機動戦士ガンダム第801小隊

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836愛情の形・後日談その2
 あのトマト、シャアだったのか。
 何でも、カミーユに修正されたらしいが……一体何しでかしたのやら。
 とりあえず、『クワトマト』と命名してやった。
 いいザマだ。これで顔も赤い彗星だ。
 ………なんで俺はこんなにイライラしてるんだ。
 くそ。それもこれもみんなシャアの奴がカミーユなんかに構っているからだ。
 人の気も知らないで……
 その時、自室のドアをノックする音が聞こえたので、開けてみた。
 トマトだった。

「何の用です」
「少し、相談があってな。こんな事を話せるのは、君くらいしかいない」

 トクン

 …な、なんだ、何胸を鳴らしているんだ、俺は……
「…何の、相談です?」
「実はな……」
 トマト…いや、シャアが俺に向き直る。
 顔は赤く腫れあがっているが、奥に光る眼は、俺の知っているシャア・アズナブルのものだ…
 そして彼はこう続けた。
「カミーユの愛が痛いんだ」
「帰れ!!」
 部屋から蹴り出した。

 許さん、糞トマト。(怒)