モララーのビデオ棚in801板7

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631親愛 1:2005/06/15(水) 22:55:04 ID:BAB2OrzF
 これは昔、大陸が正に戦乱の時代であり、
 大小様々な国が統一を目指して争いを繰り広げていた頃の話である。

 朋という小さな国があった。
 場所を大陸の北に位置し、北方の騎馬民族と、大国である慧に南北を挟まれていた。
 土地は特に豊かではなかったが、鉱山を所有し、
 民は堅実で実直、兵は強健であり王の名の元によく統制されていた。
 王の名は梁飛空という。
 もとは滅亡した大国の将であったと言われているが、はっきりしない。
 優秀な官吏と将を持ち、危ういながらも断続的な平和を保っていた朋であったが、
 今まさに他国の侵攻を受けることとなっていた。
 北方民族と慧が裏で手を組み、朋を我がものにせんと攻め入ったのである。
 王は将軍・諸侯に号令し、自らも兵を率いて朋の未来の為に戦った。
 やがて梁飛空は、激戦の果てに慧王の叔父である劉裁を捕らえる。
 慧に武神ありと歌われた勇将・劉裁捕縛の知らせは、各将の勢いを更に果敢にさせた。

 それと時を同じくして、蔡廉(サイレン)という州の城砦近くにて、
 今度は朋国の一将が捕らえられた。
 その者の姓は白、名は真、字は英公。
 通称、白英公と呼ばれるその将は、朋王である梁飛空の義子である。
 しかしながら朋軍諸将がその知らせを受けるのは、
 白英公が拘留された時からやや日が経過した後の事であった。
632親愛 2:2005/06/15(水) 22:57:28 ID:BAB2OrzF
 白英公は、縄に繋がれ、護送されていた。
 秀麗な相貌は少しやつれ、神経質なまでに丁寧に括られていた髪の
 幾本もが顔を覆うように垂れ落ちている。
 肩には裂傷を持ち、応急に手当てをした跡があった。
 今までに手放したことが無い弓は無惨にも折れた状態で腰に佩かれていた。

 彼は王の血筋の者ではなく、もとは朋の将軍家である白家の一員である。
 ただし生母が身分の低い芸妓の女で、
 家主である白少慮の「お遊び」により産まれた子であり、
 嫡男どころか何人もの実子が存在する白家では邪魔者とされ、
 奴隷以下の扱いを受けていた。
 ある日、白家に歓待に呼ばれた朋王・梁飛空は、
 庭で棒切れをあわせて作った弓で遊んでいる少年を見つけた。
 薄汚く、ぼろを纏っていたが、水流ような直毛とその艶が美しく、
 眉目が美しく、何よりその鋭く光る双眸がひとかどの将のものである。
 更によく観察すると、少年は遊んでいるのではなく、
 どうやら弓の修練をしている様子であった。
 ただ、その弓は玩具のような出来栄えであったので、
 梁飛空は思わず枯れ木を拾い、弓の作り方を教授してやった。
 黙って、真剣に講義を聞く少年を梁飛空は見初め、
 白少慮に相談して養子として引き取ることにした。
633親愛 3:2005/06/15(水) 23:00:11 ID:BAB2OrzF

 梁飛空が引き取ってすぐ、瞬く間に少年は正しい弓の扱いを覚えた。
 型を習って直ぐに的の中央を射れるようになり、
 さらに一年で逆向である左の構えで射れる事ができるようになり、
 その二年後には、騎乗した状態で一定の間隔に置かれた的の中央に次々と当てる事ができるようになった。
 また、弓だけではなく、太刀や槍の扱いも、
 それを得意として扱う者たちに勝るとも劣らない腕をもつようになった。

 そうこうするうちに少年は成人したので、梁飛空は「英公」という字を与えた。
 自分亡き後、太子である実の息子の補佐官としようとしたのである。
 ただ、それには、白英公にはひとつだけ問題があった。
 梁飛空の実子でひとまわり年下の義弟、
 将来仕えるべき主である筈の朋太子・梁天祥を毛嫌いしている事である。
 自分は義子であり朋の太子にはなれない。
 それが気に入らないのか、白英公は梁天祥と進んで関わろうともしないし、
 顔を合わせれば厭味を投げつけてばかりいる。
 梁天祥自身は、白英公の仕打ちを気にしてはいるが、白英公を憎んではいないようだった。
 むしろ、この義兄とどうすれば近づける事ができるのかと、色々と試しているようだった。

 梁飛空は、(義)子らのそういった様子を見ていたので、希望を捨てることはできなかった。
 そして、二人をなるべく関わらせようと同じ戦場に送り、親愛を高めさせようとしていた。
 しかしそれが、後の災いの種となるとは、その時点では夢にも思ってはいなかったのだ。
634親愛 4:2005/06/15(水) 23:11:44 ID:BAB2OrzF
 ――慧国に隣接する南端に位置している蔡廉(サイレン)の燕城より援軍の要請が来たのは、
 白英公が拘留される少し前、劉裁捕縛の知らせを得てすぐの事だった。
 燕城を護っていたのは、楊甲状という名の武官であった。
 楊甲状は迫り来る慧兵たちの猛攻を抑えきれず、王の下へ使者をやる。
 梁飛空は要請を受けると、実子である朋国太子・梁天祥を司令官とし、
 その補佐として女将・東紅玉と軍師・王締盟、
 そして義兄である白英公を補佐につけ、五千の兵を与えて蔡廉へ援軍に遣わした。
 到着した朋軍は、すぐに燕城に群がる慧兵達を掃討した。
 それは、慧という国の兵力を疑うような、圧倒的な勝利であった。
 楊甲状は諸手を上げて喜び、一行をもてなした。
635親愛 5:2005/06/15(水) 23:15:13 ID:BAB2OrzF

