モララーのビデオ棚in801板27

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578風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 10:13:24 ID:j4yL9gEG0
 リハーサルも終わり、俺はバランと楽屋に歩いて戻る。
バランは未だステージの雰囲気から戻って来れていないのか、頬を紅潮させて生き生きとしている。
私はふと、バランに違和感を感じた。
 違和感を探っていると、ユーミが追いついてきた。軽く労った後、バランに声をかける。
「バラン、貴方足は大丈夫なの?」
「大丈夫、と申されますと…?」
「ばかね、台から通路に潜ったとき、無理な体勢で着地したじゃない」
そこで違和感の正体に気づいた。バランを左足を庇いながら歩いていたのだ。
「見られていたのですな」
照れたように笑うバランは、ユーミには嘘が吐けないと知っていて大丈夫だと答える。
ユーミも答えを予想していたのか、困ったように笑うと救急箱を取り出した。それを私に手渡す。
「じゃあ、これで手当てしてあげてね」
「な…私だって自分の足の治療くらい出来ますぞ!」
「駄目よ。どうせ貴方適当に済ませちゃうんだから」
そういうことだから、とユーミは軽やかに楽屋に帰っていった。
579風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 10:15:32 ID:j4yL9gEG0
 楽屋に戻ると、バランを手近な椅子に座らせる。
まさか本当に私が治療するとは思っていなかったらしくバランは少し驚いていたが、
すぐに大人しくなって素直に足を差し出した。
私は何も言わずに、椅子の前にひざまづいてバランの左足のブーツを脱がせる。
靴下を取り去り、ズボンの裾をたくし上げると、バランの足首は痛々しく腫れていた。
「おぉ…思った以上に紅くなっていますな」
「そんな人事のように…痛くは無いのか」
「…まぁ、そんなには」
そのくらいの嘘なら私にも見抜ける。腫れている部分を軽く触ってやる。
「―――ッ」
「…痛いんだろう」
「別に痛くなど――ぅあ!」
「そらみろ。痛いのではないか」
自分の上ずった声に驚いて、両手で口を塞いでしまった。可愛いと思ったが殴られるので口には出さない。
 液状の薬を塗ってやると、冷たいのか、白い足がぴんと強張る。
固定するため、包帯でぐるぐると巻いて感触を確かめるように前後に揺らしてみる。
痛がる様子は無いので、ズボンの裾を降ろしてやった。
「これでどうだ」
「おお!ありがとう兄弟子っ」
椅子の上から私に笑顔を向けてくる。ふと、驚かせてやりたいと思った。包帯を巻いた足を手に取る。
見せ付けるように、引き寄せてから、―――包帯の上に口付ける。
「あああ兄弟子…!なにを…!!」
「はやく良くなるように。呪い(まじない)だ」
「だからといって…!」
赤くなって肩を震わす、その姿がたまらなく愛しかった。同時に手放したくないと思った。
580風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 10:17:09 ID:j4yL9gEG0
 シルクハットを奪って、座ったままのバランの額にも唇を寄せる。
ますます赤くなった可愛い弟弟子をどうしても誰にも渡したくなかった。
 愛しい。愛しい。ずっと傍にいてくれたら。いられたら。
 いつか師匠がこの世界を退く時、その術はきっと私に託される。
そのとき彼がそれを知ったらどんな表情をするだろう。
ただ、悲しませてしまうのなら、ほとぼりが冷めるまで逃げてしまおうと思った。
彼には申し訳ないが、弱い私にはそれしか考え付かない。

 未来への謝罪の意味でもう一度額に口付けると、バランはくすぐったそうに笑った。無邪気な笑顔だった。
581風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 10:18:42 ID:j4yL9gEG0
          _________
       |┌───────┐|
       |│ロ stop.      │|
       |│              |│
       |│              |│
       |│              |│
       |└───────┘|
         [::::::::::::::::MONY:::::::::::::::::]

                 ピッ ∧_∧
                ◇,,(∀・ ;) <需要あるのかな…。お邪魔しました
.  (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒)
  |                                |
  └────────────────┘
582風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 10:30:39 ID:5v0JBjom0
ああああああ、あるまじかるべきGJ!
今更ながら4終わるところで、この二人にモエにモエてたところだった!!
あのテーマ曲?がまたお気に入りだから、読んでてずっと脳内にかかってたよw
ほんと、GJ、ありがとう!
583風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 15:45:09 ID:Ob+DXr+BO
亀ですが>>425
萌えました。GJ!
好きなカプ、好きなコンビですごい嬉しいw
584風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 17:05:47 ID:hufva4AsO
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

北の大地の社長×もじゃ毛のキラ星
江別の独白みたいな感じになっております。
585北の大地の社長×キラ星 1/2:2007/06/20(水) 17:08:04 ID:hufva4AsO
久々に降り立った北の大地の夜風はまだ肌寒く、うっかり東京での服装のまま帰ってきてしまったことに小さく溜息を吐く。
薄いシャツの襟を立たせてもそれほど効果はなくて、身震いをしながら足早にタクシーを止めた。

乗り込んだ途端、謀ったように携帯が震えた。着信を見なくても相手が分かる。相変わらず勘がいい人だ。
「もしもし」
「もう着いたのかい」
「ちょうどタクシー拾ったとこですよ。相変わらず勘がいいね鈴/井/さん」
電話の向こうで押し殺したような笑い声が聞こえる。この人の機嫌の良い時の癖だ。
「したら、今日はどこ?」
「札幌パークホテルの705」
わざと低い声で呟くその奥で、薄く衣擦れの音がしてどきっとする。ずくん、と背中に鈍い旋律が走る。くそ。

「待ってるから、早くおいで」

まるで耳元で囁かれているような錯覚に陥る。ずくん、今度ははっきりと身体が疼く。ああ、悔しいけど。

586北の大地の社長×キラ星 2/2:2007/06/20(水) 17:09:50 ID:hufva4AsO
「すぐ行きますよ」


携帯を閉じる手が震える。さっきまで声を聞いていた左耳が熱い。掌がうっすら汗ばんで、先刻まで肌寒かった空気が急に、じっとりと肌にまとわりつくような感じがする。

声を聞くだけで背筋が粟立つくらい、逢いたくて、触れてほしくて


あなたはもう俺のものにはならないけど
俺の身体も心も、全部、あなたのものでいい。
報われない俺を、一生かけて、慰めてください。


なんて、昼下がりのドラマにも出てこないような台詞が頭に浮かんで
後で、涙浮かべて言ってやったら、どんな顔するだろなと想像して、笑ったら、涙が出た。


あんなに待ち焦がれてた札幌の夜は、やっぱり肌寒くて、哀しい。
587風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 17:10:55 ID:hufva4AsO
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

