*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart9

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970風と木の名無しさん
雪が降った。
暖冬、なんて言われてるだけあって、こんな山奥の田舎でも雪が降らなかったのに。
今日になって、いきなり雪が降った。

「降ってるねぇ」

コタツにあたりながら、田中が呟く。

「降ってるねぇ」

俺も。

「除雪してもらわなくちゃね」

「そうだな」

雪はどんどん積もり、さっきまで土が見えていた地面は真っ白になって行く。

「嫌だなあ、雪なんて」

俺が呟くと、田中はどうして?と尋ねた。

「だって、雪降ると不便だろ?買い物とか」

山奥の田舎だから、買い物は下の街に行かなくてはいけないから。
それに、

「デートだって出来なくなる」
971風と木の名無しさん:2007/02/08(木) 22:37:54 ID:jJjeVmia0
俺の言葉に、田中が目を丸くした。
そして、いきなり笑い出し、

「ははっ…そうだね」

そう言った。
そして、窓の外を見て、

「じゃぁ、デートの変わりに、犬の散歩にでも行こうよ」
「え?」

田中の視線の先には、飼っている柴犬。

「ちょびだって散歩したいだろうし。うん、そうしよう!」

田中は勝手に納得して、コタツから出た。

「はやく」

コートを羽織り、俺に手招きをする。
なんだい、街にデートに行く時より良い笑顔しやがって。

「待てよ…今行く」

俺もコタツを出て、田中の後に従った。

雪が降ってる間は、デートの変わりに、
犬の散歩をしよう。
田中の右手にはリード、
左手には俺の右手。

な?