新・モナゴル帝国史〜The Power Politics〜第五章
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iニニニ 、‐、ニニ、‐、 .:.:::::::::::.:. 乂 从 ヾ |:::ゞ_'、――ゞ,゙‐'ノi:::::::::::::::::
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十 . |゙゙|~ □  ̄| ̄ ̄ | | | .| / i ̄| ̄i | ‐|‐、..| ヽ/
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〜THE POWER POLITICS〜
第五章
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【当スレについて】
・当スレは「モナゴル帝国史」スレのストーリーの直接の継続です。
・当スレは「モナゴル帝国」を初めとする諸国家の内政・外交・権力闘争・国際政治・軍事衝突・
文化や風俗といったことをネタにしたストーリーを展開するスレッドです。
・当スレの時代設定は一応現代となっておりますが、実在しない国家・人物・兵器・勢力が登場します。
・当スレにおいては独自の世界地図を用いている関係上、モナジア(アジア)とニャーロッパ(欧州)では
季節が逆になります。なお北半球にあるモナジアが我々の日常の季節に対応します。
・当スレは「神聖モーナ帝国」「マルミミスタン」両スレのストーリー・設定を継承しております。
・但し当スレ以外で上の二スレの継承スレが立てられても、当スレは一切関係ありません。
又、そのスレの設定・展開等に当スレは一切関与せず、その逆も又然りです。
・旧モナゴルスレにおいては「世界制服をたくらむモララー」「モナー村開拓史」の二つのスレが関連スレ
として存在しましたが、現在はこれらは関連スレとして取り扱いません。
・上記二スレを含む当スレ及び当スレの過去ログとして扱うスレ以外のスレにおいて、当スレと類似の、
若しくは当スレと同一の元ネタを持つ又はそのスレの設定を元ネタにした設定が当スレに存在する場合、
それは当スレとは無関係のものとして取り扱います。
・当スレに登場する国家、団体、人物等は実在のものとは一切関係ありません。
・当スレにおける設定およびストーリーの進行については下記のスレにて協議・決定致しますので、
何かご連絡がございましたらそちらにお願いします。
・AA作成に参加を希望される方がおられましたら、できるだけ下記のスレにご連絡願います。
・その他要望・批判・相談等ございましたら同スレにお願いします。
モナゴル帝国史 設定・進行議論スレッド
http://yabumi.jp/wmbp100/wingmulti.cgi?bbsname=kktrug&mode=res&no=49&oyano=49&line=0 ・感想レスなどは本スレでも構いませんが、こちらもご利用ください。
軍事系AA総合感想スレ
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=3740&KEY=1071754444
4 :
大陸全体図:04/05/09 04:26 ID:+jH2QKOq
北 極 海
_,,
く ゙`'`i
rュ ,、 〔〕 _/ \_
t‐'`‐' `‐-'`ー' .i_ ,r‐' ̄\/ ̄~''`'゙ ,、;'`、  ̄~ヽ_
,ゝ''`'`;、;'`''`'`;、;'゙`‐ュ !__,,、__r、 ,、;'`''`';`、;、'`'` 〉 →モナメリカ
!_ .スカンジナビア ,! .`ー'~`''‐-ュ /~`ー''
r',、;゙、連邦;、; < ,,,, 。〈〉 ,i`i_<> i´~ `'ュ_iュ
!_,,、 '~ ̄/´ヽ_rv'V゙ `ーr' ,二> ,'、'
`ュ ゙~`'`‐'ヽ_,、_/~>./ / < ,ri`'
/ ,、;゙、、;'`''`;、;、~| ./ モ 、―i'゙ //目本
`ュギコシャ連合_/ ロ ,/ ;` `‐| <!"
 ̄ヽ 〈_ / ;、 .〉 ナ ;'、 .,!
/ `> i´`i ク ';、 _/ ;` !
! i r' /;'、 ;、/ ;ゴ ;、` .|
モ \ `ー-‐' ,ゝ;゙ マ ;i`. __ ;'、 ;'、 ,r‐く
! ! '`;、 ;i、 〈_i'-、;、' _r'`ー、 /U ! ―赤道―
フ / `ュ 連  ̄`'ー' i、ル! ,! i K i'
| | 邦 'i、 ! RM i.<゙G i'
リ \ `t ';、 `ー―'└'‐<゙ モギリス .,r‐‐ュ
`‐、 `''‐'´ ̄`''ー-、 '゙;、帝 国 ノ rュ | ,!
カ ,/ / ̄\ |__,-、_,! ~´ ,ノ |
/ 〉 `ー‐,r<´ モ ''ー―――''' `!
_,r―'' `i ペルシィ i~ ~゙i_ーナく\帝 国 ___r゙ ̄
/ゝ-'~i `i ,!.゙>‐'r‐'`;、 '`'‐、_;i'゙,ィ'
i \,/ .`‐r‐'゙ |―' シィンド __r'
ヽ__/~~> ._ノュ ._〉 連邦 .,i゙
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〜大モナゴル帝国〜
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U三三,U,,三三U三三,U,三三U,三三U三三Uミミミl / ~)))~ ) ∧⌒∧ ∧⌒∧
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三三三三彳/.|ミ . 彳/三三三三三三彳/.|ミ (__(___) ∪∪
三 三...彳/ |ミミミ 彳/三三三三三三彳/ |ミミミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ニャーラシア大陸北東〜中東部を版図に収める大帝国。
1963年に周辺諸遊牧部族を統合したオマエモナー汗により建国される。
以降その勢力を拡大し、現在その領域は世界最大の広さを誇る。
本国の数個のウルス(汗国)、欧州諸国、高麗等からなる連邦国家であり、
元首は大汗(大ハーン)、現在はモナー汗第三子オゴタイが大汗の職にある。
多民族・多言語の巨大国家である。人口は属領含めて約15億、
動員可能兵力は五千万人以上。ただしモナゴル正規軍は予備含め五百万以下。
連邦全土の公用語はモナゴル語、ペルシィ語、英語である。
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−モナゴル本国−
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く ゙`'`i
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本国はモナー汗の四人の子の子孫により分割統治されている。
他にモナー汗の三人の弟による東方三王家や有力貴族の領地もある。
モナコルム周辺の帝国中央部は帝国政府の直轄領である。
これ以外にはニャーロッパ属州の一部によるNU(ニャーロッパ連合)、
高麗王国やジサクジエン共和国、キプニャク汗国(ジュチ・ウルスの一部)がある。
モナゴル帝国主要人物
第一世代皇族
オマエモナー汗:帝国の建設者。故人。
オッチギン:北部方面軍総司令官。陸軍元帥。モナー汗末弟。
第二世代皇族
オゴタイ汗:第二代大汗(モナゴル全体の元首)。モナー汗第三子。
ジュチ:モナー汗第一子。陸軍元帥。故人。
チャガタイ:西部本面軍総司令官。陸軍元帥。モナー汗第二子。
第三世代皇族
グユク:第一機甲軍司令官。陸軍大将。オゴタイ汗第一子。
バトゥ:欧州方面軍総司令官。陸軍上将。ジュチ第二子。
ベルケ:第三機甲軍司令官。陸軍大将。ジュチ第三子。
モンケ:海軍大都督。海軍元帥。トルゥイ第一子。
フビライ:第七軍司令官。陸軍大将。トルゥイ第二子。
フラグ:第九軍司令官。陸軍大将。トルゥイ第三子。
アリクブケ:ケシク(帝国親衛隊)戦闘軍総司令官(昇進)。親衛隊上将。トルゥイ第四子。
帝国政府
耶律ン材:首相・シナー担当相。
抹拉刺(モララー):外相。前欧州方面軍総司令官。陸軍元帥。
鎮海:副首相・内相・欧州・内陸担当相。陸軍中将。
粘合重山:副首相・財務相・満州担当相。
軍部
擬虎胡薩爾(ギコフッサール):親衛機動軍総司令官。陸軍元帥。
サクッチ:南海海軍総司令官。海軍元帥。
ジ・サクエン:南海海軍第一艦隊司令官。海軍上将。
フランシスコ・マルーエル:欧州方面軍司令官臨時代行兼マルミミア軍集団総司令官。陸軍上将(昇進)。
オオミミダイ:元第十一軍司令官。陸軍大将。
モナルコ・マルフ:第370歩兵師団師団長。陸軍少将(昇進)。
ボロクル:欧州航空軍司令官。陸軍中将。
モナルド・マルニーダ:第五機甲軍司令官。陸軍中将。
※モナゴル軍の将官階級:元帥>上将>大将>中将>少将
(一般的には「大将>上将>中将」ですが初期の作者のミスでこうなりました。)
モナゴル皇室系図
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(,,,,l,,⌒,l,| .∧⌒∧ |,l,⌒,,l,,,,)
8ハ´ ー`) = (´∀` )ヽ = (゚ー゚*,ミq
モルテ | オマエモナー汗 ミィ
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[X]ノメノ)) §¥§ |,l,⌒,,l,,,,) 彡リノノ)〉 /○\ ri_,.1リノ)))〉 ∧⌒∧
((ゝl゚ ヮ゚ノ) = (´∀`ヽヾ .(゚Д゚ ヾ 川*゚−゚ノ = (´ハ` ,ヽヽ 〈「(l!゚ ヮ゚ノ| = (゚ー ゚*ヽヽ
ベクタミシュ | ジュチ チャガタイ トゥラキナ | オゴタイ ソルカクタニ. | トルゥイ
(ジュチ家) (チャガタイ家) (オゴタイ家) (トルゥイ家)
゙. ┌─―┴―┬―――┐ ┌─┴─┐ ┌───┬┴──┬───―┐
. ¶E | ¶ん. | ¶⇔ ¶Z ¶F ¶S
∧⌒∧ (Z三三) その他 ∧⌒∧ | ∧⌒∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧
(・∀・ ヽヽ (`◇´ヽヽ .(-_-||ヾ. | (`□´ ,ヽヽ (・ー・ ヽヽ (`〈_´ ,ヽヽ (`д´ ヽヽ
バトゥ ベルケ グユク (クチュ) モンケ フビライ フラグ アリクブカ
|
シムレン
モ −モナゴル属国たる欧州諸国−
ヘ ラ/. .\ | / ギコ連合王国 i ;
ヘ/.ル \___ | |\ / :
ヘ ヘ山  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ | |
ロ へ 脈 キプニャク /ジサク |_____/ ・
ク へ 汗国 /ジエン / \ / ̄ ̄ ̄ 〉
マ へ. / ̄ ̄ ̄ ̄| 共和国| 高麗王国 | | モーナ .<
連 へへ 丸耳共和国 ̄ ̄| 投下領 / ___ | 帝國 i'
邦 へ _____/|_____/ _/ ̄ / . | | 昆布海
| | \ モナンス / / 島/. / ./ (モーナ側名称:東モーナ海)
| |モランダ \ /  ̄ ̄ . / |
|____|____/ ̄ ̄\_) ニャーロッパ海 / |
/゙ |_______,/ \
(モランダ王国)
モナゴル属領の欧州諸国の一国。人口約3000万人、国土の広さ約500万平方キロ。
人種はモララー系がほとんど。公用語はモランダ語・英語。国土の中央部を広大な湿地帯が占め、
辺境には山岳地帯が広がる。正規軍総兵力20万人。モナンスと同じく第三次大戦でモーナに併合、
第一次蒙茂戦争後再成立。
(丸耳共和国)
モナゴル属領の欧州諸国の一国。人口約8000万人、国土の広さ約1000万平方キロ。
元はモペイン・モルトガルの二国であったが、丸耳民族主義の高まりを受け丸耳統一国家に。
公用語はモペイン語・モルトガル語・英語。国土の大半は高地又は山地である。
正規軍総兵力62万人。モーナ帝国の脅威に対しモナゴルに帰順した国家である。
(ジサクジエン共和国)
モナゴル属州の南東モナジアの一国。国土の広さは500万平方キロ、
ニャーロッパとモナジアの境界をなす地帯で、砂漠と峻険な山岳がその国土の大半を占める。
しかしモナギコ回廊の鉄道、道路がニャーロッパ諸国へ分岐する交通の要所。人口は約800万人。
第三次世界大戦でモーナ帝国に滅ぼされるも、モナゴルの助力により復興、
その属国となる。人口の大半をジサクジエンが占める。公用語はモペイン語、英語。
正規軍総兵力12万人。
(モヘミア行省)
モナゴル本国の一部だが高麗王国の投下領でもある。元はモーナ帝国領、その前は複数の独立国、
さらにその前はモランス植民地であった。山岳地帯と砂漠地帯が国土の西半分を占めるが、
東側は湿潤な気候であり、低地には熱帯雨林が広がる。所謂「モヘミア」は東側の一部の地名。
ただしモナゴルの行政機構としてこの地域を統括するのがモヘミア行省である。
人口は約4500万人、高麗軍の歩兵師団3個(総兵力4万人)が駐留する他に、
現地人により編成されたモナゴル直轄の軍団4個(機甲1、歩兵3)、16個師団総兵力20万人が存在する。
他に予備役が50万人存在する。領民にはニダー族やニャーロッパ系モナー・モララー族が多い。
公用語はモナンス語、高麗語、英語。
(高麗王国)
モナジア極東にある半島国家。モナゴルの最初の属国。元目本領で、大茂名亜帝国の降伏決定後独立し、
共産主義軍事独裁国家と資本主義軍事独裁国家の二つに分裂する。後戦争で両国は崩壊し統合。
高麗王国が成立する。しかし立憲君主制の建前のもと軍部が実権を握り、国王をたてる国王派とに武断派との
間で深刻な対立が発生、そこにモナゴルが介入し国王派を支援し自国の属国にして国内を安定させる。
総人口3000万人、正規軍総兵力は30万人。
モナゴル属国主要登場人物
丸耳共和国
マルミミスキー:大統領。
マルモーラ:副大統領。陸軍大将。
ジサクジエン共和国
ジサック:総統(大統領)。
高麗王国
王璋:国王。
ティル:王妃。モナゴル皇族。
〜神聖モーナ帝国〜
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ニャーロッパの南部一帯を支配する帝国。「モナーのための国家」として1935年にモナードV世に
より建国される。1943年にモナチス党のモナットラーが政権を獲り、皇帝は亡命、後行方不明に。
1944〜46年の第二次世界大戦では一時欧州を制圧するも敗北、辛うじて政権を維持する。
その後冷戦時代に国力を回復、冷戦末期にはギコ共和国連邦を滅ぼし、欧州に再侵攻する。
この第三次世界大戦で欧州を制するも、力尽きたところでモナゴルと交戦したため軍は崩壊、
国土の大半を奪われることになる。マルミミスタン紛争後にモナゴルから領土を返還され、
以降国力の回復に努めた。そして2004年8月、遂に宿敵モナゴルを滅ぼすべく軍事行動を開始した。
総人口約2億5000万、総兵力340万人。角耳モナー・モララー族が人口の大半を占めるも、
角耳ギコ族もかなりいる。反丸耳主義国家。
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モーナ帝国主要登場人物
帝国政府
モナルフ・モナットラー:総統。陸軍総司令官。
モナルフ・ヘス:副総統。
モラドール・モラ:外相。旧モララー共和国元国務相。
アルベルト・シュペーモナ:軍需相。
ウォルター・フォン・アサピリッツ:元外相。
ジェラール・ウッディーン:特別軍政顧問官。旧ホラズム王国王子。
軍部首脳
モナヒム・バイパー:欧州同盟軍最高統帥部総長。SS上級大将。
アルベルト・シーナッソー:海軍総司令官。海軍上級大将。
ヨーゼフ・フォン・アヒャルード:空軍総司令官。空軍元帥。
ルゥードビッヒ・モナカス:国防軍憲兵総監。陸軍大将。
陸軍
ザルゲ・フォン・レープ:A軍集団総司令官。陸軍元帥。
アダーベルト・フォン・モラッセルン:B軍集団総司令官。陸軍元帥。
ハンス・フォン・サカーシュタイン:C軍集団総司令官。陸軍元帥。
ゲオルグ・フォン・アヒャット:第一装甲軍司令官。陸軍中将。
マルチン・ニギール:第二装甲軍司令官。陸軍中将。
ローラント・フォン・マニールト:第三装甲軍司令官。陸軍大将。
ヴァルター・モーナッハ:第四装甲軍司令官。陸軍中将。
ラインハルト・フンナー:第一軍司令官。陸軍中将。
海軍
ヴィリィ・マーイニッツ:第一潜水艦隊司令官。海軍中将。
空軍
ブラウン・モナーデル:第五航空艦隊司令官。空軍中将。
親衛隊(SS)
ハインリッヒ・ヒモラー:SS長官。SS上級大将。
〜モナンス共和国〜
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元モナゴル属領の欧州諸国の一国。人口約6000万人、国土の広さ約500万平方キロ。
人種はモナー・モララー系が多い。公用語はモナンス語。元国名をモランスといったが、
第二次大戦後亡命モナー・ギコ族の増加により改名。正規軍総兵力53万人。
第三次世界大戦にてモーナ帝国に併呑されるも、第一次蒙茂戦争にてモナゴル属領として
再成立。以降モナゴル経済の中心地として重要な地位にあった。
しかし2004年の第三次蒙茂戦争ではモーナ側に寝返り、モナゴル攻撃に参加。
一時はモーナに併合され属州となったが、モラ外相の欧州対蒙同盟構想により再独立。
全正規軍を欧州同盟軍D軍集団として戦争に投入している。
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〜モララー共和国〜
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モナジア内陸部のキプニャク・モラキア地方に存在するモナンス系モララー系の国家。
元々遊牧民キプニャク族の住むキプニャク高原とウイグル、キタン系の都市が
点在するモラキア地方に統一国家は存在しなかった。しかしモランスの植民地時代を
経て第二次世界大戦後にまずモラキア地方が国家として独立。その際モナチス協力者が
多く移住し親茂色が強まる。その後ホラズム王国の崩壊に乗じてキプニャク高原を併合、
第三次大戦ではモーナ帝国との同盟を結ぶ。しかしモナゴル帝国との戦争に敗れ、
第一次蒙茂戦争後属国化されて抹拉刺将軍の領地抹拉刺藩王国となる。
これは将軍の引退でジュチ第二子バトゥのウルスになり、俗称キプニャク汗国が成立。
だが第三次蒙茂戦争時に旧モララー共和国系の勢力がクーデターを起こし、
キプニャク汗バトゥを廃し国内親蒙勢力を粛清してモララー共和国を再建した。
国土の中央には砂漠があり、モナンス系モララー族は主に南東のモラキア地方に居住。
公用語はモナンス語、但しキプニャク族は独自の言語を持つ。人口は2000万人程。
旧モナゴル第十軍を主力とする国防軍で欧州同盟軍E軍集団を編成。
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〜目本国〜
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||. ! .|⌒i; 〈y)./ ヘ(y〉 |⌒|
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ニャーラシア大陸極東部に位置する島国。人口約一億二千万人。その領土は狭いが
世界的な経済大国であり、強力な空海軍を保有している。
1946年の第二次世界大戦での敗戦以来長らく憲法により陸海空軍の保有が
否定されてきたが、第三次世界大戦、マルミミスタン紛争などの戦争の影響や
モナゴルの台頭と露骨な拡大政策に対応すべく第二次蒙金戦争直後に憲法を改正。
軍の保有と国際秩序維持への積極的貢献をその外交方針として打ち出した。
世界最強の国家モナメリカと安全保障条約を結んでいるが、モナゴルやモーナの
強大化を受けてその親米一辺倒とも言われてきた外交政策を見直しつつある。
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〜ギコ連合王国〜
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(::<y>:::) O::<y>::) (::<v>ロ゙)
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モナジア最南端にして欧州との境をなす地域にあるギコ系民族中心の王国。
元々はモナジアの小王国と旧スラブ・ギコ帝国(後のギコ共和国連邦)の植民地であった。
帝政崩壊の際逃れてきた元皇族がここに独立王国を立て、それが後に周辺の
モナジア・ギコ系の王国を吸収して連合王国となった。
文化的にはスラブ系の影響が強く、公用語もロクマ語である。元々の現地の言葉は
一部地域でしか使われていない。永世中立国を宣言してはいるが、ロクマとの関係が
伝統的に深く、またモナメリカ・目本・モナゴルとも経済的結びつきが強い。
総人口7000万人。国民皆兵が原則であるが平時は志願制の軍を保有。
常備軍総兵力は陸軍30万人、海軍6万人、空軍3万人。
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欧州反蒙同盟構成国
モナンス共和国主要登場人物
アンリ・ヒラーヌ:首相。
モララー共和国主要登場人物
ジョセフ・ド・ウラーネル:臨時政府首席兼E軍集団総司令官。元欧州方面軍副総司令官。陸軍上級大将。
フィリップ・ネーノン:E軍集団参謀長。元バトゥ副官。陸軍大佐。
フェルディナン・モラーラ:元大統領。
中立国
目本国主要登場人物
狸穴茂(マミアナ シゲル):首相。前国防相。
小耳誠一:国務相(副総理)。元外相。
韮茶猫三:外相。
金山似太郎:国防相。
結沢米吉(ムスビザワ コメキチ):官房長官。
房崎義固之丞:国防軍統合参謀本部議長。海軍大将。
ギコ連合王国主要登場人物
アナスターシャ・イワノヴァ・シイヤ:首相。
ミハイル・アレクセイエビッチ・ラカタ:外相。
ドミトリー・コンスタンチノビッチ・グラスコ:国防相。陸軍大将。
19 :
あらすじ:04/05/09 04:42 ID:iU4587pi
2004年11月、芳しくない戦況の打開策を巡ってモーナ帝国内部に政争が勃発、
フォン・テナードル元帥以下国防軍の有力者多数が解任された。
彼等に代わって戦争指導の中心となった武装SSの老将パイパーは
欧州の親茂国家群の軍を「欧州同盟軍」に組織、武装SSを部隊に追加し
戦線中央部における大規模突破作戦を立案した。
一方この政争を利用して外相に就任したモラはモララー共和国内の親茂勢力に
クーデターの決行を指令。11月28日深夜に第十軍を中心とする叛乱軍が決起し
バトゥ、マルミミスキー等を逮捕、翌日にはド・ウラーネル中将を首班とする臨時政権を樹立、
26年ぶりにモララー共和国が復活した。
そしてこの叛乱に呼応して欧州同盟軍の大攻勢「タンネンベルク作戦」は開始されたのであった…
11月30日0時00分 モーナ第一装甲軍
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21 :
2/59:04/05/09 04:44 ID:iU4587pi
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22 :
3/59:04/05/09 04:45 ID:iU4587pi
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24 :
5/59:04/05/09 04:47 ID:7M1U64z6
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25 :
6/59:04/05/09 04:48 ID:7M1U64z6
同日0時30分 マルミード:中央戦線司令部
r―――――――――――――ュ
| 夜分遅く申し訳ありません。|
`ー―――‐y――――――――''
r―――――――――――――――ュ
| 構わん。緊急では已むを得ん。 |
`ー――――‐v―――――――――''  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|
∩,,,∩ ∩__∩ |
彡,, ;゚дミ ( `−) |
(( (::::`´ロ:iつ (( (::::`´ロ:i |
<:::::::ロ:::i <:::::::ロ:::i |
し (__) (__)'___) |
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
r―――‐'`ー―――――――――ュ
| しかし…丸耳国政府に対する |
| 私の力不足.で… r――‐'`ー―――――――――――――――――
`ー――――――――| 一介の大佐、いや少将では限界もあろう。
| それに敵の攻勢軸はこのマルミミア方面らしい。
| 今後は私がこちらの指揮を執るようにする。
`ー――――――――――――――――――――
26 :
7/59:04/05/09 04:48 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――――ュ
| 単刀直入に言おうではないかマルーエル将軍.。 !
| マルミミアの防衛兵力は絶対に動かせん! |
| 我々は今.予備役の動員を進めているところだ。 !
| 敵の攻勢が如何に激烈であろうとも、この首都と !
| その周辺地域を失うことは.あってはならない。 |
| 何故ならそれは丸耳国の死を意味するからだ! |
`ー――――――‐v――――――――――――――''
∩,,,∩ ∩__∩. ∩__∩ ∩∩ n_n
彡,, ;゚дミ ( `−) (∀・# ,) (Д゚;,,) (д`; ,)
(::`´ロ:ロi .(::`´ロ:ロi とil:ロ:::`';;) i:ij:`':;) i:ij::`':;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
r―‐'`ー―‐ュ
| ……。 ,|
`ー―――‐''
27 :
8/59:04/05/09 04:49 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――――――――ュ
| …副大統領閣下、私もマルフ少将も丸耳国の人間です。 |
| マルミミア地方の重要性については十分理解しています。 |
| 閣下は恐らくモナゴル軍が丸耳国を放棄して一時後退.し |
| 戦力の温存を図ることを懸念しておられるかと思います… !
`ー―――――――――‐v―――――――――――――――'
/:::∩,,,,∩
/::彡 ゚д゚;ミ
∩_∩´ロ:ロ`')
( `−´,,)j:::::::ロ:ゝ
と´ロ:ロ`')__(__)
,/: /ロ:::::ロ:ゝ r―――――――――――――――――――――――
/∩_∩ _) | その通りだ上級大将。かつて我々はモナゴルの
,/(, #・) < 助けなしに共和国北部を二年以上守り通した。
/' (∩∩:`') | モララー共和国とモーナ帝国の挟撃をも耐え抜いた。
n__n:(,, ;゚):::;ゝ. | 第一次蒙茂戦争のモナゴル側勝利は我々の支援が
( ;´):::::`')___) | あって初めて実現したのだ。
(´:::::::::`'):i:::::ii, `ー――――――――――――――――――――――
//:::::i:::::ロゝi U
28 :
9/59:04/05/09 04:49 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――――――――
| しかし我が国がモナゴルの助け無しに戦争に勝つことは
| 出来ませんでしたし、今回も出来ません。
| 彼らが我々を助ける責務があると同時に、我々も彼らを
| 助ける義務があるのです。…そして今の私はモナゴル軍の
| 将軍として思考し実行しなければならないのです。
`ー―――――――‐v―――――――――――――――――
n__n\
(;´д`∩∩
(`´:ロ:(;゚Д゚)\
/:::ロ::::(´ロ:ロ∩_∩
(___)/ロ::::(#・∀・ )
U U(`´ロ:ロ゙O:.、
/::ロ:::∩_∩
(__(´ )\
と´:::::::::∩,,,,∩
/::ロ::::i彡゚; ,,ミ\
(___ (`´:::::::`)::::::\
r―――――――‐'`ー―――――――――――――――――――――――
| だからといってそれはマルミミアを放棄する理由にはならんね。
| いいか!丸耳国の兵士は丸耳国を守る為に軍務に服しているのであって
| モナゴルとの共同戦線は二次的な任務にすぎんのだよ。
| 我が軍は決してモナゴルの王族連中の私兵集団などではない!
| 故に丸耳国正規軍は君ではなく私の指揮下にあって然るべきものなのだ。
| そして丸耳国を守る為に用いられなくてはならんのだ。分かったかね?
`ー―――――――――――――――――――――――――――――――
29 :
10/59:04/05/09 04:50 ID:7M1U64z6
r―――――――――――――――――――‐ ュ
| 今我々が分裂しては敵の思う壺.です。 |
| モナゴル軍は丸耳共和国を見捨.てません。 |
| …この方面の軍の指揮は私が直接行い、 |
| 司令部もこのマルミードに設置します。 |
`ー―――――‐v―――――――――――――'
∩,,,∩ ∩__∩ ∩__∩ ∩∩ n_n
彡,, ;゚дミ ( `−) (,, #‐∀) (Д゚;,,) (д`; ,)
(::`´ロ:ロi .(::`´ロ:ロi (il:ロ:::`';;) i:ij:`':;) i:ij::`':;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
r――――――‐'`ー―――――――――――‐:ュ
| 自ら人質になろうと言うのかね? |
| 丸耳国出身の君ではあまり意味.が無かろう。 !
| モナゴルの王族ならまだしも…いや… |
`ー―――――――――――――――――――'
30 :
11/59:04/05/09 04:50 ID:7M1U64z6
r―――――――――――――――――――――――――――ュ
| よかろう!ボーっとして自分の足元の謀反にすら気づかずに |
| 敵に捕らえられるマヌケの親類より余程信頼できるからな! !
`ー――――――‐v―――――――――――――――――――''
n__n\
(;´д`∩∩
(`´:ロ:(;゚Д゚)\
/:::ロ::::(´ロ:ロ∩_∩
(___)/ロ::::(,#・∀・ )
U U(`´ロ:ロ゙O:.、
/::ロ:::∩_∩
(__(´ )\
と´:::::::::∩,,,,∩
/::ロ::::i:ミ゚; ,,ミ\
(___ (`´:::::::`)::::::\
r―――――‐'`ー―――――ュ
| ありがとうございます。 |
`ー―――――――――――''
31 :
12/59:04/05/09 04:51 ID:7M1U64z6
r―――――――――――――――――――‐ ュ
| 第十三軍、第十四軍と予備役.の二個軍で |
| 私の麾下に「マルミミア軍集団」を編成する。 |
| マルフ集団はこれに伴い解散.とする。 |
| ところで君の新しいポストだが… |
`ー―――――‐v― r―――――――――――――――――――ュ
| それなら動員した予備役師団の師団長.を !
| やって貰いたいね。とにかく人が足りない! |
| たとえ新任の少将でも大佐.よりはましだ。 |
| それに司令部に引きこもってばかりでは |
| よい指揮官、参謀にはなれん。いいな? |
`ー――‐v―――――――――――――――''
∩,,,∩ ∩__∩ ∩__∩ ∩∩ n_n
彡,, ;゚дミ (−´ ) (∀‐# ,,) (Д゚;,,) (д`; ,)
(::`´ロ:ロi .(::`´ロ:ロi (il:ロ:::`';;) i:ij:`':;) i:ij::`':;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
r――‐'`ー―――ュ
| は、はい… |
`ー――――――''
32 :
13/59:04/05/09 04:52 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――――――――――ュ
| 閣下!第49、第50軍団が敵機甲部隊の夜襲.を受けています! |
| 敵の規模.は夫々一個軍団以上、攻撃は本格的で威力偵察の !
| 類ではありません! |
`ー――――――――――――――‐v――――――――――――''
/:::∩,,,,∩
/::彡 ゚д゚;ミ
∩_∩´ロ:ロ`') ___
( `−´)j:::::::ロゝ /´___ヽ
と´ロ:ロ`')__(__) (Д`; ) 三
,/: /ロ:::::ロ:ゝ とi:ロ:::`':〔〕
/∩_∩ _) i::::ロ:::::ゝ 三
,/(, #・∀) (_/ヽ_,ノ
/' (∩∩:`')
n__n:(;゚Д):::;ゝ
( ;´):::::`')___)
(´:::::::::`'):i:::::ii
//:::::i:::::ロゝi U
33 :
14/59:04/05/09 04:52 ID:7M1U64z6
同日2時00分 モーナ第一装甲軍先鋒部隊
/二二`i ロロ
// ,,, .,,, _
// /二二二二二二二二二二二二二二二二/ ヽゝヽゝ//
/二二/ //
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r‐ュ  ̄ロッ'ュ~' 三
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x; ---、___ _,,,, :r‐¬ィ-''‐''''''"" ̄ ̄╋゙| ̄ ̄ヾヾヾヾ| | ̄|__ 三
iニii!二二二二二二二〔i:'__'ili__ii爰ii i| ||―:| i ―――‐ r―:i|ヾヾヾ,:ヾ___|__|_!__| 三
~~  ゙゙゙゙̄'!!...,,,| i____,,,. 、'、-‐二ニ-‐¬''"´ __,,,,,,,,,、、、、---::ュ 三
_,,,、 ::-;;‐¬ii''ii""´ii ̄ ̄ ̄ ̄ ̄o| ̄ ̄ ̄ ̄lllll ̄〔 ̄ ̄〕 i!i! 三
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i! :`,:‐;―┴―┴―┴'- 、、.,_,..、、-‐┴- 、、..,_,..、、-‐┴―¬';'",、.`:i'[|/ 三
゙'‐、_"ヽ_ :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, ゞ.゙_,シ'ヾ| 三
`''‐、':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソ、-''"、‐´、 、
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34 :
15/59:04/05/09 04:53 ID:7M1U64z6
ゴ ォ ォ ォ ォ ....
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____i___|二二二i_iゞ:''二;;i ̄ ̄ ゙̄''''''゙' ̄ ̄ ̄~
(( _i゙,二,,i゙,二,,i゙_i゙,二,,i,二,,i゙二゙i_oo ̄ ゙̄\゙i__
;;'^ャ;''^ャ:::;''^ャ:;''^ャ;''^ャ'゙^ャ';゙ヽ___ヽ二二二\ヽ___ヽ
,,,,,,,, ヤ,リii 0ii;;;ii 0ii;ii 0iiii 0iii 0ii;ゞシ三ソ____/ソ三ソ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
.ヾ;;'、,シ;シ'、,シ;;'、,シ;'、,シ'、,ッ/;;/、,シ;'、,シ'、,ッ/;;/ ,, '' ,,
~ ~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~~~~~~~~~~~~~゙´ ''' ,, ゙
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_ヽ __
(__(二二二二二二(__(二二二二二二(O
i;;;i_i __
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35 :
16/59:04/05/09 04:54 ID:9DB4Zg+k
\――――――――――――――/
| 敵T-62部隊発見!距離3000、 !
| 数約40、十時方向より接近! |
/――――――――――――――\
| _ . ,.,.,.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| i゙`゙゙'''''¬―ヽ:、――‐ュ . ,.,.,.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| |、 || | . ,.,.,.:.:.:::::::::::::::::::::::
| |'_\__/; ‐||‐'、、_i . ,.,.,.:.:.::::::::::::
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_i゙;i :i: '、! i:r:、 _,,ノ
',ヾ,`、 、 ',i ! ,,,、、--―¬''''',,´/::`:、
ヽ、 ':,.、ヽ:::::/ヽ::;;、-‐''、、::`\:::ヽ
\ i:::\、:::/":::::::::::::\、/::::::ヘ
ヽ ノ::::::::::\":::::::::::i::/::::::::::::::::::::::::',
ヾ:::::::::::::::::::\::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::',
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36 :
17/59:04/05/09 04:55 ID:9DB4Zg+k
\――――――――――――――――――/
| 第一小隊、砲戦開始せよ。 |
| 第二、第三小隊は前進。距離1000まで |
| 敵に接近し、これを殲滅せよ。 |
/――――――――――――――――――\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::2400:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::= ,r―,,、,,,,。:::::::::::::::::::::::::::: = !三`:ュ二`ュ:::::::::::
 ̄ ̄- ̄~ ̄ = !三`:ュ二`ュ ̄'' ̄ ̄_ ̄ ̄ ̄`ー'''゙:::‐'''  ゙̄ ̄
~ ,, ‐┗ー'''゙:::‐'''┛ ,r:、 ~ -
ピッ
37 :
18/59:04/05/09 04:55 ID:9DB4Zg+k
┃ ・・ ・ ┃
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. . .,.,.,.,:,:,:,:,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ミミ:、 r‐, ===;ユ,{{ . . .,.,.,.,:,:,:,:,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ミ、 _t‐iェ'ェェ‐ェi:iェ ェ‐ェ______.,.,.,.,:,:,:,:,:::::::::::::::::::
,彡 ,r―‐、 r¬''''"´ ̄ ̄ ̄ ̄:| ̄ ̄ヾヾヾヾ:,:l`'l(,)__)`| . .,.,.,.,:,:,:,:,:::::::
‐ (二二二二二(__(二二| :|i  ̄ ̄ ̄ [,,]|ヾヾヾ_ヾ:,_|__|__il匚|__!_,! .,.,.,.,:,:
`ヾ、 _,,. 、、 -‐'ー'――――――¬''''"´―¬'''''"""´i'三三三三三三i'
,,彡 /ii´l ̄l ̄l ̄l`!: ̄ ̄ ̄ ̄|  ̄ ̄ ̄ ̄:| ̄ ̄ ̄二iニニi //iニニi
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`:、'、.゙,ノ '、.゙,ノ '、.゙,ノ '、.゙,ノ '、.゙,ノ '、.゙,ノ '、.゙,/爰/;;;;;;;/爰/
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38 :
19/59:04/05/09 04:56 ID:9DB4Zg+k
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_ ゜ (:: ・ :::) .)
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!_,)_、,_!! .(:: ゚ ::) ・ヾ::'' .
:-ッ`――゙‐゙ジゞ:: :::シ ::) ::) . ――――‐― ― ‐ ‐
(( ;゙‐'゙ ・ :|゙~ ̄ゞ:: ::シ';=;二ヤ ___ ___
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(( .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三;|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  ̄ 二ニ::\'i;/___
./´=====!ニ二=|=  ̄ ̄ ̄ ̄=|=  ̄ ̄ ̄ ̄=|=  ̄ ̄ ̄ ̄=|= ̄`'ヾ;
`''x‐ii‐::,‐‐--、、,,, _=|= ____=|= ____=|= ____=|=,,、、‐:;´
: .. ...;i:=ュ;=:i r';''゙゙゙;ヾ;、゙ r';''゙゙゙;ヾ;、 r';''゙゙゙;ヾ;、 ,r';''゙゙゙;ヾ;、 r';''゙゙゙;ヾ;ヾ、,,;シ'
:::.. :: ゞ,,,,;シ'‐i;i:‐◎‐:i;i―‐i;i:‐◎‐:i;i ―i;i:‐◎‐:i;i ‐:i;i:‐◎‐:i;i ‐i;i:‐◎‐:i;i‐゙/
:::: ::: `"'''=xヘ、'__;,;;シ,;,;,;,;,ヘ、'__;,;;シ,;,;,;, ヘ、'__;,;;シ;,;,;,;ヘ、'__;,;;シ,;,;,;ヘ、'__;,;;シ'"
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39 :
20/59:04/05/09 04:57 ID:9DB4Zg+k
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ミ . . .,.,.,.,:,:,:,:,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
`゙ミミ、 . . .,.,.,.,:,:,:,:,:::::::::::::::::::::
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,;==='ニ=i´i二二ニ!;三;!__.. . . .,.,.,.,:,
,:ソ' ':":´:‐::‐‐┬‐‐┬‐'ュ二':ュ!:::::..
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ミ ;;) ;;) `ー'゙‐'゙‐'゙‐'゙‐'゙‐'゙‐'‐' '‐' ‐― ‐‐‐ ―‐―
ミミ::、 ~ _ - ‐ ,,,
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40 :
21/59:04/05/09 04:57 ID:9DB4Zg+k
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‐ i i |二i乍!二二i :i_|二二二二二二二二|__|二二
_ ;;ヽ `''‐- ,,,,, -‐''',ノ!;;;; ,,,
;;ヽ`'''¬ ―¬'''" /;;;; -
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41 :
22/59:04/05/09 04:58 ID:9DB4Zg+k
同日2時20分 モーナ第一装甲軍司令部
r――――――――――――――――――――ュ
| 第一装甲軍団の先鋒.、第二装甲師団から |
| 敵戦車部隊の大規模な集結が見られるとの |
| 情報がありました。 |
`ー―――‐r――‐v―――――――――――― '―――――ュ
::::::::::::::::::::::::::| 情報では第二装甲師団の現在の位置は !
::::::::::::::::::::::::::| 敵第十三軍の最終防衛線を突破したところで |
::::::::::::::::::::::::::| ありますので恐らくこれを阻止すべく手持ちの |
::::::::::::::::::::::::::| 戦車を全て.集めたんでしょうな。 |
::::::::::::::::::::::::::`ー――――――‐v――――――――――――‐''
::::::::::::::::::::::::,:,:,.,.,. . . . .
::::::::,:,:,.,.,. . . . . λ__λ ∧乂∧ ∧_∧
,:,.,.,. . . . . ( ^Д) .(, ・∀・) (∀゚= )
. . .(゙゙:::ソ:‐゙つ(゙゙:::ソ:‐゙O ど゙‐:=::゙゙:)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|______r―――――――‐'`ー――――――――――――――
| 我が軍の戦車と敵の戦車では大きな性能の差が
| あるからな。敵は数を集めてやるしかないのだろう。
`ー――――――――――――――――――――――
42 :
23/59:04/05/09 04:59 ID:9DB4Zg+k
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
しかしいくら我々が強力だといっても馬鹿正直に敵に当たるものではない。
軍集団司令部に航空支援を要請してこれの戦力を殺いでおこう。
同じ大戦力を投入するなら、敵は分進合撃的なアプローチをとるべきだったのだ。
______________________________________
マルミード \ /
↑ マルセルモナ
―┼――――――――――O――――――――― 、_
モラビア 《第十三軍司令部》 `''‐ 、_ モナーヨ /:::::::::::::::::::::::
,O 、 | `''‐ o,,,___《第345師団》"
. / \ \ マルナ |. |`:"::::::::::::::::/
/ \ \ o __ ./\ |::::::::::::::::/
___. \ \ / .\ |:::::::::::::<
/::::::::::::::::::ヽ \モナガス モラバロ /l__  ̄| :| ̄  ̄ ̄ ̄
《戦車部隊の集結》o――――――――――― o< \【MhPz師団】
ヽ::::::::::::::::::/`' 、《第50軍団司令部》______.\l ̄\ `' |
____ /_. 、'':::::::/ \ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::【教導Pz師団】 ヽ__l\
::::::::::::::::::::::''´ ', \:::: ̄| | ̄ |::::::::::::《第340師団》::::: /\ | 【KuPz師団】 ,>_____
《第342師団》:', 【第1Pz師団】ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ //【GM装甲軍団】,/l/:::::::::::::::::::::::
::::::::::::::/\__【第2Pz師団】 ヽ. | ̄ ̄【第10G師団】,/ / |::::::::::::::::::::::::::::::::
 ̄~/ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /\. |:::《第341師団》
【第1PzG師団】 【第1装甲軍団】\ \ \:::::::::::::::::::::::::::::::
\___ ___\_ 【第11G師団】::::::::::::::::::
/\. | / \ \ ̄ ̄ ̄ ̄
/ / \ | \ \/
【第9G師団】. | . \
/ / |/\ 【第2装甲軍団】
※Pz=装甲、PzG=装甲擲弾兵(機械化歩兵)、G=擲弾兵(歩兵)
43 :
24/59:04/05/09 04:59 ID:9DB4Zg+k
r―――――――――――――――――――――――――:ュ
| 予定通り第一装甲軍団は西へ旋回させる。後続の |
| 第二装甲軍団はそのまま前進。敵第十三軍の始末は |
| 第一軍が行う。GM.装甲軍団はマルセルモナの司令部を |
| 蹂躙して先行する二個軍団を追う。どうだ作戦参謀? !
――――――――――――‐v―ュ―――――――――――――''
よろしいです。順調にいけば !
一週間ほどで敵は崩壊します。 |
―――――――‐v―――――― '
λ__λ ∧乂∧ ∧_∧ /ヽ/ヽ
( ^Д) .(, ・∀・) ( ゚∀゚= ) (`−´ )
(゙゙:::ソ:‐゙i (゙゙:::ソ:‐゙::つ /゙゙:‐:=゙゙::) (゙゙‐:‐::゙:)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______r――――――‐'`ー――――――――ュ
| よろしい。目標.はモララバードだ。 |
`ー―――――――――――――――'
44 :
25/59:04/05/09 05:00 ID:9DB4Zg+k
同日2時30分 モララバード近郊某所
r―――――――――――――――――――‐ュ
| 外相閣下、よくぞ.いらっしゃいました。 |
| ド・ウラーネル将軍は内外の敵への対応で |
| 忙しく、私ネーノン大佐.が閣下を案内します。 |
`ー―――――――‐v――――――――――‐'
::::,.,. . .
:,.,. .
∧♪∧ λλ ",,∧_∧
( ・∀) /(ー´ ) /(∀` )
(::::::::‐〈iiつ ヾi:‐“::::;) ヾi:‐“:::::;)
/::::::‐::::i i::::‐::::ゝ i::::‐:::::ゝ
し (__) (_(___) (_(___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――‐'`ー――――――――――――ュ
いやご苦労。久しぶりの祖国.だがそれを !
満喫するようなときではないことぐらいこの |
私にもわかっている。 |
…早速そこに案内してくれたまえ。 |
―――――――――――――――――――''
45 :
26/59:04/05/09 05:00 ID:9DB4Zg+k
r――――――――――――ュ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
| こちらであります大佐。 | ....,.,.,.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
`ー―――‐v―――――――'' ....,.,.,.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
r―――――――――ュ ....,.,.,.;:;:;:;:;:;:;:
| いや、楽しみだ。 | ....,.,.,.;
`ー――――‐v―――''
__
l´__`l λλ ∧♪∧
(W・ ii ) (ー´ ) (∀・ )
と:::`"::::i )) i:‐“:::::;) )) i/〉:::::::::;) ))
i::::ロ:::::ゝ i::::‐::::;ゝ i::::‐::::::ゝ
(_)ヽ_,ノ (___)_) (__)、_,ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――‐'`ー―――ュ
| 皆大人しくしてますよ。 |
`ー――――――――――''
46 :
27/59:04/05/09 05:02 ID:7M1U64z6
r―――――――――――――――――――――――ュ
| こっちがバトゥ、向こうがマルミミスキーの独房です。 |
| その向こうには政府高官と他.の軍の将官です。 |
)/――――――――――――――――――――――''
:::. :| || || || || || || || || || || || || |
:. :l:=====:ユ || || || || || || || |
:| || || || || || || || || || || || || |
:| || || || || || || || || || || || || |
:| || || || ||匚l || || || || || || || |
:| || || || || || || || || || || || || |
:|_,,||_,,||_,,||_,,||_,,|| || || || || || || || |
,/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/_∧,,,,∧__ |
/' (‐∀‐ ヾヽ /'! |
(:`∽:´:::)§' i :|
'、つと;;;;ソ / / |
/ / |
47 :
28/59:04/05/09 05:02 ID:7M1U64z6
r――――――――――‐ュ
| バトゥと話がしたい。 |
`ー―――――――‐v―‐'
_____________________________
| || || || || || || || || || || || || | | || || || || |
| || || || || || || || || || || || || | | || || || || |
| || || || || || || || r::=====:| | || || || || |
| || || || || || || || || || || || || | | || || || || |
| || || || || || || || || || || || || | | || || || || |
| || || || || || || || |冂:| || || || | | || || || || |
| || || || || || || || || || || || || | | || || || || |
| ||___. | || || || || || || || || || | | || || || || |
 ̄ ̄ ̄ ̄l´__`l ̄ ̄ ̄λ__λ ̄ ̄ ̄∧♪∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ii・W) ( `ー) (・ ,)
(::::::::::`'::つ (“:::::::::“:) と:::::::::::::::)
/::::i:::::::ロ:i /::::i::::::‐:i i‐::::::::::::ゝ
(__(___,) (__(___,) (___)__)
48 :
29/59:04/05/09 05:03 ID:7M1U64z6
r――――――――――――ュ
| …暫く二人で話したい。 :|
―`ー―――‐v―‐ュ―――――''
了解しました。 |
)/――――――‐''
:::. :| || || || || || || || || || || || || |
:. :|゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄:| || || || || || || || |
:| :| || || || || || || || |
:| ∧♪∧ | || || || || || || || |
:| ( ‐∀‐ ) | || || || || || || || |
:| (:::<y>‐:::).. :| || || || || || || || |
:| /‐::::::::‐ ゝ | || || || || || || || |
,/ ̄(__)‐'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/_∧,,,,∧__ |
/' (‐∀‐ ヾヽ /'! |
(:`∽:´:::)§' i :|
'、つと;;;;ソ / / |
/ / |
49 :
30/59:04/05/09 05:03 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――――ュ
| さて…お目にかかるのは初めてですな?殿下。 |
`ー―――――――‐v―――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――ュ
| お前等から殿下などと呼びかけられる覚えは無い。 |
`ー――――‐v―――――――――――――――――''
,.::'' .,.
