まほらばで801

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1風と木の名無しさん
エロール×白鳥とか
22:05/02/27 22:24:28 ID:1BkkkAyR
2
3風と木の名無しさん:05/02/27 23:04:16 ID:xey9FRO+
3gt
4風と木の名無しさん:05/03/01 10:15:58 ID:NQ4B2vTq
4様が、まほらばって何?とおっしゃっておいでです。
5風と木の名無しさん:05/03/03 02:36:33 ID:V15HJA2x
灰原さん萌えだけど相手がいない・・・
6風と木の名無しさん:05/03/03 21:18:39 ID:7FgXwsqB
>5
魚子×灰原ってどうよ?
76:05/03/03 21:19:34 ID:7FgXwsqB
やべぇ、801じゃなかった

んじゃあ白鳥×灰原さんとか・・・
8:05/03/04 00:44:07 ID:KAYmI4a5
白鳥君は女装した時ならありかもw

この漫画って女の子も可愛いし百合萌えもしてるんだけど
珠美×部長とか三千代×朝美とか・・・
もし男の子だったらもっと萌えてたのにーって思う
9風と木の名無しさん:05/03/04 01:05:26 ID:DUkJMgny
女で良かったな
10風と木の名無しさん:05/03/04 16:11:02 ID:xDqVxMnO
強引陸子×照れバラ・・・
ありかもしれんなw
11風と木の名無しさん:05/03/08 01:08:01 ID:VwUAFbKs
hoshu
12風と木の名無しさん:05/03/10 19:41:32 ID:WvlrHEvf
rennbsa
13風と木の名無しさん:05/03/15 05:44:19 ID:6gJ9syEx
まほ
14風と木の名無しさん:05/03/18 16:21:54 ID:TMQ5YWZp
a
15風と木の名無しさん:05/03/19 23:35:34 ID:Rgy1srf+
やはり基本は翼×白鳥か?
16風と木の名無しさん:2005/03/26(土) 10:52:24 ID:NNiPy/OG
隆子は男でつか
1716:2005/03/26(土) 11:09:23 ID:NNiPy/OG
×隆子は男でつか
○隆子は男として考えていいんでつか
1815:2005/03/26(土) 18:53:33 ID:+SZhodmy
>>18
男でも女でも可
19風と木の名無しさん:2005/03/28(月) 03:35:29 ID:KdyDjSrs
あえて隆子×エロール
20風と木の名無しさん:2005/03/28(月) 15:57:00 ID:g48YqJp3
>>19
collect!
21風と木の名無しさん:2005/03/28(月) 21:17:15 ID:opSV9OJx
エロールが性別の壁を越えられれば・・・

越えられた場合のエロール×隆子なら書けないこともないんだが・・・
22風と木の名無しさん:2005/03/29(火) 09:50:07 ID:PEGNAcBM
書いてくれると嬉しい
・・・かも
2321:2005/03/29(火) 12:15:50 ID:S/+1YxFq
>22

エチ−無しでもいいなら頑張ってみるが?
801のエチ−は難しい・・・
2422:2005/03/29(火) 15:19:54 ID:oDg3Xbeo
>>23
エロなしでも構わん。どんとコイ。

つーかこのスレ見てるやつ居るのかどうかが問題・・・
2521:2005/03/29(火) 22:43:03 ID:S/+1YxFq
じゃあなんとか頑張ってみるか。あまり期待されても困るが…
やっぱり全部出来てからの方がいいのかな?
2621:2005/03/29(火) 23:51:07 ID:S/+1YxFq
途中だけど違うの書いちまった・・・

