{AA}2chのキャラで小説を作ろう{劇場}

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1名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/06(月) 21:58:34 ID:U6Nb43Tj
2chのキャラクターに劇を演じてもらうスレッドです。
『白雪姫』や『桃太郎』などを演じましょう。
たとえば桃太郎なら、桃太郎の役をモララー。おじいさんをモナー。おばあさんをガナーとして、

昔々、あるところにモナーじいさんとガナーばあさんという仲の良い夫婦が居ったそうな。
彼らの間に愛はあったそうが、それが実りを結ぶことはなく、二人には子供はいなかったそうな。
ある日、モナーじいさんは山に芝刈りに、ガナーばあさんは川へ洗濯に逝ったそうな──

という感じに小説を作っていきましょう。
存在する話ではなく、オリジナルのはなしでもかまいません。
名前には作者名と、○/■(○はページ数、■は全体数。たとえば1/2)
を書きましょう。
sageでもageでも良いです。荒らしは無視。過度な虐待、虐殺表現の時はあらかじめその旨を書き込んでください。
それではどうぞ。
2黒澤怜 ◆h1/1b0ri7E :2006/02/06(月) 22:08:23 ID:as+rTS1h
>>1

えっと・・・激しく長編向けの気がするんですが・・・



気のせい?
3名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/06(月) 22:20:44 ID:e3b6msnO
>>2
小説だったらこの板の範囲でしょ。
長編じゃAAはらなきゃ板違い扱いッだし。
4黒澤怜 ◆h1/1b0ri7E :2006/02/06(月) 22:25:51 ID:as+rTS1h
>>3

小説がメインってことは、挿絵って訳か。

うーん・・・どうなるかは>>1さん次第だな。
ROMってて面白そうだったら手伝おっと
5名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/06(月) 23:19:02 ID:9TOcjBi5
小説スレは伸びない
6名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/07(火) 15:10:02 ID:shoad6eu
>>3
AA貼らないのなら、板違いどころかカテ違いだよ。
移動先はキャラネタだね。
7:2006/02/07(火) 18:45:05 ID:PIyb/OcP
AAサロン=AAに関係していれば何でもありの板です。
キャラネタ=この板では、アニメーション、マンガ、出版物、ドラマ、映画、ゲームのキャラクターや
歴史上の人物、政治家、芸能人やプロ活動をしている有名人のキャラネタスレッドや
なりきりスレッドを立てることができます。(できるだけ出典を明記しましょう)。

ということらしいですが・・・・。キャラネタの方に移動した方が良いですか?
8名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/07(火) 18:49:00 ID:F8WquwlD
いや、ネタがあるならぜひここでやってくれ。
9:2006/02/07(火) 20:05:28 ID:PIyb/OcP
ネタなら一応あるので書き込みます。
その後移動等の議論はその後にしましょうか。

元ネタは太宰治の『走れメロス』です。だいたい20話ぐらいの予定です。
10名無しの小説書き 1/20:2006/02/07(火) 20:09:00 ID:PIyb/OcP
『走れギコ』

