（/ Ｊ
　　　　　　 ／　し し （___ノ/⌒ヽゝ__／　（/ し し（/
　　　　　／（／（/（/ /　 /　　/　／／（ノ（／（／
　　　　（／（／（／ / 　/　　/ヽ（／（／（ノ
　　 （／（／　 __／ _／　　 ）__,（／___,ﾉ
　（／　　　　と__,,-と____,,ノ

【１さん】

　　　（（（　）））
　　　（　´∀｀）　　　　　最近アロワナにはまる。
　　　（　　　　）
　　　｜ ｜　|
　　　（_＿）＿）


【一休】

　　　　γ⌒''ヽ
　　　　6 *´∀｀）0　　　当スレ最強キャラ。
　　　　（;;;;;;;;y/;;/　　 　 とんちなんてなくても南無サンダーがあれば
　　　　 Ｌ;;;;;;;;;;;;」　　　　なんでも解決できる。
　 　 　 （＿）＿）


【蝉】


　　　　`。_,,..,,,,_,--、　　　　　　　　
　 　 　 / ,' 3 ｋ::i::i:ヽｰっ--、　　　「蝉のしぐれ煮」の材料となる
　 　_ ｡l　　 ;⊃::i::i:l(⌒_つ　 ）　　　アブラゼミの氏体。
　　 　 `'ｰ＜`--'"''"--、 -'　　　　
　　　　　　 　＼　　 　　 ヽ
　　　　　　　　　＼＿＿,,ノ

　　　　　　　　　 Σ<ｺ　　←　縮小版

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

《　ただのＡＡスレに見せかけて秘密裏に行われてる　スレ住人洗脳計画　概要　》

夏に蝉を見るたび「蝉時雨（せみしぐれ／たくさんの蝉の鳴き声を雨音に例えた語）」という単語で、
「蝉のしぐれ煮」という料理をつい想像して、人知れず一人嫌な気持ちになってしまう◆/D8/honey2。
人前でギャグにするのもはばかられる、このくだらない連想を断ち切ることのできない苦痛を、
このスレを読む者にも同様に与えて、少しでも自分の重荷を減らしてやろうという趣旨。

蝉しぐれっていったら、蝉を甘辛く煮た料理です。生姜入ってます、しぐれ煮です。
今は冬ですが、ほら、こうやってしつこく語り続ければ、きっとネットの向こうのアナタも
来年の夏には蝉を見るたび思い出し、味を想像するはず…。


　　　『蝉しぐれ』

　　　　　　　　　　　　 `。_,,..,,,,_,--、
　　　　　　　　　　 　 　/ ,' 3 ｋ::i::i:ヽｰっ--、
　　　　　　　　　　　_ ｡l　　 ;⊃::i::i:l(⌒_つ　 ）::::::::::::::::::::
　　　　　　　　 　 　 　 `'ｰ＜`--'"''"--、 -'::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　:::::::＼　　 　　 ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　:::::＼＿＿,,ノ::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　　　『蝉のしぐれ煮』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そう、もはやアナタは私と同じ苦しみを持つ人間だ。

来年の夏、どれだけ多くの人間が私と同じように他人に言えないオヤジギャグを
胸に抱えながら生きるのか、不特定多数が訪れるネットという場を使って
この洗脳計画の実験は続行します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

┌──────────────────────────────────────
｜どーも。◆/D8/honey2と申します。
｜私的な電波計画から披露しましたが、ここはネタを描いたり
｜遊びに来た方々とお喋りしたり俺が独り言ほざいてたりとゆー趣旨のスレです。
｜お付き合いの折にはぜひ、蝉しぐれのことを忘れないでいて下さいね。
｜
｜ところで「つー」と言えば、刃物を振り回して男共を翻弄したり、フサとカップル設定で
｜男を尻に敷いてたりするイメージの作品がとりあえずは定番になってますな。
｜「いかにも女」ってイメージのキャラとはまた違い、
｜女性にはこの「サバサバした男よりも強い存在」、
｜男には「ﾎﾞｰｲｯｼｭで強気、裏を返せばツンデレ？」な感じが受けてるような気もします。
└────v──────────────────────────────────

　　　　　　。 。
　　　　　∧∨∧　　　　　 ∧ ∧　　ｵﾚｻﾏﾉ
　　⊂ヽ（ ；・∀・）　　　　 (ﾟ∀ﾟ*) 　　ｲｳｺﾄｦ ｷｹ!!!
　　　 　と;''''''''';;つ 　+∠ﾆ]と 　|　　　　ｱﾋｬﾋｬﾋｬ
　　　　（〓〓〓）　　　　 　 |　　）　　　　　ｵﾚｦ ﾒﾃﾞﾛ!!
　　　　（_＿）＿）　　　　　　U"U

　┌──────────────────────────────────────
　｜ってことで、俺もたまに刃物を持ち出す危険な香りと、誰も周りが逆らえない最強設定で
　｜つーちゃんを描いてみましたよ。
　｜ってことで、ハッキリしない遠慮がちのフサとツンデレつーちゃんのクリスマスストーリーです。
　｜
　｜…アレ？この設定、何か食い違ってると凄く痛々しいぞ？ってことで、まずは
　｜ほのぼのもできない、泣くこともできない興醒めな悲劇をお送りいたします。
　└───v───────────────────────────────────
　　　　　そんな怖い異常者に近寄られたら
　　　　　　　普通は警察呼びますよ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｱﾋｬﾋｬ
　　　　　　。 。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿　　　刃物で人を脅しておきながら
　　　　　∧∨∧　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　 _〉@==/　　笑ってるとはまったく反省の色ナシ
　　 　　 （ 　-∀）/つ　　　　　　　　　　　(*ﾟ∀ﾟ)　　　　　　 (ﾟДﾟ；)　　どういう教育を受けてきたんだ
　　　　　;;'''''''''U;　　　　　　　　　　　　　 　| 【つつ………といy　lつ　　精神鑑定が必要だな
　　　　 （〓〓〓）　　　　　　　　　　　　　（　　|　　　　　　 （==o=|
　　　　 （＿（＿）　　　　　　　　　　　　 　 (/"U　　　　　　　 (/"U



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【　寒いときに寒いと言えない人　】


　俺が働いているお屋敷の一人娘、ツー様が俺にこう尋ねてきた。

┌───────────────────────
｜フサ、あなたクリスマスにはどんな予定があるの？
└─────v──────────────────

　　　　　|￣￣|
　　　　　|//　∧ ∧
　　　　　|(ﾟ∀(∀ﾟ*,,)
　　　　　| O　と 　 )　　　　　　　　　　∧,,∧
　　　　　|　　,<＿__＞　　　　　　　 　ﾐДﾟ ,,彡
　　　　　|＿_し|￣|　　　　　　　　　　 ﾐ　U ﾐ



母も、亡くなった父も、我が家は代々この屋敷の使用人。
　　そして女中をやっていた母は　現在病の床にいる。


　＿＿＿ ∧,,∧ ＿＿_
　|＿＿__ﾐ　ﾞ<-ﾞ彡　　 |　　　　∧,,∧
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ　　ﾐﾟДﾟ,,彡
　||＼＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼==と　ﾐ
　　　 ＼＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼　　ﾐ
　　　　　＼＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　　 　＼|＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　 　 ||　　　　　　　　 　 　||

　　ささやかに父母俺の３人で過ごした幼い頃のクリスマス。
　　　　あの頃のような幸せを感じるわけはないだろうが、
　　　たぶん今年が母と迎える最後のクリスマスになる。

　　　　┌──────────────────────
　　　　｜　母と過ごす予定です。何か栄養のつくモノを
　　　　｜　街で買って帰ろうと思っています。
　　　　└────────────v─────────

　　　　　|￣￣|
　　　　　|//　∧ ∧
　　　　　|(ﾟ∀(*ﾟ∀ﾟ)
　　　　　| O　と 　 )　　　　　　　　　　∧,,∧
　　　　　|　　,<＿__＞　　　　　　　 　ﾐД- ,,彡
　　　　　|＿_し|￣|　　　　　　　　　　 ﾐ　U ﾐ

┌─────ﾍ────────────────
｜そう、フサーヌの具合はまだ良くならないの…。
└──────────────────────

┌─────────────────────────────
｜知ってる？ドクターショボンが新しい薬を発明して
｜もう治らないと言われてたフーン公爵夫人の病気を治したんですって。
｜その薬、フサーヌにも効くんじゃないかしら？
└─────v─────────────────────────
　　　　　　　　　　　｜そうかもしれませんが、私共のような者には
　　　　　　　　　　　｜手に入れられる代物ではないでしょう。
　　　　　　　　　　　└─────v───────────────

　　　　　　∧ ∧　　　　　　　∧,,∧
　　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　　　　　ﾐﾟДﾟ,,彡
　　　　　　 U ： つ　　　　 　 ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　U"U


┌───────────────────────────
｜私からお父様に頼んでみてもいいのよ？
｜お父様は私が欲しいと望むモノは全て手に入れてくれるから。
└─────v──────────────────────


　　　　　　∧ ∧　　　　　　　∧,,∧
　　　　 　 (,,*ﾟ∀)　　　　 　 ﾐﾟДﾟ,,彡
　　　　　　 U ： )　　　　　 　 ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　U"U

┌────────────────────────────────
｜ただね、そうして欲しかったら、もうチィのことはお忘れなさい。
｜あの子は私の指輪を盗んだの。それは本人も認めていたわ。
｜お父様があの子を他へやったのもしかたがない当然の処罰だったのよ。
｜
｜…いつまでも陰気な顔をしてるアナタを見ると、正直イライラしてくるのよ。
｜…もっとしゃんとなさい。
└─────v────────────────────────────


　　　　　　∧ ∧　　　　　　　∧,,∧
　　　　 　 (ﾟ∀ﾟ*)　　 　　　 ﾐДﾟ ,,彡
　　　　　　U ：∩　　　　　 　 ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　U"U


　　　　　　　　　　　　　ツー様は　２つ嘘をついている。

　　　　まずは「欲しいと望むものは全て手に入れられる」という虚勢。

　　　　　　　ツー様には許婚がいた。だが一年前そのお相手は
　　　　　　長年不仲だった家の娘と恋に落ち、駆け落ちをやらかした。

　　　　　　　　　∧ ∧　　 |　 　 |
　　　　　　　　　(　　　) 　 | 　 　|
　　　　　　　　　 |つ O 　 .|　 　 |
　　　　　　　　￣￣￣￣￣(＠) |
　　　　　　　　　　　　　　　　ｃヽ ∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　('（　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　つ

　　　しかし周りは「ロミオとジュリエット」の悲劇を繰り返そうとは思わなかった。
　　　　　断絶していた両家は仲直りし、探し出した二人の結婚を認めた。

　　　　　　　世論も、家同士の根深い問題を和解させた、この類まれな
　　　　　　　　ハッピーエンドの恋には歓迎と祝福の方向示し、
　　　　　　彼らの熱愛は平和の象徴、ロマンス溢れる美談となった。

　　もともと数回しか会ったことのない、ほとんど情の通っていなかった相手とはいえ、
　　　　　　良家の子女が縁談を断られるのは、本来不快なモノであるはず。
　　　　しかもツー様に対するあのような裏切りを　世の人々が祝福している。

　　　　　　　　　　　　　しかしツー様は笑顔で元許婚を祝福された。
　　　　　　　　あまりにも寛容なツー様を、人々は人格者であると褒め称えた。

　　　　　　　　…だが、それはプライドの高い乙女の虚勢でしかなかった…。


　　ﾌﾞﾁﾌﾞﾁ
　　　　　 ∧ ∧　　(ゝ　　 ,-、
　　　　　(∀ﾟ* ,)')　　　　　)ﾉ
::::::(＠::: と　　|'
(>:::::::::(::: /　　ヽ
　　　 　 <＿＿__＞
　　　(＠)　　　　　　　　　　(＠)
　　　　　　　　(>　　(＠)


　　　　　┌────────────────────────────
　　　　　｜　ツー様！？　それは父君が大事に育てておられる薔薇ですよ！？
　　　　　｜　何をなさっておいでですか！？
　　　　　└─────────v──────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧,,∧
　　　　　 ∧ ∧　　　　　Σ　　ﾐﾟДﾟ；,彡
　　　　　(*ﾟ∀ﾟ)　　　　　　　　 と　 　つ
::::::(＠::: と　　|　　　　　　　　 　 ﾐ　　 ﾐ
(>:::::::::(::: /　　ヽ　　　　　　　　　(/"ヽ)
　　　 　 <＿＿__＞
　　　(＠)　　　　　　　　　　(＠)
　　　　　　　　(>　　(＠)

　┌────────────────
　｜　…この花が嫌いなだけです。
　└────v─────────────────────────
　　　　　　　　　　｜…父君がアナタのお生まれになった日に植えられ、
　　　　　　　　　　｜この庭園で一番慈しんでおられる花ですよ。
　　　　　　　　　　｜ツー様も大事になさってたではありませんか。
　　　　　　　　　　｜それを、このようなこと…
　　　　　　　　　　└────v────────────────────

　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧
　　　　　 ∧ ∧　　　　ﾐﾟДﾟ；彡
　　　　　(ﾟ∀ﾟ*)　　　　 ﾐ　　U
::::::(＠::: と　　|　　　　　ﾐ 　　ﾐ
(>:::::::::(::: /　　ヽ　　　　(/"ヽ)
　　　 　 <＿＿__＞
　　　(＠)　　　　　　　　　　(＠)
　　　　　　　　(>　　(＠)

　┌───────────────────────
　｜　お父様など関係ないわ。
　｜　私が見ていて嫌になった、それだけのことよ。
　└────v─────────────────────
　　　　　　　　　　｜しかし指を怪我されてますよ？
　　　　　　　　　　｜素手で薔薇の木に触るのは危ないです。
　　　　　　　　　　｜屋敷に戻って手当てをしましょう。
　　　　　　　　　　└────v───────────────

　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧
　　　　　 ∧ ∧　　　　ﾐДﾟ；,,彡
　　　　　(∀ﾟ*,,)　　　　と　　つ
::::::(＠::: と　　|　　　　　ﾐ 　　ﾐ
(>:::::::::(::: /　　ヽ　　　　 (/"ヽ)
　　　 　 <＿＿__＞
　　　(＠)　　　　　　　　　　(＠)
　　　　　　　　(>　　(＠)

　┌──────────────────────────
　｜薔薇の棘で人が氏ねたという話など聞いたことがありません。
　｜これくらいの傷、舐めて簡単に治る程度でしかありませんわ。
　└────v──────────────────────
　　　　　　　　　　｜しかし、ツー様のお体にもしものことがあっては
　　　　　　　　　　｜一大事です。お部屋にお戻り下さい。
　　　　　　　　　　└────v───────────────

　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧
　　　　　 ∧ ∧　　　　ﾐﾟДﾟ；彡
　　　　 　(#ﾞ∀ﾞ)　　　 と　　つ
::::::(＠::: と　： つ　　 　 ﾐ 　　ﾐ
(>:::::::::(::: /　　ヽ　　　　 (/"ヽ)
　　　　＜＿＿__>
　　　(＠)　　　　　　　　　　(＠)
　　　　　　　　(>　　(＠)

　　　　　　　実際に血が滲んでいるのはほんの数箇所だが、
　　　白い手を茨の棘の中に無防備に差し入れ続けていたと思われる
　　　細かい傷は、そうさせている心を思うととても痛々しいモノだった。

　　　ツー様は　俺の言葉ばかりの心配が気に障ったのであろう。
　　　そういう社交辞令のやりとりにウンザリしていたのかもしれない。


　　　　∧ ∧　　 　 ∧,,∧
　　　　(,,# ∀)　 　ﾐДﾟ；,,彡
　　　　 | U )　　　　ﾐ　　U
　　　　/　　ヽ　　　 ﾐ　 　ﾐ
　　 ＜＿＿__>　　　U"U


　　次に　俺の心配と忠誠心が真実か試すかのような命令をしてきた。

　┌───────────────────
　｜本当に私の身を案じているのなら、
　｜今ここでアナタがこの血を止めなさい。
　└────v───────────────

　　　　∧ ∧　　 　　　∧,,∧
　　　　(,,#-∀)　 Σ　ﾐДﾟ；,,彡
　　　　 | U )つ　　　　ﾐ　　U
　　　　/　　ヽ　　　　 ﾐ　 　ﾐ
　　 ＜＿＿__>　　　　 U"U

　　　　┌────────────────
　　　　｜ツー様には汚のうございます…。
　　　　└──────v─────────

　　　　∧ ∧　　 　　　∧,,∧
　　　　(,,#ﾟ∀)　　　　ﾐД-；,,彡
　　　　 | U )つ　　　　ﾐ　　U
　　　　/　　ヽ　　　 　 ﾐ　 　ﾐ
　　 ＜＿＿__>　　　 　 U"U

　┌──ﾍ──────────────────────
　｜私がいいっていってるでしょ？出来ないのなら
　｜私がここで薔薇に何をしようが口を出さないで！！
　└─────────────────────────

　　　　　　　　　　　　…主人とはいえ、５歳ほど年下の小娘。
　　　　　　　　許婚に裏切られてるのに、声を大にして文句もいえない
　　　　　　　　　　　　　　　　　　気の毒な立場のお嬢様。

　　　「自分など壊れてしまえばいい」「誰でもいいから自分を止めて欲しい」という
　　　　　　　　　　　　矛盾する切望はその涙目を見ればわかる。


　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　(#ﾟ∀ﾟ)∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　 | U )ﾐ- 　 ,,彡
　　　　　　　　　　　　　/　　と_,,　　ﾐ
　　　　　　　　　　　 ＜＿＿__しヽ＿つ


　　　　　また俺も彼女の逆鱗に触れて　自分や母の仕事を失うのも不本意だ。
　　　　俺はしかたなく彼女に従い、畏まりつつ彼女の血が止まるまで、
　　　　　　　　　　　　　指の血を吸わせていただいた。

　我侭暮らしではあるが　穢れた触れ合いを知らぬ深窓の乙女。
　　　　　　自暴自棄になって救いを求めていた処女には
　　　下男に指先を吸われる背徳感は刺激が強かったかもしれない。

┌────────────────────────
｜…アナタは女性の肌に唇を当てるのは初めて？
└────v─────────────────────
　　　　　　　　　　｜　は？
　　　　　　　　　　└─y───
　　　　　　∧ ∧
　　　　　　(,*ﾟ∀)∧,,∧
　　　　　　 | U )ﾐﾟ　 ,,,彡
　　　　　　/　　と_,,　　ﾐ
　　　　 ＜＿＿__しヽ＿つ

　　　　　　　　いや、身分の低い者同士、性質の悪い酒場で
　　　　　　　　　時には名を覚えていない者とも何度も
　　　　　　　　　口づけ以上のコトを交わしたことがあるし、


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧,,∧_▲ 　　　　 λ＿ ∧＿∧
♪　　 ∧ ∧　♪ 　　　　♪ ,,,,　ﾐ* -(ﾞ*　　)＿＿_ （｀ー´（∀"　　）
　　　　(^Д^).　　♪ 　　　　|__bと　　 U　　ヽ　　　／（　つ(　と ﾉ
　　 　 |つ[|lllll］). 　　　　　　　　　ﾐ ^ 　(_つ ﾉ￣￣|　（＿(^(⌒_ノ
　　 〜|　　|　　　　　　　　　　　　|￣し'　　 ヽ)　　 |　 |　(/ ヽ__)
　　　　Ｕ Ｕ


　　　　　　　　　　　今は同じ屋敷の調理場に勤める
　　　　　　　　　　　　チィという子に真心を注いでいる。
　　　　　　　　　　　　　　　将来一緒になるつもりで。

　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　 　 (*‘ー)д-*彡
　　　　　　　　　　　　　 　O〜と)　と　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　 ノ　　　　｀〜〜〜-、
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 　　　＼

　　だが今そんな俺の経歴を語ったところで　ツー様の機嫌を損なうだけだろう。
　　　　　　　　　　　　　俺は質問を無視し答えなかった。


　　　　　　∧ ∧
　　　　　　(*ﾟ∀ﾟ)∧,,∧
　　　　　　 | U )ﾐ-　 ,,彡
　　　　　　/　　と_,,　　ﾐ
　　　　 ＜＿＿__しヽ＿つ

　　　　　　ツー様側は無口になった俺を別の解釈で捉えたんだろう。

　　　　　　　　　どうやら彼女にとって召使いというのは
　　　　　　身分だけでなく、知識も思慮も自分以下の人間、
　　　　　　　自分の頭で推し量れると思っているらしい。

　　彼女は自分にかしずき　黙って丁寧に唇を当てた俺をお気に召したようだった。
　　　　　　　　　　先日男絡みで不快な目にあったばかりで
　　　　　　　こんな下男ごときに心など開けるはずなどないだろうが、
　　　　　　その後の彼女の態度のぎこちなさにはむず痒いものを感じた。

┌───────────────────────────
｜…今日のアナタの無礼は他の人には黙っといてあげるわ。
｜この落ちた薔薇は全部アナタにあげるから、
｜飾るなり捨てるなりお好きなようにしなさい。
└────v──────────────────────


　　　 　　 ∧ ∧　　　　∧,,∧
　　　　 　(ﾞ∀ﾞ*)　　　 ﾐДﾟ ,,彡
::::::(＠::: 　Ｏと ) 　　 　 ﾐ 　 U
(>:::::::::(::: /　　ヽ　　　　ﾐ 　　ﾐ
　　　　＜＿＿__>　　　 U"U
　　　(＠)　　　　　　　　　　(＠)
　　　　　　　　(>　　(＠)

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.........
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,.....
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,.....

　┌─────────────────────
　｜…というワケなんだよ、この花束にもできない
　｜たくさんの中途半端な薔薇は。
　└───v──────────────────────
　　　　　　　　　　　　｜そうだったの。
　　　　　　　　　　　　｜フサが花持ってくるなんて柄じゃないし、
　　　　　　　　　　　　｜いきなり一体どうしたのかと思ったわよ。
　　　　　　　　　　　　└─────v───────────────
　　　　　∧,,∧　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　ﾐ；-Д-彡　　　　　　　　　 (o ‘； )
　　　　 U 　　つ　　(＠) 　 　 　 　 |　 U
　　　　 ﾐ　　　ﾐ　(＠)(＠)(＠)　　　|　　）
　　　　　U"U　　　＼＃＃／　　　 U"U


　┌───────
　｜どう思う？
　└─v──────────────────────────
　　　　　　　　　　　　｜そんな風にモノに当たっておられるとは
　　　　　　　　　　　　｜ツー様もよっぽどお辛いんでしょうね。
　　　　　　　　　　　　└─────v───────────────

　　　　　∧,,∧　　　　 　∧ ∧
　　　　 ﾐ,, ﾟД彡　　　　(-‘　,,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|

　┌─────────────────────────
　｜うん、「薔薇の棘で氏んだ奴なんかいない」と言いながら
　｜そのまま氏んでもいいんだってくらい思いつめた表情でね。
　｜
　｜まぁホントに可哀想だよ、あの状態は。
　｜父君も娘を溺愛してるんだから、なんとかしてやればいいのに。
　└─v─────────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　｜だけどツー様は、父君やその他の方々の前では
　　　　　　　　　　　　｜今まで通り平然とされてるから、周りも気づいていないんじゃないかしら？
　　　　　　　　　　　　｜私も今聞いて驚いたくらいですもん。実際ツー様がこれほど
　　　　　　　　　　　　｜心を痛めてらっしゃることを何人の人間が知っているのかしら？
　　　　　　　　　　　　└──v─────────────────────────────

　　　　　∧,,∧　　　　 　∧ ∧
　　　　 ﾐ,,-Д彡　　　　(-‘　,,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|


　┌─────────────────────────
　｜そうなんだよな、あの気の強い性格からして、
　｜心配や同情されるのも絶対に嫌なんだろう。
　└─v─────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　｜…まるであの花のようね。無残に摘み取られて、
　　　　　　　　　　　　｜今はまだ誇り高く咲いてるけど…
　　　　　　　　　　　　└──v────────────────────

　　　　　∧,,∧　　　　　∧ ∧
　　　　 ﾐ,,ﾟДﾟ彡　　　　(　‘-‘)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(＠)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(＠)(＠)(＠)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＃＃／

　┌────────────────────────────
　｜そうだ、あの花を枯らす前にきちんと乾燥させて、花びらを詰めた
　｜匂い袋を作ってみるわ。きっといい香りがすると思うもの。
　｜私なんかの手作りがツー様のお気に召すかどうかわからないけど
　｜作ったらフサ届けてくれる？
　└────────v────────────────────

　　　　　∧,,∧　　　　　∧ ∧
　　　　 ﾐ,, ﾟД彡　　　　(ヮ‘*,,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　と　　 つ
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(＠)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(＠)(＠)(＠)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＃＃／
　┌──ﾍ───────────────────────
　｜匂い袋かぁ。それならご主人様が育てた花を
　｜こっちで無駄にするって罪悪感もないし、
　｜その香りがツー様の癒しにでもなればいいんだが。
　└─────────────────────────

　┌──────────────────────────────
　｜もし受け取って貰えなくても、「私達もツー様のことを気にかけてます」って
　｜気持ちが伝えられたらいいなと思うの。
　｜つらい時にね、自分を気にしてくれる人がいるっていうだけでも
　｜ホントに救われるのよ。
　└───v───────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　:::::
　　　　　　　　　　　　　　　:::::::　　　　　　 ∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　　　:::::::　　　　　　ﾐ,,ﾟДﾟ彡　　　　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　:::::::　　　　　　 ﾐつ□O　　　　(‘っT,,)
　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::　　　　　 ﾐ　　 ﾐ＿＿　　∩∩ヽ　＿＿＿
　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　:::::::　　　　 U"U　＿＿＿　(^(^ノ＿＿＿＿＿
　　　　 (‘ヮ‘*)　　　　　　　　　　　:::::::　　　　　　　　　　　(/ヽ)
　　　　　Oと　)
　￣￣￣￣￣￣￣￣＼

　　　　チィは、俺達がはじめて口をきいた日のこと言ってるんだと思った。

　　　　　　　親の金策のために売られてここに来たばかりの頃に
　　　　　　　　料理長に怒られて裏口の階段で泣いてたチィ。
　　　　　　　　　俺は気の利いた台詞を言ったわけでもなく
　　　　　たまたまその時持っていた　ツー様が飽きたお菓子の残りの
　　　　　　　　　　　一つを彼女に渡しただけだったが。

　　　　　　逆境の中でも小さな幸せを見つけるのが上手な子でね。
　　　　　　　　　先祖代々、一生使用人の家系に生まれ、
　　　　　希望もなく荒んでた俺の心に　彼女の存在は染み入った。


　　　　　　　　　　　　　　　　∧,,∧　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　 ﾐ,,ﾟДﾟ彡(ヮ‘　)')
　　　　　　　　　　　　　　 　 U　　ﾐ　 |　つﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐ ⌒)^)　ヽ ⌒)^)
　　　　　　　　　　　　　　　　　し'し　　 し'し


　　　　　　ひさしぶりに女に真剣に恋してもいいなと思った。

　　　誰よりも大事な女が嬉々としながら語る
　　　　　　　　ツー様への励まし。


　　　　　∧,,∧　　　　　∧ ∧
　　　　 ﾐ,, ﾟД彡　　　　(ヮ‘*,,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　と　　 つ
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(＠)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(＠)(＠)(＠)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＃＃／


　…この時ね、危険だって予感はうすうすはあったんだよ。
　　　だけどまさか、自分が心配したようなオオゴトに
　　　　本当になっていくとは思ってなかったんだ…。

┌────────────────────
｜これがあの薔薇ですって？
｜あなたもワザワザご苦労なことをしますね。
└─────v─────────────────────
　　　　　　　　　　　　｜父君も大切にされてた花でしたし、
　　　　　　　　　　　　｜無碍に枯らすのも惜しいと思いまして…。
　　　　　　　　　　　　└─────v─────────────

　　　　　　∧ ∧　　　　　　　∧,,∧
　　　　 　 (,,*ﾟ∀)　　　　 　 ﾐДﾟ ,,彡
　　　　　　 U ： )つﾛ　　　　 ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　U"U


┌────────────────────────
｜…あなたの気持ちに免じて受け取ってあげましょう。
｜それと私の部屋にきてチェスの相手を
｜して下さらない？たいくつでしかたないのよ。
└─────v───────────────────
　　　　　　　　　　　　　　｜私にも仕事がありますから…
　　　　　　　　　　　　　　└──y─────────────

　　　　　　∧ ∧　　　　　　　∧,,∧
　　　　 　 (,*-∀)　　　　 　 ﾐДﾟ ,,彡
　　　　　　 U ： )つﾛ　　　　 ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　U"U

┌────────────────────
｜他の者に代わるように言っておきます。
｜直接の主であるこの家の者の命令の方が
｜絶対のはずですよね？
└─────v───────────────
　　　　　　　　　　　　｜…はい。かしこまりました。
　　　　　　　　　　　　└─────v──────

　　　　　　∧ ∧　　　　　　　∧,,∧
　　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　　　 　 ﾐﾟДﾟ；彡
　　　　　　 U ： )つﾛ　　　　 ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　U"U


　　ツー様は命令を聞く俺を見て　ご満悦といった表情だが、
　　　　　なんていうのかな…。これは俺から見て
　　　　　　　気持ちのいい好意とは思えない。

　　　　侍女もいるから二人きりではないが、
　真昼間から屋敷のお嬢様とチェス遊びをする使用人。


　　　　　∧ ∧　　　　　 ∧,,∧
　　　 　 (,,*ﾟ∀)　　　　ﾐДﾟ；,,彡
　　　　　と　： つ　†† † と　　ミ
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ __ﾐ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木


　　　俺の居心地の悪さを楽しんでいるといった風だ。
　それにしても、ツー様はチェスの先の読み方が下手だ。
　　　今もこの手で自分が勝った気になっている。

　　　┌─────
　　　｜　あ…！
　　　└──v───

　　　　　　　　　　　ｽｯ
　　　　　　∧ ∧　　　　 ∧,,∧
　　　Σ　 (,,；ﾟ∀)　　　ﾐД- ,,彡
　　　　　　(　 つ　†† † と　　ミ
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ __ﾐ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木

　　　しかし、なんとツー様は自分が不利とわかると
　　　　　盤上の駒を全て"なかったこと"にした。

　　　┌───────────────
　　　｜…今の勝負はナシです。
　　　｜もう一度最初からはじめますよ。
　　　└──v─────────────

　　　　　　　　　　ｼﾞｬﾗ…
　　　　　　∧ ∧　　　　 ∧,,∧
　　　　 　 (,,*-∀)　　　ﾐДﾟ；,,彡
　　　　　　(　　 つ†† 　 と　　ミ
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ __ﾐ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木

　…俺達庶民のガキですら、勝負の途中にこんなことするのは
　　　　　　　マナー違反だとわかっているのに
　　この育ちのいいお嬢様は簡単にそれをやらかした。

　２回目の勝負は先ほどのように勝ち筋を見つけても気づかないフリをした。
１回目の勝負である程度実力は見せてしまったから、ワザとらしい負けにならぬよう
　　　ぎりぎりツー様が勝つ形をとりつつ、３回目、４回目と勝負を重ねた。

　　　　　　　…本気でやってるフリをしながら負けてやる。
　　　　　　　　　勝負の調節自体は苦ではないが、
　　　　　それを悟られないよう演技するのは結構苦労する。

　　　┌───────────────
　　　｜どうしました？もう手詰まりですか？
　　　└──v─────────────

　　　　　　∧ ∧　　　　∧,,∧
　　　　　　(,,*ﾟ∀)　　　ﾐДﾟ；,,彡
　　　　　　(　 つ　†† † と　　ミ
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ __ﾐ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木

　　　　　　　自分が勝ち進み、とても満足げなツー様。
これが自分や親の生活もかかってない、俺と同等の庶民相手なら、
そうそうに切れて、こんなゲームは放棄するところだよ、まったく。

　　　　　　　　　　┌─────
　　　　　　　　　　｜参りました。
　　　　　　　　　　└──v───

　　　　　　∧ ∧　　　　∧,,∧
　　　　　　(*ﾟ∀ﾟ)　　　ﾐД-；彡
　　　　　　(　 つ　†† † と　　ミ
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ __ﾐ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木
┌────ﾍ───────────────────
｜勝負ありましたね。
｜では負けたフサには罰ゲームをやって貰おうかしら。
└───────────────────────

　　　　　　　　　┌───────
　　　　　　　　　｜い！？罰！？
　　　　　　　　　└───v────
　　　　　　　　　　　　　　　　　て
　　　　　　∧ ∧　　　　∧,,∧　て
　　　　　　(,,*ﾟ∀)　　　ﾐ皿ﾟ；彡
　　　　　　(　 つ　†† † と　　ミ　　　　　　　　　　　　　⊂⊃
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ __ﾐ 　　　　　　　　　　　　（　　　）
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木　　　　　　　　　　　　　 ヽ__ノ

┌────ﾍ───────────────────────
｜ウフフ、嫌かしら？だったら簡単なことにしておいてあげる。
｜西庭の池から小魚を１匹捕ってきなさいな。
｜そこの甕に泳がせたいのよ。一番綺麗なのを捕ってきてね。
└───────────────────────────

