本当に不老不死になれるのか?(;゚∀゚)
鳥インフルエンザの血清薬&ワクチンは
>>2-10病棟に
2
3 :
(;゚∀゚):04/03/22 06:06 ID:47XDMw7l
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ヽ___, ニ l :: ′ ニ ___ノ + + ....:::::::::
ヽニ -‐ ,l :: __ ≡ __ノ+ ┼ * :::::::::
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1<<よ、お前は氏ぬのです。
次に生まれ変わるのは、小さな虫けらです。
その次は、野に生える雑草に。
その次は、宙をただよう細菌に。
そして、もう二度と人間に生まれる事はないのです。
5 :
(;゚∀゚):04/03/22 06:40 ID:47XDMw7l
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
:::ミ:/ ,,..__ ゙ ~~´ ゙ミミ! '"';:' ;'::'゙:゙::;゙ fミ ノノノ/ili!ヽ::;, /`ヾ .: :.:..:: ミ、
:ミ:/ u `ヽ、 ゙ , ;, ,; u u゙ミi ,. ,. ,, ., ., .:i -..,ゞ、ノツソ ,.ヾ;i ,., ,..,,.,. ミ
:/ u ,.-一‐ヾ 、_;,.;,.,; _,,,;;-'''i/メ、ノノil!))ヾ、 .i ゙;._f5゙`ー;:,.'e-゙:!,.ゞ、_ソツノ;,ヾ;;ヾ゙
'´ (・) `ー=t"r.` ./;'"r。゙ーt ,;-='´iu""._ u ゙ゞ゙ー' i.._G_,゙;:/t'a`i/i
u ゙ー--一,,.:: トー--'::! ゙-一u i、,゚,,ノ.i,j ./" `ヽ. ン u.i、u__ノ´, ゞ、.ィ'
u ゙'ヽ ゙`i u ,.:‐-、 ;.ノ i .i'.._ ゙ー-/ .ノ ./- 、゙7 u 丿
u ,.-‐- 、.._ τ/ u ! f--...___7 u丿.i、.:__ヽ / /ヽ. i、___,ソ ./
/__ `゙ー, u ノ、 i、 ゙ ゙̄/ ./ ヾー--',ィ'._ `┬‐'´; ゙ヽ
.、 /,,..._" ̄ ゙̄/ / ゙ヽ二ニ/ ゙`ヽ. `T'" `ー、 .,;i ; ,イ
;;;;\ i ゙: ̄ヾ./ /;;;゙、 i::: : :. ゙i .,;i ';. ゙i ノ ;' ;/ :i
7 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/03/22 14:19 ID:YmJ114da
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●●●●●●●●●●●●●●●●不合格●●●●●●●●●●●●●●●●●
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「鍬さん・・・こんなのが出てきました・・・」
『ん・・・なんだこりゃ?随分と古いノートだな・・・
スマン・・・赤島ちょっと読んで見てくれ。』
「鍬さん眼鏡変えた方が良いッすよ?(老眼なんだから・・・)」
『ん?何か言ったか?』
「い、いいえ・・・え〜と・・・何々・・・」
===============================
○月○日 晴れ
おじいちゃんが死んじゃった。
パパもママもずいぶん前から元気がない。
僕も学校に行きたくない。
先生も僕がいじめられていても知らんぷりしている。
僕もおじいちゃんの所に行きたい・・・
==============================
『そうか・・・あいつも辛かったんだろうな・・・』
「取り敢えず、何かの役に立つと思います。」
『うむ・・・しかし、俺達の商売は因果なもんだな。』
「・・・ええ・・・」
『どうだ、赤島?今晩あたり飲みに行くか?』
「いいッスね!久しぶりに行きましょうよw」
『まあ、鶏の肉は喰えないだろうがな・・・』
「仕方が無いッスよ・・・」
2人の男が廃屋を出る。もう3月だと云うのに
季節はずれの北風が砂塵を巻き上げる。
その砂塵の中に、古い新聞の切れ端が巻き込まれる。
古新聞には『深田農産ついに倒産』と
太いゴシックで書かれてあった。
――数年前
『母さん・・・お粥が出来たよ・・・』
「・・・」
『心配しないで、僕はもうお腹一杯だから。
母さん、少しは食べないと身体に毒だよ・・・』
「・・・」
『食べさせてあげるね・・・ちょっとまってて・・・』
「!!」
『!!ち、畜生!!村の奴等ッ!!待て!!この野郎ッ!!』
「う、うわああ!!鳥インフルエンザが来た!!
