アソパソマソスッドレ280〜全国帰宅部選手権大会会場〜

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93名無しさん@├\├\廾□`/
◆◇◆ザックJAPAN コンフェデ杯、その後の展望◆◇◆
ブラジル戦を除けばワールドカップ予選と同じ戦術で挑んだ、今回のコンフェデレショーンズカップ。
数字でみればグループリーグ3試合を0勝3敗で勝ち点0と惨憺たる結果だったにしろ、大会を終えた選手たちのコメントからは充実感が感じ取れた。

中でも一時は2−0とリードしたイタリア戦では、ザッケローニ監督が思い描くファンタジックなサッカーの片鱗を見せることが出来たと言えるのではないだろうか。
ワールドカップ(W杯)予選でやってきたことをこのまま実践した、と言えばそうなのだけれど、4-2-3-1システムの持ち味だった1トップの選手と2列目の3人による連動は、この試合でも素晴らしかった。
“ファンタスティック・フォー”と呼ぶには1トップの選手にややダイナミズムを欠くとしても、強豪相手にも本来のパスサッカーがある程度通用する自信が付いたことだろう。
2列目の香川、本田、岡崎は3人ともそれぞれの持ち味を発揮し、逆にザックJAPANの申し子として定着してきた清武とハーフナーは大会を通して存在感を示せず、未練が残ったかもしれない。

肝心要のW杯まであと1年を切ったのだけれど、本番でもMF遠藤を含めてほとんど同じメンバーで臨む公算はかなり高いとみている。

しかしながら、勝ち点を得られなかったことが示すように、改善すべき点がなかったわけではない。
イタリア戦で2点リードしてもなお攻め続けるスタンスはザックJAPANの美学なのかもしれないし、勝ち負けよりもスペクタルを重視した試合運びとしては潔かった。
だが、勝利へのこだわりが高まるW杯本番では、さすがに守りを固めるオプションも必要になるはず。
大会での失点の多さはDF陣だけの責任ではなかったにしろ、後ろのポジション、つまり4-2-3-1ならば最終ラインの「4」とドイスボランチの「2」の部分でのバリエーションには試行錯誤が待望される。

また、ボランチの遠藤の積極的な攻めあがりはオフェンスの潤滑油になった反面、ディフェンスを考慮すれば諸刃の剣になっているように映った。
そこをどうカバーしていくかは、重要なポイントの1つだろう。
94名無しさん@├\├\廾□`/:2013/07/14(日) 02:19:57.23 ID:fy2zmiXh
そして、8ヶ月ぶりとなったブラジル戦では、またしても一方的なスコアに終わってしまった。
前回よりは守備意識が高く臨んだにもかからわらずこれだけ差をつけられてしまったのは、ブラジル代表というチームの半端ない強さを物語っているのだが、2失点目と3失点目は防げなくもない紙一重のゴールだったので未練が残ったと思う。
攻撃面ではチームとしてのアイデアがなかったのではなく、アイデアを実践させてもらえなかったという感じだった。
この試合のようにチーム全体が押し込まれて本来のパスワークを展開できず、チームプレーだけでは行き詰る状況においては1人で局面を打開できるアタッカー、わかりやすく言えば岡田JAPANでの松井大輔と大久保嘉人みたいな選手がキーマンになる。
今回のメンバーでは乾がそういったプレースタイルを備えていたものの、ピッチ上にいたのは試合終了間際のわずか数分であったため、評価材料としては乏しかった。

そういった観点では、すでにAマッチ経験のあるメンバーにも大津や原口など、ロンドン世代にも候補者は数多くいる。
経験豊富なベテランに頼る事も完全否定はしないけれど、“成長”“向上心”といったキーワードを掲げてきた指揮官だからこそ、まずはそういった若手の成長を見守ってあげることを私的にも望む。