ギコは激怒した。彼はもともと、怒るときはすさまじかったが、それでも今ほど彼は怒ったことがなかった。
そして彼を怒らせているのは邪知暴虐の王、モナーだった。
ギコには難しいことはわからない。政治なんて聞いただけで頭が痛くなるし、最新技術なんてこれっぽっちもわかりはしない。
彼は牧人である。ジサクジエンや羊を飼って、笛を吹いて暮らしてきた。だがしかし、邪悪に関しては、人一倍敏感であった。
今日未明、彼は村を出発し、野を越え山を越え、この2chシティにやって来た。ギコには父も母も女房もない。16歳の内気な妹、しぃがいるのみだ。
しぃは近々、村の律儀な若者、ニラ茶猫を花婿として迎えることになっていた。ギコは、それ故、花嫁の衣装やら祝宴のご馳走やらを買いに、はるばる市にやってきたのだ。
先ず、その品物を買い集め、それから都の大路をぶらぶらと歩いた。
「あいつに会うのも久しぶりだぞ、ゴルァ♪」
ギコには竹馬の友があった。フッサール、通称フサギコである。今はこの2chシティで石工をしている。その友をこれから訪ねてみるつもりなのだ。
久しく会わなかったものだから、たずねていくのが楽しみである。
11名無しの小説書き 2/20:2006/02/07(火) 20:12:26 ID:PIyb/OcP
「・・・・なんだかおかしいぞ?ゴルァ・・・。」
歩いているうちにギコはおかしなことに気が付き、怪しく思った。
もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。
「2年前に来たときは──」
──2年前──
「「「1さーん!待ってよーー!!」」」
「うわーーん!キモいよー!」
「うわwwお前らちょっと待てww」
ドドドドド・・・・・
────
「──さんざん踏みつけられたんだった!あの野郎ら・・・。」
不愉快なことを思い返しつつ歩いていると、だんだん呑気なギコも不安になってきた。
路で会った若い衆を捕まえてたずねてみた。
「おい、何かあったのか?二年前この町に来たときは、夜でも皆が歌を歌って、町は賑やかだった筈だぞゴルァ?」
+ 激しく答えられず。 +
「おい、何かあったのか?二年前にこの町に来たときは(ry)」
「ごめんじゃネーノ。」
「おい、何か(ry)」
「イシャハドコデスカ?」
しかし誰も首を振るだけで答えてくれなかった。
それからしばらく歩いて老爺に出会い、今度はもっと語勢を強くして先ほどと同じ事を聞いた。
「シラネーヨ。うわちょっと待て話す話すからやめr」
ギコが老爺の体を揺さぶって、質問を重ねた。老爺はあたりをはばかる声でこう答えた。
12名無しの小説書き 3/20:2006/02/07(火) 20:15:12 ID:PIyb/OcP
「モナー王は人を殺すーヨ」
「何故殺すのだ。」
「悪心を懐いてるって言うけード、誰もそんな悪心など懐いてねーヨ。」
「たくさんの人を殺したのか?」
「そうだーヨ。始めは王様の妹婿様の黒耳モナー様を。それからご自身のお世継ぎであるモレナ様を。それから妹様のガナーさまを。
それから妹様のお子様ベビモナを。それから皇后さまのレモナ様を。それから堅臣の初代モナー様を。」
「驚いた。国王は乱心かゴルァ!?」
「いいや、乱心じゃねーヨ。『人を信じることが出来ないモナー』、といってるーヨ。
このごろは臣下の心さえもお疑いになり、少しく派手な暮らしをされている者──たとえばマニー伯爵──には人質を差し出せといってるーヨ。
ご命令を拒んだり、気に入らないことをすれば、すぐに十字架に貼り付けにされ殺されるーヨ。今日は6人殺されたーヨ。」
13名無しの小説書き 4/20:2006/02/07(火) 20:17:00 ID:PIyb/OcP
──その日──
「お願いです!その子だけは見逃してあげてください!でぃちゃん!でぃちゃん!」
「うるさい!その家族ともども殺されるのが決まりだ。」
「私たちが何をしたって言うの!?ただ、最近の王様は冷たくなったと言っただけでしょう!」
「ゥゥ・・・オカアサン・・・・。」
「うるさい・・・。引っ立てよ!」
「この・・・!人でなしぃいーー!鬼ぃいー!国の傀儡人形めぇぇぇえええー!!!」

「あひゃひゃ!もうこの国はおわりだ!あっひゃっひゃっひゃひゃひゃ!あんな王ではいつか皆が死ぬぞ!」
「この・・・王を侮辱するか!捕まえろ!」
「ダマレコゾウ!父さんは悪くない!お前らが『わるいせいじ』をするのがいけないんだ!」
「そうでち!アヒャさんの気が触れたのも元はといえば、お前らがアヒャさんの妻を殺したからでち!」
「うるさい!ちびども!こやつらもすぐに引っ立てよ!」

「殺伐とした町に救世主が!」
「貴様!王の町を愚弄するか!?ひったてい!」
「え?え?」
14名無しの小説書き 4/20:2006/02/07(火) 20:19:18 ID:PIyb/OcP
「そういうわけだーヨ。すぐに帰るのが一番いーヨ。」
だがそれを聞いたギコは怒りにこぶしを震わせて、こう言った。
「あきれた王だ!生かしては置けないぞ!逝ってよしだぁ!!ゴルァァァアア!!」