 三日後にも、慧軍はやってきた。
 燕城の守りを楊甲状に任せた梁天祥たちは、城外へと出陣する。
 両軍は、近接した戦いをしていた。
 先日とは違う慧軍の堅実な戦いぶりに、梁天祥たちはいささかの奇妙さを感じた。
 やがて燕城を攻撃する一軍が掃討されると、
 燕城を護っていた楊甲状率いる燕城軍が城門から姿を現す。
 味方である。
 これで慧に楽に勝てると思いきや、なんと楊甲状は、梁天祥率いる朋軍に向かい突撃した。
 楊甲状は、慧に傾倒し、朋を裏切っていたのだった。
 かくして朋軍は両面より挟撃されることとなった。
 梁天祥の軍は、なすすべも無く混乱し、応戦空しく諸人の命を散らしていく。
 カッと頭に血が上った梁天祥は、
 太子の名の下に父である朋王・梁飛空より贈られた金色の太刀を構え、
 一騎で、裏切り者である楊甲状の元へ突撃した。
「この裏切り者めが!」
 叫び、梁天祥は怒りのままに楊甲状に切りかかる。
 刃を交わし、何合目かで梁天祥は周囲を囲んでいた蔡廉兵の槍を受け、その場で落馬した。
 楊甲状は薄笑いをうかべながら、梁天祥に槍を振り下ろす。
 ――うなりを上げて飛んできた矢が、楊甲状の腕に突き刺さったのは、その時だった。
 矢は同時に何度も放たれた。周囲の将は次々と落馬していく。
 楊甲状は薄れ行く意識の中で、猛俊に地を這う隼を見た。――騎馬の白英公であった。
 白英公は、馬上で矢を放ちながらも、梁天祥に近づき騎乗に引き上げて救出すると、
 馬を駆けさせ後方の朋軍中へと戻った。
「逃げよ!」
 東紅玉に梁天祥を預けた白英公は、すぐにそう叫んだ。
 叫び、梁天祥の金の太刀を奪うと、それを構え、慧軍の元へ単騎で突撃する。
「わが名は朋国太子・梁天祥なり!」
 名を偽った白英公の元に、慧兵が群がる。
 慧兵の群れに囲まれ、白英公の姿はすぐに見えなくなった。
636親愛 6:2005/06/15(水) 23:25:17 ID:BAB2OrzF
 東紅玉は白英公の犠牲を無駄にしなかった。
 すぐに兵をまとめ負傷した梁天祥を護り囲みを突破する。
 追いすがる慧軍から逃げ、ただひたすらに北にある董州の廊城を目指した。
 少し距離を進んですぐ、東紅玉達は王締盟が廊城の援軍を引き連れ南下するところと合流した。
 嫌な予感を感じていた軍師・王締盟は、密かに廊城へ行き、援軍を請うていたのである。
 かくしてこの二人の手により、梁天祥は無事に逃げ落ちることができたが、
 白英公は梁天祥の金槍を壊れるまで振り続け、全身に血を浴びながら奮闘したがそれも空しく、
 終には慧将である汪旬の槍で落馬し、それを合図に瞬く間に捕縛され捕らえられてしまった。
 白英公を捕らえてすぐ、慧軍は自国へと引き上げる。
 廊城の援軍も、すでに追いつくことができなくなった。


「――そなたが朋国王子、白英公か」
 慧軍を率いた総司令官の名は、汪旬といった。
 最初は、捕らえたのは王の実子である梁天祥だと告げられていたが、
 後にそれは囮となった白英公であることが発覚した。
 部下の不甲斐なさに、汪旬は気分を害していた。
「顔を、上げよ」
 その言葉を白英公は拒む。汪旬は兵に指示し、白英公の髪を引かせ、顔を上げさせた。
 目に入った白英公の容姿に、思わず汪旬は息を呑んだ。
 肌は白く、それは輪郭を縁取る漆黒の頭髪と対称で、相貌はまさに眉目秀麗。
 何よりも目を引いたのは、その目であった。
 柳のような細い眉の下に、切れ長の目が煌いている。
 怒りと軽蔑の入り混じった鋭い刃のような視線に、
 汪旬はぞくりと身がうち震えるかのような感覚を得た。
 この男を屈服させたい。
 ただそれだけを心の中で強く叫び、汪旬は兵を退室しろとの命を出す。
「閣下、危のうございます!」
「良い。下がれ」
 惚けたように汪旬はそう言った。兵は渋々といった様子で室を出る。
637親愛 7:2005/06/15(水) 23:30:06 ID:BAB2OrzF
「何のつもりか」
 憎しみの篭った双眸が、たまらない。
 すぐ傍に跪き、白英公の髪の括りを解いてやると
 漆黒で出来た鋼の束のように髪が流れた。
「――何をする!」
 叫ぶ白英公の衣服に手をかけ、汪旬はそれを無理矢理に剥ぎ取る。
 北方で造形られた雪のような肌が露出した。
「止めろ!」
「価値の無い王子よ。お前は、棄てられたのだ」
 汪旬は狂ったように笑い声を上げると、白英公を体の下に組み敷き散々に弄んだ。
 
 汪旬は自らの欲望が赴くままに何度も白英公を犯し、酷い言葉を何度も投げかけた。
 しかしそれでも白英公は自分の思い通りに屈服しようとしない。
 やがて汪旬は最後の手段として、兵に白英公を下げ渡した。
 妓など町には大勢いる。しかしそれでも白英公は、
 敢えて珍しい食物でも口にするかのように、慧兵たちに散々に嬲られることとなった。
 汪旬どころではなく、無位無官のごろつきのような兵どもに、
 毎晩のように女の扱いをされ、白英公は激しくその自尊心を傷つけられていた。
 
 ――なのに何故、生きようとする。
 白英公は待っていた。義父が自分を援け出してくれるのを。
 梁天祥であると偽った自分が殺されずに捕らえられたのは、
 王叔である劉裁との人質交換が目的なのだろう。
 しかし現実には自分は梁天祥ではなく、白英公であり、それは敵側にも知られている。
 義子でしかない自分が、実子であり太子の梁天祥の代わりになるとは到底思わない。
 諸侯は人質交換に強く反対するだろう。