∧,,∧
(∀‐ ,,ヾ:ヽ ., /♪∧
_(::::::::::::::i§ (∀・ ) ,.,:::'
(;::;;、:`':::::ソ iy〉‐:::::::) ,::::,.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| i::::::‐:::::ゝ ''
:| (__)、_ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
r――――‐'`ー―‐ュ
| これは失敬。 |
`ー――――――‐''
50 :
31/59:04/05/09 05:03 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――ュ
| しかし敗軍の将に「将軍」と呼びかけるのも |
| 如何なものかと思いましてね。 |
`ー―――‐v―――――――――――――――''
::.:. | r―――――――――――――――――ュ
::.:. | | 敗軍?我々はまだ敗れては居ない。 |
::.:. | `ー―――‐v――――――――――――''
::.:. | ∧,,,,,∧ | .::::::.:. |
::.:. | /♪∧ ノノノ,,‐∀) | .::::::.:. |
::.:. | ( ‐∀) と§::::::::::つ | .::::::.:. |
::.:. | (:::::::::::::::) (::::::::::::::シ,,) | .::::::.:. |
::.:. | /:::::i:::::‐:i | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .::::::.:. |
::.:. | (__(___) | | .::::::.:. |
::.:. |  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .::::::.:. |‐- 、、 ,,_
::.:. | | .::::::.:. | `゙゙''¬‐-
::.:. | | .::::::.:. |
―'''" `'''‐―'''"
51 :
32/59:04/05/09 05:04 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――――――――――――ュ
| 嘗てある敗戦国の首相は『戦争に負けて外交に勝った例がある』 |
| と嘯いたものですが…外交に負けて戦争に勝った例はありますかな? !
`ー――――――――‐v――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――‐ュ
| 我々は外交.にも、戦争にも負けない。 |
`ー――――‐v―――――――――――‐''
,.::'' .,.
∧,,∧
(∀‐ ,,ヾ:ヽ ., /♪∧
_(::::::::::::::i§ ( ‐∀) ,.,:::'
(;::;;、:`':::::ソ. (( (::::::::::::〈i! ,::::,.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /:::::::‐::::i ''
:| し '(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
r――――――――‐'`ー―――――――――――――――――――
| フッ、牢獄の中ではそれも負け犬の遠吠え同然ですね、バトゥ君。
| 私としてはこの場所で君よりも君の叔父、抹拉刺と会いたかったが…
| まあ同じ外相として勝負できる楽しみがあるからよしとしましょう。
`ー――――――――――――――――――――――――――――
52 :
33/59:04/05/09 05:04 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――――――ュ
| こんな卑怯な騙まし討ちでしか勝利を奪えぬとすれば、 |
| それはお前等の無力を意味する以外の何物でもない。 |
`ー――‐v――――――――――――――――――――''
:::. :| || || r――――――――――――――――――――――――――――
:. :l:===! 失礼ながらそのお言葉は故モナー汗と抹拉刺、故丸耳にも
:| || || | 当てはまりますな。我がモララー共和国を卑劣な罠に嵌めた…
:| || || | 実際そうでもしなければ君達は我々に勝てなかったのだよ。
:| || || `ー――‐y――――――――――――――――――――――――
:| || || || || || || || || || || || || |
:|_,,||_,,||_,,||_,,||_,,∧♪∧ . | || || || || |
,/゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(・∀・ ,) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|
/_∧,,,,∧__と:::::<y>‐::) :|
/' (‐∀‐ ヾヽ /'!/:‐:::::::‐ゝ |
(:`∽:´:::)§' i (___(__) |
'、つと;;;;ソ / / |
/ / |
r――‐'`ー―ュ
| …… |
`ー――――''
53 :
34/59:04/05/09 05:05 ID:7M1U64z6
r―――――――――――――――――――――――――――――――――
| 我々がモナゴルに追われて祖国を捨てた日…そこから全ては始まった。
| 脱出に際して我々は来るべき再起の為に地下組織…将来の戦争において
| 我々の「第五列」として機能するべき集団を組織した。
| 寛容が売り物のモナゴルは何の疑いも持たず我々の送り込んだ要員を軍に、
| そして政府に吸収した。こうして報復計画の概要、藩王抹拉刺を彼が嘗て
| 我が国にしたのと全く同じ手段で捕らえ殺す計略が出来上がっていった…
`ー―――――――――‐v――――――――――――――――――――――
,.::'' .,.
∧,,∧
(∀‐ ,,ヾ:ヽ ., /♪∧
_(::::::::::::::i§ (∀‐ ) ,.,:::'
(;::;;、:`':::::ソ. とii〉::::::::::::) ,::::,.
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:|. (__(___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
54 :
35/59:04/05/09 05:06 ID:7M1U64z6
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最初に訪れた機会はマルミミスタン紛争とモナゴル内戦でした。
しかし私は慎重を期した。いや、あのとき神聖モーナ帝国に
今ほどの勢力があれば計画を発動したかもしれない。
いずれにせよ私は組織を動かさなかった。
それは結局は正解だったが、大いに迷ったことを告白しておこう。
_____________________________
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/ ,,.(;;;/ :i
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
結果的に組織の要員は抹拉刺藩王国、そしてモナゴル軍内部に
大きな勢力を持つに至った。欧州方面軍の首席副司令官をも
我が組織の一員が占めることとなった。
そして私は、遂に報復の機会を手に入れた…
_____________________________
55 :
36/59:04/05/09 05:08 ID:7M1U64z6
r―――――――――――――――――――――――――――――
| 属国…こんな時代錯誤な名称を使い続けた君達の無神経さは
| 全く理解できませんね。ただでさえ民族自決だ独立だとうるさいこの
| 御時世に、よくもまあそんな真似が出来たものです。
| …接触を図ってきたのは向こうからです。まだ若いモナンスの
| 首相の提案は我々にとって願っても無い好機でした。
| 軍事面での優勢とモナンスの寝返り、この二つが総統をして開戦を
| 決意させたのです。藩王国の叛乱は総統にも秘密でしたから。
`ー――――――――‐v―――――――――――――――――――
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/_∧,,,,∧__ (::つと:::::) :|
/' (‐∀‐ ヾヽ /'!/:::::::i::::::‐ゝ |
(:`∽:´:::)§' i (___(__) |
'、つと;;;;ソ / / |
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56 :
37/59:04/05/09 05:09 ID:7M1U64z6
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最初の作戦計画ではモランダ正面の陽動攻撃でモナゴルの主力部隊を
誘き出し、西方軍集団とモナンス軍がこれの両翼に攻撃を加えつつ
我が叛乱軍が背後を脅かし、同時にモナンスを経由してモヘミアに侵攻した
北方軍集団がジサクジエン共和国を蹂躙し叛乱軍と結合、欧州方面軍を
大包囲する算段でした。
__________________________________
ヘ:::::::/. .\ |:::/ i
ヘ/ \___ |:::|\ /
ヘ ヘ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄::::::| |
へ 【モララー軍の叛乱】,/:::::::::::::|_____/
へ /::::::::::::::::://i__ \
へ. / ̄ ̄ ̄ ̄|:::::::::::::::::i< 【主攻】ヽ :|
へ::《マルミミ軍》《モナゴル軍》 \i‐、 i ,/ ___
へ::::::::::;;、‐:、:::__|:::::::::::::|__| /i_i ',/ _/ ̄ /
|::::、''" ヘ\::::::::::::/< 【助攻】/ / /
|:::::/ ヘ \/ \i ̄ /  ̄ ̄
|_/ /`'' /\_/ ̄ ̄\_)
//【助攻】,/ `| :|´ |_______
_/ ̄\ 【陽動攻撃】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
しかし陽動攻撃は失敗し、モナンス経由の攻撃も中途半端で終わりました。
こちらは叛乱の計画が一時期危機に瀕していた為、その練り直しを行った
からなのですが…どうも勘違いした人がいたようで。…まあ、そっちのほうは
なんとかしましたけどね。
__________________________________
57 :
38/59:04/05/09 05:12 ID:jXAty93F
r――――――――――――――――――――――――――――――ュ
| 尤も、私.がなんとしても貴方を捕らえたかったという理由もあります。 |
`ー―――――――――――‐v―――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| ふん、あまり私情に走っているといずれ身を滅ぼすぞ。 |
`ー――――‐v―――――――――――――――――――''
,.::'' .,.
∧,,∧
(∀‐ ,,ヾ:ヽ ., /♪∧
_(::::::::::::::i§ ( ・∀) ,.,:::'
(;::;;、:`':::::ソ. (::::::::::〈y! ,::::,.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /:::::::‐::::i ''
:|. (__(___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
r―――――――――‐'`ー―――――――ュ
| そんな事は元より承知していますよ。 |
| しかし貴方よりは.長生きできそうですね。 !
| …現時点では。 |
`ー―――――――――――――――――''
58 :
39/59:04/05/09 05:12 ID:jXAty93F
r―――――――――――――――――――ュ
| 別に皮肉な意味.ではありませんよ。 |
| 立場が逆の場合もあり得たのですからね。 !
| 私のほうが運がよかっただけです。 |
`ー―――‐v――――――――――――――''
r―――――――――――――ュ
| 私はこれで失礼.しますよ。 !
| 君に会えて嬉しかった。 |
`ー――‐y―――――――――''
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/' (‐∀‐ ヾヽ /'! |
(:`∽:´:::)§' i :|
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r――‐'`ー―ュ
| …… |
`ー――――''
59 :
40/59:04/05/09 05:13 ID:jXAty93F
同日3時00分 丸耳国マルミミア州:モラビア市の南方
/二二`i ロロ
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// /二二二二二二二二二二二二二二二二/ ヽゝヽゝ//
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41/59:04/05/09 05:13 ID:jXAty93F
モナゴル第50軍団・軍団機甲集団(臨時編成)
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ヽi__i__,i__,,i――';――';――';_i`i'iニニ;i/――――‐'`i'iニニ;i‐-'
ヾ;;ッ::::;"`:::;"`:::;"`:::;"`:::;"`:::;"`:::/三三/_____,/ゞ/三三/
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42/59:04/05/09 05:14 ID:jXAty93F
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43/59:04/05/09 05:14 ID:jXAty93F
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_Atttttttttttt、----、三三'r‐tttュ>>―'y----、
| ̄ttttttttttti゙ヾ二`ヽOi、>>>>>>>>iOi´ヾ二`ヽ
ヽ____!_ソi゙三`i'>y、>>>>>>、y、>yi´三`i゙
ヘ,;!vyyyyyλ/ 三 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// 三 /
ヘ.! ! ! ! ! ! ;/ 三 /`ー―v―――'';/ 三 /
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44/59:04/05/09 05:15 ID:jXAty93F
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\.'.'、._,:ソノ'.'、._,:ソノ'.'、._,:ソノ'.'、._,:ソノ . '.'、._,/三三/ノ'.'、._,:ソノ . '.'、._/三三/
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45/59:04/05/09 05:16 ID:jXAty93F
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(:: ::) ・ ゞ:: :::シ :::ヽ ::) 、:: ;;::シ .
\ ゞ::: . 。 ・ :::) . ゜ 。
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\ . _,;-‐:、ゞ:,,ノ-―¬'''''"""`ヽ _ / ,/
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゙ヾ、'、:-:'ノ,'、:-:'ノ,'、:-:'ノ,'、:-:'ノノ , '、:-:/三/,'、:-:'ノノ , '、:-:/三/
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46/59:04/05/09 05:16 ID:jXAty93F
/ ヽ `` / ヽ `` / ヽ `` / ヽ `` / ヽ ``
,/ ヽ ,/ ヽ ,/ ヽ ,/ ヽ ,/ ヽ ・ ・ ・
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二二二ニ===乍::‐ニ二ニ= ニ二二二二二二二二二二二二二二
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47/59:04/05/09 05:17 ID:jXAty93F
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ニニニニ ニ =====―― 二 ` ‐==ニ= ≡ ニ ニニニニニニ=‐ ,/" ,r――ュ',
((__,)! ̄ ̄r; ̄_ ̄`'ュ i' ( ̄二ニュ' :!
,,、‐" ̄ i ̄ ̄ ̄ ̄/;;/  ̄ ``! ゙゙゙゙̄''''‐、 . '. / (卍)/_ リ
/゙ ̄ ', /' 〈;;/‐-_.,,_ッリ_____,〉‐-- 、、... _ / / ,/ ''
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48/59:04/05/09 05:17 ID:jXAty93F
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`(:: ::)::⌒::ヽ _ .:.:::::::::::::::::::::::::::.:.:. . ) 从 -―――_‐_‐_‐―‐- 、__::::::::::::::
` ‐(:: ::)´:: ) .:.:::::::::::::::::.:. . '( ) 人从; ',::::r'"r――i'i'´‐.`::::::::::
iニニニ 、‐、ニニ、‐、 .:.:::::::::::.:. 乂 从 ヾ |:::ゞ_'、――ゞ,゙‐'ノi::::::::
ヾ0000:0シ;; ―‐;;シ .:.:::::::___ __ ''人 从人 :i::::::::::::::i__ ̄_|_
~~~~~~~´~~~~´ r―|r'ヽr'ヽ:| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/r―‐┬―― ┐
i/.゙ゞ'' ゞ''┘ ' / ,|__l___,!
68 :
49/59:04/05/09 05:18 ID:7M1U64z6
丸耳共和国モナガス市:モナゴル軍第50軍団司令部
r―――――――――――――ュ
| で、機甲集団の損害は… |
`ー――――‐v―――――――''
r――――――――――――――――ュ
| …戦力の半分を失いました。 !
| 空爆に続いて敵第二機甲師団の !
| 主力部隊の攻撃が始まっています。 |
| …全滅も時間の問題です。 |
`ー――――――――‐v――――――''
__ _ ___ ___
/´__ヘ /´__ヘ /´___ヘ /´___ヘ
( ;゚д) (,,lli゚Д) (д・; ) (Д`;i )
(::`´ロ:i /´::ロ:ロO i:ロ:::`'::) i:ロ:::`':::)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
r――――――――――‐'`ー――――――‐ ュ
| あれは師団戦車大隊.を全て引き抜いて |
| 編成した部隊です…いえ、でした。 |
| …軍団の士気が大きく低下しています。 |
`ー――――――――――――――――――''
69 :
50/59:04/05/09 05:19 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――― ュ
| 報告します!第342師団が敵に降伏しました。 |
| 第340師団も命令無視で後退を始めています! |
`ー――――――――――――――――‐、( ――‐''
r―――――――――――――――――ュ
| なんてこった…軍団はもう限界だ… |
`ー――――――‐v―――――――――''
__ _ ___ ___ __
/´__ヘ /´__ヘ /´___ヘ /´___ヘ /´__ヘ
( ;゚д) (;‐Д‐(ヽ ( ;・д) (, ;´Д) (Д´ii,,)
(::`´ロ:i (´::ロ:ロ;;/ i:ロ:::`'::) i:ロ:::`':::) i:ロ::`';)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
r――――――――――‐'`ー――――――――‐:ュ
| この司令部にも敵の機甲師団が接近中です。 |
| 早く移動しなければ我々も… |
`ー―――――――――――――――――――‐ ''
70 :
51/59:04/05/09 05:19 ID:7M1U64z6
12月1日午後 茂軍第一装甲軍・蒙軍第50軍団の戦況
マルミード \ /
↑ マルセルモナ
―┼――――――――――O――――――――― 、_ __
モラビア 《第十三軍司令部》__ `''‐ 、_ モナーヨ :|_____ /
,O 、 〈::::《第340師団残り》:::::〉 `''‐ o| |::::::::::::::::::::::::\ /
. / \  ̄ ̄ ̄\ ̄マルナ  ̄ 【MhPz師団】::::::::::::::::::::::\
/ ,、 \ \ o __ ____ \ \::《第345師団》
/ `' 、 \ | / \/\::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/_. x'' \モナガス モラバロ \ /\::::::::::::::::::/
', ', /\゙――――――――‐|/\ \ \ \ ̄ ̄
【第2Pz師団】 \ | ̄ ̄【第10G師団】 ̄|【教導Pz師団】 ヽ. ゙i《第50軍団の残り》
__. | \ ̄| | ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ 【KuPz師団】
/ i 【第1Pz師団】 | ___,/ /_____
\ ,i ` ヽ | 【GM装甲軍団】|___/:::::::::::::::::::::::
\ `´【第1装甲軍団】 \ モランレス /\|::::《第341師団》::
【第1PzG師団】、 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ .o_______\ \:::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ / /. ! \ / 【第11G師団】 ̄|
【第9G師団】 | \ /  ̄ ̄ ̄ ̄| ̄
/ /. | \ / |
\/ .|/\【第2装甲軍団】 マルン モナ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\― ◎―――――――――――――‐ o
| \ | |
| 【 第 六 軍 】 \ |
71 :
52/59:04/05/09 05:20 ID:7M1U64z6
同時刻 モーナ軍A軍集団司令部
r――――――――――――――――――――――ュ
| 我が第一装甲軍の前進は大変.順調です。 |
| 我々は敵.の第50軍団を葬り、モラバロ、モナガス、 |
| モナーヨを攻略、マルセルモナ及びモラビアに |
| 到達するのも予定より早くなりそうです。 |
`ー――――‐v―――――――――――――――― '
∧_∧ ∧_∧
∧__∧ ( ^Д^;) (´;┓` ) ,∧__∧
( =゚). (::"ッ<y>i. (゙゙::::ロ::゙G (<_` )
(:::::゙゙::〈yiつ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|iy〉=::゙゙::)
/■\::::/ |::∧__∧
(,, ´)/ |(皿・ )
(゙゙:::::::: ゙゙:) | iy〉=:::゙゙::)
r――――――――‐'`ー――――――――――――――――
| では問題は兵站だけですね…
| 貴官の進撃路の後方の道路鉄道は酷く混み合っています。
| 第六軍の配置完了までは補給が少し滞るかもしれません。
| ここまで早く事態が進展するとは予想できなかったもので…
`ー―――――――――――――――――――――――――
72 :
53/59:04/05/09 05:21 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――――――ュ
| 私の第二装甲軍の進撃.も順調ではありますが |
| どうも敵は兵力を増派してくるようです… |
| それとD軍集団と戦域が被りそうですので、 |
| 閣下の方からあちらに協力を要請してください。 |
`ー―――‐v――――――――――――――――― '
∧_∧ ∧_∧
∧__∧ ( ^Д^ ,) (´;┓` ) ,∧__∧
( =゚). (::"ッ<y>i. (゙゙::::ロ::゙゙つ (<_` ,)
(:::: ゙゙::〈yi / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|iy〉=::゙゙::)
/■\::::/ |::∧__∧
(,, ´)/ |(皿・ )
(゙゙:::::::: ゙゙:) | iy〉=:::゙゙::)
r―――――――――――――‐'`ー――――――ュ
| うむ。恐らく貴官の希望は容れられるだろう。 |
| 攻撃の主力は彼等ではなく我々だからな。 |
`ー――――――――――――――――――――''
73 :
54/59:04/05/09 05:21 ID:7M1U64z6
r―――――――――――――――――――――――ュ
| 我が第一軍は敵第十三軍の掃討を進めています。 |
| 今週中には決着が着くものと.考えております。 |
| 来週末までにはマルミード包囲に向けた再編成も |
| 完了するでしょう。 |
`ー――――――――――――――――‐v―――――''
∧_∧ ∧_∧
∧__∧ ( ^Д^,) ( ´┏;`) ∧__∧
(, =゚∀). (::"ッ<y>i. (::゙゙::::ロ:゙i (_` )
(:::: ゙゙::〈yi / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|iy〉=::゙゙::)
/■\::::/ |::∧__∧
(, ´∀)/ |(・ ,,)
(゙゙:::::::: ゙゙:) | iy〉=:::゙゙::)
r―――――――――――――――‐'`ー―――――――ュ
| 第六軍は現在第一装甲軍後方を移動していますが、 |
| 敵の空爆などによる損害は今のところありません。 !
`ー―――――――――――――――――――――――''
74 :
55/59:04/05/09 05:22 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――ュ
| …結構だ。作戦を続行せよ。 |
`ー―――――――‐v―――――''
, ,、
/゙ヽ / ヽ
i ', ',
,、-'‐ ''''"" '' ‐、 /゙ヽ/ヽ
/,,,, ヽ ', i ,,.',. ..',_
;;;;;;ミ .:i´ `ヽ
', ;;;ミ .::;/_.^ i
ヾ_,,, ..、、:-_‐::'、':::ヘ / ,,ノ
r',‐:¬::',×',:::::::::ヾir;'',..-:::‐::::¬,
,:,'::::::::::::::: ̄::::::::::::::',/::::ヽ´::::ヾゝ:',
,';'::::::::::::::::;'、:::::::::::::::::',::/=:i::::::::::::: i
//:::::::::::::::;':゙:::::::::::::::::::::',::+0::i:::::::::::::::i
//:::::::::::::::リ-'::::::::::::::::::::::::',:::::::i:::::::::::::::i
/:/::::::::::::i::ノ':╋:::::::::::::::::::::::::',:::::i:::::::::::::::i
/:::::/::::::::::::::ソ':::::::::::_;;;、 -,:::::::::::::',:::i:::::::::::::::ii
_,,/.`-‐'、゙''‐ 、:/'i:::::::::::::',-‐'' ',::::::::::::::',:_~i ̄.::i゙_i
r'',"-‐'、i'_/ッ´r_''ソ'' ',0:::::::::::i::',::'::,i::::::::::::::::',:::i,!i:i i !!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|i::::::::::':':':´;;;;;、、、:.-'':: `""´i
75 :
56/59:04/05/09 05:22 ID:7M1U64z6
同日夕刻 マルセルモナ市:モナゴル軍第十三軍司令部
r――――――――――――――――――――――ュ
| 第50軍団第353師団、最後.の歩兵大隊が壊滅! !
| 師団の戦闘能力を完全に喪失! |
r――――`ー――――――v――――――――――――――‐''
| 第48軍団が敵に降伏しました! |
| 戦域中央.の防衛力が空白です! !
`ー――‐y―――――――――――''
r――――‐ュ
| …… :|
`ー―‐v―‐''
∩__∩ ∩∩ ∩ミ∩ ∩_∩
( `Д) , (,;゚д゚) ( ;´−) (, ´Д` )
三 (::::`´::::i;O ど´:::=iつ (::::`´ソ:i /´:::‐:ロ:゙ヘ
三 <:::::‐:::::i | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
し(__) |
,)ヽ―――――――――――――――――――ュ
| 第49軍団では第339師団が全滅! |
| 第337師団司令部.からも応答がありません! |
`ー―――――――――――――――――――'
76 :
57/59:04/05/09 05:23 ID:7M1U64z6
同時刻 マルミミア方面戦況図
《 マ ル ミ ミ ア 軍 集 団 》 | | 【 D 軍 集 団 】
l::::::l 《第57軍団》 ___【仏第7軍団】 【 仏 第 三 軍 】
《 第 十 六 軍 》! /::::::/ | / |_|
《第58軍団》 `'‐'' | `''ー―――
マルミード |::::::| _. |/ヽ、,,_ 【 第 二 装 甲 軍 】
●  ̄ l:::::::l ___`゙゙''''―
《 第 十 四 軍 》《第53軍団》 〈_【第7軍団】
______ /:::::::/ /:::::::::\\ \
〈:::《第51軍団》::::〉ヽ:::/ 《第49軍団》 \,/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \:::::::::/
___ /'―――――――
| ,/ 《 第 十 三 軍 》 \;――- 、【第4軍団】
| \ 〈:::::::〉 _ / ,r―
|,rヽ【第2装甲軍団】___ 〈_ \ `ー' 【 A 軍 集 団 】
【第1装甲軍団】〈【GM装甲軍団】 \ \ 【 第 一 軍 】
【 第 一 装 甲 軍 】 ̄ヽ_〉〈::::::〉 /【第6軍団】
___,,..、‐''"ヘ  ̄ ヽ__/
_____ | 【第10軍団】"
【第15軍団】|  ̄ ̄ ̄ ̄ ________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ /
【 第 三 軍 】. |
【 C 軍 集 団 】 | 【 第 六 軍 】
77 :
58/59:04/05/09 05:23 ID:7M1U64z6
r――――――――――――――――――ュ
| …閣下、もはや撤退も不可能です。 |
| 最悪の事態を考慮する必要があります。 |
| このマルセルモナも…大将閣下…? |
`ー―――――――‐v―――――――――''
∩_∩ ∩ミ∩
(Д` ,)´−`;,)
,、/:::;::゙゙::::ヘソ:=::`'つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|i:::‐:::::ゝ::::‐::ゝ
r―――――‐'`ー―――――――ュ
| なんという恐ろしい光景だ… |
`ー―――――――――――――''
78 :
59/59:04/05/09 05:24 ID:7M1U64z6
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r―――――――――――..,,;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;,,,...
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 我が軍が消滅していく… |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;,,,...―――‐v――――――''
;;;;;;;;;;;;,;,;,,,...
,;,;,,,...
;,,,... ∩_∩ ∩ミ∩.. ...,,
( .::) (‐`; ..::::.. ...,,,;,;,;
/´::::::::::::゙ヘ i:=::`':::::::...,,,;,;,;;;;;;;;;;;;
 ̄ ̄ ̄/:::::::i::::::ゝ ̄ i:...,,,;,;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
...,,,;,;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
...,,,;,;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
続く
乙華麗保守
保守
継続保守
12月4日昼 丸耳共和国首都マルミード
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;,,,..... . . ....,,,;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,,,.. . .
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;;;;;;;;,;,;,,,... . . . . . ....,,,;,;,;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,,,.... . . . . . ...,,;,;;;;;;;;;;;
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___ iニニニニニニニニニニニ;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,,,.... . . .,,;,;
__l_l_l_ | i:::i:::i:::i:::i:::i:::i:::i::i:iii| __ _
| i::i::i::i::i::i::i::i::i |:`i ___ ___ | i:::i:::i:::i:::i:::i:::i:::i::i:iii| _____l__l_l___
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| i::i::i::i::i::i::i::i::i | | __i_iロロロロロロロロi_,i_i___ :::i:::i:::i:::i:::i:::i::i:iii| |LLLLLLLLLLLLLLLL |::::|
| i::i::i::i::i::i::i::i::i | | | ロロロロロロロロロロロ |::::| ::i:::i:::i:::i:::i:::lニニニニニニニニニニニニニニニニiニ!LL |::::|
| i::i::i::i::i::i::i::i::i | | | ロロロロロロロロロロロ |::::| ::i:::i:::i:::i:::i:::i| ロロロロロロロロロロロロロロロロ |::| LL |::::|
| i::i::i::i::i::i::i::i::i | | | ロロロロロロロロロロロ |::::| ::i:::i:::i:::i:::i:::i| ロロロロロロロロロロロロロロロロ |::| LL |::::|
| i::i::i::i::i::i::i::i::i | | | ロロロロロロロロロロロ |::::| ::i:::i:::i:::i:::i:::i| ロロロロロロロロロロロロロロロロ |::| LL |::::|
83 :
2/63:04/05/23 01:18 ID:mI0Y61Yr
欧州方面軍・マルミミア軍集団合同総司令部
r―――――――――――――――――――――――ュ
| 第十三軍が全滅した。だが我々は予備役動員で |
| マルミミア一帯に防御ラインを再構築できた。 |
| しかし敵は我がマルミミア陣地帯の両翼.を迂回して |
| 我々を.包囲しようとしている。さて、どうするかね? |
`ー――――――――――‐v―――――――――――''
∩∩ ∩_∩ ∩__∩ ∩∩ n_n
(, ゚Д) (,, `−´) (∀・# ,) (Д゚;,,) (д`; ,)
(::`´シll. (:`´::lll:ロ゙) とi:ij:`':::;;) i:ij:`';) i:ij::`':;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
r―――‐'`ー―――――――――――――――――ュ
| 今回の事態ではモララー共和国の叛乱、 |
| それによるモララバードの総司令部の壊滅、 |
| 及びマルミミア方面における敵軍の突破という !
| 三つの件が同時発生しております。 |
`ー―――――――――――――――――――――''
84 :
3/63:04/05/23 01:19 ID:mI0Y61Yr
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
優先順位をつけるならまずモナゴル本国との連絡回復が第一でしょう。
ただし叛乱軍全てを鎮圧する必要も時間的・兵力的余裕もありませんので、
とりあえずモラキア西部を奪回してモラード経由の回廊を設置します。
問題はマルミミア南西部を突破した敵軍によりマルミミア軍集団・第三機甲軍と
モラルニア軍集団の間が分断される公算が大きいということです。
この敵が叛乱軍との連結に成功した場合、マルミミア軍集団及び第三機甲軍は
敵に完全に包囲されることになります。
__________________________________
VAゝノ
./ |::::::|:r‐ュ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |::::::|| :|
/ (::《]T》::) マルイン .|_____ゝ;ノ FV 【D軍集団】
↑ o 《マルミミア軍集団》. | :|
〈::《]X》;;〉マルミード/::::::〉_. | :|
マルザー \l´::::ヽ ◎《]Y》' | \、ノ ― ・ ――
o | ̄\::《]W》::〉''^ヽ【PzU】
《モラルニア軍集団》 ,r―:l ̄ヽ【PzT】― 【T】'" \_/
(::《]T》::)(:::《XA》:ヽ 《]U》,\【PzY】 ヽ(__,/ 【A軍集団】
(_【X】_)/ ̄/_ヽ:::ノ(:::::::://【V】、 ,〉(_【Y】_)
(【PzV】,)(__【U】__)`ー "(_【W】_)\
oマルノエ | 【C軍集団】 ・
【B軍集団】 ・ \
|
85 :
4/63:04/05/23 01:20 ID:mI0Y61Yr
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
次に優先すべきは敵の突破を阻止することです。しかしマルミミア南西部
の突破はかなり大規模であり、残念ながら阻止は困難であり遅滞行動を
とるのが精一杯と考えられます。一方マルミミア東部からの敵第二機甲軍の
突破については阻止が可能と考えています。こちらは敵の主攻軸での作戦を
容易にする為の支作戦と考えられます。しかし放置すれば我が第三機甲軍と
マルミミア軍集団との間に楔を打ち込まれることになり危険です。
よって第三装甲軍から分遣隊を派遣させここでの敵の進撃を妨害します。
__________________________________
/ 《第59軍団》 | | / \
゙\. / ヾ::/ `‐''  ̄| | ̄
\,/ r::‐ュ ,r:、. r‐ュ | |
| |:::::::| / ` 、 | | | |
――::|―――《第57軍団》 '-:, i゙【仏第7軍団】 | |
| |:::::::| ___ ', ', | | 【第4装甲軍団】
| 《第16軍》゙ー'_ .l < ヽ. \.`‐'' 【第3軍団】
\_,,|__,,/ 〈:::::ヽ | ,、 \【第3装甲軍団】
/マルミードヽ 《第58軍団》`【第2軍団】 【第2装甲軍】
|―‐●――|―――|;;;;;;|―l⌒l――――――|――――――
ヽ/《第14軍》 /::ヾ【第7軍団】 |
"__| ̄ ̄_\_《第53軍団》 >‐〈. |
::《第51軍団》::〉ヽ::/ `/ /. |
 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄ \ 【第4軍団】 |
| \ /\ ,r`‐、'' |
モラビア マルセルモナ【第6軍団】 【第1軍】 |
‐ o―〈_【第10軍団】_;`ー‐''――― -、_ |
86 :
5/63:04/05/23 01:20 ID:mI0Y61Yr
r―――――――――――――――――――――――――――――ュ
| ただこれにより第三機甲軍.がジエニア戦線に投入できる兵力が |
| 僅か二個軍団になり、敵D軍集団の.攻勢に耐えられなくなる |
| 虞があります。モラルニア軍集団の戦区でも敵.の助攻が行われ |
| 我が第五機甲軍を釘付けにしています。 |
`ー――‐v―――――――――――――――――――――――――''
∩∩ ∩_∩ ∩__∩ ∩∩ n_n
( ‐Д) (,, `−´) (∀‐# ,) (Д゚;,,) (д`; ,)
(::`´シll. (:`´::lll:ロ゙) i:ij:`':::;;) i:ij:`';) i:ij::`':;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
r――――――――‐'`ー――――――――――――――――ュ
| 叛乱軍に捕縛された人々の解放にはモナゴル本国の軍と |
| モラードの第37軍団が合同して当たるようです。 |
| あとは避難民の統制の問題がありますが、これには現在 |
| 専任の幕僚を任命して全力で対処しております。 |
`ー―――――――――――――――――――――――――''
87 :
6/63:04/05/23 01:21 ID:mI0Y61Yr
同時刻 ジエナード:第三機甲軍司令部
r―――――――――――――――――――――――ュ
| …兵力が足りないがやむを得ない。 |
| D軍集団の攻撃に対しては後退しながら遅滞戦術を |
| とり続けるより他ないだろう。 |
`ー―――――――――――‐v――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――――
| 全軍を三集団に分割する。まずD軍集団と対峙する集団は
| 第13機甲軍団と第2機械化軍団で編成し、その指揮官は
| シバン中将とする。反乱鎮圧に向かうのは第14機甲軍団と
| 第20軍団からなる集団、指揮官はトガ・テムル中将。
| 最後に南へ向かい敵第二機甲軍を阻止する任務を負うのは
| バアトル中将の第6機甲軍団だ。こちらには丸耳国から増援の
| 兵力が追加される。うまくいけばジエン共和国軍の生き残りも
| こちらから送る予定だ。なおボアル中将は第十二軍司令官に
| 就任し至急モラルニアに行ってもらう。以上だ!
`ー―――――――‐v――――――――――――――――――
∧_∧ ∧,,,,∧ ∧,,,,,∧ ∧,,,,,∧ ∧__∧
ノノ,;・∀・) ノノ,,;´w`) ノ(, `◇´ ) (・−・;,ヾヽ (皿`;,,ヾヽ
§(`´::ロ:ロi §(゙´::ロ:ロ:ヘ と;´::ロ:ロ`) (´ロ:ロ:`')§ iロ:ロ::`゙)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
88 :
7/63:04/05/23 01:21 ID:mI0Y61Yr
13時30分 モララバード:モララー共和国国防軍参謀本部(旧欧州方面軍司令部庁舎)
|`::;
|~`
_|_
[XX]
| ,O
.(| ゞ'()
〇、|‐'
|. <()
|. ..|
| |
|゙二二二二二二二二二二二二二二二二二二二:|
|゙゙ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ゙:|
_________|____________________|_________
〔______________________________________,〕
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロ゙r'二二二二二二二'ュ゙ロロロロロロロロロロロロロロロロ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||二i二|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||二i二|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
89 :
8/63:04/05/23 01:22 ID:mI0Y61Yr
r―――――――――――――――――――――――‐ ュ
| 敵の状況を報告します。まず欧州方面軍からは |
| 第三機甲軍の二個軍団と第十一軍の二個軍団が |
| 夫々東と南から接近中。共和国西部では第37軍団が |
| 活動を開始。これにジュチウルスのケシクが合流.して |
| 軍規模の部隊を編成しつつある模様です。 |
`ー―――‐v―――――――――――――――――――'
r―――――――――――――――――――――――――――――
| ようやく敵も動き出したか。先ほどモナリンの最高統帥本部から
| 我々を欧州同盟軍E軍集団に正式に編成すると連絡があった。
| 私は上級大将に昇進する。君には参謀長をやってもらおう。
| それで我が軍集団の配置状況はどうなっているかね?
`ー――――――‐v―――――――――――――――――――――
λ_λ A___A
(, `ー) , ( ・∀)
(:::::;”ソ:iO' (::::::;”‐:iヽ
/::::::‐::::i /::::::‐::::i | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(_(___) (_(___).|
90 :
9/63:04/05/23 01:22 ID:mI0Y61Yr
r――――――――――――――――――――――――――ュ
| 第3機械化軍団と第21軍団で編成した第一軍は既に |
| ジエン国・丸耳国国境に配置完了。 |
| 第22軍団と第38軍団からなる第二軍はキプニャク高原 |
| 攻撃の為に西へ移動中です。尚現在.10個師団分の徴兵を !
| 進めており、うち2個師団は既に訓練に入っています。 |
`ー――――――‐v――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――――――――――
| よろしい。欧州方面軍はモーナ軍の侵攻でこちらにまで手は回るまいが、
| 本国軍の攻撃が近いうちにあるだろう。茂軍の先鋒が我々と結合するまで、
| うまく持ちこたえればなんとかなる。
`ー――――――――‐v―――――――――――――――――――――――
λ_λ A__A
( `ー´) (, ・∀・ )
(::”ソ:=”) /:;”‐:=”)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|_____________|
91 :
10/63:04/05/23 01:23 ID:mI0Y61Yr
16時00分 第59軍団司令部
r――――――――――――――――――――ュ
| 私が第6機甲軍団軍団長バアトル中将だ。 |
| この軍団はこれより私.の指揮下に入る。 |
| 諸君の尽力を期待する。 |
`ー―――――‐v―――――――――――――''
∩,∩
∧_∧ ( ゚w゚ ,,)
ノ/), ・∀・ ) (゙ロ:ロ゙:)
§ヾ::ロ:ロ::`') /‐:::::‐ゝ
/‐:::::::‐::ゝ '‐' U
(___)ー'' ∩_∩
(・ )、
∩w∩::::::`';;/
∩,,,,∩ ,,)、i:::::ゝ
∩_∩ 彡 ,,ミ:::`';/_,)
〈 〉.(´:::::::::`';/:::::ゝ
92 :
11/63:04/05/23 01:25 ID:nYTw25g5
r――――――――――――――――――――――――――ュ
| はて…君は副総司令官のマルフ大佐…少将じゃないか? |
`ー――――――――――――‐v――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――ュ
| はい…それが予備師団の指揮官が足りないとの事で |
| 今はこうして第370師団長を拝命しております。 |
`ー―――――‐v―――――――――――――――――''
∩_∩∩w∩ ∩,,,,∩ ∩_∩ ∧_∧
(,,, ・ー), ゚Д)彡,;゚д゚ミ〈`×´ ,〉 (∀・ ,,ヾヽ
(゙´::ロ:ロ)::ロ:ロ)(`´::ロ:ロ)(`´::ロ:ロ) i:ロ::`":;)§
/::::ロ::::ij!::ロ:::ij!/:::::ロ::::ij! /::::ロ::::ij! i:::ロ::::::ゝ
(__)__) U U (__)__). (__)__) (_,ヽ_,ノ
r――――――――‐'`ー――――――ュ
| そうかい…まあ宜しくやってくれ。 |
`ー―――――――――――――――''
93 :
12/63:04/05/23 01:25 ID:nYTw25g5
r――――――――――――――――――――――――
| 我々の任務は敵第二機甲軍を阻止することだ。
| 敵の戦力は機甲師団6個、機械化歩兵師団7個、
| 空中騎兵旅団2個に航空艦隊1個だ。
| 一方我々には機甲師団3個、機械化歩兵師団2個に
| 歩兵師団が3個。予定ではこれに機甲師団1個と
| 機械化師団1個、歩兵師団3個ぐらいが加わるはずだ。
| それでも敵の戦力にはまだ敵わない。しかも彼我には
| 質的な差も存在する。
`ー―――――――――‐v―――――――――――――
∩__∩ ∩,,,∩ ∩__∩ ∧__∧ ∩,,∩ ∩w∩
〈,, `×〉 彡,, ゚дミ ( ・ー) (・∀・ ,,ヾ, (゚w゚ ,) (゚Д゚ ,)
(;;::`´ロ:i (`´::ロ:ロi. (`´:ロ:ロi (゙ロ:ロ::`')§ (゙ロ:ロ`:) i゙ロ:ロ`:)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
94 :
13/63:04/05/23 01:27 ID:nYTw25g5
r――――――――――――――――――――――――――――――
| それをカバーするには敵を分断し各個撃破するより他ない。
| 幸いなことに敵はその兵力を分散している。だが私の第6機甲軍団が
| 到着するにはあと二日はかかる。それまでに敵は諸君を撃破しようと
| 努めるだろう。恐らくモナンス軍を超越して敵の第4機甲軍団、そして
| 第3軍団が諸君の側面を衝こうとしてくるはずだ。
`ー―――――――――‐y―――――――――――――――――――
.∩_∩ r―――――――――――――――――――‐
〈 `∩,,,,∩ | そこで諸君には敵の進撃を妨害しつつ
 ̄ ̄\(゙ 彡,,゚д゚ ∩_∩ | より後退して欲しい。うまくいけば我々は我の
\(゙´:ロ:( ・ー・,,) | 機甲部隊を突出した敵の側面に向けられる。
\ロ:::(゙´:ロ:ロ`) `ーy――――――――――――――――――
. \ /::ロ:∧__∧
\ (∀・ ,ヾヽ
と::::`"::::)§
\::::::::ゝ∩∩
\_,)(w゚ ,,)
\i:ロ:`'∩v∩
\:ロ:(д゚ ,)
\i:ロ:`':)
95 :
14/63:04/05/23 01:27 ID:nYTw25g5
r―――――――――――――――――――――――――
| 軍団長は二個師団を率いて南から来る第3機甲軍団を、
| 残り一個師団には東からの攻撃を迎撃してもらう。
| 出来るだけ早急に戦線を縮小し、戦力の消耗を防げ。
| なお丸耳国の教導機甲師団を増援に送る。
`ー―――――――――‐v――――――――――――――
r―――――――――――――――――――ュ
| ではマルフ少将に東に行ってもらいます。 |
| 教導師団は彼に委ねます。 |
`ー――――――‐v―――――――――――''
∩__∩ ∩,,,∩ ∩__∩ ∧__∧ ∩,,∩ ∩w∩
〈,, `×〉 彡,, ゚дミ (・ー・ ,) (・∀・ ,,ヾ, (゚w゚ ,) (゚Д゚ ,)
(;;::`´ロ:i (`´::ロ:ロi. (`´:ロ:ロi どロ:ロ::`')§ (゙ロ:ロ`:) i゙ロ:ロ`:)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――‐'`ー――――ュ
| 了解しました。 |
`ー―――――――''
96 :
15/63:04/05/23 01:28 ID:nYTw25g5
18時00分 モナゴル・オルダウルス:ブハラ市
______
_____|____|_|______
l_______________l__l _______
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |:ロロロ:| | ロ ロ ロ ロ ロ
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |:ロロロ:| | ロ ロ ロ ロ ロ
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |:ロロロ:| ____________
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |:ロロロ:| /冂_冂_冂,/\ヾ:|,|_|,|_|,|、
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |:ロロロ:| |ロロロロロロロ|ロロ|ロロロロロロロ|
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |:ロロロ:| |ロロロロロロロ|ロロ|ロロロロロロロ|
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |:ロロロ:| |ロロロロロロロ|ロロ|ロロロロロロロ|
97 :
16/63:04/05/23 01:28 ID:nYTw25g5
ジュチ親衛隊総司令部
r=============================ュ
|| ∧-∧. ||
|| §¥§ 彡 ・ _ヽ ||
|| ノノノ ´∀`彡 _'、r‐〉 ||
|| §(´つ‐/¬''' i´ ||
|| //ii__ii/ ,ソ-‐:、. ||
|| /´(__,ノ:: ヾ ヽ,,:xヾヽ、 ||
|| ノi ; ,,,..`i ;i ゙'rッ ||
|| i ,ノ-‐t'''ソ´ | | .||
ヾ============================''
∧__∧ §¥§
(∀‐ )ヽ (−` ,,ヾヽ
llロ:::`"::::)§ )) ll:=:::`'::::)§ ))
ll::::‐:::::::;ゝ ll::::‐:::::::ゝ
(__)ヽ,ノ (___)__)
98 :
17/63:04/05/23 01:29 ID:nYTw25g5
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| …この度は我が弟バトゥが皆さんに面倒.をおかけして |
| 誠に申し訳ない。しかし私事ながらバトゥは病気.がちな |
| 私に代わってジュチ家の家督を継ぎ、その役目を立派に |
| 果たしております…なんとか助けてやっていただきたい。 |
`ー――――――‐v―――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――――‐ ュ
| …殿下がお謝りになることではありません。 |
| これは藩王国に対する私の管理不行き届きです。 |
| いずれにせよできるだけ早急に処理したいと考えております。 |
`ー――――――‐v―――――――――――――――――――''
∧_∧ §¥§
ノ(,, ‐∀‐) (−`; ,,ヾヽ
§(゙´::::lll:ロ゙i /゙:::lll:=`゙:)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
オルダウルス領主・ジュチ親衛隊司令官
オルダ中将(ジュチ第一子)
____________________________
99 :
18/63:04/05/23 01:30 ID:nYTw25g5
――――――――――――――――――――――――――――――――
さて…今回私が使えるのは合わせて二個の歩兵軍団か…
―――――――――――――――‐v――――――――――――――――
\
ブハラ モナー共和国
◎ ―――――――――
\ 《ジュチ近衛軍団》
\ / |
\ / |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ |
| \ |
| \ モララバード
\《第37軍団》 >――― ●―――――――
モラード / |
◎――――――'''" |
\ |
\ マルイン
\ 〇
/ヽ /ヽ
/ ゙:, / ゙:,
/ ゙:, / ゙:,
,/ ゙:,-‐―‐‐ / ゙:,
,r''" `ヽ
/ ':,
r―――――――――――――――――ュ
| 敵軍の現在位置はわかりますか? |
`ー――――――‐v―――――――――''
r――――――――――――――――――――――――ュ
| はい。内務部の諜報員や我がケシクから送り込んだ |
| 偵察部隊によりキプニャク高原.攻略に動いている敵の |
| 動きはかなり正確に把握しております。 |
`ー――――――‐v――――――――――――――――''
∧_∧ §¥§
ノ(,, ‐∀・) (−` ,,ヾヽ
§(゙´::::lll:ロ゙i /゙:::lll:=`゙:)§
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|____________________|
r―――――‐'`ー――――――ュ
| それは結構です。それで? |
`ー――――――――――――''
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
敵は第38軍団がモラードへ直進し、第22軍団が北方の幹線道路へ移動中。
捕虜等の情報を綜合するに敵は第38軍団で我が第37軍団を攻撃し、
同時に北からも第22軍団がこの攻撃を支援するという作戦をとる模様です。
また第22軍団には我がケシク軍団の北方からの進撃を阻害することにより
モラードへの直接的増援に我の選択肢を限定する意図があるものかと。
_________________________________
\
ブハラ ,, モナー共和国
◎ ‐ /::::>―――――――――
《ジュチ近衛軍団》
<::::/ / |
゙ \. ← 、 ,、 |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / > .|
| 【第22軍団】 .|
| _. < / \ モララバード
\ |:::::| ゙< \ >――― ●―――――――
モラード《第37軍団》【第38軍団】 |
◎―|:::::|――――'"\ > . |
\|:::::| ←― " " |
 ̄ マルイン
\ 〇
r―――――――――――――――――――――ュ
| 幹線道路はどれも一本道か…とすると一度に |
| 前進.できるのはせいぜい一個師団だな。 |
| 近衛軍団.の到着が明日か明後日… |
`ー――――‐y―――――――――――――――''
r――――‐ュ
| よし。 |
∧__∧ `y――――''
ノ(, ‐∀)
§(::::`´:::llO
/::::::::‐::ll.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
((____)|________|
12月7日9時30分 モーナ第二装甲軍司令部
r――――――――――――――――――――ュ
| 作戦の経過は順調ですね、ニギール将軍。 |
`ー――‐v――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――
| ああ。だが油断はできん。敵は装甲軍団を
| 応援に送ってよこしたらしい。
| 出来るだけ早く今直面している敵を始末したい。
`ー――――‐v―――――――――――――――
∧_∧ /■\ ∧__∧ / F∧
(, ^−) (´∀` ) (M` ) (∀・ )
(:::゙゙;シ:=゙) (゙:‐:=:゙゙::) i:‐::゙゙:::;) i:‐::゙゙::::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
《第6機甲軍団》 `‐''
\:::::::::::/ r‐ュ /|_______
\/ ,r::ュ | | < 【第3軍団】
《バアトル集団》 /::::/ | |. \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
《第59軍団の一部》.! /|_______
_↑__↑_ /::::/【仏第8軍団】 < 【第4装甲軍団】
_. 〈:::《第59軍団》:::〉'ー''. | | \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/:::::> /\ | | 【第二装甲軍B集団】
/::::/ / \ `‐''
/::::/ ,r 、  ̄| | ̄ ,r‐、
《第57軍団》/ / .| | / / 【仏第三軍】
/::::/ / / / ヽ / /
|:::::| | | 【第3装甲軍団】 / /
|:::::| | | 【仏第7軍団】
|:::::| 【第2軍団】 / /
゙'‐''. | | 【第二装甲軍A集団】 / /
《第十六軍》 | |. 〈_/
r::::,. | |
',:::::', ヽ_,,〉
',:::::',
《第58軍団》
r――――――――――――――――――――――――――――
| 予定通りB集団の攻撃を開始し、敵第59軍団を殲滅する。
| B集団は第4装甲軍団を先鋒に仏第8軍団を超越して前進せよ。
`ー―――――――‐v―――――――――――――――――――
r――――――――――――――――――――
| 奇襲効果はあまり期待できませんが、
| 兵力の優越で勝利を得られると考えます。
∧_∧ `ーv――――――――――――――――――‐
(^−^ ,)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\i:=:::゙゙/■\
\:‐(´∀` ,,)
\i:=:::゙゙:∧__∧
\::‐(` ,)
\i:=::゙゙::/ F∧
\:‐(・ )
11時10分 モナゴル・第370師団陣地
 ̄`"""''''''¬:‐-、、..,,,_ ,,.、、,, ,,、、
_ ,、-―‐-.、 /;::::`/;;;;;;;;;<:":::`''__‐_- 、、..,,,_
_ /::::::::::::::::::::ヘ ;;'::::`:\;;;;;;;;ヽ/´ __ヘ `"""''''''¬:‐-、、..,,,_
. ':――;――':' ヾ;;":::::`;:;;;;;;;;;( ii,,`Д)__ '''
'、.. ii ゚ r' ,,:::'':::/;;;;;;;;〔(:::":::つユOニ!===‐ -
,'r::,=゙:::‐-i'',,::"::::/;;;;;;;;;;/:::::`::、::~:::、::;;;シ _
_,,/:::::'ー':::::i-、:、,,,_r=ュ__-'''-'''‐''‐''''" ‐ _
-‐‐/:::i::::'、:::::::ヾ-;;::、:-‐ュ-‐: 三r'''ュiニニニニニ!━
:::::::i:::::i:::::::ヾ:::::"iヾ:::::::;;;リ‐-' '、,ゝ'" ‐ -
;;;;;;;ヾ::i:::::::::::`ー:‐¬'''''"`i:::::::::::`::::、 _ '''
;;;;;;;;;;;;;i:::::::::::::::::::::・i;;;;;;;/´::::::::::::::ヾ;; ‐
------――¬'''''""´:::::‐:::::::::、::::`'' -
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::、;;゙'' _
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;、-、‐::`` ‐ - ,,,
茂第二装甲軍B集団:第4装甲軍団第9装甲師団
━━┓・・
┃ ━╋ ━╋ ━╋ ━╋
━━┛ ┏┫ ┏┫ ┏┫ ┏┫ ・ ・ ・ ・
O:、 (:: ::i ) ,r;; 、::: :::ノ
\\ ゞ:: ::ノ :::) i::: :::i ::)
\\、 (:: ::) '' ゞ:: :::ノ ::ヾ (::
__ヾ:-ソヽ_ェェェェェ__ :::)::: ::) :::) (:: ::(:: ::
l´ l二ヾ,_,,ノ:、| | |ゞ'':| '' ,,:::ノ :::)‐'' ゞ:: ::) :::
|___|_ゞ::ィ,,|__|_,,l,,...、! __ ;;;)ヾ::- ''' o、 (:: ::) ::シ
,r:―‐‐,r;''o;""――――o,r:―‐‐,r¬'''" ̄ |:! ::) \ 、_,,,,,__ ::) :::
ー:―‐‐:':――――――‐'ー:―‐‐'、,!,!,!‐-‐-‐''i'i '' l´ヾ''ッ_i i';!__ ::)
',ニ',ニ:', \,______',ニ',ニ:', :゙l゙l゙l゙l゙l゙l゙l;リ :::) i'ニi'´二二i'ニi'´ |!