鳥インフルエンザの空(ソラ)が来た!!」
『この野郎ッ!!』
「ぐはっ!!」
『あ・・・』
「ひぃ・・・ひ、人殺しッ!!」
『ちッ!』
「あ、待て!逃がすな!みんな追えッ!!追えッ!!」
「畜生・・・ソラの奴、何処に逃げやがった・・・・」
『・・・』
「おーい!足跡が此処で途切れているぞッ!」
『・・・』
「この辺りに潜んでいる筈だッ!」
『・・・』
「空(ソラ)だけに空に逃げたりしてwなんてなw」
『!!』
「馬鹿!そんな事出来る訳無いだろッ・・・」
『(ドキドキ・・・・)』
「嫌・・・樹の上ならな・・・・」
『・・・・チッ!!(くらえッ!!)』
「ん・・・うわ!うわわっッ!蜘蛛が!ひいい〜〜!!」
『(どうだ?)』
「げえ!お前こっちに来るなッ!うわわ・・・」
『・・・(ほっ)』
(ん?さっきの蜘蛛の巣に罹っていた蛾か?
・・・毒蛾か・・・お前も人間の勝手で
殺されてしまうんだよな?今度からは
気をつけるんだぜ?・・・
じゃあな・・・あばよ・・・)
∴゜; ∵ ゙\ \: ´,; ∴ ゙
;:( (\ (´∀` )/) )):.,∴゙゜.´ (・・・・・)
; ((◎\(_)/◎))゜; ゜´.,
゙。;│≫゚ (_) ゚≪│, ,;.゙゙
∵(((⊆/(_)\⊇) )∵∴;:.,
;∵ ゜; ,゙ ´: .∵。 ´, ,
(・・・・ブチュ!!)
「はあ・・・はあ・・・しかし気味の悪い蜘蛛だったぜ・・・」
(・・・・)
「おい?お前が潰した蜘蛛・・・女郎蜘蛛だぜ?
しかも、飛び切りでかいと来たもんだ・・・」
(・・・・)
「よせよ!気色の悪い・・・」
(・・・・ピクピク)
「うわっ!まだ生きてやがるッ!」
(・・・・ブチュッ!!)
「おいおい・・・何もまた踏み潰す事ねーだろ?」
(・・・・)
「だってよー・・・気色悪ィだろーがッ!!」
(・・・・)
「うわ・・・女郎蜘蛛の血って、赤かったんだ・・・」
(・・・・)
「それ・・・タマゴなんじゃねーの?」
(・・・・)
「母蜘蛛だったんだ・・・」
(・・・・)
「ちッ!いまいましい!何もかも空(ソラ)の奴が
悪いんだ!恨むんならソラを恨みなッ!」
(・・・・)
「おい!行くぞッ!」
(・・・・)
「おうッ!」
==========================
(・・・・)
(・・・・)
(・・・・ソラ?)
, _________
. /\ /.\ /
. /\( /\´∀`)\ < ・・・・・・・・・
/ .\ ヽ \_________
./ .\ ⌒
.⌒ .⌒
(雨か・・・天の神様にも見放されたんだな・・・俺・・・
母さんゴメンよ・・・もう俺、家には帰れない・・・
!!村の奴等、母さんに酷い事していないだろうか?
心配だ・・・でも・・・でも・・・)
==========================
「(雨か・・・参ったなぁ・・・アトリエに帰るか・・・)」
『!!(誰か来る・・・)』
「(ん?おかしいな?ドアが開いてるぞ?また狸が遊びに来たのかな?)」
『・・・・』
「〜〜♪(今日は上手く描けたな・・・飯にするかな)」
『・・・(こっちに来るッ!!)』
「!!誰だッ!!」
『動くなッ!!』
「な、なんだ・・・まだ子供じゃないか?」
『・・・五月蝿い!!』
「怪我をすると危ないからそんなものは・・・」
『黙れ!!』
「うッ!!」
『金を出せ!!死にたくなかったらな。次は手加減無しだぜ?』
「・・・止せ!考え直せ!まだ君は子供だろ?
