AA Battle Royale2 -アスキーアートバトルロワイヤル2-
1 :
モファ ヘファ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ◆.yLRUmYkow :
続編です。参加生徒は以下の通り。
男子1番・アサピー
∧_∧
(-@∀@)
φ⊂ 朝 )
| | |
(__)_)
男子2番・いいあじゃん
/■\
( ´_ゝ`)
( ∪ ∪
(_)_)
男子3番・ィャマッタク
.∧ ∧
( ´〜`)ゞ
〜(つ_)_
∠ ._/
男子四番・お皿ー
∧_∧
( `皿´)
( )
| | |
(__)_)
男子五番・Z武
ヽ(´ー`)ノ
(___)
| |〜〜
◎ ̄ ̄◎ ころころ〜
2 :
モファ ヘファ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ◆.yLRUmYkow :04/10/10 20:14:59 ID:HR2zrI3x
男子六番・おにぎり
/■\
( ´∀`∩
(つ ノ
ヽ ( ノ
(_)し'
男子七番・ギコ
∧∧
(,,゚Д゚)
/ つつ
〜(__)
男子八番・ジサクジエン
( ・∀・)
男子九番・シナー
∧∧
/ 中\
( `ハ´)
( ~__))__~)
| )
|________|
⌒ ⌒
男子十番・ショボーン
∧_∧
( ´・ω・`)
( )
| | |
( .) .)
男子十一番・そら見たことか
∧空∧
{ ´ ◎ `}
( )
| | |
(__)_)
男子十二番・ニダー
∧_∧
<丶`∀´>
( )
| | |
( ) )
男子十三番・ニラ茶猫
___ ∧w∧ ∬
@′ ( ゚Д゚)⊃旦
U U ̄ ̄ U
男子十四番・フェラーチョ
88888
( ・≧・)
( )
| | |
(__)_)
男子十五番・ぼるじょあ
∧_∧
( ・3・)
( )
| | |
(__)_)
男子十六番・もう来ねえよ!ウワァァン
ヽ(`Д´)ノ
( )
/ ヽ
男子十七番・モケケ
∧ ∧
(,,`∇´)
〜_)
男子十八番・モナー(丸耳)
∩_∩
( ´∀`)
( )
| | |
(__)_)
男子十九番・モララー
∧_∧
( ・∀・)
( )
| | |
(__)_)
女子1番・アンタモネー
Λ_Λ
( ^×^)
( ⊃
| | |
(__)_)
女子2番・1ちゃん
((( )))
从 *´Д`リ
ノ⊂ ._つ
人 Y
し'(_)
女子三番・エツコ
※
/////ヽヽ
(((*^∀^)) ※
と ∞ つ
/二二二ゝ
※ ∪ ∪ ※
女子四番・鑑純夏
,.'⌒ヽ
〃^゙'"^ヽ
〈〈(ノ)ノ)〉〉
<ヾパ ヮ゚ノノ>
⊂Y巫Yつ
ヽ>
"しソ
女子五番・ギコ子
∧_∧
/__ ゚Д゚ヽ
〃,,从 从,)
从リ ゚д゚ノリ
○゛ V 〉)
/__:|__ヽ
(__)___)
女子六番・コンビーフたん
__)
ロ´ ロ
! ノメノ)ノ)
彳(リ>ヮ<ノ|
⊂{( Y )}⊃
く/」」>
し'ノ
女子七番・しぃ
∧ ∧___
/(*゚ー゚) /\
/| ̄∪∪ ̄|\/
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄
女子八番・しゅしゅ
∞ ∧ノノ∧
(,,)(*〇-〇)
(,,)丿 ヽ∞ノ)
(,,) (__ノ_~_~_~ゝ∞
彡 (__)_)
女子九番・狸娘
,-、,-:-:;.,-、
.乂リハリル乂
从´ヮ`从ト
と(y´ i(つ、
んハ_ノつ_.
(_/ ヽ、_,))
女子十番・ニラ茶娘
V/
人
(ノノハヾ)
ノハ ゚ー゚)
○.))__))つ8<
〔_〕__ゝ
(_)_)
女子十一番・ホルタン
'´⌒⌒、ヽ
i レノノリ) リ
l ノ ゚ ヮ゚ノl
ノ⊂)卯!つ
'´(( く/_l| リ
し'ノ
女子十二番・マサムネーヨ with ナエナイワ(四頭身Ver.)
.λ +
| |
+. | |
| | +
| | _ _
(゚宗゚) `宀´ /
( ) )δーδゞ
.][ヽ"^ 。^ヽ
).___。_(ヽゝ
(__)_)
女子十三番・まりも
,,,,.,.,,,,
ミ・д・ミ
""""
女子十四番・ミィちゃん
( ▲∧
⊂、⌒⊃゚ヮ゚)⊃
女子十五番・観鈴モナー
へヘ
/〃⌒⌒ヽ
〈〈 ノノノハ)))
|ヽ|| ´∀`||
⊂[リ∨╂リ]つ
リ /リリリリリ
U U
女子十六番・モナカ
Λ_Λ
∂/ハ)ヽヽ
|ハ`∀´ノ
( )
│ │ │
(__)_)
女子十七番・モナ子
∧_∧
/__´∀`ヽ
〃/ハ)ヽヽ
リハ´∀`ハ
._ハ、__ V )
|_し_|_:|__ヽ
(__)_)
女子十八番・モニカ
/▼⌒⌒▼
′ν/ハ)ヽ)
|ノ ノ `∀´ハ
ノ从O~~|:|~)つ
〔〕______ゝ
(_人´ノ
女子十九番・モラリ
∧_∧
/ ノハλ)
8 ノ ・∀・)
()O ~~∀~)
〔〕________ゝ
(_人´ノ
男子転校生・???
女子転校生・???
こんな感じですが、どうっスか?
男子一番・アサピー
男子二番・アヒャ
男子三番・いいあじゃん
男子四番・お皿ー
男子五番・おにぎり
男子六番・ギコ
男子七番・サンケー
男子八番・ジサクジエン
男子九番・シナー
男子十番・ショボーン
男子十一番・ニダー
男子十二番・ネーノ
男子十三番・ニラ茶猫
男子十四番・フーン
男子十五番・フェラーチョ
男子十六番・ぼるじょあ
男子十七番・モケケ
男子十八番・モナー
男子十九番・モララー
男子二十番・山崎
女子1番・アンタモネー
女子2番・1ちゃん
女子3番・エツコ
女子4番・鑑純夏
女子5番・ガナー
女子6番・ギコ子
女子7番・コンビーフたん
女子8番・しぃ
女子9番・しゅしゅ
女子10番・ニラ茶娘
女子11番・ホルタン
女子12番・マサムネーヨ with ナエナイワ
女子13番・まりも
女子14番・ミィちゃん
女子15番・観鈴モナー
女子16番・モナカ
女子17番・モナ子
女子18番・モニカ
女子19番・モラリ
女子20番・レモナ
大幅に変更・・・
女子2番・1ちゃん
((( )))
从 *´Д`リ
ノ⊂ ._つ
人 Y
し'(_)
ちなみに↑はオリキャラ
オリキャラ
キターーーーーーーーーーーーーーー
これは・・・・・・・・・・職人参加型?
スレ主が良コテだから、1人で描くってのもいいと思うが・・・
16 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/10/11 16:37:33 ID:buqrEN60
それに支援もあるのに1失格だな。
話作るのは上手いけどスレ立てが出来ない香具師。
女子13番 まりも ←まりもって女子なんだ…知らなかった。
>>15 あんな所つかってどうするまた曽根が
ギャーギャー騒ぐぞ。
>>16 sageもできない消防がいばるな。
>>17 クソコテuzeeeeeeeeee!!!
;`.,∧_∧ ズダダダ ∧_∧
",.:;*∀゚ ), ;'"'';: i:k=i:=tI;!! (´∀` ) .┏┓
,,..(*;
>>18;)つ `''" ''//"ヽ)⊂( ,ノつ● ┃┃
人 Y / ,ゝ 〉. .┃┃
(_)_) (_(__) .┃┃
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
∧_∧ カチッ ∧_∧
,.:;*∀゚ ) i:k=i:=tI;!! (´∀` ) ┏┓
(*;; ; ;:) ''//"ヽ)⊂( ,ノつ●... ┃┃
人 Y / ,ゝ 〉 ┃┃
(;_)_) (_(.__),,, ┃┃
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
∧_∧ サッ
,.:;*∀゚ ) ┏┓ ∧_∧
(*;; ; ;:), ┃ ミ( )
人 Y ┃┃( )●
(;_)_) ┃ ミ(_○___)
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
●ミ
∧_∧ ポイッ
,.:;*∀゚ ) ┏┓ ∧_∧
(*;; ; :) ┃┃( )
人 Y ┃┃( つ
(;_)_) ┃┃(_○___)
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
<;:,,.. .,.,.;:;;;;.
,.._∧ ,.,.:;; ┏┓ ∧_∧
;:;';;: ,:;;*∀゚) , ;:, ┃┃( )
"''-.,_,.:;; :; ξ:;*) _,.-'",.,, ┃┃( )
"'-.,_~,.,;: ;; _,.〆''",..,.. ┃┃(_○___)
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
●ミ
∧_∧ ポイッ
,.:;*∀゚ ) ┏┓ ∧_∧
(*;; ; :) ┃┃( )
人 Y ┃┃( つ
(;_)_) ┃┃(_○___)
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
<;:,,.. .,.,.;:;;;;.
,.._∧ ,.,.:;; ┏┓ ∧_∧
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"''-.,_,.:;; :; ξ:;*) _,.-'",.,, ┃┃( )
"'-.,_~,.,;: ;; _,.〆''",..,.. ┃┃(_○___)
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!
2重書き込みorz
>>19 ハァ?なんで漏れが殺されなきゃいけないわけ?
意味わかんない。市ね。
>>24 いや、俺は荒らすつもりでいったわけじゃないよ。
でも
>>19みたいなAAが張られるようじゃ
荒らしだと思われているんだろうな・・・・
26 :
19:04/10/13 22:36:39 ID:3yddgNWR
>>25 アフォな誤爆でよく考えずにヘタレAAをはり
よく考えずに罪なき人を中傷し
人間として最悪ですね
来んな糞厨房とでも
透明あぼーんしてやるとでも
曽根以下だな(w
とでも罵って下さい
このような人間として侵してはならないミスをしたことを深くお詫びいたします
男子
1-1さん
2-アヒャ
3-ウララー
4-オニギリ
5-ギコ
6-流石(兄)
7-流石(弟)
8-ジエン
9-シラネーヨ
10-タカラギコ
11-ちびギコ
12-テナー
13-ニダー
14-ニラ茶猫
15-ネーノ
16-フサギコ
17-マニー
18-モナー
19-モララー
20-山崎
>>1の作ったリストはマイナーキャラが多かったので
勝手に修正させて頂きました
>>27 なるべく、前回のキャラとは被らせたくないのだが・・・
自分フェラーチョ大好き
>>28 とりあえず
>>1氏の設定したメンバーでイイと思う、登場キャラが多いと話が被りやすくなるし
問題は職人
30 :
27:04/10/14 18:29:55 ID:DM1obJj3
>>28そういうことならOKです
にしても職人がモファヘファ氏だけだと負担が大きいし
製作ペースを上げる目的でもリレー式やキャラ別
にするのがいいじゃ?
まぁ問題は職人が集まるかなんだけど
どうでしょう。
他人の考えを聞きたい…
ミ
ミ サワサワ サワサワ
ミ * * * * * * * * *
ψψ,,,,,ψ,,ψψ,,,ψψ,,,,ψψ,,,,,,,,,,
,,,,,,, ,,,∧_∧ /|
(。∀゚)/_| *
と * つ|| ψ *
ヽ;;; _⊃ ψ
* ;;;U´
ψ ;;;;;;; ∧__∧
;;;;;;;; .( )
( )
|||
(_)__)
___∧___
| ――――ん?|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ
ミ サワサワ サワサワ
ミ * * * * * * * * *
ψψ,,,,,ψ,,ψψ,,,ψψ,,,,ψψ,,,,,,,,,,
,,,,,,, ,,,∧_∧ ./|
(。∀゚)/_| ∧_∧
と * つ|| (皿` ) *
ヽ;;; _⊃とと ) ミ ψ
* ;;;U´ | | | ミ
ψ ;;;;;;; . (_(_)
;;;;;;;;
___∧___________
|どうも死んでしまっているようだな。|
|骨ぐらいは拾ってやるか。 .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ
ミ サワサワ サワサワ
ミ * * * * * * * * *
ψψ,,,,,ψ,,ψψ,,,ψψ,,,,ψψ,,,,,,,,,,
,,,,ニヤリ∧_∧ ./|
( ゚∀゚)/_| ∧__∧
と * つ|| (皿`;) *
ヽ;;; _⊃とと ) ψ
* ;;;U´ | | |
ψ ;;;;;;; . (_(_)
;;;;;;;;
___∧_
|・・・・・・え?|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
;;;; ;;;; __ __ ;;;;;;
ヽヽヽヽ ;;;;;
_ ;;; _ ヽヽヽヽ ;;;;;;;
__| |__| |__  ̄  ̄
|__ ___ __| __ ;;;;;;
| | / / ヽヽ
|__| / / ;;;;; __ ヽ ヽ ;;;;;; ;;
;; ;;;; / / ヽヽ  ̄ ./|
;;; /__/ ;; ヽ ヽ / / ;;;;;;; ;;;;
;;;;;;;;;  ̄/ / .___
;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;; / / |__ |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;  ̄ ̄ ____| |__
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |______|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;
;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;; ;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;; ;; ;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;
;;;;; ;; ;;;;;;
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::: 人 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::: l __`ー-、.__,,.ノ! ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::: \ ..`..____' / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ニッ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ミ
ミ サワサワ サワサワ
ミ * * * * * * * * *
ψψ,,,,,ψ,,ψψ,,,ψψ,,,,ψψ,,,,,,,,,,
,,,,
∧_∧ _
(皿`/ /;;;;/)
とと / /;;;/ .)
