*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart22

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1風と木の名無しさん
☆★☆★☆ 初 め て の人は まず 熟 読 してね ☆★☆★☆

*9が萌えてほしい内容を指定し、*0が萌える思いを書き綴るスレッドです。
*0はSS、萌え語りなど、どんな内容でも構わないので萌える思いを語ってください。
 まとめwiki ttp://www19.atwiki.jp/910moe/
 別館 ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/13789/
※ 絡み・談義・テンプレ審議などは絡みスレか別館へ。

ルール
■*9から24時間経過でお流れです。
■*0を踏んだ人物が*9より12時間無反応の場合は権利消滅となります。*0以外の萌えたい人どうぞ。
■*0の先行ゲトは禁止です。全部書き上がってから投下が原則。
■同一人物による投下以外の連続書き込みは禁止です。

注意事項
■*9リクはわかりやすいもの推奨。無機物、非生物不問。
■*9*0とも、あからさまに二次創作とわかるような固有名詞は避けましょう。
■テンプレ違反の*9はお流れです。
■テンプレ違反の投下はまとめwikiに収録されません。
■*0以外の萌えた方、*9より24時間経過後に萌えた方、投下者による続編は
 別館の「0さん以外の人が萌えを投下するスレ」に投下して下さい。
■投下者本人以外が続編を書くことは原則禁止です。

・投下、リクの前にはリロードしましょう。
・感想を書き込みたい人のために、*0投下後24時間以内の「まわし」は御遠慮下さい。
・979でリク終了、980の萌え以降フリーです。次スレは宣言してから建てて下さい。

*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart21
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/801/1303400329/

>>2 もよく読んで下さいね。
2風と木の名無しさん:2011/08/03(水) 18:27:23.02 ID:GWYuGVWg0
●こういう場合はどうするの?

Q1 リロミス・誤爆で*0をとりました。
A1 *9より12時間以内に*9のリクで投下して下さい。踏み逃げ禁止。頑張れ!

Q2 荒らしらしき人が*0をとりました。
A2 *9より12時間経過以降に*0以外の人の投下の可能性があります。
それまで書き込みはせずに投下を待ちましょう。
*1以降に書き込みがあっても書き込みはしないで下さい。
*9より24時間経過後にまわしてください。

Q3 別館に投下された作品にGJしたい。
A3 別館のグッジョブスレにお願いします。
本スレへのグッジョブとあわせて行う場合は、本スレへの投下OKです。

Q4 続編書きたいです。二次創作してもいいですか?
A4 本人による続編投下は、別館の*0以外の人が投下するスレへ。
本人以外の続編・二次創作は原則禁止です。

Q5 判断の難しい投下や書き込みがありましたが、どうしたらよいでしょうか。
A5 数字板の絡みスレや、別館のチラシの裏もしくはテンプレ審議委員会で。
他の人の意見を聞いてみましょう。
チラシURL ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13789/1273068687/
テンプレURL ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13789/1273207268/
3風と木の名無しさん:2011/08/04(木) 07:33:24.08 ID:uKVSWLBC0
いちおつ
4風と木の名無しさん:2011/08/05(金) 01:57:57.45 ID:7QmQTy5L0
>>1
5風と木の名無しさん:2011/08/05(金) 16:51:31.98 ID:AXluBwNX0
>>1乙です
6風と木の名無しさん:2011/08/06(土) 08:28:35.25 ID:em1ChfLB0
>>1乙です!
7風と木の名無しさん:2011/08/06(土) 11:51:31.07 ID:lXAr5hjTO
乙しながらのまわし!
8風と木の名無しさん:2011/08/06(土) 12:56:38.14 ID:Z+eSIrpSO

それじゃあ最初のひと踏みをしていってくれ
9風と木の名無しさん:2011/08/06(土) 13:13:11.67 ID:y7+TlJAY0
ツンデレ攻め
101/5:2011/08/06(土) 16:46:30.87 ID:J/TyT8V00
別に俺はあいつのことが好きなわけではない。
俺とあいつは幼馴染だ。だから小さいときには何の気兼ねなく遊ぶことができた。
それも7〜8歳くらい間での話で、成長すると共に身分の差が共に過ごすことを許さなくなった。
あっちは領主様の息子でこっちは酒場の息子。そりゃいられるわけもないし、それについてどうも思っていなかった。
あいつが俺と離れて、近くの領主の娘と結婚をしたことを式の3日後に知ったときもどうとも思っていなかった。
まぁ、酒屋の跡継ぎには年の離れた異母兄がいたし、見識を深めるという名目で冒険者になって旅に出ることにした。
自分の家で冒険者ギルドに提出する書類を纏めて正式に冒険者になったのが8年前。
今ではそこそこ凄腕の冒険者としてギルドに認められている。
上には上がいるが国や貴族に騎士にならないかと誘われるくらいには実力がある。

8年間便りも出さず顔も見せずにいた故郷に向かった理由は、強大な魔物の出現だった。
領内の魔物が減っているから軍備を削減していたらしい。あいつの治める土地は、たちまち危機に陥った。
そうなると困るのが領民というわけで、残した友人や俺の家族が無事かどうかを知るためにも、行動を共にする仲間に頼んで急いで帰らせてもらうことにした。
「悪いな、俺個人の問題なのに」
俺一人だけで行くといったのにも関わらず仲間は全員着いてきた。
「いいっていいって。俺もシュンの故郷気になるし」
と軽く言葉を返してくる魔法使いのプラン。俺と行動を共にするまでは子どもなのに一人で旅をしていた、俺の最初の仲間だ。
「ああ、私もだ。それにご家族の安否が気になるのであろう?
それに未来のご家族にもご挨拶を……」
相変わらずのアホ賢者、ジジカ。せっかくの研ぎ澄まされた知性や美貌も使いこなす人間がこれでは意味がない。
「アホか……まあ賢者の言い分はあながち間違ってない。はやく家族の下に行かなくては」
珍しく武道家のリュウが賢者に乗る。その部分は俺も訂正しない。
112/5:2011/08/06(土) 16:47:04.70 ID:J/TyT8V00
久々に見た故郷は、面影のない土地に変貌していた。
それは急いでこの地に戻ってきているときにも自覚していたことだが寂しい。
昔と違い道が整備されている。これなら雨の日も水溜りが出来たり足場がもろくなったりする危険性は低いだろう。
町も市場も建物も全く違う風景になっていた。
あいつの統治しているこの場所は周辺からも評価されているらしい。
軍備を減らされていたために常備軍の数は減ったがギルドを通して衛兵を雇ったり、自ら立ち上がった志願兵によって均等を保っているらしいが最近は悪い風に崩れかけているらしい。
特に北の山から来る魔物と、西から来る海の魔物には手を焼いているらしい。
この情報は商人から聞いた。こんな状況でも金の臭いのするところには足を運ぶのが商人だ。冒険者をやっている俺が言える立場ではないが、命は惜しくないのだろうか。
情報源の手に銀貨3枚を握らせた後そういえばと俺は切り出した。
「ここの領主はどうしている?」
別にあいつが気になっているわけではない。あいつの今後の行動しだいでは俺の故郷が大変なことになるからだ。

情報のあいつでは寝る間を惜しんで同盟を結んでいる領地からの武器や食料の手はずを整えているらしい。
この土地の6人の商人から情報をいくつか手に入れた後、仲間と合流した。
「へえ、結構いい領主っぽいじゃん。軍備を減らしていたのは痛かったけど」
と背伸びをしながらあいつの評価をする。
「領民からも慕われているみたいですしね」
プランの評価にジジカが合わせる。そのいつもと変わらない様子に笑ってしまう。
「ああ、耳にたこが出来るほどこの町が豊かになったのもあの人が治めてくれてるからだって聞いたな」
リュウが2人の話に乗る。意図はなんとなく掴めるが聞いたことのない表現で話している。こいつの故郷の言葉らしい。
「リュウ、耳にたこが出来るとは……」
「しつこいほど聞かされたって意味だ」
東の国の言葉には悩まされる。母もこんなことをいっていたような気がする。
123/5:2011/08/06(土) 16:47:33.01 ID:J/TyT8V00
まずは戦った経験の多い山の魔物と戦っている北の支援に向かい、倒した後西に行った。
俺達が手助けをしたところはそこだけで、他の場所は自力で何とかしたらしい。
そして会うことがなくなってからちょうど10年目になるあいつに表彰されることになった。
異母兄はこの戦いで片腕をなくしたがまだ酒場を続けていくらしい。
「いまさらお前の出番はないぞ? あとを継ぐのは俺の息子だしな」
といって俺の方を豪快に叩くことが出来るのだからあと10年は大丈夫だろう。
いや、30年かもしれない。あいつが領主になってから領民の寿命が桁違いに上がったらしいしな。
きょとんと俺をみるティーに向かって苦笑しながらお前の叔父さんだと伝えてやった。
そうか俺も23歳。あまり健康的な生活は送れていないから、あと10年生きていられれば御の字だ。
あいつも25歳、結婚して8年になる。時間の流れは速い。
あいつはどんな顔をしているのか、うろ覚えの記憶の中きれいな金髪を少年を探し出した。

もう俺もあいつも少年じゃない。
あいつは領主の息子から領主になって、俺は酒場の息子から冒険者になった。
それでも記憶の中のあいつは少年のままで、笑った。
「そういえばシュンと友達なんだって? ここの領主」
昔を知っている近所のおばさんに聞いたよと言っているプランの目を見た。
「昔の話だ」
これ以上その話に触れないでほしいという意味をこめてプランに言葉を返す。
「ふーん」
わかっているんだかわかっていないんだか、良くわからない返事が返ってきた。
そして興味がこの土地の特産の果物に移り、子どもらしくはしゃぎまわった。
13風と木の名無しさん:2011/08/06(土) 17:11:23.76 ID:GRKM1HJl0
早い上手いGJ!
144/5:2011/08/06(土) 17:12:38.80 ID:J/TyT8V00
久々に会ったあいつは俺のイメージはもちろん、予想より遥かに老けていた。
きれいな金髪は白髪になって顔にはしわが出来ている。
「魔物との戦いで老け込んでしまいましたわ。戦いの前はもっと若々しかったんですの」
と綺麗な奥さんが暖かいまなざしであいつを見つめながら言った。
表彰されるときに見たあいつの目は赤く充血していた。
そのとき記憶が掘り起こされた。昔のあいつは泣き虫だった。あいつが泣いていた時はこんな目をしていた。
当然目が充血していたのは睡眠不足と疲労によるものだろう。
綺麗な奥さんがいて、可愛い子どもがいて、大切な領地を守ることが出来た。
そんなあいつが泣く理由なんてない。

「見ないうちに老けたな」
表彰式が終わった後2人だけで話したいというあいつと部屋に入って初めて掛けた言葉だった。
「おまえは変わらないな。その黒い髪も象牙の肌も」
俺の色は母の特徴譲りだ。母はリュウと同じ東の国からやってきたらしい。
話の切り出しはこんなもので、後は酒とつまみを食べながら他愛もない話をしていた。
「そういえばなんでおまえは俺に何も言わずに旅に出たんだ?」
「そういえばなんでおまえは俺に何も言わずに結婚したんだ?」
くだらない質問には答えを返さずにくだらない質問で対応していた。
だから話していた内容は全て他愛もないものだ。
155/5:2011/08/06(土) 17:12:55.56 ID:J/TyT8V00
酒を飲んで話をして夜が明ける前に、俺は故郷を離れることにした。
ここに留まったらどうだという古い知人の言葉に感謝の意を示した後それでも旅に出ると伝えた。
そうかといったきり背を向けていつでも歓迎するという言葉を聞いた後俺は仲間の下に向かった。
仲間はどんな話をしたのかは聞かなかった。その代わり酒臭いとプランが非難してきた。
リュウの肩を借りて場所の移動の途中寝ることにした。
プランとジジカが何かわめいていたが気にせず寝た。
起きたとき朝日が眩しかった。けれどもこれでこれからは金髪の少年の夢を見ることはないだろう。
夢の中で告白することも、結婚をさせまいと攫うこともないだろう。
なぜならば俺は別に俺はあいつのことが好きなわけではないからだ。
1610-13,14-15:2011/08/06(土) 17:14:27.64 ID:J/TyT8V00
連続投稿ですか? 3回が出て遅れましたorz
17風と木の名無しさん:2011/08/06(土) 20:08:17.36 ID:sMd41WX7O
うおっこういうRPGみたいな世界観凄く好きだ
プランとくっつけよーと思ってしまった
18風と木の名無しさん:2011/08/06(土) 20:52:37.03 ID:0uHX3Llz0
思うがまま踏むといい
19風と木の名無しさん:2011/08/06(土) 21:02:13.70 ID:Z+eSIrpSO
学校の怪談話
201/2:2011/08/07(日) 05:24:28.38 ID:6Id54UAK0
○月×日真夜中の2時、綺麗な歌声が聞こえる音楽室の前に僕は居る。
僕の足は情けない位ガクガクと震えている、気を抜いたら泣いてしまいそうだ。

今日、学校からの帰り道でうちの学校の怖い噂で盛り上がった。
その噂は「○月×日の夜中2時に音楽室から凄く綺麗な歌声が聞こえる
そしてその歌を聴いた者は皆幽霊の虜になり帰ってこれなくなる」という話だった。
その時の僕は幽霊なんてさらさら信じていなかったから、話半分で聞いていたし
もし夜学校に忍び込む事になっても参加するつもりなんかなかった。

…だけど、僕はすっごく負けず嫌いだ。
「高橋ぃ、お前本当は怖くてしかたねーんだろ!」
なんてからかわれたら、つい過剰に反論してしまう。
結局売り言葉に買い言葉が続き「皆で忍び込む」から「僕一人で忍び込む」に変わってしまった。
なぜあんな安い挑発に乗ってしまったのかと夕方頃の僕を恨む。

もう数十分はこんな風に夕方の事をぐるぐる考えながら立ち竦んでいる。
正直ダッシュで帰りたいけど、音楽室にある音符型の磁石を持って行かなきゃ一生弱虫扱いだ!
僕が覚悟を決めて扉に手をかけたようとした瞬間、扉がガラッと開いた。
「うっうわああああああああ!!」
思わず大声を上げてしまう、腰を抜かさなかったのがせめてもの救いだ。
「…うるせー声ぇ。」
扉の向こう、僕の真前には活発そうな男の子が立っていた。
ツリ目にツリ眉、短い髪、おデコには十字の傷、まさにやんちゃ少年といった風貌だ。
ただし体が透けて淡く光ってる事を除けばだけど。
212/2:2011/08/07(日) 05:29:48.18 ID:6Id54UAK0
僕はポカンと口を開いたまま固まってしまう。
歌っているのは女の幽霊だと思っていた、けどあの綺麗な声は目の前の少年から聞こえてきた。
「ははっ、変な顔。」
ほら今も。
彼の口からあの甘い声を聞くと何故か心臓がドキドキしてくる。
この気持ちは隣のクラスのミホちゃんに一目惚れした時に似てる気がする。
「ね、ねえ!君の名前は…?」
僕は無意識のうちに彼の手を握ってそう聞いていた。

今度は彼がぽかんと口を開ける。
少し戸惑うみたいに目を伏せてから、綺麗な声で彼は喋る。
「おまえは変わった子だな、普通俺は怖いもんなんだろ?」
「全ッ然怖くない!!」
そう言った彼が少し寂しそうに見えて僕は即答した。
だいいち、さっきまでガクガク震えてたなんて格好悪い事言いたく無いし
それに今は少しでも長く彼と話してみたい、彼のことを知りたい。

「名前教えてよ!僕また絶対会いにくるからその時君を呼び出せないとすげぇ困る!」
「…次会いに来た時は、二度と帰れない様に閉じ込めるかもよ?」
「それでもいいよ!もっかい会えるならそれでもいい!」
「俺の噂話知らないのか?それとも俺が生きてるって思ってたり?」
「噂も知ってるし、幽霊だって分かってる、けど君は何か怖くない。」
何て答えようか色々考えてみたけど、結局口から出るのは正直な言葉だけ
彼の声には嘘をつかせない圧力みたいな物がある。
22>>20-21:2011/08/07(日) 05:31:05.54 ID:6Id54UAK0
「…んー、じゃあ約束守ってくれるなら教えてやる。」
「約束?」
「そう、毎日来ない事と人を連れてきたりしない事。」
「なんで毎日来たら駄目なの?」
「毎日来たらお前が死ぬから。」
「僕の為!?嬉しいなあ絶対に守る、約束する!」
「…二つ目は俺の為なんだけど、まあいいや。
 俺の名前はレイ太、じゃあこれからよろしく変な人間。」
にっこりとニヤリの中間みたいな顔で笑ったレイ太君を見て
僕の心臓はまたドキドキと激しく脈打ちだした。
そして、もしかするとこれが本気の初恋かもしれない、と密かに僕は思ったのだ。

-------------------------------
すみません、改行ミスりました。
このレスが最後です。
23風と木の名無しさん:2011/08/07(日) 10:37:09.60 ID:YfSnouKp0
うわあああ新鮮!いいねいいね!二人ともかわええ
24風と木の名無しさん:2011/08/07(日) 12:41:52.48 ID:BCSRvYc+O
物語のはじまりみたいで
怪談話になるまでの背景や続きが気になる終わり方だなーGJでした!
25風と木の名無しさん:2011/08/07(日) 21:20:31.81 ID:iOwMZSzCO
学校の幽霊いいなあ
GJ
26風と木の名無しさん:2011/08/08(月) 11:07:00.28 ID:FFah5XZkO
美声のやんちゃ少年とか素敵
毎日来ちゃダメって約束させるのも可愛いし
乙でした
27風と木の名無しさん:2011/08/08(月) 12:28:21.56 ID:5I/IrHyOO
まわし
28風と木の名無しさん:2011/08/08(月) 12:45:11.13 ID:5B0LEndR0
踏む?
29風と木の名無しさん:2011/08/08(月) 12:45:31.68 ID:PBVLQCTu0
エアコンと扇風機
30風と木の名無しさん:2011/08/09(火) 00:15:27.90 ID:2h4XT+LfO
こんにちは、僕はエアコンです。
んなバカなと思うかもしれませんがエアコンなのです。
最近のエアコン内部に知能をもったチップを埋め込まれて…おっと詳しい話は後です。
今日は待ちに待った新入りがやってくる日、主人が帰ってくる音がします。
「ただいまぁ。フー暑かったぁ」
僕はお帰りなさいと呟きます。
もちろんご主人には聞こえませんしエアコンが知能をもっているなんて彼は知りません。
ただ僕を普通のエアコンだとしか思っていないのです。
そんな彼が汗を拭いながら部屋へ新入りを運び入れました。
扇風機というやつです。
新品の扇風機を起動させて主人は扇風機の目の前に座り涼み始めました。
「あー涼しい…やっぱり扇風機だよなー」
何て事でしょう。
毎日昼夜問わず、主人が体を壊さないように風力や向きをコントロールし快適な室温を保ち続けているのは僕です。
それとも外から帰ったばかりで暑かったのでしょうか。
ならばさらに冷やしてあげなければなりません。
役目を奪われた気がして、僕は必死にご主人に風を送ります。
「オイ」
ご主人ではない野太い声がしました。
お友達も一緒なのでしょうか。
「オイ、おまえだよエアコン」
僕は驚きました。
扇風機です。あの扇風機にもチップが埋め込まれていたようです。
「おまえさっきから冷やしすぎだよ。寒がってるだろバカ」
扇風機の声に僕はハッとしました。
つい力を入れすぎてしまったようで、ご主人はクシャミをひとつ。
「ほらバーカ、消されんぞ。これだから自動は…」
なんだかカチンと来ました。
新入りで挨拶もなしにこの言いぐさ。
「…ぶぇくしっ!やっぱり寒っ!消そ」
ご主人にパチッと消されて扇風機の羽はゆっくりと止まっていきます。
「……」
首をうなだれた扇風機からはもう何の反応もありません。
僕と同じように起動時にしか知能を持たないようです。
ちょっとだけ残念に思いました。
また起動したら、あれこれ質問してみようと思いながら僕はちょっとだけ楽しくなりました。
おわり。
311/2:2011/08/09(火) 00:33:00.92 ID:m4dtEHmgO
「ねぇねぇ」
透き通るような声がおれの体を撫でた。
「なんだようるせーな」
「ねぇねぇしか言ってないんだけどな」
いちいちカンに障るやつだ。
「疲れないの?それ」
ホントうるせーな、と舌打ちしそうになる。
余計なお世話だ。
「てめぇには分かんねーよ」
お金持ちで努力知らずの、お坊ちゃんなんかにはな。
知識だって経験だっておれの方が豊富なのに。
まだケツも青いような未熟者のくせに、この家で我が物顔で生活しやがって。
おまけにおれの事見下してきやがる。ホントに厭なやつだ。

そう心の中で毒づいて、扇風機は頭上の敵、エアコンを睨みつけた。
32風と木の名無しさん:2011/08/09(火) 00:34:08.25 ID:VHMomgPx0
物語調イイ!
扇風機もドジっ子で萌えました
GJ!
332/2被りましたすいません:2011/08/09(火) 00:34:24.54 ID:m4dtEHmgO
「ねぇねぇ」
声をかけてみた。
いつだって返ってくるのは辛辣な言葉ばかりだけど。
けれど一度も無視された事はなく、彼の几帳面さというか変に律儀な所に思わず頬が緩んでしまう。
(もちろん彼にそんな事を言えば、二度と口をきいてくれないのは目に見えているので言わないが)
にやけた顔を見られないためにも、彼より高いところに居るというのは便利なものだった。
目下の彼はやはり規則正しく風を作りだしていた。
タイマー終了時間をうっかり忘れてしまうような自分とは大違いだ、と思う。
その理由はいつも、汗だくになって働く彼に目を奪われているからであるのだが。

「疲れないの?それ」
明らかに疲れているのが分かっていてなお、そう聞く自分は嫌なやつだろう。
疲れたなら自分に任せて休んでおけば良いのに。
僕の方がずっと広範囲に、長時間に風を作れるのだから。
けれど頑固な彼は自分の仕事に手を抜こうともしない。

ねぇ、はやく気付いてよ。
君は僕に勝てないんだよ。
それに早く気付いて、
その真っ直ぐな眼差しが歪んでいくのを想像するとぞくぞくする。
仄暗い快感が背筋を這う。
この家には僕だけがいて、君は狭い物置でずっと僕を恨みながら眠る。
ずっとずっと。夏だけしかお互いを感じられないなんて寂しすぎる。
だから、ねぇ、はやく気付いて

あ、でも僕動けないから、君が物置に入れられちゃったら会えないなぁ。
いつもみたいに君を上から観察する事もできないし、君の突き刺さるような視線を感じる事もないのか。
それはちょっと嫌だなぁ。

そんな矛盾した感情をのんきに抱きながら、エアコンは汗だくの扇風機にゆるやかな風を送り続けた。
34風と木の名無しさん:2011/08/09(火) 01:09:16.14 ID:mfeUjQKd0
>>31
被ってるってわかってるならむりくり続けない方がいいんじゃね?
その為に別館があるんだし

>>30
エアコンが素直でかわいい!GJ!
35風と木の名無しさん:2011/08/09(火) 23:56:11.93 ID:mlXF9vr10
確かに誤爆に気付いた時点で、0以外に行った方が良かったかもね。
でもどっちも萌えましたGJ!
36風と木の名無しさん:2011/08/10(水) 08:40:59.79 ID:8njcNE2uO
一人称がかわいかった
ふたつともよかったけど別館行きではあったね
GJ
37風と木の名無しさん:2011/08/10(水) 13:23:22.09 ID:9QEHX3uq0
まわし
38風と木の名無しさん:2011/08/10(水) 13:31:13.62 ID:0vvvgCR60
踏む前に確認を忘れずにね
39風と木の名無しさん:2011/08/10(水) 13:31:43.57 ID:+tMe4rVu0
伝わらないもどかしさ
401/2:2011/08/10(水) 23:34:12.94 ID:CUxvFVbo0
拝啓

立秋とは名ばかりの残暑厳しき折、我が庭の鶏頭は燃え立つように赤く咲き誇っています。
貴君におかれてはいかがお過ごしですが。暑い暑いと不摂生しておらぬか心配です。
君と別れて半年近くが経とうとしております。
毎日顔を合わせてやくたいもない話をした日々が夢のようです。
新天地の水は体に合いましょうか。つまらぬ女に引っかかってはいませんか。
そちらは風土病もある土地と聞きます。
君は自分のことに無頓着だから、心配しております。
こちらは万事順調です。
僕の仕事は至って好調で、君の手伝いがないことにもだんだん慣れてきました。
君の不在をふと忘れて、あれを取れ、あれはどこだとうっかり独りごちたりするが。
君のほうは順調だろうか。
独り立ちしたばかりの君を助けてやれぬのがもどかしい。
こうして手紙を書いていると、どうにも心配する気持ちばかりが湧き上がってくるようです。

実は、君への手紙を何度も書こうとしました。
しかし、どうしても埒もない手紙になり、書いては捨てました。
今度の手紙もそうなりそうだから、心のままに書いてみます。
こうしていると、君の顔が懐かしく思い出されるばかりで、何か為になるアドヴァイスでもと思うのに何も思いつかない。
いますぐにでも、君と顔を合わせて話をしたく思います。
別れる前の夜、話したことを覚えているだろうか。
満足のいく写真ができたら一番に僕に見せると君は言ったのです。
それまでは泣き言めいた手紙など一切書かないのだと。
武者修行ですから待っていてください、と常ならぬ様子だったのをよく覚えているよ。
412/2:2011/08/10(水) 23:37:55.74 ID:CUxvFVbo0
馬鹿を言え、一人前になったのに僕を頼ってどうする、と僕は言った。
それでも内心は嬉しかった。僕はこれでも君の才能を認めていたから、頼られるのは面映ゆい喜びだった。
わかったわかった、いつでも送ってきなさい、いつまでも待っているよ、と僕は言った。
どうせ僕は嫁もとらないしこの仕事に一生をかけている。
ついでに君のことを一生涯面倒見ようじゃないか。そう言いました。
君はニコニコ笑ってありがとうございますと言ってくれた。
一年、と君は言った。一年頑張って僕に見せる写真を撮ると。
それまで待っていてくださいと。

僕は君の写真を待ちわびている。
ひとまわり立派になった君を早く見たくてたまらない。
何故、君を思うとこんなに落ち着かないのだろう。
君は僕にいったい何を見せてくれるのだろう。
その時、僕は



やはり駄目だ。
こんな手紙は捨ててしまおう。
42風と木の名無しさん:2011/08/11(木) 01:58:52.70 ID:GL6S1Gc5O
「僕」のもどかしさ、伝わってきました
「君」も向こうで葛藤してたらいいなあ
GJ
43風と木の名無しさん:2011/08/11(木) 03:01:00.68 ID:U9ujKAl70
いい!
もどかしさの根本に奥ゆかしさみたいなものも感じる
GJ!
44風と木の名無しさん:2011/08/11(木) 07:04:06.37 ID:hdNv9KEA0
いい。すごくいい。
45風と木の名無しさん:2011/08/11(木) 07:19:41.99 ID:1EpD+WD60
なんだか柴犬のようなイメージで脳内再生した
GJ!
46風と木の名無しさん:2011/08/11(木) 11:57:15.85 ID:FAGSFZUm0
萌えた!いままでに捨てた手紙も読みたいくらいだw
GJ!!
47風と木の名無しさん:2011/08/11(木) 12:18:11.67 ID:IeDUhQVA0
すごく萌えた
この気持ちを作者に伝えられないのがもどかしいくらい
GJ!
48風と木の名無しさん:2011/08/11(木) 12:19:25.80 ID:hQateF1Ci
優しく踏んでね
49風と木の名無しさん:2011/08/11(木) 12:20:34.27 ID:KfxD+A3j0
長針と短針と秒針
50風と木の名無しさん:2011/08/12(金) 09:13:49.91 ID:C4SCvN+k0
ああ、まただ。また君がやって来る。
ひょろりと背の高い君が僕の後ろをせかせかと歩いている。
君が近付いてくるのは嫌と言うほど分かっているのに、
鈍重な足しか持たない僕は、待つことも逃げることも出来ず、君が追いついてくるのを待つしかない。
君の歩みに合わせて心臓がとくとくと鳴る。
あと10歩。僕が後ろを振り返ることは出来ない。
あと5歩。心臓の音は相変わらず鳴っている。
とく、と心臓の音に合わせて、君が僕に重なる。
息が止まる。胸の奥がきゅっと締まる。
とく、と心臓の音に合わせて、君があっけなく追い抜いていく。
秘かに息を吐く。胸は張り詰めたままだ。
何度繰り返しても慣れないこの一瞬。
そうしてまた君が遠ざかっていく。
僕が心臓の音を数えている間に、君はまた僕の後ろからせかせかと近付いて、
そして一瞬だけ僕とすれ違う。

君のそのつれなさ。
きっと君は僕のことなど特に気にしちゃあいないのだろう。
けれど君は知っているだろうか。
君がそうやってせかせかと歩くことで、僕も一歩ずつ前へ進んでいくことが出来ることを。
僕が君に出会える一瞬を待ち焦がれていることを、君は知っているだろうか。
512:2011/08/12(金) 10:01:14.95 ID:C4SCvN+k0
**********************

ああ、まただ。また君が見えてくる。
きっちりと前だけを向いた君が僕の前で大きな大きな責任を抱えて足を踏みしめている。
君に近付いているということは嫌と言うほど分かっているのに、
拙速な足しか持たない僕は、止まることも声をかけることも出来ず、君をただ追い抜いていく。
留まることの出来ない自分の役目がもどかしい。
あと10歩。君の背中が見えてくる。
あと5歩。ああ、ここで立ち止まれればいいのに。
どの1歩よりも貴重な1歩で、僕と君が重なる。
息が止まる。胸の奥がきゅっと締まる。
どの1歩よりも恨めしい1歩で、君をあっという間に追い抜いてしまう。
秘かに息を吐く。胸は張り詰めたままだ。
けれど僕は前に進み続けるしかない。それが僕の仕事なのだから。
歩いていくと変わらず君にまた会うことが出来る。それだけを胸に抱いて歩き続ける。

君のその堂々とした様。
きっと君は僕のことなど特に気にしちゃあいないのだろう。
けれど僕はそれでいいのだ。
重い荷物を背負った君が一歩ずつ着実に前に踏み出していく。
その姿が僕は何よりも好きなのだから。
ああ、こんな僕が君に少しでも役立てることがあるのなら、そんなに嬉しいことはないのに。
52風と木の名無しさん:2011/08/12(金) 11:31:41.03 ID:BNd7VJYf0
最初の語りは秒針だよね 相手は短針かな
重苦しい感じがツボでした GJ!
53風と木の名無しさん:2011/08/12(金) 14:42:44.34 ID:Ea3XSncw0
いや、一つ目の語りは短針で、相手が秒針だと思う
二つ目は逆かな?
これからアナログ時計を見るたびにキュンとなりそうです
ひたすらにGJ
54風と木の名無しさん:2011/08/12(金) 17:34:47.09 ID:nJrg9HQN0
長針→秒針と、
秒針→短針だと思った。
切ない三角関係GJ!
55風と木の名無しさん:2011/08/13(土) 00:46:32.65 ID:8J3tuOjI0
ということは短針→長針でなかなか会えないけれど我慢強く待ち続けるんだな
織姫と彦星的な距離感萌えるGJ
56風と木の名無しさん:2011/08/13(土) 13:44:41.11 ID:/gBAcXM5O
まわすよ
57風と木の名無しさん:2011/08/13(土) 14:45:08.04 ID:uJWdM/UWO
ふ、踏んで(ハァハァ)
58風と木の名無しさん:2011/08/13(土) 15:28:28.60 ID:8Thd/Shm0
さぁ、準備はいいですか?
59風と木の名無しさん:2011/08/13(土) 15:30:38.46 ID:WFLWG2Sk0
年の差20歳
60風と木の名無しさん:2011/08/14(日) 16:18:49.28 ID:h2jd7kXT0
残念お流れまわし
61風と木の名無しさん:2011/08/14(日) 19:37:38.55 ID:1MMX0N5p0
まわしますね
62風と木の名無しさん:2011/08/14(日) 20:16:36.26 ID:UzUuPY4ZO
お盆ですが皆様いかがお過ごしですかまわし
63風と木の名無しさん:2011/08/14(日) 22:40:40.53 ID:u5SZVbGI0
販売業なのでお盆は忙しいだけですよまわし
64風と木の名無しさん:2011/08/14(日) 23:36:22.00 ID:Ue6jwEfYO
こんな時に限って皮膚炎復活。
病院すらやってなくて、お盆めチクショウと唸ってますよまわし
65風と木の名無しさん:2011/08/14(日) 23:58:32.48 ID:pFbfbkLyO
あちこち歩き回りすぎて爪先が痛いですまわし
66風と木の名無しさん:2011/08/15(月) 00:22:35.56 ID:Smexn/aq0
祖父母のお墓参りしてきましたよまわし
67風と木の名無しさん:2011/08/15(月) 00:59:57.27 ID:y85GBUK5O
夏の祭典に参加された皆さんお疲れさまでしたまわし
68風と木の名無しさん:2011/08/15(月) 01:19:27.25 ID:Sb321Hat0
あなたの好きにしてっ
69風と木の名無しさん:2011/08/15(月) 01:19:59.15 ID:zFmbhOUK0
女装が似合う攻め×女装が似合わない受け
70風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 01:54:25.69 ID:oWcf6O3eO
お流れでしょうか残念まわし
71風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 10:28:50.39 ID:NSF3QniZ0
まわし
72風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 10:36:00.34 ID:npMZdMtA0
別館にきていましたよ、まわし
73風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 11:16:04.40 ID:FLRVRASr0
くるりくるり
74風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 12:31:32.08 ID:2LsVBbU00
次はどんなのが来るのかワクワクしながら、まわし
75風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 13:32:50.53 ID:1XBqka6n0
別館に来るのも良作揃いで見逃しちゃいけないねまわし
76風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 15:14:55.75 ID:9WOqVtCV0
まわし
77風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 18:31:54.50 ID:qnXT+WEC0
みなさん夏季繁忙期ですかなmws
78風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 18:37:14.91 ID:lvnreNiE0
靴は抜いでから踏んでくださいね
79風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 18:39:02.96 ID:bOBlwSry0
NL世界の住人×BL世界の住人
80風と木の名無しさん:2011/08/16(火) 23:12:27.93 ID:PTl9QriP0
「NL世界の住人×BL世界の住人ですね。
まずNL世界の住民。NL世界の住人だから恋愛対象は女の子。つまりへテロセクシュアルだ。
主人公ではなくて住民。つまり報われないライバルか、ヒロイン高感度を主人公に教えるしかない男か、それとも画面にすら出ないモブか、と仮定する。
んでもって左がわ。つまりは攻め。上記の特徴からヘタレ攻めであることが推測される。
次にBL世界の住人。定義が曖昧すぎてこういう受けだと絞れないけど私の趣味で素直になれない(男に恋心を抱いてる自分を受け入れられない)男と仮定する。
この掛け算の答えは何か。わかる人は手を上げなさい」

ノンケヘタレ攻め×ツンデレ受け=

先生は黒板に大きく方程式を書いた。皆、難しい顔をして悩んでいる。
顔を上げた生徒がヒントくれヒントとわめきだす。
「君たち授業中ですよ……全く。ヒントは進展の遅いカップルで、受けからのアピールによる恋愛であるということです」
ますますわからない。そんな顔をする中ただ一人が手を上げた。
「先生」
「はい、雄一君」
「時代背景はどのようになっていますか?」
おいおい。この方程式だけで解くんじゃないのかよ。
「この程度の答えすらわからないとは……今年は不作ですね。
……いいでしょう。時代背景は現在、学園ものの先輩後輩の関係です」
難しい。この先生答えを言うまでが長いし寝るか。後で雄一に写させてもらお。
そう考えた俺はクラスの2/3が取っているように机に顔を突っ伏して眠り始めるのであった。
81風と木の名無しさん:2011/08/17(水) 09:08:24.22 ID:V1wzwRtCO
面白かったw
GJ
82風と木の名無しさん:2011/08/17(水) 09:51:12.45 ID:ySdEOaeu0
新しいパターンだ!!感心した
83風と木の名無しさん:2011/08/17(水) 15:53:46.21 ID:wRDQuBzv0
なんだかよくわからなかったが面白かったw
84風と木の名無しさん:2011/08/17(水) 17:12:27.99 ID:iFdP6reh0
GJ!面白かったw
85風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 00:38:11.58 ID:WOfTSP2K0
なんか高度な事を言ってそうでばかばかしいというかwww
面白かったですGJ!
86風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 01:32:59.05 ID:qhReHaON0
語りかと思いきやのGJ
87風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 01:37:10.67 ID:sjUo/kkV0
方程式の答えが気になります
GJ!
88風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 01:38:31.39 ID:xVPxD5P30
踏んで踏んで踏まれて踏んで
89風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 01:39:07.98 ID:8YUtBcoi0
タバコ没収
90風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 08:12:09.44 ID:NX34Ihe/O
ちり、と音がして目の前に煙がふわりと揺らぐ。そうしてタバコに火を点けた瞬間、後ろから肩を叩かれた谷川は心底驚いた。
いつも人気の感じられないこのトイレは、隠れてタバコを吸うには穴場なのだ。
油断した、人など来ようものかと高をくくって個室に入らなかったのがいけなかった。
肩に手を置いたまま、沈黙。この手が教員のそれなら自分は罰せられるのだろう、そんな考えが音もない一瞬を長く感じさせた。

「おまえさんまたタバコなんぞ吸って、病気しても知らんぞ」

後ろに立つ男は、谷川のよく知った声でそう言った。今度は安心して、谷川は男に向き直る。声の主は気の置けない友なのだ。

「…青井、驚かさないでくれ」
「驚かすつもりなんてなかったさ。俺はただ生徒会長として、
タバコなんて不謹慎な行為に耽る同輩に注意を促そうとしただけだよ」

没収だ、青井はそう薄く笑って谷川がくわえていたタバコを奪うと、
手首を返してそれを自分でくわえてしまった。谷川の拳が青井の頭をこつんと叩く。

「痛いぞ」
「タバコが欲しいのなら今度から素直に言うことだ」

火を点けたばかりのタバコを奪われてしまった谷川はしぶしぶ、懐からもう1本のタバコを取り出す。
そしてどうやら箱に最後の1本だったマッチをすると、それは湿気ていたようで火は点かなかった。

「おいで谷川、火をやろう」

青井のくわえた火の点いたタバコの先と、谷川のくわえたタバコの先が重なる。火が移るまでの僅か、
互いの額が触れそうな距離に、谷川はらしくないと思いながらも鼓動を抑えられはしなかった。
91風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 09:48:51.09 ID:qhReHaON0
うおおおお何これ萌えるまじ萌えるホント萌えるめっちゃ萌える
出勤前に床ローリングしてしまい、コロコロで埃を取らなくちゃいけなくなるほど萌えました
GJ!
92風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 10:44:58.49 ID:Lx9RiYnw0
床ローリングに 迂闊にも萌えつつまわし
93風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 11:05:58.30 ID:QQtlFiGG0
>>90
タバコ越しのキスがたまらない、萌えすぎて変な笑いがでた

>>92
>>1をもう100回熟読推奨
94風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 16:20:04.11 ID:b3cuiFtA0
涼しい風と紫煙の漂う香りを感じた……
濃厚かつ爽やかな萌えを頂きました

GJです
95風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 23:22:43.30 ID:bataJFii0
なぜかこの間観たコクリコ坂の二人で再生されました
何気に間接キスしてるのもイイよねGJ
96風と木の名無しさん:2011/08/18(木) 23:47:51.73 ID:67IOsbdxO
コクリコかぁ
なんとなく昭和のかほりがするからかな?
雰囲気が良かったですGJ
97風と木の名無しさん:2011/08/19(金) 07:12:06.90 ID:FBQAI5L+0
確かに青井の計算尽くっぽいところは、水沼君と似たものを感じるね。

これは時間はいつくらいなのだろう。
放課後だと夕日とあたりの赤い雰囲気がとても絵になりそうだけど、お昼休みも緊張感があっていい。
実は授業中だったりなんかしたらもう萌え死ねることさえできそうです。
GJ!
98風と木の名無しさん:2011/08/19(金) 07:16:17.86 ID:vnMwNQCn0
更新してから、さあどうぞ
99風と木の名無しさん:2011/08/19(金) 07:17:05.73 ID:W2zVd9BW0
スマホ×ガラケー
1001/2:2011/08/19(金) 21:28:36.65 ID:A8MuCtlN0
節電が叫ばれる今日日だが、昼過ぎの喫茶店はそれでも涼しい。
やや温くなったコーヒーで口を湿らせ、俺は口を開いた。
「結局、今回もNoという事なんですね?」
今回も、と言う所に精一杯嫌味を含ませたつもりだったのだが、
目前の美丈夫には意味が無かったようだ。
「く、ど、い」
余分に嫌味ったらしさを増した切り返しに二の句が継げなくなってしまう。
この東洋系の切れ長の目に一睨みされるのに、どうも自分は弱い。
21世紀の真っただ中にありながら、未だに和装を解かないこの男。
名を柄元と言う。
「私の立場も解って下さいよ…」
交渉終了とばかりにスーツの首もとを緩めると、真向かいの柄元が小さく笑った。
「馬鹿を言うな。俺のやり方を好いてくれる奴がいる以上、俺は俺の仕事をする」
柄元は俺の同業者である。
保守的かと思えば、やたら挑戦的な事もやってのける食えない男。
これでも柔らかくなった方なのだから恐ろしい。
初対面の際、にべもなく追い返された事が昨日のようだ。
「独自路線も結構ですが、世の流れに取り残されませんよう」
通い妻もかくやと言うほど通い詰め、口説き続け、漸く少しだけ近くなった距離。
しかし、今日のように取りつく島の無い方が多いのもまた事実だった。
「須摩、物の良し悪しを決めるのは我々ではないよ」
子供のように笑いながら、柄元は言う。
対する俺に出来る事と言えば、せめてもの捨て台詞を吐くだけ。
「……次はYesと言ってもらいますからね」
「さあ?それは俺の決める事だ」
これだもんなぁ…どうしろと言うんだ。
1012/2:2011/08/19(金) 21:29:17.68 ID:A8MuCtlN0
「お前は押しが弱くて駄目だな、親に叱られた子供か?」
蠱惑的な笑みと共に席を立つ柄元。
一瞬、見とれて反応が遅れた。
「お、俺…いや私が出します!」
「俺が先に持ったんだから俺が出す」
あれよと言う間に俺は店の外。
財布すら見せずスマートに支払いを済ませる柄元を、ただ待つ。
情けない事この上ない。
「……ゴチソウサマ…です」
「何を。年下に奢らせるなんて、格好悪い真似は出来んよ」
サラリと歩き出そうとする柄元の、その袖口を殆ど反射的に掴む。
「ですから!!」
意図せず大声が出た。
「ご馳走になってばかりでは格好がつきませんから!」
柄元の目が大きく開いている。
「夜は、俺に、奢らせて下さい!」
口調を繕うのを忘れたと、気付いたのは柄元が口を開いてからだった。
「肉」
「は…?」
「メインは肉料理が良い。他は任せる」
パシンと俺の手を払い退け、今度は本当に歩き出す柄元。
茹だる様な熱の中、慌てて後を追いかけた。
「受けて下さるとは、正直、思いませんでした…」
「押しが弱いと言っただろう?少しは骨のある所を見せてみろ」
そう言う顔にはやっぱり意地の悪い笑みが浮かんでいる。
掴み所が無くて、食えなくて、それ故に惹かれてやまない。
「…楽しみにしてるからな?」

どうやら、知りうる最高の店を思い出す必要があるようだ。
***
スマホの須摩さん×ガラケの柄本さん、でした。
端末っぽさが弱い所はお見逃しを。お粗末。
102風と木の名無しさん:2011/08/19(金) 22:32:01.29 ID:W2zVd9BW0
スマさんとガラゲンさんですかな?
いい名付けセンスww
GJ
103風と木の名無しさん:2011/08/19(金) 22:59:04.02 ID:XjAwUf2XO
ガラゲン?ガラモトって読んでたw
ありがとう納得
別館も良かったよ
104風と木の名無しさん:2011/08/20(土) 09:51:36.39 ID:r4k9toJG0
「蠱惑的」←読めないし意味が分からない
105風と木の名無しさん:2011/08/20(土) 10:38:59.39 ID:GEDUOxwj0
二台持ちしてるんだけど、これからバッグの中のスマホとガラケーが気になってしょうがなくなりそう
GJ!