┌───────────────────────
｜なんで俺があのお嬢様のこんな道楽にまで
｜つき合わされなきゃなんないんだよ…。
└─────────v──────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧ /＼_ﾉ
　　　　　　　　　　　　　ﾐД-；/
　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　 とﾐ
〜〜〜〜〜〜ヽ　　　　ﾐ　/ ﾐ
　　　　　　　　　　ヽ　　　U"ヽ)
　l>＜ﾟ-)　　　　　　　ヽ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜フサ、何やってるの？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────v─────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧ /＼_ﾉ　　　　　　 　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　ﾐ,,ﾟДﾟ/　　　　　　　　　　　(‘-‘；)
　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　 とﾐ　　　　　　　　　　　 | 　U
〜〜〜〜〜〜ヽ　　　　ﾐ　/ ﾐ　　　　　　　　　　　 |　　）
　　　　　　　　　　ヽ　　　U"ヽ)　　　　　　　　　　　 U"ヽ)
　l>＜ﾟ-)　　　　　　　ヽ

┌─────────ﾍ────────────────
｜ツー様に頼まれて魚を捕りに来たんだよ。
｜今晩のおかずにするそうだから、料理はそっちで頼むな。
└─────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜嘘！？ここの魚を〜！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────v──────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧ /＼_ﾉ　　　　　　 　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　ﾐ,,^Д^/　　　　　　　　　　(‘o<；)
　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　 とﾐ　　　　　　　　　　　| 　U
〜〜〜〜〜〜ヽ　　　　ﾐ　/ ﾐ　　　　　　　　　　　|　　）
　　　　　　　　　　ヽ　　　U"ヽ)　　　　　　　　　　　U"U
　l>＜ﾟ-)　　　　　　　ヽ

┌─────────ﾍ────────────
｜冗談だよ、ツー様の部屋の甕で飼うんだって。
└──────────────────────


　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜もーびっくりさせないでよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜でもここの魚、甕なんかに移したら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜長生きできないと思うんだけど…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────v────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧ /＼_ﾉ　　　　　　 　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　ﾐﾟДﾟ,,/　　　　　　　　　　 (‘っ‘；)
　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　 とﾐ　　　　　　　　　　　| 　U
〜〜〜〜〜〜ヽ　　　　ﾐ　/ ﾐ　　　　　　　　　　　|　　）
　　　　　　　　　　ヽ　　　U"ヽ)　　　　　　　　　　　U"U
　l>＜ﾟ-)　　　　　　　ヽ

┌─────────ﾍ────────────────────
｜だろうね。だから数日そばで眺めりゃそれで気が済むっていう
｜オモチャみたいなモンなんだろう。ツー様にとってここの魚は。
└──────────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜そっか…。それでツー様は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜匂い袋受け取ってくれた？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜少しは元気になった？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────v────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧ /＼_ﾉ　　　　　　 　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　ﾐﾟДﾟ,,/　　　　　　　　　　 (-‘　,,)
　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　 とﾐ　　　　　　　　　　　| 　U
〜〜〜〜〜〜ヽ　　　　ﾐ　/ ﾐ　　　　　　　　　　　|　　）
　　　　　　　　　　ヽ　　　U"ヽ)　　　　　　　　　　　U"U
　l>＜ﾟ-)　　　　　　　ヽ

┌─────────ﾍ────────────────
｜受け取ってくれたよ。…ま、元気と言えば元気そうだな。
└──────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　｜ホント！？良かった〜。
　　　　　　　　　　　　　　｜私が持ってる中で一番上等の宝物だった布を使ったのよ。
　　　　　　　　　　　　　　｜刺繍も丁寧に頑張って作ってよかったわ。
　　　　　　　　　　　　　　└──────────v─────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼
　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧ /＼_ﾉ　　　　　　 　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　ﾐﾟДﾟ,,/　　　　　　　　　　 (‘ヮ^*)
　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　 とﾐ　　　　　　　　　　と　　つ
〜〜〜〜〜〜ヽ　　　　ﾐ　/ ﾐ　　　　　　　　　　　|　　）
　　　　　　　　　　ヽ　　　U"ヽ)　　　　　　　　　　　U"U
　l>＜ﾟ-)　　　　　　　ヽ

　　　　　　　　　　…そういやツー様にはあの匂い袋、
　　　　　　　『俺の女』が作ったとは言いそびれたままだ。

　　　　　　　…というか、あの空気の中で言いにくい。
　　　　ツー様は俺が自分の自由になると思いはじめてるから。

　　　　　　　　　　だがそれは　きっとここの魚と一緒だ。
　　　　少し愛でたら飽きる。たぶん今の空気はそれまでのことだ。

　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　｜私はお料理を作ることしかツー様の力になれないけど…。
　　　　　　　　　　　　　　｜フサはツー様の近くにいるんだもん。
　　　　　　　　　　　　　　｜早く立ち直られるように元気づけてあげてね。
　　　　　　　　　　　　　　└──────────v─────────────


　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧　　　　　　　　　　 　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　ﾐﾟДﾟ,,彡　　　 　　　　　　 (ー‘ ,,)
　　　　　　　　　　　　　と と ﾐ　 　　　　　　　　 　 Ｏと )
〜〜〜〜〜〜ヽ　　／ ﾐ　　ﾐ　　　　　　　　　　　 |　　）
　　　　　　　　　　／　　　U"ヽ)　　　　　　　　　　　U"U
　　　　l>＜ﾟ-) ／＼　　　ヽ
　　　　　　　　 ＼__ﾉ　ｽｩ…
┌─────────ﾍ──────────
｜だから魚なんか捕りに来たんだよ。
└───────────────────

　　　　　　┌───────
　　　　　　｜ありゃりゃ
　　　　　　└──v─────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　｜　もうっ　そうやってドジやって、
　　　　　　　　　　　　　　　｜　ツー様に嫌われないようにね。
　　　　　　　　　　　　　　　└──────────────────


　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧　　　　　　　　　　 　∧ ∧
　　　　　ﾊﾟｼｬ　　　　　ﾐﾟДﾟ；彡　　　 　　　　　　 (‘ヮ^,,)
　　　　　　　　＿＿＿Ｏ__と ﾐ　 　　　　　　　　 　と　　つ
〜〜〜〜〜 |　 |　　　 ﾐ　　ﾐ　　　　　　　　　　　　|　　）
　　_, ,_　　　　`ｰ'　ヽ 　 U"ヽ)　　　　　　　　　　　 U"U
　 (ﾟ∀ﾟ ＞<l 三从从　ヽ

　　…あぁ、ドジは踏めないよ。ツー様の機嫌を損ねたら、
　　　　　　　　　　母もろとも食い扶持を失う。

　　嫌われぬよう、できれば待遇がよくなるよう気に入られながら
　　　　　　　　　　深入りしないのがベストだ。


　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧
　　　　　　　　　 　　　 ﾐД-,,彡
　　　　　　　　＿＿＿Ｏ__と ﾐ
〜〜〜〜〜 |　 |　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　 _, ,_　　 `ｰ'　ヽ 　 U"ヽ)
　l>＜ﾟ∀ﾟ)　ｹﾞﾗｹﾞﾗ　ヽ


　　　　　　　そんな風に自分の心配ばかりしていた。

だけど思えばこの時チィの立場というのをもっと真剣に考えるべきだった。

┌─────────────────────────
｜遅かったわね。魚にでもからかわれてるのかと思ったわ。
└────v────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　｜えっと、その通りでした…。
　　　　　　　　　　　　　　└──v─────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,_　　　ﾌﾞｰﾌﾞｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾟεﾟ )<l
　　　　　　∧ ∧　　　　　　　∧,,∧　　　　　　　　　　ﾍ)ノ
　　　　 　 (#ﾟ∀ﾟ)　　　　 　 ﾐД-；,彡　　　　　　　　ﾟ。iii っﾟ
　　　　　　 U ： )つ　　　　　 ﾐ　 U　　　　　　　　　　⊂⊃　　ﾁｬﾌﾟﾝ
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　 ﾐ　　ﾐ　　　　　　　　　（　　　）
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　U"U　　　　　　　　　　ヽ__ノ


┌─────────────────────────
｜…ま、いいわ。今回は許してあげる。
｜明日また、今日の時間に私の部屋へいらっしゃい。
└────v─────────────────────

　　　　　　∧ ∧　　　　　　　∧,,∧
　　　　 　 (ﾟ∀ﾟ*)　　 　　　 ﾐﾟДﾟ,,彡
　　　　　　U ：∩　　　　　 　 ﾐ　 U　　　　　　　　　　⊂⊃
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　 ﾐ　　ﾐ　　　　　　　　　 （　　　）
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　U"U　　　　　　　　　　 ヽ__ノ

　　　　　　　　俺はツー様の命令を聞きながら、
　　　　　部屋の隅にある嫌なモノを見つけてしまった。

　　　　　　　　　　　　　ずたぼろになったクマの人形。
　片目、片腕をは失くし、頭や腹は切り裂かれ綿が飛び出した無残な人形を。


　　　　　　　　　　 ∩＿r''^^n∩
　　　　　　　　　　 |ノ　　ヽi￣　ヽ
　　　　　　　　　　/ 　●　　　ヾ# |
　　　　　　　　 　 |　メ　#( _●_)　 ミ
　　　　　　　　　 彡､　　　|∪| ｷ
　　 　　　　　　　/　　　　 ヽノ　 ヽ
　　　　　　　 　 /　 /メ #;;/^^'';;　|＿r‐、
　　　　　　　　 （__ノ(⌒ヽ《;; 　　;;ノ　キ i
　　　　　　　　　　　`ヽ___ﾉ,,,,,,,,,;;――-'

　…確か　ツー様が幼かった時のかつて許婚だった少年からの贈り物だったと聞いている。
特にツー様に愛でられることもなく、義務的に飾ってあった埃をかぶった古い人形であったが…。

　　　　　　　　　彼女の恨みというのは、これほど歪んだ形を成すのか…。

　　　　心の傷から下々に刃を向けるようになった暴君の例は知っている。
　　　　　　女性でも、拷問や処刑を好む魔女のような女主人の話も
　　　　　　　　　　事実か噂かわからないが聞いたことがある。

　　　　深窓の姫君があそこまで追い詰められているなんてただごとじゃない。
　　　　　　　　ツー様もそのような怪物にならねばいいのだが…。


　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾐД-；,彡
　　　　　　　　　　　　　　　 　ﾐ　 U
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　 (/"ヽ)


　それと、このように親しげに部屋に呼ばれる我が身もこのままでは危険だ。
　　　　あらぬ疑いをかけられる前に、この屋敷の主、ツー様の父君に
　　　　　　　　　現状を報告しておこうと思う。

┌────────────────────────────
｜ツーの方からオマエを遊び相手にしたいと言っておるのだろう？
｜ならば言われた通りに黙ってツーの相手をしておくんだな。
└────v─────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜左様でございますか。かしこまりました。
　　　　　　　　　　　　　└─────────v───────────


　　　 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　　　;;　　 ∧＿∧;;
　　　 ;;　 （　・∀・）;;　　　　　　　　　　　　　 　 ∧,,∧
　　　　;;　（φ 　　）;;　　　　　　　　　　　　 　 ﾐД-；,彡
　　　￣￣＼三三＼￣￣￣￣￣￣＼　　　　U 　 ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　 ﾐ　　ﾐ

　　　　父君の許可は貰った。これで俺が自分の仕事に集中できずに
　　ツー様の部屋に行っても、やましい疑いをかけられることはないだろう。

　　　　　　　　　　　┌───────────────────────────
　　　　　　　　　　　｜　ただ、近頃のツー様は少々荒れておいでの様子で…。
　　　　　　　　　　　｜　御手の怪我を顧みず、花を摘み捨てたりされてるご様子は
　　　　　　　　　　　｜　なにやら悩みなどを募らせているのではと
　　　　　　　　　　　｜　見ていて少々不安を感じております。
　　　　　　　　　　　└────────────v──────────────
　　　 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　　　;;　　 ∧＿∧;;
　　　 ;;　 （　・∀・）;;　　　　　　　　　　　　　 　 ∧,,∧
　　　　;;　（φ 　　）;;　　　　　　　　　　　　 　 ﾐДﾟ；,彡
　　　￣￣＼三三＼￣￣￣￣￣￣＼　　　　と　　 ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　ﾐ 　　ﾐ

┌────────────────────────────
｜オマエのような使用人風情がツーの心配などする資格はない。
｜ツーがヒマつぶしの相手にと呼んだくらいで調子に乗るな。
｜
｜…いいか？わかっているとは思うがツーに身の程知らずな
｜特別な感情でも抱いたり、その下賤な体で触れたりしてみろ。
｜即、オマエとオマエの母親は百叩きの末解雇だ。
｜召使いは召使いらしく、ただツーの命令を聞いていろ。
└────v─────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜め、めっそうもありません！！
　　　　　　　　　　　　　｜出すぎた真似をしまして申し訳ありませんでした。
　　　　　　　　　　　　　｜今後は身の程をわきまえ、
　　　　　　　　　　　　　｜不必要な発言や行動は慎むよういたしますっ！！
　　　　　　　　　　　　　└─────────v───────────

　　　 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
　　　;;　　 ∧＿∧;;
　　　 ;;　 （ #・∀・）;;　　　　　　　　　　　　　 　 ∧,,∧
　　　　;;　（φ 　　）;;　　　　　　　　　　　　 　 ﾐДﾟiii,,彡
　　　￣￣＼三三＼￣￣￣￣￣￣＼　　 　　U 　 ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　ﾐ　　ﾐ

　　　　　　やば…　俺がツー様の指に唇を当てたなどと知れたら、
　　　　　　　　　この主人には頃されるかもしれないな。

　　　　　　使用人に心や感情がないと思っているのは彼も同じ、
　　　　　　　　　　　給金を貰って仕えるだけの存在が
　　　　　　　主に同情や感情移入するのは考えもしないんだろう。

　┌────────────────────────
　｜ツー様ね、今日はたくさんお召し上がりになったのよ。
　｜今まで食事は残してばかりで、心配だったけど、
　｜食欲が出てきたんだとしたらいい傾向よね？
　└─────────v────────────────

　　　　　∧,,∧　　　　 　∧ ∧
　　　　 ﾐ,,-Д彡　　　　(ヮ‘* ,,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|


　　　何の損得勘定もナシに、無邪気にツー様の様子を喜ぶチィ。
　　　彼女は自分が仕えてるこの屋敷の主人を尊敬しているし、
　　　　　　　　　娘のツー様のことも心から慕っている。

　…だが、あの主人から見れば、彼女のこのような無垢な思いも
　　　卑しい身分の者からの下世話にしか思えないんだろうな。

　　　奇麗事しか見えてない愚かな女だ。



　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧∧,,∧
　　　　　　　　　　　　 　 (*‘o")Д=,,彡、
　　　　　　　　　　　　 　ノ(つ　と　　 ﾐ:::ヽ


　　　　だが世の中の醜いことも綺麗に映し出してしまうその心に
　　　　　　　　　　　　　　　　たまらなく惹かれる。

　　　　　　　　　　　　俺があの腐った屋敷で
　　　澄んだ気持ちを持てるようになったのは彼女のおかげだ。
　彼女にあてがわれたこの狭い女中部屋が俺の唯一の安らぎの場所。



　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧∧,,∧
　　　　　　　　　　　　 　 (*‘ー)Д-,,彡、
　　　　　　　　　　　　 　ノ(　つと　　 ﾐ:::ヽ


　　　　　　　チィが…彼女がもっと狡猾で世渡り上手なら
　　　　　　　あんな罠にかかることもなかっただろうに…。

　　　　俺は主人の命令通り、ツー様に呼ばれればそれに従った。
　　　　　　　　そして命令通り、極力深入りは避けて
　　　　　　　　　　　ヒマ潰しの相手に徹した。

┌────────────────────
｜　魚？　昨日の晩白くなって浮いてたから、
｜　気持ち悪かったから処分させたわ。
└────v───────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──v──

　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧
　　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　 　　　　　　　　　　　　 ﾐ,,ﾟДﾟ彡
　　　　　　U　：)　　　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　U ﾐ 　⊂⊃
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　　　　　　　　 　 ﾐ　　ﾐ　（　　　）
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　　　　　　　　　U"U　　 ヽ__ノ

　　　　　　　　人として言いたいことはあっても、
　　　　俺はこの人達から見れば人じゃないから。

奴隷か玩具。だがお気に入りになった場合のソレの待遇はよかった。
　気まぐれでいただける褒美、時には母も新しい服を買って貰えた。

　　　　　　　　彼女が飽きるまでという不確定な期限つきだが
　そこは適当に調子を合わせながら、こんな感じでやっていけると思っていた。
　　　　　　　　　　　　　　母が倒れるまでは。

ちょっと中断

むおむおむお、こんなところで中断なんて！
イケズぅ〜〜〜

再開

　　　　┌─────────────
　　　　｜タマゴ入りのお粥です。
　　　　｜体が温まりますよ。
　　　　└──────v──────
　　　　　　　　　　　　 　∧ ∧
　＿＿＿ ∧,,∧ ＿＿_(ヮ‘*,,)
　|＿＿__ﾐ*ﾞ<ｰﾞ彡　　 O凵と) ∧,,∧
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ　　ﾐﾟДﾟ*彡
　||＼＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼ と　　ﾐ
　　　 ＼＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼　　ﾐ
　　　　　＼＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　　 　＼|＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　 　 ||　　　　　　　　 　 　||
┌────ﾍ─────────────────────
｜調子のいい放蕩息子かと思っていたけど、
｜いつの間にチィちゃんと付き合ってたんだい？
｜チィちゃんにはいつかｲｲ人を世話してあげようと思ってたけど、
｜まさかオマエがチィちゃんと一緒になるとはねぇ。
└────────────ﾍ────────────
　　　　　　　　　　　　　｜うるさいぞ。黙って食えよ。
　　　　　　　　　　　　　└──────────────

お屋敷内のことだしな。あまり人に知られるような付き合い方はしてなかったんだよ。
彼女の部屋と隣接する一部の女中仲間は俺が部屋に通ってることも黙認してくれていた。

　　　　　　　俺は母親の病状がかなり悪いモノだと判断したから、
　　　　　将来を誓い合っているチィを改めて母に会わせることにした。

　　　　　　　チィは誰にでも心から優しく出来る気立てのいい女だ。
　　母も前から気に入っていたらしく、俺達二人のことは心から喜んでくれた。

　　　　　　　　　　　　母一人、子一人、その母が病に伏している。
　チィがいろいろ手伝ってくれているが、俺だけツー様と遊んでる気分にはなれない。

┌───────────────────
｜フサは今日もおらぬのですか？
└────v──────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　｜はい、母親を医者に見せる予定だと
　　　　　　　　　　　　　　　　└─────v──────────

　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　 ∧∧
　　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　 　　　　　　　　　　　(｀e´*)
　　　　　　U　：)　　　　　　　　　　　　 　 　| 　U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　）
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　　　　　　　　U"U


┌───────────────────
｜フサーヌはまだ良くならないのですか…。
｜誰かフサの代わりに専属でフサーヌの
｜面倒をみる者でもつけましょうかね。
└────v────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　｜それなら今でもお手伝いに行っている
　　　　　　　　　　　　　　　　｜料理番のチィが適任でしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　└─────v────────────

　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　 ∧∧
　　　　 　 (*-∀)　　 　　　　　　　　　　　(｀e´*)
　　　　　　U　：∩　　　　　　　　　　　 　 　| 　U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　）
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　　　　　　　　U"U

┌──────────────────────
｜チィ？彼女がフサーヌの面倒をみにいっていると？
｜フサーヌは掃除番の使用人、なぜ料理番のチィが？
└────v─────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　｜えっあの…詳しい事情はわかりませんが…。
　　　　　　　　　　　　　　　　└─────v─────────────

　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　 ∧∧
　　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　 　　　　　　　　　Σ (｀e´；)
　　　　　　U　：∩　　　　　　　　　　　 　 　| 　U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　）
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　　　　　　　　U"U


　　　┌─────
　　　｜　……。
　　　└─v───

　　　　　　∧ ∧
　　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)
　　　　　　U　：∩
　　　　　　/　　ヽ
　　　　　<＿＿＿>


　　　　　　　…ツー様の関心が　チィに向いてしまった。

　　　　　　　　　　俺はどうすれば良かったんだろうね。
　　　　　　　　　一番最初から「チィ」と結婚するつもりだと
　　　　　　　　ツー様に言っておけば良かったのだろうか？

　　　…チィが心を込めて作った匂い袋などツー様に渡さなければよかったのか？
指先を血に染めながら薔薇を毟りとる、自分が仕える主を放置しておけばよかったのか？

　　　┌─────────────────────────
　　　｜！！　ツー様！！このような下々の人間が住まう部屋に
　　　｜一体どのようなご用事で…？
　　　└─────v────────────────────

　　　　　　　　　　 ＿＿__＿＿
　　　　　　;;　.;　　 |::::　　|
　　　　 　 ∧ ∧　;| ∧ /|
　 　 　 　 (,,*ﾟ∀) .|(っ‘；|
　　　　　　U　： )　|　(　つ　　　　　　　:::
　　　　　　/　　ヽ ;|　 ヽ |　　　　　　:::::::
　　 　 　<＿＿＿>.＿＿|＿＿＿:::::::

┌────ﾍ──────────────
｜えぇ、ちょっとアナタに興味があって。
└──────────────────

　　　┌───────────────────────
　　　｜この部屋にはツー様にお出しできるような
　　　｜お茶がなくて…
　　　└──────────v─────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　っ
　　　　　　∧ ∧　　　　　　　 ∧ ∧　　っ
　　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　 　　　 　(；‘っ‘)　　　ｱﾜﾜﾜ
　　　　　　U　： )　　　　 三　と　　つ
　　　　　　/　　ヽ　　　　三　 （　　ﾉ
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　(/"ヽ)

┌────ﾍ──────────────
｜構わないわよ。椅子を一つ出して下されば。
└──────────────────


　　　　　　┌───────────────────────
　　　　　　｜すみません、この洗濯物だけしまっちゃいますから。
　　　　　　└──────────v─────────────

　　　　　∧ ∧
　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)
　　　　　 U ： )＿＿＿＿　　 |　　　　　　　　ｱｧﾝ　散らかってて
　　　　　（　|⌒ヽ　　　　 |　　.|　　　　　　　　　　恥ずかしい
　　　　../＿|＿__>　 　　 | |￣|　　　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (；‘っ‘)
　　　　　　　。　　　　　　　　　　　　 /　つ三
　　　　　　　　o
　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　　…あれは私があげたフサの服…。 　）
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

　　　┌─────
　　　｜　……。
　　　└─v───
　　　　　∧ ∧
　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)
　　　　　 U と)＿＿＿＿..　　|
　　　　　（　|⌒ヽ　　　　 |　　.|
　　　　../＿|＿__>　 　　 | |￣|



　　　┌─────
　　　｜　……。
　　　└─v───
　　　　　∧ ∧
　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)
　　 　 　 U ﾛＯ＿＿＿＿. 　 |
　　　　　（　|⌒ヽ　　　　 |　　.|
　　　　../＿|＿__>　 　　 | |￣|

　　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　　（　　フサ…　　　）
　　　　ヽ〜〜〜〜〜'
　　　　　　　o
　　　　　　 。
　　　　　∧ ∧
　　　 　 (*ﾞ∀ﾞ)　ｷﾞｭｯ
　　 　 　 U ﾛＯ＿＿＿＿. 　 |　　　　　　 ,
　　　　　（　|⌒ヽ　　　　 |　　.|　　　∧ ∧ ｀
　　　　../＿|＿__>　 　　 | |￣|　　 (-‘　,,)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と　　ヽ

　　　　　　┌───────────────────────────
　　　　　　｜　ツー様！！その匂い袋大切にしてくださってるんですか！？
　　　　　　｜　感激です！どうもありがとうございます。
　　　　　　└─────────v──────────────────

　　　　　∧ ∧
　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)
　　 　 　 U ﾛＯ＿＿＿＿. 　 |
　　　　　（　|⌒ヽ　　　　 |　　.|　　　∧ ∧
　　　　../＿|＿__>　 　　 | |￣|　　 (ヮ‘* ,,)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と　　ヽ

┌────ﾍ──────────────
｜…あら、ひょっとしてこれアナタが作ったの？
└──────────────────

　　　　　∧ ∧
　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)
　　　　　 U ﾛＯ＿＿＿＿.　　|
　　　　　（　|⌒ヽ　　　　 |　＿|
　　　　../＿|＿__>　 ∧ ∧| 　|
　　　　　　　　　　　(ヮ‘*,,)
　　　　　　　　　　　と　　)
　　　　　　　　　　　(＿つつ

　　　　…後からチィにその話を聞いてゾッとした。

　　チィは自分を気さくに訪れてくれたツー様に感激し、
持ち前の明るさと気立てのよさで、ツー様といろいろな話をしたらしい。

　　…ずっと前から、俺とは結婚を考えている仲だとも。

　　　　　　　　　　　　　ツー様は終始笑顔で、
　最後には「明日の午後私の部屋に遊びにいらっしゃい」と言われたそうな。

　┌───────────────────────
　｜ヤバいって…。オマエ病気かなんかになって、しばらく
　｜仕事休め。ツー様の部屋に行ったりするな。
　└──v───────────────────────
　　　　　　　　　　｜どうして？フサだっていつも行ってるじゃない。
　　　　　　　　　　└──v───────────────────

　　　　　∧,,∧　　　　 　∧ ∧
　　　　 ﾐ；ﾟДﾟ彡　　　　(ヮ‘　,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|


　┌───────────────────────
　｜オマエはツー様がどういう方かわかってないんだよ。
　｜ノコノコ行ってどんな目に合わされるか…。
　└──v──────────────────────
　　　　　　　　　　｜どうしてそんなこと言うの？
　　　　　　　　　　｜ツー様はとっても優しかったよ？
　　　　　　　　　　└──v────────────────

　　　　　∧,,∧　　　　 　∧ ∧
　　　　 ﾐ,,；ﾟД彡　　　　(-‘　,,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|

…そうだ、俺はチィには心配をかけまいと話していないことがイロイロあった。
　　　　人形をナイフで切り刻むような歪んだ裏面を秘めてること、

　　　　　　　　　　それと…

　┌───────────────────────
　｜…俺と結婚するって言っちまったんだよな？
　｜たぶんな、ツー様オマエに嫌がらせをすると思う…。
　└──v───────────────────────
　　　　　　　　　　｜フサとつきあってるから？
　　　　　　　　　　｜それってツー様がフサと結婚する私に
　　　　　　　　　　｜嫉妬するかもってこと？
　　　　　　　　　　└──v───────────────────

　　　　　∧,,∧　　　　　　∧ ∧
　　　　 ﾐ,,；-Д彡　　　　(-‘　,,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|


　┌─────────────────────
　｜…つまりはそういうことだよ。
　└──v─────────────────────────
　　　　　　　　　　｜何言ってるのよ、フサはただの使用人でしょ〜？
　　　　　　　　　　｜ツー様がアナタを好きになったりするわけ
　　　　　　　　　　｜ないじゃないの。
　　　　　　　　　　└──v───────────────────

　　　　　∧,,∧　　　　 　 ∧ ∧
　　　　 ﾐ,,；ﾟД彡　　　　(ヮ‘　,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|

　　　　　┌───────────────────────────
　　　　　｜　…それとも…まさかフサ、ツー様とそういう関係だったの？
　　　　　└──────v────────────────────

　　　　　∧,,∧　　　　 　∧ ∧
　　　　 ﾐ,；=Д彡　　　　(-‘； ,,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|

┌───ﾍ─────────────
｜…イヤ、それは断じてないと誓うが…。
└─────────────────


　　　　　┌────────────────────────
　　　　　｜それじゃあますます関係ないじゃない。
　　　　　｜やーねフサ、召使いの分際でツー様に
　　　　　｜嫉妬されるなんて思い込み、自意識過剰〜。
　　　　　└──────v─────────────────


　　　　　∧,,∧　　　　　　∧ ∧
　　　　 ﾐ,,；=Д彡　　　　(ヮ‘　,)
　　　　| ﾐ　　つd__l 　 　 ∩　 ヽ |
　　　　|ﾐ　⌒)|￣￣￣￣￣| 　 ）|
　　　　|￣し　|　 　 　 　 　 |J|￣|


　　　　…そうだよな。普通ならあり得ない。
　　　というか、絶対に考えちゃいけないことなんだ。

　　本当に俺の思い過ごしならどんなによかったか。

　　　　┌──────────────────────
　　　　｜　美味しい…こんな美味しいお菓子は初めてです。
　　　　└──────v─────────────────

　　　　 　∧ ∧　　　　 ∧ ∧
　　　　　 (*ﾟ∀ﾟ)　　　 (っ‘* )
　　　　　　(　 つ　o　 o と　 |
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ ﾉ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木

┌───ﾍ───────────────────────
｜　お父様がモナンスに行くと必ず買ってきて下さるんです。
｜　フサもこのお菓子のことは大変気に入ってますよ。
└──────────────────────────

　　　　┌──────────────────────
　　　　｜　そうだったんですか？もうフサったら自分ばっかり
　　　　｜　美味しい思いしてー。
　　　　└──────v─────────────────

　　　　 　∧ ∧　　　　 ∧ ∧
　　　　　 (,,*ﾟ∀)　　　 (ﾍ‘* )
　　　　　　(　 つ　o　 o と　 |
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ ﾉ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木

┌───ﾍ───────────────────────
｜　えぇ、そのお茶も、そのカップもお皿もその椅子も、
｜　全部フサのお気に入りですよ。今日はアナタにも
｜　フサがここでどんな風にしてるか教えて差し上げようと思って。
└───────────────────────────

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　…フサったら、ツー様の部屋でこんな贅沢な暮らしをしてるの？　 ）
　　）　召使いの立場でちょっと度が過ぎるんじゃないかしら…？　　　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　　　　　　　　o
　　　　　　　　　　　　　　 。
　　　　 　∧ ∧　　　　 ∧ ∧
　　　　　 (,,*ﾟ∀)　　　 (ﾍ‘；,,)
　　　　　　U ： )つo　 o と　 |
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ ﾉ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木

┌───ﾍ─────────────────────────
｜　あちらの長椅子とクッションも、最初の頃は立ちっぱなしで
｜　緊張していたフサのために用意したものですわ。
｜　疲れて横たわるあの人の姿は、まるで遊びつかれた犬のようで、
｜　見ていると飽きないのですよ。フサはなぜ眠るときは
｜　クッションの下に片手をいれてるんでしょうね？
｜　アナタも婚約者なら見たことありますわよね？
└────────────────────────────


　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　 ？…やだ…ツー様…。ひょっとして本当にフサのことが　）
　　）　　好きなんじゃ…。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　（　　フサもここで、ツー様の前で眠ったりしてしまうほど　　　）
　　）　　ここに馴染んでしまってるの…？　　　 　　　　　　　　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　　　　　　　　o
　　　　　　　　　　　　　　 。
　　　　 　∧ ∧　　　　 ∧ ∧
　　　　　 (,,*ﾟ∀)　　　 (-‘；iii)
　　　　　　U ： )　 o　　l__bと )
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|⌒ ﾉ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 |し 木

　　　　 　∧ ∧　　　　 ∧ ∧
　　　　　 (,,*ﾟ∀)　　　 (っ‘；ii)　ﾂﾙｯ
　　　　　　U ： )　 o　　と と )
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|iii　ﾉ
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 l__b木


　　　　　　　┌───────────
　　　　　　　｜！！　カップが！！
　　　　　　　└────v──────

　　　　 　∧ ∧　　Σ　∧ ∧
　　　　　 (,,*ﾟ∀)　　　(‘っ‘iii)
　　　　　　U ： )　 o　　と と )　　パリーン
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣ 从 ﾉ
　　 　 　 /＿＿＿l　 Σ　�凵Bて
　　　　　　　　　　　　　 ﾟ　`

　　　　┌────────────────────
　　　　｜　申し訳ありませんっ！！私の給金で
　　　　｜　賠償できるモノかどうかわかりませんが、
　　　　｜　このお詫びは必ず…
　　　　└──────v──────────────

　　　　 　∧ ∧
　　　　　 (*ﾟ∀ﾟ)　　　　　　　　　　　っ
　　　　　　U ： )　 　　　　　 ∧ ∧　　　っ
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|　 (っ"；iii)
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 | 　 /　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 �凾ﾆ人　 ﾉつ
　　　　　　　　　　　　　　　 　（＿つ
┌───ﾍ──────
｜　いいのよ、別に。
└──────────

┌──────────────────────────
｜　それはここではもうフサのカップですもの。
｜　私がとやかく言うこともありませんわ。フサも
｜　アナタが壊したのなら、文句など言わないでしょうしね。
└────v─────────────────────


　　　　 　∧ ∧　ﾆｺ
　　　　　 (*ﾟ∀ﾟ)
　　　　　　U ：∩　　　　　　 ∧ ∧
　　　　　 （　　⌒ヽ￣￣|　 (-‘iii,,)
　　 　 　 /＿＿＿l　 　 | 　 /　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 �凾ﾆ人　 ﾉつ
　　　　　　　　　　　　　　　 　（＿つ
　　　　　　　　　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　　　o
　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　 …どうしよう、ツー様は笑顔でも冷たい空気が突き刺さってくる…。 　）
　　）　私、今まで有頂天になって、ツー様の気持ちを無視して　 　　　　　 （
　（　　　とんでもない無礼をしてきたんじゃ…　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

　┌─────────────────
　｜さ、気分を変えてお庭にでましょう。
　└───v──────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　て
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧ ∧　　て
　　　　　　　　　　　　　　　　　(iii‘∩)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　ﾉ つ
　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　（　　|　　　＿＿＿＿＿＿
　　 　 (∀-*)　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　　　;;;ﾛ
　　　 と ：　つ
　　　　/　　 ヽ
　　　<＿＿＿＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　　　　　　o
　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　…！！　私の作った匂い袋！！昨日は大事に持ってくださってたのに　）
　　）　切り刻まれて半分焦げて、こんな庭の片隅に捨てられてる！？　　　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