* .|_|/ /;;;/ |
ψ ;;;;;;; . (_(_)
;;;;;;;;
一名脱落。
残り 1 9 名 。
・・・・テナーってこれで合ってたっけ・・・。マチガッテタラスマソ
ま、ちょくちょく寄らせて貰いますよ。
コネクテイイッテイウノナライイケド。じゃ。ノシ
あれ?残り39人のほうが良かったかな・・・・・?誤字脱字スイマセン。orz
一九九八年八月二十三日午後二時、三年G組の生徒達は文化祭の準備の為に皆登校して作業を行っていた。
1ちゃん「あ〜もう暑い! 何でこんな夏の間から準備をしないといけないの?」
1ちゃんは照りつける日差しを恨めしげに見上げ、とめどなく流れる汗をハンカチで拭きながら愚痴をこぼした。
その様子を笑顔で見ていたモナ子は、隣でくす球を作っていたギコ子との談話を一旦中断して1ちゃんのほうを向いて話し掛ける。
モナ子「ご機嫌ななめね?」
1ちゃん「だって、モナ子も思うでしょ? 他のクラスは皆休みなのにここだけ登校日だもん! あ〜やだやだ!」
1ちゃんは一人娘として生まれてきた。両親共に四十歳近い年齢での子供誕生だった事もあり、1ちゃんは箱入り娘として、悪い表現をするなら過保護に育てられてきた。
生来1ちゃんは明朗活発で運動神経に恵まれ、小学生低学年時代はよく公園で男の子達と野球をしたりして遊んでいた。
だが木の枝に引っ掛かったボールを取ろうとして転落し、足を捻挫してから両親の過保護ぶりは急激に加速の一歩を辿る。
まず、授業以外のスポーツ及び、男友達と遊ぶのは一切禁止になった。
1ちゃんとその友達が取っ組み合いの喧嘩をしているのを見付けた母親が、1ちゃんの友達を叩いた事により問題視され、”子供同士の喧嘩に親が〜”等と注意を受けた事もあった。
その後、1ちゃんは親に迷惑をかけたくない一心で友達との付き合いを浅くするようになった為、一度も喧嘩をするに至ってはいない。
小学校高学年時には、親の過保護ぶりをネタにいじめに遭った事もあった。この時も勿論1ちゃんは反論もしなければ暴力も振るわなかった。
1ちゃんは、中学生になってからもクラスメートとの交流は浅く、付き合いが悪い上に掃除とかもいい加減でさっさと一人で帰ってしまう等の理由から、
結構な数の生徒から陰口を叩かれ反感を受けてきた。中学二年になり、彼女はモナ子と同じクラスになる。
彼女は誰にでも親しく振舞う性格で、学年を問わずに友達が多い女性だった(不良グループの中にはうっとおしく思っている人達もいるが)。
モナ子は1ちゃんに「部活動に入ってると内申書で有利だよ」等と言い、自らが部長をしている化学研究部に彼女を勧誘した。
最初はやんわりと断っていた1ちゃんだが、内申で有利という部分が「親のためなら」的考えの1ちゃんには一応メリットがあったので、1ちゃんは化研に入部する事にした。
両親は最初は「火とかを使うのに大丈夫なのか? 薬品の影響で何らかの後遺症が残るかも知れないぞ」等と言っていたが、女性のみで構成さえた部活だったという事もあるのだろう。
二年の半ばには、同部の仲間とも完全に打ち解け、特に同級生でもある鑑純夏の底なしの明るさには随分と感化され、
1ちゃんは「ワンマンでマイペース」から「心優しく、友達思い」へと皆の評価を変えていった。
\_[][]_/ \_[][]_/
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| || @文化祭のついて ・・・ ||
| || ||
| || ∧_∧ ||
| || /__´∀`ヽ ~~~~ \ ||
| ||_______ _ リハ´∀`ハ_________.||
_ハ、__ V ) /■\
|_し_|_:|__ヽ (´∀` )
(__)_) ⊂ )
,.'⌒ヽ ((( ))). | | |
〈〈(ノ)ノ)〉 从 ´д `;リ .(_(___)
<ヾハ^ヮ ノ(つ ,ノつ
Y巫Yつ / ゝ 〉´
ヽ> し'(_)
"しノ
おにぎり「おっ、こっちは随分楽しそうじゃん? どう、順調?」
突然1ちゃんにかけられた声に見上げると、目の前に1ちゃんの彼氏、おにぎりが笑顔で立っていた。
モナ子「1ちゃん、ちょっと話してきていいよ。こっちは大丈夫だから」
モナ子がウインクをしながら立てた右の手の平をスッと廊下のほうへ向ける。同時にギコ子も笑顔で立てた親指をクイッとモナ子と同じように廊下へ向けた。
1ちゃん「サンキュウみんな、じゃあちょっとだけね!」
そう言って1ちゃんは廊下へ向かうおにぎりの背中を追っていった。
けして良い目覚めとは言えなかった。それはこの後、1ちゃんを襲う未曾有の艱難辛苦を余地していたのかもしれない。
―――あれっ?私はさっきまで何をしていたんだっけ?
目覚めて真っ先に1ちゃんが感じたのは木の匂いだった。部屋全体から染み出て鼻腔を刺激する木造家屋ならではの匂い。
顔を上げると眼前には教壇があり、その後ろには、当然黒板があった。見慣れた1ちゃんの定位置(彼女の席は教壇の真ん前なのだ)である。
教室?あぁ、そう言えば文化祭の準備の途中で……寝ちゃったんだっけ?
しかし、何故か1ちゃんの心臓は不自然な速さで脈を打っていた。寝起きだから?いや、違う。体が、本能が何か今の状況に違和感を覚えて信号を出しているのだ。
そう言えば、机と椅子は教室の後ろにまとめて寄せていたはずなのに!何で私はそこに座ってるの?あ、あんなに照り付けていた太陽の光が当たっていない!それよりもみんなはどうしたの?
1ちゃんが起床してからここまでの経過時間、わずか七秒。
思うや否や、1ちゃんは即座に右を向く。ショボーンが目に入った。彼は1ちゃんの真後ろのモナーのほうを向いて話をしていたが、突然1ちゃんがショボーンのほうを向いたので、
くりっとした黒目がちの目を見開き、電気ショックでも受けたかのように小さく体をシェイクさせた。そのまま真後ろに視線を移すと、モナーがいつもの人当たりの良い笑顔を1ちゃんに向けた。
((( ))) ∧_∧ ∧_∧
从 ;´〜`リ (´∀` )(´・ω・)
( ) ⊂ ⊂ )( )
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モナー「はぁ〜い、おめざめモナ?1ちゃん?」
1ちゃん「何、私、これ……どうしたの?」
そう言いながら1ちゃんは窓のほうへ目を配る。窓には赤黒い錆びた鉄板と思われるものが一面に取り付けられており、外の景色は見えなくなっている。
この教室内はうす汚い蛍光灯の光だけで保たれていた。モナーのほうに向き直ると、また気になる点が目に付いた。
彼の首には金属製と思われる、首輪のような物が首にぴったりと巻き付けられていた。
モナー「聞きたい事は山ほどあるだろうけどさ、漏れ等もさっき起きたばっかモナ。席を立とうとしたら……」
そう言って教室の入口付近を指差すモナー。
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そこにはのヘルメットをして迷彩柄の服を着た、一目見ただけで百パーセント搾りたて軍人とわかる男達が教室の両角の出入り口に各二人、
ライフルを構えて直立していた。
モナー「……あれに静止されるモナ。無理に移動しようとしたらマジで銃殺しそうな感じだモナ。漏れ等まだ厨房なのにこんな不思議体験しちゃっていいんですか1ちゃん?」
いつも通りの陽気な口調ながら、声をややひそめてそうモナーが言う。
ふと、首の違和感にようやく気付き首をさする。案の定、1ちゃんの首にも首輪が付いていた。誰なの!こんな馬鹿みたいな事するのは!?叫びが心の中でリフレインする。
答えは勿論返ってこない。
1ちゃん「モナー君、これって……」
そこまで言って、1ちゃんは黙りこくった。何て言えばいいのだろう?この理解不可能な状況を説明できる言葉……何かが頭の奥で引っ掛かっていた。
記憶中枢が記憶する事を拒否して脳内の最奥に放り出してしまった何か……
モナー「1ちゃん、これは漏れとショボーンが話した結果の推理なんだけど、聞いてくれる?」
モナーの口調は女性に対しては随分と腰が低い。だがそれは卑屈とか男女差別とかをイメージさせる感じではないので嫌な印象を持つものは1ちゃんの記憶するところでは皆無だった。
その彼の言葉に興味津々の顔で頷く1ちゃん。もっとも興味津々とは言っても、何か面白い内容を期待する表情には程遠い、脱出口を捜す窮鼠のような面持ちであったが。
モナー「今の教室の状況……クラスメート集団拉致だモナ。それと軍人……あれはヘルメットのマークからしてテロ組織とかじゃない。
専守防衛軍だな。極めつけは俺等自身だよ。漏れ等は中学何年?」
そこまで聞いて、1ちゃんの脳裏に脳内に放置して埋没していたキーワードが一瞬浮かんできた。プ……プロ…グ…
ガラッ!
突然、教壇側のドアが開き、男性が入ってきた。皆の目が釘付けになる。1ちゃんは既に先ほどのモナーの言葉で思い出しかけた言葉の事など忘れてしまっていた。
1ちゃんが付けている丸型の女性用腕時計の時間は、一時十二分を示していた。
突然教室に入ってきた男は教壇で立ち止まり、名簿と思われる黒いファイルを教壇の上に置くと、教室全体をゆっくり見回してから不自然な笑みを皆に向けた。
___
∧■B
(^ω^)
(| |)
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「皆さーん、寝起きはどうですか? 顔を洗いに行きたいかもしれませんが、もうちょっと我慢して下さいねー。
えー、私が今回の担当教官を行う事になった、ぃょぅでーす。専任講師でーす。以後宜しくー」
ぃょぅ?そんな先生、うちの学校にはいないじゃん。1ちゃんは、一瞬そんな事を考えたが、これはどう見てもそういう次元の話じゃないというのにすぐさま気付く。
∧ ∧
(,#゚Д)/)从
(ρ/⌒⊃ ____
ヾヽノ . | | ガァァン!!ii
∪Σ|____.|そ
ギコ「んだよお前! 担当教官? わけわかんねえんだよ、ふっざけんなよ!」
座っていた机を椅子に座ったまま上に蹴り飛ばしてギコが叫ぶ。続いてガシャンという机が地面に落ちる音が響いた。
ぃょぅ「うんうん、ギコ。そうだょなー、まだ先生は説明をしていないから意味がわからないょな。じゃあ今から説明をしますょぅ。今から私語は禁止ですょぅ。」
まだ一部でざわめきが聞こえる。しかしぃょぅ専任講師が不思議な威圧感を持った眼光をその方向へ向けていくと、ざわめきは順を追って消えていく。やがて教室を静寂が包んだ。
ぃょぅ専任講師「はい、良くできました。じゃあ説明を開始しまーす。文化祭の準備の途中の皆さんにガスで眠ってもらい、ここまで来てもらったのは他でもありませーん」
後方でギコが舌打ちをした。それは静寂が包む教室に鳴り響いたが、ぃょぅ専任講師は気にせず話を続行する。
ぃょぅ「皆さんは、抽選にて名誉ある今年のプログラムの対象クラスに選ばれましたー、おめでとうございまーす!」
プログラム!