 それでも白英公は、義父を試そうとしていた。
 慧国王叔である劉裁と自分は、義父にとって同等の価値とすることができるのか。
 梁天祥と自分は、義父にとって同等の価値がある存在であるのか。
 それが、知りたかったのだ。
638親愛 8:2005/06/15(水) 23:32:25 ID:BAB2OrzF


 ある日、一人の男が白英公を訪れた。
 男は自らを汪旬の副官である郭伶と名乗った。
「…もう、諦めなさい」
 痛々しそうな表情を浮かべた才知の男は白英公に向かい、静かにそう告げる。
「細作(スパイ)に朋陣営を探らせました。朋諸侯の意見は劉王叔の処刑に傾いています」
『白公子は確かに失うに惜しい存在であるかも知れないが、劉裁と交換するわけにはいきませぬ』
『あの男は今ここで処刑する他ございません』
『捕らえられたのが梁公子ならば致し方の無い事です。しかし、白公子であれば釣り合わない』
 そう言われている、と、郭伶は告げる。
「あなたが劉王叔と人質交換される可能性は、ほぼ、ありません」
「…私を拘留したとの知らせ、いつ届けた」
 白英公はそう問うた。
「十日前です」
「十日!?」
 思わず白英公はそう叫んだ。
 十日。諸侯の返答を待つまでも無く、
 とうに白英公を見捨て劉裁処刑の裁断が降りた筈の日数である。
 あるいは、そういう交渉の手段であり、私情は全く関係の無いことなのかも知れない。
 それでも白英公には、それが救いに思えた。
 義父は、自分の命と国益を秤にかけている。かけて、選べないでいる。
 そう思うことができる。
「ありがとう」
 白英公は、郭伶に、心からそう礼を言った。
「…自害するのなら手伝いましょう。毒が、ここに」
「いや…自分の始末は自分でつける」
 歓喜を見せる白英公を尻目に、いたたまれなさそうな顔をして、郭伶はその場を退室した。
639親愛 9:2005/06/15(水) 23:35:01 ID:BAB2OrzF


 すべてに決着をつける時が来た。
 薄暗い部屋から零れ落ちる光を見つめながら、白英公は少しだけ笑みを浮かべる。
(――欲を言うなら――義父に、あの逞しい腕に抱かれたかった)
 白英公は思った。
 実際に養子となったその時、白英公は十三の童子であったのに、
 彼は今までにまだ一度も義父の腕に抱かれたことが無かった。
 自分の隣で同じく義父から武芸を習う義弟の梁天祥が、
 義父に頭を撫でられ抱き上げられる度に、
 白英公は、自身の胸を激しい嫉妬のような、薄暗い感情が渦巻くのを感じていた。
(――義父に、愛されたかった。実の息子のように) 
 そう願うからこそ、梁飛空の実子である梁天祥が憎かった。
 憎くて、彼に対して辛く当たっていた。
(…もう、叶うことは絶対に無い)
 得られぬ愛であるのならば、諦めるしかない。
 諦め。そうか、それが必要だったのか、と、白英公は思いなおす。
 醜い固執も何もかもを捨ててしまえ。ただこの心には義父への親愛さえあればいい。
 例え、義父が自分を愛さなくとも、自分は義父を愛する。
 それが、白英公のすべてであった。

 スッと心の中の霧が晴れていくような気がした。
 安らかな気持ちになって、白英公は静かに両の瞼(まぶた)を閉じる。
 これ以上、義父を迷わせる訳にはいかない。
 次の瞬間、白英公は舌に自らの歯を突き立て、自噴して果てた。
640親愛 10:2005/06/15(水) 23:35:41 ID:BAB2OrzF


 かくして発見された白英公の遺体は斬首され、
 劉裁の処刑後、直ぐにその首は朋王である義父・梁飛空の元へ送られた。
 白英公の無惨な姿を見、梁飛空は涙を溢れさせ、その腕に白英公の首を抱いた。
 実子の手前、生きてその姿を抱きしめる事のできなかった事を悔いて、
 梁飛空は白英公に対する謝罪の言葉を繰り返し述べる。
 白英公は、その死に顔として、生涯人に見せた事の無いような、
 安らかな表情をうかべていた。


 これより何十年も後、梁飛空は戦中に倒れ、
 朋の二代目国王となる梁天祥が父の志を継ぎ、大陸を統一する。
 統一帝国の皇帝となった梁天祥は「武帝」と名を変え、
 父である太祖・梁飛空は「憲帝」と贈名される。

 武帝の補佐を担う「二柱」女将・東紅玉、軍師・王締盟らとは違い、
 帝の少年時代にその生命を援けた義兄の名は、
 後の史上にてただ一行「武帝を護り、蔡廉にて慧と戦い、果てる」としか残されていない。
 しかし、何千年を経過した今でも、朋の発祥となったこの北の大地には、
 太祖憲帝と武帝の命により篤く葬られ、護られた白英公の墓が存在している。


――了
641風と木の名無しさん:2005/06/15(水) 23:36:49 ID:BAB2OrzF
                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
                    |  長文スマソ
                    |  
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|   名前、適当につけたんだな
 | |                | |            \
 | | □ STOP.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| 
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
642風と木の名無しさん:2005/06/15(水) 23:45:52 ID:mw7tHOcp
勝手ながら、次作を貼っている最中に止まりそうなKBだったので新スレ建てました。
短いものならまだこのスレでも大丈夫だと思います。

モララーのビデオ棚in801板8
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1118846368/

>>641さん他への感想はまだまだこのスレに書き込めますのでどうぞ↓
643630:2005/06/15(水) 23:48:17 ID:BAB2OrzF
スマソ最後から二行目、
×何千年を経過した今でも、
○何百年を経過した今でも、
でお願いします。

>642
乙です!スレ立てありがとうございました。
大量消費してすみません。
644風と木の名無しさん:2005/06/16(木) 00:07:01 ID:ougrIiwg
>>642 乙!!
じゃ、今のうちに!

