1 :
風と木の名無しさん :
2008/02/15(金) 14:39:47 ID:c5AUDjlU0 きかんしゃトーマスの801小説のスレです。 擬人化も大歓迎です。 但し荒らし行為は禁止!
じゃあトーマスは基本的に受けという事で
声えろいヤツが多いよね 低音たまらん
5 :
風と木の名無しさん :2008/02/15(金) 21:51:55 ID:c5AUDjlU0
>>4 >>1 です。ごめんなさい。小説以外に思い浮かばなかったもので。
じゃあ、板違い&荒らしにならない限り、小説以外でもOKということでいいですか?
ゴードンは受け
7 :
風と木の名無しさん :2008/02/16(土) 13:11:41 ID:jMttm4HY0
すみません、実は擬人化ゴードン×トーマス(H描写はなし)小説持ってるんですが・・・ ゴードン受がお好きな方さえ構わなければ、投下しても宜しいでしょうか?
8 :
風と木の名無しさん :2008/02/16(土) 13:19:06 ID:cFvoNQKcO
どうぞ!喜んで。
では参ります。 (「あなにおちたトーマス」より。一部擬人化に合わせて変更してあります。) 「そして君はいたずらものだ。全て見ていたぞ」 ハット卿がやって来てトーマスを叱った。 「どうか助けてください。もうこんなことは二度としませんから・・・」 トーマスはしょんぼりしながら懇願した。 しかしハット卿は難しい顔をしている。 「さあて、助けられるかな?ここは地盤が弱くて、クレーン車も使えないし、そう大勢の人間を入れる わけにもいかん」 (そんな・・・) トーマスはますます落ち込んだ。そんな状態で、誰がどうやってここに近づき、自分を助けられるのだろう。 「ん・・・いや、待てよ」 ハット卿が何かをひらめいたようだ。 「ゴードンなら、お前を引っ張れるかな?」 確かに、彼ならば一人だけでトーマスを引っ張り上げるだけの腕力はあるのだが・・・ 「ええ・・・多分・・・」 トーマスはゴードンに会いたくなかった。あれだけ散々からかっておいて、今更どんな顔をして 彼に救い上げてもらえというのだろうか。 しかし、ここはもう彼に縋るしか、トーマスの助かる途はなかった。
「でーっへっへっへっへっ、トーマスが鉱山の穴に落っこちたって?ハハハハハ、面白い冗談だぜ」 ゴードンが大笑いしながら現場にやってきた。 (ああ・・・きっとゴードンは僕のことをここぞとばかりにいじめるんだろうな・・・ あんな酷いこと、言わなきゃよかった) トーマスは穴の底で暗澹たる気分だった。 やがて上の方が騒がしくなった。ゴードンが到着したようだ。 おそるおそる穴の入り口を見上げると、ゴードンと応援の機関士たちがトーマスを見下ろしていた。 案の定ゴードンはニヤニヤ笑ってはいたが、それでも頼もしい声で呼びかけた。 「ちびのトーマス!すぐに助けてやるぞぉ!」 トーマスの前に、丈夫なロープがするすると下ろされた。 「そいつをしっかり、体に巻きつけろ!」 ハット卿が言った。 トーマスは急いで、ロープを自分の腰に巻きつけ、余った部分をぎゅっと握った。 引っ張られるとかなり痛むだろうが仕方がない。
「用意はいいか?」 地上でも、ゴードンの方の準備が整ったようだ。 「それ、引っ張れ!」 ゴードンがロープを渾身の力で引き始める。 トーマスの体も、少しずつ、しかし確実に上に上がり出した。 (痛い・・・!) 引っ張られるたび、ロープが腰に食い込み、ズキズキと痛む。それでも、歯を食いしばって必死に耐えた。 やがてトーマスの体が地上に覗き始めた。 「それ、もう一息だ!」 ゴードンは最後の力を振り絞ってロープをぐい!と引き、トーマスの体が殆ど露になったことを確認すると、 彼をすかさず強く抱き寄せた。 「うわっ!」 弾みで二人はドサッ!と地面に折り重なって倒れた。 思ったよりも大変な作業だったが、トーマス救出作戦は見事に成功したのだった。
「・・・ごめんなさい」 ゴードンの大きな胸の中にすっぽりと包み込まれたトーマスは、その広い肩口に顔を埋めながら かすれた声で彼に謝った。 「僕は・・・生意気でした・・・」 本当はもっともっと、彼に言わなければならないことがあるのに、うまく言葉を紡ぐことができない。 無事に助かった安堵感と、散々からかった相手に助け出された気恥ずかしさとが入り混じり、 トーマスの目と鼻の奥がじんわり熱くなった。 「いいってことよ」 ゴードンはこの小さくて愛らしい後輩の頭や背中を、ポンポンと優しく叩いてやりながら言った。 トーマスはゆっくり頭を起こし、彼の顔をそっと見つめる。 「お陰で笑わせてもらったぜ。ま、俺も前にドジをやったがな」 そう言って、この大柄で気の良い力持ちは豪快に高笑いした。 トーマスもようやく笑顔になる。 「僕だって、そうです」 そう、誰にだって失敗やドジはある。いつ、誰の身に起きてもおかしくない。 だからこそ、皆がお互いに助け合わなくてはならないのだ。
「なあ、トーマス。俺たちは手を組もうじゃないか。お前は俺を助け、俺はお前を助ける」 「それはいいね!」 トーマスは弾んだ声で答えた。 もう、いつもの無邪気で明るいトーマスに戻っている。 「よーしよしよし。これでよし!」 ゴードンも満足そうにそう言って立ち上がると、 「うわっ!」 トーマスは思わず声をあげた。ゴードンがトーマスを、いきなりその逞しい腕に抱き上げたのだ。 いわゆる「お姫様抱っこ」である。 「ちょ、ちょっと!ゴードン!何するのさ自分で歩けるって!」 「穴にはまった奴が無理言うんじゃねえ!車庫まで運んでってやる!」 「やめて!恥ずかしいよ!皆が見てるってば!」 「見たい奴には存分に見せてやるさ!このゴードン様が救出した可愛い可愛い姫君をな!がはははは!」 「誰が姫君なんだよ!もう!ゴードンのバカ!」 「あぁん?助けてもらった恩人に言う言葉かそれは?お前にはまだまだシツケってもんが必要なようだな。 まあいい、今夜一晩かけてたっぷり教え込んでやるぜ!」 「助けてえ〜!」 トーマスの悲鳴と、ゴードンの笑い声、そしてハット卿や機関士達の苦笑いを包み込んで、 ソドー島の一日はゆっくりと暮れていった。 おしまい 以上です。SS初心者なもので、未熟な点も多々あると思いますが、 皆様のお気に召せば幸いです。
14 :
風と木の名無しさん :2008/02/16(土) 13:35:37 ID:cFvoNQKcO
乙です! エロくなくても、ほのぼのとした二人の関係に萌えさせて頂きましたo(^-^)o また宜しくお願いします!
乙! 擬人化ってバッチリ書いてあんのに途中まで機関車で想像してた
>>14 ありがとうございます。この2人の関係大好きなので、
また新しい作品が投下できるようにしますね。
>>15 感想ありがとうございます。
擬人化初めてだったので、ちょっと不自然だったでしょうか?
これから精進して、もっと上手く書けるようにしていきます(^^)
パーシーの天然っぷりが堪らないw 『ゴードンの窓』で、ゴードンがジェームズを「お前なんか窓に浮かぶ風船だ」 とけなしたとき、横から無邪気に 「え、風船ってどこにあるの?お空はからっぽだよ?」 と返したときはめっちゃ可愛くて和んだv 彼は絡むとしたら…いつも仲の良いトーマスかな?
19 :
風と木の名無しさん :2008/02/17(日) 11:39:00 ID:QzAG85ssO
時々彼は無垢な天使キャラなのか、悪戯好きで皆を翻弄する小悪魔キャラなのか分からなくなるw
20 :
風と木の名無しさん :2008/02/17(日) 22:41:15 ID:VLStpWdM0
深夜のティッドマウス機関庫。 僅かな外灯と、隣接する駅構内から煤けたランプの光が漏れる他は、辺り一面暗闇に覆われ、人っ子ひとりいない。 今夜はこの冬一番の冷え込みだとかで、海からの凍てつくような風が強く吹きつけ、島の木々を揺らした。 木々が風に煽られるたび、ひゅうひゅうと、えも言われぬ不気味な音が周囲に響く。 いつの間にか、どこか遠くから、梟の鳴き交わす声も聞こえてきた。 この機関庫の一員、エドワードは、自分の車庫で重たげに瞼を閉じ、すやすやと寝息を立てていた。 今日は一日中、他の機関車たちの起こした面倒事の尻拭いをさせられ、すっかり疲れてしまった。 大型の機関車たちは、自分で客車や貨車を集めるのが嫌だと言って駄々をこねるし、 小さな連中は連中で、先輩格にちょっかいを出したり自分の力を過信しすぎたりしては、何がしかの失敗をこさえてくるのだ。 そんな世話の焼ける同僚らの後始末を引き受けるのは、いつも年長者であるエドワードと決まっている。 支配人のトップハムハット卿も、彼ならば安心だろうと、問答無用で任せきりときた。 元来気立てが良く勤勉な彼は、命じられれば何でも、文句も言わずに素直にこなすのだが、 しかしやはり仕事を離れると、時折悩みと疑問の入り混じった思いに囚われてしまう。 いったい、自分は何のためにここにいるのだろう? つい仏心を出して不始末をしでかした仲間を助けてしまうが、それは本当に彼ら自身のためになるのか? 自分はお人よしで甘すぎるのではないか? けれど、いくら考えても答えは出てこず、やがて諦めて路線に舞い戻り、仕事に打ち込むことで心の中に 立ち込めた薄黒い霧を無理矢理払いのけるのが彼の常だった。
どのくらい眠っただろうか。 ふとエドワードは目覚めた。と、次の瞬間、ぴくりと体を震わせた。近くに誰かの気配を感じたのだ。 (誰だ?) エドワードは眠気も吹き飛び、辺りをきょろきょろ見回した。 機関庫の中には彼以外誰もいない。と、いうことは・・・ (扉の外に誰かがいる!) 誰が来たのだろう?機関庫を訪れる相手といったら、機関士か整備員だろうか。 しかし、彼らがわざわざこんな時間にやってくることなど、まず考えられない。 (まさかトップハムハット卿?…でも、ないだろうなあ…) 彼はいつも数人の供を連れ、自動車でやって来るから、すぐにそれと分かるはずだ。 だが、扉の向こうには間違いなく誰かがいる。 エドワードは、その青い車体中に緊張感をみなぎらせ、おそるおそる小声で尋ねた。 「誰だ?そこにいるのは?」 「僕だよ、エドワード…」 幼さを残した声が、か細く返ってきた。 (その声は・・・パーシー!でも、なぜ?) エドワードは急いで、でもそっと前に進み、機関庫の扉を押し開く。 (動いた!) 幸い扉に鍵はかかっておらず、鈍い音を立てて開いた。
外にいたのは、やはり小柄な緑色の機関車、パーシーだった。何かに怯えた表情で、全身をぶるぶる震わせている。 「パーシー!」 エドワードは小さく呼びかけた。 「一体どうしたんだ、こんな時間に外に出て?それに、こんなに怯えて…何かあったのかい?」 パーシーは相変わらず青ざめた顔で答える。 「お願い…僕も…君のところに入れて…」 唐突な申し出に少なからず驚いたが、これはただごとではないと、エドワードは承諾することにした。 「わかった。でも、そっと入っておいで。他の皆は寝ているからね」 そう言うと、自分は再び車庫の中に、ゆっくりゆっくり戻っていった。 パーシーも大人しく彼に従い、出来る限り音を立てないように注意して、エドワードの車庫に入る。 ここで同僚たちを起こそうものなら、大型の三台から何を言われるかわからない。 慎重に車輪を滑らせ、やがて無事にエドワードの車庫に入ると、風に揺れた扉がぱたん、と後ろで閉まった。 「どうしたんだい、パーシー?」 エドワードは深夜に突然押しかけてきた後輩にも、嫌な顔ひとつせず優しく尋ねた。 「怖い夢を見たのかい?それとも、何か悩み事でもできてしまったの?」 パーシーは、この穏やかで頼りがいのある年長者の傍に来たお陰か、少し落ち着きを取り戻したようだ。 しかし、その顔には相変わらずの怯えと、すまなそうな色が浮かんでいる。 「…ごめんなさい、エドワード…」 パーシーは彼に詫び、ぽつり、ぽつりと語りだした。 「怖かったの…怖くなったの…いろんなことが…」 「いろんなこと、って何だい?」 「最初は暗いのと、風の音が…そのうち、すごく不気味な声が聞こえてきて…寝られなくなったの…」 「なるほど、梟の声が怖かったんだね」 エドワードもパーシー達よりずっと前、初めてここに来た時は、夜に起こる何もかもが恐ろしくて震えてばかりいたから、 その気持ちは良く分かる。 海岸のすぐ近くに位置し、周辺に人家も殆どないこの機関庫にいると、たかが風、たかが鳥の声、ではないのだ。
「だけど…だけど…もっと怖かったのは…」 パーシーは必死に言葉を紡ぎ出す。 そして、意外なことを口にした。 「そのうち、僕たちも…あの暗い、暗い闇の中に放り込まれてしまうんじゃないか、ってことだったんだ…」 「え?」 エドワードはパーシーが言っている意味がよく分からなかった。暗闇の中に放り込まれる、だって? パーシーは改めて恐怖が甦ってきたのか、急に涙声になる。 「ゴードンが…僕たちに話してくれたんだけど…ディーゼル、ディーゼルが…これからは、もうディーゼル機関車の時代だから…蒸気機関車なんかいらなくなるって…用のなくなった奴から…スクラップ工場に送られるんだぜって…」 エドワードも仰天した。 「何だって?彼がそんなことを言っていたのか?」 冗談ではない。機関車にとってスクラップ工場行きとは、完全な死を意味する。 もう二度と、明るい空の下で自由に走ることなどできなくなるのだ。
パーシーは喉の奥をヒク、ヒクと鳴らしてしゃくり上げながら、やっと言った。 「ゴードンは…すっごく…すっごくカンカンになって…いつかディーゼルの奴を とっちめてやるんだって…言ってたけど… ねえ、エドワード…スク、…スクラップ工場に…送られたら… もう、もう二度と…走れないんでしょ?」 「…ああ、…」 「バラバラに…されて、…もう、戻って…来られないん…でしょ?」 「…ああ、そうだ…」 「やだよ、そんなの…!」 刹那、パーシーは堰を切ったように泣き出した。 「僕嫌だよ!そんなの!バラバラになって、 もう何もできないで、真っ暗な世界に行かなきゃいけないなんて! 聞いたことがあるもん、死んだら何もかもなくなって、 闇の中に一人ぼっちになっちゃうんでしょ!? そんなの嫌だ、絶対に嫌だ!」 「………!」 「…トーマスにも…ヘンリーにも…ゴードンにも… トビーにも…エドワードにも…ハット卿だって…皆がいないところに 行かなきゃいけないなんて嫌!!」 「…パーシー…!」
(僕は・・・バカだ) エドワードは心の中で呟いた。 自分は一体、この後輩の何を見てきたのだろう。 やんちゃでわがままでいたずら好きで、世話が焼けて仕方がないけど、くるくると良く動き回って、何だか放っておけない 無邪気で愛らしい機関車。 だが、本当はいろんなことに、びくびくと怯えていたのだ。 彼は死ぬことを恐れていた。 そして、それ以上に、共に働く仲間たちと離れることが怖かったのだ。 日頃、何かといえば悪態をつき合い、時には周囲を巻き込んでの大喧嘩をし、ハット卿にみっちり大目玉を食らってばかりだが、 本当は一日たりとも別れることなど考えられない、大事な、愛すべき連中なのだ。 おそらく、まだ幼さを残したパーシーは自分の気持ちに気づいてなどいなかったのだろう。 そして、それはエドワードも同じ。 「すまなかった…」 エドワードはパーシーと寄り添うように並び、静かに語りかけた。 「…エドワード?」 しゅく、しゅくと鼻をすすっていたパーシーが泣くのを止め、驚いたように彼を見つめる。 「僕は今まで、君がそんなことを思っていたなんて、全然知らなかった。いや、気づいてあげられなかった。 仲間が不安を抱えていたら、お互いに支えあうのが本当なのに。 僕は皆より年上だから、自然と…皆の面倒を全部見ているつもりになっていたんだ。 だけど違った。いつの間にか、皆を…君のことだって、ただ失敗の後始末をしてあげる相手としか思わなくなっていた。 君が今、本当は何を考え、何を必要としているのか、ちっとも見ていなかった…見ようともしていなかったのかもしれない。」
エドワードの声は段々、自分に対する怒りを帯びたものに変わっていく。 「エドワード…」 「僕は…呆れた自惚れ屋だ。勝手に皆を分かった気になって、皆のフォローをちゃんとしているいい先輩だと思い込んでいた。 ゴードンやジェームズを笑えないよ。一番舞い上がっていたのは…他ならぬ僕だ」 パーシーはしばし言葉を失った。 どう声をかけていいか、わからなかったのだ。 「…ごめんなさい」 ようやく、それだけ言うことができた。 エドワードはゆっくりこちらに視線を向け、怒りと悲しみと、後輩への気遣いを湛えた瞳で彼を見つめる。 「エドワードのせいじゃないよ!エドワードは悪くなんかないよ!僕らが…いつも騒ぎを起こして、ヘマをやって、 エドワードに迷惑かけちゃってるから…」 「…パーシー…」 「皆、エドワードに甘えてた。僕も甘えてた。エドワードは優しくて、しっかりしてて、頼りになるから… エドワードがいれば大丈夫だって、そう思ってるから…」 今度はエドワードが無言のままだった。 「だから、だから…その分僕達もエドワードのことを気遣わなくちゃいけないのに、全然なってなくてごめんなさい!」
結局、お互いに相手を十分に理解し、行動できていなかったのだ。 エドワードは、後輩が無意識のうちに抱いていた悩みを。 パーシーは、いつも笑顔で皆の世話をしてくれる先輩の心情や負担を。 「パーシー…!」 エドワードの柔和な顔に、ようやく微笑が戻ってくる。 それを見て、パーシーもここにきてやっと笑顔を浮かべた。 「ごめんなさい、エドワード。そして…」 今の彼が、一番言わなくてはいけない言葉。 「ありがとう」 やがてパーシーはエドワードに添われたまま、 彼の車体に寄りかかるようにして眠ってしまった。 (良かった。安心したようだ…) エドワードはパーシーの寝顔をそっと見やった。慈しみに満ちた、 この上なく優しい表情で。 (感謝しなければいけないのは、僕も同じだよ。君のお陰で、今の自分が やるべきことが見えたから) 彼は決めた。 明日にでも、トップハムハット卿に会って、事の真偽を明らかにしてもらおう。 そして、この大事な後輩を、果てしない苦悩の淵から救い出してやろう、と。 翌日、ゴードンが港へ子供達を乗せて行き、ハット卿から 嬉しい知らせを持って帰ってくるのだが、それはまた別の話である。 おしまい
連投規制に引っかかるのが心配だったので、いきなり何の前触れもなく 投稿して失礼致しました。 書いているうちに、段々双方の苦悩にスポットが当たっていき、 あまり801っぽくないかもしれませんが、お気に召せば幸いです。 なお、話の時間帯は、『キーキー、ガタガタ、コンコン』の少し前辺りを 想定しています。
30 :
風と木の名無しさん :2008/02/18(月) 04:41:01 ID:wmDz93mGO
29さん とんでもないです! 素晴らしい作品をありがとうございます。
>21-29 あんたはエラい!
32 :
エドワード&パーシー作者 :2008/02/18(月) 21:52:43 ID:OcIcoG+30
>>30 お褒め頂き恐縮です。
今度はもう少し、キャラクター同士の愛情を掘り下げて書けるといいな、と思います。
>>31 ありがとうございます!
アニメの本で、パーシーがソドー島の仲間では一番の怖がりだ、という設定と知ったので
活用させて頂きました。
物語の中ではいつも屈託なく明るい彼ですが、実は密かにいろいろなことを怖れているのかもしれませんね。
連投失礼します。
今更ですが、
>>25 のパーシーの最後の台詞、「・・・ジェームズにも・・・」が抜けていました・・・。
ジェームズごめんね・・・仲間はずれにする気はなかったんだよ!
34 :
風と木の名無しさん :2008/02/19(火) 02:15:09 ID:LUx+39My0
それではここで、私も新作をば。
ソドー島の朝。 雲ひとつない、抜けるような青空の下、ゴードンに牽かれた急行列車が、颯爽と走りぬけていく。 ゴードンは自分の仕事をとても誇りにしていた。 ただでさえ大きく重量がある客車に、大勢のお客を乗せて高速で走るには、かなりの馬力と持久力、 そして技術がいる。 だから、急行列車を任されるということは、それだけその機関車に実力があると認められた証なのだ。 そして、この鉄道で、急行を牽くのは、余程のことがない限りゴードンだけである。 彼はそのことが嬉しくてたまらない。 「俺は、ソドー島一番の機関車だ!」 そんなゴードンに、密かに、けれど強く想いを寄せる者がいた。 誰あろう、毎日彼に牽かれている客車である。 別に、ゴードンが優れた急行列車として称賛を受ければ自分たちも鼻が高くなるから、というだけではない。
彼は、毎日自分たちを引っ張って、島中を元気に駆け回るこの機関車を、心から慕っていた。 全身でエネルギーが弾けていそうな青く美しいボディーに見とれ、急な丘でも嵐の後でも疾駆し続ける 心身の強靭さにうっとりした。 そして何より、大柄な体と実力を傘に着た威張り屋ではあるが、ここぞというときには全力で仲間を助け守り抜く、 その溢れんばかりの男気に憧れる。 (自分は、ゴードンに牽かれて幸せだ) 彼と共に走るたび、客車は心からそう思う。 ゴードンの急行車両でいられることを、まずはハット卿に、そして神に感謝せずにはいられなかった。 (でも…) ただ喜んでばかりではいられない。 もし、自分の気持ちをゴードンが知ったら、彼は何と言うだろうか。 (笑い飛ばされるだけならまだいい) 人並みはずれてプライドの高い彼のことだ。「客車なんか相手にできるか!」と一喝されて 終わりかもしれない。 そうなったら、自分はもう二度と、彼と一緒に走ることはかなわなくなるだろう。 (嫌だ…そんなことは。そうなるぐらいなら、いっそ一生胸に秘めていよう…!)
ある朝のことだ。 昨夜はどしゃぶりの雨がソドー島全域に降り、おまけに強風も手伝って、線路がすっかりぬかるんでしまった。 幸い、機関車が通れないほどではないものの、通常に比べればかなり危険な状態である。 うっかりすれば大事故にもつながりかねない。 ハット卿は出発前の機関車たちを集め、「今日は慎重に走るように」と厳命した。 しかし、ゴードンは気が気でない。 「冗談じゃないぜ。ゆっくり走れだと?俺様が何のために急行を任されていると思ってるんだ」 これは決して、「自分の力を誇示さえできればいい」という意味ではない。 この小さな島では、ちょっと大雨や嵐が来ると、たちまち人々の生活―――農業も漁業も、商人たちも――― に大きな影響が出てしまう。 悪天候がとりあえず収まったら、皆取るものもとりあえず、危険な地域に住んでいる家族や友人を 助けに飛んでいきたがるのだ。 そして、彼らをできるだけ速く目的地に連れて行くのが、急行列車の大切な仕事なのである。 ゴードンに客車が連結された。 「とにかく、お客をちゃんと送っていかなきゃならん。たとえ、何があっても、だ」 彼はそう自分に言い聞かせると、駅員の合図を確認した途端、弾丸のように飛び出した。
線路は相変わらずぬかるみ、ヌルヌルと汚れて滑りやすくなっている。 それでもゴードンは構わず、全速力で飛ばし続ける。 客車は彼のことがだんだん心配になってきた。 (もし…途中で何かあったらどうしよう・・・) 曲がりくねった線路で、車輪が滑って脱線してしまったら? かつてジェームズが味わった苦い経験のように、車輪に落ち葉や泥が挟まって動けなくなったら? (ダメだ…そんなことになっちゃ!) 客車はたまらず、声を上げた。 「ゴードン!もう少しゆっくり走ってくれ!」 しかしゴードンの耳には届いていない。急行列車として、大勢のお客を早く連れて行くことで頭がいっぱいなのだ。 客車はもう一度叫ぶ。 「ゴードン!危ないからスピードを落としてくれ!お願いだ…!」 けれど相変わらず、何の反応もないままゴードンは走り続けるだけだった。 (こうなったらもう仕方がない…!) 客車は腹にぐっと力を込めると、車輪を線路に深く食い込ませるようにした。 これで、客車は思うように進まなくなる。 「・・・・・・・?」 客車の動きにつられて、ゴードンの走るスピードも、いきなりがくんと下がった。 「な、何だ?何が起こったんだ?」 ゴードンは慌てたが、いくら車輪をフル回転させても、さきほどのようには走れない。 やがて、列車全体の動きが、ゆっくりとしたものに変わった。
「こら、お前!どういうつもりだ!」 どうやら原因は客車にあるらしいと突き止めたゴードンが、顔を真っ赤にして怒った。 「大事なお客をたくさん乗せてるんだぞ!何やってるんだ!」 普段なら、ゴードンに怒鳴られた客車は、彼に合わせて速度を上げるところだが、 今回ばかりはそうはいかなかった。 客車は、勇気を出して言った。 「だめだよ、ゴードン!頼むから速度を落としてよ!」 ゴードンは呆れたように叫ぶ。 「バカ言ってるんじゃない!のろのろしてたら遅れちまうだろうが!!」 「だけど急いだら危険だよ!」 客車も負けずに叫び返した。 「今日はいつもと違うんだ!線路はこの通りびっしょり濡れてるし、泥だらけだし、風でいろんなものが 飛ばされてきてるし!」 「・・・」 「もしここで車輪が引っかかって走れなくなったらどうするの?お客さんは雨上がりで寒い中立ち往生だし、 それに…君の事だって…」 「…俺のこと?」 「・・・・・・・・!」 客車はしまった、と思った。弾みでつい口にしてしまった。 「・・・俺が、どうかしたのか?」 ゴードンは彼の言葉を聞きとがめている。もう今更後に引ける状態ではない。 客車は覚悟を決めた。
「ずっと・・・心配だったんだよ、ゴードンのことが・・・」 「俺が、心配だった・・・?」 意外な言葉にゴードンは後の言葉を失う。 「・・・もし、途中で事故が起きて、ゴードンが止まっちゃったらどうしよう・・・事故が起きて壊れちゃったら どうしようって、すっごく怖かった・・・」 「・・・・・」 「そうしたら・・・ゴードンはバラバラになって二度と走れなくなるかもしれない・・・お客さんを危険な 目に合わせたって、ハット卿や皆から責められて、もう仕事ができなくなるかもしれない、って・・・」 心の防波堤が決壊したかのように、客車は言葉の飛礫を投げる。 「僕はそんなことになるのは絶対に嫌なんだ!僕は、ゴードンと一緒に走りたい!いつまでもゴードンに 引っ張られて、お客さんを乗せて島中を思い切り走りたいんだ!僕は…僕は…」 いつまでも君の急行列車でいたいんだ・・・!
ゴードンはしばらく無言のまま走り続けた。 この客車が、まさか、自分のことをそんなに大切にし、思ってくれていたなんて。 自分に事故が起きないか、不名誉なことにならないか、いつも気にかけていてくれたなんて。 突然のことに頭が混乱し、ただ驚くばかりで、かけるべき言葉が見つからない。 (まったく、俺って奴はよ・・・) 自然と苦笑がこみ上げてくる。 (図体ばっかりでかいくせに、何も分かっちゃいなかった独活の大木だぜ。「走るソーセージ」なんて 可愛いもんじゃないな・・・) 「悪かったな」 ようやく、ゴードンが客車に言った。 先程とはうって変わって、穏やかな調子で。 客車は息を呑んで、その表情が分からないまま、自分の前を行く青い機関車を見つめる。 「お前の言う通りだ。いくら急いだって、途中でトラブルがあったら何の意味もないからな」 どこか照れくささと気恥ずかしさを含みながらそれだけ言うと、ゴードンはその何とも言えないくすぐったさを 全て弾き飛ばそうとするかのように、大声をあげた。 「さあ、行くぞ!もうすぐ駅だ!」
(ゴードン・・・!) 客車は思わず、両の目に熱いものが浮かんできた。 ゴードンが、自分の言葉を聞き入れてくれたのだ。 この鈍い相手、一体どこまで自分の本当の気持ちに気づいてくれたのかまでは分からないが、 自分が彼のことを慕い、案じていたことはちゃんと伝わった。 今の客車には、それだけで十分幸せだった。 やがて、ゴードンの牽いた急行列車は、ゆっくりと目的地の駅に着いた。 人々はプラットホームに降り立ち、我先にと駅を飛び出していく。 「無事だといいな。あの人たちが、これから会いに行く人たち、みんな」 ゴードンは優しく呟いた。 「そうだね。みんな、みんな」 客車も笑顔で返す。 その夕方、トップハムハット卿が車庫を訪れ、ゴードンを褒めた。 「ゴードン、よくやったな。お客様はみなさん喜んでおられたぞ。 お前は本当に役に立つ機関車だ」 ゴードンは両の頬をほんのり染め、「ポッポー」と汽笛を鳴らして喜んだが、忘れずに言った。 「同じことを、俺の大事な客車にも言ってやって下さい。あいつのお陰で、俺は今日の路線を全部完璧に走れたんですから」 おわり
44 :
風と木の名無しさん :2008/02/19(火) 11:52:39 ID:mv02NnZnO
イイハナシダナー
グッジョブ( ・∀・)b!
46 :
風と木の名無しさん :2008/02/19(火) 19:19:30 ID:mv02NnZnO
トーマス関係だとどうしても濃厚Hが思い浮かばない・・・どなたか神降臨希望
試しに、エロそうなキャラの名前を列挙してみようではないか。
48 :
風と木の名無しさん :2008/02/19(火) 22:49:11 ID:mv02NnZnO
エロそうと言うか、そっちの知識が豊富そうなのは、やっぱり大型三人衆かな。エドワードはあまり興味 なさそう。色恋より仕事に燃えるタイプ。パーシーは天然魔性か? トーマスやトビーは掴み所がない・・・。
49 :
風と木の名無しさん :2008/02/20(水) 00:59:27 ID:DjdBEgW3O
トーマスはゴードンやジェームズが相手なら受け。 ヘンリーやパーシーが相手なら攻めかな。 でも意外とパーシーが攻めになるかも。 「な、何するんだパーシー!」 「ふふふ、トーマス。言わなくても分かってるくせに」 「や、やめろ。やめてくれ!」 「トーマス。嘘をつくのはいけないよ。ほら、もっと楽にして」 「あっ、あああ・・・!」 ・・・ごめん、今の自分にはこれが精一杯でつ
最初彼に会ったとき、何て古びてみすぼらしい機関車だろうと呆れたことを覚えている。 聞けば、この男は僕や他の同僚たちよりも、ずっと年長だというではないか。 おまけに、自分たちと同じテンダー型機関車だというのに、ろくに力もスピードも出ない。 特にゴードンと比べると、体格の差を割り引いて考えても、その違いは歴然としている。 正直、何故彼を未だ現役にしておくのか、あの太っちょ経営者の頭を疑ったものだ。 だが、彼は僕たちに対し、とても優しく穏やかだった。 僕たちがいくら生意気を言おうが、仕事のえり好みをしようが、血相を変えるでもなく罵るでもなく、 ただ悲しげに目を伏せ、黙々と仕事をこなすだけだった。 反論しない意気地なしと嘲りたくなる反面、彼のそんな態度に接すると、自分たちがいかに子どもなのか 思い知らされたかのようで決まりが悪く、どこか彼を軽蔑しきれなかった。 これが年少の2人だったら、たちまち機関銃の撃ち合いのごとく口喧嘩が始まるところなのに。
あるとき、僕は彼に自分の引っ張る客車を用意してもらうことになった。 しかし、歳の所為なのか、彼はひどく仕事のスピードが遅い。 ただでさえ多忙な仕事のためにストレスが堪っていた僕は、彼のことを酷くなじった。 その怒りは転車台に乗るときでさえ一向に収まらず、このまま経営者のところへ飛んでいって 彼をお払い箱にして下さいと直談判しようかと考えた程である。 しかし、翌朝思いもかけないことが起きた。 僕はいたずらな男の子たちのせいで、勝手に発車させられ、そのまま線路を長々と 暴走させられるはめになってしまったのだ。 最初は思い切り風を切って走る心地よさに酔いしれていたのだが、ふと機関士も車掌もいないことに 気がついて愕然とする。 自力ではもう止まれないのだと気づいた時にはもう遅かった。 何とか自力で止まろうと思っても、勢いがついてしまった車体は頑として言うことを聞かない。 「助けて!」 情けないことだが、僕はただ悲鳴をあげながら、ただ闇雲に走り回るしかできなかった。 頭の中をいろいろな恐ろしい運命が駆け巡る。 このまま崖にでも衝突したら?他の列車とぶつかって大事故になったら?川にでも転落してしまったら? 踏み切りを渡ろうとしている誰かを犠牲にするという、最悪の結末になるかもしれない。 (ああ、神様・・・!)
そんな時、後ろから救いの声が響いた。 「ジェームズ!今助けてやるぞ!」 何と、自分が昨日、心の中で散々罵倒したばかりの相手ではないか。 驚くと同時に、それがどれだけ救いの声に思えたことか。 だが、助けが来てくれた喜び以上に、より強い不安の嵐が吹き荒れた。 彼はただでさえ古くて、仕事にも支障が出るほどの機関車だ。 ましてや、果てしない速度で走り続ける今の自分を止めるだけの力が、彼にあるのだろうか・・・。 けれども、それは杞憂に終わった。 彼は全力疾走して僕に追いつき、彼に乗った熟練の機関士がワイヤーロープを投げ、無事に停車させてくれたのだ。 そのときの安堵感と言ったら・・・! 「今まで、おんぼろなんて言ってごめんね。君は素晴らしい機関車だよ」 今は素直に、そう言うことができた。
しかし、悲しいかな自分は感謝や謝罪はできても、うまく他人を気遣えない性分らしいのだ。 ある休暇の一日、バーティに乗せられてきた観光客が、彼に乗って島を回ることになったのだが、 彼の車体は相当具合が悪いらしく、思うようにスタートできず苦しんでいた。 それを見て僕は思わず「痛ましいねえ」と口にしてしまった。 すると、それを嘲笑の言葉と受け取ったのか、ヘンリーとゴードンが口々に彼のことを馬鹿にし始める。 内心、「これはしまった」と思い、後の言葉が続かなかった。 別に僕はそんなつもりで言ったんじゃないのに・・・。 プライドが高いのはいいことだと、昔からよく言われたものだが、この時ばかりは自分のプライドの高さが つくづく恨めしくなる。 表情でも、言葉でも、態度でも、僕の様子はただ彼をけなしているようにしか見えなかっただろう。 彼は僕がピンチの時、命を懸けて助けてくれたはずの恩人なのに・・・。 おかげですっかりダックとボコに叱られてしまった。 だが、その日彼は車両の故障というアクシデントがあったにも関わらず、長年の知恵と技術のお陰で、 ずいぶん遅くなったものの、無事に観光客を駅に送り届けたという。 夜になって、駅に居合わせたヘンリーからその話を聞き、僕はとてもほっとしたのだった。
それからしばらく経って、ソドー島に女王陛下がお越しになると、経営者から聞かされた。 女王陛下のために働けるのは誰なのか? 僕も同僚もわくわくしたが、彼は悲しそうに 「僕はもう、歳だからお呼びじゃないな・・・」と呟いている。 僕は一応仲間の手前、「女王陛下を乗せるのは、もちろんこの僕さ!」と気取って見せたが、 あることが閃いていた。 ヘンリーに「冗談じゃないぜ、君は坂を上れないじゃないか!」と混ぜっ返されたが、 そんなのはもうどうでも良くなっていた。 陛下がいらっしゃる当日、彼は陛下の客車を牽くゴードンの先導を任され、とても誇らしげに輝いていた。 (良かった・・・経営者が僕の願いを聞き入れてくれて) そんな彼の様子を見て、僕は誰にも気づかれないよう嬉し涙を流した。 ちびのパーシーとトビーが、つい調子に乗って汽笛を鳴らすので冷や汗が流れたが、 女王陛下は嬉しげにお応えになり、陛下をここにご案内した彼にも、優しく声をかけられていたので安心した。 僕もやっと、君に恩返しが出来たね、エドワード!
56 :
風と木の名無しさん :2008/02/21(木) 00:37:12 ID:CoAZPpIcO
新作乙です! なかなか素直に恋人を気遣えない、不器用なジェームズが可愛いですね。
GJ!! ここは神が多くて幸せだ
58 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (1/10) :2008/02/21(木) 15:46:47 ID:TyYPWWXG0
――――いつかあいつの全てを、この俺のものにしたい。 ゴードンはソドー島鉄道で最大・最速を誇る大型機関車である。 それ故か、非常に気の強い性分で、ともするとわがままで偉そうな奴だと思われがちなのだが、 根は真っ直ぐで頼もしく、同僚の機関車や客車には、密かに彼を尊敬する者も多かった。 そんなゴードンが今、人知れず想いを寄せる相手がいた。 同じ鉄道で働く小さな青い機関車、トーマスである。 熱心な仕事ぶりとその愛くるしい容姿ゆえ、乗客にはとても人気があり、機関車以外にもバスやヘリコプター などの友人がいる。 初めて一緒に仕事をした頃は、ちびのくせに鼻っ柱が強く、何とも生意気な!と神経に触った存在だったのが、 鉱山の穴に嵌ったトーマスを救出したことをきっかけに、ゴードンと彼との間には少しずつ友情が生まれ、 やがてそれはゴードンの中で更なる熱い感覚へと昇華していったのだった。
59 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (2/10) :2008/02/21(木) 15:47:18 ID:TyYPWWXG0
ある日のこと。 ソドー島に新たな鉄道路線が完成した。 今までの路線の一部がすっかり老朽化して危険になったとかで、ハット卿が少し位置のずれたところに、 山の頂上まで伸びる線路を作らせたのだ。 その路線は一本だけではなく、何本もの本線・支線が組み合わさった、客車・貨車双方の運行が より効率良くできるように工夫した設計になっている。 新しい路線を目の前にしたトーマスは夢中になった。 「いつか、僕もここを走りたいなあ!」 しかし、今のところ新しい路線を走るのは、石切り場や鉱山から掘り出した石や鉄鉱石を運び出す貨車や 急行列車ばかり。 ビルやベン、そしてゴードンは当然のことながら何度も走る機会に恵まれたが、トーマスの出る幕はまだない。 彼はそのことが非常に不満で仕方がなかった。 「ちぇーっ、つまんないの・・・」 その様子を見たゴードンは、一つの作戦を考え出した。
60 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (3/10) :2008/02/21(木) 15:48:13 ID:TyYPWWXG0
数日後のある夕方、ちょうど2台ともひととおりの仕事が片付いたのを幸いに、ゴードンはトーマスに持ちかけた。 「なあ、トーマス。あの新しい路線を走ってみないか」 突然の申し出に、トーマスは面食らった顔をする。 「そりゃあ・・・走っていいならだけど。でも、何で?」 よし、乗ってきたな。嬉しさを押し殺してゴードンは続ける。 「俺とお前とで、あの路線を競走するんだ。今日はビルもベンも港での仕事が入っているし、今あそこには 誰も入っていないはずだからな。 お前だって走りたいんだろう?このチャンスを逃したら、次はそうそうないぞ」 「そうだね、このまま次の仕事が入るまでのんべんだらりとしているのも勿体無い。よし、やろう!」 トーマスも頷いた。 まずは作戦第一段階成功!と腹の中でほくそ笑みながら、ゴードンは続けた。 「ルールは至って簡単だ。ここナップフォード駅待避線から同時にスタート、あの山の頂上まで先に着いた方が勝ちだ。 念のために言っとくが、あそこはかなり路線が複雑で地形も急峻だからな。俺でさえ未だに慣れないし、 下手をすると小回りの効く車体の方が走りやすいかもしれない。 だから、あそこを何度も走ったからといって、俺の方が有利だと決まったわけじゃない。そこを忘れないでくれよ」 「ああ、わかったよ。絶対に負けないからね!」 彼らしい勝気さと無邪気さが入り混じった笑顔でトーマスが返すと、2台は揃ってスタート地点に着いた。 Ready?...Go!! トーマスとゴードンは一斉に全速力で飛び出した。
61 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (4/10) :2008/02/21(木) 15:48:43 ID:TyYPWWXG0
一心不乱に丘を登ったり、谷を下ったりして疾駆する2台の青い機関車。 トーマスは必死に全車輪をフル回転させたが、意外か案の定か、ゴードンにどんどん差をつけられてしまい、 2台の間の距離は開いていくばかりになった。 それもそのはずで、こうした急斜面を高速で移動し、なおかつそのスピードを保ち続けて走るには、 小回りも大事だが、それ以上にかなりの馬力と持久力が必要とされるのである。 当然、それらはトーマスよりも、ゴードンの方が遥かに上である。 彼がふらふらしつつ何とか走り続ける前を、ゴードンが涼しい顔で颯爽と駆け抜けていった。 「はあ・・・はあ・・・ゴードンの奴・・・何が『俺が有利とは限らない』だよ・・・」 今にも上がりそうな息の中、トーマスは呟いた。 「どう考えたって、ゴードンの方が圧倒的にハンデが少ないじゃないか・・・騙したな!・・・ん?」 ふと前を見ると、目の前の崖に、小さなトンネルの穴が見つかった。 (これは!) トーマスは心の中で大きくガッツポーズをした。 このトンネルを通り抜けた方が、このまままっすぐ路線を走っていくより、山の頂上まで近道になりそうだ。 しかも、ゴードンは車体が大きすぎて、ここをくぐれそうにない。 (よーし、このチャンス、逃がしてなるものか!) 元気を取り戻したトーマスは、思い切りピストンを上下させ、力をふり絞ってトンネルに飛び込んだ。
62 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (5/10) :2008/02/21(木) 15:49:17 ID:TyYPWWXG0
トンネルを抜けた瞬間、トーマスは素早く辺りを見渡した。 自分よりも幾ばくか重たげな、ゴードンの車輪の音がすぐ近くで聞こえる。 しかも、彼の姿は前方・左右どちらを見渡しても視界に入ってこない。 ということは・・・。 (やった!) 遂に彼を追い抜いたのだ。 喜びの余り、トーマスは後方に向かって叫んだ。 「ゴードン!お先に〜!」 ゴードンの表情は見えないが、あのプライドの高い彼のこと、自分から勝負を仕掛けた相手に追い抜かれて さぞかし悔しがっているに違いない。 ちょっと可哀想かな、と元来優しく、また心の底ではゴードンを敬愛してもいる彼は思ったが、 いつもの悪い癖でつい、こう叫んでしまった。 「ゴードン!さあ、僕を捕まえてみろよ!」 しかし、彼よりもゴードンは更に上手だった。
63 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (6/10) :2008/02/21(木) 16:13:14 ID:TyYPWWXG0
(かかったな、トーマス!) トーマスがトンネルに向かった瞬間、ゴードンはにんまりした。 何度もこの路線を走っている彼は、線路のどこにどんな設備があるか、大体のことは頭に入れていた。 勿論、このトンネルの存在も確認済みである。 トーマスの性格上、力で勝てないと分かったら、すぐさま自分に有利な方法を見つけ出し、ここを利用して 自分を追い抜くだろうこと、更には追い抜いたときに口にしそうな言葉さえも、彼はとっくに計算していた。 (まさか、ここまで思い通りにいくとはな・・・) そして、トーマスは知らないはずだ。 このすぐ先に、今2台がそれぞれ走っている路線が、一つに交わる地点があることを。 決してトーマスに本心を悟られぬよう細心の注意を払いながら、ゴードンは大きな声で返事をした。 「しっかり聞こえたぞ、トーマス!お望みどおりにしてやるぜ!」 言うなり彼はスピードを少し上げ、しかしまだトーマスにはぶつからない程度の距離を保ちつつ走り始めた。
64 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (7/10) :2008/02/21(木) 16:13:58 ID:TyYPWWXG0
(やったぞ、やったぞ!もうすぐゴールだ!) この島で最速の先輩を追い抜くことができた嬉しさに心弾ませながら、トーマスはぐんぐん山を登っていった。 ゴードンはまだ自分に追いついてきてはいない。 (ふふ、今頃火の玉みたいになってるかもしれない。でもしょうがないよね。まあ、明日辺り今度は僕から 何か面白いことに誘おうっと。そうすれば機嫌も直るだろうし) ところが。 (あれ・・・?) トーマスははっと気がついた。 今自分が走っている路線と、ゴードンが走っているだろう路線とが、目と鼻の先で一箇所に合流しているのだ。 とっさに線路脇の信号を見たが、相変わらず「進め」の合図になっている。 (おかしいな・・・ゴードンはこの後、どこの路線を走るつもりなんだろう・・・?) 何だか心配になり、トーマスは知らず知らずのうちに、少しずつ速度を下げていった。
65 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (8/10) :2008/02/21(木) 16:14:43 ID:TyYPWWXG0
(やっと気づいたようだな、トーマス!) 持ち前の馬力で、難なく彼のすぐ後ろまで接近していたゴードンは、心の中で快哉を叫んでいた。 作戦通り、トーマスは合流地点に入ってくれた。 しかもご丁寧に、走るテンポまでずいぶんゆっくりとなっている。 これならば自分も割合静かに動くことができるので、さほど相手にダメージを与えずに済むはずだ。 (つくづく、天使みたいな子だぜ、可愛いトーマス・・・) もう彼の表情は喜びの余りとろけそうになっていた。 やがてトーマスが合流地点に入り、急にぶつかっても安全な程度にスピードダウンしたことを確認すると、 ゴードンもゆっくりと彼に近づいた。 トーマスよりもずっと先に機関車として活躍し、他の車両の運搬作業や、ときには追突事故だって幾度も 経験してきたゴードンには、どの程度の力で相手に当たれば被害を与えるか与えないかも、十分に体得できている。 絶妙な感覚でスピードをコントロールしていき、 (ようし・・・今だ!) ガシャン! 「うわっ!」 トーマスは突然、後ろから強い力で押され、その衝撃に悲鳴をあげた。 一瞬、何が起こったのか分からなかった。 「ついに捕まえたぜ、トーマス!」 うまいこと念願を果たしたゴードンは笑いが止まらず、背後から彼を突き上げた。
66 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (9/10) :2008/02/21(木) 16:15:28 ID:TyYPWWXG0
「な、何するんだよゴードン!」 ようやく自分がゴードンに連結されたことに気づいたトーマスが、今度は怒って声を荒げる。 「いきなりぶつかるなんて危ないじゃないか!玉突き事故にでもなったらどうするのさ!」 しかしゴードンは悪びれた様子もない。 「いけないのはお前の方だぞ、トーマス。お前が急にのろのろし出すから、俺がぶつかっちまったんだ。 ここは路線が一本だけになってるんだから、後続列車が閊えないように急がなきゃならないことぐらい、 お前だって分かってただろう?」 「う・・・」 そう言われるとトーマスも返す言葉がない。 いつも走る路線でさえ、そのことは基本中の基本として叩き込まれていたはずなのに・・・。 今日は浮かれていたのと、突然の状況変化に戸惑い、すっかり頭から脱け出ていたのだ。
67 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” (10/10) :2008/02/21(木) 16:16:07 ID:TyYPWWXG0
「そ・れ・に」 ゴードンは意味ありげに含み笑いしながら、 「『僕を捕まえてみろ!』って言ったのはお前だろ?思い通りになって良かったじゃないか♪」 そう言うと、興奮に任せて一際熱い蒸気をシューッと吐き出した。 トーマスはただならぬゴードンの様子を察知し、慌てて声をあげる。 「ちょ、ちょっと待ってよゴードン!僕はそんな変なつもりじゃ・・・」 「この期に及んで自分の言ったことをあれこれ取り繕うのは見苦しいぞトーマス!今日はお前も仕事の後で 思い切り走りまくって疲れただろうから、誘った俺が責任もって世話してやるぜ!ありがたく思えよ!」 「わああ・・・ゴードン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」 俺様の作戦、大成功! End
“Catch Me!Catch Me!”というトーマスの英語絵本をヒントにさせて頂きました。 ゴードンがトーマスに競争をふっかけ、最後にはトーマスが知恵をきかせて勝つ、というお話です。 これの日本語訳&実写放映はまだされないのでしょうか…?
正直この作品でこんなに投下ラッシュがくると思ってなかった
>>68 GJ!
70 :
“Catch Me!” “Yes, I Will !” 作者 :2008/02/21(木) 18:03:27 ID:TyYPWWXG0
>>69 さん
ありがとうございます。
貴殿の作品も、もし宜しければ投下して頂けると嬉しいです(^^)
たしかに「僕を捕まえてみろよ!」 誘ってるとしか思えん・・・!
