【陵辱】鬼畜作品を創作して16thプレイ【SM】

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20フシダラ・ヨコシマ
投下します。
公開自慰・言葉責め・寸止め強制など…。
エセ関西弁なので、苦手な方はスルーして下さい。
21フシダラ・ヨコシマ1:2006/06/04(日) 12:23:50 ID:C14qmtOy
どこが一番感じるのかを知るには、それが最も手っ取り早い方法だからと言われて、赤く染まった顔が更に赤みを増した。
大きく脚を広げて両手で自身を弄る、あまりに浅ましい姿。
たとえ強制させられているとは言え、恥かしさに理性が悲鳴を上げているのでろう、きつく閉じた目尻に涙が滲んだ。
しかし、辛うじて残っている僅かな理性も、常川の痴態を目の前で楽しそうに眺める福原の次の言葉に、完全に崩れてしまいそうだった。
「…ふーん、ツネ、チンコの先っぽ弄られるのスキなんやー…」
「うぁ…あぁぁ…!」
舐められるような視線と、からかうような福原の言葉に、弄る先端から更に欲情の証の先走りが溢れ出た。
「道理でフェラさせるとき、あんまり奥まで咥えんとカリんとこで止まるワケや」
「あ、んんっ」
「チュパチュパしゃぶるの、めっちゃ上手いしなぁ?」
『自慰に耽る』と言う常川の痴態を目の前にしているとは思えないくらい、涼しそうな笑顔と声色の福原に、常川は軽い眩暈に襲われた。
「じゃあ、次これ塗っといて」
そう言って、甘い声を何度も漏らす常川の、まさに自身を扱き弄る両手の真ん前に、福原は小さな小瓶を転がした。
涙で焦点が定まらず、揺れる視界の片隅に映ったそれを、常川はただぼんやりと見つめた。
それか『何』であるのか、精神や思考が正確に判断出来るにはかなりの時間を必要とした。
「イったらあかんよ。出す前にちゃんと塗ってな」
「ん、ぁ…っはぁ…」
先走りで濡れた両手は、もう自分の意思では自慰を止めることが出来ない。
福原の言葉通りに従わなければ、今一番欲しいモノも与えられず部屋にこのまま放置されるかもしれない。
そう分かっていても、右手の指先はぬめった先端に刺激を与え続け、左手は握った個所を何度も上下に扱き続けた。
「あっ、あぁ…!」
止めなければ。そう思ってもなかなか思うように止まらない両手の動きを、必死の思いで緩やかなものにする。
「あん、はぁ…っ」
何とか両手は止められたが、今度は射精間近の下半身が刺激を求めて卑猥に揺れた。
22フシダラ・ヨコシマ2:2006/06/04(日) 12:25:16 ID:C14qmtOy
それでも、先走りに塗れた震える両手で小瓶を拾う。
両手を離しても完全に勃ち上がったそこに、ともすれば意識の全てを移してしまいそうになりながらも、小瓶の蓋を開けた。
既に先走りで濡れた掌や指先に、中身のローションを取り出す。
生暖かい己の体液とは違い、指を伝う感覚さえも快感になるほど冷たいローション。
それを零さないように、念入りに指先に塗すと、力の入らない腰を何とか浮かせて、股の下からローションで塗れた己の手を回した。
冷たい指先が、福原の挿入を待っている入り口にたどり着く。
「は、あぁっ!」
決して一番欲しいモノではないのに、そこは貪欲に常川の指を迎え入れる。
一切の刺激を与えられず放置されて震える前と、自分の指なのに嬉々として咥え込み強弱をつけて締め上げる後。
己の躯の卑猥さに、もう正気を保てる余裕はなかった。
今なら、福原に命じられることは、全て無条件で受け入れてしまいそうだ。どんな卑猥な言葉でも口にすることが出来るだろう。
福原が「塗れ」と命じた以上のことを、満足出来ない前の代わりに後で満たそうとする常川の腰が、更に卑猥に動いた。
「も…っ、もう…、あんんっ!」
