110 :VIPがお送りします。:2007/12/04(火) 23:02:27.18 ID:Vw6srVgk0
>>42 こうですか!?わかりません!
ムスカ「・・・パズー君・・・」
パズー「はい?」
ムスカ「正直にいうと、私は怖くてたまらないのさ・・・
本音をいうと、ラピュタなんかちっとも行きたくないのだ。ゴリアテが見つからないことを願っている・・・」
パズー「じゃあ・・・」
ムスカ「いや、光の指した方向は本当さ・・・しかし・・・」
パズー「あの・・ロボットのことですか?・・・かわいそうでしたね・・・」
ムスカ「ああ・・・。祖母に教わったおまじないなんかで、あんな事が起こるとはね・・・」
私は、他にも色々なおまじないを教わったのだよ。もの探しや、病気を治療や・・・絶対使ってはならない禁忌の言葉もある・・・」
パズー「使っちゃいけない言葉、ですか?」
ムスカ「滅びのまじないさ。いいまじないに力を与えるには、
悪い言葉も知らなければいけないというわけだよ。しかし、決して使うってはならない・・・
教わったときは、私はまだ幼くてね、怖くて眠れなかったのを覚えている・・・
あの石は外に出してはならないものだったのだ・・・だからいつも暖炉の穴に隠してあって、結婚式にだけ身に着けていたのだ
私の母も、祖母も、祖母のまた祖母もみんなそうしてきたのだ・・・。あんな石など、早く捨ててしまうべきだった!」
パズー「違いますよムスカさん。あの石のおかげで・・・ぼくはムスカさんに会えたんですから
・・・石を捨てたって、ラピュタはなくなりません。飛行機械が、どんどん進歩してるから・・・いつか誰かに見つかっちゃいます
まだ、どうしたらいいか分からないけど・・・本当にラピュタが恐ろしい島なら、シータみたいな連中に渡しちゃいけないんです!
それに・・・今逃げ出したら、ずっと追われることになっちゃいますよ」
ムスカ「しかし、私のためにパズー君を海賊にしたくない」
パズー「ふふっ、ぼくは、海賊にはなりませんよ。ドーラだって分かってくれますよ。見かけよりいい人だもの
全部片づいたら・・・、きっとゴンドアへ送っていきます。・・・見たいんです。ムスカさんの生まれた古い家や、谷や、ヤク達を・・・」