ITドラ序盤 鷹柳×縞尾(白)
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ナゼカ携帯カラ オオクリシマース!
645風と木の名無しさん:2005/06/16(木) 00:09:27 ID:GT3g6gNO
華奢な縞尾の体を自分の胡坐の上に据えるのは、鷹柳には容易いことであった。
ベッドの上で二人は深く繋がっている。

もう何度こんなことを繰り返しただろうか。その度ごとに縞尾は拒むが、拒み切れたためしはないのだ。
拒絶する縞尾を押さえつけ、その肉体を快楽で支配することが鷹柳の密かな愉しみになっていた。
度を超した快楽はすべての動物にとって毒である。
ひたすらに注がれる・その甘い毒のなかで、縞尾の精神と肉体は全くかけ離れたものになっていった。
結果、今も恐怖と恥辱の涙に濡れながら、抑えきれずに甘い声を漏らしている。

縞尾の目には、鷹柳の欲望は自分の見知らぬ・不条理な・別世界のものとしか映らなかった。
なぜ彼が自分を抱くのか、まるで理解ができなかった。
一方の鷹柳はこの清純な玩具を、内から汚していくことに殆ど本能的な快楽を見出していた。
本能は理由を必要としない。なにより、自分の欲望に疑いを抱かず・従うことが彼の流儀であった。

「…あ、…うっ…」
唇からは熱い息を零すのに、その白い手は涙をぬぐう。それは奇妙な光景である。
全身を激しく抱きながら、鷹柳の意識はなぜかその赤い唇に留まっていた。
唇は皮膚と粘膜との境である。してみれば、それは女の性器と極めて意味を近しくするのではないか?
縞尾の唇の色は淫靡な暗喩に充たされていた。
互いに限界が近いようである。未だ快楽に戸惑い、震えるその姿は鷹柳の苛虐心を煽った。
「もっと強く抱いてやろうか…?」
貪欲な科白を聞きながら・その日何度目かの絶頂の中で、縞尾の意識は白く混濁していった。
646風と木の名無しさん:2005/06/16(木) 00:09:56 ID:GT3g6gNO
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )例ノ台詞ガ使イタカッタダケー
647風と木の名無しさん:2005/06/16(木) 01:01:57 ID:UZ7tuElk
>>642 乙です!
>>644-646
これは某誌での会話からですか(*゚∀゚)=3ハァハァ
ダンディアダルティセクシーなシャチョに汚され染まっていく白ツマ…ごちです。
648セックスは本能/キスは理性。:2005/06/18(土) 01:06:20 ID:4PfrRnVR
                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  ナマモノなので伏せ
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  ダンサー×ツッコミ [越境]
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 同カプに会ったことナイ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
649セックスは本能/キスは理性。:2005/06/18(土) 01:07:16 ID:4PfrRnVR
真悟はシャワーを浴びて出てきたかと思えばロクに頭も拭かないうちに冷蔵庫に直行した。
その手には一本の缶ビール。アルコールには激弱なくせに。
誰かさんの影響? 喉元まで出かかった言葉を飲み込んで代わりに真悟を呼び寄せる。
「こっち来いよ」
「なん? 椿くん半分こしよな」
ぽたぽたぽたぽた水滴が落ちているのにどうも我慢できなくて真悟を隣に座らせるとバカでっかいタオルで髪の毛を拭く。
髪短くなったなー。最近切ったばかりの真悟はなんだか若返って、初めて出会った頃みたいな顔をしている。
「前見えへんしビール飲めへんよ」
口を尖らすな。お前は子供か!
口ではぶーぶー言いながらも無抵抗なのをいいことに曝け出されたうなじにキスをする。
仄かに香るボディーソープの匂い。同じ匂いってなんか、えっちぃと思う。
しっとりした肌をキツク吸い上げると痕がつく。
「こそばゆい」
身をよじる真悟の表情が楽しそうだったから俺も調子に乗ってうなじに唇をつけたまま「なにが〜?」とか喋る。
これってやられるとくすぐったいんだよな。わかっててやる俺も俺だけど。
じゃれあいの延長みたいなキスを繰り返しながら真悟を押し倒す。
「つばさくん」
「なーにー?」
「どうせするんやったらここにしぃや」
どこか甘えるような口調で自分の唇をトントンと人差し指で指し示してくる。
「べろちゅーでもイイ?」
「好きにしぃや」

悪戯っぽく笑ってぎゅっと目を閉じた真悟の震える睫毛を見ていたら、唐突に昔付き合っていた恋人と交わした会話を思い出した。
650セックスは本能/キスは理性。:2005/06/18(土) 01:07:48 ID:4PfrRnVR
「娼婦のキスの話、知ってる?」
「ショウフノキス?」
一瞬字が思い浮かばなくてオウム返しで聞き返すと彼女はこくんと頷く。
「そう。どんなにエッチをしても本当に好きな人以外にはキスしないんだって」
「へー。でもなんで?」
「身体は売ってもココロは売らないって象徴らしいよ」
ロマンチックだよね。どこかウットリしたように言う彼女にキスをすると彼女は嬉しそうに笑う。
「大丈夫。私はつばきとだけだよ」