前立腺を探り当て、執拗に咥え込んだ指の腹でなぞる。
もっと熱く、もっと確かなモノが欲しいのに、常川自身は己の指で満足してしまいそうなほど震え、先端からは精液が雫となって下に伝っていった。
「だから、まだイったらあかんて」
福原は、そんな常川の追い詰められて切羽詰った躯の状態を知りながらも、敢えて 次の行動には移さなかった。
命令されなくても、最も恥かしい態勢と言葉で「欲しい」と常川が哀願するまで、射精も挿入も与えないつもりだった。


まるで昼間のように明るく、濃厚な空気に満ちた、二人だけの部屋。
23フシダラ・ヨコシマ3:2006/06/04(日) 12:27:27 ID:C14qmtOy
熱く熟れたような内壁を掻き回すように、指が蠢く。
開放寸前の欲望は、僅かな刺激を与えるだけで全てを吐き出すことが出来るのに、福原から射精を禁じられている今の状態は、飼い殺しそのものだった。
精液を溢れさせ雫となって下に落ちる自身は、あと数回扱くだけで頂点を極められる。
福原の視線がなければ、今すぐにでも指を引き抜き自身を慰めているだろう常川は、彼からの言葉による戒めと己の指の動きに完全に支配されていた。
「…んっ、は…っぁ」
誘うように、腰が動く。
早く赦されたくて、自ら脚を大きく開いて痴態を晒した。
「ちゃんと奥まで塗らなあかんよ」
「く…っはぁ…!」
自身の精液と与えられたローションに塗れた手が、福原の言葉に素直に従う。
卑猥な音と共に一度そこから指を引き抜くとベッドに腰を落とし、もう一度ローションに手を伸ばした。
冷たい感覚が指先に伝わる。
トロリとした無色のそれを、熱に浮かされたような熱く濡れた瞳でぼんやりと見つめる。
「は…、ぅ…!」
そして再び腰を浮かそうとして…、けれど浮かせるだけの力すら入らない下半身は、焦れるように左右に動くだけだった。
「あン…、はぁ…っ」
福原の冷めた瞳が、無言でその先を促す。
まるで視姦されているかのような錯覚さえ起こさせる視線に、眩暈に似た浮遊感に苛まれる。
「ふ…、フク…っ」
初めて、名を口にする。
もし赦されるのなら、せめて射精だけでもさせて欲しい。
ローションでねっとりと濡れた震える指先が、福原の言葉とは違う、前の方に僅かに伸びた。
「違うやろ。そっちやないで、ツネ」
「…ァ、も…もう…っ」
福原の言葉に、辛うじて指先が止まる。けれどそれも長くは続かない事を常川は良く知っていた。
「も、もうアカン…っ、ぁ、はぁ…っ、や…!」
ゆるく首を左右に振り、泣きながら懇願する。
射精寸前の自身のすぐ近くに両手を着くと、耐える最後の手段だと言わんばかりにシーツを強く掴んだ。
24フシダラ・ヨコシマ4:2006/06/04(日) 12:29:14 ID:C14qmtOy
「フク、…っぁ…、フク…っ」
焦れる腰が前後左右に揺れる。
両手は福原の言葉を守ろうと必死だったが、腰は擦り付けるようにして動くことで僅かだが快感を得ようと、本能に従っていた。
「………そんなに出したい?」
長い沈黙のあと、呆れかえったような顔で福原が静かに言う。
「ん…、んっ」
必死に頷くことで返事をする常川に、福原は小さく笑いながら言葉を続けた。
「ちゃんと言葉で言わなアカンやろ?」
「あ…ァ…っは!」
「どこをどうしたいんか、ちゃんと言ったら…」
「ぅ…、ぁ!」
「まぁ、辛そうやし…な」
相変わらず涼しいままの目許が、意味ありげに笑った。
「い、イかせ…てっ、…ぁ…、出さ、せて…っ」
常川の涙と、射精を待ちきれず先端から滴り落ちた精液を吸ったシーツを掴む指先が、言葉を発するごとにびくびくと震える。
常川は福原が射精を赦すまで、懇願し続けた。
「…お、れの…、い、やらし…ィ…汁を…。ぁ…っ、いやらしい…っ汁で、ベッドを汚すこと…っ、を…赦して…ぇ…っ」