手元に本がないもんで記憶を頼りに書いているわけだが、キャラの漢字の間違いとかあっても大目にみてやってください

とりあえず投下してみる
2721:2005/03/29(火) 23:55:30 ID:S/+1YxFq
「白鳥君てさ…いつもベロベロになるまでは呑まないわよね」
不本意ではあるが恒例となった僕の部屋での宴会の最中に、突然桃乃さんのがそんなことを言い出した。
「明日も学校がありますからね。」
本当なら宴会も控えて欲しいのだが…とどうせ口に出しても意味がないことはわかっているので、心の中で付け足しておく。
「学校が無い日だってそんなに呑まないじゃない」
「実は、あんまり強く無いんですよ」
というより酔うと記憶がとんでしまう事があるため、あまり呑まないようにしているんだけど。
桃乃さんにいうときっとからかわれるだろうから黙っていよう。
「お酒に弱いと女の子に嫌われるぞ〜。梢ちゃんがお酒を呑むようになったらどうすんのよ。」
「大丈夫ですよ。少しぐらいなら付き合いますから」
梢ちゃんには悪いけどあんまり呑めそうには見えないし、早紀ちゃんのこともあるしね。
「あま〜い!白鳥君は梢ちゃんの真の姿を知らないからそんな余裕かましてられんのよ」
「梢ちゃんの真の姿って…なんなんですか?」
2821:2005/03/29(火) 23:57:32 ID:S/+1YxFq
「梢ちゃんはね…ざるなのよ!」
「ざるってあの酒呑みに与えられる称号の中でも上位に入るという?」
「そうよ。だから梢ちゃんにふさわしい男になるには酒に強くならなきゃ駄目なのよ!」
あの梢ちゃんが?正直信じられない。
「灰原さん。本当ですか?」
とりあえず、壁にもたれかかって酒を流し込んでいるもう一人の参加者に聞いてみた。
「うーん。オレの口からはなんとも言えねーなー」
腕についた彼曰く本体であるジョニーの答えからは、なにも判断できそうになかった。
「と言うわけで特訓よ!白鳥君!」
「いや、だから学校…」
「学校と梢ちゃんとの明るい未来、どっちが大切なの?」
とまあ、なんだかんだで流されてしまう僕な訳で…


三時間後…

「だいたい桃乃さんはですね〜…」
私は白鳥君を酔っ払わせた事を後悔していた。
(まさか絡み酒とは…)
嫌な酔っ払いランキングのベストファイブ入り確定というほどまでのしつこさは伊達ではない。ここはひとまず退却あるのみ。
「私、用事があったんだ。ジョニーあとよろしく。」


「おい!ちょっと待て。こんなのどうしろっていうんだよ?」
「灰原さん。」
ビクっと身をすくませる。桃乃がいなくなった時点でジョニー(灰原)が標的になるのはもはや必然だった。
「そういえば僕、鳴滝莊に来てから一度も灰原さんの声を聞いてませんよね…」
2921:2005/03/30(水) 00:00:15 ID:S/+1YxFq
とりあえずここまで。明日か明後日には続きがうP出来るはず
勢いでこんなの書いてしまったわけだが・・・こんな感じでもいいのかな。
3021:2005/03/30(水) 15:25:50 ID:apqXrMV1
レスがつくまえに書き終っちまった…
連投になるが投下するぜ
3121:2005/03/30(水) 15:26:44 ID:apqXrMV1
「な、なに言ってんだよ。こいつはオマケでオレが本体だって言ってんだろ?」
「僕はジョニーじゃなくて、灰原さんの声が聞きたいんです。」
そう言い放つと白鳥はジョニーを目にも止まらぬ早業で取り去った。
「ジョニーは没収〜。ん?どうしたの、灰原さん」
灰原は涙を浮かべながら返してくれと言わんばかりに必死に哀願する。
しかし、ジョニー無しでは人と意思疎通を行うことが出来ない彼ではその想いを伝えられるはずもなかった。
「あはははっ!変な灰原さん」
白鳥は灰原のジェスチャーを笑い飛ばすと、突然人が変わったかの如く豹変し無理矢理押し倒した。
「ほら、なにかしゃべってくださいよ〜」
襟(?)を掴みながら揺らされる灰原の肢体。
状況がわからぬ人が見たら間違いなく誤解されるであろう体勢である。
しかし灰原は、目覚ましく変わる白鳥に困惑し状況をまったく理解できていなかった。
しばらく揺さぶられた後、またもや白鳥に変化が表れた。
「灰原さんは僕のこと嫌いなの?だからひとこともしゃべってくれないの?」
3221:2005/03/30(水) 15:27:37 ID:apqXrMV1
灰原の顔の上で白鳥との視線が交差する。
白鳥の瞳にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「やっぱり嫌いなんだ!うわぁぁぁん!」
そしてマジ泣き。灰原は必死で弁解しようとするが、ジョニー無しではうまくいかない。
そんなとき白鳥のポケットからジョニーがはみだしていることに気付いた。
泣いている白鳥はその事に気付いた様子もなかったので、難無くジョニーを取り返す事に成功した。
「おうおう!白鳥!コイツもオレもお前を嫌ってなんかいねぇよ。」
「ひっく…ほんと?ほんとに嫌いじゃない?」
「もちろんだぜ!コイツはただ口下手なだけなんだからよ。だからもう泣くんじゃない。」
「…うん!もう泣かないよ」
白鳥は顔いっぱいに笑顔を浮かべる。
ただでさえ女顔なのにそんな顔をしているとなんだか変な気分になってしまいそうだ。

