AA Battle Royale 7

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AAバトルロワイアル・雑談スレ Part2
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aasaloon/1083422521/

>>2:Rule
>>3:CharaList
>>4:Map
>>5:Weapon
2名無しさん@├\├\廾□`/:2005/07/07(木) 00:48:04 ID:eD2ZbdqH
−−全体のルール−−
ゲームルールは基本的に原作通り。そのためにも、原作のBRを知っておきましょう
本部からの定期連絡、禁止地域発表はしっかりとお願いします。
リレー小説ですので、書き手の皆さんは協力してください
活躍中や主要なキャラを急に殺したりの自己中行為は禁止します

−−書き手のルール−−

◎本AABR7は作者全員が名無しで進行します
コテハン等をつけて投稿すると、いくら良い作品であってもスルーとなります。

◎作品を投下する前に
最低でも少し前のレスや話の流れを読んだ上で、流れにあっているかを確認した上で投稿して下さい。
また、細かい設定は自由に決めても構いませんが、各キャラクターの性格などは
各自で把握してください。
明らかに、ゲーム中に設定されたものを含む性格等から外れている場合はスルーされることがあります。


◎武器について
生徒には始まると同時に武器や食料が入ったデイパックを支給されます。
支給される武器は武器一覧を参考にして、かぶることのないよう気をつけてください。
なお、今回の会場は「廃墟」です。多少錆びた刃物や鉄骨、ガラスの破片等はあっても
タンスの中に銃がある、などはまずないので気をつけて下さい。

◎投稿はsageでお願いします。
dat落ちしないかと不安になりますが、基本的に書き込みのあるスレは落ちません。
「60日ルール」もどうやらなくなった為、作品の書き込みだけで倉庫落ちは免れられるはずです。

◎[基本的に]普通の学生達が戦います
あくまでも「普通の学生」なので、「傷が勝手に治る」「銃弾を体で受け止められる」
などの超人的な能力を持つようなキャラは敬遠するようにお願いします。

◎物語の主人公は生徒全員であり、特定の人物ではありません
プログラム運営側や、兵士達、反政府団体などの、学生以外のキャラが戦闘に参加したりするのは
過去に起こった騒動に発展する場合がありますので敬遠するようにしてください。

◎あくまで、「殺し合い」の物語です
原則的に戦いがメインですので、脱出思考の生徒をあまりに多く残したり、人数合わせの事故を起こすと
アクションの楽しみがなくなってしまいます。考慮してください。

◎物語は全てつながっています
人が書いていたキャラを書き続ける場合は、そのキャラの状況を、ログを読むなりして理解してください。
現在の位置や時刻、負傷の有無、仲間の存在、所持している武器…など。
矛盾した設定を残すと後にも響いてくるんでこの辺りは特に気をつけるようにして下さい。
あまりに矛盾した内容の場合は雑談スレで議論後、スルーされることもあります

◎その他

場面が変わった直後は、「生徒名【出席番号】」のように表記をお願いします。
(例)[…モナー【男子19番】はそのとき、滝を下っていた…]
場面の最後には【残り○人】と必ず入れてください。死亡者を書くともっとわかりやすいかも

そして、書くキャラの性格などを最初からつかんでおいて、その性格に沿った物語を展開していくと
読み手にも「ああ、コイツの性格が出てるなぁ」など読みやすくなります。
例えばモナー。彼がいきなり凶暴な殺戮キャラになったら、少々困惑してしまうものでしょう。
キャラの性格などは、「AA大辞典」や、各板にあるそのキャラの専用スレなどで掴むといいでしょう。

参考:AA大辞典(仮) http://maruheso.at.infoseek.co.jp/aadic/
3名無しさん@├\├\廾□`/:2005/07/07(木) 00:48:39 ID:eD2ZbdqH
 2-ch組生徒名簿

