蜘蛛の糸(笑い飯哲夫×麒麟川島)
**N.saide
薄暗い物置小屋は、俺らを興奮させた。たまに聞こえる話し声や、足音、いちいち人の気配に背中をゾクゾクさせる。
自分の下に敷かれる薄っぺらい身体はなおも、興奮からか震えていた。
色白い肌がうっすらと浮かぶ。長い足は大きく開かれ、恥じらいもなくこちらを待ち受けていた。
こんな状況に、ひたすら笑みがこぼれる。我慢し切れない。今こいつは自分の手の内なんだ。
こんな暗い部屋でも分かる、こいつの鋭い目。真っ黒な瞳が、自分に向けられている。
「あんたなんか死んだらええのに」
「殺せる訳ないくせに」
「・・・はっ、」
川島は、「そうですね」と噴き出した。目は笑ってなんかいないけど。そうだ、自分をこいつが殺せる訳ない。
だってこいつは俺の事が好きなんだから。こんな風にぼろぼろにされようと、逃げようと、生ぬるい精液が本音を示している。
「あほやな」
お前も、俺も。身体を起こし川島の足を肩に乗せると、一気に自分の欲望の塊を貫いた。
一瞬押しつぶされそうな声が洩れたが、川島はすぐにそれを胸に閉じ込めた。
こんな事じゃつまらない。それじゃあここで行う意味がないじゃないか。更にスピードを加速させ、強く腰を打ちつけた。
もちろんこいつのいいとこも知っている為、集中的に突いてやる。そうすると、噛み締めていた唇がうっすら開き、甘い吐息が洩れてくる。
「ぁっ、ぁっ、ぁっ、」
腰の動きと一緒にリズムよく聞こえる声。その姿に堪らなく欲情した。鳥肌が立つ。汗でべっとりした互いの身体は、
精液とともに打ち付ける度にネトネトするが、そんな事気にする余裕もなかった。
あぁそうだ、お前は俺を殺せない。殺させないし、死なせない。お前は一生俺の奴隷なんだ。
end≠俺の生命にしがみ付いてろ
2007-04-25(水)
◎よく寝、よく食べ、禁煙、禁酒中で、健康まっしぐらのMです!
今日は家庭教師に出かけてました。正直‥‥めんどくさい。もう止めようかな。もちろん教えてる子は可愛いんですが
▼
コンパの空気って好きじゃないです。どうもチャラい人が嫌いで。前に人数合わせで行かされた事があるんですが、
散々な目にあいました。そんな私、今度また行かされてしまう訳でして、どうも気分が優れない状態です。
川島さんと哲夫さんは一緒に行かないでしょうね。哲夫さんは藤田さんと行きそう。あ、でも、女の子居ても哲夫さんと
藤田さんだけでイチャイチャしてるんだろうな、結局は。あの二人だと、異様に哲夫さんが乙女に感じます
川島さんは向さんかボンさんと一緒に。本坊さんはない(この二人今どうなの?)あと‥‥西田さん?
で、安達さんが一人モヤモヤしてるんです。大事な人がコンパに出かけたもんだから。でも言えない、
みたいな。むしろ一緒に行って監視してたら面白いです。女の子がかまってと言っても、「うっさいブス」とか言ったら‥‥!(
実際は確実にない)それは功太さんかな?
哲夫さんがもし女の子をお持ち帰り出来たら(笑っちゃうけど)。ホテルで行為をするも、「つまらない」と言って帰ったらかっこいい!
そしてその足で川島さんの元へ。抵抗する間もない川島さんに、さっき溜まった欲を吐き出す
川「なんか言うてからして下さい」
哲「コンパが外れやった」
川「はっ?哲夫さんが?珍しい」
哲「イソギンチャクみたいな顔した女やったわ」
川「ははっ、なんすかそれ」
哲「ここがええわ」←あえて無表情
なんてほのぼのなピロートークが好き。哲夫さんは煙草吸ってて欲しいです
I need you
設定≫後藤→専用精神科医川島→引きこもり(フット後藤×麒麟川島)
I need you**G.side
今日も行く、あの子の元へ。真っ青の曇一つない空は、これから向かう俺の未来を照らしてるのか。
とても気持ちいい空気を一旦吸い、いつも見る扉の前にやって来た。この扉が開く事は滅多にない。
この奥に潜む彼は人間を苦手とし、家族でさえ拒む。彼の母親なんて、ここ何年「うん」や「そう」などの相づちしか聞いていないほど。
しかし、ずっとここに通い続けた俺には唯一心を開いてくれた。彼は、可愛い人間だ。
「川島くん、今日一日何してたん」
「なんで聞くん。仕事やから?」
「川島くんの事知りたいから」
来る度聞くこの質問に、彼は苛立ちを覚えている。『仕事』というワードがネックだとは知っているが、これも彼に刺激を与える業の一つと
取って欲しい。彼は笑わない。無表情で「ゲームしてた」の一言が返ってくるだけ。しかし、今はそれで良かった。最初は口も聞いてくれなかったし、
ようやく部屋に入れてもらえたと思えば、終始無言だ。かなり成長した方。だから俺は笑う。彼がいつか笑ってくれると信じて。ふと、ベッドの下から
無造作に放り込まれた雑誌が目に入る。女性の裸が大胆に写った表紙に、男なら誰もが知ってる題字。いわゆるアダルト誌。しかし、複雑な心境な
自分はなんなのだろう。もちろん彼に彼女が存在する気配はないし、生物学上、溜まった性欲を吐かなくてはならない。わかっていたが、胸が騒ぐ。
「先生、今日はせえへんの?」
「え?」
「ほら、勃ってるやん」彼は俺の股間を指さす。薄暗い部屋で過ごす彼は、かなり目が肥えていた。
いつからだろう、こんな事を始めたのは。古くて思い出せない。もちろん、常識をわきまえてるつもりだが、いつの間にか病み付きになっていた。
この部屋に来る度する行為はきっと、お互いのストレス解消となっているのかもしれない。俺の半勃ちした性器を、躊躇なく口に含む彼の髪を掻き揚げた。
長い前髪から見える切れ長の目は、吸い込まれそうなほど綺麗だった。
「明、外出よ?」
「‥‥」
自分はあえて彼が喋れない時に問う。それは完全に無意識だった。俺の仕事、彼を一般社会人として外に出してあげる事。しかし、それを己の独占欲が
阻止する。いけない恋は、互いの身を壊した。