今日、久しぶりにキュピーンときた。
──助けて、助けて、カツが来る……!
この声はカミーユ!?
プルと遊んでる場合じゃない!俺はブライトさんを浮気ネタで黙らせて、カミーユのいる病院へ走った。
走ってる間も、カミーユの悲鳴はずっと続いていた。
俺はエレベーターを待つのももどかしく、階段を5回まで駆け上がった。
カミーユの病室に飛び込む。
カミーユはいつものように眠っていた。ただ、尋常じゃなくうなされている。
ときどき「来るな!」とか「あっちへ行け!」とうわ言が聞こえる。
よっぽどひどい悪夢なんだろう。
「カミーユ!どうした、しっかりしろよ!」
肩を掴んで揺さぶる。
と。
カミーユがパッチリと目を開けた。大きな瞳がかわいい……じゃなくって。
カミーユはまだ夢うつつの状態らしく、自分以外の人間がいることを認識すると、すごい勢いで暴れ始めた。
「うわぁぁぁっ!来るなぁぁっ!!」
「うわっ、い、いて!」
思いっきり枕を投げつけられた。
「落ち着け、カミーユ!俺だ、ジュドー・アーシタだよ!」
俺は泣き叫ぶカミーユを何とかなだめようと肩に手を伸ばした。
そうだ。俺たちはニュータイプなんだ。共感しあえば妙な誤解はなくなる……
「うわぁぁぁ!寄るな!触るなぁっ!……助けて!クワトロ大尉!クワトロ大意ーっ!!」
クワトロ大尉って……誰だよ?(号泣)