しかし灰原は気付いてしまった。
白鳥の変化は 絡み酒→笑い上戸→悪乗り+暴れる→幼児化+泣き上戸 となっている。最悪の事態を想定するならば最後は―

時はすでに遅かった。気付いた時には白鳥の顔は灰原の顔との距離数pの所まで迫っていたのである。
回避は最早不能。阻止限界点はとっくに過ぎ去っていた。
覚悟を決めざるをえない。


…おかしい。てっきり地球が何回か滅亡してもおかしくないくらいの衝撃に襲われると思ったのに。
恐る恐る目をひらいてみると―
「Zzz…」
「って寝てんのかよ!」
よかったような残念なような複雑な気分の灰原であった。

〜Fin〜
3321:2005/03/30(水) 17:25:31 ID:apqXrMV1
自分の文才の無さに愕然とする漏れがいるわけだが。
次こそはエロール×白鳥を・・・書けると良いな。
34風と木の名無しさん:2005/03/30(水) 18:53:26 ID:QtXmaIWX
>>27〜31

GJ!!
さっきから顔のにやけが止まらないぞ。
エロール×白鳥も待ってまつw
3521:2005/03/30(水) 20:28:39 ID:apqXrMV1
こんな漏れの文を読んでもらえるとは・・・

やはり嬉しいものだな…

という訳でエロール×隆子の入りの部分だけ出来たから投下してみるとしよう。
3621:2005/03/30(水) 20:29:25 ID:apqXrMV1
俺は今日も街をさまよっている。目的はもちろん愛しのあの人を捜すためだ。
たった一度しか会ったことはないし、会話らしい会話も交せなかった。
名前すら知らない。それでも彼女の顔が頭から離れない。一目で惚れてしまったんだ。
もう他の女の子なんて見る気がしない。いうなれば貴方への愛の奴隷なのだ。
こんなにも想っているのに―
「どこにいるんだよ〜!麗子さ〜ん!!」
「道の真ん中で何を叫んでるんですか〜?」
「うわっ!?」
急に声をかけられてびっくりしながらも振り向くと、そこには見たことのある女の子がいた。
白鳥と同じアパートに住んでいる…なんて名前だっけ?
髪の毛がウネウネ動く変な子だってことしか覚えてない。
「…今なにか失礼なことを考えてませんでしたか〜?」
髪の毛がウネウネ動いてるよ〜。マジ怖え〜。
ていうかエスパ―か?考えてること筒抜けなのかぁ!?
「いいえ!滅相もない!」
「まあいいですけど…結局天下の往来で何を叫んでいたんですか〜?」
「あ、そうだった。麗子さんを捜してる途中だったんだ」
3721:2005/03/30(水) 20:30:06 ID:apqXrMV1
「麗子さん?また女性の尻を追い回してるんですか?ほんとにエロールですね」
否定は出来ないが…てかエロールってなんだよ?
「あのな〜俺にはピ―――という名前が…あれ?」
見えない力にかきけされた!
本編で名前の出ていないキャラは名乗る資格はない!
どうしてもというならエロールor翼だ!
「…じゃあ翼でいいです。」
「なに独り言をぶつぶつ言ってるんですか?というか私は置いてきぼりですか〜!」
「いや、気にしないでくれ。ところでこの辺で長い金髪のイカした女性を見なかったかい?」
「さあ…どれくらい前ですか?」
「もう半年前になるかな…。一度しか会ったことはないんだけど」
彼女は少し考え込むと、急に鞄の中からデジカメを取りだしその中の映像を一枚を俺に見せた。
「もしかしてこの人ですか?」
そこに写っていたのは紛れもなく半年間探し続けた麗子さんの姿だった。
「こ、この人だ!間違いない!お知りあいなんですか!?」
やっと手がかりを掴んだ。というかこんな近くに手がかりがあったなんて…俺の努力は一体?
3821:2005/03/30(水) 20:30:39 ID:apqXrMV1
「知り合いといえば知り合いですけど…。それとこの娘の名前は麗子さんじゃなくて隆子ちゃんです〜」
「隆子さん…」
遂に知ることが出来た。それだけで胸がこんなに熱くなる。ああ、恋って素晴らしい。
「…会いたいですか?」
「会えるんですか!?」
「すぐにとはいきませんけど。今度鳴滝荘に来たときに呼んであげてもいいですよ〜。」
「ぜひ、お願いします!」