 AABR担当官:ギコ教授


 【男子1番】アヒャ          【女子1番】あいぼん
 【男子2番】1さん          【女子2番】ありす
 【男子3番】ウララー         【女子3番】えー
 【男子4番】おにぎり         【女子4番】カウガール
 【男子5番】ギコ           【女子5番】ガナー
 【男子6番】コリンズ          【女子6番】 花瓶
 【男子7番】流石兄者         【女子7番】妹者
 【男子8番】ジサクジエン       【女子8番】 しぃ
 【男子9番】したらば         【女子9番】 じぃ
 【男子10番】シラネーヨ        【女子10番】ちびフサ
 【男子11番】タカラギコ        【女子11番】つー
 【男子12番】ダマレコゾウ       【女子12番】でぃ
 【男子13番】チャンコ         【女子13番】のー
 【男子14番】ネーノ          【女子14番】ののたん
 【男子15番】激しく忍者        【女子15番】フサしぃ
 【男子16番】ヒッキー         【女子16番】ミナー
 【男子17番】八頭身          【女子17番】モナエ
 【男子18番】フサギコ         【女子18番】モナカ
 【男子19番】モナー          【女子19番】リル子
 【男子20番】モララー         【女子20番】ルルカ
 【男子21番】ようかんマン       【女子21番】レモナ
4名無しさん@├\├\廾□`/:2005/07/07(木) 00:49:10 ID:eD2ZbdqH
地図:
ttp://repeter.hp.infoseek.co.jp/map00.gif (赤い線は有刺鉄線

※ 今回の会場は廃墟です。

・会場の設定
2〜3年程度放置された場所。建物がほどよい程度に崩れていたりする
有刺鉄線で周りが囲まれていて、1エリアおよそ250m×250m
全てのライフラインは無論無いが、井戸などは数カ所ある。
なお、有刺鉄線には高圧電流が流れている。
5名無しさん@├\├\廾□`/:2005/07/07(木) 00:49:36 ID:eD2ZbdqH
武器一覧

●銃器(カッコ内は装弾数)―12
S&W M29 44MAG(6) /S&W M36 チーフスペシャル .38spl(5) /レミントン M700(10)
H&K MP5A5(30) /ワルサー P88(14) /ベレッタM92FS Centurion(15) /H&K P9S .45ACP(7)
コルト ガバメントM1911 .45ACP(7) /S&W M945 .45ACP(7) /S&W M19 .357MAG(6)
U.S. M3 “グリース・ガン”(30) /DesertEagle 50A.E. (7)
銃の特徴はttp://mgdb.main.jp/pukiwiki/参考のもと

●鋭・鈍器・爆発物・その他―38
出刃包丁 /ナイフ /カッターナイフ 
バドミントンラケット /軍用ナイフ /手投げナイフ20本 
プラスチックのトランプ54枚 /爆竹30発+ライター
手榴弾二個 /トンファー /特殊警棒 /ヌンチャク /ハリセン(紙製
硫酸瓶(500ml)二本 /小消しゴム30コ /フォーク /バール /アイスピック
おたま /簡易レーダー /槍 /ボウガン(矢20本 /ドラム用のスティック二本
地雷三機 /LEDライト(白・電池付き) /防弾チョッキ 
十手 /携帯スピーカ /ワイアーロープ  /水鉄砲(水満タン500ml) 
仏像/エアガン(BB弾200発)/ピアノ線/心電図/なわとび/チャクラム
鎖鎌/彫刻等セット/

総―50

銃の口径:
7.62mmx51:レミントン M700
9mmパラベラム:H&K MP5A5 ワルサー P88 ベレッタM92FS Centurion
.45ACP:H&K P9S .45ACP コルト ガバメントM1911 .45ACP S&W M945 .45ACP U.S. M3 “グリース・ガン”
.357MAG:S&W M19 .357MAG DesertEagle 50A.E.
.38spl:S&W M36 チーフスペシャル .38spl
44MAG:S&W M29 44MAG DesertEagle 50A.E.
6名無しさん@├\├\廾□`/:2005/07/07(木) 00:50:04 ID:eD2ZbdqH
--etc3地方なりきりネタ県--
なりきりネタ県の県道を1台のバスが走っている。

「皆様、右手に見えるのがなりきりネタ県の希少生物『はさみジャガー』でございます」
バスガイド、運転手、そしてaa5地方AAサロン県の県立第五モナー中学2-ch組の面々。

