☆名作ショートショートをAA化しよう☆ 第弐幕

俺の名前はギコ。ﾊｶｰなんてものをやってる。今回の仕事は
悪友モララーの購入した新型ｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞ「タイプC(ｼｰ)」のコピーだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　∧∧
　　　　　　　　　　　　　　　 (ﾟДﾟ,∩
　　　　　　　　　　　　　　　 (|　　,ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　|〜
　　　　　　　　　　　　　　　　し`Ｊ



ｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞの性能と値段は、頭脳プログラムの出来で決まる。
逆に言えば、頭脳さえコピーできれば、一体数千万円もする最新型ｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞが
激安で手に入るのだ。・・・・・もちろん犯罪、見つかれば即ﾀｲｰﾎだが。

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|　＝|　　＼￣ ＼　｜|¬⊂⊂ ）　 　　　　(| C |)　　　　　　　　　　　　　　　(|　　|)
二二二二二二二二|二二二」ノ〜.　　　　.|　　|〜　　　　　　　　　　　　　　 |　　|〜
|　　　　　　　　　　　　　　　｜┳　　　.　　 Ｕ Ｕ　　　　　　　　　　　　　　　　.Ｕ Ｕ
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コピー技術の完成と引き換えに、多額の報酬を出すとモララーは言ってたが、金の問題じゃない。
不可能とされているﾀｲﾌﾟCのコピー・・・そのプロテクトへの挑戦こそが俺の目的だ。

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| ￣｜　|￣￣ |　　 .|｜　（ﾟДﾟ ）　　　　　(*ﾟ−ﾟ)　　　　　　　　　　　　　　||||　|||| )||
|　＝|　　＼￣ ＼　｜|¬⊂⊂ ）　 　　　　(| C |)　　　　　　　　　　　　　　　(|　　|)
二二二二二二二二|二二二」ノ〜.　　　　.|　　|〜　　　　　　　　　　　　　　 |　　|〜
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|　＝|　　＼￣ ＼　｜|¬⊂⊂ ）　 　　　　(| C |)　　　　　　　　　　　　　　　(|　　|)
二二二二二二二二|二二二」ノ〜.　　　　.|　　|〜　　　　　　　　　　　　　　 |　　|〜
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　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼
　　　　　　　　　　　／￣￣￣　　￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　|　・・・成功だぞｺﾞﾙｧ!　 　|
　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿ ／

　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　|　　電位の乱れもない・・・うまくいったぞ　.　|
　　　　＼＿＿　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　　　　　　　∨
　　　　　 　　∧ ∧　 ∧ ∧
　　　　 　　　( ﾟДﾟ）　(ﾟ−ﾟ*)
　　　　　 ／　⊃　⊃ (|　　|)
　　　〜′ ／　 . 　　 .|　　|〜
　　　　 UU　　　　　　 Ｕ Ｕ



　　　　　 　　∧ ∧　 ∧ ∧
　　　　 　　 (；ﾟДﾟ）　(ﾟ∀ﾟ*)
　　　　　 ／　⊃　⊃ (|　　|)
　　　〜′ ／　 . 　　 .|　　|〜
　　　　 UU　　　　　　 Ｕ Ｕ



　　　　　 　　∧ ∧　　　 ∧ ∧
　　　　 　　 ( TДT＞⊂（ﾟ∀ﾟ∩
　　　　　 ／　⊃　⊃　　　.＼　　＼ ／
　　　〜′ ／　 .　　　　　　　＼　 ｀⊃
　　　　 UU　　　　　　　　　　　　∪
　　　　　　　　 ∧
　　　　／￣￣　　￣￣＼　
　　　　|　　フギャッ！　　|　
　　　　＼＿＿＿＿＿ ／　

どこで間違ったものか、完成したコピー　────Ｃ２（ﾂｰ）と名付けた───　は
とんでもないじゃじゃ馬だった。オリジナルとはえらい違いだ。

　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　|　　主人に手を上げるｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞがあるか！|
　　　　　　　　|　　スクラップにしてやるぞｺﾞﾙｧ!　 　　　　　|
　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　ｱﾋｬﾋｬ！ざけんなよ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　てめぇが作っといて勝手なこというな！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　∧∧　　　　　　　　　　. 　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　　 （#ﾟДﾟ)っ　　　　　　　　　　(ﾟ∀ﾟ *)
　　　　　　　　　　 　 |っ　 ノ.　　　　　　　　　　 とと.　ヽ ﾉ
　　　　　　　　　　 〜|　　|　　　　　　　　　　　　 　 ゝ.　_）つ
　　　　　　　　　　　　し^Ｊ.　　　　　　　　　　　　　 （/

────────────────────────────────────

　　.∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　(*ﾟーﾟ)　　　　　　　　　　　　　　 (ﾟДﾟ,,)　　　　　　　　　　　 （ﾟ∀ﾟ*)
　　U C　つ　　　　　　　　　　　　 　(|　　|)　　　　　　　　　　　　　＼
　〜|　　|　　　　　　　　　　　　　　　 |　　|〜　　　　　　　　　　 　　　＼　
　　 Ｕ Ｕ　　　　　　　　　　　　　　　 Ｕ Ｕ　
　　　 　|＼
／￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　　Ｍｒ．ギコ、廃棄処分よりも再教育を提案します。
|　　　ﾊ　ｰ　ﾄﾞ
|　　人工脳髄そのものに欠陥がなければ、うまくいくはずです　
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

