*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart5
1 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:
初心者の人はまず熟読してね。
*0を踏んだらたとえ無理でも、リロミスでも誤爆でも
とにかく*9の内容に萌える思いを書き綴ってください。
指定するのは有名なもの推奨。
元ネタありは不可。
無機物、非生物不問。
またシチュでも可。
*0を踏んだ人物が12時間無反応の場合はお流れとなります。萌えたい人どうぞ。
*9から24時間経過でお流れです。
*0じゃないけど萌えた人や続編等はまとめサイトへどうぞ。
24時間レスが付かずにスレの流れが止まってしまった場合、さくりと回しましょう。
それまでは回すの待って、乙したい人に譲ってあげて。縦読みでもダメダメよ。
リロミスなどで*0以外の人がスレに萌えを投下した場合、まとめサイトには載せません。
まとめサイトに転載した場合はこの限りではありません。
どちらにせよ投下、リクの前にはリロードしる!
前スレ *9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1128660073/ 過去スレの作品はまとめサイトでご堪能ください
まとめサイト
http://sprout.nomaki.jp/ 次スレは979がリクと引き替えに立ててください。
では最初の*9目指してまわします。
2 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2005/12/25(日) 01:36:47 ID:aEfSZB5r
・801ルールについて。
801を踏んだ方は「好きな曲」とか「好きな映画」と言う形でリクしてください。
萌えたい人は「好きな曲の歌詞」「好きな映画のストーリー」を絡める形で萌えてください。
投下はまとめサイトの専用スレに。
※テスト段階ですので次スレに実装されるかは未定です。
>>1 乙です!
前スレ、おかしな事になってる。埋まる前にまた誤爆?
リレーサイトより御知らせです。
各カプのクリスマス話がほぼ出揃いました。良かったらどぞ。
>>3 誤爆って言うより嫌がらせっぽい。リクの内容と微妙にリンクしてるあたり。
いつからこんなグダグダになっちゃったんだろうね。
>>1乙!
折角可愛いリクだったのに残念。
でも、*0が12時間経っても投下しなかった場合は他の人が投下していいんだよね
それ期待しよう(´・ω・`)
ところでまとめサイトの掲示板見れないのは自分だけ?
即死判定あったっけ?
不安なので回します。
ちょっと踏み台になりますよ
何かに追われてる青年×売りで身を立ててた元男娼
あんたは俺の事賢いなんて言ってたけどそれは買い被り過ぎだ。
十二の頃から身体を売る事しか知らなかった。
読み書きを覚えろなんてなんて言うから学校の先生かと思ったよ。
まあいいや。あんた結構教え方上手だしいつまでもこの仕事できるわけじゃないしな。
でもよ、やっと聖書読めるようになっただけで「覚えがいい」「賢い」なんて嫌味か。
知ってるぜ。あんたみたいなのを親馬鹿って言うんだろ。
おいおい、笑えよ。ここは笑って突っ込むところだろ。誰が親だって話だよな。
勝手に転職先まで探してくれちゃってさ。…まあそれは正直感謝してるけど。
あー、別にそういう話はどうでも良いんだ。
その、あんたが何かやばい商売絡みなのはとっくにわかってたよ。
金さえ払って貰えば俺はそういうの関係無いからどうでもいいんだけどさ。
あとあんたは読み書き教えてくれたし。あ、この話もうしたか。
……なあ、まだ寝るなよ。
俺一人じゃわかんないことまだ一杯あるんだ。
何で、答えてくれないんだよ。
明日は地下鉄の乗り方教えてくれるって言ってたじゃないか。
血に塗れてベッドに沈む彼の手を俺はいつまでもいつまでも握り締めていた。
9見たときに切ないの来るだろうなーって覚悟はしてたけど、
仕事早い上にスレの初っ端から泣かせやがって……。
ほんと最近切ないの多すぎ……。
>10GJ!! なんだろう、この液体…。目からあふれてくるよ。
しかし掲示板無いと、書いたものを投下する先がなくなってさびしいね…。
生き返ってあげてとか、聖夜の奇跡とか願っちゃうよバカバか!
>>12 投下板は残すらしいし、年内には決着つけるらしいし、待とうよ。
痛いぐらいに切ないよ……。
ちきしょう(つДT)
きっと生き返ると信じてまわし!
クリスマス明けにてらせつなす。まわし。
まとめの番人さん、乙です。
なんちゅーか、今までの「0以外の人が投下」した萌えが読めなくなるのが
テラ悲シス。何らかの形で再生されると嬉しいです。
ごめん、あたし男なの
「ごめんね、あたし男なの」
困ったように微笑んで、それでも決して視線は逸らさずに静かにそう先輩は呟いた。
手入れの行き届いた髪、違和感を感じさせない化粧で整えられた顔、タイトスカートからのぞく黒のストッキングに包まれた長い脚。
もちろん化粧が無くてもとびきりの美人だということは知っている。
大学構内では『いつもスッピンなのよね』と笑っていたから。
華やかな外見を裏切るような女性にしては低めのハスキーボイスも、並んだとき若干自分の方が背が低いことも気に留めていられないくらい好きになっていた。
「騙していたみたいで、本当に悪かったと思っているわ」
女性だと思っていた相手を映画に誘って、それから晩ご飯を一緒に食べて。
今どきドラマでも中々見ないだろというようなお決まりのデートコースを辿って意を決して告白をしたからか、今だ目の前で喋り続けてくれている言葉がうまく頭に入らない。
その様子をどう思ったのか先輩はゆっくりと視線を下に向けた。
「気持ち悪い、って思ってくれても良いから。縁を切りたいって言うなら、そうするわ」
「そ、そんなこと、言わないでくださいっ」
対して考えもせずに口から飛び出した言葉はかっこわるくどもっていた。
でも、自分がかっこ悪かろうがなんだろうがなんでも良かった。先輩が悲しそうな声で話すのを止めたかった。
外見で好きになったわけじゃない。いつも周りから一歩引いたところでにっこりと微笑んで、さりげない気遣いやフォローができる先輩を尊敬している。
敬愛していたのがいつのまにか恋に変わっていただけだ。どんな先輩でも好きなことには変わりないのだから、どうかそんな自分を貶めるようなことを言わないでほしい。
そんなことを回らない舌と少ない脳みそを総動員させながら必死になって伝えた。
最初は「フォローしてくれてありがとう」と言って苦笑していたけれど、自分の本気が伝わったのか頬を染めて、口をつぐんだ。
「先輩のこと、本当に好きなんです。あの、付き合ってほしいっていう意味でです」
何度も繰り返した言葉を再度先輩に伝えた。
「……あたしで本とに良いなら、付き合おうか?」
聞いてるのはこっちなのに、最終的な決定権を委ねられる。
自分のことを、少しでも付き合えると思うような好意があるなら、付き合って欲しいと先輩を抱きしめた。
付き合ってみてから色々と悩みが増えた。
それの倍くらい、幸せなことがるからそれも良いとは思うのだけれど。
「せんぱい!!無理、ちょ、下は無理!!本当今日こそは逆で!」
「大丈夫、いつもそう言ってるけどちゃーんと身体は反応してるでしょ?」
女性の格好をしているから、きっと先輩はそっちの人なんだろうと勝手に勘違いしていた。
勘違いして、『あれ?』と思っている間に自分たちの上下関係は決まっていた。
「あたし、きみの気持ちよさそうな顔見てるだけでイっちゃいそうになるのよ」
そう言われると先輩の身体を押しやる手の力も緩んでしまう。
「愛してるわ」
耳元で囁かれ、促されるままに先輩の首に腕をまわした。
>20-21
イイ…オキャマ攻大好きなので激しく萌えた…!!!
最後のどんでん返しが意外で萌えワロタ!
それまで結構シリアスだったのに。
タチってことはオカマじゃなくて女装子ちゃんだね。
先輩も後輩も可愛い。
後輩、初めてヤラれた時どんな気分だっただろw
ヤル気まんまんだったのに、ヤラれちゃった後輩ワロスw
前スレも埋まりましたね。
前スレ1000萌えワロタw
踏んで下さい。
前スレ1000 ありがとう!可愛い萌えでした。
まもなく合併する 東/京/三/菱×U/F/J で。
投下来ないですね。
24時間経過したから、
不安なので保守しますよ。
うん、残念だけどお流れ回し。
即死判定は何レスだっけ?
まわるといいよ
残念。
みんな師走で忙しいしな。
まわし。
即死回避が30だったか40だったか思い出せない
投下スレ、再開しましたね。
>>34 30でオッケーと思ってたけど、そんな事言われたら不安になったので、さらにまわし。
そうか!人少ないと思ったらコミケか!
今日コミケ!?
木曜日とは…
ゲトかな?
いつも穏やかな師匠×素直になれない弟子
でお願いします。
「本当にいいんですか?」
「いいッス。家帰ってもオレ邪魔なだけッスから」
「ですが年の瀬くらいは御実家に顔を出したほうがいいですよ」
「んなコトいって…オレを追い出して一人で好きにするつもりなんじゃないッスか?」
「おや、心外ですね。私は君のためを思って言っているんですよ」
「師匠、オレん家すげー貧乏なんス。師匠のとトコに預けられたのだって体のいい口減らしなんスよ、だから…」
「その貧乏な御実家から、毎月喜捨を頂いていたんですがね」
「え…マジっスか?」
「はい、使わずにとっておきました。これでお土産でも買ってお帰りなさい」
「師匠…」
「この一年、頑張って成長した君を見せてあげなさい。それだけでも立派な親孝行ですよ」
「…はい、ありがとうございます」
「さて、では御両親の前に私も拝見しましょうか」
「ふぇ?」
「君の成長ぶりですよ」
「し、師匠…? って、うゎ、ちょっと待った!まだ大掃除終わってないッスよ、ししょー!!」
…
師匠、穏やかじゃないぞ……w
て言うか 何 の 修 行 を さ せ て る ん だ !w
そろそろ回させて頂きますね
まとめ番人さん、投下スレ復活ありがとん。
ワクテカで待っててよかった。
しばらく安心かな。来年もよろすくです。
師匠ナイス!!こういうキャラ大好き(*´Д`)
投下スレ復活ありがたやーと思いつつ回し。
そ…っとまわしてみる
今年最後の回し
初ゲト!
時事ネタ、 うるう秒 で萌えてください
「1月1日は一秒多いって、なんかのテレビで言ってたよ。
その一秒で何が出来るかなあって言ってた気がするよ。
手は繋げるよね?
見つめ合う事は出来るよね?
…キスはできるかな?」
…うるう秒は明日だって言ってるのに、どうして今試すんだ馬鹿野郎。
キャワイイ(*´∀`)
短いのにクリーンヒットだぜ。GJ!
キャワイイ(*´∀`)
大掃除疲れ吹っ飛んだよ。ほのぼの萌え〜。
53 :
49:2005/12/31(土) 21:38:26 ID:jWBehrMW
こんなに短いのにキャワイイ(*´∀`) 萌えが来るとは思わなかったよ
高校生くらいがキャワイイかなーとも思うけど、
いい年したオヤジ共がやってても萌えだ。
お前らいっそ、一月一日の何時にうるう秒が挟まるかわかんなくなって、
午前0時から夜中の十二時までいちゃついてりゃいいと思いますよ。
55 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2005/12/31(土) 23:59:30 ID:oEGByUz5
まわして
あけ回しておめでとうございます
新年早々まわし
エロ小説を書いて年越した私が新年初踏み台!
初めてのゲトー!
牡牛座×山羊座で萌えてみてください
牡牛座
忍耐強い、嫉妬深い、依怙地、暴君的、粗野、貪婪(どんらん)、執拗、利己的、
急に凶暴になったり残酷になったりする。
山羊座
極端な場合や切迫した場合、摩羯宮の性質を述べるには、心の底で安定を求めている形で現れる。
隠す、怖がる、吝嗇(りんしょく)、非同情的、厳しい、疑い深い、利己的、物質的、考え込んで自己本位
「俺を、殺すか」
咽喉元に差し出された一振りの剣を前に、彼は不遜な態度を崩さずに低い声で尋ねた。
その落ち着いた姿を眼前にして、私は剣を握る掌から溢れ伝う汗を止めることが出来ない。
「貴方は最早、王ではありません。ただ馬鹿で我侭なだけの、一人の男です」
窓から差し込む月明かりに照らされ、抜き身の刃がぎろりと不穏当に輝きを増した。
この手に握られた長剣も、この胸に付けられた騎士団の徽章も、全ては貴方に頂いた物。
この身を奮わせた敬愛も、この心を焼き焦がせた恋慕も、全ては貴方に抱かされた物。
――けれどそれは、酒に色に溺れ非道を繰り返す今の貴方とは違う方。
「貴方にこの国を統べる資格はありません。今宵で、王位を退いて頂きます」
私はごくりと固唾を飲んで、彼の首筋へと刃先を寄せる。
それでも不適な瞳で笑ったまま、彼は腰に差していた己の剣に指をかけ優雅な手つきですぅっと引き抜いた。
にこりと唇を持ち上げて冷笑すると、微塵の焦りも感じられない余裕に満ち満ちた顔で私に告げる。
「だが俺は、お前如きに命を奪われるほど弱い憶えはないぞ」
「ええ、勿論承知いたしています。私も、他の誰であっても、貴方の剣技には敵わないでしょう」
「ならば」
「ですから、私が参りました。――貴方に私は殺せません」
その言葉に、途端彼は腹を抱え大声で激しく笑い始めた。
眦に光る笑い涙を軽く指先で拭うと、未だ抑え切れない笑声を残したまま私に返す。
「成る程確かに、俺にはお前を殺れん」
「……申し訳ありません」
彼に与えられた長年の信頼を、愛情を、私は卑怯にも利用する。
彼が自身の命と秤にかけても唯一殺すことの出来ない人間が、恐らくこの私であるから。
「いや、惚れた弱みというヤツだ。仕方ないな」
そう告げて、彼は手にしていた剣を無造作に床へと放った。
柄に王家の紋が美しく彫られたそれをひどく無頓着に投げ捨てる様は、
彼が自身の血筋に元より深い執着などしていなかったのだということを強く印象付けさせた。
薄く微笑して、こんなときですら尊大な態度で居る男の姿は、息を張り詰めずにはいられないほどに美しかった。
「さあ、殺せ」
「はい」
私はそれ以上何も言わず、柄を握る手に力を込めた。
――彼の目と同じ色の赤い赤い血が、私の肩に降り注いだ。
>>60-61 何 だ こ れ 。
禿萌えた…。切なすぎるよ・゚・(ノД`)・゚・。
ぐ、ぐ、GJ…
まだ心臓がバクバクいってる…
うわー、また切ないのきたよー……。
投下スレにも切ないの来てるし!
こういうかんじのって好き嫌い分かれるだろうね。
王も従者もシチュエーションも禿萌えてやばいです。その後の「私」の人生が気になる…!GJ
従者はこの後廃人になってほしいなんて考えてしまった
>>60-61 ぐっっっじょぶ
テーマもさることながら、その魅力を余すところなく表現した61の技量に惚れた。
こういう主従大好き。山羊座は追い詰められてなんぼだと思う。
新年2度目に踏まれます。
この流れならリク出来る!
番人さんに萌えてください!
「お通しするわけには参りません」
夜の闇に映える銀の短髪を冷たく光らせながら、その扉の前に立っていた
男はきっぱりと言い切った。
「いいじゃねえかよ。その扉の奥にある物が何なのか分かったら、すぐに
帰るからよ」
こげ茶色の癖毛を肩の上で揺らしながら、大柄な男が言う。しかし銀髪の
番人は微動だにしないまま、同じ言葉を繰り返した。
「お通しするわけには参りません」
「……ちっ、気難しい奴」
大柄な男は舌打ちをして、ポケットから煙草とライターを取り出した。やや
細身の煙草を口にくわえ、先端にライターで火を点けると、ゆっくりと煙を
吸う。
「じゃ、通してくれなくていいからよ、この奥に何があるのか教えてくれ」
「……それは」
番人は目を伏せた。大柄な男は煙草をくわえたまま、番人の返答を待つ。
「知っていたとしても、教えられません。……それに、私もこの扉の奥に
ある物があるのか分からないのです」
「なんだと?」
男は目を見開いた。それならば、この番人は何故祠の扉の前に立ち続けてい
るのか。
「……私には、これしか出来ることがないのです。物心ついたときには、す
でにこの扉の前に立っていました。私には家族も友人もありません。そして
何の能力もありません。だから私に出来るのは、扉の前に立ち続け、この祠
を守ることだけです」
男の心を見抜いたように番人が言った。男はしばしの沈黙の後、煙草を足
で潰しながら小さく呟いた。
「……そんならお前さんは、自分の意味を見つけるためにそこに立ってるって
こったな」
「自分の意味?」
今度は番人が目を見開く番だった。大柄な男は自分よりも頭1つ小さな番人を
見てニヤリと笑い、背を向けた。
「……また近い内に来てやるよ」
「お通しするわけには参りません」
「通してもらおうなんざ思ってねえ」
男は振り返り、片目をつぶりながら番人に告げた。
「扉の奥にある物じゃなくて、お前に興味がわいたんだよ」
(´・ω・`)
生真面目受け萌え!
いっそそのまま番人の職を放り出して連れ去られてしまえばいいよ!
番人さんってまとめサイトの番人さんか、「番人」さんか悩んだけど、そうか。
75 :
70:2006/01/02(月) 22:30:52 ID:Cj0m3sUF
うわ、ミス発見。
1番下の行
×ある物→○何
です。すみませんorz
多分
>>72はそれを大いに期待したと思われw
しかしどのように萌えるかは全て*0の御心のままに。
つーかまとめの番人さんに萌えるのってかなり難しくない?
私はミスも気にならなぐらい萌えさせて頂きました。
これもまた続きが気になるw
出会い編っていいよね。二人気になるなあ。
今更なんだけど一度きりのSSで話が終わってしまうのが惜しくてしかたないよ。
しかし番人さんは一体何を守ってるのか…。
気になるな。
いい匂い
やばい。
毛布にお前の匂いが染み付いている。
なんで男なのに、こんな甘ったるい体臭してるんだよ。
居心地が悪くてもぞもぞしていると、風呂から出てきたお前は俺の気も知らずに布団に入ってくる。
やばすぎる。
湯上りの人間ってのは、どうしてこうもいい匂いがするんだ。
俺の鼻から肺へ流れ込んだ匂いは、血に溶けて全身を流れ、俺の指先から脳みそから下半身までお前ばっかりにしてしまっている。
「電気消すぞ」と俺の上に覆いかぶさるようにして、壁のスイッチに手を伸ばされた。
開いた胸元から、石鹸とシャンプーと暖かい湯の匂いがして、俺はもう、限界だった。
ほんと、ごめん。
-------------------------------------
匂いフェチなので体臭萌えだよ。煙草の香りや香水やアロマもいいね。
でも個人的には湯上り、これ最強だよ。萌えて萌えてつるっぱげるよ。
うわああぁぁぁぁ!!!高速でGJな仕事をありがとうございます!!
すごい萌えました!「ほんと、ごめん」って一体その後に何が!
こりゃー春から縁起がいいや(・∀・)イイトシニナルゾー
その胸元に突撃GJ!
短いのに可愛く萌えられる物が書ける人はマジに尊敬する。
そしてこの後の展開が気になって仕方ないよ。エロですかやはりエロですか
エロですねエロですよ
お風呂上がりって良い響きだよね。
むしろ誘ってるように見える。
いやそうとしか見えない。
誘ってるに決まってるじゃないか。
そしてこの後はエロに決まってるじゃないか。
じゃあそろそろ踏み台の踏み台に
じゃあわたしが踏み台の踏み台の踏み台に
低い声で
彼の声を、今もちゃんと覚えているんだ。
そう言うと、彼は少しさみしそうに眉を寄せた。いくらかためらう様子を
見せて、その後になにかを続けようとしたので、私は手を上げてその言葉
を遮った。たった数センチ手を動かしただけで、彼は私が言いたいことを
理解し、口を閉じてくれる。彼もそういうところがあったな、と懐かしく
思って、椅子の背に体を沈める。
彼を忘れることは出来ないよ。君が嫌いなわけじゃない。ただ僕には、彼
しかいなかったし、これからもそうじゃないかと、そんな気がしてならな
いんだよ。
彼の顔を正面から見ることは出来なかった。視線を逸らした先には、大き
な手がある。その先を辿ると、柔らかな筋肉のついた腕。力が入っている
せいか、肘が少し曲げられていた。その仕草が似ているのだ、彼に。最初
に見たときから、ずっとそう思っていた。あれはいつのことだったろうか。
君なら分かってくれると思う。僕はこのままのほうがいいんだ。君もきっ
とそうだよ。昔のことを引きずり続ける男なんて、関わらないほうが余程
いい。
君なら分かってくれると思う。僕はこのままのほうがいいんだ。君もきっ
とそうだよ。昔のことを引きずり続ける男なんて、関わらないほうが余程
いい。
彼はうるさそうに少し首を振って、それでも、と呟いた。低い声。そうだ、
この声だけは、さっぱり似ていないのだった。彼のものよりも低くて、そ
れでいて聞き取りやすく、聞くたびに何故だか木管楽器を思い浮かべる。
初めてこの声を聞いた時、まずい、と思った。私を見たまなざしよりも、
熱い掌よりも、この声を聞いた瞬間に距離を取らなくてはならない、と感
じたのだった。そうしなくては引きずられると。
それでも俺には、あんたを好きになる以外の選択肢がないんだ。それだけ
なんだよ。
その声を聞いて、私はそっと天を仰いだ。君はどうしてこんなものを残し
てくれた。君が唯一残したもの。君の息子。声が耳を通り抜けて、小さく
身震いする。触れた肘掛けが冷たくて、大きく息を吐いた。
______________
一番目の最後だけ二重に…スミマセンorz
うわーGJ!
切なすぎる・・・。
GJ!!
なんかぐあっときたよ、ぐあっと。
イイッ(・∀・)!
好きです!
読後数秒経ってからジーンときた…。GJ!こういうの好き!
>90姐さん、最高だよ…もうマジでその前の話を書きそうになった。
何で忘れ形見置いてるんだ、声の持ち主…
幸せになって欲しいよ。
幸せになる方法はいくらでもあるのに過去に囚われ続ける主人公セツナス…。
携帯から失礼して踏み台になりますよ
初ゲト!!
『ハンドクリーム』
100 :
1/2:2006/01/05(木) 22:30:58 ID:7m9UFv4X
かし、とシャッターを切る音が聞こえる。
それを気にすることもなく、私は読んでいた本のページを繰る。
ざらついた紙の端を摘んだ拍子に、またカシリと音がした。
写真を撮ることが趣味だという彼が、私の周りに纏わり付いてくるようになったのは
いつだっただろうか?
彼は私を……いや、正確には私の「手」を愛しているのだという。
爪の形、関節から関節の長さ、手首から親指にかける線、軽く握ると突出する骨の鋭角。
そのどれもが彼を魅了し、呼吸を忘れるほどに目を奪われるのだと。
そんなよく分からない熱弁を、彼は冷めた目で見守る私に向けて振るった。
彼の撮る絵には、必ず私の手が入っている。
逆に、私の顔は入っていない。
彼の興味を惹くものは、私ではなく私のこの「手」なのだ。
私はそれが煩わしかった。
今こうして、私の周囲を忙しなく移動し、何の前触れも無くシャッターを切り続ける男を
無視し続けるのは、私なりの意地だ。
彼が注視するこの手を、見せびらかすでもなく隠すでもなく。
ただそこにあるだけのものとして振る舞い、彼の熱い視線をやり過ごす。
そうでもしなければ、私は自分で自分の腕を切り落としてしまいたくなるのだ。
101 :
2/2:2006/01/05(木) 22:31:28 ID:7m9UFv4X
私はこの手が憎い。
彼の視線を、心を、意識を愛情を、ただ一身に受けるこの「手」が。
それなのに。
憎いと思うのに、手放すことは出来なかった。
そうすれば、彼の興味が他へと逸れるかもしれない。
それが怖かった。
だから私は、毎夜女のように己の掌に花の匂いのするクリームを塗りつける。
指先から掌へ向け、甲から爪先に向け。
こんな手など無くなってしまえばいい、明日も彼を魅了する姿のままでありますように。
相反する願いを、念を込めて花の匂いを掌に擦り付ける。
私にとって、この匂いは花の蜜だ。
彼という名の昆虫を、惹き付けるための道具に過ぎない。
花の香りに引き寄せられて、いつかこの手に触れて来れば良いと。
カメラ越しでは満足出来ず、彼がこの手に触れてきた時が勝負だ。
私は彼の好むこの掌を一杯に広げ、彼を捕まえよう。
私に付属した部品ではなく、私自身で彼を魅了できるように。
さあ来い。
私はいつでも君を狙っている。
この匂いは、君のためだけに私が纏う、恋の花だ。
------------
お題を見てぱっと思いつくままに打ち込んでみたけど……微妙にテーマに沿ってない
かもしらんですゴメソ。
彼視点も浮かんでるんで、そっちはまとめサイトさんの方に後ほど投下させていただこう
と思います。
なんかそんな描写でてこないのに、妙にエロティック……。
彼視点も待っています(*´Д`)
花の香りがハンドクリーム…!
エロースはいりましたー
こ…恋の華…!
素敵ングだぜ!GJ!
うわぁ、やばいやばいエロい
なんか倒錯的?つーか、身体の一パーツに執着してるのが乱歩の世界みたい。
官能的だー。
たまんないっす…。なにこのクールな意地っ張り。感服いたしました(*´Д`)
彼視点も参りました……(*´Д`)
サイコー…
さあ、踏んでいくがいい!
踏まれる人×踏む人で
踏みつけられて気持ちがいいのは、踏みつけにされたことのない人間だからと、
侮蔑の表情と、まっすぐに揃った爪先とで、僕の肩を踏みつけながら君は言う。
君がくちづけて欲しいのは、くるぶしの骨ではないと知ってはいるが、
君を抱くのはまだ先だ。
短いのにエロティシズムが凝縮されてるよ
クソ萌えた
GJ…!
なんだこのカルピス原液のように濃厚な萌えは……。
>110GJ!
うわーエロいよエロいよ
けどストイックだしプラトニックな感じ
(*´д`)
たった4行なのにエロい。
携帯で省略されない長さなのにのにエロ萌えた
濃縮還元エロスですね。
ふむふみしたりふみふみされたり…
そして自分は踏み台にふみふみされる。
トーテムポール
120 :
1/2:2006/01/08(日) 03:29:40 ID:LLJXNpep
「見て見て!これトーテムポールみたいじゃね?」
お前、大学生にもなってなにやってんの?
正月早々、暇だからって遊びに来てさぁ。
親戚来るって言っといただろ?
1歳の姪を抱っこして、幼稚園の従弟おんぶして、中学生の弟肩車してさ。
しかも酔っ払いの親父が姪の下に参加しやがった。
顔縦に並べてんじゃねぇよ。
俺の血縁関係のツラが縦に並んでる中でお前かなり浮いてるし。
つーかトーテムポールって神様だかご先祖様うんぬんじゃなかったっけ?
酒臭そうなオッサンの顔とぐずりかけてる赤ちゃんと鬱陶しい笑顔と俺と激似の馬鹿面でできたトーテムポールとかありがたみもクソもねえ。
あんまりにもバカバカしかったから、吐き捨てるように言ってやった。
「正月につまんねえ事してんじゃねー」
気色悪いトーテムポールに背を向けて、コップに入った酒を舐める。
突然、姪の泣き声がリビングいっぱいに響き渡って、親父と従弟のあやす声が重なって聞こえてきて、弟が姉ちゃんを呼ぶ声と同時にドアの開く音。
3つの足音が少し遠くに行って、姪の泣き声が閉まったドアのむこうに消えた。
「すねてんの?」
つけっぱなしのテレビから聞こえてくる正月特番の、なんとかっていう若手芸人の漫才に混じって、耳に入ってきた声。
こいつ、何でこんなに頭が悪いんだ。
121 :
2/2:2006/01/08(日) 03:30:49 ID:LLJXNpep
「…別に」
「妬いてんの?」
「別に」
「寂しかった?」
「別に」
「あーあ、残念。さすがに親戚関係に嫉妬は無理か」その言葉と同時に俺の背中に、よく知ってる体温が服越しに伝わってきた。
何してんだよ。
ここ俺の家。
親戚いんだぞ。
ドアのむこうからじゃ分からないように、テレビの雑音に消されるぐらいの声で喋ってたのにさあ。
そんなにべったりくっついてきて、見られたらどうすんだ。
小声で文句を言ってたら、耳元で小さく小さく囁かれた。
「今からさ、俺と2人だけでトーテムポールの真似しない?」
ベッドの上で。
ご丁寧に付け加えられた言葉に肘鉄1発。
「暑い」
とりあえず最後の文句を言ってから、自室へ足を運ぶ。
ジャケットのポケットに財布と携帯を突っ込んで、メモ用紙に走り書き。
汚い字の並んだメモ用紙をリビングに置くついでに、バカを1匹掴み上げる。
北風に曝された瞬間、隣のバカがゲラゲラ笑いだして「“トーテムポール見に行ってくる”って、お前エロい」とか言ってくるから「てめえ覚悟しろよ」と返した。
なんとなくこいつの回りくどい誘いにただ乗るだけなのが悔しいような気がして、軽く仕返しに一言。
「で、トーテムポールはどっちが上になるんだ?」
途端に消えた五月蝿い笑い声。
お前のアパートまでの道中せいぜい悩め、バーカ。
×従弟をおんぶ
○従弟を頭の上に乗せて
うっひゃー
萌えた
>120-121 GJ!