そう、彼らは修学旅行に来たのだ。一週間の修学旅行。
「兄者ー、あれはなんなのじゃ?」
「OK、擬人化はさみじゃがーゲット。」
はさみじゃがーを窓から眺める【女子7番】妹者と、
意味も無く擬人化はさみじゃがーを落とす【男子7番】流石兄者。

【このスレは公爵が削除依頼出しました。 】
「え!?いきなり削除依頼!?」
「ばーか、それはなりきりネタ県の挨拶の一種だ」
謎の看板に驚く【女子15番】フサしぃと、
何処でそんなことを知ったのか無駄知識を喋る【男子18番】フサギコ。

県道を走る。
(・・妙ね)
【女子8番】しぃは妙なことに気づいた。
いつの間にかクラス全員が寝ている。
(寝るの早杉。・・あれ?)
運転手の顔が無い。いや、ガスマスクをつけている。

(ガスマスク!?一体何が・・)
思考は途切れ、しぃも眠りの世界へと誘われた。
7名無しさん@├\├\廾□`/:2005/07/07(木) 00:50:48 ID:eD2ZbdqH
気づいたときには教室にいた。見知らぬ教室だ。
他の机を見ると、皆が突っ伏して寝ている。

・・
首輪付きで。
「その首輪、いじらないでください。爆発しますよ?」
いつのまにか後ろに教授帽を被ったギコ族の男がいた。

「はいはい皆さん起きてください。」
皆が都合よく起きる。

「えー、今日はちょっと特殊な授業をやります・・」
教授帽のギコ族は前の教壇で言った。

「『殺し合い』」

「OK、これは夢だ。」
流石兄者は現実逃避をしようとする。

ザッザッザッ トトトン

「夢じゃありませんよ。現実逃避をしないでください、流石兄者君。
 現実ですよ。」
流石兄者の椅子に数本のナイフが刺さる。

「このクラスはAABRに選ばれました。おめでとうございます。」
ぜんぜんおめでたくない。

「この国はダメになりました。『鯖負担』に『転送量』。
 負担を占めているのは我々AAです。
 そこで、AAを減らすためにAABRをします。

 1人だけしか生き残れません。
 優勝者は世間が羨む生活がありますよ?」

「さぁて、起きたところで悪いですけど、出発してもらいましょうか。
 出口でデイパックを受け取るのを忘れずに。
 ルールはデイパックに入ってるルールブックを読んでくださいね。」
2005年X月3日 15:00 ゲーム開始
【残り42人】
8改訂版一話:2005/07/07(木) 22:04:17 ID:b+V9e7fw
「えー、では、怪我などしないよう、元気に帰ってきて下さい!」
校長先生が、学校のグラウンドで体育座りで整列し、おざなりの拍手をしているAA中学三年生一同に言った。
この日は、誰もが三年生の誰もが待ち望んでいた修学旅行だ。
校長のありがたいお話も終わり、ついに駅へ向かうバスに乗車した。
生徒達は全員が楽しい緊張や、興奮に包まれている。
その一クラスが、壮絶なゲームに巻き込まれていくことを知らずに。

A組、B組と次々にバスにのり、ようやく自分のクラスの番が着たので、C組在籍【男子19番】モナーは心臓が張り裂けそうだった。
満面の笑みでバスの運転手に自分のバックを預け、数日前に決めたバスの座席通り、前から三番目、右側の窓際に座った。座っていてもまだ、ニコニコした顔だ。
「モナー、あんまりニタニタしてると気味が悪いんだからな!」
モナーの、幼稚園からの親友である【男子20番】モララーが、モナーの隣りに座って言った。
しかし、彼もまたニヤニヤ笑っているのを見て、さらにモナーは笑ったのだった。

