恍惚の夜
「大きいですけど大丈夫ですか?」
それはちょっとした些細な出来事で、アレンがラビを押し倒し、順調に事を運んでる途中で。
気を遣うようにアレンが問い掛ける。
「そんな大きいの無理・・!無理無理さぁ・・!!!」
アレンのそれを見て、ラビは真っ青になり、逃げ腰になる。だが…。
「大丈夫、痛いのは最初だけで泣くほど悦くなりますから」
終える気もさらさらないアレンに呆気なく捕まってしまう。アレンの笑顔の前にラビは降伏した。
「う・・・・、じゃ、じゃぁ・・俺、初めてだし・・優しくしてほしいさ・・アレン・・・」
「最初は手加減しますよ。そのあとは分からないですけどね」
恐ろしい事を簡単に言ってのけてしまうアレンにラビはなす術も無く…。
「え・・!?ちょっ・・待っ・・アレン・・!や、あぁ・・っ!!!」
されるがままに受け入れて。ラビとは対照的にアレンは恍惚とした表情を浮かべて、平然と感じたことを口にする。
「すご…食いちぎられそう……放したくないって、ラビのナカは言ってますよ」
「そ、そんなこといってな・・っや、ソコやだっんぁ・・っ」
「ココ、いいでしょう?凄い締め付けてきますよ。可愛い…」
アレンの生々しすぎる言葉にラビは真っ赤になって、耐え切れず悪態をつく。
「・・・!/////アレンのあほっ馬鹿っ変態!!鬼畜ーーー!!!」
それにアレンは苦笑いをして、ラビの自身へと手を掛ける。更なる追い打ちをかけて。
「まだそんな余裕があるんですか?黙って僕に溺れて下さい…」
「ん、馬鹿・・触んな・・・ッあぁ、ひぁ・・っ」
「もう、とろとろですね……気持ちいいでしょう?びくびくしてる…」
両手で顔を隠して喘ぐラビに、見下ろして微笑むアレン。するとラビは指の間から少しだけアレンを覗いて、
「もぉいやさ・・!!お前怖ぇ!アクマよりお前が怖ぇ!」
喚くように叫んで、暴れる。けれど、それも不可抗力で逆にアレンは片手でラビの顔を覆う手を剥ぎ取り、いじわるな言葉を吐く。
「怖いのに……感じてる貴方が凄いですよ」
「誰か無理やりされて感じてなんか・・!・・・ん、く・・・・っ」
必死に声を抑えるラビを横目にアレンはラビの手を取り、結合部へと導いて。
「感じてるってことは…和姦でしょう?ココ、触って……僕のとラビのとで溢れてる」
「・・・ッッい、やだ・・こんなの・・っオレ・・ヘンになる・・!」
ビクッと仰け反るラビとそれに息を飲むアレン。
「っ…どうぞ…もっと感じて下さい。……もう、前触らないでもイけそうですよね…?」
「え・・!?や、あっ・・んんっあっ・・ひ、あぁっ、そ・・んな・・激し・・っ壊れる・・!!!あっっ」
「嫌なら…止めますけど?」
暫くラビの反応を見ていたが、壊れると聞いて、アレンは含み笑いし、急に動きを止めた。
「あ・・・っな、なんで・・・・?・・・あ・・!ち、違・・っ////」
すると、ラビは戸惑いながら問いかけ、その自分の言葉の意味を理解して真っ赤になる。
それに気付いたアレンはクスクス笑って、ラビの再び手を引っ張り、自分の上になるように促して…。
「この状態がつらいなら…自分で動いてみて下さい」
「んん・・っなん・・・っ///なんさこれ・・!」
自分の体重が掛かって、苦しそうなラビは自分のその状態に更に真っ赤になり、どうしたらいいのか、アレンを見遣る。
「…もっと深く挿入ってくるでしょう?自分で、動いて…」
アレンはそう言ってラビの頭を宥めるように撫で、両手で腰を持ち上げ、ギリギリの所で突き刺すように手を離す。
「…こうやって、…シて下さい」
ラビ自ら動く、という方法を伝授すると、最初は恐ろ恐ろだったラビもその行為に没頭し始める。
「ひ、ぁん・・・っあっあぁんっアレンの・・おっきぃ・・っあぁっ」
「そんなにイイですか?…っ、食いちぎられそう」
夢中で腰を振るラビのなかはキツくて…。最初は微笑んでいたアレンもその締め付けに眉を顰める。
「あっ・・んぁっ・・ん・・っあっ・・!ひぁっ・・も・・駄目ぇ・・・!!!!」
ラビは羞恥に顔を赤らめて、快楽に身を任せて仰け反る。そんなラビを見て、アレンは愛しさ余ってぎゅっと抱き締めたが、それで終る気でも無く…。
「ラビ…可愛い…でも、自分で腰振ってるだけでイけますか?」
嗜めるようにラビを見つめ、軽く口付ける。
「ん・・・っあ、アレン・・・っ」
「どうして欲しいか、言ってくれたら応えますよ?」
強請るような目で見つめ返してくるラビに、少しだけ自ら突き上げて言葉を欲しがる。
「ひゃぅ・・っ・・・アレン・・・・っもっと奥に欲しぃ・・・」
一際甲高い声を上げたかと思えば、今度は消え入りそうな声で強請るラビ。それでもアレンは更に言葉を欲求する。愛を確かめ合いたくて…。
「僕のこと、好きだって言って……そしたらもっとヨくしてあげます」
「うん・・・好き・・っオレ、アレンのこと、好きさ・・・っ」
