十二板記　　 ニ章　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ）
　　　　　　　　　　　　　　　　 　／昇＼　 　/ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　（　 ´Д｀）　/ /＜…
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ＿二ノ
　　　　　　　　　　　　　　 ／／　　 /
　　　　　　　　　　　　　　（＿二二づ＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　/　　 （　 ´Д｀）＜この餓鬼！なにゆえ御進を妨げるか！
　　　　　　　　　　　　／⌒（　ヽ／⌒ヽ/＼
　　　　　　.／⌒ヽ,　/　　　 ＼ ＼　＼＼　ヽ／⌒ヽ,　　　　　　
　　　　 / 　 |_/__i.ノ　,へ _　　/　）／ ＼＼/　 .|　/ii　 　　 　 　　　　　,'⌒ll rｰ､-､,
　　　　ノ⌒二＿＿ノ__ノ　￣ |　/　i　/ .＼ヽ　 |./　|i　　　　　　　　　　ヾ i(　w^"^w)
　　　　()二二)― ||二)　　　 ./ /　/ /　()二 し二) ―||二)　　　　　　　　"ヽd/；ﾞ -ﾞ:)＜すいません、おれ、具合悪くって…
　　　　し|　　| ＼.||　　　　　（　ヽ_（＿つ　 | 　　|＼ ||　　　　　　 　　　　　　　⊃::ヾll⊃
　　　　　 i　 .|　　ii　　　　　　ヽ､つ 　 　 　 i　　 |　 ii　　　　　　　ｶﾞｸｶﾞｸ　((　/_''''''~|
　　　　　　ﾞ､＿ ノ　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ､ ＿ノ　　　　　　　　　　　　　　　∪∪　))　ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

　　　　体の具合が悪かった清秀は運悪く昇紘の車の前に転がり出てしまう…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　/ ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／昇＼　　/ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　 ´Д｀）　/ /＜構わぬ、行け
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ＿二ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／／　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＿二二づ＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 （　 ´Д｀）
　　　　　　　 　　　　　 -=≡　／⌒（　ヽ／⌒ヽ/＼
　　　　　　 -=≡　.／⌒ヽ,　 /　　　 ＼ ＼　＼＼　ヽ／⌒ヽ,　
　　　　　 -=≡　 / 　 |_/__i.ノ　,へ _　　/　）／ ＼＼/　 .|　/ii　
　　　　　 -=≡　ノ⌒二＿＿ノ__ノ　￣ |　/　i　/ .＼ヽ　 |./　|i　
　　　　　-=≡　()二二)― ||二)　　　 ./ /　/ /　()二 し二) ―||二)　　　　　ヽヽヽ　ﾊﾞﾀ
　　　　　-=≡　し|　　| ＼.||　　　　　（　ヽ_（＿つ　 | 　　|＼ ||　　　　　　　　,'⌒ll rｰ､-､,
　　　　　　-=≡　 i　 .|　　ii　　　　　　ヽ､つ 　 　 　 i　　 |　 ii　　　　　　　　ヾ i(　w^"^w)
　　　　　　　-=≡　ﾞ､＿ ノ　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ､ ＿ノ　　　　　　⊂|´⌒llつd；ﾞ -ﾞ:)つ

　　　　昇紘は無情にも行けと命じ、車は躊躇なく駆け抜けていった…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　へﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　// ⌒丶
　　　　―大丈夫か、　　　　　　（从ハ从)
　　　　しっかりしろ。いま―＞)§；´∀｀ﾘ　　　　,'⌒ll rｰ､-､,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　( ﾊ†つ ノつ　　　ヾ i(　w^"^w)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂|_____|　　⊂|´⌒llつd；ﾞ -ﾞ:)つ＜…おれ、死ぬの、やだな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:'';:,,;:;:'';:,,;:;:'';:;:''　　　　　…鈴が…泣くから…

　　　　瀕死の清秀に陽子が駆けつけた時にはもはや手遅れであった…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　へﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　// ⌒丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（从ハ从)
　　　　　　　　　　　　　　　…＞)§；´∀｀ﾘ　　　　,'⌒ll rｰ､-､,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　( ﾊ†つ ノつ　　　ヾ i(　w^"^w)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂|_____|　　⊂|´⌒llつd；ﾞ -ﾞ:)つ（―あいつ、泣くと、なかなか泣きやまないから
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:'';:,,;:;:'';:,,;:;:'';:;:''　　　　すごく鬱陶しくて…かわいそうなんだよな…）

　　　　清秀は最後まで鈴を心配し、その意識を失っていった…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::ー-_二:_ｰ-､:.:.:.:.､ヽ:.:.:.:},:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／_;:-‐7´　　／'｀丶ヽ:.:.:l!l:.:.〃:.:.:.:.:.ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::;:::;:'ｲ　　　{:/　　　｀ ヽ.ﾉ∠__:.､､_ノ'^',
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ':::ノ//.'′　　 ｌ!　　　　　　　　 ￣ !}ヽ:.:.:.i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i'´://'´ ,. -―､ ヽ　　　　　　　　　 ﾘ　}:.ヽ}
　　　　　　 　 　 　 　　　　　 　 /７/j　､_ _,.-=､｀ｰ- ..__　　　　　 ／　 {:.:.:l:i
　　　　　　　　　　　　　　　　　/,/ﾊ!i 　 ｀ く :::ﾊヽ　　　 '´ ､._＿_　 　 ﾊ:.:jﾘ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 { 7/ }!　 ''^ヾこノ_　　　　 　 ,.r=､-､｀ヽj::l.V
　　　　　　　　　　　　　　　　　Vﾊ.!l　　　　　 　 　 　 　 　 r`:: ﾘ　ー/'´!:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　,'ﾊ.l:!､　　　　　　　　　　　　 ｀ｰ'-､　/!´ﾘ|:l 　　　景王、ヌッコロス！
　　　　　　　　　　　　　　　 　 i:l　!ト,　　　　　　　　_　　　　　　　 /!ﾚ, ' l:!
　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ|　l!rﾍ　　　　　　__　 ´　　　　　 /ｲ!'´　 l!
　　　　　　　 　　　　　 　 　 　 l! ,rドfﾊ　　　　　ヽ.｀ヽ　　　　 , '´ ﾘ　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　／/rV　丶　　　　　　　　　／　　 /　　 ,'
　　　　　　　　　　　　　　　 ／:／::ヽ､丶　＼　　 　 , ィ ´　　　　′　 /
　　　　　　　　　　　　　　 /／:::::::::::::::::＼.＼ ｀ー '´ /
　　　　　　　　　　　　 ,ノ´ー- ､:::::::::::::::::::丶 ヽ. 　 /!lヽ
　　　　　　　　　,. -''´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:::::::::::::::::::＼ ヽl:.! l:::ヽ
　　　　　　,. ‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼::::::::::::::::::丶./　|::::::＼
　　　　.∠:.__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:::::::::::::::::::ヽ. |::::::::::::i｀ヽ、

　　　　そして鈴は見事な勘違いで景王を恨むのであった…