【陵辱】鬼畜作品を創作して8thプレイ【SM】

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1風と木の名無しさん
読みきりでもリレー小説でもいいのでここに書いて下さい。
H描写のみも可。神の降臨、お待ちしてます。

●SS書きの方への注意
・スカトロ、フィスト、切断等のハードプレイは名前欄にその旨を記入する事。
 数レスに渡る作品の場合は、その描写のあるレスすべてに、
 内容の注意書きを直前に入れて数行改行後に投下して下さい。
 (IEブラウザや専用ブラウザなど様々な環境の方がいます!)
・保管の都合上獣姦は扱わない事。(擬人化風味はオケー)
・続き物の場合、簡素な物で構わないのでシリーズ名を書き添える事。
・投下終了の場合それとわかるように明記する
・SS投下時、感想へのレス以外の雑談は名無し推奨

●スレ住人心得
・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で

☆次スレは950で。立てられない方は前後の書き込みを自粛してください。
☆それ以前に容量オーバーしそうな時は490KB辺りでスレ立てをお願いします。
2風と木の名無しさん:05/02/12 15:57:17 ID:2puH4bJg
前スレ
【陵辱】鬼畜作品を創作して7thプレイ【SM】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1097127213/l50

過去スレ
【陵辱】鬼畜作品をここで創作して下さい【SM】
http://www2.bbspink.com/801/kako/1042/10420/1042098090.html

【陵辱】鬼畜作品を創作して2ndプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/801/kako/1047/10471/1047187594.html

【陵辱】鬼畜作品を創作して3rdプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/801/kako/1055/10550/1055052140.html

【陵辱】鬼畜作品を創作して4thプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1066224633/

【陵辱】鬼畜作品を創作して5thプレイ【SM】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/801/1073305592/

【陵辱】鬼畜作品を創作して6thプレイ【SM】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/801/1081984765/

絵版
ttp://yaoi.s3.x-beat.com/
保管庫
http://www1.adult-jp.com/~jun/801/
3風と木の名無しさん:05/02/12 15:59:09 ID:2puH4bJg
前スレしおり
・オンラインゲーム >21-23 >120-125 >208-21
・サディスト>32-33 >41-42 >47-51 >62-65 >88-91
>103-106 >140-143 >201-204 >259-260
・お仕置き >184-191
・犬が逃げた >287-288
・『犬』>299-302 >310-312 >314 >332-338
・まちがい >365-366 (続きについて>423)
・今日のお仕置き >380-386 >388-391
・ドヘタレ攻×鬼畜受 >395-396
・囁き >407-412
・囚われの男 >419-420
・先生 >500-502 >562-564
・場面のみエロリバ >547-548
・突発的スミマセン >613 >615
・突発的に割り込み >614
・隣の人 >658-663 >667-670 >682-685 >772-775
・取調室 >827-834
・ひとのもの >811 →・写真 >824-825 →・噂 >893-894
・893×跡取(カタギ)>820-822 >908-913
・天使と男 >813-816 >918-920
・処刑前夜 >948-950
・狭い部屋
>243-245 >256-257 >296-298 >324-326 >359-361
>439-441 >454-456 >587-590 >697-702 >787-793
・ブルー・ムーン
>513-520 >534-540 >555-560 >593-598 >621-627
>728-734 >797-803 >846-853 >882-886 >897-900
・猛者
>606-607 >646-647 >651-654 >703-705 >751-754
>778-782 >864-866 >873-875
4風と木の名無しさん:05/02/12 16:43:08 ID:MEA3aaAO
1乙!
自分も朝挑戦したけど立てられなかったので気になってました。
前スレで話し合いしてた人たちもお疲れ様。
5ご主人様と犬:05/02/12 16:46:58 ID:MEA3aaAO
あと保守代わりに投下。

1
彼はとても美しく青い瞳をしていた。
桜貝のような爪も金糸のような髪だって俺たちとは全く違う。
金と手間を掛けた美しさを有していた。
「本当ならお前なんかが直接話せる御方じゃあ無いんだがね。」
彼は親方が渋味と諂いを交互に浮かべながら連れて来た、小屋主の息子。
いや小屋主という言葉は適切ではない。
彼の父親にとって広さだけが取り得の古い芝居小屋を経営する事など
取り壊しの手間を掛けるよりは簡単、という意味しかない。
文字通りの道楽だ。
その証拠に小屋主の秘書の部下、更にその代理人という男ですら俺たちに
人間を見るのではなく病気の野良犬でも見るような視線を向けていた。
それなのに彼は初めから嬉しそうに俺の肩や腕、掌をしげしげと見た。
「凄い腕だ。あなたは何をする人ですか?」
子供のように好奇心を湛えて輝く綺麗な瞳。
「空中ブランコ。」
使い古したグローブを見せると親方が顔を顰めた。
汚いそれを彼の目に触れさせる事が重い罪であるかのような顔だった。
だが彼はまるで女王陛下の手袋でも受け取るかのように大儀そうに両手で持ち上げる。
「素敵だ。僕、空中ブランコが大好きなんです。」
近くで見た彼の瞳は美しいだけでなく空を映しこんだかのように澄んでいた。
6ご主人様と犬:05/02/12 16:48:33 ID:MEA3aaAO

2
にちにちと篭ったような音がする。肉と肉の擦れ合う粘着質な音だ。
普段は上品に澄ましている顔が激しく歪み鼻を鳴らしてクンクンと犬のように鳴く。
それが愉快で堪らなかった。
奥底まで熱の塊を押し込みたっぷりと焦らしやってから射精する。
俺は馬鹿みたいに体力には自信があったから今晩もう三度目の交わりだった。
「よかっただろう?」
ありきたりな下卑た台詞を囁く。言葉は無かった。だが確かに頷いた。
俺は満足してわざとゆっくりとした動作で萎えた雄を引き抜く。
狙い通り度重なる抽出で若干弛緩した後孔からごぽりという音がして白濁が零れ出た。
ひっ、と引き攣った声が漏れるが彼はもう指一本動かす力すらないようだ。
僅かに膝を寄せるだけで顔を逸らし唇を噛んでいる。
「ここ、がっぽり開いてるな。まだ足りねぇのか。」
耳元で囁くと羞恥で身体が打たれたように跳ねる。
「違……ぅ、違います……」
「違う物か。もうチンポだけじゃ達けないんだろう?どうやってマス掻いてるんだ?」
「や、やめろ……言うな…ッ!」
弱弱しい声はそれなりにそそったが逆らったのが気に食わなかった。
例えそれがプレイを楽しむ戯れでもここで彼の抵抗を一度でも許したことは無い。
仕置きも含めて一気に2本の指をねじ込んでやる。
ヒィ、と情けない声をあげるくせに熟れた腸壁は絡みつきやがる。
俺はその浅ましさに若干機嫌を直した。
7ご主人様と犬:05/02/12 16:49:26 ID:MEA3aaAO
3
「何がやめろだ。さっきまで咥え込んでた癖にどの口で言ってるんだ?」
一気に指を広げると皮膚の一端が切れたのかプツという感触が指に伝わった。
だが彼は口の端から涎を垂らして喜びに目を輝かせている。
「おら、言ってみろよ。どこ弄られてよがってたんだ?言ってみろ。」
「お、お尻の穴を……」
「お前のここはもう尻じゃねぇだろ。いつでもチンポ欲しがるケツマンコだ。」
「あ……あぁ…はい…そうです。僕は……、…を弄られて…」
「聞こえねぇなあ。」
意地悪く聞き返してやると呼吸が荒くなり丸っきり発情期の犬だ。
だがそれが愛しくもあった。
「言えよ。どこを、どうされたんだ?下と一緒で頭も緩くなったか?」
「僕の……ゆ、ゆるゆるのケツマンコに……チンポを入れて…ください。」
おそらく彼の人生では俺と出会うまで聞いたことも無ければ口にしたこともない卑猥な言葉。
だがそれは彼に羞恥だけではなく喜びを与えている。
「しょうがねぇな。欲しけりゃ自分で舐めて硬くしろよ。」
先程まで排泄肛に押し込まれていた他人の雄を唇に押し付けられて尚、彼は勃起していた。
8風と木の名無しさん:05/02/12 16:50:04 ID:MEA3aaAO
4
初めに誘ったのはどちらからになるのか。
ベッドに押し倒したのは確かに俺だが、そのベッドのある汚い俺の部屋に来たのは彼だ。
服を剥いてその肌を見た時にはあまりの白さと肌理の細かさに驚いた。
本当に、俺のような貧乏人が触れたら病気になってしまうんじゃないかと思う美しさだ。
だがそれを汚される事こそが彼の望みだった。
それならそれでもよかった。彼が腕の中に居てくれるなら何でも構わない。
だが、離れる日は確実に近づいていた。


「……来週はもう楽日だ。この町を離れる。」
戯れに髪を弄ってやりながらやっとそう言えたのは随分経ってからだった。
息を飲んだのか細く白い喉が引き攣れ大きく目が開かれる。
「そんな急に?!」
「仕方ねぇだろ。旅芸人なんてそんなものさ。」
精一杯さりげない風を装って嘯いてじっと彼の瞳を見る。
「あなたと……いや、ご主人様と離れるなんてそんな…!」
美しい瞳を覆うかのように薄っすらと浮かぶ涙、指を伸ばすとそっと拭う。
彼の美しい頬は俺の指が触れても美しいままだった。
それに後押しされるように身の程知らずの欲が膨らむ。
「なあ、お前も来るか?」
涙で濡れた瞳が別の驚きで大きく見開かれる。
「僕が……あなたと?」
「そうだ。出発の日にこっそり家を抜け出して俺たちと一緒に次の町に行くんだ。
芸なんて覚えなくていい。食べる物も着る物もお前の分は全部俺が賄ってやる。」
「ずっと、一緒……」
「ああ、ずっとずっと一緒だ。だから来い。一緒に行こう。」
ぱちぱちと瞬きをした瞳から涙が止め処ないほどに溢れた。
「好きだ。」
俺はまるで初めて女にそうした時のようにぎこちなく身体を抱きしめた。
9ご主人様と犬:05/02/12 16:50:52 ID:MEA3aaAO
5
そして、その晩以来彼は二度と俺の前には現れることはなかった。
出発の日にトラックで通りかかった立派な屋敷の全部の窓と扉は閉められたままだった。
「無理もねぇな。俺たちみたいな旅芸人とこんなお屋敷のお坊ちゃまじゃ。」
親方が慰めのつもりかそんな言葉を投げかけた。
わかっていた。彼は俺という人間ではなく下々の粗暴な男に犯されたかっただけだ。
誰もが傅くご主人様は幸せ過ぎて退屈で、束の間そんな夢を見たくなったのだ。
「……違うよ。」
「ああ?何か言ったか?」
「違うって言ったんだ。俺たちの旅暮らしが嫌だったわけじゃねぇよ。
あいつが来なかったのは最後の晩にキスをしてやらなかったからさ。拗ねちまった。」
隣のナイフ投げがお義理に笑って頷いた。
「そうだな。今度会ったら熱烈なキスをしてやれ。そうすればまた機嫌を直すさ。」
俺もナイフ投げも、二度とこの町に来ないことは知っていた。
悲しくて悔しくてやるせなくて。それでも空は青く晴れ渡っている。
だが、こんなに澄んだ美しい青空でもいつか雨粒が落ちる日もあるだろう。
彼と同じ色のこの空が雫を落としたらそれを彼の涙だと思おう。それでいい、充分だ。
主人に捨てられた哀れな犬を乗せたトラックは軋むような音を立てながら次の町へと向かった。

END

ゴメソ、8にタイトル書き損ねた。
10風と木の名無しさん:05/02/12 16:55:18 ID:qhlZAn1/
1タン乙!
ご主人様と犬タンも乙!
11風と木の名無しさん:05/02/12 19:14:49 ID:Wp9Y49hq
1オツ

ずっと裏ファイトクラブの続きが気になってた…
12家庭教師1/5:05/02/12 22:47:02 ID:ScgWOy5j
乙です。
自分も保守がてら投下させていただきます。

 家庭教師として彼の部屋に通いだしてから、半年になるが
彼と言葉を交わしたことは一度も無い。
 気難しい生徒だから、という前任者からの引継ぎはあった。
 プロとして家庭教師をやっていて中学生や高校生とは違い、
社会人生徒には複雑な事情のあるものが多く、あまり立ち入らない。
 今日もいつもと同じように彼が自習するのを眺め、
終わって採点を行い、解説をする。相槌さえ打たないが彼が
熱心に耳を傾けているのは答案を見ればわかる。最初は
慣れなかったが今は彼の目線を見るだけで意思の疎通が出来た。

『旦那様がお帰りになられました』
休憩中、お茶を持ってきた手伝いの人間が発した言葉は、
彼に動揺を与えたらしかった。手に持つカップが細かく震えている。
「良かったね。面接以来ずっと海外にいらしたんだろう。
じゃあ、僕はこのへんで。また来週に」
 支度を整え、コートを取った手を、彼に掴まれた。
怪訝に見やるとこれまでにない必死の形相で彼が見上げる。
何も言えずに暫く目線を合わせていると、部屋のドアが開いた。
 彼の父親が帰ってきたのだ。
13家庭教師2/5:05/02/12 22:48:22 ID:ScgWOy5j
 それが先週のこと。
 今、僕は彼の父親に誘われて都心から少し離れた一家の別荘にいる。
 特定の家庭とあまり深く交際しない方がいいとは思ったが、彼と違い
彼の父親は手広く事業を営むだけあって豪放で、会話は機知に富み、
人を惹きつけさせる力があった。
「先生がおいでになるようになって、息子も随分良くなりました」
 長らく続いた話が一通りやむとぽつりと父親が告げた。
「あなたは信頼できるに足る人だ」
 父親と僕は酒を飲み交わし、彼が傍らに控える。
 とおに成人しているだろうにもかかわらず、彼は飲まない。
「佑介さんが熱心だからですよ。僕もやり応えがあります」
 まるでジュースのように口当たりのいいワインを飲みすぎて
僕も饒舌になっていた。
「先生にとって息子は、可愛いですか?」
 首をひねりつつ可愛いという言葉は成人男子に使うだろうか。
まぁ褒めておくに越したことはないと思いつつ酒は存外過ぎていて
目が覚めたのは見覚えの無い部屋だった。
14家庭教師3/5:05/02/12 22:49:31 ID:ScgWOy5j
 頭が痛い。ガンガンする。
 そっと頭を押さえると、どうやらベッドで寝ていたらしい。
「なんだってんだ……」
 わけもわからずに呟くと部屋の扉が開き、彼が入ってきた。
「佑介くん…」
 盆に水差しを入れて持って来てくれたようだ。
「ありがとう」
 謝意を述べてようやく一息つくと、普段とは違いバスローブ姿で
濡れた頭髪の彼の視線が酷くうろたえているように思った。
「佑介くん?」
 急に、圧し掛かられた。ベッドに押した絵されて思考が飛ぶ。
 見上げると潤んだ瞳は何かを訴えるように切実で、見とれてしまった。
 バスローブは簡単に開いて彼の手足は冷たいのに、胸や腹部は熱く
僕の体にしがみついて離れない。
 腕をとられ、彼の肌に触れさせられる。どこまでも熱い。
 ふと、冷ややかな当たりに瞬いて視線を落とすと彼は完全に脱ぎ落とし
若いしなやかな筋肉を見せ付けた。何よりも彼の下腹部。
 男性器をすっぽりと覆い隠すように鋼鉄な金属が備え付けられている。
15家庭教師4/5:05/02/12 22:50:17 ID:ScgWOy5j
 じっくりと眺めた。尿は足せるように小さく口が開いている。
何かの治療のコルセットかと思ったが、そんな大仰な医療器具がある
だろうか。問いかけるように彼を見上げると、羞恥よりも切羽詰った
感情が目の色に見て取れた。
 取られた腕を引かれて、臀部へと触れた。
 引き締まった肌を指先で感じ、耐え難い情欲が吹き上がる。
 前方は尿道口を除いて陰茎をすっぽりとガードしているにもかかわらず
後方は臀部やその奥まで余すところ無く触れることが出来た。
 つい、最奥の窪みに手をかけてしまい、彼が小さく仰け反った。
 腕を掴まれる。
 ゆっくりとこちらを見つめてくる彼の視線に、今度こそ目が離せない。
「あっ……」
 手早く、彼に着衣を解かれてその重みを跳ね除けることが出来ない。
僕の股間に跪き、口淫され、理性がとんだ。
「ふ…っ……っっ」
蹂躙されてあっという間に息がはねる。
まるで風船を膨らますように簡単に膨張する。
水音にさえ煽られて切羽詰ったものになったときに、ふと離されて
僕を股にかけてずり上がって彼が近づいてきた。
16家庭教師5/5:05/02/12 22:50:58 ID:ScgWOy5j
「せんせい」
彼の言葉をはじめて聴く。唇の動きを辿ると、その先がわかる。
 突き出すように僕の腰にまたがって彼が導き、挿入した。
 焼け付くように内部は熱く、快感は果てしなかった。
 彼は片手で自分の尻肉を掴みながら挿入を深くし、残る片手で
僕の腕をずっと持っていた。
 その手をそっと離して結合を深くし、深く何度も穿つ。
彼の喘ぎに抽挿をとめることが出来ない。内部の引き付きは強くなる。
彼の声をもっと聞きたくて、めちゃくちゃに突き上げた。
やがて、僕が果てる頃に彼も痙攣し、ぐったりと重くなる。
そっと抱え込んだ。
覗き込み、小さな穴から彼の白濁が僅かに零れているのを見て取り、
そっと金属に触れた。
びくりと震えて丸くなった彼が顔を隠した。
後始末をしながら、なぜ彼は貞操帯をつけているのか、なぜ僕の部屋に来て
僕を誘ったのか、そもそもこの旅行はなんだったのか。
聞きたいことは山ほどあったけど腕にしがみつく彼の姿に
何もきき出すことが出来なかった。

別室にて、机に詰まれた山のような書類。経歴書。写真。
父親は一部始終見ていたモニターを消すとグラスを置いて仕事を始めた。
17風と木の名無しさん:05/02/12 23:10:39 ID:ai7T+wgX
>>1タソ乙!(´∀`*)ノシ

御主人様タソと家庭教師タソもGJっす(´ω`)v

これで今夜の萌え補充はバッチリだ…。
18風と木の名無しさん:05/02/13 00:16:45 ID:cRosRGs9
1タソ乙です。即死防止カキコ。
19風と木の名無しさん:05/02/13 01:23:17 ID:L0v0govy
中/村/明/日/美/子の短篇かと思った
20風と木の名無しさん:05/02/13 01:44:05 ID:HVNEi9rT
どゆこと?
21風と木の名無しさん:05/02/13 01:47:31 ID:PBUEmZ1w
22風と木の名無しさん:05/02/13 02:00:46 ID:4sNpemsS
パクリはよくない。
23埋め。:05/02/13 08:24:20 ID:NYa5bNBU
とりあえず30までは支援パピコ。
ところで、まとめサイトなくなってるから天婦羅から外した方が良くない?
24風と木の名無しさん:05/02/13 12:02:12 ID:6PF+ofRq
>23
そういうのはスレ立てで話し合いしてる時に言って欲しかったよ…
25風と木の名無しさん:05/02/13 13:00:22 ID:phWjujxj
1乙
即死防止
26風と木の名無しさん:05/02/13 18:56:43 ID:r9gjcSC4
ホッシュホッシュ
27風と木の名無しさん:05/02/13 19:33:32 ID:NPc6cDNI
>>1乙(・∀・)ノ
ホシュホッシュ-
28風と木の名無しさん:05/02/13 22:09:26 ID:EcTh4oMs
>23
1です。まとめサイト外すの忘れてました。申し訳ない。
次スレ立てに立ちあったら、注意するよう気をつけます。
教えてくれて、ありがd。

職人さま方。お待ちしてます。
29風と木の名無しさん:05/02/13 22:21:06 ID:rFSuQ561
>>1乙!
保守。
30風と木の名無しさん:05/02/13 23:03:06 ID:V1vxyl2D
ほす
31天使と男:05/02/14 01:35:47 ID:z7hh3i1f
>>1タソ乙でつ!

前スレ920の続き。

レオはまず最初にセーターを。そして、次に中に着ていたシャツを脱ぎました。
レオはちらりと田楽を見ました。
田楽は眉をしかめて、レオを見ています。
「おい、早く脱げよ」
鬱陶しそうな顔で、レオを急すと、煙草に火をつけました。
レオはズボンも靴下も脱ぎました。
「あの、パンツもですか?」
レオは恐る恐る田楽に尋ねました。
「見ず知らずのてめぇ上げるんだ。当たり前だろうがよ。」
田楽は煙を吐きながらレオに言いました。
レオはとても恥ずかしい気持ちになりました。
レオはそーっとパンツを脱ぎ、美しい体を露にさせました。
レオの体は何にも汚されてなく、誰よりも美しい顔と体をしていました。
田楽は舐め回すように、じろじろとレオの体を見ていました。
田楽のそのいやらしい視線から守るように、レオは手で自分の性器を隠していました。
「おい、その手邪魔だ。」
田楽はそう言ってレオの手をどかせて、レオの性器をよく見えるようにしました。
レオの性器は、普通よりも小さく可愛らしいものでした。
田楽はレオのものを見て鼻で笑いました。
32天使と男:05/02/14 01:39:22 ID:z7hh3i1f
「おい、こっち来い」
レオは恐る恐る、壁によりかかって座っている田楽に近づきました。

田楽は煙草を灰皿に押しつけると、レオの可愛らしい性器をくわえ、舐め回しました。
レオはこの田楽の突然の行為に驚きました。
「ああ!何をされるんですか!?田楽さん!」
レオはそう言って田楽の頭を掴みましたが、田楽は構わずレオの性器を口で犯し続けました。
レオは、人間になった自分の体で、初めて他人に触れられたのが性器であることを悲しく思いました。
田楽は右手でレオの玉を転がしました。
レオにとって、フェラチオは、くすぐったいような気持ちいいような不思議な感じでしたが、だんだん気持ち良さの方が強くなってきました。
「ああん…」
レオは、思わず口にした自分の甘い声に驚きました。
レオの性器は大きく膨らみ、そこからは汁がトロトロと涎のように出ていました。
田楽は満足そうにレオの性器を弄びました。
「あっあぁ〜ん。キ…気持ちいいっ。」
レオの可愛らしい性器はビンビンに固くなり、ビクビクとはね、今にも精を吐き出そうとしていました。

とりあえず今日はここまででつ
33獲物1/3:05/02/14 10:04:03 ID:IMrGOY52
目が覚めた時、悠人は見知らぬ部屋にいた。
家具らしいものはなく、大きなベッドがひとつだけ。そのベッドの上に、悠人は拘束されていた。
着ていたものは脱がされ、両手を一纏めにして頭の中で縛られている。脚はM字型に大きく開かされて、動けないようにベルトで固定されていた。
自分の置かれた状況がわからない。悠人は大学の友人と一緒に居酒屋にいたはずだ。
酔っていたけれど、意識を失うほどではない。トイレに行ったところまでの記憶はある。
「目が覚めたかい?」
声をかけられて、悠人はその方に視線を向けた。その男の顔を見た瞬間に、思い出した。
トイレを出たところで、時間を聞いてきた男だ。
悠人はその男に時間を教えるために、携帯を取り出した。男は携帯を覗き込んできて、そこからの記憶が悠人にはない。
「あんたは俺に何を……」
「私は君をここで飼うことにしたんだ」
普通のことのように告げられ、悠人は目を見張った。
34獲物2/3:05/02/14 10:04:50 ID:IMrGOY52
「心配しなくていい。危害を加えるようなことはしないよ。君が逆らえば罰を与えるが、大人しくしていれば私が君に与えるのは快楽だけだ」
言いながら、男はポケットから何かのチューブを取り出した。その中身を指に取ると、悠人の尻の窄まりに塗りつける。
「やめろ!」
悠人は怯えた。いきなりそんなところに触れられるなんて、思ってもいなかった。
だが、男は構わずに、そこにクリームをたっぷりと塗りつける。そのぬめりに助けられ、悠人の中に指が入ってきた。
「あぁっ!」
悠人は叫んだ。たっぷり濡らされているとはいえ、強い痛みを感じる。だが中の襞を擦られているうちに、腰の奥が疼き始めた。
「思ったとおり、君には素質がある。もう感じてきたようだな」
「違…っ……」
悠人は逆らおうとしたが、悠人の感じているものは隠しようのない脚の間で息づき始めているものが教えていた。
35獲物3/3:05/02/14 10:06:25 ID:IMrGOY52
「すぐにここだけで達けるようにしてやる。君は自分から私を欲しがるようになるんだよ」
うっすらと笑みを浮かべ、男は中の指を蠢かせた。空いた手で肌を撫で、悠人の感じる場所を探り出そうとしている。
信じられないことだが、悠人は男の手の動きに感じていた。躰の奥の一番敏感な場所を突かれて、甘い声が漏れてくる。
「ゆっくり教えてあげるよ。支配されることの喜びをね。君はもう私のものだ」
男の声がどこか遠くで聞こえる。悠人は男の与える快感に、呑み込まれようとしていた。


終わり
36タイトロープ(噂の続き):05/02/14 12:47:32 ID:DaotCdV4
「俺の秘密を知っている……?」
片瀬は背中にじっとりと汗を滲ませながらつぶやいた。
まさか。
嫌な予感ばかりが膨れ上がってくる。
「アンタ一体何が言いたいんだ。そもそもアンタは誰だよ」
片瀬は強気に出たが、それが虚勢であることは自分が一番よく分かっている。
冬だというのに嫌な汗ばかりが吹き出てくる。今すぐにでもこの場を立ち去りたかった。
しかし片瀬とは対照的に、男は余裕有りげな態度を崩さなかった。
ぴったりとした薄笑いを浮かべながら、自分が降りてきた高そうな外車を親指で指す。
「乗りなさい」
紛れもなくそれは、命令である。
片瀬は先程から必要以上に口を開こうとしないこの男を、不気味に思い始めていた。
「アンタ本当に何者だ……?」
「来れば分かる。君の秘密も、何もかも……」
男が車に乗り込む。片瀬はそれを追うようにして自分も車へと乗り込んだ。
「出したまえ」
男が短く命令を発し、車が発進する。
ピンと張られたロープの上にいるような心持ちで、片瀬は目を閉じた。

綱渡りはそう、始まったばかり……。

終わり
37猛者27:05/02/14 14:59:04 ID:kUa4FLwr
1タン乙カレー!!

>前スレ875
「よう、てめぇ、どうしたってんだ。」
上のほうから落とされた聞き慣れた声に、少年は自分を捕らえたのが誰かを理解した。
パイプだ。
誰だってもう構わないけれど。僕の運命は決まった。

顔を上げようとしない少年の顎を掴み、無理やりぐいっと上向かせる。
目に溜まっていた涙がぽろりと落ちた。
パイプの灰色がかった薄青い瞳が眇められ、怪訝そうに少年を見下ろした。
「大丈夫か、もうそんなに元気に走り回っちまって。つらくねぇか?身体は」
何も答えないでいる少年の肩に、パイプが軽くパンチした。
「てめぇ、何泣いてやがんだ?そら見ろ、痛かったんだろ。間抜け野郎め」
すすり泣く少年を小突きながら呆れたように笑うパイプを見上げ、少年は絶望に打ちひしがれてその場に蹲った。
乾いた地面に涙を落とし、こみ上げる吐き気を懸命に堪える。
照りつける陽光が露出した首筋をちりちりと焼いている。少年はクロスを握り締めた。
「よう、具合悪ぃのか?大丈夫かよ?てめぇ」
ためらいがちに背中をさすられ、少年は唾を飲み込んだ。
吐きそうだ。僕に触るな。汚い手で、もうこれ以上僕に触らないでくれ――――。
38猛者28:05/02/14 15:00:08 ID:kUa4FLwr
「どうした?何してんだ?てめぇら」
声のしたほうを見上げると、テツとツルハシが連れ立ってこちらに向かって駆け寄ってきていた。
ツルハシは黒々とした髪を掻き毟り、蹲る少年とそばに立ち尽くすパイプを交互に見比べた。
テツはしたり顔でにやりと笑うと、パイプに走り寄ってその脇腹に肘鉄を食らわした。
「よう、てめぇ、野外で事に及ぼうたぁ、いい度胸じゃねぇか。
見かけによらず好き者でいやがるじゃねぇか、え?」
楽しそうに囁いては顔をにやつかせるテツに、パイプは顔色を変えずに事の次第を説明した。
それを耳にして、ツルハシは片眉をぴくりと上げ、口元を引き締めた。
「するってぇと、何だい?てめぇ、逃げようとしやがったのか?」
静かに問いかけられた言葉に、少年は素直に頷いた。
最早否定しても無駄だ。もとより、命乞いをする気もさらさらない。
願わくばできるだけあっさりと殺してくれる事を祈るのみだ。
「そりゃぁ、無茶な事しやがったな。時期を見て挑戦するべきだったんじゃねぇのか?」
呆れたように笑い混じりで言われた言葉に、少年は怒りから顔を赤くした。
「ふと目をやったら、よちよち歩きで林に向かって走ってるのが見えたもんでよ。
歩行練習でもしてんのかと思ったぜ。あれで本当に逃げられると思ってたのかい?」
少年は顔を上げないまま首を振った。そんなの、初めからわかってた。
無謀だと、何より自分が理解していた。
「無茶な事しやがるぜ。無理だと思ってたのに逃げようとしたのかよ」
ふいに脇の下に手を差し込まれて持ち上げられ、少年は狼狽した。
脚が震える。ろくに立てもしないのか。
よろめいたところをツルハシに抱きとめられながら、少年は自嘲した。死にたい。
「とりあえず、ゴンザの家に持ち帰ろうぜ。これじゃ埒があかねぇ」
ツルハシの服にしがみついている少年を指差しながら、ツルハシは困惑して言った。
ああ、そうか、ゴンザの家で殺されるんだ。それとも、発狂するまで犯され続けるのかな。
ツルハシに横抱きに抱え上げられながら、少年はぼんやりとした頭でそう思った。
どちらにせよ、もう終わる。
僕はやるだけやった。きっと神も僕の努力を認めてくださるだろう。
39猛者29:05/02/14 15:02:42 ID:kUa4FLwr
「げぇ、何だこりゃぁ!」
ゴンザの家に入るなり悲鳴を上げたテツの横から、パイプがぽりぽりと頭を掻きながら中に入った。
「こりゃぁ、大した有様だな」
「ゴンザが散らかしたわけじゃぁ、まさかあるめぇな。あいつああ見えて、しっかりしてやがるからよ」
「この野郎の仕業だろうよ。癇癪でも起こしたんだろうぜ」
ツルハシの腕の中で死んだようにぐったりしている少年をベッドにおろしながら、
ツルハシは言った。
「ゴンザが見たら怒るぜ。何しろあいつ、食い物を粗末にする事を何より嫌うからな」
雑然としたキッチンをそろそろと歩きながら、外のゴンザの様子を窺う。
「ゴンザの野郎、まだ帰ってきやがらねぇよな?この所、夜遅くまで張り切って仕事してやがるし」
心配そうに囁いてみせたテツに、パイプは首をかしげた。
「たぶんな。だが、なるべく早急に片付けておいた方がいいのは確かだぜ」
「しょうがねぇ。俺達で片付けておくか。ガキはあんな様子じゃ頼りにならねぇし、
ゴンザのお咎めが怖ぇしな」
腕を組んでそう言ったテツにツルハシは抗議したが、パイプの淡々とした説得によって
しまいにはツルハシも納得した。
ぶつぶつとツルハシが文句を呟く以外は黙々とキッチンの片付けをする猛者どもを、
少年は無表情で見つめた。
汚れた床を雑巾で拭き、散らばったパンや豆を拾い上げ、砕けた皿や瓶の欠片をまとめて袋に放り込む。
そこで、テツははっと顔面を強張らせた。
「おい、まじぃぜ。この瓶、確かゴンザのお気に入りじゃなかったか?使い勝手がいいとかで、重宝してたじゃねぇか」
「こいつぁ、片付けてもごまかせねぇな。皿の一つや二つなら他に替えがあるが、この瓶は他に一つもねぇぞ」
「あのガキもおしまいだな。いよいよゴンザに殺されちまう」
「まあ、そう言うなよ。俺が何とか言っとくよ。何とかなるだろうさ」
40猛者30:05/02/14 15:04:49 ID:kUa4FLwr
「僕が言うよ。僕が割り砕いたって。それで殺されるならそれでいいよ」
瓶をめぐって騒ぎ始めた猛者どもに向かって声を張り上げ、少年はベッドから起き上がった。
猛者どもが一斉に振り返り、少年を見た。
「やめた方がいいぜ。本気で怒ったゴンザは怖ぇからな。ちびっちまうぜ」
にやつきながら囁いたテツを一瞥し、パイプを睨みつける。
「殺すなら早く殺して欲しい。僕はもう逃げないから」
「気の強ぇガキだ。馬鹿な事言ってねぇで、寝てろ」
耳の穴を掻きながら言い捨てたツルハシに、少年は怒声を浴びせた。
「馬鹿な事だと思うの?僕は本気だ。死んだほうがましだ。殺して欲しい」
怒鳴り続ける少年の言葉が聞こえないかのように、猛者どもは作業を続けた。
黙々と掃除を続ける猛者どもの姿を呆然と見つめながら、少年は再び涙を零した。
**********************
「おう、何だ?その有様は」
真夜中になって帰宅したゴンザを出迎えた少年の姿に、ゴンザは度肝を抜かれた。
その横で何事もなかったかのように酒を飲んで(もちろん、ゴンザの酒だ)騒いでいる猛者どもに目をやり、
無言のまま"あれは何だ?"と尋ねた。
「お前らが殴ったのか?」
「まあ……何度も何度も舌を噛み切ろうと聞かねぇから、そのたびに殴って止めたらこうなっちまった」
「舌を?そりゃ何でまた」
「今日、昼間、逃亡を図ったのよ。それが失敗に終わっちまったもんで、落ち込んでるらしいぜ。
今、元気づけてやってるとこさ」
言いながら少年の口に無理やり酒瓶を突っ込んで中身を注いだツルハシに驚き、少年は目を剥いた。
気管に入ったのか激しく咳き込み始めた少年を「おうおう、落ち着きやがれ」とたしなめ、テツは少年の震える背中をさすった。
自殺を図るたびに殴られたらしい少年の顔はなるほど、両頬が赤く腫れ上がって唇が切れていた。
目元には青痣がある。
41猛者31:05/02/14 15:06:07 ID:kUa4FLwr
「てめぇら、少しは手加減できなかったのか。トンカチが見たらガッカリするぜ」
「死なれるよりゃマシだろうが。さ、飲め。安酒だがないよりゃマシだろ」
ほろ酔い気分のツルハシは再び少年に酒を強要し、無理やりその唇に注ぎ込んだ。
酔っているのだろうか、少年の顔も全体的にうっすらと赤く染まり、ぼんやりした表情だ。
殴られて腫れた顔でははっきりとはわからないが。
「ゴンザも来いよ。一緒に飲もうぜ」
酒瓶を持ち上げて誘ったテツに、ゴンザは苦笑した。
「てめぇら、いかにも自分のモンみてぇな言い草だが、そいつぁ全部俺の大事な酒なんだがな」
「ま、ま、固ぇ事言いなさんな。今夜は飲もうぜ」
言うなり酒瓶を自分の口に向かって傾けたテツに苦笑しながら、ゴンザは席に着いた。
「そういや、トンカチはどうした?」
「ああ、今夜もガキを犯す気満々で訪ねて来たがよ、どうやらガキの様子がおかしいってんでお断りしたら、
そんじゃぁ今夜は早めに寝るよって家に帰っちまった。ほら、トンカチの野郎、酒飲めねぇだろ?」
ツルハシの言葉にああ、と納得して、ゴンザは安酒を口に注ぎ込んだ。
「ったくよ。大事に大事にちびちびと楽しもうと思ってたのに、お前らのせいで台無しになっちまった」
苦笑しながらぶつぶつと吐き捨てたゴンザの言葉に、少年以外の一同が大笑いした。
「少年にまで飲ませちまうたぁよ」
ゴンザの言葉を受け、ツルハシは悪戯っぽい笑みを浮かべて少年を小突いた。
42猛者32*大量投下スマソ*:05/02/14 15:07:09 ID:kUa4FLwr
「さ、もっと飲めや。ヤな事全部忘れて、酔っちまえ」
馴れ馴れしく肩を抱いてきたツルハシを咎めるでもなく、少年は勧められるまま差し出された酒瓶を一気に傾けた。
歓声が上がり、拍手が沸き起こる。
少年は酒瓶をテーブルに勢いよく叩きつけ、唇に零れた酒をぬぐった。
口笛を吹き、賞賛の叫び声を上げる猛者どもの傍ら、ゴンザは呆れたような苦笑を浮かべて少年を眺めていた。
少年は間髪いれず酒瓶を再び唇に傾け、口いっぱいに酒を頬張った。
ようし、いいぞ、と手を叩いて喜ぶ猛者どもの中心で不適な笑みを浮かべ、少年は口の中のものを
周囲に撒き散らした。
騒然となった猛者どもの中で楽しげに少年は手を叩いて愉快がり、声をあげて笑った。
びっしょりと全身が酒に濡れたツルハシに小突かれながら、少年は再び酒瓶を傾けてそれを飲み下した。
「よう、ゴンザ。ひとつ、告白してぇ事があるんだが」
若い衆がぎゃあぎゃあと騒ぎ散らしている横で静かに酒を飲んでいたパイプが突然
ぽつりと呟き、ゴンザは飲みかけていた酒瓶をテーブルに置いた。
「おう、どうした。改まって」
神妙な顔つきのパイプに向き直り、不思議そうな顔をしてみせたゴンザに、パイプはばつの悪そうな笑みを浮かべた。
「悪いニュースだ。心して聞いてくれ」
ただ事ではないパイプの口調に居ずまいを正し、なんだよ、と急かした。
「あんたの大事なミルクの瓶、俺が落として割っちまった」
早口で告白を言い捨てたパイプを、ゴンザは無表情に見つめた。
それまで騒いでいた他の3人もふいに漂い始めた異様な雰囲気を感じ取り、姿勢を正して椅子に座り直した。

一瞬の静寂のあと、鼓膜の裂けるような怒号が、パイプを襲った。

*今回はここまで*
43風と木の名無しさん:05/02/14 15:45:28 ID:/LqpPi+G
猛者タン待ってた!
44風と木の名無しさん:05/02/14 17:43:33 ID:HG6evndZ
モギャー!!
猛者タン待ってた!!待ってたYO!!
やばいくらい萌える…(´Д`*)ハァハァ
酔っ払って性格変わっちゃってる少年萌へ。
何だかんだ言って実は優しい猛者タン萌へ。
ゴンザタンはいつもの事ながらカコイイかったが、今回はパイプタンが男前で惚れたよ。
どうなっちゃうんだろう?
続き禿キボンヌ-!!
45風と木の名無しさん:05/02/14 23:31:30 ID:0RV9yhtw
作品ラッシュで嬉しい嬉しすぎる!漏れ何か善行積みましたか!w

「獲物」めちゃくちゃ萌えなんですけど、
「終わり」なのですか「続く」ではないのですか……調教ミタイヨ……。
46風と木の名無しさん:05/02/14 23:36:56 ID:+EXtV9AD
>45
ブルームーンさんみたいに「END」でも続けてくれるのかもしれん。私ももっと見たいな。
善行積みながら期待して待ちますw
47風と木の名無しさん:05/02/15 03:56:53 ID:Fcpxqgla
猛者タソ待ってたーーー!!!

今回も愉しませて貰ったよ(´∀`)y−゚oO
48風と木の名無しさん:05/02/15 07:11:21 ID:bQEYZ16T
猛者おもろーい(´∀`*)
ミルク瓶大事にしてるゴンザが可愛いな。
初めこそギャグとして読んで笑わせてもらってたが、今はほんとに面白い…
続きが楽しみでたまらんよ…(´Д`;)ハァハァ
ハヤク-orz
49風と木の名無しさん:05/02/15 09:33:05 ID:0RjQsGB/
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
作品イパーイ(*´∀`) ポワァ
GJ!!
続きキボンヌ。
50風と木の名無しさん:05/02/15 22:18:20 ID:C4RX4uku
青月職人さんサイト作ったっぽい?
51風と木の名無しさん:05/02/16 00:08:33 ID:0Kwj/Ngo
>>50
嬉しいのかもしれないけど、ここで聞かなくてもいいのでは?
そんなのわかんないし。
サイトに感想メールでも差し上げた方がご本人は嬉しいと思う。
52風と木の名無しさん:05/02/16 05:10:08 ID:z0FkzJgS
>50自演乙
53風と木の名無しさん:05/02/16 12:39:04 ID:FC3joNiZ
遅いながらブルームン大変好みでした!!
話の雰囲気と展開がなんとも。
占い師にハゲ萌えしますたよ(;´Д`
54獲物2 1/5:05/02/16 23:05:54 ID:j9TKhXv9
男の楔で貫かれ、何度射精したのかも覚えていない。
絶頂を迎えた次の瞬間には、もう新たな快楽を肌の上に刻まれていた。
気を失っても、次の快感が悠人の意識を呼び覚ます。
本当に悠人が目覚めなくなるまで、男は悠人に快楽を与え続けた。
思い出しただけで身体が疼く。
それほどの快感を、たった一晩で植え付けられた。
55獲物2 2/5:05/02/16 23:06:42 ID:j9TKhXv9
昨日と同じ部屋に悠人はいる。
悠人が長くて深い眠りから目覚めたとき、手足の戒めは外されていた。
その代わりに首輪を填められ、そこから伸びた長い鎖がベッドの支柱に繋がっている。
精液で汚れていた身体は綺麗に清められ、新しいシーツの上に寝かされていた。
けれど衣服は与えられず、悠人は全裸のままだった。
男に捕らえられたことは、悪夢ではなく現実だった。
悠人は重い身体を引き起こし、部屋の中を見回した。
昨日はなかった小さなテーブルと座り心地のよさそうな椅子が、壁際に置いてある。
その反対側の壁には鉄格子の填った窓があるけれど、磨りガラスになっていて外は見えない。
だがガラスの色が暗いことから、今が夜であるということはわかる。
悠人はベッドから降りて窓を開けようとしたが、鍵は何かで固定されていて、開けることはできなかった。
56獲物2 3/5:05/02/16 23:07:27 ID:j9TKhXv9
視線を巡らせると、その部屋にはドアが二つあった。
ベッドヘッドの方にあるドアは簡単に開いた。中は浴室とトイレになっている。
ベッドの足下の方角にある開かないドアは、外に繋がっているのだろう。
尤もそのドアが開いたとしても、鎖で繋がれている悠人に外に出ることはできない。
鎖は部屋の中を自由に歩き回るには十分な長さがあるが、今の悠人には気休めにもならない。
悠人は首輪を外そうとしたが、どうしても外れない。繋がれた鎖をいくら引いても切れるはずもない。
「畜生!」
悠人は叫んだ。その時、外に繋がるドアが開いた。
温かな湯気の立つ食事を持って、男が部屋に入ってきた。
「やっと起きたのか……よく寝ていたな」
男は普通の会話のように言った。
男は三十過ぎぐらいに見えていた。
長身で逞しい体躯をしているが、顔立ちはやさしげに整っている。
品のいい物腰や不遜な物言いから、人を使う立場にいる人間だということはわかる。
何より悠人を閉じこめるためにこんな部屋を用意できるのだから、相当の財力を持っているはずだ。
悠人の方は中肉中背で、悪くはないが、特に人目を惹くような容姿を持っているわけではない。
二十歳になったばかりのただの平凡な大学生である自分が、どうして会ったこともない男に捕らえられなければならないのかわからない。
57獲物2 4/5:05/02/16 23:10:14 ID:j9TKhXv9
「これを食べなさい。私はまた後で来るから、それまでに食事を済ませておくように」
男はテーブルの上に食事のトレイを置くと、すぐに部屋を出て行こうとする。
「待てよ! 誰なんだよ、あんた! 何で俺を……」
悠人が追いすがると、男は足を止めた。
「私が誰であるかなど、君にとってはどうでもいいことだ」
男は淡々と言った。
「飼われている犬や猫は、その主人が何者であるかなど気にもしていないだろう?ペットは自分に餌を与えてくれる主人が、誰であるかをわかっていればいい。君も同じだよ。私を呼びたければ、ご主人様と言いなさい。それ以外を君が知る必要はない」
「何……っ…」
「私は狩りに出て君を見つけた。君こそが私の獲物だと狙いを定め、捕らえてきた。君はもう私のものなんだよ」
「ふざけるな!俺は人間だ!」
教え諭すような男の口調に、悠人は目を剥いた。
58獲物2 5/5:05/02/16 23:11:03 ID:j9TKhXv9
「野性の獣を飼い慣らすのには時間がかかる。だがその分、懐いた時の喜びは大きい。私はその手間を惜しむつもりはない。ゆっくりと時間をかけて君を飼い慣らすつもりでいるんだよ」
男はうっすらと笑った。悠人は思わず男に殴りかかったが、男は武道の心得でもあるのか、簡単にねじ伏せられてしまう。
「食事を済ませなさい。その後で、君に極上の餌を与えよう」
床の上に転がった悠人に、男は楽しそうな笑みを見せた。そして、すぐに部屋から出て行ってしまう。
「くそっ!」
悠人はやり場のない憤りを、床を殴りつけることで鎮めようとする。
自棄になって鎖を引きちぎろうとしたが、傷ついたのは悠人の手の方だった。
誰が飼い慣らされるものか。絶対にここから逃げ出してやる。
悠人は唇を噛み締めた。
絶対にあんな男の思いどおりにはならない。


終わり
続きはまた今度
59風と木の名無しさん:05/02/17 00:34:19 ID:BCEnSV1i
ミヒャー!!投下キターー!(*゚∀゚)
ご…極上の餌…ハァハァ
60風と木の名無しさん:05/02/17 01:02:22 ID:UhsCNh+e
もっと……もっと餌を下さい…ハァハァ…
61獲物3 1/7:05/02/17 14:12:09 ID:19Q4M/k5
最初の一週間程は、文字通り快楽だけを与えられた。
とはいえ、それが正確な日数なのかどうかはわからない。
時計のない部屋に閉じこめられている悠人に、時間の感覚はなくなっている。
男は悠人に何も求めようとせず、ひたすら身体を嬲り、快感を与えることだけを楽しんでいた。
暴れても逃げようとしても、男は悠人を簡単に捕らえて、ベッドに固定された拘束具で悠人を戒める。
どれだけ逆らおうとしても、ひとたび男に触れられると、悠人の身体は流されてしまう。
触れられれば触れられるほど敏感になっていく己の身体を、悠人は嫌悪した。
その葛藤も含めて、男は悠人を嬲ることを楽しんでいるように見えた。
男は丁寧な愛撫を悠人に施し、焦らされた末に迎える絶頂の瞬間が、どれほどの快感をもたらすのかをその身体に教え込んだ。
62獲物3 2/7:05/02/17 14:12:58 ID:19Q4M/k5
だが、今日はいつもと違っていた。
「今日から君の躾を始めよう」
部屋に入ってきた男はそう宣言した。
いつにも増して逆らおうとする悠人をベッドの上に拘束した男は、その肌の上から、ゆっくりと快楽を引き出していく。
頭の上で両手を一纏めに戒められ、まず全身を掌で辿られる。
今の悠人はたったそれだけのことでも感じるようになっていた。
「恥ずかしい格好で縛られるのは好きか?」
男は静かに尋ねた。
「好きなわけないだろ! いい加減、俺をここから出せよ!」
「では、後でそのように縛り直してあげよう。君がそうされることを好きになるまでね」
喚く悠人に淡々と答え、男は悠人の乳首をきつく摘んだ。
63獲物3 3/7:05/02/17 14:14:04 ID:19Q4M/k5
「あ…っ……」
思わず嬌声を漏らし、悠人は恥ずかしさで男から顔を背ける。
「君はここを苛められるのが好きだな」
声の調子を変えずに言われ、悠人の顔が赤くなった。
数度摘まれただけで乳首は固く尖り、肌の下が疼き始める。
その感覚を、悠人は堪えようとしていた。
男の自分がそんなところで感じるなんて、悠人はまだ信じたくない。
爪の先で擽るように撫でた後で強く摘まれる。
その動きを繰り返されるうちに、悠人の唇から喘ぎが漏れるようになる。
「もっとここを苛めてほしいか?」
男に尋ねられ、悠人は首を横に振った。
どれほどの快感を感じていても、自分からそれを求めるようなことだけはしたくない。
「もうこんなに濡らしているのに?」
男は可笑しそうに言うと、悠人の乳首から指を離す。
そして蜜を溢れさせる性器に触れた。
64獲物3 4/7:05/02/17 14:15:09 ID:19Q4M/k5
溢れる蜜を塗りつけるように、男は性器の先端を撫で始める。
「あぁ…っ」
強い快感を感じて、悠人は背筋を仰け反らせた。
男は他の場所に一切触れず、悠人の性器の先端だけを嬲り始めた。
擽るように撫でては、小さな窪みを抉るように爪を立てる。
溢れ出す蜜のぬめりが男の指の動きを助け、触れているのかどうかさえわからないほどの僅かな刺激も悠人の快感を煽っていく。
「はっ…ああっ……」
すぐに喘ぎが止まらなくなった。
高まる射精感に耐えかね、悠人は無意識に身体を捩っていた。
だが、先端だけに与えられる刺激は悠人の快感を高めるばかりで、どれだけ望もうとも射精の瞬間は訪れない。
男は親指の腹で円を描くように撫で、先端だけを嬲り続ける。
65獲物3 5/7:05/02/17 14:16:11 ID:19Q4M/k5
「や…だ……もう助け……」
遂に悠人は哀願した。
これ以上耐えることはできそうになかった。
「達きたいのか?」
可笑しそうに聞かれて、悠人は頷いた。
「餌が欲しいのなら、私の尋ねることにちゃんと答えなさい」
男は先端を指の腹で強く押す。
悠人は顎を仰け反らせ、悲鳴のような嬌声を漏らした。
「君は誰だ?」
「森…岡……悠人」
悠人は素直に答えた。だが、それは男の望む答ではなかった。
「違うな。それは君という個体を識別するための記号に過ぎない。私が聞いているのは、君の存在そのもののことだ」
「っ……あ……」
 男は先端を撫でる指に力を入れる。その刺激に、悠人は首を打ち振った。何度もぐりぐりと撫でられ、全身が引きつるように強ばっている。
だが、それでも絶頂の瞬間は訪れようとしない。
そこだけの刺激では達けないのだということを、悠人は知らなかった。
「君は私のものだ。忘れたのか? 言いなさい。私のものだと」
穏やかな口調で言いながらも、男は悠人を責める手を休めようとはしない。悠人はそれだけは言いたくないと、唇を噛み締めた。
66獲物3 6/7:05/02/17 14:17:17 ID:19Q4M/k5
それでも苛烈すぎる刺激が止むことはない。全身を苛む快感に、悠人はすぐに屈することになってしまう。
「君は誰だ?」
何度目かの問いが男から下される。
「僕…は……ご主人様…のものです……」
喘ぎに邪魔されながらも、悠人はその言葉を口にした。
「いい子だ……では、最初の餌を与えよう」
男は先端から指を外し、悠人の性器を強く扱いた。悠人は背筋を張り詰めて、塞き止められていた精を吐き出した。
限界を越えて耐え抜いた後の絶頂による快感は、今まで経験したことのないような大きなものだった。
67獲物3 7/7:05/02/17 14:18:52 ID:19Q4M/k5
「私を満足させなければ餌はもらえない。そのことをよく覚えておきなさい」
命令口調で告げると、男は悠人の膝を抱え上げる。
男は悠人の放ったものを小さな窄まりに塗りつけ、内側に長い指を捻り込ませた。
男の指が中で蠢き、悠人の内側から新たな快感が引きずり出されようとしている。
内側の一番敏感な部分を強く押され、肌を撫でられる刺激に、悠人は身悶えた。
いくら抗おうとしても、男の指が作り出す快楽は悠人の身体を熱くしていく。
「次の餌が欲しければ、私の言うことに答えなさい」
朦朧とした意識の中で、男の声だけが妙にハッキリと聞こえていた。
快感は苦しみにもなるのだということを、悠人は理屈ではなく覚えさせられようとしていた。
 
 
終わり
長くてすみません
続きはまた今度
 
68風と木の名無しさん:05/02/17 14:20:28 ID:7lLzU/PH
(*´Д`)ハァハァ

獲物の人愛してる
69風と木の名無しさん:05/02/17 14:37:02 ID:XlPm8u0q
漏れ漏れも愛してる>獲物の人

(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
70風と木の名無しさん:05/02/17 15:14:12 ID:TyUuuFh6
獲物タソ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
71風と木の名無しさん:05/02/17 19:00:34 ID:Pb+ks7Qj
猛者タン…
待ってる…
72風と木の名無しさん:05/02/17 20:07:27 ID:KuBwKQXi
獲物さんハアハア(*´Д`)
73風と木の名無しさん:05/02/17 21:20:46 ID:OnR5A5vD
「獲物」続いてたー! 嬉しい! ちなみに漏れ>45!
獲物タン続き書いてくれて本当にありがとう。更に続くみたいで大期待。
漏れガンガッテ善行積むからw イッショニガンガロウネ>46
74風と木の名無しさん:05/02/18 01:13:31 ID:XCrrHUOO
獲物の職人さんハァハァ…
善行積みながら獲物さんも猛者さんも新規の職人様も待ってます。
46デシタ。
75天使と男:05/02/18 03:43:08 ID:tK0QnXRx
>>32
今にもレオが、堕ちていきそうな時を、神様は真剣に見守っていました。
彼はこうなる事を予想できたとはいえ、男にいいようにされるレオの姿を見て悲しく思いました。
「…レオ君。かわいそうに…」
神様は自分の軽率な行動をとても恨みました。
あの美しいレオの一生をあの卑猥で下品な男に持っていかれるなんて…
神様はレオを連れ戻したいとばかり願っていました。
いくら馬鹿な神様であろうと、元天使のレオをこの神の国に戻す方法を知らないわけはありませんが…

さて、田楽の汚い部屋でレオは始めて射精というものを体験しようとしていました。
次第に息遣いは荒くなり、その可愛い性器が田楽の汚い口の中に、液を吐き出そうとしていました。
当然、レオにとってこのような感覚は初めてでした。
自分の性器を犯しつづける田楽を見ながら、レオは興奮し、そして、一方で冷静に色んな事を思い出していました。
レオにとって思い出せる事は、神様の事しかありません
『あぁ、神様は僕の今のこのあられの無い姿を見ていらっしゃるかもしれない。
だとしたら恥ずかしい…あぁ、見られていたらどうしよう…
こんな姿を見て、神様は後で僕になんていうのだろう…
どうしよう…どうしよう…お願いです、神様、見ないで下さい…』
「あっ、ハァハァハァ…うっううん…!!」
レオは宙を向き、上ずった声で、射精しました。
田楽の口の中でレオの性器はビクビクとはねていました。
田楽はレオの液を全て飲み込みました。
レオは自分の力で立つことができず、その場に座り込みました。
76天使と男:05/02/18 03:45:17 ID:tK0QnXRx
「ハァッ、ハァッ、…」
「女みてぇに喘ぎやがって、情けねぇなぁ。
おい、気持ちよくなってるとこ悪いが、俺を気持ちよくさせろ。
てめぇのみたいに可愛らしいモノじゃねぇから、苦しいかもしれねぇけどな。」
田楽は、下卑た声でクククと笑いながらそう言うと、トランクスをジーンズごとずり下ろして、半立ちになったモノを手で掴み、レオの口元へ持っていきました。
それは、まるでレオのモノとは違い、赤黒く、なんだかおぞましいもののように、レオの目に映りました。
「おい、コレをしゃぶれ」
田楽は、レオが自分の性器を咥える姿を見て興奮しました。
美しい男が自分のモノを恐る恐る咥える様は、田楽の支配欲を満たし、もっと汚してやりたい、というような気にさせるのでした。
レオは田楽が自分にしたような事を思い出し、同じように一生懸命田楽の性器をしゃぶっていました。
レオのフェラチオはたどたどしいものでした。
しかし、その美しい男の口の中を犯している、という事実だけで、田楽の劣情は高まっていくのでした。
そのため、レオのその初々しく、下手くそな愛撫が余計に田楽を興奮させました。
「おい、もっと根元まで咥えろ。」
田楽は、レオに無理な注文をつけましたが、レオは田楽の命令に従おうと努力しました。
「オラァ、ちゃんと咥えろよ。下手糞だなぁ!オイ」
そう言うと、田楽は自分から腰を振り、快楽を得ようとしました。
レオは田楽の腰の動きと、より膨らむそのモノに耐えられず、咥えるのをやめ、えづきました。
「う、うぇっ、ゲホッゴホッ…」
田楽はしゃがみこみ、レオのあごをクイッと持ち上げて、
「誰がやめていいって言った?早く咥えろや。
それとも、ケツの穴にぶち込んで欲しいのか?」
と言いました。
「スミマセン」
レオは、田楽を救うつもりでやってきたのに、田楽のその言い草は何だと思い、悔しく思いました。
そのため素直に謝ることができませんでした。
レオは田楽の目も見ずに謝りました。
そんなレオの仕草を見て田楽は苛立ちました。

今日はここまででつ
77風と木の名無しさん:05/02/18 07:19:05 ID:bL/2pEb0
猛者タン(´Д`;)
ハヤクゥゥ…
ゴンザに会いたいよ…
78風と木の名無しさん:05/02/18 07:41:53 ID:agOW30nJ
あぁ…レオタソ…(´Д`;)
79風と木の名無しさん:05/02/18 08:04:13 ID:oxJl1GB+
漏れも猛者タンは楽しみだけど、
他の職人さんが投下してくれた直後に
言うのは控えてほしい。
投下のない時ならいいけど、失礼だよ。
漏れは他の職人さんのも楽しみにしてる。
新しい職人さんも待ってるよ。
天使タンの神様の行動が気になる。
80風と木の名無しさん:05/02/18 08:23:02 ID:8gBK0f9s
朝から(*´Д`)ハァハァ
放置プレイ神×覗かれてることを意識してあられもなく悶える天使に萌え。
神様、それ見守ってんじゃなくて視姦してるんでは?
田楽の今後の行動に期待。
81風と木の名無しさん:05/02/18 09:13:13 ID:MYt90cvY
>80
視姦つーか、ただのでば亀のような気が・・
レオンタン、堕ちていけ〜(*´Д`)ハァハァ
そしてガンガレ、職人さん&ピーピング・ゴットw

82風と木の名無しさん:05/02/18 13:41:41 ID:OEUaNI41
天使タソ萌え(´Д`*)ハァハァ
早く続きがみたい…皆さんジラすのがお上手ですねw
83風と木の名無しさん:05/02/18 17:37:48 ID:c0CdpoDC
漏れは天使タン待ってた!
人間の感覚を味わった天使タン…ハァハァ
やっぱめっちゃ好み! そして善行でも積みつつ待つYO
なんかこのスレ、善女善女が詣でそうだねw
84風と木の名無しさん:05/02/18 19:12:35 ID:zWWwiG6H
レオたん激萌..._〆(゚▽゚*)
これから何をされてしまうのかしら…!(・∀・)ウヒョ
しかし田楽という名前は笑えるな
85オンラインゲーム28:05/02/18 20:46:30 ID:wJOiH4u7
>前スレ210

三日目、「伯爵のペットと遊ぶ」を選んだ。
ペットとは一日目にいたメイド達の事だ。情報を聞き出すのが目的で選んだのだが、甘かった。
クルクルと亀頭を責められ続け、入れたり入れられたりして六時間は終わった。
一日目以上の責め地獄を味わう羽目になったのに、結局メイド達には満足してもらえず、情報は聞き出せなかった。
そりゃあ4人相手に責められながら攻めて満足させられるはずが無いだろう。

四日目はもう一度「館の掃除」を選んだ。
一度アイテムを貰っているし、今度も何か手に入るかもしれないと期待してだ。
…が、何もタダでアイテムが貰えるわけではない。

今回も眼鏡野郎に、ある一室に連れて行かれた。
「ここは伯爵の玩具置き場だ。今日はしばらく使っていない玩具を掃除してもらおう」
つまりはその玩具を使えって事か、最悪だ。
そしてその部屋を開けた瞬間、俺は自分の目を疑った。

玩具と聞いて予想したいかがわしい物は一見無く、一言で言えばミニ遊園地。
遊具のような乗り物や、用途はわからないがメルヘンチックな飾りのついたものが幾つも置いてある。
部屋の真ん中には可愛い馬が数個付いたメリーゴーランドまであった。
86オンラインゲーム29:05/02/18 20:47:31 ID:wJOiH4u7
呆気にとられていると眼鏡野郎は、どこからかうさぎの乗り物を引っ張って来た。
「これを使え」
一見遊園地等にある、コインを入れて動く動物の乗り物だ。だが、その可愛い本体には似合わないものが、丁度座る部分に付いていた。
男性器の形を模した突起だ。
「い、嫌だ…」
何を意図した乗り物か解り後退ると、眼鏡野郎に捕まり後ろを向かされた。うさぎの乗り物にもたれ掛かって、お尻を向けた格好だ。
「アリス、うさぎが嫌というのならあっちの馬でもいいんだぞ?」
メリーゴーランドの馬を良く見ると、同じように突起が付いたものや、背中が三角の山になったものもある。
「特別に後ろを解してやる。足を開け」
俺は周りの異様な玩具を見て、今以上に酷い扱いをされないようにと思いそれに従った。
「ぅ、…」
ローションを塗りたくった指を後ろに入れられた。まだ刺激を与えようとするものではなく、柔らかく解すように動く指に少し緊張を解いた。
「玩具相手だと濡れが悪いからな、長時間遊んでもらう為にたっぷりローションを入れておいてやる」
丁度力を抜いていた時に指を抜かれ、ローションの入ったチューブの先を突っ込まれ、そのまま中に注がれた。
「あ、くっ…!」
87オンラインゲーム30:05/02/18 20:48:35 ID:wJOiH4u7
そして注がれたものが出てしまわないうちに、うさぎの乗り物に跨らされた。
「はっ、あああぁっ…!」
勿論突起の上に入り口をあてがわれ、入るように座らされた。中のローションが押され、じゅぶ!と音をたてながら中を圧迫していく。
「くっ、苦し」
うさぎの首あたりに手を回してしがみついていると、そのまま前から手を固定された。その体勢からもう動けない。
「さあ、準備は終わりだ。動かすぞ」
「!?」
本体のスイッチが押され、うさぎが動き始めた。動くと言っても前や後ろに歩くわけではなく、振動し始めた。
「ぅああああ……!」
うさぎの背中、つまり座っている場所から身体の前が密着している部分は、人の身体がうまくはまる形になっていた。
繋がっている突起部分は勿論、うさぎの背中と俺の腹とで潰されている性器と、乳首までもが振動に刺激される。
しばらくして腰を浮かそうともがく足さえも固定された。
動かせられる首だけを振り拒否を示すが、眼鏡野郎は俺の身体の反応を楽しそうに眺めるだけだ。
「背中が綺麗にしなっている…腰も動いているが、振動だけじゃ足りないか?」
動くのは反射的に振動から逃げている為だが、結果的には余計に刺激される。
88オンラインゲーム31:05/02/18 20:49:38 ID:wJOiH4u7
「ぁ……ぁ…」
感じたくないと、必死に奥歯を噛み締め耐えていたが、我慢出来ず震えた声が漏れる。
「ほら、もっと鳴け」
「ひっ!」
いきなりビシィ!と背中を打たれた。見ると眼鏡野郎は、馬用の鞭のようなものを持っていた。
ビシィ!ビシィ!
「いっ…!」
今度はお尻を打たれたらしい。ジンジンと熱を持った痛みが広がる。
「あっ、ああっ…?」
突起の動きが突然変わった。振動だけじゃなく回転し始めたのだ。
「ああ、そいつは時間が経つと色んな動きをするから、飽きる事はない」
中を擦られる動きに嫌でも感じてしまう。
「知ってるか?うさぎってのは一見可愛い動物だが、野生のは凶暴なんだ。それに性欲も強い」
「はあっああ、ふ、あ、はぁっ」
喘ぎだした俺に舌を噛まれては困ると、穴の空いた球体のものを口に入れた。
呼吸がしづらくなり溢れた涎が垂れてくる。
「さあ、どんどん激しくなって行くぞ。意識飛ばしそうになったら鞭で叩き起こすからな」
「んんん…!ん!ぅん!」
うさぎはいきなり暴れだした。突起部分だけでなく、全体が揺れたのだ。
まるでロデオのように上下前後に揺れ動くうさぎは、俺の体重移動を測って巧く突起を打ちつける。
89オンライン32 今日はここまで。:05/02/18 20:53:42 ID:wJOiH4u7
どれくらい時間が経っただろうか。
口が閉じられないせいで漏れ続ける、呼吸と喘ぎと唾液。自分がどんな醜態を晒しているのか気にする暇もない。
どのタイミングで射精しても、止まらない責めにすぐに追い上げられる。
最初に入れられた大量のローションも流れ出てしまい滑りが悪くなってきた。それでも動きは止まらず、抉るように突き上げる。
「あっ、あー…」
声も枯れてゼイゼイと息が漏れ、それでも身体に沸き上がる熱をどうしようもなく吐き出す。
また突起の動きが変わる。今度は突起自身がピストンを始め、うさぎの揺れに関係なく中を擦る。
滑りが悪いにも関わらず擦られ続ける。終わりが無い。
幾度か放心状態になっては鞭で打たれた。もう無理、無理、無理……

「時間だ」
終わりが無いと思われた責めは、眼鏡野郎のその一言で終わった。
全てにおいての感覚が無い。
‥…━━select━━…‥
●ここまでのデーターを保存しますか?
YES
NO
‥…━━━━━━━…‥

目の前に現れた画面に、これはカプセルの中だという事を思い出した。
アイテム等のやりとりはしたのかしなかったのか覚えていない。最後に眼鏡野郎の言った言葉だけが耳に残っていた。
「アリス、うさぎと遊びたくなったらいつでも来い」




続く。
長い間放置しててごめんなさいでした。
90風と木の名無しさん:05/02/18 21:01:39 ID:zWWwiG6H
ウワーイ(・∀・)
91風と木の名無しさん:05/02/18 21:28:47 ID:XaEBgWOp
キ、キ、キ、キ、、、、、キタヨ━━━━━(*゚∀゚*)━━━━━!!!!