何か江別が中二病みたいな感じでスミマセソ……
588風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 21:24:11 ID:GhxjqzsMO
>>587
全俺が萌えた
589風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 21:25:44 ID:GhxjqzsMO
下げ忘れスマソ…逝ってくる
590風と木の名無しさん:2007/06/20(水) 23:53:49 ID:IzguhY2M0

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     | 需要なんか見たことないけど映画・大きい日本の人
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  公式設定ドSのインタビュアー×中の人が公言ドMの大きい佐藤
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 初投稿だドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

エロあり。ていうかばっかり。本番はまだないけど。
やおいはファンタジー!ですが、描写ちょっと濃いめかもなので苦手な方はスルーを。
ネタバレは、断片的な設定とか細かい部分でちょいちょいあるけど、大きなものはしてないです。
エロ厨さ加減とボキャブラリーの貧困さに悲しくなるよ!
591590:2007/06/21(木) 00:05:28 ID:2DaI4UoWO
…と思ったらタイミング悪く規制で書けなくなった(´・ω・`)
すみませんがまた今度
592風と木の名無しさん:2007/06/21(木) 00:11:20 ID:SC2VsHve0
>>590
ちょwなんという焦らしプレイwww楽しみに待ってるよ
593風と木の名無しさん:2007/06/21(木) 00:12:12 ID:686AjYVz0
>>587
ちょw 北の大地在住の身としては萌えずにはいられないじゃないかww
そうだよな、社長はもう別の人のものだ。
ちょっとほろっとキタ。
594風と木の名無しさん:2007/06/21(木) 08:06:53 ID:DGLcKMvC0
>>590
ちょwwww
wktkして待ってるよ。
595風と木の名無しさん:2007/06/21(木) 14:02:16 ID:JTEPwFzO0
>>590
ちょwwwwwwwww
早くも大きい日本でやお発生すかwwwwww
wktkが止まらないwwwwwwwww

596風と木の名無しさん:2007/06/21(木) 17:00:34 ID:jf+7Enji0
>>590-591
おまww実はドSだなwww

597590:2007/06/21(木) 20:15:35 ID:zdMWH3ql0
>>595
ごめんね、早くもっていうか公開初日に見て直後に書き始めちゃってごめんね