父さんや母さんが見たら悲しむぞ?」
『・・・う、五月蝿い!金をよこせッ!』
「ぐうッ!!」
===========================
『(ちッ・・・これっぽっちか・・・・折角
良い隠れ家を見つけたと思ったのによ・・・)』
返り血に汚れた少年が山小屋を出てゆく・・・
小屋の中では光を失い、叫び声を上げる男が
取り残された。
雨は
ただ・・・静かに降り続けている・・・
,/::::'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
'i:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ
i;:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ii:.:.:.:.:ゞ
_,.、-‐'''"´^~ ̄;;リ:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i i:.:.:.:.リ^~`゙`'‐-、,_
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あ〜あ〜目がぁ〜目がぁ〜!!
『はぁ・・・はぁ・・・』
「もう諦めろ!!大人しくするんだッ!!」
『はぁ・・・はぁ・・・』
「これ以上罪を重ねるのは止せッ!!」
『はぁ・・・はぁ・・・』
「お前の母さんは施設が責任を持って・・・」
『う!嘘だ!!』
「あ!馬鹿!!止せ!!そんな所から飛び降りて
助かるとでも思っているのかッ!!」
『(もう・・・逃げ場がねえ・・・
さようなら・・・母さん・・・
僕はおじいちゃんの所に先に行きます。
・・・父ちゃんの事は許すつもりです。)』
「あッ!」
『(・・・・)』
「・・・・」
『(へへ・・・俺・・・飛んでる・・・空を・・・)』
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││ _」L...
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖|│ ,コ lニn
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| | |. n. ││ .〉〉
| |-―L! ││ 〈〈
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~ヽヽ__...ミミミミ::::ノ::::| ̄ヽ │ 〈〈
. `ー┴`ー――''"\ ヽ_ | .〉〉
ヽニ-┘ | V
| │ 、_...、
│| ┃ ││││ つノ
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│|‖┃│ │‖┃│┃‖││ o //
│|‖┃││┃‖┃│┃‖││ </
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││ <>
「・・・・」
「鍬さん・・・医者の話では命を、辛うじて取り留めたそうです。」
「そうか・・・有り難う。」
「鍬さんも少しは眠った方がいいッスよ?もうすぐ定年なんでしょ?」
「はは・・・まだまだ若造には負けんよw
特にほっぺたの赤さが残るお前のような奴にはなw」
「あッ・・・ひでえ!」
「そうか・・・生きていてくれたか・・・」
「ええ・・・生きてます。」
「・・・・」
「・・・」
日本・江戸時代
現代では、さいたまと呼ばれる地域のとある村・・・
、 l ,シャイタマシャイタマ !
- (゚∀゚) -
' l ` ∧∧
∧∧ ヽ(゚∀゚)/シャイタマ !
シャイタマ〜 ! ヽ(゚∀゚)/ | |
vv W
「全く、殿様には本当に困ったものよのう・・・」
「うむ・・・空部(ソラベ)様も気の毒に・・・」
「ワシ等が折角苦労して育てた蚕(かいこ)も
無駄死にじゃて・・・なんまんだぶ・・・」
「同じ糸をはく虫けらなのに
こんなんじゃったら、蜘蛛の方がましだのぉ・・・」
「うんだ。うんだ。」
「聞けば、空部様の奥方は、まだお子が生まれぬそうじゃ・・・」
「なんと!もう十月(とつき)を越えたというのにか?」
「いんや・・・もうかれこれ、十三月になろう・・・」
「なんとも、信じれん話じゃ・・・」
「これも何かの祟りかのう・・・」
「しッ!聞こえるぞッ!」
『・・・・』
『お前・・・気分はどうだ?』
「あなた・・・お城の方はもう大丈夫なのですか?」
『はは・・・心配するな。一寸、殿様の機嫌が
悪かっただけだ。何、姫の婚礼の日迄にはまだまだ時間がある。
今度は必ず気にいって頂ける反物を用意するよ・・・』
「すみません・・・私がこんな身体でなければ・・・」
『うむ。昨日よりは顔色が良くなったな?鶏の生卵が効いたかな?』
「ええ・・・あなた・・・本当に申し訳御座いませぬ・・・」
『おっと!またその話か?確かに私は婿養子だが、本当に感謝しているんだよ。
九毛(くもう)家の一人娘のお前に・・・』
「で、でも・・・世間ではあなたの事を・・・」
『人の噂話など、気にしなくて良い。それよりもお前は
このお腹の子の事を思っておくれ・・・』
「はっ・・・はい・・・」
『(しかし・・・奥にはああ言ったものの、もう
意匠を新たに考える時間など無いぞ・・・どうする?)』
============================
『では、お父様早速行ってまいります・・・』
「気を付けて行くんだよ。最近此処らの峠には追剥ぎが出るらしい。」
『はい。では行ってまいります・・・ヌウゾ?いらっしゃい!』
「ヌウゾ、吹子(ふくこ)を頼んだよ?」
ワンワン!