(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア
92風と木の名無しさん:05/02/18 21:49:52 ID:agOW30nJ
職人さんキター所申し訳ないが、
こうして8スレが起ってるから未だ残っている6スレを埋めに逝かないか?


アリスタソお帰りなさい(´Д`;)ハァハァ
93風と木の名無しさん:05/02/18 21:55:44 ID:tBKCdgCu
アリスタンずっと待ってました……。
やっぱり萌えだハァハァ

さてこの萌えを抱いて6スレ梅手伝ってくる。
94風と木の名無しさん:05/02/18 23:31:29 ID:i2n4dtXs
ハァハァ(´Д`;)
イイヨー。オンラインゲーム、やっぱ萌える(∩Д∩)カオアツーイ
95風と木の名無しさん:05/02/18 23:34:37 ID:RouAE2oo
最近、どう見てもリア厨に見える感想レスが多いんだが。
96獲物4 1/7:05/02/19 00:31:47 ID:X0OzyujU
剃毛あり。


躾が始まった日から、悠人の性器の根元にはリングが填められた。
その日から、悠人は自分の意志で射精することができなくなった。
首輪とベッドの支柱を繋ぐ鎖も、外してもらえない。
男は部屋に入ってくると、まず悠人の身体に触れて快感を与える。
時には道具や薬を使われることもあった。
男はいつも悠人が達きたいと思うその瞬間を狙ったように手を離し、そこから様々な躾を施していった。
男の前ではいつも足を開いていることや、移動するときには必ず四つん這いで歩くことも覚えさせられた。
男が来る前にシャワーを浴びておくことや、その時に中まで綺麗に洗っておくことも教えられた。
口で男に奉仕することにも慣れた。
言うとおりにしなければ、射精させてもらえない。
快感を与えられるだけで射精させてもらえないことの苦しみを、悠人は何度も味わうことになった。
男は悠人が誰のものであるのか、何をされるのが好きかを毎日言わせた。
そうすることで、悠人にそのことを覚え込ませようとするように。
だが悠人さえ大人しく言うことをきいていれば、考えたこともないほどの快感を与えてもらえる。
男は快楽という餌で、悠人を意のままに操るようになっていた。
97獲物4 2/7:05/02/19 00:32:37 ID:X0OzyujU
「伏せ」
飼い犬に命令を下すように、男は言った。
悠人は四つん這いのままで低く伏せると、足を開いて腰だけを高く持ち上げる。
男は悠人の窄まりに、媚薬を含んだクリームを塗りつけた。
「そこにあるロープを持ってきなさい」
男に言われるままに、悠人は首輪に繋がれた鎖を引きずって、ドアの傍にある籠の中からロープを銜えて持ってくる。
クリームを塗られた後腔は、既に刺激を求めて疼き始めていた。
「どうしてほしい?」
「……恥ずかしい…格好に縛って下さい」
「それから?」
「恥ずか…しい姿を……見て下さい」
ロープを受け取った男の質問に、悠人はためらいながらも教えられた通りに答える。
悠人にはそれが自分の意志であるのか、男に言わされているだけなのかわからなくなっていた。
「君の望みを叶えてあげよう」
男は悠人の身体にロープをかけ、大きく足を開く形で縛り上げる。
98獲物4 3/7:05/02/19 00:33:27 ID:X0OzyujU
「今日は君を綺麗にしてあげよう。もっと恥ずかしい姿になるように」
そう言って、男は籠の中からさっき悠人の中に塗ったのとは違うクリームを取ってきた。
そのまま今度は浴室に行って、濡れたタオルを持ってくる。
男は悠人の腰の下にタオルを敷き、股間にクリームを塗ると、ポケットから折りたたみ式のカミソリを取り出した。
薄く微笑って、男は悠人の毛を剃り始める。
「や…っ……」
あまりの恥ずかしさに耐えかねて、悠人は顔を逸らしてしまう。
「私のすることを、ちゃんと見ていなさい」
厳しい声音で言われて、悠人は顔を戻した。
男の手によって露わになっていく股間に視線を向ける。自分のされていることが信じられない。
恥ずかしさと惨めさで、悠人の目に涙が滲んでくる。けれど涙を零すことだけは辛うじて堪えた。
この男に涙なんか見せたくない。それぐらいの意地は、悠人の中にも残っている。
男は時折、わざとカミソリの刃を性器に触れさせた。その度に悠人は怯え、肩を強ばらせる。緩く勃ち上がっていた性器も、すっかり萎えてしまっていた。
男は濡れたタオルで、綺麗に剃り終わった悠人の股間を拭いた。冷たいタオルの感触が、悠人の羞恥を煽る。
男はカミソリの刃をタオルで拭うと、元のように折りたたんでポケットに入れた。そしてタオルやクリームを籠に戻すと、くつろいだように椅子に座った。
「綺麗になったね。君の全部がよく見えるよ」
男は観察するような視線を悠人に向ける。
悠人は消えてしまいたいほどの羞恥に襲われていたが、顔を伏せたり瞳を閉じたりすれば、男の機嫌を損ねることはわかっていた。
どれだけ恥ずかしくても悠人は顔を上げて、男の視線を受け止めているしかない。
99獲物4 4/7:05/02/19 00:34:09 ID:X0OzyujU
媚薬を含まされた内側の疼きは、時間が経つ毎に大きくなっている。
何一つ隠すもののない脚の間で、尻の窄まりが物欲しげにひくついているところまで、男にはハッキリと見えているだろう。
だが浅ましい姿を見られることの羞恥は、悠人の感覚に確かな刺激を与えていた。
窄まりの収縮は激しくなり、性器も再び勃ち上がっている。
身を捩るたびにロープに擦られる刺激で、乳首もすぐに固く尖った。
どこにも触られていないのに、性器の先端から蜜が滲み始める。
「見られるだけで感じるなんて、君は本当にいやらしい子だ」
男は満足そうに微笑った。
「大人しくしていたご褒美に、餌をあげよう。君はここを踏まれるが好きだったね」
男は座ったままで、悠人の性器に足で触れる。
「はい……踏んでもらうのが好きです」
待ちかねていた刺激を欲しがって、悠人は自ら男の足に性器を擦りつけようとする。
100獲物4 5/7:05/02/19 00:35:43 ID:X0OzyujU
男は一度足を離すと、悠人の性器の根元を戒めているリングを外した。
「はっ…ああっ…」
男の足で性器を踏まれ、悠人は嬌声を張り上げる。
恥ずかしい格好で縛られたまま、足で性器を玩ばれる。その惨めな状況が、悠人を敏感にしていた。
何もなくなってしまった股間に触れる足の感触を、いつもより強く感じている。
痛いほどに踏まれた後で、指先で先端を突かれた。
また強く踏まれて達しようとした瞬間に足は外され、微かな刺激のみしか与えてもらえない。
男は足だけで悠人を嬲り続けた。そして遂に弾けた精が、男の足と床を汚した。
「舐めて綺麗にしなさい」
そう言うと、男は再び悠人の性器の根元にリングを填めた。
それからズボンのポケットから取り出したカミソリで、悠人を戒めていたロープを切る。
カミソリをポケットに戻し、男は元のように椅子に座った。
悠人は男の足下に膝を付き、自分の精液をその足から舐め取る。そして今度は床に這い、零れた精液もすべて舐めて綺麗にする。
101獲物4 6/7:05/02/19 00:36:41 ID:X0OzyujU
「来なさい。君の中に私のものを入れてあげよう」
悠人は男のすぐ傍まで四つん這いで這っていく。そして促されるとおりに、男のズボンから性器を取り出した。
悠人は立ち上がった。悠人が立つことを許されているのは、今のような場合だけだ。
男に背を向けると、悠人は男の性器を尻の窄みに押し当て、ゆっくりと腰を落としていく。
「はっ……ん……」
薬を含まされたままで放置されていた襞は男の性器に絡み付き、強い快感を悠人に与えた。すべてを呑み込んだ状態で、悠人は男の膝に座らされる。
男は悠人の足を椅子の肘掛けにかけさせた。
そうされてしまうと、悠人は自分で腰を動かすことができなくなる。
「っ……ん……」
悠人は喘いだ。もっと強い刺激を求めて、悠人は男を締め付けた。
「まだ動いてはいけないよ。次の餌はこのままで私を楽しませてからだ」
男は背中から腕を回してきて、悠人の胸元に指を滑らせる。そして固くなっている乳首を擽るように撫でた。
その途端、強い快感が背筋を貫いていく。
「ここを弄られるのは好きか?」
両方の乳首を摘みながら、男は尋ねた。
「好き…です……乳首を…弄られるのが好きです……」
「では、私がやめろと言うまで暫く自分で触っていなさい。だが、腰を動かすことは許さないよ」
悠人が素直に答えると、男は手を離してしまう。
中途半端に放り出された場所に、悠人は自分で触れた。固くて小さな乳首を、自分で弄り始める。
けれど自分で触る感覚は、男が与えてくれるはずの快感には遠い。
与えられるはずだった快感を求めて、悠人は懸命にそこを嬲り始める。
それは腰の奥に疼きを生み出し、中に含んだ男を何度も締め付ける結果となった。その締め付けを、男は楽しんでいるようだった。
102獲物4 7/7:05/02/19 00:37:35 ID:X0OzyujU
「君は誰だ?」
悠人の下腹や性器をそっと撫でながら、男が尋ねた。
「ご主人様の…ものです……」
悠人は自分が言わなければならない答を、間違えなくなっている。
「そう。君は私を楽しませるためだけに存在している……いいね?」
その問いに返事はできなかった。
男の指が悠人の口の中に入ってきたからだ。
含まされた指に、悠人は舌を絡めた。
固い指で敏感な舌に刺激を与えながら、男は悠人の性器や下肢をゆっくりと撫でている。
綺麗に剃られた場所の肌の感触を確かめるような仕草で、男の掌が悠人の股間を彷徨っていた。
男が与える感触と自身の指が嬲る乳首の刺激。そして羞恥。
それらは悠人の肌の上に、もどかしい快感を与えていた。
何度内側を締め付けようと、悠人の一番欲しいものはまだ暫くは与えられそうにない。
快楽という責めに、悠人は懸命に耐えようとしていた。
男が絶頂という餌を与えてくれる瞬間を、もどかしい刺激に耐えて待ち続けていた。



終わり
続きはまた今度
103風と木の名無しさん:05/02/19 00:43:02 ID:+QKe0+KK
リアルでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
GJ最高!!! 調教イイネイイネ
104風と木の名無しさん:05/02/19 01:27:44 ID:MuVTjgNW
職人様方ハァハァさせてもらってますよ-(*´Д`)アリガタヤー
しかもアアアアリスタソが帰ってきてくれた-!!(゚∀゚*)ムハァー!!ずっと待ってて良かったYO(⊃Д`)

アリスタソだけじゃなく職人様皆様の投下をいつも楽しみにしてます(*´Д`)ミナサマGJ
105風と木の名無しさん:05/02/19 01:42:37 ID:9khtg5bv
む、ムラがムネムネしたよ(´Д`*)ハァハァ
主従イイヨー。
106獲物5 1/5:05/02/19 19:16:54 ID:X0OzyujU
天井からは3本のベルトが降りていた。
一本は両手を纏めて戒め、後の2本は悠人の膝をそれぞれつり上げている。
悠人は床の上に座らされ、M字型に大きく足を開いた状態で、固定されていた。
更に天井からは3本のテグスのような細い糸が降りている。
そのうちの1本は根元をリングで戒められた性器に緩く絡み付き、後の2本は固く尖った乳首のそれぞれにきつく結びつけられている。
ほんの僅か身動いだだけで、ピンと張ったテグスが悠人の乳首や性器に刺激を与えるようになっていた。
後腔にはたっぷりと媚薬が含まされ、喘ぐように収縮を繰り返す。
刺激を求めて疼いているそこは放置されている。
後腔に含まされた媚薬のために、悠人の身体は限界まで高められていた。
全身が燃えるように熱い。
尻だけで身体を支えなければならない腕をつられた姿勢よりも、疼く後腔を放り出されていることの方が悠人には辛かった。
後腔を何かで貫き、かき回してほしい。その欲求が、悠人を身動がせる。
だが身動ぐたびに与えられるのは、テグスによる刺激だけ。
それは徒に悠人の性感を高めるだけのものにしかなっていない。
後腔を貫いて欲しいという願望や、達きたいという欲求だけが大きくなっていく。
目の前にいる男に助けを求めたくても、口にはボールギャグを填められているので、くぐもった呻きが漏れるだけ。
107獲物5 2/5:05/02/19 19:17:37 ID:X0OzyujU
男は椅子に座って、本を読んでいる。
時折悠人に視線を向けるけれど、すぐに本を読むことに戻ってしまう。
悠人は罰を受けていた。
男が部屋に来るのを待って逃げようとしたのだが、すぐに捕らえられてしまった。
悠人が逃げようとしたのは、自分が男が部屋に来るのを待つようになったからだ。
悠人は男に飼われる存在であることに、疑問を持たなくなろうとしていた。
このままでは、自分は本当に人でなくなってしまう。
男の愛玩動物として、ここに飼われるだけの存在になりはててしまう。
自分からそうであることを望んではいけない。
最後に残っていた理性が、悠人に逃げることを促した。
悠人が大人しくなってから、首輪に繋がれていた鎖は外されている。
今なら逃げることができるはずだった。
108獲物5 3/5:05/02/19 19:18:26 ID:X0OzyujU
悠人は後腔を締め付ける。
何も入っていないそこを締め付けることで、少しでも疼きを抑えようとする。
けれど疼きは大きくなるばかりで、悠人を責め苛んでいた。
もうどれだけの時間、そのままで放置されているのだろう。
苦しくて苦しくて、この苦しみから逃れる以外のことを、悠人は考えられなくなっている。
だが、永遠かと思われていた時間は終わりを告げた。
男は読み終わった本をテーブルの上に置くと、静かに立ち上がって悠人の傍に来る。
「反省はしたか?」
厳しい口調で尋ねられ、悠人は何度も頷いた。
「では何に対して罰を受け、どう反省したのかを言いなさい」
男は悠人の口からボールギャグを外した。
「逃げようと…したから…罰を受けました……」
喘ぐ喉から、悠人は懸命に声を出す。
だが、その答は男を完全に満足させることはできなかった。
「何故、逃げてはいけないんだ?」
「僕が…ご主人様のものだから……」
「もっとわかりやすくいいなさい」
「僕は…ご主人様のものなのに……ご主人様から逃げようとしたからです」
「まだ逃げたいか?」
「逃げません…許し…て……」
質問を重ねられ、悠人は必死で言った。
これ以上、男の機嫌を損ねるわけにはいかない。
今の苦しみから解放してくれるのは、この男しかいないのだ。
109獲物5 4/5:05/02/19 19:19:12 ID:X0OzyujU
男は悠人の答に満足したようだった。
「これが欲しいか?」
テーブルの上の箱から、男は男性器を模した道具を持ってきた。
パールの付いた大きなバイブによる快感を、悠人は既に知っている。
今、欲しいのはそれだけだ。悠人は強く頷いた。
そうやって動くだけでも、乳首や性器に繋がれたテグスが悠人に刺激を与え、飢えた窄まりがひくひくと蠢く。
「どうすればもらえるかはわかっているね」
「ご奉仕を…させてください……」
「いいだろう」
冷たい視線を向けられ、悠人は訴えるように言った。
餌が欲しければ、まず男を満足させなければならない。
そのことは嫌と言うほどに、その身体にたたき込まれている。
悠人は男が自ら取り出した性器を銜えた。懸命に舌を絡め、吸い上げる。
少しでも早く男の射精を促すように、必死でしゃぶりついていた。
だが男の性器はなかなか弾けようとしなかった。
奉仕するために身動ぐことが、悠人を更に苦しめる。
それでも男の精は遂に弾け、悠人は喉の奥に叩き付けられたものを飲み下した。そして舌を使って、男の性器を綺麗にする。
「では、ちゃんとおねだりができればこれをあげよう」
男は悠人の目の前に、バイブを差し出した。
「その……大きなバイブをお尻の穴に入れて下さい……僕の中をかき回して、犯して下さい」
「そんなにこれが欲しいのか?」
「はい……お願いします。僕を犯して……お願いします。バイブを入れてください」
悠人は恥ずかしい言葉を、ためらいもなく口にする。もう一瞬だって待てない。
「では、餌をあげよう」
男は熟れてひくつく窄まりの中に、バイブを押し込んだ。
「あぁぁ…っ……」
スイッチを入れられ、中をかき回される刺激に、悠人は嬌声を張り上げた。
根元からリングが外されるのと同時に、悠人は耐え続けた精を放出させる。
だが、それはまた新たな苦しみの始まりでもあった。
110獲物5 5/5:05/02/19 19:20:02 ID:X0OzyujU
男は数歩離れた場所で、悠人がよがる姿を眺めていた。
身を捩るたびにテグスが引き連れ、乳首や性器に刺激を与える。
内側からの刺激と相俟って、激しすぎる快感を悠人はどうしていいのかわからない。
再び精を吐き出した悠人の頬を、男はそっと撫でた。
「精液が空になるまでそうやっていなさい。君が誰なのか、君に餌を与えてくれるのが誰なのかを二度と忘れないように……いいね」
男はバイブのリモコンに触れ、刺激を一番大きなものに変えた。
そして残酷な言葉を残して、部屋を立ち去ってしまう。
「あっ……ああ……う…っ……」
悠人は嬌声を張り上げる。
吊されたままの姿勢の辛さと終わらない快感は、悠人を苦しめるだけのものでしかなかった。
何度達しても終わりが来ない。
無機質な塊は同じ刺激で、飽くことなく悠人を責め続ける。
男は酷い罰さえも、快楽によってのみ与えるのだった。


終わり
続きはまた今度
111風と木の名無しさん:05/02/19 20:09:00 ID:eXhrPTID
え、獲物さんGJ!!!!
ヤバイ!マジで好みです'`ァ'`ァ(*´Д`)'`ァ'`ァ
112風と木の名無しさん:05/02/19 21:08:12 ID:HMPYA0RA
「続きはまた今度」にすら(*´Д`)=Зムハッってなってる漏れが居る。
もうGJ!!とっくに虜だ!
113風と木の名無しさん:05/02/19 22:31:50 ID:poHkxlFn
>>112
ID惜しい〜!
114獲物6 1/5:05/02/20 12:29:14 ID:gITrCn4k
悠人は男に逆らわなくなった。
そうしていれば男は悠人をやさしく扱い、様々な快楽を与えてくれる。
縛られることも鞭打たれることも、今の悠人にとってはすべてが快楽に結び付く餌だった
磨りガラスの向こうが暗くなると、悠人はシャワーを浴びる。
ご主人様を迎えるために、中まで綺麗に自分の身体を洗う。
そしてその後は、ドアの傍で男が来るのを待っていた。
男に与えられる快楽を想像しただけで、悠人の身体は疼いている。
ドアの鍵が外される音が響いた。
悠人は四つん這いで男の足下に行く。
「いい子だ」
部屋に入ってきた男は目を細め、悠人の頭を撫でた。
いつもはそのままベッドに行く。
だが男は床に膝を付き、悠人に視線を合わせた。
「君を自由にしてあげよう」
やさしく言って、男は悠人の首輪と性器を戒めるリングを外す。
悠人は自分が何を言われたのかわからなかった。
呆然とする悠人の前で、男は部屋のドアを大きく開いた。
「この廊下をまっすぐに進むと階段がある。そこを降りたところが玄関だ。鍵は開いているから、出て行きたければそうしなさい。私は下の部屋にいる。選ぶのは君だ」
言い終わると、男は首輪とリングを持って部屋を出て行ってしまった。
115獲物6 2/5:05/02/20 12:30:03 ID:gITrCn4k
悠人は混乱していた。
ここに閉じこめられて、どれだけの日々が過ぎているのかは悠人にはわからない。
だが、随分長い時間が過ぎていることだけはわかっている。
その間に悠人の身体はすっかり男に慣らされてしまっていた。
今更ここを出て、悠人は誰に餌をもらえばいいと言うのだろう。
階段を下りていく男の足音が聞こえなくなった。
悠人は恐る恐る部屋を出る。
悠人は立ち上がろうとしなかった。
四つん這いのままでゆっくりと階段を下りていく。
広い玄関ホールの隅には籠が置いてあり、その中には新しい服が入っていた。
悠人名義の通帳と印鑑、暗証番号のメモとカードが一緒に入っており、そこには莫大な金額が書き込まれている。
だが、悠人は籠の中身を手に取ろうとはしなかった。
四つん這いのまま玄関に背を向け、家の奥へと入っていく。
僅かに開いたドアを見つけた悠人は、そっとその中を覗いた。
116獲物6 3/5:05/02/20 12:30:47 ID:gITrCn4k
毛足の長い絨毯に手や膝を擽られながら、悠人は部屋に入っていく。
そこは広いリビングになっていた。
天井の豪華なシャンデリアも、質のいい家具も革張りのソファーも、悠人の目には入っていない。
悠人の視線はソファーに座っている男だけに向けられていた。
「僕を…ここで飼って下さい」
悠人は緊張を振り切って口を開いた。
「君は自ら望んで、私に飼われたいと言うんだな?」
ソファーに座ったままで、男は悠人の意志を確認するように見つめる。
「はい。僕を飼って下さい。ご主人様の傍においてください。お願いです。僕を捨てないで……」
悠人は懸命に訴えた。
悠人はもうどこにも行けない。主人なしでいることができなくなっている。
「餌が欲しいか?」
「はい」
「君が望む餌を与えるのは誰だ?」
「ご主人様です。僕に餌をくれるのは、ご主人様だけです」
尋ねられることに、悠人は素直に答える。
男に教えられた言葉を繰り返すのではなく、自らの意志で言った。
「来なさい。ユウト」
満足そうに微笑って、男は初めて悠人を名前で呼んだ。
117獲物6 4/5:05/02/20 12:33:09 ID:gITrCn4k
悠人は男の足下に行くと、蹲ってその足に唇を押し付ける。
それは男に教えられた、服従の証だった。
男は悠人の首に新しい首輪を填めた。今までのものとは違って、それには綺麗な石がはめ込まれている。
そして首輪とお揃いのリングを、男は悠人の性器にも填めた。
「よく似合っている。これは私がユウトのために用意させたものだ」
男はやさしい眼差しで、本当に自分のものになった獲物を眺める。
「ユウトは私に奉仕し、楽しませるために飼われるんだ。そのことを忘れずに従順でいれば、私はユウトを可愛がってあげよう」
「はい、ご主人様」
悠人は笑った。
主人を楽しませ、極上の餌をもらうこと以外に悠人の望みはない。
男は姿勢を低くしてくちづけをくれた。
初めて与えられたくちづけが、悠人を幸せな気持ちにしてくれる。
自分が本当に主人のものであるということを、実感することができた。
「伏せ」
短い命令が下され、悠人は身体を伏せた。
足を開き、男の方に尻を向けて腰を高く引き上げる。
男は悠人の窄まりに指を入れた。
何度か抜き差しをした後で指を折り曲げ、内側の襞に刺激を与える。
そして悠人が一番感じる場所を選んで、そこを強く突いた。
悠人は喘いで腰を揺らせる。男が与える快楽を貪ろうとする。
「ここを苛められるのは好きか?」
「はい…ご主人様……もっと苛めて下さい……ご主人様のもので、僕を犯して下さい」
甘い声の問いかけに、悠人は喘ぎ混じりの返事をする。
男の指を締め付け、もっと強い快楽を引き出してもらおうとしていた。
「いいだろう。餌の時間だ」
静かに告げ、男は本格的に悠人を嬲り始めた。
118獲物6 5/5:05/02/20 12:33:59 ID:gITrCn4k
男の与える極上の餌を、悠人は全身で味わっている。
男は獲物を飼い慣らすことに成功した、満足感で満ち足りていた。
飼う者と飼われる者。
どちらも自らの望みで、この場所に存在していた。
新しい二人の日々は、今日から始まる。



終わり

119獲物:05/02/20 12:36:01 ID:gITrCn4k
読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
コメントを下さった皆さん、感謝しています。
とても嬉しかったです。
これで「獲物」は終わりです。
長々と失礼致しました。
これからは名無しに戻って、他の職人様達の作品を楽しみにしています。
120風と木の名無しさん:05/02/20 12:52:56 ID:VHyglCIc
>獲物
楽しませてもらいました。
終わっちゃうの寂しいよ(ノд`)
121風と木の名無しさん:05/02/20 13:07:32 ID:Et5N8aC1
獲物GJ!モエーとゾワーが一気にきました。すっごい好みですた。
次回作を作る機会がありましたら期待して待ってまーす!
122風と木の名無しさん:05/02/20 13:26:10 ID:V/oPDsn8
>獲物
良かった。
ラストが、どうなるか怖かったが、ハッピーエンド(?)でよかったよ。
もう初っ端から悲惨なラストを思い描いてたので。
GJ!!
次回作、期待してます。
123風と木の名無しさん:05/02/20 17:19:10 ID:sH5D6EQz
>>獲物タソ
GJーーー!!!(´Д`;)ハァハァ

どうも乙でした(´∀`)
最後、パピーで安心したよ=3

次回も楽しみにしてます♪
124風と木の名無しさん:05/02/20 19:55:46 ID:73Bvg1Ku
職人さんGJ!!
個人的にハッピーエンドとは思いませんが…悪い意味じゃないですよ!
世/にも/奇/妙な〜チックで楽しめました(´∀`*)
125風と木の名無しさん:05/02/20 20:45:06 ID:+sGRZ1Mi
獲物さんの調教の仕方が激しくツボでしたYO!
またのご降臨をお待ちしています!
126風と木の名無しさん:05/02/20 22:02:10 ID:iXC2oSQX
>獲物の職人様
お疲れ様でした。
善行積みながら次回作も楽しみにしております!
127風と木の名無しさん:05/02/20 23:28:51 ID:yEFGaeDf
獲物さん乙!(*^ー゚)b グッジョブ!!
128風と木の名無しさん:05/02/21 00:58:57 ID:WD7Aq/5S
獲物さん乙華麗でしたー!

ところで、輝きスレの姐さん方が萌えまくりのこの話。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1106450704/927-
予知男がブルー・ムーン早瀬に思えて仕方がない(*´д`)ポ
129天使と男:05/02/21 01:56:16 ID:bcwy67s4
>>76
田楽はレオを一睨みすると、下半身裸のままで、その辺にあるものをどかせ、言いました。
「おい、そこに立て。」
レオは言われた通り、棚の右隣に立ちました。
レオを立たせると、その右真横に丸椅子をおいて、座りました。
「そのままでいいから聞け。
お前、俺の言うことなんでも聞くから、ここに住まわせてくれって言ったよなぁ?」
そこまで言うと、田楽はレオの性器を右手で掴んで揉み始めました。
「…ハイ。」
レオは田楽の突然の行為に驚きながら、冷静に答えました。
「それなのにさっきの態度たぁ何だ?」
そう言うと田楽は、左手の中指で、レオの尾骶骨から肛門にかけて、そっと撫で始めました。
「ごめんなさい。…あっ…あっ…はぁ…」
さっき射精したばかりなのに、レオの性器は田楽の攻めに答えていました。
そのため、レオは先ほどのように冷静に答えることができません。
「俺ぁ大分気を悪くしたんだが。」
そう言って撫でていた左手の中指を、レオの肛門にしっかりとあてがいました。
「ひゃぁ!…っはぁっあっあっ…ハァ、ハァ、ハァ」
田楽の右手はその間もずっとレオの性器を弄んでいます。
レオは腰の力が抜け、左の棚に手をかけて支えることしかできません。
「オイ、分かってるか?」
そして、田楽は、その中指をレオの肛門の中に埋めていこうとしました。
「あぁっ。痛いぃ!アッ…アァ…」
「あー、うるせぇなぁ。男にちんこいじられてハァハァ言って、てめぇ、淫乱だなぁ」
そう言って田楽は、低く笑いました。
そして、肛門を攻めていた指で、レオの鈴口から出てきている我慢汁を取ると、それを潤滑液にして、また、レオの肛門を攻め始めました。
130天使と男:05/02/21 01:56:58 ID:bcwy67s4
レオは田楽に淫乱と言われたことがショックでした。
『あぁ。僕は淫乱なのか。
神様。僕は淫乱です。もう、そちらに帰る資格はないです。
神様にあわす顔がない。
もし、神様が今の僕を見ていたら、僕は生きていけない。』
田楽の前後両方の責め苦は続きました。
レオの穴の中が乾けば、またレオの汁を使って滑りをよくし、田楽は少しずつレオの穴を広げていきました。
レオは田楽の右手によってもたらされる快楽に捕らわれていました。
またレオの可愛らしい性器はヒクヒクと脈うち、レオの顔は快楽で歪んでいました。
そのレオの顔の美しさを見て、田楽はより深く肛門に指を埋め、より強く早くレオの性器を攻めました。
『あぁ、ああん。神様、神様ぁ…』
「あっあぁぁっ。」
レオは田楽の手コキに我慢できず、射精しました。

神様は、レオの二度目の射精を見ていました。
レオの射精の瞬間のような、あの切なそうな顔を、神様は見たことがありませんでした。
レオが新しい顔を見せたのが田楽であることを神様は悲しく思っていました。
「レオ君…
ああーーー!田楽の奴、好き放題やっちゃって!俺のレオ君に何するんだよー!」
神様は自分がしたことを棚にあげて、怒っていました。

『また出てしまった。
あぁ、またこれで僕はもっと淫乱になってしまったんだろう…』
「ハァッ、ハァッ、ハァッ…あっ!あぁぁ…」
田楽は、射精の余韻でヒクつくレオの体のことなど気遣わず、レオの吐き出した精液を潤滑液に使い、ずっと肛門を攻めていました。
グチグチと、レオの肛門を攻める音と、レオの喘ぎ声が田楽を興奮させました。
「こりゃいいケツマンコができあがりそうだなぁ。オイ」
田楽は笑いながらそう言うと、中指を全部レオの肛門に埋めました。

ここまででつ
131風と木の名無しさん:05/02/21 02:40:36 ID:xON4sa4I
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
今日特にいいことまだしてないから、起きたら善行積むよハァハァ
汚れた天使タン…ガンガレ!! 無知で無垢な受け、大好きです。
そして獲物の人、最後まで萌え萌えですた…調教→陥落、最高でした!
漏れもまたの降臨をお待ちしてます。
132風と木の名無しさん:05/02/21 03:29:39 ID:C7CDZKk3
ε=(゚∀゚*) ウホッ 萌えた・・・
133厨学生日記:05/02/22 20:19:01 ID:t5S0xWHD
厨学生モノ・リンカーン有の話を投下させていただきます。
第一話という事で、エロまでの前置が長くて萎える方もいるかもしれません・・・(;´Д`)
今回のエロは短めですが、次回からはドンドコ出してくつもりです。
134厨学生日記:05/02/22 20:19:53 ID:t5S0xWHD
ほら、たまにいるじゃん、天才肌の奴って。
もちろん勉強はスラスラできて、遊びも話も上手い。
そんな奴の後ろにいるのって、実は結構つらい。劣等感や憧れがごちゃ混ぜになった変な気持ちになる。
でも仲良くしたくない訳じゃないし、むしろ傍に居たくなる。
今、俺の前の席で授業を受けている大田航が、まさにそんな奴だ。
それで、そいつの後ろにいるってのが俺で、小野和孝っていう。
なんか苗字の最初が「大」と「小」なんて、
それだけで負けてる気がする。(背はこっちの方がずっと高いのに)

社会科の授業は、まるで貴重な50分間をドブに捨てるような時間だった。
担当の飯田は、妙に高いテンションで授業に関係の無い話題をボロボロ出してくる。
戦後の日本とアメリカの貿易摩擦から、資本主義社会による自殺者の増加まで。
ちなみに、本来学ぶべきテーマは生産者と消費者の釣り合いである。
受験が間近に迫った自分達にとって、これはまさに無駄な時間であった。
その無駄な時間を使って、目の前の茶色っぽく、ピンピンと跳ねている髪をした、
自分よりずっと小さい奴(20cm差はやっぱり大きい)の後姿をぼうっと眺めていて、
飯田に叱られなかった事はまさに幸運といえるだろう。
135厨学生日記 2:05/02/22 20:20:53 ID:t5S0xWHD
「てかよ、このままじゃマジ終わらねーって。
あんなくだらねー講義したいんだったら大学で教師やれよ。」
ここは中学校だっつの、と俺は短く付け足した。
飯田は2分程前に教室を出て行った。
本人の目の前でこんな台詞を吐けるほど、俺は大物じゃ無い。
それを聞いた航は、しばらくじっと俺を見て、
いつも眠たそうにしている目を、さらに伏せ、机をじっと見つめた。
これがこいつの話し方が上手いところだ。
はしゃぎすぎて、煩い奴なんかよりよっぽど良い。航は、何度も自分の頭の中で何を言えばいいのか整理する癖がある。
人は、その落ち着いた行為を見て、妙に惹かれてしまう。
今近くで俺と航が話しているのを無意識(おそらく)に見つめている女子がいるのが良い証拠だ。
彼女も、俺と同じで、航の答えを待っている。

「・・・・でもよ、先輩から聞いたけど、今やってるとこって入試にあんま出ねーんだって」
「嘘?」
「マジで」
今度は即答だった。女子は席を立った。
「先輩って誰よ?」
「ほら、吉田先輩、バレー部だったろ?」
136厨学生日記 3:05/02/22 20:21:54 ID:t5S0xWHD
吉田。という名前が出たのと同時に、俺は、鬼のようにも思えるほど酷くボールをぶつけてくる
吉田直人という1つ年上の先輩を思い出した。
「お前あいつとまだツルんでんの?」
俺は驚きを隠しきれなかった。吉田は後輩をよく苛めるというので有名で、
入学した頃から背丈が高かった俺はよく苛められた、というよりいじられた。
2年の頃に仲良くなった航と帰ろうとしていた時に、運悪く、その吉田に捕まったのだ。
もともと、吉田はルックスも良く、プライドも高かったせいで、自分と釣り合うと認めた相手としかツルまない。
そんな訳で、話し上手で遊び上手な航はすぐに気に入られた。
でも、まさか、卒業をした後でも航にかまっていたなんて知らなかった。
航は気まずそうに答えた。
「ん・・・でもちょくちょく会うだけだけどな」
吉田とか航の言う「ちょくちょく」は週に2・3回の事を言う。
俺ははーーっと大げさにため息をついてやった。
「だってよー・・・先輩に誘われて断るって結構キツいんだっつの」
「お前、受験生だろ?受験まであと1ヶ月無いですねー?何やってんの?」
「推薦ですでに受かったお前言われたくない」
それを言われると反撃しにくくなる。
俺がたじろいだ間にチャイムが鳴り、社会の次に面白くない数学の時間がやってきた。
話はそこで終わったものの、
俺は吉田が馴れ馴れしく航の肩を抱いて、ゲラゲラ笑っている嫌な光景を思い出していた。
そして次に考えた事
『こいつ・・・もしかして今日も』
そんな事を考えて、航の後姿を睨んでいたら、今度こそ数学の女教師から甲高い声で叱られた。
137厨学生日記 4:05/02/22 20:23:47 ID:t5S0xWHD
「んじゃな」
俺と航は学校を出てしばらく歩いた先で別れる。
もともと家が近い訳では無く、ギリギリまで一緒の道で帰っている。
「・・・・ん」
やるせない声を出してしまった俺を見て、航は怪訝な顔をしたが、
すぐ近くの角を曲がって行ってしまった。
俺はほんの少しの罪悪感を引きずりながら、航に気づかれぬように尾行を開始した。
航は、もしかしたら以前の俺のように吉田に振り回されて、嫌々会っているのかもしれない。
そう考えた俺は居ても立ってもいられなくなったのだ。

思ったとおりだった。
航は町内にいくつかあるうちのカラオケボックスにやって来た。
そしてその向こうで手をひらひらさせているのは、紛れも無い吉田だった。
吉田の周りには、3人程知らない男達がいた。おそらく高校で作ったダチだろう。
4人を見つけると、航は小走りで寄っていき、
吉田は航に何か話しかけながら店内に入ろうとし、航の肩を抱いた。
俺の中で、またあの嫌な光景がフラッシュバックした。

4人が店内に消えたと同時に俺も後を追った。
店員に今の4人はどこへ入ったのか聞くと、「5番です」と無愛想に答えた。
その瞬間俺は、しめた、と思った。
以前航も含めた仲間でここへ来たとき、俺達は5番の部屋に入った。
その隣の6番の部屋に男女のカップルが入っていったのに気づき、
仲間の一人がふざけて壁に耳を当てたところ、予想以上にはっきり声が聞こえたのだ。
実は、あの5番と6番の部屋の間にある壁は、前に酔った客が穴を開けた事があるらしく、
店長が金をかけずに修理したせいで、薄い壁で遮られただけの、まさに筒抜け状態だった。
俺はすかさず6番の部屋のカードを貰った。
138厨学生日記 5:05/02/22 20:24:41 ID:t5S0xWHD

一人でここのカラオケボックスに来るのは初めてだったが、思ったよりも広く感じた。
ソファは左右の壁に1つずつ置いてあり、
向こうの隅にテレビやら何やらがごちゃごちゃして置いてある。
早速俺は、右側の壁に寄り、鞄をソファの上に放り投げたまま、無造作に耳を壁にくっつけた。
聞こえる聞こえる。

「航、お前相変わらず背ぇでっかくなんねーのな」
「先輩は未だに発展途上っすね」
吉田と航の声だ。
二人の声に続いて、3人分の男の声で下品な笑い声が響いた。
「ははは・・・・まあ、ホルモンを出せば出すほど成長するって事だろ」
なあ航
と吉田が妙に落ち着いた声を出す。航は何も言わない。
そのかわり、他の知らない男が焦った声で言う。
「おい吉田、じらすなよ。さっさとやろうぜ」
「発情期の犬じゃねえんだからお前。まあ待てよ。
航、お前にはいつも苦労かけんなぁ〜・・・。お礼に、今日はお前からスッキリさせてやるよ」
何なんだ。この会話は。
航は相変わらず何も喋らない。
そのうち、カチャカチャという金属音。聞きなれている、ベルトを外す音がした。
俺はまだ向こうの部屋の状況を把握できていない。
が、次の瞬間、俺は鳥肌を立てる事になる。

「ああぁっ・・・・!」
139厨学生日記 6:05/02/22 20:26:01 ID:t5S0xWHD

「おーおー元気だねー」
「ここに来た時から期待してたんだろ」
俺の頭の中は、まさに真っ白な状態だ。
今の声は、航の声なのか?
「高校に行かねーで、俺達の性奴隷で就職すりゃいんじゃね?」
男達はまた笑う。
「おめーら、うるせーよ。集中できねーじゃねーかよ」
「あっ、せ、んぱい」
「吉田、口に含みながら喋んなよーすでにイきそうって顔してるぜ?」
「早すぎでしょワタちゃーん」
次々に飛び交う会話を耳に入れて、俺の頭は頭痛を訴え始めた。
それと共に心臓は、ほんとうに破れてしまうんじゃないかという程音を立てている。
それは以前、ここで男女の卑猥な会話を聞いていた時とは違う、
もっと、苦しくて、死んでしまいそうなくらいの緊張感。
140厨学生日記 7:05/02/22 20:27:29 ID:t5S0xWHD
「はっ・・・あ、あ、ああ・・・!」
「おお、我慢汁出てる出てる。」
「や・・・です!みな・・い、で」
「見んなったって、俺がフェラってんだから無理だろ」
吉田がそう言った後、ズルッ!という激しくストローで吸うような音が聞こえた。
「ひゃああっ!やだぁ!!!あうっは、ああ!!」
「ちっ・・・暴れてたらやりずれーわ・・・お前等抑えてて」
「じゃあ俺口塞ぐ!」
「うわっ!ずりー!!今の無しだろ!ジャンケンしようぜ!」
「んな事してたらワタちゃんイっちまうよ」
俺は自分でも気づかぬ間手が震えていた。訳が解らなすぎて、泣きたい。
そうこうしているうちに男達はバタバタと動き回り、定位置に落ち着いたようだった。
「俺の彼女なんかより全然可愛い喘ぎ方すんのなコイツ」
「口もかわえーー・・・・」
「は・・ぁ・・・んんっ・・・!」
航の声が聞こえなくなった。
そう思ったら、途絶え途絶えに、いやらしい音がピチャピチャと鳴り、
航の小さな喘ぎが漏れた。
「ふ・・・ぅあ・・・あっ」

航には、人を無意識に惹きつける力がある事はさっきもいったはずだ。
俺は、そう、まったく無意識に、自分の股間にある、ソレを膨張させてしまっていた。
絶望感がボックスの中を包んだ。
141厨学生日記:05/02/22 20:29:08 ID:t5S0xWHD
ここまでです

ヌルくてスマソ
142風と木の名無しさん:05/02/22 20:42:23 ID:Cm5UNO68
リアルキターーー!!!ε=(゚∀゚*)

新たな萌え燃料の投下、アンガトです(´Д`;)ハァハァ
143風と木の名無しさん:05/02/22 22:12:41 ID:Vsjjborg
いやいや、萌えたYO〜!
続きキボンヌ!
144厨学生日記:05/02/22 23:26:12 ID:t5S0xWHD
なんか明日中にできる予定だった続きができてしまった
orzすいぶん精が有り余ってますね漏れ・・・。
という訳で、連投になってしまいますが続きです。
ほんと、計画性の無い奴で申し訳ない(´Д`;)
145厨学生日記2−1:05/02/22 23:27:01 ID:t5S0xWHD
「あっ!あぁあっ・・・先輩だめ・・・イくっ!」
「いいぞ、出せ」
「ん、あ、あ、ああああぁ!!」
俺には、航がイったのかどうかが声でしか解らない。
一層甲高い声を出した航は、息遣いも荒く、何も喋れないようだった。
そして、俺はそんな航の声に反応して、大きくなってしまったそれを取り出した。
さっきまで背負っていた罪悪感なんかと比べ物にならないくらい大きな絶望感。
何度も心の中で航に対してごめん、と呟きながらそれを上下に擦り始める。
俺がその行為を始めて、しばらくして、吉田が言った。
「それじゃあ航君・・・お疲れのところ悪いけど、今度は俺の番だから」
仰向けになって、と吉田は楽しそうに言う。
航はしばらく黙っていたが、静かに返事をした。
「―――・・・はい」
「よっしゃ・・・じゃあ今日はちょっと体制を面白くしてやるからな」
吉田のその言葉に男が不思議そうに話しかけた。
「体制をおもしろくって、何する気だよお前」
「まあ見てろよ」
146厨学生日記2−1:05/02/22 23:27:41 ID:t5S0xWHD
おそらくソファの上で仰向けになって寝ているのであろう航が「あっ!」と驚いた声を出した。
俺は何が起こったのかまったく解らない。
「うぇ!?お前マジかよ!」
「いーじゃねーか。一回やってみたかったんだよ。
女にやろうとすると、苦しいから嫌だとか言われるしな」
「にしたって・・・それじゃワタちゃん逆立ちしてるみてーじゃねーか」
「ぜってー苦しいよなあ」
男達は互いにうんうんと賛同の声を上げる。
「るーせな、いいんだよ苦しがってる顔が見たいんだから」
「キャー!吉田君ってサディストー!」
「うっせ!」
この会話から察するに
おそらく航は腰から下を浮かせ、足を吉田に担がれ、かなり無茶な体制でいるのだと思った。
一度、どこかのエロ雑誌で、そんな体位を紹介していたのを思い出した。
そして、その体位ですると、通常の体位以上に性器が奥へ入るのだという事も。
147厨学生日記2−4:05/02/22 23:29:32 ID:t5S0xWHD
「先輩・・・痛いし、苦しい・・・!」
「あ、わり、じゃあ早く済ませようなー」
そして、ついに航の中へ吉田のが入っていく。
入っていってしまう。
入れるな。畜生。
「あ、あぁああ!ぁ・・・くるし、い!」
「ぅあ・・・・こっちはかなり・・・気持ちいいぜー」
「吉田いいなー」
こんなに悔しくて、切ないのに。
どうして俺のものはこんなに
いや、それよりも俺自身がどうして、こんなに興奮しているんだ。
「せんぱ・・・あ!早く、早くうごいてっ・・・くださ・・」
「解った解った・・・ずいぶん淫乱になったな・・・」
ソファが激しく軋む音がする。
音が鳴るなびに、航は声をあげた。
「あっあぁあっ!んぅ!あぁ!!」
「くぅ・・・!」
「やべ・・・俺も我慢できねーから自分でやる」
「俺も・・・てか俺達でワタちゃんの顔にぶっかけよ」
「お、いいね」
男達も息遣い荒く、それぞれの行為に没頭し始めたようだ。
俺も、そろそろ限界が近づいていた。
148厨学生日記2−4:05/02/22 23:32:39 ID:t5S0xWHD
「あぅ・・・!あ!あああ!だめ・・っ!死ぬっ!」
「死ぬかよ・・・!」
吉田がくくっと笑う。
「せんぱい・・・も、おれ・・・変になる・・っ!ああ!ぁっ」
「それでいい・・・航、もっとやらしくなれよっ・・・!あぁ・・俺もイく・・!」
「航!俺達も出るぞ・・・!飲めよ!」
わたる、わたる
何で、こんな
駄目だ・・・思考がぼんやりしてきた。
イっちまう 航で
「あぁ!あ!あ!あ!だめっ・・・ぁああああっ!!!!」
「くう・・・はあっ!!!」
航と吉田は同時に果てたようだ。
俺はそれに次いで、イった。隣の部屋に聞こえないように
声を抑えたつもりだったが、聞こえたかもしれない。
今まで、こんなに興奮したオナニーなんて経験した事が無かった。
先程、自分達でやるといった男達もまばらに果てた。
149厨学生日記2−5:05/02/22 23:34:14 ID:t5S0xWHD
「んん・・・ぅ・・・!んあっ!く、う」
ゲホッと咳き込んだのは航だ。
全部飲み込んだのだろうか。
精を吐き出したお陰で、俺の頭は少しのぼせて、落ち着いた思考回路を保っていた。
ぼんやりと、吉田の声が聞こえた。
「どんどんアナルがいいしまり具合になってってるぜ、航。
これなら将来、本当に職にも困らねえくらいだ。」
また下品な笑い声がした。
「なあ、だからよ

 お前もこっち来いよ、小野」


ぼやけた頭の中が、またクリアになった。





150厨学生日記:05/02/22 23:36:26 ID:t5S0xWHD
ここまでです。もうほんとバタバタしすぎだよ漏れ・・・('A`)
ご迷惑おかけしました。
151風と木の名無しさん:05/02/23 00:01:24 ID:y035wcwl
>>149
「お前もこっち来いよ」でキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!な気分。
続きが気になる。萌え〜
152風と木の名無しさん:05/02/23 00:22:32 ID:6kYcr+VN
GJ!!かなり続きが気になります。マジグッジョブ。
153風と木の名無しさん:05/02/23 01:30:49 ID:pJGJHu2J
リンカーンキターーー!!!ε=(゚∀゚*)ムッハー

GJGJGJ!!!

ウハッw続きマジ楽しみっすわ(´∀`)
154風と木の名無しさん:05/02/23 06:33:31 ID:+ieGYTyL
これで終りなのでは?
余韻があっていいと思う!
155厨学生日記:05/02/23 07:12:42 ID:jpDyfg3A
いえ、もうしばらく続かせてもらいます。
続く時は最後に書いておいた方が解りやすいかな。スマソ
156先生:05/02/23 16:00:52 ID:92OIPCEj
先生 >500-502 >562-564 の続きです。



 不意に、それまで俺を見下ろしている相手の視線がギャラリーとは違った方向へと流れた。
 それに合わせて俺の視線もその方向と動いてしまう。
 視線の先にはやけに周りの雰囲気柄浮いた格好をしている男がいた。
 スーツを着ているのにそれなりに馴染んでいるような雰囲気から察するに二十五・六くらいだろうか。
 とてもスーツを着こなしている三十台には見えなかった。
 そいつは着ているスーツが皺になることも気にしていないのか、きっちりと背筋を正して正座をして、
俺達をじっと見つめていた。そいつの腿の上には握り拳を作った手を置いていて、唇をきつく噛み締めている。
 それが違和感を感じているそのものだった。
 どうしてアイツは正座をしているのか?
 唇をきつく噛み締めているのか?
 異質な空気にタオルで覆われているはずの唇が乾いている。
「……?」
 俺の視界の端で何かが動いたのが映った。
 俺を弄っていた相手へと視線を元に戻していくと、その口端が上がっている。
 楽しそうに笑っているように見える唇を見つめていると視線が戻ってきて、俺の視線と重なった。
 俺に対して笑っているよりももっと楽しそうなその表情に瞳が揺らいでしまった。
「…………ほら、暴れないと? 今までの反抗はどうしたんだい?」
 笑っている相手の顔に瞳を留めておくことが出来ない。
 俺は今までに自分よりも弱いものに対して力を振るったことがある。
 力ごなしにしてしまうことも間々あったので、それを知っている仲間は俺の機嫌を損なうようなことはしなかった。
 仮に俺がやられていたときでも、こんな風に俺を怒らせようとした相手はいなかった。
 後で絶対にやり返されるのがわかっていたからだろうし、現に俺はそういう奴に対しては間違いなく報復してきた。
 だから、今ここで何かをされたとしても俺は後で必ず報復するつもりだった。
 なのに俺の思考よりも先に身体が、心臓が危険を感じて早く打ち始め出す
157先生:05/02/23 16:02:15 ID:92OIPCEj

「反抗しないの?」
 俺の耳に届く相手の声の温度が少し下がったような気がした。
 俺の腕を押さえ込んでいるから怪我をしないとふんでいるからこんな風に勝ち誇っている顔をしているのかとも
最初は考えたけれど、それだけじゃない。
 ヤバイ。
 例え俺が腕を振り解いてコイツを殴りつけたところでコイツは笑うのを止めない。
 多分、コイツは殺す気になったら本当に殺す。
 そのとき、俺は初めて怖いと感じた。
 楽しそうに笑っているのが作り笑いでも何でもなくて、本当に楽しいから笑っているのが感じ取れてしまうと、
服生地の下の肌が一気に総毛立った。
 俺の変化に気づいて、俺の顔を見下ろしている相手がぽんと軽く手を打って、思いついたように言う。
「ああ、わかった。やっと今の立場がわかったのか、君は。……どうだい?
 今まで自分が見下していた相手にやり返される気分は?」
「…………ッ……」
 瞳を揺らがせたままで俺は首を振った。
 相手の意見に否定するつもりじゃなく、これ以上のことをされたくないと自然に身体がそう行動した。
 猿轡のように口に噛まされたタオルとその上から被せられているタオルに覆われてしまっている俺の顔を、
男の手がそのタオルの上から撫でてくる。
 タオルの感触よりもはっきりと感じる相手の指と掌の感触に総毛立っているはずの肌から
冷や汗をかいた様な感覚に襲われて、眩暈がした。
 顎先から唇、頬から鼻梁へと上がってくる手に這い回られている感覚が、顔だけじゃなくて身体全体に広がっていく。
 身体を触られているわけじゃないのに、撫でられているような気がしてしまう。
 触れられていない部分がじんわりと反応していても、這う手の気持ち悪さに俺は顔をまた緩く振ったせいで、
相手の手が離れて気持ち悪さから逃げることが出来た。
「……やっぱり元々反抗心が強いのかな。その方が甚振り甲斐もあるんだけれどね。
……いい加減にしておかないと君がその気になってしまっても僕は困るから、終わりにしようか」
 何を言っているのか、理解出来ない。
158先生:05/02/23 16:04:05 ID:92OIPCEj

 その気になるって一体どういうことだ?
 反応しているからその気になっていると思われたのか?
 これ以上何をされるのかわからない不安に俺は相手の顔を見つめた。
 俺の顔から離れた相手の手が店内の緩い光を反射している何かを握っている。
 それが少しだけ傾けられて、中から零れ落ちてきた液体が俺の額にかかった。
 冷たい液体はさらさらと俺の額から髪へと伝い落ちていく。
 相手が持っていたのは水の入ったグラスだった。
 少しずつ零される液体が水だとわかったのは、相手がそう言ったからだ。
「水だから濡れたところで大した心配も必要ないよ。……外に出たら寒いかも知れないけれど、
この中だとそろそろ暑く感じてきている頃だから丁度いいかもね?」
 冷たさなんて少しも感じない滴る液体の位置が額から眉の間へと移動する。
 目に入りそうになって俺は慌てて目を閉じた。
 その間も鼻梁を伝うように細い水の流れが落とされてくる。
水を感じている間に鼻先へとその落下点が到着すると、タオルを掛けられているせいでタオルが濡れ始めた。
 こうやって水をかけることが終わりになるというのはどういうことなのか、さっぱり理解出来ない俺は
顔を濡らされたままで目を開けることが出来なかったので顔を振った。
「いつまでそうやっていられるのか……計ってみようか? いーち、にーい、さーん……」
 数字を読み上げる楽しそうな声の相手に、こんなことくらいじゃ何にも起きないだろうとたかをくくっていた俺は
少しずつ濡れたタオルが肌に吸い付くようにぴったりと張り付き出してきたのを感じた。
「…………!?」
 元々押さえつけられているタオルの上に被せられているタオルだからと
目の端に溜まる水を払いのけているつもりの顔の振りを大きくしても、タオルの隙間が作れなくなっていた。
 水を吸うタオルが張り付いて空気を遮断し始めている。
 それを肯定するかのように鼻から呼吸が出来なくなっていることに気づいた。
159先生:05/02/23 16:05:40 ID:92OIPCEj
 口の中にはまだ飲み込めていない吐瀉物が残っていて、口から息を吸う事は無理で、
どれだけ大きく息を吸い込んでも普通に被せられていたときの半分以下くらいしか吸う事が出来なくなっているのかもしれない。
 呼吸を荒くすれば荒くしただけ、自分が辛くなってくる。
 このとき俺は、水飛沫も起きずにタオルへと吸い込まれていく水の意味を知った。
 水の流れは止まらない。
 そんなにたくさん入っているとは思っていないけれど、まだまだ無くなる様子が見えなくて俺は焦った。
 このままじゃ息が吸えなくて死んでしまうと、とうとうもがき始めた俺の動きが大きくなってくると
押さえつけられる力も強くなってくる。
「気がついたのかな? さっきの吐き出そうとしていたのを飲み込んだら多少は楽になるんじゃない?
 それでも止めてあげないよ。……水は替えがいくらでもあるしね?」
 口の中のものを飲み込む気は無かったけれど、グラス一杯で終わらないことを暗に仄めかされると
苦しくなっていくことに堪え切れなくなった俺は無理矢理吐瀉物を飲み込んだ。
 気持ち悪さにまた吐き気が込み上げて来たけれど、背に腹は代えられなかった。
 幾分か楽になったことでタオルの下で口を大きく開いて空気を取り込もうとすると空気と一緒に水滴も口内へと落ちてきた。
 このまま吸い込めばタオルが含んだ分の水を吸い取ることが出来て楽になるのかも、という甘い考えはあっさりと消されてしまう。
 開いた唇の窪み目掛けて水が大量に垂らされて来た。
 空気よりも水が口の中に溢れてきて、俺は喉を鳴らしながら水を送り、空気を得ようとする。
 飲み込めない水が口から溢れて、濡れていないタオル侵食して吸い込まれていく。
「……、…ぅ………ご、…ほ、……っ………」
「今の君の格好……わかる? 公園の池の……口をパクパクさせている鯉だよ?」
 張り付くタオルよりも、からかうような相手の物言いも、空気を得ることが優先な俺は気にしないように努めた。
 けれど空回りするばかりで空気は得られなくて、苦しさから閉じていた目を開く。
 暴れたせいで余計に息が苦しくなってきて、心臓の音が大きく響いてきて、顔が熱くなってきたような気がしてきた。
160先生:05/02/23 16:06:26 ID:92OIPCEj

 跳ねるように俺の身体が揺れても身体の自由は捕らわれたままで、
タオルの端まで浸透してしまった溢れる水が首筋や服の上に伝い落ちていく。
「……、…ぁ……が………っ……」
 ピチャピチャと水の滴る音と一緒にタオルの奥でくぐもって漏れる声が耳に反響して聞こえてくる。
 ヤバイと思ったところで動かせない身体と止まる呼吸に俺の身体が弛緩し始めると俺の意識が遠くなりだした。
 もう終わりだと遠くなる俺の意識が耳の傍での声と息遣いに引き止められて、俺の瞳が揺れる。
 相手の声だ。
「…………て、あげよう。……学校のせんせいってどんな漢字を書くか、思い浮かべてごらん?」
「…………、……」
 声も出せない俺の意識は薄くなる一方で、相手の囁きにぼんやりとした視界で言われた通りの漢字を思い浮かべる。
 心臓の音が煩くて顔が熱い。
 呼吸が出来ていないのに心臓だけはこんなに動くのは不思議で、こめかみの痛みが酷くなってくる。
 何言ってるんだろう、せんせいって先生って書く以外にないんじゃないかとうつろな瞳のままでいると
ぼやけた視界の中に相手の顔が映る。
「それが俺の名前だよ。何かあればいつでもどうぞ? 無理だと思うけれどね。………………バイバイ」
 ぼやけた視界の中でも、唇の端を上げて笑う相手の顔が見えて、相手の言葉に促されるように、
びくんと俺の身体が大きく揺れたような気がしながら、俺の意識は途切れた。
161先生:05/02/23 16:07:01 ID:92OIPCEj

 男の顔に水を滴らせていた青年が笑いながら身体を起こした。
 動かなくなった男は意識が遠退いたとき失禁してしまって服を濡らしていた。
 そのことが気に入らず男には興味がなくなったのか、眉間に皺を寄せて男に一瞥すると男を押さえている数人に男の手当てを頼み、さっさとステージから降りてしまい、ステージの横で正座している男の下へと近づく。
 青年がステージを降りるとステージ上の男が咳き込み出して意識を取り戻したらしい。
 けれど、周りの人間の目は既に青年と青年を待つ男へと注がれていた。
 きつく握り締めている拳は白くなり、噛み締めていた唇はもう少し力を入れると切れてしまいそうなくらいになっていた。
 険しい顔つきをしている男は黙ったままでステージから降りてきた青年を待つ。
 青年は少しも動かずにいた男の前に立ち、満足そうに微笑みながら男の頭頂部に手を軽く乗せると指先を沈ませるように髪を梳き頭を撫でた。
「……ん、イイ子。ちゃんと『待て』が出来るようになったんだね。……お家に帰ったらご褒美をあげよう。もう崩して良いよ」
「……ありがとう、……ございます……」
 青年の言葉に正座のために折られていた男の脚が崩れ、返事の声は震えていた。
 身体の力を抜いて項垂れるように頭を下げた男の首元から黒い首輪が垣間見えた。
 男が青年よりもはるかに背が高く身体つきも一回りも大きいことが床から立ち上がるとよくわかった。
 多くを語らずに、青年をリードするように男の腕が青年の腰へと回されて、空いた方の腕で人垣を掻き分けるようにして青年を視線の中から隠そうとする男の姿が人垣の向こうへと消えてしまうと集めていた視線も霧散する。
 誰かが口を開いた。
「…………新聞紙じゃないところが優しいね」




    【終】
162先生:05/02/23 16:10:39 ID:92OIPCEj
前スレからの続きです。
きちんと終わらせにきました。(w
今回のはエチ<鬼畜にしたのでエチがありませんでした。


