1/23
\ | /
γ ⌒ヽ
─ ( ) ─
`ー -´
/ | \ /ヽノヽヽノ\
/,.;:::::,:.,.::,:.::,:;:,.,\ /⌒ヽ
/ ::::::::ソ ::\
, , , , , , , , , , , , / ::::/ ::\
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"" " "" " " """ "" " " """ "" " " """ "" " " """ "" "
゛ ゛ ゛ ゛゛ ゛ ゛ ゛
ガリ ij⌒ヽノノ
. ∧_∧ ガリ (0 〇 ) ゛゛ ゛゛
( ´∀`)つφ )) ,, uuU === ゛゛
o( ⊃θ || ε=3 ノノノノノ
゛゛ ゛ ゛ヽ_つ_) ゛ ω ゛ ゛
゛ ゛ ゛ ゛ ゛
2
───────────────
よー、モナー )
また骨削っておもちゃつくってるの? )
───────────────ヽ(
∧_∧
(・∀・∩
( ,ノ
U ヽ) ))
ij⌒ヽノノ
. ∧_∧σ (0 〇 ) ゛゛ ゛゛
( ´∀)ノ') ,, uuU === ゛゛
o( ⊃θ || ε=3 ノノノノノ
゛゛ ゛ ゛ヽ_つ_) ゛ ω ゛ ゛
゛ ゛ ノl ゛ ゛ ゛
(  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
( うん、へへへ
ー───────
3
∧∧∧∧∧
< できた! >
∨∨∨∨∨∨
∧_∧ 。 ← ∧_∧
(*´∀`)´) (・∀・ )ノ) オオッ
と( )´ ゛゛ ゛ (つ ,)o
彡 U U ε=3 (ノヽ)
゛゛ ゛ ゛゛ ゛ ゛゛ ゛
4
───────
見せて見せて! )
 ̄ ̄ ̄ ̄ヽー────ヽ(
やーだよ。 )
ー──v──
∧_∧ ∧_∧ ケチー
(∀`* ) ⊂(∀・∩ = -
゚⊂( ⊃,)o ( っ
(/ヽ) -3 -3 (ノ 三 =
.
5
なげられたほね
__
/ ./| アスキーアートユニバース
| ̄ ̄| | ワールド II シャーマニズム
|__|/
6
ここはズンドコ国、勇ましき王ギコナントカは
幾つもの部族をたばね、一代にしてこの地方を治めた。
(l⌒毛 オ サ
ε=0=3 族 長 ! オ サ
/:: :(,,゚Д゚)´) 族 長 !
|::: ;;;⊂ r´ (´∀` )
):: :;〜( ⌒つ ('A` ) )
|::: イ⌒ヽ∪ (´∀` ) (・∀・ )
|:::(0 0 ) (゚∀゚ ) ノノ ) ノノ ) (゚ー゚ )
../:: : LLLl □ ノノ ) LL LL (゚∀゚ ) )
LL ノノ )
7
──────────────────────────
(l⌒毛 ( オサ、南方の蛮族ヤマザーキが我が大地に攻めてきました、
ε=0=3 ( 恐れを知らぬ愚かな蛮族どもを返り討ちにしてやりましょう。
/:: :(,,゚Д゚) ー─────v─────────────────────
|::: ;;;⊂ つ
):: :;〜( ⌒つ
|::: イ⌒ヽ∪ ('д`)っ
|:::(0 0 ) (っ )
../:: : LLLl □ L L
ノ`ー─────────────
( ふむ、すぐにいくさの準備だ!
( 戦いを占う呪術師を呼べ。
ー──────────────
8
ギコナントカ王は占いを好んだ。
そのためお抱えの呪術師には王に次ぐ権力が与えられていた。
─────────────────────────
( さあさあ国一番の呪術師のこのモララーが
(l⌒毛 ( カメモナーの甲羅より戦の行方を占ってしんぜますぞ!