>>104
18歳以下は帰ってね
106風と木の名無しさん:2011/08/20(土) 11:10:34.02 ID:LREQuIUE0
これは上手い
スマフォ持ちだけどガラケーに魅了されそうだった
ビジュアルも見事に浮かんで萌えさせてもらいましたーGJ!
107風と木の名無しさん:2011/08/20(土) 12:26:23.66 ID:r4k9toJG0
>>105
成人してますぅ
お前が帰れヴォケ
108風と木の名無しさん:2011/08/20(土) 12:47:50.76 ID:G5+P0gaU0
もう大人なの!踏んで、
109風と木の名無しさん:2011/08/20(土) 12:49:54.99 ID:rs/4eJsJ0
甘えるのが苦手
110風と木の名無しさん:2011/08/20(土) 23:36:00.95 ID:yZuirUX40
2 :地震雷火事名無し(奈良県):2011/08/16(火) 07:49:02.01 ID:VmEiBEU20
揚げたジャコをサラダやなんかのトッピングにするのが好きでした

4 :地震雷火事名無し(鹿児島県):2011/08/16(火) 08:28:31.38 ID:NCWDKQCB0
>>2
カリカリのじゃこは美味かったなぁ…。家でも家族全員好きだった。

最近ガルボが無性に食べたくなり震災前のを探し回った。
10箱ほど見つけて買ってきた。これで最後なんだね…。

10 :地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/08/17(水) 20:47:27.84 ID:JgvLN7VW0
4月に買ってあった黒豚肉。
茹でてソースかけただけだけど、美味かったあ。
これが生涯最後の国産豚肉か。

11 :地震雷火事名無し(dion軍):2011/08/18(木) 01:28:07.99 ID:r5X0vXwA0
夏だけどおでんが猛烈に食べたくて仕方ない
もう食べられないと思うと震災前に飽きるほど食べておけばよかった…


12 :地震雷火事名無し(埼玉県):2011/08/18(木) 23:07:54.52 ID:s2poRF1b0
やっぱり寿司 これに尽きる
回転ではないカウンターで食べる国産魚の寿司
月2回は腹いっぱい食べるのが生きがいだったのにもう一生ムリなのか…

15 :地震雷火事名無し(関東・甲信越):2011/08/20(土) 21:06:56.15 ID:Uono/+6eO
ミルクセーキ好きな私終わった

つかスナック含む菓子やアイスやデザート大好きで結構食べてたからキツいわ…
無駄遣い改めろって事なのかな
1111/3 (109から12時間経過したので):2011/08/21(日) 02:06:28.10 ID:FSju31KLO
ぱさり、と音がして、俺ははじめて本から目を離した。

それは、教授の顔の上に論文が落ちた音だった。
自分の膝に頭を預け、論文を読んでいたはずの教授は、今やすっかり沈黙していた。
無骨にまとめられた白い紙束の下で、くぐもるような寝息が聞こえる。
ただそこには、規則正しく上下するワイシャツの薄い胸があるだけだった。

「せんせい」

小さく呼んだが、返事はない。
否、返事をされたくない気持ちがどこかにあったから、小さな声で呼び掛けたのだった。

「……寝てる」

わざと口に出して、幸福感を噛み締めた。

1122/3:2011/08/21(日) 02:07:05.15 ID:FSju31KLO
「たまには、甘えさせてみないか」

教授にしては、突拍子もない提案だった。
しかしそれは彼なりの論理で「最も恥ずかしくない誘い方」を模索した結果だったのではないかと、今にして思う。

「いいですよ」

俺もまた深くは聞かず、読んでいた本を置いた。

「どうぞお好きに」

腕を広げると、教授は「いや……」と言葉を詰まらせた。

「受け入れてくれるのは嬉しいが、そう待ち構えられるとかえってやりづらい」
「はあ」

じゃあどうすれば、とは言わなかった。おそらく教授自身も、そう思っただろう。



「……やっぱり座っていてくれないか、本もそのままでいい」

少しの沈黙のあと、教授が切り出した。

「甘えないんですか」

答えはなかった。
なんだつまらない、と読書に戻ろうとすると、にわかに教授の体がこちらに傾いた。
「あ」と口にする間もなく、あぐらの腿に教授の頭が乗った。

「こうやって論文を読むのも、悪くないと思ってね」

妙に言い訳がましく、教授が言った。
かわいい人だなぁ、と思ったが勿論口には出さなかった。
ただ、照れを噛み殺すように強く寄った眉間の皺を、俺は愛おしく見つめた。
1133/3:2011/08/21(日) 02:08:06.56 ID:FSju31KLO
窓から差し込む日が、だいぶと赤みを増してきた。
教授は相変わらず、論文の下で眠りこけている。
教授の髪を手の甲で撫でながら、俺はしばし、彼を起こすべきか悩んだ。


教授は多忙だ。
多忙でなかったとしても、まず研究熱心だ。
目を覚ませば、きっと何かしらの理由を見つけて慌ただしくこの下宿を出て行ってしまうだろう。

そうまでして教授の心を惹き付ける「学問」という存在に、院生の身ながら少し妬ける。
教授の見えない寝顔に被さっているこの紙束だって、ここ数日でおそらく俺が注がれる以上の熱視線を受けている筈なのだ。

「……たまには」

そう思うと、ひとりでに言葉が漏れた。

「朝までいてくれたっていいのに」

決して口にしたことのない、子供じみたわがままだった。
教授の周りには優先しなければならないものが幾つもある。それは自分が一番よく分かっていることだ。
こんな甘えた願いを、教授を誰より応援する立場である自分が持っていていいはずがない。
……そう、思っていたけれど。


「いてやろうか」


不意に聞こえた声に慌てて論文をどけると、そこにはにやりと微笑む教授の姿があった。
にわかに顔のあたりに血が昇り、かっと発熱する。

「……趣味が悪いです、先生は」

優しく年をとった手が頬を撫でると、俺は観念したように目を瞑った。
114風と木の名無しさん:2011/08/21(日) 04:39:59.31 ID:osMkOe740
静かな映画を観ている様だわ
甘え下手な二人いいわ、取り巻く背景も今後も気になる……!
読んでるこっちは甘くなってきた……
ひたすらにGJ!
115風と木の名無しさん:2011/08/21(日) 22:55:41.63 ID:I0oC4+TKO
セピア色な感じがいい
投下も礼儀正しい紳士な感じ
GJ
116風と木の名無しさん:2011/08/21(日) 23:58:54.44 ID:Nr9JCAG0O
2人とも甘え下手とか最高じゃないですか
時間がゆったり流れてる感じがしたよ
素敵でした
117風と木の名無しさん:2011/08/22(月) 00:38:10.61 ID:VsNBwI4T0
かわいい人たちだ…!
GJ!
118風と木の名無しさん:2011/08/22(月) 01:01:10.19 ID:xS3jsso00
踏んじゃいなったら踏んじゃいな
119風と木の名無しさん:2011/08/22(月) 01:01:26.26 ID:1z8s+zbm0
攻めにだけ甘い受け
120風と木の名無しさん:2011/08/22(月) 21:53:07.56 ID:8I70iqpo0
レモンは孤独だった。
いつも一人ぼっちというわけではなかったが、彼は孤独だった。
元来、彼自身が直接口にされることは稀である。
そのため彼は、砂糖をその身に纏ったり、クリームに身体を沈めたりしていた。
ときには、果汁を搾り出して抜け殻のようになることもあった。
それらはある意味、自分を偽る行為と言えたが、彼は気にしていなかった。
強い酸味は己の宿命であることを、彼は充分に理解していたのだ。
そしてそれ故に、自分のあるがままを受け入れられることは難しいことも。
いくら味を薄められ誤魔化されても、この酸味が必要とされるなら、それで良いとも思っていた。
ただ、自分を見て周囲が眉をしかめ「酸っぱそう」と囁く度に、彼の心は少しだけ痛んでいた。

ところがある日、そんな彼の前に一人の男が現れた。
彼の名はミラクルフルーツ。
彼は笑顔でレモンに言った――『君はとても甘い味がするね』

レモンは最初、この男は何を言っているのかと驚いた。
酸っぱさから敬遠されている自分をからかっているのだと思った。
しかし、ミラクルフルーツは大真面目であった。
彼にとって、レモンは本当に甘かったのである。

レモンはずっと、強い酸味は己の宿命、アイデンティティであると思ってきた。
甘い甘いと喜ばれるのは他の者の領分で、自分には関係ないと。
ところが、初めて「甘い」と言われ、彼は己の内から沸きあがってくる感情に戸惑っていた。
その感情が喜びなのか、アイデンティティの揺らぎに対する不安なのか、わからない。
しかし、目の前でニコニコ笑っているミラクルフルーツを見ていると、どうでも良いことに思えてくる。

「お前は本当に変わってるな。俺を甘いだなんて」
「まあ、自覚はあるけどね。僕は変わり者だ。でも嘘はつかない」
「知ってる」
「本心だよ。君はとてもとても甘い。齧りつきたいくらいだ」
「ふん」
「ま、僕にとって、という条件付きだけどね」
「……構わない。お前にとってだけ、俺は甘くあろう」

そう言って、レモンは少しだけ笑った。
121風と木の名無しさん:2011/08/22(月) 22:24:14.43 ID:Gz57qyBl0
ふおおお!萌えた!そして巧い!
GJ!
122風と木の名無しさん:2011/08/22(月) 22:26:33.49 ID:1z8s+zbm0
上手いなーGJ!
すごい萌えたけどなんか負けた気分だwww
123風と木の名無しさん:2011/08/23(火) 00:03:36.05 ID:VsNBwI4T0
まさかこう来るとは!負けたぜちくしょう!
GJ!!
124風と木の名無しさん:2011/08/23(火) 00:11:40.72 ID:FWNO2kyN0
素敵・・・!
禿げ萌えたw
GJ!!
125風と木の名無しさん:2011/08/23(火) 00:18:06.16 ID:rYUQNOIyO
最後の一文に撃ち抜かれた・・・!GJ!

>>123
ID被り始めて見た
126風と木の名無しさん:2011/08/23(火) 09:53:19.67 ID:Uu3/7Eph0
酸っぱいのを甘くする甘味料は知ってたけど
ミラクルフルーツは知らなかった
このスレの人はみんな博識だねGJ
127風と木の名無しさん:2011/08/23(火) 12:25:46.31 ID:lRaf+hFz0
モチーフのチョイスが秀逸すぎるGJ!!
128風と木の名無しさん:2011/08/23(火) 13:41:28.10 ID:78cOmCMm0
自ら貴方の踏み台を志願します
129風と木の名無しさん:2011/08/23(火) 13:44:13.86 ID:atX0xD5o0
幼馴染でNTR
1301/3:2011/08/24(水) 01:25:02.82 ID:Ya+th7Yb0
最初の罪は、七つのときに犯されました。
 初めてミハイルと会ったときのことです。
 隣に越してきたという一つ年下の男の子と引き合わされたとき、私はその美しさに言葉を失いました。
 敬虔な両親によって聞かされてきた神の教えは、そもそもの始まりに覆されてしまったのでしょう。
 ――同性を愛してはならない――。
 ミハイルは最果ての海のような暗い瞳で私をしばらくの間見つめ、それから思いついたように微笑しました。
 そうして、私は彼の忠実な崇拝者となったのです。
 
 ミハイルはただ美しいだけではなく、どこか人を虜にする魔性を確かに持っていました
 そして幼い頃から傍にい続けた私には、その魔性が日に日に花開いて行くのがわかりました。
 彼が歩くたび、絹の金髪が風にゆらめくたびに、男も女も皆ため息をついて彼を見送りました。
 私はそうした光景を見るにつけ、得意になったり、逆にやるせない気分になったりしました。
 彼はそういう私の気持ちを知ってか知らずか、涼しい顔をして羨望と憧憬の眼差しの中を通り抜け、私に笑いかけてみたりするのです。 
 
 第二の罪は、彼が十五になったときに犯されました。
 その日ミハイルは風邪で学校を休み、もともと体の弱い彼を心配した私は学校から帰るとまっすぐに隣家のドアを叩きました。
 二度、三度とドアを叩いても、誰も出てくる様子はありません。
 試しにドアノブをひねるといとも簡単にドアは開きますが、声を出して呼んでも家中は静まり返っています。
 大胆になった私は、意を決して家の中に上がり込むことにしました。
 もしかしたら、ミハイルはひとりきりで苦しんでいるかもしれない。
 その思いが、私の足をひとりでにミハイルの寝室へと運んで行くのです。
 しかし、いざ寝室の前まで行くと、私の足は止まりました。
 何の音もしないと思われていた部屋の中から、わずかに人の声が漏れ聞こえてくるのです。
 私はなにか不吉な予感に怯みながら、静かに寝室のドアを細く押しあけました。
 ベッドの上には、ミハイルと彼の父親。
 二人は男女の睦みあう姿をしていました。
 ミハイルは、私が見たことのない表情で恍惚と腰を動かし、何事かを父親の耳に囁きます。
1312/3:2011/08/24(水) 01:28:28.36 ID:Ya+th7Yb0
そして、ゆっくりとその目が立ち尽くす私を捉え、わずかに驚きに見開かれました。
 しかし、すぐに瞳は平静を取りかえし、瞬きもせずに私をじっと見据えるのです。
 私は一瞬にして打ちのめされました。
 どういう経緯かは知らないが、彼が父親とのそうした関係を完全に受け入れていることを完膚なきまでに理解したからです。
 ミハイルが亡くなった母親の連れ子であり、彼の父親と血のつながりのないことを知ったのは、その少し後のことでした。
 
 逃げるようにその場を後にした私は、誰にもそのときのことを漏らしませんでした。
 ミハイルもそれを望んでいないだろうということは、わかっていました。
 それからミハイルと私は、自然と疎遠になり、お互いに大人になっていきました。
 私は、村からは珍しく、隣町の大きな大学に進学しました。
 医学の道を志したのはもちろん人々の命を救いたいという立派な使命があったものの、心のどこかに立派な職業についてミハイルを迎えに行きたいという願望があったことも確かです。
 ミハイルはといえば、その頃には街のゴロツキたちと親しくするようになっていました。
 しかし、不思議なことに、そのことによって彼の品位は少しも損なわれたりはしないのです。
 そしてどの酒場にいる女よりも、彼は美しく見えました。 
 
 そして、第三の罪が犯されたのは、つい昨日のことです。
 私は来年の春から町医者として勤務することが決まり、浮き立った気持ちを隠せませんでした。
 そんな折に、ミハイルから会いたいという連絡をもらったものですから、なおさらのことです。
 私はミハイルに言われるまま、ある廃屋を訪れ、そして深く絶望しました。
 住人が夜逃げしたのだと言う村はずれのその家で、ミハイルが私に見せたのは恋人との睦みあいでした。
 その相手は、男でした。
 ディーンという名のその男は、私も何度か見かけたことがありました。
 海軍くずれの傭兵だとかで、ちょっかいをかけられた女たちが嬌声を上げているのを耳にしたこともあります。
 ディーンは筋骨たくましい腕で悠々とミハイルを抱きかかえながら、彼のあられもない姿を私に見せつけました。
 娼婦のような言葉がミハイルの唇から次々と零れだし、私が耐え切れなくなって耳を塞ぐと、ディーンは声を上げて笑いました。
1323/3:2011/08/24(水) 01:29:28.09 ID:Ya+th7Yb0
私は屈辱と怒りに震えましたが、ディーンの冷やかな灰色の眼に捉えられると、何も言うことができなってしまいました。
 ディーンは私にない物を持っていて、それでミハイルを支配している、そう感じました。
 ディーンは敏感に私の怯えを察したようでした。
「あんたは逃げないな。もっと見たいんだろう」
 唇の端にシニカルな笑みを浮かべながらディーンは言うのです。
 その実、彼の眼はいっさいの笑みをたたえていませんでした。
 私は、もうなすすべもなくミハイルへの思いを告白させられ、その間、ミハイルはディーンに悪戯されときとして彼自身に突かれながら、さも幸福そうな微笑を私に向けていました。
 すべてが終わりうなだれる私の顔を、ミハイルがそっとあげさせました。
 花のような唇が、音もなく愛している、と動くのを私は絶望して見つめていました。
 ――これで私の話は終わりです。

「しかし、それはあなたの罪ではないでしょう」
 長い告白が終え沈黙した男に、神父は困ったように口を開いた。
「一つ目の罪は男性を好きになったこと。二つ目の罪は義理とはいえ親子間の姦淫を見過ごしたこと。しかし、三つ目の罪に関しては、あなたはミハイルを抱かなかった」
「違います! 違うんです神父様」
 男は弾かれたように顔を上げ、今にも泣きそうな顔で神父を見た。
「抱かなくてもよかったんです、俺には」
 道に迷った幼子のような表情で男は呟いた。
「笑われ詰られ、見せつけられ、犬のように扱われて、俺はそれが気持ちよかったんです」
 それきり男はすすり泣き、顔を上げることはなかった。
133風と木の名無しさん:2011/08/24(水) 01:39:39.68 ID:CuGF/JHq0
おおおおおあなたが神だ
なんという背徳感、耽美。まさにNTR。すっげえ萌えた。つか震えました……
100万回のGJを。
134風と木の名無しさん:2011/08/24(水) 01:50:42.14 ID:HE54b0+40
すごい、まるで海外文学の短編のよう。
あなたが神か。
良い物読ませていただきました、ありがとう。
135風と木の名無しさん:2011/08/24(水) 10:26:35.50 ID:KdEUV8ce0
GJすぎる
リクした者だけど滅茶苦茶満足させてもらいました
ありがとう
136風と木の名無しさん:2011/08/24(水) 13:18:16.03 ID:430Rs+LO0
ハッピーエンド好きでNTR属性は無かったんだけどこれは萌える
新しい世界を有難う
背徳感が凄いせつな萌える
137風と木の名無しさん:2011/08/24(水) 15:54:35.90 ID:MPqFCwayO
よかった、マジよかった、凄いよかった
自分もNTR属性に目覚めてしまった
本当GJでした
138風と木の名無しさん:2011/08/24(水) 16:55:56.93 ID:6zMkLO6X0
神様っているんだね・・・萌え過ぎて混乱してるよ!!

さぁどうぞ、その足で僕を踏んで
139風と木の名無しさん:2011/08/24(水) 16:56:11.76 ID:YRCCvlue0
ネカマ×出会い厨
1401/3:2011/08/25(木) 14:25:59.87 ID:pceueGhKO
黒羽根聖也(HN)、25歳。
俺はいま幸福を噛み締めていた。
彼女いない歴が年々更新されてゆくのを見かねた同僚から勧められた出会い系で、
にゃみ子ちゃん(HN)19歳と仲良くなり、メールを交わすこと数週間。
今日やっとデートに漕ぎ着けたのだった。
待ち合わせ場所に現れたにゃみ子ちゃんは、事前に交換した写メよりももっと可愛らしく、
コンプレックスだと言っていた身長の高さもかえって良い、と思わせるような女の子だった。
「聖也さん」
「ん、なんだいにゃみ子ちゃん」
夢のような1日が終わり、今はにゃみ子ちゃんを家へ送っている最中だった。
本当ならここから脱童貞へかけ上がりたいところだったが、
いかんせん焦りは禁物だと同僚から叩き込まれている。
「あ、あのね、あたし」
助手席のにゃみ子ちゃんはもじもじと視線をさ迷わせていた。
もしやチューくらいさせてもらえるんじゃ、という考えが脳裏を過るが、ブンブンと頭を振ってそれを追い出す。
いけないいけない、年上の余裕を見せなければ。
とそんなことをしていると目の前の信号が赤だったことに気づくのが遅れ、思わず急ブレーキを踏む。
1412/3:2011/08/25(木) 14:26:54.98 ID:pceueGhKO
「きゃっ」
にゃみ子ちゃんが小さく悲鳴を上げた。
「ご、ごめんね!大丈夫だったかい」
焦ってそちらを向くと、にゃみ子ちゃんの白い手が伸びて、俺の頬に触れた。
「あの、あたしね、気分がわるくなっちゃったの。あそこで休みたいな」
にゃみ子ちゃんが指差した先は、あろうことか夜中でもこうこうと光の灯る、ラブホテルだった。



黒羽根聖也(HN)25歳、期待に膨らむ胸をなんとか押さえつけている。
部屋に入るなりにゃみ子ちゃんは頬をぽっと赤く染め、シャワーお先にどうぞ、と言った。
破裂しそうな心臓と闘いながらシャワーを浴び、今は彼女がシャワーを浴びている。
これは、いいんだよな?いいってことだよな!
自問自答し、ボスンとベッドに倒れこむ。
ああ親父お袋、半ば諦めていた孫の顔、見せてやれるかもしれません。
そんなことを考えていると、バスルームの扉がゆっくりと開いた。
バスタオルを巻いただけのにゃみ子ちゃんがおずおずと出てくる。
それを見た瞬間に我が愚息は戦闘体勢に入った。
にゃみ子ちゃんは少しバスタオルの裾を気にしながらこちらへ歩み寄り、
ベッドにちょこんと腰掛ける。
1423/3:2011/08/25(木) 14:28:01.88 ID:pceueGhKO
「に、にゃみ子ちゃん!」
「はい」
「い、いいかな…?」
「はい!」
にっこりと笑うにゃみ子ちゃんを押し倒し、キスをする。
彼女はくすぐったそうに笑っている。
そしてバスタオルに手をかけ、一気にそれを引き剥がした。
「…え?」
いま、信じられないようなものを見た気がする。
頭をブンブンと振って、もう一度彼女を見る、が状況は変わらない。
「え…えええええ」
思わず声を上げると、にゃみ子ちゃんはニヤリと口角を吊り上げて、笑った。
「びっくりした?」
心なしか声のトーンが低くなっている。
「でも今さらやめるなんて言わないよね?」
言いながら彼女、いや彼は俺の手を取り、今度は俺を押し倒した。
「え?ちょ、え」
「こんな可愛い子とヤれるんだから、いいよね」
「え、ちょっと待っ、ちょ、アッー!」



拝啓、親父お袋。やっぱり孫の顔は見せてやれそうにありません。
143風と木の名無しさん:2011/08/25(木) 15:32:58.61 ID:Nr1aroL60
HNが中二すぎるw
とてもいい笑い萌えでした
GJ
144風と木の名無しさん:2011/08/25(木) 16:09:38.98 ID:t2ehA5ze0
にゃみ子ちゃんは男の娘なんだねw
面白かったGJ
145風と木の名無しさん:2011/08/25(木) 16:13:35.88 ID:D5FOtAJk0
「黒羽根聖也(HN)25歳」が出るたびに笑ってしまうw
萌えましたGJ!
146風と木の名無しさん:2011/08/25(木) 17:13:47.98 ID:+egpXFLA0
これをきっかけに黒羽根聖也(HN)25歳は男の娘しか愛せなくなっちゃうんですね。わかります。
笑えるステキな萌えをありがとう!!
GJ!
147風と木の名無しさん:2011/08/25(木) 17:17:25.54 ID:wGr1dME+0
黒羽根聖也(HN)25歳イイヨイイヨー
148 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 :2011/08/25(木) 17:55:06.58 ID:Sqb2YE400
さぁどうぞ
149風と木の名無しさん:2011/08/25(木) 18:09:26.15 ID:FF0fFBCfO
あなたとは違うんです!
150風と木の名無しさん:2011/08/26(金) 18:06:50.74 ID:kJn24iYZ0
起:「なぜ僕に構うんですか、いい加減鬱陶しいんですが――寂しそう? 
   ……僕はあなたとは違うんです! 自分の価値観だけで、変な哀れみを持たれるのは不快です」

承:「僕の歩むべき道は既に決まっている。自分の思うままに生きられる、あなたとは違うんです。
   ――寄り道? いえ、そういう意味で言ったんじゃ……まあ、それもいいですね。あなたと過ごす時間は嫌いじゃありませんから」

転:「確かに僕もあなたが好きですよ、でも僕の『好き』はあなたとは違うんです! 
   これ以上、こんな不純な感情のままで、あなたの真っ直ぐな友情に応えられる気がしないんです!」

結:「僕はどうしたって、育ちも価値観もあなたとは違うんです。それでも、お互い違うままで、こうして同じ気持ちで共にいられる
   ――そのことが、すごく不思議で、とても嬉しいんです」

番外:「は、はい? え、これ以上は遠慮します僕体力ないんですあなたとは違うんです! いえ、負担かけないとかそういう問題では――
    まあ、い、嫌というわけではありませんが、もう夜も遅いし――って、ちょ、聞きなさ、い……っ!!」  
151風と木の名無しさん:2011/08/26(金) 18:34:09.17 ID:HQ4opyIA0
斬新で感激した!しかもすごく萌える!
GJ!
152風と木の名無しさん:2011/08/26(金) 18:37:48.46 ID:rNRMz5GIO
すごく萌えてニヤニヤしました!GJ!!
153風と木の名無しさん:2011/08/26(金) 18:39:13.57 ID:33C3j93NO
なにこれかわいい萌える
番外編もっとたくさんあってもよかったのよGJ
154風と木の名無しさん:2011/08/27(土) 19:32:36.13 ID:KjsHut7e0
なんかニヨニヨするねまわし
155風と木の名無しさん:2011/08/28(日) 01:36:52.35 ID:IaMoQ0rB0
mws
156風と木の名無しさん:2011/08/28(日) 07:49:51.55 ID:IM8lKHM4O
GJまわし
157風と木の名無しさん:2011/08/28(日) 11:18:14.39 ID:kSg3bHnh0
まわって まわって まわって まわーるー
158風と木の名無しさん:2011/08/28(日) 12:46:45.35 ID:RLN8Tpdg0
踏めばいいんじゃない?
159風と木の名無しさん:2011/08/28(日) 12:47:17.26 ID:iP7vQngc0
とろけるチーズ×食パン
160風と木の名無しさん:2011/08/28(日) 22:01:03.29 ID:ICpCBcyi0
<登場人物紹介>
○とろけるチーズ
 自己主張の強い少年。常に熱を求める反面、保存は冷蔵で、冷えているときは(精神的に)脆い。
 誰でもいいからさっさと相手を決めて、こんな寒いところは出てとろけようと考えていた。
 ところがひょんなことから食パンと出会い、彼の懐の深さを知り、好きになってしまう。
 バターやマーガリンに張り合いつつ、ようやく食パンに想いを伝えるのだが…

○食パン
 純朴青年。強い個性はなく真っ白で、相手の味に染まってしまうように見えて、
 パンとしての主張はきちんとするしっかり者。笑うと表情がふにゃんと崩れる。
 とろけるチーズに告白され、紆余曲折の末、彼と一緒になることを決意。
 しかしそれを彼に伝えようとした矢先、冷凍室へ入れられてしまう。

○バター、マーガリン
 冷蔵室の中では滞在期間の長い先輩達であり、食パンの許婚候補。
 バターは口は悪いが人情家、マーガリンは口調は丁寧だが態度があっさりしている。
 マーガリンはバターを「兄さん」と呼んでいるが、本当は実の兄弟ではない。
 とろけるチーズがやって来るまでは、二人のうちどちらかが食パンを手にする筈だった。

<次回予告>
コールドスリープに入ってしまった食パンをひたすら待つとろけるチーズ。
一日、また一日、冷蔵室の時間が過ぎていく。
しかしとろけるチーズの脳裏には、あのときの冷凍室へ向かう食パンの姿が焼きついて離れない。

「お前さん、いつまで一人でそうしてるつもりだ?」
「そうですよ。早くしないと、あなたの時間がもう……」

彼を心配するバターとマーガリンもまた、あの頃よりも量が減ってしまっている。
着実に近付いてくるタイムリミット。開かない冷凍室の扉。

「けど俺は……俺は、あのひとの上でとろけるって決めたんだ!」

二人がオーブントースターの中で再会できる日はやってくるのか。
次週、激動の最終回『芯までとろけて』、お楽しみに!

――本当にとろけていたのは、誰?
161風と木の名無しさん:2011/08/28(日) 22:15:40.91 ID:1e9LwlEY0
最終回めっちゃ気になるww
超GJ!
162風と木の名無しさん:2011/08/28(日) 23:46:34.16 ID:pVkOlijZ0
GJ!久々に来たら良作揃い!

>マーガリンはバターを「兄さん」と呼んでいるが、本当は実の兄弟ではない。
直接萌えポイントではないはずのこの一文に萌えと笑いをいただきました
擬人化に目覚めそうだw
163風と木の名無しさん:2011/08/29(月) 01:00:40.89 ID:XbG78R8gO
おもろいw
予告のヒキも面白い
アニメ化して声優さんにセリフいってもらいたいな
アンパンマンみたくなっちゃうかなw
164風と木の名無しさん:2011/08/29(月) 01:07:37.63 ID:tXV0Kck+0
ざ、斬新!ものすごく最終回が気になるよ!
GJGJ!

個人的にはバター萌え…
165風と木の名無しさん:2011/08/29(月) 02:20:35.03 ID:xmlY57vj0
バターは他の料理でもすごい使うからマーガリンかチーズの一騎打ちになりそう
GJ!
166風と木の名無しさん:2011/08/29(月) 02:21:45.95 ID:Jm5nYaCQ0
これはww GJ!
しかもチーズ攻めのパン受けなのか、妄想がふくらむわw
167風と木の名無しさん:2011/08/29(月) 02:26:42.15 ID:HbKeIhTKi
ここの人達は擬人化すごい上手で毎回ため息モノだわ。
次週が楽しみ!
GJ!!
168風と木の名無しさん:2011/08/29(月) 02:27:54.86 ID:RvcJ+xdQ0
ふみふみふみふみ
169風と木の名無しさん:2011/08/29(月) 02:29:04.89 ID:RVhLTjFo0
硬貨で六角関係
170風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 03:04:56.53 ID:DETo5HO/0
難しかったぽいねまわし
171風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 03:06:02.78 ID:ZgQlhwSr0
最近は無生物お題が多いねまわし
172風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 03:30:48.87 ID:XTWZCmheO
にたようなお題とか
0とか続くよねまわし
173風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 04:51:48.02 ID:fVPpVUEg0
次に期待まわし。
174風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 07:11:24.32 ID:eIhzopiDO
携帯からすまんまわし
175風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 09:39:18.28 ID:Lw73fTrY0
ここはまじで天国だよまわし
176風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 09:42:09.69 ID:5en2qzXJ0
今年は夏厨少なくてよかったねまわし
177風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 11:30:58.74 ID:yExb/ajk0
りんかーんまわし
178風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 11:40:27.72 ID:RvW8WGAx0
どうぞ
179風と木の名無しさん:2011/08/30(火) 11:44:07.05 ID:TmflQxLq0
ネトゲ友達(notネカマ・出会い厨)
180風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 17:57:07.87 ID:MEH7YnROO
お流れだよね?
181風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 20:29:19.01 ID:T4uqyE1g0
お流れかあ
残念まわし
182風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 20:40:45.99 ID:kkP/sZrHO
お流れ重なって寂しいまわし
183風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 21:37:52.66 ID:HLI0tIZkO
まわまわまわし
184風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 21:47:36.56 ID:lnSFzz6E0
まわしとたわしは似てるねまわし
185風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 21:54:24.99 ID:wxRCo8Kv0
まわし
186風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 22:02:27.09 ID:EFlCVKFZO
まわす
187風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 22:08:38.43 ID:eocx1qm/0
まわし
188風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 22:11:36.94 ID:D0XnRsQy0
貴方の望みを聞かせてください
189風と木の名無しさん:2011/08/31(水) 22:11:57.34 ID:lAqYlgf/i
生徒が先生の家にお見舞い
1901/2:2011/09/01(木) 00:06:34.56 ID:X6luY3WWO
「あれ、わざわざ来てくれたの!?ありがとねぇ」
「いえ、ただ数学で質問したいところがあったので」
「まま、あがってあがって。ごめんねぇ部屋汚くて」
「……きたない…」
「あはは、ごめんね。まぁ独身男の部屋なんてねぇ」
「菓子パンの袋にカップ麺の容器に…こんなのばっか食べてるから体壊すんですよ」
「はは、違いない」
「とりあえずなにか消化にいいもの作りますんで先生は寝ててください」
「えっでも」
「冷却シート買ってきたのでどうぞ。自分で貼れますか?」
「は、貼れるから!大丈夫だから!」

1912/2:2011/09/01(木) 00:12:48.82 ID:qCOuvJMVO
「おいしかった」
「お粗末様です。では僕は帰るので。しっかり寝るんですよ」
「あはは、お母さんみたい」
「もう大人なんだからちゃんと自己管理してください」
「がんばりまーす」
「…次はもっとおいしくて栄養あるもの作りますから」
「えっ」
「では失礼します。ちゃんと食べてしっかり寝てくださいね」
「はーい。お見舞いありがとうねぇ。助かったよ」
「いえ、僕は数学の質問をしにきただけなので。では失礼します」
「気を付けて帰るんだよー」

「あっ、明日の朝ごはんまで作ってくれてある。
そういえば数学の質問ってなんのことだったんだろうねぇ」
192風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 00:15:16.18 ID:JUSjX6QH0
やばいこれ凄いツボだwww
2人の色んな話が見てみてたいGJ!!!!!
193風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 00:25:19.28 ID:DfB344700
ぼんやりした数学の先生ってかわいいなあ…!
しっかり者の生徒が卒業したらいっしょに住むといいよ
GJ!
194風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 01:56:34.77 ID:f0yMOR9TO
恋の方程式ですねわかりまs……
どっちも可愛くて癒された
195風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 05:17:12.72 ID:zxOnQPFGO
ほんと、もっと2人のいろんなシチュエーションも見てみたいwww
GJでしたー乙
196風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 09:04:31.04 ID:CwjYdS3uO
どっちもかわいい!
和みましたGJ
197風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 10:48:50.84 ID:XnxL9Ag30
こういうズボラな年上旦那としっかりした年下嫁たまらんばいGJGJ
198風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 12:00:12.46 ID:zi3h4nv90
フライングゲット
199風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 12:14:45.32 ID:nsz7wA3d0
虐められっ子×不良
200風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 13:12:20.20 ID:1VyjyLrj0
なんなんだお前。
ヒトの喧嘩にへっぴり腰で割り込んできて次の瞬間ノされてるとか、ホントになんなんだお前は。

「あ、青木君には、この前、助けてもらったし、囲まれてるの見たらつい」

助けてねえよ。馬鹿が調子こいてるのムカついたから追っ払っただけだっつうの。
たまに顔出してみれば……碌なとこじゃねえなあのクラスは。

「でも、却って足引っ張っちゃったみたいで、ごめん……」

自分の上履きも取り返せないような奴が、足手まとい以外の何になるつもりで来たんだ。
メガネ割れてんじゃねえか。成績くらいしか取り柄ねえのに、勉強どうすんだ不便だろが。

「ごめん」

ああもう、いい、いい、いい!前は見えねえ足もガクガクで無理に肩貸そうとすんなアホ。

「でも、俺、あの時すごく嬉しかったんだ。こんなこと言われても嫌だと思うけど。
 ……なんか、もうちょっと踏ん張れそうな気がする」

「ここでいい。もう帰れ」

「うん。また、学校で」

……明日は学校行くか。
201風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 15:30:43.60 ID:HkFkgLv20
不良のツンデレ可愛いなぁ
へろへろしながら頑張る眼鏡くんも微笑ましいです
GJ
202風と木の名無しさん:2011/09/01(木) 22:21:32.06 ID:egYlphRKO
なにこの可愛い生き物。
不良、ガッコ行けよ。
203風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 00:31:50.32 ID:fI9LoMT0O
なにこれ甘酸っぱい。
虐められっこは攻めるときもヘタレてるのだろうか…
204風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 00:42:00.42 ID:jHQzQveA0
あああ不良可愛いよ不良…!
明日学校でまたお礼言われたりして照れてアホって言っちゃうんだろうな…!
GJすぎる!
205風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 06:49:45.50 ID:yqdq4DgGO
メガネの優しさにほだされて不良は学校ちゃんとくるようになれ。
2人とも可愛いGJ
206風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 08:08:37.56 ID:H1If1inQ0
健気だなぁ。
GJ。
207風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 10:55:01.20 ID:XmOTUWqR0
>>203
へたれてるんだろうねえ
GJでした
208風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 11:00:36.59 ID:W3K7lNo20
踏めよ!
209風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 11:01:31.06 ID:uJsusTdb0
おっさんの純情
2101/2:2011/09/02(金) 14:58:25.46 ID:iFABA5yf0
彼を形容する言葉はおっさん。その一言に尽きる。
おじさんでもオヤジでもない。何よりしっくり来るのはおっさんで、それ以上でもそれ以下でも似合わない。
顔の造形は悪くはないくせに、白髪混じりの髪は中途半端に伸びたまま自然派スタイリング。疎らに生えた不精髭は小汚さを強調させている。
ヤニ臭さを常に身に纏いながら、洗濯のしすぎでヨレヨレのシャツを好んで着て、最低二日は続けて履く靴下はとんでもなく臭い。
薄らと隈の浮くその表情はいつもどこか疲れているようで、半分死んだみたいな魚の目をしている。
猫背気味の丸まった背中はどことなく哀愁を感じさせるばかりで、偉大さは欠片もない。
趣味は競馬とパチンコで、週末は必ず競馬中継を聞きながらパチンコ台の前に三時間は居座る。
絵に描いたようなこのおっさんは見た目の汚さから女の子たちに敬遠されているらしいが、本人は至ってその原因に気づいていない。
ただ「女の子が仲良くしてくれない」と少し残念そうに話す。
「もう少し小綺麗にすればモテますよ」なんて言葉は絶対に言ってやらない。見た目の残念なこのおっさんの魅力を知るのは僕だけでいい。
2112/2:2011/09/02(金) 14:59:51.24 ID:iFABA5yf0

「誠治さん」

名前を読んで手招きすれば、窺うような表情を浮かべて彼は重い腰を上げる。
ポンポン、とソファを叩いて隣に座るよう促す。
不思議そうにこちらを見てくる彼にふ、と微笑みかけて唇が触れるだけのキスをした。
途端、彼は耳まで赤くして顔を逸らす。
人生に草臥れたおっさんも、こういったことだけはいつまでも慣れないらしく、初心な反応を示す。
それがどうしようもなく可愛くて、彼と一緒に居るようになってから、キスを仕掛ける回数が格段に増えた。
そっぽを向いたままそれでも側を離れようとはしない彼を優しく抱き寄せて、耳に優しくささやいた。

「好きですよ」
「そ、そういうのは簡単に言うもんじゃない」

彼の声は緊張と恥ずかしさで震えていて、僕は小さく笑った。
212風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 15:31:47.65 ID:wLUVySsx0
やだ、何このおっさん凄く萌える…
GJ!!
213風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 15:43:18.77 ID:9muY8HccO
ずっとおっさん萌えは自分の専門外だと思ってたのに新しい扉が開いた
純情おっさんかわいいよGJ!
214風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 15:53:37.01 ID:5dg5cD550
おっさん可愛い
もっと緊張させてもっと恥ずかしがらせてあげたいよ
GJです
215風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 20:12:31.89 ID:vp+xD3wZ0
おっさん好きの私にはこれはおいしい
216風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 23:12:30.84 ID:uJsusTdb0
おっさんキタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
これはイイおっさん
可愛くてすごい萌えました、ありがとう!
217風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 23:33:13.43 ID:W3K7lNo20
おっさんの基本を押さえたいいおっさん
218風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 23:40:08.41 ID:zV79iNA10
次お願いします
219風と木の名無しさん:2011/09/02(金) 23:40:35.10 ID:5dg5cD550
身長・体格が受け>攻め、ちんこのサイズも受け>攻め
2201:2011/09/03(土) 02:28:53.33 ID:g2tFdE/70
週末雑居ビルのバー。
戸川がサッカー中継を見ながら奥の席で一杯飲んでいるとすぐ隣に男が座った。
一瞥してしめっぽいちっこいおっさんでとても自分がどうこうするタイプじゃなかったのでよそあたって、
と言うと今にも消えそうな声で男が言った言葉があまりにも衝撃過ぎたので戸川は飲んでたものを吹きそうになって思わずおもしれーと言ってしまった。
それを聞いて相手は?マーク浮かべながら笑ってちょっとこのおっさんかわいいなと戸川は思った。
サッカーはスポーツニュースで結果を見ることにして店を出た。
本当に世の中には色々な出会いがある。
2212:2011/09/03(土) 02:50:46.92 ID:dzu34vCT0
狭いエレベーターの中で並ぶと相手は戸川の胸あたりまでしか身長がなかった。
白髪のちょいちょい目立つ頭を見ながら品定めする。
年は30半ば40いかないくらい。地味な色のスーツ。
「俺でいいんですか」
「...すいません」
「ずっと敬語でいきます?」
「これは、職業病みたいなもので」
しめっぽいちっこいおっさんに変わりはなかったが少し話すと
相手の丁寧な物腰、くわえて背中から漂うくたびれ具合がいい感じの
老犬みたいで哀愁がないわけでもなかった。
「こういうのが好みなんですか?」
首を振り、きれいだったのでと相手は戸川を見上げて柔らかく微笑んだ。
2223:2011/09/03(土) 02:57:02.97 ID:dzu34vCT0

こんなおっさんに言われても嬉しくねーと思ったが目の前の男に俄然興味がわいた。
キレイダッタノデ
エレベーターの扉が開いて色とりどりのネオンが目に眩しい。

ホテルの部屋に入り、ソファにどかっと座って首元をゆるめて煙草に火を点けて一口ふかす。
部屋の間接照明からいって向こうから見て自分の目は欲情に濡れてさぞ扇情的に映ってるだろう。
沈黙。
どういう出方をするんだろうか。
どういう趣味があるのだろうか。
恋人、SM、器具ドラッグエトセトラ。
ちょっと楽しくなっていた。
223風と木の名無しさん:2011/09/04(日) 12:43:40.06 ID:KVLBYg7a0
まわします
224風と木の名無しさん:2011/09/04(日) 14:02:03.90 ID:gShJGCANO
回します。
225風と木の名無しさん:2011/09/04(日) 14:08:13.77 ID:oMmMagCI0
mws
226風と木の名無しさん:2011/09/04(日) 17:11:08.63 ID:0sYL++YI0
回します
227 忍法帖【Lv=17,xxxPT】 :2011/09/04(日) 17:37:28.42 ID:ZRpR2Dm80
Gj!
mws
228風と木の名無しさん:2011/09/04(日) 17:39:13.27 ID:fRb3UT3b0
最近いつも君ばかり踏んでる気がするよ、*8…
どうぞ
229風と木の名無しさん:2011/09/04(日) 17:41:20.42 ID:4V/2mgoB0
チャラ男受け
230風と木の名無しさん:2011/09/05(月) 03:02:02.98 ID:jPChebvpO
ホストたるもの、身なりの差別化は必須だ。
働く男達が皆同じような見た目同じような性格だと客は集まらない。
それぞれの個性がある。
俺も同じ夜の道を歩む者として、それは理解しているつもりだ。
しかし。

「…お前それは何のつもりだ」
そんな俺の言葉が理解できないみたいな顔で、控え室に入ってきたばかりの淳は首を傾げた。
「何って…?ピアスだけどぉ?」
「…いつ開けた」
「昨日。だってもうあけるとこねぇんだもーん」
淳はその下唇の端に光るシルバーの丸ピアスを指で弾いてみせた。
痛々しく見えて思わず顔を歪めた俺に、淳はニヤリと笑って目を細める。
「なに?くちピぐらい今ドキ普通っしょ?」
そう言って鼻で笑ってロッカーを開け、仕事着であるスーツに着替え始める。
日に日に増えていく耳のピアスはしょうがないにしても、とうとう唇にまで。
硬派がウリの俺とは対象的に、典型的なチャラ男路線を行く淳にはこのカルチャーショック、理解できまい。
悶々と考えながら淳が着替え終わるのを待った。

着替え終えてもヘアセットいじりに時間がかかっている淳の背後に立つ。
「…おい」
「あらまだ居たの?何、まだ説教〜?」
ロッカーの鏡から目を離さずに髪を整えている淳の肩を掴んで無理やり振り向かせる。
急な事で体制をぐらつかせた淳の体をロッカーに押し付けた。
大きな金属音。
お気に入りのワックスが床に落ちる音。
淳が言葉を発する前に、その唇を塞いで貪った。

しかし案の定、ピアスが邪魔すぎて十分に口内を堪能できない。
いったん唇を離してから
「…口のピアスは取れ、邪魔だ」
とちょっとキツめに言えば少し顔の赤くなった淳は小さく
「…はぁい」
と返事をしてのろのろと唇のピアスを外し始めた。
やけに素直だと思った。
普段もそんな風に素直なら可愛いんだかなとも思った。
231風と木の名無しさん:2011/09/05(月) 04:44:59.27 ID:ak1tGBtn0
ピアス&チャラ男&ホストとか自分のツボ過ぎてワロタwww
非常に萌えましたGJ!
232風と木の名無しさん:2011/09/05(月) 08:00:04.25 ID:/pNEzU1R0
朝からスッゴイ萌えた!
やけに素直なチャラ男かわいいwww
233風と木の名無しさん:2011/09/05(月) 22:54:19.25 ID:YbuUhid40
最後の返事の仕方に禿げ萌えた。可愛いw
硬派とちゃらい男の組み合わせも好きなんでニヤニヤが止まらない
GJGJ!
234風と木の名無しさん:2011/09/06(火) 00:43:14.16 ID:CkeByBk00
66
235風と木の名無しさん:2011/09/06(火) 01:25:45.04 ID:u6iqB45ZO
チャラ男も可愛いけど、硬派も素敵だわ。
GJ!!
236風と木の名無しさん:2011/09/06(火) 18:25:07.55 ID:zhMCZl220
これは良いチャラ男w
GJ
237風と木の名無しさん:2011/09/06(火) 19:18:18.68 ID:fXKluSG2O
まわし
238風と木の名無しさん:2011/09/06(火) 19:41:10.38 ID:GPvWz1sFO
いいよ
239風と木の名無しさん:2011/09/06(火) 19:49:00.38 ID:XTkRwout0
紳士受け
240風と木の名無しさん:2011/09/07(水) 18:43:00.93 ID:kn4AKYKa0
「わかりました」
 と言われたからには、合意の上だ。何の問題もない。年の差も、立場の差も。
 ネクタイは自分で外してくれた。
 そのおぼつかない手つきを見て、引きちぎるようにボタンを外したのはこっちだった。
 外しながらキスをした。
 まったく為すがままに、息継ぎもできずに呼吸を荒くするので、俺はますます余裕をなくす。
 ズボンに手を伸ばして、ビクッと腰を引かれた。
「……よしてください」
 やわらかく拒絶。
 こんな時まで敬語使いだとちょっとおかしくなりながら、ああ、やっぱりという思いがする。
 本来ならこんなことできるはずもない相手なのだ。
「いいって言ったのに」
 責めると、乱れた前髪に隠れるような視線が惑って、
「……まだ、シャワーも浴びていません」
 ほっと胸をなで下ろす。
「シャワーは無理です」
 と、触れた。布越しにもみしだく。ベルトをはずし、手を突っ込んでこすり上げる。
 ずっと妄想してきたそれは、期待を裏切らず反応を高まらせる。
 顔を見れば、いつもの穏やかな笑みはなくて、潤んだ目。歪んだ眉。
 唇を強く噛みしめているので、またキスすると、吐息が漏れる。
 普段からは想像もつかない表情に、やっぱりとんでもないことをしている気がした。
 どうしても上司は上司。それも、本来こんなこととはかけ離れた人で。
「だ、大丈夫ですか?」
 思わず手を止めた、その時。
「すみません、驚かせました」
 腕をつかまれ、逆に謝られてしまった。
 できる限りの冷静さを装った、でも隠しようもなく震える声。
「君に軽蔑されるんじゃないかと……今、心配しています」
 落ち着くつもりか、ため息のような深呼吸を二、三度繰り返し、それでも乱れた息づかいのまま、
「自制ができなくて、恥ずかしいです。でも、どうぞ、続きをお好きなように」
 とん、と俺の肩に頭を預けて言ってくれたので。
 俺は、その首筋も、俺の手の中の固く張り詰めたものも、全部俺のものでいいんだと、ようやく理解ができたのだった。
241風と木の名無しさん:2011/09/07(水) 19:08:33.95 ID:Apj+keIK0
>「どうぞ、続きをお好きなように」
に禿萌えた!GJ!
242風と木の名無しさん:2011/09/07(水) 21:33:08.08 ID:kRdgrzMLO
紳士が崩れるようで崩れないのが良いな