Cオリジナルの協力を受けて、再教育が開始された。
Cは素晴らしい教育者ぶりを見せ、熱心に指導してくれた。

　　　　　　　　　　||￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣||
　　　　　　　　　　||　愛について　｡　 　 ∧_∧　　
　　　　　　　　　　||　　　♂と♀ 　　＼　(ﾟーﾟ*)
　　　　　　　　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿⊂⊂ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　.　　　│
　　　　　　　. 　 ∧ ∧　　　　　　　　　　￣￣￣￣　
　　　　　　　　　(　　*)
　　　　　　　　　/ 　 |
　　　　　　. 〜（＿__ﾉ
─────────────────────────

　　　∧ ∧　　　　　　　 　　∧ ∧　　　　　　　 ∧ ∧
　　　(ﾟーﾟ*)　　　　　　　　　(ﾟ∀ﾟ*)　　　　　　　(ﾟДﾟ,,)
　　(三と.　ヽ　　　　　　　(三と.　ヽ　　　　　　　 | 　U
　　　　 ヾ　 _）〜 )) ))　　　　 ヾ　 _）〜 )) ))　　 |　　|〜
.　　　　 (／｀J　　　　 　　　　 (／｀J　　 　　　　Ｕ Ｕ

しかし、教育はそう簡単にはいかなかった。
外見は同じでも、CとC2は全くちがったｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞなのだ。

　　　　　　　　　　||￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣||
　　　　　　　　　　||　愛について　｡　 　 ∧_∧　　
　　　　　　　　　　||　　　♂と♀ 　　＼　(ﾟーﾟ；)
　　　　　　　　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿⊂⊂ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　.　　　│
　　　　　　　. 　 ∧ ∧　　　　　　　　　　￣￣￣￣　
　　　　　　　　　(ﾟ∀ﾟ*)　ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ
　　　　　　　　　/ 　 |
　　　　　　. 〜（＿__ﾉ
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　　　　 ∧ ∧　　　　　　∧ ∧　　　　⊂⊃　　　　　∧∧
　　　　 (；ﾟーﾟ)　　　　　 (*ﾟ∀ﾟ)⊂⊃　　　⊂⊃　　 (；ﾟДﾟ)
　　　　　| つ三)　　　ヽ/ ,つつ　　　　　　　　　　　/ つつ
　　　〜（　 ,ﾉ　　 　と（_　 ノ　　　　　　　　　　　〜 ,,つ
　　　　（/＼）　　　　 　 ヽ）　　　　　　　　　　　　 (/

　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　|　　いいかげんにしろ！嫌がらせのつもりか？
　　　|　　機械だったらおとなしく言うことを聞け！
　　　＼
　　　　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　∧ ∧　　　∧∧.　　　　　　　　　∧ ∧
. (*ﾟーﾟ)　　 （#ﾟДﾟ)っ　　　　　　　(ﾟ∀ﾟ*)
　U C |　 　 |っ　 ノ　　　　　　　　 | 　U
〜|　　|　 〜|　　|　　　　　　　　　. |　　|〜
　 Ｕ Ｕ　　　し^Ｊ　　　　　　　　　　Ｕ Ｕ
────────────────────────

　∧ ∧　　　∧∧.　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
. (*ﾟーﾟ)　　 （,,ﾟДﾟ)っ.　　　　　　　　　　　　　(,,*ﾟ∀)
　U C |　 　 |っ　 ノ　　　　　　　　　　　　　　∪　 |
〜|　　|　 〜|　　|　　　　　　　　　　　　　　 〜|　 _,.つ
　 Ｕ Ｕ　　　し^Ｊ　　　　　　　　　　　　　　　　し´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼
　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　　・・・ふん、機械ｷｶｲって、えらそーに言うなよ・・・・・
　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

もちろん、C2の教育と平行して、コピーシステムの分析も進めていた。
プロテクト破りには自信があったので、ﾊｰﾄﾞ面を徹底的に洗い直していたら・・・
　＿＿＿＿＿＿＿__　
　|┌───┐ … |｜ ＿＿＿＿
　|│ 　 　 　｜ 目 |｜ ||￣￣￣|| |
　|｜ 　 　 　｜ 目 |｜ ||＿＿＿|| |
　|└───┘ Φ |□□||目∞　| |　 ∧ ∧
　|￣￣￣￣￣|　／∴¨θ∞ヽ／| |　(ﾟДﾟ；)
　|: 　 　 ⊂⊃ :| |￣￣￣￣￣ |　.| |⊂⊂　ヽノ
　|: ＿＿＿＿ .| |＿＿＿＿＿ |　.| |　　(_(____つ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼
　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　　・・・これだ！回路のひとつが焼き切れてやがる。
　　　　　　　　　|　　こいつのせいでコピーに支障ができたんだ　
　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　∧∧　　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　. (*ﾟ∀ﾟ)　　　　　　　　 (ﾟДﾟ;∩＜　問題は解決したぞ！　
　　　　　　　　　　U 　 |　　　　　　　　 (|　　,ノ　 |　お前なんかもうスクラップだ！
　　　　　　　　　〜|　　|　　　　　　　　　|　　|〜　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　 Ｕ Ｕ　　　　　　　　.　し`Ｊ
────────────────────────────

／￣￣＼　　.　 ∧ ∧.　　　　　　　　　∧∧
|　・・・・・　＞ 　 (ﾟ*　 ,,)　　　　　　　 　(ﾟДﾟ )
＼＿＿／　　　　|Ｕ　|　　　　　　　　　 | 　U
　　　　　　　　　　|　　〜　　　　　　　　 |　　|〜
　　　　　　　　　　Ｕ Ｕ　　　　　　　　　 .Ｕ Ｕ
────────────────────────────

.　 　 ∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　.　∧ ∧
　　　(* 　 )　　　　　　　　　　　　　　　(ﾟДﾟ；)
　　　(|　　|)　　　　　　　　　　　　　　　 | 　U
　　　 |　　|〜　　　　　　　　　　　　　　 |　　|〜
　　　 U｀ヽ)　))　))　　.　　　　　　　　　 Ｕ Ｕ