 ̄ ヾ::ヾ::ヽリリリリリリリ/ ヾ::ヾ::ヽリリリリリリリ/ ,,:::)  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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''' - _ -
|――
|
`ー― ユ ウ ウ ゥ ゥ ゥ ・ ・
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,、 lニi':ッiニl;:リ ,,,、-'''" ,,,、-
_。,____ -',:'、 ,,,、-'''" ,-;''ニニ,-,ニ二! ,,,、-'''" ,、
lニi':ッiニl;:リ ,,,、-'''" ,,,、-'''" ヾヽ―‐ヾヽ-‐''' ,、 -',:'、
,-;''ニニ,-,ニ二! ,,,、-'''" _ -;::、
ヾヽ―‐ヾヽ-‐''' ''
_____ -
::::::::::::::::::::::::::::::`゙゙''::、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ‐ _
::::::::::::::::::::::.:.. ..:.::::::::::ヽ_ ,,,
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ‐'"´:: ̄`ヾヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ:::::::::::::::::::::',::', - _
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ::::::::::::::::::: i:::!
::::::::::::::::___;;;;;;;:::::::、、-‐'、ヽ:::::::::::::ノソ
 ̄ ̄ ̄' |::| i ゙: ', ヘ,,、‐'"´ -
|::| i : : i
,i;リ, リ;"_ ヽ -―-::-―::-:::―::-―-:―::¬::‐-
/:/ ,,/_,, /´::\';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';
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" / : :.::::::::::::i:::::::::::::.: :ヾ .
, 、 , i `
.
・ ゜ 。 ・ ・
. . 。 ゜
。 ・
__ . . 。 ・
l´___ `〃∴ ・ . __
(∀゚ iニゝ´‥ __ l´___ `l
‐=と::::`":::::::〔〕 . : l´___ `l /ニi, `Д゚)/
く::::::'、::::::ヽ ∩_∴ _ _ (Д・illニゝ、 ∴と::::::ロ:ロ::O=
(__,)ヽ_ノ (。A 。 );;;;つ〉_) O::::::`´:::ヾ,,> ./::ロ:::::::/,i゙
∨ ̄∨ (__)、_ノ し し
(:: :::) (:: :::) ::: :::
ゞ::: ::ノ ,r::: ::ヽ ::: :: :::
(::: (:: :::) (:: :::)
______ ゞ::.. ::ノ
r‐ュ  ̄ロッ'ュ~' 三 (:: :::
,、_ェ:'-:'ェェ‐ェ‐l^!ュ_____ ::: :::
x; ---、___ _,,,, :r‐¬ィ-''‐''''''"" ̄ ̄╋゙| ̄ ̄ヾヾヾヾ| | ̄|__ 三
iニii!二二二二二二二〔i:'__'ili__ii爰ii i| ||―:| i ―――‐ r―:i|ヾヾヾ,:ヾ___|__|_!__| 三
~~  ゙゙゙゙̄'!!...,,,| i____,,,. 、'、-‐二ニ-‐¬''"´ __,,,,,,,,,、、、、---::ュ 三
_,,,、 ::-;;‐¬ii''ii""´ii ̄ ̄ ̄ ̄ ̄o| ̄ ̄ ̄ ̄lllll ̄〔 ̄ ̄〕 i!i! 三
/_i゙゙|゙:|゙゙ ゙̄|゙゙ ゙̄|゙゙ ゙̄|゙゙i  ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄:|  ̄ ̄ ̄,,゙二ニ! i
i! :`,:‐;―┴―┴―┴'- 、、.,_,..、、-‐┴- 、、..,_,..、、-‐┴―¬';'",、.`:i'[|/ 三
゙'‐、_"ヽ_ :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, ゞ.゙_,シ'ヾ| 三
`''‐、':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソ、-''"、‐´、 、
‐ _ `~~^~~~~゙~~^~~゙~~~ ~~~~~ ~~~゙~~´~~~~^~~~¨~~~~~"~~~゙~~~~~`
__ (:: ::;'' ‐ ~ _ - ‐
‐ ,,, l´___ `l ::) ‐ ‐ __ _
(_‐ iニヘ―ュ_ _ と(。A 。 )つ::::::」つ
_ ~ と::::::::`"::::::::iニ!::::iつ __ ∨ ̄''''  ̄ '''
_ ,, l´___ `l (:: ::) ::)
(Д゜ iニヘ:: ゞ:: ::) -
- _ i´::::`":::::ヾ> ::) _
,, G(_ヾ_ノ ‐
━┓・・ ━┓・・ ━┓・・ ━┓・・ ━┓・・
━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ・ ・ ・ ・
r――――――――――――ュ
| いかん!随伴歩兵が… |
`ー‐v――――――――――''
∧=∧
Σ(Д゚,,((,,)
‐ュ:'r‐ュ:r‐'ュ_l´;l_
 ̄ ̄ ̄ ̄```゙゙゙''''¬;‐:‐ -;_ ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |― | |:l];;;i二il'____,゙l二二二二二二二二二i:!ニ!
________l |_,,!''''"
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ll`゙`ii 'ii¬ ;‐;;- 、、.._
―――――――┬:r―‐┬:―┬:―┬!‐`:、 ,,,,,,,,,, _ _ ,,,,,,,,,,,,,,,,
t=ュ l _l__l__l__|_|_,, 、!,> """"" ‐
¬ - 、-- .:‐- 、¬ "-´、. , - .、 '、 '' ,,ノ' '''''""" ,,,,,, ゙゙゙゙'''
i' r:; : i' r:; : i' r:; : i' r:; : ,,、-''", ; - ,,,,,,, -
' 、,,_,,ノ ' 、,,_,,ノ ' 、,,_,,ノ ' 、,,_,,ノ、-''", ;; , - """""
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´ ‐ ''''゙゙゙゙゙゙゙""" -
/ カチッ \
r――――――ュ
| 地雷だ! |
`ー―‐v―――'' , :: 、
∧==∧ ,、'/ \ ミ ぐ
( ゚Д゚; (() ミ 、'/ 、 /、 ら ┃ ・・
と::ロ:ロ:::O _ ミ /:(:〇ヽ/::/ ミ っ ┣━ ╋━┓
iロ::::::ロ:::> ) , 、,: 、 ゞ..ィ''"::/ ┃ ┃ ┃ ・ ┃
i__,ノ  ̄ 、/::::ヽ\,/::/ ∧_∧ ┃ ┃
/ ` '" /::/Σ(`Д´ ) _,,. 、-‐ ''"´', ━━┛
./\ ,/::/ _,(::、-‐ ''"´_,,. 、-‐ ''"´ ',
\ `:/,. 、-‐ ''"´_,,. 、-‐ ''"´ 〇',_,,. 、-‐゙, /
_,,. 、-‐ ''"´_,,. 、-‐ ''"´ ・ ‐¬', 。 ゜
',_,,. 、-‐':, r‐. _,,. 、-‐ ''"´ 。 .::::::,:,/.. / /
',_,,. 、-‐゙::_‐'. 、-‐ ''"´ \ ゙ ,.:.::: ,,, :::・.. / .
',-‐¬', _,,. 、-‐ ''" ` ` 、:::: ・ ,t':ニ;'シ ::::. 。
',-‐¬',-‐ ''"´ ` _ ::: iiニi'ニ;i' ::: ´
'===', . ‐ ::: ::: ‐
'-‐ ''" `~''''''¬‐- --‐¬'''''''"~
\――――――――――――――/
| 敵戦車、「通路二番」に進撃。 |
| 数13、随伴歩兵.無し。 |
/――――――――――――――\ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・ ・ ・
__,,,,,__i_ __,,,,,__i_ ,,
====ニ==ニl,」__l ,,..二!ュ__ (::⌒ ::.. ====ニ==ニl,」__l ,,..二!ュ_ (::
,r':‐:‐:‐: ─┬─┬―,,‐=! (::⌒::):: :: ::.. ,r':‐:‐:‐: ─┬─┬―,,‐=! ゞ::
ヾ''◎◎◎◎◎◎◎゙/ ::) ::) ⌒::) ::::.:.... ヾ''◎◎◎◎◎◎◎゙/ ::)
`~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ `~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
______ _
 ̄  ̄ ̄ ̄`゙゙゙゙゙゙゙゙'''''''' ¬―-- 、、、,,,,_
__  ̄`゙゙゙゙゙゙゙゙'''''''' ¬―-- 、、、,,,,_
/´::::::::::::::::::`\  ̄`゙゙゙゙゙゙゙゙'''''''
./:::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ - ‐
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ _
`i゙'''¬―---―¬''''i"__
', ,リ ,!目:! -
_,,,_,_ ,, 、.`;- - - ‐'':"_`''/゙; __,,_ _ _ ‐
:::::::,ヽ-‐''' `''‐---‐'''"‐-、 ,> ''、 _ :::~::::~:::::::`::`::、
:::::,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/::::ヘ ::i::::::/:::::::::::::`::、 _
,'::::::i'::::::::::::::::::::::::::::::::;;、::::::::::::ヽ:::::ヘ ;;;;;:::::;::´::::‐::::`;,
モナゴル・第370師団前進司令部
蒙第370歩兵師団vs茂第9装甲師団の戦況
r――――――――――――――――――――ュ
| 敵戦車部隊、我が「通路」内に侵入。 | i:::::::::``;、
| 随伴歩兵は砲兵の曳火射撃で大半を阻止。 ! 《第1歩兵大隊》. /l
`ー―‐v―――――――――――――――――'' ヘ:::::', /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――――――――――――――――――ュ 「通路一番」< 【第3大隊戦闘団】
| よろしい。各「通路」の対戦車中隊に ! <:::ヽ \ _______
| 攻撃許可を与える。師団戦車大隊は待機。 | ヽ:::ヘ \l
`ー――――‐v―――――――――――――'' 《第2歩兵大隊》 /l 【第2旅団戦闘団】
/::::/ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__ __ ___ 《第1旅団》 <:::/ < 【第4大隊戦闘団】
/´__ヘ /´__ヘ __ヘ __ _ 「通路二番」 \ _______
(, ゚A) 彡,, ゚д゚,ミ,, ‐(rュ(_(00 _ _ <:::ヽ. \l
(::`´:ロ:i (::`´::ロ:ロつ::::::;;ノ ;;;;´;;;';;;";; ヽ:::ヘ 【第9装甲師団】
/::::ロ::::i /:::::ロ::::::::i ロ:::::i ;;;;i;;;;;;;;i;;;;; 《第3歩兵大隊》 /l
し(_) (___)__) ___)) ;;;;;i;;;;;;;;;;; /::::/ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
《第370歩兵師団》 <:::ノ. < 【第5大隊戦闘団】
「通路三番」 \ _______
<:::ヽ \l
ヽ:::ヘ
《第4歩兵大隊》 【第3旅団戦闘団】
/::::/ /l
《第2旅団》 __ <::::ノ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i:::::i < 【第6大隊戦闘団】
/:::/ \ ________
《第5歩兵大隊》 \l
\――――――――――/
| 射撃準備完了! |
| 先頭車両を攻撃する。 |
/――――――――――\
ゴ ゴ ゴ ゴ ・ ・ ・
_..,.、‐ r;‐,..,―‐ ;._ ))
===ニ=:'、 `,,゙ // /i ))
/ ヾi二二ニニニ!' /:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,.‐'''ニニニニニニニニ二二i/ ))
ヾ、O:O:O:O:O:O:O,,シ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
_ _,,_,,,,,,,,,,.,,.........,,...,,,,,,,,,,,__,,_ _
''::''::::":::::::´:::::;;::::::::::::'':::::::::::;;:::::::":::::::::::::::〃:::::::::::::,,:::`::":::^:::::'::'::‐
::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;:::、、-::‐―_‐-‐:'^':‐::-_::-:::、、::::,,,,_
::::::::::::::::::::::::/:´:::´:::`::::゙:::/´___ヘ::'|::::|::/´_ヘ::::":::,,:::::‐`:ヽ
:::::::::::::::::::::/::::::::`、::::;;;;;;;;; ( ) |::::|:::( ,);;;;;;;;;;;:;:´::::::::ヘ
\―――――――/
| 攻撃開始! |
/―――――――\
:‐: 、 ゴ ゥ ッ
::) __ ...
(:: /´___ヘ :: ::.. _
‐.` ( `Д)ニニii iニ‐二ニ‐
:::"::::':::'::::゙::::::´::::::`::ヽ :: ::'' ´
~""~^~~""~~~""~~´ """"''゙''''''' ‐-、、、,,,,,,
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┃ ・・ ・ ┃ ┃
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r―――――ュ
・ | 脱出! | ,,r=' ‐、 ,,,,
・ . ′ ・ ;;; `ー―‐v――'' :i|' 'i;''´ `ヾ ;;; ;/;;
" i|' ii| _ ,,;;' ,,,_∧ 'ii、 ,,i|! il ;;;
゜ . 'i、,,_ ii!'゙ `ii '''' 彡(|ii,`Д´) `''‐ ,,、- 、-‐ 、' ./ ;;;; ''
。 `゙'''i|: :i| /:´::ロ:ロ`; ・. ,ii' 'ii / ;;;;。
'ii:、 ,__:ェ‐:ェ:‐ェ:ェ,,'''G___ 'ii、 ,i! .;;il! ;;; ''
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O),,,二、、 -- ―i¬''゙'i'"_,|___|,l___,,,, l 。 ノ ;; ´ 、 ::ヾ`・゜ 。
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',:三:',\______',:三:',._ノ ̄: ゙´`: ゙´`:`゙''‐:'''"`:゙''‐'':"´`: ゞ:ノ/,,,,,, ,,,,,,,
"""",,,, ヾ三ヽ、_丿、_丿、_丿ヾ三ヽ、_丿、_丿、_丿、_丿、_丿、_丿、_丿;;/ """"
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9時40分 モナゴル・第370師団前進司令部
r――――――――――――――――――――――ュ
| 師団長、教導機甲師団のマルヒャー少将から |
| 連絡が入っています。自分たちはまだ動.かなくて |
| いいのか、と。 |
`ー―‐y―――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――
| 教導師団は切り札だ。それに敵は三個師団もある、
| 必ず我が師団の左翼を迂回してくる。それを迎撃する
| 機甲戦力がどうしても必要なのだよ。
| 一方で我々の戦車戦力は非常に心許ないものだ。
| 万が一敵に突破された場合、教導師団の新鋭戦車や
| 仮想敵部隊の英米製戦車が必ず必要になるだろう。
`ー―――‐v―――――――――――――――――――
__ __ ___
/´__ヘ /´__ヘ __ヘ
(, ゚A) 彡゚д゚ ,,ミ, ・д) _ _ __
(::`´:ロ:i (::`´::ロ:ロ)":::::;;Oi ;;;;´;;;';;;";;:;
/::::ロ::::i /:::::ロ::::::::i ロ:::i.__,i ;;;;i;;;;;;;;i;;;;;;
(_)_) (___)__) ___)) ;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;
同時刻 第二装甲軍B集団司令部
r―――――――――――――――――――――ュ
| アルェー!敵も随分小癪な真似をしてくれるYO! |
`ー――――‐v―――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――
| 想定より大きな被害です…どうしますか?
`ー―――‐v――――――――――――――
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(・3・# ) (∀`; ,) (∀‐ )
O:ロ:ロ:::`'つ i:ロ:::`゙;;:) i:ロ:::`゙;;:)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――――――――――――――――――ュ
| そんなの決まってるYO!我々も敵に |
| 想定以上の打撃を与えればいいんだ.YO! |
`ー――――‐v―――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――――――――
| 全大隊戦闘団後退!直後に敵対戦車陣地を野砲で叩くYO!
| そして敵の北翼と南翼に第一旅団の第1、第2大隊戦闘団を投入、
| 彼等を軍団砲兵のロケット砲で支援、後退させた二個旅団も
| この攻撃に呼応して再び攻撃するYO。
| 攻撃軸を南北に分けて敵教導師団の反撃を分散させ、時間を稼いで
| 他の二個師団の敵師団迂回を待つYO!二個師団が敵の後方に
| 移動完了したら、敵二個師団とも一気に捻り潰すんだYO!!
`ー―――‐v―――――――――――――――――――――――――
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(, #・3・) (∀`; ,) (∀・ )
(`´::ロ:ロ::つ i:ロ:::`゙;;:) i:ロ:::`゙;;:)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――‐'`ー――――――ュ
| りょ、了解しました。 :|
`ー――――――――― '
9時50分 モナゴル軍第370師団対戦車陣地
┃ ・・ ━━┓・・ ・ ┃
┣━ ┃ ━ ┃
┃ ━━┛ ━━┛
,r:: ゞ:: ::シ .::) r'' ::ヽ::ノ
(:: ::)____ ::: ''' :::.:.. ..::)
と'ロ:ロ:::=:ヽ ::) __ ''
(。A 。 )‐''_) . 〈::、'〉
、 ・ U ̄U ヾヾ ′ ' ' , 、 ┃ ・・ ╋━┓
、 . 。 ・ / \\ ┣━ ┃ ┃ ・ ・
` ゙ ゜ / \,> ┃ ┃
` \、 "/ "i!
;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ,,,, ",,,;;;;、"""" ゙゙゙゙゙゙゙゙ , i / '''''' '''
` "" ''' ‐ '''' "" 、 ', ゙ ' / ‐
""""" ,,,,,, ゙゙゙゙゙゙ \ 、 "/ ""
\ "/
___. r―――――――――ュ ` '' ‐ ''' ´
/´___ヘ . | 馬鹿!伏せろ! |
(・Д・;,,) 三 `ー――‐y―――――'
と´ロ:ロ:`'つ 三 _ 彡
/ロ:iヽ;;:/ ) /´_ヘr―ュ 彡
'、__,ノ ̄ O(Д゚; と:::::::〉つ
う ぃ ぃ ぃ . . ::.:. :::.: . . .. . . .
_ ::: :::::.:. ::.:. . .
|,ロ,|ェ‐ェ‐ュ_ェ‐ェ‐ェュ_ ゞ:: ::シ :::.:... .
(( ,r'''‐゙、 ===== r-‐¬''' :ュ |:| )) (:: ::) ::):::.:..
三 O二二))_)二),) i | ―‐ :|:| |88 ゞ:: ::)''
. (( l、;--;,lー―‐' |___|,l__|:|´ ))__(:: ::)''__ .、
_,,..、 -t t'''ii"ii゙´ii ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄llllll ̄ ` '''' ,!,!`i:!
〈_i ll  ̄ |  ̄ |  ̄ |゙! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| ̄ ̄ ̄ ̄二!'、 ,リ
i!` ' ; ‐'―‐ '―‐'"- 、、t‐ュ、、 -‐¬‐- 、、t‐ュ、、 -―‐¬'''"":i,/〔|〃
ヾ‐'' :i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 ` ` ‐:'' x:|
`'‐、ヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソ-'"
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´ '' ""~~"" ゙゙~~ ''"'''' """
r――――――:ュ
___ | 早く撃て! | ___
/´___ヘ `y―――――‐'' /´___ヘ
( ;・Д)ミ <((,=ti==(;;) ) ミ
(´:::::::::::`つ と:;;":::::::::::::) ミ
(⌒):シ_) iロ::::::::i:::::ゝ
(___)、_)
┃ ・・ ・ ┃
┣━ ━╋ ┃
┃ ┏┫ ━━┛
。
(:: . .::) . ゜
・´:: `: ゜ 。 .::)・
ゞ::: :::)'' .
(:::. :.::) r‐ュ 。 r――――――――ュ
_ェ‐ェ‐_ェ‐ェ‐ェ‐ェェ|__ | 撃破しました! |
___ | ,r;r;r;r; : ゙l゙i_ ,r― 、 `ー――‐v――――'' r―――――――ュ
_|/|__,,|,r;r;r;r; : | |:| ゙!_);_,)二二二)) | よくやった! |
::::::::::::::::: : ヽ、__|_l,|'" __ `ー―‐v――――''
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`" ''' ‐-、、,,_" ''' ‐-、、,,_ /´__ヘ __
―――――――┬:r―‐┬:―┬:―┬!‐`:、`:、\`:、`:、 . (´Д`・=ti=,) /´__ヘ
t=ュ l _l__l__l__|_|_,, 、!〉‐〉,,_\,〉‐〉 (:::::二つO) (∀・; )
¬ - 、-- .:‐- 、¬ "-´、. , - .、 '、 '' ,,ノ;;ノ /ノ;;ノ iロ:::::::ロ::ゝ とi:ロ:`'::;:i,〕
i' r:; : i' r:; : i' r:; : i' r:; : ,,、-;'"''"― "';゙:-'" (_/'、_) (_‐=`G=ユ
' 、,,_,,ノ ' 、,,_,,ノ ' 、,,_,,ノ ' 、,,_,,ノ、-';"''"‐'',,.、-';゙:-''"
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~´ ~~~~´~´
\――――――――――――――――/
| こちら「通路二番」、侵入してきた |
| 敵戦車中隊を完全に殲滅.… |
/――――――――――――――――\
\从人从从人从从人从从人从/
≪ 待て!新たな敵部隊が… ≫
/WWWWWWWWWWWW\
___ ___
/´___ヘ /´___ヘ
_ _, 目(∀・ (ii),)_Σ(,;(G(O:O
:::::":::::'::::::::":::::::::`:::::`::::、::::`::::゙::::`ヽ- ‐ ‐ ‐- ‐
~~''''""''''´"""''''"''''゙"`'''''``゙''''゙゙゙'''"゙` """ ''''
`` ,,,,,, ゙゙゙ ,,,,, - ,,,,,
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今度はIFVも御一緒か…
____________________
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・ ・ ・
_ _
o_,r―‐ii==ii―‐ュ,_o
‐/ |〔 o:〕| ヘ‐
/___,|――|,__,ヘ
|: ̄O|: = = = ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|O ̄:| _,,,,_
|――┐________┌――| ./__i{・}i__ヘ
|ilニllニli|,_______,|ilニllニli l二二二二二l
i三三i| |i三三i i圭i――‐i圭i
""""""i圭圭i ――――――― ゙i圭圭i""""゙゙゙゙゙'''''''"""""
,,,,,,,, `~~~´ """"" ,,, `~~~´ """"" ,,,,,,
10時0分 第370師団前進司令部
r――――――――――――――――――――――ュ
| 「通路二番」及び「通路四番」を突破した敵は |
| 我が戦線の背後に移動中です。 |
| 師団の戦区の北でも.第十三機甲軍団の南から !
| 敵の二個師団が進撃中とのことです。 |
`ー―‐y―――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――
| 急いで敵を停止させねばいかんな…
| 教導師団と師団戦車大隊は合同して南の敵を撃破、
| 次いで北に移動し「通路二番」を突破した敵を攻撃し、
| そのまま更に北上して敵の二個師団を奇襲する…
| これしかあるまい。
`ー―――‐v―――――――――――――――――――
__ __ ___
/´__ヘ /´__ヘ __ヘ
(, ;゚A) 彡゚д゚; ,ミ, ‐iニO二! _ __
(::`´:ロ:i (::`´::ロ:ロO"::::'::;/;;;;;;;;´;;;;';;;";;:;
/::::ロ::::i /:::::ロ::::::::i ロ::::i ;;;;;;;;i;;;;;;;;i;;;;;;
(_)_) (___)__) ___)) ;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;
r――――――――――――――――――――――ュ
| しかしそう迅速に敵を阻止できるでしょうか? |
| それに南だけに戦車を.集中させるとなると、 |
| その間北の敵はどうしましょう… |
| もし突破を拡大されると収拾がつかなくなります。 |
`ー――‐y――――――――――――――――――''
_ __ ___
/´_ヘ /´__ヘ /´___ヘ
_ _ _(,, ;゚A゚) _ミд゚; ,,ミ_ _(д・; )_ _
::::::":::::::':::::::':::::::;::"::::::゙:::::::;:::::´:::::"::::;:::':::'::::::::
r――――‐'`ー―――――――――――――――――――――:ュ
| その危険性.は確かにある…そうだな、まず北の「通路」の |
| 敵の進撃を砲迫で妨害する。それと北の対戦車部隊を増強し、 |
| 教導師団の対戦車大隊を敵の正面に展開する。Hit&Runで |
| 時間を稼げば、なんとか持つかもしれない。 |
| 勿論第三旅団もここに展開させる。 |
`ー――――――――――――――――――――――――――‐'
同時刻 丸耳国教導機甲師団(第300機甲師団)司令部
\――――――――――――――――――――――――――/
| ∩_∩ …というわけで我が師団戦車大隊を貴官の |
| 彡, ゚д゚ ミ 指揮下に.入れるが、教導師団の対戦車大隊を !
| (`´::ロ:ロ:) 私の配下に貰いたい。 |
/――――――――――――――――――――――――――\
\――――――――――――/
| 了解した、マルフ少将。 |
/――――――――――――\
r――――――――――――――――
| ところで参謀長、敵の状況は?
_ `y―――――――――――――――‐
___ γ//_ヾヽ
/´___ヘ (∀゜- 、(()
( ・∀) と< ((),> rr―ュ
(`´::つy--====='===`=='='=='ゞ二[(O
<::::::ロ/ .,;o,;o,;o; (ニニ'='='='='='='='='='='='='='ニ'・'''(O
(__,/______ヾ'ヾ'ヾ'__゙´゙''゙ ̄ヘ'~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`´
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄````゙゙゙゙゙゙゙゙'''''''''''''―--x、,,v-‐ヾ;''‐-x、,,_ ̄ ̄ ̄ ゙゙゙̄''''‐-x、,,_ __
r――――――――‐'`ー―――――――――――――――ュ
| 戦車・IFV合わせて百両程が進撃中です。更に |
| 徒歩歩兵を連れた戦車数十両がその後を追っています。 |
`ー――――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――ュ 第9装甲師団の戦線突破と
| まず第370師団戦車大隊が北から敵を攻撃し、 | 蒙第300教導機甲師団の投入
| これを陽動として教導師団は南からその側面を衝く。 | ヽ:::ヘ【第3大隊戦闘団】
| 戦力の集中で迅速に敵突破部隊を撃破し、 |《第2歩兵大隊》| |_
| 北に部隊を転じる。以上だ。 | /::::/ \ /
`ー―――――‐v――――――――――――――――'' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \/
_ < 【第1大隊戦闘団】【第4大隊戦闘団】
γ//_ヾヽ ____ \ ________
___ 〈())' ゜∀) \::::::::::::::::| \| ヽ:::ヘ 【第9装甲師団】
´___ヘ (`´ロ- 、i /:::::::::::::::::| 《第3歩兵大隊》
・∀) /< ((),> / ::::::::: /\| /::::/ | |
《教導師団対戦車大隊》 <:::ノ ,/ ,/
「通路三番」【第5大隊戦闘団】
《第370歩兵師団》<:::ヽ / ,/
《第370師団戦車大隊》 ヽ:::ヘ `''"
\::::::::::::::ヽ 《第4歩兵大隊》 【第3旅団戦闘団】
',:::::::::::::::ヘ,、‐; /::::/' | ̄ ̄|
_,,i:::::::::::::::::::::/ 《第2旅団》 __ <::::ノ | |
`''‐ 、::::::::::::/ i:::::i 【第6大隊戦闘団】
.` ‐-' ‐ '''/ /:::/ _ / /
______,|\ ', `゙'''‐-《第5歩兵大隊》',` /
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ',  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'. 、 -`
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ . ', 【第2大隊戦闘団】
:::《教導機甲師団》::::::::::::>. ',/`゙'''‐- 、、、,,,,,_____
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 《第6歩兵大隊》
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'|/ /::::/
<:;/
10時10分 モーナ軍第9装甲師団:第2大隊戦闘団
 ̄|``  ̄|``  ̄|``  ̄|``  ̄|``  ̄|``
_| ,_| ,_| ,_| ,_| ,_| ・ ・ ・
_,_ ,., ,__,
_i:ロirュ‐(〇)ェ‐ェ‐ェェ゙r;''゚ ゴゴゴゴ…
。l´ l二l|:l i'、_シ;i゙l:|¬'''''゙`l,。 ))
゙'|__r‐ュ_,,|―`ー''―|___,,|'゙ _iロ!_o,__
i`i二二二i;oニニi三三iニニo:i二二二i _|└:|,,ゞ',,|二|_ ))
'"ii三ii三ii  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:ii三ii三ii )) i゙;―;。ニニニ.。:―;゙! )) r‐。,‐ュ
ii≡ii≡ii-―――――‐-ii≡ii≡ii i圭i------i圭i iニi三 iニi
ミ``ミ`ミ゙`゙ミ`゙、゙``ミ、``゙ヾ`゙ミミ`、ヾミ`、゙``゙、`゙`ヾ`ミ`゙、゙``ミ、``゙ヾ`゙ミヾミ`、゙``
ミ、 、 ` ミミ ミ 、
ミ ミ 、 、 ` ミ ` ミ
\――――――――――――――/
| 前方に敵戦車部隊!数約50、 |
| 車種はT-55、距離.約2500! |
/――――――――――――――\
\――――――――――――――――/
| 第一、第二小隊停止!砲戦用意。 |
| 距離2000で戦闘開始だ! |
/――――――――――――――――\
ゴ ォ ォ ォ ォ . . .
__
_____ェェ‐ェ‐ェ_l´ロl___
l: ゙'゙'゙'゙' ̄| ̄--- ̄`ll  ̄ ll ̄r¬r―i' ̄i'゙r――――:r;
__'―-゙'゙'゙'゙'i、_____||_ ̄_||_ゞ-'_;i ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ̄ ̄ 二iiii二二二ニ''' ‐-、--、二ニ''' ‐-、--、
⌒::) lニ二i..,,,_,,,...i、..,,,_,,,...、iニiニiニi,:iヘ___ヘ,シ,',‐',シシo,ヘ___ヘ
::) ::) !:i' )´` ´` ´` ´` ´` ´` ´`.ゞノ;三;ノ:二二二/ノ;三;ノ,,,,, ,,,,,, ,,,,,, ,,,,,,
::) ヾ、'、'ノ'、'ノ'、'ノ'、'ノ'、'ノ'、'ノ'、'/三/'、'ノ'、'ノ'、'/三/ ゙゙゙゙゙゙゙゙ """"
~~ ~~ ~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~~~~~~~~~~~~~´ '''''' -
"""" ,,,,,, - ‐ ''''' ,,,, """"" _ ,,,,,
i´i_,,, 、 00 _i^i_ r‐; r‐;
i ;-‐' !_;ー ‐; i / /
i、,! r'ノ r‐'',/
,,,,、-‐ ヾ
,i!;'"´ /´
_______ェ‐ェ‐ェ ェ‐ェ‐ェ‐ェ_l´_! ,i|i' i
(,(,,), :|r'シr'シr'シr'シ  ̄:| ╋  ̄ ̄ ̄`゙゙゙'''''¬‐ュ,,,_ _ ,r―‐、 ミミ ゙、
l__l___l___| _r'シr'シr'シr'シ‐ュ ―――― | |:| ゙!爰)二),!__,!二二二二)) `
. ______`_`''‐::、:、`ヽ:、,,_ :|ー'_______,|_|:|'''" ̄ 彡彡 !
ll三三三三三三ll_ ̄_二:lニニl:二_|||||二二二二二二二二二二`゙''' ‐ 、,,,_ i|i, :'
/__/ ',__', ',__',/__/、、,_ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ :| ̄ ̄ ̄ ̄| :| ̄ ̄|: ̄ ̄|: ̄ ̄| | :i〉 ';i:、, /´
|__| \;;;;;;;;;;;;;|__|;;;;;;i' ゙i ''――'- 、、,,_=_,,、-‐- 、、,,_=_,, `‐――''――''――'‐''" ヾii::、,,, i
ヾ::ヽ::::::::::::::::::ヾ::ヾ、i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `lゞ,ノ' '、
ヾ::ヽ、 ノ ヾ,,_, ヾ::ヽ、,_ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ,/ `
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,,、‐ / / i|i
il'" / / ,,、i!' 、
i|i ,/_/ / ゙i,
'、,, ,,.-(,,):'、_,/=.、、 / :i|
・ ` ゜ ./´ ''´ ::: ̄`:ヾヽ 。/ ,i:! ・
. i' i' 〈_/_/ 'i :i / ''" . 。 .... ....
。 '、ヽ _ _ ノ,/ ・ /゜ ::::::::.:.. . ::::::::::::.:.. .
\ ` '' ‐- --‐' " / ::::::::::.:.. . :::::::::::.:.. .
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ヾ, :::)
_l二二|oo ̄ ̄ _,: ̄ ̄ ̄l二二l_ ::` ::) :::.:..
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i三三i! :li三三i ::) ::ノ
i圭圭i:―――――――:i圭圭i ::)
 ̄  ̄  ̄  ̄`~~~´  ̄  ̄  ̄ ̄ `~~~´  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄  ̄  ̄
ゴ ォ ォ ォ ォ ・ ・ ・
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ヾ''◎◎◎◎◎◎◎゙/ ::) ::) ⌒::) ::::.:....
`~~~~~~,,~~~~~~~~~~~~,, ~~,,,~ ~~ ~~ ~ ~~ ~~,,, ~~~~ ,,,~~ ~~ ~~~ ~~~ ~~~~
,,, ______ ,,,
,,, r‐ュ  ̄ロッ'ュ~' 三
,,, ,、_ェ:'-:'ェェ‐ェ‐l^!ュ_____ ::: r":::
,,, x; ---、___ _,,,, :r‐¬ィ-''‐''''''"" ̄ ̄╋゙| ̄ ̄ヾヾヾヾ| | ̄|__ 三 (:::
,,, iニii!二二二二二二二〔i:'__'ili__ii爰ii i| ||―:| i ―――‐ r―:i|ヾヾヾ,:ヾ___|__|_!__| 三 (:::
,,, ~~  ゙゙゙゙̄'!!...,,,| i____,,,. 、'、-‐二ニ-‐¬''"´ __,,,,,,,,,、、、、---::ュ 三
,,, _,,,、 ::-;;‐¬ii''ii""´ii ̄ ̄ ̄ ̄ ̄o| ̄ ̄ ̄ ̄lllll ̄〔 ̄ ̄〕 i!i! 三
,,, /_i゙゙|゙:|゙゙ ゙̄|゙゙ ゙̄|゙゙ ゙̄|゙゙i  ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄:|  ̄ ̄ ̄,,゙二ニ! i
,,, i! :`,:‐;―┴―┴―┴'- 、、.,_,..、、-‐┴- 、、..,_,..、、-‐┴―¬';'",、.`:i'[|/ 三
,,, ゙'‐、_"ヽ_ :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, :'゙ ,、`, ゞ.゙_,シ'ヾ| 三
,,, `''‐、':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソゞ':、,゙,ソ、-''"、‐´、 、
‐ _ ,,, `~~^~~~~゙~~^~~゙~~~ ~~~~~ ~~~゙~~´~~~~^~~~¨~~~~~"~~~゙~~~~~`
| `` __|_ ` l
|―― /| _l_ ,/
| ,/ | /| オ オ _/
、 、 ,__
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┃ ・ | , 、 ` i'. ゙i / /
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/ヽ "  ̄ ̄
。 _ _彡 r'、 / ・ ゜
・ ゜ ,ri '" .//" 。 ・ .
. ,i|' // ,il
,:i|!'' i|, 彡 // :i| ,,,、ri!' 。
i|i' 'i;、 // ,i|! ゙|i ・ .
i|! `''‐゙'",,, ,,,、il' l|! ゜
'|i ,i|! .
':、,, ,,i:! ,,ril' _____
_,,..、 -t t'''ii"ii゙´ii ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄llllll ̄ :,!,!`i:!
〈_i ll  ̄ |  ̄ |  ̄ |゙! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| ̄ ̄ ̄ ̄二!'、 ,リ
i!` ' ; ‐'―‐ '―‐'"- 、、t‐ュ、、 -‐¬‐- 、、t‐ュ、、 -―‐¬'''"":i,/〔|〃
ヾ‐'' :i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 `::i' ,、 ` ` ‐:'' x:|
`'‐、ヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソヾ,,_゙ ソ-'"
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´ '' ""~~"" ゙゙~~ ''"'''' """
\从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从/
≪ こちら第3小隊、9時の方向にM1戦車確認! ≫
≪ 我々はこれらの攻撃を受けている! ≫
≪ 数約50、距離2400!…10時方向にも熱源多数! ≫
/WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW\
・―=t,`;ニi
____ tti...,,,_
_ii二二ii,i-!--ii-!、_,t t ‐ュ ュ___
, --、/‐―‐/―――― 、r8o -:―l ‐:i:ヨ
O)二二二二) )二) :〈 ヽ88;:'' ニlニi'' ____
'‐-  ̄、':',:ニ',::` 、 --― ¬'`'' ‐ ''/,,、‐'",,、‐'" :| t‐;___
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10時20分 第二装甲軍B集団司令部
r―――――――――――――――――――――ュ
| 第2大隊戦闘団がM1・チャレンジャー2等の戦車を :|
| 含む部隊と接触、交戦中とのことです。 |
`ー‐v―――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――― ュ
| 間違いない。丸耳国機甲学校所属の仮想敵大隊だYO! |
| これは敵の教導装甲師団だYO。 |
`ー――――――‐v―――――――――――――――――‐'
__
l´__`l ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
/ニi `Д) , (, ・3・) (∀` ) (∀・; ,)
.〔(:::`´::ロ:iO と:ロ:ロ:::`') i:ロ:::`゙;;:) i:ロ:::`゙;;:)
/:::::::ロ::::i i:::::::ロ:::;ゝ i::::ロ::::::ゝ. i::::ロ::::::ゝ
(___)__,) (_(__,) (__(___) (__(___)
r―――――――――――――‐'`ー――――――――――――
| しかしいくら我々より脆弱な部隊とはいえ一個大隊戦闘団に
| 装甲師団一個の相手をさせるのは無茶ではありませんか?
