ヘタリアで801

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857風と木の名無しさん
ネタはいい本です。
でも致命的に編集が複雑。
予備知識が無く読み始めると、完全に意味不明な本でしかないのが残念です。

画面解像度もとても出版物とは思えない荒さがあり、ごく普通の本の通常のレベルを期待して買うと裏切られます。

国家を擬人化し、歴史的な軋轢を背景にしたコメディで着眼点はとても面白いのですが、章によって背景となる時代も飛び飛びで、よっぽど欧州における地理的国家的な歴史的基礎知識が無いと何言ってるのか分かりません。
ネットでの予備知識無く初めて見た人は、何が描かれているのかさっぱり分からず混乱し、途中で読むのをやめると思います。
そして後に残るのは『ヘタリア』?ああ、あのワケワカラン漫画ね。という感想。
これが『ヘタリア』ファンの望んだ姿でしょうか?
確かに書下ろしが多く、従来からのファンには嬉しい部分もあるでしょう。
ですが、肝心な説明が全くありません。スッポリ抜け落ちている。未完成どころの話ではないのです。