数週間後、コピーは無事成功し、完璧なCレプリカが完成したことを知って
Cオリジナルの所有者であるモララーがやって来た。

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　C3、君の喜びとは何かね？　
＼
　 ￣￣￣|／￣￣￣￣／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　|　　はい、マスターと仕事をすることです　
　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　 　∧∧　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　 ∧＿∧
　　(,,ﾟДﾟ).　　　　　　　　　　 (*ﾟーﾟ)　　　　　　 　（・∀・　）
　　 |　つつ　　　　　　　　　　U ３ |　　　　　　　⊂　　　　つ
　〜　　 |　　　　　　　　　　.〜|　　|　　　　　　　　（　（　 （
　 　し｀Ｊ　　　　　　　　　　　　Ｕ Ｕ　　　　　　　　（＿（＿）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼
　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　|　よく出来てるじゃないか、さすが親友だ！　　
　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
────────────────────────────────

　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧　　　∧ ∧
　 　 (, ﾟДﾟ/)　　　　　　　　　　　　　（・∀・　）　　(ﾟーﾟ*)
　　　(|　　,ノ　　　　　　　　　　　　　 （　　　　）　　 |３ U
　　〜|　　|　　　　　　　　　　　　　　 ｜ ｜　|　　　|　　|〜
　　　 Ｕ Ｕ　　　　　　　　　　　　　　 （__ （＿_）　　 Ｕ Ｕ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼
　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　|　　それじゃ、C3はもらっていくからな！オリジナルのCは　
　　　　　　　|　　しばらく助手につけるから、もっとコピーを作ってくれよ
　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

. ∧ ∧　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　∧＿∧　
（*ﾟ∀ﾟ）･･･　 (；ﾟдﾟ/)　　　　　　　　　　Σ （・∀・　）
　　／　　　　(|　　,ノ　　　　　　　　　　　　 （　　　　）　
..／　　　　 〜|　　|　　　　　　　　　　　　　 ｜ ｜　|　
　　　　　 　　 Ｕ Ｕ　　　　　　　　　　　　　 （__ （＿_）
────────────────────────────
　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　　い、今のが話に聞いた失敗策か？　
　　　　　　　　　|　　変なもの飼っとくな、早く処分しろよ　
　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣
　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　.　∧＿∧　
　　ｻｯ　　　　(；ﾟдﾟ/)　　.　　　　　　　　　 .（・∀・；）
）彡　.　　　　(|　　,ノ　　　　　　　　　　　　 （　　　　）　
　　　　　　 〜|　　|　　　　　　　　　　　　　 ｜ ｜　|　
　　　　　 　　 Ｕ Ｕ　　　　　　　　　　　　　 （__ （＿_）
　　　　　　　　　|＼
　　　／￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣＼
　　　|　　あ、いや・・・そのうちな。 .|　
　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／

　　　　　　　　　　　　　 ∧∧　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　(ﾟДﾟ,,) ＜　客は帰ったぞ、こっちに来いよ、C2
　　　　　　　　　　　　　(| 　 つ　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 |　　|〜
　　　　　　　　　　　　　 Ｕ Ｕ
────────────────────────────

. ∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧∧
（*ﾟ∀ﾟ）･･･　　　　　　　　　　　　　　　 　（,,ﾟДﾟ)
　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|⊃｜
.／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.〜|　　０
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 し'´
────────────────────────────

　　　　　　 ∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧∧
　　　ﾄﾄﾄ　 (*ﾟ∀ﾟ)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　（,,ﾟД
　　　　ヽ/ ,つつ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|⊃
　　　と（_　 ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜|　　
　（( 　 　 ヽ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. し'´

このころから俺は、C2に対する接し方を変えていた。そのやり方は
機械を相手にするというより、むしろ人間に接するようなものだった。
　＼ | ／
―　○　―
　／ | ＼




　　　　　 ∧∧
　　　　　(,,ﾟДﾟ)　 _ 　　　　　　　　　　　　. 　 ∧ ∧
　　　　　(|　　 ⊃(|__|／ 　　　　　　　　　　　(ﾟ∀ﾟ*)
　　　　　 |　　|　　　　　　　　* 　　　　　　　　| 　 ヽ
　,,,,　 　...∪∪　　　,,,,　　　ヽ|〃　　　,,, 　　　UU__,,,）〜
　　　　,,,,, ,,


