諸君 私は眼鏡が好きだ
諸君 私は眼鏡が好きだ
諸君 私は眼鏡男子が大好きだ
ラウンドが好きだ
オーバルが好きだ
スクエアが好きだ
リムレスが好きだ
ボストンが好きだ
フォックスが好きだ
バタフライが好きだ
ウェリントンが好きだ
ティアドロップが好きだ
街中で 公園で
学校で 会社で
電車で バスで
車内で ジムで
都会で 田舎で
この地上で見かける ありとあらゆる眼鏡男子が大好きだ
保守がてら演説してみた。眼鏡素敵だよ眼鏡。
次の選挙は212姐さんに一票入れます。
(212続き)
眼鏡男子が節目がちに読書に耽る姿を眺めるのが好きだ
慣れた仕草でブリッジを押し上げる姿など心がおどる
初心者な眼鏡男子がかけ慣れなさと視界の違和感に戸惑うのが好きだ
落ちた視力による見え辛さと日々格闘していたのが
ある日を境に眼鏡着用を始めた時など胸がすくような気持ちだった
眼鏡男子が己に似合う眼鏡を妥協せず探し追い求めるのが好きだ
何件何十件と店を巡り気が遠くなるほど大量の数のフレームを見比べ
何度も何度も試着し悩んでいる様など感動すら覚える
眼鏡男子が白衣や学生服などという萌えアイテムを身に着けた様などはもうたまらない
萌えの過剰投下でもはやどうにもならなくなった思考とともに
至高の存在へと昇華した眼鏡男子の有難い姿に 萌え殺されるのも最高だ
地味で温厚で実直で周囲から幾分軽んじられている眼鏡男子が
人知れずレンズの奥で獣のように鋭利に目を光らせた時など絶頂すら覚える
眼鏡男子がこれぞという一本の眼鏡を長く愛用しているのが好きだ
大切にしていた眼鏡が歪み傷んでしまった様は とてもとても悲しいものだ
眼鏡男子が眼鏡であることを周囲にからかわれ困っているのが好きだ
心無い友人によってレンズにべたべたと指紋を残されるのは屈辱の極みだ
諸君 私は眼鏡男子を 秘宝の様な眼鏡男子を望んでいる
諸君 己の眼鏡萌えに付き従う大隊戦友諸君
君達は一体 何を望んでいる?
更なる眼鏡男子を望むか?
情け容赦のない 萌えの鬼軍曹の様な眼鏡男子を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界の鴉をも萌え殺す 奇跡の様な眼鏡男子を望むか?
「 眼鏡!! 眼鏡!! 眼鏡!! 」
よろしい ならば眼鏡萌えだ
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い妄想の底で長きもの間 悶え続けてきた我々に ただの眼鏡萌えでは もはや足りない!!
眼鏡萌えを!! 一心不乱の眼鏡萌えを!!
保守がてら演説第2弾。眼鏡はこの世の宝だね。