携帯の番号を交換し、上機嫌で帰路につく。
今日は寝れないかもなぁ〜。
浮かれていたが、ひとつ聞き忘れたことがあった。
結局彼女の名前はなんだったっけ?
3921:2005/03/30(水) 20:31:24 ID:apqXrMV1
明日か明後日には続きを投下出来るはず…
40風と木の名無しさん:2005/03/30(水) 20:38:37 ID:QtXmaIWX
じゃあ明日あたり待って松。
4121:2005/03/30(水) 20:41:46 ID:apqXrMV1
連投スマソ
これ書いちゃうとネタがなくなってしまうような気が…
隆子×エロールを書くしかないのかな…
というか書いてるうちにエロールの方が乙女っぽくなってるような?

4221:2005/03/30(水) 21:41:43 ID:apqXrMV1
やっぱまとめて投下した方がいいのかもな…
とかいいつつ出来た分を投下してしまう漏れがいるわけだが。
4321:2005/03/30(水) 21:42:26 ID:apqXrMV1
今日は朝から大変だった…


朝、目を覚まし廊下に出るとそこには場違いな格好をした鳴滝荘の住人が倒れていた。
「コレクト!やはり小夜子さんには犬ではなく狐の方が正しい服飾のようですね。」
いや…どちらにせよそれが正しい服飾な人は日本中探してもいないと思うが…。と心の中でツッコミをいれる。
やっぱり千百合ちゃんか…。
「あの〜、千百合ちゃん?」
事態を収拾するためにとりあえず話しかけて見ようと思ったのだが…
「貴方は!ち、近寄らないで下さい!ああ、いくら可愛かったからといって男と女を間違えるなんて…」
男の人が苦手なのは相変わらずか。前の事もまだ気にしてるみたいだし。仲良くなるにはまだ時間がかかりそうだな…。
「千百合ちゃ〜ん。これならどうです〜?」
「うわっ!またなの?珠実ちゃん。」
僕は金髪のカツラを突然被せられた。前に被ったやつと同じやつだ。
「しょうがないでしょう?こうでもしないと千百合ちゃんには近付けませんよ〜?」
「それはそうだけど…」
4421:2005/03/30(水) 21:44:37 ID:apqXrMV1
コンプレックス一歩手前の女顔のせいで、カツラを被ると本当の女の子に見える。
「あの…」
千百合ちゃんが恥ずかしそうな顔をしながらこちらを見ていた。
「なに?千百合ちゃん」
「その…出来れば服も女の子の物にしてもらえると…」
「えぇっ!無理無理!絶対無理!」
「ほほ〜う。千百合ちゃんの頼みを断るですか〜。そんな態度だと梢ちゃんにあの写真見せたくなっちゃいます〜」
あの写真ってどの写真だ!?
心あたりが有りすぎる僕に拒否権は無いらしい。渋々着替える事になってしまった。


「ほんとにこれ着るの〜?」
「つべこべ言わずにさっさと着替えろです〜」
「わ、分かったよ〜」

部屋から出てきたのは映画の中の社交界でしか見られない、胸元の開いたパーティドレスに身を包んだ隆子の姿だった。
「凄く恥ずかしいんだけど…」千百合ちゃんも珠実ちゃんも何故だか呆然としている。
「コ、コレクト!中性的な顔でありながら大人の女性用のドレスを着こなすアンバランス。一瞬我を忘れてしまいました」
「お似合いですよ。隆子ちゃん」
正直嬉しくない。
珠実ちゃんはまたデジカメで撮影している。写真で脅され、写真を撮られるのではいつまでたっても珠実ちゃんに頭が上がらないんじゃないか?

ピンポーン。
あれ?お客さんかな?ていうかこんな姿を見られるわけには…
「私がでますね〜」
珍しいな、珠実ちゃんが自分からお客さんを出迎えるなんて。
珠実ちゃんのお客さんかな?