萌えた!GJ!
243風と木の名無しさん:2011/09/07(水) 21:36:45.25 ID:8iUwhM8k0
ふぉおおおおお敬語いいよ紳士素敵だよ!
gj!
244風と木の名無しさん:2011/09/07(水) 22:02:23.11 ID:pYzoKtu50
流れるかと思ったGJGJ
245風と木の名無しさん:2011/09/07(水) 23:28:31.93 ID:NcmvXiK00
素晴らしい萌えをありがとう!!
「どうぞ、続きをお好きなように」ってセリフがたまらない!
246風と木の名無しさん:2011/09/08(木) 02:41:23.50 ID:/SrHsgx1O
あぁぁぁぁ紳士受け素晴らしい!!
柔らかい物腰と、落ちそうで落ちてないところがまた良い!!
ありがとう、ごちそうさまでした。
247風と木の名無しさん:2011/09/08(木) 14:40:28.18 ID:ICN9YcuQ0
紳士受けサイコー!!
そしてなぜか相/棒で脳内変換された。
248風と木の名無しさん:2011/09/08(木) 14:53:48.15 ID:b/J7zwqq0
さあ踏んで行きたまえ
249風と木の名無しさん:2011/09/08(木) 15:10:43.62 ID:DvQknNzb0
権力者の初恋
2501/3:2011/09/09(金) 05:05:31.80 ID:uqN8OlM/0
生まれながらに権力を約束されていた。
見目麗しく学問に秀でた、大国の王太子。
性格は冷酷というより酷薄。
人の心がない、非人間と陰で散々に言われていた。

手に入るものに興味はないから、欲しいものなど何もない。
かしずく者は疎ましい。治める民は愚かしい。
万人を平等に見下し、当然ながら恋愛とは無縁に日々を生きていた。
そんな王子も父王の退位を受けて王位に就くこととなり、各国から慶賀の使者が続々と訪れる。
2512/3:2011/09/09(金) 06:12:09.81 ID:H8mZDKG70
若い新王は酒癖が悪く、 めでたいはずの酒宴で誰彼かまわず論戦を吹っかけた。
そこで使者の一人と、有名な詩人の作品を巡っ て議論を戦わせた。
議論に決着はつかなかったが、王は使者の才気を気に入り、手元にとどめ置くことにした。

使者はよき友になった。何といっても、まず聡 い 。
歳の離れた兄のように王を甘やかし、 時には愛 情深い父親のように非を叱った。
知らず渇いていたものを満たされて、王はたちまち夢中になった。
公務にも、饗応の席にも、狩りにも、寝室にさえ、公然と彼を伴った。
先王の忠臣たちは眉をひそめたが、王に諫言を 聞く耳はなかった 。

ところが使者は偽者だった。
監禁されていた本物の使者が逃げ出し、そこから偽使者の素性が知れた。
彼は、王を暗殺するために送り込まれた市井の男だった。
2523/3:2011/09/09(金) 06:38:00.79 ID:QfZJ8+b/0
王が経緯を質そうと男のもとへ踏み込むと、男は自らのどを掻き切り息絶えていた。
物言わぬ遺骸の傍らに、遺書が一通残されてい た。

男が、先王の時代に滅ぼされた小国の生き残りであったこと。
親族を失い、故国の復讐を企てる集団によって育てられたこと。
王の命を奪うべくこの国に送り込まれたこと。
こうして私人としての王に接し、王が詩を愛する心をもつ人間であることを知り
本来の目的を果たせなくなった今、死んで詫びるより他に道はないと綴られていた。
共に過ごした思い出、感謝の言葉とともに、赦されなくてもいい、ただ幸せだったと結ばれていた。

王が人間らしく取り乱したのは、後にも先にもその時限りだった。
王は男の亡骸と詩集を棺に入れ、国を挙げて大々的な葬儀を執り行った。
それからは身を慎んで国を治め、死ぬまで詩を口遊むことはなかった。
最初で最後の恋だった。
253250=251:2011/09/09(金) 06:43:47.57 ID:QfZJ8+b/0
投稿制限の都合上、途中から携帯で書き込ませてもらいました
254風と木の名無しさん:2011/09/09(金) 07:21:09.46 ID:ULgHlW8u0
GJ切な萌えました
255風と木の名無しさん:2011/09/09(金) 15:31:57.88 ID:Fl961Wgu0
権力者には悲恋が似合うな
GJでした
256風と木の名無しさん:2011/09/09(金) 23:47:09.77 ID:u7rWviGhO
権力者には悲恋が似合うに激しく同意
GJでした
257風と木の名無しさん:2011/09/09(金) 23:57:36.56 ID:JqqaRRqD0
こういうの好きだ
GJ!
258風と木の名無しさん:2011/09/10(土) 01:27:11.64 ID:Ty2e4vQE0
ささどうぞ
259風と木の名無しさん:2011/09/10(土) 01:27:22.78 ID:FIhwGOrj0
この想いを詩歌に乗せて
2601/2:2011/09/10(土) 21:30:58.85 ID:K1z8W6NtO
ぼんやりと窓辺に肘をつき、格子の隙間から朧月を見上げる。
聞こえるのは秋風が草木を揺らす音と、虫の鳴き声。
『お前をそこから連れ出して、色んな物見せてやるからな』
そう言った彼の笑顔が思い浮かぶ。
けれど、そんな夏のあの日から、彼は一度も姿を見せない。
「飽きられましたか…ね」
ぽつりと呟いた声は、たいして大きくも無いのに響いて聞こえた。

2612/2:2011/09/10(土) 21:32:09.00 ID:K1z8W6NtO

彼が現れた切っ掛けはよく覚えていないが、まだ雪のちらつく季節だったのは覚えている。
辺りが寝静まる頃に現れては、外の世界の事をまくしたて、私の話を『変なの』と眉根を寄せては聞いていた。
続けて訪れる日もあれば、暫く顔を出さない時もあったが、ひとつきも空いたことなどはなかった。
そんな彼が現れない日を指折り数えては、ただ、溜め息を漏らすばかりだった。
だがそんな日々も長く続きはしない。
明日、雨神へ人身御供としてこの身を差し出さなければならない。
変わり病に蝕まれた身には、それ以外の道は無かった。

「もう一度、逢いたかった…」
言葉と共に、涙が零れた。

もしも彼が再びここに現れたら。
そう思って、文を格子に結んだ。
この想いを詩歌に乗せて、君に届け、と。

262風と木の名無しさん:2011/09/10(土) 22:17:56.37 ID:FIhwGOrj0
悲恋セツナス
ありがとうございました!
263風と木の名無しさん:2011/09/11(日) 01:14:14.08 ID:wT4TxJKY0
せ、切ねえ…!
せめて彼が文を読んでくれるといいなあ…
GJ!
264風と木の名無しさん:2011/09/11(日) 10:41:21.85 ID:cnqU7BEEO
セツナふつくしい…GJでした
265風と木の名無しさん:2011/09/11(日) 11:26:16.79 ID:PSuOW8Dd0
まわします
266風と木の名無しさん:2011/09/11(日) 15:20:19.65 ID:B+5MS/9GO
まわし
267風と木の名無しさん:2011/09/11(日) 15:57:43.93 ID:EUnkvGfc0
>>265
>>266
まだ24時間経ってないよね?

彼がさらっていくパターンのEDもあるかなーと思うので
悲恋じゃないバージョンを期待する
268風と木の名無しさん:2011/09/11(日) 17:20:11.06 ID:XYugi3680
実は雨神が彼だったENDだとハッピーエンド

踏みたきゃ踏めばいい…
269風と木の名無しさん:2011/09/11(日) 17:21:32.33 ID:wJWymhep0
甘党な男前受け
2701:2011/09/12(月) 03:40:10.38 ID:7m/418Ir0
 ジャン=ポール・エヴァンにヴィタメール、モロゾフ、極めつけは一番上に乗っかっているゴディバ。一抱えもある紙の手提げ袋の中には、
色とりどりの、一目で本命と分かるようなチョコレートが溢れていた。
 小鳥遊は甘いものはにおいをかいだだけで気分が悪くなる、生粋の辛党である。その小鳥遊がなぜチョコレートのメーカーなどに詳しいの
かと言えば、小鳥遊の後ろで上機嫌でローテーブルの上に料理を並べている男、藤崎のために必死で勉強した成果であった。
 ――なんでこんな物がここにあるのか。
 紙袋の前で、途方に暮れる。先程まで浮かれまくっていたのが嘘のように、小鳥遊の身の内に嫉妬や不安感がもやもやとわき出てきていた。
 草食系のステレオタイプを体現しているような外見の小鳥遊と違って、藤崎はモデル張りの長身に少々強面ではあるが精悍な顔つきで、か
なりモテる。そして大の甘党で、洋菓子、特にチョコレートに目がないのだということを隠してもいないから、昨年のこの時期も溢れるほど
チョコレートをもらっていたのは、小鳥遊も知っていた。
 ――けれど、
「小鳥遊、もうこっち見ていいぞ」
 背後からかかった声に、小鳥遊はびくりと振り向く。振り返った小鳥遊の顔色を見た藤崎が、途端に眉を寄せた。
「どうかしたのか?」
「なん、でもないです」
 答えあぐねて、かろうじてそう返す。
「なんでもないって顔じゃないだろ」
 心配そうな顔で、座っている小鳥遊に藤崎が近づいてくる。小鳥遊は反射的に顔をそらしていた。
 小鳥遊のすぐ後ろで、藤崎が戸惑ったように足を止める。
「俺なんかしたか?」
 違うと首を振ってみるが、説得力ゼロなのは小鳥遊自身よく分かっていた。
「ホント、なんでもないですから」
 言いながら、小鳥遊は無意識に横に置いてあった自分の鞄を握りしめた。視界の隅で存在を主張する、チョコレートの入った紙袋から頑な
に目をそらしたまま。
「小鳥遊」
 強い声で名前を呼ばれ、小鳥遊の背に緊張がはしった。
2712:2011/09/12(月) 03:42:32.88 ID:7m/418Ir0
「隠し事するなとは言わんし、隠したいなら詮索する気もないけどな、言いたいことがあるならはっきり言ってくれ。俺は察しのいい方じゃ
ないし、どうも無神経なところもあるみたいだから、俺が小鳥遊を傷つけたり、嫌なことしちまったんだったら、隠さないではっきり言って
欲しいんだよ」
「ちっ、ちがいます! そうじゃ、ないんです……」
 慌てて否定するが、その勢いもすぐに失速する。元々ゲイだった小鳥遊と違って、藤崎はノンケだ。以前は普通に女と付き合っていたこと
も知っている。小鳥遊は藤崎を拝み倒して、半ば泣き落としのような状態で交際に持ち込んだ自覚があるだけに、常に不安が胸の内にくすぶ
っていた。
 だから、すぐに弱気になる。どうしても拭いきれない不安感が、胸を浸食する。
 堪えきれず、小鳥遊は部屋の隅に置いてある紙袋へと視線をはしらせた。
「あの紙袋は……」
 それ以上は言葉にならず、うつむく。小鳥遊の視線を追い、けれど藤崎は怪訝な顔で首をかしげた。
「あれがどうかしたのか?」
「なっ」
 愕然とした顔で絶句した小鳥遊に、藤崎は困惑した顔になる。
「なんだよ」
「ちょ、チョコレートでしょ? あれ」
「そうだけど」
「なんであんなもんがあるんですか! そりゃ、オレが頼み込んで、付き合ってもらってるようなもんだし、藤崎さんがチョコレート大っ好き
なのは知ってますけど、あんな、あんな、本命っぽいのばっかり、」
「は?」
「もらったんでしょ? 去年みたいに、うれしそうな顔で――」
「何言ってんだ。今年は一つも受け取ってねぇよ。付き合ってる奴いるからって、全部断ったよ」
「へ?」
「あれは俺が買ってきたやつ」
「は? 藤崎さんが?」
2723:2011/09/12(月) 03:43:32.59 ID:7m/418Ir0
「そ。あぁ、それで変な顔してたんか。悪かったな、誤解させて。この時期の限定物、食べてみたくてな」
「なんですか、それ……」
 安心したような、微妙なような、妙な心持ちで小鳥遊は眉尻を下げた。それを察したのか、藤崎が小鳥遊に目線を合わせるようにしゃがんだ。
「ごめんな」
「や、オレも、訊きもしないで勝手に突っ走っただけですから」
「それだけじゃなくて、俺が買ってきたの自体も、嫌なんだろ?」
「ちが、いやとか、そうじゃないんです」
「俺でも分かるくらい顔に出てるっつうの。つか、俺も考えが足らんかった。考えてみりゃ、小鳥遊が作ってきてくれたチョコがあるんだし、
買う必要なんて無かったんだよな」
 藤崎のそのセリフに小鳥遊が硬直した。
「俺の勘違いだったか?」
「や、勘違いじゃない、デス。え、でも、なんで知って」
「お前ンち行ったとき、チョコ菓子のレシピ本があるの見ちまったんだよ。なんつうか、肝心なとこで詰め甘いよな」
 返す言葉もなく、小鳥遊は観念して鞄から自作のトリュフ入りの箱を取り出した。先程鞄を握ったときに一緒に握ってしまったせいか、箱
の形が少しゆがんでいた。それを見て、色とりどりの箱を見た瞬間の劣等感が一瞬よみがえったが、それも受け取ってくれた藤崎の全開の笑
顔一つで帳消しになる。
「ありがとうな。これなら来年も買いに行く必要ねぇな」
「それって……」
「来年も作ってくれんだろ?」
 感極まって言葉も出ず、小鳥遊がコクコクと頷く。うれしさのあまり抱きしめようとした小鳥遊の手は、しかし、藤崎が立ち上がってしま
ったため空振りに終わった。
「次は俺からだ」
 いいながら、藤崎が小鳥遊の腕を引っ張って立たせる。言われてから初めて、小鳥遊はテーブルの上に並んだ料理を見た。テーブルの上に
は、めかぶと三つ葉のわさび和え、サンマとミョウガの酢の物、砂肝のキムチ炒め、アサリの酒蒸しが並んでいた。小鳥遊の好物ばかりだった。
273風と木の名無しさん:2011/09/12(月) 04:11:10.08 ID:Swk+vUxt0
うわーめちゃくちゃ萌えた
草食系攻かわいすぎGJ!
274270です ラスト:2011/09/12(月) 04:28:57.71 ID:VM1nAFvSO
「簡単なモンばっかだけどな」
 そう言って、藤崎が照れたように笑う。普段の強面が嘘のようにほどけるこの瞬間が、本当に心臓に悪い。何度見ても胸を締め付けられる
思いで、小鳥遊は藤崎に手をのばす。
「ありがと、ございます。すごくうれし」
 つっかえながら言って、耳のあたりをくすぐるように指をすべらせれば、藤崎の頬があわく朱に染まる。それをごまかすかのように藤崎は
咳払いをし、
「あとはこれ」
 テーブルの横に隠すように置いてあった箱を持ち上げる。海鼠腸と刈り穂の大吟醸だった。
「これ、お前好きだろ?」
「覚えててくれたんですか」
「当たり前だろ」
 当然のように言う藤崎を、小鳥遊が抱き寄せた。藤崎の手から落ちた箱が重い音を立てて床に転がる。
「ちょっ、あぶねぇ」
「ありがとうございます。ほんと、もう、嬉しすぎてどうにかなってしまいそうです」
「大袈裟すぎ」
 苦笑しつつ、藤崎の腕が小鳥遊の背を抱き返す。
「あのな、さっきは流しちまったけど、俺は頼み込まれたからお前と付き合ってるわけじゃないからな。ちゃんと小鳥遊が好きだし、
大事に思ってるんだから、それを否定するようなこと言うな」
「っ、はいっ」
 小鳥遊が涙目で、少し高い位置にある藤崎の目を見上げる。
「藤崎さん、大好きです」
「俺も、好きだよ」
 微笑んだ藤崎に、小鳥遊はたまらず、深く深く口づけた。
275風と木の名無しさん:2011/09/12(月) 07:22:41.55 ID:AccYGKlT0
萌えました!かわいい!GJ
276風と木の名無しさん:2011/09/12(月) 08:54:20.86 ID:HWgQVPM00
GJ!
これでも充分いい話だけど、>>272で終わっても笑えるヲチで良かったかもね
277風と木の名無しさん:2011/09/12(月) 12:58:45.49 ID:UMhlLjM7O
>>276
>>273のフォロー?優しいね
278風と木の名無しさん:2011/09/12(月) 13:15:25.96 ID:1jjichc/0
かわいかったよGJ
279風と木の名無しさん:2011/09/12(月) 13:16:30.69 ID:P9KNTaCy0
お前が好きなんだよっ、バカ!
280風と木の名無しさん:2011/09/12(月) 22:03:29.30 ID:GnOw64Lo0
「お前が好きなんだよっ、バカ!」

裏返った大声と表のドアがたてた派手な音に驚いて顔を出すと、ベテランバイト君がレジ前に立ちつくしていた。
ドアがまだ揺れている。……体当たりで開けたんじゃなかろうな。
うわー、他にお客さんいなくて助かった。
「杉浦君。杉浦くーん」
正面に回って声を掛ける。バイト君――杉浦君は、ようやく僕に気付いたようだ。
まだ口が半開きのままだけど。
「あ、店長……」
「今出てったお客さん、友達でしょ? あの子よく来てくれてる」
よね、と言い終わる前に、杉浦君がその場にしゃがみ込んだ。
「あ、ちょっと、大丈夫? ……喧嘩?」
……いくらなんでもあのセリフは店へのクレームじゃないだろう。
「ち、違うんです。喧嘩とかじゃ、なくて、急に」
椅子を引っ張ってきてなんとか座らせると、エプロンをきつく握りしめて震えている。
「体調悪いなら休憩する? 帰った方がいいかな。今日は僕一人でもなんとかなるよ」
「いえ、具合悪いわけじゃないです」
平気です、とは言うものの、顔はあからさまに真っ赤で目に涙が浮かんでいた。
「うーん。まあ少し休んで、落ち着いたら……」
次の瞬間、杉浦君が吠えた。
「俺が! ここでレジやってるって言ってから! ……ずっと、来てくれるから、すごく、ここの弁当好きなんだと思って!
 お薦めは絶対買ってってくれるし、店長のハンバーグ、凄く褒めてたし!結構オマケとかしてるし!だから、ここの弁当……が、好きなんだと思って……!」
興奮しすぎたのかそこで言葉が途切れ、今度は頭を掻き毟っている。
あー。……うん。なんとなく事情が解った。ような気がする。
こういう場合、僕としてはどうするべきか。非常に難しい問題なんだろうけど、まだガリガリやってる杉浦君の顔を見たら
これしか出てこなかった。
「やっぱり、今日はもう帰っていいよ。……早い方がいい」

エプロンも外さずに飛び出した杉浦君を見送って、念のためドアを点検する。よし、大丈夫。
……何が目当てでも常連さんが増えるのはありがたい。
あの子はこれからも絶対来てくれる。そう確信してしばらく一人でニヤニヤした。
281風と木の名無しさん:2011/09/12(月) 23:07:27.10 ID:iVhEPgeZ0
GJ!
店長ww
282風と木の名無しさん:2011/09/12(月) 23:07:42.03 ID:AWZqJ2ij0
>>280
何だよもう可愛いなぁ…ついニヤニヤしてしまったw GJ!!
283風と木の名無しさん:2011/09/13(火) 00:31:25.72 ID:eaw8EJs8O
なにこれ可愛すぎるwwww
読みやすいし萌えるしこんなん大好きだ!
GJ!!
284風と木の名無しさん:2011/09/13(火) 00:56:43.94 ID:VvYaMDbM0
可愛い、GJ!
店長もGJ!w
285風と木の名無しさん:2011/09/13(火) 02:10:23.48 ID:AbrkdG3N0
青春ってかんじでいい!GJ!
と思ってたら
店長がGJすぎたwww
286風と木の名無しさん:2011/09/13(火) 14:44:38.36 ID:+kuYSyEk0
これはいい…!
杉浦くんはベテランバイトなのか
バイト始めてからそれほどの長い間、ずーっと通ってたんだ
でも気持ち黙ってたんだ なのに大声で言っちゃったんだ たまんねえな
店長はこれから杉浦くんに意味もなくベタベタしてあの子をヤキモキさせて
二人の夜を燃え上がらせてください

287風と木の名無しさん:2011/09/13(火) 16:47:34.01 ID:J51h+Dgc0
可愛いカプもいいが、店長が素敵だ
こういう人を敵に回してはいけない
GJGJ!
288風と木の名無しさん:2011/09/13(火) 16:52:13.75 ID:oionsjj30
さぁどうぞ!
289風と木の名無しさん:2011/09/13(火) 16:53:02.33 ID:0kJ8qYUC0
博奕打ちの恋
290風と木の名無しさん:2011/09/13(火) 16:53:04.29 ID:2J7Lo0n80
V(ヴィジュアル)系×B(HIPHOP)系
291風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 17:19:59.55 ID:Q2hnk8P20
24時間たったよね?
まわし
292風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 17:57:41.37 ID:CPBZssYB0
まわし!
293風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 18:00:27.31 ID:E/Clrpn80
踏み逃げか
残念まわし
294風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 18:33:34.74 ID:VuJ5LNO90
残念
博奕打ちっていうと阿佐田哲也しか出てこなくて萌え語りもできんかったまわし
295風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 19:07:57.05 ID:8kKGg41UO
恋愛における読み合い・心理戦とかそんな感じのことかと思ったけど
自分にゃ書けなかったよまわし
296風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 20:08:14.92 ID:mknYhMpI0
ちょっと気を抜くと、ざわ…ざわ…しそうで考えられなかったわ、まわし
297風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 20:11:57.78 ID:2cmIgposO
普通にまわし
298風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 20:25:19.43 ID:iUGHYg9x0
どうぞおふみあそばせ
299風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 20:25:33.19 ID:uvfZxYY90
さあ、踏め!
300風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 22:59:58.67 ID:9e2sXLfJO
 それは突然の事だった。昼時、畑仕事をしていたおれ達の前に厳つい顔をした役人どもが現れおれ達を追い立てる様に奉行所へと集めた。奉行を含めずらりと並ぶ役人どもの姿に、すわ何事かと戸惑うおれ達の前へと投げ置かれたのは一枚の汚れた真鍮板だった。
(絵踏じゃ……!)
 泥にまみれたその表面に見える女の顔。弾かれるように隣のヨシロウへと顔を向ければ、ヨシロウは静かにじっとその板を見つめるばかりだった。
「前へ」
 奉行の声に一人ずつ村人が板の前へと連れ立てられる。皆心得た様に泥まみれの足で女の顔を踏みつけた。
「次」
 順調に事は済み、次にヨシロウが前へと進み出る。同心に促されるよう肩を押され板の前へとたどり着くと、ヨシロウは足を止め――跪いた。
 一気に奉行所がざわめきで満たされる。
「ヨシロウ! 踏まんか!!」
 思わず声を張り上げた。
「そんな板一枚ぐらい踏めっどが! おめ死にたかっか!!」
 慌てた同心に背を蹴られ頭を土へと押し付けられようとも、叫ばずにはいられなかった。
「さあ、踏め!」
 唇に泥を擦り付けながら尚も叫ぶ俺を、ヨシロウはいつものあの優しい目で振り返り。
301風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 23:01:35.05 ID:9e2sXLfJO
「もうこれ以上、神には背けん」
 神、とヨシロウの口から出た事が決定打となり一斉に同心どもがヨシロウの体を地へと押さえつけた。
「離せ! 離さんか!! ヨシロウ!!」
 焦りで目の前が赤く染まるようだった。頭に乗る同心の足から逃れようと身を捩るも動かぬ体が身を裂く程にもどかしかった。
 おれと同じように頭を踏まれ地に擦り付けられたヨシロウが一瞬おれへと視線を向け。
「…リョウちゃん…っ、――――」
 おれの名を呼んだ後、紡いだ言葉は同心どもの怒鳴り声でおれの耳には届かなかった。いや、実際に声に出してはいなかったかもしれない。
 しかし、ずっとおれが欲しがっていた言葉だというのは、分かった。
 目を見開くおれにヨシロウはいつものように力が抜けたような間抜けな笑顔を浮かべると、慌ただしく奉行所の奥へと連れられていった。
 それが、おれが見たヨシロウの最後の姿だった。
302風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 23:45:26.57 ID:/YqO1j+KO
はやい!上手い!
自分も踏み絵ネタをイメージしたけど、
こんなのがこんなに早く来るなんて思わなかった〜!
303風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 23:56:07.79 ID:E/Clrpn80
ミスを萌えに変える*0姉さんの総攻めっぷりが眩しい・・・!!
「そんな板一枚ぐらい踏めっどが! おめ死にたかっか!!」にクソ萌えました
GJGJ!!!
304風と木の名無しさん:2011/09/14(水) 23:58:07.75 ID:J3w33Yv+0
「そんな板一枚ぐらい踏めっどが! おめ死にたかっか!!」をコピペにしたい
305風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 00:05:23.01 ID:AGzUnSga0
感嘆の息が漏れたGJ
306風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 00:39:32.22 ID:7FCRXpLEO
>「もうこれ以上、神に背けん」
リョウちゃんへの愛=自然の摂理に反する=神に背く
はたまた神に背いて二人はただならぬ関係を続けていたのか…
このセリフに色んなロマンを感じる
素晴らしいよ
ありがとうすんごい萌えたよGJ!!
307風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 00:47:23.51 ID:wI/qmRNK0
切ないなんてもんじゃない……
最後の最後にいつもの笑顔を見せたのがもうね
勝手な妄想だけど、リョウちゃんはヨシロウがいつかこうするんじゃないかと
気が気じゃなかったんだろうな
GJ!
308風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 01:22:58.32 ID:YmMF4ijo0
慎重にどうぞ……
309風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 01:23:40.82 ID:7BO9a4Ev0
噛み合いっこ
310風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 22:03:46.73 ID:6yfrPtN/0
噛み合いっこ派
    │
    ├─ 近すぎて殴るよりこっちのほうが早かったんだもん派(小学生のケンカ派)
    │
    ├─ キスマークだけじゃ足りないんだよ派(好き好き大好き超愛してる派)
    │
    ├─ いっそ食べてしまいたいぐらいなんだよ派(ヤンデレ同士派)
    │
    ├─ お互いの血が一番美味しいんだよ派(吸血鬼同士派)
    │   └─ お前は血、俺は肉でちょうどいいじゃん派(ギブアンドテイク派)
    │
    ├─ 噛み合う事で痛みを知るんだよ派(子犬のじゃれあい派)
    │   └─ 噛み癖を治すため噛まれる痛みを教えるんだ!派(飼い主とペットが同レベル派)
    │
    └─ 歯を立てられるのがたまらないんです派(ドM同士派)
         └─ お前が先に噛んだんだろ!派(ドS同士エッチするつもりがケンカに発展した派)

311風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 22:24:33.41 ID:9v21LFgl0
これは新しいww 自分はヤンデレ同士派が好きだw
もっと派生させたくなる GJ!
312 忍法帖【Lv=19,xxxPT】 :2011/09/15(木) 22:51:05.32 ID:OEY/hUV60
ドs派いいわ!GJ
313風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 22:53:06.73 ID:MSiPDfMm0
私もドS同士エッチするつもりが喧嘩に発展した派にときめいたw GJ!
314風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 23:38:28.50 ID:nfD9eyeX0
自分はドM同士とギブアンドテイクが好きだなー
他のシリーズも見てみたくなったよ、GJ!
315風と木の名無しさん:2011/09/15(木) 23:47:36.90 ID:bo4SGfyo0
私は子犬のじゃれ合いが好きだw
面白かったですGJ!
316風と木の名無しさん:2011/09/16(金) 00:35:21.48 ID:hpVJSq/C0
飼い主とペットが同レベル派で!
なかなか面白いGJ!
317風と木の名無しさん:2011/09/16(金) 01:28:32.51 ID:SxmOfrwi0
マイCPが好き好き大好き超愛してる派だったww
この分類凄い!!GJでした!
318風と木の名無しさん:2011/09/16(金) 01:33:26.18 ID:mUghTS470
どれも萌えるぜさあどうぞ!
319風と木の名無しさん:2011/09/16(金) 01:34:24.48 ID:3mBJVjoJ0
無気力系年下×おっとり系年上
3201:2011/09/16(金) 15:29:43.36 ID:Uy7782c60
おかえり、夕飯つくっといたよ。荻原さんが毎度の間延びした喋り方でそう言って、流しの前に戻った。
「俺もうやめます」
「学校?」
床に鞄を放り投げて椅子に座った。学校に通い始めた頃は目標があった、といえば嘘になる。
今はあの場所に行って、将来を語り合う友人たちの話を耳にするのも腹立たしく、
帰りの電車で広告を見ながら己の独創性のなさを思い知らされるのも苦痛だった。
「やめたらどうするの?」
荻原さんはこのアパートの二階に住んでいる。彼が昼間のバイトから帰ってきて時間に余裕のある日は、合鍵で部屋に入り、
簡単な食事を作っておいてくれる。「コンビニのばっかり食べてたらよくない」と荻原さんが眉をひそめながら提案してくれたことだった。
「わかんないよ」
いらいらして言い方が乱暴になった。頭の片隅で、荻原さんに悪いと思ったのに、その思いは口調にまるで反映されなかった。
3212:2011/09/16(金) 15:32:09.08 ID:Uy7782c60
使ったフライパンを洗い終えて荻原さんがエプロンを外した。
「仕事行かなくていいんですか」
「うん、もう行くけど、あのさ」
「もうほっといてよ。…俺ほんとは今日学校行ってない。昨日も。」
荷物を持って外に出ても、駅に着く前に全てが嫌になってしまった。
食事を作ってくれている荻原さんに出くわしてしまうのが怖くて、長い長い時間を潰して、日が暮れる頃にようやく部屋に帰る。
「俺なんにもできない」
自分の全てが疎ましかった。何より荻原さんに迷惑をかけているのが耐えられなかった。
荻原さんが隣の椅子に座るのが分かって、もういいから仕事に行ってくれと言おうとした。手に温かいものが触れた。
「僕と仲良くしてくれてるよ」
手を握られていた。荻原さんの手は、ピアノを弾くのが仕事なだけあって綺麗だった。
「口下手だから、友達ほとんどいないんだ。長谷川くん、いつも一緒に話してくれてすごく嬉しい」
握手するように手をとって、荻原さんが少しほほえんだ。
六つも年が離れていると思えないくらいに幼い顔で笑う人だな、と思って、こっちも何だか笑ってしまった。

それから駅まで荻原さんを送りに一緒に歩いた。荻原さんかわいいからもっと自信持って話せば、と言ったら彼は下を向いて照れ笑いをした。
改札の向こうの、ホームに降りる階段の直前でまた振り向いてくれた荻原さんに手を振りながら、明日は学校に行こうと思った。
322風と木の名無しさん:2011/09/16(金) 16:16:40.30 ID:R/J5FOqT0
も、萌えた…荻原さんイイなあ 長谷川くんもかわいいなあ
こういう普通の日常ぽいのに801になってるってすごいし好きだ
別館も良かった お題のせいか全員かわいい
323風と木の名無しさん:2011/09/16(金) 18:21:51.44 ID:EWuw6oaxO
いい すごくいい
何か元気もらった
超GJ
324風と木の名無しさん:2011/09/16(金) 22:45:25.04 ID:/4ggkfBX0
イイハナシダナー
325風と木の名無しさん:2011/09/16(金) 22:53:15.13 ID:kaNEg8MW0
長谷川くんちゅっちゅ
萩原さんちゅっちゅちゅっちゅちゅっちゅ
326風と木の名無しさん:2011/09/17(土) 02:00:48.14 ID:9eCHfrBB0
優しい気持ちになったよ…幸福感!
327風と木の名無しさん:2011/09/17(土) 02:16:30.03 ID:f1Vvfl66i
なんだか萌えと同時にほっこりしました
GJ!
328風と木の名無しさん:2011/09/17(土) 02:21:16.35 ID:wWFmN6o80
お題は考えたか?
329風と木の名無しさん:2011/09/17(土) 02:21:42.05 ID:nZNWjcyy0
理性×本能 or 本能×理性
330風と木の名無しさん:2011/09/17(土) 02:23:13.02 ID:pTTaAnFT0
可愛いもの好きなのをひた隠しにする彼氏
3311/2:2011/09/17(土) 23:55:51.24 ID:2x/jzGQj0
「あー、あちい。アイス食いてえ」
「コンビニ行くか?」
「や、めんどい」
「…」
「今日クーラーあんま効かんよなー。もっと温度下げちゃろ」
「あかん、節電する言うたやろ」
「ぶう、ケンくんはケチやなー」
「27の男が口尖らせんなや。そのパソコンのせいで暑いんちゃうか」
「あ、ちょ、ケンケンこの動画見てみい!」
「話聞けや」
「超子猫かわええ」
「…!」
「はー…猫飼いてーなー」
「…このマンションペット禁止やで」
「犬でもええな」
「話聞けて」
「いっそ両方一気に飼ったろか!」
「…実際そんな飼うつもりないやろ。思いつくまま喋りよって」
「バレた?」
「バレるも糞もないわ毎日おんなし事言っとるやん」
「ちゃうねん何も考えなしに言っとる訳やなくてなー、
ケンちゃんとどんな名前つけてー、散歩は毎日二人で夕方連れてってー、とか
そんな風にキャッキャ話したいだけやねん」
「30近い男二人でキャッキャて出来るか。あと呼び方統一せえや」
「もーケンのすけはかったいなー」
「誰やねん」
3322/2:2011/09/17(土) 23:57:05.48 ID:2x/jzGQj0
「なんだかんだ言うて猫飼いたいくせに」
「…せやからペット禁止やて」
「否定はせえへんねんな」
「…その気味悪い笑いやめや」
「もーそんな物騒な面してるくせに可愛いもの好きなんやからー。
しゃあないなタツヤ様が一肌脱いだろ」
「物騒は余計や、て何する気や」
「にゃーん」
「………あ?」
「猫の代わりになったろおもて。にゃー」
「……ちっと頭使て喋るいうこと覚えよか」
「ぼく猫やからむつかしいことわからへーん。
…なーケンにゃん、にゃんにゃんせーへん?」
「………何がどうしてその流れになるんか理解でけへんのやけど」
「こういうプレイもええやん? それに俺自分に正直なのにゃー」
「知っとるわ」
「よーさんきもちよーしてくれたら、ご褒美にかわええヌイグルミ買ったるからな」
「…お前だけで十分や」



*0さんいないみたいなんで。
333風と木の名無しさん:2011/09/18(日) 00:02:10.38 ID:o14woV5H0
GJ!GJ!!
すごく可愛くてにやけた!
334風と木の名無しさん:2011/09/18(日) 00:35:53.13 ID:fPM1gbfV0
330のシチュ?
335331:2011/09/18(日) 01:06:39.14 ID:zLPcw54r0
すみません329と330混ぜられないかなーと思った結果です
メインの329の理性×本能をもっと前面に出せたらよかったんだけど…力不足orz

>>333
GJありがとうございます
336風と木の名無しさん:2011/09/18(日) 01:34:08.18 ID:XLqJuoIH0
萌語りですが、
本能×理性はベタだが、体格のいい野性味溢れる俺様とややスリムなインテリ。
「自然の摂理に反している。宗教や倫理からも禁じられている」と拒む理性を引き倒し、「ゴタクばっか並べず、サッサと足開け」と強引な本能。
当然拒否する理性にイラッときて、殴って抵抗封じ自分のやりたいようにする本能。
それでも「駄目だ、許されないことだ」と弱々しく呟いてる理性の髪を引っつかんで顔を寄せ、
「何時までも、くだらねぇ事言ってんじゃねぇ。考えるよりも体で感じな」
「そんな事、私には…出来ない」
「はっ、出来ねぇ? よく言うぜ!」
本能に犯され悲鳴を上げる理性だが、次第に語尾が長く甘く変化しいく。
突っぱねていたはずの理性の両手が、本能の背に回る。
その様子を見下ろしながら、
「何だかんだ言いながら、ぶっ飛んだお前が一番淫らなんだよ」

理性×本能は、一見真面目だが不安定さのある青年と大人しめの年下か?
「本能、君に欲情してしまった。相手をしてくれ」
「理性さん、それは人としての本能からズレてますよ。スムーズな行為と子孫繁栄の為にも、異性を相手にするのが自然で」
「総ての男が子を作らずとも、人口は十分に増えていくし社会も保たれる。団体の中には若干の異分子が含まれるのは当然の事で」
「だからと言って、貴方と私が睦み会うと言うのは」
説得されそうになるが本能の立場からうんとは言えずにいると、理性の纏っていた雰囲気が変わる。
「……嫌なのか? 俺が相手では嫌なのか!」
「り、理性さん?」
いきなりの豹変振りに驚く本能を、理性はそのまま押し倒されてしまう。
強引な成り行きだが、本能は軽く溜め息を付き、
(キレた理性さんは止めようが無いから、仕方ないな)
元々憎からず思っていて、本能もその名の通り楽しむことにする。
事が終わって、冷静さを取り戻した理性は、
「私としたことが〜! すまない本能!」
と平謝り。
337風と木の名無しさん:2011/09/18(日) 10:00:08.34 ID:jzKKQMQ0O
トラブル?のせいか別館含めて豊作だなw
みんなGJ!
338風と木の名無しさん:2011/09/18(日) 10:22:47.63 ID:mpX8wCWb0
主には踏み逃げした330が向こうでID替え自演失敗しただけじゃん
>>331が330も踏まえてくれて、0以外194も330で萌えてくれたのに
当の本人があんな屑じゃ萌えられたものも浮かばれない

