うん。
孔明は頑張って強くみせてるけど
たまにみせる弱さみたいなところにも萌える
魏延に対しては「冷酷でなければ見捨てられる」みたいな思い込みあったし
ところが魏延自身も「常に冷酷でなければすぐに切り捨てる男だあれは」と
こちらも考えてたんだよね
まあ、お互いに相手のことが必要だから始まった関係だからね。
魏延は本編では描写されてないけど、仕えてたところ見限って劉備陣営についた経緯があるし、
孔明はラブラブな周瑜を殺しちゃってるし、お互いにそういう見方になるのは仕方がない。
自分はもひとつ釈然としないのが孔明のフェイメイに対する感情だけど
自身の男としての確立の踏み台として部下だった彼女とやってて
フェイメイはそれを分かってたから憎んである日離れたけど
最終的にはフェイメイにも魏延ほどじゃないけど愛情らしきものはある気が
朝薫も可愛がっているようだし
フェイメイ自身も孔明絡みで舌ぬかれたり指切断されたり
酷すぎる目に遭いながらも結局許しているみたいだし
黄娘の扱いとの違いを見ると、孔明さんは全く好みじゃない相手には手を出せないか、
もしくは自分を想っている相手にはそれなりの愛情を返すタイプではないかと。
そもそもが情で動く人なんだよね。
三顧の礼も、理屈というより熱意に負けたって感じだし。
それで色々失望もして、冷徹を目指して行った感じだけど、結局徹しきれてないというか、
脇が甘い所で足元を掬われて破滅したのかな。
まあ、そのギャップが魅力なんじゃないでしょうか。
正妻の黄夫人の死の知らせにも呆然としていたから
醜女でも賢夫人だったようだから確かにそれなりの愛情は持つタイプだろな
冷酷になろうと努力してます風な描写はいくつもあったね。
六巻七巻あたりの戦いのときとかも。
ぐっと感情をこらえるみたいなところがいくつかあった。
フェ威名には本当の「愛」ではないにしろ同情と愛情の中間な情があったと思う。
本気では愛せなかったけれどちゃんと情けはかけていたよね。
というか、フェ威名もただ単に愛してくれなかった孔明を逆恨みしてるだけな気がした
舌を抜かれたのは孔明のせいでもないし(それ言ったら部下はみんな孔明を恨まなきゃならん)
指切られた経緯も別に孔明が悪いわけではない。
そして切られた指を見て孔明は失神しかけてるし。
諸葛家の三男坊も孔明を騙してたときにも罪悪感ゼロでなかなかの性格の悪さなのに
自分を棚に上げて孔明を悪みたいに言ってるからびっくりする
どの口がいうかと。
孔明って、どうも逆恨みされやすいタイプなのかな
忠義でも愛でも、自己犠牲のあとでそれがひっくり返ると
恨みになるでしょフツー
自分のこと棚上げして考えるのも(意識的にでも無意識的にでも)
ごくごく当たり前じゃない
?統暗殺については、フェイメイを意図的に追い込んで自発的に行くように追い込んでるから、恨まれても仕方がないけど、
諸葛均に関しては完全な逆恨みですな。
まあ、嫁が荊州の人で心情的にそちらよりなので、
おなじく荊州豪族の嫁を貰ったのに劉表に仕えずわざわざ離縁して劉備陣営に行ったお兄ちゃんは、
裏切り者に見えても仕方ないかな。
ただし自分も兄を裏切って、足を引っ張るどころか下手をすれば孔明までスパイ容疑で処刑されかねない
ような事をしでかしてたという自覚はどうもなさそうなんだよね。
孔明としても、そういうお馬鹿なところを憎めなくて寛大な処分ですませたんだろうな。
お兄ちゃんが本当に冷酷な人なら、あんな不安要素、不慮の事故か病気でとっくに死んでたなw
ドラマCD聴いた。続き、早く〜。マジでメールしようかしら
自分も続き楽しみですってメールしたよw
今回キャストが思わぬ大物揃いで良かったけど
続きくるとしたら魏延が非常に楽しみでもあり怖くもある
自分はCDについてたアンケートに書いたw
でも2巻は内容的にBLじゃないしこれからのフェ威名とのあれこれを考えると
無理なのかもと考えてる
塩野七生の「ローマ人の物語」を読んでたら一行だけマムラ(正確にはマムッラというらしい)が出てきて驚いた。調べてみたら、寵童から長じて技術将校、工兵隊長、秘書官となった実在の人物だった。実際はローマの平民出身。
二人の関係は当時有名で、マムラに彼女を寝取られた詩人がカエサルとセットで「女たらしのホモカップル。女役はマムラの野郎」と風刺詩で批判する事件が発生している。
暗殺直前の記録にも何かの報告をしている様子が書かれているので最後まで仕えたはず。暗殺後、誰もが怖れて外に出ない中、三人の側近・奴隷が意を決して遺体の回収をしたそうだが、その三人の中にマムラがいたかもと妄想してみた。
>>451 それ川本喜八郎も言ってた
最初に孔明人形を作った時、鼻筋の通った怜悧な美青年風に作ったらどうにもしっくり来ない
理由を考えた結果、三顧の礼だの泣いて馬謖を切るだの他にも情に動かされてるエピソード多いから
単に怜悧な顔立ちだと説得力がない!