72 :
風と木の名無しさん :2008/02/21(木) 23:16:36 ID:jNAVjX88O
73 :
風と木の名無しさん :2008/02/21(木) 23:17:49 ID:yA/mBM0n0
74 :
風と木の名無しさん :2008/02/22(金) 02:06:36 ID:t9f1ZtEgO
この後トーマスがゴードンにどう「世話された」のか非常に気になるw
75 :
ヘンリー、せんせいになる(?) Part1 :2008/02/22(金) 18:02:43 ID:w/cZJYWK0
『ゴードン、せんせいになる』のラストシーンより〜 夕方のティッドマウス機関庫。 パーシー「ねえ、僕のスムーズな動き、見てくれた?」 ゴードン「ああ、見ていたとも。お前はしっかり学習したな」 (パーシー、鼻高々) ゴードン「それと言うのも、ひとえにこの俺様が優秀な教師だからだw」 ヘンリー(おのれ、あの見せびらかし屋の威張りん坊!よくも僕のパーシーを独り占めにしたな…!) 2台の下へヘンリーが近づく。 ヘンリー「ふん、笑わせるなよ。今日君は調子に乗って雪溜りに突っ込んだそうじゃないか。僕ならもっと上手く教えられるね!」 ゴードン「な、何だと!車輪が小さいくせに生意気な…むぐぐっ!?」 パーシー「(ゴードンの口を塞ぎながら)ええっ?それホントなの?ヘンリーも先生になってくれるの?」 ヘンリー「もっちろんさ!僕はいろんなことを知っているし、教えられることはあの星の数ほどあるのさ♪」 パーシー「(目を輝かせながら)じゃ、じゃあ、今晩君の車庫に行ってもいい?教えて欲しいことがあるんだ!」 ヘンリー「ま、まあいいけど・・・」 パーシー「嬉しいっ!じゃあ今夜行くからね!約束だよ!」 ゴードン&ヘンリー「?」
76 :
ヘンリー、せんせいになる(?) Part2 :2008/02/22(金) 18:04:28 ID:w/cZJYWK0
その夜。 パーシー「グッドイブニング、ヘンリー♪」 ヘンリー「(本当に来たのか…)や、やあパーシー。それで、聞きたいことって何?」 パーシー「(声を落として)あのね・・・いつも君とゴードンとジェームズの3人が話してること、 何なのか教えて欲しいんだ」 ヘンリー「(な、何かこう嫌な予感…)え・・・何だい、その『話してること』って?」 パーシー「夜になると僕らが休んでる時にいつも話してるじゃない!『かっこいい急接近』とか、『蒸気のあげ方』とか 『連結方法のABC』とか!」 ヘンリー(聞き耳を立てていたゴードン&ジェームズ)「!!!!!!」 まずい、あの秘密を聞かれていたのか・・・ちび達が寝ている隙にこっそり繰り広げていた大人の会話を・・・。 パーシー「ねえ、教えてよ?僕が生まれてからここにくるまで、そんなこと教えてくれる人誰もいなかったもん。 接近方法とか、蒸気のこととか、連結とか、みんな機関車にとっては大事なことでしょ?」 ヘンリー「う、うう・・・それはだね・・・」 ゴードン&ジェームズ「(このパーシーの純粋な瞳で見つめられちゃそうそう誤魔化しは効かんぞ。どうするヘンリー!)」 ややあって。 ヘンリー「ようし、わかった。これはみんな難しくてな。口で言われるだけじゃ、 初心者は何のことか分からないものなんだ。だから特別に、実地で教えてあげるよ!」 パーシー「(ぱっと明るい顔になって)本当!?」 ゴードン&ジェームズ「何だとぉ!」 パーシー「あれ?何か外で声がするよ?」 ヘンリー「(ギクリ!)・・・さ、さあ。夜回りじゃないのかな。 …そんなことより、そうと決まったら早速!じゃあまずはそこに立って大人しくして…」
77 :
ヘンリー、せんせいになる(?) Part3 :2008/02/22(金) 18:06:18 ID:w/cZJYWK0
数時間後… ヘンリー「はあ・・・はあ・・どうだい・・・パーシー・・・分かったかい・・・」 パーシー「うん・・・んんっ・・・すごく・・・きつかったけど・・・でも・・・ 気持ちよくて・・・素敵だったよ・・・」 ヘンリー「そっか・・・よかった・・・」 ゴードン&ジェームズ(まさか、本当にここまで強行突破するとは・・・) ヘンリー「ねえ、パーシー。これがどんなに良いことか分かっただろう?だから、本当に好きな人としか こういうことはやっちゃいけないんだよ?約束できるよね?」 パーシー「(無垢な笑顔で)うん!約束する。本当にこれ、大切なことだったんだね!」 しかし、「本当に好き」の意味を分かっていないパーシーは、誰彼構わず仲間にこの誘いをかけて皆を慌てさせ、 当のヘンリーを愕然とさせ、挙句にヘンリーはパーシーにいらんことを吹き込んだとして、トップハムハット卿 からこっぴどく叱られる羽目になったのであった。 勿論、夜毎一緒になって猥談に花を咲かせていた他の大型2台も、 しっかり巻き添えを食ったことは言うまでもない。 おしまい
78 :
風と木の名無しさん :2008/02/22(金) 20:16:37 ID:t9f1ZtEgO
乙です! ヘンリーがメインの話は初めてですね。 パーシーに振り回されるヘンリーの姿が可愛らしいです。
80 :
ヘンリー、せんせいになる(?) 作者 :2008/02/22(金) 22:21:53 ID:w/cZJYWK0
>>78 >>79 どうも、お褒め頂き光栄です。
ところで、皆様の一押しカップルは誰と誰でしょう?
自分の一押しカップルは、ゴードン×トーマスですかね。 テレビでも絵本でも、この2人はそっち関係を連想させる絡みが多い。 あとは親友同士ということで、パーシーとトーマス。攻守関係はどっちでもいい。
82 :
風と木の名無しさん :2008/02/23(土) 19:01:42 ID:ieKoQf7G0
83 :
風と木の名無しさん :2008/02/24(日) 10:03:45 ID:OK2z+wP0O
攻守双方ありかなと個人的に思うのはヘンリーかな。ちび達相手なら攻め。大型三人衆の中では受け。 ゴードンは総攻めかな。でも意外と浮気はしない・させないタイプかも。
>>82 すごく楽しみだ!
自分は後ろ向きのトードで必死に助けようと頑張るオリバーに萌えた。
スカーロイとレニアスはどちらが受けか攻か悩みます…
個人的にはエドワードが好き過ぎる 空のヒーローのハロルドなんかも如何でしょう…
86 :
風と木の名無しさん :2008/02/25(月) 09:44:37 ID:u20XfjXVO
ハロルドが絡むとしたらトーマスと、あと誰だろう。 ヘリコプターと機関車だから、擬人化しない限り性描写は無理だけど。
>>86 パーシーと競争するよね。
洪水の時は温かいココアを持って来てくれたし…
郵便列車でのエピソードもあります
88 :
風と木の名無しさん :2008/02/26(火) 20:25:57 ID:tTUfsS9n0
ハロルドは最初気取り屋と思われたらしいが、実はあったかくて良いキャラ。
89 :
風と木の名無しさん :2008/02/27(水) 02:08:07 ID:VFv79hs70
今北 “Catch Me!” “Yes, I Will !” 良かったyo 連結エロスハァハァ
91 :
風と木の名無しさん :2008/02/28(木) 10:27:48 ID:spOHaC/f0
>>90 作者です。ありがとうございます!(^^)
今まで誰にも言えなかったけど、 ヘンリー×ジェームズに萌えてました
93 :
風と木の名無しさん :2008/02/29(金) 00:39:07 ID:9FO+wxPBO
それはどの話から思いつかれた絡みですか?
94 :
風と木の名無しさん :2008/02/29(金) 15:12:06 ID:9FO+wxPBO
パーシーは誘い受けのイメージが・・・
95 :
風と木の名無しさん :2008/03/02(日) 13:39:57 ID:3451GSua0
>>94 パーシーのあの可愛い声で囁かれたらたまりませんよね!
96 :
風と木の名無しさん :2008/03/02(日) 18:14:10 ID:N4M/NrN7O
ハロルド×パーシーの小説を書きたいが、構想が・・・擬人化したらどんなイメージになるだろう?
イラスト描ける人の為にお絵描き掲示板借りてみるとか・・
98 :
風と木の名無しさん :2008/03/03(月) 00:02:01 ID:EoatKogoO
ハロルドは白いスーツの似合う、ちょっと気障だけど根は優しい青年・・・かな。 機関車達にはボディーと同じ色の制服を着てほしいな。デザイン思い浮かばないけど(;^_^A
99 :
風と木の名無しさん :2008/03/03(月) 21:55:48 ID:EoatKogoO
あ、そうだ。トビーは型が違うから、服のデザインも別だな。あと彼とエドワードはどっちが年上だったっけ。
100 :
風と木の名無しさん :2008/03/04(火) 00:28:20 ID:riQGwHrIO
エミリーとトーマスの組み合わせも大好きなのだが、・・・エミリーを男体化させるわけにもいかず・・・。
>>99 トビー>>エドワード(112歳)だったハズ。
102 :
風と木の名無しさん :2008/03/04(火) 10:54:59 ID:riQGwHrIO
ギョエ!もうそんな歳だったのか・・・。
103 :
風と木の名無しさん :2008/03/04(火) 16:03:59 ID:3+71fMLfO
おまえら達人だな
104 :
風と木の名無しさん :2008/03/05(水) 02:26:27 ID:M3QtLzq+O
トビーは絡むとしたら誰とかしら 一度ゴードンを助けたよね 本当は感謝してるのに素直になれないツンデレなゴードンと 素朴で優しい年長者トビーかな
105 :
風と木の名無しさん :2008/03/05(水) 14:08:10 ID:pTRXt4qI0
「とこやにいったダック」見て以来、ダックとエドワードのカップリングに萌えているw
106 :
風と木の名無しさん :2008/03/06(木) 23:19:22 ID:xZoSOODh0
ハロルドとパーシーのカップリングなら、思い浮かぶシチュエーションは・・・ ソドー島に大雪が降り、機関車が動くのは難しい状態。 そこで山の方の住民には、ヘリコプターが救援物資などを届けることに。 機関車より、翼でどこへでも飛んでいける自分らの方が遥かに役に立つと思っているハロルドは 喜び勇んで仕事に向かうが、山の頂上のあまりの寒さに震えてしまう。 そこへ、やっと鉄道も使えるようになり、パーシーも救援物資を積んで手助けにやってくる。 パーシー、「機関車は蒸気を起こす熱い釜を持っているから、自分と体を寄せ合えば温かくなる」 そこでパーシーに寄り添って暖を取らせてもらうハロルド。 機関車を馬鹿にして申し訳ないという気持ちと、それ以上に強いパーシーへの感謝。 …ごめん、あんまり801っぽくなかったな。 擬人化すればもっとアダルティーな絡みも書けそうなんだけど。
107 :
風と木の名無しさん :2008/03/07(金) 14:08:45 ID:rKLLDoDpO
確かに、機関車は近くに寄るとかなり熱いからな。 それだけで色々と想像がw
108 :
風と木の名無しさん :2008/03/08(土) 22:39:28 ID:+5z0C0/Y0
109 :
風と木の名無しさん :2008/03/09(日) 00:42:27 ID:QgqVv07e0
第9期放送楽しみ!
>>96 擬人化したら断然あたし!アタシよぅ!orz
姪っ子が「パーシー、○○ちゃんのおかおだよ」といっていると
姉に言われた…特にトーマスふりかけの袋にある写真が似てるって…
昔、クイックジャパンに「中央線きかんしゃトーマス化計画」って記事があったなあ
人身事故が多いから、中央線の電車をすべてトーマスにして(電車ダケド)
キョロッキョロッとホームに入ってくるといいよ!
構内放送はレオだ!
そうすればみんなだつりょくしてじこもへるさ!
111 :
風と木の名無しさん :2008/03/09(日) 13:27:21 ID:Okcp4CYxO
おやおや(;^_^A確かにパーシーはとても可愛いが、似てるって言われると微妙な気持ちになるよね
事故はー起きるもーのーさー♪ トーマスの歌はどれもみな可愛い。中には凄い不協和音もあ……ゲフンゲフン
113 :
風と木の名無しさん :2008/03/11(火) 01:53:13 ID:fTVKZirg0
「いつもきぼうを」聴きたいんだけど、近くのレンタルビデオ店にない><
114 :
風と木の名無しさん :2008/03/11(火) 20:00:00 ID:qrrJzBexO
「じこはおこるさ」のゴードンは上手いのか下手なのか微妙
115 :
風と木の名無しさん :2008/03/12(水) 11:19:53 ID:Cw1bEr1uO
私は内海賢二さんのお声が大好きだけどね。 あの声で総攻めゴードンを演じられたらたまらないv
116 :
風と木の名無しさん :2008/03/13(木) 12:21:57 ID:DV0SvLPuO
ジェームズ役の森功至さんが、トーマスと同時期に見ていた セーラームーンのネフライト役でもあったと知り ちょっと驚き ネフライト役としてのお声は絶対攻めだろうと思うけど ジェームズ役のお声は受けもありかな
117 :
風と木の名無しさん :2008/03/14(金) 17:21:58 ID:roy/JcoxO
擬人化ゴードン×トーマス小説を執筆中なのですが、かなりの長編になりそうな予感です (舞台は「女王陛下がやってくる」から借りました) もし、ある程度長くても宜しければ、完成次第投稿致しますが如何でしょうか。
楽しみにしてます 頑張ってください
119 :
風と木の名無しさん :2008/03/14(金) 20:26:13 ID:roy/JcoxO
118さん、ありがとうございます。 未熟な点も多々あるかとは思いますが頑張ります。
120 :
風と木の名無しさん :2008/03/16(日) 02:59:30 ID:NXeZHRHA0
117=119です。
かなり長いのですが、取り合えず書き上がりましたので、今から投稿いたします。
>>9-
>>13 と、>>51-
>>55 の設定が気に入ったので、今回の作品でも生かすことにしました。
あと、連投規制にひっかかると思いますので、何時間か間を置いて投稿させていただきます。
どうか宜しくお願いしますm(_ _)m
夕暮れのソドー島。 穏やかな茜色の空の下、ゴードンとトーマスはティッドマウス機関庫への帰りを急いでいた。 いろいろと忙しい一日だった。以前、ゴードンが転車台から溝にはまったことがあるのだが、 今日はそのことをからかっていたトーマスが鉱山の穴に転落して、ゴードンに助け出されたのだ。 ゴードンはトーマスを抱いたまま、腕の中の華奢な少年に語りかける。 先程彼に言ったばかりの言葉を、念を押すように繰り返した。 「覚えとけよ、トーマス。俺たちは転ぶ時も起き上がるときも一緒だ。お前が助け、俺が助ける」 「ああ、わかってるさ」 トーマスはわざと大きな声で返事をした。 抱きかかえられたまま帰るのはちょっぴり恥ずかしい。 けれどそれ以上に、何ともいえない不思議な温かさが、トーマスの心身を柔らかく包み込んでいる。 (何でだろうね・・・ずっと、こうしていたい気分だよ・・・) ゴードンから伝わる体温だけではない、その温もりが何なのかよく分からないまま、 トーマスは彼の広い胸に身を預けた。
やがて2人は機関庫に到着し、ゴードンはトーマスをゆっくりと腕から下ろした。 「ありがとう、ゴードン」 トーマスは名残惜しさを感じながらも、微笑んで礼を言った。 「いいってことよ。俺様に取っちゃわけないからな・・・おや?」 突然、ゴードンが他の同僚たちのいる機関庫の方に視線を向け、声をあげる。 つられてトーマスも振り向く。 「あれ?何だ?何が起きているんだ?」 機関庫の周辺に、大勢の人だかりができているではないか。 2人は急いで機関庫に入り、自分の担当する機関車の元へと走りこむ。 やって来ていたのは機関車を手入れする整備士や塗装職人の面々だった。 トーマスは隣の車庫を担当するパーシーに聞いた。 「ちょっと、これはどういうことだい?機関車の一斉検査でも入ったの?」 「しーっ、静かに!これからトップハムハット卿が説明してくれるよ!」 パーシーに言われ、トーマスは慌てて転車台の方向を直視する。 トーマスたちよりも先に機関庫にやって来ていたトップハムハット卿が、太っちょの体を揺すりつつ、 いつもより幾分もったいぶって台に乗り、話し出した。 「紳士淑女のみなさん。そして機関車の諸君。かの女王陛下が、ソドー島においで下さることになった」
(え!?) トーマスも同僚たちも、思わず声が出そうになるのをかろうじて呑み込んだ。 女王陛下が…この島にいらっしゃるだって? イギリス国民なら誰もが敬愛してやまない、あの女王陛下が!? 皆、興奮と緊張とで心臓の鼓動が高まるのを抑えられない。 ハット卿は声の調子を一段とはっきりさせて命じた。 「いざ、準備に取り掛かれ!」 ハット卿が帰った後の機関庫は、不安交じりの期待感で一杯になった。女王陛下のお召し列車を引っ張るのは果たして誰なのか? 「あーあ、僕の列車はもう歳だから、お呼びじゃないな」ベテランのエドワードが悲しそうに呟く。 「ま、俺様はお仕置きの最中だから、牽かせては貰えんだろうな」ゴードンも、珍しく弱気な言葉を口にする。 それを聞いた瞬間、トーマスは心配になった。ハット卿は果たして自分たち2人を許してくれるのだろうか・・・。 (何とかしなくちゃ・・・これじゃ、ずっと大切な仕事ができないままだ!) それぞれが失敗をしでかして以来、トーマスは自分の支線を走らせてもらえないし、 ゴードンはゴードンで、彼が今まで殆ど一手に取り仕切っていた急行列車の運行を禁止されているのだ。 すぐ傍でジェームスとヘンリーが憎まれ口を叩きあっているが、トーマスの耳には殆ど入らない。 (嫌だ・・・“役に立つ機関車”でいられなくなるなんて・・・ハット卿に見捨てられるかもしれないし、それに・・・) 尊敬する上司や同僚に自分の実力を認めてもらいたい欲求よりも、更に熱烈な思いがトーマスを突き動かす。 (ゴードンだって・・・働けないじゃないか・・・!) そう心の中で叫んだ瞬間、彼はふと我に返った。
(まただ。またゴードンのこと・・・夢中で考えてる・・・) どうしてこんなにも、彼のことが気になるのだろう。 今日助けてもらったばかりの相手だから? 散々からかってしまった後なのに、彼が急いで救いに来てくれたことへのバツの悪さから? いきなり抱き上げられてここまで運ばれ、動転しているだけだろうか? (違う!違う・・・そんなんじゃない・・・!) それだけではない、決まり悪さや感謝という言葉だけでは言い尽くせない、もっともっと激しい感情。 機関庫への帰り道で感じた、あの不思議な温もりは何だったのか。 抱きかかえられていることに恥ずかしさを覚えながらも、一方ではずっとこのままでいたいと、 矛盾した想いが広がっていたのは何故なのだろう。 (もういい、考えるのはやめよう!) これ以上ここで悩んでいても仕方がない。トーマスは大きく頭を振ると、回れ右をして宿舎の方に歩き出した。 背後で、ゴードンがどこか暗さを秘めた、燃えるような強い視線を自分の方に投げかけていることには全く気づかずに。
数日後。 結局、ハット卿がお召し列車担当に選んだのはヘンリーだった。 あれだけ彼と口喧嘩していた筈のジェームスは、選ばれなかったことについて、何故か不服そうな様子を全く見せず、 むしろ考えごとに耽っているように見えたが、その中身は他の連中の知るところではなかった。 それはともかく、ヘンリーの列車は、女王陛下をお迎えするために、整備士や塗装職人の手で徹底的に磨かれることになっていた。 ところが、塗装作業の最中に、職人の使っていたはしごが倒れて、ペンキ入りのバケツが車体の上にひっくり返ってしまう。 ヘンリーもハット卿も大慌てだ。 「ヘンリー、これじゃ機関車がデコレーションケーキのようじゃないか・・・なに、今からの塗り直しはとても無理だと? ・・・しょうがない、他を当たるとするか」 そう言ってハット卿は立ち去った。 せっかくの晴れ舞台を奪われた哀れなヘンリーに、後で何らかの埋め合わせをしてやろうと考えながら。 その頃、石炭を積んだ貨車を牽いて走り回っていたトーマスに、仲間の機関士が声をかけてきた。 「おい、トーマス聞いたか。ヘンリーの機関車がペンキを盛大に被ってしまって、お召し列車どころじゃなくなったらしいぞ」 「えぇ!じゃあ、代わりは誰がやるんだい?やっぱりジェームス辺り?」 「それが違うんだな」機関士は声を潜めて言う。 「ジェームスは自分から辞退したらしい。その代わりかどうか知らないが、ハット卿に何か頼んでいたようだぜ」 「へえ・・・何を頼んでいたんだろう?」 「さあ、そこまでは知らんな。だがとにかくハット卿はその願いを聞き入れたらしくて、今日の夕方はナップフォード駅の事務室で 計画立てるんだとさ」
機関士と別れた後、トーマスはあれこれ考えを巡らせる。 (結局お召し列車は誰が牽くんだろう?大きくて立派な特別客車を何台も牽ける機関車っていったら、ヘンリーかジェームスか、 ゴードンの担当だよな?ヘンリーのはペンキ被っちゃってて、ジェームスでもない。じゃあ・・・ゴードンしかいない・・・ だけど僕もゴードンもまだ謹慎中だし・・・そうだ!) 突然、トーマスの頭に稲妻のようなひらめきが走った。 (ハット卿のところに行って、ゴードンに女王陛下のお召し列車を牽かせてあげて下さい、って頼もう!) 女王陛下のお召し列車を牽くこととは、単なる晴れの日の主役になることだけではない。 ゴードンが自動的に、彼の得意である急行列車の仕事に戻れることを意味する。 当然ながら、普段から客車、特に注意と技量を要する急行列車の運行を担当しない者に、女王陛下の旅を任せることなどありえないからだ。 とにかく早くゴードンをそのライフワークに復帰させ、彼らしい誇らしげな顔が見たい。 何故そんな気持ちになったのか、相変わらず説明をつけられないままだが、トーマスの頭はそのことで一杯になった。 夕方になり、全ての仕事を終えたトーマスは、ナップフォード駅待避線に自分の機関車を停めに向かった。 慎重に車体をカーブさせ、支線から待避線に入ると、 (あれっ!?)見ると、そこには既に先客がいた。自分のより遥かに大きな、ゴードンの青い機関車が停車しているではないか。 (まさか・・・ゴードンも来ているのか?・・・とにかく行ってみよう!) 急いで車体を止め、トーマスは走って駅事務室に向かった。 「すみません、ハット卿!」トーマスはノックもそこそこに、白い頬を紅潮させながら駅事務室に飛び込む。 案の定、そこにはハット卿と、仕事を終えたらしいゴードンがテーブルを挟んで座っていた。 「やあ、トーマス。君も来たのかね」 ハット卿は意外そうに、それでも思ったより穏やかな声でトーマスを出迎えてくれた。
ゴードンもトーマスの姿を認め、こちらに視線を向ける。 その途端、トーマスは心臓が再びドキドキと鳴り出すのを覚えた。 (まただ・・・この間から、もう、どうしたんだろう・・・)何だか息苦しくさえなる。 (ええい、そんなこと考えてる場合じゃない!今日は大事な用事があって来たんじゃないか!) トーマスは心の中のもやもやを追い出そうと、ゴードンから目を逸らし、ハット卿に向かい合って座った。 「それで、今日はどうしたのかね。2人揃ってわしに会いに来るとは珍しいじゃないか」 ハット卿は手の中の書類の束を整理すると、改めて2人をじっと見つめる。 トーマスは腹にぐっと力を込め、大きな声で切り出した。 「「お願いします!!」」 (え・・・?)トーマスは一瞬言葉を呑みこんだ。 部屋の中に、自分と、もう1人・・・ゴードンの声が同時に響き渡ったのだ。 (ゴードンも・・・頼みごとに来ていたの・・・?一体何を・・・?) 「まあ、まあ、落ち着いて1人ずつ話したまえ」 ハット卿が2人をなだめる。 「何だね、ゴードン?」 先を促されたゴードンが、ためらいがちに意外なことを口にした。
「あのう・・・トーマスはまた、支線を走ってもいいですか?」 (何だって!?) トーマスは思わず隣にいるゴードンの顔を見やる。 彼の顔には、ただ並々ならぬ真摯さのみが浮かんでいた。 (ゴードンが、僕のために・・・?どうして・・・?) けれど、ゴードンはそれ以上何も言わず、硬く唇をつぐんで、ハット卿の返事を待つだけだった。 ただ驚くしかない展開に、トーマスは自分の願いも言い出せない。 しばし沈黙が支配する。 「ふーむ」 じっと考え込んでいたハット卿が口を開いた。 「よろしい」 そう言って顔を上げ、二人の顔を交互に見ながら、彼は言った。 「お前たちもこのところ反省しているようだし、ここらでご褒美をやるとしよう」 「本当ですか!」 トーマスは顔をパッと輝かせて叫んだ。 「ああ、本当だとも。女王陛下がいらっしゃる日には、まずエドワードが案内役を務める」 ハット卿は優しく続ける。 「トーマス、お前は客車の世話だ。そしてゴードン」 一旦言葉を切り、彼はゴードンの方に向き直る。大事な話をするときの癖で、一度ゆっくり手で彼を指してから、 「お前は、女王陛下のお召し列車を牽くのだ」
129 :
FOR YOU 作者 :2008/03/16(日) 13:59:20 ID:NXeZHRHA0
すみません、連投規制に引っかかる前に、一旦ここで切ります。 全部で30話くらいになりそうです・・・。
トーマスは、耳にはとても自信がある。 また、普段から人の話はちゃんと聞いている方だとも――敢えて従わずに無茶をして事故を起こしたことはあるが――思っている。 けれど、今はどうしても、自分の聞いたことが信じられない。 (客車の世話・・・ということは、車体を整理しなきゃならない。整理する場所は支線・・・ じゃあ・・・僕は支線に戻っていいんだ!) (それに・・・ゴードンもお召し列車を牽ける・・・僕が・・・頼もうとしていたことが叶うなんて・・・) 知らず知らずのうちに顔が綻ぶ。 「俺が・・・お召し列車を牽くんですね?」 ゴードンは半信半疑、しかし任されるなら全身全霊をかけてやり遂げる、という強い意思を感じさせる声でハット卿に確認した。 「そうだ。お前の仕事だ」ハット卿も繰り返す。「女王陛下をお乗せするのだからな。いつものように猛スピードで走るのではないぞ。 だが、まかり間違っても遅れてはならん。事故など問題外だ。良いな」 「「はい!」」 トーマスとゴードンは、再びそろって返事をした。今度は先程のような緊迫したものではない。 やっと、自分たちが許され、大役を任されることになった喜びの声だ。 「うむ、よしよし」ハット卿は満足そうに頷いた。 ちょうどそのとき、機関士の1人がハット卿を呼びに来た。何か急用ができたらしい。 「わかった、すぐに行く」 ハット卿は立ち上がって支度をしながら、2人を振り返り、 「そういうことだ。分かったな。今からしっかりと準備をしておくように」そう言い渡すと、機関士と共に忙しく去っていった。 後には、トーマスとゴードンの2人だけが残された。
「わーい、やったやった!ついにお許しがもらえたぞ!」 トーマスは嬉しさのあまり、椅子から立ち上がってはしゃいだ。 「しかも女王陛下をお迎えできるなんて!こんな素晴らしいことってないよ!そうだろ、ゴードン!・・・あれ?ゴードン?」 しかし、少年らしく無邪気に騒いでいるトーマスとは対照的に、何故だかゴードンは俯いて黙りこくっている。 先程までの喜びと責任感が入り混じった表情が嘘のように、浮かない顔だ。 「どうしたの、ゴードン?」トーマスは彼の方に歩み寄り、声をかけた。 「良かったじゃないか、これで無事に急行列車の仕事に戻れるし、大切な役目だって任せてもらえたんだよ? ・・・そりゃあ・・・女王陛下のお召し列車を牽くなんて並大抵の仕事じゃないだろうけど、でも、ハット卿はゴードンなら 大丈夫だって思ったから君に頼んだんじゃないか?大丈夫だって、ちゃんとできるよ!僕もゴードンを信じてるからさ!」 きっと責任重大な仕事を前にして、プレッシャーが掛かっているのだろうと解釈したトーマスは、何とか彼を元気付けようと、 一生懸命慰めた。もっとも、普段に比べて饒舌になったのには、ここ数日ゴードンのことを考えると決まって浮かんでくる、 例のわけの分からない感情を吹き飛ばそうという狙いもあるのだが・・・。 それでも、ゴードンは長身を椅子に沈め、その精悍な美貌を強張らせたまま、何も言おうとしない。 トーマスはだんだん心配になってきた。 「ゴードン・・・?」 しばらくの間、駅事務室は無人のごとく、静まり返っていた。
「・・・トーマス・・・」 ようやく、ゴードンが重々しく口を開いた。 いつもの彼には似つかわしくない、恐る恐るといった風情で。 「・・・うん」 苦しげな雰囲気に呑まれ、トーマスもそっと返事をする。 ゴードンはゆっくりと顔をこちらに向ける。 そして、何やら思いつめたような表情で、静かに尋ねてきた。 「トーマス・・・お前はさっき、俺と一緒に『お願いします』って言ったよな?」 「あ、ああ」 トーマスは殆ど機械のようになって、反射的に頷く。 「そのとき・・・お前は、一体何をハット卿に頼むつもりだったんだ?」 「え・・・っと、それは、その・・・」 こんなゴードンを目の当たりにするのは初めてのことだ。 胸の中に渦巻いている不思議な感情も、彼の只ならぬ威圧感に押し潰されるのではないかと思えるほど。 言いたいことがあるのに、言葉が喉につかえたようでうまく出てこない。 ※(番号がPart 8から10まで一ずつずれていました)
「答えろ!」 突然、ゴードンがガタン!と椅子を弾き飛ばして立ち上がり、トーマスの両の二の腕をがっちりと掴んだ。 「わあっ!な、何するんだ!」 いきなり捕まえられてパニックに陥ったトーマスは、悲鳴交じりの抗議を僅かにするのがやっとだった。 その言葉にゴードンも理性を少し取り戻したのか、腕の力を緩め、 「すまん、手荒なことをした・・・」 そう言って心なしか目を伏せたが、またすぐに顔を上げてトーマスの青い瞳をしっかりと見つめるや、 「だが、どうか教えてくれ。お前はハット卿に何を言おうとしたんだ」 再びそう尋ねた。 (ゴードン・・・!) 一体、今日の彼はどうしたというのだろう。 並々ならぬ自信に満ちた、ともすれば尊大とさえとられかねない普段の姿はどこかへ消え去り、 ただただ、強いけれども何かに怯えたような瞳で、じっとこちらを見据えるのみだ。 何を言えば良いか、何をしたら良いかと問われても、即座に答えがでてこない。 本当なら、この理不尽ではっきりしない態度に、声を荒げて罵ることさえしていたかもしれないが、 今のトーマスにはそんな気は微塵も起きなかった。 目の前のゴードンからは言葉に出来ない恐怖感さえ漂ってくる。 腕を振り解いて逃げようかと思ったが、体も心もすくんでしまって言うことを聞かない。
「僕も・・・頼みたかったんだよ・・・ゴードンのために・・・」 トーマスはしばし迷った後、それだけを口にした。 彼はこうやって問い詰められたり、普段とは違う状況に置かれたりした時に、心にもないことを言ってその場を取り繕うという 器用な真似ができるタイプではない。 だとしたら、今はただ自分の思いを正直に話すことが最善策だと、そう考えたのだ。 「俺の、ために・・・?」 トーマスの腕を掴んだまま、今度はゴードンが驚きの表情を見せる。 「そうだよ・・・」 彼はまだ心臓が張り裂けそうだったが、それでも感情に背くことなく語りかけた。 「今日の昼間・・・仲間の機関士から聞いたんだ・・・ヘンリーの車両がペンキ被って使えなくなったって。 ジェームスも、自分から今回は表に出ないと言ったって・・・。だから・・・」 思うように舌が回らず何度もつっかえる上に、震えているのでゴードンから視線を逸らしがちになってしまうものの、 絶対に嘘などつくまい、という決意を言外に匂わせながら続ける。 「・・・だから・・・女王陛下のお召し列車を牽けるのは・・・他にゴードンしかいないと思ったから・・・ ハット卿に頼んで・・・ゴードンにまた客車を牽かせてあげて下さい、って言いたかった・・・ だけど言う前にハット卿が・・・ゴードンにさせてくれるって・・・だから・・・もう言わなかった」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「それに・・・」 一旦言葉を切って気持ちを落ち着かせ、一番言いたかったことを伝える。 「特別な客車で・・・大事な人を運ぶのはいつも・・・ゴードンの仕事でしょ・・・。 だから・・・だからまた・・・ゴードンが自分の仕事・・・できるように・・・なってほしかったんだ・・・。 仕事させてもらえなくて・・・辛そうな顔してるところ・・・もう見たくなかったんだ・・・」 それだけ言うと、トーマスはふうっと息を吐き、かすかに俯いた。 別にやましいことなど何もないし、嘘も言っていない。 だが、何故ここまでゴードンに執着するのか、ずっと自分自身誰かに問いかけたいほど悩んでいるままだったし、 今の彼を直視するのも怖かったのだ。 (夢じゃなかろうか) ゴードンは頭がぼうっとしたまま、何度も自分に問いかけた。 (トーマスも・・・俺が仕事に戻れるように・・・ハット卿に直訴しようとしていただと?) (・・・じゃあ、トーマスは、俺が思っていたより遥かに、俺を案じてくれてたっていうこと・・・だよな? 俺の立場も・・・心も・・・) トーマスはそっと顔を上げ、目の前の屈強な青年を見つめる。 彼は相変わらずトーマスの腕を掴んだまま、後輩の言葉が信じられないといった顔で立ち尽くしていた。 先程まで彼の全身から感じられた、あの凄まじい恐怖はだいぶ薄まっている。 それを察したトーマスは、気を取り直して言った。 「ゴードン、じゃあ・・・今度は僕が聞く番だよ。何で君は今日に限って、こんなに不安そうにしているの」
「お前の気持ちが・・・知りたかった・・・」 ゴードンはそろそろとトーマスの腕を解放すると、喉の奥から搾り出すような、うめきにも似た調子で答えた。 彼のどこにこんな声があったのだろうかと、一瞬疑いたくなるような弱弱しさだ。 「僕の・・・気持ち・・・?」 思いもかけない言葉に、トーマスの全身が再び固くなる。 「実はな・・・ヘンリーの一件は俺も既に知っていた。ジェームスがハット卿に何か頼んだっていう話も」 ゴードンはまだ迷いを含んだ口調で、しかしトーマスの目をしっかりと見ながら語る。 何に迷っているのかトーマスにはまだ知る由もないが、視線を逸らそうとしないのは彼の気丈さ故だろう。 「ジェームスは・・・あいつとはしょっちゅう喧嘩ばかりだが、何だかんだでお互いに力を認め合ってる仲だ。 だから、さっきハット卿からお召し列車を牽けと言われたときも、きっとあいつが頼んでくれたんだろうと思いこんでな。 そんなに驚きはしなかった。 だが・・・お前が・・・俺のために、ハット卿に願い事をしようとしてくれていたなんて・・・」 (ゴードン・・・?) 相変わらず今日のゴードンは分からないことが多いままだ。 普段の彼なら、こんなに回りくどい言い方はまずしない。何を言おうとしているのだろうか。 けれども、ここは彼に話したいだけ話させるべきかもしれない。 「ジェームスが何を頼もうとしていたのか、僕は知らないよ」 トーマスはできるだけ落ち着いて言葉をかける。 「だけど・・・もしそうだったら悔しいな。僕が言いたかったこと、先に言われちゃったってことだもの」
ゴードンは「そうだな」と、ごく僅かな微笑を浮かべてそっと頷く。 「だから・・・俺が心配していたのはトーマス、お前のことだけだった」そして彼は続けた。 「お前が自分の支線を大事にしていることは、俺もよく知っている。 だが、標識を無視した罰として、お前はずっと支線を走らせてもらえないままだっただろう? 自分の愛する仕事を取り上げられるのがどんなに辛いか、それは俺にも良く分かる。俺も立場は同じだから。 だから・・・今日は仕事が終わったら、ハット卿に、またお前が支線に戻れるように願おうと決めていたのだ」 「どうして・・・」トーマスは待ちきれなくなって尋ねた。今日のゴードンは何か訳がありそうだから、 決して急かすまいと最初に決めたはずなのだが、話を聞くうちにどうしても確かめておきたくなったのだ。 そして、今自分がゴードンに対して抱く訳の分からぬ気持ちにも、何だか答えが出そうな予感がした。 「どうして・・・君はこうまでして、僕を助けようとしてくれたの・・・? ・・・僕が何をハット卿に頼もうとしたのか、こんなにも気にしていたの・・・?」 「トーマス・・・!」 ゴードンの美しい鳶色の瞳も、健康的な浅黒い頬も、小刻みに震えているのは気のせいだろうか。 「君が頼んでくれたのは本当に嬉しいし、感謝しているよ。お陰で支線に戻って客車の世話ができることになったんだから。 だけど・・・何でそうやって・・・僕を守ってくれるの?それに・・・僕の気持ちが知りたいって・・・?」 トーマスの言葉が終わらないうちに、ゴードンの中で何かが弾け飛んだ。 次の瞬間、トーマスは恐ろしく強い力で引き寄せられる。 「!!」 とっさに言葉が出ない。
「トーマス・・・」 トーマスの小柄な体をがっしりと捕らえたまま、ゴードンはトーマスを正面から見据えて言う。 ようやく、彼も自分の感情に正直になる覚悟ができたかのように。 「俺は・・・ずっと・・・お前のことが・・・」 トーマスは頭の整理がつかず、何も言えずにただただ全身を硬直させるしかなかった。 いつの間にかゴードンの息は激しく荒くなり、心臓も早鐘を打っているのが互いの制服越しに伝わる。 「お前が・・・好きだ・・・!」 そう言うとゴードンはいっそう強く、腕の中の少年を抱きすくめた。 「ゴードン・・・」トーマスが何とか口に出来たのは、相手の名だけだった。 それをどのような意思表示と解釈したのか読み取れないまま、ゴードンは続ける。 「いつからだったか思い出せないが・・・多分、この間お前を助けたときより、ずっと前から・・・ ふと気がついたら、お前のことが俺の頭を離れなくなっていたんだ」
ずっと心に留まっていた相手の口から、思ってもみなかった言葉が、次々に流れ出る。 「最初は何故なのか分からなかった・・・いや、もしかしたら分かるのが怖かったのかもしれん。 何せ、俺達はいつもお前を散々ちびの役立たず呼ばわりしてきたんだから、今更どんな顔で・・・ってな。 自分の本当の想いと、きちんと向き合おうという気にはなかなかなれなかった。だが・・・」 一度大きく息を吸い込んでから、 「お前を穴から助け出したとき、やっと・・・やっと気づくことが出来た。 そして・・・さっき、お前の話を聞いて、はっきり言う決心もついたよ。」 ゴードンはこれまでになく真剣な眼差しでトーマスと視線を合わせ、静かに、けれど凛として告げる。 「俺は、お前を愛している」
140 :
FOR YOU 作者 :2008/03/16(日) 16:56:37 ID:NXeZHRHA0
すみません。当初は30話の予定でしたが、もう少し長くなりそうです。 これ以上書く時間が確保できるか怪しいので、今のところはこれまでにします。 また時間ができたら、今日中に続きをアップします。
何もかもが遠い別世界の出来事のようだ。 衝撃的なゴードンの言葉も、表情も、強靭な腕と胸の感触も。 トーマスはしばらくの間、ぼんやりと彼の瞳を見返す。 ゴードンも心の内をさらけ出し終えて、身じろぎもせずトーマスを見下ろしたままだ。 (そう・・・か。そういうこと・・・だったんだな・・・) あちこちに散乱していたパズルのピースが、一つずつあるべきところに納まっていく。 何故、ゴードンがこれほど自分のことを気に掛け、ハット卿の命令でもないのに守ろうとしてくれたのか。 2人揃って本来の仕事に戻ることを許され、大役まで任された後も自分の願いを口にしようとしなかった自分の心情が判りかねて、 不安になるほどだったのは何故なのか。 自分がゴードンを助けたがっていたと知ったとき、俄かには信じられないという様子を見せた理由は何だったのか。 (全部、一つのところで、繋がっていたんだね・・・) そして、ここ数日間自分を捕まえて離さなかったあの想いにつけるべき名前も、トーマスはようやく 探り当てることができそうだった。 思いがけない告白をされて少なからず驚いたものの、全く嫌悪や拒絶の感情が生まれることなく、むしろどこかで 安堵している自分に気づいたから。
「・・・ありがとう、ゴードン・・・」 ここにきてトーマスはやっと、愛らしい顔を緩め、ゴードンに微笑みかける。 自分の方もいつの間に、こんなに彼に魅かれていたのだろう。 気が強くてわがままで、大柄な体とスタミナと運転技術の高さを鼻にかけ、露骨に職務の選り好みはするし、 仕事ができるからと威張り散らして、ソドー鉄道のリーダー風を吹かしてばかり。 自分も彼としょっちゅうぶつかり合っていたし、小馬鹿にされたこともしたことも一度や二度ではない。 でも、本当はとても根が明るく純粋で、仲間を助けようという漢気は誰にも負けない、良くも悪くも一本気な青年。 いくら喧嘩したところで、彼を心から憎みきれる者など、そうそういないはずだ。 「嬉しいよ・・・僕だって、ゴードンのことが大好きなんだから・・・」 そう言うと、トーマスは彼の胸に顔をすり寄せた。彼に抱かれて帰って来たあの日と同じ、温かさを感じさせる胸に。
「・・・あ、あのな・・・トーマス・・・」 頭上から、いささか戸惑いを含んだゴードンの声がする。 「お前・・・『大好き』の意味を・・・勘違いしないでくれよ・・・?」 「勘違い・・・?」 ゆっくりと頭を起こし、ゴードンの顔を見上げる。 そこに浮かんでいるのは、嬉しさ4割、不安6割といったところだろうか。 トーマスが予想外に良い反応を示したので、下手をすると自分の告白を単なる友情の証と取り違えられたとでも感じたのか。 (勘違いだって?そんなこと・・・) するわけないのに、だって僕だって・・・と言おうとしたとき、 「・・・トーマス・・・」 ゴードンが急に、再び表情を引き締める。 「俺の・・・言ってるのはだな・・・」 そう言った途端。
「・・・・・・・・・・・・・っ!?」 急に息ができなくなる。 一体、何が起きたのか分からなかった。 燃え盛るような熱さと、いささか湿り気を帯びた、優しく包み込む柔らかさ。 トーマスの唇は、その熱と感触に、深く、強く塞がれていた。 (ゴードンが・・・僕に・・・!) 目の前の出来事を、現実のものとして受け入れられるようになるまで暫く時間がかかった。 ゴードンは腕に込める力を強め、僅かずつ唇を動かしながら、トーマスの唇全体を余すところなく味わう。 触れ合うところから、甘く心地よい痺れがじわじわと生まれ、体中に広がりはじめた。 「んっ・・・!」 トーマスの全身から、だんだん力が抜けていく。 がくりと崩れそうになったところを、鍛え上げられた腕で素早く抱きとめた。 (トーマス・・・!) 何もかもが愛おしい。 その亜麻色の髪も、よく動く悪戯っぽい瞳も、少年らしいしなやかな色白の肢体も。 (お前は・・・俺のもの・・・俺だけのものだ!もう・・・絶対に離したりするものか!) そう心の中で叫び、一旦僅かに唇を浮かせると、再び貪るような勢いで吸い付いた。
(ゴードン・・・) 2度目の口吻を受け、トーマスはもう先程のように頭が真っ白になったりはしなかった。 自分も待ち望んでいた、と言いたげにゴードンと唇を重ね、 彼の逞しい背中にそっと腕を伸ばす。 (僕も・・・やっと分かったんだよ。こんなにも、君のことが好きだったって) ゴードンも最早当惑したりはしない。不安にもならない。 もうトーマスの気持ちは十分すぎるほどに理解できたから。 やがてゴードンは名残惜しげにトーマスの唇を解放すると、穏やかに微笑んだ。 トーマスも愛のひたむきさだけを湛えた表情で、彼を見つめ返す。 「トーマス・・・俺と・・・付き合ってくれる・・・な?」 「ゴードン・・・!」 本当は大喜びで「もちろん!」と言うはずだったのに。 突然、何の前触れもなく下の方から激しい震えがこみ上げてきて、 笑顔と、泣き出しそうな表情が入り混じった顔になってしまう。 この期に及んでわけもなく照れくさくなり、それ以上言葉が出ない。 「・・・・・・・・!!」 答える代わりに、しゃにむに彼の胸に深く顔を埋め、幾度も大きく頷いた。 「トーマス・・・・・・・・・・・!」 ゴードンは歓喜のあまり、狂おしくトーマスを抱きしめる。 「ありがとう・・・ありがとう・・・!!俺のトーマス・・・!!」 何も言われなくても、ゴードンにはちゃんと、トーマスの返事が伝わったのだ。
それから数日後、いよいよ女王陛下がソドー島にお越しになる日がやってきた。 ゴードンとエドワードはまだ暗いうちから車両を整備し、陛下をお出迎えするために港へ向かう。 残ったトーマスたちは明るくなってから、それぞれが担当する路線上の車両を整理するのだ。 トーマスは自分の支線を忙しく走り回り、まずは再会の喜びもそこそこに、アニーとクララベルをナップフォード駅のすぐ近く、 構内がよく見える位置に停めてやる。 それが済むと、いつも悪さばかりする貨車たちにも、今日ばかりは大人しくするように厳しく言いつけて、行儀良く並ばせた。 (戻ってきたんだ・・・僕の支線に・・・!)線路を行ったり来たりして作業していると、知らず知らずのうちに涙が浮かぶ。 久方ぶりに走る自分の支線。自分がいかにここを大切にしていたのか、しみじみと身にしみた。 全ての作業を終え、皆は揃って駅構内の持ち場について待機する。 正午頃、エドワードの車両が滑り込んできた。 「女王陛下が到着するぞ!」 トーマスも、同僚たちも、押さえ切れないほどの胸の高まりを覚えていた。 それから更に10分ほど経ち、荘重な車輪の音が耳に届く。 (ゴードンだ!)トーマスは叫びそうになるのをかろうじて堪える。 すぐに、大きなカーブを慎重に曲がりつつ、ゴードンの機関車が皆の前に現れた。
ゴードンの車両は普段から称賛の的になることが多いが、これほど立派な姿は、島の誰も見たことがない。 車体は煌くばかりに磨かれ、真鍮も眩しい夏の日差しを存分に受けて光っている。 前面には豪華な花輪とイギリス国旗、王室旗が丁重に飾られ、 そして・・・運転席から覗くゴードンの表情も、これ以上ないほど誇らしげに輝いていた。 お馴染みの汽笛を大きく響かせながら、ゴードンの車両は駅構内にゆっくりと停車する。 後ろに牽かれた特別製の客車の扉が、静々と開かれた。 ハット卿がシルクハットを脱ぎ、厳かに出迎える。 「ようこそ、陛下!」 目の覚めるような緋色の絨毯が敷かれたホームに、女王陛下がゆっくりと降り立った。 ハット卿は陛下のもとに跪き、この鉄道の総責任者として、恭しくカートゥシーを捧げた。 やがて、パーシーとトビーが、興奮でいてもたってもいられなくなったらしい。 「こら!ちゃんとしてろ!」 傍らにいたヘンリーとジェームスが、慌てて小声で叱りつけたが、2人はお構いなしだ。 「女王陛下に、万歳三唱!」 パーシーの声を合図に、そこにいる皆が、一斉に陛下を讃える。 そんな彼ら一人ひとりに、陛下は手を振ってニコニコとお応えになった。
それから、陛下は客車係りを務めたトーマス、案内役のエドワード、そして陛下をお連れしたゴードンに 順次御言葉をかけて下さった。 トーマスは喜びと緊張のあまり、何とか失礼のないようにお返事をするのが精一杯だったが、 とても光栄な気持ちだった。 存分にナップフォード駅を見学されてから、陛下は再度皆にお礼を述べ、 ゴードンとエドワードに伴われて帰って行かれた。 皆で陛下をお見送りした後も、トーマスは興奮がなかなか静まらない。 (ああ・・・これが夢ならどうか、永遠に醒めないで欲しい・・・) 自分は無事に支線の仕事に戻り、女王陛下をお迎えする準備を整えることが出来た。 陛下のお役に立ったことで、直々に御言葉を頂戴する機会にも恵まれた。 それもこれも・・・ (ありがとうございます、ハット卿。そして・・・) トーマスは人知れず、この世にたった一人の、愛する恋人の名を呼んだ。
夕方になり、陛下のご出発を無事に見届けたエドワードとゴードンが、港から戻ってきた。 2人が駅近くのホテル1階にある、洒落たレストランに姿を見せると、既にそこに集まっていた皆が大喜びで出迎えた。 「待っていたよ、2人とも!今日はどうもお疲れ様!」 お召し列車運行ができなくなった代わりに慰労パーティーの幹事役を任されたヘンリーが、上機嫌で2人を労う。 辺りは美しい花で飾られ、いつもより明るくライトアップされている。 テーブルの上には、おそらくこの日のためにハット卿が準備させたのであろう、年代物の高級ワインが並び、 出席している誰もが乾杯のときを今か今かと待ちこがれていた。 エドワードとゴードンは急いで、広々とした部屋の中央に設えられた大きなテーブルに歩み寄り、席についた。 「よし。これで皆揃ったな」 ハット卿が笑顔で確認した。 「今日は皆、女王陛下のために良く働いてくれた。お前たちは全員、わしとこの鉄道の誇りだよ」 そう言うと、後は目でヘンリーを促した。 ヘンリーは立ち上がると、軽く咳払いをして、 「それでは・・・女王陛下とハット卿、そしてソドー島鉄道の皆のために・・・」 乾杯!!