ギコは単純な男であった。買い物を背負ったまま、のそのそ城に行き、たちまち巡邏のクックルたちに取り押さえられた。
調べられて、ギコの懐中から短剣が出てきたので騒ぎが大きくなってしまった。
そしてギコは縛られ王の前に引き出された。
「この短剣で何をしようとしたのか、言うんだモナ!」
暴君モナーは静かに、だが威厳を持って問い詰めた。その顔は蒼白で、眉間の皺は刻まれたように深かった。
「市を暴君の手から救うんだゴルァ!」
ギコは悪びれずに言った。
「お前がモナ?」
モナー王は憫笑した。
「仕方のない奴モナ。お前にはモナの孤独がわからないモナ。」
15名無しの小説書き 6/20 ↑5/20:2006/02/07(火) 20:21:22 ID:PIyb/OcP
──1年前──
モナー王はその日たまたま城を散歩していた。
その時とある一室から、皇后レモナと妹ガナーの話し声が聞こえてきた。
「ねえ、はやく兄を殺しちゃいなさいよ。」
「そうは言っても・・夫を殺すなんて出来ません。」
「そしたら貴方には永久の贅沢が手に入るのよ・・・。
あいつは私たちを盲目に信じているんだから、きっと気が付かないわ。この薬をご飯にふりかけるだけでいいの。」
「でも・・・私には──アレアレ?」
振り返った二人が見たのは、その後ずっと取れなかった皺を額に刻み付け、
怒りと驚きに目を見開いたモナー王の姿だった。
16名無しの小説書き 7/20:2006/02/07(火) 20:25:02 ID:PIyb/OcP
「言うな!」
ギコははいきり立ってはんぱくした。その目はかつて、モナー王が燃やしたものよりも赤く燃えていた。
「人の心を疑うのは、この世でもっとも恥ずべき悪徳だぞゴルァ!!
王は民の忠誠さえ疑っておられるのだ!」
「疑うのが正当な心構えだと教えてくれたのは、お前たちモナ。人の心は、あてにならないモナ。
人とはもともと私欲の塊モナ。信じてはならぬモナ。」
暴君は落ち着いて呟き、ほっとため息をついた。
「モナだって、平和を望んでいるモナ・・・。」
「何のための平和だゴルァ?自分の地位を守るためか?」
今度はギコが嘲笑した。
「罪のない人たちを殺して、何が平和だゴルァァア!!??」
「黙るモナ!下賤の者!」
王はさっと顔をあげて報いた。
「口ではどんな清らかなことでも言えるモナ!モナには人々の腹の中が見え透いてならないモナ!
お前だって、今に貼り付けになってから、泣いて詫びても知らないモナよ!」
「ああ、王は悧巧だ。うぬぼれているがいい!俺はきちんと死ぬ覚悟でいるぞゴルァ!ただ──」
17名無しの小説書き:2006/02/07(火) 20:29:58 ID:PIyb/OcP
とりあえず今日はここまで。
>>13>>15のようなオリジナルも加えていきたいと思っています。
後半はこんなオリジナル要素が多くなると思います。

まだ中学生なのでせっかくの名作の文章力が生かされてなかったり、
誤字、脱字等や執筆の遅さなど問題がありまくりですが
そのときはどうぞ指摘してください。出来るかぎり改善します。
18名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/07(火) 20:40:30 ID:A1JF0Htq
昨日、恋人が死んじゃったんです。病気で。そしたらなんか通夜が終わって
病院に置いて来た荷物とか改めて取りに行ったら その荷物の中に俺宛に手紙が入ってたんです。 で、よく見たらなんか
「わたしの人生は普通の人よりも短かった、だけど〇〇君と一緒に過ごせたことで普通の人よりもずっと幸せな日々を送れた」
とか書いてあるんです。 もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、そんなこといまさら言ってんじゃねーよ、ボケが。
死んだ後だよ、もうお前いねぇんだよ。 なんか最後の方はろくに起き上がれもしなかったくせに。