『あっはは・・・任せろってw』
「ははは・・・」
『では、行って参ります・・・』
「うむ・・・」
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ● ●、 _____
|Y Y \ /
| | | ▼ | < 任せろ!
| \/ _人.| \_____
| ___ノ
\ ./
| | |
(__)_)
「(お前・・・吹子は美しくなった・・・これも何もかも
お前が天国で見守ってくれる御陰だよ。ありがとう・・・)」
「ごほっ!?」
「(・・・血か・・・ついに私にも・・・お前の病が・・・)」
残念ながら結核ですな・・・
・・・・そっ・・・そんなぁ
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) (´Д` ) (´m` )
(___(V)_.) _ ( )__( )_
|_゚|_| (_.( ( /_( ( /_
_(__)_)____|__U__U__U_U__
商売を止めるしか助かりませんな・・・
(そんな、飯の種を止めて明日からどう生きろと・・・)
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) (´Д` ) (´m` )
(___(V)_.) _ ( )__( )_
|_゚|_| (_.( ( /_( ( /_
_(__)_)____|__U__U__U_U__
「心配しなくてもいいよお前・・・
あんな薮医者の看立てなんて嘘に決まっている。
私がなんとかしよう・・・」
「はい・・・あなた・・・」
===============================
「鍬さん・・・奴の様子はどうでしたか?」
「ああ、酷いもんだ・・・あれでは死んでいるのと同じだな。
これからずっと眠り続ける人生なんてな。母親が知ったら
さぞ悲しむ事だろうよ・・・」
「その母親の事なんですが・・・」
「・・・そうか・・・その方が良かったかも知れんな。」
「・・・ええ」
「お前もしっかり親孝行しなきゃいかんぞ!赤島ッ!」
「・・・はい。」
===============================
∩_
[|__]
( | ´∀`)_
| ̄|つ ̄| |つ
| ノ | |_ノ
|ー――|
/___|
(__)_)
「ん・・・空部殿?どちらへ行かれるのです?」
『ああ、赤城(あかぎ)様・・・いや、次の意匠のに
少々、煮詰まってしまって・・・気分転換に散歩をと思いましてね。』
「それはそれは・・・殿の我儘を許して下され。なにせ、年老いてからの
お子ですので・・・」
『はは、私も同じですよ・・・いや、まだ生まれておりませぬが・・・』
「いつもは名君の誉れの高い殿でござるが、姫の事になると
周りが見えておらぬ。お傍近く仕えていた近習を・・・おっと
失礼致した。今の話聞かなかった事にしてくだされ。」
『はは・・・いえいえ、私のような者の為に警護のお役目
ご苦労様です。』
「はは・・・実を言いますと、あなたの仕事の素晴らしさを
間近で見れて、感謝しておるのです。流石は名工であらせられる。」
『そんな・・・褒めすぎですよ。現に殿に満足の行く物を
未だに納める事ができません・・・』
「ふうむ・・・素人が口を挟むのは可笑しいかもしれぬが
確かに空部様、少々肩に力が入りすぎているような・・・
あ、いや・・・気を悪くされたらこの通り・・・」
『やはりそうでしたか・・・自分でも判るのです。
奥の事も気になって・・・』
「・・・ふうむ・・・」
『ああ。つまらない話をして申し訳ありませぬ、では私は裏山の方に迄
ちょっと出かけてまいります。』
「そうだ!空部殿、一度姫の輿入れ先の都に一度行かれませんか?」
『都に?』
/■\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`) < 都ですか・・・
/  ̄ ̄| \
/ | |_」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__| |
|_____|
(_)(_)
「実は明後日、輿入れの準備の為に来ていた商人達が都に帰るのです。
殿に特別に御願いして、空部殿も一緒に同行してみては?」
『ふむ・・・都にはもう随分と行ってはおりませぬ・・・
もし、許しが得られるのなら願ってもない事、雅な空気を
肌で感じられれば何か思いつくかもしれません。』
「私からも殿に御願いしてみましょう。この前頂いた着物の
お礼です。」
『あ、有り難う御座います。宜しく御願い致します。』
「では、早速城に参りましょうか?」
『はい・・・』
数日後、とある宿の一室
『赤城様、都がこんなにも寂れていたとは・・・
公家の姫達が貧しさの為に身請けする話を聞き、本当に驚きました。』
「全くです空部殿。都にはもう見るべき物がありませんな
幕府の締め付けがこんなに酷いとは・・・殿が聞いたら
さぞかし驚くでしょうな。」
『・・・太閤様の頃とは大違いです。』
「折角、都に来たのは無駄足でしたね。すみません・・・私が余計な事を
申したばかりに。」
『い、いえ!そんな・・・私の方こそ赤城様に
ご迷惑を・・・先程なんかは、ついつい取り乱してしまって・・・』
「あはは・・・あれには驚きましたよ。流石は天下の名工ですな。
全く、あの卸問屋の主人の顔ときたら・・・ぷぷぷ」
_ □□ _ ___、、、
//_ [][]// ,,-―''':::::::::::::::ヽヾヽ':::::/
// \\ // /::::::::::::::::::::::::::::::i l | l i:::::::ミ
 ̄  ̄  ̄/ /:::::::::,,,-‐,/i/`''' ̄ ̄ ̄ `i::;| おのれ!田舎者だと馬鹿にしおって!!