　　　　　　　　　二人の女の間で何があったかはわからない。
　　　　　　　　　周りの者の話だと、ツー様もにこやかで
　チィもカップを割った以外の粗相はなく、二人の間は穏やかな様子だったと。

　　　その日の夕方だった。ツー様の部屋で指輪が消えたと騒ぎになったのは。
　　その日の晩だった。チィの部屋でツー様の侍女が指輪を発見したのは。

　　チィは無実だ。だが真犯人を暴くのはここの主を陥れることになる。
　　　　　　　　　ではどうやったらチィを救えるのか？

　　　　　　　　俺は見張りの警備の者にいくらか払い、
　　　　チィに裁きが下る前に　やっとの思いでチィに会った。

　　┌───────────────────────────
　　｜チィ！！大丈夫か！？酷い目に遭わされたりしてないか！？
　　└────────v───────────────────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐДﾟ； 彡
　　　　 　 (,,　‘-) 　　|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌────ﾍ────────────────
｜大丈夫よ。最初に少しぶたれたけど、
｜罪を認めてからはもう何もされてないわ。
└────────────────────

　　┌───────────────────────────
　　｜罪を認めた！？オマエ盗みなんて働いてないだろ！？
　　└────────v───────────────────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐДﾟ； 彡
　　　　 　 (,,　‘-) 　　|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌────ﾍ────────────────
｜そりゃ…ね。
｜だけどもういいの。これ以上騒ぎを大きくしても
｜他に疑われる人や傷つく人が増えるだけ。
└────────────────────

　　┌───────────────────────────
　　｜　だからってオマエが背負い込むことないだろうがっ！！
　　└────────v───────────────────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐﾟДﾟ#彡
　　　　 　 (,,　‘ｰ).　　|と　　つ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌────ﾍ────────────────
｜…フサの言うことを信じてればよかったね。
｜これはフサを信じなかった私の罰よ…。
└────────────────────

　　┌───────────────
　　｜何言ってるんだよ、オマエ。
　　└──────v────────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐДﾟ； 彡
　　　　　　(,　"ヮ)　　.|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌────ﾍ─────────────────────────
｜…うぅん。実際にあの方とお話してみてわかった。
｜あの方はアナタのことを大好きで絶対失いたくないと思ってるわよ。
｜
｜私ね、ツー様が優しかったから
｜身分不相応にもアナタと普段どんな話をしてるか、
｜どんなことをしてるか、調子に乗ってツー様にいろいろと喋ったの。
└─────────────────────────────

　　┌────────────────────────
　　｜それは…きちんとツー様にオマエのことを、
　　｜そしてオマエにはツー様のことを説明していなかった
　　｜俺の責任だ…。
　　└──────v─────────────────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐД-； 彡
　　　　　　(,　"ヮ)　　.|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌────ﾍ────────────────────
｜うぅん。フサの立場ではどうにもできないことですもん。
｜自分のことしか見えてなかった私が悪いの。
└─────────────────────────

┌─────────────────────────────
｜許婚に裏切られた時も心を頃して笑顔を繕ってたあの方が、
｜無神経に浮かれる私の前で、どんなに苦しい想いをされてるか
｜私は考えてもなかったの。許されなくてもしかたないんじゃないかって…。
｜
｜あんなに普段、気高くて寛容で、皆にも優しいツー様が、
｜言いたいことも言えずに、苦しんだ挙句にこんなことをするなんて、
｜彼女にとってアナタの存在は…よっぽどのことなのよ？
└────v─────────────────────────

　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐД-； 彡
　　　　 　 ( 　Tっ)　　|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　美化しすぎだ。ツー様はなんでも自分の欲しいものがあったらダダをこね、
　　　　　　思い通りにならなければ汚い手を使う腐れガキなんだよ。

　　　　　　チィよ。今オマエが俺に「助けて」と言えば、
俺は周りを全て敵にして戦いながらオマエと逃げる覚悟がある。

　　　　　　　　俺はオマエを囚われの身にしたまま
　　　　　　　平然と生きていく自信なんてないんだ。

　　┌────────────────────────
　　｜…フサ…アナタはツー様についててあげなよ。
　　｜アナタに離れられるのが今のあの方の恐怖なのよ。
　　｜アナタに見捨てられたら壊れちゃうよ…。
　　｜
　　｜それにフサだってあの方のそばにいれば
　　｜私なんかと一緒になるよりずっといい暮らしができる…。
　　└───v────────────────────
　　　　　　　　　　｜チィ！！さっきからツー様ツー様と！！
　　　　　　　　　　｜オマエの気持ちはどうなんだ！！
　　　　　　　　　　└───v─────────────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐﾟДﾟ；彡
　　　　　　(,　"ヮ)　　.|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　お願いだから、今その澄んだ優しさで
　　　　　ツー様への労わりの心なんて持たないでくれ。

　　　　ただ自分と俺のために　俺に「助けて」と言ってくれ。

┌───────────────────────────
｜…私はしぶといからどこへ行っても大丈夫よ。
｜うん、お役人に引き渡したり牢で罰を与えたりはしないって。
｜でもここには置いておけないから、別のお屋敷に
｜売られることになるんじゃないかな？
└────v───────────────────────
　　　　　　　　　　｜そんなことになったら俺達はどうなるんだよ！？
　　　　　　　　　　└───v──────────────────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐﾟДﾟ；彡
　　　　　　(,　"ヮ)　　.|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


┌────────────
｜…たぶん会えなくなるね。
└────v───────────────────────
　　　　　　　　　　｜だったら何が何でも一緒に逃げよう！！
　　　　　　　　　　｜どこかの田舎まで逃げ延びて、一緒に暮らそう！？
　　　　　　　　　　└───v──────────────────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐДﾟ；,,彡
.　　　　 　 (,　‘ｰ)　　.|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

┌───────────────────────────
｜逃げ切れなかったらアナタまで罪人になってしまう。
｜私も次は今以上の罪を架せられることになるわ。
｜
｜それにお母様はどうなるの？病身のお母様を連れて逃げられないわ。
｜それともお母様を捨てて私達二人だけで逃げるというの？
｜それだったら私はお断りよ。
└────v───────────────────────
　　　　　　　　　　｜お…お袋はもう長くはないだろう…。
　　　　　　　　　　｜それにオマエのことは気に入っていて
　　　　　　　　　　｜俺とオマエが幸せになることを願ってくれてるんだ…。
　　　　　　　　　　｜きっとわかってくれる…。
　　　　　　　　　　└───v──────────────────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐД-；彡
.　　　　 　 (,　‘ｰ)　　.|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

┌───────────────────────────
｜ダメ。そんなの。お母様には最期までついててあげて。
｜…私ね、物心ついた時からそばにいたのは冷たい継母だったから
｜フサのお母様は私にとって本当のお母さんのようで…。
｜フサとお母様と一緒にいると、これがこれからの私の
｜暖かい家族なんだなって…。
｜
｜だからフサ、最期まで親孝行してあげて。
└────v───────────────────────
　　　　　　　　　　｜チィ…
　　　　　　　　　　└───v───────
　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　| ∧,,∧
　　　　　　∧ ∧　 　 |ﾐДT,,彡
.　　　　　　(　"ヮ)　　.|と　　ﾐ
　　　　　　/　　]]っ　 | r　 　ﾐ
　　　　　 （＿,,へ_)　 ,|(_ｒヽ_つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　奇麗事しか見えてない愚かな女。

　　人を人とも思わぬような仕打ちをするツー様への同情？
　　　　　　　老い先短い老人への思いやり？

　　　もっと大事にしなきゃいけないモンがあるだろ！！
　　　　　　　　　オマエだよ、オマエ！！

　　　　　どうしてもっと我侭を通さないんだよ！？

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.........
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,.....
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,.....


　　　　　　　　　　　もっと自己主張して欲しかった。
　　　それは結局彼女を救い出せなかった俺の責任転嫁か。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　　　　 　ﾐ,,-Д-彡
　　　　　　　　　　　　　 　 　　 　U　　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (/"ヽ)


　　　　　それと俺は離れ離れになることを　もう少し楽観視していた。
　　　　　　　　そうなっても会える可能性はあると思ってた。

　　まさか、この屋敷と縁のある商人に貰われ、貿易船に乗せられるとは。

　　　　　　　　　　帰ってくるのに何年かかるかもわからない、
　　途中災害や病気、どんな命の危険があるかもわからない長い船旅、
　　　　　　　　　　　まともな妻や妾をつれていけない商人の、
　　　　　　　　　　　彼女は旅に付き従う側女になるらしい…。

　　　　そんな立場になってしまった彼女に、もはや対等な身分同士の
　　　　　　　　　　一対の夫婦という生活は一生望めないだろう。
　　　　　　　　　　飽きた玩具のように捨てられでもしない限り。

　　　　　　　　　俺はその商人を知らないが、知っている者の話を聞くと
　　　　　　　　　　　　　　　品のある人種とはいえないらしい。
　　　　　　　　　　最悪の事態を想像すると、後悔してもしきれない。
　　　　　　　　　　　　　　　　もうこっちまで氏にたくなる。

　　　┌─────
　　　｜　……。
　　　└─v───

　＿＿＿ ∧,,∧ ＿＿_
　|＿＿__ﾐ　ﾟ<-ﾟ彡　　 |　　　　∧,,∧
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ　　ﾐД-,,彡
　||＼＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼==と　ﾐ
　　　 ＼＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼　　ﾐ
　　　　　＼＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　　 　＼|＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　 　 ||　　　　　　　　 　 　||

　　　┌────────────────────────────
　　　｜フサや。チィちゃんは泥棒なんてする子じゃないよ。
　　　｜人の恨みを買う子でもない。どうしてあの子が
　　　｜急に屋敷を追い出されたんだい？ここには来れなくなったんだい？
　　　└─v──────────────────────────

　＿＿＿ ∧,,∧ ＿＿_
　|＿＿__ﾐ　ﾟ<-ﾟ彡　　 |　　　　∧,,∧
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ　　ﾐДﾟ；,彡
　||＼＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼==と　ﾐ
　　　 ＼＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼　　ﾐ
　　　　　＼＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　　 　＼|＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　 　 ||　　　　　　　　 　 　||


　　　　　　　　　　　やせ衰え眼光の鋭くなった母に問い詰められる。
　　　俺はチィがどうなったかは、ショックを与えたくなかったから話せなかったが、
　　　　　　　　なかなか誤魔化しの効かない母には結局、俺のことが原因で
　　　　チィがツー様の嫉妬を受け、濡れ衣を着せられたことを口を濁しながら話す。



　＿＿＿ ∧,,∧ ＿＿_
　|＿＿__ﾐ　ﾟ<-ﾟ彡　　 |　　　　∧,,∧
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ　　ﾐД-；,彡
　||＼＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼==と　ﾐ
　　　 ＼＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼　　ﾐ
　　　　　＼＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　　 　＼|＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　 　 ||　　　　　　　　 　 　||


　　　俺がツー様の遊び相手になることで、母も待遇が良くなっていた。
　　　　　　母は合点が行き　全ての事情が飲み込めたのだろう。

┌───────────────────
｜やれやれ…ツー様もお気の毒な人だね…。
└────v───────────────
　＿＿＿ ∧,,∧　＿＿
　|＿＿__ﾐ　ﾞ<-ﾞ彡　　 |　　　　∧,,∧
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ　　ﾐﾟДﾟ,,彡
　||＼＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼==と　ﾐ
　　　 ＼＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼　　ﾐ
　　　　　＼＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　　 　＼|＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　 　 ||　　　　　　　　 　 　||


┌─────────────────────────
｜だけどアタシのたった一人の息子の幸せを奪ったことは
｜アタシは氏んだって許さないからね。
└────v────────────────────


　＿＿＿ ∧,,∧ ＿＿_
　|＿＿__ﾐ#T<-T彡　　 |　Σ　∧,,∧
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ　　ﾐﾟДﾟ；彡
　||＼＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼==と　ﾐ
　　　 ＼＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼　　ﾐ
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　　　　　 　＼|＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　 　 ||　　　　　　　　 　 　||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　........,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　.......,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

　　　　　　　　　　ほら、見てみろよ、チィ。
　オマエが身を引いたところで　親孝行になんてならなかったよ。


　　　　　∧,,∧
　　　　 ﾐ#=Д=彡
　　　　 と 　　つ
　　　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　 　(/"ヽ)


　　親父が氏んで厳しい監視がなくなり、オマエと会うまでの俺は
　確かにお袋の言う放蕩息子でお袋には迷惑かけっぱなしだったよ。



　　　　　　　　　　　 ∧,,∧
　　　　　　　　　　　ﾐ #=Д彡
　　　　　　　　　　　 ﾐ 　　９　ｸﾞｯ
　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　　 　 U"U


　　　　　　　　だけどオマエに会わせることができて、
　　　　弱ってからだったけど本当に嬉しそうに笑うお袋を見て
　　　　　　　　これから恩返しができると思ったんだ。

　　　だけどどうだい？今のお袋は。

　　　　氏ぬ前から人を呪ってやがる。

　　　　　　　　　　　　　　　　それも俺のために。


　　　　　　　　　 　 ::∧,,∧::
　　　　　　　　　　 ::ﾐ,,　　彡::
　　　　　　　　　　 ::ﾐ　　 ９::
　　　　　　　　　　 ::ﾐ　　 ﾐ::
　　　　　　　　　 　 ::U"U::


　　お袋の人生、こんな結末にはしてあげたくなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　マッチは要りませんかー？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　マッチはいかがですか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────v───────

　　　　　　　　　　 　 ∧,,∧　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　 ﾐ,, ﾟД彡　　　　　　　　　　 　 (*ﾟ oﾟ)
　　　　　　　　　　　 ﾐ 　　９　　　　　　　　　　　　　(つ つ-、
　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　　　　　　　　（　　|二ﾅ
　　　　　　　　　　 　 U"U　　　　　　　　　　　　　　(/"ヽ)
　　　　　 　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　o
　　　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　　　（　　…裸足…？ 　　）
　　　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜'


　　　　　　　　　　　　家を飛び出して宛てもなく歩いた路地で、
　　　俺達屋敷使用人よりも桁違いに貧しげな風体のマッチ売りの娘を見る。

　　　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　　　（　　世の中の不幸、下には下がいるってか…。　　）
　　　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　　　　o
　　　　　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　 ∧,,∧
　　　　　　　　　　　ﾐД-,,彡
　　　　　　　　　　　 ﾐ　 Uﾐ
　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　　　 (/"ヽ)

　　　　　　　寒くなってきたこの季節、粗末な服を着て
　　　　　　　冷えたレンガ通りを裸足で歩く哀れな姿、
　　　　　　　　　　　街外れの貧民街の者だろう。

　　　　?　　　　 　 ?.
　　 　　 ??　　　　　??
　　　　????　　　????
　　 ??????????????
　?????????????????
　?????????????????
　?????????????????
　?????????????????
　　???????????????
　　　 ????????????
　　???????????????
　?????????????????
　?????????????????
　これを見ると今年の受験に落ちます。
これを今から１時間以内に３回他スレにコピペすれば１００％、受かります。
貼らないと
落　　ち　　ま　　す

　　　　だが自分より不幸な者を見たからって
　　　　　　　　　　　　　　　自分が癒されるワケなどない。

┌────────────────────────────────
｜ただね、そうして欲しかったら、もうチィのことはお忘れなさい。
｜あの子は私の指輪を盗んだの。それは本人も認めていたわ。
｜お父様があの子を他へやったのもしかたがない当然の処罰だったのよ。
｜
｜…いつまでも陰気な顔をしてるアナタを見ると、正直イライラしてくるのよ。
｜…もっとしゃんとなさい。
└─────v────────────────────────────


　　　　　　∧ ∧　　　　　　　∧,,∧
　　　　 　 (ﾟ∀ﾟ*)　　 　　　 ﾐДﾟ ,,彡
　　　　　　U ：∩　　　　　 　 ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　　　　　　 ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿>　　　　　　U"U


　　　人を不幸に陥れたところで…自分が幸せになれるワケでもないだろ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　嘘つきのお嬢様よ。

　　　　　　俺の恋人を奪って、俺の心が得られたか？
　　　　　　　　それでアンタは幸せになれたのか？

┌─────────────────────
｜そうそう、フサの毛並みによく似合いそうな
｜スカーフを見つけたの。つけてあげるから
｜こっちにいらっしゃい。
└────v────────────────

　　　　　　∧ ∧　　　 ∧,,∧
　　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　 ﾐ-Д-,,彡
　　　　　　 (つ◇o　　 ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　　　ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿>　　 U"U

┌─────────
｜…うん…素敵よ。
└────v─────

　　　　　　∧ ∧　 ∧,,∧
　　　　 　 (,,*ﾟ∀) ﾐДﾟ,,彡
　　　　　　 ( 　 つ ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿> U"U

　　　　　下男ごときに媚を売る　アンタの姿はとても無様だ。

　　　　　　なぁ、そんなことしたって無駄だとは思わないか？

　　　　　　　　　もし俺の気がアンタに傾くことがあっても、
　　　　　　　主人に頃されかねないリスクまで背負って
　　　　　　　俺からアンタを求めるなんてことはあり得ない。

　　アンタはプライドの高いお嬢様、召使いを求めるなんて恥ずべき行為は
　　　　　　願っていたとしても自分からは絶対しないだろうし。

┌─────────────
｜…嬉しく…ないのですか…？
└────v─────────

　　　　　　∧ ∧　 ∧,,∧
　　　　 　 (,,；ﾞ∀) ﾐД-,,彡
　　　　　　 ( 　 つ ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿> U"U

　　　　　　　　　　　不毛だよ。こんなことを続けたって、
　　　　　　　　　アンタがどんどん不幸に堕ちていくだけだ。

　　　　俺は決めてある。母の命が果てる時、
　　　　　　この屋敷から去ろうと思う。

　　　┌──────────────────
　　　｜気に入りました。ありがとうございます。
　　　└─────v─────────────

　　　　　　∧ ∧　 ∧,,∧
　　　　 　 (,,*ﾟ∀) ﾐДﾟ,,彡
　　　　　　 ( 　 つ ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿> U"U

┌────ﾍ────────────────────────
｜クリスマスにはここに友人を呼んでバーティーをするから
｜フサもこれをつけてここに来るのよ。
└─────────────────────────────

　　　┌──────────────────
　　　｜しかし私は母と過ごすと…
　　　└─────v─────────────

　　　　　　∧ ∧　 ∧,,∧
　　　　 　 (,,#ﾟ∀) ﾐﾟДﾟ,,彡
　　　　　 と ：　つ ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿> U"U

┌────ﾍ───────────────────────────────
｜フサーヌのところにはお見舞いの者をつけます。
｜ドクターショボンにもそれまでには一度往診して貰える様お父様にお願いしてみます。
｜それなら不服ないでしょ！？だいたい自分を何だと思ってるの、
｜図に乗るのもいい加減にしなさい！！
└────────────────────────────────────

┌─────────────────────────
｜アナタは…ここの使用人です。
｜私の命令を断る権利なんてないのですからね！！
└────v────────────────────

　　　　　 ∧ ∧ 　　　　 ∧,,∧
　　　　 　(ﾞ∀ﾞ#)　　　　ﾐﾟДﾟ；彡
　　　　　 Oと　)　　　 　 ﾐ　 U
　　　　　　/　　ヽ　　　　ﾐ　　ﾐ
　　　　　<＿＿＿> 　　　U"U


　　　　　　　　そういい捨てて別室に篭るツー様。
　　　　　　　　あくまでも自分が優位だという虚勢。

　　　　ああいうのを効果のない相手にやってるのを見ると
　　　　　　　　　　　　　ホント情けないね。

　　　いっそのこと、俺が完全にツー様の願い通りに動いてやって
　今の彼女の俺への好意を、心底俺だけに依存する方向に向かわせて、


　　　　　　　　　　　　 　∧,,∧
　　　　　　　　　　　　 ミ,-Д-彡
　　　　　　　　　　　 　 U　　ﾐ
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　　　　 (/"U

　　　　　　　それから俺のペースで彼女を振り回して
　　　　　気持ちを踏み躙りまくってズタボロにしてやる。

そんな復讐も考えたよ。俺の最愛の人をズタボロにした女なんだから。

　　　　　　だがそれをしないのは最後の俺の良心だから。

ツー様がチィを陥れて、悩みなく楽しくやってたとしたら俺は激怒しただろうけど、
　　　　悪事に手を染めても、なお俺ごときをどうすることもできず
　　　涙目で苦しむツー様に、これ以上不幸を負わせたいとは思えない。


　┌───────────────────────
　｜今夜はもう息が白いな…。そろそろ雪でも降るかな。
　└──────v─────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　;;⌒)
　　　　　　　　　　　∧,,∧　;;⌒)
　　　　　　　　　　ミ,, ﾟД彡　　　　ﾊｧ
　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　　　U"U



　　　　　　　　　　　　　　　;;⌒)　　　　　　　　　　　　　;;⌒)
　　　　　　　　　　　∧,,∧　;;⌒)　　　　　　 　　 ∧ ∧　　;;⌒)
　　　　　　　　　　ミ,, ﾟД彡　　　　　　　　　 　 ::(*ﾞっﾞ)::　　ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐ　　　　　　　　　　　　::(つ つ-、::
　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　　　　 　 　（　　 |二ﾅ
　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　　　　　　　(/"U

　　この間のマッチ売りの娘がいた。商売場所を変えたのか？
　　今夜は俺が家に帰る道にいた。靴はまだなく今夜も裸足。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　マッチは要りませんかー？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　マッチはいかがですか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────v───────

　　　　　　　　　　　　　　　;;⌒)　　　　　　　　　　　　　;;⌒)
　　　　　　　　　　　∧,,∧　;;⌒)　　　　　　 　　 ∧ ∧　　;;⌒)
　　　　　　　　　　ミ,,；ﾟД彡　　　　　 　　　　 　::(*ﾞ 0ﾞ)::　　ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐ　　　　　　　　　　　　::(つ つ-、::
　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　　　　 　 　（　　 |二ﾅ
　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　　　　　　　(/"U
　　　　　　　　　　　。
　　　　　　　　　　o
　　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　　（　うわ〜、今日は特に寒いだろうな…。　　）
　　　　 ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

　　　　　　　　┌────────
　　　　　　　　｜　一つ下さい。
　　　　　　　　└───v────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　ありがとうございます！
　　　　　　　　　　　　　　　　　└───v──────────

　　　　　　　　　　　 　 ∧,,∧　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ,, ﾟД彡　 (ﾟヮﾟ* )
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつﾛと　　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　|　　）二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　 　U"U

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　マッチは要りませんかー？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　マッチはいかがですか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────v───────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;;⌒)
　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　 　　　　　 　　 ∧ ∧　　;;⌒)
　　　　　　　　　　ミ,, ﾟД彡　　　　　 　　　　 　::(*ﾞっﾞ)::　　ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐ　　　　　　　　　　　　::(つ つ-、::
　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　　　　 　 　（　　 |二ﾅ
　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　　　　　　　(/"U


　┌──────────────
　｜　あといくつ残ってるんだ？
　└──────v────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜えぇと…１５束です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────v─────

　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　 　　　　　 　　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　ミ,, ﾟД彡　　　　　 　　　　 　(ﾟーﾟ*)
　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐ　　　　　　　　　　　　 (つ つ-、
　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　　　　 　 　（　　 |二ﾅ
　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　　　　　　　(/"U

　┌─────────────────────
　｜それが全部売れたら今日の仕事終わり？
　└──────v────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜はい、売れなければ真夜中までかかっても
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜帰ってくるなと言われてます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────v─────────────

　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　 　　　　　 　　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　ミ,, ﾟД彡　　　　　 　　　　　::(ー^iii)::
　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐ　　　　　　　　　　　　::(つ つ-、
　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　　　　 　 　（　　 |二ﾅ
　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　　　　　　　(/"U


　　　　　　　　┌─────────────
　　　　　　　　｜じゃああと１５束買うよ。
　　　　　　　　｜今日は特に寒いから早く帰んな。
　　　　　　　　└───v────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　え！ホントにいいんですか！？助かります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　└───v──────────────────

　　　　　　　　　　　 　 ∧,,∧　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ,, -Д彡　(ﾟo ﾟ； )
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつﾛと　　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　|　　）二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　 　U"U

　　　　全然深い意味はない。哀れな物乞いに何か恵んでやる感覚で、
　　俺は店で売っているのより少しだけ割高なマッチを買い占めてやった。
　　この寒さで裸足っていうのはもう見てるだけでも居た堪れなかったし。

　　　　　それから彼女はこの通りで商売を続けることに決めたらしい。
　　　　　　顔を覚えた俺に会うと笑顔を向ける。俺もその後数日間、
　　　　　　　　早く仕事を終わらせてやりたいと思う寒い日は
　　　　　　　こちらの無理のない程度にマッチを買ってやった。


　　　　　　　　　　　 　 ∧,,∧　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ,, ﾟД彡　 (ﾟヮﾟ* )
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつﾛと　　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　|　　）二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　 　U"U

　　　　　　　最近ツー様からの褒美や母への見舞い等で、
　　　　　　　　　　　　　昔よりは懐は潤ってる。
　　　　　　あの財を欲しいままにしてる屋敷から得た金品を
　　　　　　こういう層に還元するのも悪くないかなってね。

　　ある日俺はちょっといいことを思いついた。本当に軽く考えただけだった。

　　　　┌─────────────────────
　　　　｜靴がなければ俺があげればいいじゃない。
　　　　└───v─────────────────

　　　　　　　　　ﾋﾟｺｰﾝ

　　　　　　　　　∧,,∧
　　　　　　　　 ミ,ﾟДﾟ彡')
　　　　　　　　　U　　ﾐ

　　　　　…イヤ、もしかすると寂しかったからかもしれない。
　　　　　　　去年は俺の贈り物で喜ぶチィがいた。
　　　　　誰かに何かをして喜んで貰える、そんな単純な感覚が
　　　　　　　　　懐かしくて欲しかったのかもしれない。

　　　ツー様のそばでは、物に溢れていても心は腐ったままだったから。

　　　　　もちろん下心もなければ見返りも期待してない。
　ただ自分の親切で誰か喜ぶ顔がみたい、誰かの生活が潤えばいい、
　　　　　　　　　　　　　　それだけだったんだが…。

　　　　　　　　┌──────────────────
　　　　　　　　｜靴…そんな高価なモノを私に…？
　　　　　　　　└────────v──────────
｜そんなに高価じゃないモンだよ。
｜とりあえず素足の寒さが
｜凌げればいいかって程度の品だよ。
└────────v───────

　　　　　　　　　　　 　 ∧,,∧　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ,, ^Д彡　　(ﾟo ﾟ； )
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつ田　と　　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　 |　　）二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　 　　 U"U


　　　　　　　　　　　　　　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　…私…私…　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ〜〜〜〜v〜〜〜〜'

　　　　　　　　　　　　 ∧,,∧　　　　 :,---、:
　　　　　　　　　　　　ミ,, ﾟД彡　 :＜＜　,,):
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつ田　:(つ と)-、:
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　 :| 弋二ﾅ:
　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　　:U"U:

　　　　　　　　┌─────────────────────────
　　　　　　　　｜アナタのような立派な殿方に
　　　　　　　　｜そこまで想っていただけるような人間じゃないんですっ！！
　　　　　　　　└──────────v───────────────

　　　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　　彡 ∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ,,；ﾟД彡　　 (( 　(>o<iii)
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつ田　　ミ と　　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　 （　　|二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　 (/"U

　　　　　　　　┌──ﾍ──
　　　　　　　　｜　は？
　　　　　　　　└────

　　　　　　　　┌─────────────────────────
　　　　　　　　｜私はアナタのお気持ちを知りつつ利用してたんです。
　　　　　　　　｜自分のマッチがたくさん売れればいいな、
　　　　　　　　｜この人ならたくさん買ってくれそうだなって。
　　　　　　　　└──────────v───────────────

　　　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ；ﾟДﾟ彡　　　　 　(*ﾞっﾞ)
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつ田　　　　(９　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　 （　　|二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　 (/"U

　　　　　…いや、そっちも商売やってるんだから、それでいいんだけど。
　　　　　こっちもそんな「お気持ち」ってほどたいそうな感情持ってないって。

　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────
　　　　　　　　　　　　　　　　｜ね、酷い女でしょ？
　　　　　　　　　　　　　　　　└────v───────

　　　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ；ﾟДﾟ彡　　　　 　(ﾞーﾞ；)
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつ田　　　　(９　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　 （　　|二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　 (/"U

　　　　　　┌───ﾍ─────
　　　　　　｜いや、別に…。
　　　　　　└─────────

　　　　　　てか、アンタの性格なんて関心ないし、どうでもいいんだって。
　　　　　　　　　ただ俺が寒空に裸足の人間を見てらんなかった、
　　　　　　　　　　靴をあげたら喜ぶかなってだけのことで…。

　　　　　　　　┌─────────────────────────
　　　　　　　　｜こんな私をお責めにならないんですか？
　　　　　　　　｜…本当に心が広い方なんですね…。
　　　　　　　　｜で、でもコレを知ったら今度こそアナタは私に幻滅します。
　　　　　　　　｜でもこれ以上アナタを騙し続けるのは苦しい…
　　　　　　　　└──────────v───────────────

　　　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ；ﾟДﾟ彡　　　　 　(；ﾞっﾞ)
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつ田　　　　∩　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　 （　　|二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　 (/"U

　　　　　　　　　　　　なになに、何だよ、まだあるのか？

　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　｜うちのマッチ粗悪品なんです。
　　　　　　　　　　　　　　　　｜１０本中何本かは火がつかないんです。
　　　　　　　　　　　　　　　　└────v─────────────

　　　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ；ﾟДﾟ彡　　　　 　(ﾞーﾞ；)
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつ田　　　　(９　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　 （　　|二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　 (/"U

　　　　　　　　┌──ﾍ─
　　　　　　　　｜はぁ？
　　　　　　　　└────

　　　　　　　　　イヤ、それも商品を見ればなんとなくわかってたし。


　　　　　　　　┌───────────────────────────
　　　　　　　　｜粗悪品と知っててアナタに売ってたんですよ…。
　　　　　　　　｜私はアナタが考えているような健気な女でも何でもないんです。
　　　　　　　　｜だから私はアナタから、そんな真心のこもった贈り物を
　　　　　　　　｜いただく資格なんてない性悪で卑しい女なんですっ。
　　　　　　　　└──────────v─────────────────

　　　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ミ；ﾟДﾟ彡　　　　 　(ii>っ<)
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつ田　　　　∩　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　 （　　|二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　 (/"U

　　　　　　　　…ちょっと待てよ、この女、何誇大解釈してるんだ？

　　　　　　　　　　　　　　　しかも挙句に俺は振られた様子。

　　　　　　　　　　　　┌─────────────────
　　　　　　　　　　　　｜…もう私のことなどお忘れ下さい…
　　　　　　　　　　　　｜その方がアナタのためです…。
　　　　　　　　　　　　└───────v─────────

　　　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　　　　∧ ∧　ﾌｯ
　　　　　　　　　　　　ミ；ﾟДﾟ彡　　　　 　(*Tｰﾞ)
　　　　　　　　　　　　 ﾐ U　ﾐつ田　　　　∩　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　 （　　|二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　 (/"U

　　　　　　　　　　えーっと、この場合はどうしたらいいんだろう。
　　　　　　きちんと向こうの思い込みを否定しといた方がいいのか…。
　　　　　　でもそうすると余計に別の意味で傷つけることにもなりそうだ。



　　　　　　　　　　　 　∧,,∧　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　 　ミ；-Д-彡　　　　 　(*T -ﾞ)
　　　　　　　　　　　　 ﾐ つ田O　 　　　　∩　つ-、
　　　　　　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ　　　　　　 （　　|二ﾅ
　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　　　　 (/"U

　　　…しかたがねぇ。その裸足は見てられないが、黙って去るか。
　　　　　　　　　　　「忘れてくれ」と頼まれたからには
　　　　　　　　　今後の関わりは持たない方がいいかな。
　　彼女がこれからもこの通りにいるのなら、帰りは別の道でも使うか…。

　　　　　　　　後のことを考えたり、深く考えすぎたりせずに
　　　　　　その場の欲だけで寒さしのぎの靴を手に入れれば
　　　　　　　　　　彼女は少し暖かくなれただろうに。

　　　　　　┌──────────────────────
　　　　　　｜おばちゃん、女物の作業靴余ってるんだけどいる？
　　　　　　└───v───────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　｜おぉ、くれるモンなら何でも
　　　　　　　　　　　　　　　　｜ありがたく頂戴するよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　└───v─────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｱﾘｶﾞﾀﾔｰ
　　　　　　　　　∧,,∧　　　　　　　 ∩@@∩
　　　　　　　　 ミ,,　　ﾟ彡　　　　　 （´ー>｀ @
　　　　　　　　 （ﾐ　　つ田　　　　　　U U　　）＿＿＿
　　　　　　　　　ﾐ　　 ﾐ　　　　　／　（＿（＿つ　　　／
　　　　　　　　　 U"U　　　　／　凵　�I　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣

　思い込みが空回りして、自分を責めて言わなくても言いことまでベラベラと。
　　　　　　　　自分で自分を不幸にする愚かな女だぜ。
　　　　　　　　　おかげでこっちまで後味が悪すぎ、
　　　　　　　　　人に親切にするのも嫌になってくる。

　　　　何がクリスマスだ、上流階級のお嬢様連中のくせに、
　　　　　そんな日にツー様の部屋に媚を売りにくるヒマのある
　　　　　　　　　　無信心で家族の絆も希薄な娘達。
　　　　　　　　　ツー様同様、どっかが欠けてる連中と
　　　　　　　ツー様を一人勝ちさせるゲームに興じる、
　　　　　　　　　こんなつまんねーことはねーよ。