ぎゃー!可愛い!ツンデレ可愛い!萌えた!
どっちが上になったのか気になる…
可愛いけど3人も乗せて平気かなーと心配しつつまわし。
投下スレにも1つきてますよ
801パワーで問題なし!
ちょっと失礼して踏まれてみますよ
スパゲティ×マカロニで
「マカロニってどうして穴が開いているか知ってる?」
「早く食えよ冷めるから」
「機械で押し出した丸の外側がマカロニ、内側がスパゲッティになるんだって」
「そんなの嘘に決まってるだろ、また騙されやがって」
「え、嘘なの?」
「当たり前だろ」
「じゃ、どうしてマカロニはあんな穴が開いた形なんだよ」
「偶々だろ。他にも貝殻形や螺旋状のものや色々あるんだから」
「そんなの俺食べたことないよ」
「スーパー行きゃいくらでも見られるよ」
「ねえ作ってよお、その変わった形のマカロニ」
「その前に、今お前の目の前にあるドリアをとっとと食え。冷めたら不味くなるだろ」
「約束な、約束」
「分かった分かった」
「このドリアとそのスパゲッティ食べ終わったらスーパー行こうね」
一つの生地からスパゲッティとマカロニに離れ離れになるなんて、そんなの悲しすぎるじゃないか。
カワユス(*´∀`)
お家帰ったら今度はその買ったマカロニでグラタン作ると良いよ。
いいなあこういうほのぼの(*´Д`)
いろんなマカロニ見ながらはしゃぐといいよ。
もうお前がマカロニになって穴にあれやこれや突っ込まれたらいいよ
今日は一段と寒いyo!
まわすかい?君
そうだね、回そうか
まーわそうかーまわそうよー
きたかぜぴーぷーふまれてるー
保護者×被保護者(血縁じゃなく)でよろしく!
「はい、よくできました。お前は優秀だね」
「……あまり子供扱いしないでください」
「子供扱いなどしていないさ。褒め言葉は素直に受け取るものだ」
「……分かりました。努力します」
「うむ。そういう素直なところも素晴らしいな」
「そんなに乱暴に頭をなでないでください。というかやっぱり子供扱い
しています」
「していないよ。ただお前を可愛いと思っているだけだ」
「男に対する可愛いは褒め言葉ではありません」
「おや、私は最大の賛辞を贈ったつもりだがな。大体お前が可愛いのは
事実なのだから仕方がないだろう。……初めて逢ったとき、どこのお姫様
が現れたのかと思ったぞ」
「今の日本は王位制ではありません」
「物の例えだ。……しかし、お前と逢ってから今日で丁度1年だな。雪の
中、薄手のコート一枚をブレザーの上に羽織って、大きなトランクを持って
立っていて……。正直、ズボンが男子校のものでなければ、女だと思うところ
だった」
「……お聞きにならないのですか?」
「何をだ?」
「……あのとき、何故あんな格好で立っていたのか……」
「そんなことを知ってもどうにもならないからな」
「え?」
「あのときお前があそこにいた理由など、私には必要ない。私に必要なのは、あ
のときお前に逢えたという事実と、今お前と共にあるという事実だけだ。大体自分から
話さないということは、知られたくないのだろう?」
「……はい」
「だったらなおさら必要ない。お前はただ、私の傍にいればいい」
「はい!」
「……お前は、笑うとなおさら可愛いな」
むっはー!GJ!(゚∀゚*)
背景がすごい気になる!
次の萌えに向かってまわしますよ
ええ、では大回転。
ゲームしながらまわし。何故か一人Ko-Ya-Su祭りな状況にwwCVに出すぎだよww
くるっとまわしますよ
ぐるっとまわし
人いないなー・・・まわし。
じゃぁ踏まれてみちゃったりしちゃったりなんかして。このーチョンチョン
会場まで行ったのにキャンセルかよ!
150 :
1/2:2006/01/13(金) 01:09:31 ID:InBs8KO6
鳴らない電話をずっと待っている。
寒空の中、待ち合わせの10分前にはこの場所に着いていた。冷たくなった手が温もり
を求めてガタガタと震えている。タメ息と共に吐き出した息は真っ白で、涙が出そうになった。
俺がこの場所に着いてから、もう2時間が経過している。いい加減帰りたくなってきた。
「早く来いよ・・・待っててやってんだぞ・・・」
愚痴を零しながら携帯電話を睨む。時間は無常にも俺だけを置き去りにしてどんどん
進んでいった。人の洪水が、目に痛い。
誘ったのはあいつの方からだった。何かと忙しいあいつの仕事が休みだというこの貴
重な日に、俺に二枚のチケットを見せながら映画に行こうと言って来た。三週間ぶり
のデート。俺がその甘美な誘惑に勝てる訳が無かった。俺は主人に尻尾を振る子犬の
ように喜びを露にしながら、貴重な約束をしっかりと交わした。とても楽しみにしてたんだ。
いつも俺から誘うばかりで、あいつから何処かへ行こうなんて言葉を聴くことは全然無かったから。
時計の針は開演20分前を指している。もう中に入らなければ間に合わない時間だ。
俺はもう一度携帯を睨みつけ、あたりを見回した。あいつの姿らしきものは、見当たらない。
最後まで連絡もなく、俺を寒空の中待たせて、あいつは今何やってんだろう。
あいつから約束したことなのに。二時間も前にこんなところへ来て、寒い中を震えながら待ち続けて、
あいつに会えるのを楽しみにしていた俺が、馬鹿みたいだ。
以前は金色に輝く夢の招待状に見えたチケットも、今はただの忌々しい紙くずに見えてくる。
俺は自嘲の笑みを浮かべると、会場内に向かって足を踏み出した.
せめてこのチケットが無駄にならないよう、意地でも見てやろう。嗚呼情けない貧乏人の性よ。
笑いたければ笑えよ。勿体無いものはもったいないんだ。
ピルルルルルル・・・・・唐突に俺の携帯から着信音が鳴り出した。ちくしょう!
俺が決心つけた矢先に誰だ!さっきまであんなに沈黙を守ってた癖に!
俺は発信者の名前も見ずに通話ボタンを押した。
151 :
2/2:2006/01/13(金) 01:11:27 ID:InBs8KO6
「誰だ?今忙しいんだよ」
「ほぅ・・・愛しい男に随分な言い草だなぁ・・・お前のことだから、未だ会場で待ってるんだろう?」
小さな機械の先から流れてきたのは、よく知った声。
心地いい低音が耳をくすぐっては俺の機嫌を急上昇させる大好きな音。
「俺のことを寒空の中放ったらかしにするような男は俺のマイハニーじゃねぇなぁ?何処の野郎だ?」
「お前こそ、俺のことを放ったらかしにして連絡さえ寄越さなかっただろう。俺が風邪で倒れてたらどうするつもりだったんだ?」
「うるせぇな。お前が会場に来ないほうが悪いんだよ。二時間も待たせやがって・・・風邪引いたら慰謝料請求するぞコラ」
俺から連絡しなかったのは、何か癪だから。いつも俺ばっかり気にして、あいつからは何も言ってこないから。
今日くらいは期待してたんだよ。お前から「悪いな」とか「遅れる」とか一言だけでも、俺のことを気にかけてる証を。
「ところで、いきなりだが行き先を変更する。場所は今から指定しよう。其処に向かってくれ」
「はぁ?会場まで来たのにキャンセルかよ!しかも俺を長時間待たせた上にまだ歩かせる気か?
いいかげんキレるぞこのフェスティバル馬鹿野郎!」
「・・・場所はお前の居る場所から500m先のホテルだ。展望レストランで待っててやる」
「・・・チケットがダミーなら最初からそう言えよ阿呆」
ああ、もう、これだからあいつは始末に負えないんだ。俺の喜ぶことをいつも先回りしてやってのける。
欲しいことをちゃんと、わかってくれてる。意地悪で、最低で、言葉足らずだし、
約束も守らないヤツだけど、ちゃんと俺のこと、考えてくれてる。
俺は踵を返すと、あいつの居るホテルへと足を向けた。
イライラしてた気持ちなんて、何処かへ消えてしまっていた。
えーと、24時間経過したので回します…。
回していきましょう
投下にも2つきてますよーGJ!
回さないか
すごく…
回します…
ものすごく…
回してもいい…?
こんなに回しちゃうよ……?
ほら、回してやるから
自販機で売ってるホットココア缶とコーンスープ缶で。
お前コンビニにも行ったんだってなぁ、とコーンポタージュが言いました。
そういう君こそ昔からファミレス御用達じゃないか、とココアが返しました。
へん、この裏切り者。
ふん、この異端児。
小さな女の子が来ました。どうやら、2人の間で迷っているようです。
女の人は甘い香りの僕が好きなんだよ、とココアが目を細めました。
小さい子はつぶつぶの感覚が好きなんだぜ、とコーンポタージュが笑いました。
選ばれるのは2人にひとり。もうひとりは置いてけぼりです。
(甘い香りってどんなのなんだろう)
(つぶつぶの感覚ってどんなのなんだろう)
口喧嘩は多いのに、相手のことはまったく知らないまんまで―
「おかーさーん、あったかいお茶買ったよー」
はは、また売れ残りだなお前。
はは、そういう君もだよ。
でも、自動販売機の中では隣同士になることが多いので、結局この場所が好きな2人なのでした。
かわゆい2本?2缶?萌え(*´∀`)
しかしながらおまいらをブレンドする勇気はないorz
>>160さんGJ!
可愛い!今度からあったかいモノが欲しくなった時は2本同時に買うよ!
そんで交互に飲むよ!
カワユス!
超カワユス!いじっぱりな二人(二本?)萌え!
カワユス(*´∀`)
コンポタもココアも飲みたくなってきた。
コンビ二行ってくる!
そこに汁粉ドリンクが横恋慕ですよ
汁粉ドリンクには缶甘酒がいるじゃないか。
ジコーケーサツかとオモタ>167
踏みたいんだろ?
踏みたいって言ってみ?
↓ドゾーw
あと一歩が踏み出せないヘタレ攻と俺様受。
170 :
1/2:2006/01/15(日) 03:02:12 ID:dFPs532S
「馬鹿じゃねーの、あんた。またそんなモン手伝ってんのか。どこまで御人好しなんだよ、ほら貸せ」
呆れた顔をした高瀬はレポート用紙の山の半分を引き取って、俺を見上げている。何だかんだと人がいいのは
お互い様じゃないかな、と思うのはこんな時だ。
「い、いいって高瀬。お前まだ足の調子悪いんだろう?」
高瀬は先日、怪我をした。図体がでかいがいかんせん運動神経の鈍い俺がけつまづいた時に、巻き込まれた形
でだ。申し訳ないやら、情けないやらで恐縮する俺に、しかし高瀬は自分が気付かなかったのが悪い、と謝罪
すらさせてくれない。意地っ張りなのか、見得張りなのか。多分両方だろう。でも、そんな素直じゃない彼が、
実は随分と前から俺は好きだった。……未だに、告白すら出来ていないけれど。
「〜〜っ、もう、過保護……」
舌打ちして、高瀬はわざとのように足音高く歩いていく。
「……痛っ……」
「高瀬っ」
俺は慌てて駆け寄る。しゃがみこんだ高瀬の顔色は青い。折角の可愛い顔が台無しだと、こんな時なのに俺は
どうでもいい事を考えた。
「悪い、これ持ってくれるか? 保険室まで行こう」
「え、そりゃいいけど……って、おい!」
両腕に抱え上げられた高瀬は珍しく焦ったような声を出した。でも、そんなのに構ってられない。俺は高瀬を
横抱きにしたまま、保健室に向かう。こんな時ばかりは、意味なく伸びた身長も役立つ。
171 :
2/2:2006/01/15(日) 03:03:18 ID:dFPs532S
「は、ずかしいから降ろせ! 少し休んでりゃ平気だっつの」
じたばたと暴れながらも、ちゃんとレポートを抱えているあたり律儀だ。そんなほほえましい様子に、思わず
俺は笑いそうになる。だが、離す気は無かった。
「その間こんな冷えた廊下でしゃがんでるのか? そんなの、俺が許せない」
「ヘタレの癖に何偉そうな口……! だったら、もっとはっきり言えっての……」
ぼそりと付け加えられた言葉の意味を取りかねて、俺は足を止めた。
「何? 高……」
首に回った細い両腕。ばさばさと落ちるレポート用紙に焦りつつも、俺は高瀬の突然の行動に身動きが取れ
なくなっていた。
「俺のこと、何でそんなに構うんだよ? お前さぁ、何か言う事あるだろ、俺に」
「たか、せ?」
「珍しく気長に待ってやろーかなーとか思ってたのにさ。お前、不用意に近付き過ぎ」
こつんと、額が寄せられた。間近にある、俺の好きな声、好きな顔、好きな……。
「高瀬、実は俺……」
好きな、彼。
もろ好みです。
朝から良い萌えありがとう。
そりにしても、お姫様ダッコ!好き〜
甘酸っぱい萌をありがとう!
二人ともカワユス!
可愛い!ものすごく萌えた!
高瀬可愛くて男前だー!
初エチも高瀬がリードするに違いない。
騎乗位に違いな(ry
次の萌えに向かって回しますよ
エチーの時だけ攻めがリードしたらそれはそれで萌え。
……なーんて、な!
「俺、死ぬんだ。あと半年持たないだろうって」
担ぎ込まれた病院のベッドにだらしなく寝転がったまま、俺はぽつりと呟いた。
不貞腐れたような、それでも無理に感情を押し殺したような低いその声が、室内を占領する。
ベッド脇に立ち呆ける奴の顔が、青ざめているだろう事が手に取るようにわかる。
「は? な、何言っちゃってんの。つまんないよ、その冗談……」
「冗談じゃねぇよ」
何とか平静を装うとする奴の声は、それでもやはり震えている。
あの意地っ張りは必死で泣くのを我慢しているのか、ぐすぐすっと鼻を啜る音が聞こえた。
「嘘、つくなよ。だって、お前みたいな馬鹿野郎は……殺しても死なないんだよ!」
その言葉に、俺は鉛みたいに重い体を持ち上げて上半身を起こした。
見上げる奴の顔は、予想通り鼻水と涙でべたべたで、普段の端正な顔立ちが噴出してしまうくらいに崩れていた。
その表情に思わずははっと声を上げて笑うと、俺は伸ばした腕で奴の腰をこちらに目いっぱい引き寄せる。
突然の行為に「へっ?」と戸惑いの悲鳴を漏らした奴の耳朶に向け、とびっきりの悪戯めいた笑みで告げる。
「……なーんて、な!」
「……はい?」
「馬っ鹿、お前マジで俺が死ぬとか思ってんの? この俺が? ありえねぇだろ」
豪快に笑い飛ばせば、あちらは羞恥と怒りで顔を真紅に染めている。
赤みの差した頬で、俺に向けて怒り心頭な視線を向ける。
「お前……死ね! 今すぐ死ね!」
「へぇ?俺みたいな馬鹿野郎は殺しても死なないんだろ? 違ぇの?」
意地悪く問えば、ますます赤くなる奴の顔。そこに軽く口付けて、俺はなおも笑った。
――なんて、な。
俺だって、殺されりゃ死ぬんだよ。
今だって病気とかいう俺以上の馬鹿野郎に首絞められかけてんだよ。ヤバいんだよ。
余命半年とか意味不明なこと医者に言われて、どうしたらいいか分からないんだよ。
冷たくなって棺入ってからじゃ、もうさっきみたいに「なーんて、な。嘘でしたー」なんて、出来ねぇってのに。
(つдT)
。゚*(ノД`)。::+。
。・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ヨチヨチ
。゚(゚´Д`゚)゚。
゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`)
。゚・(TдT)・゚。 ウワーン…
。 。 。。
・゚ ゚・。 。・ ゚・。
。゚ ・。 。・゚ ゚。
。゚ ・。 。 ゚ ゚。
。 ゚。 。゚ ・。
゚ (ノД`)
∩_∩
(´Д⊂ヽ<投下スレでちょっとだけ癒されてきたよ
.⊂ ノ でもまだ涙止まらないよ
人 Y
.し (_)
泣きながら踏まれるからそこの泣き虫さん踏んでいけ
敬語眼鏡×アホの子
残念だけどお流れ回し
学生はテストの時期だからなー。
またちんたら書いてる人がいらっしゃったら投下スレで待ってるよ!
そんなにこのスレ学生いるかな?大人板なのに
社会人でも年明け1月は忙しいよーまわし
年末に比べたら年明けの方がまだまわしだ
年度末だからこれから忙しくなるのよ
なぜか年末と同じぐらい忙しいよまわし
決算の足音が聞こえてきますよまわし
勤め先に税務署が来そうですよまわし。もっとでかいとこ狙ってよ。
うちはせいぜい多少どんぶりなだけだよ。
初ゲトですか?
小指と小指で萌えてみてください
ゆびきりげんまん うそついたらはりせんぼんのます
ゆびきった
幼い頃の約束。
交わしたあいつは、結局蜂の巣にしかならなかった。
親父は、あいつのことを「何の役にも立たない奴だった」と、罵った。
ぼんやりと、冷たくなった身体を想像してみる。
うそついたからだ
はりせんぼん のんだから
からだじゅうが あなだらけになったんだ
こっそりと、激怒する親父を置いて、自分の部屋に戻る。
机の引き出しを開けて
中から、新聞紙にくるまれた固まりを引き抜いた。
「いっしょにいるっていったのに
うそつきは だめだよ
こんどこそ うそついたら はり いちまんぼん のませるからな」
久しぶりにした指切りは、酷く冷たかった。
うわあ……。
切なくて猟奇的だ。背筋がゾクッとした。
>>198 うちはもう来たよ。
ほんともっとでかいとこ狙ってよ。
大きいとこは準備が大変だからじゃないだろうかまわし。
背景がほとんど語られてないから更に不気味さを増してて良い感じ!
>>202 >>1
>>200 猟奇的萌えがキタ - .∵・(゚Д゚)・∵. - ッ!!
簡潔な文章がいいなあ。203さんが言うように余計に背筋に何かがクル。
ゆびきりでほのぼのがくるかと思ったんだけど、こうやって他の人が
自分とは違う方向から萌えを見せてくれるからこのスレはやめられない。
205 :
名無しさん■投票日決定ルールスレ参照:2006/01/19(木) 15:47:54 ID:5JC2obVe
どうしてこういう状況になったんだろう
ものすごく哀しい絵を想像したよ
怖いけどなんかキたよ(*´Д`)ハァハァ
そしてなんかチラ裏485を思い出した。
見に行っちゃったじゃないか>チラ裏
背景語られてないから893の世界なのかオカルトなのかとか想像広がってすごく怖良い
寝坊するし二日酔いだったしついてない日だった。
厄払いに踏まれるぞ。
恥ずかしがるオッサン
まずおっさんという生物は既にして羞恥というものを失くして久しいものですが。
偶にはそんな彼にも羞恥というものが生まれる瞬間がある訳です。
例えば……。
彼の恥ずかしい場面に遭遇するお相手は、インテリメガネさん。若干年下だといいですね。
「おっ、何だお前、いつからそこにいたんだ」
「さっきから」
「……見たな?」
「子一時間程お前のハ○ス名作劇場に涙する姿を観察してみた。髯面に似合わないことこの上なく、なかなか
見ものではあったな」
「お前は悪趣味な上に暇だ、暇人だ」
「そんな事を言うお前は何だ、この小心者のロマンティストめが」
「む、むか……って、ぶ、何すんだ」
「それでそのむさくるしい顔を拭け、馬鹿が」
そして俺以外には見せるな、などと心で付け加えながら、夕飯の支度に行く甲斐甲斐しいメガネさんなのでした。
萌え!
おっさん×眼鏡だったらなお萌え!
>212うまい! 名作劇場で涙するヒゲ最高。
自分はメガネ×おっさんでもイケる! というかむしろ大好物だ。
そして投下もウマー。なんか久しぶりに短時間で二作来たな。
213 :
名無しさん■投票日決定ルールスレ参照:2006/01/20(金) 13:05:39 ID:ZCL9bJDX
オサーンは萌えるね。
たまにはあげ
うへへっへへへへへh
年下メガネ×おっさん萌えの私がきましたよ。
ごちそうさまでした。げぷ。
おっさんは何故か無条件で萌えるw
おっさんテラモエス!GJ!
おっさんカワイス、GJ!
踏まれるのもいいかも
遠く離れた人
【おはよう。そちらは晴れていますか? 木星がよく見えるようになりました。縞が肉眼で確認できます。】
【おはよう。こちらは残念ながら雨です。望遠鏡で君の船が見えなくなってずいぶん経ちました。少し寂しいです。】
【おはよう。そちらは今日も雨ですか? こちらはいたって平穏です。映画を見てオフを過ごしました。】
【おはよう。こちらは曇りです。明日は晴れるでしょう。僕も映画を見ようと思います。】
【おはよう。太陽のプロミネンスのせいで、通信エラーが出やすくなっています。このメッセージは5回目の送信です。今度は届くといいな。】
【おはよう。これからどんどん通信エラーがひどくなるでしょうね。木星はどうですか?】
【おはよう。今日で出発から地球時間でちょうど1年です。木星まであと3年ちょっとです。宇宙は広い。】
【おはよう。今日もひどいエラーでした。1周年おめでとう。地球のニュースも君たちの話題ばかりです。】
【おはよう。居眠りをしたら君の夢を見ました。会いたいです。】
【おはよう。今朝はよく晴れています。空が青い。君の帰りを待っています。】
【ERROR:CODE00023--通信エラーが発生しました--】
【ERROR:CODE00023--通信エラーが発生しました--】
【おはよう。僕のメッセージは届きますか? 地球にいる時からメールでしか話したことのない君を、誰よりも深く想っていると言ったら笑いますか?】
【ERROR:CODE00023--通信エラーが発生しました--】
【ERROR:CODE00023--通信エラーが発生しました--】
【ERROR:CODE00023--通信エラーが発生しました--】
【ERROR:CODE00023--通信エラーが発生しました--】
【ERROR:CODE00023--通信エラーが発生しました--】
【ERROR:CODE00023--通信エラーが発生しました--】
【おはよう。今日、6年ぶりに外出しました。地球は今日もうるさくて、人と物だらけで、君が愛した地球のままです。僕はここにいます。ここで僕は君の帰りを待っています。】
【ERROR:CODE00072--タイムアウトしました 相手先との通信が確立できません--】
【ERROR:CODE00072--タイムアウトしました 相手先との通信が確立できません--】
すごい切ない……。
ごめんちょっと泣いた。
きっとこれからも待ち続けるんだろうな。
(ノД`)
ちょっと…ほんとに目頭あついんですけど…
0の技量に脱帽
ちょwww離れ杉wwwwwww
(´;ω;`)あれ?おかしいな目から鼻水が…
凄い逸品が来たなあ…
目から塩水が…止まりまヘン
220さん、ありがとう
ちゃんと帰ってあげて!
でもちょっと「ほし(r
泣けた
切ないね
無事に帰ってきて、会えるといいね
あいびき
そっと。
壊さないように。
この時間をただ、いとおしむように。
あなたが側に居てくれるだけでよいのです。
究極にはおそらく、あなたを見つめているだけでよかったのです。
本当は許されない間柄であると知りつつも、私はあなたに望みました。
望みは、受け入れられる事となりました。
これは罰なのでしょうか。
誰にも告げられないまま、あいびきは、幾年も続いております。
臆病なまま。
膚と膚を触れあわすことすらも出来ず。接吻のひとつもなく。
ただあなたと語り交わすことだけが、唯一許される私の倖せであり。
なによりの、不幸でもあるのです。
臆病で醜いこの想いを、どうか。その聡いまなざしで今日こそ見抜いて下さい。
硝子細工のように脆いつながりを深めることを許して下さい。
その膚の匂いを、移すように交わることを。
愛しき人よ。
ここ数作よいものが続いてますね!
いろいろ想像できてGJでした。
詩的だなあ…
萌えとかでなく純粋に美しいなと思った。
わ〜、プラトニック好きだ
どうかこの2人の関係が長く続きますように…
言葉の選び方が綺麗で素敵ですね。『私』が切ないな
それにしても、早まって牛挽肉×豚挽肉とか投下しなくて良かった、自分…
236 :
風と木の名無しさん:2006/01/22(日) 07:42:28 ID:kj0yNUP3
>>235 ちょwwwwwwwwwwww
それはいいかもしれない
>235
それも読みたいっす!!
ドゾー踏んでください or2
本家の三男×分家の跡取り
いつもこっそり待ち合わせた、駅前のコンビニの裏。人気の無い、埃っぽいコンクリの
隙間に、ぶうんと空調の音が響く。今はもう、僕以外には誰も来ない。
決まってそこが、僕たち二人の待ち合わせ場所だった。
従兄弟で、親友で、そして生涯の伴侶を誓った。けど、それももうすぐ終わる。
もうじき、僕たちは十五になる。昔で言うなら元服の歳だ。
僕たちの家はむかし、えらい公家さんだったらしい。今でも大きな投資会社を
やっているから、十五になる長男は正式な「跡継ぎ」とする、という家法みたいな
ものがあった。
だけど僕たちは、僕は、まだ子どもで、そういうことを何一つ理解していなかった。
僕の家は本家で、かれの家は分家。僕は跡継ぎにならなくてすむ三男坊だけど、かれは
年の離れた妹が一人だけ。
それが意味することもまた、僕は全然分かっていなかった。
「どこか遠くの町に行こうよ。全部捨てちゃえよ」
「……駄目だよ。お前には分からないだろうけどね、おれにはとても大切なものなんだ」
「そんなの分からないよ! おれが大事なのはトシちゃんだけだよ!」
「うん。おれもお前のこと大事だ。でも、父さんとか母さんとかも、おれのことすごく一生懸命に
考えてくれてる。大事だって、思ってくれてる。あの人たちの期待を裏切ることはできないよ」
「だけど、約束したじゃん! 一緒にいるって、約束したじゃん!」
「ごめん。ごめんな。行けないよ。おれ、弱虫だから」
そう言って笑った顔が少し寂しそうだったことは、今でもまだ覚えている。
次の日かれは家族と電車に乗って、分家のある遠い県へと引っ越していってしまった。
始めから決まっていたことだった。同じ町で暮らせるのは、十五になるまでの短い間だけ。
分かっていたけど、ちっとも解っていなかった。それを思い知った。
切ない……!この後の二人の人生が気になるよ…。
何でこここんなにクオリティ高いの…。(゚Д゚)ポカーン
どんだけ私を泣かせる気だこのスレは……
ここは大変切ないインターネットですね⊃Д`)
せつな萌えですよ。
投下にもいくつか増えてるね、こっちもすごい萌える。
211からのは、大正ぐらいの設定かなぁ。
>245
東京で空襲って書いてあったから昭和かとオモタよ
投下ここ数日いっぱいきてて(゜Д゜)ウマーと思いつつまわし
終戦直後とかかなあ……。
どっちも切なくてよいけど目が腫れて仕方ないよ(つAT)
切なさのあまり涙に溺れながら踏み台になります
ゲット?
暖める
でお願いします。
猫になろうか
…胸に乗って、苦しくさせてしまうかも知れない。
電気毛布になろうか?
熱くなりすぎで、剥がされるかも知れない。
ごめんなさい
中間を取って、僕は僕のままでいてもいいですか?
心は冷たくないと思うけど、手も暖かいと思います。
僕があなたのために出来る事は少ないけれど、でも。
「…ばーか。俺がおまえを暖めるの」
柔らかさとは縁のない体だけど
抱いてたら湯たんぽみたいだろ?
ほのぼのした(*´∀`)
御免、回し申す
攻カッコヨス!(´∀`*)ホノボノダネ
mawashi
回し
目の前のチョコの誘惑と戦いながらまわっしゅ
なんかやけに回るの遅いなまわし
ドゾー
幼馴染を初めて意識する瞬間
でお願いします
染谷はふと顔を伏せた。
長く付き合っている、だから判る。
意地っ張りで負けず嫌いの染谷は、幼い頃から俺にすら一度も泣く所を見せたことがない。
けれど今伏せる瞬間に見えた表情は、染谷が泣くのを堪えている表情だ。
プライドが高くて意地っ張りで負けず嫌いで、唯我独尊で他人に厳しく容赦ない染谷。
だけどその染谷が自分自身に一番厳しいってことを俺は知っている。
今まで何度この顔を見ただろう。
肩が震えるのすら堪えようと、拳をきつくきつく握り締めている。
歯を食いしばり地面を踏みしめて、足元を睨みつけながら歩く。
いつだって気丈に顔を上げて真っ直ぐに歩いている染谷が、顔を上げられないでいる。
今まで何度この顔を見ただろう。
けれど初めて、20年一緒にいて初めて、
俺は今、染谷を抱きしめたいと思っている。
仕事早いな!
そして萌え〜!いま生まれて初めてリアルに叫びたくなった!
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
「俺」は衝動を押さえなくていいとオモ
そして染谷の衝動も受けとめてやれ!
神ーー(・∀・)ーー!
神が投下スレにもご降臨あそばした!
モエルワァ!!!!!
萌えた!!