4521:2005/03/30(水) 21:47:13 ID:apqXrMV1
次でエロール(この話の中では翼だが)と隆子ちゃんの絡みが(エロはない)出来るはず。
ていうか明日か明後日とかいいつつ今日うPしてるよ…。
46風と木の名無しさん:2005/03/31(木) 03:47:43 ID:arwZxYoK
ぅぁ。テケトーに関連スレ回ってたら激しくGJな物が…
801てこんな良いものだったのか…(マテ
激しく期待してるんでがんがってくらはい>21さん

誤字があったんで訂正してみる
×小夜子
○沙夜子
4721:2005/03/31(木) 05:34:55 ID:Ili0geZs
やっぱり間違ってたか…。資料がないもんでスマソ。
一応続き…
4821:2005/03/31(木) 05:36:10 ID:Ili0geZs
今日は朝から充実した一日だった。



朝、携帯の鳴る音で目をさます。
(メールか…)
そこに書かれた内容は俺の心を踊らせた。
『隆子来訪す。すぐ気たれ』
メールにはそう書かれていた。
こうしちゃいられない。身なりを整え、彼女にあう支度をしなくては…



「着いた…」
目の前には都会のビル街の中にあっても、いまだに昔懐かしい風体を保っているアパートがあった。
アパートの名前は鳴滝壮。
俺はその前を行ったり来たりしていた。
すぐにでも会いたい。でも勇気が出せない。
すぐそこに愛しの君がいるというのに―
「俺、こんなに臆病だったんだな…」
いままで軽い気持ちで女の子に接してこれたのに、彼女に対してはそれが出来そうにない。
彼女は他の女の子とは何か違う、不思議な感じを受けるからだろうか?
それともこれが本当に人を好きになるということなんだろうか?
「まあ、ここでこうしていてもしょうがないか…」
勇気を振り絞り呼び鈴に手を伸ばす―
4921:皇紀2665/04/01(金) 08:04:06 ID:JdxGM3My
ちょっと遅くなるかもしれない…。なんかエロール×隆子のはずが、隆子×エロールな流れになってるんだよねorz
少し冷静になってくるよ…
5034:皇紀2665/04/01(金) 14:29:04 ID:o7QrPAGm
何日でも待つ!!
続きはゆっくり書いてくらはい。
5144:皇紀2665/04/01(金) 17:12:31 ID:JdxGM3My
待っててくれる人がいるのは嬉しい。だがこれだけは言わせてくれ。
こんな駄文をageないで欲しい。まじで恥ずかしい…。
せめて書き終ってからにしよう?
5250:皇紀2665/04/01(金) 19:21:44 ID:4isNpBrM
>>51
スマン・・・気付かなかったよorz
じゃあ終わるまで下げときます。
5344:皇紀2665/04/01(金) 19:52:44 ID:JdxGM3My
続き…うPするよ…
5444:皇紀2665/04/01(金) 19:53:14 ID:JdxGM3My
玄関で出迎えてくれたのは…何て名前だっけ?なんか恐い女の子だった。仮に恐子ちゃんと呼ぶとしよう。
「ナイスタイミングです〜」
「あの、隆子さんは…?」
「お待ちかねですよ〜?さあ、どうぞどうぞ」

彼女に案内され行き着いた先には、普通に生活していたら決して見ることは出来ないようなドレスを身に纏った麗子、もとい隆子さんの姿があった。
美しい。最早この世のものとは思えない。
なぜにドレス?という突っ込みは欠片も浮かばなかった。
何か声をかけなくちゃと思う心とはうらはらに、緊張で巧く言葉を紡げない。
結局、ただ時を忘れたかのように見つめることしか出来なかった。


5544:皇紀2665/04/01(金) 19:54:09 ID:JdxGM3My
珠実ちゃんのお客さんの姿を視界に捉えた瞬間、僕は戦慄を覚えた。
彼は僕と同じ専門学校に通う友人だったからだ。
こんな姿を見られたら…。
今からでは隠れるのは無理だ。
どうしよう。何かいい手は―
そういえば彼とは前に一度、一瞬ではあるがこの姿で会った事がある。
ならば今回も何とか誤魔化し通せるかもしれない。
僕の平穏な学校生活を守る為にも、賭けてみるしかない。

