新・モナゴル帝国史〜The Power Politics〜第一章
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〜THE POWER POLITICS〜
第一章
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2 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:03/09/05 23:00 ID:GwvvTnlL
2
【当スレについて】
・当スレは「モナゴル帝国史」スレのストーリーの直接の継続です。
・当スレは「モナゴル帝国」を初めとする諸国家の内政・外交・権力闘争・国際政治・軍事衝突・
文化や風俗といったことをネタにしたストーリーを展開するスレッドです。
・当スレの時代設定は一応現代となっておりますが、実在しない国家・人物・兵器・勢力が登場します。
・当スレにおいては独自の世界地図を用いている関係上、モナジア(アジア)とニャーロッパ(欧州)では
季節が逆になります。なお北半球にあるモナジアが我々の日常の季節に対応します。
・当スレは「神聖モーナ帝国」「マルミミスタン」両スレのストーリー・設定を継承しております。
・但し当スレ以外で上の二スレの継承スレが立てられても、当スレは一切関係ありません。
又、そのスレの設定・展開等に当スレは一切関与せず、その逆も又然りです。
・旧モナゴルスレにおいては「世界制服をたくらむモララー」「モナー村開拓史」の二つのスレが関連スレ
として存在しましたが、今スレ以降これらは関連スレとして取り扱いません。
・上記二スレを含む当スレ及び当スレの過去ログとして扱うスレ以外のスレにおいて、当スレと類似の、
若しくは当スレと同一の元ネタを持つ又はそのスレの設定を元ネタにした設定が当スレに存在する場合、
それは当スレとは無関係のものとして取り扱います。
・当スレに登場する国家、団体、人物等は実在のものとは一切関係ありません。
∧o∧
( ´ ‐ `)
( ”ソ:=”つ
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北 極 海
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く ゙`'`i
rュ ,、 〔〕 _/ \_
t‐'`‐' `‐-'`ー' .i_ ,r‐' ̄\/ ̄~''`'゙ ,、;'`、  ̄~ヽ_
,ゝ''`'`;、;'`''`'`;、;'゙`‐ュ !__,,、__r、 ,、;'`''`';`、;、'`'` 〉 →モナメリカ
!_ .スカンジナビア ,! .`ー'~`''‐-ュ /~`ー''
r',、;゙、連邦;、; < ,,,, 。〈〉 ,i`i_<> i´~ `'ュ_iュ
!_,,、 '~ ̄/´ヽ_rv'V゙ `ーr' ,二> ,'、'
`ュ ゙~`'`‐'ヽ_,、_/~>./ / < ,ri`'
/ ,、;゙、、;'`''`;、;、~| ./ モ 、―i'゙ //目本
`ュギコシャ連合_/ ロ ,/ ;` `‐| <!"
 ̄ヽ 〈_ / ;、 .〉 ナ ;'、 .,!
/ `> i´`i ク ';、 _/ ;` !
! i r' /;'、 ;、/ ;ゴ ;、` .|
モ \ `ー-‐' ,ゝ;゙ マ ;i`. __ ;'、 ;'、 ,r‐く
! ! '`;、 ;i、 〈_i'-、;、' _r'`ー、 /U ! ―赤道―
フ / `ュ 連  ̄`'ー' i、ル! ,! i K i'
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`‐、 `''‐'´ ̄`''ー-、 '゙;、帝 国 ノ rュ | ,!
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ヽ__/~~> ._ノュ ._〉 連邦 .,i゙
`‐' `―' .\ /
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〜大モナゴル帝国〜
¶〜
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(´ハ` ヽヽ
∫ι________/丁了 と|X★Xi'゙)§
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ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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U/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒..Uミミ::l (_´ハ`) ¶ミ ¶ゞ
U三三,U,,三三U三三,U,三三U,三三U三三Uミミミl / ~)))~ ) ∧⌒∧ ∧⌒∧
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_______士士士士士士士士士士________士士 ./##/##,'ヽ> (****ヽ>
三三三三彳/.|ミ . 彳/三三三三三三彳/.|ミ (__(___) ∪∪
三 三...彳/ |ミミミ 彳/三三三三三三彳/ |ミミミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;
三....彳/.. |ミミミミミ 彳/三三三三三三彳/ ..|ミミミミミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ニャーラシア大陸北東〜中東部を版図に収める大帝国。
1963年に周辺諸部族を統合したオマエモナー汗により建国される。
以降その勢力を拡大し、現在その領域は世界最大の広さを誇る。
本国の数個のウルス(汗国)、欧州諸国、高麗等からなる連邦国家であり、
元首は大汗(大ハーン)、現在はモナー汗第三子オゴタイが大汗の職にある。
他民族・多言語の巨大国家である。人口は属領含めて約15億、
動員可能兵力は五千万人以上。ただしモナゴル正規軍は予備含め二百万以下。
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−モナゴル本国−
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本国はモナー汗の四人の子により分割統治されている。
他にモナー汗の三人の弟による東方三王家や有力貴族の領地もある。
モナコルム周辺の帝国中央部は帝国政府の直轄領である。
これ以外にはニャーロッパ属州の一部によるNU(ニャーロッパ連合)、
高麗王国やジサクジエン共和国、キプニャク汗国(ジュチ・ウルスの一部)がある。
−欧州諸国−
ヘ ラ/. .\ | / ギコ連合王国 i ;
ヘ/.ル \___ | |\ / :
ヘ ヘ山  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ | |
ロ へ 脈 キプニャク /ジサク |_____/ ・
ク へ 汗国 /ジエン / \ / ̄ ̄ ̄ 〉
マ へ. / ̄ ̄ ̄ ̄| 共和国| 高麗王国 | | モーナ .<
連 へへ 丸耳共和国 ̄ ̄| 投下領 / ___ | 帝國 i'
邦 へ _____/|_____/ _/ ̄ / . | | 昆布海
| | \ モナンス / / 島/. / ./ (モーナ側名称:東モーナ海)
| |モランダ \ /  ̄ ̄ . / |
|____|____/ ̄ ̄\_) ニャーロッパ海 / |
/゙ |_______,/ \
(モナンス共和国)
モナゴル属領の欧州諸国の一国。人口約6000万人、国土の広さ約500万平方キロ。
人種はモナー・モララー系が多い。公用語はモナンス語。元国名をモランスといったが、
第二次大戦後亡命モナー・ギコ族の増加により改名。正規軍総兵力53万人。
第三次世界大戦にてモーナ帝国に併呑されるも、第一次蒙茂戦争にてモナゴル属領として
再成立。以降モナゴル経済の中心地として重要な地位にある。
(モランダ王国)
モナゴル属領の欧州諸国の一国。人口約3000万人、国土の広さ約500万平方キロ。
人種はモララー系がほとんど。公用語はモランダ語・英語。国土の中央部を広大な湿地帯が占め、
辺境には山岳地帯が広がる。正規軍総兵力20万人。モナンスと同じく第三次大戦でモーナに併合、
第一次蒙茂戦争後再成立。
(丸耳共和国)
モナゴル属領の欧州諸国の一国。人口約8000万人、国土の広さ約1000万平方キロ。
元はモペイン・モルトガルの二国であったが、丸耳民族主義の高まりを受け丸耳統一国家に。
公用語はモペイン語・モルトガル語・英語。国土の大半は高地又は山地である。
正規軍総兵力62万人。モーナ帝国の脅威に対しモナゴルに帰順した国家である。
(ジサクジエン共和国)
モナゴル属州の南東モナジアの一国。国土の広さは500万平方キロ、
ニャーロッパとモナジアの境界をなす地帯で、砂漠と峻険な山岳がその国土の大半を占める。
しかしモナギコ回廊の鉄道、道路がニャーロッパ諸国へ分岐する交通の要所。人口は約800万人。
第三次世界大戦でモーナ帝国に滅ぼされるも、モナゴルの助力により復興、
その属国となる。人口の大半をジサクジエンが占める。公用語はモペイン語、英語。
正規軍総兵力12万人。
(抹拉刺藩王国→キプニャク汗国)
元モララー共和国。モナゴルとの戦争に敗れ、第一次蒙茂戦争後属国化されて抹拉刺将軍の
領地抹拉刺藩王国となる。将軍の引退でジュチ第二子バトゥのウルスに。なおキプニャク汗国とは俗称。
元々はモランスの植民地が独立したもので、そのためモナンス系モララー族が多い。
但し第二次大戦後に多くのモナチス協力者が移住し、第三次大戦ではモーナとの同盟を結ぶ。
モラル山脈一帯の草原地帯には遊牧騎馬民族キプニャク族が暮らす。
国土の中央には砂漠があり、モナンス系モララー族は主に南東の平地に居住。
公用語はモナンス語。但しキプニャク族は独自の言語を持つ。人口は2000万人程、正規軍総兵力25万人。
(モヘミア行省)
モナゴル本国の一部だが高麗王国の投下領でもある。元はモーナ帝国領、その前は複数の独立国、
さらにその前はモランス植民地であった。山岳地帯と砂漠地帯が国土の西半分を占めるが、
東側は湿潤な気候であり、低地には熱帯雨林が広がる。所謂「モヘミア」は東側の一部の地名。
ただしモナゴルの行政機構としてこの地域を統括するのがモヘミア行省である。
人口は約4500万人、高麗軍の歩兵師団3個(総兵力4万人)が駐留する他に、
現地人により編成されたモナゴル直轄の軍団4個(機甲1、歩兵3)、15個師団総兵力20万人が存在する。
他に予備役が50万人存在する。領民にはニダー族やニャーロッパ系モナー・モララー族が多い。
(高麗王国)
モナジア極東にある半島国家。モナゴルの最初の属国。元目本領で、大茂名亜帝国の降伏決定後独立し、
共産主義軍事独裁国家と資本主義軍事独裁国家の二つに分裂する。後戦争で両国は崩壊し統合。
高麗王国が成立する。しかし立憲君主制の建前のもと軍部が実権を握り、国王をたてる国王派とに武断派との
間で深刻な対立が発生、そこにモナゴルが介入し国王派を支援し自国の属国化して国内を安定させる。
総人口3000万人、正規軍総兵力は30万人。
〜神聖モーナ帝国〜
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ニャーロッパの南部一帯を支配する帝国。「モナーのための国家」として1935年にモナードV世に
より建国される。1943年にモナチス党のモナットラーが政権を獲り、皇帝は亡命、後行方不明に。
1944〜46年の第二次世界大戦では一時欧州を制圧するも敗北、辛うじて政権を維持する。
その後冷戦時代に国力を回復、冷戦末期にはギコ共和国連邦を滅ぼし、欧州に再侵攻する。
この第三次世界大戦で欧州を制するも、力尽きたところでモナゴルと交戦したため軍は崩壊、
国土の大半を奪われることになる。マルミミスタン紛争後にモナゴルから領土を返還され、
以降国力の回復に努め報復の機会を虎視眈々と窺う。総人口約2億5000万、総兵力340万人。
角耳モナー・モララー族が人口の大半を占めるも、角耳ギコ族もかなりいる。反丸耳主義国家。
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1940年年代半ば、ニャーロッパ情勢は風雲急を告げつつあった。
軍備の拡張を推進しつつあった神聖モーナ帝国総統モナットラーは、
虎視眈々とニャーロッパを手中に収める機会を窺っていた。
_________________________________
ロ へ モララー / |_____/ ・
ク へ 共和国 / / \ / ̄ ̄ ̄ 〉
マ へ. / ̄ ̄ ̄ ̄ | モランス | | ギ <
帝 へへ___モペイン .| 植民地 / ___ | コ i'
国 へ \ /|_____/ _/ ̄ / | 共 |
| |____|. / /モギリス ./ 和 /
|. モルトガル |モランダ\_ モ /  ̄ ̄ . / 国 .|
|____|____/|゙ ラ ) ニャーロッパ海 /〉 連 |
/゙ ヽ ン |_______ギコノン 邦 \
_/ ̄\_ モランス植民地 〉 ス \_ノ \ _ノ ____/
|  ̄\________|\_____/モーナ帝国 | |
\ \ /__/
| \_ / /
| モギリス植民地 \_/ i'
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そして1944年、遂にモーナ軍はモランス・ギコ共に侵攻、
ここに第二次世界大戦が勃発した。
13 :
2/12:03/09/07 03:53 ID:+8P6KxdO
モーナ軍は戦車を中心とした装甲師団による電撃戦を行い、
特に戦車の運用思想の面で遅れをとっていたモランスは瞬く間に席巻された。
東部戦線ではギコ共軍は頑強な抵抗を続けるもモーナ軍に押されつづけていた。
_
\ ∧二∧
\( `∀´)
/ 二 二 ]」
┌|| ̄彡 ̄ ┬=二__ ___
| |+2ch o|| ((__((二⊇〓〓〓〓〓〓( ̄o) /o__⊥
┌――┴┴―――==┬―┴――‐ヽ  ̄ ∠=√`∀´)
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/―――――――――>‐―┬――――┬> =し==O⊂〔| | 〕
/○  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ((*))}===) 冊冊冊冊〕==) / / ゝ  ̄
λ (◎) (◎) (◎) (◎) )ー/==ノ――――< ==ノ (__)\_)
一方モナジアでは大茂名細亜共栄圏の建設を目指す大茂名亜帝国がモナメリカに対し宣戦、
緒戦では大きな戦果をあげる。しかしモナメリカはすぐさま反撃に転じ、
大茂名亜帝国は追い詰められてゆくことになる。
だがモナメリカはニャーロッパの戦闘については座視をつづけ、
このまま戦闘には介入しないものと思われた。
14 :
3/12:03/09/07 03:54 ID:+8P6KxdO
広大な版図を手にしたモーナ帝国であったが、
ギコ共は44年の冬に攻勢に転じ、ギコグラードから撤退するモーナ軍を追撃、
旧国境まで逃げ延びたのは僅か一個師団のみであった。
_________________________________
ロ へ モララー / |_____/ ・
ク へ 共和国 / / \ / ̄ ̄ ̄ 〉
マ へ. / ̄ ̄ ̄ ̄ | | | ギ <
帝 へへ___モペイン .| / ___ | コ i'
国 へ \ / / _/ ̄ / | 共 |
| |____|. / /モギリス ./ 和 /
|. モルトガル | /  ̄ ̄ . /ヽ 国 |
|____| ) ニャーロッパ海 // 連 .|
/゙ |_______/ \ 邦 \
_/ ̄\_ . | ____/
|  ̄\________|\___ モーナ帝国 \|
\ \ ___/
| \_ / /
| モギリス植民地 \_/ i'
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
その頃になりようやくモナメリカは対茂宣戦を決定する。
こうしてモナメリカ・モギリス・ギコ共の三カ国首脳の会談により、
連合軍の反撃の手はずが整う。
モーナ軍は戦術弾道弾V2chを東部戦線に投入、同時に反撃に出る。
だがモナメリカを中心とする連合軍はモランスのモナーマンディー海岸に
迫りつつあった。
15 :
4/12:03/09/07 03:55 ID:+8P6KxdO
そして1945年、遂に連合軍はモナーマンディーに上陸。
苦戦の末に内陸部への進撃を開始し、モパリ目指して進軍を続けた。
東部戦線にはモーナ国防軍精鋭グロス・モナッチェラント装甲擲弾兵師団、
及び武装SS第三装甲師団『トーテンコープ(髑髏)』が投入されるも、
指揮官の無能によりこれらの師団は壊滅した。
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Θ/冊冊冊Θ/ ̄ ̄ ̄ ̄──_\口_ .Θ/冊冊冊Θ/ ̄ ̄ ̄ ̄──_
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西部戦線ではモーナ軍は遂にモパリから撤退。連合軍はモライン河へと迫りつつあった。
それに対しモーナ軍はモナデンヌ攻勢を実施するも、失敗。
追い詰められたモーナ帝国は遂に最後の手段に打って出る。
16 :
5/12:03/09/07 03:56 ID:+8P6KxdO
1946年、モーナ帝国から発射された核弾頭型V2chがモギリス首都モナンドンを襲った。
街は一瞬にして壊滅。未曾有の被害を出した。
これに対しモナメリカは新造の重爆B-36に核爆発装置を搭載し、
これをV2ch基地に突入させ、基地を破壊した。
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一方一旦は降伏を決定した大茂名亜帝国では陸軍派のクーデターが発生し、
連合軍との再衝突に至るも、すでに帝国に力はなく、1946年8月あえなく降伏、
国名を目本国と改め、その植民地・占領地には独立政権が誕生した。
そして同年10月、核戦争に疲弊したモーナ帝国と連合国は停戦。
こうして第二次世界大戦は幕を閉じたのである。
17 :
6/12:03/09/07 03:57 ID:+8P6KxdO
大戦の終結はしかし理想的平和状態の実現を意味したわけではなかった。
すでに大戦末期より対立し始めていた米擬両国は夫々自由主義・共産主義の陣営を形成し、
こうして両国の強大な核抑止力を背景とした「冷戦」の時代が幕を開けた。
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ニャーロッパ地方ではロクマの帝政が崩壊し共産化、モナジアではシナー地方の共産国
茂名華人民共和国とかつての満州帝国が改称した女真人の国家金帝国が対峙する。
1950年には茂名鮮半島で茂名鮮民主主義人民共和国・大茂名民国の東西両国が衝突、
熾烈な戦いの末共産主義者は駆逐され王政復古により「高麗王国」が成立、
56年には茂名共で大躍進運動に失敗した茂名沢東が失脚し、
茂名共は崩壊し軍閥割拠の状態になる。そして58年、シナー軍閥のいくつかが旧宋帝国の
王族を担ぎ出し宋帝国(南宋)を復興、シナーは南北朝の時代へと突入する。
18 :
7/12:03/09/07 03:58 ID:+8P6KxdO
1960年代に入ると、大戦後の秩序は少しずつ揺らぎ始める。
戦後厳しい軍備制限を課されてきたモーナ帝国は、米擬の対立を利用してその勢力を少しずつ回復、
反共産主義を前面に掲げ国内世論を統一、やがてギコ共の反共勢力を支援しギコ共を侵食していった。
この動きをモナメリカは黙殺。彼らにギコ族殲滅政策を放棄したモーナに対する戦争の大義は存在せず、
むしろファシストとコミュニストの潰しあいは好ましいこととして冷静に受け止められた。
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同時期、オマエモナー汗がモナジア北部の草原地帯の遊牧民を統一、モナゴル帝国を建設した。
この新興の帝国は1963年から64年にかけて金帝国と交戦しこれを撃破、
金帝国は満州から後退し、モナゴル帝国はその勢力を徐々に拡大していった。
19 :
8/12:03/09/07 03:58 ID:+8P6KxdO
1973年にはギコ共勢力はイテヨシ半島に追い詰められる。
追い詰められてなお山岳要塞に立てこもる彼等は頑強に抵抗し、
モーナ側はこの半島を「厨房半島」と呼ぶようになる。
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一方ギコ共に代わり共産主義圏の盟主となっていたロクマ連邦は、
民族共存のマターリズムを掲げ74年に角耳支配打倒を目指しマルミミスタンへ侵攻。
短期間でこれを制圧、傀儡マターリスト政権の樹立に成功する。
しかしこれを快く思わないモーナ総統モナットラーとカクミミスタン共和国大統領モララフは
亡命角耳族により「カクバン」を結成させ、これを援助しマターリスト政権打倒を目指す。
そして以降世界的に丸耳・角耳の対立が激化し、ニャーロッパでは76年に丸耳族統一国家丸耳国が成立。
そしてモーナ帝国自体も反共から反丸耳へとその政治スローガンを変化させていったのである。
20 :
9/12:03/09/07 03:59 ID:+8P6KxdO
1976年5月、厨房半島のギコ共は遂に降伏、
同年7月、後顧の憂いを絶ったモーナ帝国軍は西ニャーロッパ諸国へ侵攻、
モナンス等を降し、丸耳国を追い詰め、遂には東南モナジアのギコ連合王国と交戦状態になる。
そんななかマルミミスタンではロクマ軍が撤退を開始、丸耳族政権が実現する。
しかしそれも束の間、モーナ・カクミミスタンの支援を受けたカクバン軍が首都マルールを落とし、
丸耳族ゲリラの丸耳同盟は北部へと撤退、抗戦を続けていく。
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一方のモナゴル帝国は版図拡大政策をすすめ、70年に高麗王国へ派兵、
71年に契丹族国家カラ・キタイ(西遼)、72年にはホラズム王国を併呑、
76年までにその領土は世界最大に達する。
そして77年、モーナ帝国の要請によりモーナ領のニダー族独立闘争地区へ派兵し、
ジサクジエン独立闘争を支援しジサクジエン共和国をモナゴル属領として復興させる。
しかしこの件はモーナとの関係を悪化させることになった。
21 :
10/12:03/09/07 04:00 ID:+8P6KxdO
1978年、モララー共和国がモナゴル属領となった丸耳共和国に侵攻を開始。
しかしモナゴルの罠に嵌ったモララー共和国軍はあえなく敗北、
これに対しモーナ帝国は丸耳共和国制圧のために部隊を派遣、
こうして1979年に第一次蒙藻戦争が勃発した。
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緒戦では苦戦したモナゴル軍だが次第に優勢に転じ、
丸耳族・ギコ族ゲリラなどの応援もあり86年末にはモーナ帝国を厨房半島に追い詰める。
モーナ帝国は半島を要塞化してかつてのギコ共のごとく立てこもり、防戦一方ながらも抵抗を続けた。
ニャーロッパを制圧したモナゴルは属領・直轄地を新たに設置、内政を充実させ国力増進を図る。
だがモーナ帝国打倒を目前にして新たな問題、マルミミスタン紛争が浮上してくるのであった。
22 :
11/12:03/09/07 04:01 ID:+8P6KxdO
モナゴル帝国はマルミミスタンの丸耳族政権樹立を支援し、1991年これを属領として成立させる。
だが丸耳将軍爆殺未遂事件やモーナへの不法な空爆を非難されたモナゴル皇帝
オマエモナー汗は軍の撤退を命令、以降モナー汗は精神を病み、モナゴル政局は混乱していく。
マルミミスタンも属領から離脱、92年にモナゴルは遂に内戦状態にまで陥ってしまう。
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一方モナゴルの衰退に対しモーナ帝国はその勢力を回復し始め、
ニャーロッパ東部を制圧、シィンドを一時属領化し、マルミミスタンへの圧力を強める。
そして突如発生したモーナ帝国内での爆発事件に混乱したモーナはモナゴル属領
モヘミア行省へ通常型弾道弾攻撃を実施、93年に第二次蒙藻戦争が開戦する。
しかしモナゴル軍の状況は改善せず、捕虜虐殺事件を引き起こしてしまい、
新たに即位したオゴタイ汗により責任者たるモナー汗・丸耳将軍は捕縛され、一時は死刑を宣告される。
そしてオゴタイはモーナ旧領をモーナ側に返還、94年に戦争を終結させたのである。
一方モナメリカ・モーナは一時は核使用にまで踏み切るが、95年には結局停戦。
ことの最初の当事者ロクマ連邦の社会主義政権は既に90年には崩壊していた。
やがてモーナはカクミミスタンへの支配を強めていった。
23 :
12/12:03/09/07 04:02 ID:+8P6KxdO
第二次蒙茂戦争の終結した1994年、モナゴル弱体化の隙を突いて金国が再び
モナゴルに対し宣戦した。第二次蒙金戦争の開戦である。
金国投入の最新鋭レーザー兵器などにモナゴル軍は苦戦するも、
1995年になり辛うじて金国を退けることに成功、96年金国は降伏、
ようやくモナゴルは平和な時代を取り戻したのであった。
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そして2004年、平穏な時代は既に8年に及び、戦争の記憶は薄らいでいた。
だが水面下で、新たな戦いは既に幕を開けていたのである…
2004年7月14日 モナンス共和国首都 モパリ
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25 :
2/48:03/09/09 23:37 ID:3LA+4EcX
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| はい、…はい。そのように取り計らいます大統領閣下。 |
| では他になにもございませんでしたらこれで… |
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26 :
3/48:03/09/09 23:38 ID:3LA+4EcX
首相執務室
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――――――┐ | | まったく、大統領にも困ったものだ。 | |
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二二二二二二''| | 〃゙゙ ( ・ー・) .| | | | || |
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二二二二二二''| | | | | | |
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モナンス共和国首相 ヒラーヌ
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4/48:03/09/09 23:39 ID:3LA+4EcX
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二二二二二二''| | ||__/__:__ゝ_|| | | | |__,,||__,,|
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二二二二二二''| | 〃゙゙ .Σ( ・ー・) プルルルルル | | | | || |
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r―――――'`ー――――――――.ュ
| 今度は何だ…国防省からか。 |
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5/48:03/09/09 23:40 ID:3LA+4EcX
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はい。私ですが、どうしたのですか?
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,r''´ `` `ヽ. r―ュ――ュ
/ ヽ, | | |
i' ● ゙i | | |
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!、 ! .| | | __
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お久しぶりですね、首相閣下。
___________________________________
29 :
6/48:03/09/09 23:40 ID:3LA+4EcX
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その声は君かね。随分と久しぶりじゃないか。また変なところから電話をくれるね。
――――――――――――――――――v―――――――――――――――――――――
はい。閣下もお元気のようでなによりです。私はその方面にも人脈がありますから、
国防省直通秘話電話を少しばかり拝借するなどわけないことです。
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で、君の事だ。何の用もなしに電話してきたわけじゃあるまい。要件を伝えたまえ。
´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
流石は閣下、お察しが早いですな。さて早速本題に入りますが、
以前閣下にお話した例の件、決行が決まりました。
________________________________________
30 :
7/48:03/09/09 23:41 ID:3LA+4EcX
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と言うとなにかね、遂に閣下がご決意を…
________________________
はい。来月中に動きがあります。
首相閣下も国内を固めておいででしょうね?
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そのことなら心配はいらん。既に主要閣僚は秘密裏に
引き入れてある。で、事の具体的な詳細は?
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今週末までに手紙でお知らせします。
全体をお知らせするわけにはまいりませんが、
必要な分は…
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31 :
8/48:03/09/09 23:42 ID:3LA+4EcX
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分かった。モナゴルの連中に気づかれんよう、気を付けたまえ。
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ご心配には及びません。万事うまくいきますよ。
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二二二二二二''| | 〃゙゙ .| i'(・ー・ ). | | | | || |
|^|^|^|^|^|^|^|^l.| | || |三三|||と(‐<V> .)...r―ュr―ュr―ュ | | |.  ̄ ̄ ̄ ̄
|_,|_,|_,|_,|_,|_,|_,|_,l.| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | |
二二二二二二''| | | | |______,| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――'`ー――――――――――――――――――――
そうか…期待してるよ。閣下によろしく伝えといてくれ。
´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
承りました。では、ごきげんよう。
________________________________________
32 :
9/48:03/09/09 23:42 ID:3LA+4EcX
r――――――‐'ュ |
________ ||´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'|| |
――――――┐ | || ∧_∧ || |
|^|^|^|^|^|^|^|^l.| | || ( ´∀` ) || .| r''' ̄|| ̄'ヽ
|_,|_,|_,|_,|_,|_,|_,|_,l.| | || (‐〈V〉♀) .|| r'' ̄ ̄ ̄ヽ . | |__,,||__,,|
二二二二二二''| | ||__/__:__ゝ_|| | | | |__,,||__,,|
|^|^|^|^|^|^|^|^l.| | `ー―――――‐‐' | | | |__,,||__,,|
|_,|_,|_,|_,|_,|_,|_,|_,l.| | t―ュ ヘ_ヘ | | | |__,,||__,,|
二二二二二二''| | 〃゙゙ . ( ・ー・) ガチャン | | | | || |
|^|^|^|^|^|^|^|^l.| | || |三三|||`l.( ‐<V> つr―ュr―ュr―ュ | | |.  ̄ ̄ ̄ ̄
|_,|_,|_,|_,|_,|_,|_,|_,l.| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | |
二二二二二二''| | | | |______,| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――'`ー――――――――――――――――――――
ふう。しかし…長い月日だったな。だがそれももうすぐ終わる…
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐
33 :
10/48:03/09/09 23:43 ID:3LA+4EcX
同日 神聖モーナ帝国首都 モナリン
|
| _________
十 __/(_________)
(` Λ_Λ /__/ l________l
()lll()\(∀` ) __/./l_________
/ ・ \|.ノノハ// /// _____
()lll()(_人 \ . /l l /// .( ⌒ )///////////
/ ・ \ .人 ノ /‖l l/// ....| | ̄ ̄/ ======
(_人 . ( < l. /‖‖l l /.. | | /// ../
人 .\l/‖‖/.// . ( ⌒ ) .| | /// .//
( < /‖‖/.// . | | | |./////
\ク/‖‖/.// . | | | | // /
./‖‖/.// .( ⌒ ) .| | | |(/ //
ll‖‖/.// .| | | /l..| |(. . //
/ll‖/.// . | | |/ l.....| |l// /
//ll/.//.( ⌒ )...| |O/‐、 l . | ..|l/
// / ̄/... | | | |||i'卍.ノ,/..| | ̄ ( ⌒ ) ̄
// /// | | | |||ゝ /.l | | @ @
(/ ///( ⌒ ). | | | |||/´ . | | | | |
l/// ..| | | | | |||.| | | | | |
l// ..| | | | | |||.| | | | | |
 ̄( ⌒ ) .| | | | | |||.| | | | | |
| | | | | | | |||.| | | | | |
| | | | | | | |||.| | | | | |
/..| | | | | | | |||.| | | | | |
__// . | | | | | | | |||.| | | | | |
__/ /. | | | | | | | |||.| | | | | |
====l/ .| | | | | | | |||.| | ( ⌒ )
34 :
11/48:03/09/09 23:44 ID:3LA+4EcX
総統官邸
――――――――――――――――――――――――――――――ュ
ハイル・モナットラー!総統閣下、モナンス首相との話はつきました。 .|
――――――v―┬――――――――――――――――┬――――‐'
| それは何よりですね、もら♪殿。 |
`ー――――――――――――――v―'
,-{二}-、
∧♪∧ (=三=ミノ
. ∩, ・∀・) (・∀・ヽヽ
ヽ, <y> ) (ヾ▼" )
/_‐_|::_,! .|=○==|
(__)_) (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
旧モララー共和国元国務相 もら♪ 旧ホラズム王国王子 ジェラール
________________________________
∧仝∧
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄( ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ l´ ̄ ̄ ̄`l \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~゙| .|~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
35 :
12/48:03/09/09 23:45 ID:3LA+4EcX
―――――――――――――――――――――――――――――――
ご苦労だった、もら♪君。これで作戦の成功は約束されたも同然だな。
――――――――――――‐v――――――――――――――――――
∧仝∧
r(,, `llll´ )
|( <y> つ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
第三帝政神聖モーナ帝国総統 モナットラー
_______________________________
,-{二}-、
ゞ;;=三=) ∧♪∧
ノノノ,,, ・) (∀・ )
(~ ~) ( )
|=====| /‐_i_!
(___(__) (__)__)
―――――'`ー―――――――――――――――――――――――――‐
モナゴルが事前に察知して手を打たなければよいのですが…
――――――――――――――――――――――'`ー――――――――‐
その点についてはご心配には及びません。
私とてモナゴルの悪漢どもの巧妙な術策は存じております。
しかしその裏をかくことも決して不可能ではありません。
――――――――――――――――――――――――――――――――
36 :
13/48:03/09/09 23:46 ID:3LA+4EcX
――――――――――――――――――――――――――――
といいますと、やはりモナンス経由の先制奇襲ですか?
―――――――――――――――――――――――v――――‐
いいえ。それでは敵にモナンス政局を弄られかねません。
より巧妙に、慎重におこなう必要があります。
――――――y―――――――――――――――――――――‐
,-{二}-、
∧♪∧ (=三=ミノ
( ・∀) (∀・ ヽヽ
(.. <y> ) (ヾ▼" )
/_‐_|::_,! .|=○==|
(__)_) (_(__)
――――――――――――――――――――――――――――
しかしもら♪君、その政治的策略と軍事的効率をうまい具合に
両立させうるのかね?先制奇襲攻撃以上に適切な作戦はない
と皆言っているし、余もそう思うが?
―――――――――――――――v――――――――――――‐
∧仝∧
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄( ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ l´ ̄ ̄ ̄`l \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~゙| .|~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
37 :
14/48:03/09/09 23:48 ID:3LA+4EcX
――――――――――――――――――――――――――――
軍隊とは政治によって動かされるものです。
特に平時においては軍事的効率は政治的要求の二の次に
されるものです。そして…今は「平時」です。
――――――v―――――――――――――――――――――‐
しかし開戦後はそうはいきませんよ。彼らもまた軍事国家です。
こと機甲部隊の運用にかんしては我々にひけをとりません。
奇襲を放棄すれば彼等に戦争の主導権を握られかねませんよ。
―――――――――――――――――――――――v――――‐
,-{二}-、
∧♪∧ (=三=ミノ
(, ・∀・) (∀・ ヽヽ
(.. <y> ) (ヾ▼" )
/_‐_|::_,! .|=○==|
(__)_) (_(__)
――――――――――――――――――――――――――――
ジェラール君の言う通りだ。先制して彼等の主戦力たる
欧州方面軍を殲滅し、本国に深く食い込まねばジリ貧の状態に
なりかねんぞ。君は軍事には疎いだろう。
―――――――――――――――v――――――――――――‐
∧仝∧
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄( ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ l´ ̄ ̄ ̄`l \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~゙| .|~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
38 :
15/48:03/09/09 23:48 ID:3LA+4EcX
―――――――――――――――――――――――――――――――
いいえ。真珠湾のようなものばかりが奇襲ではありません。
敵の裏をかけば奇襲です。
――――――――――――――――――――――v――――――――‐
∧仝∧
r(,, `llll´ )
|( <y> つ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~
,-{二}-、
ゞ;;=三=) ∧♪∧
ノノノ,,, ・) (・ ,)
(~ ~) ( )
|=====| /‐_i_!
(___(__) (__)__)
―――――'`ー―――――――――――――――――――――――――‐
そして思った通りの戦果をあげることができれば、ですな。
―――――――――――――'`ー―――――――――――――――――‐
まあよい。これから国防軍の連中と作戦計画の会議がある。
当然君達にも参加してもらうから、意見はそこで述べよ。
―――‐'`ー――――――――――――――――‐'`ー―――――――――
はっ!総統万歳!