そうだ、1ちゃんが忘れていたその言葉、プログラム!今までにニュースで何度か見てきた。
確か国防上必要というふざけた名目で行われる戦闘実験シミュレーション。中学三年生のクラスを毎年ランダムで50クラス選抜して、最後の一人になるまで殺し合いをする。
生き残った一人だけが生還する事ができるってあれ!
選抜される確率はとても低いからほぼ全ての生徒が「自分は選ばれない」って思いながら中学三年生を過ごしているけど、
中学二年生の時に学校でも「隣の学校のクラスが選抜されたんだって」という話は流れた事がある。
ぃょぅ専任講師がポケットから白いチョークを取り出してから、再び生徒のほうに向き直る。
「それではルールについて説明しますょぅ。筆記用具を出してメモしてくれても構いませんょぅ。あ、携帯電話は使用できませーん。でも持って行くぶんには構いませんからねー」
携帯電話に脱出の糸口を期待していた生徒が数人いたのだろう。何人かの溜息がどこからか漏れた。あっ、確かに圏外だ。
「基本的なルールはご存知の通りです。最後の一人になるまで殺し合いをしてもらいまーす。目潰し、急所攻撃は勿論の事、武器、会場にある様々な道具の使用全てOKでーす。
当然ですね。自分の命がかかっているんですから。ちなみに今までの統計では男子と女子の優勝者の数がほぼ五分五分でーす。
女子だから男子には敵わないなんて諦めなければ必ず道は開けますよー。はい、それでは支給品の説明に入りまーす」
さっきから、教壇の回りにあるバックはなにかと思っていたら、どうやら武器の入ったバックらしい。
「さて、皆さんが出発する際にこの荷物……ディパッグを一人一個ずつ持って行ってもらいまーす。中にはそれなりの量の食料とかですが。
それとペットボトル入りの水、そして武器が入っていまーす。どんな武器が入っているかは開けてみてのお楽しみでーす。銃器から鈍器、中にはあっと驚く物が入ってまーす。
利用の仕方次第でどんな物でも役に立ちますから武器でなかった方も失望しないで頭をフル回転させて有効活用して下さいねー。
それから島の地図、磁石、腕時計、懐中電灯が入ってまーす。この装備で頑張ってもらいますからねー」
ぃょぅ専任講師は黒板にチョークで何か書き始める。まず最初にやや細長い円を書き、その中心……よりちょっと下だろうか。そこに×印を書いた。
「ここは周囲五キロ程度の島でーす。住民の皆さんには出て行ってもらっていますので、心置きなく戦って下さいょぅ。えー、この円を島とすると、×印の部分はここ、学校でーす。
先生はプログラム中、ずっとここにいてみんなを見守っていますからねー。辛い時は先生の顔を思い浮かべて頑張って下さいょぅ。ちなみに絵の上側が北ですょぅ。
それから、この島から泳いで出ようとしたら監視している船が容赦なく射殺しますのでそういう事はしないようにー。悔いの残る最期は誰だって嫌だしねー」
ぃょぅ専任講師に対して、いちいち心中で悪態をつきながらも、1ちゃんは改めてこのプログラムの抜け道の少なさに驚愕していた。
携帯電話も駄目、海を泳いでも駄目。一体、昨年脱出したっていう四人はどうやって脱出したんだろう?
前回のプログラムで史上、二度目の逃亡者が出たというニュースは1ちゃんも知っていた。担当教官の内、二人は殺害され、あと数名は拉致られた。四人の逃亡者は今も指名手配中である。
それが皆の希望になっていたが、やがてその希望も打ち砕かれる事となる。
「皆さんが今いる島は約五キロ四方の島を10マスで分けてますから1マスで約五百メートル四方という事でーす。
プログラムを開始してここを出たらどこへ行っても構いませんょぅ。それで午前と午後の零時と六時、一日計四回全島放送をしまーす。
内容は死亡した生徒の報告、そして禁止エリアの発表ですょぅ。禁止エリアとは何かという事ですが、二時間置きに、いてはいけない場所を次々と設定しますょぅ。
もし禁止時間になった時にそのエリアにいたり、禁止になった後の場所に足を踏み入れた場合は、その首に付いている首輪が爆発して死亡してしまいますょぅ」
故障については大丈夫だょぅ。これはプログラマー板の技術を結集して作った高性能な首輪だが完全防水。衝撃にも壊れる事はありませーん。
ちなみに去年脱出した生徒には『ナノマシン』っていう機械を使用していたんだが、今年はこの首輪でーす。無理にはずそうとしたら爆発するからそんな事はしちゃ駄目ですよー。
あっ、ジエンくんとまりもさんには改良型のナノマシンを使わせてもらいましたょぅ。だから、ジエンくんとまりもさんにはあとでナノマシンについての説明書を渡しますんで。」
今の言葉で更に絶望感が高まる教室内。黒いモヤが目に見えて漂っていそうだ。
「それから首輪には、爆弾の他に発信機がついてまーす。これで本部、ここからみんなの居場所がわかるようになってまーす。
あ、禁止エリアを設定する理由ですが、みんなが揃いも揃って一箇所に隠れてたらプログラムが進まずデータもとれませーん。
人数が減るまでどこかに潜むのは立派な戦略ですが、みんながそれをやっては成り立ちませんからねー。ここまではいいですねー、では続けまーす。
最初、禁止エリアは存在しませんが、みんなが全員出発し終わってから二十分が経過した時点でここ……G−4になりますが。ここが禁止エリアに指定されまーす。
それから最初の放送の翌朝六時の放送でこのあと三回分の禁止エリアを発表しまーす。禁止エリアを決めるのはコンピューターでーす。
全くのランダムなので公平ですよー。八時、十時、十二時……二時間ごとに禁止エリアが増えるわけでーす。
勿論、海は禁止エリアに設定されないわけですから最後までプログラムが続いた場合は陸地の約半分が禁止エリアに指定されているはずでーす。
そしてこれは重要ですが、二十四時間の間死亡者が出なかった場合は、全員の首輪が爆発してプログラムは終了してしまいまーす。
やりきれませんよねーそうなったら。だからそうならないように一生懸命戦いましょーぅ!!
あ、残り人数が一人になった場合、つまり優勝者が決定した場合は全島放送でお知らせしまーす。その放送を聞けるように頑張りましょーう!」
そこまでぃょぅ専任講師が話したところで再びギコが口を開いた。
「ふっざけんなよ! 俺達は絶対殺しあわねぇよ! 誰も殺さねぇし殺されもしねぇ! だってそうだろ? お、俺達は……」
そこまで言うと急に口を噤むギコ。だがこれには正直、教室内のみんなも驚いていた。
確かに誰だって殺し合いなんかしたくないだろうけれど、あの不良グループのリーダーのギコが真っ先にみんなが思っていた台詞を口走ってぃょぅに噛み付いているのだ。
だがあいつはやんわりと返答してみせる。
ぃょぅ「なるほどー。でもみなさん、周りの人を見渡して下さい。この中にやる気になっている人はどの位いるんですかね?」
生徒達は不信そうに周りを見渡しながら顔をしかめる。誰もが信用できなくなっているようだ。あいつは俺を殺そうとしている…そういう念に駆られている人も少なくないだろう。
この突如教室内を襲った殺伐とした空気に、ギコも言葉を失い息を呑む。間も無く史上最悪の死亡遊戯、「プログラム」が開始されようとしていた。
ぃょぅ専任講師が喋りだした。
「そうですよー殺し合いですよー。繰り返すようですがみんな覚悟を決めて悔いのないように戦い抜かないといけませーん。
みんながやる気出せるように、ここで先生がとっておきの情報をあげちゃいましょーう! 四十人で行うと言っても、実際は自分以外の三十九人全てを倒す必要はないんですよー。
お友達が常に別の場所で勇敢に戦っているのを忘れてはいけませーん。どんどん残り人数は減っていきまーす。
そして中にはうっかり禁止エリアで自爆しちゃう人、自殺してしまうAA失格な人も悲しい事ですが例年存在しまーす。
こういう人達は倒す必要はなくなるので人数から除外できますねー。なんと! 通常、優勝者は六〜八人程度の相手を倒すだけで優勝していまーす。
こう考えると”いい武器が当たれば誰でも優勝できるんじゃないの?”と思いますよねー?そうなんでーす。やる気になった分だけ優勝確率はあがりまーす。
だから全力を出して精一杯戦いましょうねー。」
その言葉に目の色を変えたのは、クラス一、二を争うの怪力で威圧感ある外見ながら、実はショボーンと同等の小心者、お皿ーだった。
お皿ーは必死に自分を落ち着かせようと頭の中で様々な説得を自分に試みた。大丈夫だ、俺は柔道部の主将だ。恐れをなして誰もきっと襲ってはこないさ・・・。
――でも、臆病な部分がばれたら真っ先にやる気の奴に狙われてしまうかも――
一瞬とも永遠とも思えるどうどう巡りの思考を繰り返す。ふと、すぐ前の座席の観鈴(観鈴モナー)が目に入った。
お皿ーの顔面は瞬時に蒼白になり、皮膚の内側から絞り出されるかのように小さい玉のような汗が無数に吹き出てきた。
観鈴!こいつにあの事をばらされたら俺は真っ先に標的にされてしまうんじゃないのか?
二ヶ月ほど前、梅雨時にも関わらずお皿ーは傘を持たずに登校してしまった時があった。天気予報を見ていなかったとしても、時期を考えればおそまつな行動である。
その下校時は案の定雨降りで、お皿ーは見たい格闘技放送があるので雨の中傘を差さずにぬかるんだあぜ道を走っていた。
ハ ハ ハ,,ハ
(*T0゚)(,,;-・)_
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ふと道端を見るとダンボールの中に捨て猫が四匹、雨に晒されて悲しげな目で彼を見ていた。可哀相に、うち二匹は既に冷たくなってしまっていた。
子供の頃から捨て猫などを見ると放っておけない彼は、二匹を両手で抱えて家に向かおうとした。その時、路地の脇からギコ犬がゆっくりと彼の行く手を塞ぐように眼前に現れた。
不意を付かれた彼は絶叫にも近い声をあげ、踵を返して一目散に逃げ出した。彼は二匹の猫を抱えて夢中で走った。その時丁度同じ学校の女生徒と擦れ違う。
へヘ
/⌒⌒ヽ〃
∧_∧ 〈〈 ノノノハ)))
(`(^0(0・) || ´Д`||/|
(つ )(⊂) ハ[リ╂Vリ]
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その女生徒は観鈴モナーだった。やばい!俺の臆病な部分を見られた!明日から俺は学校の笑い者になるのか?
その後しばらく彼は、美鈴モナーが捨て猫の一件(ちなみに猫は父親の会社の人間が引き取ってくれた)をみんなに言いふらさないかどうか心配で食事も喉を通らない有様だった。
会話をした事もない生徒なので直接その事に釘を刺すわけにもいかず、当然彼にはそんな度胸もなかった。
やがて観鈴モナーが言いふらしていないと気付くや、その一件は彼の記憶の底に沈んでいった。 さて、そこでプログラムである。
場合が場合だ、あの事を言いふらされる!
”お皿ー君はこーんな小っちゃい野良犬にびびるような輩だから襲ってきても怖くないよ〜。でも仲間にしたくてもあんなに臆病じゃ使えないからお断りよね〜。
それで逆キレされてもこけおどしだってわかってるから全然怖くないし〜。”
観鈴はモニカグループだ!モニカはどのグループとも軒並仲が良いからどこに伝わってもおかしくない!どうする、どうする?そうだ、やらなきゃやられる。やらなきゃやられるんだ!
お皿ーのゴツゴツした手が鉛筆を握り直す。まさに”握る”という表現そのままの握りだ。
へヘ
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次の瞬間、鉛筆を握った左腕はそのまま隣(すでに起立して机、椅子は下げられている)の観鈴モナーの首筋に力強く打ち込まれた。ザクッ と歯切れの良い音を立てて・・・。
1ちゃんは、その歯切れの良い音に反応して咄嗟に左斜め後ろを振り返った。他の生徒達も一部を除いて、1ちゃんと同様に音のしたほうに視線を向けた。
真後ろの席ではお皿ーが観鈴モナーの首筋に拳を突き立てている。彼が彼女の横から首筋を叩いてああいう体勢になっているのだろうか、それにしても何故?
「キャーッ!」
そう考え事をしていた1ちゃんの耳にエツコの甲高い悲鳴が飛び込んできた。エツコの席は観鈴モナーの左隣である。
澄んだ輝きを放つ彼女の瞳には、お皿ーのごつい手に握られた鉛筆が観鈴モナーの首筋に深々と突き刺さっているのがはっきりと映っていた。
世界一有難くない特等席である。プラチナチケットですよお客さん!