名前ありってのも良いもんですね(*´д`*)
まわし
マフラーでお願いします
「マフラー、ほどけてますよ」
俺が指摘すると、先輩はマフラーに目をやりもせずに「うん」と頷いた。
「先輩、マフラー」
「わかってるよ」
先輩は煩そうに答えながら、前髪を引っ張るような仕草をする。
10分前はその手にはめていた手袋も今はしていない。
「わかってる」
「じゃあ、なおさないと…」
「無茶、言うなよ」
「でも」
だって、見るなと言ったのは先輩じゃないか。このままじゃどうしたって見えてしまう。
先輩は、引っ張った前髪をぐしゃりと握り締めた。
「なら、お前がなおせ」
「…!…はい」
俺はほとんど床につきそうなくらいに先輩の右肩から垂れ下がったマフラーの端を口にくわえた。
両手はふさがっていたから。
ゆっくりと立ちあがり、右肩から左の肩へ、先輩を抱きしめるようにマフラーを回してやる。
「これで、いい?先輩…」
「…ん」
「…続けても?」
「いい、けど、顔は見んな…見ないで、くれ」
先輩のくぐもった声が頭上から降ってくる。
見なくてもわかるよ、先輩。
「……っ」
「…あ、っ…」
口に含んだ先輩の熱。
マフラーなんかで隠し切れないくらい、熱くしてあげる。
テラモエス!!
具体的なことをあまり書かれていない分妄想が膨らむよ(*´д`*)
(*´Д`) ハアハアハアハア/\ア/\ア
マフラー自分で直す余裕がない先輩モエス!!
ハアハアしっ放しだおこのスレ…。
ハアハア。(*´Д`)
(*´Д`),、ァ,、ァ ハアハアハアハア/\ア/\アノ \アノ \ア
ωモユル!!!!1!1!!
最近投下好調だねー
275がおいなりさんに見えるほど萌えた!
おいなりさん以外には見えないよまわし
萌のために踏まれてみよう…
ミラーボール
いいから来てくれ、と幼馴染から半ば無理やり渡されたのは、
小さなライブハウスでの小さなイベントのチケットだった。
「マジおもしれーから!絶対来いよ!」
ここ何年も連絡ひとつよこさなかったくせに、この野郎。なんて心で悪態をつきながら、分かったよ、と頷いた。
あいつが最近ダンスに夢中になってんのは知ってたけど、大して期待はしてなかった。
冷やかし半分、義理半分って感じだった。
それなのに。
俺はステージで舞うあいつから目を離せずにいる。
光と爆音の渦のなかで、周囲からは野次やら嬌声やらが飛び交って。
皆思い思いに身体を揺らしているというのに、ただ一人棒立ちだった。
音とリズムに合わせて動く身体は、たまに人間かと思うほどのトリッキーさで客を魅了し。
メンバーとの大技が成功した時なんて、俺も思わず歓声を上げた。
いくつもの派手なパフォーマンスをやっているのに、客席へのアピールも忘れない。
その、観客のテンションとビートとあいつの動きがはまった瞬間の、あいつのはにかんだような笑顔。
あんな顔、初めて見た。
何だよ、何だよ。俺と会ってない間にこんなにカッコよくなってんじゃねぇよ、馬鹿。
曲のキメで隣の奴がダミ声で叫んだ。
「アツシ、チョーカッコイイー!!!」
俺も、そう思う。
アツシはきっといきなりかっこよくなって幼馴染を夢中にさせたかったんだな!
イイヨイイヨー(・∀・)
幼馴染に身も心も夢中になっちゃうといいよ。
まわし。
283 :
風と木の名無しさん:2006/01/28(土) 22:35:27 ID:cHvJp3ox
うはwwwwwwwwヘタレだと感想も少ないwwwwwwwwww
ヘタレにもマンセー感想をくれる優しい人探さないといけないからageときますね
このままじゃ
>>280が可哀想です(><)
まわし
>>283 なんだかヘンな感じのレスだなあ。
数時間の間レスがない事は、このスレでは普通にあるよ。
>>280 アツシは満を持して幼馴染の前に再登場したんだな。
幼馴染が見に来てくれているからと、いつもより激しいダンスだったり。
まわしますよ
ぶっちゃけまわしたい
ぶっちゃけ踏まれてみたい
もうすぐ節分なので、鬼と桃太郎で
290 :
1:2006/01/29(日) 14:49:14 ID:TOg6dcZk
ある老夫婦の元に若々しくみずみずしい、桃尻の桃太郎と言う少年が居ました。
従来の桃太郎ならば鬼退治へとでかけますが、
桃尻桃太郎はそんな所へ行き大事な尻が汚されては大変、と
老夫婦に部屋の奥深くで大事に大事に育てられました。
日本中の男達が桃太郎の桃尻の噂をききつけその美しい尻を一目見ようと覗きに来ましたが、
「どなたにも、僕は尻をさし出すつもりはありません」
と尻はおろか顔すら見せてもらえませんでした。
「ああ、僕に言い寄る男は皆、尻目当てばかり。
おとうさま、おかあさま、僕は尻だけの男ではありません」
桃太郎は床に伏せて泣きました。
老夫婦は困ってしまい、外の男達にこう言い渡しました。
「桃太郎は興味本位で尻尻と騒ぎ立てられることに大変困惑し嘆いております。
もしも会いたいのならば、証にこれらをもっていただきましょう」
老夫婦が提示したものは、ドラゴ/ンボ/ール、デスピ/サロのヒゲ、美/内すず/えの新刊、ガチャ/ピンのイボなど
簡単には手に入らない無理難題ばかりでした。
男達は「お高いしりだな!」などと嫌味を言いながら、一人一人去っていきました。
その中で一人。いや、一体。
291 :
2:2006/01/29(日) 14:50:12 ID:TOg6dcZk
「おうい、桃太郎の尻を見せろ!!」
屋敷が壊れると思うほどおおきな雄たけびを上げたのは、
宝物はおろか、パンツしかはいていない赤鬼でした。老夫婦はおずおずと何を持ってきたか尋ねますが、
おっぱいおっぱいと言わんばかりに咆哮して話になりません。
それは、朝も、昼も、夜も…。
とうとうそれが一週間続いた日の事でした。
咆哮に耐えかねた桃太郎は、玄関から飛び出しました。
「いい加減にしてください!」
「おう、お前が噂の桃尻か。さあ、尻を見せろ」
桃太郎は絶句しました。
鬼が恐ろしかったのではありません。不当な要求に二の句が次げなかったのでもありません。
「…なんて…ワイルドなお方…」
そうです。
世間知らずの桃太郎は、野生的ともいえる、いえ、野生の鬼のたくましさに一目ぼれしてしまったのでした。
「おとうさま、おかあさま、僕はこの鬼に尻をささげたいと思います」
「も、桃太郎! そんなお前の可愛い桃尻に1.5倍もある様な鬼の…その、……が入るのかね!?」
「大丈夫です。だって…」
801穴だから!
桃太郎はその言葉だけ残し、鬼ヶ島へと嫁いでいきましたとさ。めでたし。
ここはゆっとくべきか?
ほ
自
し
ワロタよwぐっじょぶ!
さいこうです!!!GJ
_ ∩
( ゚∀゚)彡 桃尻!桃尻!
⊂彡
_ ∩
(゚∀゚)彡 桃尻!桃尻!
⊂彡
やられた……。爆 笑 で す
桃尻サイコー!
296 :
289:2006/01/29(日) 16:55:50 ID:r5KkJMBK
>>290 GJ!!
ネ申キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
ワロタ サイコー!!
ワロタ
氏ぬほどワロタ
ツンデレラとかラプンツェルと合わせてシリーズ物にしたいほどワロタ
すごいのキタコレw
オチも最高でしたが「お高いしりだな!」がツボはいりましたw
この流れに乗って「アリとキリギリス」
ある草原に働き者のアリと歌が上手なキリギリスがいました。
キリギリスは歌は上手で姿も素晴らしいのですが、それを鼻にかけて歌ってばかり、自分の緑の綺麗な衣装を見せびらかしてばかりいました。
地味な黒い姿のアリはそんなキリギリスを横目で見ながらせっせと日々働いていました。
さて夏が過ぎ秋になり、冬の足音が近づいてきました。歌ってばかりいたキリギリスもさすがに簡単には食べ物が得られなくなり、またこれまで住んでいた居心地のいい茂みも枯れてなくなってしまいました。
困り果てたキリギリスの近くを、相変わらず働いてばかりの地味な黒いアリが通りがかりました。
「アリ君、僕に食べるものと住むところを少しばかり貸してくれないか」
地味なアリにキリギリスが声をかけたのはこれが初めてでした。
「住むところがなくなってしまっててねえ、もうすぐ冬になるだろ?君には毎晩歌を唱ってあげるからさ、僕を置いてくれないか」
「いいですよ」
アリはあっさりとそう答えました。
「そうこなくっちゃ」
「僕の家はこちらですから、どうぞ」
まったくちょろいもんだぜ、キリギリスはそう思いつつアリの後についていきました。
「さあどうぞ」
土の中は暗くて中がよく見えません。
「あ、キリギリスさんだ」
「キリギリスだ」
「キリギリスが来たぞ」
なんだかとても大勢の声がします。キリギリスは驚いて自分を連れてきたアリの方を見やります。
「全部僕の兄弟だよ」
暗がりに目が慣れてきたキリギリスの身体の四方に大勢の黒いアリが群がり始めました。
「怖がらなくてもいいよ、食いやしないから」
アリたちに取り囲まれ群がりだされ怯えた表情のキリギリスの耳にアリのこんな声が聞こえました。
「君には毎晩鳴いてもらうよ。とてもいい声で」
姐さん仕事速っ!!そして萌えっ!!
鬼畜風味キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
キタ━━━━━━┌(_Д_┌ )┐━━━━━━!!!!!
すごい、アリとキリギリスすごい!
お題を出した
>>299姐さんもすごいが
>>300姐さん、グッジョブ以外に表現のしようがない…
>300
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
GJGJ!!
キリギリスは初めは怯えていても冬が終わる頃にはアリなしではいられない体に……。
スゲ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
まさしく「アリ×キリギリス」!
鬼畜な蟻んこイイ!(゚∀゚)すっごくイイ!(゚∀゚)
ぐっじょぶ!素敵すぎだよねえさんがた!
でもほめこシリーズはスレチになるからここまでにしてね>次回の*9さん。
個人的にはもっと読みたいが…!
回れええぇぇぇっ!
踏めぇぇぇっ!
気持ちいい?
「気持ちいい?」
俺の体の上に乗って上下運動を繰り返す青年は先程からこの言葉しか発さない。その口が垂れ流すのは、後は堪えきれずに漏れる短い悲鳴だけだ。
「気持ちいい?」
散髪に行き忘れたような長さの金髪が揺れてきらきらと光る。蛍光灯の光を、陽光に変えているのだろうか。太陽の粒を振り撒いて、青空のような瞳をしているのに、お前の口はなぜ馬鹿になっているのだ。
「気持ちいい?」
彼がこうなってしまった原因は知っている。俺は彼の主治医だ。だが、彼を治療するには時間がかかる。その時間に、俺は流されてしまっている。
311 :
310:2006/01/30(月) 13:35:06 ID:1uOa2yWK
「気持ちいい?」
「…ああ」
そんなに嬉しそうな顔をするんじゃあない。俺はお前の父親じゃあないんだから。こんなことは、しなくて良いんだから。
「気持ちいい?」
「…ああ」
それでも俺は頭の奥の破壊衝動を止められない。ごめんな、一生治療できそうにはない。その代わり、今度は俺が言ってやる。
「気持ちいい?」
ありがとうございました。
312 :
風と木の名無しさん:2006/01/31(火) 01:36:30 ID:pXS1OC1q
あげてみたり…
313 :
風と木の名無しさん:2006/01/31(火) 02:58:01 ID:UVjJXych
ちんこ食いちぎられてるAV
雰囲気好きだ。
状況がよくわからないけど
久し振りに来た。
まわして去ります。
投下スレにも来てるね。
まわし
まわし or2
せめて今だけは抱き締めて
いつだって、精一杯を尽くしてきたつもりだった。
届かないのは、力不足だと分かっている。
「……泣くなよ」
じゃりっと音を立てて、彼の履き古したスニーカーが一歩を踏み出す。回される手。いつ
もなら振り払うそれを、今は素直に受け入れてしまう。
広い胸。煙草の匂いが染みついたコートの中に俺を招き入れて。
泣くなよ、と何度も。
「泣いてなんか」
確かに泣きたい気分だった。あこがれていた場所。遠すぎた場所。
届かなかった夢。けれどそれは。
「んじゃ、泣けよ」
ぽんぽんと、大きな手が頭を軽く撫でていく。
「何でかな。あんたはいつも、タイミング、良すぎる……」
震えた声が、すすり泣きに変わるのはすぐ。泣きたくなんかないのに。優しい言葉なんて
掛けるからいけない……。
そんな風にいつも、彼は上手い具合に俺をどん底から掬い上げて。
「お前が一人で泣いてるなんて、たまんないよ。俺の言うこと聞かないで無理ばっかして」
「ごめ……」
「謝るな。そんな一生懸命なとこも、お前のいいとこだ」
「……褒めてるのか、けなしてるのか分からないよ」
「どっちもだ。お前の全部が可愛い。いじらしくて、抱き締めたくなる」
柔らかく囁き返す彼の体温。
優しく背を撫でる大きな手の快さ。
「……抱き締めてて」
今日は。その言葉が何より、嬉しいから。
「好きなだけ抱き締めて。今は……」
今は、その優しさに甘えていたいんだ。
姐さん仕事早すぎるよー(*´∀`)
ほんわか萌えたー(´∀`*)
>>320-321 姐さんGJ!!泣けたよ。・゚・(ノд`)・゚・。
受け子ちゃんの事を愛しまくってる攻め様素敵(´∀`*)
Myジャンルに似たシチュがあって泣けた(´;ω;`)
泣かないで受けさん
いつか受けさんの夢が叶えばいいけど…
切な可愛い萌えでほのぼのした!
328 :
319:2006/02/01(水) 00:07:10 ID:dSPYg2bS
>>320-321姐さんGJ!!!
大 好 物 で す !
おいしく頂かせてもらいました(´▽`)
この雰囲気サイコー!
50歳の年の差。
「好きです」
「そうですか」
「恋愛的な意味で好きです」
「はあ…そうですか」
「だから好きですって」
「いえ その気持ちは有難いです」
「じゃあ良いじゃないですか」
「そう言われましても…こう、貴方と私との間にある
越えられない溝と言いますか…」
「年齢なんて俺は気にしません」
「手 シワシワで水気無いですよ?」
「構いません むしろ細っこくて可愛らしいです」
「口元 皺で引きつってますよ?」
「構いません むしろ何時もアルカイック・スマイルに見えます」
「目 全然透き通ってないって言うか濁ってますよ?」
「構いません ビー玉みたいです むしろ飴みたいです舐めたいです」
「足腰 弱っててろくに歩けませんよ?」
「だから 構わないって言ってるでしょうが!!
どうせ立たないようにしてやりますよ」
「はあ…あの、じゃあせめて、年の差が無くなったらってことでどうですか?」
「貴方がそう言うなら待ちます!!! 何年でも待ちます!!!」
相変わらずお隣さんは五月蠅い。
いくら曰く付きの部屋だからって、其処まで叫ぶことはないだろうに。
一体何に取り憑かれてるんだか。
>330
スゲー!50歳年の差でも萌えられてビクーリだ。
続き読みたいの漏れだけ?
ノシ。
これはいい恋の病に憑かれてますね。
334 :
229:2006/02/01(水) 21:15:43 ID:2if/LSXu
萌えた…!
爺さん可愛いよ爺さん(*゚∀゚)=3
230さんありがとうノシ
年の差がなくなるっていつだ…?
永遠にそんな日は来ないよと、遠まわしに言われてるんじゃないか>お隣さん
その年季の入ったかわし方に萌え
年上さんが実は幽霊さんだったりじゃなくて?
>>336 おお、なるほどそうかもしれないね。
ただそれだったら、越えられない溝として
「でも私幽霊ですよ?触れる事もできませんよ?」とか
最初に出てきそうな気もするんだ。
でも相手が幽霊でほのぼしてる話も可愛い。
さあ踏むがよろしいよorz
やんちゃな不良×ちょっと腹黒い優等生
「あんまりじろじろ見ないで下さい」
「……そのムナクソ悪い敬語はやめろっつーの」
ため息をつきながらそう言うと、お前は分厚い本を閉じて、ニヤリと
意地悪く笑った。
「クラス一の不良少年が、図書館なんかで何をやってるんだ?」
「お前が呼び出したんだろーが。何の用だよ?」
「そうだな、俺の唇を見てくれないか?」
お前はそう言って、冬だっつーのに水に濡れてるみたいな唇に人差し指を添えた。
「は?」
「乾燥してないか?」
「……気持ち悪いくらいに潤ってる」
「そうか。……で、何かしたくならないか?」
「……はあ〜」
したくならないわけねえだろうが。誰もいない放課後の図書館で、俺たちはキスをした。
腹黒い…!萌えました!ありがとうございました。
もももも萌えた!!!!!
うわー萌えた!優等生いいなぁ
新たな萌えに向かって回しますよー
腹黒優等生の唇は生まれつき潤ってそうだが、
もし自分で更に唇潤してたら(←リップとかで)
「可愛い事しやがって!!」と更に萌える(´∀`*)
じゃぁ、踏まれとく
欠けたピース
「恋をしなさい」
先生はそうおっしゃった。それで僕の音楽は完璧になると。
だけどどうしたらいいかわからない。お世辞にも幸せとは言えなかった家庭環境のせいにする気はないが、どうすれば人を愛せるのか、僕にはまったくわからないのだ。
「……それをどうして俺に相談する?」
「だって僕が知っている限り、一番恋愛沙汰が多いのは先輩だから」
「それは否定しない」
「先週のOB会に出てこなかったのも、元カノに刺されたからだって噂が」
「誰だそんな噂流してんのは!?」
「山田です」
「……あの野郎……上野のゲイバーに売り飛ばしてやる」
リビングの床でビールを飲みながら、先輩はぶつくさ言っている。
酔いも手伝って、僕は常々気になっていた事を先輩にぶつけてみた。
「先輩、すぐに別れるなら、どうしてそんなに恋人を作るんですか?」
尻ポケットからくしゃくしゃになった煙草を取り出そうとした手を一瞬止めて、先輩は困ったように、口の左端だけをきゅっと上げて苦く微笑んだ。
「寂しいんだよ」
先輩が煙草をくわえ、火をつけ、煙を吐き出すまでの間で、僕のアルコールでふにゃふにゃになった脳みそは答えを出した。
先輩も欠けているのだ。ただ、僕とは行動のベクトルが正反対なだけで。
「おい」
「はい」
「俺と付き合ってみるか?」
「すぐ捨てられるのに?」
前にも酒の席でこんな会話をした気がする。でもあの時は先輩の顔は近付いてこなかったし、その顔もこんな真面目じゃなかったはずだ。
あれっと思った時には、唇に柔らかくて気持ちいいものが当たっていた。
パチンという音がどこかでした。たぶん、欠けていたものが僕の空洞にはまったんだと思う。
ハァハァハァハァ(´д`*)
(*゚∀゚)=3 もぇ〜
もももももえました!
どどどどうしようヤバいぐらい萌えた!
ももも萌えー!!GJ!!GJ!!
まわし
じわじわくるねー
よき萌えだ。
萌えついでに踏まれる。
歪んだ愛
彼を愛したいと思った。
家に帰ると、其処に居るのは見慣れた顔。
「お帰り。今日も仕事遅かったな。晩飯、冷めるところだったよ」
そう言って、笑いながら近寄ってきて。
そんな顔を見るたびに、あぁ愛しいと思い。
それと同時に、
壊したくなる。
「相変わらず上司は嫌な奴なのか?」
俺の内心も知らずに、触れてくるあいつを、強く振り払う。
よろけ、そしてそのまま床に倒れた彼を上から見下ろす俺の表情は。
…きっと、無表情。
「誰が家の中でまで仕事の話をしろと言った?そういう煩わしい事は嫌いだと言っているだろう」
フローリングの床にぶつけた箇所が痛むらしい彼から目を逸らし。
そしてそのまま自分の部屋へと向かう。
と、その前に。
呆然とした顔でこちらを見上げている彼に、聞こえるか、聞こえないかの中間位の声で。
「…許して欲しければ、今日も部屋に来い」
そう言い、ドアを閉める。
彼はきっと来る。だって俺に惚れてるから。
そして俺はまたこんな態度を取り続ける。そうすれば彼は俺に媚び続けるから。
媚びる態度が好きなんじゃない。愛されてるって感じたいだけなんだ。
彼を愛したいと思った。
その愛し方が、例え大きく歪んでいたって。
>>360 ううう、切ない鬼畜攻めって大好きだ!
受けの事を愛しているのに、愛のないふりをする攻め。・゚・(ノд`)・゚・。
萌えです!姐さんありがとう!
362 :
359:2006/02/05(日) 00:04:16 ID:cNSzmgYP
( ゚∀゚)o彡゜愛ある鬼畜マンセー
9を狙ってた甲斐がありました。
ありがd。
>360
愛ある鬼畜ってこういうのをいうんだなぁ。
初めて切ない鬼畜を見た気がします。
萌えました。
報われない鬼畜攻め萌エス(つД`)
GJ!
>愛ある鬼畜ってこういうのをいうんだなぁ。
目からウロコー!今までツンデレ攻めのことだと思ってたよ!
366 :
風と木の名無しさん:2006/02/05(日) 13:20:21 ID:YPUfJWKG
たまし
良作だ!まわし
じゃあちょっと踏んでみる?
サボテンでお願いします。
俺はサボテン。
主人は一人暮らしの大学生。
飲み会が何よりも好きなおっさん臭い男だけど、毎朝学校に
行く前に日のあたり具合を確認して俺を窓際においてくれる
し、この頃は寒いから帰ってくると窓際から机の上に戻して
くれるし、俺を買った店で言われた通りに雨季と乾季を守っ
た水のやり方をしてくれる。ものぐさな性格の割にはまめな
世話をしてくれるもんだから、花を咲かせることもできた。
一人が寂しいのか、やたらと話しかけてくる(酔った時は特
にだ)。だから、主人の事は大概の事を知っているつもりだ。
寧ろ、俺が知らないことなんてないんじゃないかな?
カチャリと音がしたら、それは主人の帰ってきた証拠。
ドアを開けて、電気をつけて、首をコキコキ鳴らしながら入
ってくる。鞄を置いてから、窓際から俺を机に戻す。これが
主人の習慣だ。
・・・あれ?習慣の筈だけど。
暗くてよく見えない。どうして電気をつけないんだ。もしか
して酔ってんのか?でも今日って飲み会だっけ。
主人の影は机の引き出しを探っているようだ。
何かを取り出すと、ずるずると体を引きずるように俺の横に
やってきた。
寒いからさ、早いとこココから引き上げさせてくれないかな。
俺の訴えもむなしく、主人は何もしない。かと思えば手に持
っている煙草(どうやらこれを探していたようだ)に火をつけ
た。禁煙したんじゃなかったのかよ?
「よっ。サボテン」
なんだよ。おい、寄るな。煙いだろ。
「花ぁ、綺麗だな」
なんか元気ねえな。
「俺さ・・・馬鹿、やっちゃったわ」
ん?
「ずっと黙っておくつもり・・・だったんだ」
おい、どうしたんだよ。
「なんで、言っちゃったんだろうな・・・?“好きだ”なんて・
・・言う筈じゃ、なかった」
その話聞いたことないぞ!
「言うつもりなかったのに、なぁ」
笑って煙草をふかしながら主人は泣いてた。静かに、うずくま
りながら一点を見つめて泣いていた。
「もう、友達でさえいれないんだな・・・」
事情は分からないけれど、主人が何か大切な物をなくしたことは
分かった。俺が喋れたなら、動けたなら、主人と同じ人間なら慰
めてやれるのに、そう強く思った。泣き顔を見上げていたら、強
く思いすぎて、棘が少し逆立った。
窓の外の街灯が照らす、主人の頬を伝う涙が俺の上に落ちた。
すると、驚いたことに俺は・・・。俺は。
・・・人間になったなんていうファンタジーな展開があるはずもなく。
俺は依然としてサボテンのままだ。でも安心して欲しい。
あの後部屋のドアが激しく叩かれ、見知らぬ男が一人入ってきた。そい
つが主人に向かって何事か言うと、主人は驚いてまた泣いていた。
でもその泣き顔は、笑顔だったんだ。
だから大丈夫だろ?
最近じゃその男が良くこの家にやってくるんだ。主人は実に幸せそうだ。
あの時、人間になりたいと思った事は忘れることにする。
主人と俺は人間とサボテン。
これでいいんだから。
今サボテンでかきあがったんだが、
>>370-371のものすごいいい話だったから
かなりショックですハァハァ
素敵すぎる・・・。・゚・(ノд`)・゚・。
動物以外でこんなに萌えられるとは思わなかった。
新たな萌えをありがとう。
>>370-371 GJ!
サボテン…! いつか君にも素敵な思いを
分かち合える相手ができますように…。・゚゚・(ン_<;)・゚゚・。
>>370-371本当にGJ!!
サボテンいいやつだな。
いつか素敵なサボテン(or人間)と出会えますように。
のぁ! 何てけなげなサボテン……。泣ける。
本当にこのスレは凄い。萌えをありがとう。
サボテンの花はあまり咲かないときくよ
きっと主人に見せたかったんだろうなあ・・・
あまり咲かないといえば月下美人。
サボテンかわいいな、サボテンで萌え切ない想いを抱く日が来るとは…GJ!
眼鏡と眼鏡
「よっ、おひさー!」
「相変わらずバカ元気だな。……ん?」
久々に電話をかけてきて「遊びに行こうぜ、メシはお前のオゴリで!」なんてほざいた
バカ友は、前と少しも変わらない調子で挨拶をしてきた。でも、そんなバカ友に小さな
変化がひとつ。
「お前眼鏡なんかかけてたか?」
「いや、かけはじめたのは最近だ。結構似合うだろ?」
「まあな。で、なんで眼鏡なんだ?視力が落ちたのか?」
「ちっげーよ、オシャレだ、オ・シャ・レ。度なんか入ってねえよ」
「……」
なるほど、確かにバカ友のかけている眼鏡は、フレームが細く、レンズには薄く色が
ついていて、なかなか洒落たデザインだった。
……でも、気に食わねえ。小さい頃から目が悪くて、分厚いレンズのダサイ眼鏡をかけ
ることを余儀なくされた俺は(中学時代にコンタクトにしたら、体質に合わないのかエライ
ことになった)眼鏡の似合うバカ友も、洒落たデザインの眼鏡も気に入らなかった。
「お前ってさあ、昔っから眼鏡かけてるけど全然似合わねえよな」
……人が気にしてることをズバズバと。どこまでバカなんだこの男は。
小さく見上げて睨みつけると、いきなり視界がぼやけた。目を細めて見れば、バカ友が笑顔と
ともに俺から取り上げた眼鏡をひらひらとふっている。
「やっぱお前眼鏡かけてねえほうが絶対いいって。特にそのレモンティーみたいな目が、レンズ
で隠されるなんてもったいねえよ」
――赤い顔を隠しながら、バカ友の手から眼鏡を取って、かけ直す。
「……俺の目なんか誰も見てないだろう」
「あー、もったいない。でもまあいいや。お前が眼鏡かけてりゃ、俺も眼鏡でお揃いだしな」
「……馬鹿」
少しだけ、ダサイ眼鏡も好きになれそうな気がした。
可愛い!
イケメガネがダサい子の眼鏡を選んであげたりすればいいと思うよ!
GJ!メガネ好きにはたまらんね!
>381
イケメガネはダサメガネがメガネ変えたせいでモテちゃ困るから
わざとまたダサいメガネを選ぶんだな!
ハア〜さっぱり
はいはいまわし
くるりくるり
>>382 ダサメガネが格好いい眼鏡を試着しちゃってイケメガネがドキドキしてもいいと思うよ。
投下にも来てるね。
まわしんぐ
ふんでけー
目隠し
その目を逸らして欲しくないだなんて、いつもの我が儘かと思った。
お前のその手が俺の目を覆って、それで。
目隠しは、何の為に必要だった?
目を閉じて、お前の好きなだけその手の平の温もりを感じていようと思った俺が馬鹿だったのか。
それきりふっつり消えてしまった。
目隠しを外しても見つからない。
目を開けても。
逸らす気なんて最初から無かったのに。望むだけお前を見つめていたかったのに。
お前の手の平の温もりだけが残っている。
俺は目はお前の手の平に包まれたまま。
どんな状況なんだ…?
ホラー?
切ないお別れジャマカ?