――――――――――――――――――――――――――――――――
39 :
16/48:03/09/09 23:49 ID:3LA+4EcX
7月20日 モナゴル帝国首都 モナコルム
∫ι________/丁了
丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.,.,..,.,.ヾ.ゝ.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
U/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒..Uミミ::l
U三三,U,,三三U三三,U,三三U,三三U三三Uミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ‖
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ . 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ . 彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
40 :
17/48:03/09/09 23:50 ID:3LA+4EcX
万安宮 御前会議室
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さて皆の意見を綜合するに、八猫軍団編成の近代化については何等異議はない、ということだな。
内閣制の設置も国政の近代化の推進の上で必要であり、できるだけ早急にこれを実現する、
ということでよいな。では、次の議題に移ろう。
―――――――――――――――――――――v―――――――――――――――――――――‐
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l´ . /○\ `l
〜¶ | ノノ´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
大モナゴル帝国大汗 オゴタイ(モナー汗第三子)
___________________________________________
(,,,l,⌒,,l,|〔~./ \/二〕. l二二二l
ノノ ゚Д)/ \| (W・__)8
.〔(|X★/ \. (((~__,)〕§
. † |〆/ \|_/ヽ_∧ヽ .¶≡
... ∧⌒∧ 〔/ \二二. ∧⌒∧
ノノ *゚ー)/ \|| (∀・ ヾヽ
〔(|X▲X|)' .\ (((~二~,ヽ〕
〆|||||||/ \|||_|人|
41 :
18/48:03/09/09 23:51 ID:3LA+4EcX
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
はい、陛下。それでは皆さん、次の議題はモナー帝国が推進しております大軍拡の件です。
―――――――――――――――――――――――――――――――v――――――――――‐
うむ。我が担当する地域のことではないとはいえ、その危険性は私もよく理解している。
彼等は我が帝国が得た領土を隙あらば掠め取ろうと日々策動している。
――――――――――――v―――――――――――――――――――――――――――――‐
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l´ . /○\ `l
〜¶ | ノノ´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å`) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`__)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
北部方面軍司令官 オッチギン元帥(モナー汗末弟) 宰相(外交・シナー方面担当) 耶律ン材
__________________________________________
〔(|X★/ \. (((~___,)〕§
. † |〆|/ \|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔~/ \二二. ∧⌒∧
. ノノ *゚ー) / .\|| (∀・ ヾヽ
.〔(|X▲X|)' \ (((~二~,ヽ〕
〆|||||/ \|||_|人|
42 :
19/48:03/09/09 23:55 ID:3LA+4EcX
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
報告によると、奴等の空軍、機甲部隊はほぼその戦力を回復したどころか、
質的には大幅に向上しているそうではないか。我が国の空軍建設は一体どうなっているのだ。
―――――――――v――――――――――――――――――――――――――――――――‐
はあ。マルミミスタン出兵の際の赤字が未だに尾をひいておりまして、現在の財政状況では
欧州方面担当の戦術航空部隊の建設維持が精一杯で、遺憾ながら本土はがら空きのままです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――v―――――‐
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〜¶ | ノノ´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å`) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`__)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
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(,,,l,⌒,,l,| 〔゙/ \/二〕 l二二二l
ノノ ゚Д)/ \| (W・_;__)8
.〔(|X★/ .\ .(((~__,)〕§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
西部方面軍司令官 チャガタイ元帥(モナー汗第二子) 宰相(財政・北方担当) 粘合重山
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.〔(|X▲X|)' \ (((~二~,ヽ〕
〆|||||||/ \|||_|人|
43 :
20/48:03/09/09 23:56 ID:3LA+4EcX
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
無いものは仕方がないでしょう。最悪の場合海軍航空隊や連邦各国の空軍を動員して
戦わざるをえません。それで作戦機700機ぐらいはなんとか調達できるでしょう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――v―‐
それでも実際の運用では言語の相違や部品補給の煩雑さといった問題があります。
背に腹はかえられないといってしまえばそれまでですが。
――――v―――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐
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∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å`) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`__)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
,,,,,,,,,,,,,,,.〆|||||/ \|_|人| γ~三ヽ
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ノノ ゚Д)../ \| (W・_;__)8
.〔(|X★/ \. (((~__,)〕§
. † . |〆/ .\|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔゙/ \二二. ∧⌒∧
ノノ *゚ー)../ \|| (∀・ ヾヽ
.〔(|X▲X|)' .\ (((~二~,ヽ〕
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東部方面軍司令官 トルゥイ元帥(モナー汗第四子) 宰相(内務・南西方面担当) 鎮海
___________________________________________
44 :
21/48:03/09/10 00:10 ID:PRUefxM7
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
お言葉ですがあまり海軍を当てにしてもらっては困ります。
海軍内部の政争の激しさは想像以上です。一部には反モナゴルの者も居るようです。
――――v―――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐
やはり大都督フーン上将の言うとおり、海軍統帥は一筋縄ではいきませんな。
殿下も相当苦労しておられると見える。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――
¶シ
∧⌒∧
ミ゚Д゚ 彡ヽ
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (|%%%%|)〕§
⇒¶ / .\****∧ゝ ¶ミ
∧⌒∧ / .\//二〕 ∧⌒∧
ノノ `□´) / \|. (∀・ ヾヽ
〔(||永遠||) / \ (((~ ̄ )〕
≡¶ 〆|||||||||゙ヽ/ .\i#i#/人ゝ †
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ モララー  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
帝国親衛隊(ケシク)戦闘軍司令官 欧州方面軍司令官 抹拉刺元帥
兼海軍大都督代行 モンケ上将(トルゥイ第一子)
__________________________________________
___,/ \/二二〕|,l,,⌒,l,,,)
/ \|| (Д゚ ヾヽ
45 :
22/48:03/09/10 00:11 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そんなのんきなことを言っている場合ではありますまい。
自前の空軍の不備は戦略的に大きな欠陥となり、その報いは莫大な損害として返ってきますぞ。
――――――――――――――――――――――――――――v――――――――――――――‐
¶シ
∧⌒∧
ミ ゚Д゚ 彡ヽ
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (|%%%%|)〕§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ギコフッサール  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
親衛機動軍司令官 擬虎胡薩爾元帥
___________________________________________
〔(||永遠||) / \ (((~ ̄ )〕
≡¶ 〆|||||||||゙ヽ/ .\i#i#/人ゝ †
ヘ⌒∧二ヾヽ/ \二二〕 ∧⌒∧
ノ,, ・∀) ./ \| (゚ー ゚*ヽヽ
~_,, ~)))~/ \ (|X▲X|)〕§
| .|||/ \||||||||∧ゝ ,,,,,,,,,,,,,,
___,/ \/二二〕|,l,,⌒,l,,,)
/ \|| (゚Д゚ ヾヽ
46 :
23/48:03/09/10 00:11 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
胡薩爾元帥の言うとおり、空軍の不備は今のモナゴルの泣き所だ。
モーナだけなら辛うじて対応もできようが、ロクマや目本、更にはモナメリカといった諸国の空軍を
相手にすれば、モナゴルの空は彼等の思うが侭となろう。
――――――――――――――――――――――y――――――――――――――――――――‐
陛下、ここはSAM(地対空ミサイル)の大量導入でその場をしのいではいかがでしょう?
――――――――――――y――――――――――――――――――――――――――――――‐
確かにロクマ製のSAMならかなり安くすみます。現在の予算状況の範囲内で防空網を充実させる
応急策としては妙案だと私は思いますが。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――v―――――――‐
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l´ . /○\ `l
〜¶ | ノノ´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å) . / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`__)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
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ノノ ゚Д)../ \|. (・ __8_)
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. † . |〆/ .\|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔゙/ \二二. ∧⌒∧
ノノ *゚ー)../ \|| (∀・ ヾヽ
.〔(|X▲X|)' .\ (((~二~,ヽ〕
〆|||||||/ \|||_|人|
47 :
24/48:03/09/10 00:12 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
防空をSAMに頼るようになった国は既に終わっています。なんとか現状の平和を維持して
本格的空軍の建設に全力を尽くすべきです。
―――――――――――――――――――――――――――v―――――――――――――――‐
しかし現実問題として茂帝の軍事力は危険なまでに成長しているのだ。モナットラーの奴が
「その気」になりかねない程にだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――v―‐
確かに胡薩爾元帥の危惧は尤もなものです。かといって危機が現前に迫っている場合、
応急策で対応するのも止むを得ないことだと思いますが。
――――v――――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐
¶シ
∧⌒∧
ミ゚Д゚ 彡ヽ
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (|%%%%|)〕§
⇒¶ / .\****∧ゝ ¶ミ
∧⌒∧ / .\//二〕 ∧⌒∧
ノノ, `□) / \|. (∀・ ヾヽ
〔(||永遠||) / \ (((~ ̄ )〕
≡¶ 〆|||||||||゙ヽ/ .\i#i#/人ゝ †
ヘ⌒∧二ヾヽ/ \二二〕 ∧⌒∧
ノ,, ・∀) ./ \| (ー゚* ,ヽヽ
~_,, ~)))~/ \ (|X▲X|)〕§
| .|||/ \||||||||∧ゝ ,,,,,,,,,,,,,,
___,/ \/二二〕|,l,,⌒,l,,,)
/ \|| (゚ ヾヾヽ
48 :
25/48:03/09/10 00:12 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
うむ。確かに胡薩爾元帥の言うとおり、防空は本来レーダー網と連動した邀撃戦闘機部隊が
担うべきものであろう。SAMはたとえ移動式のものでも運用の柔軟性に欠けるうえ、
対地攻撃機の代わりにはなりようがない。つまり理想論としては空軍建設が望ましいのだ。
要するにこの場合の問題点は、モナー帝国の早晩の侵攻ありやなしやに尽きると思うのだが?
――――――――――――――――――――――y――――――――――――――――――――‐
そのことでありましたら陛下、侵攻の可能性はかなり高いと思われます。
それが可能なまでに兵力が充実していること、主力たる機甲部隊の演習が頻繁に行われていること、
弾薬・燃料の備蓄が著しく増加していること、いずれも危険な兆候です。
―――――――――――――――――――――――――――――――v―――――――――――‐
しかしそれだけでは軍事侵攻が「早晩に」行われる証拠にはなりませんよ。
――――v――――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐
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〜¶ | ノノ´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å`) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`__)
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ノノ ゚Д)../ \|. (W・__,)8
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. † . |〆/ .\|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
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ノノ *゚ー)../ \|| (∀・ ヾヽ
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〆|||||||/ \|||_|人|
49 :
26/48:03/09/10 00:13 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その点に関しまして私の手元に気になる情報が届いています。
―――――――――――――――――――――――――――─――――v――――――――――‐
抹拉刺、その情報とは一体なんだ?
――――――――――――――――――――――――――─―v――――――――――――――‐
七月末から八月始めにかけてモナー帝国国防軍が国内西部で大規模軍事演習を企画している、
という情報です。既に複数の筋から裏をとってありますので、確度の高い情報であると断言できます。
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50 :
27/48:03/09/10 00:14 ID:PRUefxM7
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それは確かに危険ですな。演習を口実に部隊を集結させ、そのまま侵攻作戦を行う…
これはまさに最大の危険信号です。オゴタ…いや陛下、今すぐに全軍に動員をかけ先制して
この敵の攻勢を捻り潰しましょう。
―――――――――v―――――――――――――――――――――――――――――――――‐
お言葉ですが兄上、それでは我が国が茂帝を侵略したことになってしまいます。
国際的支持が得られないどころか経済制裁をも受ける可能性があります。
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陛下の仰るとおりです。ここは罠を仕掛けて敵を待ち受けるほうが得策というものです。
モララー共和国を破ったのも丸耳・抹拉刺両元帥の巧妙な策によるものではありませんか。
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51 :
28/48:03/09/10 00:14 ID:PRUefxM7
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耶律、その戦役で丸耳兵団に大きな損害が生じたことも覚えているだろうな。
それにあの件で抹拉刺は自分が攻撃した丸耳屯田兵共から随分いろいろ言われているんだ。
それどころか、今は亡き丸耳元帥がいなければ連中の一部から暗殺されていたかも知れんのだぞ。
変な小手先の政治的術策で軍を混乱させるのは止めていただきたい。
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もういいのです、その件は。それよりその茂帝軍の大演習ですが、一つ奇妙な点があります。
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52 :
29/48:03/09/10 00:15 ID:PRUefxM7
r―――――――――――――ュ
| 一体何が奇妙なのだ? |
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武装SSが全く参加していないのです。
敵は国防軍に32の機甲師団を有していますが、その半分は旧式の戦車レオパルドTを主力とする
どちらかといえば二線級の師団です。しかし武装親衛隊には合わせて7個の機甲師団があり、
どれもレオパルトUで編成され、そのうち第一「親衛旗」師団、第二「帝国」師団、第三「髑髏」師団には
新鋭のレオパルトUA5、A6が装備されています。これらの性能は我が軍のMBT−1を凌駕します。
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つまりこれが全くの単なる演習である可能性も否定できないわけだ。或いはその偽装か?
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53 :
30/48:03/09/10 00:15 ID:PRUefxM7
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チャガタイの言、耶律の言、胡薩爾の言、どれも至極尤もな意見だ。
だが陛下の仰るとおり、我々が先制することもまた、軽率というものであろう。
ここは欧州の軍に動員をかけて警戒するぐらいでよろしいのでは?
――――――――――――v――――――――――――――――――――――――――――――‐
まあ、先制攻撃が政治的に不利な状況を生むというのなら、私もそれに固執はしない。
警戒していてやられるほど欧州軍も間抜けではないだろう。
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よろしい。抹拉刺、直ちに欧州方面軍に警戒態勢に入るよう命令せよ。
耶律は連邦各国に警戒情報を伝え、軍に動員をかけるよう通告するのだ。
それでは諸君。今回はこれにて終了とする。
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〆|||||||/ \|||_|人|
54 :
31/48:03/09/10 00:16 ID:PRUefxM7
――――――‐ュ
耶律殿〜! |
y――――――'
q⌒p ≡¶ ,,,,,,,,,,,,,,,,
γ――ヽ ∧⌒∧ .l,|,⌒,,l,,,,)
(_´ハ`) (_・∀・) /)´∀` )
(( / ~)))~ ) (( / ~)))~ ) ヾ|iiiii|iiiii|)
人|__|||_| 人|__|||_| (**** )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ__ソ)__ム) ̄ ̄ ̄ ̄し'ヽ__) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(___(__) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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r――――――――――――――‐ュ
| おや、胡薩爾元帥でしたか。 .|
―――‐`ー――――――――v―――――'――――――‐ュ
先程は申し訳ない。多少感情的になってしまいまして… |
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シ¶ q⌒p ≡¶ .l,|,⌒,,l,,,,)
.∧⌒∧ γ――ヽ ∧⌒∧ /)∀` )
ノミ; ゚Д゚ 彡 (´ハ`_) (_・∀・) ヾ|iiiii|iiiii|)
§(|%%%%|つ ( ~(((~ ヽ (( / ~)))~ ) .(**** )
//****) |_|||__|人 人|__|||_| .(___(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪∪ ̄ ̄ ̄(ム_(ム___) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄し'ヽ__) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――――'`ー―――――――――――――――― ュ
いいえ。私の方こそ抹拉刺元帥のお気持ちも考えずに軽率でした。 .|
―――――――――――――――――――――――――――――――'
55 :
32/48:03/09/10 00:16 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――‐
あの作戦は丸耳の提案で、耶律殿は関係ありません。
あのとき抹拉刺は丸耳兵団が戦略的不利から退却するよう仕向けたのですが、
手違いからモララー共和国軍の一部がこれを追撃、壊走させてしまったのです。
つまり私が言いたいのはこういうやりかたは特に手違いが生じたときに味方の
士気に影響し軍内の状況を…
―――――――v――――――――――――――――――――――――――――
分かっています元帥。あなたがただでさえ多民族、多国籍からなるモナゴル軍
の分裂や解体を恐れているのは察するにあまりあります。
そして真に帝国や臣民兵士のことを思っていらっしゃることも…
―――――――――――――v――――――――――――――――――――――
,,,,,,,,,,,,,,,,
シ¶ q⌒p ≡¶.l,|,⌒,,l,,,,)
.∧⌒∧ γ――ヽ ∧⌒∧∀` )
ノミ; ゚Д゚ 彡 (´ハ`_) (_・∀・)|iiiii|)
§(|%%%%|つ ( ~(((~ ヽ (( / ~)))~ )* )
//****) |_|||__|人 人|__|||_|__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪∪ ̄ ̄ ̄(ム_(ム___) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄し'ヽ__) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――‐'`ー――――――――――――――――――――――――――――
お気遣いありがとうございます。最近抹拉刺の奴も疲れ気味のようなので、
そろそろ引退した方が体の為ではないだろうかと思うのですが…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
56 :
33/48:03/09/10 00:17 ID:PRUefxM7
―――――――‐ュ
そうですね。 |
―v――――――┴――――――――――――――――――――――――――――
抹拉刺(元帥)!
―――――――v――――――v――――――――――――――――――――――‐
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シ¶ q⌒p l,|,≡¶,,,,,)
.∧⌒∧ γ――ヽ /) ∧⌒∧
Σ ミ ゚Д゚ ;彡 Σ(´ハ`_) ヽ(_.・∀・)
と|%%%%|)§ ( ~(((~ ヽ (( / ~)))~ )
//****) |_|||__|人 人|__|||_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪∪ ̄ ̄ ̄(ム_(ム___) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄し'ヽ__) ̄ ̄ ̄ ̄
彡¶
∧⌒∧ r――――――――――――――――――――――――――――――‐
ノ_・∀) < 私もそろそろ潮時なのかもしれませんね…
~)))~) `ー―――――――――――――――――――――――――――――‐
//##i##!
,__)_)
57 :
34/48:03/09/10 00:18 ID:PRUefxM7
7月23日 総統官邸 小会議室
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
それでは作戦の最終確認を行うものとする。
もら♪君の計略の案に沿ったかたちでのこの軍事作戦であるが、
やはり純軍事的には不安があるのは否めない。そこでこれまで幾度となく会議を行い、
その不安を排除すべく努めてきたが、はたして諸君、既に期日も迫り、
これ以上の改定は不可能なところまできた。しかし何か意見があれば、遠慮なく言いたまえ。
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∧___∧
.( 卍 )
__,,r―-、 | ..∧仝∧. |
.`r==(w)i' | (, `llll´ ) | ∧_∧
( ●Д) | ( <y>‐).| . (´∀` )
.〔("ソ<y>;)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(〈V〉‐ .)〕
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`r==(w)i'. 〔二/ \二〕 ∧_∧
.川 ゚∀) / \ (∀@ )
〔(":::<y>:)/ \(V〉‐ )〕
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ヽ====@/ 〔二/ \二二〕 ∧♪∧
..(,, ゚Д) / \|. (∀・ ,)
...〔(..”‐:ロ”)/ .\ (y> )〕
/,,‐,ノヽ/ \ !::|_‐_,ゝ
. 〔二二/ \ /二二〕
58 :
35/48:03/09/10 00:18 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
参謀本部としては、この作戦は非常に危険性の高いものであると言わざるを得ません。
なぜならこの案では敵に対し、反撃の機会を与え主導権の逆転を許しかねない時間を
与えてしまうからです。賢明な軍人であれば、これを逃すとは思えません。
しかしながら決行が決まった以上、全力を以って遂行いたします。
―――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――
で、初回の会議から揉めに揉めた例の件は、結局どうなったかね?
――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――――
∧___∧
.( 卍 )
__,,r―-、 | ..∧仝∧. |
.`r==(w)i' | (, `llll´ ) | ∧_∧
( ●Д) | ( <y>‐).| . (´∀` )
.〔("ソ<y>;)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(〈V〉‐ .)〕
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
国防軍参謀総長 フォン・サカーシュタイン元帥 副総統 モナルフ・ヘス
_______________________________________
〔(":::<y>:)/ \(V〉‐ )〕
__,,,r―-、.. /‐:::::/ \_:_‐__,ゝ
ヽ====@/ 〔二/ \二二〕 ∧♪∧
..(,, ゚Д) / \|. (∀・ ,)
...〔(..”‐:ロ”)/ .\ (y> )〕
/,,‐,ノヽ/ \ !::|_‐_,ゝ
. 〔二二/ \ /二二〕
59 :
36/48:03/09/10 00:19 ID:PRUefxM7
7月23日 総統官邸 小会議室
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
はい。敵の反撃に対する安全策ですが、私は主力部隊の温存が出来れば西方領土の
一部は一時放棄すべきだと考えますが、本部では皆さんの意見を容れまして、
主力部隊を分割して欧州国境地帯の東西後方に配置し、敵の反撃に対応させる旨、
決定いたしました。
―――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――
空軍としては敵が我が方の攻撃に即応して反撃できないよう、敵の目を他の方向に
向けさせる作戦を用意しています。高麗王国領内より発進させた爆撃機で敵の本国を叩き、
高麗軍を満州へ侵攻させるのです。うまくすれば敵の親衛機動軍を足止めできます。
―――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――
高麗の件なら既に国王と軍部は我々の味方だ。その作戦は成功するだろう。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――――
∧___∧
.( 卍 )
__,,r―-、 | ..∧仝∧. |
.`r==(w)i' | ( `llll´ ,) | ∧_∧
( ●Д) | ( <y>‐).| . (´∀` )
.〔("ソ<y>;)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(〈V〉‐ .)〕
__,,r―-、 /;‐;;;;:/ \_:_‐_,ゝ
`r==(w)i'. 〔二/ \二〕 ∧_∧
.川 ゚∀) / \ (∀@ )
〔(":::<y>:)/ \(V〉‐ )〕
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
空軍総司令官 フォン・アヒャルード元帥 外相 フォン・アサピリッツ
_______________________________________
...〔(..”‐:ロ”)/ .\ (y> )〕
/,,‐,ノヽ/ \ !::|_‐_,ゝ
. 〔二二/ \ /二二〕
60 :
37/48:03/09/10 00:19 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
だが戦力の分散はやはり危険だ。それでは電撃戦にならん。
――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ご意見は分かります、ですがこの作戦の要点は敵をおびき寄せることにあります。
敵をおびき寄せるには「先制が有利」と見せかけねばなりませんし、
かといって戦争初期に敵に領土を侵害されては軍の士気と同盟国の信用に影響します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――
いずれにせよ軍の分割は最小限とし、主攻の第一、第二装甲軍には「大モーナ」、第一、
第二、第三、第四の装甲軍団を配し、計16個の精鋭装甲師団は全てこちらに投入します。
又装備の多少劣る第五装甲軍団の3個師団は北方軍集団の予備にし、
助攻の第三装甲軍には第六、第七、第八、第九装甲軍団計10個装甲師団を配備します。
第十装甲軍団3個装甲師団は西方軍集団の予備です。
―――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――
∧___∧
.( 卍 )
__,,r―-、 | ..∧仝∧. |
.`r==(w)i' | ( `llll´ .) | ∧_∧
(●Д´,) | ( <y>‐).| . (´∀` )
.〔("ソ<y>;)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(〈V〉‐ .)〕
__,,r―-、 /;‐;;;;:/ \_:_‐_,ゝ
`r==(w)i'. 〔二/ \二〕 ∧_∧
.川 ゚∀) / \ (∀@ )
〔(":::<y>:)/ \(V〉‐ )〕
__,,,r―-、.. /‐:::::/ \_:_‐__,ゝ
ヽ====@/ 〔二/ \二二〕 ∧♪∧
..(,, ゚Д) / \|. (∀・ ,)
...〔(..”‐:ロ”)/ .\ (y> )〕
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
海軍総司令官 アヒャッツ上級大将
_______________________________________
61 :
38/48:03/09/10 00:20 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
陸軍は既に作戦の準備を完了しております。既に演習の名目で全ての部隊を西方に
移動させています。あとは命令を待つのみです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――
この「演習」をモナゴル側は既に察知し警戒態勢をとっていますが、
このプランであれば彼らの反撃を恐れる必要はないでしょう。
―――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――
∧合∧
( ´ ‐ `) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
( <V> ). / \
,-{二}-、 /__‐_:__/ \ ,r―-、,,_
ゞ;;=三=)〔゙二゙゙/ \ `r(w)==ュ'
ノノ,,,・∀・) / \ (´曲` )
〔( ヾ▼") / \. (<y>;ロ;゙゙;)〕
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
陸軍総司令官 フォン・テナードル元帥
_______________________________________
( <y>..)/ \(:ロ“ )〕
/ ,‐,,,l:/ \ヽ_‐__,ゝ
62 :
39/48:03/09/10 00:20 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
私はこの作戦に武装SSも全て投入するべきだと思いますが…
―――――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――
その件については以前にもお話したとおり、演習の欺瞞と統制の混乱を避けるために、
武装SSは予備兵力として後方拘置を維持すると決定したではありませんか。
第一バイパー将軍は武装SSを私物化しすぎています。
―‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
∧合∧
( ´ ‐ `) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
( <V> ). / \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
軍需相 シュペーモナ
_______________________________________
〔( ヾ▼") / \. (<y>;ロ;゙゙;)〕
'、 `''゙ / \/;;:;;;‐;;;;;;r―-、,,,__
. ∧♪∧ 〔二 / .\;;/二 '、@====/
( ・∀) ../ \ (Д゚ )
( <y>..)/ \(:ロ“ )〕
/ ,‐,,,l:/ \ヽ_‐__,ゝ
63 :
40/48:03/09/10 00:21 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
確かにバイパー上級大将は帝国が誇る有能な軍人でありますが、いささか彼には
独断専行の面があります。今はSS長官にヒモラーを据えて彼を抑えてはいますが、
あまり強大な権限を将軍に持たせると、以前のようにまずいことになりかねません。
――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――――
その件はもうよい。彼は今も昔も余に忠実な、そして有能な将軍である。
だが国防軍の諸君の反発も理解せぬではない。だからこそ余は武装SSの関与を排した
この作戦案を承認したのだ。勿論作戦の趨勢如何によりSS投入を決めることはある。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
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`r==(w)i'. 〔二/ \二〕 ∧_∧
.川 ゚∀) / \ (∀@ )
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ヽ====@/ 〔二/ \二二〕 ∧♪∧
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64 :
41/48:03/09/10 00:21 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
それでは作戦についての了解は得られたものとします。
なおこの侵攻作戦は「カイル作戦」と命名することに決しました。
―――――――――――‐v―――――――――――――――――――――― カイル ――‐
敵の経済・産業の中心地である欧州を奪取し、さらにそこから首都モナコルムに楔を
打ち込む。それが本作戦の要旨である。各人の奮闘を期待する。
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――
∧___∧
.( 卍 )
__,,r―-、 | ..∧仝∧. |
.`r==(w)i' | (, `llll´ ) | ∧_∧
( ●Д) | ( <y>‐).| . (´∀` )
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.川 ゚∀) / \ (∀@ )
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/,,‐,ノヽ/ \ !::|_‐_,ゝ
. 〔二二/ \ /二二〕
65 :
42/48:03/09/10 00:22 ID:PRUefxM7
7月31日 モナリン SS本部武装SS総司令官執務室
――――――――――――――――――――――――――――――――――
あれから58年か…もうそんなにもなるんだな。
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.. ________ .________ |
| !!r'' ̄ ̄| ̄ ̄ヽ.!!.| | !!r'' ̄ ̄| ̄ ̄ヽ.!!.| |
|_/|゙ ̄ ゙̄|゙ ̄ ゙̄| !_| |_/|゙ ̄ ゙̄|゙ ̄ ゙̄| !_| |
〔,,〕|゙ ̄ ゙̄|゙ ̄ ゙̄|〔,,〕 @, 〔,,〕|゙ ̄ ゙̄|゙ ̄ ゙̄|〔,,〕. |
|i゙i.|゙ ̄ ゙̄|゙ ̄ ゙̄| i'i| ヾ|'' |i゙i.|゙ ̄ ゙̄|゙ ̄ ゙̄| i'i| |
| i゙ヽ~~ ̄'|゙ ̄ ̄〃i'| )゙( .| i゙ヽ~~ ̄'|゙ ̄ ̄〃i'| |
'〜''~ ̄ ̄ ̄ ̄~'〜' ( .) '〜''~ ̄ ̄ ̄ ̄~'〜'. |
〔二二二二二二二〕 |
___________| |____| |__∧_∧_____.|
|_| ...i'ュ―――( ´∀`)――――'i \
| | * と";;<y>ロ) * | \
| `r――‐'ヽ;;;;;ヾ;;;ヽ―∧合∧'ーュ . \
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\|_____________|... \
66 :
43/48:03/09/10 00:22 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――
確かに我々も年をとりましたね。そして総統閣下も…
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――
まあ、我がモーナ帝国の医療技術は世界に一歩抜きん出ていますから
モナゴルの連中が期待する程閣下は早死にしませんぞ。
それに我々だってもう老齢なのだ。
あの頃程若くはないが、さりとて死んだわけでもない。
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
∧_∧ ∧合∧
r‐ュ( ´∀)ュ (´ ‐ ` )'―‐r‐ュ
| |.(;;;";;;;:ロ).| (ロ ロ)と )*..*..| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
武装親衛隊総司令官 バイパー上級大将
_______________________________
67 :
44/48:03/09/10 00:23 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――
しかし総統閣下はもう90歳にもなられるのですよ。
いくら健康的生活を送るよう努力しておられるとはいえ、
戦争のようなともすればストレスの多い事案に関わるなど…
どうなるかわかったものじゃありませんよ。
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――
貴殿の心配もよくわかる。しかしそういう貴殿も閣下と並ぶ高齢、
帝国政府の長老ではないか。心配はいらんよ。
それに国防軍にも武装SSにも優秀な若手はあまたいる。
彼等がうまく事をはこんでくれるさ。
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
∧_∧ ∧合∧
r‐ュ( ´∀)ュ (´ ‐ ` ;)'―‐r‐ュ
| |.(;;;";;;;:ロ).| (ロ ロ) .( <V> )*..*..| |
| `ー‐ュ、;;;ヾヽ‐ュ〔二二二二〕' /`ー'―r―‐" .|
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68 :
45/48:03/09/10 00:23 ID:PRUefxM7
――――――――――――――――――――――――――――――――――
しかしどうも納得できないのは総統閣下があなたを敬遠しておられることです。
どこの馬の骨だかわからない連中はともかく、国防軍やヘス副総統までもが
あなたを非難し、遠ざけようとするのには我慢がなりません。
――――――――――――――――――――――――v―――――――――‐
モナルフの奴はいつもどおり流れにのっているだけだ。
国防軍も武装SSの肥大化がどうこうとか言って、うるさいしな。
こないだ装備調達関連で揉めただろう。あの件で国防軍のテナードル一派が
総統の覚えめでたいサカーシュタインとやらを引っ張り出して、
勢力を巻き返したのさ。あの忌々しいモナゴルとの第一次戦敗北の余波も全く
ないわけではないがな。
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| !!r'' ̄ ̄| ̄ ̄ヽ.!!.| | !!r'' ̄ ̄| ̄ ̄ヽ.!!.| |
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| i゙ヽ~~ ̄'|゙ ̄ ̄〃i'| )゙( .| i゙ヽ~~ ̄'|゙ ̄ ̄〃i'| |
'〜''~ ̄ ̄ ̄ ̄~'〜' ( .) '〜''~ ̄ ̄ ̄ ̄~'〜'. |
〔二二二二二二二〕 |
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| | * と";;<y>ロ) * | \
| `r――‐'ヽ;;;;;ヾ;;;ヽ―∧合∧'ーュ . \
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69 :
46/48:03/09/10 00:24 ID:PRUefxM7
―――――――――――――――――――――――――――――――
サカーシュタイン…ですか。彼は元々武装SSの出身だと聞きますが?
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――
ああ。うちは昇進が速いんでね、二十代で大将にもなれるんだよ。
有能な奴だったが武装SS内の権力闘争に敗れてあわや予備役編入、
というところを上級大将・軍司令官の階級・ポスト提供の条件で国防軍に
引き抜かれ、七月事件で一気に元帥・国防軍参謀総長さ。
権力闘争に負けて勢力争いで出世とは、運のいいやつだよ。
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
果たして今度の作戦はうまくいくのでしょうか?
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∧_∧ ∧合∧
r‐ュ( ´∀)ュ (´ ‐ ` )'―‐r‐ュ
| |.(;;;";;;;:ロ).| (ロ ロ) .( <V> )*..*..| |
| `ー‐ュ、;;;ヾヽ‐ュ〔二二二二〕' /`ー'―r―‐" .|
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70 :
47/48:03/09/10 00:24 ID:PRUefxM7
――――――――――――――――――――――――――――――――――
それは実際にやってみなければわからん。だが…
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| !!r'' ̄ ̄| ̄ ̄ヽ.!!.| | !!r'' ̄ ̄| ̄ ̄ヽ.!!.| |
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'〜''~ ̄ ̄ ̄ ̄~'〜' ( .) '〜''~ ̄ ̄ ̄ ̄~'〜'. |
〔二二二二二二二〕 |
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| | * と";;<y>ロ) * | \
| `r――‐'ヽ;;;;;ヾ;;;ヽ―∧合∧'ーュ . \
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71 :
48/48:03/09/10 00:25 ID:PRUefxM7
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
明日にそれが始まることだけは、止めようがない。
_________________________________
( (
) r' ソ
__,,,、、、、,,,__ (
,,r'''゙゙__,,,、、、、,,,__`゙ヽソ
,r' ,r'"__,,,、、、、,,,__. ゙ヽ ゙ヽ
i i,r''" ゙゙ヽ.i i
i i、 ,i i
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.! `''‐、,,,_ ゙゙゙゙゙゙ _,,,,,ィ'' .|
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'i r‐、| . |
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`''‐、,,,_ _,,,,,ィ''゙ `'‐'
 ̄ ̄ ̄
続く
保守
8月10日(開戦10日目) モナゴル帝国首都 モナコルム
_______/丁了
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;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;;.ヾヽ
.ヘ. .. ;;;;;;#$#;::;::::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,.##.., ヘ
ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.,___., λ
ヘ ,,__ノヾ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ゞ,ノヘ
ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ
U/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒ヽU/⌒..Uミミ::l
U三三,U,,三三U三三,U,三三U,三三U三三Uミミミl
┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┼┤_ヽ
│ /,,;;;;;;;; /]ミ;;,, /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ..│ミミ‖
┌士士士士________士士士士士士士士士士________士士
. . 彳/三三三三三三彳/.|ミ . 彳/三三三三三三彳/ |ミ
. 彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ . 彳/三三三三三三彳/ . |ミミミ
. 彳/三三三三三三彳/ .. |ミミミミミ .. 彳/三三三三三三彳/ .|ミミミミミ
74 :
2/52:03/09/19 22:52 ID:GEZkVoDs
万安宮近辺の某所地下 モナゴル帝国臨時大本営
ざわざわざわ…
┏━━━━━━━┓
┃←第一中会議室┃
┗━━━━━━━┛
¶≡ 彡¶ q⌒p †
∧⌒∧ .∧⌒∧ γ――ヽ ∧⌒∧
(∀・_ヾヽ ノ( ; ・∀・) (´ハ`_;_) (゚ー゚ ; ヽ
(((~~_ ヽ§ ))) (~(((~_ .) ))) .(~(((~ ヽ ))) (|X▲X|)§ )))
|||_|人_ゝ ./##/##/ゝ |_|||_|人,ゝ (|||||||/゙ヽ
(_,/`'J (___)'__) )) (((ム_`(ム_) )) (_ソ`''J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
75 :
3/52:03/09/19 22:53 ID:GEZkVoDs
第一中会議室
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さて、今回集まったのは他でもない、モナー帝国軍の侵攻の現状についてだが…
諸君、正直なところどう思うかね?