不思議なもので、それにつれてC2の態度も変化した。
俺が熱心になるほどC2も素直になり、自発的に学ぶ姿勢を見せ始めたのだ。

　　　　 。
　　　　　｀∧ ∧ 　　　　　　　　　　　. 　 ∧∧
　　 .　ﾟヽ (；ﾟ∀ﾟ)　　　　　　　　　　　　　(ﾟДﾟ,,)
　 　　　､ﾉ　つＣ□　　　　　　　　　　　　 | 　 ヽ
　　　　（＿,,う▲□□凸□　　　　　　　　 UU__,,,）〜
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★★
　　　　　口◇口口☆　　　■　　　　　　　　　　　　age!!　　　　　
　　　　　　　　　　□　　　☆口口◎口　　　　 ∧ ∧　　　　　 　　∧∧ ﾁｮｯﾄﾁｶﾞｳｿﾞ
　　　　　　　口　▽　　　▼　　◎　　　　　　　(*ﾟ∀ﾟ)　　　　　　　(ﾟДﾟ；)
　　　　　　　　 ○　　　　　　　口　　　　　　　 /　　|　　　　　　　　u u　ヽノ
　　　　　 　　　　▼　　　　　 ○　　　　　　〜（,＿,,ﾉ　　　　　　　　　(_(____つ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||;;;/■ヽ ;;||　　　　　　　　　 　|　||[[[[[[[[[[[[[[[ ||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||∩・∀・).||　　　　　　.从从w!|　||==========||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||;;;;;;;;;;;;;; ;;;||　　　　　　,ﾊｖＶｖwﾘ..||[[[[[[[[[[[[[[[ ||
　　＿＿　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣　. 　　　　./ﾙｗｗＶ ヽ|==========||
　（　) 　￣￣￣￣∧＿∧￣￣￣.）　　　 　　　 　　　　　 ＷwwＷ　||[[[[[[[[[[[[[[[ ||
　 | .|￣￣￣￣￣（　・∀・）￣￣│ 　　　 　＿＿＿＿＿＿|　　::| ! .i|==========||
　 | .|　_＿　　　.　（　　　　つ .　 │　　　　　　　　　　　　　.ヽ＿∧ ∧[[[[[[[[[[[[[[[ ||
　 | .|　|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .＼　　 　　 　　　　　　　(ﾟ∀ﾟ；)　ｵｯﾄﾄﾄ
　 | .|__.＼.＼　　　　　　　　　　　　　　 　　＼　　　　　　　　(( (三と.　ヽ
　 | .|＼　＼.＼　　　 　　 ∧ ∧　　　　　　　 ＼ 　　　　　　　　　　 ヾ　 _）〜 )) ))
　 　.|＼＼ |＼.＼＿＿＿(,,　　) ＿＿＿＿＿_...＼　　　　　　　　　 (／｀J
　　　　 　　|.|| ＼|　 　　.⊂,　　＼,,　　　　　　￣　|
　　　　 　　|.||　　￣￣￣　（　　　）~￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　（￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣）
　　　　　　　　　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|

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／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　　あの失敗作がずいぶん成長したな・・・　　　　
＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.从从w!|　||==========||
　 ￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　 　　　,ﾊｖＶｖwﾘ..||[[[[[[[[[[[[[[[ ||
　　＿＿　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　.　　　　./ﾙｗｗＶ ヽ|==========||
　（　) 　￣￣￣￣∧＿∧￣￣￣.）　　　 　　　 　　　　　 ＷwwＷ　||[[[[[[[[[[[[[[[ ||
　 | .|￣￣￣￣￣（　 ・∀）￣￣│　　　　.　＿＿＿＿＿＿|　　::| ! .i|==========||
　 | .|　_＿　　　.　（　　　　つ .　 │　　　　　　　　　　　　　.ヽ＿ノ.＼||[[[[[[[[[[[[[[[ ||　∧
　 | .|　|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣宣￣ .＼　　 　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(*ﾟ
　 | .|__.＼.＼　　　　　　　　　　　　　 　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ ,
　 | .|＼　＼.＼　　　 　　 ∧ ∧　　　宣　　　＼ 　　　　　　　　　　　　　　　　(( (( 〜（_
　 　.|＼＼ |＼.＼＿＿＿(,,　　) ＿＿＿＿＿_...＼　　　.　　　　　　　　　　　　　　　　 し
　　　　 　　|.|| ＼|　 　　.⊂,　　＼,,　　　　　　￣　|
　　　　 　　|.||　　￣￣￣　（　　　）~￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　（￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣）
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　　たいしたもんだろ。もちろんオリジナルには及ばないが
|　　なんと言うか・・・ｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞらしからぬ魅力を感じるヤツだよ
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　　おいおい、まるであいつに惚れてるみたいだぞ
＼
　 ￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　＿＿
　（　) 　￣￣￣￣ ∧＿∧￣￣￣.）
　 | .|￣￣￣￣￣（； ・∀・）￣￣│
　 | .|　_＿　　　.　（　　　　つ .　 │　　　　　　　　　　
　 | .|　|＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣宣￣ .＼　　
　 | .|__.＼.＼　　　　　　　　　　　　　 　　　＼　
　 | .|＼　＼.＼　　　 　　 ∧ ∧　　　宣　　　＼
　 　.|＼＼ |＼.＼＿＿＿(　ﾟД) ＿＿＿＿＿_...＼
　　　　 　　|.|| ＼|　 　　.⊂,　　＼,,　　　　　　￣　|
　　　　 　　|.||　　￣￣￣　（　　　）~￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　（￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣）
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼
　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣　　￣￣￣￣￣
　　　　　　|　・・・さあ、そうかもしれない。
　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

確かに俺は、C2に惹かれていた。妙な不完全さに対する愛着は
子供への愛情にも似た魅力に変わり、そして・・・

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　　説明は難しいが、こいつが俺を慕ってくれている
|　　そこにC2の“心”を感じるんだ！　
＼
　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　 ∧∧　　　　　　　.　　　　　　∧ ∧
　　　(,,ﾟДﾟ)　　　 ∧ ∧　　　　　　(^ｰ^*)
　　 ⊂　　⊃　　 (*ﾟ∀ﾟ)　　　　　　 | C U
　　〜|　　|　　　 /　　|　　　　　　　 |　　|〜
　　　 し`Ｊ.　〜（,,＿_ﾉ　　　　　　　 Ｕ Ｕ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼
　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　|　　ええ、C2はあなたに対し、閉じていた心を開きました　
　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
────────────────────────────────────

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　　そこだよ。C、悪いがお前と話をしていても、機械と話してる感じがする。
|　　でも、C2と話すときは違う。本当に人間らしいんだ！
＼
　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　 ∧∧　　　　　　　.　　　　　　∧ ∧
　　　(,,ﾟДﾟ)っ　　 ∧ ∧　　　　　　(ﾟーﾟ*)
　 　 |っ　 ノ　　　(ﾟ∀ﾟ*)　　　　　　 | C U
　　〜|　　|　　　 /　　|　　　　　　　 |　　|〜
　　　 し`Ｊ.　〜（,,＿_ﾉ　　　　　　　 Ｕ Ｕ