ε=0=3 ー───────────v──────────────
/:: :(,,゚Д゚) (( §
|::: ;;; U U シヾ ))
):: :;〜( ⌒つ ∧_∧ /
|::: イ⌒ヽ∪ (・∀・ )つ
|:::(0 0 ) __ ( つ ノ
../:: : LLLl □ 熱いです> (^^;)(___) 〇 )
从炎从 し ))
ノ`ー──────────
( またカメモナー占いかぁ
ー────────────
ε===========================3
カメモナー占い
カメモナーの甲羅を焼き、出来た割れ目で
物事の吉兆を占っていたと言われる。
ε===========================3
9
(l⌒毛
ε=0=3 ノヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽ
/:: :(,,゚Д゚) く ゝ__
|::: ;; ; U っ ) お待ちください __ニニ===ーーー
):: :;〜( ⌒つ く ゝ
|::: イ⌒ヽ∪ ヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽノと
|:::(0 0 ) __ ( つ ノ
../:: : LLLl □ (^^;)(___) ) )
从炎从 し´し´
10
──────── マジナ───────
( 我こそはこの国一の呪い師モナー、
( その占い、この私に任せてはいただけまいか?
ー──────v──────────────
\ヾヽ丶 /.,/
___ /
r。 。ヽ
ωー´∧ ババーン
(´∀` )
( )
Y ノ、
(__)_)
/,..
/ ヾヽ丶\
11
──────────────────
( ええい、そんあこと無理に決まってるだろう。
(l⌒毛 ( ムリよムリムリムリムリかたつむりよ!
ε=0=3 ー────v────────────
/:: :(,,゚Д゚) ∧_∧ ___
|::: ;;; と つ (# ・∀・)つ r。 。ヽ
):: :;〜( ⌒つ ( つ ノ ωー´∧
|::: イ⌒ヽ∪ ) )_) (´∀` )
|:::(0 0 ) (__) ( )
../:: : LLLl □ | .| |
(_(__)
ノ`ー───────────
( ん〜、でどんな占いすんのさ
ー─────────────
12
─────────────────────────
( そちらのモララー殿と同じカメモナー占いでございます。
( ・・・ただし、少しだけやり方が違うのです。
ー──────v──────────────
\ヾヽ丶 /.,/
___ /
r。 。ヽ
ωー´∧ ズババーン
(´∀` )
と つ
Y ノ、
(__)_)
/,..
/ ヾ\
────────´`───────
( ・ ・ ・
( 私は先に結果を述べるのでございます
ー──────────────────
14
──────────────────
( えー、それ以外が出ちゃったらどーすんのさ
ーv──────────────────
───────────────────
( その時は・・・、
(l⌒毛 ( この私が生贄となり、地の精霊の元へ出向き
ε=0=3 ( 命にかえて運命を変えましょう。
/:: :(,,゚Д゚) ー───────v────────────
|::: ;; ( つと r。 。ヽ
):: :;〜( ⌒つ ωー´∧
|::: イ⌒ヽ∪ (´∀` )つ
|:::(0 0 ) と )
../:: : LLLl □ ( (ヽ \
∧_∧ (__) ヽ_)
( ・∀・)
ノ U U ──────´`──────
と_)_) ( オサとこの国のためなら
( この命も惜しくはありませぬ!
ー─────────────
15
ふん、一時はどうなることかと思ったが
この若造「まじない」というものを知らぬ。
∧_∧ 〇 このクソガキャがやっているのはただの「博打」ッ
. ・∀・) o 0 カメモナー占いのキモはッ、占われる者が
U U 甲羅のヒビの意味を知らぬ所にあるのだァァァ。
_)_) それに奴は「縦」にとも言ったッ。
自ら己の逃げ道を狭めるとは愚の骨頂よォォォォ。
16
(l⌒毛 ∧∧∧∧∧∧∧∧∧
ε=0=3 < よくぞ言った! >
/:: :(,,゚Д゚)´) ー=ニ では占ってみせよ! >
|::: ;;;⊂ r´ ∨∨∨∨∨∨∨∨∨
):: :;〜( ⌒つ
|::: イ⌒ヽ∪
|:::(0 0 )
../:: : LLLl □
17
___
r。 。ヽ ズンズンズンズン
ωー´∧ ズンズンドッコー
__ ( ´∀`)つ ))
(^^;)(___) (( と ノ
| | ( ( (
从炎从 (_(__)
18
ノヽ ノヽ ノヽ ノヽ ノヽ ノヽ ノヽ
< ほわたああああああああああぁっ >
ヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽ ノ
ノ/ / //
___ //
r。 。ヽ
ピシッ バッ ωー´∧
__ ノヾ (´∀` )つ ボヨヨーン
(^^;)(------) く とニ ノ
| ̄ ̄| ソ ゝ \
从炎从 (__)ヽ_)
// / ヾ丶\ヽ
// ヾ\
19
────────
( 素晴らしい!おま ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
ーv───── ∧ >
< こ、これはイカサマだっ >
< そいつは何か仕掛けをしたんだ! >
(l⌒毛 < そうに決まってる!!! >
ε=0=3 < >
/::(`(,,゚Д゚)´) | /∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
|::: ;; ヽ ノ | | r。 。ヽ
):: :;〜( ⌒つ |/ ωー´∧
|::: イ⌒ヽ∪ __ (´∀` )
|:::(0 0 ) ∧_∧ (^^;)(------) 〇〇 )
../:: : LLLl □ (; ・∀・)つ | ̄ ̄| ( (ヽ \
ノ つ ノ (__) ヽ_)
( ノ
彡 しし ─────────´───────────────
( おやおやモララー殿これは貴方が用意したカメモナーですぞ
( イカサマというからには何か証拠でもあるのでしょうな?