求められるまま、どんな卑猥な言葉も口にした。
「…ほな、出してもええよ。……ただし…」
「ぁん…!」
「手ぇは使ったらアカンで?」
「っ…!?」
常川は、言葉を失った。痺れるような快感に犯された頭で、必死に福原の言葉の意味を理解しようとした。
25フシダラ・ヨコシマ5:2006/06/04(日) 12:29:55 ID:C14qmtOy
「手ぇで触ったらアカン。それ以外やったら何でもええよ」
背筋が、ゾクリと震えた。
散々焦らされ、強引に放置させられた欲望を、ようやく吐き出すことができると思った矢先の、福原の言葉。
「ここまで来て、その濡れ濡れのを俺の口元まで持って来れるんなら、フェラしてやってもええで?」
自らの薄い唇を舌先で小さく舐めながら、福原は笑った。
腰を浮かすことすら出来なかった常川が、ベッドを降り福原が座る窓際の椅子まで来るなど、まず無理だと分かっていて、敢えてそう言ったのだ。
「早う出し?  もう我慢する必要ないんやで?」
福原は笑った。
そして言葉もなく震える常川を見ながら、席を立ち、少し離れた冷蔵庫からビールを取り出すと、美味しそうにそれを呑んだ。
「ツネのイくとこ、早う見せて」
福原は、冷めた声で何度か射精を促した。


窓際のカーテンが、常川の頬を何度か掠めた。そしてその風さえも、常川の体を更に熱くした。
26フシダラ・ヨコシマ6:2006/06/04(日) 12:30:44 ID:C14qmtOy
腰を少しでも浮かせることが出来るのなら、今にもはちきれんばかりの欲望を両手で直接扱かなくても、中に再度指を忍ばせて一番感じる前立腺に刺激を与えて…と、一瞬考えた。
けれどもう、そんな余力はどこにも残ってはいない。
ベッドの上に直接腰を落として力無く座り込む今の状態では、シーツに直接触れる双玉から少しでも快感を得ようと腰を前後左右に擦り付けるのが精一杯だった。
「…っ、ふ…」
もう、自分がどんな浅ましい格好をしているのか、どんな痴態を晒しているのかなどは、考える余裕すらない。
福原に言い渡された言葉を守ることと、早く射精したいと言う欲望だけが今の常川の総てだった。
「あぁ、ツネ、乳首だけでもイけるんやなかった?」
笑いながら、福原が声をかける。
「ァ…、はぁっ!」
「乳首弄ったらええやん?」
ははは、と楽しそうに福原はまた笑った。
「乳首は痛いくらいが好きやったな。洗濯バサミ出したろか?」
「いっ…ゃ…、ンんっ」
福原の言葉に、必死になって首を横に何度も振る。
そんな物を与えられて使用を強制されたら、確かに射精は出来るだろう。けれどあまりの激痛と快感で、そのまま意識を手放しかねない。
そうなれば、熱く蕩けきり、福原の確かなものを今か今かと待ち望んでいる後ろには何も与えらず終わってしまう。
朝が来て目が醒めた頃には、福原はもうこの部屋にはおらず、他の男のところへと消えてしまうかもしれない。
自分だけがこんなに一方的に、しかも自らの手で体を熱くさせられて、それだけで終わってしまうだなんて。
…それだけは耐えられない…
福原がどこまで本気なのか、その表情からは判断がつかないが、涙で霞む視界が捕らえた彼は、普段と何一つ変わらない涼しい表情だった。
27フシダラ・ヨコシマ7:2006/06/04(日) 12:32:25 ID:C14qmtOy
確かに、シーツに擦り付けて得る刺激だけでは、今少し物足りない。しかも福原は、「そんなんでイけるんか?」と射精を急がせる言葉を何度か口にしている。
「んん…っ、はァ…」
福原の言葉通り胸の刺激で…と、射精寸前を強要されて頭の芯が痺れるような快感に犯される中で、途切れ途切れに考える。
けれどそれを口実に、本当に洗濯バサミを用意されたらと思うと、シーツを握り締めている濡れた両手は大きく震えるだけで、そこから手を離すことはなかった。