だがその反対側、観鈴モナーの斜め前のいいあじゃんはそれを一瞥した後、何事もなかったかのように前を向いた(そんな事に気を留めた人は少ないが)。
まるでお皿ーの行動が『当たり前じゃないか』という具合に。観鈴モナーは只でさえ色白の顔を一層蒼白に染めて、死に掛けの金魚のように口をパクパクさせているようだ。
呼吸が辛いのだろうか、下を向いたまま体が波打つように上下している。その首筋から赤い液体が流れ出すと、ようやく状況を把握した生徒達が次々と声を上げ始める。
その声を掻き消さんばかりの声量でお皿ーが突然立ち上がって咆えた。
「うぉぉーっ!」
両手を頭上に掲げてガッツポーズをしながら咆哮を続けるお皿ー。何と、その彼に向かってアヒャが”1get! 1get!”などと興奮した様子で口走っている。
このクラスは一体どうしてしまったのだろう?
∧∧
(#゚Д゚)
U |
| | ∧_∧
∪∪ (`皿´ ;)
( 'ヽ\
ギコ「お皿ー、何やってんだお前? ふざけんじゃねぇぞ!」
突如、一番後ろの席で廊下に近い場所に座っている僕達の番長(死語)ギコが立ち上がって叫ぶ。
ギコ「何って、プログラムやってるんだろ? こんなわかりやすいルールじゃねえが? お前等、家に帰りたくねぇのが!? こうするんだよ、こうするしかねぇじゃねえが!」
お皿ーの今までに見た事のない剣幕に皆、異世界の風景を見たかのような面持ちでただ彼を凝視している。
無理もない、そもそもギコに対してあんな勢いでまくし立てる事ができる生徒は今まで存在しなかったのだから。
お皿ーが鉛筆を手放す。同時に、鉛筆を首筋から生やしたままで観鈴モナーがゆっくりとお皿ーのほうを振り向く。観鈴モナーは信じられないと言った表情でお皿ーを見る。
やがてその目から涙が浮かんできた。
お皿ー「み、観鈴……そんな顔すんなよ、やるしかねぇだろ、仕方なかったんだよ」
モラリ「お皿ー!その言い草は何よ? あんた何したかわかってんの?」
困惑顔のお皿ーを一喝したのは、モニカグループのモラリだった。
お皿ー「な、何ってルールに乗っ取って……」
∧_∧
(ノノハ ヽ
(・Д・#ヽ 8
∧_∧ (~∀~~ハ()
( ;`皿´) <__∪
( 'ヽ\ (__(_)
モラリ「観鈴はね、あんたの事が好きだったのよ!雨の日に捨て猫を犬から守ってあげたところを見てたんだよ!それからずっと告白したくて、文化祭の日に告白するつもりだったんだ!
それなのに、こんなの最悪過ぎる!なんなんだよぉ!」
戯言を聞くつもりはないとばかりにお皿ーの言葉を遮ってモラリが衝撃の発言をする。再びざわめく教室内。様子を見る限り、モニカグループはみんなその事を観鈴モナーから聞いていたようだ。
お皿ーの顔が口を半開きにしたまま硬直する。更にその両腕は、胸の前で何かを抱えているようなポーズでこれまた硬直していた。
お皿ーが再び動き始めるまで教室内の皆も黙り込み、彼の次の行動を待ち続けていた。気味の悪い連帯感である。
お皿ー「観鈴、俺、俺……」
ようやく己のした事の愚かさに気付いた彼は観鈴モナーの脇に中腰で座り込む。観鈴モナーは……笑顔を見せたような気がしたが、1ちゃんの場所からはよく確認できなかった。
――気にしないで、私じゃどちらにしても生還できなかった。お皿ー君の手で死ねるなら構わないよ。お皿ー君には気の弱いところがあるのは気付いてた。
正直、最初はお皿ー君の事を”体格の割に小心者っぽい”って思ってた。 けれど、好きになってからそんな事どうでもよくなってた。
理屈じゃない、形じゃない、私は心に惹かれたんだ。恋は盲目って本当だったんだぁ……人間て、不思議。 存在を感じるだけで充実できる、それが恋愛の形じゃないかな?
観鈴モナーはお皿ーに話し掛けたい事は沢山あった。しかし首に刺さった鉛筆のせいか言葉を出すのがままならない。
首筋の脈は激しく躍動しながら血を噴き出し、観鈴モナーの呼吸が徐々に静かになっていく。
お皿ー「観鈴、謝るよ! 俺、心から謝るよ! だがら死ぬな!!」
お皿ーは今やうつ伏せになった観鈴に覆い被さるようにして泣き崩れていた。
観鈴の首筋から流れる血を止めようと押さえつけている手は真っ赤に染まり、それでもなお指の隙間から血が漏れ続けている。
刹那、銃声が鳴り響く。観鈴に覆い被さるお皿ーの右肩付近が真紅の雫を伴って弾ける。
更にもう一発同じ音が鳴り響き、お皿ーの腕の隙間に見える彼女の頭部に銃弾が飛来する。その瞬間、彼女の魂と肉体は、涙と共にお皿ーの眼前で散華した。
ぃょぅ「無念だったよなー森嶋ー、苦しむのもなんだから一思いに楽にしてやったぞー」
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|ニニニ(ω^=)
└ヽ⊂ |
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皆の視線が思い出したように教壇へ戻る。ぃょぅ専任講師(担当教官)が、細い白煙を立ち上げている拳銃を右手に持ったままお皿ーのほうに向けていた。
お皿ーは空虚に支配された顔で、ただぃょぅ専任講師を見つめている。
あと数秒もすれば我に返ってぃょぅ専任講師に襲いかかるのではないだろうか?多くの生徒がそう思ったに違いない。
ぃょぅ「それとお皿ー、やる気満々で先生嬉しいょぅ。けれどなー、出発前に襲っちゃうのはルール違反なんだょぅ。先生、悲しいけれど君を退場させないといけないんだょぅ。」
次の瞬間、お皿ーが立ち上がったが、少なくともそれを感じさせない早さで三度目の銃声が鳴り響いた。お皿ーの体が電撃でも受けたかのように飛び跳ね、後方に仰け反る。
∧_∧
煤i )そ
⊂ *ζ::∵
< \*∴.;
(__(__)
左胸から噴き出した鮮血が放物線を描いた。お皿ーはうつ伏せに倒れ、それっきり動かなくなった。
ぃょぅ「いい悲恋話だったなみんなー、先生ちょっと感動して泣いたぞー。でも出発したら気持ちをきっちりと切り替えないとなー
はい!それじゃあいよいよ出発でーす、一人ずつ二分間隔で学校から出て行ってもらいまーす。出口は教室を出て右、廊下の突き当たりでーす。
先程も言いましたが、この学校付近(G−4)は全員が出発してから二十分後に禁止エリアになるので早く立ち去って下さいねー。
それから机の端に掛かってる自分の鞄は持って行ってもらって構いませーん。さーて、最初の出発者はあらかじめくじで決めてまーす。それでは発表しますよー」
最初の出発者、これは重要かもしれない。
もしも最初の出発者が”やる気”で、更に支給品が強力な武器だった場合は、出口で待ち伏せした最初の出発者と開始直後から勝ち抜き戦が始まってしまう可能性もあるのだ。
ぃょぅが名簿に挟んであった茶封筒を取り出し、ハサミで封筒の端を切り取って、内封された白い紙を取り出す。
ぃょぅ「では発表しまーす。女子5番・ガナーさん」
∧_∧
( ‘ー‘)
( † )
人 Y
(_(___)
その言葉で皆の視線が窓側の後方の席へ注目する。ガナーがかすかな笑みをたたえて(え、笑ってるの?)軽やかな足取りで教壇のほうへと歩を進めていった。
お皿ー(男子5番)
担当教官により射殺
観鈴モナー(女子15番)
担当教官により射殺
【退場者2名・残り38人】
この作品はだいぶ前に創作文芸板で発表したものの焼き直しです。
そのため、キャラの名前が普通の人の名前だったりすることがありますので、あしからず。
AA化キボン。と言ってみるテスト。
GJ!
無難な始まり方ですね
AAにするから各キャラの詳細キボンヌ
モファ ヘファ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ◆.yLRUmYkowってやっぱ糞だね。
モファ ヘファ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ◆.yLRUmYkowさん
GJ!
これからの展開が楽しみです
個人的には、
とりあえずモファ氏が原文+小コマ系AA書いて、
その他の職人がその場面場面のオイシイ所をAAで描いていくような雰囲気がgoodだと思われ
あくまで「とりあえず」ね
;;::, ;;;,
/;;:;; _ | .;;;'
/ ';;/ |;;';|;;' ヽ、
/ / / | ヽ、 _
. / |_/ | ヽ、 .|
/ .| ヽ、 ___ .|___
/ ../ ̄ ̄| | ヽ、 ___ __ .|
./ / ̄ ̄ ̄| | .| ヽ、 | |
// .|/ | ヽ、 | .| _
- - -/- |- ┐ /| .| | .|  ̄ヽ、  ̄ヽ、 /
| l__!_// |  ̄  ̄ ヽ、 ヽ、 /
| i / |  ̄  ̄ /
|___/ | /
U /
U 一九九八年八月二十三日午後二時、三年G組の生徒達は文化祭の準備の為に皆登校して作業を行っていた。
U
, '
, '
. , '
, '
., '
ぃょぅ専任講師が喋っている。
「みんながやる気出せるように、ここで先生がとっておきの情報をあげちゃいましょぅ! 四十人で行うと言っても、実際は自分以外の三十九人全てを倒す必要はないんですよー。
お友達が常に別の場所で勇敢に戦っているのを忘れてはいけませーん。どんどん残り人数は減っていきまーす。
そして中にはうっかり禁止エリアで自爆しちゃう人、自殺してしまうAA失格な人も悲しい事ですが例年存在しまーす。
こういう人達は倒す必要はなくなるので人数から除外できますねー。なんと! 通常、優勝者は六〜八人程度の相手を倒すだけで優勝していまーす。
こう考えると”いい武器が当たれば誰でも優勝できるんじゃないの?”と思いますよねー?そうなんでーす。やる気になった分だけ優勝確率はあがりまーす。
だから全力を出して精一杯戦いましょうねー。」
その言葉に目の色を変えたのは、クラス一、二を争うの怪力で威圧感ある外見ながら、実はショボーンと同等の小心者、お皿ーだった。
お皿ーは必死に自分を落ち着かせようと頭の中で様々な説得を自分に試みた。大丈夫だ、俺は柔道部の主将だ。恐れをなして誰もきっと襲ってはこないさ・・・。
――でも、臆病な部分がばれたら真っ先にやる気の奴に狙われてしまうかも――
一瞬とも永遠とも思えるどうどう巡りの思考を繰り返す。ふと、すぐ前の座席の観鈴(観鈴モナー)が目に入った。
お皿ーの顔面は瞬時に蒼白になり、皮膚の内側から絞り出されるかのように小さい玉のような汗が無数に吹き出てきた。
観鈴!こいつにあの事をばらされたら俺は真っ先に標的にされてしまうんじゃないのか?
二ヶ月ほど前、梅雨時にも関わらずお皿ーは傘を持たずに登校してしまった時があった。天気予報を見ていなかったとしても、時期を考えればおそまつな行動である。
その下校時は案の定雨降りで、お皿ーは見たい格闘技放送があるので雨の中傘を差さずにぬかるんだあぜ道を走っていた。
ハ ハ ハ,,ハ
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ふと道端を見るとダンボールの中に捨て猫が四匹、雨に晒されて悲しげな目で彼を見ていた。可哀相に、うち二匹は既に冷たくなってしまっていた。
子供の頃から捨て猫などを見ると放っておけない彼は、二匹を両手で抱えて家に向かおうとした。その時、路地の脇からギコ犬がゆっくりと彼の行く手を塞ぐように眼前に現れた。
不意を付かれた彼は絶叫にも近い声をあげ、踵を返して一目散に逃げ出した。彼は二匹の猫を抱えて夢中で走った。その時丁度同じ学校の女生徒と擦れ違う。
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その女生徒は観鈴モナーだった。やばい!俺の臆病な部分を見られた!明日から俺は学校の笑い者になるのか?
その後しばらく彼は、美鈴モナーが捨て猫の一件(ちなみに猫は父親の会社の人間が引き取ってくれた)をみんなに言いふらさないかどうか心配で食事も喉を通らない有様だった。
会話をした事もない生徒なので直接その事に釘を刺すわけにもいかず、当然彼にはそんな度胸もなかった。
やがて観鈴モナーが言いふらしていないと気付くや、その一件は彼の記憶の底に沈んでいった。 さて、そこでプログラムである。
場合が場合だ、あの事を言いふらされる!
