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　 　　ＧＩＫＯ’Ｓ 　 　 　 . ┃　　　　　　　　　　 ＡＡ　ＳＴＯＲＹ
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２ゲト？

3ゲト？

登場人物

　　　　グローリー……しぃ

　　　　ドミン……ギコ
　　　　
　　　　ファブリ……モナー
　　　　ブスマン……おにぎり
　　　　ハレマイエル……モララー
　　　　ガル……ぃょぅ
　　　　アルクビスト……フサギコ

　　　　ドミンの祖父……ギコ教授
　　　　ドミンの父……タカラギコ

　　　　ロボット達……ヒッキー

原案：カレル・チャペック

序幕

元ネタとかあるのか？コレ。

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　　　　　　　　　　┌──────────────────
　　　　　　　　　　│社長、ｵ客様ﾃﾞｽ。若ｲ女性ﾉ方ﾃﾞｽ。
　　　　　　　　　　└────────────────v─
　　　　　　　　　　　│お通しして呉れ。
　　　　　　　　　　　└y────────　　　　

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　|￣￣￣|/し（二二） 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　(S Ｕ
　|＿|￣|_||　 ,＿|　|＿、 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　U U

　　　　┌─────────────────────────
　　　　│今日はお嬢さん、私が社長のギコハニャーン・ドミンです。
　　　　└──ｖ──────────────────────
　 　 　 　　　　　　　　　　　　│初めまして、シィ・グローリーと申します。
　 　 　 　　　　　　　　　　　　└─────────ｖ───────
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　|┌───┐ … |｜ ＿＿＿＿　　　.｜||
　|│ 　 　 　｜ 目 |｜ ||￣￣￣|| |　　 ｜||
　|｜ 　 　 　｜ 目 |｜ ||＿＿＿|| |　　 ｜||
　|└───┘ Φ |□□||目∞| | | 　 ..｜||
　|:￣￣￣￣....|　／∴¨θ∞ヽ／..| 　　｜||
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　//　 /：：(,,ﾟДﾟ) 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　 　
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　|_|/：：： /7~ ノ　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　|　　U 　 　(＿-)
　|￣￣￣|/し（二二） 　 　 　　　　　　　　　　　　　　|　　| 　　　(S Ｕ
　|＿|￣|_||　 ,＿|　|＿、 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　Ｕ Ｕ 　　 　U U

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　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│本日参りましたのは――
　　　　┌───────　└───────────
　　　　│分っております。工場をご覧になるんですね。
　　　　└──―─────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│本当にいいんですか。
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│企業秘密だから、と断られるかと――
　　　　┌───────　└────────────y────―――――
　　　　│貴方の様な美しい方でしたら大歓迎ですよ。会長の娘さんですしね。
　　　　└──ｖ─────────────────―――――――――――
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　　　　┌────────────
　　　　│私が御案内いたしましょう。
　　　　└──―─────────　　───────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│まあ、有難うございます。
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│では早速お願いしますわ。
　　　　┌───────　└────────────y─
　　　　│ははは、そう急ぐことはないですよ。
　　　　│生産工程を見るだけで随分時間がかかります。
　　　　│ごゆっくり滞在していらしたら良いでしょう。
　　　　└───────ｖ────────────
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　|￣￣￣|/　 （二二） 　 　 |　　|　　　　　　　　　　　|　　| 　　　　　(S Ｕ　
　|＿|￣|_||　 ,＿|　|＿、　　 ∪∪　 　 　 　 　　　　　Ｕ Ｕ 　 　 　 　U U

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　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│社長さんご自身ご案内下さるのは嬉しいですが、
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│お仕事のお邪魔では？
　　　　┌───────　└────────────────────
　　　　│いえ、事務処理に使う時間が省けてますから、
　　　　│暇なものですよ。重役連中も遊び回ってます。
　　　　└──―───────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│でも皆さんこの島から殆ど出ないのでしょう？
　　　　┌───────　└─────────────────ｙ─
　　　　│島内に十分な保養施設を建てる程度、我が社の収益から
　　　　│すれば微々たる物です。
　　　　└──ｖ──────────────────────
　.＿_______________　　　.＿_______________ 　　.＿_______________ 　　 .＿_______________
_|0００ 06 O０00|_.　_|0００ 05 O０00|_.　_|0００ 04 O０00|_　._|0００ 03 O０00|_
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{￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣}
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　　　　　　　　 (ﾟДﾟ,,)　 　 　　　　 (ﾟーﾟ*)
　　　　　　　 　 |　　U 　 　　　　　.(|　　U
　　　　　　　 　 |　　|〜 　　　　　　.|　　|〜
　　　　　　　　　し^Ｊ 　 　 　 　 　　し`Ｊ

　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　┌─────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│工場まではどのくらいでしょう？
　　　　┌───────　└─────────────　──────
　　　　│本社社屋と工場は一体化してますから、ここも工場なんですがね。
　　　　│メインの生産工程はもう少し行ったところです。
　　　　│着くまでにこれまでの社の歴史でもお話しましょうか。
　　　　└──―───────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│ええ、是非お願いします。
　　　　┌───────　└───────y────
　　　　│では―――
　　　　└──ｖ────
　.＿_______________　　　.＿_______________ 　　.＿_______________ 　　 .＿_______________
_|0００ 07 O０00|_.　_|0００ 06 O０00|_.　_|0００ 05 O０00|_　._|0００ 04 O０00|_
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　　　　　　　　 (ﾟДﾟ,,)　 　　 　　　 (ﾟーﾟ*)
　　　　　　　 　 |　　U 　 　　　　　.(|　　U
　　　　　　　 　 |　　|〜 　　　　　　.|　　|〜
　　　　　　　　　し^Ｊ 　 　 　 　 　　し`Ｊ

　　　　┌───────────────────────
　　　　│何十年も前、偉大なる生理学者であった我が祖父が、
　　　　│海洋動物研究のためこの島に来たのです。
　　　　│しかし彼の関心は次第に「ホムンクルス」の製造へと
　　　　│移って行きました。
　　　　└──―ｖ───────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│ホムンクルス？
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　└───────y────
　.＿_______________　　　.＿_______________ 　　.＿_______________ 　　 .＿_______________
_|0００ 08 O０00|_.　_|0００ 07 O０00|_.　_|0００ 06 O０00|_　._|0００ 05 O０00|_
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｜|| 。 　　　。 　|　 ｜|| 。 　　　。 　| 　｜|| 。 　　　。 　| 　｜|| 。 　　　。 　|
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{￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣}
|￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　　　　∧∧　　　　　　　　∧∧
　　　　　　　　 (ﾟДﾟ,,)　 　 　 　 　 (ﾟo ﾟ*∩
　　　　　　　 　 |　　U 　 　　　　　.(|　　,ノ
　　　　　　　 　 |　　|〜 　　　　　　.|　　|〜
　　　　　　　　　し^Ｊ 　 　 　 　 　　し`Ｊ