しかし、珠実ちゃんからでた一言は完全に予想の範疇を大きく越えていた。
「隆子ちゃんにお客さんですよ〜」
耳を疑った。彼が僕に何の用があるというのだ?
ていうか隆子ちゃんにってことは女装した僕に用って事なのか?
解らない。全くもって理解出来ない。
「どうしました?お知りあいで?」
そういえば千百合ちゃんは彼の事をしらないんだっけ。
「うん、まあ…」
突然の振りに素で答えてしまった。さっき誤魔化そうと決めたばかりなのに〜。
その言葉を聞いて彼の表情が変わった。もしかしてばれてしまったのか?
「覚えていてくれたんですか!嬉しいな〜」
覚えていた?何の事だ?…ああ、前に会ったことがある事をか。
いや、問題はそこじゃない。どちらかというと、嬉しいのくだりだ。
なんだか酷く嫌な予感がする。



5644:腐女子暦801/04/01(金) 19:54:52 ID:JdxGM3My
「さっさと用を済ませるです〜」
恐子ちゃん(仮)に言われるまでもない。さっきから言おうとは思っているんだ。
だけど、隆子さんを前にすると緊張してしまう。
話したい事がいっぱい有ったはずなのに、隆子さんの顔を見たら全部吹き飛んでしまった。
ずっと隆子さんといたい。だけど恥ずかしさでこの場から逃げ出したくもある。
勇気を出して一番伝えたいことだけでも―
「その…えっと…。こ、今度の日曜日お暇ですか?」
駄目だ。やっぱり言えない。いきなり好きだなんて言っても受け入れて貰える筈がない。
でもデートなら。もしかしたら受け入れて貰えるかもしれない。
そんな淡い期待を抱いていた。



5744:皇紀2665/04/01(金) 19:56:48 ID:JdxGM3My
今だに状況を把握出来ない。彼は何がしたいんだ?
「日曜日は特に予定はないけど…」
返事をしてから気が付いた。彼は僕の事を女の子だと思っているんだ。
女の子に休日の予定を聞くと言うことは―
「あっ、あの!それなら俺、いや僕と…そのデ、デートしませんか!?」
予感的中。ようやく理解した。
前に彼に相談された恋の相手は僕だった訳だ。
しかし、幾等この場を切り抜けるためとはいえ、男の子とデートなんて出来るはずはない。
断ろうとした時、珠実ちゃんから「断ったらいますぐばらすぞ」的なオーラが出ているのに気付いた。
つまり、やっぱり、結局僕に拒否権は無いのか。
僕は一体どうしたらいいんだ!?
5844:皇紀2665/04/01(金) 19:59:07 ID:JdxGM3My
隆子さんは悩んでいるようだった。
すぐに断られたらどうしょうかと思っていただけに、安堵感は大きい。
しかし同時に不安も大きくなっていく。
俺は―
「あの!僕、10時に駅前で待ってますから!」
返事を聞く前にそう言って逃げ出してしまった。

きっと彼女は優しい人だと思う。
そういえばどことなく、俺の友達に似ているかも知れない。
だから俺が待ってると言えば来てくれるんじゃないか。
そんな根拠のない理由で俺は――最低だな。
今日は自己嫌悪で寝れなかった。
5944:皇紀2665/04/01(金) 20:00:25 ID:JdxGM3My
残された僕は呆然としていた。
返事もしていないのに一方的に時間と場所を告げて去られたら、僕はどうすればいいんだ?
僕は了解したわけじゃ無いんだし、いかなくてもいいんだよな?
「男の人どうしでデートなんて、は、破廉恥な…」
「うわっ、千百合ちゃん!?」
千百合ちゃんは頭から湯気をだして倒れてしまった。
男の人が苦手な千百合ちゃんには刺激が強すぎたようだ。
「珠実ちゃん。梢ちゃんを頼むよ」
これだけのショックを受けたんだから、元に戻るのも時間の問題だ。
「白鳥さんはどうするんですか〜」
「どうって、着替えるんだよ。こんな格好梢ちゃんには見せられないしね」
「いえいえ。日曜のデートのほうです〜」
「…いかないよ。」
いくらなんでも男の子とデート何て――
「それは残念です〜」
「無理矢理行かせようとはしないんだ?」
「ええ。今日だけでも十分写真はとれましたから〜」
デジカメを持ちながら笑う珠実ちゃんの笑顔を見ながら、また弱味が増えてしまったことに肩を落とすのであった。
6044:腐女子暦801/04/01(金) 20:07:19 ID:JdxGM3My
連投しちまった…orz
訂正
今日は自己嫌悪で寝れなかった。→今日は自己嫌悪で眠れそうになかった。