　　　　　　　┌──────────────────
　　　　　　　｜また負けましたわ。
　　　　　　　｜ツー様ってお強いんですもの。
　　　　　　　└───────v───────────────
　さて、今までで一番の負けはフサですよ。罰は…そうですね。
　雪も積もってきましたから、あちらの銀の盆に
　雪ウサギを作って部屋まで持ってきて貰いましょうか。
────v───────────────────────

　　　　　　　　　　　∧ミ∧ 　∧∞∧
　　　　　∧ ∧　　 (｀∀´ル（’ヮ’* ）
　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　 O]]7O　O]]7O　）
　　　　　 (つ]]7／￣￣￣￣￣ ∧,,∧　　　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　（　／∧@∧　ﾛﾛﾛ　　ﾐД- ,,彡　＜　かしこまりました。
　　　　../／ 　川川 ´_ゝ　　　 [[と　　ﾐ　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　|￣　 （　　　つﾛ￣￣|　　　 ﾐ

　　　　　　　┌─────────────────
　　　　　　　｜それにしてもフサさん、そのスカーフ
　　　　　　　｜よくお似合いですわね。
　　　　　　　└──v─────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜あ、はい、ツー様にいただきました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────v────────────

　　　　　　　　　　　∧ミ∧　∧∞∧
　　　　　∧ ∧　　 ﾙ｀∀´) （ *’ヮ’）　　　∧,,∧
　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　 O]]7O　O]]7O　）　　ﾐДﾟ ,,彡
　　　　　 (つ]]7／￣￣￣￣￣￣￣／|　 U　　ﾐ
　　　　　（　／∧@∧　ﾛﾛﾛ　　　 ／　 |　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　../／ 　川川 ´_ゝ　　　 ／　　　　　 U"U
　　　　　|￣　 （　　　つﾛ￣￣|


　　　　　┌──────────────────────────
　　　　　｜その毛並みも身だしなみも、平民には見えないですわよ。
　　　　　｜全部ツー様のお部屋でやっていただいてるのかしら？
　　　　　└────────v─────────────────

　　　　　　　　　　　∧ミ∧　∧∞∧
　　　　　∧ ∧　　 (｀∀´ﾙ （ *’ヮ’）　　　∧,,∧
　　　 　 (*ﾟ∀ﾟ)　　 O]]7O　O]]7O　）　　ﾐДﾟ ,,彡
　　　　　 (つ]]7／￣￣￣￣￣￣￣／|　 U　　ﾐ
　　　　　（　／∧@∧　ﾛﾛﾛ　　　 ／　 |　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　../／ 　川川 ´_ゝ　　　 ／　　　　　 U"U
　　　　　|￣　 （　　　つﾛ￣￣|

　　　┌───ﾍ───────────────────
　　　｜前に会った時よりもなかなかの男前になってますわ。
　　　｜ツー様も磨けば光る面白い拾い物をされましたね。
　　　└──────────────────────

　　　　　　…そうだな。チィを追い出してからのツー様の
　　　　　俺への干渉はどんどんエスカレートしてきてるから。

　　　　　　　┌────────────────────────────
　　　　　　　｜で、ツー様は、このように手をかけたフサさんをお傍に侍らせて、
　　　　　　　｜お二人きりの時はどのようなことをなさっていますの？
　　　　　　　└──────v─────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　うわ…お嬢様とは思えない
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）　低俗な質問だな。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　　　　∧ミ∧　∧∞∧　　　　　　　　　o
　　　　　∧ ∧　　 ﾙ｀∀´) （’ヮ’*,）　　　∧,,∧ 　。
　　　 　 (；ﾟ∀ﾟ)　　 O]]7O　O]]7O　）　　ﾐД-；,彡
　　　　　 (つ]]7／￣￣￣￣￣￣￣／|　 U　　ﾐ
　　　　　（　／ ∧@∧　ﾛﾛﾛ　　　／　 |　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　../／　<_｀川川 　　　　 ／　　　　　 U"U
　　　　　|￣　 （　　　つﾛ￣￣|

┌─────ﾍ───────────────────
｜　そうね、それは興味ありますわ。普通は
｜　ただのお気に入りの召使いに、ここまではしませんわよ。
└─────────────────────────

　　　　　　友人のフリして意地の悪い質問だな。
　　　　　友達ならソッとしといてやればいいのに。
　　　　　チィの女中部屋の隣近所の奴らだって
　　　　　俺とチィのことを黙っててくれたのに、
　　　　　ツー様には本当の友達はいないのか。


　　　　　　　　　　　∧ミ∧　∧∞∧
　　　　　∧ ∧　　 (｀∀´ﾙ （’ヮ’*,）　　　　　　　　　∧,,∧
　　　 　 (；ﾞ∀ﾞ)　　 O]]7O　O]]7O　）　　　　　　　 　ﾐ,,ﾟДﾟ彡
　　　　　 (つ]]7／￣￣￣￣￣￣￣／|　　　　　　　 U　　ﾐ
　　　　　（　／ ∧@∧　ﾛﾛﾛ　　　／　 |　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　../／　<_｀川川 　　　　 ／　　　　　　　　　　　 U"U
　　　　　|￣　 （　　　つﾛ￣￣|


　　　 だが丁度いい潮時だ。ツー様が俺にやってることは
　　　その身分に傷をつけかねねいって自覚した方がいい。
　　外部にまで悪い噂が立つ前に、俺を切り捨てて手放せよ。

┌─────────────────────────
｜フサは私にとって犬と同じですよ。
│毛並みがよくて少し賢いので気に入ってるだけですわ。
└───v──────────────────────

　　　　　　　　　　　∧ミ∧　∧∞∧
　　　　　∧ ∧　　 (｀∀´ﾙ （’ヮ’*,）　　　　　　　　　∧,,∧
　　　 　 (*-∀)　　 O]]7O　O]]7O　）　　　　　　　 　ﾐ,,ﾟДﾟ彡
　　　　　 (つ]]7／￣￣￣￣￣￣￣／|　　　　　　　 U　　ﾐ
　　　　　（　／ ∧@∧　ﾛﾛﾛ　　　／　 |　　　　　　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　../／　<_｀川川 　　　　 ／　　　　　　　　　　　 U"U
　　　　　|￣　 （　　　つﾛ￣￣|




　

　　　　　　　…もう…ホント、どうしようもねぇ…。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　........,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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　|＿＿__ﾐ T<っ彡　　 |　　　　∧,,∧
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ　　ﾐ-Д-,,彡
　||＼＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼==と　ﾐ
　　　 ＼＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼　　ﾐ
　　　　　＼＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　　 　＼|＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　 　 ||　　　　　　　　 　 　||

　　　　それでもお袋のところへ早く帰ってやったのに、
　　お袋は今年のクリスマスはチィと３人で過ごすはずが
　　　　どうしてツー様の寄越した人間が来るんだと
　　　　　　　　　俺に延々と恨み言を言う。

アンタが寝込んでる限り、俺はあそこで働かなきゃいけないだろ？
　　　　　俺に言ったってどーにもなりゃしないんだよ、

　　　　　　　　　　　…もう…知るかよ…。

　　　　　　屋敷でツー様を見るのも面白くないが、
　　今朝はお袋と顔をあわせるのもなんとなく嫌だったので
　　早めに家をでると　雪の積もった通りに小さな人だかり


　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　　　　　　　　　∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　　　　　　 ﾐﾟДﾟ,,彡
　　　　　　　 ∧＿∧　∧＿∧　　　）　　　　　　ﾐ　　 U
　　　　　　　（　　　　）（　　　　）　　 ）　　　　 　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　（　　　　）（　　　　）| 　|　　　　　　　 U"U
　　　　　　　｜ ｜　|　｜ ｜　|_）＿）
　　　　　　　（_＿）＿）（_＿）＿）


　　　　　　何かな、と軽い興味で人垣の間を覗くと

　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　 ∧,,∧
　　　　　　　 ∧＿∧　∧＿∧　　　） ﾐДﾟ ,,彡
　　　　　　　（　　　　）（　　　　）　　 ） ﾐ　　 U
　　　　　　　（　　　　）（　　　　）| 　|　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　｜ ｜　|　｜ ｜　|_）＿）　U"ヽ)
　　　　　　　（_＿）＿）（_＿）＿）

　　　　　　マッチ売りの娘、しぃが氏んでた。


　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　 ∧＿∧　∧＿∧　　　）
　　　　　　　（　　　　）（　　　　）　　 ）
　　　　　　　（　　　　）（　　　　）| 　|　　　 ∧,,∧
　　　　　　　｜ ｜　|　｜ ｜　|_）＿）　　ﾐii；ﾟДﾟ彡
　　　　　　　（_＿）＿）（_＿）＿）　　　　　 U　　 ﾐ


　　裸足だった。燃えたり燃えてなかったりするマッチが
　　　　　　　　　　地面に散らかっていた。
　　まさかそれで暖を取ろうとしたんじゃあるまいな？

　　　　もうね、　馬鹿かとアホかと。



　　　　　　　　　　　∧,,∧
　　　　　　　　　　 ミiii=Д彡
　　　　　　　　 　　 ﾐ U　ﾐ
　　　　　　　　 　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　 　 (/"ヽ)


氏ぬほど寒かったら　どうして靴を受け取らないんだよ！！

　何でだろうな、

　　　勝手に罪を背負って罰を受けたチィ、
　　　　勝手に俺を気に入って狂ってきてるツー様、
　　　　　　勝手な思い込みで強情張ってのたれ氏んだしぃ。

　　あと、俺はもう穏やかな気持ちでいて欲しいのに
　　　　　　　　　勝手にツー様やこの世を呪って悪態つくお袋な。


　　　　　　　　　　　∧,,∧
　　　　　　　　　　 ミ#=Д彡
　　　　　　　　 　　 ﾐ U　ﾐ
　　　　　　　　 　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　 　 (/"ヽ)

　　　俺の周りの女達は、人の気持ちを考えようとしないで
　　　　　　勝手に自分から不幸になる馬鹿ばっかりだ。

　　　　…全部俺が悪い…？


　　　　　　　　　　 　∧,,∧
　　　　　　　　 　　 ミ,,ﾟД彡
　　　　　　　　 　　 ﾐ U　ﾐ
　　　　　　　　 　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　 　 (/"ヽ)


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…知るかよ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　ミ#-Д彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ﾐ U　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (/"ヽ)

　|　　　　　　　　　　　　　もう、どいつもこいつも、
　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　女なんてウンザリ。
　○　　　　　―
_＼ 　_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　／￣￣
　　＼ ＼ 　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　／
￣￣|＿_ ＼＼ 、　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　／／ ＿_|￣￣￣￣
∃　 |　 　|　　|　ｌ l　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ ｌ　|　　|　　 | 　田　田
　 　 |田　|　　|　| ｌ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ |　|　　|　田|
∃　 |　 　|　　|　| ｌ 　 　. .. ... .. ... . ... ... . .. .. .. 　　 ｌ |　|　　| 　 ｜　田　田
　 　 |田　|　　|　ｌ‐　　　　.....　　　....　　　　.....　　　-|　|　　|　田|
∃　 |　 　|　 ―　....　　　　　　　　 　 ....　　 　　.....　　 ―　| 　 ｜　田　田
　 　 | .... 一　　　　　　....　　　∧,,∧　　　 ...　 　 　　....　　ー-　|
―　￣　　　　　　　　　　　　ミ　　　彡 　　　　　　　　　　　　　　 ￣　―　-
　　....　　　　　　　　　　　　　ﾐ　　 ﾐ　　...　　　　　　....　　　　　　....
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐ　　 ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　(/"U
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜　糸冬　〜

なぜかワラタ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

┌──────────────────────────────────────
｜インスパイアの土台は「マッチ売りの少女」。しぃを発端に考え始めた話だったが、
｜他キャラ描写にハマっちゃって、しぃが霞んじゃったんです、実は。
└───v──────────────────────────────────


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[二二二]
　　　　　　　。 。　　　　　　　　　 　 |　　 　 |
　　　　　　∧∨∧　　　　　　　　　　|　　 　 |
　　　⊂ヽ（　・∀・）　　　　　／￣￣　 　 　 |
　　　　　　;;';つと;';　　　　　 |　　　　　　　　 |
　　　　　（〓Ｏ〓）つ　　　　＼＿＿＿＿／

┌────ﾍ────────────────────────────────
｜さて、嫌な物語はとっとと忘れて、このスレでもやっときましょうか、
｜楽しいクリスマスｗｗｗ
｜
｜ツリーを置くのもどこのスレでもやってそうでマンネリだな。
｜今年はもっと露骨に靴下おいてみるか。
｜先に言っとくがゴミ入れるなよ。プレゼント持ってこい、プレゼント。
｜
｜選手権にするか？【俺だけのサンタ選手権】
｜アレだ、俺が一番気に入ったプレゼントを入れた奴には
｜１２月２６日以降に俺が「サンタさん、ありがとう」と言う、ただそれだけの選手権。
└─────────────────────────────────────

あと、せっかく作ったのに１レスに収まりきらなかったスレトップ用ＡＡの全身。
オリジナル一枚絵AAと呼べるモン描いたの今年になってはじめてかもしんない。
キャラの形状をアメリカのアニメみたくアレンジしたつもり。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　 　 　 　 　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |::|::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　 　 　 　 　 |:::|:::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::|::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | /:ヽ::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | /:::::ヽ::|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｏ、　　　　　　　　　　 　 　 |　／＼::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ|　　　 l　　　ﾉヽ　　　 　 　 　　|／ニニ＼|
　　　　　　　　　　 　 Ｏ⌒＼　 ／　|　　　 |　　 /　　ヽ 　　　　　 　 　}ﾆﾆﾆ{
　　　　　　　　　　　　　　　　× 　　|　　　/　　/ 　 　 ＼ 　 　 　 　 　}ﾆﾆﾆ{
　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　＼ ,,--―/―-/ 　　　　　ヽ　　　　　　 |　:::|
　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　ヽ　　/　　　　　　　　　 　l　　　　　　|　:::| ／￣￣ヽ
　/￣＼　 　　　　　　/　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 |　:::|'　　　　　　ヽ
　|　　　＼　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　 　 　 |　:::|　　　　　 　 |
　 |　　　　＼ 　　　l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　　 ／|　:::|　　　　　　/
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　　 |　　　　　　＼ l　　　　　　　　　　　　　,-　　　 　 　 　 　 |　／／::::::￣￣） ＿　/
　　　| 　　　　　　 `ヽ　　 (⌒ヽヽ　　　 　,／⌒ヽ　　　 　　　 | 　 /:::::::::::/￣:::::::::::::〕
　　　 |　　　　　　　　ヽ　　ヽ:::ﾉ　　　　　（　::::::ノ　　　　　 　/　　|:::::::::::::`ー――'
　　　　| 　　　　　　　　>　　　、　　　　　　　　　　　　　 　 / 　 　|::::::::::::（:::::＿:::;;;〕
　　　　 ヽ　　　　　　　i 　　 　 `ー-―--‐/　　　　　　 ／z　　　　＼::::::::（:::＿::;;;」
　　　　　 ヽ　　　　　　ヽ　　 　　 ｀ヽ(⌒ソ　　　　　　／　　ﾌ　　　　/::::::::（:::;;;;;ノ
　　　　　　　＼　　　　 Σ`ー―---ヽ二ノ―――'" 　 　,,フ "￣ / ::::::::::|　:::|´
　　　　　　　　 ＼　 　　Ｚ　　　　　　 　　　　　 　 　　　　,,Z――/ヽ :::::::::|　:::|
　　　　　　　　　　`ヽ､_,--レy　　　　　　　　　　 　 　,,;;フ　　　　　　`ー-'|　:::|
　　　　　　　　　　　r''" 　　 /／VwVwルレﾘﾙrヽlヽﾄヽ----､,,＿__,／ 　 |　:::|
　　　　　　　　　　　ヽ／⌒ヽ´/: : : : : : : : : : : : : : : :|ー――'　 　 　 　 　 |　:::|
　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::/: : : : : : : : : : : : : : : : : | 　　　　　 　 　 　 　 |　:::|
　　　　　　　　　　　　（｀i::::::/■■■■■■■■■|　　　　　__,　 　　 　 |　:::|
　　　　　　　　　　　　　ヽ::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ 　 　 ／　 　 　 　 |　:::|
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　　　　　　　　　　　　　　　/ヽ■■■■■■／￣ヽ／　　　　　　　　　 　|　:::|
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　　　　　　　 ＿＿_/:::::::::::::::::::::/　　　　 　 　|::::::::::::::::::::::|　　　　 　 　 　　　|　:::|
　　　　　　／:::::::::::::￣ヽ:::::::::::/　　　　　　　　|::::::::::::::::::::::|＿＿,　　　　　 　 |　:::|
　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::l　　　　　　　　　|::::::::／￣:::::::::::::::ヽ　　　　 　 |　:::|
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　　　　　ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　　　　　　　　　　|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　￣￣――――'　　　　　　　　　　　　＼::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ｰ――――'

オッツー。
みっちゃんにしては行くところまで行ってなくて不完全燃焼だったなー。

>>117
うん、初期のラギを思い出すな。
みっちゃん狙ったのか？なんか今回締りが悪いと思ったらコレがオチか！？

>>119
＞今年に入ってはじめて

おまｗｗｗｗｗもうすぐ2005年終わるｗｗｗｗｗ

乙でしたー。

フサってsageチン？

　　　　　　　　　　　　お屋敷の下男、フサが死んでいた
　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　
　○　　　　　―
_＼ 　_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　／￣￣
　　＼ ＼ 　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　／
￣￣|＿_ ＼＼ 、　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　／／ ＿_|￣￣￣￣
∃　 |　 　|　　|　ｌ l　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ ｌ　|　　|　　 | 　田　田
　 　 |田　|　　|　| ｌ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ |　|　　|　田|
∃　 |　 　|　　|　| ｌ 　 　. .. ... .. ... . ... ... . .. .. .. 　　 ｌ |　|　　| 　 ｜　田　田
　 　 |田　|　　∧∧　　　....　　　 ... 　 　　 ......　　　-|　|　　|　田|
∃　 |　 　| 　 (　　 ) 　 　 　 　 　 　 .... 　　 　　.....　　 ―　| 　 ｜　田　田
　 　 |........ 一　|　　|　　....　　　∧,,∧　　　 ...　 ∧＿∧ 　　....　　ー-　|
―　￣　　　〜| 　 |　　　　　ミ　　　彡　　 　　（　　 　 ）　　　　 ￣　―　-
　　.....　　　　　∪∪　　　　　ﾐ　　 ﾐ　　...　 　 （　　　　）　　　....　　　　　　....
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐ　　 ﾐ　　　 　 　 |　│　 |
　　　　　　　∧＿∧　　　　　(/"U　　 　 　　 （＿_）＿）
　　　　　 　（　　　　）
　　　　　　 （　　　　）　　　　　　　　　　　　(　 　)
　　　　　　　|　│　|　　　　　　　　　　　　　( 　 )
　　　　　 　（＿（＿_）　　　　　　　　　　　　　ハ

　　　　　　ギコやモナーやモララーやモウコネェヨも死んでいた。

　|　　　　　　　　　　　　　もう、どいつもこいつも、
　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　 女なんて　ふんにょり。
　○　　　　　―
_＼ 　_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　／￣￣
　　＼ ＼ 　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　／
￣￣|＿_ ＼＼ 、　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　／／ ＿_|￣￣￣￣
∃　 |　 　|　　|　ｌ l　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ ｌ　|　　|　　 | 　田　田
　 　 |田　|　　|　| ｌ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ |　|　　|　田|
∃　 |　 　|　　|　| ｌ 　 　. .. ... .. ... . ... ... . .. .. .. 　　 ｌ |　|　　| 　 ｜　田　田
　 　 |田　|　　|　ｌ‐　　　　.....　　　....　　　　.....　　　-|　|　　|　田|
∃　 |　 　|　 ―　....　　　　　　　　 　 ....　　 　　.....　　 ―　| 　 ｜　田　田
　 　 | .... 一　　　　　　....　　　∧,,∧　　　 ...　 　 　　....　　ー-　|
―　￣　　　　　　　　　　((　ミ　　　彡 　))　　　　　　　　　　　　 ￣　―　-
　　....　　　　　　　　　　　　　ﾐ　　 ﾐ　　...　　　　　　....　　　　　　....
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ((　ﾐ　　 ﾐ　　ﾌﾝﾆｮﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　(/"U
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜　糸冬　〜

凄い大作でした。
最後のコマで何故かﾜﾗﾀ

　|　　　　　　　　　　　　　もう、どいつもこいつも、
　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　女なんてウンザリ。
　○　　　　　―
_＼ 　_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　／￣￣
　　＼ ＼ 　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　／
￣￣|＿_ ＼＼ 、　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　／／ ＿_|￣￣￣￣
∃　 |　 　|　　|　ｌ l　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ ｌ　|　　|　　 | 　田　田
　 　 |田　|　　|　| ｌ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ |　|　　|　田|
∃　 |　 　|　　|　| ｌ 　 　. .. ... .. ... . ... ... . .. .. .. 　　 ｌ |　|　　| 　 ｜　田　田
　 　 |田　|　　|　ｌ‐　　　　.....　　　....　　　　.....　　　-|　|　　|　田|
∃　 |　 　|　 ―　....　　　　　　　　 　 ....　　 　　.....　　 ―　| 　 ｜　田　田
　 　 | .... 一　　　　　　　....　　　∧,,∧　　　 ...　 　 　　....　　ー-　|
―　￣　　　　　　　　　　　　　ミ　　　彡 　　　　　　　　　　　　　　 ￣　―　-
　　....　　　　　　　　　　　　　　[二二二] 　　...　　　　　　....　　　　　　....
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 　　|
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜　糸冬　〜
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　|
　　　　　　　 　 　 　 　 ＼＿＿＿＿／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　い ∧,,∧　つ
　|　　　　　　　　　　　　　ど　 ミ　　　彡　　も、
　　　　　／ 　　　　　　う´　　　ﾐ　　 ﾐ　　　　　こ
　　　　　　　　　　　　も　　　　ﾐ　　 ﾐ　　　　　　　い
　○　　　　　― 　　　　　　　　(/"U　　　　　　　　　つ
_＼ 　_　　　　　　　　　　　　　 　| i　i　　　　　　　　　も　　　　　　　　　　　　　　　_　　／￣￣
　　＼ ＼ 　　　　　な　　　　　　 !　i　 　 　 　 　 　 　 　 ／　／
￣￣|＿_ ＼＼ 、　　　　　　　 　 l 　 　 　 　 　 　　,　／／ ＿_|￣￣￣￣
∃　 |　 　|　　|　ｌ l　ん　　　 　　 　i　　 　 　 ウ 　ｌ ｌ　|　　|　　 | 　田　田
　 　 |田　|　　|　| ｌ　　　 　 　て　 :　 　 　 　 　 　 ｌ |　|　　|　田|
∃　 |　 　|　　|　| ｌ 女　. .. ... .. .. . :... ... . .. .. . ン　 ｌ |　|　　| 　 ｜　田　田
　 　 |田　|　　|　ｌ‐　　　　.....　　　....　　　　.....　　　-|　|　　|　田|
∃　 |　 　|　 ―　....　　　　　　　　 :　 ...　　 　　.....　　 ―　| 　 ｜　田　田
　 　 | .... 一　　　　　　　....　　　　　　　　　 .ザ..　 　 　　....　　ー-　|
―　￣　　　　　　　　　　　　　 　　:　　 　　　　　　リ　　　　　　　　 ￣　―　-
　　....　　　　　　　　　　　　　　[二二二] 　　...　　　　　　....　　　　　　....
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　│　 　　|
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜　糸冬　〜
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　|
　　　　　　　 　 　 　 　 ＼＿＿＿＿／

(ܷܵܶ∀ܷܵܶ)←ジサクジエン（バグ状態）

ごめん、ノリで描いてたら自分でも何を描こうとしてたのか分からなくなってきた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　-　-　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　､-_　‐･‐　‐･‐ 　っ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　-=ｦ　　ノ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　｀ｌ　･　･　ｌ´　　　　　　　　　　　　　　 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[二二二]　　　　　 , -　―､ﾐﾉﾐｼﾞ― ､/　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 |　　 　 | 　　 　,ｨ' .ｌ:ｌ　i:i　l:;lｼﾞﾊﾐ　　 ヽ　／
　　　　　　　　　　 　 　 　　　　　　　|　人 　| 　　／l:l　|:|　ｌ:ｌ　l: !ｼﾐﾆ´･∀･ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣ < ::三三三）　 l:l　|:|　ｌ:ｌ　l: iﾐﾉ:ｷ､_,ｯイ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　Ｙ´　|　　ヾ､ｌ:ｌ　|:|　ｌ:ｌ　l:/ﾐﾉ:ｼ
　　　　　　　　　　　 　 　　　＼＿＿＿＿／　　 ／｀ー--ｯ､ー'彡〉ミ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　/　　　　　　〉　　/　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　/　　/

蜂の頭辺りでやる気ダウン

　　　　　　　　　　, -≡-､、
　　　　　　　　　　￣ﾘ |￣「　ｳﾆｮｳﾆｮ
　　　　　　 ／ ⌒ヽ.＿,ﾉ丿
　　　　　　｛　､(⌒'ｰ-‐'´
　　ｳﾆｭﾝ　ヽ、＼
　　　＜_⌒　 ＼ ｀ヽ、
　　　　　�農¨ヽ、Ｙ ：｝＿　　ﾋﾞﾁﾋﾞﾁ
　　　　　-､ ｀ヽJﾉ．〃．__｀ヽ.
　　　　　　 ヽ、’･ ,ハノ　 ｀ヾｊ
　 　　 　　 　 ヽ二二ノ
　　　　　　　　[二二二]
　　　　　　　　 |　　 　 |
　　　　　　 　　|　　 　 |
　　　　／￣￣　 　 　 |
　　　　|　　　　　　　　 |
　　　　＼＿＿＿＿／

お、乙…
これで完全燃焼なんですか

あ、「不」入れ忘れた

つまんない

みっちゃんの書くしぃはエロい

>>121
画面の前でタダの受身の奴の欲求は満たしてやらねーよｗ

「物足りない、ここをこうしてやりたいっ」って欲求があれば、そこから話作るんだよ。
まぁ例えば上の話は、暴力的なのに愛され許されるツー設定のスレを見て、
「普通ここまで人をコケにする奴を許し続けられるか？」みたいな('p`)nな疑問から、
作ってみたhoney流「フサツー」なワケですよ。
（もちろん絶対こうでなきゃというモノではなく、次に描く時は全然違う設定にすると思う、俺は。）

あえて超ﾍﾀﾚ設定のツーを試してるスレも今年登場したし、
ｱﾛｴ辺りではＡＡ板でのツーの横暴の雪辱を晴らすかのように、ツーを無抵抗ヤラレ役にする
設定も多く出回ってるし、やっぱりそういうのは個々の「自分ならこうする」パワーがあるからこそ
次々新しい流れが生み出されると思うのですよ。

例えばこの話で不完全燃焼と思った部分が、「フサ、こんなツーは頃しちまえよ」だったら、
我慢の限界男が傲慢女を虐殺する「フサツー」でもいいし、
「フサ、この気の毒なツーを満たしてあげなよ」だったら、
お嬢様と下男のいけないメロドラマな「フサツー」もあり。

「足りない」と思う気持ちを、そこから自分でなんとか発展させてみよーと
ちっとでも思ってくれたら、俺も描いた甲斐があったとゆーモンです。ﾏﾝｾｰよりもな。

>>126
最後のコマは俺的には台詞がﾃｸﾆｯｸだったんだよｗｗ
この時期聞くとドキッとして心に残るっしょ？
おまいらの心に残るワンシーンになってくれたようで本望だｗｗ（勝利宣言）

あと俺が改悪しちゃったこの背景は、２０００年時代のモノ。元スレはこちら。

クリスマス・パーティー
http://piza.2ch.net/mona/kako/976/976374533.html

荒らしもプギャも議論厨ももの凄い勢い、それとスレ主の本来の方向性とは
おそらく違っていたであろうＡＡ描きも本筋クライマックスに絡んで登場する。
（皆の知ってる古参ＡＡ描きさんもﾃﾝｺﾓﾘだよ）

で、このスレは当時既に別板でＲＯＭ専２ちゃねらーだった俺が、
初めて開いたモナ板のスレ。顔板はここよりもうちょい先に知ってて、
その頃はキャラ「モナー」も含めて、「文字列で絵を作る奇特な遊びを
やってる人達もいるんだなー」という印象しか持ってませんでした。

なんかの拍子にモナ板を見て、ストレートな題名のこのスレを開いたワケなんだけど、
そこに「ストーリー」ってのが存在してることに驚きました。

でね、結構感動したんですよ。ｽﾄｰﾘｰ自体は今のＡＡ板ほど複雑でもなく、
いたってシンプルなモノですが、荒らしがこようが議論がこようが、
この時期、このハートフルなネタを掲示板の皆に披露し続け、
見事完結させたＡＡ描きって奴のエンターテイナーっぷりにね。

その時はそれっきり、その後俺は半年ほどＡＡ板は見なくなるんですが、
最初に見たスレがこのスレだったせいで、
「荒らし、プギャは当たり前、そんな中でＡＡ描きは人を楽しませるのが粋」
っつーのがモナ板の標準的姿勢だと思い込んでたんですよ。

まぁ俺のその思い込みは、実際ＡＡ板住人になってみて、
「荒らされ捨てられるスレ」や「すぐやる気なくすＡＡ描き」や
「泣き言漏らすＡＡ描き」や「自分のネタのために人の足を引っ張るＡＡ描き」
なんてのも存在してるんだという、事実を知っていくのですが…

と、そんな話はいいとして、俺自身かなり失礼な使い方したけど、
この背景はそういう事情で本気で好きで使ってるんですよ。

技巧に凝るのも楽しいけど、人をあっと言わすｽﾄｰﾘｰを追求すんのもいいけど、
このスレから単純に感じる「ＡＡ描きっていいなー」な感触もね、
たまにはおまいらに味わって欲しいと思います。温故知新。

>>137
読み飛ばした
読んで欲しくば要約ヨロ

要約
>>138はもう寝ろ。

>>138
要約

　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿　　　ＡＡ描くのって楽しいよ！お前らもＡＡ描こうぜ。
　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　・＼　　まずは俺へのプレゼントＡＡからＮＡ！
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　 |〜
　　　　 　 ⊂ヽ|　 　 　 　 ＿＿_／
　　　　　　　　 |　　 　 ／
　　　　　　 　　|　　 　 |
　　　　／￣￣　 　 　 |
　　　　|　　　　　　　　 |
　　　　＼＿＿＿＿／

>>140ももう寝なさい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寝る前にネタを名無しでこっそり投下していくと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クリスマスには大好きなあの人と過ごせる
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伝説のスレを紹介。超お勧め
　　　　　　　　　　　 　 　 |＼/|
　　　　　　　　　　　 　 ＼|ﾟ∀ﾟ|／http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/mona/1134563870/
　　　　　　　　　　＿＿＿| 　 .|_
　 　 　 　 　 　 ／　　　 　 　　・＼
　　　　 　 ⊂ヽ|　　　　　　 　 　　 |/つ
　　　　　　　　 |　 　 　 　 ＿＿_／
　　　　　　　　 |　　 　 ／
　　　　　　 　　|　　 　 |
　　　　／￣￣　 　 　 |
　　 　 |　　　　　　　　 |
　　　　＼＿＿＿＿／

　　　∫　 ∫ 　∫


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

>>141
みっちゃん大好き

なんで完結で分かりやすい文章が書けないかなあ

別に分かり辛くはないと思うがなぁ

>>137
そこの>>1はコリキン？

: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : 　 l＾ヽ　　　　　／＾l
　 　　　　　　　　ｌヾ　ゝ-‐ｰく /´,へ、
　 　　　　　　　　|／　　　ヽ￣く_)＿,l　
　 　　　　　　　 // ,/∧,へｌ__,,ｲ ﾄヽ、　　　 (＾ヽノ＾) 　
　 　　　　　ｃ　☆ノﾉﾉ,　 ｰヾヽ,! | ＼_>　　 __>　　く 　l ｀i　l ｀l
　 　　　 　 　 　ノﾉｲ「j 　´「,!くノ从　　　　（＿ノヽノ　 |_ j ,ﾉ　|
.　 　　　　ｃ 　　ﾉﾘﾊ"　、　ﾞノﾉ人ヾヽ　　 　　　　　　 　（＿ノ　　
　　　　　　　　　γ´ ` ‐-‐　⌒ヽ　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　 / ／⌒ヽ　 /⌒＼ヽ　　　　　　/￣￣l　　
　　　　　　　　／　ｨｰ-'ヽ/`ｰ-､　＼ヽ　　　　 ー'ﾌ　/　 l ｀i　l ｀l
　　　　　　　 ,'　　/＿　　|　　　＼　　ヽ　　　 （＿,ノ　　 |_ j ,ﾉ　|　　(⌒⌒)
　　　　　　　 `ー/￣｀ヽ,∧,　 　　ヽ＿ﾉ 　 　　　　　　 　　（＿ノ　　　ヽ／　
　　　　　　　　　/　　 ／ |　＼　　　ヽ　　　　　
　　　　　　　　 /　　, '　 人　　＼　　＼
　　　　　　　／　　/ ￣ ￣ ~￣ 　', 　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : :
　　　　　　/　　　/　　　　　　　 　 ',　　　l　　　　　　　　　　　　: : : : : : : : : : : : :
　　　　　　`ー- '　　　　　　　　　 　ﾞ-―'　　　　: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :

>>118
靴下の中にプレゼント入れときますた。おもっきり靴下からはみ出してますがｗ
久々にAA描いたけどやっぱり劣化してるなぁ(；´∀｀)

以下私信。
みっちゃんお久しぶり。今回の話もﾖｶﾀﾖ〜(*´∀｀)ﾉｼ
ここしばらくAA板とは疎遠になって最悪板某スレもほとんど見なくなったけど
みっちゃんのスレ（とあといくつかのスレ）だけは今でも定期的に見てます。
自分でAAを描く機会は今後もあまりないだろうけど、
観客としてみっちゃんの活躍ぶりをひっそり見守っていこうと思います。
これからもがんばってねー(*´∀｀)ﾉｼ

ｴﾛの人ｷﾃﾙーヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ
ちょwwwおまwwwこれで劣化はねぇだろwww

エロの人ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
AAﾓｴｽ

1/4

　 人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从
＜　　 おまいにこんな姿の俺を弄りきれるかな！！　　　 ＞
　｀Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ´

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 。 。
　　　　　　　　　　　　　　∧∨∧ 　　　　　〜∞
　　　　　　　　　　　⊂ヽ（　・∀・） 　　　　　　　　　∧∧
　　　　　　　　　　　　　 と;'''''''''';;つ　　　　　　　　 (ﾟ∀ﾟ )
　　　　　　　　　　 　　　（　　　 < 　　　　　　　　　/( 　 )ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 （__ﾉωヽ_）　　 　 　 　 　 　 ハ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
2/4


　　　　　　 　 　 　 　 　 　 。 。
　　　　　　　　　　　　　　∧∨∧ 　　　　　　　　　　　　　　　　　〜∞
　　　　　　　　　　　⊂ヽ（　・∀・） 　　　　　　　　　　　　　∧∧
　　　　　　　　　　　　　 と;'''''''''';;つ　　　　　　　　　　 　ヽ( ﾟ∀ﾟ)/
　　　　　　　　　　 　　　（　　　 <　　　　　　　　　　　〜　( 　 )
　 　 　 　 　 　 　 　 　 （__ﾉωヽ_）　　 　 　 　 　 　　　 　ﾉ　>
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　

3/4

　　　　　　　　　　

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 。 。
　　　　　　　　　　　　　　∧∨∧　　　　　　
　　　　　　　　　　　⊂ヽ（ ・д・ ）
　　　　　　　　 　　　 　 と;'''''''''';;つ
　　　　　　　　　　 　　　（　　　 <
　 　 　 　 　 　 　 　 　 （__ﾉωヽ_）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

4/4

　　　　　　　　もう、どいつもこいつも、
　　　　　
　　　　　　　　　　女なんてウンザリ。
　　　　　　　　　　彡

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 。 。
　　　　　　　　　　　　　　∧∨∧　　　　　　彡
　　　　　　　　　　　⊂ヽ（ ・д・ ）
　　　　　　　彡 　 　 　 と;'''''''''';;つ
　　　　　　　　　　 　　　（　　　 <
　 　 　 　 　 　 　 　 　 （__ﾉωヽ_）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

こっちみんな

またすげー話作るもんだなとおもったら
住人のネタ攻撃に大爆笑した。　おまえらだいすけ

【　過度な想いは迷惑だというお話　】


　俺の名前は珍蜜モララー
　　　　　ＡＡ描きだ

　　　　　　。 。
　　　　　∧∨∧
　　⊂ヽ（　・∀・）
　　　　と;''''''''';;つ
　　　　（〓〓〓）
　　　　（_＿）＿）

　 　　そしてこれが俺のもっとも敬愛するＡＡ職人のカッカだ。
　　　この人がいなかったら俺はＡＡを描いていなかっただろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧∧
　　　　　　　 　　　　　　　　（・∀・*ﾟ∀)
　　　　　　　　　　　　　　〜ﾉーﾟ*,,,ﾟДﾟ)
　　　　　　　　　　　　　　　 しし'⌒｀JJ

　　　　　　　　　　　　俺はカッカに対しての祈りは一日とて欠かさない。
　　　　　　　　　　カッカに対する祈りをやめるのは俺が死んだ時だけだ。

　　　　　　　　　 　 　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (∀ﾟ*・∀・）
　 　 　 　　　　　　 　　 　　　　 　 。 。 ﾅﾑﾅﾑ 　　　　　(ﾟДﾟ,,,*ーﾟヽ〜
　 　　　　　　　　　　 　　　　　　 ∧V∧　　　　　　　　　　しし'⌒`ＪＪ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　（　-∀-）　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ;;'''''''人　　　　　　　　　| カッカ様の像 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　（￣__）__）　　　　　 　 　 |　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 　 　 　 　 　 |
　　∧＿∧∧　　　　　　 　　　　　　　　　 　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣
　 （・∀・*ﾟ∀) 　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
〜ﾉーﾟ*,,,ﾟДﾟ)＜　神聖化しないで下さい。迷惑です。
　 しし'⌒｀JJ 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　　　　　　　　　　　――ショックだった

　　　　　　　　　 　 　　　　 　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　ｶﾞｰﾝ 　　　　　 　 　 　 　 　 (∀ﾟ*・∀・）
　 　 　 　　　　　　 　　 　　　　 　 。 。　　　 　　 　 　 　 (ﾟДﾟ,,,*ーﾟヽ〜
　 　　　　　　　　　　 　　　　�煤@∧V∧　　　 　　　　　　　しし'⌒`ＪＪ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　（・Д・；）　　 　 　 　 　 |￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　 　　 　　 と;;''''''''';;つ　　　　　　　 | カッカ様の像 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　（￣__）__）　　　　　 　 　 |　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 　 　 　 　 　 |
　　∧＿∧∧　よんだ？　　　　ｶｯｶｰ ∧∧　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣
　 （・∀・*ﾟ∀)　　　　　　　　　　　 　ヽ(ﾟ∀ﾟ )
〜ﾉーﾟ*,,,ﾟДﾟ)　　　　　　　　　　　　　　(　　)ヽ
　 しし'⌒｀JJ　　　　　　　　　　　　　　　ハ

　　　　　　　　　　　　カッカに迷惑と言われた事も
　　　　　　　　俺のカッカに対する想いを否定された事も
　　　　　俺は全てが暗闇に包まれていくような感触に陥った

　　　　　　　　　 　 　　　　 　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(∀ﾟ*・∀・）
　 　 　 　　　　　　 　　 　　　　 　 。 。　　　 　　 　 　 　 (ﾟДﾟ,,,*ーﾟヽ〜
　 　　　　　　　　　　 　　　 　　　∧V∧　　　 　　　　　　　しし'⌒`ＪＪ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 （・Д・；）　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　 　　 　　 と;;''''''''';;つ　　　　　　　 | カッカ様の像 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　（￣__）__）　　　　　 　 　 |　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 　 　 　 　 　 |
　　　　∧＿∧∧　∧∧　ｺｯﾁｺｯﾁｰ 　　　　　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　 （・∀・*ﾟ∀) ( ﾟ∀ﾟ)
　　〜ﾉーﾟ*,,,ﾟДﾟ)-(　　)ヽ
　 　　しし'⌒｀JJ　 ﾉ >

　　　　　　　　　　　　┌────────―───────
　　　　　　　　　　　　｜　アトリエ描いてたんだけど飽きた。
　　　　　　　　　　　　｜　だから後は適当にやっといて。
　　　　　　　　　　　　└─────v───――─────
　　　　　　　　∧＿∧∧　　　　　∧∧
　　 　　 　　 （・∀・*ﾟ∀)　　　　 (ﾟ∀ﾟ )　　　 　＿＿＿
　　 　 　　〜ﾉーﾟ*,,,ﾟДﾟ) 　　 　 /(　　)- 　 　/ FMV /
　　　　　 　　しし'⌒｀JJ　　　　　　ハ 　　＿/＿＿__/


　　　＼＼| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／／
　　　三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　三
　　三　　　　　えええええええええええ！！ 　　　　三
　　　三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　三
　　　／／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |＼＼

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　何考えてんだアイツ、
　　　　　　　　仮にもAA描きなら自分でやれよそんなこと。
　　 　 　 　 　 それもよりによってカッカにやらせるなんて、
　　 　　 　 　つーかカッカがあんな申し出受ける訳無いだろ。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　 　 　 　　　　　　 　　 　　　　 　 。 。
　 　　　　　　　　　　 　　　 　　　∧V∧
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 （；-Д-）
　　　　　　　　　　　　 　　 　　　;;'''つと';
　　　　　　　　　　　　　　　　　（￣__）__）

　　　　　　　　　　　　　　いいよ
　　　　　　　　∧＿∧∧　　　　　∧∧ ｷｭﾜｧｧｧｧｲ!!!
　　 　　 　　 （・∀・*ﾟ∀)　　　 ヽ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ　　 　＿＿＿
　　 　 　　〜ﾉーﾟ*,,,ﾟДﾟ) 　　 　　(　　)　 　 　/ FMV /
　　　　　 　　しし'⌒｀JJ　　　　　　ハ 　　＿/＿＿__/


　　　＼＼| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／／
　　　三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　三
　　三　　　　　えええええええええええ！！ 　　　　三
　　　三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　三
　　　／／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |＼＼

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　何でアレが有りなんだよ、
　　　俺なんか何度もラブコール送って毎日祈って、
　　それでも迷惑とか言われたのになんであんな風な
　AA描きの風上にも置けないような行動が有り何だよ

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　 　　　　　　　　　 　 。 。
　　　　　　　　　　　　　∧∨∧
　　　　　　　　　　⊂ヽ（ ；-Д-）
　　　　　　　　　　　　　;;';つと;';
　　　　　　　　　　　 　（〓Ｏ〓）つ

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　わけわかんねぇよカッカ

　　　　　　　　 　　納得できねぇよカッカ

　 　　　　　　　俺はどうすればいいんだよ…

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　もう、どいつもこいつも、
　　　　　
　　　　　　　　　　女なんてウンザリ。
　　　　　　　　　　彡

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 。 。
　　　　　　　　　　　　　　∧∨∧　　　　　　彡
　　　　　　　　　　　⊂ヽ（ ・д・ ）
　　　　　　　彡 　 　 　 と;'''''''''';;つ
　　　　　　　　　　 　　　（　　　 <
　 　 　 　 　 　 　 　 　 （__ﾉωヽ_）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

またそれかよ！ｗ

しっかりみっちゃん風のネタでﾜﾛﾀｗｗｗｗ

オチをコピペですますなんて、とんだﾁｷﾝだ

なにそれ、今お前らのあいだでブームなのか？

みっちゃん乙と言いたいぐらい似てるなｗ

そりゃ自演でもしないと（ｒｙ

本物に見せかけたネタ投下してカッカによるフォローを待ってるみっちゃん煮え。

なんでぬぐんだよｗｗｗ

これはみっちゃんの密かなカッカに対する俺はどうすれば良い？という問いかけなのか…？

【　AAバトル必勝法　】


　　　　　　　　　ビシッ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧∧∧
　　　　　　　　∧ ∧　 ∧＿∧　　　＜　！！　＞
　　　　　　　 (ﾟД(#⊂（Д｀iii　）　　　　∨∨∨
　　　　　　　　(９　　つてと　 ）
　　　　　　　　(　__つ　/ （　<
　　　　　　　 (_ノ　　 （＿ﾉ（＿）


　あるところに「友情」「努力」「勝利」を地で行くバトル馬鹿のギコがいました。


　　　　　　　　∧ ∧　ﾖﾛｯ
　　　　　　　　(#ﾟДﾞ):
　　　　　 　 　 U　と):　　　　　　　　　　　ﾊﾞﾀﾘ
　　　　　　　　（　　|:　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　 Ｕ Ｕ:　　　　（Д"iiと　⌒￣⌒)

彼は勝つための努力も厭わず、正々堂々真剣勝負をした相手への敬意も忘れず、
　　　　　　　　　　強さと共にたくさんの友情を築いてきました。


　　　　　　　　　　　　 ∧ ∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　　 (,, ^Д) （∀｀　　）
　　　　　　　　　 　 　 /U　つと　　　　）
　　　　　　　　　　 　（　　<　　（　（　（
　　　　　　　　　　　　(/"し'　　（＿（＿）


　　そんな風に頑張るギコを暖かい気持ちで応援してくれる人もできて、
　　　　　大事な人の笑顔を守りたいというギコの想いは
　　　　　　　　　　　更にギコを強くさせました。


　　　 ∧ ∧　　　　　∧ ∧　　 ∧＿∧
　　　 (,,*ﾟー)　　　　(ﾟДﾟ*)　　（∀｀　　）
　　　　|　つ^l　　　 　|U　|　 　（　　　　）
　　　 （　　|''''　 　　 （　　|　　　 | 　| 　|
　　 　 (/"U　　　　　 U U　　　（＿（＿）

　　時には負け、圧倒的な力の差を見せつけられる相手にも出会いましたが、

　　　　　　　　　　　(⌒＼　ﾉﾉﾉﾉ
　　　　　　　　　　　＼ヽ(　ﾟ∋ﾟ)
　　　　　　　　　　　　(m　　　⌒＼
　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　 / ／
　　　　　　　　　　　　 （　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　ﾐヘ丿　∩(ﾟiii　 )
　　　　　　　　　　　ヽ＿ノゝ　＿ノ


　　　　それでもギコは余計にワクワクしました。
　　　　　　　強敵に会えば会うほど、己の弱点が見直せるし、
　　　　　　　　　　　強くなりたいという願いが強固になるから。

　　　　それに強くなればなるほど、自分の力で大切に守れる範囲が増えてくる。

　　　　　　　　　　　　 　　 :∧ ∧
　　　　　　　　　　　:∧ ∧(ﾟっﾟ；,,)
　　　　　　　　　　 :(#Дﾞ*)　と　)
　　　　　　　　　　　:O　#;;ヽ　　）
　　　　　　　　　　:,へ__へ人)＿つ
　　　　　　　　　 :(_/ 　 ヽ_):

　　　　　　　　　そんな風に、負けすら自分の糧にできるギコでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　：

　　　　　　さて、そんなギコが「絶対勝てない相手」とはどんな奴でしょう？

　　　　　　　そいつは何の力もない男でした。
　　　　　「努力」をする者を無駄だとあざ笑い、
　　　　　「友情」を重んじる者を愚かと罵り、
　　　　　「勝利」の栄光など必要としない男でした。

　　　　 　 ∧＿∧
　　　　　 （　・∀・）
　　　　　（　　　　）
　　　　　｜ ｜　|
　　　　　（_＿）＿）

　　え？そんな歪んだ奴なんて、少しキツく苛めれば簡単にネをあげるだろう、
　　　寂しがり屋の裏返しなんだから、優しくすれば和解できるだろうって？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　甘いです。

　　　彼の強さは「何も持たない」ことです。
　　　　　「劣等感」もありません。「孤独感」もありません。

　　　　　守りたいモノなど心底一つも持っちゃいないのです。

　　　　 　 ∧＿∧
　　　　　 （　・∀・）
　　　　　（　　　　）
　　　　　｜ ｜　|
　　　　　（_＿）＿）


　　　　　　　　何も持たない者は本当に強いです。

　知性や理性を持たない人間を愚かと高みから笑っていられるでしょうか？
彼が…罪悪感も羞恥心も持たない人間なら、アナタは本当に勝てると思いますか？

彼がギコを負かしてやろうと思ったのはほんの気まぐれの余興にすぎなかったのでしょう。
　　　　　　　　しかしギコは本当に彼に勝つことができなかったのです。

　彼はギコの目の前に行くとウンコをはじめました。
　　　もちろん他の人も見てるし、普通の人ならこんな恥知らずなことは行いません。

　　だけど羞恥心を持たない彼にとっては極簡単な効率の良い方法なのです。


　　　　 　 ∧＿∧
　　　　　 （・∀・　）
　　　　　 と　 ､, ヽ　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　 　 ( 　＿）_）　　　　　　　　　　　　　　(Дﾟ；,,)
　　　　　　 し'し'　●　 　　　　　　　　　　　　　| U |
　　　　　　　　　　　　●●　　 　 　 　 　 　 　 |　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　U"U

　　　　　今までいろんな勝負のたびに士気を高めてきたギコですが、
　　　　　　　　　　　　　　これにはひるみました。
　　　　　　「頭で考えるより体動かす」戦い方をやってきたギコが、
　　　　　理解不能な相手のことを、まず頭で考えはじめてしまったのです。

　　　「こいつは哀れな狂人なのだろうか？」
　　　「それとも自分の身を汚してでも勝ちたい、勝利への執念の強い奴なのか？」


　　　　 　 ∧＿∧
　　　　　 （;;;-∀-）
　　　　　 （ヽ;; ､,;ヽつ●　　　　　　　　　　　　 ∧ ∧
　　　　 　 (ヽ)＿）_）　　　　　　　　　　　　　　(Дﾟ；,,)
　　　　　　 し'し'　●　 　　　　　　　　　　　　　| U |　　　　∧ ∧　　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　●●　　 　 　 　 　 　 　 |　　）　　　(iiiﾞ−ﾞ)　　 （Д｀iii　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　U"U　　　　( つO　　　（　　　　）

　　　そんなことを考えているうちに、男は自分の全身にウンコを塗りたくりました。
　　　　　　　周りも引きまくってますが、「自分がｸｻｲと思われる」ことに
　　　　　　　　ためらいも持たない彼はそんなことは気にもしません。

　ギコとの戦いに備えて、まるで防護クリームのように隙間無くウンコを塗りつけます。

　　　　　「このままじゃやばい」そう思ってるのにギコは何もできません。
戦う前から「やめろよ」なんて口で騒ぎ立てるのは、ギコの戦い方の美学に著しく反するし、
　　　　　今までは彼の美学に反するような対戦相手も存在してなかったから、
　　　　　実際、このような者を前にどうすればいいのかわからなかったのです。

　　　ギコは己の戦いの美学と、この異常な男との間で自分の勝ち筋を考えてみます。

　　　　　力のないこの男相手なら一発殴れば倒せるはず。

　　　　　　　　　　ﾊﾟｼｯ

　　　　　　∧＿∧　 ∧ ∧
　　　　　 （;;・∀(#と(Дﾟ ,,)
　　　　 ●と;;;;;;;;;;つ　ヽ と )
　　　　　　 ）;;;;）､;;;●　 Ｙ ノ
　　　　　 （;;;;;;）　（;;;;;） (_ﾉ ヽ)


　　　　　　だが、それではかつて好敵手と戦って鍛え上げてきた、
　　　　　　　　　　自分の誇りでもある拳がウンコで汚れる。

　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　　　　　　　　　　　　　) ∧ ∧
　　　　　　　　　　　　ぷ〜ん (Дﾞiii)
　　　　　　　　　　　　　　　　と　　O　　　　　　　　　　　 ∧ ∧　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　∧＿∧　　；　|　　）　　　　　　　　　　　(−ﾟiii )　　 （Д｀iii　）
　　　　　と;;;⌒;;つ=∀=;）　　　U"U　　　　　　　　　　　　|　U|　　　 （　　　　）
　　　●　　　　　　●

　　自分と戦ってくれた友はこんな勝利を得た自分を祝福どころか距離を置きたくなるだろう。。
　　　　　　　大事な人の胸の内は自分に笑顔を向けてくれるどころじゃなくなるだろう。

　　　　　　　己の拳、友、大事な人、守りたいモノが多いギコにとって、
　　　　　　　自分まで糞まみれになるこんな勝利は勝利とは呼べません。

　　　では、奴のウンコがつかないように、完全装備をした上で殴ってみるか？
　　それとも今まで使ってなかった遠距離の武器でもこいつのために用意するか？

　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　∧＿∧　_(＿＿)
　　　　　 （;;・∀(#と(__]ﾟ；=)
　　　　 ●と;;;;;;;;;;つ　| yと )
　　　　　　 ）;;;;）､;;;●　Ｙ__/>
　　　　　 （;;;;;;）　（;;;;;） (_ﾉ ヽ)


　　　　そういったやり方なら我が身は汚さない。友達も一応は納得してくれるだろう。
　　　　　　　　　　　　しかしこの勝利に感動はしてくれないだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　(＿＿)_
　　　　　　　　　　　　　　　　　(=ﾟ[___)
　　　　　　　　　　　　　　　　　 U y |　　　　　　　　　　　 ∧ ∧　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　∧＿∧　　 　 <__|__l　　　　　　　　　　　(ヮﾟ； ,)　　 （∀｀； 　）
　　　　　と;;;⌒;;つ=∀=;）　　 　U"U　　　　　　　　　　　　|　U|　　　 （　　　　）


　　　　　ウンコへの嫌悪、汚れへの恐怖を露にした装備で
　　　　　　　　　　　ウンコ野郎に勝ったとしても、それは真に勝利と呼べるのか？

　　　　　　　だいたい狂人かもしれないこの男を殴って倒したとしても、
　　それは勝負とは言えず、社会的弱者をいたぶり撃退する行為ではなかったか？

　　　　　　　　　　この戦いでは勝てても、真の勝利はつかめない。

そうです。この男の前ではどんな勝ち方をしても「敗北」にすりかわってしまうのです。

　　　　　　「こんな奴と本気で戦う方が恥ずかしい」


　　　　　　∧＿∧●　　　　　 　∧ ∧
　　　　　 （;;;;・∀・）)　　　　　　 (Дﾟ；,,)
　　　　 ●と;;;;;;;;;;ノ　　　　　　　 と　　| 　　　　　 　 ∧ ∧　　　 ∧＿∧
　　　　　　）;;;;）;;;）　　　　　　　　 >　 ﾉ　　　　　　　(ヮﾟ； ,)　　 （∀｀； 　）
　　　　　（;;;;;）;;;;;）　　　　　　　　(/ ヽ)　　　　　　　　|　U|　　　 （　　　　）


　社会の中で、自分の中で守っていきたいモノがある、その常識人の考えを持つ限り、
　　　　　　　　　　　この勝負に勝利はありえないのです。

　つまりギコは、このウンコ男に目をつけられた時点で『負け』が確定していたのです。

　　　　　　　　もちろんウンコ男の方はわかってソレをやっていました。
　　　　　　　　　「努力」が頑ななプライドとなり、「友情」が足枷になり、
　　　　　　　　　　　　　　　　「勝利」を恥と思い込ませる。
　　　　　　　　　まず相手の大切なモノが心の拠り所になり得ないように、
　　　　　清く正しく生きてきた人間の価値観から壊していくような下衆な挑み方。

　　　　　　　　　　彼はそれで実に何度も勝利を収めていましたから
　　　　　　　　ギコなど最初からちょろいモンだとわかっていたんでしょうね。

　　　そしてギコは敗北しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　負け方は「敵前逃亡」でした。



　　　　　　∧＿∧　　　　　 　 　 ∧ ∧
　　　　　 （;;;;・∀・）　　　　　　 　 (；-Д)
　　　　 ●と;;;;;;;;;;つ●　　　((( 　 /U　| 　　　　　 　 ∧ ∧　　　 ∧＿∧
　　　　　　）;;;;）;;;）　　　　　　　　（ 　 ﾉ　　　　　　　(っﾟ； ,)　　 （Д｀； 　）
　　　　　（;;;;;）;;;;;）　　　　　　　　(/ ヽ)　　　　　　　　|　U|　　　 （　　　　）


　　　　　今まで勝っても負けても快かったバトルなのに、
　　　　　　　　　　　　　　　　もやもやした感情が自分の心に残ります。

　　　友の「あんな奴との勝負は逃げて正解だよ」という擁護に反感と諦めを感じ
　大事な人の「勝ち負けより、ギコがウンコまみれにならなくてよかった」という労わりに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　情けなさを感じます。

　　　　　　　　　　　ただの一時の勝敗じゃない。

　　　　このウンコ男はギコの「やる気」も奪い、「男気」を腐らせ、
　　　　　　　　バトル中でもあんなに清らかだった彼の心に
「相手を疑う心」「限りない嫌悪」といったドス黒い負の感情を植え付けたのです。

　　　　外傷はつけなくても内面から徹底的にギコを破壊する。
　　　　　　この男にとっての勝利はまさにこの部分です。

まぁおまいら、努力もせずに人に勝ちたいと思ったら、
人を陥れるのが簡単です。


　　　　 　 ∧＿∧
　　　　　 （・∀・　）
　　　　　 と　 ､, ヽ
　　　　 　 ( 　＿）_）
　　　　　　 し'し'　●
　　　　　　　　　　　　●●


そしてこのウンコ戦法というのは、どのバトル技より最強＆最凶でね。
試してごらんなさい、アナタの嫌いな調子に乗ってるあの人に、あのスレに。

　　　　　　そしてウンコは自分で投げつけるより、
　　　　向こうから触らざるを得ない状況を作る方が、
　　　　より効果的に相手の自尊心を傷つけます。

そこら辺のﾁﾋﾞｯｺが楽しんでるスレにウンコキャラで突っ込んで御覧なさい。
途端に平和は壊れ「ウンコは出て行け」と大騒ぎ。
勝ったつもりで「ウンコ撃退ＡＡ」なんて作る奴が出てくるかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／)
　　　　　　　　　　　　　　　　／　)
　　　　　　　　　　　　　　　/　 ) )
　　　　　　　　　　　　⊂⊃　ﾌﾌ
　　　　　　　　　　　 ∧ ∧　ｼ／⌒￣￣フ
　　　　　　　　　　　 (ﾟ−ﾟ*)／　ノノ　フ
　　　　　　　　　　　　とと　ヽノノﾌﾌ
　　　　　　　　　　／／　ヽ 　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　皆さーん
　　　　　　　　 ／／　　 (/^ヽ)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　糞厨房は
　　　　　　　／／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぷーん　　　　　自分のウンコで
　　　　　　∧＿∧●　　　　 　 ∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　氏にましたから
　　　　　 （;;;;　∀ ）)　　　　　　(ﾟ∀ﾒ#);;＞　　　　　　）　）　）　）　　　　　　　　　ここから
　　　　 ●と;;;;;;;;;;ノて＝＝＝┓と「;;;;| 　　　　　 　　（　（　（　（　　　　 ∧＿∧　　平和なスレ再開
　　　　　　）;;;;）;;;）　　　　　　　　/;|;;;;;ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　（ﾟ∀ ﾟ# ）
　　　　　（;;;;;）;;;;;）　　　　　　 <;;;;∧;;;;;;;＞　　　　　　●●●●●　　　（　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●●●∧＿∧　　　　|　 |　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●と;;;;O（;;;;;;∀;;;;）　　　（＿（＿）


　　　真っ先に罵倒で己の口を糞の香りに染める厨房の攻略は簡単です。
　　　　　その後マトモだったAA描きまでウンコに手を染め、
　一緒にウンコをぶつけ合う、汚く醜い流れに持ち込めればアナタの勝利だ。

そこら辺の大人面した奴らが馴れ合いしてるスレにウンコのような人格で突っ込んで御覧なさい。
　　ずっと張り付いて飽きさせないようウンコを注ぎ続けなきゃいけないﾁﾋﾞｯｺスレより楽なはず。
　　　　アナタを諭すような人もでてくるかもしれないが、基本的に皆がアナタを無視する。

　　　　　　　一切の悪気を見せずに、片っ端から友達のように話しかけなさい。
　　　　　　　　　　そうすればアナタに疲れた皆はそのうち完全に口を閉じる。

アナタは寂れきったスレで、誰も寄り付かないように定期的にウンコを弄り続ければいい。


　　△△さん、まだかなー。AA楽しみにしてるのに。
　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　∧＿∧
　　　　 （;;;;;;∀;;;;）
　　　　　O●と;;)
　　　　 (^;;;;;;;;(⌒)　　　●
　　　　　●●

　　　上手くいけば尊敬を一身に集めている職人がアナタに向かって糞な言葉を吐き、
　　　　　　自らウンコだらけの修羅場に堕ちていく姿も満喫できるかもしれない。

　　　　アナタのその糞まみれな口で名指しをしてみるのも、効果的な勝利法。
　　腐ったアナタに好意的に名を出された人は、普通の人間ならソレすらも恥と思い、
　　　　　　　　　　　　　かなりのダメージを受けるはずだから。

なぁんの力を持たなくたって、罪悪感も羞恥心もないアナタなら

　　　　　　　この方法を使えば　どこへ行っても完全勝利を欲しいままにできますよ。


　　　　 　 ∧＿∧
　　　　　 （・∀・　）
　　　　　 と　 ､, ヽ
　　　　 　 ( 　＿）_）
　　　　　　 し'し'　●
　　　　　　　　　　　　●●


　　ただし、「自尊心」や「孤独感」、「相手への本気の怒り感情」などは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一切抱いてはいけない。

　　　　わずかにでも自分側に「守りたいモノ」が発生した時、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　一番最初にアナタが壊れる諸刃の剣な戦法ですから。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜　糸冬　〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

>>151-152 >>155-163のAAを見て、その内容よりわざわざそんなのを作って
あえてここに貼りに来た作者の姿勢から感じたオーラを元に作ってみたお話。

だって、そんな当事者の便乗も反論も抗議も滑稽にさせる性質を持つＡＡを
直接貼りにこられたら
「全然違うミツよ！！君は僕珍の心全然理解してないミツよ！」と答えても
「僕珍の心の様子をそのまんま晒すなんて酷いミツよっ！！」と答えても、
黙認、泣き寝入りと捉えかねられない無視を続けても、
正攻法なネタ返しで俺が爽やかに勝利する手立ては存在しないじゃねーか。

まぁ俺はこの話の最初に出てくるギコとは違って、貰ったウンコは捏ね繰り回せる派なので、
オマエの持ち込んだ俺への邪推たっぷりウンコに、俺からもオマエが放つ臭ぇＡＡ描きのイメージを
邪推たっぷりにhoney流の毒を加えて熨斗つけたウンコにして返してやるよ。お歳暮な。
─────v────────────────────────────────────

　　　　　　　　　　　))
　　　　　　。 。　　 ((
　　　　　∧∨∧　　　　ﾌﾟｰﾝ　
　　⊂ヽ（　-∀-）　●
　　　　　;;'''''''''''''';つ
　　　　(_人〓Ｏ〓）つ　。

─────ﾍ────────────────────────────────────
まぁこんな感じで、煽り心からでも新ネタを練れないことないけどー、
愛もなく「足を掬ってやろう」とか「叩き潰してやろう」みたいなオーラを放ってる相手じゃ、
ワクワクもしないわさ。おまい自身に「俺を楽しませたい」とか「俺と共にＡＡの鍛錬したい」という
気持ちが皆無なら、二度とここには来なくていいから。過ぎた冗談のつもりだったとしても、
謝罪や言い訳は聞いてて余計萎えるから一切ｲﾗﾈ。どうせ名無しだし、この関係はビシッと断って、
いつかどっかで俺を感動させるＡＡでも作ってくれたら嬉しいモンですね。

>>173
昔は「瞳と瞳でｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝするｲﾝﾀｰﾈｯﾂ」なんて言いながら、ﾄﾘｯﾌﾟ無しで遊んでましたが、
今の時代のこのスレでは俺のﾄﾘｯﾌﾟだけを信じていれば間違いはないですよ。ｼｶﾀﾅｽ

　　　　　　　　　　　))
　　　　　　。 。　　 ((
　　　　　∧∨∧　　　　ﾌﾟｰﾝ
　　⊂ヽ（　・∀・）　●
　　　　　;;'''''''''''''';つ
　　　　(_人〓Ｏ〓）つ　　　　　　　　　　　　(´∀｀；)


┌─────────────────────────
｜>>148
｜ややっこれはエロの人！！　ずいぶんとお懐かしい！！
└─────v──────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　｜また何やってんのさ、みっちゃん…
　　　　　　　　　　　　　　　└─────v───────────
　　　　　　　　。 。
　　　　　　　∧∨∧
　　∫ ⊂ヽ（ ；・∀・）
　　　　彡　と;;'''''''(/;;　ｺﾞｼｺﾞｼ
　　●　　と（〓〓〓）　　　　　　　 (´∀｀；)

　　　　┌─────────────────────
　　　　｜それはともかく、再会を祝して握手、握手♪
　　　　└─────v────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜嫌です！！手を洗ってきなさい！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────v───────────
　　　　　　　　　　　　。 。
　　　　　　　　　　　∧∨∧　∫
　　∫　　　　 ⊂ヽ（　 ；^∀）　ﾌﾟｰﾝ
　　　　　　　　　　　;;''''''''''';;つ
　　●　　　　　　と（〓〓〓）　　　(((　ヽ(´∀｀；)ノ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

┌─────────────────────────────────────────
｜やっぱりエロの人は最近AA描いていなかったのか。
｜俺はアロエができてから、どうも逆にエロ路線追求する気なくなっちゃったんですよ。
｜「公式に認められるとつまんなくなる」「ｸﾚｸﾚが増えると萎える」とゆー実にあまのじゃくなアレです。
｜
｜んまぁ、愛ある感動作品も、ｱﾝﾁ心が生み出した別方向の作品も、上みたいな辛辣なネタ返しも、
｜俺にとってＡＡ遊びはどんな長編でも人間同士のｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝだからね。
｜エロの人、エロエロも見えなくなって、けーえるもあんましエロ描かなくなったし、
｜一緒に描いてて楽しいと思えるエロ旧友と切磋琢磨してる感触もいつしか感じなくなって、
｜俺の中でもエロＡＡｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝはますます必要と思えない分野になっておりました。
└──────v──────────────────────────────────
　巷にいくら高ｸｵﾘﾃｨのエロAA描きが現れても、自分と接点がなければ
　　単に上手な漫画家を見る感覚と一緒で、特別な情は沸かないしね。
　　　　　　　　　　。 。
　　　　　　　　　∧∨∧
　　　　　　⊂ヽ（　-∀-）　／￣￣￣￣￣＼　　　　　 　 |
　　　　　　　　 ;;''/つ'l__bO　　　　　　　　　　 l__b(〜｀ ,,) |
　　　　　　　　 （〓〓／　　　　　　　　　　　　　＼=====|