一日の心地よい疲労を癒すべく、皆は勢い良く食事を進めた。 ワインのボトルは立て続けに何本も空き、乾杯の音頭を皮切りに運ばれてきた料理の皿も、次々ときれいになる。 普段なら、ハット卿と共に囲む宴席では、彼に気を遣って酒も食事も遠慮がちになってしまうのだが、今は誰も気にしない。 ハット卿も、今日は特別だと言わんばかりに、自分から進んで大いに飲み、舌鼓を打ち続けた。 やがて腹がくちくなると、一同はワイングラスを片手に、お喋りに興じ始めた。 「なあ・・・ジェームス・・・」 かなり酔いが回ったらしいゴードンが、隣の席のジェームスに話しかける。 「んん〜〜?何だい〜〜〜〜〜〜?」 ゴードンよりも更に酒が進み、彼の愛車と同じくらい真っ赤になったジェームスが、 いくぶん呂律の回らない口調で答える。 「お前・・・今日は無役でいいって代わりに、何かハット卿にお願いしたそうじゃないか」 その話に、皆が一斉に視線を向ける。 ジェームスの頼みごとの件は、そこにいる全員が聞いていたが、何を頼んだのかは誰も知らないので、興味津々なのだ。 「ああ〜〜〜〜あのことね」 ジェームスは突然振られた話にも全く動揺せず、むしろニヤリ・・・と意味ありげに笑う。
「ねえ、ねえ、何なの。何を頼んだの?」 パーシーが目を輝かせながら聞く。 「う〜〜ん、どうしようかな・・・言っていいのかな・・・」 相変わらず、決して酒のせいだけとは思えない笑みを浮かべたまま、ジェームスはもったいぶって見せる。 「焦らさないで教えろよ。お前、もう言ったっていいだろう?」 ゴードンが急かす。 「ん〜〜〜〜君にはちょっと勿体無いかもよ」 「おいコラ!それはどういう意味だ!?」 「2人とも止めんか。せっかくのパーティーが台無しになるじゃないか」 ハット卿が窘める。あれだけのワインを飲んでいるのに平然としている辺り、やはり彼は只者ではない。 「まあ、お前の口からは言いづらいのかもしれん。ならば、わしが言うとしよう。良いな、ジェームス」 「はい、ハット卿」 ジェームスも嫌がる様子はなく、素直に答える。 ハット卿はグラスを置くと、両手をテーブルの上で組み、話し出した。 「ジェームスはな、エドワードを陛下の先導役にしてくれと願い出てきたのだ」
「ええっ!?」 誰も想像していなかった答えに、ジェームス以外の全員が素っ頓狂な声をあげる。 当のエドワードも、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔で、ぽかんとしていた。 確かにエドワードはこの鉄道では最古参格だが、堅実で有能な働き者であることを知らないものはいないから、 いくら事前に彼が悲観していようとも、何らかの仕事を任されるのは当然だと思っていたのだが・・・。 まさか・・・ジェームスがハット卿に頼んでいたとは・・・。 「まあ、エドワードは皆も知っての通り、礼儀作法も心得ておるし、仕事で失敗をすることもまずないからな。 わしとしても、彼には女王陛下のために、何か大事な役目を果たしてもらいたかったのだ。 だが、何を任せようかと悩んでおった丁度そのときに、ジェームスがわしのオフィスを尋ねてきてな、 どうかエドワードが陛下を駅までご案内できますように、と申し出てきたわけだ」 一同はとても信じられず、互いに顔を見合わせるばかりだった。 ジェームスだけはさっきよりも更に顔を赤く染め、照れくさそうに頬を掻く。 「ジェームスは普段よくエドワードをからかっておるようだが、本当はちゃんと彼のことを認めていたのだな。 最初は意外な申し出に驚いたが、わしはそれがとても嬉しくて、ジェームスの気持ちを大切にしてやろうと思ったのだ」 そこまで言うと、ハット卿はジェームスの方を向いてパチンと片目を瞑る。お前の本当の想いは内緒にしておく、と言うように。 ジェームスも白くきれいな歯をかすかに見せて頷いた。 そんな彼の様子に気づくと、ようやくエドワードは当惑していた表情を少しずつ綻ばせて、嬉しそうに微笑んだ。 ハット卿は優しく、そして満足そうに言った。 「それにしてもお前たちは、本当に心根の良い者ばかりだな。トーマスとゴードンもお互いに相手を助けようとしておったし・・・ 善良な部下たちに恵まれて、わしは幸せだよ」
「ちょ、ちょっと待ってください」 ゴードンはどうしても納得がいかず、食い下がる。 「じゃあ、この俺に女王陛下のお召し列車を牽かせる、って仰ったのはどうしてですか?」 「ああ、そのことか。何、理由は簡単だよ」 ハット卿はこともなげに答えた。 「ひとつは勿論、お召し列車を牽けそうなのはお前しかいなかったからだ。 ヘンリーはあの通りだったし、ジェームスも辞退したからな」 ヘンリーが情けなさそうに首をすくめ、苦笑いする。 「そして、もうひとつ」 ハット卿は、やにわにトーマスの方に目をやった。 「トーマスがきっと、そう言うだろうと思ったのだよ」 「ぼ、僕が!?」 トーマスは激しく動揺した。 何も言わずとも、ハット卿はトーマスの気持ちを見抜いていたというわけか。 「当たり前だ」 ハット卿は少し心外だと言わんばかりに続ける。 「わしが何年お前たちと付き合っていると思う。 これだけ一緒にいれば、何も言われなくてもそれぞれの望みそうなことは何なのか、 大体見当がつけられるようになるものさ」
「あれ〜?何をそんな狐につままれたような顔をしてるの、ゴードン?」 ジェームスがからかった。 その声にゴードンとトーマスはようやく我に返る。 「ひょっとして・・・君がお召し列車を牽けるように頼んだの・・・僕だと思ってたとか?」 「な!な!何で分かった!?」 ゴードンは大慌てでジェームスを振り返る。 その様子に仲間たちは揃って噴き出し、ジェームスに至っては爆笑しだした。 「ははははは・・・ばっかだなあ!僕がそんなこと、口が腐ったって頼むわけないでしょ?」 「ななななな、何だと!?」 ゴードンは機関車の釜のごとく燃え上がるが、ジェームスは平気の平左だ。 余裕綽々で彼をおちょくる。 「そうやって自分が選ばれて当然!なんて自惚れてると、まーた失敗するよ、ゴードン♪」 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!ジェームス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!俺様に向かってよくもそんな口を!!」 「お前たち、喧嘩は止せと言っただろう!まったく仕方のない子だ」 半ば呆れ声を交え、ハット卿が再度2人を窘めた。
やがて、楽しかった慰労パーティーもお開きとなった。 参加者の面々は次々と宿泊室に引き揚げていく。 ハット卿も今夜は遅くなったからと言って、最上階のスイートルームに悠々と入っていった。 (はぁ〜〜〜〜〜〜〜あ、すっかり酔っちゃったよ) 普段はまず口にしない量のワインを飲んだトーマスは、とても休むどころではなく、部屋に直行する気になれないでいた。 頭がかなりふらふらする。どこかで酔いを醒まさなければ寝付けそうにない。 (とにかく水だ、水。・・・いや、それよりは外の空気を吸ってこよう) トーマスはホテルのガーデンテラスに出た。 先程までの賑やかな騒ぎが嘘のようにしんと静まり返り、夜空に輝く月が、淡い銀の光で照らすだけだった。 誰もいない夜の庭に足を踏み入れ、小奇麗な白い椅子に腰掛けると、大きく伸びをして深呼吸する。 「ああ・・・・気持ちいい・・・!」 昼間ほどではないにしろ、外の空気は暑くてからりとしていたが、酔いの回った頭を癒すには十分だった。
ふと後ろで人の気配がする。 「誰!?」 トーマスはぱっと振り向いた。 「俺だよ、トーマス」 月明かりの下に、大柄な人影が姿を現す。 「ゴードン・・・!」 思いがけない恋人の出現に、トーマスは驚きと歓喜の入り混じった声をあげる。 「酔い覚ましにでも来てたのか。ま、実は俺もそうなんだがな」 そう言って軽く笑い、ゴードンはトーマスの傍らに腰を下ろす。 「うん、だって結構飲んじゃったからね。途中からパーシーと競争しちゃったし」 「全く、お前達はまだまだオコチャマだなトーマス」 「あ、酷いなあ!」 ひとしきりじゃれ合った後、 「ねえ、ゴードン」 「何だ?」 「結局・・・ジェームスが頼んでくれたわけじゃなかったんだね。ゴードンの晴れ舞台」
「ああ」ゴードンはなんとも言えない顔で苦笑する。 「全く、この俺としたことがとんだ早とちりだったな。おまけに奴め、皆の前であんなこと言いやがって、面目丸つぶれだぜ」 口ではそう言いつつも、彼の表情は穏やかで優しい。 ハット卿にさえ、その気持ちを汲み取ってもらえるほど、トーマスが強く自分を想ってくれていた幸せだけで十分だったから。 「そんなことないよ」 トーマスはゴードンの顔を見上げ、にっこり笑う。 「何がだ?」 「ジェームスだってね、憎たらしいこと言ってたって、本当は何だかんだで君のことを認めてるよ。どんなに喧嘩しても、 僕らはずーっと、この鉄道で一緒に働いてきた仲間じゃないか。一緒なんだよ。昔も、今も、これからだって、ずーっと」 ゴードンとの距離を更に縮め、 「みんな、みんな、ゴードンのことが大好きなんだよ。そして、ね・・・」 トーマスはゴードンに甘えるようにすがりついた。決して、酒の勢いに任せたのではなく。 「僕も・・・大好き。みんなの中で一番」 「こいつ・・・トーマス!」 ゴードンは矢庭にトーマスを抱き上げて膝の上に乗せ、瞬く間にその唇を奪った。 思っていたより遥かに積極的で、自分を一心に愛してくれる恋人が、自分でさえなかなか口に出せないことを さらりと言ってのけたのが何とも生意気で、照れくさくて、何より嬉しくて。 静かな夜の庭で寄り添う恋人達を、月がそっと見守っていた。 おわり
158 :
風と木の名無しさん :2008/03/16(日) 23:16:12 ID:1plp4cC4O
長文乙 そしてGJです
159 :
風と木の名無しさん :2008/03/16(日) 23:44:08 ID:lYFlHoxXO
一気に読みました。とてもよかったです!
160 :
風と木の名無しさん :2008/03/17(月) 12:36:23 ID:jeTJRuI+O
この後、ゴードンとトーマスは何をするのかしら? ここ、ホテルなんだよね?w
15越えたらロダ使ってほしい
162 :
風と木の名無しさん :2008/03/17(月) 21:08:42 ID:tg0lUYcd0
>>161 すみません、初心者なものでよく分からないんですが、ロダって何でしょうか?
163 :
風と木の名無しさん :2008/03/18(火) 00:47:56 ID:crFsCcWK0
「FOR YOU」でドラマが一本ぐらいできそうだね^^
164 :
風と木の名無しさん :2008/03/18(火) 07:37:59 ID:3wZc59qUO
FOR YOU 素敵でした♪
165 :
風と木の名無しさん :2008/03/18(火) 15:48:46 ID:fal0Pd2EO
しかし、個人的にはゴードン以外に 濃厚Hができそうな攻めキャラが思い浮かばない。 皆様は、他に誰がそういうキャラになると思いますか?
166 :
風と木の名無しさん :2008/03/18(火) 22:40:40 ID:crFsCcWK0
確かに、トーマスキャラは基本的にプラトニック・ラブのイメージが。
167 :
風と木の名無しさん :2008/03/19(水) 10:34:01 ID:f9nqnZia0
トーマスキャラって、そういえば人間にしたら何歳くらいなんだろう? エドワードはおじいさん機関車っていうのが原作の設定だけど。
168 :
風と木の名無しさん :2008/03/19(水) 11:37:47 ID:LVVZO1yWO
擬人化した場合の各キャラ年齢は、自分の勝手な予想だと: トーマス・・・17〜18歳 エドワード・・・35〜40歳 ヘンリー・・・19〜22歳 ゴードン・・・25〜28歳 ジェームズ・・・23〜24歳(ヘンリー以上ゴードン未満) パーシー・・・15〜16歳 トビー・・・40代前半 ハット卿・・・60代半ば〜後半 ですがどうでしょう?
169 :
風と木の名無しさん :2008/03/19(水) 14:28:05 ID:f9nqnZia0
170 :
風と木の名無しさん :2008/03/20(木) 00:56:26 ID:TRM/g7gg0
嘘でしょう・・・? しかもレオさんまで変更とは・・・。
171 :
風と木の名無しさん :2008/03/20(木) 00:57:24 ID:TRM/g7gg0
>>168 確かに、タンク機関車の2人は10代だろうね。
172 :
風と木の名無しさん :2008/03/20(木) 14:19:36 ID:mxSInZJfO
長年のトーマスファンのブーイングがすごかろう テレ東さん何とかしよう
173 :
風と木の名無しさん :2008/03/21(金) 09:30:34 ID:cWKMGTIaO
佐々木さん以外、新しい声優陣の特徴がさっぱりつかめない
難しい漢字使いすぎじゃね
175 :
風と木の名無しさん :2008/03/22(土) 05:48:25 ID:buIHvMPx0
176 :
風と木の名無しさん :2008/03/22(土) 20:51:20 ID:Akkrak6pO
難しい漢字ってどこのこと?
177 :
風と木の名無しさん :2008/03/23(日) 10:22:04 ID:/VZzUMsWO
FOR YOU続編(H有り)きぼんw
178 :
風と木の名無しさん :2008/03/24(月) 01:36:31 ID:J8NcMb1hO
私も! ゴードン×トーマスでも、ジェームズ×エドワードでもいい
179 :
風と木の名無しさん :2008/03/26(水) 22:56:35 ID:Ehcirc+PO
ゴードンはセクシーだよねv ところで、今回のアク禁はやけに長いな。何があったんだろう?
180 :
風と木の名無しさん :2008/03/27(木) 11:01:41 ID:pFs/G4SMO
ADSLだっけ?今アク禁食らってるのは。 先週の土曜日辺りかららしいけど、春は何故かアク禁が多いね。
181 :
風と木の名無しさん :2008/03/28(金) 22:47:23 ID:KgQU0YP7O
春は嵐が多くなると聞いたことがある。 ところで、トーマスの物語で、時期が春のお話は何があったっけ。 自分はベストドレッサーの話と、魔法の絨毯の話くらいしか思い出せないんだけど。 季節感のあるSSを書く上で、いいヒントになる話はないかな。
182 :
風と木の名無しさん :2008/03/29(土) 13:58:33 ID:pVtfpoXMO
アリシア・ボッティの声はすご杉w窓ガラスが全部割れるってw それはそうと私もPCアク禁がまだ解けない(`´)SSが書けないじゃないかウワァァァン
183 :
風と木の名無しさん :2008/04/02(水) 10:27:00 ID:mnuIgYK2O
今日の第9期見た人いる?
184 :
風と木の名無しさん :2008/04/03(木) 11:01:28 ID:mRmtk4D6O
カビラ氏の声に違和感が・・・
185 :
風と木の名無しさん :2008/04/04(金) 11:52:19 ID:cUt8zxTYO
来週はどうなることやら
186 :
風と木の名無しさん :2008/04/04(金) 13:11:15 ID:2FCBFIsK0
いつの時代になってもトーマスは面白い。 エドワードさんは若作りに勤しんでいる様で(あの顔で年寄りは反則
187 :
風と木の名無しさん :2008/04/05(土) 10:52:24 ID:k0ajUeW+O
確かに!ちなみにエドワード役を8期まで演じられた 高戸さんはまだ40歳だとか。顔だけじゃなくお声も若々しいんだね。
188 :
風と木の名無しさん :2008/04/06(日) 10:10:10 ID:RQl4nIkRO
第9期、トーマスと虹はいい話だったね。 トーマスと誰をカップリング設定にするかは悩むけど(;^_^A
189 :
風と木の名無しさん :2008/04/07(月) 00:46:05 ID:5G7MGM4bO
FOR YOUの外伝っぽい感じで、ジェームス×エドワードを書いてみました。 お気に召せば幸いです。
190 :
風と木の名無しさん :2008/04/07(月) 00:48:42 ID:5G7MGM4bO
遠くで誰かが呼んでいる。 見渡そうとしても真っ暗で誰もいない。体が重たくて言うことを聞かない。 (誰?僕の名を呼ぶのは?) 声を出そうにも、言葉が喉の奥に張り付いたようで出てこない。 (どうしよう!助けて、誰か――――) ふと、唇に何やらひんやりとした硬いものが押し当てられた。と、思った途端、それよりも更に冷たく、 けれど澄んだ水が、静かに口の中に注ぎ込まれたのに気づく。 「ん・・・」 ようやく、彼の意識はぼんやりと、明るい方向へ向かう。 「・・・ムス、ジェームス!」 先程の声だ。また自分の名を呼ぶ。 その声に、ジェームスは今度こそ、その瞼を開けることが出来た。 「ジェームス!気がついたんだね!」 暗めのオレンジ色の光がうっすらと包み込む中、すぐ前に、年長の同僚のほっとした顔が映る。
191 :
Sharing 2 :2008/04/07(月) 00:54:33 ID:5G7MGM4bO
「・・・エドワード・・・」 ジェームスはまだ意識を少し朦朧とさせたまま、彼の名を口にした。 先程からずっと、自分を呼んでくれたのは彼だったのか。 「ああ・・・良かった。ずっと君が目を覚まさないから、心配してたんだよ」 エドワードは傍らに水の入ったコップを置くと、そう言って微笑む。 少しくすんだ彼の金髪に、薄明かりが反射して思いのほか眩しい。 「・・・ここは?」 自分がベッドに横たえられていることに、やっと気づいたジェームスは、掠れた声で尋ねた。 未だに自分が置かれている状況がよく掴めない。 「僕らの泊まってる部屋だよ。皆、2人一組で寝ることになってるから」 エドワードは優しく答えた。 「覚えてない?君はすごくお酒に酔って、そのまま眠っちゃってたんだよ」 ―――そうだった! ジェームスも少しずつ、記憶の糸を手繰り寄せる。 今夜は、ソドー島鉄道の皆で女王陛下をお迎えした後の慰労パーティーだった。大いに盛り上がって、いつも以上に食事も酒も進み、ハット卿から皆の思いもよらぬことを立て続けに聞かされ、 ゴードンと、殆ど日課のようになっている口喧嘩をして、叱られて、そしてまた思い切り飲んで・・・ その後のことは覚えていなかったが・・・
192 :
Sharing 3 :2008/04/07(月) 00:57:50 ID:5G7MGM4bO
「えっと・・・じゃあ、君が・・・僕をここへ?」 ジェームスは恐る恐る尋ねた。自分は彼の前で、酷くみっともない姿を見せたのではあるまいか。 「そうだよ」 エドワードの返答には、軽蔑や叱責の響きは全くない。 「君だけじゃなくて、トーマスもゴードンも、他の皆も殆どふらふらさ。もう、お互いに支え合って部屋に帰ってたよ。 素面なのはハット卿とヘンリーくらいかな。僕も結構飲んじゃったし。ま、平気だったあの2人の方が凄いんだろうね」 そう言って軽く笑い、ジェームスの少し乱れてしまった栗色の髪をそっと直してくれる。 ジェームスも少し安堵した。 「・・・ありがとう、エドワード。・・・っ!?」 彼の看護のお陰か、幸いにも頭の痛みは殆ど薄れていたので、ジェームスは上半身を起こして礼を言った。 が、その直後に仰天した。自分はいつの間にか自慢の赤い制服を脱がされ、部屋着のローブ姿になっていたのだ。 「エ、エドワード!あ、あの・・・」 「どうしたの、ジェームス?」 エドワードの語り口は相変わらず穏やかだが、今度はそれが却ってドキドキする。 「こ、この格好・・・その・・・君・・が?」 ジェームスの胸は、先程とは別の羞恥心で、音が聞こえそうなくらいに高鳴っていた。
193 :
Sharing 4 :2008/04/07(月) 01:02:01 ID:5G7MGM4bO
「うん」エドワードはその端整な貌に微笑を絶やさず、静かに答えた。 不意にベッドサイドの椅子から立ち上がる。そしてそのまま、上半身を起こした彼の傍に、柔らかな仕草で身を寄せた。 刹那、えも言われぬ緊張が全身を駆け抜け、ジェームスはそのまま身を竦める。 「ありがとうって言うのは・・・僕の方だよ」 エドワードは包み込むような声で、ジェームスに語りかけた。 「僕は・・・この通り皆より年上だから、そんなに長い時間続けて仕事できない。 だからいつも、皆からだんだん取り残されていくような気がしていたんだ。 こんなこと、口にする方が恥ずかしいんだろうけどね・・・でも、本当のことだから」 ジェームスは自分が歯痒かった。 そんなことない、君はいつも立派にやってるじゃないか!年寄りだのオンボロだのと生意気な悪口を言ってた 僕らが悪いんだ!謝って済むことじゃないし、こんなこと言えた義理じゃないけど、頼むから気に病まないでくれ! ―――必死になってフォローしたいところだが、どうしても言葉が出ない。まるで喉に魔法でもかけられてしまったかのように。 「だけど、君がハット卿にお願いしてくれたから、僕はこうして、大事な仕事が出来た」 ふと、彼の表情に、いつもの柔らかさに加え、何か強固な意志の光が宿りはじめる。 「さっき、パーティーの席で教えてもらったとき、びっくりしたけど・・・でも、本当に嬉しかったよ。 ハット卿も、君も、僕がまだちゃんとやっていける、って信じててくれたんだって」 「エドワード・・・」 凍りついていた声が、少しずつ融けていく。 名を呼ばれたエドワードは、表情を僅かに緩めると、 「ありがとう・・・ジェームス。君のお陰で、僕は自信を取り戻せたんだよ」
194 :
Sharing 5 :2008/04/07(月) 01:06:00 ID:5G7MGM4bO
「・・・うん」 彼に伝えたい言葉はいくつもあるのに、何から言っていいやら分からず、言葉が流れるままに任せて、ジェームスは頷いた。 普段の彼を知る人が見たら、たちまち自分の人を見る目に自信をなくすのではないかと思えるほど、素直な顔で。 ふと、エドワードは何かを思いつめたような表情になり、黙りこくった。 (・・・?) 急にどうしたのだろう。今まで感じさせていた温かさが、一瞬嘘のように思えるほどだ。 「ジェームス」 ややあって、エドワードが決心したように口を開いた。 「前から・・・少しずつ感じていたんだ。君の気持ち」 「え!?」 思いがけない言葉に、ジェームスは驚きの声をあげる。 エドワードは心の重石が取れたかのように、自分の思いを告げ始めた。 「感じていたけど、でも・・・本当かどうかも分からないのに、僕の方から言うのは・・・いけないことだと思ってた。 だけど、今日、ハット卿の話を聞いていて・・・やっとはっきり分かったよ」 そう言うなり、エドワードはジェームスの上半身をふわりと抱きしめ、その肩口に頭を預けるようにした。
195 :
Sharing 6 :2008/04/07(月) 01:10:31 ID:5G7MGM4bO
もし今、手が自由に動かせるものならば、間違いなくジェームスは自分の頬を何回か叩き、 これが夢なのかどうかを確かめようとしていただろう。 (エドワード、君は・・・) 以前、自分の危機を命がけで救ってもらった時から、密かに想いを寄せ続けてきた相手。 その彼が、今自分にしている仕草は、まず間違いなく―――単なる友情のスキンシップとは異なる―――愛情の表現である。 自分も、彼も何も言わなくとも・・・彼の想いは・・・ ―――そういうことなのだ。 「・・・エドワード」 ジェームスも、ようやく意を決して、彼の名を呼ぶ。 たった今起きたことの実感は、未だ湧かないままだけれど。 エドワードがゆっくり顔を起こし、若き後輩の華やかな美貌を見つめる。 万が一先走りしていたら、という少なからぬ不安と共に、溢れんばかりの切なさを感じさせる表情で。 「・・・・・・・・・・・・いいんだね?」 本当なら、天にも昇る心地になっているはずなのに。自分よりも先に、恋人が胸の内を、無言のままに告げてくれたことが、どうしても信じられなくて、 どうしても確かめずにはいられなかった。 彼の言葉を聞いた途端、エドワードの顔は、ぱあっと花が咲いたように明るく輝く。 その聡明で善良そうな瞳も、心なしか潤んでいた。 それを見て、ジェームスもやっと、お互いの想いが通じ合った喜びが湧き上がってくる。 「エドワード・・・!」 これまでにこんな感情を込めて、誰かの名を呼んだことはない。 情動の赴くままに想い人を抱き返し、そして―――唇で彼の唇を塞いだ。
196 :
Sharing 7 :2008/04/07(月) 01:13:17 ID:5G7MGM4bO
幾度も口付けを交わしてから、2人は再び、広いベッドの上に横たわった。 淡いオレンジ色の灯りも消して、しんとした暗闇の中に身を潜める。 (また・・・暗くなったな) ジェームスは悟られない程度に、微かな苦笑を漏らした。 でも、もう今は何も恐怖を感じない。 かけがえのない、たった一人の相手と一緒だから。 ジェームスの白く形の良い指が、しなやかにエドワードの肌を滑る。 まるで壊れ物を扱うかのように、優しく、柔らかく愛でていく。 ともすれば我を失ってでも本能に従順になりそうなところを、決して彼に必要以上の苦痛を与えないように。 それが、言葉で想いを表現するのが苦手なジェームスにできる、精一杯の愛情表現だった。 ジェームスの指が、唇がエドワードの上を這いまわり、やがて肌に染み入るように、深く濃厚な愛撫へと変化してゆく。 その動きと共に、エドワードは甘やかな歓喜の声をあげる。 彼の声に突き動かされて、ジェームスの理性も徐々に溶かされていった。 そして。 「・・・つっ!」 均整に鍛え上げられた2人の身体が、一段と激しく重なり合う。 引き裂かれるような痛みと、それを遥かに凌駕する快感。 殆ど狂ったように互いの名を呼び合いながら、闇の中で2人は絶頂を迎えた。
197 :
Sharing 8 :2008/04/07(月) 01:16:38 ID:5G7MGM4bO
どれくらい経っただろうか。 「ん・・・」 ジェームスはふと、目を覚ます。いつの間に眠ってしまったのだろう。 (夢じゃ・・・ないよね?) 彼はそっと寝返りを打つ。体の彼方此方に残る快楽の余韻が、先程起きたことが紛れもなき現実だったことを示している。 そして何より、傍らで幸せそうな表情のまま、軽やかな寝息を立てる恋人の姿が。 (よかった・・・) 安堵と情愛が、同時に彼の奥底から生まれ、心地よい痺れになって全身を癒す。 ふと時計を見ると、とうの昔に日付は変わっていたが、今日は代休なのでこのままゆっくり眠れるはずだ。 (もう少し・・・一緒にいようか。君と一緒に・・・) ジェームスはエドワードを起こさないように、静かに抱き寄せると、厚手の寝具を丁寧に掛け直し、もう一度眠るために目を閉じる。 お互いに感じているはずなのに、なかなか言えなかった一言を口にしながら。 「愛してる」
198 :
風と木の名無しさん :2008/04/07(月) 01:19:11 ID:5G7MGM4bO
以上です。 性描写は初めてなので、かなり淡泊な感じに纏めてしまいましたが、これから精進して参ります。
200 :
風と木の名無しさん :2008/04/07(月) 02:14:27 ID:fQnQwdSMO
女神様降臨! GJ&乙でした!
201 :
風と木の名無しさん :2008/04/08(火) 00:49:27 ID:dWvF249XO
202 :
風と木の名無しさん :2008/04/09(水) 12:01:12 ID:DyCuXtIlO
個人的にはヘンリーとパーシーのカップルも考えてるけど あの二人はあまりディープな関係を書きづらい・・・。
203 :
風と木の名無しさん :2008/04/10(木) 12:55:37 ID:XYXVAapzO
擬人化しないと濃厚Hが書けないのが難点だな。 そのままだと連結させるくらいしかできないもん。
204 :
My Green Lover :2008/04/11(金) 01:41:56 ID:z/h4UKgxO
僕がここに来た時、君は車庫に閉じ込められていたね。 仕事で我侭を言った罰として。 大きいくせに何て幼稚なんだろう、僕らの方がずっと役に立つじゃないかと、 トーマスと2人で笑ったものだよ。 だけど、ある日森に行ったとき、そこで会ったテレンスが教えてくれた。 この森が、君の大好きな場所だってこと。 昔ここが嵐でめちゃめちゃになったとき、君がとても悲しみ、動物たちを心配していたこと。 トビーと、テレンスと、トレバーが、皆で力を合わせて甦らせたこと。 君の辛い顔を見たくないからだ、ってね。
そのとき、僕は知ったんだ。 君が本当は、とっても心の優しい機関車なんだってね。 森を愛する人に悪い人はいないと、いつか誰かが言っていたけど、 それより、何より、こうして助けてくれる友達がたくさんいる。 嬉しかったけど、でもどうしてか、ちょっぴり淋しい。 何でだろうね。 明日、もし晴れたら、一緒にあの森に行こう。 そしたら、きっと何かが分かるかもしれない。 -------- 一応、パーシー→ヘンリーのつもりで書いてみました。
.
207 :
風と木の名無しさん :2008/04/12(土) 22:12:16 ID:0QHrylC7O
209 :
風と木の名無しさん :2008/04/13(日) 13:33:23 ID:tM4hFwB6O
202さん 確かに、パーシーがちょっと年少のイメージがあるせいか、Hに持っていきづらいんですよね・・・。
210 :
風と木の名無しさん :2008/04/16(水) 15:18:52 ID:EFLr9u1CO
さっきinfoWebが事実上の 永久規制だと聞いてドン引き SS書けないじゃん・・・。
211 :
風と木の名無しさん :2008/04/17(木) 00:22:03 ID:7CzjM6iXO
今サーバ移転中なの?
212 :
風と木の名無しさん :2008/04/19(土) 17:40:22 ID:ExKCzUcJO
パーシーの中の人っておぼっちゃまくんだったんだ!
213 :
風と木の名無しさん :2008/04/27(日) 00:42:47 ID:mjdGEozQO
保守
214 :
風と木の名無しさん :2008/04/30(水) 12:48:03 ID:yaduSN+LO
ここって擬人化はあるけど、擬人化→女体化はOK?
トーマスの世界では未だにネジ式連結器。 DF58機関車、DD64機関車は標準型の並型自動連結器を採用している。 並型自動連結器とは、ナックル部分を解放にしておき、連結器同士を 突き当てると、自動的にナックルが締まってロックがかかるのが特徴。 連結したときの隙間が大きいので、発車時と制動時にかかる 衝撃が大きく、客車列車では乗りごこちが悪いという欠点がある。 しかし、牽引する際には、1両ずつ牽引することになるため、 トーマスくらいのスペックの機関車でも、オハ50系客車であれば、 5〜7両編成くらい牽引することが出来る。 トーマスは、小さいながらも、日本のDD13機関車くらいの牽引力を持つ力持ちである。 キハ95系の連結器は、密着自動連結器。 もちろん、並型自動連結器の車両との連結も可能。 ※当然、ジャンパ線が適合するか、自動空気ブレーキ車であるかを 確認する必要がある。 キハ99系、1070系電車では、 電車用の密着連結器。
216 :
風と木の名無しさん :2008/05/11(日) 11:38:45 ID:vVy2YBOw0
217 :
My HERO! ☆part 1☆ :2008/05/18(日) 18:40:50 ID:sCRsnEaa0
今年も、ソドー島の夏で最大のイベント、カーニバルが巡ってきた。 トップハムハット卿やミスター・パーシバルは島の交通機関で働くものたちを集め、今年は皆も仮装をしてカーニバルに 参加するようにと命じた。皆は、今から何になろうかと、仕事の傍ら頭を悩ませている。 ある日、ヘンリーが貨物列車を牽いてブレンダムの港に入っていくと、ソルティーが話しかけてきた。 「よう、キャプテン。知ってるかい?カーニバルの当日には、ハット卿がパーシーに飛切り素敵な格好をさせたいんだとさ」 「飛切り素敵な格好?」 ヘンリーはきょとんとした。 「何だ、自分の嫁さんの話なのに知らなかったのかい?」 ソルティーはからかうような口調で言う。 「よ、嫁じゃない!・・・って、ハット卿はどういうおつもりなんだ」 「なぁに、あの旦那はいつも嘆いてるのさ。『パーシーはあれほど皆に人気なのに、他の年頃の少年のように着飾らないのは勿体無 い!』ってね。だからこれを、お洒落をさせるいい機会だと思ったんじゃないかい?なんせ、うちの相棒はここで一番可愛らしいときてらぁ。あはははは」 「何ですって?」 「へっ?」 ソルティーは顔を引き攣らせ、恐る恐る振り返る。 後ろには、船から下ろされる小麦粉の袋を受け取りにやって来たエミリーがいたのだ。 「な、なんだい別嬪さん!急に現れちゃ驚くじゃないか」 「いつここに来ようと私の勝手でしょ。それより、悪かったわね!可愛らしさがパーシー未満で!」 「いやだっておいらはこの通り嘘がつけない性分でさ」 「あんた、まだ言う気!?」 エミリーはカンカンになって、今にもソルティーに掴みかかりそうな勢いだ。
218 :
My HERO! ☆part 2☆ :2008/05/18(日) 18:41:23 ID:sCRsnEaa0
(まったく、パーシーが彼女みたいな性格じゃなくて良かったかもね。エミリーには悪いけどさ) やれやれ、とひとりごちると、ヘンリーは船から降りてきた観光客を乗せた客車を牽いて、港から出発した。 自分までが2人の喧嘩に付き合ってやる義理はない。 「おーい、キャプテーン!」 後ろからソルティーの声がする。 「ハット卿はな、今年のカーニバル、を、ロッホ城で、やるって言ってたからな!うわっと、きっとパーシーはお姫様だよ! いいい、痛てええええええええ!!!」 多分顔を抓られたか、引っかかれたかしたのだろう。最後は悲鳴交じりの叫びになっていた。 (まったく、あのじゃじゃ馬に捕まるとはとんだ災難だな。後でメービスにケアして貰えればいいんだが) ヘンリーは微かに苦笑を漏らす。 (しかし、パーシーの仮装はどうなるんだろう・・・今から楽しみだ) その日の夜。 ハット卿は、一日の仕事が片付いたものたちをオフィスに集め、カーニバルの話を始めた。ミスター・パーシバルも一緒である。 「君達には、仮装をして参加するように、と以前に言ったな。今日はその持ち場が決まったので発表する。その前に、後で言うが ソドー鉄道の皆は持ち場にかかりっきりになりそうなのでな、他の部署の皆は手が空いたら、お客様をお連れする仕事をしっかり頼むぞ」 そう言うと一枚の紙を取り出し、期待と不安が入り混じった表情をしている皆に向かい、勿体ぶって告げる。 「まず、石切り場の諸君は遊園地担当だ。普段人の少ない場所で作業しているからな。大勢の子供たちが集まる場所に行くといいだろう」 ビルとベン、顔を傷だらけにしたソルティーと、その顔を冷やしてやっているメービス、ボコ、アーサー、そしてファーガスがしっかり頷いた。
219 :
My HERO! ☆part 3☆ :2008/05/18(日) 18:42:25 ID:sCRsnEaa0
「次に、高山鉄道の皆はレストランに行ってもらう」 ミスター・パーシバルが引き取ると、高山鉄道の面々は一斉に歓声を挙げた。 「ピーター・サムの影響か、皆、ティールームやレストランをやりたがっていたようだからな。 今回はその希望を叶えることにした。 いいか、場所に相応しい格好をして、お客様を丁寧におもてなしするんだぞ」 「わかりましたぁ〜!」 彼らは大喜びで返事をする。 「それから、道路・航空担当の皆」 ミスター・パーシバルはバーティー、バルジー、エリザベス、キャロライン、テレンス、 トレバー、ジョージ、ハロルド、ジェレミー、クランキーを順繰りに見回す。 「君達はロッホ城の中にある農園に回ってもらう。そこでお客様のご案内と、野菜や果物、 花の売り子を分担してくれ。但し、悪戯をするでないぞ。特に君たちだ」 無言で釘を刺されたバルジーとジョージの2人は舌を出して首を竦め、 その他の者は嬉しそうに「はい!」と叫んだ。 「僕達は?僕達は何をするんですか?」 トーマスが待ちきれなくなって急かした。 「慌てるな。今発表するから」 ハット卿は彼を手で制し、何やら意味ありげな視線を向けてから、ゆっくりと言った。 「ソドー鉄道の皆が行くのは・・・」 その後、何とも形容のし難い絶叫が、ナップフォード駅に響き渡ったのであった・・・。
220 :
My HERO! ☆part 4☆ :2008/05/18(日) 18:43:06 ID:sCRsnEaa0
ティッドマウス宿舎への帰り道、ソドー鉄道の面々は、まだ先程聞いたことが信じられずに騒いでいた。 「まったく、ハット卿は何を考えているんだか」 「全くだ。皆見たか?他の路線の連中の憐れみを込めた目を!まるで『自分達じゃなくてよかった!』とでも言わんばかりだったじゃないか」 ジェームスとゴードンが憤慨して言う。 「一体、何でよりによって私達がそんな場所を受け持ち区域にされなきゃならないのよ。私達がそんなに不気味なわけ、ないでしょうが!」 自分をソドー島一の美女だと信じて憚らないデイジーは、この決定に大層プライドを傷つけられたようだ。 「嫌だなあ・・・僕、そういうのは苦手なのに・・・」 幽霊機関車事件以来、その手のものにすっかりアレルギーを持ってしまったトーマスが、心配そうに呟く。 そう、ハット卿が皆の担当箇所として指定したのは、「ロッホ城ホラーハウス」だったのだ。 「まあ、決まったものは仕方がないよ。後はせめて、中の配置を工夫するとか」 「そうだね、パーシーがそんなに怖いなら、少しでも明るいところに居られるようにしてあげるよ」 エドワードとトビーが年長らしく、皆を宥める。 「そうとなったら、何に仮装するかも決めないといけないね」 早くも割り切っていたらしいハーヴィーが言った。 「ダグラス、私達は何になりましょうかぁ」 「そうですねえドナルド、双子の魔物って何かいましたかねえ」 スコットランド出身の2人が相談を始める。 「ところで、パーシーはどんな格好をするの?」 年長の同僚らに慰められて気を取り直したトーマスが、黙々と歩いていた親友に無邪気に声をかけた。
221 :
My HERO! ☆part 5☆ :2008/05/18(日) 18:44:31 ID:sCRsnEaa0
「え?あ、僕?うーん、どうしようかなあ・・・」 いきなり話題を向けられたパーシーは、歯切れの悪い答えを返す。 「ソルティーが言ってたけど・・・ハット卿がパーシーには 飛切り素敵な格好をさせたいらしいよ」 ヘンリーは昼間の出来事を話した。 「飛切り素敵な格好を?」 他の皆も、ちょうど昼間の彼のように目を丸くする。 「ええ、そうよ」 エミリーが口を挟む。どうやらソルティーとのやり取りを思い出した所為か、口調が腹立たしげだ。 「うちの相棒はここで一番可愛らしいから、だって。確かにパーシーはいい子だけど、全く失礼しちゃうわ」 「まあ何よ、ソルティーの奴!心配しないでエミリー。後でとっちめといてあげるから!」 デイジーもカチンときたのだろう。珍しく彼女の味方をする。 「ん・・・僕はまだ何もハット卿から聞いてないけど・・・まあ、ハット卿の期待に沿えるようにしなきゃいけないのかな」 パーシーは曖昧な返事をした。いきなり「飛切り素敵な格好」なんて言われても、何が良いのか皆目見当がつかない。 第一、ホラーハウスにそんな登場人物などいるのだろうか。 「まあ、カーニバルまでまだ日があることだし、何になるかは ゆっくり考えれば良いじゃない。それじゃお休み!」 明日一番の仕事が入っているモリーが、そう言って宿舎の方に駆け出していく。 皆も口々に夜の挨拶をし、宿舎に入っていった。 「さて、と。ホラーハウスに相応しい仮装ねえ・・・」 自分の部屋に帰ったヘンリーは、入浴と明日の出勤の支度を済ませてから、ベッドの上で考え始めた。 ロッホ城の外観も内部も一通りは頭に入っているが、そこで行われるホラーハウスがどのようなものになるか、は未だ分からない。 彼はそこらの俳優顔負けの容姿に恵まれているため、大概の格好は似合いそうなのだが、イベントの内容が不明な以上、 あまり奇をてらった仮装はしない方が良さそうだ。 「よし、決めた」ヘンリーはそう言うと、横になって眠りに就いた。 (続く)
222 :
My HERO! ☆part 6☆ :2008/05/18(日) 18:46:01 ID:sCRsnEaa0
数日後。 結局、ソドー鉄道の皆は次のものに仮装することになり、衣装合わせのためにハット卿の下に集まった。 トーマスは悪戯な小人。 エドワードは魔導師。 ヘンリーは森の精霊。 ゴードンは魔王。 ジェームスは騎士の亡霊。 トビー・ヘンリエッタ夫妻は吸血鬼と魔女。 ダックはフランケンシュタイン。 ドナルドとダグラスは双子のディーとダム。 オリバーとトードはグレムリンと使い魔。 デイジーはひとりでに動く花嫁人形。 一番の長身を誇るマードックはサイクロプス。 エミリーは猫娘。 モリーはグリフォン。 ロージーはオオカミ少女になった。 「ははははは!ゴードンは魔王だって?イメージにぴったりじゃないか」 口の悪い仲間がそう言って笑ったが、いざ衣装合わせの段になると、皆軽口もやめて黙りこくってしまった。 漆黒のマントと軍服、銀の仮面姿が、ゴードンの精悍な美貌と鍛え上げられた長身にとても良く合い、 まさに”はまり役”だったのである。 「全く、何だかんだ言ってゴードンは自分に似合う役をちゃんと見つけてくるんだからな」 ジェームスがそう言って苦笑いしたが、傍らにいた恋人のエドワードは、もし亡霊という設定でなければ、 今の彼にだって幾らでも言い寄る人間がいるだろう、尤も僕は彼らを許す自信はないが、と密かに思ったのだった。
223 :
My HERO! ☆part 7☆ :2008/05/18(日) 18:46:35 ID:sCRsnEaa0
「おや?そう言えばパーシーはどうした?」 ハット卿が思い出したように周囲を見回す。 「本当だ。パーシー、まだ来ていませんね」 マードックも同調する。 「んもう、普段は時間に厳しいくせに、こういう時に限って遅れるんだから」 デイジーが口を尖らせたが、それでも一緒になって彼を探しに行こうとしたその時、 「ごめんなさい、遅くなって!」 ・・・・・・・・・・そこに居合わせた者は、揃って息を呑んだ。 息を切らせながら小走りに現れたのは、何とも愛くるしい妖精だったのである。 若草色を基調にした上着とズボン、混じりけのないブロンドの髪に止まった小さなエメラルドグリーンの装飾に、 同色のネックピース、すらりと伸びた脚によくマッチしたショートブーツ。 背中には僅かに青みがかった2枚の羽根が生え、いますぐにでも飛び立ってゆきそうだ。 「あんまり魔物らしくないけど、でも入り口のところでお客様をご案内する係りも必要かなと思って。・・・どう?」 そう言ってはにかんだ様に微笑む。 しかし、皆は彼の見事な変身に当てられて、声も出ない。 デイジーでさえ、流石に嫉妬を忘れたらしくぽかんとしている。 全体的にシンプルな出で立ちだし、メイクもナチュラルなのに、この全身から匂い立つ色香は何だろう。 恋人のヘンリーも、ここまで魅惑的な姿は見たことがない。 (パーシー・・・君は・・・) 何て綺麗になったんだ・・・と言おうとしたその矢先。
224 :
My HERO! ☆part 8☆ :2008/05/18(日) 18:47:11 ID:sCRsnEaa0
「け・・・け・・・けしからんっ!」 沈黙を破ったのは、何故か顔を真っ赤にしたハット卿だった。その声に皆はようやく我に返り、一斉に彼の方に視線を向ける。 「え?どうしたんですかハット卿?この格好じゃダメですか?」 パーシーが心配そうに尋ねた。 「あ、当たり前だっ!何だその・・・あまりにも挑発的な格好はっ!」 「はぁっ!?」 思ってもみなかった言葉に、一同は素っ頓狂な声をあげる。が、ハット卿はいたって大真面目だ。 「いいか、カーニバルには島の内外から大勢の人間がやってくるのだぞ。当然、不埒な輩が入り込まんとも限らん。 しかも祭りは夜まで続く。そんなところに、そ・・・そのような格好で出ても良いと思っているのか!?大事なお前にもしものことがあったら、わしは・・・」 確かに、今の彼の姿は一種の危険な香りを帯びていることは間違いない。そして、この職場もそうだが、彼らにとって同性間の性交 渉は決して珍しいことではない。おまけにパーシー本人は自覚していないのだろうが、派手な装飾のない薄手の衣装が、身体にフィ ットしてそのボディラインを強調させ、却ってぞくりとさせられるほどなのだ。しかし、それを差し引いても・・・。 「ちょっと待ってくださいよ、ハット卿」呆れた皆が次々に口を開く。 「(ドナルド)心配されるのはご尤もですが、ロッホ城にはそれほど危険な場所はありませんよぉ」 「(ダグラス)ええ、暗くなっても大丈夫ですってばぁ」 「(トーマス)お気持ちは分かりますが、僕達はもう子供じゃありませんし、護身術も一通り心得ているんですよ!」 「(モリー)そうです、ちょっとやそっとの相手なら、私達も簡単にやっつけられますから!」 「(エミリー)あんたは女だてらに腕力ありすぎよ、モリー。・・・そうじゃなくて!ハット卿!あなたは嫁入り前の娘の父親ですか!?幾ら何でも過保護ですよ!」 ハット卿だって負けてはいない。 「何を言っとるか。お前達は全員、わしにとっては大事な家族も同然なんだぞ。心配して何が悪い!」 その言葉、普段ならさぞかし一同涙を流して喜んだであろうが、今説得力を持たせるには、いかんせん状況が悪すぎた。 火に油を注ぐとはまさにこのことで、その場はもう収集がつかなくなりそうだった。 (続く)
225 :
My HERO! ☆part 9☆ :2008/05/18(日) 18:49:06 ID:sCRsnEaa0
「わかりました、ハット卿!」業を煮やしたヘンリーが、一際大声で宣言する。 「パーシーが危険な目に遭わないように、僕がきちんと見ています!万が一のことがあったら、必ず守り抜きます!それでいいでしょう!?」 決してハッタリではなく、彼には恋人を卑しい男共の魔手から絶対に守り通せるだけの自信があった。 先程のトーマスやモリーの言葉通り、ソドー島の交通機関で働くものたちは、格闘技や射撃、爆薬撤去法などを徹底的に叩き込まれ ている。ここ数年、イギリス本土で立て続けに過激派のテロがあったせいで、平和なこの島でも、乗客の安全確保のためにそうした 対策をせずにはいられなくなったのだ。ヘンリーはそんな現実を悲しく思いつつも、寸暇を惜しんで訓練に励んだため、今では屈強 な男を10人以上一気に相手にしても、簡単に制圧できるほどの腕前に至っている。 ハット卿も彼らの実力は認めているため、やっと渋々ながら矛を収めてくれた。 結局、ヘンリーのお陰で何とか収まったが、当日皆がどうするかについては、新たな問題が待ち受けていた。 「パーシーをどこにつかせるか、だよな・・・」 オリバーが難しい顔をする。 「そうですね。ホラーハウスの中に妖精がいるっていうのもおかしいですし」 トードも同調する。この2人は滅多に意見が食い違わない。 「そうだ!」代案を出さなければと、散々頭を捻っていたトーマスが、何かを思いついて顔を上げる。 「こういう設定にしたらどうだろう。城の中には、悪い魔王に攫われた妖精が閉じ込められている。お客さんは妖精を助ける勇者に なって、魔物たちと戦いながらゴールまで行く。最後まで辿り着いて助けられたら、記念の賞品を渡す、っていうのは?」 「なるほど」マードックが感心して頷く。 「なかなかいいアイディアじゃないか。それだったらパーシーも危険に晒されることはないし」 「そう!何より愛しのヘンリー様は出口案内ですから、ずっと近くにいてくれますしね♪役得!」 ロージーの言葉に、思わず2人は頬を赤くして、あさっての方向を向いてしまう。その様子に、ようやく皆は声を立てて笑うことができた。
226 :
My HERO! ☆part 10☆ :2008/05/18(日) 18:51:17 ID:sCRsnEaa0
いよいよカーニバル当日になった。 祭りが始まる時間までに会場を最終チェックし、衣装に着替えてお客を迎え入れなければならない。皆は夜明けから大忙しだった。 そして、ついに開始時刻がやってきた。 ソドー鉄道の皆も、それ以外の交通機関の者も、各々の持ち場について待機する。 “Ladies and gentlemen! Welcome to Island of Sodor! Please enjoy your vacation during this great Carnival!” ハット卿の声を合図に、店が一斉に開き、多くのアトラクションもスタートする。 既にロッホ城の内外にいた皆は、期待に胸を膨らませてお客の入場を待つのだった。 (ああ・・・無事に終わるかな・・・) 魔王の居室のすぐ隣、それまでのコースとは打って変わって明るい部屋に控えているパーシーは、 緊張のために胸が高鳴って仕方がない。 無事にここまで辿り着けた参加者には、笑顔でお礼を述べ、記念賞品を手渡さなくてはならないのだ。 元来人と接することが大好きな彼には、そのこと自体は別に苦痛でも何でもないのだが、問題は・・・ (途中で変な奴が乱入してきたら・・・) ただそのことだけが気がかりだった。 やがて、ホラーハウスにも大勢のお客が訪れ始めた。 途中で怖くなってリタイアする入場者も少なからずいたが、無事にゴールまで到着できた客もまた多く、 パーシーは息つく間もないほどだった。 彼のあまりにも可愛らしい妖精姿を拝むことが出来た幸運な挑戦者たちは、彼の笑顔と記念賞品だけでは物足りなかったらしく、 一緒に記念撮影をせがむ者、握手したがる者も珍しくなかったのである。 表面こそ疲れも見せずに愛想良く応じていたパーシーであったが、内心は次第に草臥れてきた。
227 :
My HERO! ☆part 11☆ :2008/05/18(日) 18:52:20 ID:sCRsnEaa0