―――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
___〜¶___
l´ . /○\ `l
〜¶ | ノ;´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
.ノノ;´Å`) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`_;__)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
,,,,,,,,,,,,,,,.〆|||||/ \|_|人| γ~三ヽ
(,,,l,⌒,,l,| 〔゙/ \/二〕 l二二二l
ノノ.;゚Д)../ \|. (W・_;__,)8
.〔(|X★/ \. (((~__,)〕§
. † . |〆/ .\|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔゙/ \二二. ∧⌒∧
.ノノ;*゚ー) / \|| (∀・ ヾヽ
.〔(|X▲X|)' .\ (((~二~,ヽ〕
〆|||||||/ \|||_|人|
76 :
4/52:03/09/19 22:53 ID:GEZkVoDs
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
はあ、正直なところ、その…なんだな、拍子抜けした、というか…
――――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――
確かにいつかの会議での議論のとおり、我が国の航空攻撃に対する脆弱性が露呈し、
万安宮はじめ多くの政府機関に被害が生じました。ですが…
―――――――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――――
どうしたのだ?はっきり言ってみたまえ。朕も恐らく諸君と同意見であるぞ。
―――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
___〜¶___
l´ . /○\ `l
〜¶ | ノ;´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ;´Å) . / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`_;__)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
,,,,,,,,,,,,,,,.〆|||||/ \|_|人| γ~三ヽ
(,,,l,⌒,,l,| 〔゙/ \/二〕 l二二二l
ノノ.;゚Д)../ \|. (W・_;__,)8
.〔(|X★/ \. (((~__,)〕§
. † . |〆/ .\|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔゙/ \二二. ∧⌒∧
.ノノ;*゚ー) / \|| (∀・ ヾヽ
.〔(|X▲X|)' .\ (((~二~,ヽ〕
〆|||||||/ \|||_|人|
77 :
5/52:03/09/19 22:54 ID:GEZkVoDs
―――――――――――――――――――――――――――――
侵攻開始が8月1日の23時、以降今に至るまで敵機甲部隊の
動きが全くみられません。
――――――――――――‐v――――――――――――――――
敵に機甲部隊がないというならともかく、なぜ大機甲戦力を
持ちながら歩兵部隊しか投入していないのか、非常に不可解です。
――――‐v――――――――――――――――――――――――
そもそも普通なら開戦の時点から機甲部隊を一斉に大戦力で
投入してくるはずが、歩兵軍団二つでというのは奇妙です。
―――――――――――――――――――――――‐y―――――
シ¶ 彡¶ †
∧⌒∧ .∧⌒∧ ∧⌒∧
ノミ ゚Д゚彡 ノ(; ・∀・) ノノ ;゚ー゚ )
§(|%%%%|) §( ~)))~) §(|X▲X|)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
78 :
6/52:03/09/19 22:54 ID:GEZkVoDs
―――――――――――――――――――――――――――――
全く見え透いた罠としか言いようがありませんな。
敵はわざと「転んで」みせたのです。安心してかかると大事ですぞ。
――――‐v――――――――――――――――――――――――
左様。鎮海殿の仰るとおり、恐らく戦線背後で敵の主力が我々の
反撃を待ち受けているに違いない。
―――――――――――――‐v―――――――――――――――
とにかく現在判明している敵情を説明させては…
―――――――――――――――――――――――‐y―――――
¶≡ ¶⇒ ¶ん
∧⌒∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧
(・∀・__ヾヽ (`□´ ヾヽ (‐_-||ヾヽ
. (~(((~__) (||永遠||)§ (|X★X|)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――――――――――――――――――――
「八猫」兵団兵団長 グユク大将
(オゴタイ第一子)
―――――――――――――――――――――――――――――
79 :
7/52:03/09/19 22:55 ID:GEZkVoDs
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そうだ。説明の担当はバトゥ大将だろう。はやくしたまえ。
――――――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――――
それでは不肖私バトゥが、欧州戦線における彼我の現状と情報から推測される点について、
説明致したいと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――
F¶ ¶Z
∧⌒∧ ∧⌒∧
. ノノ, `ゝ´) ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ( ・ー・ )ヽ
〔(|X▲X|)/ \(|X▲X|)〕
S¶ 〆|||||/ \||||||||ゝ ¶E
∧⌒∧ 〔~/ \ /~〕 ∧⌒∧
ノノ,, `д) / \. (・∀・ ヽヽ _
. 〔(|%%%%|)/ \ (|‡|堅|‡|)§ 〔_〕
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ケシク第一機甲戦闘軍団「オマエモナー=ハーン」軍団長 欧州機甲兵団兵団長
アリクブケ大将(トルゥイ第四子) バトゥ大将(ジュチ第二子)
___________________________________________
./|||||||/ \**/||
80 :
8/52:03/09/19 22:56 ID:GEZkVoDs
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
それでは皆さん、こちらの画面を御覧ください。言うまでもなく、これは開戦前の地図であります。
モナー帝国は86年の停戦以降東西ニャーロッパの大半を版図に収めているため、
我が連邦帝国とその長さ約2000qにわたる広大な国境で接しております。
よって敵が我が国に対し侵攻作戦を行う場合はその経路にかなり選択の余地があり、
自由度が大きいといえます。
―――――――――――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――
にも関わらず敵は特に賢明とはいえない作戦を実施した、か。
――――――――――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――
で、肝心の彼我の軍事力はどうなのです?そして現在の部隊の展開の模様は?
――――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――
| | / ._'ュ__/ ,| | .| |
| | | | ,ゝ, i' 〃 .,r' . i' | |
| |_,r< ̄ ̄ . ̄'ー――'' '、 .| |
| | | `ュ__ r‐‐' ¶E... | |
| |_____________∧⌒∧ AAダトミエニクイケド…
└―――――――――――――(・∀・ ヽヾ┘
F¶ (|‡|堅|‡|)§ ¶Z
∧⌒∧ `(||||||||/ヾ'. ∧⌒∧ソレハサクシャノギリョウガ…
. ノノ,, `ゝ) ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ー・ ; ,)ヽ
〔(|X▲X|)/ \(|X▲X|)〕
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
華南兵団兵団長 フラグ大将(トルゥイ第三子) 華北兵団兵団長 フビライ大将(トルゥイ第二子)
___________________________________________
〔_§_〕%|)/ \ 〔_〕
81 :
9/52:03/09/19 22:56 ID:GEZkVoDs
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まず8月1日にモランダ国境を突破した茂帝軍は丸耳共和国国境沿いの防衛ライン、
「ガリシア線」の後方に回り込むように動きました。又部隊の一部はさらに北方にある
「ギコニア線」へむけ進撃、これに対し丸耳軍はガリシア線防衛の任にある四個歩兵師団の
うち第十二歩兵師団と、ギコニア線防衛部隊のうちの第十五、第二十二歩兵師団を移動、
これに対応しています。又敵の一個師団が東部つまり敵の右翼の防衛に当っています。
________________________________________
| 7MD .l .| / \ ヘ17ID \
| (MaFC) (MaGiC) | マッテルダム \ヘへ. (Ms4C) x
| 6MD .l 11ID| / ◎ .\イラネー山脈 x
| x.. ギコニア線..| (Md2C) .x .\へ6ID x
| 9MD マルノエ_r'15ID .| モラゴン x (Md1C) .\へヘ
| xO_r'22ID |. O5ID_ x モナステルダム \へ32ID l
|- xxx - - .'..- - xxx -|..2ID | < / 1ID ●4ID ./ ̄モライン河 ̄ ̄ ̄ ̄
| (MaGaC) ../―-、 .!,r、 \ 、―ュ 3ID ./ ランス
| 3ID 4ID 5ID 12ID\―、..\ . \ \ / ,、! . / O
|vvvvvvvガリシア線vvvvvvvv| \. \ . \ \ | .| ./
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄4ID・5ID ̄ヽ ヽ16ID ̄
(Mo8C) 17ID・18ID(Mo12C)
※MaGaC=丸耳共和国軍ガリシア軍団 MaGiC=丸耳共和国軍ギコニア軍団
MaFMC=丸耳共和国軍フサニア軍団(機械化) Md1C=モランダ軍第一軍団
Md2C=モランダ軍第二軍団 Mo8C=モーナ軍第八軍団 Mo12C=モーナ軍第十二軍団
Ms4C=モナンス第四軍団 ID=歩兵師団 MD=機械化歩兵師団
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
一方モランダ軍は弱体のため防戦にまわりモナステルダム防衛の第一軍団、
モラゴン防衛の第二軍団に分かれて戦いました。そのうちモラゴンにはギコニア線を目指す
敵第五、第八歩兵師団が向かい、第二軍団と戦闘になりました。
一方のモナステルダムはニャーデルラント低湿地にあることもあって彼我の機動が制限され、
戦線の維持に成功しました。尤も敵はモナステルダムを落とすつもりではないようですが。
________________________________________
82 :
10/52:03/09/19 22:57 ID:GEZkVoDs
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
モランダ軍は現在モラゴンを放棄し、更に後方へと移動しています。
しかし首都モナステルダムはまだ無事です。丸耳共和国軍はなんとか戦線を維持、
モナンスは全軍を動員して国境沿いに八個師団を配置、又モヘミアに三個師団を派遣し高麗軍を
駆逐しています。同時にモランダ経由の侵攻に備えイラネー山脈に山岳師団四個を配備、
ジエン共和国は動員をかけ警戒中です。ただし部隊は前進させていません。
最後に欧州方面軍ですが出撃準備は完了していますが、まだ動かしておりません。
―――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――
まあこの程度の侵攻なら我々の欧州方面軍を投入せずとも属領の軍だけで撃退できますな。
この程度で済むのなら。
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| | / ._'ュ__/ ,| | .| |
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| |_,r< ̄ ̄ . ̄'ー――'' '、 .| |
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F¶ (|‡|堅|‡|)§ ¶Z
∧⌒∧ `(||||||||/ヾ'. ∧⌒∧
. ノノ,, `ゝ) ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ー・ ,)ヽ
〔(|X▲X|)/ \(|X▲X|)〕
S¶ 〆|||||/ \||||||||ゝ
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ノノノノ `) / \
〔_§_〕%|)/ \ 〔_〕
83 :
11/52:03/09/19 22:57 ID:GEZkVoDs
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
侵攻してきた敵の状況は分かった。だが他の敵部隊は現在どうしているのかね?
――――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――
そうです。侵攻してきたのはたったの五個歩兵師団、敵の戦力はそんなものではないでしょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――
そういうわけだバトゥ、状況判断も合わせて聞かせてもらおうか。
――――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――
___〜¶___
l´ . /○\ `l
〜¶ | ノ;´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å`) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (´ハ` ___)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
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(,,,l,⌒,,l,| 〔゙/ \/二〕 l二二二l
ノノ,,゚Д゚). / \|. (・W・___,)8
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. † . |〆/ .\|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
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.〔(|X▲X|)' .\ (((~二~,ヽ〕
〆|||||||/ \|||_|人|
84 :
12/52:03/09/19 22:58 ID:GEZkVoDs
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
はい。国境線で我々と対峙している敵軍は大きく「北方軍集団」と「西方軍集団」に分かれます。
西方軍集団は大体ロクマ国境から丸耳国国境まで、北方軍集団はモランダ・モナンス国境までの
地域の後方に配備されています。戦力組成ですが北方軍集団は「第一機甲軍」、「第二機甲軍」、
「第一軍」の3個軍からなり、第一機甲軍には機甲師団9、機械化歩兵師団4の計13個師団、
第二機甲軍には機甲師団6、機械化歩兵師団7の13個師団が配備され、どの師団も新鋭の
装備を有しています。これらが敵の侵攻作戦の主力になるものと思われます。
第一軍にも機甲師団こそありませんが、機械化歩兵師団が7個配備されています。
そして北方軍集団全体は合計48個の師団を有しており、うち半分以上が機械化されています。
―――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――
この軍集団だけで我が欧州方面軍の兵力を上回るではないか。危険だ。
―――――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――――
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F¶ (|‡|堅|‡|)§ ¶Z
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. ノノ,, `ゝ) ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ー・ ,)ヽ
〔(|X▲X|)/ \(|X▲X|)〕
S¶ 〆|||||/ \||||||||ゝ
∧⌒∧ 〔~/ \ /~〕
ノノノノ `) / \
〔_§_〕%|)/ \ 〔_〕
※モーナ側とモナゴル側で部隊の呼び方が異なる為、それに合わせて部隊呼称を両陣営で違えています。
ここではモナゴル側がモーナの戦力を分析していますが、部隊名称はモナゴル式で呼ばせています。
85 :
13/52:03/09/19 22:58 ID:GEZkVoDs
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
もう一方の西方軍集団ですが、こちらには「第三機甲軍」、「第二軍」、「第三軍」の3個軍が
配備されています。第三機甲軍は機甲師団10個、機械化歩兵師団3個からなる部隊で、
戦線突破用の部隊であることは明白ですが、なぜか他の機甲軍とは分離してこちらに配置
されています。兵力的には少し旧式の装備が主体ですが、脅威であることはかわりません。
________________________________________
| 7MD .l .| / \ ヘ17ID \
| (MaFC) (MaGiC) | マッテルダム \ヘへ. (Ms4C) x
| 6MD .l 11ID| / ◎ .\イラネー山脈 x
| x.. ギコニア線..| (Md2C) .x .\へ6ID x
| 9MD マルノエ_r'15ID .| モラゴン x (Md1C) .\へヘ
| xO_r'22ID |. O5ID_ x モナステルダム \へ32ID l
|- xxx - - .'..- - xxx -|..2ID | < / 1ID ●4ID ./ ̄モライン河 ̄ ̄ ̄ ̄\
| (MaGaC) ../―-、 .!,r、 \ 、―ュ 3ID ./ ランス 11ID 1ID \
| 3ID 4ID 5ID 12ID\―、..\ . \ \ / ,、! . / 9IDO \
|vvvvvvvガリシア線vvvvvvvv| \. \ . \ \ | .| ./10ID 2ID \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'l ̄ ̄4ID・5ID`ヽ ヽ16ID ̄ ヽ(Mo10C) 第一軍 (Mo7C) .\
(Mo16C) (Mo17C). x (Mo8C) 17ID・18ID.. x 3ID
第二軍 . x(Mo15C) (Mo12C) x (Mo4C) (Mo6C)
(Mo5C) .x 第三軍 x
(Mo13C) x x 北 方 軍 集 団
西 方 .l 軍 集 団 x
第三装甲軍 i 第二装甲軍
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
他の第二軍、第三軍のうち第二軍はガリシア線の挟んで丸耳共和国軍ガリシア軍団と
睨み合っていますが、機械化歩兵師団7個を持つなど機械化部隊としての側面もあります。
最後の第三軍ですがこの軍が現在モランダに侵攻している唯一の部隊です。
しかもうち一個軍団は後方に拘置されたままで二個軍団のみが軍事行動を行っています。
________________________________________
86 :
14/52:03/09/19 22:58 ID:GEZkVoDs
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして前方に展開しているのは歩兵部隊のみであり、機械化軍団や機甲軍は後方に待機して、
出番を待っている模様です。ここから推察するに、敵は丁度熊や狐を獲る罠と似たような形態に
あるものと思われます。つまり、突出している敵軍を攻撃すべく集結した我が軍の両側の戦線を
機甲部隊で突破し、踏み入れた足を挟むように我が軍を包囲、殲滅するというわけです。
或いは、ワニの口の中に手を突っ込むと噛み付かれる、という表現の方が分かりやすいでしょうか。
―――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――
なるほど。ということは敵の侵攻部隊をただ叩き出すだけでは危険だということですね。
となると別の戦略を以って敵に当らねばなりませんね。
――――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――――――
| | / ._'ュ__/ ,| | .| |
| | | | ,ゝ, i' 〃 .,r' . i' | |
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F¶ (|‡|堅|‡|)§ ¶Z
∧⌒∧ `(||||||||/ヾ'. ∧⌒∧
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S¶ 〆|||||/ \||||||||ゝ
∧⌒∧ 〔~/ \ /~〕
ノノノノ `) / \
〔_§_〕%|)/ \ 〔_〕
87 :
15/52:03/09/19 22:59 ID:GEZkVoDs
―――――――――――――――――――――――――――――
私もバトゥ大将と同じ考えです。ですから欧州方面軍としては
早計に部隊を動かさず警戒態勢をとるに留めたのです。
――――――――――――‐v――――――――――――――――
しかし敵の攻撃を長く放置すると「新しい」国境線が既成事実化
してしまいかねません。南宋国や…ことによるとロクマの連中も
これに便乗して動き出しかねません。
――――――――――――――――――――――‐v――――――
こういう場合にとるべき戦略は一つ、先制による主導権奪回です。
私がひとつの作戦例を示しましょう。
―――――‐y―――――――――――――――――――――――
シ¶ 彡¶ †
∧⌒∧ .∧⌒∧ ∧⌒∧
ノミ ゚Д゚彡 ノ(, ・∀・) ノノ ゚ー゚ )
§(|%%%%|) §( ~)))~) §(|X▲X|)
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88 :
16/52:03/09/19 22:59 ID:GEZkVoDs
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まず欧州方面軍のキプニャク機甲軍団、丸耳機械化軍団、丸耳共和国軍第一機甲軍団、
同第二機甲軍団、モナンス軍第一軍団、同第二軍団等欧州の機甲部隊を全てモナンスの
南東部に集結させ、これらを以って海岸沿い国境を突破しモナー帝国・シィンド国境まで進撃、
敵侵攻部隊と本国の間に回廊を築きます。
_________________________________________
| モナステルダム.| (Ms2C)(Ma2AC)/
丸耳共和国 .| ● ..| モナンス (Ms1C)(Ma1AC)/
| モランダ \ (MgMMC) . /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (MgKnAC).\
\ / \ ..| | O|ズレスト
\____/ \| |_./
| ||
| ||
西 方 軍 集 団 | ||____________
| | Oモール ◎
北 方 軍 集 団 | | モナクサンドリア
_| |_ ケルン
\ / O
`' ザール
______ O
\ シィンド \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そしてこの回廊西部を欧州方面軍のジサクジエン軍団・モナンス歩兵部隊で固め、
他の部隊は一気に中欧を驀進し敵首都を攻略、厨房半島まで前進します。できればこの際に
東欧の沿岸からも部隊を上陸させ敵が厨房半島へ撤退できないように退路を遮断すべきです。
こうしてモナットラーは追い詰められ、モナー帝国は崩壊するでしょう。
_________________________________________
89 :
17/52:03/09/19 23:00 ID:GEZkVoDs
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…随分大胆な戦略だな。だが「包囲した」敵の二個軍集団はどうする?がら空きになった
欧州に攻め込んでくるぞ。
―――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
彡 ゚Д゚ミ それまでに我が本国軍を南下させればよろしいだけのことです。それに首都に大軍が
迫っている中、そんなことをする余裕はないでしょう。たとえ敵の指揮官がそう考えたとしても
モナットラーが許さないでしょう。欧州は放棄して必ず我々の回廊を破壊しようとするはずです。
そうすれば我々は回廊に欧州の全部隊を集中させ、同時に本国軍に敵の「後方」を襲撃させて、
敵二個軍集団を殲滅します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
確かに危険ではあるが敵は大慌てで後手後手の戦略に回るだろう。
私はこの案を支持するが、諸兄の意見は如何に?
―――――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――――
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ノノ,,゚Д゚). / \|. (・W・___,)8
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90 :
18/52:03/09/19 23:01 ID:GEZkVoDs
―――――――――――――――――――――――――――――
純軍事的見地からいえば、申し分ないと思います。私は賛成です。
――――――――――――‐v――――――――――――――――
確かに抹拉刺元帥の言うとおり、「純軍事的」見地からは
よい作戦だと思います。宋国やロクマといった存在がある以上、
あまり時間をかける作戦は望ましくないでしょうから。
しかし政治的な観点からはどうか…
――――――――――――――――――――――‐v――――――
この際はっきり申し上げておきますが、開戦した以上は勝利以外
のものに目を向けるべきではありません。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。そして勝利とは軍事的効率
を追求する以外の方策では掴みえません。
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シ¶ 彡¶ †
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ノミ ゚Д゚彡 ノ(, ‐∀‐) ノノ;゚ー゚ )
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91 :
19/52:03/09/19 23:01 ID:GEZkVoDs
―――――――――――――――――――――――――――――
しかし属邦共が自分達の国をがら空きにする作戦を、
果たして承認しますかね?彼らにとっては「本国」は自分達の国
以外のどこでもないでしょう。
――――‐v――――――――――――――――――――――――
航空兵力は属邦各国に頼むのでしょう…拒まれたらどうします?
―――――――――――――――――――――――‐v―――――
それに海軍は上陸作戦を行えるような状況ではありません。
敵海軍はかなり強力ですし、第一潜水艦が多数います。
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(・∀・__ヾヽ (`□´,;ヾヽ (‐_-||ヾヽ
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92 :
20/52:03/09/19 23:06 ID:GEZkVoDs
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
鎮海殿の仰るとおり、この作戦には連邦各国の協力が不可欠です。ですから属邦を安心させる
ような方策を何か行う必要があると思いますが…
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――
それでは戦力の分散の愚を冒してしまう。仮に属邦諸国で動員を強化して、寄せ集めの兵力で
現在の戦線を補強するにしても、連中は安心しない。
―――――――――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――
だからといって本国の親衛機動軍等を移動させるには時間がかかるでしょう?
本国軍は八猫軍団だけで5000両近い装甲車両を保有していますよ。私は兵站を担当することも
あったから分かりますが、馬が主体だった昔でも飼料や弾薬の輸送で大変だったのです。
それが今では車両だけでなく兵員、弾薬、燃料、食料など気の遠くなるような準備があるのです。
なるほど食料や燃料は属邦の備蓄を徴発すれば揃えられます。しかし車両は運ばねばなりません。
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∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`___)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
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93 :
21/52:03/09/19 23:07 ID:GEZkVoDs
―――――――――――――――――――――――――――――
それに弾薬の問題もあります。我が軍の主力戦車MBT-1Aは
旧ソ連系の125o滑腔砲を用いていますが、モナンス、モランダ
の主力戦車ルクレールは120o滑腔砲を搭載しています。
装備の共通化がある程度進んでいる我が藩王国及び丸耳国では
旧ソ連製、今のロクマ製のT-72、T-80やその独自改修型を
使用していますので、弾薬も共通なのですが。
もっといえばMBT-1AはFCSはモナンス系のものを、125o滑腔砲は
ロクマ系のものを、そして複合装甲はモナメリカ系のものを
用いていますので、その予備部品の調達問題もあります。
無論、我が国でも生産はされていますが…
――――――――――――‐v――――――――――――――――
噂では無理やりに三カ国の技術を総花的に導入しようとした結果、
多少使いづらいとか故障が多いとか…
――――――――――――――――――――――‐v――――――
せめて二カ国にすべきでしたな。対戦車ミサイルなどと欲張らず、
FCSを改良したK-1A1(K-1の120o砲型)ぐらいで我慢しておけば…
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シ¶ 彡¶ †
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ノミ ゚Д゚彡 ノ(; ・∀・) ノノ;゚ー゚ )
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※「対戦車ミサイルの導入」云々のくだりから、MBT-1Aの主砲はソ連系
125o滑腔砲と判断しました。ただし自動装填装置はありません。
120o滑腔砲装備型MBT-1Bも存在します。
※※FCS=射撃指揮装置。戦車のそれはレーザー測距儀、暗視装置、
射撃コンピューター等から構成される。
※※※K-1の複合装甲は米国製です。MBT-1は本来の米国製装甲が
装備された型、その代用品として作られているモナゴル独自生産の
複合装甲が装備された型の二つの型が混在しているものとします。
94 :
22/52:03/09/19 23:07 ID:GEZkVoDs
―――――――――――――――――――――――――――――
まあその辺は粘合君がなんとかするしかないでしょう。
鉄道網、道路網も大分充実しましたから、以前よりは楽でしょう。
尤もモナー共和国を経由する路線は通れるか分かりませんが。
――――‐v――――――――――――――――――――――――
彼等は中立を標榜しているが、戦時になれば慌てて我々の元に
助けをもとめてくるでしょう…丸耳国のように。そしたら属領化して
しまえばよい。所詮連中は小国だ…だが通路にはなる。
―――――――――――――――――――――――‐v―――――
そうであれば戦力の集結が終わるまで作戦を遂行できない、
という結論になりそうだが…?
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¶≡ ¶⇔ ¶ん
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95 :
23/52:03/09/19 23:09 ID:GEZkVoDs
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そうです。しかし私としては本国や属邦、更には国際世論を敵にまわしかねないような作戦には
賛成致しかねます。モナー帝国内深くに侵攻すれば国際社会はそれを我々の領土的野心の
発現として糾弾するでしょうし、過剰防衛だと非難するでしょう。又属領各国も自国の防衛が
手薄になるような作戦には賛成しません。同時に、我が連邦帝国を成り立たしめている第一の
要因はモナー帝国に対する恐怖と不信、そしてそれに対抗する我が帝国の人道性への信頼です。
モナー帝国を早計に滅ぼしてしまえば属邦の独立運動に拍車をかけます。
ここは増援部隊の到着を待って東西国境をしっかり固め、その上で中央の侵攻部隊を排除すれば
よろしいのです。現状を回復し帝国の軍事力を誇示すればモナー帝国も引き下がるでしょう。
あとは危険人物たるモナットラーの老衰を待てばよろしいのです。無論、仮想敵国としての茂帝
という構図は維持されねばなりません。
―――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――
まあ、うまくいけば犠牲を最小限に抑えられるだろうな。それに大将の言うとおり茂帝をあっさり
滅ぼすのはマイナスかもしれん。現状維持が望ましいだろうな。
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96 :
24/52:03/09/19 23:10 ID:GEZkVoDs
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確かにモナゴルは民族主義・純血主義のモナー帝国に対し
多民族・多宗教でしかも人種・宗教を問わぬ人権尊重・共存共栄
という政治的な優越点がありますね。しかしそれはモナー帝国内で
優遇される角耳モナー系民族にとっては魅力に乏しいものでしょう。
モナー帝国を廃しても戦後統治が困難です。
前回のときもモナチスの残党に大いに悩まされましたから。
―――――――――――――――――――――――‐v―――――
まあ胡薩爾元帥は政治的なことを抜きにした作戦を提案されて
いるのですから、確かにその辺のことは別に充分考慮しなくては
ならないでしょう。
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それではお訊きしますがバトゥ殿下、もし敵がその時間を利用して
先制の侵攻作戦を行ったらどうするのです?
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ミ゚Д゚ 彡、 (・∀・; )ヽ (゚ー゚ ;ヾヽ
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97 :
25/52:03/09/19 23:30 ID:GEZkVoDs
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先程も触れましたとおり敵は我が軍が現在侵攻している敵軍に飛びかかるのを待っています。
そうして我が欧州方面軍を包囲し、殲滅することを狙っているのです。
つまり我が欧州方面軍が動かぬ限り、敵も大規模攻勢をかけてはきません。
現在の侵略は属領の軍に任せて、我々は後方で睨みをきかせていればいいのです。
そうして増援部隊の到着を待つのです。
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確かに現在の規模であれば属邦の軍でもなんとか対応できよう。
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98 :
26/52:03/09/19 23:31 ID:GEZkVoDs
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そうですね。それならば国際世論も属領の世論も我々の方に味方するでしょう。
時間はかかりますが確実なバトゥ大将の意見、私は賛成です。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――
うむ。些か豪胆さに欠けるきらいがあるが、安全策ではあろう。賛成だ。
―――――――――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――
ではバトゥの案を採るが、異論は…ないようだな。さて、今回は先帝陛下の孫世代の諸君に
会議に参加してもらっている。モンケはともかく他は皆まだ大将、数多い軍団長の一人に過ぎん。
だが叔父上や兄上やトルゥイ、そして抹拉刺や胡薩爾もすでに高齢であり、引退もそう遠くはない。
今回は都合が悪く兄上の息子達は参加していないが、彼等も含め皆はいずれ軍や政府の中核
となる人材である。朕は諸君に期待しておるから、頑張ってくれたまえ。
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99 :
27/52:03/09/19 23:31 ID:GEZkVoDs
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ノ( ・∀・) 陛下、一つよろしいでしょうか?
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何だね抹拉刺元帥?他に議題があるのかね?朕は別にかまわんが。
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ありがとうございます陛下。
さて、実はこの度わたくしは軍籍を退く旨、決意いたしました。
また抹拉刺藩王国の藩王の職も辞するつもりであります。
理由は高齢により体力に衰えがみえ、もはや軍政両面にわたる
現在の重責に耐えうるものではないと、判断したためであります。
――――――――――――‐v――――――――――――――――
…そうか。もうお前も引退するのか…残念だ。
――――‐v――――――――――――――――――――――――
いままで長いことご苦労様でした。父上は貴方を最も信頼して
おられました。我が大モナゴル帝国がここまで成長したのも、
貴方のご尽力によるところ大ですよ。
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シ¶ 彡¶ †
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ノミ ゚Д彡 ノ( ‐∀‐) (゚ー゚*ヾヽ
§(|%%%%|) §( ~)))~) (|X▲X|)§
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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
なんとか藩王だけでも続けてくれんかね?引退にはまだ早いだろう。朕もまた元帥の政治力、
将軍としての能力を大いに当てにしておるのだ。
―――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
ノ( ‐∀‐) ありがたきお言葉…恐悦至極であります。しかしながらわたくしはもはや老齢、
体力が衰えてなおこのまま現職にありつづけては老害というものです。
勿論陛下よりご命令ありますればたとえ病床に臥しておりましてもこの抹拉刺、直ちに参上し
勅命に従う所存であります。しかし藩王国はわたくしがまだ元気なうちに後継の王を決め政権を
委譲しておかねば、後継問題が紛糾するものと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
うむ。では後継藩王はそなたが指名せよ。先帝陛下より賜りし領土だ、そなたの好きにしてよい。
―――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
____¶〜__
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〜¶ | .(´ハ`;ヾ、.| q⌒p
∧⌒∧ .| (|X★X|)§| γ――ヽ
ノノ ´Å`) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (´ハ`_)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
,,,,,,,,,,,,,,,.〆|||||/ \|_|人| γ~三ヽ
(,,,l,⌒,,l,| 〔゙/ \/二〕 l二二二l
ノノ,,゚Д゚). / \|. (・W・___)8
.〔(|X★/ \. (((~__,)〕§
. † . |〆/ .\|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔゙/ \二二〕 ∧⌒∧
ノノ*゚ー゚) ./ \|| (・∀・ ヾヽ
.〔(|X▲X|)' .\ (((~二~,ヽ〕
〆|||||||/ \|||_|人|
―――――――――――――――――――――――――――――
それではわたくしは後継の藩王に恐れながらバトゥ殿下を
指名いたします。
――――――――――――‐v――――――――――――――――
貴方の一門はいいのですか?それで別に構わないのですよ。
貴方が先帝陛下より賜った王国なのです。
――――――――――――――――――――――‐v――――――
はい。わたくしは先帝陛下を微力ながらお助けして育て上げた
この帝国が安泰であればそれでよいのです。
わたくしの一門の者には然るべき領地がございます。
藩王国は功績により先帝陛下より預かりし領地でありますから、
わたくし一代にて帝国にお返しするのが当然です。
―――――――――――――‐v―――――――――――――――
シ¶ 彡¶ †
∧⌒∧ .∧⌒∧ ∧⌒∧
ノミ ゚Д彡 ノ( ・∀・) (゚ー゚ ;ヾヽ
§(|%%%%|) §( ~)))~) (|X▲X|)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ノノ, ´ハ`) ではバトゥよ、藩王の職務、引き受けてくれるな?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
はっ。できますれば遠からず現在の亡き父上の領国と併合して、拡大ジュチ・ウルスとして
本国の一部に組み込んで統治したいと思います。
―――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――
ノ( ・∀・) 恐れながら欧州方面軍の後任の司令官にも殿下を推挙いたします。
後任の司令官には本格的戦争が始まる前に方面軍の指揮に熟達していただかねばなりません。
もしご承認いただけましたら、直ちに同時に殿下を陸軍上将に昇進させていただくべく、
事務手続きの申請をしておきます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ノノ, ´ハ`) うむ。後任の欧州方面軍司令官にバトゥ大将を任命する。又大将を上将に昇進させる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
了解いたしました。このバトゥ、必ずや陛下と元帥のご期待に応えてみせます。
―――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――
| | / ._'ュ__/ ,| | .| |
| | | | ,ゝ, i' 〃 .,r' . i' | |
| |_,r< ̄ ̄ . ̄'ー――'' '、 .| |
| | | `ュ__ r‐‐' ¶E... | |
| |_____________∧⌒∧_| |
└―――――――――――――(・∀・ ヽヾ┘
F¶ (|‡|堅|‡|)§ ¶Z
∧⌒∧ `(||||||||/ヾ'. ∧⌒∧
. ノノ,, `ゝ) ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ー・ ,)ヽ
〔(|X▲X|)/ \(|X▲X|)〕
S¶ 〆|||||/ \||||||||ゝ
∧⌒∧ 〔~/ \ /~〕
ノノノノ `) / \
〔_§_〕%|)/ \ 〔_〕
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
うむ。他に議題がなければこれにて会議を終わる。モナー帝国撃破のため、帝国の栄光のため、
各人全力を尽くしてくれたまえ。皆の奮闘に期待する。
―――――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
___〜¶___
l´ . /○\ `l
〜¶ | ノノ´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`___)
〔(|#〇#|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
,,,,,,,,,,,,,,,.〆|||||/ \|_|人| γ~三ヽ
(,,,l,⌒,,l,| 〔゙/ \/二〕 l二二二l
ノノ,, ゚Д). / \|. (W・__)8
.〔(|X★/ \. (((~__,)〕§
. † . |〆/ .\|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔゙/ \二二〕 ∧⌒∧
ノノ *゚ー)../ \|| (∀・ ヾヽ
.〔(|X▲X|)' .\ (((~二~,ヽ〕
〆|||||||/ \|||_|人|
―――――――――――――――――――――――――――――――――
おめでとう。君も遂に上将昇進だな。
――――――――――――――――‐v――――――――――――――――
ありがとう。しかし君よりは遅くなったけどね。
――――――――――‐v――――――――――――――――――――――
いや、私の昇進が早すぎるのだ。第二次金国戦役以来全く戦に関わって
いないのに…平時の昇進というのはどうも気が乗らん。
――――――――――――――――‐v――――――――――――――――
それを言うなら僕の今度の人事も「平時」の人事じゃないか。
――――――――――‐v――――――――――――――――――――――
あ、すまん。そうだったな。
――――――――――――――――‐v――――――――――――――――
┏━━━━━━━┓
┃←第一中会議室┃
┗━━━━━━━┛
〜¶ Э¶ ¶⇔ 彡¶ q⌒p
∧⌒∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧. γ――ヽ
ノノ, ´Å) ノノ ・∀・) (´ ヾヾヾヽ ノ( ・∀・). (ハ`__,)
(|#!!#0|) §(|‡|堅|‡|) (~⊃§⊂) §´ ̄i _~))) .i´ ̄i _~)))
/〆ヾヾゝ 〆||||||||||) 〈||/ヾヾヾゝ <__人_|_|| <__人_|_|
し''(_) .(__)___) (__)___) ヽ_,(__) (___(___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
現在のモナゴル軍には上将のポストは十個ぐらいしかありません。
それにしても宋朝官形シナーの後姿ってよくわからん…
人___人___人___人___人___人___人___人___人___人____人___人___人___人___人___ノ
〇
∧o∧o O
( ;´ ‐ `)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
ここにいたのかモンケ、陛下がお呼びですよ。
―‐y―――――――――――――――――――――――――――――――
あ、父上。陛下が一体何の御要件で私を…?
―――――――――――――――‐v―――――――――――――――――
はやくいきたまえ。悪いことではないと思うよ。
――――――――――‐v――――――――――――――――――――――
わかった。ではバトゥ、いってくる。
――――――――――――――――‐v――――――――――――――――
┏━━━━━━━┓
┃←第一中会議室┃
┗━━━━━━━┛
† 〜¶ ¶E ¶⇔ 彡¶ q⌒p
⌒∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧. γ――ヽ
, ゚ー゚) ノノ,´Å`) (・∀・ ヾヽ (□´ ヾヽ ノ( ・∀・). (ハ`__,
'▲X|つ §(|#!!#0| (|‡|堅|‡|)§ .(遠||~)|(')§ §´ ̄i _~))) .i´ ̄i _~)
||||||||) /〆ヾヾ 〆||||||||||) (||/ヾヾ゙ゝ <__人_|_|| <__人_|_
___)__) ヽ_,(_) (__)___) (__)___) し''(__) (___(__
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
臨時大本営 大元帥(大汗)公室
―――――――――――――――――――ュ
わ、私が海軍大都督にですか? |
―――――――――――――――――‐v―'――――――――――――――――――ュ
うむ。この度フーン上将が正式に退役することとなった。多くの方面からその後任には |
お前をあてるべきだと言ってきておる。 |
――――――――y――――――┬――――――――――――――――――――――'――
〜¶. | しかし私は大都督代行をしているとはいえ海軍には…
/○\ `ー―v――――――――――――――――――――――
ノノ´ハ`)
§(|X★X,|]つ ¶⇔
…¶ i⌒i_イ⌒ii⌒i ∧⌒∧
.∧⌒∧ | (__)| | (□´ ;ヽヽ
ノ(,,, ´_ゝ) |___(_)_| (|遠||~~||§
. §(|##|##|) (|||/´`ヾゝ
//****) (__(___)
. (__)_)
――――――――'`ー――――――――――――――――――――――――――――――‐
あまり詳しくない、か。それならばここにいるフーンとて同じ事。大都督の職務は統帥と
いうよりむしろ管理というほうが適切であろう。それにお前より詳しい者は居ない。
―――'`ー―――――――――――――――――――――――――――――――――――‐
わたくしも殿下の代行ぶりには賞賛を惜しみません。モナゴル海軍を強化するうえで殿下の
果たされた役割は小官などより遥かに大きいものです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そういうわけだモンケ。尚海軍強化への尽力を賞してお前を海軍元帥にすることが決定した。
――――――――v――――――┬――――――――――――――――――――――――‐
| し、しかし私にはまだ戦功が…それに他の方面の…
――――――――――――――‐┴――v――――――――――――――――――――――
ああ、それなら他の元帥も同意しておるし、多くの皇族・貴族もお前を高く評価しておる。
今回の人事は帝国軍部の総意に基づくものだから、胸を張って海軍大都督府に行きたまえ。
モナゴル海軍初の元帥だ、これは立派なことであるぞ。
――――――――v―――――――┬―――――――――――――――――――――――‐
〜¶. | は、はい。ありがとうございます。
/○\ `ー―v―――――――――――――――――――――
ノノ´ハ`)
§(|X★X,|]つ ¶⇔
…¶ i⌒i_イ⌒ii⌒i ∧⌒∧
.∧⌒∧ | (__)| | (□´ ;ヽヽ
ノ(,,, ´_ゝ) |___(_)_| (|遠||~~||§
. §(|##|##|) (|||/´`ヾゝ
//****) (__(___)
. (__)_)
――――――――'`ー――――――――――――――――――――――――――――――‐
さて、お前は海軍の装備調達で国外まで行ったりと随分働いておるが、
統帥の方面についても話をせねばなるまいな。それでは…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
どうだった?一体何の御用事だったかい?