`ー――――――――――――――――――――――――――
r―――――――――――――――――――――――――――ュ
| 第6大隊戦闘団を第2大隊戦闘団の後ろに付けているから :|
| なんとかなると思うYO。勿論念のために第5大隊戦闘団で |
| 別所の突破を試み、これを軍団砲兵で支援するYO。 |
`ー――――――――‐v―――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――― ュ
| それはよいのですが、北.からの突破のほうは…? |
`ー――――――――――‐v―――――――――――‐'
__
l´__`l
/_i, `Д´),_ ∧_∧
.〔(`´::ロ:ロO'(,,, ・3・) ∧_∧
/::::ロ:::::::i (゙´:ロ:ロ`)(∀`; ∧_∧
(___)__,) /::ロ:::::::ロi (`´::::: (∀・ )
(__)_). i::ロ::::::(`´::::::::`)
(__)_i:::ロ::::::::::ゝ
r―――――‐'`ー――――――――――――――――――――ュ
| 苦戦しています。敵の対戦車部隊が戦闘団の前方に展開、 |
| 砲兵と連携して第1大隊戦闘団の進撃を阻んでいます。 |
| しかし戦闘団の指揮官は撃破は時間の問題と判断しています。|
`ー――――――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――――ュ
| いずれにせよ敵教導装甲師団が南に居ることが解ったYO。 |
| これで他の二個師団の北からの攻撃は成功したも同然だYO。 !
| それにまだ我々には第3軍団全体.が予備兵力としてあるYO。 |
| 敵の第59軍団にはそんな余裕は無いYO。 |
`ー―――――――‐v――――――――――――――――――''
__
l´__`l ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
/ニi `Д) , (, ・3・) (∀` ) (∀‐; ,)
.〔(:::`´::ロ:iO (゙´::ロ:ロ:) i:ロ:::`゙;;:) i:ロ:::`゙;;:)
/:::::::ロ::::i ,/:::ロ::::::::i i::::ロ::::::ゝ. i::::ロ::::::ゝ
(___)__,) (___)__) (__(___) (__(___)
r―――――――――‐'`ー―ュ
| …だといいのですが。 |
`ー―――――――――――''
12月10日 モナゴル軍:バアトル集団司令部
r――――――――――――――――――――――――――
| さて諸君。今敵は諸君の第59軍団に兵力を集中している。
| 先ほどマルフ少将から部隊の北側の突破は大規模で、
| とても二個師団程度では防ぎきれないと言ってきた。
| 彼は実に良くやってくれたが、流石に敵の精鋭六個師団を
| 相手にするのは辛いようだ。
`ー―――――――――――‐v―――――――――――――
∩__∩ ∩__∩ ∧__∧ ∩,,∩ ∩w∩
〈,, `×〉 ( ・ー) (・∀・ ,ヾヽ (゚w゚ ,) (゚Д゚ ,)
(;;::`´ロ:i (`´:ロ:ロi /゙ロ:ロ::`')§ (゙ロ:ロ`:) i゙ロ:ロ`:)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――――――――――――――――――――――――――――ュ
| さて、全体的に見て敵は戦力を北側に集中しすぎている。 |
| D軍集団の仏第三軍もここを離れて.北へ移動中だ。これから |
| 我々は南で、敵の第2軍団と第3装甲軍の間の地帯で攻勢に出る。 |
`ー――――――――――――‐v―――――――――――――――''
∩__∩ ∩__,∩ ∧__∧ ∩,,,∩ ∩w∩
〈, `×´〉 ( ・ー・,) ( ・∀・,,ヾ ( ゚w゚ ,) ( ゚Д゚ )
(;;::`´ロ:i (`´:ロ:ロi /゙ロ:ロ::`')§ (゙ロ:ロ`:) i゙ロ:ロ`:)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
茂軍「レーヴェ(獅子)作戦」 / / ←
蒙軍「マナン(霧)作戦」 戦況図 【第3軍団】
\/ ←
, 、 /'――- 、 【第二装甲軍B集団】 ,r:、
/:::::\ ,. 、 \;―- 、 ヘ / \
《混成機械化軍団》:::\ 〈:::\ ゙i, | / \
/:::::::::::://::::::::::::/《バアトル集団》ヽ:【第4装甲軍団】  ̄| | ̄
\:::::::《第6機甲軍団》 《第59軍団》 i:::::i | | 【仏第8軍団】
`" \:::::/ _____ _ /::::/ / ,/
`"_ 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ` '" 【仏第三軍】
/:::::>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /ヽ ____
/::::/ 〈 ̄【第3装甲軍団】/ \ |
/::::/ ,r 、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / |
《第57軍団》/ / / /\|
/::::/ / / 【仏第7軍団】
《第十六軍》 | | 【第二装甲軍A集団】
|;:::::| 【第2軍団】
r――――――――――――――――――――――――――――――――
| そして我々には崩壊したジサクジエン共和国軍を再編した第400機甲師団、
| 第401機械化歩兵師団と丸耳国から譲り受けた第383歩兵師団で編成した
| 混成軍団―今日正式に第9機械化軍団の番号を付与された―が新たに
| 戦力として加わる。丸耳国の第384、第385歩兵師団は予備兵力にまわす。
`ー―――――――‐v―――――――――――――――――――――――
r―――――――――――――――――――――‐
∩_∩ | なお我々は第三機甲軍から正式に独立し、
 ̄ ̄\ 〈 `×´∩_∩ | 部隊名称も第六機甲軍に変更される。尚両軍は
\(゙´:ロ:( ・ー・,,) | ベルケ大将麾下の「ジエニア軍集団」に属する。
\ロ:::(゙´:ロ:ロ`) `ーy――――――――――――――――――――
. \ /::ロ::::∧__∧
\_(∀・ ,ヾヽ
\i:ロ:`":::)§
\:::ロ::::ゝ∩∩
\_,)(w゚ ,,)
\i:ロ:`'∩v∩
\:ロ:(д゚ ,)
\i:ロ:`':)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| さあ諸君、これから敵に一矢報いるぞ! |
\__________ ________/
∨
∧ ∧
/' ', /' ',
./ ', ./ ',
/, ',-―-/, ',
/´ `ヽ
/,";:. ヘ
i i::i:.. ・ ・ i
.i i ii:.. ',――/ ,iミ
川 ii:::.:.. ヽ / ./:ヽ
ノノノ iiヽ、::;,;,___ `"__,,,,,、、''ii ヾ、
,,、-‐,、''"´::'、:::::::i'_・・_i;'"ヾi_・・_';::::シ"'',、‐- 、
ヾ,,^、-‐ '''"´:`'' ‐---゙:::::::゙--‐ '"゙゙''' ‐-^、,,/
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./´:::::`´:::、 ::::::::::::::::::::::::::::: i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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. i::::::::::::::::::i .i;;::::i、::i::::i::;;i::: : i::::::::::::i、::i::::i::;;i ::: i. i":::::::::::::::i
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. ,r ,:^,:^,:‐、-、;i i;;::::::::::::::::::::::::::: i::O :::::::::::::::::::::::::: i i,:- ,:‐:,^,^,ヽ
 ̄ ̄ '‐' ゙-' ‐' '" ` '  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙ ' `' '゙ '゙ '`'  ̄
続く
遅れればせながら乙華麗保守
保守
保守
12月10日昼 丸耳共和国首都マルミード:共和国国防省庁舎
|`;
|~
,,、-‐¬'''¬‐- 、
/_______\
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |
_____________|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |_____________
/_____________,l..ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |_____________ヘ
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ | ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ | ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ | ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ | ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ | ロ ロlニニニニニニニlロ ロ | ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ | ロ ロ__ll_ll_ll_ll_ll_ll_ll_ll__ロ ロ | ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
欧州方面軍・マルミミア軍集団合同司令部
r――――――――――――――ュ
| 方面軍の状況はどうだね? |
`ー――――‐y――――――――'
r――――――――――――――――――――ュ
| 一言で申し上げれば厳しいものです、閣下。 |
`ー―――――――――‐v―――――――――''
∩_∩ ∩_∩ ∩∩
( #・∀) /(−´ ) /(Д゚ ,)
(( (::;;:`´ロ:i ヾ:i:ロ:::`":) `i:ロ::`':)
/:::::::ロ::::i i::::ロ::::::;ゝ i::::ロ:::ゝ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
し (___) (__(___) U U .|
r――――――――――――‐'`ー――――――――――ュ
| 我が軍はほぼ全戦線で後退を余儀なくされています。 |
`ー―――――――――――――――――――――――''
150 :
3/63:04/06/06 01:05 ID:AfmG7iq0
r―――――――――――──────────────────────────
| まず西部戦線ですが、ボルジン作戦以降戦場の主導権は我々にありました。
| しかしマルミミアの南を突破した敵C軍集団の左旋回により第五機甲軍の一部を、
| また例のクーデターにより第11軍の一部を他へ移動させざるを得なくなり、
| 現在戦線が不安定になりつつあります。又旋回軸の反対側でも敵第三機甲軍が
| 助攻を開始しており、敵の旋回軸に相対する第12軍が包囲の危険に曝されています。
| 実際軍集団総司令官マーナ大将はこれを撤退させると言ってきています。
| そして軍集団は―よい場合でも―マルイン−マルザーのラインまで後退すると…
`ー―――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
∩_∩ ∩_∩ ∩∩
( #・∀・) (−´ ,) (Д゚ ,,)
(::`´ロ:ロ゙O iロ:ロ::`'::) とiロ:ロ`':)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ モラルニア軍集団の防衛戦闘  ̄
, 、 __
/:::::\ マルインo | <
`/::::::|´ |,r 、 \_
《第11軍の一部》 /l___ 【第4装甲軍】
__ < 【第4軍】\ | / |
マルザーo >:::::::::| \l ̄ ̄`_‐ ヾ,/ ・
《モラルニア軍集団》 ___/::::::/ヾl 〈::::\. < \\/ |
〈::::::《第5機甲軍》 \::::\ \ \
_ __ ̄ ̄\:::::\ 《第12軍》 | | 【A軍集団】
____,i::::::i | < \/ __/::::::/ 【第3軍】
〈::::《第11軍》:;ノ |,r 、 \_ ,/\ 〈::::::::::::/ / / 【C軍集団】
 ̄ ̄ ̄ ̄ 【第3装甲軍】\ \ ̄ ̄ 〈__,/
_____/ ヽ / / 【第2軍】 ̄ ̄〉\
〈 【第5軍】 _/ ヽ/  ̄ ̄ ̄ ̄ ・
【B軍集団】 \
151 :
4/63:04/06/06 01:05 ID:AfmG7iq0
r―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
| マルミミア戦線のほうは防戦で手一杯です。敵の第一機甲軍を妨害するものはなく、
| せいぜい民兵・ゲリラ部隊を投入するぐらいのことしか出来ません。
| 西に向かった第15軍も敵の第6軍に行く手を阻まれ、敵の突破部隊の翼側を
| 衝く意図は失敗に終わりました。遠からず我が軍集団は包囲されるでしょう。
`ー―――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
∩_∩ ∩_∩ .∩_∩
( #・∀・,,) (`−´ ) ( ゚Д゚ ,)
(::`´ロ:ロ゙i iロ:ロ::`'::) /iロ:ロ`':)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ マルミミア軍集団の防衛戦闘  ̄
《ジエニア軍集団》 ,r::、\ \←
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ゙̄| ウマード ヾ:::ヽ. ヽ. ヽ←
| O i:::::|【第2装甲軍】
| 《第6機甲軍》| |
___ |______ __ヾ::/ / /
/` 、 〈:::::::::::::::::::::\ 《マルミミア軍集団》 /:::::〉 / /
. / ` 、  ̄ ̄《第15軍》 《第16軍》 / /
/_,,、 '," ヽ ̄ ̄ ̄| |::::::| マルミード /:::::/ 〈___/
', \ / .| |::::::| ● 〈:::::/ ,r‐、
'、 \ / ./ヽ| `'''"/::\_____/:ヽ~´ ./ /←
【第1装甲軍】 .| | \:::::《第14軍》:::::::/ / /
【第6軍】 /\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ./ /
\ \______/ /
\ 【第1軍】 ,/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【A軍集団】
152 :
5/63:04/06/06 01:06 ID:AfmG7iq0
r―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
| そしてジエニア軍集団の担当する北方戦区では敵第二機甲軍がジエナード正面で
| 突破を図っております。現在バアトル中将率いる第六機甲軍がこれを阻止すべく
| 「マナン作戦」を展開しておりますが、現時点ではまだ趨勢は判明しておりません。
| 第三機甲軍はシバン司令官直率の二個軍団がモナンス第二軍に対処しており、
| テムル中将麾下の二個軍団が叛乱軍討伐に向かっております。
| 現時点ではモナンス第一軍が停止している為これでも持っていますが、彼等が動けば
| ジエニア軍集団は危機的な状況に陥るでしょう。
`ー―――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
∩_∩ ∩_∩ .∩_∩
(,, #・∀・) ( `−´ ) ( ゚Д゚,)
(::`´ロ:ロ゙i iロ:ロ::`'::) 0iロ:ロ`':)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ジエニア軍集団の防衛戦闘  ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ | / / ̄
【仏第1軍】
| \ \
_| , \/
/ /:::\ 【D軍集団】
《E軍集団》 /l_ / \::::ヽ | ̄|
モララバード _ /:::::::::::::: ̄:::::: i::::::i | | ← ↑
◎ 〈 ヽ.\::::::::::::::::《第3機甲軍》::::::::|【仏第2軍】 ___,|___
i | \l ̄ヽ::::::: /:::::/ | | ← |_【仏第3軍】_|
_____/ / / ジエナード`,,''゙__ |_|
〈_【藻第1軍】,/ ./ ◎:::i<_ \←
《ジエニア軍集団》 ,r::、\ \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ゙̄| ウマード ヾ:::ヽ. ヽ. ヽ←
| O i:::::|【第2装甲軍】
| 《第6機甲軍》| | 【A軍集団】
153 :
6/63:04/06/06 01:07 ID:AfmG7iq0
r―――――――――――――――――――――――――――ュ
| で、諸君はどういう作戦でこの難局を打開する積もりかね? |
`ー――‐v―――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――
∩_∩ | 副大統領閣下、残念ながら戦局を好転させるには
, (#・∀・,,) | 部隊を後退させ戦線の縮小を図るより他ないと考えます。
.\, と´::ロ:ロ`) `ー‐y―――――――――――――――――――――――
\ ロ:::::::ロ∩_∩
. \_)_ (´ ,)
\.(:´::::::::∩_∩
. \::::::::(゚ ,,)
\ (´::::::`)
r―――――――‐'`ー――――――――――――――――――ュ
| その通りです。このままいけば欧州方面軍は分断、包囲され |
| いずれ全滅ということにもなりかねません。 |
`ー――――――――――――――――――――――――――''
154 :
7/63:04/06/06 01:07 ID:AfmG7iq0
r――――――――――――――――――――――ュ
| …で、諸君は私がそれを認めると思うのかね? |
`ー――‐v――――――――――――――――――''
∩_∩ ∩_∩ ∩∩
(, #‐∀) (−´ ,) (Д゚ ,,)
(::`´ロ:ロ゙O iロ:ロ::`'::) iロ:ロ`':)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――‐'`ー―ュ
| …… |
`ー――――''
155 :
8/63:04/06/06 01:08 ID:AfmG7iq0
同時刻 モララバード:欧州同盟軍E軍集団総司令部
r――――――――――――――――――――――ュ
| 抹拉刺の奴もいまいましいことをしてくれます。 |
`ー―――――――――‐y―――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――ュ
| まあそう怒るな。相手はモナゴルきっての名将だ。 |
| 多少低次元の戦略では苦戦もするだろうさ。 |
`ー―――‐v――――――――――――――――――''
∧♪∧ A_A
( ・∀) (, #・∀)
(( (:;;;:::::::<v! . (( (:::`´::ロ:i
/:::::::‐::::i /::::::ロ::::i
 ̄ ̄ ̄ し''(__)  ̄ ̄ ̄ (__(__)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
156 :
9/63:04/06/06 01:08 ID:AfmG7iq0
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| しかし…奴がでしゃばってきたせいでキプニャク高原の |
| 制圧が遅れ場合によってはモラルニア軍集団が本国軍と |
| 結合を成功させてしまう危険性も… |
`ー―――――――――――――‐v――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――――ュ
| 奴は必要なところにはどこにでもやってくるだろうさ。 |
| それにこの戦況では軍の英雄クラスでも引っ張り出さないと |
| 部隊の士気が保てないということだ。直に.擬虎元帥も動くぞ。 |
| だが高次の戦略には影響はない。所詮無駄な抵抗だ。 |
`ー―――――――‐v――――――――――――――――――''
∧♪∧ A_A
( ・∀) (∀・# )
(:;;;:::::::<v! (:::`´::ロ:i
/:::::::‐::::i /::::::ロ::::i
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (__(__)  ̄ ̄ ̄ (_(___)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――――――― '`ー――――――――――――ュ
| そんなことより、トガ・テムルの攻撃への対処は |
| どうなっている?そっちのほうが重要だろう。 |
`ー―――――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――ュ
| それでは少将、東西戦線の戦況について |
| モラ閣下に解説してくれ。 |
`ー―――――――――‐v―――――――――''
r―――――――――ュ
| は、はい。将軍。 |
`ー――――‐v―――''
∧♪∧ A_A λ__λ
(, ・∀) ( ‐∀) (ー´; ,,)
(;:::::<y>‐) (:::`´::ロ:i i:=:::`'::;;)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
|:.. .
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄
r――――――――――――――――――――――――――――――――――
| まずキプニャク戦線ですが…敵はまず第37軍団を前進させました。
| 我が第38軍団はこの突出を半包囲すべく展開を試みましたが…
| 道路事情が悪い為歩兵部隊の横方向への機動はそう早急にはいきません。
| その一方第37軍団の一部は北へ向かい、第22軍団の側面を脅かしています。
| 同時に欧州軍の二個軍団が第38軍団の左翼及びモララバードを目指しており…
| 第二軍の予備隊にまわす予定だった新編の軍団を首都南に置かざるを得なく
| なってしまいました…我が攻勢は中止せざるを得ないと考えます。
`ー――――――――――――――――――‐v――――――――――――――
∧♪∧ A__A λ__λ
(,, ・∀・) (,,#・∀・) (`ー´;,,)
/;:::::<y>‐) (:::`´::ロ:i とi:=:::`':;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,.r‐、
→ /::/
/:::::/ ./l_____
《ジュチ近衛軍団》< 【第22軍団】
|::::::|. \l ̄ ̄ ̄
`'‐''__ r‐、【 第 二 軍 】モララバード
《 抹 拉 刺 集 団 》___ ヽ. \ ●
ヾ《第37軍団》::ヽ. | | 【 E 軍 集 団 】
モラード  ̄ ̄ ̄ ̄\:::::【第38軍団】 ↓
〇 ↑ ヽ:::::i | | /【モララバード軍団】
`´ `‐'' `''‐- 、,,_ \
、-‐¬'''"::', ____ \/
`;:::::::::::::::::', ヾ::::::::::::::|
/:::::::::::: ;‐、', /::::::::::::::::|
/::::::::::::::/ /:::::::::::::/ヾ!
《第23軍団》 《第39軍団》
r――――――――――――――――――――――――――――――――――
| モラキア戦線では敵ジエニア軍集団のテムル集団の攻勢に直面しています。
| 敵は我々の兵力不足を把握しているようです…部隊を分割し二箇所で攻勢を
| 開始しています。現在南に展開していた第3機械化軍団を北へ移しています。
`ー――――――――――――――――――‐v――――――――――――――
r――――――――――――――――――――――――――――― ュ
| 特に我が軍の指揮官・兵員の練度不足が深刻です。 |
| 叛乱軍兵力の温存の為我が軍の戦線投入を阻止してきましたが、 |
| それが部隊の戦闘能力に響いています。脱走兵.も相次いでいます。 !
`ー―――――――――‐v――――――――――――――――――‐'
∧♪∧ A__A λ__λ
(,, ・∀・) (,,#・∀・) (`ー´;,,)
O::::<y>‐) (:::`´::ロ:i i:=:::`':;つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/―――- 、
| ̄| \―- 、::::::::\___
| | 《第14機甲軍団》::::::
【第21軍団】 《 テ ム ル 集 団 》
モララバード | | 《第20軍団》:::::::::::
● 【 第 一 軍 】 |_| /―¬"::::::::::/ ̄"""''''
【 E 軍 集 団 】 __ \――¬'''"
> | 《 ジ エ ニ ア 軍 集 団 》
/【モララバード軍団】___/ , '`'
`''‐- 、,,_ \ 【第3機械化軍団】
\/  ̄ ̄ ̄ ̄
r―――――――――――――――――――――――――――
| まあいいだろう。これでもモーナ軍の到着までは
| 持ちこたえられるだろうからな。あまり多くを求め過ぎない、
| ということも大事だ。それから私は一旦モナリンに帰る。
| 例の捕虜連中は公開裁判にかけるつもりだ。
| 但し死刑にはしない。講和と引き換えにモナゴルへ返す。
| 皇族の面汚しが生きて帰れば当然皇帝の権威は低下するし、
| 彼の処遇を巡って四王家間の抗争も激化するだろう。
| …そうなればいずれ奴等は自滅する。
`ーy――――――――――――――――――――――――――
A_A
( ‐∀) ./
.'♪∧:`´:::ロ:i /
,, ・∀):ロ::::/
::::::::<yi / r‐'`ー――――――――――ュ
:::‐:::::/ | どうぞお好きなように… |
___,/ `ー―――――――――――''
/
14時00分 ジエナード:第六機甲軍司令部
r―――――――――――――――ュ
| まったく…防戦で忙しいのに、 !
| 私に何の用があるというんだ…? |
`ー―――――‐v――――――――''
∩,,,∩
ミд゚; ,,ミ
i:ロ:::`':;;) ))
i:::ロ::::::;ゝ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (__)、_ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:.:.... .
:::::::.:.... . .
:::::::::::::.:.:... . . .
r―――――――――――――――ュ
| 単刀直入に言うぞマルフ少将。 |
| 君に第9機械化軍団を任せる。 |
`ー――――‐v―――――――――''
r―――――――――――――――――――――ュ
| 第370師団には.現役復帰したある退役大佐を |
| 師団長として送り込む。ベテランの将校だから |
| うまくやってくれるだろう。 |
`ー―――――――‐v――――――――――――''
∧_∧ ∩_∩
ノノ ・∀・ ) (,,・ー・ ,)
(´:::ロ:ロ:O (´::ロ:ロ゙:)
/:::ロ::::::ロi /:::ロ::::::ロi
(__)_) (__)_)
r――――――――――――――――――――――ュ
| し…しかし私は師団長になってまだ十日程しか… |
`ー――――――‐v――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――――
| そんなことは百も承知だ。第9機械化軍団は旧ジエン軍や
| 丸耳軍の師団、モランダの旅団からなる多国籍部隊だ。
| 君は語学に強いそうだな?他に適任の将軍は居ないのだ。
| 一応軍集団規模の部隊の臨時指揮を執っていたんだろう?
| なら軍団ぐらいなんとかできるはずだ。
`ー―――――――‐v―――――――――――――――――
∩,,,,,∩
彡 ゚д゚;,ミ
と´:ロ:ロ:゙つ
/ロ::::::ロ:ゝ
(_(__)
.∩_∩ ∧_∧
(,, ・) (・ ,,ヾヾヽ
(´:::::::::`゙) (`´::::::§)
r―――――――――――――ュ
| 了解しました、中将閣下。 |
| 全力で軍務に当たります。 |
`ー―――――――‐v――――''
r――――――――――――――――――――ュ
| よろしい少将。早速作戦会議に出てもらう。 |
| こちらに来たまえ。 |
`ー―――‐v―――――――――――――――''
∧__∧∩__∩ ∩,,,∩
ノノ, ・∀) ・ー) ミд゚; ,,ミ
と:::`´:ロ:i`´:ロ:i i:ロ:::`゙::)
/::::::ロ:::i::::ロ:::i i:::ロ:::::::ゝ
(__)__),_)_) (___)_)
第六機甲軍作戦会議
r――――――――――――――――――――――――――
| この「マナン作戦」は敵第二機甲軍の攻勢の意図を挫き、
| ジエニア軍集団とマルミミア軍集団の連絡を維持する
| 重要な作戦だ。同時に丸耳国の避難民がUKG経由で
| モナゴル本国に脱出する経路を防衛する作戦でもある。
| マルミミアの3700万人の運命は諸君の働きに左右される。
| これを常に肝に銘じておいて貰いたい。
`ー――――――‐v――――――――――――――――――
∩_∩ ∧__∧ ∩_∩ ∩,,,∩
(,, ゚w゚) (∀‐ ,,ヾヽ (・−・ ,,) 彡゚д゚ ,,ミ
(´:ロ:ロiO i:ロ:::`'::)§ (´ロ:ロ`::). iロ:ロ::`'::)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
r―――――‐'`ー――――――――――ュ
| では参謀長、作戦を説明したまえ。 |
`ー――――――――――――――――''
r──────────────────────────────────────
| この作戦は敵のジエナード進撃で出来た隙を突いて第二機甲軍撃破を狙うものです。
| 現在第二機甲軍はジエニア方面で突出しており、一方で我が軍に対面している部隊は
| ジエナード進撃部隊の翼側援護に部隊を引き抜かれ、兵力の密度が低下しています。
| 同時に仏第三軍も北方に動かされ、敵は予備兵力を著しく欠いた状況にある模様です。
`ー――‐y――――――――――────────────────────────
∩_∩ ∧__∧
(,, ゚w゚) (・∀・,,ヾヽ
(´:ロ:ロiO i:ロ:::`'::)§ ジエニア軍集団の正面の戦況
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ /:::\ 【D軍集団】
./l_ / \::::ヽ | ̄|
/:::::::::::::: ̄:::::: i::::::i | | ←. ↑
\:::::::::::::::::《第3機甲軍》::::::::|【仏第2軍】 ___,|___
. \l ̄ヽ::::::::: /:::::/ | | ← |_【仏第3軍】_|
/ ジエナード`,,''゙__ |_|
./ ◎:::i<_ \←
《ジエニア軍集団》 ,r::、\ \
 ゙゙̄| ウマード ヾ:::ヽ. ヽ. ヽ←
O i:::::|【第2装甲軍】
《第6機甲軍》| | 【A軍集団】
________ _,ヾ::/ / /
《マルミミア軍集団》 /:::::〉 / /
《第16軍》 / /
r──────────────────────────────────
| まず敵のジエナード突出部に対し第三機甲軍の一部と我が軍の第59軍団の
| 丸耳教導機甲師団で囮の挟撃を実施し、これに続いて我が主力部隊が
| 南の戦線を突破、第二機甲軍の背後に進出しこれを崩壊させます。
`ー――‐v―――――――――――───────────────────
∩_∩ ∧__∧
(, ゚w゚ ) (・∀・,,ヾヽ
と´:ロ:ロi) i:ロ:::`'::)§ 蒙軍「マナン作戦」 作戦図
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::/
《第三機甲軍》 (囮攻勢)/ ヽ
《ジエニア軍集団》 _ ↓/ /
|::::::| 【第3軍団】 (「ジエナード突出部」)
《ジエナード防衛隊》ヽ/ 【第二装甲軍B集団】
ジエナード |::::::| /l___
◎ |::::::| < 【第4装甲軍団】
 ̄ _\l ̄ ̄ ̄ ̄
《第六機甲軍》 〈:::::::ヽ./\ ←
/:::::\ ,. 、. ↑:::::::',\ \ ←
《混成機械化軍団》:::\(囮攻勢) \ \
/:::::::::::://::::::::::::/ |::::::::| | |
\:::::::《第6機甲軍団》 《第59軍団》| |
`" \:::::/ /::::::/【第3装甲軍団】
`"_ \ 〈::::::/ / /↑
/:::::>. \ ̄ 〈__/
/::::/ (「マナン作戦主攻」)
/::::/ ,r 、. \ 【第二装甲軍A集団】
《第57軍団》/ / \|
/::::/ / /  ̄
《第十六軍》 【第2軍団】
r―――――――――――――――――――――――――――
| 説明の通りだ。第6機甲軍団は私が直率する。
| 尚南へ向かう二個軍団は敵戦線を突破した後に私の軍団は
| 北へ、マルフ少将の第9機械化軍団は南へ向かい夫々敵の
| 第3機甲軍団、第2軍団を背後から攻撃する。
| 作戦の目標はこの二軍団の撃破、目的はそれにより
| 敵第二機甲軍の左翼を脅威してその進撃を停止させることだ。
`ー――――――‐v―――――――――――――――――――
∩_∩ ∧__∧ ∩_∩ ∩,,,∩
(,, ゚w゚) ノノ, ・∀) (・ー・ ,,) 彡д゚ ,,ミ
(´:ロ:ロiO §(;;`´:ロ:i (´ロ:ロ`゙:). iロ:ロ::`'::)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
r―――――‐'`ー――――ュ
| 諸君の健闘を祈る。 |
`ー――――――――――''
12月13日9時10分 ジエニア戦線南部地区
/ ̄ ̄ ̄ ̄'/ /`; /`;
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ヾ;;;ヾ;;;ヽ ヾ;;;ヾ;;;ヽ ~~ ヾ〃
ヾ;;;ヾ;;;ヽ ヾ;;;ヾ;;;ヽ 、,, `''"
ヾ;;;ヾ;;;ヽ ヾ;;;ヾ;;;ヽ
ヾ;;;ヾ;;;ヽ ヾ;;;ヾ;;;ヽ
ヾ;;;ヾ;;;ヽ ヾ;;;ヾ;;;ヽ ,。
ヾ;;;ヾ;;;ヽ ______ ゙r‐;=;ュr;"-‐_
ヾ;;;ヾ;;;ヽ|\ i:"、/ ̄ ̄ }_,、:-'-、 ̄ ̄ ̄-\
ヾ;;;ヾ;| ヘヾ:i:\:\ ヾil:二:liヽ、_ \‐''\
ヾ;;;:i:、. \'、|: ':, ', _,,、 -‐‐ベi ヾo‐:、i‐-、ッ、
_ ヾ:、\. \':、|,三シ_88゙' _,,,i,i-'、i'`_,:i,,_ ヾヽ
___/ /_ ヾ::リ\ ヘ iニi__ ̄  ̄ ̄. ` ,`_、 ̄_ヘ_
/__ _/ .ヾ::リ\,゙二二二ヘO゙i:  ̄ ̄ ̄` ,`_、二二ヘ
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__l;lニlニlニニニlニlニニl{;{ニl,jニljj,j,jjj,,!-'-'-'-'-' 、 ‐ ,,
|i ̄O)!| ̄t;―tュ―;ュ ̄O)~ ̄i| ̄'| ̄`''r―‐::r'‐:r‐::v-、、_ `
|  ̄ ̄|i゙゙i ̄ ゙̄'゙ ̄ ̄i゙゙i ̄ ̄ | .| .| | | | `'ヾ;>
{三三{!'''_tュ,rri,,ュ_,'''{三三{;`';;'、___|__|_|_|__,,,,x;'
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` ミヽ__ノ /::::i::::::::ロリ) (_ ii ´)
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( )'''¬‐- 、、..,,,_ ,r_、‐- 、 ,___ iロ ,ir;ヾ;
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_/_,,'、‐'、-..、゙'"',_i-'― ┴――┴─┴─┴┴┘ _
 ̄ ̄ ̄ ̄"""""''''''¬― |゙:l l i i:、 二二 ヘ r:‐ュ:: ̄ ̄ ̄ ̄::r:,‐.‐;ヽ.二二 ヽ -―¬''''''"""""´´ ̄
l、i_i_i_i_i〉;-―‐-゙,ゞ'' i i ゞ'' i ,,〉;-―‐-゙, _
、,,,_. 、、,,,__ i リiiiiii :i;;二::二;;i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:/:i;;二::二;;i  ̄
. "''‐=‐、、,,_ !;::lllllll i;;三::三;;i________/ /;三;;三;/
`. ',: iiiiii/;;爰爰;;/ ',::リリリリリリ/;形形;/
`''‐"-===‐" `"''' ‐-"-==-‐'"
9時30分 第二装甲軍司令部
r―――――――――――――――――――――――――――――ュ
| B集団の突出部と我がA集団に同時攻撃をかけられているが… |
| どうしたものかね? |
`ー―――――――‐v――――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――――――――ュ
| 敵の戦力は二箇所同時に攻勢に出られるほど大きくはありません。 |
| どちらかは囮ではないかと考えます。 |
`ー―――‐v―――――――――――――――――――――――――''
∧_∧ /■\ ∧__∧ / F∧
(,, ;^−) (´∀`; ,) (´M`; ) (・∀・;,)
(:::゙゙;シ:=゙) (゙:‐:=:゙゙::) i:=::゙゙:::;) i:‐::゙゙:::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――‐'`ー――――――――――――ュ
| では…一体どちらが敵の主攻撃だろうか? |
`ー―――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――ュ
| 私としましては我々にとってより危険な方に重点的に |
| 対処すべきであると考えます。 |
`ー―――‐v―――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――
| と、すると南方の突破は一時.放置しますか…? |
| 情報では増強一個軍団程の規模だと思われますが。 |
`ー――――‐v―――――――――――――――――''
∧F∧
. ( ・∀・;) ,/
.∧__∧:シ:‐゙゙:)"
(, ´M`;)::/
/■\シ:=::゙/
(;´∀` )::/
_∧ ‐:=゙゙)"
,, ;^)::/
´::シ:i/
:::‐/
/ r '`ー―――――――――――――――――――――――――――ュ
| 私も南側は牽制攻撃と考えます。一方北側で.我々はジエナードを |
| 目指して行動中であり、敵もこれを阻止すべく行動してくるものと |
| 考えておりました。今回の攻勢がそれだと思います。 |
`ー――――――――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――――――ュ
| では…とりあえず第3装甲軍団の第7装甲師団を北に増援で送る。 |
| 軍予備の第12装甲師団もB集団の指揮下に入れる。 |
| 南は第2軍団の第11装甲師団と第3装甲軍団の第8装甲師団を |
| 敵の突破の南北から進撃させてこれを阻止しよう。 |
| 二個師団もあれば軍団一個ぐらいなら時間.稼ぎができるだろう。 !
`ー―――――――‐v――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――ュ
| 私もその辺が妥当と考えます。 |
`ー―――‐v――――――――――''
∧_∧ /■\ ∧__∧ / F∧
(,, ;^−) (´∀`; ,) (´M`; ) (・∀・;,)
(:::゙゙;シ:=゙) (゙:‐:=:゙゙::) i:=::゙゙:::;) i:‐::゙゙:::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――‐'`ー―――――――ュ
| では早速各部隊に指示しよう。 :|
`ー――――――――――――――''
13時00分 第六機甲軍突破部隊
r――――――――――――――――ュ
| ここでお別れだな少将。 |
| 今のところ我々の前進は順調だ。 |
`ー――――‐v――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――ュ
| はい中将閣下。敵はまだ陽動に引っ掛かっています。 |
`ー――――――――――‐y――――――――――――''
__r;__
∧_∧ ∩,,,,∩ __iiiE三i王主;ヾニl=========
___ ノノ,, ・∀) ミд゚ ,,ミ i二二二二二二二ニヽ
 ̄ §(::;;゙´::ロ:i , ̄ ̄ i:ロ::`':::;;) " ヾ◎◎◎ ◎ ◎◎,゙シ ― ---
,/:::::::ロ::::i i::::ロ:::::::ゝ ~~~~~~~~~~~~~´
(___)_) (___)_)
r――――――――――――――――――――――――――‐ ュ
| 敵は南北から夫々一個師団をこちらに向かわせています。 |
| 私としては歩兵部隊でこれの正面を塞ぎ、機甲部隊で側面と |
| 背面から奇襲して一気に殲滅する積りです。 |
`ー―――――――――――‐v――――――――――――――'
r――――――――――――――――――――――ュ
| 結構だ少将。私も似たような対策を講じる積りだ。|
`ー―――――‐y―――――――――――――――''
∧_∧ ∩,,,,∩
ノノ, ・∀・) 彡゚д゚ ,,ミ
§(::;;゙´::ロ:i i:ロ::`':::;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ↑ ↑
::::::::::《 第 六 機 甲 軍 》::::::\_|__ /
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::《第39・40機械化師団》 /
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::《第37・38機甲師団》
゙\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::《 第 6 機 甲 軍 団 》::::::::::::::|
\:::::::::::::::::::::::::《第384歩兵師団(軍予備)》::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
《第1独立歩兵旅団》:::::《 第 9 機 械 化 軍 団 》:::::::\
./ 《第383歩兵師団》::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/ | ̄ ̄ ̄ ̄\《第401機械化師団》::::::::::::::::::|
↓ ↓ / 《第400機甲師団》/
____ /  ̄ ̄ ̄ |  ̄ ̄
,> | / |
/ ,、| / |
/ / ←―'" |
【第11装甲師団】 ↓
r―――――――――――――ュ
| では…頑張ってくれ給え。 |
`ー――‐v―――――――――''
 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ """"""" '''''''''
∧_∧ ∩,,,,∩ - _
ノノ, ・∀・) /,)゚ ,ミ
§(:゙´ロ:ロ゙) _ ヾ::´:::::::::`)
/:::ロ::::::ij! i:ロ::::::::::::ゝ
(___)__) (___)__)
r―――――‐'`ー―――――ュ
| はっ…どうかご無事で… !
`ー―――――――――――''
12月14日15時00分 モーナ軍第11装甲師団
r'' (::.. ..;;) ,ッ ,,::) r''(,, ,,;;シ ,,;;)'''
ゞ '' 、 `:: .::) ::) ゞ:: ;;r‐( ,,;;)
(::,,__,,,ッ'',,,シ-‐''__,,ッ'' r'´`ヽ, ‐、 (::,, ,,; ;;;:.. ,,)
 ̄  ̄ (.. ,,;'' ,,) ,,)  ̄ ̄  ̄
(::,, ,,;; ,,;;)''
_______ェ‐ェ‐ェ ェ‐ェ‐ェ‐ェ_l´_!  ̄  ̄
(,(,,), :|r'シr'シr'シr'シ  ̄:| ╋  ̄ ̄ ̄`゙゙゙'''''¬‐ュ,,,_ _ ,r―‐、
l__l___l___| _r'シr'シr'シr'シ‐ュ ―――― | |:| ゙!爰)二),!__,!二二二二))
. ______`_`''‐::、:、`ヽ:、,,_ :|ー'_______,|_|:|'''" ̄ . r '''' ュ
ll三三三三三三ll_ ̄_二:lニニl:二_|||||二二二二二二二二二二`゙''' ‐ 、,,,_ ,'=;'´ ゚)
 ̄ /__/ ',__', ',__',/__/、、,_ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ :| ̄ ̄ ̄ ̄| :| ̄ ̄|: ̄ ̄|: ̄ ̄| | :i〉 (::゙::::ッ:o‐ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
|__| \;;;;;;;;;;;;;|__|;;;;;;i' ゙i ''――'- 、、,,_=_,,、-‐- 、、,,_=_,, `‐――''――''――'‐''" /:::::ti:i '''''
ヾ::ヽ::::::::::::::::::ヾ::ヾ、i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `lゞ,ノ' ___゙‐^‐' '''''
ヾ::ヽ、 ノ ヾ,,_, ヾ::ヽ、,_ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ,/ l´ _`l """"
`~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´ /ニニi, ・) '"''" ,,,,
,,, ''' __ 〔_〔〕::`':Dャ0=‐
,,, ,, l´ _`l /:::i:::::::::ロ:i __
vwv /ニニi, `) し (__) l´ _`l
,, ww 〔_〔〕::`':Dャ0=‐ /ニニi, ´)
/:::i:::::::::ロ:i __ 〔_〔〕::`'i
し (__) .l´_ `l /::::i::::::::゙O=,・
/ニニi, ・) (___)_)' `
師団司令部
r――――――――――――ュ |
| 明らかに変だよなぁ…? | |
`ー――――‐v――――――'' |
r―――――――――――ュ __|________._____|_
| どうしました?師団長。| _,,,、x‐''゙´ ̄ ̄ ̄ ̄ゞゞゞゞゞゞッ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄0 ̄ ̄ ̄ヾ.|
`ー―――‐v――――――'' ,//<,,>〉. | |ェェ=== ty二 ̄ ̄ ̄ .ヘ___ノ|
_,x'/<_>/_|二二二二二二二二二二二二二二二二二二二、|
∧_∧ /,×∧ く‐ti.|_./ ,x-x、、\ / .,x-x、、\ ./,x-x、、.゙ !!y-、 |
(, ;・∀) (, ´〜) ,\ y'゙;;;;;;;;;;;;;;ヾ.゙'‐'゙=y'゙;;;;;;;;;;;;;;ヾ ゙i i'゙y'゙;;;;;;;;;;;;;;ヾ.‐ll`ti'゙llt|
(゙´ロ:ロ`) (( (:::゙´::ロ:i `''‐|;;;;;(◎);;;;;|二=|;;;;;(◎);;;;;|=|三三|=|;;;;;(◎);;;;;| `'=='゙`'
/:ロ::::::ロゝ ,/::::::ロ::::i ヘ;;;;;;゙''''゙;;;;;ソ. ヘ;;;;;;゙''''゙;;;;;ソ ヘ;;;;;;゙''''゙;;;;;ソ
(_(__) (__/、__) ゙'''―‐'''゙‐‐‐‐‐‐.゙'''―‐'''゙‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ゙'''―‐'''゙‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
,,,,,,,,,,,,,, ''''' ,,,,,,,,,,,,,,,, """"" ------
____ ,,,,,,,,,,,,, ‐‐‐‐‐
 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
"""" ,,,,,,, r――――――――――――――――――――:ュ
,,,,,,, | 考えてもみたまえ。我々は敵の機甲部隊を |
| 攻撃しているはずだ。しかし.前方にあるのは |
''''''''' | 歩兵師団の陣地だ。戦車がほぼ居ない。 |
""" `ー―‐y―――――――――――――――――''
'""""" r――――――――――――――――――――
∧_∧ | 我々は相対する敵について何か誤認しては
( ;・∀・,) ∧×∧ < いないだろうか?
(::゙´ロ:ロ:) (` ,) `ー―――――――――――――――――――
/:::ロ:::::::li と´::::::::::`)
(__)_) i::ロ:::::i::::ゝ
(__)_)
r―――‐'`ー―――――――――――――――――――――ュ
| しかし敵も兵力に限りがあります。それにこの正面は |
| 敵にとって助攻作戦の筈です。北で第8装甲師団が攻撃を |
| 受けているそうなので、そちらに突破部隊の戦車は移動して |
| こちらにはもう居ないのではないかと。 |
`ー――――――――――――――――――――――――― '
\从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从./
≪ 報告します!我が師団の右翼に敵機甲部隊出現! ≫
≪ 規模は一個旅団以上!第3BCTが奇襲を受けています! ≫
/WWWWWV WWWWWWWWWWWWWWWWWWW.\
r―――――――‐ュ |
| な、なんと… | |
`ー――‐v―――‐'' |
r―――――――――――― ュ __|________._____|_
| どこからそんな部隊が… | _,,,、x‐''゙´ ̄ ̄ ̄ ̄ゞゞゞゞゞゞッ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄0 ̄ ̄ ̄ヾ.|
`ー―――‐v――――――― '' ,//<,,>〉. | |ェェ=== ty二 ̄ ̄ ̄ .ヘ___ノ|
_,x'/<_>/_|二二二二二二二二二二二二二二二二二二二、|
∧_∧ /,×∧ く‐ti.|_./ ,x-x、、\ / .,x-x、、\ ./,x-x、、.゙ !!y-、 |
(,;・∀・,) Σ(,´〜`;) ,\ y'゙;;;;;;;;;;;;;;ヾ.゙'‐'゙=y'゙;;;;;;;;;;;;;;ヾ ゙i i'゙y'゙;;;;;;;;;;;;;;ヾ.‐ll`ti'゙llt|
(゙´ロ:ロ`) (:::゙´::ロ:i `''‐|;;;;;(◎);;;;;|二=|;;;;;(◎);;;;;|=|三三|=|;;;;;(◎);;;;;| `'=='゙`'
/:ロ::::::ロゝ ,/::::::ロ::::i ヘ;;;;;;゙''''゙;;;;;ソ. ヘ;;;;;;゙''''゙;;;;;ソ ヘ;;;;;;゙''''゙;;;;;ソ
(_(__) (__/、__) ゙'''―‐'''゙‐‐‐‐‐‐.゙'''―‐'''゙‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ゙'''―‐'''゙‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
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l´ __`l__ ,,,,,,,,,,,,, ‐‐‐‐‐
/ニニi;`)
〔_〔〕:::`'つ
/::::i:::::::ロ:i
16時00分 第二装甲軍司令部
r―――――――――――――――――‐ュ
| 敵の主攻軸は南なのか?北なのか? |
| それに部隊規模.は想定の二倍だと? |
`ー―――――――‐v――――――――‐''
r――――――――――――――――――――――――― ュ
| 恐らく崩壊した部隊を再編した.部隊ではないかと。 |
| いずれにせよ敵は「第9機械化軍団」を編成した模様です。 |
| 情報部は当初陽動の為の幽霊部隊と考えていましたが、 |
| それなりの実質を持った打撃部隊のようです… |
`ー――――――――――‐v―――――――――――――‐'
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(,, ;^−) (´Д`; ,) (M`; ,) (∀・ ;)
(:::゙゙;シ:=゙つ ど:‐:=:゙゙::つ i:=::゙゙:::;) i:‐::゙゙:::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――――――――――‐'`ー―――――――ュ
| この軍団は南に、第6装甲軍団は北に移動中です。 |
| ここから考えて.第9機械化軍団は突破部隊、即ち |
| 第6装甲軍団の右翼を守る為の部隊のようです。 |
| 実際歩兵師団もその編成に含んでいる模様です。 !