　　　　┌────────────────────────
　　　　│おや、ヨハン・ギコハニャン・ギーテの『(ﾟдﾟ)ﾊｧ?ウスト』を
　　　　│読んだことがないのですか？
　　　　└──―─────────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│恥ずかしながら…
　　　　┌───────　└────────────y─
　　　　│ははは、実は私も読んでません。
　　　　│「ホムンクルス」というのは、まあ平たく言えば
　　　　│人造人間のことですよ。
　　　　└──―ｖ───────────────────
　.＿_______________　　　.＿_______________ 　　.＿_______________ 　　 .＿_______________
_|0００ 09 O０00|_.　_|0００ 08 O０00|_.　_|0００ 07 O０00|_　._|0００ 06 O０00|_
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｜|| 。 　　　。 　|　 ｜|| 。 　　　。 　| 　｜|| 。 　　　。 　| 　｜|| 。 　　　。 　|
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｜||　。　 　 　 。|　 ｜||　。　 　 　 。| 　｜||　。　 　 　 。| 　｜||　。　 　 　 。|
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{￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣}
|￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣|
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　　　　　　　　 (,,ﾟДﾟ)　 　　 　　　 (ﾟo ﾟ*)
　　　　　　　 　 |　　U 　 　　　　　.(|　　U
　　　　　　　 　 |　　|〜 　　　　　　.|　　|〜
　　　　　　　　　し^Ｊ 　 　 　 　 　　し`Ｊ

　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　┃研究の結果、彼は奇跡的にも１つの発見をしました。
　　┃即ち、化学的には全く異なった構造であるにも関わらず、
　　┃生物と同じような働きをする物質を見つけたのです。
　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　 _,,.. -──‐- .､.._.　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　,. ‐''"´　　　　　　　　 　 ｀`'‐.､
　　　　　　　　 　 ,.‐´　　　　..丶　　　　　　　　　　　｀‐.､　　　　
　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼. 　 　　　
　　　　　 　 ,i´　　　　（⌒⌒ヽへ　　　　　　　　　　　　　　 `:、　　　
　　　　 　 /　　　　　,,　ゝ＿　　　,γ⌒ヽ　　　　θ　　, 　 　 ヽ.
　　　　　,i　　　　　　　　　ゝ __ノ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 i、
　　　　 .i　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　,　　　　∵　　　　　,　　　　 i.
　　　　.i　 　 ,　 　 　　　　　　　ノ⌒　　　　　　　,　　　　　　　　　l　
　　　　|　　　,　　　,　　　　　　(　　　丿　　　　　　　　　　 　 　 　 |.
　　 　 |　 　 　 　 　,,, 　 　 　 　/　　　　）　 ,　　　　　　　　　　 　 |
　　　　|　 　γ 　 　 　　　　　　　,　ヾ　(　,　　　 　　　　σ　　　　|
.　　　　l　　　　.　　　　　　　　　　　　　　　　γ⌒η　　 　　　 　 l.
.　　　　 i、 　 　 　 　　　　　　　　　　　　（　ｿυヽ　　　　　　 　 ,ｉ
.　　　　　i、 　 　 　 　　　　　　　　　　ι　　(ノ　　　.　τ 　　　,!
.　　　　　 ヽ 　 　 　 　　　　　 　 ο　　　　　　　　　　　 　　　/
.　　　　　　 `:､ 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,‐'
　 　 　 　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／
　　　　　　　　 　 `‐､ 　 　　　ρ　　　　　　　　　　　 , ‐´
　　　　　　　　　　　　｀ '‐.､ _　　　　　 　 　 　 _, ‐''"
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀` ‐-----‐ '"´　　　　　

　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　┃その「生命」を使って何でも作り出せると、彼は考えました。
　　┃彼のメモによると…
　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　 　 　　　　　ヽ△ノ 　　　　 　 　　　　　　／￣￣￣＼　
　　　　　　　　　● 　 　 　 　 　 　 　 　　/　 　∧　∧　＼
　　　　　　　　　□　　　　　　　 　　　　　|　　 　 ・　・　　 |
　　　　　　　　　ハ　　　　　　 　　　　　　|　　 　）●（　　 |　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　　＼　　　ー　　　ﾉ
　　　　　┏━━━━━━━ 　 　　　　　　＼＿＿＿／
　　　　　┃こんなのから…
　　　　　┗━━━━━━━　　　　　　┏━━━━━━━
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　┃こんなのまで…
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　┗━━━━━━━

　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　┃…作ろうとしていたらしいです。殆ど狂気の沙汰ですな。
　　┃ですが、まずは人間の製造に取り組みました。
　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　┃しかし、彼は重大なミスを犯しました。
　　┃「唯物論を信仰」していた彼は、
　　┃神ならぬ人の手によって
　　┃我々と寸分違わぬ人間を作ろうとしたのです。
　　┃人造人間に不要な器官、例えば盲腸、へそ、それに――
　　┃生殖器までね。
　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［[｜ｌ_________ｌ_____________ｌ___________ｌ_______
　　　　　　　　　　　　　 　　　　 　　　　 ｜||
　＿＿＿＿＿＿＿__　　　　　　　　　　.｜||
　|┌───┐ … |｜ ＿＿＿＿　　　.｜||
　|│ 　 　 　｜ 目 |｜ ||￣￣￣|| |　　 ｜||
　|｜ 　 　 　｜ 目 |｜ ||＿＿＿|| |　　 ｜||
　|└───┘ Φ |□□||目∞| | | 　 ..｜||
　|:￣￣￣￣....|　／∴¨θ∞ヽ／..| 　　｜||
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　 　// .| 　 ∧■�B
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　//　 /：：⊂ 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　| | ./：：：.　|　　| 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　
　|_|/：：： /7~　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　|￣￣￣|/し（二二） 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　┃あの人が１０年かけて作ったものが、まだこの島の
　　┃博物館に置いてありますよ。
　　┃それは人間の器官全てを備えていました。
　　┃丸３日しか生きなかったのですが。
　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ［[｜ｌ_________ｌ_____________ｌ___________ｌ_______
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　＿＿＿＿＿＿＿__　　　　　　　　　　.｜||
　|┌───┐ … |｜ ＿＿＿＿　　　.｜||
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　 　// .|
　 .// 　|＿. 　　　　　　　　　　 ,＿＿　　　　　　　　　　　
　//　 /：： ./　　　　　　　　　　iii■∧　ｸｿｯ　失敗だ
　| | ./：：　/　 　 　 　 　　　　　(,, ﾟДﾟ)　　　　
　|_|/：：： /7　　　　　　　　　　⊂　　つ　　　
　|￣￣￣|/　（二二） 　　　　　/　 /　　　　　　　　 ,,,_∧
　|＿|￣|_||　 ,＿|　|＿、 　 〜（　　(　　　　　　　⊂(ﾞo;;ﾞ#)⌒;;⊃
　　　　　　　　　　　　　　　　 　Ｕ~Ｕ　　　　　　