思わぬトラブルが舞い込んだのは、それからすぐのことだった。

　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　|　C2を・・・売ってくれだって？
_∧　　　　＼
∀ﾟ)　　　　　￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣
_∧　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
ーﾟ)　　　　　　 　（,,ﾟДﾟ）　　　　　　　　　　　　　 （・∀・　）
⊂|　　　　　 　　/　⊃⊃　　　　　　　　　　　　 ⊂　　　　つ
　〜　　　　　〜（　　(　　　　　　　　　　　　　　　（　（　 （
.∪　　　　 .　　　Ｕ~Ｕ　　　　　　　　　　　　　　　（＿（＿）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼
　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　|　　そうさ、あいつを徹底的に分析して、新商品にする。
　　　　　　　　　　|　　“人間くさいｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞ”はヒット商品になるからな！
　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
────────────────────────────────

　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　|　断る！金であいつを売り買いする気はない！
_∧　　　　＼
∀ﾟ)　　　　　￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　
_∧　　　　　　　∧∧　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
ーﾟ)　　　　　　 （#ﾟДﾟ)っ　　　　　　　　　　　　　 （・∀・　）
⊂|　　　　　　　.|っ　 ノ　　　　　　　　　　　 　□⊂　　　　）
　〜.　　　　　〜|　　|　　　　　　　　　　　　　　　　│ │ │
.∪　　　　　 　　し^Ｊ　　　　　　　　　　　　　　　　（__ （＿_）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼　　　
　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　|　　いやというなら、コピー作業の写真を警察に渡す。
　　　　　　　　　　|　　お前はﾀｲｰﾎ、C2は違法な製品として解体処分だ。
　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　|　　　こういう場合を見越して、俺が協力した証拠は　　
　　　　　　|　　　残してない。捕まるのはお前だけだからな！　
_∧　　　　＼　
∀ﾟ)　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣
_∧　　　　　　　 ∧∧　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿∧
ーﾟ)　　　　　　 （；ﾟДﾟ)っ　　　　　　　　　　　　　　（・∀・　）　ｸｯｸｯｸ
⊂|　　　　　　　.|っ　 ノ　　　　　　　　　　　（( □⊂　　　　）
　〜.　　　　　〜|　　|　　　　　　　　　　　　　　　　│ │ │
.∪　　　　　 　　し^Ｊ　　　　　　　　　　　　　　　　（__ （＿_）
────────────────────────────────

　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　|　　それは、どーかな？
　＼　
　　 ￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　 ∧ ∧　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　(*ﾟ∀ﾟ)　　　　Σ（ﾟДﾟ,,）　　　　　　　　　Σ （・∀・　）
　　　(|　　|)　　　　　/　⊃⊃　　　　　　　　　　　（　　　　）
　　〜|　　|　　　 〜（　　(　　　　　　　　　　　　 　│ │ │
.　　　(/´U　　　　　 Ｕ~Ｕ　　　　　　　　　　　　　（__ （＿_）
────────────────────────────────

　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　|　　俺がもともと、あんたのｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞのコピーなのを忘れたかい？
　|　　頭の中には、脱税や裏取引の記録もコピーされてるぜ！
　＼　
　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　∧ ∧　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　(；ﾟДﾟ)　　　　　　.（(　('(*ﾟ∀ﾟ)')　)）　　　　　　　　 （・∀・；）
　　( つ (）　　　　　　　　　 |　　|　　　　　　　　　　　　（つ⊂　）
　　 |　　|〜　　　　　　　〜（＿ つ　　　　　　　　　　　/　/　/
　　 Ｕ Ｕ　　　　　　.　　　　 Ｕ　　　　　　　　　　　　（__ （＿_）

　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　　す、すごいぞC2!よくやってくれた！　
　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　∧ ∧　　　　　　　 ∧ ∧　　　　　　　　　　　　　 　　　＝　∧＿
　　　(*ﾟ∀ﾟ)ｴﾍﾝ　　　　(ﾟДﾟ,,)　　　　　　　　　　　　 　　　＝　 （；・∀
　　　( 　　 ）　　　　　　 とと　ヽ　　　　　　　　　　　　 　　＝　⊂　　　　
　　　 |　　|〜　　　　　　　　ヽ, 　）〜　　　　　　　　　　　　＝　 人　
　　　 Ｕ Ｕ　　　　　　　　 　 しし'　　 　　　　 　　　　 　　　　＝し （＿
──────────────────────────────

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　Mr.ギコ、提案いたします。今すぐ逃げて身を隠すべきです。
＼
　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　 ∧ ∧　　　　　
　　. (*ﾟ−ﾟ)　　　　　　　　　　　?(ﾟ∀ﾟ*)　　 　　　Σ(ﾟДﾟ,,)　　　　　
　　　U C ⊃　　　　　　　　　　　( 　　 ）　　　　　　 とと　ヽ　　　　　
　　〜|　　|　　　　　　　　　　　　 |　　|〜　　　　　　　　ヽ, 　）〜　　
　　　 Ｕ Ｕ　　　　　　　　　　　　 Ｕ Ｕ　　　　　　　　 　 しし'　　 　　
──────────────────────────────

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　過去のデータから考えて、マスター・モララーの次の行動は
|　C2を破壊することと推測されます。その時は、あなたにも容赦はしないでしょう。
|　彼は私のマスターですが、全ての人間が傷つかないようにすることは
|　私の義務です。ゆえに、両者が最も傷つかぬ方法を提案するのです
＼
　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　. (*ﾟ−ﾟ)　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　U C ⊃　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜|　　|　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｕ Ｕ　　　