弱々しい字で必死で書いてたのか。おめでてーな。
よーし〇〇君のことずっと見守ってるぞー、とか書いてるの。もう見てらんない。
お前な、俺だってまだ言いたいこと沢山あったんだから生き返ってこいと。
愛の言葉ってのはな、もっと生きてるうちに伝えるべきなんだよ。初めて出会った頃みたいに
ドギマギして恥ずかしさの余りいつ心臓が破裂してもおかしくない、
言おうか言わざるべきか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。

今になってこんな事言い出すやつは、すっこんでろ
で、やっと涙堪えながら読み終わったと思ったら、最後の方に、
「わたしの事は忘れて他の人と幸せになって欲しい」、とか書いてあるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、俺はお前がホントに死んだなんて信じらんねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、見守ってる、だ。
お前は本当にこの世にいないのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。

お前、これは全部タチの悪い夢でホントはどっかで生きてるんちゃうんかと。
独り残された俺から言わせてもらえば今、お前に対してできる供養はやっぱり、お前の事を忘れないこと、これだね。
たとえジジイになってボケたとしても。これが俺の生き方。
お前との思い出ってのは俺には辛すぎる。そん代わり忘れない。これ。
で、それにお前の事をずっと想い続ける。これ最強。

しかしこれを貫くと次から恋人が2度と出来ないかもしれないという危険も伴う、諸刃の剣。
軟弱者にはお薦め出来ない。
まあお前みたいな寂しがりやは、俺がいつかそっちに行くまで待ってなさいってこった
19名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/07(火) 20:44:31 ID:F8WquwlD
              ∧_∧
             ( ´∀`)
       o())o__てO二 ̄ ̄~)
       / /||(二ニ) (☆☆). _/
   γ ⌒ /|V||彡Vミ/⌒_ノ二二ノl0ドルルル
   l| (◎).|l |((||((゚ )(⌒)/||三三・) | ||  (´⌒(´
__ ゝ__ノ     ̄ ̄ ̄ ̄  ゝ__ノ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡

文章はそこそこでいいから、AA挟むといいと思う。
あと、sageとかないと粘着にやられるから気をつけて。
20名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/07(火) 23:19:21 ID:XmkoTV8k
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  |  リディル修正   上げ     .|
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21黒澤怜 ◆h1/1b0ri7E :2006/02/08(水) 20:55:30 ID:ogxVJCmX
私案ですが、何点かの小説をやってみて、面白いものを長編AA化してみるってのは、
どうでしょうか?
そうすれば板違い?まで行かない気がします。

後、>>1さん。トリップ付けられたらどうかと思います。今のサロンは何かと荒れやすいですし・・・
22名無しの小説書き:2006/02/08(水) 22:14:38 ID:U3w+Wd2S
>>19さん
AAですか。何しろ私は俗に言う『コピペも出来ない厨房』ですので・・・。
出来る限り努力はして見ます。
今日のように1行だけになってしまうかもしれませんが。
23名無しの小説書き 8/20:2006/02/08(水) 22:17:23 ID:U3w+Wd2S
そういいかけてギコは瞬時ためらいこう言った。
「ただ、俺に情けをかけてくれるつもりなら、3日間時間をください・・。
私はたった一人の妹に亭主を持たせてあげたいんだゴルァ。3日の内に俺は村で式を挙げさせ、必ず、ここに帰ってきます。」
「馬鹿な。」
と王はしわがれた声で低く笑った。
「dでもない嘘を言うモナ。逃がした小鳥が帰ってくるというのか?」
「そうだ!帰って来るんだゴルァ!」
ギコは必死で言い張った。
「俺を、3日間だけ許してください。しぃが・・・妹が俺の帰りを待っているんだゴルァ!
・・・そんなに信じられぬのならよろしい。」
「この町にフッサールという石工がいる。俺の無二の友人だ!彼を人質としてここにおいていこう!(こいつ→ミ゚Д゚彡)
私が逃げてしまって、3日後の日暮れまでにここに帰ってこなかったら、その男を絞め殺してやってくれ!
たのむ!そうしてくれよゴルァ!」
24名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/08(水) 22:18:35 ID:AIk/aVWL
AAサロンで小説はどうかt(ry
25名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/08(水) 23:21:32 ID:d2j8lOr4
>>1の駄文を一生懸命読んでるあなたへ