という事で団子鼻にしたらイメージにピッタリの孔明人形が出来上がった
みたいな話をなんかで読んだことあるよ
>>460 そうだったのか〜
喜八郎孔明から嵌ったせいか江森孔明が凄くしっくりきたんだよね
貴重な情報をどうもありがとう。凄い良スレだなぁ
9巻をざっくり読み返してみたけど、梨郎はちゃんと誠意を持って芝兄に仕えてそうな気がする
敵対はしてたけど義援達が逃げるのに手を貸そうとしてくれた事を健気に感謝してそう
芝兄は初めて同じ側の人間に会って、
色々話聞いて貰ったり、相談したり、共感したりって事があって梨郎に懐いたのかも
最後で父に大反対したのは梨郎の入れ知恵なのか、ホモの事はホモが一番わかっているという事なのか
昨日、全巻読了。以下思いつくまま
また挫折するかと思ったけど、後半〜ラストは
仲達という常識人の視点を得て、サクサクいけました。というか
ちらちらみせてて気になるが、語られないんだろうと思ってた孔明の過去を
探る仲達ディテクティブものになってて、やめられない止まらない。
過去が明らかになり、改めて「誰かに愛されたかった」という孔明の渇望が真に迫ってき
だから魏延が孔明のために漢をみせたラストは良かったなあと…
因果応報物語としてもカチっと纏まってて爽快。
死んでやっと安心して抱ける姜維にはワロタ
ゲイ孔明で泣き、次、これが一番キツイ劉備と孔明の決裂で挫け、10年以上へてだけど
読めてよかった。(腐の自分でこうだから、世の男性はw)
李厳、孔明死亡で自らの復帰はないと絶望、死んだ人だね。後で思い出した。
三国志揃えまくってた頃なら、もっと面白く読めたかも。あーでも英雄が壊されるのが辛かったし二律背反
同じものみて、こんな物語を生み出した江森さんが不思議でしょうがないです。
へー腐の人がきつかったとは意外だ
自分は腐じゃないけど結構すんなり読めたし
三国志自体通しで読んだことがないので
人物にそれほどこだわりがなかったからかも知れないけど
江森さんは従来の模範タイプの忠義固い孔明は納得してなかったようで
ああいう渇望と野望を背負った政治的に冷徹な孔明を書いたみたい
魏延も正史じゃ恵まれてないもんね
江森さんの魏延が世界一カッコイイんじゃなかろか
>>463 実は自分も水魚の破局が一番辛かった。
劉備の方にはあんまり悪意がなくて、単にその場の勢いで罵り合いになったのが、
孔明には決定的だっただけというのがね…
というか、色々察しながら、敢えて黙って見過ごしてた劉備さんも結構器がでかいと思う。
ドラマCDではまって、新装を3巻まで買いました。
もともと三国志は人形劇→横山三国志、KOEIゲームをやってたくらい。
BLCDにはまったのが今春で、そんななかで石川さんメインのを集めてて
天華のドラマCDに行き着きました。
自分の中の米のイメージとあまりにもピッタリだったので
原作読みたくなったんですが、なんでもっと早く出会わなかったんだろうと。
学生の頃に読んでみたかったな。
ゆっくり大切に味わいながら読み進めたいと思います。
ドラマCDの続編も聞きたい。
ギエンは前野か小野友で聞きたいなぁ。
小林さんのサイトのブログに上げられている姜維が
天華の姜維まんまで嬉しいw
見て来た
本当にまんまだったねw
小林さんの中ではあれが定着しているんだろうか
469 :
風と木の名無しさん:2013/12/29(日) 13:47:59.16 ID:ZnysqTy50
まさかこんなに時が過ぎてからカラーの姜維を拝める
なんて・・・ ホント嬉しい
ドロドロ政治劇がお得意な江森先生の筆にかかるのなら、同じローマでもカエサルより
オクタヴィアヌス(+アグリッパ VSアントニウス)を見てみたかった
なんだかんだで根っこは弱くて優しかった孔明なんかより、余程冷酷な「厩戸皇子」になるだろうなあ
>>470 オクタヴィアヌスいいですね。
虚弱体質の美青年なのにあの性格。
江森三国志ドラマCDからどっぷりはまって原作買い占めました。
これBLにしておくのもったいないくらい読み応えあると思う。