`ー――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――ュ
| つまり.第9機械化軍団の戦力は限定的なものと |
| 考えていいのだな。では現在の攻撃を継続する。 |
| 軍予備の第12装甲師団を投入しよう。 |
`ー―――――――――‐v――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――‐ュ
| 第11装甲師団は.現在右翼を一個師団規模の |
| 機械化部隊から攻撃されていますが、 |
| 内線の利を生かして.対応すればなんとかなるかと。 |
`ー――――――――――‐v――――――――――‐'
∧_∧ /■\ ∧__∧ / F∧
(,, ;^−) ( ;´Д`) (M`; ,) (∀・ ;)
(:::゙゙;シ:=゙i (゙:‐:=:゙゙::O i:=::゙゙:::;) とi:‐::゙゙:::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――‐'`ー――――――――――――――――――ュ
| 問題は敵の集中攻撃を受けている第8装甲師団です。 |
| 一個機甲師団に交通線を遮断されています。 |
`ー――――――――――――――――――――――― '
r―――――――――――‐'`ー―――――――――ュ
| とりあえずB集団に警報.しなければなりません。 |
| できれば一個師団ぐらいこっちに持ってきましょう。 |
`ー―――――――――――――――――――――''
同刻 第9機械化軍団司令部
r――――――――――――――――――――――――ュ
| マルフ将軍、偵察部隊の報告によるとここから |
| 敵第11機甲師団の本部までの間に敵部隊及び障害は |
| 存在しないとのことです。 |
`ー―――――――――‐v―――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――――――:ュ
| よろしい。第400機甲師団.の一個BCTを敵第11機甲師団の |
| 交通線遮断に投入する。残りは私と共に敵.第2軍団の後方へ |
| 突進する。敵の予備隊が投入されるまでに軍団を潰すぞ。急げ! |
`ー――――――‐v――――――――――――――――――――‐'
∩,,,,∩ __
彡 ゚д゚,,ミ /´___ヘ
_と::゙ロ:ロ`゙)__(八` )
l:l ̄:;;;;;;;;;:: ̄ ̄l:li ゙と:::`':::::)
〔_〕l:'ー‐=、=、―':l〔_〕i:::ヽ:::ヽ
__ t=ェ" ゙  ̄ ̄ r=゙=`''‐' ' ―(__) _
l〇|圭圭圭圭|〇:!,,,-; , ‐ュ |  ̄ """ '''_‐_、、_ ,,,,,,,,,,,,,, 、、、 --― '''''""""
 ̄ ̄/', _l圭圭圭圭l__/;;/::::゙: ,!:::::゙:‐'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __
i;;;;i:::=====i;;;;i::0::i―';;i::0::i:i /´___ヘ __
. '鴛、;;ノ ̄'鴛、;;ノ '鴛、;;ノ '鴛、;;ノ (∀・ ) /´___ヘ
( ,,つャ,O‐'・
\―――――――――――/ r''" (,, ,,;;) (::, ,,):: ,,)
| 全軍前進を再開せよ! | ゞ,, ,,シ `;' (;,, ,,;;'' ,,;;シ
/―――――――――――\ (;;,, ,,,ッ''  ̄  ̄
__r;__  ̄
__iiiE三i王主;ヾニl=========
___ i二二二二二二二ニヽ
 ̄ ̄ ̄" ヾ◎◎◎ ◎ ◎◎,゙シ ――― --- 、、、、、..,,,,,_
~~~~~~~~~~~~~´  ̄ "" ''' ‐- 、、、,,,,_
‐ _ ‐ _  ̄
| .|| !エニニニ!ユ!==━━ _
| .|| . ゙| ゙̄|;`ii''!''゙゙゙゙ ̄ ‐
__,r'ュ___o||,r‐ュ_}=={/r'―ュ___,、___ _
.皿|王 |王 |王 |王三三三三主=ヘ_ゞソヘ ;>_|爰i二二二二二二二二二二:二二lニ!
r‐r――‐r――-ニ二ヾ-------------------;---ソ
゙'ロ. .| | | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ゙゙゙̄'''''゙‐r゙--xxx、、,,、
;},,|___,,|____|_|___|___|___,゙|__,,,,,,、ヘ_゙>
'、ヘ ゙' ソi'´,、`i"i'´,、`i"i'´,、`io..i'´,、`i‐oi'´,、`i,,゙'i'´,、`i_,,、ヘ.゙'゙ソ
`''‐、,ヘ、゙゙ゾヘ、゙゙ソ''ヘ、゙゙ゾ゙゙ヘ、゙゙ゾ゙゙ヘ、゙゙ソ~゙ヘ、゙゙ソ、-‐'''゙´
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´
16時30分 茂A軍集団司令部
r―――――――――――――――――――ュ
| 第一装甲軍の進撃は.極めて順調です。 |
| 若干の敵の抵抗に遭遇.もしましたが、 |
| 我が軍の戦車はこれを悉く粉砕しました。 |
`ー――――‐v―――――――――――――''
∧_∧ ∧_∧ ∧興∧ ∧災∧
(, ^Д^) (´;┓` ) (・Д・ ,,) (`廿´ )
(::"ッ<y>i と::<y>ロ゙゙) i゙::<y>=゙゙) ,/゙::<y>=゙゙O
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――――‐'`ー――――――――――――――ュ
| それは結構だが第二装甲軍が若干もたついているな。 |
`ー―――――――――――――――――――――――''
r―――――‐'`ー――――――――――――ュ
| はっきり申し上げまして.ニギール中将は |
| あまり有能とか言えません。 |
| 場合によっては司令官を更迭すべきかと。 |
`ー――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――‐ュ
| まだそこまでする必要は無いと考えます。 |
| いずれにせよ主攻は.順調ですので、戦略的に見て |
| 我が軍は勝利を手にしつつあります。 |
| マルミミア・ジエニアの大包囲も時間の問題です。 |
`ーv―――――――――――――――――――――''
∧災∧
( `廿´ ,)
(゙:<y>=゙:) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧興∧::::‐:ゝ/
( ・Д・ ,)_)/
(゙:<y>=゙:) / r――――――――――――――――――――――
/‐:::::::‐:ゝ /' | ならば第二装甲軍に増援を送る必要は無いな。
∧_∧_)/ | 予備兵力は第一装甲軍・第六軍の後方に
. (´;┓` )/ < 重点的に配置しておこう。
_∧y>ロ゙:つ `ー―――――――――――――――――――――
,,, ^):::/
"ッ<yi ./
::‐:::::/
_)/_____________
|_____________
| .:|
同日17時20分 モナトフ村近郊:茂軍第二軍団司令部
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ii____ii! ||: : : : : : : :| ii____ii! ||: : : : : : : :|
_,, 、 -‐''二 ,, 、 -‐ :i`ロ―'====; _,, 、 -‐''二 ,, 、 -‐ :i`ロ―'====;
|Ol圭圭圭lO| ,―‐:, i i‐:, |. |Ol圭圭圭lO| ,―‐:, i i‐:, |
t==iニi==ュ','´::`,'――― ','´::`,'‐'' t==iニi==ュ','´::`,'――― ','´::`,'‐''
':;::,_゙,:リ. ':;::,_゙,:リ゙,:リ. ':;::,_゙,:リ ':;::,_゙,:リ. ':;::,_゙,:リ゙,:リ. ':;::,_゙,:リ
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__ l´_ `l """" ,,,,,,,,,,,
l´ __`l (` iニニヽ _,,r―- 、
/ニi,,・∀) と::゙´::〔〕___〕 )) `r==(w)ュ' ∧W∧
〔〕:::´::ロ:i i::::ロ:::::i::ゝ (, ・皿・) (A` ,) """""
/:::::::ロ::::i (_/゙(__) と":‐<y>゙) i:=:::゙゙:::)
し (__) /:::::‐:::::::i i::::‐:::::ゝ
"""""" (__)_) (___)_)
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(:: :::) :::''' / r ''' 、::: ::ヽ _ ::シ ,,;;i
・\。ゞ:: ゜ ::'' .・ ::; / / ゜。 (:::. ;;;) :::i :::`: ;;ノ
。 ヾ:: . :: 。 / ・ ` ‐:: 、";;; ,,;;;シ:: ..:::)・ ::i
`ヾ :: ::〃 。 (:: ;;;) .ゞ:: ;;;彡。;;;シ' ・ r――――――ュ
、 ヾ :::〃 ゞ:: '' ・ (;;,, .;;;)´ ゜ | 敵襲だ! |
\ :::. .::: / ゜ :: . :: ;; `ー――‐v――''
\ ::: / :::::.. ..:::: ..:::
\ _,,,、x‐''゙´ ̄ ̄ ̄ ̄ゞゞ::::::..... ...:::::: : ̄ ̄ ̄0 ̄ ̄ ̄ヾ.|――┐ ミ
`"'' ‐- ‐ //<,,>〉. | |ェェ=== ty二 ̄ ̄ ̄ .ヘ___ノ| | ∧=∧
_,x'/<_>/_|二二二二二二二二二二二二二二二二二二二、| |ミ (t)),,・Д)
く‐ti.|_./ ,x-x、、\ / .,x-x、、\ ./,x-x、、.゙ !!y-、 | | と:::`´ロ:iつ
\ y'゙;;;;;;;;;;;;;;ヾ.゙'‐'゙=y'゙;;;;;;;;;;;;;;ヾ ゙i i'゙y'゙;;;;;;;;;;;;;;ヾ.‐ll`ti'゙llt|__,,| (/:::::ロ::::i
`''‐|;;;;;(◎);;;;;|二=|;;;;;(◎);;;;;|=|三三|=|;;;;;(◎);;;;;| `'=='゙`' ` (__)
ヘ;;;;;;゙''''゙;;;;;ソ. ヘ;;;;;;゙''''゙;;;;;ソ ヘ;;;;;;゙''''゙;;;;;ソ //
゙'''―‐'''゙‐‐‐‐‐‐.゙'''―‐'''゙‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ゙'''―‐'''゙‐‐‐ ‐ ‐‐‐ ‐ ‐‐
__ __
l´__ `l 三. l´__ `l 三 \..:::::::../
(Д`,,iニヽ 三 (д`,,iニヽ 三 `,,:: ::"
と::::`゙::::::〔〕 とi:ロ:`゙::::〔〕 ‐―:: :::― ‐
DODODODO・・・
_
―‐‐ ―‐‐ :" `::,,___,,t= ---ュ |:| | __
゙ ‐" ゙''''''‐[__]'゙ ̄ |:| | /´__ヽ ))
r‐ュ‐ュ/_ユ__,!,_ r'==ュ,・‐=ッO(∀・ii ,,) __
_r;‐ロ二二/ ̄//,rr,、 i..-‐'''' l 二 | 二 | 二 |'l'l'l'l/´__ヽ
O)二二二二二二二二二二二)__,,)__,,〈―〈/_`'''‐' i,三三 | 三 | 三 | ・‐=ッO(∀・ii ,,) ))
___ゞニ;ヾ;;;ヽニヾ―――――――――/、r―――r――‐ュ‐o
// ̄ //`y-‐''''゙゙゙ | ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄| | . |,]' ))
く‐く .,rく‐くヽ,,/.. | | | | | | .._,,,,|ュo
. ヘ;ヘ.‐<―ヘ;ヘ‐'-xx、、,,,_|__|___|___|_|____,,、|x-'''゙;;i;;! ..:::
. \\\ \\,,ソ.〃゙゙ヾ, 〃゙゙ヾ,,,,,,〃゙゙ヾ,,,,,〃゙゙ヾ, 〃゙゙ヾ, .〃゙゙ヾ;ゞ_;;ソ/ ::
. \\`―‐'\\|| () ;;||.|| () ;;||()|| () ;;|| (|| () ;;||.|| () ;;||.|| () ;;|| ./ "、 ::
__ \\ ,;;ソ'ヘ\\ ,;;ソ'ヘ,, ,;;;ソ''''ヘ,, ,;;;ゾ'ヘ,, ,;;;ソ'ヘ,, ,;;;ソ'ヘ,, ,;;;ソ/ ‐ 、 ::
,, .. /´__ヽ `~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
:: ,;‐=と ii ,,) __ ショウタイ、トツゲキ!!
" /´__ヽ __
・‐=と(・∀・ii,,) /´__ヽ 三
/´__ヽ 三 ・‐=ッO(∀・ii ,,) 三 TATATATATA…
・‐=ッO(∀・ii ,,) 三 ,, .. __ __
:: ;;==ュ、_ユ(ヽ_ヽ
゙ A 〔_〕〕(∀・'ii ,)
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┃ ┃ ┃
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・ . ::... . ・ / r::‐::、::´ ::`;:、
`` ;;; ・ ::: ゜ 。゙:: ´ (;;,, ,,;;;) ,,;;)::;;!
゙;;; ;;; ::: (;;;; ;;;; '''' ;;;)
_______ェ‐ェゞ;;;,, ,,;;; ,,;;; ゞ;,,, ,,,;;シ ,,;;)''
(,(,,), :|r'シr'シr'シr'シ  ̄:| ╋;;;;,,, ,,,,;;;;;'''''" ¬‐ュ,,,_ _ ::: :::'''
l__l___l___| _r'シr'シr'シr'シ‐ュ ―――― | |:| ゙!爰):: :::_,!二二二二))
. ______`_`''‐::、:、`ヽ:、,,_ :|ー'_______,|_|:|'''" ̄ :: ..:: _
ll三三三三三三ll_ ̄_二:lニニl:二_|||||二二二二二二二二二二`゙' ..:: 、,,,_; " ゜
/__/ ',__', ',__',/__/、、,_ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ :| ̄ ̄ ̄ ̄| :| ̄ ̄|: ̄ ̄|: ̄ ̄| | :i〉‐――‐ ‐
|__| \;;;;;;;;;;;;;|__|;;;;;;i' ゙i ''――'- 、、,,_=_,,、-‐- 、、,,_=_,, `‐――''――''――'‐''" ガン!
ヾ::ヽ::::::::::::::::::ヾ::ヾ、i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `l i' r; `lゞ,ノ'
ヾ::ヽ、 ノ ヾ,,_, ヾ::ヽ、,_ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ ヾ,,_,ノ,/ __
`~~~~~~~~r―――――――‐ュ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´ l´ _`l
__ | 囲まれたか! | t‐;‐/ニニi,;・)
l´ ___`l `y―――――――'' r――――――‐ュ __(`(⌒):;;;;;::::`゙:::つャ=‐'
__t/_i,,´Д`) l´__`l ∠ そうらしい。 | l´__ `l  ̄ ̄  ̄ ,, バサッ
(/:::::":つャ=・;! ,, (・Д‐,,i_ヽ‐;_ `ー―――――‐'' (`Д´,,iニヽ;_ ヾ ;;:"
 ̄ ̄ ̄  ̄ ::. ,,;=ッと::::`':::::;;;_) """",," バシッ O・ッと::::`'::;;;_) 、 ,, バシッ
"""" ,,,,,,,,,,, "  ̄  ̄ ̄ ,,,,,,,,,,,,ヾ ;;:"  ̄  ̄ ̄ ヾ ;;:"
r――――――――――――――――ュ
| クソッ!こりゃ一個師団はいるぞ!|
`ー―――‐y―――――――――――''
∧_∧ 三二=  ̄ ̄| ``
( ;・∀・)_ 三二= __| オ オ ォ ォ . . .
(::":::::つt"ユ='・ 三二=
‐r― ii ―"‐ 三二= __ __
/ ̄ll ̄ll ̄ll ̄|__l二二二l 三二=__ __ l´ __`l l´ __`l 三二=
lニニニニニニニニニニニニニi 三 l´ __`l l´ __`l 三二 /ニi,,`Д´) (・д・;lニヽ 三二=
r―|| ̄ ∧,,,∧ ̄||: l二l l二l | _ /ニi,,・Д・) (Д`,,lニヽ 三 〈/:"::ロ∧::__,,, /´:::/:::;;`'::i」 三二=
|:| || (Д`; ) :||: | |l三|三三三|三三三|三三三l___l三:`O(д`_ )GO:" 三:l 三二=
t:i ||iiと:::`゙:::::::i_||: | | lニニニニニニlニニニニニl lニニニヾ:::゙:〔〕__,,,〕/ニニニl | 三二=
` ̄!!: ̄ ̄ ̄ ̄ :l________| | lニニニニニニlニニニニニl lニニニニ/:ロ:::::l::::::ゝニニニl | 三二=
|;| '''''''''''''''' ,/二二二二二二;;| l二二二二二二二二二二二二二二二二(_) ‐'二二二二l 三二= _
|゙ :::::::::::::: ,/;';;;;;;;;;;;_ ;;;;;;;;;; |;;;;|;;;;;;;;;;;_ ;;;;;;;;;;;; lニニ:l lニl :: ::::...;;;_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙゙'''_;‐- 、,,| 三二=l´__
|l____/;' ;;;,r''´:::::::::`ヽ;;; |;;;;| ,r''´:::::::::`ヽ;;; | r r |_|:r |(,, ,,;;):::..´:::::::::`ヽ;;;;;;;;r''´::::::::::`ヽ;:::::..... (∀゚;i
ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; i':::::r´ ` ,::::'; ;l;;;;l ゞ,, ;; ,:::::'; _| l . l (,, ,;;) ..:::i':::::r´ ` ,::::'; i':::::r´ ` ,::::'; :: :::::. .と::::`゙:::
 ̄|二|' ̄ ̄ i::::::':、 ノ:::::; ̄(,, ,,)':、 ノ:::::; . ̄(,, ,,;)  ̄; : i::::::':、 ノ:::::; ̄(,, ,,)':、 ノ,, ,,;) :::: ',::::ロ:
,,, ヾ;;::::::::::::;; (,, ,,) ,,シ::::::::;; (,, ,;) ,,;シ ‐'' ヾ;;::::::::::::;; (,, ,,) (,, ,;) ,,;シ ‐'' (_
__ ~ ̄~ __ ~~~ ~ ̄~ ~~ ~~ ~ ̄~ ~~ ~~~ ~ ̄~ ~~ ~~
l´ __`l 三 l´_ `l 三 __
"" (∀・;iニヽ 三 (`;iニニヽ 三 ‐ _ l´___ `l
と:::::`゙:::::::ヾ〉 三 と',:ロ:::`"::つ 三 ,,,, (`д´;iニヽ
‐ ',::::ロ:::::/ヽ 三 /ヾ:::ヾ':::;ゝ 三 ‐‐ ・'‐=と::::::`"〔〕 ))
(___)`'' (___)'、_ノ """ i::::ロ::::::;ゝ
(___)、__ノ
l _/ _/ _/ /
 ̄ ̄ ̄ / , /
/ ―‐ ,― /
____/ __/__/ __/
,,,、-‐
t'ニ==━・ ,xiii!"
r''rrュr;|,iィ''、_) \\ ,ril"
__ゝ|'‐l'゙゙|lニlエ|゙゙゙|‐‐、ュ‐‐o:ニロ_ ―― ―― ii'
.,r-r'''i゙゙―‐r<二,'` ,o,o,o―''''゙i_.|。(_(_(二二二二二二二二二二二二二(ニii
l ニ|ニ|二二|ニ|‐lΞ/__、'゙;o゙_,,,ィ'゙i/二二/、ヾ''、 ―― ―― 'i,
l'' ̄| ゙゙̄'t―‐ r―‐'r―t‐-、―rュ,,ィ――.、―――――‐、―‐、―― 、 ゙ii、
| ..| . | . | . | .|  ̄ ̄ゝ-----ゝ] ''、゙iiO] ,,,ゝ----ゝ ヾi、
/i''‐、|___,|___,|___,|_,|_ti__,,ィ'゙, ;i;三三;i'――――――‐ィ゙, i;三三;i' ` '' -
i'‐' ,r''v;;r''v;r''v;;;r''v;;;;r''v;;;r''v'-ィ;/三三;/ ,ィ'゙'-/三三;/ / /
゙r、i 0ii;i 0ii;i 0ii;;i 0ii;;;;i 0ii;;i 0ii;;ィ'三三/―――――‐'゙ ;ィ'三三/
〜〜〜゙'‐''‐'‐''‐'‐''‐゙‐''‐‐゙'‐''‐゙‐'゙'――‐'゙‐''‐'‐''‐''‐‐゙'‐''‐゙‐'゙'――‐'゙ //
┃ ┃・・ ・ ┃ ┃
┃. ┃ ━┛ ・
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', i / ヾ ロ!" ギャッ
', :: i:::::::::::::::::/ / ヾ 、,r 、r 、 r,‐-rシ,、__,、
ヾ ::: / __/ ' ` 、`、 、 t i:::::'、(, x;ュx)
ヾ 〃 |/ ' 、 ,, / `,゙;_,、  ̄U ̄
ヾ:: /O ` ‐ 、 ,,'/_',ュ)
\ : ', 、 rュ,/ヾ;" ウワッ
‐ \:: :: /;;;;/ ` ‐ 、,r 、゙/_| ,,,,
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` ` '''' "" ´ ` '' `´ ‐
― ‐ ,,,,..... . . . """ 、、
__..::::::::::::::::::::.:.. . .
,r゙‐、゙!::::''''' " "
,/ ,!'
/ ,/
./ ,/
r――――――――――――――――――ュ
| 少将、敵ノ地図ヲ発見シマシタ。前線ノ |
| 補給物資集積所ノ位置ガ表記サレテイマス。 |
`ー───────‐v―――――――――''
r─────────────────────────ュ
| よろしい。ここで得た捕虜を速やかに後送しろ。 |
| 部隊はこれより二手に分かれ敵師団の後方を奇襲する。 |
`ー―――――‐v――――――――――――――――――''
∩,,,,∩
彡,, ゚д゚ミ _ _ ,,,,,,,, _
r======O´====`゙O==ュ _,,,,、、--―¬'''''""´´ ̄,,,,゙゙゙,,, ,,, ''''  ̄ "" '''' ¬‐
.|ll ̄ ̄|| ̄:::::::::/´__ヘ ̄|| _,,,,,、、--‐ ''''"´ ,,, """''' ,,,, "",,, """,,,, ''''
||l :rュ.|| __::::(i,,゚Д゚) ||rュ __, |ッ """ ,,,, """
 ̄  ゙̄ ゙̄ ̄ ̄ ||| T,,||―‐.ヽ―‐ ヽ,― ||T  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /´__ヘ |i、 ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
r―――i ̄i ̄'‐`ヽ,,,、- ̄‐  ̄‐ ̄-`'' ‐ 、 (,, ・∀・)O'
| ,_ i i i_ i:l: Oii圭圭圭圭ii:O l ‐ """
| /:::::::゙, i i /:::::::',`::ヽ:: ''i'========' ,, /、 ‐
r::;'゙:::`:',_-_ /;'゙:::`::',_:_tニiニl二二lニiニュ! __ __
|:i:::0:::i;;;;;i  ̄ i:::0:::i;;;;;i''''''‐'‐'-‐-‐-‐-'‐';;;i /´__ヘ __ l´ __`l __
'、;;;;ソ;;;ソ '、;;;;ソ;;;ソ、;;;;ソ;;;ソ '、;;;;ソ;;;ソ 〈(∀・ ii ) /´__ヘ ∩ニi ´Д) l´ __`l
 ̄  ̄  ̄  ̄ __ ( ,,うャO=‐ ヾ:::":::ロ:iノ ∩ニi,,・д)
/´__ヘ __ /:::::::ロ::::i ヾ:::":::ロ:iノ
(,, ii ・A)/´__ヘ し (__) /:::::::ロ::::i
( ,,うャO=‐ し (__)
r─────────────ュ
| では軍団司令部に戻るぞ。 |
| これからもっと忙しくなる。 !
`ー――――‐v―――――――''
r―――――――――――ュ
∩,,,,∩ | 了解しました、将軍。 |
彡,,;゚д゚ ミ `y――――――――――‐'
r======O´====`゙O==ュ
.|ll ̄ ̄|| ̄:::::::::/´__ヘ ̄|| _,,,,,、、--‐
||l :rュ.|| __::::(i,,゚Д゚) ||rュ
 ̄  ゙̄ ゙̄ ̄ ̄ ||| T,,||―‐.ヽ―‐ ヽ,― ||T
r―――i ̄i ̄'‐`ヽ,,,、- ̄‐  ̄‐ ̄-`'' ‐ 、
| ,_ i i i_ i:l: Oii圭圭圭圭ii:O l
| /:::::::゙, i i /:::::::',`::ヽ:: ''i'========' ,, /、
r::;'゙:::`:',_-_ /;'゙:::`::',_:_tニiニl二二lニiニュ!
|:i:::0:::i;;;;;i  ̄ i:::0:::i;;;;;i''''''‐'‐'-‐-‐-‐-'‐';;;i
'、;;;;ソ;;;ソ '、;;;;ソ;;;ソ、;;;;ソ;;;ソ '、;;;;ソ;;;ソ
 ̄  ̄  ̄  ̄
18時00分 第二装甲軍司令部
r―――――――――――――――――――――――ュ
| 閣下!第2軍団司令部が奇襲を受けました! |
| 軍団長は戦死!司令部は完全に壊滅しました! |
`ー――――――――――――――‐v―――――――''
r――――――――――――――――――――――‐ュ
| それで、敵の第9機械化軍団はどう動いている? |
`ー――――――――――――‐v――――――――‐'
__
∧_∧ /■\ ∧__∧ / F∧ l´__ `l
(,, ;^−) ( ;´Д`) (,,;´M`) ( , ;・∀) (Д´ iニヽ
(:::゙゙;シ:=゙i と:゙:‐:=:゙゙::つ i:=::゙゙:::;) (i:‐::゙゙:::;) i:‐:::`゙::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――――――――――― '`ー―――――ュ
| 第2軍団の物資集積所を攻撃しているようです。 |
`ー―――――――――――――――――――――'
r―――――――――――‐'`ー―――――――――‐ ュ
| 第11装甲師団も後退を開始しているのに、 |
| どうしたものか…このままでは第2軍団が崩壊する… |
`ー――――――――――――――――――――――'
r───────────────────────ュ
| いずれにせよこのままではまずい。 |
| 第12装甲師団を第6機甲軍の後背に進撃させよう。 |
| 航空旅団もこの攻撃に参加させる。 |
| 第2軍団には撤退を命じる。B集団の攻勢も中止だ。 |
`ー―――――‐v――――――――――――――――''
__
∧_∧ /■\ ∧__∧ / F∧ l´__ `l
(,, ;^−) ( ;´Д`) (,,;´M`) ( , ;・∀) (Д´ iニヽ
(:::゙゙;シ:=゙i (:::゙゙:‐:=:゙i i:=::゙゙:::;) (i:‐::゙゙:::;) i:‐:::`゙::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::::::| 【第3装甲軍団】
《第59軍団》_`ー''_↑
ヾ ::::::〉 /::::::::::::::::::::::::ヽ↑
 ̄  ̄《第6機甲軍団》
_《第6機甲軍》_ ヾ:::;;〉 /l__
→/::::::::i 〈;;;;;;;〉 < 【第12装甲師団】
/:::/ ,r 、/::\ 《第384師団》 【第二装甲軍A集団】 ̄【第4航空旅団】
《第57軍団》/ / \::::ヽ←
|:::::| / /《第9機械化軍団》
《第十六軍》:::【第2軍団】 |:::::|←
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18時30分 蒙第六機甲軍司令部
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:::::::::::::::.:.:.| 敵第2軍団は後退を開始した模様です。|
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.:.:. . . _ _ ,,,,,, _ ( ,,)
. . _ ,,, 、、-‐¬''''''"""´ ̄...::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ ゙ """ ''''' ‐- 、、
_ ,,,,, 、、--―¬'''''"´ ...:.r―――――――――――――――――――――ュ
. . .:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 結構だ。マルフ少将によくやったと伝えたまえ。 |
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∩__∩ ∧__∧ r―――――――――――――――――――――――――
(, ゚w) ノノ,, ・∀) < 師団級の部隊での経験が足りないのを懸念していたが、
(::;`´ロ:i §(::;`´:ロ:i | 思ったほど問題ではなさそうだ。まあ総司令部に来る前に
,/:::::ロ::::i /::::::ロ::::l | 大隊・旅団指揮官の経験はあるようだが…
(./^∪ (__) _) `ー――――――――――――――――――――――――
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:::::::::::::::.:.:.| それはそうとしまして… |
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.:.:.:.:.:.:. . . . . r―――――――――――――――――――――ュ
.:.:. . . | なんだね大佐?他に問題があるかね? |
. . _`ー―‐y――――――――――――――――――'
_ ,,,,, 、、--―¬'''''"´ ...:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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∩__∩ ∧__∧
(, ;゚w) (∀・ ,,ヾヽ
(::;`´ロ:i (::;`´:ロ:i§
,/:::::ロ::::i ,/::::::ロ::::i
∪∪ (__)_)
r――――‐'`ー―――――――――――ュ
| いえ、我々の担当地域はともかく、 |
| 他の戦線の状況が気になりまして… |
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| それは我々が判断すべき問題ではない。 |
| 総司令部が勘案すべき問題だ。 |
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∩_∩
( ;゚w゚ ) ∧_∧
(゙::ロ:ロi ノノ ‐∀‐)
/:ロ:::::::i §(゙´:ロ:ロ`)
∪∪ ,/::ロ:::::::ij!
(__)_)
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| そうですか… |
`ー―――――――''
20時00分 マルミード:欧州方面軍・マルミミア軍集団合同司令部
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| 総司令官代行閣下、只今到着致しました! |
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| うむ。ご苦労。 |
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/,) `◇´,,)、
ヾ゙´ロ:ロ:`) ∩∩
/:ロ:::::::ロゝ /(Д゚ ,)
(__l__) ∩_∩ ゙'i:ロ:`゙:)
(;;,`−´.) i::::ロ:::ゝ
/:´:ロ:ロ:゙, UU
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
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| 君のジエニア軍集団はよくやってくれた。 |
| 敵第二機甲軍の攻勢は失敗した模様だ。 |
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∩_∩
(´ ,,;;;;)
∩_∩ /":::::::::::::゙`,
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (, ゚Д゚,)  ̄ ゙̄'iロ::::::i:::::ゝ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______ (゙::ロ:ロ) __ (__)_) _______
/:ロ:::::ij ∧_∧
U U (´,,ヾヾヾヽ
(゙´::::::§゙')
/::::::::::i:::::ゝ
(__)_)
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| …ありがとうございます。これは.新編の |
| 第六機甲軍のバアトル中将の戦果です。 |
| 中将は見事な機動戦により敵の攻勢を |
| 頓挫させました。 |
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r───────────────────ュ
| 率直に訊ねるがベルケ大将、もし我々が |
| このままの位置に留まり続けるとすれば、 |
| 一体どういう事態を.招くと考えるかね? |
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∩_∩ ∩∩ ∧,,,∧
(‐´ ,,;;) (,, ゚Д) (◇´ ,,ヾヽ
,、':::゙;゙::::::`: (:::゙':ロ:i i:ロ::`'::;;)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|i:::::::::;ゝ /:::ロ:::i i:::::ロ:::::ゝ
______|(__,)) UU (___))
r――――――――――――――‐'`ー―――――――――――ュ
| …現在敵のD軍集団は敵第二装甲軍の.ジエニア攻勢以前に |
| ジエニア正面に配置していたモナンス第三軍をより北部に― |
| モナギコ回廊の方面に移動させつつあります。 |
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r――――――――――――――――――――――――――――ュ
| この仏第三軍が回廊に到達すれば、現在回廊を封鎖している |
| 仏第一軍の行動が自由になり、我々に対しより攻撃的な作戦を |
| 展開してくる可能性があります。そしてこの仏第一軍は… |
| 計十個の機甲師団と機械化師団からなる強力な打撃部隊です。 |
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∧,,,,∧
ノ(,,,`◇´ )
(゙´ロ:ロ:`) ∩∩
/:ロ:::::::ロゝ (゚ ,)
(__l__) ∩_∩. i:ロ:`゙:)
(;;,`−´.) i::::ロ:::ゝ
/:´:ロ:ロ:゙, UU
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又同時に、あと.数日もすれば敵の主攻部隊がモラキア― |
モララー共和国東部に到着し同国の叛乱軍と一体化します。 |
一方我がモラルニア軍集団は敵の二個軍集団の攻撃により |
手も足も出ない状況です。モラキア到達の後、敵のA軍集団は |
その攻撃方向を東側の二個軍集団.に指向することとなります。 !
―――――――――――――――――――――――――――'
r――――――――――――――――――――――――――‐:ュ
| その結果として、我が方のマルミミア・ジエニア両.軍集団は !
| 敵の.強固な包囲下に置かれることとなり、東西の両方から |
| 大機甲部隊の圧迫を受けることとなります。 |
| 確かに第二機甲軍を撃破したことで我々の受ける圧力は !
| 多少弱いものになりました。しかし戦略的劣勢は依然として !
| 変わりません。時間が過ぎるほどそれは悪くなります。やがて |
| 我々の戦力では、防戦に徹する以上のことはできなくなり― |
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(´ ,,;;;;)
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (, ゚Д゚,)  ̄ ゙̄'iロ::::::i:::::ゝ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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U U (´,,ヾヾヾヽ
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| 包囲からの脱出は絶望的になります。 |
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| …ギル少将。.貴官にはこれからモナコルムに行って |
| 丸耳国からの難民への対応に当たってもらう。 |
| 本来なら我々の亡命政府を設置すべきところだろうが、 |
| それは出来ないので向こうの.大使館を拠点に任務に !
| 当たってくれ。 |
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| 了解しました。 |
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(‐´ ,,;;) (Д゚ ,) (◇´ ,,ヾヽ
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| それからベルケ大将、現在マナン作戦の結果として |
| 敵の第二機甲軍の攻撃が停止しているな? |
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| はい上将閣下。戦線は安定しています。 |
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| よろしい。貴官の指揮するジエニア軍集団は現在の |
| 敵の攻勢の小休止を利用してモラキア北部に攻撃を集中、 |
| ここにキプニャク高原の抹拉刺集団との間に回廊を設置し、 !
| これを経由して全軍集団をモナゴル本国に脱出させよ。 |
| モラルニア軍集団も.丸耳国―キプニャク高原の境界まで後退。 !
| マルミミア軍集団のみを欧州方面に残置する。 |
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/:ロ:::::::ロゝ ( ゚Д゚,,)
(__l__) ∩_∩. i:ロ:`゙:)
(;;,`−´.) i::::ロ:::ゝ
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| 我が方面軍の主力は、丸耳国を一時放棄する。 |
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i :i: ', i :i: ',
i.. ,,;i -‐i.. ,,;i ,i、
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iヽ / ',
i ;;i
', -―‐ , ,,;;;;;!
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続く
乙華麗保守!!
新作乙です!
継続保守
保守
12月15日午前6時00分 蒙軍第六機甲軍司令部
|
|
| ______,, r―――――――――――――――――――‐ュ
| |三三三|三三三| | …以上の通り、直ちに戦線から離脱し、 |
| |三三三|三三三| | 軍集団の殿部隊となれというのが命令です。 |
| |三三三|三三三| `ー――‐v―――――――――――――――‐''
| |三三三|三 ∧_∧ ∩∩ |三三三|三三三|
|  ̄ ̄ ̄ ノノ,,‐∀‐,) (w゚; )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| /´;::ロ:ロ゙:) i:ロ:`゙::)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|
r―――――――‐'`ー―――――――――――ュ
| 苦労して得た戦果を放り出せというのか… |
| 兵の、特に欧州軍の連中の士気に響くな。 !
`ー―――――――――――――――――――''
216 :
2/60:04/06/19 23:47 ID:QG4Pk9DR
r―――――――――――――――――――――――――――――ュ
| しかし我々の反撃があって初めて軍集団が撤退する余裕も |
| 生まれたのです。その点はベルケ大将もマルーエル上将も |
| 大いに賞賛しておられるとのことです。もし我々が失敗していれば |
| ジエニア軍集団約40万の兵力が孤立することになったと… |
`ー―――――‐v――――――――――――――――――――――''
∩∩ ∧_∧
(,;゚w゚,) (∀‐ ,,ヾヽ
(゙:::ロ:li (゙::::::::::`§,
| ̄ ̄/::ロ::::i  ̄ /:::::::::::ロ::i  ̄ ̄ ̄
|__ U U __ (__(__) ___
r―――――――――――‐'`ー―――――――――――――――ュ
| それは勿論私も理解している。しかし.兵が理解するかどうかは |
| 別問題だ。将校とて同じことだ。そんな軍を率いて、敵の猛攻に |
| 耐えうると思うのかね? |
`ー―――――――――――――――――――――――――――''
217 :
3/60:04/06/19 23:48 ID:QG4Pk9DR
r ――――――――――――――――――――――――――‐ュ
| いずれにせよ作戦の仕上げをやっておかねばならん。 !
| ひとまず第2軍団を退けることには成功したから、 |
| 次はB集団を叩いておかねばなるまい。突破部隊はこれから |
| 予定通り大きく左旋回し、ジエナードに.再集結して撤退する。 |
| そして今週中には今作戦は終了する。 |
`ー――――――‐v―――――――――――――――――――'
| ______,, ______
| |三三三|三三三| |三三三|三三三|
| |三三三|三三三| |三三三|三三三|
| |三三三|三三三| |三三三|三三三|
| |三三三|三 ∧_∧ ∩∩ |三三三|三三三|
|  ̄ ̄ ̄ ノノ,,・∀・,) (w゚; )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| §(´::ロ:ロ:゙O i:ロ:`゙::)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|
r―――――――‐'`ー―――――――――ュ
| …撤退の件は暫く伏せておきたまえ。 |
`ー―――――――――――――――――''
r―――――――――ュ
| …了解しました。 |
`ー――――――――''
218 :
4/60:04/06/19 23:48 ID:QG4Pk9DR
同刻 蒙軍第9機械化軍団
| __l __l ' _| :|
'. , _r――― | !
┌―┘ / /
_| _/ __/
,,r " ::..
,〃 ::..
.l~ロ! t'ュ゙=━ty- il' ::::
__}‐;'rt―'ュ-:、-、゙-、-、 il! ::::
i;l;|王l主l=;',,、_''ゞ''__,,゙!,,i_(弐(二(ニニニニニニニ(ii ::::
| ̄|~゙''ュ'―‐r―ュ-xx、二,、---、ニニニ'- 、、,_,,、---、. li .::::
| | ...| ..| | .|. ゙ヘ>―‐>i  ̄ ̄''i'Oiヘ>―‐> li, ..:::
. !`、!_,|_,,,,|__|_,,,|_,,,x'i;;三;;i――――‐;y;i;;三;;i ゙::、 ..::
!゙',i゙;`l!゙`l!゙`i i゙`l !゙`l!゙`l`ソ;三゙ソ___,,,x''´;ソ;三゙ソ ` '' ‐
ヘヘ;;ソ、;ソ、;ソヘ;ソヘ;ソヘ;/三/゙;ソヘ;ソヘ;ソヘ;/三/ ...:::::
t'ニ==━・~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~~~~~~~~~~~~~~~~~´ ........:::::::::::::
|,iィ''、_) .......:::::::::::::::::::::::::::::::::
|lニlエ|゙゙゙|‐‐、ュ‐‐o:ニロ_ ......:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,o,o,o―''''゙i_.|。(_(_(二二二二二二二二二二二二二(ニO ....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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 ̄ ̄ゝ-----ゝ] ''、゙iiO] ,,,ゝ----ゝ ,,,,
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r''v'-ィ;/三三;/ ,ィ'゙'-/三三;/ _ _
,0ii;;ィ'三三/―――――‐'゙ ;ィ'三三/ - _
‐'゙'――‐'゙‐''‐'‐''‐''‐‐゙'‐''‐゙‐'゙'――‐'゙ _
219 :
5/60:04/06/19 23:49 ID:QG4Pk9DR
茂軍第12装甲師団
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(;;; :::::::::::::''''' ┣━ ┃ ・・ ┃ ,r::'、;; ;;;;;);;;;
,r::ゞ:::;;ッ;;!''' ┃ ┛ ━┛ (;;; ;;;;;!-''';;;;;)
(;;; ;;;;;!‐'' (:: ;; :::: 。 ゞ:: ;;;;;),,;;;;;''
ゞ;;;;;'';;;) . :: (;; ;;;) ,,;;;) (;;;,, :::::,(〇,;;;)
_(;;;;;;)'';;'' 。 ・ ;;;) ・;;ヾ'' ___,,,,|(;;:::;;: ,;;;'::ソ
iロ |l:―――‐ュ \ ::` '' /:: 。゜ /二//二二二 /二/ ̄i ̄i
 ̄'‐'◎◎゙‐゙◎◎' ̄ ̄ ̄ヾ / ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄',三ヘ_____',三ヘ`~ ̄
` - -'''" ..... ヾ戔ヽノ '、_ノ '、_ノヾ戔ヽノ '
__ """" """" (;; ::: ,,,,,, `~~~~~~~~~~~~~`~~~~~
l´ __`l l_ - (,, ;;)'' \从从从从从从从从从/
‐ , /ニニi;´)|:i __ ‐ ~~ ≪ 全軍撤退しろ! ≫
と〔_〔〕::`゙つュ l´ __`l ,,, / WWWW:WWWW \
_ (⌒)、::::::ゝi_', ,/ニニi;・)/ i , バシッ
彡 (___) /〔_〔〕::`'O'、 ヾ 〃"
‐ O/::::::::::::::ロi `''''´
,, (__)‐''
220 :
6/60:04/06/19 23:49 ID:QG4Pk9DR
蒙軍第400機甲師団司令部
r――――――――――――――――――――ュ
| 我々ハ戦車大隊ト遭遇シ、コレニ梃子摺リマシタガ |
| 撃破ニ成功。現在敵軍ハ後退シテイマス。 |
_ `ー―――――――‐v―――――――――――''
|:| r===========ュ
|:| || ∩,,,,,∩ ll
/' ゙̄|:| || 彡,, ゚д゚ ミ〔〕
______,/__|:|_|:ー―O――‐‐i_` ''' ¬−-- 、
| ___ i: _|___ :|
| ,/:::::::_::_:::::ヘ l三l i /:::::::_::_:::::ヘ ̄ ̄i
|_/ r''´:::::::`ヽ:ヘ___, 二二二二 / r''´:::::::`ヽ:ヘ_〔〕 __
ー i::::(◎)::::i ―――――――― i::::(◎)::::i ―' /´__ヘ
ヾ::::::::::;;ノ ヾ::::::::::;;ノ (・ii ,)
r―――――――――――‐'`ー――――――――――――――――‐ ュ
| 恐らく昨日の第2軍団の件で司令部奇襲.を警戒していたのだろう。 |
| しかしそのお陰で第384師団が持ちこたえられたのだな。 |
| 敵のヘリも空軍が始末してくれたし…司令部に感謝せねばならんな。 |
`ー―――――――――――――――――――――――――――――'
221 :
7/60:04/06/19 23:50 ID:QG4Pk9DR
r ―――――――――――――――――――――――――――‐ュ
| ではそろそろ攻撃を中止して第6機甲軍団の応援に向かうぞ。 |
| これで敵の予備師団が同軍団の翼側を衝くことはなくなった。 |
| 我が軍団の残りの師団も現在北上して我々を追っている。 !
| 今回の戦果は貴官の師団の将兵の働きによるものが大きい。 !
| 諸君の奮闘に感謝する。…では行くぞ。 |
`ー―――――――――――‐v―――――――――――――――'
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/' ゙̄|:| || 彡,, ゚дミ〔〕 ブ ォ ォ ン ...
______,/__|:|_|:ー―O――‐‐i_` ''' ¬−-- 、
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| ,/:::::::_::_:::::ヘ l三l i /:::::::_::_:::::ヘ ̄ ̄i
|_/ r''´:::::::`ヽ:ヘ___, 二二二二 / r''´:::::::`ヽ:ヘ_,〔〕 __
ー i::::(◎)::::i ―――――――― i::::(◎)::::i ―' /´__ヘ
ヾ::::::::::;;ノ ヾ::::::::::;;ノ (・ii ,)`;
r――――――――――‐'`ー―‐ュ
| アリガトウゴザイマス。軍団長殿。 |
`ー――――――――――――‐''
222 :
8/60:04/06/19 23:51 ID:QG4Pk9DR
8時00分 茂第二装甲軍司令部
r─────────────────────ュ
| 第12装甲師団司令部より連絡途絶しました! |
| 同師団は戦力の半分を喪失し撤退しています。 |
`ー――――――――――――――‐v―――――''
r─────────────────────────ュ
| またか!何故敵の翼側突破を阻止できなかったのだ! |
`ー―――――――‐v――――――――――――――――''
__
∧_∧ /■\ ∧__∧ / F∧ l´__ `l
(,, ;^−) ( ;´Д`) (,,;´M`) ( , ;・∀) (Д・ iニヽ
(:::゙゙;シ:=゙i (:::゙゙:‐:=:゙iO i:=::゙゙:::;) /i:‐::゙゙:::;) i:‐:::`゙::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r───────────‐'`ー──────────ュ
| どうせ陽動作戦にでも引っ掛かって敵の攻撃軸を |
| 誤認したんでしょう… |
`ー―─────────────────────''
223 :
9/60:04/06/19 23:51 ID:QG4Pk9DR
r─────────────────────────――――――――――
| 師団は敵第6機甲軍団の攻撃を予期していました。しかし敵は第9機械化軍団を
| 夜間のうちに移動させ、師団左翼に二個師団を投入、うち一個師団が司令部を
| 蹂躙することとなり…
`ー――――――――――――――――――――──‐v―────────――
__
∧_∧ /■\ ∧__∧ / F∧ l´__ `l
(,, ;^−) ( ;´Д`) (,,;´M`) ( , ;・∀) (Д・ iニヽ
(:::゙゙;シ:=゙i (:::゙゙:‐:=:゙iO i:=::゙゙:::;) /i:‐::゙゙:::;) i:‐:::`゙::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::::| / / →
《ジエナード防衛隊》【第3軍団】 【第二装甲軍B集団】
ジエナード |::::::| | | →
◎ |::::::| |_| __↓__↓
 ̄_ |_【第4装甲軍団】
《ジエニア軍集団》 〈:::::::ヽ. /´\ _ ̄\ ,>
ヽ:::::::', \ \ ←〈:::::::〉 `゙
《第59軍団》【第3装甲軍団】
i:::::::| \___〉/:::::::〉
`‐ ' _,,、-''"::::::;/
/::::《第6機甲軍団》
 ̄ ̄__ < \ ↑ ,
_《第六機甲軍》 〈:::::ヽ【第12装甲師団】/::\
→/::::::::i 《第384師団》【第4航空旅団】|::::|
/:::/ _ `‐'' >:::::::::| 《第400機甲師団》
《第57軍団》 |::::::\ _/::::::;/`'___,,,/:::;/
|:::::| /\\:《第9機械化軍団》:::::::::::;/ ::::::::::::::::::/
《第十六軍》:::: ! \ \`ー''  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
|:::::| 【第2軍団】ri 【第二装甲軍A集団】
`'''' \, :l
"―‐┘
r―――――――――――――――――――――――――――――ュ
| 兎に角、敵は想定より手早く.第2軍団への攻勢を終了しました。 |
| その代わり北での攻撃を強化し、第3装甲軍団へ攻撃は依然として |
| 強力に推進されています。 |
`ー――‐v―――――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――ュ
∧_∧ | お陰で第2軍団はなんとか後退できました。 |
, (,,^−^;) | しかしここまで早く攻撃を切り上げた理由が気になります。 |
.\, と´::シ:=/■\ `ー‐y―――――――――――――――――――――――''
\::‐:::::(Д` )
. \_)_i:=:::`゙::::;∧__∧
\i:::::‐::::(M`; )
. \(__i:=:::`':::∧F∧
\ i:::::‐:::(∀・; )
r―――――――‐'`ー――――――――――――――――――――――――――――
| 可能性としては二つ、一つは敵の攻勢の目的が我が装甲軍全体の殲滅にあり、
| 突破部隊の右翼側を脅かす位置にあった第2軍団への攻撃は一種の牽制で、
| 第2軍団が壊走している今戦車部隊をこちらに残置するより北部に移動させたほうが
| より効率的な戦力の利用であると敵が判断したという可能性です。
| つまりこの場合敵は我が第3・第4装甲軍団を撃破するために再度の攻撃を実施する
| ということになります。主目標は我が軍の主力なのですから。
`ー――――――――――――――――――――――――――――――――――――
r─────────────────────────――――――
| 第二の可能性は我々の前面の敵が撤退を開始した、ということです。
| これは敵の部隊編成に言及する必要がありますが、
| 我々に攻撃を仕掛けている部隊は「ジエニア軍集団」の所属で、
| この軍集団の一部部隊が現在モララー共和国方面で本国との連絡回復
| に当たっております。つまり敵はこの軍集団をモラキア経由で後退させ、
| その前段階として我が軍を打撃し、追撃を行わしめないようにしている
| のではないかと考えられるのです。この場合、第9機械化軍団の北転は
| ジエナードを一時目標にした撤退行動であると考えられるのです。
`ー――――――――――――――‐v―――――――――――――――
__
∧_∧ /■\ ∧_∧ / F∧ l´__ `l
(,, ;^−) ( ;´Д`) (,,´M`;,) (・∀・; ) (Д・ iニヽ
(:::゙゙;シ:=゙i (:::゙゙:‐:=:゙iO O;゙‐:=:゙゙:;) /i:‐::゙゙:::;) i:‐:::`゙::;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――――‐'`ー―――――――――‐ュ
| で、君はどちらだと思う?モナルデン少将。 |
`ー――――――――――――――――――‐''
r──────────────────────────ュ
| 後者の可能性が高いと見ますが、軍を危険に曝すことを |
| 考えると前者の想定に沿った対応が妥当かと… |
`ー―――――――‐v―――――――――――――――――''
.\, と´::シ:=/■\
\::‐:::::( ´Д` )
. \_とi:=:::`゙::::;∧__∧
\i:::::‐::::(`; )
. \(__i:=:::`':::∧F∧
\ i:::::‐:::(∀・; )
r──────‐'`ー―――――――ュ
| そうか…では守りに徹するか。 |
`ー――――――――――――――''
9時30分 モナコルム:大本営議長室
r────────────────────ュ
| …欧州方面軍は欧州地区から後退する。 |
| だが軍集団一個が丸耳国の心臓部に残り、 |
| 方面軍の反攻を待つことになった。 |
`ー――――――─―‐v──────────''
r――――――――ュ
| 妥協案ですな。 |
`ー―‐v―――――''
/ ̄ ̄ ̄\ r―――――――――――――――
| ∧,,,,∧ |. | あまり賢明とは言えないが、
| (´ハ`;ヾヽ | 政治的にやむを得ないのだろう。
| O゙:‐lll:ロ:゙')§, `ー―――‐v――――――――――
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|____________| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧,,,∧ ∧,,,,,∧ ∧,,,,∧ ∧,,,,∧
ミノノノ, ゚彡 ノノノノ,, `) (゚ ,,ヾヽヽ (` ,,ヾヽヽ
(゙:::§:::`') (“§ “) (":::::§゙) (":::::::::§)
/:::::i:::::‐:i /_i__‐i i:‐::::i:::::;ゝ i:‐::::::i:::::ゝ
∪ ∪ (__(__) ∪∪ (___)__)
r────────────────────────────ュ
| しかしながら丸耳国出身のマルーエル将軍が如何に悩んだか、 |
| そして丸耳国内の反発に如何に苦慮したかは察するに余りある。 !
| それは本国で安寧としておる.我々には伝わりにくいものだ。 |
`ー―――――――――――‐v―――――――――――――――''
r──────────────────────────────ュ
| さて、その将軍から新たに方面軍副総司令官を一人遣して欲しい、 |
| という要望を受けている。将軍自身はマルミードの残置軍に残るので |
| 後退した二個軍集団を指揮する指揮官が入用だそうだ。 !