今では顔も思い出せないのに、薄いピンクのリップが塗られた形の良い唇だけは覚えている。
651セックスは本能/キスは理性。:2005/06/18(土) 01:08:27 ID:4PfrRnVR
「椿くん?」
いつまでも降りてこない唇に焦れたのか不審に思ったのか真悟の瞼がゆっくり開く。
少し潤んだ目もほんのり色付いた目許も微かに上気した頬も真悟をいつもの3倍増しで美人さんに仕立てあげているというのに。
「真悟はさ、後悔してない?」
「なにを?」
「俺と浮気してること」
「……おかしなこと言うなぁ。誘ったんは椿くんのほうやん?」
真悟はおっとりと笑う。
押し倒されている奴の笑顔じゃないんだよな。余裕保ちすぎで罪悪感無さ過ぎ。
思わず溜め息。今ので肺の中の空気全部吐き出しちゃったんじゃない? マジで。
「でもそれに乗ったのは真悟だよ」
責任逃れの上手な彼に諭すように言うと真悟は「そうやなぁ」なんて間延びした声で言う。
……凄ぇ脱力した。いやさ、分かってないような顔して本当は分かっていること知ってるよ?
そしてこれが真悟の作戦(意識的・無意識的領域でのことなのかは知らないけど)であり狡さであることも分かってる。
分かっているんだけど、それでも結局騙されて流される自分がここにいる。
「ほな、お互い同意の上での浮気ってことで」
真悟が下から腕を伸ばして首にまわし、ぎゅっとしがみ付いて来る。
しばらく逢わないうちに少し痩せたみたい。
好きな奴を押し倒している最中だというのになんでこんなに冷静になってんだろ。馬鹿みたいだ。
「一緒に気持ち良くなろうな」
耳元にちゅっと軽く触れるだけのキスを仕掛けてくる真悟に、ごちゃごちゃ考えているのがアホらしくなって中断していた行為の続きをすることにした。
爪先から指先まで全身くまなくキス。
わざと音を立て真悟に見せ付けるように指を口に含んでしゃぶり、乳首を舐りあげ、吸いあげるたびにビクビク撓るカラダに噛み痕をつける。
目を潤ませ唇からはひっきりなしに甘い嗚咽を漏らす真悟に同調するように思考もカラダも熱くなっていく昂ぶっていく蕩けていく。
小難しい理屈も考えなければならないことも知りたくないものも全部このまま真悟の中で溶けちゃえたら楽だろうな、
なんて投げやりなことを考えた自分が馬鹿らしいやら可笑しいやら本当にワケわかんねぇ。
開放に向かってひたすら動き続けるうちにスパークした。
652セックスは本能/キスは理性。:2005/06/18(土) 01:08:59 ID:4PfrRnVR
「つばきくん」
「なんだよ」
「飲む?」
ご機嫌でビールを差し出してくる真悟。って言うかさ、ヤッた後の会話が開口一番でそれ? 別に何かを期待していたわけじゃないけど本当に「浮気」なんだな。本日二度目の脱力。
「飲むけど冷たいほうがいい。それ、だしっぱだったから温くなってるって」
「そうでもないで?」
真悟がビールをあおるのを(こくりと動く喉を)収まり切らない分が口の端から零れて伝うのを(なんて扇情的な)ぼーっとみつめる。
「ほら椿くんも」
早くも目のふちを赤く染めて(本当に早いよ)ケラケラ笑う真悟から奪うようにしてビールを流し込む。
……室温ビール、マズッ。
「まずいじゃん」
「ほな口直しする?」
酔っ払いの露骨な誘い文句に乗っかりますか。
にこにこと笑う真悟の形の良い唇にそっとキスをした。


セックスは本能/キスは理性。
それならこの恋はどっち?
653セックスは本能/キスは理性。:2005/06/18(土) 01:09:24 ID:4PfrRnVR
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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 今や、接点薄くてカナスィ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
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654734 ◆uGo4.8Bt6c :2005/06/18(土) 01:59:24 ID:SCiUlTE3
AA使うほどのモノではない小話です。


○屋「■倉大佐殿、自分も任務遂行後、拳銃で自決したいと思います!」
■倉「そうか。その意気やよし。」
○屋「やはり、心臓を一発で武士らしく散ってみせます。」
■倉「○屋、それはいかん。自決は確実なものでなくてはいかん。」
○屋「では、どのように?」
■倉「拳銃を口に咥えて、引き金を引くのだ。」
○屋「はい!■倉大佐殿!」
■倉「よし。自分が教えてやる。さぁ、そこに跪くんだ。」
○屋「はい!■倉大佐殿!」
■倉 チーーーーッ
655風と木の名無しさん:2005/06/18(土) 15:19:27 ID:s/7ygLTG
兄上、拙者妊娠するでござるっ!!!
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1095667981/
のネタで一つコソーリ。兄上と小兄が20台くらいで、拙者は10~15くらい。
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 | |  |> PLAY.      | |
 | |                | |           ∧_∧ 男に走った小兄とそれを責める兄。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) ネタスレでゴメン
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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656風と木の名無しさん:2005/06/18(土) 15:20:24 ID:s/7ygLTG
「いつからだ……?」
 兄上が俺に呼びかける。
 その表情は悲しそうでもあり、怒っているようでもあり……けれどやはり、困惑しているというのが一番適当なのだろう。
 向かい合って座った俺の肩にそっと手を置き、もう一度彼は問う。
「なあ、いつからお前はこんなになってしまったのだ?」
 兄のいいたいことは分かっていた。
 けれど一体何をこたえられるというのか。
 この俺に。
「わかりませぬ」
 ただ、ぽつりと返事を返す。
「わからぬでは話がすすまぬのだ」
「存じております」
 ただ、俺は寂しかったのだ。

 いつからだったろう、これほどに孤独を感じるようになったのは。
 俺一人が、貰われ子であったと知った頃からか。
 いや。
 それは知っていた。
 幼い頃から、知っていたはずだ。
 それでも、俺と兄上だけだったころはよかった。
 拙者が――拙者が生まれてから、歯車が狂って行った。
 幼い拙者を可愛がる兄。懐く拙者。
 その光景が、一つの絵のようにしっくりと馴染んだ。
 俺だけが、まるでそこから外れた異質な存在だった。
 俺は最初から、異質な存在だったのだと、そこで気付いたのだ。
 そんな折、俺に声をかけてきた年上の男に、気まぐれに応じた。
 情事の最中、俺の背に手を回し撫ぜてくれるその手が、どこか幼い頃の兄上を思い出させた。
 名を呼んでくれる低い声が、兄上に似ていた。
 そうなってからの転落は早かった。
 兄上により似ている男を捜そうと、俺は夜の街を歩き、声をかける男の声に片端から応じていった。
657風と木の名無しさん:2005/06/18(土) 15:20:54 ID:s/7ygLTG
「何がお前は不満だったというのだ!」
「不満などありませぬ、ただ……」
「ただ何だというのだ!申してみよ」
 