数十分後、グラウンドから先生達が見送るなか、モナー達の乗ったバスは出発した。
バスガイドは、ギコ族の男性の人だった。バスガイドなのに自己紹介で「ギコ教授でーす」と満面の笑みで言ったので、みんなが爆笑した。
バスは砂利道を通り、街中を走り、駅へと走っていた。
9改訂版一話:2005/07/07(木) 22:04:52 ID:b+V9e7fw
皆が皆ガイドの話すジョークに笑い、またトランプをしたり、写真をとったり、1000円の規定で購入した菓子の交換などをしていた。モナー達は、丁度二人の後ろの列にいる【男子5番】ギコと一緒に寝ている【男子7番】流石兄者に何かイタズラをできないか、と相談をしていた。
「おーい、タカラ。お前も何かやってみないか?」
ギコが、左、通路側に座っている【男子11番】タカラギコに話しかけた。
しかし、反応が無い。なんだと思って覗いてみると、どうやら寝ているようだった。
そういえば、変に静かだ。さっきまではかなり騒がしかったのに・・・。
ギコは、車内中を見回した。すると、先ほどまでキモイだのなんだのと騒がしかった【男子1番】1さんや【男子17番】八頭身が普通に寝ていた。またその後ろの席の【男子8番】ジサクジエンと【女子8番】しぃも、すやすやと寝ている。
もはや、車内中の全員が寝ているようだった。
「ギコ・・・なんか僕も眠くなってきた・・・」
モララーが、目をこすりながらギコに言った。隣りのモナーも、やはり寝ていた。顔に怒りマークなどが書かれている状態で。
「待て、なんかおかしいぞ・・・なんで40人も同時に寝てるんだ?」
本当に解らない、という顔でギコはいった。しかし、モララーは、既に眠っていた。
話を最後までききやがれ、とギコは思ったが、それと同時に、やはりギコも急に睡魔が廻ってきた。
「・・・B…部に連…… ……全員の……確認……」
遠くで、何か話し声が聞こえたような、気がした。

対象クラス・・・3-C
生存者【42名】全員連行完了
10名無しさん@├\├\廾□`/:2005/07/07(木) 22:05:37 ID:b+V9e7fw
「えー、起きてくださーい、起きてくださーい。」

あ、やっと駅についたモナね。でも何時間もずっと眠っていた気がする・・・なんでだろう?

「モナー君、おきなさーい。起きないとセンセ無理にでも起こしちゃいますよー。」

あれ?ガイドさんの声なのかな・・・?でもセンセって言ったもんなぁ・・・。

「・・・起きろって言ってんだろうがゴルァ!」
バンッ

【男子19番】モナーが、近くでの爆音に驚き、イスから落ちて起きあがった。

「はい。やっと起きてくれましたねー。これで起きてくれなかったら危うく掃除する手間ができるところでしたよー。じゃ、さっさと説明しますねー。」
「モララー、一体これ、何モナ?」
「僕もわからな・・・うわっ!!」
【男子20番】モララーの顔に目がけて、ナイフが飛んでいった。そのナイフはモララーはすんでの所でかわしたが、目の下に数センチの切り傷ができてしまった。
二人はかなり驚いた顔で、目の前の黒板に背を持たれ、腕組みして立っているバスガイドの顔を見た。
バスガイドのギコ教授は、モララーがナイフを避けたのを見てチッと小さく舌打ちをして、言った。
「私語は止めて下さいねー。じゃないと、死にますから。
あ、今私は本気で殺すつもりで投げたんでね、避けたことについては自分の運がよかっただけと思いなさい、モララー君。」
「は、はいっ!」
冷や汗を流しながら、モララーが力一杯言った。
11名無しさん@├\├\廾□`/:2005/07/07(木) 22:05:58 ID:b+V9e7fw
「えー、とにかく説明しますよ。私はバスガイドじゃなくて、軍に所属する研究員の、結構ランクの高いほうです。詳しくは言えませんが」ギコ教授がニヤリとした。
「えー、それでですね、貴方たちは、今年のBRゲーム、つまりプログラムに、選ばれました。」