┌──────ﾍ───────────────────────────────────
｜けど俺達のエロＡＡブームが終わったにしろ、とりあえず俺はエロの人の炎が
｜一番激しく燃えていた時期に、同じ時代を共にして、お互いが糧に、時には支えになれてたのは、
｜充実した楽しかった経験で、ＡＡをやってきた中での大切な想い出の一つですよ。
└────────────────────────────────────────

┌───────────────────────────────────────────
｜でもまぁ、俺みたくこうも同じコテでのAA歴が長いと、新しい人と出会っても、
｜結局いつかどこかで向こうから去っていく場合が多いんですよ。
｜（こっちがしぶとく消えないんだから、周りから先に消えるのは当然なんだけど）
｜
｜誰かが消え「あの人来なくなったな…」と感じるたび、寂しくも思うし、「ひょっとして俺が
｜糞ﾂﾏﾝﾈｰからつきあい切られた！？」みたいな自責の念にかられることもあります。
｜
｜でもこうやってAA描かなくなってもそばにいてくれる、その気持ちを表に出してくれるだけで
｜とっても嬉しいです。今このスレはあの頃の切磋琢磨な良ｴﾈﾙｷﾞｰとは程遠い、相手をやり込める
｜負のｴﾈﾙｷﾞｰに翻弄されてるっぽい流れですが、ｽﾄﾚｰﾄに気持ちよい声援を送ってくれる
｜アナタのレスは、俺を清々しい気分にさせてくれましたﾖ。ｱﾘｶﾞﾄね。
｜
｜放置気味だったり、面白くなかったり、見てて恥ずかしかったり、毒電波が強い時もあるだろうけど、
｜エロの人が見ててくれてると思えば、あの頃の真摯な気持ちを忘れることはありませんから。
｜来年もROMよろしくね。
└──────v────────────────────────────────────
　　　　　　　　　　。 。
　　　　　　　　　∧∨∧
　　　　　　⊂ヽ（　・∀-）　／￣￣￣￣￣＼ ∫　　　 　 |
　　　　　　　　 ;;''/つ'l__bO　　　　　　　　　　 l__b(∀｀ ,,) |
　　　　　　　　 （〓〓／　　　　　　　　　　　　　＼=====|

　　　クリスマスだけど酒じゃなくって
　　　暖かい蜂蜜入りレモンティーです
　　　　風邪など引かぬようお元気で

で、何が言いたいの？

>>194
理解力に乏しいお前のために俺が説明してやると

チンミツは主にうんこを使い、外敵から身を守る

相変わらず文才無いね、この人は。

もうちょっと背景とか描くとネタのセンスの無さもカバーできると思うよ。

うぉおおおおおっ！うんこくいてぇぇえぇぇええぇぇえっ！！！！１１１！

あんたへの愛でネタ描いたのに
それがそんな風に取られるなんて思わなかった。

とかマジレス。

別にみっちゃんに悪意をもって貼ったわけじゃないだろうに…
ﾁﾝ玉の小さいﾁﾝ蜜だな

http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1133409377/l50
みっちゃんの今回のネタがある実際のスレ

>>200
同意。
てかこういうタイプのネタに怒るのって大概図星な場合なんだよな。

何言ってるのおまいら。
こうやって怒ってみせて、もっといじられるのを望んでいるんですよ。みっちゃんは

で、これは楽しく遊んでいた住人達を空気の読めない
みっちゃんが一喝したという事でいいの？　ネタっしょ？

なぁに、かえって免疫力がつく。

…最初は嵐かと思った。AA自体はそれくらいのクオリティだよ。
でもすげえな。AAってここまで表現できるんだな。
とりあえずじぶんの作りかけの作品作って出直してくる。

みっちゃん誰もプレゼントくれないからってキレた？

どんなにくるしくても
うんこたべればなおるよ！！
　　　　　　
　　　　　　　　　　　ｶﾞﾂｶﾞﾂ
　　　　　　　　　　　　　　 ‘､　ﾊ_ﾊ　ヾ
　　　　　　　　　　　　　　．: (ﾟ∀;ﾟ．) :’　　なおるよ！！
　　　　　　　　　　　　　　 ・' l)●と〈‘
　　　　　　　　　　　　　　　’ ‘: ;'；’_)
　　　　　　　　　　　　　　　　　．

好きな時にうんこをひり出す能力を持つ…
そんな選ばれし能力を持っているのか？
それともうんこを出すタイミングを計っているのか？
どっちにしろ俺には追いつけそうにないな。

前半、まともな内容だと思ってたらいきなりうんこかよｗ

　　　貴方はこの人が何を持っていると思いますか？

　　　　　　　　　　　 　∧＿∧
　　　　　　　　　　 　 （ ・∀・ ）
　　 　　　　　　　　●と　　 　つ●
　　　　　　　　　　　　 ）　 ）　）
　 　 　 　 　 　 　 　 （＿_）＿）

　　　　　　　　　　ある人は言いました

　　　　　　　　　　　　　　 　nt
　　　　　 　　　　　　　 　( ・∀・)
　　　　　　 　 　 　 　 　 (　-●-
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ハ

　　　　　　　　これはいいお団子ですね。

　　　　　　またある人はカレーだと言いました


　　　　　　　　　　　　　ｵﾂｶﾚｰ

　　 　　　　　　　 　( ﾟдﾟ)ノ●ヽ(∀・ )
　　　 　 　 　 　 　 /(　　)　 　 　(　　)
　 　 　 　 　 　　　 　 ハ　　 　　　ハ

　　　 　　　　　　　お団子かカレーか

　　　　　　　　　　　　 　∧＿∧
　 　 　 　 　 　 　 　 　 （ ・∀・ ）
　　　 　　　　　　　　●と　　 　つ●
　　　 　　　　　　　　　　 ）　 ）　）
　　　　 　 　 　 　 　 　 （＿_）＿）


　誰の認識もその程度でしかありませんでした。

　　　　　　　しかし一人だけ彼の持ってきた物を
　　　　　　　　ウンコだと判断した人がいました。

　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧●
　　　 　　　　　　　　　　　（;;;;　∀ ）)
　　　　　 　　　　　　　 ●と;;;;;;;;;;ノ
　　　　　　　　　　　　　　　）;;;;）;;;）
　　　　　　　　　　　　　　（;;;;;）;;;;;）

　　　　　　　さらにその人は物体を持ってきた人を
　　ウンコを全身に塗りたくった変人だと断定し激怒しました。


　　　　　　　　　？？？　　　 。 。
　　　　　　∧＿∧　　 　　　∧∨∧　　　　　　　　　　？　　　　　？
　　　　 　（　；・∀）　 　　　（ 皿 #　）/つ　 　　　　　　　　nt
　　　　 ●と　　　つ●　　　と;''''''''';;Ｏ 　　　　　　　　　(・Д・ )　　(ﾟДﾟ )
　　　 　 　　）　）　）　　　　　（〓〓〓） 　　　　　　　　　 (　　)　 　 (　　)
　　　　　　（＿）＿）　　　　 　（＿）＿_）　　　　　　　　　　 ハ　　　　ハ


　しかしそこらにいた人達にはなぜ怒ってるのかサッパリ分かりません。

　　　 　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　／
　 　　　 |　疲れてるんですよきっと。
　　　　　＼＿　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　V
　　　　　∧潮∧　　　　　　　　　　　　　漏ﾚ　ｺｴﾀﾞﾒ　好ｷ　ﾐｯﾁｬﾝﾉ怒ﾘ　ﾜｶﾝﾅｰｲ
　　　　 （　´∀｀）　　　　　　　　　　　　　　　　　 /聡ヽ
　　　　 （　∩∩　　　　　　　　　　　　　　　　　　('∀`;;;)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-●-;;;)_

　　彼と交流のあった人達も彼の怒りを当然とはしませんでした。
　　　　　　それだけ彼の怒りは不思議な物だったのです。

　　彼は一体何に怒り感じたんでしょうね？

　　　　　　　　　　　　。 。
　　　　　　　　　　　∧∨∧
　　　　　　　　⊂ヽ（#　∀ ） ●
　　　　　　　 　 　 と;'''''''''''';つ
　　　　　　　　　 　（〓〓〓）
　　　　　　　　　　 （＿）＿_）

　　　彼にしかわかりませんしどうでもいいことですがね。




　　　　　　　　　　　　　　彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彡
　　　　　　 　 　彡 　 　 　 |＼/|
　 　 　 　 　 　 　 　　　　　|ﾟДﾟ|＜珍蜜なんてウンザリ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

まあ、怒りのポイントはホント人それぞれだからね。
ある人には軽い冗談にしか取れないことが
その人には逆鱗にふれると言うことも多々ある。

特にネットだと顔色がうかがえないのでその辺は難しいね。

みつちんは生活が不規則だからイライラしてるんだよ

おぉ、かわいそうに。
ふくろに媚びを売るからこんなことになってしまったんだ

ほんっとおまいら、クソ憎たらしくて可愛くねーなぁー。超糞uzeeeee!!!
俺は小細工抜きでこっちまで自然と素直になれるよーな
素直なｶﾜｲｲ子が好きなの！！覚えとけェ！！！

で、どうせ今日も明日もここをＲＯＭってるであろう可愛くないオマイらに
ちょっとした意地悪思いついちゃった。
文化祭前、つまり１０月頃描いてたネタなんですが
おまいらのハートを抉りまくるために貼ってやることにしたよ。

ボツにするつもりだったから、母親が病気設定とか、花が小道具っぽいトコとか、
上のフサの話で油断して設定使い回しちゃってます。似た設定連発とかｲﾜﾝﾄｲﾃ＞＜

なぜ「意地悪」かって？物語はめっちゃﾊｰﾄﾌﾙだよ。
キャラへの皮肉も悲惨な結末もありません。毒と蜜の割合でいえば蜜９０％。

でも僕珍をいじめたおまいらの胸にどうにもやりきれないダメージを与えてやる気満々です。
俺の良心が復活する前にとっとと貼っちまおう。

今日が２１日か？２２、２３、２４…　長引かせるのはつらいな。
よっし、今日、明日でかたをつけるか。

いきますよ、「甘酸っぱい系学園ラブストーリー」。本日は第一話と第二話を。
俺のせいで胸を痛めながら寝る夜を覚悟しな。
──────v────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　さっきのウンコ練ってたらハート型になったよ！！
　　　　　　　　　　　))
　　　　　　。 。　　 ((
　　　　　∧∨∧
　　⊂ヽ（　-∀・）　♥
　　　　　;;'''''''''''''';つ
　　　　(_人〓Ｏ〓）つ

────ﾍ──────────────────────────────
>>220
まぁ、今までも俺のスレにいちいち練習ＡＡ持ってくる初心者さんや、
いちおう俺を慕ってくれてるという形でＡＡ貼りに来てた２ｗ君などに
今回と同じように「出て行け」とキツク言ったりしてるんだよね。
調子を合わせて馴れ合ってたら自分の作りたい流れの邪魔になる、と思えば
悪いけどいつも俺はこのスレではそうすることにしてるから。

今回は今までの人達と違って、フクロからの応援が集まる人だったので、
俺の方が異端扱いとなりましたが、俺としてはやってることは同じ。

俺の優先順位はまず俺のスレ。普通にフクロで楽しくやってる人には恨みもないし、
こっちからも面白い人のＡＡや発言にはＲＯＭで楽しませてもらったり、
ごくたまにお邪魔もするけど、フクロの面白さのためにＡＡ板のこのスレは
犠牲にしてもよいと思ってる人には我が物顔で寄りついて欲しくない。
当面は不穏な空気になると思うけど、ずばっと年末大掃除。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【　思い過ごしも恋のうち／第１話　】

::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::|　ﾁｭﾝ
::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::|　　ﾁｭﾝ
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~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~
　＿＿＿ ∧＿∧＿＿
　|＿＿__（　=∀=）　　 |
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　|　.＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼
　＼／ ＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼
　　 ＼ 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　＼ 　||￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　 ＼||＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　　。
　　　　　　 o
　 ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
（　　…あ、今朝はｶｰﾁｬﾝに起こされる前に目が覚めたぞ、俺。　　）
　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

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　＿＿＿ ∧＿∧＿＿
　|＿＿__（　-∀・）　　 |
　|＼　　_,〜´￣￣'ヽ￣ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　|　.＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼
　＼／ ＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼
　　 ＼ 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　＼ 　||￣￣￣￣￣￣￣￣|
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　　　　　　　。
　　　　　　 o
　 ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
（　　「早くしないと遅刻よ」と朝からｶｰﾁｬﾝに怒られるのより、　　　　　　 ）
　）　よっぽどいい目覚めだなぁ。これが早起きは三文の得って奴か。（
（　　で、今何時だ？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）
　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

　r=====ｭ
　|| 7:45 ||
　l二二二l　　　　　 　　 ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
　　　　　　　　　 　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　ｶﾞﾊﾞｯ　　　　　　　＜　ゲッ！！　ギリギリじゃん！！！　＞
　　 ∧＿∧　て　　　＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　　（　　　； ）　て　　　 ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
　　/　　 　つ
　 （＿＿／⌒⌒⌒⌒⌒⌒




┌─────────────────
｜　カーチャン、なんで起こしてくれな ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
└───v────────── ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＜　　ゴメン！モララー！！こっちも遅刻しそうなのっ！！　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
　　　　∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　 ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
　　　 （ ；・∀・）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　焦ってて起こすの忘れてた
　　　 と　　　つ　　　　　　　　　　　　　　 ∧(((∧　　|￣￣￣|
　　　　人　Ｙ　　　　　　　　　　　　　 　 ((( ；・∀・))　|　 　 　 |
　　　　し（＿）　　　　　　　　　　　　 　 　))) つy つ　|　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（／⌒)^)ｌ二 　 　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |￣し'し' |＿＿＿__,|

┌──────────────
｜　え、なんかあったっけ？
└───v─────────────────────────────────
　　　　　　　　｜　この間言ったでしょ。今日からギコ谷スクールでも講師やるって。
　　　　　　　　｜　お父さんが出張で４時半に家を出たモンだから、
　　　　　　　　｜　つい二度寝しちゃって、
　　　　　　　　｜　初日なのに講師が遅刻したらカッコつかないわよ〜〜！
　　　　　　　　└──────v────────────────────────

つーか朝飯食うヒマないし　　　　　　　朝食分も？それじゃー
弁当もないなら金クレよ　　　　　　　　そこのバッグの中の財布から
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　千円持ってって〜〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿
　　　 ∧＿∧　　　　　 　 　 ∧(((∧　∧)))∧　 |
　　　（　　・∀）　　　　 　 　(((((　T∀) T∀T ))/|
　　　（　　　　）　　　　　　　　))))　 つ ∩y と// |
　　 　 | 　|　 |　　　　　　　　 （＿_r⌒)二二二l二l
　　　 （＿（＿）　　　　　　　　　|　 |し' ＿＿＿＿|

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　あー、そうだった。確かそんなこと言ってたっけ。

　　　　　　　俺んちの母さんはフラワーアレンジメントの講師をやっている。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　俺が小学校高学年の頃から趣味でカルチャースクールに通い始めて、
　　　　　スジが良かったのか人脈作るのがうまかったのか知らないけど、
　　　　　　俺が中学生になった時には習う側が教える側になっていた。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　息子に勝手に財布弄らせて、もし俺が余分にくすねたら　　 ）
　　　）　どーすんだろーね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　o
　　　　　　　 。

　　　　　 ∧＿∧
　　　　　（　-∀-）
　　　　　（　つｺＯ

　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　ま、小銭ごときでくだらない真似はする気ないけどね。　 ）
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　o　　　ホレ千円、これ持っていくからな
　　　　　　　 。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿　　もう出かけるの？
　　　　　 ∧＿∧　　　　　 　 　 ∧(((∧ ∧)))∧　 |　　いーわね
　　　　　（　　・∀）[]　　　　 　(((((　T∀) T∀T ))/|　　男は化粧しないでいいから
　　　　　（　つｺ　つ　　 　 　 　 ))))　 つ.∩y と// |

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　母さんが働くのは我が家の家計とは全く関係なく、本人の趣味の延長なんだけど、
　　　　　　　　　好きな趣味で人に認めて貰える、稼げるっていうのは
　　　　それまでただの専業主婦やってた母さんにはかなり楽しいことみたいでね、
　　　　　　　忙しいと愚痴を漏らしながらも、なんか生き生きとやっている。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　┌────────────────────────────
　　　　｜　ｷﾞﾘｷﾞﾘ遅刻しない8:03の電車はもう間に合わないな…。
　　　　｜　しかたない、直接チャリで学校まで行くか！！
　　　　└───────────v────────────────


　　　　　　　　- -＝＝三三　　　∧＿∧
　　　　　　- -＝＝三三　　　　 （ ；・∀・）
　　　　　- -＝＝三三　　　　　 /　　つーつ
　　　　- -＝＝三三　　　　　　（＿　 ） O
　　　　　　　　　　　　　　　　 γ　し'γ/ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ゝ_丿　ゝ_丿

　※自宅から学校までは二駅分の距離、行きは下り坂なので猛スピードで２０分で学校に着くが
　　 帰りは部活動の後キツい上り坂で４０分以上かかるので、できれば使いたくない手段

　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　しっかし、自分が寝坊して息子の弁当作りもサボるよーなｶｰﾁｬﾝが　　）
　　　）　人前では上品な顔して花に囲まれながら人にモノ教えてるんだろ？　（
　　（　　　教わってる生徒達が我が家の実情を知ったら幻滅するぜ。　　　　 　）
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o　　　　　　最近うちでよく見る風景
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 。　　　　　素敵な生け花とほか弁が並ぶ食卓

　　　　　　　　- -＝＝三三　　　∧＿∧
　　　　　　- -＝＝三三　　　　 （　　-∀）
　　　　　- -＝＝三三　　　　　 /　　つーつ
　　　　- -＝＝三三　　　　　　（＿　 ） O
　　　　　　　　　　　　　　　　 γ　し'γ/ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ゝ_丿　ゝ_丿

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　でも、「学校は」「友達は」「ご近所さんは」と俺周りに過敏だった母親の干渉を
　　　　　ウザいと思い始めた時に、ちょうどこんな趣味をはじめてくれちゃってさ、

　　　　　今朝みたいに「親の務めを果たせよｺﾞﾙｧ」と腹の立つこともあるけど
　　　　　 逆にこんな風に信用されつつ放置されてるのは気楽でいいなとも思う。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

┌───────────────────
｜　う〜、まだ４時間目が残ってる。
｜コンビニ寄るヒマもなかったモンなぁ〜。
｜腹減って氏んじゃうよ〜。
└────v──────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　モララー君
　　　　　　　　　　　　　└────v─────

　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　 　 ∧ ∧
　　　　　（； -∀-）　　　　　　　　(ﾟ-;;ﾟ#)
　　　　　（　Ｕ　Ｕ　　　　　　　　　|;;; ;U
　　　　　 ）　）　）　　　 　 　 　 　 |;; ;;;）
　　　　 （＿）＿）　　　　　　　　　 U`ヽ)


┌──────────
｜　ん？なぁに？
└────v─────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　今日のお昼休み、文化祭実行委員の人は
　　　　　　　　　　　　　｜　会議室に集まれって言われてたでしょう？
　　　　　　　　　　　　　｜　遅れる人がいると困るから、最初からお弁当も
　　　　　　　　　　　　　｜　会議室で集まって食べましょうって委員長の人が。
　　　　　　　　　　　　　└────v────────────────────

　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　 　 ∧ ∧
　　　　　（　　・∀）　　　　　　　　(-;;ﾟ#;)
　　　　　（　Ｕ　Ｕ　　　　　　　　　|;;; ;U
　　　　　 ）　）　）　　　 　 　 　 　 |;; ;;;）
　　　　 （＿）＿）　　　　　　　　　 U`ヽ)

┌─────────────────────
｜そっか。俺お昼は購買で買ってから行くから
｜でぃちゃん先に行っててくれる？
└────v────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　｜　わかった。
　　　　　　　　　　　　　　　└───v────

　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　 　 ∧ ∧
　　　　　（　　・∀）　　　　　　　　(-;;ﾟ#;)
　　　　　（　　　　） 　　　　　　　　|;;; ;U
　　　　　 | 　| 　|　　　　　　　　　 |;; ;;;）
　　　　　（＿）＿）　　　　　　　　　U`ヽ)

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　高校１年、数ある委員会から俺が選んだのは「文化祭実行委員会」。

　　　　　　　　　　　他の委員会みたいに一年中束縛されるワケではなく、
　　　　　　　　　お祭り騒ぎも好きな俺にはちょうどいいかなと思ったんだけど、
　　　　　　　　　　　　　　夏休み前から何度も打ち合わせもあり、
　　　　　　　　　　二学期になってからは本格的にハードになってきた。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　┌────────────────────────────────────
　　｜　しかし２年３組の喫茶店、今更『ティーバックスコーヒー』なんて名前つけてきてさ、
　　│　委員会でも許可だせるか問題になってるけど、名前のパクリはともかく、
　　｜　パンフに「Ｔバックのメイドさんがお出迎え」ってあやしいコピー載せたいっつーのは、
　　｜　ギャグにしてもヤバ過ぎるだろ。ややこしい問題起こさないで欲しいよ、全く。
　　└─────────v───────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　　でも本当に実現するなら
　　　　　　　　　　　　　　（ ；-∀-）　　　　←　　見に行ってみたいと思ってる
　　　　　　　　　　　　　　（　Ｕ　Ｕ
　　　　　　　　　　　　　　 人　Ｙ
　　　　　　　　　　　　　　 し（＿）

　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
（　　くっそう、メンチカツサンドが売り切れで、ツナサンドだよ。　　　　）
　）　もっと肉系をドカッと食べたかったのに〜。　　　　　　　　　　　　（
　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
＿＿＿＿＿＿　　　　o
　　　　|会議室|　　　。
　　　　|￣￣￣
　　　　∧＿∧　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣
　　　 （∀-　　）　　　＜　失礼しまーす。
　　　 凵と　　）　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　 Ｙ　人
＿＿__ （＿）｀Ｊ


　┌───────────────
　｜あれ、他の人まだ来てない？
　└───v───────────────────────────
　　　　　　　　　　　｜そーなの、私、部屋か時間聞き間違えたのかな？
　　　　　　　　　　　└──────v─────────────────

　　　　 ∧＿∧
　　　　（　・∀・）　　　　　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　つ凵Ｏ　　　　　　　　　　(-;;ﾟ；;)
　　　 　人　Ｙ　　　　　　　　　　　　Oと;;)
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣lニl￣￣￣￣￣￣￣

　┌─────────────────────────
　｜そっか。まぁいいや、腹減ったからとりあえず飯食うよ。
　｜どうせ飯食ってる間に会議するワケじゃないから、
　｜ここに他に誰も来なかったら食った後に探しにいけばいいよ。
　｜もう待てない、とにかく飯、飯！！
　└───v─────────────────────
　　　　　　　　　　　｜それで大丈夫かなぁ…？
　　　　　　　　　　　└───v────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　じゃ、私もお弁当…

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　-∀-）　　　　　 (ﾟ-;;ﾟ；)
　　　　（　つ△Ｏ　　　　　lニと;;)
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　┌───────
　｜　……　。
　└──v────────────
　　　　　　　　　　　｜　　　……。
　　　　　　　　　　　└───v─────


　　　　　　　　　　ﾓｸﾞﾓｸﾞ
　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（ =〜= ）　　　　　 (ﾟ〜;ﾟ#)
　　　　（つ△と）　　　　　 lニと;;)
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　同じクラスの文化祭実行委員のでぃちゃん。
　　相手が男だろうが女だろうが、場が盛り上がらないと落ち着かない俺のキャラ上、
　　「でぃちゃん」なんて馴れ馴れしく呼んでるが、委員会が一緒ということ以外は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　特に接点も共通点もない女子。

　おとなしいワケじゃないけど、あんまし面白くもなくそれほど可愛くもない平均点な女子。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



　　　　　　　　　　ﾓｸﾞﾓｸﾞ
　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（ ・〜・ ）　　　　　 (ﾟ〜;ﾟ#)
　　　　（つ△と）　　　　　 lニと;;)
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　別に女と二人で飯食ってるからってドキドキもしない。
　　　　　　　　　　ただこんな風に会話が途切れる間が苦手で、
　　　　次に何を話そうかと、どんな会話なら長続きするのかとかそんなことを考えてる。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　┌─────────────────────────
　｜今朝はうちのｶｰﾁｬﾝが寝坊してさぁ。起こして貰えなくて、
　｜朝飯も食わず学校までチャリでダッシュしたんだよ。
　｜それで２時間目体育だっただろ。
　｜もう腹減ってつらかったんだよ〜。
　└───v─────────────────────
　　　　　　　　　　　｜それで何よりも昼食優先だったワケね。
　　　　　　　　　　　└───v───────────────


　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　・∀・）　　　　　 (ｰ;;^#;;)
　　　　（つ△と）　　　　　 lニと;;)
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　あれ…。でぃちゃんの弁当っておかず煮物一種類だけ？　　　　 ）
　　）　昨日の夕飯の残りって感じ。さては彼女の母親も手抜き系か。（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　o
　　　　　　。　　　　　　　　　　　　　ﾊｯ
　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　・∀・）　　　　　 (ﾟ-;;ﾟ；;)
　　　　（つ△と）　　　　　 lニと;;)
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　┌─────────────────────────
　｜…わ、私も今日は寝坊しちゃって、ちゃんとお弁当作る
　｜ヒマがなくって、昨日のおかずの残りなの…。
　└──────────v──────────────

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　；・∀）　　　　　 (o;;-；;)
　　　　（つ△と）　　　　　 (;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　 。
　　　　　o
　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　ゲッ、つい弁当の中身覗き込んじゃった上に　　　　　　　　　　　　）
　　）　考えてたこと読まれちゃった。ヤッベ〜、フォローしなきゃ…　　（
　（　　…ていうか、「作るヒマ…」？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'


　┌──────────────────
　｜でぃちゃん、自分で弁当作ってるの？
　└───v──────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　…うん…。
　　　　　　　　　　　　　└───v───

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　；・∀）　　　　　 (ﾟ-;;ﾟ#;)
　　　　（つ△と）　　　　　 (;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　┌──────────────────
　｜へぇ、料理作るの好きなんだ〜。
　└───v────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　…ううん…今お母さん入院してるの…。
　　　　　　　　　　　　　└───v───────────────

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　　^∀）　　　　　 (ﾞ-;;ﾞ#;)
　　　　（つ△と）　　　　　 (;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|||||||||||||||||

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　ギャー、どうしよ、どんどん苦手な重苦しい雰囲気に　　 ）
　　）　なってくじゃないか〜〜。　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　o
　　　　　　。
　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　iii^∀）　　　　　 (-;;^；;)
　　　　（つ△と）　　　　　 (;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　┌──────────ﾍ─────────────
　　　｜色合いの悪い変な煮物でしょ？
　　　｜父さんの好物だから作ってあげようとしたんだけど、
　　　｜母さんみたいに美味しく作れなくて…。
　　　└───────────────────────

┌───────────────────────
｜え〜、いかにも和食って感じで美味しそうだよ。
｜調理実習でやるようなメニューならともかく、
｜そういうのが作れるって凄くね？
└────v───────────────────
　　　　　　　　　　　｜　でも不味いから…
　　　　　　　　　　　└────v────

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（ ；・∀・）　　　　　 (ヮ;-#;)
　　　　と　　　 つ　　　　　(;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　お世辞と謙遜の応酬、あぁもうこの空気に耐えられない。　 ）
　　）　これ以上謙遜できねーよーに徹底的に持ち上げとくか。　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　o
　　　　　　。
　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　　・∀）　　　　　 (-;;ﾟ；;;)
　　　　（　　　 つ　　　　　(;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌───ﾍ───────────────
｜じゃ、確かめさせてよ。味見させて♪
└────────　 ┌─ﾍ─────
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜えっっ！？
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 └──────

　　　　　　　　　　┌────────────
　　　　　　　　　　｜　やだよ、絶対不味いモン。
　　　　　　　　　　└────v────────

　　　　　　　ｲﾗｲﾗ
　　　　 ∧＿∧　　　　　 　 ∧ ∧
　　　　（　 #・∀）　　　　　 (っ;"；;)
　　　　（　　　 つ　　　　　 (;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　┌───ﾍ───────────────────
　｜いーから食わせろよ〜。
　｜欲しいパン買えなかったから物足りないんだよー。
　└───────────────────────

　　　　　　　　　┌──────────────────
　　　　　　　　　｜　もうっ！不味くても知らないからっ！！
　　　　　　　　　└────v─────────────

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　・∀・）　　　　　 ∩；ﾞ;;o)')
　　　　（　つニＯ　　　　　 ヽ ;; ;;;ﾉ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　┌──ﾍ────
　｜サンキュー♪
　└───────
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　俺のやり方は強引だったけどさ、
　　　　　　　　　とりあえずコイツの弁当食って、「美味い！」と言っときゃ
　　　　　　　　　これ以上聞きたくない謙遜に付き合わなくても良くなるし、
　　　　　　　　　　親が入院しちゃってるというコイツへの励ましにもなる、
　　　　　　　　　　　　　　食って損にはならないという計算だった。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　…味は…確かに何か物足りない。
　　　　　　　　　　　　　けど食えないほど不味いモノでもないし、
　　　　　　　　　　俺は食う前から考えていたセリフをそのまま言った。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　┌───────────────────
　｜別に美味しいじゃん。
　｜お父さんも娘が自分のこと考えてくれて
　｜好物作ってくれて嬉しかったんじゃね？
　└───v───────────────


　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　-∀-）　　　　　 ∩#ﾞ;;-)')
　　　　（　つニＯ　　　　　 ヽ ;; ;;;ﾉ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　┌───────────────────
　｜お父さんはイマイチって言ってたモン。
　｜モララー君、無理にお世辞言わなくていいよ？
　└──────────v────────

　　　　　ｶﾞｰﾝ

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　Σ （ ；・∀・）　　　　　 ∩#ﾞ;;o)')
　　　　（　つニＯ　　　　　 ヽ ;; ;;;ﾉ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　ワーン墓穴、ここで引き下がったら俺はお世辞を言ってたことを　　 ）
　　）　　認めたことになり、余計コイツを傷つけちゃうじゃんか。　　　　　　（
　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　）　　　　　絶対負けねー、ついた嘘はつき通す！！！　　　　　　　　　　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　o
　　　　　　。

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（ ；-∀-）　　　　　 ∩#ﾟ;;-)')
　　　　（　つニＯ　　　　　 ヽ ;; ;;;ﾉ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌───ﾍ──────────────────────────
｜そうかな、俺は美味しいと思ったんだけどな。
｜うちのｶｰﾁｬﾝってさ、最近真面目に料理してくれないんだよね。
｜昼だけじゃなくって、夜も惣菜や出前の時が多くってさ。
└─────────────────────────────
　　　　　↑　でも事実でもある


┌────────────────────────────
｜こういういかにも家庭的って料理はあんまし食べてないから
｜美味しく感じるのかもしれない。美味しいよ。
└───v────────────────────────

　　　　 ∧＿∧ﾓｸﾞﾓｸﾞ　　∧ ∧
　　　　（　^〜^）　　　　　 (-;;ﾟ#;;)
　　　　（　つニＯ　　　　　と;; ;;;|
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　┌──ﾍ─────
　　　　　　　　　　　　｜　ホントに…？
　　　　　　　　　　　　└────────

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　よっし、信じたな。これで俺の勝ちだ。 　　 ）
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　o
　　　　　　 。

　　　　 ∧＿∧　　　　　　∧ ∧
　　　　（　^∀^）　　　　　 (-;^#;;)
　　　　（　つニＯ　　　　　∩; ;;;|
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　┌──ﾍ────
　　　　　　　　　　　　｜ありがとう。
　　　　　　　　　　　　└──────

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　はいはい笑顔笑顔。無言や険悪だったり重苦しい空気は超苦手、
　　　　　　　　　　委員会でこれから付き合いが増えるこの女とも
　　　　　　　　　こんな感じにまぁ適当に仲良くしとけばいいかなって。

　　　　　　　　　　　　　　　最初はそんな気持ちだった。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　┌────────────────────────────
　　　　｜　…気に入ってくれたんなら、全部食べてもいいよ？
　　　　｜　美味しいって言ってくれる人に食べてもらえるのは嬉しいし。
　　　　└───────v─────────────────────
　　　　（ 　え？　）
　　　　　ヽ〜〜'
　　　　　　 o
　　　　　　 。
　　　　 ∧＿∧　　　　　　∧ ∧
　　　　（　・∀・）　　　　　(ｰ;"#;;)
　　　　（　つニＯ　　　　　∩; ;;;|
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌───ﾍ───────
｜　いいの？ありがと〜。
└───────────

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　ありゃ、思った以上に喜ばせちゃったかな…？　）
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　o
　　　　　　　。

　　　　 ∧＿∧　　　　　　∧ ∧
　　　　（　・〜・）　　　　　(;#";ｰ")
　　　　（　つニＯ　　　　　(;;つ;O
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　なんかね、一瞬甘くて照れくさい空気を感じた。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　けど気にしなくていっか。　）
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　o
　　　　　　　。