意外にも需要があるようでテラウレシス
ご期待に沿えるかはわかりませんが、お待たせしました。
昨日は串じゃないのに串判定されてしまって駄目だったので、
今日ももしそうなったら携帯に切り替えて続けるつもり。
もし途中でIDが変わったらそういうことですー。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
598大/日本人 1:2007/06/21(木) 20:16:26 ID:zdMWH3ql0
今日も、この一年弱のいつもと変わらず、僕は大/佐藤家の居間にいた。
何が起こるわけではないし、特に今はインタビューをしているわけでもないが、例のごとくカメラは回している。
はじめはぎこちなかったり、よほど上機嫌でない限り向こうから話しかけては来なかった彼だが、最近はそうでもない。
なにが普通の人と違うわけではないこの国唯一の大/日本人は、今日も変わらず昼食に力うどんを食べている。
大/日本人。
彼に対する、端から見ていても理不尽とも思えるような仕打ちを、文句を特に口にするでもなく受け止め、おそらく自ら望んでいるわけではないのに、ただ一人の大/日本人として戦う。
彼がやらなくとも、怪獣なんて日本人にとっては台風程度のものなのだ、ほかにやりようなどいくらでもある。
誰にも望まれず、人の為にやっていることなのに感謝もされず、家族からは恥ずかしいから止めて欲しいとまで言われ出ていかれる。
そんな最早疎まれるしかない職業に、この国でただ一人、望まず就いているのはどんな気持ちなのだろう。
無防備そうに見えてそのあたりの事情や内心などは全く見せない、昼食を終えてぼんやりと猫を撫でている彼を見つめた。
猫は眠いのか、煩そうににゃあと一回鳴いて彼の手をすり抜けて外へ出て行く。
それを見送った彼は、ため息をひとつついて立ち上がった。
599大/日本人 2:2007/06/21(木) 20:17:25 ID:zdMWH3ql0
この一年弱彼に密着しているが、彼は自らに対してなされるほとんどのことに対して、何も言わない。
広告に関することで一度マネージャーとなにか言い争っていたのは聞いたが、それ以外ではやめろだとか、いやだと拒絶する言葉を聞いたことがない。
何がそうさせているのか分からないが、たとえ一旦口では拒絶したとしても、最終的には受け入れる。
広告の時だって、結局はそうだったのだ。
なんとなく、仕事や仕打ち、家庭など、いろいろなものの現状に対する、締観を感じた。
彼はなにかを本当に拒絶することが、あるのだろうか。万年床の、テレビのある部屋に向かう背中を見つめる。
何に関しても唯々諾々といった様子である彼に、なんだか僕はとても嗜虐的な気分になっていた。
家の窓を割られたり、シュプレヒコールを起こされたり、家や行く先々にされる数多くの落書き、彼を否定する張り紙。それらに彼は、なにも言わない。
ならば、彼自身に直接なにかひどいことをしようとしたら、どうするのだろう。
僕は、彼の困る顔を、嫌がる顔を見てみたくなって、どうしようもなくなっていた。
カメラをこっそり止めて、彼の背を追う。
今までだって答えにくい質問には黙って無視をした彼だから、今回も何も答えないかもしれない。
けれど、たとえ答えなくたって重要なのは今の言葉ではないから構わないのだ。
かなりサディスティックな気持ちを抱えたまま、僕は彼の背に声をかけた。
600大/日本人 3:2007/06/21(木) 20:18:37 ID:zdMWH3ql0
「大/佐藤さん、」
「なんだよ」
「奥さん、今離れて暮らしてるんですよね。」
「そうだよ。君だってこの間会ったじゃないか。」
布団の上に座り、テレビをつけようとリモコンを探していた彼は、それでも声をかけると振り返って質問に答えた。
そういえば、彼は会話をするときには必ずこちらを向いて話す。
別のことをしながらというのもなくはないが、それでもこちらとの会話の合間にそれをすることが多いし、目をそらすことは多々あれど、どこか体自体を別の方向に向けながらということはない。
そんなことに初めて気づきながらも、言葉を続ける。
「そうですよね。じゃあ、普段あっちの方はどうしてるんですか?」
「…あっちのほうってなんだね。何が言いたいのかまったく分からないよ。」
察してはいるだろうに、目をそらして言いにくそうに答えた彼に、直接的な言葉を投げかける。
「何って、セックスですよ。」
「な、何を言ってるんだね君は。」
「ママとだって、名古屋なんてたまにしか行かないですよね?だったら、どうしてるんですか。まさかまだ枯れてはいないでしょう?」
「……」
下世話な質問に、彼もさすがに黙る。
馬鹿にして言っているのだと思われたらはぐらかされそうなので、わざと事務的に淡々と続けた。
「やっぱり、一人でしてるんですか。」
「…そんなことを聞いて、どうしたいんだよ君。」
「別にどうということもないんですけど、大/日本人の性生活を聞いておきたいなと思いまして。」
「…」
「それで、溜まってるならこういうのはどうかと。」
601大/日本人 4:2007/06/21(木) 20:19:20 ID:zdMWH3ql0
言うなり、僕は彼を万年床へと押し倒した。
突然のことについていけずに、彼は一瞬呆然とする。
普段から怪獣と戦ったりなんかしているくせに、やっぱりこの人はどこか間抜けで隙だらけだ。
だから視聴率だって悪いんだ。
そんなことを、見下ろしながら頭のどこかで思う。
「な、何を、」
とようやく抗議の声を上げようと開いた口を、僕のそれで塞ぐ。
話そうと開いた隙に舌をねじ込み、彼の舌を、上あごと歯列を、執拗と言われそうなほどに舐めて、嬲る。
彼は状況を飲み込むのがワンテンポ遅い。
「…っんぅ……んっ」
くぐもった声を漏らして、彼の反応を返せずにいた舌が、やっと僕のそれを押し返そうと動く。
昼の、日の光の入って空気中の細かな埃が舞う部屋に水音が響いて、耳からではなく口内から直接、彼の喉がこくりと鳴るのが聞こえた。
押し返そうという動きをかわして、逆に舌を絡める。
噛まれないよう片手で顎を固定し、口腔を犯すと、彼の腕が僕の肩を押し戻そうと突っ張った。
それでも強引に圧し掛かると、もともと体格はそう変わらないし、彼も特に力が強いというわけではないのだ、上から乗っている僕が有利だから押さえ込むことができる。
いや、おそらく本気で抵抗しようと思えば彼は曲がりなりにも戦いなどには慣れているわけで、経験を生かして逃げることはできるのだろう。
それでも確かにかなり力が入ってはいるけれど、僕の知るいつもの彼の言動と同じく、本気の拒絶とは思えない気がした。
602大/日本人 5:2007/06/21(木) 20:20:02 ID:zdMWH3ql0
構わずシャツの裾を探り、たくし上げるようにしながら腹を撫でる。
大きくなったときはたるんでいる腹だが、意外にも手には皮膚の下にしなやかな起伏を感じた。
似合わず綺麗に割れた腹筋に、なんだか滑稽な気持ちになる。
「鍛えてるんですか?どうせ大きくなったらあんまり意味ないのに。」
口付けを解いて、いつものように聞いてみる。
また、答えないのだろうか。
「…大/日本人、だからね。」
抵抗は止めていないが予想に反して目を伏せつつ返ってきた答えは、以前聞いたことのある言葉だった。
「そうなんですか。」
あの時は珍しく自棄のように呑んだ酒で陽気になっていた彼が、今はまったく違う口調で同じことを言う。
それを知らなかったことのようにさらりと流して、僕はさらに手を滑らせた。
三十代後半にしては引き締まっているなめらかな体を広く撫でると、わずかに皮膚の感触が違うところがある。
見ると、鮮やかな色が皮膚の下で模様を描いていた。
そういえば腹から胸、二の腕に背中と、ほとんど上半身全てに、伝統らしき刺青をしていたなと思い至る。
ごくわずかにざらりとしているその皮膚に触れると、身を捩るように動かす彼に、そこが他よりも敏感なのだと知る。
指先で辿るようにして胸の紋様まで伝うと、腕の力が弱まり、息をつめて体を震わせた。
603大/日本人 6:2007/06/21(木) 20:20:41 ID:zdMWH3ql0
「感じるんですか?」
伏せた顔を下から見上げるようにして問うと、目をそらして荒い息を漏らしはじめていた口を閉じた。
今度はこたえる気はないらしい。
