【吉本】義元芸人総合【善元】【ヨシモト】

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『あえて言おう!カスであると!』鼻クソ小説九こめ(ノンスタ石田×井上)
※イキリ さんが 眼鏡 かけてるのは 実話らしい。

水面から意識が覚醒するとき、それは見た夢の続きのように理解できない空想が脳に広がる。
それは自らのものなのにまったく自らの手を離れ、あらぬ方向に肥大しているのだ。
 薄い布団の硬い感触と溶けて一体と化していた時から覚醒し、辛うじて人間の体のまま冷えた
眼鏡を探る。わざとらしいが決してわざとではない大きな瞬きを10つくらい繰り返して、フレームから耳の
フチにプラスチックの易い感触に感じた。かけた眼鏡は鼻当てが最も冷たく、薄い鼻筋の上辺に震えた感触を
生み出した。 目覚めは不完全だった。手の位置が前度の動作から動かないままズ、ズ、と沈む。深層に落ちるようだ。
眼鏡は引き上がった。顔の右半身が布団に接触し、上を向いたツルが耳を軽く塞ぎかけていた。レンズは
繭山を少し上がり、わずかな誤差で裸眼となった。ほぞを噛む。思想する。狂ったそれはいつまでも自らに
そぐわないとしても、いつまでも続けてしまうから不思議であり、不可解でもある。
189anis.yeniraki@g .com:2007/05/26(土) 11:59:41 ID:RpuzHkjW0
それを続けてもいつまでも階段を上がることなくだまし絵の中で同じレヴェルの輪廻を応酬させるばかりなのに、
ポケットとその中の僅かな釣り銭を泳がせて、ぶつけて、爪を齧りながら単純なその行為を繰り返す。 
上目遣いに眼鏡を客観視すると、眼鏡は指紋で曇っていた。
「起きてた!?」「……うっさい」 眼鏡が溶ける。逆向けに落ちて微小な反感と薄い綿の音だけを残して溶ける。
「眼鏡……落ちた……眠い……」「病気してるから、早く寝な」
「……あっそ」「何か作るか買ってくるから」
「……ありがとう」 彼は通常過ぎた。今理解した気がする。つまらない同一性の中で今殻に閉じこもるのは、
僕だけだ。すべての人間が狂ったままならそれまた狂ったままでいい。そして彼は自覚していない。
自覚しなければいい。逃げなら逃げでよく、それは心の苦渋を打ち棄て去るばかりの完璧な解決だ。
 愛してる。 彼はまだそんなに離れていない。彼はまだそんなに離れていない。起きなければ。起きなければ。起き上がる。
「俺お前のこと嫌いでさあ」 抱き締める。首筋を髪の毛が這う。愛にあふれる。

おっ、おじいさーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!
空に、空に白いおにぎりが飛んでるよーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!