前スレで改行がとあったので改行入れたら失敗した。
ヘタレで申し訳ない……_| ̄|○illi

読んでくれた方ありがとうございました。
163狭い部屋:05/02/23 17:59:21 ID:rya5c5y6
白衣を着た職員とおぼしき人間が死んでいる。
それも一人や二人ではない、全部で五人。顔面が潰れたような死体もあれば
腕や首が千切れかけた死体もある。まだ乾ききっていない生臭い血の海も
そこには広がっていた。
巨大な檻のようなものが中央に据えられたそこがおそらくメインの研究室なのだろう。
その檻の中に五人の死体が折り重なっている。そして檻の扉は開け放たれていた。
男はすぐに銃を構え、周囲を見回した。少なくとも男が進んできた道なりの扉や柵は
全て内側から閉まっていたし、壊れてもいなかった。ということはこの死体を作った
ソレが生き物であるならば、この部屋とそして見回して気付いたこの部屋の右手に続く
部屋の中に居るはずだった。
そして案の定、右手の部屋からガタリと音がする。男は息を殺して歩を進め、
右手の部屋との境に回る。窺うように覗くと、中に居るのが全裸の男だと分かった。
こちらに背を向け、何やら奥のほうで壁を掻きむしっている。
一見してその男が、五人の死体を作り出した犯人だと分かった。裸の体が血にまみれ、
赤黒くなっている。男は一つ、息を吸い込むとそれがあの少尉ではないことを
確認すべく、壁際に貼り付いたままで声をかけた。
164狭い部屋 ちょっとスプラッタ:05/02/23 18:00:24 ID:rya5c5y6
「少尉殿」
壁を掻く音が止まった。それと同時に犬か何かの声に似た唸り声を発しながら
中の人間が飛び出してくる。男は瞬時にそれを少尉ではない、と判別して撃った。
飛び出して来た人間は、男がどこに立っているのか確認する暇もなく
頭を打ち抜かれ部屋を走り出たその場所でそのまま床に崩れ落ちた。
吹き出した血と脳漿が床にびちゃびちゃと溢れ、男にもその飛沫が降りかかる。
顔にかかった血を顔を顰めながら指先で拭った男は、倒れた人間の肩を掴んで
仰向けに返した。当たり所が悪かった為に顔が崩れかけていたが、確かに見覚えがある。
直接口をきいた覚えはないが例の特進の折に共に名前を連ねていた人間に違いない。
男は死体を脇に退けると銃を構えて奥に向かって歩き出した。
壁際に身を寄せ、前方後方に注意を払いながらじりじりと進む。先程、死体となった
あの男が掻きむしっていた壁は更に奥にある。
その部屋は、細かく仕切られた小部屋の集合体だった。左右に一つずつ、まるで独房の
ような小さな部屋が用意されている。それが奥まで延々、十列あまり続く。
白い壁に囲われた室内が、一点だけ設けられた窓から窺えるようになっていた。
まるで何か、動物を観察する部屋のようだ。
いくつかの室内には、毛布や本が置いてあり生活感がある。そこに誰かが居た痕跡だ。
165狭い部屋:05/02/23 18:01:16 ID:rya5c5y6
男は用心深く歩を進めた後、やっとその部屋へと辿り着いた。
先程の男が掻きむしっていた壁は最奥の小部屋の入口と分かる。
窓から中を覗いてまず最初に見えたのは死体だった。
首を真逆の方向に捻られた少年の体が床に頽れている。
よく見れば片腕ももぎ取られているようだった。獣にでも襲われたかのような
凄惨な死体だ。
そしてその手前に、身じろぎする金色の髪を見つけて男は叫んだ。
「少尉殿!」
ガタンと中で派手な物音がする。間違いない、生きた人間が中に居ると確信して男は
鉄製の重いドアの、鍵の部分を破壊した。
錠の部分を打ち抜いた扉を渾身の力を込めて蹴破れば、中から転げるようにして
小さな人影が倒れ出てくる。
それと同時に激しい唸り声が響き渡り、一瞬、倒れた体を抱き起こそうと動きかけた男は
咄嗟にそちらに銃を向けた。指先が引き金をひく、ほんの一瞬前に男の手が痙攣を
起こしたように止まる。
166狭い部屋:05/02/23 18:02:28 ID:rya5c5y6
銃を向けた先に居たのは、両手と両足を鎖に繋がれ壁に縫いつけられた青年だった。
金髪に深い青のまなざし。それが今は乱れに乱れ、優美さとはほど遠い所にある。
「しょ…ういどの…」
呆然と呼びかける男の声にも構わず、青年は鎖を引きちぎらんばかりの勢いで
男に向かって挑みかかってくる。大きく開かれた口の周りには乾いた血の跡があり、
それと同じ痕跡が床に倒れ伏した既に息のない少年の首と、打ち捨てられた
胴から捻切られた腕とにある。
あらゆる戦闘現場において冷静に判断を下す男が、その状況を判じることが出来なかった。
足下に蹲った少年が身動ぎする。少尉と同じ金髪が微かに揺れ、窓枠から覗いた時に
見えた金色の髪はこの少年のものだったのだと知れた。
「助けて、下さい…」
脚に縋りつく少年も、片腕が奇妙な方向にねじ曲がっていた。手首からは骨の一部が
突き出して見えており、ろくな止血も出来なかったのだろう。傷はまだかなり生々しい。
男は少年を抱き起こし、何が起きたかと聞くより先に怪我をしたのはいつか、と問いかけた。
返った答えは昨日。返答を聞きながら男は素早く少年の軍服からネクタイを抜き取り、
それで傷上を縛りあげた。
167狭い部屋:05/02/23 18:03:56 ID:rya5c5y6
本日ここまで。
次で回想終了、鬼畜復帰予定。
168風と木の名無しさん:05/02/23 18:10:26 ID:bzQ9ufwP
狭い部屋タソもキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
このごろ良作大漁でウレスィ…
169厨学生日記3:05/02/23 18:28:51 ID:jpDyfg3A
そんな良作の後にウンコーを置いていく場違いな漏れ。
今回あまりエロ無いです・・・('A`;)
170厨学生日記3−1:05/02/23 18:29:41 ID:jpDyfg3A
「なあ、居るんだろ小野?」
どうしてだ。いつバレた?
さっき声を出してしまったからか。
解らない、最悪だ。
「お前が航の後ついてきた事なんざ、すぐに解ったよ。
さっき外でお前が俺達を見てたとき、見覚えのある顔だと思ったんだ。
俺、視力は良いからな」
吉田は笑った。
「ま、航はお前に着いてこられた事に気づいてなかったみたいだったがな。
だろ、航?」
「―――・・・小野?」
航は、今まで聞いたことのない、信じられないというような声で俺の名を呼んだ。
思わず俺はそれに返事をしてしまった。
「わ、航・・・」
「っ!な、んで!!ついてきたんだよ!ふざけんな!馬鹿野郎っ!」
航は声を荒げて、俺を罵った。
俺は何も言わない、言えない。
吉田はまあまあと気楽な声で言う。
「そう怒んなって航、小野も悪気があった訳じゃねーし。
さ、小野・・・こっからはお前の自由だ。
何も見なかった事にして、このままおとなしく帰るか。
親友が犯されているのに、自分も混ざるか。
好きなようにすりゃいい。」
吉田はふざけた選択しを出してくる。
答えは、決まっている・・・はずなのに。
どうして、ぐらつくんだ。
171厨学生日記3−2:05/02/23 18:30:31 ID:jpDyfg3A
俺が答えに詰まっていると、航がまた叫んだ。
「小野!お前・・っ!ぜってー来んなよ!来たら二度と口きかねーからな!」
「あー、いいから黙っとけって。こっからは小野の判断なんだから」
吉田が航に言う。
「おい小野、来る気なら、今から10秒以内にこっちに来い。来る気がないならさっさと帰っちまえ」
俺は困惑する。
どうすればいい?
決まっているはずなのに。本当は今すぐ帰ればいいのに。
向こうでは、すでにカウントダウンが始まっている。
あと、6秒。


「・・・ご、ろく、しち、はち・・・」
「・・・・こねーじゃん、吉田」
「あっれー?ぜってー来ると思ったんだけどな」
「お前の勘違いだったんじゃねーか?」
「なあ航、安心したか?」
「・・・・・・・・・・」

「いや、ちょっと待て」
吉田がドアに近づいてくる。そしてドアの隙間に目をやる。
そしてにんまりと笑った。
「・・・諸君、俺は間違っちゃいなかった」

ガチャッ
「ようこそ、小野和孝君」

172厨学生日記3−3:05/02/23 18:32:07 ID:jpDyfg3A
俺は、5番の部屋の前で俯いて、突っ立ったままでいた。
男たちの笑い声がどっと響き、航の泣きそうな顔が見えた。
航の姿は予想以上に凄かった。
学ランはすべて剥ぎ取られ、ほぼ全裸。
顔は先ほど男たちにかけられた精液がドロドロと垂れ流しだ。
そして腹部には、おそらく航自身が出したものが散らばっている。
だが、何よりも俺に衝撃を与えたのは、ソファと航の太ももの間に漏れた精液だった。
目に見えなくて、不確かだった現実が、俺を襲った。
「おい、航のやらしい格好見て、早速欲情か?」
後ろで吉田が見下すように笑った。
俺はかっとなって、後ろにいる吉田へ拳をぶつけようとした
が、それはあえなく未遂に終わった。吉田が俺の腕を掴み、逆に殴り返された。
航は「小野!」と叫び、男たちは喝采した。
「・・・・っ!」
俺が痛みに顔を歪めると、吉田は有無を言わさず、下から俺の顎を掴んだ。
「お前、相変わらずムカツク顔してんなあ」
それはこっちの台詞だ、と言ってやりたかったが、上手く息ができないために叶わなかった。
「図体がでかいだけで、脳みそはカラッポだもんなあ。
その割に、航の尻は追っかけまわして、私欲丸出しだっつの。
ま、だからお前にチャンスを与えてやったんだけどな。」
吉田は俺を馬鹿にするのに満足したのか、俺を航の座っているソファへ突き飛ばした。
「じゃ、後は好きなようにやんな。俺達はここで見てっから。」
そういうと吉田は向かい側のソファにどっかりと座った。
173厨学生日記3−4:05/02/23 18:33:12 ID:jpDyfg3A
「・・・ふざけんな、帰るぞ航」
「小野?」
航は戸惑ったように俺を見る。
それを聞いた男達も文句を言い始めた。
「はあ?何だよそれ。つまんねー」
「吉田、やっぱお前の勘違いだってこりゃ」
吉田はフー・・・とため息をつき、頭をポリポリ掻いた。
俺が航の手を引いて、立たせようとした、その時。
「小野、航の事好きだろ?お前」
俺の手が、一瞬震えた。
航も驚いた顔をしている。
「違う・・・」
上手く声にならない。
「嘘つくなよ。しゃーねーな・・・俺が告白のお手伝いしてやるよ」
吉田は突然立ち上がり、俺をまた突き飛ばした。
俺は床に頭を強打し、眩暈がした。
その時、吉田が航に覆いかぶさっているのが見えた。
「先輩!それ・・・っ!」
「航はこれ大好きだもんなー、大人しくしてろよ」
「嫌だ!!やめてください・・・!い・・・あぁ!」
俺は力を振り絞って立ち上がった。何をしているんだ?
「どけ・・・!」
吉田の肩をつかんで、どけさせると、航がぶるぶる震えているのが見えた。
174厨学生日記3−5:05/02/23 18:34:02 ID:jpDyfg3A
その様子が尋常じゃないと思った俺は、吉田を睨みつけた。
「エッチなお薬を使わせてもらったんだよー」
吉田は右手に持っている、小さな瓶をひらつかせた。
「高校生にもなるとねー、君たちお子様の知らない世界がいっぱいあんだよー」
俺はそんな吉田を見て、殺意が沸いた。
そんな事をしている間に、航の様子は急変していく。
「あっあ・・・・いやだ・・」
どんどん体が火照っているようだ。呼吸も激しい。
苦しそうに喘ぐ航を見て、俺は何もできない。
「入れてやれよ」
吉田の冷たい一言。
「お前の入れてやった方が、航も楽になれるし、お前も気持ちよくなる。一石二鳥だ」
「そんな・・・」
それでも、悶え苦しむ航を見続けていた俺にぞくぞくした、
言いようのない物が襲ってきていた。
自分でも気づかないうちに俺は、航に近づいていた。
「航・・・」
「あ・・・小野・・・やめ・・・お前には・・やだ」
航が俺に何を言っているのかよく解からなかった。
俺は航に覆いかぶさった。
航は泣いていた。

「これから可愛いもんが見れるぞ」
吉田はにやにやしながら俺達を見た。
その時、ボックス内の電話が鳴り、男の一人が受け取った。
「はい、あ、すみません延長お願いしまーす。2時間くらい」
俺は航の頬に触れた。


本日はここまで
続きます
175風と木の名無しさん:05/02/23 19:25:39 ID:xZpJ4DJ9
ハァハァ
176風と木の名無しさん:05/02/23 20:02:52 ID:zdDAmh8G
うわーー、大漁!!
先生さん、狭い部屋さん、厨学生さん!!
'`ァ'`ァ(*´Д`)'`ァ'`ァ
177風と木の名無しさん:05/02/23 20:44:39 ID:E7cTtf0m
狭い部屋タン……待ってました…
めちゃくちゃ面白いです。こういうアクション?SF?っぽい雰囲気の作品大好きなんだー!!
一体少尉どのに何が…?
続きつるっぱげになるほど禿しくキボンヌ。
待ってます。
178風と木の名無しさん:05/02/23 21:31:25 ID:Pjnd+NIf
抜かずの三発ウホッ
179風と木の名無しさん:05/02/23 21:35:16 ID:pJGJHu2J
(´Д`;)ハァハァ
超大漁だぁよ。
姐さん方、GJ!!
次も禿しく待ってます(´∀`)ノ
180風と木の名無しさん:05/02/23 22:22:06 ID:6kYcr+VN
最近ここによくきてますが期待を裏切りませんなぁ(´Д`*)ハァハァ
181厨学生日記4−1:05/02/24 00:00:34 ID:jpDyfg3A
航の頬に伝った涙に触れると、乾いていた指先がじわりと潤った。
航はゆっくり目を開けて、何かを訴えかけるように俺の目を見てくる。
それでも、その訴えは俺にとってひとつの意味しか持たない。
煽られに煽られた、今の状態の俺にとっては。
俺は唐突に航のものを握った。何もしていないのに、すでに勃ち上がっている。
「ああっ!」
航はびくびくと震えた。薬の効果で、さっき吉田達に触られていた時より数段敏感になっている。
俺は右手でそのまま上下に扱きながら、左手で航の赤く腫れた乳首をころがす。
航は口から涎を垂らした。こんなに壊れた航を、俺は見たことがない。
「ああぁ・・・いっぅああ・・・!あっあ・・・っ」
「航・・・気持ちいい?」
航は何も答えてくれない。俺は悲しくなる、でも、行為は止めない。
ふと、考えがよぎった、吉田は言っていた「入れれば気持ちよくなる」と。
入れる?航の、穴に?
俺は考えがまとまらないまま、乳首をいじっていた左手で航の下半身をまさぐり始めた。
と、ある部分に指を這わせた時、ヌル・・・と中指だけが沈んだ。
俺は驚いて指を引き抜いた。航は「うあっ!」と叫びながら、腰を浮かせた。
182厨学生日記4−2:05/02/24 00:01:36 ID:jpDyfg3A
吉田が横から話しかけてきた。
「驚いたか?薬はそこに塗ったんだ。今すぐにでも入れられる状態だぞ?
入れれば、薬がお前のものにもついて、二人して楽しめるって訳だ。」
ここに・・・入れれば
俺の中に、未知の快感に触れる期待感が生まれた。
ここまでやってしまったんだ。どうせ犯るなら、最後までやってしまおう。
そんな考えがよぎった。
俺はさっきと同じところに、ゆっくりを指を這わせ、中指を埋め込んだ。
「あ、ああぁあ!!んうう・・・!あぁ・・」
凄い、どんどん入っていく。驚いて、調子に乗った俺は次々に指を増やした。
「やだあ・・・ああ、あぅっ・・!」
嫌だといいつつ、航は腰をくねらせている。これが本当の航なのか。
結局指は三本も入った。俺はいれた指を全てぐちゃぐちゃに動かし、航の中を荒らした。
「ああああ!!!いやっいやあ!!小野っ・・・やだ!」
航の中は粘り気のある液体がぐちゃぐちゃと音を立てている。
ああ、この中に俺自身を入れて、航を壊してしまいたい。
今すぐに、航と繋がりたい。理性なんて、捨ててしまえばいい。
「航・・・入れるぞ」
今まで入れていた指をずるっと引き抜き、航の足を肩に担いで、俺のものを入り口に当てる。
特に力を入れなくたって、航の中に簡単に入っていってしまう。
航は、左腕で目を隠しながら泣いている。その行為を見まいと必死になっているのだろうか。
183厨学生日記4−3:05/02/24 00:03:41 ID:jpDyfg3A
「ああ!う、うああっあ!!!んくぅ・・・あああぁ!」
「き、もちい・・・」
生暖かい、ぬるぬるした空間。そこに俺が締め付けられて、たまらない快感が襲ってくる。
しかも先程の吉田の言葉どおり、薬が俺にも効いてきて、体中に熱がたまる。
動かずにはいられない。俺は自分の本能が望むままに腰を動かした。
「はっあぁ!あ!やぁっ!!お、のぉ・・!や!あ、はぁあ!!」
腰を動かすたびに、航が声を出してくれるのが嬉しくて、俺は夢中になった。
「あっ!うあぁ!!あぁんっ!!!」
「航・・・わたる・・・ごめんな・・・っ」
「あああぁ・・・!!俺・・・も、イくっ・・・!やだ、いやだぁ・・・!!!」
「俺、も・・・出る!」
「ああああぁあっ!!!!あっ!ぁあっ!」
「う、ああ・・・っ!」
ドクンッ!!と心臓が大きく鳴ったのと同時に、俺は航の中で果てた。
イった後、独特のじぃんとした余韻につつまれ、俺はぶるぶると震えた。
そして鈍い動きでずるりと俺のものを航の中から引きずり出した。
航も、自分が吐いた精液で腹を汚していた。
航はもう涙は尽きたとでもいうように、目元を赤くして呼吸だけを荒々しく繰り返していた。
そんな航が愛しくて、俺は静かに航の目蓋に口付けた。
航はびくっと震え、手で俺の顔を軽く押し戻した。
また拒絶された事に、俺は少しショックを受けたが、
ならばと、今度は押し戻された手を掴んで、手の甲に口付けて、手首まで執拗に唇を這わせた。
航は目をぎゅっと瞑り、嫌そうな顔をしていた。
184厨学生日記4−4:05/02/24 00:04:50 ID:jpDyfg3A
「うわー・・・まさに航馬鹿って感じだな」
俺は今更、忘れかけていた男達の存在に気づいた。
吉田達が嫌味な笑い方でこちらを見ている。吉田は得意げに言う。
「な、当たっただろ?」
「まあ確かに・・・ここまでだと『友情』なんて通り越しちまってるもんな」
男の一人が、呆れたような、感心したような声で言った。
「ま、そんな訳でだ。小野君。お前が航を好きだって事が今証明された。
大体俺は昔から知ってたんだけどな。航を見るお前の目が普通じゃない事は。」
これで賭けは俺の勝ちだ。と吉田は他の男達から万札を一枚ずつ貰っている。
「お前はめでたく、航に告白できて、俺は賭けに勝った。嬉しい事じゃないの」
こいつの言うことは、いつだって俺には理解できない。
何を言っているんだ、こいつは。俺は口を開けたまま、呆けていた。
じゃあ明日からの、俺と航の関係はどうなるっていうんだ!?
吉田達は荷物をまとめ始めた。
「おい、航、行くぞ。次は別の場所で楽しもうぜ」
航は一瞬たじろいだが、「はい」と短く返事をすると、自分の汚れた場所を拭き、大急ぎで身なりを整えた。
そして吉田達にかけよると、そのまま男達にさっさと連れて行かれてしまった。
吉田はドアを半分開けたまま、外から俺に話しかけた。
「まあ、航がお前の想いにイエスと答えるとは限らないからな。そこらへんは恋の駆け引きだろ。
俺に責任は無いからな。」
そう言って、ドアを閉めようとし、寸でのところで「あ、」と思い出したように最後の台詞を言った。
「後片付け、ちゃんとしとけよ」


俺は、呆然としたまま、航が精液を拭いていったティッシュの塊を見つめていた。




ここまで

まだ結構続きます・・・orz
185風と木の名無しさん:05/02/24 00:26:31 ID:oAmGWEPc
>>184
GJ!うわーかなり今後が気になります!!(つД`*)かなり好みなので楽しみです。
186風と木の名無しさん:05/02/24 02:48:38 ID:TZsNsuNV
>>ちゅうぼうにっきタソ
じ、GJーーー!!!!(´Д`;)ハァハァ
萌えたよ、姐さん。
次回も禿しく祈某。
187風と木の名無しさん:05/02/24 20:22:05 ID:Ufe/UVzL
ちょっと見ない間に大量にキテター!
職人さんたち、みんなGJ!いつも楽しませて貰ってます。
ありがとうございます。

中でも狭い部屋タン、待ってました、鬼畜な展開の予感ハァハァハァハァ
続きが恋しいです。待ってます、少尉殿!
188風と木の名無しさん:05/02/24 20:50:24 ID:NNszl6Gf
毎日ここに来るのが楽しみで仕方無いよ。
明日への活力源だ。

厨学生日記萌え萌え。
小野クンと航クンには紆余曲折の末シアワセになってホスイのですが、
鬼畜スレでそれは甘い考えでしょうか……。ユメミルダケナライイヨネ。
189風と木の名無しさん:05/02/24 21:45:04 ID:rkFjh7/j
>>188
>鬼畜スレでそれは甘い考えでしょうか……。ユメミルダケナライイヨネ。
uzaiyo
190風と木の名無しさん:05/02/24 21:48:32 ID:oAmGWEPc
>>189
まぁまぁw
191猛者33:05/02/24 22:43:35 ID:3w8upKFW
>>42
一定のリズムでがつがつと突き上げてくる動きに素直に揺すられながら、少年はヘッドボードにしがみついて
己の身体を支えた。
最早痛みはほとんどない。
全く痛みを感じないと言えば嘘になるが、当初の苦痛に比べれば、蚊に刺されたようなものだ。
当初の激しい苦痛は今やほとんど快感に取って代わっていた。
突き上げられるたび電流のように全身を駆け巡るえも言われぬ快感に、少年は身悶えるより
絶望感にすすり泣いた。
内部を抉り出すように深く突き上げてくるトンカチの腰が臀部にぶつかり、乾いた独特の音がリズミカルに
部屋の中に響いた。
鼻息荒く乱暴に勃起した陰茎を扱かれ、少年はあっさりと射精した。
唇に突き付けられた生臭い巨大なものにも、臆する事なく舌を這わせる。
しばしの間それを舐めねぶると、やがてびちゃりと白濁した粘液を顔面に浴びせかけられた。
それでもじゅうぶん不快だったが、飲め、と言われるよりはずっとましだった。
少年は顔に精液を纏わりつかせたまま、間髪入れずに差し出された別の男のものに唇を寄せた。
その間も休む事なく打ち付けられるトンカチの逸物にたびたび鳴かされながら、少年は淡々と作業を続けた。
今度は口内に発射された液体を床に吐き捨て、突き上げられるまま身体を揺らす。
あと何人いる?
今夜もゴンザは参加していないから、トンカチを除いてあと1人…
あと1人舐めれば…
予想通り差し出された3人目の逸物に舌を這わせ、出来うる限り丁寧にそれを舐めた。
口に銜え、のどの奥で吸い上げるように唇をすぼめる。
舌先で先端を刺激してやると至極あっさりと放出した。再び唇に出されたものを床に吐き捨てる。
早くうがいをしたい。
192猛者34:05/02/24 22:45:41 ID:3w8upKFW
かれこれ4時間も少年を独占して犯し続けているトンカチに痺れを切らし、
もう服を着てしまったツルハシが苛々と貧乏ゆすりしながらトンカチを急かした。
「トンカチ、もうその辺にしといたらどうだよ。時計を見てみやがれ。もう2時だぞ?」
歯軋りでもしそうな調子で言い捨てたツルハシの言葉に耳を貸そうともせず、トンカチは夢中で少年を抱いていた。
かれこれ3度目になる口淫を少年に強要しているテツも呆れ顔でトンカチを見やった。
「ちぃとばかし、入れ込みすぎなんじゃねェか?トンカチ。これじゃ、俺達、何のために来たのかわかりゃしねぇぜ」
「おうよ。パイプなんか見てみろ、1回だけガキの口ん中へ出したっきりだぞ。諦めてキッチンで酒飲んでやがらぁ」
腕組みをして苛々と床を踏んでいるツルハシに、トンカチは顔を向けないまま言い放った。
「そんじゃ、パイプと一緒にお前も酒を飲んできたらいい。俺の興奮はまだまだ、鎮まんねぇようだからよ」
幾度目かの射精を果たした少年をうっとりと夢心地に見つめながら、トンカチは腰を振り続けた。
ついにこめかみに青筋を浮かべたツルハシは、クソ野郎めが、と吐き捨てて足音荒くキッチンのほうへ消えていった。
「ったく、ツルハシは怒りっぽくていけねぇ。俺のように大らかになれねぇもんかね。
俺だってかれこれ4時間、ずっとフェラだけで我慢してるってのによ」
少年の髪を愛しげに撫でながら唇に己のものを押し付けているテツはそううそぶいたが、トンカチは何も言わなかった。
ただただ夢中になって細腰を抱え込み、己の中心を孔へ嵌めて抜き差しを繰り返している。
テツは居心地悪げに黙りこみ、しばらくして少年の唇の中で果て、そそくさと逃げるようにキッチンへ去っていった。
急にしんと静まり返ったように感じる部屋の中で、ただトンカチの荒い息遣いと皮膚同士がぶつかりあう
乾いた音だけが響いた。
それから、認めたくはないが、少年自身の喘ぎ声と。
193猛者35:05/02/24 22:46:27 ID:3w8upKFW
いったん中へ放出したトンカチは一息ついて、ぐったりとベッドボードにもたれ掛かっている少年に
後ろから抱きついた。
じっとりと汗ばんだ柔らかな肉質が背中に擦れ、不快だった。それに重い。
トンカチは少年をそっと抱き上げ、仰向けに横たえると、今や白濁に汚れた美しい顔を優しく手でなぞった。
少年が不快げに顔を顰めるのにも構わず、その唇へと口付けを落とす。
大切な愛で物を慈しむように唇で愛撫し、薄い胸板をそっと撫でる。
優しい仕草で少年の両足を抱え上げるトンカチを他人事のように眺めながら、少年はゴンザの帰宅する音を聞いた。
少年の頭側にあるドアから声がする。
トンカチは何も気にせず、広げさせた少年の両足の間へ、再び猛り狂った己の逸物を押し込んだ。
「あっ、んぁぁっ…!ぅんんっ!」
思わず漏れた声に反応してか、遠くのほうでゴンザが何やら喋っていた。
切れ切れとしか聞こえないが、少年はなるたけ耳を澄ませてキッチンの会話を盗み聞こうとした。
『トンカチの野郎……ちぃとばかし、異常だぜ。入れ込みすぎてる』
いかにも腹立たしげに吐き捨てているのは、ツルハシの声だ。
『気の毒に、パイプなんか1回しか抜けなかったんだぜ。それもフェラだけよ』
これはテツか。
『いいんだ、今日はそれほど気分も乗ってなかったしな。構わんさ。しかし、トンカチの野郎の様子が心配だな』
『本気で惚れてんじゃねぇのか?あのガキによ。異常だぜ、まったく』
少年はそろそろとトンカチの様子を窺った。
何も聞こえてないかのような素振りで腰を振り続けている。
聞こえないふり?それとも、本当に聞こえていないのだろうか?
『しょうがねぇ、今日はもう帰るよ。トンカチの野郎が何かしでかしたら、悪いが、お前止めといてくれ。』
パイプの声。続いてぞろぞろと連れ立って歩いていく複数の足音。
ドアが開閉する音が聞こえ、彼らの気配が消えた。
トンカチは何も気に留める様子はなく、ただただ夢中で少年を犯していた。
194猛者:05/02/24 22:48:05 ID:3w8upKFW
入れ忘れました。今日はここまで
195厨学生日記5−1:05/02/24 23:39:33 ID:MtEmZnkM
も、猛者タンキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
相変わらず超好きです・・・ハァハァ

そんな訳で自分も寝る前に投下
>>184

それから俺は、2日間学校を休んだ。
どうせ高校は推薦で受かっているんだ。行かなくなって問題は無い。
ベッドの上で何をする事も無く、寝転がっている俺の頭の中は、2日前のあの出来事ばかりを思い出

す。
吉田達と一緒なんだから、ろくな遊びはしていないと思っていたけれど、
いや・・・あれは「遊び」を越している。
男達に囲まれて、厭々と首を振りながら喘ぐ航。
俺が知っていた航は、誰にも愛想なんて振りまかない、勉強をしなくたって、当然のように頭がいい。
なのに、不思議と人を引き付ける。そして引き付けられた者は航から意識が離れられない。
人に好かれようと、必死に動き回る俺達とは違うんだ、航は。
そんな奴だと思ってたのに。
俺は天井をじっと睨み付けた。
こんな事を考えている内に、時間は刻一刻と無くなってゆく。
まだ早いが、頭をすっきりさせるために風呂でも入ろう。
そう思った時。響いた母さんの声。
「和孝!航君が来てくれたわよ!」
勢いをつけすぎて、ベッドから起き上がったせいで、スプリングが鈍い音を立てた。
196厨学生日記5−2:05/02/24 23:40:32 ID:MtEmZnkM
最初は嘘だと思った、航から俺のところへ来るなんて。
だって、もう卒業式の日まで、顔を合わすことなんて無いと思っていたから。
それでも、現実に航は俺の部屋の中で、無造作に座り、黙って下を向いている。
沈黙が続き、とりあえず何か言わなくてはと焦った俺は、口を開いた。
「あのさ・・・」
だが、俺が次の台詞を吐く前に航が言葉を滑り込ませた。
「正直」
「え、」
俺は突然航が口を聞いたのに驚いて、固まってしまった。航はそんな俺を置いてきぼりにして、話を

進めようとする。
「こないだの・・・あーいう事は、お前にはされたくなかった」
航は、顔色ひとつ変えずに言い切った。
じゃあ、それって
「だって、お前だってさ、本当は犯りたくなんか無かったろ?
先輩達に押されて、空気的に犯らなくちゃいけねーみたくなったからだったし、
先輩がふざけて言ってた事も、俺は気にしてねーから・・・小野?」
何かが、崩れていくような、燃えて散っていくような、おかしな感覚。
そしてふつふつと湧き上がる、怒りと切なさ。
如何すればいい?どうやってこの熱の塊を捨てればいい?
そうだ
それなら、航にぶつけてやればいい。
俺はゆっくりと立ち上がった。
「小野?どうし・・・」
俺は手に思いっきり力を入れて、航に、平手打ちをしてやった。
バシ!!!と大きな音を立てたその力は、自分の手にもじんじん響くほどの強さ。
「・・・ッ!!・・・なっ・・な・・・!」
航は言いたい言葉が上手く組み立てられず、目を大きく見開いて、俺を見る。
それでも、俺は動揺しない。むしろ落ち着いている。
197厨学生日記5−3:05/02/24 23:42:28 ID:MtEmZnkM
すかさず、今度は航を床に押し倒した。航は頭を床に強打した。
「いてえ!やめろ!なにすんだよ!!」
「うっせえ!!!!」
航は、俺が突然大声を出したのに驚いて、一瞬、文句を吐くのを止めた。
その隙に俺は、息を継ぐ間もないくらい早口で怒鳴った。
「どうせ俺じゃ役不足で低脳なんだろう!お前はああいう奴らに大勢で犯された方が好きだもんな!
汚ねー精液で顔汚して、喜んで通ってるような奴だ!そんな淫乱なんだ!!」
一気に言ってやった。俺は口で何度も酸素を送り込む。
航は傷ついたような、怒ったような、ひどく感情的な顔で見ていた。
もう、どうにでもなってしまえ。

「航、言え、俺を好きだって」

低い、自分でも聞いたことが無い声だった。
それだけ必死だったのかもしれない。

ベッドの上で暴れる航を見て、ああ俺は今してはいけない事をしているんだと、ぼんやり思った。
2日前のあの時とは違う、俺だけ、俺ひとりで航を犯す。
俺は机の横に垂れていたライト用のコードを無理やり引っこ抜き、航の両腕とパイプベッドを航の頭

上で結びつけた。
結び方なんて知らないけれど、とにかく絶対に解けないように、固く結んだ。
198風と木の名無しさん:05/02/24 23:42:31 ID:TZsNsuNV
猛者タソキターーー!!!!(゚∀゚)=3ムッハーーー!!!

トンカチマジモードイイーーー!!(´Д`;)ハァハァ
超続き気になるわ…。
199厨学生日記5−3:05/02/24 23:45:08 ID:MtEmZnkM
「小野!やめろ!頼むから・・・俺、もうこんな・・!」
「黙れ」
空気が硬直する。俺は既に俺では無くなっている。
「話、聞いてくれよ!俺、先輩達に脅されてたんだ!
初めてああいう事された時に、写真撮られまくって・・・!だからっ俺は好きで行ってた訳じゃ・・・」
航はかなり必死な様子で言い訳を並べた。
それを聞いた俺はなるほど、と心の中でつぶやいた。
別に驚きもしないし、だからって航に同情もしない。
それどころか、航は俺にその話をした事を後悔する事になる。
俺は早速携帯を持ち、撮影モードにした。
「何してんだよ・・・」
「吉田達と同じ事してやるよ。そうすりゃ、お前は懐くんだろ」
航が、信じられないという顔をした。
「嘘だろ!?何考えてんだよ!止めろ!撮んな!」
「暴れんなよ。すぐ良くしてやるから」
カメラのレンズは航を綺麗に撮ってくれるだろう。
あいつらもこうやって、航の浅ましい姿を撮ったのだろう。俺も同じ事をして何が悪い。
そうだ、航を犯して、何が悪い。
「航、俺はお前が俺を好きだと言うまで、犯し続けてやる。明日も、明後日も、卒業してからも」
吉田達と同じように、お前を俺の元に縛り付けておくんだ。
唖然とする航を横目に、俺は言った。
「明日からはちゃんと学校に行くよ。お前の後ろで、お前を見張るためにな」

俺は右手で撮影決定ボタンを押し、記念すべき一枚目の写真を撮った。



ここまで。
なんか改行がおかしくなってしまった・・・orz
200風と木の名無しさん:05/02/24 23:52:21 ID:TZsNsuNV
書き込みカブったorz

ゴメソ、厨学生日記タソ…(つÅ`)

でもリアルで読めて萌えたよ(´Д`*)ハァハァ
独占欲丸出しな小野タソイイ!!



…今日はイイ夢見れそうだ…(´∀`)y---oOO
201風と木の名無しさん:05/02/24 23:56:55 ID:0z3yKEAP
>>厨学生日記
これあげまつ(・ω・)⊃者
202風と木の名無しさん:05/02/25 00:03:17 ID:JqloWJBG
(*´Д`)'`ァ'`ァ
猛者タン…ずっと待ってました…
トンカチタンが何だか凄くマジモードですな…萌ゆる。
犯されてる間も何だかんだ言ってゴンザを気にしちゃうんだな、少年(*´∀`)
厨坊日記タンも読めたし、今日はいい日だー!
203風と木の名無しさん:05/02/25 00:17:29 ID:BAXop8ra
厨学生日記様、猛者様、他の職人様方、皆さん大好きです。ハァハァ…
204風と木の名無しさん:05/02/25 05:38:58 ID:ITHOW77u
やばいYO!猛者さんも厨学生さんもツボだよ!ツボ過ぎる・・・。
続きを'`ァ'`ァ(*´Д`)'`ァ'`ァしながらお待ちしています!
205風と木の名無しさん:05/02/25 06:24:23 ID:XxVwuKQY
GJ!!厨学生ハマってます(´д`*)
206猛者36:05/02/25 22:13:24 ID:PwOHIxTC
>>193
目覚めた時にはいつものように、もう朝になっていた。
いつものようにゴンザはもう仕事に出ていて、テーブルにはいつもと同じ朝食が用意されていた。
粗末でお世辞にもおいしいとは言えないこの朝食にも慣れた。
乾いて固くなったパンをちぎりながら、少年は窓の外を見た。
今日もいい天気だ。日差しがまぶしい。
空腹を満たすと立ち上がり、皿や瓶を洗う。洗い終えた皿を布巾で拭いて、棚に戻した。
食後に一息ついてから、バスルームでシャワーを浴びた。特に昨夜さんざん犯され尽くした
箇所は念入りに洗った。
さっぱりして出てきた頃には、ゴンザは昼食を取るために一旦家に戻ってきていた。
別段何を話しかけるでもなくベッドに向かおうとした少年を呼び止め、ゴンザはテーブルへ着くよう命じた。
顔色ひとつ変えずに踵を返し、ゴンザから一番遠い席に着いた少年に苦笑しながら、ゴンザは無言のまま
茹でたジャガイモを勧めた。
一口齧り、突っ返す。
甘くておいしいが、素直に喜んで食べてみせるのは癪だ。
返されたジャガイモを苦笑しながらがぶりと齧ったゴンザを一瞥し、少年は窓の外に視線を移した。
「どうだ、身体の調子は。幾分か楽になったろ」
ゴンザの問いかけには答えず、ひたすら窓の外を見つめた。
広大な畑が広がるだけの風景を。
「よう、無視してんじゃねぇよ。聞こえてんだろ?」
僅かに怒気を含んだ声音で唸るように囁かれ、同時に腕を小突かれた少年はビクッと体を震わせてゴンザを見た。
207猛者37:05/02/25 22:14:20 ID:PwOHIxTC
ゴンザは予想に反して至極愉快そうな笑みを浮かべて少年を見つめていた。
「てめぇはどうも、生意気な割にゃぁ今ひとつ度胸が足りねぇみてぇだな」
痛いくらいの強さで少年の胸を拳で突いた。
その仕草にすら驚いて、少年はビクッと反射的に身を引いてゴンザを見上げた。
「情けねぇ野郎だぜ」
嘲笑混じりに呟かれた言葉に反論する事もできず、少年は黙り込んだ。
湯気の立つジャガイモをむんずと掴み取り、予想外の熱さに毒づきながら、ゴンザは少年に群青色の目を向けた。
「だがまぁ、仕方ねぇか。上流階級の家庭で、甘やかされて育ったんだもんな。シャンとしろと言っても無理か」
ジャガイモを豪快に齧りながら呟いたゴンザから目を離し、少年は再び窓の外を見た。

それにつられるようにゴンザも窓の外に目をやり、己の畑をじっと眺めた。
しばし思案顔で畑を眺めていたゴンザは突如、はたと目を見開いた。
「おう、そうだ」
突然名案が浮かんだかのような晴れやかな声を上げて少年に向き直ったゴンザに、少年は眉を顰めた。
「来い。手伝ってもらうぜ」
訝しげな少年に構わずさっさと歩き出したゴンザの後姿を眺めていると、苛立ち混じりの声が少年を促した。
「早くしやがれ。着いてきな」
肩をいからせて進んでいくゴンザに従って歩きながら、少年は久方ぶりに外へ出た。
逃走を図った日以来の外の空気だ。
けれど、素直に喜べるはずもない。
少年は用心深く後ろからゴンザの様子を窺いながら、そろそろと忍び足で歩いていた。
ゴンザが進んでいく方向へ素直に従っていると、少年はやがてゴンザの所有している納屋へとたどり着いた。
畑のそばに建っているボロ屋だ。近くで見るのは初めてだった。
208猛者38:05/02/25 22:15:54 ID:PwOHIxTC
興味深げに辺りを見回している少年を促し、納屋の中へ進んでいく。
中には数頭のヤギがいた。
ゴンザはゆっくりとヤギのそばに跪き、軽くヤギの顔や首を撫でてやってから、
慣れた手つきで乳を搾った。
作業を続けながら、ゴンザは所在なさげに立ち尽くしている少年にブラシを渡し、
他のヤギを撫でてやってくれと申し付けた。
できるのなら、ついでに乳搾りもやってもらいたいと付け加えて。
少年は困惑して手元のブラシとゴンザを交互に見やっていたが、やがておそるおそるそばの
比較的小さなヤギに近づくと、そっとそばに寄り添って身体にブラシをかけ始めた。
ベェと耳障りな声で一声鳴いたヤギにぎょっとして手を止め、じっと様子を窺う。
ヤギが身動きしないのを注意深く確認してから、再びブラシをかけ始めた。
のんびりした表情で草を噛むヤギの顔をじっと見つめていると、ゴンザの拳が軽く少年の頭を小突いた。
「一頭ばかりに構ってないで、他のヤギにもやれ」
と、厳しい口調で咎める。
仕事を手伝わせておいて随分な態度だと少年は腹を立てたが、黙って立ち上がり、他のヤギにもブラシをかける。
どのヤギものんびりと草を噛み、忘れた頃に一声ベェと鳴くばかりで、少年やゴンザが
何をしても気にしていないようだった。
結局命じられるまま乳を搾り、餌を足し、糞を掃除した。
軟禁され、玩具のように弄ばれた挙句奴隷のように働かされるのかと少年は唇を噛んだが、
不思議と嫌な気持ちはしなかった。
初めこそ恐る恐るだった作業も、最後には楽しさすら覚えていた。
我関せずといった様子で草を噛み続けるヤギを可愛く思った。
ぎこちない手つきでヤギを撫で、納屋中を右往左往する少年を叱りもせず、ゴンザは黙って
作業を続けていた。
209猛者39:05/02/25 22:16:43 ID:PwOHIxTC

その日以来、少年は何かとゴンザの仕事を手伝わされるようになった。
畑を耕し、雑草を刈り、肥料を撒き、ヤギやニワトリなどの家畜の世話をした。
大抵は忙しなく動き回るゴンザのそばで右往左往しているだけだったが、それでもスポーツや力仕事などといった類は
からきし苦手だった少年にとって、農場での仕事は楽ではなかった。
骨身を惜しんで懸命に働き、疲れ果てて帰宅すると、少年を抱きに猛者どもが訪ねてくる。
ただでさえスタミナに自信のある方ではないのだ。少年には体力の限界だった。
それでも、一日、いや半日も休めば少年は自らゴンザの仕事を手伝いに出かけた。
全身が筋肉痛に喘いでいたが、不思議と苦痛ではなかった。
初めこそ怖かったヤギやニワトリにもやがて愛着めいたものを覚え、毎日様子を見に行くのが
楽しみになった。
畑を耕し、種を蒔き、雑草を刈り、日々ゆっくりとだが着実に成長している作物を見守った。

ゴンザはゴンザで、慣れない様子でゴンザの周りをうろちょろと歩き回る少年を別段邪魔にもせずに、
おおむね少年の好きにさせていた。
たまに少年にアドバイスをし、やるべき仕事を命じる以外は、ゴンザは黙々と自分の作業に没頭していた。

*今日はここまで*
210風と木の名無しさん:05/02/25 22:25:21 ID:ItQsiADZ
モッサモッサめっさ好きGJ!!GJ!!
エロもいいけど日常二人に萌えェェ(*´Д`)
211厨学生日記6−1:05/02/26 01:27:23 ID:adYY+/aT
猛者タンまた来てたー!(´Д`*)ハァハァ
ホノボノ萌えもまた一興。萌えました。

しかし自分は毎日こんなぶつ切りに投下して良いのだろうか・・・('A`;)
申し訳ありません、なんとか春までに完結させます。
今回は過去話も含めて。
>>199

俺はその日、テストで赤点をとった罰として出された数学の問題用紙がなかなか解けず、
既に部活へ行く時間になっても終わらなかった。
「小野ー、先行ってるぞー」クラスの同じ部活の奴らは着替えを終えて、部室へ向かおうとしていた。
「あ!?もう行くのかよー薄情者!!」
「お前、バレーは上手いのに、頭はからっきしだもんな〜」
「あんま遅れると、また吉田先輩に怒鳴られるぞお前!俺しーらね!」
「うっせ!行くならさっさと行けアホども!!」
騒がしかった教室が一気に静かになった。いっそこのまま部活をサボって帰ろうかとも思い始めていた。
その時、唐突にガラガラッと音を立てて、教室の後ろのドアが開いた。
驚いて振り向くと、2年になって初めて知り合った奴が、口にポッキーをくわえたままで教室に入ってきた。
どうやら部活で使うためのスパイクシューズを忘れたらしかった。後ろのロッカーを漁って、取り出している。
こいつ校内に菓子持ち込んでやがる。担任にいいつけてやろうか。
ぼんやりと頭の隅で考えて、やっぱ面倒くさいから止めようと思った。
相変わらず数学のごちゃごちゃした文章題は解けない。そしてつい口から「あー・・・わかんねー」と漏れてしまった。
少し間があってから、いきなり重みのかかった右肩。俺は突然の出来事に困惑したが、
横を見ると、もうとっくに居なくなっていたと思った奴が、俺の肩に左腕の肘をついて、机の上の問題用紙をじろじろと見ていた。
212厨学生日記6−2:05/02/26 01:28:47 ID:adYY+/aT
「何・・・?」
俺は思わず聞いた。が、そいつはそれには答えず
「ちょい見してみ」と右手で問題用紙を取り上げると、改めてまじまじと問題を見始めた。
相変わらず口にはポッキーをくわえて、ポリポリと細かくかじる音が聞こえる。
何だこいつ、とおかしな物でも見るように俺はそいつを見た。
背丈もちっこくて、筋肉も無さそうだ。それにまるで何のやる気も無さそうな少し霞んだ目。

「2桁の自然数を10x+yに置き換えて、10の位と1の位を交換したのが10y+x、
だからそれを足して、11(x+y)、
x+yは自然数だから、11(x+y)は11の倍数である。これまるまる写しとけ」
俺は耳の中を通り過ぎていった言葉が早すぎて、何を聞いたのかもしばらく解からなかった。

呆然とそいつの顔を見ていたら、そいつは問題用紙を机の上に戻し、俺の視線に気づくと、
「何?お前も食う?バレないようにしろよ」
ポッキーがまだかなり入った箱を俺に突き出してきた。
これが、俺と航の初めて交わした会話だった。
213厨学生日記6−3:05/02/26 01:30:18 ID:adYY+/aT
今、俺は一人の力で航を犯そうとしている。
「何でだよ・・・!こんな事して、何になるんだよ・・・!」
暴れる航を強い力で押さえ込みながら、俺は航の下半身の制服を下着ごと脱がした。
光が当たって、そこがよく見える。この間は薄暗い部屋だったのでよく解からなかったが、
航の太もものつけ根の部分と、何度も男達を経験したそこも、少し赤く腫れている。
俺はそれをじっと、舐めまわすように見た。航は暴れるのに疲れたのか、
肩で息をしながら、大人しくしていた。
それを見ていた俺は嘲るように笑った。
「どした?犯られる気になったのか?」
「ち・・・がう・・馬鹿!」
航がまた反抗しようとする前に、早く何も言えない様にしてしまおうと俺は航のものに触った。
航はびくっと体を震わせたが、それが勃ちあがる気配は無い。
それなら、と思った俺は、軽く握ったそれに口を近づけた。
その様子を見た航が、焦った声で「待てっ!」と叫んだが、俺は容赦無く、それの根元から上へなぞるように、舌を這わせた。
その瞬間、まるで体に電気でも走ったかのごとく、航はぞくぞくっと背中を仰け反らせた。
テクニックなんかまるで無い俺でも、こうやって弄っていれば、そのうち勃つだろう。
航が文句を言う隙も作らせず、何度もその行為を繰り返し、時には先端を口に含んだ。
「ああっ!やだ・・・!うあ!」
「でも勃ってきてる」
嬉しい。素直にそう感じた。俺は傍に置いていた携帯をまた持ち直して、シャッターを押した。
214厨学生日記6−4:05/02/26 01:31:54 ID:adYY+/aT
膨張した航のは今にも射精しそうだ。
「航、イく?」
航は首を振りながら、「嫌だ、いやだ・・・!」と、か細い声を出している。
俺はまた先端を口に含み、舌先で弄ってやった。航はもう限界のようだった。
「あぁっ・ぁ・・!や、ぁあ駄目!!イくっ!!」
俺の口の中に、苦い、航の吐き出した白濁の液が広がる。
俺は、ゆっくり口を離し、自分の右手にそれを全て吐き出した。それをまた携帯で撮る。
そしてその手を航の足の間へ導く。イったばかりで呼吸するのに必死だった航は、ようやく口を聞いた。
「おい・・・まさか・・・そんなんで」
俺は別にどうともない風に答えた。「ああ、だって使えるような物がねーんだから、仕方ないだろ」
航から出たのを、また返すだけだ。と俺は航の、きつく締まったままの穴へそれを塗りたくった。
「止めろ!気持ち悪いっ・・・!」
「じゃあ痛いほうが良いのか?」
精液が全て塗られると、まだ粘り気のある指でそこを、ほぼ無理やりにねじ込んだ。
「いっ・・!あぁああ!!」航は痛みに耐えるように声を出すけれど、指はどんどん入っていく。
この間と同じようにすればいいだけだ。俺は2本目の指、3本目の指と、次々に入れた。
「ああっ・・・んあ!う、くああ・・・」
「やっぱり3本なんか軽く入るな・・・無理やりだったって言うけど、
お前にだってその気がなけりゃ、こんなんにならないんじゃねーか?」
わざと航が不快に思うような事を口走りながら、俺は3本の指を、この間よりも巧みに動かした。

215厨学生日記6−5:05/02/26 01:33:18 ID:adYY+/aT
「そんなじゃ・・・な、あ・・!!ん、はあぁあっ!!ああ!!」
航の穴はもう十分に濡れている。これなら入れたって平気だ。
俺は自分の、すでに反応しはじめているものを取り出し、航の穴へあてがえた。
その時、ふっと俺の脳裏に吉田が航にした行為を思い出した。
声でしか判断できなかった、その行為。
航に無理な体勢をさせて、奥深くまで自分のをねじ込んだ吉田。
それを思い出した途端、俺はすぐに行動に移した。
両手を束縛しているせいで航は手で自分の体を支える事ができず、この間よりきっと、もっと苦しい体制になるだろう。
そう考えるとぞくぞくした。俺は航の両足を肩に担いだ。
それを見た航は状況を察知したのか「小野・・・お前、もしかして」と震えた声で言った。
「あいつにできて、俺にできない訳無い。大丈夫だ、お前もちゃんと気持ちよくさせてやるから」
再度、俺は自分のを入れようとした。
その時は、絶対の自信があった。

ここまで。
本番無くてすみません・・・orz
216893×跡取(カタギ):05/02/26 01:54:44 ID:9k1ACcMy
17
「……ひ…ィああ!」
扉の向こうから紛れも無い、正嗣の悲鳴が響き一瞬で現実に引き戻される。
おそらく彼は憶えても居ないだろうそんな思い出に縛られている己が腹立たしい。
感情に任せて落とした煙草を踏みにじり紙と葉だけのゴミに変えて奥歯を強く噛み締めた。
(どこにも行かないと、約束したのはあなただった)
あの小さな腕こそが己をこの執着に引きずり込んだのだ。
「……ぎッぅ…あァァ!」
搾り出されたかのような声に思わず乾いた唇を舌で舐めた。
スラックスの前立てを押し上げている雄に気がつくと思わず苦笑が漏れる。
こんな様を組の人間が見たら、いや誰が見ても笑うだろう。
だが柴崎は特に躊躇う事もなくゆっくりとジッパーを下ろし下着から雄を引きずり出した。
体躯に見合う充分な大きさを持つそれにゆっくりと無骨な指を絡める。
「正嗣さん……」
彼の名前を呼ぶ。それだけで重い熱が手の中の雄に集まる。
既に脈打ち始めたそれを宥めるかのようにゆっくりと掌を上下させた。
乾いた皮膚同士が擦れる微かな音もやがて水気を帯び始める。
どんな女を抱くよりも、確かな欲情だ。そんな己の滑稽さに笑いが漏れる。
親兄弟にも等しい人を攫い屈辱の限りを与えながら己の手がやっている事は自慰。
(結局、俺はあなたにイカレている)
それが狂った頭の中でも確かにわかっている事だ。
だから未だ彼を抱かない、抱けない。抱いてしまえば情が湧くだろう。
そして、正嗣を許してしまう。
それは自身の破滅でもあり組に奉げて来た生を全て否定する事でもある。
生きてきた事を恥じずにいたいと思った。そして、彼を愛したいとも。
(それなら、あなたが私の物になればいいだけだ)
正嗣を己の存在を脅かす者から庇護すべき対象に作り変えるだけ。
緩慢に反芻しながら乾いた唇を湿らせるかのように短く出した舌で上唇を舐めた。
「……グッ…ァあ…アァァ…!」
血の匂いがするほどに掠れた正嗣の声を聞きながら目を閉じる。
「…ッ…坊…」
堪える事なく指先で擦り上げた先端から弾けた白濁は濃く臭い闇に生々しく残った。
217893×跡取(カタギ):05/02/26 01:56:45 ID:9k1ACcMy
18
「例の弁護士先生、いらしてますがどうしますか。」
内線でそう告げられた時に抱いた驚きはほんの僅かだった。
「……お通ししろ。」
正嗣が”消えて”から一週間。思ったよりも遅かった。
頻繁に連絡を取っている物だと思っていたが案外疎遠だったのか。
いずれにしても慌てる事など無い、と柴崎はほくそ笑む。
監禁に使ったマンションは組にも自分自身にも全く関わりの無い廃墟物件だ。
実行役の馬鹿二人に裏切るような度胸はないし他から探られぬような繋がりもない。
己はただ行方不明を告げられて驚き、呆然とする忠犬を演じるだけでいい。
(そろそろ一度くらいは様子を見に行ってやってもいいかもしれない。
尤も、自分の名前もわからないくらい馬鹿になって貰わないと帰らせてやれないが。)
そんな事を暢気に考えながら正嗣の顧問弁護士を招き入れた。
そこで彼の表情を見て初めて柴崎は微かな違和感を覚えて眉を上げる。
「先日はどうも。先代のご葬儀以来でしたか。」
弁護士はあくまでも温和に笑っているだけだ。
正嗣の失踪を知らせに来たにしてはあまりに緊迫感が足りない。
だがそれ以外に自分を訪ねてくる理由は一つも思いつかない。
「こちらこそお世話になりました。正嗣さんはお元気にされていますか。
できるだけ早くこちらにお帰り戴きたいのですが退職の段取りなどもあるでしょうからね。」
結局、図りかねてカマを掛けると弁護士はやはり穏やかに頷いて笑うだけだ。
「まだ、日が掛かりそうなのですか?それとも何か問題が…」
ざわざわざわと胸が騒ぐ。
まだ言い募る柴崎を制するように弁護士は軽く首を振りそれから数枚の書類を差し出した。
218893×跡取(カタギ):05/02/26 01:58:26 ID:9k1ACcMy
19
「正嗣さんはこちらに戻ってこられる事はありません。恐らく、もう二度と。」
そんなわけは無いと叫びそうになるのを辛うじて堪える。
確かにあの聡明な青年は二度と戻らないだろう。
しかしその代わり壊れ果てた愛しい生き物をもう一度迎え入れるのだ。
そして後見となった己が実権を握る。その企みが漏れているはずなどない。
演技ではない動揺の表情をどう受け止めたのか気の毒そうに弁護士が頷く。
「悲しむかもしれない、と仰っていましたが結局これが貴方の為になる事だと決心されたそうです。」
正嗣さんは既に不動産、動産、代表の名義をご自分から貴方に譲渡されました。」
子供に言い聞かせるかのような優しい声と表情だ。
「お分かりですか?柴崎さん。組は名実共に全て貴方の物になったのです。」


「不謹慎ですが先代のお体がよくないとの事で早くから準備は進めていたんです。
会社の方も随分前から話をされていて…御通夜の前には辞表を提出されたそうですよ。
暫くはどこか知らない街でゆっくりする御積りだとか。
まあ、昔からしっかりされていましたから心配は不要でしょう。」
弁護士の声はまるで古い電話のように遠く掠れて聞き取りにくい。
聞き取りたくないのかもしれない。正嗣は裏切ってなどいなかった。
彼が声を出せない喉から必死で紡ごうとしていたのは言い訳ではなく真実だった。
219893×跡取(カタギ):05/02/26 01:59:46 ID:9k1ACcMy
20
「柴崎さんが自分を探せないように一週間は伏せてそれから知らせるようにとの事でした。
先代の御意思は非常に固く変えようが無かった…。だから、正嗣さんは全て引き受けられました。
ただ貴方に譲るためだけにです。」
「……そんな馬鹿な。」
「私に言わせれば貴方だって馬鹿ですよ。ああ、これは失礼……。」
正嗣が遠い街で身軽に暮らしていると思い込んでいる弁護士の口元は笑みで綻んでいた。
「でもね、柴崎さんもこうでもしないとお受けにならなかったでしょう。
例え正嗣さんがご辞退なさっても先代の言葉に逆らう事は何よりも貴方が嫌う事だ。
貴方の足を引っ張りたい連中がああだこうだと正嗣さんを担ぎ出す事もありえる。
…だから腰抜けの二代目が全て放って逃げるという事にされたんです。
いやあ、見事だ。
放り出された組は補佐が尻拭いという形で面倒を見る。
全く、誰も文句の言いようがない筋書きじゃないですか。」
「…………」
下を向き何事か口の中で呟いた柴崎に気の毒そうな視線が向けられた。
「そう気落ちされないでください。
先ほども言いましたように貴方が組を継ぐ事が正嗣さんの意思ですから……」
俯いているのを泣いているのだと勘違いをし、気を利かせたつもりの弁護士はさっさと部屋を出た。
書類と共に残された柴崎は泣いてなどいなかった。鬼畜にも劣る己の為に溢れる涙など無い。
ただ、同じ言葉を繰り返していた。
「…殺してください。正嗣さん、俺を殺してください……」
220893×跡取(カタギ):05/02/26 02:00:56 ID:9k1ACcMy
21(エピローグ1)
「…ェ……えぇん…」
酷く頼りない泣き声が聞こえて柴崎は慌てて扉を開ける。
己の顔を見つけた泣き虫はぱっと表情を明るくして駆け寄ってきた。
両手を広げて受け止めながら外見に不似合いなほど優しい声を出す。
「どうしたんですか?近重が坊のお傍を離れるわけがないでしょう。」
「……ァ、あ…」
本当か、と綴る唇に深く頷いて答えた所で少々慌てたように若い男が走ってくる。
「組長、すいません。先ほどまで眠ってらしたんですがちょっと離れた隙に起きられたようで……。
ほら…部屋に帰りましょう。組長の仕事を邪魔したらいけませんよ。」
男は使い慣れない敬語を使い柴崎の腕の中に収まる同じ年頃の男に必死で呼びかける。
しかし男、正嗣は幼児のような表情で涙ぐんで唇を噛み首を振るばかりだった。
「組長は正嗣さんだ。俺は補佐だと何度言えばわかる。」
「す、すいません…でも……」
「……もういい、下がれ。正嗣さんはこちらに居たいそうだ。連れ戻す事は無い。」
「で、でも大事な仕事の邪魔になるんじゃ…」
獣のように鋭い眼光で睨まれた男は思わず言葉を途切れさせて首を竦めた。
「正嗣さんよりも大事な仕事があると俺が一度でも言ったことがあるか。」
「……ありません。」
ならばさっさと去ねとでも言うようにもう一睨みされた男は慌てて踵を返すと走り去る。
一人、遣り取りの緊張感を感じ取る事も無かった正嗣が無邪気に柴崎の頬を撫でる。
遊んで欲しいという時の甘え方だ。
「では何をしましょうかね。ペンギンと白熊のパズルはどうですか?」
「…ゥーう。」
そっと手を重ねればそれを握り返される。
ひどく穏やかで、そして優しい時間が静かに流れていた。
221893×跡取(カタギ):05/02/26 02:03:28 ID:9k1ACcMy
22(エピローグ2)
弁護士から真実を聞いたその日、我に返るとすぐにあのビルに向かった。
もう全ては手遅れだったとわかっていた。だがそうせずには居れなかったのだ。
暗い部屋に不意に飛び込み馬鹿のように立っていた猿を蹴り殺し豚の首を圧し折った。
薄汚れた床から日を重ねた分だけ穢された正嗣を抱き上げてコートで包み込む。
許してくれとはとても言えなかった。
「坊、……私です。柴崎、です。家に…お家に帰りましょう。」
(そして、一刻も早く死のう)
確かにそう思っていた。この人を無事に送り届けたらそのまま己は死んでしまおうと。
その時ぐったりとしていた正嗣の細い腕がそっと首に回された。
「ア゛…ェ…」
もう言葉を出せない唇が必死で何度も同じ事を綴る。
―――ちかしげ
それは子供の頃に舌足らずに彼が己を呼ぶときの呼び名だった。
正嗣は一心に柴崎を求めていた。
壊れてしまったのに…それとも壊れたからこそか、求めている。
(ならば、与えよう)
卑怯でも、愚劣でも構わない。彼が求めるなら与えよう、己の全てを。
それはもう償いですらない、生きていくたった一つの理由だった。
222893×跡取(カタギ):05/02/26 02:07:39 ID:9k1ACcMy
23(エピローグ3)
「本日、正嗣さんを誘拐したという電話を受けました。」
正嗣を伝手のある病院に任せて組に帰ると開口一番にそう言った。
身代金代わりにシャブを要求され他には知らせれば命はないと脅されていた。
手元にある分だけ持って受け渡し場所に行ったら奥から正嗣の声が聞こえたので犯人を殺して取り戻した。
言いながら誰か笑い出しはしないかと思うほどに陳腐な筋書きだった。
だが、誰も笑わなかった。陳腐でありがちな筋ほど信憑性があるのかもしれない。
攫われて時間が経っていた事、受け渡し場所と監禁場所を変えなかったこと。
そんな辻褄の合わないことは勝手に「犯人は末期のシャブ中だったのだろう」と解釈された。
そして、死体は内々に始末をされ何も残らなかった。
誰も、組長への昇格を固辞する柴崎を疑わなかった。
全てが願った通りに転がったのだ。
単純に運が良かったのか、それとももっと酷い罰を与えられる為のセレモニーなのか。
だがそんなことはどうでもよかった。別に興味すら無い。
ただ、正嗣が求めた事が叶えばそれでいいのだ。

「坊、俺が憎くはありませんか?」
パズルを見つめていた正嗣が不思議そうな表情で首を傾げる。
「俺を殺してもいいんです。それとも、例えば指から一寸刻みにしてもいい。」
言葉の意味はわからぬが雰囲気を感じ取ったのか表情が翳る。
「怖がらなくてもいいんですよ。俺が罰を受けるのは当然の事です。
あなたが悲しむ事だって何も無い。悪いのは全て俺です。俺を殺したくないですか?」
「……ァー、ッ…」
子供のように、いやそれよりも幼く赤子のように正嗣はむずがって首を振り意思を示す。
「まだ、柴崎は入り用ですか?」
「う、ゥ……」
頷く正嗣を抱きながらまだ生きる、生かされる。
それが幸福なのかそうでないのか、柴崎は時折自答するが答えは未だに見つからない。

―――――Fin
223風と木の名無しさん:05/02/26 02:09:56 ID:Qcmx7dAM
職人さんGJでした…
夜中に立ち会えてすごい嬉しいです。
余韻に浸ったまま、寝ることにします。
お疲れ様でした(*・∀・)ノシ
224風と木の名無しさん:05/02/26 02:15:53 ID:dX4z5A7z
リアルタイム初体験キターーーーーーーーー(AAry
893タンお疲れ様でした!楽しませていただきました…

そして厨坊日記タンも乙!飄々とした航タンに萌え…
職人さん達、GJ!
225風と木の名無しさん:05/02/26 02:16:10 ID:RlZ8pPdy
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
ヤクザタソキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!