都合の悪いときはすぐに黙る彼に少し腹が立ったので、やや硬くなっている乳首を抓むようにして弄ってやる。
「…っぁ、」
以前、あの子供の命よりも大事だと主張していたそこは、「焼く」ときに使うこともあってか、さすがに言うだけあるようで、彼は喉の奥から小さく声を漏らした。
思ったより高く、色気の混じった声をもっと聞いてみたくて、僕はまた硬度を増したもう片方を口に含む。
さっきまで僕の肩を押し返そうとしていた彼の両手は、もう添えられているという程度にしか力が入っていない。
軽く歯で扱いて、ねっとりと舐めて、少しだけ吸ってみる。
「っ、…ふ」
が、彼は自らの声に恥じ入ったのか、片手の甲を口に押し当てて声を殺した。
頬が、上気している。
それがまた面白くなくて、かり、と音を立ててちょっときつめに噛んでやると、胸を反らすようにして、彼の体がびくんと跳ねた。
「…くっ…は、…ぁ」
弄ぶように舌先で舐めながら顔を見上げると、目を閉じ、眉根を寄せて息を細く吐いている。
眉を寄せているのはこの一年弱で一番見慣れた顔なのに、知らない表情のように見えて、不思議な気持ちになった。
閉じた目の、睫毛との縁に、水が滲んでいる。
頬だけでなく、目元にまで紅が差していて、こんなどうしようもないような大/日本人のことが、腹立たしいことに、ひどく色気を帯びて見えた。
604大/日本人 7:2007/06/21(木) 20:21:26 ID:zdMWH3ql0
刺青の上を撫で、爪の先で上辺を刺激してやると、彼は必死に手の甲を噛んで声を堪える。
テレビを通してしか見ていなかった頃は気づきようもなかった、きれいに整ったかたちの手に歯形がつくのはもったいない気がして、その手をとって布団へと押さえつけた。
指の長さやバランスといい傷ひとつない皮膚といい、男らしく均整の取れた手は、初めて会ったときに気づいた、ほぼ唯一の、彼に対するプラスの印象だ。
押さえつけた彼の右手首を見ると、何時だか手遊びをしていた輪ゴムがあった。
あの時と同じものだとは思わないが、造作に対する不釣合いさとあまりにも所帯染みた大/日本人に、苦笑が漏れてしまった。
「ただのオッサンじゃないですか。」
彼は言われた意味が一瞬わからなかったようで、抵抗しようと手に入っていた力を無意識にか弛める。
僕の目線で手首の輪ゴムのことだと察したようで、またバツの悪いような顔をして、目を逸らし黙った。
そんな顔をされるとまた僕の嗜虐心が増して、困ってしまう。
もっと困らせてやりたくなって、邪魔になったシャツのボタンを外し前をはだけ、露になった首筋に噛みつくように口づけをする。
大きくなったら見えるであろう位置に、分かりやすく紅く痕を残した。
「ぁ、っ…、…君、や、やめ…っあ、」
押さえつけていない方の、彼の左手が僕の頭を押し退けようとしてか、肩から移って後頭部にかけられたけれど、まるで力は入っていない。
抗議の声も、空いている右手で胸元に触れることで遮った。
もう、撫でるように触れるだけで、彼の体は大きく跳ねる。
彼の体があまりにも顕著に反応を返すので、本当はもっと早くいやだと言わせて、
適当な所で寸止めしてやろうかと思っていたのだけど、止まらなくなってしまいそうだ。
605大/日本人 8:2007/06/21(木) 20:23:48 ID:zdMWH3ql0
手を、胸からまた腹のほうへと滑らせ、そのまますでに勃ち上がりかけている股間をなぞる。
服の上から形をなぞると、それだけでさらに芯を持った。
「やっぱり、溜まってるんですか?もうこんなになってますよ。」
顔を背けて声を噛み殺す彼の耳元に、わざと笑みを込めて囁いてみる。
かっと瞬時に耳まで赤く染めて、それでも彼は無視を決め込む。
黙っているのを好都合とばかりに、僕は彼の前を寛げる。
下着の上からまた柔らかく擦ると、彼の腰がわずかに浮き上がり、息がさらに上ずった。
「は、…う、…っぁ…」
今までに男との経験があるとは思えないし、受け身の愛撫に慣れているわけでないだろうに、いとも簡単に篭絡する。
「分かってたけど、やっぱりMなんですね。」
「あ、あっ……や、め…」
言いながら強く扱くと、もう声も抑えられないようで、先ほどから僕の頭に添えられていた彼の左手がぱたりと平たい布団に落ちた。
先ほどから抑えたままだった彼の右手を、もう力が入らないだろうと判断して、開放してやる。
案の定、開放したにもかかわらず、彼は手を動かさない。
もうすっかり勃ち上がっている彼の陰茎が、下着を押し上げて窮屈そうに見えた。
僕が下着もろとも彼の下半身を覆っていた衣服を腰を支えて浮かせながら取り去ると、
脱がせたときに擦れたのが刺激になったらしく、彼はまた小さく喘いだ。
繁みから勃ち上がる陰茎の先には、すでに先走りが滲んでいる。
それを恥じているのか、彼の顔を見上げると顔を背けたまま目を固く閉じていた。
その顔をもっともっと困らせて、いっそ泣かせてみたくさえなる。やめろ、だけでなくいやだ、とはっきりと口に出させてみたい。
606大/日本人 9:2007/06/21(木) 20:24:44 ID:zdMWH3ql0
男のものを舐めるなんて考えられなかったけれど、あの耐えるような、困った顔をもっと見るためになら、できそうな気がする。
「っは、…あ……っん」
僕が右手でそれを直接握ってゆるゆると動かすと、無意識にか彼の腰も動いて、さらなる快感を求める。
いやらしい体ですね、なんてベタなことを言ってやろうかとも思ったが、どうせ黙ったままだろう。
それよりは、と息をつめて覚悟を決め、僕は彼の陰茎を口に含んだ。
雫を舐めとると、初めて味わう苦味と塩味を感じたが、なぜか嫌悪感はない。
先の割れ目を舌でなぞり、軽く吸いながらできるだけ奥まで含む。裏筋も丹念にゆっくりと舌先で舐めあげると、体を捩るようにして悦がり、喘いだ。
「あっ、…ぅ、あ……っぁ、なに、を……あ、あ……っ」
何をされたのかすぐに分からなかったようで、先ほどからずっと目を閉じていたのが、驚いたようにこちらを見る。
繁みから勃ち上がった自らのものが、僕の口に含まれているのだと理解すると上体を起こし制止しようとしたが、これ見よがしに先端を舐めてやると、すぐに声を上げてまた崩れた。
片手で陰茎を刺激し、舐め、もう片手で肌の模様と乳首に触れて弄ると、目尻から雫が流れて、布団に広がった長い髪へと染み込んだ。
僕の唾液と彼の先走りとが混ざって、それも伝い滴って布団に染みを作る。
先端を、触れるか触れないかくらいに舌先で舐めると、限界が近いようで、息がいっそう荒くなり内腿が震えた。
「もうイきそうなんですか?」
声をかけてももう答えることもままならないらしい。
けれど、涙をいっぱいに溜めた目でこちらを見て、必死に一度頷いたように感じた。
「っあ、あ…っ、も……っぁ…!」
手で彼を握るようにして、強く何度も扱く。同時に口に含んでやはり強めに吸うと、あっけなく彼は達した。
口の中に苦く青臭いような独特の味とにおいが広がる。
さすがに飲み込む気にはならなかったので、これみよがしに口を手で拭い、自分の人差し指と中指を舐めるようにして彼の精液を指の上に乗せた。
彼はそれを見て何も言わぬまま気まずそうに目をそらした。左腕を目の上に乗せて、隠す。
荒い息をついたまま、その状態でくたりと脱力している。
607大/日本人 10:2007/06/21(木) 20:25:29 ID:zdMWH3ql0
僕は、彼の息が少しずつ整う様をぼんやりと見ながら考えていた。
彼がとうとう達するまで本気の強い拒絶をしなかったことと、いやだ、とは言わなかったこと。
ここまでされて、なお拒絶しないのは、なぜなのだろうか。
彼にこういう趣味があるとは思えないし、おそらくこれは、たとえ僕以外の人間が相手であろうと同様だろう。
彼について僕がなにかを考えるなんて、この一年弱ではじめてのことだ。
今まで彼自身についてそもそも興味すらないつもりでいたのだが、自分でも思っていたより彼になにかしらの気持ちがあったらしい。
それはもちろん恋愛感情だのの類ではないし、友情ですらもないのだけれど、一年弱の密着取材でなんとなく生まれた同情のようなものとでもいえばいいだろうか。
尊厳を踏みにじるような行為をされても拒否をしない彼に、僕は初めて、彼の心内の見えない何かを一瞬だけ垣間見たような気がしていた。
そして、それをもっと見たい。
さっきまでのいやだ、やめろと言わせたいという自分の気持ちは、そこから来ていたのかもしれない。

