セリフ&歌詞萌えスレでこんなスレがあると知って
・白壁に聖母を素描したわけを訊けずに泊まる先輩の部屋
・制服がしわにならないようにって そればっかりを気にしてやった
・君はそのとても苦しい言いわけで自分自身をだませるのかい?
・さよならをあなたの声で聞きたくてあなたと出会う必要がある
枡野浩一
もし君が死ぬ時ほんの一瞬をぼくで満たしてくれればいいや /佐藤りえ
既出だったらすみません。
両の眼に針射して魚を放ちやるきみを受刑に送るかたみに
背きゆく君を悲しみて仰向けば不意の殺意に肖て陽が注ぐ
春/日/井/建
ほほゑみに肖てはるかなれ霜月の火事の中なるピアノ一台
固きカラーに擦れし咽喉輪のくれなゐのさらばとは永久(とわ)に男の言葉
塚/本/邦/雄
鬼やらひの声内にするこの家のかげりに月を避けて抱きあふ
あれはたしかに地を逃れゆくひびきにてあけぼの遠き路上の音す
小/野/茂/樹
なんか昼ドラみたいな春/日/井もどっかエロい塚/本もひたすら切ない小/野も大好きだ!
俳句では
十五歳抱かれて花粉吹き散らす 寺山修司
いつまでも吉野の花の君をゑがく 高濱虚子
>>728 寺山の俳句がド直球でエロス…!
このスレ見て初めて短歌の本買った
以下印象に残ったもの
河野裕子
揺すらむとして不意にまがなし少年めきて君はあまりに細き頸してゐる
※まがなし=ま+悲し
君に凭りバスに揺られて眠りつつ覚めてゐしなり二十歳の頃は
ことば、否こゑのたゆたひ 惑ひゐる君がこころをわれは味はふ
もう随分あなたの傍にいたやうだ真顔で言ひき鯉のふりして
終点まで乗りてゆかうと君が言ふああいいよ他に誰も居ない
永田和宏
汝が眼もて世界見たしと告げられしかの夜のさくらかの湖の色
言つて欲しい言葉はわかつてゐるけれど言へば溺れてしまふだらうきみは
この二人からはすごくいい距離感を感じる
ほしゅ
尽き果てぬ 恋心隠し 月は出ぬ
>>729 きまぐれに抱きあげてみる 君に棲む炎の重さを測るかたちに
永/田和/宏氏はこれも好き
保護者攻め×強気受けで
ついったーで拾った辞世
『白菊の花の情の深き海に 共に入江の島ぞうれしき』 自休 (鎌倉建長寺の僧:倉桐承院の稚児白菊丸に思いをよせ情死した - 室町時代)
>>731と
>>734やり取りに萌えた
探丸子の君、別しょ(野に土)の花見もよはされ給ひけるに、昔のあともさながらにて
さまざまのこと思い出す桜かな 芭蕉
※探丸子…芭蕉が若い頃仕えていた主(故人)の跡継ぎの俳号
かつての主は花見の宴の後、25歳で逝去。先代が亡くなったのを期に、芭蕉は脱藩したらしい
※別しょ…下屋敷
若君が下屋敷で催した花見の宴に、かつて自分が仕官していた頃先代が催した花見の宴を重ねて、さ ま ざ ま の こ と を思い出している
という句だそうです。
若君に先代の面影を見出して、遠い初恋の甘酸っぱい/ほろ苦い思い出を巡らせてるんだな…と
ほしゅあらん 倒れ臥すとも 萌の原
ほしゅ
良かったこのスレまだ生きてた…!
ほしゅがてら自作投下する
熱帯夜 なべて気怠し 目は四つ
僕の半身が出歩いているから六時半までどこにも行けない
とある歌集読んであまりに萌えたから最近短歌を作り始めた私にとって
このスレはまさに天国
>>738 イイネ!801板だし半身は相手なのかなと思ったけど、色々想像できた〜
>>738 簡潔で萌えた!
夏が来て熱帯夜になったらこの句を思い出しそうだ
短歌の方、上の句が句跨りでアクロバティックなところもいいね
夢がある でも年の差はもっとある「古い写真は捨ててしまった」
君や蝶我や荘子が夢心 松尾芭蕉
超訳)君が蝶なのか、私が荘子なのか。離れていても、夢の中では互いの心は通じあっているでしょう。
※荘子の胡蝶の夢を踏まえている歌
※怒誰(どすい)宛ての謝辞を伝える書簡の中にある句。怒誰は、スポンサーである菅沼曲水の弟。
曲水が留守の時に代わって芭蕉の世話をした。怒誰は『荘子』に造詣が深かったらしい
俳聖は口説き文句もパネェ
無礼講罠と知りつつすすむ酒
酔った勢いで関係に持ち込もうとするワルい上司と、酔いつぶされるとわかってて、騙されたふりで杯を重ねるヘタリーマンが
この後、千鳥足でホテル街へ消えていくとこまで受信した
動こうとしないおまえのずぶ濡れの髪ずぶ濡れの肩 いじっぱり!