夜中に取り乱すほどGJ!!! 激しくGJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鬼畜って素晴らしい!!!改めて深くそう思った。
取り戻せないものほど愛しいものを自分での手で…柴崎ハァハァ!!!
893最高でした!!!本当に良かった!
226風と木の名無しさん:05/02/26 02:23:57 ID:fl01SMkV
893タンGJ!
初めて読んだ時から禿萌で
続き楽しみにしてました
ラストは予想を上回る萌でした(*゚∀゚)=3ハァハァ

心から乙です
227風と木の名無しさん:05/02/26 02:24:57 ID:9k1ACcMy
893×跡取(カタギ)です。
ラストなのに訂正です。すいません。
最後の一文は
×時折自答するが
○時折自問するが
となります。

また最後になればなるほど鬼畜表現(エロ含む)が減っていくので
途中で切ろうかとも思いましたが私の中ではこのエピローグまでが
鬼畜な話なので結局最後まで一纏めに投下しました。
スレのコンセプト的に微妙ですがそういう解釈でどうか一つご勘弁を。
228風と木の名無しさん:05/02/26 05:29:10 ID:SqNMSM0A
いや、無問題。乙!GJ!!
229風と木の名無しさん:05/02/26 10:29:31 ID:82bhQ31U
230風と木の名無しさん:05/02/26 11:44:04 ID:sRt8aWLn
893さんお疲れ様でした!
人格破壊(・∀・)イイ!まさに鬼畜の最高峰でつね
231風と木の名無しさん:05/02/26 12:09:14 ID:GhXUqmOZ
厨坊日記、楽しみにしてるから春までかかっても
ガンガってくれ〜(*゚Д゚)
232天使と男:05/02/26 14:11:54 ID:IHMdrEmC
>>130
「ひやあああ!!」
レオは今までこんな大きな声をあげたことがありませんでした。
田楽の中指は容赦なくレオの穴の中をいじめています。
レオは自分の穴の中を田楽がどのように弄んでいるのか分かりませんでした。
とりあえず、レオの中では痛く、くすぐったいような感覚がお尻の穴の中で広がっているだけでした。
「もう一本増やしてやるからなぁ。」
怯えているレオの顔を見て、田楽はヒヒヒと下卑た声で笑うと、人差し指をもう一本穴の中に突っ込みました。
「あっ!あぁぁ!い…イタイ!」
「ハハ、女の中よりいい締めつけ具合だぜ。」
田楽は二本の指で容赦なく責めて、レオの穴の中をかき回しました。
「そろそろいいか。
お前俺のモノ口で咥え込めねぇだろ?
こっちで咥えろよ」
田楽はそう言ってレオの穴の中で指を思いっきり開いてから引き抜きました。
「あぁ〜〜〜!!」
痛がっているレオのことなど気にせずに、田楽はレオの手を引っ張って自分のモノを掴ませました。
「コレをでかくしろ」
レオはしぶしぶ、田楽の性器を擦り始めました。
見る見るうちに田楽の性器は膨らみ、欲望を吐き出そうとせんばかりに上を向いていました。
「ハハ、こりゃいいや。こんなもんでいいだろ。
やめていいぞ。あっち向け。」
そう言って、田楽は突然レオの細い腰を掴んで、レオの尻の穴に自分のモノをあてがいました。
「あっあぁぁぁ!!イタイ!痛いぃ!」
「うっせぇなぁ。黙れ。
てめぇ、フェラやめた上に俺の気を悪くさせといて、俺の欲を満足させないわけはねぇだろうが。」
ミリミリと、レオの尻の穴の中にモノを埋めていく音が聞こえます。
田楽は腰を揺さぶって、奥へ奥へと自分のモノを埋めていきました。
233天使と男:05/02/26 14:12:49 ID:IHMdrEmC
「ああああ!痛い!痛いぃ!!」
「ハァ、ハァ、お前がちゃんと咥えられないからだろうが。
ハハ、いい締めつけ具合だぜ。ハァ、ハァ…」
田楽はレオの性器に手をのばし、擦ってやりました。
「あっあぁあぁ!」
尻の穴の中を責められながら、射精したことが一度あるので、すぐに田楽の責めに反応してしまいました。
「ハァ、ハァ…オイ、てめぇもう硬くなってきてるぜ。
気持ちいいだろう?」
そう言って田楽は擦っていた手を突然やめました。
レオは何も答えることができませんでした。
「オイ、続きしてほしいか?」
田楽は腰を振って、自分だけを気持ちよくしていました。
『気持ちよくして・・・ほしい…
でも、僕の唯一の知り合いの神様は…
何でも知ることができる方…
僕が望んでいるのを知られたら…でも…でも…』
レオは我慢できませんでした。
「きもちいぃです…だから、やめないで下さい…」
レオが小さく答えたのを聞くと、田楽はクククと笑って、またレオの性器を擦り始めました。
「アッ…ハァハァハァ…」
レオはどんどん気持ちよくなっていき、もう、性器ははちきれんばかりに膨らんでいました。
「ハァハァ、おい、もう出すぞ」
田楽はそう言うとより腰を強く振り、より強くレオのモノを強く擦ってやりました。
「あっあぁぁぁぁ!」
レオと田楽はほぼ同時に果てました。

レオは、お風呂に入っていました。
神様からもらった宝石を握り締めながら泣いていました。
レオは、あの時、自分の誇りを捨てて、自分の欲望に忠実になったことを後悔しているのでした。

とりあえずここまででつ。
234風と木の名無しさん:05/02/26 16:52:21 ID:uBhRnWVZ
レオく〜ん(*´д`)
235風と木の名無しさん:05/02/26 21:23:41 ID:K3Pavaq0
893さん、お疲れ様でした。
あなたの文体で、掲示板投稿のために、
文章をまとめるのは、たいへんだったのではないですか?
私はあなたの文章を、長編として、長い物語で読んでみたいな、
と思いました。
投稿された部分を、もっと濃密な描写で読んでみたい。
投稿されたシーンの、前の物語や、あとの物語を見たい。
そんな風に思わせてくれる作品でした。
ありがとうございました。
236風と木の名無しさん:05/02/26 22:16:02 ID:8Ep2OZya
>>235
誤爆?
237風と木の名無しさん:05/02/26 22:59:01 ID:GrLO91Qk
なんで?
238風と木の名無しさん:05/02/26 23:09:32 ID:GEvakOr5
職人さんGJ!は・禿げ萌え(´Д`*)
239風と木の名無しさん:05/02/26 23:10:28 ID:zMFxQGs6
>>236
まさか一行目が>893乙の意味だと思ってるんじゃ……ありえないな。
240風と木の名無しさん:05/02/26 23:25:13 ID:GEvakOr5
>>239
そしたら>235はネ申だと思うw
241>239:05/02/26 23:34:03 ID:iZ4CquMw
ナチュラルに>893乙の意味だと思ったorz
242風と木の名無しさん:05/02/27 00:58:30 ID:a1tcgMMt
厨学生…待ってます…
243風と木の名無しさん:05/02/27 03:04:02 ID:cSxvtkqp
猛者タン待ち。
少年とゴンザの交流にいつもドキドキしてしまうよ…
痛めつけられて傷つく少年にももちろん萌えるが、少年がほのぼのと普通に過ごしてる描写に
ありえんほど萌えてる(*´∀`)カワエエ…
あぁ、少年には幸せになってもらいたいorz鬼畜スレにあるまじき考え…
だって何か物凄く可哀想な感じがしてなぁ…
幸薄そうだ…
244風と木の名無しさん:05/02/27 03:13:29 ID:W9bvN+af
オンラインゲームめちゃめちゃ好きです!
アリス萌え!続きも期待してます。
頑張ってください!
245風と木の名無しさん:05/02/27 03:17:40 ID:CiIoszFv
狭い部屋タソ…
ハァハァ ウッ…
246風と木の名無しさん:05/02/27 11:21:13 ID:kPblF7mT
>>243
拉致監禁されててほのぼの!?
247風と木の名無しさん:05/02/27 13:21:12 ID:ToKoxOqJ
拉致監禁という異常事態だからこそ
監禁した者とされた者の間に穏やかな交流があると
ひとときの憩いのようでほのぼのするんじゃないかな?
でもよく考えるとそのほのぼのこそが
監禁された者を飼いならすことに繋がって真の鬼畜だったりw
248風と木の名無しさん:05/02/27 14:24:39 ID:/wdILJZr
>>246
それを言ってはおしまいじゃないか、いけない子だね。
249風と木の名無しさん:05/02/27 16:03:34 ID:cSxvtkqp
伯爵キター
250厨学生日記7−1:05/02/27 23:02:43 ID:D+wsuGtI
大丈夫だ、吉田なんかよりずっと航を気持ち良くしてやれる。
航の両足が思ったより肩に重みを与えて、少しバランスを崩したが、どうって事は無い。
既に俺のは航の中に半分程入っている。航は「ああ・・・あ」と、全身から力が抜けたように喘いでいる。
この間もそうだったけれど、航は入れられると抵抗が出来なくなる。
それだけ気持ち良いという事なんだろうか。
俺は、その状態から自分の足を正座の姿勢から除々に立たせ、ついに膝をつかずに立とうとした。
それにつれて、航の背中も腰の辺りから着かなくなっていき、
仕舞いには肩だけがベッドに辛うじてくっついているという状態になった。
担いでいた航の足を肩からはずし、足首だけを持つ。
航は眉を寄せ、苦悶の表情をした。
「今、全部いれっから」
無意識に息が荒くなる。興奮と心地よい疲れによって。
だが、何故か航に俺のを全部入れようとしても、なかなか進まない。
なんで、と思ったが理由はすぐに解かった。
俺が両手で航の足を押さえているせいで、腰に力が入らないのだ。
でも両手の力を抜いて、航の足を下ろすわけにはいかないし、
わざわざ立たずに、足をさっきと同じ正座の姿勢にすれば入るけれど
それは吉田に負ける事になる。
251厨学生日記7−2:05/02/27 23:04:01 ID:D+wsuGtI
俺はゆっくりと腰を斜め下へ向けて進めようとした。
それでも本当に少しずつしか進まない。
ちょっとでもバランスを崩せば、航の足を下ろしてしまうか、俺の足がついてしまう。
仕方が無いので、航の足首を引っ張って、少しでも入れるのを楽にしようとした。
すると航は先程よりも、もっと苦しそうな顔で俺を見た。
「小野、痛い!いた・・・うああ・・・っ!」
それでも俺は何も言わず、突き進もうとする。
頭の隅で、吉田の笑い声が聞こえる気がする。
俺のは、相変わらず少しずつしか進まない。まだだ、あともう少しで全部入る。
航も俺も似たような喘ぎ声を出している。切羽詰ったような、短い「あ、あ」という息継ぎの声。
体力は限界だった。航の足を離してしまいそうだ。
悔しい、悔しい・・・!!!
でも次の瞬間、ズ・・・と鈍い音を立てて、俺と航の肌が密着した。
「え・・・」
自分でも驚いて、下を向くと、俺はまるで最高の幸福を手に入れたような気がした。
「入った」そう思ったら、すぐに足元のバランスは崩れ、航の足は手放してしまい、
重力にまかせたままで体を落とし、俺のは航のずっと奥まで一気に入っていった。
ズン!とまるで重い鉄の塊がまっすぐに落ちたような感覚。
「あ、あああぁあっ!!!」
「はは・・・航、入ったよ」
航には俺の言葉なんて届いていない。それでも俺は笑いが止まらなかった。
嬉しさで頭がいっぱいだった。航はびくびくと体を痙攣させている。
252厨学生日記7−3:05/02/27 23:05:02 ID:D+wsuGtI
俺は迷わず、航の中から一旦出すと、またすぐに強い力で奥まで入れてやった。
「ああぁ!っあぅ!ああ!」
何度も出し入れを続け、俺はまた航の足を掴むと、できるだけ横に広げながら、もっと入れやすいようにした。
そうすると、さっきよりも格段に航の声は高くなり、俺自身も気持ちよかった。
「ひぅ・・・!あ、ああ!いぁっ!!」
鳴り響く航の声を耳にしながらぼんやりと、そういえば下に母さんいったけなあと思い出す。
この時間なら、もしかしたらひとつ年下の弟も帰って来るかもしれない。
弟の部屋は隣だから俺達の声は丸聞こえになるはずだ。そう考えるのに、ちっとも恐怖なんて湧かない。
不思議だ、航と居ると平気なんだな。俺はまたくすりと笑った。それとも、ただ俺が異常なだけか。
「ああぁ!!あ、だめ・・・だ!ああ!出るっ!」
航はふるふると首を振った、俺もそろそろ限界だった。
「ああぁあっ!あ、ぅああっ!!!!」
白い液体がぼたぼたと俺にも航にもついた。一足遅れて、俺も航の中で射精した。
俺の吐き出した精を航が受け止める。「あ、う、」と変な声が出た。航もぐっと我慢するような顔をした。
全て出し終えると、俺は静かに航の中から出た。
そして、よく最後まで解けなかったなと感心できるくらい
ぐちゃぐちゃになっている、航の手首を縛っていたコードをなんとか解いた。
手が自由になると、航は弱い力で「どけ・・・」と俺の肩を押した。
俺が何も言わずに航の上からどくと、航はベッドの横に置いてあったティッシュを2、3枚取ると、
膝を曲げて、体育座りのような体制になると足を少し開いて、肛門の辺りにティッシュを添えた。
すると、航の中から俺の出した精液がとろ・・・と出てきて、ティッシュの表面に溜まった。
その様子をじっと見ていた俺は、またおかしな性欲に煽られて、喉を鳴らした。
253厨学生日記7−4:05/02/27 23:07:44 ID:D+wsuGtI
もう出せるだけ出した、という感じになると精液がついたティッシュをベッドに置いたまま、
航はさっさとベッドを降りて服を着始めた。
その間、俺は航の手首を見ていた。思ったよりも痕が残ってしまった。
自分が付けたくせに、赤く、痛々しいと思った。
航は鞄を持つと、無言でドアを開けた。俺はすかさず話しかけた。
「航、明日、学校来るよな?」
航はぴたっと止まって、後ろを振り向く。俺は笑いながら、携帯を見せ付けた。
そこには、行為に夢中になって、初めの部分しか撮っていないものの、3枚の写真が保存されていた。
怯えた顔をする航、航が吐き出した精液、そして何より、己のものを勃起させた航の写真。
携帯を見た瞬間、航は顔を赤くした。気を良くした俺は「明日、また学校でな」と満面の笑みを見せた。
航は小さく体を震えさせ、「お前、最低だよ・・・」と呟くと、ドアを開けたまま部屋を出て行った。
別に航の言葉に傷つきはしなかった俺は、窓から身を乗り出し、
早足で帰っていく航を、見えなくなるまで見つめていた。
明日は、どうやって航とセックスしようか。
むき出しの欲望を、今更隠す気も無かった。


今日はここまでです
254風と木の名無しさん:05/02/27 23:38:36 ID:o5/qUcW6
厨房日記キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
255風と木の名無しさん:05/02/28 12:53:36 ID:ETavLdBu
家庭教師の続きが気になる。倒錯した親子関係なのかと。
あれで終わりなんだろうかね。
256風と木の名無しさん:05/02/28 17:46:20 ID:Kdht+inU
厨房日記タソキターーー!!!(゚∀゚)=3

いやぁ、もう本当いつも楽しみにしとるよ。
えぇ。
257風と木の名無しさん:05/03/01 19:05:38 ID:7QQYXgNH
厨学生キターーもぅ死んでもいい…次ラウンドに期待!!
258厨学生日記8−1:05/03/01 23:23:48 ID:ppQJnY+x
次の日、学校へ行く俺の気分は上々だった。
そう、学校へ着くまでは。
「え、何?航来てないのか?」
3日ぶりに登校した俺の周りに集まった奴らに聞いてみた。
「うん、まだ来てねーみたいだから休みかもな。つかお前どうしたんだよ2日も学校休んで?」
その答えを聞いた俺は「あー、インフルエンザだったんだよ」と適当に答えて、自分の席へ向かった。
後ろで「嘘だろー!治んの早すぎ!」と数人から声が上がったが、それ以上追求はされなかった。
それよりも、航はどういうつもりなんだろう?
自分の写真が公に晒されても良いって事なのか?
いつもはこのくらいの時間には来ているだろうし、遅刻というのはまずあり得ない。
なら、バラしてしまって良いのだろうか?俺は携帯を開いて、例の写真のフォルダを開かずに、じっと見つめた。
正直つまらない。
これくらいで終わらせるつもりじゃなかったのに。と画面を睨み付けた。
しばらくその状態でぼうっとしていたら、一時限目のチャイムが鳴り、
突然の大きい音に俺は驚いて携帯を落としそうになった。

二時限目になっても航は来なかった。
前の席に航が居ないおかげで、俺は久々に授業に集中できた。でもそれは決して嬉しい事では無かった。
もう今日は来ないか。担任も連絡が無いから解からないと言っていた。
俺が諦めかけて、三時限目の準備をしようとしたその時、
教室のドアが静かに音を立てて開いた。
見ると、そこには重い石でも抱えたような暗い表情をした航が立っていた。
クラスの中の様々な所から、男女関係なく、航を呼ぶ声が聞こえる。
そして皆が一斉に航へ近づくと、質問攻めをした。
男子達はぎゃあぎゃあと騒ぐ「ワタ、どうしたんだよ!今日休みじゃなかったのか?」
時には女子の声で「航君大丈夫?顔色悪いよ!」と心配そうな言葉が聞こえた。
それに対して航は「んー、腹痛くて休もうと思ったんだけど、
もうすぐ受験だしやっぱ休めねーだろ」とだるそうに言った。
そして自分の周りにできた人ごみを掻き分けて歩いてくると、己の席に向かおうとした。
259厨学生日記8−2:05/03/01 23:27:12 ID:ppQJnY+x
下を向いていたせいか、席までの道のりの途中に俺が立っていると気づかなかったようだ。
俺は普段通りの声で「航」と声をかける。航は俺が居たことに驚いて顔を上げた。
目が合うと、しばらく時間が止まったような、周りの音が何も聞こえなくなった気がした。
周囲の奴らは俺達の様子を見ながら、何かおかしい雰囲気を感じ取っていた。
その視線に気づいた航は、はっとして俺から少し目をそらし「・・・はよ」と漏らした。
「ん、つってももう11時だけどな」と俺は笑った。そして続けて心配そうな顔を作りながらこう言った。
「次、体育だぞ。お前出れんの?」その言葉を聞いた周りも、ああそうだったと思い出したようにバタバタと動き始めた。
航は一瞬ためらったような顔をしたが、「出る。どうせたいした運動しねーだろうし」
そっか、と俺は何の興味も無さそうな顔をして、自分のジャージを取りに行った。
だが、俺は思わず口の端を上げてしまった。
さっき担任の教師に航の事を聞いた時に、廊下で偶然体育教師二人の会話を聞いてしまったのだ。
冬になってから、たいして激しい運動もしなくなったから、受験の前に一度、20分間マラソンをしよう。という内容だった。
20分間マラソンは、その名の通り、体育館内を20分間で何周走れるか競うものであって、
これは普段、運動をやっている人間でも結構厳しい。
俺は今日の授業でそれをやると解かっていて、あえて航には言わなかったのだ。
一、二時限目と俺を退屈させた罰、という事にしよう。本当は苦しむ航が見たいだけなんだけど。
そんな事を考えて、ふっと、吉田もこんな事を言っていたなと思い出した。
自分はどんどん吉田と同類になっていっているかと思うと少し嫌気がさした。
260厨学生日記8−3:05/03/01 23:28:24 ID:ppQJnY+x
予想通り、今日の体育は20分間マラソンだった。教師からその事が告げられた時、一斉にブーングが起こった。

が、結局は皆しぶしぶと腰を上げた。
マラソンをする者は前半・後半に分けられ、出席番号が偶数の者が先にする事になった。
番号が4番の航はスタートラインに着き、5番の俺はコースから外れた場所で、
他の出席番号が奇数の奴らと、だらりと座っていた。
スタートの合図があると、体育館の床が大きく振動し、コースを大勢の生徒が走る。航はその先頭にいた。
だが、残り15分になったところで、航の様子がおかしくなって来た。
走るスピードはどんどん落ちていき、終いにはその場に座り込んでしまった。
それを見た教師は慌てて航の所へ飛んで行き、「どうした大田?」と声をかけたが、
航は息継ぎをするのに精一杯なのか、何も言えない。
顔はさっきよりも青くなっている気がする。教師は「おい保健委員はいるか!?」と叫んだ。
その言葉に反応して、「はい」と一人が手を上げたが、
そいつも前半に走っていた者だったようで、額に汗をかいていた。
それが解かると教師は「ああ、やっぱり良い。後半の奴らに連れて行かせよう、小野!来い!」
俺は唐突に名前を呼ばれてひるんだが、すぐに「はい!」と走っていった。
「お前ら仲いいだろ?保健室に連れて行ってやってくれ」と教師はさっさと俺に航を寄越した。
俺は航の片腕を首にまわすと、航の体を支えるようにして歩き始めた。
が、「自分で歩けっからいいよ」と弱い声で言うと、俺から離れた。それでも俺はすぐ後ろで歩いた。
航を見ていると今にも倒れそうなのが解かって、危なっかしいと思った。
突然の事態に驚いて走ることを止めていた生徒達が、教師の一声でまた走り始めた。
261厨学生日記8−4:05/03/01 23:29:43 ID:ppQJnY+x
保健室には若い女医が一人だけ居た。珍しく、他に生徒は居ない。
彼女は俺達に気づくと、「あらあら」と見た目にはそぐわないオバさんっぽい口調で近づいてきた。
「三年生の・・・大田君ね。貴方は?」俺は「付き添いです」とさらっと答えた。
彼女はそう、と答えると、航を近くにあった椅子に座らせ体温計を取り出した。
それを航に手渡すと、近くの黄緑色をしたカーテンを開け、中のベッドを整え始めた。
俺はその間ずっと突っ立っていたが、もう此処に俺が居ても意味無いな、と考えて、ドアの方へ向かおうとした。
その時、廊下からバタバタと急いで走ってくる人の足音が聞こえて立ち止まった。
開け放したままだったドアから、慌てながら入ってくる男がいた。
この男は確か障害児クラスを担任している教師だ(なじみが無いので名前は忘れた)
「笹山先生、1年生の子がまた先生を連れて来いと暴れてしまって・・・!」
頼りの無い、やせ細った顔からは「助けてくれ」というオーラがぷんぷんしている。
そういえば、保健の教師は生徒のカウンセリングも随時受けていると聞いた事がある。
笹山というらしかった、女医は落ち着いた顔つきで「解かりました」とだけ答えると、男に着いていこうとした。
が、俺達の存在を思い出すと、「申し訳無いけど」と本当に申し訳無さそうな顔で言った。
「あと30分くらいは戻れないかもしれないわ。大田君、37度以上熱があるようだったら休んでいきなさい」
それと、と女医は俺に向き直った
「君はもう戻ってもいいわよ、まあ、彼が心配だったら着いててくれてもいいけど」
262厨学生日記8−5:05/03/01 23:31:32 ID:ppQJnY+x
男と女医は行ってしまった。ドアはまた開け放しになっていたので、俺が閉めた。
航はまだ熱を測っている。俺は声をかけようか迷ったが、
せっかく舞い降りたチャンスを自分で逃がしてしまうのも勿体無い気がした。
少し間を置いてから、「なあ」と航に声をかけた。
航はためらう事無く、目線だけ振り向いて、俺を見た。俺は続けて言った。
「これだけ無理して学校に来たって事は
写真の事が怖かったから、って理由だけじゃ無いんじゃないのか?」
俺がその言葉を言い終わる時、丁度航の体温計が鳴った。
航は体温計を取り出しながら「どういう意味だよ」と聞き返した。体温計を見た航は眉を寄せた。
そして体温計を机に置き、椅子から立ち上がると、ベッドへ向かった。
俺は航の後について行く。
「お前も、本当は俺に犯られたいって期待してんじゃないかって事だ」
その台詞を聞いた航は何か言い返そうと急いで振り向いたが、
反論をさせる間も無く、俺は航を寝心地の良さそうな、真っ白なベッドに押し倒した。
「お前、マジ止めろ!ここ何処だと思ってんだ!」
航はいつものように反抗しようとするが、やはり熱があるせいか、動きが鈍い。
「大丈夫だって、流石に入れたりはしねーから」
冷静な言葉とは裏腹に、俺の股間はすでに反応し始めている。
263厨学生日記8−6:05/03/01 23:33:02 ID:ppQJnY+x
学校で、しかもこんな、いつ誰が来てもおかしくない場所で航とやれる。
そう考えただけで身震いする。俺はわざと航のふとももの辺りに股間を押し付けた。
航は「あっ」とだけ声を漏らすと、黙ってうつむき、顔を赤くした。
「じゃあさ、お互いの弄ればいいじゃん。それなら時間もかからないし、汚れたりしない」
俺の提案を聞いた航は絶対無理だ、という意味合いを込めながら言った。
「汚れたりしないって、出せば汚れるじゃん・・・」
即座に答える。
「飲んでやるよ」俺は当然の事のように言う。

「だからお前も、俺の飲めよ。少しでもベッドについたりしたら、バレるし」
航はまた何も言わなくなった。熱で朦朧しているのだろうか。
いや、ただ俺の言った事を理解してないだけだ。
そんな航にかまいもせず、俺は航のジャージを脱がせ始める。
誰も来ませんように、と心の中で、子供のような口調で呟いた。
264厨学生日記:05/03/01 23:34:05 ID:ppQJnY+x
書き忘れました・・・。
今日はここまで
265風と木の名無しさん:05/03/01 23:59:39 ID:7QQYXgNH
キターーキターーキターーキターー
266風と木の名無しさん:05/03/02 00:17:14 ID:UKiym9AA
厨房日記(・∀・)イイ!!
萌えるし、普通の読み物としてもイイ!!
267風と木の名無しさん:05/03/02 02:13:07 ID:qzEyNP8M
ハァハァ…第2ラウンドキターーー!!(´Д`*)
保健室か、イイネーイイヨー(´∀`)dGJ!
268―愛する男:05/03/02 15:14:07 ID:6odmIyMq
※初めに※
登場人物に障害者が出て来ます。
作者は特別にそれを貶める若しくは美化するという意図はありませんが
鬼畜系801にそういう登場人物が出るのは受け入れられないという方は
お手数ですがタイトル(―愛する男)をNGワードに追加してください。
(投下は必ず同タイトルで投下しますので)
269―愛する男:05/03/02 15:15:10 ID:6odmIyMq
1.

私の顔は稀な美しさと言うほどではありませんがなかなかの物でした。
少なくとも大半の女性はワントーン高い声で私の機嫌を取ってくれていました。
鼻筋がしっかりと通り唇も薄いのですが眼は大きく垂れ少しばかり幼いような印象です。
背はやや高め体重はやや少なめという平均的な範囲。
男にしては肌の色が白過ぎると言えない事もないですが最近はそれが流行ですからね。
以前は初めて会った人からは大抵はある歌舞伎役者の跡取りに似ていると言われた物です。
けれど私がこれから外に出て新しく人と知り合う事はないでしょう。

鏡の中に一人の男が居ます。
車椅子に座り上等な服を着ていますが腰から下には布を乗せて隠したままです。
私はその布の下がどうなっているのか知っています。
膝までしかない左足、残ってはいるものの動かす事はできずに枯れ木のように萎えた右足。
腰から下は僅かな触感以外の神経が残っていない、くすんだ色の皮膚に包まれています。
そして顔には何の傷も負わなかった筈なのにすっかり変わってしまった面差し。
育ちの良い仔犬のよう、とかつてのガールフレンド達が愛した眼は暗く陰湿な物に成り果てました。
名前を聞くまでもありません。今の私です。

同じ鏡の中には部屋の隅に裸で蹲っている男もうつっています。
奴隷です。私よりもずっと整った顔をしています。
汗の浮かんでいる身体もまるで彫刻のように美しく筋肉を纏っています。
先程入れさせた浣腸薬がよほど苦しいのでしょう。呻き声をあげています。
掠れてはいるが低く響くバリトンの美しい声です。
だが恋人でもない、同居人でもない、使用人ですらない。私の奴隷です。
270―愛する男:05/03/02 15:17:01 ID:6odmIyMq
2.

私をこんな身体にしたのは彼です。
彼は決して悪人ではありません。むしろ善良で優秀な会社員でした。
車は少々大きな外車ですがスピード違反すらないそうです。
そんな彼はたまたま、スーパーの駐車場、非常に視界の悪い場所で私と出会いました。
私は、丁度その時片足を骨折していて買い物に来た両親を待つ間車の外で煙草を吹かしていたのです。
ライトが照らし何も見えなくなり逃げる事も出来ぬ私は次の瞬間、もう跳ね飛ばされていました。
何のことはない、ちょっと日曜野球でやってしまっただけの骨折だったのに皮肉なものですね。
その不恰好なギブスが取れるよりも先に私は足を永遠に失ってしまったんですから。
互いの運が悪かったと言えない事もないでしょう。自分の事で無かったらという仮定の元なら。

正直、彼が死ねば良いと思った事だって数え切れません。
ただ、私は結局ごく普通の人間でその上に小心です。いや小心でした、と言うべきでしょう。
彼を罵る事や取り乱す事、詰る為だけに全ての不幸を思い出す事…その全てが嫌でした。
両親はそんな私の為に非常に有能だと言われる弁護士を探して来てくれました。
賠償金は決して安い額ではありませんでしたが彼は自信ありげに胸を張って言い切りました。
彼は任意保険にも加入している上に大変反省している。揉めることはないだろう。
私は、全てを失った事ことを認めるかのように委任状に捺印をしました。
271―愛する男:05/03/02 15:18:09 ID:6odmIyMq
3.

それなのに、彼はやってきたのです。その理由は交渉のためではありませんでした。
「償いをさせてください。」
繰り返しやって来る彼を両親は当然追い返しました。
彼も両親も私には話しませんが殴られたり蹴られた事もあったかもしれません。
父は決して分別の無い人間ではありませんでしたが一人息子が一生立てぬ身体になったという事、
それにより結納まで済ませていた婚約を破棄された事、私が家族とすら口を聞かぬようになった事。
その全てをおさめてしまうことは到底不可能だったでしょう。
だが彼は毎日欠かさず通い詰めました。雨の日も風の日も季節が変わっても。
事故の直ぐ後、会社は辞めたそうですが彼は親から譲り受けたという資産を有していました。
言うなりに賠償金を支払いその上で私という厄介者を抱え込んでも百年はびくともしないほどの額です。
しかし、やはり私の両親が絆されたのは彼の誠実さでしょう。
事故から一年余り経ったその日、彼はついに私との面会を果たしました。

私をどうしたいと言うのだ、謝って何になる。
実際はもっともっと汚い言葉、口の中が粘着くくらい酷い事を言った私の前で彼は静かに立っていました。
「償いをさせてください。」
一年間両親の前で言った言葉を彼はまた繰り返しました。
態度は誠実で口調も淀みなかったのに、私にはそれが嘘だとすぐにわかりました。
本当におかしな物です。もし事故に遭う前の私ならその誠実さにいつか絆されもしたでしょう。
人を遠ざけて孤独になったからこそ、その嘘を見破る事が出来たのです。
嘘を吐くな。償いなら家で大人しくして弁護士の言うままに金を払って居ればいいのだ。
何の目的があって来た、本当は何をしにここに来たんだ。
そう怒鳴りつけた私の前で項垂れる彼はようよう視線を向け直して白状しました。
「どうか…許してください。あなたを愛してしまったのです。」
男は気が狂ったのではないか。私はそんな事を考えました。
しかし、頬は恥じ入るように赤く瞳は美しく澄んで潤み男の言葉が真実である事を示していたのです。

今日はここまで。
272風と木の名無しさん:05/03/02 16:00:40 ID:2uQEgEY8
深く引き込まれるプロローグですな
続きが楽しみ。
273風と木の名無しさん:05/03/02 16:20:12 ID:QpElg6EJ
>―愛する男
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
続き楽しみにしてます。
274風と木の名無しさん:05/03/02 16:37:02 ID:KMmPrAfX
ノシ 漏れ漏れも激しく期待!!!!!!!
275風と木の名無しさん:05/03/02 18:14:31 ID:GHjhw9Dh
礼儀正しい職人さんだね
276風と木の名無しさん:05/03/02 23:30:02 ID:4jvKzqAo
>>275
礼儀正しいか?
「身障扱うけど、注意書きしたんだから文句言わないでね」って
言質の取りっぷりにびっくりしたよ。

何スレだか前に、切断とか猟奇とかで荒れたことあったのに。
なんでわざわざここでやり始めるのか意味わかんない。
277風と木の名無しさん:05/03/02 23:34:52 ID:pAXZgWhe
苦手な人はNGワードに登録すればいいじゃない
過敏杉
278風と木の名無しさん:05/03/03 00:02:01 ID:neg2lDQj
断り書きさえすりゃ何書いてもいいと思ってるんだね。
279風と木の名無しさん:05/03/03 00:04:46 ID:ns30m186
続きが激しく楽しみだっ(゚∀゚)
280風と木の名無しさん:05/03/03 00:08:14 ID:4HV1p3G2
>>278
だからNGワードに登録しろって言ってんじゃん。意地が悪いよ。
281風と木の名無しさん:05/03/03 00:09:16 ID:KMAHdHqv
276と278はとりあえず>>1を801回読んでみたらどうだろう。
282風と木の名無しさん:05/03/03 00:24:30 ID:J2vTdXsv
NGワード登録できないのなら脳内スルーをすればいいじゃない
283風と木の名無しさん:05/03/03 00:24:34 ID:IV83yTzV
>>280
みんなが同じ環境にいるわけじゃないし。
まあ、スルーすればいいだけだけど。

>>276と278が言いたいのは、そういうことじゃないと思うよ。
書く人は、どんな傾向の鬼畜が投下されてるかとか、荒れた話題とか
前スレ読んで参考にするくらいのことはした方がいいと思った。
自分の投下物にケチつけられたら悲しいじゃん。
284風と木の名無しさん:05/03/03 00:42:35 ID:3x7Ge3XX
>>283
でも、1では獣姦以外取り扱い禁止ってなってないよね?
苦手な人がいれば好きな人もいると思う。
だからNGワードつけるなり、スルーするなりしようってことになってるんでしょ。
まして、今回の場合投下前に忠告文書いてくれてるわけだし。
どんな傾向の鬼畜が投下されてるか参考に、ってそれは書き手の幅を狭めてしまうんじゃないの?
285風と木の名無しさん:05/03/03 00:50:34 ID:x7EGxlCB
個人的には続き気になるんですが…、漏れみたいなケータイユーザーとかにはNGワード登録なんぞ出来ない(少なくとも漏れの機種は)ですしなぁ。
マンドクセーかもですが、毎回注意書き入れてもらったりとかしたらどです???
286風と木の名無しさん:05/03/03 00:57:22 ID:rEPxtLYT
なんか流れおかしくない?
見たくないならスルーが常識でしょ
ちゃんと注意書きも書いてるのに
なんで内容にガタガタ言い出す人がいるんだ
287風と木の名無しさん:05/03/03 01:09:43 ID:p9yMV/NJ
>>276>>278
スレタイ読んでレスしてください。
わからない熟語は自分で調べましょう。
288風と木の名無しさん:05/03/03 02:04:08 ID:BjzRylhj
通りすがりに失礼。 どうでもいい事ですが…
>>276の「言質を取る」って表現は、この場合使い方を間違っていると思う。
289風と木の名無しさん:05/03/03 02:07:27 ID:1hRmwyO1
そろそろ投下して大丈夫かな?
290風と木の名無しさん:05/03/03 02:15:48 ID:fVZwgjiL
>>289 激しくカモン。
291風と木の名無しさん:05/03/03 02:15:56 ID:KnSB5fpR
>289
是非。
292風と木の名無しさん:05/03/03 02:18:17 ID:oxjXHeAN
  ∧_∧
 ( ´∀`) ドキドキ
 ( ∪ ∪
 と__)__)
293風と木の名無しさん:05/03/03 02:20:43 ID:1hRmwyO1
三ヶ月前の過去作改変したやつだけどいいでしょうか?
期待されると激しく小心になってくる自分がいる・・・
294風と木の名無しさん:05/03/03 02:44:30 ID:5KnkiAin
|д゚)…読みたい‥
295囁き:05/03/03 02:57:19 ID:1hRmwyO1
では・・・

『 囁き 』

細身の、洒落たネクタイで気道を締め上げられる。 
どくどくとこめかみに血が走り、苦しみが最高潮に達して最後、脱力する寸前にネクタイが緩んだ。 
開放され、気管の内壁がへばりつく感触に涙を流しながら咳き込んだ。 
苦しい。
息を吸う度、ぜえぜえと嫌な音がたつ。

「この加減が難しいんだよな」 
なんの、とは聞けなかった。窒息の苦痛でまだ、胃がひっくり返りそうだったから。 
「落ちるまでやると本当は最高なんだけどさ、呼吸不全で失神だと筋肉が弛緩しちまうから。 
 ギリギリんトコまでもってくと最高にココが締まるんだよ」 

そう言って、ペニスを俺の中で揺すった。 
どこでこんなのを覚えてきたのだろうか。 
少なくとも俺と関係を持っていた頃には無かった性癖だった。 
抱いてる相手を窒息させて楽しむ、なんてこと。 
咳は治まってきたが唾がうまく飲み込めなくて、それを見透かされたヤツに口付けられた。 
舌で、というより歯で。こじ開けられて唾液を流しこまれる。 

「何?本当に久しぶりなのかよ。あの男はヤってくんなかったんか」 
せせら笑いながら奥まできつく突かれた。
内臓に響く振動にまた呼吸が乱しながら、俺も笑ってやった。 
男の見当違いの嫉妬に。 
それはもうむしろ、滑稽を通り越して、悲哀。 
信頼を無くしたあの日から俺は、男を見たら足を開いて誘う、頭の弱い色情狂だと思われている。 
俺の笑い声に気を悪くしたのか、また首を締められる。
今度は素手で。               
296風と木の名無しさん:05/03/03 02:58:11 ID:1hRmwyO1
「ああ、でもちゃんと俺のかたちは覚えてるみたいだな」 
耳に直接ねじ込むようにねっとりと囁いて、
ゆっくり、手に力をこめてきた。
本能的に体を強張らせたが、すぐに手を離してくれたおかげで今度は咳き込まずにすんだ。 
でも涙は流れる。 
忘れた筈の昔のことを、どうして、今更この男は掘り起こそうとする。 


「はは。そりゃあいつのは短小だったからね。 だからってあんたが今までで一番でかいわけじゃないけどさ。 
 締まりも適度にヤってりゃ」 
最後まで言えずに悲鳴を上げた。 
ぎちぎちになってる場所にいきなり乾いた指を突き込まれて、もうわずかな隙間もないソコが、限界を超えて軋む。 
指は止まらずに、粘膜を広げながら蠢いた。 
のけぞって、突き出すような格好になった胸には歯をたてられ、乳首が噛み千切られんばかりに痛む。
本当に千切られたかもしれない恐怖に、悲鳴は女の様に高くなった。
びくんっびくんっと膝が揺れて止まらない。
297風と木の名無しさん:05/03/03 02:59:11 ID:1hRmwyO1
「お前、いっつも」 
「はあ、あ、あ、あう!うっ」 
「そう、だよな。犯されながらっ、見下すの、楽しいか?」 
「ひっ」 

やめろ、もうやめて、くれ。 
叫びだしそうになるのを必死でこらえた。 
擦れて腫れて、神経剥き出しになった粘膜はどろどろに熱いのに、男は律動を止めない。 
指を抜かれ、右の内腿を手のひらで押さえつけられ、左足を抱え上げられた。 
横向きにさせられた状態で、男が腰を引く。 
「やめっ」 

逃げを打った瞬間、思い切り抉られた。 
再び悲鳴がこぼれ、終いには切れ切れになっていき、代わりに涙があふれた。 
筋なのか腺なのか、体の中にある恐ろしく敏感なところ。 
正常な思考時なら絶対に踏み込むことを許さない弱点を荒らされて、 
抱えられた足の爪先が痙攣し始める。 
298風と木の名無しさん:05/03/03 03:01:12 ID:1hRmwyO1
「ひっ、あ、ああ、」
視界の隅で男が笑っているのを見て、
ああ、やっぱりなって思う。
その顔に、愉悦だけじゃない感情が垣間見えてしまう俺は、この男に何されても結局抵抗できない。
お前を悲しませて、苦しめたのは、俺。
つけた傷もそのままで、逃げた方が悪い。
分かっていたけど。
それでも。
昔は嫌がってさせなかったことを、まるで復讐のように今更叩きつけられるのは、やっぱり苦しい。

肉を削るような動きに耐えきれず、反らしていた首の力が抜けた。
それでも意識を飛ばせないまま、 肩にかつがれた膝裏を支点に振り子のように揺らされ続ける。 
脱力して、もう喘ぎすらも出ず、突かれる度に押し出されるように息を吐きながら、ひたすら解放を、願った。 



ようやく完全に体を横たえることができた夜明け前。 
ベッドから離れていく男を必死で呼び止めた。 
実際には体はぴくりとも動かず、声も、音にならない吐息しか出なかったが。 
「何?」 
恋人だったことのある男は、それでも律儀に唇に耳を寄せてくれた。 
「ちゃんと」 
「・・・」 
「捨てろ」 
「・・・何をだよ」 
不思議そうに首をかしげる男が、何だか懐かしくてたまらない。
「俺のこと」 
「・・・」 
「昔の、ことも。早く忘れろ」 
「・・・・・まだ、何年も経ってねえだろ」 
「いいから。捨てろ」 
それは、恋しくてたまらない男に言える、確かな愛の、囁き。
299風と木の名無しさん:05/03/03 03:13:10 ID:1hRmwyO1
各レスにタイトル入れんの忘れてた・・・・OTZ
迷惑なことしてスミマセヌ・・・
300風と木の名無しさん:05/03/03 05:45:55 ID:NOh5eHNH
デジャヴ…?
気のせいじゃないはず。
301囁き:05/03/03 05:53:45 ID:1hRmwyO1
>>300

293 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 05/03/03 02:20:43 ID:1hRmwyO1
三ヶ月前の過去作改変したやつだけどいいでしょうか? 
期待されると激しく小心になってくる自分がいる・・・ 


であります。


覚えていてくださって・・・
302風と木の名無しさん:05/03/03 05:54:54 ID:9+yRdP/Z
>300
>293で職人さんが過去作改変したものと言っているので
デジャヴ観があってもおかしくないよ
303風と木の名無しさん:05/03/03 06:23:21 ID:x7EGxlCB
3ヶ月前はまだこのスレの住人じゃなかったから、普通に萌えた(´Д`*)ハァハア
囁きタソGJ!!
次も待ってます(´∀`)b
304風と木の名無しさん:05/03/03 07:07:34 ID:NOh5eHNH
>301
うわ!ごめんなさい!ちゃんと読んでなかった!
嫌な思いさせて本当にすみません!
作品は好きです…
305風と木の名無しさん:05/03/03 08:24:10 ID:x83gUvl2
>囁き
GJ!!
こういうの好きだ。萌え萌え(*´Д`)ハァハァ
過去ログ漁ってくる。
306風と木の名無しさん:05/03/03 08:57:28 ID:yttMs9i7
>囁き
前作より描写が細かくなっていて萌えました!
乙〜でした。
307風と木の名無しさん:05/03/03 20:21:54 ID:/aYYsKjy
>―愛する男
続き希望。
ちょっと乱/歩を連想しました。楽しみだ。
308風と木の名無しさん:05/03/03 22:16:01 ID:MPv9vZqc
うん、私も読みたい。素直に読みたい。
309風と木の名無しさん:05/03/04 01:40:38 ID:QSNsNNK6
囁き作者、誘い受けやめれ。キショイ。
お伺いなんかいらないから、勝手に淡々と投下していってくれ。
310風と木の名無しさん:05/03/04 04:12:04 ID:G9zW5NLr
>309 こら!礼儀正しくしなさい。
投下してくれている職人さんには感謝の気持ちを持とうよ。
字書きマシーンじゃないんだから。
311風と木の名無しさん:05/03/04 04:41:27 ID:S8UEL3+Y
ここで絡んでくるのはどうせマンセーされなかった元職人だろ。
>309は、過去にスルーされたかパクリをばらされたかしたんじゃないの
それとも不細工で口臭のキツい30代独身女かなぁ。
312風と木の名無しさん:05/03/04 05:45:29 ID:G9zW5NLr
>311 君もメッ!ヽ(`Д´)ノ
煽っちゃ駄目ですマターリしる!
お茶でも飲みながら一緒に投下待つべ、な。

313風と木の名無しさん:05/03/04 08:18:20 ID:hEA88+y/
>>311
人は悪口を言うとき自分が一番言われたくないことを言うらしいよ。
314風と木の名無しさん:05/03/04 11:59:07 ID:ySfx+fMZ
言い方は悪いが>309には同意ですよ。スレの空気読めてない。絡むほどじゃないけど。

投下しやすいように〜って周りが気を使うのは構わないけど、気を使い過ぎると勘違いした人に注意も出来なくなって、住人におかしな人が増えてしまうよ。

わざと荒れるような言い方しろとは言わないけどね。
315風と木の名無しさん:05/03/04 12:19:00 ID:gdZOvgRt
びくびくしながら投下するなら、最初っからしなさんな。
316風と木の名無しさん:05/03/04 12:45:33 ID:YoCsRsdB
モマイラモチツケ
317風と木の名無しさん:05/03/04 14:12:11 ID:hEA88+y/
タダ読みしてる上に受け付けないのは読み飛ばす自由まであるというのに
これ以上何を望む?
318風と木の名無しさん:05/03/04 14:32:36 ID:s/xLmqY8
>>315
バカだな
びくびくしてるのは書いた人じゃなくて脳内のティンコだと思うんだ
そしたらそこだけでも晩酌の肴にできるほど萌えられるだろ?
319風と木の名無しさん:05/03/04 15:34:18 ID:cE3dipdL
おまいら!
もちつけぇェェェっぇェェェェェッェぇぇっぇぇ!!!!
  ___   ガスッ
 |___ミ      ギビシッ
   .||  ヾ ミ 、      グシャッ
   ∩_∧/ヾヽ
   | ,| ゜∀゜). .|  |;,      ゲシッ
  / ⌒二⊃=|  |∵.
 .O   ノ %`ー‐'⊂⌒ヽ  ゴショッ
   ) ) ) )~ ̄ ̄()__   )
  ヽ,lヽ) (;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(

320風と木の名無しさん:05/03/04 18:25:39 ID:d4I6A+hX
>318
不覚にも萌えたじゃないかw
というわけで、以下何事も無かったかの様にマターリドゾー↓
321風と木の名無しさん:05/03/04 18:53:25 ID:K6IdQPCr
>318
おい。ばかやろ。
320じゃないが、漏れも萌えたぞ(w

猛者タソまーだかな?
楽しみにしてますので、じっくり書いて下さい。
焦らされるのも妙薬。心からお待ちしてます。
322風と木の名無しさん:05/03/04 19:09:14 ID:ZnVK8bn7
私も猛者タン待ち(´∀`*)
ハヤクハヤクー。
323歪んだ感情1:05/03/05 00:32:21 ID:U75K5nlP
篤とは大学1年の春に初めて出会った。
寮のルームメイトだった。
「よろしく」と言ったときの声は低いくせによく響いて、もともとそっちの趣味のあった俺は少しゾクゾクした。
上背があって、大きな手。のちにバレー部出身だと知って納得したものだ。
俺が彼に持った好感は、たぶんヒトメボレといっても差し支えないものだった。
もちろん、そんなことを告白したところでどうにかなるものでもない。
自分の性癖の特殊さは承知していたし、寮で暮らしていく以上、隠しておかなければならないことだと理解していたから。
片思い決定か、と俺は内心苦笑した。
ヒトメボレが恋愛感情へと変わるのに、時間はかからなかった。
そして、その行き場のない恋愛感情はどんどん自分の中で歪んでいった。
同じ部屋で生活する男に俺はたまらなく欲情した。
着替えるときにその引き締まった体を惜しげもなくさらす。
寮の浴室で出くわす。
無防備に寝息を立てる。
俺はそんな生活にじきに耐えられなくなった。
そばにいたいのなら気づかれてはならない。
笑顔を向けてほしいのなら、隠さなければならない。
わかっていても、どうしようもなく体が疼いた。
篤の腕に抱かれる自分を想像して、眠れぬ夜に自分の体を抱きしめた。
そして、熱くなった体を抱きしめるだけの行為は、やがて篤をオカズにした自慰行為になった。
規則正しい篤の寝息に怯えながら、パジャマ代わりのジャージに手を突っ込んで自分のモノを触る。
声が出ないようにと空いているほうの指を噛んで、もう一方の手で自分を追い上げる。
精を吐き出すとまもなく脳が醒めていく。
倦怠感と軽い罪悪感の混じったひどい気分。乱れてしまった息を空咳で誤魔化して、寝返りを打つ。
篤の呼吸の音を確かめて、バレなかったことに安堵する。
俺はそっと目を閉じた。
自分の中で危険信号がチカチカしている。
……なんとか、しなければ。
このままではまずい。
そして、俺は性欲を外で発散することに決めた。
324歪んだ感情2:05/03/05 00:34:55 ID:U75K5nlP
俺はネットで適当に相手を見つけてセックスをした。
そういうふうになってみて初めて、自分の倫理観がどこか欠如していることを知った。
自分が汚れていく感じもなかった。
友人として篤と付き合っていくためには、仕方のないことだと割り切っていた。
ただ、特定の誰かと付き合う気にはなれなかった。
打ち明けるつもりはなかったけれど、俺は相変わらず篤が好きだったから。
自分でも笑ってしまうほど篤のことが好きで、それ以外の人を愛したりなんてできそうもない。
だから、誰かに抱かれたあとに、これから付き合わないかというお誘いが来ても丁重に断ってきた。
好きな人がいると冗談めかして言うと、じゃあ気が向いたらでいいから、と諦めてくれる。
今までそういう人ばかりだったから、そのメールが来たときに俺はひどく驚いた。

タイトルは『津川春樹君へ』
見知らぬフリーアドレスに、俺のフルネーム。
不審に思いながらも、メールを開く。
『キミに会いたい』
文面はたったそれだけだ。
要領を得ないそれに眉をしかめながらも、添付ファイルを開いて、俺は愕然とした。
いつ撮られたのかわからない。誰に撮られたのかもわからない。
ただ、どこの誰とも知らない男に足を抱えられて歓喜の表情を浮かべているのは
――紛れもなく俺だった。

※今回はここまで。
エロ無しでスミマセン。
325風と木の名無しさん:05/03/05 00:41:21 ID:Lip//qzS
いいよいいよ〜(・∀・)
326風と木の名無しさん:05/03/05 00:49:53 ID:wZSQjupn
萌えッ
327風と木の名無しさん:05/03/05 01:07:35 ID:p95ljUWN
おお、いい感じですな。
これからの展開に禿しく期待!
328猛者40:05/03/05 01:10:07 ID:p95ljUWN
>>209
いつの間にやら、少年は猛者ども全員の畑仕事を手伝わされるようになっていた。
日替わりでトンカチ以外の全員の畑や家畜小屋を転々とし、その場その場の独特の作業法を教わり、
その通りに働いた。
そう、トンカチ以外の全員だ。
何故だか、トンカチは少年が猛者どもの仕事を手伝う事に感心していないようだった。

初めはお世辞にも役に立つとは言い難かった少年も、そのうち自らやるべき仕事を見つけ、
教わる前にその仕事に見合った作業をきちんとこなせるようになった。
それでも、長年の経験から熟達した猛者どもの手際のよさとは比べ物にならなかったが、
少年は自分に出来うる限りの力を尽くした。
こうして作物のために畑を耕すのも、雑草を刈るのも、家畜に餌をやったり、ブラシをかけてやったり、
乳を搾ってやったりするのも、少年にとっては苦ではなかった。
異臭を放つ糞尿の類を片付けるのだけは今でも少し抵抗があるが、それでさえ嫌ではない。
少年は額から汗を落としながら、腕が痛むのにも構わずクワを振り下ろした。
日々少しずつ大きくなっている作物の成長を助けるのも、動物の世話をするのも楽しかった。
寝る間を惜しんで勉強し、それ以外はピアノやバイオリンに触れていた少年にとって、
泥だらけになって汗を流し、動物の排泄物を片付けるなんて事は考えにも及ばない事だった。
こんなに日に焼けるのも、こんなに汗まみれになって働くのも、まったく未経験の事だった。
夢中になってクワを振るいながら、少年は荒い息を吐き、照りつける陽光に眩んだ双眸をそっと眇めた。
329猛者41:05/03/05 01:12:13 ID:p95ljUWN
猛者どもの事は、この際いっそ忘れる事にした。
散々弄ばれ、挙句に奴隷のごとくこき使われるのか、と思うと喉の焼けるような思いだったが、
働いている少年に接する猛者どもの態度は思いのほか誠実だった。
猛者どもの畑を懸命に耕し、猛者どもの家畜の世話をせっせとしている少年に、
猛者どもは感謝し、その働きぶりに大いに感心した。
こうして一緒に働くようになり、仕事に取り組む猛者どもを間近に見るようになって、
少年の中にあった猛者どもの印象がほんの少しだけ変化し始めた。
ただただ粗野で、ヒトをヒトだとも思わないような、どうしようもない荒くれ者だった彼らの働く姿は、
その実とても誠実で、真剣そのものだった。

少年は一心不乱にクワを振り、新たな命が芽吹く予定の土を、心をこめて耕した。
**************************
「綺麗で可愛い奴だろう?俺の自慢の相棒よ」
そう自慢げに胸を張ったトンカチに目をやり、少年は黙って頷いた。
少年の目の前でつんと澄ましている白馬を見上げ、その艶やかな毛並みをそっと撫でる。
まるで絹のような滑らかな肌触りが心地よく、少年は何度も何度も、張りのある馬の胴体を
撫でていた。

早朝、ゴンザの家をトンカチが訪ねた。
先日の非礼を謝罪し、改めて自分も、少年に農作業を手伝ってほしいと申し出たのだ。
「先日の非礼」というのは、簡潔に言ってしまえば、少年を農場で働かせる事に
異論を唱えたトンカチが鼻息荒くゴンザの家に乗り込んできたのだ。
真っ赤な顔でクワを抱えて飛び込んできたトンカチを目にして、仕事で疲れた身体を
ベッドで休ませていた少年は度肝を抜かれて飛び起きた。
その場は何とかゴンザがトンカチを宥めて事なきを得たのだが、その時のトンカチの剣幕ときたら、
とても正気の沙汰とは思えなかった。
330猛者42:05/03/05 01:13:24 ID:p95ljUWN
気でも違ったのかと思うほど我を失っていたような様子だったが、早朝やって来たトンカチの様子は
至極まともで、玄関先で頭を掻きながらばつが悪そうに一礼した。
ご丁寧にトンカチ秘蔵の酒を片手に、ゴンザのご機嫌を取ることも忘れなかった。
あれほど少年が猛者どもの仕事に加わる事に難色を示していたトンカチがどれほどの
心変わりを果たしたのかは知れないが、思わぬ収穫を得たゴンザはすっかりご機嫌になり、
大喜びで酒瓶を片手に少年を送り出した。
まるで小さな子の親のように少年の手を握って農場まで足早に進んでいくトンカチを見上げながら、
少年は自然と沸き起こる疑念を振り払えないでいた。
その疑念はトンカチの職場に着いた後でも消えなかった。
否、むしろ少年の警戒心は、時を重ねる毎、刻一刻と増殖していくように思えた。
農場に到着し、どれから始めたらいいかと尋ねた少年へ、トンカチは何も答えなかった。
何も答えないまま農場を通り過ぎ、まっすぐに畑の端に建ててある納屋へと進んでいく。
家畜の世話から始めるのかと思いきや、トンカチに導かれるまま納屋の中へ入ってみれば、
納屋の中には美しい白馬がたった一頭、藁の上にぽつんと立っているばかりだった。
たったこれだけの馬の世話ぐらい、少年なしでもじゅうぶんにこなせるはずだ。
確かにこんな田舎に居る馬にしては、毛の手入れも行き届いているようだ。
多少他の家畜よりは手が掛かっているのだろうと予想はつくが、それでもたった一頭。たかがしれている。
パイプやテツのように、狭い納屋の中にひしめいている家畜の数と比べれば、馬一頭の世話は遥かに楽だろう。
それに、少年がいくら待っても、トンカチは少年に何の仕事も命じなかった。
ますます訝しげに眉を顰める少年に構わず、トンカチは少年に、己の馬がどれだけ美しいかを力説した。
うっとりと目の前に威風堂々と立つ馬を見上げ、艶やかに白く輝く毛並みを撫でながら、
いかに己がこの馬を愛しているか、大事にしているかを切々と語った。
少年はトンカチの言葉を半ば聞き流しながら、トンカチに倣うように、その美しい毛並みをそっと撫でた。
名をペガサスと言うらしい。
ペガサスは初めて見る少年を注意深げにじっと見つめ、ブフ、と鼻を鳴らした。
白い睫毛に縁取られた、薄蒼い瞳を同じようにじっと見返し、少年は優しい手つきで胴体を撫でた。
馬が軽く身動きした。
馬の動きやすいように場所を空け、後ずさりした少年の頬へ、馬の鼻が押し付けられた。
鼻水でも付いていたのだろうか、冷たい鼻が離れていったあとが濡れていて、
少年は苦笑しながら無造作に頬を袖でぬぐった。
ペガサスは鼻を鳴らして少年の髪や、差し出された手のひらの匂いを嗅ぎ、
同じように鼻を強く押し付け、擦り付けるような素振りを見せた。
その動作が親愛の情を示しているのか、それともただ単に鼻水をなすりつけたいだけなのか、
少年に窺い知ることはできなかったが。
「お前を気に入ったらしい。気難しい馬でな、なかなか初対面の野郎にそれほど懐く事はねぇんだ。
……可愛いだろう?俺の自慢さ」
腕組みをして得意げに言うトンカチを振り返り、少年は頷いた。
少年はすぐにこの馬を好きになった。
町に居た頃は動物と触れ合う機会がまるでなく、無条件に動物に対して恐怖心を抱いていた少年も、
猛者どもの仕事を手伝うようになってから、たちまち農場の家畜たちが好きになった。
何食わぬ顔で草を噛むヤギも、忙しなく動き回っては時に攻撃を仕掛けてくるニワトリも、
興味ありげに揃ってこちらを観察しているウシたちも、誰も彼もが可愛くて仕方がない。
自分を一個体の人間として認識していない人々に囲まれて生活している少年にとって、
彼らはある種、少年の心のよりどころとなっていた。
無心のまま少年を自然と受け入れてくれる彼らを、少年は心から愛し、慈しんでいた。
*今日はここまで*
332風と木の名無しさん:05/03/05 02:33:22 ID:/9PzPATn
猛者タン待ってました(*´Д`)ハァハァ
監禁(軟禁?)状態の中で少しずつ自分が陥った状況に順応していく
少年の元々の気質のような健やかさに萌えがどんどん上がってくよ
トンカチからもう目が離せナイ!
ゴンザの思惑も気になるし、次回にも禿げ期待。
状況が変わっているから、各々の心情ももちろん変わっていると勝手に期待、
お疲れのGJ!!でした。

歪んだ愛情タンもイイヨイイヨー
先がものごっつ気になりま
333風と木の名無しさん:05/03/05 02:55:39 ID:Lf1cRoR/
も、猛者タソキターーー!!!!(゚∀゚;)=3
トンカチイイ!!
ゴンザとトンカチ、どっちとどうなるのか楽しみだ(´Д`*)ハァハァ
歪んだタソも乙(´∀`)ノシ
二人共次北居してまつ。。。
334混乱@:05/03/05 03:04:02 ID:r59AVDhd
「あぁ…もっと俺を抱いてくれよ、浦岡ぁ」

ジリリリリリリリリ!!!!!!

夢か…ビックリした…
なんで俺が浦岡のちんこ掴んでハァハァ言ってんだろ。
男同士でそんなのやる趣味ないっつーの。
馬鹿馬鹿しい。
はぁー…しかも、なんかエロい(男同士だけど)夢見てたせいで俺の息子さん元気いっぱい。
朝から気分悪――。あーおさまれ!おさまれ!
って、早く用意しないと!大学行かないと!!テストあるっつーの!!!
こういう時一人暮らしってつらいよなって思う。
実家にいた時は自分で朝ごはんなんて作らなくてもあったし。
クソー。朝ごはん作るのメンドイ。
あ!床に昨日買ったコンビニ弁当の残りがある。
もうなんでもいいや、コレ食ってこ。
箸もちゃんと蓋の上にのってるし。
パリパリのご飯に、パサパサしたサラダ、これが俺の朝飯。
全然味わって食えねえよなー、こんなの。
ごちそうじゃないけどご馳走様!着替えよ…
昨日と同じ服だけどまいっかー。
おっ、知らない間に俺のご愛息落ち着いてら。偉いぞー。
顔洗って歯磨いて、便所行って、スッキリスッキリ。
おー!15分で準備終了!
さー、行くか!
335混乱@:05/03/05 03:05:25 ID:r59AVDhd
俺の通う大学まで自転車で猛スピード8分、教室まで超ダッシュ7分。
大っ嫌いなリーディングのテスト。
ハーハー行ってら。呼吸するごとにテスト範囲のテキスト内容消えていきそ。
絶対点数とれないって!
はー受けに行くだけで点数くれる訳ないよなー。
とりあえず1分前到着!N−223教室着いたぞ。
ガラッ…
ハテ、なんで浦岡しかいないんだ?
まだ皆着いてないのか?
んなわけない。

「おはよう、安田。」
浦岡、超普通な挨拶。
「おはよう、浦岡。」
って、俺普通に挨拶返してる!
なんでこいつこんなマイペースなんだろう。
そしてそんな浦岡のペースにすぐ巻き込まれる俺。ハァ…
「なぁ、浦岡、なんで他の学生いないわけ?」
あー!今コイツ俺の顔見て笑いやがった!
何何!?なんで!?俺何か笑うような事言ったっけ?
「なぁ、安田、お前今日って何日、何曜日だと思う?」
しかもコイツ俺の質問に答えてねー!!
「は?10日金曜日じゃねーの?」
そして、またちゃんと答える俺…
そして俺の答えを聞いてまたニヤニヤしている浦岡。
「今日16日木曜日だぜ?もうテスト終わってるよ。
でも、俺はお前が今日、ココに来るのを分かってた。」
?????????意味分からん!!
「は?じゃぁ俺テスト受けてないわけ?」
また安田は笑った。クソーなんなんだよ。
ただでさえ焦って早く来たから頭の回転遅いのに!あー!!
336混乱@:05/03/05 03:07:28 ID:r59AVDhd
「いや、受けてたけどさ。
まぁ、いいや。安田、今のお前はどうやって鳴くんだ?」
????????もっと意味が分からん!!
近づくな!俺に近づくな!
その長い足でゆうゆうと歩いて近づいて来るな!
あーーーもうほとんど距離が無い。ん?なんだその右手は!
そのまま直進したら俺の息子さんにぶつかるぞ!!
ってホールドオン!ですか!?
「何するんだよ!?ふぇっ!?ふあ???」
浦岡の右手にビックリしている間もなく、俺の口に浦岡の口が!!?
「ふっ…ふぅうう…んふっ、うんんん」
ってしかも俺、即感じてるわけ!?
あー今日の夢は正夢ですか?あー何も考えられない。
それにしても浦岡のやつ、俺の弱い場所知ってやがる。変だなぁ。
「んん!ん!」
完全に口を塞がれて舌まで突っ込まれて、俺ってば鼻の息が荒い。
もう息子さんは元気いっぱい。静まれよ!!
俺の気持ちなんか知らず息子さん元気元気!
しかも今日はやたら感度がいい。朝からあんな夢見たから?
チロチロと口の中を舐めていく浦岡の舌が俺の舌をペロリと舐めあげてきた!
くそっ!気持ちいい!
「んー!んー!ん!」
あー!もう意味分からん!
って!えぇ!?浦岡何してんの!?
俺のジーパンのジップずらして?しかもボタン外して?
は?ズボン脱げたよ?
左手がさわさわと俺の下腹部から背に向かって撫でて…
トランクスの中に手を入れて…
は?どこ触られるのですか??そのままいったらお尻の穴ですよ?

