ヘタリアで801

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875風と木の名無しさん
絵がかわいいし、どのキャラクターもちゃんと愛情をもって創作されているのだな、
ということが伝わってきます。
世界史ネタが多用されていますが、少しかじったことのある単語が出て来ると、
「あ、あれはこういうことだったんだ」という感じでより深く理解でき、知らなかった
ことが出て来れば、知識の範囲が広がり、そういう意味でもたのしめます。
BLっぽいとか言われてますが、そんなことはないと思う。あくまでネタとして、
男同士がそれっぽい雰囲気になってしまったのを笑い飛ばす、というところではないかなあ。
(本気にして怒ってたり、逆にそっち方面にだけ着目して暴走してる読者には私は辟易。)

人種のるつぼといわれるNYで活動する美術学生ならではの、視点の広さ、柔軟さ、優しさが
反映された作品ですよ。インターネットで作品が公表できる時代になって、こういう作品が
日本でもできるようになったことはよかったと思う。
戦争の悲惨さや国民性への敬意は、それはそれできちんと認識した上で、
このように笑い飛ばすこともできる闊達な精神を持った、成熟した読者が増えればいいと感じます。