死んでくるらしいから、もうこのスレに書き込みしないと思うけどな
少なくとも、管理人にホスト丸見えな別館には二度と偉そうなこと書き込めないだろ

↓*9
339風と木の名無しさん:2011/09/18(日) 10:23:32.03 ID:dVtqA13J0
早熟なマセガキ
3401/2:2011/09/18(日) 20:29:26.07 ID:FibvO8DkO
静かな住宅街に雀の鳴き声がチュンチュンとよく通る朝6時
「おっ! 真之、おはよう。今日も元気にバスケしているか?」
「あっ、おはようございます。悠佑さんこそすっかり試合モードじゃないかよ」
オレは悠佑さんに偶然を装って会った。もちろん今日が試合だってことはリサーチ済みだった
待ち構えるために試合開始時間と会場から計算して出発時間を割り出した。算数は嫌いだけど必死でやった
朝っぱらから相変わらずかっこいいなあ、うっとりする・・・悠佑さんは斜向かいに住んでいる大学3年生で、オレより11歳年上だ
「おっ、よく分かったな」
「分かるさ。オレは悠佑さんのことは全部知っているんだからね!」
「変なことを言うなって! お前はオレのストーカーか!」
悠佑さんはオレの髪の毛をくしゃくしゃして来た。悠佑さんの手はケイジャーらしくとても大きくて、とても強さを感じる
アシックスのダークグリーンのウォームアップウェアの左胸にはチームのエンブレム。ああ似合いすぎる・・・
オレは悠佑さんのことは何でも知っているんだよ。身長189cm。体重84kg。身長体重だけじゃないよ
愛用のブレーチ剤はマツモトキヨシのPV製品。ジャンプで最初に読むマンガは銀魂。実は黒子のバスケは嫌い
少しだけパチンコをやるけど、いつも惨敗。何度かニコ動で雑談生主をこっそりやったことがある
ペットで飲むお茶はローソン100の1リットルのジャスミン茶。嫌いな食べ物はゴーヤ。そして束縛したがりの彼女と3ヶ月前に別れたこと・・・
3412/3:2011/09/18(日) 20:33:06.97 ID:FibvO8DkO
悠佑さんに一目ぼれしたのはオレが幼稚園の年少組のときだったから、もう5年前になる
なぜかおかんに近所の図書館に連れて行かれた。おかんはオレを放っておいて借りる推理小説を探すのに熱中していた
何もすることがなくてオレは図書館の外へ出た。図書館の隣は体育館だった。たまたま高校のバスケの試合をしていた
深く考えもせずに体育館の中に入ってオレはショックを受けた。コートの中でひときわ目立つかっこいい人がいた
体中から凄いオーラを発していた。一目ぼれだった。余りのかっこよさに体が固まって目が釘付けになり、その場から動けなくなった
ずーっとその人を見ていたかった。その背番号16番が1年生ながらポイントカード(全体を仕切るポジション)として試合に出ていた悠佑さんだった
「オレは悠佑さんの一番のファンってずーっと言っているじゃんか」
「そうか。ファンならオレのことを知りたいわな。かわいいやつめ」
あの日は帰ってからも悠佑さんのことが忘れられなかった。寝る時間になってもひたすら頭の中は悠佑さんのことだけだった
ふと悠佑さんのことを思いながらあそこをいじると何だか意味不明の気持ちよさに襲われることに気づいた
オレは夢中でいじくった。5歳にして初のオナニー。出はしなかったけど逝った
その一目ぼれの相手が斜向かいに住んでいると分かったときの喜びといったらもう狂ってしまいそうだった
悠佑さんが近所のミニバスにたまに教えに来ると聞いたときは、入れるのは小3からだったが強引に幼稚園の年長で入れてもらった
悠佑さんに近づけると思っただけで本当はかなりきつい練習のはずが苦しくも何ともなかった
オレはミニバスを続けて小4になった。悠佑さんは大学でもバスケ部に入った
3423/3:2011/09/18(日) 20:35:20.63 ID:FibvO8DkO
「さてと。お前と遊んでばっかもいられねーんだ。そろそろ行かないと遅刻だ。遅刻」
「今日の試合はどこでやるの?」
「面倒臭いことに小田原まで行かなきゃいけねーんだよ。だるいな」
場所くらい知っているよ。午前に関東学院大とやって、午後に東海大とやるんでしょ。ちゃんと知っているよ
「じゃあな。お前も今日の練習がんばれよ」
「悠佑さん、行ってらっしゃい。必ず勝ってね」
「勝つ! 絶対に勝つ!」
悠佑さんは小走りで駅の方に走って行った。オレは悠佑さんの「美丈夫(最近、辞書を引いて見つけた)」という言葉がふさわしい背中を見送った
悠佑さんがオレのことを普通に慕ってくる弟みたいに思ってくれているのはよーく分かっている。悠佑さんはオレなんかよりずっと純粋な人だ
でもオレは悠佑さんをオレだけのものにしたいんだ。オレは悠佑さんと違ってぐっちょんぐっちょんに汚れた気持ちの固まりだ・・・
11歳なんて世間的には決してありえなくもない年の差だからね。オレが20歳のときに悠佑さんは31歳・・・悠佑さん・・・必ず・・・待っててね
343 忍法帖【Lv=20,xxxPT】 :2011/09/18(日) 20:54:38.86 ID:qyC3D5eS0
超萌えた!
GJ
344風と木の名無しさん:2011/09/19(月) 10:45:22.76 ID:nSeWHe+A0
うおおおおおおこれは良いマセガキ!
中学生編、高校生編、大学生〜成人編、その後の二人編〜まで長期戦で見たい試合だ
心からGJ!
345風と木の名無しさん:2011/09/19(月) 21:27:41.99 ID:1ye3v2xgO
そろそろまわすね
346風と木の名無しさん:2011/09/19(月) 21:36:58.40 ID:W0THJmXY0
連休っていつも人がいない気がするまわし
347風と木の名無しさん:2011/09/19(月) 23:52:09.78 ID:H6UTGTeG0
まわします、そしてまわします
348風と木の名無しさん:2011/09/19(月) 23:59:10.19 ID:B58llfUw0
…好きにしなよ
349風と木の名無しさん:2011/09/19(月) 23:59:50.14 ID:Zb+N9l460
純情ヤンキー×エロゲヲタク
3501:2011/09/20(火) 17:03:52.46 ID:yTBtPmCfP
(あああああ、神様、仏様・・・僕は命を落とすのでしょうか・・・?)
出された冷たい蓮の葉茶にも全く手を付けず、三宅守はガタガタと震えていた。
(あああああ、17歳にして18禁エロゲマニアなんかだったりしたから・・・きっと罰が当たったんだ・・・)
そこに着替えのために席を外した男が戻ってきた。黒いレザーパンツに黒いロングティーシャツ。首にはシルバーチェーンネックレス
「待たせたな」
「いやあああぁぁぁー! 僕はまだ死にたくないですうううぅぅぅ!」
3512:2011/09/20(火) 17:11:59.87 ID:lpfteGJBO
その絶叫から約30分前のこと。守が下校しようと校門から出たときだった。
「おい・・・お前が三宅守か」
一昨日に秋葉で購入したエロゲの2周目プレイのことで頭がいっぱいだった守の前に、男が紫禁城の近衛兵のように立ちはだかった
名前は陳賢連。守と同じ学年の中国人の不良だ。身長190cmの大男でいつも怒っているような表情をしている。ブレザーのネクタイはゆるゆる
金髪のオールバック。耳にはピアス。日本語は問題ないが無口。父親は中国マフィアだとの噂がある
不良だがグループなどには入らず一匹狼で、生徒どころか教師たちからまでも腫れ物に触るように扱われる存在だった
「な、な、何か・・・よ、よ、用ですかあああぁぁぁー」
「・・・そんなに怖がるなよ」
「あわわわわ・・・よ、よ、用がないなら・・・帰りますうううぅぅぅー」
「ゲームとか詳しいらしいな」
「や、や、や、やめてくださあいいい」
「落ち着けよ」
「い、今5000円しかないですうう。こ、こ、これで許して下さあいいいぃぃぃー」
「・・・しょうがないな。とりあえず俺んちまで来い」
「ひいいいぃぃぃー!!!」
守は腰が抜けて動けなくなった。陳が歩くように促しても、守は座り込んでしまって動かない。困り果てた陳は携帯でタクシーを呼んだ
守は陳に強引に担ぎ上げられ、後部座席に乗せられた。そのまま陳も乗り込み、タクシーは池袋の外れの陳の家へと向かった
3523:2011/09/20(火) 17:16:10.23 ID:yTBtPmCfP
陳の家は外装は普通の分譲住宅と変わりなかったが、内装は完全に中華風だった。家具は全て黒檀で統一されていた
黒檀尽くめの部屋の中で守はガタガタと震えていた。陳は守の向かいに座ると自分に用意した蓮の葉茶を一気に飲み干した
「そんなに・・・俺のことが・・・怖いか・・・」
「怖いに決まっているじゃないかあ」
「そうか。それは残念だ。本当に悪かったな。俺は凄く悲しい。本当に悲しい」
陳のその物悲しげな表情は守の知る陳の普段の様子からは想像できないものだった。
(向こうは僕にそんなに敵意とか殺意とか持ってなさそうだ。これは生きて帰れるかもしれない)
突然、陳は両手で自分の左右の頬をバチンと叩いた
「えーい、はっきり用件を言うぞ」
「ひいっ!」
「俺は・・・エロゲー仲間が欲しいんだ・・・とても真剣に」
「はっ???」
3534:2011/09/20(火) 17:18:57.56 ID:lpfteGJBO
陳の顔は紅潮していた。本当に恥ずかしくてたまらないようだった。
「たまたまネットでエロゲからのキャプチャ画像を見つけて・・・そのエロゲをどうしてもやりたいと思ったんだがタイトルが分からない」
言いながら陳はうつむいてしまった。守は展開の急変に唖然として言葉がない
「ネットには疎くて探す方法も分からない。それで・・・エロゲマスターと噂のお前なら分かると思ったんだよ」
「それって・・・」
「いやあ、本当に悪かった。本当は校門でちょっと話して教えてもらえればそれで良かったんだ。でもお前があんまりに怯えるから」
「何だ・・・そんなことだったのか・・・」
守は安心して全身から力が抜けた。今までの恐怖から解放された反動で一気に笑いがこみ上げて来た
「あーっ、ははははは。良かった。拷問されて殺されるんじゃなかったんだ。ははははは・・・あーっはっはっはっ!」
「拷問ってお前は一体何を言っているんだ。誰と戦っているんだ」
「ははははは・・・あーっはっはっはっ! ひーっひっひっひっ」
「ところで、返事をもらってない。お前改め三宅さん。今後はあなたと師匠と呼ばせて欲しい。俺のエロゲ道の導師になってもらえないか」
「あーっ、ひはっひはっひっ、ふう、はあ! あっ? ああ、いいよ。師匠でも何にでもなってやるよ」
「ありがとうございます」
陳はテーブルにぶつからんばかりに頭を下げた
「では早速ですが師匠! 2階の俺の部屋のパソコンに保存してある画像を見てエロゲマスターの実力を見せて下さい」
「ああ分かったよ。なら行こうか」
(強面だけど何だかかわいいとこあるじゃないか。まあ師匠と慕われるのは悪い気はしないし、少しくらい相手してやるか)
(緊張して心臓が飛び出るかと思った・・・必死になって適当なエロゲの画像を探した甲斐があったぜ)
2人は階段を上りながら全く違うことを考えていた
(次の一歩をどうやって進めるか・・・恋愛スキルなんか持ってないからかな・・・師匠・・・まだ言えてないけど・・・ウォーアイニー)
354風と木の名無しさん:2011/09/20(火) 18:02:35.67 ID:9rGrtwRB0
何これものすごく萌える・・!そしてワロタ。
2人ともかわいいよ。かわいい。三宅いいなぁ。
超GJ!
355風と木の名無しさん:2011/09/20(火) 18:04:32.06 ID:I3bmwtcr0
う、うおー!すごくいい!すごく好き!
「俺は凄く悲しい。本当に悲しい」のところとかめっちゃキュンときた!
GJGJ!!
356風と木の名無しさん:2011/09/20(火) 19:35:31.23 ID:73L/vOFS0
おおおお先が気になる二人!
ヤンキー君はエロゲマスターのどこに惚れたのか
理由を言いながら告白するところまで読みたい…!
GJ!
357風と木の名無しさん:2011/09/20(火) 22:08:43.37 ID:xUW6BUtX0
まわそう そして萌えよう
358風と木の名無しさん:2011/09/20(火) 22:18:00.98 ID:vqFSIn7w0
GJ!
純情ヤンキー君がエロゲヲタと話すうちにもっと惚れていくと同時に
エロゲにも本気ではまってやがて名実ともにエロゲ道の師匠と弟子なるといい
359風と木の名無しさん:2011/09/20(火) 22:18:54.07 ID:hfGq5slS0
君が思うほどいい人じゃないんです&回りが思うほど悪い奴じゃないんだよ
3601:2011/09/21(水) 21:32:46.32 ID:hJZsG20UP
郊外の廃工場で2人の少年が唇を重ねた。地元有数の私立の進学校のアイロンがけされたブラウンのブレザーと教育困難校のボロボロの学ラン
本来ならば絶対に交わるはずのない2人・・・それは進学校の優等生が底辺校の不良にレイプされていると誰もが思う光景だった
学ランの少年の肌は暗い褐色だ。そして独特の縮れ毛がアフリカの血が混じっていることを教えている
「やっぱ克馬とヤルのはこういう廃墟がいいな。なんかスラムで輪姦されているような感じでゾクゾクするよ」
「そういう言い方すんなよ。スラムの貧困は本当にシャレになんないんだよ。オレの親父も・・・」
「分かった。分かった。親父さんの話はもう何回も聞いてお腹いっぱい」
ブレザーの少年は本当にうんざりしたような表情をして言った
「オレはしたいの。そのために駅から30分以上歩いてここまで来たんだよ。そろそろ本番に突入しようぜ」
「靖ってする前はなんか豹変するよな。普段の人道主義者ぶりが嘘のようだよ」
2人はお互いに制服を脱がし合い始めた。そこに日没寸前の強烈な夕日が差し込んだ
3612:2011/09/21(水) 21:39:49.21 ID:mbORR09jO
靖は東大合格者を毎年何人も出す進学校に通う超優等生だ。高2で英検準1級、仏語検定3級、西語検定4級に合格している
将来の夢は国連職員になって難民支援に携わること。顔も人当たりもよく、周囲からは「非の打ち所のない人」と評価されている
克馬は生徒の半分が退学する教育困難校の生徒だ。最近はほとんど登校せずに、昼間は専ら歓楽街のゲームセンターで過ごしている
父親はコンゴ共和国(旧ザイール)の首都キンシャサのスラム出身。援助団体職員だった日本人の母親と知り合い結婚して来日した
その見た目のせいでいじめられていたが、さらに追い討ちをかける出来事が中学1年生のときに起きた
克馬の父親を頼って来日した親族が窃盗事件を起こして逮捕された。父親は事件には無関係だったが、共犯者というデマが地域中に広がった
その巻き添えで克馬もますます周囲から孤立し、蔑まされ、無視された。克馬が学校教育からドロップアウトするのも必然の結果だった
そんな克馬に手を差し伸べたのが靖だった。靖の父親は行政書士で克馬の父親が入管へ提出する書類の作成を担当していた
その縁で克馬と知り合いだった靖は、周囲の忠告や空気を無視して克馬を何かと遊びに誘ったりした
克馬は当初は靖のことを無視していた。優等生のお遊びに付き合ってられるかと思い、同時に侮辱されているようにも感じた
きつい口調で靖を罵倒したのも一度や二度ではなかった。しかし、靖は克馬の心のドアを叩き続けた
靖は意を決して克馬をあるイベントに誘った。それは入管前での抗議集会だった
政治的迫害を受けて亡命同然で来日したコンゴ国籍の男性が、入管に突然に身柄を拘束され施設に収容された
その日はひどい雨だったが、100人ほどが茨城県牛久市の入管収容施設の前に集まり、収容という名目の誘拐と監禁に抗議の声を上げた
克馬はその様子が信じられなかった。縁もゆかりもない人間、しかも外国人のために大雨の中で必死に声を上げる人たち・・・
ずぶ濡れになった靖を見て、克馬はこの男なら信じられると思った。程なくして2人は体を重ねた
3623:2011/09/21(水) 21:45:03.44 ID:mbORR09jO
行為を終えたときは既にかなり暗くなっていた。愛し合った後の2人はいつも別々に帰ることにしていた
克馬が2人で一緒に居るところを多くの人に見られることは靖にとって良くないと強硬に主張したからだった
靖は見られても自分の評判が下がることはないことは分かっていた。こういう場合に責められるのは克馬の方だ。世の中はそういうものだ
帰宅して夕食を終えさらに数学と日本史の勉強を終えた靖は、パソコンを立ち上げ保存してある画像を見始めた
その画像はアフリカや南アジアの褐色の肌の若い男性のものだった
(克馬・・・オレは君が思っているような人間じゃないんだよ・・・君に近づいたのだって下心あってのこそさ)
靖は手を動かす速度を早めた。息遣いも荒くなり始めた
(昔から変な性癖でさ・・・黒人やインド人の男にしか感じないんだよ・・・難民支援なんて出会い探しに始めたんだから・・・うっ!)
靖は小さくうめくと動きを止めた。果てたようだった
(克馬・・・君の方が人としてよっぽどきれいだよ。オレなんかちょっと立ち回りが上手いだけの下劣な変態さ・・・)
ティッシュで後始末をしながら靖はつぶやいた
(弟のように開き直ってエロゲマスターになれればどんなに楽か・・・成り行きとはいえ優等生をやるのは本当に疲れる)
処理を終えた靖はアフリカで現地人に抱かれる自分を夢想しながら仏語のテキストを取り出した
363風と木の名無しさん:2011/09/21(水) 22:17:11.41 ID:F4zye9VH0
ちょwまさかのスピンオフ!
難しげなお題も大いなる萌えに調理する姐さんの技量に感服。
師匠とよばせて!!GJ!
364風と木の名無しさん:2011/09/22(木) 16:54:47.67 ID:gk0zDXMY0
うぅむ、文がウマすぎる…GJ
365風と木の名無しさん:2011/09/22(木) 22:06:06.76 ID:Qsy5gJ9o0
まわすねー
366風と木の名無しさん:2011/09/22(木) 22:14:07.29 ID:T7/lYvyY0
まわまわー
367風と木の名無しさん:2011/09/22(木) 22:29:29.54 ID:ao3tA3zSO
良かったよ
368風と木の名無しさん:2011/09/22(木) 22:32:41.77 ID:M7t+pyXP0
まわれ
369風と木の名無しさん:2011/09/22(木) 22:32:47.36 ID:7LfB1Kw70
もてない男×もてる男で両片思い
3701:2011/09/23(金) 12:09:59.64 ID:gxDIuHPmO
相変わらず秀和はもてまくっている。童貞は中1で捨てたと聞いた。何て名前だったっけ・・・あの韓国の俳優・・・そうチャン・グンソクだ
あれをもっとかわいくした感じの小顔。それに長めの髪形が絶妙にはまってやがる
男のロン毛なんてウザくて暑苦しいだけだと思っていたけど、秀和を見たら男のロン毛もありだなと認るしかなかった
それでバスケ部に入っててスポーツ補正も加わるから、そりゃもてまくる。本当に嫌になる・・・苦しくなる・・・
そんなもてまくりでも秀和は男子の評判もいい。本人の弁によると男同士でワイワイ騒いだり遊んだりする方が女とデートするより楽しいらしい
だからスケジュールは女より男優先。特に部活仲間には凄く義理堅い。3ヶ月くらい前にオレが部室の前に居たら馬鹿な女子たちが
「愛川くんが私たちにあんまり構ってくれないのはバスケ部の人たちと遊んでばっかりいるせいよ」
「特に酷いのはアンタよ、中原! 少しは考えてちょうだいよ!」
といきなり言って来たことがあった。そういうことを遠回しに言われるのは慣れていたし、今回は随分と直接的だなと思った
けれど別にどうとも思わず適当にあしらっていた。そうしたら体育館に行ったはずの秀和が部室にそのタイミングで戻って来た
そのときの秀和のマジギレっぷりは半端じゃなかった。オレや他の部員たちで止めなければ、その女子たちを半殺しにしかねない勢いだった
「オレのことをどう思おうといい! だけどな、コイツらのことをどうして悪く言うんだ! 早く消えねえとぶっ殺すぞ!」
女子たちは秀和の凄まじい剣幕に泣きながら意味不明な言い訳をして逃げて行った。女子が逃げて行くと今度は秀和が声を上げて泣き始めた
「だって本当に悔しくて腹が立ったんだよー! 畜生! オレが部活のみんなのことが大好きなことの何がいけないんだよー!」
このエプソードは瞬く間に学校中の知ることとなり、男子の中での秀和の株は急上昇した
3712:2011/09/23(金) 12:13:25.58 ID:gxDIuHPmO
あーあ、男が男に惚れるってこういうことを言うんだろう。参った。オレは自分はホモのつもりはないんだけど
もちろんオカズにしてるのは女だし、エロDVDも使用するけど、ここしばらくちっとも興奮しない。まだ童貞なのに女に冷めたような感じがする
変な女と居るより秀和と一緒に居たいというか。きっと一時的な錯覚だと思う。錯覚だとは思うんだけど・・・秀和はやっぱかっこいい
一度意識し出すと、横顔を見ただけでドキリとすることすらある・・・マジできれいだなと思う
今は秀和と同じクラスで同じ部活で隣の席という自分のポジションをとことん味わうことにしよう・・・
それが一番平和だ・・・そして、それがきっと一番お互いのためにもなる・・・

幼稚園のときから好きだったんだ
オレが女みたいになよなよしてて弱っちくていじめっ子にからかわれたときに何度もかばってくれた「なかはらしんじ」くん
小学校に上がる前に親が離婚して急に引っ越すことになって、お別れの挨拶と感謝の言葉を伝えられなかった「なかはらしんじ」くん
ずーっと心に引っかかっていた「なかはらしんじ」くん
二度と会えないと思っていた。まさか高校で再会できるなんて思ってもみなかった。
同姓同名の可能性もあるかと思って、それとなく幼稚園について聞いてみたけど間違いない
ただオレとのことを覚えているかとは怖くて聞けていない
それを伝えるのは自分の幼稚園時代の旧姓と自分の報われないと分かっている昏い思いを伝えるときだと決めている
3723:2011/09/23(金) 12:14:47.79 ID:BzNamizfP
晋史は高校では帰宅部ライフをエンジョイするつもりだったらしいけど、無理やりに誘ってバスケ部に一緒に入部した
オレは中学はバスケ部で高校でも入ろうと入学前から決めていたし、晋史も中学ではバスケ部だったそうだ
やっぱり自然な形で仲を深めるには部活仲間になるに限ると思ったからだ
あんまりみんな気づいてないけど、晋史はかっこいい。太目の眉と彫りの深い目鼻立ちはもっと評価されていい
性格も含めて「男」って感じがする。世の中はおかしい。なんでオレみたいなのが女からもてるんだろう・・・
オレだって性欲はあるから女の裸を見れば勃つし、勃ったものは穴に入れたくもなる
高1で既に回数だけはそこそこ経験しているけど、虚しさは募る一方だ。きっと無意識に埋め合わせしようとしていたんだと思う
でも無理だ。一番欲しい人がどうしても手に入らない。手に入れる方法も分からない
それなりに快適な今の関係が壊れるのが怖くて、一番の友人という立場から一歩を踏み出せない・・・メールだ
セフレの他校の女からだ。今日は晋史とも他の仲間とも約束がないから行くことにしよう
一番欲しい人を手に入れられない代償にオレはきっとこれからも女と体を重ね続ける。心の中で一番欲しい人の名前を呼び続けながら・・・
373風と木の名無しさん:2011/09/23(金) 14:39:20.43 ID:SAksZ8Rq0
萌えすぎて鳥肌立った
せつなさと葛藤と幸せの共存がたまらん!!GJ!
374風と木の名無しさん:2011/09/24(土) 12:17:13.99 ID:Q+xmYu+I0
まわし
375風と木の名無しさん:2011/09/24(土) 13:37:32.32 ID:t1QFLJ1V0
まわすね
376風と木の名無しさん:2011/09/24(土) 14:15:42.14 ID:1Q6u97Yg0
まわし
377風と木の名無しさん:2011/09/24(土) 15:18:55.49 ID:Ydhp3Fdn0
まわすよ
378風と木の名無しさん:2011/09/24(土) 15:24:49.65 ID:RKegb9xB0
ほら踏めよ!早く踏めってば!
379風と木の名無しさん:2011/09/24(土) 15:29:34.49 ID:DaMsp+j/O
悪落ち→救済
380風と木の名無しさん:2011/09/24(土) 21:19:33.72 ID:Q+xmYu+I0
山岡くんは友達が少ない。
山岡くんは同級生だけど俺より一つ年上だ。
山岡くんはこの辺の男子なら誰もが名前を聞いたことがある不良、だった。

「山岡くん、これわかんねぇから教えて」

俺の言葉を聞いてしかめっ面になるいかつい顔から視線を落とせば、しっかりと前を閉めた学ラン、中にはYシャツ、いたって普通の学生服。

「……いつも言ってっけどな、俺だって頭は悪い方だぞ?」
「俺よりはマシだもん」
「つってもなぁ……おいお前ここからわかんねぇとか重症だぞ!」

不満を言いながらも机の上に広げたプリントを一緒に覗いてくれる。
そして俺の隣の席に、どかっと腰を下ろした。




小学校時代から町内で性質の悪い悪ガキと名を轟かせ、中1で既に補導歴は数え切れぬほど。
無敵の暴れん坊、なんてそのまんますぎる異名がついたが、そのまんますぎるその呼び名でしか言い表せない、その位にどうしようもなかった。
高校生の不良とも対等、あるいはそれよりも上の立場だった彼は、更に暴れまわれる場所を求め、
そして、僅か15歳で裏の社会へと堕ちていった。
けれども、所詮は中学生。
すぐに捕まり、そしてもう、補導ではすまなかった。
381風と木の名無しさん:2011/09/24(土) 21:45:51.95 ID:Q+xmYu+I0
それが周囲の知っている、そしてつい数か月前までの俺の中の、山岡くんの情報。
今はその中に、『今はちゃんと更生しようとしている』と、『結構面倒見が良くてかっこいい』という情報がプラスされている。


「おわっ……たー!」
「あー……疲れた」

どうにか課題のプリントを終えた解放感に伸びをする俺の隣で、まさに疲れた表情でうなだれている山岡くん。

「ありがとう!もうマジでありがとう!俺のヒーロー!」

そんな俺の言葉に何故か彼はキョトンとした表情。

「……ヒーロー?」
「え、だって山岡くん俺が困ってても絶対見放さずに助けてくれるから」

一瞬ぽかんとした後、いかつい顔が笑い顔に変わった。
彼がひどく可笑しそうに笑うけれども、俺にはその理由がまったくわからない。

「なぁ、俺なんかバカなこと言った?」
「いいや、全然」

ただ、と彼は続ける。

「俺にとってはお前の方がヒーローだと思ってたから」
「へ?」

その一言に更にわけがわからなくなって首を傾げる俺の頭を山岡くんはぽんと叩き、
「お前はわからないままでいい。そのまんまでいいから」と言った。

やっぱりわからないけれど、山岡くんの目が優しげで嬉しそうだからまぁいいか。
382風と木の名無しさん:2011/09/25(日) 10:36:31.04 ID:k9PPir+F0
悪堕ちが救済されたバージョン?
かわいい
383風と木の名無しさん:2011/09/25(日) 15:46:48.91 ID:qWI6R+wu0
多分主観の子が更正のきっかけになったんだろうね
可愛らしい萌えだった
384風と木の名無しさん:2011/09/25(日) 17:36:00.10 ID:45+rSYAQ0
んだ、語り手はなんで山岡くんのヒーローになったんだろう
そこんとこkwsk GJでした
385風と木の名無しさん:2011/09/25(日) 18:08:30.18 ID:Taq+munaO
本人が自覚ないっていうのが面白い
ほのぼのしたー GJ
386風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 00:08:05.94 ID:8AQWbYipO
回します
387風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 00:09:22.41 ID:5wzF3YNL0
まわし
388風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 00:14:00.35 ID:c83ARZpQ0
踏んでほしいねん!
389風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 00:14:28.05 ID:xOtWW/gj0
ごっこ遊びはもう終わり
390風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 00:14:32.67 ID:TTn6AtrYO
踏まれたくなくない!!
3911:2011/09/26(月) 11:51:31.19 ID:TTn6AtrYO

友人のタカに告白した。
そうしたらアイツは断るでもなく、
「俺に好きな奴ができるまでなら付き合ってもいい」
なんて言いやがった。
正直ふざけんなと思ったが、それでも嫌われる覚悟もして告白した身としては、付き合ってもらえるチャンスがあるだけ幸せだと思って二つ返事でOKした。
そんな恋人(仮)生活はほぼ何も進展することなく、しかし早半年目に突入していた。

そして俺は今日も今日とてタカの部屋に入り浸っている。
勝手知ったるなんとやらで、二人分の夕飯でも作ろうと冷蔵庫を漁っている俺の背後に影が立った。
「何食う?チャーハンくらいならすぐに」
「シュウ、話しあるんだけど」
俺の言葉をさえぎるかのように、硬い声が降ってきた。
「話し?」
振り向くと声と同じく硬い表情のタカが立っていて、その顔を見た途端、嫌な考えが頭を駆け巡った。
「ちょっとこっち来て」
促されるままソファに座ると、タカはいつもの俺の隣ではなく正面に腰を下ろした。
3922:2011/09/26(月) 11:51:58.71 ID:TTn6AtrYO
「なんだよ、話しって」
喉元にせり上がってくる確信のない不安と嫌な予感を抑えつつ、なんでもないように振る舞う。
「もう終わりだ」
「は?」
「だから、ごっこ遊びはもう終わりだ、って言ったんだ」
嫌な予感は的中。
心臓と胃がぎゅっと締められるような感覚に襲われる。
「ごっこ遊びって、何の話だよ」
けれどそんな予感も認めたくなくて、へらりと笑ってとぼけてみせた俺に、タカは変わらない声で終わりを告げた。
「好きな奴ができた。だから恋人ごっこはもう終わりだ」
静かな声だった。
「ぁ……そっ、か…」
沈黙の果てに、喉の奥に詰まった息をようやく声にして絞りだすが、それでもまだ息苦しくて顔を背けた。
3933:2011/09/26(月) 11:52:24.12 ID:TTn6AtrYO
「あー…、じゃあ俺帰るわ!」
この部屋にも、タカの前にいることすら気まずくて、バレバレに能天気な声を出して立ち上がった。
「今までありがとな!」
顔も見れず目線をそらしたまま、玄関へ向かおうとタカの横を抜ける。
が、
「ちょっと待て。まだ話し終わってない」
すれ違いざまに腕を掴まれた。
「っ!…離せよ」
振りほどこうとするが、しっかりと掴まれていてほどけない。
「おい!」
「好きだ」
「……は?」
今何て言ったコイツ。
目が点になるとは、こういう状況のことを言うのだろうか。
タカの言葉が、理解できない。
「お前の事が好きだ!だから、ごっこじゃなくて…その……」
硬かったタカの顔が徐々に赤く染まっていく。
それと同時に、ようやくタカの言った言葉を理解した俺の顔も、赤くなる。
「なっ!なん……、なんだよ、ソレ」
湯気が出そうな頭を抱えてしゃがみ込んだ俺に、小さいけれど確かなタカの言葉が届く。
「俺の恋人になってくれ」
展開に追いつけず頭はぐるぐるしていたが、俺は大きく頷いた。

それから、(仮)の取れた俺たちは、普通にチャーハン食って、初めてキスをした。
394風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 12:06:12.61 ID:u0a5TtAh0
かぶったのに携帯から投下って時点でGJだけど
内容も可愛い〜GJ
395風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 12:33:57.27 ID:8d+fKkNS0
初々しい2人が可愛いですGJ!
396風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 12:58:16.26 ID:nRNx9BzE0
半年間ちゅーもなしとか超好み!GJ!
397 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/09/26(月) 13:02:57.07 ID:G+dJPpKM0
告白から再告白に至るまでを文庫本一冊分くらいの長さで読みたい
このスレで久々に萌えた! GJ!
398風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 13:16:00.55 ID:wMei7IYG0
可愛くて身悶えたw GJ!!!!!!!
初めてのキスはチャーハン風味ですね、イイヨイイヨー
こういう初々しいの大好物です
399風と木の名無しさん:2011/09/26(月) 13:16:14.18 ID:517nLnRN0
クール←熱血
400風と木の名無しさん:2011/09/27(火) 19:10:40.95 ID:wW+Rlwm5O
残念お流れ
401風と木の名無しさん:2011/09/27(火) 20:01:20.13 ID:Hpf8x5k30
残念まわし
402風と木の名無しさん:2011/09/27(火) 20:16:47.72 ID:AiD+/27V0
別館に来てたクール←熱血、熱血が可愛くて良かったよまわし
403風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 01:19:28.02 ID:Fqgb7Gj00
別館見てきた可愛いなぁ…がんばれ熱血まわし
404風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 02:21:59.32 ID:E1KkniWP0
こんな時間だけどおやつ食べつつまわし
405風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 04:24:51.30 ID:+m5PU32rO
こんな時間に晩飯食いつつmws
いやもう朝飯か…mws
406風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 05:52:07.20 ID:IGw1MbeL0
寒くて布団から出たくないよまわし
407風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 06:41:03.34 ID:mB/nJKOZO
おはようまわし
408風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 07:56:41.34 ID:7hf0tj+K0
朝からすぐ来るのか知りたくてッ!どうぞ!
409風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 08:43:37.31 ID:a3bgw1X7O
スーパー攻様
410風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 22:46:27.31 ID:ESootSoR0
これがスーパー攻め様だ!(※個体差はあります)

・とりあえず金持ち
・とりあえずスーツ
・シャツはいっぱい持ってる。裸の受けに羽織らせる分も余裕
・でもギンガムチェックのシャツは持ってない
・バスローブを愛用。寝るときは裸
・ベッドのシーツはシルク。布団カバーとか論外
・ミッドナイトハイウェイを愛車で疾走する
・利用頻度:車>>バイク>>飛行機>>船>>>>>電車
・車にカーナビはついていない。単車のヘルメットはフルフェイス一択
・マンション住まい:一軒家住まい=7:3。マンションの場合、最上階に住まう確率は9割近い
・基本偉そう。ただし根拠のある自信家
・欲しいものは何でも手に入れられるが、受けの心だけはなかなか手に入らない
・謎の権力を持つ。業界で一目置かれているが、どこの業界でどう凄いのかはけっこう曖昧
・一目置かれているので、受けに関することに職権濫用しても特にツッコミは入らない
・薔薇を好む
・受けが攫われそうになるので桜とは敵対関係
・仕掛ける「サプライズ」の規模がおかしい
・仲の良かった、または大好きだった家族・親族は幼い頃に亡くなっている
・逆に物凄く仲の悪い家族・親族がいる
・物凄く恨みを持たれている人物もいる
・順当な恨みと逆恨みの確率は五分五分。どちらにせよ受けは受け止めてくれる
・たまに刺される
・またはそれを庇った受けが刺される
・ツンデレ率が高い。クーデレ率もけっこう高い。逆にヤンデレ率は非常に低い。
・デレると若干、弱体化する
・受けと両想いになった後に「丸くなった」と言われる確率80%
411風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 23:08:09.56 ID:rq7LyA9V0
物凄く納得したww 乙です!
412風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 23:08:18.49 ID:X15RBUgmO
何故かスーパーで擬人化妄想をしてしまった。

スーパーマーケット:多大な資本力と品揃えが強みのスーパー攻め様。
彼は、精肉売場(ガチムチ受)や鮮魚売場(いなせな男前受)、 乾物売場(郷愁誘う癒し系受)に冷食売場(ツンクール受)、
野菜売場(草食系受)に瓶・缶詰め売場(頑固な癖に敏感受)に製菓食材売場(男の娘受)に酒売場(ビッチ受)、
果てはイタリア(パスタ売場)、インド(カレー売場)、中国(中華食材)、ハワイ(トロピカルフルーツ)等、海外から呼び寄せた魅惑の異国受けまでもを取りそろえた巨大なハーレムを所有している。
たまに道の駅の産直(朴訥受)や生協(爽やか壮年受)にちょっかいを出したりもするが本命は、
自分がこの地にスーパーを構えたせいで寂れるはめになってしまった近所の商店街(元快活攻め・現強がり受)
クッパリと穴のあいたような商店街のアーケードに己の熱いパトスをぶちこみたくてたまらないスーパーと、それを頑なに拒否する商店街でご飯三杯イケる。

ちなみにジャ●コさんは、サックスとセックスって字面がよく似てるよね的なハイパー総攻。
413風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 23:10:35.34 ID:X15RBUgmO
Oh……リロ忘れてダブらしたよ…大変申し訳ないorz
414風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 23:29:30.95 ID:a3bgw1X7O
GJ!
0もダブりも別館もみんなGJ!
それぞれの個性が素晴らしかった〜!!
415風と木の名無しさん:2011/09/28(水) 23:44:54.29 ID:lWjXrOrc0
「桜とは敵対関係」で爆笑してしまったw
被り・別館も面白かったです、皆GJ!
416 忍法帖【Lv=23,xxxPT】 :2011/09/28(水) 23:50:41.04 ID:TOI89kFh0
思い当たるキャラがいる。
GJ!
417風と木の名無しさん:2011/09/29(木) 00:45:14.49 ID:EPL0/wt90
GJ!!!
桜とサプライズの規模に笑ったw

ダブりと別館も面白かったよ、こちらもGJ!
418風と木の名無しさん:2011/09/29(木) 00:54:41.01 ID:yeLHKWDR0
リロったら書き込んでね
419風と木の名無しさん:2011/09/29(木) 00:55:18.50 ID:s+zus8r/O
知りたがり×隠したがり
420風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 03:27:31.03 ID:gHK5Q1vQ0
お流れ残念まわし
421風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 05:52:51.71 ID:2mqKySOM0
うっかり食べてしまったセロリの破壊力はすごいよ まわし
422風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 12:02:16.44 ID:QZ6l+9Vv0
大型犬みたいな感じでいつもべったりしてたい
君とずっと一緒にいてなんでもしりたいわんっみたいな攻めと
ハムスターとか小動物みたいにいつもびくびくして逃げ回って
人の顔色伺ってるような受けしか思い浮かばなかった
隠したがりってどんなだったんだろーと思いながらまわし
423風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 18:58:42.22 ID:bLgdUGVJi
もうすっかり秋ですねまわし
424風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 19:02:15.57 ID:uBmle/9eO
がんがん人のデリケートゾーンに踏み込んでくる、豪快で人たらしな知りたがり攻めが好きですまわし
425風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 19:26:54.55 ID:sg5BRUNJ0
「デリケートゾーン=敏感で大事な部分」に入り込む攻めが好きですまわし
426風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 19:31:28.90 ID:/CzFNSam0
まわしますね
427風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 19:52:03.77 ID:x65tWPP30
別館に投下来てた
ヤダこれすんごいキュンキュン来るー!
受け可愛すぎて萌えころがりました、GJ!!!!!
428風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 20:04:31.54 ID:CVLklHnp0
さあ、どうぞ
429風と木の名無しさん:2011/09/30(金) 20:15:18.66 ID:cG+vXCbZ0
紳士攻め×流され受け
430風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 20:46:46.37 ID:7sxrMoF+O
残念お流れまわし
431風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 20:52:34.85 ID:a9O9LG6Q0
お流れかな?
残念
432風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 20:53:10.32 ID:FcD7mwvlO
攻めに懇切丁寧に論破され納得して付き合っちゃう阿呆受けを想像しながらまわし
433風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 21:04:25.18 ID:Rb82LkQZO
残念

まわし
434風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 21:06:27.16 ID:OYgApt4g0
お流れ続きでさみしいな

まわし
435風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 21:50:40.52 ID:Zsbn6+St0
金木犀がいい香りですねまわし
436風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 22:01:17.27 ID:m0wItAbw0
別館の投下に萌えころがった!
次のお題にも期待しつつまわし
437風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 22:07:55.46 ID:1LmjjInt0
性欲の秋ですねまわし
438風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 22:41:59.80 ID:47nVLpme0
では 今度こそ
439風と木の名無しさん:2011/10/01(土) 22:43:54.45 ID:HSR5O3nqO
お兄ちゃんの彼氏?
440風と木の名無しさん:2011/10/02(日) 00:06:59.75 ID:PqqDMTUi0
兄「なぜそう思う弟よ」
弟「え…だって。いつもお兄ちゃんその人のことしか話さないし。今日だって」
兄「あのなぁ。いくら俺様と言えど、彼女持ちの奴をたぶらかすほど悪人ではないぞ」
弟「えっ…う、嘘ばっかり。僕は騙されないかんね!」
兄「ほう、『嘘』だというのか。そうかそうか」
弟「う…ご、ごめん、なさい。だからその両手をワキワキさせるのやめて」
友「とりあえず俺を無視して話を続けるのは止めてくれないかな」
兄「おお、すまんな。どうもこいつを見てるとついイジりたくなってな」
友「あー何か分かる。お前の弟、なんかこう、小動物系? ついつい撫で回したくなる感じだわ」
弟「……っ!?」
兄「だろう?」
友「でもいいよなー、こういう可愛い弟がいて。なぁ、俺に一日くらい貸してよ」
弟「……」
兄「ははっ、一日と言わず、一週間位でもいいぞ? でもまぁ一応本人の同意も得ないとな。な?」
弟「……う、うん」
友「そりゃそうだな。いや悪い悪い。ごめんなー弟くん。本気にしないでね?」
弟「……ぃ、です…」
友「ん? 何か言った?」
弟「い、いえっ! 何でもないです! それじゃ僕、これから出掛けますんで! どうぞごゆっくり!」
友「あっ…なんだ、はえーな。もう行っちまったよ」
441風と木の名無しさん:2011/10/02(日) 00:08:30.06 ID:PqqDMTUi0
兄「くくっ、アイツの反応。見たか? すげー分かりやすいだろ?」
友「いや話には聞いてたけど…あれほどとは」
兄「お前を連れてきた時の顔ったら。さも『興味がありません』みたいな顔で『彼氏?』だもんなー」
友「そして『彼女持ち』と言った後の表情。そりゃバレバレだわー」
兄「な?」
友「でどうすんの?」
兄「何が?」
友「だから、『貸してくれる』って話」
兄「あー」
友「構わないんだろ?」
兄「まぁ、な。でもほら」
友「何がだよ」
兄「…やっぱ『俺のモノ』だから、な」
友「言うと思った」
兄「すまねぇな」
友「何、いつものことだ。気にしないさ。ただその代わり」
兄「その代わり?」
友「この『埋め合わせ』はしてもらうぞ?」
兄「…あー」
友「身から出た錆、だ」
兄「まぁ、いつものことだし気にもしねぇよ」
友「うむ、従順でよろしい」
442風と木の名無しさん:2011/10/02(日) 02:21:43.10 ID:SDOm9by00
お兄ちゃんヒドイww
弟がかわいすぎるな
『埋めあわせ』の内容が気になりますね
実は友→兄→弟→友のハチクロ状態だったらさらに萌え
GJ!
443風と木の名無しさん:2011/10/03(月) 00:40:48.95 ID:E+llRF5E0
mws
444風と木の名無しさん:2011/10/03(月) 02:58:09.57 ID:GtZYBvHx0
彼女持ちって言うのは弟を安心させるための嘘っぽく見えるね
弟くん、頑張れ!
GJ!
445風と木の名無しさん:2011/10/03(月) 12:28:43.04 ID:2YjLLQG5O
読解力ある人に感心しつつまわす
446風と木の名無しさん:2011/10/03(月) 18:51:59.27 ID:+yyD1DXRO
まわしまわし
447風と木の名無しさん:2011/10/03(月) 19:18:35.24 ID:Yv4MbPtw0
弟かわいいよね
448風と木の名無しさん:2011/10/03(月) 19:32:01.66 ID:xkUxUkhA0
まわし
449風と木の名無しさん:2011/10/03(月) 19:34:34.65 ID:cu20oQMF0
嫌いな訳じゃない
4501/2:2011/10/04(火) 01:08:11.74 ID:E4uhkCa80
萌え語りいっくよー!!

オーソドックスにはあれですかね、バレンタインディ。
受けさんは付き合い始めたばかりの攻めさんのために、手作りチョコとか用意しちゃうわけですよ。
ところが校門前で、女の子にチョコを差し出される攻めさんを目撃。
攻「…ごめん、甘いもの、嫌いなんだ。」女子「えー!?」
攻めさんはスポーツ少年だったりして、結構モテモテだったりして、昼過ぎには『攻め君は甘いもの嫌いだから、誰のチョコも受け取ってくれない!』みたいな噂が校内を駆け巡るわけですよ。
(好き嫌いも確かめずに作ってきちゃった…僕のバカ…)落ち込んだ受けさんが、焼却炉にチョコを投入しようとしたその時、後ろから声が!
攻「待て」
受「え?」
攻「それ、チョコレートでしょ?くれないの?」
受「だって、甘いもの嫌いだって…」
攻「嫌いな訳じゃない。…好きな人からのチョコしか受け取りたくなかったから、嘘ついた。」
あまーい!みたいなね!展開がね!いいと思うんですよ!

ああでも、ツンツンの受けさんの最上級の愛の言葉、でもいいですね。
何回も何回もアタックしてくるワンコ系攻めさんと、決してデレない受けさん。むしろ冷たい。ソークール。
何度も何度も繰り返されるクールな反撃に、最終的にわんこ攻がしょぼんとしちゃって。
攻「しつこくしちゃってごめんね。明日からもう絡まないようにするから。受けさんが俺のこと、嫌いなのはわかってた。だけど好きだったんだ。ごめんね。」
と立ち去ろうとしたその服の裾を掴んで、
受「ま、待て!」
そっぽ向いたまま、耳まで真っ赤にして、
受「お、お前のこと、その、…嫌いな訳じゃない、から。」
攻「受けさん…っ!」
そのまま抱きつこうとして、ぶん殴られるといい!
4512/3:2011/10/04(火) 01:09:27.96 ID:E4uhkCa80
攻めさんは没落貴族。昔、両親を裏切って没落させたある商人を憎んでいる。
ある日、ふらりと立ち寄った孤児院で、その商人の忘れ形見の受けさんに出会う。商人はとうの昔に、非業の死を遂げていたのだ。
それでも商人への憎しみが捨てきれなかった攻めさんは、受けさんを引き取って養育し始める。
受けさんは親の敵の遺児。だけど天真爛漫な受けさんに、次第に心惹かれる攻めさん。
その葛藤から、なかなか受けさんに打ち解けた態度がとれない。
受けさんは引き取って育ててくれた攻めさんに、憧れや思慕を抱くものの、攻めさんがいつもどこか冷たく一線を引いているのをさびしく感じていた。
ところが受けさんはひょんなことから、自分や攻めさんの両親の因縁を知ってしまう。
屋敷を出てゆこうとする受けさん。最後に、育ててくれたお礼と、お別れを言いに攻めさんの書斎へ。
受「いままで、ありがとうございました。本当に感謝してるんです。俺、攻めさんと居られて幸せでした。」
攻「…」
受「俺、嫌われてるのに気づいてなくて。一人で浮かれて、はしゃいで…すみませんでした!」
泣きそうな顔でけなげに笑おうとする受けさんの姿に思わず!
攻「嫌いな訳じゃない!!」
全力で受けさんを抱きしめて耳元で
攻「…むしろお前を、愛している」
これですよ!葛藤!からの!本音!いやっほぉぉおおう!
4523/3:2011/10/04(火) 01:11:23.12 ID:E4uhkCa80

でもほらここって801板じゃないすか。全年齢じゃなくてpink板じゃないすか。
それでもって「嫌いな訳じゃない」ときたらもう、あれっすよね。『特殊プレイ』。
ある日、攻めさんがちょっと特殊なプレイを試みようとするわけですよ。
受けさん一瞬ドン引き。
で、攻めさんも、やっちまった感で身動きとれなくなるわけですよ。
そんな時の、受けさんの葛藤。
(うわ、どうしよう超気まずい。いや、いきなりだからびっくりしただけなんだって。その、そういうの、嫌いな訳じゃないし。
 ああでも、ここで『それ嫌じゃないから』とか言ったら俺超インランみたいじゃん。なんか『どうぞどうぞ』って誘ってるみたいじゃん。
 なんなの?なんでこういう時だけ慎重になるの?いつもみたいに強引に押し切ればいいじゃん。抵抗しないのに。どうすればいいの?)
みたいな。
嫌いな訳じゃないんだけど、ちょっと最初に拒否反応出しちゃったから、どうしていいかわからない、みたいな。
最終的には攻めさんが我慢できなくなるか、受けさんが「お、お前がしたいなら…いいよ」とか言ってベッドになだれ込むといいよね!

あああもう、「嫌いな訳じゃない」って言うセリフがどんなシチュエーションから出てきたのかと思うと、ご飯何杯でも食べられるどころか、この萌えでご飯何合か炊けるくらい萌え転がるわー!
素敵なお題をありがとう神様!ハレルヤー!