すばやく、壁が鉄板で囲われたクラスの中にざわめきが起きた。しかし、それも無理は無い。
プログラムーーー簡単に言うなら、つまりそれは、死のゲーム。クラスメートがただ一人分の生き残りのイスをかけて、殺し合うゲーム。
しかし、それに動じず、学級委員長を務めている(ほとんどの仕事は副委員長の【男子18番】フサギコに押しつけていたが)が起立し手をあげた。
「バスガイドさん、意味がわかりませーん。これも修学旅行の一環なんですかぁ?」
少し、へらへらした口調で、言った。命知らずな・・・。
「・・・あーもー、私はさっさと休みたいんですが・・・。
そうですね、これを見れば解るでしょうか?」
ギコ教授が、パチンと指を鳴らした。途端、黒い鉄板でできた扉をガラッと開け、兵士が気絶した担任の先生を連れてきた。手には、手錠がかけられている。【女子21番】レモナが、あっと息を飲んだ。
教授は、ポケットから、先ほどモナーの机に発砲した銃を構え、担任の胸に向けて、発砲した。
バン、という爆発音が、先生の胸から血をほとばしらせる。衝撃で担任が起き、目を開け、叫ぼうとした。しかし、声が出る前に、もう一発。全身がビクッと痙攣した。その痙攣が止まる前に、もう一発。
すばやく兵士の手からその担任の体を引っぺがし、綺麗に並べられた机と机の間の通路に、どん、と押した。
倒れる前に、右足に一発。その衝撃で、右足が前に出て、体を支える形となり、倒れない。
左足に一発。右足に一発。左足に一発。フラフラと体を動かしながら、もはや音を放つことが無い唇から血が飛び散り、そしてとうとう前に倒れた。
倒れる前に、後頭部にすかさず三発。
その一発の銃弾は頭蓋骨を粉砕し、二発目は脳をかき乱し額の骨で止まり、三発目はそのどろどろになった脳漿を撒き散らしながら額から抜けていった。
もはや、生徒の間からは、声が抜け落ちたようだ。口をあんぐりと開けたまま、全員が担任「だった」先生の、倒れている体を見ていた。
ルルカも、もはや何も言えなくなり、へなへなとイスに座り込んだ。
12名無しさん@├\├\廾□`/
「・・・ふう。こう見えても私は銃の扱いは得意なのでね。ええと、これで解りましたね?とにかく、説明させてもらいますよ。
貴方たちは、0:00になるとここ、D-6の中学校、殆ど廃墟でしたが我々が直した中学校から出発します。現在時刻は・・・PM11:36ですね。
そこで殺し合いをするわけですが、出発と同時に兵士の皆さんが武器の入ったデイバックを渡してくれるので、それを使って下さい。
あ、中には食料や時計の他に、武器であるものがあります。
無論マシンガンなど強力なものもありますが、ハリセンとか消しゴムが大量に入っているものがあるので、期待しないでくださいねー。
ちなみに、殺し合いにおいてあなた達は何をしてもかまいません。ただし、我々に攻撃する、なんてことはしないでくださいねー。
最も、そんなことたくらんでる途中に爆死しますがー?
後、貴方たちの首には、首輪が付けられていますが」
その言葉を聞いて、数人の生徒が自分の首を指で確認した。
「その首輪は取ろうとしたり、衝撃をうけると爆発するので気をつけて下さい。
あと、禁止エリアです。毎回二時間ごとに禁止エリアが設定され、そのエリアに残っていたり踏み込んだものは、やはり首輪が爆発しちゃいまーす。気をつけてくださいよ?
みんなが出発して十分後にここも禁止エリアになるので、さっさと出て行って下さいねー。
ええと後は・・・そうそう。配られるデイバックの中には地図が勿論入っていますが、全ての地図に赤線が引いている部分がありまーす。
その部分は、有刺鉄線で、他の地域と会場を隔てる壁となっていまーす。言っておきますが三層に連なっていますよ?
なので攻撃しても壊れませーん。あと、高圧電線が流れているので、触ったり近づいたりした人たちは・・・わかりますねー?
最後に、六時間おきに、放送がされまーす。この放送で、六時間以内に死んだ人、あと禁止エリアの報告をするので聞き逃さないように!はい終わり!
0:00になったら、ええと・・・・女子の21番のレモナさん?から男子21番のようかんマン君、女子20番ルルカさん、という順番で出て行って貰いますよー。」

モナーは、ふと右腕にいつも付けている時計を見た。現在時刻はPM11:43。
きっと夢だ、と思いたくとも、イスから落ちたのがかなり痛かったので、夢ではなく現実なのだと確信した。
そして、出発するまでの数十分の間、静まりかえった教室の中でどうしよう、と思っていた。

ゲームスタート・一日目開始直後
【残り42名】