「はあ〜〜〜〜〜〜〜〜疲れたぁ!」 お客の気配がなくなったのを確認し、パーシーは大きくため息をつく。社交的で明るい性分の彼も、さすがに限界に近いている。 おまけに、過度のスキンシップを求めてくる相手には、正直鳥肌が立つほど気持ちが悪くなり、 やっとの思いで堪えることが何度もあったのだ。 「ああ、もう!早く終わらないかな」 そこまで言ったときだった。 「お客様の前でそんな台詞言っていいのかい?」 「もうちょっと愛想よくしてもらわねえと。なあ?妖精さんよぉ」 突然降って湧いた野太い声に、パーシーははっとして顔を上げた。 一体いつの間に入ってきたのだろう。 実に品の良くない2人連れの男が立ちふさがり、ニヤニヤと意味ありげな笑みを浮かべているではないか。 「ひゃっ!ご、ごめんなさい!・・・あ、あの、助けてくれて、あり、がとう・・・こ、これ・・・」 必死で笑顔を作ろうとしたが、顔が引き攣って言うことを聞かない。何とか賞品を手渡そうとしたものの、 「ふうん・・・『助けてくれて有難う』ねえ」 「それじゃ、何かお礼をして貰おうか。なあ!」 2人の男はお互いに顔を見合わせて、何やら企むような顔をしている。 「お、お礼・・・?賞品はお渡ししましたが・・・」 不穏な気配を察知したパーシーは、何とか自分を叱咤し、言葉を紡ぐ。 「賞品だって?」 「そんなちゃちなもんはいらねぇな。俺達が欲しいのは・・・お前さんだよ!」 言うが早いか、2人は一斉にパーシーに襲い掛かってきた。
228 :
My HERO! ☆part 12☆ :2008/05/18(日) 18:53:15 ID:sCRsnEaa0
「!!」 咄嗟にパーシーは身を翻し、逃げようとしたが、狭い部屋の中には逃れるスペースなどあるわけがない。 たちまち彼は部屋の隅っこに追い詰められ、2人組の男は美しい獲物に舌なめずりする。 「へへ・・・やっぱりすげぇ上玉だよなあ」 「全くだぁね。おら、ちょっと一緒に付き合ってもらおうか」 そこまで言うと、2人はパーシーの腕をがっちり捕らえて引っ張っていこうとする。 「いやだっ!」 何とかこの不埒者どもを撃退しようとしたのだが、とても敵わない。 ヘンリーやゴードン、マードック辺りだったら難なく投げ飛ばして床に叩きつけているところだろうが、 彼ではまったく歯が立たないのだ。 「無駄な抵抗は止すんだな、可愛い子ちゃん」 「そうそう。夜は長いんだし、これから俺達とキモチイイこと一杯しようぜ!」 必死に足掻くパーシーをあざ笑うように、2人の男は下卑た笑い声を立てる。 「ひ・・・」 パーシーのあどけない顔は恐怖に歪む。 (誰か、誰か助けて・・・) 彼はきつく目を閉じ、心の中で助けを呼ぶ。 その時。 「うごぉぉっ!」 「ぐふうぅっ!」 苦しげな叫び声と何かが叩きつけられるような重い音がした、と思った次の瞬間、 一気にパーシーの身体からおぞましい戒めが解けた。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」 恐る恐る目を開け、様子を伺う。 目の前には男の一人がばったり倒れ、その向こうにはもう一人が壁に叩きつけられたらしく、白目をひん剥いて気絶していた。
229 :
My HERO! ☆part 13☆ :2008/05/18(日) 18:54:43 ID:sCRsnEaa0
(え?え?どうなってるの・・・これ・・・?)あまりの急展開に、パーシーは声も出ない。 「パーシー!大丈夫か!」 その声の主は・・・誰よりも縋り守られたかった、森の精霊だった。 「ヘンリー・・・」 ゆっくり顔を上げ、愛しい人の名を呼ぶ。濃い緑の長衣に身を包んだ長身の若者が、心配そうにしゃがみ、彼の顔を覗き込んでいた。 「しっかりしろ、パーシー!何かされてないか?!」 「大丈夫・・・」 パーシーの凍りついた喉が、少しずつ融けだした。 「助けて・・・くれたんだね・・・」やっとの思いで、それだけを口にする。 ヘンリーは恋人の無事を確認し、ほっと安心したような顔で幾度も頷く。 息一つ乱していないところからすると、ほんの一撃で2人を仕留めたのだろう。 気絶した男達を、手早く頑丈な縄で縛り上げながら、ヘンリーは続けた。 「君の悲鳴が聞こえたから、急いで来てみたら・・・この通りだ」 パーシーものろのろと身を起こし、不届き者たちの捕縛を手伝う。 倒れた方は首に手刀を受けており、もう一人は顎に強烈な蹴りを喰らって飛ばされ、壁に激突したようだ。 「すごい、ヘンリー・・・一瞬でやっつけちゃうなんて・・・」そう呟いた途端、 「よかった・・・君が無事で・・・」かすれた声で、ヘンリーが言う。 「君のことを・・・何があっても守ると約束したけど・・・やっぱり心配だったんだ・・・」 そう言うと、矢庭にパーシーの方に向き直り、強く抱きしめる。いくら武術の腕に絶対の自信を持つ彼でも、いざ恋人が本当 窮地に陥ったとなれば、気が気ではいられなかったのだ。 そっと顔を見上げると、緊張が解けたせいだろう。心なしか切れ長の目が潤んでいる。 「ありがとう・・・」 一番言わなければならないこと、そして一番言いたい言葉が、やっと口に上る。パーシーは彼の胸に顔を埋め、幾度も言った。 「ありがとう、ヘンリー、本当にありがとう・・・」
230 :
My HERO! ☆part 14☆ :2008/05/18(日) 18:55:33 ID:sCRsnEaa0
やがてパトカーが何台も到着し、縛り上げられた闖入者たちを連れて行った。 「よくやったね、2人とも。お手柄だよ」 警察官のリーダーが、トーマスとゴードンを褒めてくれる。実は、彼は以前、車体に牛避けを付け忘れたトーマスを厳しく叱った ことがあり、そのせいでパーシーもこの警察官には苦手意識を持っていたのだが、今は素直に笑顔を浮かべることができた。 それから間もなく、カーニバルの終了時間となった。 仮装をした皆は、そのままロッホ城1階の宴会場に集まっていく。 お城の主で、カーニバルの主催者でもあるカレン卿が、嬉しそうに皆を労ってくれた。 「カーニバルは無事に大成功を収めた。どの区域にいらしたお客様も、皆さん大変にお喜びだった。 ホラーハウス担当の諸君のお陰で、不届きな侵入者も捕獲することができたしな。全員に心から感謝しているぞ」 そう言うと、上等のスコッチウイスキーが注がれたグラスを掲げ、高らかに宣言する。 「では、乾杯!」 立食形式のパーティーテーブルを、皆は思い思いに回って楽しむ。「ホラーハウスに暴行未遂犯侵入!」というただならぬ ニュースに、一時は動転していたものたちも、今はすっかり落ち着きを取り戻し、陽気に食を進め、お喋りに興じた。 パーシーはソドー鉄道の仲間達が集まっているテーブルに行き、皆に心配をかけたことを詫びた。 「みんな、今日はほんとにごめんね。あんなことになっちゃって・・・」 「なあに、気にすることはないさ。それより、君が無事で何よりだったよ」 トーマスが優しく言う。 他の者も、揃って穏やかな表情を浮かべ、誰一人として彼を咎めようとはしない。 忌まわしい人間のカーニバル潜入よりも、やはり大事な仲間が助かった安堵の方が大きいのだ。 「ありがとう」 パーシーはその白い頬を紅に染め、微笑んで礼を言った。
231 :
My HERO! ☆part 15☆ :2008/05/18(日) 19:44:59 ID:sCRsnEaa0
「ちょっと気になったんだけどさ」 いつの間にか話に加わってきたアーサーが、不思議そうに切り出す。 「ヘンリーがパーシーを助けに行ったとき、すごく丈夫な縄を持ってきてたんだってね。何か随分準備がいいなあ、って思ったんだけど・・・」 「ああ、それはね」 ヘンリーが答える。 「助けた時には説明しそびれちゃったんだけど、実は僕のところに、『挙動不審者2名が侵入したから用心しろ』って連絡が回ってきたんだ」 「え!?」 アーサーとパーシーは吃驚した。確かに急な事態の収拾にしては用意が整っていたが、そんなことがあったとは・・・。 「だからもしやと思って、いざという時のために縄や武器を用意しておいたんだ。もっとも武器の方は使うまでもなかったけど」 「本当はパーシーにも知らせることができれば一番良かったんだけどね。届く寸前で奴らが来てしまったというわけだ。全く、ゴードンがさっさと連絡しないからだぞ」 「ちょっと待て、ジェームス!俺様は魔王だぞ。今客を相手にしてるのにどうやって連絡するんだ」 「あのね、パーシー!最初に知らせたのは僕なんだよ。入り口のところにいたら、何か怪しい相談してる嫌な感じの男達がいたから、 アニーやクララベルと手分けして知らせたのさ!」 2人の喧嘩を放ったらかし、トーマスが得意気に言う。 「君が知らせた!?」 パーシーはますます驚いた。何故そこまで皆手際が良いのか・・・。 「だって、トップハムハット卿がそうしろって言ったんだよ。力を合わせてパーシーを守れ、って」 「その通りだよ」
232 :
My HERO! ☆part 16☆ :2008/05/18(日) 19:45:40 ID:sCRsnEaa0
その声に皆は騒ぐのをやめ、一斉に振り向く。 密かに「先回りの達人」と仇名されている太っちょの支配人が、ワイングラスを片手に立っていた。 「ハット卿・・・」 「わしはやはりお前のことが心配でな、変な奴が近づかないように、皆に協力を頼んだのだ。 カレン卿もさっき仰っていただろう。『ホラーハウス担当の諸君のお陰』だとな。 全員が一丸となって、お前を守ろうとしたのだよ」 「そうだったんですか・・・あ、ありがとう、皆!」 パーシーは思いもよらぬことを聞かされ、改めて皆に礼を言った。 「どうだね、わしの言うとおりにしておいて正解だったろう」 ハット卿は、ほらごらん、と言いたげに一同を眺め回して言う。 「そうですね。過保護どころじゃなかったです。彼にはまだまだ護衛が必要ですね」 エミリーが少し恥ずかしそうにはにかむ。 「本当に。皆で見張らなければどうなることかと思いましたよ。僕らの一撃なら30分は安全ですが、 運んでいる途中に息を吹き返されて逃げられたら終わりですからね」 ヘンリーも恋人が助かった無事をしみじみと噛みしめる。 「そうね、パーシーがいなかったら、いい競争相手がいなくなってしまうもの!」 口調こそそっけないが、デイジーも彼女なりに同僚の身を案じているのだ。 「本当に、ハット卿は先見の明がおありだ」 決して皮肉ではなく、ファーガスが彼を褒め称える。 「そんなご大層なもんじゃないさ。ただ、可愛い部下達が気がかりだっただけなのだよ」 ハット卿も少し照れくさいのか、そう言うとワインを一息に飲み干した。
233 :
My HERO! ☆part 17☆ :2008/05/18(日) 19:46:21 ID:sCRsnEaa0
「どうした?」 恋人が急に笑みを浮かべたのを見て、ヘンリーが訝しげな顔をする。 「ん・・・嬉しいの」 本当のことを皆の前で言うのは何だかくすぐったくて、パーシーはちょっぴり誤魔化した。 「トップハムハット卿も、皆も、こうやって僕のことを気遣ってくれて、助けてくれて・・・」 仕事には厳しく、口喧しくて心配性だが、どんなときでも部下を気遣ってくれる上司。 そして、力を合わせて、当然のように自分を守ってくれる仲間たち。 彼らの存在がいかに有難いか、パーシーは改めて身にしみたのだった。 「僕は、”勇者に助けられる妖精”の役だったけど・・・本当の勇者はお客さんじゃなくて、皆なんだね」 そして、喉まで出かかった言葉を飲み込む。跡で2人きりの時に言ってあげよう。 「特に君が」 おしまい
234 :
My HERO! 作者 :2008/05/18(日) 19:48:01 ID:sCRsnEaa0
いきなりの投稿でしたが、擬人化ヘンリー×パーシーです。 あと、Part14の3行目に訂正があります。「トーマスとゴードン」→「パーシーとヘンリー」です。失礼しました。
235 :
風と木の名無しさん :2008/05/18(日) 20:54:57 ID:3tybkkkOO
面白かったです! 擬人化ヘンリー×パーシーは初めてですね! また次回作も期待しております!
236 :
風と木の名無しさん :2008/05/19(月) 00:35:16 ID:cKRm+5eEO
最高です。 私もダックかボコをメインにした話を書きたいのですが この二台のベストカップリングは誰でしょう?
237 :
風と木の名無しさん :2008/05/20(火) 08:34:57 ID:sK2JY3fUO
ダックはエドワードとの友情が印象的。 ボコは・・・あまり特定の誰かと絡んでないね。
238 :
風と木の名無しさん :2008/05/20(火) 23:21:56 ID:5qB8QOOj0
うん。ビルとベンの兄貴分的な感じではあるけどね。
239 :
風と木の名無しさん :2008/05/21(水) 00:28:27 ID:PhmrZAAm0
やっぱりトーマスの擬人化って面白いね いろんなことができる
240 :
風と木の名無しさん :2008/05/23(金) 13:55:02 ID:sDCHZfL00
今、イギリスの鉄道では機関銃を手にした警察(兵士)?が駅構内を 巡回していると聞いた テロ対策で鉄道の風景がどんどん物騒になってしまうのは悲しいね
w
パーシー萌え
243 :
風と木の名無しさん :2008/05/23(金) 22:11:07 ID:oU0oNNSkO
パーシーは誘い受けかな
245 :
風と木の名無しさん :2008/05/24(土) 23:07:06 ID:UVt9Rnrf0
ジェームスもデイジーも自分の容姿に絶対の自信を持っているけれど 擬人化したらどっちが美人さんになるだろう・・・?
246 :
>>214>>216 :2008/05/25(日) 01:21:18 ID:K0wm27SC0
初めて彼と出会ったのは、もう何年も前のことになる。 彼の第一印象は、正直言って最悪だった。 並外れて気性は強いし、ちょっと有能で大切な仕事を任されたからといって偉そうにそっくり返るし、 そのくせ自信過剰な態度が災いしてか、トラブルもしょっちゅう起こしていた。 自分も、何度彼と喧嘩をしたことだろう。 あの性質さえなければ、優秀で見た目も抜群な男なのに、と密かに感じていたものだ。 でも、心底彼を嫌いだったかと聞かれたら―――”NO”と迷いなく言えるだろう。 どんなに派手な諍いがあっても、局長に「あいつを助けに行け」と言われたら不服もなく即座に飛んでいけたし、 結局その後は決まって元の鞘に収まり、何事もなかったかのように付き合えたのだから。 やがて、一体いつ頃からになるのだろう。 彼のことを、単なる同僚以上の存在として意識するようになったのは。 自分の言った悪口や皮肉が、全部自分に返ってきて、何とも惨めな気分でいたとき、 彼が救い上げてくれた時からだろうか。 それとも・・・ いや、最早そんなことはどうでもいい。 確かなのは唯一つ、この世の誰よりも彼を愛しているということだ。 そして、それは彼も同じ。 打ち明けようにも長いこと秘めるしかなかった、互いの想いがようやく通じ合えてどんなに嬉しかったか。
247 :
>>214>>216 :2008/05/25(日) 01:21:53 ID:K0wm27SC0
だが、恋人として交際するようになってから、自分は別の悩みに付き纏われるようになった。 島のあちこちで、誰かの結婚式の場面に出会うたび、胸が締め付けられ苦しくて堪らなくなるのだ。 これまでなら、新しい人生の門出に顔を輝かせている2人に、遠くからそっと祝福を送ったものだが、 今となってはただただ心の中で泣くだけだ。 分かっていたから。 どんなに好きでも、自分が彼と結ばれることは永遠にないのだと。 この世で結ばれることなど、ありえないのだと。 それでもやはり辛かった。 “そんなの・・・嫌だ。僕は・・・” 彼以外の誰とも結婚したくないのに―――。 ところが・・・。 何という神の気紛れなのだろう。 ある朝、眠りから覚めると、自分の身体が作り変えられていることに気づく。 勿論、最初はただ慌てふためくしかなかった。 もって生まれた自分の身体が、わけも分からぬまま異性のそれとなっていただなんて、誰が信じられるだろう。 誰が容易に受け入れられるだろう。 彼は、そんな自分の姿に動揺こそしたものの、決して嫌悪の情を示さなかった。 自分の苦しみを彼も自身の試練として受け入れ、共に立ち向かうことを約束してくれた。 今更ながら、彼の愛の深さ、揺ぎ無さを実感し、自分は止め処なく涙を流したのだった。 そして、今。 あれほど呪った自分の変身だったが、本当は自分と彼に与えられた神の祝福だったのかもしれない。 なぜなら、こうして新たな身体を授かったお陰で、自分は今日彼と共に、 新しい運命に踏み出すことができるのだから。 叶うはずがないと諦めていた夢が、自分の前に奇跡の扉を開いてくれたのだから。 彼と手を取り合い、その先に進みなさい、と語りかけてくれるのだから―――。
248 :
>>214>>216作者 :2008/05/25(日) 01:22:23 ID:K0wm27SC0
女体化の話がちょっと出ていたので、思いつきで書いてみました。 カップリングは特に設定していません。皆様のお好きなキャラクターを当てはめて下さい。
249 :
風と木の名無しさん :2008/05/25(日) 12:53:55 ID:R6r8MDAmO
どっちかが女体化したカップルに子供ができたら ソドー鉄道中で可愛がりそうだ
250 :
風と木の名無しさん :2008/05/26(月) 14:49:22 ID:Si5Bzk6iO
>245 デイジーはえらく派手なお嬢様のイメージが >249 自分はゴードンとトーマスの二世が見たい♪
251 :
風と木の名無しさん :2008/05/29(木) 00:34:55 ID:EqAHY3uN0
ここのSSは心温まる終わり方になっているお話が多くて好きだ。
>>246 >>247 誰かが女体化して結婚式挙げることになったら、ハット卿が大喜びしそうだね。
252 :
風と木の名無しさん :2008/06/02(月) 10:18:01 ID:fxT5/KTfO
それにしても、ゴードン×トーマスのカップリングはあちこちで人気だね。 いや、自分も大好きなんだけど。 個人的にはゴードン受けって想像つかないが・・・どなたかSSきぼん。
253 :
風と木の名無しさん :2008/06/03(火) 01:04:20 ID:YFfjJej90
前どこかのサイトでスペンサー×ゴードンを読んだことがある。
254 :
風と木の名無しさん :2008/06/05(木) 21:54:44 ID:WrBWB5T10
255 :
風と木の名無しさん :2008/06/06(金) 00:20:49 ID:NEbJ/9y80
>>253 むしろ逆じゃね
ゴードン「スペンサー。お前今日は散々手を焼かせてくれたな。
最初は俺達をからかい、その後はこの俺様に自分を牽かせた。
悪い子にはお仕置きが必要だな・・・」
・・・この後ちょい鬼畜系に入りそうw
256 :
風と木の名無しさん :2008/06/07(土) 20:49:50 ID:McDf+/S00
トーマス「スペンサーのこと、どう思う?」 ジェームス「噴いてばっかりで蒸気が足りないね♪」 トーマス「それじゃ、僕たちの蒸気を分けてやろうよ!ねえ、ゴードン!」 ゴードン「ああ、じっくりと可愛がってやるぜ」 ・・・すいません(^^ゞ
257 :
風と木の名無しさん :2008/06/13(金) 00:46:44 ID:LEvqoU4K0
あげとく
某同人誌で読みますたw
259 :
風と木の名無しさん :2008/06/14(土) 21:32:49 ID:dKrJt7GO0
260 :
風と木の名無しさん :2008/06/15(日) 21:43:14 ID:jaQRH9Za0
きかんしゃトーマスonlyの同人誌即売会が週一で開かれてるって本当?
261 :
風と木の名無しさん :2008/06/16(月) 09:38:19 ID:8bB9GgS10
262 :
風と木の名無しさん :2008/06/17(火) 00:48:52 ID:1M4MRhs50
263 :
風と木の名無しさん :2008/06/17(火) 01:00:07 ID:1M4MRhs50
ついでに、ちょっと古いけどこのスレからも。
23 名前: 通りすがりの名無し。 投稿日: 2001/02/25(日) 18:39
俺、機関車トーマスのやおい本見た事あるよ。
機関車体型トーマス×ゴードン。
24 名前: おたく、名無しさん? 投稿日: 2001/02/26(月) 08:04
>23
それはどうやって絡むんだ!?(笑)
26 名前: 通りすがりの名無し。 投稿日: 2001/02/27(火) 01:58
トーマスがゴードンの上に乗ってハァハァ。
さながら車両事故のようにハァハァ。
http://mentai.2ch.net/otaku/kako/982/982806770.html
264 :
風と木の名無しさん :2008/06/18(水) 21:29:15 ID:/ZBQjFSm0
どこで開かれてるんだろ・・・?
オンリー開けるほどサクルないだろ
266 :
風と木の名無しさん :2008/06/22(日) 15:11:21 ID:QVLgfIag0
267 :
風と木の名無しさん :2008/06/25(水) 19:55:13 ID:FOV03E7C0
>>266 わあ!ポンキッキで機関車トーマスじゃないですか!
・・・ああ・・・つくづく声優交代が悔やまれる><
268 :
風と木の名無しさん :2008/06/26(木) 23:30:52 ID:vFEKloE90
>>263 え!トーマスがゴードンの上に乗っかるの?ちょっと無理じゃね
ゴードンがトーマスを後ろから・・・ならわかるけどさv
>>266 >>267 あーーーーーーー!ポンキッキではこんな企画があったんですか。素敵☆
ジェームスは
270 :
風と木の名無しさん :2008/06/27(金) 21:05:07 ID:z4fdptW20
271 :
風と木の名無しさん :2008/06/28(土) 06:28:29 ID:0bHt3LA+0
268>>持ってるよ。マジでトーマスゴードンwでも顔全然ちげーんだ。ゴルゴ13っぽくなっとるw 270>>ジェームスどうした!?
272 :
風と木の名無しさん :2008/06/28(土) 21:20:40 ID:NMa13ueb0
>>271 ゴルゴ13っぽいといえば、原作絵本の「機関車のぼうけん」って絵本が・・・。
273 :
風と木の名無しさん :2008/06/28(土) 23:36:06 ID:NMa13ueb0
連レスすまそ。
>>271 さん、もしよろしければ、その場面をupして頂けないでしょうか。
274 :
風と木の名無しさん :2008/06/29(日) 08:17:41 ID:pEzKWQwG0
>>273 うー。申し訳ねぇ。画像を取り込む機器とか持ち合わせてない。
たしか「たこやきや」ってゆうサークルさんから買わせていただきましたよ。
調べれば出てくるか・・・?でも5年くらい前;;;
275 :
風と木の名無しさん :2008/06/29(日) 12:06:42 ID:IL1XQw3D0
>>274 いえいえ、大丈夫ですよ。お気になさらず・・・。
あと情報ありがとうございました!(^▽^)
276 :
風と木の名無しさん :2008/06/30(月) 00:24:34 ID:CNTJrD3zO
すみません、その同人誌のトーマス×ゴードンは、 どういう流れでそういった関係になったのですか?
機姦者トーマス
278 :
風と木の名無しさん :2008/06/30(月) 01:44:43 ID:qfvUKAa50
ちっちゃいトーマスがでっかいゴードンの上にどうやってよじ登ったんだろう・・・?
279 :
風と木の名無しさん :2008/06/30(月) 08:01:03 ID:mpkOiLof0
276>>えっと、なんか長めのストーリーは無く(笑)、6Pぐらいの絵本みたいなんすよ。 「たまにはケンカもするけれど」→「ほーらすぐに仲直りさ(連★結)」トーマスヤり逃げです。 舌なめずりして帰ってゆきます。
280 :
風と木の名無しさん :2008/06/30(月) 15:19:45 ID:CNTJrD3zO
279さん、ありがとうございます! しかしすごい展開だ(;^_^A
281 :
風と木の名無しさん :2008/06/30(月) 20:46:58 ID:qfvUKAa50
ヤリ逃げトーマスギガワロスwwwwwwwwwwwwwwww それにしても舌なめずりするとはな(^^ゞ
282 :
風と木の名無しさん :2008/07/01(火) 00:59:32 ID:o08I+cF10
>>270 きっと美しいボディーに一目ぼれした連中に言い寄られているのさ!
283 :
風と木の名無しさん :2008/07/01(火) 18:16:36 ID:wA1nrRwn0
>>282 え、ちょ、カワイイィイィ・・・・!
ジェームスは受け派なんだけれど、みなさんどうですか。
エドワード×ジェームス推奨。
284 :
風と木の名無しさん :2008/07/01(火) 20:55:13 ID:o08I+cF10
>>283 このスレではジェームス×エドワード小説が既出ですが、逆も意外と合ってるかもしれませんね!
285 :
風と木の名無しさん :2008/07/02(水) 00:08:02 ID:S4YqttiV0
ソドー鉄道随一の美青年、ジェームス。 昼間はその華麗な容貌に魅せられた、島中の老若男女に熱いアプローチをかけられ、 その度に粋な台詞でさらりとかわす。 でも、そんな彼が帰る場所はただひとつ。 穏やかで心優しい恋人、エドワードの腕の中だけ。 ・・・・・すいません、自分にはこれが精一杯です(^^ゞ
痴漢者トーマス
287 :
風と木の名無しさん :2008/07/02(水) 21:10:28 ID:S4YqttiV0
ハット卿「わしのソドー鉄道には痴漢など不届きな輩はおらん!」
288 :
風と木の名無しさん :2008/07/03(木) 05:14:18 ID:+6To4g3k0
>>285 ごちそうさまです!!「穏やかで心優しい恋人」ってのすごくイイ!!
こんな感じでみなさんハマればイイ・・・!!
289 :
風と木の名無しさん :2008/07/03(木) 05:14:41 ID:+6To4g3k0
>>285 ごちそうさまです!!「穏やかで心優しい恋人」ってのすごくイイ!!
こんな感じでみなさんハマればイイ・・・!!
290 :
風と木の名無しさん :2008/07/03(木) 05:15:57 ID:+6To4g3k0
うわ二重投稿すんません・・・;;(↑)
291 :
風と木の名無しさん :2008/07/03(木) 18:51:23 ID:8s5kUXRZO
285です。ありがとうございます! ジェームスっていわゆるツンデレさんですかね?
そりゃもう絵に描いたがごとくツンデレさんです
293 :
風と木の名無しさん :2008/07/03(木) 23:05:47 ID:j/ATQHpi0
擬人化エドワード×ジェームスのSSを書いてみました。 お気に召せば幸いです。
294 :
Like a Hawthorn part 1 :2008/07/03(木) 23:06:20 ID:j/ATQHpi0
「ジェームス・・・」 エドワードはそっと、傍らに眠る恋人の名を呼んだ。 夏の終わりの心地よい風が寝室にそよぐ。 2人が横たわってまだ余裕のあるベッドの上で、ジェームスはすやすやと、軽い寝息を立てている。 先ほどまで激しい情熱を迸らせ、歓喜の叫びを上げていたのが嘘のように、穏やかな顔だ。 天使みたいだ、と思う。 いつもの憎まれ口ばかり叩いて、同僚たちと喧嘩を繰り返す、小生意気な若者ではない。 彼がこんな表情をするのだと知ったら、仲間たちはどんな顔をするだろうか。 「ジェームスは甘えん坊だね」 さっき、いつものように戯れながら、ふと口にしてしまった。 こうして2人きりの時間を過ごすとき、彼は貪欲なまでに快楽と、 そしてエドワードの愛を求めてくる。 思い切り恋人の首に抱きついては唇を重ね、よく引き締まった肌に指を走らせて彼を歓ばせ、 堪え切れなくなれば何度も、自らエドワードを受け入れたがる。 至福の時を迎えた後も、愛するものの胸に縋り付いて離れようとしないのだ。
295 :
Like a Hawthorn part 2 :2008/07/03(木) 23:06:55 ID:j/ATQHpi0
ジェームスは彼の愛車顔負けに真っ赤になった。 「そ、そんなこと・・・」 ぶっきらぼうにそれだけを口にし、ぷいと横を向いてしまったけど、 彼には珍しく歯切れが悪いのは、きっと否定し切れなかったせいだろう。 その様子が何とも可愛らしくて。 「嬉しいんだよ、ジェームス・・・そうやって君に甘えてもらえるの」 そう言って抱き寄せ、艶のある豊かな髪を撫でてやる。 ジェームスは恥ずかしそうに、それでも幸せそうに笑って、またエドワードに身を預けてくれた。 不意に、数日前の情景が頭をよぎる。 「ねえ、見て!今年もサンザシが実をつけたよ」 エドワードが仕事帰りに果樹園に差し掛かると、農作業をしていたトレバーが朴訥な顔を綻ばせながら、 彼と、丁度鉢合わせたドナルドとダグラスを招き入れてくれたのだ。 牧師が丹精こめて手入れする庭の生垣に、その木はあった。 子どもでも手が届きそうな高さに、馥郁とした香りを放つ赤い実が鈴なりになっている。 スコットランドではこの木にあまりお目にかかれないとかで、双子は物珍しそうに覗き込んでいた。 トレバーに勧められ、実を一つ口に含むと、何とも言えない甘さが口の中に広がった。
296 :
Like a Hawthorn part 3 :2008/07/03(木) 23:07:44 ID:j/ATQHpi0
しかし、トレバーはここに決して幼子たちを近寄らせない。 「この木はね、硬い棘が一杯ついているんだ。ほら」 そう言って彼が指し示した先には、なるほど、無数の棘が枝を包むように生えている。 「おやおや、これはまた随分と厄介な木なんですねぇ」 「全くですなドナルド。実はこんなに綺麗で美味しいのに」 北国生まれの兄弟が無遠慮に言うと、トレバーはにっこりして、 「きっと、この子はとってもシャイなんだよ」 そんなもんかね、と4人は夕焼けの下で笑い合ったのだった。 (君みたいだね) あの一時を思い出し、エドワードはふっと笑顔になる。 全身を硬く鋭い棘で覆い、容易に他者を寄せ付けようとしない。 けれど、その中には驚くほど赤く、甘い果実が守られているのだ。 (君も、きっとあの木と同じだ) 彼がやたらと毒舌を振るい、口喧嘩ばかりするのも、そのためなのだろう。 自分の奥に潜む繊細な感情や、柔らかな情愛を容易く奪われることのないように。 汗に濡れたダークブラウンの髪が、染み一つない色白の肌に張り付いているのをそっと整え、 ゆっくりと寝具をかけ直してやる。 (僕だけだね) 口に出るか、出ないくらいの声で、微かに呟く。 君のこんな姿を見られるのは。 誇り高きサンザシの、優しい実を味わうことができるのは。 おわり
297 :
風と木の名無しさん :2008/07/04(金) 05:59:45 ID:cCJS9Roo0
>>293 〜296ありがとーーーーーーーござーーーーいまーーーーす!!!!!!!!
大好きです。あなたが。笑
うおお・・・神ですな・・・。
ぶっちゃけエロを希望していたのでかなりドストライクです。マジで。ジェームスがとくに。ナルシ=INRAN(笑)ってのが私ルールなんで。
ごちそうさまです!!!!!!!!!!!!!!!!!!
298 :
Like a Hawthorn 作者 :2008/07/04(金) 13:09:41 ID:U1G7Zdtm0
こちらこそ、気に入って頂けてありがとうございます。 余談ですが、物語に出てくるサンザシは、セイヨウサンザシを想定しています。スコットランド北部を除く イギリス全土に自生するそうです。 私はアジア原産(中国or台湾)のもの(実を潰し、砂糖を加えて練り、固めた後棒状にカットしてある)しか味わった ことがありませんが、苺ジャムみたいに甘酸っぱくて美味しかったです。 古くから心臓や血管を健康に保ち、リラックス効果のあるハーブとして用いられてきたそうなので、もしかしたらジェームスやエドワードたちも 愛用しているかもしれませんね(^^)
かわいいなー(^-^)
300 :
風と木の名無しさん :2008/07/04(金) 19:13:48 ID:cCJS9Roo0
>>298 わぁあ細かい設定まで!すごいですね^^
今度食べてみようと思います!
301 :
風と木の名無しさん :2008/07/05(土) 21:40:45 ID:+1NFgsvL0
>>278 逆なら・・・あ、でもゴードンの重みにトーマスは耐え切れないかw
やっぱり絡むとしたら連結かな。
エディーとジムみたいに体格が殆ど同じだったら上に乗るのもありだろうけど。
連結 がすごくエロく思えます!(>_<)
303 :
風と木の名無しさん :2008/07/08(火) 14:18:16 ID:yTNlLXumO
ゴードンって結構そっち系のテクには長けてそうだけど 本気の恋愛に関しては意外と純情一途かもね
304 :
風と木の名無しさん :2008/07/10(木) 08:42:26 ID:CppVG1ADO
トーマス「ゴードン・・・大好き。もっと・・・後ろから押して・・・!」
>後ろから押して・・・! (*´Д`)ハァハァハァ
307 :
風と木の名無しさん :2008/07/14(月) 10:18:10 ID:kl+qNdfvO
トーマス「ああっ・・・ゴードン・・・すっごく、気持ちいいよぅ・・・っ!」 ゴードン「ふふっ、トーマス・・・お前はなんて可愛いんだ・・・さあ、もっと力抜け」
308 :
風と木の名無しさん :2008/07/15(火) 10:51:39 ID:sGWW7lrM0
ト「んぁあ!!だめぇ・・・車輪が壊れるよぉ・・・!」(←第一話より) ゴ「でぇへっへぇ・・・こんなに蒸気を漏らしてダラシナイやつだ」 ト「やっ・・・いわないで・・・///」
体格差萌え(*´Д`)
310 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/07/15(火) 12:03:00 ID:M4ywFabgO
トーマス「あんっ・・・はあっ・・・やっ・・・あああっ!」 ゴードン「ふふふ・・・逃がさないぞ、俺の・・・俺だけのトーマス!」
ゴードン鬼畜w ゴードンの総受けもちょっと読みたい
312 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/07/16(水) 11:44:58 ID:iY7xo4cTO
トーマス「ん・・・ありがとゴードン。とっても素敵だったよ」 ゴードン「ああ。また可愛がってやるからな、トーマス・・・」
313 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/07/16(水) 11:46:25 ID:iY7xo4cTO
ゴードン受けはちと想像つかない・・・。 相手は誰がいいと思う?
314 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/07/18(金) 19:22:15 ID:XPhIaTxxO
トーマスとゴードン擬人化で、ちょっとだけゴードン受けさせてみました。 お気に召せば幸いです。
315 :
SOMETIMES GOOD 1 :2008/07/18(金) 19:26:37 ID:XPhIaTxxO
「ん・・・んぅ・・・!んふぅっ・・・!」 部屋の中に、2人分のくぐもった声が響く。 ベッドの上に腰を下ろし、背中を大き目の枕で支えたゴードンは、胸で短く呼吸しながら、 軽く開いたすらりと長い足の間で、自分を一心に慰めてくれる恋人の姿を眺めていた。 何でこんなことになったのか・・・。 ゴードンは苦笑しながら、先刻のことを思い出す。 「ねえ、ゲームやろう」 土曜日の夕方、一日の仕事を終え、皆がそろって行き付けのパブに集まったとき。 少し頬を紅潮させたパーシーが、無邪気な声で誘いをかけた。 仲間たちも大喜びして始めたのだが・・・。 (まさか、“王様ゲーム”をやらされるハメになろうとはな・・・) 酒の勢いも手伝ってか、王様になったものは調子に乗って、次々といろんな命令を下し、 その度に名指しされたものの悲鳴と、皆の爆笑が広い酒場に木霊したのであった。 やがて。 「次は・・・僕の番だね」 トランプのカードを引いたトーマスが、さて何を言おうかと胸を躍らせた。 が。 ふと周りを見ると、殆どの同僚たちは酒が回りすぎた所為か、半ば夢の世界を漂い出しているではないか。 中には瞼をしっかり閉じ、ぐうぐう寝息を立てているものもいる。
316 :
SOMETIMES GOOD 2 :2008/07/18(金) 19:30:57 ID:XPhIaTxxO
「何だよう、やっとせっかく王様になれたのに!」 トーマスは可愛い顔を膨らませた。 何とか意識のあるのは自分と、恋人のゴードン、しっかり者のエドワードと、トビー&ヘンリエッタ夫妻だけだった。 しかし、このメンバーでは意表をつく命令はなかなか出しづらい。 「まあ、仕方ないさトーマス」 エドワードが明るく慰める。 「皆あれだけ飲んだんだもの、そろそろ酔っちゃう時間だよ」 「ゲームは、また今度にしましょう。どうせ月曜日にはまた皆で集まって飲むんだからその時に続きをやればいいわ」 皆に宥められて、トーマスも渋々ながら頷いた。 「それじゃ・・・こいつらを手分けして、宿舎まで送ってってやるとするか」 ゴードンがそう言って立ち上がると、眠りの浅いものは起こし、熟睡しているものを協力して担ぎ出した。 エドワードも、赤いジャケットを着た恋人の元に歩み寄る。 彼はまだ意識があるようだから、たぶん宿舎に帰った後でたっぷり楽しむのだろう。 (もう、ゴードンったら・・・) 泥酔した仲間を支えて歩きながら、トーマスはまだぷりぷりしている。 ゲームを途中で切り上げ、帰ることにしたゴードンの選択が間違っているとは思わない。 けれど、形だけでもいいから、トーマスの気持ちに共感する言葉を・・・かけてほしかったのだ。 あの状況下では、ずいぶん子どもじみた要求だということは承知している。 でも・・・。 (そうだ!) 彼がこっそり笑みをもらしたことに、気づいたものは誰もいなかった。
317 :
SOMETIMES GOOD 3 :2008/07/18(金) 19:35:24 ID:XPhIaTxxO
何とか全員が無事に、それぞれの部屋までたどり着いたことを確認すると、ゴードンはトーマスをじっと見つめた。 「トーマス・・・」 その先は言われなくても分かっている。 休日前の夜、彼が意味ありげな表情をした場合、望むものは一つしかないからだ。 「うふふ、OKだよゴードン」 思い通りにことが進みそうで、トーマスは嬉しくなった。 ゴードンの部屋に行き、シャワーを浴びて汗を流す。 広々としたベッドの上に横たわると、矢庭にゴードンがトーマスの上に圧し掛かってきた。 もう我慢できない、と言うように。 「あん・・・ちょっと待って」 半ば獣と化した恋人の口を掌で塞ぎ、押しとどめる。 「?」 訝しげな顔をする彼に、トーマスはにっこり笑って言った。 「せっかくだから・・・さっきの続き、ここでさせてよ」 (まったく、何を言われるかと思えば・・・) ゴードンは2度めの苦笑を漏らす。 「いつもゴードンにしてもらってばかりでしょ?だから、今夜は交代だよ」 一点の曇りもない顔で“命令”されては、流石のゴードンにも拒否する術はなかった。 「んんぅっ・・・くぅうん・・・っ!」 どちらのものともつかない喘ぎに、微かな水音が交じり始める。 トーマスは恋人の前で姿勢を屈め、ややぎこちないながらも丁寧な舌使いで、口の中の彼を可愛がった。
318 :
SOMETIMES GOOD 4 :2008/07/18(金) 19:39:23 ID:XPhIaTxxO
「あ・・・トーマス・・・い・・・いいぞ・・・!」 ゴードンの口から漏れる息も、加速度的に荒くなっていく。 別に身体だけが目当てでトーマスと付き合っているわけでは決してないが、こういうとき、同性の恋人がいて 本当に良かったとすら思う。 男のどこをどう刺激すれば、一番快楽が得られるか。それを熟知しているのは、他ならぬ男だからだ。 ゴードンは絶え間ない愉悦に身を任せながら、目の前の恋人にもう一度、視線を走らせる。 少年の身体は、歳の割に華奢だが―――筋骨隆々とした自分の身体と比べるからそう見えるのだろうけど――― まるで穢れと名の付くものを一切知らないかのような白い裸身は、却って見るものの中にぞくりとするほどの 欲望を掻き立てる。 (トーマスに、快楽を教えてやったのは・・・俺様の方なのに・・・) 殆ど理性を失いかけた頭で、ぼんやりと考える。 (本当のところ・・・俺の方がトーマスのものにされたのかもしれん。一度寝たら離れられなくなったからな) だからこそ、誰にも渡したくない。 天使の顔で相手を誘惑する、不思議な魅力を湛えた恋人を。 やがて、ゴードン自身はトーマスの口中に収まりきれないほどになり、ドクドクと脈打ち始める。 「うっ・・・はあ・・・はああ・・・!」 凄まじい快感に、ゴードンの動きが早く激しくなる。 絶頂が近いな、と知ったトーマスは、一段と強く、喉の奥まで吸い上げた。 「あはっ・・・あああああ!」 短い嬌声と共に、ゴードンは解放を迎える。 トーマスは何の抵抗もなく、コクリと音を立てて、彼のものを一気に飲み干した。
319 :
SOMETIMES GOOD 5 :2008/07/18(金) 19:42:52 ID:XPhIaTxxO
「ふう・・・」 トーマスは軽く息をつき、口元の残滓を細い指先で拭う。 目の前で、大柄な美貌の青年は放心状態になり、ぜいぜいと荒々しく呼吸していた。 恋人の与えてくれた、想像以上の快楽に、未だ下半身が痺れたままなのだ。 (なんか・・・可愛いなあ・・・) トーマスは軽やかにくすくす笑いながら、ゴードン自身を指でつっつく。 「もう・・・ゴードンったらほんとにエッチ♪」 と、次の瞬間、それは一気に力を取り戻し、むくりと跳ね上がった。 慌ててトーマスは身を仰け反らせる。 ほんの冗談のつもりだったのに、こんなに早く回復されるとは思ってもみなかったのだ。 反射的に飛び退こうとしたが、素早くゴードンに腕を捕らえられてしまった。 「ゴードン・・・」 恐る恐る視線を上げると、待ってましたといわんばかりの笑みが目に入る。 その余りにも妖艶な表情に、トーマスは悪戯気分もどこかへ吹き飛び、全身を射抜かれたように硬直させた。 「良くぞ言ってくれたな、トーマス。その通り、俺様は超が付くほどの絶倫だからな。今夜は寝かさないぞ」 言うなり、ゴードンは再び恋人を覆いかぶさるように組み敷いた。 「ひ・・・」 余りの勢いに、短く悲鳴を漏らしたトーマスの耳元で、甘く優しい声が囁く。 「たっぷりと・・・可愛がってあげるからな。朝まで・・・」 2人の熱い夜は、まだ始まったばかり。 END
320 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/07/19(土) 01:05:54 ID:mdVHbpczO
ご奉仕wトーマスハァハァ
321 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/07/20(日) 11:29:02 ID:1naLqs6rO
GJ!乙です
/ ノノ ノノノ ヾヽ、ヽ / ノ) ` ´ i | i { ` , ,-,、´ i | { i )-―-'( i | ヽ i ⌒ } |_,,,. -‐- 、 __)), ,ノ人 、_, ノ''"´ , \ / ` ー--,. '´ . : :`( ゝ、 / : : :: :´: . : :\ , ' ´_ ヽ / r´: : : : : : ,. ' ´ ヽ>'´ ,'ヽ! / γ: : ノ _ ,, 、,, ,,__i 。 ./ ; ,! i ir' " ヽ ,,, ''' ´ `"7 :/ i |、 ° }, ' ` y' / "'''‐‐- ...,,,_| ヽ、ー/ __ _/ / `'' -,,て ´  ̄ ̄ / ,イ `''- 、_/ / ` / ,! _, `''- ,, ,..、_,,..イ´ i'´ `ゝ''"´ \_ ,,,,,...ゞ、_ |ー-/ ミ〉 !r'´ ヽ ミ/、 /| i i } B/.../。ヾ!、,| !´ ;iクノく 〈ノγ
323 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/07/22(火) 09:20:54 ID:b1P7KZanO
受けのゴードンテラカワユス
トマス攻萌え(*´Д`)
うふ〜ん
326 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/07/25(金) 08:56:25 ID:vCWFjMN1O
今週のトーマスはパーシーが振り回されてカワイソス
327 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/07/27(日) 10:10:57 ID:GJPeEgQ6O
トーマス「ゴードン・・・今度は後向きに引っ張ってよ・・・」 ゴードン「ふふっ・・・えらく積極的だなお前は。じゃあ顔をこっちに向けてな・・・」 トーマス「あっ・・・んふっ・・・んんうっ!」
>>327 体勢が想像できない…
_o
orz乙 →ヒッパル
擬人化するとこんな感じ?
329 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/12(火) 19:54:20 ID:VSo+mG3cO
そろそろ書けるかな。
330 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/12(火) 19:56:01 ID:VSo+mG3cO
328さん 327を書いた者です。 規制受けてたので説明が遅れてごめんなさい。 単にキスさせたかっただけです。
331 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/14(木) 11:12:04 ID:JRO/Hly+O
ゴードンとかジェームスは濃厚キスが好きそうなイメージが。
トーマス攻はアンパン攻臭を感じる…
333 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/14(木) 17:12:28 ID:JRO/Hly+O
そりゃ戸田恵子さんだもん 顔も似てるしね
334 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/16(土) 23:09:48 ID:M8zpJxUKO
ゴードン「トーマス。よくぞこの俺様を慰めてくれたな。お陰でこの通りだ。さあ、朝まで何回でも楽しませてやるからな。」 トーマス「ひ、あ・・・あっ、あああ〜っ!」
335 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/17(日) 18:09:26 ID:V901SHs+O
ゴードンとトーマスはラブラブだね
336 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/18(月) 16:14:12 ID:jTj946oDO
ゴードン「はあ、はあ・・・最高だったぜ、トーマス・・・」 トーマス「ああ、もうらめえええ」
337 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/22(金) 10:09:18 ID:GeScT42VO
ゴードン絶倫
338 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/23(土) 00:44:30 ID:COq2IhG0O
前に書かれてたエドワード×ジェームスに萌え(*^_^*)
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人:::::::::::ヽ /:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ、:::::::ヽ |:::::::::::@ヽ-------‐‐'′ ヽ:::::::::| |::::::::::/ |:::::::::| |:::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ|:::::::::| |::::::=ロ -=・=- |, | -=・=- ロ=::::::| |::::::::/ヽ /ノ ヽ /ヽ:::::::| |:::::/ `─── / ` ─── 丶:::| |:::ノ。* ・:・‘。c (●_●);”・u。*@・:、|::| |::|:。・;%:・。. l l ; 8@ ・。:%.|::| |::|.;・0”*・o;__-- ̄`´ ̄--__ :。・;%:|::| |::|;8@・。: -二二二二- ”・ : 。; |::| |::::\ 0”*・ o
340 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/29(金) 17:48:10 ID:yXx8DQdfO
トーマスあげあげ 後ろからね(*^_^*)
341 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/30(土) 22:50:05 ID:aNZf/3lWO
〉後ろからね・・・ (*´Д`)ハァハァハァ
342 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/08/31(日) 10:03:38 ID:eaIF3mytO
トーマスのキャラクターは絡ませても変にいやらしくならないのが良いんだよな。 ここに来るSS職人さんの腕が良いせいでもあるけど。
何このスレワロタwww 攻め・・・・トーマス、エドワード、ヘンリー 受け・・・ゴードン、ジェームス
344 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/01(月) 00:01:51 ID:eaIF3mytO
このスレじゃトーマスは基本受けで ゴードンは絶倫攻めだよ(*^_^*)
345 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/01(月) 19:45:38 ID:JOGXmM0+0
そろそろ書ける?