「あ、はぁ…っ! んンっ…」
上体を支える腕からも力が抜け始める。手を使っての自慰を禁じた福原の言葉に辛うじて従っているけれど、もうそれも限界に近かった。
ともすれば、意識の総てが下半身に集中した。思わず指を絡め、本能のまま、ただ一点に向かってひたすら望むように動かしたい。
そんな方向ばかり、思考が傾く。
「あっ、あぁ…はァ…!」
強すぎる快感が、ゆっくりと苦痛に変わり始めようとしている。
行き先の見えない熱く滾ったものが、出口を求めて体の中で暴れまわり、じわじわと蝕む。
前後左右に腰を動かし、シーツに擦りつけていた双珠に、突然一瞬強い快感を得た。
「はっ…ぁああ…っ!」
ビリビリと電流のようなものが腰中に広がり、支えていた両腕が遂にガクリと折れた。
上体が倒れて、突っ伏すような体勢になる。
「はぁ…あ…ん…、あぁ、ア…」
それでも射精には至らず、常川は泣きながら喘いだ。
うつ伏せに近い状態で倒れ込んだせいか腰がびくびくと揺れる度に、シーツと下腹部の間に挟まった形になった常川のそれが、シーツに擦りつけられる。
今まで擦り付けて得ていた快感より、刺激も強く快感も得やすい先端部分が特にシーツに触れていて、常川は無意識のうちに懸命に腰を振った。
「あ、あっ…ァん…っ!」
腰が動くことで微妙に寄せ集められたシーツの皺が、不規則に先端を擦る。
「なんやツネ、うつ伏せオナとはよう考えたやん?」
くく、と喉の奥で笑う福原が、冷やかすように常川に言葉をかける。
「それやったら、手ぇ伸ばして枕取ったらどうや? それ股間に宛がってみ?」
28フシダラ・ヨコシマ8:2006/06/04(日) 12:33:27 ID:C14qmtOy
「ああぁっ、は…」
「シーツはグチョグチョに濡れてて、もう大して気持ち良くないやろ?」
「ん、ぁあ…っは…!」
「右手伸ばしたら、すぐ届くで」
福原の涼しい声に操られるように、右手が力なく動く。
「そうそう、そのまま真っ直ぐ」
涙で歪んだ視界で枕を見つけると、震える右腕をゆっくりと伸ばした。
ローションで濡れた指先が、枕の隅に触れてる。
「…ぅ、あ…っは…」
荒い吐息と共に何とか引き寄せると、あまりの恥かしさに顔を枕に埋めた。けれど正直な体は、射精を求めて腰を擦り付け続けた。
シーツがズレる音と常川の腰を振る動作がシンクロする。
決定的な快感には程遠い微妙な刺激に、足の指先が焦れるようにシーツを何度も蹴った。
「ンっ、んん…っ!」
枕に吸い込まれた不鮮明な嬌声に、福原がつまらなそうに顔を少しだけしかめる。
「ツネ、枕はそことちゃうやろ」
静かに響く福原の声に、びくりと肩が震える。
「ちゃんと言われた場所に置かなあかんて」
常川は少しだけ間を置いたあと、ゆっくりと顔を上げて枕から顔を離した。
涙も枕に吸い取られたのか、視界を遮るものはもう殆どなくなった。
「うつ伏せオナ、早う見せて」
「ぅ…ぁ…っ、は」
「ちゃんと跨って、腰振ってな」
新たに課せられた福原の言葉に、新たな涙が滲みはじめた。
それでも拒むことが出来ない爆発寸前の常川の体は、夢遊病の患者のようにフラフラと上体を何とか起き上がらせた。
右手に持つ涙で濡れた白い枕が、とてつもなく卑猥な物に見えた。
29フシダラ・ヨコシマ9:2006/06/04(日) 12:34:03 ID:C14qmtOy
「う…っ」
福原の言葉通りに枕を跨いで腰を落とすと、そのままゆっくり擦りつける動作に入ろうとした。
「あー、ちょっとストップ」
「ぁ、ァ…っ」
上体を支える力など僅かしかない常川の体が、今にも前に倒れてしまいそうなほど大きく揺れる。
「うつ伏せする前に、これ枕の上に乗せて」
宮本がこのベッドの上で福原に言われるままに痴態を晒してから初めて、ベッドに近付いた。