”お皿ー君はこーんな小っちゃい野良犬にびびるような輩だから襲ってきても怖くないよ〜。でも仲間にしたくてもあんなに臆病じゃ使えないからお断りよね〜。
それで逆キレされてもこけおどしだってわかってるから全然怖くないし〜。”
観鈴はモニカグループだ!モニカはどのグループとも軒並仲が良いからどこに伝わってもおかしくない!どうする、どうする?そうだ、やらなきゃやられる。やらなきゃやられるんだ!
お皿ーの手が鉛筆を握る。まさに”握る”という表現そのままの握りだ。
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次の瞬間、鉛筆を握った左腕はそのまま隣(すでに起立して机、椅子は下げられている)の観鈴モナーの首筋に力強く打ち込まれた。ザクッ と歯切れの良い音を立てて・・・。
1ちゃんは、その歯切れの良い音に反応して咄嗟に左斜め後ろを振り返った。他の生徒達も一部を除いて、1ちゃんと同様に音のしたほうに視線を向けた。
真後ろの席ではお皿ーが観鈴モナーの首筋に拳を突き立てている。彼が彼女の横から首筋を叩いてああいう体勢になっているのだろうか、それにしても何故?
「キャーッ!」
そう考え事をしていた1ちゃんの耳にエツコの甲高い悲鳴が飛び込んできた。エツコの席は観鈴モナーの左隣である。
澄んだ輝きを放つ彼女の瞳には、お皿ーのごつい手に握られた鉛筆が観鈴モナーの首筋に深々と突き刺さっているのがはっきりと映っていた。
世界一有難くない特等席である。プラチナチケットですよお客さん!
だがその反対側、観鈴モナーの斜め前のいいあじゃんはそれを一瞥した後、何事もなかったかのように前を向いた(そんな事に気を留めた人は少ないが)。
まるでお皿ーの行動が『当たり前じゃないか』という具合に。観鈴モナーは只でさえ色白の顔を一層蒼白に染めて、死に掛けの金魚のように口をパクパクさせているようだ。
呼吸が辛いのだろうか、下を向いたまま体が波打つように上下している。その首筋から赤い液体が流れ出すと、ようやく状況を把握した生徒達が次々と声を上げ始める。
その声を掻き消さんばかりの声量でお皿ーが突然立ち上がって咆えた。
「うぉぉーっ!」
両手を頭上に掲げてガッツポーズをしながら咆哮を続けるお皿ー。何と、その彼に向かってアヒャが”1get! 1get!”などと興奮した様子で口走っている。
このクラスは一体どうしてしまったのだろう?
∧∧
(#゚Д゚)
U |
| | ∧_∧
∪∪ (`皿´ ;)
( 'ヽ\
ギコ「お皿ー、何やってんだお前? ふざけんじゃねぇぞ!」
突如、一番後ろの席で廊下に近い場所にいる僕達の番長(死語)ギコが立ち上がって叫ぶ。
お皿ー「何って、プログラムやってるんだろ? こんなわかりやすいルールじゃねえが? お前等、家に帰りたくねぇのが!? こうするんだよ、こうするしかねぇじゃねが!」
お皿ーの今までに見た事のない剣幕に皆、異世界の風景を見たかのような面持ちでただ彼を凝視している。
無理もない、そもそもギコに対してあんな勢いでまくし立てる事ができる生徒は今まで存在しなかったのだから。
お皿ーが鉛筆を手放す。同時に、鉛筆を首筋から生やしたままで観鈴モナーがゆっくりとお皿ーのほうを振り向く。観鈴モナーは信じられないと言った表情でお皿ーを見る。
やがてその目から涙が浮かんできた。
お皿ー「み、観鈴……そんな顔すんなよ、やるしかねぇだろ、仕方なかったんだよ」
モラリ「お皿ー!その言い草は何よ? あんた何したかわかってんの?」
困惑顔のお皿ーを一喝したのは、モニカグループのモラリだった。
お皿ー「な、何ってルールに乗っ取って……」
∧_∧
(ノノハ ヽ
(・Д・#ヽ 8
∧_∧ (~∀~~ハ()
( ;`皿´) <__∪
( 'ヽ\ (__(_)
モラリ「観鈴はね、あんたの事が好きだったのよ!雨の日に捨て猫を犬から守ってあげたところを見てたんだよ!それからずっと告白したくて、文化祭の日に告白するつもりだったんだ!
それなのに、こんなの最悪過ぎる!なんなんだよぉ!」
戯言を聞くつもりはないとばかりにお皿ーの言葉を遮ってモラリが衝撃の発言をする。再びざわめく教室内。
お皿ーの顔が口を半開きにしたまま硬直する。更にその両腕は、胸の前で何かを抱えているようなポーズでこれまた硬直していた。
お皿ーが再び動き始めるまで教室内の皆も黙り込み、彼の次の行動を待ち続けていた。気味の悪い連帯感である。
お皿ー「観鈴、俺、俺……」
ようやく己のした事の愚かさに気付いた彼は観鈴モナーの脇に中腰で座り込む。観鈴モナーは……笑顔を見せたような気がしたが、1ちゃんの場所からはよく確認できなかった。
――気にしないで、私じゃどちらにしても生還できなかった。お皿ー君の手で死ねるなら構わないよ。お皿ー君には気の弱いところがあるのは気付いてた。
正直、最初はお皿ー君の事を”体格の割に小心者っぽい”って思ってた。 けれど、好きになってからそんな事どうでもよくなってた。
理屈じゃない、形じゃない、私は心に惹かれたんだ。恋は盲目って本当だったんだぁ……人間て、不思議。 存在を感じるだけで充実できる、それが恋愛の形じゃないかな?
観鈴モナーはお皿ーに話し掛けたい事は沢山あった。しかし首に刺さった鉛筆のせいか言葉を出すのがままならない。
首筋の脈は激しく躍動しながら血を噴き出し、観鈴モナーの呼吸が徐々に静かになっていく。
お皿ー「観鈴、謝るよ! 俺、心から謝るよ! だがら死ぬな!!」
お皿ーは今やうつ伏せになった観鈴に覆い被さるようにして泣き崩れていた。
観鈴の首筋から流れる血を止めようと押さえつけている手は真っ赤に染まり、それでもなお指の隙間から血が漏れ続けている。
刹那、銃声が鳴り響く。観鈴に覆い被さるお皿ーの右肩付近が真紅の雫を伴って弾ける。
更にもう一発同じ音が鳴り響き、お皿ーの腕の隙間に見える彼女の頭部に銃弾が飛来する。その瞬間、彼女の魂と肉体は、涙と共にお皿ーの眼前で散華した。
ぃょぅ「無念だったよなー観鈴ー、苦しむのもなんだから一思いに楽にしてやったぞー」
____
∫ ∧■B
|ニニニ(ω^=)
└ヽ⊂ |
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∪∪
皆の視線が思い出したように教壇へ戻る。ぃょぅ専任講師(担当教官)が、細い白煙を立ち上げている拳銃を右手に持ったままお皿ーのほうに向けていた。
お皿ーは空虚に支配された顔で、ただぃょぅ専任講師を見つめている。
あと数秒もすれば我に返ってぃょぅ専任講師に襲いかかるのではないだろうか?多くの生徒がそう思ったに違いない。
ぃょぅ「それとお皿ー、やる気満々で先生嬉しいょぅ。けれどなー、出発前に襲っちゃうのはルール違反なんだょぅ。先生、悲しいけれど君を退場させないといけないんだょぅ。」
次の瞬間、お皿ーが立ち上がったが、少なくともそれを感じさせない早さで三度目の銃声が鳴り響いた。お皿ーの体が電撃でも受けたかのように飛び跳ね、後方に仰け反る。
∧_∧
煤i )そ
⊂ *ζ::∵
< \*∴.;
(__(__)
左胸から噴き出した鮮血が放物線を描いた。お皿ーはうつ伏せに倒れ、それっきり動かなくなった。
ぃょぅ「いい悲恋話だったなみんなー、先生ちょっと感動して泣いたぞー。でも出発したら気持ちをきっちりと切り替えないとなー
はい!それじゃあいよいよ出発でーす、一人ずつ二分間隔で学校から出て行ってもらいまーす。出口は教室を出て右、廊下の突き当たりでーす。
先程も言いましたが、この学校付近(G−4)は全員が出発してから二十分後に禁止エリアになるので早く立ち去って下さいねー。
それから机の端に掛かってる自分の鞄は持って行ってもらって構いませーん。さーて、最初の出発者はあらかじめくじで決めてまーす。それでは発表しますよー」
最初の出発者、これは重要かもしれない。
もしも最初の出発者が”やる気”で、更に支給品が強力な武器だった場合は、出口で待ち伏せした最初の出発者と開始直後から勝ち抜き戦が始まってしまう可能性もあるのだ。
ぃょぅが名簿に挟んであった茶封筒を取り出し、ハサミで封筒の端を切り取って、内封された白い紙を取り出す。
ぃょぅ「では発表しまーす。女子5番・ガナーさん」
∧_∧
( ‘ー‘)
( † )
人 Y
(_(___)
その言葉で皆の視線が窓側の後方の席へ注目する。ガナーがかすかな笑みをたたえて(え、笑ってるの?)軽やかな足取りで教壇のほうへと歩を進めていった。
お皿ー(男子5番)
担当教官により射殺
観鈴モナー(女子15番)
担当教官により射殺
【退場者2名・残り38人】
板張りの床が軋む音すらも純夏の神経を刺激する。まだ外にいるのはガナーとモララーの二人だけ、おそらく二人ともこのゲームに参加するつもりはないように思えた。
鑑純夏はモララーの次に出発していた。それにしても、さっきのモララーの「宣誓しまーす。モナー語ー、横一縦一、横一縦二、横一縦二、横四縦二!」
という意味不明な発言はなんだったのだろうか。
やがて下駄箱へと辿り着く。出口から覗いている闇を纏った木々を見つめて様子を窺う。人の気配は一応感じないが、油断は禁物である。
一旦下駄箱を盾にして、改めて耳を澄ますが、虫の鳴き声でよく聞き取れない。ディパックを抱えて校舎から飛び出し、そのまま四十メートル程先にある林に飛び込んだ。
そのまま大きく一息ついて、すぐさまその息を潜める。
鑑純夏「ここでとりあえずはモナー君を待って〜ギコ子とも合流できればいいけれどぉ」
そう言いながらディパックを開き中身を確認する純夏。ぃょぅが言っていた通り、食パン、二リットル入りの水、地図、磁石、腕時計、懐中電灯が出てきた。
支給武器を探す純夏。左手に固い棒状の物の感触を覚えてそれを取り出すと、伸縮自在の警棒だった。彼女にとってはどうにも頼りない、到底武器とは呼べない代物だった。
「これ、冗談でしょぉ〜?」
そう言って更に暗がりの中でディパックをあさる純夏。
「そこの動いている林の中にいるのは誰だYO!」
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突然、純夏の背後で声が響き、思い出したように学校のほうを振り向く。林の隙間からぼるじょあがこっちを見ているのが見えた。
純夏の予想では彼は、モナーが出るまでの間に唯一危険人物と思える男だった。うわぁ最悪!何でこっちに来ちゃうの〜?
第一、学校出てくるの早過ぎだよ〜(もっとも純夏が注意をはらっていれば見付からなかっただろうが)!まずいよこれ、まずいよこれ、まずい……
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彼女の頭の中で”まずいよこれ”という言葉が反復される。三度目の反復の途中でそれを遮り、彼女はおもむろに林の奥に一目散に駆け出した。
立ち上がる際に地面に付けた左手首を捻ったようだが気にしている場合じゃない。 木の枝を掻き分ける音と後方でかすかに聞こえるぼるじょあの声が延々と続くように感じられた。
やがて道路に出たが、それを脇目も振らず一瞬で渡りきってなおも走る。火事場の馬鹿力という奴だろうか、明らかにその走りっぷりは普段の純夏とは別物だった。
やがて限界がおとずれ、駆け込んだ山の中で腰を下ろした。
モララーが怪しい暗号を叫んで出発した時、モナーは笑いを堪えるのに必死であった。この最悪な状況にも関わらず。
ナイスだぞ、モラ!(モララーのあだ名。といっても、モナーしかこのあだ名を使っていないが)面白過ぎんぞ、モラ!ここでモナー語かよ!
これなら漏れとモラ、ふーん、ショボーンの四人は合流できるな。モラとふーんならこのクソゲームをどうにかできるかもしれない!