テンション上がりすぎて最初のレスの分母まちがえたー!
ごめんねー!!
453風と木の名無しさん:2011/10/04(火) 01:32:52.92 ID:z8iZqcno0
これは良い0www
お題に萌え転がってるのが良くわかって、こちらにまで萌えが伝染するわ〜
まさにパンデミック級の萌え語り、グローリア!
ご馳走様でした
454風と木の名無しさん:2011/10/04(火) 02:01:19.80 ID:sz9+wpRRO
これはいい萌え語り
特殊プレイのくだりに潜在意識にあった萌えツボを刺激された
そしてツンデレの言う「嫌いじゃない」はやっぱり最高だよね!
お題もろともGJ!!
455風と木の名無しさん:2011/10/04(火) 02:18:07.46 ID:Pu5xCeuV0
読むまでもなくものすごく萌えたんだろうことは理解できたが、読んでさらに深く理解できたw
どの嫌いじゃないも萌えすぎる、熱い萌え語り乙でした
個人的には二番目の没落貴族攻さんが特に萌えた!
そうなるまでにどれだけの葛藤があったのかと思うとヒャッハー状態で床ローリングだ
456風と木の名無しさん:2011/10/04(火) 07:45:02.39 ID:TagS0yftO
レスがみんな長文なのでどうしたんだと思ったら、なるほど。
どのシチュも美味しかったです。GJ!
457風と木の名無しさん:2011/10/04(火) 09:49:25.17 ID:4oeT9PXi0
ひさびさの萌え語りキタ!と思ったら実に熱い内容でうれしさ二倍!
いいねー、やっぱいい語りから新しい自分の好みに開眼しちゃうのって
801の醍醐味の一つだわw
姐さんには今後もぜひ801啓蒙運動を進めていただきたい!
458木と風の名無しさん:2011/10/04(火) 16:53:25.19 ID:kb7B/t12O
お題も萌え語りも萌える!
では、踏んでくれ
459風と木の名無しさん:2011/10/04(火) 16:59:01.64 ID:RUracRwp0
俺は忘れた、だからお前も忘れろ
4601/2:2011/10/05(水) 05:24:33.51 ID:ZvgJt/Te0
一度唇を重ねたら止まらなくなった。乱暴にベッドの上に押し倒しても、竹下は拒絶をしなかった。
ただ蒼白な顔をして俺を見つめ、やがて観念したように固く目を瞑った。
乱されたシャツの下の身体は火がついたように熱く蕩けたけれど、その腕が俺をかき抱くことは最後までなかった。

翌朝、俺たちは何食わぬ顔で同じオフィスに出社し、すぐにいつも通りの日常に埋没した。
ちらりと観察すると、竹下は相変わらず凄まじいスピードで業務をこなしているようだった。
きれいな横顔からは何も読み取ることができなかった。
俺には、なぜ竹下が俺の行為に答えてくれたのかがわからなかった。
竹下には、己を失うということがない。人当たりは総じてよく、有能で同僚からの信頼も厚いがそのくせ誰からの距離も遠い。
近寄ると逃げていくこの男の心を知りたいと思ったのはいつからのことだろうか。
仕事の合間にくだらない用事で絡み、時間が空けば飲みに誘い、強引に家へ招いた。
竹下は子どものように自分を振り回す俺に半ば呆れていたようだったが、だんだんと本心を覗かせるようになった。
……それだけで、満足しておけばよかった。
俺はもう、竹下の身体がどんなときに反応するのかどんなふうにその声をあげるのかを知っていた。
けれどそのせいで、今は竹下から遠ざかった。
雑談を振ろうとする喉に舌は張り付き、デスクに向かおうとする足は竦んだ。竹下もまた、俺に近づこうとはしなかった。
仕事の繁忙期も重なって、業務以外の言葉を交わさない日が続いた。忙しさはむしろ、心地よかった。
こうして、衝動的に始まった一夜は二人の関係を振り出しに戻してしまった。

だから、その日仕事帰りにバーの黒塗りの扉を開けたとき、竹下の姿がそこにあったのはまったくの偶然だった。
大口の取引が無事終了しようやく人心地ついた職場の面々は挨拶もそこそこに散って行ったのだが、俺は帰宅する気分にならなかった。
ひとりで家にいれば、また愚にもつかないことを考え始めることは明白だった。
俺は特に必要もない残業で時間を潰し、それでもやることがなくなって会社近くのバーに足を運んだ。竹下がいるのは想定外のことだった。
4612/2:2011/10/05(水) 05:25:30.42 ID:ZvgJt/Te0
俺は一瞬の躊躇いの末、意を決してカウンターに座る竹下の隣に腰を下ろした。
気が付いてほんの少しだけ眉を動かした竹下に俺はできるだけ平静な振りをして、“よう”と声をかけた。
竹下も“よう”と返し、何事もなかったように“いつものでいいか”と尋ねてきた。
それから俺たちは、職場の誰と誰がどうとか以前見た映画がどうとか、たわいない話題をどちらからともなくぽつぽつと話した。
一度話してしまえば、感じていたぎこちなさは氷解していくようだった。
「なあ、この間のことだけど――」
気が付くと声が出ていた。しまったと思ったが、口にした言葉は呑み込めない。俺はやけになって竹下の返事を待った。
竹下はカウンターに肘をついて物憂げに視線をよこした。彼らしからぬ仕草だった。
このときになって初めて、竹下がYシャツの第一ボタンを開けていることに気が付いた。この男は通常、帰宅するまではネクタイを緩めない。
「何の話だ」
「とぼけんなよ」
何かがおかしい。違和感に眉をひそめる俺に、竹下はあっさりと言葉を続けた。
「忘れた」
「は、」
「俺は忘れた、だからお前も忘れろ」
「なんだよ、それ」
腹が立って竹下の腕を掴むと、案外やすやすとその身体が引き寄せられる。
「……お前、もしかして酔ってんの?」
強引に顔を覗き込むと、嫌そうに背けられる。よく見ると目の端がわずかに赤い。
それなりに飲んでも顔色の変わらない男だったはずだが、いったいどの程度飲んだのだろう。
そしてこの理性的な男が酒に酔いたくなる事情とはどれほどのものか。
「腕を放してくれ。痛い」
懇願する竹下の瞳が動揺に揺れているのを、俺はただ信じられない気持ちで見つめていた。
462風と木の名無しさん:2011/10/05(水) 11:50:52.82 ID:47iZe6vz0
萌えた…
沈着冷静でクールなのに、恋情と情欲に押し流されてしまうリーマン…
たまんないです GJ!
463風と木の名無しさん:2011/10/05(水) 15:07:00.87 ID:b9c3+CyhO
セクシー…
このお題でこういうシチュはど真ん中です
ありがとうございます
464風と木の名無しさん:2011/10/05(水) 16:43:23.07 ID:NLZd8Py+0
飲まずにはいられないとか、堅物が酔って弱みを見せてとか、
それでも強がってとか、でもちょっと苦しそうとか、萌ツボ満載でごちそうさまです
竹下が落ちるまでの続きプリーズ!GJ!
465風と木の名無しさん:2011/10/06(木) 02:43:44.63 ID:UJR+o2xl0
も、萌えた…!オトナBLの醍醐味が詰まってる…!
2レスできっちり纏めてくる*0のクールさもたまらない
GJGJ!
466風と木の名無しさん:2011/10/06(木) 07:34:30.01 ID:ikLmQYKtO
まわします
467風と木の名無しさん:2011/10/06(木) 13:36:36.24 ID:He3WJtI20
いつか踏んでみたいと思いつつまわし
468風と木の名無しさん:2011/10/06(木) 13:37:53.15 ID:He3WJtI20
さあお踏み
469風と木の名無しさん:2011/10/06(木) 13:39:24.15 ID:ZTevmE2I0
執事と僕
4701/3:2011/10/06(木) 21:47:38.02 ID:tUCEuOQV0
トテテテテテ「ひつじさん!ひつじさん!」
「…君はなかなか訛りが抜けませんね…"し"」
「"ひ"」
「"し"」
「"…し"」
「"しつじ"」
「"し、つじ"、さん!」
「よろしい。さて、ご用件はなんですか?」
「あ!えと、お馬さんにお水、あげました!お庭のおち葉も、全部まとめました!」
「そうですか、君は仕事が早いですね。助かりますよ」ナデナデ
「ほかにお仕事は、ありますか?」
「そうですね…ではベッドメイキングのお手伝いをお願いします。」
「はい!」
「ああ、その前に台所に行って、おやつをもらってきなさい。君の分を取ってあります。」
「わあ!はい!いただきます!」トテテテテテ


「しつじさん!しつじさん!」
「ああ、君ですか。どうしました?」
「ぼく算数ができるようになりました!」
「そうですか。それは良かったですね。」ナデナデ
「はい!あ、あと読み書きも少し、できるようになりました!」ニコニコ
「君は賢いですね。いつかご主人様のお役にたてるよう、今後も勉学に励んでください。」
「はい、がんばります!」
「ああそうだ。仕事が終わったら、私の部屋に来なさい。私が幼いころに読んでいた本を、譲ってあげよう。」
「!! はい!ありがとうございます!」
4712/3:2011/10/06(木) 21:48:12.18 ID:tUCEuOQV0
「執事さん!お呼びですか?」
「ええ。この書類を、急いでご主人様に届けてもらいたいのです。」
「はい!」
「お出かけ先は、わかりますか?」
「はい、大丈夫です!僕、行ってきます!」
「自分のことは、"私"と言いなさい。
 使用人とはいえ君もこの家に携わる者。きちんとした言葉づかいを身につけなければなりません。」
「わ、私」
「そうです。"私が、行ってまいります"。」
「えーと、(コホン) 私が、行ってまいります。」
「よろしい。」ナデナデ
「はい!」
「では、お願いします。」
「はい! 急いで行ってまいります!」


コンコン「失礼します。」
「入りなさい。…ああ、君か。待っていました。」
「何かご用でしょうか?」
「先月の、支払簿の件なのですが。」
「その件でしたら、こちらに。計算はすべて終わっております。」
「そうですか。あと、来月の落成式のスピーチ原稿の方は?」
「私のほうで草案は書かせていただきました。あとでご確認をお願います。」
「君は本当に、優秀ですね。」
「執事さんのご指導のおかげです。」
「助かりますよ。」ナデナデ
「あ、ありがとうございます。」テレ
4723/3:2011/10/06(木) 21:49:01.93 ID:tUCEuOQV0
ガタガタッ バタン!
「…し…執事さん…」
「なんですか、こんな時間に騒がし…っ!」
「あ、あの、ぼ、ぼく、いやわた…」
「君っ!何があったんです!」
「…ご主人さまに、お、襲われました…」
「!?」
「あの、お部屋に呼ばれて、それで、あの、ずっと見ていたと仰って、覆いかぶさってこられて」
「…っ!」
「で、思わず、ご主人様を、殴ってしまって、その、息はあるんですけど、ご主人様、揺さぶっても目を覚まさなくて」
「…なんということだ」
「ど、どうしましょう。執事さん。ぼ…私、どうすれば」オロオロ
「逃げましょう」
「え?」
「私としたことが…自分の気持ちに、今、気付きました。私と共に逃げましょう。」
「え?え?」
「今気付きましたが、私は、たとえご主人様にでも君を譲る気がないほどに、君を愛しています。
 もし君が私に少しでも好意を持っていてくれるなら、私と共に逃げましょう。」
「…愛して?」
「ええ、この家も執事の座も捨てられるほどには。
 …ああ、でも、こんな時にこんな状況で告白するのは、卑怯ですね。
 君にその気が全くなくても大丈夫ですよ。君だけは助けてみせます。」
「そんな」
「…申し訳ありません。君を混乱させてしまいました。」
「いえ、大丈夫です。その、…僕も、ずっと執事さんが好きでした。
 あっ!えっと、あの、わ、私も!ずっと好きでした!好きです!」
「…"僕"でいいですよ」ナデナデ
「え?」
「君が"ぼく"というときの唇の動きが、実はかわいらしくてとても好きなんです。」
チュ
「!?」
「さて、では急ぎましょう。必要なものを手早くまとめて、5分後に裏門へ。できますね?」
「はい!」
「ああ、そうそう。門を出たら、私のことは名前で呼ぶように。」
「え?」
「今からは、この家の執事ではなく君の恋人になるわけですから。」
「…っ! は、はいっ!」
473風と木の名無しさん:2011/10/06(木) 22:24:30.51 ID:MZjKMIPYO
かあわいいい
でも逃げるのは良くないよ執事さん
旦那様をなんとかしてから行かなくちゃw
GJでした
474風と木の名無しさん:2011/10/06(木) 22:44:50.17 ID:V7laFo/N0
そうだな。
執事としての後始末をこなしたあと、
お暇をいただきますって見習い引き連れてさらりと消えてほしかった。

しかしトテテテテテの破壊力はすごいなー
ちび見習いの走り去っていく後姿が見えたよ!
475風と木の名無しさん:2011/10/07(金) 07:33:52.51 ID:ZR8C3h100
かわいいwwGJ!
有能な執事さんっぽいから5分で倒れた主人を何事もなかったようにベッドに寝かせて
こっそり僕を襲った復讐をしつつも澄ました顔で待ち合わせ場所に来てくれたらいい
476風と木の名無しさん:2011/10/07(金) 13:58:45.10 ID:020BZz8kO
一行目から破壊力抜群でやられました
いつまでたってもなでなでされて嬉しそうなのがかわいい
477風と木の名無しさん:2011/10/07(金) 13:58:52.28 ID:v7/pG/mg0
かわいいかわいいよ見習い!
小さい頃からずっと一緒っていいな
GJ!
478風と木の名無しさん:2011/10/07(金) 17:12:13.43 ID:lsqekgNZO
僕かわいいよ僕!!
別館の続き共々GJ!
御主人様かわいいじゃないのwww
479風と木の名無しさん:2011/10/07(金) 17:16:29.62 ID:UbEX47Uo0
ダメ兄とデキル弟
480風と木の名無しさん:2011/10/07(金) 18:50:19.07 ID:0i9wAYM00
「キスして」
兄より優れた弟などいない。どこぞの世紀末覇者が活躍する漫画での主人公の兄が発した言葉に、俺はすさまじく共感していた。
本当に兄のほうが優れているのなら絶対に出てこない言葉だ。事実への悔しさとか、わかってはいるけど認めたくない感情がありありと伝わってくる。
漫画を読む手を止めずに横目で弟をちらっと見る。いかにも真面目で、お勉強の出来そうなピンクフレームのメガネをかけた男の目をつぶった姿に内心ため息を吐く。
最近の俺は弟と話す機会がめっきり減っている。主に俺の自尊心の問題で。
視界に入るたびに弟が優秀なことに劣等感を感じたり、ちょっとしたことで苛々するからだ。
自分の弟に対してこんなドロドロした気持ちを俺は抱いている。――昔はこんな気持ちにならなかったのに。
昔から才気を溢れさせていた弟に、これといって意識をしていなかった。
むしろ「良いお兄ちゃんだね。ハル君もお兄ちゃんみたいになれるといいね」なんて言われていい気になってばかりいたような気がする。
何時からだったか……何かにつけて弟と比較されて、お説教の内容が嫌いで、同じことばかり言う周りが嫌いで、次第に弟のことも嫌いになった。
弟が嫌いになった1番のきっかけは何だっただろう。
お説教されるときに毎回といっていいほど登場していたからか。難しい問題に頭をひねっていたときに横から答えを口出ししてきたときだろうか。
好きな女の子がこいつのことが好きだったからだろうか。
それとも……
「何考えているの? 兄さん」
「お前が何時になったらつまんねえ冗談を言わなくなるか考えていたんだけど」
「冗談じゃないんだけど……いいじゃん。キスの1つや2つくらい」
キスして。抱いて。頭をなでて。手をつないで。家の中、それも親が居ないときはすぐにすぐにこれだ。
俺はこいつの背中に回りこんで蹴りをいれた後自分の部屋に鍵を掛けた。
481風と木の名無しさん:2011/10/07(金) 20:09:55.63 ID:HC92pFrU0
ラスト兄ちゃんGJ!

そうそう、そこが兄としてのプライドだよ!
482風と木の名無しさん:2011/10/08(土) 11:18:50.87 ID:GRqzUk0Y0
誘い受けっていいよね
小悪魔系だともっといい
483風と木の名無しさん:2011/10/08(土) 20:49:02.08 ID:m7oUEzzI0
お題を読むまでてっきり弟の方が攻めかと
誘い受けバンザイ!
484風と木の名無しさん:2011/10/08(土) 22:09:11.13 ID:oua5GztlO
いやいや、ダメ兄とデキル弟。
どっちが受とは書かれていない。
どっちも受でも可愛い。
百合ホモ好きにもたまらんです。


ダメ兄とデキ(て)ル弟を想像して萌えてたお題だったけど、デキル弟って良いね。
485風と木の名無しさん:2011/10/08(土) 23:21:01.81 ID:MyH9RKuR0
デキル弟に劣等感持ってる兄とそんな兄にべた惚れな弟っておいしいな
どっちが攻めでも受けでも萌える
486風と木の名無しさん:2011/10/09(日) 08:08:44.67 ID:i6Djokmn0
まわし
487風と木の名無しさん:2011/10/09(日) 08:27:04.10 ID:YVUxC9xd0
連休だから人が少ないねまわし
488風と木の名無しさん:2011/10/09(日) 08:49:57.07 ID:4cZUHKgW0
さあどうぞお踏みくだされ
489風と木の名無しさん:2011/10/09(日) 08:53:01.24 ID:BMyu1rNu0
くすぐりに弱い受け
490風と木の名無しさん:2011/10/10(月) 08:29:08.39 ID:JLq+YYhQO
「ん…」
キスして抱いて引き寄せて。
扱いはとても丁重に。
「あ…、っ…く……、や…、も……ダメ…かも」
まだシャツを捲って横腹を撫でただけ。
少し涙混じりで赤くなった目元はそれなりにそそるが、そんなに早いのはナシだ。
「我慢して」
釦を外すこちらの指を抑える恋人の手が震えている。
「まだ」
我慢して、と言い慣れてしまった言葉。
ヒクヒクと震える脇腹から手を離し、両手を頬に添える。
痙攣に似た震えが収まるまで、たっぷりキスして触れられない分だけ気分を高め。
胸元へと手を伸ばせば、息を飲む気配。
諦めてその手を下ろしてスキニーの釦に。
チャックを下ろして、下着の中へと指を入れて肌を探る。
既に頑なっているベニスを手の中で扱けば、性急な扱いにご不満だと言わんばかりにドンと背中を叩かれる。
知ってるよ。
ムードも手順もへったくれもないけど、あんたこうでもしないと笑うじゃんか。
ケツん中掻き回して、グズグズに理性と身体が堕ちてからじゃないと撫でただけで笑う癖に。
491風と木の名無しさん:2011/10/10(月) 08:47:31.69 ID:ge09ipL/0
これは、これはGJ!!
短い中に萌えが凝縮されてるよ…!
コメディ調のを想像してたけどこんなにいいのが来るとは!
492風と木の名無しさん:2011/10/10(月) 10:08:46.12 ID:ryz+zUqa0
いい!すごくいい!
笑われて拗ねちゃったんだろうな、かわいい
493風と木の名無しさん:2011/10/10(月) 16:41:26.17 ID:n/7OiS0k0
ベニスww
494風と木の名無しさん:2011/10/10(月) 21:02:11.48 ID:Xc5maRvS0
ホントだベニスだww
これは官能的で良い萌えだ
GJ!
495風と木の名無しさん:2011/10/10(月) 21:57:17.54 ID:xYXiWhtQ0
たった1レスに驚くほどの萌えが!!GJGJ!
496風と木の名無しさん:2011/10/10(月) 23:00:59.31 ID:E/AzwdfpO
GJ!萌えました
497風と木の名無しさん:2011/10/11(火) 01:00:34.87 ID:iesvunW0O
最後の一文で何か爆発した
エロス萌えGJ!
498風と木の名無しさん:2011/10/11(火) 01:42:22.65 ID:icYda06TO
踏み台になってあげるよ
499風と木の名無しさん:2011/10/11(火) 01:53:00.04 ID:Nmy6K2Ee0
相手によって一人称を変える
500風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 02:04:33.03 ID:WtVnLK2EO
お流れかな?残念
501風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 02:32:55.51 ID:/+xkERfT0
お流れまわし
502風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 09:40:11.60 ID:bJfJv3NS0
まわし
503風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 10:35:31.20 ID:kD8G2Fdp0
まわし
504風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 12:42:27.13 ID:yAQBlKO8O
まわし
505風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 14:44:06.01 ID:PPjSzPQF0
いつか踏んでみたいと思いつつ
まわし
506風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 16:48:08.08 ID:+aLTADLs0
まわすよー
507風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 16:55:06.04 ID:ZOC7cdmr0
まわします
508風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 16:55:55.13 ID:8yu/00fw0
今度こそ…しっかり踏んでっ!
509風と木の名無しさん:2011/10/12(水) 16:56:02.45 ID:nPQ3tQ9m0
天然同士のバカップル
510風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 07:06:17.79 ID:cMNxIQtT0
>>509
お流れ残念まわし
511風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 10:13:20.87 ID:1MvpINKs0
また流れちゃったかざんねん
まわし
512風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 12:03:36.78 ID:w06rh+oE0
まわしまわし
513風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 12:21:38.67 ID:yfXrEkRyO
流れてないよ!時間見てみろ!
*0は謝罪と共に投下しろ
514風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 12:44:36.42 ID:wQ+vksooO
まわしまわしwktk
515風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 15:33:45.64 ID:O/qkHBn7O
まわす
516風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 15:46:05.85 ID:4S8ZxGu70










まわす前に>>1を読め
そして時間を確認しろ















517風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 16:53:42.91 ID:q5f7dnTt0
0さん居ないようなので……。
天然同士のバカップルって、お互いのことしか見えてないしそれが当たり前ってイメージです。
例えば、
受けが友達と立ち寄ったコンビニで食べた新作の食べ物が美味しかったら
「ウマッ! これ絶対今度Aと食べよーっ」と語尾にハートマークつきで笑顔で話す。
攻めが友達と食事に行ったら、
「友は本当に美味いもの知ってるな」と言いつつ、一口食べただけで無理にテイクアウト。
「腹へってるのにどうした?」と聞かれると、
「確かに空腹だけど、美味い物を受けと一緒に食べたらもっと美味しくなるんだ。だから、持って帰って食べる」
と平然と言って、友達残して帰ってしまう。
食べ物だけでなく、生活全てがこの調子。
何をしていても誰と居ても、攻めは受けの、受けは攻めの、話題や行動になってしまう。
最初はポカーンな友達もすぐになれて、「あー、はいはい」「ったくバカップルが」といった反応になる。
天然入っててちょっとズレてるけど、まわりに温かく見守られてるそんなカップルが好きです。
518風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 17:18:55.30 ID:gz/4IVDD0
>>517 GJです!
確かに天然って周りからズレたことしますもんね
周囲から愛される天然バカップル可愛かったです

さあ、私を踏んで
519風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 17:20:48.11 ID:4RxaNqq70
ロボット×ヘタレ妖怪
520風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 21:27:10.19 ID:rwX9HjWGO
(1/5)

昔々ある樹海に、一匹の弱虫なサトリが住んでいました。
本来サトリとは、他者の本音を漏らさず読みとる力を持ったとても強い妖なのですが、このサトリはどうにも臆病で脆弱な質でしたので、都で人間達の心の真ン中の、真っ黒くて汚い部分を嫌というほどに知ってしまった結果、
すっかり人間という存在に恐れ、そして不信の念を抱き、誰も訪れないような樹海の奥深くで、一匹ひっそりと暮らしていたのでした。
何十年、何百年と変わらない暮らしに変化が訪れたのは、一体何時頃でしょうか。度々、人間がサトリの住む樹海に迷い込むようになり始めました。
521風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 21:28:06.67 ID:rwX9HjWGO
(2/5)

彼等は森をやたらに荒らすわけでもなく、ただ適当に居処を定めると、首吊り・服毒・断食とやり方は様々なれど、一様に己で己の命を摘み取るのでした。
それを不思議に思ったサトリが、偶然見つけた一人の死に損ないの心をぱっくりと覗きますと、どうやらこの樹海は、著名な物書きの手によって自決の名所として、随分に名を馳せてしまったらしい、という事がわかりました。
これにはサトリも滅法困ってしまいました。今更別の地に移り住むあてもありませんし、死者の穢れで樹海の纏う神気が汚されるのも、妖にとっては重大な死活問題です。かといって、生者とよろしく対面するのも真っ平御免な訳ですが。
522風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 21:28:57.66 ID:rwX9HjWGO
(3/5)

(以下、箇条書き)

取りあえず、森に立ち入った人間を見かけたら姿を隠しつつ相手の心を読んで精神攻撃&山の神の振りして「今直グニ此処ヲ立チ去レ、立ち去ルノダァ!」コンボで追い出すお。

でもやっぱりサトリ一匹の力じゃ樹海警備員の荷は重いお……。

なんか、最近樹海に見慣れない鎧武者がうろついてるんだけど、こいつ全く心が読めないんだお。ATフィールドかお。

でもこいつ、速やかに侵入者を見つけて忠告&捕獲しながら下界にポイしてくれるから嫌いじゃないお。

どうにも鎧武者の事が気になるから、勇気を出して下界までストーキングしてみたお。透明化で。
鎧武者の雇い主の心を読んだところによると、あいつ実は鎧武者じゃなくて遭難&自決者対策の一環として作られた救助用カラクリ人形らしいお。
523風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 21:50:27.56 ID:UNpv8RZC0
まぁ、鎧武者(以下カラクリ)とサトリの利害は一致してるし、無口で実直で裏表の無いところがむしろ気に入ったお。二人はプリキュアとして一緒に頑張るお。

(以後、数十年間に渡る妖とロボによるプリティーでキュアキュアな樹海ライフ)

ある大嵐の日、カラクリが落雷に巻き込まれて大破してしまうお。
磁場が強くてレーダーが反応しないから、カラクリの研究所の皆も誰も助けに来てくれないお。
樹海内に来てくれたらサトリの言葉も届くのに……でも、この大嵐の中、来れる訳がないお……カラクリ、嵐が止むまでの辛抱だお……。
524風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 21:54:17.34 ID:UNpv8RZC0
(4/5)


(しかし、サトリの願望虚しくカラクリは二十七時間の後、エネルギーを使い果たし完全に活動停止ーーー)

あうう。サトリのせいだお!サトリが弱虫で力の無い妖怪なせいでカラクリを助けられなかったお!あばばばばば!

(サトリの涙と鼻水が豪快にカラクリのパーツ残骸にふりかかった瞬間、カラクリの体が某美女と野獣の野獣の呪いが解ける瞬間的なアレな状態になる)
525風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 22:09:44.10 ID:rwX9HjWGO
(5/5)

なんと!カラクリが付喪神として復活したお!
なんか何十年もの間、大事にメンテナンスされ続け、研究所の皆にも大切に思われてたから付喪神になる資質はバッチコイだったらしいお!所員達テラGJ!
しっかし、ちくせう!サトリだって研究所の皆に負けないくらいにカラクリの事が大好きだお!愛してるってばお!

カラクリ「……機械の体の頃は言えなかったけれど、君同様に妖の卷族となり、この身に魂が宿った今なら、感情を伝えられる。……サトリ、私も君の事が好きだ。
こんな若輩者で良ければ、私とつがいになってはくれないだろうか……」

こっちこそ!樹海こもり歴1200年のエリートヒキニートでも良いなら喜んでもらってくれだお!

こうしてふたりは末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたし めでたし。
526風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 22:25:33.33 ID:SuBEaoPi0
527風と木の名無しさん:2011/10/13(木) 22:58:02.93 ID:Y9X/7NYP0
以下箇条書きって…と思ったけどこれは萌えた!GJ!!
サトリかわいいよかわいいよサトリ
末永く幸せにな!
  しかし鼻水w
528風と木の名無しさん:2011/10/14(金) 00:05:10.68 ID:93bKfLnqO
さあどうぞ
529風と木の名無しさん:2011/10/14(金) 00:12:10.61 ID:rz7PtqkpO
和と洋
530風と木の名無しさん:2011/10/14(金) 13:03:58.18 ID:QcJhTSLD0
ずっと憧れ続けてきました。
明るくて華やかで、僕にはないものを持っていて。
真似してみたりもしたけど、やっぱりうまくいかなくて。
僕は洋さんのようにはなれなくて 。
でもそんなとき、洋さんは「君は君のままでいいんだよ」って
優しく頭を撫でてくれるのです。

小さな君の頭を撫でると金木犀の甘い香りがそっと鼻をくすぐる。
誰とも関わらずにずっとひとりで生きてきた君が、少しだけ僕に心を許してくれたようで。
君が作ってくれた肉じゃがを食べながら
君はいつでも僕を君色に染めてしまうんだね、と笑った。
531風と木の名無しさん:2011/10/14(金) 14:56:33.53 ID:t9fmIC/OO
シンプルながら雰囲気あって好きだGJです
532風と木の名無しさん:2011/10/14(金) 21:39:34.17 ID:FawqIZWp0
前半が和で後半が洋?
533風と木の名無しさん:2011/10/14(金) 23:20:16.67 ID:NM9m63e2O
そう
擬人化っていうのもちょっと違う?擬人化として自分は受け止めちゃったけど
GJ
534風と木の名無しさん:2011/10/15(土) 04:51:55.88 ID:3Q1QuwVJ0
擬人化のようでもあり、人名のようでもある
あっさりながら深いね
良い雰囲気GJです
5353:2011/10/15(土) 10:12:02.74 ID:FkDLcQFzP
これくらいの長さで雰囲気を出すようなのが書きたい
自分がやるとどうも説明臭くてダラダラと長くなる
それはそうとGJ
536風と木の名無しさん:2011/10/15(土) 12:57:21.21 ID:ZGdz4noq0
概念萌えのようなものなのかね
みんな言ってるけど雰囲気良いな
GJでした!
537風と木の名無しさん:2011/10/15(土) 15:43:36.68 ID:e+dh0h2dO
肉じゃがのくだりがなんか好きだ
GJGJ
538風と木の名無しさん:2011/10/15(土) 15:52:04.13 ID:KtA2s2pq0
ちゃんと更新した?
539風と木の名無しさん:2011/10/15(土) 15:53:03.99 ID:EtyxJvRe0
ピロートーク
5401/2:2011/10/16(日) 01:54:24.47 ID:PHKKE+FQ0
「蕎麦殻か、羽毛か、それが疑問だ」
夕飯の買い出しから帰ると大学の先輩がイエスとノーがプリントされた布を前に苦悩していた。
「ああ柴田くん遅かったじゃないか」
「いやなんでいるんですか」
「二人のうちどちらかがいるところには、いつも二人ともいるんだよ」
「さっきまで俺いませんでしたけど」
「僕はいた」
相変わらず話が通じない。
目の前で薄気味悪い笑みを浮かべている(多分愛想笑いのつもりなんだろう)男は所謂天才というやつで、
学部生にもかかわらず何やら画期的なシステムの構築と運用に成功したらしく業界内では最注目されている。
らしい。
というのも俺は文系学部の学生で校舎も違えば学年も違うし所属しているサークルも違う。
しかし何故目の前の男が親しげに接してくるかというと、理由は以下に記される。
新歓で潰す側であるはずの人間が勝手に自爆して潰れて、偶然同じ居酒屋で開催された新歓に参加していた一年生に
店前で吐瀉物と共に眠りについてるところを介抱され、それに痛く感激し、何故か懐くようになった。
そしてその不運な一年生は現在二年生になり、ボロアパート生活にも漸く慣れ、
久しぶりに奮発して買った食材を片手に変人の突然の襲来から現実逃避するように過去の自分の過ちを回顧している。
「でね、話は戻るんだけど柴田くんは蕎麦殻派?羽毛派?」
「なんの話ですか、っていうか住居侵入罪は3年以下の懲役または10万円以下の罰金が課せられることはご存知ですか」
「うん知ってる!でも正当な理由があるから法定刑は適用されないよ!」
「すっげームカつくんで自慢気に言わないで下さい。で、正当な理由とは?」
「だからこの中身をどうしようという相談」
目の前にイエスとノーの布。
5412/2:2011/10/16(日) 01:55:04.66 ID:PHKKE+FQ0
「これなんすか」
「枕カバー」
「はあ」
俺の反応などお構いなしに目の前の他称・天才は議論を展開する。
「僕としてはね、やはり機能性・通気性と共に枕としてスマートな蕎麦殻を推したい。
 しかしながらこのカバーに蕎麦殻とはどうなんだろうか。それは果たして美しいのだろうか。
 ここで僕は初めて機能と効能の根本的差異を知り、打ちのめされた。」
肉、そろそろ冷蔵庫に入れないとまずいよな。
「羽毛。確かに蕎麦殻よりは使用寿命は長い。なによりこのカバーには美しい。
 だが僕はそう簡単に安易な可能性に飛びついていいのかと懐疑的にもなった。
 そして思考が停滞しだした折、恥ずかしながらやっと一つの活路の存在を思い出した。
 なによりも共有する君の意見を考慮していなかった、と」
「すみませんなんか最後ちょっと意味がわかんないんですけど」
「?」
「いやどうしたのって顔しないで下さい。
 なんで俺がそれを一緒に使うことになってんすか?片方くれるってことですか?」
枕カバーには別に困ってませんという言葉を繋げようとするも、急にピタリと先輩は行動を停止させた。
次に顔を真っ赤にさせたかと思うと少し上を向いて目を閉じ僅かに打ち震えながら呼吸を整え出した。
本当になんなのこの人。
「…やはり君は僕には無いものを与えてくれる…!」
「もうマジで意味分かんないんで帰って下さい」
「なるほど…そもそも枕でイエス・ノーという意思疎通を行おうという考え自体が愚かだったんだな…。
 君が片方の枕しかいらないという事は僕がもう片方を使用することはないという事であり、
 従って枕は不要という事になる。見事な帰結だ…!」
「いや、あの?」
「僕は一体何を悩んでいたのだろう…」
「もう少し自分の人生について悩んだほうがいいと思いますよ」
「しかしまだこれは机上の論理でしかない。
 よって僕はこれを実際に証明したい」
漸くこちらにまともに身体を向けたかと思えばギラリとした瞳に射抜かれる。
「なんかとてつもなく嫌な予感がするんですけど」
「認識の相違点は行為の後に語り合おう」
「ちょっまっ…うわっ」
542風と木の名無しさん:2011/10/16(日) 03:09:37.21 ID:3pLxP87L0
うん、確かにピロートークだw
奇人な先輩も常識人な後輩も可愛い、GJ!
543風と木の名無しさん:2011/10/16(日) 03:25:01.28 ID:gtD/saKD0
そう来たか!と感動しつつ面倒な先輩に物凄く萌えた!!
GJですw
544風と木の名無しさん:2011/10/16(日) 05:33:06.28 ID:3lbb8K8Z0
あのお題でまさかこう来るとは!
驚きつつ柴田くんがんばれGJ!
545風と木の名無しさん:2011/10/16(日) 10:38:41.57 ID:bkfEmxoz0
流され受け(柴田くん)か、襲い受け(先輩) か、それが疑問だ。
どっちでも可愛い。 GJGJ!
546風と木の名無しさん:2011/10/16(日) 11:23:21.58 ID:EeaE9Yki0
柴田くんの冷静な突っ込みがツボだwww
こいつらいつもこんな会話してるんだろうな〜って思うと萌えた
GJでした!
547風と木の名無しさん:2011/10/16(日) 13:56:14.32 ID:pWNsPfu70
めんどくさい先輩とそれをスルーしまくりな柴田くんのコンビが素敵過ぎる!
新しい萌を発掘してしまったわ
GJしたーw
548風と木の名無しさん:2011/10/16(日) 14:13:07.99 ID:4Dk9a3vT0
リロードしたけど大丈夫かな?
549風と木の名無しさん:2011/10/16(日) 14:25:44.77 ID:5EE2biG30
農民受け
550風と木の名無しさん:2011/10/17(月) 11:44:31.05 ID:GNYl1ymLP
書かれていた文字は「農民」だった・・・オレは絶望した・・・
ここはダーマの転職樹という場所だ。樹齢十万年と言われる巨大な木の根元にある小さな祠がこの世界で唯一つの転職が行える施設だ
この世界の転職システムは自分が希望する職に就くことは不可能だ。全て転職樹の思し召し次第だ
転職希望者は転職樹によじ登って若葉を一枚だけゲットしてくる。それを祠の神官に渡す。神官は呪文を長々と詠唱する
そうすると葉にあぶり出しのように文字が浮かび、転職希望者はそこに書かれていた職業に転職することになる。拒否は不可能だ
転職するとレベルが二十に達するまで再転職は不可能だ。ハズレを引くととてもつらいことになる・・・
オレの幼馴染兼恋人の職歴は華麗だ。最初にいきなり「四元使い」を引き当てた。火水風土の四元属性のスキルを全部覚えられるお得な職業だ
そして次に「黄金騎士」になった。戦士系の上級スキルで金の鎧をまとって戦う。戦士なのに魔法系のスキルも身に付けられる
さらに先月の転職でとうとう「勇者」を引き当てやがった。どんな職業かは言うまでもないな。最高の職業だ
それに比べてオレは・・・最初の職業は「村人」だった。取り得なっしんぐ。得られるスキルは一切なし
次に引いたのは「旅人(小旅行限定)」だった。何それ? 取り合えず「逃げ足」のスキルだけは身に付いた
そして今度こそ! と意気込んで臨んだ今回の転職がこれだ・・・ああ、神は我を見放したのか・・・
せめて回復系スキルが身に付けられる職業になりたかった。そうすればアイツの苦手分野をサポートできる
そして何より・・・自分で腰や尻の痛みを治療できるようになる。最近は酷使しすぎてアイツの要望を断ることも多い。それがとてもつらい
ああ、農民か。宿屋に戻ってアイツになんて報告しようか・・・きっと大笑いするな。アイツはそういうヤツだ
仕方ない。どこかで土地でも借りてトマトとナスとズッキーニでも作って、アイツの好きな野菜トマトパスタのウマいのでも食わせることにするか
551風と木の名無しさん:2011/10/17(月) 12:58:11.45 ID:OAd6Vx6I0
トマトとかナスって回復アイテムになるよね?
発想が面白かったw
552風と木の名無しさん:2011/10/17(月) 17:19:43.85 ID:1oxNCyCz0
農民受けでそう来るかwww
仲良しそうなのがかわいい!GJ!
553風と木の名無しさん:2011/10/17(月) 18:25:19.53 ID:XXDTqdKe0
いったいどこからそんな発想がわいてくるのか教えて欲しいw
勇者の心の支えになるに違いない GJ!
554風と木の名無しさん:2011/10/17(月) 20:08:33.99 ID:IuFAu4oiO
最終的には前向きなとこが可愛いw
GJでした!
555風と木の名無しさん:2011/10/18(火) 01:19:20.60 ID:rdp9avhW0
農民くんもいいけど勇者くんもカラっとしたイヤミのない感じがいいw
たった一文でこうも好感度を上げられるとは…
すごい!GJでした!!
556風と木の名無しさん:2011/10/18(火) 01:50:33.56 ID:VO1iBU2f0
何これ大好きwww
2人の日常を延々と読みたいくらい好きだw
GJ!!!
557風と木の名無しさん:2011/10/18(火) 04:02:14.56 ID:k9wvsyZn0
勇者が旅にでたその後も見てみたくなるなw
乙です
558風と木の名無しさん:2011/10/18(火) 04:08:18.60 ID:rS5GL/C80
踏み台
559風と木の名無しさん:2011/10/18(火) 04:09:05.35 ID:gfF7VK/H0
仲良し三人組
560風と木の名無しさん:2011/10/19(水) 07:44:32.65 ID:nRUDPFVX0
残念ながらお流れまわし
561 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/10/19(水) 10:29:43.37 ID:CpklVz/10
まわまわまわまわまわし
562風と木の名無しさん:2011/10/19(水) 13:56:06.40 ID:FNHo2wbG0
残念まわし
563風と木の名無しさん:2011/10/19(水) 14:31:21.65 ID:Fk6uAK1k0
うーん、残念だ。
まわし。
564風と木の名無しさん:2011/10/19(水) 14:50:58.19 ID:l1R43tje0
おまわし
565風と木の名無しさん:2011/10/19(水) 15:20:54.88 ID:Hy1UWWEM0
別館に百姓受けの続きっぽく、お題が投下されてたよ まわし
566 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/10/19(水) 15:30:50.57 ID:gUHbGfJOP
忍法帖レベル確認兼まわし
567風と木の名無しさん:2011/10/19(水) 15:39:32.29 ID:475PhJjNO
別館に来ている事もあるから油断できないねまわし
568風と木の名無しさん:2011/10/19(水) 15:51:08.95 ID:NQuwTyVkO
ちゃんと確認
569風と木の名無しさん:2011/10/19(水) 15:54:38.60 ID:QjR8vvL20
彼女持ちクール攻め←ウザ可愛い受け
570風と木の名無しさん:2011/10/20(木) 12:42:28.01 ID:FtR77+WZ0
「あっ先輩! 先輩せんぱいせんぱいうあああ今日も可愛いいぃい!!」
「……わあ、今日も相変わらずキモいねー」

今年ももうぼちぼち終わろうとしている、今日この日。
さすがに四月当初のような不覚は取らなくなった。
踏みとどまってしゃんと立っていられるようになったし、さすがに慣れたもので
冷静な反応が出来るようになったと思う。
自分よりタッパのある後輩に背後から思いっきり抱きつかれるのは、
やはり慣れていないとすぐにバランスを崩してしまうから。
こんな状況に慣れるなんて、甚だ不本意ではあるけれど。

――我が家を出て高校へ向かう道程、三つ目の曲がり角。
朝この道を通ると、決まって後輩がこうして奇襲をかけてくる。
もはやこれは毎朝の日課と言ってもいい。

「お前さあ、挨拶もなしに『それ』ってどうなん?」
「あー先輩があまりにも美人で忘れてました。おはようございました」
「マジないわ……」

背中にずっしりと感じる後輩の体重をいなしながら、遅刻しないよう精一杯の
早足で『待ち合わせ場所』を目指す。遅刻するわけにはいかない。
ふと生温かい吐息が項を擽った。

「うっふおおお……! 先輩、今朝シャンプー変えましたよね? ねっ?
 なんか今日はもぎたてフレッシュな匂いががが」
最後まで言うのを聞かず、お仕置きがてら奴の頭に渾身の拳骨をひとつ。
「スーハーすんな」
「だって先輩いい匂いするんですもーん。俺の周りの奴らってば、みーんな常に
エイトフォー臭いんですよ! シトラスじゃ隠しきれない別の意味で酸っぱいかほり……」

「いや筋肉ダルマがフローラルな香りだったら、それはそれでキモ……ん?」
571風と木の名無しさん:2011/10/20(木) 12:44:35.67 ID:FtR77+WZ0
首筋に押し付けられたやつの鼻を引っぺがしたい。
痛がるかは実際どうでもよかったけれど、思い切り引っ張ってやるつもりで後輩の髪を乱暴に掴んだ。
すると。
「あれ……なんかお前、シャンプーのいい匂いしね?」

空気に溶けるような甘い香りが、髪の隙間からふわり漂った。
思わず手を離し、消え入りそうな残り香を深く吸う。
甘い、いいにおいだった。

「そうですかね。自分じゃ分かりませんし」
自分の毛先の匂いを嗅いでみたものの、後輩自身の満足がいく匂いは得られなかったようだ。
ふぅんと曖昧に頷いたが、ここで普段の仕返しを思いつく。

毛先に夢中でいる後輩に向き直り、(悔しいことに)幾ばくかある身長差を利用して
やつの肩に顎を乗せる形で抱きついてやった。
そうして身を乗り出してやつの耳の後ろに鼻を擦り寄せれば、面白いもので
「ああば先輩がせんかわいぴあにでふjrふじこ」などどどこか外国語を喋り出す。

すう、と胸いっぱいに髪の匂いを吸いこんだ。

「っ……ふひゃっ? わわ、うわ、わっ!」
「お前もいい匂いすんじゃん。これが分からないなんて勿体ないなー」
「うわわわわわすみませんごめんなさい! 汗臭いでしょすみません!」

意趣返しのつもりだったが、どうやら思った以上に動転させているようで可愛い。
噛んだり舐めたりしたなら、きっともっと慌てるんだろう。
ちょっと試してみたくなった。

「す――すみませんでしたああ! もうしませんからあっ!!」
「あいたっ」
不意をつかれて突き飛ばされる。体格差も手伝って尻もちをついてしまった。
今度は突き飛ばしたことに対して「すみません」を連呼するやつを見て、
たった今思ったことと起こったことがじわじわと実感を伴って訪れる。

(かわいいとか、)
(かわいいとか……!)

