モララーのビデオ棚in801板50

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504盛野さんとド荒 3/6:2009/08/16(日) 21:56:40 ID:stPJ6eCB0
「しっぽ?あいつそこまで馬鹿だったんですか?そこまで馬鹿だと笑えませんよね。」

王求団には、ド荒と一番仲がいいと言われている選手がいました。
31番の盛野選手です。
ド荒と顔も似ている事から、生き別れの兄弟なんじゃないかと噂される事もありました。
そのためか、身寄りの無いド荒も一際盛野選手には執着していました。
心のどこかで期待していたのかもしれません。
彼が、本当に自分の何かと繋がっているのでは、と。
「僕があいつの鼻をへし折ってやりますよ」
医師黒さんはホッと胸をなでおろしました。

最近はあまり絡んでくれなくなって、寂しい。
ド荒はそう思っていました。
ところがどうでしょう。今日は盛野選手をチラチラ見ていると、すぐに目があったのです。
よう、もりの
ドキドキしながら話しかけます。
またすぐに目を逸らされるのかと思いきや、盛野選手はジッと自分を見たままです。
ド荒は嬉しくなりました。
ようよう。もりの。
盛野選手は飴を取り出すと、それを口に含みました。
俺にも 飴くれよ
「…お前人間にもしっぽあると思ってんだって?」
ド荒はきょとんとしました。
「俺にもしっぽがついてると思ってんの?無いよしっぽなんて。」
意味がわからないとお手上げポーズをするド荒。
盛野選手が何故突然そんな話をしだしたのか理解ができないのです。
「しっぽなんてないの。人間には。お前あるだろ、だから人間じゃないの。わかった?」
ド荒は自分のしっぽを触りました。
触った感触があります。この丸いしっぽは確かに神経の通った自分の体の一部です。
人間には、無い?
505盛野さんとド荒 4/6:2009/08/16(日) 21:57:26 ID:stPJ6eCB0
みんな服を着てますから、その中に隠しているのだと疑いもしませんでした。
ド荒は慌てて盛野選手のお尻を触りたいと手を伸ばしました。
盛野選手はその手を叩きます。
「お前全然違うよ。」
ド荒は周りを見渡しました。近くに居て素振りをしていた子池選手のお尻にしがみついてみます。
「えっ何?」
無い…
無い!
何度確認しても、子池選手にしっぽはありません。
近くに座っていた英海苔選手のお尻も触ってみました。
頭をぶたれました。
やはり英海苔選手にもしっぽはありません。
本当に?本当に無いの?
ド荒は泣きそうな顔でキョロキョロと顔ごと動かし周りを見ました。
盛野選手が近づきます。
「なーいーの。」
ド荒はショックを受けました。
動きが止まり、頭を抱えます。
涙は流れていませんが、涙をぬぐう仕草をします。鼻水は出てきませんが、鼻をすする仕草をします。
こんなにみんなと同じなのに、そういえば涙は出ない。
こんなにみんなと同じなのに、そういえば鼻水は出ない。
こんなにみんなと同じなのに、みんなには無い…しっぽがある。
「で?」
盛野選手が問いかけます。
ド荒は泣く仕草で盛野選手を見つめます。
「なんか変わった?」
ド荒は考えます。盛野選手は何が言いたいのでしょうか。
「あのさぁ、お前以外みんな知ってんだけど。お前が人間じゃない事。お前だけだよ?知らないの。」
確かに、今日も流見お姉さんに言われました。
以前も、色々な人に言われた事があります。
506盛野さんとド荒 5/6:2009/08/16(日) 21:58:10 ID:stPJ6eCB0
だけどド荒は笑って過ごしていました。
そんなわけないと、信じていなかったのです。
ド荒はその場に泣き崩れてしまいました。
四つん這いに倒れ泣き伏しているド荒に、盛野選手がさらに近づきます。
ポイン
しっぽを叩かれました。
イヤン!と倒れるド荒。盛野選手に激しく抗議します。
「変なしっぽ。」
傷ついているド荒に、あまりにひどい言葉。
ド荒は怒りました。
こんなしっぽ、無ければよかった。
こんなしっぽ、切ってしまえば、自分も人間になれるかもしれない。
こんなしっぽ。
「触りたくなるけどね」
そう言って、またポインとしっぽを叩きました。
「しっぽがついててよかったじゃん。」
叩かれるのは嫌だったので、盛野選手からしっぽを隠すように正面を向いて座ったド荒の前に、盛野選手もしゃがみました。
「お前気持ち悪いんだからしっぽくらい無いとほんっとかわいくないし。益子ットがかわいくないって致命的でしょ。」
ド荒は一生懸命盛野選手の言っている意味を考えました。
「言ってる意味わかる?」
ド荒は慌てて首を横に振ります。わからないから教えて!と盛野選手に訴えます。
「だからー、しっぽはあった方がかわいいでしょって言ってんの。」
かわいい?
「飴食べんの?」
ド荒はハッとして頷きました。
「人間じゃないくせに飴食べんの?まったく。」
そう言いながら盛野選手は手に持っていた飴を差し出しました。
近づく時に最初から一つ手に握っていたのです。
ド荒はその飴を受け取り、そのまま袋ごと口に挟みました。盛野選手は笑ってド荒を小突きます。
「 ばかだなお前はほんとに」
507盛野さんとド荒 6/6:2009/08/16(日) 21:59:07 ID:stPJ6eCB0
盛野選手は立ち上がると、そのままベンチに戻ってしまいました。
しっぽが、かわいい?
これがあるから人間じゃないのに、かわいいからついてた方がいい?
ド荒はますます混乱しました。どこか嬉しい気もしますが、それが何故かはわかりません。
もりの、俺、人間じゃなかったらなんなんだ?
「さぁ?益子ットでしょ。」
益子ット…
「仲間いっぱいいるじゃん。全国に。」
全国に…!
そうです、ド荒はやっと気がつきました。
姿、形は違うけれど、同じ益子ットと呼ばれる仲間が、全国にいっぱいいたのです。
すぐそこに居る、車オロンや、派オロンも、ド荒と同じ仲間だったのです。
「お前が人間とか人間じゃないとか別にどうでもいいから。」
ド荒にはやはり、身内がいません。
自分が何者かもわかりません。
でも、それでもいいよ、そんなのどうでもいいんだよ、と言ってくれる人達がいます。
「そんな事よりお前はバク転失敗しなけりゃいーの。わかった?」
ド荒は得意げになりました。バク転なら、どの益子ットにも負けない自信があります。
俺には うでがあるから。
「は?また天狗ですか?」