深く読むとちょっぴり泣ける。
攻めに目隠しとは意外でした。
でも切なくて萌エスです。・゚・(ノд`)・゚・。
>>390姐さんありがとうございました。
まわしますね
じゃあ自分もまわし
では私もまわし
まわしておこう
踏まれておこう
「義弟」でお願いします。
「おとうと」
おいおいおいもうハタチにもなる俺に弟が出来るだなんてどういうファンタジー
だよ。素晴らしいタンパク質ですね何食ったの? とめまぐるしく考えた俺の頭を
はたいた偉大なる母君は、
「馬鹿、何考えてんのよ。義理の弟。義弟よ!」
とのたまった。
父親、母親と三人暮らしだった一人っ子の俺に、いきなり弟が出来るのは両親
の営みの成果ではなく、ましてどちらかの浮気でもなくて、親父殿のご友人が
病死した際に自分の息子を我が家に託したからだそうで。いや、一応安心した。
そんなこんなで三つしか違わない義弟がイキナリ家庭に舞い込んできたこと
には、特に抵抗は無かったのだが。
「ぅおい義弟」
「なんだい義兄さん」
何故俺はまだ学ランを着ているような身分のオトウトに押し倒されなければ
いけないのであろうか。
「なにその行動。ふざけてるの?」
「なんだと」
ニコニコしながら俺の服を剥ぎ取ろうとするのは、断じて家族のスキンシップ
に飢えたことから来る行為では、ない。
「いやいやいや。ホントにふざけんなよ。俺は男に服を脱がされる趣味なんぞ
無いし、ご主人様、上着をお取りします的なソレをお前に求める気もさらさら無い」
「それは僕にも無いから。……でも義兄さんは別かな」
すいませんなんですかその含みを持った言い方は。
疑問は俺の口を出る前に、微笑む唇で再び俺の奥へと追いやられてしまった。
「冗談みたいだけど、初めて会った時から、義兄さんのことが……」
冗談ではない目の色をした、義弟に。
がーん。
こういう思考の受けまじすき。
年下攻めも良いなぁ。
受けの義兄さん素敵(*´д`*)
まわれまわれメリーゴーランド
く〜るり〜く〜るり〜君と(ry
義弟(*´Д`)GJ
カワユス
やばいすごくツボだ(*´Д`*)
マイペースそうなのが良い。
ハァハァしながら踏まれるよ。
神職
「巫女とかさー、なんかああいう制服ものっていくない?」
「黒髪とか?素足にあの−着物っぽいあれとかか?」
「そうそう、なんか、清楚ですー乙女ですーって感じでよ」
「でも、巫女って処女じゃないとなれないとかなかったか?」
「うげ、まじ?じゃあお前もうなれないじゃん」
「なぜ俺に巫女をやらせる?神主とかそっちだろうが」
「ああ、カンヌシカンヌシ。あれだ、ボウズとかでもいいよな」
「お前一度神前と仏前で詫びて来い」
禿ワロタwwww
いいなこういうボケツッコミ会話のカップル。
>>410 なんとなく「攻めにクールに反撃するスレ」へよーこそ!
はげすきこういうあほども。
こういうギャグも大好き(´∀`*)
アホカップルワロスwww
アホ攻めとマジメっ子受け大好物だ!
まわしておきます。
まわーしー
眠いぞまわし
出かける前のひとまわし
共依存
ふと後ろに何か気配を感じて、振り向く前に声が上からかかってきた。
「何読んでんすか、センパイ。心理学?うわっ」
「なんで、何が、『うわ』なんだよ」
ページに目を落としたまま応えると後ろの気配が横に移動する。
ギイイと音を立てて椅子を引きずり、彼は座った。机の上で手を組んで、俺の本を覗き込む。
「いや、いかにもアンタが読みそうって思って」
「部活はどうしたよ」
「え?雨降ってるじゃないすか」
「……」
「たまには休まないと。面白いですかセンパイ、こういう本…」
言いながらさらに身体を傾けて、覗いてくる。おい、読めません。あ、君左巻きか。…。
「…」
「…君が読んでもつまらないでしょ。しかも途中から」
「…なんか、これ、アンタと滝センパイみたいっすね」
「ハア?」
「『きょういぞん』」
「…」
これ、ここ、と彼は一文を指しているらしい。うん。つむじしか見えないけどね。
「ずっと気になってました。アンタら、やっぱり、ちょっと変だし」
「…つまんないこと気にするなよ」
「つまんなくないっすよ」
俺は彼のつむじを見飽きて、図書室の窓から外を見た。細い糸のような雨が降っている。静かに。
後輩にバレバレな先輩方萌エスww
しかし後輩攻めにも萌えてしまった(*´д`*)
「アンタ」呼びが素敵だw
後輩片思いなの?カワイソス…
「滝センパイ」がどんな人なのか気になる。
滝センパイがぐでぐでのダメ男攻めだったら嬉しい。
そして後輩がセンパイを奪ってくれたらもっと嬉しい。
つむじから始まる恋モエス
425 :
風と木の名無しさん:2006/02/12(日) 12:30:10 ID:lNsGRwyH
たまにはあげまわし
年下攻め萌えまわし
投下スレにもいっぱい来ているねまわし。
管理人さんいつも乙。
どうぞ踏んでください
隠せなくなった気持ち。
「ずっと好きでした」
そういう風に中学校の頃に女の子に告白された事がある。
俺はその子の事なんか全然知らなくて、制服のリボンの色で同じ学年
だと分かったくらいだった。
真剣な瞳を向けるその子を見ながら(「ずっと」っていつからだろう)と
思った。
十数年たって今更そんな昔の告白を思い出したのは理由があって。
俺が彼に会うのは今日で三回目で、まだ名前と役職と、あとは煙草を
吸う事と野球が好きな事以外知らない。
そんな彼が好き、で。
どうしようもなく焦がれてる自分に気づいたから。
何かを渡すとき、少し彼に触れる。話をするとき、彼と目が合う。仕
事とはいえ、彼と同じ事を考える作業が楽しい。彼の声が直接胸に飛
び込んでくる。
身体中が彼からの刺激を待っていて、俺はその状態が苦しくて嬉しい。
いつから好きなら「ずっと好き」でいつからその人に焦がれ続ければ想
いを伝えてもいいんだろう。
隠せなくなったこの気持ちをもう、伝えては駄目だろうか。
帰り道を照らす綺麗な月に問いかけても、答えは出る筈、ねぇんだよな。
431 :
429です:2006/02/12(日) 18:06:15 ID:YghYcD97
>430姐さん早速の投下ありがトン!
感情が溢れ出す寸前、て感じの高揚感が堪らん…(*´д`*)
続き読みたい位萌えた〜GJ!
恋した時間なんて関係ないから今すぐ気持ち伝えて欲しいよ。
まわし
とみせかけてGJ!
すごい萌えー
このスレはすごい萌えだけどまとめサイトはなんかダメー
どーいう意味…?
>>430 GJ!
特に「いつから好きなら「ずっと好き」で〜」の文に萌えた(*´д`*)
個人的に801に月は欠かせないので、月に問いかけてるのも良い。
身体中が彼からの刺激を待っているって、素晴らしい受け体質ですなwハァハァ
>433についてはまとめサイトさんトップ参照のこと。
>430
萌えた!
お題からして好みだと思ったけど、文章になると尚イイ!
姐さん方GJでした!
438 :
風と木の名無しさん:2006/02/13(月) 01:11:14 ID:D0hZhfQM
↓期待している
既婚者同士
「奥方はお元気か」
「……はい」
からころと先生の下駄が鳴る。僕の革靴が時折砂利を踏む。
「先生の奥様は」
「うちは相変わらずさ。家にも寄り付かないものだから、最近は顔さえ見ない。
まぁ、なんの知らせもないところをみると、困ってはいないのだろう」
いつまでも仲の良い君達が羨ましいよ、と言われて、僕は思わず目を伏せた。
結婚は本意でなかった。ただ、心伴わずとも、と慕ってくれた彼女と、孫を望む親の期待を裏切れなかっただけだ。
僕は先生の背中を見つめた。先生は僕を振り返らない。
「ときに、君のところは子供はまだかね」
「ええ。こればっかりは授かりものですから」
「そうか」
先生は少し笑ったようだ。
「うちにも子供がいれば、あれとの関係もまた違ったのかもしれないが」
僕は言葉を返すことができない。
二人の間に、からから、じゃり、と足音だけが響く。
妻を愛していないわけではない。だが僕には今、彼女を省みる余裕がない。
まるで青臭い子供のように、先生の背中を追うこの時ばかりが大切で、精一杯なのだ。
先生、と細く呼ぶと、先生は足を止めてこちらを振り向いた。
「今日は、寄っていくのかね」
「……はい」
先生の左手が僕の頬に触れる。
咄嗟に瞼を下ろすと、かさついた指先が目尻に触れ、唇を掠め、そして離れた。
ゆっくりと目を開けると、陽炎に似て揺らぐ視界の向こうに、先生の背中が見えた。
からころとまた、下駄が鳴る。時折それに、砂利を踏む音が混じる。
むはー色っぺー
情緒的で切なくて艶っぽい…
萌えです!
>>440姐さんGJ!!
文学作品読んでるみたい(*´д`*)
かっちょいいなぁ
すごい!
下駄の音がすごくいい!
和装スキーにはたまりません
すばらしい萌えをありがとう
さぁ回しますよ
まわしそ
踏んで下さい
私×僕
「三島」
「何でしょうか、雅人様」
三島が柔らかく微笑みながら僕の方を振り返った。
その笑顔は10年前――僕の世話係になってから少しも変わらない。
「さっき長い事電話してたよね……誰なの?」
「あ…見てらっしゃったんですか? 私の大学時代の友人ですよ。
今度こちらへ転勤になるというので色々話をしていたんです」
それを聞いて思わず安堵する。顔がほころびそうになるのに気付き、
慌てて口を引き結んだ。
三島はそれに気付いたのか、からかうような口調で言う。
「あぁ、昨日の晩、雅人様がこっそりお出かけになった事をお父様
に告げ口されたとでも思ったんですか? そんな事はしませんよ」
「ち、違うよ!」
三島はどんな事にも答えてくれる。まるで家族のように、親が
幼子に語りきかせるように。しかし決して世話係の範疇を超えない
よう礼儀正しく。
僕はそれが嬉しくもあり、寂しくもあった。自分は『守るべき子供』
以上には思ってもらえないのかと。
彼に優しくされる度に僕の胸は痛んだ。
「その人とよっぽど仲が良かったんだね。話し方で分かったよ」
「え?」
「電話で三島が自分の事『俺』って言ってたから」
「そうですか?気付きませんでしたが。懐かしくて私もつい大学
時代の口調になったんでしょうね」
「羨ましいな…そういうの」
「雅人様?」
『俺』と『私』でどうしてこんなに距離が違うように感じてしま
うんだろう? 例えばもし三島が僕に対して「俺」と言ってくれ
たら、このもどかしい気持ちも晴れるんだろうか……
「雅人様ももうすぐ大学生じゃありませんか。心配なさらなくて
も沢山ご友人が出来ますよ」
三島の暖かい微笑みから目をそらし、僕はそっと息をついた。
あああありがとうございます!こういうのを求めてました!
三島が全部わかっててかわしてたりしたら更に萌え…
あ、好きだこれ
このまま梅は咲いてしまいそうなほど暖かいな まわし
三島は全部わかってると思うよ。
友人と恋仲でも密かに雅人を想っててもどっちでも萌える!
ところで携帯から書き込めないの私だけ?
456 :
風と木の名無しさん:2006/02/16(木) 00:23:08 ID:Qmedey/c
スレの流れ止まってるよまわし
なんでだろうねまわし
じゃーまわし
意地。
「気持ちイイって言いなよ?」
「ぜってーいわねー!」
「イキたいならとっととイけば?」
「おまえの方が、もうヤバいクセに?」
…そんな風に戯れ合えたなら。
女の代わりに俺を抱くアイツには言えない。
絶対に。
…仕方ない、って表情を隠さず、俺に体を投げ出したこいつ
優しくしたいのに、出来ない
なぁ
その腕を、俺の背中に回してくれよ
シーツじゃなくて
俺の体に、その爪を立てろ
なんかキた
意地っ張り受けは大好物だけど、
意地っ張り同士のカプってのも良い(*´д`*)
シーツの代わりに体に爪を立てさせるのは不変の萌えwww
しかしイマイチ状況が分からない(´・ω・`)
受け…女の身代わりだと思ってる
攻め…抱いてから受けへの気持ちに気が付いた
実は両思いなのにセフレ状態
Myカプかと思ったモヘ
>>464を読んで更に萌えたがな(´・ω・`*)
愛し合ってるのに、お互いに愛のない関係だと思い込んでる2人セツナス(´・ω・`)
でも意地っ張りは萌える(*´д`*)
うわわ、切ない…
いつかお互いの気持ちが通じ合うといいね
先に折れるのは攻めがいいなと妄想してみる(*´д`*)
携帯から踏まれ隊
ねるねるねるね
470 :
甘過ぎて歯痛:2006/02/17(金) 04:17:24 ID:KqDY5QnB
「…………」
攻めの肩に頬を寄せて、受けは寝言のように呟く
小さな声につられて攻めが視線を落とすと、柔らかな唇がすぅすぅと寝息を立てていた
それは昔、二人がまだ出会ったばかりの子供の頃、攻めが受けに教えた呪文
家族と離れ、共に過ごした寄宿舎時代
三秒でおやすみの攻めが、寝つきの悪かった受けに気休めになれば、と教えたおまじない
…あどけない記憶。
時は過ぎ
二人は共に、大人になった
夜が怖くて淋しくて、攻めを起こした受けも、攻めに負けじと三秒でおやすみ
仕事がハードなせいもあるけれど。
攻めの背中に隠れるような引っ込み思案も、今やバリバリの仕事の虫
上司先輩同期後輩にも妥協を許さぬ厳しい顔
攻めは窓を拭きながら、そんな受けを見てる
目があっても素っ気ない受けの態度にしょんぼりしながら、だけども。
けど、眠りに落ちてくその瞬間
受けの唇からこぼれる言葉は
「ねるねるねるね」
寄り添った心は変わらないと
信じていける、魔法の呪文
ねるねるねるね
そう来たか!!すごい!
あのお菓子にどうやって萌えようか悩んでいた自分が恥ずかしい。
寝られない受けテラ萌エス(*´д`*)ハァハァ
>>470姐さんGJ!!
あのお菓子をあにゃるに突っ込むぐらいしか考えつかなかったOTZ
すげえ!470マジすげえよ!!
てーれってれー
ヽ(゚∀゚)ノ
ウマイ!GJ!!
>>470姉さんGJ!
>>472 まったく同じ考えだ…。
「ねるねるね〜るね」とか言いながら、受けはねられれば良いよ。
テーレッテレー♪(・∀・)
すごいや470姐さん
幼馴染モエス
攻めに教えてもらった呪文を唱えると
安心して寝られる受けカワユス(´∀`*)
まわし
最近規制が厳しい。VIP臭いってなんだよ…。
VIPなんか行ったことないよ……。 _| ̄|○フンデフンデ
オタク眼鏡×真面目眼鏡
「お前やっぱりこの魔女っ子に似てるよね〜」
にんまりと笑った、『いかにも』な眼鏡のオタク青年が見ている
テレビ画面には、キラキラとピンクやら紫やらの光に包まれて
変身真っ最中の魔法少女がアップで映っている。
「知るか」
対してオタク青年に冷たい視線を当てた、これまた『いかにも』
な眼鏡の真面目青年は、自分の眉間に縦じわが刻まれたことに
気付いていない様子。
ふたりはまだ、気付いていないが、その魔女っ子の笑顔は。
真面目青年が時たま見せる笑顔に、そっくりなのだった。
まだ、気付いていないけれど。
画面とは反対側にいる真面目な青年が、キラキラと、ちゃちな
魔法よりも、余程美しく光っていることは。
彼らはまだ気付いていない、けれど。
481 :
480:2006/02/18(土) 14:43:09 ID:/b4p+GqP
眼鏡が生かされてないことに今更気付いた。
ホラ、あれだ。真面目青年の眼鏡がさ、キラキラしてるんだよ。
キラキラ、してるんだよorz
漏れの脳内では勝手に「メガネっ子な魔女」になってた。
「受けはアニメキャラ似のメガネ属性ツンデレか〜 (*´д`*)」
とか思ったジャマイカ!
最初からメガネっ子魔女だったんだろ?そうだと言うんだ、480!
はづきちゃんを真っ先に思い出した。
はづきちゃん似の真面目青年か…
オリンピツク、地上放送に偏りあり過ぎだよorz まわし
オリンピク全然見てないよまわし
ぐるぐるまわし
これから晩御飯作るよまわし
踏んでください
W-ZERO3
490 :
1/3:2006/02/20(月) 12:36:33 ID:PcFXk5fk
長くてすみません。
彼は同期の中でも、出世頭だった。
金曜日の夜、ピンポーンとチャイムが鳴り、出てみると高木だった。
「こんな時間にどうしたの?」
「別に」
彼は素っ気なく答えた。
―……あ、そうだ。えっと、ビールでも飲む?
―いや。まだ、仕事が少し残っている。
そう言って鞄から何かを取り出して仕事を始め、僕は何をしに来たんだろうと思いながら、隣でビールを飲んでいた。
すらりと伸びた指先がカタカタと音を立ててキーボードを叩く。
彼のブラインドタッチはいつも正確で、乱れることがない。
――さすが高木。
俺は誇らしく思って、口元を緩めた。
同期の高木は入社当初から成績が抜群に良かった。
愛想がないから、近寄りがたい雰囲気もあるけれど、女性社員の人気もまた抜群に良い。
――お前、かっこいいもんな。
――別に。
褒めたつもりだったのに、高木は眉を顰めて呟いた。
そういえば、と気付いた。容姿も能力も高いけど愛想がない高木は、男性社員からの評判は著しく悪い。
嫌味と思われたかな。
――えーと、そうじゃなくて。
何と言ったらいいのかな。俺は首を傾げたみたけれど、いい言葉が思いつかない。
――そりゃお前は顔もいいけど、それだけじゃなくてさ。
確かに愛想はないけどさ、俺が分かってなかったこととか馬鹿丁寧に教えてくれたじゃん。すんごい真剣にさ。
愛想はまるでなかったから、周囲の奴には偉そうなヤツだな、気にするなよと慰めるように肩を叩かれたけど。
――俺、お前のそういうとこもかっこいいと思ってるんだ。
真剣に優しいって思ったよ。
高木は目を瞬かせたあと、また『別に』と呟いた。
そして、おれ達は仲良くなった。
491 :
2/3:2006/02/20(月) 12:38:23 ID:PcFXk5fk
「お前のパソコン、小さいな」
しばらくの沈黙の後に、高木が手元を休めて顔を上げた。
「……パソコンじゃない」
「違うの? 何それ」
「W−ZERO3」
「何それ」
パソコンでも携帯でもない新機種なんだと高木は言った。
「へぇー、さすが高木だな。俺なんて同じWILLOMでもPHSが限界だよ。どんどん、先に行っちゃうな、お前」
会社でも携帯でも。
軽く言ったつもりだった。肩を竦めて、冗談で。
だけど高木はぴたりと俺を見据えた。真剣な眼差しに驚いた。
――もしかして?
俺の中である噂がぶわりと広がった。
――高木、栄転するらしいよ。
まさか、そんな早すぎる。
まさか。
いつの間にか口に出していたらしい、高木は俺をじっと見つめたあとで、本当なんだと呟いた。
まさか。
492 :
3/3:2006/02/20(月) 12:42:29 ID:PcFXk5fk
部屋の中は静まりかえっていて、高木の指がキーボードを叩く音もやんでいた。
高木はどこか暗くて、俺もまた動揺していた。だけど、
「よ、良かったじゃん!」
そこはやっぱり、喜ぶところだった。
「さすが高木だよ。いいなぁ、お前。きっとすぐに彼女とかも出来るぞ。今までもいなかったのがおかしいくらいだし。
ほら、お前ってば何だかんだでいつも俺と一緒で……」
そう、一緒だった。だけど、もう違う。高木は遠いところに転勤だ。
俺は必死に場を盛り上げながら、むやみに高木の背をバンバン叩いて明るい声を出していた。
伊達に未来の宴会部長と言われてないよな。
俺は自分で笑った。視界が滲みそうになるのは気のせいだと思った。
「遠くなっちゃうけど、友だちではいてくれよな。……彼女、出来ちゃうだろうけど。そりゃ、出来ちゃうだろうけど、
でもたまにさ、その、友だちである俺のことも忘れずに、メールとかなんでもいいからさ」
高木はずっと黙っていた。そして、顔を上げて俺を見て、どこか緊張している声で言った。
「お前は……彼女とか、作る気なのか」
「お、俺? 俺はーどうかな。高木と違ってモテナイし」
俺はあははと笑った。彼女? ごめん、実は今そんなこと考えられない。
何でかもの凄く動揺しているんだ。
「どうかなー、作るかな」
でも俺は笑っているしかなくて、ふざけた調子で言った。
「そりゃ、作れるものなら作った方がいいよな」
高木は俺を見据えると、真剣な眼差しと声で言った。
「作らなくていい」
そして、驚いた俺にいきなりW−ZERO3を差し出した。
「これをお前にやる」
「は?」
いきなり、何で?
と思っていると、高木は真剣な顔を続けた。
「その代わり、彼女は作るな」
俺はW−ZERO3と引き換えに彼女を作る権利は放棄した。
だけど、恋人は作ってもいいとお互いに約束した。
そして、W−ZERO3は高木専用となった。
すみません、間違えました
8行目。
×僕は何をしに来たんだろう。○俺は
W−ZERO3って携帯?パソコン? ってよく分からないままい書い(rya
>>494 GJ!!GJですよ姐さん!!(*´д`*)
W-ZERO3を使って毎日高木と連絡を取ると良いよ。
てか私も思わずググってしまった<W-ZERO3
欲しくなってしまったジャマイカ!!でも高くて買えな(ry
うわー!GJGJGJ!!!
テラモエス!!!のた打ち回った!リクしてよかった!
私のZERO3が戻ってくるまで後3週間これ読みながら耐えるよ。
高木のZERO3は初期不良とかありませんようにorz
GJ!! テラモエス!!
高木のは大丈夫だよ
>>496。
すでに使ってるのを渡してるんだし…っ!
しかし初期不良の修理ってかなり時間かかるんだね…。ガンガレ。
カードで買ったがゆえに借金地獄な私が踏み台になりますよ。
さあ踏め!踏みにじれ!OTZ
相方
お前は俺の最高の相方。卓球でも、日常生活でも。
「行こうぜ。思いっきり楽しむぞ!」
茶色の癖毛を揺らして無邪気に笑うお前を見れば、いつだって緊張は
無くなった。
「……ああ。高校最後の試合だもんな。勝てば全国制覇だ」
「勝つに決まってんだろ!俺とお前は最高のダブルスなんだから」
「……」
俺の肩をバシバシ叩きながら、お前は恥ずかしいくらいの大声で言った。
お前にはきっとその気は無いんだろうけど、俺にはたまらなく嬉しい言葉を。
「そういや、お前この試合に勝ったら好きな子に告るんだよな」
「……誰に聞いた」
「中野が言ってた」
中野の野郎、余計なこと言いやがって。俺が眉間に皺を寄せるのにも気に
せず、お前はまた俺の肩をバシバシと叩いた。
「いやー、しかしお前に好きな子がいるなんてなあ。試合観てんのか、その子?」
「……ああ、見てる。1番近くで」
「くーっ、心は1番近くってか。妬けるなあ」
「……バーカ」
この試合絶対勝って、お前に言ってやるからな。「どんなときでも俺の相方でいろ」と。
王道っぽくていいなぁ
こういうの大好きだ
きゅんきゅんした!
なんか「正しいやおい」を見た気がする!
王道萌え。GJ!!
男同士の青春ですな(*´д`*)
相方って聞くとゲ仁ンしか思い浮かばない自分は末期だ。
>504ハゲ同。
自分も、自カプでしか書けず、断念してしまった。
そんなのも踏まえて、ここまで萌えられるものを作った>500GJ!!
どんな時でも俺の相方で・・・つまりベッドの上でも(ry
激しく萌えますた(*´д`*)
告白した時の茶髪の子の反応はどんなんだろう。
>>504 まだ健全だ。
私なんか「サクルの相方」しか思い出せなかった。
よし、踏まれよう。
お人好し
お人好し。
お前ほんとにどうしようもないな。
なに弱っちぃくせに喧嘩の仲裁とかしてんだ。
猫の睨み合いにまで首つっこむな。手当てするのは俺なんだぞ。
おばあちゃんが道に迷ってたからって、わざわざ送り届けて自分が遅刻してどうするんだ。
そうやって譲ってばかりだから、いつも自分が損をするんじゃないか。
告白する前に、弟に好きな女取られるなよ。
血のつながらない水子が何人いるんだ。
もうちょっと自分を大事にしろよ。やさしいお前は好きだけど、お前ばっかり不幸せなのはいやだ。
お人好し。
そんなんだから、好きでもない男に抱かれる羽目になるんだよ。
さっさと振れよ。でなきゃ、俺も踏ん切りがつかないよ。
俺強情だから、はっきり拒否されなきゃ謝れないんだよ。知ってるだろ。
なぁ、頼むよ。好きなんだ。不幸せにしたくないんだ。だから。
お人好しな受けを一番愛している攻めセツナス。・゚・(ノд`)・゚・。
最終的に受けを救うのは攻めだと願いたい。
どうしよう、この溢れる萌えを。
すごく萌えた!!
実は両思いで2人とも幸せになれるといいな
514 :
風と木の名無しさん:2006/02/24(金) 17:14:44 ID:qd9VUePb
止まっているのでageておきます。
>>510姐さんGJでした。
お人好しな受けカワイソス(´・ω・`)
愛してるのに優しくできない攻めもセツナス(´・ω・`)
ハッピーエンドキボン(´・ω・`*)
携帯からカキコできない…。
他の人もそうなら止まってるのはそのせいもあるかも。
私の中ではガチで両想い。誰がなんと言おうと。
両想いに一票しにきましたよ
こういうシチュテラモエス(*´Д`)ハァハァ
ガチで両思いに、自分も1票。
すれ違ってる両思いってこういう事を言うのか。セツナス
↓踏んでください ○| ̄|_
ツンデリズム
520 :
1/2:2006/02/26(日) 00:31:07 ID:kx8QN6+a
最近、ハルのやつはツンデレツンデレと煩い。
そんなに好きなら、僕がそのツンデレとやらをやれば喜んでもらえるだろうか。
まずは調査。インターネットなどによると、どうやらツンデレとは性格の一種らしい。
『人目のあるところではツンツン、二人きりだとデレデレ、略してツンデレ』だそうだ。
つまり、人前ではつれなくして、誰もいない時にベタベタすればいいようだ。
よし、今日にでも早速、と考えたところではたと思い出した。
今日は一日、家の中で二人だけで過ごす予定だった。ということは終始ベタベタすることになる。
これではいつもと変わらないじゃないか。
困り果てていると、ふと、ツンデレにはもうひとつのタイプがあるらしいことに気付いた。
『表面上はツンツン、内心はデレデレ、略してツンデレ』というのがそれだ。
一言で言えば、意地っ張り、のようなものか。
これなら二人だけの時でも出来る。ハルが来たらやってやろう。
521 :
2/2:2006/02/26(日) 00:31:39 ID:kx8QN6+a
昼過ぎ、ハルが借りたビデオを抱えてやって来た。
「ナツキ、なにか見たいのある?」
「見たくない」
即答すると、ハルは驚きに目を大きく見開いた。
うまくいっているようだ。続いて、ハルが見たいなら見る、と言えばいいはずだ。
「まぁ、ハルが見たいっていうんなら、一緒に見ても……ハル?!」
なぜここで泣くんだ?なにか間違ったのだろうか。
「ごめん、ナツキぃ」
「え?」
「なんかわかんないけど、謝るから怒らないでくれよぉ」
ぐすぐすとハルは泣きじゃくる。
参った。仕方ない、すべて白状しよう。
「ハル、お前、ツンデレっていうのが好きなんだろ?」
「へ?うん、そうだけど」
「それを聞いて、お前に喜んでもらおうと思って、僕もツンデレに挑戦してみたんだ。
どうやら失敗してしまったようだけど」
言いながら、なんだか情けない気分になってくる。
と、ハルはぱちくりと瞬きした後、へなへなと座り込んでしまった。
「ハル?」
「よかったー、嫌われたわけじゃなかったんだ」
えへへ、と泣き笑いのような表情をし、ハルは僕にぎゅっと抱き着く。
「確かにツンデレは好きだよ。けど、ナツキはいつもみたいに素直クールなほうが、俺は好きだな」
素直クール。また知らない言葉が出た。
調べるのはとりあえず後回しにして、僕はしがみついて離れないハルの頭をなでてやった。
バカッポー万歳!
頭に春がきてるようなハル、最高。
ググってまでツンデレキャラを演じようとするナツキワロスwww
こういうのを乙女受けって言うんだろうか。
攻めは……律儀に調べようとする辺りが真面目攻め?
見事な素クールだ。禿げ萌えました(=人=)
ヘタレ攻ハル×素直クール受ナツキ、で読んでいた…
なんにせよハゲモエス
朝っぱらからハアハアさせて頂きましたw
次のかた、踏み台ドゾー
矛盾
―AM1:00 とあるアパートの一室にて―
「本気だからあいつのことを真剣に考えるだろ。
すると、男同士の恋愛なんて不毛なもんに引きずりこんじゃいけないと思うんだよ。
世間から冷たい目で見られる境遇にあいつを置きたくないから、告白されても受け入れられない。
でも泣くんだよあいつ。
……まぁ、あいつにしてみりゃフラれたわけだからな。そりゃ泣くよな。
でもな、付き合ったりなんかしてみろ、俺は嫉妬の塊になるぞ。
好きな奴は自由にさせてやりたいのに、どうしても束縛しちまう。わかってんだよ。
そんなんじゃダメだろ、あいつには幸せになって欲しいんだよ。
かわいくて気のいい嫁さんもらって、あいつに似た子供作って、
誰からも『いい人生を歩んでる方』って言われるようになって欲しいんだよ。
……でもあいつが誰かと結婚するなんて言ったら俺は多分嫌がるだろうな。
あぁクソ、どうすりゃいいんだ俺は!?」
「解決策があります」
「どんなだよ」
「ここに俺の携帯電話があります。ちなみにボー○ホンです」
「……それで?」
「30分ほど前から、こっそりあいつに繋がってます」
「…………。 てめェ!!!!!」
策があるんじゃなくて実行してるんじゃないか、と言いたかったけれど、
顔がにやけて戻らなくて、涙が止まらなくて、
携帯電話の向こうから怒声と何かが壊れる音がしても、僕は一言も声を上げられなかった。
>530
最高です!!!