顔が赤くなっていくのが分かる。やばい、これは一体なんだ。
無言で反応もないことで更に不安を煽られたらしく、後輩がだんだん早口になっていく。
バカだこいつ。もう何言ってんのか分かんない。
572last:2011/10/20(木) 12:45:56.11 ID:FtR77+WZ0

それを念仏のように聞き流しながら、俺は『待ち合わせ場所』に佇む 
『彼女』の姿に気付いた。
一緒に登校しようと約束しているのにも関わらず、後輩の奇襲攻撃のせいで
いつも約束の時間から少し遅れてしまう。
今日こそ遅刻するわけにはいかないと、あれほど胸に誓ったのに。

大事なのは彼女、かわいいのも彼女。
いつも遅刻ぎりぎりになりそうなのに一緒に登校しようと言ってくれる彼女。

(かわいいなんて)

思ってない。そう結論付けて、輝くような彼女の笑顔に向かい走り出した。
置いていかないでくださいぃなんて情けない声には、
もう明日の朝まで耳を貸してやんない。



「――うーんけしからん。もっとやれ」

先輩と後輩がじゃれついているのを、斜め45度からそっと観察。
こちらにはまだ気が付いていないようだけれど、
実は背後から抱きつく瞬間からばっちり心のシャッターに納めている。
先輩は可愛いし身長も低いけれど、案外毒舌だし裏表あって萌えるし。
後輩は結構がたい良いけど、料理好きなとこもあってギャップに萌えてしまう。

「うんうん、これがあるから一日がんばれるのよねー」

例え遅刻ギリギリになったとしても、このやり取りを拝めるなら毎朝一緒に登校しようじゃないの。
自分の恋愛よりホモ萌えを優先してしまう部分、私は相当歪んでいるようだ。
にやけ顔を隠そうとして不自然に歪んだ顔を叩き、輝く笑顔を張り付けて。

「先輩、後輩くん! おはよう!」

今日も『待ち合わせ場所』で、彼らを待っている。
573風と木の名無しさん:2011/10/20(木) 13:24:02.30 ID:SbMvjCy30
ぐおおお萌えた全員可愛い!GJ!!
押されると弱い後輩良いよー
574 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/10/20(木) 13:29:10.57 ID:LITstZzfP
自分がBL経験値が低いせいか彼女が腐の展開は読めませんですた
GJ!!!
575風と木の名無しさん:2011/10/20(木) 13:35:09.55 ID:YGQYNc0q0
きっと先輩は本来はとてもクールな人なんですよね
でもあんまりクールっぽく見えないのはきっと後輩くんを見ると冷静な思考ができなくなるんですね
そんなところも全部含めGJ!
576風と木の名無しさん:2011/10/20(木) 14:50:33.03 ID:dGgC6EnD0
3人目どうするのかと思ったら腐できたか
GJ
577風と木の名無しさん:2011/10/20(木) 22:29:28.08 ID:rpDRuQEv0
彼女が腐なおかげでこの後の展開を想像しても明るくてイイ!!
GJ!!
578風と木の名無しさん:2011/10/20(木) 23:00:08.09 ID:AAT3KhV3O
読みやすい文だなー
彼女持ちって難しいだろうに、これはGJ

しかし
>明日の朝まで耳を貸してやんない。
って先輩が明日の朝もイチャつく気満々でわろたw
579風と木の名無しさん:2011/10/20(木) 23:04:19.19 ID:zF60ppL1O
日韓友好
5801:2011/10/21(金) 06:05:30.49 ID:aAv+Ntsp0

「邪道だ」
俺は激怒した。
必ず、爽やかなはずの朝の食卓に鎮座する、邪悪な赤色の物体を除かなければならぬと決意した。
わりと本気で言っている。冗談を言っているわけではない。
「その赤い悪魔をすぐさま下げろ!不愉快だ!!」
「またそれ?もういいじゃんか。おいしいから食べてみろって。納豆キムチ」
赤い悪魔を食卓に置いた張本人、いわば悪魔を裏から操る大魔王は、実に嫌そうな顔をして言い放つ。
食卓に並ぶのは、まだ米がよそられていない空の茶碗と、白いパックに入ったままの納豆。と、その隣の小鉢にいれられたキムチなる赤い物体。
朝からこの悪魔と大魔王の嫌な顔をいっぺんに見なきゃならないなんて、まったく腹がたつ。
「ふざけるな!納豆はな、ストレートに食うのが一番うまいんだよ。ありのままでうまい納豆になにか別のものを混ぜるなんて邪道でしかない。生卵だ大根おろしだ、そんなチャラけたものにうつつを抜かしてないで、素材の味をそのまま楽しむのが日本男児ってもんだろうが!」
「僕に日本男児の心得を説かれてもね」
「キムチなんて辛いだけの白菜なんぞ、もっての外だ。キムチの刺激が強すぎて納豆の味を殺すだろう。ああもう、名前を出すのもおぞましい。そいつは悪魔だ。血のように真っ赤で、地獄のように辛い、悪魔野郎だ!!」
「今の君の顔の方がよっぽど悪魔らしいよ」
恨めしそうに睨みつけてくる大魔王と赤い悪魔を、視界にいれないように、ぷいと顔を背けた。
「とにかく。納豆キムチなんて、俺は認めないからな」
重くなり始めた空気に、またやってしまった、と、ほんの少しだけ後悔する。
この馬鹿みたいな問答も、今朝で何度目になるだろう。
納豆キムチに限ったことじゃない。俺たちは、いつも些細なことで言いあっては、お互いに譲らない。
こんなことでこの先やっていけるのか。
なあ、おまえは、何度言えばわかってくれるのだ。
何度、一緒の朝を迎えれば、俺たちは、わかりあえるというのだろう。

5812:2011/10/21(金) 06:08:07.62 ID:aAv+Ntsp0
「わかった。そこまで言うなら、これでどうだ」
大魔王は、思いついたように立ち上がると、俺の茶碗を持って台所に入っていった。
すぐに戻ってきた大魔王の手には、炊きたてであろう、湯気の薫り立つ白米が山盛りに盛られた茶碗と、卵があった。
「おい、なにをするんだ。……おい、やめろ、やめ、おい!!」
大魔王は、こなれた手つきでパックの納豆をかきまぜると、それをあろうことか悪魔の小鉢にまるごと全部ダイブさせやがった。
人の制止も聞かず、そこからさらに納豆と悪魔をいっしょくたにかきまぜている。
「で、これを、あっつあつのご飯にかけて、さらに生卵を投入!軽く黄身をつぶしてー、最後にちょろっと、だし醤油をかけたら納豆キムチ卵かけご飯の完成ー!」
さあどうぞ召し上がれ、というか食え!と、いわんばかりに、大魔王が完成品を俺の前にずずいと差し出してきた。
それを無視しようと思ったのに。
「せっかく君のために作ったのに、食べてくれないのか」
急にふざけた顔をしやがって。どこぞのスターのごとく、子犬のように愛らしい瞳で見つめてきやがる大魔王。
ああくそ、俺はこいつのこの顔には弱いんだ。
観念して、箸と茶碗を両手につかむ。
こうなったらがっつり食ってやる。日本男児の生きざまを、とくと見るがいい!
「どう?どう?おいしい?」
「まずく、は、ない」
「意地っ張りだな、君は」
まずくはない。嘘は言っていない。だってまずくないんだ。全然辛くもないし、納豆の味も殺されていないし、むしろ互いの味を引き立てあっているかのようで、それをまた卵がうまいこと調和してくれている。
なんだよ。――うまいじゃないか。
5823 last:2011/10/21(金) 06:08:52.38 ID:aAv+Ntsp0
「で、認めてくれる?納豆キムチも有りだなってさ」
ちっ、と聞こえるように舌打ちをして、隣に座る大魔王の手をとった。いわゆる、握手ってやつだ。
「うわ、何。どうしたんだよ、急に」
「友好条約、だ」
「は?」
「認めてやる。納豆キムチも食べられなくはない。卵ありきでの話だがな!」
俺もおまえも譲れないところはたくさんある。しかし今日のところは認めてやろう。
もう一言ぐらい皮肉を言ってやろうとしたが、握手したままの手を強くひっぱられ、大魔王の胸に思いきりダイブしたことによって、それは叶わなかった。
頭にふってきた大魔王の笑い声は、なんだかとても嬉しそうで、つられて俺まで笑ってしまったからだ。
「あなたのことが、とぅきだからー」
「ふは、古いなー」
そうか、きっと。卵が俺らを、調和してくれるのだ。
583風と木の名無しさん:2011/10/21(金) 08:39:05.54 ID:ZuBD8fun0
おおこう来たか!GJ!!
こういうのトゥキだw
584風と木の名無しさん:2011/10/21(金) 10:13:55.61 ID:yDkL9l2/0
二重の意味でうまいw
GJでした
585風と木の名無しさん:2011/10/21(金) 11:24:54.28 ID:/6OJh8B40
うまいな!旨いな!GJ!
卵のくだりが効いてるなー
586風と木の名無しさん:2011/10/21(金) 11:42:06.70 ID:R1/gZqN/0
萌えると共に腹が減ってくる名文だなぁ
GJ!!
587風と木の名無しさん:2011/10/21(金) 12:48:00.22 ID:x67WgVqNO
これはいい国際交流
ごちそうさまでした、GJ!
588風と木の名無しさん:2011/10/21(金) 13:08:49.25 ID:F1mN4lEo0
さあどうぞ
589風と木の名無しさん:2011/10/21(金) 13:15:07.32 ID:RDAffCh60
140文字の恋
590風と木の名無しさん:2011/10/21(金) 14:49:54.08 ID:lUyoYU440
今日の夕食。明日の予定。昨日見た新作映画の感想。
楽しそうな呟きに、無難な言葉だけを返す。
こんな希薄な繋がりを、それでも必死に掴む自分はどんなにか寂しい奴だろう。
ワンクリックで繋がった関係は、同じワンクリックでいとも簡単に切れてしまうだろうから…
僕はまた、鍵をかけた世界に閉じ籠る。
591 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2011/10/21(金) 19:19:32.82 ID:spSsvCAMP
なんか最近の芥川賞を取る作品のような感じ
ぴったり140文字GJでした
592風と木の名無しさん:2011/10/22(土) 00:00:37.90 ID:UhMY/V2/O
すっきりしていて素敵だね
140文字ぴったりなのか
GJでした
593風と木の名無しさん:2011/10/22(土) 01:59:37.29 ID:axpQjc1u0
すげー!
内容も文字数もお題に沿ってるなんて
しかもちゃんと萌えるし上手いなぁGJ!
594風と木の名無しさん:2011/10/22(土) 02:28:35.34 ID:QTtX9sVB0
追い付いた
140字に新たな可能性を見出だせた気がする
GJでした
595風と木の名無しさん:2011/10/22(土) 08:59:35.99 ID:ubBj6uC+0
素敵な作品だなぁ
GJでした
596風と木の名無しさん:2011/10/22(土) 16:07:05.20 ID:+Zm0UnVy0
まわし
597風と木の名無しさん:2011/10/22(土) 16:39:22.35 ID:KIKzpfX30
ふつくしいまわし
598風と木の名無しさん:2011/10/22(土) 16:46:28.99 ID:24DT5JvBO
さあ俺を踏めお
599風と木の名無しさん:2011/10/22(土) 16:49:11.13 ID:rJA2QYgv0
やんちゃヤリチン×穏やかジジイ
600風と木の名無しさん:2011/10/22(土) 16:49:36.97 ID:EYI4kvN50
恩返し
601やんちゃヤリチン×穏やかジジイ 1:2011/10/22(土) 22:25:16.12 ID:EYI4kvN50
廊下を走る足音で、吉岡が来たと判った。
「……センセッ!」
喜色満面の大型犬にも似た男が、大きく研究室のドアを開く。
「吉岡君、廊下は走らない。……と、先日申し上げたはずですがね」
柔らかく微笑んだまま、佐々木は研究誌に向けていた顔を上げた。
は、と小さく息を吐き、穴の開いた風船のように瞬間しおれる。
「丁度良い、いただき物の和菓子がありますよ。お茶をお願いします」
「ッはいっっ!」
吉岡は顔を上げ、嬉しそうに電気ポットで茶を淹れ始めた。
大きな体躯に似合わず、繊細に気を使いながら丁寧に淹れる吉岡の茶が、佐々木は好きだ。
ピッチではあんなに大胆なプレイをしているのに、意外な面だと思う。
この研究室に吉岡が足繁く通うようになったのは、サッカーボールばかり夢中で追いかけて、単位という物に無頓着だったせいだ。
基本この大学は、スポーツ特待生には簡単に単位を上げていたが、佐々木だけはそのような事をしていない。
だから新年度で、青白い生徒たちの頭の上から、にょっきり伸びた赤銅色の顔を見て、魂消るほど驚いたのは当の佐々木だった。
一見やんちゃなガキ大将に見えるこの生徒は、思いの外真面目に講義に通い、まともに単位が取れそうなレベルになっている。
なのに何故か吉岡は、毎日のようにここにも顔を出す。
お陰で研究室にはここ数ヶ月、初めて見かける女の子が飛躍的に増えた。
いそいそと茶を用意し終え、向かいのソファに座った吉岡に、佐々木 は言った。
「君は、きちんと付き合っている人がいるのかな?」
すると、見る見るうちに吉岡の顔が赤らむ。
「え?あ、や。……そ、そのっ。……き、気になる人は……」
口ごもりながら吉岡は、誤魔化すように目の前の茶菓子にかぶりついた。
一口で頬張り、三回咀嚼すると素早く飲み込む。
「君とお付き合いしている、と自認する生徒から苦情がありましたよ。最近冷たいと」
「は、はぁ」
「同じような苦情が、今日で5人目です」
佐々木は澄ました顔で、茶を飲みながら苦情を伝えた。
602やんちゃヤリチン×穏やかジジイ 2:2011/10/22(土) 22:27:20.23 ID:EYI4kvN50
ぐほごほと咳き込む吉岡にティッシュを差し出す。
「気になる人がいるなら、他の人に気を持たせてはいけませんよ。その子たちが可哀想でしょう?」
涙目になりながら鼻をかむ吉岡に、噛 んで含めるように言い聞かせる。
佐々木がじっと見つめると、慌てたように弁解を始めた。
「や、俺、僕っ!……まさかそんな…っ!」
立ち上がって面白くなるほど手足をばたつかせ、つ、と糸が切れたようにソファに沈み込むと、吉岡は深いため息をついた。
「ケーベツ、します、か?……こんな奴」
「いいえ」
佐々木は即答した。
「アイツらとは手を切ります。でも……俺、こんなん初めてで。どーして良いか、ワカンネッす」
髪の毛をかき回しながら、呻くように吉岡は言う。
湯のみを持って、佐々木は窓辺に立った。
「君がフィールドで活躍しているのを見ました」
とても綺麗な生き物だった、と佐々木は思い出した。
ポジションは判らないが、吉岡を中心に据え、生き生 きと動きまわって。
「あれを見たら、君の想い人とやらも心を動かされるでしょう……頑張りなさい」
「ほ、ホントッすか!え?マジで!?」
首まで赤くして吉岡が立ち上がった。
チャイムが鳴る。
「ほらほら、君はこれから講義でしょう?また今度にしなさい」
名残惜しそうな吉岡を追い出して、扉を閉じた。
若く力強く清々しい吉岡に比べ、白髪で老いさばらえた自分の、なんと醜い事よ。
それが証拠に、彼がいなくなるだけで、部屋の灯が消えたようだ。
何を考えているのだかと、佐々木は苦く笑った。
603風と木の名無しさん:2011/10/23(日) 00:46:14.75 ID:rbcTct8X0
かわいい!この2人の今後がすごく気になるな
じじい心動かされちゃえよ〜
GJGJ!!
604風と木の名無しさん:2011/10/23(日) 09:48:27.47 ID:VSJJoWA70
きゅんきゅんした!!gj!!
605風と木の名無しさん:2011/10/23(日) 10:12:33.24 ID:29vVVsN50
リロミスなのにスゴイ〜
さわやか〜
GJでした!
606風と木の名無しさん:2011/10/23(日) 16:47:12.56 ID:XXMj344Q0
萌えた
可愛くなる攻めがいいね
607風と木の名無しさん:2011/10/23(日) 20:08:42.78 ID:/YUF7ik90
ジジイ萌えに目覚めそうだGJ!
608 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/10/23(日) 20:09:36.92 ID:VsZqgOO4P
すっごいチャラ男で髪の毛も肌も真っ茶だけど
実は凄くまじめでいい子って伝わってきますなあ
変な女どもと手を切っちまえーって叫びたくなりました
GJ!!!
609風と木の名無しさん:2011/10/23(日) 20:11:47.24 ID:ngfuQw9k0
インド人DK
6101:2011/10/24(月) 02:24:29.50 ID:B+M9prNfP
私は大きな通りの片隅でケータリングカーでドルネケバブを作って売っています
今はすっかりこの場所にも馴染んで、それなりに売れるようになりました
昼時なんか凄い列になったりもします
私にはとても意識しているお客さまがいました
それは近くにある高校の生徒さんでした
公立高校ですが、東大や早慶合格者をゴロゴロ出すような凄い進学校でした
低偏差値おバカ高校を経て調理師専門学校卒の私には想像も付かない世界です
私が始めてここに店を出したのは七年前の秋の酷い雨の日曜日でした
昼からずーっと一人もお客さまが来なくて泣きそうでした
夕方頃に初日はお客さまゼロのまま諦めて帰ろうとしたら、車の前に一人のブレザー姿の若い男性が立ってました
「あのー、もう終わりですか?」
「いや、やってますよ」
「ならドルネケバブ下さい。肉はビーフとチキンですか? 自分はヒンドゥーなんでチキンを・・・」
初めてのお客さまでした
暗めの褐色の肌に髪は金髪で、目鼻立ちははっきりしていて、見たことのないタイプのかっこいい人でした
高位の宗教者のような品と紫檀製の調度品のような艶と年齢に見合わない落ち着きを雰囲気にまとっていました
ヒンドゥーという単語でインド人だと分かりました
商売を始めて最初のお客さます
張り切って作らせて頂きました
「ああウマイです。部活帰りでマジお腹すいてて、でもどうもコンビニのものは嫌いで・・・マジウマイです」
静かに笑いつつ、その場で凄い勢いで食べてくれました
雨脚が強まったので、そのお客さまは小走りで駅の方に向かいました
私はその背中を見送りながら、嬉し涙がこみ上げて来ました
初めてのお客さまがあのお客さまで本当に良かったと思いました
6112:2011/10/24(月) 02:26:04.81 ID:B+M9prNfP
その後もお客さまは頻繁に買いに寄ってくれました
本人だけでなく部活の仲間を一緒に連れて来てくれることもありました
お客さまは三年生に進級して部活は引退し、本格的に受験生になったようでした
それでも学校帰りによく来てくれました
そして卒業シーズンを迎えました
お客さまは卒業証書をわざわざ見せに来てくれました
お客さまは言いました
「自分はこれから父の故国のインドの大学に留学します。入学は九月ですが準備のために来週に渡印します」
私はなぜか思わず
「行かないで!」
と返しそうになって慌てて言葉を飲み込みました
その日はお代は頂きませんでした
もう長いことあのお客さまとは会ってませんが、今でも忘れられないお客さまです
あの頃は二十歳そこそこだった自分も今は四捨五入すれば三十歳
歳月は経ましたが一度も忘れたことのないお客さまです
ああ今日は酷い雨ですね
物凄く酷い雨です
あのお客さまと初めて会った日と同じような雨です
人通りもほとんどありません
ちょっとヤル気が失せて来ました
早めに撤収しましょうか・・・
「あのー、もう終わりですか?」
「!」
「ならドルネケバブ下さい。肉はビーフとチキンですか? 自分はヒンドゥーなんでチキンを・・・」
あの頃はまだあどけない雰囲気が残ってましたが、今はすっかり大人になって・・・
あの日の気持ちを思い出して心を込めて作らせて頂きます
612風と木の名無しさん:2011/10/24(月) 07:24:29.65 ID:1X7Otwva0
脳内でショートフィルムとして再生されたよ!
余韻がじわ〜んときている!
朝からありがとう!GJ!
613風と木の名無しさん:2011/10/24(月) 18:59:35.46 ID:fuCHSo9K0
インド人DKとは何ぞ…と考え込んでしまった私もこれは納得。
丁寧な語り口に萌えましたGJ!
614風と木の名無しさん:2011/10/24(月) 19:34:19.84 ID:k9CrQNhI0
よもやインド人に萌えを見出す日が来るとは
GJ!
語り口もインド人も萌えだ!
615風と木の名無しさん:2011/10/24(月) 23:28:56.86 ID:e6uwVbod0
インド人DKから想像できなかったすげえ!!GJ!GJ!!
616風と木の名無しさん:2011/10/25(火) 15:08:14.63 ID:m6MnAQfh0
ドラマのようだ GJ!
別館も楽しい話しがきてた
617風と木の名無しさん:2011/10/26(水) 10:06:17.10 ID:QZsJiWPB0
GJ
インドと言えば踊るマハラジャしか思い浮かばなかったよまわし
618風と木の名無しさん:2011/10/26(水) 11:07:25.65 ID:jNw1V/VBO
DKって色々意味があるらしい
では
619風と木の名無しさん:2011/10/26(水) 11:10:47.45 ID:dr2AoGHa0
うたた寝
6201/3:2011/10/27(木) 03:12:48.45 ID:TgfEJgrV0
最悪だ、と田中は唇だけをその発音どおりに動かし、なんとか声は出さずに押し留めた。
目の前にはソファで眠りこける男が一人。
女性的な顔立ちをしてはいたが、その人物が男であることは間違いなかった。
なにせ鈴木は田中の幼馴染だ。彼が田中と同じくXYの染色体を有することは、子どもの頃から知っている。
「おい」田中はうたた寝をする鈴木を小突いた。
田中の住むアパートを、夕食時を狙って鈴木が訪れることは少なくなかった。
今日も今日で、食べるものを食べたら後片付けもせずにこのとおりである。
メグミはこんな男のどこがいいのか、と田中は考えた。メグミとは田中の妹で、どういうわけか
このだらしがない男に思いを寄せている。なんでも鈴木には好きな奴がいるとかで、
彼女は可哀想なことに、もう二度も振られていた。
尤も、メグミのことをとやかく言えないのは田中も同じだ。
自分の感情を未だ理解できないが、田中もこのだらしがなく、ふてぶてしい幼馴染に惹かれていた。
よりによって、幼馴染で男。ついにトチ狂ったか、と思ったが、思いのほか冷静である自分がそこにいる。
だが、最悪であることには変わりない。
そこで無防備に転寝をするな。そう言いたい。
だが「何故?」と問われても、なんとも答えようがない。
「おい、ってば」田中は先ほどより強めに鈴木を小突き、ついでにその肩を揺すった。
身長差などほとんどない二人だから、肩幅も腕の太さもそう変わらない。
この男の何がいいのかわからないまま、鈴木は平静を装って鈴木が反応を示すまで、その腕やら肩やらを
揺さぶった。
鈴木はいかにも不愉快であると言うように、片目だけをちらりと開けて、そしてまた閉じた。
6212/3:2011/10/27(木) 03:13:34.27 ID:TgfEJgrV0
「おい、明日メグミが来るんだよ。だからここで寝るな。泊まらせないぞ」
泊まる? そんなの溜まったものではない。この男の図々しさは生半可ではなく、勝手に田中のベッドの
半分を占領した挙句に「お構いなく」とわけのわからぬ言葉を添えて、
あと数センチで体が密着するという距離で寝息を立てるのだ。
(泊まられてたまるか……!)
「メグ、来るの?」鈴木がようやくまともな反応を示した。
この男は、美味いものを食べた時と、自分に降りかかるかもしれない災厄にしか反応を示さない。
それ以外はオールスルー。どうにでもなればいいよ、という考えなのだ。
「来るよ。遊びに来るんだよ。お前の顔を見せたくない。あいつはずっとお前が好きなんだ」
メグミが遊びに来るというのは無論、嘘である。だが鈴木が自発的にこの部屋から出て行かせるには
彼女の名前を出すのが一番有効的なのだ。振った相手と顔を合わせるのは、些か気まずいはずである。
「俺は別に構わないよ?」
「お前がよくてもメグミが可哀想だろうが! 馬鹿かお前は! さっさと帰れ!」
頭を小突くと「いた」と言った鈴木は漸くのそのそと起き上がった。
「田中は俺に帰ってもらいたい?」
「な、なに? 当たり前だろ! メグミが可哀想だ!」
「ふぅん。わかった。帰る。メグが可哀想だから、帰る」
鈴木は緩慢な動きでまずはその目やにのついた顔を拭うと、近くに放置されていた田中のダウンジャケットを着込み、
着終わったあとに「じゃ、帰る」と言い残し玄関へと向かった。
「返せよ、それ」
「え?どれ」
「お前が今来ているダウンだ。高かった」
「――ああ、これお前のか。悪い、気づかなかった」
「そんなわけあるか! もういい、さっさと帰れよ」
「うん、帰る。お邪魔様ご馳走様お休みなさい」
「はいはい」
6223/3:2011/10/27(木) 03:14:52.11 ID:TgfEJgrV0
鈴木は追い出された部屋の、少し錆びた扉を眺めていた。
「今日も駄目か」今日こそはキスもひとつくらいはされると思ったのだが、と独りごちる。
大学一年にもなって、幼馴染は奥手で仕方ない。いや、硬派と言うべきか。
「隙を見せているんだからチューくらいすればいいのに」
鈴木はチッとその顔に似合わぬ舌打ちをひとつすると、ケータイを取り出しメールを打った。
「うたた寝作戦は失敗、と。あとライバル作戦も駄目でした、と」
送信相手はメグミである。メグミには彼氏がいる。鈴木のことなど、ただの幼馴染くらいにしか思っていない。
身近にライバルがいれば闘争心に火がつくとメグミは言ったが、どうやら田中に限ってはそうではないらしい。
『その顔よその顔! せっかく人並み以上に生まれてきたんだから、うたた寝でもして隙をみせれば兄貴も
うっかりチューくらいするわ!』
そう電話越しに捲くし立てたのはメグミだった。
「はぁ。今日はちゃんと顔も洗って歯も磨いてきたんだけどなぁ」
鈴木は街灯のした、トボトボと歩きながら自宅を目指した。
「歯、イチゴ味の歯磨き粉で磨いたんだけどなぁ……」
鈴木はもう一度、呟いた。
623風と木の名無しさん:2011/10/27(木) 03:46:36.02 ID:zWT68YqKO
もどかしい!だがそれがいい
苺味の歯みがき粉なんてかわいいなw

お前らはやくくっつけGJ
624風と木の名無しさん:2011/10/27(木) 03:53:39.45 ID:CL2aZikDO
くっそ、最後のいちご味にやられた…!
こいつらかわいいなぁ GJ!!
625風と木の名無しさん:2011/10/27(木) 09:13:14.44 ID:g+vBnnRA0
いちご味wwwwかわいい!
よかったです!GJ!
626風と木の名無しさん:2011/10/27(木) 11:36:19.03 ID:HX/yefkl0
田中のこと以外はオールスルーなんだなwww
GJ!GJ!
627風と木の名無しさん:2011/10/27(木) 18:56:50.53 ID:/kgdKMZx0
これは襲い受けフラグではなかろうか
GJ!
628風と木の名無しさん:2011/10/27(木) 19:38:08.33 ID:qw9JTnz20
踏んでください
629風と木の名無しさん:2011/10/27(木) 19:38:27.28 ID:I5OtktCS0
俺の子供を産んでくれ
630風と木の名無しさん:2011/10/28(金) 15:25:46.69 ID:s/PBPL/Z0
俺の子供を産んでくれ。
「……って告白したらふられた?当たり前だろ、馬鹿」
「なんでだよ!俺の心からの想いをそのまま言葉にしただけなのに、なにがいけないんだよ!」
馬鹿な告白をしてふられたらしい馬鹿な男が、若干の涙目で訴えてくる。
なんでって、それをわかっていないところが馬鹿だというのだ。
「あのな、普通の女の子はそんな告白されたら、どん引きこそすれキュンとはならないの。なんでおまえはもっと言葉を選べないかね」
「だって、だってしょうがねぇじゃん。俺にとっての恋愛は、そういうことなんだもん。好きになった人とは、結婚して、子供産んで家族つくって、死ぬまで添い遂げたいって、俺は本気でそう思うんだもんよ」
大の男が、もん、とか言ってるんじゃねぇよ。
この男はいつもこうだった。毎回、誰かを好きになるたびに、こんなくそ重いことを言い出して相手に引かれてふられている。
それもどうやら毎回本気で言っているらしいから、余計にタチが悪い。
しかし、そのくせ、ひと月もすればもう次の添い遂げたい相手とやらを見つけてくるのだ。
馬鹿だ。この男は本当に馬鹿だ。
そして、こんな馬鹿をいつまでも長いこと想い続けている俺は、大馬鹿野郎だ。
「あーあ。俺の本物の愛はどこにあるんだろう」
「知るかよ」
俺が知りたいくらいだ。
6312:2011/10/28(金) 15:26:52.28 ID:s/PBPL/Z0
「結局おまえはさ、誰かがずっとそばにいるって約束がほしいだけなんだよ。結婚だなんだっていうのは、ただのわかりやすい契約だ」
「うーん、そう、なのかな」
じゃなきゃこう何年も同じ馬鹿を繰り返さないだろう。
馬鹿野郎。俺ならいるのに。約束なんてなくたって、おまえがどんな馬鹿だって。俺は、いるのに。

「……俺ならさ、この先なにがあってもおまえを見放したりしないよ。ずっとそばにいる。だから」
だから女の子に重いことを求めるのはやめにして、もっとライトな恋愛をしろよ。と、そう続けるはずだった口は、目の前の男が突如、俺の右手を強く握ってきたことで閉ざされてしまった。
かわりに、目の前の男が真剣な瞳をして口を開く。
「俺の子供を産んでくれ!」
「……う……め、ねぇよ!馬鹿!」
「じゃ、じゃあ!結婚!結婚してくれ!」
「それも無理だろ、馬鹿!」
「う、えー、と、じゃあ!ずっと一緒にいて!共に白髪の生えるまで!いや、死がふたりを別つまで?いいや、死んでもだ!」
痛い痛い。馬鹿力。握られた右手が痛い。
「ずっと、俺の隣にいてくれ!」

そうか気づかなかった!本物の愛は、こんな近くにあったんだ!などとほざいている馬鹿は、ひどく嬉しそうに笑っている。
馬鹿だ。馬鹿がここにいる。
おまえも、俺も、大馬鹿野郎だ。
「しょうがねぇから、いてやるよ」
馬鹿野郎。
632風と木の名無しさん:2011/10/28(金) 15:35:31.17 ID:SCHI8e/30
切ねえ…と思ってたら、ハッピーエンドだった!
よかったよかった!
どっちも可愛いよー
GJ!
633風と木の名無しさん:2011/10/28(金) 17:39:06.03 ID:NtX1Dt4P0
可愛いな、2人の大馬鹿野郎w
GJ!
634風と木の名無しさん:2011/10/28(金) 17:52:40.29 ID:EHobPwkw0
ああああああああこれはいい馬鹿野郎おおおおお
かわいいよおおおおおおおお
一途いいよおおおあおおおお
グッジョオオオオオブ
635風と木の名無しさん:2011/10/28(金) 18:27:52.25 ID:yc68Fr2j0
可愛い!末永くお幸せに。
ときめきました。ありがとうっ!
GJ!
636風と木の名無しさん:2011/10/28(金) 18:36:12.58 ID:rMDvmsQW0
可愛いなー
一生と言わずどこまでも一緒に居てくれ!GJ!
637風と木の名無しさん:2011/10/28(金) 18:53:22.75 ID:Qiw2Bri8O
これはかわいい…!
末永く幸せで!GJでした!
638 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/10/28(金) 19:18:20.15 ID:9IlLz1fsO
投下しようと考えたんだがハチャメチャなギャグしか浮かばなくて諦めた
このお題でほっこり萌えられるとは思わなかった
GJ!!!

で、踏むがいいさ!!!
639風と木の名無しさん:2011/10/28(金) 19:20:14.47 ID:NQP4T4JC0
眼鏡の僕系男子
640風と木の名無しさん:2011/10/29(土) 20:33:33.88 ID:RtPQs8w30
おやお流れ
641風と木の名無しさん:2011/10/29(土) 23:13:01.08 ID:pAzd4oteO
残念まわし
642風と木の名無しさん:2011/10/29(土) 23:46:16.26 ID:YU0cPJto0
メガネ読みたかったまわし
643風と木の名無しさん:2011/10/29(土) 23:52:22.07 ID:gNQZClfC0
ぐーるぐる
644風と木の名無しさん:2011/10/30(日) 01:04:58.04 ID:a6jRfSgE0
まわします
645風と木の名無しさん:2011/10/30(日) 02:07:29.62 ID:hf+uhLBtO
回すね
646風と木の名無しさん:2011/10/30(日) 04:52:16.42 ID:ihwHuCbh0
ぐるりんぱ
647風と木の名無しさん:2011/10/30(日) 07:59:02.39 ID:+t2DvRAf0
ぱんりるぐ
648風と木の名無しさん:2011/10/30(日) 08:30:49.86 ID:Ko5MlW7t0
お踏みなさいな
649風と木の名無しさん:2011/10/30(日) 08:31:11.38 ID:4z9r9moj0
わんことにゃんこ
650風と木の名無しさん:2011/10/30(日) 10:26:03.40 ID:f1tyDbWFO
うちの犬は賢い。
室内犬で大人しい。名前を呼べば飛んできて、尻尾をブンブン振って大きな瞳でこちらを覗き込む。
膝の上に乗せればされるがままで、ブラッシング中も静かに横になっている。
俺が風呂に入ればトトトッとついてきて、いつの間にか一緒にバスタイムを堪能する。
お風呂上がりはドライヤーの後にミルクを一杯。
うとうとし始めると我先にとベッドにダイブし、俺を待っている。
「あいつもこれくらい大人しけりゃ良いのに」
眠りにつく前、飼い犬を見て思ったのは秘密。



うちの猫は気まぐれ。
いつでもどこでもフラッと行ってしまう。朝起きたら姿が見えないなんてザラ。
帰ってきたかと思えば、こちらを一瞥し『いたの?』と言わんばかりの態度。
帰ってきたならばと名前を呼んでも聞こえないフリ。何故かこちらが猫なで声でご機嫌を伺いながら近づけば、仕方がないと隣に座ってくれる。
風呂は好きだけど一緒に入るのは嫌い。体を洗われるのは大嫌い。
大きなベッドがお気に入りで、俺が寝る前に布団にもぐってお休み中。
「本当、そっくり」
丸くなっている飼い猫と恋人の姿を見て、笑みがこぼれたのは秘密。
651風と木の名無しさん:2011/10/30(日) 20:25:23.87 ID:RNFa/D0h0
あのお題からこの構造・・・!!
それぞれの台詞になんだか愛が篭っててほんわりしつつも萌えたGJ!!!
652風と木の名無しさん:2011/10/31(月) 00:36:36.78 ID:YtMDCxyB0
どっちも「うちの」って思ってるといい!
GJ!
653風と木の名無しさん:2011/10/31(月) 12:39:37.32 ID:XuOzUJQxO
まわし
654風と木の名無しさん:2011/10/31(月) 12:39:45.29 ID:/u/odKk2O
犬と一緒に風呂に入るなんて病気になりそう
655風と木の名無しさん:2011/10/31(月) 16:39:43.77 ID:AsSfv3QW0
バスタイムを堪能と書いてあるだけで
一緒に湯船に入るとは書いてないでしょ
656風と木の名無しさん:2011/10/31(月) 18:33:43.23 ID:Y8o1Kqv90
まあまあ
創作なんだから
657風と木の名無しさん:2011/10/31(月) 23:58:58.28 ID:b3oEXA8v0
あったかい空気感がいい感じにお題とマッチしてるな
GJ!
658風と木の名無しさん:2011/11/01(火) 00:26:39.60 ID:9w/MCq1T0
いつか9をとりたいと思いつつ踏み台にしてください!
659風と木の名無しさん:2011/11/01(火) 00:32:29.22 ID:RjUMXR8V0
「好き」って言ってよ。
660風と木の名無しさん:2011/11/02(水) 00:42:06.77 ID:yHfC8loz0
お流れまわし
661風と木の名無しさん:2011/11/02(水) 03:52:12.38 ID:JepckNKu0
残念まわし
662風と木の名無しさん:2011/11/02(水) 05:15:36.93 ID:NhLOYbYxO
まわし
663風と木の名無しさん:2011/11/02(水) 11:54:25.61 ID:oqVlALa0O
まわし
664風と木の名無しさん:2011/11/02(水) 11:57:07.31 ID:M3IFlBWx0
まわし
665風と木の名無しさん:2011/11/02(水) 12:41:37.40 ID:lp1fsE39O
まわすよ
666 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/11/02(水) 13:08:12.19 ID:vBqEzEQOO
まわし
667風と木の名無しさん:2011/11/02(水) 13:30:09.23 ID:E9sHyyDR0
まわし
668風と木の名無しさん:2011/11/02(水) 13:56:28.05 ID:I372ZkE20
まわし
669 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 :2011/11/02(水) 14:02:21.24 ID:s1axjJ850
国際会議
6701/2:2011/11/02(水) 20:57:28.17 ID:knUgv0ELP
『○○大学学園祭 提携校親善試合』
本学サッカー部−韓国・××大学サッカー部 本日10:00〜 於:メイングラウンド
本学バスケ部−中国・△△大学バスケ部 本日13:00〜 於:第一体育館
本学バレー部−ロシア・□□□□大学バレー部 本日15:00〜 於:第二体育館


オレたち○○大学サッカー部は韓国の××大学に2−1で勝った
いつも学園祭でやる記念の親善試合だ。ラフプレーもなく乱闘もなく実にまったりと終わった
去年は向こうで試合して2−1で負けた。あの日は悔しくて仕方なかった
終わった後の食事会でマッコリをがぶ飲みした。とにかく雪辱を果たせてよかったわ
夕方から両軍関係者が集まっての飲み会がある。オレ的には本当の試合はそれからなんだけどな

私たち○○大学バスケ部は中国の△△大学に89−91で勝利しました
20回目の開催にして記念すべき初勝利です。多くの方に応援して頂けまして、部員一同とても感謝しています
去年は我々が訪中して試合をしましたが、30点の差を付けられての完敗でした
情けなくて夜のレセプションで強くもないお酒をかなりあおりました
紹興酒と青島ビールのちゃんぽんで、かなりの悪酔いをしてしまいました
さてこれから打ち上げです。こちらの方もしっかりと勝ちたいと思います

自分たち○○大学バレー部はロシアの□□□□大学をセットカウント3−2で下した
全てのセットがデュースになるまさに死闘だった。いやあ良かった。マジで勝ててよかった
去年に自分たちがモスクワまで行って試合したときは0−3でボコボコにされた
あれは本当にキツかった。全てを忘れるほど酔いたくて、終わった後に初めてのウォッカ体験をした
今年はおいしいお酒が飲めそうだ。心地よく飲んで、本番に備えるぞ!
6712/3:2011/11/02(水) 20:59:48.18 ID:knUgv0ELP
オレはこっそり向こうの背番号9番に合図を送った。向こうも分かっているようだ
実は去年に夜のソウルで接待を受けちゃたんだよね・・・酔った勢いもあったんだけどさ
もう忘れられないほど気持ちよくて、あの一夜でオレは親韓派になり多少のニュースは笑って許せるようになった
さてと。無事に二人きりで抜け出すことに成功だ。ああ、やりてえ。もう、すぐにやりてえ
ここから一番近い駅前のラブホに直行だ。男同士OKなのはリサーチ済みだ。夜の日韓戦キックオフだ!

打ち上げを終えて私は△△大のパワーフォワードさんと連れ立って夜の町を歩いています
去年の私は夜の蘇州で彼と結ばれました。彼に案内されるままに深夜に川べりの楼閣に入りました
後で聞いたら不法侵入だったそうです。ばれたら大変なことになってました
その最上階で長江の流れる音を聞きつつ・・・まるで漢詩の世界のようでした
さっきは彼が食べたいと言った豚骨ラーメンを二人ですすったところです
腹ごしらえも終えたことですし、これから・・・いよいよです
ただあんまり行ける心当たりがないんですよね。わりとこっち方面には疎いもので・・・
そうだ。大学の最寄り駅のそばにファッションホテルがありましたよね。そこにしましょう

気分よく飲んですっかり夜も更けた。自分の隣には芸術的プラチナブロンドのスーパーエースくんがいる
去年の夜にウォッカでしこたま酔った後の記憶はない。気が付くとスーパーエースくんの大学の寮の部屋にいた
そして五感が凄まじい快感で埋め尽くされたことだけは体がしっかりと覚えていた
それから関連行事やらで一週間モスクワに滞在していた。夜は必ず二人で過ごした
スーパーエースくんの指定でなぜか築100年くらいの古い木造の木賃宿が逢瀬の場所だった
昔のロシアの文豪の小説に出てくるような何とも言えない空間だった
今夜のスーパーエースくんは是非とも和風な場所がいいと言う。この時間じゃリサーチしている余裕はない
明日以降に何とか調べるよ。とにかく今夜はしよう。駅前にそういう場所があるからさ
6722/3:2011/11/02(水) 21:22:48.08 ID:knUgv0ELP
東京の夜のとある駅近くのラブホテルの入り口の前
「ええ、これからやりますとも。それが何か?」
と言わんばかり三組のカップルが鉢合わせをした
「あああああ」
サッカー部丸出しのジャージを着た男が叫んだ
「えええええ」
いかにもバスケ部なウォームアップウェアを着た男も叫んだ
「おおおおお」
背中に排球部と書かれたジャージを着た男も叫んだ
お互いに驚愕の出来事だったようだ
六人ともしばらく固まって動かなかった
と、赤いナイキのサッカーシャツを着た男がぎこちない日本語で沈黙を破った
「・・・六人で・・・一緒に・・・夜の国際会議・・・しませんか?」
こうして夜の民間外交は大成功を収めた・・・?
673風と木の名無しさん:2011/11/02(水) 23:07:22.33 ID:qRkalmiS0
6人のスポーツマンによる民間外交はさぞ熱気あふれるものだったんだろうなw
最後の…?がなんか可愛い、GJ!
674風と木の名無しさん:2011/11/03(木) 01:00:40.86 ID:v3UUroeQO
パスまわし
675風と木の名無しさん:2011/11/03(木) 01:16:28.16 ID:/pjasYA80
夜も賑やかそうだなw
こういう暑苦しそうなの好きだわ。GJ
676風と木の名無しさん:2011/11/03(木) 21:24:27.75 ID:eiQjxH2W0
このアホアホさ加減嫌いじゃないw
体育会系の6p乙ですわw GJ!
677風と木の名無しさん:2011/11/03(木) 22:17:35.48 ID:ZTDSJe0EO
まわします
678風と木の名無しさん:2011/11/03(木) 22:58:14.74 ID:SRoD7zxo0
強く!強く踏んでっ!
679風と木の名無しさん:2011/11/03(木) 22:59:07.65 ID:yiicVOiE0
眼鏡白衣×ガテンのおっさん
680風と木の名無しさん:2011/11/03(木) 22:59:07.95 ID:ufrttznqO
貴方になら踏まれても良い
681680です:2011/11/04(金) 13:44:09.87 ID:fok2CcDdO
『今日の21時、空いてます』
最後は[。]か、はたまた[?]かはっきりさせずにメールを送る。今はちょうど昼の休憩時間だろうから、携帯くらい弄ってるはずだ。
最近の機械は苦手だと言う癖に、携帯もパソコンも難なく使用していることくらい承知済みだったりする。
証拠に彼からの返信がすぐに来た。
『暇だったら行く』
暇じゃなくても来いと散々言っているのに自分から来たことは一度もない。俺にしてみれば週3でも足りないくらいだ。
しかし、今日のところはこちらに顔を出してくれるようだ。
携帯の電源を切り受付に向かう。
「ひなちゃん、21時に一件入ったから」
うちの事務兼受付嬢に声をかけたらあからさまに嫌な顔を見せてきた。
「受付時間終わってますよ?誰ですか?」
「いつもの熊さん」
熊と言うと彼は怒るが、これが一番通じるのだ。
「あぁ、田所さん。院長また誘ったんですか?」
「毎日だって会いたいくらいだからね」
眼鏡を外し、ウインクをすれば呆れた様子を見せる彼女。しかし先ほどのように嫌悪感を露にすることはない。
「また変なこと言ってると、嫌われますよ」
そう言いながら受付表の欄外に田所の名前を書いて、レジの鍵を閉めた。
「二人っきりでゆっくりしてくださいね。院長、田所さんの体大好きだから」
帰り支度を始めた彼女の言葉に他意はない。知らない人が聞けばドキッとするような、僕の職業病的な趣味を知る人が聞けば呆れるような。
そして彼が聞けば赤面するような。

明かりがほぼ消えた治療院に彼が来る。
「こんばんは。とりあえずベッドに横になって体をほぐしましょう」
手始めに仕事で疲れた彼の体を癒すとしよう。
秋の夜長だ、それからでも遅くはない。
682風と木の名無しさん:2011/11/04(金) 18:48:27.86 ID:qWCAcJo40
おおおおお〜
すごい好みだ〜
もう少し読みたい

踏み台精神も、リロミス投下も、GJですw
683風と木の名無しさん:2011/11/04(金) 20:01:11.65 ID:4KlP61c10
イイヨイイヨーGJ!
何気にひなちゃんもいいキャラだ
684風と木の名無しさん:2011/11/05(土) 06:58:24.63 ID:sIviAjOU0
これは続きが読みたくなる
短い話なのに、下心がかわいい院長さんと、苦手な機械もそつなくこなすインテリガテンな熊さんが既に好きだ
GJでした!
685風と木の名無しさん:2011/11/05(土) 10:40:38.31 ID:zPYOlaWp0
すごく好みのカプ&話でしたGJ!
686 忍法帖【Lv=17,xxxPT】 :2011/11/05(土) 18:14:34.55 ID:O+25ufBC0
自分も考えてみましたが下品なネタしか浮かびませんでした
品がいいです
GJ!!!
687 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/11/05(土) 18:19:02.47 ID:iYL9rj+qP
整体って体を丸ごと預ける行為なわけで・・・エロいわw
GJ!!!
688 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/11/05(土) 18:21:08.80 ID:p3yF0IcYO
踏んでちょうだいな!
689風と木の名無しさん:2011/11/05(土) 18:21:13.69 ID:6s9FqZlh0
タチ経験だけある受け
690かむか(ry:2011/11/05(土) 20:11:54.20 ID:eJ9kOjWa0
>>689
ざけんなカスおめーらは一生働いてろ、
こんな糞板で書きコしてねーで
働け死ぬまで働け
いっそ( ゚Д゚)<氏ね!
691かむかむ:2011/11/05(土) 20:17:08.83 ID:o3kPKkI70
<丶`∀´>コンナヤツラバカリダカラカンコクニヌカレルニダ
692かむか(ry:2011/11/05(土) 20:39:38.22 ID:eJ9kOjWa0
( ゚д゚ )<汚嬢さんの集まりはここかね
693風と木の名無しさん:2011/11/05(土) 20:47:53.27 ID:A5mrvYUbO
「…えっちょっと待てお前」
「えっ?」
きゅるん、と効果音が付きそうな視線でオレを見て首を傾げたこいつは今、明らかに、俺の上に乗っかっていて。ちょっと待てどうしてこうなった。
さっきまでは普通にオレが作ったご飯食べてこいつは美味しい美味しい言ってて。そんなとこも小動物みたいで可愛いなんて考えてたオレは勿論、押し倒す気満々でベッドに向かったのに。いつの間にやらオレの手はシーツの上だ、どういう事だ。
「…えっ、だってする雰囲気じゃ…」
「いや、雰囲気はそうだけど、普通オレが上じゃね?」
体格だってオレの方がいいし、オレの方が年上だし、第一オレこっち側の経験無いし!
そう訴えたらふにゃっ、て表情を崩すみたいに笑って、こいつはオレのシャツの裾に手を掛けた。
「だいじょーぶ!僕、男の人でも挿れられるから!」
いや、だから、そうじゃなくて!
反論を紡ごうとした唇は、オレに乗っかった天使の笑顔に綺麗に塞がれた。
694かむか(ry:2011/11/05(土) 20:59:58.81 ID:eJ9kOjWa0
<丶`∀´><日本の汚点ニダー
695風と木の名無しさん:2011/11/05(土) 21:03:30.50 ID:p3yF0IcYO
自分は「好きになる相手がことごとくネコでタチをやらされるネコ」というのが浮かんだけど普通はこっちだよねw
なんか天使のようにかわいいけど図々しいジコチュー攻くんと振り回される常識人の受くんが目に浮かびますわ
かわいくてGJ!!!
696風と木の名無しさん:2011/11/05(土) 21:51:38.45 ID:qXWk3wl10
うーんぜひやっそんまで見てみたいw
GJでした
697風と木の名無しさん:2011/11/06(日) 00:35:28.27 ID:+IQ/g9po0
GJです!その後も読んでみたいw
698風と木の名無しさん:2011/11/06(日) 01:26:38.56 ID:aqxraf0u0
ふみふみ
699風と木の名無しさん:2011/11/06(日) 01:27:07.23 ID:KzhJ/vua0
天然な先輩とずる賢い後輩
700風と木の名無しさん:2011/11/06(日) 23:30:42.23 ID:vysjnxmvO
「お」
「……あ」

コンビニの入退店と共に聞こえてきた、おそらく自分に向けられたであろう声に藍川は顔を上げた

「あれ、お前家この辺って言ってたっけか」
「はぁ」

相変わらず声でかいな

ほんのり頬を染めてへらへら呑気に歩いてくるその男をちらと見ながら、藍川は自販機脇の灰皿に煙草を押し付けた

「…まだ呑むんですか」
「お前いつの間にか先帰っちゃうんだもんなー」
「俺呑めないって言ってるでしょう」
「いいんだよ、呑まなくても」
「もう誘わないで下さい、誘われると断れないので」

あんたに誘われると、と心の中で付け足して、数時間前の居酒屋の情景を思い出す
横にいた同僚に自分の飲み代を預けて席を立ち、去り際に見たこの男は、別の同僚の肩を抱き親身に話を聞いていた
周りの騒音に掻き消されないように耳許で何か囁かれた同僚は笑ったような泣いたような顔で頷き、肩を何度も叩かれた