ラビは素直に答え、熱っぽい瞳でアレンを見つめる。
「…よく出来ました」
微笑んで、アレンは再びラビの腰を掴んで、一気に勢いよく下から突き動かした。
「ひぁあああっ!!あっ!あぁんっあ・・・!スゴイ・・っ」
「ラビのなか……熱くてとろとろで溶かされそう……」
「そんなこと・・っい、言うな馬鹿ぁ・・っ」
泣いて、喘ぐラビに耳元で小さく卑猥な言葉を囁くと、ささやかながら抵抗して。アレンはラビの耳たぶを甘噛みして言葉を続ける。
「そんなこと言う割りには始めからラビも感じまくってるじゃないですか」
「痛・・っや、アレン・・っ耳やだ・・!」
アレンの歯がピアスに当たり、痛がるラビを見て。
「でも、感じるでしょう?……それとも、こっちの方がイイですか?」
傷を舐めるかのように舌を這わせながら、ラビの胸の突起を摘んで。
「んんっ!!・・・あぁんっ・・・そんなとこ・・やだ・・!」
「嫌?でもココも硬く勃ち上がってますよ」
アレンは口付けをラビの突起へと落として舌を宛がい、ぴちゃぴちゃと濡れた音を響かせる。
それは、ラビの意思とは裏腹に乱れさせる一つの材料にもなって。
「んっ・・!あ、あんっ・・い・・っ」
「…ラビは本当にやらしいですね。可愛くて、エッチで……でもそんなラビも好きです」
遂に我慢が出来なくなり、アレンはラビを押し倒し、強く前立腺を突き始める。数秒もかからない内に、ラビは絶頂を迎えて…。
「・・っ!?ひゃぁああっあっ・・!あっんっ、あぁぁーーーーッ!!!」
「……っ!ラビ……中と顔…どっちに出されたいですか…っ」
あまりの締め付けにアレン自身も射精しそうになりながら、ラビの顔を覗き込む。
「/////ナカ・・・っいっぱい出していいから・・!」
ラビは覚悟したようにぎゅっと目を瞑って、アレンを受け入れようとする。
「っあ、…ラビ!全部、受け止めて下さいね……」
返事を聞いて、一瞬の間を置き、断続的にラビのなかへと欲望を放つ。暫くして、ラビの上半身にアレンが凭れかかるように覆い被さる。
恍惚とした表情でアレンを見るラビと、ラビの上で息を整えるアレン。
「・・・・っん」
「…はぁ…っ結局嫌嫌言ってても、良かったんですよね、ラビ?」
アレンは手についた精液を見せ付けるかのようにラビの目の前に翳す。
「〜〜〜〜っ!!!////だ、だってアレンが・・・っ」
見せ付けられて赤面しながら、ラビはアレンを涙目で睨んだ。
「凄いいっぱい吐き出して…溜まってたとか?…ラビの味がする」
下から鋭い視線を感じながらも笑いながら、手についた精液をそのままラビの目の前で舐めるアレンに、驚いて、ぎょっとする。
「ッ!?な・・っなに舐めてるんさ・・・・・!!!!」
「…ラビも舐めてみますか?」
ラビのその反応に可愛いな、と心の中で呟いて、アレンは笑顔で問い掛ける。すると、ラビは勢いよく否定して、逃げ腰になる。
「Σ!?むっ無理無理無理!!!」
「ふう、仕方ないですねラビは」
アレンは溜息をついて、もう一度手についた精液を舐め、強引にラビに口付け、舌を絡ませて味あわせる。
「んぅっ・・・!!!うぇ、苦いさぁ〜〜」
やっと解放されたラビは舌を出して、泣きそうになって。
「苦い、ですか?でも。無防備に舌を出されると……ホラ」
それでも、アレンは止めず少し反応してる自身をラビの手を掴んで触らせた。大きくなっているソレに、ラビは息を飲んだ。そして恐る恐る問い掛ける。
「・・・!!////・・・アレンて・・・絶倫?」
「ラビ限定ですよ…?…責任取って下さいね」
にっこり笑って、行為を再開させようとするアレンにラビは真っ青になって、最後の力を振り絞って拒絶する。
「え・・?ちょ・・・っアレン・・!オレもう無理!!絶対無理ーーーー!!!」
ラビの必死な抵抗に、アレンは少し残念そうな顔をして、そっと口付ける。
「嘘ですよ。でも次は…僕の味を覚えて下さいね」
「ん・・・///あ・・・。アレン・・・・その・・・ごめんな・・・・?」
残念そうにしてるアレンを見て、慌ててラビは困った顔で謝った。
「いいですよ、明日またしましょうね。今度はウサ耳つけてやりましょう」
微笑んで、そのままラビの横に身体を持っていき、一つ提案して額にキスを落とす。
「ん・・・・・また・・・・しよ?//////」
ウサ耳の部分はスルーして、アレンの言葉にこくん、と頷くラビに少しだけ驚いて。
それでもまた微笑んで、アレンはラビを強く抱き締めた
「誘ってるんですか…?でも、明日も可愛がってあげますから。…今夜はお休みなさい、ラビ」
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風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 18:46:51 ID:+XxdDMEg
あげー