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　　┃祖父が失敗を繰り返す中、父が島に来ました。
　　┃父は、祖父の研究を笑い飛ばしました。
　　┃何故に街にたむろする珍、荒ししか能のない厨房、
　　┃消費のために存在する無能者を作る必要があるのか。
　　┃そんな物より知能の高い生産機械を作った方が余程良い。
　　┃祖父は猛反対しましたが、父は構わず自分の計画を進めました。
　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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　 .// 　|＿. 　 　 　 　 　　　　　　　,＿＿　　　　　　　　
　//　 /：： ./　　　　　　　　　　　　 iii■∧　愚か者！　　　　それは貴方だ
　| | ./：：　/　 　 　 　 　 　　　　　　(#ﾟДﾟ) 　　　　　∧∧
　|_|/：：： /7　 　　　　　　　　　　　　|　　 つ 　 　 　(д^,,)
　|￣￣￣|/　（二二） 　 　 　 　　 　|　　| 　 　 　 　(| 宝 )
　|＿|￣|_||　 ,＿|　|＿、 　　　　　〜|　　| 　 　 　 　 |　　|〜
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　し`Ｊ 　 　 　　　し`Ｊ

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　　┃認識の時代の後は生産の時代です。
　　┃父は、人造人間の組織を簡略にし、改良型を作りました。
　　┃肉体だけでなく、精神も簡素化してね。
　　┃そうやって、最も低コストで理性的な知性を持つ人造人間が
　　┃出来あがりました。父はそれを、祖父が呼んでいたのに習って
　　┃「ロボット」と名付けました。何かの戯曲に因んだらしい
　　┃のですが、私はよく知りません。今は「ヒッキー」とも呼ばれますね。
　　┃個人的には憂鬱そうで嫌いですけど。
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　| | ./：：　/　 　 　 　 　 　　　　　　　　　 ∧∧　　　　
　|_|/：：： /7 　 　 　　　　　　　　　　　　　(,^д) 　 　　　
　|￣￣￣|/　（二二） 　 　　　　 　　　　 (| 宝 ） 　　　　(＿-)
　|＿|￣|_||　 ,＿|　|＿、 　　　　　　　　〜|　　|　　　 　　(　 Ｕ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　し`Ｊ 　 　 　 　U U

　　　　┌────────────────────────
　　　　│その後の我が社の発展は説明せずとも分って
　　　　│いらっしゃるでしょう。
　　　　└──―─────────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│ええ。ところでお祖父さんは――
　　　　┌───────　└──────────────y─
　　　　│ああ、祖父ですか。彼は息子の成功を喜ぼうともせず
　　　　│実験室に閉じこもって研究を続け、くたばってしまいましたよ。
　　　　│ただ死ぬ前に１つ…
　　　　└──―ｖ───────────────────
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　　　　　　　　　∧∧″ 　　　　　　∧∧″
　　　　　　　　 (,,ﾟДﾟ)　 　　 　　　 (*ﾟーﾟ)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　 　 |　　U 　 　　　　　.(|　　U　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｼｬﾁｮｰ!!
　　　　　　　 　 |　　|〜 　　　　　　.|　　|〜　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　／
　　　　　　　　　し^Ｊ 　 　 　 　 　　し`Ｊ

続きを楽しみにしております。
>>1さんがんがれっ!!(･∀･)

期待の持てる出だしだね

　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　┌───────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│！そ、その生き物は一体！？
　　　　┌───────　└──────────────y─
　　　　│ええ、こいつが祖父が最後に遺した人工生物です。
　　　　│私がペットにしてるんです。名前はｼﾞｴﾝ。
　　　　│こらｼﾞｴﾝ、大人しくしていなさい。
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　　　　　　　　　∧∧　　　　　　　　∧∧　　　　　ｼｬﾁｮｰ!
　　　　 　　　　 (,ﾟДﾟ)　 　 　　　　 (*ﾟOﾟ)Σ　　　　　　ｵｷｬｰｸ　ﾀﾞﾚ?
　　　　　　　 　 |　　U 　 　　　　　.(|　　U　　　　　 　(∀・ )　　 　 ﾋﾟｮﾝ　　　ﾋﾟｮﾝ
　　　　　　　 　 |　　|〜 　　　　　　.|　　|〜　　　　　　　　　　⌒Y⌒　　⌒Y⌒
　　　　　　　　　し^Ｊ　　　　　　　　∪∪

　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　┌───────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│そうでしたの。
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│あら、そうやっているとなかなか
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│可愛らしいですわよ。
　　　　┌───────　└──────────────y─
　　　　│そ、そうですか。
　　　　│ｼﾞｴﾝは、祖父が何時の間にか作り上げ、実験室で
　　　　│育てていて、彼が氏んだ時に初めて他の者の
　　　　│目に触れたんですよ。世界でただ一匹の生物です。
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　　　　　　　　 (*ﾟДﾟ)　 ﾋﾞｼﾞｰﾝ!!ｲｲ!!　 (ﾟーﾟ*)
　　　　　　　　(⊃( ・∀). 　 　 　 　　　　(|　　U
　　　　　　　 〜|　　| 　 　 　　　　　　　　|　　|〜
　　　　　　　　　し^Ｊ 　 　 　 　 　　　　　∪∪