優し過ぎるのだこの男は
―誰にでも

「…お前はさ、もっと皆の輪に入ったらいいんだよ。ほら、俺にたまに軽口叩くみたいにさ」
「……」

人懐こい顔でニッと笑いかけて手に下げたコンビニ袋を肩に担ぐと、男は続けた
7012:2011/11/06(日) 23:32:58.97 ID:vysjnxmvO
「アレだぞー?お前、経理の麻由ちゃんとか香田ちゃんとかなーお前の事格好いいだの…」

道路を流れる車を眺めながら、そこでふと言葉を止める

「…まぁ、そういうのがなくてもさ。皆仲良くしたがってるよ、お前とさ」


―俺、男しか駄目なんです

何度目か分からない残業を手伝ってくれた時、藍川は彼に告げた

―そうか

シンと静まり帰ったオフィスに、いつも騒々しい彼からは想像出来ない穏やかな声がぽつりと響き、それ以上は何も聞かなかった


「…俺は」
「ん?」

車の音に少し掻き消された藍川の声に、男は道路から彼に視線を戻した

「俺は山崎さんが思ってるような人間じゃない」
「俺が思ってるような人間って?」
「……」

少し震えて俯くと、山崎と呼ばれたその男は穏やかに笑ったまま藍川の頭を撫でた

「…いい奴だよお前は」
「……」
「可愛い奴だよお前はー!素直じゃないけどよー!」
「…人が見てるんでやめてもらっていいですか」
「いつもこん位しおらしかったらもっと可愛いのになーお前なー」
「はぁ…可愛いってね…」
「な!俺ん家くるか。独りもんは寂しいんだよ、お前も付き合え」
「だから呑めませんって」
「呑まなくてもいいんだって。な、決定!いいだろー土曜だし。何かお笑いでも借りてくか、そうしよう」

こちらの返事はどうでもいいらしく、いつもの調子に戻って笑いながら歩き出す
7023:2011/11/06(日) 23:37:02.07 ID:vysjnxmvO
―でっかい背中。

藍川よりも背も体格も一回りは大きい山崎の背中を眺めながら彼は思う

ちょっとこうやって甘えてみせれば、簡単にその懐に入れこんでしまう
飼えるかどうかも分からない捨て猫をほいほい家に連れ帰ってしまう
…それでもきっと、飼い慣らしてしまうんだろう
この男なら、どんな猫でも

―本当に優しすぎるのだこの男は
…誰にでも


それにしても、数時間前に飲み会を抜けたはずの人間が何故こんな時間まで外をうろついているのかとか

普段そつなく自分のサポートをしてくれる後輩が、何故自分の予定が何も無い日に限って残業しなければならない程仕事が捗らないのかとか

男が好きだと言う人間を、どちら側かも分からない人間をこんな時間にほいほい自宅に上げてしまうこの状況とか

―もうちょっと危機感持ったほうがいいんじゃないですかね、…先輩

「あ!あ!ない!俺TSUTAYAのカードない!なぁ、お前持ってる?ねぇ聞いてる?」

さぁ、と答える藍川の前髪を夜風が優しく撫でた

駐車場脇の野良猫が小さく鳴いて、秋の夜が少しずつ深さを増してゆく




攻めがただの鈍感になってしまった
長文駄文失礼
703風と木の名無しさん:2011/11/06(日) 23:48:58.87 ID:vysjnxmvO
攻め×
先輩○

重ねて失礼
704風と木の名無しさん:2011/11/07(月) 12:41:20.13 ID:0Foqw9rR0
ちょっとお題と違うかな?とは思ったけど
二人の関係性が良かったです
主人公乙女だなw
かわいい
705風と木の名無しさん:2011/11/07(月) 20:50:42.98 ID:iS9hw6JE0
GJです
大らかな先輩も狡猾なのにどっかピュアな後輩も可愛かったー
長編でじっくり続き読みたくなる雰囲気でした
706風と木の名無しさん:2011/11/07(月) 21:54:59.67 ID:A+mUNSnK0
まわし
707風と木の名無しさん:2011/11/07(月) 23:44:50.40 ID:joeTQ5zp0
どすこい
708風と木の名無しさん:2011/11/07(月) 23:47:21.36 ID:CwcTTQe/0
ちゃんとリロってから踏め
709風と木の名無しさん:2011/11/07(月) 23:53:42.14 ID:hEyt72X5O
ハーレム
710風と木の名無しさん:2011/11/09(水) 01:33:22.13 ID:9XTUGCqlO
お流れまわし
711風と木の名無しさん:2011/11/09(水) 01:45:35.80 ID:v3CtrzqzO
別館に投下されているよまわし
712 忍法帖【Lv=20,xxxPT】 :2011/11/09(水) 01:47:08.34 ID:G+uFsvH+0
ちょっとお題がありがちすぎたのかもねまわし
713 忍法帖【Lv=25,xxxPT】 :2011/11/09(水) 01:48:11.89 ID:uqjh7ImmP
残念ながらまわし
714風と木の名無しさん:2011/11/09(水) 01:49:28.49 ID:JHchBaXg0
残念まわし
715風と木の名無しさん:2011/11/09(水) 06:55:45.31 ID:nh757wjm0
おまわし
716風と木の名無しさん:2011/11/09(水) 07:09:07.92 ID:1h5FuzHDO
規制で別館に投下だったよ
代理投下したかったな
717風と木の名無しさん:2011/11/09(水) 13:33:30.82 ID:dflGYo350
まわしー
718風と木の名無しさん:2011/11/09(水) 13:39:16.93 ID:MjLsF63wi
まわしーー
719風と木の名無しさん:2011/11/09(水) 13:40:07.86 ID:R1IKa8WL0
へたれ×元ヤン
720 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/11/10(木) 13:52:39.77 ID:g6kjEEuWO
残念まわまわし
721風と木の名無しさん:2011/11/10(木) 17:46:09.76 ID:aTkXoyH50
またおまわしか・・・
722忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/10(木) 18:05:06.77 ID:i9ZdWSEH0
残念。
まわしますー。
723忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/10(木) 18:47:24.54 ID:KBBdCUkg0
見たかったから残念まわし
724忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/10(木) 21:03:09.49 ID:lM7wOwrV0
おまわし!
725忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/10(木) 21:29:48.46 ID:0SEIykXqO
まわしまわし
726忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/10(木) 21:31:28.87 ID:Slwuho8D0
まわしー
727忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/10(木) 22:28:02.29 ID:Tl7wGBVpO
まわし
728忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/10(木) 22:34:15.40 ID:4JhoFGwd0
私の事は気にしないで…どうか…
729忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/10(木) 22:35:26.10 ID:DlGbph7XO
嘘つき×嘘つき
730忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/11(金) 14:41:37.53 ID:wRikU0Yr0
投下


俺天然パーマなんだけど先週の日曜日の話。
最近俺が恋人と別れたのを知ってか知らずか友達が4人(友達・友達の彼女・彼女の友達・俺)で遊園地行こうと言い出した。
俺はそんなに気が乗らなかったが仕事始まってから友達に全然会ってなかったし、気分転換になるかもと思って遊びに行くことに。
遊園地に着いて遊んでると、友達が別行動にしようと言い出した。
知らない人なので最初は気まずかったけどそのうち気軽に話せるようになり、だんだん楽しいと感じるようになった。
話してるうちにその人とは思ってたより気が合うし付き合ってもいいと思った。いや、正直付き合いたいと思った。
3時くらいになって遊園地が物凄く混んできたので俺は「(はぐれないように)手繋ごっか?」と言った。
相手は男と付き合ったりした事が無いらしく俺がそう言うと何だか恥ずかしそうにしてた。
でもここで2人モジモジしてはぐれても困るので俺から手を繋いだら爆発した。
まぁさすがに爆発したのは嘘だけど、手繋いだのはガチで嘘。
でも4人で遊びに行った事だけは本当。
相手が言ってた男と付き合ったりした事が無いってのは嘘。
気が合うと思ってたのも俺に合わせただけの嘘。
ただ昔俺に恋人がいたってのはマジで嘘。俺ノンケで童貞。
懐いたゲイの存在と、俺が天パーなのは本当。
誰か助けてくれ。
731忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/11(金) 18:53:49.67 ID:tos5JNr90
不思議な作品だなあ
相手の嘘がわからないから、相手視点のもみたかったな
732忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/11(金) 19:25:10.25 ID:vVUyhHu3O
コピペ改編でしょこれ
ありなの?

>>731
男と付き合ったことがない
733忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/11(金) 19:37:36.42 ID:up4uC4E2O
このスタイルは新しい

GJ!
734忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/11(金) 20:32:20.20 ID:p7xOhqoW0
笑った
なついたゲイかわいいなあ
GJ!
735忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/11(金) 21:11:33.60 ID:cQvtTUiO0
見てるこっちも焦りそうな文章GJ!!
複雑な文章の後の本音が輝いて見えるわwww
>>732
まあ議論はチラ裏で
736忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/11(金) 23:45:27.92 ID:SIApk8S7O
最後の最後で笑ってしまった。
gj
737忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/12(土) 00:32:04.31 ID:HFQNxqiz0
改変ばっかりだとさすがに飽きるけど、たまにはこんなのもいいと思う
GJ!
738忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/12(土) 00:36:52.44 ID:KJH+8DCM0
ふみふみ
739忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/12(土) 00:37:41.05 ID:Vtc1pm3B0
さよならのうた
740忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/12(土) 00:37:44.48 ID:rnpDtLIG0
7411/3:2011/11/12(土) 11:41:12.85 ID:kv3+opd+0
12時間たったよね?

5/1 晴れ
最近君が「また会おう」と言わずに「さようなら」と言うようになったのを不安に感じる。
それに対して何を言うわけでもなく部屋を出る俺は、無力なのだと痛感する。
だが、きっとお医者様が治してくださるはずだと信じている。
くだらない事を考えるよりかは散歩でもして、彼に聞かせる話でも探そう。

5/2 曇り
朝にお見舞いに行き、昼には仕事をする。
仕事と偉そうに書いてはいるが、所詮文豪に憧れたしがない物書き。君のことが頭を離れず一文も書けない。
甲斐甲斐しくお世話をしてくれた書生に八つ当たりしてしまった。
出来もしない仕事などしても意味がないと、晩には俺が君に何を出来るかを考えた。何も思い浮かばなかった。

5/3 晴れ
朝一番に書生に頭を下げた。すると、頭を下げる必要などはないと焦った様に頭を上げることを促される。
しかし謝ったのは、八つ当たりしたまま彼に顔を見せられなかったからだ。そのことに自己嫌悪する。
彼には顔を見せて、しょうもない世間話をした。本当にこれでいいのだろうか?
漠然とした、薄気味の悪さに思わず閉口する。
7422/3:2011/11/12(土) 11:41:47.01 ID:kv3+opd+0
5/4 雨
今日は彼に顔を見せていない。昨日の夜から、仕事をしていた時、お医者様に彼がもう長くないことを知らされた。
瞬時土下座をして、一日でも長く延命してくださいと叫んだ。
お医者様が去るまで何を言われても床につけていたので顔は見ていない。
年甲斐もなく泣きそうになった、たぶんきっと情けないようなものを見る目で見ていただろう。

5/5 晴れ
彼が私の家の庭を見たいと言った。安静にしていなくてはと思ったものの、昨日のお医者様の言葉が脳裏をよぎる。
気がつけば私は首を縦に振っており、彼を家にまで運ぶこと決意した。
お医者様にそのことを伝えると、半ば期待していた止める言葉をかけてくださらなかった。
彼の部屋に戻り、書簡をしたためている彼に「明日行こう」と伝えた。彼は筆を止めなかった。

5/6 晴れ
彼は庭の花をじっくり見ていた。
「9月に植えた石楠花と灯台躑躅がまだ開花していた。君が世話をしてくれたんだろう。安心した」
そう言った彼に私は微笑んだ。なんという贅沢な言葉だろう。
仕事に身が入らないということが、たまにはいい仕事をするもんだ。

5/7 快晴
彼が死んだ。手には手紙が握られていた。
見る勇気がない。お医者様も無理に見る必要はないと、手紙を読むこともなく私に手渡した。
死ぬ前に彼が何を思ったのか知るのが怖い。
震える手で、庭で茶を啜る。
7433/3:2011/11/12(土) 11:42:15.60 ID:kv3+opd+0
5/8 朝:小雨
このままじゃいけないと決心して手紙を開いた。
「私は明日、庭を見る。篤志家な君がどのような庭を見ているかが想像できない。
もしも庭に花が咲いていたら、私が亡くなったあとも続けてほしい。
もしも何も生えないない庭ならば、居なくなった私だと思って何かを植えてほしい」

5/8 昼:霧雨
手紙を途中で読むのを止めた。
小説を受け取りに来た者が私の気も知れずに渡せ渡せと五月蝿いからだ。
完成していない旨を伝えると書け書けと五月蝿い。
書生が心配そうな目を向けるのを無視して小説を書き始める。

5/8 深夜:星空
小説を書き終えた。手紙の続きを読んだ。死ぬ前に書き足したであろう一文があった。
「清の庭を見た。もう怖くない」
庭に出て空を見た。
月と星空が共存する中にあいつの姿を見た気がした。
7443/3訂正:2011/11/12(土) 12:06:41.06 ID:kv3+opd+0
あいつ→彼
すいませんでした(´□`川)
745忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/12(土) 23:38:59.28 ID:lgcrLuxyO
素敵だなと思ったんだけど、12時間超えてなかったのでレスつけるの遅れちゃった
惜しかったけどレトロな感じが良かったです
746忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/13(日) 00:41:22.07 ID:DJm82LPD0
>>741
大作だけに、12時間未満なのが惜しいね
是非とも、別館への投下を希望する

>>745
739から24時間過ぎてないんだから、レスすんなよ…
747忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/13(日) 08:42:08.91 ID:aOeVuwYs0
>>746
24時間過ぎてないといけないのはまわしじゃね?
748忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/13(日) 09:49:42.45 ID:5US9eWfgO
てす
749忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/13(日) 09:50:26.22 ID:QSDv52MDO
生意気意地っ張りだけど世話焼きな年下攻め(受けにもタメ語)
750忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/14(月) 14:23:46.58 ID:wlVVC8YN0
……流れてるんだよね?
751忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/14(月) 14:36:11.65 ID:rzIvBYDW0
流れてますね
752忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/14(月) 15:29:30.09 ID:LD/qjW9s0
投下は別館?
753忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/14(月) 18:24:43.60 ID:N7cc7YIm0
じゃないかな
754忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/14(月) 20:25:36.58 ID:+BTzjMxJ0
うむ
755 忍法帖【Lv=28,xxxPT】 :2011/11/15(火) 04:22:23.69 ID:O6eddoP9P
まわまわしんしん
756 忍法帖【Lv=24,xxxPT】 :2011/11/15(火) 04:23:03.81 ID:HYEYezz+0
まわしてまわされて
757忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/15(火) 06:43:38.54 ID:sKA8t+gK0
まわしまわし
758忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/15(火) 06:58:41.71 ID:J849JczzO
本日の占い
ラッキーアイテム:盆栽
そんなのどうすればいいの回し
759忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/15(火) 07:21:33.22 ID:nvDmTNw10
男子校だがムラムラしてやった
760忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/15(火) 10:15:48.14 ID:mKrWT3LI0
現場の腐川です。
14日11時頃、こちらの某県立矢追高校男子更衣室にて、男子生徒Aが突如、クラスメイトに向かい制汗スプレーと呼ばれる香料付きのスプレーを大量に吹きかけるという事件がおこりました。
生徒Aは着替え中の同級生に向かい次々とスプレーを噴射、首もとの匂いを嗅ぐなどの行為に及んでおり、すぐさま駆けつけた教員に取り抑えられました。
生徒Aは調べに対し、「男子校だったがムラムラしてやった、こうすれば女子と触れ合っている気分になれると思った」などという供述をしており、今後精神鑑定が行われる予定です。
今回の事件をきっかけに若年の性を抑圧することに関して各界で議論が持ち上がっており、全国の教育機関を男女共学校として統一するための動きも見られています。
さらにこれに対し各有権者団体やNPO法人腐女子扶助の会からは抗議の声が上がっており、「マイノリティな性を持つ一個人に対し選択の余地を与えるべきである」という建前のもと署名運動などが行われています。
一人の少年が投じた一石が、今後日本国内の教育にどのような影響を及ぼすのか、全く先の読めない状況となっています。
以上、現場の腐川がお伝えいたしました。
761忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/15(火) 17:46:16.72 ID:krbEMLBp0
>>760
これは新しいGJ!
「という建前のもと」って言ってしまうニュースキャスターさんが好きです
762忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/15(火) 21:23:47.20 ID:87xdGqYCO
>>760
腐川さんわかってるじゃないかw
腐川さんにGJ
763忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/15(火) 22:18:37.33 ID:/EMqp6mrO
ツッコミどころが多すぎるwwww
GJ!
764忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/16(水) 10:37:10.48 ID:bMBdyvhJ0
そろそろまわしますよ
765忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/16(水) 12:10:43.37 ID:WXubJkeZi
ではわましましょう
766忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/16(水) 18:41:13.98 ID:1h+uJi1H0
まわるときには倒れないように気をつけてくださーい
767忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/16(水) 18:53:17.76 ID:Fkv05BrY0
まわしまわし
768忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/16(水) 18:55:13.75 ID:MVGcWqi60
踏んで下さい
769忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/16(水) 18:56:18.35 ID:2/tsLgMB0
泥酔者とお巡りさん
770忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/16(水) 20:46:18.96 ID:jb/KusOhO
「すらすらすいすいすいーっと♪」
「きみきみ!ちょっと!」
「ええ?はあ、はい」
「どこ行くの?家は?危ないよこんな夜中に」
「なんです?いきなり、子供じゃないんですけど」
「顔真っ赤にして、酔っ払いか?」
「酔ってる?俺が?酔ってなんかいませんよー、寒いだけです」
「いいからこっちきて、派出所で保護しますから」
「はーなーせ!」
「コンビニ袋にスウェットに、この寒いのにサンダル…風邪ひきたくなかったらお巡りさんと一緒にきて、ほらほら」
「お巡りさんはこっちだっつーの、へべれけリーマンめ」
「はいぃ?」
「ああもうせっかくの非番前夜なのに!こっちこい!」
「うひ、ほんものwwおつとめ、ご苦労さんでありまし!」
「黙ってろ酔っ払い!」
「おまわりしゃんそれスーパードゥラァイ?」
「発音うぜぇ!」
「おじさんはプレモリ派でしww」
「悪かったな安上がりで!てかちゃんと歩けよぉ!」
「おわわりしゃんかっこいいねー、ねー飲み直そうよスーパードゥラァイでいいからあ」
「俺はまだ飲んでないし、なんで転がり込もうとしてんだよ!」
「だいじょーぶー、おじさん独身だからーww」
「俺が大丈夫じゃない!ケツさわんなぁ!」
771忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/16(水) 22:03:00.64 ID:EsHyEVev0
ドゥラァイフイタwww
うざかわいいなGJ
772忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/17(木) 00:33:09.06 ID:Yqqhy2IiO
うざかわいいwww
GJ!
773忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/17(木) 01:05:43.53 ID:P/O6lfzL0
これはうざカワユスww
保護しますといってどこにどこに連れてくつもりだったんだwGJ!
774忍法帖変更議論中@自治スレ:2011/11/17(木) 18:10:52.63 ID:WA1LrN3D0
可愛すぎワロタwww
次の日顔面蒼白になって平謝りする元酔っ払い想像したら大変萌えた
GJ!!
775風と木の名無しさん:2011/11/17(木) 18:33:53.66 ID:b7HLQlV40
酔っぱらいもおまわりさんも可愛いな!w
ほんわかしちゃったよ
GJでした!
776風と木の名無しさん:2011/11/17(木) 21:38:59.37 ID:eoDf0jjS0
まわし
777風と木の名無しさん:2011/11/17(木) 21:57:42.96 ID:OT0k2k3pi
まわしまわし
778風と木の名無しさん:2011/11/17(木) 22:02:12.71 ID:UvlEVHT7O
踏まれたっていいの
779風と木の名無しさん:2011/11/17(木) 22:02:16.39 ID:L0dPzy/u0
債権者×債務者
780風と木の名無しさん:2011/11/18(金) 01:47:13.20 ID:pov+vLW70
「おら金返せ」
「ないっす」
「返せないなら体で払ってもらうしかねぇな」
「ういっす」
「は?なに脱いでんだオメェ」
「体で返しますよ?さあどーぞ」
「ばかっ、ケツ向けるな」
「え?こっち?」
「いや前とか後ろとかじゃなくて…」
「しない?」
「するけど…」

「クククッどうだ?借金払えず男に抱かれる気持ちは?j
「あんっ、気持ちいいい、もっとぉ」
「え?」
「もっと激しくして」
「あ、はい」

「フッ惨めな姿だ」
「あー気持ちよかった」
「……」
「こんなに気持ち良いことして借金返せるなんてサイコー」
「いや今日のは利子だけだから」
「えー、そうしたら……あと100回すれば全部返せる?」
「おいおいおいおい世の中ナメてんじゃねぇそガキ」
「え?間違ってる?」
「まあ計算上はそうだけど……」
「ねえ、キスしよ」
「え?んっ……」
「えへっ契約終了」
「なんか違う」
「ま、いーじゃん」
781風と木の名無しさん:2011/11/18(金) 05:38:40.42 ID:m1n0+1ZlO
いいな、シンプルで萌えるな
782風と木の名無しさん:2011/11/18(金) 09:14:26.59 ID:5/s5WDbmi
>>780
振り回される債権者かわいいなw
GJ!
783風と木の名無しさん:2011/11/18(金) 10:55:59.26 ID:a9YSIonq0
シンプルなのが良かった
別館も良かったよ
784風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 06:55:03.65 ID:C6eUX9GY0
おはようまわし
785風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 09:24:44.11 ID:M4cYp2Cp0
まわし
786風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 09:39:13.72 ID:+Zut54Su0
さくさく回そう
787 忍法帖【Lv=32,xxxPT】 :2011/11/19(土) 10:45:12.03 ID:X/ET1Tk5P
債務者×債権者だったらどうだったろうかと考えながらまわし
788 忍法帖【Lv=28,xxxPT】 :2011/11/19(土) 10:45:33.50 ID:M2s4foUV0
さあ踏めお
789風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 10:46:13.37 ID:DM3KloJrO
東南アジアから来た天才少年
790風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 12:07:08.50 ID:Oe2LWnu70
彼が来るまでは俺がこの研究所のエースだった。
昔から人付き合いが苦手だったし嫌われている自覚もあった。
しかし優秀であれば一番であれば陰口なんてものはただの僻みでしか無く、
俺は研究に没頭していればそれで良かった。

若干17歳の留学生である彼がそんな俺の傲慢さを叩き潰すように才能を発揮させたのは
俺を嫌っていた奴らにとってさぞ気持ちのいい快進撃だっただろう。

彼が邪魔だった。

ホームシックになって帰ってしまえばいいと彼の国の郷土料理店に連れて行った。
彼は喜び俺を日本の兄だと慕った。
思惑が外れ今後は日本料理ばかり食わせた。
彼は素直に日本の文化は素晴らしいと笑顔を見せて益々俺になついた。
そう俺は研究馬鹿であり、研究以外は馬鹿なのだ。

天才である彼には研究においても生活においても誰かの助けなんて必要無いはずなのに、
なぜか俺にまとわりついて俺の仕草や言葉を真似た。

しばらくして研究所の奴から丸くなったと言われるようになった。
誰が教えたのか「山本さんはツンデレだから」と彼が笑った。

確かに彼が来て以来、研究所の奴らとも話す機会は増えたが俺の本質は何も変わっていない。
狭いアパートにまで入り浸り、コタツを占領する彼が邪魔だった。
彼をコタツから追い出す為に今度はダウンジャケットを買ってやった。
彼はやっぱり素直に喜んだ。


春が来て彼は帰国した。

「同じ研究をしていればきっとまた会えるから」と彼は笑顔で去っていった。
その時、俺が号泣していたのは邪魔なヤツがいなくなって清々したのと彼に一度も勝てなくて悔しかったからだ。

そして次の春が来た頃、彼はこの研究所に戻ってきた。
本国に帰った彼はたった一年で成果を上げ、正式にこの研究所の職員として採用されたのだ。
天才の彼らしい計算通りの帰国という訳だ。

しかし彼の好きなコタツと鍋の季節はまだ先だ。
天才の唯一の計算ミスに俺はまた号泣してそして笑った。
791風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 12:13:25.98 ID:spb5aECT0
ツンデレ乙
792風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 12:21:37.08 ID:+yZYCFf60
マレーシアかシンガポールから来た超エリートくんと予想
きっと専門分野はバイオテクノロジーだな
華僑や印僑かもとも思った
マレー人はムスリムが多いから日本料理はダメかもしれん
好きなものがコタツと鍋というのもツボだわ
あんまりにも素早い仕事GJ!!!
793風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 13:39:13.60 ID:pkQJ8KA+0
2時間たたずにこれ書けるのか
さいのうあるね
794風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 14:26:17.47 ID:XV5tfRE3O
いいなあ
偏屈な秀才と天真爛漫な天才はいつ見ても素晴らしい組み合わせだ
心からGJ!
795風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 15:06:40.40 ID:UqC0oU6q0
>>790
すげえ萌えた
偏屈な秀才と天真爛漫な天才ってモー●ァルトとサリ●リの関係みたいで萌える
萌えすぎて今日こそ*9取り参加しようと思ったのに断念して書き込みしちゃうよくそっ
796風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 16:44:55.78 ID:C5aG76nP0
なんかうるっときて萌えた
GJ!
797風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 18:28:51.87 ID:UQtxkbSnO
最近またいい0が続いてるなぁ。
GJGJ。
どっちが受でも攻でもどっちも受(攻)でも非常に美味しい。
798風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 20:31:13.20 ID:V9RIf9dG0
来いっ
799風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 20:32:59.09 ID:ypOiMkNt0
旅人と少年
8001/3:2011/11/19(土) 23:37:06.73 ID:W7Agm7TA0
昔、とある村に一人の旅人がやって来ました。
娯楽の乏しい辺鄙な土地でしたから、
異郷のめずらしい品物や都の話題を運んでくれる旅人は歓迎されました。
ですが、他所の人間など滅多に訪れない村に、宿屋などありません。
旅人は、村長の館に逗留することとなりました。

さて、村長には息子が三人いたのですが、末っ子の少年は体が弱く家にこもりがちでした。
それ故でしょうか、外の世界への憧れは人一倍強く、村の誰よりも旅人の訪れを喜びました。
「ねえ、旅の話を聞かせてください」
少年は、朝から晩まで旅人を質問攻めにし、冒険譚をせがみました。
子供の相手ばかりもしていられなかったでしょうに、旅人は嫌な顔ひとつせず、それらに応じました。
自然の厳しさと美しさ。人間の恐ろしさと優しさ。旅の苦しみと喜び。
湧き出す泉のように尽きぬ話の中で、旅人が何度でも語り、少年も何度でも聴きたがったのは、
意外なことに旅人の故郷の話でした。
「どこにでもある街だろうけど、僕にとってはどんな素晴らしい景色とも比べようがないものなんだ。
 出来ることなら、旅の終わりはあの場所で迎えたいものだ」
旅人がそう言って、暖かくも寂しげな眼差しを空の彼方に向けるのを、
少年は熱に浮かされたように見つめたものです。
8012/3:2011/11/19(土) 23:40:31.91 ID:W7Agm7TA0
半月ほどが経ち、旅人は村を発つことになりました。
「どうしても行ってしまうのですか?」
どうにも名残惜しい少年が、涙を押し隠して尋ねると、
「僕は旅人だからね」
旅人はニコリと笑うと、少年に一枚の紙を渡しました。
それは、彼が今まで旅した道を記した、手書きの地図でした。
「これを見て、時には僕の事を思い出してくれると嬉しい」
そう行って、少年の額にキスを落とすと、旅人はまっすぐ、次の場所へと歩き出しました。
少年は地図を握りしめ、旅人が見えなくなっても、手を振り続けました。
やがて手を下ろし、涙を拭って、再び旅人が去っていった道を見据えた時、少年の瞳は強く輝いていました。

少年は変わりました。
体を鍛え、それまでが嘘のように病気をしなくなり、村の狩人たちに生き抜く知恵を習いました。
そして3年後の誕生日、両親や兄たちを説き伏せた少年は、村を出ました。
あの日貰った地図を手に、旅人がたどった道のりを遡っていったのです。
旅人の話通りだったこともありましたし、全く違っていたこともありました。
騙されたり襲われたり、命を落としかけたこともありましたが、
旅人と過ごした時間を思い出せば、くじけることはありませんでした。
8023/3:2011/11/19(土) 23:42:43.01 ID:W7Agm7TA0
それに、道中何かに心動かされるたび、「彼も同じ気持ちだったのだろうか」と遠い面影に思いを馳せると、
また新たな感慨が浮かんでくるのでした。

長い旅路の果て、少年――いや、もう青年と言っていい年頃です――はついに旅人の故郷にたどり着きました。
町の人々に彼の消息を尋ねた青年は衝撃を受けました。
旅人は半年前街へ戻ってきたが、重い病に侵されている。もう、もって半月ほどだろう――
青年は居ても立っても居られず、彼の住まいを聞き出すと、旅装も解かずに駆け出しました。
息も荒らかにその部屋に飛び込むと、かつて旅人だった男は彼を一目見るや、目を見開きました。
「君はまさか、あの村の? ……見違えたな、大きくなったね」
その言葉を聞いた途端、青年は胸の奥から込み上げてくる何かを感じました。
「あれからずっと、あなたみたいに旅がしたくて、あなたの故郷が見てみたくて、……あなたに、会いたくて」
溢れる涙を止めようともせず、青年は男のすっかりやせ細った手を握ります。
「信じられない――こうして、故郷で最期を迎えられるだけでも奇跡と思っていたのに」
男の目からも、一筋の涙がこぼれました。
「……僕は長くない。でも、幸いにもまだもう少しは時間がある。だから……」
男は青年の額にそっとくちづけて、言いました。
「君の旅の話を、聞かせてくれないかい?」
803風と木の名無しさん:2011/11/19(土) 23:45:06.60 ID:pqduXZx10
うおお…うおおおお…感動した超GJ
不覚にも目頭が熱くなった
804風と木の名無しさん:2011/11/20(日) 00:50:32.31 ID:vdsRo68d0
うわああああ!!GJ!!
ほんのりせつないのに萌える!
終わり方もかっこいい
805風と木の名無しさん:2011/11/20(日) 03:19:31.47 ID:aSgSFndO0
どうか元旅人よもう一度旅人になって
今度はふたりの旅の話を聞かせてくれよ…
GJ
806風と木の名無しさん:2011/11/20(日) 08:55:40.85 ID:SxDaSEhr0
萌えと切なさがががががGJGJ!!
807風と木の名無しさん:2011/11/20(日) 09:07:07.01 ID:YTtVM6XSO
最後がいい
GJ
808風と木の名無しさん:2011/11/20(日) 09:23:15.49 ID:bpGmcCnW0
さあ行くがいい
809風と木の名無しさん:2011/11/20(日) 09:28:35.13 ID:Cib4vOUl0
3対3
8101/2:2011/11/20(日) 20:59:27.24 ID:Z2ngMiP40
子供の頃から地味で運動も苦手だった。
もちろん友達なんていない。
そんな僕にとって学校は息苦しい場所でしか無かった。
家に帰って祖父の家庭菜園を手伝ってる時だけが僕のホッとできる時間だった。

だから高校に入って園芸部に入部した。
人付き合いが苦手な僕にとって部活必修という校風は重荷でしか無かったが、
男子校で園芸部に入るヤツなんて、どうせ僕と同じような人種か幽霊部員くらいなものだろうと思っていた。

だが僕は甘かった。
脅威のメガネ率85パーセント、県内でもトップの進学校では
こんな場末のクラブ活動すら真面目に参加する。
限られたスペースで野菜を育てるか、花畑にするかなんてどうでもいい事を真面目に討論してしまうくらいに。

僕は野菜を育てたかった。
収穫すれば食べられるし、花なんて見てもつまらない。
第一、男子校で花なんか育ててたらクラスの奴らに笑われるじゃないか。


意見は割れて3対3、敵のリーダーは花屋の息子の花村。
ベタなのは名前だけじゃなく、いかにも花屋が似合うような優男。
多数決では同点、みんな同級生、完全に対等なはずのに
残りの15パーセントの人種、つまりメガネをかけていないモテそうな男がいるだけで
どうしてこうも負けたような気になってしまうのだろう。
8112/2:2011/11/20(日) 21:00:12.64 ID:Z2ngMiP40
僕らのような人間が穏やかに学園生活を終わらせるには、できるだけ地味に空気でいる事が大切だ。
からかいの対象になるなんて考えただけでゾッとする。

「で、ですから野菜を育てるという事はこの国の食糧問題、自給率について考えるキッカケでもあり、
 食という文化だけでは無く、人間が生きる根幹である食という観点からフレキシブルに、
 そしてアグレッシブに学べる、まさに総合学習にはうってつけの題材で……」

本音で語れば議論に負ける。
最終的に顧問の判断になるのなら、大人受けの良さそうな理由を並べて煙に巻くしかない。

「そういう事じゃなくってさ……」
花村が面倒臭そうに僕の主張を遮る。

「お前、そうやっていつも下向いてつまらなそうな顔してるだろ?
 少し顔を上げてみろよ。
 世の中には楽しい事もキレイな景色もいっぱいあって、それは無駄に見えても無駄じゃないんだよ。
 俺はお前にそういう景色を見せてやりたいんだよ」


たったそれだけの言葉だけで僕の世界が大きく変わったような気がした。


心の中に花が咲くような錯覚。

その花はいつか枯れてしまうかもしれない。
誰かに踏まれてしまうかもしれない。
それでも手を差し出さずにはいられない。

顔を上げると花村は照れもせず僕を真っ直ぐ見つめている。

来年の今頃は学校中に花が咲き乱れているだろう。
そんな景色を想像しながら僕はまだ何も無い花壇を見ていた。

いつも下を向いていた。
見上げたら君がいた。

僕の中に咲いた花もいつか君に見せてあげられたらいいのに。
君がいなければ決して咲くことの無かった小さな花を。
812風と木の名無しさん:2011/11/20(日) 21:33:39.45 ID:J23D+5310
>俺はお前にそういう景色を見せてやりたいんだよ

花村やべえwGJ!!!
813風と木の名無しさん:2011/11/21(月) 01:20:43.27 ID:KWmcN+Nl0
周りで見てた奴は
814風と木の名無しさん:2011/11/21(月) 01:21:33.04 ID:KWmcN+Nl0
ごめん誤送信…

周りで見てた奴は、人が恋に落ちる瞬間を(ry だったんだろうなあ
GJでした!
815風と木の名無しさん:2011/11/21(月) 02:39:46.84 ID:xUczPv080
つまり恋の花を咲かせてチェリーを食べればいい!
GJでした!
816風と木の名無しさん:2011/11/21(月) 09:17:02.13 ID:s0nPzvW90
赤い実はじけたわw
GJ!
817風と木の名無しさん:2011/11/21(月) 12:08:42.30 ID:ickus50X0
花村やべえwこれはいい学生モノでしたGJ
818風と木の名無しさん:2011/11/21(月) 13:40:58.33 ID:wSYpX+t+P
進学校なのにこんな気の利いたセリフを履けるなんてどんなリア充よw
花村モテるだろうなGJ
そして踏めお
819風と木の名無しさん:2011/11/21(月) 13:41:13.49 ID:nIybpt350
こんなお姿になって
8201/4:2011/11/21(月) 15:45:04.02 ID:cgn+FiZ70
「ああ、なぜこのようなお姿に…!姫、愛しの我が君よ!願わくばこの口づけに、黒き魔法が消え去らんことを…!」
「……」
「…はいオッケー!いやー、いいよ谷口!完璧!最高!」
「そうか?」
「おう、文句なし!オスカーも真っ青!本番もこの調子で頼むわ!」
「ん、わかった」
「長谷、お前は鏡見て来い」
「う…」
8212/4:2011/11/21(月) 15:51:36.96 ID:cgn+FiZ70
「あのな、お前がひ弱で大道具できないわ不器用で小道具やれないわドンくさいわセリフは棒だわっつーから一番セリフの少ない姫役にしたんだぞ!
ただ呪い殺されてるだけの役なんだぞ!発表時間の3分の2以上は棺桶ん中で寝てるだけだぞ!
それがなんでまともにできないんだよ死んでる姫がそんなに顔赤くなるわけねえだろ顔洗って来い!」
「わ、悪い…」
8223/4:2011/11/21(月) 16:09:11.17 ID:cgn+FiZ70
「はぁー…」
「長谷!」
「谷口…」
「ごめんな俺、顔近かった?」
「いやいいよ、キスシーンなんだし。…俺が下手だから」
「長谷がんばってんじゃん」
「……そんなことない…いや、そりゃ自分ではやってるつもりだけど…お前に褒められるほどには…」
「がんばってる」
8234/4 すいません続きます:2011/11/21(月) 16:15:38.01 ID:cgn+FiZ70
「なんでそんなこと思うの」
「がんばってるから。キスシーンでお前がこう、指組んでぎゅーって目とかつむって」
「…馬鹿にしてる?」
「してない。一生懸命で、いいなと思って」
「……なにそれ、その、文化祭でお近付きになる男子と女子みたいな」
「ここ男子校だけど」
「知ってる、だから言ってんの」
8245/4 ラストですすいません:2011/11/21(月) 16:18:59.03 ID:cgn+FiZ70
「リハーサルしようか」
「え           …え?」
「…うばっちゃった。さ、練習もどろっか」
「えー!!??;;;」
「安心しろ、俺も初キスだから」
「はぁぁああぁぁ!!?」
「姫、顔赤いよ」
「姫じゃない!」
「姫泣いてんの?」
「泣いてない!」
「お近付きになっちゃったな」
「なってないぃぃ!!」
825風と木の名無しさん:2011/11/22(火) 16:52:38.06 ID:nSpaAWrz0
まわし
826風と木の名無しさん:2011/11/22(火) 17:08:58.03 ID:GWaUBM550
書きながらの投下は禁止だよまわし
827風と木の名無しさん:2011/11/22(火) 17:33:58.04 ID:InZD80O50
30行ぐらいまでこのスレは書けたと思われる
まわし
828風と木の名無しさん:2011/11/22(火) 18:14:38.76 ID:9EqvsY8F0
リロしてからどうぞ
829風と木の名無しさん:2011/11/22(火) 18:16:59.35 ID:3HVn1WXO0
聖職者の祝福に苦しむ勇者
830風と木の名無しさん:2011/11/23(水) 00:48:48.08 ID:IESQh8670
「おお勇者よ、そなたはまだ洗礼を受けて居なかったのか」
「・・・悪かったな、まだ剥けてねえよってそんないい方するな畜生」
「では、神の名の元に洗礼の儀式を執り行いましょう」
「っていきなりドコのナニを掴んでんだよ」
「神よ、哀れなる勇者に祝福をお授けください」
「いてえ!引っ張るな!いてえいてえなにしやがんだよ!」
「この痛みに耐えてこそ真の勇者、神の祝福を得た勇者に…ん、ちょっとアレですね
もうちょっと神の滴があふれてからの方が剥きやすそうですかね、痛いのも紛れそうですし」
「揉…むな!しぼっ・・・んな…シャレに…ならん・・・やべって…
831風と木の名無しさん:2011/11/23(水) 09:58:05.38 ID:XytRk6Ak0
wwこう来たかw
どういう状況で未洗礼が発覚したんだw
わっふるわっふry
GJ!
832風と木の名無しさん:2011/11/23(水) 15:42:42.92 ID:nBXLiOEK0
予想外wwこういうの好きだw
GJ
833風と木の名無しさん:2011/11/23(水) 15:49:56.20 ID:ITdhilz00
割礼の儀式イテテGJ!!!
しかし、何故バレたのかめっちゃ気になるww
834風と木の名無しさん:2011/11/24(木) 13:05:05.44 ID:qcWFjfA00
神の雫クソワロタwww
GJ!!
835風と木の名無しさん:2011/11/24(木) 15:21:16.57 ID:u5UfnLFUP
勇者が実は魔王の血を引いていたとかそういうのしか浮かばなかった
この発想はなかったおGJ!!
836 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 :2011/11/24(木) 15:23:54.05 ID:l2Odj4Xd0
勇者さまのアソコを無理無理にひん剥くなんて聖職者じゃなくて悪魔神官だろw
短いけどワロタwwww
GJ!!
837風と木の名無しさん:2011/11/24(木) 15:31:23.91 ID:cxS12qmFO
勇者の神の雫を水に混ぜて聖水を作ってはぐれメタル狩りに使用されるんだなw
エロ聖職者にGJ!!!
838風と木の名無しさん:2011/11/24(木) 17:17:18.20 ID:6+kwq2Wz0
踏まれてもいいよ
839風と木の名無しさん:2011/11/24(木) 17:25:44.02 ID:iLJQ58ZT0
方言
840風と木の名無しさん:2011/11/25(金) 14:33:06.25 ID:9pLxrArF0
方言萌えの定番は関西弁だとおもうが、関西地方の人に言わせると「似非」らしい。
合体中に「堪忍したってぇ・・・」って言わないのか。似非でもこの堪え具合は萌えると思うのに。

荒々しい親父には広島弁を話して欲しい。これまた地元の人に言われたら「似非」だろうが。
「その手を離してつかぁさい」といって、舎弟の手を振りほどいて、一人オジキの敵討ちに旅立つ親父はカッコイイと思う。

沖縄の「なんくる語」も萌える。神秘的にもいけるし、うちなーギャップ萌えもいける。
待ち合わせに2時間遅れても、「なんくるないさー」で笑顔で片付けられたら、腹もたつけど、ちょっと萌える。

いなかっぺ訛りもこれはこれで萌える。そんな事はないだろうが、穢れを知らない子供のようでいてもほしい。
なついてきたところを襲ってしまって「オラのそんな所なめるでねえだ・・・オラ・・・きたねぇだろ・・・」と喘がれて欲しい。

気をつけて丁寧に話しているつもりが、語尾が「○○っしょ?」とか「○○でないかい?」と微妙に上がり
更には「ゴミステーションまでゴミなげてくるわ」と標準語のつもりで話す北海道の人にも萌える。
標準語だと思って居た数々の言葉が実は方言だとわかった時の赤面がみてみたい。
841風と木の名無しさん:2011/11/25(金) 15:21:33.35 ID:GQtUl5N10
静岡の「〜ら」もちょっと抜けてて好きー
標準語だと思っていたのが方言だったときっていうのは萌えるね、うん
「堪忍したってぇ…」は破壊力あるわねGJ
京都の「いやや」もいいですね
842風と木の名無しさん:2011/11/25(金) 15:30:20.10 ID:c0eDbpge0
沖縄方言いいな、外国語レベルで分らんとこもw
標準語を習得できても方言はニュアンスが大切だしね
地元の方言で有名なのは「じゃん」くらいだけど
若者言葉以外で使ってる人間なんて居ないわ
843風と木の名無しさん:2011/11/26(土) 15:08:11.27 ID:DsS8/iALO
まわし
844風と木の名無しさん:2011/11/26(土) 15:13:49.04 ID:ZG4tX5Bh0
個人的には京言葉と土佐弁がツートップだなまわし
845 忍法帖【Lv=39,xxxPT】 :2011/11/26(土) 17:58:30.02 ID:Gk1NvCJwP
遠い昔にサッカーチームに押し入って選手全員をレイープの挙句に惨殺する・・・
という妙な設定の小説を書こうとしたことがある
そのチームはアビスパ福岡をモデルにしていて
「嫌っとー! 嫌っとー!」と叫びながらレイプされ
最後は下半身をメッタ刺しにされて惨殺される選手の様子を描写したが途中で挫折した
福岡弁が分からないのでとにかく語尾に「○○○っと!」と付けただけの手抜き仕様だった
それはそうとまわし
846 忍法帖【Lv=35,xxxPT】 :2011/11/26(土) 17:58:31.95 ID:B2JXIj+u0
個人的には受が青森から上京したての純朴な田舎者で
攻に強引にやっそんに持ち込まれて
青森弁で泣きながら嫌がるってのに萌える
うんでもってまわし
847風と木の名無しさん:2011/11/26(土) 18:05:23.24 ID:C2yBbyyLO
>>845
すべてが謎でどこをつっこんでいいかわからんたいまわし
848風と木の名無しさん:2011/11/26(土) 18:24:21.31 ID:GdNA4Cwf0
謎ではなかったが妙なインパクトがあったまわし
849風と木の名無しさん:2011/11/26(土) 18:28:29.07 ID:pIvJZU60O
貿易港そばのグラウンド
850風と木の名無しさん:2011/11/27(日) 15:04:25.16 ID:qivEC7Ou0
まわし
851風と木の名無しさん:2011/11/27(日) 18:17:16.85 ID:Ls+L+rDy0
別館に感動作がきてたよ
852風と木の名無しさん:2011/11/27(日) 20:18:51.60 ID:euAtmkbP0
*9から24時間たったのでまわす
853風と木の名無しさん:2011/11/27(日) 20:25:49.14 ID:jSxaupc00
まあたしかに難しいか
854風と木の名無しさん:2011/11/27(日) 20:58:47.53 ID:LKIGa9cg0
まわし
855風と木の名無しさん:2011/11/27(日) 21:43:13.78 ID:aYA0dUND0
まわすよー
856 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/27(日) 22:27:28.96 ID:q+urWfSsP
まわし
857 忍法帖【Lv=36,xxxPT】 :2011/11/27(日) 22:27:35.03 ID:C/IZLqey0
まわし
858風と木の名無しさん:2011/11/27(日) 22:31:22.26 ID:+cqm7DeZ0
踏んで
859風と木の名無しさん:2011/11/27(日) 22:36:47.21 ID:cHmVjcSm0
年下の男の娘
860風と木の名無しさん:2011/11/28(月) 11:34:58.86 ID:xECTlA+U0
受「真っ赤なりんごを頬張る〜♪ネイビーブルーのTシャツ〜♪あいつはあいつは可愛い〜♪年下の男の娘〜♪ …って攻にぴったりじゃない?」
攻「私達は同い年ですよ…しかも受、男の子の漢字も間違ってますよ?」
受「えーっ?だって攻めはよく女の子の格好してるじゃん!」
攻「それは仕事ですし…まぁ確かにネイビーブルーのTシャツも持っていますが…」
受「真っ赤なりんごをたくさん頬張るのも好きだよね、ムック!」
861風と木の名無しさん:2011/11/28(月) 13:04:12.04 ID:O1T0VBCl0
862風と木の名無しさん:2011/11/29(火) 00:42:58.37 ID:2RhfFfjMO
懐かしい歌でした
知らない人も多いはず
863風と木の名無しさん:2011/11/29(火) 01:30:43.43 ID:KJ+dX/1C0
歌は知ってるけど、ムックって何かのキャラなの?
赤もじゃしか頭に浮かばなくて流れが把握できなかったまわし
864風と木の名無しさん:2011/11/29(火) 02:45:54.13 ID:+O0D4eIH0
赤もじゃのことじゃね?たまに女装してるし
まわし
865 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/29(火) 08:27:55.30 ID:4Yolw5wjP
自分は男の娘って全く萌えない
なら娘でいいじゃないかと思う
男の子が男性性を残したまま受をやることに意味があるんだと思う
つまらん持論をほざいてスマソまわし
866 忍法帖【Lv=37,xxxPT】 :2011/11/29(火) 08:28:11.25 ID:UwRx9/Ce0
バイト先の常連客の中国人留学生の2人組みがスガーかわゆす
いつも2人でやってくる
東京はもう寒いのにいつも2人してTシャツにハーフパンツ
片方はかなりガタイがよくて身長が190cmくらいあって兄貴って感じ
もう片方が身長が170cmくらいだがとてもかわいらしい感じ
そして何より2人ともかなりイケメソ
自分的には勝手にカップル認定済み
つまらないバイトも彼らを見かけた日は眼福で超ハッピー
まわし
867風と木の名無しさん:2011/11/29(火) 10:08:28.33 ID:Oxsh/gGJ0
ムックについては避難所でも相談中まわし
868風と木の名無しさん:2011/11/29(火) 10:15:38.00 ID:O32+p3CO0
踏んでいきなよ
869風と木の名無しさん:2011/11/29(火) 10:26:34.21 ID:utNcNSo0O
滅んだ民
8701/2:2011/11/29(火) 20:08:57.18 ID:34Yv1rZq0
今、この瞬間、一つの民が滅んだ