そして、精液に塗れ、はちきれんばかりになって久しい天を仰ぐ常川のそれの前に軽く投げ置いたのは、ロックアイスの欠片だった。
「あ、はぁっ ! ! 」
小さい欠片の幾つかが直接常川に当たって、その一瞬の冷たさに常川が悲鳴を上げる。
「それにチンポ擦りつけてみ? 冷たくて気持ちええで」
「ぅ…っア、あん…っ」
自身の精液がかかり卑猥に濡れるロックアイスを、正気を失いつつある瞳がぼんやりと見つめる。
「ほら、前にツネしてくれたやろ? クチん中に小さい氷入れたままのフェラ」
「ア…ぁああっ、う…」
「あれ、かなり良かったんや。せやから」
そう言いながら、福原は再び椅子の方に戻った。
「その氷、竿や先っぽに集めてうつ伏せになったらええんと違うか?」
腰を下しながらビールに手を伸ばした福原が、先を急がせるように言葉を続ける。
「ちゃんと足開いて、ケツはこっちに向けなあかんで」
もう言われるままにするしか、この狂い出しそうな快感から開放される術はない。
常川は福原の言葉に素直に従い、震える指先で氷を集め、そして倒れ込むようにベッドに突っ伏した。
「あっ、アァ…っ! は…んんンっ」
下半身に集まるロックアイスの鋭利な角や冷たさが、痛みを伴う快感を常川に絶え間なく与えつづける。
「あぅ…っ、は…ぁあああっ!」
懸命に腰を枕やロックアイスに擦りつけるよう、上下左右に動かすと、触れてはいなかった胸の乳首までが勃ち上がり、シーツに擦れ、常川は下半身のみならず上半身からも快感を得ていた。
「あ、あ、ァアっ! あんんっ ! ! 」
ピストン運動のように動く腰や喘ぐ声の間隔が狭くなり、射精が近いことを福原に知らせる。
30フシダラ・ヨコシマ10:2006/06/04(日) 12:34:49 ID:C14qmtOy
シーツを掴み、痛いほどの快感に耐えていた筈の右手が、無意識に胸に忍び寄り、うつ伏せのまま乳首を摘んで弄りまわすと、腰が一段と大きく突き出すように上下に動いた。
「んん、ああぁっ…、っん!」
常川は、ついに総てを開放した。
長く、断続的な射精に、快感を追っていた時とはまた違う動きを腰が見せる。
散々言葉で焦らされ、視線に犯され、けれど結局は最初から最後まで己一人だけで快感を求めて痴態を晒し、そして射精までに至った。
ボタン一つさえ乱れのない福原と、何一つ身にまとう物などなく裸体のままの常川。
同じ部屋に居ながら、全くの別世界に身を置いているような錯覚に苛まれていたが、これでようやく「公開自慰」のような行為からも開放されて、常川は心身ともに放心状態になった。
後は福原が、射精後も疼き続ける後ろを満たしてくれれば。
一度も逆らうことなく言われるままに自慰を晒した代償を、常川は意識を手放しかけたまま待った。
溶け始めたロックアイスと自身が放った大量の精液が枕を汚し、それがじわりと全体に広がる。
腹や足の付け根や内股などが不快感に襲われたが、それでも常川は起きあがることはなく、そのまま荒い吐息を漏らし続けた。
「なかなか良いイキっぷりやん自分」
「……、は…」
「穴までパクパクさせてたで?」
「い…っ、ゃ…」
初めてするような自慰まで余すとこなく福原に総て見せたのに、彼のあからさまな言葉に常川の頬が朱く染まる。
「ま、良いモン見せてもらったお礼や。風呂の準備くらいはしたるわ」
今まで見せたことがないような優しげな笑顔で、福原は席を立ちバスルームへと向かおうとした。
「ぁ、ちが…っ、フ、ク…!」
喘ぎすぎて少し声が掠れてしまった常川が、悲痛な叫びも似た声で福原を呼び止めた。
「遠慮せんでええよ。ツネはそこで待っとき」
今度は常川の顔すら見ずに、軽く手を振りながらバスルームのドアを開けた。
すぐに、湯をはる水音が部屋に届く。
