671 :
鳥かご8:2006/05/27(土) 01:00:01 ID:MQHs725N
「いいか、皇帝の前ではいやだもやめても禁句だぞ。皇帝は自分の行為を拒否されると激怒する。
今度こそ首を刎ねられるだろう。我が身と公国が大事なら俺の言うことを聞け」
祖国のことを出されてハーフィズは途端に怯む。うつむきながらも耐えられないことに耐えようと
ムスタファの腕を力を込めて掴んだ。そんな姿にムスタファは眼を細める。
「……力は抜いていい」
指をさらに奥まで潜り込ませた。
「ぐはッ」
えずくハーフィズに構わず、ムスタファは陰茎を咥えさせた。ハーフィズは膝立ちにさせられている。
「窪みにも舌を這わすんだ。もっと奥まで咥えろ……全くできてない、下手くそだな」
ハーフィズは生理的な涙を流しながら必死に男根を頬張る。気持ち悪くてしょうがない。
男の自分が男のものを咥える、こんなことはあまりにも異様で恐ろしいことだと思った。
とりあえずここまで。ありがとうございました。
鳥かごタンハアハア
イイヨイイヨー!
鳥かごタンステキだー!!
674 :
鳥かご:2006/05/27(土) 17:09:24 ID:MQHs725N
少しですが投下します。
675 :
鳥かご9:2006/05/27(土) 17:11:56 ID:MQHs725N
何日かそうして過ごしたが、ハーフィズの覚えは悪かった。いつまで経ってもぎこちないのだ。
そこでムスタファは、今まで触れていなかったハーフィズの性器を掴んで扱きあげた。
『自分が気持ちよくなる必要はない、相手の快楽のみを考えろ』と常々教えていたので、あえて触れて
やらなかったのだ。しかしあまりにも呑みこみが遅いので、一度抜いてやることにした。
ハーフィズの尻肉は割り開かせ、指を一本奥まで飲み込ませていた。
しかしハーフィズは、茎を扱きあげるムスタファの手を剥がそうと暴れた。
「なぜだ?気持ち良くなりたくないのか?」
「いいからッはなせ……!」
「………」
慌てた態度を見ていてムスタファはあることに思い当たった。
「お前まさか、したことがないのか?」
「したことってッ何だよ」
「……なんてことだ、射精もまだだったとは」
ムスタファは驚いて一度手を止めた。
「……そんなに子供だったとは。そういえばあの近衛隊長も言っていたな」
ムスタファは、子供だからと言って王子が人質になることを頑なに反対した
近衛隊長のカルダムを思い浮かべた。
「いや、慣習が禁止している部分もあるんだろう。できないことはないはずだ」
また扱きあげを再開した。
「いやだっ」
「否は禁止だと言っただろう。大丈夫、気持ち良くなれる。身を任せるんだ」
手を優しげに上下に動かす。窪みを突ついてまた扱きあげる。そのうちにハーフィズは今までにない
感覚に陥った。陶然としてくる。
「なん……ンんっ」
「そう……そのまま出せばいい」
「出すって……?…ァあッ」
ムスタファの手の中に白透明の液を放ってしまった。それを躊躇なく舐めとるムスタファ。
ハーフィズは呆然として見ていた。
676 :
鳥かご10:2006/05/27(土) 17:14:01 ID:MQHs725N
射精を済ませてからのハーフィズは感じ方が変わったようだった。いつものように
対面で肌を合わせると、ムスタファの鼓動がやけに大きく聞こえてきた。
自分の心臓の音も聞かれているかもしれないと思ったら、なんだか頬が熱くなってしまった。
「熱があるのか?」
「……ちがう」
「顔が赤い。今日はもうやめにしよう」
ハーフィズは慌ててしがみつく。
「大丈夫!できる」
「……そうか?」
その日は縛られたり平手や尻を叩かれることもない、終始優しい扱いをうけたハーフィズだった。
ムスタファの手に放った日のようにハーフィズは自分でも自身に触ってみたが、あまりうまくいかなかった。
あの時自分の中にはムスタファの指が入っていた。それが忘れられなかった。
自分はおかしくなってしまったのだろうかと不安になった。
「っはぁ……!」
ムスタファの舌に己の舌を絡ませる。歯茎を舐め上げる。腰をつかまれ下半身を揺さぶられた。
秘所は難なく三本の指を飲み込み、挿入の疑似体験のように激しく出し入れされている。
ハーフィズは次第に頭がぼうっとしてきた。ムスタファを見上げれば、なぜか男らしい眉を寄せ、
苦しげな表情をしていた。それを癒したくなったのか―――ハーフィズ自身よくわからなかった
のだが、気がついたらムスタファの首筋に吸いついていた。強く吸い、紅い痕を残す。
ムスタファが驚いて振り返った。
ここまで。失礼しました。
677 :
風と木の名無しさん:2006/05/27(土) 23:37:49 ID:N2B5jrn4
鳥かごタン ハ ァ ハ ァ (*´Д`*)
モエスーーーー!
目覚めた王子イイヨーーー!