346 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/01(月) 19:46:53 ID:JOGXmM0+0
よかったよかった(^^)
>>344 ゴードン×トーマスは鬼畜風味のゴードン攻めもいいけど
「FOR YOU」みたいな温かいラブストーリーが個人的には好みだったりする。
347 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/02(火) 17:47:26 ID:Vtoc8iGL0
トーマスの世界は心温まるお話がいいよね 自分も個人的に作品書いたりしてるけど、世界が壊れないように気をつけてる
>>344 勝手に決めつけんな馬鹿
お前わかりやすいんだよこの携帯厨が
まあまあ 貴重なスレですし幅広くやっていきましょう
350 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/03(水) 00:20:07 ID:9P9N9nk30
ラスティーとダンカンってどっちが攻めでどっちが受けだと思う? 個人的にはラスティーの包容力に攻のかほりを感じるのだけど・・・。
351 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/04(木) 00:25:43 ID:XpJnnVk10
ダンカンは自分も受けだとオモ 優しい攻の包容力の虜になる・・・エドワード×ジェームスにもちょっと似てるかな。
352 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/05(金) 02:35:25 ID:PxlQxTNdO
自分はラスティー受けを薦めてみる マイナーだっていいじゃないか 801だもの。
353 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/05(金) 13:46:26 ID:SPRlD1Vv0
やんちゃ坊主をそっと受け止める優しいラスティーみたいなイメージでしょうか?
354 :
小結 ◆/KOMU/uMio :2008/09/06(土) 23:37:58 ID:E/nJuUqSP
K_ ( @ @) 人 ▽ノ、<トーマスの亀頭 ( 人 人 ノ) ( )}( )( ){( ) ∪ ★ (∪ ヽノヽノ ∪ ∪
355 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/07(日) 15:37:37 ID:E3NPXKEw0
>>353 そ!イタズラ好きで暴れん坊のダンカンをそっと受け止める保護者的受けラスティー・・・
考えただけでテラモエス(*´д`)ハァハァ
356 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/08(月) 00:28:32 ID:moaSZ59a0
357 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/08(月) 02:10:25 ID:bKIStZIrO
358 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/08(月) 08:58:00 ID:hDB3PX8tO
357どういう意味
359 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/08(月) 22:58:02 ID:moaSZ59a0
>>357 >>355 書いたものです。ごめんなさい。
自分もラスティー受け主義なもので、
>>353 さんの発言が嬉しくて。
驚かせてしまってすみませんでしたm(_ _)m
360 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/08(月) 23:47:27 ID:bKIStZIrO
>359 357です いえいえ、こちらも誤解を生むようなこと書いちゃいましたので。 それよりも次へ進もう
361 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/10(水) 23:50:08 ID:Z69yBZ6J0
ダンカンの世話をしてくれる女の子はナンシーだっけ 彼女が男の子だったら何か話を書きたいと思っていた
362 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/11(木) 09:36:43 ID:SB+Szqnc0
そう、ナンシー。車掌の娘さんでしょ。 何気にダンカンって放っとけないキャラの香りが・・・。
363 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/12(金) 01:51:05 ID:OKeses8a0
>>334 わあ・・・機関庫の中で朝まで連結ですか?
ゴードンの馬力って凄そうだからトーマスは水がなくなっちゃうかも。
364 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/12(金) 13:34:25 ID:2DHOBXlxO
そりゃ勿論一晩中二台とも釜が燃えっぱなしです
365 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/12(金) 22:16:15 ID:OKeses8a0
想像するだけでドキドキしてしまいます “きかんこのもめごと”ならぬ“きかんこのひめごと”ですかね(*^_^*)
366 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/13(土) 00:59:06 ID:h/ArvDAm0
ひめごとって言っても他の機関車からは丸見えだよ それはそれで何か萌えるシチュエーションではあるが(^^ゞ
367 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/13(土) 13:06:17 ID:BP58C0RlO
そう言えばティッドマウス機関庫は仕切りがなかったっけ。
368 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/13(土) 23:51:11 ID:h/ArvDAm0
>>364 朝の機関庫
整備士「何だ、これは!?ゴードンの連結器とトーマスの後ろが傷んでるぞ」
ファイヤーマン「石炭も水もすっかりなくなってる!何に使ったんだ!?」
機関車一同「///////////////////」
ワロタw
370 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/14(日) 14:09:44 ID:bI/iGF6f0
そうか、皆一晩中、目の前で繰り広げられるゴードンとトーマスの濡れ場を見ていたわけね・・・
371 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/15(月) 11:02:13 ID:LXm4GvjMO
ゴードン×トーマス談義人気だね まああの二台はオフィシャルでも絡むところが多いからね
372 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/15(月) 13:36:10 ID:fg1miNH10
第一話からして既にキケンvな雰囲気ですから G「さあどうだトーマス!」 T「ああ・・・もうだめだ車輪が壊れるよおぉ!」 G「可愛いトーマス君!大変な仕事とはどんなものか分かったかね?」
373 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/16(火) 00:35:58 ID:tEQK/lbp0
「女王陛下がやってくる」もそうだよね 後ろから思い切りゴードンに押されてるし しかも「俺たちはいつでも一緒だ」と甘い雰囲気v 「Thomas and the Runaway Car」も後半は二台の友情物語が・・・
374 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/16(火) 22:49:47 ID:tEQK/lbp0
375 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/17(水) 01:14:16 ID:LqzYsiVt0
>>373 あれはゴードンに抱かれているのでしょう。
376 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/17(水) 01:37:52 ID:ZF+cSR510
377 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/18(木) 22:54:40 ID:uLMWNid10
>>375 ドキドキ・・・夕焼けの中でのラブシーン
378 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/21(日) 13:40:20 ID:bsvKy8ZOO
自分はおんぼろエドワードのラストが好きだったりする。
379 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/21(日) 15:35:06 ID:pP3ZhLM/0
エドワード「よーし!ジェームスを捕まえてやるぞ!」 ・・・・・・・・・・ドキドキドキ
380 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/21(日) 17:18:05 ID:ErdAD2t2O
381 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/21(日) 17:26:33 ID:pP3ZhLM/0
382 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/22(月) 12:41:53 ID:Kic9xHlH0
ジェームスを捕まえたエドワード・・・ 擬人化したら後ろからがっちり捕まえた後、ケアするように優しく抱きしめたりするのかな。
383 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/23(火) 01:31:21 ID:UxCbvPH9O
極度の恐怖と疲労から救い出され、愛する恋人の腕に抱き留められるジェームス・・・ イイ!
385 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/23(火) 11:36:04 ID:QbHn88IR0
386 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/23(火) 12:29:07 ID:JXO7P1rt0
>>383 それも素敵だけど、エドワード縄使って捕まえてるよね。アダルティな方向もありかなぁ。
387 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/23(火) 13:17:25 ID:QbHn88IR0
エドたんは何気にSなのでつか?ドキドキv
388 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/24(水) 09:07:23 ID:eKm+l9cn0
にっこり笑ってロープで捕獲 「いけない子だね、ジェームスvさあ、おしおきだよ・・・(甘い囁きで)」
ジェームス赤面
390 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/27(土) 00:07:12 ID:JYlxdfwzO
ジェームスって見かけによらず 意外と照れ屋さん?
絵に描いたようなツンデレさんです
392 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/09/30(火) 11:14:48 ID:CGvZ7iafO
かわええのう(*^_^*)
393 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/10/01(水) 00:08:26 ID:CGvZ7iafO
トーマスキャラのカップリングでは ジェームス受けが一番好きだ
394 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/10/01(水) 19:47:30 ID:7JvyY0fD0
「おんぼろエドワード」のラストで、顔を真っ赤にしたジェームスがすごく可愛かったと思うのは 私だけかな?
395 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/10/02(木) 21:00:00 ID:ZZKpXP/VO
仲間! ジェームスは怖い顔と可愛い顔とのギャップが激しい
396 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/10/02(木) 22:48:35 ID:/ZsnJU1F0
ジェームスは怖い顔してることが多かったから 小さい頃は正直苦手だった でも今は人間くさくて大好き
397 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/10/04(土) 09:52:00 ID:OF/xhXJRO
いまいちヘンリーのキャラがつかめない 彼が大好きという人、その魅力を伝授してくださいませ
398 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/10/05(日) 16:05:30 ID:nI7Yucuw0
森が大好きで心優しいところ ・・・でも最近は最初に比べて気弱になっちゃったな・・・ヒット社何考えてるんだ
399 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/10/06(月) 10:30:41 ID:olirY4OkO
ヒット社はキャラの性格変えすぎ
400 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/10/06(月) 10:32:47 ID:olirY4OkO
連投すまん ゴードンが優しさを増してきたのは嬉しいが (初期はもっときつめの性格だったし) エドワードが意地悪になったのはいただけない
401 :
新板設置について相談中@新板スレ :2008/10/06(月) 20:55:42 ID:opqiVHpw0
いや私の大好きな「あなにおちたトーマス」での ゴードンの優しさは格別だったぞ あれでゴー×マスに傾いた
402 :
風と木の名無しさん :2008/10/07(火) 17:43:08 ID:+dAkApGn0
私はマス×ゴーがいいかな KY発言すまそ
403 :
風と木の名無しさん :2008/10/07(火) 20:32:01 ID:F3DprQIe0
いやいや、そんなことないよ。 でも個人的にはちょっとゴードン受けが思い浮かばないんだ。 よろしければ小説書いて下さいませ。
404 :
風と木の名無しさん :2008/10/07(火) 20:35:48 ID:T359BnFJO
○ (( (ヽヽ ンギモッヂイイッ! >_| ̄|○ しまった!ここはホモスレだ! オレが掘られているうちに他スレへ逃げろ! オウ早くしろよ!
405 :
風と木の名無しさん :2008/10/08(水) 15:02:13 ID:GZHfODBB0
すまん。小説は書けないんだ…。 ただ、ゴーマス派には申し訳ないながらもちょっとした妄想を語ると、 年下トーマスの鬼畜プレイにたじたじになるオサーンなゴードンに萌えるんだ。
406 :
風と木の名無しさん :2008/10/08(水) 22:39:30 ID:3uJcmoOP0
じゃあ・・・ 「にわとり がっこうへいく」の後で、 ゴードンに恥をかかされたトーマス、夜になって甘〜いお仕置きをするとかv
何かふとドナルド×ダグラスを想像して吹いたw
408 :
風と木の名無しさん :2008/10/09(木) 00:40:53 ID:ZTX/Q9DP0
ダグラスはTVじゃ押す方だったけどねv ド「ダグラス!出しゃばるのはやめなされ!」 ダ「でしゃばるとは何ですかドナルド!」 ド「あんたがぐいぐい押すから突っ込んだのでしょうが!」
409 :
風と木の名無しさん :2008/10/09(木) 01:32:02 ID:kDn+829YO
ダグラスは力の限り引っ張った。 ついにドナルドは線路の上に戻された。
私もマス×ゴー萌えるな。 鬼畜ゴーが若造マスに想定外の下剋上されちゃって…というのが理想だ。
411 :
風と木の名無しさん :2008/10/09(木) 22:10:10 ID:Qg/MxWDdO
今日だから言える 「ふたごのけんか」見てからダグ×ドナに萌えてます
412 :
風と木の名無しさん :2008/10/10(金) 10:39:02 ID:H8KEsFZJO
鬼畜系はなかなかイメージできん・・・ マス×ゴー派の方々、もし宜しければ簡単でも良いので 場面の描写をプリーズ
413 :
風と木の名無しさん :2008/10/10(金) 21:07:07 ID:QADLX8wW0
ダ「怪我がなくて何よりでしたなドナルド」 ド「ありがとうダグラス。それに、ほんとに許しておくんなさい」 ダ「いやいや、私のほうこそ許しておくんなさい」 ド「いやいや、私のほうが悪いんですわ!」 (以下妄想) ダ「そうでしょうなあ」 ド「え!?」 ダ「悪いと思っているならドナルド、今夜は私の言うことを何でも聞いてもらいますぞ」 ド「へっ!?あっ、何をするのですかダグラス!おかしな真似は承知しませんよ!」 ダ「おかしなことではありません。素晴らしいことなのですぞ」 ド「そんなっ、何をするのですか!あっ・・・あああっ!」
414 :
風と木の名無しさん :2008/10/11(土) 00:12:33 ID:cx8Wr1Cq0
>>410 デフォで鬼畜の下克上とは…最高ですb
マスは若さゆえにヤりまくるんだが、ゴーは年齢的についていけなくて後半は
半ば強引にされるがままになってしまう、みたいな関係が理想です
415 :
風と木の名無しさん :2008/10/11(土) 00:13:56 ID:LvoxcYuv0
ゴードン兄貴はそもそもいくつだ? 自分は30前後かと思ってるんだが、みなさんどうでしょう。 ちなみにトーマスはティーンエイジャーかな。生意気盛りの10台半ば〜後半。
416 :
風と木の名無しさん :2008/10/11(土) 00:15:44 ID:LvoxcYuv0
417 :
風と木の名無しさん :2008/10/11(土) 00:45:58 ID:cx8Wr1Cq0
ゴードンは30〜50歳くらいならどれでもいいかな。 俺はむしろ50前後っていう/(^0^)\
418 :
風と木の名無しさん :2008/10/11(土) 01:03:09 ID:LvoxcYuv0
>>411 ちなみに「ロッホじょうのかいぶつ」では最初の方でダグラスがドナルドを押す形で走ってた。
>>417 50前後か。とするとトーマスは・・・2回り近く年下か!?
419 :
風と木の名無しさん :2008/10/11(土) 01:05:29 ID:LvoxcYuv0
連投スマソ 鬼畜でもいいが、自分としては 「トーマスとうわさばなし」で助けたゴードンを優しくベッドでケアするトーマス・・・という ほのぼの路線も捨てがたかったりするv
420 :
風と木の名無しさん :2008/10/11(土) 10:26:09 ID:EASz1pq7O
そのときのトーマスは、 「ゴードンはスクラップですか?」と えらく悲しそうな顔で心配してたしね。
421 :
風と木の名無しさん :2008/10/11(土) 22:44:42 ID:LvoxcYuv0
ゴードンとトーマスは何だかんだいって惚れ合ってるんだなあv でもトーマスの方が何気に積極的そう
422 :
風と木の名無しさん :2008/10/12(日) 00:24:48 ID:z7IhaM7e0
そういえば本編でもゴードンを褒めるのはトーマスが結構多いような・・・ カウントしたわけではないけれど、他の同僚たちに比べて真っ先に認めてる気がする 好きになったら結構猛烈アタックしそうだな>トーマス
423 :
417 :2008/10/12(日) 00:55:10 ID:BfJW3QJw0
424 :
風と木の名無しさん :2008/10/13(月) 01:14:06 ID:uRdWshcKO
ゴードンって包容力ありそうだから 意外とHのときは積極的なトーマスを優しく受けとめるかもよ
425 :
風と木の名無しさん :2008/10/13(月) 18:17:22 ID:v8yvyau20
ベッドでさんざんやんちゃしたトーマス、最後はゴードンに抱かれてお休みですか。 ・・・可愛すぎ(^^)
426 :
風と木の名無しさん :2008/10/14(火) 00:52:30 ID:iVhEzYws0
そこらへんは大人の余裕ってやつで
とりあえず皆sageようぜ これだけでは何なのでトーマス×パーシー萌え、と呟いておく
428 :
風と木の名無しさん :2008/10/14(火) 15:54:31 ID:6a2GsJzS0
あと個人的にはバルジー大プッシュだ 今んとこいい相手が見つからないんだが、雌鳥意外に誰かいないか? バルジーは右側で
悪ガキ仲間でバルストロードはどうよ?
430 :
風と木の名無しさん :2008/10/15(水) 19:17:41 ID:SX2PuysF0
悪ガキw だったらジョージもいいんじゃない? でかい仲間でクランキーはどうかな? ちなみに同じバスのバーティーはあんまりカップルにはならないような
野菜売りバスの運転手がいるじゃないか
まさかの運転手ww 昼も夜も操縦されるわけですね。
433 :
風と木の名無しさん :2008/10/17(金) 11:35:06 ID:L6TRVxYrO
そゆコトv 昼はバスとして運転され、夜だけ人間の姿になるのですよ>バルジー
434 :
風と木の名無しさん :2008/10/18(土) 00:56:43 ID:9ttqxa340
鬼畜系?それともほのぼの路線?
435 :
風と木の名無しさん :2008/10/18(土) 20:16:16 ID:3BGV0XS3O
優しい感じの話がいいな。 痛いのや苦しいのは嫌いだ。
436 :
風と木の名無しさん :2008/10/19(日) 00:55:41 ID:l01V2hQG0
トーマスを喘がせたい
438 :
風と木の名無しさん :2008/10/20(月) 00:26:53 ID:JXveqg1h0
ゴードン「俺様に任せてくれ」
同じくダグ×ドナ派ノシ
441 :
風と木の名無しさん :2008/10/21(火) 20:40:04 ID:ZffqRmuU0
>>438 ドキドキ・・・
今夜も2台だけの愛の世界を繰り広げてくれるのかい?
トーマス「もぅ、ゴードン! あれだけ人には話さないでって言ったのに///」
カワユス
ゴードン「みんなに自分のいやらしい姿、見られたいんだろ?」
なんという親父攻
446 :
風と木の名無しさん :2008/10/22(水) 23:03:44 ID:HS+ebZup0
トーマス「なんっ・・・あっ・・・だ・・・だめえ、そこは・・・」
447 :
風と木の名無しさん :2008/10/25(土) 11:47:34 ID:ZQ6LTCueO
ゴードン「ふふっ・・・いい声だな、トーマス・・・」
448 :
風と木の名無しさん :2008/10/25(土) 15:05:51 ID:69c4RFT40
パーシー「ゴードンにトーマス、朝からずっとラブラブだね♪」
449 :
風と木の名無しさん :2008/10/27(月) 18:01:44 ID:yDjryC3FO
子供は見ちゃいかん!
トーマス「あぁっ・・・そんなに大きくて硬いの、だめぇっ あんっ!」
451 :
風と木の名無しさん :2008/10/28(火) 01:54:24 ID:P3TncGuB0
ゴードン「可愛いぞ、トーマス・・・そう、身体から力抜け」
452 :
風と木の名無しさん :2008/10/28(火) 17:40:25 ID:WNl9p7UG0
ディーゼル「蒸気機関車ってきもいな。さっさとスクラップになっちまえばいいのに」
エドワード「ボコだって女装してるじゃないかwww」
454 :
風と木の名無しさん :2008/10/28(火) 21:38:59 ID:P3TncGuB0
ゴードン「Pah!お前なんか時速24kmしか出ないじゃないか。俺様は最速で最高の機関車だぞ!」
455 :
風と木の名無しさん :2008/10/29(水) 02:10:37 ID:VXLaxYg/0
トーマス「・・・・・夜の方でも最強だけどね//////////////////////」
トーマス「ゴードン、落ち着いて!みんな僕らの仲に嫉妬してるんだよ。だから秘密にしてって言ったのに・・・」
457 :
風と木の名無しさん :2008/10/29(水) 19:20:42 ID:D/+q0Moo0
>>454 スペンサー「この僕を差し置いて最速?笑わせないでよw」
458 :
風と木の名無しさん :2008/10/29(水) 20:14:20 ID:VXLaxYg/0
トーマス「君はソドー島所属の機関車じゃないじゃないか。第一、ゴードンに助けられた恩を忘れたの!?」
459 :
風と木の名無しさん :2008/10/30(木) 00:07:42 ID:MNcSs2Pn0
ゴードン「まあいいさ、トーマス。それより今夜もたっぷり可愛がってやるぜ」
460 :
風と木の名無しさん :2008/10/30(木) 16:15:19 ID:+QmmbGLYO
トーマス「やん・・・ゴードンったら・・・あっ、ああ・・・」
461 :
風と木の名無しさん :2008/10/31(金) 00:14:12 ID:Vm2GN9Q60
ゴードン「はあ・・・はあ・・・い、いいぞトーマス・・・」 トーマス「はあっ・・・ゴードンの・・・すごく大きい・・・っ・・・ああっ!」
462 :
風と木の名無しさん :2008/11/01(土) 16:11:20 ID:AHG08Bfv0
パーシー「ハット卿、中に入れられるとすごく気持ちいいものって何ですか?大きければいいんですか?」
463 :
風と木の名無しさん :2008/11/02(日) 11:12:16 ID:pNdTGhge0
ジェームス「上質の石炭だよw」
464 :
風と木の名無しさん :2008/11/02(日) 23:33:46 ID:nHh9aRM40
>>463 ヘンリー「その石炭はウェールズ産の石炭かい?まあ今の僕にはいらないけどねw」
465 :
風と木の名無しさん :2008/11/03(月) 00:07:18 ID:eqPQAUFq0
ゴードン「ああ・・・トーマス、可愛い俺のトーマス・・・!」 トーマス「あんッ、あんっ、もうらめぇえ・・・イっちゃうっ・・・あああ!」
467 :
風と木の名無しさん :2008/11/03(月) 22:06:01 ID:eqPQAUFq0
ゴードン「はあ・・・はあ・・・最高だぜ、トーマス・・・」 トーマス「うん・・・素敵だったよ・・・ゴードン・・・大好き」
>>462 ハット卿「ひょっとしてそれはXXXかね、パーシー」
みたいな展開想像して吹いたwww
469 :
風と木の名無しさん :2008/11/04(火) 20:52:02 ID:pXbKAw/W0
パーシー「うーん・・・エックスエックスエックスって何だろ?」
470 :
風と木の名無しさん :2008/11/05(水) 00:48:34 ID:krtXoqt30
一方、ゴードンとトーマスは甘いムードのまま眠っていた。
472 :
風と木の名無しさん :2008/11/07(金) 22:13:18 ID:MAaUzs2C0
>>471 これは私がゴードン×トーマス、もっといえばBLに嵌ったきっかけかもしれん。
俺も小さい頃からこのエピソードやたら深く心に残ってたから原点の一つかも知れない
474 :
風と木の名無しさん :2008/11/07(金) 23:26:07 ID:MAaUzs2C0
475 :
風と木の名無しさん :2008/11/08(土) 01:21:03 ID:rd0RGjmP0
自分を散々からかったはずのトーマスを助けるゴードンの度量の広さに惚れた。 トーマスも自然と敬語になってるあたりが可愛い。 何だかんだで惚れ合ってんだなこの2台は。
476 :
風と木の名無しさん :2008/11/08(土) 23:02:14 ID:g9fz92np0
2台に吹いたw
477 :
風と木の名無しさん :2008/11/09(日) 23:00:34 ID:2l2BoSHe0
478 :
風と木の名無しさん :2008/11/10(月) 22:29:15 ID:GqC841fPO
何だこの心底幸せそうなゴードンは・・・。 もういっそトーマスと結婚しちゃえv
479 :
風と木の名無しさん :2008/11/11(火) 22:45:21 ID:Z9HFRpGa0
ゴードン「トーマスは俺の大事な・・・」 パーシー「大事ななーに?」
480 :
風と木の名無しさん :2008/11/14(金) 02:04:14 ID:ADvwo/Ke0
801ではないがディーゼル×エミリーがCPになるかも試練
個人的には
>>413 さんたちと同じく、ダグラス×ドナルド大プッシュ♪
481 :
風と木の名無しさん :2008/11/15(土) 00:42:59 ID:7xPU/UeS0
>>479 エドワード「大事な花嫁さんでしょ」
ゴー&マス「//////////////////////」
482 :
風と木の名無しさん :2008/11/17(月) 00:36:27 ID:ozk/6JST0
パーシー「花嫁さん!?じゃ、トーマスには4つの贈り物をしなきゃいけないんですか、ハット卿?」
483 :
風と木の名無しさん :2008/11/18(火) 00:39:43 ID:81DYt+DmO
スペンサー「ふふん、トーマスにはこの僕がふさわしいね」 ゴードン「何と生意気な!トーマスは絶対に離さないぞ!」
484 :
風と木の名無しさん :2008/11/18(火) 16:22:36 ID:OKq/cOLR0
パーシー「スペンサーにはオールドスローコーチが似合うと思うよ♪」
485 :
風と木の名無しさん :2008/11/18(火) 20:27:54 ID:QCFaH+WA0
トーマス「た、助けてー!スペンサーが僕を後ろから押すんだ!」
486 :
風と木の名無しさん :2008/11/19(水) 00:23:23 ID:4Vkcbxmz0
ゴードン「トーマス!すぐに助けてやるぜ!」
487 :
風と木の名無しさん :2008/11/20(木) 23:18:02 ID:K6kBf0Pz0
スペンサー「ふふん、追いつけるかな♪」 ゴードン「何をっ!お前には負けん!!」
488 :
風と木の名無しさん :2008/11/21(金) 01:25:06 ID:ayPy5OuT0
489 :
風と木の名無しさん :2008/11/22(土) 03:08:33 ID:YrDK/PjW0
ゴードン「どうだ!ここゴードンの丘じゃ圧倒的にオレ様が有利なんだ!さあスペンサー、トーマスを返してもらうぞ」 トーマス「わあぁん・・・ゴードン〜〜〜〜〜!」
490 :
風と木の名無しさん :2008/11/23(日) 16:54:01 ID:PYi2al5c0
スペンサー「僕はトーマスを諦めないよ♪」 ジェームス「また噴いてばっかりで蒸気が足りなくなっても知らないよ♪」 パーシー「トーマス、どうしてスペンサーが君を好きになったら『噴かなくちゃ』いけないの?」 トーマス「/////////////////」
491 :
風と木の名無しさん :2008/11/25(火) 00:00:03 ID:t9VT130d0
ヘンリー「パーシー、実演してやろうかw」 パーシー「え、ホント!?」 トップハムハット卿「コラー!何を教えとる!」
492 :
風と木の名無しさん :2008/11/25(火) 22:27:37 ID:qjXrIr8M0
トーマス「はぁ…っ…ゴードンの蒸気…いっぱい出てるぅううう!!!!」
493 :
風と木の名無しさん :2008/11/26(水) 20:36:32 ID:uOoH0fiL0
戻ってきてもう再開かw ほんとに絶r・・・いやラブラブカップルなんだねゴー×マスは
494 :
ν即からきますた :2008/11/27(木) 08:58:19 ID:BRtkrlNK0
おまえらマジキチ
糸色 望 「キハ40系のエンジンの唸り方がどうもおかしいですね・・・。」 慣れてくると、エンジンの音だけでもエンジンの調子が分かるようになる。 ルルーシュ 「エンジンの不調の原因は低品質の軽油を使用していることが原因ということが分かった。 この軽油のせいで連続定格出力220馬力を達成することが出来なかったんだ。」
496 :
風と木の名無しさん :2008/11/28(金) 01:39:10 ID:BcHfflzU0
>>492 ゴードン「お前があんまりにも可愛いからなトーマス」
電車用の連結器は便利すぎる。 ブレーキ管も一緒につながるため、 すぐさまに連結が可能。 キハ40の場合、連結は小型の密着自動連結器であり、 並型自動連結器との連結はもちろん可能。 ディーゼル機関車がキハ40系を連結して回送する場面を見たことはないかな? あれも連結器に互換性があるため、問題なく連結が出来たのだ。 連結そのものは並型自動連結器と同じ操作方法で連結するが、 ブレーキ管は狭い空間に潜り込んで手作業で付け外ししなければならない。
498 :
風と木の名無しさん :2008/11/29(土) 00:17:28 ID:M9kHrzT/0
個人的には最近クランキーが大好き 彼は左側だと思うけど、相手は誰がいいかなあ・・・
499 :
風と木の名無しさん :2008/11/29(土) 16:55:14 ID:BxGuOwT3O
きが くるっとる
500 :
風と木の名無しさん :2008/11/29(土) 18:44:07 ID:+pZwUl4k0
オワタあんてなからきますた
501 :
風と木の名無しさん :2008/11/29(土) 18:57:19 ID:K2g4Kv6q0
マジキチ
502 :
風と木の名無しさん :2008/11/29(土) 20:19:36 ID:u0x629sPO
498さん 私はこの間「トビーのごごのおやすみ」見てから クランキー×トビーにはまってる(*^_^*)
503 :
風と木の名無しさん :2008/12/01(月) 00:42:42 ID:ablBlWecO
クランキーは新しい声優がかっこ良すぎてはまりまくりv オリキャラだけど海の精なんて如何?
504 :
風と木の名無しさん :2008/12/02(火) 23:53:05 ID:aP6/wL+50
>>503 クランキーはクレーンにとまったカモメがお友達。
505 :
風と木の名無しさん :2008/12/04(木) 16:25:24 ID:QDMvO9MoO
トードのオリバーに対する感情って801かしら?
507 :
風と木の名無しさん :2008/12/06(土) 01:06:23 ID:yuUjESc60
>>505 「うしろむきのトード」で彼はオリバーのために命がけで疾走しましたっけね。
>>503 本当に!あの低くて迫力のある声が堪らん
508 :
風と木の名無しさん :2008/12/11(木) 16:25:13 ID:ZRRv8Yb8O
悪い貨車のボス、スクラフイーをやっつけもしたしね。 純情で一途なトードが大好きだ。
509 :
トード :2008/12/12(金) 01:36:20 ID:5STbwOgf0
オリバーさん、僕は後ろ向きについているけど、前向きな考えを持っています。 僕の前にいるあなたのことも常に想っているんです。 だからせめて「ヒキガエル」とは呼ばないで下さい・・・。
510 :
風と木の名無しさん :2008/12/12(金) 13:03:22 ID:47lYaaqdO
トード自体、英語でヒキガエルの意味だけどね。 しかしオリバーが雪だるまに突っ込んだときのトードはかわいそうだった。
511 :
風と木の名無しさん :2008/12/14(日) 14:04:53 ID:pP+dErjS0
そろそろトーマスたちの大好きなイベント、クリスマスがやってくるw ドナ&ダグの連結除雪作業見たいよーv
512 :
風と木の名無しさん :2008/12/15(月) 00:12:09 ID:eA11o+GW0
あれはダグラスがドナルドを押してるんだよねv
513 :
風と木の名無しさん :2008/12/19(金) 01:33:40 ID:k86Txcyv0
ドナダグハァハァ
双子(*´Д`)
515 :
風と木の名無しさん :2008/12/26(金) 14:13:32 ID:ETrK1rTN0
そういや双子はクリスマスのとき、他の機関車みたいにサンタ帽子被ってたっけ?
りかいできますん
517 :
風と木の名無しさん :2008/12/29(月) 23:23:51 ID:4WseizzG0
ダグはいつもドナを押せていいなw
518 :
風と木の名無しさん :2009/01/01(木) 12:56:18 ID:nJOEop9E0
あけましておめでとうございます! 萌えはとまらないv
519 :
風と木の名無しさん :2009/01/05(月) 01:28:40 ID:EKwNRoTL0
ゴードンが次に出てくるのはいつだろ 男らしくて素敵
ホシュ
クランキーは攻めなのか受けなのかについて
522 :
風と木の名無しさん :2009/01/11(日) 03:25:07 ID:bfWd34h20
クランキーは攻めだと思っている(個人的に) あの渋いバリトンで優しく囁かれたら堪らない
523 :
風と木の名無しさん :2009/01/12(月) 12:44:12 ID:wBMWmTWgO
クランキーの相手はソルティーか?
524 :
風と木の名無しさん :2009/01/14(水) 01:22:42 ID:HDb0PNML0
ソルティーはあまり誰かと絡むイメージがない 港にいるキャラで受けになれそうなのは・・・あ、アーサーがいた!
525 :
風と木の名無しさん :2009/01/18(日) 13:11:42 ID:z4JKvuNgO
確かにアーサーは受け属性だろ 真面目だけど登場話で必ず何かやらかしてくれるのが可愛くて仕方ない
(*´Д`)
527 :
風と木の名無しさん :2009/01/19(月) 02:48:28 ID:7QXQxW4N0
アーサー「やあ、クランキー!今日も荷物を吊り上げて大変そうだね」 クランキー「(・・・本当は・・・お前をこの腕に抱き上げてやりたいのに・・・・!)」
528 :
風と木の名無しさん :2009/01/20(火) 13:01:20 ID:Nn9+yFHPO
クランキー×アーサーハァハァ
529 :
風と木の名無しさん :2009/01/25(日) 03:11:37 ID:+xgmkEGR0
これは思いつかなかったネタだわ しかしいいカップルかも
530 :
風と木の名無しさん :2009/01/26(月) 00:36:34 ID:ynSP1tLu0
クランキーのアーサー抱っこ想像しちゃったv
531 :
◆gw0oZ9ioro :2009/01/26(月) 00:47:15 ID:x0Qca6MW0
532 :
風と木の名無しさん :2009/01/28(水) 03:11:12 ID:kPqLQCqy0
クランキーは日頃から重い荷物運んでるから さぞかし腕力もあるでしょう 仕事疲れでふらりとなったアーサーを優しく支えて欲しい
533 :
風と木の名無しさん :2009/01/29(木) 03:00:47 ID:8v0Ttaak0
アーサーは真面目だからな・・・ しなくてもいい苦労まで引き受けてそう それでちょいぶっきらぼうだけど本当は優しいクランキーに慰めてもらうのね
534 :
風と木の名無しさん :2009/02/02(月) 02:50:21 ID:LJr+kPyu0
そういやアーサーの出てくる話には何かとトラブルがつきものだな 「Thomas and Runaway car」みたいに。 ちなみにこの話の中ではゴードン×トーマスが見られる
535 :
風と木の名無しさん :2009/02/03(火) 20:17:59 ID:OdHSluh6O
うん、トーマスを助けてロッキーを連れてきてくれたゴードンはかっこよかった
536 :
風と木の名無しさん :2009/02/06(金) 02:50:43 ID:rfM7oSv90
Gordon!I need your help! トーマスがゴードンをその気にさせる魔法の言葉
537 :
風と木の名無しさん :2009/02/07(土) 00:27:10 ID:ECRJw0Q00
ゴードンをその気に・・・ 何のhelpだ(*´д`)ハァハァ
538 :
風と木の名無しさん :2009/02/11(水) 01:37:43 ID:/PyYgKWT0
そりゃもちろん・・・ね(^^) トーマスとゴードンの熱い夜ですw
今趣味で主人公の女の子(人間)がメインの機関車たちと絡んでいる話を書いてるんですが、需要ありますか?エロ要素は全くなくて、801板に書く内容でもない気がするんですけど…
540 :
風と木の名無しさん :2009/02/18(水) 01:36:55 ID:Jv/e+ykG0
541 :
風と木の名無しさん :2009/02/18(水) 23:47:59 ID:y2n4tajuO
では投下します。マジでエロ要素0です。メインの11台の機関車×人間の女の子の逆ハー物です。読みたくない方はスルーでお願いします。
542 :
ソドー島に春が来た@ :2009/02/18(水) 23:55:35 ID:y2n4tajuO
ソドー島に春が来た。今年の冬は例年と比べて特に寒く、雪も多く降った。だから島の誰もが春を待ち望んでいた。 3月になると雪も大分溶けてなくなり、仕事がしやすくなった機関車達は春の訪れを嬉しく思いながら毎日忙しく走り回っていた。 ある日、ソドー島に1人の女性がやって来た。 彼女の名はクリス・パッドモール。機関車整備士を目指しているクリスは、実習の為このソドー島に来た。彼女の心に不安はあったが、それ以上に実際の整備士の仕事への期待に胸を膨らませていた。 クリスは島に着いてからすぐにトップハム・ハット卿の元へ挨拶に行った。そして彼と一緒に、これから共に働く機関車達に会いに行く事となった。 もう暗くなりかけていたので、機関車達は皆機関庫に戻っていた。 いきなりハット卿が来て全員に話がある、と行ったので、機関車達は随分驚いたようである。中には叱られる、と思っていた者もいたのだが、さすがにそれは思い込みだった。 「整備士見習いのクリス・パッドモール君だ。今日から1ヵ月、君達と働く事となった。」 「クリスです。色々とご迷惑をおかけするとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。」
543 :
ソドー島に春が来たA :2009/02/19(木) 00:00:28 ID:bBJKyWwjO
「分からない事があったら、機関車達に何でも聞いてくれたまえ。君達も彼女が働きやすいよう、色々と協力してやってくれ。」 「はい!」と機関車達。ハット卿は簡単に機関車達を紹介すると帰って行った。クリスも機関庫の近くにある宿舎に戻ると、明日に備える為早めに床に就いた。 その日の夜の機関庫は、クリスの話題で大盛り上がりだった。今まで機関士や整備士などは全員男だったので、若くて可愛い女の整備士は物珍しかったのだ。 誰が1番クリスと仲良くなれるか、なんて話もしていた。 「それはもちろん僕さ!」とジェームス。 それに対してヘンリーが、「僕に決まってるだろ!」と言い返す。威張り屋のゴードンが、「俺様意外に誰がいるんだ?それにしても可愛い整備士だったな。」と鼻の下を伸ばしている。 「顔がにやけてるぞ、ゴードン!」とトビーがからかった。 クリスは、まさか自分が話題に挙がってるとも思わず、ベッドの中で安らかに寝息をたてていた。 次の日からクリスの整備士としての生活が始まった。新米で慣れない事も多く苦労したが、整備士として働ける事、自分が周りに必要とされている事が嬉しかった。
544 :
ソドー島に春が来たB :2009/02/19(木) 00:05:14 ID:bBJKyWwjO
彼女は毎日とても頑張って働いていたが、3日間連続で島中の機関車を整備して回った時は体力がもはや限界だった。 仕事が終わると同時に先輩整備士が、「クリス、ハット卿がお前に休みを下さったぞ。明日は仕事無しだ。」と言った。 クリスはやっとまともに休める、とホッとし、明日は1日寝ていよう、と思いながら宿舎に帰った。 次の日の朝、やっぱりクリスはいつもの癖で早く目が覚めてしまった。昼過ぎまで寝ていたかったのに…と思いカーテンを開けると、ソドー島に来てから見た事がない位いい天気だった。 空には雲1つなく、暖かそうだ。こんなに天気がいいのに部屋で寝ているのは勿体ないなと思ったクリスは、ソドー島を観光する事にした。 ぶらぶらと線路沿いを歩いていると、小さな駅に着いた。そこに汽笛を鳴らしながらやって来たのは、双子の機関車、ドナルドとダグラスだ。 「グッドモーニング、ドナルド、ダグラス。」とクリスは挨拶をした。 双子の機関車は彼女の姿を見て一瞬びっくりした。普段のクリスは青いツナギだが、今日は赤いチェック柄のワンピースに茶色いブーツというよそゆきの格好で、しかも抜群におしゃれだったからだ。ド「やあ、クリス。今日はいい天気ですね。どこかへお出かけですか?」 ク「うん、ハット卿に休みを頂いたからね、観光しようと思って。」 ダ「それはいいですね。ソドー島にはもう慣れましたか?」 ク「うん、皆優しいし、食べ物は美味しいし、それに自然がいっぱいあってすごくいい島ね!」 ド「それは良かった。ところで君は動物がが好きらしいですね?ヘンリーのところへ行ってみたらどうです?彼も動物が好きで、よく森に行ってますよ。」 ダ「彼ならこの1つ先の駅にいるはずですよ。」 ク「本当?それはいい事聞いたなぁ。今から行って来よう♪ありがとう、ドナルド、ダグラス。またね。」 そう言ってクリスは駅へ向かって歩き出した。
545 :
ソドー島に春が来たC :2009/02/19(木) 00:12:29 ID:bBJKyWwjO
駅に着くと、ちょうどヘンリーが乗客を駅へ送り届けたところだった。クリスは乗客が全員客車から降りるとヘンリーに話しかけた。 ク「おはよう、ヘンリー。お疲れさま。」 ヘ 「おはよう、クリス。今日は仕事は休みかい?」 ク「そうなの。ねえヘンリー、ヘンリーがよく行く森に連れて行ってくれない?」 ヘ「え!?別にいいけで、いきなりどうしたんだい?」 ク「ドナルドが言ってたの、ヘンリーは森が大好きで、よく行くって。私もその森に行ってみたいなと思ったの。…ダメかな?」 上目遣いでお願い、と見つめられて、断れる男がいたら見てみたいものだとヘンリーは思った。彼はクリスを乗せ、森まで走った。 森はとても素晴らしかった。ヘンリーが特にお気に入りだという「願いの叶う木」に、クリスは早く一人前の整備士になれますように、と願掛けをした。ヘンリーも森に来たのは久しぶりだったので、大いにリフレッシュ出来た。 帰りはヘンリーに、近くの駅まで送ってもらった。 ク「ありがとう。すっごく楽しかったよ!また行きたいな。」 へ「僕も楽しかったよ。言ってくれたらまた連れて行くよ。」 そう言って、ヘンリーは出発した。 これからどこに行こうかな、と考えていると、見覚えのある茶色いボディの機関車が近づいて来た。トビーである。 ク「トビー!」 ト「クリスじゃないか。何してるんだい、こんなところで。」 ク「今日は仕事が休みでね、観光してるの。ねえねえトビー、今からどこ行くの?」 ト「僕がいつも働いている採石場だよ。」 ク「石切り場行くの?私も行っていい?」
546 :
ソドー島に春が来たD :2009/02/19(木) 00:16:12 ID:bBJKyWwjO
トビーはそう言われてちょっと意外そうな顔で言った。 ト「え?ホントに石だけで、他は何にもないよ?」 ク「大丈夫よ、行った事ないし、トビーさえ良ければ乗せてってくれない?」 ト「別にいいよ。」 ク「やったぁ、ありがとう、トビー!」 嬉しそうなクリスを見て、トビーは何だかくすぐったい気持ちになった。トビーは小さくあまり速いスピードで走れないのだが、こういう旅行も悪くないなとクリスは思った。 採石場に到着するとトビーはクリスを降ろし、早速仕事にとりかかった。みんな忙しそうだなぁなんて思いながらとりあえず邪魔にならないよう歩いていると、そこを運悪く貨車達に見つかってしまった。 元々外を歩いているだけで目立つクリスは、ひねくれ者の貨車達の間でも「可愛い整備士が来た」と噂になっていた。1台の貨車がニヤニヤしながら話しかける。 「ク〜リスちゃん。お出かけかい?見習いなのに随分と余裕があるんだねえ。」 クリスはムッとして何か言おうとしたが、他の貨車達が次々まくし立てた。 「俺達にまだ挨拶してないんじゃないの?」 「あんなオンボロ機関車とじゃなくてさぁ、こっちで働きなよ。」 「俺もクリスちゃんに見て貰いたいなぁー。」 普段からわがままで機関車達も手を焼いているのに、貨車達と顔を合わせるのが初めてのクリスは、貨車達を上手くかわす術を知らなかった。 困っているとそこに、力持ちで1番大型の機関車ゴードンが現れた。 ゴ「おい、お前達何を騒いでいるんだ!?相変わらず品のない連中め。」 眉間にシワを寄せて言う。貨車達がうるさくしている事にも腹をたてていたが、怒っている理由は他にもあるようだ。 ゴ「クリスは俺達の大事な仕事仲間だ。ちょっかいを出さないでもらおう。」 ク「ゴードン…」 いつも威張ってばかりのゴードンが、とても頼もしく見えた。 貨「へっ、走るソーセージのくせに。ゴードンなんかに牽いて欲しくないね。」 ゴ「何だと、この俺様がお前らを牽いてやろうというのに…」 ゴードンは顔を真っ赤にして、今にも爆発しそうだ。 そこに、最年長のエドワードがやって来た。
547 :
ソドー島に春が来たE :2009/02/19(木) 00:22:09 ID:bBJKyWwjO
エ「やめなさい、ゴードン。怒りを抑えて。貨車達は僕が牽いて行くよ。それでいいだろう?」 貨「…エドワードなら、いい。」 あれ程口が悪く生意気な貨車達がこうも素直に言う事を聞くなんて、クリスは驚いた。ベテランの成せる技である。 「ゴードンはクリスを近くの駅まで送ってあげてくれ。それでいいね、クリス?」優しい笑みを見せてエドワードは言う。 ゴ「ああ、分かった。乗れ、クリス。」 エ「クリス、貨車達がいるところをあまり1人で歩かない方がいい。そうじゃなくても、君は目立つんだから。」 と言って、貨車達を連結して彼は走り出した。 ゴ「エドワードの言う通りだな。」 そう言うとゴードンも出発した。 近くの駅にはジェームスが停まっていた。 「こんにちは、ジェームス。」とクリスは笑顔で言う。 ジ「ああ、クリスか。」 彼はなんとなく機嫌が悪そうだ。 ゴ「そんなところでのんびりしていないで、さっさと仕事をしたらどうだ、ジェームス?」 ジ「分かってるよ、君に言われたくないね!」 ゴードンはそれを自然にスルーし、「俺は今から仕事だからもう行くぞ。」とクリスに言った。 ク「うん分かった。ごめんね、ゴードン。仕事中なのに…」 ゴ「なぁに、気にするな。クリス、そのワンピースすごく似合ってるぜ。じゃあな!」 なかなかキザなセリフを言うゴードンを見送ると、隣でジェームスが「ゴードンの奴、格好つけちゃって。」と悪態をついた。 「ん?何か言った?それよりジェームス、何怒ってるの?」クリスは聞いてみた。 ジ「そうそう、見てくれよコレ!僕の美しい赤のボディが汚れちゃったんだよ!」 見ると、5の下が黒く汚れている。 ク「あらら、ホントだ。よし、私がキレイにしてあげる!」 ジ「ほ、ホントかいクリス!?」 ク「道具借りてくるから、ちょっと待ってて。」 整備士の卵とは言っても、一応学ぶ事は学んでからソドー島に来たのである。これ位の事は朝飯前だ。
548 :
ソドー島に春が来たF :2009/02/19(木) 00:25:44 ID:bBJKyWwjO
1時間程で、ジェームスの赤いボディはピカピカになった。 ジ「ありがとうクリス!助かったよ。汚れたままじゃ、とても走れないからね!」 ジェームスは上機嫌だ。 ク「ふふっ。確かに、汚いジェームスなんて想像つかないものね。私、ジェームスの色すごく好き。ホントにキレイな赤だよね。」 クリスは昔から赤が好きだった。ジェームスを初めて見た時、何て美しい赤色だろうと感心した程だ。褒められた当の本人は何故かどぎまぎしていた。 ジ「そ、そうかい?ところでクリス、今からどこ行くの?」 ク「う〜ん、何も考えてない。どこかおすすめの場所ある?」 ジ「それならアールズバーグへ行くといいよ。途中までなら送って行けるよ。」 ク「ホント?じゃあそこ行く♪」 ジ「よし、乗って!」 アールズバーグの手前の駅でクリスはジェームスと別れ、少し歩いた。時間は2時近く。そういえば今日はまだ朝食しかとっていない気付いたクリスは、港の近くで昼食をとる事にした。早起きして歩き回ったのでお腹が空いている。 どこか美味しそうなお店はないかと探していると、オリバーに声をかけられた。 オ「クリス?どうしたの?」 ク「オリバー!今日はハット卿に休みを頂いたから、観光に来たのよ。お昼ご飯を食べようと思って。」 オ「そうなんだ。ピックラムさんのお店に行ってみたら?美味しい魚が食べられると思うよ。」 オリバーはクリスに店の場所を教えた。 「そこ行ってみるね。ありがとう、オリバー!」クリスは手を振って言った。彼も汽笛でそれに答えた。 5分歩くとその店に着いた。ピックラムさんとは漁師をしていて、1階が魚屋、2階が食堂となっている店を経営しているそうだ。 遅めの昼食を済ませて外に出ると、ちょうどダックに会った。クリスは11台の機関車の中では特にダックと仲が良い。 「ヤッホー、ダックちゃん♪」クリスは明るく言った。
549 :
ソドー島に春が来たG :2009/02/19(木) 00:35:39 ID:bBJKyWwjO
ダ「ちゃんはいらないよ。まさかここでクリスに会うとはね。仕事かい?」 ク「観光。ダック、いつもここで働いているんだ?いいところね。」 ダ「僕も大好きな仕事場さ。」 ク「お客さん多くて大変でしょう?頑張ってね。」 ダ「クリスもね。」 少し話をしてからダックは仕事に戻り、クリスも町で買い物をしてから帰る事にした。 さんざん歩いてへとへとになったクリスは駅のベンチに座って休んでいた。そこに通りかかったのはなんと、仕事を終え、機関庫に帰る途中のトーマスだった。 ク「トーマス、乗せてって〜。もうこれ以上歩けない!」 ト「いいよ。ハット卿から休みを頂いたんだってね?クリスは本当によく働く良い整備士だって褒めてたよ。」 クリスはそんな言葉も耳に入って来ない位疲れていた。少し寝よう、と目をつぶると、後ろから聞き慣れた声が… 「トーマス〜〜〜っ!」 やっぱりパーシーだった。眠気も一気に吹っ飛んだよ、とクリスは起き上がる。 ト「やあ、パーシー、仕事はもう終わったの?」 パ「うん!トーマス、今から帰るんでしょ?一緒に帰ろうよ!」 ト「僕だけじゃない、クリスもいるよ!」 パ「ホント!?クリス〜〜!」パーシーは元気にクリスを呼んだ。 ク「こんにちは、パーシー。今日はミスしなかった?」 パ「うん、バッチリだよ!」 元気でよくしゃべるパーシーと話していると疲れを感じなくなり、2台と1人は話をしながら仲良く帰った。 機関庫に着くと、それぞれが寝る為に帰って行った。 クリスは今日この日を一生忘れないだろう。今日は初めて11台の機関車全員の仕事姿を見ることが出来た。彼らは皆自分の仕事に誇りを持っており、働いている時も楽しそうだった。 クリスは、彼らのような仲間を持てて幸せだとしみじみ思った。
550 :
ソドー島に春が来たH :2009/02/19(木) 00:41:25 ID:bBJKyWwjO
あれよあれよとクリスの実習期間は過ぎていき、いよいよ明日が帰る日となった。いつしか自分の家のようになっていた宿舎とももうお別れだ。明日で最後なんだな、とまとめられた自分の荷物を見てそう思う。 初めて親元を離れるのは不安だったが、優しい局長と頼りになる機関車達と働いたこの1ヵ月は本当に楽しかった。帰りたくない―… 夜、機関庫で機関車達は相談していた。 「明日クリスは帰っちゃうの?そんなのヤダ!」 「そうだな…」 「やっぱり、頼んでみよう!」 次の日の朝、クリスはハット卿と機関車達に別れの挨拶をしに機関庫に行った。 「1ヵ月間お世話になりました。ここで働けて、とても…幸せでした。」 泣きそうになるのを堪えているため言葉が出ない。重い沈黙。それを察したハット卿が言った。 「クリス、君はこの1ヵ月よく働いてくれた。最初に比べて腕も上達したし、何よりここで働いている君はわしから見ても幸せそうだった。…ここに残りたいか、クリス?」 クリスは、頷きながら涙をこぼした。機関車達の表情は明るくなった。ハット卿が微笑んで言う。 「今日の朝、機関車達が頼んできてな。クリスをここに残らせてくれと。だが本人はどう考えているか分からんからな、君が残りたいと思っているかどうか聞いてから決める事にしたんだ。クリス、君をソドー島の新たな機関車整備士として迎える。」 「おめでとう、クリス!!」機関車達は皆嬉しそうに汽笛を鳴らした。 クリスは先程とは違った涙を流し、元気に「よろしくお願いします!」と言った。 トーマス、エドワード、ヘンリー、ゴードン、ジェームス、パーシー、トビー、ダック、ドナルド、ダグラス、オリバー、そしてハット卿、これからもずっとよろしく!