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　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│お祖父さんが亡くなった時に？
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│ではこの子一体何歳なんですか。
　　　　┌───────　└──────────────y─
　　　　│ええ、少なくとも40年は生きているでしょう。私より上です。
　　　　│ご存知の様に普通のロボットの寿命は30歳くらい、
　　　　│それに対してｼﾞｴﾝは年老いて行くようにすら見えません。
　　　　│…こら、社長じゃなくギコって呼べって言ってるだろ。
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　　　　　　　　　∧∧　ｼｬﾁｮｰ　ﾄｼｼﾀ! 　∧∧
　　　　　　　　 (,,ﾟДﾟ)　　ｺｰﾊｲ!　　　　 (ﾟo ﾟ*)
　　　　　　　　(⊃( ・∀). 　 　 　 　　　　(|　　U
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　　　　　　　　　し^Ｊ 　 　 　 　 　　　　　∪∪

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　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　│そうですか。不思議な子ですね。
　　　　┌───────　└──────────────y────
　　　　│不思議過ぎて、父が何故解剖してしまわなかったのか疑問ですよ。
　　　　│とは言え、こいつを見ていると何だか可愛らしくなって
　　　　│来るんです。父という合理主義の権化さえ手出ししかねたんですから、
　　　　│祖父はやはり父とは別の意味で天才だったんですな。
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　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　│社長、重役ﾉ方々ｶﾞｵ話ｶﾞ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　│ｱﾙﾄﾉｺﾄﾃﾞｵ集ﾏﾘﾃﾞｽ。
　　┌─────────────└────────────v─
　　│何、こんな時に。
　　│申し訳ない、工場見学は少し後にして貰えますか。
　　│我が社の重役にお引き合わせ致しましょう。
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　 　 　 　 　 　 　 　 　 　│承知しましたわ。
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　 ( ・∀)　　　　し^Ｊ　　　　　　　　∪∪　　　　　　　　　　　 　　　　U U

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　 　 　 　 　 　 　 　 　 　│ゾルゲさんはロボットなのに随分人間的ですね。
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　└────ｖ────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　│ｲｴ…
　　┌─────────────└──────────v─
　　│最近のロボットはますます人に近づきましたから。
　　│違いはちょっとひきこもりな所程度です。
　　│中身は違いますから、後で解剖して見せましょう。
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　　　　　　　　　し^( ・∀) 　 　　　　　　∪∪　　　　　　　　　　　　　 U U

　 　 　 　 　 　 　 　 　　　┌────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│ばっ、馬鹿なこと言わないで下さい！
　　┌───────　└─────────────y──
　　│いくら人間と似ていると言ってもロボットは単なる道具です。
　　│道具として愛着を持つのならまだしも、
　　│人間並みに扱おうとするのはむしろ危険思想ですよ。
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　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│そんな…だからって…
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│ゾルゲさんだって嫌でしょう！
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　└─────────────y──
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│ｲｴ…
　　┌──────────── 　　└────────ｖ─
　　│ロボットは氏を恐れません。
　　│生を喜びませんから。
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　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│異常だと思わないんですか！
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│そんなのおかしいわ！
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　└───ｖ────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│…………
　　┌──────────── 　　└────────ｖ─
　　│――そうかも知れませんな。
　　│しかし最早我々は彼等なしでは生きられません。
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　　　　　　　　　し^( ・A) 　 　　　　　　∪∪ 　　　　　　　　　　　　 　U U

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　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│それは…………でも…………
　　┌───────　└─────────────y──
　　│………………
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　 　 　　　　 　U 　│　 　　　　　　　 U　　U　　　　　 　 　　　　　 (＿-)
　　　　　　 　〜|　　| 　 ??? 　 　 　 　 |　　|〜 　 　 　　　　　　　　∪ S)
　　　　　　　　　し^(A・三・A) 　 　　　 ∪∪ 　 　　　　 　　 　　　 　U U

　 　 　 　 　 　 　 　 　　　┌─────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│……考え無しに忌まわしいなんて言って
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　│すみません。　　　　でも……
　　┌───────　└─────────────y──
　　│…行きましょう。他の人々と話せば気分も変りますよ。
　　└──―ｖ───────────────────
　.＿_______________　　　.＿_______________ 　　.＿_______________ 　　 .＿_______________
_|0００ 14 O０00|_.　_|0００ 13 O０00|_.　_|0００ 12 O０00|_　._|0００ 11 O０00|_
|__＿＿＿＿＿＿|　|__＿＿＿＿＿＿|　|__＿＿＿＿＿＿|　|__＿＿＿＿＿＿|
｜|| 。 　　　。 　|　 ｜|| 。 　　　。 　| 　｜|| 。 　　　。 　| 　｜|| 。 　　　。 　|
｜||｡ ﾟ 　。　　　 |　 ｜||｡ ﾟ 　。　　　 | 　｜||｡ ﾟ 　。　　　 | 　｜||｡ ﾟ 　。　　　 |
｜|| 　ﾟ 　 　 　 ゜|　 ｜|| 　ﾟ 　 　 　 ゜| 　｜|| 　ﾟ 　 　 　 ゜| 　｜|| 　ﾟ 　 　 　 ゜|
｜||｡　。　ﾟ 　 　 |　 ｜||｡　。　ﾟ 　 　 | 　｜||｡　。　ﾟ 　 　 | 　｜||｡　。　ﾟ 　 　 |
｜||　。　 　 　 。|　 ｜||　。　 　 　 。| 　｜||　。　 　 　 。| 　｜||　。　 　 　 。|
｜||ﾟ 　｡　｡　　.　|　 ｜||ﾟ 　｡　｡　　.　| 　｜||ﾟ 　｡　｡　　.　| 　｜||ﾟ 　｡　｡　　.　|
｜||_＿_＿____＿,|　 ｜||_＿_＿____＿,| 　｜||_＿_＿____＿,| 　｜||_＿_＿____＿,|
{￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣} {￣￣￣￣￣￣￣}
|￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　 　　　∧∧　 　　　　　　　　　∧∧
　　　　　　 　　(,,ﾟДﾟ)　　　　 　 　　　(ﾟ- ﾟ*）
　 　 　　　　 　U 　│　 　　　　　　　 U　　U　 　 　 　 　 　　　　　　(＿-)
　　　　　　 　〜|　　| 　 ｲｺｳ!! 　 　 　 |　　|〜 　 　 　　　　　　　　　∪ S)
　　　　　　　　　し^( ・∀) 　 　 　 　 　∪∪　 　 　　　　　　　　　 　　U U