　　　　 ∧＿∧　　　　　　∧ ∧
　　　　（　-∀-）　　　　　(;#";ｰ")
　　　　（　つニＯ　　　　　(;;つ;O
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　でもたぶんそれは俺の勘違い。
　　　　　　　　　俺のキャラはこういうことに期待すると失敗するから。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　(*ﾟヮﾟ)　 （^∀^* ）
　　　　　　 　 　 　 　　 　　U　 | 　 と　　　つ　　　　　　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　 〜（　　|　　 |　 | 　|　　　　　　　(ﾞДﾞ；)
　　　　　　　　　　　　　　　 Ｕ Ｕ 　 （＿（＿）　　　　　　　|　 U

　　　…底の浅い、誰に対してでも八方美人な性格は好きになった女とも平気で話せる。
　　　　　　　　　それは一部の友達から羨ましがられたりするけれど

　　　┌────────────────────────
　　　｜　モララー君なら相談に乗ってくれると思って。
　　　｜　ギコ君って誰か好きな人いるって聞いたことある？
　　　└───────v─────────────────
　　　　　　　絶対内緒よ　　　　　　　　||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｶﾞｰﾝ　||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　 　　　 (　*"o)　　　（^∀^iii ）
　　　　　　　　　　　　　 /　∩　　　　（　　　　）

　　　　　　　　　…一度だって眼中に入れて貰えたことはないんだ。

　　　　　　　　　　　　　「いい人」「面白い人」「頼りになる人」　…

　　　　　　　　小学校、中学校、今まで何人もの女を好きになったけど
　　　　　　　　　　「好きな人」と思われたことは一度もなかった。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　俺が身分不相応に面食いで
　　　　　　クラス一可愛い子に惚れちゃうのも良くないってわかってるけど、

　　　┌─────────────────
　　　｜　でもモララー、オマエもしぃちゃんに
　　　｜　気があったんじゃないのか？
　　　└───────v─────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾅｰﾆ勘違いしてるんだよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　俺は関係ないって
　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　∧＿∧　　　ｵﾏｴﾗお似合いなんだから
　　　　　　　　　　 　 (；ﾟДﾟ)　　　（^∀^； ∩　　　余計なこと気にするなﾖ♪
　　　　　　　　　　　　 U　 |　　　 と　　　　ノ

　　　　　　　　　　　　　人に気持ちを汲み取って貰えないのは
　　　　　　　　　　　嫌われるのが怖くて、誰にでもイイ顔をしてしまう
　　　　　　　　　　　　自分の情けなさのせいって自覚もあるけど、

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　…性格なんて、簡単に変えられない。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(　　*) (　　　)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　つと　　つ
　　　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　 （　　ﾉ　（　　 |
　　　　　　　　（;;;;　　　）　　　　　　　　　　　　(/ヽ)　　(/^ヽ)
　　　　　　　　（;;;;;　　 ）ﾟ
　　　　　　　　 ）;;; ）　 ）
　　　　　　　 （;;;;; （;;　）
　　　　　　　三三三
　　　　 　三三三
　　　　三三三

　　　　　　　　　　　　　　　　期待し過ぎると傷つくのは自分。
　　　　　　　　　　　　　　　今までさんざん学習してきたこと。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　それに、別に特に話が合うワケでも可愛いワケでもないでぃちゃんと
　　　　　　　こんなやり取りをしたくらいでは舞い上がる気にもならないしな。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　┌────────────────────
　｜ご馳走様〜って、俺が食い尽くしちゃって
　｜でぃちゃんは昼ごはんどーするんだよ？
　└───v────────────────────────
　　　　　　　　　　　　｜　そのおかず昨日も今朝も連続だったから
　　　　　　　　　　　　｜　食べ飽きちゃってて。
　　　　　　　　　　　　｜　帰りにお母さんのお見舞い行くから、
　　　　　　　　　　　　｜　たぶん病院でいろいろおやつ食べると思うし。
　　　　　　　　　　　　└───v──────────────────
　／
　ガラッ
　＼

　　　　 ∧＿∧　　　　　　∧ ∧
　　　　（　　・∀）　　　　　(ｰ;;ﾟ#;;)
　　　　（　　　つニl　　　　と;; ;;; つ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　┌───────────────────────
　｜ここにいたのか、１年２組の２人はー。
　｜集合は会議室じゃなくて「小会議室」だぞ。
　└───v────────────────────────
　　　　　　　　　　　｜他の人がいつまでたっても来ないと思ったら
　　　　　　　　　　　｜　やっぱり別の部屋だったんだ。
　　　　　　　　　　　└───v─────────────────
　　 ∧＿∧
　　（-@)Д@）
　　（　　　　つ　　　　　 ∧＿∧　　　　　　∧ ∧
　 　 |　 |　 |　　　　　　（・∀・　）　　　　　(o;;<;;#)
　　 （＿）＿）　　　　 　（　　　　）　　　　　 U;U;;ヽ
　　　　　　＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　┌──────────ﾍ──────────
　　　　　　　　　　｜ごめんなさい、私が場所を聞き間違えたんです。
　　　　　　　　　　└────────────────────


　┌────────────────────────────
　｜困るよ、これからもっと忙しくなるのに、そういう勘違いは
　｜委員会の全員の時間を無駄にするんだから、
　｜絶対に気をつけてくれないと。
　└───v─────────────────────────
　　　　　　　　　　本当にすみませんでした

　　　　 ∧＿∧　　　　　∧ ∧　　　　　 　∧＿∧
　　　　（-@)Д@）　　　(っ;;ﾞ；;)　　　　　　（∀-　　）
　　　　（ 　　　　）　　　 UU　|　　　　　　 （　　　　）
　　　　　 Ｙ　人　　　 　 |;; ;;; ）　　　　　　　 Ｙ　人
　　　　　（＿）｀Ｊ　　　　 U`ヽ)　　　　　　　（＿）｀Ｊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o
　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　先輩も細かいなぁ、謝ってる１年女子を責めるなよな　　 ）
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

　┌──────────────────────────────
　｜彼女は早く移動したがってたみたいなんですが、俺が腹減りすぎで
　｜飯が食えればどこでもいい状態だったんで、部屋探すのは
　｜つい後回しにしてしまいました。
　└────────────────v──────────────


　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧ ∧　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　（-@)Д@）　　　(;;；ﾟ;;-ﾟ)　　　　　　（∀・　　）
　　　　（ 　　　　）　　　 UU　|　　　　　 　 （　と 　）
　　　　　 Ｙ　人　　　 　 |;; ;;; ）　　　　　　　 Ｙ　人
　　　　　（＿）｀Ｊ　　　　 U`ヽ)　　　　　　　（＿）｀Ｊ

　　　┌─ﾍ───
　　　｜　……。
　　　└─────


　┌─────────────────────────
　｜ふぅん、おまえら仲いいんだ。
　｜でも甘いムードを楽しむのは後夜祭の時にしてくれよ。
　└───v──────────────────────

　　　　 ∧＿∧　　　　　∧ ∧　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　（-@)∀@）　Σ　(ﾟ-;;ﾟ；;)　　　　　　 （・∀・# ）
　　　　（ 　　　　）　　　　UU　|　　　　　 　 （　 　 　）
　　　　　 Ｙ　人　　　　　 |;; ;;; ）　　　　　　　 Ｙ　人
　　　　　（＿）｀Ｊ　　　 　 U`ヽ)　　　　　　　（＿）｀Ｊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o
　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　うわぁ、コイツ感じ悪っ。オマエが彼女を責めるから　　 　　　　　　　　）
　　　）　フォローして場を収めようとしてるのに、そんなこと言うか？　　　　　（
　　（　　やっぱコイツ意地悪を言って相手をやりこめたいだけのタイプだ。　　）
　　　）　　うざーっ☆　コイツ嫌いだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　まぁ盾突いて人間関係悪化させるのもアレだ。　　　）
　　　）　話題逸らして雰囲気変えとこ。　　　　　　　　　　　　（
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　┌──────────────────────────────
　｜僕としては後夜祭のダンスパーティーより
　｜２年３組のティーバックスコーヒーの方が激しく気になるんですが♪
　└─────────────────v─────────────

　　　　 ∧＿∧　　　　　∧ ∧　　　　　 　 ∧＿∧
　　　　（-@)Д@）　　　 (ﾞ-;;ﾞ#;)　　　　　　（^∀^　）
　　　　（ 　　　　）　　　　UU　|　　　　　　と　　　 つ
　　　　　 Ｙ　人　　　　　 |;; ;;; ）　　　　　　　Ｙ　人
　　　　　（＿）｀Ｊ　　　 　 U`ヽ)　　　　　　 （＿）｀Ｊ

　┌───ﾍ─────────────────────
　｜あんな学校のイメージを損なういかがわしい内容を
　｜一般人にも配るパンフに乗せられるワケないだろ？
　｜当然却下して宣伝も書き直すように指導するよ。
　└─────────────────────────


　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　指導だってさ。たかだか文化祭実行委員長ってだけで　）
　　　）　同じ生徒なのに何様だよ。ユーモアも通用しない　 　　（
　　（　　全く面白みのない奴だな。　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 。
　　　 　 ∧＿∧　　　　　　　　 ∧ ∧　　　　　 　 ∧＿∧
　　　　（∀(@- ）　　　　　　　　(ﾟ-;;ﾟ#;)　　　　　　（-∀-； ）
　　　　（ 　　　　）　　　　　　　　UU　|　　　　　 　 （　　　　）
　　　　　 Ｙ　人　　　　　　 　　　|;; ;;; ）　　　　　　　 Ｙ　人
　　　　　（＿）｀Ｊ　　　 　　　　 　U`ヽ)　　　　 　　 （＿）｀Ｊ

　　　　　　　　　　　　　　┌──────────
　　　　　　　　　　　　　　｜　私あの人嫌い。
　　　　　　　　　　　　　　└─────v─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾎﾞｿｯ
　　　 　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　 ∧ ∧　　　　　 ∧＿∧
　　　　（∀(@- ）　　　　　　　　　　　(#-;o-)　　　　（∀・　　）
　　　　（ 　　　　）　　　　　　　　　　　|;; U;;|　　　　　（　　　　）
　　　　　 Ｙ　人　　 　 　 　 　 　 　 　|;; ;;; ）　　　　　　Ｙ　人
　　　　　（＿）｀Ｊ　　　　　　 　　　　　U`ヽ)　　　　 　 （＿）｀Ｊ

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　俺達２人の　初めての共通点は

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　俺も♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──v───

　　　 　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　 ∧ ∧　　ﾎﾞｿｯ　∧＿∧
　　　　（∀(@- ）　　　　　　　　　　　(#^;;-^)　　　　 （^∀^# ）
　　　　（ 　　　　）　　　　　　　　　　　|;; U;|　　　　 　（　　　　）
　　　　　 Ｙ　人　　 　 　 　 　 　 　 　|;; ;;; ）　　　　　　Ｙ　人
　　　　　（＿）｀Ｊ　　　　　　 　　　　　U`ヽ)　　　　 　 （＿）｀Ｊ

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　「自分達の仕事の委員長やってる先輩が嫌い」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな内容だった。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―　糸売　―

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【　思い過ごしも恋のうち／第２話　】

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　　　　　　　今クラスで一番いいなと思える女子はガナーちゃんかな。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　（∀‘　　）
　　　　　　　　　　　（　　　　）　　　　 　と 　　　つ
　　　　　　　　　　　（　　　　）　∧＿∧　|　 | 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　）（＿（＿）

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　可愛いが自分が可愛いことを知ってて
　　　　　　　　　　男も女も上手に自分に従わせちゃう、そんな女子。

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　うちのクラス、１年２組の文化祭の出し物は「演劇」

　　古典的な脚本に今風（いや微妙に今じゃないｗ）お笑い芸人のモノマネや
　　　学校風刺のギャグを取り入れた、面白いような寒いようなそんな企画。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　【配役】

　 ・ヒロイン白雪姫
　　　　∧＿∧
　　　 （　‘∀‘）　　　ガナーちゃん。ギャグはやらずスタンダードに可愛いお姫様。


　 ・悪い魔女
　　　,∧＿∧
　　 Ｘ ノ ﾊﾍ X　　　 レモナちゃん。魔法の鏡相手に酔いしれた演技をした挙句
　　　|ﾟﾉ#^∀^）　　　「どこ見てんのよっ」と客に逆ギレしたりする青木さ○か風味に。
　　　　　　　　　　　　配役はあってるなと思うが、本人に言うと怒られそう。


　 ・王子様
　　　∧＿∧　　　　モナー君。着物とギター装備で登場。担任や校長などを辛口にぶった切った後、
　　 （ ；´Д｀）　　　 魔女もぶった切ってなぜか切腹。思い切り波○陽区を意識してるワケだけど、
　　　　　　　　　　　 ネタの鮮度といい、結構内気なモナー君がこの役をやることといい、
　　　　　　　　　　　 たぶんこの劇中で一番サムイ存在になることは間違いない。

２ｗ君など・・・具体的によろ

　・７人の小人の一人目：ハードゲ○

　　　∧ ∧　　　　　タカラ君。小人のくせに仮死状態の白雪姫をほっといて、王子様に
　　 (；^Д^)　　　　フォーとつきまとい困らせる役。まぁタカラ君ならいざという時は吹っ切って
　　　　　　　　　　　ちゃんとやってくれそう。一部の女子が彼の衣装作るのにかなり張り切ってる。

　・７人の小人の二人目：マ○ケン

　　 ／■＼　　　　オニギリ君。こちらも小人役だったはずなのに、切腹して果てた王子に成り代わり
　　（　´∀｀）　　　なぜか白雪姫とハッピーな結末に。もちろんエンディングは金ラメ衣装で
　　　　　　　　　　生き返った白雪姫とクラスの他の大勢の女子をバックにマ○ケンサンバ熱唱。
　　　　　　　　　　正直、ヒロインよりも衣装が派手になる予定。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　：　　以下略

　　〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
　　　凄いｱﾚﾝｼﾞだね…　　　　だってﾌﾂｰの芝居じゃ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　面白くないﾀﾞﾛ？


　　　　　 ∧＿∧　　　　　 ∩＿∩
　　　　　（ ；-∀-）　　　　（∀^ 　 ）　　　　　←　脚本担当：マルミミ君
　　　　　（　つ⌒i⌒O　　 （　　 　 >　　　　　　　　監督や演出、音楽はまた別の人
　　　　　　　。
　　　　　　o
　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　実行委員で忙しくてよかったっ…！！　　　　　　　　　）
　　　）　もしヒマだったらどんな配役にされてたことか…！　（
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　バカだなぁと思いつつ、バカげたことをクラスで団結してやっちまおうとする
　　　　　　　　　　　　　　　　　このクラスのノリは結構好きだ。

　　　　　　　役員ということで直接クラスの中枢で力になることはできないが、
　　　　　俺は俺でクラスと運営を繋ぐ窓口、その立場で貢献したいと思ってる。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　┌───────────────────────────
　｜　うぉぉ、こりゃいいや、かなり光ってるよっ！！
　｜　これで原価３０００円もしてねぇって凄いな。
　｜　ちょっとこの着物着たまま、他のクラスに見せに言ってもいい？
　└────v────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　｜　ダーメ。丈が合ってないからもう一回微調整するから。
　　　　　　　　　　　　└──────v──────────────────
　　　　　ｷﾗｰ

　　　　+　 　／■＼　　　*
　　　　　 　 （　´∀｀）
　　　　　⊂ｌ￣　y/￣Ｐ　　　　　　　∧＿∧
　　　　　*　ー|ニニ|`　　　　　　 　/ /ハヽ∂
　　　　　　 　 |_||,＿|　　+　　　　　（∀´　ハ|　　　　　　　　 ∧＿∧　　　∧＿∧
　　　　　　　 (_y) (_y)　　　　　　 　（　　　　）　　　　　　　　（　‘−‘）　　（∀・　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　）　　（　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────ﾍ──────
　　　　　　　　　　　　　　｜モララー君、ちょっと相談があるんだけど…。
　　　　　　　　　　　　　　└────────────────────

　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　うっひょう、ガナーちゃんから俺に直々に相談事、　）
　　　）　　他の奴らには内緒ごとみたい。　　　　　　　　　　（
　　（　　何かな、何かな〜〜♪　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
他に誰もいないの　　o
確認してるし　　　　。

　　　　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　ｷｮﾛｷｮﾛ
　　　　　 （ *・∀・）　　　　（ ；‘−‘）
　　　　　 （ 　つと）　　　　 （　　　　）
　　　　　　 ）　）　）　　　　　 | 　| 　|
　　　 　　（＿）＿）　　　　　（＿（＿）


　　　　　　　　┌────────────────────
　　　　　　　　｜　あのね、衣装係の女子のことなんだけど、
　　　　　　　　└──────v──────────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧
　　　　　 （　・∀・）　　　　 （‘っ‘； ）
　　　　　 （ 　つと）　　　　 （　　　　）
　　　　　　 ）　）　）　　　　　 | 　| 　|
　　　 　　（＿）＿）　　　　　（＿（＿）

　　　　　　　　┌────────────────────────────────
　　　　　　　　｜タカラ君のハードゲ○衣装係の女子達はそれ専門にやってるから置いといて、
　　　　　　　　｜モナカちゃん達って、オニギリ君のマツ○ン衣装と私のドレスの
　　　　　　　　｜両方を担当してるじゃない？なんかね、マツケ○衣装ばっかりで、
　　　　　　　　｜私の衣装の方はほとんど手をつけてないみたいなのよ。
　　　　　　　　└──────v──────────────────────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧
　　　　　 （　・∀・）　　　　 （へ‘；　）
　　　　　 （ 　つと）　　　　 （　　　　）
　　　　　　 ）　）　）　　　　　 | 　| 　|
　　　 　　（＿）＿）　　　　　（＿（＿）

┌────ﾍ────
｜　あ〜、そうなんだ。
└─────────

　　　　　　　　　　　┌─────────────────────
　　　　　　　　　　　｜ちょっと、早くこっちのも作るように
　　　　　　　　　　　｜モナカちゃん達に言ってきてくれない？
　　　　　　　　　　　└─────v────────────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　　役員のモララー君から
　　　　　 （　・∀・）　　　　 （っ‘# 　）　　　スケジュールの都合と言って貰えれば
　　　　　 （ 　つと）　　　　 （　　　　）　　　　彼女達も納得してくれるだろうしね
　　　　　　 ）　）　）　　　　　 | 　| 　|
　　　 　　（＿）＿）　　　　　（＿（＿）


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　…なんだ…。やっぱりそんなことか。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　期待したら馬鹿をみる。

　　　　　　　　　　　　　　最初からわかってることじゃないか。
　　　　　　　　　　　　　　こんなことで傷つくんじゃない、俺。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　┌────────────────────────────
　｜わかった、お姫様衣装も急ぐようにって、彼女達に言っとくよ。
　└────v────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　ただ急がせてもダメよ。
　　　　　　　　　　　　　｜　手を抜かないちゃんとしたの作って貰わないと。
　　　　　　　　　　　　　└────v───────────────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　 ∧＿∧
　　　　　 （　^∀^）　　　　 （っ‘　　）
　　　　　 （ 　　　 ）　　　　 （　　　　）
　　　　　　 ）　）　）　　　　　 | 　| 　|
　　　 　　（＿）＿）　　　　　（＿（＿）

　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　ぐっ…、難しい注文だな…。　）
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　o　　前向きに
　　　　　　　。　善処します

　　　　　　∧＿∧　　　　 　 ∧＿∧
　　　　　 （ ；-∀-）　　　　 （∀‘　　）
　　　　　 （ 　　　∩　　　　 Ｏと 　　）
　　　　　　 ）　）　）　　　　　 | 　| 　|
　　　 　　（＿）＿）　　　　　（＿（＿）

　　　　　┌────────ﾍ──────────────────
　　　　　｜　もちろん、私がそう言ってたなんて、絶対言わないでね♪
　　　　　└──────────────────────────

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　俺は便利屋キャラなんだ。…恋愛対象と思ってもらえなくても、
　　　　　　　　　　特別な相談事をされるだけ相手に深入りできる、

　　　　　　　　　　　　　　　　　…いいじゃない、それでも。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


　　　　　┌─────────────────────
　　　　　｜　それにしてもマツ○ン衣装、凄いねー。
　　　　　｜　ちゃんとしたトコから借りてきた奴みたい。
　　　　　└───v─────────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜近くでみたら安物ってモロわかるけどね。
　　　　　　　　　　　　　└───v───────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　∧＿∧　 　　 / /ハヽ∂
　　　　　　　 （・∀・　）　　　（∀´　ハ|
　　　　　(((　（　　　　）　　　（　　　　）


　　　　　┌─────────────────────
　　　　　｜　いやいや、舞台衣装っていうのは遠目でも
　　　　　｜　ハッキリわかりやすいのがいいんだからさー、
　　　　　｜　そういう意味でもあの衣装は凄くいいと思うよ。
　　　　　└───v──────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　そうかな〜♪
　　　　　　　　　　　　　└───v──────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　∧＿∧　 　　 / /ハヽ∂
　　　　　　　 （　・∀・）　　　（｀∀´*ハ|
　　　　　　　 （　　∽ ）　　　（　　　　）

　　　　　┌─────────────────────
　　　　　｜　白雪姫の方の衣装も作るんでしょう？
　　　　　｜　どんなのだっけ？
　　　　　└───v──────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　これが完成予想図のデザイン画。
　　　　　　　　　　　　　｜　実際はこの布を使う予定よ。
　　　　　　　　　　　　　└───v─────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　　　これも超安かったの
　　　　　　　　∧＿∧　 　　 / /ハヽ∂
　　　　　　　 （　　・∀）　　 （｀∀´*ハ|
　　　　　　　 （　　　　）　　ﾛと　　　　つ⌒ヽ

　　　　　┌────────────────────────
　　　　　｜　うわ〜、こんな凝ったの素人に作れるの！？
　　　　　｜
　　　　　｜　いや、あのマツケ○衣装を作れたモナカちゃんなら
　　　　　｜　きっとこの絵よりもっと凄いの作れるんだろうな。
　　　　　└───v─────────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜やめてよ〜、私だって
　　　　　　　　　　　　　｜こんな大物のドレス作るの初めてなんだからー。
　　　　　　　　　　　　　└───v────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　　　∧＿∧　 　　 / /ハヽ∂
　　　　　　　 （　・∀・）　 　 （｀∀´*ハ|
　　　　　　　 （　つﾛＯ　 　　（　　　つ⌒ヽ

　　　┌──────────────────────
　　　｜モナカちゃんならきっとできそうな気がするよー。
　　　｜楽しみだー♪早く実物みてみたいな、このドレス。
　　　└───v───────────────────
　　　　　　　　　　　　｜…そんなに早くはできないと思うけど、
　　　　　　　　　　　　｜あと何日か待っててね♪
　　　　　　　　　　　　└────v────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（‘ー‘　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　　　　　　 （　　　　）
　　　　　　　　∧＿∧　 　　 / /ハヽ∂　　　　　 　|　 | 　|
　　　　　　　 （　　^∀）　 　 （｀∀´*ハ|　　　　　　（＿）＿）
　　　　　　　 （　　　つﾛ　　　と 　　　つ⌒ヽ



　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　 お姫様、任務完了です。　）　　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'　　　　　（　　ご苦労様♪　　）
　　　　　　　　　o　　　　　　　　　　　　　　　ヽ〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　　。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o
　　　　　　　　　　　　　よーしこっちも　　　　　　　　　。
　　　　　　　　　　　　　　　頑張るわよー　　　　　 ∧＿∧　ﾆｺｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（‘ヮ ^　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　　　　　　 （　　　　）
　　　　　　　　∧＿∧　 　　 ∂/ /ハヽ　　　　　　 人　Ｙ
　　　　　　　 （　　・∀）　　　 |ハ｀∀´）　　　　　　 し（＿）
　　　　　　　 （　　　　） 　　　（　　つ⌒ヽ

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　　　　　　　　…こんなんじゃ、まるで本当のお姫様と家来みたいなモンだ。

　　　　　　　　　たぶん彼女は自分に好意を寄せる男の扱いを知っている。
　　　　　　　　　俺みたいな不器用なくせに調子だけいい男が近づいたら
　　　　　　　　　　　　　　　　　いいように利用されるだけ。

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　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　　（　-∀-）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　‘ー）
　　　　　　（　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と　　　つ
　　　　　　　）　）　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人　Ｙ
　　　　　　（_＿）＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 し（＿）

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　　　　　　　　好きになるだけ無駄な相手。高嶺の花のガナーちゃん。

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　　　//============================================ヾ
　　　||　文化祭実行委員の方にお知らせです。　　　　　　　 　 ||
　　　||　本日放課後、３時４０分より会議室に集合して下さい。||
　　　||　繰り返します、文化祭実行委員の方は… 　 　 　 　 　 ||
　　　ヾ============================================//

　　　　　 ∧＿∧
　　 Σ　（ ；・∀・）
　　　　 （　　　　）
　　　　　　　　　。
　　　　　　　　　　o
　　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　　（　　えぇ〜〜！？何だよ、今日は昼休みだけって　　　　）
　　　）　言ってたのにー。最近文化祭のせいで、　　　　　　（
　　（　　テニス部の練習だってさぼり気味なんだから、　　　）
　　　）　　たまには部活の方に行きたかったのにーっ。　　（
　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

　┌───────────────────────────────
　｜やっぱアレかな。「ティーバックスコーヒー」のパンフの原稿の件かな？
　｜書き直し拒否してるって言ってたから、まだ揉めるのかなぁ。
　｜こんなことやってたら、どんどんパンフの印刷が遅れちゃうのにな。
　└────v───────────────────────────
　　　　　　　　　　　｜　私、今日４時にお母さんのところに行くって
　　　　　　　　　　　｜　約束しちゃったのに…。
　　　　　　　　　　　└────v────────────────


　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （・∀・　）　　　　(ﾞ-;;ﾞ#;;)
　　　　 　（　　　　）　　　　 |;; ; U




　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （　・∀・）　　　　(ﾞ-;;ﾞ#;)
　　　　 　（　　　　）　　　　 |;; ; U

　┌───────────────────────────────
　｜いいよ、俺が出席してるから、でぃちゃんはお見舞いに行っといでよ。
　└────v──────────────────────────
　　　　　　　　　　　｜　そんなのダメよ、きっと。
　　　　　　　　　　　└────v───────

　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （　・∀・）　　　　(o;;ﾟ#;;)
　　　　 　（　　　　）　　　　 |;; ; U


　┌───────────────────────────────
　｜大丈夫だよ。連絡事項があったらメモしとくし、
　｜今日中の作業があれば、うちのクラス分は俺が責任持って
　｜やっとくから、お母さんのとこにいってあげなよ。
　└────v──────────────────────────
　　　　　　　　　　　｜　そんな、モララー君に申し訳ないよ…。
　　　　　　　　　　　└────v────────────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （　-∀-）　　　　(-;;ﾟ；;;)
　　　　　 と　　　つ 　　　　|;; ; U

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　いいんだって。

　　　　　　　　親の見舞いに行けなくて落ち込んでる奴を隣において
　　　　　　　　気を使いながら作業するよりは、一人の方が気楽だし。

　　　　　　　俺のことは気にしないで、とっとと帰ってお母さん喜ばせてあげな。

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　┌──────────────────────────────
　｜大丈夫だって言ってるだろ？
　｜それとも俺一人だったらそんなに頼りないかな？
　└────v─────────────────────────
　　　　　　　　　　　｜　そういうワケじゃないけど、でも…。
　　　　　　　　　　　└───v─────────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （　・∀・）　　　　(-;;ﾟ；;;)
　　　　　 （　　　つ　　　　　|;; ; U

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ'
　（　　あﾞ〜〜、この子の謙遜とか遠慮につきあってると　）
　　）　イライラしてくる。反論しないでとっとと帰れ！！ 　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　o
　　　　　　　　。
　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （　　-∀）　　　　(-;;ﾟ#;;)
　　　　　 （　　　つ　　　　　|;; ; U

　┌───ﾍ──────────────────────
　｜お昼、手料理ご馳走になっちゃったからさ、今日はそのお礼。
　｜放課後の仕事は俺が全部やっとくから、でぃちゃんは
　｜帰っていいよ。でも今日だけだぞ、こんなの。
　｜明日からはきっちり手伝って貰うからね。
　└──────────────────────────

　　　　　　┌──────────────────
　　　　　　｜　わかった、今日はそうさせて貰うね。
　　　　　　｜　ホントにありがとうね。モララー君。
　　　　　　└───────v───────────


　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧　ﾆｺ
　　　　　 （　　・∀）　　　　(ヮ;^#;)
　　　　　 （　　　　） 　　　　|;; ; U
　　　　　　| 　| 　|　　 　 　 |;; ;;; ）
　　　　　 （＿）＿）　　　　　U U




　　　　　　∧＿∧
　　　　　 （　　-∀）
　　　　　 （　　　　）
　　　　　　| 　| 　|
　　　　　 （＿）＿）

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　　　　　　　　　　　…今日、自分に向けた女子の笑顔をみたのは３人目。

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　　　　　　　　　　　　俺がガナーちゃんに指示されてるとは知らずに　　　　　 ∧＿∧
　　　　　　　俺の褒め言葉を真に受けてやる気を出したモナカちゃん。　　　/ /ハヽ∂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （｀∀´*ハ|
　　　　 ∧＿∧　　　自分の思い通りの仕事をちゃんとこなした俺に
　　　　（‘ヮ ^　） 　「ＧＪ」の意を込めた笑顔を送ってきたガナーちゃん。


　　　　　　　　　　　そして、自分の仕事を肩代わりしてくれた俺に
　　　　　　　　　　　　　　　　感謝の意を示したでぃちゃん。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(^ヮ;^#)


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　　　　　　　　　けどそれは、相手を立ててやる俺の社交辞令の成果、
　　　　　　　自分のキャラを保つため、腹の中では計算高いことを考えてる
　　　　　　　　　　　　　　本当の俺に向けられたモノじゃないんだ。

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　┌───────────────────────────
　｜　看板の周りにつける花を作ってください。
　｜　一年はピンク、二年は白、三年は黄色の花紙を使って、
　｜　各クラスごと１００個は作ってください。今日中に。
　└──v────────────────────────
　　　　　　　　　　（　　何かと思えば内職作業かよっ　）
　　　　　　　　　　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　 ∧＿∧　　　　　　　　　o
　　（-@)∀@）　　　　　　　。
　　（　　　　つ　　　　　 ∧＿∧　　　　　　∧ ∧　　　　　 ∧＿∧
　 　 |　 |　 |　　　　　　（・∀・； ）　　　　 　(　　　)　　　　 （　　　　）
　　 （＿）＿）　　　　　 （　　　　）　　　　　 (　　　)　　　　 （　　　　）
　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

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　　　　　　　　そういうことわかってそうなガナーちゃんはともかく、
　　　　自分の行動を円滑にしたいがためだけに、口先だけで軽いこと言ってる
　　　　　　　　　　俺の本性を知れば、モナカちゃんもでぃちゃんも
　　　　　　　　　　俺に二度とあんな笑顔をすることはないだろう。

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┌──────────────────
｜１年２組は独りか？
｜昼休み場所を間違えた女子はどうした？
└──v────────────────

　　　 ∧＿∧
　　　（-@)Д@）　　　 ∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　　　（　　　　 ）　　　（・∀・　）　　　　 <ヽ｀Д´>　　(ﾟＡﾟ*,,)
　　 　 |　 | 　|　　　　（つ＠と ）　　　　（　つ＠Ｏ　 O＠と)
／￣￣￣￣￣＠￣￣□￣￣￣￣￣￣￣□￣￣□￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　＠　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠　＠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠
　┌───────ﾍ─────────
　｜　予定があったみたいなので、
　｜　今日は先に帰って貰いました。
　└─────────────────


┌──────────────────
｜なんだって？人の話は聞かないわ、
｜勝手に帰るわ、ホントしょーがねー女だな。
└──v────────────────

　　　 ∧＿∧　　　　　　　　ｶﾁﾝ
　　　（#@)Д@）　　　 ∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　　　（　　　　 ）　　　（∀・# 　）　　　　 <ヽ｀Д´>　　(ﾟＡﾟ*,,)
　　 　 |　 | 　|　　　　（つ＠と ）　　　　（　つ＠Ｏ　 O＠と)
／￣￣￣￣￣＠￣￣□￣￣￣￣￣￣￣□￣￣□￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　＠　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠　＠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠

┌──────────────────────────
｜今日の放課後はもともとやらないって言ってたから、
｜別の予定を入れてた人間だっているんです。
｜こんな風に急に呼び出しをかけられたら、出席できない人が
｜いてもしかたないじゃないですか。
└─────────v─────────────────


　　　 ∧＿∧
　　　（#@)Д@）　　　 ∧＿∧　　　 　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　　　（　　　　 ）　　　（∀・# 　）　　　　 <｀Д´r >　　(Ａﾟ* ,,)
　　 　 |　 | 　|　　　　（つ＠　 つ　　　　（　つ＠Ｏ　 O＠と)
／￣￣￣￣￣＠￣￣□￣￣￣￣￣￣￣□￣￣□￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　＠　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠　＠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ⌒ｰ'⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　同意…。）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ〜〜〜'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o　　 o
　　　 ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　。　　 　。
　　　（；@)Д@）　　　 ∧＿∧　　　 　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　　　（　　　　 ）　　　（∀・； 　）　　　　 <｀Д´r >　　(Ａﾟ* ,,)
　　 　 |　 | 　|　　　　（つ＠　 ）　　　　 （　つ＠Ｏ　 O＠と)
／￣￣￣￣￣＠￣￣□￣￣￣￣￣￣￣□￣￣□￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　＠　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠　＠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠

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　　う…　生徒会にも顔が利く実行委員長に一年坊主の分際で歯向かっちゃったよ…。
　　　　　　いやさ、他の役員のことを自分の部下か何かと勘違いしてるような
　　　　　　　　　　あまりの横暴ぶりについムカッときちゃって…。

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　それにいくら学校の大事な行事文化祭とはいえ、
　　　　　　　　　　　　でぃちゃんは母親が入院しちゃってるんだよ？

　　　そんなプライベートなことをこんな下衆な男に勝手に喋るのもいけないと思うから
　　　　　　　　　　　　　　　彼女側の事情は説明しないけどさ、

　　　　頭ごなしに人を批判しないで、ちっとは気を回してやったらどうなんだよ？

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┌──────────────────────
｜ふーん…。別に君が構わないなら別にいいんだよ。
└───v───────────────────
　　　 ∧＿∧
　　　（；@)∀@）　　 　 ∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　　　（　　　と）　　　 （∀・　　）　　　　 <｀Д´r >　　(Ａﾟ* ,,)
　　 　 |　 | 　|　　　　（つ＠　 ）　　　　 （　つ＠Ｏ　 O＠と)
／￣￣￣￣￣＠￣￣□￣￣￣￣￣￣￣□￣￣□￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　＠　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠　＠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　いや俺の場合は気の回しすぎで、それはそれでよくないんだが。
　　だからこんな風に自己中なのを平気で人に押し付ける奴をみると余計に腹が立つ。

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┌──────────────────────────
｜君のクラス分の１００個、君一人で作ればいいだけだからね♪
└───v───────────────────────
　　　 ∧＿∧
　　 （@∀(@ ）　　　　 ∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　　　（　　　と）　　　 （Д・　　）　　　　 <｀Д´r >　　(Ａﾟ* ,,)
　　 　 |　 | 　|　　　　（つ＠　 ）　　　　 （　つ＠Ｏ　 O＠と)
／￣￣￣￣￣＠￣￣□￣￣￣￣￣￣￣□￣￣□￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　＠　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠　＠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　『皆で作る文化祭』なのに、委員長自らが仕事分担を　）
　　）　個人攻撃に使ってどーすんだよ。情けない。 　　　　　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　o　　ﾒﾝﾄﾞｸｾｰけどやってやるよ
　　　　　　　　　。　でぃちゃんと約束しちまったしさ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾁｮｲﾁｮｲ
　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　（-Д-； ）　　　　 <｀Д´r >　　(Ａﾟ* ,,)
　　　　　　　　　 　 　（つ＠と ）　　　　と　　＠Ｏ　 O＠と)
／￣￣￣￣￣＠￣￣□￣￣￣￣￣￣￣□￣￣□￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　＠　　＠　　　　　　　　　　　＠　　＠　＠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠


　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────
　　　　　　　　　　　　　　｜こっち終わったら、そっち手伝うから。
　　　　　　　　　　　　　　└─────v─────────────

　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧　　　　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　（ *・∀・）　　　　 <｀∀´r >　　(^Ａ^*,)
　　　　　　　　　 　 　（つ＠と ）　　　　と　　＠Ｏ　 O＠と)
／￣￣￣￣￣＠￣￣□￣￣￣￣￣￣￣□￣￣□￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　＠　　＠　　　　　　　　　　　＠　　＠　＠
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＠　　＠

　　　　　　　　┌──ﾍ─────
　　　　　　　　｜ありがとー♪
　　　　　　　　└───────

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　けどああいう奴よりは、俺の性格って得なんだよな。
　普段人当たり良くやってるから、孤立したりはしない。協力者も味方もすぐ見つかる。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　３組の焼きそば屋って　　　　材料のことでね、安さをとるか安全性をとるか揉めて
　　　　　　　　　　順調？　　　　　　　　結局少し販売価格が高くなるけど、肉も野菜も
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国産品使おうって話になったんだよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今の時期、外国産の食品って安心できないしな。

　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧　　　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　（　　^∀）　　　 <｀∀´r >　　(^Ａ^*,)
　　　　　　　　　 　 　（つ＠と ）　　　 Ｏ＠と )　　 O＠と)
／￣￣￣￣￣￣￣＠￣□￣￣￣￣□￣￣□￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　＠　　＠　　　　＠　　　　　＠　　＠　＠
　　　　　　　　　　　　　＠　　　　　　　＠　＠　　＠　　＠

┌──────────────────────────
｜終わった終わった。皆ありがとね。うちのクラスの分
｜手伝ってくれて。
└─────v───────────────────────────
　　　　　　　　　　｜こういうことはお互い様だよ。
　　　　　　　　　　｜モララーも電車通学だよな？つーちゃんが言うには
　　　　　　　　　　｜隣の駅の駅前に安くて美味いパン屋ができたらしくってさ。
　　　　　　　　　　｜今から行ってみようという話になってるんだけど、行く？
　　　　　　　　　　└─────v─────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　店内で食えるらしい

　　　　　　　　∧＿∧　　　　∧＿∧　　　∧ ∧　　∧ ∧　　∧,,∧
　　　　　　　 （　・∀・）　　　<｀∀´r >　　 (ﾟＡﾟ*,,)　(ﾟ∀ﾟ*,)　 ﾐﾟДﾟ,,彡
　　　　　　　と　　　 つ　　　（　　　　）　　 U　　|.　 U　　|　 と　　　つ
　　　　　　　 　人　Ｙ　　　　　人　Ｙ 　 　 （　　 |　 （　　 |　　ﾐ　　　ﾐ
　　　　　　　　し（＿）　　　　 し（＿）　　　 (/^U　　 (/^U　 　 (/^U


　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　パンか〜。昼もパンだったしな。　）
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
┌────────────────────────
｜あっ！俺今日、自転車だよ。
｜遅刻しそうになって自宅からすっ飛ばして来たんだよ。
｜だから無理。
└─────v───────────────────
　　　　　　　　　　　｜そっか。じゃーまた今度な。
　　　　　　　　　　　└─────v──────────

　　　　　　　　∧＿∧　　　　∧＿∧　　　∧ ∧　　∧ ∧　　∧,,∧
　　　　　Σ　（　 ；・∀）　　 <｀∀´r >　　 (ﾟＡﾟ*,,)　(ﾟ∀ﾟ*,)　 ﾐﾟДﾟ,,彡
　　　　　　　 （　　　　）　　　（　　　　）　　 U　　|.　 U　　|　 と　　　つ
　　　 　　 　 　| 　| 　|　 　　　人　Ｙ 　 　 （　　 |　 （　　 |　　ﾐ　　　ﾐ
　　　　　　　　（＿）＿）　　　 し（＿）　　　 (/^U　　 (/^U　 　 (/^U

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::

┌─────────────────────────────
｜皆で行くんなら俺も行きたかったな。
｜だけど一つ向こうの駅にまで付き合って、あとで独りでこの坂を
｜のぼってたらホントに夜になっちまうよ。
｜とにかく腹も減ったし、家帰ろ。
└─────v────────────────────────



　　　　 　∧＿∧　　　ﾖﾛﾖﾛ
　　　　　（∀=；　）
　　　　 　Fと　　ヽ
　`ヽ､__ ´ ）ｒ'　<　＼　　　）））
　　　　　`ヽ､（＿）__ノ　　　　　　　　←ここは対向車や歩行者も多く、
　　　　　　　　　￣￣`ヽ､__　　　　　押しながら上らざるを得ない上り坂。

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｡;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,...........　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　 |　　　　 　 |
　　　　　　　　　 ／＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　＿＿＿＿＿＿|＿　　　　 | 「「 「「 「
　　　　　　　　／／　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　 ∧. 　 　 |[￣￣￣
　　　　　　 ∠／　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿ ＼　＿＿＿＿＿/　 _　　....| 「「 「「 「
　　　　　　　　|　 ＿＿＿　..|　 　 |￣|￣||≡|　 　|_ 　「「|　「「|　　.|　　|　　　.|[￣￣￣
　　　　　　　　|／＼　　　＼|＿＿|＿|＿||≡|＿　|」＿＿_ ___＿＿|＿..|＿ .....| 「「 「「 「
　　　　　　　／／　 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　∧ .|[￣￣￣
　　　　　 ∠／　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＼　　　　　/　_..| 「「 「「 「
　　　　　　　|　　　　　　　　|＿＿＿i ..|　|￣|￣|||≡|　　　　|￣⌒ヽ⌒ヽ　 |...|
　　　　　　　|　　　　　　　　|┐┐|__|::::|　|　_|　 |||≡|　　　　|　::::::::::i::::::::i.... |ﾐヾﾐヾ
　￣￣￣￣￣￣￣￣i　　 |┐┐|||| :::|　L..| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|――――┐
　　　　　　　　　 　 　 .i　　 |┐┐|||| :::|＿__| |　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 　 　 |
.　　　　　　　　　　　　 |　　　 ∧＿∧─┐.| |　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　 ；）
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 つ
　　　　　　　　　　　　　　　 （＿　　） r)
　　　　　　　　　　　　　　　γ　し'γ/ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ_丿　ゝ_丿

　　　　┌─────────ﾍ──────────────
　　　　｜家の電気真っ暗。まだｶｰﾁｬﾝ帰ってないのかよ。
　　　　｜今日の仕事は４時前に終わるって言ってたのに。
　　　　└───────────────────────

　　　　┌───────────────────────
　　　　｜晩御飯まで時間かかりそうだな。
　　　　｜それまでのつなぎに適当になんか食っておくか。
　　　　└────v───────────────────

＿＿＿__
　 　 　 | |￣|
　 　 　 | |　 |
　 　 　 | |　 | ∧＿∧
　 　 　 | |　[|（∀-　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
＿＿＿|_|＿|と　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｶﾞﾁｬ
　 　 　 | |　　 （　（　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
＿＿＿|_|　　 （＿（＿）

　　　　　　　　　┌───────────────────────
　　　　　　　　　｜ごめんね初めて会った生徒さん達に
　　　　　　　　　｜お茶に誘われちゃったから、遅くなっちゃって。
　　　　　　　　　└───────────────v────────

＿＿＿__
　 　 　 | |￣|
　 　 　 | |　 |
　 　 　 | |　 | ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧(((∧
　 　 　 | |　[|（　・∀・）　　　　　　　　　　　　　　　　　 　((^∀^； )))
＿＿＿|_|＿|と　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　( y　つ((
　 　 　 | |　　 （　（　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 [ |＿＿）
＿＿＿|_|　　 （＿（＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_ﾉヽ_)

　┌─────────
　｜　俺の晩飯は？
　└─────v───────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　｜時間無さそうだったから、デパ地下で買ってきちゃった。
　　　　　　　　　　　　　　　｜モララーの好きな、ウニカニちらしよ。
　　　　　　　　　　　　　　　└────────────v───────────
＿＿＿__
　 　 　 | |￣|
　 　 　 | |　 |
　 　 　 | |　 | ∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧(((∧
　 　 　 | |　[|（　　・∀）　　　　　　　　　　　　　　　　　 　((∀^ 　)))
＿＿＿|_|＿|と　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　と( y Ｕ(((
　 　 　 | |　　 （　（　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 [ |＿＿）
＿＿＿|_|　　 （＿（＿）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（_ﾉヽ_)


　┌───────────────────────
　｜　ﾄｰﾁｬﾝは出張だっけ。ｶｰﾁｬﾝは食べないの？
　└─────v───────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　｜喫茶店のケーキがボリュームありすぎて食欲なくて。
　　　　　　　　　　　　　　　｜それより聞いてよ、今度のところの生徒さん、
　　　　　　　　　　　　　　　｜私より年上のイイとこの奥様って感じの人が多くて
　　　　　　　　　　　　　　　｜正直かなり緊張したわよ。あんな優雅な人達の中で
　　　　　　　　　　　　　　　｜遅刻だなんて走ってくのは絶対やんない方がいいわｗ
　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　｜モララーは今朝間に合った？
　　　　　　　　　　　　　　　└────────────v───────────

　　　　　 ∧＿∧
　　　　　（　・〜・）　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧)))∧
　　　　　φlニニＯ　　　　　　　　　　　　　　　　　(((　・∀・)@
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼　 ))) 　つ＜@@
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼（＿＿|

　┌──────────────────────────
　｜　自転車飛ばしたからなんとかね。
　｜　で、帰ってくる早々テーブルに花広げて何やってんだよ。
　└─────v────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜来月やるののイメージを練り直してみようと思って。
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜あの奥様達にイメージを合わせると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ｺﾞﾃｺﾞﾃ可愛いのより清楚で上品な方が好まれるって
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜気がするから。
　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────v──────────────

　　　　　 ∧＿∧
　　　　　（　　-∀）　　　　　　　　　　　　　　　　　∧)))∧
　　　　　φlニニＯ　　　　　　　　　　　　　　　　((・∀・　)))
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼　と　(((
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　@―≒　 ＼__＿）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　@―≒＼_)

　　　┌──────
　　　｜　フーン。
　　　└──v───

　　　　　 ∧＿∧
　　　　　（　-∀-）　　　　　　　　　　　　　　　　　∧)))∧
　　　　　φlニニＯ　　　　　　　　　　　　　　　　((∀・　 )))
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼　と　(((
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　@―≒　 ＼__＿）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　@―≒＼_)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　カルチャースクールに集まる暇を持て余したオバサン連中相手だろ？
　　　そんな人らのために家に帰ってまでそんな研究熱心にしなくてもいいだろうに。

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　俺はこのフラワーアレンジメントというのは好きじゃない。
　　　　　　　　　　　　切り花を寄せ集めたところで綺麗なのは一瞬、
　　根を絶たれた花達は十日経つか経たないかのうちに枯れ尽くしてしまうじゃないか。

　　　　　　　枯れて変色する前に処分してるから汚い姿を人前に晒すことはないが、
　　　　　　　表面上美しい瞬間の花しか利用しない、最後には何も残らない、
　　　　　　　　　　　　　　　この刹那的な美の楽しみ方は嫌いだ。

　　　　　　　花が好きなら種から育てるガーデニングとかの方をやればいいのに。

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　　　┌────────
　　　｜　お茶ちょうだい。
　　　└──v──────　　　　┌───────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｜ちょっと待って、まだ手が汚れてるから。
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｜ねぇ、ここの花、この赤紫なのと紫、どっちが
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｜似合うと思う？
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └─────v──────────────

　　　　　 ∧＿∧
　　　　　（　・∀・）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧)))∧
　　　　　（　つ　つ日　　　　　　　　　　｡*@*　　　((∀^　 )))
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣⌒ヽ@*@r/／⌒　と　(((
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 [三]　　　 ＼ __＿）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_)

　┌────────────────────────────
　｜　…どっちでもいいよ。つーか飯ぐらい作れよ。
　｜　別にｶｰﾁｬﾝがそこまで働かなきゃ困るワケじゃないんだからさぁ。
　└─────v─────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜…喜ぶかと思って奮発したのに、ウニカニちらし美味しくなかった？
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ごめんね。家に帰ってから作り始めたら
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜余計にご飯を待たせることになっちゃうと思ったから…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────v─────────────────────


　　　　　∧＿∧
　　　　 （ #-∀-）
　　　　Ｏ日と　）　ｽｸｯ　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧)))∧
　　　　　|　 | 　|　 　　　　　　　　　　 　｡*@*　　　((∀・；　)))
　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣⌒ヽ@*@r/／⌒　と　(((
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 [三]　　　 ＼ __＿）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　見る者がニッコリしてしまうような場を和ませる可愛い花のある食卓。
　　　　だがその奥には愛情もない出来合いの弁当を食ってる息子の姿。

　　　　　　なんかね、表面だけカッコつけてれば、うちの中のことはどうでもいい、
　　　　　　　　　　　そういうのが居た堪れなかったりするんだよ。

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　…俺みたい。人目を気にしてイイカッコしておきながら
　　　　　　中身は荒みきってる俺とあのテーブルの風景は同じなんだ。

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　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　…今日はｶｰﾁｬﾝ初仕事の場所で、溶け込むのも大変だったろうに、　）
　　）　　俺キツいこと言っちゃったな…。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o
::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::|　　 。
::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::|
~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~
　＿＿＿,∧＿∧＿＿
　|＿＿_ （　・−・）')　 |
　|＼　　_（つ´￣￣'ヽ￣ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　|　.＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼
　＼／ ＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼
　　 ＼ 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　＼ 　||￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　 ＼||＿＿＿＿＿＿＿＿|
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　　　　　　　　　　そして認めたくないが、俺は母親に激似なんだ。
　　　　　　　　自分を犠牲にしてまで他人にイイ顔をみせるところが。

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　　　　　　　　　　ふと、昼間会話したでぃちゃんのことを思い出す。

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　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
（　　でもでぃちゃんの母親は入院してるんだよね。何の病気か知らないけど、　　）
　）　　アイツは自分の身支度も弁当も、父親の食事まで一人でやってるんだ。　（
　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::|　　 。
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~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~
　＿＿＿,∧＿∧＿＿
　|＿＿_ （　-∀-）　　 |
　|＼　　_（つ´￣Ｏ ￣ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　|　.＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼
　＼／ ＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼
　　 ＼ 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　＼ 　||￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　 ＼||＿＿＿＿＿＿＿＿|

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　　　　彼女の境遇を思えば、まだいろいろやって貰えてる俺は幸せなんだと思う。
　　　　　　病に臥してる自分の親を不安な想いで見なくちゃいけないのよりは、
　　不満があっても生き生きと張り切ってる親の姿を見てる方が幸せなんだと思う。

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　　　　　家族も健康で、生活にも困ってない。

　　　　　　　　　　　　　友達も多いし、誰とでも仲良くできる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　人から頼られるし、のけ者になるようなことは一切ない。

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　＿＿＿,∧＿∧＿＿
　|＿＿_ （　・−・）　　 |
　|＼　　_（つ´￣Ｏ ￣ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　|　.＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼
　＼／ ＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼
　　 ＼ 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　＼ 　||￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　 ＼||＿＿＿＿＿＿＿＿|

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　　　…他の地味ｸｻｲ奴らなんかよりずっと順調に人生を送ってる。…そうだよね？

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　　　　…だけど…　誰かが本当に俺を必要としてくれることってあるんだろうか？

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~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~
　＿＿＿,∧＿∧＿＿
　|＿＿_ （=∀=　）　　 |
　|＼　　_（つ´￣Ｏ ￣ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　|　.＼ﾉ　ゞ　　　　　ヾ　 ＼
　＼／ ＼　　_,. - ､_,. - ､._　＼
　　 ＼ 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿_＼
　　　　＼ 　||￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　 ＼||＿＿＿＿＿＿＿＿|

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　　　　　　時々そんな風に考えてしまって、胸が押しつぶされそうになる。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―　糸売　―

乙？

文字が多すぎてｓｔには読めないお（　＾ω＾）

もうちょっと視点を変えてみたり、
背景をもうちょっと書き込めばストーリーのつまらなさもカバーできると思うよ。

俺は普通に面白いと思う

次回はモラタンがうんこをばら撒きます。

でぃが普通扱いなのが自分には新鮮だった。

その前にニダーがカッコよかったのだが。

>>262
http://www.asahi-net.or.jp/~JW7S-WTNB/gedou/shinichi/036.jpg

失礼かもしれないけど
>でも僕珍をいじめたおまいらの胸にどうにもやりきれないダメージを与えてやる気満々です。
> 俺の良心が復活する前にとっとと貼っちまおう。
普段の話もそうだと思うけど・・・・

まあ、その辺は楽しみに待たせてもらおう

せっかく学園純愛系ストーリーだというのに、
キャラ紹介におっぱいのサイズが入ってないぞ？
これだからおしり星人は‥‥

いつもながらの面白さと波乱を予感させるな。

楽しみに待ってる。

┌───────────────────────────────────────
｜では昨日の続きです。
｜読者に喧嘩売ってる状態だから、貼り終わった後に「そんなもん手伝わせるなボケェ！！」と
｜思われることも予想されるので、こっちから頼んだりなんかしません＞＜
｜
｜ってことで、途中規制にかかっちゃったら、遅貼りになる可能性がありますのでご了承を。
｜
｜ここをリアルタイムで見て、いつ終わるかわからなくてもいい、俺に裏切られても
｜許せる自信があるって人だけ、もしおりましたら支援お願いします＞＜（ちょっと涙目）
└────v────────────────────────────────────

　　　　　　。 。　　いい感じに暖まってきた
　　　　　∧∨∧
　　⊂ヽ（　・∀・）.: : . .
　　　　　;;'''''';;つ♥Ｏ　　ﾎｶﾎｶ
　　　　 （〓Ｏ〓）つ

>>300

　　　　で　ぃ　だ　け　に　「　で　ぃ　カ　ッ　プ　」。　　　ｹﾞﾗｹﾞﾗｹﾞﾗｹﾞﾗ


いや、次の話でパッと見では「抜けない」と断言しちゃうから、それはないと思うけどね。

>>298
そういやそれのＡＡやガイドラインってあるの？
たまに見かけて笑うけど最初の元ネタわかんないんだよー。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【　思い過ごしも恋のうち／第３話　】


　　　　　　┌───────────────────────
　　　　　　｜　昨日は紙花を１００個作ったんですって？
　　　　　　｜　大変だったでしょう。ゴメンね、先帰っちゃって。
　　　　　　└───────v────────────────


　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （　　・∀）　　　　(o;;ﾟ；;;)
　　　　　 （　　　　） 　　　　|;; ; U
　　　　　　| 　| 　|　　 　 　 |;; ;;; ）
　　　　　 （＿）＿）　　　　　U U

┌────ﾍ───────────────────────
｜　全然大丈夫だよ。他のクラスの人達も手伝ってくれたから
｜　割とすぐに終わったよ。
└────────────────────────────

┌──────────────────
｜　それよりお母さん大丈夫だった？
└────v──────────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （　　^∀）　　　　(-;;ﾟ#;;)
　　　　　 （　　　　） 　　　　|;; ; U
　　　　　　| 　| 　|　　 　 　 |;; ;;; ）
　　　　　 （＿）＿）　　　　　U U

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　うちの母親は反省したのか、今朝はしっかり朝食も弁当も作って、
　　　　怒らずに優しく起こしてくれたぜ。たまにはこっちから怒ってみるモンだ。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

あ、番号だけだとリンクになっちゃうのか。

　　┌────────────────────
　　｜　…わかんないの。退院自体できるかどうかも。
　　└─────────v───────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　Σ　（　iii・∀）　　　　(-;;ﾞ#;;)
　　　　　 （　　　　） 　　　　|;;と;;)
　　　　　　| 　| 　|　　 　 　 |;; ;;; ）
　　　　　 （＿）＿）　　　　　U U

┌────ﾍ────────────────
｜　…！！　そうなの？
｜　大丈夫なの、こんな委員なんてやっちゃってて。
└────────────────────


　　┌────────────────────────
　　｜　一学期は元気だったのよ。委員を引き受けた時は
　　｜　まさかこんなことになると思ってなかったから。
　　└─────────v───────────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （ iii・∀・）　　　　(ｰ;;ﾟ#;;)
　　　　　 （　　　　） 　　　　|;;と;;)
　　　　　　| 　| 　|　　 　 　 |;; ;;; ）
　　　　　 （＿）＿）　　　　　U U
　　　　　　　。
　　　　　　o
　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　聞くんじゃなかったよ、こんな重苦しい話〜〜。　　　　　　）
　　）　でぃちゃんと話すたびに心が痛くなっちゃうじゃないか。（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'

　　┌────────────────────────
　　｜　これからもそっちが大変な時は、文化祭のことは
　　｜　こっちに任せてもらって構わないから。
　　｜　気にしないでいつでも抜けて貰って大丈夫だからね？
　　└────v────────────────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （ ；・∀・）　　　　(-;;ﾟ#;;)
　　　　　 と　　　つ 　　　　|;;と;;)
　　 　 　　 ）　）　） 　 　 　 |;; ;;; ）
　　　　　 （＿）＿）　　　　　U U

　　　　　　　　┌─────────────
　　　　　　　　｜　ありがとう、モララー君。
　　　　　　　　└─────v────────

　　　　　　∧＿∧　　　　　∧ ∧
　　　　　 （ ；・∀・）　　　　(ｰ;^#;;)
　　　　　 （　　　　） 　　　　|;;と;;)
　　 　 　　 ）　）　） 　 　 　 |;; ;;; ）
　　　　　 （＿）＿）　　　　　U U

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　俺が彼女に一番最初に抱いた特別な感情は　『同情心』　。

　　　　　同い年でさ、こんなにそばで、苦労しちゃってる子がいるワケだよ。
　　　　俺は遠慮がちな彼女が無理をしてるんじゃないかを気にかけ続けた。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　┌────────────────────────────
　｜　１年２組の看板なんだけど、あれは廊下に置くつもりなのか？
　｜　ああいう風に立体的にされると、通行の邪魔になるんだよね。
　｜　通行人が事故でも起こしたら責任問題になっちゃうから、
　｜　撤去するように指導してくれるかな？
　└───v────────────────────────
　　　　　　　　　　｜　はぁ…。
　　　　　　　　　　└──v──
　　ﾈﾁﾈﾁ
　　　 ∧＿∧　　　　 ∧ ∧
　　　（#@)Д@）　　　(-;;ﾟ；;;)
　　　（　つ　 つ　　　 |;; ;;U
　　 　 |　 | 　|　　　　 |;; ;;; ）　　　　　　∧＿∧
　　　 （＿）＿）　　　　U U　　　　Σ　（∀・ 　 ）

　┌────────────────────────────────
　｜　過去の文化祭で、廊下にアーチを作ってる写真や、平面看板でも
　｜　廊下に垂直に設置してるクラスの写真もあったようですけど、
　｜　廊下にはみ出してはいけない基準はなんなんですか？
　｜　改善の参考にするので、詳しい基準を教えて下さい。
　└─────────v──────────────────────

　　　　　　　　 ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ　　　　　でぃちゃんは
　　　 ∧＿∧　　　　　　∧＿∧　ﾆｹﾞﾃﾆｹﾞﾃ　　　 ∧ ∧
　　　（；@)Д@） …… （∀・　　）　　　　　　　　　　(ﾟ-;;ﾟ；;)
　　　（　　　　）　　　　　（　　　　つ　　　　　　((　 　 |;;U;|
　　 　 |　 | 　|　　　　　　| 　|　 |　　　　 　　　 　 　 （ ;; ;;|
　　　 （＿）＿）　　　　 （＿（＿）　　　　　　　　　　 (/^ヽ)
　　　　　。
　　　　　o
　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　う〜、コイツ嫌いだ。だから女の方に文句言ってるのに　）
　　）　しゃしゃり出てきやがって…。　　　　　　　　　　　　　　　（
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　コイツへの応対も、彼女より俺の方がうまい。
つーか、一度歯向かって軽く敵対関係になっちゃったから、今更気を使う必要もないしね。

　　　　　でぃちゃんが母親のこと以外で余計な心労を背負わないためにも、
　　　彼女も嫌ってるこの委員長と彼女との接点を極力減らしてやるのも俺の気遣い。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　ところで、うちの母さんの方は三日坊主というか、もうダレてきたみたいで
　　　　　　　また俺は弁当も作ってもらえない生活に戻っていた。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


　┌─────────────────────────
　｜　今日は青菜の和え物かぁ〜。それも自分で作ったの？
　└───v─────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　うん。最近早起きできるようになったから。
　　　　　　　　　　　　　└───v───────────────

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　・∀・）　　　　　 (-;;^#;)
　　　　（つ△と）　　　　　 (;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　でぃちゃんの弁当の方は、一度俺に煮物一色の弁当を見られて
　よっぽど恥ずかしかったのか、あれ以降かなりいい感じのお弁当を持ってきている。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　┌────────
　｜　…いいなぁ…。
　└───v─────

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　-∀-∩　　　　　(-;;ﾟ#;)
　　　　（つ△　ノ　　　　　 (;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　別になんの意味もなかった。和食っぽい弁当を見て思ったただの感想だった。

　　　　　　　　　だけど、俺のこのセリフに彼女はこう答えてきた。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　┌──────────────────────
　　　　　　　　　｜…こんなのでよかったら作ってきてあげようか？
　　　　　　　　　└─────v────────────────

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　Σ （　・∀・）　　　　　 (-;;"；;;)
　　　　（つ△と）　　　　　 (;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　┌─ﾍ──
　　　｜　　え？
　　　└────

　　┌────────────────────────────
　　｜　あ、一個作るも二個作るも手間は一緒だから。
　　｜　でも別にどっちでもいいわよ、私も料理上手なワケじゃないから
　　｜　味の保障はできないし…。
　　└──────────v──────────────────

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　；・∀）　　　　　 (ヮ;;ﾟ；;;)
　　　　（つ△と）　　　　　 (;;つニlつ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
　（　　そう言って貰っちゃったら、普通断れないだろ…。　）
　　ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
　　　　　　o
　　　　　 。

　食べたい食べたい♪　　　　　　じゃ、明日
　　　でもいいの？　　　　　　　　　作ってきてあげるね

　　　　 ∧＿∧　　　　　　 ∧ ∧
　　　　（　^∀^）　　　　　 (ｰ;;ﾞ；;;)
　　　　（つ△と）　　　　　 (;;つニＯ
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　その会話をしてる瞬間は俺はいつもの社交辞令で相手のペースに合わせてた。
　　　この間のおかずはあんまし美味くなかったけど、せっかく作ってくれるっていう
　　　　　　　　　　　　好意を無下にはできないじゃん？

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…　好　意　…　？

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


　　　　 ∧＿∧
　　　　（　・∀・）
　　　　（　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　　　　 (；";;-")


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　…普通、女って、好きな男に弁当作ったりするよな…？

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


　　　　 ∧＿∧
　　　　（　・∀・）
　　　　（∩ 　　）
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　え？もしかして、でぃちゃん俺のこと…

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　　　　 ∧＿∧
　　　　（；*・Д・）
　　　　（∩ 　　）
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　ちょっと待て、そんな馬鹿なことがあるか。
　　　　　　　　いつもそうやって勘違いして落ち込むのは俺なんだから。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　 ∧＿∧
　　　　（-∀-； ）
　　　　（∩ と　）
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　でも考えてみたら、俺はでぃちゃんには社交辞令とつい沸いちゃった同情心で
　　かなり親切にしてきちゃったし、特別な好意を寄せられてもおかしくないかも？

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


　　　　 ∧＿∧
　　　 （・∀・*；）
　　　　（∩ と　）
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　今まで俺を振ってきた女っていうのは
　　　　　　　男に不自由しなさそうなレベルの高い女ばっかりでさ、
　　　　　でぃちゃんみたいな地味な子だったら、ひょっとして俺に…
　　　　　　　　　　　　　　　なんてこともあるかもしれない。

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　ダメだっ！！余計に、たいしたことない女からの
　　　　　　　　　弁当一つに舞い上がって勘違いなんてした日には
　　　　　　　　　　　　今までのどの状況より悲惨じゃんっっ！！

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　 ∧＿∧
　　　 （=Д=； ）
　　　　（∩ と　）
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　向こうだって、「親に弁当を作って貰えない可哀想な俺」への同情心で
　　　　　　　　　　　　　　　言ってることかもしれないんだから。

　　　　　　　　　絶対勘違いするな俺。面と向かって告白でもされない限り、
　　　　　　　　　　　　変な望みなど抱いちゃいけない男なんだ、俺は。

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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　ほらね。昼休みはあんな会話しちゃったけど、
　　　　　　　　　今は距離をとって目も合わさないで作業中。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　┌──────────────────────
　　　　　　　　　｜　そこ、黄色の花は入れずに紅白だけの並びに
　　　　　　　　　｜　しといた方が綺麗よ。
　　　　　　　　　└──────v────────────────
｜　そうかな？じゃ、そうするよ
└──────v───────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;ﾟ-;;ﾟ#)
　　　　　　　　∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　U U;;ヽ
　　　　　　　 （ ・∀・ ）　　　　＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠
　　　　　　　 （　Ｕ　つ＠　＠　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＠
　　　　　　　と＿）＿）　＠　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧,,∧＠
　　　　　　　　　　　　＠　　　　 ∧ ∧　　　　　　　　　　　ﾐДﾟ ,,彡
　　　　　　　　　　 ＠＠＠＠　(Aﾟ* ,,)　＠＠＠＠＠＠＠ と　　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　と　　 ) 　　　　　　　　　　　（＿つつ
　　　　　　　　　　　　　　　　　（＿つつ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　彼女の方もつい同情心で「作ってあげる」なんて言っちゃって、
　　　　　　　　　　　　　今は後悔してるかもしれないんだしな。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　ニダやん、両面テープ
　　　　　　　　　　　　　　　もっと貰ってきて
　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(; -;; #)
　　　　　　　　∧＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　U U;;ヽ
　　　　　　　 （　　-∀）　　　　＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠
　　　　　　　 （　Ｕ　つ＠　＠　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＠　　　　両面ﾃｰﾌﾟな。わかった。
　　　　　　　と＿）＿）　＠　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧,,∧＠　　　　|　先にこっちの透明ﾃｰﾌﾟ
　　　　　　　　　　　　＠　　　　 ∧ ∧　　　　　　　　　　　ﾐДﾟ ,,彡　　　　　　　　　置いとくからな
　　　　　　　　　　 ＠＠＠＠　(,,*ﾟＡﾟ,)　＠＠＠＠＠＠＠ と　　ﾐ　　　　∧＿∧　　　　　　――
　　　　　　　　　　　　　　　　　と　　 ) 　　　　　　　　　　　（＿つつ　　　<｀∀´r >
　　　　　　　　　　　　　　　　　（＿つつ　　　　　　　　　　　　　　　　　　◎)))と　）