`ー―――――――――‐v――――――――――――――――――― '
∧,,,,∧ ∧,,,∧ ∧,,,,∧ ∧,,,∧
ノノ,, ´Å`) ノノ,,゚Д゚ ) ( `□´,ヾヽ ミ ゚Д゚,,彡
§("::‐lll:ロ゙) §(:゙:‐lll:ロ:) (“‐:ロ“ )§ と‐lll:ロ:`')
/::‐:::lll:::‐i /:‐::lll::‐i /‐_,:‐__,ゝ i‐:lll::‐:;ゝ
(__)__) (_)__) (__(__) ∪ ∪
/ ̄ ̄ ̄\ r―‐'`ー────────────────
| |) | それなら私が向かいます、皇帝陛下。
| ̄ ̄ ̄ ̄| l,つ ̄ ̄ ̄! | 恐らく方面軍は撤退で士気が低下する
| ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄| | ものと思われますので、それなりの経験の
|____| |____| | ある指揮官が行くべきだと考えます。
|______,| `ー――――――――――――――――――
r────────────────────―――――――ュ
| 朕も卿を行かせる積りである。北部と西部―南宋とロクマと |
| 相対する叔父上や兄上に行ってもらうのは難しい。 |
| かといってモンケは海軍と国防部の仕事がある。 !
`ー――――――─―‐v──────────――――――‐ ''
r――――――――――――――――――ュ
| 承りました。直ちに現地に向かいます。 |
`ー―‐v―――――――――――――――''
/ ̄ ̄ ̄\
| ∧,,,,∧ |
| (´ハ`;ヾヽ
| ど:‐lll:ロ:゙')§
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|____________| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧,,,∧ ∧,,,,,∧ ∧,,,,∧ ∧,,,,∧
ミノノノ, ゚彡 ノノノノ,, `) (゚ ,,ヾヽヽ (` ,,ヾヽヽ
(゙:::§:::`') (“§ “) (":::::§゙) (":::::::::§)
/:::::i:::::‐:i /_i__‐i i:‐::::i:::::;ゝ i:‐::::::i:::::ゝ
∪ ∪ (__(__) ∪∪ (___)__)
10時00分 モララバード:藻国防省・欧州同盟軍E軍集団司令部
|`::;
|~`
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[XX]
| ,O
.(| ゞ'()
〇、|‐'
|. <()
|. ..|
| |
|゙二二二二二二二二二二二二二二二二二二二:|
|゙゙ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ゙:|
_________|____________________|_________
〔______________________________________,〕
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロ゙r'二二二二二二二'ュ゙ロロロロロロロロロロロロロロロロ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||二i二|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||二i二|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――――――――――――――――――ュ
| 西の抹拉刺集団の攻勢は終了した模様ですが、 |
| 東からの攻撃が激烈さを増しています… |
`ー―――‐v―――――――――――――――――'
r―――――――――――――――――――――――――――――
| 兵力の増強はどうなっている?投入できる師団は増えたか?
| 予備兵力も碌に無いのでは作戦にならん!
| 敵がモララバードを脅威して北部に回廊を作る積りなのはわかる。
| だが我々の兵力は敵の陽動攻撃にすら耐えられん!
`ー――――――‐v―――――――――――――――――――――
λ_λ A___A
(,, ;`ー) , (, #‐∀)
(:::::;”ソ:iO' (::::::;”‐:iO
/::::::‐::::i /::::::‐::::i | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(_(___) (_(___).|
r――――――――――――――――――――――――――――――――――
| 申し訳ありません…しかし我々は五個師団を戦線に追加しました。
| 残りの五個師団も来週までには…
`ー――――‐v――――――――――――――――――――――――――――
r――――――――――――――――――――――――‐ュ
| まったく…やはりモーナ軍の到着を待つしかないのか。 |
`ー―――――――――‐v―――――――――――――‐'
λ_λ A__A
( ;`−´) (,,#・∀・)
(`´:ロ:ロi (`´::ロ:ロつ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 欧州同盟軍E軍集団に対する蒙軍の圧迫
r:‐ュ . r‐ュ /l___ /\
|::::::| | | <:::::::::::::::::::::::::::::: ̄ \:::::ヽ
|::::::|【第22軍団】 〈 ̄\\l` ‐ 、:::《第14機甲軍団》《第13機甲軍団》
《ジュチ近衛軍団》 | \ \ ヽ:::::::《 第 三 機 甲 軍 》i::::::|
|::::::| `‐'' 【 E 軍 集 団 】【第21軍団】‐ュ:《 テ ム ル 集 団 》 `‐''
`'‐'' 〈 ̄【 第 二 軍 】モララバード / //::::::::::―::::::::::::::::::::::: 《 シ バ ン 集 団 》
《 抹 拉 刺 集 団 》 〈::::::\. \ \ ● ` ‐'<:::::::《第20軍団》::::::::: r‐:ュ
__ \:::::::\【第38軍団】【 第 一 軍 】〈 ̄\\::::::::::―― |::::::|
モラード /:::::::::::ヽ 《第37軍団》、_〉 _ 【第3機械化軍団】 《第2機械化軍団》
〇 《第23軍団》 ヽ:::::::〉 /' \ i i |::::::|
ヾ:::::::::::/  ̄ _ \ \ | | 《 ジ エ ニ ア 軍 集 団 》
 ̄ 〈::::::\【モララバード軍団】 ` ‐''
《第39軍団》 \_/
\:::::\
14時00分 蒙軍テムル集団第14機甲軍団
――┐``
|
――┘ _l_
/| ‐, |‐
" ' オ
オ
オ
|
._ |
━━==!ユ!ニニニエ! |:|. |
 ゙゙゙゙̄''!''ii`;|゙ ̄|゙ . |:|. |
__、 _,,、-'三'‐'‐゙,,、゙-'‐ ゙:::‐┬:┬:┬:┬ュュ
!二i二二i二二i二二i二二i二二i二二i[<; ヘソゞ_ヘ== ニ l二二l二l二l二l二l,,!,!,!
__,_, | ヾ---;-------------------ヾ二ニ-――r‐――r:ュ
_二r‐i'_ll_|_ 、,,、、xxx--゙r‐゙'''''゙゙゙ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| | |. .ロ'゙ ......(:: )
======、"´tョ主,,王王E!__<゙_ヘ、,,,,,,__|゙,___|___|___|_|____|,,___|,r ‐ 、::::.:.... ::)
,r‐¬'''"_i二l二l二l l二l二l ゞ゙'゙.ソ:i´、,`'i'゙,,i´、,`'i:o‐i´、,`'i.o‐i´、,`'i"i´、,`'i"i´、,`'i :ゞ,;(:: ::):' :::::::.:... ..:::)
` '、◎:◎ ◎ ◎:◎◎,-"(:: :`゙'''-'、,,゙;ソ''`ゞ゙'゙ゾ''`ゞ゙'゙ソ ''`ゞ゙'゙ソ`ゞ゙'゙ソ`ゞ゙'゙ソ,、(:: ::) ,,::) :::) ::::::.:..:...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ̄ `~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
r──────────────────────ュ
| テムル中将、この軍団の前進は.順調です。 |
| 敵は殆どおりませんし、居てもすぐに降伏します。 |
| 二日後迄には抹拉刺元帥と握手できるでしょう。 |
`ー――――‐v――――――――――――――――''
r────────────────────────ュ
| うむ。向こうと結合したら我が集団は南下し、 |
| 回廊を拡大する。うまくいけばウラーネルの叛乱軍を |
| 殲滅することができるかもしれんな。 |
`ー―――――‐v―――――――――――――――――''
| _ __| |
___ 〃_ヾヽ //´ヾ,|ヽ‐、 | ゴー――――
・―‐t三:'/ i'´`:,))゚Д゚)(皿` |ヾヽ:! |
__/"__"_,'、_,ノ゙::ロ:ロi i:ロ:/r゙ュヽ,ノ_______/r゙ュヽ____
/"_O,)/"_/ o ̄ ̄ ===ヾシヽニニニニニニヽ \
,,..、-'''"´ ̄ ̄ ,,..、――: ゙: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,r:ュ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ i
,,..、-'''"´__r‐ュ_,,..、-'''"´ |())O|)|_________,:_______`‐'_______|
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ /__/,,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ _ ::‐、 ::::
.. \ \ /爰/´ ゙ヾ''‐=‐、-、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、-、=::‐''´:゙ヽ (:: :::i ::::
. \ \iXXi (・)゙i,/´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, i ゙'0:"i! ´::`i ‐'' ::::
ヾ` 、_ ̄_ ̄_ ̄':弐'、 ,_,シ i O i i O i i O i i O i i O i i O i:ヾ'_,'シ ‐、 ' :::) :::::
` 、:`,,、、.,'、 ,ノ ,.` 、:`,,、、.,'、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ,, - " :::) ,,::) '' ...:::
`~~~~~~~~~~~~~~~~`~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
\―――――――――――――――――────────/
| テムル中将…コチラ第20軍団。敵ノ戦線突破ニ成功… |
| 現在モララバード ニ向ケテ前進中…敵二個師団ガ降伏… |
/―――――――――――――――――――――――――\
r──────────────────────ュ
| この調子でいけば、叛乱軍全体が降伏するかも |
| しれんな。うまくいけば… |
`ー―――――‐v―――――――――――――――''
| _ __| |
___ 〃_ヾヽ //´ヾ,|ヽ‐、 | ゴー――――
・―‐t三:'/ i'´`:,))゚Д゚)(皿` |ヾヽ:! |
__/"__"_,'、_,ノ゙:ロ:ロとi:ロ:/r゙ュヽ,ノ_______/r゙ュヽ____
/"_O,)/"_/ o ̄ ̄ ===ヾシヽニニニニニニヽ \
,,..、-'''"´ ̄ ̄ ,,..、――: ゙: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,r:ュ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ i
r――――――――‐'`ー――――――――ュ
| そして時間的余裕があれば、ですな… |
`ー―――――――――――――――――''
16時00分 欧州方面軍・マルミミア軍集団合同司令部
r――――――――――――――――――――――――‐ュ
| 君は蒙軍の元帥に昇進するそうだな?マルーエル君。 |
| 遂に私より階級が上になったか。 |
`ー―――‐v―――――――――――――――――――‐''
r――――――――――――――――――――――――ュ
| 新しい擬虎副総司令官の階級が.元帥なので、 |
| 総司令官代行がその下ではまずいということでしょう。 |
| それ以上のことではありません。 |
`ー――――――――‐v――――――――――――――''
∩_∩ ∩_∩ ∩∩
(‐∀‐# ) (−´ ,) (Д゚ ,,)
iロ:ロ:::`゙;;) iロ:ロ::`'::) iロ:ロ`':)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――‐'`ー―――――――――――――――‐:ュ
| そうかね?私はてっきり方面軍主力の撤退を |
| 私に了承させた御褒美かと思ったよ。 |
`ー――――――――――――――――――――'
r――――――――――――――――――――――――‐:ュ
| 閣下も国内を説得するのに大分苦労された模様で… |
| ご尽力ありがとうございます。 |
`ー―――‐v――――――――――――――――――――'
r────────────────────────────ュ
| ふん。部下の将兵を説得できんのでは.軍司令官は務まらん。 |
| それに私は三次大戦以来の老将だ。それなりの影響力はある。 |
| だが撤退する二個軍集団の丸耳系将兵については分からん。 |
| 私が説得したのはあくまでも国内だからな。 |
`ー――‐v――――――――――――――――――――――――''
. r―――――――――――――――――――――――――――――
. | モラルニア軍集団ではマーナ将軍自ら説得にあたっていますが、
∩_∩. | 丸耳国に残ることを希望する者が後を絶たないそうです。
, (∀‐# ,,) | ジエニア軍集団ではまだ将兵に伝えていないそうで…
.\ i:ロ::`゙:::;;) `ー‐y―――――――――――――――――――――――――――
\i::::ロ::::::∩_∩
. \_,,(´ ,)
\.(:´::::::::∩_∩
. \::::::::(゚ ,,)
\ (´::::::`)
r―――――――‐'`ー――――――――――――――――――― ュ
| モラルニア軍集団はマルミミアから分断されつつありますので |
| 彼等が望んでも残ることはできないでしょうが、.ジエニア軍集団は |
| 心配です。敵の分断の意図を挫いたばかりですから… |
`ー―――――――――――――――――――――――――――‐''
r――――――――――――――――――――――――‐ュ
| 国を愛する兵士が多く居るのは結構なことだよ少将。 |
| だが残ることだけが国にとってよいこととは限らん。 !
`ー―――‐v―――――――――――――――――――‐''
r――――――――――――――――ュ
| 私は命令に従うまでです。 |
| 判断は元帥閣下がなさることです。 |
`ー―――――――――‐v―――――''
∩_∩ ∩_∩ ∩∩
(・∀・# ) (−´ ,) (Д゚ ,,)
iロ:ロ:::`゙;;) iロ:ロ::`'::) iロ:ロ`':)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――‐'`ー―――――――――――――――ュ
| 皆がそう割り切ってくれるといいんだがね… |
| 実際にはそうもいかんのだ… |
`ー―――――――――――――――――――''
12月16日8時30分 モララバード:同盟軍E軍集団総司令部
r―――――――――――――――――――――――:ュ
| どうにもしゃれにならん状況になってきた。 |
| このままいくとモララバードが危ない。 |
| 何より拘束してある連中を取り返されるかもしれん。 |
`ー―――――――――‐v―――――――――――― '
r――――――――――――――――――――― ュ
| 現在彼等を後送する準備を進めています。 |
| 東のほうなら敵もそれほど強い攻勢をかけて |
| きてはいませんし、.第一機甲部隊が居ません。 |
| とりあえずバトゥと将軍数名を移送する予定です。|
`ー―――――‐v――――――――――――――‐'
λ_λ A__A
( ;`−´) (・∀・;,,)
(`´:ロ:ロi (`´::ロ:ロi
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
r―――――――――――――――――――――――――――ュ
| 絶対に抜かるなよ。それから君は新編の二個師団を率いて |
| 敵第20軍団の進撃を阻止してくれ。 |
`ー―――――――――‐v――――――――――――――――''
r―――――――――――― ュ
| は、はい…努力します。 |
`ー――――‐v――――――‐'
λ_λ A__A
( ;`−´) (,,;・∀・)
(`´:ロ:ロi (`´::ロ:ロi
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
10時00分 モララバード近郊某所
_
_l,,)_________________r―:ュ___ r――――――――ュ
,/___ ___ | ――‐ :r ¬ュ :|――‐ュ | さっさと歩け! |
//l´l | | | :| | | `ー―――‐v―――''
// _!_,!__| | | :| | |
,/  ̄ __ _ _________,|_____'、_丿___:| | ∧_∧ 八__八
i‐!_ - -〃 ̄ ,, ,,,,,_ ̄',',  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〃 ̄ ,, ,,,,,_ ̄',', i ̄ ̄ ̄ (∀‐ ヾヽ (∀´ )
l‐! /' /":::::::::::::ヽ ',', /' /":::::::::::::ヽ ',', ! i:::::::::::,,)§ O:::::`゙:::::) ))
ャ_i_ヘ,___,|| i::::::( ):::::i ||_______|| i::::::( ):::::i ||l ,人:::::::::ヾ`'' ‐''"i::::ロ:::::ゝ
 ̄  ̄  ̄ '、:::::::::::::::ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ '、:::::::::::::::ノ  ̄ (_(___) (___)丿
 ̄  ̄  ̄  ̄
___ __
/´___ヘ /´___,ヘ
(, ・∀・) (´Д` ,)
〔(::":::うャO=‐'・ ・'‐G;;;;:::`゙::)〕
/::::ロ:::::ij! iロ:::::ロ:::ゝ
(___)__) (__(___)
ブゥゥン…
__(O_______________
/,r‐┐ ― i´r――ュr――ュ`! 三
//〔〕_,! i ! :l:! :l i 三
/ ____ __ ____,,i,__!,,__,,,l:!,,__,,,l__,i 三
〔(() ii: ,r:::::::、::ii i  ̄ ii: ,r:::::::、::ii i:|:OOi゙  ̄ ̄ ̄:i:OO| ...............
|__',::ll: i::::r,::::i:::ll_l__ll: i::::r,::::i:::ll_l!、________,! .....:::::::::::::.:.:....
' ̄ ',::::゙':::;!;;;リ' ̄ ̄ ̄',::::゙':::;!;;;リ'  ̄――――'!;;;リ ::::::::::::::.:.:...
`''-''゙-'' `''-''゙-'' `''-''゙-''
, __
|/´__ヘ λ__λ
/,), ・∀・) (ー´ )
〔ゞ:;゙゙:::ロ:ロli. とi:ロ:::::::;;)
//::::ロ:::::::i' i::::ロ::::::ゝ
(___)_) (_(___)
r――――――‐'`ー――――――――――――‐ュ
| いいか、もしバトゥが逃げても.絶対に殺すな。 |
| これがモラ閣下の命令だ。わかったな? |
r――――‐'`ー――ュ ―――――――――――――――――――'
| 了解しました! |
`ー―――――――''
同時刻 茂軍第二装甲軍司令部
r───────────────────ュ
| ごくろうだったねフォン・ボルジャー中将… |
`ー――――――――‐v―――――――――''
r─────────────────────ュ
| 一体お前は何やってるんだYO! |
| 戦力はこっちが上だったんだのにこの無能め! |
`ー――――――――――‐v―――――――――''
∧F/ ∧__∧∧__∧ /■\ ∧__∧
(, ;・(,,,;´M( ;^−) ( ;´∀). (3・# ,,)
(::`´シ(::`´シ:(::`´シ:t!. (:::`´‐:t;つ とi:=゙゙O:::!
/:::::‐::/::::‐::::/:::::‐:::::i /:::::‐::::::i i::::‐::::::ゝ
(___,(___)_(___)_) (___)_) (___)_)
r―――――――――――――――――――――ュ
| まあまあ…ここで揉めても仕方ありませんし… |
`ー――――――――‐v―――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――ュ
| 黙れ中佐!私はこの脳無しと話しているYO! |
| こうなったら軍集団司令部に掛け合って貴様を解任… |
`ー―――――――――‐v―――――――――――――''
,∧_∧ ,∧_∧ ∧F∧ /■\ ∧_∧
(,,;^−^) (, ;´M`) (,,;・∀・)(,,;´∀`) (3・# ,)
(::゙゙::シ:=i (::゙゙::シ:‐i と::;゙゙::シ:‐つ::;゙゙::‐:=つ て:::゙゙::::::::゙)
/::::‐:::::::l /::::‐:::::::! /::::‐::::::i ,/::::‐::::::i i::::‐::::::;ゝ
(___)__) (___)__) .(___)__).(___)__) (___)__)
r―――――――――― '`ー―――――――ュ
| と、とにかく作戦についての話をしよう… |
`ー――――――――――――――――――''
r─────────────────────ュ
| で、どうする積りなんだYO?まさかこのまま |
| ボーっとしてるんじゃないだろうNA? |
`ー――――――――――――――‐v―――――''
r─────────────────────────――‐ュ
| しかしだな、今攻めこんで敵の罠に嵌るのもいただけない… |
| 今第二軍団の残存部隊を再配置したり.第三軍団から予備隊を |
| 抽出したりと大変なんだ。せめて予備兵力が揃うまで攻撃は… !
`ー―――――――‐v――――――――――――――――――‐''
∧_∧ /■\ ∧__∧ / F∧ ∧__∧
(,, ;^−) ( ;´∀`) (´M`; ,) (‐∀‐;,) (3・# ,,)
(:::゙゙;シ:=゙i (:::゙゙:‐:=:゙i i:=::゙゙:::;). Oi:‐::゙゙:::;) ,i:=::::゙゙::O
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r───────────────‐'`ー─────ュ
| そんな暢気なことを言っている暇があったら、 |
| さっさと司令部に増援を要請したらどうなんだYO? ,|
`ー―────────────────────''
r─────────────────────────ュ
| しかしですね中将閣下、軍集団は現在第一装甲軍の |
| 進撃とマルミード包囲に重点を置いているのですよ。 |
| 助攻作戦の失敗如きの為に貴重な予備兵力を割いては |
| くれません。残念ながら我々は防衛するしか… |
`ー―――――――‐v――――――――――――――――''
,∧__∧ ∧Fヘ ∧__∧ /■\ ∧_∧
(, , #・3) (∀・; ,,). (M`; ,) (∀`; ,,) (−^; ,,)
(::゙゙::::‐:i (;:::゙゙::‐:iO (;:::゙゙::‐:i i‐:=:゙゙:::;;) i:シ;゙゙:::;;;)
 ̄ ̄ /::::::‐::::i ̄/::::::‐::::i ̄ ̄/:::::‐::::l ̄ ̄l:::::::‐::::;ゝ,  ̄l::::‐::::::ゝ ̄ ̄
(___)_) (___)_) (____)) (__(___) (__(___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――‐'`ー―――――――――――――――――ュ
全く、撤退する敵を追撃することすら出来ないとは、 |
なんとも嘆かわしい有様だYO! |
―――――――――――――――――――――――''
10時30分 ギコ連合王国首都ギコガン:首相官邸
r───────────────────────ュ
| それにしてもモナゴルはあっさり負けましたな。 |
| もう欧州での茂軍の勝ちは決まったも同然でしょう? |
`ー――――‐v―――――――――――――――――''
r──────────────────────‐ュ
| 連邦構成国間で意見の相違も存在するようです。 |
| 特に丸耳国とモナゴル本国との間で。 |
`ー―――――――――‐y―――――――――――‐''
,∧_∧, /" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'| ∧__∧
/(,,^Д^) / |◎‐◎,,)
r‐O::::<yiつ | i:ロ:゙::rュ
| '―ュ:::/ ,∧_∧ | ,,r―‐' |
|__,|/ (゚ ,,) |(,,|___,|
lニニ:r''´ ̄ ̄`ヽOニニl
|| | |"i ||
|____|,/
r──────────―‐'`ー────────────────────ュ
| モーナ帝国からは中立の立場を維持するよう非公式な接触があっただけ。 |
| モナゴル帝国にいたっては欧州からの.難民保護要請があるのみ… |
| どうも我が国が無視されているきらいがあるわね。 |
`ー――――――――――――――――――――――――――――――――''
r────────────────────────────ュ
| それはまだモナゴルは独力で戦闘を.継続できると考えている !
| ためではないかと思われます。 |
| 実際戦力だけを見るとまだ蒙帝国には数百万の軍があります。 |
| 恐らく彼等は一時後退して態勢を立て直し、然る後に全力で |
| 茂軍を押し返すことを考えているでしょう。 |
| 欧州覇権確立の機会をそう易々と他国には譲らないはずです。 |
`ー――――‐v――――――――――――――――――――――''
∧∧
r‐(,,*゚−゚) ュ
∧_∧ r::/:<y>:::;O:| ∧_∧
(,, ◎‐) ,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (Д^ ,)
r‐ュ:":::::iつ | ii〉'::;::r‐ュ
|: '―ュ:"/ |,r::rO―' |
|___i,/ |__)|___|
,/ | r――‐'`ー―――――――――――――――――――
l:ニニニニニニニニニニ:l | 我々も一応欧州簒奪のライバルというわけですか。
|| || | 辺境の地は平和でいいですね〜。
`ー――――――――――――――――――――――
r──────────―‐'`ー――――――――――――――――ュ
| そうとも限らないわ。それに難民への対策だって馬鹿に出来ない |
| 大問題なのよ。対策は万全でしょうね、ラカタ大臣? |
`ー――――――――――――――――――――――――――――''
r───────────────────────――――――――――――ュ
| まあ、予算的な問題はありますが今のところ受け入れ施設に余裕はあります。 |
| ただ今後の.避難民の流入予測を信ずれば一ヶ月もすれば満員になりますよ。 |
| この辺はやはり新規施設…といってもプレハブ住宅の建設か、最悪の場合 |
| テント村を設置することになるかもしれません… |
`ー――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――''
r──────────────────────―――ュ
| なお避難施設の秩序維持には丸耳国の警察部隊、 |
| 及び軍の一部を我が軍の指揮下に入れて当たらせます。 |
| 人道支援で無駄な.対立を招きたくありませんしね。 |
`ー―――――――――‐y――――――――――――――''
,∧_∧, /" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'| ∧__∧
/(,,;^Д) / |(‐◎ ,,)
r ュ;'::::::<yiつ | i:ロ:゙::rュ
| '―ュ:::/ ,∧_∧ | ,,r―‐' |
|__,|/ (,, ゚) |(,,|___,|
lニニ:r''´ ̄ ̄`ヽOニニl
|| | |"i ||
|____|,/
r──────────―‐'`ー───────────────────――─ュ
| 最近モナチスの影響を受けた反丸耳系勢力…間違いなく敵の第五列でしょうが、 |
| 連中が活動を活発化させているみたいだから、その辺は慎重にね。 |
`ー―――――――――――――――――――――――――――――――――― '
同時刻 モラード市:抹拉刺集団司令部
r―――――――――――――――――――――ュ
| 作戦の準備は整いました。閣下、ご命令を。 |
`ー―――――――――――‐v――――――――''
r――――――――――――――――――――――‐:ュ
| バトゥの身の安全は保障できますね? |
| 間違っても殺されることなどあってはなりませんよ。 |
`ー―――――――――‐v――――――――――――'
∧_∧ §¥§ (\__/)
ノ(, ;‐∀‐) ノノ, ´−) (Д・ )
§(゙´::::lll:ロ゙i §(:;゙´:::lll:=i i:ロ::::`゙;;;)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|____________________|
r――――― '`ー――――――――――――ュ
| …そうですね。作戦を開始してください。 |
`ー――――――――――――――――――''
r────────ュ
| 失礼します。 |
`ー――――‐v――''
r─────────────────────────────ュ
| 首相閣下、先ほど外務省にモナゴル大使から連絡がありまして、 |
| 18日にモンケ海軍元帥が我が国を緊急訪問するとのことです。 |
`ー――――‐y―――――――――――――――――――――――''
r───────────────────ュ
| ようやくモナゴル外交部が動き出したわ… |
∧∧ ∠ これからが本番よ。 |
r‐(,,゚−゚*) ュ `ー――――――――――――――――――''
∧_∧ r::/:<y>:::ヽ:| ∧_∧
(,,◎‐◎ ,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (^Д^,,)
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|___i,/ |__)|___|
,/ |
l:ニニニニニニニニニニ:l
|| ||
∧∧
(,, ゚)
(:::::::::::)
同時刻 モラード市:抹拉刺集団司令部
r―――――――――――――――――――――ュ
| 作戦の準備は整いました。閣下、ご命令を。 |
`ー―――――――――――‐v――――――――''
r――――――――――――――――――――――‐:ュ
| バトゥの身の安全は保障できますね? |
| 間違っても殺されることなどあってはなりませんよ。 |
`ー―――――――――‐v――――――――――――'
∧_∧ §¥§ (\__/)
ノ(, ;‐∀‐) ノノ, ´−) (Д・ )
§(゙´::::lll:ロ゙i §(:;゙´:::lll:=i i:ロ::::`゙;;;)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|____________________|
r――――― '`ー――――――――――――ュ
| …そうですね。作戦を開始してください。 |
`ー――――――――――――――――――''
10時40分 モララー共和国国内
──┐``
│
──┘ オ ッ
_ _ _
_l,,)_________________r―:ュ___
,/___ ___ | ――‐ :r ¬ュ :| 三≡‐
//l´l | | | :| | 三≡‐
// _!_,!__| | | :| | 三≡‐
,/  ̄ __ _ _________,|_____'、_丿___:| 三≡‐
i‐!_ - -〃 ̄ ,, ,,,,,_ ̄',',  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〃 ̄ ,, ,,,,,_ ̄',', i 三≡‐
l‐! /' /":::::::::::::ヽ ',', /' /":::::::::::::ヽ ',', ! 三≡‐
ャ_i_ヘ,___,|| i::::::( ):::::i ||_______|| i::::::( ):::::i ||l 三≡‐
 ̄  ̄  ̄ '、:::::::::::::::ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ '、:::::::::::::::ノ
 ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
ゴ ォ ォ ォ ォ ...
__
__/・‐;__ヾ_ ______
____ ____ ,','  ̄,','  ̄,','ニ! `i. ,','  ̄,','  ̄,','ニ! `i ____
ii_二ll二_iiコ:`l.ii_二ll二_iiコ:`l ,',  ̄  ̄ ,'____,| ,',  ̄  ̄ ,'____,| ii_二ll二_iiコ:`l
to"――oュ" ‐|"――oュ" ‐| :ri'‐l:ニニ:l‐i'ュi__i"i゙:i| . ri'‐l:ニニ:l‐i'ュi__i"i゙:i| to"――oュ" ‐|
r゙ュi圭圭r゙ュi__i'゙iュi圭圭r゙ュi__i'゙i! t゙―――‐゙ュ:゙i___i::ii:il t゙―――‐゙ュ:゙i___i::ii:il r゙ュi圭圭r゙ュi__i'゙i!
i,_リ‐=‐i,_リ.゙i,_リ,リ‐=‐i,_リ.゙i,_リ `i;;_;;リ ̄ i;;_;;リ, i;,_,;リ `i;;_;;リ ̄ i;;_;;リ, i;,_,;リ i,_リ‐=‐i,_リ.゙i,_リ
 ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
\――――――――――――――――――――/
| 目標車列を確認。先頭に軽装甲車2、 |
| その後ろに銃塔付き中型装甲車1、 |
| 銃塔無し中型装甲車1、最後尾に.軽装甲車1。 |
/────────────────────\
 ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ """ '''' ‐- 、、,,_
`゙゙ ''' ‐- 、、 ,,_
 ̄ """ '''' ‐- 、、,,_
∧∧ ∧,,∧ 、 ∧_∧ ∧∧
ノ(|,,゚Д)彡 ・ _ヽ \ノノ `Д) 彡 ・ ヽ r―――――――――――――ュ
§i":::つ彡‐-‐,_'、_r〉 "§":::::;;O/‐- :、,,r‐i | 作戦の準備が整いました。 |
,,、-<:::‐::ソ ;i ,,、-<:::‐::::ソ" :| `‐'' `ー―――――‐v――――――''
/´ /(_// ,リ ;;/" /(_// :i
ノi ;  ̄‐ ,ヾ i"! i ノ,  ̄ ̄ ::,,ノ
i ,ノ ‐t- ,-‐ '''ヘ, | :| ,./ ,/"‐- 、、,__ヾ i'、ヽ, (\_/) (\__/)
! ;i i ;! i :i :i 〈/ /, l :! `:,: ; ,ノノ,, ´Д`) (д´ ,,ヾヽ
| | | | r:| |'" ', ',ヽ | lr;'/ §(:::;;::::lll:::::iつ ll::::::::::::;;)§
i-; .i‐; `i‐; i‐; " i-;゙" /´ /´ ヾ:::;ゝ ll:::‐::::::;;ゝ
~~ ~~ ~ ~ ~ (_(__)、_ノ (___)__)
r――――――‐'`ー―――――――ュ
| よし。仕掛け爆弾を爆発させろ。 |
| ミサイル班は.銃塔付きを攻撃、 |
| 軽迫は騎馬隊を支援せよ。 |
`ー――――――――――――――''
ブ ゥ ゥ ゥ ン . . .
,r====:=========‐ュ 二
// ̄ ̄ ̄| :i :i
〔l:'(∀` ,)| :i,,_,,__,,__,,__,,_! 三
_ ,,, 、 -‐ ''"  ̄ ̄ ̄ ̄ |
|_,,,,、-―_:――, r:――_,,_――, | 三
|l ,r''":::::::::`ヽ ', :i ,r''":::::::::`ヽ ', |
l |:: i::::::::r' ュ::::::゙i: ', ―― ― ――:i:: i::::::::r' ュ::::::゙i: ',,,| 三
゙~',:::::::`‐'':::::::リ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',:::::::`‐'':::::::リ
ヾ:::::::::;;;彡' ヾ:::::::::;;;彡'
 ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
|
(\__/) カチッ! |
( `−) |
〃":::::::;;;Gii -‐ ''''"" |
――――――――――――――――┘
┃ ・・ ・ ┃
┣━ ━╋ ┃
┃ ┏┫ ━━┛"\
/ ,,/':ヽ
゙\/' ヽ
ヾ\、 ,/' ,,
,::"´:::ヽ(:: ,,::) 、.ヾ\/" (◎)
。 !:: ゜ ・ .::) `" / __
', ・ ゜ ...::: // . __/・‐;__ヾ_ ______
', ::::.... / ;;) ,','  ̄,','  ̄,','ニ! `i. ,','  ̄,','  ̄,','ニ! `i
(;;,, ・ ゜ ・ ,,;;)''. ,',  ̄  ̄ ,'____,| ,',  ̄  ̄ ,'____,|
ヾ ゞ;; ,,;;シ ,;;) :ri'‐l:ニニ:l‐i'ュi__i"i゙:i| . ri'‐l:ニニ:l‐i'ュi__i"i゙:i|
ヾ "/ t゙―――‐゙ュ:゙i___i::ii:il t゙―――‐゙ュ:゙i___i::ii:il
\ / `i;;_;;リ ̄ i;;_;;リ, i;,_,;リ `i;;_;;リ ̄ i;;_;;リ, i;,_,;リ
 ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
ゴロゴロ…
,r:;――‐'、'、 ))
__(O_____・―,‐/____ヾ___
/,r‐┐ ― i´r――ュr――ュ`!
//〔〕_,! i ! :l:! :l i. r――――――――――‐ュ
/ ____ __ ____,,i,__!,,__,,,l:!,,__,,,l__,i | 敵襲だ!迎撃しろ! |
〔(() ii: ,r:::::::、::ii i  ̄ ii: ,r:::::::、::ii i:|:OOi゙  ̄ ̄ ̄:i:OO| `ーy―――――――――''
|__',::ll: i::::r,::::i:::ll_l__ll: i::::r,::::i:::ll_l!、________,!
' ̄ ',::::゙':::;!;;;リ' ̄ ̄ ̄',::::゙':::;!;;;リ'  ̄――――'!;;;リ ___ __
`''-''゙-'' `''-''゙-'' `''-''゙-'' /´__ヽ /´__ヽ 二 __
(・Д・;,∩ (Д´ ) 三 /´__ヽ
・'‐=Oi:ロ::::`゙::シ〕 ・'‐=と:::::::::;;;`':i〕 三(Д゚; ,,)
(___)、_) i::::‐:::::::ゝ 二/::/:::::`'::)〕 ))
(___)‐' ‐=OO'´{{:::::ゝ
/゙〔〔__〕`")_)
:‐: 、 ゴ ゥ ッ
::) ...
(:: (\__/) :: ::.. _
‐.` ( `Д)ニニii iニ‐二ニ‐
:::"::::':::'::::゙::::::´::::::`::ヽ :: ::'' ´"""" "" """"""""" """"""
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""" ゙゙゙ ''' ,,,,,
"""""" """ """"" ,,,,,,,,, """"
┃ ・・ ・ ┃
┣━ ━╋ ━╋ ━╋ ┃
┃ ┏┫ ┏┫ ┏┫ ━━┛
,,、-_- 、 :::: : : :::::: : : : :: :::::
____i'i" `:'8:; ::::: : ::: : : :::::::
 ̄ ̄ ̄ ̄,:'、,_ _,/:8:; ミ ::::: : ::: ::::
ヽ、,,_,,,/ ミ :::: : : : ::::
∧_∧ \ ゙::: ::: ' :::: : :::
彡 (,,;・Д・) / ::::: ::: ´
_l,,)/:":::ロ:ロ;O/_______ヾ:::...,,,_ _ _,,,;;;::" ...::::::::...
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i‐!_ - -〃 ̄ ,, ,,,,,_ ̄',',  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〃 ̄ ,, ,,,,,_ ̄',', i ̄ ̄ ̄ ヽ。 ,,,_∧
l‐! /' /":::::::::::::ヽ ',', /' /":::::::::::::ヽ ',', ! ゜ ミ (,, ゚Д´)
ャ_i_ヘ,___,|| i::::::( ):::::i ||_______|| i::::::( ):::::i ||l /:";::ロ:ロつ
 ̄  ̄  ̄ '、:::::::::::::::ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ '、:::::::::::::::ノ と'、:、:::O;;;;シ"
 ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄__  ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄
/´__ヽ r―――――――――ュ
(・; ,)ュ_ < 糞!装甲車が… |
(・'‐と::::゙:;;)::::!) `ー――――――――''
 ̄ ̄ ̄ ̄
\―――――――――――――――――――/
| 騎馬隊前進!敵を包囲して後下馬し |
| 敵を掃討、バトゥ将軍の身柄を確保せよ! |
/―――――――――――――――――――\
_
三 、 /´__ヽ ∧∧ ド
三 \ノノ `Д) 彡 ・ ヽ
"§":::::;;O/‐- :、,,r‐i ド
,,、-<:::‐::::ソ" :| `‐''
三 ;;/" /(_// :i ド
i ノ,  ̄ ̄ ::,,ノ
. ,./ ,/"‐- 、、,__ヾ i'、ヽ, ド
三 〈/ /, l :! `:,: ;
', ',ヽ | lr;'/ __ ド
i‐; " i-;゙" 三 /´__ヽ /∧
~ ~ 三 ノノ,, `Д) ,r''" `:, ・
§/::"::::::;;つ 、、 ・ ', ・
三 ,、-‐¬‐- 、、-<::::::‐::::ll''" |ヾ、_ ,ヘ
ノi' / /:::;/ i ! ` ‐''
三 / ; ' '-‐ '''L_,,)‐' !
/ ,,、-'';"''‐、,,_ '、 ',ノ
/,,:: ",' ,/ `"''' ‐--;‐:;ヽ ',
/,/ ,' / ', ', > ,〉
,/,/ ヾヽ、 ir'ャ/
,'、ッ ゙'' ,i゙,i"
~
~~ ~ ~~
11時00分 モラード市:抹拉刺集団司令部
r―――――――――――――――――――――――ュ
| キプニャク・オオミミ合同潜入部隊より連絡。 |
| 部隊は護送車列を急襲、殿下の身柄の保護に成功し !
| 現在秘密裡にこちらに.向かっているとのことです。 |
`ー―――――――――――‐v――――――――――''
r―――――――――――――――――‐:ュ
| それはよかった。ジュチ家を代表して |
| 礼を言うぞ。流石は大耳隊だ。 !
`ー―――――――‐v―――――――――'
∧_∧ §¥§ (\__/)
ノ(, ;‐∀‐) ノノ, ´−) /(Д・ )
§(゙´::::lll:ロ゙i §(:;゙´:::lll:=i ヾ:i:ロ::::`゙;;;)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|____________________|
r――――――――――――――――――ュ
| 元帥閣下にもお礼を申し上げます。 |
| …少々お疲れですか? |
`ー―――――――‐v―――――――――''
r――――――――――――――――ュ
| …はい。少し休ませてください。 |
| 私も年ですから。 |
`ー――――‐v――――――――――''
∧_∧ §¥§ (\__/)
ノ(, ;‐∀‐) (−` ,,ヾヽ (Д・ )
§(゙´::::lll:ロ゙つ i゙::lll:=:::`';) .i:ロ::::`゙;;)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|____________________|
r―――――‐'`ー――――‐ュ
| ええ、どうぞごゆっくり。 |
`ー――――――――――‐''
11時10分 モナリン:モーナ帝国外務省
r――――――――――――――――― ュ
| ほう?バトゥの奴を逃がしたとな? |
| で、殺してはいないな?…ならよい。 |
`ー―――――‐v―――――――――― ''
r――――――――――――――――――――――――――ュ
| だが逃がしたということ自体は褒められたことではないぞ。 |
| 総統のご機嫌を損ねること請け合いだからな。 |
`ー―――――‐y―――――――――――――――――――'
:| |i |
∧♪∧ | |i |
(【(∀・ )_ | |i_|
r--ュヾ:;<y>‐:::);〕 __ ::|: `゙゙''' ‐-
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| :|
 ̄ ̄ ̄|____________| ̄ ̄ ̄ ̄`゙'' ‐ 、,,_
r――――――――‐'`ー――――――――――――ュ
| …まあ君のクビが飛ぶようなことにはならんよ。 |
| それは.私がなんとかしよう。…何?モナゴル軍が |
| モララバードに迫っている?そんなことは自分で !
| なんとかしたまえ!いいな? |
`ー―――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――‐ュ
| これでこの戦は世界大戦になるな… |
`ー―――――v―――――――――――''
,,
/゙ii /:i!