551 :
風と木の名無しさん :2009/02/19(木) 00:43:45 ID:bBJKyWwjO
以上です。携帯からのコピペですので改行等見にくいところありますがご容赦下さい。楽しんで貰えたら嬉しいです。
552 :
風と木の名無しさん :2009/02/19(木) 02:46:58 ID:Usw7kCMv0
>>551 さん
長文お疲れ様&GJです!
楽しく読みました。暖かい雰囲気のお話が大好きなので嬉しいです。
また是非、ご都合の宜しい時にでも新しいお話をお願いしますね。
突然失礼、私はヘンリー、ゴードン、ジェームスの大型三台の絡みを夢見ているのだが…どうだろう?
突然失礼、私はヘンリー、ゴードン、ジェームスの大型三台の絡みを夢見ているのだが… どうだろう?
↑二重投稿すまそorz
遅くなりましたが
>>552 さん
ありがとうございます。嬉しいです。続編を何個か書いてるのでそのうちまた投下します。
556さん それは楽しみです!!待ってますo(^-^)o
558 :
風と木の名無しさん :2009/02/24(火) 15:44:41 ID:PROYs1muO
553さん 私もその三台の絡みが楽しみです SSなどお書きになられたら、ぜひ投稿して頂きたいです
559 :
風と木の名無しさん :2009/02/26(木) 03:49:00 ID:hm3nkQRP0
私も見たい
553です。 実は私まだトーマスのファンになって日が浅いんです。 とりあえずなんとなく大型三台が好きだなぁってカンジな位で… まだキチンとした性格とかがわからないんですよf(^_^;) そこで皆さんに聞きたいんです。 ヘンリー、ゴードン、ジェームスの性格、原作や人形劇のエピソード、及び擬人化したときの体格や顔、髪や目の色等のイメージを聞かせて下さい。 お願いしますm(_ _)m
僕らが作られた日 眩しい陽の下で 機関車の汽笛の 遠い残響 2人で聞いた 失くしたもの全て 愛したもの全て 車体(からだ)にとじ込めて 現在は何処を走ってゆくの 想いの潜む 憂苦の心 出会わなければ 傷つかぬままでいられた 錆びつかぬ誇り持つ魂 消え去らないで君の夢 希望宿しながら生まれてきた 一万年と二千年前から愛してる 八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった 一億と二千年後も愛してる 共に走ったその日から 僕の線路は君だけの支線 君はだんだんと大人になって 何度も何度も遠くへ行って 見守る僕が 老いてゆく僕が ガタガタになったとしても 君だけと走るために… 一万年と二千年前から愛してる 八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった 一億とニ千年後も愛してる 君と会ったその日から… 一万年と二千年前から愛してる 八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった 一億と二千年たっても愛してる 君と会ったその日から 僕の喜びの汽笛は絶えない
いきなりの投下失礼しました。ふと考えついたので。エドワード→ジェームスの設定で書きましたがゴードン→トーマス、ヘンリー→パーシーでもいけます。皆さんの一押しカップルを当てはめてみて下さい。 エドワード目線だと切ない…
563 :
風と木の名無しさん :2009/02/27(金) 23:08:09 ID:I6GU1DEY0
>>560 キャラクターの公式設定については、Wikiをご覧になった方が早いと思います。
擬人化イメージですが・・・
ヘンリー・・・細いシルエットの長身、髪は色素の薄い金髪、結構繊細そうな顔(でも整ってる)
ゴードン・・・大柄で屈強、精悍さと人の良さが混じった顔。髪と目は黒。肌の色は健康的な浅黒さ。
ジェームス・・・ソドー鉄道でも1,2を争う美青年(女子よりきれいかも)。すごく華やかなイメージ。
563さん ありがとうございます。参考にさせて頂きますm(_ _)m ちなみに今wikiやyoutubeで調べてきました。 私の中では ヘンリー…素直。優しい。大型三台の中では穏やか。 ゴードン…男前。豪快。大型三台の兄貴分。やっぱり威張り屋。 ジェームス…短気。お調子者。自惚れ屋。毒舌。 という印象でした。
↑引き続きあげます。 擬人化すると 年齢 ゴードン:19 ヘンリー:17 ジェームス:16(早生まれ) 身長/体格 ゴードン:185cm/大柄、筋肉質 ヘンリー:180cm/長身、細身 ジェームス:177cm/やや小柄、華奢 髪/瞳 ゴードン:黒灰/灰色(モノトーン) ヘンリー:緑/茶色(森の色) ジェームス:赤茶/金髪(アメカジ系) 一言で言うと ゴードン→ドイツ軍人 ヘンリー→イギリス紳士 ジェームス→アメリカン・ボーイ といったカンジです 長々失礼しましたm(_ _)m
566 :
風と木の名無しさん :2009/03/04(水) 17:49:59 ID:8Hg/uRqrO
軍人ゴードンテラモエス 背高そうだし筋肉質そうだから軍服似合うと思う 腕っぷしも強いだろうしね
567 :
風と木の名無しさん :2009/03/05(木) 12:40:18 ID:HbSkQ4jkO
いばりんぼだけど仕事にはプロ意識高いからな 厳しいけどどこか可愛い教官って感じかも
566さん 567さん そうですね。ゴードンは私の中で兄貴的な人ですから^^ 大型三台の長男です、彼(笑) ちなみに次男はヘンリー、三男はジェームスですね。性格的に(笑) (でも実年齢(製造日)はジェームスの方が上だったり 汗)
569 :
風と木の名無しさん :2009/03/05(木) 21:49:27 ID:bOEfjL+C0
>>565 さん
おお、ずいぶん3台の年齢を若く捉えておられるのですね。
私はもっと年上、20台のイメージがありますが(特にゴードン)。
>>569 さん
565=568です。
そうなんですよね。
なんか私の中でエドワードやトビー、ダックが年長者っぽくなっているのでf(^_^;)
大型三台の態度やはつげんはまだ大人になりきれてない感があるなと。
特にジェームスはなんとなく「見た目を気にする思春期の男の子」なカンジの発言が多いですし(笑)
でも確かにゴードンはもうちょっと上かも…(困)
571 :
風と木の名無しさん :2009/03/06(金) 23:53:18 ID:cQBke8bi0
>>570 いわゆる「とっちゃん坊や」というやつでしょうか(笑)
外側大人で中身はまだまだお子チャマ・・・と。
エドワードやトビーは年長ですが、そういえばダックって何歳なんでしょう???
若そうでもあり、年寄りそうでもあり・・・
ジェームスは小生意気なところがハイティーンの少年〜20代前半って感じがします。
でも実際の機関車はかなりの年寄りらしいですね。ちょっと意外。
>>571 さん
>>570 です。
ゴードンは「とっちゃん坊や」だと良いですね。
でも大型三台の中では大人かな??
ダックの年齢は25〜が良いなぁなんとなく…f(^_^;)
ジェームスは絶対ハイティーンが良いです(力説)
私的には20歳を越えない方が(16〜18)…(萌)
ちなみにヘンリーはジェームスより年上だけど、年が1番近かったら良いです(萌)
ヘンリーの口が悪くなるのはジェームスと話してるときだと、なお萌えます\(^p^)/ニヨニヨ
573 :
風と木の名無しさん :2009/03/20(金) 02:32:30 ID:GlRycCxRO
保守
唐突に上げます!! 私はゴードン×ヘンリーに萌えるんですが、みなさんはどうでしょうか?
575 :
風と木の名無しさん :2009/03/30(月) 23:24:50 ID:0+hcYZJx0
トーマスCDのなかの「パーシーも、いるよ!」セリフに三角関係を考えちゃうのってやばいかしら? 甘えんぼ攻めぽくないっすか?
577 :
風と木の名無しさん :2009/04/04(土) 04:03:17 ID:biDdKC5O0
全然やばくない むしろパーシーの天然っぷりが可愛い
トーマス×エドワードがキャッキャウフフしてるのを見かけたパーシーが 「ずるいやずるいや、エドワード!」と割って入る…ところまで妄想
むしろ天然小悪魔で
m
>>578 の続きの妄想
「僕だってトーマスのこと、好きなんだからねっ!ウワアーーーン」
走り去るパーシー。
「あっ、待ってよ、パーシー!…ごめん、エドワード。ちょっと失敬するよ。パーシーのことが気になるんだ。じゃ」
後を追うトーマス。
「ちょ、ちょっとー。…ひどいのはパーシーの方じゃないか」
置いてけぼりでぶんむくれのエドワード。
そんな3台を上空から見守るハロルド。
…なんかハロルドを出してみたかった。
長いのは書けん。
お目汚しスマソ
うふ〜ん
585 :
風と木の名無しさん :2009/04/10(金) 12:59:07 ID:fuzlvS/SO
流れぶった切ってすみません。以前「ソドー島に春が来た」を投下した者です。ドナルド×ダグラスのショートストーリーが書けたので投下します。
586 :
双子の仲直り@ :2009/04/10(金) 13:01:37 ID:fuzlvS/SO
双子の機関車ドナルドとダグラスはいつも一緒に仕事をしている。どちらもプライドが高く、またお互いなかなかガンコな性格である。そんな性格が災いしてか2人はけんかしてしまい、ドナルドに至っては穴に落ちるなど散々な事になってしまった。 知らせを聞いたダグラスがすぐに駆けつけ、無事に穴から引っ張り上げられたドナルドはダグラスにやっと自分から謝る事が出来た。 こうして仲直りした2人はダックと一緒に仕事を再開した。仕事を終えて機関庫に戻る途中、ダグラスはドナルドに言った。 「今夜は一緒の機関庫で寝ませんか、ドナルド。」 「もちろんですともダグラス。」 「ありがとう。」そう言うとダグラスは黙りこくった。 「…どうしたんです?」ドナルドが心配そうに尋ねる。 「昨日、私達別々の機関車で寝たでしょう。そこで初めて気付いたんです。」 「何にです?」 「夜1人で寝るのは、とても心細いという事に。フクロウの声や風の音、普段気にもとめないような小さな事が何だか怖く感じられて眠れなかったんです。」
587 :
双子の仲直りA :2009/04/10(金) 13:04:07 ID:fuzlvS/SO
「…」ドナルドは珍しく弱気なダグラスの話を黙って聞いている。 「今まで気付いていなかっただけで、心の底で私は恐れていたんです。暗闇を、そして孤独を。でも、ドナルドが一緒にいてくれるから、何も怖くなかった。ドナルド、こんな臆病な私をおかしいと思いますか?」 「それは私も同じですわ。隣にダグラスがいなくてどんなに寂しかった事か…。ダグラスに怖い思いをさせてしまって、本当に許しておくんなさい。」 「私こそ、ドナルドを寂しくさせてしまって、許しておくんなさい。」 2人は並んで機関庫に入った。もう、寂しく思う事も怖く思う事もない。今日、2人はお互いがなくてはならない存在だという事を心から実感した。「双子で良かったですな、私達。」寝る前にドナルドが呟いた。本当にその通りだとダグラスも思った。 双子の機関車は眠りについた。その寝顔は2人共とても安らかだった。 終わり
_lニニL | ::::| | ::::| .,''" ̄ヽ、 .,r '" ̄"'''丶,| ,,.. ::::i ̄`''''―-、 ./ \ / ^ ヽ\ ::::| _.._ |\ _i´ (゚)=(゚) ::::::::゙'i::`i,┴┴‐┐,〉 ||::|_ |,l| ●_● .:::l::::::! ..|:\ ||::| |\ ||,. .:::::.|:::::::i | 1`i|::|..| | i\ . | i, 〃 -------- ヾ .::::i::::,r' .| | .||::| | | ||li|\ └ヽ,. .::::: /:::::└──┴┐||::|..| ..| ”| ゙iヽ,_ _, /::::::::::::::::.,_;;;;;;;;;;;| ||::| |::::::::.|::,.'= r─-┐,r''" ̄r"''ー''''""__::::::::::::::::::i___∩ .| _|..|. ,..'' トーマスが、ゴードンの連結部分を刺激すると、ゴードンは体をよじらせて抵抗した 「やめるんだトーマス、そこは石炭を入れる場所だぞ!?」 「そんなこといったって、気持ちいいんだろ?」 ゴードンは、快感をこらえきれず、汽笛を鳴らしてしまった。 それを逃す、トーマスではない。 「ほーらゴードン。口ばっかり強がっていて、機関部分は正直じゃないか」 「ああやめてくれトーマス。車掌さんが驚いているから」 「だいじょうぶだよ、この時間はお客さんも乗っていない。回送中だから誰にも聞かれていないさ」 ゴードンが不自然に揺れるのを、車掌は線路の具合が悪いのかと無線で連絡をした。 「さっきからゴードンが揺れるんだ。トーマスを引っ張っているのにおかしいなぁ」 「ほら聞いたかいゴードン。君が動けば動くこと疑われるよ」 その言葉に思わず車輪をきしませるゴードン。トーマスの底意地の悪い責めは、執拗にゴードンを追い詰めていった。 「ヘンリーや、ジェームズは知らないだろうね、普段は威張ってばかりの君がいいようにされているだなんて」 その言葉に、ゴードンはまた汽笛を鳴らす。心の折れる音だった。 というお話。 次は、ヘンリーやジェームズが、トーマスに堕とされるという、お話。 ナレーション 森本レオ..
>>585 乙です
この2人好きなので萌えさせていただきました
590 :
風と木の名無しさん :2009/04/18(土) 21:48:39 ID:ZAqr13qx0
私もドナダグ大好き 特に「ふたごのけんか」でドナを一生懸命助けたダグの勇姿に萌えたw
591 :
風と木の名無しさん :2009/04/19(日) 23:10:31 ID:lvp3kor+0
592 :
風と木の名無しさん :2009/04/21(火) 01:49:17 ID:U3MOv0So0
双子の機関車はラブラブだね 自分はゴードン×トーマスも大好きだ
593 :
風と木の名無しさん :2009/04/21(火) 15:24:08 ID:XSJi8zCQO
私も。包容力あるゴードンと可愛いトーマスの恋物語が好き。
594 :
風と木の名無しさん :2009/04/21(火) 19:22:33 ID:/wgQfNwYO
>>589 作者です。ありがとうございます。いきなり思いついて書いたのでかなりあっさりした話になってるんですが…次はゴードンと誰かを絡ませた小説を書いてみようと思います。
595 :
風と木の名無しさん :2009/04/22(水) 19:47:16 ID:fe/y6NpdO
連投失礼します、
>>594 です。
夜中いきなり何かが降臨して来ました。一部擬人化有のトーマス×ゴードンです。
596 :
夢で逢いましょう@ :2009/04/22(水) 20:12:27 ID:fe/y6NpdO
ある涼しい夏の夜。ソドー島はお祭りだった。たくさんの観光客が島を訪れ、機関車たちはその観光客を海や山に連れて行った。 車体に4の番号を持つ大型機関車ゴードンは、仲間の機関車と共に機関庫で安らかに寝息をたてていた。彼は毎日重い急行車両を引っ張り、島中を飛ぶような速さで走り回っている。 ゴードンはこの仕事に誇りを持っているが、やはりとても疲れる仕事である。皆のお祭り気分をよそに、彼は早々と寝てしまった。 ふとゴードンは、おかしな感覚に気がついた。何だかふわふわ浮いているような、今までにない不思議な感覚。 彼はその感覚の正体が何なのかすぐ分かった。なんと彼は人間になっていたのだ。機関車にある筈もない腕が生え、車輪の代わりに足が生えていた。彼の自慢のつやつやとした青色のボディが、肌色に変わっている。 「い…一体どういう事なんだ、これは!?俺は機関車だ…なのに今の俺は、確かに人間になってるぞ!?」 ゴードンは驚愕した。何がどうなっているのか全く分からない。とにかく落ち着け、そう自分に言い聞かせるも、彼の思考回路はパンク状態だった。 その時、後ろから声がした。 「ゴードン。」 ゴードンはびっくりして振り向いた。そこにはあどけな
597 :
夢で逢いましょうA :2009/04/22(水) 20:17:49 ID:fe/y6NpdO
ゴードンは訝しげに少年を見てから少し考え、意を決して聞いた。 「まさか、お前は…トーマスか?」 少年はにっこりと頷く。成程よくよく見てみると、どこかトーマスの面影がある。細くて小柄な体に、幼さを残す可愛らしい顔。トーマスの大きな目は、ゴードンの信じられないというような表情を映している。 トーマスはゆっくりゴードンに歩み寄り、そして彼のたくましい背中に細い腕を回した。 ゴードンはますます驚いた。どうしてトーマスがこんな事をするのか理解出来なかった。自分が人間になった事よりもはるかに理解し難い状況だ。 トーマスはゴードンを見上げながら話した。 「これはね…君の心の中さ、ゴードン。君は心のどこかで、こうなる事を望んでいたんだ。君は気付いてなかったかもしれないけどね。」 そうだったのか…ゴードンは徐々に落ち着きを取り戻していった。生意気でいたずらっ子だが愛嬌があって皆の人気者のトーマスに、ゴードンは友情とも呼べないような複雑な感情を抱いていたのは事実だった。 ゴードンもトーマスの華奢な背中に、筋肉質ながっしりした腕を回した。 「トーマス…」 見詰め合う二人。どちらからともなく、自然と唇が重なった。トーマスの温もりが、唇から伝わってくる。軽く唇を触れさせたまま、トーマスがささやく。 「好きって言って、ゴードン…」
598 :
夢で逢いましょうB :2009/04/22(水) 20:20:06 ID:fe/y6NpdO
ハッと目を覚ます。と、そこは真っ暗な機関庫だった。いつもの見慣れた風景。皆、ゴードンが目を覚ました事など気付かずぐっすりと眠っている。 「夢、だったのか…」 さっき見た夢が頭の中でぐるぐる回っている。興奮のためかゴードンの息は荒くなっていた。心臓がバクバクいっているのが分かる。 そうだ、俺はトーマスの事が好きだったんだ。ずっと前から。だけどそれを言葉にする前に、俺は夢の世界から覚めてしまった。 「目を覚まさなければ良かったな…」彼は苦笑しながらつぶやいた。 ゴードン再び眠りにつこうと目を閉じた。また夢で逢おうぜ、トーマス。今度はちゃんと言うからな、「お前が好きだ」と。 彼はそう思いながら、緩やかに夢の世界へと堕ちていった。 おわり
599 :
作者 :2009/04/22(水) 20:23:02 ID:fe/y6NpdO
以上です。相変わらずケータイからで読みにくくてすみません… 恋モノは初めて書きました。これから精進致します!読まれた方ぜひ感想下さい。
600 :
風と木の名無しさん :2009/04/24(金) 20:52:09 ID:WyzGFwGN0
>>599 ありがとうございます!
ゴードン×トーマス大好きなので、とっても嬉しいです。
601 :
風と木の名無しさん :2009/04/26(日) 18:09:16 ID:i6DJcAak0
ゴードンとトーマスの淡い恋・・・素敵です
602 :
風と木の名無しさん :2009/05/01(金) 09:27:01 ID:uWdlZCgZ0
私もドキドキしましたv またご都合の宜しいときに、新作投下をお願いします!
603 :
風と木の名無しさん :2009/05/01(金) 14:47:56 ID:pWtBPSdhO
作者です。皆さんありがとうございます!後から見たら@の文章が途中で切れてました、すみません… 今度はトーマス視点で続き書きます。
604 :
風と木の名無しさん :2009/05/02(土) 13:24:51 ID:H5hldi2J0
楽しみにしてます 頑張って下さい
605 :
風と木の名無しさん :2009/05/08(金) 00:19:33 ID:/w5cuc990
ゴードンって結構そっち系の知識とかもありそうな年齢なのに いざトーマスを前にするとなかなか・・・ってなりそうでカワユス
606 :
風と木の名無しさん :2009/05/11(月) 23:07:29 ID:7KIw3Jej0
「夢で逢いましょう」の続編完成しました。一応話がつながっているので、先 にそっちを読んでから読むのをおススメします。 トーマス×ゴードン、嫌いな方はスルーでお願いします。
607 :
熱い視線のその先に@ :2009/05/11(月) 23:10:13 ID:7KIw3Jej0
好きだ。 好きなんだ。 お前の事が。 …トーマス… ゴードンはあの衝撃的な夢を見た後から、どうも浮ついた感じだった。もちろん仕事はきちんとこなすが、暇さえあれば夢を思 い返し、トーマスの事を考えている。この俺が誰かに恋をするなんて、と彼は人知れず苦笑をもらした。 日に日にトーマスへの想いは強くなっていく。しかしそれを本人に告白してもいいものか、ゴードンは悩んでいた。好きという 想いだけではなく、トーマスと大の仲良しのパーシーやバスのバーティーに嫉妬までしていた。彼はそんな自分に嫌気がさしていた。 「おっはよ〜う、ゴードン!今から君の急行を取りに行ってくるよ!僕ってホントに優しいと思わない!?」 そんなゴードンの複雑な心境に気付く筈もなく、トーマスが無邪気に声をかけて来た。 「あ、ああ…悪いな、トーマス。いつもありがとうよ。」 何とか平静を装って、ゴードンは返事をした。たったこれだけの事で、鼓動がとてつもなく早くなる。 トーマスは訝しげにゴードンを見た。どうせまた鼻で笑われ、嫌味でも言われるんだろうと思っていたので、この反応は予想外 だったのだ。とはいえ、感謝されるのは気分がいい。 「ゴードンにそんな事を言われるなんて思ってもみなかったな〜。まっ、それだけ僕が役に立つ機関車だって事かな!」 トーマスは鼻高々に走り去って行った。ゴードンは、トーマスが見えなくなるまでその後ろ姿を眺めていた。
608 :
熱い視線のその先にA :2009/05/11(月) 23:11:36 ID:7KIw3Jej0
最近、ゴードンの様子がおかしい。ぼーっと遠くを見つめている事が多いし、しゃべる時何故かキョドってるし、何よりやたら 視線を感じる。 何か悩みでもあるのかな、トーマスはそんな風に軽く考えていた。まぁ、責任ある重要な仕事をしているから、多少の悩み位あ るだろう。よし、今夜こっそり聞いてみよう。トーマスはクスクスと笑った。 美しい月の光が、ソドー島を包みこむように優しく照らす。皆とっくに寝ている時間だ。ゴードンは、眠っている他の仲間を 起こさないよう、そーっと機関庫に入って来た。 (来た来た…) トーマスはほくそ笑んだ。実は彼はずっと起きていた。ゴードンが遅く帰ってくるのは知っていたから、起きて彼の帰りを待ち、 話をしようと思っていたのだ。一応寝たふりをしているので、ゴードンはトーマスが起きているのに気付かない。 「おかえり。」 ゴードンの隣でトーマスがささやいた。 てっきり熟睡しているものだと思っていたので、ゴードンはびっくりした。 「起きてたのか!?」 「うん、ずっとね。君、最近ちょっと変じゃない?何か悩み事でもあるの?」
609 :
熱い視線のその先にB :2009/05/11(月) 23:12:57 ID:7KIw3Jej0
ゴードンはドキッとした。こいつ、まさか感づいているのか!?俺が日々お前に向けていた熱い視線に… 「ねぇ、絶対誰にも言わないって約束するから、僕にだけ教えてよ。何かあったの?」 目を輝かせながら、トーマスが聞いてきた。どうやらそこまで気付いてはいないらしい。ゴードンはホッとした。だが、このま ま自分の気持ちを押し隠していてもいいのか?今は告白するには絶好のチャンスだ。機関士もいないし、起きているのは俺とこい つだけ。 ゴードンは口の中がカラカラになる程緊張していたが、意を決して話し始めた。 「俺は…」 「俺は、何さ?」 「俺は…お前が好きだ、トーマス!」 「…は?ゴードン、何言って…」 「嘘じゃない。本気なんだ、トーマス。この事を話したら、俺はお前に嫌われるかもしれない。そう思っていた。だけど言わず にはいられなかった。どうか俺の話を黙って聞いて欲しい。」
610 :
熱い視線のその先にC :2009/05/11(月) 23:14:35 ID:7KIw3Jej0
トーマスは、ゴードンに言われた事が信じられなかった。何言ってるんだよ、ゴードン。冗談よせよ。そう言おうと思ったが、 混乱していて言葉が出てこない。それにゴードンの表情はいつになく真剣で、どこか苦しそうにも見える。とても冗談を言って いるようには思えない。 「俺は、前からお前に対し友情とは違う何か特別な感情を抱いていた。ずっとそれが何か分かっていなかったが、ようやく気付いたん だ。ああ、俺はこいつの事が好きなんだな、と。お前が俺の事をどう思おうと、軽蔑しようとそれは構わない。俺はお前の事が 好きだ。」 好きだ。その言葉がトーマスの頭の中をぐるぐる回っている。ゴードンが僕の事をそんな風に思っていたなんて。彼を思い悩ま せていたのは自分だったのだ。 僕は…ゴードンをどう思っているんだろう?偉そうに威張ってばかりだけど、自分の仕事にとても誇りを持っていて、仲間が ピンチの時は全力で助ける、男気あふれる立派な機関車。 重い沈黙を破ったのは、トーマスだった。 「君の事、嫌いになんてなる訳ないだろ?好きって言ってもらえて、すっごく嬉しいよ。ありがとう、ゴードン。」 嘘偽りのない、屈託な笑顔で言う。
611 :
熱い視線のその先にD :2009/05/11(月) 23:22:25 ID:7KIw3Jej0
ゴードンは一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに顔中に優しい笑みが広がった。罵倒されるかもしれないと覚悟していたの で、トーマスの言葉は彼を元気付けた。少なくとも嫌われてはいないようで、ゴードンはホッとした。 「もう一度…好きって言って、ゴードン。」 自身が人間になってしまった夢の中の「彼」と同じ台詞を言われた。ただし、今度は夢ではなく、現実の世界で。 「好きだ、トーマス。」 「僕もだよ…ゴードン。」 隣では、トーマスがすやすやと寝息をたてている。ゴードンはその寝顔を見ていた。きっと、今まで誰も見た事がない であろう、母親のような穏やかな顔で。 一度だけじゃない、何度でも言うさ…この声が枯れるまで。いつか壊れて、動けなくなってしまうその日まで。 「トーマス、好きだ。俺がお前を一生守ってやる。」 綺麗な満月と闇に佇むフクロウが、恋が実った2台の機関車を静かに祝福した。 おわり
612 :
風と木の名無しさん :2009/05/11(月) 23:25:00 ID:7KIw3Jej0
以上です。う〜ん、やっぱり恋モノは難しい…オチが尻すぼみになってしまったぁ… 楽しんでもらえたら幸いです。
613 :
風と木の名無しさん :2009/05/13(水) 19:42:45 ID:PJ9aeBPD0
>>612 尻すぼみだなんてとんでもないです。
ゴードン、トーマスと両想いになれて良かった(^^)
この2台大好きなので、幸せになれるお話は読んでいて心が温まります。
614 :
風と木の名無しさん :2009/05/14(木) 21:32:45 ID:kZ891eAB0
私も! トーマスの世界には、やっぱりハッピーエンドが似合うよね☆
615 :
風と木の名無しさん :2009/05/15(金) 20:29:30 ID:Twi1odfi0
ラスティーとダンカンって何気にお似合いじゃね
616 :
風と木の名無しさん :2009/05/16(土) 23:36:33 ID:en3GdRsK0
>>615 ハロルドとラスティーもお似合いだと思うよ
こんなスレがあるとは…!今日からトーマス見始めます
618 :
風と木の名無しさん :2009/05/19(火) 13:43:34 ID:Ra0Toaxm0
>>618 わわ、わざわざありがとうございます
ようつべで第9シーズンから見始めました
今って何シーズンの何話あたりなんですか?
重ね重ねすいません
620 :
風と木の名無しさん :2009/05/20(水) 23:58:38 ID:h3gP5YGD0
621 :
風と木の名無しさん :2009/05/22(金) 01:52:35 ID:Tka7PKI80
しかし去年から放映始まって、9シーズンから開始なのにもう11シーズンか。 途中季節柄抜かした話があったらしいけど、早いなあ・・・。
622 :
風と木の名無しさん :2009/05/23(土) 01:13:36 ID:NiDfdLOx0
ゴー×トマ要素が強い 「トーマスとにげたくるま」はまだだっけ? 早く観たいなあ
sage進行のがよくないかな?
>>623 そうなの?
このスレageてる人が多いから
それに合わせただけなんだが、sageの方がいいなら今度からそうするわ
625 :
風と木の名無しさん :2009/05/25(月) 23:58:53 ID:H0iHb+x60
ちょっと下がりすぎだったのでageるね
>>622 youtubeにあったけど消されてたよね
何が問題だったのか
今日本屋の洋書コーナーにゴー×トマを連想させる英語絵本が
ちょっとあったので立ち読みしてしまった
626 :
風と木の名無しさん :2009/05/26(火) 14:35:32 ID:bikh+yvb0
>>625 というと
『Catch Me!Catch Me!』とか?
あれはここに投下されたSSの元ネタでもあったよね
627 :
風と木の名無しさん :2009/06/04(木) 23:04:29 ID:G0hkvUk+0
洋書コーナーにあるトーマスの絵本は何気に絵がきれい
628 :
風と木の名無しさん :2009/06/07(日) 21:59:10 ID:vNX5Raf90
>>626 つかまえてごらんなさい、なお誘いは萌える
ミツル 「トーマスのエンジンの音がどうもおかしい・・・。 DMF32HSEエンジンのシリンダーで2気筒が死んでいるときの音ですね・・・。」
トーマス(新型) 今度は蒸気機関車の車体はそのままで、ディーゼル機関車にしてみました。 エンジンはDD13と同型のDMF31形エンジンで、変速機はリスホルム・スミス式のTA-10です。 変速1段・直結2段の多段ギアを採用しています。コンバータは当然2段4要素です。 非力なトーマスといえど、機関車だもの、客車や貨車を一度に何両も引っ張るため、 平坦な区間であれば、キハ40なら14両を引っ張れる程度の引張力を確保しています。 それくらいの強い力でないと、機関車として成り立ちませんので。
やえもんは?
632 :
風と木の名無しさん :2009/06/19(金) 00:16:51 ID:BSFf8ixL0
やえもんナツカシス 時期的にはトーマスの方が先だっけ?
633 :
風と木の名無しさん :2009/06/26(金) 00:28:10 ID:RA23lwFs0
>>632 そう。
だけどどっちかがどっちかのパクリということではもちろんない
634 :
風と木の名無しさん :2009/07/03(金) 21:33:08 ID:ysOu09Wd0
機関車擬人化っていうのは日英共通なんだね 擬人化だからそこに恋愛感情が生まれても何の不思議もない
635 :
風と木の名無しさん :2009/07/05(日) 10:32:15 ID:jo2/pG8JO
ゴードン「いそげやいそげ〜…うっ」 トーマス「ソドー島一の早さだね」
636 :
風と木の名無しさん :2009/07/07(火) 11:15:52 ID:Aj83gcxdO
どういう早さだw
禿ワロタ
>>635 ゴードンは最高で160km/hは出せる。
しかし、性能面を考えると、95km/hほどで走るのが精一杯だと思うぞ。
トーマスは最高の条件が得られても、75km/hほど出せればいい方だ。 すなわち最高速度の低いローカル線向けの機関車で、日本の機関車ならC11に該当する。
640 :
風と木の名無しさん :2009/07/11(土) 22:01:21 ID:UixI0inx0
ゴードン「さあどうだトーマス」 トーマス「止めて、止めて〜!」 ゴードン「まだまだぁ!付いてきてもらうぞぉ!HAHAHAHAHA!」
641 :
風と木の名無しさん :2009/07/16(木) 00:11:36 ID:LL3LLKyU0
ゴードン・・・鬼畜攻めか
642 :
風と木の名無しさん :2009/07/18(土) 20:54:35 ID:q9K5Urhq0
>>640 第1話って考えてみれば結構エロい台詞だよな
644 :
風と木の名無しさん :2009/07/22(水) 23:12:20 ID:yUXj2g280
>>642 自分は最後の「可愛いトーマス君」でゴー×トマに萌えた
あれ英語の原文だとただの「little Thomas」なのに
なんで「ちびのトーマス」にしなかったんだろう。
リトルにカワイイってニュアンスが含まれてるとか?
646 :
風と木の名無しさん :2009/07/24(金) 22:44:02 ID:zQ5VG1Qr0
おちびちゃん=かわいい? ちと無理かな
647 :
風と木の名無しさん :2009/07/25(土) 16:06:30 ID:IRfIBC5lO
ゴードン×トーマス大人気だなぁ…って事でageつつ小ネタ投下。 「なあ、トーマス。ちょっと手伝って欲しい事があるんだが。」 急行を引っ張って帰って来たゴードンがトーマスに話しかけた。 「えっ、何さ?」 「今日中にある素敵な物を届けなくちゃならんのだが、俺だけじゃちょっと大変なんだ。一緒に来てくれるか?」 「分かった、すぐ行くよ。」 トーマスはプレゼントを運ぶのだと思い、ワクワクしながらゴードンの後ろについて行った。だがゴードンは、大きな駅も通過しどんどん先まで進んで行く。トーマスは少し不安になった。 「ゴードン、素敵な物ってどこにあるんだい?」 「もう少しだ。」 やがて2人はブラックロッホ城のすぐ手前の線路にたどり着いた。 「何もないじゃないか〜?」 「あれを見てみろ、トーマス。」 ロッホ城の後ろに見えるのは、ジェームスのボディより赤い、燃えるような夕焼け。それが湖に映り、キラキラ輝きとても幻想的だった。 「わぁ、すっごく綺麗…」トーマスは思わずため息をついた。 「素敵な物、届けたぞ。」 ゴードンはニヤリと笑った。彼はトーマスにこの景色を見せたかったのだ。トーマスもそれが分かり、ニッコリ笑った。 「ありがとう、ゴードン。とっても素敵なプレゼントだよ。」 2人は日が暮れるまで、ずっとそこで夕日を見ていた。 おわり
648 :
風と木の名無しさん :2009/07/26(日) 21:53:16 ID:yIohha8k0
>>647 さん
ありがとうございます!
4×1大好きなので・・・幸せです!!
649 :
風と木の名無しさん :2009/07/29(水) 02:05:06 ID:3oZgUkrw0
>>647 なかなか粋なプレゼントをするゴードン兄貴・・・惚れました!
650 :
風と木の名無しさん :2009/07/31(金) 03:10:11 ID:Aq8yVZ/P0
そういや今週は久々にゴー×トマ話が観られたな。 何だかんだでトーマスには優しいゴードンが大好きさ。
651 :
風と木の名無しさん :2009/08/05(水) 21:42:35 ID:J3nIcl9W0
>>650 あれ日本語版が全然youtubeに上がってこないんだけど
何かあったのかな?
652 :
風と木の名無しさん :2009/08/13(木) 18:37:05 ID:xHiLmc9K0
そういえば動画の多くが消されちゃってたね。 せっかくの萌え要素だったのに
ニコニコと関西再放送でハマった私が通ります ヘンリーかわいいよヘンリー。 大型三人組好きだわ〜 でもヘンリーって案外絡みが少ないような気が… ゴードンはオールマイティーだしジェームズはアレだから最初はやたら主役回多いし… でも×ヘンリー派なので三体いるだけでなんでも妄想出来るからいいけども
>>353 ↑同感です!
ヘンリーは優しげな可愛さ(?)がある気がするVv
655 :
風と木の名無しさん :2009/08/21(金) 00:34:36 ID:C0PDEFGM0
ヘンリーは受けかな? 相手は誰だろ
まさかコレに萌える日がくるとは思わなかった… とりあえず『ゆうれいきかんしゃ』でトーマスを驚かすパーシーかわいいよパーシー
>>655 個人的にゴードン×ヘンリーか
ジェームズ×ヘンリー。
大穴でエドワード×ヘンリー。
>>657 良い!!!
ゴードン×ヘンリーVv
何となく男前×乙女ってカンジがします
みなさんはどうですか?
エドワード×ヘンリーのエドワードはちょい腹黒希望(笑)
659 :
風と木の名無しさん :2009/08/21(金) 23:07:21 ID:C0PDEFGM0
>>656 「ひゅ〜うv」だね!パーシーはただでさえかわいいのに・・・!
彼は時々攻めか受けか迷う。
>>658 腹黒というか年長者としての余裕をたっぷり持ってそうな感じがする。
で、若いヘンリーは何だかんだで彼の思うままv
>>659 自分の中では受けも攻めも無邪気にやるイマゲ>パーシー
けどフルーツの話(タイトル失念した)で緑色の液体をぶっかけられてたのは非常にけしからんかった
661 :
風と木の名無しさん :2009/08/21(金) 23:30:02 ID:C0PDEFGM0
>>660 「くだものれっしゃ」だね。
他にも「けむしになったパーシー」では黒蜜かかってるし
「パーシーのチョコクランチ」ではチョコまみれになるし
「パーシーのマフラー」では顔面ジャムだらけになるし
・・・何気にこの子ってけしからん演出が多くね?
>>661 マフラーの話は未見だけどジャムかかるのかwww
ちょっとココア飲んでくる
こりゃあうまいココアだぜぇ!! とこやにいったダックのダックとエドワードの会話に萌え
664 :
風と木の名無しさん :2009/08/22(土) 20:45:00 ID:VgSvotGa0
ダックを庇ってくれたのはエドワードだけか・・・ まあ彼は大型三台集と違って直接の被害者じゃないっていうのも あっただろうが しかしあの回のダックはほんとかわいそうだった
665 :
風と木の名無しさん :2009/08/22(土) 21:58:38 ID:TMN65GjdO
機関庫から追い出されたダックかわいそう過ぎてちょっと泣けた。その後のエドワードの優しさ&微笑みにも泣けた。 ゴードン×トーマスが人気だから何個か話投下したけど、エドワードの話も書きたい。誰と絡ませるのが良いかな?
666 :
風と木の名無しさん :2009/08/22(土) 22:14:14 ID:VgSvotGa0
>>665 自分はジェームスとの絡みが好きだけど
幸せなCPなら誰とでもいい。
作品楽しみにしていますね!
667 :
風と木の名無しさん :2009/08/23(日) 03:44:08 ID:7tjfA5W/O
ジェエドジェ、エドダクエドあたりが好きだな しかしお人好し先輩は誰と絡んでも新鮮だw
668 :
風と木の名無しさん :2009/08/23(日) 11:54:42 ID:a9Gk5alxO
とりあえずエドワード×ジェームスの話を書いてみます。×ヘンリーもそのうち書くかも…。エドワードは誰とでも絡ませられるキャラだから話がたくさん作れそう。
>>668 わぁ楽しみですVv
待ってまぁ〜すo(^-^)o
…×ヘンリーも大好物っす(笑)
是非お願いしますm(_ _)m
670 :
風と木の名無しさん :2009/08/23(日) 17:17:55 ID:i8gIesZ/0
>>668 頑張って下さい。
楽しみにしていますね!
671 :
風と木の名無しさん :2009/08/25(火) 00:25:19 ID:bY+MgXyB0
パーシーはあの天然ぶりと犯罪的な可愛さがたまらん 時々理性を失いそうになるw
672 :
風と木の名無しさん :2009/08/25(火) 01:41:09 ID:oAApyyDhO
>>668 です。エドワード×ヘンリーの話の方が先に書けたので今日中に投下します。
>>658 氏のアイディアを借りました。黒エドワード・微エロ表現有り。嫌いな人はスルーで。
673 :
黒い薔薇と毒林檎@ :2009/08/25(火) 11:27:18 ID:oCrYXosh0
誰に対しても聖母のように優しく、頼りになる大ベテラン機関車・エドワード。彼の隠れた性格を知っているのは、ヘンリーただ一人。今日も、気の弱い緑色の大型機関車は、彼の掌の上で転がされることとなる―… 通算三度目の「フライング・キッパー事故」の被害者(もとい加害者)となったヘンリーは、みじめな気持ちで運ばれていた。子ども達にからかわれ、クランキーにバカにされ、すれ違う機関車からもクスクス笑われ…いっそのこと、海に沈んでしまいたいと思える位だ。 ずっと落ち込んでいるヘンリーを見かねたエドワードが声をかけた。 「そんなに気にするなよ、次は気をつければ大丈夫さ。」 だがその後、ヘンリーの顔のそばでエドワードが小さくささやいた。 「悪い子だね、ヘンリー。君には“おしおき”が必要みたいだね。」 ヘンリーは血の気がひいていくのを感じた。横目でチラリとエドワードを見ると、嗜虐的な、黒い笑みを浮かべている。誰も知らないエドワードの本性が表れたのだ。 「じゃあお休み、ヘンリー。」 一瞬で普段の彼に戻り、さわやかに機関庫に帰って行った。ヘンリーは“おしおき”のことを考えると頭が痛くなったが、寝たらすぐに忘れてしまった。
674 :
黒い薔薇と毒林檎A :2009/08/25(火) 11:39:03 ID:oCrYXosh0
数日後、ヘンリーはゴードンの丘で立ち往生していた。急な上り坂な上に風が横から吹き付けてくるこの丘は、パワーのあるヘンリーでも登るのは一苦労なのだ。貨車の重さでなかなか前に進めないヘンリーに、機関士が言った。 「後押し機関車の応援を呼んでくる、ちょっと待っててくれ。」 10分程経過すると、後ろから聞き覚えのある汽笛が聞こえてきた。 「ヘンリー、エドワードが来てくれたぞ。これで時間通りに着けそうだ。」 「もう大丈夫だよ、ヘンリー。」 そう言ってエドワードはヘンリーの後ろにつくと、ぐっと思い切り押した。が、いつもと何か違う。他の機関車がやるような「連結」ではないのだ。おかしいと思ったヘンリーの頭の中に、あの時のエドワードの言葉がフラッシュバックした。 (悪い子には、おしおきが必要だね…) あっ、と思った時にはもう遅かった。連結器がねじこまれるような感覚。痛さもあったがそれ以上に、何とも言えない快感がヘンリーを襲う。例えるのなら男女の睦み合いのような感じだが、ヘンリーに分かる筈もない。 「あ…エドワード、やめてく…れっ」 軽く喘ぎながらも、必死に言葉をつなぐヘンリー。
675 :
黒い薔薇と毒林檎B :2009/08/25(火) 11:49:33 ID:oCrYXosh0
「ほら、ヘンリー、急がないと遅れるよ?」 エドワードはそ知らぬ顔で、なおもヘンリーを後ろから押し続ける。エドワードも興奮しているのか、一際熱い蒸気を吹き出している。ヘンリーは頭がぼーっとしてきた。気を抜いたら意識を手放してしまいそうだ。そう、まるで絶頂を迎える時のように… 気が付いたら、ゴードンの丘を登りきっていた。 「よし、よくやったぞヘンリー!」 機関士の声でハッと現実に戻された。ヘンリーの思考は正常に機能せず、まだクラクラしていた。夢か、うつつか。彼は、逃れようのない快楽の海にはまってしまったことをこの時は知らなかった。 一方、連結を外したエドワードも、気持ち良さと満足感でボンヤリしていた。始めはヘンリーがどんな反応をするのか面白がっていたが、彼自身も沸きあがる欲を抑えきれなくなっていた。また1つ新たな楽しみを見つけたエドワードは、1人でほくそえんだ。 (君にはいつでも…“おしおき”してあげるよ、ヘンリー?) 次はどんなおしおきをしようかワクワクしながら、エドワードはゴードンの丘をゆっくり下って行った。 おわり
676 :
風と木の名無しさん :2009/08/25(火) 11:53:17 ID:oCrYXosh0
以上です。お粗末でした。エドワード、ドS!!少女マンガにありがちな、一見優等生だけど、実は…ってのをイメージして書きました。 エロ難しい…ダメ出しどんと来いです。
678 :
風と木の名無しさん :2009/08/25(火) 17:58:22 ID:bY+MgXyB0
681 :
風と木の名無しさん :2009/08/27(木) 14:06:03 ID:yDsoFN9b0
682 :
↑作者 :2009/08/27(木) 15:57:41 ID:DJHfGtAnO
感想ありがとうございます、感激です!皆さんの言葉を励みに頑張りますね。黒エドワード、シリーズ化出来そう…×ジェームスはもう少しで完成なので書けたら投下します。
683 :
風と木の名無しさん :2009/08/27(木) 22:56:19 ID:fmNFoxAP0
>>682 こちらこそ、素晴らしい作品をいつもありがとうございます。
どうぞ、ご自身のペースでお書きになってくださいね!
