機動戦士ガンダム第801小隊

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712ジュドー・アーシタの妄想暴走修羅日記
 今日、久しぶりにキュピーンときた。
──助けて、助けて、カツが来る……!
 この声はカミーユ!?
 プルと遊んでる場合じゃない!俺はブライトさんを浮気ネタで黙らせて、カミーユのいる病院へ走った。

 走ってる間も、カミーユの悲鳴はずっと続いていた。
 俺はエレベーターを待つのももどかしく、階段を5回まで駆け上がった。
 カミーユの病室に飛び込む。
 カミーユはいつものように眠っていた。ただ、尋常じゃなくうなされている。
 ときどき「来るな!」とか「あっちへ行け!」とうわ言が聞こえる。
 よっぽどひどい悪夢なんだろう。
「カミーユ!どうした、しっかりしろよ!」
 肩を掴んで揺さぶる。

 と。

 カミーユがパッチリと目を開けた。大きな瞳がかわいい……じゃなくって。
 カミーユはまだ夢うつつの状態らしく、自分以外の人間がいることを認識すると、すごい勢いで暴れ始めた。
「うわぁぁぁっ!来るなぁぁっ!!」
「うわっ、い、いて!」
 思いっきり枕を投げつけられた。
「落ち着け、カミーユ!俺だ、ジュドー・アーシタだよ!」
 俺は泣き叫ぶカミーユを何とかなだめようと肩に手を伸ばした。
 そうだ。俺たちはニュータイプなんだ。共感しあえば妙な誤解はなくなる……
「うわぁぁぁ!寄るな!触るなぁっ!……助けて!クワトロ大尉!クワトロ大意ーっ!!」


 クワトロ大尉って……誰だよ?(号泣)