続く。
337風と木の名無しさん:05/03/05 04:10:56 ID:RkVsghqZ
混乱GJ!今までに無いタイプで面白い!
男の描写がリアルだ…!
338風と木の名無しさん:05/03/05 12:19:41 ID:DbmEzb5w
ギャグっぽくてイイ!GJ!
339風と木の名無しさん:05/03/05 13:26:51 ID:URsJdYyc
職人タンいっぱいキテタ-------!!!(゜∀゜*)
幸せな週末が送れそうだ…

猛者タン、もうヤバイヨヤバイヨ--orz
先が気になる。少年ガンガレ!!超ガンガレ!!!
340猛者44:05/03/05 14:08:06 ID:p95ljUWN
今回動物虐待?とはいかないまでも、お馬さんが可哀想な目に遭ってるので、
少しでも動物が気の毒な目に遭っているのが見たくない方はスルーしてください。
獣姦ではありません。

**************************************

>>331
自然と綻んでくる頬の緩みを抑えきれぬまま、愛しげに馬を撫でている少年を、
トンカチはそっと後ろから抱きしめた。
硬くそそり立ったそれが少年の腰へ押し付けられ、少年は身震いした。
まさか。一瞬頭に浮かんだ恐ろしい考えに、少年はぞっと背筋を凍らせた。
少年を固く腕に抱きしめたまま、トンカチは舌を突き出し、ねっとりと少年の耳を舐めあげた。
おぞましい感覚に震え上がる少年に構わず、今度はよく焼けた首筋へと口付けを落とす。
「雪みてぇに…ペガサスみてぇに真っ白で綺麗だったのに…こんなに汚く焼きあがっちまって」
不満げに漏らした言葉が少年の首筋で響き、思わぬ寒気が少年の全身を駆け巡った。
「あれほど反対したのに…あいつらめ……、あんなに綺麗だったのに…」
ぶつぶつと呪詛を唱えるかのように呟きながら、トンカチは少年のズボンを下着ごとゆっくりと降ろした。
剥き出しになった少年の局部を後ろから弄り、ねっとりとした仕草で扱いていく。
少年は恐怖におびえ、抵抗も忘れて震え上がった。
声も出せぬほどの恐怖。
取り憑かれたようにぶつぶつと呪いの言葉を呟き続けるトンカチは、とても正常とは思えなかった。
馬に手を付いたままの格好でいる少年に絡みつくような状態のトンカチを迷惑げに見やりながら、
ペガサスが嫌そうにブフ、と鼻を鳴らした。
341猛者45:05/03/05 14:08:46 ID:p95ljUWN
それでも、性感帯を直に刺激してくるトンカチの指先で、少年のそれは次第に硬度を増した。
ぞわりと毛虫が肌の上を這うような寒気が突発的に少年を襲う。
少年の耳を舐めながら、両手で少年のそこを扱きたて、トンカチは満足げなため息をついた。
「んっ…は、ぅっ……いっ嫌だっ……」
息もたえだえに、少年は激しく首を左右に振りたてた。
きつい強さで先端を擦られ、思わず腰が後ろへ逃げる。腰に強く押し付けられたトンカチの昂ぶりが
硬い感触を伝え、少年は再び、ぞっと背筋を凍らせた。
「ん?……嫌だって?それにしちゃぁ…こいつは何だ」
わざと耳の中へ息を吹き込むように囁きながら、トンカチは濡れた右手を少年の頬へなすりつけた。
「お前が出したもんだぜ。気持ちよさげに腰くねらせやがって…嫌だとは、よく言うぜ」
家でする時とまるで変わらないセリフを吐きながら、トンカチは再び右手を少年のそれへ添えた。
湿った音を立てながら揉みくちゃにされる快感に、少年は背筋を震わせて苦しげに呻いた。
「んっ、ぅううっ…いっ…やだ、嫌……っ」
「強情な野郎だぜ」
たっぷりと少年の先走りをまぶしたトンカチの太い指が、乱暴に少年の窄まりへと押し込まれた。
突然襲った新たな刺激に、少年の背中がぐっと反れる。
「あ、あぁぁっ!ん、んぁ、あっ……!!」
「お前はやっぱり、これが一番の好物らしいな…気持ちがいいだろ、ん?」
耳たぶをねろりと舐めあげ、甘噛みする。
その間も絶え間なく前を扱かれ、後ろの指を蠢かされながら、少年は必死に腰をくねらせて快感に耐えた。
「嫌、嫌なんだっ……ここは嫌だ…!」
馬とトンカチに挟まれた格好の少年は、動ける範囲内で抵抗を続けた。
後ろでがっちりと少年を捉えているトンカチを押し退けようと、懸命に足を踏ん張らせている。
「何で……嫌だ、お願いだからっ……やなんだ…っ」
「何故だ?どこだろうと変わらんさ。誰に見られてるわけでもねぇ。黙ってな」
「ち、がっ……こ、このままじゃ……、っ、う、馬にっ…」
切れ切れに懇願する少年をじっと後ろから見下ろし、トンカチは前を扱く手をさらに強めた。
少年の腰がビクリと跳ね、絶望的な悲鳴が少年の唇から漏れた。
同時に窄まりへの抜き差しの速度をも速め、荒々しく内部を陵辱する。
「ひっ、んんぅっ…ぁ、くぅっ!あ、だ、駄目……っ、嫌だ、嫌だ……!」
「構わんさ……ペガサスにも、この悦びを分け与えてやんのさ」
「嫌だぁっ!やめ、嫌だっ…やだぁ!!」
せめてペガサスの方からここを立ち去ってほしいと願ったが、それは叶わなかった。
ペガサスは短い縄でそこに繋がれていた。
よもや、普段からこんな短い縄で不自由に首を結んだりしているわけではないだろう。
何のつもりでこんな仕打ちをするのだか、少年には全く理解できなかった。
狂っている。少年は唇を血の滲むほど噛み締めた。

「や、やだぁっ……やめ、やめてっ……!!」
ペガサスが困惑してブフ、と鼻を鳴らし、床を蹄で掻いたのとほぼ同時にして、少年は果てた。
むろん、飛散した少年の精は、すぐそばに立たされていたペガサスの胴体へと散った。
ペガサスは驚いてヒヒンと高く鳴き、不快げにばたばたと土を掻いていた。
「可愛い奴だ……大事な宝もんだ……」
うっとりと呟かれた言葉は、もはや少年の耳には届かなかった。
少年はその場に立ち尽くしながら、零れ落ちる涙もそのままに項垂れた。

*今回はここまで*
343風と木の名無しさん:05/03/05 14:16:42 ID:O1+LHA48
猛者職人GJ!!!!
不覚にもトンカチの言葉責めに萌えらりろ
馬を気にする少年のいたいけな精神にも胸キュン
次回も期待して正座待ち
  ∧_∧
 ( ´∀`) ドキドキ…
 ( ∪ ∪
 と__)__)
344風と木の名無しさん:05/03/05 15:23:23 ID:/ejIonea
駄目・・・馬が見てる・・・
345風と木の名無しさん:05/03/05 15:32:01 ID:URsJdYyc
猛者タンキテタ------!!!!!(゜∀゜)
お馬さんも少年も可哀想だぁ(ノД`)゜。
でも萌える……
どうなっちゃうんだろう??
今後の展開に禿期待。
346風と木の名無しさん:05/03/05 18:42:03 ID:tykrn+Ws
モノホンの鬼畜だ・・・
347風と木の名無しさん:05/03/05 18:56:30 ID:gXun2XRR
家ch…  ガッ(AAry
348風と木の名無しさん:05/03/05 21:02:17 ID:Lf1cRoR/
猛者タソ大好きだー…(´Д`*)ハァハァ
本当、気体を裏切らない職人さんですな。。。

349風と木の名無しさん:05/03/05 23:13:01 ID:aaW1r5h+
漏れも大好きだ!!>勇者タソ。
自分にとっては、期待を裏切らないというよりも、その期待以上の作品
を投下してくれて嬉しい。
他人に見せられないくらいだらしなく頬緩めて読ませてもらってる。
次回も楽しみにしてます。
350歪んだ感情3:05/03/05 23:15:55 ID:rV1Qt5Fi
俺は真っ白な頭で、そのメールアドレスの受信拒否設定をした。
無視しなければ、と思った。
それ以外の行動は思いつかなかった。
一体誰が。
気が付くとそればかり考えている。
どうして、名前までばれてしまったのだろう。
今まで本名を明かしたことはなかった。
ハンドルネームは「ハル」。誰にも春樹という名前も、まして苗字まで明かしたりはしなかったのに。
次の日、学校から帰ってメールをチェックすると、新着メールが数十件届いていた。
開かれることは目的にしていないのか、題名にメッセージが打ち込まれている。
『春樹は変態だね』
『いっぱいイかせてやるよ』
『画像、みんなに見てもらおうね』
『怖がってるところもかわいいね』
『キミを奴隷にしてあげる』
『ばらされてもいいの?』
『調教してあげる』
ちらりと見てしまったそれらの文字に、俺の目の前は真っ暗になった。
怖い。
気持ち悪い。
なんで。一体、どうして。
メールを削除して、パソコンを終了させる。
頭がグラグラしていた。背中に嫌な汗をかいている。
俺はのろのろと自分のベッド――二段ベッドの下段――まで歩いていって、うつぶせに倒れこんだ。
気分が悪い。頭が重い。
パソコンのディスプレイいっぱいに広がった、自分の痴態。
「嘘だろ……」
頭を抱え込んだ。
「ありえねぇよ」
小さく呟いて無理に笑おうとしたが、できなかった。
泣きそうな気分になって、俺は枕を抱き寄せた。
351歪んだ感情4:05/03/05 23:18:00 ID:rV1Qt5Fi
どれだけそうしていたのかわからない。
「ただいま」という声とともに篤が帰ってきたときには、部屋の中はだいぶ薄暗くなっていた。
不覚にも震えてしまった肩を誤魔化すように俺はベッドの上に起き上がった。
「おかえり」
「あれ、寝てた?」
「ちょっと、うとうとしてただけ」
「電気点けるよ」
篤の声に一瞬遅れて、部屋の中が明るくなった。
「まぶし……ところで今、何時?」
「5時半ちょっとすぎたところ」
篤はジャケットを脱ぎかけて、手を止めた。
俺を振り返って笑う。
「春樹さあ、これから飯作るの面倒だし、どっか食い行かない?」
俺は頬を緩めて承諾した。
「そのあと、カラオケにも行きたいんだけど」
「もちろん、付き合うよ」
ストレスが溜まっていた俺に異論はなかった。
それに、久しぶりに篤の歌を聴きたいと思った。
そのとき、パソコンの隣におきっぱなしにしていた俺の携帯が震えた。
352歪んだ感情5:05/03/05 23:19:35 ID:rV1Qt5Fi
ヴゥーン……ヴゥーン……
「あ、ごめん取ってもらえる?」
篤はひょいと取り上げて、携帯を俺に放ってよこした。
「俺、他のヤツに声かけてくる」
気を利かせて篤が部屋を出て行く。
俺は携帯に目をやった。
非通知設定。
嫌な予感がした。
「はい、津川です」
『久しぶり、春樹君』
「……誰?」
『今、寮だね』
「あの、誰ですか?」
『メール、見てくれたかい。可愛かっただろう、キミの写真』
酸っぱい唾液がこみ上げてきた。
あいつだ。
「目的は……なんですか。金ならありませんけど」
男は低い声で笑った。
『キミをボクのものにしたい』
「……ふざけないでください」
『寮の裏に公園があるね。そこにおいで』
「ちょっと待って――」
『キミのかわいい写真、寮のお友達宛に送ってあげようか?』
篤の顔が思い浮かんで、俺はきつく目を閉じた。
知られたら、軽蔑される。
二度と一緒にいられなくなる。
――失いたくない。
『待ってるから、すぐに来なさい』
男はそう言って、電話を切った。
353歪んだ感情6:05/03/05 23:21:59 ID:rV1Qt5Fi
寮の裏手には小さな公園がある。
狭いわりに、遊具は充実しているが、電気が公園の入り口のところにしかないのと、
木が鬱蒼と繁っているので夜になると不気味な雰囲気を醸し出している。
まだ夜というには早い時間だったが、これから起こることを思うと、
俺の気分は否応なく暗くなった。
やっぱり夕飯に付き合えないと言ったときに、自分の異変を篤に気づいてほしかった。
篤には何の責任もないのに、そんなふうに考えてしまう自分が嫌だった。
公園の前に一台の車が停まっていた。誰も乗っていない。
俺はなんとなく気まずくて、目を伏せながら公園の中に入る。
キィキィと金属の軋む音が聞こえた。
ブランコの音だった。
男がブランコに腰掛けて、煙草を吸っていた。
俺の姿を見て、男は煙草を捨てて立ち上がった。
近づいてくる。
「春樹君だね」
354歪んだ感情7:05/03/05 23:23:32 ID:rV1Qt5Fi
暗いからよくわからないが、30代半ばくらいだろうか。
スーツを着て、眼鏡をかけた神経質そうな男。
正直なところ、見覚えはない。
「あなたが……?」
「やっと会えたね。ボクのこと、覚えてる?」
男は俺を抱きすくめた。
お前なんか知らない、そう言い放つことはできなかった。
「キミの学生証、携帯のカメラで撮ったんだ。
キミがお風呂に入っている間にね。
ボクね、キミのことが忘れられなくてね……
キミのこと、尾行したりして大変だったんだよ」
男の指が急いたように俺のジーンズのファスナーを下ろしにかかる。
「キミったら、しょっちゅう男を変えるんだもんね。淫乱で、いけない子だ。
ボクは悔しくって仕方なかったよ」
男の言葉は恐ろしいほどの力で、俺の体を縛った。
首筋を舐めあげられる感触がおぞましくて突き飛ばしたいのに、
体が動いてくれない。
逆らったらどうなるのか、怖くてたまらない。
何もできない俺をいいことに、男は下着の上からペニスを握ってきた。
やわやわと優しく揉みしだかれる。
「篤君って言うんだっけ? キミといっしょに買い物に行ったり、
笑っていたりするけど、彼は知っているのかな」
――篤。その名前に、いたたまれない気持ちになって、俺は俯いた。
「キミがこんなにHだって知ったら、きっとビックリするんじゃないかな」
ビックリする……?
いや、きっと、その程度ではすまない。篤を失う。
「可愛そうに、怯えてしまって」
勃たない俺の性器に男は苦笑する。
「大丈夫だよ、ばらしたりしないから。
誰にも内緒で、キミにふさわしい躾をしてあげるからね」
男はすぅっと俺の尻を撫で上げた。
「もう逃げられないよ」
355歪んだ感情:05/03/05 23:25:23 ID:rV1Qt5Fi
今日はここまで。
すみません、書き忘れました。
356風と木の名無しさん:05/03/05 23:37:35 ID:gXun2XRR
(・∀・)イイ!!!!!
357風と木の名無しさん:05/03/06 00:57:11 ID:vD+ejp3c
歪んだ感情、どうなるのかワクワクワク
つづき楽しみにしてます〜ノシ
358風と木の名無しさん:05/03/06 01:41:10 ID:0DuhAd1N
猛者タン……………(´Д`;)'`ア'`ア
もうやばいよ、やばいくらい萌えだよ
もう少年が可哀想で可哀想で…
幸せになってほしいなぁ…
そんなことを考える自分は鬼畜スレには向いてないのかも試練なw
359風と木の名無しさん:05/03/06 01:43:12 ID:RwQ3Xm9c
イイ!!(´Д`;)ハァハァ

本当、ここは好みの作品イパーイで止められないよ…○| ̄ト_
360風と木の名無しさん:05/03/06 01:48:33 ID:K5eQVw18
>359
後ろにそんなオモチャを入れて……そんなに我慢出来なかったのか?
ふふふ……私の許しもなくイケナイ子だ……
どうやらお仕置きが必要なようだな。
361風と木の名無しさん:05/03/06 02:08:41 ID:G/PJ7K2/
>>359-360
ワロタ
362風と木の名無しさん:05/03/06 03:22:51 ID:gjM1p9Tt
>>359-360
タワロ
363猛者47:05/03/06 03:40:19 ID:gjM1p9Tt
>>342
「来な」
足取りも怪しい少年の腕を半ば強引に引っ張り、トンカチは引き摺るようにして納屋の隅まで連れて行った。
そこには埃や土にまみれた薄汚れた器具や道具が散乱していて、さながら瓦礫の山のようだった。
その瓦礫の山から、トンカチは薄汚れた器具をひとつ掴み上げ、手で叩いて埃を払い落とした。
トンカチはそばでぐったりと蹲っている少年を無理やり立たせ、壁に手をつくよう命じた。
少年は無表情のまま、トンカチに従った。
トンカチは先ほどのように後ろから少年の局部へ手を伸ばし、少年のそれを軽く扱いて勃起させると、
先ほど拾い上げた薄汚れた器具を少年のそれへかぶせた。
黒い筒のようなものが少年のものを包み、目盛りの付いた瓶のようなものがその下方に取り付けられている。
黒い筒の先端部分から伸びているコードはトンカチの手に握られていた。
トンカチはもう片方の手で少年のものにかぶせた黒い筒を抜け落ちないよう支えていた。
「さあ、始めるぞ。覚悟はいいか?」
トンカチの楽しげな声をどこか他人事のようにぼんやりと聞いていた少年は、次の瞬間、
壁にもたれさせていた身体を激しく波打たせた。
激しい感覚が彼の中心から電流のように全身へ走り、冷えていた身体をカッと熱くさせた。
何が起こっているのか、少年にはわからなかった。
ただただ激しい感覚がその黒い筒の中から走り、少年を襲った。
364猛者48:05/03/06 03:42:15 ID:gjM1p9Tt
たちまち立っていられなくなった少年の体を慣れた様子で支え、トンカチは笑った。
「これが何かわかるか?家畜用の搾乳器さ。安物の手動式のな。ずっと以前にパイプにもらったのさ。
ところが俺はウシやヤギなんか飼っちゃいねぇだろ?……まさか、こんな所で役に立つとはな」
得意げに少年の耳元で囁いてみせながら、トンカチはこれ見よがしに手に持ったポンプを
がしがしと乱暴に押し続けた。
搾乳器はトンカチのさじ加減で恐ろしい正圧と負圧を生み、少年の肉をもみくちゃに揉みほぐす。
少年は背中を反り、腰をくねらせながら、堪えきれない快感に悶え苦しんだ。
目盛りの付いた瓶に、ポタポタと先走りの雫が溜まり始める。
「足を広げな。もっとだ」
ブーツで乱暴に足を蹴られた少年はおずおずと足を左右に開き、言われるまま腰を後ろに突き出した。
その間にも、少年の肉はポンプによって絞り上げられ、えも言われぬ激しい感覚が全身を襲う。
身悶える少年を後ろから抱きしめ、トンカチは限界までに昂ぶった己自身を、少年の窄まりの奥へと押し込んだ。
「ひっ、んぁぁぁあっ……!んっ、あっ、ああっ!んあぁっ!」
異様な雰囲気に興奮して鳴き、土を掻いて足を踏み鳴らすペガサスをぼんやりと見つめながら、
少年は腰をくねらせて瓶へ精液を放った。
「今日一日で……どれほど、溜まるか、見ものだな?なぁ?」
楽しげに言いながらピストン運動を繰り返しているトンカチを背に感じながら、少年は涙を零した。
犯されている窄まり、吸い上げられている肉。
前後から襲いくる激しい感覚に踊らされ、少年は腰を前後へ揺らした。
365猛者49:05/03/06 03:44:46 ID:gjM1p9Tt
日が傾き、かんかんと照りつけていた太陽がようやく薄暗い夕暮れに取って代わろうという時、
トンカチは少年を解放した。
さんざん搾り取った少年の精液は、瓶に詰めて部屋に飾るのだと冗談めかして言っていた。
本気かどうかなど、少年にとってはどうでもよかった。
人形のように地面へ寝そべっている少年に愛しげに口付け、唇を執拗に舐めても、
少年は何の反応も見せなかった。
好きなだけ少年を犯してすっかり満足したトンカチは身支度を整え、ご機嫌で納屋を出て行った。
あとに残された少年はしばらくの間ぐったりと身じろぎせずにその場に横たわっていたが、
やがてのっそりと起き上がると、裸のままで外へ出て、桶にたっぷりと水を汲み、
そのままの状態で残されていたペガサスのそばへ行き、汚れた毛をブラシで洗った。
すっかり乾いた少年の精液はべったりとペガサスの毛にこびりつき、なかなか容易には落ちなかった。
少年は何度も何度もブラシで汚れた毛をこすり、水で洗った。
ようやく少年の精液が洗い落とされた頃には、外はもう暗闇に包まれていた。
366猛者50:05/03/06 03:45:54 ID:gjM1p9Tt
納屋の中は、トンカチが昼間からつけっぱなしにしている小さな電球のおかげで、ほんの少しだけ明るい。
少年はペガサスを洗い終えると、首に繋がれた縄をほどき、自由にさせた。
ゆっくりした足取りで餌置き場のほうへ歩いていったペガサスを見届けてから、少年は再び水を汲みなおし、
汚れた自分の下腹部をできるだけ丁寧に洗った。
口の中にしつこく居座るトンカチの青臭い精液の味も早く消し去りたかったが、
水桶の水で口をゆすぐのはさすがにためらわれた。
少年は精液濡れの下半身を洗い終えると服を身に着け、千鳥足でトンカチの納屋を出た。
ゆらゆらと生気のない表情で小道を歩いていく少年の姿は不気味だったが、幸か不幸か、
その少年の姿を見ているものは誰一人としていなかった。
広大に広がる畑をどれだけ見渡しても、猛者どもの姿が見えなかった。
労働終いにはまだ早いはずだ。みんなはどこに行ったのだろうか。
その疑問は、ゴンザの家が見えてきた頃に解けた。
中ではトンカチを含む全員が酒を片手に大口を開けて大笑いしていた。
ベーコンらしき肉を頬張り、パンを齧り、安酒を喉に注ぎながら、何がそれほど楽しいやら、
テーブルや各々の膝などを叩いて大爆笑していた。
少年はゴンザの家に帰る事をやめた。
引き返し、ゴンザの窓からこちらが見えないよう、背を屈めてゴンザの納屋の方へ歩いていった。
中へ入ると、数頭のヤギ達が身を寄せ合い、藁の中に埋もれながら、穏やかな表情で眠っていた。
少年はその中の一頭のそばへ寄り添って横たわり、汚れた藁に埋もれて目を閉じた。
ヤギは起きる様子もなく、ブウ、ブウ、と規則的な寝息を鼻から吐き出している。
少年は身を縮め、長く、深いため息をついた。
そして一晩中、ヤギ達を起こさぬよう、息を殺して泣いていた。

*今回はここまで*
367風と木の名無しさん:05/03/06 03:57:05 ID:dQmt7V3+
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今度という今度は禿禿萌え!!!!!!
機械で搾るの萌え!!!!!!
368風と木の名無しさん:05/03/06 05:43:29 ID:RwQ3Xm9c
今日はイイ日だ…(´Д`;)ハァハァ
猛者タソが二回も見れた〜(´∀`*)
そろそろゴンザの出番かな???
369風と木の名無しさん:05/03/06 08:14:40 ID:zogdaXZ1
猛者タンGJ!今回は格別!はんげ萌えー(´∀`*)
少年の姿が痛ましいけどそれもまたエロッ!!
搾乳機イイヨイイヨイヨーウ
370風と木の名無しさん:05/03/06 10:18:17 ID:+NV0gcmL
猛者タソすげーよ!
少年が魂削られるほど痛めつけられるとゾクゾクする。
ここまでやるのか…。鬼畜だ。いや鬼畜だからイイ!!(´∀`*)
GJ!!
371風と木の名無しさん:05/03/06 14:44:19 ID:0DuhAd1N
ああ、少年……!!(´Д`;)ハァハァ
搾乳器につるっぱげ萌え…
身も心もズタボロな少年が痛ましくも萌えてしまうorz
猛者タンまじにGJGJGJ!!
大ファンだ。
続きを大人しく正座しながら待つことにするよ。
あー、少年可哀想…(つД`。)゜
ネット小説(ましてや2ちゃんの)キャラにここまで感情移入したのは初めてだ。
少年には幸せになってもらいたいなぁ…
372混乱A:05/03/07 01:52:17 ID:yBXfwWNy
>>336
やめてくれ!!浦岡!!俺にはそんな趣味ないんだって!!
頑張って体を動かしたり、足をじたばたさせたり、浦岡の体を殴るんだが、全然効かない…
軟弱な俺をこの時ほど憎んだ事はない!
あー尾骶骨のあたり撫でられてる…
やべ、なんかこいつに触られるのってすごく気持ちいい。
とりあえず何とかしなくちゃいかんよなー。
「やめてくれよ!浦岡!何する気か知らないけどさ!
それにここ大学の中だぜ!?
誰に会うか分からねえじゃん!!」
あー!扱かれながら一気にまくし立てても、息がもたないだけだ。
しんどい…
「ハァハァハァ…なぁ!浦岡!」
なんか余裕の笑みを浮かべてやがる!
なんなんだよ、意味分かんねえな。
「後で教えてやるよ。」
後じゃ困る!!
俺の心とは裏腹に息子はビンビンしてるし!
本当お前幸せモノだよ。
あーーー、俺の思っていた今日は今日じゃなくて、理由も無く浦岡にいいようにされて、頭の中変になりそう。
って、えー!?
指が俺の窄まりの中にずぶっと一気に入ってしまった!!
もっと痛いのかと思いきや、全く痛くない、いや、むしろ気持ちいい!
なんでだ?
373混乱A:05/03/07 01:53:05 ID:yBXfwWNy
「んんんっ…ハァハァハァ、うんんっ」
指で穴広げられる度に、俺の息子はビクビクして、浦岡の手におねだりをしている。
あーーー我が物ながら、プライドの無い奴だ。
「ああっ!ん〜〜〜!」
浦岡の奴、指を一本増やして俺の中をかき回しやがって!
あー!でもそれが気持ちよくて気持ちよくて…
流される俺…情け無い。欲に勝ちたい…
「あっあっあっ…浦岡ぁ!やめてくれよ!マジで!」
俺の心だけが最後の砦だ!
かかってこい!
浦岡に犯られてたまるものか!!
俺の熱い思いが伝わったのか、浦岡は指を抜いて、俺の息子を解放してくれた。
ホッと一安心。と思いきや、突然浦岡の指が俺の穴でピストン運動!?
「あっ!やっやめてくれよ!…う…浦岡ぁ!」
息子触られてないのに、すごく感じてる。
どういうことだ!?
「いいよ、安田。お前、とってもいい。可愛いよ。
記憶が無くても感じ方ってのは忘れられないだろ?」
頭の中が真っ白になった。
意味が分からない。
でも、考えられない…気持ちよすぎて。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
浦岡を睨むけど、どんどんその目が恍惚の光に襲われていくのが分かる…
悔しい、悔しい、意味わかんねえよ。
374混乱A:05/03/07 01:54:54 ID:yBXfwWNy
浦岡の指はもう何本の指を使って俺の穴をえぐっているのか分からない。
俺のモノは上を向いて、今にも射精しそうだ。
「ぁあ〜〜〜!ふっふっふっふぅうん!」
出そう!!
頭の中は真っ白だ。
しかし、恍惚の波が来る事はなく、現実に引き戻された。
嬉しいような悲しいような…
浦岡は、指を抜いて、即俺の息子をきつく掴んで、鈴口を塞いでいた!
「あ…あぁ…あ、なんで、なんでだよ!?」
生殺しもいいとこだ!なんてひどい奴だ浦岡!
俺の息子は力が抜けてしおれはじめていた。
「なんででもなんだよ。
これはお前のためだよ安田。
そして、俺をもっと楽しませるための事でもあるんだよ。
ほら、ズボン履けよ。今から俺の家においで。
もっと気持ちよくしてやるよ。」
意味が分からないまま、俺はズボンをはいた。
息子の位置が悪く手を突っ込んで動かしたら、すっかり力を無くしたはずの俺の息子はビクっと反応した。
クソッ!意味分からねえ!!
浦岡の馬鹿!そんな浦岡の家に行く俺の馬鹿!

続く。
375風と木の名無しさん:05/03/07 03:53:09 ID:Z6yMAzoi
>372
タイトルの機種依存文字だけやめてもらってもいい?
376風と木の名無しさん:05/03/07 18:22:26 ID:ubv/5c7m
大体察しがつくんだけど自分のブラウザでは(月)に見える。
(火)とか日替わりハァハァになるの? 期待大ーーーーみたくちょっと踊った。
○1なんだよね(´Д`;)アハハハ ハァハァ
377風と木の名無しさん:05/03/07 20:36:43 ID:Wxf7Cbk3
>376
地味にワロタ
どれだけ長いスパンでやってるんだって話ですよ。
378猛者51:05/03/07 23:05:06 ID:DaEfp3Ew
少年は逃げた。
朝一番、ヤギの納屋の中で目覚めた直後、地面を蹴り上げて駆け出した。
もう我慢ならなかった。
捕らえられるとか、報復だとか、仕置きだとか、もう何かもかもがどうでもよかった。
一晩中泣き通しながら、少年は、もはや猛者どもを殺すか、自殺するか、逃げるかの三択しか、
自分には残されていないのだというように考えた。
猛者どもを殺す。無駄足になる事は必至だ。ライフルでもない限り、彼らに立ち向かうのは不可能だ。
自殺する。それもいいが、残念ながら自殺できるような道具がヤギの納屋の中にはなかった。
逃げる。これが一番ましな得策と思えた。
少なくとも、無駄足を踏むような事にはならないだろう。
あれこれ考えた挙句、少年は地面を蹴った。
初めに逃走を図った時より、ずっと身体が軽かった。
それでも、少年は自分の足がどれだけ鈍いかを知っている。
それでも懸命に地面を蹴り上げながら、少年は走った。誰も追いかけてこない。
逃げられる。
少年は涙を零しながら走っていた。
自分はいったい、何のために生まれてきたのだろう。
胸元で揺れるクロスが風で肌にぶつかり、微かな痛みをもたらした。少年はクロスを握り締め、唇を噛んだ。

"すべては、なるべくしてなるのよ。メルヴィン。すべては神の御心のままに"

鈴の鳴るような声で教え諭してくれた母の言葉が、はっきりと胸によみがえる。
これこそ、少年自身が猛者どもに伝え、彼らの怒りを買った言葉そのものである。
少年にはわからなかった。何故彼らは神を信じず、罪を悔い改める事もなく平気でいられるのか。
何故神の教えを理解しようともせず、怒りに任せて相手を痛めつけるのか。
人を人とも思わないような、あんなひどい仕打ちを、何故平気でやり遂げる事が出来るのか。
379猛者52:05/03/07 23:06:56 ID:DaEfp3Ew

ぼくは彼らにとってもきっと良い結果をもたらすだろうと考えたから、きっと、それが正しいのだと
信じていたから、彼らを教会へ連れて行こうとした。
すると彼らはぼくの行動に腹を立て、まるで人形のように弄んだ。
何度死にたいと思ったか知れない。何度、苦しみに耐え切れなくなって、命を絶とうとしたか知れない。

"すべては神の御心に"

なら、これも?
ぼくがこんな所へ閉じ込められて、散々弄ばれて、いいようにこき使われた挙句、
結局はひどい仕打ちを受けるのも、すべてはなるべくしてなったというのか?
神が取り決めた事なのか?これがぼくの運命?
それならぼくは、どんな事が起ころうと、それを受け入れるべきなのか?

いくら問うても答えの返らぬ繰り言を胸の中で念じながら走り続け、ある地点で少年はがくん、と膝を落とした。
地面に埋まった石につまずいたらしい。
そう思った矢先に地面に叩きつけられ、少年は肘をざらついた地面にしこたま擦った。
少年は起き上がらなかった。
砂まみれになり、肘から血を流しながら、少年は待った。
「何をやってやがんだ。――――帰るぞ。馬鹿野郎めが」
途中でその存在に気づいた追跡者が少年を捕らえるのを。

ゴンザは起き上がろうとしない少年を抱え上げ、ゆっくりと家に向かって歩いていった。
380猛者:05/03/07 23:08:31 ID:DaEfp3Ew
今回はここまで。スマソ。入れ忘れました。
どうもこれ書くの忘れがちだなー…気をつけますorz
381風と木の名無しさん:05/03/07 23:22:51 ID:CmtC7ngE
うぉぉ…なんだか切ないです(・ω・`)
382風と木の名無しさん:05/03/07 23:25:54 ID:3KEonbPJ
もっ猛者タンGJ!!
とりあえず少年の心理描写GJ!!!!!
涙でモニターが見えないよ猛者タン…
うっかりここが鬼畜スレだという事を忘れて
リアル拉致監禁事件被害者の心情を垣間見たような気分に。
この際馬やヤギに鬼畜面は任せて、歪んだ形でもいいから
ラストは少年の疑問に答えを出してあげてほしい。
383風と木の名無しさん:05/03/08 01:55:36 ID:RU6+GAH1
ゴンザキターーー!!!!(´Д`;)ハァハァ

もう少年を救えるのはあんただけだよ…多分。

猛者タソ、今回もGJ乙華麗ッス!!
384風と木の名無しさん:05/03/08 08:18:51 ID:uZ8Oobgc
ゴンザキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
もう目が離せません。ど、どうなるんだ?!
猛者タソ。ハァハァして待ってます。
385風と木の名無しさん:05/03/08 17:15:07 ID:HLsUSTZF
うぅ…前回と併せて、リアルで涙がとまらないよ…(つДT)
傷ついてる少年の描写を読むと禿しく胸が痛みますorz
よしよしってしてあげたくなる…
頼むよゴンザ、頼むから少年を幸せにしてやってくれorz
心の葛藤を持て余した末、転んでも起きあがろうとしなかった少年が切なくて切なくてたまらん。
"運命を受け入れた″って事なのかな。
続きが気になって気になって仕方がない…
386風と木の名無しさん:05/03/08 21:22:30 ID:FmGJYNy4
>>379
どーでもいいが「52」って凄いな、おい。
387風と木の名無しさん:05/03/08 21:51:26 ID:RRr/QZ9q
少年に同情票結構入ってるんだね。
これだけの目に遭わされる一方、素朴な幸せにも触れているのに、
少年にはまだ猛者たちが感じた怒りが理解できない…。
歪んだ純粋を抱えているという点では、少年は確かに哀れだ…。
猛者側に感情移入してる自分としては、安易なハッピーエンドは
望まないところだけど…。

猛者タンがんがれ。
388風と木の名無しさん:05/03/08 22:15:18 ID:oI1bF5W5
>387
思わず絡むけど
猛者達と少年との歳の差を考えれば、よりリアルにならない?
育った環境も、人生経験の数も断然違うわけだから
歪んだ純粋と言い切っちゃうのは…
でも個人的感想に絡んでゴメン、今後の展開楽しみなのは一緒。
猛者タンがどう見せてくれるのか期待してる。
389風と木の名無しさん:05/03/08 22:25:02 ID:ShWONY7a
>386
「猛者55」あたりはやはりイケイケ(古)になるのだろうか?w

少年は可哀想だけど、少年が現れたことで猛者たちの間に
目に見えぬ罅が入ったようで、トンカチ壊れて惨劇が〜とか
いろいろ想像してワクワクしてます。
ゴンザいい奴なだけに、ハッピーエンドが裏切られることを
こっそり期待している自分が一番キチクかも・・・
390風と木の名無しさん:05/03/08 22:25:15 ID:YLYT438F
>>387
おお、さすがに鬼畜スレ住人だけある感想ですね。
私も住人ですが、さすがにやり場のないむかつきの対象として
がっちゅんされた後、農奴になってるところは「素朴な幸せ」と
捉えられませんでした。
修行が足りませんわw
391風と木の名無しさん:05/03/08 23:21:40 ID:dX58IEQl
>>389
少年監禁レイプする奴がいいやつ、と…φ(.. )メモメモ
知らなかった。皆に教えてあげなくちゃ。
392風と木の名無しさん:05/03/08 23:56:56 ID:ShWONY7a
>391
物語の世界を現実世界と混同しているの?
393歪んだ感情8:05/03/09 00:24:17 ID:VeJB3Ceg
公園の脇に停まっていた車に乗ると、男は俺の手に恭しく口付けた。
いろいろ用意していたらしい。
男は俺の手首に手錠をはめた。
似合っているよと、男は満足そうに笑った。
「さっき答えを聞くのを忘れたから、もう一度聞かないとね。
ボクのこと、覚えてるかい?」
俺は言葉に詰まった。知らないと正直に言ったら何かひどいことをされるのではないかと思ったのだ。
男が俺の心を見透かしたように言う。
「いや、覚えていないからといってキミを怒ったりしないよ。
正直に話してごらん」
「……覚えてません」
「そうか。キミはいろんなヤツに抱かれてたからね。仕方ない。
でもボクがキミを満足させてあげるから、もう他のヤツに抱かれなくていいんだよ」
男はゆっくりと俺のシャツのボタンを外した。第二ボタン、第三ボタン。
第四ボタンだけを残して、その下へ。
ほとんど羽織っているだけの状態にされる。
「春樹、お尻を浮かしてごらん?」
今度は下着ごとジーンズに手をかけた男が言う。
俺は素直にそれに従った。膝のところまで一気に下着とジーンズが下げられる。
男は俺の従順さを褒め、ご褒美をあげようと言った。
街灯の淡い光の中で、男は卵型のローター2つとガムテープを俺の目の前にかざした。
男は俺のシャツを捲り上げ、無造作にガムテープを千切ると、右の乳首にローターを貼り付けた。
左にもつけるのかと思いきや、男は元通りにシャツを戻す。
「あとで見て、キミがどれくらい感じたのかわかるように、右だけにしておくね」
そして男はまたガムテープを千切った。今度はまだ萎えたままのペニスを掴んで。
394歪んだ感情9:05/03/09 00:25:38 ID:VeJB3Ceg
「嫌だ……」
俺が呟くと男は薄く笑った。
「春樹、キミには拒否権はないんだよ……ほら、できた」
男は俺の全身を愉快そうに眺めた。下卑た笑みを浮かべる。
「すごい格好だ。変態のキミにはピッタリだよ」
ローターのスイッチがオンにされる。小刻みな振動。くすぐったいような快感に俺は眉をひそめた。
「ああ、そうだ。シートベルトもしないとねぇ」
「シートベルト……?」
男の意図がわからない。が、この男が何の意図もなくそんなことを言い出すだろうか。
「んっ……!」
男はちょうど俺の右の乳首に当たるようにシートベルトを調節した。
ほんのわずかな締め付けなのに、ローターの動きが
とたんに強くなったような、そんな感覚。
「こんなものかな」
男は熱っぽい目で俺を見つめて、頬に軽くキスをした。
そうして、静かに車を発進させた。
車の振動が憎らしい。
確実に沸き起こる快感は俺を責めさいなんだ。
が、声を漏らすことはためらわれて、俺は下唇をかみ締めて耐えた。
「声、我慢しなくていいよ」
俺は無言で顔を背ける。
少し動いただけでシートベルトがローターを締め付けてしまう。
「……っ」
乳首へ当たる角度が変わって思わず声を立てそうになる。
俺の吐息は、意に反して乱れていく。
「恥ずかしがりやなんだね。
じゃあ恥ずかしくないように、BGMをかけてあげようか」
男の細い指が、一枚のCD−Rを摘み上げた。
「ボクね、車に乗るときはこれを聴くことに決めているんだ」
395歪んだ感情10:05/03/09 00:28:37 ID:VeJB3Ceg
ややくぐもって不明瞭な声が、聞こえてきた。
それは、俺と男の声。

『ア……』
『痛い? もうちょっと力抜いて』
『だ、いじょうぶ…ふ…うぅ、あ……』
『じゃあ、指増やすよ』
『……っう…ア…』

「やめろ……」
「キミはお尻の中が弱かったね。
かき回すとすごくいい声で啼いてくれた」
流されているのは、おそらく俺と目の前の男との性交を録音したものだ。
録音された自分の声は、自分で思っているよりも少し上擦って聞こえる。
あまり好きではないその声が男の愛撫を求めて喘ぐ。

『ここ、気持ちいい?』
『ん……そこイイよぉ』
『すごいよ、ハル。中、うねってる』
『ふ、ぁあ…もっと……』
396歪んだ感情11:05/03/09 00:29:57 ID:VeJB3Ceg
「……やめて、くれ」
目なら瞑ってしまえば何もわからなくなるのに。
手錠をされていては耳を塞ぐこともできない。
否応無しに耳に入ってくる自らの嬌声に俺は呻いた。
「ボク、これを聞いて何度も抜いたんだ。
あのときのキミはすごく素直で、何とかしてボクのものにしたいと思った」
信号で停まって、男は俺をみやった。
「ああ、キミも興奮してきたね。勃ってる」
俺のペニスはもうずいぶん硬くなっていた。男はペニスに取り付けたローターのコントローラーを取り上げた。
「オチンチン、もっと気持ちよくしてあげようね」
「っ……ぁ、あ」
「ああ、やっと声を聞かせてくれたね」
再び車を発進させた男が笑う。

『ぅあっ、あ、は……ァ』
『挿れてほしいかい』
『ん……頂戴……っ』

ヴヴ…ヴゥ…ン
「ぅ、あ……これ、止めて、くれ…っ」

『ア…ぁあ、あ』

「だいぶ素直になってきたね。イってもいいんだよ」
「あ、ぁ……と、めてぇ」

次第に切羽詰っていく声。
もうそれが今発しているものなのか、それとも車内に流されている録音なのか、
それさえもう俺には定かではなくなりはじめていた。

※今回はここまでです。
397風と木の名無しさん:05/03/09 00:51:56 ID:mozC2un4
(*´Д`;)ハァハァ(*´Д`;)ハァハァ(*´Д`;)ハァハァ イイヨイイヨー
398風と木の名無しさん:05/03/09 00:52:16 ID:B6pegYM7
(´Д`;)ハァハァ (´Д`;)ハァハァ (´Д`;)ハァハァ
GJです…。
399風と木の名無しさん:05/03/09 02:22:14 ID:oEHqzQgN
ゴルァスレと絡みスレから見て、初めて来た。
粘着されて当然のレスもありますね。
萌えネタはいいけど、萌えレスが痛いわ。
400風と木の名無しさん:05/03/09 02:56:00 ID:gfolmKD+
まあ釣り釣られ両方乙ってこった。
気にせず次ドゾー
401風と木の名無しさん:05/03/09 20:25:25 ID:B2RJVjwA
何でここって、特定の職人がマンセーされ始まると荒れ出すんだろう…
たかが2ちゃんに投下された作品にそんなに熱くなるなよ。
それとも他の職人が嫉妬でもしてんのか?
402風と木の名無しさん:05/03/09 20:41:43 ID:IPfdtiMO
歪んだ愛情GJ!結末がすごく気になりますね。続き待ってます!
403風と木の名無しさん:05/03/09 21:12:49 ID:UFa8QwOk
歪んだ愛情 イイ(・∀・)!! GJです!!
404風と木の名無しさん:05/03/09 22:01:18 ID:VR6O8yEg
荒らしにくるんなら6スレ埋めるの手伝ってホスィのだが…。
405風と木の名無しさん:05/03/09 22:45:25 ID:UFa8QwOk
あ、ごめそ。歪んだ感情だったね。
406風と木の名無しさん:05/03/09 22:47:57 ID:/+YyFEXB
>401
職人に対してじゃなくキモイ感想に対しての感想だと思ったが…
確かに今後の展開予想とかいちいち書き込んでんの見るとウザーな気持ちにはなるよ。
407風と木の名無しさん:05/03/09 23:24:23 ID:EGXP4bC8
GJとかハァハァ系以外の感想は絡みスレに書いたらどうだ?
こう言うと絡みスレが鬼畜スレの感想スレになると思われるかもしれないが
ここでイタイ感想書いてる人はなんか反射で書いてそうだしレスを作家に
見てもらいたげなのも多いのでわざわざ絡みに感想書きにいかなそう。
鬼畜スレで変なレス(貶しや過度のマンセー)が付かなければ絡みスレが鬼畜スレの
レス絡みで溢れてる今の状況も無くなるかもよ。
408風と木の名無しさん:05/03/10 04:27:58 ID:PNY1RASZ
>407
投下されるSSに対して一切のレス禁止か、別に鬼畜スレ専用の感想スレ
作った方がマシ。大体、絡みスレは該当スレを荒らさないようにと思う人が
書き込むスレじゃないの?書き手を喜ばすつもりでレスする奴は自分の感想が
「荒らし」や「過度のマンセー」扱いされるなんて考えたりはしない。
>GJとかハァハァ系以外の感想は絡みスレに書いたらどうだ?
仮にその案が通ったとしても、「鬼畜スレ住人に読まれることを前提」として
絡みスレに書くようになると思う。
409風と木の名無しさん:05/03/10 05:10:53 ID:VKWQq3oa
此処を荒らさない為に絡みスレき書かれたんだろう内容を此処に持ち込んで揉め出すのは止めてくれよ(´Д`)
職人タソが投下し辛くなるジャマイカ。

漏れは此処に萌えに来てるんだ。
他の皆は違うんか?
よっぽどアレな感想とか問題のある作品以外は華麗にヌルー汁。

410風と木の名無しさん:05/03/10 07:01:06 ID:kPy2cZyj
萌えに来てるところに、間の余計な感想が気分を台無しにしてくれるんだよな……
荒らしたくないから絡みスレに書いてたけど、>382-390みたいな感想書いてる人って、
こっちで言わないと、それがどれだけ他の読み手を萎えさせてるか気付いてないじゃん。
書き手だって先の展開を勝手に予想されるのって投下しにくいよ。
ああいう感想のたびに元の住人が何か言うと「スルーしろ」で流されてきてたけど、
流してきたからああいう変な感想を書くやつが増えたんじゃないのか?
411風と木の名無しさん:05/03/10 07:25:38 ID:b2rkTWUw
この流れを気にして猛者タンが「ここで投下するのは自粛します」なんて言い出さないことを
祈るばかりだ…orz
412風と木の名無しさん:05/03/10 08:09:37 ID:oyKmVoU5
GJ!!にハァハァとかお疲れとか、
判で押したようなテンプレマンセー以外一切書込み禁止ってことか。
感想言う側の、この制限の厳しさは他の読み手が萎えないためなのか?
第一職人さんはそれで嬉しいのかな。
413風と木の名無しさん:05/03/10 09:40:47 ID:J40rnm/s
批判レスが付いて騒ぐのは投下者じゃなくて読者の方だよね。
投下者の自分としては、感想は普通に嬉しいし批判は勉強になるし、荒らしは相手にしないんで、「投下が減るかも」なんて気にせずに普通にして欲しい。

あと、変な絡みに確証も無く「投下者の嫉妬」とか言われると気分悪いから。
414風と木の名無しさん:05/03/10 12:17:33 ID:VKWQq3oa
そだね…、なんだかんだ騒いでるのは漏れも含めて読者だぁね(´ω`)
>>413みたいな職人さん側の意見ももっと聞きたいところ。
415風と木の名無しさん:05/03/10 12:24:47 ID:Zdg15NCI
>投下者の嫉妬
何かというとこれ言う人いるけど本気で言ってるぽいから恐いよ。
書いてる人書き手か読み手か知らんけど。
416風と木の名無しさん:05/03/10 12:26:11 ID:qNC0Bzjs
>>404
禿同。
417風と木の名無しさん:05/03/10 12:28:50 ID:ZmKe/AY7
読者でいるときは感想見てもそんなもんかー、で済むし、
投下するとき批判受けたら反省するし、展開予想があってもそれに沿う気はないし、
予想が当たっていても話の路線を変えようとは思わない
つか、萌えにせよ同情にせよ更に鬼畜さを要求されるにせよ、反応があるだけで自分はうれしいがなあ
418風と木の名無しさん:05/03/10 13:19:37 ID:0iq6tTxU
>413>417でFAは出たと思う。
なんで外部が騒ぐんだろうとずっともやもやしてた。
あからさまな嫌味や、馬鹿みたいにはしゃいでいるマンセー感想ならともかく、
誰かの感想に突っかかっていく方がわけわからない。
419風と木の名無しさん:05/03/10 13:24:31 ID:Zdg15NCI
>あからさまな嫌味や、馬鹿みたいにはしゃいでいるマンセー感想ならともかく
って、これたくさんあったじゃん
420風と木の名無しさん:05/03/10 13:30:29 ID:0iq6tTxU
投下作品への、なんだけど最近の流れであったっけ?
例えば嫌味だったら、「つまんね、早く終われ」とか、
まあマンセーだったら個人の興奮が入るから、見極めも人それぞれだろうけど
「職人様素敵ーサイト教えてー」とか(例えば、なんだけど)
釣りか厨かっていうレベルの書き込みを指してたつもりだったんだけど…
421風と木の名無しさん:05/03/10 15:20:42 ID:rz7DS+Wu
感想スレ別に作れ。
でもって、批判も萌えも、そこでのみ可としろ。
読者の叩き、投下者の叩きも、そこでのみやれ。
本スレと感想スレ以外の場所への、話題の持ち出しを禁止しろ。
絡みスレでヲチャーを増やしてるやつも、いいかげんウザイ。
批判が嫌な投下者は、感想スレを見なければいい。
と思うが。
422風と木の名無しさん:05/03/10 16:03:24 ID:tasCkCg0
クソスレ建てとか余計な事せずスルーしときゃいいじゃんヽ(´ー`)ノ
次スレでテンプレにささっと注意でも加えておけば済む事さ。
漏れ感想はスルーしてるから気にしないけど荒れるのはゴメンだな〜
423風と木の名無しさん:05/03/10 16:07:05 ID:J40rnm/s
感想スレ立て論議とかを6スレでしたらどうか。埋まっていいカモ。
424風と木の名無しさん:05/03/10 16:09:39 ID:qNC0Bzjs
>>421
作っても無駄だと思うよ。
大方批判だろうし、ここに感想書く香具師にいちいち感想スレ逝け言うのも面倒だし。

要は批判しなきゃいい話。確かに最近特定の作品にマンセー厨が多い気がするが
感想を見るのは読者ではなく職人さんだから、作品だけ見て感想はスルーすればいいじゃん。
そんな議論するほどのことでもないと思うけど…あと携帯閲覧者がカワイソウ。
425風と木の名無しさん:05/03/10 17:00:27 ID:xSdDEU+i
何だ作品が投下されたんじゃないのか…。
ここのスレに議論は求めてないのでほぼ読み流ししますた。
426風と木の名無しさん:05/03/10 17:28:48 ID:u1bYyS2+
>425
同意!

職人さん待ってます。
427風と木の名無しさん:05/03/10 17:47:39 ID:Zdg15NCI
いらないのは議論でなくて無駄なレスだと思うけど。
無駄なレスがなくなればこんな議論にならない
428風と木の名無しさん:05/03/10 18:57:53 ID:1HXzKLwR
>>425-426
だったら、ロムっときゃいいじゃん。
あなた達みたいに、投下する人を無駄に持ち上げる人がいるから荒れる。

投下された時に、素敵ですって言ってあげたらいい。
429風と木の名無しさん:05/03/10 19:26:39 ID:rz7DS+Wu
そもそも2ちゃんにおいて、
批判的なレスを封じ込めようとするのが、無茶なんだ。
だから、ちょっとしたきっかけで、溜まった不満が吹き出して荒れるんだよ。
だったら最初から、そういう事が自由に出来る場と、
職人が心置きなく投下できる場所を、分けた方がいいと思うよ。

携帯もその方が良くないか? 外で作品を楽しんで、
言いたい事があったら、帰ってきてから感想スレに投下。
楽だと思うよ。

あと議論もクソも、存在するスレ内において、
そのスレの自治を話し合うのは当たり前じゃないか。
某所に間借りしてる状態のほうが不自然だ。
430風と木の名無しさん:05/03/10 19:38:05 ID:Zdg15NCI
携帯からなんでここで無駄レスつかなくなるならとても助かるな。

しかしどこのスレでもスレの良くないとこ話合ってどうにかしようとすると
必ず議論ウゼとかここは議論するスレじゃないみたいなこと言う人来るよね。
じゃあこのままでいいのか?って思う。黙ってたって改善されないのに。
議論なんかして熱くならないアテクシカコイイ!とでも思ってるのか。
それとも現状が変わったらまずい人なのかな?
431風と木の名無しさん:05/03/10 19:45:43 ID:hd0QOGY9
まあ、なんだ、おまいらもちつけ。
毎スレ出てるループしてる話題だし
議論ばっかしてて、職人さんが離れて行くんじゃ本末転倒だ。
というわけで、職人さん方の御降臨をお待ちしとります(*´Д`)
432風と木の名無しさん:05/03/10 20:00:07 ID:Zdg15NCI
>>431
毎スレ出てるループしてる話題だと知ってるのにここらではっきりさせようと
思わないのはなんで?

議論してると職人は離れて行くかね。批判も展開予想もへっちゃらみたい
だけど。
433風と木の名無しさん:05/03/10 20:05:47 ID:TzjErRB9
愛する男の作者さんはもう投下しないんですか?
続きを待ってます。
434風と木の名無しさん:05/03/10 20:22:17 ID:qNC0Bzjs
確かにこれ以上ここでこういう議論が生じるのはうんざりだしね。
でも…>424でも言ったけど感想スレたてたからといってここに厨的感想が書きこまれることがなくなるって
わけじゃないと思うよ。テンプレに追加したとしてもね。
言っちゃ悪いけどそういう香具師ほどテンプレスルーするし。
こういう議論がなくなる第一歩としてはいいと思うけど。
435風と木の名無しさん:05/03/10 20:38:02 ID:jgz48bO1
自分も他の人が書いてるものを楽しみにしているから、投下期間に待っていて
貰えることを光栄だとは思うけどあんまり待ってるよーを繰り返されると
逆に投下しにくくもなるから、だいたい場が静まったら無理に声援を書くよりも
あとは黙ってスルーしておいてほしいと個人的には思う。

>>432
批判や展開予想もへっちゃらかというと、そうでもない人もいるんでない?
それを嫌がっても歓迎しても、それに作者として意見を書き込めば自分語りウザーか
いちいち反応ウザーと言われて叩かるるのが目に見えてるんだから
どんなに嫌でも続き投下するつもりなら黙る以外の選択肢はないでしょ。
もしくは投下やめるっていうのも作者に許されてる選択肢だけど
待ってるとか言って貰えたら完結させたいと思ってしまうものだし
やっぱり作者が我慢したほうが害がなくていい。
436風と木の名無しさん:05/03/10 20:43:47 ID:rz7DS+Wu
>434
厨感想は鬱陶しいが、「書き込むこと」自体は自由なんだよ。
公開の掲示板なんだから。

それをいちいち叩き消そうとする流れが起きるのは、
ここが投下と感想を両方兼ねたスレだから、だと思うよ。
その行為自体は良心によるものだろうけど、荒れるのは一緒だから、
別スレがあれば「誘導」という行為によって、荒れをふせげる。
こういう議論も、そっちでできるしね。
437風と木の名無しさん:05/03/10 20:46:37 ID:tasCkCg0
漏れ携帯閲覧だが別に現状に不満なし。無駄な感想はスルーしてる。
感想は次の作品投下で納まるし、似たような内容の感想は控える人多いとオモ。
でも議論は投下される前にどんどんレス付くから飛ばしても飛ばしても議論なんだよな。かなりウザ。
438風と木の名無しさん:05/03/10 22:12:06 ID:68Tmu2iS
私も投下者のひとりだけど、個人的な意見は>413>417と一緒。
感想くれればそれがどんなものであるにせよ嬉しいし、ありがたい。
批判は正直いただいて嬉しいものではないけど、それはそれで勉強になるのでありがたい。

これは私個人の意見なんだけど、私は正直、展開予想や話の内容について真剣に語ってくれてるのを読むと
ものすごく嬉しいんだが。
これって投下者側からすると少数意見なのかな?
どんな形であれ、自分の作品に興味を持ってくれるのは嬉しいよ。
439風と木の名無しさん:05/03/10 22:23:53 ID:B5Wj/Mvy
>>435
がんばれ、文章めちゃくちゃだぞ。
440風と木の名無しさん:05/03/10 22:25:25 ID:kx7PuBPR
とりあえず>404も言ってるように、議論は埋めも兼ねて前々スレでやらない?

【陵辱】鬼畜作品を創作して6thプレイ【SM】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1081984765/l50

板内に3つもスレがあるのは、きちんと使い切っていないのに次スレを立ててる
って厨スレ認定されかねないよ。
441風と木の名無しさん:05/03/10 22:34:00 ID:Zdg15NCI
>>437
パケット代が馬鹿にならんという意味で携帯からだと辛いって話してる
んだと思ってた
442風と木の名無しさん:05/03/10 23:12:53 ID:tasCkCg0
パケ代も感想程度なら何回もリロードしなくても投下作品に出会えるよ。
つかそもそもパケ放題だから無問題。
443風と木の名無しさん:05/03/11 23:37:13 ID:s2peoz5w
携帯厨は大抵パケ定額じゃないか?
携帯ではレスが10ずつしか表示されないから、スルーすること事態が面倒。
確かに大した量ではないのだが、やはり無駄なレスはウザイ。

…まぁとにかく、携帯厨の事はそんなに配慮しなくても平気だと思うぞ。
444風と木の名無しさん:05/03/12 00:35:04 ID:NwtcXhjP
厨くさいマンセーレスと、ただの感想レスの違いっていうのは、
テンションの高さだと思うんだよ。
ハァハァハァハァやら何度も分析と展開予想レスしてるヤシやら
待ってましたー!!やらでスレが埋まってると、やっぱ暑苦しい雰囲気になる。
!!!やらAA多用しない程度に落ち着いてから書き込むようにすれば
それだけでだいぶ空気が変わると思うんだが。
批判では人格攻撃しない、マンセーではテンション下げると。
要はお互いにスルーしやすくすればいいんじゃないの?
445風と木の名無しさん:05/03/12 00:36:54 ID:NwtcXhjP
6thへのレスのつもりが…orz
すまん
446風と木の名無しさん:05/03/12 04:21:57 ID:/uiFXPO9
批判が許される雰囲気では元々ないけど
職人もつい絡みスレをチェックしてしまうでしょ、やっぱ。
それも含め投下しにくい空気であることは間違いないな。
マンセーレスも寒い顔文字やAAがなければ厨臭くないだろうに・・・
447風と木の名無しさん:05/03/12 08:34:38 ID:/H5TUyGy
とりあえずさぁ、職人さんが投下してくれてるのに
その直後に他の職人さんのマンセーだけはやめようよ。
もの凄く失礼だよ。
448風と木の名無しさん:05/03/12 10:15:55 ID:N42hAsfD
>447
専ブラで自分好みの作品以外アボーンしてると
投下があっても気がつかないんじゃねーの?
449風と木の名無しさん:05/03/12 10:17:00 ID:odwa9cC9
>>447
そこまでしきんなよ。
タイムリーに読める人間ばかりじゃないだろ。
読んだときに感想書き込みたくなっても、別な人間が投下してたら感想書けないってことかよ。
450風と木の名無しさん:05/03/12 10:23:01 ID:adqAso/Y
>>447
それはちょっと制限しすぎでは…?
自分は投下側の人間だけど、自分が投下した直後に別の職人さんのマンセーがあっても
「うっ」とは思うけど、別にそれほど傷つかない(wけどなぁ…
いつ何を書き込むかは読み手側の自由なんじゃないの?
感じ方は投下者によって違うのかもしれないけど。
451風と木の名無しさん:05/03/12 10:32:47 ID:nAiT2O8y
>マンセーレスも寒い顔文字やAAがなければ厨臭くないだろうに・・・
かといって真面目な感想も浮いて見えるから
控えた方がいいと捉えていた人もいたよ。
みんな自分の価値観で判断するから堂々巡りで埒あかん
452風と木の名無しさん:05/03/12 10:48:34 ID:dV3fePCW
要するに、感想の内容を仕切るのは無理って事だね。
真面目すぎ、萌えすぎ、厨臭い、顔文字のみ、
いずれにしろ可としたうえで、「感想への絡み禁止」
これしかないのでは。

ここでどなたかがお試しに、作品を投下してくれれば助かるのだがw
作品投下・感想・自治議論を、ひとつのスレで行うことが可能かを、
しばらく皆で試してみねばならんと思う。
453風と木の名無しさん:05/03/12 10:58:48 ID:/uiFXPO9
そして厨なAA連発で話題がループするわけですね。
454風と木の名無しさん:05/03/12 11:04:37 ID:dV3fePCW
ループはしないだろ。
厨なAAが連発し、スレが無駄に消費され、
耐えられん状態になったら、AAのみのレスが禁止されるんだろうし。

今のところたしかに、そこまで酷くはないんだよなあ…
なんというか、「ちょっと酷い」色んなことが、
すこしづつ集まってしまった結果だと思うよ。
議論を避ける空気があったから、直らないまま蓄積されたんだね。
455風と木の名無しさん:05/03/12 11:19:09 ID:adqAso/Y
スルーが一番。
それに尽きる。
456風と木の名無しさん:05/03/12 11:24:33 ID:nAiT2O8y
スルーできない事情も捉えてか、なぜループしてるんだよね。
とりあえず埋めもう少しみたいだから、意見あるなら続きは↓でどうかと

鬼畜6スレ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1081984765/l50
457風と木の名無しさん:05/03/12 11:29:19 ID:dV3fePCW
6スレ目はもう埋まってますよ。
458風と木の名無しさん:05/03/12 11:33:16 ID:hTuZMqNd
500KB
459風と木の名無しさん:05/03/12 11:57:19 ID:nAiT2O8y
埋まってたorz知らずに誘導してスマソ
460風と木の名無しさん:05/03/12 12:37:01 ID:UAyPVdlU
うーん…まず他人の感想にケチつけるってのが理解出来ない。
そもそも不特定多数の人間が参加してるんだから、
人の数だけ感想があるだろうし、その表現の仕方も違うでしょ。
あれはダメ、これはダメなんて他人が指図出来る事じゃないよ。
461風と木の名無しさん:05/03/12 12:53:48 ID:3hMEtkZ8
まあ、ここは2chだからね
便所の落書きにもいろいろあるし、反応も様々だろうさ
462風と木の名無しさん:05/03/12 13:32:15 ID:GRnh8Ots
1.キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 等のAA

2.萌えをありがとうございました、受けの気持ちが云々、真面目に続く。

3.Aの感想について、Bが「そういう感じ方って意外」みたいなことを書く。
 例)>>387-392的流れ

4.投下作品を貶す。

1〜4をしない、ということでよろしいか。
自分的には、3と4以外はかまわないと思う。
>>460の意見には同意だが、2は少々浮いていると思う。
個人サイト向きっつーか。
463風と木の名無しさん:05/03/12 14:17:40 ID:dV3fePCW
1は、そのAAのあとに、マトモなことが書いてあれば良いと思う。
2は個人の主観によるから、あってもいい。嫌ならスルーすりゃいい。
3は禁止して欲しい。
4も主観によるなあ。明らかな貶しはNGだと思う。
ツマンネひと言とか。パクリパクリ延々言うとか。これはやめて欲しい。

挙げられた例で、確実にやめて欲しいのは3かな。
464風と木の名無しさん:05/03/12 14:30:17 ID:y+bGyBau
何仕切ってるんだ?
465風と木の名無しさん:05/03/12 14:30:29 ID:BRzprOno
スレ数のびてたから作品投下?!と期待して覗いたら
まだ議論中だったのか…。

こうして出た意見をある程度まとめてみると
大人板なんだから本来守れて当たり前のことばっかなんだよな。
自分も3.4はいらない。2は…長すぎない程度にして欲しい。
例え3,4のような書き込みがあっても徹底スルーで。
作品への愛から反論したいは解るが、そういった書き込みをする人は
元から作品について真面目に話をする気とかはないんだから。
466風と木の名無しさん:05/03/12 14:32:38 ID:KBeW3XmU
マンドクセ
感想自体禁止しちゃえば?
467風と木の名無しさん:05/03/12 14:37:33 ID:dqBG1NjK
では、1〜4に付け足し。

5.感想スレを立てる。
6.感想禁止。

私は3〜6はいらないと思ってます。
作品、1と2の感想&たまに派生雑談みたいな?
468風と木の名無しさん:05/03/12 14:39:26 ID:nAiT2O8y
>463の意見に同意。

一番難しいのが2に関してなんだよな。
いくら浮いて見えて鼻につこうが、スルー基本にしてればいいだけなんだし。
長文に関しては、そんなもの一度目にして見なければ分からないとしか。
嫌がらせのうちなのか、それとも初心者なのか。
とにかく一度機能しない事にはなんとも。
469風と木の名無しさん:05/03/12 14:42:00 ID:U31XGFsp
感想スレを立てて、ここでは萌えネタのみに一票。
AA一切禁止なら感想もありかと思うけどそれも難しいでしょうから。
470風と木の名無しさん:05/03/12 15:12:57 ID:rHlVjJzE
こういう論議されてると、投下者としては今後感想が貰いにくくなくなるのかなと思ってしまう。

つまり投下者叩きの時は読者が「投下が減るかも」と心配し、
読者(感想)叩きの時は投下者が「感想が貰えなくなるかも」と心配し、みたいな?