CDの続編ずっと舞ってるんだけど2巻はBL風味薄れるから駄目なのかな
江森三国志のドラマCDのフリトで石川さんが
「孔明がこのまま突き進むなら姜維とか司馬仲達とのラブも〜」と話してたけど
まさか魏延が相手とは思ってなかっただろうな
続編待ってる人も多いみたいだから希望捨てずに待ってる
王の眼をたまに読み返してます。最終ページがすごい
喪失感をこんな美麗な文章で表せるんだ。何度読んでも息が詰まりそうになる
美しい文章を書かせたら右に出るものはいないと思う。
>>474 私は江森先生の作品の中で王の眼が一番文章が素晴らしいと思ってる
綺麗な文章が多すぎてめまいがするほどで
弟子入りしたい。
私も王の眼が一番作品として美しいと思う
もともと三国志好きだったから、より楽しんで読んだのは天華の方だけど
自分は軽く腐なんだけど江森作品で萌えたことはない
でも文学作品としてすごく江森作品が好きだ
世界観が確立されていて文章が美しくて別世界にトリップしてしまう
音楽やっておられるせいかなあ
なんかリズムがいいんだよ
>>459 萌えてるとこをすまないがたしかマムラはキケロの本によるとカエサルより先に死んだっぽい。
いろいろと問題起こして分かれちゃったみたいだし
>>480 うん、なんか難しい用語とか出てくるけど読みやすいから勉強になるし、
萌えなしでもおもしろいw
>>482 459です。ご教授ありがとうございます。
友人から借りて天華読んだんだがすごい作品だった
ありがちな感想だけどまだ頭がぼーっとしてるよ
もっと早くに読めば良かった
ひとつ気になったんだが、外伝に出てくる尸曹(魏延に忘れられてた奴)
あれって誰だか明記されてるの? 気になるけど思い当たる人がいない
とりあえずもう一回一巻から読み直してくる…
>>484 陳震のような気がする
ごめん、自信なし
過去ログにも話題はあったけど正確な答えは出てなかった気がする
>>485-486 ありがとう。そっか明確な解はないんだね
ラストまで読んでから一に戻ると、また色々印象が違って面白いな
暫くは離れられそうにないやw
まだご新規さんが現れるなんて嬉しいな
天華は古くなりにくいよね、テーマも文体も
東京MXテレビのドラマ三国志を見ていて、学生時代の天華熱が再燃しました
が、
全巻大人買いしたいけど高くて手が出せません
手に入らず探し回っていた頃に比べるとポチればいい今が恵まれているのは
わかってるのですが…外伝も収録されてるし
>>489 買って後悔は絶対しないよ
今から貯金するんだo(^-^)o
いつのまにかwikiに天華のページできてるけど、日本語不自由すぎてなんとしたものか……orz
492 :
燕瑜:2014/07/21(月) 03:20:31.72 ID:5gnMqeNt0
私は今、第6巻です、本当に面白いですよね、
尸曹ですが、陳震はないと思う。
なぜなら、彼の存在は魏延もよく理解しているであろうから。
せめて、燕朗とか、アル中の爺さんとかじゃないかな?
なぜなら、、魏延の侍童が名前の後ろに全部『朗』て変じゃないかな?アル中の爺さんは名前を公開していないし。
意見お願いします。
正しい日本語でお願いします。
意味がわからない。
私も脊髄反射で半年ROMれって言いそうになったけど、どうせ過疎スレだしべつにいいんじゃね
私的には陳震説アリだと思う
「孔明と燕朗を覚えていたことはただの偶然、自分のこともいずれ思い出す」
っていう尸曹自身の言葉から見て、生前の関係性やら認識の強さについては関係ないんじゃないか
でもやっぱ朱蘭ぽい気もする
ほんっと江森氏に誰のつもりで書いたのか聞きたいわ
495 :
sage:2014/07/22(火) 13:22:52.96 ID:7f4ky7cb0
陳震だとちょっと生前と雰囲気違うし、
ラスト時点で死亡もしてないので(その後3年間の生死は不明だが)違うんじゃないかな。
裴緒か朱蘭じゃないかと。
で、「貴兄様の罪」云々のはなしから、やっぱ朱蘭に一票。
書いた本人しか理解できないわコレ