―`―--^--、__ /:::::::::=ソ / ヽ、 / ,,|/ こんなものが着れるかッ!!
/f ),fヽ,-、 ノ | 三 i <ニ`-, ノ /、-ニニ' 」') とっとと店を畳んでしまうがいい!!
i'/ /^~i f-iノ |三 彡 t ̄ 。` ソ ハ_゙'、 ̄。,フ | )
,,, l'ノ j ノ::i⌒ヽ;;|  ̄ ̄ / _ヽ、 ̄ ゙i )
` '' - / ノ::| ヽミ `_,(_ i\_ `i ヽ、 ∧ ∧ ∧ ∧
/// |:::| ( ミ / __ニ'__`i | Y Y Y Y Y
,-" ,|:::ヽ ミ /-───―-`l | // |
| // l::::::::l\ ||||||||||||||||||||||/ | // |
/ ____.|:::::::| 、 `ー-―――┴ / __,,..-'|
/゙ー、,-―'''XXXX `''l::,/| ー- 、__ ̄_,,-"、_,-''XXXXX |
/XX/ XXXXXXXXXX| | _, /ノXXXXXXXXXX|
『しかし・・・今迄の様に、贅が許されるのはもうこれっきりかもしれませんね。』
「いかにも。殿のお耳にも是非・・・おとり潰しともなれば
それこそ一大事。」
『・・・・』
「然れども、わが姫には【やれ田舎大名の娘よ】と都人の嘲りを受ける事だけは
なんとしても避けたい。空部殿・・・この通り、宜しくお頼み申す。」
『それは無論の事です。なんとかやってみせる所存です。
この命に代えても・・・早速明日にでも、国に帰るつもりです。』
「もう・・・ですか?」
『ええ、目ぼしい問屋は全て回りましたし、最早、都にいても
時間の無駄かと。』
「左様ですか。私はまだ殿の託けが有りますので、同行出来ませんが
何、大丈夫。代わりの者を供に付けさせます。」
『有り難う御座います。実は・・・心細く思っていたのです。昼間、尋ねた問屋で
人攫いの噂を聞きました。何でも絵師の娘だそうです。』
「ああ!独雅(どくが)様の娘の事ですな?都一の絵師で、紙も己の手で梳いた物を
使って描いているとか・・・姫の輿入れ用に、屏風絵を描いて貰おうとしたのですが
けんもほろろに断られました。身体を壊しているとか・・・」
『そうでしたか、私も都を立ち去る前に一目でも、お会いできればと
思っていたのですが、残念です。』
「しかし、都とは本当に恐ろしい所ですな。昼日向のうちから
人攫いとは・・・」
『全くです。』
@
____
/\ \
/ | \ \
/ | \ \ (´ー` ) 市長の娘ちゃんおいで…
/ | \ \ ノ( )\('-')
ヽ./ | \/ \/ ノωヽ 只ヽ....