―――――――――――――――‐v―――――――――――――――――
いや、…私を海軍大都督に就任させ同時に海軍元帥に昇進させるそうだ。
――‐v――――――――――――――――――――――――――――――
へぇ〜、いつもながら随分昇進が早いね、君は。
―――――――――――――――‐v―――――――――――――――――
┏━━━━━━━┓
┃←第一中会議室┃
┗━━━━━━━┛
⇒¶ ¶E
.∧⌒∧ ∧⌒∧
ノノ,; `□) (・∀・ ヾヽ
(( §('~||永| (|‡|堅|‡|)§
/||〆||||||) (||||||||/;ゝ
し''(___) .(__(___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――――――――――――――――――――――――
そういう言い方はないだろう。私が決めた事ではないんだから。
―――――‐v―――――――――――――――――――――――――――
でも事実じゃないか。耶律宰相やなんかも君に肩入れしてるし。
―――――――――――――――‐v―――――――――――――――――
それとこれとは関係ないだろう。それに言い方に刺があるぞ。
――――――‐v――――――――――――――――――――――――――
┏━━━━━━━┓
┃←第一中会議室┃
┗━━━━━━━┛
⇒¶ ¶E
.∧⌒∧ ∧⌒∧
Σノノ,; `□) (・∀・ ヾヽ
§)('~||永| (|‡|堅|‡|)§
/||〆||||||) (||||||||/;ゝ
(___)__) .(__(___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――――――――――――――――――――――――
ま、実際の戦闘では誰の子供でも関係ないだろうけど…
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――――
おい、どういう意味だ?待て!
――――――‐v――――――――――――――――――――――――――
それに陛下の子供は皆たいしたことないしね…
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――――
┏━━━━━━━┓
┃←第一中会議室┃
┗━━━━━━━┛
⇒¶ Э¶
.∧⌒∧ ∧⌒∧
ノノ,# `□) .ノノ ・∀・)
§|||´~つ| (( §(゙~|‡|堅|)
/||〆||||||) (|〆||||||)
(___)__) .(__(___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――――――――――――
待てといっているだろ!聞こえないのか!おい!
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┃←第一中会議室
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. ん¶ ⇒¶
∧⌒∧ ……… ∧⌒∧
ノノ|l l‐_) ノノ,# `□)
§(~|X★| §|||´~つ|つ
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(___)__) (___)__)
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8月12日 総統官邸 小会議室
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さて諸君、残念ながら現時点においてモナゴル軍が餌に食いつく気配はない。
おまけに高麗王国は再びモナゴル側に寝返った。よって北部からの牽制が失敗した。
しかしながら敵が大規模反撃を行う動きもまたないようである。
だがこのまま睨み合いを続ければ兵力で勝るモナゴル軍に集結の時間を与えるだけだ。
余は左様な愚かしい真似をしたいとは思わぬ。何か対応の案があれば出してもらいたい。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
∧___∧
.( 卍 )
__,,r―-、 | ..∧仝∧. |
.`r==(w)i' | (, `llll´ ) | ∧_∧
( ●Д) | ( <y>‐).| . (´∀` )
.〔("ソ<y>;)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(〈V〉‐ .)〕
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`r==(w)i'. 〔二/ \二〕 ∧_∧
.川 ゚∀) / \ (∀@ )
〔(":::<y>:)/ \(V〉‐ )〕
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ヽ====@/ 〔二/ \二二〕 ∧♪∧
..(,, ゚Д) / \|. (∀・ ,)
...〔(..”‐:ロ”)/ .\ (y> )〕
...../,,‐,ノヽ/ \ !::|_‐_,ゝ
..〔二二/ \ /二二〕
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その点についてはご心配に及びません。総統閣下。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐v――
む、もら♪君か、他にどんな計略があるのか、話してみよ。
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――
∧___∧
.( 卍 )
__,,r―-、 | ..∧仝∧. |
.`r==(w)i' |..(,, `llll´.).| ∧_∧
( ●Д) | ( <y>‐).| . ( ´∀`,,)
.〔("ソ<y>;)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(〈V〉‐ .)〕
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`r==(w)i'. 〔二/ \二〕 ∧_∧
.川 ゚∀) / \ (@∀@)
〔(":::<y>:)/ \(V〉‐ )〕
__,,,r―-、.. /‐:::::/ \_:_‐__,ゝ
ヽ====@/ 〔二/ \二二〕 ∧♪∧
..(,, ゚Д) / \|. (∀・ ,)
...〔(..”‐:ロ”)/ .\ (y> )〕
...../,,‐,ノヽ/ \ !::|_‐_,ゝ
..〔二二/ \ /二二〕
――――――――――――――――――――――――――
目本国との同盟です。既に外務省はあちらの政策当局と
接触しています。
――――――――――――‐v―――――――――――――
目本政府内では特に韮茶外相が前向きのようです。
狸穴首相も慎重ではありますが反対はしていません。
―――‐v――――――――――――――――――――――
それともう一つ、ニャーロッパの反モナゴル勢力との連携
も進んでいます。モナゴル情報部が壊滅している現時点が
チャンスと、皆積極的ですよ。
―――――――――――――――――――――‐v――――
,-{二}-、
∧___∧ ∧♪∧ (=三=ミノ
(@∀@ ) (・∀・ ) (・∀・ ヽヽ
( 〈V〉‐. ) ( <y>‐ ) .(ヾ▼" )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
たしかに彼等の工業力・経済力は魅力的ですし、海軍も相当なものですが、
しかしそれだけではモナゴルの牽制はできても、二正面戦争を展開させることはできない
のではないでしょうか。それに彼等が軍事行動を行うとは思えません。
――――――――――‐y―――――――――――――――――――――――――――――
無論私も軍事力はあてにはしていません。しかし経済力という点では心強い味方になります。
一方モナゴルは目本の経済制裁により国内経済に打撃を受け、先端工業部品の輸入途絶は
軍需は勿論民業にまで影響するでしょう。同時にモナメリカの介入を妨害することもできます。
―‐v――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
∧合∧
( ´ ‐ `,,) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
( <V> ). / \
,-{二}-、 /__‐_:__/ \ ,r―-、,,_
ゞ;;=三=)〔゙二゙゙/ \ `r(w)==ュ'
ノノ,,,・∀・) / \ (´曲` )
〔( ヾ▼") / \. (<y>;ロ;゙゙;)〕
'、 `''゙ / \/;;:;;;‐;;;;;;r―-、,,,__
. ∧♪∧ 〔二 / .\;;/二 '、@====/
( ・∀) ../ \ (Д゚ )
( <y>..)/ \(:ロ“ )〕
/ ,‐,,,l:/ \ヽ_‐__,ゝ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
なるほど。確かに目本の支援なくばモナメリカも介入を思いとどまるであろう。
マルミンでは大分彼等の海軍力に打撃を与えたものだ。今度でてくれば没落は免れまい。
しかしそれより軍事面では宋国のほうが当てに出来そうに思うのだが?
彼等はモナゴルと敵対している上、軍事大国と呼んでよい程の陸空軍を保有しておる。
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――
はい。その点につきましては外務省でも検討いたしましたが、今回は支援要請を見送る
ことといたしました。
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∧___∧
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.`r==(w)i' |..(,, `llll´.).| ∧_∧
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.川 ゚∀) / \ (∀@ )
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む、何ゆえだ。余としては現在支援を頼める最も有力な国家だと思うのだが。
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確かに閣下の仰せられるとおり、宋国はモナゴルと敵対する軍事国家であります。
しかしながら彼等はモナメリカの支援を軍事・経済両面にわたって受けており、その支援が
途絶するような方策はとらぬものと思われます。
たとえとったにせよ、国内の安定しない彼等のことです、政治抗争を誘発しモナゴルに
付け入られ滅ぼされることとなりましょう。そうなれば元も子もありません。
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むしろ彼等がモナゴルに「自主的に」侵攻する決意をするにたる状況を作り出せば、
自ずから兵を動かすものと思われます。そうであれば、モナメリカとて我が国との関係を
持ち出して支援を停止するわけにもいきません。つまり我々は間接的にモナメリカと同盟し、
モナゴルを叩く事になります。
――――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――――
実に面白い意見だ。モナゴルも追い詰められれば結束を失うであろうから、モナメリカが
気付いたときにはもう遅いわけだな。
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――
はい。崩壊したモナゴルの適当な有力者を立てて傀儡政権を作り、そこで一旦停戦し、
そのうえで宋国に侵攻、これを殲滅してモナジア全土を我が帝国の手中に収めるのです。
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政治的計略はそれでいいとしよう。だが問題はモナゴル欧州方面軍だ。彼等が今のまま
動かなければ我々は次の段階に移ることができん。なんとか彼等を戦線の間直まで引き
寄せる方策はないものだろうか?
―――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――
それについてはジェラール君がうまくやると請け負っております。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐v―
頼みますよジェラール君。欧州方面軍が出てくるか否かにこの欧州進撃作戦の成否が
かかっているのです。欧州を獲らねば中亜への進撃もありえませんよ。
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.川 ゚∀) / \ (∀@ )
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ご心配には及びません。モナゴル軍の人事を見ますれば
抹拉刺元帥が引退し、欧州方面軍司令官にバトゥ上将が
就任したそうです。モナー汗時代の老獪な連中に比べ今の
モナゴルの首脳部には欺きやすい孫世代が多く居ます。
彼等は戦争の経験が少なく国際政治にも疎い間抜け共です。
彼等を我が方の意図どおりに動かすなど、このジェラールに
とってはたやすいこと。今のモナゴルは外壁は堅固ですが
その中身たるや白蟻に蝕まれた木も同然、必ずや欧州の
軍勢を罠の前に引きずりだしてみせます。
―――――――――――――――――――――‐v――――
,-{二}-、
∧___∧ ∧♪∧ (=三=ミノ
( @∀@) ( ・∀・) (・∀・ ヽヽ
( 〈V〉‐. ) ( <y>‐ ) .(ヾ▼" )
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うむ。余も君の策謀の才をあてにしておるぞ。
…では次の件だが、孤立した空軍部隊をどうするかね?中古安物の機体はともかく、
乗員は連れ帰らねばなるまい。現在の状況では帰還できそうにないというが、どうするのかね、
アヒャルード元帥?
―――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
申し訳ありませんが我々は高麗が我が国の味方になることを前提に作戦を組み立てて
おりますので、外務省のほうでなんとか帰れるように手配を…
―――――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――
む、無茶を言うな。我々には機材もなにもないし、第一政変が起こるなど想定には…
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――
まあ確かに筋金入りの事大主義者を当てにした我々にミスがあったともいえますが…
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐v――
∧___∧
.( 卍 )
__,,r―-、 | ..∧仝∧. |
.`r==(w)i' |..(`llll´ ,,,).| ∧_∧
( ●Д) | ( <y>‐).| . ( ´∀`,,)
.〔("ソ<y>;)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(〈V〉‐ .)〕
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`r==(w)i'. 〔二/ \二〕 ∧__∧
川川,;゚) ./ \ (∀@ ;,)
〔(":::<y>:)/ \(V〉‐ )〕
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ヽ====@/ 〔二/ \二二〕 ∧♪∧
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...〔(..”‐:ロ”)/ .\ (y> )〕
...../,,‐,ノヽ/ \ !::|_‐_,ゝ
..〔二二/ \ /二二〕
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その件については我々にお任せください。
――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ふむ。海軍のほうで作戦があるのかね?
―――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
はい。同時に敵海軍の主戦力の撃滅を目指します。
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なかなか大きくでましたな、アヒャッツ提督。期待しておりますぞ。
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それでは海軍にこの件は一任することとしよう。提督、幸運を祈っておるぞ。
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.( 卍 )
__,,r―-、 | ..∧仝∧. |
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(●Д´,) | ( <y>‐).| . ( ´∀`,,)
.〔("ソ<y>;)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(〈V〉‐ .)〕
__,,r―-、 /;‐;;;;:/ \_:_‐_,ゝ
`r=(w)=i'. 〔二/ \二〕 ∧__∧
リ,;゚∀゚ ) ../ \ (@∀@ ) ヒョウジョウガダセナイ…
〔(":::<y>:)/ \(V〉‐ .)〕
__,,,r―-、.. /‐:::::/ \_:_‐__,ゝ
ヽ====@/ 〔二/ \二二〕 ∧♪∧
..(,, ゚) / \|. (∀・ ,)
...〔(..”‐:ロ”)/ .\ (y> )〕
...../,,‐,ノヽ/ \ !::|_‐_,ゝ
..〔二二/ \ /二二〕
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
はっ。ありがとうございます…
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| .,ヘ /\ ,ヘ. |
| ./ ベ‐┬‐ ./ ヘ. |
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_,,,r'''´ _,,,,,r'''´ .〉 ,,r''゙゙゙´ ~`゙゙''ュ |
_____,,,,,r'''´_____,,,,,r'''´ ./ / ヽ / ゙i |
ヽ / i lllllllll .i. |
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|__________________|、 ヽ、_____ ,,,,,,,,,r'' |
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i' 〇゙'i ̄i \ ゙i/ i/ /__ ゙i.. |
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 ̄~i i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! i
ヽ /
`-、 ,,r''
,、 ,、 ,、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ,、 ,、 ,、 ,、
 ̄ ̄ ̄ヽ______________/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'ヽ
ヘ
続く
OMOSIREEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!
乙です
さあ、いったいどうなるのやら
8月16日 目本国首都 京東
; ; _____: : : : : : : : : . . . . . . . . .
\ !; ; ; ; ; ; ; ; ||\. . . . . . . . . . . . . .
:.\ ; ; ; ; ; ; ;|| \. . . . . . . . ll_/
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i.\ |l i iii i || ..:\|\;\;\i|..|,,,,,|\ |;;;;:::::::::|\|;; ;; ;; ; ; ; ; ;; ;; ;; ;;; ;|| l||-l :
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l.\ |l l iii i || ..i\|\;\i\l|..|;;,,,|\\|iiil| |\. \; ;;; ;;; ;;; ;; ;; ;;; ;;; ;;/|,-─|||-|/i/:/:/
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ヽゝ_ノ ̄~ヽゝ__ノ,,,ヽゝ_ノ''' / ;;!_.!;;;;;;;;;;;;;;;;;゚;!_.! \
首相官邸
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南会議室
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それでは皆さん、そろそろ会議を始めましょうか。
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皆さんと今回議論するのは、現在外務省の担当部局が極秘で進めております
モーナ帝国との友好条約の件です。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ マミアナ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
目本国首相 狸穴茂
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と…いうよりその締結の条件として提示されている秘密協定の件ですな。
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何を仰いますか!あのような協定を結べるわけがないでしょう。
あの条件では我が国は確実にモナゴルとの戦争に巻き込まれます!
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外相 韮茶猫三 副総理 小耳誠一
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※ 目本(日本)に副総理というポストは内閣の職制にはありません。
総理外遊の際常に首相代理を務める国務大臣が特に指名されている場合、
その大臣(無任所若しくは担当省庁あり)を「副総理」と俗称します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
副総理の仰るとおり、モーナはモナゴルとその属国五カ国と交戦状態に
あるのです。締結は自動的に参戦を意味するではありませんか。
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しかし大臣、ペルシィ、シィンドといった諸国とを結ぶシーレーンが彼らの
潜水艦隊の行動圏を通過していることを忘れてはなりません。
ことさら友好条約を持ちかけてくる裏には、我が国のシーレーンの切断という
含み、いえ脅しがあることは明白です。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ムスビザワ コメキチ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
官房長官 結沢米吉 国防相 金山似太郎
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それにですな国防相、モナゴルの属国はモナゴル連邦の一部、独立国では
ありません。モナゴルの連中が時代遅れな朝貢国創りをやってるのか、
或いは運命共同体としての連邦帝国を創っているのかはともかく、
目茂両国はモナゴルの属国を独立国とは看做さないと合意しております。
――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――
しかしUKG(ギコ連合王国)やモナー共和国が参戦した場合はどうするのです!
軍事協力を行う羽目になるではありませんか!
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それにいくら自衛隊が国防軍になったからといって、一朝に専守防衛の部隊が
国際紛争に武力介入できるようになるわけではありません。
現状の装備・訓練では武力行使を前提にした海外派兵などもってのほか!
犠牲者を多く出し国内世論の反発を食らうだけです!
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別に本格派兵しなくてもいいでしょう。「参戦の義務」ならば問題はありません。
海軍を送って援護してやり、あとは講和の斡旋でもすればいいですよ。
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認識が甘いですな官房長官、形式でも参戦は参戦です。これを契機にと
我が国の企業全てがモナメリカ市場から追放されるでしょう。
連中は貿易赤字解消と国内産業の人気取りのためなら、それぐらいやります。
――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――
それだけでは済みません!モナメリカとの関係も完全に決裂しますよ。
それも経済面の結びつきのみならず安全保障面の同盟関係もです!
今ならまだ関係修復の道もないわけではないでしょう。しかしモナメリカの仇敵
モーナと同盟などすれば、彼らは絶対に関係回復などしません!
外務省もそれぐらいわかっているはずでしょう!
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遺憾ながらモナメリカとの関係は改善のしようがないというのが外務省の
大勢の意見であります。マルミン紛争時に外相を務めた副総理ならお分かり
でしょう、彼らの独善ぶりを。彼の国が衰退した状態にある今、安保条約含め
諸般の関係を維持する必要性は低いと思われるのです。
――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――
そういう安直な反米論で突っ走ってあの大東亜戦争で惨敗を期したのでは
ありませんか!独善とかなんとかは問題ではないでしょう。そんなものは主観に
過ぎません。彼らがいけ好かないというなら粘り強く交渉し時には妥協して、
お互いの共存する道を切り拓いていくのが賢明というものではありませんか。
外交の本質すら忘れたのですか、外務省は!情けない。
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まあしかしモナメリカがかつてほどの力を持っていないというのは事実です。
信義の問題を無視するなら強いほうとの関係で保険を掛けておくというのは、
悪い話ではありませんね。
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しかしモーナが強い国であるとは限りませんし、モナメリカが衰退したと
必ずしも言い切ることはできません。マスコミの論調に流されてはいけません。
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国防相の仰るとおりです。戦後長きに渡って築き上げてきた目米の信頼関係
を軽々しく投げ捨てるものではありません。それこそ情けないというものでは
ありませんか。いつから外務省は国士気取りになったのです!
――――――――――――――――――――――‐v―――――――――――
しかし衰えた国家にいつまでも付き合っているのもどうですかね?
ましてや向こうは我が国を「上等の属国」程度にしかみていませんよ。
左様な屈辱的関係を維持し続け、彼らの外交政策や独りよがりの信条に
逐一振り回されては我が国の取りうる外交上の選択肢が限られてしまいます。
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まあ柔軟な外交政策は必要ですね。もはやパックス・モナメリカーナの時代は
終わったといってよいでしょう。モナゴルは独自路線の外交政策、モーナは
軍事力にものを言わせて世界を動かそうとしています。ロクマも無視できません。
それでは我が国は…モナメリカ追従だけでは時代の流れに取り残されます。
―――‐v――――――――――――――――――――――――――――――
だがよりによってモーナとは…他の国ではなぜいけないのです。
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それは国防相がご存知でしょう。シーレーン防衛で当てにしてきた米国海軍が
衰退したので、シーレーンを脅かすモーナとの同盟をせざるを得ない…
そうですな金山大臣、他にあてにできる海軍国がありますか?我が国以外に。
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ロクマ海軍は規模はあります…しかし現在予算不足で多くの艦が行動不能。
モギリス、モナストラリアは論外、それならばモナメリカのほうがまだましです。
強いてあげるなら…モナゴル南海海軍でしょうか…。
―――――――――――――――――――――――――――‐v――――――
そうです。モナゴルとの同盟の方が安全ではありませんか。
――――――――――――――――――――――‐v―――――――――――
副総理、モナゴルは論外ですよ。彼らは周辺の国を三種類に分けています。
敵国と属国、そしてこれから属国にする国です。弱みに付け込んで隷属させた
丸耳国や高麗王国、武装勢力を支援して立てたジサクジエン共和国の傀儡政権、
モナンスやモランダはモナゴルにより立てられたという事実故に属領たる屈辱に
甘んじているのです。モララー共和国やホラズム王国のように直接に侵略されて
完全に併合され、属領にすらならなかった国も少なくありません。
彼らの支援を受けることとは即、彼らの属国になることを意味します。
そういう彼らを支援してきたのは小耳さん、あなたでしょう。
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私はあくまでもモナゴルを友好国と見て、関係をより強化するためにそうして
きたまでです。市場開拓の意味もあれば安全保障上の意味もあります。
断じて無定見な希望的観測によるものではありません。
――――――――――――――――――――――‐v―――――――――――
彼らにすればそれらは単なる朝貢だったのかもしれませんよ。
市場開拓にしてもどこまで当てにできますかね?彼らも民族資本の確立に
躍起になっています。軍事援助は論外、潜在敵国を強化しただけです。
まあ、南海海軍に限ったところだけは評価しましょうか…
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モナゴルの覇権主義、拡大志向に抗し得る勢力、それはモーナ帝国を措いて
他にない。ここでモナゴルを抑えねば彼らはニャーラシア大陸全土、いや世界
全てをその手中に収めるべく行動をおこすだろう。
国際平和を害するのは彼らの侵略志向であってモーナの民族主義ではない。
勢力均衡による秩序はなんとしても維持せねばならぬ。
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まあ要するに我々がモーナと同盟せねばならぬ理由は、一つはシーレーンの
安全保障のため、もう一つはモナゴルを牽制するため、ということです。
それではそろそろ総理の裁断を仰ぎましょうか。
――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――
私の裁断といっても、勿論閣議を通さなくては意味はありません。
しかしこの場にはこの条約と協定に最も積極的な方と批判的な方が列席して
おられます。そして皆さんは私に決定を委ねることに同意していますね。
ですからこの場での決定は閣議決定に直結するでしょう。
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…私はこの友好条約及び秘密協定の締結に、賛成します。
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r――――――――――――――――――
| しかし総理…
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小耳さん、あなたの危惧もよくわかります。ですがモナゴルとは同盟できません。
モナメリカも参戦はしないでしょう。もしすればそれは彼らにとって命取りです。
戦後という時代は、もう過去のものです。
――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――
では総理、明日の閣議でこれを議決しましょう。秋の臨時国会に提出します。
秘密協定はともかく、友好条約なら両院すんなりと通りますよ。
通るまでは効力はありませんが、それまでにUKGやモナー共和国が戦争に
介入することはありますまい。モナメリカも同様、万事問題ありません。
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それでは、会議はこれで終わりとしましょう。皆さん、ご苦労様でした。
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金山君は具体的な軍事援助の方法について考えておいてくれ。
実際にやるときは別に会議の機会があるだろうから、その時説明してくれ。
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/■\ ..( <y> ) .( <y>‐ ) . ( <y>‐ ,) ∧_∧
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8月28日 キプニャク汗国(バトゥ・ウルス)首都 モララバード モナゴル欧州方面軍司令部
〇、|‐'
|. <()
|. ..|
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|゙二二二二二二二二二二二二二二二二二二二'|
|゙゙ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ゙.|
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〔______________________________________,〕
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロ゙r'二二二二二二二'ュ゙ロロロロロロロロロロロロロロロロ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||二i二|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||二i二|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
欧州方面軍司令官室
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
やれやれ、胡薩爾元帥はまた誤変換じゃないか。メールに慣れてないね。
それにしてもまさか高麗が反逆するとは…まあ結局は元に戻ったからいいか。
―――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――
| | | |
.Э¶ <(@) | | | |
rニニュ ∧⌒∧ ___ __/、,ゝ | | | |
/ ノノ ・∀・) / / ) ( | | | |
|三三| `r―ュ §(|‡|堅|‡|r-/__/ (___) .| . ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
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―――――――――――――――――――ュ |
失礼します司令官、よろしいでしょうか? | |
―‐y―――――――――――┬―――――'――――――――――――――――――――
| ああ、入りたまえ。
`ー―――‐v――――――――――――――――――――‐
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.¶E <(@) | | | |
rニニュ ∧⌒∧ .___ .__/、,ゝ | | | |
/ (・∀・ ヽヽ / / .) (. | | | |
|三三| `r―ュ (|‡|堅|‡|つr-/__/ .(___) | . ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
上将閣下、抹拉刺元帥閣下がお見えであります。
――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ああ、通してさしあげろ。元帥とは話さねばならないことがあるしな。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――‐
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.¶E <(@) | | | |
λ_λ. rニニュ ∧⌒∧ ___ .__/、,ゝ .| | | |
(/゙),`ー) / (・∀・ ヽヽ / / .) (. .| | | |
(ヽ:”ソ:) |三三| `r―ュ (|‡|堅|‡|) r-/__/ .(___) .| . ̄ ̄ ̄ ̄
/:::::::‐::::! .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
(___)__) . | | |
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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バトゥ殿下、ご機嫌はいかがです?
―――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――
なんとかやっていますよ、元帥。ところで今後の作戦の件ですが…
――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――‐
あー殿下、副官は下がらせたほうがよろしいのでは?
―――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――
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_λ. ∧⌒∧ rニニュ ∧⌒∧ ___ .__/、,ゝ .| | | |
,,`ー) ノノノノ,,;・) / (・∀・ ヽヽ ./ / .) (. | | | |
”ソ::) .(§ ̄`~) |三三| `r―ュ (|‡|堅|‡|) r-/__/ .(___) | . ̄ ̄ ̄ ̄
:‐::::! ./##i##,ヘ. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
__)__) (__(___) .| | |
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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
殿下、ここの軍人で信用していいのはモナゴル出身者とジエン・丸耳共和国出身者だけ
ですよ。旧モララー共和国の軍人のなかには必ずしもモナゴルに忠実でないものもいます。
―――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――
まあまあ、とにかく座りましょう。向こうに応接用の椅子がありますから。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――‐
軍事機密の漏洩は大変なことですよ。もう少し気を使ったほうが…
―――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――
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ノノ_;_・∀) / (・∀・ ヽヽ / / .) (. | | | |
§´ ._~))) |三三| `r―ュと|‡|堅|‡|) )) r-/__/ .(___) | . ̄ ̄ ̄ ̄
/#;;/ヘ##ゝ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
(__(___) ..| | |
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―――――――――――――――――――――――――――――――
元帥、実は当初の作戦を変えてもっと早い段階でモナー帝国軍を
駆逐する行動に移りたいと思うのですが…
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
な、何ですと殿下、それでは茂帝軍の思う壺ではありませんか。
何ゆえにそのようなお考えを…
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
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r‐ュノ(__;・∀)‐ュ . (・∀・;ヽヽ,―r‐ュ
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―――――――――――――――――――――――――――――――
いや、最近の欧州の世論がモナゴル軍が動かないのを指して、
「モナゴルは欧州を見捨てる気だ」とかいう方向になってるんです。
新聞なんかでも民族主義的なものは「モナジアの蛮族の捨石にされる」
とか言って属領臣民の不安を煽ってるんです。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
左様な言論…とはいえ出版差し止めにはできませんしな…
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
そうです。もしそうしても却って不安を煽る結果になりかねません。
できることなら欧州方面軍の一部でも投入してなんとか…
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
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r‐ュノ(__;・∀)‐ュ . (・∀・;ヽヽ,―r‐ュ
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―――――――――――――――――――――――――――――――
それでは兵力の逐次投入になってしまいます。
攻撃する以上は全力で…
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
そうは仰いますがそれでは敵の罠に飛び込むことになります。
ですから欧州属領の軍事力を各々の国境に集中させ、
モナゴル軍の一部で敵侵攻部隊を排除、残りのモナゴル軍部隊は
後方で敵の逆襲に備える、という形にしようと思います。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
しかし属領のみの部隊では彼らは安心できないのでは…
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
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―――――――――――――――――――――――――――――――
いえ、ジエン共和国軍の一部とモナゴルのジサクジエン軍団をモナンスに、
モヘミア兵団を丸耳国に増援として送ります。高麗軍の師団はモナンス
の派遣軍に攻撃され全滅してしまいましたので残念ながら送れません。
しかしこれらだけでも夫々十個師団ずつぐらいは送れます。
しかも後ろには我々の主力がいますから、なんとか戦意を維持できる、
と私は思います。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
まあ、胡薩爾と相談してみよう。大汗陛下の決済も仰がなくては…
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
頼みます元帥。このままでは属領の軍はもちません。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
彡¶ .¶E
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r‐ュノ(__;・∀)‐ュ . (・∀・;ヽヽ,―r‐ュ
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―――――――――――――――――――――――――
分かりました殿下、用件お伝えしましょう…
――――――――――――‐y――――――――――――
[司令官執務室]
.______
| |`| ̄ ̄ ̄ ̄~|
λ_λ. | | .| |
( , `ー´)… ..| | .| |
(:”ソ:=”) | | .| |
/:::‐::::‐:!. | | .| |
(___)__) | | .| |
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9月15日 モナリン 総統官邸
―――――――――――――――――――――――――――――――
敵将バトゥは狼狽しておるそうな…奴はまだまだ青いの。
――――――――――――‐y――――――――――――――――――
.∧仝∧ ,,r―‐-、,_
( `llll´ ,,)ュ `i=(w)=ュ'
と .<y>‐ ) | (●Д´,)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (::<y>ロ::)
| | /‐::::‐::ゝ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ |:::::|::::::|
(;;;(;;;;;;;;)
,-{二}-、
ゞ;;=三=) ∧♪∧
ノノノ,,, ・) (・ ,)
(~ ~) ( )
|=====| /‐_i_!
(___(__) (__)__)
――――――――――――――――――――――――――――――――
テレビ・新聞・雑誌の類をちょっと操作しただけなんですけどね。
まあインターネットの掲示板に工作したりもしましたが、特に難しくはない
ことです。欧州のモナゴルは所詮侵入者に過ぎませんから、欧州と彼らの
間を乖離させることなどたやすいのです。
―――――――――――――――――――――――‐v――――――――
目本ものってきました。明日にでも私が外相とともに調印のため京東へ
向かいます。問題は特にないでしょう。
―――――‐v――――――――――――――――――――――――――
,-{二}-、
∧♪∧ (=三=ミノ
(, ・∀・ ) ( ・∀・ヽヽ
( <y> ) (ヾ▼" )
/_‐_|::_,! |=○==.|
(__)_) .(_(__)
――――――――――――――――――――――――――――――――
うむ。してジェラール君、バトゥの動揺は果たして敵の軽挙を引き出すに
足るものであろうか?敵にはまだ現役の名将が幾らかおるぞ。
―――――――――――――――‐y――――――――――――――――
::::゙)
;;;;;ゝ ∧仝∧
:::|. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄( ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
;;;;) / l´ ̄ ̄ ̄`l \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~゙| .|~゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
―――――――――――――――――――――――――――――――
その辺は問題ないかと。ただ実際に餌に食いつく場合でも、
敵は全力で攻勢にでるでしょうから、作戦発動直前を叩く必要が
あります。勿論、情報収集を強化しております。
――――‐v――――――――――――――――――――――――――
そうであろうな。ただ敵はモナンスの造反を知らん。そこが勝負を
決めるであろう。して現在の戦況は如何に?
――――――――――――‐y――――――――――――――――――
.∧仝∧ ,,r―‐-、,_
( `llll´ ,,)ュ `i=(w)=ュ'
と .<y>‐ ) | (●Д´,)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (::<y>ロ::)
| | /‐::::‐::ゝ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ |:::::|::::::|
(;;;(;;;;;;;;)
,-{二}-、
ゞ;;=三=) ∧♪∧
ノノノ,,, ・) (・ ,)
(~ ~) ( )
|=====| /‐_i_!
(___(__) (__)__)
―――――――――――――――――――――――――――――――
はっ、現在前線の敵部隊に特に変わった行動は見られませんが、
ジサクジエンの軍団が二個モナンスに、モヘミアの軍団が三個丸耳国に
向かっております。恐らく、戦線の補強の為かと。
―――――――――――――――――――――――‐v―――――――
む、さすればジサクジエン軍団を撃滅するにモナンス軍の戦力を割かねば
なるまいな。敵も小癪なことをする。
――――――――――――‐y――――――――――――――――――
.∧仝∧ ,r―-、,,,__
r(,, `llll´) `iv)===ュ'
|( <y>‐つ (Д´ ,)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (::<y>ロ::)
| | /‐::::‐::ゝ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ |:::::|::::::|
(;;;(;;;;;;;;)
,-{二}-、
ゞ;;=三=) ∧♪∧
ノノノ,,, ・) ( ,・)
(~ ~) ( )
|=====| <_i_‐ゝ
(___(__) (__)__)
―――――――――――――――――――――‐'`ー――――――――
しかし敵はモナンスが我々と通じていることを知らないのでしょう。
作戦発動と同時に奇襲してしまえばあっという間に片付きますよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――
まあ、確かにそれはそうであろうな。
―――――――――――‐v―――――――――――――――――――
しかしこれは重要なことです。狼狽したバトゥが自軍の一部を動かした
ということは殲滅すべき敵の主力、キプニャク機甲軍団と丸耳機械化軍団
を動かす可能性もでてきたということです。
――――‐y――――――――――――――――――――――――――
.∧仝∧ ,r―-、,,,__
r(,, `llll´ ) `iv)===ュ'
|( <y>‐) (Д´ ,)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (::<y>ロ::)
| | /‐::::‐::ゝ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ |:::::|::::::|
(;;;(;;;;;;;;)
,-{二}-、
ゞ;;=三=) ∧♪∧
ノノノ,,, ・) (・ ,)
(~ ~) ( )
|=====| <_i_‐ゝ
(___(__) (__)__)
―――――――――――‐'`ー――――――――――――――――――
それはよいことだ。ジェラール君は引き続き欧州世論の攪乱を。
サカーシュタイン元帥は部隊の移動の準備を進めてくれ。
―――――――――――――――――――――――――――――――
9月21日 モナコルム 臨時大本営
―――――――――――――ュ
何だと!作戦を変える? |
―――‐v―――――――――'―――――――――――――――――――――――――――
はい。殿下はこのままでは欧州の世論の反発が強くなると…
ですから早期にモナゴル欧州方面軍を動かして敵を叩き出さねばならないそうです。
―――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――――
〜¶
/○\
ノノ;´ハ`)
§(|X★X,|つ .¶ミ
. シ¶ i⌒i_イ⌒ii⌒i ∧⌒∧
.∧⌒∧ | (__)| | (∀・_;)ヽ
. ノ彡#゚Д゚ミ |___(_)_| (((~_ ヽ§
. §(|%%|%%|) /#/´ヽゝ;ゝ
,( ****)' (__(___)
. ∪∪
――――――――‐'`ー――――――――――――――――――――――――――――――
まあ、バトゥの危惧もわかる。確かに欧州は重要であるからな。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
それで具体的にはどういう作戦をとろうというのだ?