僕は、彼のその何かをもっと見るために、彼にそっと手を伸ばした。
608風と木の名無しさん:2007/06/21(木) 20:27:35 ID:zdMWH3ql0
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         [::::::::::::::::MONY:::::::::::::::::]

                 ピッ ∧_∧
                ◇,,(∀・  ) ヤッパリ ヒトリデコソーリミルヨ
.  (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒)
  |                                |
  └────────────────┘

ごめんね、やたら長くてごめんね
あんまりにも長いのでちょっと本番前に(たぶん一時)停止
続きは今度…できたらいいな。
609風と木の名無しさん:2007/06/21(木) 22:08:11 ID:ZPGofFKfO
ももも萌えたー!!
続き楽しみにしてます!!

ちょっくら映画館行ってくる。
610風と木の名無しさん:2007/06/21(木) 22:34:30 ID:SC2VsHve0
>>597
まだ映画見てないけど禿上がるほど萌えたよ、GJ!
この先も楽しみに待ってるから―!
611続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 1:2007/06/22(金) 03:12:08 ID:c+EwreK70
 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | >> PLAY        | |               
 | |                | |           ∧_∧  801的にマイナージャンルの続きです。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )      木こりのおっちゃん×赤毛時代の主人公
 | |                | |       ◇⊂    ) __      エロ描写しかないです。無理矢理な感じでもあります。       
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |       ||―┌ ┌ _)_||  |      苦手な方はご注意。最後に怖い人が出ます。
 |  °°   ∞   ≡ ≡  |       || (_(__)  ||   |        
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
612続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 1/10:2007/06/22(金) 03:16:42 ID:c+EwreK70
>>525-537の続き


「はっ、はっ、・・・はあっ・・はぁ・・・ん・・」
快感の余韻に浸ってぐったりと横たわる刃牙から体を離し、安藤は片手でベルトを外しズボンとパンツを脱いで
そそり立った逸物を取り出した。
溜まっていた熱が空気にさらされ、そこからからむわっと湯気が立ちこめる。
「おい、寝るんじゃねえよ。今度は俺の番だぞ」
射精の疲れで眠ってしまいそうな刃牙の頬をぺしぺしと叩き、腕を引っ張って身体を起こす。
「ん〜・・ん、ちょっと待って・・・身体、痛い・・・・」
腕を引っ張られて起き上がらせられた刃牙は四つん這いの体勢で荒い息を吐いている。
布団に座り込み足を広げ、安藤は自身の逸物をつかみ刃牙の顔を上向かせる。
顔を上げ、安藤のモノを見た瞬間、刃牙が驚いて固まる。
尿道から先走りがあふれ、光に反射してヌメヌメと光る太く赤黒いそれは、なんとも言えないグロテスクな印象を与えていた。
自分のペニスとは比べ物にならない程大きく、黒い逸物に怯む刃牙におかまいなしに、
安藤は刃牙の顔を自身のカリ部分へ押し進める。
「え、ちょ・・・これ、舐めんの・・・?」
「いやか?嫌なら手でもいいけどな。口でやられる方が気持ちいいんだよ」
「ちょっと、・・・やだ」
「ちっ・・・んじゃ手でしごけ。その代わり、下手だったら無理矢理咥えさせるからな」
「う・・・・」
長いこと自分の快感を得られないでいた安藤は、早くヤりたい気持ちと刃牙の躊躇うような返答に少しイラつき、舌打ちをする。
「ほら、持って。しごき方ぐらい分かるだろ」
「わかるよ・・・」
安藤の股の間にしゃがみ込み、刃牙はチンポを握るとゆっくりと上下にしごき始めた。




