1 :
風と木の名無しさん:
ああ、うるさい。
俺ん家の前で大音量で演説すんなボケ!!
2 :
風と木の名無しさん:2006/07/23(日) 10:08:38 ID:8MxCcRQC
どこからか聞こえてくるスピーカーの怒鳴り声。
もう選挙の時期か、キーキーうるせいな!と、炎天下の下ふきだす汗を手で拭う。
あともう少し、この角を曲がったらすぐ家だ。
家に近付くにつれ大きくなる騒音に顔をしかめながら角を曲がった瞬間、>>1の目に飛込んできたのは白い選挙カーだった。
「ああ、うるさい!俺ん家の前で大音量で演説すんなボケ!!」
そう呟いた瞬間に、スピーカー片手に演説している張本人と目があった。
見つめ合う目と目。
涼やかな目元に引き込まれそうになるのを必死で制止し、1は小さくお辞儀をするようにうつむいた。
そして足早に家に駆け込む。
そのとき、
「ちょっと待ちなさい」
その声は紛れもなくさっきまでスピーカーから流れていたあの声である。
ヤバイ…さっきの聞こえてたかな?
さっきまでの汗とは全く違う汗が1の背中に噴き出す。
おそるおそる1は振り向いた。
そして、これが1とヒロシの運命的な出会いであった。
3 :
風と木の名無しさん:
これだけ大音量で朝から10台以上選挙カーが演説しながら走ってるけど
これ【迷惑防止条例】で訴えたいよ。