そんな事を考えているうちに鑑純夏が慌てながら教壇のほうへ走ってきた。モナーの目がそちらへ釘付けになる。
おっと!何を名残惜しそうに見てるんだよ、今生の別れにするつもりなんてさらさらないぜ?モナーは、鑑純夏に恋心を抱いていた。気になり始めたのは中学二年の球技大会の時だった。
女子バスケはクラスの対立する派閥の面々がごった混ぜになって構成されていた為にチームワークを望む事などできず、三年生チームに大敗を喫した。
だがそんな中でモナーの目に留まったのは、クラスでも小柄な体ながら一人で気を吐き汗を飛び散らして最後まで果敢に立ち向かった純夏の姿であった。
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〃^゙'"^ヽ / ゚Д゚__ヽ
〈〈(ノ)ノ)〉〉 (,从 从,,〃
<ヾハ;^ヮ゚A> リ^д ^ リ从
ハY巫Yノ ⊂゛ V 〉)
( ゝ /__:|__ヽ
"人ノ し'(___)
モナー「可愛過ぎだモナ、鑑って可愛過ぎだモナ!」
球技大会後、しばらくは仲間内で会う時は常にモナーはモララー達がうんざりするまで、いや、してもなおそんな事を言い続けてきた。
∧_∧
( *´∀`)
( つ
| | | フ、フーン∧_∧ ∧_∧
(___)_) (´<_`; ) ( ;-∀-)
( ) ( )
人は自分に無い物を持つ異性と付き合う事によりお互いを補い合い高め合う事ができるという持論の持ち主だった彼が、
自分と非常に似たタイプの純夏に恋したという事実にモララーやふーんは呆れながらも人生の妙に感心したものだ。
純夏が出発した二分後、荒らしで知られ、山崎と仲が良いので知られるぼるじょあが足早に教室を出て行った時は、純夏が奴に襲われないだろうかという一抹の不安もよぎった。
心配性なんだよ漏れは!大丈夫、大丈夫だ。モラと合流したら必ず捜ししに行く。鑑、待っててくれよ!…今の漏れ、ひょっとして最高!?
「次ー、男子十八番、モナーくーん」
ぃょぅ専任講師(担当教官)の点呼がモナーの意識を教室内に呼び戻す。
モナー「あいよっ! ショボーン、また後でな。1ちゃん、お先モナ!」
前の1ちゃんと右斜め前のショボーンに一言掛けて立ち上がり、モナーは教壇の前に歩いていく。すぐに夜の帳がのぞく下駄箱に到着した。
モナー「さぁて……」
モナーその逆方向の林に駆け込んだ。ディパックを開き、中身を確認する。
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从人人jwjjrjwjjrj从jrjwwjjrj从jrjwjjw (つ| ̄\wjjrj从jwjjrj从 wjjrj从jwjjrj
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さぁて、気になる支給品はぁ〜?なんとぉっ!電動釘打ち機で〜す!そこの大工さん、一人一つは必需品ですよ!雨漏りも安心、今なら板にもできる真横の木をプレゼント〜!
てか、これ微妙にはずれ武器だべ? その釘が詰まったドライヤーのような外見の機械を見つめて溜息をつくモナー。
機械の柄の部分を見ると、そこには丁度マシンガンのマガジンのような黒い立方体の物体がはめ込まれている。
一緒に付いていた説明書を見てみると、どうやらこれがこの釘打ち機用の専用電池のようだ。ディパックの中には予備の電池が五つ入っている。
果たしてこれは多いのか少ないのか?いずれにしても接近戦にしか使用できない上、威力も決して大きいとは言えないだろう。気を取り直して地図を見る。
モナー「え〜と、モララーが言っていた場所は……南の岸壁モナ! 面倒臭い場所になったなぁ。まぁ、行きますか。鑑、迎えに行くまで無事でいてくれモナ!」
駆け出すモナーの影が、学校の裏山が纏う暗闇の中に溶け込んでいった。
74 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/10/17 23:20:59 ID:H1p9N58v
今読みました。
相変わらず引き込まれてしまいます。
これからも頑張ってください!
応援してます。
75 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/10/18 00:22:11 ID:PUpqtyz3
続きが気になる今日この頃
乙です。
ところでここはage進行ですか?と聞きながらsageるテスト。
_______/⌒ヽ_____
,へ / ___ / :: " そ _
/ /ヽヽ / / ヽ / ::" /;; _ て _ / /
| |_|| / / ○ / / ::" __/ / __/ / / /
| _.| / ./ ヽ´ . ::" /  ̄/ /  ̄/ / / _
|__| |_| / /;; / ⊂⊃ ヽ ;;"/ ̄ ̄\ .  ̄ ̄/ / ̄  ̄/ / ̄ ̄ / / ./ ヽ
∠,へ___/ _/;;"_| ○ \___/ / / / / / / ○ ヽ
/ / /ヽヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ_ノ\/ / / / / / / | _∠_
/ | |_||  ̄  ̄ _  ̄ ヽ___|
/ | _.| / ̄ ̄ ̄\ / /
|__| |_| / ⊂二⊃ | _ ._ / /
/ ____/ /⌒ヽ \ \ / ./ ./ ̄ ̄\ / / _
/ \_ ( ○ ) \ V / | ○ \ / / / .ヽ
/ /\_/ \_/ > / ヽ_ノ\/ / / / ○ ヽ
 ̄ ̄ / / / / | _∠_
 ̄  ̄ ヽ___|
―――――アスキー アート バトル ロワイヤル―――――
モファ ヘファ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ◆.yLRUmYkow氏 応援してます!頑張ってください!
今日は寒くなってきましたね。そして本題に移りましょう。
何故,モファ ヘファ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ◆.yLRUmYkowが
何 故 A A 長 編 で 書 い て い る の か と 。
>>79 前回この人が書いたバトロワが好評だったんだよ。
で続編書いて欲しいという要望があったからだ。
期待保守
テスツ
続きマダー?
プギャプギャプギャ
/ . | `宀´ / |ヽ|‐.\______\|
/ 〃δ−δゞ ' .| :.. ┃:::::::::::::::::::::┃: |
. "^ 。^ヽ :::┸:::::::::::::::::::::┸:::..
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学校から幾らも離れていない民家の中の一つ、そのリビングでナエナイワは愚痴を呟きながら今後の事を考えていた。
只でさえ目立つ場所にある家だ、電灯を点けるのは自殺行為に等しかったので、暗がりの中で半ば手探りでディパックの中身を探る。
いずれにしてもここに長居するつもりはなかった。ナエナイワが考えていた今後の行動の選択肢は二つ。モニカのグループを捜して合流するか、あるいは……
あぁ、あの悪名高いプログラムに参加させられちゃうなんてついてなさ過ぎだよ!その上、マサムネーヨも置いてきちゃったみたいだし・・・。
モニカ達と合流するべきかな?でもね、よくよく考えるとあたしってモニカグループの中でも飛び抜けて自己主張できる部分がなかったからなぁ。
いざ合流できても不要扱いされるんじゃないかな?状況的に、不要=死よね、きっと。
かつての(と言っても十二時間程度前の事だが)仲間を信頼する事すら今の彼女にはできなくなっていた。彼女は一呼吸してからもう一つの選択肢について考え出す。
無論、二つの考えは正反対と言えるものだったが、彼女に与えられた(というか考え付いた)選択肢がこの二つだけで、
しかもそのうち一つが極めて危険と判断した以上はプログラムに乗るという以外に選択の余地はなかった。ここであっさり覚悟を決める潔さは彼女の取り得の一つと言える。
窓ガラスが風でカタカタ音を立てるのがいつも以上に癇に障った。やっぱ戦って優勝するしかないのかな?でも一人じゃ寝たら無防備だし複数の相手と出逢ったら厳しいよね。
この家で手に入る武器っていっても玄関にあった木製バットと出刃包丁くらいだし、木製バットじゃ辛いなぁ……
そう考えていると、ディパックの奥に硬く冷たい感触を感じた。それを掴んで取り出すと、彼女の右手にはかなりの重量感がある黒光りの銃が姿を現した。
「え! 銃?」
__r、___ __ ,、
7iiiiiiii二二ニニニ~]|ニニニニl二l
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l|:::三((
 ̄ ̄~
これなら戦える!ナエナイワの眼前に一筋の光が見えた。グリップは随分と握りにくい。銃とは皆、こういう物なのだろうかなどと考えつつ添付されている説明書を読む。
「ワルサーP38!?」
再び声を上げて彼女は興奮した。それは正に小学生の頃、彼女が学校から帰ると毎日楽しみに見ていた某アニメ番組の主人公の愛用銃だったのだ。
兄の影響でこのアニメを見ていた彼女は、次々と世界各国の名美術品を奪っていく主人公に惹かれエンディングで颯爽と走り去る彼の後ろ姿に憧れたものだった。
銃の感触を両手でじっくりと確かめている彼女の中で決意が生まれた。これはあたしに”戦って最後まで生き残れ”というあの方からの指示だわ。
そう、このプログラムはあたしが主人公の番組。主人公は絶対死なない!大丈夫、あたしは上手くやれる!
説明書を見ながらグリップにマガジンを装填し、持ち易い握りを模索して両手をグリップに固定した。
学校の下駄箱を出てすぐのところにある林に身を潜めて、ナエナイワは周囲の様子を窺う。
分の悪い相手に見付かり、ここから逃走せざるをえなかった場合の為にディパックは先程とは別の民家に隠しておいた。
やがて下駄箱の奥から、慎重に周囲を探る様子もなく威風堂々といった趣きで、生徒が現れた。
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それはナエナイワのボキャブラリーの限りで表現すると”血に飢えた猛虎”というイメージ。彼は不良系グループのボス、ギコであった。
え!倒し易そうなモナ子とかは、もう出発しちゃってたの?支給品がこれだってわかってれば、もっと早くここに戻って来てたのに!よりによってギコ君?最悪!
いっそ彼はやり過ごして次のまりもを……いや、違う、今のあたしなら大丈夫。第一、悪役は幾らでも溢れているんだし、一人でも早く退場してもらわないとやり難くてしょうがないよね。
ギコはナエナイワが潜む林とは逆方向の道に向かおうとしていた。それを見て再び考え込むナエナイワ。どうしよう、林から出て近付いて撃つ?でも、それだと外した時が最悪だよね。
それともここから狙う?うーん。その間にギコの姿はどんどんと遠ざかり、間も無く死角に入ろうとしていた。こちらには全く気を留めていないように見える。
それを見て渚は覚悟を決め、林から上半身だけを覗かせて銃の狙いを定める。セフティーレバーは既に引いてあった。
時間は午前二時近くに遡る。モララーは何か暗号のような言葉を出発の際に口走っていた。仲間と落ち合う為の暗号だろう。彼は頭が良いからこういう機転もきく。
1ちゃんもおにぎりやモナ子とコンタクトをできる方法を考えたが、悲しいかな何も思いつかない。
続いて親友の一人である鑑純夏が慌てながら出発し、その六分後には真後ろの席のモナーが1ちゃんに一声かけてから席を立っていった。
ギコ子は1ちゃんに笑顔で手を振り足早に外に消えていく。モナ子とは前後の席だったので何か合流場所の事を話したのではないだろうか?
そして、次に静寂を破った音は、教室内の空気を凍り付かせる事になった。
モナ子が純夏やギコ子同様に1ちゃんに笑顔を見せて廊下に出て行った。その数十秒後、突然外で銃声が鳴り響いた。教室内に途端にどよめきの輪が広がる。
1ちゃん「モナ子!」
咄嗟に立ち上がりかけて叫ぶ1ちゃん。そこへぃょぅ専任教師が笑顔のまま広げた両手を1ちゃんの前に突き出した。
ぃょぅ「大丈夫! まだモナ子は学校を出て間もないょぅ。今の銃声はモナ子を狙うにしてはすこーしだけ遠い感じがするな」
”すこーしだけ”という表現がどうにも気にかかったが、両手を出して制された1ちゃんは、ぃょぅ専任講師を一睨みしてから再び着席した。
ぃょぅ専任講師が点呼を再開した。ギコがぃょぅ専任講師を1ちゃん以上の鋭い眼光で睨み付け、ディパックを持って廊下に消えた。
クラスで一番怖い印象を持つ彼は、誰もがやる気だと思っていた。先程の”俺は誰も殺さねぇ”発言があるまでは。
しかしあれも皆を油断させる為の演技かもしれないという思いは拭いきれないが。ギコが廊下に出て一分程経過したその時、再び銃声が、今度は二発鳴り響いた。
しかもそれは、今度は教室のすぐそばで鳴り響いた。さっきと同じようにも聞こえたし、違う銃声にも思えた。
もしかするとギコがやったのだろうか?だとしたら学校のすぐそばで待ち伏せをしていた誰かを撃ったのだろうか?それとも私を待っていたモナ子を?
勿論、逆も考えられる。待ち伏せをしていた誰かに襲撃されたという考え方。だとしたら、ギコを狙ったのは誰?