――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――――
とりあえず欧州方面軍のジサクジエン軍団・モヘミア第二〜第四軍団とジサクジエン共和国軍の
一部をモナンス・丸耳国に増派して、モヘミア第一軍団でモランダ侵攻部隊を叩き出すの
だそうです。キプニャク機甲軍団・丸耳機械化軍団・その他の軍団は後方待機で敵の反撃に
備えるという形をとるのだそうです。既に増派部隊は動かしたと…
―――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――――
〜¶
/○\
ノノ;´ハ`)
§(|X★X,|) .¶ミ
. シ¶ i⌒i_イ⌒ii⌒i ∧⌒∧
.∧⌒∧ | (__)| | (∀・_;)ヽ
. ノ彡;゚Д゚ミ |___(_)_| (((~_ ヽ§
. §(|%%|%%|) /#/´ヽゝ;ゝ
,( ****)' (__(___)
. ∪∪
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一応反撃への考慮はしておるのだな。それでよいではないか。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
いえ、よくありません。その作戦でいけば敵は更に侵攻部隊を増やすでしょう。そうなれば
こちらも部隊を増派せざるをえません、そうなると敵も…という具合に際限なくことが進み、
遂には主力部隊を派遣せざるを得なくなります。
――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――――
ではどうするべきだと思うかね?胡薩爾元帥。
――――――――‐y―――――――――――――――――――――――――――――――
〜¶
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ノ;´ハ` )
§(|X★X,|) .¶ミ
. シ¶ i⌒i_イ⌒ii⌒i .∧⌒∧
.∧⌒∧ | (__)| | (・∀・_,;)ヽ
. ノノノ ,,;,゚ミ |___(_)_| (((~_ ヽ§
. §.%|%%|) /#/´ヽゝ;ゝ
,( ****)' (__(___)
. ∪∪
―――‐'`ー―――――――――――――――――――――――――――――――――――
私としてはやはり当初提案したとおりの作戦でいくべきだと思います。しかし殿下の意見を
容れるのなら…機甲部隊による陽動作戦を行ってはどうでしょう?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その作戦は危険すぎます。主戦力たる欧州機甲兵団を陽動に使うなど…
―――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――――
私もこんな作戦は好みませんが、消耗戦をやるよりましです。作戦後には機甲部隊は
敵の反撃に備えて後方に戻します。その後は敵の反撃を機動防御で迎撃する…
こうして本国軍の移送を待つのです。
―――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜¶
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ノ;´ハ` )
§(|X★X,|) .¶ミ
. シ¶ i⌒i_イ⌒ii⌒i .∧⌒∧
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. ノノノ ,,;,゚ミ |___(_)_| (((~_ ヽ§
. §.%|%%|) /#/´ヽゝ;ゝ
,( ****)' (__(___)
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欧州軍の指揮権はバトゥ殿下にありますから、私のほうから助言することははできても、
命令はできまでん。一応そういうことをあなたが仰っていたと伝えておきます。
――――――――‐'`ー――――――――――――――――――――――――――――――
では抹拉刺、頼んだぞ。お前の言うとおり指揮系統を無視するわけにはいかんでな。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
───────────────────────────────────
そんな作戦は論外です!
────────────────‐v──────────────────
9月25日 モララバード 欧州方面軍司令部
―――――――――――――――――――――――――――――――
しかしですな殿下、確かに胡薩爾の言うことにも一理あります。
機甲部隊は集中的に、高速機動させながら使うものです。
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
だからといってそんな曲芸のような作戦、できるわけないでしょう。
作戦中に敵の本格侵攻があれば機甲部隊は対応不能、欧州を守る
部隊がないと知った属領民はモーナにあっさり降りますよ。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
彡¶ .¶E
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―――――――――――――――――――――――――――――――
胡薩爾もそういうことは危険なことと承知です。彼としては最初に
自分が主張した作戦をベストと考えていますので、不本意ながら殿下の
意見を容れてその場の思いつきの一つとして案を出したまでですよ。
殿下の作戦では戦況を泥沼化させかねないと。
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
では機甲部隊の全力で敵モランダ侵攻部隊を奇襲撃破し、すぐに
後方に下がる、という作戦ではどうですか?
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
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―――――――――――――――――――――――――――――――
…まあ、それならば恐らくなんとかなるでしょう。
作戦行動の日程はどうなりますか?
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
そうですね…丸耳国・モナンスへの増援部隊の移動にあと5日程、
欧州方面軍主力部隊の集結と移動に10日前後でしょうから…
来月の1日から10日の間に作戦を発動します。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
彡¶ .¶E
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――――――――‐'`ー―――――――――――――――――――――
そうですか…まあ、親衛機動軍のうち丸耳第一軍団と八猫兵団は
装備を輸送中ですが…敵の特殊部隊が鉄道を破壊しておりまして、
途中で停止したり破壊されたりしています…現在ここに届いているのは
まだ20%ぐらいでしょう…
―――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――
そうですか…やはり輸送路が長いですからな…
となると機動軍の輸送が完了するのは大いに遅れて来月末頃ですかな。
そこまでは待てません。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――
そうですか…ではお気をつけて…
――――――――‐v――――――――――――――――――――――
彡¶ .¶E
∧⌒∧ ∧⌒∧
r‐ュノ(__;・∀)‐ュ . (・∀・ ,ヽヽ,―r‐ュ
| |. ( .._~))).| .(|‡|堅|‡|).*..*..| |
| `ー‐ュ、ヾ#ヽ‐ュ〔二二二二〕゙iiiiiiiiiii/゙‐r―‐" .|
|____|(___)_)| |_| .|_|(_(___)_,,,|____|
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心配は無用です。何とかなりますよ。
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.rュ、
|゙'l、ヽ、
| |ヾヽ
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/ ヘ,,r''´ ̄ ̄`/ ヘ
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./ \
―――――――――i ● l――‐l ● ι .iヘ―――――――――――
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\ \/ ::::;:;:;:;;;;;;;;;/ゝ ゙ヽ
/´ ̄ ̄ ̄ ̄/~/~/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~ヽ
| | | | |、 />
\ ___ゝ,ゝ,ゝ______ ノ>.`.<
/ ヘ######ヘ######ヘ/`''
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多分…。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
続く
乙華麗です。
隔週刊ペースですな。
あれれ(;´Д`)
バトゥの軍才ぶりに期待してたんだが、どうなるんだ
どうも皆様、突然にThe Power Politicsの作者でございます。
この度代投依存脱却を狙いPHSor携帯とパソを繋いで
ネットに接続する機器を購入いたしまして、
何とか2chにカキコできるようになりました。
.∧o∧ つきましては今まで代理投稿をしていただいた
(;´ ‐ ` ) 方々に御礼申し上げますとともに、
( ”ソ:=”つ 以降はできる限り自力で投稿する旨ご報告申し上げます。
/_-__:_-」 多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしつつ、
(__)_) それでも作品投稿を続けました小生の身勝手を
お詫びいたしますと共に、そうした作者の存在を許容してくださった
多くの皆様に心より御礼申し上げます。
※トリップ変更◆CBzXxRXn7s→◆.ziAWwGW3s
追伸
現在代投スレに依頼してある第四作も勿論自力で投稿いたします。
|-`)苦労されているようで・・・・
|-`)影から保守させていただきますよ
|彡サッ
9月26日20時32分 モナリン郊外 モーナ帝国国防軍参謀本部
―――――――――――――――――――――――――――――
閣下!敵が動きました!敵機甲部隊主力の移動が始まりました!
―――――――――――――――――――‐v―――――――――
_,,,r―-、 ,r―-、,_ ,r‐-、,,_
`r==(w)i゙ ゙r(w)==ュ' ゙iv)===ュ'
( ´Д`) (`Д● ) (w゚ ,)
(::"ソ:=:つ と"ソ::ロ::゙゙) □と!:‐::゙゙::つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
174 :
2/67:03/10/14 22:04 ID:FFsuah3h
―――――――――――――――――――――――――――――
本当か!直ちに詳細を報告せよ!
――――――――――‐v――――――――――――――――――
はっ!欧州装甲兵団のキプニャク装甲軍団、丸耳装甲歩兵軍団
が南下を開始、モララー国西北のジャイラル軍団も追随しています。
―――――――――――――――――‐v―――――――――――
確かだろうな?それとモナンス・丸耳国の装甲部隊はどうした?
――――――――――‐v――――――――――――――――――
_,,,r―-、 _,,,r―-、 ,r‐-、,,_
`r==(w)i゙ ゙r===(wi' ゙iv)===ュ'
( ´Д) .( `Д) .(w゚ ,)
(::"ソ:=:つ と"ソ::ロ::゙゙) □と::゙゙::)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
175 :
3/67:03/10/14 22:05 ID:FFsuah3h
―――――――――――――――――――――――――――――
情報部によりますと航空偵察・諜報員・内通者の情報を総合した
もので、確度の高い情報とのことです。丸耳国の装甲部隊、
モナンスの装甲部隊は動かされておりません。
―――――――――――――――――‐v―――――――――――
どうします?属国二国の機甲部隊が動いていないとは…
――――‐v――――――――――――――――――――――――
いや、これは明らかにチャンスだ。作戦の発動を命令する。
直ちに手順どおり作戦行動に移るよう、全部隊に連絡しろ!
総統閣下にもご報告するのだ。
――――――――――‐v――┬―――――――――――――――
| 了解いたしました!
`ー――‐v―――――――――――
_,,,r―-、 _,,,r―-、 ,r‐-、,,_
`r==(w)i゙ ゙r===(wi' ゙iv)===ュ'
( ´Д) .( `Д) .(w゚ ,)
(:::::"ソ::) .(:::"ソ:ロ) □と::゙゙::)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
176 :
4/67:03/10/14 22:07 ID:FFsuah3h
同日20時34分 総統官邸 総統執務室
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハイル・モナットラー、総統、参謀総長より作戦を開始するとの連絡がありました!
――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――――
|
| r―――――r―rュ
| | | .゙| |
| | | .゙| |
| | .∧_∧ ゙| .゙| |
| ∩,,´∀` ) .| .゙| |
| ヽ;":::::=:゙) | .゙| |
| |./::‐:::::‐:ゝ .|___,|_|
/~ ̄ ̄ ̄ ゙̄Σ(_||_) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
./ カチッ
/ ∧仝∧
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄( ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
/ l'三三i'! l´ ̄ ̄ ̄`l /゙ |
|゙゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ゙|
―――――――――――‐'`ー―――――――――――――――――――――――
うむ。余も時間までには本部にむかう。そう伝えておけ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
177 :
5/67:03/10/14 22:07 ID:FFsuah3h
同日20時49分 モナンス 仏茂国境付近某所
――――――――――――――――――――――――――
部長、本社から連絡が入りました。『工事は受注した。
直ちに作業を開始せよ。工期は一日以内。』
―――――――――――――――――――‐v――――――
よろしい。君はB地点へ行け、私はA地点に向かう。
C、D、E地点には係長クラスを派遣したまえ。
―――――――‐v―――――┬――――――――――――
| 了解しました、部長。
`ー―――――v――――――
__________
| .| | ;; .! | ;;| |
| | ゙| i/|| .| |.|
| .i |;;;;| ,| ゙| |.|
| Vヽ,ヘ.| | .| |
∧_∧ | ;| ;|;;;||::::V | ∧_∧
(,, ゚〜゚) !、_,!、,,!_,!|、_,,!、_| (´ ,,,)
('´ロ:ロ) と´ )
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | .|
| | (___)___)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
178 :
6/67:03/10/14 22:10 ID:FFsuah3h
同日21時23分 「A」地点
\―――――――――――――――――――――――――/
| 部長、発破の準備は完了しました。そちらはどうですか? |
/―――――――――――――――――――――――――\――――――
ああ、当局の連中と一緒に待ってるぞ。退避は完了したから、始めたまえ。
―――‐v―――――――――――――――――――――――――――――
| | ( ~~ヽ、 〔 ̄| | / ./
| | 〔二二〕 ヽ |..゙| | ̄ ̄\/_|
.____ __ .| |__|__|_(__)/ ̄ | .|〃
|_(w)|_ .l´____`l |____________,,|>
( ゚〜゚ ) (・∀・ ||) ,r――――┴――――――┴――――――、
( `つ目 .(“:::‐::“) .,(| |)
| | .| .|:::::|::::::| ヘ\_________________//
(___)__) (;;;;(;;;;;;;;) \◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎,/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
179 :
7/67:03/10/14 22:13 ID:FFsuah3h
\―――――――――――――――――――――――――――――/
| ではカウント始めます…10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、爆破! |
/―――――――――――――――――――――――――――――\
┌┐ ロロ .┌┐ ┌┐ ┌┐
│└┐ ┌┘└─┐ ┌───┐└┘ ||
│┌┘ └┐┌┐│ └───┘┌─‐' /
└┘ └┘└┘ ;;; :::;;;!'. └――'゙
ヘ;;゙;;::' ;;; ::::: :::: ;;'' ;;/
ヘ ::;;::: :: :: ;;::'';;/
ヾ ;; :: :: ::: ;;〃;; ´
、゙ .`'',,:゙;; ::: ;;''"
` 、ヽ:: :: ::: :: ::: ::''/´
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
180 :
8/67:03/10/14 22:14 ID:FFsuah3h
;;; ;;; ;;;;;; ;;;;r--'''〈 ̄ ̄ヽ―、-、 ( ) );;; !;; !
;;; ::: ;;; :;:;/´`~ \ i;; ::;;/ ;;/`´ヽ―ュ( ;;;;;)-''ヽ;;__ソ´ヽノ
;;:::;;:;:; /~~ヽ ヘ i;;;::;|;;:: |;; :|;:; ;:;!;;( .)‐'';;;;) ( ;;)
/ヘ ;;;;ヘ ::;;i ;;:〉 ;;i:;;: ;ゝ〈;;; ;/(´ )‐';;;; )-‐-、⌒ヾソ )
;;:;:;: /\ ;;ヘ;;; i ;;:;;:| ;;:),, !:;;: ;!;;:;;|;:;; ソソ‐'、,,,) ;( ;;;)⌒)ヽノ
;:;:;:::; |ヽ;;;i、;;;〉、;;;::i ::;:;:i;;_ヾ,,r'―ュ、!_;!_゛ヾ/ (___,,)、 )‐-‐'、_,,ノ
;:;;: 〈;;;;;:;;:;i/;;〉、;〈;;;〉::;!´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`!;;〃;〈;;;ソ(___)'
;:; ;::; 〉、;;;、:;;〈;;:;:;;;;i;;;i;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〉i;;;;::!;;::;〔;;:/;;:!
;;::;: ヽ;;::;:;ヽ:;::ヾ〉;;ヽ〈;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//;;〉;;;r':;/;;;>‐'
;;: ::;:; ;;:;:ヾヾ;;ヾヽ>;;;;ヾ‐、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ソ;〃;;;〃;/
:::;;:;: ;;:;::; ~~゙''''‐-、,、ソ;;;/二ィ三キ;;;ヾ;;;、;;rw-‐'゙
\――――――――――――――――――――――――――/
| 部長、発破は成功です!天井に穴があきました! |
/――――――――――――――――――――――――――\――
よろしい。あとは我々地上要員が作業を行う。暫く待っていろ。
――――――――――――――――――――――――――――――
181 :
9/67:03/10/14 22:16 ID:FFsuah3h
同日21時34分 モランダ東部エノー高原
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モーナ軍第四歩兵師団支援旅団所属の輸送トラック
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それにしても戦況は全然変わりませんね、軍曹殿。
―――――‐v―――――――――――――――――――――――
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;;;;;;;;;;_ ;; ||| ||~∧_∧|.| | | || ̄| __| | | | |
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;;;;;;;;;;'ー;||. ̄ ̄ ̄ ゙̄.| .|| ||;;;;;|.| |ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
;;;;;;;;;;;;;;;;;|| ェェ.| .|| ||;;;;;|.| |ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
;;;;;;;;;;;;;;;;;||____,r‐'' || |`‐'' | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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なんだモナドール、お前前線にでも行きたいのか?
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そ、そんなこと言ってませんよ。ただ静かだと思ったまでで…
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;;;;;;;;;;;rニニニニニニニニニニニニニニニュニニニニニュ ̄`l ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|`l;;;;;;;;;;;;;;;;
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だからこうやって途中で休んだりできるんじゃないか。
実際激戦になったらこうはいかないぞ。
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しかしもしどこかの部隊に見つかったら…
―――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――
そんなこたあねえよ。こんなところを通るなんて仲間の補給…
――――‐v――――――――――――――――――――――――
ちょ、ちょっと待ってください、何か来ます!
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;;;;;;;;;;;|゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙゙̄|.~. ̄.|~~..|.゙| |ニニニニニニニニニニニニニ|;;;;;;;;;;;;;;;
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;;;;;;;;;;;| | |;;||;;||;;||;;|゙|;;||;;||;;||;;| | | | ゙|.゙| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|;;;;;;;;;;;;;;;
――――‐'`ー―――――――――――――――――――――――
だから補給部隊じゃ…
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;キュラキュラキュラキュラ;;;;;;;;;;;;;;;キュラキュラキュラキュラ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ガタガタガタ;;;;;;;;;;;;;;;;ゴゥィーーーン;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;/ .ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i´{゙o゙}`i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;/ .ヘ;;;;r,。ュ;;;;;;;;;;;;;;i´i;三三i`i;;;;;;;;;r,。ュ;;;;;;;;;i゙i'o'i゙i ;;;;;;;;;;;;m;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
~ ~`゙ヽ,~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ι ゙i;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.,i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
υ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,、r''゙:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
二二二二ヘ::::_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
`ヾ_ヽ
――‐'`ー―――――――――――――――――――――――――
いいえ…違うみたいです…
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装 甲 部 隊 だ !
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;<-ソ╋./`ヽ_) i´;ゝ―――`、;;__;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/´/--/― `ベ゙,ゝ--〉二(ニ(_(((ニニニニO;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;r==ゝ/三/__,,,,,,,,,,ヘ´ー‐''ー'' ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;キュラキュラ;;;;;;;;;;;
;;;;;;/三/‐,≧_)/'二) /(,,ゾ`ヽ二二'i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\))___;;;;;キュラキュラ;
;;'|t_ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|,rヾヽ__ヽ(Oヾ璽璽璽ヽ(Oヾヽ__ヽ;;;;ガタガタ;;;;;;;
;;;'()'´`‐-‐'`‐-‐''`‐-‐'`'!´!三i三!´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/'!三i三!;;;;;;;;ガタガタ;;;
;;;;ヘ|| 0|| 0|| 0|| 0|| 0|| 0||゙'/;‐ソ‐ソ________/-/;‐ソ‐ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
''゙`;;"゙';;'゙`''"゙;;''゙`;;''"゙';''゙;;"゙''、;;;)/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-'';;゙`;;"゙;;ヾ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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モーナ帝国国防軍主力戦車 レオパルト1A5
51口径105o施条(ライフル)砲×1
7.62o機銃MG3×2(同軸+対空)
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;;!エllニ!ニ!ニ!llニ!ii[,,,,,,,]ニl二<、 .〃...´゚ ―|.―.| _ペ。_゚。ゝ'-'-;‐";;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;y-‐`‐r`―――'''''三||三三三||≧´ ̄|><|.!三三
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/二_|ニニ|ニニ|ニニ|ニニ|ニニ|ニニ|ニニ|ニニ|ニニ|ニニ;;|―┴―|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`i゙i゙'◎''i.i';!;;-‐''゙;;_`゙'''';;-‐''''゙;´`゙'''';;-゙;r'''´゙゙゙`ヾ''゙´゙゙`;r'´
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`‐;;'''゙゙´ヾ"゙ ) ;;"´ `ヾ r''´゙゙`ヽ ゙゙゙`ヾ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ゴーーーーー~~~~~
ギュラギュラギュラギュラ
ガタガタガタガタ
\―――――――――――――――――――――――――――/
| 前方のトラック、そこを動くな!乗員は外へ出ろ! |
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~~~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~~~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
9月27日0時24分 参謀本部
―――――――――――――――――――――――――――――
ハイル・モナットラー!総統閣下、ようこそいらっしゃいました!
―――‐v―――――‐v―――――――――――――――――――
うむ。してサカーシュタインは何処に?
―――――――――――――――――――‐v―――――――――
総長閣下は現在グロス・モナッチェラント軍団の装甲突破部隊に同行
しておられます。
―――‐v―――――――――――――――――――――――――
___,,r‐-、 .___,,r‐-、 ,r‐-、,,___
`r===(wi゙ `r===(wi゙ ゙iv)===ュ'
(∩,,´Д) .(∩,, ゚w) .(lllll´ ,)
iヾ:"ソ::| .iヽ:"ソ::| と〈y〉‐゙:::)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同日0時48分 「A」地点
\――――――――――――――――――――――――――――/
| 機関車より部長へ、作業完了を確認、これよりそちらへ向かう!|
/――――――――――――――――――――――――――――\
部長より機関車へ、俄か作りの線路だ、十分気をつけてくれ。
―――‐y――――――――――――――――――――――――――
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
____
|_(w)|_
( ゚〜).|
( つ目
\――――――――――――――――――――――/
| それでは、発車します。気をつけてください。 |
/――――――――――――――――――――――\
.___
| | ◎ . __
| 二二二l <><>. / /
| | l二二二二二二二二二l / /
ゝ_二二二| l二二ノ
.l二||゙二二二||二l ! //ヽ_/ ./ !
.|| || ヾ! ! .,! | | __
l二||;二二二 ||二l !/ !\_/ヽ/|\ l´__.`l
.||. || \_/ .| ,ヘ/\/ ̄| (∀` ||,)
. l二||;;二二二;;||二l \ /.〉' | | ./\. (‐::=::゙::;〔〕
|| .|| ヽ! | /\/\| ./ | | |
. l二||二二二二||二l `´\_| ,|/! (;;;;;(;;;;;;;;)
. || || |/.|___ヽ
l二||゙二二二二||二l ヽ/ /
|| || \__|\
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;ゴトゴトゴトゴト;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; r'ニニニニニニ'ュ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙r
;;;;;;;;;;;;;;;;r‐ュ゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|□□|□|ロ|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙r‐ュ゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
;;;;'tr―┴┴――――――┤ ゙| | .|;;;;;;;;;;;;;;;゙tr―┴┴――――――┤
;;i;; | |||||| |||||| |||||| |||||| ||||||゙.| | | .|;;;i;;;;;;;;゙i;; | |||||| |||||| |||||| |||||| ||||||゙.|
;;i;; | |||||| |||||| |||||| |||||| ||||||゙.| |_| .|;;;|;;;;;;;;;i;; | |||||| |||||| |||||| |||||| ||||||゙.|
[二二二二二二二二二二二二二二二二]印[二二二二二二二二二二二
;;;;`〇〇'―'---'!ニニ!〇〇'ニニ!―'==〇〇';;;;;;;;;;;;;;`〇〇'―'---'!ニニ!〇〇'ニニ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
|___|_
(, ゚)
(´ `')
―――'`ー―――――――――――‐ュ
どうやら無事に出てきたようだな。 |
――――――――――――――――'
――――――――――――――――――――――
やれやれ、ようやく通れたか。
―――‐v――――――――――――――――――
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;バタン;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.,r''"´`゙ヽ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|O ̄ ̄O|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|| . ___ . | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
|゙..l´ ̄ ̄`l| | ̄|.|| | | |.| ̄|| ̄|.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
|. (`Д●,i_| | |.|| | | |.| || |.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| (゙゙::::‐:゙`:| |_|.|| |__,,,,| |.|_||_|.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| /;‐;:;;‐;;;;;| || | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| . |::::::|:::::::|| || | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| (;;;;;(;;;;;;;;゙| || | |゙|゙|゙|゙|゙|゙|゙|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 ̄/―// ̄ ̄ ̄´ | |゙|゙|゙|゙|゙|゙|゙|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 ̄~|.―.|.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ゙̄|;;;;;;;;;;;;;;
―~|.―.|.|――――――――――――'―t―i´三`ir―
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
さ、参謀総長閣下!
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
―――――――――――――――――――――――
ご苦労だったモナーレン大佐。線路は?
―――――――‐v―――――――――――――――
はっ、既に線路は近くの引込み線に繋いであります。
モナンス当局は自国の軍用列車の通過を口実に
民間の鉄道を止めてあります。いつでも出発できます。
――‐v――――――――――――――――――――
よろしい。荷物を降ろす手はずはどうなっている、
まあ貴官の担当はトンネルだけだが。
―――――――‐v―――――――――――――――
荷降ろしの場所は既に決定し設営部隊が作業中、
列車到着までには完了させるとのことです。
――‐v――――――――――――――――――――
ではすぐに出発だ。
―――――――‐v―――――――――――――――
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;____;;;;;;;;;;;;l´__`l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;|__(w)|_;;;;;;;(Д●iニ;;>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;/゙);゚〜゚,);;;;;;;;|:‐::`゙::::);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;ヽ´ロ:ロ);;;;;;;;!:;;‐;;;;;;;ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;| | |;;;;;;;;;;゙|::::|:::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;(___)__);;;;;;;(;;;(;;;;;;;;;);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
゙ヘ.;;;;;;;;r―――――――――――――――――――――
_____i,;;;;;;;| 我々が運ぶべき荷物は、とても多い。
/._______,i;;;;;;;`ー‐y―――――――――――――――――――
/ \ `ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,/ ゙i __rt__ __rt__
|‐'>==== !ニニ!二二!〈三>==== !ニニ!二二!〈三>====
/_三;! r''rニニr''r''´三三三;;! r''rニニr''r''´三三三;;!
______/0/ ヘヘ―ヘヘ0000000/ ヘヘ―ヘヘ0000000/
/╋〉、二二二〕二二二二二二二二二〕二二二二二二二二二〕
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ´|'0000'´ `''0000''´iニニi`''0000''´ `''0000''´iニニi`''0000''´
::::::::::::::::::::::::::::::|0.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
::::::i:::rニi゙iニュ:::::| . |
:::/ヾ::::::'0゙::::::゙|0.|
:/:::::::::::::::::::::::::|. ||
::::::::::::::::::::::::::::|0.|:|
同日0時58分 モララバード 欧州方面軍司令部
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ふぁああ…そろそろ寝るとしようか…
――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
| | | |
.Э¶ <(@) | | | |
rニニュ ∧⌒∧ __/、,ゝ | | | |
/ ノノ ~〇~) ) ( | | | |
|三三| `r―ュ §(|‡|堅|‡|) l三|三三|(___) | . ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――ュ |
失礼します、司令官。 | |
―‐y―――――――――'' r―――――――――ュ | _____
| ん?何事かね? | | | | |
`ー――――‐v―――' | | | |
| | | |
. ¶E <(@) | | | |
rニニュ ∧⌒∧ __/、,ゝ | | | |
/ (・〜・ ヽヽ ) (. | | | |
|三三| `r―ュ (|‡|堅|‡|)§ l三|三三|(___) | . ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
モーナ帝国軍に動きがありました。モランダ東部より機甲部隊が進撃を開始した模様です!
――‐y――――――――――――――――――――――――――――――――――――
なんと、敵機甲部隊が動いたか!よし、今すぐ指令室へ向かう。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――――――――――
| | | |
¶E <(@) | | | |
λ_λ. rニニュ ∧⌒∧ __/、,ゝ | | | |
( (ヘ,) / (・∀・;ヽヽ ) ( | | | |
(::::::::“:ソ.. |三三| `r―ュ (|‡|堅|‡|)§ l三|三三|(___) | . ̄ ̄ ̄ ̄
.|::::|::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
(;;;(;;;;;;;;;;) | | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――――――
諸君、詳しいことを説明してくれ。どうなってるんだ?
――――――――――――――――――――‐v―――――――
はい。エノー高原を通過した敵機甲部隊は丸耳国ガリシア線と
ギコニア線の間を目指しているものと思われますニダ。
―――――――――――――‐v――――――――――――――
¶E
.∧_∧ .∩_∩ ∧_∧ ∧⌒∧
( ;・∀) ( ;´∀) <, ;`∀> (・∀・ ;ヽヽ
(::::~ソ:=つ と::::”ソ:=つ(::::~:ソ:::) と||堅|‡|´|)§ ))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――‐'`ー―――――――――――――――――
ガリシア線の部隊は国境沿いですので迂闊に後ろに動かせ
ません。我々は現在フサニア軍団をギコニア線南端に集結させ、
これを迎撃する準備を進めています。できればマルミミ機甲軍を
応援に出したいところですが…
―――‐'`ー―――――――――――――――――――――――
侵入した敵部隊は恐らく第三機甲軍の12個師団です。これには
ヘリ旅団も2個配備されていますので航空兵力を増派せねば
なりません。敵空軍の第二航空艦隊による爆撃もマルノエ始め
都市や部隊・陣地に行われています。
――――――――――――――――――――――――――――
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そうだな…現状ではマルミミ機甲軍は動かせん。まだ敵の北方軍集団に動きがない。
恐らく今の侵攻部隊は囮だ。代わりにモラルニア軍団を向かわせろ。モナンスに警戒
強化を伝達、北方軍集団の攻撃に備えさせろ。
_____________________________________
| l .| (MMaMC) (KnAC) .\ ヘ17ID \
| (MaGiC) | マッテルダム \ヘへ. (Ms4C) x
| l 11ID| = =2ID(Md2C)◎ \イラネー山脈 x
| xxxギコニア線 〃【4ID】 .x ヾ5ID .,r - xxx - \へ6ID x
| 9MD 6MD.マルノエ_r15ID モラゴン .x 【17ID】ヾ (Md1C) \へヘ
| (MaFC)7MD|O_r'22ID【5ID】(Mo8C) x モナステルダム \へ32ID l
|- xxx - - .'..- xxx || ┌―,xxx‐┤ 【18ID】 ヾ1ID ●4ID / ̄モライン河 ̄ ̄ ̄ ̄
| (MaGaC) ヾ .|,,、 .ヽ、 xxxx (Mo12C) ヾ3ID / ランス
| 3ID 4ID 5ID 12IDヾ \ \ \ 【16ID】=/ O
|vvvvvvvガリシア線vvvvvvvv| 第三機甲軍 xxxx 第三軍 \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | xxxxx 北 方 軍 集 団
第二軍 xxxx |
【】表示はモーナ軍師団。「x」は部隊の境界。「xxx」で軍団、「xxxx」で軍。
記号はMo=モーナ、Ma=丸耳国、Md=モランダ、Ms=モナンス、MMa=モナゴル・丸耳、Kn=キプニャク(以上国名等)、
Gi=ギコニア、F=フサニア、Ga=ガリシア(以上軍団名)、A=機甲、M=機械化、I=歩兵(以上兵科)、
C=軍団、D=師団(以上編成)、表記の順番は「国名等‐軍団名(数字又は固有名)‐兵科‐編成」
但し師団は名称と種類のみ。
――――――――――――――――――――――――――――
そ、そうは仰いますがマルミミ機甲軍ぐらいの兵力がないと
敵第三機甲軍を駆逐するには足りません。ガリシア軍団が包囲
されそうな状況にあるのですからもうすこし…
――――――――‐v―――――――――――――――――――
無理だね。機甲兵力を分散しすぎると北方軍集団の攻撃に
対応できなくなる。どうしてもというならモヘミア兵団の増派部隊
で対応しろ。今はそれで精一杯だ。
―――――――――――――――――――‐v――――――――
¶E
.∧_∧ .∩_∩ ∧_∧ .∧⌒∧
( ;・∀) ( ;´∀) <, ;`∀> (・∀・ ;ヽヽ
(::::~ソ:=つ .(::::”ソ:=つ(::::~:ソ:::) (|‡|堅|‡|゙|)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――――‐'`ー―――――――――――――
それとですが…どうかモヘミアの同胞を釈放するようモナンスに
働きかけていただきたいのですが…
―――――――――――――――――――‐'`ー―――――――
モヘミアの高麗軍のことですか…まあ、政府に伝えておこう。
高麗王国からも反乱同調者の士官以外は釈放してくれと、
言ってきているしな。
――――――――――――――――――――――――――――
同日1時3分 モナコルム万安宮
―――――――――――――――――――――――――――――――
こんな夜中に…ということは遂に敵が動きおったな!
――――‐y――――――――――――――――――――――――――
はい。既に大本営総参謀部には抹拉刺元帥、擬虎胡薩爾元帥が到着、
トルゥイ元帥閣下も参上する旨陛下にご連絡をと…
―――――――――――‐y―――――――――――――――――――
どたどたどたどた
〜¶ ー¶
/〇\ ∧⌒∧
ノノ;,´ハ`) ノ(´∀`;,)
三 §(|X★X|つ三 §と´`|#i#|つ
(ヘ|||||||||)" /`人||||||)
三 し''(__) 三 (_(__)
――――‐'`ー―――――――――――――――――――――――――
うむ。とにかく急ごう。
―――――――――――――――――――――――――――――――
同日1時10分 モナゴル帝国大本営総参謀部
――――――――――――――――――――――――――――
堅苦しい挨拶やら前置きやらはいい。何があったか説明せよ。
―――――――――――――――――――――――‐v――――
はっ!現在敵機甲部隊がモランダ東部を突破、丸耳国へ向け
進軍中との情報が入っています。
――――――――――――――‐v―――――――――――――
動いた部隊は敵第三機甲軍の模様。なお北方軍集団の部隊
がこれに追随して行動しているとの未確認情報あり。
モナンス軍は警戒を強化、同国国境からの攻撃に備え待機中。
――――――――――‐y―――――――――――――――――
彡¶ シ¶ ¶〜
∩__∩ ,∧_∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧ /〇.\
(/),,,´∀) (/),゚ω)ノ(/) ・∀)ノミ/),, ゚Дミ (ハ` ヽヽ
iヾ:~ソ:|. iヾ゙ソ:l§/ゞ)~´||§iヾ゙i%%%| と|★Xi´~i)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――――――
なるほど。で我が軍の対応は?
―――――――――――――――――――――――‐v――――
丸耳国が部隊を増派していますが、欧州方面軍の動きに変化
はありません。欧州機甲兵団はモランダ、ジサクジエン共和国、
バトゥ・ウルスに集結、敵の攻勢に備えています。
――――――――――――――‐v―――――――――――――
バトゥ殿下はまだ暫くは様子見の段階と判断したようです。
なお明日の早朝には丸耳国の部隊と侵攻部隊が衝突します。
――――――――――‐y―――――――――――――――――
彡¶ シ¶ .¶〜
.∩__∩. ∧_∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧ ./〇.\
( ,,,´∀) ( ,=゚ω)ノ(_・∀)ノ彡,, ゚Дミ (ハ` ヽヽ
(::::”ソ:| (:::”ソ:§/ _~))§(゙`i%i%| と|★Xi´~i)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――‐'`ー――――
では警戒を続けてくれ。ここには常に上将クラスの将軍を最低
一人、できれば二人以上おいて指揮をとらせる。統括は抹拉刺、
お前に任せるが誰か来たら交代してもよい。だが必ず引継ぎは
忘れるな。参謀や副官についてもいつもより人数を増やして
交代制で勤務させろ。朕は明日があるので寝る。よいな。
―――――――――‐'`ー――‐'`ー―――――――――――――
はっ!了解いたしました。
――――――――――――――――――――――――――――
r――――――――ュ
| あの…陛下。 |
`ー――‐v――――' r――――――――――ュ
| ん、なんだ抹拉刺。 .|
―――――――――――――――――`ー――――‐v――――''‐
トルゥイ殿下がまだお見えではないのですが…
――――――――――‐y―――――――――――――――――
彡¶ シ¶ ¶〜
.∩__∩. ∧_∧ ∧⌒∧ ∧⌒∧ /〇.\
( ,,,´∀) (, =゚ω)ノ(__;・∀)ノミ゚Д゚ ,,ミ (ハ` ヽヽ
(::::”ソ:| (:::”ソ:§/ _~))§(゙`i%i%| (( (|XXXii)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――‐'`ー――――
ああ、そのうち来るだろう。来たら統括を代わってもらえ。
――――――┬―――'`ー―――┬――――――――――――‐
| は、はい… |
`ー―――――――'
―――――――――――――――――――――――――
陛下、もうよろしいのでしょうか?