　 　 　 　 　 　 　 　　　┌──────────
　 　 　 　 　 　 　 　　　│ｺﾁﾗｶﾞ会議室ﾃﾞｽ。
　 　 　 　 　 　 　 　　　└──ｖ───────　　─────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│立派な部屋ですね。
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　┌──　　└───ｖ───────
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　│中身の人間についてもそう感じて
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　│くれると嬉しいんですが。ではどうぞ。
　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　└──v────────────
　 　 　 ／ 　 　　　　.|
　 　 ／ 　 　 　　　　.|　　　┳　　 　 　 　 　 　 　┳　　 　 　 　 　 　 　┳
　 ／ 　 　 　 　　　　.|　　　(ii)　　 　 　 　 　 　 　(ii)　　 　 　 　 　 　 　(ii)
／ 　 　 　 　 　　　　.|　　　三　　 　 　 　 　 　 　三　　 　 　 　 　 　 　三
　　　　　　　　　　　　|
　 　 　 　 ／|　 　 　 |
　 　 　 ／　 |　 　 　 |
　 　 ／　 　 |　 　 　 |
　 　 |　　　　|　 　 　 |
　 　 |　　　　|　 　 　 | 　　　　(-＿)
　 　 |　　　　|　 　 　 |＿＿＿∪ S)＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　 　 |　　　　|　 　 ／　　　　　U U　　　　　　　　　　ﾄﾞｿﾞｰ!!
　 　 |O　　　|　 ／　　　　　　 　　　　　　　　　　(・∀・)
　 　 |　　　　|／彡""""""彡 　　　　　　∧∧　　　　　 ∧∧
　 　 |　 　 ／彡　 　 　 彡 　　　　　　　(ﾟДﾟ,,) 　 　 　 (ﾟo ﾟ*)
　 　 |　 ／彡　 　 　 彡　　　　　　　　　(|　　つ　　　　(|　　U
　 　 |／彡　 　 　 彡 　 　　　　　　　　　|　　|〜　　　　|　　|〜
　 ／彡,,,,,,,,,,,,,,,,彡 　 　 　 　　　　　　　　し`Ｊ 　 　 　 . し`Ｊ

　　　　　　　　　　　　　┌───────────────
　　　　　　　　　　　　　│　　 　　　　ようこそ！！
　　　　　　　　　　　　　└ｙｙ───────────ｖｖｖ─
　 　 　 　 ‖　　　　　　　　||;|;;|;;;|.　　　　 ||　　　　　|;;;|;;|;|| 　 　　　　　　‖
　 　 　 　 ‖　　　　　　　　||;|;;|;;;|.　　　　 ||　　　　　|;;;|;;|;|| 　 　　　　　　‖
　 　 　 　 ‖　　　　　　　　||;|;|;; |＝＝＝ || ＝＝＝ .|;;|;|;|| 　 　　　　　　‖
　 　 　 ○┳○ 　 　 　 　 .||;|;|;|..　　　　　|| 　 　 　　 |;|;|;|| 　 　 　 　 ○┳○
　 　 　 　 ○　　　　　　　　||,|,|| 　　 　 　 || 　 　 　　 .||;|;|| 　 　 　 　　　○
　 　 　 　 　 　　　　　　　　|||| ＝＝＝＝ || ＝＝＝＝ﾞ|||||
　 　 　 　 　 　　　　　　　　||,|,|| 　　 　 　 ||　　　　　....||,|,||
　 　 　 　 　 　　　　　　　　||;|;|;|..　　　　　|| 　 　 　　 |;|;|;||
　 　 　 　 　 　　　　　　　　||;|;|;;| ＝＝＝ || ＝＝＝ .|;;|;|;||
　 　 　 　 　 　　　　　　　　||;|;;|;;;|.　　　　 ||　　　　　|;;;|;;|;||
　 　 　 　 　 　　　　　　　　||;|;;|;;;|ﾞ＿＿＿||＿＿＿.ﾞ|;;;|;;|;||



　　　　 　　　∧＿∧　　 ＿＿＿　／￣￣￣￣￣＼　＿＿＿　　∧＿∧
　　　　　　　（　´∀｀）／　 　　／||￣￣￣￣￣￣￣||＼ 　　　＼（・∀・　）
　　　　　　　（　　　／　　　 ／　.ﾞ||　 　 　 　 　 　 　 || 　＼ 　　　＼　　　.）
　　　　　　　　　.／　 　　／ 　　.ﾞ|| 　 　 　 　 　 　 　||　　　＼ 　　　＼　　∧∧
　 ／■＼ 　 ／　　　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　　　 　＼ 　　　＼(ﾟωﾟ=)
　（　´∀｀）／　　　.／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　　　 　　＼ 　　　＼x　 )
　（　　　／　　　.／　　　　　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　 　　　＼ 　　　＼　　∧,,∧
　　　／ 　　　／　　　　　　　　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　 　　　　＼ 　　　＼ミﾟДﾟ 彡
　 ／　　　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　 　　　　　＼ 　　　＼　　ﾐ
／　　　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　 　　　　　　＼ 　　　＼
　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　 　　　　　　　＼
￣￣|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　|￣￣

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌──────────────────
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │おや、来客があるのを知ってたのか…
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │わかったぞ。お前等女性のお客だと聞いて
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │一目見たくなったんだな。全く…
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │紹介しよう。こちらがシィ・グローリー嬢だ。
　 　 　　 ヾ;;ｿゞ　 ヾ.;;ｿゞ 　 　 　 　 　 　　　└──────────────ｙ───
　 　　　　　;;;ヾ　　　.;;;ヾ　　 　　　　∧＿∧　　　　 　　∧∧　　 　　　　∧,,∧
　 　 　 　　.ii　　　 　ii　　　 　　　　（　・∀・）　　　　 　(=ﾟωﾟ) 　 　 　　ミ ﾟДﾟ彡
　　　　　　liiiil 　　　liiiil 　 　　　　　（　　　　）~ii　 　 　( 　x　)~ii 　 　 　ﾐ　　　ﾐ~ii＿
　　　　　　　　 　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／|
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　..|
　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　ﾞ.|.　(＿-)
　 　　___ 　 　　　　　　.| 　＿ 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　∧∧　..|　 (S ∪
　　／／|　　　 ／￣￣￣ ／|　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　 　　(ﾟДﾟ,,) 　　　U U
　　| | 　.|　　／　　 　　 ／　ﾞ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(|　　|)
　　| |　　=／　≡　　 ／ 　　.|　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　|　　|〜 (∀・ )
　　i　==　|￣￣￣￣| 　 　　.| 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　 　　　　　　　　　　し`Ｊ∧∧
　　」￣　..| 　 　 　 　|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿ 　 (ﾟo ﾟ*)
　　　　 　.|／∧＿∧￣￣￣￣￣／■＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣／|　 (|　　U
　　　　 ／　（　　´∀） 　 　 　 　（　　´∀） 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　 ／　 | 　 |　　|〜
　 　　　|￣..i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒ii￣￣ | 　　ﾞ.|　　し`Ｊ
　 　　　|　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／i　ﾞ.| 　　ﾞ.|
　 　　　|　　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|_ ﾞ.|
　　 　　　　」　　　 　|_　　　　　　」　　　 　|_ 　　　　　」　　　 　|_
　　　　　　　　┌───ゝ───
　　　　　　　　│ばれたモナ。　　　　　　　　　　　┌───────────ゝ──
　　　　　　　　└────── 　 　 　 　 　 　 　│は、初めまして。グローリーです。
　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────────────