684 :
風と木の名無しさん :2009/08/30(日) 23:12:31 ID:1lkmvALw0
エドワードはそっち方面でも知識が豊富だと思うんだ 経験はどうか知らないが
685 :
風と木の名無しさん :2009/08/30(日) 23:52:41 ID:ECBHwhNoO
>>684 知識豊富に同意
経験はあってもなくてもオイシイと思う
686 :
風と木の名無しさん :2009/08/31(月) 01:58:31 ID:JtTtA+aL0
エドワードの性格上、知識は年の功でふんだんにあるでしょうが 本当に好きな人としかしなさそう 誰彼構わず・・・って言うのは嫌いだと思う
そんな常識人の牙城を崩すのがいいんじゃないかw
受け前提だったらソドー島に来る前、他の奴らに無理矢理…ってのもアリかと
689 :
風と木の名無しさん :2009/09/01(火) 15:15:57 ID:PhGUhHbA0
690 :
風と木の名無しさん :2009/09/03(木) 22:20:25 ID:WOR6iMwz0
こないだ黒エドワード×ヘンリーの話を投下した者です。エドワード×ジェームスの話が出来ました。 エドワード知識豊富設定・ちょいM。
691 :
混ざり合う赤と青@ :2009/09/03(木) 22:33:49 ID:WOR6iMwz0
「ねぇ、エドワード。“ヤる”ってどういう意味?」 ボシューッ!!!エドワードは尋常じゃない量の蒸気を思い切り噴き出した。 「な…何を言ってるの?ジェームス…」 「いやぁ、それがね…」 事の発端は、こうで。ジェームスが給水している間、彼の機関士と機関助手はいわゆる恋バナで盛り上がっていた。どうやら機関士に、最近彼女が出来たらしい。 「付き合ってどれ位経つんだっけ、オマエ。」 「んー、そろそろ一ヶ月かな。」 「そっか、じゃあ、やる事はヤったんだな?」 「ばっ…馬鹿!!こんな昼間から…俺たち、今は仕事中だぞ!?」 「ま、いいじゃねえか。その様子だと、もう楽しんだみたいだな。後でゆっくり話聞かせろよ?」 …という訳だそうだ。 「一体何をやったんだか、気になって仕方なくてさ。しかも楽しんだらしいんだよ。」 パーシーを遥かに上回るミラクル天然パワーを炸裂させながら、ジェームスはエドワードに意気揚々に話した。ふざけているのではなく、真面目に気になっているようだ。エドワードは冷や汗が止まらなかった。 エドワードは、このソドー島の機関車の中では1、2を争う程生まれは古い。ダテに長く生きている訳ではなく、長年培った豊富な経験と知識がある。もちろん、“そっち系”の知識もだ。“物知りエドワード”―彼はいつからか、そう言われるようになった。
692 :
混ざり合う赤と青A :2009/09/03(木) 22:47:54 ID:WOR6iMwz0
「君なら、どういうことか分かるだろ?エドワード。頼むから教えてくれよ。」 元々正直で根が優しいエドワードは、この状況を上手く切り抜ける術を持っていなかった。ウソなどつける性格ではないのだ。なかなか答えないエドワードを見て、ジェームスは更に爆弾発言をした。 「じゃあ、やってみてくれる?僕と。」 ボイラーが破裂しそうな勢いで、エドワードはまたも蒸気を噴出した。一体何を言っているんだ、ジェームスっ!!? 「じゃ、今日の夜ね。忘れないでよ、エドワード。」 もごもごしているエドワードをよそに、ジェームスは勝手に話を進めていく。エドワードは、車体よりもブルーな気分で、鬱々と仕事に取り組んだ。 そして…来るな来るなと願っていた夜が、とうとう来てしまった。 「さぁ、エドワード。約束通り“ヤって”みよう?」 目を爛々と輝かせ、白い歯を見せながらさわやかな笑顔で言うジェームスを見て、エドワードはもうどうとでもなれ、とヤケクソになった。 「わ…分かった。じゃあ、力を抜いてね…行くよ?」 次の瞬間、猥らな声が闇に響いた。 「え…エドワード…これが、“ヤる”ってことなのかい?」 「そうだよ、ジェームス。もう分かったでしょ?さぁ、そろそろ寝…」 「何言ってるのさ。こんな気持ちいいこと、僕初めてなんだよ。もう一回やってくれる?そしたら今度は交代して、僕が君にやるからさ。」 エドワードは何もかも諦め、ジェームスの本能のままに従うことにした。今夜は眠れそうにないな… 決して混ざり合うことのない赤と青が今、ひとつになった。 おわり
693 :
作者 :2009/09/03(木) 22:51:06 ID:WOR6iMwz0
以上です。前とは逆にMなエドワードにしてみました。エロ要素をもっと入れたかったけど、なかなか難しい…淡白描写になりましたが、楽しんでもらえたら嬉しいです。
取り敢えずsageと改行をしてくれたらと思う。
此処って上げても別に平気なんじゃなかったっけ?
sageた方が良かったんですか…失礼。次からそうします。
ちょ、ジェームズ可愛すぎる! エドワードもよく頑張ったw
698 :
風と木の名無しさん :2009/09/07(月) 00:35:18 ID:r5MscLji0
>>695 ここはageても別に平気だよー!
>>693 作者様
いつもありがとうございます!
MなエドワードGood!です。普段はナルシー君なのに妙なところで初心なジェームスも可愛らしいv
699 :
風と木の名無しさん :2009/09/09(水) 14:13:29 ID:C1dm9r4v0
第12期って放送するんだろうか?どこかで折り返しが来る予感が・・・ それにしてもYouTubeとニコニコでトーマスを投稿している奴いるが、投稿しては自分の都合で消すの繰り返しでうざすぎる
700 :
風と木の名無しさん :2009/09/09(水) 17:34:56 ID:R0cV7lWm0
701 :
風と木の名無しさん :2009/09/09(水) 22:39:48 ID:C1dm9r4v0
702 :
風と木の名無しさん :2009/09/14(月) 22:34:01 ID:ZDr2wU6m0
最近はネタに出来そうな話が無くて寂しい。 ヒット社に変わってからだな。
703 :
風と木の名無しさん :2009/09/15(火) 23:26:43 ID:ifA4eX5r0
明日はトーマスの日。みんな早起きしようね。
>>702 そんな貴方に、11シーズンの小ネタをば。言葉攻め大好きエドワード先輩。
「ヘンリー、今日君は子ども達にプレゼントを運ぶという大切な仕事を任されたのに、遅れたよね。何でだか、理由を言ってご覧。」
「そ、それは…幸運な…貨車を…探していたからっ…」
「やるべき仕事を、やらずにかい?ホントに君は悪い子だね…」
「エドワード…頼むからもうやめて…っ」
「口答えは許さないよ、ヘンリー。この間みたいに、車輪が動かなくなっても良いの?」
「ううっ…」
「返事は?」
「ハイ、分かりました…」
「いい子だね…今日は、一晩かけて可愛がってあげるよ?」
その機関車、ドSにつき―…
705 :
風と木の名無しさん :2009/09/16(水) 01:26:53 ID:CnsIjbdY0
>>704 おお!神降臨!
しかしエドは年長者だからか?他の機関車にいろいろ言われても
何だかんだで仲間の扱いには長けているような。
『せんろのうし』での最後の方、ゴードンと話してるエドワードは一枚上手って感じがした
707 :
風と木の名無しさん :2009/09/16(水) 07:25:55 ID:wfB+ZvccO
ゴメン、一枚上手の意味をちょっと履き違えてた なんか大人の余裕で応えてるなぁってことを言いたかったんだ
いきすぎだよ ジェームス
709 :
風と木の名無しさん :2009/09/22(火) 12:21:40 ID:TUNnEGed0
yがてじゅうたんはマードックから放れ、すれるように トビーの屋根にトビ移った
710 :
風と木の名無しさん :2009/09/24(木) 21:36:32 ID:b2JcwMwg0
そういやトビーはあまり他の機関車との絡みを連想できないな ヘンリエッタという奥様(だよね?)がいるからかな
トーマスとアニクラの関係は何だろう…友達?
712 :
風と木の名無しさん :2009/09/25(金) 16:30:12 ID:UVmukb/r0
>>710 第8期以降はヘンリーたちとからんでるよ
713 :
風と木の名無しさん :2009/09/26(土) 00:35:01 ID:6bmlFtTc0
>>713 トマアニクラ百合いいと思った
自分はテレンス×トーマスに地味に魅かれてるよ
包容力温厚(でもヤルときはヤル)オヤジ攻×生意気(でも素直)ショタ受的な意味で
トーマスの悪態に気を悪くするでもないテレンスの大人の余裕がたまらん
擬人化するならテレは小柄だけどガチムチなアラフォー農夫がよい。
715 :
風と木の名無しさん :2009/09/27(日) 02:31:41 ID:Osp9EXNa0
テレンスは農夫なのか 農作業だけでなく除雪作業とか何でもこなすよね トーマスを雪から引っ張り出したりする力持ちでもある 本業は農家なのかな トーマスと初めて会ったときは畑を耕していたし 農作業つながりでトレバーとも仲が良かったりして
716 :
風と木の名無しさん :2009/09/29(火) 21:18:19 ID:eYTVorQ/0
バーティーもトーマスと仲いいよね 彼の擬人化はどんなだろ 若くて元気いっぱい(でもトーマスよりは少し年長?)な 運転手かな 制服が似合いそう
717 :
風と木の名無しさん :2009/09/30(水) 01:45:17 ID:EJlhvk4gO
>>716 自分も擬人化バーティーはそんな感じなんだけど
グリリバの影響でイケメンになってるw
718 :
風と木の名無しさん :2009/09/30(水) 02:15:21 ID:cdRq7/Ox0
トーマスのキャラで擬人化したら 醜い人は多分いないと思うんだナー みんなそれぞれ一生懸命に生きてるから
719 :
風と木の名無しさん :2009/10/01(木) 21:34:21 ID:4LqVubN+0
>>718 同意。
年齢は擬人化する人によって様々だろうけど
みんな働き者だから良い顔をしているだろうね。
720 :
風と木の名無しさん :2009/10/02(金) 00:32:03 ID:KE86xtaO0
そうだね。 何かを一生懸命にやっている人に 悪い人はいないと思うよ、基本的に。
721 :
風と木の名無しさん :2009/10/03(土) 01:17:09 ID:q19b2X/t0
>>717 グリリバ?と思ったら自己解決した。
オリバーもきっと美形さんだろうねv
トードは彼を一途に慕っているのかな。
722 :
風と木の名無しさん :2009/10/04(日) 23:26:43 ID:m97ddIM20
クランキーは誰と絡む?
723 :
風と木の名無しさん :2009/10/06(火) 23:19:07 ID:tdXjw+bI0
>>722 自分はトビーを押す。
『トビーの午後のお休み』見てときめいたv
声優変わってからのクランキーは何か渋くて良い それにしても11期終わったからもう日本で放送しないのかな…
725 :
風と木の名無しさん :2009/10/07(水) 15:13:51 ID:E4/99zdj0
>>724 『港のかくれんぼ』のクランキーは渋い声と可愛い台詞のギャップが激しくて萌えたよv
トーマスが日本で放映されなくなったら寂しいね・・・。
726 :
風と木の名無しさん :2009/10/07(水) 21:15:40 ID:E4/99zdj0
727 :
風と木の名無しさん :2009/10/08(木) 01:06:01 ID:ttNZIbE9O
つべで日本語版トーマスのテーマ聴いてたら「ヘンリーはエドワードと仲良し」って歌詞が出てきて吹いた 他の機関車たちは『頼りになる』とか『しっかり屋さん』って感じで紹介されてたのに何故こんな歌詞になったんだwww けしからんもっとやれ
728 :
風と木の名無しさん :2009/10/09(金) 01:40:26 ID:453oD+Ou0
>>727 なんだそれはwwwwwwwwwwwwwwww
えっと、エドワードが攻でいいのかな・・・?
729 :
風と木の名無しさん :2009/10/12(月) 20:52:55 ID:hXLKJKno0
>>729 ヘンリーの方が大型なんだが性格的に攻めは想像しづらい
730 :
風と木の名無しさん :2009/10/12(月) 21:58:15 ID:diRrkQ8oO
>>729 姐さん自己レスw
個人的には二人とも優しい性格だからどっちがどっちでもおk
むしろ友達以上恋人未満な関係だと良い
731 :
風と木の名無しさん :2009/10/12(月) 22:24:40 ID:hXLKJKno0
>>730 ぎゃー何をやってるんだ私は・・・徹夜なんてするもんじゃない;
ご指摘thx
あえて言うなら、上でもちょっと出てたが年齢が上のエドワードがリード・・・と
いうのが個人的なイメージ。
いずれにしろあまり生々しい感じではないかな。心温まる優しい関係っていうか。
732 :
風と木の名無しさん :2009/10/12(月) 22:44:31 ID:vvuPj43E0
ここで空気を読まずに ジェームス→エドワード→ヘンリーの一方通行が好きと言ってみる
久しぶりに何か話を書いてみようと思った。ズバリ皆さんのオススメカップルを教えて下さい。後はこんな関係だったら良いな〜っていうのも。(ほのぼの系とかSM系とか。)
734 :
風と木の名無しさん :2009/10/13(火) 23:51:02 ID:RoFvPZS1O
>>733 個人的にはジェームス×エドワードが読みたいです
季節的にハロウィンネタとかどうかな?
擬人化で仮装してる話が少し前のレスにあって萌えたw
735 :
風と木の名無しさん :2009/10/14(水) 21:57:34 ID:NpeY07qr0
>>733 おお!女神様降臨!
私もジェームス×エドワードを拝読したいですが、宜しいでしょうか?
関係についてはお任せ致します。
ハロウィン良いですね!みんなで仲良くほのぼの〜な感じで。書けたら投下します。
737 :
風と木の名無しさん :2009/10/16(金) 21:15:28 ID:5VCQDuPP0
話書けたので投下します。割と長めです。 ハロウィンネタ、色んなキャラが出てきますがエドワード×ジェームスです。
暑かった夏も去り、ソドー島に秋が訪れた。青々としていた草木も衣替えしていく。 島には相変わらずたくさんの行楽客がやって来て、観光を楽しんでいた。機関車たちは忙しいながらも客の嬉しそうな笑顔を見ては、役に立っていると誇りに思うのだった。 とあるさわやかな秋日和の空の下、ティッドマス機関庫に車体に1から11の番号を背負う機関車が終結した。 何も聞かされないまま機関庫に集まるよう言われたので、一体何があるのだろうと皆ワクワクしていた。 いつものようにゴードンとジェームスが自慢大会を始め、他の機関車たちは適当に相づちをうちながらおしゃべりに華を咲かせている。 ふいに車のエンジン音が聞こえたかと思うと、愛車に乗って局長のトップハム・ハット卿が現れた。 機関車も機関士もピタリとしゃべるのをやめ、姿勢を正す。 「わざわざ集まってもらってご苦労じゃった。皆楽にして良いぞ。諸君を呼び出したのは、今月末に開催されるハロウィン・パーティーについて話し合うためだ。今年は、機関車にも仮装させようと思っとるんだ。」 「それって、僕らも子どもたちみたいにオバケとかに変身するって事ですかー?」 目を輝かせながらパーシーが尋ねた。 「そういう事だ。君らには2人ないし3人で1組のチームを作ってもらい、各自で話し合って自由に仮装してもらう。 ちなみにどのチームが1番良いか決める、コンテスト形式にする予定なんだ。それぞれ協力し合って、優勝目指して頑張ってくれ給え。」 機関車たちは興奮し、勢いよく汽笛を鳴らした。様々な汽笛が一斉にこだまする。 皆で色々話し合い、チーム分けは機関士が作ったクジで決める事になった。 結果は、トーマスとゴードンとヘンリー、パーシーとトビー、エドワードとジェームス、ダックとドナルド、そしてダグラスとオリバーの5つのチームが出来上がった。
「よーし、1位は俺たちが頂くぞ!」とゴードンはいつになく張り切っている。 「ダグラス、負けませんぞ!」 「いやいや、勝つのは私たちのチームですわ!」 珍しくペアではない双子のドナルドとダグラスだが、今回はそれが良かったようでお互い程良く対抗心を燃やしている。 「早速、何になるか考えなくちゃね!」 トーマスの一言で、それぞれのチームが作戦会議に入った。 皆寝る間も惜しんで何に仮装するか考えたので、大体のチームは2、3日で案がまとまっていた。ただ1つのチームを除いては。 「ねえ、エドワード。僕たちもそろそろ決めなきゃ、ほんとにまずいんじゃないの?」 「それは僕だって分かってるよ、ジェームス。でも、やろうと思っていた魔法使いはもう取られちゃったじゃないか。なかなか良いのが思いつかないんだよ。」 他のチームは機関士と共に衣装や小物の準備にとりかかっているのに、自分たちのチームはまだ何に仮装するかすら決まっていない。 ついさっき小生意気なトーマスに、「君たちまだ何も決まってないんだって〜?もしかして出ないつもりなのかい?」とからかわれ、余計に焦っているのだ。 「とにかく、明日までに決めよう。そうしないと、間に合わなくなるからね。じゃあお休み、エドワード。」
エドワードは、100年近く生きていてもこれ程までに悩んだ事はないんじゃないかという位悩んでいた。 ハロウィンらしく魔法使いで、と思っていたのだが、トーマスたちのチームが魔法使いのトンガリ帽子を調達しているところを目撃してしまい、仕方なく諦めた。 ピエロも思い浮かんだが、どうもハロウィンのイメージとは合わない。あくまでも“恐いもの”にならなくては、と思うとますます分からなかった。 瞑想中の修行僧のようなしかめっ面で考えていると、日頃たまった疲れも相まってかエドワードは知らないうちに眠ってしまっていた。 ハッと目を覚ますと、小鳥のさえずりが耳に入ってくる。朝だ。まずい、寝てしまった…と後悔しても、もう遅い。 重い足取りで、エドワードはジェームスの元へ向かう。 「おはよう、エドワード。僕いい考えがあるんだけど、ハロウィンらしくカボチャのオバケに仮装するっていうのはどうかな?」 「う、うん、いい考えだね。それにしようか?」 エドワードはジェームスと目を合わせる事もなく淡々と答えた。 ジェームスは彼の様子に眉をひそめ、聞き返した。 「で、君はどんなのが思い浮かんだの?」 「僕は…えっと、その…」 何かパッと思いついたものを言おうとしたが、今まで散々考えても案が出なかったのに、今いきなり出てくる訳もない。観念して口を開いた。
「ごめん、ジェームス。あれから色々考えたんだけど、全然何も思い浮かばなくて。気付いたら寝ちゃってたんだ。」 「もういいよ、分かったよ!!」 ジェームスは、自らの口からこんな言葉が出てきた事に驚いた。それでも、勢いは止まらない。 「結局君は他人任せで、何もしていないんじゃないか!!僕だって昨日は貨車も客車も牽いてクタクタだったのに、一生懸命考えたんだぞ!君は甘えてるだけなんだよ!!」 ジェームスは次々とまくしたて、エドワードはそれを悲しそうな顔で黙って聞いていた。 「もう、こんな事になるなら…」 君とじゃなくて、別の誰かと組みたかった。それを言葉にする前に踏みとどまったが、きっと言わんとしていた事はエドワードにも伝わっているだろう。 ジェームスは、エドワードとのチームが決まった時正直嬉しかった。 エドワードは物知りだし、何だかんだで彼を尊敬しているから。彼と一緒に、優勝を取りたかった。 それなのに…そう思うと、感情が高ぶってついきつい口調で怒ってしまった。 「ごめんね…」 エドワードが申し訳なさそうに謝ったが、ジェームスはそれに答えることもなく無言で去って行った。 ジェームスもエドワードも、一言も会話せず黙々と仕事に取り組んだ。 仕事を終えて機関庫に戻っても、2人共終始無言だった。
その日の夜、エドワードは夢を見た。パーシーとダックが、並んで海を眺めている。 「船に乗って、海を渡ってみたいなあ。」 「無理だよ、機関車は船になんて乗らないよ。僕らが走るのは、海じゃなくて線路さ。」 2人の様子を見ていたエドワードが、後ろから声をかけた。 「僕らが生まれるずっと前にね、大きな船に乗って世界を旅してる人たちがいたんだよ。海賊っていうんだ。彼らはこんなに広い海も恐れない、勇者なんだよ。」 「へぇー、さすがエドワードは物知りだね。」 ダックは感心し、横でパーシーがもっと話を聞かせてくれとせがむ。 エドワードはゆっくりと目を開けた。どうやら昔の夢を見たらしい。 「…そうだ、いい事を思いついたぞ!」 次の日、エドワードは機関士に計画を話した。 「それはいい!きっとどのチームともかぶらないだろうし、優勝出来るぞ!早速用意しよう。」 「ありがとうございます。ジェームスにもし会ったら、昨日は悪かったと伝えて下さい。」 ジェームスは、エドワードの機関士から“いい考え”を聞いた時、最初は少し困惑したがすぐ承諾した。 こうしてようやく、チーム全体が1つにまとまった。
あれよあれよと時は過ぎ、目前に控えたハロウィン・パーティーの準備で島中が慌ただしくなっていた。 島をあげての一大イベントなので、誰もが気合を入れている。機関庫もにぎやかに飾りつけられ、機関車たちのテンションも最高潮だ。 ついに、待ちに待ったハロウィン・パーティーが開かれた。 市長や公爵夫妻、そしてイギリス本土の鉄道関係者も大勢招待され、たくさんの人が見守る中仮装コンテストは始められた。 トップバッターはトーマス、ゴードン、ヘンリーチーム。1番早くリハーサルを行っていたチームだ。 ゴードンとヘンリーはその大柄な車体を生かしモンスターになり、トーマスは彼らを退治する魔法使いになった。 真っ黒いトンガリ帽子をかぶったトーマスはなかなか様になっている。 何ともバランスの取れたチームで、1発目から強敵が出たと評された。 2番めはダック、ドナルドチーム。 2人ともスパイダーマンになったようだ。車体にペンキでクモの巣のようなペイントを施したのだが、彼らの見事な装飾に「おー」と声があがった。 ドナルドの機関室に、小さなあひるが乗っている。こういうパフォーマンスも、彼らは忘れない。 3番目はパーシー、トビーチーム。 パーシーは小さいコウモリ、トビーは親分のバットマンに扮していた。 頭にちょこんとコウモリの耳の形をしたカチューシャをのせ、口にも牙の飾りをつけたパーシーは「可愛いー!」と大好評だった。 4番めはダグラス、オリバーチーム。 黒いマントをはおり、顔に銀色の仮面をつけた彼らはまさにヴァンパイアそのものだ。 機関車が仮装しているとは思えない程、非常に完成度が高かった。
いよいよ、1週間前までもめていたエドワードとジェームスのチームの出番になった。 この舞台を華々しく飾るトリである彼らに、観客の期待は自然と高まる。 エドワードとジェームスは、海賊の仮装をして出てきた。 海賊になくてはならない幅の広い大きな帽子をかぶり、片目にドクロの眼帯をはめている。 顔には、歴戦の猛者を思わせる荒々しい傷跡。 赤と青という正反対の色を生かし、彼らはまるで対峙し合う2人の海賊みたいになっている。 とてもりりしく勇ましいエドワードとジェームスの姿に、会場は大きな拍手に包まれた。 仲間の機関車たちも2人の姿に圧倒され、口々にすごいと褒め称えた。 エドワードもジェームスも照れくさそうに、でも誇らしげに堂々と佇んでいた。 5つのチーム全てのアピールタイムが終了し、ハット卿が前へ進み出た。 「これで、11台の機関車による仮装コンテストを終了します。 結果発表ですが、どのチームも個性を生かしており、わしの予想をはるかに超えたレベルの高いコンテストだった。どれか1つのチームに優勝を贈るのはとても難しいのです。 ですから、優勝は全部のチーム、という事でいかがでしょう?」 人々が、盛大な拍手で返事をした。
「では、我らの素晴らしい仲間に、乾杯!!」 ハット卿の乾杯の音頭で立食パーティーが始まり、皆大いに盛り上がった。 機関車たちも満面の笑みだった。 彼ら全員に、ボディを塗り替えるためのペンキと良質の石炭がプレゼントされた。 皆が歌を歌ったり踊ったりしている中、ジェームスがエドワードにそっと話しかけた。 「この間はごめんよ、エドワード。君のおかげで、こんな素敵なコンテストになったんだよ。」 「悪いのは僕なんだから、謝らないで。君と組めて良かったよ、ジェームス。」 「ありがとう。その…」 ジェームスが頬を赤らめながら聞いた。 「これからもずっと、パートナーでいてくれるかい?」 エドワードは、ニッコリ微笑んで答えた。 「もちろんだよ。」 ここに、人知れず1組の幸せなカップルが誕生した。 おわり
以上です。書いていてとても楽しかったです。 今までのは少し見づらかったようなので、改行を増やしましたがどうでしょう? ここをこうしたら良い、という意見あったらどんどん言って下さい。
VIPからきますた
749 :
風と木の名無しさん :2009/10/17(土) 17:19:08 ID:yKfGx6jW0
>>747 大作GJです、とても良かったです!
機関車たちの仮装もそれぞれの個性にマッチしていますし、
素直になれないジェームス、でも最後にエドワードと想いが通じ合えたのも心が温まりました。
750 :
風と木の名無しさん :2009/10/19(月) 00:31:50 ID:PPiC3gMw0
>>739-746 拝読している方もとても楽しかったですよー
ありがとうございます
トーマスのお話は皆優しい雰囲気になれるのがいいですね。
751 :
風と木の名無しさん :2009/10/20(火) 14:54:40 ID:0gwE8qP3O
機関車たちの仮装、素敵でした☆
>>747 ですが皆さん感想ありがとうございます!12月になったらクリスマスの話を書く予定です。まだまだ未熟者ですが温かく見守ってくれたらと思います。
753 :
風と木の名無しさん :2009/10/20(火) 22:57:07 ID:EMao9Lrb0
>>752 わー、ありがとうございます!
クリスマスが待ちきれないです!
どうかよろしくお願いします!
754 :
風と木の名無しさん :2009/10/24(土) 23:17:03 ID:bR8sL+fy0
クリスマスと言えば機関車たちのサンタ扮装が大好き
755 :
風と木の名無しさん :2009/10/26(月) 18:14:07 ID:Eyaaa6W0O
>>754 三角帽被ってるの可愛いよね
煙突の有効活用w
161*69*25の腐女子です。 学生時代は美術部でした。今でも801絵描いてます。 私はもちろん結婚していませんが、腐女子は未婚の負け犬が普通なので気にしてません。 マンコほじりが三度の飯より好きな淫乱乙女で、仕事中もホモのことばかり考えてるド変態です。 東にホモあれば飛んでパンツを脱ぎ、西にゲイあればマンコを濡らします。 ホモが無ければ生きていけない、こんな私のマンコをほじくってくれる年上受けの801本 会社の上司と部下、野球部先輩後輩、従兄弟のお兄ちゃん受け、ノリ良くほじくれるものがいいです。 少年漫画の801なら、マンコに思いっきり突っ込んであげる。 とりあえずメール下さい。 ボボが801を待っている。
757 :
風と木の名無しさん :2009/10/28(水) 02:27:16 ID:qO8rFf/j0
>>755 後で機関士が掃除するの大変そうだけど(煙突つまるし帽子汚れそうだし)
それでもあの可愛い演出が大好きだ
ところでソドー島のクリスマスには機関車たちが学校とかに
プレゼント届けてたっけ
学校かわからんが 子供たちにエドワードとジェームスがプレゼント届けにいく話はあった
760 :
風と木の名無しさん :2009/10/28(水) 20:22:34 ID:qO8rFf/j0
>>758 d。
やっぱりあの2台は・・・
>>759 自分も期待してる。
擬人化でやっても似合いそう!
761 :
風と木の名無しさん :2009/10/29(木) 08:40:56 ID:ANCI0JxRO
>>760 『ヘクターってこわい』でもあの2台、一緒に働いてたよね
青と赤、優等生とお調子者って感じで色と性格が対照的だから話にしやすいのかな
この間ロッキーが来た話を見たがエドワードかなり性格悪くなったな…
763 :
風と木の名無しさん :2009/11/02(月) 17:05:05 ID:VRS4m9pPO
>>762 あれは向こうの国でも批判がきたくらい改悪されてたからなぁ
この板的にはドSというか腹黒キャラと捉えた方が良いんだろうか
でもやっぱエドワードは優しい性格じゃないと嫌だ(´・ω・`)
だろうな… 君となんか働きたくないとか酷すぎるもんな 俺もエドワードは優しい派! ここ見てたらマイナーなのかと思えてきた(´・ω・`)
765 :
風と木の名無しさん :2009/11/04(水) 01:07:47 ID:OEPa/kbK0
>>764 私もあの話は嫌いだ
脚本家は原作を1冊目から読み直して反省するべき
ところでこのスレではエドワードは年長者ゆえの優しさも
後輩たちを甘く言葉攻めする超絶技巧も持ち合わせるキャラとなってるみたいだが
少なくともあの話みたいに「意地悪キャラ」認定している人はいないよ
766 :
風と木の名無しさん :2009/11/06(金) 20:25:20 ID:9qVtud690
確かに底意地悪いキャラではないよね・・・
767 :
風と木の名無しさん :2009/11/10(火) 00:49:14 ID:u+eAk/Hg0
>>761 自慢好きなジェームスもエドワードには素直になってる感じ
最近のをざっと見た後に初期を見ると 確かに結構性格が丸くなってる気がするw
ハット卿×ミスターパーシバル…なんて言い逃げしてみる
770 :
風と木の名無しさん :2009/11/14(土) 18:43:00 ID:WMhjSYWy0
>>769 言い逃げしないで具体的な内容をきぼんw
771 :
風と木の名無しさん :2009/11/16(月) 22:59:01 ID:YfsEOogE0
そういえばハット卿はソドー島の路線のひとつを ミスター・パーシバルに任せたっていう設定なんだっけ。 やはり2人はそういう関係だからこそ・・・ ちなみにイギリスで良家の子弟が通うパブリック・スクールや名門大学では 昔からその手の関係になる男子学生が多かったそうだ。 2人が同じ学校の先輩・後輩関係で、共同で事業をしているうちに・・・なんて なってたら萌える。
772 :
風と木の名無しさん :2009/11/17(火) 00:54:01 ID:KrAoWS1T0
英国のパブリック・スクールについて書かれた本
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%96%E3%83%AA% E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E
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在学中は広義の同性愛的関係になる生徒が多いそうだ
もっとも触れ合うだけの関係に留まる場合が殆どらしいか
深い仲になる人間もいないわけではないらしい
ハット卿とミスター・パーシバルだけじゃなく
機関車たちも擬人化したらそんな関係になるかな
機関車擬人化学園パロディーとかもやってみたい
元気な腕白坊主の新入生トーマス&パーシー
優しい生徒会長のエドワード
おっとりした園芸部長ヘンリー
力自慢の体育会系ゴードン
学園一の美形ジェームス
落ち着いた働き者の最上級生トビー
転校生で一生懸命だが少々口の悪いダック
同じく転校生でいつも一緒のドナルド・ダグラス
不幸な境遇から救い上げられた誠実なオリバー&トード・・・とか
機関車学園イイ! 高山鉄道の校舎はちょっと離れた山の中にあってストイックな感じそう
774 :
風と木の名無しさん :2009/11/17(火) 23:47:33 ID:KrAoWS1T0
>>773 ありがとうございます!
高山鉄道の面々も考えてみました。
素直で丁寧に仕事をするピーター・サム
当初は生意気で喧嘩っ早かったのに
何故か途中から慎重な性格になったサー・ハンデル
気のいい働き者のラスティー
厳しさと優しさを併せ持つ生活指導担当教師・デューク
ところで今書きながら
擬人化機関車ホストクラブなんてのもいいなあ・・・なんて思ってしまいましたw
こんなスレがあったなんて
776 :
風と木の名無しさん :2009/11/17(火) 23:56:46 ID:KrAoWS1T0
>>774 すみません自己レス
ロックが大好きでちょっぴり乱暴者のダンカン
777 :
風と木の名無しさん :2009/11/18(水) 00:15:06 ID:sQ4g73AG0
高山学園に追加 スカーロイ:昔はヤンチャだったけど今は落ち着いた上級生。 レーニアス:冷静沈着でスカーロイの良き理解者。 ところでハロルドやジェレミー、バーティーやトレバーなんかはソドー学園に入るのか?
機関車学園フイタwwww 個人的にビルとベンは小学生の高学年〜中学に上がる前ってイメージかな ハロルドたちは教育実習生で学園に来てるというのを何故か受信した
タイガーモスは生徒の前でかっこいいとこ見せようとして失敗ばかりな体育の実習生 エドワードとトビーは教師でもいいと思う。年齢的に。
781 :
風と木の名無しさん :2009/11/18(水) 21:06:43 ID:sQ4g73AG0
>>778 >>779 確かに彼らはそれくらいの歳ですよね・・・トーマスたちより少し年下で
まだまだ腕白盛りの坊やというか。
トーマスたちは日本で言うなら高校生くらいの歳でしょうかね。
タイガーモス不憫ですwでも生徒からは人気あるといいな。
エドワードは古株の物知りだから古典とか文法、または歴史担当、
トビーは動物の扱いに長けているから生物教師辺りでしょうか。
機関車ホストクラブ… 店一番の酒豪ゴードンが二日酔いで参ってるところに 若手ホストのトーマスが「怠け者!その位の酒で二日酔いだなんて」とあおってゴードン激怒 次の日にゴードンは客の前でトーマスをドンペリ一気飲み対決に巻き込んでベロベロにして謝らせる なんてのを受信しました
783 :
風と木の名無しさん :2009/11/18(水) 21:30:58 ID:sQ4g73AG0
>>780 ホストクラブ考えてみました。
トーマス:まだ駆け出しだがどんな仕事も率先してこなす。少しずつ指名も増えてきた明るい若手。
エドワード:最年長の古株。だがその豊かな教養と柔らかい物腰でコアなファンが多い。皆の良き相談相手。
ヘンリー:若手随一の癒し系で、ハーブやアロマなどの知識も豊富。繊細な性格が客の母性本能をくすぐる。
ゴードン:いつも元気で豪胆な兄貴キャラ。売り上げは常にトップを争う。大きな仕事前に契機づけて欲しい客は彼を指名。
ジェームス:そのゴージャスな美貌とエレガントな立ち居振る舞いで人気NO.1。プライドが高いが、エドワードにだけは素直。
パーシー:トーマスより少し後に入ってきた新人。可愛らしい悪戯っ子キャラで幅広い年齢層に受けている。
トビー:以前の店が廃業になったため、ハット卿のスカウトで移ってきた。長年の経験で培われた、誠実で優しい接客には定評がある。
ダック:大西部クラブからヘッドハントされた若手。実力の高さゆえか少々生意気だが、決して憎めない性格。
ドナルド&ダグラス:スコットランドから移籍してきた双子で中堅クラス。ウィスキーの審美眼とカクテル作りの腕前はピカ一。
オリバー:前の勤務店をクビになったところをダグラスに救われた。苦労人ゆえか仕事は非常に真面目で丁寧。独特のバリトンに魅了される者も多い。
トード:オリバーを慕う若手ホスト。彼のためには何でもする覚悟ができている。下品な客をうまくあしらう術に長けている。
トップハム・ハット卿:往年の名ホストで現在は『クラブ・ソドー』のやり手経営者。一癖も二癖もある従業員らを見事に懐かせている。
ただし彼らが時折起こすトラブルのせいで、その会計はたびたびピンチになる。
・・・すみません、とりあえず11番までとハット卿についてのみ考えました。
他のキャラもまたアイディアが思い浮かんだら書きます。
784 :
風と木の名無しさん :2009/11/18(水) 21:34:11 ID:sQ4g73AG0
>>783 わわ書き込んだらすごいことに・・・読みにくかったらすみません!
>>782 すごく・・・見てみたいです!
785 :
風と木の名無しさん :2009/11/18(水) 22:25:46 ID:sQ4g73AG0
連レスごめんなさい。 少しだけ続きを考えました。高山鉄道はまだ思い浮かばない・・・。 ビル&ベン:トーマスたちに憧れる双子。未成年なので店には出入り禁止だが、接客方法などをこっそり学んでいる。 ステップニー:『クラブ・ソドー』の系列店、『ブルーベル』勤務。どんな客も彼と接するとたちまち礼儀正しくなる。 ハロルド:『クラブ・ソドー』の系列店『スカイハイ』勤務。パーシーとは良い意味で競争相手。店のパトロールも担当。 ジェレミー:『スカイハイ』の新人。実直な性格でどんな仕事も着実にこなす。トーマスは最初彼に憧れていた。 ハーヴィー:『クラブ・ソドー』の用心棒的存在。しかし性格は至って温厚。ロッキーと共に皆の心強い味方である。 スペンサー:ライバル店『クラブ・デューク』のナンバーワンホスト。ゴードンとは常に競り合う仲。ナルシストだが腕は確か。 アーサー:『クラブ・ソドー』港町支店勤務。魚料理が得意で、時折客に振舞う手料理は人気。何故かトラブルに遭いやすい。 マードック:ホストとしての実力は十二分だが、喧騒を嫌うため裏方に徹している。力持ちなので各店への物資運搬作業が多い。 ファーガス:ハット卿の補佐役。規則には非常に厳しいため一部煙たがる向きもあるが、店の好評は彼の貢献によるところが大きい。
>>782-785 自分は
>>780 で連呼してた者ですが……とんでもない萌えの投下で車輪が壊れちゃうよう!
なんかクレクレ厨みたいですみませんでした。今夜は萌えでいい夢が見られそうです。
787 :
風と木の名無しさん :2009/11/18(水) 23:52:05 ID:sQ4g73AG0
>>786 いえいえ、こちらこそお気に召したようで何よりです。
また次回に高山鉄道のメンバーも考えますね。
どうぞ今宵は良い夢を。
788 :
風と木の名無しさん :2009/11/19(木) 01:14:37 ID:ww+HIddN0
すみません、私個人で高山鉄道のメンバーを考えさせて頂きました。 宜しければどうぞ。 高山支店 『クラブ・ソドー』の支店。本店と違い山中にあるので、ホストクラブと銘打ってはいるものの、鉄道従事者と その家族・友人が一日の仕事の疲れを癒すパブに近い雰囲気。暖かい暖炉を囲むような家庭的な店。 ミスター・パーシバル:『クラブ・ソドー』高山支店長。長年ハット卿の右腕的存在であり、数年前に高山支店の 経営を任された。ハット卿との関係については妖しげな噂があるが真偽は不明。 ナンシー:高山支店の厨房で働く少女。やや子供っぽいダンカンにお説教することが多いが、悪くは思っていないようだ。 スカーロイ:高山支店のベテラン。若い頃はわがままで他人と衝突することも多かったが、今は丸く聡明な人柄に成長した。 基本的には真面目な努力家。ちょっぴり臆病な一面も。 レーニアス:若い頃からのスカーロイの同僚。性格は慎重かつ誠実。若い女性を喜ばせるよりも、スカーロイと共に年配の 婦人と昔話に花を咲かせることが多い。 サー・ハンデル:非常に活発な少年で、喧嘩早いところもあり、よくデュークに叱られている。しかし天真爛漫な性格が幸い してか客受けは上々。 ピーター・サム:お人よしで少しおっちょこちょいな若手ホスト。サー・ハンデルには良く振り回されているが何だかんだで 彼を可愛がっている。 ラスティー:頼りがいのある心優しい若者。普段は接客を主としているが、人手不足のときにはホールスタッフ、受付など何でもこなす。 ダンカン:少々乱暴者でせっかちだが、根は優しい。歌とギター演奏が抜群に巧く、皆にせがまれてロックンロールをよく 披露している。ナンシーに対してはいわゆるツンデレ。 デューク:エドワード、トビーと並ぶ最長老。礼儀作法には厳しく、若手3人は彼が育て上げた。客もホストも酒が一通り 回ると、彼の話す物語を楽しむのが定番である。
789 :
風と木の名無しさん :2009/11/19(木) 01:33:37 ID:jc8EQ+9rO
ちょっと気が早いと思うけど、次スレはどうする? 前スレ載せる以外のテンプレとか作る必要あるかな? 「どこに行けば会えますか?」な素晴らしいホストの流れをフライング・キッパー切りしてゴメン 姐さんたちの想像力にニヤニヤが止まらないw
790 :
風と木の名無しさん :2009/11/19(木) 22:55:26 ID:YFEeKzcZ0
791 :
風と木の名無しさん :2009/11/19(木) 23:58:21 ID:ww+HIddN0
>>789 ありがとうございます。
次スレはまだ大丈夫じゃないでしょうか。
950を超えた辺りで立てればいいと思います。
テンプレについては、これまで誰かの書き込みやお話が原因で
議論その他のトラブルになったことはないので、基本的には「荒らし禁止」
などの一般的な注意と現スレのリンクでこと足りるでしょう。
792 :
風と木の名無しさん :2009/11/19(木) 23:59:18 ID:ww+HIddN0
連続投稿すみません。
>>790 何があったのですか?
ウィキペディアは殆ど利用しないのでよく分からないのですが・・・。
>>789 とくにないと思うよ
このスレの人いい人ばっかだから注意点とか必要ないだろうし。
>>790 せめてどのへんか教えて、長い。
まぁウィキだししょうがない。
学園もホスクラも誰か書いてたりしにかな
すごく読みたいわw
794 :
風と木の名無しさん :2009/11/20(金) 23:53:11 ID:xRnYRsvX0
ホスクラはイメージが沸かない・・・ 学園の方は少し構想ができてます しかし書けるかどうか・・・
795 :
風と木の名無しさん :2009/11/21(土) 16:19:15 ID:eMe6oApk0
>>794 すごく楽しみにしてます
頑張ってください
796 :
風と木の名無しさん :2009/11/21(土) 22:43:32 ID:zaTI854N0
>>792 まだ登場が確定していないボコかキャロラインが出るとかほざいてる。
前にはまだ放送されてないダックやオリバーなどの声優の嘘の情報を載せまくって荒れていた
797 :
風と木の名無しさん :2009/11/22(日) 04:18:50 ID:vkq86/3C0
学園パロで、エドワード×ジェームスが一本できました。 エドワード→保健医、ジェームス→ラグビー部員の生徒という設定です。 お気に召せば幸いです。
798 :
You are my Goal! 1 :2009/11/22(日) 04:19:36 ID:vkq86/3C0
「Excuse me・・・?」 「Yes?」 入っていくと、決まって返される、柔らかいテノール。 僕たち生徒にとって、医務室は・・・いや、「彼」は安らぎの場所なのだ。 「彼」の名はエドワード。 もう長いこと、このソドー学園で生徒たちを診てくれている保健医だ。 少しくすんでいるが手入れの良いブロンドの髪、上品さを感じさせる白い肌、 すらりとした長身に、聡明そうな青い瞳。 その端整な容姿もさることながら、誰にでも温かく丁寧な治療姿勢は皆の間で 非常に人気が高く、彼を悪く言う者などついぞ見かけたことはない。 僕もご多分に漏れず、彼を慕う者の一人だった。 高等部に進み、ラグビーチームのレギュラーに選ばれたのはいいが、そのせいで擦り傷が 絶えなくなってしまい、自然と彼の世話になる機会が増えた。 時には自分でも呆れるほどの怪我を拵えた僕の姿に、彼は軽い苦笑を浮かべつつ、それでも 「練習熱心なのはいいけど、体も大事にするんだよ」と優しく言って手当てをしてくれる。 これで彼を嫌いになれ、と言う方が無理な注文だ。 しかし、いつからだろう。 彼に向かう感情に、それまでとは別の何かが混じるようになったのは。
ふと気がつくと、自分はいつも彼を追いかけていた。 視線で、足で、そして空想の中で。 廊下で見かければ、その通り過ぎていく後姿を見つめ、グラウンドに出れば無意識のうちに 医務室近くに陣取ってしまう。 退屈な授業中、つい彼のことで頭がいっぱいになり、教師からの叱責と仲間たちの失笑を 一度にくらったことさえあった。 自慢ではないが、僕は口には相当自信がある方なので、普段なら自分を嘲った者たちに 考え付く限りの皮肉を返してやるところだ。 けれど、このときに限っては、そんなことはどうでもよくなっていた。 その理由は・・・他ならぬ自分自身が一番良く知っている。 この気持ちを何と呼ぶべきか、それを知らないほど幼くはないから。 僕は、彼のことが・・・エドワード先生が好きだ。 愛している。この世の中の誰よりも、ずっとずっと。 もっと彼に近づきたい。ずっとそばにいたい。 そして、出来ることなら、僕の想いを受け入れて欲しい。 彼が、恋人にしか見せない表情で「好きだよ」と言ってくれたらどんなに幸せか!