679 :
傭兵王17:2006/05/28(日) 03:26:22 ID:dB2pD8uL
>>577の続きです。
気になる方はスルーでお願いします。
22に切断に近い残酷描写があります。
---------------------------------------------------
「ぐっあぁ、あッ……!」
体内にグラムの其れが侵入し、混濁した意識が引き戻される。
耳の奥でみりみりと、なにかが引き裂かれるような異音が響いた。
反射的に頭を振ったことで口膣からジーラの性器が零れ落ち、一瞬呼吸が楽になるが、
グラムが躰を掻き寄せたせいで交わりが深まり、臓腑の圧迫でまともに声を上げることさえ困難になった。
痛ましいほど赤く腫れた窄まりに張り出したグラムの亀頭が埋め込まれ、込み上げる嘔吐感から
ディドーの背中に冷たい汗がどっと噴き出す。
背後に回ったジーラの腕が仰け反った躰を絡め取り、それを背にしたままグラムが徐々に体重を預けてくる。
薄い肉の張った腹筋に自身を擦りつけられるほど折り曲げられた躰は、ジーラに足首を捉れたことで
さらに不安定になった。
大の男二人に挟まれる形で挿入が始まり、荒い突き上げに閉じることの出来なくなった口元からは、
切れ切れの嗚咽と涎が垂れ流しになる。
「はぁ、っ――く、」
多少解れているとはいえ、其処は排泄の為に備わっている器官であり、受け入れることを
頑なに拒み続けるが、それすら構うことなくグラムはただ機械的に抽送を続けた。
締め付ける肉壁はひどく熱く、押し進むたびに狭い襞からわずかに泡だった粘液がこぽこぽと溢れ出す。
高みからぐずぐずと惰性にまかせて突き下ろされた其れは、根元まで埋没させるのに若干時間がかかったが、
噂に名高いクリフ傭兵団の、小規模とはいえ一隊を任されているらしい青年が涙と涎と泥にまみれながら
瓦解していくのを見るのはなかなか愉快だった。
680 :
傭兵王18:2006/05/28(日) 03:27:54 ID:dB2pD8uL
馴染ませるためなのか、根元まで埋まりきった其れは胎内でじっと動かなかった。
ぶれる視界は瞬きするたびに鮮明になるものの、またすぐに震えだし、束の間の沈黙は
逆にディドーの不安を煽る。
賊に後孔を犯され、乱れた姿を晒し続ける。それを自覚するまでのほんの数秒にすぎない時間は、
どんな拷問を受けるよりも惨めで辛い。
屈することなどありえないのだと頭では誓えても、現実に臥した躰は享楽を貪る事を望み、
それを一縷の理性が押し留めているに過ぎないのだ。
猛った躰も湧き出すような快楽も本物の、当然のものなのだろう。
経験はないが、本能がそう告げている。だが、生理的な反応だと割り切るには状況が悪すぎた。
そして自分がモノのように扱われることも耐え難いほどの屈辱だった。
見下ろす男達の目には、自分はひどく無様で弱々しい生き物に見えるのだろうか。
ディドーは今もなお血が滲む唇に歯を立てた。
また傷が増えたが、こうでもしないと喉元にまで迫りあがっている慟哭を
抑えることが出来なかった。
自ら志願したというのに、この体たらくはどうだ。
万に一つの可能性でここから逃れられたとしても、クリフに合わせる顔など
ありはしないのだ。
そう思うと、両の目から止め処なく涙が溢れ、頬を伝い落ちた。
681 :
傭兵王19:2006/05/28(日) 03:29:01 ID:dB2pD8uL
数秒、ディドーの呼吸が整うまで待ち、グラムは緩やかに腰を動かしだした。
快楽を共有する気などさらさらなく、ただ獲物の弱い部分を探るためだけの
行為だった。
漫然とした動きで内部を注意深く小突くと、一点を掠めたときディドーの躰に
電流が奔るような震えが起こる。
「――ひ…う、ぁああ!」
だらしなく開いた口から赤く火照った舌が覗き、堰を切ったように嬌声が飛び出した。
それは当の本人を愕然とさせるほど艶を帯びていて、一度喉を突いて出れば途切れることなく迸った。
粘液を纏った内腿が痙攣し、両肢が当てもなく空を切る。
「お?どうした?いいトコでも当たったのか?」
がくがくと全身を戦慄かせたディドーをグラムは満足げに見やり、再度狙い済まして
其処を攻め立てる。
「ぁ、ああ…いや、だ――、っめて…」
哀願する声を敢えて無視し、硬い剛物でふっくらとしたしこりのある箇所を何度も抉る。
角度を変えて突き上げるたびに肉付きの薄い尻が浮き、間に聳える性器はまるで芯が通ったように
ぴんと張り詰めた。
682 :
傭兵王20:2006/05/28(日) 03:29:56 ID:dB2pD8uL
その様を傍らでまじまじと覗き込みながら、オルゾは無言で其れに手を伸ばす。
親指と人差し指で輪を作り、勃ちあがった其れの硬さや弾力を確かめるように上下させ、
余った指で裏筋や陰嚢を摩る。
しとどに濡れた鈴口を皮の薄い果実を扱うように丁寧に撫で、針穴に浮かんだ体液を軽く掻き出してやれば、
いまや限界まで達していた其れは容易くはじけた。
「ンぁ、あ、ひ――ィ!」
窮屈な体位で内臓を掻き回され、其処に直結する性器から白く濁った体液が撥ね飛ぶ。
それに合わせるようにグラムの身体も痙攣し、最奥に灼熱を放った。
そのままの姿勢でさらに腰を打ち付けると、ディドーは萎えた下腹を戦慄かせて勢いのない射精を数回繰り返し、
ぐったりと俯いた。
飛び散ったそれはディドーの腹や胸板、薄く茂った体毛までも汚し、後孔から溢れた濁液と混じり合って地面に滴り落ちる。
弛緩しきった躰がまるで発熱しているようにほのかに染まっているのとは対照的に、胸の飾りは痛々しいほど硬く尖っていた。
萎えもせず脈動し続ける性器を咥え込んだ後孔は、中出しされたせいでひどく敏感になっていて、グラムのわずかな動きにすら
反応してびくびくと締め付ける。
「おー、出た出た。イっちゃったなぁ隊長さん。顔真っ赤にしちゃってカワイイねー」
傭兵らしからぬ痩身を貫いたまま、グラムはその顎を掴み上げる。
ジーラの残滓がこびり付く口元を軽く拭ってやると、それにすら感じ入ったのか後孔が収縮した。
焦点の合わない眼からぼろぼろと涙を零すディドーのことなど全く意に介さずに、グラムは無遠慮にでかい声で続けた。
「なんだよ、また泣き出しやがってよ。俺らだって酷くしたくてやってるわけじゃねぇんだし。
気持ちいいなら気持ちいいって言やいいんだよ。鬱陶しい」
荒っぽい言動とは裏腹に随分と機嫌はいいようだ。強情な獣を屈服させたような充足感がグラムを興奮させた。
683 :
傭兵王21:2006/05/28(日) 03:31:25 ID:dB2pD8uL
否定も肯定もせず、ディドーはただ犬のように荒い息を吐く。
こうして嗚咽を零しているうちはまだいい。
このままではほぼ間違いなく、自分も仲間も荷もろとも売られるか、隠匿の為に消されるか
するのだろう。
時間の感覚を失っている今、助けを待つのはあまりにも無謀すぎる。
さらにザファルがこの賊らを追っているのであれば、用心のため決して一箇所に長居はしない筈。
こうして自分を性処理の道具として扱うくらいの余裕があるのは、ここが採炭だけを目的とした
僻地にあるためか、それとも確実な逃走ルートを確保しているからかだろう。
仲間の身の安全だけでも交渉できないものだろうか。
ふとそんなことを考えて、ディドーは自分の浅はかさを心中で嘲笑った。
どこまで愚かなのだろうか。
材料を持たない自分がどの口でそれをほざくのか。
ずべては自分の不甲斐なさのせいだというのに!
押し黙って肩を震わすディドーを不審に思ったのか、グラムの指が唇を撫でた。
胎内の其れが緩く締め付けられるのを感じ、満足げに切り出した。
「しっかしよう、クリフだっけ?アンタの上官のじいさんもさ、モーロクしてんじゃねぇの?
大事な荷をアンタみたいな餓鬼に運ばせて、自分はさっさと先に行っちまうってんだからよ」
684 :
傭兵王22:2006/05/28(日) 03:32:17 ID:dB2pD8uL
その名前が出た途端、ディドーの表情が凍りついた。
澱みかけていた意識がすぅっと冴える。
考えるよりも先に、ディドーはグラムの頬に唾を吐きかけていた。
「黙れ恥知らず!お前如きがクリフ様の名前を口にするな!!地獄に落ちろ!!」
全身を取り巻く怒りや絶望や様々な感情が引き金になり、それに任せて
あらん限りの罵声を浴びせかける。
眉を吊り上げ、充血した眼を見開き目の前の男を罵る姿は、それまで無抵抗だったディドーとは
まるで別人のようで、見物に徹していたジーラはあまりの豹変振りに呆然とした。
それは横で胡坐を掻いていたオルゾも同じで、口をぽかんと開けてディドーを見つめている。
白いものの混じった唾を頬にべったりと這わせたまま、グラムは微動だにしなかった。
猫のように威嚇を続けるディドーの顎に手をかけたまま、その視線は一度として外されない。
その爬虫類のような眼に、ディドーは唐突に我を取り戻した。
685 :
傭兵王23:2006/05/28(日) 03:34:59 ID:dB2pD8uL
*切断に近い残酷描写があります
しまった、とディドーは青褪めた。
相手の挑発に過剰反応するなんて、自分はどれだけ失態を踏めば気が済むのか。
それでも吐いた言葉に偽りはなかった。
取り繕うことは出来ず、対峙した視線も逸らすことは出来ない。
嬲り殺しにされてもおかしくない。そう覚悟した。
だが、そのグラムの手は予想に反しディドーの頬や首筋を優しく愛撫しはじめ、
唐突に始まったそれにディドーは当惑した。
「俺はさぁ、結構アンタが気に入ってたんだよ。奴隷市に出す前に買ってやってもいいと
思ってた。なぁ、分かるか?この俺がだぞ?それをなぁ…」
一旦言葉を切り、まるで子供に言い聞かせるように、グラムは淡々と呟く。
無骨な手のひらがこめかみをなぞり、左の耳を慈しむように撫でる。
その指先が、耳朶を飾る白金のピアス――クリフから贈られたディドーの唯一の装飾品である――の
環に掛けられるまで、ディドーは魅入られたように身動き一つ取れなかった。
表面上はとても穏やかで、それでいて逆らうことの許されない重圧。
「気が変わったよ。ケツ穴も頭も完璧に壊れるまで犯して、犯して、犯し尽くしてやる」
ぶちり。
銀の輪に耳の肉を絡ませ、ねじる様にして引き千切る。
がぁ、とディドーの喉から獣じみた悲鳴があがり、咥えたままの後孔が痙攣した。
異物を吐き出そうと収縮する其処を、思う存分抉り掻き回す。
「はっ――ァ、ンッ……あ、ァあッ――」
痛みと快楽に苛まれた躰は、すでにディドーの自制も利かず揺さぶられるまま
快楽に耽っているようにみえる。
欠けた耳たぶから鮮血が噴き出し、下腹部を彩る白濁と一緒に流れるのをグラムは陶然とした面持ちで
見つめながら、ディドーの中に二度目の濁液を放った。
686 :
傭兵王24:2006/05/28(日) 03:37:58 ID:dB2pD8uL
かすかな胸の痛みの原因を考える事も、くだらない情をかけるのも
所詮は不毛でしかないのだろう。
ただ、目の前の青年は今自分だけのものだ。
その何もかもを貪ることだけに没頭すればいいだけ。
あの男が好きにしていい、と言ったのだから。
-----------------------------------------------------
ここまでです。
場をお借りしました。ありがとうございます。
傭兵王タン待ってた!
懲りずに強気なのが(・∀・)イイ!!
ムハーモエスモエス!
隊長さんかわいい!
ちょっとまって!団長さんておじいちゃんなのか!?
じいちゃん子な隊長カワイス(*´Д`)
690 :
風と木の名無しさん:2006/05/31(水) 19:17:36 ID:TW2d4w6D
隊長禿げ萌え(*´Д`*)
1【自尊心破壊】
暴力で相手を屈するだけではなく、心の底から従わせるために必要である
・裸で首輪つけて足手を拘束し宙吊りにする。
・脱糞、排尿を目の前でやらす。
・体に卑屈な落書きをする
・主人の糞、尿を食わす。
・暴言を四六時中浴びせるまた、性行動、淫語を言わせ、それを録音し、聞かせる
・鏡を前に立たせて辱める
※少しでも反抗的な態度を示すと、顔以外の場所で、バット、ムチ、メリケンサックなどで半殺し。
2【主人の神格化】
狭い世界の中で主人が唯一絶望的な神、法律である事を認識させる
・鈍器や湯攻めによる虐待
・奴隷に接するときは蝋燭などの光源を乏し、催眠的作用を利用。
・言語を統制する。主人に対する言葉遣いを教え込む
・睡眠を妨害したり、食事を与えなくし卑屈な態度を取らせてから与える
・未来に対し絶望的な言葉を言う
3【性欲一本化性欲強化】
食欲、睡眠欲を、性欲に一本化し、またクスリを使用し性的意欲を向上させる。
・空腹時や不眠時に激しい性行動を強要し、性欲の一本化を目指す
・クスリを使用しての性行
なお、真っ暗で何もない部屋がいい。時間もわからない。
↑
他板で似たような文章見たキガス…
693 :
鳥かご:2006/06/01(木) 22:21:46 ID:8nS3ZnlP
穴埋めに投下します。
苦手な方はスルーでお願いします。
694 :
鳥かご11:2006/06/01(木) 22:25:02 ID:8nS3ZnlP
調教の日々に終わりが来た。明日の晩、ハーフィズは皇帝の寝所へ召し上げられることが決まった。
今日が最後だ。明日のことを考えフェラチオだけをやった。それはハーフィズが一番苦労した
行為だった。なかなか上手くできず、できるようになれば口に出された。それが気持ち悪く
何度も吐き出しては怒られた。でもいつからだろうか。それが気持ち悪くなくなり、むしろ……
「ん……んう……んんッ」
肉塊を頬張る。舌を使い、頬で吸いあげた。ムスタファがハーフィズの髪の毛を掴み白濁した液を
放出した。喉に引っかかる違和感はまだあるが、ゆっくりと全部飲み込んだ。
「いい子だ……」
ムスタファが頭を撫で、微笑しながら褒めてくれた。
「明日もちゃんと頑張るんだぞ」
その言葉を聞いてハーフィズは顔がこわばった。皇帝の精液を今と変わらず飲めるだろうか?
自分はムスタファのだからできるのではないのか。
「不安そうな顔だな。大丈夫。今日はもう寝たほうがいい」
そう言われ、ハーフィズはベッドに押し込まれた。
「ムスタファ」
立ち去ろうとする男を呼び止める。
「……抱いてくれないか」
闇のなかで自分の眼が猫の眼のように光っている気がした。
「添い寝でもして欲しいのか?」
ムスタファが苦笑する。
「ちがう」
ムスタファの笑みが凍りつく。
695 :
鳥かご12:2006/06/01(木) 22:26:45 ID:8nS3ZnlP
「……お前は明日皇帝に献上される」
「知ってる」
「……俺がそんなことをしたら全て破滅だ。俺もお前もお前の国も」
「いい」
ムスタファが眼を見開いた。それを見てハーフィズは眼を閉じた。
「嘘だよ、嘘。冗談だ」
「………」
ムスタファが無言で部屋を横切ってベッドの端に腰をおろした。古い寝台がギシと鳴った。
「お前が寝るまで傍にいてやる」
そう言ってハーフィズの灰がかった金糸の髪をゆっくりと梳く。
「ん……」
「……明日いやだと思う時こそ、いい、もっと、欲しいと言うんだ。……いいな?」
「……うん、そうする」
「おやすみ…………ミハイル」
ハーフィズは知っていた。自分の意識がない時ムスタファがその名で呼んでくれることを。
ミハイル、と。まどろんでいた時たまにその声が聞こえることがあった。
そういう時ムスタファのことが好きだと思った。
異常な日々の中で僕はきっとおかしくなってしまったのだろう………。
696 :
鳥かご13:2006/06/01(木) 22:29:37 ID:8nS3ZnlP
夕方から湯浴みをさせられ、身に着ける衣服は踊り子のような腰布だけ、
あとは肌を美しく見せる金や銀の宝飾を首や腕に着けられた。首飾りは犬の首輪を模してある。
ハーフィズが皇帝の寝所に着くと、皇帝はハレムの女たちと戯れていた。
この日ハーフィズはついにムスタファの姿を見ることができなかった。
「先日の無礼をお許し下さい。今夜は陛下の寵を賜りたいと存じます」
ムスタファに習った口上を述べると、皇帝は女たちを下がらせ手を伸ばしてきた。
途端にすくむ足を叱咤して寝台に近づく。
「この日を待っていたぞ、ハーフィズ」
皇帝が紅玉や青玉の指輪だらけの指で、ハーフィズの震える腕を掴んで寝台にひっぱり上げる。
…―――王子たるもの民が心から従える徳を備えねばなりません。
唐突にハーフィズの頭の中に近衛隊長のカルダムの言葉がよみがえった。
必死に凛としたその声を打ち消して、自分から皇帝に跨る。
―――誰にも媚びることなく……
媚びるように肌をよせ、皇帝の分厚くてらてらと光る唇にうすく口を開いて口づける。
口臭の凄さに怯みかけるがすぐに舌を使い始める。歯茎を割り舌を絡ませた。
―――堕落して肉欲に溺れたりしないよう……
皇帝がハーフィズの腰布を剥ぎ取る。太い指で尻肉を掴みあげ男根を押しつけてくる。
「うッ陛下……僕が準備をしますから…」
嫌悪で震えそうになる心を叱って皇帝の首筋や胸に舌を這わしていく。
(カルダム、祖国のためなんだ、僕を許して)
以前は押しつけられて突き飛ばした皇帝の黒ずんだ男根を、ためらいを隠しながら口に含む。
浅く咥えこみ、舌でちろちろと舐める。次に深く頬張る。
窪みや筋、袋まで丹念に舐め上げていく。ムスタファに教えられた通りに。
(ムスタファ、なんで今日いなかったんだ。お前に会いたかった)
697 :
鳥かご14:2006/06/01(木) 22:31:40 ID:8nS3ZnlP
顎が疲れてきた頃、皇帝はハーフィズの口内に精液を放出した。
「んッ…うン…ッ」
咳きこんで涙が流れても残さず懸命に飲んだ。
「口だけで最後までいってしまったではないか。もう一度準備をいたせ」
皇帝がハーフィズの髪に差しこんでいた指に力をこめ、頭を下げさせる。
「犬のように舐めるのが上手くなったのう」
皇帝の言葉に傷つきながらも肉棒を咥えこむ。それが適度な硬さを持ちはじめた頃、皇帝は
ハーフィズを仰向けに倒し、足が胸につくくらいに開かせた。
「陛下ッ香油を……!」
早急な行動に焦ったハーフィズの要求に、皇帝な苛立たしげに香油を塗りつける。
「本来はそなたが用意するのだぞ」
皇帝は太腿を撫であげながら、陰茎をハーフィズの蕾に押しあて、一気に貫いた。
「ひッ……あぁ―――ッ!」
内臓を圧迫するような苦しさに悲鳴をあげる。ムスタファの指に慣らされていたとはいえ
初めての侵入だ。灼熱の棒を突っ込まれたような熱い痛みが奔る。
先端が引っ掛かりギチギチと音がする。小さな尻に限界まで怒張した男根が飲みこまれていく。
「興ざめな声を出すな。もっと色気のあることを言ってみろ」
皇帝の腹が当たる。最後まで入れられた。息をつく間も与えてもらえずにすぐに動きを開始される。
内壁の奥を激しく突きあげられる。血が太腿を流れ落ちていく。
白い肌と鮮血の赤のコントラストに嗜虐心を刺激されたのか、皇帝はさらに乱暴に揺さぶる。
「いッ……!」
(いやだは駄目だ……!ムスタファは何と言った!?破滅してしまう!)
破瓜の痛みに耐えながら、ハーフィズは必死に考える。
「ぃ……いいッ…もっと……もっとください!」
羞恥に狂いながら心にもない言葉を叫びだす。
698 :
鳥かご15:2006/06/01(木) 22:34:37 ID:8nS3ZnlP
「そうか、余が欲しいか!」
皇帝は狂喜して抽挿を激しくする。腰ががくがくと揺れる。振動で首輪が鳴る。
「この淫乱め!」
淫乱淫乱と罵られながら揺さぶられている間、ハーフィズの心は故郷をただよっていた。
―――兄さまに似合うと思ったの。おめでとうございます、ミハイル兄さま。
誕生日に白百合を摘んできてくれた妹のユリア。自分とよく似た淡い青の瞳で笑いかけてくる清らかな少女。
君が、こんな目に合わないで良かったと心からそう思う。
涙が一筋流れ落ちた。
「グッ……ッ……オォッ!」
呻きと共に皇帝がビクビクと痙攣し出す。一気に体内に精液を注ぎこまれた。
「う……あぁ――…」
体中が醜悪な男の体液に犯される。性欲処理の道具。穢れきった身体。
(助けて………誰か)
とりあえずここまで。つづきます。失礼しました。
妹思いの兄ちゃん…ホロリ
リアルタイムキタコレ(・∀・)
王子健気だよ王子!
ムスタファとは悲恋で終わっちゃうのか気になるところ…
ここは埋まったですか?
あと15KB残ってる
誰も居なさそうなので告白してしまえ。
最近さ、犬調教モノの話を考えてたら獣姦モノにも興味が湧いてきた。
色々通販サイト探してたけど、おねーさんに入れちゃうのは多いのだが
おにいさんに入れちゃうビデオかDVDてないのかしら。
ご主人様が鬼畜変態な人で、受けは大型犬みたいな青年で。
受けはだんだんとご主人様に感化されてっちゃって、
最終的に受は自分は犬なんだから、犬と交わるのはなんら不自然な事はない。
みたいな状態になってしまう。みたいなね。
こうゆう流れに燃えるの。
昔馬とやってるおっさんの映像見た記憶はあるけど獣姦系って尺がすごい短いんだよね・・・
AVの場合だとどうやってるんだろ
これ…かな
本当にあっちゅー間だ
tp://www.lamermelculo.com/video.php?id=516
尿道責めメインです。苦手な方スルーお願いします。
私の信念はいつも受け入れられない。
多くの人々に利益を供与してきたのに、巨悪に立ち向かおうとした途端
世間から爪弾きにされ、取って付けたような古い罪名で投獄された。
だがいずれ私が必要とされるときがくる。私は私の信念を貫く。
「……ッヤメロ……うぅ……ン」
「ココがイイんだろ」
「痛いッ……いた……ぁ……ああい……」
刑務所に入って驚いたことの一つに、男同士の性行為が日常としてあった。
この室には私を含め5人の受刑者がいる。
一人は老人で耳が遠い。
一人はブツブツと支離滅裂な独り言を吐いて意思疎通が出来ない。
一人は大人しく陰気で何も話さずいるかいないのか分からない。
問題の一人がうるさく話すヤクザ者で、最後の一人が生意気な若者だ。
ヤクザ者は毎夜その若者を性的に虐待している。
合意の行為でないことは明らかだ。
ヤクザは常に恫喝し、若者はいつも罵声を浴びせている。
喧嘩のような小さな小競り合いから、決まって組み伏せられて咽せる声が聞こえ、
最後はいつも若者は啜り泣いていた。
老人は耳が遠くて聞こえないのかもしれないが他の者は見て見ぬふりだ。
たまりかねた私は昼食時に看守に告発した。
特に若者を気の毒に思ったわけではないが、規律を乱す存在が許せなかった。
その日のうちにヤクザ者は独房送りとなった。
「後で、話がある」
午後の作業中、若者に耳打ちされる。
礼を言うにしてはもったいぶった言い回しを怪訝に思う。
周りを見回すと、同じ作業をしていた老人が不自然に視線をそらした。
大人しく陰気な男はじっとこちらを暗い顔で見ている。
ブツブツと壊れた蓄音機のように世迷い言を繰り返す男は珍しく沈黙していた。
「ウーウーウーー」
深夜、ヤクザ者のいない室で組み伏せられていたのは私だった。
壊れた蓄音機男がどこからかくすねてきた雑巾を切り裂いて私の猿轡とした。
大人しく陰気な男が横で見守り、若者は怒った顔で私の着衣を開いて局部を丸出しにする。
「深淵を覗く者は深淵に覗かれる。好奇心猫を殺す。僕の家には猫がいたよ。
おばあちゃんの三味線になっちゃったけどね、いい音出すんだ。泣き声が」
頭部より聞きたくもない蓄音機男の独り言が聞こえる。
ウーウーと唸り声を上げていると首を絞められるようにして頭を押さえつけられる。
斟酌無い力加減にぞっとする。
「じーさん、アレ貸してくれよ」
両脚の拘束を陰気な男に任せて、若者は老人に顔を向ける。
「あんまり長引かせるんでないよ。うらはもう寝る」
ずるずると足を引きずる音がして老人が若者に手渡した。
歯ブラシだ。
「あぁ、じーさんありがとう。おやすみ」
若者が技術者のような顔つきでそれを検分し、私の眼前に晒す。
「新入りがよ。偉そうなことしてんじゃねぇっての」
私のペニスを無造作に取り上げると歯ブラシの柄で先端を突き始める。
「ングゥ……ウッウゥーー」
これまでになく私は暴れたが、壊れた蓄音機男が訳の分からぬ文言を唱え、
更に首を押さえつける。
苦しくて、異様な雰囲気に気圧されるように、私は経緯を見守った。
「最初からてめぇは目障りだったんだよ」
トントンと柄で先端が叩かれ、ゆっくりと尿道口を広げるようにいらわれる。
あんなに太く堅いモノをペニスに突き立てようとするのか。
彼の意図が分かり、混乱する。
私は彼を助けたのに。
だのに、何故。
竦んで萎えたペニスに焦れたのか、彼は歯ブラシを口に咥えて両手で私を愛撫した。
根元から引き上げられるように扱き、袋をゆっくりと揉みほぐされる。
こんな恩知らずに触れられて欲情を露わにしたくない。
今の私にとっては頭の上でブツブツ唱えられる文言にすら感謝した。
が、人肌から離れた期間が長かった獄中だ。
それに私は健全な嗜好の健康な男子だ。
ペニスに刺激を与え続けられれて勃起したとしても、やむを得ない。
「はーやっと開いて来たよ。こっからが本番だ」
めりっと肉を突いて、堅い無機物が私の尿道口に進入してきた。
痛い。トンでもなく痛い。
目から飛び出そうな痛みに我知らず涙を零した。
「痛ぇだろ。ここが一番痛いんだよな」
底意地悪く若者が繰り返し、先端に含ませたまま歯ブラシをゆっくりと回し続ける。
「ンーー!ッンンッッ!」
ペニスが破壊されてしまう。
頭の先まで痛みが走って、口の中の雑巾を噛みながら私は涙と鼻水を飛ばした。
「うるせぇよ、イチイチ。お前いっつも俺らをバカにしてただろ」
ぐっと突き入れられる。
意外に尖った歯ブラシの先が内部の肉に圧力を与え、何も言えず、抵抗すら