さらに気がかりだった点として、オランダリーグで躍進を遂げたFWハーフナーに出場機会がほとんどなく、この大会で輝きを放てなかった。
ここまでくれば彼自身の実力どうこうではなく、もはや1トップで前田の役割をそのまま任せるのは非効率なのかもしれない。
4-2-3-1というフォーメーション自体がパワープレーに適していないという見方もあるのだけれど、パワープレーに限らずどうしてもハーフナーを活用したいのであれば、それ用のオプションを検討してもいいだろう。
95名無しさん@├\├\廾□`/:2013/07/14(日) 02:27:06.50 ID:fy2zmiXh
今月下旬に控える東アジアカップは国内組のみで構成される意向であるため、Jリーグでプレーするニューフェイスが実戦で試されるのは確実だ。
そこで、招集される可能性の高いだろう選手を下記のリストにまとめた。


☆FW豊田陽平(サガン鳥栖)
ここ1年で最も乗りに乗っている長身ストライカー。
得点力に裏付けられた、相手ゴール前でのダイナミズムは圧巻。
センターフォワードに空中戦の強さを求めるザックJAPANにとって、抜群のヘディング能力は魅力なのではないだろうか。

☆FW大迫勇也(鹿島アントラーズ)
1トップのレギュラー前田に一番プレースタイルが似ているFW。
プレースタイルの近い大津祐樹がロンドンオリンピックにてアメイジングな活躍をしたことにより影が薄くなってしまった感があるが、持ち前のポストプレーとユーティリティー性で指揮官にアピールしたい。

☆FW原口元気(浦和レッドダイヤモンズ)
Jリーグ屈指の突破力を誇り、一昨年にはザックJAPANに何度となく招集された経歴あり。
レッズの一員としてはパスサッカーの中でアクセントになり、攻撃のキーマンとして躍動し続けている。
ザックJAPANの華麗なパスワークにフィットするかは未知数だが、異彩を放つリザーブ候補として常にチェックしておきたいタレントだ。
96名無しさん@├\├\廾□`/:2013/07/14(日) 02:32:54.47 ID:fy2zmiXh
☆FW柿谷曜一朗(セレッソ大阪)
量産するゴールと卓越した技術でその名を広めている、1.5列目タイプのFW。
しかしザック式の4-2-3-1では激戦区の2列目サイドを適性ポジションとする可能性が高く、プレースタイルの似た選手が多いだけに、彼ほどの選手でも代表に定着するのは決して容易くない。

☆MF東慶悟(FC東京)
派手なプレーよりも献身的な動きに定評のある、バランサー型のMF。
ロンドンオリンピックではトップ下のレギュラーとして絶対的だったが、プレースタイルからは本田より長谷部に似ていると言えるかもしれない。
しかしクラブチームでは守備的MFとしての経験がほとんど無いため、A代表でもトップ下候補か。

☆MF柴崎岳(鹿島アントラーズ)
一昔前の日本代表チームに多くいた“黄金世代”のレジスタに似た雰囲気をまとう、日本サッカー界期待のホープ。
アントラーズではボランチとしてプレーする機会が多いが、代表に招集された場合には守備能力を考慮して2列目で起用される可能性が高い。
シャドーストライカーというよりはトリッキーなパスを武器にするタイプなので、中村憲剛の後継者候補といった所だろう。

☆MF/DF高橋秀人(FC東京)
すでにザック監督から高評価されている、守備的ポジションの便利屋。
まだ長い時間ピッチ上にいた試合がほとんどなく、スタメン起用される日が待望される。
97名無しさん@├\├\廾□`/:2013/07/14(日) 02:35:18.42 ID:fy2zmiXh
☆DF近藤直也(柏レイソル)
チームメイトの増嶋竜也とともに空中戦で強さを見せるセンターバック。
代表デビューを果たした昨年のアイスランド戦を最後にザックJAPANとは疎遠だが、ACLでタフな試合を経験した部分がどう評価されるか。

☆DF/MF高橋祥平(大宮アルディージャ)
1対1の競り合いに強いストッパー型のDF。
まだ21歳と若いだけに、これからの成長に期待したい。