 強い口調で俺を叱る兄の声。視線。
 そんなものにまで、喜びを感じてしまう俺が居る。
 けれどそれは、幼い頃俺に向けられていたそれとはもう違っていて。
 ただ、涙を零した。



「ちい兄上を叱らないでください!」
 ふいに、拙者の声がした。
 障子を半分開け放ち……震える足で、こちらを見ている。
 どこから聞いていたのだろう。
 戸惑う俺と兄上を他所に、拙者は覚束ない足取りでこちらに歩み寄り、俺を庇うように抱き寄せる。
「なにが、一体何がいけないのですか?!」
 幼い温もり。
 その肩が、小刻みに震えていた。
「子供ができないからいけないのですか……?」
 震えながらも、小さく紡ぐ声。
 俺の肩に埋めたままの、微かにくぐもった声さえも震えているのが、よく分かった。
「何故ですか!」
 拙者が叫ぶ。
 その声は、嘆願というよりは怒りの色を帯びていた。
 やるかたない世間への、怒り。
 既に俺が失って久しいそれを、これほど幼い拙者が抱いていてくれたことに安堵の念を覚える。


 
658風と木の名無しさん:2005/06/18(土) 15:21:16 ID:s/7ygLTG
「母上も父上も亡くなったのに……いまさら兄上たちが苦しんでまで、こんな家守らなくてもいいじゃないですか!」
「そういうことではないのだ、拙者」
 兄上の声にも、苦渋の色が滲んでいた。
「そうはいかんのだよ……」
「なら――なら!」
 きつく抱きしめていた俺の肩を放し、拙者が毅然として兄上を振り返った。

「拙者が子供を生みますから!」

 
 
 何も言わず、兄上が立ち上がった。
 こちらを見ないようにして、無言で部屋を出て行く。
 そのひどく乱暴な足取りが、泣いているようにさえ感じられた。
「兄上……」
 立ったまま涙を零す拙者の肩を、今度は俺が抱きしめながら、この末を思った。
 この家はどうなってしまうのだろう。
 いつから何が狂ってしまったのだろう。
 あるいは俺が。
 俺が居なければ。

 両親の位牌を、拙者の肩越しに見つめた。
 そういえば、この両親が実の両親でないと知ったのも、いつだったろう。
「今御許に、参りまする」
 小さく、呟いた。
 彼らの実の息子に恋をしたこの俺に、会わす顔などないのだけれど。
659風と木の名無しさん:2005/06/18(土) 15:22:21 ID:s/7ygLTG
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 | |  □ STOP        | |
 | |                | |           ∧_∧ ショウジキスマンカッタ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 今は反省している。でも後悔していない。
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
660風と木の名無しさん:2005/06/18(土) 22:50:14 ID:SR1XWsdw
>648
1ヶ所地味に伏せ忘れてるよ。

実は自分的には、2人とも受けなんだけど、萌えた。
本命CPは相手が違うけど、しっかり萌えさせていただきました。
661風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 03:02:48 ID:o09da3LY
                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  KB穴埋め程度の小ネタモナー
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  爆竹 圧×居間だカラナ
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 居間居のセリフは雑誌からの
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )  ほぼそのままだゴルァ!!
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
662風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 03:03:12 ID:o09da3LY
1/3
爆竹。結成20年。
メンバーチェンジも脱退も無く活動中。
ギターの居間居が以前ソロでの活動をした時の話。
居間居のライブを客席で見たボーカルの圧氏は、嫉妬した。
各雑誌、テレビ、ラジオで嫉妬の言葉を綴る。
「他の男と…俺も早く居間居とやりたい。」
そんな圧氏も去年初めてソロ活動をやった。
圧氏のソロは彼の好きなゴシックであった。
その作曲はバンド以外のたくさんの人にお願いした。
圧氏のライブを客席で見た居間居は、嫉妬した。
各雑誌で嫉妬の言葉を綴る。
「俺の方が、圧ちゃんの気に入るゴシックを作れる。」
ソロ後、バンドの新作はゴシックであった。
そんな彼らのお話。

「へぇ…?ゴスなんだぁ…」
「うん。」
「…なんか、意外。」
「そう?俺はちょうどいいタイミングだと思ったけど」
「俺、ソロでゴスやったばっかりだよね」
「うん。だから余計ちょうどいいじゃん。ていうか前からそうしようと思ってたけど」
「…そう?」
663風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 03:03:46 ID:o09da3LY
2/3
「圧ちゃんゴス好きでしょ」
「俺はね。」
「このデモいいでしょ」
「…いいよ。」
「うん。」
「……俺のソロのライブ見てどう思った?」
「べつに。」
「べつに?」
「…」
「…」
「…」
「…」
「途中で」
「…うん」
「途中からむかついちゃってそっから全然聞いてねぇw」
「うんw」
「だってさぁ…全然…」
「…」
「全然じゃん?」
「ソウデスカ?」
「腹立つ。」
「…ひどくない?」
「圧ちゃんはいいんだけど。曲がなんか違うっつーか。も、全然。」
「…ン」
664風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 03:04:15 ID:o09da3LY
3/3
「全然ダメ。わかってない。…そうじゃないんだよ!ってもう…
圧ちゃんがやりたいのはそうじゃないってスゲエ…イライラして。」
「そうかw」
「俺だったらこうするああするってもうライブの途中から俺らの新曲作ってたw」
「んふw」
「…でもちゃんと見てたけどね。」
「…嫉妬した?」
「……スッゲー、した!www」
「俺の気持ちがわかったか居間居〜」
「でもちょっと違うと思うよ。」
「ちがわねーよ!ww」
「でも俺のはさぁ、いいじゃん。」
「よくねーよ。あーずりぃなぁ自分だけ…俺はいっつもジェラ男なのに」
「うん?…じゃあそれ歌詞付けといてよ」
「話変えやがって…この曲なんてお前が歌詞つけたかったんじゃないの?」
「うん。…でも圧ちゃん書きたがる曲調だから俺は我慢したの」
「わかってるね、居間居ちゃん。」
「圧ちゃんもね!w」