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
A
____ ギッシ
ギッシ // \\ \\
// | \\ \\
// ‖ \\ \\ ギッシ
// ‖ ギッシ \\ \\
// || \\ \\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
B
____
/\ \
/ | \ \
/ | \ \ 〇 (´ー`)y-~~ すっきり
/ | \ \ |<( )
ヽ./ | \/ \/ ▽ ノω ヽ /⌒\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ('-')  ̄ ̄ ̄
(・∀・)ジサクジエンデシタ!!
aaa
bbb
39 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/04/04 17:37 ID:C/Bcct5n
40 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/04/11 18:03 ID:CHW3kluA
?
42 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/04/19 03:26 ID:zAuHthR5
誰か黎明編ナギたんのAA作ってください。
43 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/04/25 17:18 ID:14RrMdWL
44 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/04/25 17:19 ID:zYRJQXYB
ふーん
∧_∧
∧_∧ (´<_` )ふーん
( ´_ゝ`) / ⌒i
/ \ | |
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ FMV / .| .|____
\/____/ (u ⊃
45 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/05/02 17:08 ID:J17jNYIb
46 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/05/09 16:53 ID:d9bQBL2i
47 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/05/23 16:37 ID:kdzhBwRz
48 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/05/30 16:22 ID:a0RN2mWV
49 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/05/30 23:33 ID:9PjnZtZc
実況スレの宣伝しかねえのかYO。
タイムリーなネタなんだからもっと活況を呈していてもおかしくないはずなのに。
誰も書きませんな
52 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/06/06 16:59 ID:+023I04r
53 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/06/13 17:36 ID:o2cNkovn
54 :
新キャラ!:04/06/13 19:52 ID:4vP7+yWv
i
∧_∧
∧∧と(´ω` )もぬ〜♪
(:゚Д゚) ヽ と ヽO
〜〔=.2〕 (,_(,_,、_)
もぬーだ!
これから2chでもよく見かけるようになるだろうw
まぁよろしくな^^
55 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/06/13 20:50 ID:8xKVvdFl
∧_∧ ))
('(´ω` /゙゙) もぬーって誰だ!!
ヽ /
) (⌒))
(,__,ノ゙´´
56 :
新キャラ!:04/06/13 22:55 ID:N+ThNyhf
コピペ改造だが仲良くしてやってくれ。
┼ * ノノノノ从彡 * ┼
* ┼ (゚∈゚*) 从ノし( ┼
+ ( ) )( ミ <3<3
* \ヽノ __て<3<3
┼ ( ノ\<3 <3<3
//\/ヽミ <3<3
┼ * + ミノ * 糸冬
* ♪愛する 力は AA〜 2ch
. .
. /⌒彡 .
从 人/冫、 )し) .
.(:():)ノ / ` ∩:::::( .
、_)::::::::(つ 丿:てノし)
)::::从::( ヽノ:::人:::::::::(
人::::::::::::し(_)::::::从::::::::て
59 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/06/20 16:53 ID:qYXxWjNT
60 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/06/27 14:17 ID:vnqvOdDi
61 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/09/06 22:54 ID:LJhgSG3b
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62 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/09/06 22:54 ID:LJhgSG3b
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お姉ちゃんと一緒
∧ ∧
(・∀・ )
僕には3つ上の
お姉ちゃんがいた
∧ ∧
(゚ー゚*) ∧ ∧
(| |) (・∀・ )
| | ( ○⊂)
U U U U
公園で日が暮れるまで遊び
泥んこになって家に帰ったものだった
((立)) ( ⌒ ⌒ ノ
|| ( ⌒ ⌒ ノ
|| ( ⌒ ) ⌒ )
|| ( ⌒ ) 人从 ノ )
|| ( 从人 ) || ||| ( ⌒
|| || || ,|| ||
|| || ||. || ||
|| , ,,,|| |||、、、、 ..,,,|| |||、、、
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧
∧ ∧ (・∀・ )
(*゚ー゚) ( )⊃
⊂ つ UO彡
| | ◯
U´ヽ)
でもいつからだろうお姉ちゃんの歳の取り方が
遅いのに気が付いたのは
∧ ∧
(゚ー゚*)
僕が声変わりを始めた頃
お姉ちゃんは やっと小学生だった
∧ ∧
( ゚ー)
ノ ̄ノ |っ
 ̄U U
∧_∧
(・∀・ )
| ̄| ̄| と)
(⌒Y⌒) ノ
僕がすっかり いい大人になった頃から
お姉ちゃんはスイミングスクールに通うようになった
公園で めっきり遊ばなくなり
|
|
|
/ /| :;: ∧_∧
./ //|__ (・∀・ )
| ̄|//|;;;;;;;;;;;; /  ̄ ̄ ̄ ̄ /ヽノノ;;;;;;;;;;
| . .|//;;;;;;;;;;;;/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ .);;;;;;;;;;;;;;
| . .|/;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ丿;;;;;;;;;;;;;
'〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
/ ̄ ̄ ̄/|
 ̄ ̄ ̄ ̄| |
| |
たまに一緒に
散歩をするくらいだった
゙"゙ ゙"゙" /゙|:.. .... ヾ "゙"゙"
"゙"゙" ∧_∧:::..... :...::. |\ "゙"゙" "゙"゙"
w、,,,WwwjwwiiiWw (・∀・ )━━━━∧∧━━━━━━Wwwwjij,,.、
"" " と ∪""" """"(ー゚*) """ "" """ " """ ""
/ 、ヽ、ヽ、 ( ∪
(_) (__ノ U ヽ)
,,,, ,,,,, ,,,,,,,,,, ,,,,,,,, ,,,,,,, ,, ,,,,,,,,, ,,,,,,,, ,,,,,,,,, ,,,,,,,, ,
.W..Wjw,.v━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯vjiii,.、,、,,,
wWWw..>.┬┴┬┴┬┴┬/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\┴┬┴┬┴┬┴ wjwwjij,,.