混乱に乗じて周囲を見渡す。生徒の数人は眉をしかめて”ほら見た事か、やっぱさっきのあいつの発言は演技だったんだよ。やる気満々じゃねえか”的な表情を浮かべている。
ナエナイワ「当たって!」
トリガーを引くと、再び耳をつんざく炸裂音が響いた。更にもう一発。目に焼きついた残光を振り払い、汗ばんだ手を拳銃ごと地面について林の影からギコのほうを覗く。
ギコ「誰だてめぇ! 許さねぇぞゴルァ!」
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(__ヽ 〜
゛ヽ),,
薄く地面に生えた草を踏み分けてくる力強い足音。ギコが悪鬼のような顔でこちらに向かって走ってきた。命中したのかは遠目ではわからない。
勿論、近目で確認する暇もなくナエナイワは林の奥へ駆け出した。いずれにしてもあの様子ではせいぜいかすり傷だろう。
ナエナイワ「大丈夫、大丈夫……第一話で最後のボスを倒したら番組が続かないもんね。そうでしょ?でも、いずれ倒すからね。ギコ君」
額に大量の汗をかきながらも、彼女は微笑しながら脚線の残像を残して林の奥にその姿を眩ましていった。
注・
>>89、
>>91、
>>90、
>>92の順でよんでいってください
再び教室に沈黙が訪れる。数分後、ぃょぅ専任講師が1ちゃんに向けて叫ぶ。
「おーい1ちゃん。あんまりもたもたしてると次のアヒャと仲良く出発になっちゃうぞー」
アヒャ!開始前の私的”やる気っぽい生徒ランキング”一位の!不意にアヒャに視線を移す。その口元が露骨につり上がる。
∧_∧
( ゚∀゚)ヒャヒャヒャ!
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おっとー、一旦はランク外に落ちたものの、そこから猛烈な伸び上がりを見せたギコ!それを抑えてアヒャが三週連続TOPに輝きましたー……って冗談じゃないわよ!
おもむろにディパックと鞄を抱えて駆け出す。最後に一度おにぎりのほうを振り向くと、彼は力強い顔付きでを見据えていた。
((( )))
从ハ*´Д`ハ
ノリ( ._ )
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( ヽ
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―――大丈夫だ、必ず俺は1ちゃんを見つける、1ちゃんが望む限りずっとそばにいて1ちゃんを守る!だからそれまで逃げていてくれ!
そう言っているように1ちゃんには見えた(実際そういう意味だったのだが)。生きるんだ!あたしはおにぎりと一緒に生きるんだ!こんなクソゲーム、絶対あたし達が潰してみせる!
彼女はもう教室内を振り返る事もなく、下駄箱に向かって一直線に駆け出していた。
ネーノは、山道を登り、北へ向かおうとしていた。エリアでは地図の中央付近、大きめな山の学校寄りの中腹でE−4にあたる。
とりあえず学校付近から一刻も早く遠ざかり、山を越えて良い隠れ場所を探してからじっくり策を練ろうという考えだった。
おにぎりを待ちたくもあったが、おそらくはおにぎりは1ちゃんと合流する為に奔走するだろう。いや、既に何らかの方法で合流場所を決めて落ち合う事にしているかもしれない。
そこに自分がいては色々と差し支えるだろう。こんな時に変な気を使う自分に苦笑してから一旦斜面に腰を下ろす。
大きめの木に寄り掛かり、山の下の景色を眺める。当然、明かりを灯している家などは存在しなかったが、学校沿いの道路に点々と建ち並ぶ民家を見ていると、
昨夜までの平穏な日常がむしょうに懐かしく思えた。もう、あの平穏な日々は二度とこないだろう。己の無力さに(彼のせいではないが)彼は両膝を抱えて膝頭に額を数回叩きつけた。
無力と言えば、彼の支給武器はねずみ花火(武器と言えるのか?)である。
斜面で下のほうから襲ってきた相手に投げて命中すれば転落させる事くらいはできるかも知れないが、到底当たり武器と呼べる代物ではなかった。
ふと、後ろで茂みが揺れたような物音を感じて振り返る。木々の間の茂みに誰か潜んでいるのだろうか?ゆっくりと腰を上げて気配を探る。
その体制でしばらく……と一旦思い、止めた。相手がやる気で、しかも拳銃を持っていた場合は格好の的だ。増してや自分の支給武器を考えるととても立ち向かおうとは思えなかった。
再び中腰体勢になり、様子を伺う。ネーノには茂みの奥、丸い輪郭の頭が一瞬出てからすぐに沈んだのが見えた。ゆっくり地面に足元を密着させてスタートダッシュの準備に入る。
何も合図はない。短く息を吐き、ネーノは唐突に斜面を全力で真横に駆け出す。草を踏み分け、木を手を使って避けながらの逃走は思うようにはいかないが、
相手も斜面のに潜んでいるのだから追って来るとしても条件的には五分五分だ。ネーノは運動神経にはかなりの自信があったのでよっぽどの相手でなければ逃げ切れるとふんでいた。
だが、その予想は思いもよらない形で裏切られる事になった。
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从人人j . .`¨(_(__)十⊂ )
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ネーノ「うおっ!」
後方を振り向きながら疾走していたネーノの前方に、いきなり男子生徒が姿を現した。あまりクラスメイトとの交流を持たず、その顔付きから陰でバカにされていたぼるじょあだった。
決死の形相で体当たりを敢行しようとするネーノを見ると、半ば反射的に右手に持った先が尖った十手のような武器、『サイ』をカウンター気味に突き出す。
咄嗟の判断で体を逸らして心臓串刺しは免れたものの、ぼるじょあのサイは左の肩口を深々と貫いた。
そのままネーノのタックルがぼるじょあの胸元に当たり、ぼるじょあが吹っ飛んだ反動でサイが抜けて二人は斜面から転がり落ちる。
ネーノ「痛ぇ……は、早く逃げネーと……まさかぼるじょあが……じゃあ上にいたのはクラスでお前と唯一仲の良いヤマザキだったのか?」
胸を強く打ち付けた為か、体を起こそうとするも上手く力が入らない。やっと両の掌を地面につける事ができたところで、耳元で草を踏み分ける音が耳に入った。
ぼるじょあ「何だよ、皆して俺を殺人者のような目で見やがってYO! お前等にはわからねえよ、留年した奴の気持ちなんかYO!」
ぼるじょあがネーノを見下ろして叫んでいた。その右手にはサイが握られたままだ。
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そう言えばぼるじょあは留年していたんだったよな……留年さえしなければこのクソゲームに参加する事もなかったのに。
そりゃ自棄にもなるよな……おにぎり、アサピー、もう会えそうにない。せめて最後に会いたかったな。
ぼるじょあ「悪ぃな、俺は生きないといけないんだYO。」
そう言うのと同時にぼるじょあがサイを振り上げ、ネーノの背中を刺し貫こうとする。だが次の瞬間、発破音を伴ってネーノの頭上の空気が震えたかと思うと、
見上げたネーノに赤い雫が数滴降りかかった。左手で左のこめかみ付近を押さえてゆらりと傾くぼるじょあの姿が見えた。銃弾か?
更にもう一発、銃声が上のほうから鳴り響く。それはぼるじょあには命中しなかったようだが、怯んだぼるじょあはバランスを崩して今度こそ山の斜面から一直線に転がり落ちて行った。
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⊂ ´⊂(`ー´;)つそ ,._ | || ] ゴロゴロ・・
.`^'ー-、.. l⌒、 ∩∧_∧←ぼるじょあ
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「やっぱりネーノだったか、大丈夫かい?」
心配そうな面持ちでの眼鏡をかけた男子生徒がネーノを抱き起こす。何とそれはネーノが捜し求めていた親友の一人、アサピーだった。
右手には拳銃(ベレッタM92FSというオートマチック拳銃)を握っていた。
ネーノ「そうか、お前が助けてくれたのか。恩に着るぜ。」
アサピー「いいって、他人行儀な事言うなよ!それより、ぼるじょあは死んだのかい?」
ネーノ「あぁ、よくは見えなかったけれど銃弾はこめかみ辺りをかすめたみたいだった。二発目は命中してない」
アサピー「じゃあ、ぼるじょあも無事なんだな」
ネーノ「深追いしようなんて考えなくていい、まずは六時の放送でどういう状況になっているのかだ。それで誰がやる気になっているか割り出せるかもしれない。それまでは身を潜めよう」
ネーノは、不自然な偏りでの死者が出ていた場合(例えば特定のグループが一人を除いて全滅していた時など。そうなれば残りの一人が怪しい)の事を言ったのだ。
ネーノ「詳しい事は後だ。さぁ行こうぜ。」
そう言って再び山の斜面を登って行くネーノ。アサピーは慌てて後を追おうとするが、不意に思い出したようにネーノが振り返ってアサピーに右手を差し出す。
ネーノ「アサピー、さっきは本当にサンキュウ。これからこのゲームがどういう結末になっても、最後まで俺達は一緒だ」
アサピー「いちいち他人行儀なんだよ君は。まぁ、今の言葉は他人には言えるもんじゃないか」
苦笑顔を見合わせて、アサピーはネーノの伸ばした右手を握り返した。
おおおぉぉぉぉぉ!
続き kita---------------------------!!
まだまだ期待してますよ
乙
相変わらず、キレた文才だなw
兵士「午前三時二十九分、全生徒が出発してから二十分が経過しました。これよりエリアG−4が禁止エリアに指定されます」
ぃょぅ専任講師(担当教官)「おー、ご苦労様。さぁて、どうなるかねー」
兵士の報告に、ぃょぅ専任講師(担当教官)は学校の職員室の机に座り、書類のような物を眺めていた。
職員室の窓にも教室や廊下同様に鉄板が貼ってあり、月明かりの届かないこの部屋では唯一の照明源である天井の蛍光灯が室内に白色の明かりを放っている。
彼の向かいの机では、数人の兵士が各々の席に用意されたデスクトップの机を揃って覗いている。
室内にはその他にも職員室では普段お目にかかれない数々の機材が所狭しと職員室内を占拠していた。
やがてぃょぅ専任講師は一枚の紙に、赤ボールペンで何やら二箇所チェックを入れると報告を伝えた兵士のほうを向いて話し掛ける。
ぃょぅ「どうだー、テナーは誰が優勝すると思ぅ?」
その言葉で、テナー(専守防衛軍兵士)が『先生!』の姿勢で声高々に返答する。
__
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/了 ´曲`)/
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...|| ̄ ̄ ̄ ̄||
テナー兵士「はい、自分はモララーが優勝すると推測致します!」
その返答に表情を緩めてぃょぅ専任講師が返す。
ぃょぅ「そうだなー奴は勉学も運動も万能だしなー、人望もある。後は仲間を落としていく事ができれば優勝は固いだろうなー。本命中の本命だなー。じゃあ丸耳。お前はどうだー?」
その声に反応したのは、ぃょぅ専任講師の向かいの席でパソコンを覗いていた兵士であった。丸い耳が特徴的な丸耳モナー(専守防衛軍兵士)もまた、テナー同様に声高々に言葉を返す。
丸耳「はい、自分はギコを推薦致します!実戦での戦闘力は一番ではないでしょうか!」
その返答にはぃょぅ専任講師は何故か渋い顔をしてゆっくりと首を数回往復させて呟く。
ぃょぅ「ほう、あいつは教育委員長も買っておられるが、委員長もお前もまだ読みが浅いょぅ。あいつはアヒャと連絡を取っていたからな。爆弾を抱えて行動するようなもんだょぅ。
それに、あの教室での発言は芝居じゃないなー。ああいうセンチメンタルな感情はプログラムには致命的だょぅ。私はギコは優勝は無理だと思うがなー。」
ぃょぅ専任講師の言葉に丸耳とは別のパソコンを覗いていた兵士が口を開く。モヒャ(専守防衛軍兵士)という男だ。
モヒャ兵士「はい、自分はレモナとギコ子を推します!」
ぃょぅ「良い目をしてるょぅモヒャ、あの二人は運動神経も良いしなー。やる気になれば充分優勝を狙えるょぅ。だが、最初の銃撃を放ったナエナイワの名前が出ないなー。
あいつは先生、なかなかいいなーとは思うんだけれどなー?性格にちょっと難はあるかもしれないがなー。」
そう言ってからぃょぅ専任講師は再び机のほうを向き、書類を手に取ってペンで何かを書き始めた。その書類には各生徒の詳細なデータとオッズ(倍率)が書き記されている。
生徒達のほとんどは、このプログラムが政府の連中の中で賭けの対象にされているとは夢にも思っていないだろう。名簿を見つめるぃょぅ専任講師。そこに彼は新たに○印を二つ書き加えた。
>>100 あんたの変な小説が好評なのは分かった。
だがな
こ こ は 長 編 板 だ
板違いだボケが。お前も一職人ならそれくらい守れよ。
今までの何度も忠告されてるけど、悪いのはお前だぞ?