でも、それを口に出す勇気はなかった。 だって、自分の感情を正直に言ったところで、受け入れてもらえる保証はないのだから。 もし、困ったような顔をされて、この想いを拒まれたら? その先、どうやって彼と顔を合わせるのだろう。 何と言って、医務室に行けばいいのだろう? いや、そもそも行くことができるだろうか? 僕はプライドが高くて、実力を見せ付けるためのパフォーマンスやスリル満点の冒険なら いくらでもできるくせに、自分が傷つけられるのは怖くて仕方がない。 (僕って、こんな弱虫だったっけ) 誰にも気づかれないようにため息をつきながら、近くでふざけ合っているゴードンとトーマス、 仲睦まじくピクニック計画に花を咲かせるヘンリーとパーシーの姿を見やる。 両方とも男同士ながら、学園内では既に公認となったカップルだ。 彼らとて生まれついての両想いではなかった以上、自分の感情を告白し、晴れて付き合うようになるまでは、 様々な不安や葛藤、あるいは恐怖に苛まれて来たに違いない。 でもそれに打ち勝ち、思い切って相手の愛を求めたからこそ、今の彼らがここにあるのだ。 (結局、僕が一番の臆病者なんじゃないか) 今の僕が怖くて乗り越えられない壁を、この4人はとっくの昔に越えてしまっている。 僕がしょっちゅう口喧嘩を繰り広げ、ときには小ばかにしてきた連中が、だ。 これは罰なのだろうか。今まで散々調子に乗って、人を見下してしまった僕への。
「よし、今日の練習はここまでだ!」 すっかり日の暮れたグラウンドに、チームキャプテンのクランキーの声が響く。 いよいよ明日は、スペンサーが率いるデューク学院との試合だ。 抜群の俊足と巧みなボール捌きを誇る彼は、これまでにない強敵だが、冷静に向き合えば 決して勝てない相手ではない。 ここ2ヶ月、彼らのチームに勝つために、自分たちはやれることは何でもやってきた。 僕だけではなく、そこにいるチーム全員の中に、できるだけの準備をしたという心地よい疲労と、 絶対に負けないぞという強い闘志がみなぎっていたはずだ。 「今日はもう帰って早めに休め。明日は8時半に校門前集合。遅れないようにな!」 クランキーは最後の注意をすると、では解散!と続けた。 「ふう・・・」 水道で顔を洗い、タオルで拭くと、息が上がっていたのが少し冷静になる。 「体・・・大丈夫かな」 明日はとにかく悔いのない試合をして、必ず勝って帰りたい。 そのためには体調を万全にしておかなければ。 ためしにちょっと体をひねってみるが、どこもきつくはない。 ただ、以前にこしらえた右腕のかすり傷が気になっていた。幸いにして、それほど大きな怪我ではないし、 動くにも殆ど支障はないが、やはり傷は傷だ。 「一応・・・診て貰おうかな」 回れ右をして、医務室に向かう。 本当は彼に会うための口実を、無理やり探していただけだったのかもしれない。
「やあ、ジェームス」 いつもと変わらない、穏やかな微笑み。 嬉しいはずなのに、今日は直視する気になれない。 「今日はどうしたの?明日は試合だから、つい練習し過ぎちゃった?」 そう言って、僕の腕をそっと取ってくれる。 彼は知っているのだ。医務室の常連となっている僕が、一番怪我をする場所はどこなのかを。 「うん・・・前に擦っちゃったとこだけど。一応、大事を取りたいんで・・・」 何とか勇気を振り絞って、それだけ言う。 「そうだね、じゃ今日は特にちゃんとケアしとかないと。他にどこか痛いところはない?」 「いや・・・特に・・・」 「そう、よかった」 やめてよ。 心の中で叫ぶ。 そんな風に撫でないでよ。優しくしないでよ。 手当てしてもらって嬉しいけど、嬉しくないよ。 だって・・・このままじゃ・・・! 「ごめん!」 がたん!と弾かれるようにして立ち上がっていた。 驚いて目を見開く彼。 「や、やっぱり大丈夫だから!もう帰る、ごめん!」 矢継ぎ早に叫んで、医務室を飛び出そうとする。 ひどく無礼なことをしていると分かってはいたけど、そうせずにはいられなかった。 あのまま腕を触られていたら、自分がどうかなってしまいそうで。
次の瞬間。 「!?」 走り出そうとした自分の身体は、後ろからがっしり抱きとめられていた。 「せ、先生・・・?」 突拍子もない展開と、予想以上の力に度肝を抜かれ、動けなくなる。 いったい彼のどこにこんな強靭さがあるのだろう。この細いシルエットの身体に。 心臓がばくばくと脈打つ。どうして・・・どうして彼がこんなことを・・・!? 「ジェームス」 ややあって、静かに彼が口を開く。 穏やかだけど、今まで感じたことのない迫力があった。 「何か・・・僕が君の気に障ることをしたなら・・・謝るよ。でもね・・・」 そうじゃない、そんなことない。僕はあなたに怒ってなんかいない。違うんだ。 そう言いたいのに、頭が真っ白になって、理性がついていかない。何も考えられない。言葉に出せない。 「どうしたのか・・・僕には分からないし、君が嫌なら聞くことはしないけど、でも・・・」 密着した身体の動きで、かろうじて彼が息を深く吸ったことが分かる。 「必要以上に、無茶をするのは絶対にいけないよ。君は・・・ 辛いことを自分だけで抱え込むくせがあるから・・・」
804 :
7 :2009/11/22(日) 04:41:31 ID:VZ81YuinO
その言葉に、現実に引き戻される。 「エドワード先生・・・?」 途端に、彼ははっとしたように僕を腕から離し、顔を上げて叫んだ。 「ごめんね、ジェームス!試合前の大事な時間なのに、変なことを言っちゃって!」 「・・・」 「本当にごめん!忘れてくれて良いから!もう、帰って大丈夫だよ、どこも悪くないから」 「・・・あ、はい・・・。それじゃ、ありがとう・・・」 「うん・・・。明日の試合、頑張ってね。勝てるようにお祈りしてるからね」 「・・・Good bye」 どうやって医務室を出て、寮に辿り着いたか覚えていない。 気がついたら、自分の部屋で、ぼうっとベッドに腰掛けていた。 同室のパーシーは、既に夕食を済ませ、ぐっすりと眠っている。 時折、「ヘンリー・・・」と呟いているところを見ると、デートの日まで待ち切れず夢の中で ピクニックに行っているのだろうか。 夕方、医務室で聞かされた彼の言葉が脳裏に蘇る。 (君は・・・辛いことを自分だけで抱え込むくせがあるから・・・) 「気づかれていたんだ・・・」 僕の本性に。 どうしようもなくもてあまして、時にはつくづくうんざりさせられる性分に。
805 :
8 :2009/11/22(日) 04:54:37 ID:VZ81YuinO
皆は僕をプライドが高いと言う。 気が強くて、言いたいことは何でもはっきり主張する自信家だとも。 それは半分当たっているけど、半分は外れている。 プライドが高いのはその通りだけど、でもだからこそ、言いたいことは言えないままなのだ。 誰かに、自分の弱い面を見られるのがたまらなく嫌だったから。 売り言葉に買い言葉、皮肉の応酬だったら負けないけど、本当に思っていることを他人に 打ち明けたことなんて久しくあっただろうか。 たとえ傷ついて痛かろうが、ひどいことを言われて悲しかろうが、絶対に言葉にはできなかった。 代わりに口をついて出るのは、強がり故の自慢や悪口ばっかりで。 皆は多分、そんな僕の性質を知りはしないと思う。 もし知っていたら、意地悪な奴からはもっと舐められて、手ひどい扱いを受けていただろうから。 学園内の人間は基本的に善良だが、試合を通じて知り合った他校の人間―――特にディーゼル学園には――― 僕たちを目の敵にして、隙あらば痛めつけてやろうとする輩がごろごろしているのだ。 幸か不幸か、自分は今まで一度も彼らから決定的な攻撃を食らったことはない。 だから多分大丈夫なんだろうと思う。 それなのに・・・。 (あの人だけは、見抜いていた。僕の弱い面を) ベッドにごろりと倒れこむ。 ふと、稲妻のように、新しい考えが走り抜けた。
806 :
9 :2009/11/22(日) 04:57:09 ID:VZ81YuinO
僕は普段、怪我をした時にしか医務室に行かない。 一般の生徒より多いかもしれないが、授業をサボりたくて、仮病を使って入り浸るバカどもとは違うのだ。 そして、僕はそんなに乱暴な性質ではないから、練習以外の場面で怪我をすることはめったにない。 いつも、何百人もの生徒を相手にしている保健医が、生徒一人ひとりのパーソナリティをじっくり観察し、 その内面を見抜くなんて、そう簡単にできることではない。 たとえ普通以上の頻度でやってくる者にだって、心を病んでいるとか特段の事情がなければ、そんなことは まずしないだろう。する必要もないのだし。 それでも、彼は他の皆が気づいていない、僕の本質を理解していたのだ。 普段なら見せないような取り乱し方までして。 ということは・・・? (僕は、あの人にとって、多少なりとも特別な存在なんだろうか・・・?) もちろん確証はない。彼が他の生徒をこっそり抱きしめていないとも限らない。 愛する人がいるのかどうかさえ、謎のままだ。 でも、それでもいい。 せめて、こういう大事なときくらい、精神衛生の為に、都合の良い想像をしたって許されるはずだ。
807 :
10 :2009/11/22(日) 04:58:08 ID:VZ81YuinO
翌日の午後。 試合は最後まで勝敗の行方が分からず、極度の緊張を強いられっぱなしだったが、 それでも昨日の誓いを守ることが出来て、嬉しさより先に安堵がこみ上げてきた。 「この次は負けないからな!」 試合後、スペンサーに、それでも「敵ながら見事だ」と言わんばかりの表情で握手を求められる。 がっちりと握り返した。ナルシストで嫌な奴だと思っていたが、その強さは本物だ。性格を抜きにして 純粋に勝負をするのなら、また何度でも受けて立ちたい。 僕たちの乗ったバスがソドー学園の校門前に止まる。 「おかえりなさーい!」 「おめでとう!よくやったな!」 「わしはお前たちを誇りに思うぞ!素晴らしかった!」 出迎えるためにずっと待っていてくれたのだろう。トーマスやパーシー、ゴードンにヘンリー、トップハムハット校長や 大勢の仲間たちが校庭に出てきて、満面の笑顔とハグで歓迎してくれた。 照れくさいのと誇らしいのと、ちょっぴり自分が偉くなったような感じ。 ああ、昔憧れた凱旋将軍ってこんな気持ちだったんだろうな・・・。
808 :
11 :2009/11/22(日) 05:00:25 ID:VZ81YuinO
後で祝賀会をする約束をして、いったん寮に向かおうとすると。 「お帰り、ジェームス。・・・本当におめでとう」 ちょうど今校舎から出てきたのだろうか。 誰よりも会いたかった人が、遠慮がちな微笑を浮かべている。 もう何も迷わず、彼に向かって駆け出していた。 感謝の気持ちはもちろんある。彼のおかげで、試合前のメンタルが安定したのは大きい。 だけど、それだけじゃない。 勝利の後の昂ぶった気持ちに任せ、全てを振り切って・・・ 一番言わなくちゃいけないことを言った。
809 :
12 :2009/11/22(日) 05:01:27 ID:VZ81YuinO
「本当はね、気づいてたんだよ・・・あの時に」 「え?」 何気なく、医務室での思い出を口にすると、彼は思いもよらぬことを言った。 「君が・・・ジェームスが、もしかして僕のことを好きでいてくれるんじゃないか、って。そしたら 嬉しいな、ってこっそり期待してたんだよ」 でも外れてたらどうしよう、ましてや君は次の日大事な試合なのにこんなこと言って動揺させちゃ悪いなって 思ったら、怖くて何も言えなくなっちゃったんだ。偉そうなこと言っといて僕も君と似たもの同士だったんだね。 そう言って、彼はふんわりと微笑んだ。 学校からそう遠くない場所にある、エドワードの家。 2人の都合が合う日には、ここで一緒に過ごすことが多くなった。 多分僕の人生最大の冒険となった告白から数ヵ月。僕が誰よりもその愛情と存在を求めていた人は、 実は当時の僕が想像していたより遥かに、「都合の良い」想いを僕に寄せ続けてくれていたらしい。
「そ、そんな!僕はもっと早くに・・・」 本当のことを言って欲しかった、と言い掛けてやめた。もし、あの時、正直に彼から愛を告げられていたら、 果たして冷静に試合に臨めただろうか。お調子者で単純なところもある自分のことだ、きっと浮かれて クランキーの拳骨を食らうはめになっていたかもしれない。 やっぱり、あれで良かったんだろう。自分にとっても、そして彼にとっても。 最愛の人の顔を見ると、僕が何も言わなくても、全てを飲み込んでくれたらしい。相変わらずの慧眼ぶりは流石だ。 「さあ、おいで」 先にベッドの上に座った彼が腕を伸ばす。ためらわずに身を預けると、ぎゅっと抱き寄せられて唇を塞がれる。 (もう・・・何も怖くない。迷わない) 全てを彼に任せたまま、激しい波に揺られ、翻弄されながらその中に包まれていく。 学園の医務室は、相変わらず生徒たちの安らぎの場所。 だけど、「彼」を本当に安らぎの場所にできるのは、今やこの僕だけなのだ。 おわり
以上です。途中で連投規制に引っかかったため、携帯からの投稿となってしまい、 読みにくくなってしまっていたら申し訳ありません。
812 :
風と木の名無しさん :2009/11/23(月) 00:45:30 ID:GUZ3eqYX0
813 :
風と木の名無しさん :2009/11/24(火) 01:52:43 ID:2t5mxemT0
>>812 作者です。ありがとうございます!
ジェームスの中の葛藤を表現するのが難しかったですが、お気に召したら嬉しいです。
しかしトーマスキャラは性描写を描くのが難しい・・・
学園ネタGJです! 前にハット卿×Mr.パーシバルと言い逃げした初心者です なんか捏造過去設定てんこもりなネタが浮かんできてるんだけど 捏造設定有りのネタ投下でも大丈夫でしょうか? あとトーマスNLCPでのネタスレってありますか?
815 :
風と木の名無しさん :2009/11/24(火) 16:24:42 ID:/10yjVnUO
何でも大歓迎ですよ!
816 :
風と木の名無しさん :2009/11/24(火) 20:43:46 ID:2t5mxemT0
>>814 捏造設定あってもいいと思いますよ。
私の作品も捏造しまくりだと思いますし。
ただキャラクター本来のイメージとか
トーマスの世界観を壊さないようにする工夫は必要かな、と思います
(例えばグロ表現を避けるとか)
NLCPを出して下さっても個人的にはOKです。
ただスレの趣旨からあまりにもかけ離れすぎたら、他の住民の方は
不快に感じられるかもしれないので、そこは注意が必要ではないでしょうか
(この辺りは次スレのテンプレに入れた方が良いかもしれませんね)
すみません、偉そうにいろいろ書いてしまいましたが、
姐さんの作品も楽しみにしております(^^)
817 :
風と木の名無しさん :2009/11/25(水) 02:19:13 ID:snXY4mvh0
エドワードとジェームスはメイン機関車の中じゃ年かさのイメージがあるせいか 比較的性描写を書きやすいと思うのは自分だけかしら?
機関車はケンカするほど仲がいいほのぼのCPばかりなイメージがあるからあんまりエロに結び付かない… ヘンリーとパーシーは難しいというか犯罪くさいなw ここ以外で擬人化機関車に萌えれる場所あります?
819 :
風と木の名無しさん :2009/11/25(水) 21:01:07 ID:snXY4mvh0
>>818 私の個人的な意見では、エロがあっても構いませんよ
(むしろ思うように書けなくて歯がゆいですが・・・)
あとここ以外で萌えられる場所なら
「ヒューマントーマス」でぐぐってみて下さい。
820 :
風と木の名無しさん :2009/11/27(金) 02:53:18 ID:+1du2BpW0
どこに行けばエドワード先生の治療が受けられますか!
みんな集まる所から離れた場所にひとりでいて 困った事があったりいじめられたりした子達が駆け込んでくる そして優しく親身になって答えてくれるなんて まさに保健の先生だ>エド
それなんて天使
823 :
風と木の名無しさん :2009/11/28(土) 18:33:29 ID:u2QqD1tQO
なんで棚を使わないの?
824 :
風と木の名無しさん :2009/11/28(土) 21:53:34 ID:KvWaPrvR0
スレタイ検索で「棚」 ていうかこの板の住人で棚の存在知らないとか…
826 :
風と木の名無しさん :2009/11/28(土) 23:21:47 ID:KvWaPrvR0
私個人は小説投下はここでも構わないけど 他の方の便宜を考えたら、そっちを使った方がいいのかな。 あんまり詳しくないものですまん。
7年この板使ってるけど知らなかったや>棚 今までのジャンルスレでも全く話題に上がらなかったし必要もなかったし このスレはエロパロ板みたいな感じなんだなーと普通に思ってたけど ところで12/7にカートゥーンネットワークで長編の初放送があるらしい どんな萌えに出会えるだろう。wktkwktk
>7年この板使ってるけど どうりでこのスレ、加齢臭がすると思った
830 :
風と木の名無しさん :2009/11/29(日) 12:37:44 ID:4/SrxEJ/0
まぁまぁ、
>>825 と
>>829 は落ち着いて
ココアでも飲んでくだされ つc■
個人的には興味持った人が増えてくれると嬉しいから
3スレ以上使う場合は棚に上げてもらう方が良いかな
このスレのマターリしてる雰囲気が好きだから荒れるのは悲しいよ(´・ω・`)
831 :
風と木の名無しさん :2009/11/29(日) 20:33:36 ID:lo5fjIls0
>>830 さんありがとうございます。
自分は過去にいくつかのSSを投下したものですが
棚の使い方があまりよく分からなかったので、上げたことがありませんでした。
今後SSを新たに書くことがあれば、使い方を覚え次第上げようかとは思いますが、
他の作家さんで、棚の使い方が分からないために上げられない人がいても、それは
あまり責めない方がいいと思いますね。
長くなったのでハット卿×パーシバルを棚に投下してみた こんな感じで告知するっていう使い方でおk?
おkだと思う
834 :
風と木の名無しさん :2009/12/01(火) 16:24:43 ID:sj16Zmw8O
また規制だよ
さて、12月になったしそろそろクリスマスの話を書き始めようっと。続けてお正月の話も書くかなぁ。 小説投下はNGだったの?今まで普通に長い小説もここに投下してたわ…
個人的には長くてもここにあった方がいいんだが… 棚がよくわからない。スレタイ検索してみたけど
838 :
風と木の名無しさん :2009/12/02(水) 17:10:11 ID:IfxDYWm10
>>835 自分はどちらにあっても構わないですが、
棚だと投稿からリアルタイムで反映されないので、こちらのほうが
読みやすいかもしれません。
あと
>>832 さんGJでした!
839 :
風と木の名無しさん :2009/12/02(水) 17:38:14 ID:IfxDYWm10
すいません
>>837 さんの上げてくださったスレに投稿すれば良いのですね
勘違いしてました
840 :
風と木の名無しさん :2009/12/02(水) 18:18:42 ID:fapUNoONO
>>835 お手数ですが、作品が完成されましたら、最低でもこちらには
上げてくださるとありがたいです。
と申しますのは、私個人はそのようなことはないですが、棚だと
他ジャンルの作品も掲載されますので、自分が嫌いなジャンルの
SSを読みたくないという方にとっては棚だけだと不都合かと思いますので・・・。
>>835 だけどレスしてくれた皆さんありがとう。クリスマス編もおそらく長編になると思うけど、問題無ければ普通にここに投下します。一連の流れを見てて「?」ってなったもんで…
とりあえずこのホンワカした雰囲気が好きなので。ココアでも飲んでまったり行きましょう。
842 :
風と木の名無しさん :2009/12/02(水) 23:16:27 ID:nD9q6wYTO
>>840 なんで不必要に他人の顔色を伺ってんの?
読まずにスルーすればいいだけの話じゃん
何のために向こうのスレじゃ、タイトルと説明つけてるのか分かってる?
ヘンリー×パーシー、ジェームス×エドワードで萌えられるのってどの回?
>>843 ジェームス×エドワードなら「やっかいなかしゃたち」かなぁ
がんばったジェームスを労うエドワードに萌え
845 :
風と木の名無しさん :2009/12/03(木) 23:32:46 ID:beZWTJUtO
ヘンリー×パーシーはわからないけど、何げにこの二台はお似合いだと思う エドワードとジェームスは「おんぼろエドワード」かな
846 :
風と木の名無しさん :2009/12/04(金) 01:06:09 ID:qT3sodPcO
最近のだと「ジェームスについていく」とかかな あと、「よわむしきかんしゃネビル(うろ覚え…)」と「ヘクターってこわい」は ちょっとしか出てないけど、話しかけたり一緒に仕事してたりする ヘンリーとパーシーなら「うみにおちたパーシー」がオススメです
ゴメン、確認したら「あたらしいきかんしゃネビル」ってタイトルでした
>844-847 教えてくれてありがとう。こんど見てみる パーシーで微エロネタ思い付いたけど相手に迷うんだよなあ…
ハロルドもいるよ
850 :
風と木の名無しさん :2009/12/04(金) 23:31:52 ID:ETxMZvtH0
>>849 「パーシーとこうずい」だね
あの状況の中、どうやって温かいココアを沸かしたんだという突っ込みはさておき
彼の優しい心遣いにほろりときた
851 :
風と木の名無しさん :2009/12/05(土) 01:54:28 ID:S/LNAfKmO
最近パーシーとエドワードの組み合わせにときめいてる 受け攻めってより、小さい弟としっかり者のお兄さん(保護者)って感じが堪らんw 本編みてるとこの2台のシーンが意外とあって萌える
852 :
風と木の名無しさん :2009/12/05(土) 02:03:01 ID:zEhahghm0
>>845 「よーし、ジェームスを捕まえてやるぞ!」
・・・ハァハァ
私は空気読まずにゴードン×ヘンリーが良いと言ってみる。
854 :
風と木の名無しさん :2009/12/05(土) 18:32:23 ID:zEhahghm0
>>853 前それ書いてたサイトさんあったんだけど
閉鎖しちゃった
855 :
風と木の名無しさん :2009/12/06(日) 15:20:31 ID:XTMJL5ka0
あらま、残念。 ちなみに自分はゴードン×トーマスが一番好きだ このスレの最初のほうで書かれてたけど 「あなにおちたトーマス」と「女王陛下がやってくる」で ゴードンの男気に惚れた
レニアスとスカーロイは百合
857 :
風と木の名無しさん :2009/12/09(水) 00:39:51 ID:Rz6EmavH0
それはひょっとして女体化? それはそれで萌える(*´д`)ハァハァ
みんなネタだよな?
859 :
風と木の名無しさん :2009/12/10(木) 02:27:59 ID:crBySlpw0
リーニアスとスカーローイは長年苦楽を共にした仲だからね。 そういう感情が芽生えても不思議じゃない。 ところでトーマス原作絵本に『100歳の機関車』ってあってびびった。 彼らはもうそんな歳だったのか。
ゴードンの怒った顔(額シワシワにして目をグワッと開いてるやつ)は射精を我慢してるorしそうになってるように見える…
861 :
風と木の名無しさん :2009/12/11(金) 02:58:36 ID:6g1ySNPm0
機関車は興奮すると蒸気を吐くと思うんだ
862 :
風と木の名無しさん :2009/12/12(土) 01:33:29 ID:1X1oFr+70
>>861 ということは「きかんこのもめごと」でエドワードに蒸気を吹きかけてた
大型機関車の行為はセクハ(ry
863 :
風と木の名無しさん :2009/12/14(月) 01:33:03 ID:Rwf2Kac60
>>848 できましたら、どうかうpをお願いします
(短編なら棚でなくこちらでも構いません)
864 :
風と木の名無しさん :2009/12/16(水) 00:58:44 ID:cV6tuScF0
>>862 そうか自分らの言う通りにしてくれないエドワードに
大型機関車がお仕置きしてたのかv
トーマス!いつでも元気(性的な意味で) ゴードン!とっても強い(性的な意味で)
866 :
風と木の名無しさん :2009/12/17(木) 00:15:23 ID:uJYL/Uex0
James is vain but lots of funっていうのは・・・ そっちの意味に解釈する場合、なかなか愉しめる子ということでいいんでしょうか
867 :
風と木の名無しさん :2009/12/18(金) 01:58:45 ID:DEWWN/Za0
>>866 ジェームスで愉しんでいそうなのは・・・エドワードか?
ゴードンじゃ逆にからかわれたりしてそうw
人形劇とか見てるとゴードンじゃスルー能力が・・・
まあそこがいいんだが。
868 :
風と木の名無しさん :2009/12/19(土) 01:40:15 ID:HAN0Palo0
ちょっと前に読んだ黒エドワードに今更ながらときめいている
869 :
風と木の名無しさん :2009/12/20(日) 00:22:36 ID:Oc8r3sE/0
エドは包容力も黒さも持ち合わせてる萌えキャラだ
クリスマスの話を書き始めたはいいものの、スランプで続きが思い浮かばないよ…チクショウ後5日しかないのに…
871 :
風と木の名無しさん :2009/12/21(月) 03:33:56 ID:qJ7lrBjY0
>>870 どうかご無理をなさらないで下さいね。
時間のことは大丈夫ですので、どうぞご自身のペースでお書きになって下さい。
あまり長すぎなければ棚でなくこちらに上げて下さって大丈夫だと思います。
872 :
風と木の名無しさん :2009/12/23(水) 02:07:26 ID:rzNNUTdh0
トーマスたちはクリスマスはまず最初に職場の皆で そしてパーティーがお開きになったらめいめいの恋人達と2人っきりで過ごすと思うんだ
873 :
風と木の名無しさん :2009/12/23(水) 14:08:23 ID:I1fVL7N0O
マジでクリスマスまでに終わりそうにない…もしかしたら新年あけましておめでとうパーティーの話に変更するかも…
後
>>868 氏ありがとう、あれ書いたの自分です。あの頃がピークだった。
みんなの為にプレゼントを用意したエドワードが夜中にこっそり枕元に置きに行ったら ベッドに引きずり込まれてそのまま自分がプレゼントになっちゃったけど 喜んでくれたからそれでいいや。みたいなのを受信した 駄目だ最近エロ妄想ばかりする
875 :
風と木の名無しさん :2009/12/23(水) 23:48:25 ID:rzNNUTdh0
>>873 >>868 です、いえいえこちらこそ、素敵な萌え話を頂けてごちそうさまです。
新年お祝いのお話でもすごく嬉しいです。もちろんクリスマスのお話でもv
25日過ぎてしまってもお話の楽しさには変わりないので、どうぞお気になさらずに
投稿して頂ければと思います。
>>874 えと・・・エドは皆のプレゼントになっちゃうのでしょうか?
想像しただけでドキドキですv
876 :
風と木の名無しさん :2009/12/24(木) 21:07:44 ID:M7BZUmvN0
エド総受けテラモエス(´д`;)ハァハァ
877 :
風と木の名無しさん :2009/12/26(土) 01:27:47 ID:3YtSb20d0
機関車たちはプレゼントを子供達に配るので大忙しだったと思うが 今度は新年の準備か あ、でも欧米のキリスト教圏ではクリスマスと新年を同時に祝うんだっけ?
878 :
風と木の名無しさん :2009/12/27(日) 23:19:59 ID:qy0mXeB60
>>877 そう。
第1期のクリスマス話で、皆がクリスマスソング歌ってたけど
最後に“A Happy New Yaer”ってあったからね。
今年中にエド×パーシーをうp出来ると思う
と思ったら今日うp出来た。思いっきり夏の話ですがw エド攻&パーシー微エロがいける方どうぞ
881 :
風と木の名無しさん :2009/12/29(火) 23:05:34 ID:jtIJN8Og0
>>880 GJです!
パーシーが大人の階段をひとつ上りましたね・・・。
ゴードン「連結だぁ!連結させろおおおおおおおおおお」 トーマス「駄目だよゴードン・・・あっ・・・駄目、蒸気ふいちゃううううううう」 ポッポー
883 :
風と木の名無しさん :2009/12/30(水) 00:22:02 ID:dKMSdqQ20
ゴードンは力任せなようでいて 実はテクニシャンだと個人的に思ってる
>881 読んで下さいましてありがとうございました ハマったのが年末だったんで来年は思いっきり萌えを発散させていきたいと思います
885 :
風と木の名無しさん :2010/01/04(月) 20:52:29 ID:iFnruQG20
あけましておめでとうございます。 今年もトーマスたちにとって、そしてここに集う姐さんたちにとって 幸せな年でありますように!
886 :
風と木の名無しさん :2010/01/04(月) 21:28:29 ID:FiHg7Bwy0
;⌒l )ノ l⌒; ヾAl ━ -━ノAゞ // ⌒ | |⌒ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ // (・) | |(・) `、 < このスレはケロッグ四天王が乗っ取った!! ______ | | ノ ヽ <|ヽ \ グウウウゥゥゥレイトオォォッ!! 。// \ l▼ 三三 ⊂lつ 三|三 \_____________ / /_)ヽ)ヽ)ヽ、 ).▼l (_人_) |.ノ l⌒; ( /, ―― 、, ―― 、 ノ \ヽ \_/ ノ ノ ノ_ /| ⌒ ⌒ |/ \____/_ / (()_) (⌒| (・) (・) |⌒) <ロ、 `―' >ヽ ▼ ヽ_丿 (()_) ヽ ,-― ‐( 、,)――-、 /_ \/ l ( (() ) lll ヽ __l___ノ ,_`ヽ―――――― 、 ノ ̄lll ll \\ /ノ (( ヽ__) )) - lll ll l \\_// ''''-――――――-''/ ll l  ̄ ̄ ̄ ヽ______/. l , ――y ――― y ―― 、 lヽ / / ⌒ ⌒ ヽ ヽ ,/ \ l  ̄~/ (・) (・) ヽ~ ̄ l //\/ヾ l | ⌒,ヽ―――、 / /\/' (.)(・) `ヽ/ヽ ヽ l ノ__,_,__,_9/ |/ ̄ ` ( 、, )´ 、 ̄ヽ l ( ´ \ / ) l l ( l ) ) l ヽ__\ ヽ' / ノ | \___ ノノ ノ \__二__/  ̄ ̄ \ / \____ / <ロ、 `―' >ヽ \/
ここでする話題じゃないかもしれないけど H社って二次創作についてなんか言ってたりする? 調べても解らなかったけどもしも出銭みたく厳しかったらどうしようと思って 同じ国の針歩多は結構厳しいって噂を聞いた事はあるけど…
888 :
風と木の名無しさん :2010/01/06(水) 03:07:23 ID:reS5+8Uz0
>>887 私は聞いたことないですが、
トーマスの同人誌とかは見かけませんね・・・。
ただこうやってネットで話す分にはいいんじゃないでしょうか?
トーマスたちの萌え語りで営利を上げているわけではないので。
擬人化同人誌ならありますよ 鉄道が流行るなら機関車も流行っていいはず・・・! 布教したくて配布本出そうと思ってるけどだめなのかな H社のHP覗いてみたけど読めない・・・
>888>889 ぐぐるとスラッシュだのファンフィクションだの結構出てくるから 恐らくは出銭ほどではない…だろうとは思うけど 本作ってイベントで出す位ならどうにかなりそうな気が 出銭だって本当に活動したい人はしてるって話も 同じ擬人化でも餡パソや携帯獣より認知度が低いのは 女子が興味を持って本作品を見る機会があまり無いからなのかと思いはじめた 子供の頃は機関車=男の子のものって思ったり、そもそもあの顔がキモイって敬遠されがちだろうしw せっかく萌える作品なんだし認知度が低いのはもったいないよなあ
892 :
風と木の名無しさん :2010/01/10(日) 01:30:11 ID:3809yGrG0
ダックはパーシーをかばう事が多くて萌える でもパーシーはダックをいい人以上には感じなさそうだと思うとさらに萌えてくる
>>893 確かに。考えると萌えるw
パーシーだもんね。
マンガを描いているけど二次創作で引っかかると思うと怖い・・・。
H社って本当、どうなんだろ。
同じ英でハリ○タとかは規制かかっているみたいだし・・・。
>>892 がんばります^^
規制かかってても針ぽたとかは結構あるような・・・。
機関車もモザイクなしのえろとかすごいぐろいのとかなければ大丈夫・・・だと思うが
まずH社って同人されそうな作品がなかったからなw
>>894 ダッグはいい子だよね。庇うこと多いから美味しいシーンがちらほら
個人的にはドナルドとダッグも萌える
ごめん、こんなに萌える作品なのにあまりにサイトやサークルが少ないから疑心暗鬼になってるんだけど まさかナマジャンルみたいに完全に地下に潜ってるわけじゃないよね?
>>896 確かにサイトとか少ないよね。幼児&男の子向けなのであまり女子が見てない
のが大きな要因があるとか。声だけで萌えるのにww
とりあえず、近々、サイトをアップしようと思マスw
>>897 サイト楽しみにしてますw
私もサイトやってるけど登録とかしてないしなぁ。潜ってるわけじゃないけど。
ブログサイト多いけどジャンルがジャンルだから検索避けしてる人少なくてヒヤヒヤする
これからサイト増えそうでウレシス。私も今制作中だけど 推しカプもっと増えたらいいな これだけでは何なので 最近CSで第4シリーズ始まったんだけど オリバー×トードとサーハンデル×ピーターサムがかなりキテる トードのあれはもうヤンデレの成せる業としか思えん
>>898 サイト詳細キボー・・・って2chじゃ無理か・・・OTL
一度もそういうサイトに遭遇したことないので気になります。
今からサイトUPする人もめぐりあえたらいいなぁ・・・。
901 :
風と木の名無しさん :2010/01/30(土) 01:32:05 ID:50LmVNyH0
やっと規制解除キター! サイト開設される方、私も楽しみにしています! トーマス関連のサイト(特に二次創作)ってあまり見つからないので 本当に嬉しいです。
クリスマスのもお正月のも途中で書くのやめちゃったけど、ようやく新しい話が書き終わりそうです。 あまり長くない話なら棚じゃなくて普通に投下しても大丈夫かな? 規制されていない事を願おう…
903 :
風と木の名無しさん :2010/01/30(土) 18:00:42 ID:50LmVNyH0
>>902 はい、長くなければ大丈夫だと思いますよ!
どうぞご無理をなさらず、ご自分のペースでお書きになって下さいね。
904 :
風と木の名無しさん :2010/01/31(日) 21:34:34 ID:9PNxhkpX0
>>901 擬人化サイトならここのちょっと上で紹介されていたけど
そのままで二次創作っていうのはあんまり見かけないよね。
>>902 よろしくお願いします(^^)
擬人化ではなく、そのままの二次創作描いてます・・・。
トーマス達って描き出すと意外と面白い!
>>902 ですがレスくれた方々どうもありがとう。書き終わった。
しかしパソコンが規制されてて投下出来ないので…解除されてから投下します。プロバイダー変えたいよう…
そろそろパーシーがチョコまみれになる季節がやってきますよ
908 :
風と木の名無しさん :2010/02/06(土) 00:18:27 ID:zDh3H4pu0
機関車たちは好きな人にチョコあげるんだろうか パーシーだけはトラウマになってそうだが
909 :
風と木の名無しさん :2010/02/07(日) 16:21:39 ID:NNdrVJ7e0
そういえば近くの大型スーパーで イギリスから輸入されたトーマスチョコ売ってたよ キャラはトーマスとトビーとハット卿だけだったが 結構おいしかった
910 :
風と木の名無しさん :2010/02/09(火) 14:39:57 ID:mPTdeX5c0
>>908 擬人化で?
「誰に渡すんだ?」とゴードンあたりにニヨニヨされて
「君には関係ないだろ!」と真っ赤になるジェームスを受信した
911 :
風と木の名無しさん :2010/02/11(木) 18:11:49 ID:gRjLA1l+0
トーマスの仲間たちでチョコ好きなのは誰だろう イギリスでは大人でも車内とかでチョコを口にしてるというが ハット卿やミスター・パーシバル、駅係員もちょいちょい チョコレートバーを齧りながら仕事をしてるかもね
「いい子だな。お前にはこのソドー鉄道特製チョコレートを与えよう。ワシの寝室に置いてあるから今夜取りに来たまえ」
913 :
風と木の名無しさん :2010/02/14(日) 01:17:41 ID:SpmoZlHi0
いよいよバレンタイン!
パーシーも今年はチョコにいい思い出ができるといいね!
>>912 ハット卿誰に渡すんですかハット卿w
914 :
風と木の名無しさん :2010/02/15(月) 01:02:16 ID:n/LYPyaF0
>>910 逆にゴードンはチョコ渡されたらすごく単純に喜びそう。
915 :
風と木の名無しさん :2010/02/15(月) 11:10:59 ID:O4ztENjhO
今日はスレ立て二周年か 早いな
916 :
風と木の名無しさん :2010/02/17(水) 02:50:12 ID:MUhsa/7k0
ジェームスはチョコもらったら すごくカッコつけそうな気がするんだ
917 :
風と木の名無しさん :2010/02/19(金) 01:55:07 ID:ekKRtnw80
擬人化パーシーがチョコまみれになってる姿を想像してしまった。 すごく・・・エロいです・・・。
ゴードンはツンデレなのでチョコをもらったら
真っ赤になってどうしていいかわからなくなってそう(萌)
>>917 そのまま誰かにあげるんですか?(笑)
919 :
風と木の名無しさん :2010/02/20(土) 03:28:58 ID:8hOMN8bm0
920 :
風と木の名無しさん :2010/02/21(日) 00:23:09 ID:mWkhBOiW0
>>910 しどろもどろになりながらエドワード辺りに渡してたりして。
で「ありがとう、ジェームス」とにっこり笑うエドワード。
921 :
風と木の名無しさん :2010/02/22(月) 22:57:54 ID:UnOlKjoA0
エドワードはチョコもらっても自分が愛されてると気づくんだろうか? 彼は賢いくせに変なところで鈍そうなイメージがあるからな・・・私見だけど。 トーマスはアニクラに毎年可愛いチョコもらってそうだ。
922 :
風と木の名無しさん :2010/02/23(火) 14:45:28 ID:+7U28l/W0
ところで棚にあったハット卿×ミスターパーシバルに心ときめいたのだけど
>>912 のチョコはミスターパーシバルがベッドの中で頂いたということでFA?
923 :
風と木の名無しさん :2010/02/24(水) 17:54:04 ID:H4cHFmzqO
すまん自分もそのシチュ萌えた
924 :
風と木の名無しさん :2010/02/24(水) 19:04:57 ID:oW4Wkt0K0
asdf
925 :
風と木の名無しさん :2010/02/24(水) 19:11:24 ID:RQTDS7De0
DS
926 :
風と木の名無しさん :2010/02/24(水) 19:12:05 ID:8qJmcRnA0
??
>>921 >彼は賢いくせに変なところで鈍そうなイメージがあるからな・・・
はげど。自分もそう思う
でも気付いてるけどあえて素っ気無くなるのも腹黒ならありだと思うんだ
エドワードはなんでも知っている(賢い)ので、「ありがとう」と 笑って受け取りそう。 (内心、可愛いなぁと思いながら) 私的には腹黒エドに一票。
929 :
風と木の名無しさん :2010/02/25(木) 23:51:08 ID:jXC1W+tK0
純情な後輩を手玉に取る腹黒エド萌えー!
エドワード攻が好きだ
↑上に同じく、エド総攻に激しく萌え
932 :
風と木の名無しさん :2010/02/27(土) 16:54:32 ID:jfvpeF7oO
攻エドワードは優しく包容力あるタイプしか書けない・・・。 黒エドワード書ける姐さんカモォォン
「ごめんよエドワード。君にバレンタインチョコをあげたくても僕はチョコが苦手なんだ」 「いいんだよパーシー。でもずっとチョコが嫌いなままより好きになった方がいいと思わないかい?」 「うん、僕もそう思うよ。でも……」 「チョコが好きになる方法を教えてあげる。だから今夜チョコと生クリームを持って僕の部屋においでよ」 「……う、うんわかったよ。でもどうして生クリームが必要なの?」 「ふふふっ、それは今夜部屋に来てからのお楽しみだよ」 「うん、楽しみにしてる…!」 (……だって、生クリーム入りの柔らかいチョコじゃないと君に塗れないからね) みたいなのが腹黒なんでしょうか、わかりません><
934 :
風と木の名無しさん :2010/02/27(土) 23:30:20 ID:eT7YPG6Z0
>>933 姐さん素晴らしい!お待ちしておりました!
この後パーシーはエドワードの手で大人の階段をまた一つ上るのですね!
エドワードは優しい受け派が通りますよっと しかしここはもう2月も終わるのにバレンタインネタか・・・ 次はホワイトデーですよ
優しい攻め派か腹黒攻め派か迷う・・・。 腹黒のよさは再認識しました。 3月はホワイトデーなので全身をクッキーや生クリームでデコった 可愛い機関車たちを誰かお願いします。
トーマスもパーシーならノリノリでデコりそうだw 優男エドならびっくりしてタジタジしそうだけど 腹黒エドなら驚くふりして卒なく味わいそうw
938 :
風と木の名無しさん :2010/02/28(日) 21:12:39 ID:v3ihN09x0
>>935 だってトーマスの世界は圧倒的に女の子が少ないんだもん
ダンカンあたりならナンシーに照れながらクッキーやキャンデーを渡しそうだけどさ
939 :
風と木の名無しさん :2010/03/01(月) 00:52:51 ID:NmKdmpRj0
パーシー「エドワード!チョコと生クリーム持って来たよー」
エドワード「いい子だね、パーシー(にっこり)じゃあ、早速食べようか」
パーシー「うん!」
・
・
・
パーシー「やっ、ちょっと待ってえ!チョコ食べるだけなのに、何で、何でこんな・・・」
エドワード「うん、食べるよ。それも、とびっきり美味しく味わえる方法でね」
パーシー「いやっ、解いてえぇ!こんなの、エドワードじゃない・・・!」
エドワード「・・・パーシー、大人しくしてくれないと、綺麗に塗れないよ。それとも君はベタベタみっともない格好になりたいのかな?」
パーシー「ひぃ・・・っ!」
・
・
・
パーシー「・・・っはぁ・・・はぁ・・・」
エドワード「ごめんよ、パーシー。痛かった?(撫で撫で)」
パーシー「・・・すっごく・・・恥ずかしかった・・・ぼく・・・」
エドワード「悪かった。じゃあ今度は、優しくしてあげるからね」
パーシー「えぇっ!?ま、まだやるのぉ!?」
エドワード「うん。だって一回で終わりにするなんて、誰も言ってないよ」
パーシー「い・・・いやっ・・・ああ・・・っ!!」
すいません
>>933 の続きを考えましたが、自分にはこれが精一杯orz
940 :
風と木の名無しさん :2010/03/01(月) 00:53:46 ID:P0xIdz640
トーマスわろたw
も・・・萌えつきた・・・。
>939 GJGJ!! 他の方のエド×パーシーが見られて幸せ
943 :
風と木の名無しさん :2010/03/02(火) 23:27:07 ID:Aqjft3ta0
エドワードはきっとパーシーにプレゼント用のリボンも持たせてきたに違いない 目の前で箱を解いてくれるエドワードを見てにこにこしてたら 逆に自分がリボンでベッドに括り付けられてしまったパーシーたんv
やっと2chにつながった。801と八百長を間違うなんて迷惑にも ほどがある。それ以前の問題だけど。 腹黒エドワード萌えさせてもらった。
945 :
風と木の名無しさん :2010/03/03(水) 22:56:28 ID:Tb00Ob/R0
939です。みなさんありがとう。 お気に召したようで何よりです。 しかし他のお菓子だとあんまりエロ妄想ができん・・・ やっぱりチョコがそういうときvの定番ですかね ちなみにパーシーは『パーシーのチョコクランチ』で本当にチョコ塗れになりましたが あの後エドワードが綺麗にしてくれたんでしょうかv
947 :
風と木の名無しさん :2010/03/05(金) 00:27:27 ID:gThmHs4sO
ホワイトデー当日、エドワードに同じことするつもりが またデコレートされた挙句美味しく頂かれてしまうパーシーを受信しました
基本、エドワード攻めだけどパーシーあたりにやさしく攻め方を教える エドもいいなぁ。大きい機関車たちには容赦ない攻め(腹黒)をお願いしますw 擬人化ならともかく、機関車同士だとチョコまみれを綺麗にすることはできな いのが悲しい。 連結することしかできない・・ってそれで十分だがw
949 :
風と木の名無しさん :2010/03/06(土) 23:36:33 ID:QBGewG2M0
>>948 作業員達が熱心にパーシーを洗っているそばで、
機関車同士にしか分からない言語でパーシーを言葉攻めしているのかもよ。
950 :
FBI捜査官 :2010/03/07(日) 16:26:00 ID:mBCl/5KR0
>>1-1000 藻前ら、レヲさんの抑え目なトーンのこぇ聞いた瞬間に、もう股間ベチョベチョにしてるんだろ?
隠しても、漏れにゎワカル。
951 :
風と木の名無しさん :2010/03/07(日) 16:51:21 ID:TKtK7Bu90
>>949 興奮してきた二台
蒸気の上げ方が不自然なので
作業員に感づかれたらどうしようとあわててるパーシーと
そんな彼の様子も愉しんでいる鬼畜エドワード
952 :
風と木の名無しさん :2010/03/08(月) 01:42:27 ID:aGNrI4xs0
953 :
風と木の名無しさん :2010/03/09(火) 00:29:10 ID:2AwWl+TQ0
954 :
風と木の名無しさん :2010/03/10(水) 17:07:21 ID:ao7agMVq0
>>952 私もそれでいいと思います。
姐さんGJ
955 :
風と木の名無しさん :2010/03/11(木) 23:55:14 ID:Ge4o5lg60
もうすぐホワイトデーですよ ほんわかラブラブな雰囲気になるCP、ベッドの中で美味しく頂かれてしまうCP、 百花繚乱ですね
956 :
風と木の名無しさん :2010/03/13(土) 00:00:18 ID:BikILNwx0
トーマスにキャンディーのお話はなかったっけ チョコレートや果物、チーズの話ならあるんだけどねえ
957 :
風と木の名無しさん :2010/03/14(日) 23:57:59 ID:9f4C30QG0
今日はソドー島中が濃淡織り交ぜたピンク色に染まったと妄想してますv
958 :
風と木の名無しさん :2010/03/15(月) 14:50:55 ID:4D6sS/3a0
第13シリーズではジェームスが本当にピンクになった話があったけどw
959 :
しお :2010/03/15(月) 17:56:49 ID:zSfBwNpb0
960 :
風と木の名無しさん :2010/03/15(月) 23:31:39 ID:t5NxP2hz0
人間トーマスalliance見たら、ここで予告されてたと思しき
新しい姐さんが加わって下さったようで嬉しいです!
早速お邪魔しに参りましたよ!
>>958 いつでしたっけ?
「トーマスとくさいチーズ」ってタイトルがなんか性的
962 :
風と木の名無しさん :2010/03/17(水) 02:54:26 ID:+wKuk2gC0
しかもトーマスが溶けたチーズまみれになってるのが非常に・・・
誰のくさいチーズをぶっかけられたんだかw
964 :
風と木の名無しさん :2010/03/20(土) 20:27:05 ID:/W1Ba5F00
965 :
風と木の名無しさん :2010/03/21(日) 00:57:23 ID:NqPTCbnB0
966 :
風と木の名無しさん :2010/03/21(日) 22:25:27 ID:KdjnpuH70
「いたずらはだめだよジェームス」も何かジェームス受けの香りが…。
>>965 トーマスが新たな悦びを知ることができたなら結果オーライです!
ジェームスといえば何と言っても「イキすぎだよ、ジェームス」でしょうwww
968 :
風と木の名無しさん :2010/03/22(月) 20:51:34 ID:U00AR7njO
ジェームスをイかせるのは誰だろ?彼はよくエドワードと重連してるけどv
969 :
風と木の名無しさん :2010/03/23(火) 02:24:39 ID:oGHGkc3p0
「ジェームスについていく」っていうのも彼が誘い受けみたいでドキドキ
今日のカートゥーン「ジェームスについていく」でハット卿が「ゴードンは使えん」発言クソ吹いたww ジェームスって他の記者よりハット卿に忠実なキガス…
次スレは980くらいでいいか 長編2作目見たんだけど 機関庫が使えなくなってみんなが寝床探してるとこで 一緒に寝ることになったディーゼルとエドワードに不覚にも萌えた 人間で言えば同じベッドで寝るようなものでしょww 「臭い蒸気機関車はこっちも臭ぇんだろ?」なんて罵られながらまさぐられてそうで…w
972 :
風と木の名無しさん :2010/03/24(水) 00:07:25 ID:pZk/HP0I0
>>971 そこへ仲間の機関車たちが助けに入って、ディーゼルを返り討ちにするんですねわかりますv
まさかのディーゼル受かww
974 :
風と木の名無しさん :2010/03/24(水) 18:45:28 ID:pZk/HP0I0
「エミリーととくべつなきゃくしゃ」見てて 801じゃないけどディーゼル×エミリーに萌えたことがあるんだ 余談だがトードのオリバーへの思いは単なる友情じゃないと個人的には信じてる
エドワード可愛いよエドワード。 可愛いけど敬語受けなんだか攻めなんだかわからないY! ところで日本の機関車ヒロはD51なのかな…?
976 :
風と木の名無しさん :2010/03/24(水) 22:37:08 ID:pZk/HP0I0
>>973 あまり想像できない絵ですが…機関車たちの「お仕置き」というイメージで!
>>975 たぶんそうだと思いますが…D51の写真ではっきりしたのが見つからないのが悲しい。
>974 トードのスクラフィー破壊計画はオリバーへの強い愛故にとしか思えません>< そしてダックの反対を降り切ってそれに応えちゃうオリバーもまたw スクラフィーの件もオリバーが結局ひとりで責任負った感じだし オリバーはなにげにトードにはデレる事が多い気がする
「ヘンリーのせきたん」のジェームスはツンツンとしか思えないww 話のあと機関庫で、何気に心配してそうだw この二人はリバっぽく思えるのは私だけ?
979 :
風と木の名無しさん :2010/03/25(木) 19:47:26 ID:sra/iJ3YO
ナカーマ ジェームスは素直じゃないだけで 本当は一途な子だと思う
あとオリバーとトードは大西部鉄道時代から 強い絆があったと思う 二台を一緒にスクラップにしようとしたのは 前所有者のせめてもの情けだったのかもしれない
981 :
風と木の名無しさん :2010/03/26(金) 03:03:06 ID:C3Tj3BSU0
>>971 このスレは進みがまったりだから
次スレは990くらいでもいいと思うよ。
ところで日本でも早く13期放映してくれないかな。
982 :
風と木の名無しさん :2010/03/26(金) 03:04:17 ID:C3Tj3BSU0
と思ったら自己解決した。4月からやるのか。 またのりスタかな。
983 :
風と木の名無しさん :2010/03/26(金) 13:12:22 ID:H7t57LNvO
パーシーがハット卿に見つけられた話?っぽいの見て思ったんだけど、 使われない機関車は布かけられて倉庫に入っているみたいだよね? あの状態って意識があるのかな?それとも仮死状態なのか… あれって精神的に病みそうだよな…
985 :
風と木の名無しさん :2010/03/26(金) 23:11:56 ID:C3Tj3BSU0
>>984 眠ってるんじゃないのかな
コールド・スリープみたいに
986 :
風と木の名無しさん :2010/03/27(土) 14:54:48 ID:CV8g6k1O0
少し早いけど次スレ立てようか
お願い致します。
988 :
風と木の名無しさん :2010/03/27(土) 14:57:10 ID:CV8g6k1O0
ではやってみます
989 :
風と木の名無しさん :2010/03/27(土) 15:04:43 ID:CV8g6k1O0
スレ立て乙!
991 :
風と木の名無しさん :2010/03/28(日) 00:14:56 ID:zOzIfjzW0
乙 ところでトレバーは助けてくれたエドワードにほのかな思慕を寄せているかも… とここの空気を読まずに言ってみる
992 :
風と木の名無しさん :2010/03/28(日) 00:19:03 ID:zOzIfjzW0
>>977 彼が一番「前向き」になるのは、オリバーのために頑張るときだと思います!
>>978 みんなが寝静まった後、一人ヘンリーの無事を願ってて、いつまでも眠れない
それで今度は自分が翌日失敗してハット卿にお説教され、ヘンリーに助けてもらって顔もボディーと同じく真っ赤に…
なんて展開を予想してみる
>>984 自分も眠ってるんだと思う
機関車が本当に動けなくなるのは、水と燃料が空になってるときだと思うんで
あの中に入ってる機関車は、近くに水や石炭の供給場所が見当たらなかったし
買主が買ってすぐ動かせるように、動態保存してるんじゃないかな
サーチもできたことだしサイトも増えたらいいね
自分もサーチ見てきたけど 素敵なサイトさんが登録されてて嬉しくなった もっとトーマス萌えの輪が広がるといいな
995 :
風と木の名無しさん :2010/03/28(日) 21:57:29 ID:zOzIfjzW0
新スレの流れが微笑ましい それはそうと4月が楽しみだ。早く放映してくれないかな。 英語難民の自分にとってはyoutubeの動画だけでは萌えネタが仕入れられない…。
996 :
風と木の名無しさん :2010/03/28(日) 22:00:41 ID:zOzIfjzW0
>>978 今思い出した。
そういえばハット卿は近くにいたエドワードにではなく、ジェームスに対して
ウェールズの石炭を取って来いと命令していたよね。
誰よりもヘンリーのことを思っているのは彼だと知っているから…?まさかねv
ここ見てオリバーとトードに萌えたんで参考にしてなんか書いてみる いつになるかはわかんないけど出来たらうpする。たぶん棚に
スレ立て乙!
>>997 禿しく期待!
もう私の中でジェームスとヘンリーは公式カプになりそうです。
いちいちくっついてて、何なのですかあの方達。もうくっついてるのが当たり前になって、フーン(´_>`)ってなります。
999 :
風と木の名無しさん :2010/03/29(月) 23:00:40 ID:mkROfzm70
>>997 嬉しいです!楽しみに待っていますね!
>>998 生意気な美人のジェームスと、傍目には気弱に見えて、実はしっかり恋人の精神的支えになってる癒し系ヘンリーですね!
1000 :
風と木の名無しさん :2010/03/29(月) 23:02:01 ID:mkROfzm70
1000 このお話の出演は、トーマスと仲間たち、そして萌えとアイディアの溢れる姐さんたちでした。 次スレに続く
1001 :
1001 :
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iii.;;:i,
iii;;::::ヽ;;,,';;"'';;";;""~"`"`;.";;""'"~"`~"''::;;..,,,
ii;;::;';;" `;;
このスレッドは桜にさらわれました。
月が見てるので、新しいスレッドをたててくださいです。。。
カオスでマターリ
http://yomi.bbspink.com/801/