【調合】 しぃのアトリエ 〜モナーブルグの錬金術師〜 【小説版】
今更なんですが、実は「MP=マジックポイント=魔力=魔法力」じゃないんですよ。
MP=マインドポイント。
イコール「精神力」。イコール「こころのちから」。イコール「ソウル」
シーナ他、まったく「魔法」の素養がない人間でもMPあるのはつまりはそういう理由。
逆に言えばMPが低い人間は、心もナイーブですよ。
MP高い人は心が強めだけど、MP低い人は心が弱め。
取り乱しやすくて平静を失いやすく、精神的ショックを引きずりがちで、感情パターンも単純。
なので最大MPが低い人は、「魅了」とか「激怒」とか「鬱化」とかの精神系状態異常にかかりやすい。
となると、ダシガラットさんのMP1というのは明らかにおかしい。
言わずとも知れた事に、
彼女は目の前で蚊が一匹死んだことに心を痛めて自殺を図るようなナイーブな人間じゃない。
だったら答えは一つ。
このスレのHP、LP、MPってのは、ドラゴンボールの戦闘力と同じく
本来一元化して数値化するのが難しいものを、敢えて【スカウター】でもって計測したもの。
だが人が人の精神を完全に数値化するだなんて、おこがましいとは思わんかね。
結論:ダシガラさんの精神は、スカウターで計測不能の次元にある。
もちろん魔法的な才能が皆無、魔法的な攻撃に対しての耐性がゼロなのは事実でしょうが、
でも誰かに影響されず、揺るがされず、思い込みで幽霊を捻じ伏せるほどの圧倒的ダシガラワールド。
常人には理解しがたい域にあって、社会の中にあって個として完結された究極の電波の園。
1=無限大。
よって精神力を消耗する圧倒的科学or錬金術をいくら行っても、精神的には疲れない。…電波だけどね。
精神攻撃してくる幽霊に幾ら祟られても、MP1のくせに元気ピンピンハイテンション。……デムパだけどね。
ある意味で最強。…ご近所の人からは基地外扱いされるし、世間の凡人には一生理解されないけど。