めちゃめちゃ萌えました。姐さん神すぎるよっ! 友人もGJすぎる!
ももも萌えた!幸せになれよ…
仕事早すぎ!GJ!
萌えました。
激しく萌えました。
予定のない寂しい休日に潤いをありがとう。
超萌えた!ありがd!
ところで携帯はラブ○額なんだろーかとふと思った。
ハァハァwww素晴らしすぎます姐さん・・・!!
自分も「好きな人とメールも通話もし放題」に一票。
あのCMを見る度に男同士でやれば良いよと思っていた。
怒号と何かが壊れる音は電話の向こうで受けがキレたんだろうか。
萌えるとともに感心!
シチュの使い方がうまいなあ。GJです!!
>535
怒声と何か壊れた音は『俺』側じゃないだろうか。
涙が止まらないのはふられたと思っていた『僕』で。
537 :
535:2006/02/26(日) 18:16:42 ID:MtIKlsVZ
>>536 なるほど、そこが分からなかったのですっきりしました!
ありがとうです!
つーかボー○ホン君テラモエス
この流れなら言える
「なんでラブ定額なの?」(言い回しは変えてくれてオケ)
雪道で滑って転んで、ジーパンのケツポケットに入れていた携帯の液晶
を割ってしまった。大分古い型だったことと俺の誕生日が近いってのも
あって、すぐさま沢村に新しい携帯を買ってもらえることになった。
「どうせなら、新規契約にしたら?俺のと同じにしなよ」
「うーん、別に良いけど…沢村って何処のだっけ?」
「棒ダフォン」
そうだっけ、と思いながら駅前の携帯ショップへと歩みを進める。雪が
解けた道は歩きやすくなっていて、転んだ時の事が思い出された。あの
時、沢村が一緒にいれば転んで携帯割る事なんてなかったのにな。絶対、
滑った瞬間に抱きとめてくれたりしたよ。
「っおわ!」
「あ…っぶねー!!お前雪なくても転ぶのかよ」
ほら。笑いながら受け止めてくれた。沢村のこういう所がいいんだよ…
なんて機嫌よくしていると、すれ違ったOL風のお姉さん達がこっちを
見て笑った。うわ、もしかして俺達の関係ばれた?いや、でも…!なん
かすっげー恥ずかしくなってきた!!
「でさ、料金プランも結構良いのあんのよ…」
「へ、へー」
恥ずかしくて下を向きながらも沢村の話にあわせる。
「そうだ。ついでにラブ定額にしような!安くなるし、会話もメールも
し放だ…」
「な、ななんでラブ定額なんだよ!!!!」
「え……?」
しまった。恥ずかしさのあまりの拒絶におもいっきり沢村の表情が曇る。
「え?だって…俺達ってラブっしょ?恋人っしょ?そういう関係…でしょ?」
困惑したように泣きそうな顔で沢村が聞いてくる。
「えぇ?ちげーの?そう思ってたのって俺だけ…?うわ、マジ!?」
みるみる涙がたまる沢村の目に耐え切れなくて、奴のでかい図体を近く
のコンビの裏に引きずり込んだ。
「ごめん、ごめん!俺達ラブ!!」
恥ずかしさとか、沢村を好きになった時に捨てたのを忘れてた。
何があっても一緒にいようって、胸に刻んだはずなのに、俺って奴は!!
「愛してる」
まだ泣きそうな沢村の耳元に小声で告げる。
どっかの携帯会社のCMみたいだな、なんて思いながら。
>540姐さんにGJを叫びにやってきました。すげぇよ、ラブ定額。
沢村可愛いよ沢村。
ヘタレ攻め可愛いよヘタレ攻め。
沢村可愛いよ沢村!
ラブ定額のCM見るたびに思い出しそうだ。
GJ!
泣き虫攻めもバカップルもイイヨイイヨー
俺達ラブ!!がツボったイイヨイイヨー
まわします
同キャリア同士なら誰でも話し放題のウィルコムより一人だけのラブ定額の方がラブだよな。
受けをマフラーぐるぐる巻きに
「……寒い」
「大丈夫か? ―これ、巻いてやるよ」
「あ、ありがと……」
「ちょっと待ってろ、えーと、まずこうだろ? こうして……」
「適当でいいよ、適当で」
「いや、そうはいかないって。お前、明日……好きな奴に告白しに行くんだろ?
風邪とか引いたら大変じゃんか」
「…………………まぁな」
「―だから、マフラーくらいしてろよ。俺が巻いてやっから待ってろって。
こうだろ? ちょっと隙間があくな。こうか?」
「ちょ、息がくすぐったい。―顔近づけすぎ」
「ご、ごめん。でも何だかうまくいかなくてさ」
「別に焦らなくてもいいよ。その、ゆっくり巻けよ」
「おう、完璧に巻けるように頑張るぜ。―ぐるぐる巻きにしてやっからな」
「それちょっと苦しそうだな」
「そうか?」
「そうだよ。―あのさーところでさー」
「お、うまく出来た。これでぐるぐる巻き」
「ありがと。―ところでさーあのさー………明日暇?」
「明日? 暇だけど、明日ってお前……」
言われた瞬間、あいつが目を丸くしてこっちを見てそして、オレのマフラーと同じ色になった。
真っ赤だ。
その顔を見たオレもぐるぐる巻きになった。
もうばれたのかこんなはずじゃなかった
今は気づくなバカめという気持ちで一杯になってもう後は見ずに走った。
明日・・・・・・どうしよう。
×言われた瞬間、あいつが
○言った瞬間、あいつが
間違えました。すいません。orz
>550
はえー! そしてうめー! 萌えました。ありがとう! 激GJ!
あー初々しく萌え(*´д`*)
初々しいカップルテラカワユスw(*´д`*)
通りすがりにひとまわし
>>550 少女漫画みたいな乙女受けカワユスww(*´д`*)
GJ!
>>555 まだ24時間経ってないだろ。
感想書きたくなきゃROMっとけ。
可愛い!受けも攻めも両方可愛い!
モコモコにマフラー巻かれてる受けテラカワユス(*´д`*)
ハァハァしながら踏み台になります。
安田講堂
560 :
1/2:2006/03/01(水) 00:17:09 ID:pzqeTEv+
俺らの「青春」のピークは、あそこだった。そう思わないか。
放水にも負けず、機動隊に火炎瓶投げつけて、闘った日々。
家にも帰らず、閉鎖された大学に立てこもって、朝から晩まで討論していた日々。
俺らのことを「野蛮」とか「頭が悪い」というノンポリのヤツらを、反対に馬鹿にして、
自分たちだけが、日本のことを考えている、と思っていたな。
いつのまにか、周りの仲間も一人減り、二人減り、最後に安田講堂にまで行って
闘ったのは、俺らの大学では、俺とお前だけだったっけ。
なぁ、電気も水道も止められて、ガタガタ震えていた、安田講堂の夜のこと、
まだ覚えているか。
俺とお前で、ぼんやりと、くだらない話したな。どうしてだろう。朝から晩まで
討論していた内容は、もう思い出せないのに、あの時、お前と話していたことは、
全て覚えているんだ。
状況まで覚えている。割れた窓から見える星がきれいだった。澄んだ空気だった。
あの時の、お前のタバコの匂いまで、思い出せる。
毛布ごしに触れていた肩も、その暖かさも、ありありと思い出せる。
講堂に機動隊が来るまで、お前と一緒に色んなことを話した。
なのに、何で肝心なことを聞いておかなかったんだろうな。
前歯を折られ、腕を折られ、いつのまにか俺とお前は離れてしまい、いつも一緒に
いたのに、連絡先も分からず、会えなくなってしまった。
あれから30年しか経っていないのに、まさかお前の死を、新聞の片隅で見ることに
なるとは思わなかったよ。こんな再会になるとは、思ってもいなかった。早すぎる。
561 :
2/2:2006/03/01(水) 00:19:11 ID:pzqeTEv+
新聞で、今までお前が何をやってきたか、知ったよ。
お前、医療関係で、政治に関わって、国家と闘っていたんだな。
なぁ、まだお互い、闘い続けていたんだな。嬉しかったよ。
俺がそっちへ行くのは、どれぐらい先になるかは分からないけれど、今まで
会えなかった日々よりは長くならないつもりだよ。俺も、最後の瞬間まで、闘い続ける。
あの最後の解放区の放送、覚えているか。一緒に聞いたよな。
「我々の闘いは勝利だった。全国の学生、市民、労働者の皆さん、我々の闘いは
決して終わったのではなく、我々に代わって闘う同志の諸君が、再び解放講堂から
時計台放送を行う日まで、 この放送を中止します」
あの放送は、ほとんど嘘で、ちょっとだけ真実だった。
放送は、多分もう再開されないだろう。しかし闘いは、決して終わったわけじゃない。
そっちに行ったら、また話をしよう。酒を飲んで、タバコを吸おう。
あの日の星空、もう一度見よう。
切ない……!切な過ぎる……!!
お姐さま、涙が溢れてとまりません!
。゚(゚´Д`゚)゚。ウワーン
泣けた
ものすごい泣けた
セツナス…!こんな素敵なのが読めると思わなかったよ。
ありがとう つД`)
安田講堂が何の事か分からずにググってみたけど
東大関係?という事しか分からなかった。
つまり元ネタも分からないまま読んだけど
切なすぎて泣けるよ。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
団塊の世代のおじさんたち色々がんばったんだろうなぁ
切ないけどこういう話大好き
安田講堂=バルサン(煙いぶり)しか思いつかなかったorz
>>560、GJ!!セツナス…!!
愛や恋ではなかったのかもしれないけど、こういう関係ツボだ…!
>>565 安だ講堂を知らない世代がいるのか…。
感慨に耽りつつ踏まれるよ。
60円のコロッケ
「コロッケ売ってる!」
俺の手を引いたまま突然てくてくと走り出した健一が、小さな店の前で足を止めた。
「俺、匂い嗅いだら腹減っちゃったよ。一個買ってこ」
言われてみれば確かに、店の奥からぷんと揚げ物の香りが漂っている。
先ほどフレンチレストランでフルコースを食わせてやったばかりだというのに、
一体この小さな身体のどこから、これほど無尽蔵な食欲が沸いて出ているのだろうか。
「おばちゃん、コロッケ一つ」
店員にそう告げてから、健一は後ろに居た俺に振り返って尋ねた。
「お前さ、こういうとこで買い食いとかしたことある?」
「当たり前だ。立ち食いだなんて、見っとも無い上に不衛生だ」
「ふーん」
健一が、珍種の生き物でも見るかのように奇異な目つきで俺を見つめた。
その手には、今しがた買ったばかりのコロッケがしっかり握られている。
「つまんないの。こんなに美味いのに」
呟いて、健一は俺に見せ付けるかのように、でかく開けた口でコロッケを頬張る。
むしゃむしゃと咀嚼する度に、何とも言えないよい匂いがこちらにまで香ってきて、
満腹状態であるはずの胃袋を妙に刺激する。
……うん。庶民の味を経験しておくのも、たまには良いかもしれないな。
そう、これは庶民代表の健一をより理解するためだ。
決して、あのコロッケが美味そうだとかそういうわけではない、……筈だ。
「コロッケ一つ。カードで」
そう言って財布からクレジットカードを引き抜こうとした俺に、健一がこらえ切れないといった風に爆笑した。
その反応が理解できず、俺は首をひねって、まだ大きく肩を震わせている彼に尋ねる。
「何が可笑しい」
「いや、だって60円のコロッケだし……、っていうか多分ここ確実にカード使えないし」
連絡もせず根岸の古いアパートメントに押しかけた。
戸を開けた根岸は、少し驚いた顔をしてから、狭苦しい六畳一間に俺を通した。
水しかないぞ、と言われてただ頷く。
マグに注がれた水を出されたのとほぼ同時に、グウ、と腹が遠慮なく盛大に一鳴きした。
「……何か食いに出る?」
時間の感覚なぞ無くしていたが、気付けば、汚れた窓から見える空は、茜色に染まっている。
ばつの悪い思いでまた頷き、水を一息に飲み干した。
二人、溝臭い路地を肩をすぼめて歩く。
アパートメントから十二分に離れた所で根岸が不意に、給料日前なんだ、と言った。
はなから金なぞほとんど持っていなかった俺は、空きっ腹を押さえて「そうか」と呟く。
どちらからともなく立ち止まり、暮れゆく空を見上げ、丁度次の角に見えた地元の小汚い肉屋に目をやって、顔を見合わせて少し笑った。
「ちなみに所持金は」
訊かれて、パンツのポケットをひっくり返す。50円硬貨が一枚、5円硬貨が2枚。
「……60円」
「凄いぞ、芋コロッケが食える」
「……ご馳走だな」
「だな」
根岸が笑ったので、俺も笑う。
道端で、大の男が並んでコロッケを無言で咀嚼した。
温かいだけが特徴のようなコロッケを、「美味いな」と根岸が笑ったので俺も頷く。
頷いたが、やはりこいつは、塩胡椒が強すぎる。
胡椒が染みて、見つめる根岸の横顔がじわりと滲んでしまった。
笑いながら返答されて、俺は思わず途方にくれる。
そうか、この店ではカードが使えなかったのか。
しかし、だとすると困った。俺には今、現金の持ち合わせが無い。
「奢ってやるよ」
何だか異常に楽しそうな顔でそう言って、健一はポケットから100円玉を取り出した。
それを目の前の店員に渡して、代わりに手渡された紙袋入りのコロッケを俺の前に突きつける。
「どーぞ」
袋越しにもじわりと熱いそれに、俺はがぶりと口を付けた。
噛締めれば、揚げた油の濃厚な甘みがじゅわりと口内に広がっていく。
ぱくぱくと無言でコロッケを食べる俺に、健一が興味深げな目で問いかけた。
「どう?」
「油分が強すぎる。安物の揚げ油を使ってるな。
それに、中がジャガイモばかりで飽きる。もっと肉を加えてバランスを取るべきだ」
「……」
どうやら、俺の答えがお気に召さなかったらしい。
露骨に嫌そうな顔をする彼に顔を寄せると、俺は仕方なく付け加えた。
「でも、美味いな」
その言葉に嬉しそうに笑むと、健一は声を弾ませた。
「じゃ、また奢ってやるよ。……つーかお前、実は意外と貧乏なんじゃないの?
今はたったの60円も持ってないし、
さっきだって奢ってやるとか言っといて、やったら量の少ないメシ人に食わせるしさー」
……こいつは、さっき食わせたフレンチが一人分幾らだか知っているのだろうか。
あれ、このコロッケが軽く千個二千個は買えるんだが……。
まあ、上機嫌に水を差すのもかわいそうだし、取り合えずは言わずにおくけれど。
リロったのに被った…!正直ごめんなさいorz
>>570、GJ!カード払いのお坊ちゃまワロタw
うわ〜お二人ともGJGJ!!どちらもドキドキしながら読ませて頂きました(*゚∀゚)=3
素敵なSSを2つも読めて幸せです(´∀`*)それぞれ違ったテイストで楽しめました。
>>570 カードでコロッケを買おうとする、金銭感覚の全くないお坊ちゃまカワユスw
>>571 貧乏な男二人が仲良くコロッケを食べてるシチュ素敵(*´д`*)
切ないけど不思議と温かくて萌えました。
>570も>571もいい感じだ。GJ!
>571の二人が、なぜそんな状況で、どうして涙が出そうなのか、背景を考えるだけで
もう丼飯2杯ぐらいかっこめそう。
なんかブルジョワ君の恋は実らない予感w
>571
なんだろうこの溢れ出る切なさと懐かしさ…
神田川チックでいいわぁ(n‘∀‘)η
どっちも素敵だったお(*´∀`*)ゴチ
では更なる萌えのために踏み台になろう。
or2
変態と基地外
あのさ、自慢じゃないけど俺お前以外の奴らには結構怖がられてる
んだぜ?気に入った奴はどんな手段を使ってでも手に入れる。挙句
の果てに暴走してなぶり殺しちまう変態ヤローってよ。ま、もちろん事
実だし、否定する気もねえけど。
なのに、なんでお前はいつも俺の隣で笑ってられるんだよ。いつだって
妖艶な笑みを浮かべて「お前はおもしろい男だな」って。なんだそれ。お前
は気でも違ってるんじゃないのか?そんなだからお前は、この世界からは
浮いてる感じだ。正直、お前は俺に近い型の人間なのかもしれない。
……参ったな、本気なんて。人間なんて、俺にとっては小せえ存在なの
に、お前はいつも傍で笑ってるから、この手で壊しちゃいけない。――ずっと
傍にいたい、と、ガラにも無く願ってしまう。
でも、そんなの無理に決まってるんだ。気の違ってるようなお前を想いながら、
俺は背中に生えている漆黒の翼を動かした。
>580GJ
難しいお題なのに、すごい!
>>580 このお題でこんな素敵な小説を書けた姐さんにGJ
583 :
風と木の名無しさん:2006/03/03(金) 00:05:49 ID:O6a+fWaI
24時間経ったのでまわします。
ついでにage
まわし
まわしますね
DSの人気に怒り心頭(だって手に入らない)しつつまわし
限定色手に入ればいいね、と>586にささやきながら、まわし
_| ̄|○踏み台になる時、それは今
わんことぬこ
もう交通機関も何もかもストップだ。もちろん、現場も休みだ。
こんな日は、もう猫と一緒にコタツで寝るのが一番幸せだ。
明日には、雪も溶けて、何もかも元通りのはず。
そう決めて、猫と一緒にコタツでうつらうつらしていたら、
「おーい、徳本さーん。一緒に雪だるま作りましょうよー」
俺を呼ぶ声が、外から聞こえてきた。
おいおい、こんな寒い中、外で遊んでるバカがいるのか。
窓の外を見ると、案の定バカが、飼い犬と一緒にいた。なぜかスコップを持っている。
あー、正真正銘のバカだ、あいつ。
スコップなんて、毎日仕事で使ってるのに、何で寒い思いしてまで、休日に
そんなことしなきゃならんのだ。だいたい、雪だるまって、俺達いくつだ。
いい年こいた男が二人で、雪だるまなんて作ってたら、皆のいい笑い者だぞ。
「徳本さーん!」
無視していると、さらに大きな声で、バカが叫んだ。
ブンブンと、ちぎれそうなぐらい手を振り出した。さらに、犬と一緒に、
駆け出して、ジャンプをしだした。
俺は、「嫌だ」というのをわかってもらうために、首を横にふった。
コタツから出たくない、というジェスチャーもした。
すると、ちょっと悲しそうな目で、バカはこっちをじっと見た。
俺は、さらに首を横にふった。背も丸めて、『寒い』という意思表示もした。
すると、さらに悲しそうな目で、バカはこっちを見つめた。
困る俺の横で、丸くなっていた猫が、立ち上がって、歩き出した。
そして、玄関の前でミャァと鳴いた。開けろと言っているらしい。
あぁ、お前もコタツから出るのか。じゃぁしょうがないか。
仲間になりますか。
→はい
いいえ
俺は、コートと手袋を取りに、コタツから出た。
雪だるま、作るとなったら、めちゃくちゃ大きいのにしてやるか。犬がびびるぐらいの。
最初の4行抜けた…。
俺はコタツにあたって、猫と一緒に背を丸めながら、窓の外をながめた。
一面の銀世界、と言えば詩的かもしれないが、外が真っ白になっている様は、
どう見ても寒そう。おかしいぐらい寒そう。1センチ雪が積もっただけで、
大騒ぎするような土地なのに、こんな雪ダルマ作れるような量の雪が積もったら、
もう交通機関も何もかもストップだ。もちろん、現場も休みだ。
という風にはじまるもんでした。スミマセン
ほんわか萌えた〜(*´∀`)
それぞれ飼っているペットに似てしまったって事だね。
こたつで丸くなってる猫(徳本さん)を悲しそうな目で見つめる犬テラカワユスw
そして根負けして外に出て行く猫に萌え。
寒いの苦手なのに、それ以上に犬を愛してるんだね(*´д`*)
いい年こいてるのに子供丸出しな犬に萌えました!
犬受けだとなおよし。
久しぶりに天気がいいので今日のわんこの散歩は
長めにしようと思った まわし
24時間経ってるので、まわします。
わんこがかわいいよ、わんこが。
mawasi
じゃあちょっと踏み台に。
王冠
親父の後姿に憧れて、昔2人で真似し合ったな。
手先が器用なお前が衣装を用意している間、俺が力に任せて護衛兵の刀を借りてきて。
見つかった時にはインクでひげも書いていた。
シーツのマントと床に引きずっている刀、それに白い紙の冠をかぶった小さな王様が2人。
怒られると思ってた親父が、俺たちを見比べてひげを撫で、唐突に笑い出したっけ。
でも、あの古い輝きを深めていくものは、この国にひとつしかない。
触れることもかぶることも、たった1人しか許されない。いくら双子と言えども。
あの笑い合えていた日々から、もうどれくらいの年月が経ったろうか。
金属特有のひやりとした感触が指から離れた。
そっと立ち上がると、すっかり馴染んだマントが微かな音を立てた。
濃紺の髪の上に金の冠を乗せたお前が、静かに顔を上げる。
伏し目がちだった瞳が、今は揺れながらも強い光を抱いて俺を見つめている。
頼む。わかってるだろうが、お前に頼む。
その器用さが、今この国、この輝きを頂く者に求められているんだ。
相変わらず俺には力しかない。だが、あの王冠とその主を守れるなら本望だ。
「…頼むぜ、次期国王」
「国王様、…ご武運を」
5行目訂正。
×怒られると思ってた〜 → ○怒ると思っていた〜
orz
ちょ…テラセツナス!
無事帰ってきてくれることを祈る。
>600GJ!!
帰ってきて、二人で幸せな国を作ってほしい。
GJ!! 禿げ萌えた!!
続きが読みたくなる感じでした。
テラモエス!
とまってるので回し。
まわし
まわし
お前らまわすのは早いな。
と呟きつつ踏まれる。
隠れヲタ×一般人
「おい、ゴミついてるぞ(…なんて触る口実だけどな)」
「あ、先輩すいませ――ん(げッッ!!!)」
「なんだこれ、シールか?(俺今顔赤くないか? 大丈夫か?)」
「み、みたいですね。電車でついたのかなぁはははは(スクリーントーンです…あぁ、俺今顔青い気がする)」
「ふーん。ああそうだ、明日つきあえよ、おごってやるから(…今日こそ)」
「え、明日ですか?(明日は…原稿やらないと…入稿できねぇ!!)
「……。カノジョ?(そんな嫌そうな顔するなよ…凹むだろ)」
「ち、ち、違いますよ!(男ですしかも二次元です!)」
「そっか……(やっぱ、ストレートなのかなこいつ)」
「……(あれ、黙り込んじゃった。……まさかバレてないよな)」
「……(ゲイに嫌悪感持ってたらどうしよう…)」
「……(先輩って誰かに似てると思ったら○○だ……アニメキャラそっくりってすごいな)」
「変なこと聞くけどさ(心臓痛い)」
「はい?(???)」
「お前ゲイってどう思う?(あー、聞いちゃったよ…)」
「えーと……(どうもこうも俺なんか腐男子ですよ。ぶっちゃけゲイより告白しづらいですよフォー!
だってゲイみたいなもんでヲタで二次元ですよ、しかも本出しちゃってますよ!
おまけにおにゃのこ萌えもしてます、でも一番の萌えはショタ×オヤジなんだよ終わってんな俺ー!!
これ知られたらLANケーブルで逝くしかないね!!
あーでも今死んだらあの大量の801本とエロゲとグッズが親の目に触れてしまう!?)」
「……おい?(何考えてんだこいつ?)」
「あ、すいません考え事してました。……なんでしたっけ、レイザーラモン?」
「……もういい(俺を無視して考え事かよ、しかも途中顔ゆるんでたぞ、この馬鹿たれがッ!!)」
「え、先輩ちょっと待ってください。先輩? せんぱーい!!(あっ今の『もういい』がまた○○そっくり……やばい萌えた。っていやいやそんな場合じゃなくって!)」
モエワロスwww
こういうバカッポーは平和で笑える。
>>610GJでした(*´∀`)
>610
萌えワロス
お互いの気持ちが分かる書き方って面白いものだな
バロスwww
先輩に同情しながらGJ!
GJ!
先輩は逆ギレ気味に襲ってしまえば( ・∀・)イイ!w
禿げあがるほどモエタ&ワロタ
そしてヲタ男を他人と思えない自分がいる…
610もいいんだけど
萌えたよ
>>600チョー萌えたよ続き読み太陽 まわし
ひろゆき@どうやら管理人
創立者であり、神でもあるあの人。
周囲の奴らは「ひろゆき」なんて呼んでいる。
勝手に呼び捨てにするなよ、と何度愚痴ったことだろう。
俺は、あの人と呼ぶのが精一杯なのに。
俺と彼とは……きっと、絶対に結ばれないのだろう。
ある意味、親子みたいなものだから。
だけど、どうしても諦めることが出来なくて、
俺はそっと呟いているんだ。
ひろゆき ラブ。
俺がその気になれば1000回も言える。
場所を変えて、何度だって言いなおせる。
あの人の為なら、自分の体を捧げることなんて何とも思わない。
好きだ、あの人……いや、ひろゆき。
……届いてくれ、この思い!!
削除人「……たまに2ちゃんが自動的に書き込みを始めるんだよな。
何だろこれ、ウイルスか?」
あぼーん。
………そして、2ちゃんの思いは今日も届かないのであった。
えwwwちょwwwwww斬新杉wwwwwww
一瞬何か分からなかった。
そして理解した途端茶吹いたwww
2ch×ひろゆきワロスwww
一種の感動を覚えたwww
予想外だ…モエスwwwww
なんというか…
アップでみれば悲劇 ロングショットでみれば喜劇
という感じで斬新な萌えですた
>>620さんGJ
切ない思いテラワロモエスwwwww
ひろゆき ラブ。
ひろゆき ラブ。
頑張れ2ちゃん!!
踏み台まわし
OTL
自己中×苦労性
「なおちゃん、俺さあ、やっぱ今日はこのまま海に行くべきだと思うんだよね」
「てめえふざけんなよ、今から学校だろうが」
高校に入って一番にできた友人が、コイツ、由紀だった。
隣りの席から、ねぇねぇなんて名前なの?と呼びかけられて、にこにこと可愛く笑って、
なおちゃんかあ、俺はね由紀っていうの、よろしくーなんて言われて、俺はそれにまんまと騙されたわけだが。
可愛いやつ、だなんて思ったことを、今は少し後悔している。
ひょろっとした長身にへらへらした雰囲気のとおり、コイツはどうもいつもふらふらしていて、
どこか抜けていて、それでもって自分勝手で、人のことっつーか主に俺のことをあまり考えていないような気がする。
由紀は毎回テストの度に、なおちゃんどうしよう俺留年しちゃう!と言って俺を頼ってきて、
俺のテスト勉強プランをめちゃくちゃにし、ギリギリで赤点をクリアしている。
俺はおかげでいつも学年十位以内を逃している。
怒ろうと思ったことも断ろうと思ったこともあるが、
なおちゃんと一緒のクラスじゃなくなっちゃうのは絶対に嫌なんだよね、と
めずらしく真剣な顔で問題に取り組む姿を見ていると、それができなくなってしまうのだった。
他にもコイツのせいで被った苦労は数え切れないほどあるのだが。
「学校っつってもあれじゃん、なおちゃん頭良いからいらないでしょー?えー?行きたくないよ俺ー」
二人乗りをしている自転車の後ろから、由紀が俺の頭をぺしぺしと軽く叩いてくる。
だいたい自転車だってそうだ。なんで俺がいつもコイツを後ろに乗せて登校してるんだ。
「なおちゃ〜ん、俺春休み補習でほとんど潰れちゃうんだよ?だから今のうちに海見たいんだよ〜」
「お前さ、いいかげんに……!」
「どうしても今日、なおちゃんと一緒に行きたいの。なおちゃんと一緒じゃなきゃ嫌なの……だめ?」
いいかげんにしろよ、そう言おうとした瞬間、由紀は俺の耳元に口を寄せて、
いつもからは想像できないような真面目で低い声で、そう呟いた。
惚れた弱みなんかじゃない。
そう自分に言い聞かせながら、自転車を海岸の方向へUターンさせた。
俺は馬鹿だ。
やばいテラモエス!!天然に見せかけてるだけなのか違うのか。
萌え妄想が広がるよアリガトン!
モエス…!!GJ!
なおちゃんは社会に出てからも苦労性なら良いなw
YOUたち波打ち際で水掛け合いっこしちゃいなYO
というくらい萌えました
「なおちゃん」と「由紀」っていう
名前の組み合わせにツボったのは私だけだろうか。
とりあえず
>>630GJ。
>630テラモエス!
この文章間からにじみでる空気がいい!
女の子大好き!な受け
知り合った頃は、女なんか面倒だ、それよりお前といるほうがずっと楽しいと言っていた。
その言葉に安堵した俺を彼はどういう気持ちで見ていたんだろう。
俺といるほうが楽しいと言う言葉をどうして真に受けていたんだろう。
どうして俺はもっと焦らなかったんだろう。
どうして、俺は彼に好きだと告げられなかったんだろう。
いつからだったか、人が変わったように
彼女が欲しい、女が欲しいと繰り返す彼にどう接していいのか分からない。
笑うべきなのか、諌めるべきなのか。それとも怒るべきなのか。
俺はどの選択肢も選べない。
彼女が出来たと報告されたら。
考えただけで寒気がするこの感情は恋なのか、それとももっと違う倒錯した何かなのか。
好きだ好きだ好きだと馬鹿みたいに繰り返したら
彼は振り向いてくれるのか。
恋愛の選択肢に女じゃない俺を入れてくれるのか。
こう来ると思わなかった。セツナス…。
>>640 彼は俺のことが好きで、それを隠すために女好きな振りしてる。
とでも思わないと、セツナス…。
まわし
まだ間に合うぞ。
と、声を掛けたい。
まわし。
>>642 隠すためでなく気を引きたくてってのもあり
ちょっとここまわしますね
さあ踏め!