その日の7回裏、ド荒は実況アナウンサーに10点と言われるほどの奇麗なバク宙を決めました。
盛野選手はその様子を特に見ていませんでした。
だってここはしゃちほこドーム、ド荒が居るのは当たり前の景色なのです。
いつだってここに、ド荒は居るのです。
何故ならここが、ド荒の故郷だから。
508風と木の名無しさん:2009/08/16(日) 22:00:12 ID:stPJ6eCB0

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509風と木の名無しさん:2009/08/16(日) 22:03:27 ID:aIGol9/70
>>501
リアルタイム遭遇
そして萌え泣いた
ありがとう姐さん幸せになれたよ
510風と木の名無しさん:2009/08/16(日) 22:16:13 ID:X5aTEXrV0
次スレ行ってきます
511風と木の名無しさん:2009/08/16(日) 22:25:48 ID:X5aTEXrV0
ただいまです。

モララーのビデオ棚in801板51
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1250428669/
512風と木の名無しさん:2009/08/16(日) 22:28:08 ID:/A7RuAgAO
>>492
自分の求めていたカズケンがここに…!萌えました!
513風と木の名無しさん:2009/08/16(日) 22:51:37 ID:SGotfMPp0
>>501
GJ!号泣したw
514風と木の名無しさん:2009/08/17(月) 08:47:22 ID:9BoCypDlO
>>492
すばらしかった!GJ!
カズマ可愛いなー
OZショップ行ってみたいw
515風と木の名無しさん:2009/08/17(月) 15:56:22 ID:aqKbGJuA0
>>510
スレ立て乙華麗!
さりげなくいい仕事してますねぇ。
516風と木の名無しさん:2009/08/17(月) 16:10:00 ID:luQk3FRl0
>>510
スレ立て乙!
517風と木の名無しさん:2009/08/17(月) 16:38:25 ID:Uz/LktQi0
>>508
感動しましたありがとう
ありがとう ずっと続きを待ってました
ありがとう