613続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 2/10:2007/06/22(金) 03:20:23 ID:c+EwreK70
陰茎をしごきながら、親指が尿道をいじる。ゆっくりとスライドさせながら、時々激しくこすってみる。
自分自身がマスターベーションをする時の動きをそのまま行っているのだろう、
刃牙は目をつぶり、目の前にある逸物を黙々としごき続ける。
安藤の口から軽い吐息が漏れる。
あまり上手くはないが、刃牙にtelincoをしごかせている、と思うと自然に興奮が高まってくる。
上から刃牙をじっと見下ろしながら、頭に手を置きゆっくりと撫でる。短い赤毛をさわさわとかき混ぜると、いい匂いがする。
ふっと刃牙が顔を上げてこちらを見ると、「気持ちいい?」と聞いてきた。
「すごい、先走り出てるよ、安藤さん・・・。ここ、気持ちいいの?」
そう言って裏筋とすっと撫で上げられると、また尿道から汁があふれ出してきた。
「ああ・・・そこ、イイとこだ・・・」
見上げる顔が幼くて、何も知らない少年を調教している気分になる。
もっと、色々なことを教えこんでやりたい。ぐちゃぐちゃにしてやりたい。
そんな気持ちがムラムラと湧き上がってきた。
頭を撫でていた手にぐっと力を込めると、無理矢理刃牙の顔を自分のチンポに押し付ける。
「!?・・何」
「チンポ、舐めてくれ・・」
「え、だって・・・」
「いいからくわえろ」
刃牙の頬にぐりぐりとtelincoをこすりつけ、安藤はさらにハアハアと荒い息を出す。
頬に当たる逸物に少し嫌そうな顔をした刃牙だったが、観念したのかきゅっと目をつむってをゆっくりと舐めはじめた。
安藤の腰を掴んで横から棒をちろちろと遠慮がちに舐めながら、左手でタマをやわやわと握る。
きゅっとタマを絞られると「うっ」と呻き声が漏れる。
「ふうぅ・・・もっと、しゃぶって」
頭を押さえつける手を離すと、安藤は刃牙の胸をゆっくりと撫でて乳首をきつくつまんだ。
「んふっ、ん・・うん・・・」
頭を起してもう片方の手でチンポの付け根をつかむと、口に含んでしゃぶりはじめる。その頬には赤味がさしている。
じゅぽっじゅぽっと卑猥な音が響き、暖かい粘膜に包まれた逸物がびく、びく、と口の中で痙攣する。
614続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 3/10:2007/06/22(金) 03:24:14 ID:c+EwreK70
乳首をコリコリと刺激すると、刃牙の体が反応を示す。股の付け根で萎えていたはずのtelincoが再び硬さを取り戻しはじめていた。
telincoをしゃぶりながら乳首をいじられて、刃牙もまた感じているのだ。
(ほんとにエロガキだな、こいつは・・・)
安藤は一心不乱にしゃぶり続けている刃牙の腰をつかむと尻を高くあげ、両手で尻肉を左右に拡げると
指をアナルに入れて、ゆっくりと抜き差しする。さらに手を下げてチンポの裏筋をすっと撫でる。
「んんぅっ・・・んんっ」
ピクピクと反応しながらも、刃牙はtelincoをしゃぶるのを止めようとしない。
タマを中で転がすように揉みこみ、棒を吸い上げ、カリ首の周りを舌で嘗め回す。
「そうそう・・うまいじゃねぇか。チンポおっ立てて、いやらしい奴だな・・・」
舌を尿道から裏筋へ、さらにタマの方へと移動させて頭を低くした状態で尻だけが高くあげられた格好は、
早く入れてくれと言わんばかりに誘っているように見えた。
「気持ちいいか?ケツの穴がピクピクしてるぞ。・・・刃牙。もっと気持ちよくなりてぇだろ」
「ん・・・」
犬がミルクを飲むときのように舌で陰茎をちろちろ舐めながら、刃牙が小さくうなずく。
その中からひとつの小さな瓶を手に取って戻ってきた。
安藤は刃牙の頭を離し中断させて立ち上がると、大量の薬草や種などが瓶詰めにされた棚の方へ行き、
四つん這いの姿勢でぼおっとしている刃牙に、「こいつはな、俺特製のとっておきの媚薬だよ」と言って口元だけ笑って見せた。
薄い緑のどろどろした液体が手から零れて床に落ちる。
溶けたスライムのようなものを手の中でぐちゃぐちゃと掻き混ぜ、刃牙の尻側に回りこむ。
「初めてでいきなり突っ込まれるのは痛えからな、こいつでケツの穴をよぉくほぐしてやるんだよ。まあ、それでも少しは痛いだろうがな」
しかし、布団に顔をうずめて呆けている刃牙に安藤の言葉は耳に入っていないようだった。
尻の肉を持って穴をよく見えるようにすると、大きな掌で全体を擦りつけるように尻の穴から蟻の門渡り、睾丸、ペニスとまんべんなく媚薬を塗る。
615続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 4/10:2007/06/22(金) 03:28:47 ID:c+EwreK70
残った液体を指の先にすべて垂らすと、肛門の周りのシワを伸ばすように優しく撫でつつ、二本同時に突き刺した。
「っんあ!・・あ、ああああ・・・・」
いきなり太い異物を肛門に挿入された衝撃で、刃牙は顔をあげて叫ぶ。
反動でぎゅうっと締まる穴に、指をずぶずぶと奥まで突き刺していく
縦に引き伸ばされたアナルが苦しそうに喘ぐ。
「ううう・・・ん、ああ・・・なか、熱い・・」
「そうだろ、俺が作った強力なエロ薬だからな。これをケツに直接塗られるとな、ケツ穴がだんだん柔らかくなって
女のマ○コみたいに濡れるようになるんだよ。催淫剤も混ぜてあるから、チンポしごかれるだけじゃ満足できなくなるぞ。
今に指二本じゃ足りなくなるだろうよ」
そして、さらに指をもう一本入れる。さすがに少しきつくなったが、
ペニスを入れるにはまだまだ足りないので気にせずピストン運動を繰り出す。
「はひっ、はっ、あっ。あ、安藤さん、きつい・・・」
「ん〜?こんなんできついなんて言ってたら後がつらいぞ」
「なんで、そこばっか攻めんの・・んっふ」
「なんだお前、男同士のセックスの仕方知らねえのか。ここにな、俺のチンポを突っ込むんだよ。だから・・・」
ぴた、と刃牙の動きが止まる。それにつられて安藤も指の動きを止める。「どうした?」と問いかけると刃牙が驚いた顔でこちらを振り向く。
「入れるって・・なんで?チンポしごきあって終わりじゃないの?・・やだよ俺そんなの!」
「だから痛くねえように拡げてやってんじゃねえか。悪いが俺はここでやめる気はねーぞ。いいから力抜いておとなしく寝てろ」
起き上がろうとする刃牙を布団に無理やり押し付け行為を続けようとするが、刃牙も力を込めて必死に抵抗する。
「ぃやだ!そんなの聞いてねえよ!んんっ・・・離せ、離せってばっ・・この!」
暴れる刃牙の足が安藤の股間を直撃し、強烈な痛みに安藤の顔が歪み、
「ぐあっ!」と呻いて股間を押さえその場にうずくまる。
アルコールで鈍重になった身体を必死にコントロールしながら刃牙は布団から抜け出し、安藤と距離を取る。
焦りと恐怖で身体が思うように動かず、立ち上がろうとして足がからまり転んでしまった。