もういっそ感想スレ作れば良いんじゃないか?
471風と木の名無しさん:05/03/12 15:33:19 ID:xxMduUNF
>●スレ住人心得
>・叩きや煽りには絡まない
>・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で
と>1にあるのですが…。

これさえ守れば、心穏やかに自分好みの鬼畜作品を楽しめるし
職人さん方も作品投下できると思います。
472風と木の名無しさん:05/03/12 15:38:12 ID:vMqn5jGk
>471
そういう議論してるんじゃないと思う。
感想がある限りは厨な人は絶対でてくる。
それをどう規制?しようかって話じゃないかな?
473風と木の名無しさん:05/03/12 15:40:36 ID:dV3fePCW
「叩きや煽りのつもりがない、無自覚なレス」
についての話なんだよねえ。

・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で

に加えて、「どんな理由があっても、感想への絡みを禁ずる」
を入れてほしい。
今後誰かが絡まれてたら、1読めで終われるように。
474風と木の名無しさん:05/03/12 15:41:57 ID:ZTz6XSbL
ヌルーで現状維持にイピョーウ。
感想スレは有り得ないよ今の状態じゃ。建てても即死か機能不全の気ガス。
ま、7スレで試してみるのはいい事だと思うけど。
475風と木の名無しさん:05/03/12 15:42:34 ID:BRzprOno
それができてない住人がいるから議論になってるのだと思うが。
とりあえず6スレの意見にも出てたし、夜組を待った方がいいのかな。
自分は感想スレ別設置に賛成派です。
476風と木の名無しさん:05/03/12 15:46:44 ID:ZTz6XSbL
守れない厨住人なんか正直知ったことじゃないよ。
そいつ含めてスルー出来れば一番いいんだがなぁ。
サクっと1に書き加えればいいのではないかという一意見。
477風と木の名無しさん:05/03/12 15:49:47 ID:vMqn5jGk
なんで議論になってるか理解できていない人がいるね。
478風と木の名無しさん:05/03/12 17:08:36 ID:ZTz6XSbL
議論の必要性自体疑問に思ってるからね。
普段ロム専だから。
479風と木の名無しさん:05/03/12 17:10:21 ID:Z7SopeRq
スルーできない人のために感想スレを立てて、そのスレが正常に
機能するとは思えない。
現状維持、感想スレは立てずに>473 の案に一票。
480風と木の名無しさん:05/03/12 17:19:40 ID:Z7SopeRq
あと、>463  4も主観によるなあ。明らかな貶しはNGだと思う。
貶めるってわざわざ悪意をもってやることの事を言うのでは。
書いて許される貶しがあるのかと一瞬考えてしまったよ。
481風と木の名無しさん:05/03/12 17:23:51 ID:WxXEtljH
>462の1から4全部禁止だな。
感想スレもありじゃないの?
それなら議論も終わりそうだし。
482風と木の名無しさん:05/03/12 17:30:40 ID:ylpnpFxd
議論・感想は7スレでやってくれ。
感想云々よりも作品が投下されてないこの状況が一番嫌だ。
483風と木の名無しさん:05/03/12 17:34:09 ID:FwCOzaFK
>481
うーん・・・
>479の言ってるようにスレ立てたはいいが機能しない
可能性も相当高そうだからなぁ・・・
484風と木の名無しさん:05/03/12 17:48:01 ID:mnr0l0Az
空気読めない奴は空気読めてないことに気づかないから空気読めてない奴なんだし
他の人がスルー徹底するしかないんじゃないの
1に書いたところで空気読めない奴はスルーするだろうし
感想スレも空気読めない奴があっさり移動するとは思えんし
485風と木の名無しさん:05/03/12 17:51:32 ID:tGem9b3j
感想スレあればスレ違いの一言で何事もなく次に行けるってのはあるぞ
486風と木の名無しさん:05/03/12 17:54:10 ID:dKgYrUrT
感想スレになら、別に場違いなレスがあっても気にならないと思うんだよね。
だって感想スレだから。
でもここ鬼畜「作品」を投下するスレだから、その雰囲気を壊す
場違いな書き込みを見ると萎える。で、荒れる。のループになってんじゃないの?
感想スレたてる方にイピョ
487風と木の名無しさん:05/03/12 18:02:43 ID:al7LU7eO
1.キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 等のAAだけは控える。

2.萌えをありがとうございました、受けの気持ちが云々等、浮き気味感想は
 空気読みつつおながい。

3.Aの感想について、Bが「そういう感じ方って意外」みたいなことを
 書くのは禁止。
例)>>387-392的流れ

4.投下作品を貶すのは禁止。

5.感想スレを立てる。

6.現状維持。

夜参加の人用にまとめてみた。
488風と木の名無しさん:05/03/12 20:24:03 ID:Xv8ptZ4F
まだまだ続きそうだね。

とりあえず自分は
5に一票。
○○な感想禁止と言われても守れない人が出て、
またループするでしょうから。
もういっそスッパリと
489風と木の名無しさん:05/03/12 20:32:47 ID:adqAso/Y
じゃあもういっそ立てちゃえば?とりあえず今は7スレ使って。
やるだけやってみて、結局スレとして機能しなかったらやめれば?
自分は感想スレ反対派だったけど、こんな調子じゃ延々と話がまとまらないよ。
もう議論はうんざりだ。
490風と木の名無しさん:05/03/12 20:36:56 ID:C/Sbe628
自分も投下したことある側です。ここを2ちゃんと分かった上で、
顔つきAAも投下した物になんやかや言われるのも含め、時間と共に
進んでいく臨場感が好きだった。だから一応6の現状維持。(無理そうだけど)
あと投下者さんがサイト持ちそうだったりすると険悪な雰囲気に
なるけど、サイトに触れるのって特にタブーなもんなの?
好きなSS作者さんがもしサイト持ってたら探したいと思うのは
自然な発想だけど、アド晒しでなくても雰囲気悪くなる。感想スレ立てても
きっとそうなる気がする。そこでも話題に注意しなければならないのは一緒かな。
491風と木の名無しさん:05/03/12 23:40:40 ID:dV3fePCW
基本的に、2ちゃんに晒されることを、
積極的に望む人はいないと思うのね。
だからなるべく、サイトの話題は避けたほうが良いんだとは思う。

ただここはSS投下という、物書きがみずから作品を晒すという、
特殊なスレだから、ちょっと事情が違う。
サイトを晒されるのが嫌なら、サイトと同じ作品を上げるなよ、
と言う理屈も分かる。

「この作者さんはサイト持ってるね」くらいなら良いと思う。
しかし、そのサイトの具体名、URL晒し、サイト内容の話、
あとサイトを持つ作者さんの話をえんえん続ける、
これはNGではないか、と、サイトを持つ私は思う。

7th使い切ったあと、感想スレ立てるに一票。
ただし立てる場合は、むしろ積極的な感想投下が望まれる。
でなきゃちゃんと稼動しないだろうと。
492風と木の名無しさん:05/03/13 00:00:35 ID:pcjGGwi0
ここ数日流してばっかだ。いつ読める物がくるのかなー
493風と木の名無しさん:05/03/13 00:08:17 ID:Y8JuBcd9
そういうクレクレのみのレスをする時点で、
キミは何もわかって無いと思う。
みずから書いて投下せよ。出来ないなら黙っとけ。
494風と木の名無しさん:05/03/13 00:12:26 ID:S2bpE0/w
と書く 493 は何がわかっているんだろうか・・・
いやあおり叩きではなく、まじめに知りたいと思った。
495風と木の名無しさん:05/03/13 00:12:45 ID:m3JmvTuq
立てるなら感想スレは外部がいい。
ここではローカルルールに微妙に触れそうな気がする。
名目は感想スレだけど実質愚痴隔離が目的みたいだし、なにより

>◆萌え系スレでは、萎え・他シチュへの攻撃・愚痴等の発言は控える

の部分を守れないからのスレ立てになる訳でしょ。
板内に立てると自治すら満足に出来ないスレだと自ら晒しているようでどうかと思う。
496風と木の名無しさん:05/03/13 00:18:28 ID:Y8JuBcd9
>494
意味の無いカキコでスレを消費するな、
という意見も散々出てたから。
あんまりクレクレ言われると余計に落とせなくなる、
という作者さんもいたから。

>495
板内SSの感想全般を引き受けるスレ、として立てる手もある。
といっても、こことモララーしかないけど。
497風と木の名無しさん:05/03/13 00:22:47 ID:Zrh6ONMw
板迷惑だから感想スレ立てない、って意見もあったし、
自分もスレ立てするなら2ちゃん外がいいな。
498風と木の名無しさん:05/03/13 00:24:32 ID:m3JmvTuq
>496
感想全般スレ案は以前相談所でも話題になったんだよね。
でも直に感想が見たいとか、SSばかりが続くスレだと味気ないと言う話で、
結局要らないって事で落ち着いていたと思う。
あと、個人的にはこのスレの問題を他スレを巻き込む形には持って行きたくないな。
499風と木の名無しさん:05/03/13 00:46:05 ID:r+rn+I8o
投下側の人たちは感想スレをわけなくてもいいと感じてる人が多いと思う。
感想スレを立てたいと思ってるのは感想を書く側の人たちじゃないかな。

実際私も投下側だけど、何を書かれてもここは2ちゃん。ここに投下したのは
私。と思うから実際煽られたかな、と思ったこともあったけどそれは別に
何も思わなかった。スレの雰囲気が悪くなるのはスルーできない、
ただ、これだけが理由だからだと思う。

スルー。大人だからスルー。結局、これだけじゃないかな。
どこにいっても、何を書いてもスルーできない人はいるよ、きっと。
500風と木の名無しさん:05/03/13 01:00:24 ID:QrHA/7ZT
ほんとにスルー徹底すればいいだけの話なんだよね
単純明快
501風と木の名無しさん:05/03/13 01:11:11 ID:XYQhbRMU
>499 >450
全くもって其の通りでございます。
だが、しかし・・・(ry
502風と木の名無しさん:05/03/13 01:15:10 ID:Tc/iHQMC
つーかいい加減よそでやってほしいんだが・・この議論(?)
大人しくロムってたけどそろそろ限界
503風と木の名無しさん:05/03/13 01:15:28 ID:pPJeveyZ
折角の流れなので、釣りと荒らしと煽りの責め苦に
スルーを唱えて耐えまくる男の鬼畜小説を書いて投下してみようかと思ったが
あまりの文才の無さに挫折。鬼畜小説は難しい…。

もう意見は出尽くした気がするので感想スレ立てるにしろ
現状を維持するにしろ、投下がされるまで書き込み控えないか?
職人さんを急かしてるんじゃないんだ、ちょっと頭冷やさないかって話。
その間クレクレ厨や釣りや煽りが来てもスルー、徹底スルー。
今のこのスレは見ててクマーの入れ食い過ぎるよ。
504風と木の名無しさん:05/03/13 01:20:23 ID:Y8JuBcd9
この状態で、スルーの徹底が可能だと思えるのも、
相当に楽天的な意見だと思うw
でもまあ正論。
ただ感想への絡み禁止は、テンプレに加えて欲しい。
1読め、1読め、1読めで攻められるように。

私も議論のお茶受けに、鬼畜書いてたが、うまくいかんかった。
次は激しい言葉攻めの得意な職人さんが来たりして。
505風と木の名無しさん:05/03/13 01:25:10 ID:Wle7694I
感想スレ立てるときって、スレ立てスレに相談なしに
ここだけで決めてもいいのかな。
そこで、鬼畜スレは現板に7,8とあり(7はすぐ落ちるだろうけど)
6がなかなか落ちなかった経緯もあるんで重複、却下。
って他住民から思われそうな気がするので私は感想スレいらない、
どうしてもってのなら難民か他希望です。
506風と木の名無しさん:05/03/13 01:36:52 ID:1fRU3PH9
>487の1から4までを守る、それでいいんでしょう?
それをテンプレに入れるがFAでいいんでは?
507風と木の名無しさん:05/03/13 01:48:53 ID:TIVYCJiB
今微妙に春休みだからな
もう少し立てば沈静化するかもしれんけど
508風と木の名無しさん:05/03/13 02:16:46 ID:QrHA/7ZT
>506
>487の2は、487の主観が入ってるから、それ削ったテンプレなら賛成。
そもそも「他人の感想に絡み禁止(スルー)」だけで事足りる。
509風と木の名無しさん:05/03/13 02:26:25 ID:eQ8GDzsO
元々は雰囲気読めてない感想が原因だと思うんだがな…
510投下:05/03/13 02:40:33 ID:lu/u3mUU
引き締まった体に程よく筋肉のついた大柄な男に抱かれている彼の姿は、大変弱々しく見えた。
しかし、彼のちょうど真ん中にあるそれは、小さいながらも膨らみ、今にも溢れ出しそうな濃厚な蜜を、鈴口につけていた。
先程から大柄の男は、彼の可愛らしい首のところだけを優しく撫でてやっていたが、彼にとってその行為は正に拷問そのものだった。
全体を強く掴んで、激しく揺さ振ってくれさえすれば解放されるのに、男はそうしようとしない。
男は、そうされて涙ぐんでいる彼の顔と、快楽の為に涎を出しているような彼の中心を観るのが大好きなのだ。

もっともっと焦らしてやるよ。
そして一番俺が大好きな瞬間を見させろ。

男はそう心の中で呟く。
まだまだ夜は終わらない。

終り

511例その1:05/03/13 03:04:37 ID:BHZF68Lq
1800名前:風と木の名無しさん メェル:sage 投稿日:05/03/12 00:00:00 ID:sex801
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

1801名前:風と木の名無しさん メェル:sage 投稿日:05/03/12 00:00:00 ID:sex801
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

1802名前:風と木の名無しさん メェル:sage 投稿日:05/03/12 00:00:00 ID:sex801
↑だからやめれって。>1嫁、>1

1803名前:風と木の名無しさん メェル:sage 投稿日:05/03/12 00:00:00 ID:sex801
>802
もまいもだ。華麗にスルー汁!

1804名前:風と木の名無しさん メェル:sage 投稿日:05/03/12 00:00:00 ID:sex801
ぶっちゃけ短か杉。でも禿萌え。再降臨お待ちしてまつ

1805名前:風と木の名無しさん メェル:sage 投稿日:05/03/12 00:00:00 ID:sex801
感想スレまだー?

1806名前:風と木の名無しさん メェル:sage 投稿日:05/03/12 00:00:00 ID:sex801
だから人の感想に絡まんで、脳内スルーだよね?


こんな感じですかシミュレート。まだ混乱してます。
このスレ一個内で脳内あぼんでってことで落ち着きそうですかね。
512風と木の名無しさん:05/03/13 03:12:02 ID:aXQOVt5w
もしこのシミュレートのような展開が繰り返されるなら
感想スレ立てたほうがいいと、ふと思った
513風と木の名無しさん:05/03/13 03:19:27 ID:xg083bL/
多少手間が増えるかもしれないが、感想は名前欄に「感想(作品名)」を入れてはどうか。
この作品苦手だから感想も避けたいとか、そもそも作品しかイラネという場合も
専ブラ使えばどっちもNGワード指定で対応できるし。
スレ分けなくても、まだやれることはあると思う。
514風と木の名無しさん:05/03/13 03:33:18 ID:r+rn+I8o
>1 に感想への絡みは禁止 を書き加えて、それにプラスして
>513 の案がいいなぁ。感想読みたくなければNGワードにできたらいいし、
感想スレとして感想だけ読みたいときは感想で検索できるし。
515風と木の名無しさん:05/03/13 03:58:16 ID:ahNZMThx
てか、感想禁止より 議 論 禁 止 にして欲しい。
516風と木の名無しさん:05/03/13 05:00:18 ID:UwZQMs0r
>515
じゃあ、なんかいい結論お願いね。
517風と木の名無しさん:05/03/13 05:10:08 ID:n7BKnYX2
こんな議論続けるなら、今までのままで全然いいんだけど。
518風と木の名無しさん:05/03/13 08:40:53 ID:Y8JuBcd9
シミュレートわかりやすいな。
感想作品名入れるのは賛成。
その手間をかけさせることによって、
感想の書き手の冷静さをさそえるかもだし。

>515>517
のレスもわかりやすいシミュレートになった。
なんか書いて落とせばいーじゃん。
今の流れならば、稚拙を問わずに歓迎されるぞ。
519風と木の名無しさん:05/03/13 09:58:13 ID:Pqd9yj4K
でも例えば、自分が見てないときに複数の作品が投下されて、
その一つ一つに感想を付けたいときはどうするの?
作品全部のタイトルを名前に入れたら、別の作品に対する感想もあぼんされちゃうし、
その作品の数分書き込んでスレ消費するなんて論外でしょ?

このスレ内に収めるには更なる議論を必要としそうだし、
私は外部に感想スレ立てるに賛成です。
520ためし:05/03/13 10:19:42 ID:Y8JuBcd9
感想スレがある感覚がわからないっつーのもあるかな。
というわけで、7thに感想を書いてみるための、お試し殴り書き。
※※※
 言葉は凶器だ。精神と肉体を切り刻む。
「クズ、クズ、クズ、貴様はクズだ」
 最低な口説き文句をもらってしまった。俺は苦笑しつつトラッシュを眺めた。
 眺めたといっても、俺の首は壁に固定されているし、ちょっと視線を動かした程度だが。
「いい加減にしろ。傷つくだろ」
「そりゃそうだ。傷つけてんじゃねーか。ああ、その余裕ありそな態度がムカツク」
 腹を殴られ、嘔吐をこらえるのに苦労した。
 手首、足首、すべて拘束され、立ちっぱなしの状態じゃ、ろくな抵抗もできない。
 ただ精神のみであがらうしかない。俺はみぞおちの痛みをこらえて言った。
「おまえのものにはならん」
「なる。するさ。せっかくここまで追い詰めたんだから」 
 トラッシュの右手が俺の股間に差し込まれた。
 なんの慣らしもなく指を突っ込まれ、さすがに呻いた。
 穴の周囲は痛んでるし、中もたぶん傷だらけだろう。電流みたいに痛みが走る。
 俺は目を閉じ、何度も繰り返した文句を言う。
521ためし:05/03/13 10:21:02 ID:Y8JuBcd9
「トラッシュよせ。やめろ」
「良くしてやるのに、あんたが嫌がるからだろ。言えよ。良くしてくださいって」
 ゴミ箱の名前を持つ男は、俺を陵辱したくてたまらないらしい。
 指先は腸壁をこすり、入り口をかきまわし、ある場所をさぐっている。
 そしてそこに触れられて、俺は聞きたくもない自分の嬌声を聞く破目になった。
 畜生。つぶやくとトラッシュは嬉しそうに
「言えよ。良くしてくださいって」
 などとよだれを垂らしそうな顔をしてやがる。
 俺は……前を勃てて、喘ぎを殺して、汚れた体をねじりまわし、それでも、
どうしても、こいつの望みをかなえてやることは出来そうに無い。
 腹の中で指がうねり、くいくいと前立腺を押すのを嫌がり、だからこそ俺は、
「おまえの、ものには、ならん――」
 短気なトラッシュには結局、我慢なんて無理だからな。
 そのうち俺の足の拘束を解いて、肩に担ぎ上げて突っ込んでくるだろう。
 その、いつものパターンを待ってるんだ。
 つかの間、こいつの体温を感じ、イイと心で叫ぶ時間を。
 だから――俺は答えない。何も言わない。言葉をやらない。
 無言が俺の武器だ。おまえの心を切り刻む。
※※※
感想はこちら 【陵辱】鬼畜作品を創作して7thプレイ【SM】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1097127213/l50#tag971
522風と木の名無しさん:05/03/13 12:32:44 ID:Kttqg0lm
議論大好きー
523風と木の名無しさん:05/03/13 13:40:32 ID:T27ePh3p
>>521
それでいいじゃん
はい、もう議論終了ね
本当にもういい加減にしてくれ
524風と木の名無しさん:05/03/13 13:47:21 ID:vPOzv1M4
>519
素朴な疑問なんだけど、そんなに自分の感想を他人に見て欲しいの?
まとめ書きして名前欄に全部の作品名入れたら、確かに誰かのNGワードに引っかかって
あぼーんされるかもしれないけど…別に誰かの所で自動あぼーんになってようと自分なら全然構わないわけだが。
525風と木の名無しさん:05/03/13 13:58:32 ID:7EzL/jIY
んじゃ、7th消費後は外部へスレ立て。
次回はテンプレ追加。
感想スレイラネ組は、住分けってことで手打ちにしてくれると助かり。
長引いたけど、イラついてる人もいることだしそろそろ戻ろう。
526風と木の名無しさん:05/03/13 14:14:42 ID:Kttqg0lm
>>524
作者が自分のの感想を読みたくて他のを読みたくなかったらどうすんの?
527風と木の名無しさん:05/03/13 14:43:10 ID:DzwlePmJ
そんな全員のニーズになんて答えられるわけないじゃん。
皆で譲り合うしかないでしょ?これにて終了。
528風と木の名無しさん:05/03/13 14:52:32 ID:1fitG3WF
今までどおりでいいよ。
こんな下らない議論より、作品が読みたい。

529風と木の名無しさん:05/03/13 15:14:16 ID:9ll3qqym
感想板を今つくるとなると、立てるのも誰がどこに?と言うこともあって話が
長引きそうですし、以後はこのスレで 感想の絡み禁止の上で
>513の案採用して、感想は名前欄に「感想(作品名)」で
行ってみてはどうでしょうか。それで機能しなければ、次スレ移動時に
外部にスレ立てという事で。住人が居心地よくいるために話すことも
時には必要ですが、やっぱり鬼畜話が読みたいですよね。
530猛者53:05/03/13 15:41:54 ID:eCaVtSpT
静かだった。

いつものようにトンカチが訪れ、満足するまで腰を振ると、さっさと身支度を整えて帰っていった。
少年はベッドにうつ伏せで横たわったまま、微動だにせず、薄目を開いて見るともなく暗闇に視線を漂わせていた。
おなじみの訪問者が去り、後に残されたのはしじま。
完全なる静寂と暗闇である。
尻の谷間に溢れたトンカチの精液が不快な感触を伝えたが、少年にはもはやどうでも良い事のように思えた。
そっと目を閉じ、全身から力を抜いた。
こうしてまったくの沈黙に包まれ、闇の中に漂っていると、不思議と感覚は鋭敏になってくる。
扉を隔てた隣の部屋の様子まで感じ取れるかのようだ。
どっしりと圧し掛かる静寂と闇のずっと遠くのほうで、やけに大柄な男が落ち着きなくキッチンを歩き回っている。
酒瓶でもテーブルに置いたのか、ドン、と微かな重い音がずっと遠くから轟いた。
筋肉質な身体にタンクトップとジーンズのツナギを身につけ、顔中に黒々とした髭を生やし、ブーツでドカドカと
床を踏み鳴らしながら部屋中に足跡をつけていく大男。
ずっと以前は躊躇する事なく部屋に踏み込んできて、少年の間抜けな姿を嘲笑いながら乱暴に後処置を施した。
ここしばらくは自主的に寝室を出て自分で後処理を施していたので、少年が寝室から出てこない事に戸惑っているのだろう。
遠慮でもしているのか、苛々した様子でキッチン中を歩き回っている。
遠慮?この僕に遠慮?
少年は即座に否定した。
僕を物言わぬ人形か何かと思い込んでいる人間が、何を遠慮する事がある。
少年は自然とこみ上げてくる笑みを抑えようともせず、暗闇の中で密かに己を嘲笑った。
ゆったりと、重苦しく、じわじわと増殖していくようなしじまの中、少年は身を横たえ、はるか遠くに響く
支配者の足音を聞いていた。
531猛者54:05/03/13 15:42:49 ID:eCaVtSpT
どれほどの時間が流れたか、少年には知れない。
少年の意識がようやく泥のような眠りに沈もうという時、寝室の扉がためらいがちに開かれた。
当初の、有無を言わさぬ様子で部屋に踏み込んでくる頃よりは幾分かましになったかのように思えたが、
残念ながら"ノック"という芸当までは覚えられなかったらしい。
密かにほくそ笑もうとした少年だったが、引き上げようとした頬の肉はピクリと一度、痙攣しただけに終わった。
居間のほうから差し込む急な光に目を細め、少年は扉の前に突っ立っている人物を見た。
やけに大柄で、頑強そうな農夫。
ゴンザはぽりぽりと太い指で頭を掻きながら、ばつが悪そうに佇んでいた。
「……腹ァ、壊すぞ。ケツだって、炎症を起こすかもしれねェし…」
言いながらそっと寝室の電気のスイッチを入れ、眩しそうに目を細める。
少年のほうは、"眩しそうに"どころでは済まなかった。
反射的にぎゅっと目をつぶると、不快げに両手で目を押さえた。
少年が目を閉じている間に、ゴンザはゆっくりとした足取りで少年のほうまで近づいてきた。
木製の床を踏み抜きそうな勢いで床を踏みしめるゴンザの足音は、少年のすぐ目の前で止まった。
まぶたの裏でチカチカと瞬く不快な眩しさがようやくおさまってきた頃、
少年は目を開け、目の前にそびえ立つゴンザを見上げた。
黒々とした髭に埋まっているいかつい顔の中で、相も変わらずやけに美しい色合いの瞳が目立つ。
ゴンザはその場に跪き、ベッドに寝そべっている少年と目線の高さを合わせた。
南国の海の色と少年が称した青く澄んだ瞳の中に、やつれた少年の顔が映り込んでいる。
まるで海に沈む水死体のようだ、とその様子を心中で揶揄し、少年は苦笑しようとした。
しかし、やはり吊り上げようとした頬は、微かに一度、軽く痙攣しただけだった。
二人とも何も喋らないまま、しばらくの時間がすぎた。
微かな身動ぎすらしない中を、やけに冷たい、重苦しい空気が包み込む。
岩より重い沈黙と静寂が、寝そべっている少年を上から押し潰そうとしているかのようだった。
少年は心中でぺしゃんこになった己の姿を想像し、笑おうとした。
けれど、結局は前述の通りの結果に終わった。
532猛者55:05/03/13 15:43:43 ID:eCaVtSpT
ぺしゃんこになる己の姿を想像しながら、目の前の南国の海に浮かぶ己の姿を見つめて、
青く澄んだ水中の中で溺れ死ぬ己をも同時に想像した。
奇妙な感覚と妄想ばかりが繰り返される中、少年は僅かな息苦しさに息を喘がせながら、
目の前の美しい海を凝視していた。
どうしてゴンザは何も言わないのだろう。どうして何もしないのだろう。
ただその海の青で、少年を見つめているばかりだ。
何も行動しない。何も。

浮かび始めた疑問の奥底から、ひとつの真実が浮かび上がった。
ゴンザは一番初め、少年を腹立ちまぎれのようにかき抱いた後、それきり一度も少年を陵辱していない。
いくらでも手を出す機会はあったはずだ。同じ家に住んでいるのだから。

わざわざ金をかけて娼妓を買い、村へ呼び寄せるより、ずっと楽で金も掛からない道具を手に入れたのだ。
猛者どもは大喜びで、少年を性処理の道具として活用した。
ゴンザの家を訪ね、少年を抱き、満足した様子でゴンザの家を出て行く。
その最中、少年へ何らかの言葉をかける者はまれであった。
大抵、猛者どもは大勢でやって来た。遊び感覚なのだろう。
少年を弄びながら、大抵猛者どもは少年の存在を無視し(抱いていながら存在を無視するというのも不思議な話だが)、
お互いの仕事の調子や金銭面の悩みなど、それぞれで勝手に会話しては笑ったり、時には喧嘩したりしていた。
533風と木の名無しさん:05/03/13 15:45:48 ID:Kttqg0lm
みんな自分の意見をまとめにしたいんだねー。
これが結論ね、終了!みたいな。
で、それが続くのw。結構おかしい。
534猛者56*今日はここまで*:05/03/13 15:49:32 ID:eCaVtSpT
むろん、己を陵辱している人物と会話を楽しみたいとは微塵も思っていない。
それでも犯されていながら、まるで存在を無視されているような扱いを受けるのは
憤るというより、むしろ悲しかった。
意思を持たない、物言わぬ人形を抱いているかのような態度だった。道具を扱うように乱暴に犯し、
満足すると、ねぎらいの言葉もなしに猛者どもは帰っていった。
大抵がそうであった。
そんな連中に話しかけて欲しいわけでも、構って欲しいわけでもなかったが、そんな扱いを受けるのは
自分の存在を否定されているようで物悲しかった。
猛者どものそんな態度も彼らの仕事を手伝うようになってから幾分かましになったが、
そもそも仕事を手伝うようになってから、猛者どもが少年を抱きに来ることはめったになくなった。
今や少年を抱きに来るのはトンカチだけだ。
単に飽きたのだろう。それこそ玩具に飽きた子供のように、散々弄んだ後、ぼろぼろになってしまった
汚い玩具に、もはや興味を失ったのだろう。
それだけの存在なのだ。
そしてゴンザは、当初の怒りにまかせて少年を抱いたあとは、それきり一度も少年に手を出さなかった。
そもそも、少年に対して何の興味も抱いていないのだろう。
ただ己の逆鱗に触れた生意気な小僧を痛めつけてやりたい一心で、少年を犯し、陵辱したのだろう。
怒りが収まってしまっては、もはや少年には何の興味も、何の関心もない。いつまでも家に居るだけの、
厄介者。邪魔者なのだ。

少年は目の前の海に沈む己の顔を見つめながら、青く澄んだ海の中で溺れ死ぬ己の姿を想像した。
時折肌色の皮膚がおりてきて、その海をすっかり覆い隠してしまう。
その一瞬あと再び海が広がって、少年を再び、深く青い海の底へと引きずり込んでしまうのだ。
永遠のように思われた沈黙を、ひどくしゃがれた、低く、地の底から響くような声が破り裂いた。

「帰りたいか。」
その声はいつまでも、少年の鼓膜の上で跳ね返っているように思えた。
535感想(猛者):05/03/13 21:24:10 ID:pPJeveyZ
おお!猛者さんさっそくの投下アリガトン!
1からずっと読んでますが、
最初はこんな展開になるとは思ってもいませんでした。
これからどうなっちゃうのかな…ハァハァ
536感想>>猛者タソ:05/03/13 21:52:57 ID:Z9zcIzGO
なんか…長らく続いた議論後に投下されたせいか、鬼畜作品なのに癒されました。
有り難う、猛者タソ(´Д`*)ハァハァ
タイミングも話もいつもGJっすよ(´∀`)b
537風と木の名無しさん:05/03/13 22:25:08 ID:SBESJ7xh
感想は7thにどうぞ
埋めついでだしな
538風と木の名無しさん:05/03/13 23:43:12 ID:/1GKJk9r
・・・・?
ローカルルール成立したのか? >537
それとも仕切りたいだけ?
539風と木の名無しさん:05/03/13 23:58:20 ID:AxsJzF84
>538
後半我慢できなかったの?煽りちゃん。
540風と木の名無しさん:05/03/14 00:10:15 ID:BW/zQMcG
漏れはこれまで通りこっちに感想書くよ。
感想スレって単にここのヲチスレになりそうだし。
どうせそっちでも他人の感想や作品内容に絡むなら一緒じゃないの?
541風と木の名無しさん:05/03/14 00:11:47 ID:nlPyqrkS
542風と木の名無しさん:05/03/14 00:12:53 ID:wTSZkYX0
>538
「埋めついで」って書いてるじゃん
煽りたかっただけなんだろ?
543風と木の名無しさん:05/03/14 00:15:41 ID:wTSZkYX0
>540
それでも作品の前後に煽りや絡みが挟まるよしはマシだと思ったんだけど・・・
544風と木の名無しさん:05/03/14 00:41:24 ID:BW/zQMcG
でもそう言いつつ542で絡んでるじゃないか…
545風と木の名無しさん:05/03/14 00:43:25 ID:2DyrqtVN
いいから7thいこうよ。
いつまでやる気なわけ?
546風と木の名無しさん:05/03/14 00:44:00 ID:1p1tflxm
おまいらもちつけ
春の御陽気にあてられすぎです
547風と木の名無しさん:05/03/14 22:07:26 ID:2lvfpYMA
7th埋め立て後は感想スレは立てず、現行スレで>>535-536のようにして
感想をこちらに書くのでしょうか?
548風と木の名無しさん:05/03/15 00:27:45 ID:hAZz864B
1001のAA可愛いのな・・・
549風と木の名無しさん:05/03/15 00:28:24 ID:UkUTwkz/
>>547
それでいいんじゃないかな。
550風と木の名無しさん:05/03/15 00:53:31 ID:MsPjJxGf
いつ決まったの?
551議論:05/03/15 01:58:43 ID:BUKXSo9S
ここまで分かれた意見をまとめるのは正直ムリポ。
そんなに感想スレたてたきゃ自分でドゾ。ここで書くって人も結構居るし意味があるか疑問だと私は思うが。

折衷案が名前欄に「感想」なんだとヲモ。
で、スルー出来ない人居るし納得しない人も居るし、この先もまだ議論は続きそうなんで
せめて議論も名前欄に「議論」と入れてはどうか。
ケータイ組の自分としてはそれでも飛ばすのウザイのでなるべく議論は止めて欲しいけど。
パソでスルー出来てる人はあぼんしてくれればヨシ。どうだろう。
552議論:05/03/15 02:20:43 ID:UkUTwkz/
2chのルールなんて成り行きでいつの間にか決まるようなもんだしねえ。
ハイこれからはこのルールでね、何て言っても上手くいかないやね。
553議論:05/03/15 02:58:21 ID:/g/7dBiE
もう>>547でいいとオモ。
漏れもケータイユーザーなんだが、正直感想なんかより議論のがウザイ(と言いつつ口出してしまったが)
早く「作品投下」→「感想」→「投下」の流れに戻って欲しい。
議論はイラネ('A`)
554議論:05/03/15 03:20:07 ID:S7qAbRAs
議論うざいのはわかるが
携帯ユーザーの意向と都合で結論決めようとするなよ
それも自分勝手ってもんだぞ
555議論:05/03/15 08:08:27 ID:+M/d3JpU
あーウザイ…ウザイウザイ('A`)
死ぬほどウザイ。もう議論はお腹いっぱい。
もうやめてくれー
556風と木の名無しさん:05/03/15 08:16:14 ID:UkUTwkz/
じゃあ書かなきゃいいんじゃ?
私もねー
557風と木の名無しさん:05/03/15 11:31:07 ID:+0jE65rJ
なんか用意してみたけど使う?
議論してくれても感想書いてくれても
過去ログ保存してくれても何してくれても良いけど
(´・ω・`)つ http://jbbs.livedoor.jp/otaku/4136/
558風と木の名無しさん:05/03/15 12:02:29 ID:W/M7WVqG
ためしに置いておけば良いんじゃない?
しかしタイトルまんまだな。笑っちゃったじゃないか。
559感想でも議論でもない:05/03/15 20:59:07 ID:YCZPFvAZ
6スレと7スレを見てはじめて汁

落 ち て 逝 く 悦 び

やっぱ気になってたんだんだな、漏れ
3つあるのは異様だったから、うん
560呟き:05/03/15 21:10:02 ID:+M/d3JpU
>>559
私も何かスッキリしたよ…特に6スレはしぶとかったから
561風と木の名無しさん:05/03/15 23:29:29 ID:6QG9zfwb
厨房日記読みてぇ…
562風と木の名無しさん:05/03/15 23:38:28 ID:EliArYb2
561に便乗…自分も読みてぇ…
もうずっとおあずけ状態ですよ。さすが鬼畜スレ。
563風と木の名無しさん:05/03/15 23:41:12 ID:V8x7GqUh
クレクレ君ばかりだな
564風と木の名無しさん:05/03/15 23:51:46 ID:b04YEIsV
>>563
せっかく落ち着いてきたのにヤメレ。
565クレクレ:05/03/16 00:02:54 ID:h5lEPIb0
どなたか無理矢理ものを投下お願いします。。。
566クレクレ:05/03/16 01:36:54 ID:8uBWgraP
オンラインゲームさん待ってます!
567だめぽ:05/03/16 01:55:34 ID:nLrPoNAJ
メール欄案もこれでは・・・
もうだめぽ
568レス>567:05/03/16 08:12:28 ID:h5lEPIb0
いいじゃん、実に分かりやすいよ。
569風と木の名無しさん:05/03/16 08:32:47 ID:XKVUK0om
うん。あとカナとかはなるべく全角で入れると
いいかも。
例外・『ハギャュアマニッヤッチョンホッホーー☆の陵辱』

とかいう作品が投下されちった時は別
570風と木の名無しさん:05/03/16 14:13:45 ID:jgg/g0Gh
折角、他に板借りてくれたんだから
リクもそっちで良くないか?
571風と木の名無しさん:05/03/16 18:20:28 ID:h5lEPIb0
うん、そっちに書きたい人は書けばいいと思う。
572風と木の名無しさん:05/03/16 21:53:34 ID:kwZdUAOB
このスレもうダメポ(´・ω・`)

今まで神投下→感想の流れで8代も続いた良スレだったのに…。
大人板とは思えない流れに苗。
573議論?:05/03/16 22:10:14 ID:rcI3xJFp
春休みだからな。少しの我慢だよ。
574風と木の名無しさん:05/03/16 22:42:31 ID:6AmuEgl8
時々ここ見に来て
自分好みの作品があればうれしかっただけの自分。
久々に来てみると、なんかすごいことに…。
絡みスレとか全然見ないし、なんだかよくわからんが
たかが2ちゃんの掲示板にここまで熱く議論できる姐さん方すごいね。

あ〜作品が読みたい。
575風と木の名無しさん:05/03/16 23:45:13 ID:gcSNUbvI
>572
お前に一番萎えたけどナー
576議論?:05/03/17 00:44:17 ID:5kEMDxOa
>>572
その流れで続いてたんだがな…。
なんだ、この微かに漂う過疎臭は。

577風と木の名無しさん:05/03/17 01:17:27 ID:JkrJuAwb
6thのように過疎ってしまうのが怖いな
578風と木の名無しさん:05/03/17 04:46:26 ID:z5Z5pZtP
こんにちは、絵板管理人です。
6thと7thがdat落ちしたようなので、ログを絵板の方にアップしておきました。
579風と木の名無しさん:05/03/17 04:52:35 ID:gFjj1mla
管理人さんモツカレです。毎回有難うございます。
580風と木の名無しさん:05/03/17 06:23:29 ID:oFxNEiMA
了解しました。
いつもありがとうございます
581風と木の名無しさん:05/03/17 21:13:50 ID:HP86pHmj
>>572
神投下→感想→口喧嘩だろ。
このスレおなじみの流れだよ。
582風と木の名無しさん:05/03/18 00:37:38 ID:TA6QFf88
>581
つまり、元から厨なスレだった、とでも・・・?
583風と木の名無しさん:05/03/18 00:44:45 ID:V317dZUq
つまりそうさ…
584風と木の名無しさん:05/03/18 01:05:51 ID:TA6QFf88
そうなのか・・・
じゃあ、しょうがないな
585風と木の名無しさん:05/03/18 01:07:56 ID:1mmypXBy
ウザいと言いつつ議論が3度の飯より好きそうな奴ばっかりだからナー
586風と木の名無しさん:05/03/18 01:20:53 ID:RL2gG7Dz
スルーしようや・・作品読みたかったらさぁ
587風と木の名無しさん:05/03/18 01:53:14 ID:1mmypXBy
分かっててもつい一言書きたくなっちゃうんだよね。
586なんかその典型例。
588風と木の名無しさん:05/03/18 02:04:34 ID:wStvIwAg
まだ、やってたのかよ
589風と木の名無しさん:05/03/18 03:15:13 ID:G+7QH7ul
作品の投下が止まっているようですので、以前にこのスレを読んでいて、鬼畜を書いてみたいと思い、
密かに書いていたものを投下します。もともとはここに投下させてもらうつもりで書いたものではない
ので、展開がのんびりで鬼畜シーンまでが長いです。申し訳ありません。
鬼畜作品がまた沢山投下されるまでの場つなぎ程度に思ってくだされば…。
590銀杏黄葉 1:05/03/18 03:17:29 ID:G+7QH7ul
能楽堂は公園の一角にあった。春の日曜日の午後。桜吹雪の中、ひっそりとその建物はあった。

 事業の主催や共催の手続きをする課に勤務している3歳年上の公務員のいとこに能の入場券を貰った。
そんなものに興味がなかったけれど、その能があるという日曜日は暇だった。
「能楽会の会員専用の特別パンフレットだぞ。俺、本当は行きたいんだけど、どうしても用事があってな
ぁ。久しぶりに家元が来るんだ。お前も社会人一年生だし、伝統芸能というものに触れてみるのもいいぞ」
 そう言って渡されたのはカラーの表紙の立派なもので、そのパンフレットが入場券を兼ねているらしか
った。

 郊外にある公園の中の能楽堂に来るのは初めてだった。能楽堂、と言うので何か立派な日本家屋風の建
物かと思ったら意外とそっけないコンクリートの建物で、ちょっと見る限りではそこが能楽堂だとは判ら
ないのではないかと思った。

 入り口の階段を上ると硝子の大きな扉があって、その扉をくぐった所に机が置いてあり、紋付袴の爺さ
んが置物のように座っていた。
 どうもそこが受付のようなのでパンフレットを差し出すとその爺さんはゆっくりとスタンプを手に取り、
ぽんぽんとわざと音を立てるようにゆっくりとスタンプ台にそのスタンプを押し付けると気合を入れてパ
ンフレットにスタンプを押した。返されたパンフレットには綺麗に定規で測ったかのようにパンフレット
の右下の角に合わせてスタンプが押されていた。「正会員」と枠で囲んで書いてあった。

 通路にはガラスケースがあって、能面やらなんだか訳のわからない文字の書いてある本があった。もと
もと知識が無いので何が何だか判らず、興味もわかず、そのまま会場に続くらしいドアを開けた。中にも
う一つドアがあって、そのドアを開くと写真でしか見たことのない能舞台があった。紋付袴の男たちが何
やら訳のわからない言葉を発している。席は満席だった。客層はほとんどが年配の人たちで腰掛けている
後姿がどうみても寝ているように思われる格好をしている人もかなりいた。
591銀杏黄葉 2:05/03/18 03:19:10 ID:G+7QH7ul
 満席ながら、客席には補助椅子が席の後ろに並べてあってその椅子は少しまだ空きがあるようだった。
なかなか盛況だった。こんなに能を好きな人がいるんだろうかと思った。ふと、目の前の台車に積み上げ
てある折り畳みの椅子が目に付いた。ドアの前のスペースに余った椅子を台車ごと置いておいたのだろう。
椅子を広げてもそのスペースにはまだ余裕がある状態だった。爺さん婆さんの間に入り込んで能を鑑賞す
るのは大変疲れる気がしたし、きっとすぐに飽きると思ったからとりあえず能を見に行ってきたと言うい
とこへの言い訳を用意したらすぐに帰るつもりだったからあまり客席の中まで入り込みたくなかった。そ
っと台車から椅子を一つ引っ張り出して音を立てないように広げた。

 舞台の上から聞こえてくるのは呪文のような言葉。時々ドアを開けて入ってくる爺さんや婆さん。手に
しているのは白黒のパンフレット。いとこがくれたようなカラーのパンフレットを持っている人はほとん
どいなかった。
 何人目かに入ってきた着物姿の三人連れが会場を見てひそひそと話した。
「盛況ねぇ、やっぱり家元が来るとなると」
「春の大会は、いつもはガラガラですものねぇ」
 声を潜めて笑いながら空いている席に向かっていく後姿を見ながら思った。
 ……やっぱりね、いつもこんなに混んでいるとは思えないよ。いくら素人でも能がいつもこんなに混む
ようなものじゃないとは判るよ……。

 長居する気も起きず、すぐに帰ることになるかな、と思いながら時計を見た。午後の一時半。終了予定
はパンフレットによれば四時半だった。その時、何度目かのドアが開く気配に何気なくドアに目を向けた。
ドアから顔を覗かせているのはそれまでの爺さん婆さんたちとは違っていた。

 ……高校生? とにかく能楽堂の客席の客層からは全く外れている詰襟の制服を着た学生の姿がそこに
あった。舞台を見ている横顔が薄暗い照明のなかに浮かび上がる。ふと、人の顔をじろじろ見ている自分
の不躾さに気づき視線をずらして自分も舞台に目を向けた。扇子を持った女性が何か言いながら踊ってい
るように見えた。
592銀杏黄葉 3:05/03/18 03:20:44 ID:G+7QH7ul
 ドアから中に入り込んだその学生は暫く座っている自分の横で立っていた。混んでいる客席で空席を探
しているようだった。ふいにその学生は俺の座っている椅子の後ろに回りこんだ。小さく金属の触れる音。
その学生は俺の横に椅子を広げて俺と並ぶようにして腰掛けた。
 ああ、こいつも爺さん婆さんに紛れ込むのが嫌なのだな、と思った。きっと俺と同じで誰かにパンフレ
ットを押し付けられたのだなと思った。実際手にしているのはカラーのパンフレットだった。その膝の上
のパンフレットの上の指が骨ばって長いのがなぜか印象に残った。

 舞台からの声。不勉強だから意味がわからない。眠気に襲われる。帰ろうかと思いながら、いとこの言
葉が頭をよぎる。
「最後の能は必ず見ておいで。家元が県内に来て能を演じる事はなかなかないから」
 パンフレットには能は最後になっている。一眠りしてもいいかな、と思い、目を閉じた。

 高い笛の音に目が覚めた。慌てて時計を見る。三時を過ぎていた。舞台には煌びやかな衣装の能面を付
けた人が歩いている。柱の前に地味な姿の男が座っている。ああ、これがいとこの言っていた能か、と思
って舞台を見て気づく。……家元って誰だ? 舞台のどいつだ? まったく無知で舞台のどの人が家元か
も判らない。こんなんじゃ、いとこもさぞパンフレットを俺に渡した事をもったいなく思うだろう。帰ろ
うか、と思ったけれどこの後の予定は何もなかった。とりあえず昼寝がてら終わるまで過ごすのも悪くな
いと思い、目を閉じた。

 ぱん、と拍手が聞こえた気がした。いつのまにか再び寝込んでいたらしい。ああ、終わったんだと思い、
ぼんやりと自分も拍手しようとして手を叩いた。その途端に手首が掴まれた。一気に目が覚めた。手首を
掴んでいるのは隣に座った学生だ。驚いて学生の顔を見る。学生は舞台を見たままで俺の手を掴んでいる。
……何だ? 何なんだ? なんで手首を掴まれているのか判らないまま学生の顔から舞台に顔を移す。気
が付けば拍手をしているものは誰もいない。煌びやかな衣装を付けた人が舞台から伸びた廊下のような所
を歩いている。幕のようなものが持ち上がってその中に消えていく。ぱらぱらと客席から拍手が起きて、
やがて大きな拍手になった。
593銀杏黄葉 4:05/03/18 03:22:08 ID:G+7QH7ul
「馬鹿?」
 拍手の音に紛れて聞こえてくる隣からの声。顔を向けると学生と目があった。その学生は俺の手首から
手を離すと俺の顔を見て軽蔑したような顔をして言った。
「拍手は演者が幕に入る直前にするものだってことぐらい、能を鑑賞しに来るなら知識として見に付けて
来るべきだと思うけど?」
 どうやら寝ぼけてて誰かが先走ってした拍手につられて自分も拍手してしまったらしい。そしてどうや
らその拍手はしてはいけないタイミングだったらしい。再び舞台に顔を向ける学生の横顔に向かって言う。
「それは申し訳ないことをした。いや、本当に初心者で知らなくて」
 学生は俺の方を見もしないで上半身を倒すようにして俺に近づけ、やっぱり視線は舞台に向けたまま小
声で言った。
「黙って最後まで舞台見てろよ」

 楽器を持った人も舞台から去り、舞台に残った紋付袴の姿の男たちが何か短い歌のようなものを歌って
立ち上がり、舞台から去るときに再び拍手が起こった。同時に客席からぱらぱらと人が立ち上がり、出口
のドアに向かって来た。あっという間にそれは人の波になった。立ち上がるのも、そのまま椅子を片付け
るのもその人波を遮って邪魔になる状態になる事を悟って、最後に椅子を片付けて立ち上がることにした。
そのまま出来るだけ人の波の邪魔にならないように椅子を引いて壁に押し付けて座っていると隣の学生も
同じように思ったのか俺と同じように椅子を引いて人波が引くのを待っているような感じだった。急いで
無理に立ち上がろうとしない。 

「あの柱、何て言うか知ってる?」
 人波が途切れて余裕を持って立ち上がるスペースも出来た。ゆっくり立ち上がり椅子を片付けようと折
り畳み椅子の背もたれに手を掛けた時にまだ座ったままの学生が見上げて問い掛けてきた。
「柱?」
 学生は指先で舞台を指している。
594銀杏黄葉 5:05/03/18 03:23:13 ID:G+7QH7ul
「壁側の手前の柱」
 俺はその指し示す先を見ることもなく、学生の指先から学生の顔に視線を移して思ったままの事を口に
する。
「柱? 柱に名前?」
 学生はあきれたような顔をしてから、笑った。
「もしかしてすっごい初心者? あの、向かって右手の廊下みたいなところなんて言うか知ってる?」
「……」
 その学生は楽しそうに笑った。笑顔が幼い感じがした。
「あの松の名前も、じゃあきっと知らないよね」
「……五葉松?」
 面白そうに学生は笑った。その笑顔がやっぱり幼い感じで、最初にその学生を見たときの、ドアから舞
台に向けていた顔とはかなり印象が違うな、と思いながら、釣られて俺も笑いながら、椅子を畳んで台車
に乗せる。同じように学生も俺の積んだ椅子の上に自分が座っていた椅子を重ねる。もう殆ど客席に客は
いない。並ぶようにして俺とその学生は客席から通路に出た。

「なんで会員用のパンフもってる訳? 本当は会員じゃないんだろ? 誰かに押し付けられた?」
 俺に並ぶようにして歩きながら、生意気そうに話しかけて来る少年を見下ろす。くすくすと笑って見上
げてくる顔は無邪気で子供っぽい感じがする。ほんの少し茶色にした髪。詰襟の襟章がこのあたりでは一
番の進学校の高校のものだと気づいた。出来の良い、いとこが行っていた高校だ。
「……ああ、押し付けられてなぁ」
「教えてやるよ」
「は?」

 笑うのを止めて見上げてくる学生の顔はこんどは変に大人びていて、真っ直ぐで、生意気を抜かす割に
は澄んでいて賢そうに見えた。なんと答えればいいのか判らず言葉に詰まっているとまたくすくす笑って、
幼い顔になって、すっと顔を逸らしてまっすぐ前を見ながら言った。
595銀杏黄葉 6:05/03/18 03:24:22 ID:G+7QH7ul
「何にも知らないんだろ? 知れば好きになるよ、きっとさ」
「いや、教えると言われても」
「あ、ちょっと待ってて」
 そういうといきなり駆け出した。走っていった先に紋付袴姿の爺さんがいた。受付にいた爺さんだ。爺
さんは学生に気づいて、相好を崩した。礼儀正しく御辞儀をしている少年の後姿。何か二言三言にこにこ
しながら少年に話し掛ける爺さん。そして再び軽く少年は御辞儀をして俺に向かって駆け寄ってきた。
「能楽会の事務局長さんなんだ」
 少し息をはずませて笑いながら言う姿を見て、ふと気づいて聞いてみる。
「ああ、能、やってるのか、だから詳しいんだ」
「……やってないよ」

 薄暗い建物から外に出る。夕暮れの風の中桜の花びらが舞っている。駐車場に向かう俺と方向が同じな
のか、学生が俺の横に並ぶようにして歩いている。

 その学生がふいに立ち止まった。釣られて俺もなんとなく立ち止まり、二三歩俺の後ろになった学生を
振り返る。
「名前教えて?」
 ふいに聞かれる。風に吹かれて前髪が顔に掛かるのをかき上げながら学生は言う。改めて明るい所で学
生の顔を見る。整った顔だ。鼻筋が通って唇の形が整っている。能はやらなくても何か他の伝統芸能に関
わっているのかも知れない。和風の顔だ。すっとした切れ長の目。笑っていないと大人っぽい顔立ちなん
だな、と思う。
「榎原、雄一」
「えばらゆういち……さん。俺は長原裕也。……榎原さん、加野寺って知ってる?」
「加野寺?」
「知らなかったら調べて。加入の加。野原の野と書く寺。そこに六月の第二日曜日午後二時に来てよ」
「六月?」
596銀杏黄葉 7:05/03/18 03:25:25 ID:G+7QH7ul
「……六月」
 ほんの少し唇の端に笑みを浮かべて、俺の言葉を繰り返す。

 ながはらー!

 いきなり聞こえてきた野太い大声に静寂は打ち消される。長原、と名乗った学生はその声に向かって振
り返る。公園の横には大きな運動公園があり、そこに隣接した体育館もある。その体育館の入り口で男が
一人手を振っている。
「ながはらー、帰るぞー!」
「今行きまーす!」
 通る声で答えてから俺に言う。
「じゃあ、待ってるから」
 そう言ってその体育館に向かって駆け出す後姿に俺は慌てて聞いた。
「ちょっと、ちょっと待て。六月、六月のいつだっけ?」
 俺の声に立ち止まる。子供のような笑顔が俺に向けられる。
「第二日曜日の午後二時」

 物凄い速さで駆けていく後姿。公園と運動公園を区切る一メートルくらいの柵に手を掛けて綺麗なフォ
ームで跳び越えて、体育館の前で竹刀らしき長いものを持っている体格のいい男に向かってその長原と言
う学生が駆けていく。学生を待っているその男はさっきの爺さんと同じような笑顔だ。そして、話しなが
ら体育館の向こうに並んで消えていく二人の後姿を俺はなぜかずっと見ていた。二人の姿が視界から消え
て、ペンをポケットから取り出してパンフレットの隅の余白に書き込む。
加野寺、六月の第二日曜日、午後二時。
597銀杏黄葉 8:05/03/18 03:26:45 ID:G+7QH7ul
四月は慌しく過ぎた。新入社員の俺には覚える事がたくさんあった。地元の大学を出てそれなりに地元
では知られた会社に就職して営業職。悪くはなかった。四月の終わりに三歳年上の兄が結婚して両親と同
居する事になったのをいい事に会社の近くに小さなアパートを借りて一人暮らしを始めたけれど、一人暮
らしの気ままさを楽しむ余裕はまだもてなかった。仕事で残業で疲れ切って帰り着いて、崩れるように眠
りに付く毎日だった。

五月のゴールデンウイークに会いに来ると言っていた、大学で付き合っていた彼女からはアパートを借
りたのと同じ頃に地元で高校時代付き合っていた彼と寄りを戻したというそっけないメールが来て終わり
になっていた。彼女と楽しく過ごすはずだったゴールデンウイークはのんびり一人で部屋で仕事の疲れを
取ったり、学生時代の友人たちと集まって飲んだりして終わった。楽しいといえば楽しく、つまらないと
いえばつまらない休暇だった。

六月になって、雨の降る日が多くなった頃、会社の食堂で地元紙を読みながらラーメン定食を食べてた
ら、二週に一度の地元のイベントを特集する面で加野寺と言う文字を見つけた。野々上師追悼能楽大会。
法要は能楽会員のみ。法要後の能楽大会は見学自由。



今回はここまでです。
598風と木の名無しさん:05/03/18 03:44:37 ID:Op+IwCVa
流れ元に戻そうという気持ちも投下も嬉しいんだけど・・・
・・・
どこが鬼畜?


599風と木の名無しさん:05/03/18 03:52:52 ID:envIKq9s
乙!
>>598
>>589
600感想:05/03/18 04:25:45 ID:LnEVBL9F
おぉ…なんだか久しく感じる投下だ…。
乙華麗!!

はよ鬼畜的展開に入るのを楽しみにしております(´∀`)b
601風と木の名無しさん:05/03/18 04:52:59 ID:1SdMh3HM
柱に縛られるのかと…>鬼畜的展開

涙で鼠を描けば完璧だ。
602感想・銀杏黄葉:05/03/18 07:53:31 ID:OARHoCZp
投下乙です!

>601
ワロタ
603雑感:05/03/18 12:40:44 ID:xfPtbGcZ
せっかくだから
例の別板に書こうよ・・・
604風と木の名無しさん:05/03/18 16:08:05 ID:f+KobE+8
こっちに書く人も居るのを承知で建ててあるんだからそういうのヤメレ。
また荒れる。
605風と木の名無しさん:05/03/18 16:15:32 ID:k+O0Wqev
>>604
ていうか、>>598みたいなレスならともかく
なんでもかんでも絡みに誘導すんなよ。
ヲチスレの存在はスルーなのが、ヲチラレ住人の基本でしょ。
606風と木の名無しさん:05/03/18 16:26:04 ID:k+O0Wqev
>>604
ごめんなさい、>>603へのレスだった。
607風と木の名無しさん:05/03/18 16:53:13 ID:9X5at+KP
>605

別板って言ってるし>557の事でしょ。
608風と木の名無しさん:05/03/18 17:22:50 ID:PiCej9Mq
>>607
そこ、誰も感想書いてない…
ここを使いきってから移動するつもりなのかしらん。
609風と木の名無しさん:05/03/18 17:26:23 ID:Vuf0JS08
じゃあとりあえず貼っておこうか。

つとりあえず雑談スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/4136/1110956094/
610猛者57:05/03/18 19:56:28 ID:uyr2E4Ve
少年は逃げ出した。
逃がされた、と言ったほうが正しいかもしれない。
猛者どもが揃って寝静まる午前3時頃、漆黒の空が微かに白み始める頃に、
少年はゴンザに追い立てられるようにして逃げ出した。
見慣れた小道をひた走る。
まるで鼓膜のすぐそばに心臓があるかのようだった。
木々のさざなみと早起きの小鳥が一声二声鳴くほかは静寂に包まれているなか、
少年の鼓動の音だけが世界中に響き渡っているように感じられた。
さまざまな概念はすべて消し飛んでいた。
まったくの無心だった。
濃い紫色に染まっている空と木々に囲まれた一本道のずっと向こうを見据えながら、
少年は細い両足を懸命に蹴り上げていた。
二度に渡る逃走で捕らえられた地点を過ぎ、ゴンザ達の村が見えなくなる頃、
少年の心臓はようやく僅かながら落ち着きを見せ始めた。
それでも、走る足は緩めない。
息が上がり始め、僅かに両足が重くなる。もとより運動には向いていない体質だ。
それでも少年は懸命に走り続けた。
頬を撫でていく冷たい風を感じながら、全力で両足を蹴り上げた。

帰りたいか、と尋ねられた時、少年はすぐさま即答する事ができなかった。
まず真っ先に頭に浮かんだのは、逃げ出した逃走ルートの先で、猛者どもが待ち伏せているヴィジョンだった。
そこで少年は捕らえられ、再びひどい仕打ちを受けるか、最悪殺されてしまうかもしれない。
ほくそ笑むゴンザの顔が目に浮かぶようだ。
もうとっくに生への執着は失ったと思っていたけれど、少年はその時、己の中に
まだ臆病な感情が残されていた事を改めて知った。
臆病者、と自分を罵りながら、少年は一度目を閉じ、あれこれと思案した。
挙句、真剣な眼差しでじっと見つめるゴンザを見返して、少年は静かに首を縦に振った。

611猛者58:05/03/18 19:57:50 ID:uyr2E4Ve
ゴンザの狙いは読めない。
頭には相変わらず、小道の先でしたり顔で少年を待ち受ける猛者どもの姿が思い浮かんでいる。
その集団の中へ飛び込み、やすやすと猛者どもの手の中へ捕らえられる自分を容易に想像できた。
ひどい仕打ちの数々や、クワやツルハシで頭を割られる恐ろしいヴィジョンが次々に頭を駆け巡る。
それでも、少年は決断を変えなかった。
よしや捕らえられたとしても、それはそれで構わない。やれるだけの事はやったと、己を誇りに思うことは出来る。
ゴンザは静かに目を伏せると、ゆっくりと一度、頷いた。
「体を洗え。お前に合うような服を、前に町で買っておいた。それを着るんだ」
ゴンザの声は静かだ。言い終えるとゆっくりと立ち上がり、寝室を出て行った。
少年はだるい体をようやく起こし、ベッドから降りた。
言われるままバスルームで汚れた体を清め、用意されていた服を身に着ける。
ぼくに合う服だって?いったいいつの時代のティーンエイジャーがこんな服を着るんだい。
少年は鏡に映った自分をまじまじと見つめながら思ったが、町での自分もそれほどお洒落な
部類ではなかった事を思い出し、首を振った。
ませたクラスメートがよくからかっていたじゃないか、ぼくを"堅物のダサいファッション"だって。
それでもこれよりはましだ、と思いながらも、少年はゴンザの待つ居間へ出て行った。
そこでは、懐かしくも馴染みの古いショルダーバッグが少年を待っていた。
612猛者59:05/03/18 19:58:53 ID:uyr2E4Ve
感慨深い思いでそれを持ち上げる少年を眺めながら、ゴンザがばつの悪そうに頭を掻いた。
「…すまん。中身はほとんど捨てたか、売っちまった。財布の中身もほとんどテツやツルハシの辺りがちょろまかしたらしい」
なるほどバッグの中にはほとんど荷物が入っていなかった。使い古しの大事な聖書と、からっぽの財布だけ。
それでも十分だった。少年はそれを肩にかけ、ゴンザを見上げた。
恐ろしいほど大柄で、頑強そうな農夫。
ゴンザは肩をすくめ、扉への通路をあけるために後ろへ下がった。
聞きたい事がやまほどある。それこそ山脈を埋め尽くすほど。
どうしてぼくを拉致したの?どうしてこんなひどい仕打ちを?ぼくが何をしたの?
ぼくの何が、そんなにあなた達を怒らせたの?