また書いてください ぜひ
518風と木の名無しさん:2009/08/17(月) 20:03:39 ID:hBM/fhAR0
>>501
読めて良かった ありがとう 大好きだ!
519風と木の名無しさん:2009/08/18(火) 00:29:04 ID:mszBJdV+O
>>492
こんなカズケン小説に出会えるなんて…神よありがとう…!!
カズマもケンジも可愛いすぎる
520風と木の名無しさん:2009/08/18(火) 09:00:18 ID:2CNoxKYR0
>492
GJだ!!
ぜひともその先も読みたいよ!!
OZステーション行きたいよ!!
521風と木の名無しさん:2009/08/18(火) 10:06:25 ID:WRuH21pN0
>>501
ありがとう。好きなカップルだ。森乃ドSだな。だが愛のあるドSだな。時間を作ってぜひまた書いてください。
522風と木の名無しさん:2009/08/18(火) 10:52:43 ID:HIA1Pyow0
>>501
GJ!
じわっときた。
森乃のキャライイ!
523風と木の名無しさん:2009/08/18(火) 20:50:33 ID:GfjCr5qZO
埋めがてら感想レスさせていただきます、亀だけどごめん

>>55
シリーズ全部読み直した!ありがとう大好きだ…
棚だからこそ読める作品だよ、商業探してもきっとないよ
キャラクターそれぞれに味があって(・∀・)イイ!

>>111
中の人詳しく知らないんだけど萌えた、このときめきどうしよう
もうCMを冷静に見られないお…w

>>461
多分わたしの好きなふたりだと思うんだ…コソーリモエタヨー
プライド高そうな彼が理想すぎてツボ
524風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 01:27:08 ID:KTIuLLNu0
お借りします!サマーウォーズのケンカズ小説書いたので投下します。
ネタバレニつきご注意ください。
ではどうぞ。
525健二×佳主馬ほのぼの:2009/08/20(木) 01:28:12 ID:KTIuLLNu0
よく見る夢だ。
誰かわからない無数の人影に取り囲まれている夢。それはあまりに巨大で、見上げれば空にまで届きそうだった。
隙間を縫って逃げ出すとまた後から追ってくる。
僕は息を切らせて必死に逃げる。
すると遠くの方に四角い白い光が見えて僕はそこに飛び込む。
ガラ!
教室の扉が開く音だった。開けたのは僕。
放課後のオレンジ色の教室にまばらに散らばる人影。
僕の席を見た。
「ムカつく」「死ね」「チビ」「弱虫」
机の上に油性マジックで誹謗中傷の数々が書き込まれている。
「………」
あははははは、ふふふふ、とクラスメイトの笑い声が聞こえる。
僕は拳を握り締め側に居た一人に掴みかかった。
526健二:2009/08/20(木) 01:29:31 ID:KTIuLLNu0
「っ!!!」

僕は慌てて跳ね起きた。辺りを見回すと隣には母さんが静かな寝息を立てて眠っている。
僕は母さんの方を見て揺り動かそうとした。けどその時、ふっくらと膨れ上がった母さんのお腹が目に入る。

「………」

僕はスッとその手を引っ込め布団を被って廊下に出た。そうだ、納戸に行こう。
あそこに行けば誰にも迷惑をかけずに済む。

僕は布団をズルズルと引きづりながら真っ暗な陣内の長い廊下を歩いた。
たまに瓦礫に引っかかってふらつく。
そう、今この家は半壊状態。
なんせ昨日小惑星探査機あらわしが近くに落ちて爆風で家が吹っ飛び掛けたんだから。
そうだ、きっと昨日の決戦の疲れで悪い夢を見てしまったんだ。一時的なものだすぐ治る。

