【吉本】義元芸人総合【善元】【ヨシモト】

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153乙見キヅキ&柚依804catm 116nekom
□複雑ナ哀情(チュート徳井×フット後藤)
暗い暗い部屋の中。赤い赤い貴方の中。 「あっ……、がっ、」
「なぁ、痛い?」後藤の肩を徳井のナイフが刔る。液体が白い後藤の身体と、白いシーツを赤く汚す。
「なぁ、イタイ?それとも、キモチイイ?」徳井が笑う。「キモチヨくしたい訳ちゃうねんけどなあ」
ぐり、ナイフを更に奥へ。その度に、うめき声をあげる後藤は、より眉をひそめ涙を浮かべる。
「俺さぁ、別にお前の苦しむ顔見たいんとちゃうんよ。」ナイフを抜く。傷口からぐちゃり、という音と血液が溢れる。
「ぐ………ぅあ、っ」
「だって俺Sちゃうし。寧ろMやし」ナイフをもう片方の肩へ突き立てる。ぐりぐり刔ってやると
骨に当たってごりごりいう。後藤は必死に下唇を噛んでいる。
「なあ、痛いんやろ。痛いの嫌いやろ。後藤、Sやもんな。痛いやろ」
「………っ、」「痛いの嫌いなんやろ、なら、痛くしてる俺の事も嫌いやろ」徳井の口角が更にあがる。
「嫌いなんやろ、そうやろ。あ、もういっそどうでもいいや、そんなことはどうでもいいねん。
そんなことより、なんでなん。なんで、」口角が元に戻った。
「なんで“キライ”って言ってくれへんの」
キライやって。キライやっていってよ。」