/ i,i-"¬゙'‐:、
_,,,rャ'´. ・ ゙;
/ : :_:`! i冖 = 3
i,: : : :'ヽ _ _, ゙ン
'、: : : : :\-:‐:‐:-、'ュ、
ヾ ',: : : : : :`'' ‐-:!i;;ii
l´`l:゙l、:::;;;;;;::: : : :i::i;|| r‐ュ_
tユ l: |;` :‐ :": : : :ヽiil ,- ''"´ー'_,|
l,ll,,l: !:::: : : : : : : : :i0|. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`ll''"i::: : : : : : : : : :i:::! |
.|| /;;;:: : : : : : : : :::l0l |
11時20分 モララバード:同盟軍E軍集団総司令部
r――――――――――――――――――――――ュ
| あのう…閣下、残った連中はどうしましょうか… |
| 再度輸送するのも危険ですから。 |
`ー―――――‐v―――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| モラ閣下から他の連中については何も聞いていない。 |
| しかし敵に取り返されてはまずい…始末しろ。 |
`ー――――――――‐v―――――――――――――――''
λ_λ A__A
( , ;`−) (, ;‐∀)
(`´:ロ:ロi (`´::ロ:ロi
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|_____________|
r――――‐'`ー―――――ュ
| …いいのですか? |
`ー――――――――――''
r――‐'`ー――ュ
| 構わん! |
`ー―――――''
11時30分 抹拉刺集団司令部・司令官公室
r────────────────────────ュ
| …はい。殿下は無事です。今は休んでおられます。 |
| …ええ、怪我なども特に無いそうです。 |
`ー――――――‐y――――――――――――――――'
| , ‐ ¬:‐ 、 - _
| |l l´‐|‐`l| ‐_ _
∧_∧ | |l |三|三||
0【;‐∀‐) | |l |三|三||
ヾ:::":::lll:ロ゙;r―ュ | l二二 二l _
l二二二二二二二二l | -_‐_
|:||:| |l_(__)__) |:|:|. | ‐
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~  ̄ ̄ ̄ ̄ ~~  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄
r――――――――‐'`ー―――――――――――ュ
| …そうですか…軍法会議は避けられないと… !
| はい、私から殿下にお話しておきます。 |
`ー――――――――――――――――――――''
r─────────────────ュ
| この期に及んで内輪揉めですか… |
| 帝国が.斯様な無様では先帝陛下も |
| 天上にてお嘆きであろう… |
`ー―――――‐v――――――――――''
∧_∧
ガチャン ノノノノ,, )
r‐とr‐§―:ュ:',
lニニニ| |ュニニニl
|:||:| |___|_|) |:|:|
..::~::~..:::::::::::::::::::::: ..::~:~
..::::::::::::::::::::::::'''
..:::::::::::::::::::::::::'''
18時00分 モララバード近郊:ドモラの森
彡,, ;;ヾ゙ ,ヾ゙ ,ッ;" ,,;ミ彡, ,,;ミ彡゙ ヾ゙
,ッ":: ;;ヾ゙ ヾ ,シ,, ,,ヾ゙. ,シ; ,,ヾ、
,シ;;,, :: ;;ミ , ミ 彡;;: , ミ ,, ,シ; ,,ミ
彡:: ,, : ::,,ヾ`, ;;ミ ,,シ;;:: :: ;; ミ、 彡' ::.. ,,;;ミ
,ッ';; ;; , ::、 ::゙、 ミ 彡;;: , ミ ''シ;;'' ,, , ミ
,シ; ,,; :. ::.゙ミ ,ミ,,彡 ,, :::゙、 シ ,, ,, ヾ゙
彡' ,, , ; ミ、 ,,ッ' ;; '' :: ミ、:;; '' :: ,,ミ
彡,, :: ヾ、 シ,,; ,,: ' ,, ::ヾ、 ;; ,,, ,,;; ,,ミ
''‐,,,彡,,;;; ,,,ヾ`、ヾ゙ 、::'',,‐,,,彡,,;;; ,,,ヾ`‐、ヾ゙'',彡,,;;; ,,,ヾ`、ヾ゙
i:li! "''' '' i:l!'゙ `゙ i:li! "''' '' i:l!'゙゙i:l!`゙ i:l! i:l!
i:li! i:l! i:li! i:l! i:l! i:l! i:l!
i:li! i:l! i:li! |:l! i:l! i:l! i:l!
|:li! ,,,|:l! ,,,,,, ,,,, , |:li! ,,,,, ,,,, |:l!,, |:l!,,,,,,|:l! ,,,,,|:l!,,,,,,
""""""" "''""''|:li!"""''''|:l!_ """ , |:li!""",,,,,," " |:l!,,゙゙゙|:l! """
"'゙` ~ ,,,, "'゙` ,il;i!_ ''゙` """,,,,,
""" ,,,,,,,,,, """"
___
∩__∩ (\__/) _/´___ヽ
(Д` ) (<_`ill ) ∩__∩ /´___ヽ; )
i::‐:::::::::) )) i::‐:::::::::) ))(Д・ ,) '‐(−´; ,,):::::)〕 )) ___
i::::::::::::::ゝ i::::::::::::::ゝ i::‐::::::::) )) _'‐=と;;;:::`゙:::::)〕 )) /´___ヽ
(___)_) ∧∧(___)_ノ i:::::::::::::ゝ /´___ヽi::::::::::::::ゝ__) (−・; ,,)
(Д゚il,,) ∧__∧_)_) (Д´; ,,)(___)_ノ __'‐=と;;;:::`゙:::::;)〕 ))
i::‐::::;) )) <Д´ill > '‐=と;;;:::`゙:::::)〕 )) /´___ヽ i::::::::::::::ゝ
i:::::::::ゝ i::‐::::::::;) )) i::::::::::::::ゝ (Д゚; ,) (___)__)
U`J .i::::::::::::::ゝ (___)_ノ '‐=と;;;:::`゙:::::)〕 ))
(___)、ノ i:::::::::::::ゝ
(___)__)
r――――――――――――――ュ
| よ、よろしいのですか少将.… |
`ー―――‐v―――――――――''
___ ___
/´___ヽ /´___ヽ
,/ヤ;・∀・) (−´; ,)
〔ヾ';´::ロ:ロ゙i i:ロ:::`゙::;)
/::::ロ:::::::ll! ,i::::ロ::::::ゝ
(___)_) (___)__)
r――――――――‐'`ー―――――――ュ
| これは命令だ。…全員を射殺しろ。 |
`ー――――――――――――――――''
\,从从从从从从/
≪ 狙え! ≫
/ WWWWWW\
,、-――― 、
/ ...::::::::::::::::::::ヘ
',ー――――‐:゙
i ´ i
_ '、 ̄_,,,,,_ ノ
'‐!ニニニrmニl三lニ二!,r''":::::::::`‐`::`ヽ
`‐シ;;;`ヽ、-''"::::::::::::::;;;;:::::::::::::::::',`‐、
`ヽ:::;;;;;:::、-‐''"i´'iiヾ::::::::::::::::::i:- :i
 ̄ |・:::::::::::::::::::::::::|:- :|
\,从从从从从从/
≪ 撃て! ≫
/ WWWWWW\
/ 、 `` ` / /
/ ヽ ア _,/ .
___
/´ .:::::::::::::::`ヽ
/__..:::::::::::::::::::::::ヘ
.... ... i__´ :j  ̄ ̄ ̄i
∩_∩∴ :::" ゙゙:: __ ヽ_ ,,,,,_ _ ,,ノ
( ,,※ ・. :: =!ニニrm,三ニ二{,r''":::‐":::ヾ:、::::ヾ:、
と:::::::::::::::つ ミ :::.. ..:: /ヾ,,i"´::`:‐'":::::::::;;;:::::::/ヽ二二 ヽ
i::::::::( ⌒) ゙゙ "" `'' `'' 、、::::::;;;;/:ヾ:::::i ‐:i: __ __:i
(___)´ ミ i:::::::::::| |ロ ロ|
|:::::::::::ヽ_/二二,:イ
┃ ・・ ┃ ・・ ┃ ・・ ┃ ・・ ┃ ・・
┣━ ┣━ ┣━ ┣━ ┣━
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ・ ・ ・
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∩__∩ ,,;;::"..- (\__/). ――‐‐ ‐
(Д ,,)"´、 (<_゜ill ∴:― ∩__∩ ‐
と:::`"::::ヽ_ とi::‐:::::::::) (Д ※¨,,;; ''―‐ ‐
ヾ::::::::/_,,) i::::::::::::::ゝ i::‐::::::::※″,,‐
(___) (___)_ノ i:::::::::::::ゝ `
――‐‐ ‐ ∧__∧_)_)
' ,,;:: _ <`Д゜il,,> ―.‐ ‐
∧,,,,_ ;;;::") 、 と::‐::::::::;つ∴.― ‐
(Д ilと::::::::`;つ .i::::::::::::::ゝ
(___)、ノ
・ ・ ・ ・ ・
x、
,x ,":ミ、 x、
,":ミ x、 ;",, ゙、 ,x、 ,":ミ、
彡 ,,ヾ゙ ,:":ミ 彡 ,;;ヾ゙ 彡ヾ 彡 ,,ヾ゙
彡;; ヾ彡 ヾ ,シ;;, :;ミ ,:" ;;ミ ,シ;;, :;ミ
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,シ;;,, :: ;;ミ , ミ 彡;;: , ミ ,, ,シ; ,,ミ
彡:: ,, : ::,,ヾ`, ;;ミ ,,シ;;:: :: ;; ミ、 彡' ::.. ,,;;ミ
,ッ';; ;; , ::、 ::゙、 ミ 彡;;: , ミ ''シ;;'' ,, , ミ
,シ; ,,; :. ::.゙ミ ,ミ,,彡 ,, :::゙、 シ ,, ,, ヾ゙
彡' ,, , ; ミ、 ,,ッ' ;; '' :: ミ、:;; '' :: ,,ミ
彡,, :: ヾ、 シ,,; ,,: ' ,, ::ヾ、 ;; ,,, ,,;; ,,ミ
続く
乙華麗保守!!
保守
12月17日8時30分 モナコルム:万安宮
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
U/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒..Uミミ::l
U三三,U,,三三U三三,U,三三U,三三U三三Uミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ‖
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ . 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ . 彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
279 :
2/67:04/07/02 23:44 ID:6igh4p19
同大本営
r――――――――――――――――――――ュ
| ふむ…なんと!マルミミスキーが殺された? |
| で、詳細は? |
`ー―――――――――‐v―――――――――''
q⌒p
∧∧ ∧,,,,∧ γ――ヽ ∧,,,,∧
(,,;゚ω) r::(´ハ`;,,)ヽ (ハ`;:―ュ r(゚Д゚;,ヾヽ
(:::":‐ll' | i/゙゙:‐:lll:ロ゙;§. (| | |/゙゙lll:ロ::゙゙;§
,/:::::‐::l| | 'G―ュヾlニニニニ| |lニニニニニニニニ
UU |___|、_)_)|__l |____|| (_(__)i_,|
r―――――――‐'`ー―――――――――ュ
| モララバードの郊外で他の捕虜と共に |
| 銃殺された模様です… |
`ー―――――――――――――――――''
r―――――――――――‐'`ー――――――――‐ュ
| なんたることだ…助かったのはバトゥだけか! |
| これでは我々は身内にだけ甘いように.見られる。 |
| 皇帝の権威もガタ落ちだ… |
`ー――――――――――――――――――――‐''
280 :
3/67:04/07/02 23:44 ID:6igh4p19
r――――――――――――――――――――ュ
| その件は後でバトゥを呼んでの特別会議で |
| 討議すればよいでしょう、兄上。 |
| 今は軍事戦略の話をせねばなりません。 |
`ー―――――――‐v―――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――
| それは第三軍を欧州方面軍に追加するというだけで
| 十分でしょう?他の方面も警戒しなければならない
| 現状で親衛軍全体を投入する必要はないと考えます。
∧,,,,∧ `ー―――――――‐v―――――――――――――――
q⌒p ノ(,;´ハ`)
γ――ヽ |/゙゙:‐:lll:ロ;つ ∧,,,,∧
r(_;´ハ) ,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚ ヾヾヽ
|(, __~))) ,/ \. とll:ロ:゙゙::::§|
| ー―ュ,,ヾ;/ \ /:::r――‐' |
|___,|,/ \i|___,|
/ \
,/ \
281 :
4/67:04/07/02 23:45 ID:6igh4p19
r───────────────────────────────ュ
| キプニャク高原まで方面軍が後退すれば大幅に戦線が縮小される。 |
| そうなれば戦力的にも余裕が出てくると思います。 |
| 南宋の存在を考えれば.モナギコ回廊に攻撃兵力を送るのは好ましく |
| ありません。となると方面軍への増援は予備隊の強化で十分かと。 !
`ー―――――‐v――――――――――――――――――――――――''
∧,,,,∧ ∧,,,,∧
r(´Å` ,,)ヽ r(`□´ ,,ヾヽ
ど:‐:lll:ロ::゙゙;§ |(“∽''“ ,,)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r―――――――――――――――――‐'`ー―――――――‐:ュ
| しかし欧州方面軍の部隊は連続した戦闘で消耗しています。 |
| これを無視して兵力を論じるのは.如何なものでしょうか? |
`ー――――――――――――――――――――――――――'
282 :
5/67:04/07/02 23:45 ID:6igh4p19
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| モンケの言うことも一理ある。だが兄上の言うとおり |
| 帝国の抱える危険は欧州だけではないのだ。 |
| 兵站面の問題もある。無駄に大兵力を動員はできない。 |
`ー―――――――――‐v――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――ュ
| 我が帝国の周りは全て敵国なんだよ。 |
| モーナも、ロクマも、シナーも、欧亜境界も、 !
| そして目本もな。建国以来それは変わらん。 |
∧,,,,∧ `ー―――――――‐v――――――――――――''
q⌒p ノ(;´ハ`,)
γ――ヽ |/゙゙:‐:lll:ロO ∧,,,,∧
r(_;´ハ) ,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ( ゚Д゚ ,,ヾヽ
|(, __~))) ,/ \. とll:ロ:゙゙::::§|
| ー―ュ,,ヾ;/ \ /:::r――‐' |
|___,|,/ \i|___,|
/ \
,/ \
―――――‐'`ー―――――――――――――――――――――ュ
そもそもが先帝陛下の大望、世界征服と恒久平和の実現、 |
究極的には世界帝国の構築という点から始まったのが !
我が帝国なのです。一般の国家とは確実に利害が衝突します。 |
それはやむを得ない宿命です。 |
―――――――――――――――――――――――――――― '
283 :
6/67:04/07/02 23:46 ID:6igh4p19
r───────────────────────ュ
| 今更それを言っても仕方が.無いことですな… |
| それはそうと兵力消耗の問題は軽視できないので |
| 増援部隊に第四機甲軍も加えておきましょう。 |
| その辺でいいと思うが… |
`ー―――――‐v――――――――――――――――''
∧,,,,∧ ∧,,,,∧
r(´Å` ,,)ヽ r(`□´ ,,ヾヽ
|/:‐:lll:ロ::゙゙;§ |(“‐:ロ“ ,,)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――――――――――‐'`ー―――――――:ュ
| 精鋭が二個軍あれば欧州もなんとかなるでしょう。 |
| 擬虎元帥の向こうに行って.おられるわけですから… |
`ー―――――――――――――――――――――― '
284 :
7/67:04/07/02 23:47 ID:6igh4p19
9時00分 抹拉刺集団司令部・司令官公室
r─────────────────ュ
| さて…殿下。本題に入りましょうか… |
`ー―――――‐y――――――――――''
| , ‐ ¬:‐ 、 - _
| |l l´‐|‐`l| ‐_ _
∧_∧ | |l |三|三|| ∧,,,,∧
ノ(,, ;‐∀‐) | |l |三|三|| (∀‐ ,,ヾヽ
G;:::゙゙:::lll:ロ゙`;,、 .r――‐ュ ,r―ュ | l二二 二l ll:=::::::::§
|/::‐:::lll::l二二二二二二二二l | ll:::‐:::::i::::ゝ
|(__)___ |:||:| |l___l .|:|:|. | (____)__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~  ̄ ̄ ̄ ̄ ~~  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄
r―――――――――――――――――‐'`ー――――ュ
| はい。今回の失態における私の処分の件ですね… |
| それについては覚悟しています。どれほどに厳しい |
| 処分であろうとも、従うつもりです。 |
`ー――――――――――――――――――――――''
285 :
8/67:04/07/02 23:47 ID:6igh4p19
r―――――――――――――――――――――ュ
| そのお覚悟は結構です。明確に申しますと |
| 私は殿下の「救出」の命令は受けていません。 |
`ー―――‐v――――――――――――――――''
r───────────────────────────────ュ
| 大本営からの正式な指示は一つ。「我ガ軍ノ総司令官ガ敵ノ掌中ニ |
| 在ル現状ヲ解消セヨ。」….殿下を救出せよとは言われておりません。 |
| いえ、寧ろ救出作戦を実行することでジュチ家を納得させ、同時に |
| 殿下が…つまり救出作戦自体は失敗する、という結末が、大本営の !
| 少なからぬ面々にとって「望ましいこと」として認識されていました。 |
`ー―‐v―――――――――――――――――――――――――――─''
∧_∧
ノノノノ,, ・) |
 ̄ ̄ ̄.(::§::::゙゙::G、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
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|:ュ |ュ. \
lヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,r―‐ュ、 \
\ヽ ヾ''ニシ \ \
゙' \lニニニニニニニニl
l ;l l ;l
286 :
9/67:04/07/02 23:48 ID:6igh4p19
r──────────――──────―――――――─ュ
| つまり私は救出時に.死んだほうがよかったのか。 |
| 皆の期待に沿いたいのは山々だが生憎と敵がそれを |
| 許してはくれなくてね。軍法会議で我慢してもらうしかない。 |
`ー――‐v――――――――――――――――――――――''
∧,,,,∧
ノノ, ‐∀‐)
(::゙゙:‐:lll:=:゙) ∧__∧
/:::‐:::lll:::‐l .r‐――:ュ (∀‐ ,ヾヽ
(_,lニニニニ| |ュニ ll:ロ:::゙゙:::;;)§
|:||:| |___|_| /'ll:::‐::::::::ゝ
..::~::~..:::::::::::::::::::::: '' (___)__)
r──────────―‐'`ー――――――――――――ュ
| 実際さる皇族の元帥は「帝国の恥」とまで仰いました。 |
| 軍法会議は相当厳しいものになるでしょう。最悪の場合、 |
| 死刑という判決もありうるかと。 |
`ー――――――――――――――――――――――――''
r─────────────────――――――ュ
| 寧ろその方が望ましいぐらいですよ、抹拉刺元帥。 |
| 私のような者は栄光の蒙帝国史において不要だ… |
`ー――――――――――――――――――‐v―――''
| , ‐ ¬:‐ 、 - _
| |l l´‐|‐`l| ‐_ _
∧_∧ | |l |三|三|| ∧,,,,∧
ノ(,, ‐∀・) | |l |三|三|| (∀‐;,,ヾヽ
§(;:::゙゙:::lll:ロ゙O r――‐ュ ,r―ュ | l二二 二l ll:=::::::::§
/::‐::::lll:l二二二二二二二二l | ll:::‐:::::i::::ゝ
(__)___ |:||:| |l___l .|:|:|. | (____)__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~  ̄ ̄ ̄ ̄ ~~  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄
r―――――‐'`ー――――――――――――――――ュ
| ふぅむ?では―大変.失礼な話ではありますが― |
| 実際に殿下が処刑されたとすると、その後帝国は |
| どうなるでしょうか? |
`ー――――――――――――――――――――――''
r───────────────────────────────ュ
| 殿下はジュチ家の当主です。それが処刑された場合果たして |
| 他のご兄弟が黙っておられるでしょうか?当然.反発するでしょう。 |
| こうして王族間の政争が勃発します。ジュチ家だけではありません。 |
| もしジュチ家が没落すれば.オゴタイ家・チャガタイ家とトルゥイ家の |
| 力関係も変わり、帝国の安定は失われます。そして何よりも、我が国の !
| 政治構造には政治対立を軍事闘争に転化させ易い欠陥があります。 |
| 内戦が再来し、しかも今回はそれを収拾しうる人物は居ません。 |
`ー―――――――‐v―――――――――――――――――――――─''
∧_∧ \
ノ(,, ‐∀‐ ) r――ュ. \
i:゙゙::‐:lll:ロ:ヽュ :|ュ \
lヽO ̄ ̄`'O ̄,r―‐ュ、 \
\ヽ ヾ''ニシ \ \
゙' \lニニニニニニニニl \
l ;l l ;l \
∧,,,,,∧ \
(・;,,ヾヾヽ. \
r──────────――──────―――――――─:ュ
| これがモラのやり方です。私が彼を放逐したときには、 !
| 彼はまだ青い奴でした。思い込みと自信だけで動く.策士、 |
| その行動に入念さを欠く陰謀家でした。しかし今は違います。 !
| 彼は本物の謀将です。ですがその.本質は変わっていません。 |
| 相手勢力の内部を攪乱し、内紛に追い込んで疲弊させ、 |
| 労せずこれを制圧する。殿下を生かしたのも.奴の策謀です。 !
| その存在だけで団結を破壊する、今の殿下は奴の駒です。 |
`ー――――――――――‐v―――――――――――――― '
∧,,,,∧
ノノ,;‐∀‐,)
(::゙゙:‐:lll:=:゙) ∧_∧
/:::‐:::lll:::‐r‐――:ュ (∀‐ ,,ヾ、
(_,lニニニ| /' |と:゙゙:::::::::§)
|:||:| |_,/'_,|_|/::‐:::::i::::::ゝ
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r─―───‐'`ー─────――――――――ュ
| 私は死んでも生きてもいけないのですか… |
| ではどうすれば…? |
`ー―――――――――――――――――――''
r─────────────────―――――――ュ
| いえ、殿下には生きて貰わねばなりません。 |
| そして殿下はこの戦争に勝利しなければなりません。 |
| 殿下が戦勝の英雄になれば.過去の不名誉も偉人の !
| 逸話以上のものではなくなります。そして全モナゴルの !
| 結束も守られることになるでしょう。 |
| いいですか?勝利は殿下の義務です。 |
`ー――――‐v――――――――――――――――――''
| , ‐ ¬:‐ 、 - _
| |l l´‐|‐`l| ‐_ _
∧_∧ | |l |三|三|| ∧,,,,∧
ノ(,, ‐∀・) | |l |三|三|| (∀・;,,ヾヽ
と;::゙゙:::lll:ロ゙; r――‐ュ ,r―ュ | l二二 二l ll:=::::::::§
/::‐::::lll:l二二二二二二二二l | ll:::‐:::::i::::ゝ
(__)___ |:||:| |l___l .|:|:|. | (____)__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ ~  ̄ ̄ ̄ ̄ ~~  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄
r―――――――――――――‐'`ー――――――――――ュ
| し、しかし、私にそこまでの資質があるものでしょうか? |
`ー――――――――――――――――――――――――''
r──────────────────ュ
| では殿下は私が無能な人間を自分の |
| 後継者に選んだとお考えなのですか? !
`ー――――――‐v――――――――――''
r―――――――――――――――――ュ
| い、いえ…、しかし.政治的事情も… |
`ー―――――‐v――――――――――''
/ヽ /ヽ
/ ', / ', /゙, ./゙,
,/, ',-―/, ', / ',--/ ',、
/ ` ‐ '" ` ‐ '" ヽ /´ ゙゙ミ、
彡,,, ,,,,,ッ'; ', i ・ lーl ・ J ミヽ
/〃 :::/:::,,, ,,,,,;;;;;;〃/:i:::', i ヽ `'" _,ノヾ
,//:::〃:::〃::/:/:::::〃:::::/:::i:::.:.. ,i ,,-=l ̄二ll二 ̄;;;;l==、
/'" ::〃:::/::/:/::::〃::〃::::::i::i:.:.. ,/ /:::::::::::::::::|||:::::::::::::::::::::::::',
"_",,ヾ'' ;;ノ'''' '' '' "" ´::.:. ,,;/ ;'::::::;i::===::|||:::l圭圭l::i::::::::;
,r'"-‐¬'(;;;):::: ̄::::""::::::''::''':::¬、 i::::::::|::::::::::::|||:::::::::::::::::|:::::::::!
/::::::::::::::::::(;;;)¬:‐::::-----:::―:、-┴-、. l::::::::|::::::::::::|||:::::::::::::::::!::::::::|
./:::::::::::::::::::(;;;):::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ`:ト,ヽ |::::::::|::::::::::::|||::::::::::::::::|:::::::::!
i::::::::::::::::::::(;;;):::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ-―'; !::::::::}ニニ[ロ_]:ニニニ|:::::::::|
r───────────────────────ュ
| そんなものは副次的要因に過ぎません。 |
| 少なくとも私の判断を信ずる限り、 |
| 殿下が名将たりうるか否かは殿下の努力次第です。 |
`ー―――――――‐v――――――――――――――''
,r:、 ,r:、
/i' ', /i' ',
/ ,i:.. i_/ ,i:.. i
/´` ''' ‐' ` ' ‐'ヽ
/ ',
i::.. ・ , ., ・ i
/;'.::::... ',  ̄/ ,i
ノノノヽ;;;;;;;,,,,,... __ `''" '_,ノヾ、
|::::::::::""::l,,ζl¬i''lゞl"|
、‐ '' X´,ヽ` '' '¬ ― --゙'-‐ ''、',¬_-、
/:`‐ '''' ""´ :::::::::::::::::::::: |:|:|::::::::::::::::::::::::::,
. /::::::::::::::::::::::::::::l三l::::::::::::::|:|:|::::::::::::::::::::::::::';
/::::::::::::::::::;;;:::lニニニニニニl::::::|:|:|::::i王i王i:::i::::::i
::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::|:|:|::::i王i王i:::|::::::|
r──────────――───――――─:ュ
| ただし、問題は軍法会議です… |
| こればかりは合議だけに私の力だけでは… |
`ー―――――――‐v――――――――――― '
∧,,,,∧
ノノ,;‐∀‐,)
(::゙゙:‐:lll:=:゙) ∧_∧
/:::‐:::lll:::‐r‐――:ュ (‐;,ヾヾヽ
(_,lニニニ| /' |と:゙゙:::::::::§)
|:||:| |_,/'_,|_|/::‐:::::i::::::ゝ
..::~::~..::::::::::::::::::::::(___)__)
r─‐'`ー―ュ
| …… |
`ー―――''
9時30分 ジエナード
r'' (::.. ..;;) ,ッ ,,::) r''(,, ,,;;シ ,,;;)'''
ゞ '' 、 `:: .::) ::) ゞ:: ;;r‐( ,,;;)
(::,,__,,,ッ'',,,シ-‐''__,,ッ'' r'´`ヽ, ‐、 (::,, ,,; ;;;:.. ,,)
 ̄  ̄ (.. ,,;'' ,,) ,,)  ̄ ̄  ̄
(::,, ,,;; ,,;;)''
rュ_  ̄  ̄
___lニニl;l__
|ロロロロロロロロロロロロ|::::| ,O_
|ロロロロロロロロロロロロ|::::| __lニニl;l__
/二二二二:i ヽlニニニニニニニニニ:lニ!:ロ|::/二二二二:i:゙|ロロロロロロロロロロ|::::|
| r r r r r r |;;;;|| r r r r r r r r |;;;;l ロ|::| r r r r r r |;;|ロロロロロロロロロロ|::::|
| r r r r r r |;;;;|| r r r r r r r r |;;;;l ロ|::| r r r r r r |;;|ロロロロロロロロロロ|::::|
蒙第六機甲軍司令部
r─────────────────────‐ュ
| おはようございます、マルフ少将閣下。 |
| 既にバアトル将軍、マルラー将軍はご到着です。 |
`ー――‐v―――――――――――――――――‐''
n__n ∩,,,,∩
(,, ゚x:、 ,r;ァ゚д゚ ,,ミ
(´::::`'/ ((ヾ:´::ロ:ロ:`)
,/::::i:::::l /::ロ::::::::::ゝ
U U ゙ ‐(___)
_ ‐ _
‐_ _ ‐ _ r――――‐'`ー―――ュ
::::::::::::::::.:.:..... . . | ああ、おはよう。 |
::::::::::::::::::::::.:.... . `ー――――――――''
r────────────────ュ
| マルフ君、素晴らしい戦果だ。 |
| 実によくやってくれた。予想以上だ。 |
`ー――――――‐v――――――――''
r―――――――――――――――――――――ュ
| ご賞賛ありがとうございますマルラー中将。 |
| ジエン軍師団や蘭軍旅団が頑張ってくれました。 |
| 勿論我が丸耳軍も負けては居ません。 |
∧_∧`ー――――‐v―――――――――――――――''
( ‐∀‐;,ヾ
/´::ロ:ロ::`',
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∩__∩ ∩,,,∩
|______( ・ー) ミд゚ ,,ミ
i:::::"::二G;''_:;;;:::`"::i
/:::::::ロ:::i i:::ロ::::::ゝ
r――――――――――― '`ー―――――――――――――ュ
| そうでなくては困る。そういえば私の麾下の.第300師団と |
| 君のとこの第383師団を交換することになっている。 |
| 歩兵師団では地味な役割しかできんが、精鋭機甲師団なら |
| 他国の連中が驚く活躍をするだろう。うまく使ってくれ。 |
`ー―――――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――ュ
| ところでバアトル中将、今後の作戦方針は |
| どのようなものでしょうか?確かに.我々は敵の |
| 機甲軍を退けましたが、殲滅したわけでは… |
`ー――――‐v―――――――――――――――''
r──────────────―――――──―――ュ
| …ああ、そうだな。だが謙虚になることはないぞ。 |
| 臨時動員された師団長のなかには失敗する者も多い。 |
`ー――――――‐v――――――――――――――――''
∧_∧
ノノ;・∀・,)
/´::ロ:ロ::`',
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∩__∩. ∩,,,,∩
|______( ) ミ゚ ,,ミ
(::゙゙::::::::゙゙) (::゙゙::::::::゙゙)
/ロ::::::i:::::ゝ i::ロ:::::i:::::ゝ
r――――――――――― '`ー―――――――――――――ュ
| いえ、そのことではなく敵機甲軍を完全に殲滅する第二次 |
| 攻撃作戦の計画に関して私の意見を… |
`ー―――――――――――――――――――――――――''
r─────────────────────────ュ
| そのことだが…諸君。.実に言いにくいのだが… |
| マルミードの方面軍総司令部から命令があったそうだ。 |
| マルミミア軍集団を除く全方面軍はキプニャク高原まで… |
`ー――――‐v―──────────────────''
r───────────‐ュ
| 撤退することになった。 |
`y―──────────''
∧,,,,,∧ ∩,,,,∩ ∩_∩
ノノノノ;,, ;) 彡゚д゚; ,ミ (・−・;,)
| § ||゙::, i゙ロ:ロ::゙゙;) i゙ロ:ロ::゙゙;)
| ̄|___ユ ̄ ̄| ̄| il:::::::ロ::;ゝ il:::::::ロ::;ゝ
|__||||(_|||l_)__|_| (___(__) (___(__)
\从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从/
≪ つまり我々に味方を見捨てろということですか! ≫
≪ 確かに撤退の必要はあるかもしれません。しかし ≫
≪ 味方を置いて下がることなどできません! ,≫
/WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW\
r――――――――――――――ュ
| 落ち着きなさいマルフ少将。 |
| 閣下に.当たっても無意味です。 |
`ー―――‐v―――――――――''
∧__∧ ∩,,,∩ ∩__∩
ノノ,,;‐∀) ダン! ミд゚; ,,ミ (‐・; ,,)
§| |:::゙゙:::ヽr,、 ,-Σ ,、'/::::゙゙:::ヽ とi:ロ:::::::;;)
|,  ̄ ̄l、゙| ̄ ̄ ̄ ̄|'、:::::ロ:::ゝ i::::ロ:::::ゝ
|| ̄ ̄||_,,|____| (___)) (___)_)
r―――――‐'`ー―――――――――――――――――ュ
| これは.総司令官代行マルーエル元帥の命令だ少将。 |
| 本国の大本営が決めたのではない… |
| 元帥と丸耳国政府が協議の上に決定したことだ。 |
`ー―――――――――――――――――――――――''
r──────────────―――――──―――ュ
| 兎に角、我が軍は今後一週間以内に戦線を離脱し、 |
| 撤退作戦の安全な実施のために.軍集団予備として |
| モラキア東部地区に配置される。それが命令だ。 |
`ー――――――‐v――――――――――――――――''
∧_∧
ノノ;‐∀‐,) ∩,,,,∩
/:゙゙::ロ:ロ:゙O ミ゚; ,,ミ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ∩__∩ ̄と::゙゙::::::::゙゙;
|____, (; )_i::ロ:::::i:::::ゝ
(::゙゙::::::::゙゙) (__)___)
/ロ::::::i:::::ゝ
r―――――――‐'`ー―――――――――――――――ュ
| 断固として承服できません!撤退するなら全軍で、 |
| それが駄目なら本国の援軍をよこすべきです!閣下… !
`ー―――――――――――――――――――――――''
\从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从从/
≪ そこまで言うなら自分で元帥に談判してきたまえ! ,≫
≪ 諸君に三日の休暇をやるから、一度マルミードに行ってこい! ≫
/WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW\
,r;'ヘ ,r;'ヘ
/' _',__/' _',
, "´ ` ''"  ̄ ` ヽ
/;::.. . ,__ . ',
,/,〃:: ノヽ i :i i
" ' ''ヽ_´` `‐' '__,ノ
(;_;''_/:,,::、:_ ̄/r;/:ヾ::_;;ヽ,,_,_
(ヽ-''‐゙¬::::::::::: ̄:::::|O:::::::'' ‐゙、
(/:::::::::::::::::::≡:::::::::::::::|:::::::::::;;:::::::\
/::::::::::::::;;シ;;;lニoニl::::::|O::l;ojl:::::::::::::\
,/:::::::::::::、/;;ヾ;:|:::l::l:::|::::: !:::: |:ll||ヽ;;;:::::::r^ヽ‐、
i:::::::::::‐-'、i::::::::`ー‐'':::::: |O:::゙‐'| \‐ri、` 彡!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
10時00分 茂A軍集団総司令部
r――――――――――――――――――――――――ュ
| ニギール中将の仰ることも理解できます。 |
| 確かに第二装甲軍に十分な予備隊を差し向けていた |
| とはいえません。…作戦上やむを得ませんが。 |
`ー――――――‐v――――――――――――――――''
. ∧災∧ ∧興∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧__∧ /■\
(, `廿)(, ・Д) (, ;^Д) ( ´┏;`) (3・# ) (д`; )
(゙゙::ッ<y>゙i.(゙゙::ッ<y>゙i (::"ッ<y>i (゙゙::::<y>゙i i:=:::゙゙::;;) i:=:::゙゙:::;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――――――――――‐'`ー―――――‐:ュ
| いいえ。敵の攻撃に対する臨機応変な対応が |
| 欠如していたのが事実です、閣下。 |
`ー―――――――――――――――――――――'
r―――――‐'`ー―――――――――――――――――ュ
| 私もフォン・ボルジャー中将の意見に.賛成です。 |
| 使用できる兵力の制限は初めから分かっていたはず、 |
| ならばそれを念頭に置いた運用をすべきでした。 |
`ー―――――――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――:ュ
| その辺の問題は後にする。それよりも次の作戦だ。 |
| 諸君の担当しておる方面についてはまずはマルミミア、 |
| ジエニア両軍集団の分断が最優先事項だ。 !
`ー――――――――――‐v―――――――――――― '
,/■\ ∧__∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧興∧ ∧災∧
( ;´д) ( #・3) (;┓`; ,,) (Д^; ) (Д・ )(廿´ )
(;;:::゙゙:::‐:i (;;::゙゙::‐:i. i>ロ::゙゙:::;;) i>=::゙゙:::;;) i>‐::゙゙:::;;;) i>=:::゙゙:::;;)
 ̄/:::::::‐::::i ̄/::::::‐::::i  ̄ i::::‐::::::;ゝ ̄i::::‐::::::;ゝ ̄i::::‐::::::;ゝ i::::‐::::::;ゝ ̄ ̄
(___)__) (___)__) (___)_) (___)_) (___)_) (___)_)
r――――――‐'`ー―――――――――――――――ュ
| 閣下、我々はそれを行おうとして失敗したのです。 |
| 今までの作戦を見直すことは勿論、指揮官の交代も |
| 考慮すべきです! |
`ー――――――――――――――――――――――‐'
r――――――――――――――‐'`ー―――――――――――――ュ
| そこまで仰るなら…一層のこと第二装甲軍を.分割しましょうか? |
| 第一軍から装甲擲弾兵部隊を抽出して追加すれば十分軍規模の |
| 部隊は編成できると考えます。 |
`ー――――――――――――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――:ュ
| 是非そうして貰いたいYO。こんな間抜けの指揮下に |
| また入るなど真っ平御免DA! |
`ー―――――――――――――――‐v――――――― '
. ∧災∧ ∧興∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧__∧ /■\
(, `廿)(, ・Д) (, ;^Д) (;┓`; ) (3・# ) (д`; )
(゙゙::ッ<y>゙i.(゙゙::ッ<y>゙i (::"ッ<y>i (゙゙::::<y>゙i i:=:::゙゙::;;) i:=:::゙゙:::;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――――――――――‐'`ー―――――ュ
| で、分割してどうするのだワラットル中将? |
| 具体的な作戦案も無しに部隊の改編はできん。 |
`ー――――――――――――――――――――''
r――――‐'`ー――――――――――――――――――――――――――ュ
| それなら私に一案があります、閣下。 |
| 近日中にD軍集団が敵のジエニア軍集団に対し攻勢を開始します。 !
| これと連携して二個装甲軍を前進させ、わが方の意図を隠蔽するのです。 |
`ー―――――――――――――――――――――――――――――――''
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄| .  ̄| 【仏第3軍】
/::::〉 /'――――- ....... 【仏第1軍】  ̄ ̄ ̄ ̄
《抹拉刺集団》'" <:::::::::::::::::::::::::: ::::\ \ \ 12月17日の欧州東部戦線
/:::/ \;―-、:::::::::::::《第3機甲軍》:::::\. \/_
,/:::// ̄【藻第1軍】\ \::::::: ::::ヽ 〈 ヽ 【D軍集団】
,/:::::/ / ,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ. ';:::::: ゙ヽ:::::ヘ i |
|:::::::| / ,/ モララバード ', i |:《ジエニア軍集団》 ';:::::',【仏第2軍】
|:::::::| | | ◎. | | |:::::: / l::::::l. | |
|:::::::| ヽ ヽ【E軍集団】 / ,/ ` ‐' / ` ‐''r‐:、‐''
ヽ::::ヽ l_l `‐'' / ジエナード l´`l
゙ ‐'' / ◎:::i 【B集団】
::::::: / /:::::/. | |
 ̄ ̄ ::::::::《シィスパニア民兵軍》  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ウマード《第6機甲軍》 ‐'
,r、 :::::::::::::: _ | O /:::/
,/ '\ 〈::::ヽ | _゙''''" 【第2装甲軍】
/ \ __ \:::\ |__ 〈:::::::::::`\ ,r‐、
 ̄| | ̄ 〈 \ \:::\. 《マルミミア軍集団》 ヽ:::::'; . / /
【第1装甲軍】 \ ヽ 《第15軍》 《第16軍》【A集団】
', i. |::::::| マルミード /:::::/ 〈__,,/
【第6軍】 |::::::| ● 〈:::::/ ,r‐、
\ \ `'''"/::\______/:ヽ'´ / /
\__〉 \:::::《第14軍》:::::::/ / /
/\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ./ /
\  ̄ ̄【第1軍】 ̄ ̄ ,/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【A軍集団】
r――――――――――――――――――――――――――ュ
| 計画はこうです。まず第二装甲軍からB集団を独立させ、 |
| 「第五装甲軍」を新設、これをジエナードを迂回させて |
| 南方へ進撃させ、同時に第二装甲軍は.敵第16軍を攻撃、 |
| 仏第一軍と合わせて三方向から敵東部軍を攻撃します。 !
`ー―――――‐v―――――――――――――――――――''
. ∧災∧ ∧興∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧__,∧ /■\
( `廿´)(,, ・Д・) (^Д^; ) (┓` ,) (3・ ) (д`; )
(゙゙::ッ<y>゙i.(゙゙::ッ<y>゙:ヽ,(::"ッ<y>i (゙゙::::<y>゙i i:=:::゙゙::;;) i:=:::゙゙:::;;)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――――――――――‐'`ー――――――――ュ
| ふむ。ジエナードを正面攻撃した失敗を繰り返さず、 |
| 一方でマルミード方面を牽制しておこうということか。 |
| よかろうキョーランドルフ大佐。貴官とサイナン少将で !
| この二個軍の指揮を執れ。 |
`ー―――――――――――――――――――――――''
r――‐'`ー――‐'`ー―――――ュ
| 了解しました、元帥閣下。 |
`ー――――――――――――''
12時00分 モラキア地方:モララバード北70km地点の抹拉刺集団前哨拠点
___
/´__ヽ _
__ ( ii)ャ、)_ _
 ̄ ̄ """ '''i",; ̄(´:::::::::`':;ッ'〈 〈、 ,,!,! ― -- 、、、..,,,,,_
i",; ̄), /::::i:::::::ロi ( ̄,,l,`;,i ,,,,,  ̄ ""
〈,, ̄,,リ_'、,,;(___(__)(,, ̄,,〉_,!,,! /〃' """
,,、::´:::::、`;:、''"/,,........,,、::´:::::、`;:、''" /'"""
,,、::´:::::、`;:、''";;;;;;;;;'';;;,,、::´:::::、`;:、''" i'";"/",,,,, """"
,,、::´:::::、`;:、''";;;;;;;;;;;;;;;,,、::´:::::、`;:、''" /"";"´ 〃〃 """
G o o o o o o o o . . .
__,,、
。,_‐;‐:‐、__ .... . 。,_‐;‐:‐、__ ... . 。__,__,__,-,‐:゙‐_‐,‐;; 。,_‐;‐:‐、__ ... .
'、"=='、"==;!:::::.:.. _,...、'、"=='、"==;!:::::.:.. . _,...、 ,r;-"_‐,r;-;‐;‐;‐;'‐;‐ュ='、"==;!:::::.:.. .
 ̄ ̄ ̄ `~~~~`~~~ ~~ ~~~ ̄ `~~~~`~~~~ ~~ ~ ̄ ̄ ̄ ̄ヾ:、―‐ヾ:、000000シ ~~~~~~ ~ ̄ ̄
,,,,,,,, """"" '''''''' ,,,,,, """" `~~~~~`~~~~~~~~~~~~,,,,,,
,,,,,, """" ,,,,,,, """"" ,,,,,,,,,,,,, """" """
\―――――――――――――――/
| こちら監視哨、戦車部隊を発見。 |
| 北東に向け移動中。 |
/―――――――――――――――\
第三機甲軍テムル集団
r──────────────────────――ュ
| 抹拉刺集団の第10近衛師団から連絡がありました。 |
| 我が集団の先鋒と接触したとのことです。 |
`ー―――――――――――‐v―――――――――――''
r────────────────────―ュ
| よろしい。我々もすぐ.現地に向かうと伝えろ。 |
`ー――――――――――‐v―――――――――''
| _ __| |
___ 〃_ヾヽ //´ヾ,|ヽ‐、 | ゴー――――
・―‐t三:'/ i'´`:,))゚Д゚)(皿` |ヾヽ:! |
__/"__"_,'、_,ノ゙::ロ:ロi i:ロ:/r゙ュヽ,ノ_______/r゙ュヽ____
/"_O,)/"_/ o ̄ ̄ ===ヾシヽニニニニニニヽ \
,,..、-'''"´ ̄ ̄ ,,..、――: ゙: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,r:ュ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ i
,,..、-'''"´__r‐ュ_,,..、-'''"´_,,|())O|)|_________,:_______`‐'_______|
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ /__/,,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ _ ::‐、 ::::
.. \ \ /爰/´ ゙ヾ''‐=‐、-、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、,,、-、=::‐''´:゙ヽ (:: :::i ::::
. \ \iXXi (・)゙i,/´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, i ゙'0:"i! ´::`i ‐'' ::::
ヾ` 、_ ̄_ ̄_ ̄':弐'、 ,_,シ i O i i O i i O i i O i i O i i O i:ヾ'_,'シ ‐、 ' :::) :::::
` 、:`,,、、.,'、 ,ノ ,.` 、:`,,、、.,'、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ,, - " :::) ,,::) '' ...:::
`~~~~~~~~~~~~~~~~`~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
12時20分 第10近衛師団前哨拠点付近
r――――――――――――――――――――――ュ
| テムル殿下、ご苦労様でした。 |
| これでジエニア軍集団脱出の準備ができました。 |
`ー―――――‐v―――――――――――――――''
_・‐,‐;二二ヽ
/_o; / ̄ ̄ ̄:!二二二二二二二二ヽ
、´―――、´ ,:‐;r――'―――――――r:‐ャ|
\___\':-': ´,`:'´,`:'´,`:'´,`:'´,`:'´,`:ゞシ;
ヾ:゙:、_シ'、_,:ヾ:゙:、 ジ、_ジ、_ジ、_ジ、_ジ、_シ,/
`~~~~~~~~`~~~~~~~~~~~~~~~r――――――――――――――――――
__,,,、-―、 | 有難うございます…しかし擬虎元帥も
'r===(vi' ∧,,,∧ /_ 欧州戦線にお出でであろうとは…
ノミ, ゚Дミ (皿`;,,ヾヽ `ー――――――――――――――――‐
§(;;;:":::‐:l| i:ロ::::::;;)§
/:::::::‐::::l| |::::ロ::::ゝ
U´U (___)_)
r―――――――‐'`ー――――――――――――ュ
| そういうことです。戦況は予断を許しません。 |
| 私は欧州方面の副総司令官に任じられました。 |
`ー――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――ュ
| …ところで、兄上はやはり軍法会議に… |
`ー―――――――‐v――――――――――''
r―――――――――――――――――――――ュ
| 申し訳ありませんがその件については.発言を !
| 控えるよう皇帝陛下より命じられています。 |
| 然るべき時、然るべき方法で、然るべき結論が |
| 出される、としか申し上げられません。 |
`ー―――‐v――――――――――――――――''
∧,,,,∧ ∧,,,,∧
ノノノノ ,,彡ヾ;、 (´皿`;,,ヾ
(::§::::゙゙::つ,i!o! i:ロ:ロ::゙゙;§
,/::::i::::::::::i ` ''". ll:::::::ロ::ゝ
U´U (__(___)
r―――‐'`ー―――ュ
| …そうですか。 |
`ー―――――――''
r――――――――――――――――――――――――――ュ
| 第六機甲軍後退の後、殿下には現在編成中の予備軍、 |
| 第19軍と命名する予定の軍を.指揮してもらいます。 |
| 尚これはジエニア軍集団に編入されることになっています。 |
`ー―――――‐v―――――――――――――――――――''
∧,,,∧ ∧,,,∧
ノミ, ゚Дミ (皿`;,,ヾヽ
§(;;;:":::‐:l| i:ロ::::::;;)§
/:::::::‐::::l| |::::ロ::::ゝ
U´U (___)_)
r―――‐'`ー―――ュ
| 了解しました。 |
`ー―――――――''
12月18日朝 マルミード:欧州方面軍・マルミミア軍集団合同総司令部
(,, ..:::::::::::::)'' r'' ::(,, ,,):::.. ,,)
,r‐(,, ;;'':::::::::)'、 ,.. ゞ‐、::(,, ;;‐ 、 ,;
(,, ,,;;;;::::::::::::::::::::::) ...::‐'、,,; (,, ,,;;:::::::(,, ,,;;)'';
 ̄ ゙゙゙゙゙ '''''' " r'゙: ::.,,;;:: ゙゙"" ''''''' "" "" .. ,,....