悪いのは忠告した奴ではなく、モファヘファお前だ。
どうでやるのだったら違う板でやれや。
マナーが守れる職人だったら、当然違う板に移動するよな?
馬鹿な住民が多いスレだなここは。
モファヘファが投稿してるのは小説だ。
小説には挿絵があるだろ?分かるか馬鹿な住民共?
>>103 消防みたいな言い方だな。
「目付いてる?」なんて(プゲラ
>>101 >>104 痛いよーわかりやすすぎる釣り文が痛いよー字間違いもあるよー
っていうか面白いからいいじゃん
AAも張ってあるし、スレ違いじゃないべさ
ここで連載されてるのはたくさんの人がこの人に期待しているから。
ここでの連載をやめてほしいと思っている人は少数派なんだよ。
連載を止めたいなら削除依頼でもすればいい。それが普通だろう?
消されればあんたが正しいし、残ればこっちが正しいってことだから。
ここで板違いだなんだ言うのはなんら意味がないよ。
でも改めても考えてみると板違いではあるな・・・。
モナ板かサロンでやれば誰も文句は言わないだろう。
移動する?そうすればほざく奴こないだろうし。
いや、全然このままでいいと思う。
前回もこうやってきたわけだし、
確かに挿絵がないなら文句も分かるけど、
まぁ、いちおうAA入ってるからねぇ・・・
まぁ、そんな板の迷惑になるわけじゃないんだし、
そこまで怒る必要は無いよ。
では、これより上映を再開いたします
110 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/11/05 22:15:20 ID:zSIMOGQJ
つか、おまえらうるせーよ
眠れんだろが
ていうかここは作者のモファヘファさんに聞こうよ。
ここはこのスレの主に聞いた方がいい。
モファヘファさんはどう思いますか?スルーしちゃダメ。
私は多数決で動きます。
反対意見が多い場合はどっかに移るか、終了するかです。
君たちプギャに反応し過ぎ
AA張ってあるから、別にいいとおもふし
上に同じ
あの、賛成が多いようなんで、是非とも続けてください
過去スレ見れるとこない?
どうでも良いけど
モファヘファとかいうのは氏ね
モファヘファさん、応援してますよ
失礼
モファ ヘファさんでした
保守
期待sage
作品マダー?(AA略)
モナカのグループは、最後の仲間であるエツコがやってくるのを闇に潜んで待っていた。
しゅしゅ「それで、エツコが来てからどうするっしゅ?」
モナカ「脱出しないとね。あるいはあの学校を……」
モナカとしゅしゅが相談を始める。ガナーはその光景を遠い場所での事のようにぼんやりと眺めながら、口元を上げて笑ってみせる(正確には笑った表情を作る)事は忘れなかった。
しゅしゅ「車に爆薬とか詰めて学校に……」
モナカ「学校へのは道は坂道だし、裏からだと車の通る道が…だから港で船を……」
しゅしゅ「結構距離あるよ。それにそんな事態は読まれて……」
話し合ううちに二人の口調が揃って荒くなってきていたが、ガナーはそれを気に留める事もなく、ただ木々の隙間から見える池に視線を注いでいる。
少しずつ、胸の奥が焦げるような不快な感情が緩和される感じがした。
モナカ「じゃあ裏から学校周囲の……」
しゅしゅ「モナカ、何言ってるかわかってるの?」
モナカ「あたしに任せれば上手くいくから!」
―――私は何故こいつの言う事ばっか聞いてんの?私の目的は・・・目的は・・・・・!!!!!?
『早く、早く逃げろぉ!!ガナァっー!!!!』
再びガナーは胸の奥が焦げるような感覚を覚える。それは瞬く間に全身に転移し、そして、散華した。
―――私はいつものように笑っててあげる。それでいいんでしょ?私はもう利用されない。オマエ達なんかに使われない。ワタシハワタシノモクテキヲハタス・・・
ガナーはディパックの中に入っていた鉛筆を取り出すと、しゅしゅの左肩に突き立てた。呻き声を上げて仰け反るしゅしゅ。
それを見たモナカは、しゅしゅの手から拳銃(T33トカレフ)を奪おうとしたが、続けてガナーがモナカの鼻っ柱に蹴りを打ち込んだ為に後方に勢いよく倒れ込んでしまった。
モナカ「が、ガナー……?」
じんじんと鈍い痛みを放つ鼻を押さえ、口内に鉄の味を覚えながら見上げると、ガナーがトカレフを右手に持ってモナカを見下ろしていた。
「・・・・・・・」
無言でガナーはモナカの腹に銃弾を打ち込む。銃口から火炎が吹いたかと思うと凄まじい圧迫感が腹にかかり、モナカの中の大事な何かが壊れるのを感じた。
∞ ∧ノノ∧
(,,)(;〇-〇)
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(,,)(,,/_~_~_~ゝ∞
彡 (__)_)
しゅしゅ「ガナー……」
二人の後方でガナーの声がした。間髪入れずにそちらにガナーが銃口を向ける。
「・・・ウザイ」
∞∧ノノ∧
( ;〇o) 从 ∧_∧
(,,) ⊃*ζ::∵ lニニニ (‘−‘ )
(,,)/_ _~_~(⌒) W └ヽ⊂ † )
彡 (__) .| | |
(__)_)
棒読みのような口調でガナーが呟き、同時に再び銃声が走る。しゅしゅは胸元から血を噴きだして仰向けに倒れる。
ガナーが再びモナカに歩み寄る。もう自分の知らない別人と化した彼女を薄れゆく意識の中で見上げた。
ガナー「・・・消えろ」
口元の端をいびつに歪めた冷ややかな笑みを浮かべ、熱くなっている銃口をモナカの額に押し当てながらガナーが言う。
Λ_Λ ∧_∧
∂/ハ)ニニニ(ー‘ )
|ハ;`−└ヽ⊂ )
( つ_⊂) ││ │
と___)_) ( ( )
―――あぁそうだ。あたしは裸の女王様だったんだ。みんなの事、何も理解してはいなかった。あたしが人生の主役だと思ってた。
みんなからすればそれぞれが人生の主役なのにそれを理解していなかった。もう、今更どうにも―――
そこまでだった。モナカの視界が激しく揺らぎ、永遠にブラックアウトした。ガナーは横たわる二つの死体を尻目にカセットボンベと二人の分の食料を自分のディパックに入れて重さを確認する。
そしてそれを肩にかけ、エツコの到着を待たずにその場を立ち去った。程無くして銃声を聞いたモナ子がこの場に現れるのだが、それはガナーにはどうでもいい事だった。
モナカ(女子16番)
ガナーにより射殺
しゅしゅ(女子9番)
ガナーにより射殺
【退場者2名・残り36人】
兵士「プログラム開始後、一人目と二人目の死亡者が出ました。女子16番のモナカと女子9番のしゅしゅです。二人共、ガナーによる銃殺でした」
ぃょぅ「ほぉ、あいつも張っているようだなぁ」
専守防衛軍兵士が報告する。それを聞いたぃょぅ専任講師(担当教官)は、目を大きく見開いてにやけた笑みを浮かべた。
ぃょぅ「まぁ、女子生徒が頑張っているというのは活気がある証拠でいい事だぞー。ナエナイワも走り回っているようだしなー。女子と言えば、女子本命と対抗の二人はどうなっている?」
ぃょぅ専任講師の言う女子の本命(優勝の最有力候補)とはギコ子(女子6番)、対抗とはレモナ(女子20番)である。そのぃょぅ専任講師の質問で、兵士がパソコンを軽快に叩いた。
黒い背景に碁盤を連想させる緑の枠線が引かれている。そこに点々と灯る赤い光を複数確認してから兵士がぃょぅ専任講師に向き直る。
兵士「まずギコ子ですが、モナカとしゅしゅが射殺された場所でモナ子と接触しました。そのまま共に行動しているようです。レモナのほうですが、F−2付近を歩いています。
周囲にはコンビーフたん(女子7番)と鑑純夏がいるようですね。コンビーフたんとは間も無く接触しそうです」
ぃょぅ「あいつらが接触とは、興味深いな。男子の本命と対抗のほうはどうだょぅ?」
ぃょぅ専任講師が聞く。男子本命とはモララー(男子19番)、対抗とはギコ(男子6番)である。
兵士「えー、モララーは南の岸壁で止まっていますね。男子18番のモナーと一緒にいます。男子10番のショボーンと14番のふーんも向かっているのできっと仲間との合流待ちでしょう。
こちらも間もなく合流です。ギコのほうは、逆に北へ向かっています。近くには接触しそうな生徒はおりません」
ぃょぅ「ふむふむ、面白くなっているなー早くも。ガナーも今後が楽しみだなー」
兵士「教官。私はアヒャが優勝するとは考えられないのですが?」
不意に一人の兵士がぃょう専任講師に話し掛ける。小奇麗な顔立ちに満面の笑顔のタカラギコ(専守防衛軍兵士)だ。
これはぃょぅ専任講師がアヒャ(男子2番)が優勝すると予想している事に対して言っているのだ。
ぃょぅ「ん〜アヒャか? 確かにやる気なのかどうなのかよくわからないょぅ。あの性格じゃあクラスメイトのほとんどに”やる気”だと思われて警戒もされているだろうしなー」
ぃょぅ専任講師は、タカラギコの言葉に機嫌を損ねるどころか一層上機嫌になり、満面の笑みで脇に立つ兵士を見上げる。
ぃょぅ「なぁタカラギコ、お前は競馬で馬に賭けるとしたら、何を参考にする?」
質問に対して質問で返され、戸惑いの顔を見せるタカラギコ。しばらく考え込み、ぃょぅ専任講師の質問に答える。
タカラギコ兵士「はい、筋肉の張り具合にその日の天候、馬場の状態……他の競争相手、前の出走成績……そんなところでしょうか」
ぃょぅ「ん〜タカラギコ、お前は大事な事を忘れているな〜。その忘れている部分こそが競馬ならではの面白い所なんだがなぁ?」
そのぃょぅ専任講師の言葉に眉をひそめて考え込むタカラギコ。やがて何かを思い出したらしく、確信を秘めた目をぃょぅ専任講師に向ける。
だがすぐに再び何かを考え込み、やがて訝しげな目でぃょぅ専任講師に話し掛ける。
タカラギコ兵士「それと教官がアヒャを推すのと関係があるのでしょうか?」
ぃょぅ「にぶいなぁお前は、もう答えは出ているじゃないかょぅ。アヒャのようなサラブレッドはちょっといないぞ?」
首を捻り、右手を顎に当てて悩むタカラギコを見て、ぃょぅ専任講師は勝ち誇ったように高々と笑った。
ぃょぅ「アヒャの父親はプログラム参加者、そして母親は……同じプログラムの優勝者だよ」
おぉ、続きキター
まだまだ楽しみに待ってますよ
130 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/11/23 15:31:39 ID:nQOO/1Ll
「・・・ウザイ」
∞∧ノノ∧
( ;〇o) 从 ∧_∧
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彡 (__) .| | |
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保守
>>モファ ヘファ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃氏
貴方の作品はAAがあっても、基本は文章だからAAサロンに移動した方がいいんじゃないの?
この板は「ストーリーAA(複数コマによるお話仕立てのAA)のための板」だけど、
このスレはストーリーAAと言うよりストーリー小説で、AAはオマケ。「お話仕立てのAA」と言うより「AAのお話」。
AAサロンは「AAに関係していれば何でもありの板」だから、AAサロンの方が合っていると思うんだけど。
サロンにも小説のスレはあるし、移動すれば文句を言う人も居なくなると思うんだけど。
文句言ってる人ってかなり少数派だと思うんだが。
保守
>>132 しつけぇな。いいかげんにしろよ。
お前いままでのレスみたか?
何回もそういう話は出てんだよ。
\ えっ…と、糞スレはここかな…、と /
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U U
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あっそ
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あっそ
140 :
みぃ:04/12/16 18:09:26 ID:TzqmtpGJ
保守
∧∧ ミ _ ドスッ
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期待sage
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ハニャーン \ / / /\\ \ ( ・∀・ )
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貴様、謀ったな・・・。
>>144 検討せんでいいよ。どうせ釣りだろうから
・・・・とかいいつつ釣られた俺って。orz
保守
保守
151 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:05/02/18 20:11:03 ID:PKVrHyRS
age
153 :
曽根佑真:05/02/23 23:43:30 ID:dYNmy8lj
<<1
じゃあこのスレは僕がもらいます。
ありゃ、復活してるよ。しかも前より馬鹿になってるし・・・
続き・マダー?
保守
157 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん: