モララーのビデオ棚in801板15

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638触手くん 8/11:2006/04/14(金) 13:15:25 ID:hMtGr/O1
「あ…っ」
手が離れたとたん細い触手は下着の中にすべり込み僕の性器に絡みつく。
別の腕がスウェットをずり下げ、そこからも触手は侵入してきた。
「ん…んっ…あっ」
すそから入ってきた触手はいったん戻り、別の腕を伸ばして脱がされた腰を撫で回す。
ひざまで下ろされたスウェットを触手はさらに引っ張り、僕の片足を抜いた。
「あ!…駄目っ!……あ…」
足に絡んだ触手に、強引に足を大きく開かれた。
グレさんには目がないけど、それでもこんな恥ずかしい格好をさせられている事に顔が熱くなる。
こいつ、最初のうちは小さくて、力も弱かったくせに!
僕とこういう事をするようになってから、グレさんは大きく、力も強くなっていった。
グレさんは興奮しているようで、色がどんどん赤みを帯びていく。こうなるともう止まらないだろう。
それにもう…、グレさんの這い回る感触で僕も勃ち上がってしまって。
僕は諦めて、グレさんとの遊び兼食事に付き合うことにした。
639触手くん 9/11:2006/04/14(金) 13:17:54 ID:hMtGr/O1
「ん…うっ……あ、いい…」
様々な太さの触手が僕の体を這い回る。
服の中にもぐりこんだ触手は乳首を探り当てて、先端をこねるように押し付けて刺激してきた。
触手の表面に細かいイボ状の突起が浮かび出てきて、それに感じてしまう。
「…ああ、もう…っ」
僕の足の間をひときわ太い触手が這い回っている。
それは足の付け根やペニス、袋を擦り、僕のお尻の穴をつつきはじめて、
その感触に僕は体を震わせた。
触手は体全体から滑る体液をにじませて体中をぬらぬらと濡らしていき、僕の皮膚は敏感になっていく。
胸を這っていた触手の一本が口元に伸びてきた。
それは目の前でみるみる太くなり、先端の形が変わる。
側面から小豆粒ほどの沢山のイボとシワができ、先端の途中が少しくびれてきた。
興奮のため赤黒くなったその触手の形は、まるで勃起した男性器のようだ。
「…ん…む」
口いっぱいに入れられたそれに、舌を這わせていく。
足元を這っていたもう一本も同様の形に変化していて、先端を少しずつ入れたり出したりしながら、
お尻の穴を広げようとして動いていた。
しつこく何度も擦られた穴の周りは、粘液でぬるぬるしていて、
押し付けられる刺激にヒクついているのが自分でも分かった。
「んー、んんっ…ん……」
口に触手を押し込まれているせいで喋る事が出来ない。
ああ…もう、早く…。
いじられて溶けた場所に太い触手が潜り込んでくる。
体をのけ反らしながら、僕は穴を犯されるその感触を貪った。
「っふ…ん、ん!」
中に入った触手の突起で内壁を擦りあげられ、蠕動するようにうねり、かき回される快感に頭がしびれる。
いい、気持ちいい…。もっと奥までぐちゃぐちゃにして欲しい。
僕は夢中で腰を動かしながら、口の中のものをしゃぶり続けた。
640触手くん 10/11:2006/04/14(金) 13:19:11 ID:hMtGr/O1
床に転がり、まるで赤ん坊がおしめを換えられるようなポーズを取らされながら、
僕はグレさんの触手に犯され続ける。
もしいま誰かが来て、この光景を見られてしまったら……。
口に挿入されていた触手が引き抜かれ、そのまま顔にこすり付けられた。
「グレさん…もっと、下の方のを、硬く…して。…それから、…あ、奥に強く…っ」
僕はあられもない、いやらしい要求を口にして喘ぐ。
もっととねだる僕の言葉に、中で蠢いているグレさんの触手が硬度を増して、更に奥を突きあげはじめた。
「ひ…!あっ…あ、いいっ!すごい……くふ…っ」
お尻に挿入された触手の先のイボが大きくなり、それが更に僕の肉壁をうねうねと擦っていく。
抽送が早まったと思うと、ねっとりと緩慢なうねりにしてみたり、
僕がいきそうになると、グレさんはその度に意地悪く動きを変える。
張り詰めたペニスはもう我慢できない状態になっていていたけど、
その根元には細い触手が巻きつき精液がこぼれないようにされていた。
「ァ…は……お願い…、一回、出させて……っ!」
懇願をするけど僕の中の触手の動きは止まらない。
「2回でも…、さ…3回でもつきあうから…っ!いま出したい……んっ!」
根元を押さえている触手が伸びて、鈴口をチロチロといじり始める。
腰がビクンと跳ね上がって一際大きな声が口から出た。外に聞こえたかもしれない。
触手が指ほどの太さに変わり、茎や先端を擦るのと同時に、尻を激しく突き上げられた。
「………!…んっ!!」
触手を銜え込んだ穴が収縮を繰り返し、僕は体を震わせながら断続的に精液を吐き出した。
ぶるっと体が震えて力が抜ける。
「う…ふう……」
陶然となりながらも、僕のそこはまだ触手を銜えたまま緩く動いていた。
641触手くん 11/11:2006/04/14(金) 13:20:50 ID:hMtGr/O1
グレさんは達した僕の体を起こして、今度は四つんばいのポーズをとらせる。
中に入ったままの触手は少し細くなり、そのままゆっくりと出し入れを始めた。
「あ…あ、まだ…ちょっと待っ…て、……はっ」
いったばかりの体は敏感になっていて、触るだけの緩い愛撫でも気が狂いそうになる。
快感でとがった乳首を舐めるように触手が動いて、その他にも体中を細い触手たちが這い回っている。
「2回でもって…言ったけど、少しは…休ませてよ……あ…」
穴の中の触手がまた太く、硬く変化してきた。
ペニスに絡み付いていた触手は、糸のように細くなって僕の尿道に侵入してくる。
その強烈な刺激に腰を高く突き出しながら、すすり泣くような声を上げてしまう。
実際泣いていた。涙がこぼれて、口からはだらしなく涎をたらしながら、与えられる快楽に僕は溺れていた。
「く…ふっ……ん、あっ、あ、ぁ…」
体中を滑る触手に絡めとられながら、僕はまるで盛りのついた犬みたいに腰を振り続けた。

「結局おまえ、3回も…」
本日2度目の湯船に浸かりながら僕はグレさんに向かって言う。
グレさんはたらいの中にすっぽり収まって、触手を出したり引っ込めたりしていた。
お湯に浸かっているのと満腹のせいで、ツヤツヤでサーモンピンク色になっている。ご機嫌だ。
グレさんが細い腕を伸ばして、湯船から出ている僕の腕を取って撫で始めた。
「もう3回やったから駄目。言う事きかないとシャンプーかけるよ」
その言葉にグレさんは慌てて触手を引っ込めて縮こまった。
「はあ…、女の子ともまだなのに…。こんなんなっちゃって、どうすんだよ自分」
グレさんは再び腕を伸ばして、僕の手をトントンとたたいて体をぶんぶんと振りまくる。
まるで、大丈夫、まかせてって言っているみたいだ。
「……彼女が出来るまで…責任取れ、ばか」
そう言って僕はグレさんの手を握った。


□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ ) バター犬ならぬバター触手だなこりゃ
642風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 13:22:26 ID:AS5mtE+x
萌えた・・・妙にホノボノしてるのも
(・∀・)イイヨイイヨー
643風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 13:23:08 ID:9jjxE45Y
>630
グレさんエロ可愛いよグレさん( ;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
644風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 14:37:52 ID:EevcBhDj
>630
触手モノにたった今開眼しますた。
グレさんかわいいよグレさん
645風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 16:09:00 ID:j+FENvbc
触手ペット物大好物w
646風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 17:30:12 ID:pBFAa+7/
グレさんGJ!!!! 触手イイ!! 最高のうねうねさんでした…!
647風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 20:27:50 ID:FWwNiAJU
グレさん1こください。
つI
648風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 22:37:38 ID:ujKZBReE
グレさんカワユス
ぷるぷるイイヨイイヨー
649風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 23:01:56 ID:w3rjjfAK
>>623
乙! 超GJだよ! 楽リマ時空オチも想像して萌えた。
ちょっとショタに開眼してしまいそうだ
650風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 23:55:20 ID:c78dg4OX
グレさん可愛い。
ペットにさん付けの主人公もイイ。
面白かったです、ありがとうございました。
651風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 00:03:14 ID:Te1Sqtj/
>>606
GJ!
禿萌えたよ
こんぺいとう3粒あげるよ!
652風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 00:08:38 ID:IaaIST4+
シャンプー嫌いなグレさん萌え。
653風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 00:09:53 ID:wxJy72S+
グレさんにシャンプーかけたらどうなるんだろう。
654風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 00:18:05 ID:c/gYXQmj
触手にほのぼの萌えする日がくるとは思わなんだ。
長生きはするもんじゃのう(-人-)
655風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 00:37:56 ID:H6x9jtyV
>653
分裂して、その内一体が凶悪な触手になるんだよ
656風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 01:00:44 ID:PWF6HvPQ
シャンプー責めに怒涛の反撃編が読みたいw
657風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 01:20:10 ID:SByNKboO

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  >>385ホストドラマ習練続き
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|   ネット繋がるの待ってるうちに長くなった
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 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ もう需要無いって・・・
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
6581/4:2006/04/15(土) 01:21:55 ID:SByNKboO
「しゅ、」
名を呼ぼうとして、止められた。音がしそうな勢いで頭を押しこまれ、舌を噛みそうになる。
その背にまわっていた腕は自然と外れた。
「なにす、」
「どうしたんですか?」
現役No.1の登場だった。
「ちょっとくらっときたんだと。」
「大丈夫ですか、水とか・・・。」
お人好しはこいつもだった。というよりここのところ派閥はあってないようなものだ。
「最近廉さん無理しすぎじゃないですか?」
「誰のせいだ、誰の。」
廉は毒づき秀から離れた。今度はあまりにあっさりだった。亮助は出ていく廉の背中を眼で追った。
視線を戻したとき、秀は何事も無かったかのようにミネラルウォーターを口にしていた。
その裏に動揺を押し殺して。なにを思っている。なにを気にしてる。
ただの気の迷いだ。勘違いだ。
6592/4:2006/04/15(土) 01:24:35 ID:SByNKboO
「ねぇ、廉。誰のコト考えてるの?」
赤い唇がそう言ったとき、流石の廉も動揺を隠せなかった。彼女は常連の一人だった。
「よくなかった?」
「ごまかさないの。私のこと全然見てないもの。そういう廉も、好きだけど。」
そう言う表情は、嫉妬というよりむしろ楽しそうだった。
「でも、こういう時くらい目の前の女に構ってよ。」
頭のいい女で助かった、と思うのと同時に、イラついた。今度秀を見たら、絶対ぶん殴ってやろうと心に刻んだ。

が、それは結局、未遂に終わる。

秀が廉を避けているのは誰の目に見ても明らかだった。
二日目から、廉も秀を避けだした。それもあまりに露骨だった。
「またなんかあったんスかね。」菜月が首を横に向ける。
「だろうねぇ。どうよ、亮ちゃん。」謹四郎がそれに倣う。
「そうなんじゃないですか?」亮助は気の無い返事をした。その目は秀を見据えていた。
6603/4:2006/04/15(土) 01:26:16 ID:SByNKboO
廉は秀を避けながらも、常に彼を気にしていた。それは多分秀も同じだった。
次に会った時にどういう態度に出るかに、これから先がかかっていたからだ。
だから正確に言えば避けていたというよりは、遠ざけていたと言ったほうが正しい。
答えが出る前に、それも第三者とともに鉢合わせしては困るのだ。
なにも無かったことにして自然に振舞うか、無視するか、どういうつもりだと問い詰めるのか。
どれも上手くいかない気がした。
それでもいつまでも逃げ回っているわけにはいかない。
奪還劇の影響もあってか、あの一件以来、二人はセットで呼ばれ、同じテーブルにつくことが多かった。
今はたまたまそれを逃れていたが時間の問題だ。
夜が終わりロッカーへ向かおうとしたとき、廉は秀がトイレに向かうのを目の端に見つけた。チャンス。
まだどうするかは決めていなかったが、多分今後自然に二人きりになれる可能性は皆無に近い。
さっさと終わらせたかった。これ以上揺さぶられているのは、何より癪に障った。
けれど、そこにいたのは、秀だけではなかった。

亮助が、いた。
秀の唇を、奪って。
661風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 01:26:39 ID:FtJqys1o
>>630
萌えますた…(;´Д`)'`ァ'`ァ
続編が出来たらば是非うpしてくd(ry
6624/4:2006/04/15(土) 01:28:47 ID:SByNKboO
驚いたまま硬直していた秀は廉に気づいて更に目を見開いた。
対して廉は、驚くほど冷静な自分に気づいていた。身体の回りで、温度が下がっていく気がする。
亮助はそれをちらりと見ると、何も言わずに出て言った。
「ああ、そういうこと。」
どういうことだ、とは返せなかった。なにかに亀裂が走ったのがはっきりとわかった。
「別にどうでもいいけど、まわりを巻き込むな。くだらない。」
廉は椅子に座ると、がん、と机を蹴るように足を置き、咥えた煙草に火をつけた。
空気は険悪という以外のなにものでもない重さだった。実際その日は雨が降っていて、湿気で重かった。
紫煙が場を満たすほどの沈黙の後、秀が口を開いた。
「ああ、そうだ。」うつむいていた秀は顔を上げた。真っすぐに廉を見据える。
「嘘だよ。」
「嘘だ。」
もう終わりにしよう、という顔だった。怪訝そうに廉は秀の顔を見た。
「お前を連れ帰ったのは本当は俺じゃない。誠也だ。」
雨の音が大きくなった気がした。
663風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 01:31:04 ID:SByNKboO
 ____________
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 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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今更ながらと思いつつできるだけ早く続き書きますorz
そして更に今更だけど一応設定は最終回後。
664風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 01:46:50 ID:FtJqys1o
>>657
リロってなかった…orz
割り込みすみません('A`)
665風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 02:04:54 ID:0M1+BJmU
                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  モララーのビデオを見るモナ‥‥。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  楽しんでもらえるかな・・・。
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ハヤクシロゴルァ
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銀と金の銀森のまったりらぶ(?。
妄想し杉で恐縮ですが、場所おかりします。
666風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 02:09:56 ID:0M1+BJmU
美しい調度品の並ぶ、豪奢な広い部屋。
そこに備えられた、すこし腰掛けただけで、
体が沈み込むようなベッドの上に、二人の男が会話していた。

「この…賭けに負けたら、俺は死にます。…銀さんには…絶対に、迷惑はかけませんから…俺」
そう言って、銀二から受け取った刃物をぐっと握る森田。
「…お前なら、その言葉に嘘はないだろうな」
静かに瞳を閉じて、ふぅっと煙を吐き出す銀二。
「はい…でも俺は負けません、勝ちますから。…それじゃ銀さん、俺、ちょっと気分入れ替えてきますから、また後で…」
森田は不敵に笑って見せると、腰を上げた。銀二の持ち出してきた爆弾の威力に、森田も酔いが覚めたのだ。
「…ああ、行って来い…」
銀二はその後姿を見送りながら、煙草を灰皿に押し付けた。

「…死ぬ、か…」
シャワールームに消えて行った、森田の言葉を反芻する銀二。
そんなことはさせたくないが、万一負ければ、その性格を思えば、有言実行するだろう。
「…あいつらしいがな…」
刃物を握る森田の手が汗ばんでいたことを、銀二が見逃すはずがない。
「…あいつの運と俺の策で…そんなことさせやしないさ…絶対にな…」
新しい煙草に火を点しつつ、煙を吐き出しつつ、銀二は一人呟く。

「(かちゃ)…?あれ、銀さん、まだ居たんですか?」
シャワーを浴び終えた森田が、タオル一枚身体に巻いただけで、寝室に戻ってきた。
「よう…早かったな、居ちゃまずいか?」
銀二は煙草を捻りながら応える。
「あ、どっか行けとか、そういう意味じゃなくて…ただもう飯は食ったのかな、とか…」
慌てて、言い繕うとする森田。
「まぁいい、座れ…」
そんな様子に微笑むと、水を滴らせたままの森田を、呼ぶ銀二。
「え?あ、はい、わかりまし…っ!!(ドサッ)!!な、なにをしてるんですか?銀さんっ?!」
手招きされ、駆け寄った森田が、突然、大声を出した。
667風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 02:10:45 ID:9rDhKCa3
>658
ちょ、マジ何これ!萌えすぎる。
需要ありまくりなので、つ、続きを・・・・・・。
668風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 02:13:23 ID:0M1+BJmU
「…なにしてるって…わざわざ言わなくてもわかるだろう?」
にやりと、意地悪く笑う銀二。…その言葉どおり、説明するまでもなく、状態ははっきりしている。
森田はいきなり腕を掴まれ、バランスを崩し、その柔らかなベッドに、身体を押し倒されていた…当然銀二によって、だ。
「あ、いや…わかってますけど……なんでっていうか…どうするっていうか…」
この展開は、森田にとって、まったくの予想外のことだったのだろう。
激しい動揺の余りか、どんな場所でも肝を据えている森田が、うまく話せなくなっている。
「…森田、さっき、お前は一回死んだよな?…だったらこれくらいで、じたばたするんじゃねぇ…」
銀二はそう言って、自分を見上げる森田の顔を覗き込む。
「そ、それはそうですが…でも…ぎ、銀さん…この状況は…」
どう見ても襲われているようにしか見えません…と、聞き取れないくらいの小声で呟く森田。
「…それがわかってりゃ上等…説明も何もない。というか、俺はお前がそのつもりで、シャワーに行ったのかと思ったぐらいだが…」
銀二はからかう様に笑う。
「なっ…そ、そんなハズな…ん……っ」
黙ってろ、と言うように、銀二の唇が森田のそれをしっかりと塞いでしまった。

「…んっ…っ…」
喘ぎながらも、銀二の肩をキツく掴む森田。
「…森田…」
手にこめられた力の強さに、銀二は唇を離し、その瞳を見つめ、名を呼ぶ。
「…銀さ…ん…俺は…っ…」
全身の自由を奪われ、苦しそうにしているものの、決して嫌がっている表情ではない。ただ、戸惑っているのだろう、今この瞬間を。
「…なぁ森田。いつか言ってたな…いい女一人抱いてねぇと…それで死ねるかってな。俺は自分でいい男なんて言えねぇが…お前が抱かれとくのも悪くねぇじゃねぇか…死ぬ前に、な」
その顔を見て、銀二も腹を決めたようだ。
「……ぎんさん……」
そしてまた森田も、気付いていた…自分が銀二に、心酔していることに。
もはや、その気持ちに気付かないフリなど、出来ないことに…。

「…お前は何も心配するな…俺に任せておけばいい…」
銀二は安心させるように笑って見せると、濡れた森田の首筋に軽く歯を立てる。

…長く、やっと捕らえた獲物に喰らいつくように。
669風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 02:14:24 ID:0M1+BJmU

 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ コレカラサキハヒトリデミルヨ…ツマラナカッタシ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

場所、ありがとうございましたっ…!
670風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 02:18:37 ID:JlKTyT20
_/ ̄>◯ 先生!萌えすぎて腰が立ちません!>665姐さん、GGGJJJ!!!
671風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 02:48:25 ID:SHx2Bm8c
投下予告を聞いて飛んで来ました‥っ!>>665さん‥優しいお姉さん有り難う‥っ!
672667:2006/04/15(土) 09:28:55 ID:9rDhKCa3
割り込んでゴメンorz
673風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 11:10:03 ID:FvGrIp1U
>665
最後の一行にこらえきれず叫んだ
674風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 13:17:12 ID:P+u1RwRo

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    | 大正二十年の悪魔召還師のお話モナ
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| ぬこの独白。拾一話ネタバレなんで未クリアの姐さん気をつけて!
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ゼンゼン ヤオイジャナイヨ…
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
6751/2 大正二十年ネタバレ注意:2006/04/15(土) 13:18:39 ID:P+u1RwRo
業斗童子は目を見開いた。

否、自分の身体はとうに砕け散っている。
魂だけの存在となって漂っているだけであった。
長い長い間不安定な時代を彷徨ってきたが、宇宙を見るのは初めてだった。
あの青いうつくしい星が自分達の地球なのであろうか。
太陽の光を受けて燦然と輝くその姿を見て、
暗い未来などあるはずないではないかとゴウトは独りごちた。

大丈夫だ。

この星は大丈夫だよ、ライドウ。

あの、澄んだ黒い眼をした若者の事を思う。
あの眼とこの星は、同じ未来を見据えているのだ。
おまえは葛葉の中でもとびきり不器用で、真直ぐで、優しかった。
迷わず進め、とゴウトは遠い先に居るライドウに念じた。
6762/2 大正二十年ネタバレ注意:2006/04/15(土) 13:19:11 ID:P+u1RwRo
猫の身体はこれ以上ない屈辱的な戒めのはずであったのに、
今はライドウの膝の上に帰りたいと思う。
記憶の中のライドウは笑いながら、自分の背を撫でている。
願えるならば、あのあたたかな陽射しの中にもう一度帰りたい。

「思えば、俺は幸せだったのだろうな」

猫の身体も悪くはなかった。ライドウよ。

身体が滅びた今、今はただ時間の流れに全てを沿わす他はない。
何度も何度もそれを繰り返してきて磨り減った自分の魂も、
ただひたすら次が来るのを待っている。
その中でゴウトは、自分の名を継いだ若者の幸せを祈り、
出来るならば次も猫の身体が良いなと思った。
677風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 13:20:03 ID:P+u1RwRo
 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 初投下なのに暗いよ
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

まあこの後あっさり復活しちゃうんだけどね…
本スレの314姐さんのセツナスレスに我慢できず投下してしまったよ…!

678風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 15:35:07 ID:j3MXftbR
                     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  胃龍出演中の土反ロ→W@TのT
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  W@TのW×T前提です
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
679風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 15:37:29 ID:j3MXftbR
―ああ、今日はだめか。

俺はこっそりため息をついた。
せっかくうまいラーメン食わせてやろうと思ってたのに。

左手に握られる、黒いギターケース。
小柄な彼が持っていると、なんだか大きく見える。
彼がこれを現場に持ってきたということは、
撮影が終わったらヤツと会うということだ。

仕事かプライベートかは分からないが。

スタジオの隅から、控えめなギターの音が響く。
かわいらしい顔に、少し大人びた表情を浮かべて。
同じコード進行を何回か繰り返して、彼は携帯を取り出した。
どこかへ電話をし、少し表情を曇らせた後、
隅に積まれた機材の上に開いたままの携帯を置くと、
携帯に向かって先ほどのコードを鳴らす。

「古池さん、お願いします」
「はい!」

携帯を閉じていつものように返事をし、セットへ向かう彼を見送って、
俺は残された携帯を手に取った。

隠してしまおうか。
それとも壊してしまおうか。
680風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 15:42:01 ID:j3MXftbR
軽い打ち合わせだったらしく、彼はすでにスタッフと談笑している。
「おい、・・・撤平」
「はい?」
「これ、こんなとこ置いといたら、邪魔になるぞ」
「あ、すみません、ありがとうございます」
彼があわてて駆け寄ってきた。
携帯を渡すと、ふと彼が見つめているのに気づいた。
「どうした?」
「土反ロさん今日はワッツって言わないんですね」
「まあな、ここにいる時はワッツじゃねえかなと思って」
「何を今更言ってるんですか、てゆうか、W@Tです」
「お前が言ったんだろ」
「あ、そうか」
口元に手をあてて、彼が笑う。
「でも土反ロさん」
「なんだ?」
「僕、ここにいる時は伊集院ですから」
「言ってろ」
笑っている彼の頭を軽くはたいた。

俺の隣で、彼が彼であることは少ないのかもしれない。

681風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 15:43:14 ID:j3MXftbR
「おう、今日あがったらヒマか?」
「あー、ちょっと今日は用事があって・・・」
「なんだよ、せっかくうまいラーメン屋連れてってやろうと思ったのに」
「うわー、ラーメンですか」
「そう、めちゃくちゃうまいぞ」
「うーん、でも今日はダメなんです。また今度誘ってください」
「さあ、今度があるかどうかわかんねえな」
「そんなあ、お願いしますよ」
笑顔で手を合わせ、下から覗き込んでくる。
「さあね、またなワッツ」
「W@Tです」
もう一度彼の頭をはたいて、スタジオを出た。
「おつかれっしたー」
後ろから追いかけてくる彼の声に、背中を向けたまま手を上げて答えた。

仕事だって言えばいいのに、バカだなあいつは。

どうせ断られること分かってたのに、バカだな俺は。

俺はまた、ため息をついた。
682風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 15:45:57 ID:j3MXftbR
| __________  |
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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 各種番宣での2人に萌えました
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |


683風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 16:14:20 ID:prpa3XAN
497KBゆえ挑戦
684風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 16:17:03 ID:prpa3XAN
2.ネタ以外の書き込みは厳禁!
つまりこのスレの書き込みは全てがネタ。
ストーリーAAであろうが一発ネタであろうが
一見退屈な感想レスに見えようが
コピペの練習・煽り・議論レスに見えようが、
それらは全てネタ。
ネタにマジレスはカコワルイぞ。
そしてネタ提供者にはできるだけ感謝しよう。

  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | ネタの体裁をとっていないラッシュフィルムは
  | いずれ僕が編集して1本のネタにするかもね!
  \                           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                               | | [][] PAUSE
                ∧_∧         | |
          ┌┬―( ・∀・ )┐ ピッ      | |
          | |,,  (    つ◇       | |
          | ||―(_ ┐┐―||        |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |
          | ||   (__)_), ||       |  °°   ∞   ≡ ≡   |
685http://music5.2ch.net/test/read.cgi/musicjf/1144899352/1:2006/04/15(土) 16:22:35 ID:ppioUWyt



モララーのビデオ棚in801板16
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1145085342/
686風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 16:22:46 ID:prpa3XAN
orz

モララーのビデオ棚in801板16
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1145085342/
687http://music5.2ch.net/test/read.cgi/musicjf/1144899352/1
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