,::'':"゙:: ゙""" |`; ..::"::" ゙:: ::
゙'''''''" |~ ::..,,,,,::.,,,.:‐''
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| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ | ロ ロlニニニニニニニlロ ロ | ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |
| ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ | ロ ロ__ll_ll_ll_ll_ll_ll_ll_ll__ロ ロ | ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ぞろぞろ…
∩_∩ ∩,∩∩K∩ ∩,,,∩ ∩__∩. ∩v∩
(Д´; ,,) <Д゚;,,>・; ,) ミд゚; ,,ミ×´;,,〉 (Д゚; ,,)
i:=:::゙゙::;) )) i:=::゙゙::) )):゙::) ))i:=:::゙゙::;) ))::゙゙::) )) i:=:::゙゙::;) ))
l::::‐:::::ゝ .i::::‐:::ゝ:‐:::::ゝ i::::‐:::::ゝ::::‐::::ゝ, i::::‐:::::ゝ
(_ヽ_ノ (/ヽ)_)、__) (__)__)_ヽ_ノ U ヽ)
 ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
r―――――――――――――――――――――ュ
| よく来たな諸君…私が方面軍総司令官代行の |
| F・マルーエル元帥だ。 |
`ー――――――‐v―――――――――――――''
_______
l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |
|――‐(◎)――‐|
l:::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∩_∩
r(, `−´ ) ∩_∩
________,|/゙゙::‐:ロ:゙゙:,|______(‐∀‐ ,,)___
/ ̄ ̄ ゙̄‐' ̄ ̄ ゙‐' ̄ ̄ ̄\ (,r‐::、::゙゙::)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (_:r ‐、::;ゝ
|____________| || ヽ_)|
r――――――――― '`ー―――――――――――――ュ
| 左に居られるのが知っての.通り我が国の副大統領… !
| 先日大統領が殺害されて以後は大統領職にあられる |
| マルモーラ上級大将閣下だ。 |
`ー―――――――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――――ュ
| 諸君が我が方面軍の撤退計画について異論があって |
| ここに来たのは私も大統領も承知している。だが結論から |
| 言うとこれは既に決定事項であって、諸君の意思の如何に |
| 関わらず実行されることになっている。 |
`ー――――‐v――――――――――――――――――――''
∩_∩ ∩__∩
r‐( `−) ( ‐∀)
| (::::゙゙;::‐:i::,、 〔(:::゙゙::,,∽,r-、
|__'―Oュ;:::::| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|
|| ̄|| (_|____|____|
r――――――――――― '`ー―――――――――――――ュ
| …と言われて引き下がるぐらいなら、最初っからここには |
| 来なかったというんだろうな?諸君。 |
`ー―――――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――ュ
| その通りです!我が国の地にはまだ.多くの |
| 国民が避難もできずに残されています。彼等を |
| 置いて軍だけが逃げるわけにはいきません! |
`ー―――――――‐v――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――ュ
| マルミミア軍集団の予備役・召集兵ばかりでは |
| 瞬く間に敵軍に蹴散らされてしまいます! |
| どうか我々も残置部隊に.参加させてください! |
`ー――――――――‐v―――――――――――''
∩,∩ ∩_∩ ∩K∩ ∩,,,,∩ ∩_∩ ∩w∩
<;゚Д゚,,> (;`Д´,,) (;・−・,,) 彡;゚д゚ ,ミ. (;`×´ ,) ( ゚Д゚;)
O゙‐:=゙゙:) ど゙:‐:=:゙゙) /!゙:‐:=:゙゙つ ど゙:‐:=:゙゙つ(゙゙:‐:=:゙゙;) (゙‐:=゙゙)
/‐:::::::‐ゝ /‐:::::::‐:ゝ `l‐:::::::‐;ゝ /:‐:::::::‐ゝ /:‐:::::::‐ゝ ,/ :::::: ゝ
U U (___(__) (___(__) .(___(__) (___(__) U U
r―――――――――――‐'`ー――――――――――――ュ
| 確かに撤退はやむを得ないかもしれませんが、 |
| 一部の部隊だけを敵中に残すのには断じて反対です! |
| 撤退するなら全軍で下がり、反撃の機会を窺うべきです! |
`ー――――――――――――――――――――――――''
r――――――‐'`ー―――――――――――――――――――ュ
| 我々はモナゴル人ではありません、丸耳人です! |
| 異国の地に逃げるよりも、故国で戦って死ぬほうを選びます! !
`ー――――――――――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――ュ
| なんだ。全然意見統一もしていないじゃないか。 |
| その様子では長話をしても無意味だな… |
`ー――――――――――――――‐v――――――''
∩_∩
r(, `−´) ∩_∩
________,|/゙゙::‐:ロ:゙゙:,|______( ・∀・ ,,)___
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ と,r‐::、:ロ:゙゙)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (_:r ‐、::;ゝ
|____________| || ヽ_)|
r――――――――― '`ー―――――――――――――ュ
| まあいいでしょう大統領閣下。いずれにせよ彼等に |
| 撤退部隊を説得してもらうことになりますから… |
`ー―――――――――――――――――――――――''
r―――――――‐'`ー―――ュ
| なら好きにしたまえ元帥。|
`ー―――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――――ュ
| まず…確か「軍だけが逃げる」、とか言ったな? |
| しかしここで撤退しなければ軍と民間人が心中することになる |
| だけであって、結局は我々は国民を救い得ない。 |
| 諸君もプロの将校なら勢いのついた進軍がそう簡単には |
| 止められないことぐらいは分かっているだろう。 |
| 故に一時部隊を敵の.攻勢終末点付近まで下げ、改めて |
| そこから反攻を実施し、再度.丸耳国を奪還することにした。 |
| 我が軍の崩壊を防ぐにはそれしかない。 |
`ー――――‐v―――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――
∩_∩ ∩__∩ | そしてマルミミア軍集団は敵の戦力を
r‐( `−) r( ‐∀) < 分散させる囮ともなるのだ。
| (::::゙゙;::‐:i::,、 |:(::゙゙゙::,,∽,r-、 | 無論、主目的はマルミミアの国民の保護だ。
|__'―Oュ;:::::| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|. `ー――――――――――――――――――
|| ̄|| (_|____|____|
r――――‐'`ー―――――――――――――――――――――ュ
| 兵力の質の問題だが、一応機甲師団数個規模ぐらいの !
| 機動予備は.マルミミア軍集団にも配置する考えだ。 |
| だが反撃戦力たる撤退部隊に機甲部隊は重点的に配置する。 |
| あくまでもこれが原則だ。 |
`ー―――――――――――――――――――――――――― '
r――――――――――――――――――――――――――――ュ
| しかし閣下!敵中に我が兵力を残すのには断じて反対です! |
| 反攻作戦を.前提にしておられますが、それが成功する保証が |
| 一体どこにありましょうか!新たな.参戦国が現れたりすれば |
| 作戦そのものすら中止されるかもしれないのです! |
| 全軍を撤退させるべきです。閣下…! |
`ー――――――‐v――――――――――――――――――――''
∩,,∩ ∩∩ ∩K∩
ミд゚; ミ <Д゚;,,> (−・;
と:::;;:::゙゙:::;) と;;:゙゙::::;;) i:=:::::::::
 ̄ ̄| i::::‐:::::ゝ .i::::‐:::ゝ i::::‐::::::
__| (___)_) UU (___)_
r――――――――――――――――――――――――――ュ
| ほぅ?そこまで言うなら君には.我がマルミミアの国民を |
| 保護するなり脱出させるなりの方策があるのだろうね? !
| いいか!我々とて好き好んで兵力を下げるわけではない! |
| これが精一杯の妥協点だ! |
`ー――――――‐v――――――――――――――――――''
∩__∩,∩__∩
r:(,, `−),#・∀)
| /:::"::::‐:i ::::‐:i::O
|::'、::O―ュ::ヽ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|| ̄ ̄||___|_____|
 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r――――――‐'`ー―――――――――――――――――ュ
| 反攻の成功可能性云々は意味の無い言及だな少将。 !
| それを云うなら全てが不確定要素だ。 |
| それに諸君には丸耳国を丸耳人の手で解放するという |
| 重要な使命があるのだ。分かっているな? |
`ー――――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| しかし…我々は丸耳人です!死なねばならないのなら |
| 皆祖国の土の上で戦って死にたいと強く願っています。 |
| まして残る人々がいるのなら尚更です! |
| どうか撤退部隊から我々を除外してください! |
`ー――――――――‐v―――――――――――――――''
∩,,∩ ∩∩ ∩K∩
ミд‐; ,,ミ <Д゚;,,> (−・;
i:::::::゙゙::;) と;;:゙゙::::;;) i:=:::::::::
 ̄ ̄| i::::‐:::::ゝ .i::::‐:::ゝ i::::‐::::::
__| (___)_) UU (___)_
r―――――――――――――――――――――――――――――――ュ
| 君は戦争の趨勢より自分の名誉欲のほうが大事なのかね? |
| いや、確かに我々誇り高き丸耳軍人が名誉を重んじるのは当然だ。 |
| しかし我々は国民と共に死ぬ為に.残るのではない。まして諸君を |
| 抵抗者の栄誉から引き離そうと、我々だけが英雄となろうとして |
| 敢えて敵中に残らんとするのではない。 |
| 国民を一人でも多く生かし、彼等を侵略者の横暴から守るために |
| 残ろうと言うのだ。それは再び我々と、そして我々が守り抜いた国民を |
| 救出する者の存在を前提とした決断なのだ。 |
`ー―――――――――――‐v――――――――――――――――――''
∩_∩ ∩_∩
r―― ュ ・) r――‐:ュ )
| |彡:::゙゙) | |゙゙:ヽ、
| |‐;::::::ゝ | ̄ ̄ ̄:|___|‐;:  ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|
|||| ̄||||´__) . |_____||||  ̄||||´_)___|__|
r―――――――――――――――――――――――――――――――ュ
| 敢えて言っておくが.私はモナゴルをさして信用しては居ない。 |
| 連中にとって我々は所詮属州、二級市民に過ぎんだろうと考えている。 !
| 我々と彼等は宗教も、文化も、人種も異なる。故に.同胞とは言えまい。 |
| だが彼等には力がある。絵描き崩れの伍長の軍勢に十分拮抗しうる |
| 力がある。今我々に最も必要な力がだ。 |
`ー――――――――――‐v―――――――――――――――――――''
∩_∩ ∩_∩
r‐( `−) r:―‐ュ (,, ・∀・)
| (::::゙゙;::‐:i::,、 | | ,、/:゙゙:::‐:ロ゙i)
|__'―Oュ;:::::| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|:::‐!
|| ̄|| (_|____|____|__)
r―――――――――――‐'`ー―――――――――――――――ュ
| 連中がいくら世界征服だか恒久平和だかを声高に叫ぼうとも、 |
| 結局のところこの戦争は蒙茂の属州の取り合いに過ぎん。 |
| だが諸君?我々は黙ってこの現状を見過ごしてよいのかね? |
`ー―――――――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――――――ュ
| いいか諸君!我々に必要なのは単に力だけではない! |
| 我が国民を、そして国土を真に愛する者の強力な意志も必要だ! |
| それはモナゴルにも他の国の.連中にも持ち得ない、我々のみが |
| 持ちうるものだ!諸君はモナゴルの力と、丸耳の意志を結合させ、 |
| それを以って敵を粉砕する先鋒とならねばならない! |
| そうする者があって初めて、我々は真の誇りを持ちうるのだ。 |
`ー―――――――――――‐v――――――――――――――――''
∩_∩ r――――――――――――――――――― ュ
r(, `−´ ) | …そして、それを為し得るのは諸君のみだ。 |
________,|/゙゙::‐:ロ:゙゙:,|____ `ーy――――――――――――――――――'
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |ュ___,iュ
|____________| || ̄ ̄||´
∩_∩
∩,,,,∩ (・∀・#,,)
彡,, ;゚ミ ∩∩ O‐:ロ::゙゙;)
(゙゙::::::::::゙゙:i < ;゚> /‐::::::‐::ゝ
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10時20分 ギコガン:首相官邸
__ __
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,, 、_ ''´;ヘ;;/ |,,;!' ,, 、 ‐ ''´| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
./.;ヘ;;/ |,,;!' ,, 、 ‐ ''´ .|
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|. _, ,,、 r:ュ i~゙! | | | :| .| |__| |__| |__| |_
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| |_,! |,,| |_,| |_,| |__| |__,|: ゙| |__| |__| |__| |_
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|
r――――――――――――――ュ
| 連合王国へようこそ、殿下。 |
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-―:、 ,r―-、,_
==(;i' ∧∧ ゙iv)==ュ'
|,゚Д) (*゚ー゚,) |(Д゚ )
,)゙:<i! と::;<y>) \ Oi;>‐:゙゙:)
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_',U, \ U U \ i::',UU
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 ̄ ̄ ̄ ̄ \................ (´,,ヾ,ヾヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,,( ” §”),l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ i‐___i__ゝ\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ ゙-''`(__) \
\ \
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| こちらは私の.親衛隊長のハニャンハタイ大佐です。 |
| 既にご存知かと思いますが彼はギコ・フッサール元帥の |
| 御子息で、元帥と共にこちらを訪問したことも幾度か… |
`ー――――――――‐v―――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| ええ。お父上とは何度かお会いする機会がありました。 |
| 元帥の武勇は我が国でも大いに尊敬されていますよ。 |
| ところで、元帥は元気にしておられますか? |
`ー――――――――‐v―――――――――――――――''
∧ ∧ ∧ ∧
r(,*゚−゚) r(,,^Д^)
|(:::<y>:l |(:;::<y>:i
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'‐\,\,______(´ rヾヾヽ _____ ミ゚,rヾヽヽ____
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| :;;| l ̄ | l ̄ |
' ‐' ll||  ̄ll|| ll||  ̄ll||
r――――――――――――‐'`ー―――――――――――ュ
| はい。父は現在欧州戦線に従軍しております。 |
| 総司令部がああなので急遽勅命により派遣されまして… |
`ー――――――――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――ュ
| これは失敬。中立国の立場上あまり特定陣営に |
| 味方するようなことは.申し上げられませんが、 !
| 私も多くの臣民も元帥の無事を願っております。 |
`ー――――‐v――――――――――――――――''
∧ ∧ ∧,,,∧ ∧∧
r:―‐ュ,,;) ミ ゚Д゚ ,,彡 r―‐:ュ )
| |_::::つ /゙:‐lll:‐::゙;)| | |_:゙0
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 ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄  ̄ ̄
r――――――――――‐'`ー―――――――――――ュ
| お心遣いありがとうございます、外相閣下。 |
| 機会があれば父とまたこの国を訪ねたいと思います。|
`ー――――――――――――――――――――――''
r――――――――――――――――――――――――――ュ
| さて…そろそろ本題に入りましょうか、モンケ海軍元帥。 |
| 貴方方の今回のご訪問の目的をまだ伺っておりませんが? |
`ー―――――‐y―――――――――――――――――――''
∧ ∧ ∧ ∧
r(*゚−゚,) r(^Д^,,)
|(:::<y>:ヽ |(:;::<y>:i
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' ‐' ll||  ̄ll|| ll||  ̄ll||
r――――――――――‐'`ー――――――――――――ュ
| そうですな…今回の我々の訪問はまず第一に我が |
| 欧州諸国からの難民を貴国が保護しておられることに |
| 感謝の意をお伝えするのが目的です。 |
`ー―――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| 人道的見地からも治安対策上も彼等を放置するのは |
| 賢明ではないと判断したまでです。実際、あの大集団を |
| 見捨ててしまえばどうなるかわかったものではありません。|
| …保護に要する経費を考えてもです。 |
`ー―――‐v――――――――――――――――――――''
∧∧ ∧,,∧
r(,, ゚ ‐) (□´;,ヾヽ
| |::::、ヽ'、 とi:ロ“ | |§
|  ̄`l,l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l .l´ ̄ |
|| ̄||ヽ)|~~| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |~~|_,,/|| ̄||
 ̄  ̄ ̄
r───────────────── '`ー――――――――‐ュ
| …本来ならばその経費は我々が負担すべきところですが、 !
| 何分戦時中なので今は御容赦願いたい。無論我々はこの恩を |
| 忘れるようなことはありません。いつか報いる機会があることを |
| 願っております。 |
`ー――――――――――――――――――――――――――‐'
r―――――――――――――――――――ュ
| 困ったときはお互い様ですからね。 |
| 出来る限りの難民支援はしていく積りです。 |
`ー―――――‐v――――――――――――''
r───────────────────────ュ
| ただ難民を.蒙軍に組織するのは勘弁願いたい。 |
| 我々の中立政策に悪影響を及ぼします。 |
| 難民の中にはそれを望むものが少なくありません。 |
| 貴国からもその旨説得してください。 |
`ー―――――――――‐v――――――――――――''
∧ ∧ ∧ ∧
r(*゚−゚,) r(,^Д^;)
|(:::<y>:l |(:;::<y>::つ
l\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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'‐\,\,______(´ rヾヾヽ _____ ミ゚,rヾヽヽ____
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| :;;| l ̄ | l ̄ |
' ‐' ll||  ̄ll|| ll||  ̄ll||
r――――――――――‐'`ー――――――――ュ
| 分かりました。然るべき対策を講じましょう。 |
`ー―――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――ュ
| それと…御礼を申し上げるだけで殆ど何もできないまま |
| 要請をするのも心苦しいものがあるのですが… |
`ー―――――――――――――――――‐v――――――''
,∧ ∧ ∧,,,∧ ∧∧ ∧,,,,∧
r:―‐ュ,,^) ,ノミ,, ゚Д゚彡 r―‐:ュ, ゚) (`□´;,ヾ
| |_:ヾ, §/゙:‐lll:‐::゙;)| | |_:゙ヽ /“,‐:ロ“ ,)|
 ̄::|__l_l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |__l_l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ||||ヽ||||、,,) ̄ ̄( ̄( ̄)'|||| ̄ ̄ ̄ ̄ ||||ヽ||||、,,) ̄( ̄( ̄ )'|||| ̄
 ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄  ̄ ̄  ̄  ̄  ̄
r――――――――――‐'`ー―――――――――――ュ
| 何ですか?実際に受け入れるかどうかは兎も角、 |
| お話は伺いますよ。 |
`ー――――――――――――――――――――――''
r─────────────────────────ュ
| 無理を承知で申し上げる。どうか.欧州難民の救出に |
| 貴国の航空機を使用していただきたい。と、いうのも |
| 先日我が軍は.丸耳国マルミミア地域に一部の軍を残して |
| 他は撤退することを決めました。しかしマルミミアには |
| まだ多数の民間人が取り残されています。このままでは |
| マルミミアの民間人は.敵の包囲の中に閉じ込められて |
| しまいます。どうか中立国の貴国が航空機を用いて |
| 彼等の救出に当たっていただきたい。 |
`ー―――――――‐v――――――――――――――――''
∧,,,,∧
ノノ;`□´)
と ”‐:ロ”ヽ
 ̄ ̄ ∧_∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`''  ̄ ̄ ,∧∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
(;:r―‐ュ ( ,r―‐ュ \
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ll|| ll|| ll|| ll|| l_,,;|
r―――――――――――――――――――――――――――ュ
| それを我が国が危険を冒して行うメリットは一体何ですか? |
| それ以前になぜ貴方方ご自身がモーナと.協定を結ぶなりして !
| 自力で彼等を救出しようとなさらないのですか? |
`ー―――‐v――――――――――――――――――――――''
∧∧ ∧,,∧
r(,, ゚ ‐) (□´;,ヾヽ
| |::::、ヽ'、 とi:ロ“ | |§
|  ̄`l,l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l .l´ ̄ |
|| ̄||ヽ)|~~| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |~~|_,,/|| ̄||
 ̄  ̄ ̄
r───────────────── '`ー――――――――――――‐ュ
| 無論それは考えています。しかし我が軍の.輸送能力には限りがあり、 |
| 又人種差別主義のモーナがこれを妨害しないという保障はありません。 |
| しかし中立の貴国が行えば彼等も手は出せません。 |
`ー――――――――――――――――――――――――――――――‐'
r―――――――――――――――――――――――:ュ
| そうは仰ってもこれは事実上我が国が中立政策を |
| 放棄するということです。それだけのリスクに見合う |
| リターンはあるのでしょうね? |
`ー―――――‐v―――――――――――――――― '
r───────────────────────―――――ュ
| まあ…総理、別に受ける必要があるわけではありません。 !
| 申し訳ありませんが元帥閣下、その種の支援は難しいですね… |
`ー―――――――――‐v―――――――――――――――――''
∧ ∧ ∧ ∧
r(*゚−゚,) r(,^Д^ )
|(:::<y>:l |(:;::<y>:i
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| そうですか…しかしこれはあくまでも人道支援です。 |
| 茂側もそこまで厳しく当たってはこないと思いますが… |
`ー―――――――――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――――――――――ュ
| そうはいきませんよ。我々が.欧州民間人の救出を行えば |
| それは間接的にモナゴルを助けることになり、茂帝国は |
| 反発するでしょう。何しろ彼等は蒙連邦の崩壊を目論み、 |
| 欧州人の蒙軍への信頼を失わしめようとしているのですから。 |
`ー――――‐v―――――――――――――――――――――''
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r:―‐ュ,,;) ミ‐Д‐;彡 r―‐:ュ )
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r――――――――――‐'`ー――――――ュ
| やはり協力してはいただけませんか… |
`ー―――――――――――――――――''
r―――――――――――――――――――ュ
| 現時点では確定的なことは言えませんが、|
| 検討はしておきましょう。 |
`ー―――――‐v――――――――――――''
r───────ュ
| そ、総理… |
`ー―――‐v――''
∧ ∧ ∧ ∧
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|/:::<y>', |(:;::<y>::ヽ
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| 但し前向きに、とはいきません。お断りする |
| ことになってもご気分を害されませんよう… |
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12月19日朝 マルミード:欧州方面軍・マルミミア軍集団合同総司令部
|
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| それでは…そろそろ出発します。 |
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(_(__) (_(__)
r―――――‐'`ー―――――――ュ
| 貴官の健闘を祈るぞ.少将。 |
| 国を取り戻したら、また会おう。 |
`ー―――――――――――――''
r――――――――――――――――――――ュ
| もしギコ元帥にお会いする機会があったら |
| 私が宜しく頼むと云っていたと伝えてくれ。 |
`ー―――――‐v―――――――――――――''
r────────────────────────:ュ
| モナゴルの連中がまた草原に引き篭もったりせんよう |
| しっかり尻を叩いて来い。撤退部隊の.丸耳人連中が |
| 気を落とさず祖国解放にむけて頑張るようしっかり !
| 激励しておけ。 |
`ー――――――――― v―――――――――――――‐'
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( `−´,,) ( ・∀・,,)
(゙:‐:ロ:゙゙) (゙:‐:ロ:゙゙)
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(_(__) (_(__)
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| 了解しました!大統領閣下、元帥閣下、 |
| 共にお元気で。 |
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(_(__) (_(__)
r――――‐'`ー―――ュ
| ああ、達者でな。 |
`ー――――――――''
ブ ゥ ゥ ゥ ン..
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(・ ,)、 (´ ,)、
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i‐::::::i:::::;ゝ i‐:::::i:::::;ゝ
(___)__) (___)__)
三 r:=================:ュ
.三 |ll ̄ ̄||゙∩,,,,∩/´__ヘ ̄||
三 ||l :rュ.||ミ゚___,,ミi ゚Д゚) ||rュ ブ ゥ ゥ ン
三 ||| T,,||―‐.ヽ―‐ ヽ,― ||T
三 r―――i ̄i ̄'‐`ヽ,,,、- ̄‐  ̄‐ ̄-`'' ‐ 、
三 | ,_ i i i_ i:l: Oii圭圭圭圭ii:O l
三 | /:::::::゙, i i /:::::::',`::ヽ:: ''i'========' ,, /、
三 r::;'゙:::`:',_-_ /;'゙:::`::',_:_tニiニl二二lニiニュ!
三 |:i:::0:::i;;;;;i  ̄ i:::0:::i;;;;;i''''''‐'‐'-‐-‐-‐-'‐';;;i
三 '、;;;;ソ;;;ソ '、;;;;ソ;;;ソ、;;;;ソ;;;ソ '、;;;;ソ;;;ソ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
続く
良作乙です!!
乙!
保守
r─────────────ュ
|
`ー――――‐v―――――――''
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∩,,,,∩ |
彡,,;゚д゚ ミ `y――――――――――‐'
r======O´====`゙O==ュ
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 ̄  ゙̄ ゙̄ ̄ ̄ ||| T,,||―‐.ヽ―‐ ヽ,― ||T
r―――i ̄i ̄'‐`ヽ,,,、- ̄‐  ̄‐ ̄-`'' ‐ 、
| ,_ i i i_ i:l: Oii圭圭圭圭ii:O l
| /:::::::゙, i i /:::::::',`::ヽ:: ''i'========' ,, /、
r::;'゙:::`:',_-_ /;'゙:::`::',_:_tニiニl二二lニiニュ!
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|_/ r''´:::::::`ヽ:ヘ___, 二二二二 / r''´:::::::`ヽ:ヘ_,〔〕
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ヴォルフ軽装甲車(鹵獲品)
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,,..、-'''"´ ̄ ̄ ,,..、――: ゙: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,r:ュ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ i
,,..、-'''"´__r‐ュ_,,..、-'''"´ |())O|)|_________,:_______`‐'_______|
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. \ \iXXi (・)゙i,/´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, ./´ `゙, i ゙'0:"i! ´::`i ‐'' ::::
ヾ` 、_ ̄_ ̄_ ̄':弐'、 ,_,シ i O i i O i i O i i O i i O i i O i:ヾ'_,'シ ‐、 ' :::) :::::
` 、:`,,、、.,'、 ,ノ ,.` 、:`,,、、.,'、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ , '、 ,ノ,, - " :::) ,,::) '' ...:::
`~~~~~~~~~~~~~~~~`~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
MT-LB汎用装甲車(指揮車型)
_
_l,,)_________________r―:ュ___
,/___ ___ | ――‐ :r ¬ュ :|
//l´l | | | :| |
// _!_,!__| | | :| |
,/  ̄ __ _ _________,|_____'、_丿___:|
i‐!_ - -〃 ̄ ,, ,,,,,_ ̄',',  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〃 ̄ ,, ,,,,,_ ̄',', i
l‐! /' /":::::::::::::ヽ ',', /' /":::::::::::::ヽ ',', !
ャ_i_ヘ,___,|| i::::::( ):::::i ||_______|| i::::::( ):::::i ||l
 ̄  ̄  ̄ '、:::::::::::::::ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ '、:::::::::::::::ノ  ̄
 ̄  ̄  ̄  ̄
GAZ-39371装甲トラック
,r:;――‐'、'、
__(O_____・―,‐/____ヾ___
/,r‐┐ ― i´r――ュr――ュ`!
//〔〕_,! i ! :l:! :l i
/ ____ __ ____,,i,__!,,__,,,l:!,,__,,,l__,i
〔(() ii: ,r:::::::、::ii i  ̄ ii: ,r:::::::、::ii i:|:OOi゙  ̄ ̄ ̄:i:OO|
|__',::ll: i::::r,::::i:::ll_l__ll: i::::r,::::i:::ll_l!、________,!
' ̄ ',::::゙':::;!;;;リ' ̄ ̄ ̄',::::゙':::;!;;;リ'  ̄――――'!;;;リ
`''-''゙-'' `''-''゙-'' `''-''゙-''
同14.5o銃塔付き
,r====:=========‐ュ 二
// ̄ ̄ ̄| :i :i
〔l:'(∀` ,)| :i,,_,,__,,__,,__,,_! 三
_ ,,, 、 -‐ ''"  ̄ ̄ ̄ ̄ |
|_,,,,、-―_:――, r:――_,,_――, | 三
|l ,r''":::::::::`ヽ ', :i ,r''":::::::::`ヽ ', |
l |:: i::::::::r' ュ::::::゙i: ', ―― ― ――:i:: i::::::::r' ュ::::::゙i: ',,,| 三
゙~',:::::::`‐'':::::::リ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',:::::::`‐'':::::::リ
ヾ:::::::::;;;彡' ヾ:::::::::;;;彡'
 ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
GAZ-2975汎用軽装甲車
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____ ____ ,','  ̄,','  ̄,','ニ! `i. ,','  ̄,','  ̄,','ニ! `i ____
ii_二ll二_iiコ:`l.ii_二ll二_iiコ:`l ,',  ̄  ̄ ,'____,| ,',  ̄  ̄ ,'____,| ii_二ll二_iiコ:`l
to"――oュ" ‐|"――oュ" ‐| :ri'‐l:ニニ:l‐i'ュi__i"i゙:i| . ri'‐l:ニニ:l‐i'ュi__i"i゙:i| to"――oュ" ‐|
r゙ュi圭圭r゙ュi__i'゙iュi圭圭r゙ュi__i'゙i! t゙―――‐゙ュ:゙i___i::ii:il t゙―――‐゙ュ:゙i___i::ii:il r゙ュi圭圭r゙ュi__i'゙i!
i,_リ‐=‐i,_リ.゙i,_リ,リ‐=‐i,_リ.゙i,_リ `i;;_;;リ ̄ i;;_;;リ, i;,_,;リ `i;;_;;リ ̄ i;;_;;リ, i;,_,;リ i,_リ‐=‐i,_リ.゙i,_リ
 ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
上記車両の車列(前2・最後尾がGAZ-2975、中央がGAZ-39371銃塔付き、後ろが同無し)
 ̄ ̄  ̄ """ '''' ‐- 、、,,_
`゙゙ ''' ‐- 、、 ,,_
 ̄ """ '''' ‐- 、、,,_
∧∧ ∧,,∧ 、 ∧_∧ ∧∧
ノ(|,,゚Д)彡 ・ _ヽ \ノノ `Д) 彡 ・ ヽ
§i":::つ彡‐-‐,_'、_r〉 "§":::::;;O/‐- :、,,r‐i
,,、-<:::‐::ソ ;i ,,、-<:::‐::::ソ" :| `‐''
/´ /(_// ,リ ;;/" /(_// :i
ノi ;  ̄‐ ,ヾ i"! i ノ,  ̄ ̄ ::,,ノ
i ,ノ ‐t- ,-‐ '''ヘ, | :| ,./ ,/"‐- 、、,__ヾ i'、ヽ, (\_/) (\__/)
! ;i i ;! i :i :i 〈/ /, l :! `:,: ; ,ノノ,, ´Д`) (д´ ,,ヾヽ
| | | | r:| |'" ', ',ヽ | lr;'/ §(:::;;::::lll:::::iつ ll::::::::::::;;)§
i-; .i‐; `i‐; i‐; " i-;゙" /´ /´ ヾ:::;ゝ ll:::‐::::::;;ゝ
~~ ~~ ~ ~ ~ (_(__)、_ノ (___)__)
一応騎兵らしきもの
_
三 、 /´__ヽ ∧∧ ド
三 \ノノ `Д) 彡 ・ ヽ
"§":::::;;O/‐- :、,,r‐i ド
,,、-<:::‐::::ソ" :| `‐''
三 ;;/" /(_// :i ド
i ノ,  ̄ ̄ ::,,ノ
. ,./ ,/"‐- 、、,__ヾ i'、ヽ, ド
三 〈/ /, l :! `:,: ;
', ',ヽ | lr;'/ __ ド
i‐; " i-;゙" 三 /´__ヽ /∧
~ ~ 三 ノノ,, `Д) ,r''" `:, ・
§/::"::::::;;つ 、、 ・ ', ・
三 ,、-‐¬‐- 、、-<::::::‐::::ll''" |ヾ、_ ,ヘ
ノi' / /:::;/ i ! ` ‐''
三 / ; ' '-‐ '''L_,,)‐' !
/ ,,、-'';"''‐、,,_ '、 ',ノ
/,,:: ",' ,/ `"''' ‐--;‐:;ヽ ',
/,/ ,' / ', ', > ,〉
,/,/ ヾヽ、 ir'ャ/
,'、ッ ゙'' ,i゙,i"
~
上に同じ
,,
/゙ii /:i!
/ i,i-"¬゙'‐:、
_,,,rャ'´. ・ ゙;
/ : :_:`! i冖 = 3
i,: : : :'ヽ _ _, ゙ン
'、: : : : :\-:‐:‐:-、'ュ、
ヾ ',: : : : : :`'' ‐-:!i;;ii
l´`l:゙l、:::;;;;;;::: : : :i::i;|| r‐ュ_
tユ l: |;` :‐ :": : : :ヽiil ,- ''"´ー'_,|
l,ll,,l: !:::: : : : : : : : :i0|. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`ll''"i::: : : : : : : : : :i:::! |
.|| /;;;:: : : : : : : : :::l0l |
M・モラ外務大臣
r――――――――――――――――ュ
| クソッ!こりゃ一個師団はいるぞ!|
`ー―――‐y―――――――――――''
∧_∧ 三二=  ̄ ̄| ``
( ;・∀・)_ 三二= __| オ オ ォ ォ . . .
(::":::::つt"ユ='・ 三二=
‐r― ii ―"‐ 三二= __ __
/ ̄ll ̄ll ̄ll ̄|__l二二二l 三二=__ __ l´ __`l l´ __`l 三二=
lニニニニニニニニニニニニニi 三 l´ __`l l´ __`l 三二 /ニi,,`Д´) (・д・;lニヽ 三二=
r―|| ̄ ∧,,,∧ ̄||: l二l l二l | _ /ニi,,・Д・) (Д`,,lニヽ 三 〈/:"::ロ∧::__,,, /´:::/:::;;`'::i」 三二=
|:| || (Д`; ) :||: | |l三|三三三|三三三|三三三l___l三:`O(д`_ )GO:" 三:l 三二=
t:i ||iiと:::`゙:::::::i_||: | | lニニニニニニlニニニニニl lニニニヾ:::゙:〔〕__,,,〕/ニニニl | 三二=
` ̄!!: ̄ ̄ ̄ ̄ :l________| | lニニニニニニlニニニニニl lニニニニ/:ロ:::::l::::::ゝニニニl | 三二=
|;| '''''''''''''''' ,/二二二二二二;;| l二二二二二二二二二二二二二二二二(_) ‐'二二二二l 三二= _
|゙ :::::::::::::: ,/;';;;;;;;;;;;_ ;;;;;;;;;; |;;;;|;;;;;;;;;;;_ ;;;;;;;;;;;; lニニ:l lニl :: ::::...;;;_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙゙'''_;‐- 、,,| 三二=l´__
|l____/;' ;;;,r''´:::::::::`ヽ;;; |;;;;| ,r''´:::::::::`ヽ;;; | r r |_|:r |(,, ,,;;):::..´:::::::::`ヽ;;;;;;;;r''´::::::::::`ヽ;:::::..... (∀゚;i
ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; i':::::r´ ` ,::::'; ;l;;;;l ゞ,, ;; ,:::::'; _| l . l (,, ,;;) ..:::i':::::r´ ` ,::::'; i':::::r´ ` ,::::'; :: :::::. .と::::`゙:::
 ̄|二|' ̄ ̄ i::::::':、 ノ:::::; ̄(,, ,,)':、 ノ:::::; . ̄(,, ,,;)  ̄; : i::::::':、 ノ:::::; ̄(,, ,,)':、 ノ,, ,,;) :::: ',::::ロ:
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__ ~ ̄~ __ ~~~ ~ ̄~ ~~ ~~ ~ ̄~ ~~ ~~~ ~ ̄~ ~~ ~~
l´ __`l 三 l´_ `l 三 __
"" (∀・;iニヽ 三 (`;iニニヽ 三 ‐ _ l´___ `l
と:::::`゙:::::::ヾ〉 三 と',:ロ:::`"::つ 三 ,,,, (`д´;iニヽ
‐ ',::::ロ:::::/ヽ 三 /ヾ:::ヾ':::;ゝ 三 ‐‐ ・'‐=と::::::`"〔〕 ))
(___)`'' (___)'、_ノ """ i::::ロ::::::;ゝ
(___)、__ノ
大型トラック(種類失念)
,'´`,ヽ ,'´`,ヽ
i :i: ', i :i: ',
i.. ,,;i -‐i.. ,,;i ,i、
,r´ ヽ
iヽ / ',
i ;;i
', -―‐ , ,,;;;;;!
ヾ __ ___,,,,;;;;ノ
//::',:::ヘ_Xヘ:::::;;::::::,、_::',
i`:::i0:"´:::::::::::::::~\、^',、゙、、
i:;;;::i::::::::::::::::::::::::',::::::` -^-':\
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|:::::::::::::`i"'''''''"
F・マルーエル陸軍元帥
,r:、 ,r:、
/i' ', /i' ',
/ ,i:.. i_/ ,i:.. i
/´` ''' ‐' ` ' ‐'ヽ
/ ',
i::.. ・ , ., ・ i
/;'.::::... ',  ̄/ ,i
ノノノヽ;;;;;;;,,,,,... __ `''" '_,ノヾ、
|::::::::::""::l,,ζl¬i''lゞl"|
、‐ '' X´,ヽ` '' '¬ ― --゙'-‐ ''、',¬_-、
/:`‐ '''' ""´ :::::::::::::::::::::: |:|:|::::::::::::::::::::::::::,
. /::::::::::::::::::::::::::::l三l::::::::::::::|:|:|::::::::::::::::::::::::::';
/::::::::::::::::::;;;:::lニニニニニニl::::::|:|:|::::i王i王i:::i::::::i
::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::|:|:|::::i王i王i:::|::::::|
抹拉刺陸軍元帥
`ー―――――‐v――――――――――''
/ヽ /ヽ
/ ', / ', /゙, ./゙,
,/, ',-―/, ', / ',--/ ',、
/ ` ‐ '" ` ‐ '" ヽ /´ ゙゙ミ、
彡,,, ,,,,,ッ'; ', i ・ lーl ・ J ミヽ
/〃 :::/:::,,, ,,,,,;;;;;;〃/:i:::', i ヽ `'" _,ノヾ
,//:::〃:::〃::/:/:::::〃:::::/:::i:::.:.. ,i ,,-=l ̄二ll二 ̄;;;;l==、
/'" ::〃:::/::/:/::::〃::〃::::::i::i:.:.. ,/ /:::::::::::::::::|||:::::::::::::::::::::::::',
"_",,ヾ'' ;;ノ'''' '' '' "" ´::.:. ,,;/ ;'::::::;i::===::|||:::l圭圭l::i::::::::;
,r'"-‐¬'(;;;):::: ̄::::""::::::''::''':::¬、 i::::::::|::::::::::::|||:::::::::::::::::|:::::::::!
/:::::::::::::::::::` ¬::::‐::::-----:::―:、-┴-、. l::::::::|::::::::::::|||:::::::::::::::::!::::::::|
./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ`:ト,ヽ |::::::::|::::::::::::|||::::::::::::::::|:::::::::!
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ-―'; !::::::::}ニニ[ロ_]:ニニニ|:::::::::|
抹拉刺陸軍元帥(左)とバトゥ陸軍上将(右・当時)
,r;'ヘ ,r;'ヘ
/' _',__/' _',
, "´ ` ''"  ̄ ` ヽ
/;::.. . ,__ . ',
,/,〃:: ノヽ i :i i
" ' ''ヽ_´` `‐' '__,ノ
(;_;''_/:,,::、:_ ̄/r;/:ヾ::_;;ヽ,,_,_
(ヽ-''‐゙¬::::::::::: ̄:::::|O:::::::'' ‐゙、
(/:::::::::::::::::::≡:::::::::::::::|:::::::::::;;:::::::\
/::::::::::::::;;シ;;;lニoニl::::::|O::l;ojl:::::::::::::\
,/:::::::::::::、/;;ヾ;:|:::l::l:::|::::: !:::: |:ll||ヽ;;;:::::::r^ヽ‐、
i:::::::::::‐-'、i::::::::`ー‐'':::::: |O:::゙‐'| \‐ri、` 彡!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バアトル陸軍中将
,、
ヘ. |ヾ;. ヘ
/ ヘ _,,| ' ./ ヘ
./:: ヘ-‐(;;;ソ‐-' ,_ヘ
,:'´::::.:.. ヽ
. i':::::::::.:.. ・ ・ ',
i::::::::::::.:.. ヘ―‐/ i
'、::::::::::.::.:... ヽ,/ ,ノ
`,::::‐:::-:::::::::::.:.:..:... ‐ i''_
,,、-―'、´::`ヽ、ニニ 二/ヽ二ニ,r'''::ヽ‐-、
/:::::::::::::::::ヘ::::::::::\. ゙;‐', /::::::::::/:::::::ヘ
. ;:::::::::::::::::::::::゙―‐、::::ヽ, i:::::i /:::::;―'::::::::::::::',
M・モラ外務大臣
∧ |ヾ ,r:
/ _',.| / ',
/ (;;;/"..,, :!_
/´ `ヽ
/ ',
i ・ :!
'‐‐i i
ノ ノ
ヽ..,,_ _ _ ,,, ..、ィ
ir;ヽ_/´: : ; ; ; : ':':':'''ヽ
i:シ, i: : ::i': : : : : : : : : :',
i:::i i: ヾ´: : : : : : : : : :.:',
./i:::ii: :/:V:ヾi: : : : : : : : :',
_,,、-‐'" ‐i::;!:/:.: : : : ', : : : : : : : : ',
,r^、`ヽ、__,,、-‐'"ヾ :::: | :ヽi::i/: : : : : : :', : : : : : : : : ',
i`,,';:.:. .: i:::::ヽ ::i :: :::::/::::: i/: : : : : : : :i´‐-: : : : : : :i
'、‐;__,,、_i:::-‐:::、:::;;、-"'''"´:i0: : : : : : :/: `ヽ: : : : : :,/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
M・モラ外務大臣
∧ ,r、∧
/ ヘロ ヘ
,r''"´ `ヽ
i' ´ ` i フッ
'、.,,  ̄ ノ =3
/´:::`''‐、:ヽt:;'':/';、
 ̄.i:::::::;;::::::::<:::',:i/k':::i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i:::::::::i‐::::::::ヽ/:シ:::i::i
.i:::::;;-'、;;;:::、-'、ヾ;‐'、i
'、::::;;;;;;::::::リ-''-'ソ;;;;ノ_
/:::::,r'"´;;;;;;::::、;;:::::::::ヽ
,/:::シ、;;;;::‐::"´::::`ヽ::::::::::\
 ̄``'''‐ヾ::::::i;/::::::::`iヾ::::::::::;ヽ ̄ ̄ ̄ ̄
`i‐:::::::::、i ヾ:::/:::ヽ,r‐、
A・シュペーモナ軍需大臣
,、 、.,、
/ |/ ヘ
/ (;;/ ..ヘ
/゙´ `ヽ
i__, ・ i
,ノ ノ
r;x;、,. r;`-_,,、‐_―-,'、
ヾ`::ッ;‐..、、 _,,,、'-''":::::::::`゙l´ ̄ ̄`l
`゙''i;;::::::::::`゙;'i゙ヾ::::::::::::::::::::::::::| |
`''‐、;;;::::::::;;;、‐i'''"´゙ヾ:`:::| |
 ̄ ,i::´::::::::::::::::| |
l´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'' |
_| |
二二二二:l ,r'": | |
| | /::::::`;| |
| | ./::::: 、シ| |
| |='‐''''''ユ | |
 ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
モラ外相
∧ /\. ∧
/. ', ´____,` /. ',
,/ ', i i,/ ',
/´  ̄ ̄ `ヽ.
/;,. ,/´ ゙ヽ ',
i;,;,:.. i
';,;,:.. -―‐‐ ,/
ヽ;;;,;.:. ,;/
/ヽ:::`''‐、、 ̄`/‐‐ヽ ̄/::ヽ、
/:::::::::::ヽ:::::::::ヽ ̄ `,:::::'、´/::::::|:::ヽ ヒュッ
/:::::::::::::::::::::: ̄/:::::\. i::::::::i/:::::、´_:::::i _,,,、、、-‐ ''':',!
./:::::::::::::::::::シ;;;::::::`::、:::::ヾ::::::/:::::/、/i::::i _,,,、、、-‐ ''''゙,".、、-‐ ''''゙"´
/:::::::::::::::::、:/;;;;::::::::::::::`::、:ヽ/::/:::::::::::i::::i _,,,、、、-‐ ''''゙,".、、-‐ ''''゙"´
./::::::::::::::::ヾ/;;;;::::::::::::::::::::::::`/::":::::_,,、-,ュ-‐ ''''゙,".、、-‐ ''''゙"´ ヽヽヽ
i:::::::::::::::::‐-'、;;;;;;::::::、、、-‐ ''''゙"´/´ ''"´;'''゙"´、 ヽヽヽ
i:::::::::::::::::::/´ i' :::::::/:::::::i :::::::::::::i ,,´シi::"/:::::`:`:ヽ_,,、
シュペーモナ軍需相
∧. |゙〉∧
/. ', r;;;!,/ .',
,r'" `ヽ
i ‐ ._, ‐ i
ヽ..,, ヽ/ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,r''":‐:、,ヽ:t;:/、/::゙ヽ, ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/::::::;;:::::<::::';/::::>:--;::::::',
/::::::::ソ、:::::ヽ':/::::`:"、:::::::',
./::::::`/i::::::::/´`',::::::::::::i ',"::::',
/:::::::、//::::::/. .',:::::::::::', ',:::::::',
,r,-,'、_,ソ''/::,r /. ',/´:::..::`ヽ_,`r-、、
 ̄`''‐‐'''"´`゙゙゙'‐/ /'´`',', ',-'、"::::::::ヘ‐‐'''"´ ̄ ̄
モラ外相
∧ , 、 ,,,x; ∧
/ ', ./ \ / i /. ',
/. ',´.r―‐‐ ,` i /
/ ',..l__l ', /_,,,...
/´ ヽ /´
/ / ヽ ':, /
i i i' ・
':, -―‐、 ,! '―i
ヽ、,,, __ __,,/ ノ
_,,、-'、:::::::::::ヽ 二/:::ヽ二i:::ヘ:::‐-、 ヽ、,,,_ ___
/: : : : : ヘ;;;::、/ヘ `;:::::', ,'ヽ:ソ : : : :, r';;!'/::::::
/: : : : : : : : : : :/:::::ヘ, i:::::::i ,':::::',.: : : : : ', ヾ!:!::::::::
i: : : : : : : i/ : : :\::::ヘi::::::::,'::::; ': /'ヽi : :i ||::ヾ"
. i: : : : : : : :i‐: : : : : \:ヘ::::,'::; '.: : .:~:~:i: :.:i _ |!::::i:::
. i: : : : : : : :i‐-: : : : : : :\,'; ' : : : : : : :.i.: :.i /,´‐.:゙:, i!:::i::::
i: : : : : : :.-'、: : : : : : : : : i: :_:,,: : : /^;:.:i.: : !. ';,: . ', ', i:::i:::::
゙!: : : : : :.-‐;`;‐-‐: :':':':":´: : :/"´ ニ'_'-;:! ,-‐r''^ヽ、 i::i::::::
ヽ: : : : : :/: ' : : : : : : : : : : : i 'x-': :.i ゙:,三':,':、 ヽ‐、--、、、、...,,,,,___i;i::;;;;
\: : : : : : : : : : : : : : : :_:,,ヽ‐'''"`'':i : :.i ヾニッ _,,ノ ;i: : : : : : : : : : : : : :
`i'‐-- ‐‐ '''''' """´: : : : : : : : :.i: : :i  ̄', ', !`''ソ: : : : : : : : : : : : : :
シュペーモナ(左)とモラ(右)