ゴンザの青い海が少年をじっと見つめていた。再び、あの感覚が甦る。
深い南国の海の底へ沈んでいくかのような、あの奇妙な感覚。
苦しげに息を喘がせながら、少年はゴンザへ一言、告げた。
「ぼくは人形じゃない。」
言い終えると同時に踵を返した少年に、ゴンザが尋ねた。
「名前は?」
ドアノブをつかんだまま、振り返りもせず、少年は呟いた。
「メルヴィン」
そして少年は逃げ出した。

*今回はここまで*
613猛者感想:05/03/18 20:14:27 ID:a+LVJrk3
ああ〜猛者タン待ってました。
少年の名前はちゃんとあったんだね、ポークビッツじゃなかったんだね、ヨカッタ…
614猛者感想:05/03/18 20:30:19 ID:1jyvpHQ8
猛者たん投下乙!!のGJ!!でした。
メルヴィン少年に関しては展開を待つことにして、
とりあえず今回は…ゴンザの深い瞳に愛!!!!!!
僕は人形じゃないに名を尋ねるゴンザの心境やいかに。

今迄で一番先が気になる展開かも…
615猛者感想:05/03/18 21:12:41 ID:lczgBRIP
猛者タソ。GJ!
今回泣けました。
ゴンザが少年に初めて名前を聞いて、彼が答えるところが。
彼らの関係が、これからどうなって行くのか、どうなってしまうのかを
見守りたい。
期待してます。
616感想>>猛者タソ:05/03/18 22:15:59 ID:LnEVBL9F
乙デス(´∀`)ノ
なんだかいつもと雰囲気違うよぅな?
静かにドラマティック。
少年が名前を答えるとこ、良かったです。
結末がますます気になる所。

猛者タソガンガレー!!
617風と木の名無しさん:05/03/19 00:38:38 ID:SbjvPGcg
猛者のあとに猛者感想ときたから作品の続きかと一瞬思っちまったよ〜。
わかりづらっ。
今までは名前欄にタイトル=作品だったから作品だけを読みやすかったのになあ。
618猛者感想?:05/03/19 01:10:11 ID:CcfKWxQD
>いったいいつの時代のティーンエイジャーがこんな服を着るんだい。
そんな発言をするメルヴィンこそいつの時代のティーンだよw
619テンプレ張り:05/03/19 01:26:18 ID:CGk5P21I
基本ルール知らない新参者もいるだろうから
時々はテンプレ引っ張っておきたい。
ヌルーよろ

●スレ住人心得
・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で
620議論:05/03/19 01:41:57 ID:bn1uhNXg
うざいから貼らなくていいよ
流れが切れるだろーが
621草と実  1:05/03/19 02:23:19 ID:l20ht6gh
二人はそれぞれの国を持つ王であり、また諸国を支配する帝に仕える同僚でもある。
永い戦乱の世を経て統一された「帝の為の世」。
20を越える国々の王たちは帝に仕えるため王都近くに暮らしていた。
この日は月に一度の召集の日で、帝の居城はいつにも増して警備が厳しくなっている。

「よお。久しいな」と王の一人が声を掛けた。
この男、もともとは代々帝に仕えた家柄正しき武家の嫡男であったが
その手腕が買われ若くして王の位についた。
帝の御前にあっては忠誠を誓い、国では自由奔放に豪快な政治を執る。
仕来たりに則った衣服を纏ってはいるが、流行の織物は諸国の王より煌びやかだ。
長い黒髪を乱れなく結い纏めている簪を一本抜くと、声を掛けた男の髪に刺した。
「また途中退席しやがったな。いままでどこに行ってた」
声を掛けられた方は、不満そうに男を軽く叩いた。
こちらも王の仕来たりに則って伸ばした黒髪を後ろで束ねられているが
飾るものは一つも身に纏っていない。戯れに刺された簪を取って床に放った。
頭一つ分背が低いこの王は、数年前、帝の為に用意された「話し相手」役だった。
ただ帝に仕える事を最優先と教育されたが、出生は詳らかでなく世間や常識に疎い。
ある日気に入らない他国の兵を纏めて、強い魔術を用いて葬った事件があった。
結果、帝に敵対する亡国を滅ぼす形となり、成人して間もなく一国を与えられた。
―言わばこの若い二人の王は異質で、諸外国と馴合うことは稀だ。

背の高い王が、広い肩幅を揺らして笑う。
「堂々と遅刻してきたお前に言われたくないが、少々急用があってな。
先々月送って遣した書簡、あれの用意が整った」
622草と実  2:05/03/19 02:24:31 ID:l20ht6gh
「・・・・・―ああ。なんだ今頃になって。忘れてたぞ」
一瞬何のことか分からず間を空けて言った。「忘れていた」とぞんざいに答えたが、
三ヶ月前から、年若い王の存在が気に食わず侵攻する敵国の対処に追われていた。
机上の政策に加え王自ら戦場に赴きもした甲斐あって一応の沈静を見たものの
未だ残党の片付けと、被害を被った国民に対する援助を行わねばならない状況だ。
だが国庫にそれを行うだけの余裕がなかった。
敵国を壊滅に追い込むことはできても、思惑通り国に被害が残ったのだ。
この結果を望んだ、さらに第三国の関与があるのかもしれない。
「ま・・、公に動けないからこそ時間がかかったんだがよ」
言って手を軽く挙げる。人払いをした。
「公に動けない奴が、帝への供物をそのまま他国に横流しするのか」
背の低い男が呆れて目上げた。つまりは法外な資金援助を受けたのだ。
「なに、俺の個人的な酔狂よ。況して見返りがなければこんな事はしない」
ふん、と息をつき背を向け「わかってる」とそっけなく返事をした。
個人的にと言っても実質この男に借りを作った。
だが問題を収束することはできるだろう。
その場を去ろうとしたところで、後ろから両肩を掴まれた。
「一晩付き合ってもらおうか」
目を見開いて思わず閉口した。
「あ?何言ってるんだお前」
振り返り男の表情を伺った。いつも通りの底の知れない笑顔だ。
「何でも望みを聞くとあったな。それを叶えて貰う。女を抱いたことはあるか?」
女官たちに世話を焼かれ、その内何人か乞われるままに抱いた事はある。
しかしますます混乱して曇った表情を見せ、それが男には更に愉快を誘った。
「一晩・・・って、お前、俺を抱く気か?」
「いい女共を抱くのも飽きてきたところだ。ソッチの方はまだ経験浅くてな、まあ、
どうだ。俺に借りを作るくらいなら安いもんだろう」
背後から顎に手を回し片方の手は腰に回され、羽交い絞めにされた。
うー・・ん、と少し考えた後、「一回だけだぞ、それで帳消しだ」と、答えた。
623草と実  3:05/03/19 02:25:19 ID:l20ht6gh
そのまま二人は其々の国に影武者を帰らせて、自身は平民の身成で繁華街へ向かった。
裏路地の店を幾つか抜けると、予め待ち合わせに用意された趣きある平屋があった。
高い草木に囲まれて中を伺い知る事は出来ず、また門から入口まで細長い石畳が続き、
家の物音も外へ漏れることはない。
男は、貴重な猫を手に入れたような満足感を伴い戸口を開けた。
「よっ」
何とも気軽な挨拶で、既にそこに待つ男に声を掛ける。
「遅い!同じ頃城を出て、どうして遅れるんだ?!」
本人にその積もりは無くとも、まるで恋しい男を待つような言葉である。
真剣な顔で怒るその様を見て快活に笑う。少しも悪びれる事無く歩み寄る。
「だいたい、言い出したのは、おまっ・・・・」
言い切らぬうちに口を塞がれた。突然の事に目を閉じることもせず手をばたつかせた。
「ぅん・・!む、んー!」
散々口腔内を掻き回されて漸く開放された。はあっと大きく息をつく。
「ここでは、俺を草(そう)と呼べ。界隈での通り名だ。
お前は・・・・そうだな、木ノ実(きのみ)と呼ぼうか」
「どうせ今日限りだ。好きに呼べばいい。」
口許にこぼれた物を拭いながら不機嫌そうに顔を逸らした。
木ノ実と呼ばれた男は窓辺に座り、背後に西日を受け下ろした黒髪を緋色に輝かせた。
草は、髪は結ったままであるものの公務の時と違い、飾り気の無い軽装を纏っている。
不意に手を伸ばし、木ノ実の腰布を引いた。
「う、わ・・!」
力尽くで体を引き寄せる。
上半身が仰け反る形になり、そのまま肩を抑えられ床に組み敷かれた。
かつて体験した事の無い状況に戸惑いながらも、胸が鳴るのを覚えた。
丁寧に腿から腰、背中から首筋まで愛撫された後、ゆっくりと衣服を剥ぐ。
「い、いい・・、自分で脱ぐ」
少し頬を赤らめながらでも躊躇う事無く、身に纏った全てを脱いだ。
624草と実  4:05/03/19 02:25:58 ID:l20ht6gh
未だ若いしなやかな体躯はきめ細かく色も薄い。魅入っていた草の視線に気付き
「草も脱げ!」と、胸座を引き開けた。中から逞しい胸板が露になった。
剣の腕は国随一と聞く。その太い腕に押え付けられたのでは、
いくら魔術の腕が立つとて小柄な木ノ実は身動きすら取れない。
この時もう後悔していたのかもしれない。
草が更に圧し掛かるように覆い被り、重さが増した。
全身を密着させ、下腹部に硬い物が当たる。
「そ、草・・!お前・・・・あっ」
苦情を言おうとしたところで、首筋を強く噛まれた。
「イタ、いた、い・・っあ、はっ」
奇妙な感覚が背筋を走り、漏れた息と一緒に声が出た。
草の愛撫は止む事無く続く。手が腋をくすぐり、尻を掴み、秘部へ侵入する。
噛んだ首筋から、舌が胸へ這い、強く吸う。はっきりと跡が残るほどに。
「はあっん、あ、や、ヤメ・・・・あっ」
力無く必死に抵抗をする腕を掴んで、ククッと笑いを漏らしながら視線を木ノ実へ向けた。
「俺も、男は初めてだからな、勝手が分わからねえや。
しかしそんじょそこいらの女より、いい声してるぜ。」
「ばか言ってろ・・」
精一杯強がって見せ視線を逸らした先に草の物が見え、ギョッとなった。
「ちょ・・!草、おいっ!こ、こんなの入るわけな・・」
今度も最後まで言い終えずに口を塞がれた。逃げないよう髪を掴まれ、放さない。
木ノ実自身、女を悦ばすに充分な物を持っていたが、草のそれはかなり大きい。
これにはもうすっかり後悔していた。
どんなに抵抗して頭を振っても髪を掴む手に力が増すばかりで痛い。
もう一方の手で下顎を掴まれて一切の動きを封じられた。
日の暮れた部屋にクチュクチュと卑猥な音が響く。
625草と実  5:05/03/19 02:27:01 ID:l20ht6gh
歯の裏、舌の付根、咽喉まで、容赦ない侵攻が続き、疲れた木ノ実は抵抗を諦めた。
力が抜けるのを感じて、漸く草は舌先を吸いながら口を放した。
木ノ実が「はあ、」と再び呼吸を取り戻したかのように息を整える。
「も、もう・・・、俺、いやだ・・・、疲れた・・」
勿論そんな主張は却下される。「うあぁっ!」指が舌の口に入ってきた。
「うーっ、ヤメ、やめろもう!や、いやだっ」
押し広げるように運動する指を静止したくて腕を掴んだ。草は、「ほー」と意地悪く、
「いやだ?じゃあ途中でやめて、このまま俺に借りを残すか?」
あまりの状況に、なぜこんな事をしているのか失念していた。
ここまでしておいて借りが残っては、なんだかとても損をしているような気がする。
だって明らかに草はこの状況を楽しんでいるし、自分は女みたいな声をあげている。
「ず、ずるいぞ!そういうこと言って都合よく運ぼうとする気か?!」
「じゃあ〜諦めるんだな。力抜け」
「え・・」
反論する間もなく、ぐいと腰を掴まれ巨根が侵入をはじめた。
「いっ、あっ!ああう!ん、んんー!」
悶絶した表情で下唇を強く噛んで必死に堪えた。ぐいぐいと圧し進んでくる。
堪えきれず上身を仰け反らせた。「ああーっ!」
とうとう奥まで侵入を許し、叫びにも似た声が響いた。

木ノ実はもはや抵抗する力も無いほどぐったりと横たわっていたが、
それでも逃げないように草にしっかりと腕は掴まれたまま二人は床の中にいた。
「草・・、女に嫌われるだろ・・・。」
「あん?悦ばれるばっかりだぞ。病み付きにさせるからな」
「ネットリしつこいんだお前は・・。もうっ、この手ぇ放せよ!」
「まーまーまー」諭すように言いながら草は木ノ実を背中に向けた。
手を掴んだままなので後手に拘束される形になる。
626草と実  6:05/03/19 02:28:04 ID:l20ht6gh
「いたっ。何するんだよ、も、離せって!」
うなじを強く吸う。「ぃあっ!」と妙な声を漏らしながら身悶えした。
「心配すんな。病み付きにさせてやっから・・・・」
そう言いながら股間にモノを挿み入れる。
「やっ・・!やめ、お、おいっ!一回だけって言ったろ!」
「後ろは初めてだろ?」
「いやだっ・・・あっ!あう、ん・・・・!」
徐々に激しく動き始めた。皮膚のぶつかり合う音が部屋に繰返し響く。
「あっ!はう、は、あ、ひあ、ああ、あっ、くっ・・も、もう、ゆるし・・・」
「まだまだ!」と、四つ這いになった木ノ実の、長い髪を掴んで責め続ける。
「んっ、く、んっ。うーっ、ああっ。あっ、」
少しずつだが確実に声に甘みが混じっている事に、草は聞き逃さなかった。
強弱を繰返し体位を変え丹念に体に刻み込む。
堪らずしがみ付いて来る木ノ実に容赦なく叩き付けながら、
「もう、痛く、ないだろう?」と、聞いたが
焦点の定まらない瞳が、返事をする余裕はない。
行為は飽く事無く夜明けまで続けられた。
何時しか木ノ実は深い眠りに落ちていた。
「最初はまあ、こんなもんだろ」
頬に掛かった前髪を掻き揚げてやり、最後に強く口付けをした。
そうしても目覚めないほど疲れ切っている。
「これから色々教えてやろう」
そう言って意地悪く余裕の笑みを見せたが、
木ノ実はそうとは知らず寝息を立てていた。
________________________________
ヘタレで連投スマソ;;orz 生まれて初めてヤヲ小説書いたので鬼畜に出来なかった。
スルーの方向で宜しく。
627感想 草と実:05/03/19 02:57:57 ID:S5mlKSLA
・・・鬼畜なしって自覚してるってことは
スレ違いってことも自覚してるってことだよね?
スルーしてほしいのなら書き込まないほうがいいよ。
他のAAサイトに投稿してみてはいかがでしょうか?
628風と木の名無しさん:05/03/19 03:05:20 ID:SbjvPGcg
みんな何のためにタイトル入れてるん?
クレクレとか呟きとかダメポとか好き勝手なタイトル付けてるからNGワードにも設定できんし。。。
元に戻してくれよ
629議論:05/03/19 03:15:31 ID:YNs9TJDK
こまめにあぼーんすればいいだけだろ
自分の都合押し付けよくない
630風と木の名無しさん:05/03/19 03:17:56 ID:SbjvPGcg
都合の押し付けはお互い様だろ
631感想 草と実:05/03/19 05:06:15 ID:esHjYBY1
久々のファンタジーで楽しませてもらいましたよー!
最後の数行がこれから始まる鬼畜劇を予感させるので
全然OKだとオモ

>>627
AAサイトに投稿してどうするのかと小(ry (*´∀`)σ)∀`)
632草と実:05/03/19 08:38:25 ID:xCanUpOJ
よいではないか、よいではないか。
これから鬼畜な展開にもってくってのもありですよ。
ムハーっとしながら読ませてもらいました。続き楽しみにしてます!
633感想 草と実:05/03/19 09:13:05 ID:uPNA8W/S
次は鬼畜作品をお願いしますね。
これじゃスレ(ry
634風と木の名無しさん:05/03/19 17:51:13 ID:NQopoygK
もうだめぽこのスレ
635議論:05/03/19 22:46:00 ID:T4AyeyKt
>632
いや、もうこれで一端完結してるみたいだけど・・・。

というかビデオ棚ではなくここに投下する必要性がわからない。
前スレでお藁いパロやってた人同じような初心者?
次って言うかスレタイが読めるようになるまでは来なくて良い。
636猛者60*今日はここまで*:05/03/19 23:28:17 ID:uCyF+bDh
懐かしくも見覚えのある風景が少年の横を過ぎていく。
いつ頃の事だったかもう忘れてしまった、この村へやって来た当初に見た風景。
今、少年はかつて歩いたこの道を、反対方向にひた走っている。
僅かばかり伸びた髪が風に揺れ、さらさらと頬やうなじを撫でる。
早くも限界を告げ始めた肉体に鞭打って、なおも小道を走っていった。
やがて一本道が広大な森の中へと吸い込まれ、獣道と化した。覚えのあるこの通路を苦労して通りながら、
少年は道に迷わないよう、かつて通った道順を記憶を頼りに辿っていった。
あの頃はこの道を通るのがとても不快だった。木に張りつく毛虫やクモ、得体の知れない生き物の鳴き声、
縫うようにして地面を素早く這い回る奇妙な爬虫類。地面に点在する糞。
微かな物音にいちいち怯えながら、早く森を抜けようと必死だった。けれど今は平気だ。むしろ愛しくさえ思える。
あそこで人間の尊厳を奪われて生活していた頃を思えば、この自然は限りなく自由で、広大だった。
それでも地面にひっそりと横たわっている糞だけは避けながら、少年は草をかき分け木の根を跨ぎながら、
遠い町を目指して走り続けた。
この森を抜ければあとは一本道を1時間ほど走るだけだ。それで町行きの汽車に乗れる。
無人の寂れた駅が思い浮かぶ。あと少しだ。

汗で髪が額に張りつき、激しい動悸・息切れが限界に近づいた頃、ようやく森の終わりが見え始めた。
そこで初めて、少年は走る足を緩めた。後ろを確認し、追っ手の居ない事を確認する。
少年は森を抜けた。途端、煌びやかな陽光が少年を照らした。
目を細めながら前方を見る。
木々に囲まれた田舎道。少年は額に流れる汗を拭き、ゆっくりと歩き出した。
637猛者感想:05/03/19 23:35:14 ID:n/1iEkoJ
こ、ここで終わりかい。なんか次が楽しみなヨカン
こまめな投下乙です。
638感想 猛者:05/03/19 23:42:37 ID:54hHuaDS
アンタだけだな
心の支えと言える投下者は
639風と木の名無しさん:05/03/19 23:44:54 ID:TOA5Vsjp
オンラインゲームタンマダカナー…
640感想>>猛者:05/03/20 03:25:20 ID:QoVRQjts
いつも乙です。
今回のような短い投下ですら何かしらの焦らしプレイの様に感じて身悶えてしまう漏れがいます(´Д`;)ハァハァ
次も気体しとりますー。
641風と木の名無しさん:05/03/20 09:33:12 ID:o2Z1Z9bt
実際「感想」をNGワードにして透明アポンしてる人ってどのくらいいるの?
実用性より、他の人がやってるから何となくって理由で入れてる人が
ほとんどなんじゃないの?
642風と木の名無しさん:05/03/20 11:38:49 ID:/aeSh/+D
>641
「感想」をNGワードにしたら貴方のその書き込みもあぽーんされてるんじゃ?
答えようが無いよ。
643風と木の名無しさん:05/03/20 11:50:20 ID:MnGmhYIl
>>641-642
ワロタ。
644風と木の名無しさん:05/03/20 17:12:44 ID:DjT3b6ha
>641
そもそも21歳以上でありながらスルー能力に不自由な少数の方々の為の方策ですから、
標準スキル装備な住民にとっての実用性なんて考えるのは無意味。
645風と木の名無しさん:05/03/21 00:12:50 ID:tCAWSF1J
厨にレベルを合わせてるのか…
646薬と毒薬 1:2005/03/21(月) 04:03:46 ID:YTcw+j79
 メアリーが死んだ。
 鉈で頭を割られて殺された。
 鉈は先月新しく雇った三番目の庭番の若い男のもので、彼は犯人とし
て警察に引き渡された。


 カラン。
 と、湿った音をたててベルが鳴る。僕は起き上がろうとするけれど、
躰が重くて上手くいかない。頭がぼうっとしている。熱があるのかもし
れない。
 カラン、カラン。
 叔父様が呼んでいる。行かなくちゃ……。
 行かなくちゃ。ベルが繰り返し鳴る。早くおいでと僕を呼んでいる。
「失礼します。坊ちゃま」
 メアリーの代わりに入った新しいメイドが、なかなか現れない僕を迎
えに来た。メアリーと違って、僕にはまったく興味がないらしい。起き
上がれない僕に手を差し伸べさえしない。退屈そうに、「旦那様が、早
くおいでになるようおっしゃってますよ」と鼻の頭を掻きながら言う。
メアリーより美人だけどメアリーのほうがずっと品があった。
「うん、今行く……」
 なんとか躰を起こし、寝間着の上に上着を羽織る。
 以前は夕食の席に寝間着なんかで出ることなど考えることさえできな
かった。メアリーの亡くなる直前くらいだったろうか。僕の体調が悪く
なってからだった。叔父様が直々に明日からは寝間着でも良いとおっし
ゃってくださった。
647薬と毒薬 2:2005/03/21(月) 04:04:24 ID:YTcw+j79
「では、わたくしはこれで」
 スカートの裾をつまんで一礼する仕草は、いかにも形だけだった。眠
りの浅い真夜中に目が覚めて窓から外を眺めていたとき、彼女が馬屋番
と腕を組んで納屋に入って行くのを見た。健康な躰と若い力を持つああ
いう男が好きなら、なるほど僕なんかどうだっていい存在だろう。彼女
を選んだのは叔父様だけれど、とても適確な人選だったと思う。でも好
みは最悪だ。馬屋番は躰が大きく勢いと力があるだけで、技術はないし
そのうえ早い。
 ふらつく足をなんとか前に出して、食堂へ向かう。
 この家のどこもかしこも好きじゃない。火を付けて燃やしてしまえた
らどんなにいいだろうと何度も思った。でも叔父様が来てくださったか
らもうそんなことを考えなくてもよくなった。
「遅いぞヨシュア」
「すみません……」
 叔父様はもう食卓に着いて、僕を待っていた。僕が着席するのを待っ
て、料理が運ばれてくる。食卓にいるのは僕と叔父様のふたりだけだ。
使用人たちは黙って料理を運ぶ。
 料理はいつものように美味しそうな湯気をたてていたけれど、僕はあ
まり食べられなかった。なんとかスープを飲み終えると、叔父様は心配
そうに眉を顰めて給仕に合図を出した。
 いつも飲んでいる薬が運ばれてくる。叔父様の食前酒のグラスと同じ
ものに入った琥珀色の液体。僕は躊躇わずにそれを飲み下した。舌が痺
れるくらい苦くて、ほんのちょっと甘い。飲み込むと、ワインを飲んだ
ときのように胃のあたりが暖かくなる。
 僕はそれで部屋にさがった。帰りは行きよりもっと躰が重い。熱が上
がってきたような気がした。ベッドに倒れ込む。
 辛いけれど、叔父様が「食事は部屋で取りなさい」とおっしゃるまで
は僕は彼と一緒の食卓に着かねばならない。
 しばらくうとうとしたが、真夜中に僕はまた目が覚めた。いつも眠り
が浅い。
648薬と毒薬 3:2005/03/21(月) 04:05:06 ID:YTcw+j79
 屋敷の中は静かだった。僕は上着を羽織って部屋を出た。
 夕食のとき飲んだ薬のせいなのか、さっきほど躰は重くない。
 叔父様の書斎のドアからはまだ灯りが漏れている。ノックし、返事を
待たずにそれを開く。叔父様は書斎の大きな机に座って書き物をしてい
た。ここにいるときだけつけている眼鏡を直しながら顔を上げて僕を見
た。
「眠れないのか」
 頷くと、叔父様は小さくため息をついて僕を手招いた。
「おいで」
 言いながら叔父様は机上の書き物を伏せた。
「何を書いてらしたんですか」
「義兄さんの財産の整理書を。十八になったとき、不自由のないように
すべてきちんとおまえが受け取れるようにね」
 叔父様は僕の後見人だ。父様が亡くなって僕の後見のためにこの家に
来た。
「二年も先のことですよ」
 叔父様は眼鏡を外し、眉間を揉んだ。
 ブルネットの柔らかい巻き毛が少し乱れている。
 十年前、僕がまだ六歳だったときに亡くなった母様の弟が叔父様だ。
三十を過ぎたばかりの叔父様の本業は文学者で、それらしく優しげな風
貌だ。実務は得意ではないようなのだが、この家の管理をきちんとやっ
てくれている。
 疲れたような色がグレーの目の下にクマになって浮かんでいる。背筋
がゾッとするくらい色っぽい。
「それに、たぶんそれまで僕は生き……」
「ヨシュア」
 叔父様は指を伸ばして、僕の口を塞いだ。首を振って、優しく言う。
649薬と毒薬 4:2005/03/21(月) 04:06:30 ID:YTcw+j79
「大丈夫だ。必ず良くなるから」
 気休めでも、僕は嬉しい。僕は頷いて、唇をふさいでいる叔父様の手
を握った。改めて叔父様の指先に口付ける。
 本当ならそのまま口に含んで歯を立てたい。叔父様の、もっと違うと
ころを味わいたい。でも。
「……もう行って、眠りなさい。眠れなくても寝台に横になっているだ
けでも休まるから」
 叔父様は優しいけれど、厳格だ。父様とはぜんぜん違う。
 僕は優しく突き放される。叔父様は、僕が本当はどういうことをされ
たがっているのかを知っている。でも父様をとても軽蔑していた叔父様
は、僕が望んでいるようなことをしてはくれない。
「はい」
 だから僕は一礼をして部屋を出た。


 部屋の前に大きな影が淀んでいた。
 馬屋番だ。
 僕は眉を顰め、立ち止まった。大男は僕が近づいたのに気付いて、奇
妙におどおどとした態度でこちらを向く。
「ぼ、坊ちゃん」
 ずっとそこで待っていたのだろうに、馬屋番の息は荒かった。僕は無
視をして通り抜けたかったけれど、入り口をふさがれてそういうわけに
も行かなかった。
「新しいメイドと逢引じゃないのか」
 嫌味のように言うと、腕をつかまれた。すごい力だ。僕の肉の落ちた
腕なんか、つかんだだけで折ってしまえそうな力。
「あんな女。坊ちゃんのほうがずっとええです。坊ちゃんが上等の酒だ
としたら、あの女は泥水です。比べるのももったいねえ」
650薬と毒薬 5:2005/03/21(月) 04:07:39 ID:YTcw+j79
「ちょ……、やめ」
 馬屋番は僕の手をつかんだまま、僕の部屋に入った。持っていたラン
プをもぎ取られ、冷たくなったベッドに突き飛ばされる。
 馬屋番がベッドに膝を乗せると、ベッドが掠れた音を立てて軋んだ。
 父様が死んでしばらく、僕は寂しくて屋敷にいる男を誰彼構わずに寝
室へ呼んだ。父様が生きている間は嫌で嫌でたまらなかったことだった
し、逃れたくて父様なんか死んでしまえばいいと願ったこともあったく
らいだったのに。
 誰にも触れられずにいる夜が、ほんの三日も我慢できなかった。
 馬屋番は上着を開くとズボンをくつろげて一物を取り出した。ベッド
に伏していた僕の口元にそれを寄せる。臭いに顔を背けたが、頭をつか
まれて口に押し込まれた。大男らしい大きな物が、僕の喉までいっぱい
にする。
「坊ちゃん……、坊ちゃん……」
 息苦しさに咳き込みそうになるが、それもできない。男が僕の頭をつ
かんで揺する。口の中の物が大きさを増す。
「……ン、う……」
 空っぽの胃袋が収縮して胃液が込み上げたけれどえずくこともできな
い。苦しさに涙が溢れて目じりから零れた。
「ええです、坊ちゃん。もう我慢できねえ……!」
 馬屋番は腰を震わせて僕の口の中からそれを引き抜いた。僕の目の前
で二、三度擦ると、「うう」と低く唸って射精した。
 生暖かい臭い飛沫が顔に掛かる。
「ああ、坊ちゃんの綺麗なお顔をおらの汚ねえもので汚しちまった……」
 逃げようとしたけれど、咳き込んでしまって動けなかった。馬屋番は
僕の夜着をむしるように脱がせた。ボタンがいくつか千切れて飛んだ。
651薬と毒薬 6:2005/03/21(月) 04:36:58 ID:SKAe2txa
「や、め……」
 咳き込んでえずくが、やはり胃は震えるだけで何も出ない。酸っぱい
胃液だけが込み上げる。
「坊ちゃん……。何度見ても誰より綺麗だ。ああ……この吸い付くよう
な肌」
 男のざらついた手が僕の躰を撫で回す。
「……やめろ……」
 ふいに平手が飛ぶ。馬屋番の馬鹿力で殴られ、僕は一瞬気が遠くなり
かけた。
「お、大人しくしててくだせえ。坊ちゃんだっておらのが欲しいはずだ。
ほら、坊ちゃんのだってもうこんな……」
 躰の中心をつかまれる。僕はヒッと喉の奥を鳴らした。
 男のこんな乱暴な扱いに僕は不覚にも感じていた。叔父様がこの家に
来てからもう一カ月くらい経っている。
その間、自分でも驚くけれど、誰にも躰を触れさせていない。弱ってき
ているせいもあって自覚していなかったけれど、僕の躰はだいぶ飢えて
いた。
「なあ、坊ちゃん。おらのが欲しかろ? 坊ちゃんの滑らかで綺麗な尻
におらのを突っ込んで欲しいだろ?」
 以前ならむしろ僕のほうから「早く入れろ」と命じていたかもしれな
い。
 首を振ると、馬屋番は僕をひっくり返して腰を持ち上げた。


------------------------------------- 続きます ---------------
652感想>>薬と毒薬:2005/03/21(月) 12:55:06 ID:IzNqUFC+
乙!
淫乱坊ちゃんに萌えた(´Д`;)ハァハァ
しかもいいとこで続く…。
次に禿しく気体。
653風と木の名無しさん:2005/03/21(月) 16:10:58 ID:09cJtpWO
GJ!!
淫乱坊ちゃまに明日はない悪寒
鬼畜展開禿げ期待(´Д`;)ハァハァハァハァ
654風と木の名無しさん:2005/03/21(月) 17:27:26 ID:8o/mDnZq
しっかし、受けってヤツは、体弱い体弱い言いながら
がっちゅん時には、常人が及びもしないパワーを見せるよなあ…
655風と木の名無しさん:2005/03/21(月) 18:01:59 ID:uxr9MRSL
>654
ワラタw
656風と木の名無しさん:2005/03/21(月) 19:03:45 ID:UQjvItvB
投下者以外はバカしかいないのな、ここって
657風と木の名無しさん:2005/03/21(月) 21:04:10 ID:5NrXe6rw
>>656
え、どどど、どうしたの?
658風と木の名無しさん:2005/03/21(月) 22:23:22 ID:IKsUhnir
ばかだおー
659雑談:2005/03/21(月) 22:37:43 ID:36xS2T23
ろくごーろくさんわ あたまがいいのね
おねえちんが あたまいいひとわ そんけーする いてました
だから そんけーする します
660風と木の名無しさん:2005/03/22(火) 00:35:47 ID:0uoae1Mg
(´ρ`)
661ゴミレス:2005/03/22(火) 01:31:26 ID:+KlDcbM6
いつも思うが受けが明らかに悦んでるのは果たして鬼畜なのだろーか?
どの作品がってことじゃないけどー
662ゴミレス:2005/03/22(火) 02:38:00 ID:t4u6Crn7
>661
「鬼畜特集」みたいなアンソロジーとかでも受けが悦んでるのって結構見たことある。
ちょっとでも受けが嫌がったり拒否してれば鬼畜と認識してる人もいるってことでは?
663風と木の名無しさん:2005/03/22(火) 05:02:30 ID:BEB6k6DI
自分の価値観や定義を押し付けるのはイクナイよ。
気に入らなければ読まなきゃいい。
上手い作品だけでなく、創作初心者にも発表の機会を
与えてあげられる懐の広いスレでいいじゃない。
664ゴミレス:2005/03/22(火) 06:53:07 ID:+KlDcbM6
>662
そういうもんなのね〜

>663
懐の狭いレスでつね
665風と木の名無しさん:2005/03/22(火) 11:58:35 ID:wOKwzieP
なんで2chごときで懐の広さを意識しなきゃならんのだ。
スレ違いやつまらん作品は叩かれても仕方がない。
それがイヤならチラシの裏か自サイトに書いてればいいだけ。
666風と木の名無しさん:2005/03/22(火) 13:00:59 ID:wGlRGWC6
もうだめぽこのスレ
667風と木の名無しさん:2005/03/22(火) 14:19:21 ID:royWimZa
●スレ住人心得
・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で
668風と木の名無しさん:2005/03/23(水) 06:10:28 ID:TaoJ8IQN
↑こういうのをいちいち貼るのもスルー出来てない証拠だよね。
黙ってスルーすればいいのにさ。
669風と木の名無しさん:2005/03/23(水) 10:06:27 ID:xssBMhMh
>>668



m9(^Д^)プギャーーーッ




670風と木の名無しさん:2005/03/23(水) 13:17:10 ID:apEZwrp2
もうだめぽこのスレ
671―愛する男:2005/03/23(水) 14:58:36 ID:adhRLQoQ
4.

あなたを愛してしまった。
それはおぞましいほど傲慢な響きを持って私の耳朶に届きました。
私の人生を台無しにして置きながら男は人を、私を愛していると言うのか。
人を愛するなんて人間らしい行為を許したくない。
本当なら笑う事すら許したくもない。
ですが、私はそれがどれほど理不尽に行き過ぎた要求かわかっていました。
彼は償いを済ませ既に自由の身です。つまり社会は彼を許したのです。
許してないのは私と両親だけです。いや、両親ですらもう怪しい物です。
それを知っているからこそ私は憤怒と憎悪を胸にしまい文字通り死んだ振りをして来ました。
「僕のした事が許されるなんて思っていません。けれど、本心からの気持ちなんです。」
彼の声が空遠く聞こえます。そして身の内がぐつぐつと煮え滾る音も。
それならやってみればいい。この暗い怒りに触れるが良い。
「この家を出て一緒に暮らそうじゃないか。」
気がつくと私はそんな言葉を口にしていました。
信じがたいと言う顔をした男に私はわかりやすいように噛み砕いて教えます。
償ってみろよ。
楽しみもなければ希望もないのだから必要なものなど何もない。
いいやたった一つだけ、足の代わりになる奴隷が必要だ。
その役割、できる物ならやってみろ。
男は戸惑ったように肩を揺らし唇を噛み、それでもしっかりと頷きました。
672―愛する男:2005/03/23(水) 15:01:11 ID:adhRLQoQ
5.

私達の奇妙な共同生活はそうやって始まりました。
彼にその手の倒錯趣味、所謂被虐性癖はないようです。
あまりに奇妙な申し出をあっさりと承諾した物ですからもしかしたら、と疑ったのですが
素っ裸になり項垂れている彼の顔も手の下の逸物も何とも哀れな様でした。
体格に見合った立派なペニスが力無く垂れているのは本当に滑稽なものです。
ですがそう面白くもありません。私にもまた、加虐性癖者はないのですから。
「……あの」
検分するかのような視線に耐えられなくなったのか呼びかける声は震えています。
言葉の代わりに私は冷たい笑いを浮かべて手を退けさせました。
髪よりも少し強(こわ)い陰毛を弄り引っ張ってやると悲鳴が挙がりました。
「……ッア!」
「何だ、一丁前に痛いのか。私のここにはもうそんな神経すら残っていないらしいがね。」
わざと声を荒げずに言いながらパジャマのズボンを下げると男の身体が強張ります。
折れて飛び出た腰骨が割いた皮膚は未だに土気色でまるで老人のような、私の身体。
辛うじて排泄機能は残ったペニスも同じように萎びた色です。
男はついに堪えきれずに目を逸らして唇を噛み締めています。
自分のやった事を直視する事に今更怯えているような男。弱い男。
「ちゃんと見ろよ。」
揺れていた視線が漸く私の傷に戻ります。
さすがに命じるまでもなく察したのか男はそのまま足元に跪きました。
「……愛しています。」
「私は、愛さない。」
いいんです、と男は消え入りそうな声で答えます。
「いいんです。貴方は愛さなくて良い。許さなくて良い。私はそれで幸福です。」
男はまるでその言葉の真実を誓うかのように死人の足先に愛しそうに口接けをしました。

-----
今日はここまで。
諸事情により書き溜めできないので投下ペースも投下量もばらばらで申し訳ないです。
マイペースに落として行きます。
673風と木の名無しさん:2005/03/23(水) 15:18:47 ID:4nCIn+kO
お…乙!!GJ!!!!!!!!!
愛する男の一途さに早くも感情移入しつつハァハァ
シリアス風味と、鬼畜な展開予感が混ざってとっても複雑
こっちもマイペースに気長に次回の投下お待ちしてます。
乙でした。
674ー愛する男感想:2005/03/23(水) 19:57:17 ID:KefCA36X
GJ!!待ち焦がれていました。
また投下して頂けて、本当に嬉しい。
やるせなさと、歯痒さが、見事にツボに入ってます。
内容もさることながら、文章萌えもしてます。
どうぞ、マイペースでじっくり書上げて下さい。
次回を気長に、楽しみに待ってます。
675風と木の名無しさん:2005/03/23(水) 22:07:24 ID:aOUv7ORQ
>>672
えー、別に申し訳なくなんかないよー。
好きなときに投下でいいんじゃないでしょーか。
676風と木の名無しさん:2005/03/23(水) 22:29:58 ID:z+3PzICO
萌をありがとうかみさま

>私にもまた、加虐性癖者はないのですから。
「者」は誤記ですよね?
677風と木の名無しさん:2005/03/23(水) 23:01:27 ID:glvl4/f9
>>676
2chでの誤字は勘弁するのです。
と、隣のモッコス様がおっしゃっています。
AA略
678感想>>愛する男:2005/03/24(木) 05:16:07 ID:m3HiosoA
乙!!
これは…鬼畜に相応しく、中々パピーになれなさそうなカポーでそこがまた萌え(´Д`;)ハァハァ
次も気体してまつ。
679風と木の名無しさん:2005/03/24(木) 17:04:07 ID:/aAGZhdR
>>676
ほう、私にたてつこうというのか。
まだ調教が足りんようだな、最初からやり直してやろう、来い。
680風と木の名無しさん:2005/03/24(木) 18:17:51 ID:0QpeNpmJ
>>679
どちら様ですか?
1)>>676のご主人様
2)投下者様
3)モッコス様
4)伯爵様
681風と木の名無しさん:2005/03/24(木) 18:46:16 ID:Faz9Nbht
3に一票。
682風と木の名無しさん:2005/03/24(木) 21:14:36 ID:3SJ3BLrp
・・・3にしとかないとな


・・・呪われたらやだし
683風と木の名無しさん:2005/03/25(金) 00:26:52 ID:65KICY16
>>680
鬼畜的に1を選ぶ。



うわっなにすル@apm,(。・
684薬と毒薬 7:2005/03/26(土) 12:43:44 ID:OB0ly0gT
>>651

「嘘はよくねえ。ほら坊ちゃんのここはおらを欲しがってる」
 男は言い、僕の尻に顔を近づけた。生ぬるく湿った舌が僕のそこに触
れる。
「……アッ……」
 不本意にも声が出る。久しぶりの感触に腰の奥が重く疼く。前が立ち
上がるのが解る。男は僕のものを握りこんで、射精を封じる。
 その間にも男の舌が後孔に捩じ込まれる。濡れた舌が生き物みたいに
僕のそこを刺激する。
「アッ、ア……」
 無意識に腰が揺れる。
 男はたっぷりと僕のそこを舐めると、顔を離した。
「中に吸い込まれそうだ。そんなにおらのが欲しいんか」
 勝ち誇ったような馬屋番の言い草に、でも、僕はもう抵抗の言葉がな
かった。
「い、入れて……。おまえの大きいので中を擦って」
「ああ、坊ちゃん!」
 僕がそう言うと、男は躰を起こして猛然と猛る己の物を僕の中に突き
入れた。ほんの僅かほぐされただけなのに、僕のそこは易々と男の大き
なものを受け入れた。
「ああ……あ!」
 待ち焦がれていたのだと思う。僕の内側の肉が男を迎えて悦びに震え
ているのが自分でも解った。
「坊ちゃん……。なんて熱いんだ。そんなに吸われたらおらもう……」
685薬と毒薬 7:2005/03/26(土) 12:44:42 ID:OB0ly0gT

 馬屋番は呻いて、ひときわ腰を強く押し付けると僕の中に出した。
「ふっ……、ぅう……」
 鼻から甘えるような声が漏れる。脱力した男の手が緩み、僕も自分の
熱を吐き出した。
 でもまだぜんぜん足りなかった。僕は後ろで男のものを締め上げた。
すでに二度達している男は、唸ると、それでも硬度を取り戻していった。
「いやらしいな坊ちゃんは……。おらにどうして欲しいんだ?」
 技巧もない早漏のくせに、馬屋番は居丈高にそう言う。でもどちらか
と言うと僕のほうが今は立場が弱い。
 もっと欲しくて、欲しくて、どうにかなってしまいそうだ。
 もし僕を抱いているのが馬屋番なんかじゃなくて、叔父様だったらど
んなにいいだろう。
 でももしも叔父様だったら、こんなふうに善がり泣いたりできないか
もしれない。叔父様に恥ずかしげも無く「入れて」なんてきっと言えな
い。もっと欲しいなんて泣いて腰を振ったり、できない。
 ずっと好きだったんだ。
 まだ母様が生きていたころから。優しく知的な若い叔父。躰が弱かっ
た母様や、仕事で忙しかった父様より、ときどき訪ねてくる叔父様が僕
にとっては一番近しく大事な人だった。
 母様が亡くなって、父様がおかしくなって、僕にいやらしいことをす
るようになったときにもそう思った。
 これが、父様じゃなくて、叔父様だったら、いいのに。
 でも現実にはそれは父様で、今は馬屋番だった。
686薬と毒薬 9:2005/03/26(土) 12:45:50 ID:OB0ly0gT

「もっと……」
 僕はすすり泣きながら答えた。
「もっと揺さぶって。僕の中をぐちゃぐちゃにして。おまえの大きなも
ので、奥までかき回して……」
「坊ちゃん……!」
 馬屋番はいったん僕の中から抜くと躰を起こした。僕の膝を抱えると、
小さな子どもにおしっこをさせるときのようなポーズをとり、自分はあ
ぐらをかいてベッドの上に座った。男のものが尻に当たる。そのまま僕
の躰を下ろす。
 僕の中に男がめり込んで、入ってくる。
 目を閉じて、僕は躰の中の熱を残さず感じようとした。
 僕はあられもなく泣き、もっととねだった。
 さすがに二度達した男はいくぶん余裕が出たらしく、そのまま再び僕
の躰を持ち上げ、下ろす。そのたびに躰の奥まで男のものが突き刺さる。
「駄目、ああ、駄目、もう……」
 自分で腰を振れないもどかしさに、僕は達しそうで達せない。男は僕
の躰を揺さぶり、僕が求めたとおり僕の中をかき回した。
 僕は夢中で男に与えられる快楽を追っていた。だから少しくらい物音
がしたところで気付くことはできなかった。この家で、主人である僕の
部屋に許しを得ないで入って来るものなんかいはしない。
 たった一人を除いて。
 急に馬屋番の動きがやんだ。
「あ……、嫌だ。止まらないで……」
「だ、旦那様」
 馬屋番の驚いたような声に、僕の心臓は凍りついた。
687薬と毒薬 10:2005/03/26(土) 12:46:40 ID:OB0ly0gT

 恐る恐る目を開ける。入り口のドアが開いていて、ランプを手にした
叔父様が、こちらを向いて、立っていた。
 叔父様は後見人だけれど、昔から屋敷の者にも馴染みがあるし、なに
より僕が彼をこの屋敷の主人になる人なのだと使用人たちに言った。主
人の前でやはり主人である僕と痴態を演じるのは、いくらおつむの強く
ない馬屋番であっても躊躇われるのだろう。
 僕はもう、このまま消えてしまいたかった。
 いったいいつから見られていたのだろう? 止まった男に動くよう懇
願したところ? 抱えられて出し入れされているところ? どうして欲
しいのかと尋ねられて、いやらしい言葉で答えたところ?
「自分の居場所へ戻れ。いますぐにだ」
 叔父様はふだん滅多に出さないような怒りを含んだ声で馬屋番に命じ
た。馬屋番は「へ、へえ」と情けない声で言うと、僕を突き放した。男
のものは驚きで力を失っていたけれど、それが抜けるとき、僕は思わず
声を漏らした。
「……ひ、ぁ」
 馬屋番は構わず、摺り下げていたズボンを引き上げると、ボタンも留
めずに駆け出して行った。
 男を見送ると、叔父様はふう、とため息をついて、扉を閉めた。
 ゆっくりと、僕のいる寝台を振り返る。
 僕はシーツで躰を隠した。部屋を出るとき灯したランプはまだ明るく
室内を照らしていた。叔父様が持ってきたものとあわせてふたつ。顔色
までは解らないけれど、叔父様のとても怒っている表情は読み取れた。
688薬と毒薬 11:2005/03/26(土) 12:50:28 ID:OB0ly0gT

「私が来てからは身を慎んでいると思っていたが、とうとう我慢ができ
なくなったというわけか」
 ひどく冷たい声が、叔父様の唇から漏れた。
 ランプを本棚に置くと、こちらへ一歩近づく。
「ゆっくりと待つつもりだったが、少々気が変わったよ」
 眼鏡にランプの灯りが反射して、冷たく輝く。叔父様は上着を脱ぐと
椅子の背にかけた。
 いつもと違う叔父様が恐ろしくて、僕はあとじさった。
 ――でも、たぶんこれが叔父様の本心なんだ。
 叔父様は眼鏡を外すと寝台に腰掛け、僕の頬に触れた。馬屋番の精の
跡を見つけて、顔を顰める。
 叔父様は表情を変えずに僕の頬を叩いた。馬屋番に殴られたみたいな
痛みは感じなかったけど、手のひらから嫌悪感が伝わってくるような気
がした。
「とことん淫乱なのだなおまえは……! 姉上と同じ顔で淫らに男を誘
う。金にものを言わせて姉上を手に入れた下衆な男の血も引いているか
らな」
 叔父様は僕の髪をつかんでシーツに押し付け、顔についた男の精を乱
暴に拭った。
「実の父親を狂わせ、私が来れば今度は早速私を誘っただろう? おま
えの父親とおまえは私からすべてを奪ったのに、これ以上私から何を手
に入れようというのだ」

------------------------------------- 続きます -------------
 7が重複してしまいましたスマソorz
689風と木の名無しさん:2005/03/26(土) 13:11:58 ID:DI8rAxgs
薬と毒薬GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
淫乱坊ちゃんのすすり泣きにつるっぱげ萌えー
冷酷そうな叔父様攻めが待てない心境!!
昼間からいいもの見れた(´∀`*)
投下乙の御馳走さまでした。
690薬と毒薬感想:2005/03/26(土) 16:58:27 ID:5Bh2mP9f
イイヨイイヨー(*゚∀゚)=3ムハー
叔父様にこれからどんなことされるんだろう。
691猛者61:2005/03/26(土) 21:14:06 ID:vEkiHE9Z
>>636
ゴンザは猛者どもに、事の次第を打ち明けた。
不気味なほどの静寂が下りる。ゴンザは厳しい非難を覚悟した。
ところが、猛者どもは意外にも冷静だった。
まるで、ある程度の事態は予測していたかのような態度だった。
「そうか。…そろそろだとは思っていた」
パイプが静かな声でそう呟くのを、全員が黙って聞いていた。
そもそも、ここの所ずっと、猛者どもは少年を抱いていなかった。
時期としては少年が農作業を手伝い始めた頃からである。
同じ時間だけ働き、憎いはずの自分達の仕事を懸命に手伝う少年を抱くのは猛者どもとて気が引けた。
それも、農作業がどれだけ過酷を極めるかを誰よりも猛者ども自身が知っているからである。
その上あの細い体だ。つらくないはずがなかった。
猛者どもとて人の子だった。共に働いた人間をないがしろにする気はない。
昼間、過酷な農作業をこなしたあとは、ぐっすり骨を休めて眠るのが一番。
以来、猛者どもの足は自然とゴンザの家から遠ざかっていった。
それもトンカチがすべて無駄にしていたのだけれど。

これで良かった、潮時だったと、猛者どもは口を揃えて言った。ゴンザは正しかったと。
ゴンザは拍子抜けのような表情を浮かべてじっと椅子に座っていた。
「……だがよ、あのガキがポリ公に垂れ込んで、みんなしょっぴかれちまったらどうするよ」
ツルハシがピリピリした様子で呟いたが、パイプが首を振った。
「そん時ゃそん時さ。黙って捕まる俺らじゃねぇだろう、なぁ?農具は何物よりも強し」
パイプがクワを抱えて襲い掛かる真似をしたので、猛者どもは腹を抱えて笑った。

692猛者62*今回はここまで*:2005/03/26(土) 21:14:53 ID:vEkiHE9Z
一通り笑うと、再び沈黙が下りた。
居心地悪げに視線を漂わせるテツとパイプの目が合う。お互いが、ばつの悪そうな笑みを浮かべた。
今度はツルハシとかち合う視線。交わされる苦笑い。
ゴンザとも目が合ったが、ゴンザは笑わなかった。
沈黙の中お互いを探るように視線を交わしながら、猛者どもは水面下で、お互いの思いを悟っていた。
彼らは少年を気に入っていた。
嫌悪する相手の仕事を一生懸命手伝い、律儀にもベストを尽くそうとする少年を。
畑の芽吹きや、家畜の一挙手一投足にいちいち感激し、喜ぶ少年を。
彼らは新たな仕事仲間を失った。
実のところ、寂しかったのだ。
猛者どもは黙り込んだ。

「…まあ、そんなわけで、当面はポリ公の心配はねぇだろう。いざとなりゃ闘やぁいい。
問題はトンカチだ」
ゴンザの声に、猛者どもは顔を上げた。
「忘れてたぜ。奴が居た」
「やっこさんはどうした?この場にはいねぇようだが」
「家に居るはずさ。ぐっすり寝てるんだろうぜ。奴ぁ、ゆうべもメルヴィンを犯してた。
ここんとこ仕事もおっぽり出して、メルヴィンに夢中よ。ペガサスや畑の世話はほとんどガキがしてたようなもんだ。
情けねぇ話だぜ」
ゴンザが苦々しげに呟くその話の内容よりも、猛者どもはある一部分に食いついた。
「メルヴィンだと?」
不思議そうに首を傾げたテツに、ゴンザは答えた。
「ガキの名さ。去り間際に聞いた」
「皮肉な話だぜ。最後になって名前を知るたぁな」
肩をすくめたツルハシを無視して、ゴンザはパイプに言った。
「奴ぁメルヴィンに夢中だ。それこそ異常なくらいに。…恐らく、ガキが逃げたと知りゃぁ…黙ってねぇだろう」
再び重苦しい沈黙が、猛者どもを包み込んだ。
693風と木の名無しさん:2005/03/26(土) 21:35:20 ID:DI8rAxgs
待ってました猛者タソGJ!!!!!!!!!!!!
今回は猛者どもの心情に思わず共感。
自分たちがしたことを悪だと自覚しているのと同時に、
逃がした少年を寂しがる感情も持ち合わせている。
とことん豪胆な猛者たちの陽気な部分にホッとしますた。
気になるのはトンカチの行方!!まだ寝ててクレ(;´Д`)
ハラハラしつつ次回の投下を楽しみに待ってまつ。
乙でした。
694風と木の名無しさん:2005/03/26(土) 22:08:54 ID:/+4yL3H3
寂しいのか、猛者たちカワイイな!穴兄弟同士だしな…
695風と木の名無しさん:2005/03/27(日) 00:13:56 ID:E/Tub4nT
少年と猛者、どっちの心理描写も上手いなぁ。
どっちも相手の気持ちについては考えてないねw
696風と木の名無しさん:2005/03/28(月) 15:19:08 ID:ovhiJe2f
厨学生日記タン…
いづこへ…・゚・(ノД`)・゚・
697カルマ、あるいは水の話:2005/03/29(火) 01:59:18 ID:DIB9uoFr
 髪を掴まれ上を向かされた。
 あらわになった白い喉を、唇がなぞり舌が這う。ぬるみを帯びた蛭のような、おぞましい感触はそのまま鎖骨にまで下りてくる。
「ん……」
 舌はそのまま鎖骨のくぼみを、丹念にこねくり回すように攻めた。
 既に上着は半ば裂かれ、肩や鳩尾、そして幾筋もの細く赤い掻き傷があらわになっている。
 掴まれた髪をぐい、と引かれ、裂けた上着を掴む手に、更なる力がこめられる。
 ビリッ――という音。
「や、めっ……もう……あ、あぁっ……」
 頭皮を引き剥がすような痛み。ひざまずかされたままの体位に、膝から下がひどく冷たい。
 胸元にまで下りてくる舌が、強姦者の体温を素肌に伝える。
 初めは生温かかったそれが次第に熱くなっていくように感じて、カルマは思わず身を震わせた。
「侯爵……こうしゃ……くっ……!」
 喉は最大限にのけぞらされ、目に映るのは牢の天井。
 ランプの灯かりと涙のせいで、薄い黄色にぼやけて見える。
698カルマ、あるいは水の話2:2005/03/29(火) 02:00:30 ID:DIB9uoFr
「嫌かね?」
 乳首を舌が舐め上げられて、びくん、と体が痙攣した。
 『あ……』と口から漏れた喘ぎに、伯爵は含んだように笑った。
「嫌なら抵抗してみればいい。わたしを殺してみればいい。――それができるならの話だが」
「侯爵……きさ、ま……」
 笑いながら侯爵は、カルマの下半身に手をかける。
 かちりと軽い音がして、ベルトの留め金が外れたのがわかった。
 言いようのない絶望感を呼び起こす音。
 革のベルトは引き抜かれた。
「……殺せ」
「逆だろう? わたしが殺してみろと言っているのだよ」
「殺せ――今すぐ俺を殺せっ!」
 少しでもこの悪夢から逃れようと、身をよじりながらカルマは叫ぶ。
「殺せ……殺して。……殺してくれ……」
 カルマの手首は背中に回され、鉄の鎖で縛られていた。
699カルマ、あるいは水の話3:2005/03/29(火) 02:01:23 ID:DIB9uoFr
 突き上げられる。何度も何度も。
 食いしばった歯の隙間から漏れる、呻きとも喘ぎともつかぬ声。
 力ある腕に押さえつけられ、猛り立ったものを腰にあてがわれ、奥深くまで貫かれ蹂躙されつづける。
 ――いつしか抗う気力すら失せ、ぐったりとなったカルマの中から、侯爵は自身を引き抜いた。
 かろうじてまだ意識のあるカルマの体は、用を終えた肉の引き抜かれる感触に、一瞬、弾かれるように反応する。
 行為後の痛みとだるさを抱え、肘を使って後じさろうとする。自分を汚したこの男から少しでも逃れようと。
 とん、と肩が壁に触れた瞬間、精神の糸が切れでもしたのか、眠り込むように気を失った。
「やはり、もろいものだ」
 着衣の乱れを直しながら、侯爵は呟く。
「黒の国の青年将校ともなれば、もう少し骨があるかと思っていたが。あてが外れたな」
 ちろ、と背後――独房の壁の高いところに、四角く空いた空洞を見やる。
「そうは思わないか? アシタよ」
「だんなさま……」
 窓、というよりはのぞき穴のようなものか。穴自体のつくりが原始的なせいか、鉄格子ははまっていなかった。
 幼い子供は昇れない高さにあり、大の大人ではくぐれない大きさのその穴の向こうで、ひとりの少年が立ちすくんでいる。
 白の国の民としては一般的な、銀灰色の髪の少年だった。
700カルマ、あるいは水の話4:2005/03/29(火) 02:02:46 ID:DIB9uoFr
「覗きはあまりいい趣味ではないな」
「ち、ちがいますだんなさま。これは……」
 激しく首を振って弁解する。その様が侯の気に障ったらしい。
「わたしは、心の弱い者がきらいだ」
「…………」
「よけいな情けなどかけるでない。この男は負けたのだ、アシタ。お前はお前のすべきことを、牢番として与えられた仕事さえこなしていればそれでいい」
「……はい」
 牢の向こうで目を伏せる少年を、侯爵は蔑むように見た。
 ボロ切れのように投げ出されたカルマを残し、かつりかつりと足音を立てて牢を出、そのまま歩き去った。
701カルマ、あるいは水の話5:2005/03/29(火) 02:03:41 ID:DIB9uoFr
 侯爵がカルマを連れてきたのは、つい一週間ほど前のことだ。
 戦場で捕らえた敵将校だと侯爵は言った。カルマの名は剣の柄に刻まれていたのだという。
 牢版、それもまだ十五歳の見習でしかないアシタには、それ以上のことはわからない。
『きれいな顔をしているだろう』
 カルマを牢に入れる前、侯爵は鎖につないだ彼をアシタに見せた。
 手首から伸びた鎖を引かれ、整った面立ちを歪ませてカルマは小さな呻きを漏らした。
『使い道などこれくらいだ』
 下を向いたきりのカルマの顔を、侯爵は無理やり自分に向かせた。
 体力はとうに尽きていたのか、顎を掴まれてもカルマは抵抗せず、ただ目線だけを彼方に投げた。
 その様に侯爵は嗜虐的に笑み、その場にいたアシタの目も気にせず、無防備な唇を噛み付くように奪った。
『んっ……!』
 びくんと跳ねるカルマ。
 驚きと嫌悪感から来ているはずのその動きは、皮肉にもひどく艶めかしかった。
『弱い男よ――』
 唇を離し笑う伯爵の声が、ぞっとするほど甘かったのを覚えている。
702カルマ、あるいは水の話:2005/03/29(火) 02:07:22 ID:DIB9uoFr
 その伯爵に犯されたカルマは、あれからぴくりとも動いていない。
 行為の直後意識を手放し、そのまま床に転がったままだ。
 囚われの身への陵辱が一体何度行われたのか、アシタは知らない。ただアシタの目にした一回が、最初でないことだけは確かだった。
 つけられたばかりの生傷に混じって、少なくとも五日は前の癒えかけた傷。そして繰り返し何度も責められたらしい、幾筋もの重なった跡が見える。
 とりわけ目を引くのが、肌にくっきりと残った、赤い歯の型。
 アシタは独房へと入り、自分の上着を脱いだ。そして半裸のカルマの上に、傷を隠すようにそっとかぶせた。
「ん――」
 カルマがわずかに身じろぎする。
「……あ……」
 行為跡の脱力感と、恐らくはまだ残る鈍い痛みに、まず喘ぐ。
「誰っ……」
「アシタ」
 身を強張らせるカルマに、アシタは名乗り。
 そして、一杯の水を差し出した。

#続きます#
書きながら自分も投下待ち。
703風と木の名無しさん:2005/03/29(火) 02:45:57 ID:ua5hpO5q
カルマタソ乙!
ハァハァ(´Д`;)しながら続きを楽しみにしてまつ!
704風と木の名無しさん:2005/03/29(火) 03:44:37 ID:RejIQsKp
うおおぉ萌え!!萌えました!
捕まった受、大好物です。続き待ってます。
705カルマタソイイ!!>>感想:2005/03/29(火) 04:25:45 ID:WQE2xIwo
禿萌えた(´Д`;)ハァハア
捕虜受け、そそられる…or2
アルタも交ぜて3P(ry





いや、なんでもない。
続き待ってます(´ー`)b
706感想というか投下待ち 狭い部屋:2005/03/29(火) 08:38:12 ID:sOlZEzoy
お預け期間長いヨー・゚・(ノД`)・゚・
707風と木の名無しさん:2005/03/29(火) 18:43:31 ID:w6f7pGj8
>>705
キャラ名が間違っている。
アシタと書いてあるよ。
708風と木の名無しさん:2005/03/29(火) 21:31:40 ID:t4+WEDMe
伯爵と侯爵と二人いるの??
709風と木の名無しさん:2005/03/29(火) 22:59:07 ID:RYRjVOXD
そう。
子爵と男爵が仕えてるの。
710風と木の名無しさん:2005/03/30(水) 00:37:43 ID:+g8Sb/Vr
小さな間違いじゃないかよ〜
勘弁しる。
711風と木の名無しさん:2005/03/31(木) 13:30:34 ID:NXgOU88F
>2の保管庫があぼーんしてるよ…(´・ω・`)
712風と木の名無しさん:2005/03/31(木) 19:29:54 ID:/xXTc5FQ
>711
1個前ぐらいの過去スレで保管庫あぼんについて管理人さんからコメントが有ったような気がする。
記憶違いだったらスマソ。
713薬と毒薬 12:2005/04/01(金) 00:07:46 ID:RfD4fhEV
>>688
 僕は首を振ったが、叔父様は気付かないのか……それとも気付かない
ふりをしているのか、言葉を続けた。
「私には姉上がすべてだったのに。躰が弱く、出産などとても無理だと
あれほど医者に言われたのに……」
 叔父様は僕の足首を持って脚を広げさせた。奥の孔を覗いてまた顔を
顰める。僕のそこはさっきまで馬屋番の大きな物を咥えていたのだ。た
ぶん赤くなって、もっと欲しがって震えている。
 叔父様は予告なくそこに指を差し入れた。引き出した指には馬屋番の
出したものがついているだろう。少し零したかもしれない。
「あの下賎な男を咥えたここに私の物を入れるのは気が進まないが」
 ベッドにうつ伏せになっている僕の背を、叔父様の指が伝った。馬屋
番のざらついた手とはまったく違う、滑らかで繊細な指。僕は震えた。
 ……悦びに。
 叔父様に誤解されているのは悲しいが、これからされることを考える
と自然と震えが来た。叔父様の言うとおり僕は淫乱なのだろう。
「このまま私が思う存分おまえを犯したら、もうおまえの躰はもたない
と思わないかい?」
 もたない、かもしれない。
 そうでなくても、馬屋番との行為だけで僕の躰はそうとう参っていた。
 でも躰なんてもたなくていい。叔父様が抱いてくださるなら。
 そのまま死んでもいい。
714薬と毒薬 13:2005/04/01(金) 00:09:08 ID:RfD4fhEV
「……こんなことを言われても感じるのか。呆れたものだ。おまえに比
べたら街角に立っている遊び女もよほど貞淑だな」
 叔父様はそう言うと、僕を抱き起こして後ろから首筋に口付けた。前
に回した手が僕の胸と股間に触れる。冷たく細い指が、あっという間に
僕の性感を煽った。
「ん、ふっ……。あ、あ……」
 こらえようとしても声が出てしまう。これ以上叔父様に淫乱だと思わ
れたくないのに。まだ何も知らない小さな子どもだった頃から欲しかっ
たたった一人の人。
「まだなにもしていないよ? なんだね、これは」
 僕の性器は勃起し、早くも先を濡らしていた。さっき一度馬屋番に行
かされているのに、こんなに早く再び行きそうになるなんて自分でも驚
きだった。
「おまえを気持ち良くなんてさせないからね」
 叔父様は普段みたいな優しい口調で言って、ベッドの天蓋から下がっ
ているリボンを毟り取って僕のそれへ巻きつけた。その間も、叔父様の
指とリボンが触れるので、一瞬も我慢できずに僕は腰を揺らした。
「次は……、そう、まず、私の準備をしないとね。おまえばかり感じて
いても仕方が無い」
 叔父様はズボンをくつろげた。脱がずに、それだけを出す。なにを言
われているのか解って、僕は自分から這い寄ってそれに口付けた。
715薬と毒薬 14:2005/04/01(金) 00:09:51 ID:RfD4fhEV

 ずっと、こうしてみたかった。叔父様の物を口の中で感じるのはどん
な気持ちだろうと、ずっと空想していた。馬屋番の物なんかもし口の中
で出されたって絶対飲み込めないけれど、叔父様の物なら一滴だって残
さずに飲みたい。
 僕は夢中で舌を這わせた。叔父様は唸って、また僕の髪をつかんだ。
「くそ、なんて舌だ。この口で何人の男の物をしゃぶったんだ、ええ?」
 僕は目を開けて叔父様を見上げた。かすかな灯りの中でも欲情してい
るのが解る。なんて綺麗なんだろう……。見蕩れていると、叔父様は僕
の髪をつかんだまま頭を揺さぶった。
「なにを怠けている。一度くらい口で行かせておいたほうがおまえのた
めだぞ」
 僕は大人しく叔父様の言葉に従った。叔父様にもっと気持ち良くなっ
て貰いたかった。僕の舌で叔父様の物が大きくなっていく。舌先に苦さ
を感じたとき、リボンで括られた自分自身が痛いほど張り詰めているこ
とに僕は気付いた。
 触られてもいないのに……。
 軽く歯を立て、吸い上げる。叔父様が唸る。僕の口の中で叔父様が大
きくなる。ぞくぞくする。こんな感じは初めてだった。もし僕のそこを
縛っているリボンがなければ、もうとっくに吐精していただろう。
「くっ……、出すぞ」
 叔父様が僕の頭を押さえた。喉に熱い迸りを感じる。願い通り、僕は
それを飲み下した。空の胃にそれが落ちて行く。
716薬と毒薬 15:2005/04/01(金) 00:13:43 ID:RfD4fhEV

 また髪をつかんで、叔父様は僕を仰のかせた。
「しゃぶっただけでこの顔か。恐れ入ったな。それともこれも手管なの
か?」
 首を振る。髪が引き攣れて痛い。
 叔父様はそのまま数秒、僕を見下ろしていた。髪をつかんでいる手が
微かに震えている。
「……どうして……」
 苦しそうに、掠れた声で叔父様は言う。
「どうして、おまえは、こんな……」
 ごめんなさい、叔父様。
 母様に似ている僕がこんな風で。叔父様に悲しい思いなんかさせたく
ないんです。でも、僕がこんな卑しい躰なのも、僕が生まれたせいで母
様が亡くなったことも変えようのない現実だから。
 ――ごめんなさい。ごめんなさい、叔父様。
 悲しまないで。
 髪をつかむ手が緩んだので、僕は再び叔父様のそれに口付けた。
 悲しまないで。気持ち良くなってください。
「おまえはッ!」
 怒気を含んだ声が頭上で響いた。
 ごめんなさい。でも僕にはこれしかできないし。それに。
 叔父様のそれは瞬く間に力を取り戻した。
 それに、僕は叔父様にどう思われたとしても、叔父様が欲しかった。
「最低だ。まるで発情した雌豚だな」
 叔父様は低く唸ると、そう言って僕を突き飛ばした。仰向けに倒れた
僕の上に覆い被さる。

------------------------------------- 続きます -------------
717感想 薬と毒薬:皇紀2665/04/01(金) 01:30:01 ID:hHaQ/apq
待ってました!ぼっちゃんの健気な感じが好き。
これからの展開が楽しみ(*´Д`)ハァハァ
718感想.薬と毒薬:皇紀2665/04/01(金) 01:57:34 ID:2H8KkLTT
身体は淫乱、心は一途な坊ちゃんに萌え(´Д`*)
次も待ってます(´ー `)
719感想 薬と毒薬:皇紀2665/04/01(金) 16:17:52 ID:l6N7z8OJ
真性M体質の坊ちゃんにハゲ萌えー
そんな人間が健気に冷たい叔父様を想う。
微かに漂う破滅の悪寒…
萌えずにいられない(;´Д`)ハァハァ
自分的にベストオブ801!!GJ!!!!!!!!!!!
720カルマ、あるいは水の話7:腐女子暦801/04/01(金) 21:42:30 ID:4FyF5ViL
 去年の冬から、アシタはこの城で牢番をしている。
 アシタの前はアシタの父だった。アシタの父の前はアシタの祖父だった。つまりは、そういう家系なのだ。
 しかしアシタがここに詰めはじめてから、この牢に人が入れられたことは一度しかなかった。
 一揆を起こし侯爵に歯向かった、首謀者の青年だ。仲間の密告により捕らえられた彼は侯爵の命で顔を潰され、ほとんど肉塊のようになった面で調子っぱずれの歌を歌い続けていた。
 精神に異常をきたしていた彼は、ある日突然牢の外に引きずり出され、三日三晩絶食していた猟犬の餌にされた。
 以来この牢はずっと無人だったのだ。
 カルマが侯爵の玩具として連れて来られるまでは。
「……寄るな」
 差し出した杯からカルマは目を背けた。
「傍に寄るな。――今は、誰とも話したくない」
 あらわになった腿の内側には、血の混じった白い精液がつたっていた。既に乾きはじめている。
 それを恥じるようにカルマはきゅっと唇を噛む。
「水、いらない?」
 アシタは静かに尋ねる。
「体、気持ち悪いでしょう。飲むと少し楽になると思うよ」
721カルマ、あるいは水の話8:腐女子暦801/04/01(金) 21:43:18 ID:4FyF5ViL
 カルマ。
 白い肌と黒く艶やかな髪を持つカルマ。
 今は陵辱に憔悴しきっているが、白の国の将校として戦場に立つ様は、さぞや凛々しくそして堂々たるものだったろうと思われた。
 その手足は鋭い筋肉を内に秘めながらしなやかで、衣服を剥がれた今はその美しさをつぶさに眺めることができる。
 アシタの渡した上着も、カルマの半裸の体を完全に覆い切るには不充分な大きさだった。
「さっき井戸で汲んできたばかりだから。冷たくて美味しいよ。僕も少し飲んだけど」
 杯を軽く傾ける。掌の上にひとしずく、ふたしずく。溜まったそれをアシタは軽く舐めた。
 カルマは疲労の濃く残る体の、力を振りしぼるように顔をそむけた。
「白の民に同情される謂れなどない。出て行け」
「同情……ではないと、思うけれど」
 カルマは戦場で、侯爵と剣を交え破れ捕らえられたのだと聞いていた。
 剣が折れてもなお果敢に立ち向かっていったという彼を、侯爵が犯し支配しようとするのは、その強い意志に惹かれたのかもしれない。惹かれたからこそ壊したいと思ったのかもしれない。
「水は大事だよ。飲まないと死んでしまうものだから。だから……」
「……死?」
 カルマの喉の奥でクッと音が鳴った。
「死か。それもいい――ここであの侯爵に飽きるまで穢されつづけるよりはましだ」