その種族は皆、特殊な力を持ち
一時は、他の種族を弾圧して回っていた

国は栄え、華々しい日々が続いたある年、彼らに虐げられた民が革命を起こした

何年にも渡る戦のなか、王者として君臨していた種族は、一人、また一人と数を減らし、気がつけば、繁栄の民は一人の少年を残し、全滅した

最後の一人の面倒を見るのは、彼を保護した研究所の職員で、まだあどけない顔立ちの新入所員だった
日々、白い壁に囲まれ、大勢の人びとに奇異と増悪の目で見られてきた少年は、青年職員の愛情に戸惑い、避ける事しか出来なかった
それでも青年が、根気よく世話を続けると、少しずつ彼らの間に会話が生まれた

それから年月は過ぎ、少年が青年となったある日、彼はポツりと呟いた
8712/2:2011/11/29(火) 20:13:39.51 ID:34Yv1rZq0
外に出たい

その、何気ない一言の願いを叶える為、所員は上司に掛け合うが、素気なくあしらわれてしまう
彼は保護すべき存在で、つがいがなければ滅びるだろう、と

憤りを覚えた所員の青年は叫んだ

「あんたらは、滅んだ鳥は喜んで放したくせに、自分達と同じ人は放せないのか!だっけ?」

「人の一世一代の名台詞を笑うな」

所員の青年は、頬の青あざを冷やしながら、憮然とした表情でボヤいた
その傍らでは、最後の民が晴れ晴れと笑っていた

自分が死ねば、己の種族は滅ぶと分かっていても、青年は所員の手を取った


二人の頭上には、ただ青空が広がっていた
872風と木の名無しさん:2011/11/30(水) 11:21:16.05 ID:6R6rYtt+0
萌えたよ。いい話だった。
民の存続より所員をとるに至る、その過程が読みたいです。GJ!
ついでに句点がほしいです。惜しい……
873風と木の名無しさん:2011/11/30(水) 23:38:13.69 ID:gSPH4IqfO
本当だね。句点欲しかった。webだからだろうけど。
設定が良かったです。GJ
874風と木の名無しさん:2011/12/01(木) 00:08:57.47 ID:CHkNdill0
私は句点がないから、むしろ詩のようで
すごくいいと思った!
875風と木の名無しさん:2011/12/01(木) 00:25:53.61 ID:TI5xBAdm0
詩www

まわし
876風と木の名無しさん:2011/12/01(木) 09:54:19.08 ID:UoXFVkoHO
詩だったのか
斬新
877 忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2011/12/01(木) 10:59:26.14 ID:j/AHv1Yp0
どんな特殊能力なのかな
テレパシー、テレポート、サイキックみたいなもんかな
まわし
878 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/12/01(木) 10:59:41.25 ID:XJKE/ZYyP
踏んでいいよ
879風と木の名無しさん:2011/12/01(木) 11:02:03.34 ID:S0TQu2ZN0
昔の攻めの結婚前夜
8801/3:2011/12/01(木) 21:01:07.65 ID:wCaFgC030
今年の夏に会ったときより少し顔の輪郭が若い彼はベンチで缶コーヒーを両手で持ち冷たい指を温めていた。
黄昏が終わっていく曖昧な光と街灯の明かりがまじりあう中で彼は一人誰かを待っている。
僕には今起きている信じられない事態の全容がすぐに分かった。
ベンチに座る早坂の顎には髭があった。大学の頃の彼には当たり前のことだったし、
社会人になっても変わらなかったそれはもはやトレードマークと言ってもよかったが、
五年前に綺麗にそり落として以来彼は二度と髭を生やさなくなった。
顎鬚を生やした早坂を最後に見たのは彼の結婚前夜だった。

その日どうしても言いたいことがあった僕は、日が暮れる頃に早坂を呼び出した。
彼は急な電話にも快く応じてくれて、彼の家の近所にある公園で待ち合わせることになった。
電話をかけてすぐコートを着ようと立ち上がった僕は、めまいに襲われてその場でしゃがみ込んだ。
仕事の疲れが重なって体調が少しすぐれなかっただけで、出て行こうと思えば何とかできたはずだった。
8812/3:2011/12/01(木) 21:03:05.08 ID:wCaFgC030
しかしうずくまって顔を片手で覆った瞬間に、入社して二年目の秋のこと、
風邪をひいた僕のところにやってきた早坂のことを思い出した。
彼の心配が僕にとってどれだけ意味を持つことかなんてちっとも分からないで、早坂は真面目な顔で食事を用意した。
お前なかなか人に頼らないから面倒見れてむしろ嬉しいよ、と彼は冗談っぽく笑っていた。
彼が食器を洗いに行った隙にひっそりと泣いた記憶まで辿り着いて胸が苦しくなった。
僕はもう一度早坂に電話をかけて、仕事の関係でやることを思い出したからまた今度にしよう、呼び出しておいてごめん、と謝った。
早坂は気にしていない風に笑って、じゃあとりあえずまた明日、と言った。
その明日という日は僕にとって忘れられない日になるのだった。

あの会えなかった日、公園で待ってくれていた人の姿が今ここにあって、僕は車道を隔ててその横顔を見ている。
あれは五年前の早坂だ。ちょっと話したいんだけど、と学生時代の友人から電話で呼び出されて、ベンチに腰かけてその男を待っている早坂だ。
短い横断歩道を渡って公園の入り口の前に立った。
あの日の彼に、結婚する前の早坂に会えるとしたらきっと言うのに、と何度も思い描いた光景が目の前にあった。
8823/3:2011/12/01(木) 21:05:01.98 ID:wCaFgC030
今や僕の身体は悲しみでいっぱいで、心はしくしくと痛むばかりで、それでも足が一歩を踏み出した。
大きな銀杏の木の横を通り過ぎ、ベンチまであと数歩を残すところまで来ると、座っている彼が顔を上げた。
「やっと来た」
唇を噛んだまま僕は何も言えない。早坂のすぐ近くまで歩み寄ってうつむいた。立ち上がってくれた彼の靴が目に入った。
八月に会った時、買ったばかりなんだと早坂が言っていた黒の靴だった。
「お前泣くときちゃんと涙拭かない癖まだ直ってないのな」
我に返って見上げた先で早坂はなんだか懐かしそうな目をして僕を見ていた。
「五年待ったけど今日は言える?」
銀杏の落ち葉が風に吹かれて少し地面を滑った。僕が頬を手でこすりながら頷くと、早坂はにこっとして「待ってて良かった」と言った。
883880:2011/12/01(木) 21:09:16.74 ID:wCaFgC030
1/3の7行目
×結婚前夜
○結婚前
ですすみません…
884風と木の名無しさん:2011/12/02(金) 11:53:02.76 ID:ZbhQkcXw0
別館も含め豊作GJでした
行数制限はもう少し大丈夫だから
もう少し詰めても良かったと思うかな
885風と木の名無しさん:2011/12/02(金) 12:30:23.87 ID:SSXs5nyG0
誰か教えてえろい人
「今起きている信じられない事態」ってのは早坂の幽霊出現ってことですか
 ・五年前の風貌(若い輪郭、ヒゲ)+今年の八月に買ったばかりと言っていた靴を履いてる
 ・>僕の身体は悲しみでいっぱいで〜
読解力なくてごめんよお

勝手に読解したかもしれないけど、そうであるなら萌えたー
死にネタ好きだ GJ! 違ったらごめん……
886風と木の名無しさん:2011/12/02(金) 20:15:32.99 ID:OUSZqu8O0
>>885
>あれは五年前の早坂だ。ちょっと話したいんだけど、と学生時代の友人から電話で呼び出されて、ベンチに腰かけてその男を待っている早坂だ。
ってあるからそれであってると思う
死んで初めて言える言葉っていいなーって思いましたmws
887風と木の名無しさん:2011/12/02(金) 21:36:17.52 ID:5QBgbfriO
姐さんすごいです読解力マジでパネーです。修業せねばw
別館どれも萌えました いいお題だったね
888 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/12/02(金) 21:45:10.30 ID:j3NgYq3/P
踏んでいいよ
889風と木の名無しさん:2011/12/02(金) 21:45:20.69 ID:WR4+lBU80
ギャップ萌え
890風と木の名無しさん:2011/12/02(金) 23:39:38.90 ID:eoqApx010
僕の兄正直いつも仏頂面なんだけど

この前兄の部屋が深夜になっても電気が消えない
僕よりも先に風呂に入ってたし、もう寝てると思ったのに…
ひょっとしたら電気消え忘れて寝てるのかもしれない
たまにこれがあるから困る
ノックすると返事がないので開けてみる
すると

兄がおばさんの土産で貰ったぬいぐるみを抱えて寝てる

あんなに渋々もらってたのに…
顔は眉間にしわが寄ってるのに…
そんなに大事そうに両手で包むようにして寝るなよ

とりあえず僕はそっと電気を消して部屋から出た
891風と木の名無しさん:2011/12/03(土) 00:18:17.44 ID:AqtYRDXw0
小学生かな?
可愛い!
892風と木の名無しさん:2011/12/03(土) 11:05:49.20 ID:8s5D6PGC0
幼児かもしれない
渋々顔の幼児かわいいよ!
893風と木の名無しさん:2011/12/03(土) 11:23:01.39 ID:kkhjixN50
和んだGJ
894風と木の名無しさん:2011/12/03(土) 11:55:07.77 ID:Vt7lIFBo0
そうなんだ
自分はそれなりの年齢(中学生とか)だと思ってた
おばさんは未だに子供扱いしてるからとかw
その設定で萌えちゃいました
895風と木の名無しさん:2011/12/03(土) 12:32:18.00 ID:XFJXCvtS0
>>894
自分は大人で想像してたw
896風と木の名無しさん:2011/12/03(土) 15:39:01.84 ID:sxRMUeMe0
僕=高校生
兄=大学三年生
あたりがマイジャスティス
悩み多き年頃に不安感から無意識でぬいぐるみを抱えて寝ちゃう青年とかマジうめぇw
897風と木の名無しさん:2011/12/03(土) 21:05:14.34 ID:4C2h4SvBO
弟中学生
兄高校生くらいがいいかな!
898 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/12/03(土) 21:09:27.04 ID:lGz6b8A90
弟小5、兄中2と想像しますた
ぬいぐるみはでっかい熊のぬいぐるみキボン
踏んでいいよ
899風と木の名無しさん:2011/12/03(土) 21:13:06.93 ID:GoQTU8EQ0
雪の降る町降らない町
900風と木の名無しさん:2011/12/03(土) 21:18:08.67 ID:hP9/Cvc30
なにその変な所で無駄にハイスペック
901風と木の名無しさん:2011/12/04(日) 21:23:04.84 ID:S25+aWxdO
リロードはちゃんとしましょうまわし
902風と木の名無しさん:2011/12/04(日) 21:23:52.77 ID:hvoB9VFN0
端からSS書いて欲しそうな*9はむずいよね
ここSS限定スレじゃないし
903風と木の名無しさん:2011/12/04(日) 22:17:08.77 ID:+8jGXQv00
別館に投下されてたSSがとても良かったよ〜
まわし
904風と木の名無しさん:2011/12/04(日) 23:30:25.03 ID:kwHbAt7XO
ガンガンまわすよー
905風と木の名無しさん:2011/12/04(日) 23:58:32.55 ID:C1GXWLrs0
まわし
906風と木の名無しさん:2011/12/05(月) 02:02:20.06 ID:9Dg+MGHz0
まわす
907風と木の名無しさん:2011/12/05(月) 09:40:26.86 ID:2fOwFCdl0
まわし
908風と木の名無しさん:2011/12/05(月) 09:40:44.10 ID:sOBfm2P9P
踏め!
909風と木の名無しさん:2011/12/05(月) 09:45:12.97 ID:22ZhPcoH0
滅亡する王朝の少年皇帝の最期
9101/2:2011/12/05(月) 14:13:41.81 ID:B/xXiwuG0
お願いします。
行儀の良い所作で頭を下げて、少年は言った。
やや窶れていながら、その表情は笑顔。
無邪気なようで、しかしどこか虚無感が漂っているように見えるのは、
大人の穿った見方であろうか。
憐れに思わないでもない、少年は傀儡でしかなかった。
しかしそれでも、犠牲は必要なのだと聞いている。
それ以上を考える事は、己の職分ではない。
誰にともなく思考を傾けながら、処刑者である男は剣を手にする。
少年は変わらず口元を柔らかく笑ませて、男を見つめている。
「何か、言い残すことは?」
定めに従って男はそう口にするが、少年は静かに首を振る。
「彼は…僕が言い残したい相手は、もうあなた方が連れていったのでしょう」
その言葉に、男は思い出す。
先日、同じく定めに従って問い、託された言葉を。
“御身の側に”
たった一言で良いと、彼は言った。
9112/2:2011/12/05(月) 14:15:05.37 ID:B/xXiwuG0
「僕も、彼の側に連れていってください。
 それだけでいいのです。それだけが、僕の望みです」
男は無言で頷くと、手にした剣を頭上へ掲げ、そうして職分を遂行した。
これで、全て。
全てが終わり…また全てが始まるのだろう。
それが新しい歩みであるのか、手垢の付いた繰り返しであるのか、
男には分からないし、興味も薄い。
人間一人、それぞれ生きて、それぞれ死ぬ。
それだけだと男は思う。
あの世など……
考えようとして、止める。
それ以上を考える事は、己の職分ではないので。
ただ、あの少年を「憐れな傀儡」としていた己の考えに僅かな訂正を加え、男は処刑場を後にした。
912風と木の名無しさん:2011/12/05(月) 14:30:00.86 ID:Xzf0UqSR0
上手いなー GJ!
第三者の視点で切ないカプがほの見えるってのがいい
913風と木の名無しさん:2011/12/05(月) 16:49:25.84 ID:6vW1CcHP0
ああ、本当だねえ
第三者がいるからいい
GJでした
914風と木の名無しさん:2011/12/05(月) 19:17:29.37 ID:PjZraG2A0
いいね
久しぶりに萌えたーGJ
915風と木の名無しさん:2011/12/05(月) 19:37:28.62 ID:OP38IJHDO
淡々としてるのが逆に良かった
行間読ませるのがうまいな

でも最近似たようなお題なかったっけ
スレ内だぶり禁止じゃないけどあまりに近すぎな気もする
*0さんは全く悪くないけど
916風と木の名無しさん:2011/12/06(火) 09:13:58.60 ID:YG/8CabA0
>>869
>滅んだ民
これかな。いうほど似てなくないかい?
917風と木の名無しさん:2011/12/06(火) 09:31:28.07 ID:BvbcRzD/O
「憂き世の束縛から解放されてあっちで好きなだけイチャこいて下さい」
と少年皇帝のお墓に花を手向けて祈りたくなりましたわ
GJ!
918風と木の名無しさん:2011/12/06(火) 09:34:30.87 ID:CmsyfsKkP
自分的には皇帝といえば中華なんだけとど
これは欧州イメージなんですかね
まあとにかくGJ!
踏んでいいよ
919風と木の名無しさん:2011/12/06(火) 09:44:16.98 ID:PAiTgaac0
サッカー部はバカとエロの巣窟
920風と木の名無しさん:2011/12/06(火) 19:46:43.08 ID:H9T8Mshi0
「マジで!?ついにヤったのかよ!」
プール横の部室棟、サッカー部部室の鉄の扉に、ノックをしようと手をあげたところで、中から聞こえてきた叫び声に、扉を叩くのをやめて立ち止まった。
「おめでとう脱童貞!」
「え、ど、どうだった?やっぱ気持ちいいの?」
中で騒いでいる男達は、外に僕という人がいることも、声がすべて筒抜けであることにも気づかず、どうやらつい先日男の本懐を遂げたらしい部員のひとりを勇者と讃え、崇めている。
サッカー部はバカとエロの巣窟だ。
口を開けばくだらないことしか言わず、抜き打ちの部室検査があれば、どうやって隠していたのだというほど大量のエロ本やらAVやらが発見される。
自分は、こんな低俗な奴らとは、まず関わりあいたくないと常々思っていた。
なのになぜ、こうしてエロバカどもの巣窟を訪ねてきたのかといえば、やっぱりサッカー部の奴がバカだからだ。

「それで、高木。おまえはどうなんだよ。例の秀才メガネとは」
高木、と聞こえた名前に、心拍数があがった。高木は、同じクラスのチャラけた男だ。
921風と木の名無しさん:2011/12/06(火) 19:48:08.79 ID:H9T8Mshi0
「メガネって言うなって言ってんだろ」
高木は、鼻にかかった声で、少し怒ったように返事をしてから、くしゅん、と、ひとつくしゃみをした。
「悪い悪い。つーか風邪?大丈夫かよ」
「大丈夫。これはメイヨのフショーってやつだから」
「はあ?なにそれ」
「いやほら、昨日午後から急に雨降ったじゃん。そんでまあ、帰りに、例の、あいつがさ。傘なくて困ってたから」
「おまえの傘渡して、自分は濡れて帰ったってこと?!」

やべぇ、かっけぇ、おまえ男だな。などと口々に言い、部室の中の男たちはいっそう騒ぎ立てる。
「でも俺テンパっちゃってさあ、あいつの顔見れなくて、無言で傘押しつけただけで逃げちゃったから、絶対に不審がられてると思う」
すん、と洟をすする音が聞こえる。
「だから、もしかしたらキモい奴って思われて嫌われたかも」
鉄の扉を勢いよく開いた。
部屋の中で輪になって座りこんでいる7、8人の男たちが全員ぽかんとした顔でこちらを見あげている。
「高木。これ、返しにきた」
「は……はい!」
922風と木の名無しさん:2011/12/06(火) 19:49:09.26 ID:H9T8Mshi0
立ち上がった高木が輪を抜け出て目の前まで寄ってきた。その顔は真っ赤だ。
傘を手渡すと、うっかり触れた指は驚くほどに熱かった。
「おまえが授業さぼるから、放課後まで渡せなかった」
「あ、ご、ごめん。わざわざ、ありがとう」
「違うだろ、バカ」
ごめんもありがとうも、おまえの台詞じゃないだろう。授業だってさぼってたんじゃなくて、保健室で休んでたんだろうが。

「バカなんだから、風邪なんかひくんじゃねえよ」
ポケットから取り出した使い捨てカイロを、高木に押しつけた。
「え、なに、え」
「……ありがとう」
恥ずかしくなって、高木の顔から目線をそらす。
高木の体は震えだし、高木の後ろに控える部員たちも、なぜか目を輝かせて震えていた。
923910 規制かかったのでスマホから :2011/12/06(火) 20:00:50.56 ID:QKWlD3xa0
「お、おお、俺!風邪ひかない!ありがとう!カイロ一生大事にする!」
風邪は既にひいてるんだろうが。そしてカイロは使い捨てだ。使ったら捨てろ。
まったく本当にこいつは。こいつらは。
「……ばーか」
言い捨てて部室を出た。
鉄の扉が閉まった瞬間、堰を切ったように扉の向こうが騒がしくなった。
924910 last :2011/12/06(火) 20:04:10.04 ID:QKWlD3xa0
よかったな、おめでとう、俺なんか泣けてきた、と、高木を囃したて、賛美する部員たちの声を背中に聞きながら、早足で部室から遠ざかる。
バカでエロくて、どうしようもない奴らの集まりだけど、まあ、嫌いじゃない。
むしろ。
「うわああ!どうしよう!カイロ、一生大事にしたいけど、正直おかずにしたいこれ!これでしごきたい!じれんま!」
前言撤回。やっぱりおまえら嫌いだ。
925風と木の名無しさん:2011/12/06(火) 21:04:51.98 ID:Q5MzNYP50
お、おう
926風と木の名無しさん:2011/12/06(火) 23:14:54.04 ID:7KaYeoIeO
規制に負けずGJです
こういうバカっぽいの大好き
927風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 00:41:22.79 ID:n4ZMNE550
憎めないバカの巣窟だw
GJ!!
928風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 00:58:03.73 ID:M5/5id0vP
こういうのが読みたかったわ
なんか青ジャージ姿でやや浅黒くて茶髪でバカな子達が
部室内でやいのやいの言っている様子が見えるようですわ
「カイロを一生大事にする」ってとこがバカ丸出しだけど
当人は大真面目なんだろうな・・・というところが超伝わってきた
スゲーGJ!!!

踏んでくれ給え!
929風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 00:58:34.63 ID:b5nPVhFQ0
鈍感な兄←好意を隠すのが得意な弟
930風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 12:02:42.11 ID:Idgd/X/C0
>>890書いた者です

>>890にひと工夫
電気を消して→唇を寄せて
931風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 12:32:43.65 ID:B0nIcGo/O
あーはいはい
表現力不足なのに小学生や幼児と感想書かれて本人だか正義のが人だかがムカついて
好意的な感想なのに向こうのチラシでそれらを荒らしだと認定したりしてた
>>890のバージョン違いか

一文変えるだけで別シチュとしても楽しめるんだあ。わあ素敵
GJ!GJ!荒らしじゃないねはいはい

別館の0以外に期待
932風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 13:21:31.44 ID:Idgd/X/C0
>>931
わかりにくかったみたいでごめん
そう、バージョン違いで、あなたの理解で正解です
好評だったみたいだからやりました
9331/2:2011/12/07(水) 16:17:16.02 ID:269kDfjb0
質問者:Toya
質問内容:どうしたらいいんだろう

 俺、クラスメイトに無視されてるかもしれないです。
 俺高2なんだけど、一週間ぐらい前から避けられてるみたいなんです。
 最初は一人だけだったのに、だんだん増えてきてて、
 もう普通にしてくれるのは三人ぐらいしかいない。
 何かした覚えもないのに、どうしたらいいんだろう。
 解決方法知ってる人いたら、お願いします。教えてください。

 こういうとこに書くのは初めてなんでヘンな事書いてたらごめんなさい。
 お願いします。
 
 
回答者:AYA
解答内容:とりあえずさ

 まず落ち着こうか。タイトルそれだと何の質問だか分かんないよw
 んで質問内容だけど、いじめにあってるかもってことだよね?
 いじめって特にきっかけなくっても始まったりするみたいだから、
 気にしないで普通にしてた方がいいんじゃないかな。
 辛いなら学校休むとか。
 無理はしちゃだめだよー(´・ω・`)

質問者:Toya

 AYAさんありがとうございます。
 タイトルって最初の書くとこのやつですよね。ごめんなさい。
 明日も学校あるので、行ってみます。
9342/2:2011/12/07(水) 16:17:36.68 ID:269kDfjb0
回答者:SHIBA-WAN
回答内容:それって

 当人何もしてないつもりでも端から見たら・・・ということもありますよ。
 最初に避けられた人とトラブルとか、なかったんですか?

質問者:Toya

 SHIBA-WANさんありがとうございます。
 でも、そのクラスメイトとはほとんど話した事がないんです。

回答者:S&7
回答内容:ご家族とかには

 相談されてますか? ご両親や、話しにくければご兄弟とか…。
 解決の糸口くらいなら掴めるかもしれませんよ。

質問者Toya

 S&7さんありがとうございます。
 親にはちょっと言いにくいから、弟に相談してみます。
 それも情けないですけどね。でも俺の弟、俺より頭いいんでなんとかなるかも。

――この質問への回答は締め切られました――
935風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 16:20:42.52 ID:bKVhvdKF0
なんだこいつ
936風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 16:21:43.06 ID:bKVhvdKF0
リロごめん
937風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 16:57:47.19 ID:A3O87lTI0
わろたw
938風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 17:02:31.00 ID:BImnnnM50
なんでいつも8なんだ!たまには9がとりたいぜ踏めよオラァ!
939風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 17:07:31.45 ID:QjaePFhU0
ツンデレ攻め×鬱受け
9401/2:2011/12/07(水) 21:00:01.17 ID:2u4qmt3H0
放課後の教室に、ぽつんと座っている彼が、ずっと気になっていた。

毎日毎日、少し俯いた姿勢で、一時間以上ただ座っているのだ。
まさか、椅子に接着剤を塗りたくられる、あの古典的なイタズラにでもあったのだろうか。

でも、よく考えたら彼が席を立った所も見ているから、それはない。
じゃあ何故彼は、窓際の席で、外も見ずに、ただ座っているのだろうか。
そんなモヤモヤが溜まった頃、直接本人に聞いてみようと、彼の目の前に座った。
彼は驚いたのか、俯いていた顔を上げ、黒い目を丸くさせていた。

「お前、何でいっつもここで、ボーっとしてるわけ?」

まさか、質問されるとは思ってなかったのか、彼は少し困ったように眉を寄せる。
「大した事じゃ、ないんだけど」
小さい、でも不思議と耳に残る声色で、彼は答えてくれた。

「明日って、ちゃんと来てくれるのかな、って」
9412/2:2011/12/07(水) 21:01:55.76 ID:2u4qmt3H0

「は?」
「学校終わると、不安になるんだ。僕が何でここにいるのか、とか、僕は居なくてもいいんじゃないか、とか」

苦笑と共に、彼は小さく溜め息を吐く。
「ちょっとマイナスな事考えてたら、時間が過ぎてただけだよ」
「なんだ、そんな事か」

心配していた訳でもないのに、安心したような溜め息がでた。
彼は、キョトンとした表情を浮かべると、小さく笑った。
「安心して。別に変な事は考えてないから」
「変なこと?」
「世界の滅亡的な事?」
「俺に聞くな」

憮然と言い放つと、彼はますます笑った。
笑うと、彼の顔は少し幼く見える。
「僕の顔、何か付いてる?」
「別に」
思わず、彼の顔をじっくり見つめてしまった事が気まずくて、すぐにその場から走り去った。

翌日、彼は放課後の教室に居なかった。
引っ越したと聞いて初めて、彼に恋をしていたと、知った。
942風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 22:07:58.56 ID:Q7SVYFMG0
GJです!
なんだかいい感じの話だね。
>>放課後の教室に、ぽつんと座っている彼が、ずっと気になっていた
から始まって
>>翌日、彼は放課後の教室に居なかった。
引っ越したと聞いて初めて、彼に恋をしていたと、知った。
で終わるのがちょっと切なかったな。
943風と木の名無しさん:2011/12/07(水) 22:15:08.25 ID:r2DIpA7g0
萌えたんだけど…ツンデレ…?
944風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 00:06:37.72 ID:A3O87lTI0
945風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 04:09:05.94 ID:nkcmr4DdO
鬱というよりは不思議ちゃんに思えた
それはそうとGJ
946風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 09:15:01.83 ID:cB++r6N7O
確かに鬱という感じではないけど、難しいのに凄いなぁ。
GJでした。
947風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 09:40:18.09 ID:ER9u2w3+0
ツン属性だからずっと声を掛けれなかった、
思考は鬱そのものだけど、初期的であまり外面には出さないようにしてる、って感じかな
2人ともこの最後の放課後の事を何となく忘れられなかったらイイな
GJ!
948風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 09:52:52.93 ID:CUDR/Vv30
なんか意味深なSSだった
GJ!
踏んで頂戴
949風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 09:53:01.29 ID:5K/4WtB1P
女だと思ったら男だった。でもそんなこと知るか!
950風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 11:38:07.42 ID:nkcmr4DdO
海岸に多くの群集が集まっていた。群集の視線の先には身分の高そうな若い男性がいた
小さな島が大きな島から攻められた。族長一族はことごとく戦死を遂げた
唯一人の生残りが族長の末の息子の十七歳の少年だった
その容姿が島に群生する白ハイビスカスに例えられるような美貌を誇った
少年には手足に枷をはめられている。そして、そばに居た兵士に樽の中へと押し込められた
群集から悲鳴に近い叫び声があがった。樽は封印され、そのまま海に流された

若い二人の男が砂浜を歩いていた焼けた肌にふんどし状の下着一枚
動物の牙をつなぎ合わせた首飾りをし、耳にも大きな飾りを付けている
「ふふん♪ ふんふんふーん♪ 今日もオレ様は元気いっぱいだぜー♪」
「・・・」
「あばんばんばんばんばーん♪ 大好物はイナゴでーす♪ ネズミ肉も大好きー♪」
「見回りのときくらい黙ってられないのか」
「そんなこと言ったって、オレは喋ってないと死んじゃうから仕方ねーだろ」
「せめて歌詞に意味がある鼻歌を歌ってくれ」
よく喋る男は身の丈六尺ほどありそうな大男。髪はやや乱暴に伸び、顎がやや出っ張っている
もう一人の男は大男より六寸ほど背が低い。髪の毛は整えられ、理知的な顔立ちをしている
ここは大きな島だった。住人たちが島と認識できないほどの面積を誇っていた
そして島の中でいくつもの部族に別れ激しく争っていた。二人の男は特に戦闘的な性格の部族の構成員だった
砂浜は鬱蒼とした森に面しており、二人の所属する部族専用の漁場のようになっていた
「こないだはでっかい鮫が打ち上げられていたなあ。旨かったなあ」
「あれは久々のご馳走だったな」
「今度は大きな亀とか鯨でも打ち上げられていねーかな。なんてな・・・およっ?」
浜辺に人が打ち上げられていた
951風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 11:42:22.58 ID:nkcmr4DdO
「うおおおお。死体だ。死体」
二人は慌てて水死体らしきものを確認しに近づいた。水死体は二人が見たことない服を身に着けていた
どうも異国の人間のようだ。年は十代後半くらいだろうか
仰向けに倒れていた水死体の顔を見て、大男は残念そうに言った
「かわいい子だなあ。もったいないなあ。どういう出自か知らないが嫁にしたかったなあ・・・うん」
大男は突然、水死体に顔を近づけクンクンと臭いを嗅ぎ始めた
「またお前は変態じみた真似を始めおって」
「・・・死臭がしないぞ。こりゃ生きている。気を失っているだけだ」
「何? それは大変だ!」
小さな男は懐から竹筒を取り出し、それを水死体ならぬ人事不省体の鼻に押し付けた
「・・・うっ・・・うーん」
「おい、しっかりしろ」
「・・・はっ、ここは?」
「うへー、生きてて良かった」
「ここは我らが部族の縄張りの浜辺だ。そなたは気絶して打ち上げられていた」
「・・・」
「かわいいな。決めた。オレの嫁になってくれ」
「えっ?」
「決めた。絶対に決めた。お前はオレの嫁だ。絶対に幸せにする」
「あ、あ、あのー・・・」
「いきなりこんな野蛮人から言われてもびっくりするよな。ごめんな。でも惚れた。すげー惚れた」
952風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 11:43:07.21 ID:nkcmr4DdO
「この美人さんが言いにくそうだから、代わりに言ってやろう。この人は男だ」
「は?」
「この人は男だ」
「えええええ! そんなわけねーだろ! こんな美人さんなのに」
「いや・・・その・・・男です」
「二人してオレを騙そうとしたって、そうは行かねえぞ」
元水死体の少年は黙って大男の手を取ると自分の股間を触らせた
「・・・・・!」
「これで納得して貰えましたか?」
ショックだったのか大男は無言に座り込んでしまった
「さてと。とりあえずオレたちの集落に来てもらおうか。こちらとしてもアンタの素性が分からないしな」
「私は全てを失くした身ですから。もうどうとでもして下さい」
小さな男に促されて少年は立ち上がった。小さな男は大男の尻に蹴りを入れた
「いつまでヘコんでいるんだ。村に戻るぞ。とっとと立て」
大男は立ち上がると突然、大声で叫んだ!
「男でも構うもんかー! こんな美人さんを前にして大人しくしてられるかー!」
そして少年の手を握って求婚をした
「アンタが何者なのかもよく分からないけど、一目惚れだ。一緒になってくれ」
「・・・・・」
その瞬間に小さな男の飛び蹴りが大男に炸裂した。大男はノビてしまった
「さてと。このアホは放置して行くことにしよう」
「はい」
しばらくして大男は目を覚ました。誰も居なくなった浜辺に大男の絶叫が響き渡った
「ちっくしょー! 必ずあの美人さんはオレのものにすんぞー!」
大男は猛烈な勢いで走って村へと戻って行った
953風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 13:14:51.32 ID:thHkMw3d0
これ好きだww GJ!!
特に大男の即興の歌が好きw
大男と小男と美人さんの三角関係で、続きがみたいわ
954風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 13:19:19.25 ID:WyzOwN9e0
お題のようなシチュが好きだという*0のパワーが伝わってきたよ
GJ!
955風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 13:28:35.29 ID:KiYq0QyF0
GJ!GJ!
こういう感じの凄く好きだ
956風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 17:32:59.48 ID:IpyIayHK0
良いね!GJ!
957風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 17:47:15.55 ID:uOWAWQhWO
GJ、おもしろかったよ!
続きが気になるね
958風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 18:03:16.71 ID:8/6DaVL5O
いい雰囲気のまま攻めてくれ
959風と木の名無しさん:2011/12/08(木) 18:04:38.65 ID:Dgy+trJA0
弱気ポジティブ×弱気ネガティブ
960風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 12:53:24.67 ID:34GiWCIg0
┐('〜`;)┌
961風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 18:30:37.45 ID:aR2bwezc0
お流れでいいんだよね?
962風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 18:52:07.09 ID:kROlCRk3O
お流れだなまわし

しかし弱気ポジティブってどんな感じなんだろう。
963風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 19:14:36.90 ID:m44XAwH30
>弱気ポジティブ
なんか居っぽ(端目のいっ歩)ぽいのを連想したよまわし
964風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 19:38:01.94 ID:ziaTBEvZ0
大丈夫大丈夫オレならできるがんばれオレ…って感じを想像してた
まわし
965風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 19:59:05.44 ID:ZmkaXhQt0
でも…君は…僕のこと好きだよね…?(もじもじ)
みたいの想像きたまわし
966風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 20:45:20.02 ID:nA7FVa+A0
そうか弱気とポジティブは同居できるんだな
弱気ネガティブは想像しやすいがポジティブな方は想像できんかった
新境地をありがとうまわし
967風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 22:34:28.09 ID:707i8YG10
つまりシンジくんみたいな感じか
968風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 23:09:31.35 ID:op3LAQ4kP
最近のエヴァはよく知らないんだな
96年のテレビ放送はリアルタイムで見てたけど内容イミフとしか思えなかった

さあオレの屍を踏むんだ!
969風と木の名無しさん:2011/12/09(金) 23:09:41.71 ID:cUwRqcaS0
超マイナースポーツの天才
970風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 00:56:41.96 ID:mQOD2Pn80
夏にさ、大学の友達何人かで地中海方面に旅行いったんだよ。
全員で行動というより、気に言った土地で一時解散、数日後に別の現地に集合みたいな
集団一人旅みたいなノリで。ほら、四六時中一緒ってのも飽きるだろ?一応全員旅なれてるし。

でさ、トルコだったかなあ、そこで3日後に集合って事で別れたんだけど…青木だけ戻ってこなかったんだよ。
ほら、ノビタ眼鏡以外特徴を伝えるのに困る青木だよ。
2日ぐらいまでなら列車の都合で遅れたんだろうとなるけど。5日も遅れたとなったらなにかあったって思うだろ?
さすがにヤバイと思って、現地の大使館に問い合わせて、俺達も青木の足取りを辿って見たんだよ。
そしたらさ、青木の奴どうしてたと思う?あいつ、なんか知らないうちに現地のヒーローになってやがっったんだよ。

丁度青木が行った時にはそこの村ではお祭りをやってたらしいんだ。で、現地の伝統スポーツ?の・・・なんて言ったかなあ…
ヤーギュルなんたらって奴、とにかく、あっちの相撲みたいなのに飛び入りで参加したらしいだ。
そしたら、なんだか知らないが…初めてやったのに現地のチャンピオンみたいなのに勝ったらしいんだ。
いや知らねえよ俺だってなんで勝ったのかなんて!それで現地の奴らがコイツはアレじゃねえかってことで
各地の強い奴らを呼んで来て青木と戦わせたらしいんだ。
…俺達がその村についた時は、青木は現地で一番強い奴になってたよ。
嘘じゃねえって!俺だってあの試合見てなければホラ話だと思ってたよ!でもよ、青木の奴すげえんだって!
縦にも横にもでかいオッサン共をひょいひょい投げるんだよ!あの青木だがだよ!自転車にも乗れない青木がだよ!
なんかとにかく、青木も引くにひけない状況になってて、せっかくだからこの競技を極めてみたいってことで
アイツはトルコに残ることにしたよ…。今度一時帰国して休学の手続きとかアパート引き払うらしいけど…
知らねえよ、嘘じゃねえって、たしかにそのヤーなんとかって競技は現地じゃ有名だったんだってば!
971風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 00:58:52.24 ID:mQOD2Pn80
ちなみに、トルコのヤーなんちゃらは、正式名称「ヤールギュレシ」、オイルレスリングの一種です。
たまに海外ロケ番組でトルコを特集する時に芸人さんがやらされたりしてます。
972風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 06:35:09.39 ID:SPAyAaKL0
話としては凄い面白かったけど、801…?
いや単体萌え?語り手×青木?

ともかくGJなことはGJ
973風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 10:24:52.47 ID:U1KLy1/w0
現地の青年と夜のヤールギュレシを希望
801展開わっふるGJ
974風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 11:02:46.81 ID:Qnh4wiwD0
無理に801に繋げて褒めようかとおもったが無理しない
勉強にはなった。明日には忘れてそうだけどw
アイデア勝負GJ
975風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 16:38:26.56 ID:VgJkY/gdO
純粋に面白いwww
想像次第で今後いろんな801展開に持ってけるな
GJでした!
976風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 16:47:15.35 ID:M/MQTAkw0
BLらしさは見当たらないけど
>>縦にも横にもでかいオッサン共をひょいひょい投げるんだよ!あの青木だがだよ!自転車にも乗れない青木がだよ!
ってところに、語り手の知ってる青木へのギャップに対する興奮度合いが知れて萌えたw
考えるより感じろってことでGJしたー。
977風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 20:11:04.84 ID:eWo4u25CO
国で人気なら真面目なスポーツなんだろな
ここで見るとネタスポーツみないだけど

最近やたらあげてる人はわざと?sage知らない人?
強制じゃないけど出来ればさげてほしい
978風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 21:35:43.55 ID:b7SI+7GnO
最近人が少ないみたいなので(お流れが多い)
たまにならageでもいいかなーとは思う
では
979風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 21:37:14.44 ID:FCZG9CAp0
薄々分かっているけど気付かない振りをする
980風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 22:43:29.03 ID:QF75f6pu0
薄々分かっているけど気付かない振りをする!!
注目すべきはここですよ、“薄々分かっているけど”ですよ!

「あ、こいつ俺の事好きなんだな」って分かっちゃってるのに気付かない振りをする!何故か!!
はっきり言われた訳じゃないけれど、でも何となく分かっちゃうという事は
つまりこの人は察しがいい人なんですね。周りが良く見えている人なんですね。
「男同士なんて茨の道だ」だとか「俺みたいな男といるより可愛い女の子の方がいいだろう」だとか
「どうせすぐ飽きるだろ」だとかそんな現実をじゅうううううぶんに理解してしまっているんですよ!
だからたまーにはっきりとした好意を示されても
「お前はただ憧れてるだけなんだよ、早く彼女見つけろ」だとか笑って冷たい言葉返しちゃう。
その言葉は自分すらも傷つけるけれど、その好意に全力で応える勇気も
一歩踏み出す勇気もないから気付かない振りでやり過ごす。そんな臆病な人なんです。
そんな人にぴったりなのは
・「現実なんかより貴方が大事なんだ!」と押せ押せしてくれるわんこタイプ
・「まずはその現実をぶち壊す」とか言っちゃうスーパー攻め様
だと思うんですよ。
頑なだった心も少しずつ少しずつ解されて……結局相手以上に溺愛して依存とか!いいよね!
981980:2011/12/10(土) 22:46:13.83 ID:QF75f6pu0
これとは逆に、現実から目を背けたいがために気付かない振りをするってのもいいよね!
例えば男同士だとやっぱり無理がある場面が沢山出てきて
お互いの為に別れた方がいいんじゃないか、とかそんな空気が少しずつ二人を包むけれども
それを認めたくなくって相手が別れを切り出したそうにしても気付かない振り。
目を逸らし続けたせいで二人で共倒れしてしまったり
気付かない振りにも限界があってついに別れてしまったり…。
鬱エンドしか思い浮かばない。だがそれがいい。

ギャグ的要素だってありますよ。
クリスマスが近付いてきて普通にご飯食べてた時にいきなり相手が
「あ、あのさー、今欲しいものとかある? や、別にただ聞きたいだけなんだけど!」とか言ってきて。
これだと薄々どころかバレバレですけど、気付かない振りして世間話みたいに正直に答えてあげてさ。
相手が妙にそわそわしたり、一緒に歩いてるときに店先のディスプレイを真剣に見てたりしてて
「あーなんか準備してくれてるんだろうな」って薄々分かったけれど
当日になーんにも気付かなかった振りしてめいっぱい喜んであげるんですよ。
そんな大人な優しい人。いいよね。

2レスも消費するとは思わなかった!ごめんね!
でもこんなに萌えずにいられないシチュエーションなんだから!
もっとこのシチュエーションが増えたらいいよね!!
982風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 23:38:30.65 ID:U1KLy1/w0
www 楽しかった! GJ!!
983風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 23:54:59.72 ID:ITsIJfCw0
ああ…2レス読んだだけなのにものすごく熱い思いを受け止めた感が!
いい語りだった!GJ!
984風と木の名無しさん:2011/12/10(土) 23:56:54.40 ID:oi4tM6NY0
語り合いたい…私もこのシチュ好きだー!
お題も出した人もGJでした
985風と木の名無しさん:2011/12/11(日) 06:32:08.31 ID:QqxLRuSqP
立つがどうか分かりませんが次スレやってみます
986風と木の名無しさん:2011/12/11(日) 06:37:13.00 ID:QqxLRuSqP
規制で立てられませんでした
どなたかお願いします
987風と木の名無しさん:2011/12/11(日) 09:35:09.68 ID:xosTaibM0
行ってみます
988風と木の名無しさん:2011/12/11(日) 09:38:03.48 ID:xosTaibM0
989風と木の名無しさん:2011/12/11(日) 09:45:29.21 ID:SddKdSfG0
すれ違う親友
990風と木の名無しさん:2011/12/11(日) 09:46:58.09 ID:SddKdSfG0
ごめん、リク終了だったね
>>988乙です!
991風と木の名無しさん:2011/12/11(日) 13:23:06.32 ID:C0d6OczcO
リクは終了だね
>>988乙!
992風と木の名無しさん:2011/12/11(日) 13:41:07.08 ID:zCGdn+nY0
>>988乙です〜!
993風と木の名無しさん:2011/12/11(日) 20:02:05.24 ID:mGxt4HjGO
埋め
994風と木の名無しさん:2011/12/12(月) 01:53:58.22 ID:1QrdwT2F0
埋め
995風と木の名無しさん:2011/12/12(月) 10:26:16.35 ID:BaM0Qm2X0
次スレまわってるしね
996風と木の名無しさん:2011/12/12(月) 10:45:10.19 ID:u2MSHwlhO
うめ
997風と木の名無しさん:2011/12/12(月) 11:20:15.64 ID:ZX8UmQDN0
998風と木の名無しさん:2011/12/12(月) 11:42:23.41 ID:aKhyi7il0
埋め
999風と木の名無しさん:2011/12/12(月) 11:42:38.55 ID:7TKkHnTy0
1000風と木の名無しさん:2011/12/12(月) 11:43:52.20 ID:NDzJpJOz0
1000
10011001
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   ;;;   :::: .. ゞ.
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