◎○−「Mr.FULLSWING」で801−○◎

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22風と木の名無しさん
「あう‥‥‥ンッ‥‥‥あ、あ、‥‥‥アんっ‥‥‥は‥‥‥」

トイレの木のドアに頭を押し付けられて、立ったまま、犬飼は後ろを犯される。
こんな屈辱的な姿勢で貫かれているのに、身体は感じてしまう。
ぴのにゆすぶられる度に、木のドアがリズムに合わせてカタカタ音を立てる。

「ひっ‥‥‥は、はやくっ!‥‥‥あ、葵っっ!!」
「ダメだよ‥‥‥僕はまだ満足してない‥‥‥この所、夜になっても
 君は僕の部屋に来ないじゃないか‥‥‥‥‥‥僕はずっと寂しかったんだよ‥‥‥」
「う‥‥‥あああっ!もう、や!やめて!やめてくれぇ!!!」

耐え切れず悲鳴を上げる寸前で、司馬の左手が犬飼の口をふさいだ。
「う‥‥‥ううっ!」
『しっ、人が来た』

「いやああ〜〜水泳ってのはダルイねえ〜〜〜」
「暑い日にゃいいが、こう寒いとかなわねーな!一物が縮んじまうって!」

猿野と沢松だ!

「あれ?個室に誰か入ってんぞ?さてはあの水で冷えて下痢でもしたかな?
 覗いてからかってやろうか」

やめろ!やめろ!猿野!来るな!来るなっっっーーーーー!!
23風と木の名無しさん:2001/06/21(木) 23:38 ID:DeE2CWM.
「やめろよ、猿野!悪趣味だぞ。本当に痛がってたらどうすんだよ?辛いんだぞ。下痢ってさ」
「ああ、ああ。わかってるよ!冗談だって!冗談!」

その沢松の台詞に犬飼の身体から安心で力が抜ける。
なのに、それを見越したように司馬が腰を突き上げてきた。

『あうっっっ!!!』

悲鳴は司馬の手の中に押し殺される。

『うっ!うっ!うっ!やめてぇ!もうやめてえ!!!ああっ!ああ!』

声すら満足に上げさせてもらえずに、犬飼は突き上げられる。
カクカクと震える足に力が入らなくなってきた‥‥‥
司馬の右手が前に与えている快楽も激しさを増してきて‥‥‥

助けて、誰か助けて‥‥‥助けて‥‥‥‥‥‥

犬飼のきつく閉じた目尻に涙が浮かんで、こぼれる‥‥‥

「次は数学か。かったり〜〜〜〜」
「猿野、予習はちゃんとやってきてるか?今日は当たるぞ、お前!」
「げ!やってねえ!ノート写させてくれ!沢松!」
「しかたないな〜〜〜かりは返してもらうからな!」
「もちろん!学食のチケットでいいか?」

ぎゃあぎゃあと騒ぎながら二人は出ていく。
トイレのドアがバタン、と閉まる。
それとほとんど同時だった。
24風と木の名無しさん:2001/06/21(木) 23:39 ID:DeE2CWM.
「ああああああっっっっ!!!!!」
犬飼が大きくのけ反って、トイレの床に崩れ落ちたのは。

「くすくす♪悦かったよ‥‥‥冥。これでかりは返してもらったね‥‥‥ふふふ」
「ひど‥‥‥ひどいよ‥‥‥葵‥‥‥」
「君が僕を無視するからいけないのさ‥‥‥今さら僕から逃げるつもり‥‥‥?」
「‥‥‥それは‥‥‥」

逃げる?そう、逃げたかった。怖かったからだ。自分が。
これから自分はどうなってしまうのか?何もかも、司馬に奪われてしまうのではないか?

「僕は君を逃がさないよ‥‥‥愛してしまったからね‥‥‥君を‥‥‥」

愛という名の鎖。牢獄。自分から入った。
つながれる事を望んで、閉じ込められることを望んで‥‥‥

「今夜、寮の部屋で待ってるよ‥‥‥」

怪しい司馬のその瞳に魔法をかけられたように、
犬飼はただ、黙って頷くのだった。

文才ないので某所のやおい小説を改良してみた。こんなかんじ?