▼▼▼新選組!3▼▼▼

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213元六七六 ◆sJZKNsE6yY
1865年のクリスマスイブ、サンタは丹波へやって来ました。

   o   。         ______o  O   。    。 °
 。 ○  o    ○   /  ィ     ○  o    ○
        o      /ニニニ)⌒ヽ        o
    o         (´<_,` 6___)
  ○   。  ○  /○  ○) /|,. o       O  o
。  o    o   ∠∠______∠_/ /     ○
      o    .|/ 総長 |_/  ○   。  o  O 。
 o  O     / ̄ ̄ ̄/ ̄   o    。
      。  ノ      /    o         O
 o   o  ∧ ∧___ノ)∧ ∧___ノ)    。   o      ○
   o   (´<_,` 6 (´<_,` 6  つ  o   °      o   。
 。   o ∪-∪'"~ ∪-∪'"~  。  。 o   °o 。
     __  _ 。    __   _  o  o__       _ °
  __ .|ロロ|/  \ ____..|ロロ|/  \ __ |ロロ| __. /  \
_|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|._| ロロ|_

すると、一人で寂しそうな女を見つけました
         r'ヽ、
         ○) \
         (ニニニ)   !
         c ´,_ゝ`)        (ヽ__y y
+ ゜☆ 。      | づ O−−−−⊂ c ´,_ゝ`)
  入 + \_、_O-⊃__ノ     ~"'∪-∪
。 丿乂。  ━┷┷━┷┷━
 乂パゝ:___旦_ °       o
.彡J八∠二二二二/\+ °ζÅζ__ ゜_n 。
ノ彳\ヾ(三田田三()三() __.,(‘Д‘6 .|ロロ|/  \
: ゚_|l!|i|_:(三三三三()三().|田|()ヾ;;;;;;;ミG⌒ヽ ロロ|
゙┝┰|┨''"゙゙´`゙´`゙''"´`゙゙'''"゙゙[](_U_)__)´`"゙


214元六七六 ◆sJZKNsE6yY :04/11/23 01:24:50 ID:2rtU1VqF
その女の事が気になったサンタは下に下りて、その女に話しかけました
「もしもしお嬢さん、こんなところで何をやっているのですか?」
すると女は答えました。
「別に。ほっといてよ。ウチは孤独がお似合いなんや。」
「しかし」
「なんやのアンタ。ほっといて言うてるやろ」
     ○       。゜      o     ゜ o
゜ o   |  \       ィ― ,ャュ  ゜  o ゜ o
     [二二二]     (/'⌒"ヽ__) o   
  ノ⌒丶c ´,_ゝ`)     (‘Д‘ #ノ   。゜ o   。゜
  /    ノllつ:/llつ    / ヽ y/ヽ  
 /     ノll  :/ll    .(_|つ〜と) o   。゜o  。゜
(    ノ [ニ[]ニ]   ====ソ ⌒⌒)====
(____ノ  ∪ ∪   |;;;|.,, '-o-oイ'' ''|;;;|. o   。゜
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「・・・・・・私はサンタです」
女は目の前の男の言っている意味がわかりませんでした」
「…・・・サンタなんておるわけないやん。」
「……何か欲しいものはありませんか?
     ○       。゜      o     ゜ o
゜ o   |  \     ? ィ― ,ャュ  ゜  o ゜ o
     [二二二]     (/'⌒"ヽ__) o   
  ノ⌒丶c ´,_ゝ`)     (‘Д‘ #ノ   。゜ o   。゜
  /    ノllつ:/llつ    / ヽ y/ヽ  
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215元六七六 ◆sJZKNsE6yY :04/11/23 01:25:29 ID:2rtU1VqF
「きれいなツリーがほしい」
「ほら、隣を見てごらん。」
女が隣を見るといつのまにかきれいなツリーが立っていました。
「すごい!アンタほんまにサンタさんやってんなあ」
「信じていただけましたか」
「うん。信じる信じる!」
「……何かほしいものを言ってください。」
                            ☆
     ○       。゜      o     ゜人
゜ o   |  \       ィ― ,ャュ  !  o ノ::oゝ
     [二二二]     (_ /゛⌒ヽ o    ノ;;;;; ゞ
  ノ⌒丶c ´,_ゝ`)     ヽc ‘ワ‘)   。゜ ノ;;o;;; * ゝ ゜
  /    ノllつ:/llつ    / ヽ y/ヽ    ノ;;;J;;;; ◎ゞ
 /     ノll  :/ll    .(_|つ〜と) o ノ;;&;;;;;;,,.....ゝ
(    ノ [ニ[]ニ]   ====ソ ⌒⌒)====    || |゜  
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「なんや突然?」
「……サンタさんが3つあげてくれる?そしたらその中で一番決めるから」
「それではだめだ」
「わからん。」
「では何がしたい?今一番したいこと」
「なんでそういう難しいことばかり聞くんやろ」               
「……」

                            ☆
     ○       。゜      o     ゜人
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  ノ⌒丶c ´,_ゝ`)     (‘ワ‘ 6ノ   。゜ ノ;;o;;; * ゝ ゜
  /    ノllつ:/llつ    / ヽ y/ヽ    ノ;;;J;;;; ◎ゞ
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216元六七六 ◆sJZKNsE6yY :04/11/23 01:25:51 ID:2rtU1VqF
「……なんも。サンタさんがいてくれはったらそれだけでいいよ、うち」
「それはできない」
「なんで?あんたサンタさんなんやろ?それやったら何でもできるやんか」
「無理を言わないでください。私はこれから行かねばならないところがあるのです」
「ほしたらうちもついていく」
「それはできない」
「邪魔にならないようにするから、後ろのほうからそっとついていくから。せやからな〜うちをひとりぼっちにせんといて」

                            ☆
     ○       。゜      o     ゜人
゜ o   |  \  !    ィ― ,ャュ  ゜  o ノ::oゝ
     [二二二]     (/'⌒"ヽ__) o    ノ;;;;; ゞ
  ノ⌒丶c;´,_ゝ`)     (‘ワ‘ 6ノ   。゜ ノ;;o;;; * ゝ ゜
  /    ノllつ:/llつ    / ヽ y/ヽ    ノ;;;J;;;; ◎ゞ
 /     ノll  :/ll   .と(_| 〜と) o ノ;;&;;;;;;,,.....ゝ
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「我がままを言うなーーーーーー!!!」
とうとうサンタは声を荒げてしまいました。
思わず女は涙を流してしまいます。
「……これ以上、私を困らせないで」
サンタはそう言うと、女を慰めました。
「……そういえばまだ名前を聞いていませんでした」
「明里。いつかウチの里に明るい陽がさすっていう意味やで」
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     ○       。゜      o     ゜人
゜ o   |  \       ィ― ,ャュ  ゜  o ノ::oゝ
     [二二二]     (/'⌒"ヽ__) o    ノ;;;;; ゞ
  ノ⌒丶c#´,_ゝ`)     (;_; 6ノ   。゜ノ;;o;;; * ゝ ゜
  /   ノllつ:/llつ     / ヽ y/ヽ    ノ;;;J;;;; ◎ゞ
 /     ノll  :/ll    .(_|つ〜と) o ノ;;&;;;;;;,,.....ゝ
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後編に続く 期待せずに待て。