　　　　　　┌───────────────────────
　　　　　　│それでは我が社の重役を紹介しましょう。
　　　　　　│まず、オマエモナー・ファブリ。
　　　　　　│総合技術局局長で、
　　　　　　│私の学生時代からの親友でもあります。
　　　　　　└───────────────────────


　　　　　　　　　　　　　 　　　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　 　（ ´∀｀　∩
　　　　　　　　　　　　　　 　（　　　 　ノ
　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　┌──ゝ────
　　　　　　　　　　　　　│よろしくモナ。
　　　　　　　　　　　　　└───────

　　　　　　┌───────────────────────
　　　　　　│次に、オニギリ・ブスマン氏。
　　　　　　│営業担当重役です。
　　　　　　│我が社で唯一、人間の従業員を多数率いている役員です。
　　　　　　└───────────────────────


　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　／■＼
　　　　　　　　　　　　　　 　（ ´∀｀　）
　　　　　　　　　　　　　　 　（　 　　　）
　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　┌──ゝ──────
　　　　　　　　　　　　　│こんにちﾜｼｮｰｲ。
　　　　　　　　　　　　　└─────────

　　　　　　┌───────────────────────
　　　　　　│モララー・ハレマイエル博士。
　　　　　　│心理教育研究所で所長をしてもらっています。
　　　　　　│ロボットの教育を受け持っておられます。
　　　　　　└───────────────────────


　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　∧＿∧
　 　 　 　 　　　　　　　　　　（ ・∀・ ）
　 　 　 　　　　　　　　　　 　（ 　　　 ）
　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　┌────ゝ─────────
　　　　　　　　　　│ゆっくりしていって欲しいからな。
　　　　　　　　　　└──────────────

　　　　　　┌───────────────────────
　　　　　　│ィョゥ・ガル博士。
　　　　　　│生理学研究所長です。
　　　　　　│ロボットの大量生産体制を整備したのはこの人ですよ。
　　　　　　└───────────────────────


　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　∧∧
　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ(=ﾟωﾟ)ノ
　　　　　　　　　　　　 　　 　　( 　x　)
　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　┌────ゝ────────
　　　　　　　　　　│ぃょぅ。よくいらっしゃったょぅ。
　　　　　　　　　　└─────────────

　　　　　　┌───────────────────────
　　　　　　│最後に、ギコムント・フッサール＝アルクビスト氏。
　　　　　　│建築開発局局長。
　　　　　　│我々の内では最年長で、島内の開発計画の責任者です。
　　　　　　└───────────────────────


　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　　 　　ミ ﾟДﾟ彡
　 　　　　　　　　　　　　　　　ﾐ 　　　ﾐ
　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　┌────ゝ──────
　　　　　　　　　　│お会い出来て光栄です。
　　　　　　　　　　└──────────

　 　 　 　 ┌────────────────────
　 　 　 　 │グローリーさんはそちらの椅子にどうぞ。
　 　 　 　 │ああ、ゾルゲは私の部屋に戻っていて呉れ。
　 　 　 　 └y───────────────────
　 　 　　 ヾ;;ｿゞ　 ヾ.;;ｿゞ
　 　　　　　;;;ヾ　　　.;;;ヾ　　 　　　　∧＿∧　　　　 　　∧∧　　 　　　　∧,,∧
　 　 　 　　.ii　　　 　ii　　　 　　　　（　・∀・）　　　　 　(ﾟωﾟ=) 　 　 　　ミﾟДﾟ 彡
　　　　　　liiiil 　　　liiiil 　 　　　　　（　　　　）~ii　 　 　(　x　 )~ii 　 　 　ﾐ　　　ﾐ~ii＿
　　　　　　　　 　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／|
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　..|
　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　ﾞ.|　 ﾊｲ
　 　　_∧∧ 　 　　　　.| 　＿ 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　│ 　ﾞ.|(＿-)
　　／(,,ﾟДﾟ)　　.ミ( ・∀)　／|　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　(S ∪
　　| |　|　つ／　　 　　 ／　ﾞ.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　U U
　　| |　ゝ／　≡　　 ／　　　.|
　　i　==　|￣￣￣￣| 　　　ﾞ.|
　　」￣　..| 　 　 　 　|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＿
　　　　 　.|／∧＿∧￣￣￣￣￣／■＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ∧∧／|
　　　　 ／　（　　´∀） 　 　 　 　（　* ´∀） 　 　 　 　 　 　 　 　 　　(ﾟーﾟ*)..ﾞ|
　 　　　|￣..i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒ii￣⊂|　　U ﾞ.|
　 　　　|　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／ﾞ....|　　|〜
　 　　　|　　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|_ .し`Ｊ
　　 　　　　」　　　 　|_　　　　　　」　　　 　|_ 　　　　　」　　　 　|_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───ゝ──
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│失礼します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────