職員トイレで
650 :
風と木の名無しさん:2006/03/12(日) 02:44:56 ID:lDeaXOLe
24時間経ったのでお流れまわし
残念まわし
652 :
番人:2006/03/12(日) 03:22:27 ID:J1t0gD6e
まとめサイト番人です。
移動のお知らせです。
CGI使えて広告の少ない無料鯖があったので結局そこにしてしまいました。
653 :
番人:2006/03/12(日) 03:25:49 ID:J1t0gD6e
激しく舞わすぜ
番人さんがちょっと可愛いぜまわし
まわし
657 :
番人:2006/03/12(日) 11:18:57 ID:J1t0gD6e
回しついでですが久々にまとめサイト掲示板のチラ裏復活させてみました。
お知らせまでに。
番人さん乙。そして踏まれてみる。
トムとジェリー
2連続お流れか。
さっさとまわし
初心者はまず1を熟読しろっちゅーに
トムとジェリーって名前の外国の人なら良かった気もする。
仲良く喧嘩しな♪まわし
「富むとジェリー」
貧乏だった頃はサラダオイルやらハンドクリームなどで代用していたが
そこそこ金回りがよくなるとちゃんと専用のジェルを使えると言うこと。
折角の休日にこんなあほなことを考えている自分の神経がわからん。
まぁでも、「トムとジェリーみたいな関係」に変換して書いても良かったかもね。
仕事はできるし、くるくるめまぐるしく、いつも楽しそうに働いている部下。でも上司相手には、なぜか辛口。
その部下を目障りに思って、いつも意地悪しているけれど、部下のピンチには思わず手助けしてしまって、
自己嫌悪に陥る上司。
ある日、ひょんなトラブルで、遅くまで二人で残業する羽目になりました。
もちろん、二人は仲が悪いので、嫌味の言い合いが、いつのまにか口喧嘩をはじめることに。
エキサイトしすぎて、上司と部下は机の合間をぬって、追いかけっこまでしてしまいます。
しかしそこは、小柄な部下の方が有利だったためか、上司はステーンと派手にこけてしまいました。
涙目で座りこむ上司。はじめは笑っていましたが、心配になり思わず近寄ってしまう部下。
「大丈夫ですか」と肩に手を置くと、上司はガシィッとその腕をつかみ、「捕まえた」とニヤリ。
上司は、しまった!と悔しがる部下が見たかったのですが、部下は驚いた顔をした後、ニヤリと笑いました。
「…捕まったのは、どっちの方でしょうね」
腕をつかみ返され、そのまま押し倒される上司。いきなりの状況に、目をシロクロさせる上司。
そして二人は……
そんなことがあっても、次の日には、やはり仲良くケンカしている二人なのでした。
ほら、十分書けるよ。まぁそんなわけで、まわします。
明らかに
>>1読んでないだろって人には厳しくしてもいいんじゃない?
他のスレはもっと厳しいよ。
まぁまぁ姐さん方、ここはひとつ俺を踏んでいってくれ
_| ̄|○
別れたいわけじゃなかった
同級生同士、いつも一緒にいて、仲のいい友達で、
そういう関係になってからも友達同士の延長みたいな、
同性ってことで人から連想されがちなドロドロしたことなんて
おれたちにはほとんどなかった。
学校行って、卒業してからは仕事に行って、アパートに帰って、
テレビ見て、たまには夕飯作って食ったり。
そんで風呂入って、盛り上がればエッチして、寝る。
その繰り返し。平凡で幸福なぬるま湯生活。
なにも言わなくてもお互いの気持ちがわかったし、
わかってることもお互いわかってた。
一生愛し続けるだの浮気したら殺すだの
まわりまで巻き込んで大騒ぎしてるカップルよりも
おれたちの方が幸せだって信じてた。実際その通りだったかもしれないのに。
あいつの帰りが遅くなったり
休日に一緒にいられないことが多くなったり。
おれはすぐに気づいた。
部屋で一人テレビを見ながら、おれはテーブルにマジックで
きゅきゅきゅ、と書いた。
「浮気すんなよばーか。出てくからな。バイバイ」
それから、適当に服を鞄に詰めて、ほかの友達の部屋に
転がり込んだ。
何度も電話があって、メールが来て、でもなんだか
気恥ずかしいのと事情を説明されるのが怖くて、
おれはとうとうそれからあいつに一度も会うことがなかった。
新しい恋人もできて、おれはあいつのことを忘れた。ほとんど。
「お前のこと愛してる。一生愛してるって誓う」
「おれも。…もし、おれが浮気したらどうする?」
「お前を殺して俺も死ぬ」
「嬉しいな」
「なあ、前の恋人ってなんで別れたん?喧嘩でもしたん?」
「…別れたいわけじゃなかった」
なぜか涙が頬をつたった。
うわ、すごい切ないのキタ……。
前彼がどうなったのか個人的に気になる。
うあーうあーうあー
切ない、切ないよ姐さん!
元鞘になって欲しい気もするが、とにかく二人とも幸せになって欲しい
>>670激しくGJ!!
うわー受けの最後のセリフが切な過ぎる…。
>>670、乙。
。。・゚・(ノД`)・゚・。涙で前が・・・
>>670、GJ!
( ノ ノ)・゚・。切ないよ切ないよ
踏め
医学部長×薬学部長で
投下します。
心地よい音を立てながらワインを注いでいく様子をソファーに座って眺めていた。
「お疲れだったな」
労いの言葉と共にグラスを置く博之に、軽く肩を竦める。
「独身の出張は疲れるさ。……研究発表の他に、旅行の支度も何もかも自分だけでしないといけないからな」
博之は、それくらい大したことないだろう、と眉を顰めた。
「私だって独身だ。学会の度に、何もかも一人で準備している」
「俺が疲れる理由はそれだけじゃない。……ただでさえ、俺は注目の的なのに」
研究内容が実に興味深いものだからと言外に含めたことに気付いて、博之は苦笑した。
だから、間合いを計るようにすっと息を吸ったことには気付かなかったのだろう。
「――女性に絶大な人気を誇るのに、今だに独身男として有名だからな」
沈黙が落ちた。
もう一杯ワインでも飲むか、と全然減っていないグラスを眺めながら博之は呟いた。
「いや、ワインはいらない。――そろそろ身の固めどきだと思ったよ。
妻どころか、恋人すら長年いないんだって知ったら彼らはどう思うだろうな」
常日ごろから同僚達からされているおせっかいを思い出して、苦笑を零す。
一口、ワインを飲んだ。
「そろそろ一人に絞ったらどうだといつも言われているんだ。
……酷い奴らだと思わないか? 一人に絞りたくても、絞らせてくれないんだといっても誰も信じない。
どうせ数が多すぎて絞りきれないだけだろうなんて言いやがる」
そうだった方がよっぽど楽だったのに。
現実は上手くいかない。
心の内で呟いた後、ぴたりと博之を見据えた。
「――お前とは大違いだな、博之。
お前も俺と同じように長らく独身を通しているのに、そんな揶揄の言葉が聞こえてきたことはない」
「……人徳の差だろ」
博之が皮肉るように口角を上げる前に、先手を制す。
「お前、長年想い続けている相手がいるんだってな」
息を飲むのが分かった。追うようにして続ける。
「知らなかったよ。お前にそんな相手がいたとはな。医学、薬学と畑は違うが、お互いにライバル、そして親友だと思っていたのは俺だけかな。
俺は、お前にそんな相手がいたことも知らなかった。お前が、恋愛感情を抱いていると認識していることを、知らなかった」
博之に好きな相手がいる。その事を確認出来たら、もう黙っている理由はなかった。ないのだと、不安がる心を黙らせた。
ことさら軽く言い放つ。
「お前、惚れ薬でも作ったらどうだ。作って、好きな相手に飲ませればいいだろう」
グラスを置き、ソファーから立ち上げる。側に寄ると、博之は傷ついたように顔を伏せた。
皮肉な笑みを浮かべしているのか、少しだけ口角が上げる。
「……そんなもの作れる訳がない。いい年をして、下らないことを言わないことだ」
「お前なら作れるんじゃないか。薬学部部長という肩書きよりもお前の能力はずっと上だ。――作れよ、博之」
惚れ薬を作る事が出来るか作れないか? ――そんなことには興味はないのだ。
あと一歩で接触するという位置に踏み込み、するりと顎を指で触る。息を飲む博之を逃さないように見つめる。
「――そして、俺に飲ませろよ」
博之は、驚いたように目を丸くした。
――あぁ、この顔は学生時代から変わっていない。
ふいに泣きそうになった。
俺達はどの位の時間を無駄にしてきたのだろう。
この問いかけが賭けだった。もうお互いにいい年なのだ。そろそろ全てを認めてもいい時だった。
頷け、頷け、頷け。
強く念じながら、長年の思い人が頷く瞬間をじっと待った。
終
医学部長と薬学部長……は調べてもよく分からなかったので想像で書きましたorz
やばい。萌える。その後の話まで捏造して、はげた。
>680GJ!!
萌えました。
大人のやり取り萌え!
GJ!
「長年の親友」が大好物な漏れが来ましたよ。
萌えた…萌え尽きた…GJ!!
スクロールして続きを探しちゃったジャマイカ!
博之てww
萌えましたGJ!
ものすごい萌えた。>680GJ!!
まとめスレに、職員トイレ書いた人も、GJ!
さみしいふたり
スマン誤爆した
689 :
風と木の名無しさん:2006/03/15(水) 14:14:33 ID:meuc9h3T
マイナーの哀しみ
690 :
風と木の名無しさん:2006/03/15(水) 15:05:09 ID:rO09rHQ4
「やっぱりマイナーなんですよ。」
そう言ってマスターはレコードに針を落とした。薄暗い店内にコーヒーの香りと
少ししゃがれたボーカルの声が満ちる。
「CDよりもレコードの方が断然音がいいのに。」
「私もそう思いますよ、だからこんな店やってるんですけど。」
そういって愛しそうにスピーカーを見る横顔がいい。
「もう少し若い方にも来ていただけるといいんですが。」
「それでここが騒がしくなるのも嫌ですよ俺は。」
「うーん、確かにそういうのはありますが…でもやっぱり
この音を好きになってくれる人は増えて欲しいですね。」
自分は音を聞きに来ているのかそれとも彼に会いに来ているのか、
最近はどちらなのかよくわからない。どちらにせよ居心地のいい空間が
壊れることのないよう、ここは少しマイナーであって欲しいと思った。
693 :
風と木の名無しさん:2006/03/16(木) 16:54:31 ID:gQyBFUrD
じんわりと沁みてくるGJ!
694 :
風と木の名無しさん:2006/03/16(木) 19:33:31 ID:qnWk86Tp
安心できる雰囲気でGJ!
強風がコワイyo!((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル まわし
なんかスローだな
まわし
二人っきりで閉店までいて、そのまま酔っ払ったふりして…
と、色々と作戦を考えると、じわじわキタコレ!
>690GJまわし
うらー踏めー
謀反
たまには萌え語ってみます。
謀反の最大の萌えは「相手に気持ちが通じてなかった」
という点にあると思います。
謀反される側(A)→謀反する側(B)への片思いの場合、
AはBと互いに慕い合っていると思っているが、
BはAの気持ちを利用して謀反の機会を耽々と狙っている。
いざ謀反!となったときのAの絶望感は
サディスティックな欲望を刺激してやまないでしょう。
逆に謀反する側(B)→謀反される側(A)への片思いの場合、
気持ちを受け入れてくれないAへの思いが募り
可愛さ余って憎さ百倍となったBが謀反を起こし、Aは処刑される。
自分が企てたこととはいえ、BはAを失ったことを一生後悔し続ける…。
マゾ的気質がお好きな方にも十分対応できるのではないでしょうか。
自分の中の潜在的なSM欲求を満たしてくれる謀反!
例がベタ過ぎるのは堪忍orz
>>700 GJ!GJ!
私は後者のシチュの方が萌えかしら
いつかAの子孫とか、Aに似た人に救われると尚よかよか
自分も後者が萌。
しかも、Bの最期は、Aの子孫に斬られて、「これでやっとAの元へ…」なんて
一人で悦に入るベタなオチなら、ごはん3杯はいける。
謀反は、ハッピーエンド落ちが期待できないのがつらいね。
>700GJ! 殺されることで、謀反人の気持ちをかなえようとする若君とか…想像すると萌える!
24時間経ったので、まわしますか。
704 :
風と木の名無しさん:2006/03/20(月) 23:28:52 ID:mkrEnc7w
24時間経ったので思う存分まわして下さい
ぐーるぐるまわーる ぐーるぐるまわーる
アウ・・ォォォウ・・
輪姦せ輪姦せ○ ○ グッポグッポ
( ヽ ○/l ))
)))」 ̄[ 乙
おーおぅおー
さー輪ーにぃなってー輪姦そー
△<おでん、終わりました
○
□
|
ごめん。下に妙なもん入れちゃってた。
そんな私めを、どうぞ踏んでください。
じゃぁおでんでも食うか
(やっと、終わった……)
あと少しで完成するはずだった企画書に致命的なミスを見つけた。
慌てて直しにかかったものの、もともと俺はあまり要領のいい方じゃない。
なんとか修正を終えてプリントアウトまでこぎつけた頃にはすでに終電もない時間になっていた。
当然、社内には俺一人だ。この妙に静まり返った空気はそんなに嫌いじゃない。
(駅前のカプセルにでも泊まるか……いや、それより先に飯だな)
ほっとした途端、猛烈な空腹感に襲われる。昼食の後はおやつに小さなマドレーヌをひとつ食べたきりだ。
何を食べようか、この辺りでまだ開いてる店はいくつあっただろう。
そんなことを考えていると、廊下の方で小さな物音がした。
「お、やっぱりまだいたか」
「先輩!」
入ってきたのは同じ部署の先輩だった。
俺より2歳上で実は出身校も同じだが、あっちは成績トップ入社で出世頭、俺とは格が違う。
「どうしたんですか」
「通りがかったらまだ窓に電気ついてたからさ、お前まだいるんじゃないかと思って。企画書できたか?」
「あ、はい、なんとか」
プリンターから吐き出された企画書をチェックしながら、俺は先輩の方を見た。
「どうだ、おでんでも食うか。腹減っただろ」
先輩は白いビニール袋から取り出した白い容器を出した。
「高架下の店のやつ、ちょっとテイクアウト用に詰めてもらったから。お前大根好きだろ」
「マジっすか?」
俺はおでんに飛びついた。中には大根とつみれと卵とコンニャクがほこほこと湯気を立てている。
反射的にくうとお腹が鳴った。
「ありがとうございます〜!めっちゃ腹減ってたんですよ、助かりました」
「惚れ直しただろ」
何を言ってるんだか。
そういうことは女子社員にでも言ってやれば喜ぶと思うけど。モテんだから。
「マジで、俺が女だったらほっとかないっすよ」
「女だったら?」
そう言って先輩はくしゃっと笑った。
「……そりゃ残念だ」
711 :
710:2006/03/21(火) 04:32:31 ID:GlS6uJXb
うお、文章間違い発見……
ほかにも微妙な日本語がたくさんあるけど見逃して……orz
×先輩は白いビニール袋から取り出した白い容器を出した。
○先輩は白いビニール袋から白い容器を取り出した。
>710GJ!!!
最後の二文の、先輩の片思いっぷりに萌えた!!
後輩は、そのうち煮詰まった先輩に押し倒されて、パニックになったまま、先輩への想いに気づけばいいよ。
GJ!鈍感な後輩に萌えました
712の妄想で更に萌えたよ・・先輩はちょっと独占欲強いといい
>710
うわ〜激しくツボだ。GJ!!
天然後輩の好物を把握している先輩萌え。
最後の先輩の笑顔セツナス…
>712,713
これ以上漏れをハァハァさせないでくれ!
先輩に押し倒されてパニックになりながらも最後までやられちゃえばいいよ。
そんで先輩は激しく後悔しながら謝ればいいよ。
「…じゃあ、おでん買ってきてくれたら許します」なんていって結局カポーになっちゃえばいいよ。
みんな想像力よすぎ!
あれ・・・?丸一日レス無しデスカ?(゚д゚;≡;゚д゚)
おし、それじゃあまわしに参加
それでは、踏まれます。
リクどぞー
記憶喪失
怪我「自体」は大した事はないと言われ、急いで向かった入院先。怪我以外の問題を告げられた診察室。
そっと入った薄暗い個室。眠っているのを確認して触れた髪の毛の柔らかさ。静かに、起こさないよう
にと、声を押し殺して泣いた。彼のぼんやりとした瞳に俺が呆然とした朝を過ごした後、初めて会った
日の感覚を懸命に思い出して、やり直そうと誓った。見てろよ運命、と神に喧嘩を売って自分に発破をかけた。
そして、退院日。
病院を後にして桜の咲き始めた帰り道を歩きながら、肩のスポーツバッグをかけ直して彼が喋りだした。
「お前さ…俺が入院した日の夜、隣で泣いてただろ」
「え…」
ばれてたのかと、うろたえる俺を彼は鼻で笑った。
「アレだけ泣かれりゃ起きるって。ヒックヒックうるさかったし」
「ゔ」
「でも、まぁ…」
久し振りに直接肌に注ぐ太陽が眩しいのかすっと目を細める。
「……俺にはこんなに泣いてくれる奴がいるんだって、嬉しかったけどな」
「マジ、すか」
「こいつの為にいっちょ思い出してやるかって、さ」
「へぇ…そ、そう」
嬉しくてヘヘ、と笑うと、
「でもあの泣き顔は相当キモかった。お前、あの顔女に見せない方がいいよ」
としかめっ面で言い放ち、俺の浮かれた気分を一刀両断だ。
「見せないよ。…アンタ以外には、見せない」
「あ、そ」
自分では男前に反論したつもりでも彼にはちっとも効果がない。素っ気ない態度は変らないままだった。
ちぇ、と拗ねる俺に彼は、悪戯っ子の様にニヤニヤ笑いながらこう尋ねた。
「なぁ、俺とお前ってどんな風にキスしてたの?」
「はぁ!?」
「な?どんな風?色々俺のこと教えてくれたけど、それは教えてくれなかったじゃん」
「どんなって……」
「なぁ?」
「……おおおおお前、もう記憶戻ってんだろ!!自分で考えろよ!!!」
そう、退院日3日前に彼は唐突に思い出した。自分の名前、生年月日、親兄弟、趣味嗜好、その他酒と煙草が特に好きで蛙が死ぬほど
嫌いだった事なんかを。そして、俺との関係も。
「そうだけど、まだしてないだろ?」
「う…」
「どうする?キスの仕方だけまったく違う俺になってたら」
「ぐ…」
「セックスの立場が上下逆になってたら」
「…!!」
「どうすんの?」
「た、試すよ!!」
ここで?と笑う彼に家に帰ったら!と返した。なら、と走り出した彼の後を慌てて追う。まだ、怪我は全快してないんだから気をつけ
て欲しい。
「ま、帰ったらまず酒飲むからその後になるけどな」
追いついた俺に彼はこう言い一人ゲラゲラ笑った。酒を飲んだ後はすぐに寝てしまうことを思い出した俺は、こういう意地の悪い所が
治ればよかったのにと切実に願った後、すぐにその願いを打ち消した。
記憶が戻って良かった。
彼の魅力が変わらなくて良かった。
俺への気持ちを思い出してくれて、本当に本当に本当に良かった。
切ない系を求めていらっしゃったのでしたら申し訳ありません。
GJ!!!
このほんわか加減にかなり萌えました。ありがとう。
翻弄してる側が受けだと勝手に思いこんでおく。
でも逆でもハァハァな展開だと思った。
>720GJ!
記憶戻ってるのに、記憶喪失のふりをする彼がかわいい。
棚に投下していた人も、乙。
どっちが受けでもハァハァだな…!
二人とも可愛くて顔面筋が気持ち悪いほど緩みっぱなしだよGJ!
最初、切ない系かと思って読んでいたらすぐにほんわか〜
こういうのもいいですね。GJ!
24時間経過したのでマワシますね。
まわすよー
連休中に、3度も踏まれることになるとは…。
同い年で老け顔×童顔
「はぁ〜。俺プチ整形しようかな」
とんでもない事を言い出した親友に、俺は読んでいる本から目を上げた。
何でプチ整形?と問いかけると親友は口を尖らせてこう言った。
「B組の女子で高橋って居るじゃん」
「うん」
「俺昨日告白したんだー」
プチ整形よりも今の発言の方が驚いた。いつの間に…
「それで?」
冷静さを装いながら話を促す。
「そしたらさ、高橋が『大人っぽい人が好きなの』って」
なるほど。
高橋は目の前の親友と同じように小柄で童顔、所謂庇護欲をくすぐるタイプだ。
今までの彼氏は皆、年上か頼りがいのある奴じゃなかったかと記憶している。
それじゃフラれるのは仕方ない、と心で呟きながら俺は親友を見つめた。
すると、こいつの表情がたちまち険しくなる。
「……お前の顔ムカツク」
「はぁ?」
「お前みたいな大人っぽい顔だったら俺だってフラれなかったのに!」
「おい、ちょっと――」
「なぁ、お前みたいな顔に整形したら高橋も付き合ってくれると思わねえ?」
八つ当たりのように主張してくる親友に俺は絶句した。
中学生の時から社会人に間違われていた老け顔なんかより、コイツの方が
よっぽど良い顔をしていると思う。
「何でそんな発想になるんだよ?」
「お前には俺の気持ちが分からないんだ!お前は背高いし目も鋭いし鼻高けーし
俺みたいに貧相じゃねえしそれに――」
言葉を畳み掛ける親友だったが、ふと黙りこみじっと俺を見つめた。
「お前ってよく見るとカッコいいんだな。びっくりしたー」
無邪気な顔で言う親友に俺はまた絶句した。
驚いたのはこっちの方だ。
内心そう呟くと、俺は弛む口元を誤魔化す為に手許の本に視線を戻した。
ハァハァが襲ってきた
>730超GJ!!
>>730 GJ!無邪気さテラモエス
まだ恋人未満って感じがさらに好き
こういうやり取りって可愛いよな
GJ!
734 :
風と木の名無しさん:2006/03/26(日) 14:25:06 ID:1QNrM0ui
スレの流れ止まりすぎまわしage
たまにはageも必要だねまわし
ついにまわす人までいなくなったのかまわし
つられてまわし
踏み台になりますよ
いじめられっ子×いじめっ子
「もうほんとわかんない、なんでいじめられてんのかさっぱりわかんない
なんで俺のこといじめんの?サドなの?サドなんだろ?」
「サドじゃなくてもお前がきもいからいじめてんだよ!」
「俺のせいなの?じゃあ俺がサドになればいいの?」
「マジきもい、水でもかぶってろ!」
「ちょ・・冷たい・・ひどい・・・ひどいけど・・水も滴るいい男ってかんじする?」
「しねーよ!少し黙れよ、もっとひどいことしていじめるぞ」
「まさか・・・!俺のことが好きだからついいじめちゃうのか・・・!?」
「(こいつとうとう頭おかしくなったか?)」
「俺、お前のこと好きだから何されたって構わない!お前のことをはなさない!
これからも一生いじめてくれ!俺だけを!」
「お前マゾなんだな」
ん?まわし?
いじめられっ子、マジきもいなw
イイヨイイヨー
きんもーっ☆
ウヘァ('A`)
いじめられっ子キモスwwwwww
でも萌えwそしてワロタwww
まわし
くるりくるり
さあ踏んでくれ。
ゲト?
もう一人でかがやけない
「近づくなよ……。もう放っておいてくれ」
「泣きながらそんな台詞言っても説得力ねえよ」
なんでお前はいつも俺につきまとうんだよ。へらへら笑って散々俺を
振りまわして、だけど最後は「付き合ってくれてサンキュ」なんて、屈託
のない笑顔を浮かべるから、俺は疲労もなにもかも忘れてしまう。
そんで、俺がボロボロになった今も、お前は相変わらず俺につきま
とっててさ。マンションまで押しかけてきたかと思うと、なんか食うか、なん
てほざいた。勝手に冷蔵庫を物色したかと思うと、具のやたら大きなカレー
を用意してきた。
「泣きたいなら、泣け」
「……優しくするな、気持ち悪い」
テーブルの上に乗った、空になったカレー皿。まだスパイスの香りが残る
部屋の中で、お前は俺を抱きしめる。
「……」
「ひとりで生きていける」
小さい頃、――いや、ついこないだまで抱いていた幻想。だけど、今は。
「お前がいるから、……お前のせいで」
俺はもう、一人でかがやけない。もう、ひとりでなんか立ち上がれない。
。・゚・(ノд`)・゚・。
>750THX!!
萌えました!!
どんなに振り回されても離れられない俺モエス
オハヨーまわし
いたわりの表現が不器用な感じがイイ!!
相手も「俺」が必要なんだろうな。
何か具の大きいカレー食べたくなった
泣けたよ、泣けたよ〜GJ!!。゜(゚´Д`゚)゜。
あれ、目から塩水が…さあ踏んでお行き!
僕の叔父さん
「ねーねー叔父さん、起きてよー」
「……うるさい…」
「ハラ減ったよー朝ご飯ー…」
「………」
もう七時なのに。こんなにいい天気なのに。
一人暮らしの独身男は休みの日は夕方まで布団から出ないって本当らしい。
おれがいきおいよくカーテンを開けると、
叔父さんは本当に迷惑そうに頭を布団につっこんで動かなくなった。
しかたない。おれがおいしい朝ご飯を作って、この不健全なおじさんに
さわやかな目覚めをプレゼントしてあげるか。
「ねーねー叔父さん、ちょっといい?」
「……なんなんだよ…うるせーな…」
「ごめんね。あのさ、消化器ってどこにあるの。」
「………何?」
「あのね、冷蔵庫にメンチカツがあったからカツサンド作ろうと思ったんだ。
そんでメンチをオーブントースターであっためようとしたら、なんか…」
「うぉおー!?トースターが、燃えているー!!!」
「あーびっくりした。おれメンチカツが燃えるって知らなかったからさー。」
「……おまえ、もう帰れ、今日帰れ。そして四月から一人暮らしなんて諦めろ。
姉貴にはおれからよーく言っておいてやる。」
「うーん、そうだね。おれもちょっと自信なくなった。
じゃあ今日は物件探しやめて、遊園地行こうよ!」
そして四月、おれは叔父さんのマンションから大学に通い始めた。
>>760 燃えるトースターワロタww
叔父さんは受けキボン
萌えです。GJ!!
(*´Д`)
萌えた…(*´д`)
この後は是非とも
『何だかんだいって押されて押し切られる男らしい優しい叔父さん受け』
でお願いしたい。
こういうの好きだー。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
萌えた
叔父さん萌えた
(*´Д`)
(*´Д`)
(*´Д`) ノシ 叔父受け!叔父受け!
(*´Д`) ほっこりしたところで、踏まれます
では政治家と役人で1つ。
「さぁ、これで話はおしまいだ。いいね?」
「……」
「こんな報告書は存在しなかった。なぁに、簡単なことだろう。
君はただ私の言うとおりにしていればいいんだ…これからもな。」
「…そんなの……です…」
「何?」
「そんなの、でも…裏切りです」
「裏切り…」
「国民の、信頼に対する…裏切りです…」
「…かわいいことを言うね。」
そう言うと、男は目の前の青年の額に指を触れた。
青年は少し顔を伏せただけで、振り払おうとはしない。
「しかしね、そんな甘いことを言っていては…勝ち残れないんだよ?」
「…甘い…こと……」
「…ん…?」
弱々しくつぶやかれた言葉を確かめようと、男は青年の顔に、自分の顔を近づけた。
そのとき、男の耳は青年がこう言ったのをはっきりと聴き取った。
「でも、貴方のほうが、ずっと甘くておいしそうですよね」
「え。」
腹黒い政治家×純真な青年の役人と見せかけて
最後の二行で吹いたw
GJ!!