616続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 5/10:2007/06/22(金) 03:31:13 ID:c+EwreK70
急所への直接的な打撃にうずくまっていた安藤が顔を上げて刃牙を睨みつける。
「このガキ・・いい加減にしろよ・・・!!」
安藤の見た事もない恐ろしい顔に、刃牙の顔が恐怖に引きつる。
肉体的な痛みをもたらす喧嘩の相手とは全く違う別の怖さが全身を駆け巡る。
巨大な肉塊が鬼のような形相でもって自分に襲いかかろうとしているのを感じて、
刃牙は震える足を押さえながら迫ってくる男から逃げようとするが、狭い山小屋の中で自由に動ける場所は少なく、
跳びかかってきた安藤に腕をとられ身体を壁に押しつけられた。
「いっ!・・ぐっ・・げほっ」
背中を壁にしたたかに打ちつけ、一瞬刃牙の息が止まる。
安藤の胸がぐいぐいと刃牙を押さえつけ、刃牙はつま先立ちになって浮き上がる身体を必死に止まらせようとする。
耳の中に安藤の荒い息がかかる。
「もう手加減はしねえぞ。このまま突っ込んでやる」
そう言うと安藤は刃牙の片脚を持ち上げて無理矢理開かせると、怒張した自身をアナルに押しつけ挿入し開始(はじ)めッッ。
「やだ!やめろ!!ぃやだっ・・・・ぃぎぃあああがああああ!!」
クスリを塗っていたとはいえ、力を入れてぎゅっと窄まっている肛門に指の何倍もの太さの逸物が挿入されて、
刃牙は熱い杭で全身を貫かれたような痛みに咆哮した。
「ひぎぃっ!ぐあっ!あっがっ!うぐ!・・うっ・・ぎっ、ひっ」
「だから言っただろうが。おとなしくしとけって・・」
口調は柔らかだったが腰の動きはそれとは逆に激しく、刃牙は痛みに全身を引き攣らせぼろぼろと泣きながらそれを受け入れる。
もう片方の脚も持ち上げ刃牙の体重を壁に預けて抱きかかえると、一層奥まで深く挿入される。
熱い杭が中を穿つたびに刃牙の身体に自然と力が入り、背中に回された両手がシャツを強く引っ張る。
ずりゅっ、ずりゅっ、と抜き差しされる肉棒から垂れる汁や粘膜の糸に混じって、一筋の血が内腿を伝って流れ落ちた。
「ひっ・・ひぐっ・・・うっ、ふっ・・・いた・・い、あんど・・さん」
首筋に顔をうずめて泣く刃牙の悲痛な泣き声がさらに興奮を高め、扇情的な効果となって下半身に響く。
安藤は刃牙の首筋をきつく吸い上げながら、欲望のままに腰を動かし続けた。
617続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 6/10:2007/06/22(金) 03:36:21 ID:c+EwreK70
しばらく自分の好きなように、激しい腰使いで締まりを愉しんだ後、安藤は腰の動きを緩やかに変えていく。
ペニスの位置を微妙に変えつつ刃牙の気持ちいい場所を探す。力なく壁にぐったりと背を預け、
安藤の動きに合わせて惰性で揺られる刃牙の身体はすでに反抗する気力もなかった。突き上げられるたびに背中が壁に擦れて痛む。
泣き腫らした目は俯いて自らの結合部分に抜き差しされる太い逸物を見ていた。
あれからもう何分も挿入され続けていた為、下半身の痛みは多少やわらいできており、
入れられた直後は痛みで萎えていたペニスが緩やかな動きに変わってだんだん反応を見せはじめた。
穴の奥まで深く突かれる動きには痛みしか伴わなかったが、
アナルの浅い位置で繰り返される軽いピストンに、もやもやした疼きが刃牙の下半身に生まれてきていた。
「刃牙、ここがいいのか?ここらへんでチンポ動かされるのが気持ちいいのか」
「んぅっ・・・ふ・・んっ・・」
濡れた赤黒いグロテスクな生物が自分を犯している事が嫌でたまらないのに、
いやらしい下卑た興奮が身体の中から湧き上がってくるのを止められなかった。
それまで何の反応もなかった刃牙のペニスが反応を示した事で、安藤は執拗にその場所を攻めはじめる。
無表情だった刃牙の顔に赤みがさしてきて、甘い喘ぎ声が漏れる。
感じる場所を亀頭でグリグリされると痙攣して尿道口から塩辛い汁が溢れだす。
前立腺にゴリ、と当たるたびに「ぁあっ」と高い声をあげる。
「ふぅっ・・・はは、感じてきたな。ココを無理矢理刺激されるとな、自分の意思に関係なくイっちまうんだよ。ほれ、どうだ?イイだろ?」
「あ・・あっ!んふっ・・んうっ!」
完全に元気を取り戻した刃牙のペニスが、突かれるたびにぷるぷると揺れて先から漏れる液が四方に飛び散る。
摩擦でヒリヒリとした肛門の痛みもいつしか快感へと変わっていった。

--------------------------------------------------------------

「はぁっ、はあっ・・ん。・・・この体勢だときついな。ちょっと移動するからしっかりつかまってろよ」
そう言って身体を引き寄せると、駅弁スタイルのまま刃牙を抱えて布団へと移動する。


618続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 7/10:2007/06/22(金) 03:38:18 ID:c+EwreK70
「はぁっ!・・・んっ、んふうっ、あっ、んっ」
「ちょっと血が出てるな。まあ、これくらいなら大丈夫だろ。刃牙、遠慮しないで声出していいぞ」
 ぱん、ぱん、と尻肉がぶつかる小気味良い音が響き、刃牙は布団をぎゅっと握りしめながら後ろからのきつい攻撃に耐える。
何も考えられず、腰のリズムに合わせて「あ、あ、あ、」と声が出る。開いた口からよだれが垂れる。
(なんで・・俺、こんなこと・・されてんだろ・・・・)
一瞬よぎった思いもだんだん激しくなる動きにかき消され、刃牙はどうでもいい気持ちになり喘ぎながら腰を振る。
「くっ・・・はぁっ・・すごい締めつけだな・・・もうイキそうだ・・」
絶頂が近くなってきたのか、安藤の声にも余裕がなくなる。
腰を掴んでいた手を回し、引き寄せ、さらに結合部を密着させる。
全体を覆うように前かがみになった安藤の熱い息が刃牙の耳もとにかかる。
気持ち良くはあるが、まだ尻だけの快感では絶頂に達せない刃牙は、イキたくてもイケないもどかしい気持ちでいっぱいだった。
ペニスをしごきたくてたまらなかったが、身体にまわされた安藤の腕が邪魔して手が届かない。
「あんど・・さんっ、俺っもっ、・・イキたいっ・・・!チンポ・・しごいてっ・・・」
懇願するように刃牙が言うと、安藤は胸の下に回した手を離し竿とタマを一掴みにしてぎゅっと握る。
「あっ!あああんっ!んっ、ああっ、ひっ、あっ!」
「はぁっ、はっ・・・んっ!・・出すぞ。お前も・・・イけ!」
安藤の身体に一層力が入り、めちゃくちゃに腰を打ちつけたかと思うとペニスがびくびくっと痙攣し、熱い液体が刃牙の中に注がれた。
射精した瞬間手に力がこもり、ぎゅっと絞られた刃牙のペニスも安藤の掌の中で絶頂を迎え
619続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 8/10:2007/06/22(金) 03:40:25 ID:c+EwreK70
た。
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ずるっと抜かれた安藤のペニスには刃牙の体液と多少の血が付いていた。
刃牙の肛門は長時間の挿入のせいで、抜かれてからも完全には閉じきらず隙間から大量のザーメンが溢れ出し、布団を汚していた。
初めてのアナルセックスに加えて二度も射精したせいで完全に疲弊しきっていた刃牙は
そのまま布団の上で気を失い、今は安らかな寝息を立てて眠っていた。
(ちょっと、無理しすぎちまったかな・・・)
裸のままの刃牙に毛布をかけてやり、すやすやと眠っている頭を撫でながら安藤は後悔の念に襲われていた。
「やりすぎちまったかなぁ〜・・・」
自分の情欲の為にこんな子供を傷つけてしまったのかもしれないと思うと、
欲に我を忘れて無理矢理襲ってしまったことを改めて後悔する。
620続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 9/10:2007/06/22(金) 03:41:55 ID:c+EwreK70
「いや、しかし・・こいつもそれなりに楽しんでたみたいだし・・・?まあ、やっちまったもんは仕方ねえしな・・・」
「なるほどな。そいつぁ仕方ねえな」
「ああ、そうだな・・・・・・って」
いきなり聞こえてきた声に驚いて振り返ると、いつの間に侵入したのか、奇妙に恐ろしい笑顔であの男が扉の前に立っていた。
「ゆ・・ゆうじろ・・・!!」
「ずいぶん楽しいことやってんじゃねえか。俺も混ぜろよ、安藤」
「いや!違うんだ!これは・・・」
「俺の息子はどうだったよ?」
「・・・・!!!!」