　 　 　 　 ┌─────────────────────
　 　 　 　 │さてグローリーさん、ご質問がありましたらどうぞ。
　 　 　 　 └y────────────────────
　 　 　　 ヾ;;ｿゞ　 ヾ.;;ｿゞ
　 　　　　　;;;ヾ　　　.;;;ヾ　　 　　　　∧＿∧　　　　 　　∧∧　　 　　　　∧,,∧
　 　 　 　　.ii　　　 　ii　　　 　　　　（　・∀・）　　　　 　(=ﾟωﾟ) 　 　 　　ミﾟДﾟ 彡
　　　　　　liiiil 　　　liiiil 　 　　　　　（　　　　）~ii　 　 　(　x　 )~ii 　 　 　ﾐ　　　ﾐ~ii＿
　　　　　　　　 　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／|
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　..|
　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　ﾞ.|
　 　　_∧∧ 　 　＿　　ｼﾞｴﾝｶﾞｺﾀｴﾙ!ｶｺｲｲ!! 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　│ 　ﾞ.|
　　／(,,ﾟДﾟ)　.／　( ・∀)..／|　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　| |　|　つ／　　 　　 ／　ﾞ.|
　　| |　ゝ／　≡　　 ／　　　.|
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　　」￣　..| 　 　 　 　|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　＿
　　　　 　.|／∧＿∧￣￣￣￣￣／■＼￣￣￣￣￣￣∧∧￣￣￣／|
　　　　 ／　（　　´∀） 　 　 　 　（　　´∀） 　 　 　 　　　(ﾟ*　 )　　ﾞ.／　ﾞ.|
　 　　　|￣..i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒ii￣ﾞ.| 　 　|
　 　　　|　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／iﾞ|
　 　　　|　　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|.|_
　　 　　　　」　　　 　|_　　　　　　」　　　 　|_ 　　　　　」　　　 　|_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌────────ゝ────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│それでは１つ質問させていただきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│皆さんはロボットの権利について
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│どうお考えですか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────────────────

　 ∧∧
　(*ﾟ oﾟ)ロボットは世界中で虐げられています。皆さんもそう思いませんか。

　 ／■＼ ははは。ロボットは商品ですよﾜｼｮｰｲ。金を出して買った以上
　（　´∀｀）どうしようが所有者の勝手じゃないですか。

　 ∧＿∧ 人間と同じ形だからと言って人権を与えていたら、
　（　´Д｀）自らを特別に位置付ける事で成り立つ我々の倫理認識は崩壊モナ。

　 ∧∧ いえ、我々と同じ形をした異生物が現れた時点で、既に倫理感覚は
　(*ﾟ oﾟ)崩壊し始めているんです。
　 　　　　　;;;ヾ　　　.;;;ヾ　　 　　　　∧＿∧　　　　 　　∧∧　　 　　　　∧,,∧
　 　 　 　　.ii　　　 　ii　　　 　　　　（　・∀・）　　　　 　(=ﾟωﾟ) 　 　 　　ミﾟДﾟ 彡
　　　　　　liiiil 　　　liiiil 　 　　　　　（　　　　）~ii　 　 　(　x　 )~ii 　 　　 ﾐ　　　ﾐ~ii＿
　　　　　　　　 　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／|
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　..|
　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　ﾞ.|
　 　　_∧∧ 　 　＿　　ｹﾝｰﾘ?ﾅﾆｿﾚ? 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　│ 　ﾞ.|
　　／(,,ﾟДﾟ)　.／　( ・A)....／| 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　| |　|　つ／　　 　　 ／　ﾞ.|
　　| |　ゝ／　≡　　 ／　　　.|
　　i　==　|￣￣￣￣| 　　　ﾞ.|
　　」￣　..| 　 　 　 　|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　＿
　　　　 　.|／∧＿∧￣￣￣￣￣／■＼￣￣￣￣￣￣∧∧￣￣￣／|
　　　　 ／　（　　´Д） 　 　 　 　（　　´∀） 　 　 　 　　　(ﾟ*　 )　　ﾞ.／　ﾞ.|
　 　　　|￣..i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒ii￣ﾞ.| 　 　|
　 　　　|　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／iﾞ|
　 　　　|　　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|.|_
　　 　　　　」　　　 　|_　　　　　　」　　　 　|_ 　　　　　」　　　 　|_

　 ∧,,∧　貴方の言うことは正しいかもしれない。
　ミﾟДﾟ 彡だが、貴方は実際ロボットと話して何かに気がつかなかったかね。

　 ∧∧
　(*ﾟ oﾟ)え…気付いたことって…

　 ∧,,∧
　ミﾟДﾟ 彡彼等は何かを楽しんだり、悲しんだりするかい。

　 ∧∧　しませんわ。でもそれはきっと彼等が非人間的な扱いを受けているからで、
　(*ﾟ oﾟ)まともな待遇を与えれば変わるはずです。
　 　　　　　;;;ヾ　　　.;;;ヾ　　 　　　　∧＿∧　　　　 　　∧∧　　 　　　　∧,,∧
　 　 　 　　.ii　　　 　ii　　　 　　　　（　・∀・）　　　　 　(=ﾟωﾟ) 　 　 　　ミﾟДﾟ 彡
　　　　　　liiiil 　　　liiiil 　 　　　　　（　　　　）~ii　 　 　(　x　 )~ii 　 　 　ﾐ　　　ﾐ~ii＿
　　　　　　　　 　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／|
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　..|
　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　ﾞ.|
　 　　_∧∧ 　 　＿　　ﾜｹﾜｶﾗﾝ 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　ﾞ.|
　　／(,,ﾟДﾟ)　.／　( ・A)....／| 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　| |　|　つ／　　 　　 ／　ﾞ.|
　　| |　ゝ／　≡　　 ／　　　.|
　　i　==　|￣￣￣￣| 　　　ﾞ.|
　　」￣　..| 　 　 　 　|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　＿
　　　　 　.|／∧＿∧￣￣￣￣￣／■＼￣￣￣￣￣￣∧∧￣￣￣／|
　　　　 ／　（　　´Д） 　 　 　 　（　　´∀） 　 　 　 　　　(ﾟ*　 )　　ﾞ.／　ﾞ.|
　 　　　|￣..i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒ii￣ﾞ.| 　 　|
　 　　　|　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／iﾞ|
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　 ∧∧ グローリーさん、先程私は「ロボットは生を喜ばない」と言ったでしょう。
　(,,ﾟДﾟ)父の作ったロボットには精神はあっても感情がないのですよ。