どんでん返しGJ!w
アヤシイ雰囲気だったのに、一気にワラってしまった。
青年GJww
青年すげえwwwGJwww
801お役人って素敵なものですね……
このあと「聞き間違いだったのかナ?」って思い込んで
かわいい役人を囲ってるつもりで関係を深める政治家。
でも実はいいように操られている政治家(*´Д`) キボン
777をゲトしつつ、まわしますよ〜
踏まれてみます。リクドゾー ↓
見た目怖面中身わんこ×見た目クール中身天然小悪魔
「電車の中でいちゃいちゃするのはどうかなぁ」とか。
「お姉さん、足開きすぎてスゴイ色のパンツが見えてるよ……」とか。
「もう日本はヤバイなぁ」とか。
「それにしても昨日の飲み会でくじいた足首、まだ痛むなぁ」とか。
そのくらいの事しか考えてなかったのに、目が合ったカップルは顔色を変えて席を立ち、隣の車両へと逃げて行った。
それに気付いた周囲の乗客も、自分の顔を見るなり同じように逃げるか、もしくはいきなり寝たフリを始めた。
こんな外見でもハタチ前。柴田は深く傷ついた。
電車が駅で停車すると、ノートパソコンを手にした氷室がせかせかと乗り込み、柴田の姿を認めるやその隣の空き席にどっかと腰を下ろした。
膝に乗せられたノートパソコンの画面には、文書作成ソフトがいっぱいに開いている。
柴田が朝の挨拶をする前に、氷室は「現代建築概論のレポートが終わっていない」と呟いた。
「それって今日の昼締め切りの? まずいんじゃないですか氷室さん、あの教授、一分でも遅れたら受け取らない上に即落第でしょ?」
「そう。一分一秒も無駄にできない。よって俺に話しかけるな」
言うや否や、細い指が十五、六本くらいあるんじゃないかと思えるようなスピードで氷室はキーボードを打ち始めた。
柴田は二学年上の先輩の横顔を見ながら考える。
このくらい「私は論理的な知性派なので暴力とは縁がありません」という顔をしていたら、きっとカップルは逃げたりしないだろう。
……いや、別の理由で逃げるかもしれない。
氷室はそうとう焦っているはずだが、その名残は眉間にできた薄い一本のしわだけだった。
電車が再び駅で止まった。
乗り込んで来た人々の中に、小柄な老婆がいるのを見た柴田は反射的に席を立とうとし、足が痛んで顔をしかめた。
他の人が立たないかと周囲を見回せば、何たることか、柴田のしかめた顔に怯えた乗客はうつむきあるいは寝たフリを続行し、誰も老婆に気付いていない。
「どうぞ」
柴田が途方に暮れるより早く、氷室が立ち上がった。
「え、ちょっと。氷室さん、オレ立ちます!」
「怪我人は座れ」
「でも立ったままじゃキーボード打てないでしょ」
「立つって誰が?」
氷室はそのまま、柴田の膝の上にすとんと腰を下ろした。
「足首が痛いだけなら膝は平気だよな。俺軽いしお前頑丈だし。あ、柴田。この先カーブが多くて揺れるから、ちょっと腰支えてて。……いやそうじゃなくてしっかり抱えろ、俺が落ちたらどうする」
大学の最寄り駅に着くまでの二十分間。
イイ位置に当たる尻の感触やら丸見えのうなじやら。
至福を「おあずけ」されている上に、下半身が反応してはいけないと必死な柴田は、
「誘ってんのか、あんた誘ってんのか!?」とか。
「神様ありがとうでもやめて!!」とか。
そんな事を考えていたのだが、周囲は黙々とキーを打つ眼鏡の美青年がいつ鬼の形相のチンピラに殺されるかと気が気でなく、車内は嫌な緊張に包まれていた。
>780 神!
超萌えた。小悪魔すぎるよ。膝に乗るのは反則だよ。柴田可愛そうだけれどうらやましいよ。
マジで、ごはん10杯ぐらい食べれるほど萌えました。GJ!!!
すごい!リク内容が全然想像つかなかったけどぴったりだ。
クールだけどド天然かつ小悪魔って…GJ!
ももも萌え〜!
天然小悪魔ってどんなだ?って思ったら、
まさしく天然で小悪魔だよ!
柴田もかわいい! 中身を知ってる友達には
遊ばれまくってるんだろうなとオモタ。
氷室さんはいじって遊ぶことはしないけど
その天然小悪魔っぷりで振り回してる感じ?
GJGJ!!初めてリクしたので、好きな属性詰め込んでしまって
コレ書けるのか…と自分でも思っていたんですが、
見事萌えのツボにハマってしまいました…姐さん素晴らしいです
あああ、なんかめっちゃカワイイものを読ませていただきました〜
イイ二人だー(*´¬`)
(*´д`*)ハァハァ
やばい・・・テラ萌エスwww
難しいお題でこんな萌えなSSを書ける姐さんは神だよ(*´Д`)
うわぁほんとに神だよ…!
このカポーで続きが読みたいよ!!
あぁぁマジぐっじょぶ。
攻めのピンチに颯爽と現れて助ける受け
大昔から体育館裏への呼び出しといえば告白かリンチのどちらかと相場が決まっているわけで。
できれば前者であって欲しいなぁなんて甘い考えは、目の前に現れた男の巨体によってあっけなく打ち砕かれた。
「……先輩、今時呼び出しとか古いですって。昭和の学園ドラマじゃないんですから」
ふざけて口元を歪める俺には興味なさげに、相手は眼光を鋭くしたまま告げる。
『冗談言うな』とか『最近生意気なんじゃねぇのか』とか。
うわぁすごい、これってマジで昔のベタなドラマのワンシーンみたい。金/八?金/八ですか?
俺は今、古き良きツッパリドラマの一コマに吸い込まれてタイムスリップ中ですか?
っつーか、そもそもこの先輩自体天然記念物モンだろ。
今時、まっ茶のリーゼントって、え? ひょっとしてそれはギャグで(ry
などとぐだぐだ思っていると、突然目の前に飛んでくる先輩の左の拳。
予想以上に早いそのスピードに、『で、伝説の左!!」などと脳内で突っ込むも、回避できず見事に顔面HIT。
ぬるりとした感触に鼻血が出ているらしいのを感じつつ、今度はこちらから攻撃を。
――しようとしたところに、前方から飛んできたのはやけに甲高い男の声。
「おい、何してるんだっ!?」
その声に驚いて見上げれば、走ってきたのは現国の矢野。
おいおい。筋肉のみがとりえの体育教師あたりならともかく、この状況でアンタ来ても何の意味も無いだろ。
普段から生徒と間違われるような、チビでガリ痩せ非力の童顔だっつうのに。
けれど、一瞬そちらに気をとられたのがいけなかったのか、俺の拳は空を切って交わされ、
その代わりに相手の深いボディーブローが、俺のみぞおちを強かに抉り削った。
顔はまずいよ、ボディーボディーってか。でも、どこ殴るにせよ教師見てるし、関係ないんじゃ……。
瞬間、そんな事を思いつつ、衝撃に片膝をつく。
「……て、めっ!」
吐き捨てるこちらを無視してさっさと逃げる相手の後姿を見やる俺に、頭上から手が差し伸べられた。
「また喧嘩か?」
「別に、俺から突っかかったわけじゃないっすよ」
何とか体勢を立て直して立ち上がった俺に、矢野が小さくため息を吐いた。
「知ってるさ。だってお前、デカくていかついから上の学年に絡まれるだけだもんな」
仕方なさそうにそう告げたその顔が、なんだか可愛らしく見えたのは俺の気のせいか、違うのか。
「俺はさ、お前が、盗んだバイクをこっそり持ち主に返したり、
雨の中で捨て犬を拾ったりするくらいには優しい奴だって、知ってるよ」
そこで言葉を切ってにこっと笑った表情に、なんだか胸が跳ねる。
あー、やばい。学園ドラマの定番は現状まだ継続中っぽいな、おい。
そうだよ、そうなんだよ。
熱血新米センセーの熱い指導は、最終的にクラス中の生徒をいい子にしちゃうのがお決まりのパターンだよな。
『先生っ、ごめん……』『いいんだ、もういい』『でも』『何も言うな、お前は俺の生徒だろ?』
……みたいな。で、抱擁しあって二人でぼろぼろ泣いたり夕日に向かって走ったりラグビーで花/園目指したりして。
で、ラストには『俺、先生に色々教えてもらったよ。努力とか友情の大切さとか……」
『そうか、じゃあ、今度はもっと別のコトも教えてあ・げ・る☆』『えっ、そ、そんなことまで……』『あっ、あんっ!!」みたいな……(悶々
……あれ、いつのまに学園ドラマから教師モノのAVに変わったんだろ……。
っつーか俺、男相手に何考えてんだろ。キモイって!マズイって!!
でも、この人相手なら正直やれるんじゃね?とか考えてるのって、どうしてなんだ……。
(*´Д`)
(*´Д`) つ こいつぅ!
萌えワロタw
(*´Д`)(´Д`*)
(*´・ω・`)ジーッ
(*´Д`)
可愛い!
可愛いけどそろそろ回し。
まわし
まわれ回転寿司
3月32日
「春だなあ」
「おー…。あー…ねっみ」
「春だし、朝だからなあ」
「おー…」
「でももう起きなきゃなあ。またハゲ課長にゲンコツとハゲ菌とばされるぞ」
「お前インモーにもらっとけよ…春だからって伸ばしすぎだよお前」
「いらねえよ。つーか伸ばしてねえよ」
「いいよもー…俺眠いから今日会社休む。適当にごまかしといて」
「ドコのガキだよ。ほら、3月も今日で終わりだろ。〆日なんだしシャンとしろ」
「はあ? 昨日で3月終わったよバカ」
「あーあ、普段新聞読まないから一人だけ時代に取り残されてやんの。
今年から3月は32日までだぞ?」
「うっそ」
「マジで」
「…風呂入ってくる」
「…何か色んな意味でヤレヤレだよ」
ワロスwww
つまり片割れはねらーって事で良いのか?
あ、801ゲトだ
あなたの好きな歌詞でお願いします
変則的に、ここに投下していいのかな?
つじあやのの『風になる』の歌詞のイメージで。
運動場の桜が満開で、いつもは泥臭いだけの練習風景がなんだかまぶしく見える。
「おーい、キャッチャー。」
「あれ?弥生おまえ…今日体悪くて休んだんじゃなかった?」
「今来たとこ」
「部活だけ来てんなよバーカ!」
「なあ、三木は?」
三木がいない。マウンドの隅々を見渡しても、校舎の中にも…。
「あっれ、弥生先輩ー」
「白石てめぇ!…なあ三木どこか、知んない?」
俺は意味もなく白石をどついて羽交締めにする。こいつは背でかくなったな。
「えー、だって、三木さん、弥生先輩のうちにプリント届けてくるって。さっきチャリで…」
「…はあ〜?」
三木は、ここにはいない。
「…ったくあいつ、ばかじゃねぇの。俺ここにいるのに。」
「どこのお殿様なんだよおまえは」
「三木さんカワイそうっス」
俺は三木に会いたい。早く、会いたい。
「あ、おい!どこ行くんだよ弥生!」
「三木んとこ。あいつきっと土手のほう通るから、こっちから行けば途中で会える。」
走るのは久しぶりだ。風が気持ちいい。俺は春も夏も秋も冬も、みんな好きだな。
川沿いの土手、川向こうの桜並木は…満開だ。
チリリン。
「弥生…」
「あ!……馬鹿三木!」
「走って大丈夫か。平気か…苦しくないか?」
止まったら、やっぱり少し胸が苦しくてしゃべれなかった。
「すごい汗…薬飲むか?俺、水買ってくる…」
「……ばか。平気だよ。うしろ乗せろ。」
三木だ…。三木の制服を掴んだ。…いつもの三木だ。
「いい?」
「いいよ。」
俺が背中に寄りかかると、片手で三木が俺の腕をひっぱった。
「ちゃんと、しっかりつかまってろ。」
「…。」
二人を乗せた自転車が、三木の足の力で軽々動き出す。
気持ちいいな。土手がどこまでも続けばいいのに。
「家行ったら、おまえ、いないからさぁ…」
「馬鹿…こっちだって、学校行ったらおまえいねぇし。」
「…弥生。」
「…なんだよ。」
「なんで泣いてるんだ?」
俺は涙を流していた。そして声出してないのに、三木はそれに気付いた。
三木は、そういうやつだ。
「だって、なんか…もうずっと長いこと、おまえに会ってなかった気がして…
俺、すごくおまえに会いたかったんだ。」
「俺もだよ。俺も…弥生に会いたかったよ。」
四月一日の朝、俺の頬に、開いていた窓から入り込んだ桜の花びらがついていた。
右手に握り込んでいた手紙に、その花びらをのせてみた。
…意味なんかない。
手紙は弥生の親から、一週間前に届いたものだ。
息子の延命措置を中止する旨を息子の級友に報告する内容。
日程は、当人の誕生日…四月一日。
「弥生」
もう何年も呼びたくてたまらなかった名前を、久々に声にした。
あいつ、全然変わってなかったな。怒って、泣いて、温かかった。
「おまえがまたこんなふうに会いに来てくれるなら、俺は生きてくよ。」
なんで801番だからってリクエストしてんの?
応える方もなんで応えてんの?
>800GJ。エイプリルフールにだまされる子、かわいいな。もう少し描写があるとウレシイ。
そしてごめん。もう8だ。踏まれます。
収録後
楽屋に入ると、彼は、グッタリと部屋の中央で寝転がっていた。
僕が「お疲れ様です」と挨拶して入ってきても、起き上がろうともしない。
まぁしょうがないか。2時間半の長い時間、一人で舞台の端から端まで
走り回って、頑張ったんだ。あんなにたくさんマスコミやお客さんを
集めて、力も入っていたのだろう。DVD収録もしていたから、ミスを
してはいけない、と自分に言い聞かせていたのかもしれない。
僕はイスに座って、この後の予定をチェックした。頭に一応入っては
いるが、あと何分間、彼を休ませてあげられるか、もう一度確認したい。
しかし、何度も確認した通り、あと15分後に、雑誌のインタビューが
入っていた。このまま5分寝かせて、その後、シャワー浴びて準備させて…。
そう考えた時、後ろでくぐもった声が響いた。
「なぁ…今日、どうやった…?」
畳にうつぶせになったまま、喋っているらしい。
「最高でした」
「最高か」
「はい。僕が今まで見た中で、本当に最高でした」
振り返ると、彼はいつのまにか、あぐらをかいて座っていた。
細い首をもたげて、こちらをまっすぐな目で見ている。
「ホンマ?」
「本心です」
僕が即答すると、安心したように目を細めた。
「…ほな、DVD買うてな。お前の金で。で、墓の下まで持ってって。
俺も、今日の舞台は改心の出来やったと思ってんねん」
僕も、つられて微笑んだ。
5年一緒だった、彼のマネージャーを務めるのも、明日で最後。
異動で、僕は来月から、マネージャー職ではなくなる。
舞台をかたくなに映像化しなかった彼が、今回の収録に応じてくれたのは、
もしかして、何度も映像化するようお願いしていた、僕への餞別かもしれない。
彼の言葉に、ちょっとうぬぼれそうになった。そして、涙がにじんだ。
「…さぁ、インタビューがこの後入ってますから、そろそろシャワー浴びて
準備してください」
僕は、涙を気づかれないように、わざと元気よく笑顔でそう言った。
「最後まで、人使い荒いな、お前は」
彼は、苦笑しながら立ち上がって、タオルを持ってドアを出て行こうとした。
「…ほんま、買ってな。アレは、お前のもんや」
ドアを出て行きごしに、小さくつぶやいたの、聞こえた。
「もちろん、買うに決まってるじゃないですか」という言葉は、明日のお別れの時に
また言おう。そう思って、僕はドアに向かって、おじぎをした。涙がにじんだ。
マネージャー辞めたら恋人になればいいと思うよ。
801か801じゃないか微妙だけれど、マネージャーには、ぜひ出世して
芸人を押し倒せるような、立派な攻に育ってほしいと思った。
芸能人×マネでもおいしく頂けますた。姐さんGJ!
>>810-
>>811 禿萌えた _| ̄|○ノシノシ
マネが新マネに嫉妬してそのまま昼ドラ関係 な脳内妄想も加わって
もう萌えが止まらない
収録後の楽屋・・・大好物ですごちそうさまでした(*´Д`)
芸人の関西弁萌エス
まわしつつ踏まれます。_| ̄|○ <リクドゾー
新たな職場で、懐かしい出会い
mawashi
821 :
風と木の名無しさん:2006/04/04(火) 19:35:32 ID:HDKKqX7V
お前ら輪姦すぞ( ゚Д゚)ゴルァ!!
( ゚Д゚)<返り討ちにしてくれるわー
はい、まわし。
823 :
風と木の名無しさん:2006/04/04(火) 20:19:12 ID:wST6FY1t
輪姦せ輪姦せ
○
(((( (ヽヽ ))))
>_ト ̄|○
〇 〇 < >823 まわせ! まわせ!
@u@@u@
八 八
輪姦せ輪姦せ
○
(((( (ヽヽ ))))
>_ト ̄|○ <アッアッ…イイ…
輪姦してやるぜ
○ ○
(((( (ヽヽ ○ / ) ))))
>_ト ̄| 〈ヽ <ングッ… ンンッ…
頭蓋骨ずれてる。
スマソ。
828 :
風と木の名無しさん:2006/04/05(水) 00:58:13 ID:uvtsV33s
踏まれてやるぞヽ(`Д´)ノ
>>829べっ、別にお前の為に踏まれるんじゃないからな!!
俺の生死を握る人
「…攻めがいなくなったら、生きていけないかもしれない。」
信号待ちの間、ポツリと受けが呟いた
「らしくないこと、言うな?」
そんなキャラじゃないくせに、と攻めが肩を竦めると
冗談じゃないよ、とハンドルを握っている受けの手に力が込もった
「…じゃあ、俺が死んだらオマエも死ぬのか?」
「……あぁ。」
青に変わった信号に気を取られたのか、一瞬遅れた答え。
受けはアクセルを深く踏み込んだ
出逢った時から。
攻めの命は受けのものだった
受けがいたからこそ、生きてこれた
「…事故りそうなスピードだな」
微笑しながら
オマエが決めたらいい、と攻めは静かに目を閉じた
GJ!
なんかハードボイルドな雰囲気。
終わり方がすごい好みっス
832 :
風と木の名無しさん:2006/04/06(木) 08:10:20 ID:roH53+Om
24時間経ったのでまわーし。
mawasi
まわし!
お腹痛いけどまわし。
眠たいけどまわし。
踏まれてみる
行ってくんなきゃわかんねーよ言ってくれよ×言わなくてもわかれよ馬鹿
840 :
1/2:2006/04/06(木) 23:25:28 ID:f1KOsOix
前々から、自分の体がヤバいことになっている、とは感じていた。
体がだるく、微熱がずっと続いている。食欲も無く、のどや胃の粘膜が荒れ、吐き気が
常におさまらない。はじめは風邪だと思っていたが、鼻血がなかなか止まらないあたりで、
死んだ母親と同じ病気ではないか、と気づいた。
それでも、俺は馬鹿だから、もう少し市販の薬で様子を見てみよう、とか、この痛みは
昨日よりも良くなっている、とか、自分をだまして、その日を先延ばしにしていた。
お金がもったいない、という気持ちもあったが、それよりも大事な理由があった。
母親がこの病気にかかった時は、入院したが最後、病院から一歩も出られずに死んだのだ。
俺は、死ぬよりも、それが怖かった。
しかし、そんなやせ我慢も、長く続けることはできなかった。
アツシに、気づかれてしまったのだ。
中学生の時に、訳あって、兄夫婦の家から、叔父である俺の家に来たアツシ。
アツシは、すぐに俺を病院へ連れて行こうとした。泣きながら懇願してきた。
俺は、それを必死で拒否した。
自分の気持ちを言えたら、どんなに楽か分からないが、そんな恥ずかしいことを、
大の大人が言えるわけがない。「自分のことは分かる。俺のことは放っておいてくれ」
と、アツシの頼みを拒否した。
841 :
2/2:2006/04/06(木) 23:26:45 ID:f1KOsOix
アツシは、怒鳴るように、俺に向かって言った。
「叔父さん、病気が怖いのかよ! 病名なんて、病院へ行ってくんなきゃわかんねーよ!
言ってくれよ、行くって!」
俺は、アツシの顔を見ないように、首を横に振った。
「何でだよ! 理由を言ってくれよ! 言ってくんなきゃ、俺は…!」
「言わなくても、分かれよ、馬鹿」
俺は、涙で濡れたアツシの頬をぬぐった。
子供みたいな泣き顔して。もうすぐ大学も卒業だというのに、中学生の頃と変わらない、
馬鹿丸出しの顔だ。
アツシは、何を言っても、俺が考えを変えないと知ると、部屋に閉じこもってしまった。
俺は、痛み止めの薬を飲んで、胃の痛みをやりすごす。
「言わなくても、分かれ、馬鹿」
もう一度呟くと、自分がどうしようもない馬鹿であることを、身にしみて感じた。
アツシ。
最初は面倒くさい子供だと思っていた。しかし、今ではもう、甥というより、俺自身の
子供のような気がしている。それが、あと数ヶ月で、社会人になり、この家を出て行くのだ。
新しい世界に出て行くアツシに、入院する俺の世話なんて、させたくない。
何よりも、10年近く続いたアツシとの生活が、あと数ヶ月で終わるのだ。
出来る限り長い時間、一緒にいたい。
そして、アツシが家を出て行く日は、俺が送り出してやりたい。
人間嫌いで、両親とすら一緒に暮らせなかった俺が、唯一手にいれられた家族なのだ。
社会人になるアイツに、保護者として、伝えたい事がたくさんある。
病院のベッドの上では、それすらできないじゃないか。
俺には、それが怖い。
あと数ヶ月したら、別にベッドの上で一人死んでもいい。だからもう少しだけ。
グレイトと言わせてくれ…!ちゃんと「行ってくんなきゃ」になってるし…
ももも萌えた!!
お題に沿いまくってますな
GJ!
…泣けてくる。・゚・(ノД`)・゚・。
ちょ・・・泣いた!
。゜(゚´Д`゚)゜。
>>846 なんてことを…切なさ倍増じゃないか…
まあ、その、踏んでくれ
これは夢だ
夢だ。
これは夢だ。
お前が、いつも女のケツを追っかけまわしてばかりのお前が俺の前に立っているなんて。
ましてや俺の手を握ったまま顔を赤くして立ち尽くしているなんて。
おいおいお前自称ヒャクセンレンマっつってたじゃねーか(どう考えてもカタカナ発音だったが)。
どこの純情少年だその反応は。
いや、そうじゃなくてな。
俺はお前の好きなオンナノコじゃないぞ。
俺はお前の親友で幼馴染でお前の女癖の悪さを口うるさく注意する男だぞ。
・・・お前を、ずっと前から好きだった男だぞ。
驚いた顔してんな。まあそりゃそうだ。顔に出したことねーからな。
でも、本当の話だ。
お前は俺が友人の悪癖を心配してくれていると思ってたんだろうけどよ、俺はいつもお前の口説く女の子達に嫉妬していたよ。
俺は、いつでも振られて俺の所へ飲みに来るお前を見て安心していたんだよ。・・・良い友人面してな。
軽蔑したろ?
ほら、さっさと手を離せよ。
夢とはいえ期待しちまうんだからよ。
俺は顔でもつねって目を覚ますから、お前はさっさと大好きな女の子達の所へ行くんだな。
そう言って、手を振り払ってつねった顔の痛みは
目の前に迫ったあいつの顔と、唇に当たった熱で分からなくなってしまった。
仕事早いっす!GJ!
GJ!萌え
853 :
2/2:2006/04/07(金) 21:47:59 ID:HyqG3291
GJ! こういった独白は、胸がしめつけられるね。
…話は変わりますが、「24時間まわすの禁止」ルール、改正しませんか。
最近、24時間経つまで書き込み無いということもありましたし、この制度無くすか、
まわしまでの時間を短くするか、してほしいです。
感想を言いたい人が言えなかった場合は、まとめスレに、感想かけなかった人のための
スレもあるわけですし…。有効活用しましょうよ。
可愛い話で萌えた!GJ!
GJ!相手は襲い受けだといい…!
>>853 つまりもう少しスレの流れを速やかにしたいってことかな。
どうだろう…ちなみに私は24時間はちょうどいいと思ってるけど。
まあどっちにしろ、これ以上はそれこそまとめサイトのBBSで
とりあげたほうがいいかも。
>855
まとめサイトのBBSに書いてきました。
857 :
風と木の名無しさん:2006/04/09(日) 01:33:18 ID:0tQ1IxcL
止まってるからageまわしとく。
858 :
風と木の名無しさん:2006/04/09(日) 01:48:20 ID:AgMt2JrZ
あげまわすぃ
馬鹿×嫉妬深いクール
「まった小難しい本読んでんのか〜」
成司は夏樹の手にしていた文庫本をひょいと取り上げると
無造作に放り投げた
「なにをするんだ」
いつもは無表情とさえいわれる、夏樹の目が苛立ったように細められた
幼馴染の落ち着きのなさは夏樹にとっては時々腹立だしくさえある。
こんな男にファンクラブなどと、うちの学校の女子たちはどうかしている。
今日も成司は、グラウンドでサッカーの部活の練習中に、女の子の黄色い声援を
浴びていた。それを、放課後の教室で、夏樹はぼんやりと眺めていたのだった
(次レスへ続く)
「まったく、たまには外に出て、太陽の光でもあびろっつーの!
いくら親父さんの後つぐために医大受験するっていってもなぁ、
オトコは体鍛えてナンボなんだぜ!」
成司は夏樹が完全無視を決め込んで文庫本を拾い上げるのをみて
舌打ちをすると、しなやかな長身を傾けどっとベッドへ寝転んだ。
まったく、ここは俺の部屋だろ。本当に成司という男は遠慮もなにもあったもんじゃない。
こいつは脳みそまで筋肉でできているのか。
悪態をこらえると、夏樹は文庫本に再度目を通した。
「まったく、なんでこんななまっちろいやつなんかのこと、玲子ちゃんは・・・」
ぎろりと夏樹の目が成司を冷たく見やる。
玲子とは、成司がほのかに恋心を抱いていた同じクラスの女子だった。
玲子は、夏樹に告白し、そして、ふられたのだ。
「それにしても夏樹って浮いたうわさひとつねーな。女にキョーミねーんじゃねーかって
うわささえ立ってるぜ〜」
ーーーこの男はデリカシーのかけらもないのか。
苛立ちが頂点に達した夏樹は、適当なことを言ってやろうと口を開く。
「あいにく女には興味ないんでね。お前みたいな女好きとは違うんだ」
成司は目を丸くした。
「なんだよそれ、お前ってば男好きなのか?」
真にうけるなよ、うざったい。夏樹は堪忍袋の緒が音を立てて切れたかのように感じた。
「いいからもう帰れ。もう夜中だろ。いくら家が隣同士だからといって
俺の部屋に転がり込むのにも限度がある。早く出て行け」
(次レスへ続く)
冷たい表情で言い放つ夏樹。それはまるで端正な彫刻のようだった。
そんな彼の無表情を変えてみたくて成司はいつもちょっかいを出してしまうのだった。
成司はにやりと口の端だけゆがめて笑った。
「ああ、そうですか。わかったよ。」
なんだかタチの悪い笑い方だな、と夏樹が思った瞬間。
まるで肉食獣のような鋭敏な動きで、成司の手が夏樹の手首をつかんだ。
わけのわからぬまま、共にベッドへと倒れこむ。
その刹那
成司の唇が夏樹の唇を捕らえたのだった。
「!!!」
いったいなにが起こっているのだろう。息が苦しい。
それにしても成司は、とても慣れているみたいだな。
キスに。
その二文字を頭が理解した瞬間、夏樹は一気に頭に血が上るのを感じた
ばちん!
成司の右頬が音を立てた。夏樹が飛び起きた瞬間に殴ったのだ。
「いってーな なにすんだよおい!」
「それはこっちの台詞だろう!」
白い頬を珍しく高潮させて、洗い息を紡ぎながら夏樹が言う。
「・・・・へえ。人形じゃない顔みんの久しぶり・・」
!?いったいこの男は何を言いたいんだ?
夏樹がさらに混乱を極めたそのときだった。
「〜〜〜〜〜〜〜♪」成司の尻ポケットの携帯が鳴った。
「もしもし、あ、なぎさちゃん!?今日これから?もうぜんぜんオッケーだぜっ!」
(次レスへ続く)
夏樹は急に取り残されて、呆然とした空気からいきなり現実に引き戻された。
「わりいわりい、ちょっと急用できちまった」
成司は傍らにあった上着を着ると、あわただしくドアのほうへ向かう。
夏樹はもう、何も言う言葉すら出なかった。この男はいったい、どういうつもりで。
成司はドアをあけると何かを思い出したようにふと振り返った。
「お前の唇って、薄いけどやわらけーのな」
「!!!!」
夏樹は枕を思い切り成司に投げつけた
「どこまで侮辱すれば気が済むんだ、さっさと出て行け!」
「わかったよ、雪の王子さま!」
ギャハハっとからかうように笑うと、成司は枕を投げ返し、去っていった。
「雪の王子さまか・・・」
それは、夏樹にひそかにあこがれ女子たちが影で着けたあだ名であった。
無表情の象徴であるかのようなそのあだ名は、気恥ずかしくもありながら
言い得て妙であった。
夏樹は唇に手をやる。なんだかとても熱い。まるでそこだけ火になったみたいだ。
そういえば、こんなに怒ったの、久しぶりだな・・・
いつからだろう。厳しい父親の期待に答えようと、笑うことすら無駄なことのように
思えたのは。ただただ、医大受験の勉強にはげむうちに、
幼いころには出来ていた笑顔すらわすれてしまっていた。
炎みたいに熱い成司のキス。それはまるで氷をも一瞬にして溶かすような・・・
成司のバイクの音が、外から聞こえる。彼はまた、今日も女の元へいくのだろう。
いつものことなのに、なぜだか急に胸がちくりとした。
わけのわからないその感覚を、夏樹は初めて知った。
この感情の正体は、いったい何なのだろう。
「まあ、いいか。」
明日になれば、またいつもと同じ日常が始まるはずだ。
ベッドにもぐりこむと、胎児のように体を丸め、夏樹はぎゅっと目を閉じるのだった。
終
モエース
続き読みたい!
仕事早い!しかも萌え!GJ!
>860GJ!