722カルマ、あるいは水の話9:腐女子暦801/04/01(金) 21:43:48 ID:4FyF5ViL
 アシタは首を横に振る。
「だめ。……だめ。そんなことを言ってはだめ」
「俺が何を言おうが俺の勝手だ。白の民に指図される筋合いなど芥子粒ほども俺は持たん」
「それでも、だめ」
 更に激しく首を振りながら、アシタ。
「辛くても、飲んで。お願い。一口だけ、本当に一口だけでいいから」
 カルマは鋭い――というよりはむしろ荒んだ目でアシタを睨んだ。
「出て行け、と言ったはずだ。聞こえなかったのか?」
「聞こえたよ、聞こえた。でも出ては行かない。あなたに水を飲んでもらわないと」
 黒い瞳をアシタは見返す。
 杯を傾け、そのまま半分ほどを口に含んだ。
「ふざけるな。何の戯れか、それとも侯爵の指図か知らないが、――っ!?」
 縛られ身動きの取れぬカルマの肩を、アシタは掴む。
 そのまま抱きつくように体を寄せた。水に濡れた唇をカルマのそれに押し付ける。
「……っ、んっ」
 頑なに逃れんとするカルマの口を、アシタは舌でこじ開けた。かすかに開いた唇の間から、含んだ水を送り込む。
 汲んだばかりのときはよく冷えていたそれは、アシタの体温を得て少しぬるまり、また唾液が混じってかすかな粘り気を得ていた。
723カルマ、あるいは水の話10:腐女子暦801/04/01(金) 21:44:30 ID:4FyF5ViL
「ん……ん、んっ……」
 必死に飲み込むまいとするカルマの、鼻をアシタは強く掴んだ。
「……っ!」
 呼吸の手段を断たれたカルマは、きつく目を閉じて水を飲み干す。
 喉がこくん、こくんと上下するのが、密着したままのアシタには分かった。
「……は、ぁっ」
 水がすっかり飲み下されたそのとき、ようやくアシタはカルマから離れた。
 紅潮した顔でカルマは息を吐く。その顎と首筋はこぼれた水に濡れていた。
 形のいい鎖骨のくぼみにも水が溜まり、薄暗いランプの光をあびてきらきらと光っている。
 ――淫らな光景だった。
「死なないで。死ぬなんて言わないで。お願い」
 濡れた口元を袖で拭い、アシタが言った。
「僕の兄さんは、そう言って死んでいったから――」

#今回はここまで#
前回誤字が多くてごめんなさい。
724風と木の名無しさん:腐女子暦801/04/01(金) 21:57:29 ID:nT1aB/R+
…すごく好みです。カルマタン。水の話か〜…、口移しって、いいよね(´∀`)・゚・。+
725風と木の名無しさん:腐女子暦801/04/01(金) 23:13:07 ID:2H8KkLTT
GJ!!
カルマタソ、エライ好みの受なんですが…(´Д`*)
エチーが楽しみですわ。
726風と木の名無しさん:腐女子暦801/04/02(土) 00:41:40 ID:BFdWV9rs
私はアシタ受けが良い(´∀`)ダメ?ダメ?
727カルマ、あるいは水の話11:腐女子暦801/04/02(土) 03:35:34 ID:ddW7YtD/
「……く、そ」
 アシタが去って行った後。
 唇に残る生々しい感覚にカルマは吐き気を覚えていた。
 単なる口移し。それだけのはずだ。侯爵の陵辱と違って性的な意味も何もないはずなのに、この羞恥の感覚と屈辱感はなぜなのか。
 ――穢された、というこの感覚は。
「あの小僧……」
 きり、とカルマは奥歯を噛む。
 飲んでしまった。
 鼻を押さえられ、口をふさがれ、呼吸を奪われてそのまま屈してしまった。
 それはカルマが本心では――いや、本能とでも言うべき部分では、決して死を望んではいないことの証明だ。
 潔く死ぬよりも、生きて恥辱を受けるほうがまだましと、底のほうでは考えていることの。
 犯されても嬲られても玩具にされても、それでも生き永らえていたいと願ってしまっていることの。自分の心の奥に横たわる奴隷根性の。
 それは彼にとって耐えがたいほどに屈辱的で、決して認めたくはなかったことだった。
「小僧が……」
 ぎりぎり、とまた奥歯が鳴る。
「……小僧がっ」
 侯爵が拘束と暴力で、外側からカルマを穢したとするならば。
 アシタは内側からカルマを穢したのだ。
 カルマの心の弱さを、外側ではなく内側から知らしめることで。
728カルマ、あるいは水の話12:腐女子暦801/04/02(土) 03:36:13 ID:ddW7YtD/
 カルマは黒の国の下級貴族の次男である。
 金もないくせに誇りばかりは高かった両親、特に父は、息子たちにも同じように高い誇りを要求した。
 何があっても他者に媚びるな、屈するな、支配する立場にはなっても支配される立場にだけはなるなと、口を酸っぱくして父は言った。そして父の言葉はそっくりそのまま、まだ幼かったカルマの行動理念となった。
 何ヶ月も豆と芋だけのスープで過ごしても、貧しさに嫌気のさした兄が家を出たまま戻ってこなくなっても、決して潰えることのなかった父ゆずりの誇り。
 カルマに唯一父と違うところがあったとすれば、それはその誇りを現実に具現化しようとしたことだろうか。貴族であるという事実それ自体にこだわるだけではなく、軍人となり武勲を立てることで実際の己の地位を誇りに見合うものに引き上げようとしたのだ。
 そしてその試みはある程度成功し、カルマは二十二歳の若さにして中佐という、異例の高い地位を得た。
 いかなる敵を前にしても決して屈することのない、精神の強さを買われてのことだった。
 ――その自分がたとえ一瞬でも心の弱さを露呈した。あんな十五かそこらの子供の前で、自分の卑しさを晒してしまった。
「小僧が……」
 カルマは決して阿呆ではない。歯噛みしつつも分かってはいるのだ。
 憎いのはあの少年――アシタではなく、己自身。
 支配されても、踏みつけにされても、奴隷としてでもいいから生きていたいと願う、自分。
 穢された心と体を抱えカルマは、一人牢の中で低い嗚咽を漏らした。

729カルマ、あるいは水の話13:腐女子暦801/04/02(土) 03:37:00 ID:ddW7YtD/
 カルマの身の内の誇りがどうなろうが、侯爵のカルマへの扱いは変わらなかった。
 両手はほとんど自由にせず、水も飯も犬のように這いつくばらせて与えたし、時に本当に首輪をはめ、飼い犬として愛でようとさえした。そのたびカルマは屈辱感に顔を歪め抗うのだが、結局は押さえつけられ従うほかに道はないのだった。
「上手くなったな」
 更に数日が経ったある日、侯爵が言った。
 くっくっと声を立てながら、
「舌の使い方が堂に入ってきた。……慣れとは恐ろしいものだ」
 カルマは答えなかった。口にねじ込まれた男根から一刻も早く解放されるには、とにかく一心に『奉仕』するしかない。
 ただでさえ弄ばれ玩具にされている自覚があるのに、この上侯爵の言葉に答えるのは完全な己の敗北を意味する気がした。
 口の中で蠢くこのグロテスクな蛇を、舌の先で撫でてやることだけにとりあえずは専念する。こみ上げてくる吐き気に必死で耐えながら。
「いいぞ……」
 侯爵がうめく。
 カルマの髪を掴む手に力がこもる。
 猛った男根を、カルマは半ばやけになって舐めていた。ごわごわと硬い銀の陰毛が口もとに刺さるように痛かった。過呼吸のように喘ぎながらおしゃぶりに従事した。
 やがて、ぐいとひときわ強く髪が引かれる。カルマの口の中に苦い味と、独特の生臭さが広がっていく。



730カルマ、あるいは水の話14:腐女子暦801/04/02(土) 03:38:03 ID:ddW7YtD/
「…………、ック……はぁ……」
 液は大量だった。舌ざわりはゆるい糊のようで、口を男根から引き離すと、唇の端からこぼれて顎、首筋にしたたった。
 侯爵はそれを見逃さず、掴んだままのカルマの髪を、またぐいと引いて上を向かせる。
「お飲み。全部だ。一滴残さず」
 優しい口調。
 口の中の液の生温かさを感じながら、カルマは黒い目で侯爵を睨んだ。
「――断る」
 文字通り、口の中の精液ごとカルマは吐き捨てた。
 白い液は牢の石床にしたたり落ち、ひどく卑猥な色にてらてらと光った。
 侯爵は目を細める。
「……ほう?」
 なおも侯爵を睨み据えたままカルマは言う。
「貴様のものを飲むくらいなら、犬の糞でも食ったほうがまだましだ」
 無駄な抵抗。そんな言葉が胸をよぎる。
 だが無駄と知りつつも、試みずにはいられないのだ。抗えないまま押さえつけられ、ただ体を貪られつづけるのは御免だった。
 知らしめてやりたいのだ。お前が犯しているのは犬ではない。玩具ではない。人形でもない。
 人格も尊厳も誇りも持つ一人の人間なのだと。


731カルマ、あるいは水の話15:腐女子暦801/04/02(土) 03:38:47 ID:ddW7YtD/
 侯爵は唇を歪めた。
「面白い。まだそれだけの口を利く余力が残っていたか」
「貴様ごときに、そこまで痛めつけられるほど堕ちてはいない」
 睨み据えたままきっぱりと言い切る。
「俺は死んでも貴様ごときには屈しない。貴様ごときには――貴様だけには」
「ほう……成る程」
 伯爵はまたくくくと笑い声を立てる。
「すっかり下僕に成り下がったかと思ったが。面白い、まだまだ骨のある男だったようだな」
「貴様にそう思われていたとは不愉快だ」
 更に吊りあがる伯爵の唇。
「それは確かに悪いことをした。お前に対して無礼だったな」
 侯爵はカルマの背後に回る。
 そしてその頭を鷲掴みにした。
「これは詫びだ――取っておけ」
 そのまま押さえつける。たった今カルマが口から吐き出した、床の上にこぼれた白濁の液の中に。
 溜まった精液にカルマは顔をなすりつけられた。
「……っ!」
 声にならない声をカルマは上げる。


732カルマ、あるいは水の話16:腐女子暦801/04/02(土) 03:40:37 ID:ddW7YtD/
「一滴残らず舐め取って掃除しろ。すっかり綺麗になるまで許してはやらん」
 尻を高く掲げ這いつくばらされる恰好になったカルマに、侯爵は覆いかぶさった。
「……く……ぅ……あ……」
 床の冷たさにも硬さにも、もう慣れきったはずなのに、それでも悲鳴を上げてしまうのはなぜなのか。侯爵の体の重みだって、もう数え切れないほど受け止めてきているはず。
 それなのに。
「抵抗もできないほど苛んだ覚えはないぞ?」
「……っ……」
「しっかり励め。わたしを落胆させるな」
「あ、ぁ……っ」
 腰に押しつけられた男根は。
 たった今抜いたばかりだというのに、もう硬くなり始めていた。

#今回はここまで#
なんか書けてしまったので連投です。
733カルマ感想:腐女子暦801/04/02(土) 04:24:37 ID:lhNDFHwr
何この萌え(*´Д`)ハァハァ
鬼畜だわ(*´Д`)ハァハァ

たまに混じってるけど、
カルマは黒の国の将校
攻めが侯爵でいいんだよね?
侯爵とアシタが白の国側で。
734風と木の名無しさん:腐女子暦801/04/02(土) 04:25:32 ID:lhNDFHwr
ごめん、メル欄チェック忘れてあげてしまった…。
735風と木の名無しさん:2005/04/02(土) 19:14:28 ID:ng2Iz8Ul
続きもGJ!!! アシタに下心無い(?)のに結果的に汚されるカルマに萌え
736風と木の名無しさん:2005/04/04(月) 22:34:53 ID:X/bVSqDj
厨学生日記・・今日もナイ…(´ヘ`;)
737風と木の名無しさん:2005/04/05(火) 01:17:33 ID:uyuN/aQe
たまに上げないと見つけにくい
738風と木の名無しさん:2005/04/05(火) 01:30:45 ID:lI44ATct
>>736
催促すんな

>>737
専ブラ使え
ageるな
739風と木の名無しさん:2005/04/05(火) 22:43:08 ID:X4Kix434
催促ナシですか
そうですか…
740風と木の名無しさん:2005/04/05(火) 23:14:29 ID:uAh5cjKY
ここもすっかり寂れたね。
いいスレだったのになぁ…
741風と木の名無しさん:2005/04/05(火) 23:41:26 ID:8qklslWl
妙に自治ろうとする椰子にイチャモン付けられて投稿も感想も書き難くなったんだろ。

残念だが、今は待つしか出来ぬ。
742風と木の名無しさん:2005/04/05(火) 23:47:07 ID:+MzkW0E1
作品か、投下された作品への感想以外しか書きたいことがないなら、
そこは黙ってROMろうよ。頼むから。
743風と木の名無しさん:2005/04/05(火) 23:56:51 ID:ko3tW/RA
催促より

(´ヘ`;)

に引いたがな……
744風と木の名無しさん:2005/04/05(火) 23:57:22 ID:wmDERFuT
え?いつから作品と感想以外は駄目なスレになったの?
745風と木の名無しさん:2005/04/06(水) 00:06:26 ID:CpLRRO39
>>741
書きづらくなったというか、職人さんたちに見捨てられたんだと思うよ。
前から定期的に荒れる傾向にあったスレだけど、もういよいよ潮時なんじゃないかな。
746風と木の名無しさん:2005/04/06(水) 00:28:02 ID:MizabwRt
まだ春だから
もう少し気長に待つ姿勢で
747風と木の名無しさん:2005/04/06(水) 00:45:02 ID:3GN+17gh
>>738>>742
仕切りたがりうざすぎ
748風と木の名無しさん:2005/04/06(水) 02:08:00 ID:FCbOVLRG
まとめサイトが見れないのですが。
749風と木の名無しさん:2005/04/06(水) 02:12:58 ID:zuvbhA1Y
そうですね。
750風と木の名無しさん:2005/04/06(水) 21:25:59 ID:Bz4fx/uz
鬼畜は群れないけど不滅だよ。
そのうち、ね。
ふっふ。
751風と木の名無しさん:2005/04/07(木) 06:33:49 ID:TLuqg4OO
↓ここで、上から見下ろしたような気になってる人たちも痛いよね…
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/4136/1110956094/
752風と木の名無しさん:2005/04/07(木) 07:24:00 ID:rHZcKjZA
スルー
753ホワイト・キューブ:2005/04/10(日) 02:24:43 ID:KbydXtUq
ネ申々の降臨を待ちつつ、スレに活気が戻るように願って投下いたします。


兄弟+弟親友。拘束もの。
もしかしたら冒頭シーン、どういう状態かわかりにくいやもしれません…。
754ホワイト・キューブ:2005/04/10(日) 02:25:21 ID:KbydXtUq
1/5

 鉄哉が目を覚ましたとき、自分自身に起きた異変にすぐには気づかなかった。
「…あれ?」
 白い天井に白い壁、床も真新しい白のフローリング。
 鉄哉は壁に寄りかかりながら、足を投げ出すようにその床に座っていた。
 見覚えのない風景だった。
 どうして自分がここにいるかわからず、鉄哉は頭を振る。
 頭がひどく重く感じられた。二日酔いのような気持ち悪さもある。
「酒飲んだんだっけ…」
 首をひねりながら身動きしようとして、鉄哉は腕が動かないことに気づいた。
 自分の顔のわきの左右に、両肘があるのが見える。
「ひ…ッ」
 その先を視線で辿り、鉄哉は息を飲んだ。

 両手首から先が、寄りかかっていた壁の中に入りこんでいる。

 真っ白な壁で、その部分だけが異質だった。
 手首の周囲の壁だけはペンキも塗られておらず、灰色のぼこぼことしたコンクリートが剥き出しになっている。
「な…んだよこれッ!!」
 さあっと血の気が引いた。
 こんなことは、明らかにおかしい。
 手は壁の中でしっかりと固定されているのか、指の一本すら動かせなかった。
「ちくしょう!誰かいないのか!!おい!?」
 パニックになりながら、鉄哉は状況を理解しようと周囲に視線を巡らた。
 だが部屋には不思議なことにドアもなく、窓すらない。明かりは天井にあるライト一つだけだ。
 絶望的な状況だけが、鉄哉の目に映る。

755ホワイト・キューブ:2005/04/10(日) 02:26:14 ID:KbydXtUq
2/5

「お、落ちつけ…落ちつけ…」
 どきどきと脈打つ自分の心臓音を聞きながら、鉄哉は息を深く吸って、吐いた。
 悪戯にしては、たちが悪過ぎる。この自分が力いっぱい引っ張っても手は抜けないのだ。
 大学では剣道部に所属している鉄哉は、他の人と比べれば体力筋力ともに自信があった分、このことが信じられなかった。
「起きたのか、おはよう。テツ」
 ふいにかけられた言葉に、鉄哉は弾かれたように声のした方を見た。
「…タカシ?」
 どこから入ってきたのか気づかなかったが、そこには小さい頃からの親友である、隆志が立っていた。
 壁に腕を組んで寄りかかり、にやにやと笑みを浮かべている。
「おま…ッここどこだよ!!それに、なんなんだよコレは!!」
「ここはオレのマンションだよ。お前が遊びに来たいって言ったんじゃないか」
 言われてはっとした。
 記憶を無くす前のことを思い出したのだ。
 大企業の社長を父に持つ隆志が、贅沢にも大学進学を機に都内のデザイナーズマンションを購入したというので、鉄哉は冷やかしついでに遊びに来たのだ。
 ワンルームの部屋を大学生活の中心の場とした鉄哉からしてみれば、羨ましい限りだった。
 物珍しく見て回っていた鉄哉に対し、隆志は苦笑しながらそれを眺めていた。
 その瞳が危険に輝いたことには、そのとき鉄哉は気がつかなかった。
 気づいたとしても、こんな状況は回避できなかっただろう。
 鉄哉が部屋を見終わった後に、隆志が飲み物を勧めてくれたことまでは覚えている。
 それを疑いなく飲んでから、ぷっつりと記憶が途切れていた。
 鉄哉は唇をかみ締める。
 親友だと思っていた分、ショックが強かった。


756ホワイト・キューブ:2005/04/10(日) 02:27:08 ID:KbydXtUq
3/5

「手、埋めている間にお前が起きないかひやひやしてたんだけど、ずいぶんよく寝てたな」
 喉を鳴らして笑う男に鉄哉は怒りと恐怖を感じた。
「なんで…こんなこと…!!」
「なんでだと思う?」
 しれっとそう返してくる隆志に鉄哉は強く首を横に振った。
 わかるはずもなかった。ずっと親友だと思っていたから。
「お前はね、プレゼントなんだよ」
 目を細めて朗らかに宣言する男を鉄哉は睨みつけた。
「頭わりーんじゃねえの?!ふざけんな!これ外せよッ!!変態!!」
 口汚く罵る鉄哉を、隆志は面白そうに眺めるだけで態度は変わらない。
 と、場違いな着メロが部屋に流れた。隆志は手にしていた携帯の画面を見る。
「ん…オレの恋人がマンションに着いたみたいだ。テツ、ちょっと待ってろよ」
 来訪を告げるメールだったらしい。
 隆志は嬉しそうに呟き、鉄哉が壁だと思っていた部分を手で押す。
 音もなく、壁は開いた。
「あんまり騒ぐと疲れるぞ?じゃ」
「タカシ!!」
 鉄哉は声を荒げたが、隆志は構わず出ていった。
「くそ…ッ」
 ぎりっと奥歯を噛んで隆志が出ていった壁を睨んだ。
 そこは、壁と同系色でできたドアがあるらしい。目を凝らしてようやく境目が見えた。
 もっとも、そんなことに気づいても状況が変わるわけでもない。
 鉄哉の手首を食むコンクリートの壁は厚く、冷たかった。

757ホワイト・キューブ:2005/04/10(日) 02:28:03 ID:KbydXtUq
4/5

「出せッ!オレをここから出せよ!!」
 鉄哉はありったけの声で騒いだ。
 恋人が来たと言って隆志は出ていった。ならばその来訪者に気づいて助けてもらうしかない。
「外せ!おい!!聞こえないのか?!早く出せーッ!!!」
 だんだんと声がかすれてくる。
 20分も騒ぎ続けた頃だろうか、怒鳴り続けた喉に痛みが走って鉄哉は仕方なく声を出すのをやめた。
 すると、それを見計らったようにドアが開く。
 入ってきたのは隆志だった。
「静かになったな。騒ぎ疲れたか?言っておくとここの壁、防音仕様だからいくら騒いでも外に声なんて聞こえないよ」
 見透かしたように笑う隆志に、鉄哉は悔しそうに睨みつける。
「さあ…入って」
 隆志は鉄哉には構わず、ドアの外にいるらしい人物に声をかけた。
 人影がゆっくり中に入ってくる。
 鉄哉はその人物が誰なのか気づいて、目を見張った。
「オレからのバースデイプレゼントです。気に入った?」
 隆志は自慢するように鉄哉を指差して言った。
「あに…き…」
 愕然として鉄哉は掠れた声を出す。
 そこに立っていたのは、正真正銘、血の繋がった鉄哉の兄の、達樹だった。
 弟の鉄哉に比べると全体的に色素が薄く、はかなげで華奢な印象を与える達樹。
 顔も父親似である鉄哉とは対照的に、達樹は母親似の女性的な顔立ちをしていた。
 兄は、壁に手を埋められた状態の弟を初めは驚いたように見つめていたが、やがてにっこりと笑みを浮かべた。
「…僕の欲しいもの、覚えてくれてたんだ。嬉しい」


758ホワイト・キューブ:2005/04/10(日) 02:29:37 ID:KbydXtUq
5/5

「タツキさんに喜んでもらいたかったから」
 隆志が達樹を抱き寄せ、鉄哉の見ている前で濃厚なキスをする。
「お…い…?」
 その衝撃的な光景に、鉄哉の止まってしまった思考は動き出した。
「てめ…オレの親友に変な入れ知恵しやがったな!!変態!この腐れ野郎!!死んじまえ!」
 侮蔑を込めた眼差しを向け、鉄哉は毒を吐く。

 鉄哉は、この兄が大嫌いだった。

 嫌悪さえ滲ませて騒ぐ鉄哉に、達樹は少し悲しそうに俯く。
「達樹さん」
 そんな達樹の肩を隆志は優しく抱いた。
「大丈夫。今はあんなに騒いでるけど、きっと鉄哉も達樹さんのことを好きになります」
「…そうだね」
 力強く囁く年下の恋人に、達樹は自信を取り戻したのかやわらかな笑みを浮かべた。
 微笑んだまま、達樹は鉄哉を見つめる。
 それは、どこか壊れた笑みだった。
 ぞくっとしたものを感じた鉄哉は顔をこわばらせる。
「ちゃんと、テツヤの世話するよ。素敵なプレゼントありがとう、タカシくん」
「…死ね」
 鉄哉は兄の言葉にわずかに声を震わせながら悪態をついた。



とりあえずここまでになります。
759月夜の宴:2005/04/10(日) 03:57:40 ID:xj5lpI2B
 薄暗い寝室に一人の少年がいた。
 その身に一切の衣服を纏わず、華奢な身体を静謐な空気に晒していた。
 室内を照らすのは窓から差し込む月明かりだけだ。
 数ある電灯は一つとして光を生み出さず、ただただ暗闇に埋もれている。
 少年は窓際に立つ。
 カーテンと木枠に切り取られた淡い光が少年の細面を雪原のような白に染め上げる。
 しかし眉目の整ったその顔立ちに感情の色はなく、人形のように無表情だった。
「今夜は……満月なんだ……」
 わずかに開いた唇からそれだけが零れた。
 何の感慨も含まない、事実に気付いただけの空虚な言葉だった。
「もう……ひと月」
 顔を俯かせながら両腕で身体を抱いた。
 そうでもしないと壊れてしまいそうなほどに少年を取り巻く空気は儚かった。
「僕は……戻れない、のかな……」
 両の眼で自分の肢体を見下ろす。
 月光に照らし出された細身には痛々しい傷跡が無数に刻まれていた。
760月夜の宴:2005/04/10(日) 04:00:34 ID:xj5lpI2B
「父さん……母さん……」
 両親の名を口にして初めて、少年は顔中を悲壮の色に歪めた。
 痩せぎすな身体を折り曲げて膝を屈する。
 戻れない過去に思いを馳せながら今に絶望する。
 せめぎ合う記憶と現実の苦悩が、かろうじてせき止めていた悲しみを一気に噴出させた。
 滑らかな頬に一条の雫が軌跡を描いていた。
「うっ、うう……なんで……僕を置いて……逝っちゃうんだよぉ……」
 洩れる嗚咽に、しかし答えは返らない。
 背を丸めて泣き崩れるそのさまは、まさに捨て犬の醸し出す哀愁と同様の匂いを感じさせる。
 だが、憐憫と保護欲を誘うその光景に救いは訪れなかった。
 代わりに訪れたのが大柄な狼。ケダモノだった。
「よぅ」
 足音もなく近づいた狼は肩を震わす捨て犬を抱きしめた。
 後ろから優しく、そして力強く、線の細い身体をその身に抱き寄せた。
「――!?」
761月夜の宴:2005/04/10(日) 04:02:45 ID:xj5lpI2B
 突如現れた闖入者に少年は慌てふためく。
 いきおい、首を巡らし背後を振り返った。
 目と鼻の先に不敵な笑みを認める。
「驚いたか?」
 狼の口角が愉快げに吊り上った。
 少年は動悸を抑えながら、やっとの思いで抗議の声を上げる。
「や、やめてくれませんか。そういう陰湿な悪戯は」
「何を言ってやがる。お前を驚かせるためにやってるんだぞ。それに俺の楽しみをとやかく言う権利なんてお前にはないはずなんだがな」
 少年のささやかな反駁も簡単に打ち消されてしまった。
 瞳に優越感を湛えながら狼、もとい大柄な男は訊いた。
「それより、なんで泣いてたんだ?」
「…………」
 少年は口を閉ざし、男から顔を背けた。
「喋りたくないってか」
 瞬間、男の形相に、確かに残虐さがこもった。
「いつからそんなに偉くなった? お前に黙秘権を認めた覚えはねえんだけどな」
 びくりと肩をすくませつつも少年は素直に男に向き直った。
762月夜の宴:2005/04/10(日) 04:05:53 ID:xj5lpI2B
「昔の……ことを思い出して……」
 たどたどしく捻り出した言葉はか弱く、精一杯の答えだった。
 しかし男は冷徹に、遠慮も呵責もなしに鼻で笑い飛ばした。
「はっ、またあいつらのことを考えてやがったのか」
 心底うんざりしたような口調で男が続ける。
「いいか? あいつらは死んだんだ。不幸な事故であっけなくあの世へ渡っちまった。過ぎたことでいつまでもうじうじしてんじゃねーよ」
 ぞんざいな物言いに少年は腹の底から湧き上がる憤りを感じた。
 自分はともかく、たった一つの寄る辺である親の思い出を踏み躙る男が許せなかった。
「と、父さんと母さんはっ――んむっ」
 しかし言葉は続かない。
 凶暴な狼に唇を奪われてしまったから。
 喉元まで出かかった台詞が乱暴な口付けによって封じ込められた。
 驚きで目を白黒させる無防備な少年の口内に、男は貪欲な舌を侵入させた。
「んー、んむ、んっ――」
 咄嗟に我に返った少年が男を拒絶するが、すでに舌は侵入済みだ。
 男が小さな口内で舌を暴れさせながら視線をぶつけて言外に言う。
――噛むんじゃねえぞ
 刺すように鋭い眼差しの意図を察した少年には従うことしかできなかった。
763月夜の宴:2005/04/10(日) 04:11:13 ID:xj5lpI2B
 ここに連れて来られてひと月。
 名目上は、みなし児になった少年が孤児院に入れられるところを遠縁にあたるうら若き青年実業家が里親として救いの手を差し伸べた、ということになっている。
 一見すれば美しき人情話かもしれない。
 けれども現実は全くの別物だ。
 男は少年をカケラも息子として見ていない。
 まるで奴隷や家畜のような振る舞いを平気で行う。
 その数々の悪行を受けるうちに少年は自分の無力さと男の強大さを知った。
 そして何より男の意向に決して逆らってはいけないということを、その身をもって思い知らされた。
 接吻を強要されている今も、夜毎に刻み付けられた身体中の傷痕が疼いている。
 少年に選択肢はない。
 なおも蠢く男の舌先を、少年は力の限りに目を閉じて受けとめるしかなかった。
 野獣の口付けは激しく、少年のあごが疲れを感じ始めるまで飽くことを知らなかった。
 男が唇を離すと、つうと銀糸が橋を架けた。
「さてっと」
 衣擦れの音が暗闇に溶け入る。
 少年は閉じていた瞼をゆっくりと開いた。
 目の前にはすでに下着姿の男が仁王立ちしていた。
 その視線が夜空に浮かぶ蒼白の球体を捉える。
 が、特に意に介した風もなく、
「始めようぜ」
 宴の開始を告げた。
 満月だろうとお構いなしに、無情な時は流れ続ける。
764月夜の宴:2005/04/10(日) 04:14:31 ID:xj5lpI2B
 男が近づくと反射的に身を強張らせた。
「おいおい、何も捕って食おうってわけじゃないんだからよぉ」
 肩に触れながらいやらしく目を細める。
 少年を力任せに引き寄せて耳元で囁いた。
「楽しもうぜ、って言ってるだけだ」
 背中に怖気が走るのを感じたが、ひたすら少年は我慢する。
 真横に浮いていた顔が下降を始める。
 いやらしくもゆっくりと、一つ一つ吟味するように。
 男は生白い首筋に舌を這わせた。
 小刻みに震える少年のひ弱さが保護欲とは逆に嗜虐心を喚起させ、野獣の本能をこの上なく刺激した。
 だが、男は昂ぶる欲求をわずかに抑えて少年をじっくりと征服しにかかる。
 陶磁器に負けないくらい白い首筋に浮き上がった血脈。
 やや下って鎖骨の窪みを舐め回し、順々に舌先を這わせていく。
 ちょうど薄い胸板に差し掛かった時、男は唐突に動きを止めた。
 固く目を閉じていた少年は怪訝に思い、薄く瞼を持ち上げた。
 視線を下げると真っ直ぐに男と目があった。
 猛々しく欲望にたぎる獣の瞳が子犬を射抜く。
 少年は戸惑いと慄きに支配されながらも目線を逸らすことができなかった。
 前触れもなく男が嘲笑った。
765月夜の宴:2005/04/10(日) 04:17:57 ID:xj5lpI2B
「早く舐めて欲しいのか?」
「――っ」
 驚きと羞恥と憎しみが少年を混乱させた。
 男の嘲りに満ちた顔が眼前にちらつく。
 燃え上がる怒りが心を焼き尽くした。
 それと同時に少年は嫌悪した。
 自分自身を限りなく嫌悪した。
 いきなりの言葉には確かに驚いた。
 だがその驚きは唐突さだけに留まらず、図星を突かれた驚きをも含んでいた。
 自分は屈してなどいない。
 どうしようもなく、逃げ場もないから仕方なく我慢をしている。
 男の言いなりになってやっている。
 だから、男が油断し、隙を見せたその時には必ず一矢報いてやる、と心の底で画策していた。
 そのためにも今はこの辱めに耐えなければならない。
 しかしそれらは全て快楽を享受するための口実、隠れ蓑に過ぎないことを気付かされた。
 自分に気付いてしまった。
 男の挑発を否定しきれない自分に。
 数々の陵辱に確かな気持ちよさを感じていた自分に。
 その事実に、少年は愕然とした。
 頭の隅に残された少年の残滓が男に対抗しうる言葉を模索する。
 だがそのことごとくが説得力のない上に、今の自分を偽ることが明白だった。
 それでも、意味を持たずとも、少年は懸命に声を張り上げた。
766月夜の宴:2005/04/10(日) 04:23:36 ID:xj5lpI2B
「ぼ、僕は、あんたなんかに決して、あっ――」
 形だけの抵抗を男は強引に打ち崩した。
 緩い丘陵の突起物をその口に含んでいた。
「あっ、う、くっ」
 口の端から抑えきれない喘ぎが洩れ出た。
 男は悩ましげな喘ぎ声を糧に小さな先端を丁寧に舌の先で転がした。
 上下左右に小粒を弾き、薄い乳輪をなぞってゆく。
 その片手間で腕を持ち上げた。
 巨躯に似つかわしい大きな手の行き着く先にはすでに充血し天井に向かって吠える少年のモノがあった。
 男が優しく五指で包み込む。途端、少年の全身が跳ね上がった。
「ふぁ、い、あぁ……はぁっ、ぁ」
 込み上げる快楽はもはや否定しようのない荒波と化していた。
 全身を駆ける、痺れるような興奮を押さえ込もうとする理性に反して、少年の敏感な箇所だけは本能に忠実だった。
 男は無言で攻め続ける。
 その顔にいやらしい笑顔を貼り付けながら。
 たっぷりと唾液に浸した口舌で胸の突端をこづき回すと、それはまるで自己を主張するように大きさを増してきた。
 そしてあからさまに固くなる様子に男は舌鼓を打った
 その傍ら、男の片手は一時も休まずに少年の竿を指の腹でしごき続けていた。
 時に優しくしなやかに包み込み、根から頂上へゆっくりとさすり上げる。
 息を吐く暇も与えず、今度は激しく、掴んだ苗木をせわしく上下する。
 少年の鈴口からは透明な興奮の産物が止めどなく溢れ出ていた。
767月夜の宴:2005/04/10(日) 04:26:42 ID:xj5lpI2B
 強弱を見事に組み合わせた男の妙技は免疫のない少年には到底耐えられる代物ではなかった。
「ああぁ、はぁ、うく、んんっ……ん、はぁ」
 膨張を極めたイチモツに男は手心を加えた。
 急に一切の動きを止めてみせる。
 わざとらしく男は尋ねた。
「こんなに腫れ上がって辛そうだな。俺が治めてやろうか?」
 少年は茫然自失の体で大きく見開かれた両目は虚ろだった。
 上気した頬や首筋に大粒の汗が吹き出している。
 熱に浮かされたような状態にありながらも少年は本能を押し留める。
 問いかけが罠であることは明白だった。
 この誘いに乗ったが最後、少年はわずかに残された意地とプライドを捨て去ることになる。
 何よりも天に昇った両親への顔向けができない。
 それは少年にとって最後に残された拠り所を放棄することだった。
 さすがにその喪失だけは避けたい一心で、少年はちぢに乱れた理性を寄り集め、すんでの所で抵抗した。
「い、いらない。あんたなんかの――」
 みなまで聞かずとも反意を察した男は、少年を力任せに組み伏せた。
 その上で仰向けにした少年の両脚を付け根と膝の部分で折り曲げる。
 ちょうど体育座りのような格好で少年は押し倒された。
768月夜の宴:2005/04/10(日) 04:29:04 ID:xj5lpI2B
「なっ、やっ、やめ」
 男は問答無用で少年に指を挿し入れた。
「ぁ、ああっ、んっ」
 押し入れた指はすぐにその半ばを過ぎ、根元まで埋まった。
 めり込んだ一本に少年は全身で抵抗を試みる。
 が、男の豪腕が許さなかった。
 片腕だけで少年の挙動を押さえ込む。
 諦めを受け入れない少年がせめてもの抗いで首を振る合間に、体内の害虫が活動を開始した。
 潜り込んだ指先が単調な挿入を始める。
 挿入は入り口から奥まで滑りよく、何の支障も無く繰り返される。
 幾度にも渡る開拓の成果か。
 少年の秘孔は柔軟性に事欠かなかった。
 ただそれは大人の猛りを受け止めるまでには至っていなかった。
 内壁による圧迫感に加えて少年の脆くも抗い続ける顔を見やり、男は込み上げる愉悦に身を震わせた。
 対して少年は文句を言わない。
 言っても無駄で、しつこく続ければ痛い目を見るだけであることを重々承知していたからだ。
 潤滑な出し入れを確認した後、男は様々な変化を付け加えた。
 速度、傾き加減を変え、たまに回転、関節の折り曲げも織り交ぜてくる。
 それらの変則技を巧みに組み合わせて少年を絶頂の頂へと追い詰めて行く。
769月夜の宴:2005/04/10(日) 04:38:50 ID:xj5lpI2B
 その興奮と快楽がついに溢れる、一歩手前で男はまたしても動きを止めた。
「イキたいか? このままイカせて欲しいか?」
 意地悪な男は少年の最後の意気までをも挫こうとする。
 少年に聞かずとも身体を見れば手に取るように判る。
 果てる寸前で止められた男根がビクビクと痙攣している。
「それとも……俺のモノを入れてやろうか?」
 どこまでも優しい声音が少年の心を揺さ振る。
 悪魔の囁きは少年の心のタガを外したがっている。
 ここで一言「はい」と言えば全てが楽になるだろう。
 性を解放したらどんなに気持ちいいことか。
 それこそ天にも昇る心地だろう。
 だが少年は首を縦に振らない。
「僕は……あんたの物じゃない」
 男はここに至って初めて真顔で言い放った。
「嘘をつけ。入れて欲しいとお前の身体が言ってるんだ。我慢は身体に良くない。……それに一つ勘違いしているようだから教えといてやる」
 一拍の間。
「お前は俺の物だ」
 男に一片の迷いもない。
「お前の意志も意見も知ったこっちゃねぇ。お前を拾ってやった俺に尽くさずして一生を全うできると思うな」
 それは男の本音に違いなかった。
 男は本気で少年を物として見ている。
 名状しがたい寒気が少年を襲った。
「今夜はこれでお開きだ。気持ち良くなりたいなら媚びることを覚えろ。自分からケツを振るようになれたら……毎晩可愛がってやるよ」
 それだけを言い残すと男は脱ぎ捨てた衣服を抱えて去っていった。
 少年は収まりきらない火照りに身を焦がしながら、壊れそうな動きで夜空を振り仰いだ。
 燦然と輝く月が夜の舞台で佇んでいる。
 降り注ぐ月光に顔を染めながら、しかし少年の瞳に月は映らない。
 絶望に彩られた瞳には、暗黒の未来しか映っていなかった。


                              終
770風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 04:43:15 ID:xj5lpI2B
馬鹿の一つ覚えな連投ですまない。
読んでくれた方に感謝を捧げる。
771風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 12:00:45 ID:AYnCEXNH
作品投下乙、そして超GJ!!!!!
ホワイトさんも月夜の宴さんもクオリティタカス!!
シチュとか描写とか、とにかくもう昼から萌えた。
次回投下も楽しみに、ご馳走様でした。
772風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 13:24:06 ID:GXTHUGJ7
乙華麗!
久々に潤ったよ(´∀`)つ
ホワイトの続きも楽しみしとります(´・ω・`)
773風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 13:25:07 ID:GXTHUGJ7
スマソ、下げ忘れだorz



餅ツケ、自分。
774風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 15:18:05 ID:mbtYQxzO
長すぎ、かな
775風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 15:21:26 ID:ZjwabKBc
ああネギのことね。
776風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 16:47:31 ID:VBLCK3Gv
月夜の宴タン、すごく好き〜 もう体は充分飼い慣らされてるんだけど
心は複雑で腰振れない…もう振っとけ!な気分は狼ですわ。
こんな子犬おったら毎晩楽しみで眠れないですわ。
777風と木の名無しさん:2005/04/10(日) 23:10:25 ID:8It487QM
月夜の宴に続きがあったら幸せ・・・(*´д`*)ハァハァ
778風と木の名無しさん:2005/04/11(月) 00:02:42 ID:OfDLXWQP
獣姦?
779風と木の名無しさん:2005/04/11(月) 00:49:58 ID:XG/k2AzE
ホワイトさん、myツボにハマりまくりました。
弟の抵抗がものっそい楽しみだ〜
780風と木の名無しさん:2005/04/11(月) 01:49:17 ID:E6ORzwW/
やっと投下キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
ものすごくss楽しみにしてます。
もうヘンな流れになりませんように。
781780 :2005/04/11(月) 02:20:00 ID:E6ORzwW/
AA禁止でしたね。
申し訳ありませんでした。
782ホワイト・キューブ2:2005/04/11(月) 03:21:36 ID:V6XzzvLn
>>758

1/2

「はい。あーんして」
 達樹は楽しそうに鉄哉にスープの乗ったスプーンを差し出す。
「…」
「テツヤ?」
 スプーンを持ったまま、達樹は困ったように首を傾げた。
 鉄哉は兄を無視してずっと顔を背けていた。
 いくら手が自由にならないからと言って、餌付けされるように食べさせられるのは真っ平だった。
 だが達樹はそれを許さない。
「駄目だよ。テツヤ」
「!」
 皿の上で暖かい湯気を立てているスープを、達樹は直に口をつけ含むと鉄哉の顎を掴んだ。
 細い腕から信じられないほど強い力で掴まれ、鉄哉は苦痛に顔をゆがめる。
 痛みに、ずっと頑なに閉じていた口が開かれてしまう。
「ッ…」
 無理やり口付けされて、スープを喉に流し込まれた。
 開いた口から、鉄哉の肌に少しスープが零れ落ちる。
 邪魔だしもう必要ないよね、と言われた服は剥ぎ取られ、今鉄哉の肌を覆うものはなにもなかった。
「…こぼれちゃったね」
 達樹は目を細めて自分の唇を舐めると、弟の胸に落ちたスープを舐めとった。
「やめろよ変態!!信じらんねぇ…!」
 肌を這う赤い舌に、鉄哉は怒鳴る。
 唯一自由になる足は無駄に空を蹴り上げた。
 鉄哉が身をよじってどうにか逃れようとしていると、ドアの開く音がする。
「タツキさんどう?テツ、ちゃんと食べてます?」
 そこから顔を覗かせたのは隆志だった。
 ゆっくりと真っ白な部屋の中に入ってくる。

783ホワイト・キューブ2:2005/04/11(月) 03:22:09 ID:V6XzzvLn
2/2

「うん…」
 頷きながらも達樹は鉄哉の肌から唇を離そうとしない。
 ほとんど減っていないスープとサラダを見て、隆志は肩をすくめた。
「駄目だよタツキさん。まだ早い」
 隆志は苦笑すると達樹に近づき鉄哉から引き離した。
 鉄哉は体を堅くしたままだ。
「ちぇ」
 達樹は子供のように唇を尖らせて鉄哉を見ている。
「なぁ…!タカシ…もうやめろよ!このこと、誰にも言わないから…オレを自由にしてくれよ…!
 だいたい、今回の事だってそこのホモが無理にお前に言ったんだろ?」
 鉄哉は兄を一切見ようとはせず、隆志に懇願した。
 くだらない喧嘩もしたが人生の半分を一緒に生きてきた親友を、鉄哉はまだ信じたかった。
 切々と隆志にだけ懇願する鉄哉が面白くないのか、達樹は目を細める。
「オレたち、親友だろ…?」
「それはもちろん」
 隆志は否定せずにっこり笑った。達樹は逆に不機嫌そうに眉根を寄せる。
 だが隆志は達樹の腰を抱き寄せた。
「でも、オレ、ずっとタツキさんに惚れてるし。ま、友情よりは愛情を取るかな」
「てめ…ッ!」
 いつから自分を裏切っていたのか。
 それを考えると鉄哉は頭の中が真っ白になるほどの怒りを感じた。
「タカシくん…」
 達樹は隆志の言葉に、嬉しそうに頬を赤くしている。
 それからなにか思いついたのか、そっと隆志の耳に唇を寄せた。
 小さな唇が、楽しそうに隆志に何かを囁いた。


今日はここまでにします。
784風と木の名無しさん:2005/04/11(月) 19:03:38 ID:pzyLdcpH
マッパで餌付け(・∀・)!!! 大好物でつ!
785薬と毒薬 16:2005/04/12(火) 21:33:04 ID:gSe0qa1L
>>716
 まるでなんの準備もなく、叔父様は怒張したそれを僕の後孔に突き刺
した。
「……ッ! ア!」
 一瞬息が止まり、僕は喉を反らせた。
 同時に胃が縮んだ。空っぽだったのにあんなものを飲んだのが悪かっ
たのだろうか。
「ふっ、ぐ、ぅ……」
 吐きたくなかった。叔父様の物だ。一滴だって躰の外に出したくない。
僕は口元を押さえて唸った。その間にも叔父様は決して手加減せずに腰
を進めた。
「苦しいか。ざまを見ろ。……少しは私の気持ちが解るか」
「はッ、はッ……ア!」
 叔父様は激しく腰を使って僕の中を掻き回した。苦しいけれど、嬉し
い。なんとか吐き出すのはこらえたものの、代わりに涙と涎が零れた。
見苦しいところなんか見せたくなかったけれど、止めることはできなか
った。僕は叔父様の動きを受け止めるだけで精一杯だった。
「それでも感じているんだな。おまえは……」
 僕は懸命に目を開けて叔父様を見ていた。せっかく叔父様を正面から
見られるのに、目を閉じたくなかった。叔父様は上気した、それでも冷
たい目で僕を見下ろしていた。
「私に貫かれて、それほど嬉しいのか? ……私はおまえを殺そうとし
ているのだぞ?」
 苦しげに眉を顰めて、叔父様は言った。汗で額に張り付いた僕の髪を、
そっと払う。
786薬と毒薬 17:2005/04/12(火) 21:33:51 ID:gSe0qa1L

「今だけじゃない。夜毎飲んでいるあれを、おまえは薬だと信じている
が、もし……」
 僕は腰を振って、叔父様の動きを促した。くっ、と呻いて叔父様は腰
を引いた。そしてまた僕の奥深くに突き刺す。
「……この淫乱め」
 怒ったように、叔父様は僕の中を擦りたてた。
 叔父様の口から、あれは毒薬だった、なんて聞きたくなかった。僕は
それをとっくに知っていた。最初に気付いたのはメアリーだった。
 メアリーは、僕にとって一番大事なメイドだった。
 僕より四つ年上の彼女は、母親の代からうちのメイドだった。友だち
のいなかった子どもの頃、身分は違ったけれど彼女は唯一の僕の友だち
だった。もしも僕がごく普通に成長していたら、たぶん彼女を妻にした
いと思っただろう。
 でも。
 叔父様のほうが大切だったんだ……。
 メアリーは本当に僕を大事にしてくれた。弟のように愛し、主人とし
て忠誠を尽くしてくれた。僕を一番良く見ていたのはメアリーだった。
だから気付いたのだろう。
 メアリーは叔父様のくださる薬を毒薬だとぼくに言った。
 叔父様を告発すると言った。
 だから殺した。
787薬と毒薬 18:2005/04/12(火) 21:35:08 ID:gSe0qa1L

 叔父様が僕を殺したいはずはないと、反論することはできなかった。
叔父様が僕をときどき苦々しい表情で見つめているのを知っていた。母
様が死ぬ原因になったぼくを、母様を無理矢理自分の物にした父様の血
を引いているぼくを、叔父様が憎んだとしても不思議ではない。
 でも……。
 誰かに甘えたかった小さな子どもだったころ、僕にいたのは叔父様だ
けだった。
 メアリーは優しかったけれど厳しかったし、母様には近づいてはいけ
ないと止められていた。父様なんか、母様が亡くなるまで僕に触ったこ
とさえなかった。
 一人でいた僕に本を読んでくださったのも、寝付けない夜に背中を撫
でてくれたのも叔父様だった。僕に笑い方を教えてくれたのも、調理場
から角砂糖を誤魔化してきて食べる甘さを教えてくれたのも叔父様だっ
た。
 メアリーのことは大好きだったけれど、叔父様を守りたかった。
788薬と毒薬 19:2005/04/12(火) 21:35:51 ID:gSe0qa1L

 三番目の若い庭番は、この家ではただ一人僕の寝室での誘いを断った
男だったけれど、それを見て言った。
(この鉈は俺のものです。いいですか? メアリーさんを殺したのは俺
ですから。警察に報せて、ヨシュア様は寝室に戻ってください)
 彼が僕に同情してたのは知っていたが、僕は最初その申し出を断った。
けれど庭番は笑って言った。
(俺にもメアリーさんにも身内はいないから誰にも迷惑はかけません。
でももしヨシュア様が捕まれば旦那様にも類は及ぶでしょう?)
 庭番は僕が叔父様をどれくらい好きなのか知っていた。僕が打ち明け
たからだ。ぼくの誘いを退けた彼をぼくはなぜかとても信頼でき、その
後もことあるごとに彼にさまざまなことを打ち明けていた。彼は誠実で、
優しかった。
 そうして僕の代わりに捕らえられた。
789薬と毒薬 20:2005/04/12(火) 21:37:03 ID:gSe0qa1L

 本当は最後まで叔父様を信じようと思っていた。僕に下さるあれは毒
なんかじゃなく薬なのだって。
 でも叔父様は、ゆっくり待つのを止めたと言った。
 僕の躰がもたないのを承知で犯すと言った。
 それに、やっぱり本当にあの薬は……!
 底の見えない暗い絶望の淵へ突き落とされたような気持ちだった。
 でも同時に目が回るくらい幸せだった。叔父様に抱かれている。ずっ
と願っていたように。
 叔父様の綺麗な顔が快楽に歪んでいる。額から汗が伝い、零れて僕の
胸に落ちる。僕は両手を差し出して叔父様の背に回した。抱き締めて、
爪を立てる。
「叔父様……。叔父様……好き」
 僕は初めて自分の気持ちを口に出した。
「好きです。……好き……」
 叔父様が躰を起こした。
 憤怒の形相をしている。
「何が、好き、だ。淫乱め」
 そのまま僕の首に手を掛け、締めた。
「殺してやる。おまえなど……このまま」
「や、やめ……!」
 僕はもがいた。力の限り。爪を立てて叔父様の手を引っかく。
790薬と毒薬 21:2005/04/12(火) 21:37:41 ID:gSe0qa1L

 駄目だ。
 叔父様が僕を殺してはいけない。
 そんなことをしたらすべてが水の泡になってしまう。
 叔父様が周到にこの家に入り込んできたことも、僕が黙って毒薬を飲
み続けたことも、メアリーの死も、庭番が無実の罪で捕らえられたこと
も。
 抵抗すると、叔父様の力が少し緩んだ。
 僕は咳き込みながら、必死で訴えた。
「……っ、殺さないで。助けて、叔父様……」
「死ぬかもしれないのに快楽を追うおまえでも、命乞いをするのか」
 もう一度叔父様の手が僕の喉に伸びた。僕は首を振ってそれを拒否し
た。
「そうです。助けて。……叔父様が僕を殺しては駄目なんです」
「……くそッ!」
 叔父様は吐き捨てるように言って、首から手を離した。
 そして、その反動のようにふたたび激しく動き始めた。
「ア! ああ……ッ! いい……叔父様、叔父様……ッ!」
 僕はその後はもう、夢中で叔父様に与えられる快楽を追った。叔父様
ももう何も言わず、ただ僕を追い上げて行った。叔父様は僕の中に二度
欲望を吐き、三度目にようやく僕を解放してリボンを解いた。
 僕は叔父様と同時に達した。幸福だった。
 でもそのまま気を失ってしまうことはできなかった。
 僕の躰は弱り切っていて、眠ってしまうことさえできなかったのだ。


791薬と毒薬 22:2005/04/12(火) 21:38:48 ID:gSe0qa1L

 僕はじっと叔父様を見ていた。
 叔父様は気だるそうに夜着をまとうと、もう一度僕の額を拭った。
「苦しいのか」
 叔父様は優しい声で聞いた。僕は答えの代わりに一度瞬きした。声を
出すのももう辛かった。
「今、医者を呼ぶ」
 叔父様はそう言うと、自分のしたことを悔いるように僕から目をそら
した。最後まで僕は悪い甥だった。今のことは僕にとってはこの上もな
い幸せだったけれど、叔父様にとっては苦い後悔になるだろう。
 立ち去ろうとする叔父様の、上着の裾を、僕は無意識につかんだ。行
って欲しくなかった。
「……なんだ?」
 でも叔父様はそっと僕の手を押し返した。
 何か言いたかったけれど、何を言っていいのか解らなかった。叔父様
はそのまま、
「待っていなさい」
 と言って出て行ってしまった。
 僕は懸命に躰を起こした。
 叔父様は本当に医者なんか呼ぶつもりだろうか。そんなことをすれば
叔父様が僕になにをしたのか解ってしまう。僕の主治医は頑固な老人で、
鼻薬なんかが効くような人じゃない。
 今のうちに……。
 その日が一日でも先ならいいと思っていたけれど、今日なら、もう悔
いもない。
792薬と毒薬 23:2005/04/12(火) 22:10:03 ID:gSe0qa1L

 動きたがらない躰を叱咤してなんとか動かす。
 躰は重いけれど、ここで諦めてしまうわけにはいかない。這いずるよ
うにしてベッドサイドの文机の一番下の引き出しを抜き、その奥から封
筒を取り出した。いつこんなことがあってもいいように、書いておいた
遺書だ。僕の自筆で、正式なサインも入っている。誰が鑑定しても本物
だ。
 それを枕の上に置き、ベッドの上に立ち上がる。足が震えて上手く行
かないが、なんとか支柱につかまって躰を起こした。
 天蓋から下がっているリボンの一つを手に取る。あらかじめ作ってお
いた、支柱に結ばれた輪になっている紐。僕の体重くらい軽く支える。
それになんとか首を通す。
 ――僕を殺すのが叔父様ではいけない。
 このまま僕が死ねば、真っ先に疑われるのは叔父様だ。僕にずっと毒
を飲ませていたことも、さっき僕にしたことも暴かれてしまうだろう。
でもそれではいけない。叔父様に嫌疑が掛かってはいけない。
 僕は、叔父様の知らないところで、勝手に死ななければならない。
 一歩足を出すだけで良かった。
 紐は予定通り、僕の首を締めた。


 そのとき。
「――ヨシュア。私がおまえを殺すのは駄目だ、というのはどういう……」
 叔父様の声と、ドアが開く音が同時にした。
793薬と毒薬 24:2005/04/12(火) 22:10:47 ID:gSe0qa1L

「ヨシュア?!」
 叔父様は僕を見つけたようだ。
 でも、大丈夫。僕はもう死ぬから。もし今紐を切られても、助からな
い。それくらい解る。
 叔父様は枕の上に置かれた封筒を見つけたらしい。一瞬の間があった。



 ―――― 遺書 ――――――
 親愛なる叔父様へ
 先立つ不幸をお許し下さい。
 僕はもうこの病と闘うのに疲れました。与えられた運命より早く父母
の元へ行きます。
 僕の財産の譲渡に関する正式な遺言状は、すでに叔父様にお伝えして
いる銀行の地下金庫に預けてあります。その後の整理は総て叔父様にお
任せします。
 一つだけお願いがあります。
 メアリーの殺害の廉で捕らえられている庭師に、僕の髪を一房届けて
ください。そして彼が釈放されたら、もう一度この家で仕事を与えてく
ださい。

 叔父様、さようなら。
 どうかいつまでも、お幸せに。
 ――――――――――――――
794薬と毒薬 25:2005/04/12(火) 22:11:32 ID:gSe0qa1L

「……ヨシュア?」
 叔父様が、僕の名前を呼んだ。ああ、神様、感謝します。
 最後に聞くのが叔父様が僕を呼ぶ声なんて。
「なんだこれは! ヨシュア!」
 ふわりと、浮かび上がる感覚。叔父様が僕を抱えたのか。
 死ぬな、と、言われたような気がする。
 ごめんなさい。最後に叔父様の言葉に従えないなんて。最後まで悪い
甥で。
 ごめんなさい、叔父様。
 どうかいつまでも、幸せに――……。

------------------------------------- 終わり -------------

 読んでいただきありがとうございました。
795風と木の名無しさん:2005/04/12(火) 22:18:11 ID:9C1zomw5
リアルタイ━━━━(・∀・)━━━━ム!!!!!!
ヨシュアそんな思いの伝え方は胸が痛むよ。
でもキティク的には叔父様がその後取り返せないだけ
ずっぷり苦しむからウマーだよ。
GJ!!!! 職人さん
796風と木の名無しさん:2005/04/12(火) 22:23:33 ID:GcjqZa3U
初めてリアルタイムに遭遇して、びっくり。

どきどきしながら読ませて頂きました。職人様ありがとうございました。
797風と木の名無しさん:2005/04/12(火) 22:24:06 ID:Ech3KK1R
投下乙、そしてGJ。今回は泣いた。
主人公の性質と恋は盲目状態に、きっと救われない展開を
迎えるんだろうなと予測していたけどやっぱりこみ上げてきた。
エロなのに最初から最後まで一貫して悲しい話だった。
やっぱり主人公の性格のせいなんだろうな…
何もかも父親が悪いんじゃねぇかと。
とにかく泣いたよ。乙でした。
798風と木の名無しさん:2005/04/12(火) 22:29:33 ID:3Kc58LC3
初リアルタイム遭遇記念パピコ。
切ない話は良いですなー(しんみり)職人さんGJ!
799風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 01:18:44 ID:fxa5bpNS
キュン……と、キターーー!!(´Д`*)ハァハァ
せちない…せちないよ…(つД`)・゚。
何だか言葉に現せないよ(∩Å∩)・。゚ワァーン

とにかく、GJ!!
乙華麗でした!
800風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 01:52:45 ID:1U7QiaM0
秀作をありがとうございました。
泣けました。
801風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 02:01:52 ID:JKTTazK0
鬼畜なのか?
802風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 03:09:12 ID:ye2WeKaN
切ない鬼畜だ……(つД`)GJ!
803風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 08:17:34 ID:d8i4fTmK
>>801
ここに長く居るともの足り無さを感じてしまうのは確かだけど、
世間的には鬼畜に入るのでは?

たまにはこんな感じもいいとオモタ。乙でした。
804風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 09:49:24 ID:HGUsBYJn
>801
個人的見解の違い。
描写過激な鬼畜の方が一見分かりやすいってだけ
805風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 12:42:20 ID:AavMt0SU
鬼畜の定義なんてないし、読む人(&作者)が鬼畜だと思えば鬼畜なんじゃないの?
806ホワイト・キューブ2:2005/04/13(水) 13:03:00 ID:OaS+k/3s
>>783

1/4

「…いいんですか?」
 何を囁かれたのか、隆志は意味ありげに鉄哉を見ながら達樹の髪を軽く撫でた。
「うん…ね…して?」
 達樹の声に、艶が含まれる。
 隆志は頷いて、いとおしそうに達樹の頬にキスをした。
 そのまま首筋にキスの雨を降らせていく。
 達樹はうっとりと目を閉じた。
「…な、にしてんだ、よ…?」
 鉄哉は呆然と二人を見つめた。
「ここの床、固いから今度カーペットでも敷きますか」
 隆志はそんなことを口にしながらも手を止めず達樹を横たわらせる。
 そしてシャツのボタンを一つ一つ外して達樹の肌を弄った。
「ん…そだね…ッあ」
 達樹も隆志の服を脱がしながら、愛撫にびくんと体をしならせる。
「ぁ…」
 薄めの唇から熱い吐息が漏れた。
「や…やめろ!やめろってば!!」
 親友と自分の兄が絡み合う行為に、鉄哉は悲鳴に近い声を上げた。
 だが二人は鉄哉の存在を無視したまま肌を触れ合わせ、キスを交わす。
 鉄哉はこの光景を見たくなくて、ぎゅっと目を閉じた。
「ぁ…ん…や、そこ…」
 それでも塞ぐことのできない耳は、部屋の音を拾う。
 それは達樹の甘く掠れた声だったり、濡れた粘膜の音であったりした。
「ちくしょー…ッ死ね!ホモ野郎ども!!」
 鉄哉は大声で騒いだ。
 わざと声を出して自分の声以外の音を消そうとしたのだ。
 だがそうすればそうするほど、卑猥な音が耳をうった。
807ホワイト・キューブ2:2005/04/13(水) 13:04:22 ID:OaS+k/3s
2/4

「ひゃ…ん…あ…タカシく…ん…」
「ココ、良いでしょう?」
 ちゅっ。
「ん…ぅん…いい…!」
「じゃ、ココは?」
「あ…っはぁ……ッ」
「ふふ…タツキさん可愛いです。先端そんなに気持ちいい?」
「ん…ふッ…きもちい…ッ!もっとぐりぐり…して…ぇ」
 くちゅ…。
「だーめ。タツキさん、すぐイッちゃいますから、今度はこっち、ね」
 ちゅく…ちゅく…。
「ん…んんんッ」
「ちくしょう…!いやだ…!」
 見ない分、よりリアルな音に犯されて、鉄哉は苦痛の声を上げた。
 瞳が涙で熱くなる。
「テツ」
 ふいに、隆志の低いテノールが必至で目を閉じていた鉄哉を呼んだ。
 その優しい声色に、鉄哉はつい閉じていた目を開いてしまう。
「ッ…」
 目の前の光景に、鉄哉は目を見開く。
 微笑む隆志は上半身を起こし、鉄哉を見つめていた。
 達樹は隆志の足の間で鉄哉に背を向けるようにして四つん這いになり、その口に隆志のものを咥えこんでいた。
 隆志の指は、達樹の柔らかな蕾を犯している。
「ね…凄いだろ。タツキさんの、ココ…」
 隆志は微笑みながら指を動かす。
「ひぁ…ッん」
 ぐりっと中を掻きまわされて、達樹は甘い悲鳴を上げた。
808ホワイト・キューブ2:2005/04/13(水) 13:05:45 ID:OaS+k/3s
3/4

「こんな狭いココに、オレのやつが入るんだよ。…テツ。凄いと思わないか?」
 指を増やして動かし、隆志は慣れた手つきで達樹を鳴かせていく。
 その行為に、鉄哉は隆志が何度も達樹とセックスしていることを悟った。
「や…ッも…ほし…!!」
 切羽詰った声に、隆志は指を引き抜いた。
「てめぇらなんか死んじまえ…!」
 ぽろっと、目の際にあった涙が鉄哉の頬を伝った。
 鉄哉はそれでも目を閉じずに二人を睨みつける。
 隆志は面白そうに軽く口笛を吹いた。
 余裕のある男が憎い。けして目をそらしてやるものかと鉄哉はにらみ続ける。
「タツキさん。………………」
 今度は隆志がそっと達樹に囁いた。
「うん?…うん…」
 ちゅぱっ…と音を立てて隆志のものから口を離し、達樹は妖艶に微笑む。
 それからふらふらと鉄哉に近づいてきた。
「なんだよッ!近づくな!」
 鉄哉は怯えを隠そうと声を荒げるが、それは逆に鉄哉の心情を表していた。
「大丈夫。テツヤには何もしないよ。…ふふ」
 鉄哉の頭の上の壁に手をつき、達樹は下を見て笑う。
「…」
 ちょうど目の前に来た達樹の高ぶりに、鉄哉は声をなくした。
 色づき、ぴくんと震えるその器官は先端から先走りを零す。
 それがぽたっと自分の腹に落ちてきたのを鉄哉はただ眺めた。
「タツキさん…」
 隆志は欲情にかすれた声で呼びながら、足を開き腰を突き出す達樹を背後から抱きしめる。

809ホワイト・キューブ2:2005/04/13(水) 13:12:04 ID:OaS+k/3s
4/4

「あ…ッ」

 じゅくッ。

 鉄哉の位置からは、それが見えなかった。
 だが隆志が腰を振るとつられたように達樹の体も揺れることで、結合していることはわかる。
「やめ…ろ…」
 二人の意図に気づいて鉄哉は顔を青ざめた。
「あ、っあ…!いや…ぁ!…ぁあん…!!」
 ぽた、ぽた、と白いものの混じった先走りが鉄哉の腹や胸を汚す。
「タツキさん…もっと腰、落として…」
 隆志は夢中で腰を揺らす恋人に囁き、腰を落とさせる。
 そして達樹のものを掴んで激しく扱いた。
 目の前の行為に、鉄哉は呆然とする。
 悪い夢を見ているようで、先ほどとは違う意味で鉄哉は目が離せなかった。
「…い」
 喉が勝手に声をひねり出す。
「嫌だーッ!」
「あああ…ッ…!!」
 兄弟の口から、ほとんど同時に違う種類の悲鳴が上がった。
 どくんッ。
 達樹はそれを合図にしたように、熱い飛沫を飛び散らせる。
「ッ!」
 射精の瞬間、鉄哉は出来るかぎり顔をそらしたが、ソレを避けることはできなかった。
 とろりとした白濁が、鉄哉の前髪や頬、唇を汚していく。
「…イイ顔になったな、テツ」
 自らも達樹の中に出した隆志は達樹を抱きしめたまま、手を伸ばして満足そうに鉄哉の顔を撫でた。


今日はここまでです。
810風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 14:10:19 ID:tinm9OZH
壁とサンドでぶっかけ…
これは…萌える!!!!! ムッハー(・∀・)=3
811風と木の名無しさん:2005/04/13(水) 23:47:04 ID:fxa5bpNS
 顔 射 か (´Д`*)ハァハァ
これから弟くんははどうなるんか禿気体。

812風と木の名無しさん:2005/04/14(木) 00:22:58 ID:s0Em0+RK
かかりつけの歯科医、女装した隣の親父、小学校時代の恩師、なんかが出て来て兄貴とやりまくるんだよ、きっと
あ、歯科医はセメント提供ね
813風と木の名無しさん:2005/04/14(木) 08:35:19 ID:XaSdj8O8
なんだその濃いキャラクター群はw
814風と木の名無しさん:2005/04/14(木) 12:31:07 ID:KUwf4kIS
>812
ワラタw

メチャツボな設定にウハウハだ・・・続きもがんがってください
815風と木の名無しさん
IDスレに行ったけど、相手されず。

ここならば!と。8p(乱交)でSM・・・

ここでも、外出か!?・・・凹