　 ∧∧　ギコの言ったことは本当だょぅ。
　(=ﾟωﾟ) 彼等は楽ιまなぃ、悲ιまなぃ、我々に従ぅだけだょぅ。

　 ∧∧　しかし行動を決定するのは感情じゃないですか。
　(*ﾟ oﾟ) 精神と感情は不可分のものでしょう？

　 ∧＿∧　確かになぜ感情がないにも関わらず彼らが働くのかは分らない。
　（　・Д・）だが実際今まで動いているんだからな。
　 　　　　　;;;ヾ　　　.;;;ヾ　　 　　　　∧＿∧　　　　 　　∧∧　　 　　　　∧,,∧
　 　 　 　　.ii　　　 　ii　　　 　　　　（　・Д・）　　　　 　(=ﾟωﾟ) 　 　 　　ミﾟДﾟ 彡
　　　　　　liiiil 　　　liiiil 　 　　　　　（　　　　）~ii　 　 　(　x　 )~ii 　 　 　ﾐ　　　ﾐ~ii＿
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　 　　_∧∧ 　 　＿　　ξ 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　ﾞ.|
　　／(,,ﾟДﾟ)　.／　( @A)...／|　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　| |　|　つ／　　 　　 ／　ﾞ.|
　　| |　ゝ／　≡　　 ／　　　.|
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　　　　 　.|／∧＿∧￣￣￣￣￣／■＼￣￣￣￣￣￣∧∧￣￣￣／|
　　　　 ／　（　　´Д） 　 　 　 　（　　´∀） 　 　 　 　　　(ﾟ*　 )　　ﾞ.／　ﾞ.|
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　 ∧∧　そ、そんないい加減な認識でいいんですか。
　(*ﾟ oﾟ) ロボットは世界中に送り出されているのに。

　 ∧＿∧ こんな所で一般論もどうかと思うモナが、
　（　´Д｀）歴史上の発展と言うのは皆そんなものモナ。

　 ∧,,∧　私は亡くなったギコの祖父殿と面識がある。
　ミﾟДﾟ 彡彼は天才だった。私は彼を信じるよ。
　 　　　　　;;;ヾ　　　.;;;ヾ　　 　　　　∧＿∧　　　　 　　∧∧　　 　　　　∧,,∧
　 　 　 　　.ii　　　 　ii　　　 　　　　（　・∀・）　　　　 　(=ﾟωﾟ) 　 　 　　ミﾟДﾟ 彡
　　　　　　liiiil 　　　liiiil 　 　　　　　（　　　　）~ii　 　 　(　x　 )~ii 　 　 　ﾐ　　　ﾐ~ii＿
　　　　　　　　 　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／|
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　..|
　 　 　 ん、ｼﾞｴﾝどうした？ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　ﾞ.|
　 　　_∧∧ 　 　＿　　ξ 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　ﾞ.|
　　／(,,ﾟДﾟ)　.／　( @A)...／|　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　


　　| |　|　つ／　　 　　 ／　ﾞ.|
　　| |　ゝ／　≡　　 ／　　　.|
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　　」￣　..| 　 　 　 　|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　＿
　　　　 　.|／∧＿∧￣￣￣￣￣／■＼￣￣￣￣￣￣∧∧￣￣￣／|
　　　　 ／　（　　´Д） 　 　 　 　（　　´∀） 　 　 　 　　　(ﾟ*　 )　　ﾞ.／　ﾞ.|
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　 　　　|　　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|.|_
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　 ∧∧　 あの、素人見ではロボットの精神の生産過程から
　(*ﾟ oﾟ) ロボットの精神作用について分るような気がするんですが。

　 ∧＿∧ …実は我々には分らないんだ。精神と思われるものは、
　（　・Д・）肉体の製造に付随して現れるに過ぎない。肉体と精神の
　　　　　　秘密を知っていたのはギコの父と祖父だけだからな。

　 ∧∧ 今までに何回か脳を開ぃて見たけれど、ｻﾊﾟｰﾘ解明できなかったょぅ。
　(=ﾟωﾟ)ぁぁそうだょぅ、ギコ、例の痙攣の理由もまだ…
　 　　　　　;;;ヾ　　　.;;;ヾ　　 　　　　∧＿∧　　　　 　　∧∧　　 　　　　∧,,∧
　 　 　 　　.ii　　　 　ii　　　 　　　　（　・Д・）　　　　 　(=ﾟωﾟ) 　 　 　　ミﾟДﾟ 彡
　　　　　　liiiil 　　　liiiil 　 　　　　　（　　　　）~ii　 　 　(　x　 )~ii 　 　 　ﾐ　　　ﾐ~ii＿
　　　　　　　　 　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／|
　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　..|
　 　 　 　 しょうがないな 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　ﾞ.|
　 　　___ 　∧∧　　ξ 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│ 　ﾞ.|
　　／／|　(,,ﾟДﾟ)( ‐∀)..　／|　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　|
　　| |　　ノ　　＿_つ 　 ／　ﾞ.|
　　| |　（　／　≡　 . ／　　　|
　　i　==　|￣￣￣￣| 　 　　.|
　　」￣　..| 　 　 　 　|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　＿
　　　　 　.|／∧＿∧￣￣￣￣￣／■＼￣￣￣￣￣￣∧∧￣￣￣／|
　　　　 ／　（　　´Д） 　 　 　 　（　　´∀） 　 　 　 　　　(ﾟ*　 )　　ﾞ.／　ﾞ.|
　 　　　|￣..i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒iiつ ￣￣￣ i⌒⌒⌒ii￣ﾞ.| 　 　|
　 　　　|　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／i 　 　　　i 　 　 　ii／iﾞ|
　 　　　|　　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|_ 　 　 　i＿＿＿ii／|.|_
　　 　　　　」　　　 　|_　　　　　　」　　　 　|_ 　　　　　」　　　 　|_

　 ∧∧
　(*ﾟ oﾟ) 痙攣？痙攣って何ですか？

　 ∧∧
　(；ﾟωﾟ)ぅっ、ぃゃなんでも―

　 ∧∧ お話ししましょう。極くまれにロボットが発作を起こすことがあるんです。
　(,,ﾟДﾟ)多分器官の故障です。メディアには伏せてありますが。

　 ∧∧
　(*ﾟ Oﾟ)そっ、それこそ彼らの心、感情じゃないんですか！
　 　　　　　;;;ヾ　　　.;;;ヾ　　 　　　　∧＿∧ﾊﾞｶ！　　　∧∧　　 　　　　∧,,∧
　 　 　 　　.ii　　　 　ii　　　 　　　　（　・Д・）　　　　 　(；ﾟωﾟ) 　 　 　　ミﾟДﾟ 彡
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│いや、痙攣は機能的な問題でしょう。
│―さあ、今日はもう遅くなった。続きはまた別の日にしましょう。
│グローリーさん、私が来客用の部屋までお送りします。
│他の皆ももう休んでくれ。
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hoshu

保守

age

hage