――――――――‐v――――――――――――――――
うむ。戦はバトゥがなんとかやるだろう。モンケも海戦に
勝ったらしいからの、朕が出る幕はもう少ないだろう。
それに明日は内閣人事の最終調整と勅選議員の欠員の
補充のための人選びもせねばならん。
…抹拉刺もやはり閣僚に必要だな。
―――‐v―――――――――――――――――――――
¶ー
.∧⌒∧
.¶〜 (´∀`;ヾゝ
/〇\ (|##i##|)§
(´ハ`,ヾゝ(||||||||ヘ,、
.(|X★X|)§(__)‐''
(|||||||||'ヽ
―――――――――――――――――――――――――
陛下、そういう大事なことはあまり口にになさらぬ方が…
――――――――‐v――――――――――――――――
¶ー
…………
―――――‐'`ー――――――――――――――――
オヤジー、大変だー、トルゥイ殿下がー…
―――――――――――――――――――――――
同日5時22分 マルミミ共和国フサニア州南部
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∩_∩::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::::(, ・∀・rュ,,,,,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i´i´:::`i:::::::::::(´ .`:´.ゞ三ニニ゙:::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ゞゝ,,ノ__,rニ二二||_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r''´ 〃〃〃/ニi;r;r-、ヾゞゞヾ!、::::::::::::::::__:::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 〃〃〃iニi.|_|.|i( (,二二二二二二(_◯::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i___,ヾ_ヾ_ヾ_ヽニiニi ゞ‐''iニiニ〃/i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::゙(_)| ̄ ̄|三| ̄|三l三l三l三l三l三l;|ヾヾヾ>|OO|ヾヾヾヾ>\::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::/ ̄ ̄!二! ̄|三l三l三l三l三l三l;|ヽ ̄ ̄~ヽヾヾヾヾヾヾ.ヾ:ヽ~ ̄ ̄ヽ::
:::::::::::::::`i-、,,_ |三l三l三l三l三l三l;| _,〉-'-'-'-〉>;;;>;;;>;;;>;;;>;;ヾ:〉-'-'-'-〉
::::::::::::::::::ヘ_ソ;;r''‐ュ‐r‐ュ‐r‐.ュ‐r‐.ュ.‐r‐.ュ‐'_;!三三;!>;;>;;;>;;;>;;;>;;;>;;;>゙!三三;!´:::
::::::::::::::::::::ヘ ||.O||.||.O||.||.O||.||.O|| ||.O||.゙/三三/〃〃〃〃〃/..゙/三三/:::::::
::::::::::::::::::::::\ヾ_;ソ.ヾ_;ソ.ヾ_;ソ.ヾ_;ソ. ヾ_;'/三;;/;.ヾ_;ソ.ヾ_;ソ. ヾ_;'/三;;/:::::::::::
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ̄ ̄ ̄
丸耳共和国軍主力戦車 T-55(ERA付き)
100o54口径施条砲D-10T×1
7.62o機銃SGMT×1(同軸)
12.7o機銃DShK×1(対空)
ERA(爆発反応装甲)って戦車の外観を損ないますね…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
∧o∧ oO
( ´ ‐ `)
―――――――――――――――――――――――――――――
全くBMPの中は狭くてかなわんぞゴルァ!
―――――――‐v―――――――――――――――――――――
はやく最新型のBMP-3が配備されるといいモナ。
――‐v――――――――――――――――――――――――――
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(((二((>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::〃;_____ __"'/ニユソ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::`/ | .\))二(ニニニO:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
―――‐'―――┴―――'‐'――――--、、,―--、、,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(/ (/ l二) ``゙゙'''‐‐-、、゙゙'''‐-、、,_::::::::::::::::::::::
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ヾ_ヽ/ ̄ ̄/-'::::::::::::::::::
,r;`‐" | `‐" `‐" i゙`''‐,―,‐゙. /―、ヾゝ::::::::::::
‐‐、、 .,r‐‐、、 ,r‐‐、、 ,r‐‐、、 .,r‐‐、、 ,r‐‐、、ゞ,,/ ;/ .//.000〃':::::::::::::
O ||||‐|| .O |||‐|| .O |||'|| .O |||'|| .O |||'|| .O ||//――´/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~
__;ソソ ゞ__;ソソ ゞ__;ソソ.ゞ__;ソソ ゞ__;;ソソ.ゞ__// //
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
__ __ 丸耳共和国軍歩兵戦闘車 BMP-1
l´__`l l´__`l 73o2A28低圧砲×1
(, ´∀) (゚Д゚ ) 9M14Mマリュートカ(AT-2スワッター)ATM発射機×1
〔二〔〕´'つロ (つロと)〕 7.62oPKT機銃×1(同軸)
<__/_)⊂⊂ヽ_;ゝ
―――――――――――――――――――――――――――――
それにしても敵が来てるってのにいつまで待ってりゃいいんだ?
―――――――‐v―――――――――――――――――――――
多分増援部隊が着くまでモナ。フサニア軍団は機械化部隊と
いっても旧式装備が主体モナからね。
――‐v――――――――――――――――――――――――――
そうは言ってもこのままぼんやりしてると…
―――――――‐v―――――――――――――――――――――
O ||||‐|| .O |||‐|| .O |||'|| .O |||'|| .O |||'|| .O ||//――´/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~
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!`‐''''''''´!三! 目目目目!三!
ヽ0000/‐;/――――;/‐;/
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(つロと) と´ 〔〕二〕
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歩兵戦闘車は後退する!敵は戦車に任せろ!
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と、とにかく武器を…対戦車ミサイルは…
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と´‐:‐ ``つ と‐:‐`つ
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目標、0時の敵戦車、距離1600、てっ!
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1時方向より砲撃!砲撃用意!目標1時の敵戦車!
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VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
て っ !
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
| _l_l . l __| l
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敵戦車、撃破!
_______________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
形勢不利!我が軍は一時後退する。
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ゞゝ,,ノ__,rニ二二||_::::::::::::::ギュラギュラ:::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;r''´ 〃〃〃/ニi;r;r-、ヾゞゞヾ!、::::::::::::::::_:::ギュラギュラ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 〃〃〃iニi.|_|.|i( (,二二二二二二( ◯:::::::))::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ヾ_ヾ_ヾ_ヽニiニi ゞ‐''iニiニ〃/i:::::::::::::: ̄::::::::::::::::::::::::::::::
゙(_)| ̄ ̄|三| ̄|三l三l三l三l三l三l;|.ヾヾ>|00|ヾヾヾヾ.>\::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::/ ̄ ̄!二! ̄|三l三l三l三l三l三l;|ヽ ̄ ̄~ヽヾヾヾヾヾヾ.ヾ:ヽ~ ̄ ̄ヽ:::::::::::
:::::::`i-、,,_ |三l三l三l三l三l三l;| _,〉-'-'-'-〉;;>;;;>;;;>;;;>;;;>ヾ:〉-'-'-'-〉::::))::
:::::::::ヘ_ソ;;r''‐ュ‐r‐ュ‐r‐.ュ‐r‐.ュ.‐r‐.ュ‐'_;!三三;!;;;>;;;>;;;>;;;>;;;>;;;>;゙!三三;!´:::::::::::::
:::::::::::ヘ ||.O||.||.O||.||.O||.||.O|| ||.O||.゙/三三/〃〃〃〃〃/..゙/三三/::::::(⌒`
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 ̄ ̄A ̄ ̄T ̄ ̄M ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
対戦車ミサイルで敵戦車を足止めする。発射!
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::シュバッ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::〃;_____ __:::'/ニユソ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::"':::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::`/ | .\))二(ニニニO:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ヾ_ヽ/ ̄ ̄/
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2時方向よりATM、被害僅少、反撃する!
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や、やばいモナ、後退、次弾装填、
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―――‐'―――┴―――'‐'――┴―--、、,―--、、,_::::::::::::キュラキュラ::::
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二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ヾ_ヽ/ ̄ ̄/ ))
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目標2時、距離2000、徹甲弾装填!
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目 標 補 足 !
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ジグザグで全速後退、稜線に隠れろ!ATM発射用意!
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i()'´`‐-‐'`‐-‐'`‐-‐'`'!´!三i三!´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/'!三i三! ヽ
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ゞ_ソ、_ソ、_ソ、_ソ、_ソ、_;/;三/,_ソ、_ソ、_ソ、_ソ、_ソ、_;/;三/ .\\
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敵戦車、撃破!
______________________________________
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た、助かった…って、え、た、退…
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`/ | .\))二(ニニニO ゴーーーーッ
―――‐'―――┴―――'‐'――――--、、,―--、、,_ ギュラギュラ
(/ (/ l二) ``゙゙'''‐‐-、、゙゙'''‐-、、,_ギュラギュラ
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ヾ_ヽ/ ̄ ̄/ .___tr
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,,ri!' `i゙i゙'◎''i.i';!;;-‐''゙;;_`゙'''';;-‐''''゙;´`゙'''';;-‐''''゙;´`゙'''゙,,、.(.◎.》|
=!!''. ゞ''-''"'ii゙rュ゙iiii゙rュ゙iiii゙rュ゙ii ii゙rュ゙iiii゙rュ゙iiii゙rュ゙iiii゙rュ゙ii .`;/゙!
゙´ .`''‐、ゞ,゙,ノ.ゞ,゙,ノゞ,゙,ノ .ゞ,゙,ノ.ゞ,゙,ノ.ゞ,゙,ノゞ,゙,ノ-'´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
――――――――――――――――――――――――
くそっ、歩兵戦闘車が…後ろに回り込まれたか…
―――――――――――――‐v――――――――――
::::::::::::::::::(;;;;;;;;ヾ;;;;!'':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(;ゞ;;;ソ‐'' ドカン
炎ソ' ヘ,ii_ /
<<r三三! ヾ`〇) / ´
´´´ ̄ ̄ ̄ ̄```''''''‐‐‐---、‐゙,,,,_三! < ___,,,,、、r-‐''
 ̄ ̄````'''''''―
l´三`ヘ
_ (・;゙())ニ〉,,_,、
i´.i´ `iと i´ ̄~`i二 ゙̄'
__ゞゝ,,ノ |,r'ニニニニ'ュtロ ∬
/ ヾ>、>、>ヽ__!ロ!__>、>、>゙`>, __ ∬''
.i' ヽ>ヘ,〉,〉,〉,〉! !(_(二二二二(_◯'''
._|__〈,,/_/_/_/ゞ、ィィ__ソ_/_/_/_/_.〉._
〔〕||´ ̄||〔二〕!〇〇!□□□□□□□□□□□ .|| ̄`||〔〕
〔〕||´| ̄| ̄|`|□□□□□□□□□□□□|´| ̄| ̄|`||〔〕
〔〕||゙!三三三!゙□□□□□□□□□□□□゙!三三三!゙||〔〕
〔〕||.|三三三| |'―――――――――――'| |三三三| ||〔〕
|三三三|゙□□□□□□□□□□□□゙|三三三|
|三三三|.` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ |三三三|
~~~~~~~~~ ~~~~~~~~
同日6時54分 モララバード 欧州方面軍司令部
――――――――――――――――――――――――――――
報告します!本日5時24分、丸耳共和国軍フサニア軍団の
第七機械化歩兵師団がモーナ軍戦車部隊と交戦、先鋒の機甲
大隊一個が包囲された模様、現在同師団は旅団戦闘団一個を
救援に派遣、マルノエ近郊にて激戦を展開中、被害甚大!
―‐v――――――――――――――――――――――――――
それでガリシア軍団との連絡線はまだ維持されていますか?
―――――――――‐v――――――――――――――――――
¶E
..∩∩ ∧_∧ ∩_∩ .∧_∧ .∧⌒∧ ∧∧
(/)゚Д) (∀・; ) (Д`; ,).<`∀´ ;,> (・∀・ ;ヽヽ (Д゚ ,,)
ヾソ:=) (“ソ:=:“) (:=´~:::::)(“ソ:=::“:) (||堅|‡|゙|)§ .(ソ:=“)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――‐'`ー――――――――
偵察活動が甘いんじゃないか?警戒していたんだろう?
‐'`ー――――――――――――――――――――――――――
既に戦闘開始から時間がたっていますので不明ですが、
少なくとも連絡があった時点ではまだ維持されているようです。
偵察活動と仰っても我が軍はまだ旧式装備が主体のため、
暗視装置を積んだ偵察車が少ないのです。ですから奇襲を受け
ることになったのです。どうか新鋭の部隊を投入させてください。
――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――
私からもお願いします。せめて丸耳国の軍は国の自由にさせて
ください。このままではガリシア軍団だけでなくフサニア、ギコニア
の軍団、丸耳国南方方面軍全体も壊滅してしまいます。
―――――――――‐v――――――――――――――――――
だめだ。今兵力を西に集中させると中央ががら空きになる。
モナンスはともかくモランダ戦線は脆弱だ。ここを突破されると
丸耳国の首都圏が危険に曝される。欧州機甲兵団は反撃用と
して拘置中の部隊、敵部隊の動きにあわせて自由に動かせるが
マルミミ機甲軍は丸耳共和国・ジエン共和国首都圏防衛の要だ。
動かすわけにはいかん。それに報告が遅いじゃないか!
―――――――――――――――――――‐v――――――――
¶E
..∩∩ ∧_∧ ∩_∩ .∧_∧ .∧⌒∧ ∧∧
(/)゚Д) (,;・∀・) ( , ;´Д).<`∀´ ;,> (∀‐ ;,ヽヽ (Д゚ ,,)
ヾソ:=) (:”ソ:=”) (::~:`ソ:)(“ソ:=::“:) (||堅|‡|゙|)§ .(ソ:=“)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――‐'`ー―――――――――――――――――
軍団や方面軍、参謀本部を経由してくるため伝達は遅れます。
それならば丸耳国北部方面軍から部隊を送ることになりますが、
よろしいですか?勿論民兵も動員します。
――――――――――――――――――‐'`ー――――――――
ああ、その辺は好きにやれ。都市の要塞化も進めろ。
そして情報は速やかにくるようにしろ。
――――――――――――――――――――――――――――
9月28日7時45分 モナンス占領下のモヘミア行省北西部モラビア地区某所
―――――――――――――――――――――――――――――――――
よし、次だ!313号車、車体を旋回させろ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――
.__| ̄|__ □□ / ̄| __ _
|__ __| ./ ./ |_| | |
.__| |__ ___ / .| ._______ | |
|__ __| |__ .| |,,,,/| | |_______| / /
.| | ___| |_ | | ___/ /
.|_| |____.| .|_| |___/
.| }ニ=tキロ===━
.| _______tュi゙iェェ|.|ェェェl´゙゙|‐;ュ_rュ __
tr''゙´| ゙̄r´,,o‐,o‐,o,‐o 313||╋ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄```'゙'''''‐'rr―-tュ
. rュ| .|.□| `'=`'=`'ol`i,o,,o,,o.||゙r―‐ュ .______ |.|__.|| ̄|`l―rrri―rュ―
. '‐゙―┴゙'┴―――`゙=゙="="ニl___,,! |.|__.||_|,,,l―''‐''―'‐'―
.ロ ti..ti_,,,`、、ti`―"`――┬―――'''´―t--'r―''''´´´ ̄ ̄ ̄ ̄
_,rェェュ_|,,,、、-ii‐ii‐'''''´||´|| ,||, | ||||||| | ̄ ̄|
/_|  ̄l ̄ ̄ ̄''l ̄ ̄ ̄''l ̄ ̄ ̄''l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`!\__|____|____|____|,,_ ._,,|,,_ ._,,|____,,,,
'i、,__,,ソ`‐'-'‐',r''゙゙`‐'、'‐',r;`‐'-'‐'、..,r;'`゙゙'''‐、- r;''"´ヾv..`r;'''‐-‐、、'"y;'' .ヾ.、 rr''
`゙'''‐、_`‐''`i.i. ◎ i.i‐i.i. ◎ i.i''i.i. ◎ i.i''i.i. ◎ i.i‐i.i. ◎ i.i‐i.i. ◎ i.i‐i.i. ◎
゙゙'''‐ヘ'、,,_,,ソ ヘ'、,,_,,ゾヘ'、,,_,,ゾヘ'、,,_,,ソ ヘ'、,,_,,ソ..ヘ'、,,_,,ソ..ヘ'、,,_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
モーナ帝国国防軍主力戦車 レオパルト2A4
ラインメタル120o44口径滑腔砲×1
7.62oMG3機銃×2(同軸+対空)
ギュィ〜〜〜〜〜ン
キュイン キィン キィィー キィーン
ガタガタガタガタ
,、_, キュラキュラキュラキュラ
i――'三`'ryyr―-、,,、___ r―――――― ュ
'―‐、'―'‐'-、,| |ィ'-'―' | よし、前進! |
r;‐'r´三;;r;‐r‐.r''´ ̄ ̄ ̄ ̄! ,、,、`ーy―――――'
(‐(、'―‐(‐(`‐'ー-‐-‐-―'i''!' (' )_
\\'―\\)000000'' i´ i''
´ ̄´ ̄ ̄´ ̄ ̄" ̄//´// ̄ ̄;";" ̄ ̄;;"" ̄ ̄'' ̄ ̄' ̄ ̄" ゙̄ ̄' ̄
,, ´‐ ´,, ´ - "// // ,,〃 〃''___,, ´ - "' " ,, 〃
' " ,, 〃 .// // _,,y―-、. l´__.`l,, ´‐ ´ "
'''''''''''''''''''''''''''' '''''''''' '''''''''`r===(w)i'''''''''''''''''(Д´ ゙iニ>''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
( = ゚∀) |:‐:::"゙::)
(:::"゙::::‐:) !:::‐::::´ゝ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄グロス・モナッチェラント ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
国防軍 大 モ ー ナ 装甲軍団軍団長 フォン・アヒャット中将
______________________________
――――――――――――‐'`ー――――――――――――――――
閣下、我が軍団の部隊はあと30分もすれば出撃が可能になります。
クルマルク装甲師団、ミュンヘンベルグ装甲師団、及びシィレージェン
装甲師団全て準備は順調とのことです。
――――――――――――――――――――――――――――――
※線路と貨車との間に盛り土をして戦車を貨車から降ろしています。
―――――――――――――――――――――――――――
よろしい中将。貴官の軍団の任務は重要な、そして危険な
ものである。言うまでもないだろうが常に先制と高速機動を
心がけ、敵に主導権を奪われるな。
―――――――――――――――――――‐v―――――――
,, ´‐ ´,, ´ - "// // ,,〃 〃''___
' " ,, 〃 .// // _,,y―-、. l´__.`l
'''''''''''''''''''''''''''' '''''''''' '''''''''`r===(w)i'''''''''''''''''(Д´ ゙iニ>''''''''''''''''''''''''''''
(, = ゚∀) |:‐:::"゙::)
(:::"゙::::‐:) !:::‐::::´ゝ
/::::::‐::::::! |::::|::::::::|
(;;;;;;;;;;);;;) (;;;;(;;;;;;;;;)
――――――――――――‐'`ー―――――――――――――
了解しました!敵をことごとく蹂躙してみせます。
―――――――――――――――――――‐'`ー――――――
よし、貴官は直ちに司令部中隊へ向かえ。出撃だ。
―――――――――――┬‐'`ー―――――――――――――
| はっ!
`ー――――――――――――――‐
同日8時20分 大モーナ装甲軍団集結地
r――――――――――――ュ
| 出発だ!戦車前進! |
`ー―――――‐v―――――'
| _l_l _| |
_r――‐ | / |
/ _,,ィ | ____________| /
_/ _| __,,,、/
/二(‐)ヽ
(・∀・ (()) | ,r‐、r;;
と━=tュニ{| | (;;;;;;!;;;;;;
_tュ‐ュ,,、、、-y-―‐_,,,、、--―'"‐'‐'‐`''┴――---、|__ (;ゞ;;;`'‐'
,r--、、-‐''´ _,,,、、-‐''_,,、-‐''´ ゙̄ヘ ̄ ̄ ̄./゙| .╋, ̄ ̄t''、''、''、''yュ||´| (;;;;;;;;;ヾ''
.0))二二二二二)_))二<_――<_――――‐〉――〈 : | |_|.t''、''、''、''yュ |'‐' (;;;;;;ゞ;;;ソ
.`"'''-、、,,, `"''‐、、_ `'''‐-、,,,_/___ヘ|_,,,、-‐''/"";二、二、y――――‐ュ、
_,,,、、--‐‐'''二二二二_,,,、、--‐‐''´´ ̄| ̄ ̄ ̄`| ̄ ̄`||||| ̄´〔__〕_____||;!
/二二二/〇)´/三//二二二/ ̄| ̄| ̄| ̄| ̄ ゙̄| ̄ ゙̄| ̄ ゙̄| ̄ ゙̄| ̄ ゙̄|二二二二ヽ/
iニllニl.i.`\ ̄ ̄ ̄ ̄iニllニl.i.`'┬'―'―'―'――┴―‐┴―‐┴―‐┴―‐┘i.i'(*);'!!;!〈!|
ヘニニ ヘ,,,ソ\___ヘニニ ヘ,ソ〃'ヾ、.〃`ヾ,〃`ヾ,〃`ヾ, 〃`ヾ, 〃`ヾ, 〃`ヾ=='"/―'
.ヘニニ ヘ、'`tュii ii`tュ.ii iiヘニニ ヘ.ii. 0. ii ii. 0 .iiii. 0 .iiii. 0 .ii ii. 0 .ii ii. 0 .ii ii. 0 .ii‐/
\ニニ\'ソ.ヘ、`ソヘ、`\ニニ\_,ソ ヘ、__ソヘ、__ソヘ、__ソ.ヘ、__ソ.ヘ、__ソ.ヘ、__ソ"
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モーナ帝国国防軍主力戦車 レオパルト2A5
ラインメタル120o44口径滑腔砲×1
7.62oMG3機銃×2(同軸+対空)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
前進開始!
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_r――‐ | / |
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キュラキュラキュラキュラ .__,riニi、、、-'三'三'三'゙'――‐r゙-.r--ュ
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ゴトゴトゴトゴト ,r゙゙‐r.┬―┬―┬t―‐‐┬―‐‐┬―‐‐┬―‐‐┬―‐‐┬ニニニニニi,/
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モーナ帝国国防軍主力戦車 レオパルト2A6
ラインメタル120o55口径滑腔砲×1
7.62oMG3機銃×2(同軸+対空)
| _l_l _| |
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_/ _| __,,,、/
ギュラギュラギュラギュラ ガタガタガタガタ
.r―ュ |三'| |
_t‐tュ'rユ_,、}三t{---'三三三`―――-、
_______y'゙-<''‐/___/_ヽ___ヘ|╋ ̄ゞゞゞゞ'|
―――――――'-、-'―\___\_/__/|ゞゞゞゞ'y---'_____
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!三三!`r‐ュ !三三!`i‐、y‐‐y‐'y‐‐y,‐‐y,‐‐y,‐‐、'':;!::::゙ヽ:::
.ヘ;三;;ヘ''ー゙―――――‐ヘ;三;ヘ''rュ|||.rュ||rュ||rュ|||rュ|||rュ|||rュ||;/ゞ ;ノ;;
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三三二ニニニニニ===―― ―――===ニニニ二二三三三――
ニニ===―― _,,,_ ――==ニニ三
( ) ―――===ニニニ二二
`'''''゙
,ヘ''ヽヘ,、,、 ._,,、yヽ,、
/ 、/ ヽ`゙ヽ、/ ヾ/´ヾヽ、/\''ヘヘ、_,、 ./!`y、,、
`゙ヽ、 /!\ \-、 \/\`\/ /V 〉、\"ヽ、へ、,、/l\へ
/ ヽ、 /ヽヾ``''-、\/!\ !ヽ;! ,/| \ /\ /``\.\/\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄```````'''''''''''――---`-、、、,,,,__ _ y' \ /\| \
__ / / キュラキュラキュラキュラ /`/ ̄``'''''‐-、、 _,,,,,,、、、-
<o‐<‐〉! / ____ ./ / -―''''''´´´ ̄
t'三三'ュ;;;;!/ ガタガタガタガタ .〈‐{o}‐〈i_ ./
``'''' ``''''~ .t'三三'ュ;;;;!/
――――--------、、、、、,,,,,,_.``'''' ``'''' ギュラギュラギュラギュラ
 ̄`''''‐-、、,,,_
/(‐)ニヽ
(・())゙ ). |
と━=tュニ{| |
_tュ‐ュ,,、、、-y-―‐_,,,、、--―'"‐'‐'‐`''┴――---、|__
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続く
欧州方面軍
├欧州方面航空軍団
├欧州機甲兵団
│├キプニャク機甲軍団:141AD、142AD、143AD、144MD
│├丸耳機械化軍団:129AD、130MD、131MD、132MD
│├ジサクジエン軍団:133MD、134MD、135ID、136ID
│├ジャイラル軍団:37AD、38AD、39MD、40MD
│└キプニャク予備役軍団:218ID、219ID、220ID、221ID
├モララー兵団
│├モララー第一軍団:137MD、138MD、139MD、140MD
│├モララー第二軍団:145ID、146ID、147ID、148ID
│├モララー第三軍団:149ID、150ID、151ID、152ID
│└モララー予備役軍団:222ID、223ID、224ID、225ID
└モヘミア兵団
├モヘミア第一軍団:153AD、154AD、155MD、156MD
├モヘミア第二軍団:157ID、158ID、159ID、160ID
├モヘミア第三軍団:161ID、162ID、163ID、164ID
├モヘミア第四軍団:165ID、166ID、167ID、168ID
└モヘミア予備役軍団:226ID、227ID、228ID、229ID
丸耳共和国国防総司令部
├統合参謀本部
│├┬陸軍・空軍参謀本部
││├軍事情報本部
││└その他の機関
│├南方方面軍
││├ガリシア軍団:3ID、4ID、5ID、12ID
││├フサニア軍団:6MD、7MD、9MD
││├ギコニア軍団:11ID、15ID、22ID
││├第一航空軍団
││├南部方面兵站軍団
││├その他の部隊
││└予備:23ID、25ID
│├北方方面軍
││├マルミミア軍団:1ID、2ID、10ID
││├シィスパニア軍団:13ID、14ID、16ID
││├モラルニア軍団:8MD、17MD、18MD
││├第三航空軍団
││├北部方面兵站軍団
││├その他の部隊
││└予備:24ID
│├マルミミ機甲軍
││├第一機甲軍団:26AD、27AD、30MD
││├第二機甲軍団:28AD、29AD、31MD
││├オニギリア軍団:19MD、20MD、21MD
││├第二航空軍団
││├機動兵站軍団
││├その他の部隊
││└予備:32AD
│├都市防空軍団
│├航空輸送軍団
│├統合兵站軍団
│├その他の部隊
│└予備:33AD
└民兵軍:34〜82ID(総兵力55万)
ジサクジエン共和国国防総司令部(総兵力12万+予備役)
├空軍参謀部
│├戦闘航空群
│├航空輸送群
│├航空支援群
│└その他の組織
├陸軍参謀部
│├第一軍団:1MD、2MD、3MD
│├第二軍団:4ID、5ID、6ID
│├第三軍団:7ID、8ID、9ID
│├予備役集団:10〜22ID
│└その他の組織
└その他の組織
国防軍参謀本部
├北方軍集団(フォン・レープ元帥)
│ ├第一装甲軍┬グロス・モナッチェラント装甲軍団:クルマルクAD、ミュンヘンベルグAD、シィレージェンAD、1HB
│ │ ├第一装甲軍団:1AD、2AD、1MD
│ │ ├第二装甲軍団:3AD、4AD、2MD
│ │ ├第一軍団:5AD、3MD、4MD
│ │ ├軍航空部隊:2HB、3HB
│ │ └軍予備:パンツァー・レーアAD、6AD
│ ├第二装甲軍┬第三装甲軍団:7AD、8AD、5MD、
│ │ ├第四装甲軍団:9AD、10AD、6MD
│ │ ├第二軍団:11AD、7MD、8MD
│ │ ├第三軍団:9MD、10MD、11MD
│ │ ├軍航空部隊:4HB、5HB
│ │ └軍予備:12AD
│ ├第一軍──┬第四軍団:12MD、13MD、14MD
│ │ ├第六軍団:18MD、19MD、20MD
│ │ ├第七軍団:1ID、2ID、3ID
│ │ ├第十軍団:9ID、10ID、11ID
│ │ └軍予備:12ID
│ ├第一航空艦隊
│ └軍集団予備┬第五装甲軍団:13AD、14AD、15AD
│ ├第九軍団:6ID、7ID、8ID
│ └第十一軍団:13ID、14ID、15ID
└西方軍集団(フォン・モラッセルン元帥)
├第三装甲軍┬第六装甲軍団:16AD、17AD、21MD
│ ├第七装甲軍団:18AD、19AD、22MD
│ ├第八装甲軍団:20AD、21AD、23MD
│ ├第九装甲軍団:22AD、23AD、24MD
│ ├軍航空部隊:6HB、7HB
│ └軍予備:24AD
├第二軍──┬第五軍団:15MD、16MD、17MD
│ ├第十三軍団:19ID、20ID、21ID
│ ├第十六軍団:28ID、29ID、30ID
│ ├第十七軍団:31ID、32ID
│ └軍予備:36ID
├第三軍──┬第八軍団:4ID、5ID
│ ├第十二軍団:16ID、17ID、18ID
│ ├第十五軍団:25ID、26ID、27ID
│ └軍予備:37ID
├第二航空艦隊
└軍集団予備┬第十装甲軍団:25AD、26AD、27AD
├第十四軍団:22ID、23ID、24ID
└第十八軍団:33ID、34ID、35ID
装甲師団32、装甲擲弾兵師団24、擲弾兵師団37、空中旅団7
計93個師団、7個旅団
※東部方面軍その他は省略、というか未設定。
hosyu
投稿待ち・・・・
hosyu
9月28日9時58分 モナコルム万安宮
―――――――――――――――――――――――――――――――――
ご苦労だったなモンケ、敵艦隊は壊滅したそうではないか。
――――――‐v――――――――――――――――――――――――――
はい、これは全て部下の働きによるもの、彼らに然るべき賞与を与えて
いただきたく存じます。
―――――――――――――――――――――――――‐v―――――――
うむ。この戦果は明日の新聞の一面を飾るであろう。そしてサクッチ上将は
元帥に、サクエン大将は上将に昇進、お前も含め三人に名誉勲章を授与、
参戦した中将クラスには上級の勲章を与える。他の叙勲と人事は全てお前に
任せる。損害を受けた部隊の再建も急いでくれ。
――――――‐v――――――――――――――――――――――――――
┏━━━━━┓
┃ .〜¶ ┃
@@@@@@@@@@@@@@ ┃ ∧⌒∧ ┃@@@@@@@@@@@
┃ノ ( ´∀`) ┃
___〜¶__ ┃§(|#◎#|). ┃ ,r‐-、,,,__
彡ミ | | /○\| __. ┃ (ヘ||||||||) ┃ ヽ@====/
|ヽ | | ノノ,´ハ`)/ ./. ┃ (__)_). ┃ (□´ ヘ;ヽヽ
|ヽ | |§(|X★X/_〇 . ┗━━━━━┛ |:ロ“ゝ' )§
⊥ l二二二二l二二二二二二l /:__‐'\,ゝ
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r―――――‐'`ー――――――
| はっ、ありがとうございます。
`ー――――――――――――
249 :
2/68:03/11/01 00:13 ID:N/Y2MHmI
―――――――――――――――――――――――――――――――――
ところでモンケ、その格好は…?
――――――‐v――――――――――――――――――――――――――
はっ、しまった!艦隊の巡洋艦の中に正装を忘れて…
―――――――――――――――――――――――――‐v―――――――
┏━━━━━┓
┃ .〜¶ ┃
@@@@@@@@@@@@@@ ┃ ∧⌒∧ ┃@@@@@@@@@@@
┃ノ ( ´∀`) ┃
___〜¶__ ┃§(|#◎#|). ┃ ,r‐-、,,,__
彡ミ | | /○\| __. ┃ (ヘ||||||||) ┃ ヽ@====/
|ヽ | | ノ.;´ハ`)/ ./. ┃ (__)_). ┃ Σ(□´ ;ヽヽ
|ヽ | |§(|X★X/_〇 . ┗━━━━━┛ |:ロ“ゝ' )§
⊥ l二二二二l二二二二二二l /:__‐'\,ゝ
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――‐'`ー―――――――――――――――――――――――――
…まあよい。とにかく、敵の陸軍部隊の侵攻が本格化しつつあるから、
そちらの対応も忙しい。それに今日は内閣を親任することになっている…
――――――――――――――――――――r―――――'`ー――――――
| それでは、これにて失礼…
`ー―――――――――――‐
250 :
3/68:03/11/01 00:14 ID:N/Y2MHmI
―――――――――――――――――――――――――――――――――
た、た、大変です!陛下、…殿下もおいでですか。
―――――――――――――――――――――――――――――‐v―――
な、なんだハニャンハタイ大佐ではないか、どうしたのだ?
―――――――――――――――――――――――――‐v―――――――
┏━━━━━┓
┃ .〜¶ ┃
@@@@@@@@@@@@@@ ┃ ∧⌒∧ ┃@@@@@@@@@@@
┃ノ ( ´∀`) ┃
___〜¶__ ┃§(|#◎#|). ┃ _,,,r―-、 .,,,,,,,,,,,,,,,,
彡ミ | | /○\|. ┃ (ヘ||||||||) ┃ ヽ====@/ |,l⌒l,,,,,,,)
|ヽ | | ノ.;´ハ`) ┃ (__)_). ┃ ノノ,; `□) ミ゚Д゚; ミ
|ヽ | |§(|X★X|つ__.. ┗━━━━━┛ .(:ロ“ )§と“:=“:つ
⊥ l二二二二l二二二二二二l /:__‐'\,ゝ /::::::‐::ゝ
|__| | | | (_(__) (__ソヽJ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――――――――‐'`ー―
ジサクジエン共和国首都ジエナードに敵機甲部隊が出現、現在戦闘中です!
――――――‐'`ー―――――――――――――――――――――――――
馬鹿な!国境線から500km以上離れているではないか!しかもモランダの
北には我が欧州方面軍の本隊がいるのだぞ!それが貫かれたというのか!
――――――――――――――――――――――――――――――‐'`ー―
欧州方面軍も混乱しているようです。しかしジエン共和国のテレビには敵の
戦車部隊がはっきりと…
―――――――――――――――――――――――――――――――――
251 :
4/68:03/11/01 00:15 ID:N/Y2MHmI
同日10時15分 ジサクジエン共和国首都ジエナード近郊
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
目標0時、距離2000、テッ!
_______________________________
| _l_l . l __| l
._| __r―┐ | /
__| __/ __/
| |
| ._ | ,ri||!''
| ._| ロ! | ;i||!'
,yoo'y--、、,r'‐'r゙‐ュ_,rtoェ'ェ'ュ_ i||!
t'yyy|___/゙ヘ~`‐-゙ヘ;r=i''''rュ_ヘ_____i||!
____'、―'、__,\/二二/ゞy゙'-゙'―;―――――||l
,!____`二二二二二`'''‐-、、;;;tュ_二二二二'''‐-、、 ||i
|‐!__,|__,|__,|__,|__,|__|__|__|yi―‐i'y ,yO`i―‐;' .!|、 ,,,,, ,r
ヘ'' .;r=ュ;r=ュ;r=ュr=ュr=ュr=ュ,r=ュ'、/三;/二二二//三;/ ゙'!|i、 ( )⌒!
ヽ.i、゙ソ.i、゙ソ.i、゙ソi、゙ソ、゙ソ、゙ソ.i、゙;/‐;/,゙ソ、゙ソ.i、゙;/‐/ ゞii、 r''⌒ゞ(⌒ ゞ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~~~~~~~~~~~~~´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
252 :
5/68:03/11/01 00:15 ID:N/Y2MHmI
| _l_l . l __| l
._| ‐ ┌‐ | /
__| ‐' __/ __/
ヘ ゝ、_ ._,,,,ソ / /
ヘ  ̄ ̄ /
\ ヾ
\ 〃 ゞゞゞ' ;;ヾ /
\\;; //
_,, ヾ;; ヘ / ;;/
i´ `i ヾゞ;; ;;
ゝ,,,ノヽ,r―‐iニニi―゙'―――――――――‐--'-'、、、,,,,,_ /
ゝ、| ̄ ̄□□゙| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|゙二ヽ ―
.(; ヘ!゙,、゙'i;;y‐‐、‐'‐y‐‐、―y‐‐'、―y‐‐.、―y'‐‐、―y‐‐'、ゞ,,i,ソ'´
`‐''、゙ソii' rュ 'ii‐ii' rュ 'ii‐ii' rュ 'ii‐ii' rュ 'ii‐ii' rュ 'ii‐ii' rュ 'ii / `
゙\'、.゙'゙.ソ..ヘ、゙'゙.ソ..ヘ、゙'゙.ソ..ヘ、゙'゙.ソ..ヘ、゙'゙.ソ..ヘ、゙'゙.ソ'"
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
敵戦車、撃破!