iiWW.vji|,,.┴┬┴┬┴┬#/:: ゝ..┴┬┴┬┴┬jjw .jW,.w
Ww ./| ┬┴┬┴┬┴;;|::::.. .| .┬┴┬┴┬┴vjiiij..WW
< ..:::... ... ...:: ..:::.... |\
゙ヽ .....:::.. .:. ..::... >
"゙"゙゙|::... .:. ..:.::... │"゙"゙゙
"゙"゙" <:::..... ..:.... :...::..
ふと鏡を見たとき
僕は おっさんだった
_____
| //|
∧_∧ | ∧_∧ |
( ´/д) | (дヽ` ). |
| |
胃腸が優れない僕は
病院へ行った ___
/│ ̄ ̄ ̄|
│.| ギコ山 |
| | |
ミミ皿皿皿皿皿皿皿皿皿| |皿皿l ̄ ̄ ̄l皿皿皿_
ミミ彡ミミミ 田 田 田 田 .| /| |
ミミミミ彡彡ミ .| / | |皿皿皿皿皿
ミ彡ミミミ彡ミミミ 田 田 田 .|/ | | |
ミミミミ巛彡ミミ | .| |田 田 田│
ミ彡彡ミミミミミミ ≡ / | ̄ ̄ ̄ ̄| | │
ミミミミミミ彡ミミ二 三三 | | ---‖ | ̄ ̄| | ̄ ̄| | 三 三|
| ::;;:;;; 三三 三三 | | ┌─‖ |┐ ,| | .| |_三二 三二
| ;;:;::;;;;;;;;;;: | | | | ヽ |__| ‖ |│_| ,|____| | . || ||;;;;;;;
|二二二二二二二二二|  ̄‖_|;;;;;;;;;;;|_|;;;;;;;;;;|__|:::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
───────────────────
しょうがないよ 寿命だよ
ペットは人の6倍歳をとるんだから
─────y─────────────
. ∧_∧ ∧_∧
ロ__ ( ´_ゝ`) (дヽ` )
__/ ( <V>[]) と と )
||/|| (、 ^ヽ ^ヽ /^/^ )
─|| [ ̄(__)_) しし [ ̄ ̄]
__| |__ __| |__.
そっか・・・
∧_∧
( ´/∀`)
僕は・・・
ペットだったのか・・・
∧_∧
(−ヽ` )
と と )
/^/^ )
しし [ ̄ ̄]