　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　|　　安心しろC2！お前には指一本触れさせないからな　
　　　　　　＼
　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　∧ ∧　　　　　　　　　　　　. 　 ∧ ∧
　　　　. (*ﾟ−ﾟ)　　　　　　　　 ∧ ∧　　(ﾟДﾟ,,)
　　　　　U C |　　　　　　　　 (*ﾟ∀ﾟ)　　O 　 つ
　　　　〜|　　|　　　　　　　　 /　　|　.　　 ! 　 ヽ〜
　　　　　 Ｕ Ｕ　　　　　　.〜（,,＿_ﾉ　　　 (/´＼）
　　　　　　|＼
／￣￣￣　　￣￣￣￣＼
|　　・・・・・・・・・・・・・　　　|
＼＿＿＿＿＿＿＿＿ ／
────────────────────────────
　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　|　　逃げる準備をするぞ！必要なものをまとめてくれ
　　　　　　＼
　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.　 　 ∧ ∧　. 　 ∧ ∧　　　　　　　　　　∧∧
　　　(ﾟ−ﾟ*)　　　(ﾟ∀ﾟ*)　　　　　　　　　(ﾟДﾟ;∩
　　　(|C　|)　.　 とと.　ヽ ﾉ　　　　　　　 (|　　,ノ
　　　 |　　|〜　　 　 ゝ.　_）つ　　　　 　　|　　|〜
　　　 U｀ヽ)　)）　　 （/　　　≡３　　　　　し`Ｊ
────────────────────────────
　　／￣￣￣￣￣￣￣＼
　　|　・・・・・・・・・・・・・　　|
　　＼　　　　　　　　　　／
　　　 ￣￣￣|／ ￣￣
　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　. (*ﾟ−ﾟ)　　　　　　　　　　　　 ∧ ∧
　　　　　　　U C |　　　　　　　　　　　　 (*ﾟ∀ﾟ) つ▼
　 　　　　　　|　　|　　　　　　　　　　　　ﾉつ||￣￣￣￣￣|
　　　　　　　 Ｕ Ｕ　　　□ ◆　◎　〜（|＼.||＿＿＿＿＿|ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
　　　　　　　　　　　　　　　　日　　　 　 ＼|　　　⊂⊃　　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＼
　＿＿＿＿＿＿＿__
　|┌───┐ … |｜ ＿＿＿＿　　＼从／　　　　　　┃┃┃　　　　　　　┃　　┃
　|│ 　 　 　｜ 目 |｜ ||￣￣￣|| |　∩ ∧ ∧　　　.　　┃　　　　　━━　　┃　　┃
　|｜ 　 　 　｜ 目 |｜ ||＿＿＿|| |　ヽ（；ﾟДﾟ）　　　　　┣━━　　　　　　　┃　　┃
　|└───┘ Φ |□□||目∞　| |　　　＼⊂＼　　　　┃　　　　　　 　　┏┛
　|￣￣￣￣￣|　／∴¨θ∞ヽ／| |　　　 Ｏ-､　）〜　　┃　　　　 　━━┛　　　 ●
　|: 　 　 ⊂⊃ :| |￣￣￣￣￣ |　| |　　　　　　∪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　
　|:＿＿＿＿＿| |＿＿＿＿＿ |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣　　￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　な、何だあ！？　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿ ／

／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　　おい、どうした！？大丈夫かC2！　
＼
　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　∧∧　　　　　
　　　 (,,ﾟДﾟ)　　　　　. 　 ∧ ∧　　　　　　
　　　/ つつ　　　　　　　(ﾟ∀ﾟ；)　　　　　　
　〜 ,,つ　　　　　　　　　　 | 　 ヽ　　　　　　
≡≡(/　　　　　　　　　　　 UU__,,,）〜　　　⊂⌒~⊃ ｡Ａ｡) 〜・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨∨
　　　　　　　　　　　　　　　|＼
　　　　　　　　　／￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　　ｱﾋｬ･･･し、Cのヤツが突然襲い掛かってきて・・・　
　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
────────────────────────────────
　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　|　　そうか・・・こいつの本来の主人はモララーなんだ
　　　　　|　あいつから命令を受けていたに違いない　
　　　　　＼
　　　　　　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　 ∧ ∧
　　　　 ∧ ∧　 (；ﾟДﾟ)
　　　　 (*ﾟ∀ﾟ)　 とと　ヽ
　　　　 /　　|　　　 ヽ, 　）〜
　　.〜（,,,_UU　　 　 しし'　　　　　　　　　　⊂⌒~⊃ ｡Ａ｡)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨∨

　　　_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,__,_,_,_,_,_,_,_／~＼＼＼,＼＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__;　...|
　　/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;／ﾆ日ﾆ＼＼／,,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;.//ヽ
　 /;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/!|　　　　　　|／,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,// ヽ＼
　/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/|　　　　　　|,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;// 三 ヽ＼
　　|￣￣￣￣￣￣||￣￣￣￣￣￣| :|王||王i　|ﾆi￣￣￣￣￣￣||￣￣￣￣￣￣ |三三三|
　ゞ;ﾐゞ |王|王|　.　 ||　 　|王|王|　.　|　　　　　　|ﾆi　　|王|王|　.　 ||　 　|王|王|. 　　|三ﾉヽﾐゞ;;;
　ｿミゝ:ﾐゞ!LLLi 　 .|| 　.'LLLLLLi.　.|　　　　　　|ﾆi　:.LLLLLLi　　||　　LLLLLLi　　|三;;;ミ;;ヽﾐゞ;;
　;ﾉ:;:ヽﾐ;:;ミゞ;;; 　 　||　　　　　　　　i=======i====i　　.　　.　　.　. ||　　.　 　　. 　　 .|:ニﾉミヽﾐゞ;;;
　ｿ;ﾉ:;ミ;;ゝﾐ;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||￣￣￣||￣￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ｿミヽﾐゞ;;;ミゞゞ
　ｿミゝﾐゞ;;;; 　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;ﾉノii;;;ヽﾐゞ;::;;　　
　i￣i￣i￣i　 |　　逃げるぞ！・・・大丈夫か？　│￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣　　　
　.~i￣i￣i￣i ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　／i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣　　
　i￣i￣i￣i　 　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣　 ￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣　
　￣￣￣￣￣￣　　　∧∧　 ∧ ∧　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　 (；ﾟДﾟ)　(∀ﾟ；)
　　　　　　　　　　　　⊂　 つ と と　ヽ
　　　　　　　　　　　　 ０ 　|〜　　ヽ, 　）〜
　　　　　　　　　　　 　　｀Ｊ.　　　 　し ヽ）　))）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼
　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　|　さ、さっきのドタバタで足を痛めて・・・　　
　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从人ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　　見つけたぞ！出来そこない、それにギコ！ 　 　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　　　　　　俺の平穏のために消えてもらう！　 　　　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒WY
　　　　　　　　！　　　　！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__∧_∧＿＿_　　
　　　　　　　　∧∧　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　 　　　 ＿♀＿__／（・∀・　）＿_/ρ＿　)
　　　　　　　 (；ﾟДﾟ) (；ﾟ∀ﾟ)　　　　　　　　　　　　　　　　()≡≡≡())￣^,￣￣￣￣￣￣三|￣￣￣￣ヾ
　　　　　　　⊂　 つ と と　ヽ　　 　　　　　　　　　　　　　|_川l皿|川|_|__/　/'⌒ヽヽ　 . 　 .　|　/,/'⌒ヽ　|
　　　　　　　 ０ 　|〜　　ヽ, 　）〜　 　　　　　　　　　　　〔Πﾆ囗ニl l Π l_||、◎, ||_|,＿＿__,ﾉ＿||、◎ |_||〕
　　　　　　 　　｀Ｊ.　　　 　し ヽ）　　　　　　　　　　　　　　　 `ー-'￣￣￣.｀ー--′　 　 　 　 　 ｀---'
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／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|　　も、もうだめだあぁぁぁぁ！！　
＼
　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　　　　　　　__∧_∧＿＿_　　　　　　　　　　　　　　　
　　 ∧∧　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　 ＿♀＿__／（・∀・　）＿_/ρ＿　)　　　　　　　　　　　 　　　　(´´
　　(>Д<)(−ﾟ*,,)　　　　　　　　　　　　　　()≡≡≡())￣^,￣￣￣￣￣￣三|￣￣￣￣ヾ　　　　　　 (´⌒(´
　　/,,⊃⊃とと　ヽ　　　　　　　　　　　　　　|_川l皿|川|_|__/　/'⌒ヽヽ　 . 　 .　|　/,/'⌒ヽ　|　≡≡(´⌒;;;≡≡≡
~て ) _)　　　 ヽ, 　）〜　　　　　　　　　　　〔Πﾆ囗ニl l Π l_||、◎, ||_|,＿＿__,ﾉ＿||、◎ |_||〕(´⌒(´⌒;;
　（/ ∪　　 　 しし'　　　　　　　　　　　　　　　 `ー-'￣￣￣.｀ー--′　 　 　 　 　 ｀---'　　　　　
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　　　　　　　　　　　　　,:'　　　　:':,,,.....,,　,,,:'　　　　': ＿＿_./　　　 λ　　　　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・えっ？

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　　 ∧∧　∧ ∧　　　　　　　　　　　　　　 ＿♀＿__／（・∀・　）＿_/ρ＿　)
　　(；ﾟДﾟ)(ーﾟ*,,)　　　　　　　　　　　　　　()≡≡≡())￣^,￣￣￣￣￣￣三|￣￣￣￣ヾ
　　/,,⊃⊃とと　ヽ　　　　　　　　　　　　　　|_川l皿|川|_|__/　/'⌒ヽヽ　 . 　 .　|　/,/'⌒ヽ　|
~て ) _)　　　 ヽ, 　）〜　　　　　　　　　　　〔Πﾆ囗ニl l Π l_||、◎, ||_|,＿＿__,ﾉ＿||、◎ |_||〕
　（/ ∪　　 　 しし'　　　　　　　　　　　　　　　 `ー-'￣￣￣.｀ー--′　 　 　 　 　 ｀---'



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　　ﾄﾞﾝｯ　(ﾟーﾟ*)　　　　　　()≡≡≡())￣^,￣￣￣￣￣￣三|￣￣￣￣ヾ
＼　　 Σ とと.　ヽ ﾉ　　　　|_川l皿|川|_|__/　/'⌒ヽヽ　 . 　 .　|　/,/'⌒ヽ　|
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∪　　　　　 （/　　　　　　　 　 `ー-'￣￣￣.｀ー--′　 　 　 　 　 ｀---'



　　　　η∩
　　　て　 ~）
　 　⊂　/
　 (''　　）
　 (/ (/
　　　　　　　　彡　　　　　　　__∧_∧＿＿_
　＿ ﾍ∧/|＿ 　 ＿♀＿__／（・∀・　）＿_/ρ　　)
＼　ど　　 / 　 ()≡≡≡())￣^,￣￣￣￣￣￣三|￣￣￣￣ヾ
＜　　が　 ＞ 　|_川l皿|川|_|__/　/'⌒ヽヽ　 . 　 .　|　/,/'⌒ヽ　|
　∠　　　ん >〔Πﾆ囗ニl l Π l_||、◎, ||_|,＿＿__,ﾉ＿||、◎ |_||〕
　　|／∨＼| 　　　 `ー-'￣￣￣.｀ー--′　 　 　 　 　 ｀---'
　