風邪で頭が溶けかかっているので他にもあるかも…

キャラの視点がエロールと隆子の交互になってるから読みにくいかも…

一応次の日曜の話で終りかな。

6152:腐女子暦801/04/01(金) 22:28:50 ID:ZFPJ4fPv
続きが気になるが今日はガマンしよう。
お疲れさま。
62風と木の名無しさん:腐女子暦801/04/02(土) 00:27:11 ID:67sNwnlV
職人様GJです。続き待ってます!
6346:腐女子暦801/04/02(土) 03:47:44 ID:ichWZSmC
良いエロールと隆子さんでした(*´Д`)
隆子さんに期待sage
6421:2005/04/02(土) 15:36:29 ID:AjzEhBV4
皆に聞きたいことがあるんだが。
エロール×隆士と隆士×エロールどっちがいい?
両方書いてもいいんだけど…。
6521:2005/04/02(土) 21:06:00 ID:AjzEhBV4
今、気付いたけど名前が44てなってるの21だったよ…orz
吊ってくるわ…
66風と木の名無しさん:2005/04/03(日) 02:35:58 ID:6EtCgfbQ
ではエロ隆に一票。しかしあのタマな(ryの攻めも是非見たいところです
6752:2005/04/03(日) 13:05:48 ID:G1Os1yDK
じゃあ自分もエロール×隆士に一票で・・・
隆士×エロールは至難の業なんじゃないのかと
68風と木の名無しさん:2005/04/04(月) 00:38:32 ID:w5gH1Hmc
隆子×エロールに一票(ナヌ
69風と木の名無しさん:2005/04/05(火) 04:41:31 ID:3Or0kXSP
隆攻めがどういうものか自分じゃ想像できないので
隆子×エロールが見てみたい・・・
ということで隆エロにいっぴょ
7021:2005/04/05(火) 17:53:31 ID:eOviFnBv
どうなったかと思えば2対2かよ…
確かにエロール×隆士の方が書きやすいかな…。
一応その方向で書いてみるか。
7121:2005/04/08(金) 20:04:01 ID:77+4FMca
その日は午後から雨が降っていた。
今日は彼に、一方的に約束を取りつけられたデートの日だ。
床に寝転がりながら、天井をぼぉっと見つめる。
なんだか今日はやる気が出ない。
ふと時計を見ると針は、2時を少し回ったところを指したところだった。
約束の10時から4時間はたっているし、雨も降っているんだ。
もう帰っただろう。