封じられて、私は涙をただ流し続けた。
許しを請いたい。
私はかつて無いほど懇願の目で彼に訴えていたはずだ。
若者は軽蔑の眼差しを返し、口の端を歪め低く笑う。
「やだね、娑婆で威張り腐ってたやつに限って痛みに弱えぇんだから」
根性見せろよな、と嘯きながらゆっくりと挿入を進めていった。
中途まで歯ブラシを含ませて、突然動きを止める。
最初の痛みに比べると断然楽になる。
痛みのリミッターが外れたのだろうか。
私はこの歯ブラシを知っているが、指を当てる部分が太いことを知っている。
そこに行き当たってこれ以上入らないので、これで終わりかもしれない。
安堵のため息をついて、ぐったりとしたところをいきなり、ペニスを捕まれる。
「終わりだと思ったか?バカかお前は。世間を舐めてるよ」
状況にもかかわらず、かっとなる。
ここに来るまでに私は寝る間を惜しんで働き、労働に見合った報酬を求め続けた。
そこら辺の人間では太刀打ちできない程。
若者はどうせ社会の底辺にごろごろしていた名前もない人間だ。
あんなヤクザ者の女代わりにされて、人目も気にせず動物のように喘いで。
そんな若者にバカにされる所以はなかった。
涙ぐみながらも、睨み返してやると若者は更に酷薄に笑みを浮かべる。
「タレコミが、一番汚ねぇんだよ。直接言えっての」
私のペニスの裏筋をなぞり、袋の根元から緩い刺激を与える。
ぞくっと性感が引き出された。
「俺らがいつ、お前に迷惑かけたよ。あぁ?」
若者の手淫は巧みだった。尿道に栓をされているにもかかわらず、
私の睾丸は硬くしこって、彼の与える僅かの快楽を享受し始める。
「自分がどれほどの人間か、思い知らせてやるよ」
彼は強く私のペニスを覆い、満遍なく刺激を与えながら、
片手を歯ブラシにかけて、それを少しずつ内部へ埋め込んでいく。
熱い。
尿道口は限界まで開かされて、刺すようにじくじくと痛いのに、
ペニスは完全に勃起し、彼の熟練した手淫を悦んでいる。
痛みの場所と、快楽の場所が近すぎて、区別が付かなくなりそうだった。
「浅ましいねえ。しっかり、喜んでやがるし」
滑りが出てきたから、スムーズに入りやがる、と嘲笑しながら、
若者はついに私のペニスへの埋め込みを完了した。
先端には使い古されて反り返ったブラシの部分だけが覗いている。
先端の膨らみに、ちくちくとした感触だけを残す。
「いいザマだね。ココにいる間、ずっと歯ブラシ野郎って呼んでやるよ」
若者が私の体から離れた。
終わったのだ。と私は高ぶる思いの中、助かった。と心からほっとした。
なのに、ただ単に若者は大人しく陰気な男と場所を交代しただけだった。
両脚を抱え上げて、私を女を踏み臥せるときの体勢に持って行く。
蹴り上げたかった。
だが、中心の熱さと痛みがそれを許さない。
少し動くだけで灼熱の疼痛が、私を必要以上に大人しくさせる。
「あんたが一番ショックなことをやってやるよ」
素人との本番は痛いだけでちっとも良くないし、面倒くさいんだよな
とぼやきながら若者は私のアヌスに指を突き立てて、ただただ拡張するだけ
の目的で指を動かし始めた。
もはや涙すら出なかった。
逃れられないのだと分かっていたし、ついにココまで墜ちたのかと
諦めの気持ちもあった。
私の肩を押さえながら、壊れた蓄音機男が繰り返すマザーグースの歌と
感じたくもないアヌスを出入りする肉の音だけが響き渡る。
私は何でも足掻く質だったが、この状況に関してはいっそ早く
終わらせてくれ、解さなくても良いから挿入するなら挿入するで
早く終わらせてくれ、と祈った。
どうせ男の欲望なんて射精すれば終わりだ。
若者も、セックスフレンドを無くして性的欲求の捌け口で
こんな行為を行っているだけに過ぎない。
若者がなかなか挿入しようとしないので、下半身の緊張を解き
力を抜いて協力しようとすら思った。
「グッ……ッ!」
不意に、ペニスの先端が摘まれ、ブラシ部分を抉るように
回転させられた。
「お。サンキュ。なんだ俺より上手そうだな」
大人しい、陰気な男が横から手を出して、歯ブラシを動かしていた。
反転すると、ピタリとペニスの中で座りがよくなり、
これまでにない圧迫感にひたすら私は恐れ戦いた。
「お待ちかねだったな。あんたが一番嫌いなホモ野郎にしてやるよ」
ぐっと体が曲げられる。アヌスに押し当てられた熱よりも、
自分のペニスの異物感に目眩がする。
そう思ったのは、無知の傲慢だった。
思い知らされた。
めりめりと押し入ってくる若者の怒張に、私のプライドは徹底的に壊される。
「……いってェ!お前、締めすぎなんだよ!」
ちったぁ緩めろ、そう言われても、私には何も自分で動かせるところはなく、
痛くて痛くて、体を揺さぶられるとペニスの内部も振動し、痛くて痛くて
堪らないのに、ゾクリとしたおぞましい意識に冒され始める。
頭の上のマザーグースはいつの間にか日本の童謡へと変遷して、
懐かしい調べに意識は混乱し始めた。
ガツガツと肉を叩き入れながら、若者が微妙に角度を変えつつ、私の足を動かす。
大人しい陰気な男が、歯ブラシに再び手を伸ばして上下を始める。
暫くして、すっぽりとどこかへはまり込んだかのように、私の意識が切り替わった。
耐え切れそうもないほど痛いのに、真逆の感覚が迫ってくる。
「ココだな。やっと見つけた」
若者が腰を前後する。私の腰も合わせて揺れる。腸から伝わる刺激と