　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　|　ふん、ロボットさえ壊せればもう用はない。あばよ！
　　　　　＼
　　　　　　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　 　__∧_∧＿＿_
　 ＿♀＿__／（　・∀・）＿_/ρ　　)⊇-=
()≡≡≡())￣^,￣￣￣￣￣￣三|￣￣￣￣ヾ
　|_川l皿|川|_|__/　/'⌒ヽヽ　 . 　 .　|　/,/'⌒ヽ　|
〔Πﾆ囗ニl l Π l_||、◎, ||_|,＿＿__,ﾉ＿||、◎ |_||〕　　　（　　　　∧ ∧
　　 `ー-'￣￣￣.｀ー--′　 　 　 　 　 ｀---'　　　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　し、C2・・・・・　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣|／￣￣￣￣
⊇-=
(￣￣￣ヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
|　/,/'⌒ヽ　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ﾟДﾟ )
ﾉ＿||、◎ |_||〕　　　　　　　（　　　　∧ ∧　　　　 ⊂⊂ヽノ
　 ｀---'　　　　　　　　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ　　 　(_(____つ


　　　　　　　　　　　　　　人人人人人人人人人人人人
　　　　　　　　　　　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
　　　　　　　　　　　　＜　う、うわあぁぁぁぁぁぁ！！　　 ＞
　　　　　　　　　　　　 ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`Ｙ`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (TДT)　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　∧ ∧　　　　 ⊂⊂ヽノ　　　
　　　　　　　　　　　　　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ　　 　(_(____つ　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　|　　貴様・・・Cオリジナル！　
　　　　　　　　　　　|　　よ、よくもC2をこんな目に・・・
　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　 (ﾟ−ﾟ*)
　　　　　　　　　　　　　　Σ( TДT).　　　　　　　　| 　U
　　　（　　　　∧ ∧　　　　 ⊂⊂ヽノ. 　　　　　　　|　　|〜
　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ　　　(_(____つ　.　　　　　　 Ｕ Ｕ
─────────────────────────
　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　|　違うよ、ギコ。そっちがCオリジナルだ　　
　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　 (ﾟ−ﾟ*)
　　　　　　　　　　　　　　　 (,, ﾟдﾟ).　　　　　　　⊂ 　U
　　　（　　　　∧ ∧　　　　 ⊂⊂ヽノ. 　　　　　　　|　　|〜
　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ　　　(_(____つ　.　　　　　　 Ｕ Ｕ

　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　|　あの乱闘騒ぎのときに、彼女がすりかわったんだ。
　　　　　　　　　　|　自分が犠牲になるって言って、無理やりに・・・
　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　 (ﾟ−ﾟ*)
　　　　　　　　　　　　ｴ･･･?（ﾟДﾟ；).　　　　　　　　 | 　U
　　　（　　　　∧ ∧　　　　 ⊂⊂ヽノ. 　　　　　　　|　　|〜
　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ　　　(_(____つ　.　　　　　　 Ｕ Ｕ
─────────────────────────
　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　|　そうか、「誰も傷つけないのがｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞの義務」・・・
　　|　人を傷つけないことを、自分の身より優先したんだ
　　|　・・・・・・・・・・でも、あのキスは？
　　＼
　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　　　　　 (ﾟ−ﾟ*)
　　　　　　　　　　　　　　　 （ﾟДﾟ；).　　　　　　　　 | 　U
　　　（　　　　∧ ∧　　　　 ⊂⊂ヽノ. 　　　　　　　|　　|〜
　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ　　　(_(____つ　.　　　　　　 Ｕ Ｕ

　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　|　わからない・・・彼女が何を考えていたのか
　　　　　　　　　　|　分からないよ。ギコにも、俺にも・・・・・誰にもね。
　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧　　　　 (ﾟ−ﾟ*)
　　　　　　　　　　　　　　　 （ﾟДﾟ；).　　　　 | 　U
　　　（　　　　∧ ∧　　　　 ⊂⊂ヽノ. 　　　|　　|〜
　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ　　　(_(____つ　.　　 し'ヽ）
────────────────────────────
　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　|　なあ・・・ギコ、“人間らしい”ってなんだ？
　　　　|　人間らしいって、人間が決めるんだろ？だけど・・・
　　　　＼
　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　. 　 ∧ ∧　　　　 (Дﾟ；,)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　(*　　)　　　 　(つ U
　　　　　　（　　　　∧ ∧　　　　 |　　ヽ　　　　 |　　|〜
　　　　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ　　 ゝ_＿_）〜　　 Ｕ Ｕ

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧ ∧　　　　 (ﾟДﾟ,,)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　(*　　)　　　　│　U
　　　　　　　　　（　　　　∧ ∧　　　　： |　　ヽ　　　　|　　|〜
　　　　　　　　　⊂ ´⌒つ‐Д‐)つ　　： ゝ_＿_）〜　　Ｕ Ｕ


　　　　　　　　　　　　　　　俺が人間らしいのなら・・・・・
　　　　　　　　　　　　　彼女だって十分人間らしいと思うよ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　糸冬

「アフター０」より「マイ・フェア・アンドロイド」でした。
最初の方をご覧いただければ分かると思いますが、ヒロインの
じゃじゃ馬ｱﾝﾄﾞﾛｲﾄﾞ（原作では「アイリス２」）を「２」にひっかけて
つーに演じさせ、そのオリジナルにはそっくりで温和なしぃを持ってくるという
ダジャレが元で思いついた話でした。
中盤で萌えて、ラストで泣いてもらえれば我が意を得たりなのですが
いかがでしたでしょうか？