_____________________________
253 :
6/68:03/11/01 00:16 ID:N/Y2MHmI
―――――――――――――――――――――――――――――
ナ、ナーンテコトーダ!正面カライトーモ簡単ニ貫カーレテイルジャナーイカ!
――――――――――――――――――――――――‐v――――
ジサクジエン軍主力戦車T-72B
,r―ュ、 125o51口径2A26M滑腔砲×1
━==< (〇.,> 7.62oPKT機銃×1(同軸)
_y゙''-'゙‐'"'、,,,、、、---、、、、,,,,,__ 12.7oNSVT機銃×1(対空)
|;日日_/_/_/_/_/i;i´`i]ロロロi三゙yoo
<三<三<三<三<ゞ'-''i;((ニニ(二(ニニニニ(二()
_Atttttttttttt、----、三三'r‐tttュ>>―'y----、
| ̄ttttttttttti゙ヾ二`ヽOi、>>>>>>>>iOi´ヾ二`ヽ
ヽ____!_ソi゙三`i'>y、>>>>>>、y、>yi´三`i゙ __
ヘ,;!vyyyyyλ/ 三 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// 三 / .,r''´___゙ヽ
ヘ.! ! ! ! ! ! ;/ 三 /`ー―v―――'';/ 三 / ./ /´___ヽi
`''゙'゙''゙'゙'゙'゙''''''''''''゙ `''゙'゙''゙'゙'゙'゙''''''''''''゙ \'( ;・∀・)三ソニニ
/二/二/ヽ_>三>_
、‐/二/二<三<三<<三<三<‐-、-'、
254 :
7/68:03/11/01 00:17 ID:N/Y2MHmI
キュラキュラキュラキュラ ,r‐-、,,__
`iv)===ュ゙ .r――――――――ュ
(∀゚= ,) < よし、止まれ。 .|
━=tyと:::"::::::| `ー―――――――'
t'三'ュヾrェェェェェ'ュ_
yェ''/´| ̄ ̄ ̄oooo、 . |三|
!ニ!==============[ヾ/ | oooo、l二二二l .|三|
ヾ/____,|l二二二l____,,|___
._,,、r‐''゙´ ̄|三三| (二) ╋  ̄'―‐ュ___
,,、r''゙´ |三三| (〇) |]=))=))= 《=))=))= |
,r'―r――――――.r――――――.r――――――.r―.r―i
!、.. | | | | | .゙|
!'\|_______|_______|_______|__|,,イi
ゞ_ソ,〃'~~'ヾ 〃'~~'ヾ 〃'~~'ヾ 〃'~~'ヾ 〃'~~'ヾ 〃'~~'ヾゞ,__,ソ
\|| ◎ |||| ◎ |||| ◎ |||| ◎ |||| ◎ |||| ◎ || /
\、__,,ノ゙ヘ、__,,,,ノ゙ヘ、__,,,,ノ゙ヘ、__,,,,ノ゙ヘ、__,,,,ノ゙ヘ、__,,,,ノ'゙
`~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
モーナ帝国国防軍歩兵戦闘車 マルダー2
20o機関砲×1
ミラン2対戦車ミサイル発射機×1
7.62o機銃MG3×2
※マルダー2はごく僅かしか生産されておらず、資料も少ないので一部想像図です。
武装についてはミサイルは砲塔右側に発煙弾発射機がないことから、こちらに
装備されるものと想定しました。なお左側の発煙弾発射機は増設しています。
255 :
8/68:03/11/01 00:18 ID:N/Y2MHmI
――――――――――――――――――――――――
どうやら戦況は有利のようだな。
―――――――――――‐v――――――――――――
,r''''´ ̄ ̄`'''‐-、_
/\、,,,_ `'ヘ、,,_ ._
\二二二二二二二二二二二二二二/
|ヽ |
,,|ソ_____________|
,,、‐''´__,,,,,、、--‐''''´ ヽ
 ̄ ̄/ .ヘ
! 〇 i
i .i
.'―‐i ── |
,i ── !
,/ /
\ /
/´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヘ
256 :
9/68:03/11/01 00:19 ID:N/Y2MHmI
―――――――――――――――――――――――――――――――――
これはこれはアヒャット中将閣下、前線までお越しですか。
――――――――――――――――――‐v――――――――――――――
_,,r―-、
゙'r==(w)ュ'
(,, ´M`)
と::"::‐:=:つ
_エエエエエエ_
/o,o,o,o ̄ ̄[□゙ヽ
/ ゞゞゞゞ.、╋ i ヘ)(ニ(==========(ニO
/二二/二/゙/____ヘ_i_,,ヘ_ソ、__
./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄((ニニニニニニニニ(()'''‐-、、、,,,,__゙゙゙'''‐-、、、,,,,__
/______________________二ニ''‐、三三三ヽ
!--、、,,,,___ __/゙ヘ_ ____ ____\/(()/ ./
§=;;y'´゙`ヾ;;゙ヘ_/y'´゙`ヾ;;;;ヘ ./y'´`ヾ;;゙ヘ_/y'´゙`ヾ;;;ヽ/\''/___/
. ヘ、,,_i;;;;;-、;;゙i;;;;;i...i;;;;;-、;;゙i;;;;;iヘ /゙'i;;;;;-、;;゙i;;;;;i...i;;;;;-、;;゙i;;;;;i /____,,イ
. \|;;;i.0.i;;;|;;;;;| |;;;i.0.i;;;|;;;;;|‐`ー―゙'―|;;;i.0.i;;;|;;;;;| |;;;i.0.i;;;|;;;;;|)二)ニ)).i;;;|;;;;;|
!;;゙'‐'゙;;;!;;;;;!'''!;;゙'‐'゙;;;!;;;;;! ̄'!;;゙'‐'゙;;;!;;;!;;゙'‐'゙;;;!;;;;;!'''!;;゙'‐'゙;;;!;;;;;! ゙̄!;;゙'‐'゙;;;!;;;;;!
ヾ、;;;ソ;;ソ;;;;ヾ、;;;ソ;;ソ ヾ、;;;ソ;;;;;ヾ、;;;ソ;;ソ;;;;;ヾ、;;;ソ;;ソ ヾ、;;;ソ;;ソ
モーナ帝国国防軍装甲偵察車 ルクス
20o機関砲×1
7.62o機銃×1(同軸)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
おう、少将。作戦は順調だ。二日以内にGM軍団は防衛体勢を整えるつもりだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――
そうですか。もうそろそろ敵軍が向かってきますか?
―――――――――――‐v――――――――――――――――――――――――
そうだ。既にモランダ北部ノルトブラバント方面の欧州機甲兵団に動きがある。
そろそろこの師団にも軍団司令部から連絡がいく。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――
わかりました。私は一旦司令部に戻ります。
―――――――――――‐v――――――――――――――――――――――――
_,,r―-、
゙'r==(w)ュ'
(,, ´M`) ,r‐-、,,__
(::"::‐:=:つ `iv)===ュ゙
_エエエエエエ_ (∀゚= ,)
/o,o,o,o ̄ ̄[□゙ヽ ━=tyと:::"::::::|
/ ゞゞゞゞ.、╋ i ヘ)(ニ(==========(ニO t'三'ュヾrェェェェェ'ュ_
/二二/二/゙/____ヘ_i_,,ヘ_ソ、__ yェ''/´| ̄ ̄ ̄oooo、 . |三|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミュンヘンベルグ装甲師団師団長 モナルデン少将
____________________________________
同日10時20分 モララバード 欧州方面軍司令部
――――――――――――――――――――――――――――
一体どうなっているんだ!何で敵軍が戦線後方に現れるんだ!
――――――――――――――――‐v―――――――――――
落ち着いてください。可能性として考えられる点を列挙して
みましょう。何か分かるかもしれません。
――――――――――――――――――――――‐v―――――
¶E
∧_∧ ∩_∩ ∧_∧ .∧⌒∧ .∧∧
(, ・∀) ( ;´Д`) <, ;`∀´> (・Д・ #ヽヽ. (゚Д゚,,)
(:”ソ:=”) (:”ソ:=”) (“ソ:=::“:) (||堅|‡|゙|)§ .(ソ:=“)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――‐'`ー――――――――――――――――――――
まず考えられるのはこの敵はモーナ軍でなくモヘミア人の軍が
反乱をおこしたのではないかということです。
―‐'`ー―――――――――――――――――――――――――
しかしモヘミア兵団からは異常な報告はありません。それに
モヘミア兵団の大半は丸耳国に移動中です。
――――――――――‐'`ー――――――――――――――――
高麗人はまだモナンスの捕虜のままですニダ。そういえば
モナンスは…
――――――――――――――――――――――――――――
同日10時28分 モナンス共和国首都モパリ 首相官邸
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
|____________|
――――――――――――――――――――――――
あの〜、まだ始まりませんか?
―――‐y――――――――――――――――――――
もうすぐだそうだ。少し待ってくれ。
―――――――――――――――――‐v――――――
∧_∧__
()) ・∀・)]__])
( {ii} つ[/ ∧_∧ .∧_∧
| | | . | | (, ´∀`) (・ )
(__(___)゙| |\ ( ”‐: ”) (〉 )
./_‐_:__,! | | |
(___)__) (___)__)
|______|
|______|
|______|
,へへ,
(ー・ ,)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| []と .) ))
| | /:__‐_,ゝ
|____________| (_ソ`J
――――――――――――――――――――――――
あ、総理が来られた…
―――――――――――――――――‐v――――――
∧_∧__
( (()・)]__])
( .つ[/ ∧_∧ .∧_∧
| | | . | | ( ´) .(, ・)
(__(___)゙| |\ ( ”‐: ”) (〉 )
./_‐_:__,! | | |
(___)__) (___)__)
―――――――――――――――――――――――
国民の皆さん、首相のヒラーヌです。
今回は重要なお知らせがあり、こうして国民の皆様に
直接お話ししております。
―――――――――――‐v―――――――――――
.______
|______|
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|______|
へ_へ
( ・ー・ ,)
__( <y> )
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
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―――――――――――――――――――――――――――─
この度モナンス共和国政府はモナゴル連邦帝国からの脱退と、
モナゴルの協力者たる大統領の追放を決定しました。
同時に共和国政府はモナゴル帝国に対し宣戦を布告し、モーナ
帝国と軍事同盟を締結することと決しました。
そうする以外にモナゴル帝国の強大な軍事的圧力に抗する術は
ないからであります。
―――――――――――‐v―――――――――――――――─
.______
|______|
|______|
|______|
へ_へ
( ・ー・ ,)
__( <y> )
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
|____________|
―――――――――――――――――――――――――
冷戦末期以来モナゴルは欧州の悲運に付け入り、
我々の経済力と技術を我が物とすべく、狡猾な外交政策
を展開し、欧州諸国を搾取し続けてきました。
――――――――――――‐v――――――――――――
|
|
|
へへ |
(ー・ ) .|
__ ど ) .|
| ̄ ̄ ̄ ̄|/_‐_,ゝ |
| |(___)) .|
|____| ̄ ̄ ̄| |
――――――――――――‐'`ー―――――――――――
欧州諸国をモナゴルの軛から解き放ち、異民族による
支配の屈辱から脱するには、モーナ帝国の軍事力を
以ってするより他にないのであります。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――─
政府はモナゴルの協力者全てに速やかなる国外退去を命じ、
従わない者には国家反逆罪を適用します。
なお政府はこの件に関する特別立法を速やかに議会に提出し、
その成立を図るものであります。
―――――――――――‐v―――――――――――――――─
.______
|______|
|______|
|______|
へ_へ
( ・ー・ ,)
__( <y> )
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
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同日10時32分 欧州方面軍司令部
――――――――――――――――――――――――――――――
私といたしましては欧州諸国の皆さんがモナゴルに対し反旗を翻し、
この専制を打破する戦いに立ち上がられることを願って已みません。
以上で私の話を終えます。
――――――――――――――――‐v―――――――――――――
r.=========ュ=ュ ¶E
. ∧_∧ ∩_∩ ∧_∧ || . ,、,、 .|| | ∧⌒∧ ∧∧
( ・) . ( ;´). <, ;`>. || (・ー・) .|| | (・;ヾヾヽゝ (゚; ,)
(“::::::::“::) (.“::::::::“::) (.“::::::::“::) .ゞ=========''=ソ (´`|‡|§) (:”::::”)
/::::i::::::‐;ゝ /::::i::::::‐;ゝ /::::i::::::‐;ゝ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|`|./\,|||||||〉 /:::::i:::ゝ
(__(___) (__(___) (__(___) . |______|_,| (___)__) ∪∪
―――――――――――――――――――――――‐'`ー―――――
…なんてことだ、戦線東部に大穴が開いてしまった…
―――――――――――――――――――――――――――‐'`ー―
それだけではありません、モナンス軍53万人が敵勢に加わります。
――――――‐'`ー――――――――――――――――――――――
これでジエン共和国に侵攻した部隊が敵の正規軍であると断定
できますね…直ちに対応を検討しましょう。
――――――――――――――――――――――――――――――
同日10時35分 モナコルム万安宮
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今回の事態の緊急性を語るには多言を要しないであろう。我が末弟たるトルゥイの急死は勿論、
何よりもモナー帝国軍による奇襲、そしてモナンスの裏切りへの対策を至急検討、いや直ちに策定
せねばならない。会議を開く時間さえ惜しいところだ。ではモナンスの造反の詳細とそれによる影響に
ついて、まずン材及び抹拉刺に発言を求める。
―――――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――
はい。この謀反は完全に我々の裏をかいたものとなりました。確かにモナンス始め欧州諸国の一部に
反モナゴル的な民族主義運動が広まっていることは以前より察知しておりました。
しかしながら今戦争初頭においてモナンスは我が国の忠実な友邦を演じ、茂帝に対する宣戦すらして
みせたのです。これには全く騙されたとしか言いようがありません。しかも彼らはモナゴルに好意的な
大統領をこの度一気に放逐してしまったのです。これが平時に行われる権力闘争であれば、その情報も
漏れてきます。しかし今回のものは全くのクーデターです。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――――――――――
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∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å) . / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`;_)
〔(`|#〇|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
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∧⌒∧ 〔゙/ \二二〕 ∧⌒∧
ノ(_,,;・∀) / \|| (∀・ ヾヽ
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軍事的には我が連邦帝国軍の総兵力の一割程が脱落したことになります。但しモナンス軍は属領の
軍の中でも特に近代化の進んだ軍隊であり、特にその空軍の喪失は大きな痛手です。
現時点においてモナンス軍による攻撃の情報はありませんが、恐らく既に欧州戦線ではモナー・モナンス
両軍による軍事行動が行われているものと思われます。
―‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
モナンスの離反は特にモランダの世論に大きく影響を与えるものと思われます。彼らはモナゴル軍が
自国を守ってくれないのではないかと不信感を募らせています。故にモナンスに追随する可能性もありかと。
丸耳国は角耳至上主義を掲げる茂帝と協調することはありえません。ジエン共和国はジサック派は大丈夫
ですが、サクッチ提督の影響下にあるグループは…不安があります。バトゥ・ウルスの旧モララー共和国系
の勢力も危険です。モヘミアの高麗人はむしろ味方でしょう…それをモナンスが駆逐してしまいました。
モヘミア人については情報が不足していますが心配はあります。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――――――――――
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∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å) . / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`;_)
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彡¶ . |/||/ \|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔゙/ \二二〕 ∧⌒∧
ノ(_,,;・∀) / \|| (∀・ ヾヽ
.〔/ _~)))'" .\ (((~二~,ヽ〕
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南海海軍はある程度統制できます。それにサクッチ元帥が謀反を企てることはないと思います。
確かに彼らの中には強硬派がいますが、現実主義を見失ってはいません。
―――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
反逆者を甘やかしてはいけません。必要があれば粛清や処罰も行うべきですよ。
――――――――――――――――――――――――――――――――‐v――――――――――
まあまあ、別に今反逆の気配があるわけでもないでしょう。今回の件で反蒙論に過敏になりすぎ、
過剰に対処すると却って敵を増やします。ここは警戒に留めましょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――
無論他の反乱への警戒は必要だ。だが今は今回の反逆に対処する策を練らねばなりますまい。
私はモナンス軍からの脱走を扶助し助長する一連の策、各種の宣伝と地下組織の結成支援を提案
するが、諸兄の意見は如何に?
―‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \ ¶シ
∧,,,,,∧ / \ ∧⌒∧
ノノ,,`□´) ./ _,,r―-、 \ ミ゚Д゚ 彡ヽ
〔( ”‐:ロ”) / `r==(w)i' \ (|%%%%|)〕§
≡¶ ../_‐ノヽ‐ゝ/ \****∧ゝ ¶ミ
∧⌒∧ニ''ヽヽ/ \二二〕 .∧⌒∧
ノ,,, ・∀) / \| (・;__ヾヽ
~_ .~)))/ \ (((~__§〕
| .|||/ \###∧;ゝ .,,,,,,,,,,,,,,
___,/ \/二二〕|,l,,⌒,l,,,)
/ \|| (Д゚ ヾヽ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
高麗と違ってモナンスは反蒙感情が強い地方です。今回の謀反もこの世論を背景にしていますから、
簡単にはヒラーヌ臨時政権を打倒することはできないでしょう。ですから鎮海殿の案が適切かと。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――――――――――
確かにそうだろう。政治的には茂帝の残虐性を前面に出してプロパガンダを展開しましょう。
この軍事行動が向こうの侵略であることも大いに宣伝せねばなりません。モナンスについては亡命政権も
樹立しておきましょう。ヒラーヌの奴は茂帝の傀儡とも喧伝せねばなりません。
――――――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――――――
実質的には「亡命政権」の方が傀儡だろうがな。まあモナンスの民も茂帝の苛政に疲れれば気を変える
であろう。とりあえず政治的にはその手でいこう。では軍事的な面だ。
―――――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――
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〜¶ | ノ;´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å) . / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`;_)
〔(`|#〇|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
,,,,,,,,,,,,,,, . /l|||||/ \|_|人| γ~三ヽ
(,,,l,⌒,,l,,| 〔゙/ \/二〕 l二二二l
ノノ ゚Д) / \|. (W・;_)8
〔(`|X;;;/ \. (((~__,)〕§
彡¶ . |/||/ \|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔゙/ \二二〕 ∧⌒∧
ノ(_,,;・∀) / \|| (∀・ ヾヽ
.〔/ _~)))'" .\ (((~二~,ヽ〕
/||||||||l/ \|||_|人|
――――――――――――――――――――――――――
はい。現状において戦線を立て直すのは非常に困難と
思われます。
―――――――――――‐v――――――――――――――
欧州方面軍に期待できるのは撤退と妨害です。
しかしこのままでは方面軍全体が敵に包囲される可能性が
あります。危険な状況です。
―――‐v――――――――――――――――――――――
現状においては援軍は出せません。モナルカンド周辺に
部隊を集結させてそこから防衛作戦を開始しましょう。
策源地にモララバードでは危険すぎます。
――――――――――――――――――‐v―――――――
シ¶ 彡¶ ,,,,,,,,,,,,,,,
∧⌒∧ ∧⌒∧ (,,,l,⌒,,l,,|
ノ彡,, ゚Д゚ミ ノ(_,;・∀・) .ノノ, ゚Д゚)
§(|%%%%|) §/ ~)))~_) §(|X★X|)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――
そうですか…それでは欧州方面軍は…
―――‐v――――――――――――――――――――
それはバトゥ殿下の裁量に委ねてありますから。
兵力を逐次投入して全滅させるより、欧州軍抜きの
反撃作戦を構築しておく方がよいでしょう。
…見ようによっては欧州を「見捨てた」ともいえますな。
――――――――――‐v―――――――――――――
彼の兵力に不足はない。見捨てたとは不適切、
欧州を守りきれぬとすればそれは彼の無能による
ものです。それより問題は欧州の民です。難民が
多数発生しますぞ。
―――――――――――――――――――‐v――――
_o_
γ~三ヽ ¶≡
l二二二l ∧⌒∧ ∧,,,,,∧
(・W・;__)8 (・∀・__ヽヽ (□´ ,ヾヽ
(~(((~__ i§ .(~(((~___ i§ ( ”‐:ロ”)§
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
やむを得まい。ただバトゥには欧州属領の全軍の指揮権を付与しておきたいと思う。
直ちに勅令を発してバトゥの麾下に南方総軍の編成を命じるものとする。
―――――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――
それは必要ですな。ただ実際に転換がうまくいくかどうか…
―――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――――――――――――
とにかく、属領にはそう通達しておきましょう。現時点ではそれぐらいしかできません。
―――――――――――――――――――――――――――――――‐v―――――――――――――
___〜¶___
l´ . /○\ `l
〜¶ | ノ;´ハ`). | q⌒p
∧⌒∧ .|§(|X★X|) | γ――ヽ
ノノ ´Å) . / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ハ`;_)
〔(`|#〇|/ .\(((~ ヽ〕 _o_
,,,,,,,,,,,,,,, . /l|||||/ \|_|人| γ~三ヽ
(,,,l,⌒,,l,,| 〔゙/ \/二〕 l二二二l
ノノ ゚Д) / \|. (W・;_)8
〔(`|X;;;/ \. (((~__,)〕§
彡¶ . |/||/ \|_/ヽ_∧ヽ ¶≡
∧⌒∧ 〔゙/ \二二〕 ∧⌒∧
ノ(_,,;・∀) / \|| (∀・ ヾヽ
.〔/ _~)))'" .\ (((~二~,ヽ〕
/||||||||l/ \|||_|人|
10月5日10時40分 欧州方面軍司令部
――――――――――――――――――――――――――――
とりあえず現在判明している状況を確認しよう。
何か分かるかもしれない。
――――――――――――――――‐v―――――――――――
はい。西部戦線は危険な状態です。敵第三機甲軍は強力です。
旧式装備主体の兵力では対抗できません。
――――――‐v―――――――――――――――――――――
¶E
∧_∧ ∩_∩ ∧_∧ .∧⌒∧ .∧∧
(, ・∀) ( ;´Д`) <, ;`∀´> (・∀・ ;ヽヽ. (゚Д゚,,)
(:”ソ:=”) (:”ソ:=”) (“ソ:=::“:) (||堅|‡|゙|)§ .(ソ:=“)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――‐'`ー――――――――――――――――――――――――
しかしジエナード襲撃部隊の装備は最新のものだと報告が
きています。こちらのほうが脅威度は上です。
――――――――――――――――――――――‐'`ー――――
欧州機甲兵団は既にジエナードへ向かっています。
マルミミ機甲軍もこの敵の迎撃の為移動中です。
――――――――――――――――‐'`ー――――――――――
丸耳共和国首脳部も自国の首都近くに敵軍出現とあっては
何もしないわけにはいかんのだろう。
――――――――――――――――――――――――――――
〔西部戦線戦況図〕 xxx 《165ID》(MgMh3C) 《162ID》
ヽ = = 《163ID》 /
《160ID》 〃【17AD】 ヾ xxx《165ID》
【16AD】 《164ID》 / (MgMh4C)
(MgMh2C) 《157ID》. ソ【21MD】/\ || 《168ID》
《157ID》 = = 、 `| .|´ ‐xxxx‐ 〈 《167ID》
〃 (Mo6AC) = '' (MaGiC) ,rr = _ 《166ID》
【18AD】` ‐xxx‐〃 ギコマール  ̄ = _
《159ID》|| 【22MD】 r―, 《15ID》O 《11ID》 ノソ 【4ID】  ̄
!,、 \ ゞ = = =
‐xxx‐ ゞ 【19AD】 (Mo7AC) | 【5ID】 r―,
= ‐xxx‐ ― 第 xxxx |,、 \モラゴン
ヾ 【23AD】 (Mo8C) 〇
/i_ 三 | 第 三 軍
(MaFC) 《7MD》 ||【24MD】< (Mo9AC) ― ‐xxxx‐
マルノエ \i ̄装
《9MD》 《6MD》 〃 〇 / 【17MD】 \
= = 【22AD】 甲 xxxx 【15MD】 __ ‐ ‐xxxx‐
,ri `‐xxx‐ ‐xxx‐ ' | < /
<  ̄(Mo8AC) 軍 . \ 【16MD】´ヽ \ xxx 【30ID】
【20AD】ヽ! ̄ 【23MD】 xxxx (Mo5C)/
ゞ = = = = = 【21AD】 |― ‐xxx‐ 【28ID】 【29ID】
《3ID》 《4ID》 (MaGaC) 《12ID》 ヾ/ 【31ID】__ \ /\
= = 《5ID》 = ソ \【32ID】| < .`| |´
VVVV〃 【19ID】 ヾVVVVVVVV〃 【21ID】 xxx ´ヽ \ | (Mo16C)
ガリシア線 【20ID】 \ (Mo17C) / /
/\ | |
`| |´ xxx
(Mo13C) 第 二 / 軍 正直、ワケワカランデスマソ…
――――――――――――――――――――――――――――
丸耳共和国軍南方方面軍は壊滅しつつあります。
ギコニア軍団は一個師団が全滅、ギコマール周辺に包囲され
つつあり、フサニア軍団も装備の大半を失い撤退中、同じく
包囲されつつあります。
――――――‐v―――――――――――――――――――――
モヘミア兵団が増援に向かっていますニダが、敵を阻止できる
かどうかは…とにかく、西部戦線はモヘミア兵団に任せるしか
ありませんニダ。丸耳軍も全力であたるでしょう。
―――――――――――‐v――――――――――――――――
¶E
∧_∧ ∩_∩ ∧_∧ .∧⌒∧ .∧∧
(, ・∀) ( ;´Д`) <, ;`∀´> (・∀・ ;ヽヽ. (゚Д゚,,)
(:”ソ:=”) (:”ソ:=”) (“ソ:=::“:) (||堅|‡|゙|)§ .(ソ:=“)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――‐'`ー――――――――――
それで東部戦線の状況はどうなっている?
――――――――――――――――――――――‐'`ー――――
はい。恐らく戦況は危機的です。しかも情報が錯綜している
ためにどこまで危機的なのかが分かりません。
とりあえず判明しているのは敵の機甲師団複数がジエナードを
襲撃していること、各地に爆撃が行われていることです。
侵攻したモナンス軍の状況は不明です。又モーナ軍の侵攻も
始まっているとの未確認情報もありました。
――――――――――――――――――――――――――――
〔東部戦線戦況図〕
(Z1C)《1MD》 |
ジエナード = = \ モ ヘ ミ ア 行 省
《2MD》● 【SiAD】 xxxxx
《3MD》〃【MhAD】 ___ 【KmAD】 \
-xxx- | <
《5ID》ヾ '´ヽ \ / モ
___ 《4ID》 = (MoGMAC)
> | 《6ID》 | ‐xxxxx‐ ' ナ
. / /`' | 【12ID】
(Z2C) | /l_ ン
-xxxx- |= = 【18ID】 < (Ms7C)
_《142AD》___《141AD》.|/ 《153AD》 ヾ. \l ̄ ス
/\. | ___
`| |´ ./ | > | 《154AD》|| 【35ID】 北
(KnAC) xxx //`'
/(MgMh1C) || -xxx- 部
-xxx- -xxx- 【13ID】
《133MD》 《135ID》 〃 方
/\ 《134MD》 /l_
`| |´ 〃【36ID】 < (Ms8C) 面
/ ./ \l ̄
(MgZC) 《136ID》 〃【19ID】 軍
欧 州 機 甲 兵 団
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
とりあえず現在の対応でいいと思います。
モヘミア行省からの侵攻は危険ですから、直ちに防がねば
なりません。ジエナード襲撃部隊が最新装備を有していること
から考えても、この部隊が北方軍集団の先鋒であることは
間違いありません。
____________________________
ヘ ヘ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ | |
ロ へ キプニャク /ジエン |_____/
ク へ《MrF》汗国 /《ZF》←【GMC】 \
マ へ. / ̄ ̄ ̄ ̄| ↑ モナゴル |
連 へへ丸耳共和国 .《NAF》【MsNF】飛地/
邦 へ《MhF》↑__《MNF》/|_____/ _/ ̄ /
| ←【3AF】|モランダ\ モナンス / /モギリス
|《MSF》 |. ↑ \ /  ̄ ̄
|___↑|【3F】__/ ̄ ̄\_)
/゙ 【2F】 |_______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
丸耳軍北部方面軍の全力を敵第三機甲軍の迎撃に当てねば
なりません。まあモヘミア兵団とこれを共同で用いれば、
こちらは心配ないと思います。マルミミ機甲軍は北方軍集団に
向かわせる必要があるでしょうから。
____________________________
――――――――――――――――――――――――――――
まあいい。戦線の建て直しに全力を…
―――――――――――――――――‐v――――――――――
〔二二二 ̄フ i゙゙゙i ロロ □ /''/
.,‐,// 〔二二 二二〕 .../ /
i i‐'' ,r、..| | ,r、 〔二二二二二二二二二二〕 //
.ノ ノ / /...| | ヽ.ヽ //
.''' . `' .!,, ! `'゙ '''''゙
――――――――――――――――――――――――――――
な、何事ですか!
――――――‐v―――――――――――――――――――――
¶E
∧_∧ ∩_∩ ∧_∧ .∧⌒∧ ∧∧
(・∀・; ) ( ;´Д`) < ;`∀> ノノ;・∀・). (゚Д゚;)
. と:”ソ:=”) .と:”ソ:=”つ.(“ソ:=::“:) §(|‡|堅|‡|つ (ソ:=“)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――‐'`ー―――――――――――――――
…おそらく敵の爆撃ですニダ。ここなら安全ですニダ。
――――――――――――――――――――――――――――
ゴーーーー. 〇、|‐' ゴゴゴゴゴゴ…
<l |. <() ,r‐i;;;;;;;;;ゞ;;;;;;;;ソ、;;;;;;;!'''
<l |. ..| (;;;;;;;;`‐r'';ヾ;;;ソ;;;!、;;;ソ アボーン
| | ゞ;;;;;ソ、;;;ソ、;;;;;;;;! |
|゙二二二二二二二二二二二二二二!_炎災;;;;)‐<;;;;;;;)' 、 || ./
|゙゙ロロロロロロロロロロロロロロロロL炎,炎炎災‐'' \ ヘ |;;| // ii
_________|____________________|_____ヾヽ'' `' `' ヾ"/
〔___________________________________ゞ;; ヾ ;;´_
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロL,, ;;、 ii
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ!_,、;;、;;''` ,、
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |\ ` ゞ'
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ | 《>
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ |
| ロロロロロロロロロロロロロロロロ゙r'二二二二二二二'ュ゙ロロロロロロロロロロロロロロロロ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||二i二|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||二i二|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同日11時54分 丸耳共和国シィスパニア州 欧州機甲兵団キプニャク機甲軍団
ギュィ〜〜〜〜〜ン
ギュラギュラギュラギュラ
toy=━
rtュ,,rll゙‐' ギュラギュラギュラギュラ
___rl‐l_[l二l_]_ヽ'‐ri==、__ toy=━
l主|壬|三l彡!,,_ゞ88!__,,,y;i_!((ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(O rtュ,,rll゙‐'
| ̄ ̄ヽ三ヽ----、―‐ロ,r、―‐.、_'三'二、,r、―‐.、 ___rl‐l_[l二l_]_ヽ'‐ri==、__
!、,,,______`'''‐<´_,r'--;-'o'i `i'o'i >--;-' l主|壬|三l彡!,,_ゞ88!__,,,y;i_!((ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(O
`゙ヾ(_)(_)(_) (_) .(_) (_'/‐/ニニニニ//‐/ | ̄ ̄ヽ三ヽ----、―‐ロ,r、―‐.、_'三'二、,r、―‐.、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~~~~~~~~~~~~~´ !、,,,______`'''‐<´_,r'--;-'o'i `i'o'i >--;-'
toy=━ 〃`゙ヾ(_)(_)(_) (_) .(_) (_'/‐/ニニニニ//‐/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~rtュ,,rll゙‐'~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~~~~~~~~~~~~~´
___rl‐l_[l二l_]_ヽ'‐ri==、__ ギュラギュラギュラギュラ
l主|壬|三l彡!,,_ゞ88!__,,,y;i_!((ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(O
| ̄ ̄ヽ三ヽ----、―‐ロ,r、―‐.、_'三'二、,r、―‐.、
!、,,,______`'''‐<´_,r'--;-'o'i `i'o'i >--;-'
〃`゙ヾ(_)(_)(_) (_) .(_) (_'/‐/ニニニニ//‐/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~~~~~~~~~~~~~´
l __l __l
 ̄ ̄ ̄ /
./ _____________/
____/
tiソュ=― ij゙(i゙=― キュラキュラキュラキュラ
r''rrュr;|,,ィ''、_) ゞ|''
__ゝ|'‐l'゙゙|lニlエ|゙゙゙|‐‐、ュ‐‐'o゙‐、、
.,r-r'''i゙゙―‐r<二,'` ,o,o,o―''''゙i_.|。(゙(二二(二二(二二(二二(二二(二二(二O
l ニ|ニ|二二|ニ|‐lΞ/__、'゙;o゙_,,,ィ'゙i/二二/、ヾ''、
l'' ̄| ゙゙̄'t―‐ r―‐'r―t‐-、―rュ,,ィ――.、――――'―、―‐、―― 、
| ..| . | . | . | .|  ̄ ̄ゝ-----ゝ] ''、゙iiO] ,,,ゝ----ゝ
/i''‐、|___,|___,|___,|_,|_ti__,,ィ'゙, ;i;三三;i'――――――‐ィ゙, i;三三;i'
i'‐',r''v;;r''v;r''v;;;r''v;;;;r''v;;;r''v'-ィ;;/三三;|;' ,ィ'゙'-/三三;/
〃ヾ゙r、i 0ii;i 0ii;i 0ii;;i 0ii;;;;i 0ii;;i 0ii、ィ゙三三/|―――――‐'゙ ;ィ'三三/
〜'〜`゙'‐''‐'‐''‐'‐''‐゙‐''‐‐゙'‐''‐゙‐'゙'――‐'゙‐'‐|'‐''‐''‐‐゙'‐''‐゙‐'゙'――‐'゙
| _,,,r―-、 キュラキュラキュラキュラ
モナゴル軍主力戦車MBT-1A(別名MT-1A)`r.==(c)ュ'
125o62口径滑腔砲2A46M-1×1 .ノ()), `◇´) rュ
7.62o機銃×2(同軸+対空) ゙|. (/´=ヾソ=゙)_ |[》ヾ三;=━ ij`((゙it=―
12.7oM2機銃×1(対空) | G,゙i__‐_:_‐|..□|.|,,y'!.!、__ ゞij''
____|___rエエエエエ|エエ| ̄|゙l二二l| ̄|,!、‐r‐t―o'゙'―
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
欧州機甲兵団兵団長 ベルケ大将(ジュチ第三子)
______________________________________
l __l __l
 ̄ ̄ ̄ /
./ _____________/
____/
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そろそろジエナード戦線に着く頃だな。全車、警戒態勢で前進、同士討ちに気をつけろ!