しかし僕の足は思った以上に上手く動いてくれなかった。
突然吐き気に襲われその場にしゃがみ込む。口を押さえたまま洗面所に向かう。

ジャー

「おぇ…」

何をしているんだろう僕は。

洗面所を出て、すぐまた廊下に腰を下ろした。もう納戸に行く気力もない。
自然と体が震えだし涙が出そうになった。
辺りは真っ暗。
恐い。
527健二×佳主馬ほのぼの:2009/08/20(木) 01:34:11 ID:KTIuLLNu0
うわ!!」
「!?」
その時、ドン!と何かが僕の脇腹に思い切りヒットした。
痛!
見るとそこには白いぼんやりとした影が浮かび上がっていた。影の主はわたわたと節操なく辺りを見回し何かを探しているのがわかる。
「あった!」
パチン
その声が聞こえると当たりが突然明るくなった。どうやら廊下の電気をつけたようだ。
僕は眩しさに目を細める。
誰?
ぶわぶわの視界の中に映ったのは水色の服を着た髪の短い人。男の人だ。
その人は驚いたのか口を広げ僕に目の位置を合わせようと腰を下ろしてきた。
「佳主馬くん!?」
僕は目を見張った。
え、健二さん…?
「ごごごごめん!!思い切り蹴っちゃった!!!」
蹴られた僕自身より悲痛な顔をして僕の心配をしてくれているのは間違いなく小磯健二さんだった。
夏希姉ちゃんのフィアンセの代役としてこの家にやって来て、運悪くも大事件に巻き込まれてしまった人。
「………何やってるの?」
僕は警戒心を露わにして脇腹をさすりながら聞いた。
すると健二さんは頭を掻きながら「いや、ちょっとトイレに行きたくて」と言って笑う。
そして僕の方に向き直り、笑顔だけど少し冷や汗を垂らしながら
「佳主馬くんは…、何をしているのかな?」
528健二×佳主馬ほのぼの:2009/08/20(木) 01:35:40 ID:KTIuLLNu0
言われてみれば健二さんより明らかに怪しいのは自分の方だということに気がつく。
こんな真夜中に布団を被って廊下の隅で丸まっているなんて。
だんだん顔が火照ってきてその場から逃げ出したくなった。
ぷしゅう、と頭から湯気を出して小さくなる僕を見て健二さんは慌てて「ごめんね!変なこと聞いた?」と謝り出す。
何で悪くないアンタが謝るんだよ…。
僕は布団から目だけ覗けて健二さんの方を見た。
アバターの子リスのようにクイっと首を傾げる。(まぁあのアバターは可愛くなかったけど…)

健二さんは今はこんなだけどやる時は本当にやる人だ。
数学の世界チャンピオンになりかけたとかどうとかで驚異的な計算力を持っていていざって時には結果を出す。
それに意外と度胸があって土壇場でも冷静だ。
普段クールに決めてても何だかんだで取り乱してしまう僕よりよっぽどカッコイイ。

僕はなんだかしゅんとなってすっぽり布団の中に身を隠してしまいたい気分になった。
けれどその時
「さっきからどうしたの?」
ポン、と布団の上から頭を叩かれた。
「佳主馬くんらしくないよ?」
笑顔の健二さんが言う。