3秒後、山小屋の中から絹を引き裂くようなおっさんの叫びがこだましたとか・・・。



「・・ふん。口ほどにもねぇケツ穴だな」
カチャカチャとベルトを直しながら、尻丸出しで気絶した安藤を見下ろす。
そして布団の上ですやすやと眠っている刃牙の方へ歩み寄ると、片手で毛布ごと身体を抱き上げる。
脚を伝ってぽたぽたと流れ落ちる白い液体を見て、勇次郎は静かに目を閉じた。
621続・愚羅ップラ 安.藤×幼年主人公 10/10:2007/06/22(金) 03:43:18 ID:c+EwreK70



「刃牙・・・色を知る年齢か・・・・」




寂しそうにつぶやいて、範馬父子は音もなく去っていった。
622風と木の名無しさん:2007/06/22(金) 03:48:15 ID:c+EwreK70
 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |                終わりです。
 | |                | |           ∧_∧   いや〜telincoって色んな呼び名があるもんですね!
 | |                | |     ピッ   (・∀・* )   子煩悩パパは友情出演です。ちなみに掘ってます。 
 | |                | |       ◇⊂    ) __  軽い矛盾は左へ受け流してください。さようなら。
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
623風と木の名無しさん:2007/06/22(金) 08:41:07 ID:xi0z7GLb0
ちょwwwww勇次郎wwwwwwww
624風と木の名無しさん:2007/06/22(金) 10:14:48 ID:7SzbBvgd0
萌えた!誰にって、勇次郎に!
625風と木の名無しさん:2007/06/22(金) 11:54:45 ID:gjNyMbqL0
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )公開中の映画プレステ/ージのボー伝×案ジャーだyo!


※ネタばれを含みますので、未見の方は読まないことをお薦めします。
この作品は特にネタばれしてはならない映画なので、ご注意を・・・
626風と木の名無しさん:2007/06/22(金) 11:57:40 ID:gjNyMbqL0
「今日、奴に会ったらよく見ておけよ」
「なぜだ?」
 質問に答えず、”相棒”は口の端だけを上げて笑った。手早く動き続ける指先は、顔に詰め物をし付け髭をつけ、見る間に自身を変容させていく。
「奴に何かしたのか」
「まあ、腹いせというやつだ。それは俺たちの共通の目標だろう、ミスター・ボーデン」
「どんな腹いせを?」
 視線を送った先で、ファロウが”完成した”。それを見ながら、やや焦って言葉を継ぐ。腹いせは俺たち共通の、いや、ボーデンという一人の男の
目的には違いない。しかしだからこそ、どちらが実行する場合だろうと、二人で計画し、結果を二人で共有してきた。
「ファロウ、奴にどんなことを」
 ファロウは表情の読めない眼鏡面をゆっくりこちらに向けると、黙って立ち上がった。こうなると無駄であることは分かっていた。ファロウは、
ボーデンとは違う、寡黙な男だからだ。

 その日のショーに、アンジャーは現れた。前から3列目、右から6人目。変装をしていてもすぐにわかる。
「さて、ではどなたかこちらへ来て協力して頂こうーー」
 そのとき、アンジャーと目が合った。しかしいつもの彼ではなかった。アンジャーは狼狽したように二度ほど瞬きをし、すぐに目を伏せた。
 およそ自信家の彼らしくもない。その晩のパフォーマンスはそこそこの喝采と共につつがなく幕を閉じた。
 その後何週間か、幾度か彼を見かけることがあったが、様子は同じだった。彼のショーに出向けばそこにはいつも通りの華やかで堂々としたアンジャーがいるのにーー
「何をしたんだ?」

 問い質すと、おどけた仕草で相棒は首をすくめた。ごみごみした楽屋を片付けるのは後回しだ。今日は最後に瞬間移動をやったから、目の前にはもう一人
自分がいる。そいつはにやにやしながら、別の問いを発した。
「奴はどんなふうだった?」
「俺と目が合うと始終おどおどしてる」
「そうか、俺の時と同じだ。全く、いい気晴らしになる」
「何をしたんだ」
 少し声を大きくして、繰り返した。もう一人のボーデンは、軽口をやめてすっと真顔になった。
「言ってもいいが」
「…何だ」
627風と木の名無しさん
「なぜそうも気にする?」
 なぜだと。もう一人の自分の動向が隠されているのだから、気にしない方がおかしい。
 ただそれだけのことだったはずだが、なぜか一瞬、口を噤んだ。ボーデンはまっすぐにこちらを見つめている。
「…奴に固執するのは、お互い様だ」
 視線に耐えかねて零した言い訳めいた言葉に、「おどおどしたアンジャーには不満か」と重ねるようにボーデンは言った。今度はこちらが黙り込む番だった。
 短い沈黙の後、呆れたように眉を上げて、「まあいい」と相棒が吐き出す。「何、下らない腹いせをしてるだけさ」
「…お前が”プレステージ”を終える日は、ショーの後しばらくどこかに消えてる」
「何だ、知ってるじゃないか」
「何をしてるんだ」
 ひと呼吸おいて、もう一人の自分が語り出したことは、およそ”自分”がやったことだとは思えなかった。信じがたい。
「お前がステージから消える、俺が現れる、拍手喝采がわき起こるーーその時のアンジャーの顔と言ったら!奴はまだトリックがわかっちゃいない、
俺たちの秘密を知らない限り永遠にわかりはしないんだ」
 彼の表情には酔ったような恍惚があった。本能と理性の狭間にあるあの狂気に似たそれが。
「どうしようもない優越感が俺を支配する、アンジャーのあの敗北者の目!あのアンジャーが打つ手もなく途方に暮れているんだ、俺はもっと滅茶苦茶に
してやりたくなる、そう、滅茶苦茶にーー」
「あいつの帰りを追って、後ろから手首を捕まえるだけだ。あいつの心の奥底にある敗北感、秘密を知りたい好奇心、それがあいつから抵抗を奪うんだ」
「お前も味わいたきゃ試してくればいい」
 やめろ、と耐えかねて遮った。
 アンジャーへの腹いせはマジックのステージでなされなければ意味がない。奴の一番大事なマジックのステージで。それなのに、こいつのやってることといったらーー。
「お前はーー俺じゃない、ボーデン」
「いいや、俺はお前だよ、ボーデン」
「俺は趣味じゃない」
「俺だって男をいたぶる趣味はない、だがアンジャーは別だ」
 見たことのない光がもう一人のボーデンの中に煌めいていた。
 アンジャーは別。それは、アンジャーという存在を絶えず意識し続けていたボーデンの半身である自分にも、痛いほど分かる。だがーー