――でも、もし帰っていなかったら?もし、まだ待っていたら?
今日何度目かの考えを振り払う。
だいたい、何で僕がこんなことで悩まなくっちゃならないんだ?
僕はどちらかと言えば被害者なのに。
朝から彼の事ばかり考えている。
一方的とはいえ約束を破ったことへの罪悪感か?それとも彼を騙していることに?
…何か違う気がする。
罪悪感が無いわけではない。だけどそれより強い何かが、胸の中でうごめいていた。
そんな事を考えていたら、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「開いてますよ。勝手に入って下さい。」
入ってきたのは珠実ちゃんだった。
どこかに出かけたのか少し濡れていた。それになんだか怒っているような?
「何回読んだと思ってるですか〜!?」
あれ?今のが初めてじゃないとすると、僕は彼女のノックが聞こえないほど考え込んでいたのか?
「…まあ、いいです〜。それより彼、まだ待ってましたよ〜?」
一瞬思考がフリーズした。
誰が誰を待っているだって?
彼と言うからには男な訳で、それを僕に言わなきゃならない相手は――。
「あっ!?白鳥さん?」
僕は走り出していた。彼が待っている駅前へと。
謝らないといけないことがあるのだから…
7221:2005/04/08(金) 20:06:15 ID:77+4FMca
雨が降り続く駅前。そんな中で俺は傘もささずに彼女を待ち続けていた。
どれぐらいの時間が経っただろう?
約束の時間を過ぎてから、もう時計を見ることは止めた。
待っても無駄なことは解っている。初対面の男にいきなりデートに誘われたって、行こうと思う訳がない。
帰ろうと思ってはみても、その気力すら湧いてこないほどの絶望感に打ちのめされていた。
降り頻る雨が冷たい事すらわからないほど体は冷えていたが、それ以上に心が冷えきっている。
もう、なにも考えたくない。そんな時だった。
「何やってるんだよ!」
俺を呼ぶ声…?
その声の主を探そうとしたその瞬間――俺の意識は暗転した。
7321:2005/04/08(金) 20:08:04 ID:77+4FMca
彼の姿を見つけた僕は叫んでしまった。
彼は傘をさしていなかった為、濡れネズミと化していたのだ。
僕の声が聞こえたらしく首をあげようとした途端、彼はその場に倒れこんでしまった。
急いで駆け付け彼を抱き起こす。触れた肌から伝わってくる体温はとても冷たかった。
ど、どうしよう。とりあえず僕の部屋に…。
そこまで考えてから気付いたのだが、彼を背負っていくと僕は濡れちゃうんじゃないか?
…しかたないか。彼をこれ以上濡らす訳にはいかないし。
早速彼を背中におぶると、家路を急いだ。
その道の途中、彼を一刻も早く休ませたいと思う心とは裏腹に、首筋に彼の吐息がかかるたび力が抜けそうになった。
冷たい雨が体に当たるたび自分の体温が上昇している事を確認させる。
胸の鼓動が速くなっているのだ。
僕は、自分の中の変化に戸惑っていた――。
7421:2005/04/08(金) 20:12:16 ID:77+4FMca
今回の投下で終る予定だったんだが…
次は白鳥の部屋になるはず。ところでエロ期待してる方は居たりするのかな?
いたら手を挙げて見てください。過半数超えるようなら下手ながら頑張ってみますから。
75風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 00:36:02 ID:VqrvgvsJ
>>74
ノシ
76風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 16:22:35 ID:Y+7Du9p/
>>74
見てみたい
77風と木の名無しさん:2005/04/11(月) 20:53:14 ID:JnwK3W3c
>>74
むしろキボン。
7821:2005/04/12(火) 00:03:36 ID:Veo4MWBz
3人の時点で過半数はこえたと見るべきか
マターリと待っててくださいな。今週はちょっと忙しいんで。
79風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 21:31:54 ID:MkDKAaS+
ガムバレ
80風と木の名無しさん:2005/04/15(金) 01:13:42 ID:jUbsd0Dn
ゆっくり書いてくださいな
81風と木の名無しさん:2005/04/21(木) 22:55:00 ID:N4AuLWQY
永遠に保守しつづけるぜ
待ち遠しいが…
82風と木の名無しさん:2005/04/22(金) 20:26:58 ID:FpXT67JW
人増えましたな
83風と木の名無しさん:2005/05/01(日) 03:12:55 ID:8sr8W/Lr
保守しつつマターリ待ちつづける
84風と木の名無しさん:2005/05/15(日) 17:57:57 ID:6ADh4/Ae
保守
85風と木の名無しさん:2005/05/21(土) 23:38:54 ID:/6e3AxFS
保守するぞ
86風と木の名無しさん:2005/05/24(火) 15:30:06 ID:QGnte4Jl
期待あげ
87風と木の名無しさん:2005/05/24(火) 20:43:15 ID:tWTqJFFw
(・∀・)コレゾVIPクオリティ!!

http://zeak.net/109
88風と木の名無しさん:2005/05/25(水) 12:23:50 ID:5A+uDQoI
21氏応援あげ
89風と木の名無しさん:2005/05/29(日) 12:41:14 ID:gX53IRlv
 
90風と木の名無しさん:2005/06/02(木) 02:59:45 ID:r9vyqh/r
過疎スレで小説書く香具師って大体途中で消えるよな。
91風と木の名無しさん:2005/06/02(木) 22:24:08 ID:F+P6oGcB
じゃあもう21氏が出るのは絶望的なのかorz
92風と木の名無しさん:2005/06/03(金) 18:40:33 ID:izJ5ovj4
エチなのきぼんぬ
(*´д`*)アハァ?

Σ(゚д`*;)アッ、アハァ?

Σ(*゚Д`;)ア…アッハァァ?

(*´д`;)…

…(*´д`)アハァ…?
93風と木の名無しさん:2005/06/09(木) 12:52:00 ID:BsvbnyqX
期待
94風と木の名無しさん:2005/06/16(木) 03:14:19 ID:Y6C0ilDs
 
95風と木の名無しさん
あげまそ