読む時間を他のことに使ったほうがよっぽど有意義ですよ
26名無しさん@├\├\廾□`/:2006/02/09(木) 02:01:46 ID:XYOdPMix
改めて読んでみる






ダメだ、こりゃ! ノ∀`)
27名無しの小説書き ◆ynNvfJXhb2 :2006/02/11(土) 10:14:32 ID:NsaMg0Fm
それを聞いて、モナー王は残酷な気持ちでそっとほくそえんだ。
(生意気なことを言うわい。どうせ帰ってこないに決まっているモナ。
このうそつきにだまされた振りをして、放してやるのも面白いモナ。そして、
身代わりの男を三日目に、殺してやるのも気味が良いモナ。
人はこれだから信じられぬと、モナは悲しい顔をして、その身代わりの男を磔刑に処してやるモナ。
これだから人は信じられぬ、とわしは悲しい顔をして、世の中の正直者とか言う奴らに
うんと見せ付けてやりたいものモナ。)
「願いを、聞いた。その身代わりを呼ぶが良いモナ。三日目には日没までに帰って来るモナ。
遅れたら、その身代わりを、きっと殺すぞ。
ちょっと遅れてくるが良いモナ。お前の罪は永遠に許してやるモナ。」
「何だとゴルァ!!そんなことは勇気の天使、ギコエルにかけてもしないぞ!」
「はは。命が大事だったら遅れて来い。お前の心はわかっているモナ。」
ギコは口惜しく、地団駄を踏んだ。ものも言いたくなかった。
28名無しの小説書き ◆ynNvfJXhb2 :2006/02/11(土) 10:23:37 ID:NsaMg0Fm
あ、上の奴トリップ間違えた。ということでここの↑が僕のトリップとなります。

後今度からはメール欄にページ数を入れたいと思います。
理由は名前が長すぎるから。自分で作ったルールも守れないなんて・・・鬱だ。

黒澤怜 ◆h1/1b0ri7Eさん。トリップのこととAAのお話のことありがとうございます。
ただそうすると、どうしても他人任せになってしまうところが問題です。
とりあえず今は『走れギコ』を完結させたいです。

先ほど知ったのですが、走れメロスはモナーお絵かき板というところで
漫画化されているようですね。そこでも主人公はギコだそうです。
29名無しの小説書き ◆ynNvfJXhb2
竹馬の友、フサギコは深夜、王城に召された。暴君モナーの面前で、よき友とよき友は
二年ぶりで相逢うた。ギコはともに一切の事情を語った。フサギコは無言でうなずき、
ギコをひしと抱きしめた。友と友の間はそれで良かった。フサギコは縄打たれた。
ギコはすぐに出発した。初夏、満天の星である。

ギコはその夜一睡もせず、十里の路を急ぎに急いで、村に到着したのは、
あくる日の午前。陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て働き始めていた。
ギコの十六歳の妹も今日は兄の代わりに羊番をしていた。
よろめいてくる兄の、疲労困憊の姿を見て、驚いた。そして、兄に質問を浴びせた。
「なんでもないぞ、ごるぁ・・・。」
ギコは無理に笑おうと努めた。
「市に用事を残してきた。又すぐ市に戻らなければならぬ。あす、お前の
結婚式を挙げる。速い方がいいだろ、ごるぁ。」
しぃは頬を赤らめた。
「嬉しいか?きれいな衣装も買ってきた。さあ、これから行って村人たちに知らせて来い。
結婚式は明日だとな、ゴルァ!」
ギコは又よろよろと歩き出し、家に帰って神々の祭壇を飾り、祝宴の式を整え、
間もなく横に倒れ伏し、呼吸もせぬ位の深い眠りの落ちてしまった。
「・・・・むにゃ・・・ポロロエル様・・・・そんなに食べないでください・・・・。」