僕らしくない…?
じゃあ僕らしいって何?
だって本当の僕は…
529健二×佳主馬ほのぼの:2009/08/20(木) 01:38:02 ID:KTIuLLNu0
突然視界がぼんやりと崩れてきて僕は慌てて布団で顔を覆った。
頭の上から「佳主馬くん!?」と驚く健二さんの声が聞こえる。
けれど堰を切った涙は止まらなかった。僕は感情の波に飲まれ言いたいことを全部吐き出してしまった。
「僕は、僕は、本当は全然強くなんかないよっ!いつまでたってもいじめられてた時のことが忘れられないし、OZの中だってまだちょっと恐いんだっ!」
「佳主馬くん…」
「昨日、あらわしが墜落地球に向かって落ちてきてた時、皆のキングカズマへの…僕への期待が重かった。何で僕がやらなきゃいけないの?って一瞬思ったんだ。恐くて逃げ出したかった。手だって震えてた。」
「………」
「自分が世界チャンピオンになったってことは世界中の人が僕を知っているわけで、僕の一挙一同を皆が見てるんだって思うと、たまにすごく不安になる……」
何で僕は会って間もない健二さんにこんな話をしているんだろう。母さんにだって師匠にだってしたことなかった。
でも不思議と彼に聞いてほしくてたまらないんだ。
そんな僕を黙って見ていた健二さんは突然僕の布団に手を掛け、頭からふんわりとそれを落とした。
廊下にパサリと白い布団が広がる。
「泣いてるの?」
呆気にとられて無防備に頬に涙の粒を零し続けていた僕は慌てて顔を隠そうとする。
すると健二さんが突然僕を抱き寄せた。
「!?」
「こうすれば見えないよ。」
健二さんの胸はふんわりと暖かい。僕はみるみる体温が上昇していくのを感じた。
「大丈夫、大丈夫。佳主馬君は強いよ。」
よしよしと頭を撫でながら健二さんは僕にそう言ってくれた。
僕は「そ…そんなこと…」と否定の言葉を言おうとするが何故か詰まって先が出て来ない。
体も恥ずかしいから離してほしいはずなのに、つっぱろうとする手はピクピクと痙攣して動かなかった。
どうしよう、心臓が飛び出そう。
530健二×佳主馬ほのぼの:2009/08/20(木) 01:40:02 ID:KTIuLLNu0
「佳主馬くんが思ってることは全部普通のことだよ。全然弱虫なんかじゃない。
それに結局あらわしの時だって、佳主馬くんお母さんと妹のこと思って頑張ったじゃない。あれ、僕すごいと思った。」
スッと肩に手を添えられ少し体を離され健二さんがはんなりと微笑む。
僕は涙の筋が一杯伝った情けない顔でぽかんと健二さんを見上げる羽目になった。
ハッと我に返り慌てて僕は布団を被り直す。そしてドキドキとした心臓のまま小声で言った。
「その…、健二さんも…、カッコ、ヨカッタ、よ…」
すると健二さんはしばらく意外そうな顔をして僕を見て、そしてくしゃっと笑った。
「ありがとう」
あ、あれ…?
何でだろう。
ずっと心臓の鼓動が早くて止まんない。
さっきまであんなに恐くて辺りが真っ暗な気がしていたのに今は…。
僕がチラリと健二さんの方を見ると健二さんがちょいちょいと自分の膝の方を指していた。
最初はどういう意味か解せなくてはてなマークを浮かべていたけど僕はわかった瞬間少し物怖じしつつも健二さんの膝に転がった。
「明日誰かに見つかったらきっとビックリされちゃうね」
「……………うん」
そう言って健二さんはまた僕の頭をふわふわと撫でてくれた。
僕はその日、嘘みたいに熟睡出来た。たいていあの夢を見た後はいつも眠れないのに。

「健二さんって、魔法使いか何か?」
「え?」
次の日の朝、僕は朝食を食べている健二さんに真顔で聞いた。

おわり。
531風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 01:44:51 ID:KTIuLLNu0
以上です。
てか、一箇所佳主馬のセリフでおかしな部分があったのを今思い出しました。
直せば良かった・・・。
お粗末です!
532風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 02:14:57 ID:TuLwFRozO
乙です。
ほのぼのなカズケンに癒されました!
カズマも健二もかわいい(*´д`)
533風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 08:01:05 ID:M//i+b+ZO
>>524
乙ですが、すでに新スレに移行してます。
それと、テンプレを確認してから投下したほうがいいですよ。
534風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 10:40:07 ID:A9o/s4rj0
>>533
まだ500逝ってないじゃん。
埋められるもの投下して何が悪いの?
あとナンバリングは「推奨」であっても「必須」じゃないよ。
535風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:03:17 ID:/JDQHKvA0
そうだよね、>>533の「すでに新スレに移行してます」とか意味不明
536風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:06:58 ID:M//i+b+ZO
>>534
お節介だったかな、ごめんなさい。
ジャンルよく知らないけど、新スレあるときはそっちに投下したほうが見てもらいやすいし、
タイトルだけじゃなくAAなんかも全然入ってないんで、知らなかったのかなと思って
一応レスしてみただけなんだ。
537風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:29:25 ID:Z+TyH9o+0
>>536
ジャンルの問題ではなくて、このスレに入りきらないような長編でなければ
こちらに投下するのが当然でしょう。
538風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:29:49 ID:/JDQHKvA0
いや…前スレ埋めてから新スレ使いましょうってのが普通は一般的なんだが
539風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:31:17 ID:/JDQHKvA0
>>538>>536に対するレスね
540風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:35:07 ID:/0RuDjW40
>>536
誘導発言がおかしいって指摘されてることに気付きなさいよ