新作は最高でした。
665風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 03:04:41 ID:o09da3LY
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 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ いつまでも仲良しで長生きしてネ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
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666風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 23:55:16 ID:jTzdkrBH
667風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 22:23:08 ID:nVOlDzwG
>655-659の続き。
兄上、拙者妊娠するでござるっ!!!
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1095667981/ のネタ

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  新スレに移るべきだったのかな
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  ……。
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 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 空気嫁なくてスマソ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄
668風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 22:23:32 ID:nVOlDzwG
「ちい兄上!何処に行かれるのです……?」
 門をくぐるところで、背後から呼び止められた。
 振り返ると、幼い弟の姿が目に入る。
 急いで出てきたのだろう、その足は素足で、惨めに土に汚れていた。
 無言で履物を脱いで差し出すと、彼は首を振る。
「履け」
 どうせもういらぬ身であると口にするのは憚られ、ただそれだけを口にする。
 それでも、彼はそれを履かずにただ俺を見つめた。
「兄上」

「俺は」
 そんな拙者を見下ろし、僅かに微笑む。
 そっと手を伸ばし髪を撫でてやりたいが、それはもはや俺の為すべきこと

ではない。
 そして、俺にそんな資格も無い。
 ただ、触れ合わぬ距離から視線だけがぶつかる。
「おぬしの兄ではない」
 言ってみて、軽く自嘲がもれた。
「ただ、この家に寄生していただけの生き物だ」
「ちい兄上」
 それでも、彼は俺を兄と呼んだ。
 動揺しないところを見ると、既に他者から聞かされていたのか。
「それでも」
 幼い視線。
 その真っ直ぐな瞳ゆえ、兄はお前を愛したのだろうか。
 問いかけたくなるほどに。
「拙者はちい兄上を―ー」
669風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 22:24:39 ID:nVOlDzwG
「拙者」
 震える声で拙者が紡ぐ言葉を遮り、背を向ける。
「――同情は、いらぬ」
 切り捨てるように低く呟いた。
 背後で、幼い彼の泣き声が聞こえた。
 なぜだろう。
 これでも――俺はこの弟を嫌いになれない。
 俺から兄を奪い、全ての居場所を奪った張本人だというのに。
 ああ、それでもなぜお前は俺のために泣くのか。
 何故。



 ふと頬に冷たい物を感じて足を止める。
 拭った指先に、水気。
 はて自分は泣いていたろうかと空を見上げると、目に雨粒が入った。
 愚かしい。
 ふと脳裏にそんな言葉が浮かんで、おかしくなった。
 堪えきれず笑い声をもらすと、近くを歩いていた町人が驚いたようにあとずさった。
 俺は何も失ったわけじゃない。
 最初から何もなかったのだ。
 在ると錯覚していたそれを、存在しなかったのだと思い知っただけのことだ。
 流すべき涙さえも最初から無かった。

「泣いているのは――」
 涙をしとしとと零し続ける空を見上げ、俺は一人呟く。
「拙者か。それとも――」
 あの人か。
 遠慮も知らず、俺の頬を濡らす。
670風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 22:25:28 ID:nVOlDzwG



 六月の雨がしとしとと降りしきる中、長身の侍が門を潜った。
 乱れた髪は僅かに頬に張り付き、疲れの色を際立たせる。
「拙者」
 さほど広くは無い庭を数歩歩いたところに、末弟の姿はあった。
「……兄上」
 着物も髪も、ぐっしょりと濡れている。
 いつからここに立っていたというのか。
 
「――あれが」
 言いかけて、ふと拙者の足元に目を留める。
 拙者の足には、合わぬ履物。
 これから告げる言葉と重ね合わせ、ただ兄は眼をそらした。
「あれが……」
 名前を口にすることは出来なかった。
 ただ、あれ、とのみ繰り返す。
「逝った」
 ぺたり、と座り込む弟の姿が兄の視界に入った。
671風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 22:26:49 ID:nVOlDzwG
「拙者」
 早朝の素振りの最中、淫靡な空気を纏わせて帰宅した弟を目にする。
「このような時間まで、何をしておった」
 数年前までは、この台詞を吐く相手は違う弟であったことが思い出された。
 


「兄上……」
 どこか空ろに、拙者は笑う。
 その表情のどこかに、亡き人の姿が重なった。
 似ているはずもないのに。
 何より――彼はあまり笑わぬ男であったのに。
「拙者、妊娠するでござるよ」
 唄うように拙者は言う。
 あの日と同じ台詞を、全く変わってしまったその面差しで。

 しどけなく乱れた着物の首筋には、幾つもの愛撫の痕が覗いていた。
 男の身で妊むことはできぬと、既に知っているはずのその口で。
 彼は言う。
 まるで娼婦のように笑い。
「ちい兄上も、こうして男に抱かれておられた」
 クスクス笑いながら、彼は続ける。
「あの頃ちい兄上がそうなされていたように、拙者はこの身を男に委ね」
 孤独に身を任せた、あの男のように。
 女のように、次から次へと同性に身を委ね、その精を浴び続け。
「拙者は妊娠するでござるよ?」
 それは狂気。
「生むでござるよ。――ちい兄上を」
 愛しそうに自らの腹を撫ぜる拙者。
 あれほど無邪気で真っ直ぐだった少年を、誰がこれほどに壊したというのか。
 恨もうにも、彼を壊した相手は仏壇の中。
 ギリ、と兄は歯を噛み締める。
672風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 22:27:52 ID:nVOlDzwG