__| |__.
中学に入り お姉ちゃんは部活も忙しくなり 僕とは遊べなくなった
それでも日曜の夕方なんて久しぶりに散歩したりとか
∧ ∧
(*゚ー)
ノ ̄ノ(\
/ ̄ | `δ´\
/|_|_|_|_ゝ \/
| | ヽ)
( );;;;;;;;;;;;;;;;;;
気が付けば生まれてから
この道を何回散歩したのだろうか
_,..-――-:..、 ^^
/.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::.\ ^^
/ .::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::..ヽ
,',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',',,',',',',',',','╋',','T'/ ヾ、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、゙、
,v,v,v,v,v,v,v,v,v,v,v,v,v,v,v,....┃,v,/ ヽ、v、v、v、v、v、v、v、v、v、v、v、v、v、v
vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv;;.;┃v/ o ヽvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
vVvVvVvVVvvVvVvVvVvV┃ Π o ヽvVvVvVvVvVvVvVvVvVvVvVv
vVvVvVvVV;vvVvVVvVvV/ 介 ヽvVvVvVvVvVvVvVvVvVvVvVv
vVvVvVvVV;vvVvVvVvV/ ヽvVvVvVvVvVvVvVvVvVvVv
vVvVvVvVvv;VvVvVvV/ ヽvVvVvVvVvVvVvVvVvVvV
;vVvVv;vVv;V;vVvVvV/ ヽvVvVvVvVvVvVvVvVvV
V;vVvvV;vVvV;vVvV/ ヽvVvVvVvVvVvVvVvV
そう お姉ちゃんと一緒に
∧_∧
( ´/∀`)
医者の言った通り
僕の寿命はそんなに長くは無かった
でも まあ 長生きした方じゃないかって自分じゃ思ってるよ
∧_∧
( д )
( `^)(^ )
(^⌒.,__,.(~~)
/ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧
(゚-゚ )
あんまり悲しい顔すんなよ
∧_∧
( д )
( `^)(^ )
俺 充分
楽しかったからさ
∧ /|
/ | / |
/ |__/ |
/ \
/ ヽ
/ |
| |
| ト―‐|
ヽ | /
\ ゝ-'
ゝ  ̄\
/ |
/ |
あ、タンポポ
お姉ちゃん 僕にもふうってやらせてよ
○
O
o o
o
。
∧ ∧ 。
( )ρ ∧ ∧
(| |つ ( )
| | ( )
""""""U U"" U U""""""""
お姉ちゃんの高校受験が
終わったあと
僕は そっと
死んでみた
原作
イタコップ作
短編集
ノスタルジア
「お姉ちゃんと一緒」
h
86 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:05/01/09 00:09:06 ID:wc4d1UOH
泣かせんなよ…
思い出しちゃったよ…
~~フ i'~7~) ノ土-- ,_|__ ,_|__ .土 | ~フ
L___, し' ノ イ土丁 (__ (__ し' レ L_, ノ)/)
,,, /,'ノ,ノ/)
(\ <・) ,/;' , ソ)
(\ ゙ヾ、/,,| | i + 彡ノ)
゙ヽ、+ |.,;ヽ._ノノ 彡_ソ
゙ミ、ゞ.l、+. 、 ' 彡ソ
゙ミ、ヾゝ. * . 、,;-',,ノ
゙ミ;;;-ーヽ、,_ <..,,____
/゙"''''" ゙''ー-::;;c。。~"
/ ̄ Hyogo. ̄\ ゙゙゙゚
|ア反 ネ申 電 車 / Phoenix Plan \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄@
http://blog3.fc2.com/1/11bansen/file/20050117045505.jpg 【オーシュンアロー】火災はマジック みな鉄スレpart63【ノウハン】
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1103290479/
88 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:05/01/18 21:27:50 ID:pzEk9ydg
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| スンマセン、直ぐに連れて逝きます
|__ ________
__∨______.__.__
, '"――――‐, '"―‐ ヽ`l:1
./ ∧_∧ //'~ ̄ ̄|.||::| | ∧_∧
.i (´Д`;.) i ! _,._|.||::| | (´・ω・`) ←
>>1 [;].!_っ⌒'と _0[;],l | f _..┘|| | :|__( つ旦O___n____n
~l!=;:,...二二....,:;=iヨ.'ー''"~ . __ !|:| :|lー‐―i iー‐―i iー‐―i iー‐―l i|
li..,._.  ̄。 ̄. _.,..!.| ........~ノ,!;|__|l__!_!__!_!__!_!__l__!|
il_`}≡≡{´_E|..::' /⌒ヽ'ヽl|!=イ二ll二二ll二/_/ ⌒ヽヽ(ニ(]
. {=i:::::::[二]:::::::i=i::」 |i.(*).i;;;;|ii□□::(ニ三ニ)::::|;;;;;;|ii.(*) i;;;|
 ̄ ̄ゞ三ノ  ̄ ̄ ̄ゞ_ノ ̄ ゞゞ三ノ  ̄ゞゞ_ノ~ ≡3
───┐
□□□│ミ ζ゚{待て!ルパーン!
□□□│
□□□│ ミ ζ゚{あばよ、とっつぁーん
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