(永田和宏『メビウスの 地平』より)
雨の中の二人。ドラマを感じさせる1シーンでなんか良いよねぇ。
745 :
風と木の名無しさん:2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:SbVeaw760
ほしゅあげ
埋火よ燃えてくれるないたずらに 決めたじゃないかもう戻らぬと
自作。短歌はむずかしいな…
>>746先生に敬礼
大層禿げました。こういう秘めた想いを断ち切ろうとするシチュ大好物です。
保守
再 保守
高校の頃授業で短歌作ったよ
昨日ノートを見つけて恥ずかしさに悶えた
・暑い日に僕に摘ませたすぐり煮る君の背中を密かに愛す
・腐敗して溶けかけた茎匂う頃はなびら撫でる青白き指
・クリムトの接吻真似て首痛め笑い転げてたわむれにキス
・いたずらに子猫のごとく甘咬みし心の糸を噛み切る八重歯
・恋人の膝で寛ぐ雄猫よそろそろ退いてくれはしないか
もちろんすべて男×男を題材にしたから誰にも見せられなかった思い出があるw
>>750 無邪気さの中に潜むエロさに禿げ萌えたよありがとう
いかにもスラスラ出来ちゃったみたいに読めるけど、それだけ
ナチュラルな仕上がりにするのって実は結構苦心したんだろうね
これからも詠み続けてほしい
752 :
コメ:2013/09/28(土) 12:38:50.97 ID:H296jfGz0
保守がてらに自作
唇を
噛み締め歩く
並木道
かくも冷たき触れる指先
うーん結構難しいというか恥ずかしいなw
あなたの視線を項に知りつつわたしはひたすら前を向く
保守ついで自作
目を開けろ 今呼んだだろう 俺の名を
755 :
風と木の名無しさん:2013/11/05(火) 22:57:20.62 ID:pn+86wJw0
保守
756 :
風と木の名無しさん:2013/11/05(火) 23:25:17.76 ID:Yt1QTF+00
>>750 学校の授業でやる創作なんか恥ずかしがってるぐらいがデフォなのに…
その勇気とクオリティと数に感動してしまったw
5作もあるとは思わなかった
>>746 いつかまたきみの焔が戻るなら 燃やしつくせよ私の翅を
返歌。746に惚れました。
望まれず慕った年月その褒美に最期の吐気を私にください
自作
夭折の君の好物口にしてふと至上の虚しさ抱く
保守ついで 詠んでみた。
ごめんなと言うその瞳 誰を想うて我を捕らえる
やばいなこのスレ…
どの歌も萌えて萌えて仕方ない
このスレに出会えてよかった
恋の至極は忍ぶ恋と見立て候
葉隠より
相手に告げず死んでいくくらいの思いが本物の恋だ
男女の色恋ではなく、従者から主君への気持ちだとのことだそうで
超遅レスだが
>>716 今ちょうど兄弟カプにはまってるから萌えた…
調べたら他にも耽美っぽい歌詠んでる人なのかな、興味湧いたよ
秋茄子を両手に乗せて光らせてどうして死ぬんだろう僕たちは/堂園昌彦
違うんだろうけど、そういうシーンとしか思えなくて
シリアスなのに喩えが茄子だと思うと可笑しくて
なんかすまん
>>764 これ読んだとき自分もそう思った
この人の歌はなんていうかちょっと後ろ暗い感じというか
往年のJUNEの黄昏詞華館に載ってそうな感じというか
同性同士ものとして読むとしっくりくるのが多い気がする
保守
仇のごとそしり誹謗す何なるやその人の名の云はまほしさに
与/謝野/晶/子 『常/夏』より
ツンデレ。
続くけど与/謝/野/晶/子
一人はなほよしものを思へるが二人あるより悲しきはなし
そのはてにのこるは何と問ふな説くな友よ歌あれ終の十字架
人の子の恋をもとむる唇に毒ある蜜をわれぬらむ願ひ
上二首は出来上がってる二人、最後の一首は片思いで妄想してる
ほーしゅ
ここの過疎りぐあいが悲しい(´・ω・`)
では保守がてらちょっと懐かしい黒瀬珂瀾の歌を投下
エドガーとアランのごとき駆け落ちのまねごとに我が八月終る
この人の歌は往年の耽美趣味という感じで
あえて言えば中二病と紙一重だけど、わりと好きだ
歌には80年代くらいのサブカル名詞・単語もよく出てくる
↓これとか
JuneよJune、君が日本に一文化なる世を生きてわが声かすむ
ここってブログとかフリーペーパーのものでもいいの?
お題で作品募集もしてる写真×短歌の冊子(サイト)で結構好きなものがあるんだけど
書いていいのか迷う
過疎ってて寂しいので是非投下して欲しい
父になる人のまなざしやわらかく遠くわたしを隔てる春よ / 嶋田.さくらこ
片想い相手から今度産まれるんだ、と言われて咄嗟に祝いの言葉を口にしたけど続く言葉が出てこない、そんな情景が浮かぶ
一人称"わたし"だけど気にしない!
このサイトは素敵な短歌ばかりでこの板的な解釈してもしなくても萌える
見せてくれ指輪を僕に見せながらいまポケットに隠した声を / 木下.龍也
ふるえつつ抱きしめあった春のなか一緒に酔ってもいいと思った / 藤野.唯
幸せを願うだけなら恋人じゃなくてもいいね気づかなかった / 篠原.謙斗
投下とかなんもないけどとりまほーしゅ
>>773 全部の句に萌えた…
保守がてらTwitterの短歌botで気に入った句を
たましいを 半分くらい切り取って
きみにあげたい 果実のように/佐.藤.りえ
ぼうっとしてゐるあなたが好きで
ぼくはもうこんなところまできてしまった/中.山.明