常川はもう一度福原の名を呼ぼうと、上体を少しだけ起こして小さく息を吸い込んだ。
31フシダラ・ヨコシマ11:2006/06/04(日) 12:36:41 ID:C14qmtOy
バスルームから福原が戻ると、常川が震えながら上体を起こそうとしていた。
「まだゆっくりしててええよ」
「…フ、…っフク・…」
悲鳴にも似た声で、福原の名を吐くように喉の奥から搾り出す。そして下半身を中心に、前も後ろも精液やローション、そして溶けたロックアイスなどで卑猥に濡れた体を隠そうと、常川がシーツを掴んだ。
けれど余韻と恥辱に震える右手は手繰り寄せるだけの握力などほとんど残っておらず、結局は何一つ纏わぬ裸体を福原に晒し続けるだけに終わった。
「フク…っ、…んァ…」
どうすれば望むものを与えられるか、常川は知っている。
先ほどの、射精の赦しを乞うた時と同じく、あからさまな言葉と媚態を再び晒せばいい。
これ以上ないと思われるほどの、扇情的で淫靡な言葉や痴態を。
「フク、…ぅ、後ろ…、ん…っ」
何とか上体を起こし、ゆっくりと顔を上げる。足や腰がシーツの上を少し動くだけで、その擦れた個所から強烈な快感が生まれた。
今なら、窓から入ってくる風さえも快感になるだろう。
「ほ…し…ぃ、あぁ…っ」
自分でも信じられないと思うほどの言葉たちを、掠れた声で何度も口にする。
あまりにも強過ぎた悦楽とその余韻に犯された思考では、自らが進んで口にする数々の卑猥な言葉さえも、自分自身を煽り弄る愛撫のようなものになっていた。
「後ろ、ちゃんと…っ、み、満たして……っ」
どれが精液でどれがローションでどれが溶けたロックアイスなのか、もう常川自身すら区別などつかないだろう下半身を福原の方に向けて、足を開く。
「フクのチンポ…で、いっぱいに…シテ…っ」
シーツを掴んでいた右手を、一度自身に絡ませる。
「…んんっ!」
そして放ったばかりの精液を指先ですくうと、名残惜しそうにそこから離れて、今度は胸へと伸ばした。
尖りきった乳首に、己の精液を塗す。
乳首から指先が少し離れると、まるで糸を引いたように精液がそれら二つを繋いだが、それすらも福原に見せ付けるように何度か繰り返した。
32フシダラ・ヨコシマ12:2006/06/04(日) 12:38:53 ID:C14qmtOy
「な、中に…、」
力が入らない足で、何とか腰を少しだけ浮かせた。
そして空いていた左手が、熱く疼くローション塗れのそこに伸びた。
「いっ、ぱい……ぃ、…っ!」
自分でも信じられないくらいに熱く火照ったそこに、指を這わせる。
「いっぱい、…出し…てっ…!」
快感と、自分で口にした卑猥過ぎる言葉に、頭の中が痺れる。
理性や恥辱などと言った言葉達はもう常川の中には存在せず、福原がその椅子から立ち上がるまで何度もその行為を繰り返したり、新しく別の痴態を取ったり、と、文字通り何でもした。
「フク…お願い…っ、もう…!」
福原から何も言われていないのに再び己の指2本を深々と咥え込んだそこに、3本目が忍び込もうとしたとき。
「…ほな、準備してもらおかなぁ…」
手招きした福原が、小さく笑った。
「ぅ…あァ…っん!」
これでようやく満たされる。そう思った瞬間、3本目の指がぬぷ、と入り込み、指の腹が中で一番感じる個所に当たった。
「は! …あ、ぁぁっ!」
髪を振り乱しながら、常川が喘ぐ。
「もう一回自分で抜いとく?」
常川の反応を見て、少し呆れるような声で福原がまた笑った。
「ぃ…っ、イヤや…」
福原の言葉に、必死になって首を横に振る。
「あぁそうや、何ならそのまま出してもええよ?」
「イヤ…っ、ぅあ!」
嫌だと言いながらも、右手の動きが止まらない。あまりに焦らされていたせいで、欲望に正直な体に負けてしまいそうだった。


…夜にまた来ます…。