「待っててくだされ、ちい兄上」
 拙者は唄う。
 自らの腹に向かって。
「安心してくだされ」
 やさしい子守唄を。
 もう、誰も泣かなくてすむように。
「今度こそ、拙者と血が繋がっておりましょう……」
 寂しい寂しいと、泣く子供のないように。



「拙者……っ」
 また微かに笑って兄に背を向ける弟を前に、兄はただ立ちつくした。
 気が付けば、雨が私の上に降り注ぐ。
「拙者ぁあ……っ!!!」

 ――何を。
 何を間違えてしまったというのか。
 私たちは。
 いつから間違えてしまったというのか。

 ただ、男の慟哭だけが空に響く。
673風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 22:29:01 ID:nVOlDzwG
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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 新スレ汚さなくてよかったってことにしとこ。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )>670から三人称になっててスマソ。
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
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674風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 22:44:15 ID:pmDlU8uE
>667-673
切な萌え…。GJです!!
675風と木の名無しさん:2005/06/21(火) 13:32:54 ID:NVc/VNCe
あああ、兄上×ちい兄見たかった…つДT)
676風と木の名無しさん:2005/06/24(金) 00:52:24 ID:6yBZFB3K
や、やべえ…このスレ見てはじめて本気で涙ぐんでしまったよ。
GJ…!
677風と木の名無しさん:2005/06/26(日) 07:09:20 ID:9QojGiA8

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    | ナマモノ二厘ラヒダー(天使とヘタレ)
                    |   今年は更に磨きがかかったヘタレです。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 編集粗いけど、イム国G・Pゴーノレ後だって。
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧  ∧∧ ・・・鬱。
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(-Д-;)
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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678月の裏側1:2005/06/26(日) 07:10:42 ID:9QojGiA8
 翻るチェッカー旗が評決を下す。僅差の2位。またも勝利には手が届かなかった。
 前戦の転倒を思えば、完走できただけでも充分と言えるかも知れないが、
目標はあくまでも頂点に立つこと。この結果は決して満足できるものではない。

 前方に見える姿は、遂に追い抜けなかった背中。其処此処にあしらわれた
フラッシュイエローが眩しく、遠い。
 どうあっても縮まらない距離に半ば諦めの心境になりながら、アクセルを緩めて
速度を落とす。と、驚くような光景が目に飛び込んできた。

 此方を振り向き、彼が手を差し出している。

 それは、余程険悪な関係にでもなっていない限り、当たり前のように行われる挨拶。
拳を合わせたり、握手をしたり。闘いの後、互いの健闘を讃え合う、いわば「
ノーサイド」の精神に基づくものだ。
 だが、今の彼と俺との関係は「余程険悪な」と表現して差し支えない程…
或いはそれ以上…に冷え切っている。
 その状況での彼のこの行動。つい何か意図あっての事であろうと疑ってしまう。
 なぜなら、彼は、自分がいつも見られている事を理解していて、カメラの回っている
ところ、人の見ているところでは完璧に自分を演出してみせることが出来る、
と言うことを俺は知っているからだ。
 随分前に、彼は俺のことを「役者」と言ったらしいが、彼の方がずっと役者だ。
それも天才級の。彼のキャラクターである太陽と月、それを完全に演じ分ける
ことが出来るのだから。
 熱く輝く太陽と、冷たく冴える月。相反するように見える二つの性質を、彼は自在に
使い分ける。多くの人には太陽の姿、敵と認めた者には月の姿。そして、『潰す』対象
には月の裏側の姿。地球上からは決して見ることの出来ない姿の彼を知る者は、
一体どれほどいるのだろう。
679月の裏側2:2005/06/26(日) 07:11:35 ID:9QojGiA8
 そんな彼と互角に渡り合うには、今の状況のような突然の出来事への対処にも
長けていなければならない。しかし、残念ながら俺は彼程アドリブが上手くない。
だからどうしても「さて、どうしたものか」と悩んでしまう。
 例えば、以前彼にされたように、今度は此方が無視仕返す、と言うのも一つの
方法かも知れない。が、差し出された手を払うのは、礼儀に反する行為だ。
 それに、負けた上にそんなことをするのは余りにも子供じみていて無様なだけだ。
 かと言って、この握手に応じるのは、「敗者」であることを認める事になる。
 どちらに転んでも、この『マインドゲーム』の勝者は彼だと言うことらしい。
何をしても、それは覆せない。
 ならば、俺の選択は決まっている。幼い頃からの教えに従うべきなのだ。
 『紳士であれ』。自分が勝者でも敗者でも変わりなく。
 意を決して、彼にマシンを寄せる。
 それでも、手を伸べる時には躊躇してしまう。彼が何を考えているのか、
薄々感づいてはいるものの、それがはっきり分かってしまうのが、正直、怖い。
 宙を彷徨う俺の手を彼が軽く掬い上げる。おどけた仕草。
 その動きを目で追うと、結ばれた手を挟んで視線が交錯した。上げたシールドの
奥に覗くその瞳に、背筋が凍る。
 彼の眼差しは「敵」を見るものでも「ライバル」を見るものでもない。ましてや
「戦友」などとは。
 たとえて言うなら、「空気」。つまりは『その他大勢』。彼はもう、俺が彼より
上に立つ可能性を想定の外に置いているのだ。その現実が、悔しくもあり、悲しくもあり、
心が折れそうな程に打ちのめされる。

 どうやら早々にタイトルは諦めなければならないようだ。
もう彼には追いつけない。それが現実。
 しかし、それでも俺は、自分に出来る限りのことをしよう。勝利を欲する自分の為に。
その自分を支えてくれる人達の為に。
 …彼の瞳に、もう一度、俺に対する闘志の炎を灯す為に。
680風と木の名無しさん
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