新スレ立とうが、埋め作業に入っていない以上、
まずは現行スレを使い切るのが当然だろうに…
今までもそうだけど最後の最後まで作品投下する人いるから
それを知ってる人は、スレが終わるまでちゃんとチェックしてるよ
541風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:36:29 ID:BhsQ7VTc0
>>536
新スレ新スレ言っているけど
当の新スレ>>17でこちらに誘導がかかっているわけだが
542風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:38:21 ID:/0RuDjW40
リロればよかった…orz
あと5kbだから埋めますか
543風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:40:57 ID:sS6NBfVRP
では埋め
544風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:52:25 ID:mlOTzP7g0
5kbってどれ位なんだかきになるんだな

うめうめ
545風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 11:54:29 ID:/JDQHKvA0
梅うめ
546風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 12:27:25 ID:LuSJcN9fO
産め産め!
547風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 12:52:20 ID:gb3qRb/Q0
梅埋め
548風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 13:09:20 ID:aJ/Pwbtn0
うめ
549風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 13:09:54 ID:/JDQHKvA0
産め
550風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 13:11:42 ID:/JDQHKvA0
あとまだ4キロバイトも残ってる…

   __        /         \  {       レ'     }      /: :       |
/二    ̄ニ=-、  {        . : : :ー、   __」  r'⌒ヽ|      /: : : : .    {
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: : : : : : : : : \ r、  /´   |レ'  ̄ ̄ヽフ{       〈{     /: : : : . {:    〈
: : : : : : : : : : :レ  \l             } ヾ  r'´  }ヲ   /: : : :    ヽ    __
: : : : : : : : : : : \  /^ヽ__/l ヽ  r' ノ  `ーァ=ー'_/   /: : :    _,、-=ー' ̄   `\
: : : : : : : : : : : : V rヘ    {`ー-rー'´     /   ァ―=' rへ: : :  /            「ヽ
: rへ           : : : : : : : : |  {       /  r'^X: : : :}  i   /: :             | }
_/  >=' ニ ̄ ニ=-、       -、  ,| ∧,,∧  (_ァ_,ソ {          /: : : :          r'  レ'
  /          ヽ  「ヽ_ヽ  ノ^l_ノ (・ω・`;)っ∧,,∧ 〉 r‐  __ /: : : : :  ヽ      {   }
∨             `ー'    ̄` ク   (_っ   ノ (;´・ω) ヽ__/ __,ス: : : : : .  }  __イ  /
、                       }    ∧,,∧  (っ   ∧,,∧  \     ̄7: :  r'  ̄  |  {
 \              }    ノ (( c(ω・´;) ∧,,∧ ( ;ω; )   }      厂7  }   /   |
   }   r、      ,ィ  ト=-"     〉  ぅ (・ω・#) っ c∧,,∧ヽ`  '´ ノ /  /   /  /
   {   〈 トーr―-" {  {       〈_,ー、c=c-   c) u-u(; ・ω) `ー ‐´  (_, ノ   `ー'
    \  \\_,)    \ \_            uーァ_ノ   ノ っ゛,っ゛   〃
     \_フ        ヽ_ソ                   し-u′


551風と木の名無しさん:2009/08/20(木) 13:12:48 ID:/JDQHKvA0


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552うめ:2009/08/20(木) 13:29:26 ID:HkirBnHJ0
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      (・∀・ )(´∀` )
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 き み に と っ て ぼ く は
 さ い こ う の と も だ ち
 ぼ く に と っ て き み は
 と く べ つ な と も だ ち

 お な じ よ う だ け れ ど
 ち ょ っ と だ け ち が う ん だ

 ど う や っ た ら こ の か べ を
 の り こ え ら れ る の か な
553うめ
    ,,-‐、______,-''三ヽ     中
   ( ミ,,-――――――-- 、丿     の
   /::/   U        `ヽ     人
  /:/   (;;;;;;;;;)ノ ハU(;;;;;;;;;)U ヽ    な
 /:/ U  i||| -     l - lli   i     ど
 |;|         、__丿     U i   い
 ||      U   ,ニ,ニ、      i.    な
 |::|   U     | |  ̄ | |  U <三三 い
三三>       U l iエエ,i      人    !!!
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