尿道から内部へと繰り返される刺激に、私の背は大きく仰け反って震えた。
「淫乱ヤロウ。あれだけ嫌がってたのに、すげーマゾじゃん」
淫乱という単語に否定が出来ないほど、私は悦んでいた。
若者と陰気な男は容赦なく私を追い詰める。
ペニスの内部の栓が無ければカウパー腺液をしとどに濡らしていただろう。
自分の欲望が誤魔化せる口実となって、逆に感謝する。
「薄汚ねぇ、最低のマゾ野郎が、」
ぐっと奥まで突き入れられて、一番感じるところを何度も強く擦り上げられ、
体中の痙攣が止まらない。
猛烈な射精感が、繰り返し波を打つ様に私を襲う。
ウーウーと呻くだけ、猿轡で私の発する声はまったく意味をなさないが、
たった一言、話しても良いと言われれば間違いなく、射精したい。と彼らに告げるだろう。
大人しく陰気な男は、射精させるように私のペニスを強く握り、扱き上げる。
内部に異物が埋まっているのに、あまりにも強く握って前後するため、
ペニスが割れるように痛い。
だけどペニスの根元に近い部分では、頭の中が麻痺するほど強烈な刺激が渦巻く。
発狂しそうだった。
射精したい。とてもしたい。
若者が怒濤のように腰の突きを繰り出して、いつの間にか私の意識は飛んでいた。
バシバシと頬を張られる。
気がつくと若者が私の横にいて、歯ブラシを人差し指一本で押さえながら遊んでいた。
「ほんとにあんた、痛みにも快感にも弱いな。キャパ狭すぎ。
どうせ勉強とか仕事ばっかりで、ろくに体動かしてないんだろう」
ぼんやりと聞きながら、若者の姿を認めて、視線を下に移す。
「あ?どこ見てんだよ。お前。いい加減俺ばっかり働く義理はないからな。
次は、こいつ。」
言葉に視線を向けると、壊れた蓄音機男がうんうん唸って私の上に乗っていた。
しっかりと下半身がつながっている。
再び意識が遠くなりながら、なんとか体を動かそうとすると、手が動いた。
上半身の拘束は解かれたらしい。
しかし、肉体の疲労が激しすぎてまったくそれは意味がなかった。
暫く体を揺さぶられると、内部に熱い湿りを感じる。
太股まで垂れてきて、体の揺れが収まり、壊れた蓄音機男が体内で射精したのを知る。
私のペニスには未だ歯ブラシが埋まっていて、熱は籠もったままだ。
「あーイカくせぇ。たまには抜いとけよな。濃い過ぎ」
若者が鼻を摘みながら手で仰ぐ。
昨晩散々ヤクザ者に啼かされていて、臭い臭いをしているのはお前だと
怒鳴りつけたかった。自分の臭いは気にならないらしい。
僅かに疑問が浮かんで若者を見つめると、軽く笑われた。
「俺が、お前なんかでイクわけねぇだろ」
若者は射精していなかった。
あれだけしたのに。
これは単なるインターバルで、被虐は続くのか。
絶望感のうちに陰気な男が交代して私の体に乗ってきて、思考が離散した。
限界まで引き上げられたモノを更にいたぶられ続ける。
陰気な男は一番に私の泣き所を引き出していった。
若者が若さだけの勢いで私を蹂躙したとすれば、性的な手練れはむしろ
彼の方かもかもしれない。
彼に、歯ブラシを調整しながら腰を抱え上げられて揺すられると、
切なくて、胸が苦しくなって、泣きたくなった。
最初に泣いたのとは違う、射精の代わりのような熱い涙だ。
壊れた蓄音機の営業時間が終わって若者の寝息が聞こえ始めて、
陰気な男と私だけが息を弾ませている。
「……っく」
短く息を詰めて、ようやく彼が私の中で欲望を吐き出したとき、
私は失神こそしなかったが、鼻水が詰まって息が出来なくなって
今度こそ死にそうになっていた。
陰気な男が、私から猿轡を取り払う。
大きくぜいぜいと息を継いだ。
口が締まらない。唾液が止まらない。
言葉すら発することが出来ずに、ペニスを引くつかせていると、
猿轡の雑巾で私のアヌスを拭いながら、腰を押さえて歯ブラシを捕まれた。
「ひっ……」
がくがくと震えると、一瞥されてゆっくりとそのまま引き抜かれる。
全部抜き終わった後に、どろりと白濁とも言えぬ体液が溢れる。
「っっ……っぅ……う……」
解放されたのに、未だ拘束されているかのように体が自由に動かない。
雑巾を口許に投げられた。拭け、ということかと思ったが私に出来たのは
目でその動きを追っただけだ。
のっそりと、陰気な男の影が動いて、いつの間にか私を見下ろしている。
「あんた、あの二人のまぐわい見て、オナニーしてただろう」
男の声を初めて聞いた。
誰にもバレていないと思っていた。
まさか。
「自業自得だよ」
見透かしたような目つきだった。
ぷいと背を向け、そのまま闇に消えた。
私が覚えているのはそれまでだ。
翌朝は普段と変わりなく、痕跡は全くなかった
「じーさんに礼を言えよな」
若者に教えられ、あれだけの汚れを拭き取ったかと思うと申し訳なかった。
作業時間をただぼんやりと過ごした。
午後の休憩中に外で座り込んでいると、じーさんがふらりとやってきた。
礼を言うべきか、躊躇していると先に口火を切られる。
「あんたが追い出したヤクザ者は来月仮出所だったんだよ」
麗らかな日差しの中、風がそよぎ、遠くから壊れた蓄音機が聖書の言葉を
読み上げている。
「娘の結婚式だったんだと。取り消されて伸びたから、まぁ無理だわな」
遠くから一目だけでも見たかったろうにね、と呟いて去っていく。
私は何も間違ったことはしなかったはずだ。
正しいと思うことしかやっていない。
だけど無性に寂しくて仕方がなかった。
終