――――――――――――――――――――――‐v―――――――――――――――――
| _,,,r―-、 キュラキュラキュラキュラ
| `r.==(c)ュ'
| ノ()), `◇´) rュ
|. (/´=ヾソ=゙)_ |[》ヾ三;=━ ij`((゙it=―
| G,゙i__‐_:_‐|..□|.|,,y'!.!、__ ゞij''
____|___rエエエエエ|エエ| ̄|゙l二二l| ̄|,!、‐r‐t―oニ、、_
l´l´l゙丁゙| ̄ ̄| ̄`゙゙゙'|゙゙゙゙゙゙゙''''r'''''''―r----、_i'ni ゙'o゙'o゙' ヾ,ヘ i'´゙i'゙ ̄ ̄ ̄i´ ̄
L,L,L,L,,|二二|ニニニ!ニニニ!ニニニ!ニニ/,,- ゞ' ヘヘ_ゞ,,ゞ'―――'―
r―――――――、―――ゞ――-----------――''''''゙´ ̄`゙゙''''r‐ュ-'‐'''ニ/,,,,,,,,,,,,,,,/、,,,,_ヾ´
| | | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|`゙゙゙゙゙''''''''r'''''――-----.`i!゙,,,r‐、―――、_____
\――――――――――――――――――――――――――――――――――――――/
| こちら偵察中隊、現在ジエン軍の残存部隊と接触、敵は既にいない模様。 |
/――――――――――――――――――――――――――――――――――――――\
l __l __l
 ̄ ̄ ̄ /
./ _____________/
____/
___,,,,,,,,,,,,,、、、、、、xxx----――''''''''''''゙゙゙゙゙
――''''''''''''''゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ̄ ̄
_,,r―-、
`r====ュ'
.ノノノノ `)
trュ. (l´ ̄`l.)‐ュ
__||__||ゝ,,,,ノ|―|ュ―ュ_
| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|
――――――――――――‐'`ー――――――――――――
あの丘の向こうがジエニア平原だな。
――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――
なんたることだ、酷い被害ではないか…
――――――――――――‐v――――――――――――――
(;;;;;);;;! r;;;;ゞ;;ソ ,ゞ;;;ソ い;;;ソ;;ゞ;ソ;;;;ゞ;;;ソ;;;ソi;;;;`‐i'' い;;;;)
_,,r;;;ゞ;;;ソ__!゙;;;;ソ;゙ (;;;ソ;;;;! .,,ゞ;;;);;;ソ;;;;i;;;;;ヾ;!=,r;;;ゞ;;ソ r;;`'r''
i゙;;;ゞ;;;!''_i゙;;;;;(;;;;;)'= !;;;;;;;) .r(;;;;;!''==i;;;;;;ゞ;;;ソ ,,!、;;;;ソ ,ゞ;;;;)
;ゞ;;;ソr;';;ゞ;;;;;)''' ,,r;;;;ゞ;;ソ r;';;;;;;;) ,ゞ;;;;!'';!‐' !;;;;;;;) (;;;ヾ;;! ;
t=゙=ュ' ;ゞ;;;;;!''' ,,r!;;;;;;;)' i;;゙'‐;'゙ (;;;;ヾ';;ソ r;;`‐';' ,,r;;'、;;ソ ;;''
(;;;;ヾ;'' i;;;;;゙'‐;'゙ (;;;;;;) _,,i゙;;;;;!''゙='' ._,ゞ;;;;;!' i;;;;ソ;;) __;;;
r(;;;;;!'' ゞ;;;!'' =゙=' (;;;ゞ;;ソ i゙;;(;;;;)' ゞ;;!'' ゞ==
ゞ;;ィ __(;;;)'' i゙;;;ソ ,ゞ;;ヾ; i゙;;;;ソ
ヾ='=> ヾ==''> `'=='' (;;;;;ソ'' '===ソ
i;;;) ;;;'
;;'' y=ゞ=,,;;''
,_;;;'' ゙'''''''''゙,;;'
,<Oヽ(O)― ;;'
ヾゞ''゙ ,r、;';,-、
_,,r―-、 ヾ===!'
`r====ュ'
ノノノノ;`)
trュ. (l´ ̄`l.)‐ュ
__||__||ゝ,,,,ノ|―|ュ―ュ_
| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|
ゴーーーーーーー
o
‖
‖ キュラキュラ
〇‖三ヽ
.__|‐||;|、∀・)_ キュラキュラ
,o/ ..i|;|| ヘo
〈/_〇__!‐'!____ヘ〉 r―――――――――――――ュ
.,,、―'≡≡≡≡≡≡≡≡'―、、 | む、ジエン軍の装甲車か。 |
゙.|ヘ ≡≡≡≡≡≡≡≡ ,、‐゙| `ー―v――――――――――‐'
.i'゙|/c! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.ic\|゙'i
―.'、|___ .___|_,!――――--------、、、、,,,,,,_
|三||________||三|  ゙゙゙̄'''''''―--、、、,,,,,,_
|三| |三|  ̄`゙゙''''―--
`~~ ~~´ |. ,r―,-、,_
|. `r=ii===ュ'
| (´())ヽヽヽ rュ
|. i´/´´ ̄§.l_|[》ヾ三;=━ ij`((゙it=―
| . ゞG゙,___i__|..□|.|,,y'!.!、__ ゞij''
____|___rエエエエエ|エエ| ̄|゙l二二l| ̄|,!、‐r‐t―oニ、、_
l´l´l゙丁゙| ̄ ̄| ̄`゙゙゙'|゙゙゙゙゙゙゙''''r'''''''―r----、_i'ni ゙'o゙'o゙' ヾ,ヘ i'´゙i'゙ ̄ ̄ ̄i´ ̄
L,L,L,L,,|二二|ニニニ!ニニニ!ニニニ!ニニ/,,- ゞ' ヘヘ_ゞ,,ゞ'―――'―
r―――――――、―――ゞ――-----------――''''''゙´ ̄`゙゙''''r‐ュ-'‐'''ニ/,,,,,,,,,,,,,,,/、,,,,_ヾ´
| | | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|`゙゙゙゙゙''''''''r'''''――-----.`i!゙,,,r‐、―――、_____
|ll二l二llニl二ll
.__ll);![oo,!‐'
.__,,,r―'‐゙'゙'‐'、ニ;―----,、
iニi===========!ニニ゙=/ ,,, ,,, ,,, |__ | | |゙i,
______,i゙___ヾ>ヾ>ヾ> |__,!_!_!_i,______
_riュxx-,‐''''゙゙゙´ ̄ ̄(二i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄(二i ̄ ̄ ̄ ̄<,,) ̄<,,) ̄'‐'`|―ュ
t'''´|.゙''゙_、r'二二| 二二二二二二二 | 二二二二二二二二 | 二二二二`ヽ/ |
`''‐<´ / ‐二 | 二二二二二二二 | 二二二二二二二二 | 二二二二/!! ゙|
`''i-‐''ゾ´ .,r==、、 ,r==、、 .,r==、、 ,r==、、. ,r==、、. ,r==、、 !!.◎.》>'___,!二二ヽ
`''''゙、.‐‐|i ◎ !|-|i ◎ !|-|i ◎ !|-|i ◎ !|‐‐|i ◎ !|‐‐|i ◎ !|‐゙'_,,=''゙' ミ( ;・∀・)
`゙'=ゞ==ソ,,,ゞ==ソ,,,ゞ==ソ,,,ゞ==ソ,,,,,ゞ==ソ,,,,,,ゞ==ソ=''゙ ひょい
`~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ジサクジエン共和国軍歩兵戦闘車 BMP-2
30o2A42機関砲×1
9M113コンクールスATM発射機×1
7.62oPKT機銃×1(同軸)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
これはこれはジサック総統ではありませんか。こんな所…いえここは首都でしたな。
―――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――
ハイ。シカーシココハ戦車ノ墓場ト化シテイマース。ココラノ防衛ニアタッテイタ第二、第三機械化師団ハ
ホボ壊滅シマシータ。敵ハ現在北方ト東方ヘ移動シテーイマス。
――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――
(二(二(二(〇
l´゙o`l三叮
r‐'―‐''''''''''――‐、
/,o,o,o (〇ヾ゙i´(ニニ(===========(()
二(二二二(二二二(二二二(二二二(二〇___/ゞゞゞ''___ヾ―'_ヘ_______
| ̄(>゙゙(> ̄lニ) ̄| ゙̄lニ)゙゙゙\‐、,,_ 三三三三三三 .,r\
|,,r―――――――――、 >''´‐>――――――>'''->
 ̄ヘ __,,,r‐-、 <三三三三三三三三三三>'---y '---y
__ヘ `r====(i' !・.!-、y‐.y‐.y‐y‐y‐y‐y,ゞ,/三/ //三/
三;;! ノノ/),`◇) '、'i.・iii.・iii.・ii.・ii.・ii.・ii.・i /‐/―――――‐''゙/‐/
三/ §( ゝソ.ゞ'! ゞ,ソ.'、ソ.'、ソ、ソ、ソ、ソ./‐/,.'、ソ.'、ソ、ソ、ソ、ソ./‐/
/~~~~~~~~/__‐_:!~~~~~~~~~~~゙/二二`ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~゙´~~~~~~~~~~~~~~~~~~゙´ ̄ ̄ ̄ ̄
(___)_) (・∀・メ;,)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ジサクジエン共和国総統(大統領) ジサック
______________________________________
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
北へですか?首都攻略を放棄して一体何処に…?
―――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――
恐ラクモナギコ回廊ノ封鎖ヲスルツモーリデハナイカト。或イハモナー共和国ニ圧力ヲ掛ケルタメカモシレマーセン。
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(二(二(二(〇
l´゙o`l三叮
r‐'―‐''''''''''――‐、
/,o,o,o (〇ヾ゙i´(ニニ(===========(()
二(二二二(二二二(二二二(二二二(二〇___/ゞゞゞ''___ヾ―'_ヘ_______
| ̄(>゙゙(> ̄lニ) ̄| ゙̄lニ)゙゙゙\‐、,,_ 三三三三三三 .,r\
|,,r―――――――――、 >''´‐>――――――>'''->
 ̄ヘ __,,,r‐-、 <三三三三三三三三三三>'---y '---y
__ヘ `r====(i' !・.!-、y‐.y‐.y‐y‐y‐y‐y,ゞ,/三/ //三/
三;;! ノノ `◇) '、'i.・iii.・iii.・ii.・ii.・ii.・ii.・i /‐/―――――‐''゙/‐/
三/ §(´゙´=ゞ'! ゞ,ソ.'、ソ.'、ソ、ソ、ソ、ソ./‐/,.'、ソ.'、ソ、ソ、ソ、ソ./‐/
/~~~~~~~~/__‐_:!~~~~~~~~~~~゙/二二`ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~゙´~~~~~~~~~~~~~~~~~~゙´ ̄ ̄ ̄ ̄
(___)_) (・∀・メ;,)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
では私は兵団を率いて敵を追わねばなりませんので。
―――――‐v――――――――――――――――――――――――――――――――
殿下ノ武運長久ヲオイノリイタシマス。ドウカゴ無事デ。
――――――――――――――‐v―――――――――――――――――――――――
(二(二(二(〇
l´゙o`l三叮
r‐'―‐''''''''''――‐、
/,o,o,o (〇ヾ゙i´(ニニ(===========(()
二(二二二(二二二(二二二(二二二(二〇___/ゞゞゞ''___ヾ―'_ヘ_______
| ̄(>゙゙(> ̄lニ) ̄| ゙̄lニ)゙゙゙\‐、,,_ 三三三三三三 .,r\
|,,r―――――――――、 >''´‐>――――――>'''->
 ̄ヘ __,,,r‐-、 <三三三三三三三三三三>'---y '---y
__ヘ `r====(i' !・.!-、y‐.y‐.y‐y‐y‐y‐y,ゞ,/三/ //三/
三;;! ノノ `◇) '、'i.・iii.・iii.・ii.・ii.・ii.・ii.・i /‐/―――――‐''゙/‐/
三/ ど=ゞソ=`) ゞ,ソ.'、ソ.'、ソ、ソ、ソ、ソ./‐/,.'、ソ.'、ソ、ソ、ソ、ソ./‐/
/~~~~~~~~/_‐_:_‐,ゝ~~~~~~~~~~゙/二二`ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~゙´~~~~~~~~~~~~~~~~~~゙´ ̄ ̄ ̄ ̄
(__)ヽJ (・∀・メ;,)
同日12時2分 万安宮
――――――――――――――――――――――
永遠の天のお力の下に、朕は帝国大汗の権限
により臣耶律ン材を内閣総理大臣に任命する。
―――――――――――――――‐v――――――
¶〜
q⌒p ∧⌒∧ r‐ュ
γ――ヽ 、 (ハ` ヽヽ |. |
(_. ´ハ) \と´`|X|§ .|. |
./ __,~))) /||/ヘ||iゝ | ̄ ̄.. |
く_人__|||_| (_(___,) .| |
.(__ム)ム) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――‐'`ー――――――――――――――
有難く承らせていただきます。大汗陛下。
――――――――――――――――――――――
同日12時20分 同廊下
――――――――――――――――――――――――
抹拉刺殿、外相などお受けしてよろしいのですか?
激務になると思いますが。
―――――――――‐v――――――――――――――
構いません。勅命に従うのは私の義務です。
それより首相のあなたの方が大変でしょう。
―――‐v――――――――――――――――――――
そうですか。しかし私は旧より宰相の任にあります
から特に変わったことはありませんよ。鎮海殿は内相、
粘合殿は財務相、そして二方が副首相を兼任されるの
ですから、こちらも今までと変わりませんよ。
―――――――――‐v――――――――――――――
彡¶ q⌒p
. ∧⌒∧ γ――ヽ
ノ(__・∀) (´ハ`_)
(( ( _~))) (( ./´_~)))~)
/#人#'i,#ゝ く人__|||_,|
(__(___) し`(_ム)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――
そうですか。戦時ですのでそれはなによりです。
同時にこの組閣は我が国の政治制度の近代化とそれ
を行いうる余裕を諸外国に宣伝する目的があります。
――――――‐v―――――――――――――――――
そうですな。しかし軍事的な面でも余裕を見せない
ことにはそれも無意味になります。どうですかそちらは?
――――――――――――――‐v―――――――――
まずいですね。反撃の余地はありますが、バトゥ殿下
にそれができるかどうか…
―――――――‐v――――――――――――――――
彡¶ q⌒p
. ∧⌒∧ γ――ヽ
ノ(__・∀) (´ハ`_)
(( ( _~))) (( ./´_~)))~)
/#人#'i,#ゝ く人__|||_,|
し(___) (__ム)ム)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――
そこまで大変ですか…
―――――――――――――――――‐v――――――
はい…まだバトゥ・ウルスのモララー兵団がありますし
欧州機甲兵団も無傷ですからそれなりに抵抗できると
思いますが…反撃は本国軍によることになるかと。
―――――――――――‐v――――――――――――
そうですか…モナンスの反逆が痛いですね…
―――――――――――――――――‐v――――――
彡¶ q⌒p
. ∧⌒∧ γ――ヽ
ノ(__,;・∀) (´ハ`;__)
(( ( _~))) (( ./´_~)))~)
/#人#'i,#ゝ く人__|||_,|
し(___) (__ム)ム)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同日12時25分 ジサクジエン共和国ジエニア州
< >
― 空襲だ!全軍警戒せよ! ―
< >
//VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV\\
ヒューーーーーーーーー
l
r‐r|ュ‐ュ
'‐| |‐'
__ゞソ__
\||/
`o"
〔二二二 ̄フ i゙゙゙i ロロ □ /''/
.,‐,// 〔二二 二二〕 .../ /
i i‐'' ,r、..| | ,r、 〔二二二二二二二二二二〕 //
.ノ ノ / /...| | ヽ.ヽ //
.''' . `' .!,, ! `'゙ '''''゙
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ. :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::: ヾヽ / ::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::: ,r‐‐r―――tュ━、 / / :::::::::::::::::::
:::::::::::::::: ヘ /../r-.、 .i'‐'iy'_| 、.l / ::::::::::::::::
::::::::::::: /、/ ゞ,,ソ ゞ'' /∧三'ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(ニ(O:::::::
::::::::::: \l主|壬|三l彡!,,_ゞ8''!',,/ :::::::::::::
:::::::::゙ | _,,,r―-、ヾ`ー――――''゙ / / :::::::::::::
::::::::: | `r.==(c)ュ'---、―‐ロ,r、―‐.、_'三'二、,r、―‐.、. ::::::::::::
| ノノノノ()) `)ヽ_.rュ'‐<´_,r'--;-'o'i `i'o'i >--;-'
――――|''''''''゙゙゙(§ど=ヾソノ_ |[》ヾ三;=━ニニニ/ij`((゙it=―゙ ̄ ̄ ̄ ̄
~~~~~~~~゙゙|~~~~~~ヘ/__‐_:_‐|..□|.|,,y'!.!、__~´~~~~~~~~~~ゞij''
____|___rエエエエエ|エエ| ̄|゙l二二l| ̄|,!、‐r‐t―oニ、、_
 ̄ ̄| ̄`゙゙゙'|゙゙゙゙゙゙゙''''r'''''''―r----、_i'ni ゙'o゙'o゙' ヾ,ヘ i'´゙i'゙ ̄ ̄ ̄i´ ̄ ̄ ̄
二二|ニニニ!ニニニ!ニニニ!ニニ/,,- ゞ' ヘヘ_ゞ,,ゞ'―――'―――‐
‐ゞ――-----------――''''''゙´ ̄`゙゙''''r‐ュ-'‐'''ニ/,,,,,,,,,,,,,,,/、,,,,_ヾ´___
` ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|`゙゙゙゙゙''''''''r'''''――-----.`i!゙,,,r‐、―――、________
――――――――‐'`ー―――――――――――――――――――
くそっ、やられたか。対空部隊はどうした!
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\――――――――――――――――――――――――――――――/
| 対空ミサイル、発射! |
/――――――――――――――――――――――――――――――\
__l l / | _l_l
__l / _ l / | _____l
/ . | / |
_/ ___| _/ |_
!ニ!__,,! ,, .//
_}三r'ゞ;)ゞ;) ,r'ゞ;)ゝ'゙
|./ ,r'ゞ;)ゞ;)゙ .,r'ゞ;)ゞ;)
/ / // / //
/`< / //、/,、//
⌒ヽ /./ii\ヽ// ゙̄ヾ〃/
(⌒)‐、 /\ヾ=;;==>\'rO / ゙i
‐-、γ⌒ヾゞ/..\ヾ''゙/ゞ/ゞ,___,,ノ
) ノ´ゞ/ヾ./_|_|_,,,,|
γ⌒ヾ ( ;|____r‐―┴―‐ュ
iニ`ーrr―t―ュrュr'ュェェュ―、_|,o.,、________ ,o.,、
ゞ,_,,ノ|・・゙゙゙| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|`''‐x〔i〕//゙'o `''‐//゙'o
( ..|・・ 'ー―――――‐' .r┴',r―‐, ,r―‐,´
γ⌒r'――――――――――'―/.'―'/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/.'―'/
/―――――――――――‐'iヽ二ヽ /ヽ二ヽ
ゞ,,_! i.X.!r'ヘ.゙r'ヘ.゙r'ヘ.゙r'ヘ r'ヘ.゙r'ヘ'y'、;!三| / / ./`i';!三|
゙iヘ_ソi゙o゙i゙i゙o゙i゙i゙o゙i゙i゙o゙i ゙i゙o゙i゙i゙o゙i;i /三/______/‐'゙/三/
゙'\ヘ、ソヘ、ソヘ、ソヘ、ソ ヘ、ソヘ、ソ'‐;/ソヘ、ソヘ、ソ ヘ、ソヘ、ソ'‐;/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
モナゴル帝国軍自走短SAM SAM-4(高麗軍の天馬短SAM)
短距離SAM×8
l __l __l
 ̄ ̄ ̄ /
./ _____________/
____/
,,x‐
./`ヽ, ,,x‐''´/
.t''ュ i ,,x‐''´t――'-、 _____
/ ゙i,,x‐''´ =《《l===〈〈
._,,,,、、、x---、、,_ ./ ,,x‐'i´――――‐ュ" " ゙゙'
==-、,,_ /ヽ、_ノ_ヽ_,,,,、-',r三,'''―--.,,x'‐''´ 'ー――――';、
_,、-゙,'‐'''`'''゙゙゙゙゙ ̄ ̄ヘ,`ヽ  ゙゙̄ ,,x‐''´__ /;、 _____
< i ` ヾ''、、,,,,,_ソ__ `゙゙''''― !,;! _____
`'''‐'-、、,,_______ _ノソ _____
`''''ヾ――r―――ヾ''‐ヘ ̄ ゙゙̄`h',==''´
\_r'――,,x'''゙゙´ ̄ ̄ ̄ ̄`'゙´、
((二二二二`''x、,,,____,,,、‐'゙ _____
\,r――――‐ュ /
'ー,―――‐'/
\r―‐弋,, _____
=《《l===〈〈
゙゙
モナンス共和国軍戦闘攻撃機 ミラージュ2000D
マジックAAM×2
レーザー誘導爆弾×2
ゴーーー
<l ≡ シュゥゥゥ…
*‐-、,,
`ヾ、、
`ヾ'、
!゙ヽ
/´ ̄ ̄ ̄ ̄\ ゞ'')
.ヘ ( γ⌒ヽ_ __
/; `''!, ソ ヽ 〔〕_〕
__,,,,,,,、、x‐'''´ ./ `r''⌒ヾノγ⌒ヽr'‐'‐、
二二二二二二i´|-、_ ゝ,,,,ソ⌒ヾ‐、;i゙ i''⌒ヽ
| .| | `i' ̄´ ゞ__ソ‐-'、;; ノ )
/ ! | _ヾl )`'''"i ,r―'、⌒ヽ
/ / / r'yyゞ,_,ソ、,__,ノi' i .i
(;;;) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ_ r‐三ュ ゞソソソソソ;/;;/―ゞ,, ,ノ ノ
(;;;) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´  ̄ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(;;;) ヘ
\――――――――――――――――――――――/
| ミサイル、チャフに向かっています! |
/――――――――――――――――――――――\
/ ! ..||. ! \
/ | || | .\
/ . | 〔〕 | \
./ (◎) !,,r‐-、.! (◎) \
'ー―――――――''γ⌒ヽ!''――――――――'
i、 ,!
.゙'‐‐'゙
l __l __l
 ̄ ̄ ̄ /
./ _____________/
____/
,,、、,,
;; ;;
゙';;;;'' ゞ>
;;;; ,,、、,,
;;;;; ;; ;;
,,、、,,<ソ ;;;;; ゙';;;;''.
;; ;;. ;;;,へ ;;;;
゙';;;;''. ;;;;;;;`゙ .;;;;;
;;;; ;;;;;;;;.rュ .;;;;;;
;;;;;. ;;;;;;;;゙| | ;;;;;;;;
;;;;;. ;;;;;;;'"゙゙゙ヽ;;;;;;
シューーーーーーーッ
ゞ;;;;;;ソ、;;;;;;)火ゞ;;;ソ从i゙;;;;;;!'''゙
ノ' ゝ' !ヘ'火 火ゝ火乂ソ ゴゴゴゴ…
;;ソ ノ` ソ_ソ__ヘ、ソ ゞ
| _,,,r―-、l主l主l主l主l'三| ̄ヾ`>ニ)ニ)ニ)ニ)ニ))
| `r.==(c)ュ'---、―‐ロ,r、―‐.、_'三'二、,r、―‐.、
| ノノ()) `◇)目_.rュ'‐<´_,r'--;-'o'i `i'o'i >--;-'
――――|''''''''゙゙゙§(´'´=ヾソツ_,,|[》ヾ三;=━ニニニ/ij`((゙it=―゙ ̄ ̄ ̄ ̄
~~~~~~~~゙゙|~~~~~~ヘ/__‐_:!|゙□|.|,,y'!.!、__~´~~~~~~~~~~ゞij''
____|___rエエエエエ|エエ| ̄|゙l二二l| ̄|,!、‐r‐t―oニ゙、、_
 ̄ ̄| ̄`゙゙゙'|゙゙゙゙゙゙゙''''r'''''''―r----、_i'ni ゙'o゙'o゙' ヾ,ヘ i'´゙i'゙ ̄ ̄ ̄i´ ̄ ̄ ̄
二二|ニニニ!ニニニ!ニニニ!ニニ/,,- ゞ' ヘヘ_ゞ,,ゞ'―――'―――‐
‐ゞ――-----------――''''''゙´ ̄`゙゙''''r‐ュ-'‐'''ニ/,,,,,,,,,,,,,,,/、,,,,_ヾ´___
` ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|`゙゙゙゙゙''''''''r'''''――-----.`i!゙,,,r‐、―――、________
――――――――‐'`ー―――――――――――――――――――
おのれ…外れたか。部隊の被害の詳細を報告しろ!
\―――――――――――――――――――――――――――/
| 戦車5両、自走SAM3両、IFV4両が大破。他トラック一台が |
| 至近弾を受け破損しています。 |
/―――――――‐'`ー――――――――――――――――――\
我が軍の防空は、一体どうなっているんだ。
―――――――――――――――――――――――――――――
同日12時30分 欧州方面航空軍団司令部
,,゙'!;;ヾ;;;;;!''゙;;! ;;' ゞ;;;ソ;;! ,;;;
i゙;;;;;;;;ソ;;;;;);;;ソ ,;;; (;;;;;;;;;;) ;;;゙
ゞ;;i'゙;;;;ヾ;!' ;;;' ,r゙'‐'ヾ, ,;;;
r''゙i゙;;;;;;ゞ;;;ソ、 ,;;゙ !;;;;;;;;ソ ;;'
'、;;;`‐'';;ヾ;;;;;ソ ;;;; ゞ-'';゙ヽ ,;;゙
ソ;;!;;;ゞ;;;;;ヾ ;;;' i゙;;;;;'、;;;ソ ;;;
ノ;;;`'-'';;;;ヾ` ,;;;゙ ゞ;;;;ソ ;;'
災ゞ;;;乂;;) ;;;' ソ災'、 ;;;
ソ从災ゞ;;;ソ__.__ ;;' .__炎ヽ ;;;
炎火炎災rrr|iii| ,;; |rrrrヾ,,ゞ ,;;;
ソノノ火ヾ、ヘrr|iii| ;;; __ヽ二二/_ ;;'
|rrrrrrrrrrrrr|iii|__;;;'__|rrrrrrrrrrrrrrrrr!、,;;;
|rrrrrrrrrrrrr|iii|rrr;; rrrrrr|rrrrrrrrrrrrrrrrrrrr|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙゙̄" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同司令室
――――――――――――――――――――――――
全く、なんて有様だ!レーダーサイトの回復は?
―――――――――‐v――――――――――――――
はあ、もうしばらくかかりそうです。
―――‐v――――――――――――――――――――
ならAEW(早期警戒機)の増派を本国に要請しろ。
使えるのならどこの部隊のでも構わん。
―――――――――‐v――――――――――――――
. ,r―-、,,__ ,r‐-、,,_
∧_∧. `r(e)==ュ' .`ie)===ュ'
(,;´∀`) (゚ー゚# )ヽ (Å゚ ,)
(.”ソ:=”) .と“‐:=“,)§ と“:=“ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
欧州航空軍団軍団長 タチャル中将(シーの息子)
________________________
と“‐:‐と)〕 と“‐:‐“ つ 〔(つ:=つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――――――――‐'`ー―――――
閣下、キプニャク機甲軍団が空襲を受けたそうです。
――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――
生憎だが今は西部戦線の航空戦で手一杯だ。
東部戦線はジエン共和国に任せておけ。
―――――――――‐v――――――――――――――
しかしベルケ大将閣下からぜひ機甲部隊の上空に
CAP(戦闘空中哨戒)を付けてほしいと…
―――――――――――――――‐v――――――――
無い物は無い。だがジエン共和国に連絡はしておけ。
―――――――――‐v――――――――――――――
_,,r―-、 ,r‐-、,,_
∧_∧. `r==(e)ュ' `ie)===ュ'
( ;´∀) ノ( #゚ー゚) .(Å゚ ,)
(.”ソ:=”) §(,”‐:=”) と“:=“ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧==∧ ∩==∩ ∧∧
(・∀・ (() (´д` (() .Σ())゚Д゚)
と“‐:‐と)〕 と“‐:‐と)〕 〔(つ:=つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――――――――――――――
閣下、ジエン共和国の航空部隊がバトゥ・ウルス内の
飛行場に着陸する許可を求めています!
――――――――――――――――――――‐v―――
(゚Д゚)ハァ?戦闘をほっといて連中は何がしたいんだ?
―――――――――‐v――――――――――――――
共和国内の基地が敵軍に破壊されたのでこっちに
避難させてほしいと…
――――――――――――――――――――‐v―――
_,,r―-、 ,r‐-、,,_
∧_∧. `r==(e)ュ' `ie)===ュ'
(,;´∀`) ノ(,,#゚Д゚ ) .(Å゚ ,)
(.”ソ:=”) §(,”‐:=”) と“:=“ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧==∧ ∩==∩ ∧∧
(・∀・ (() (´д` (() (Д゚ (()
と“‐:‐と)〕 と“‐:‐と)〕 〔(つ:=つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――‐'`ー―――――――――――――
まあいい。許可を出せ。その代わり連中には私の
指揮下に入ってもらう。部隊の詳細状況を報告させろ!
――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――
了解しました。直ちに部隊に連絡します。
――――――――――――――――――――‐v―――
閣下、バトゥ上将閣下が状況を報告せよと…
――――‐v―――――――――――――――――――
この忙しい時に…まあいい、代われ。
――――――――――‐y―――――――――――――
,r―-、,,__ .,r‐-、,,_
∧_∧. `r(e)==ュ' `i(e)==.ュ'
(,;´∀`) ( ゚ー゚# )ヽ .(゚Å゚ ,)
(.”ソ:=”) (“‐:=“;)§ と“:=“ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧=ュ∧ ∩==∩ ∧∧
( (()・) (´д` (() (Д゚ (()
と“‐:‐と)〕 と“‐:‐と)〕 〔(つ:=つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\―――――――――――――――――――――――――/
| ノノ;・∀・) こちらは欧州軍司令部のバトゥ上将だ。 |
|現在の状況はどうなっているのだ?我々の司令部が空襲を |
|受けたぞ。おまけに欧州機甲兵団も…何やってるんだ? |
/―――――――――――――――――――――――――\
\―――――――――――――――――――――――――‐/
| ノ( #゚ー゚) 申し訳ありませんが上将閣下、現在軍団は東部 . |
|戦線の防空・AI(航空阻止)以上の作戦を行う余裕はないの .|
|です。何とか戦力を割いてみますが施設防衛以上は不可能 |
|です。機甲兵団にはSAMとAAA(対空機銃)で凌いでもらう |
|しかありません。 |
/―――――――――――――――――――――――――‐\
\―――――――――――――――――――――――――/
| ノノ;‐∀‐) そうかい…で、何でこういう状態になったんだ? |
/―――――――――――――――――――――――――\
\――――――――――――――――――――――――――/
| ノ( #゚ー゚) 開戦以降関連施設に受けた被害が原因ですが、 .|
|中でもモナンスの奇襲の損害が甚大です。またそれ以前に |
|我が軍の防空施設の整備が不十分であったことが災いして、 |
|被害をカバーできない状態にあります。 |
/――――――――――――――――――――――――――\
\――――――――――――――――――――――/
| ノノ;・∀・) では必要があれば防空設備の修復に |
|工兵隊を増派できるが、どうする? |
/――――――――――――――――――――――\
ではモラニス、モラードの航空基地とモララバード東の
レーダーサイト三箇所に派遣してください。
\―――――――――‐v――――――――――――/
| ノノ;・∀・) わかった。至急中隊規模の部隊を各 . |
|地点に送る。後は好きに使ってくれ。 |
/――――――――――――――――――――――\
了解しました上将。では通信を終わります。
――――――――――‐y―――――――――――――
_,,r―-、 ,r‐-、,,_
∧_∧. `r==(e)ュ' `i(e)==.ュ'
(,;´∀`) ノ( #゚ー゚ )ロ .(゚Å゚ )
(.”ソ:=”) §(;”‐:=”ソヽ (ソ:=“ .)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧=ュ∧ ∩==∩ ∧∧
( (()・) (´д` (() ())゚Д゚)
と“‐:‐と)〕 と“‐:‐と)〕 〔(つ:=つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同日12時33分 欧州方面軍司令部
――――――――――――――――――――――――――――
タチャル中将もカリカリして…昼飯を食う暇もないのでは無理も
ないか…で、ジエナードを襲撃した敵軍は?
――――――――――――――――‐v―――――――――――
北上しているそうです。先程ジエン共和国北部のサクア州州都
サクアードが占領された旨連絡がありました。
――‐v―――――――――――――――――――――――――
このままだと本国のギコスタン省に侵入するぞ。
まああの回廊地帯は防衛に適しているからそれほど心配は
ないと思う。華南兵団の動員もしてあるしな。
――――――――――――――――‐v―――――――――――
¶E
∧_∧ ∩_∩ ∧_∧ .∧⌒∧ .∧∧
(, ・∀) ( ;´Д`) <, ;`∀´> (・∀・ ;ヽヽ. (゚Д゚,,)
(:”ソ:=”) (:”ソ:=”) (“ソ:=::“:) (|‡|堅|‡|)§ .(ソ:=“)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――――――――――‐'`ー―――――――――――――――
いくら精鋭機甲部隊大モーナ軍団といえど前後から挟撃すれば
簡単に始末できますニダ。
――――――――――――――――――――――‐'`ー――――
しかしそろそろ敵の増援部隊が来るはずです。部隊後方を警戒
しなければなりません。
――――――――――――――――‐'`ー――――――――――
ああ、分かっている。モヘミア・ジエン国境は丸耳機械化軍団
が固めている。モナンス軍の北方方面軍も押しとどめた。
とにかく今はGM軍団の包囲・殲滅に全力であたってくれ。
――――――――――――――――――――――――――――
10月6日9時34分 ジサクジエン共和国北部サクア州サクアード近郊
ギュィーーーーン ,,、
,,へ、, /゙\ ,、 ,、r‐、,,,r'i´ヽ`
,、 ,、 _,,/´`ヘ,、/\ ,、'_/ヾ`''‐<゙ヘ'`ヾ``'‐;゙ヽ、,,へ、,,、/ // /\/´
/ ヘ'`/ヾ/\-、,,,/,,r'、ヘ`ヽ \ ヘ`''‐'、へ^\'' /!` /´へ/\/ ヘ、ヾ ヘ、,,/!`/ /
/ヽ ,ヘ/ヾ, ,,,r'''´/ヽ / ヽ `‐、`ヾ/ ヘ、 `y‐、" ;ヘ i/〉、゙\´\''´`ヽ\//ヘ、_,,/\
 ̄ ̄ ̄```゙゙゙゙'''''―---xx、、,,,,_\ / iヽ / ヽ/、ヽ ,/\ _rュ、_,,,,,、____/,,ヾ、-‐
__  ̄`゙゙゙゙'''''――----r‐‐ュ--―''''・=='==<‐<;〉三‐〈|__|主!
_ __|ェ|_rt‐ュェェュ___ .i ゙i, t二二ニ'''‐、‐ュ=ュ‐‐゙'''ュ=ュ
l ̄| |ヘ__/\__\_゙r‐rュヽ____ i. ゙'、 !'‐'‐'‐'----'/‐/――/‐/
!二| |./__ヘ/ /‐゙'-゙'―,―――゙' ゝ、__,,,゙>xxx--`-'‐'‐'''''''''''ヾ,゙゙゙゙゙゙゙ ̄ ̄ ̄
tニニ'`ニ===‐-、二 ̄ ̄ ̄ ̄`゙''‐x、,, ―'''゙゙゙゙ ̄ \ ゙゙''''-x、、,,_
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モーナ帝国国防軍装甲兵員輸送車 Tpz1フクス
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(゚∀゚= ). (´ω` ) (・ハ・ ,)
(‐:=::゙゙::) )) (‐:=::゙゙:::) )) (‐:=::゙゙:::) ))
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シィレージェン装甲師団師団長 クルマルク装甲師団師団長
ヨウステン少将 モライスト少将
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アヒャット中将閣下、我々はここを動かなくてよいのでしょうか?
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そうです。このままでは敵に挟み撃ちされ、包囲されてしまいます。
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く‐ti.|_./ ,x-x、、\ / .,x-x、、\ ./,x-x、、.゙ !!y-、 |
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やはりそれが気になるかね?諸君。
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はい。こんな辺鄙なところで何ゆえ止まっているのか…
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それはだね諸君、我々が囮だからだ。
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この精鋭グロス・モナッチェラント軍団が囮などに…
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( =゚∀゚) (ω` ) (ハ・; ,)
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