ー───────────────────────────
20
────────
( しょ、証拠は・・・ モナーは確かにイカサマを使った!
ー─v────── しかし、モララーはそれを見つけることが出来なかった!
∧_∧
(; ・∀・) 善や悪など問題ではないっ。
( ∩∩) イカサマを見抜けないモララーが間抜けだったのであり、
) ) ( その間抜けさがモナーの優位性を絶対のものとした!!
(__)_)
21
────────────────────────
( 素晴らしい占いであったぞ、モナー
(l⌒毛 ( そなたは我がもとで呪術師として働くがよい。
ε=0=3 (
/:: :(,,゚Д゚)´) < そしてモララー、命を賭して占った勇者を愚弄した罪は重い。
|::: ;;;⊂ r´ ( そなたは地の精霊への供物になるのだ!
):: :;〜( ⌒つ ー──────────────────────────
|::: イ⌒ヽ∪ r。 。ヽ
|:::(0 0 ) ωー∧ ∧_∧
../:: : LLLl □ (´∀` ) ハハー (・∀・ ;) アアン
UU ヽ UU ヽ
(_(_つ (_(_つ
22
こうしてモナーはこの国随一の呪術師としての
地盤を固めていくのであった。
___ キャー モナーサマヨー
r。 。ヽ キャー
ωー∧ ∧∧ キャー ∧∧
(´∀` ) ヽ(゚∀゚ )ノ ∧∧ ヽ(´д`)ノ
( ) ( へ)ヽ(‘∀‘ )ノ ) )
Y ノ、 く ( ) ((
(__)_) ((
女にもモテモテだ。
23/23
モララーは地の精霊の生贄として
生き埋めにされた。
∧_∧
(; ・∀・)
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
ε=================================3
カメモナーの甲羅割
アロエリーナという植物の根を煮た汁にはカメモナーの甲羅を
脆くする成分が含まれている。
これを利用し、それまでは食用ではなかったカメモナーの甲羅を
美味しくいただく料理が生まれるのだが、
それは、はるか数万年後の話である。
ε=================================3
_
/_/| AAU World II l>l>l> To be NEXT...
|AU|/ ASCII art Universe Project.
 ̄
13
────────────────
( おお、なんか面白そーじゃん続き続き
ーv────────────────
────────────────────────
( 私には見えます。 このカメモナーの甲羅に
(l⌒毛 ( 縦にひと筋のワレメちゃんが通った時、
ε=0=3 ( この国はいくさに勝つでしょう。
/:: :(,,゚Д゚) ー───────v───────────────
|::: ;;; と つ r。 。ヽ
):: :;〜( ⌒つ ωー´∧
|::: イ⌒ヽ∪ (´∀` )
|:::(0 0 ) ( )
../:: : LLLl □ | .| |
∧_∧ (_(__)
( ・∀・)
ノ U U ー──────´`─────────
と_)_) ( しかしそれ以外の割れ目が入った時、
( この国はいくさに負けるでしょう。
ー───────────────