でも、深夜だからいいけれど、書きながらじゃなくて、一気に投下してくれると嬉しかった。
そんくらいわかる。だからまとめて書いて投下しろってことでしょ
ゲトしまーす。
涙と頭痛
朝から頭痛が治まらない。
「大丈夫…?」
そんな事聞かれても大丈夫じゃないに決まってるだろ。
「ごめん…」
ああもう、なんで謝るんだよ。
「…これ」
薬はあまり好きじゃないって知ってるだろ?
「…」
…?
「…っ…う」
…いい年した男が泣くなよな…。
前にコイツの口から聞いた話が痛む頭をかすめる。
何年も前に兄貴を亡くしたって。
『頭が痛い』と言い残していきなり倒れて
そのまま会えなくなったって。
だから泣いてるのかよ。
アンタの目の前にいるのは兄貴じゃないのに。
こんなにイラつくのは頭痛のせいだと自分に言い聞かせて
苦手な薬を無理に飲み下した。
871 :
860:2006/04/09(日) 16:49:11 ID:AzzXI2+f
>>870 GJ!なんか870自身の優しさも伝わってくるような作品で和んだよw
>>868 ごめんね。
長くなりそうだったから、書きあがったあとですでにで誰かが投稿していたら
水の泡になる可能性があったんで分けて投稿したの。
もし次の機会があったら1レスで終わるような短いのにするわ
トラウマとか心の傷みたいなの好きシチュなんで萌えた〜。
>>871 長いの大歓迎だよ!なんつーか、長さはその作品のスタイルに合ったのが一番いいと思うし。
たぶん
>>866とかも長いことは問題にしてないと思う。
ただこのスレのシステムだと、「書きあがったあとですでに誰かが投稿してた」
ってことが起こるのは当たり前だから、一番早く書き上げた人が投下することにしたほうが
わかりやすいじゃん。それで、もし自分も投下したいのがあったらぜひまとめサイトへ!
>>870 萌えた…大事にしてやれよ!
>>871 長さは確かに長すぎるとうざいけど、数レスに分けるのが駄目なんじゃなく
分けるならまとめて書いたものをスレに貼る段階で分けて欲しいってこと。
間が空くと見てる方も反応していいタイミングがわからないからね
> 分けるならまとめて書いたものをスレに貼る段階で分けて欲しいってこと。
「直書きで投稿せず」が抜けてる
何を言ってるんだか…orz
>870
萌えた。870の優しさと、心配で泣いてしまう男がカワユス
>871
書きあがった後で、すでみ誰かが投稿しているのなら、まとめサイトに投稿したらいいよ。
それが嫌なら、棚スレでもいいし。長いのは別として、過去スレやまとめ読んでみてほしかったな。
当たり前だけれど、時間との闘いも含めた上での*9*0スレだから、先に場所取りとかは、
今後勘弁してください。
876 :
風と木の名無しさん:2006/04/10(月) 14:57:40 ID:wj0W8UlW
まわし
877 :
風と木の名無しさん:2006/04/10(月) 15:36:38 ID:/KeRNLeG
このスレおもしろい(*´∀`)
まわしまわし
踏まれます…
さあ*9さんどうぞ…!
879 :
風と木の名無しさん:2006/04/10(月) 16:07:35 ID:Uo0GJ6u/
絶対優勝するんだ
「絶対に優勝するんだ」
そう言って前を見据えていたお前の横顔を俺は忘れない
三年間、駆けずり回ってたフィールド、追い掛け続けたボール
俺には解らない世界
だけど、お前が1番だ それだけはわかるよ
でも…
でも、頼むから俺の手の届かない所へ行かないでくれ
これからも、俺の側で向日葵みたいに笑っててくれ
お前には太陽がよく似合うよ
日影から出ることのない俺にこれからも光を届けてくれ
……これが俺からの応援メッセージだ
お前が負ける訳無いさ、行ってこい
勝って、俺の所へ帰ってきてくれ…
881 :
風と木の名無しさん:2006/04/10(月) 18:36:52 ID:/KeRNLeG
>>880 GJ!!爽やか青春!!
漏れ的にはこの独白してる子は
入院とかしていて爽やか青春を送れなかった感じだといい…!!
モエdクスww
>>880 GJ超GJ!
いいね青春モノ!
>>881 萌えプラスですな(´д`*)
お見舞いには野球場に生えてた野生の向日葵の束持ってったりするといい。
(;´Д`)ハァハァハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
ちょっ
それそのまんまうちのご本尊様のイメージなんですが
貴女神ですか?神ですね?
どうしてこう萌えるお話にしてくださるのですか
GJ杉て萌え氏にそうです
ごめん今だけは泣かせて。・゚・(つД`)・゚・。
884 :
881:2006/04/11(火) 01:00:32 ID:6DgfO6oy
>>882 向日葵の束抱えた向日葵笑顔の少年ですか…!!
テラモエス!!!_| ̄|○ノシ
>>883 よくわからんが泣け!!
目一杯泣け!!
ここには萌えのゴッドがついておられるさ…!((つд`。))
次のお題が楽しみなのであげまわしw
wktk!!
まわす
独白系は切なさ倍増ですなー。
今日のお昼はおにぎりとパン〜
回せ舞わせ廻せ輪姦ry
888 :
風と木の名無しさん:2006/04/11(火) 15:51:55 ID:6DgfO6oy
輪姦されて踏まれてみるww
さぁ漏れを踏み台に、お題をドゾー!!(*´∀`)
僭越ながら踏ませていただきます…!
↓
誰もがそれを笑ったとしても
「笑えよ」
そう言って、向かい合う俺の幼馴染氏は、ぶすくれた顔でそっぽを向いた。
「そんなに笑って欲しいかよ」
「当たり前だろ! こんなカッコしてまでウケ取ってんだよ! 笑えよ!
終いにゃくすぐり倒すぞ!」
アイツ笑わないよな。気味悪ィ。だの何だのと俺が噂されてるのは知って
た。こいつがムキになってそれを否定してたのも。
『ちげーよ! あいつは気ィ許した奴にしか笑わねぇだけだよ!』
って。お前、それフォローになってないのに気付かないのはおかしいぞ。
俺が手酷い振られ方をして以降、誰の前でも笑わないの、随分気にして
くれるんだな。ありがとう。でも、よせよ。そんなことされたら、笑うどころか
泣いちまいそうだから。だから、もういいよ。
俺の目の前で、真っ赤な顔をしたセーラー服のお前。
うん。すごく変だ。ていうか誰から借りたんだよお前。180超えで目つきも
悪い、通報寸前の仮装男。
でも、だから笑えねぇよ。たとえ誰もがそれを笑ったとしても。
見た目とは裏腹の真っ直ぐな想いに、俺は、応えられずに俯いた。
gj!
恋の傷は新しい恋に癒してもらえばいいyo!
絵で見たいなw
>>892 同意だが絵で見てしまうと萌えるどころじゃなくなりそうで怖いw
180男にあうセーラー服は、なかなか無いだろうから、クラスで一番大きい女子の
セーラー服を借りるのか…。
肩幅あわないだろうし、エスパー伊藤並にピッティピティだろうな。
本当に通報寸前だwww
禿萌えた。
モエス(*´∀`*)
受け攻めはどうなるんだろう。
女装にはワロタwけど、切ない話だな。・゚・(ノд`)・゚・。
きっと傷を癒してあげられるよ。
今、このスレざっと読んだが、あんたらの創造力には素直に感心する。短時間でこれだけのレベル、凄い。
801には興味ない…筈なのだがw
>>890 うわあ、すてきな萌えをありがとう…!
いいよーせつないよーーー
思い残すところはないわ、さあ踏んで…!
じゃあ、折角だからりくしてみる。私事から
医師×リハビリ中の怪我人
売店の入り口ですれ違ったのは、外科病棟に入院してる高校生の男の子だ。
担当医の先輩が、無口で食が細くてリハビリにも上の空だとぼやいていた。
しかしなかなか美形で、女性陣にはストイックでかわいいと評判、その彼だが、
…一瞬でよくわからなかったけど、今泣いてなかったか?
おれはレジ台に豆乳を置いて、おばさんに聞いてみた。
「今出てった患者さん、どうかしたの?」
「あら先生。いえ、それがねぇ…」
次の日、おれは朝食の時間帯に彼の病室を訪ねた。
「あら、森下先生…」
「やぁ、ちょっと彼に用があって。いいかな?」
「そうなんですか?…じゃあ菊川君、私またあとで来るけど、少しでもいいから食べてね。」
そう言って看護士が病室をあとにすると、菊川君は無言でおれを見た。
机の上には、手の付けられていない病院食。
思わず口元に笑みがうかんだおれを、訝しげに見る菊川君。
「ん?なんだ、その目は。いいもの持って来てやったのになぁ…」
持って来たタッパーを見せると、あからさまに興味を示す菊川君。
「なんだか知りたいか〜?」
勢い良く首を縦に振る菊川君。面白いなこの子。
「ふっふっふ…おれの実家から送って来た自家製梅干し。」
その瞬間、目を輝かせておれの白衣に飛びついて来た菊川君は、昔飼ってた柴犬を彷彿とさせた。
「いやぁ、菊川君すっかりキャラ変わっちゃいましたよね〜」
「まったく、誰よクールでつかみ所のない美少年とか言ってたの」
「それにしても森下先生、よくわかりましたねー菊川君の”梅干し”。」
「ああ、あの子がちょうど売店に探しに来てたときに居合わせたんだよ。…にしても、今時の高校生が、自家製の梅干しがないと食事ができないなんてなぁ。」
「あ!先生っ、森下先生ーっ」
廊下の向こう端で、思いっきり手を振っている菊川君。
あれ以来まさしく犬のようにおれに懐いているんだが…まあリハビリも順調らしいし。
「先生!うちの両親来週には日本に戻ってくるから、うちの梅干し持ってくるって。そしたら先生にも食べさせてあげるよ!」
「はいはい、わかったから…病院で大声出すな。」
まとわりついてくる犬っころの頭をなでながら、やっぱりおれの口元には笑みがうかんでしまうのだった。
自家製の梅干しテラモエスですわ
ほかほかのご飯に梅干し萌え
GJでございました
myカプにもいるよ、ばーちゃんの梅干しが大好きなキャラw
GJ!
おんし、都営新宿線沿線だな?w
GJー!!
食い物でわんこ化してベタ懐きな菊川君にテラモエタ!
GJ!!
クールげな先生もいいよー萌えをありがとう!
906 :
風と木の名無しさん:2006/04/12(水) 16:32:31 ID:RCUMzmQx
人いないなぁ…ageまわしていい?
次なる萌えを期待して、まわしまわし
ふんっ踏まれてやるわよっ
べ、別にアンタのためじゃないんだからねっ!
ゴルゴ
「ほわちゃあ!」
「…なにするんだよ!後立っただけじゃないかよ」
「俺の後ろに立つな!立ったやつは死ぬんだぞ!」
…また始まった。こいつの悪い癖は、直前に読んだ本の影響を受けることだ。
床に転がっている漫画を見ると、マユ太ヒットマン漫画。
あー、よく判らんが、今日はでゅーくなんだろうな。
「…依頼を聞こうか、振込先はスイスの銀行だ」
「あーはいはい、じゃあ、2時間ぐらい黙れ」
「…では依頼を受けた」
そう言いながら、奴は俺を押し倒しにかかる。
まて、でゅーくはスナイパーだ。グラップラーじゃないぞ!
「…依頼を持ってきたものとは、その後寝るんだぞ、ごるご」
…お前、良い様に解釈するんじゃねえ!
GJGJ!ちゃんと原作ゴルゴ踏まえててワロスwww
ワロタ。なごんだよ。
しかしゴルゴは決して、「ほわちゃあ」とは言わないwww
ちょ、うけたw
ヨイシゴト!
GJGJGJ!!
カワユスwww
「ほわちゃあ!」可愛いな。GJ!
いーよーかわいいよー
918 :
風と木の名無しさん:2006/04/13(木) 00:58:55 ID:/UboBxtz
GJ!!!
カワユス(´∀`*)
さてもうすぐ次のお題が…!
てことであげまわし(ノ∀`)
ゲト?
年下のわんこ系わがまま攻×年上でぬこ系のツンデレ受で。
「寝るなよ兄ちゃん、今日は朝まで飲むんだから。」
「何言ってるんだ…いきなり押しかけて来といて。お前床で寝ろよ。」
突然訪ねて来た俺に驚きもせずに、何も聞かないで部屋にあげてくれた従兄は、やっぱり白い服を着ていた。
この白は、服従の白、無抵抗の白、無関心の白、―自由の白。
いくらでも好きに染めてみせろって態度で、そのくせ何者にも染まらない圧倒的な白。
あんまり真っ白なんで、子供の頃から気になってしょうがなかった。
よごしてみたかったり、憧れてみたり、ふみにじりたくなったり。
「…でもまあ、俺も大人になったんだよな♪」
「はぁ?」
無防備な手をつかまえて、頬に引き寄せた。
寒そうなあなたを暖めたかっただけなんだ。
>♪
ウヘァ
923 :
風と木の名無しさん:2006/04/13(木) 12:27:11 ID:/UboBxtz
GJ!!!!
その先のいちゃらぶがみたいww
まわしたい。
まわされたい。
挿したい。
穴があったら挿れたい
じゃぁ私は花瓶と花を用意してこようか
酔った勢い
「俺はホモじゃない」
素面の彼は少し困ったような、そして何か忌まわしいものを見るような表情で俺を見た。
分かっていたはずなのに。思春期になって初めて好きな女の子ができたとき、彼が真っ先に向かったのは俺の所だったのだから。
それ以来彼は無類の女好きで、俺が自分のセクシャリティーについて悩んだ時も彼は女性を目で追っていたのを覚えている。
なのにどうして告白なんか…。言ってしまってから気が付いた。
もう友達には戻れない。「お酒の所為で…」なんて言い訳、通じない。
下唇を噛み締めて、震える身体を彼から隠した。
931 :
1/2:2006/04/14(金) 01:51:40 ID:rE+emEjn
明日は結納だと言うのにこんな遅くまでいいのかと言ったら、飲みたいのだと奴が駄々をこねた。
男にも結婚前になんちゃらブルーとかいうのがあるんだろうか。
深酒になった。
「本当はさァ、結婚なんかしたくねぇのよ、俺は」
終電も逃して、飲み代で大枚はたいた後だけにタクシー代は二人合わせても俺の部屋まででギリギリで、いいよ泊まれよ、と久し振りに切り出した。
まだ入社間もない頃は良く終電が無くなるまで飲み歩いた。
こんな風にタクシー代を折半して俺の部屋へ雪崩れ込み、人肌が恋しくて、戯れに抱き合ったこともある。
唇を重ねたのは一度だけ。互いに我に帰り、『酔った勢い』だと笑い合い、それ以降、どちらからか飲みに行っても終電を逃す前にお開きにするようにしていた。
…今日までは。
「結婚したくねぇんだよ」
台所で水をコップに汲んでいる最中も、その声は繰り返した。
それでも結婚するくせに。
口から溢れ出しそうな言葉を水で飲み込むと、息を小さく吸い込む。
「…自分で決めたくせに馬鹿言うんじゃないよ」
結婚すると聞いたのは、直接じゃなかった。
同僚の女性社員が聞きつけてきて、見合い結婚するらしいと教えてくれた。
あの時、あまりの胸の中の重さに息が止まったかと思った。
お前が結婚したくないと思う以上に、俺はお前に結婚して欲しくないんだと
酔った勢いでもいい。
言えたなら、どんなに良かったか。
「結婚なんか」
三度目の言葉を聞く前に、背中を向けたまま、気持ちとは別の言葉で遮った。
「お前、酔ってるんだよ」酔って、少し、弱気になってるんだ。
「…ほら、少し水飲めよ」
…手にしたグラスに水を足して相手に差し出そうと振り向くと、畳にへたり込んでいた筈の長身がすぐ目の前にまでやって来ていて、思わず怯んで。
意外そうに奴が目を眇めた。
932 :
931:2006/04/14(金) 01:53:48 ID:rE+emEjn
誠にすみません、まとめに投下してきます…。
萌えがたくさんでしあわせ〜
まわし
輪姦(まわ)し
あれ?まわしちゃってるの?
>>930 短いのにいろいろ心情が詰め込まれてて読ませる。GJ!
937 :
風と木の名無しさん:2006/04/14(金) 11:13:55 ID:KBzs4/no
>>930>>931 二つともGJです!!
どっちも切なめで良かった…
『酔った勢い』ナイスリク!(*´∀`)
あげまわし〜
さあ思う存分踏め!いや、踏んで下さい!
できればピンヒールで。
新人研修
4月14日、今日は、惜しかった。
「遊びじゃないってことがわかってないみてえだな。」
先輩は僕の肩にそっと手を置くと、地獄の底から響くような声で
抑揚もなくこう言い放った。
多分一瞬心臓が凍り付いたのではないだろうか。僕はよろけた。
それから、先輩に腕を掴まれて、なされるままに椅子に座らされた。
次の瞬間先輩の固い革靴がすばやく動いて、椅子が暴力的な音をたてる。
「…いいか」
僕の上に覆いかぶさるように、先輩が椅子の肘置きに体重をかける。
「…ここには学生気分のやつに吸わせる酸素はねえんだよ。」
「……はい」
僕は、蚊の鳴くような声でそう答えるのが精一杯だった。
今日は、本当に惜しかった。今日の先輩は、あれは、かなりキていた。
おそらくあと一歩だったに違いない…僕に手をあげるまで。
来週こそあの黒い革靴が蹴るのは椅子ではなくて、僕かもしれない…
そう考えると、体の芯から震えが止まらないのだった。
今日から君が見てやってくれ。そう言って部長から任されたのは、よく知った顔だった。
「お久し振りです、先輩。会いたかった」
変わらぬ懐こい笑顔のコイツは、学生時代にほとんどツレだった後輩だ。
「お前、もうちょっといいとこ行けたんじゃないの?何でこんな中小企業」
「先輩がいるからですよ」
お世辞だと解っていても嬉しい言葉に顔が緩む。コイツはいつもこんなことを言っていた。
全く昔と変わらない奴だな。「何か質問は?」
「聞きましたよ。先輩、やり手の営業らしいじゃないですか」
「はは、ホントにやり手なら新人は付かないよ」
「新人研修ってどれぐらいあるんですか?」
「俺に付くのは短くて一週間、長かったら一ヶ月」
部長と相談しながら決めるんだ。答えながら、キィを取って駐車場に向かう。
「最低でも一週間先輩とずっと一緒ってこと?」
「そうだな、よほど問題がない限りそれ以下も以上もないよ」
美人じゃなくて残念だったなーーー言い掛けて車のドアに掛けた手を掴まれる。
腰に回されてた腕に力が入って、額に奴の顎がぶつかった。
何するんだと見上げたら、学生時代に数多の女を虜にした凛々しい顔が、
「じゃ、一週間で先輩を落すんで、覚悟して下さいね」
長いこと待ってたんですから。と耳元で笑った。
942 :
941:2006/04/14(金) 23:35:36 ID:dSQXWQMy
うわわわすいませんorz
まさか2回連続、リロミスがあるとは思いもよらず、続けて読んで、
「後輩と先輩で、こんなにも認識違うのか…?」と、勝手に話を捏造しそうになった。
>940乙。そして>941、せっかく書いたのにリロ忘れしないよう気をつけてくださいね。
945 :
風と木の名無しさん:2006/04/15(土) 03:11:12 ID:kizJyGa+
GJGJ!!!
>>940 革靴で後輩を思いっきり蹴飛ばす
先輩がみたいww(*´Д`)ハァハァ
>>941 『ツレ』という文字を
漏れの脳は『ツンデレ』と勝手に読んだwww
次はどんなかな
期待アゲw
まとめサイトの番人さん、お疲れさまでした…!
次スレまでに新しく管理人さんを募ったほうがいいのかな?
それとも新スレになってからゆっくり相談するほうがいいのかな…
と思案しつつとりあえず踏まれる。
萌えながら踏まれます…
いやん、もっと強く踏んでぇ・・・_| ̄|○
950 :
1/2:2006/04/15(土) 18:02:18 ID:l+sR8gjs
「踏んでください」
人並み外れたイイ面(こういうのを美貌っていうんだろう)したコイツに
こんな真っ直ぐ見つめられたら、
女なら誰だって顔を赤くするだろう。
そうさ、例え平々凡々なヤツでも、そんでもって男でも、
絶対見とれるに違いない。
……だから、オレがちょっとぐらいウッと詰まるのは、当然なんだ。
しかもヤツはあれだ、いわゆる土下座というやつをして、
マヌケ面で突っ立ってるオレを、じっと見上げてくる。
まるでおあづけを食らってる犬だ。実家のポチにそっくりじゃねぇか。
だけどオレは、ヤツを笑えなかった。
おかしなシチュエーションだってことはオレにだってよく分かってる。
どうせそんな目でオレを見てるお前だって、
オレのこと、バカ面さげたアホなヤツだなんて思ってんだろ?
「俺のこと、踏んでください」
もう一度ヤツが言った。そんなこと出来ないって言ってんのに。
らちがあかない。
しょうがないので、恐る恐るヤツの肩にちょんと足を乗っけてやると、
なぜかヤツは、にぱっと嬉しそうに笑って
「もっと強く踏んでくださいよ」なんて言う。
その眩しさに、オレの方がくらくらした。
951 :
2/2:2006/04/15(土) 18:12:51 ID:l+sR8gjs
「俺、あなたのことが好きなんです」
「……知らねぇよ」
「だから、俺のこと捨てるっていうなら、
俺の屍を踏み越えていってください」
「いや、屍ってお前」
「あなたになら、例え踏まれても『萌え』です!」
「お前さ、日本語の使い方間違ってるぞ……」
オレが固まっていたせいで、
肩に乗せていた足を掴まれてしまった。
慌てて引き戻そうとしても、足首をがっちり取られてしまって動けない。
ヤツはまるで何かの儀式のように、
ゆっくりとオレの靴を脱がせ、靴下を取った。
そして素足に顔を伏せたかと思うと、ヤツはぺろり、と足の指の股を舐める。
「ば、ばか! 汚い……」
「知ってますか。ここにも性感帯ってあるんですよ」
あまりといえばあまりな突然の言葉に、オレはますます身体を強張らせ、
そしてはぁ、とため息をついた。
「お前さ。……なんでそんなに、オレの事好きなの?」
平凡で、バカで、何のとりえもないオレなのに。
(゚∀゚)ウオオオ
GJ!!テラモエス
GJGJ!
「お前」攻めかしら…?萌エス
954 :
風と木の名無しさん:2006/04/16(日) 03:18:53 ID:Gdcme2TT
さ…誘い…襲い受…!?
GJ!!!(*´∀`)
足舐めモエースw
あと2回まわったら次スレだな…あげ
何この萌え・・・
>>949は多分リロミスだろうけど
>>950マジでGJです,、ァ(*´д`),、ァ
956 :
949:2006/04/16(日) 08:15:09 ID:5sP1iRLU
リロミスしたもんです…orz
うぁぁぁぁぁあ、マジすいませんでした…
そして萌える話にしてくれた
>>950様、感謝です<(__)>
ピンヒールに踏まれて逝ってきます…
リロミスしてくれてありがとう・・・
萌えをありがとう・・・
958 :
風と木の名無しさん:2006/04/16(日) 21:07:58 ID:VHVkYfNz
よぉし!!藻枚等輪姦せ輪姦せー!!(*´Д`)
踏まれつつage
シーラカンス
「うお、シーラカンスの剥製!!」
「…あったって不思議じゃないだろ、水族館なんだから」
「そういえばシーラカンスってさ」
「何?」
「不味いんだってな」
「…」
「しかも肉にワックス入ってるから下痢になるって」
「…食うなよ」
「食わないよ」
「…なんでお前と水族館なんて来ちゃったんだろ…」
「そりゃお前、俺とお前が付き合ってるからだろー」
「ごめん、今すっげぇ後悔してる」
「うわひどっ!」
「…まぁ、でも」
「ん?」
「お前のシーラカンスみたいなところは結構好き」
「は!?どこ!?」
「…言わない」
…4億年だろうが、それ以上だろうが。
変わらぬ愛をくれそうなところ、なんて、絶対言わないから。
キタコレ !!!
>>960 うわっ、すげえイイ
こういう話好きだ
GJ!
キタ!!
マジキュン!!!
GJです!!!!
ほのぼのモユスww
ああ〜もうこれキタ!!!!!
君に贈るよ。GJ!
966 :
風と木の名無しさん:2006/04/16(日) 23:30:00 ID:5hBtt4Cl
すごすぎ!
シーラカンスみたいなところ=下痢
…と思った自分は負け組。
まとめにも一本きてるね。
二つあわせてハゲ萌える。
じゃ…踏んでもらおっかな…
桜
970 :
sage:2006/04/16(日) 23:56:22 ID:K98H9/Tm
―――君の肌が桜色だ―――
熱を帯びた指先は、一度もがく様に夜空を掴み、俺の背中に爪を立てる
花見の季節、たまには外でって言うのもいいもんだ
散る桜の花弁が
君の桜色の頬へ溶ける
うおおおsage違えたスマソ 半年ROMってくる…
姐さんGJ――――!!!
漏れツボ!!
大丈夫だよ、半日ROMったらまた書いておくれよ!!!(*´Д`)
次の*9の人スレ立てヨロ!
漏れこのスレ大好きだ…!!
GJ!早い、早いよ…!
萌え作品
975 :
風と木の名無しさん:2006/04/17(月) 08:14:54 ID:rnpufR75
朝から輪姦しアゲェ!!
次なる萌えを期待してまわします
まーわしまわし
>>970 GJ!
自分の拙いリクでこんな萌え良作が読めるとは思わなかったよ
ありがとう
そしてどなたか踏んでください
ヘタレ従と天然主
「…あ…ああ…」
口からついて出たのは意味のなさない声だった。
だって、と心の中で呟いてしまう。
イギリス料理もフランス料理もイタリア料理も、
それはもう、どんな料理とて主は素晴らしく気品溢れる動作で食事をされる。
食事だけじゃない。
物腰は柔らかく、いつなんどきでも紳士に振る舞われ、
産まれついての高貴な雰囲気を漂わせ…
ああ、私ごときが表現するのもおこがましいぐらい、
とても素敵な主だ。
「これはなんだ?」
テーブルを埋め尽す料理の中で、一点を指差し、
主は涼やかな声で斜め後ろに立っていた私に質問された。
そう、とても無邪気に。
出てきた料理を主と客人に説明するのが今の私の役目だ。
今日出す料理のレシピから材料まで、全て頭に入っている。
それなのに、喉がからからに乾いて声が出なかった。
だれだ、今日の客人が蟹が好きだと言ったのは。
蟹が好きなのはまだ許せる。
しかし誰だ今日のメニューを考えたのは。
…ぐるぐるしていてもわかっている。
茹でた蟹が一番美味しいのだからそれをお出しして、と言ったのは主だ。
「これ、おかわりあるかな」
もっと飲みたい。
そう言われて頬が引きつる。
客人は息を飲み、メイドたちもそっと成り行きをうかがっている。
この中で、フィンガーボールの水は料理ではないのでおかわり出来ませんと、
私が告げなければならないのだろうか。
981 :
風と木の名無しさん:2006/04/18(火) 01:14:41 ID:P8OppGw2
うぉぉ…!!
なんだこれモユス!!
ずっとそんな風にぐるぐるしてればいいよw
ヘタレ愛!!(*´∀`)
ところで
>>979は次スレたてたんかな…
漏れ携帯厨で上手く探せ茄子…orz
可愛いな(*´∀`) 萌えた!!
>>980 GJ!
>>981 次スレ、まだみたいだね…
自分、ホスト規制で立てられない…
どなたかよろしく
すごい!
天然主人萌え
どうしたらいいのかわからない従者萌え萌え
GJでございました
GJ!そして
>>984乙
しかし、ここは乙コールしか出来ないから、
テンプレの相談も出来ないんだな
まとめサイトでのテンプレ談義を読んだ人はどのくらいいるんだろう
リクいいのかな?
三角関係で
うっかりさん
あたたかな雨が降っている
ほの明るい空
午後の図書室は生ぬるい
「先輩ってさぁー」
『ん?』
「アニキのこと好きなんでしょ?愛しちゃってるでしょ?」
『バカ』
薄い笑いを浮かべながら、子犬のような後輩の右頬をつねる。
「いーたいってば、だってさぁ…」
『だって、なに?』
「俺知ってんだ…アニキは…先輩を……」
『俺を…何?』
「…あ……なんでもない…」
『言いなさい』
「…………やだ、言いたくない」
そう言い残してぱたぱたと部屋を出て行く後姿を、複雑な想いで見送る。
兄なんか知るか、お前が好きだと
言ってしまえれば。
楽になれるのか…?
ぬるい空気に耐え切れず、窓を開けて空を見上げた。
992 :
続き:2006/04/18(火) 23:01:37 ID:ismpFXY8
あとにした図書室の扉を遠くから見つめ、溜息を一つ。
「俺ってダメだ…」
危なかった。
うっかり、兄の気持ちを伝えてしまうところだった。
「そんなんしちゃったら、両想いんなっちゃうじゃんかよ…」
先輩も。
兄をみているんだ。
俺の気持ちなんか…知らずに。
「…っくしょぉ…」
涙は出ない。ただ、不甲斐ない自分に腹が立つだけだ。
兄には敵わない。幼少の頃からそうだった。
だから先輩へのこの想いも、消さなければならないんだ。
だって敵わないから。叶わないから。
「…バッカみてぇ、俺」
*************************
誤爆したので三角関係と、うっかりさんをW投下…
ヘタレなもんでスレを汚してごめんなさいでした;
GJGJ!せつないね〜